八代市議会 1991-02-26
旧八代市 平成 3年 3月定例会−02月26日-01号
1.日程第46
1.日程第47
1.日程第48
1.日程第49
1.休会の件(2月27日から3月3日まで)
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・
出席議員及び
欠席議員の氏名
(1)
出席議員(30人)
1番 三 渕 藤 利 君 2番 前 田 慧 君
3番 松 本 元 善 君 4番 井 上 公 一 君
5番 宮 本 安 信 君 6番 加 藤 忠 昭 君
7番 小 薗 純 一 君 8番 田 方 初 美 君
9番 西 村 龍 君 10番 松 浦 輝 雄 君
11番 中 村 和 美 君 12番 小 島 吉 生 君
13番 石 本 義 雄 君 14番 徳 田 義 雄 君
15番 友 田 昭 一 君 16番 吉 崎 十四喜 君
17番 犬 置 萬太郎 君 18番 松 永 久 彦 君
19番 谷 口 一 男 君 21番 井 山 九洲男 君
22番 田 中 靖 二 君 24番 中 村 義 一 君
25番 中 村 保 君 26番 岡 川 忠 臣 君
27番 沖 田 忠 勝 君 28番 福 田 富 雄 君
29番 増 田 行 夫 君 30番 的 野 司 郎 君
31番 浦 川 博 邦 君 32番 前 田 秀 康 君
(2)
欠席議員(なし)
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・説明のために出席した者の職氏名
(1)長 (2)収入役
市 長 沖 田 嘉 典 君 収 入 役 萩 本 静 夫 君
市長公室長 上 村 正 勝 君 (3)
教育委員会
秘書課長 赤 星 良 輝 君 委 員 長 古 閑 雄 幸 君
企画開発部長 福 島 一 君 教 育 長 渡 速 君
総務部長 澤 村 達 良 君 教育次長 西 永 和 夫 君
財政課長 緒 方 一 博 君 庶務課長 若 松 聡 君
市民部長 吉 村 憲 之 君 (4)
農業委員会
商工観光部長 園 川 利 一 君 会 長 高 浪 豊 光 君
農林水産部長 福 田 昭 夫 君 (5)
選挙管理委員会
建設部長 森 田 仁 君 委 員 長 矢 鉾 義 行 君
福祉事務所長 内 藤 司 君 事務局長 大 原 友 春 君
(6)
監査委員
委 員 百 崎 素 明 君
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・職務のために議場に出席した
事務局職員の職氏名
事 務 局 長 蓑 田 美 昭 君 次 長 松 本 文 雄 君
参 事 田 中 昭 則 君 主 査 中 野 久 君
主 査 松 山 俊 哉 君 主 任 穂 田 一 行 君
主 事 桑 崎 雅 介 君
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(午前10時02分 開会)
○議長(
松浦輝雄君) これより平成3年3月定例会を開会いたします。
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△議長の諸報告
○議長(
松浦輝雄君) 諸般の報告を行います。
1月17日、
決算審査特別委員会委員長から、平成元
年度一般・
特別会計決算10件について、審査が終了した旨報告がありました。
本日、市長から議案38件が送付され、受理いたしました。
その余の報告は、朗読を省略いたします。
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○議長(
松浦輝雄君) これより本日の会議を開きます。
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△日程第1
○議長(
松浦輝雄君) 日程第1・会期の決定を議題といたします。
○議長(
松浦輝雄君) お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から3月14日までの17日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松浦輝雄君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から3月14日までの17日間と決定いたしました。
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△日程第2〜11
○議長(
松浦輝雄君) 日程第2から日程第11まで、すなわち平成2年議第76号から同第85号までの平成元
年度八代市一般・
特別会計決算10件を一括議題とし、これより委員長の報告を求めます。
決算審査特別委員会委員長吉崎十四喜君。
(
決算審査特別委員会委員長吉崎十四喜君 登壇)(「頑張れよ」と呼ぶ者あり)
◎吉崎十四喜君 去る12月定例会で
決算審査特別委員会に付託されました平成元
年度八代市
一般会計及び
特別会計決算10件について、審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。
初めに、決算の概要について申し上げます。一般・特別両会計を合わせた
歳入総額は432億9366万9489円、同じく
歳出総額は425億0259万0167円、差し引き7億9107万9322円の残となっております。
一般会計の決算額は、
歳入総額278億5085万1242円、
歳出総額274億0063万8210円、
歳入歳出差し引き残額4億5021万3032円となっておりますが、この額から博物館、
保健センター建設工事費など、翌年度へ繰り越すべき財源1億6404万7767円を差し引きますと、
実質収支額は2億8616万5265円の黒字となり、さらに、この額から前年度の
実質収支額3億4633万0832円を控除した単
年度収支額は6016万5567円の赤字となっております。
また、
歳出決算額の中には、
財政調整基金積立金3727万1149円の黒字要素が含まれており、これを単
年度収支額に加えた実質単
年度収支額は2289万4418円の赤字となっております。
委員会では、執行部の概要説明を聴取した後、予算がその目的に従って十分に執行されたかどうか、また、その効果はどうかなどの視点に立って終始活発な質疑、意見が行われましたのでありますが、その詳細については
委員会記録に譲ることにいたしまして、その主なものについて御報告申し上げます。
まず、議第76号・平成元
年度八代市
一般会計決算についてでありますが、歳入で、まず分担金及び負担金・
民生費負担金中、
私立保育園の保育料の
滞納理由と
減免措置の考え方について質疑があり、執行部から、滞納の理由としては、離婚や急激な
経済状態悪化、倒産、転出も含んだ所在不明などが挙げられる。
減免措置の考え方としては、保育料は、前年度の所得を基準に算定しているため、その後突発的な
経済状態悪化等により保育料の納入が厳しい家庭環境にある場合には、
実態調査の上、必要に応じて減免の方向で検討している。なお、滞納の徴収については、各園の協力を得ながら、今後も十分に
家庭実態調査、
追跡調査等を実施し、鋭意努力していきたいとの答弁がありました。
さらに、委員から、
滞納原因の中で
不納欠損処分に該当するものがあれば、その手続推進の要望、質疑、意見があっております。
次に、使用料及び手数料・
土木使用料中、
住宅使用料の滞納者に対する対策について質疑があり、執行部から、現在、督促・催告状を発送し、鋭意その徴収に努力しているところであり、現在では約300万円は徴収できている。なお、今後もさらに警告をしながら年度末に
夜間徴収等を実施し、悪質な者については法的手続を講じていきたいとの答弁があっております。
なお、委員会では、
高額滞納者の資料提出を求め、秘密会を開き、個々について詳細な説明を受け、審査したわけであります。それによると、50万以上の一般市税及び
国民健康保険税の滞納額は合わせて8億7395万7000円余りで、前年度比総額で1億0581万5000円余りの増額となっており、その構成比は一般市税48.45%、
国民健康保険税51.55%となっております。これらの
滞納原因を分析すると、一般市税、国保税で、営業不振295件で3億3510万7000円余りの38.35%、
高額負債借金苦134件で1億5121万6000円余りの17.31%、若年老年による低所得129件で1億1137万5000円余りの12.74%、
事業失敗倒産67件で1億0014万5000円余りの11.46%、納税意識なし57件で5709万1000円余り、6.53%のほか、保証倒れ19件、失業中25件、病気療養中21件、居住不明19件、その他22件で1億1898万8000円余りとの説明がありました。
次に、歳出について申し上げます。
まず、衛生費・
保健衛生総務費中、委託料において、
各種検診の実績と検診結果に対する
指導方法について質疑があり、
平成元年度は
基本検診4456名、
胃がん検診4966名、乳がん・
子宮がん検診4445名、
肺がん検診963名が受診しており、
指導方法としては、検診の結果により、専門医から栄養指導、
