八代市議会 > 1989-09-13 >
旧八代市 平成 元年 9月定例会−09月13日-03号

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  1. 八代市議会 1989-09-13
    旧八代市 平成 元年 9月定例会−09月13日-03号


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    最終取得日: 2021-09-15
    旧八代市 平成 元年 9月定例会−09月13日-03号旧八代市 平成 元年 9月定例会          ────────────────────               主要目次       1.市長提出案件18件に対する質疑・        一般質問(第2日)        (1)前田 秀康君 ………………………………5        (2)徳田 義雄君 ……………………………24          ────────────────────       1.市長提出案件18件に対する質疑・        一般質問(第2日)        (3)中村 和美君 ………………………………1        ※ 専決処分案件3件 ………………………16          ──────────────────── 平成元年9月八代市議会定例会会議録(第3号) ・平成元年9月13日(水曜日)          ──────────────────── ・議事日程(第3号)                   平成元年9月13日(水曜日)午前10時開議  第 1 議第52号・昭和63年度八代水道事業会計決算(質疑)
     第 2 議第53号・昭和63年度八代病院事業会計決算(質疑)  第 3 議第54号・平成元年度八代一般会計補正予算・第3号(質疑)  第 4 議第55号・平成元年度八代国民健康保険特別会計補正予算・第1号(質      疑)  第 5 議第56号・平成元年度八代公共下水道事業特別会計補正予算・第1号(質      疑)  第 6 議第57号・平成元年度八代住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算・      第1号(質疑)  第 7 議第58号・平成元年度八代公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第      1号(質疑)  第 8 議第59号・平成元年度八代病院事業会計補正予算・第1号(質疑)  第 9 議第60号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)  第10 議第61号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)  第11 議第62号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)  第12 議第63号・財産の取得について(質疑)  第13 議第64号・あらたに生じた土地の確認について(質疑)  第14 議第65号・損害賠償の額を定めることについて(質疑)  第15 議第69号・八代市職員退職年金等支給条例等の一部改正について(質疑)  第16 議第70号・八代市職員の退職年金等の年額の改定に関する条例の制定につ      いて(質疑)  第17 議第71号・八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について(質疑)  第18 議第72号・八代市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の      一部改正について(質疑)  第19 一般質問          ──────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19 一般質問 (1)前田 秀康君 (2)徳田 義雄君               (3)中村 和美君  1.休会の件(9月14日、16日及び18日から20日まで)          ──────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(30人)    1番 三 渕 藤 利 君     2番 前 田   慧 君    3番 松 本 元 善 君     4番 井 上 公 一 君    5番 宮 本 安 信 君     6番 加 藤 忠 昭 君    7番 小 薗 純 一 君     8番 田 方 初 美 君    9番 西 村   龍 君    10番 松 浦 輝 雄 君   11番 中 村 和 美 君    12番 小 島 吉 生 君   13番 石 本 義 雄 君    14番 徳 田 義 雄 君   15番 友 田 昭 一 君    16番 吉 崎 十四喜 君   18番 松 永 久 彦 君    19番 谷 口 一 男 君   20番 増 田 文 雄 君    21番 井 山 九洲男 君   22番 田 中 靖 二 君    23番 土 田 重 人 君   25番 中 村   保 君    26番 岡 川 忠 臣 君   27番 沖 田 忠 勝 君    28番 福 田 富 雄 君   29番 増 田 行 夫 君    30番 的 野 司 郎 君   31番 浦 川 博 邦 君    32番 前 田 秀 康 君 (2)欠席議員(2人)   17番 犬 置 萬太郎 君    24番 中 村 義 一 君          ──────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名 (1)長                (2)収入役  市     長  木 村 健 一 君   収  入  役  萩 本 静 夫 君   助     役  沢  秋 利 君  (3)教育委員会   市長公室長   永 松  譲 君   委     員  久保田栄 一 君    秘書課長   浜    学 君    教  育  長   渡    速 君   企画開発部長  福 島  一 君    教育次長    西 永 和 夫 君   総務部長    山 本 茂 利 君    庶務課長    若 松  聡 君    財政課長   緒 方 一 博 君  (4)農業委員会   市民部長    吉 村 憲 之 君   会     長  北 岡 清 雄 君   商工観光部長  小 嶋 日出章君  (5)選挙管理委員会   農林水産部長  福 田 昭 夫 君   委  員  長  矢 鉾 義 行 君   建設部長    中 島 義 勝 君    事務局長    大 原 友 春 君   福祉事務所長  内 藤  司 君  (6)監査委員                     委     員  百 崎 素 明 君          ──────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名   事 務 局 長  蓑 田 美 昭 君   次     長  松 本 文 雄 君   参     事  田 中 昭 則 君   主     査  中 野  久 君   主     査  松 山 俊 哉 君   主     任  穂 田 一 行 君   主     事  桑 崎 雅 介 君          ────────────────────              (午前10時03分 開議) ○議長(松浦輝雄君) これより本日の会議を開きます。          ──────────────────── △日程第1〜19 ○議長(松浦輝雄君) 日程第1から日程第18まで、すなわち議第52号から議第65号まで、及び議第69号から議第72号までの議案18件を一括議題とし、これより本18件に対する質疑、並びに日程第19・一般質問を行います。  通告により順次発言を許します。  前田秀康君。              (前田秀康君 登壇) ◆前田秀康君 私は4点について質問通告をいたしておきましたので、その順序に従って質問さしていただきたいと思います。  1、日本セメント八代工場の跡地利用について。
     この問題を質問するに当たりまして、(1)八代市と日本セメント株式会社との間に交わされた大築島石灰石採掘補償並びに土地使用に関する契約書、(2)八代市、株式会社飯田工業所日本セメント株式会社の3者による石灰石採掘補償並びに土地使用に関する契約書、(3)当時の総務委員会に付託されました陳情第11号・大築島石灰石採掘補償並びに土地使用に関する契約の承継については採択、以上3点につきましての事情は知った上での質問でございますので、現在事業されておられます株式会社飯田工業所につきましては質問の対象外とさしていただきます。  昭和55年4月20日、日本セメント八代工場が閉鎖されまして、やがて10年を迎えようとしていますが、当時の市民生活に対する不安と混乱は皆様の記憶に新しいところでございます。  しかし、その間に、八代市では、(1)環境の変化の面から見ますと、臨港線の全線着工県南運動公園の着工、ニュー加賀島計画、市立博物館の建設、さらに中北地先埋立計画が再び浮上しており、日本セメント跡地を取り巻く環境は、非常に重要な位置を占めるようになりました。  (2)環境の整備の面で見ますと、海の玄関と言われる八代港は、運輸省関係の予算によりまして着々と整備事業が進められており、外国との貿易はさらに盛んになるばかりであります。八代港から市内に行くには、必ず日本セメントの前を通らなければなりません。また、八代大橋から見た日本セメントの姿は、市のイメージとしてはよくありません。したがいまして、企業誘致を叫ぶ前に環境整備を行い、悪いイメージを払拭する必要があると思います。  (3)空き地の利用につきましては、多くの市民の皆さん、特に八代校区の皆さんいろいろ話をしてみますと、八代市と八代校区の活性化のために将来への夢が大きく膨らんでおります。さらに、つけ加えて申しますと、例えば旭化成があります延岡では、企業城下町と言われるくらいに地域社会に対して社会的投資が行われており、久留米ではブリヂストン、長崎は三菱造船、北九州は八幡製鉄所など、地域と企業が一体となって地域の経済的、社会的、文化的向上に大きな貢献を果たしております。いよいよ21世紀は、地域と企業が共存共栄するための企業哲学が求められる時代である、このように言われております。八代市民にとりましても、また市内の中小零細企業にとりましても、日本セメント八代工場の跡地利用計画は最も関心が高いところでございます。  したがいまして、何点かお尋ねをしてみたいと思いますが、初めに、日本セメント八代工場が閉鎖されて八代市を撤退されますときに、八代市と日本セメントの間で何らかの話し合いがあったかどうかお尋ねいたします。  2、ホラービデオの対策について。  連日テレビのニュースを騒がしている連続幼女誘拐殺人事件の異常さから、マスコミでは映像世代の病癖、若者の孤立化と精神的未発達による悲劇等々、凶悪犯罪を生み出した現代社会の諸状況を、学者や評論家は我が意を得たりとばかりにいろいろと指摘をしております。しかし、ではどうしたら事態の病根を絶つことができるのかという展望を示した論調となりますと、皆無に等しく、したがって再発防止策ホラービデオ販売自粛等の皮相的な対応にしか過ぎず、深刻化する問題点を分析することはできても、解決の糸口さえも見出せないのが現代のマスコミや論壇に共通しているところであります。  8月29日、総務庁青少年対策本部長である水野総務長官記者会見で、残虐さを売り物にするホラービデオを青少年の目に触れさせないように、ビデオ業界や都道府県に協力を要請することを明らかにしました。県では、早速県内にある225店のビデオ販売貸出店に対して自主規制をするように要望書を郵送されたそうですが、八代市としてはこの問題にどのように対処されるのかお尋ねいたします。  3、地方公務員法第39条にかかわる研修の推進についてお尋ねいたします。  2つの例を述べさせていただきます。初めに、先日、ある会社の社長と話をしました。そのとき、市役所には宝の山がある、このように申されました。どういうことかと申しますと、大学受験であこがれの大学に合格することはできても、そこから市役所に入ることはまさに難事中の難事である。その難関を突破して市役所の試験に合格した人たちは、八代市民頭脳集団であり、我々企業から見るとのどから手が出るほど欲しい人材である、このように申されておりました。  