運動療法等の個人指導が行われている旨の答弁がありました。
さらに委員から、
保健センターが開設された場合の
検診方法について質疑があり、現在、
検診方法等も含めた
保健センターの運営についての
基本計画は検討中であり、今後も受診率の向上するような方法を検討し、実施していきたいとの答弁があり、委員から、検診については、
保健センターに集中して実施するのではなく、今後も地域ごとに実施するのが望ましいので、これまで以上のきめ細かな対応方の
要望意見があっております。
次に、
農林水産業費についてでありますが、委員から、畜産行政における種豚の確保、
共同集荷の体制確立の現況、イグサの
品種改良、研究の実施、八代市千丁町
排水処理組合負担金に関連しての
ヘドロ対策問題に対する検討などの質疑がありました。執行部から、種豚については現在購入していないとのこと。
共同集荷場については、
施設園芸振興策の一環として、国の助成により農業団体の集荷場に
トマト関係の
予冷庫施設を設置していること。イグサの
品種改良、研究については、県の
イグサ研究所の協力を得ながら、毎年試供田を通じ市内の関係組織の中で行っていること。
ヘドロ対策については、現在までの堆積量について検討は加えているものの、数的根拠は把握していないことなどの答弁がありました。
次に、土木費・
住宅管理費中、修繕料の内容について質疑があり、執行部から、主なものは住宅内の
道路舗装工事、給水管ポンプ取りかえ工事、
自転車置き場舗装工事など、
市営住宅の
維持管理に要した費用であるとの答弁があり、関連して委員から、老朽化している
市営住宅への対応策について質疑があり、執行部から、
市営住宅のうち、既に
老朽化市営住宅の建てかえについては、高層化を図る等の将来を見通した総合的な判断のもとに鋭意検討はしているが、入居者の
生活設計等もあり、問題が残るとの答弁がありました。委員から、建てかえについては、種々困難な問題もあるが、行政の積極的な対応方の
要望意見があっております。
次に、教育費・
社会教育総務費中、積立金に関連して、委員から、
教育文化センター建設基金の総額と使途について質疑があり、執行部から、基金の総額は
平成元年度で7億8941万3000円余りであるが、その後、
博物館建設費に取り崩し、現在では約5億円程度であり、使途については、現在具体的な名称、
建設場所、内容等について鋭意検討中であるが、その事業の財源として充当していきたいとの答弁がありました。
次に、
決算審査意見書に関連して、委員から、
し尿処理の方法、
清掃センター老朽化対策等行政執行上の諸問題点に対する
監査事務の進め方について見解がただされ、
監査委員から、
監査事務は財務に関する事務の執行に対するものを主な内容としているが、指摘の点についての指導、助言には、権限遂行上おのずから限界があるものの、市行政の事業等が大きく後退することのないよう事前の措置をとるような示唆はしている旨の答弁がありましたが、さらに委員から、行政の現状を踏まえ、将来に向けての問題点の的確な指摘、指導等の意見を述べるべきであるとの立場から、特に
食肉センターの
維持管理運営にかかわる収支のとらえ方、及び
病院事業等の器具、機材の
管理状況の把握などなど、行政全般における積極的な監査のあり方について強い
要望意見があっております。
次に、議第81号・
食肉センター特別会計決算でありますが、施設の
維持管理、運営及び今後の計画について質疑があり、執行部から、当施設の
休業状態が続く中、この稼働については、
民間企業導入の可能性の検討を進め、昭和62年9月から63年11月にかけ、鹿児島の
ミートグループ関連会社、
株式会社ゼンチク並びにコワダ屋の3社との協議を進めてきたが、企業では採算性を最重点に置いていることから、
輸送距離、時間等にも問題があり、また
平成元年3月の
伊藤忠飼料株式会社の話も、採算面における
処理能力、
輸送距離、
敷地確保等の条件で現在のところ困難であるが、今後とも施設が適正に稼働できるよう鋭意
民間企業導入等の検討を重ねながら進めたい旨の答弁があり、委員からは、
民間企業導入に当たっては議会と十分諮りながら進められたいとの
要望意見があっております。
以上のほか、委員から、
食肉センターに関連して、
同和対策事業に係る備品の維持保管の
処理手続で、妥当性に欠けると前年指摘されていたにもかかわらず適正化されていないことについて強い意見が再度なされました。
次に、議第82号・
交通災害共済事業特別会計決算でありますが、
共済加入率の推移及び
制度内容等について質疑があり、加入率は32%から33%、大人はわずかの増加傾向、子供は出生率などで
減少化傾向にあり、全体として
横ばい状態である。これまで給付率の改正を行い、広報、個別通知など
加入促進対策を行ってきたが、今後時代の流れに即した改善も検討したいとの答弁があっております。
次に、議第83号・
公共下水道事業特別会計決算についてでありますが、
下水排水溝に蓄積された
有害汚泥等産業廃棄物の処理の現状、
水処理センターの
管理体制、使用料の徴収並びに
郡築汚水雨水幹線工事について質疑がありました。
まず、管渠内の
汚泥処理は、昭和60年供用開始後まだしゅんせつしていないこと。また、
水処理センターでは、
水質担当職員2名、機械担当1名、電気担当1名及び場長1名の計5名で管理に当たり、
日奈久ポンプ場ほか各施設の
運転管理、操作については、
日本メンテナンス・エンジニアリングに委託を行っていること。次に、
放流水質分析において、PCB、
アルキル水銀については検査を委託しているが、他の7項目は、年18回自主分析し、処理場内では9項目の検査を行い、
水質管理を実施している。今のところ県の指導にもより、十分とは言えないが他市に劣らない内容の分析、
管理体制である。また、
汚泥肥料の樹木に対する施肥については、当初県と協議し、1年間ほど処理場内で実施したが、水銀値が2ppmを超過したので即停止し、現在では全部
民間企業に委託して処分を行っていることなどの答弁があり、委員から、
有害汚泥等の厳重な
チェック体制整備方の要望があっております。
次に、
使用料金の
徴収関係では、現在トラブルは起きていないが、
郵便局口座振替等についての照会、要望があっていること。また、
郡築汚水雨水幹線工事については、
工事箇所が新しい
事業認可区域にあり、
平成元年3月27日、
都市計画地方審議会に付議され、同4月10日に告示し、6月19日八代市
公共下水道事業計画変更認可申請をし、7月3日に認可されたので、その後、諸手続を経て、1月18日
工事設計の決裁を得て
工事着工となっていることなど答弁がありました。
また、
公共下水道事業費中、
下水道建設費、松崎町
汚水管布設工事に伴う
設計業務委託の中で、
松崎汚水中継ポンプ場計画と今後の対応について質疑があり、場所の決定と
都市計画審議会の開催時期などで時間的にはおくれたが、その後、説明会も開き、地元の声を聞きながら
周辺環境整備についての内部検討も進めながら事業の推進に努力しているとの答弁があり、さらに委員から、
計画立案に当たっては、各部局間において事業の重要性を十分認識の上、連携を図り、事前に地元住民の納得を得ながら事業の円滑な推進に努力されるよう強い意見、質疑がありました。
次に、議第84号・
住宅新築資金等貸付事業特別会計決算についてでありますが、
住宅新築資金等貸付事業費中、これまでの
住宅新築資金等の貸し付け、回収状況及び滞納者への対応について質疑があり、
住宅新築資金は、昭和52年度開始以来現在まで41件2億0990万円、
住宅改修資金8件、1190万円、
宅地取得資金31件、9410万円、計80件、3億2190万円の貸付額で、54年度から償還が開始され、54年度は、調定額814万5323円に対し、
収入未済額が102万4408円で、収納率は87.42%となり、以下
平成元年度では、17.35%となっており、市としては、まず督促状の発送に始まり、催告状から通知書の発送、最後に内容証明を発し、
本人呼び出しまたは訪問徴収を行っている。56年度貸し付けからは公正証書、さらに60年度からは第一抵当権を設定し、これまでに訴訟により
債務名儀人確定等をなしてきているとの答弁がありました。
以上のほか、
印刷物発注の仕方、
雇用促進住宅の入居状況、
不知火広域農道の県道昇格問題の進捗状況、
学校施設等の整備、
安全確保対策、
笠鉾格納庫設置場所等の対応方、非常備消防の出動体制のあり方、幼椎園、保育園など各種施設における地下水飲料水の安全使用対策並びに簡易水道水質検査内容、萩原町の危険通学路安全対策等についても質疑、意見がありました。詳細については
委員会記録に譲らせていただきます。
以上の5件については、議第77号・
二見舟津簡易水道事業特別会計決算、議第78号・
二見白島簡易水道事業特別会計決算、議第79号・
国民健康保険特別会計決算、議第80号・
老人保健医療特別会計決算、議第85号・
公共用地先行取得事業特別会計決算とともに慎重に審査しました結果、いずれも全会一致をもって認定してしかるべきものと決した次第であります。
最後に、本委員会での審査の過程において、各委員から多岐にわたり重要な提言、要望等があっておりますので、執行部当局におかれては十分検討の上、今後の行財政の運営に資していただくよう委員会の一致した意見として一言申し上げ、報告を終わらせていただきます。
私の報告内容で、先ほど274万というような御報告を申し上げましたが、謹んでおわび申し上げまして、274億0063万8210円に訂正させていただきます。
どうも失礼しました。
○議長(
松浦輝雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松浦輝雄君) なければ、以上で質疑を終わり、これより討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松浦輝雄君) なければ、以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議第76号から同第85号まで、すなわち
平成元
年度八代市
一般会計決算、
同二見舟津簡易
水道事業、
同二見白島簡易
水道事業、
同国民健康保険、
同老人保健医療、
同
食肉センター、
同交通災害共済事業、
同公共下
水道事業、
同
住宅新築資金等貸付事業、
同公共用地先行取得事業の各
特別会計決算、
以上、決算10件については、委員長の報告どおり、それぞれ認定するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者 起立)
○議長(
松浦輝雄君) 起立全員、よって本10件は認定するに決しました。
────────────────────
△日程第12〜49
○議長(
松浦輝雄君) 日程第12から日程第49まで、すなわち、議第2号から同第39号までの議案38件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。
市長。
(市長沖田嘉典君 登壇)
◎市長(沖田嘉典君) 本日、平成3年3月定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙の折にもかかわりませず御出席をいただき、厚く御礼を申し上げます。
平成3年度予算案、その他諸議案の御審議をお願いするに当たり、所信の一端を申し上げ、市議会並びに市民各位になお一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。
我が国は、高齢化、都市化、国際化及び情報化、科学技術の高度化等が進展する中で、豊かさを実感できる国民生活の実現、及び国際社会における我が国の責任の増大への対応など、内外ともに重要な政策課題を抱え、しかも着実な成果が求められております。
このような社会情勢の中で、地方自治体に対しても、自主的、主体的な地域づくりの推進による多極分散型国土形成、生活関連社会資本の整備及び高齢化社会への対応策等、重要政策課題を推進していく上で大きな役割を担うよう求められております。
私は、このような情勢の中で、昨年12月、市民各界各層により構成する八代市総合計画策定審議会の答申を受け、本年1月、八代市総合計画第2次
基本計画を策定いたしました。
これは、平成3年度を初年度とし、平成7年度を目標年度とするもので、21世紀へ向けて大きく飛躍すべくステップ計画であり、6つの基本目標に体系立てて推進することにいたしております。特に、最重点事業として、従来の八代市活性化事業プロジェクト10をさらに充実拡大し、県南拠点都市プロジェクト21として、名実ともに県南の拠点都市を目指して、積極的に取り組んでいこうとするものであります。
すなわち、第1に、都市基盤の整備では、球磨川駅跡地周辺と中心市街地の開発、八代臨港線整備事業、南九州西回り自動車道の建設、八代・天草架橋の実現、海洋レジャー基地の建設、中北地先及びその周辺開発事業。
第2に産業の振興では、農業農村活性化農業構造改善事業、日奈久・二見地域活性化事業、中心商店街活性化事業、工業団地整備事業。
第3に、生活環境の整備では、ふれあい緑道の建設、景観整備事業、河川公園の建設、県南運動公園の建設、山ろく自然公園の建設、八代城址公園の整備事業。
第4に、教育・文化の向上では、4年制大学の誘致、生涯学習センター、いわゆる中央公民館の建設、伝統文化財復元事業。
第5に、市民福祉の向上では、福祉施設の整備、いわゆる老人福祉センター、障害者福祉センターの建設及び養護老人ホームの改築事業。
第6に、計画の推進では、ふるさと市町村圏整備事業。
以上、21の最重点事業を核としながら、全体の事業を計画的・効果的に実施し、市民が希求する「みんなが住みたいまち、みんながつくるまち」を実現しようとするものであります。
ただ、本市を取り巻く財政環境は、まことに厳しいものがあり、市行政のみでは到底実現困難なものと考えられます。市議会の御指導をいただきながら、市民と一体となって工夫を凝らし、汗を流し、また、国・県に働きかけ、民間の力を活用して一つ一つ実現いたしていく覚悟でございますので、議員各位及び市民各位の御理解御協力を賜りますようよろしくお願いをいたします。
さて、平成3年度予算につきましては、以上の事項を基本として諸施策を積極的に推し進めることといたし、編成作業を進めてまいりました。
本市を取り巻く財政環境は、歳入面では税制改革による影響も加わり、一般財源の伸びに大きな期待はできず、一方、歳出面では人件費、公債費等、義務的経費、及び特別会計への繰出金の増高などまことに厳しいものがあります。したがって、経常経費の抑制に極力努めること等により財源の確保を図りながら、当面する課題に対し、財源の重点的な配分を行い、予算の編成をいたしました。
以下、提案しております予算、その他の議案につきましては、その概要を御説明申し上げます。
第1は、都市基盤の整備についてであります。市民がよりよく生活でき、産業がより発展するために計画的な整備を図ってまいります。
まず、道路・交通関係では、臨港線、麦島線、萩原出町線、駅前線の街路事業を促進してまいります。特に、臨港線につきましては、順調に事業が進捗しており、1年でも早い完成を目指して努力してまいります。懸案の田中町地区の墓地につきましても、その移転について地権者と協議が整いましたので、公園を併設した形で周辺環境を整備することといたしたいと計画しております。
また、生活道路の整備を行うほか、南九州西回り自動車道及び九州新幹線の建設促進を図るとともに、在来線の第三セクター移行の問題にも慎重に対処してまいります。市街地開発関係では、球磨川駅跡地及び周辺地区の開発を図るべく定住拠点緊急整備事業について、まず開発の基礎となる土地区画整理事業を進めるべく実施設計及び換地設計を予定いたしております。
港湾関係では、八代港及び日奈久港の整備をさらに推進すべく努めてまいります。さらに、都市の健全な発展の基本となる土地利用について見直しを行ってまいります。私は、選挙公約に人口倍増論を掲げており、その政策を実行するためには、八代市の土地利用の大幅な見直しと、干拓による土地の造成が必要不可欠であると考えております。したがって、平成3年度は八代市国土利用計画の策定に引き続き、農業振興地域と都市計画用途地域の見直しを実施すべく、その準備作業に入りたいと計画いたしております。
第2に、産業の振興についてであります。活力に満ちたまちづくりを進めるため、産業の活性化を図ってまいります。
まず、本市の基幹産業であります農業の振興では、引き続き土地改良総合整備事業、ため池等整備事業、農道整備事業等の農業基盤整備事業を促進するとともに、新たに郡築地区等における
県営土地改良事業、及び揚町地区における団体営土地改良整備総合整備事業を平成3年度から事業開始すべく計画を進めてまいります。また、市民から要望の多い集落排水路の整備にも力を入れてまいります。
さらに、米、イグサ、野菜、果樹等主要農産物の栽培技術及び品種の向上を図るとともに、新たにハウス土壌の一斉検診を実施するほか、中核農業及び農業後継者の育成等、きめ細かな施策を進めてまいります。
なお、前に述べましたように、今後の国土資源の合理的な利用と農業の健全な発展を図るため、農業振興地域の見直しを行うべく、準備作業を進めてまいります。
林業振興では、昭和62年度から進めてまいりました道の平林道舗装事業を平成3年度をもって完了すべく実施するほか、間伐作業道路開設事業、森林の維持造林事業を促進してまいります。
次に、水産振興では、長年の懸案事項となっております郡築地先船だまり建設計画について、具体的な検討に入るべく基本調査を行うとともに、植柳漁港のしゅんせつを実施するなど漁港等の整備を図ってまいります。また、椎魚・椎貝の放流等栽培漁業の振興、及び漁場の清掃等漁場環境の保全事業をさらに進めてまいります。
商工業の振興では、経営者を対象とした企業振興シンポジウムの開催、初級管理者を対象としたゼミナールの実施、技術者を養成すべく先進大手企業へ派遣する研修派遣助成事業、中学・高校の新卒業者を対象とする市内中小企業ガイドブックの作成等を行い、地場中小企業の育成・強化と労働力の確保を図ってまいります。
商業活動の活性化を図るために、商店街活性化対策事業としての各種イベントへの助成、中小企業金融制度の活用、及び高度化事業への助成等を促進してまいります。