2つ目には、ことしはフランス革命200年です。世界の注目を集めて7月14日から3日間行われましたサミット、第15回主要先進国首脳会議の開催に先立ちまして、ミッテラン・フランス大統領は、青年に対する指導者の責任、このように題して講演を行われております。その中の一節に、「青年は自由が必要である。希望が必要である。生きる喜びが不可欠である。それはパンと同じく、生きる上でなくてはならない日々の糧となる。しかし、現代には青年を納得させ、理想へと導きいく哲学と信念が欠如している。したがって、あらゆる指導者は、青年の魂の叫びを真剣に受けとめる責任がある」、このように結ばれていました。  この2つのことから、優秀な市職員の若い人たちの新鮮な考え方はどのように生かされているのか。また、中堅の皆さんの仕事に対する秘められた情熱は、さらにベテランの職員の皆さんの豊富な経験は、八代市民のためにどのように生かされているのか改めて考えてみました。  そこでお尋ねですが、地公法第39条には、職員にはその勤務能率の発揮及び増進のために研修を受ける機会が与えられなければならないとありますけれども、(1)第39条の基本的な考え方について、(2)職員研修の主な内容について、(3)職員研修のためにどの程度予算が組まれているのか、昭和60年から平成元年までお聞かせください。  4、八代・人吉ハイウエーマラソン中止について。  私は、本年3月市議会で市制50周年記念事業の関連として、八代・人吉ハイウエーマラソン計画についてお尋ねすることを執行部に通告いたしておきました。残念ながら質問時間が足りずに、要望でとどめて終わりました。4月11日の各新聞には、高速道ハイウエーマラソンの計画についての記事が掲載されていましたが、内容の一部を紹介してみますと、出場者3000名、前日、前夜祭を計画、出場者は日奈久温泉に宿泊、招待選手は宗茂・猛の兄弟や、松野明美選手を交渉したい、このような内容のものです。したがって、市民の皆さんの中から、どうしたら参加できるか、私もぜひ参加をしてみたいとの問い合わせがありました。  しかし、1カ月後の5月31日の新聞には、コースの条件が厳し過ぎてマラソンは中止と、このような記事が掲載されていました。多くの市民の皆さんマラソン参加希望者に多大な期待を持たせておきながら、わずか1カ月で中止をしなければならなかったことにつきまして、どうしても納得することができません。したがって、ハイウエーマラソンの計画から中止までの経緯についてお聞かせください。  質問は質問席から行います。(拍手する者あり)              (助役沢秋利君 登壇) ◎助役(沢秋利君) 御質問の第1点の日本セメント跡地の利用につきまして御答弁を申し上げたいというふうに思っております。  前田議員さんも御承知のように、昭和55年4月の20日に日本セメントが閉鎖をされたわけでございます。その時点で、市の方に何らかの話し合いがあったのかどうかというような御質問の要旨でございますが、御承知のように日本セメントの閉鎖につきましては、54年の7月ごろから論議をされまして、これはたしか当時の議会、委員会、その他等でも論議がなされておるわけでございます。いろんな情勢、経済事情等からいたしまして、最終的に55年の4月の20日に閉鎖をされたというような経過をたどっております。  その間の状況等につきましては、もちろん市の方にも十分話があっておるわけでございまして、それに対応して議会ともども慎重に検討し、なお日本セメント本社の方にもその継続方の申し出をしてあるわけでございます。その間の事情は、もう前田議員さんも御承知のとおりでございますから詳しくは申し上げませんが、あの跡地につきましては、工場の敷地並びにその施設を飯田さんが継続をして、そしてその借用をして生産活動を続けていくと、こういうことになっておりまして、現に飯田工業所の方で使用なさっておるのが実態でございます。その付近の話し合いは、当然私どもも承知をいたしておりますし、また3者契約の中にもうたってあるわけでございます。それから、環境の整備等につきましては、議員さん御指摘のとおりでございまして、あの場所等が大変重要な地域でもございますので、環境の整備について特段の配慮を願いたいということで、ここ二、三年来毎年日本セメントの本社の方にまいりましてその整備方を要望をいたしておるところでございます。  つい8月の22日も、西回り高速自動車道政府陳情がございまして、私も出席をいたしましたので、そのときを利用いたしまして日本セメントの本社にまいりまして、そして総務部長さんとお会いしまして、八代の工場の写真を示して、あの環境を何とか整備してほしい。特に、来年は市制50周年、日本セメントが立地をいたしまして、昭和15年から55年まで、もちろん明治23年から立地をいたしておるわけでございますが、約90年になります。市制50周年の中では、40年の長い期間にわたって八代市と一体になってのこの工場との関係があるわけでございますから、50周年記念事業として私どもも市内の環境整備については特段の配慮をいたしておりますから、ぜひひとつ日本セメントのあの施設等についての環境整備を十分、しかも早急にやっていただくように要請をしてまいりました。  そのような状況でございますので、一応御答弁申し上げておきます。以上です。 ◆前田秀康君 日本セメントさんの問題で、一番大きな問題は跡地利用ということになるわけですけども、跡地利用となりますと、もともと日本セメントさんの財産ですから、その使用方法をどうこうと第三者が言えるわけはありません。  ここで問題なのは、日本セメントさんがいまのままの状態で、一番問題なのは、その敷地をどう利用するかということになるわけですが、もう10年間そのままの状態ですね。で、市民の皆さん、また議員さんの中からも、あの場所は非常にいい場所だから、こんなものをしたらどうかとか、こういうものをしたらどうかとか、いろんな話もあっており、私もよく知っておりますけれども、セメントさんの土地ですから第三者がこう言うわけにいきませんので、日本セメントの方としましては、あそこを全く、日本セメント、同じ仕事じゃなくして、ほかの仕事をするような計画があるのかどうか。  と言いますのは、先日ある新聞に載っておりましたけれども、東大の医学部の方を銀行が就職を採ったというようなことがありまして、銀行と東大の医学部がどんな関係があるのかと思いますけれども、企業が考えられることですから、かなり深い時限で考えておられるんじゃなかろうかと思います。