また、八代広域圏他町村と共同して、東京銀座熊本館で物産展を開催するとともに、ふるさと直送便を継続するなど、物産の振興を図ってまいります。
観光振興では、日奈久埋立地の活用、大築島リゾート開発及びレクリパーク計画等についてさらに検討を続け、その促進を図るほか、観光漁業基地としての三ツ島の桟橋を増設するなど施設を整備いたします。
また、妙見祭、くま川祭り、全国花火大会、みなと八代フェスティバル等のイベントを引き続き実施するとともに、新たに八代の四季写真コンテストを企画し、さらに全国スポーツレクリエーション大会、全国河童ドン大会が本市で開催されるなどのあらゆる機会を活用して、八代のPRに努めてまいりたいと計画いたしております。
第3に、生活環境の整備についてであります。市民が日常生活を営む上で最も関連の深いものであり、市民の多くが望んでいる潤いと安らぎのあるまちづくりを進めてまいります。
まず、緑と水に包まれた都市づくりを目指して沖町児童公園を整備するとともに、平成4年度に整備すべく大福寺児童公園の用地の確保、及び県南運動公園の整備促進を図ってまいります。
また、県の快適環境形成推進事業に呼応し、中央線の植栽事業を進めるとともに、彫刻設置事業も引き続き実施いたしてまいります。
下
水道事業では、引き続き公共下水導事業を推進するとともに、都市下水路の排水路整備にも力を注いでまいります。
環境衛生関係では、ごみ焼却施設及び
し尿処理施設の老朽化に伴い、廃棄物処理施設の建設に向けて調査・検討を続けるとともに、合併処理浄化槽の設置に対する助成措置を増強するなど、環境自治会の活動等とあわせて、市民と行政とが一体となって環境の保全を図ってまいります。
公害対策につきましても、引き続き公害の監視と指導を行ってまいります。
また、防災・消防対策につきましても、施設及び設備の整備を図ってまいります。
第4に教育・文化の向上についてであります。人間性豊かな人づくりとまちづくりを目指して、学校及び社会教育の推進、並びに文化・体育の向上を図ってまいります。
まず、学校教育では、松高小学校の校舎増築、及び植柳小学校の校舎とプールの改築を実施するとともに、学校施設の補修に努めてまいります。
また、時代に即応した教育を進めるため、全中学校に今後3カ年度で1学校当たり22台のパーソナルコンピューターを配置するとともに、教師による学習用ソフト開発のためのパーソナルコンピューターを設置いたしてまいります。
また、教育効果を高めるための教職員の研修、及び教育研究事業、球磨川の教材化など
郷土学習事業をさらに推し進めるとともに、生徒の文化・スポーツ大会への参加を促進するなど、教育内容の充実を図ってまいります。
社会教育関係では、引き続き幼児・少年・青年・成人・高齢者教育等、各年齢層別の学習事業にあわせ、世代間の交流事業を実施するなど、公民館活動を核にしながら地域に根ざした体系的な学習活動を進めてまいります。
市民文化関係では、
平成元年度着工いたしました博物館が本年度完成し、本年秋に開館の運びとなりました。開館に際し、松井文庫名宝展及び熊本県立美術館名品展等の開館記念特別展を催し、多くの市民とともに祝いたいと計画いたしております。
また、厚生会館につきましては、
平成元年度に外壁の補修及び冷暖房設備の更新を実施しましたが、引き続いて音響設備の更新をいたします。これら文化施設を核にしながら文化活動を促進し、市民文化の向上を図ってまいります。
スポーツ・レクリエーション関係では、いよいよ総合体育館の冷暖房設備の整備をいたしますほか、昭和運動広場に夜間照明を設置いたします。
施設を整備し、各種スポーツ・レクリエーション行事を企画し、各団体の協力を得ながら市民に親しまれる生涯スポーツの振興を図ってまいります。
また、本年11月に全国スポーツ・レクリエーション祭が熊本県内で開催され、八代市では壮年サッカー大会とインディアカ大会を実施する予定であります。市民のスポーツ・レクリエーションに対する意識の高揚と多くの誘客を期待しております。
第5に、市民福祉の向上についてであります。市民が安心して生活が営めるよう、福祉面・健康面の充実を図ってまいります。
高齢化社会を迎え、老人福祉対策が今後の行政における重要課題となってまいりました。
まず、長期・短期の施設援護事業を引き続き実施するとともに、老人家庭奉仕員派遣事業、在宅介護支援センター事業、デー・サービス事業、老人日常生活用具給付事業、在宅老人コミュニケーションシステム事業等の在宅福祉サービスの充実強化を図つてまいります。
生きがい対策として、シルバー人材センターの運営及び老人クラブへの助成、老人社会参加促進事業等をより強化いたしますとともに、従来申請主義であった敬老年金制度を通知主義に改め、御老人の手続の簡素化を図ります。
心身障害者及び障害児福祉は、引き続き施設援護サービス、医療サービスを行うとともに、在宅者への家庭奉仕員派遣事業及び重度障害者への日常生活用具給付事業、さらに福祉手当等の支給を実施してまいります。
また、社会福祉事業団が運営するひまわり苑について、施設設備の充実を図るとともに、心身障害者団体に対する助成についても配慮をいたしております。
児童福祉では、保育所事業の充実、推進に努めるほか、保育園園庭開放事業及び児童育成クラブ設置育成事業等の都市児童健全育成事業、また児童手当・児童扶養手当の支給、及び母子家庭医療費の助成など、きめ細かく事業を進めてまいります。
保健・衛生関係では、本年4月
保健センターが開設するに伴い、従来からの保健事業に加え、高齢化社会に対応すべく、老人保健事業の一環として身体の機能が低下している人に対しての機能訓練、及び成人病の一因と言われている食生活の改善のための栄養指導等を新たに実施するほか、基本健康診査項目に新たに超音波検診を加えるなど、市民の健康づくりの拠点として事業の充実を図ってまいります。
なお、
保健センターに隣接して、政府管掌保健の保健福祉施設ヘルシーパルを誘致すべく条件を整備中でありますが、誘致が確定いたしましたならば両施設の効果的活用を図るとともに、両施設を含む周辺を福祉ゾーンに位置づけ、健康・福祉型のテーマパーク、いわゆる地域活性化拠点公園として整備すべく基本構想を作成いたしたいと計画しております。
また、民間の老人保健施設の整備を促進するため助成を行うことといたしております。
第6に、計画の推進であります。
八代広域圏がふるさと市町村圏に指定されたことに伴い、基金10億の果実を有効に活用し、人材育成、観光振興、地場産品の販路拡大等、圏域他町村と一体となって地域振興事業を促進するとともに、財務事務のコンピューター化など事務の近代化をさらに進めてまいります。
以上、予算編成と施策の概要について申し述べましたが、平成3年度の予算規模は、
一般会計261億2000万円、特別会計161億5555万1000円、企業会計12億7018万1000円、合計435億4573万2000円といたしております。
続きまして、平成2年度補正予算等について申し上げます。
各会計とも、おおむね決算見込みによる過不足の調整をいたしておりますが、主なものとしましては、地方交付税措置による減債基金、及び社会福祉基金の積み立て、福祉施設措置費の増加による追加、生活保護費の減少による補正、市立病院への
一般会計からの繰り入れ措置、企業振興促進条例に基づく奨励措置、八代地方裁判所官舎跡地を博物館駐車場とすべく用地購入費、職員の退職による退職手当の追加、その他、国・県支出金の決定及び建設事業費の確定に伴う関係経費の補正であります。
条例関係では、
保健センター及び博物館の設置に伴う条例の制定、公営住宅法施行令の改正により、
市営住宅及び小集落改良住宅への入居収入基準を改めるべく条例改正、地方交付税に定める基準の改正により、
八代市立幼稚園の保育料を改めるべく条例改正等であります。
その他の案件では行政執行上、決定を要するものなどについて提案をいたしております。
以上、提案をいたしました議案について、その概要を申し上げましたが、詳細につきましては
総務部長をして説明いたさせますので、何とぞ慎重御審議の上、適切かつ円満な御決定を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。
○議長(
松浦輝雄君)
総務部長。
(
総務部長澤村達良君 登壇)
◎
総務部長(澤村達良君) ただいま提案されました案件につきまして、順次その概要を御説明申し上げます。
まず、議第2号・平成2
年度八代市
一般会計補正予算・第6号でございます。
1ページに総括的事項を掲載いたしております。
第1条は、今回4億0150万円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を290億4006万2000円といたしております。
第2条は繰越明許費でございまして、内容は5ページに記載いたしております。彫刻設置に要します経費のほか、最終処分場建設事業、土地区画整理事業、定住拠点核施設整備事業、宮地都市下水路古麓幹線取りつけ工事でございまして、年度内の完成が困難となりましたので、翌年度に繰り越しをして使用いたすため繰越明許費の設定をいたしております。
第3条は債務負担行為の補正でございます。
内容は6ページになりますが、土地開発公社が実施いたしますヘルシーパルやつしろ、及び田中町児童公園整備事業に係る用地取得等についての損失補償を追加いたしますとともに、団体営ため池等整備事業ほか6件につきましては、利率及び事業費の変更等により、それぞれ限度額の変更をいたしております。
第4条は地方債の補正でございます。
内容は、7ページからになりますが、総合体育館冷暖房施設につきましては、本年度の工事が見送りとなりましたため、市債の廃止をいたしておりますとともに、8ページの各事業につきましては、事業費の確定等に伴いまして限度額の変更をいたすものでございます。
次に、予算の内容につきまして歳出から御説明申し上げます。
21ページ、第2款・総務費でございますが、一般管理費におきまして退職手当の不足分2800万円、交通安全対策費では、八代・水俣線の第2種生活路線バスの維持費補助金583万8000円を追加いたしております。
また、減債基金費におきまして、財源対策債の58年度、59年度分償還の財源とするため、5億7700万円と基金利子の4282万6000円を合わせて基金積立金として計上いたしております。
22ページ、第3款・民生費でございます。
社会福祉総務費におきまして、社会福祉基金への積立金1億円と、
住宅新築資金等貸付事業特別会計への繰出金739万8000円、社会福祉対策費で社会福祉協議会に対します補助金118万3000円、心身障害対策費で身体障害者及び精神薄弱者の施設入所措置委託料1766万9000円をそれぞれ追加いたしております。
次の児童福祉総務費におきましては、母子家庭への医療費の助成といたしまして117万9000円を追加し、次の保育所費では、私立保育所への児童措置委託料2700万円を追加いたしております。
生活保護費におきましては、被保護者の減少に伴います扶助費の6300万円の減額が主なものでございます。
次に、24ページ、第4款・衛生費では、
保健衛生総務費におきまして、病院事業会計への繰出金4533万円、生活環境総務費で小型合併処理浄化槽設置整備事業補助金468万円をそれぞれ追加いたしておりますのが主な内容でございます。
次は、第6款・
農林水産業費でございます。
園芸振興費におきまして、果樹農業活性化推進事業に要します経費25万円を計上いたしております。
農地費の487万1000円の減額は、湛水防除事業の事業費確定に伴うものでございます。
水田農業確立対策推進事業費におきましては、水田農業確立対策事業基金積立金271万3000円が主なものでございます。
林業振興費におきましては、南部森林組合が実施いたします高能率機械導入事業に対します補助金173万3000円でございます。
26ページの水産業振興費では、1700万円の減額をいたしております。これは植柳漁港局部改良事業費の確定に伴うものでございます。
次の第7款・商工費におきましては、八代市企業振興促進条例に基づき、十条製紙及び滝本に対する奨励金8083万8000円を計上いたしております。
続きまして第8款・土木費でございます。
まず、道路新設改良費及び港湾管理費におきまして、県施行事業等の確定に伴う負担金の調整をいたしております。
28ページの都市計画総務費では、公共下
水道事業特別会計の事業費の確定に伴い、
一般会計からの繰出金3億2296万4000円を減額いたしております。
次の公園費では、県南運動公園整備事業の事業費確定に伴い、負担金920万円を減額し、市街地開発費でも、土地区画整理事業の事業費確定に伴い、街区測量等の委託料1100万円を減額いたしております。
続いて第10款・教育費の教育総務費では、職員の退職手当として180万7000円を追加いたしております。
29ページの小学校費、中学校費におきましては、それぞれ事業費の確定に伴う減額が主なものでございます。
30ページの学校給食費では、給食業務委託158万円を追加し、社会教育費では、自治総合センターコミュニティ助成事業130万円、博物館駐車場用地購入費3280万円を計上いたしております。
次に、31ページ、社会体育費におきまして、総合体育館冷暖房施設整備事業の見送りに伴い1億9825万円を減額いたしております。
第11款・災害復旧費では、土木施設災害復旧事業の事業費の確定に伴い、工事請負費300万円を減額いたしております。
32ページ、第12款・公債費でございます。これは利率の変更に伴います長期債利子及び一時借入金利子の追加でございます。
第13款・諸支出金では、積立金といたしまして、土地開発基金費に776万4000円、市有施設整備基金曹に540万5000円をそれぞれ追加いたしております。
また、土地開発公社費では、日奈久地先埋立事業に対する事務費493万円の追加と、利子支払いのための貸付金131万2000円を減額いたしております。
以上が歳出の主な内容でございますが、歳入につきましては、ただいま御説明申し上げました歳出に対応します国県支出金、地方債、その他の特定財源のほか、地方交付税をもって措置いたしております。
次は、それぞれ別冊になっておりますが、特別会計補正予算でございます。
まず、議第3号・
国民健康保険特別会計補正予算でございます。
歳入歳出それぞれ1億5004万5000円を追加いたすものでございます。
歳出の内容は5ページになりますが、老人保健拠出金と、6ページになりますが、償還金といたしまして療養給付費交付金の返還金を追加いたしております。財源といたしましては繰越金で措置いたしております。
次は、議第4号・
老人保健医療特別会計補正予算でございます。
歳入歳出それぞれ6728万2000円を追加いたすもので、歳出の内容は6べ一ジでございますが、医療諸費の不足に伴うものでございまして、歳入につきましても歳出に合わせて所要の措置をいたしております。
次に、議第5号・
公共下水道事業特別会計補正予算でございます。
歳入歳出それぞれ2億0960万4000円を減額いたしております。
主な内容といたしまして、8ページの
下水道建設費でございまして、補助対象事業費を2億1000万円減額いたし、歳入につきましても、歳出に合わせ所要の措置をいたしております。
次に、議第6号・
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算でございます。
内容は、8ページになりますが、貸付金の確定により1140万円を減額いたしております。
歳入につきましては、国庫補助金、市債の減額のほか、貸付金元利収入の収入不足分を
一般会計繰入金で措置いたしております。
次に、議第7号・
公共用地先行取得事業特別会計補正予算でございます。
内容は5ページになりますが、公債費の償還利子136万7000円の追加でございまして、歳入につきましても歳出に合わせて所要の措置をいたしております。
次は議第8号・平成2
年度八代市
病院事業会計補正予算でございます。
8ページの収益的収入及び支出におきまして、患者の減少に伴います医業収益の減額に対する
一般会計補助金4522万4000円を計上いたしております。
次に、平成3年度の予算について御説明申し上げます。
議第9号・八代市
一般会計予算でございます。
3ページに総括的事項を記載いたしております。
第1条では、予算の総額を歳入歳出それぞれ261億2000万円と定めております。
第2条は、債務負担行為の定めでございまして、内容は10ページの第2表に記載いたしております。コンピューターシステム整備経費と、土地改良総合整備事業等の農業基盤整備事業に対します元利補給金について設定いたしております。
第3条は地方債でございます。11ページから12ページになりますが、第3表に本年度の起債事業について、目的、限度額などを定めております。
第4条で一時借入金の限度額を30億円と定め、第5条では、予算の流用について定めております。
以上が文言事項でございまして、予算の内容につきましては15ページの歳入歳出予算事項別明細書の総括表から御説明申し上げます。
予算総額は、先ほど申しましたとおり261億2000万円でございまして、歳入の中で主なものを申しますと、第1款の市税が106億6372万1000円で、全体に対します構成比は40.8%となっております。次に第5款の地方交付税が50億7900万円で19.4%、第9款の国庫支出金が30億7282万2000円で11.8%となっており、これら3つの収入が総額に占めます割合は72%となっております。
16ページの歳出につきましては、第3款の民生費が57億6626万9000円で最も大きく、全体の22.1%、第8款の土木費が37億2456万3000円で14.3%、第10款の教育費が35億3700万4000円で13.5%となっております。
次に歳出予算の内容につきまして、各款ごとに順次説明いたします。なお、職員の給与費につきましては、年間の昇給分を含めて計上いたしておりますとともに、物件費につきましては、極力抑制と節減に努め、最小限の経費を措置いたしております。歳出は49ページからでございます。
まず第1款・議会費では、3億0885万7000円を計上いたしております。これは、市議会の運営に要する経費でございます。
51ページの第2款・総務費では、一般管理費におきまして、職員の人件費のほか、職員研修費1100万円が主なものでございます。