それなりにまた日本セメントさんとしても、あそこの跡地の利用をですね、何らか考えておられるんじゃなかろうかと思いますけれども、そこがわかっておられましたら御答弁願いたいと思います。  それから、もう1つは、非常に聞きにくいことですけども、セメントさんの敷地が大体どれくらい広さがあるのか、わかっておりましたらその2点をお聞かせください。 ◎助役(沢秋利君) 日本セメントさんに私ども本社にまいりましたときに、まず第1点に御要望申し上げますのは、あの施設をひとつ何とか利用して、そして新しい工場を設置する御計画はないのかどうかと、それをまずお話を申し上げるわけでございます。  現在のところ、セメントさんといたしましても、いろいろ企画あるいは研究はしておるけれども、工場を新たに設置をし、あるいはまたあすこを利用して生産活動を続けるというような計画は、いまのところはないんだと。そうであるならば、ひとつ施設についての整備をですね、十分とってほしいというような要望をいたしておるわけでございます。  なお、面積はおおよそ7万7000平米程度ではないかというふうに記憶をいたしております。以上です。 ◆前田秀康君 ただいま助役さんの答弁で、日本セメントさんがあすこをどうこうする計画は、近い将来においてはないということですね。そうなりますと、さっきちょっと言いましたけれども、老朽施設の撤去、これはさっきおっしゃいましたように助役さんが交渉しよるということですね。そすと、ある有識者の方がおっしゃいましたけれども、あそこの日本セメントとそれから三楽と向かい合って壁がありますけども、県道八代港線ですね、あの壁が、三楽さんの方で大体600メートルぐらい、それから日本セメントさんの方で400メートルぐらい壁がありますけれども、ある有識者の方があそこをギャラリー風にして絵を書いて活用したらどうかというようなお話があったわけです。  その有識者の方のお話では、三楽さんのトップの幹部の方とお話をしたときに、受けとしてはいいみたいでしたよというようなことがありまして、ですから、その敷地が使えない、老朽施設を何とかしていただく、その一歩手前の段階で、あの通り道をですね、港町から市内に入ってくるあの通り道のあの壁を何とかしていただきたいと思います。  で、先ほど助役の答弁では、何らかのついでに行ったときに、日本セメントさんと交渉しとるというようなことをおっしゃいましたけれども、でき得ればあの日本セメントの跡地は、現在、土地があすこにあって、しかもいまおっしゃいました7万7000平米の広さがありますし、さらにはちゃんとした会社、日本セメントという会社があるわけですので、企業誘致という考え方からするならば、相手の方もわかっておる、場所もわかっておる、もう完全に、交渉するには一番交渉しやすい相手ということになるわけですね。  そうなりますと、八代市とそれから日本セメントさんの間でぴしゃっとしたですね、話し合いの場をつくって、そして話し合いテーブルをつくって、そして定期的に、また私ども議会の方でも応援できる部分があれば、議会でセメントさんの方に陳情するというような格好でですね、何らかの働きを、アクションを起こさぬといかぬのじゃなかろうかと思うわけです。  と言いますのは、日本セメントさんの方には、それぞれ会社の都合もありますし、また会社をたくさん持っておられるわけですから、八代市だけということはいかぬということになろうかと思いますので、その辺のところ、あの塀に絵を書くということと、それから話し合いテーブルをつくるというようなことでのお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ◎助役(沢秋利君) 塀を利用して絵を書いて、一つのタウンギャラリーみたいなこういうことをやりたいというようなお話もちょっと伺ったことはありますが、これは御案内のように、あれだけの非常に古い、しかも施設でございますので、そこまでに行くには相当の経費を投じなければできないようでございます。その額も相当な額になるんではないかというふうに思っておりまして、なかなか無理ではなかろうかというふうに思っております。  なお、日本セメントの方とのあの環境整備につきましては、やはりその都度継続的にお話を申し上げて、そして環境の整備を図っていくように今後とも努力をしてまいりたいというふうに思っております。 ◆前田秀康君 いまの助役さんの答弁によりますと、壁は無理ですよ、それから話し合いテーブルは、そんなのはつくらぬでも私どもの方で行ってしますよということになりますと、じゃ私たち議会としては、何かもだえる気持ちはあるわけですけども、何もできぬわけですね。その辺のところ、もうちょっとその辺、冷たい答弁じゃなくして、何とかもうちょっとできませんかね。 ◎助役(沢秋利君) これは市の方で日本セメントに交渉をするわけでございますから、当然議会の皆さん方の御協力、これもまた必要ではないかというふうに思っておりまして、今後とも十分その付近の具体的な、しかも有効な措置については検討さしていただきたいというふうに思っております。 ◆前田秀康君 この日本セメント跡地につきましては、日本セメントさんが出てきて何かされるにしても、または日本セメントさんが第三者に売り渡してその方が何かするにしても市民としてはあそこの土地が遊んでる、もしくはそのままの状態であるということよりも、何か動きがあるということに皆さん期待されておられますので、助役さんも大変だと思いますけれども、執行部の全力を挙げてこの問題に取り組んでいただきたいと思います。(拍手する者あり)  それから、関連してお尋ねですけれども、あそこの港町の第3工区の方にいまの公園緑地とかそれから終末処理場とか、それから野球場なんかも建設されるようになっておりますけれども、あの空き地、現在まだ決まっていないところに、県の企業局の方ではあの土地はもうほかの方には売りませんよというような話があっとるということを聞いておりますけれども、その辺のところはどうなんでしょうか。 ◎商工観光部長(小嶋日出章君) 自席からお答えいたしますが、第3工区のまだ残地、約50万平米、50町ばかりでございますけれども、これにつきましては、まだ具体的に立地する企業につきましては、まだわかっていないわけでございますけれども、県の企業局とおっしゃいましたけれども、これは産業開発課の方が担当いたしておるわけでございますけれども、まだ具体的にはわかっておりませんが、何か大きな企業はきそうなもんだというふうなことの漠然としたところはわかっておりますけれども、いまのところそんなことでございまして、現在その地に大体5000坪を単位として立地をお願いをしておったわけでございますが、一、二そのような企業はありますけれども、県の方ではもうしばらく待ってくださいというような現状でございますので、まだ確実にはわかっておりません。そのようなことでございます。 ◆前田秀康君 そのことでちょっとお尋ねしたいんですが、実は高校生の女の子がですね、お母さん、港町に大きな会社ができるとよと。だから、ことし高校を卒業する子供たちは間に合わないけれども、来年卒業する子供たちは就職ができるところがあるよということで、先生から聞いてきましたと子供たちがお母さんに言ったわけですね。そのお母さんから私は聞いたわけですけれども、かなり広範囲に、港町に、第3工区に大きな企業が来るというようなうわさがあっとるわけですね。  それと関連していまおっしゃいましたけれども、ほかの方には第3工区の空き地は売らないというような話もちょっと私聞いておりますので、その話は確実かなと思わざるを得ぬようになるわけですけども、部長さんの方でもう少し詳しく知っておられましたら教えていただきませんか。 ◎商工観光部長(小嶋日出章君) まだ私の方までには、その具体的な話もまいっておりませんので、ちょっとお答えできないというふうに思っておりますけれども。 ◆前田秀康君 それでは、部長さんの方に要望ですけれども、これ本当に、もしそれが本当だとするならば非常に市民にとっては明るいニュースですし、ありがたいことですので、何はさておいても議会の方に教えていただければ非常にありがたいと思います。  と言いますのは、一般のお母さんたちから聞いて私たちが知らぬわけですね。全然知らぬわけですよ。そんなことがありますかと言うと、あって、議会でそぎゃん話はなかっですかというようなことにもなるしですね、何か私たちが置き去りにされたような格好で、一般主婦の中にそれが浸透しているということに少し疑問を感じるわけです。ですから、当然話が正式に決まらない段階での上屋話だったら、それは当然いかぬわけですけれども、もし話が本当の状態で決まるような状態になりましたら、まずはさておいて議会に教えていただきたいと、これはひとつ要望ですので、どうかひとつよろしくお願いいたします。  次、ホラーの方お願いします。              (教育長渡速君 登壇) ◎教育長(渡速君) 前田議員の質問の第2点につきましてお答えいたします。大体1年間に10人の幼女が誘拐されて、誘拐されて殺害されていると、そういった残虐行為が大きな社会問題になっておるわけでございます。これにつきましての市の対応とそういう御質問の趣旨でございますが、やはり対応を立てるためには実態把握と言いますか、現状分析、そしてそれに対して対策を樹立すると、それを試みる、そして評価する、さらに軌道を修正すると、一連の試行過程が必要になるわけで、現状分析も当然含まってくるわけでございます。  対策の国、県の過程はもう既に御案内のとおりと思いますけども、8月29日にこれは、まことに異例でございますが、総務庁青少年対策本部長、総務庁長官名で談話の発表があっております。これにつきましては、性の観点だけじゃございませんで、残虐的な内容のビデオ、そういうものの自主規制の努力が必要だという、それから青少年保護育成条例の適切な運用を図られたいというようなこと。有害ビデオの制限規程のない都道府県においては、条例改正の必要があるということ、そして何よりもまず環境の浄化、その活動を展開してもらいたいということ。最後に、心豊かでたくましい青少年の育成と、そういう談話が出されておるわけでございます。  私ども9月5日にそれを受理いたしまして、9月6日付で市教育長名で各学校、園長あて特段の指導の強化につきまして、特に園児あるいは小学校の低学年の子供の安全確保につきまして通知を発したわけでございます。これは、もはや現代は国際的でございまして、アメリカのミズーリ州の議会におきましては、レンタル禁止法案が可決されておると、そういうような実情でございます。  こういった流れの中で、一応けさの新聞に報道されておりましたが、県の方も有害ビデオとして、図書として指定されておりますが、全国的にその対応を見てみますと、業界に対して販売貸し出し自粛を要請しておるところが、いわゆる自主規制でございますが、28県、北海道、東京、大阪、福岡以下、なお有害図書指定並びに条例改正をして規制すると、その方法をとったのが熊本初め神奈川、千葉13県、山梨はもちろん、鳥取あたりではさらにカラオケボックス、モデルガンの面まで法規制しているわけでございます。  県におきましては、青少年健全育成を阻害するおそれのあるビデオテープが安易に手に入るというのが実態でございまして、県民生活総室では、ギニーピックシリーズ2本のビデオを青少年保護育成条例6条に、すなわち著しく性的感情を刺激し、粗暴性、残虐性を助長し、少年の健全育成阻害のおそれあるものとして保護育成審議会に諮問いたしております。その結果がまだ手元に受理をしておりませんが、けさの新聞で報道されておりました。  これに対して私どもの対応でございますけれども、いろいろな考え方がございまして、厚生省で行われております中央児童審議会におきましては、緊急に家庭児童健全育成対策部会を開きまして、いわゆるホラービデオが青少年に与える影響などを審議しております。その会は、現物のビデオを見ながら自由に意見を交換されておるわけですが、内容がかなり残酷、それが野放しになっていること、そういったことに対する疑問も出されております。  しかし、こうしたビデオがどんな影響を与えているのか、もっと研究する必要があるとそういった方向をとりまして、直ちに規制をとるべきでないという点で意見が一致しておるようでございます。しかし、さきの総務長官の談話あるいは文部大臣の談話によりまして、特にPTAの協力などを求めて環境浄化活動あるいは学校、地域社会、家庭、挙げて青少年への啓蒙を強力化していくと、そういった意向を打ち出しておるわけでございます。