54ページの企画費では7820万7000円を計上いたしておりす。これは緑と水の潤うまちづくり事業に要します経費1318万1000円、第5回みなと八代フェスティバル関係経費350万円、2年度からの継続事業でございます中北地先及びその周辺開発基本調査委託料900万円、テーマパーク基本構想作成委託料などが主なものでございます。
55ページ、交通安全対策費の7322万5000円は、交通安全教育及び思想高揚の推進、並びに交通安全施設の整備に要する経費でございます。
56ページ、諸費の3045万4000円は、町内嘱託員協議会、私立幼椎園等への補助金のほか、過年度市税過誤納還付金、及び国・県支出金返還金でございます。58ページの徴税費は、市税の賦課徴収に要する経費でございます。
61ページからの選挙費は選挙の執行に要する経費でございまして、今年度は県議会議員選挙、市議会議員選挙が行われる予定でございます。
65ページの統計調査費は、統計調査に要する経費でございまして、本年度は事業所統計調査等が行われる予定でございます。
68ページからは、第3款・民生費でございます。
社会福祉総務費におきまして4億0435万2000円を計上いたしております。主なものといたしましては、女性行政に関する意識調査の委託に要する経費、及び八代市同和問題啓発推進協議会への助成金と国民健康保険特別会計への繰出金などでございます。
次の福祉施行費は、民生委員の活動に要します経費でございます。
老人福祉費では7億4397万7000円を計上いたしております。これは老人保護措置委託4億9645万4000円のほか、在宅老人福祉に要します経費でございます。
70ページの老人福祉施設費の1億0283万5000円は、保寿寮の運営に要します経費でございます。
次の社会福祉施設費の9084万円は、おおぞら授産所、のぞみ母子センターなど、社会福祉事業団の運営に要します経費でございます。
72ページの社会福祉対策費では、6465万7000円を計上いたしております。主なものは、福祉センター等の管理委託及び社会福祉協議会への補助金などでございます。
次に、心身障害対策費では5億4094万9000円を計上いたしております。主なものは、身体障害者及び精神薄弱者の施設入所措置委託料などでございます。
次の国民年金費では7028万2000円を計上いたしております。
75ページの児童福祉総務費におきましては、8346万4000円を計上いたしております。主なものは、都市児童健全育成事業委託及び
私立保育園運営委託などでございます。
次の児童措置費の1億4976万4000円は、児童手当の給付に要します経費でございます。
76ページの保育所費では19億5210万円を計上いたしております。これは公立保育所8園に要します経費、及び私立保育所32園に要します児童措置委託料等の経費でございます。
次の家庭児童相談室費は、相談員の活動に要します経費でございます。
79ページの生活保護費の扶助費におきまして14億1389万5000円を計上いたしております。生活扶助費4億3213万7000円、医療扶助費8億3242万1000円が主なものでございます。
続きまして81ページ、第4款・衛生費でございます。
保健衛生総務費におきましては、老人保健法に定める各種健康診査、健康教育に要する経費、及び各特別会計への繰出金等6億9341万2000円を計上いたしております。
82ページの予防費では7628万円を計上いたしております。これは各種予防接種、結核検診などに要する経費でございます。
また、斎場管理費では、斎場の運営に要します経費2611万1000円を計上いたしております。
84ページの生活環境総務費におきましては、一般事務費など1億1900万円を計上いたしております。
次の公害対策費では、公害分析並びに地下水観測などに要する経費1476万6000円を計上し、環境衛生費では、各校区環境自治会並びに市衛生班が実施します衛生害虫駆除に要する経費として3386万1000円を計上いたしております。
86ページの塵芥処理費におきましては6億3106万8000円を計上いたしております。これは、ごみの収集や処理に要します経費、焼却炉のオーバーホール及び最終処分場跡地整備事業などが主なものでございます。
次の
し尿処理費におきましては1億7603万2000円を計上いたしております。これは施設整備のほか、し尿海洋投棄委託料等でございます。
続きまして89ページ、第5款・労働費の失業対策費におきましては、自立引退者7人に対する特例給付金及び報奨金1712万4000円、並びに就労者16人に要する経費などが主なものでございます。
91ページの勤労福祉会館管理費では、施設の
維持管理経費など740万円を計上いたしております。
92ページからは第6款・
農林水産業費でございます。
まず、
農業委員会費では、農業委員の報酬、職員の人件費などを計上いたしております。
次に、農業総務費におきましては、農業振興地域見直しのための集成字図作成等の経費1億7557万1000円を計上いたしております。
農業振興費におきましては、イグサの振興対策費など2億7785万9000円を計上いたしております。
94ページの園芸振興費は、野菜、果樹の振興に要する経費でございます。
農事研修センター費では、シャワー室など設置に要する経費など4054万2000円を計上いたしております。
96ページの農地費におきましては13億2994万7000円を計上いたしております。農業基盤整備では、補助事業といたしまして、土地改良総合整備事業など3事業を合わせまして1億2726万円を計上いたしております。
次に土地改良融資事業といたしまして、かんがい排水路改修などに要します経費2億5250万円、単独事業では、集落排水路改修事業費8500万円を計上いたしております。
また、県営事業におきましては、農地海岸保全事業など5事業の経費3億3577万5000円を計上いたしております。このほか、融資事業の元利償還金を
土地改良事業費補助金として4億1709万円などを措置いたしております。これらの特定財源といたしまして、県補助金8348万円、市債1億1930万円、分担金など4億7997万1000円を予定いたしております。
100ページの林業費におきましては、林業振興費といたしまして、道の平林道の舗装事業、間伐作業道開設事業のほか、林道の維持補修に要します経費など3356万円を計上し、その特定財源といたしまして県補助金1160万8000円を予定いたしております。
102ページの水産業費では、植柳漁港しゅんせつ整備事業費、郡築地先船だまり整備事業基本調査費、また稚魚・椎貝の放流経費など水産業振興費に3581万8000円を計上いたしております。
104ページからは、第7款・商工費でございます。
商工振興費におきまして12億5000万3000円を計上いたしております。商業振興対策といたしまして、商店街の各種イベント事業補助金、高度化事業補助金、商店街活性化補助金などを計上し、企業の振興対策では、中小企業の技術力の向上を図る技術者派遣事業補助金、企業振興シンポジウム開催経費などを計上いたしております。
また、金融対策では、中小企業融資制度資金預託金10億8500万円などを計上し、融資の円滑を図る予定でございます。
その他、くま川祭りの委託料、東京で開催いたします八代市町村圏特産品祭りに要する経費などを計上いたしております。
107ページの観光費では、観光宣伝、全国花火大会、八代の四季写真コンテスト、三ツ島の炊事棟設置、桟橋増設に要する経費など3591万1000円を計上いたしております。
続きまして109ページからは、第8款・土木費でございます。
110ページの道路維持費1億1980万円は、道路補修や側溝の清掃など道路の
維持管理に要する経費でございます。
次の道路新設改良費では7億1705万6000円を計上いたしております。主な内容としましては、補助事業として、昨年度から継続して施行いたします植柳下町敷川内町線改良事業と、県の快適環境形成推進事業の補助による中央線植栽工事を予定いたしております。
また、単独事業としましては、通学路の整備など市内一円の市道整備に要する経費のほか、工事負担金として県施行事業及びJR九州施行の日奈久下塩屋踏切道改良事業にかかわる負担金を措置いたしております。これらの事業にかかわる特定財源としまして、国県補助金3110万円、市債4億2880万円を予定いたしております。
115ページの都市計画総務費では、公共下
水道事業特別会計への繰出金10億4170万円が主な内容でございます。
次の街路事業では、8億5020万8000円を計上いたしております。内容としましては、八代臨港線事業として大村・古閑上地区1億2360万円、田中地区4億円、さらに麦島線ほか1線に8800万円、萩原出町線及び駅前線に1億2000万円をそれぞれ措置いたしております。そのほか、八代臨港線事業に伴う田中町地区内の墓地移転用地購入費、八代臨港線ほかの県施行事業負担金を計上いたしております。これらの事業にかかわる特定財源としまして、国庫補助金3億9970万円、市債1億4710万円を予定いたしております。
116ページの都市下水路費では、市単独事業として、市内一円の排水路改良工事に要します経費など2億4350万8000円を計上し、主な特定財源としまして市債1億4830万円を予定いたしております。
次の公園費に2億7826万4000円を計上いたしておりますが、内容としましては、沖町及び大福寺の児童公園整備に要する経費のほか、県施行の県南運動公園整備事業に対する負担金が主なもので、これらの事業に係る特定財源として、国庫補助金800万円、市債1億2800万円などを予定いたしております。
市街地開発費では、球磨川駅地区の区画整理事業を進めるため、実施計画及び換地設計等に要する経費を計上いたしております。
次に、122ページ、第9款・消防費におきましては、7億3826万4000円を計上いたしております。主なものとしましては、広域行政事務組合への負担金、消防水利施設及び分団施設の整備に要する経費のほか、防災体制の強化による気象観測装置の整備などでございます。
124ページからは第10款・教育費でございます。
第1項の教育総務費におきましては、職員の人件費のほか、125ページで学習ソフト開発用パソコン導入経費155万円、126ページで児童、生徒及び教職員の健康診断事業に要する経費3567万2000円、127ページで学校健康センターヘの負担金849万2000円などを計上いたしております。
次の128ページ、第2項・小学校費の学校管理費では、各学校の運営及び施設の
維持管理に要する経費のほか、松高小学校、植柳小学校の校舎増改築に伴います備品整備など3億7095万8000円を計上いたしております。
次の教育振興費では、4210万1000円を計上いたしておりますが、主な内容は教材備品の整備費2001万7000円、要保護・準要保護児童に対する就学援助費1121万5000円、史跡・文化財見学の経費262万8000円などでございます。
130ページの学校建設費では、松高小学校、植柳小学校の校舎増改築に要する経費及び植柳小学校プール改築に要する経費4億4162万5000円を計上いたしております。特定財源としまして、国庫補助金7200万3000円、市債9520万円を予定いたしております。
131ページから中学校費でございます。学校管理費では、各学校の運営及び施設の
維持管理に要する経費2億6990万円を計上いたしております。
132ページの教育振興費では、6161万9000円を計上いたしておりますが、主な内容はマイタッチ計画のパソコン増設を含む教材備品の整備費、要保護・準要保護生徒に対する就学援助費のほか、中体連及び文化活動の各種大会への派遣旅費などでございます。
134ページの養護学校費におきましては、学校運営及び施設の
維持管理に要する経費などを計上いたしております。
136ページの幼稚園費では、園の管理運営に要する経費のほか、幼稚園就園奨励費補助金などが主なものでございます。
138ページは、学校給食費でございます。学校給食の運営に要する経費のほか、南部ブロック学校給食センターのボイラー増設及び蒸気配管の改修工事費を計上いたしております。
続いて140ページからは、社会教育費でございます。
社会教育総務費では、2億6573万8000円を計上いたしておりますが、主な内容は文化財保存及び調査等に要する経費のほか、生涯学習センター建設準備経費などでございます。
次の公民館費では、各公民館の
維持管理費、社会教育学級開設や社会教育団体育成の経費、同和教育事業費など、合わせて6492万3000円を計上いたしております。
142ページの厚生会館費では、館の運営経費のほか、設備改修として電気音響設備の更新、及び自主文化事業に要する経費なと2億2027万8000円を計上いたしております。
図書館費では、館の管理運営経費及び図書購入費などを計上いたしております。
145ページ、博物館費の1億5762万円は、10月から開館いたします博物館の管理運営経費、資料購入費、及び特別展開催経費等でございます。
147ページからは社会体育費でございます。まず、社会体育総務費に職員の人件費のほか、市体育協会補助金など7650万3000円を、次の社会体育事業費に本年11月開催されます全国スポーツ・レクリエーション祭の経費、及び各種体育行事のための経費など3058万1000円をそれぞれ計上いたしております。
148ページの社会体育施設費では、総合体育館を初め、各種体育施設の
維持管理経費のほか、総合体育館の冷暖房施設整備に要する経費、及び昭和運動広場夜間照明灯設置に要する経費など4億2845万3000円を計上しております。特定財源としまして、国庫補助金686万6000円、市債2億3930万円を予定いたしております。
150ページの第11款・公債費は、市債の償還などに要する経費でございます。
151ページの第12款・諸支出金では、土地開発基金費、市有施設整備基金費にそれぞれ基金利子相当額を積立金として計上いたしております。
次に、152ページの土地開発公社費では、日奈久埋立事業への貸付金を計上いたしております。
以上で歳出の説明を終わります。
次に、歳入について御説明申し上げます。
17ページに返りますが、第1款の市税のうち、市民税につきまして、個人、法人、合わせまして45億2160万円を、18ページの固定資産税では、55億8122万1000円を予定いたしております。
21ページから24ページの地方譲与税、利子割交付金、地方交付税につきましては、国の平成3年度地方財政計画等を勘案いたしましてそれぞれ計上いたしております。
25ページの分担金には、団体営ため池等整備事業などの農業基盤整備に係る分担金を、26ページの負担金には、保育所の保育料等を計上いたしております。
29ページの国庫支出金、33ページの県支出金は、歳出に対応します国、県の負担金、補助金、委託金をそれぞれ計上いたしております。
42ページの繰入金では、彫刻設置事業に充てます緑の文化基金からの繰入金、及び財源対策債の償還に充てます減債基金からの繰入金を合わせまして1億2281万2000円を予定いたしております。
45ページの諸収入の貸付金元利収入では中小企業経営安定特別資金などの預託金、貸付金の元利収入を予定いたしております。
そのほか、主なものといたしましては47ページの市債でございまして、13億9430万円を予定いたしております。
以上が平成3年度
一般会計の主な内容でございまして、引き続き別冊になっております特別会計を簡単に御説明申し上げます。
まず、5ページの議第10号の二見舟津簡易
水道事業特別会計におきましては、歳入歳出それぞれ77万5000円を計上いたしております。歳出につきましては、施設の
維持管理に要する経費でございます。
17ページになりますが、議第11号・二見白島簡易
水道事業特別会計におきまして、歳入歳出それぞれ270万6000円を計上いたしております。これも施設の
維持管理費と市債の償還に要する経費がその内容でございます。
次に、29ページ、議第12号の国民健康保険特別会計におきましては、歳入歳出それぞれ69億3860万円を計上いたしております。歳出の主なものは45ページになりますが、保険給付費の療養諸費45億4881万4000円、46ページの高額療養費5億3188万2000円と、47ページの老人保健拠出金15億4113万円でございます。
歳入は36ページになりますが、
国民健康保険税28億7814万円、37ページの国庫負担金22億4537万円、39ページになりますが、
一般会計からの繰入金2億6600万円などでございます。
次に、63ページの議第13号・老人保健医療特別会計におきまして、歳入歳出それぞれ63億0460万円を計上いたしております。
歳出の主なものは、76ページの医療諸費62億4496万6000円でございます。
歳入といたしましては、70ページの支払基金交付金43億7065万5000円、国庫負担金12億4420万円などを予定いたしております。
次に、87ページ、議第14号・
食肉センター特別会計におきまして、歳入歳出それぞれ5510万円を計上いたしております。これは施設の
維持管理費及び市債の償還に要します経費でございます。
109ページの議第15号・交通災害共済事業特別会計でございますが、歳入歳出それぞれ1400万円を計上いたしております。これは、共済見舞い金が主なものでございます。
次に、123ページ、議第16号の公共下
水道事業特別会計でございますが、歳入歳出それぞれ28億0810万円を計上いたしております。
歳出の内容は135ページからになりますが、まず下水道総務費では、家庭排水設備促進経費などを計上いたしております。
136ページの雨水ポンプ場費及び終末処理場費では、各施設の
維持管理費と機器の点検整備や施設の
運転管理委託に要する経費等を計上いたしております。
次の
下水道建設費に14億0940万4000円を計上いたしております。汚水及び雨水管の布設に要する経費、
水処理センターの機械、設備等の増設工事委託費などが主な内容でございます。
139ページの公債費は、市債の償還などの元金及び利息でございます。
歳入としましては、受益者負担金、下水道使用料のほか、国庫補助金1億0327万円、
一般会計繰入金10億4170万円、市債14億8616万円などを予定いたしております。
次に153ページ、議第17号・