福島県では、まだ定義もはっきりしないので、表現の自由の問題もあり、じっくり考えたいとそういったところもあります。  本市といたしましては、県の審議会の決定は、認定基準に従ってなされたものであると、このように認識いたします。よって県の見解を支持いたしたいと思います。公序良俗に反するものは、心身ともにまだ未熟な少年にまで及ばない、悪い環境から保護するということと、たくましく生きるという育成と、その両面があるわけで、私ども教育委員会の考え方の基本は、規制をするだけで、あるいは保護するだけでは問題解決にならない。同時に、育成ということが伴うと、この両方を両立させることが一番肝心であるとこのような見解を持つものでございます。  まだ、批判、判断力不十分な普通教育を受ける児童、生徒に対しまして、発達段階に適合しないホラービデオ、これが適切な教育を保障するものであるかどうか、まことに疑問を持つわけです。普通教育において、生徒に批判能力がまだありません。親、教師あるいは社会が、あるいは子供たちに強い影響力を有することは事実であります。そういった見地からも、公共福祉、少年福祉の見地からも、必要かつ合理的な制限をするのは当然であると、このように考えております。  各学校におきましては、年度当初、それぞれ学校の教育目標並びに研究テーマを設定いたしまして、この面については取り組んでおるわけでございます。特に、教育指導の重点といたしまして、年度当初各学校挙げておりますのは、心の教育の推進ということを強く挙げて、豊かな心を育てるということに大きなポイントを置いてあります。それに基づいて各学校、園は、独自のテーマを持って推進しておるわけでございます。  異色なテーマは、性教育を通してというのがありますが、これはまさに当を得たものでございまして、性教育と申しますと、これは人間の生き方の教育であるわけでございます。お互いの立場を尊重いたしまして、命のとうとさを慈しみ合う教育でございます。そのために自己の調整力と言いますか、自己統制力と、そういったようなものを養うものでございます。そういった総合的な全人格の育成と、そういうところに視点を当てております。  エデュケーションというのは、子供の能力を引き出すことは当然でございますが、子供のそういった心身の不安もあわせて引き出していくと。そして、保護だけじゃなくて、育成に当たると、そういうことが必要かと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)社会教育の面はもう時間があれでございますから、一応この付近で終わらせていただきます。 ◆前田秀康君 私は、この問題について、あえて質問通告をするときに、ホラービデオの規制ということは使わずに、ホラービデオの対策というふうに質問通告をしたわけです。  で、どうするのかということをお聞きしたかったわけですけれども、長時間かかっていま教育長の話されましたことは大体私も知っております。おっしゃったのは、9月6日に学校に通知したということと、それから県で決めたことは市も支持しますよということと、それから本年、学校で取り組んでおるというこの3点じゃなかったろうかと思いますが、この問題は、直接かかわりあるのは当然業者がかかわり合いに、これはもともとですからね。その次に、じゃ、その次の関係は当然生徒にかかわってくる。さらにPTA、学校にかかわってくることは間違いないわけです。  で、失礼ですけれども、教育長さんは、ホラービデオじゃなくして、レンタルビデオに行かれたことありますか。 ◎教育長(渡速君) まだ一度も行ったことはございません。 ◆前田秀康君 次長は── ◎教育次長(西永和夫君) ビデオ店に行ったことはございますが、中身を見たことはございません。 ◆前田秀康君 教育長がもしレンタルビデオ店に行かれたらですね、いまのような答弁は私は出てこなかったと思います。  要するに、いまの、本当失礼ですよ、教育長さん、済みませんね、申しわけありません。もう、本当に申しわけないと思って言いよるんですけども、もし教育長さんが実際レンタルビデオ店に行かれたらですね、あんないまみたいな答弁は出ないと思います。  というのはですね、私は初めてこの質問通告をすると決めてから初めて行ったわけです。行きましたらですね、白木みのると藤田まことの「てなもんや三度笠」という、前テレビでありよりましたけども、あんなビデオもあるわけですね。時代劇も、それから、やくざ映画も、それからSFも、もういろんなビデオが何千本とこうあるわけです。そして、2泊3日で3本借りて1000円はせぬわけですよ。  ですから、私があそこに行ってまず第一印象として感じたのは、わあっ、このレンタルビデオ店に1回つかったら、これは本なんか読まんだろな。要するに何千本とあるビデオ、いわゆる映画館を自分が一人で、何千本と、映画館を自分で支配できるような感じがするわけですね。ですから、時代劇を見たければ時代劇、喜劇を見たければ喜劇、いろんなやつがある中のごく一部にホラーがあるわけです。ごく一部にポルノがあるわけですよね。  ですから、いまおっしゃったように、県で規制を2本確かにしました。ところが、あの2本を規制したぐらいで全く問題解決はしないと思いますね。だから、本当にこれをしようと思うならば、じゃPTAはどういうふうに取り組むか、また先生方は校長会の中でこういう先生、職員会議でいろいろ話をする、そして児童、生徒たちはこういうふうにするとか、いろんな意味でですね、話し合いを具体的にやっていく。そしてレンタルビデオ店が何店あるかちょっと聞きませんけれども、レンタルビデオ店に行って、そのお店の人と話し合いをしながら、そして何らかのことをしていかぬとですね、恐らくいまおっしゃったぐらいの答弁では何の効果もないと思います。  私も本当に教育長さんにこんなことを言うのは失礼だと思いますけれども、あそこに実際行って見て感じましたし、またこの問題については今後長引くと思うですね。 実際ポルノの本、自動販売機がありましたけれども、あのときは業者を呼んでですね、自動販売機です、業者を呼んで規制しようとしたわけですけれども、業者は福岡の人で、呼び出しても来なかったということになるわけですけども、レンタルビデオの場合には、ちゃんとお店に行けば人間がおるわけですね。  