住宅新築資金等貸付事業特別会計でございますが、歳入歳出それぞれ3167万円といたしております。
歳出の内容は164ページになりますが、新築資金等貸付金1140万円、公債費1991万8000円が主な内容でございます。
歳入といたしましては、国庫補助金287万5000円、
一般会計繰入金321万5000円、貸付金元利収入1697万5000円、市債860万円などを予定いたしております。
続きまして別冊となっております議第18号の八代市
水道事業会計について御説明申し上げます。
7ページの収益的収入及び支出でございますが、事業収益では3億8750万円、8ページの事業費用で4億4600万8000円を計上いたしております。
24ページの収益的支出では、原水及び浄水費で、各水源地の整備及び職員給与費等6082万4000円、25ページの配水及び給水費では、配水管の
維持管理及び漏水調査に伴います委託料など4936万2000円を計上いたしております。
27ページの受託工事費につきましては、新規工事に係る費用、及び職員給与費等を含め1452万2000円、次に総係費では、一般事務に要します費用のほか、集金委託料及び職員の給与費等を含めまして8771万5000円を計上いたしております。
次は、33ページの資本的支出でございます。主な内容としましては、拡張に要します経費等4743万円、34ページの企業債償還金3757万6000円を計上いたしております。
32ページに返りますが、財源としましては
一般会計負担金、特設配水管工事負担金、合わせて300万円を予定いたしております。なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額8300万6000円は、減債積立金取り崩し額2785万円、及び過年度分損益勘定留保資金5515万6000円で補てんすることといたしております。
次も別冊となっております議第19号・八代市
病院事業会計予算について御説明いたします。
まず、本年度の業務予定量としましては、病床数106床に対し、年間の延べ患者数は、入院が3万0378人、外来3万2560人の診療を予定いたしておりまして、地域住民の健康保持を図りたいと存じます。
本年度の予算では、設備関係を中心とした機器の整備補修、及び快適な入院生活を送るための入院室等の部分的改修が主なものであり、収益的収入及び支出に7億0038万9000円を計上いたしております。
また、資本的収入及び支出におきましては、医療機器の整備を図る建設改良費、及び企業債償還金に3777万8000円を計上し、その財源といたしましては、
一般会計出資金を予定いたしております。
次に、別冊となっております会議案につきまして御説明申し上げます。
1ページにおきまして、議第20号から議第23号まで一括して提案いたしておりますが、これは
市道路線の認定についてでございます。
議第20号では川田町東4号線を、議第21号では松崎町6号線を、議第22号では上片町7号線を、議第23号では中北町7号線を、それぞれ市道として認定しようというものでございます。
次の議第24号から議第26号までは、
県営土地改良事業に係る
費用負担の同意についてであります。
まず、7ページの議第24号は、郡築地区の農道改良ほかの土地改良総合整備事業であります。総事業費35億円のうち、市負担額は8億7500万円でございます。
10ページ、13ページの議第25号及び議第26号は、水田農業確立排水対策特別事業であります。これらは川田町西及び島田町から千丁町にかけて、それぞれ排水路の改修を行うものでございます。
議第25号では、総事業費1億0400万円のうち、市負担額1084万2000円について、議第26号では、総事業費3億円のうち、本市負担額3842万2000円について、それぞれ議会の同意を求めるものでございます。
16ページの議第27号は、
土地改良事業の施行についてでございます。これは本市が直営で行う土地改良総合整備事業として、揚町の排水路改修、農道改良、暗渠排水及び客土を、事業費2億9000万円で施行しようというものでございます。
次の議案からは、条例案件でございます。
まず、19ページの議第28号は、職員の勤務時間に関する条例の一部改正についてでございますが、これは労働基準法第32条第1項の労働時間等に係る暫定措置に関する政令の一部改正により、1週間の法定労働時間が46時間から44時間に改められ、平成3年4月から施行されますのにあわせまして、本市職員の勤務時間についても所要の改正を行うものでございます。
次に、21ページ、議第29号の八代市職員の
特殊勤務手当の支給に関する条例の一部改正でございますが、これは本市職員の
特殊勤務手当の額について所要の改定を図りますとともに、特殊勤務の内容について見直しを行ったものでございます。
25ページ、議第30号の
八代市営住宅管理条例の一部改正について、及び27ページ、議第31号の八代市小
集落改良住宅管理条例の一部改正についてでございますが、これらは公営住宅法施行令の一部改正により、入居者収入基準、収入超過者基準等の改定に伴い、本市条例についも所要の改正を行うものでございます。
次に、29ページ、議第32号は、八代市
保健センターの設置及び管理に関する条例の制定についてでございます。これは本市に
保健センターを新設するに伴い、その設置及び管理に関し、所要の条例を制定するものでございます。
33ページ、議第33号の
八代市立博物館未来の
森ミュージアムの設置及び管理に関する条例の制定についてでございますが、これは
八代市立博物館未来の
森ミュージアムの新設に伴い、博物館法第18条の規定に基づき、その設置及び管理に関し所要の条例を制定するものでございます。
次に、39ページ、議第34号の
八代市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございますが、これは市立幼稚園の保育料を、他市の状況等を勘案しまして、4400円を4700円に改定すること等に伴いまして、所要の条文整備をいたすものでございます。
次に、41ページ、議第35号は、八代市
社会福祉基金条例の一部改正についてでございます。これは、高齢者等の福祉向上、その他社会福祉を一層促進するため、基金の積立原資を社会福祉関係の寄附金に特定せず、一般財源からの積み立てができるようにするため、所要の改正を行うものでございます。
43ページ、議第36号の八代市
敬老年金条例の一部改正についてでございますが、これは80歳以上の年金受給資格者に対し、従来の申請主義を改め、通知により全員に支給することとしたことによる所要の条例改正でございます。
次に、45ページ、議第37号は、八代市
重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正についてでございます。これは受給資格者証の簡素化に伴い、所要の改正をいたすものでございます。
次に、47ページ、議第38号は、
八代市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございます。保育園の定数について規則で定めることとしたこと等に伴い、所要の条文整備をいたすものでございます。
次に49ページ、議第39号は、八代市
水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてでございます。これは、他市の状況等を勘案しまして、本市におきましても水道課を水道局に組織の名称変更をするものでございます。
なお、別冊といたしまして、議会から指定されております損害賠償に係る専決処分をいたしましたもので、その報告書を提出いたしております。
以上で議案の説明を終わります。
○議長(
松浦輝雄君) 以上で提出者の説明を終わります。
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○議長(
松浦輝雄君) 日程第12から日程第49までの議事をしばらく中止いたします。
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△休会の件
○議長(
松浦輝雄君) この際休会の件についてお諮りいたします。
明27日から3月2日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松浦輝雄君) 異議なしと認め、そのように決しました。
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○議長(
松浦輝雄君) 日程第12から日程第49までの議事を再開いたします。
○議長(
松浦輝雄君) お諮りいたします。
本38件についての本日の議事は、この程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松浦輝雄君) 異議なしと認め、そのように決しました。
明27日から3月の3日までは休会とし、次の会議は3月4日定刻に開き、質疑並びに一般質問を行います。
質疑・質問御希望の諸君は、28日午前11時まで発言通告書を御提出ください。
本日は、これにて延会いたします。
(午後零時02分 延会)...