ですから、そういう方と話し合いをしながら、どんな人が借りに来るのかどうなのか、実態話し合いをしながら、その中でじゃ八代としてはどうしていくのか、学校としては、PTAとしては、そして先生たちにはどうしてもらうかというようなことまでですね、やっていかぬといかぬのじゃなかろうかと思うわけです。  これは今後どのような取り組みをされるかわかりませんけれども、そのほかに何点か聞きたいことがあります。ですけども、いまの教育長さんの答弁を聞いて大体わかりましたので、この問題は失礼なことを言って申しわけありませんけれども、要望にとどめさしていただきますので、今後教育委員会がどのようにされるのか、それをまた時間をかけながらずっとお話を聞かしていただきたいと思いますので、この質問は終わらせていただきます。  次、お願いします。              (市長公室長永松譲君 登壇) ◎市長公室長(永松譲君) 前田議員御質問の職員研修についてお答えいたします。  職員研修の基本的な考え方といたしましては、職員が職務を遂行するに当たって、職員の能力を十分発揮できるよう必要な知識、技能を習得させ、視野の拡大を図るとともに、公務員としての使命感、責任感の高揚を図り、市民全体の奉仕者としてふさわしい品位と識見を備えた能率的な職員を養成し、行政の円滑な運営に資することを目指しておるわけでございます。  本市の職員研修の内容といたしましては、基本研修、専門研修、その他の研修に分け、計画的に実施いたしております。基本研修は、採用から退職に至るまでの公務員生活の節目、節目に、その研修ニーズに応じ人事課が計画的に企画し、実施するものでございまして、主な内容は新規採用職員研修、中堅職員研修、主任研修、課長補佐研修、課長研修、部次長研修を本年度は計画いたしております。  専門研修は、専門的または高度な知識、技能を習得させるため、他団体あるいは研修機関などに派遣して行う研修でございまして、内容といたしましては、市町村中央研修、海外派遣研修、JST指導者養成研修、プロジェクトシリーズ研修、通信教育講座研修、政策課題研修を本年は計画いたしております。  その他の研修といたしましては、職員の参画意欲を高め、職場の活性化や職場全体のモラルの向上に努めますとともに、上司、部下の間の相互理解や協調性を増すための研修でございます。本年度は職場開発研修、階層間意識交流研修、市民インタビュー研修などを計画いたしております。なお、本年度の研修予定職員数は609名でございます。  次に、研修予算でございますが、60年度600万円、61年度500万円、62年度470万円、63年度725万7000円、64年度870万円となっております。  続きまして、本年度より新たに取り入れました研修でございますが、政策課題研修、プロジェクトシリーズ研修、階層間意識交流研修であります。政策課題研修は、地方行政を取り巻く環境の変化、多様化する市民のニーズに対応するため、各課で当面する政策的課題、将来発生するであろう諸問題等につきまして、先進都市へ職員を派遣研修し、積極的に問題解決を図ろうとするものでございます。  プロジェクトシリーズ研修は、市がいま取り組んでおりますプロジェクト・テンを初め、いろいろの施策を研修を実施することにより諸施策を正しく理解し、市全体の業務を把握することにより課内の政策決定に資することになります。また、地域におきまして、市民から市の施策についての質問にも、職員が応答することにより市民サービスの向上につながるものと考えております。  階層間意識交流研修は、職場の階層すなわち管理職、中間管理職、中堅職員あるいは女子職員でございますが、そのうちの2階層から編成しましたグループで、階層相互に相手階層に対しての期待、希望、要望等のデータを集約して図表化し、その図表をもとに検討討議を加え、階層間の意識交流、ひいては職場の活性化を図ることを目的とした研修でございます。  また、自主研究グループについてお答えいたします。昭和59年に、自主的に調査研究活動を行う職員グループに対し、研究意欲の増進と職員の資質の向上を図るために助成制度を設けております。この制度の利点といたしましては、異なった職場や異なった仕事を担当する職員との理解が深まり、他の職場、仕事の様子を知る機会があります。また、職員同士の情報交換が行われることにより、お互いの協調関係が生ずるとも言われております。その反面、日常の業務に追われ、グループ員の時間の調整など問題があり、研究時間に不足を来し、現状把握にとどまり、問題解決まで進行しない面もございます。今後これらのことを踏まえ、研究期間の延長、課内業務合理化のための方策あるいは簡素化など検討する必要があろうかと考えております。  今後の職員研修についての取り組みでございますが、民間企業におきましては──(「議長」と呼ぶ者あり) ◆前田秀康君 この公務員の研修ということにつきまして、私は非常にいいことだと思います。  企業の場合には、資金を投入することによってそれから生産を生むわけですけども、職員研修となりますと、お金を幾ら投入しても目に見えた姿として、これが成果ですよというのはなかなか出てこないわけですよね。しかし、やはり職員の皆さんの質の向上ということになりますと、どうしてもいろんな研究、研修というのが必要になってくるわけであります。  そこで、ちょっと時間がありませんので飛ばして質問させていただきますけども、この自主研究グループですが、これは私は県内では八代市1カ所だと聞いております。また、この自主研究グループの方々といろいろ話をしてみますと、非常にすばらしい考えを持っておられますし、非常に大切にしなければならないと思っております。ところが、残念ながらこの自主研究グループの結果を見てみますと、60年は4件あった、そして61年も4件、62年は3件、63年は1件、とうとう平成元年度は1件しかなかったということで、だんだん減ってきているわけですね。  この毎年減っているその原因は何なのか。それから、2つ目にはもっとふえるように、魅力あるものにするにはどうしたらいいか。それから、3つ目には、要綱がありますけれども、この要綱は見直してみる必要があるんじゃないかという気がします。それから、4番目には、この方たちが研修されたこの研修の資料はどのように使われているのか。それから、もう1つ、市職員提案規程というのがありますけれども、この市職員提案規程の中で提案されているその職員の提案の内容はどのようになっているか。またどのように活用されているか。それ一応きょう時間がありませんので、後で文書で結構ですのでいただきたいと思います。  これは私がこの問題をずっと勉強するに当たりまして、やはり市職員は市民から見ると宝の山だとおっしゃるし、本当に市民の皆さんから市職員というのはそんなまなざしで見られていることは間違いないわけです。また、じゃ若い人たちは、若い職員の方はどのように思ってるかということでいろいろ聞いてみましたら、まず管理職の皆さんに対して御希望ということですが、若い職員の意見を聞いてほしいと。そして若い方々の意見を聞いたら適切にアドバイスをしてほしい。ただ聞き放っしでは、言ったって何となく物足りぬというような若い方たちの意見があっておりました。  また、でき得れば管理職の皆さんには、職員にはそれぞれの能力があるんだから、その能力を何とか引き出して生かしていただければ、私たち若い者もやる気がありますというようなことも若い職員の方が言っておられましたので、ひとつ何らかの参考にしていただければ非常にありがたいと思います。  じゃ、次、マラソンお願いします。              (教育次長西永和夫君 登壇) ◎教育次長(西永和夫君) 八代・人吉ハイウエーマラソン大会の計画から中止に至るまでの経過についてお答えいたします。  八代・人吉間の高速自動車道の開通は、両市にとりまして非常に意義ある記念すべきことでありますので、人吉に対しましてハイウエーマラソン大会の開催を呼びかけましたところ、人吉側からもやりましょうということで賛同の意思表示がございました。
     そこで、昨年の12月ごろから両市の関係者が相互に往来し、協議を重ねてまいりました。この間、コースの下見を行いますとともに、本年3月には両市で構成する実行委員会も結成されました。実行委員会の中では、大会要領その他細部の検討、あるいはコースの下見など行いまして、大会の予算案もつくる段階までまいったのでございます。  ところが、本年6月になって人吉の方から道路事情が悪いということを理由に中止したいとの申し出があったのでございます。八代市の方でも早速実行委員会を開き、協議しましたところ、人吉市からの中止の申し出に応じざるを得ないとの結論に達し、最終的に7月の実行委員会で中止の決定を行ったと、以上がその推移でございます。 ◆前田秀康君 このことについては、いろいろ言いたいことがたくさんあるんですけども、時間がありませんのでちょっと言えないんですが、実は道路事情が悪いということはもう最初からわかっておったわけですね。そんなことは最初からわかった上で、だからこれは理由にはならぬというわけです。  これは私が取り上げた理由は、実はそんなに5月に中止ということはわかっておったわけですから、6月議会でどうしようかなと思っておりましたけれども、いろいろ考えました結果やめたわけですが、実は最近テレビで、人吉がいつも人吉マラソンやりますですね。だからやはり4月にマラソンやりますよと言ったときに、参加をしたい、自分も出てみたいと希望された皆さん方の気持ちが、一応中止ということで落ちついておったわけです。ところが、人吉が打ち上げるとに八代が中止になったということで、またその方の燃えとった命が吹き出してきてですね、どうして中止になったのかというようなことにまたなってくるわけですね。  そういった意味からしますと、私もいろいろ調べてみましたら、言いたいこともあるんですけども、1つだけ、まあ平衡な感覚で聞いていただきたいんですが、やはり行政が足を踏み込んで何かをする場合に、簡単に打ち上げて簡単に中止はしないというふうにですね、この問題を、この人吉マラソンを中止した、たった1カ月間で中止ということになったわけですので、こういう一つの、今後の勉強の一つの課題にしていただければなと思います。  そうしないと、やはり市民の皆さんは市が何かをすると言った場合には、やっぱり100%、さっきの企業誘致の発表と一緒で、決まらぬと発表できぬという感じで、やはり市が何かをする場合には、決定的なものということをやはり市民の皆さん受け取りがちですので、こういう問題は期待をさせて後で没になるというようなことだけはせぬように。これはまあ当然新聞発表されたその段階での事情は、それなりの事情があろうと思いますけれども、やはり今後考えていただきたいと思います。  それから、最後にもう一度、これはお忙しい教育長さんですので、恐らくこのホラーの問題でビデオ店に行ったり、いろいろしたりする時間はなかったと思います。ですから、先ほどのような御答弁になって、私が、私はこの問題に対していろんな方と、婦人会にも聞きました、PTAにも聞きました、それから学校の先生にも聞きましたし、専門の方にもいろんな意味で勉強しておったもんだから、かあっとなってあんなことを言いましたけれども、やはり根は非常に深いと思います。  それだけにやはり努力をしながら、なかなか形としてはでき上がらないかもしれませんけれども、だからやはり教育の世界で時間をかけながら教育をしていくということが大事になってこようかと思います。教育長さんには失礼なことを申し上げましたけれども、ひとつどうか今後ともよろしくこの問題を取り組んでいっていただきたいと思います。  以上で終わります。どうもありがとうございました。          ──────────────────── ○議長(松浦輝雄君) 徳田義雄君。              (徳田義雄君 登壇) ◆徳田義雄君 自由民主党市民会議の徳田でございます。さきほどの前田議員さんに引き続きまして、かたいことばかりで恐縮でございますけれどもどうかよろしくお願いいたします。  御通告いたしておきました市立八代商業学校顕彰につきまして御質問を申し上げます。どうかよろしくお願いいたします。  日本三急流の名を天下にほしいままにしながら、母なる川我が球磨川は、九州脊梁山地にその源を発し、緑なす潤いの水を不知火燃ゆる八代海へ、不断の流れと注ぐ延々まさに115キロ。その生み出した沃野は、市域4000ヘクタールを含む八代平野、実に2万ヘクタールにも及ぶと言われております。温暖なる気候、豊かな資源、南北九州の最果てまでそれぞれきっちり165キロ。まさしく九州のへそ、ど真ん中。海陸交通の結節点。地の利を生かし、温和で勤勉な人たちは、力を合わせ、農、工、商、産業の振興を図りつつ、我がふるさとに王道楽土を築いてまいりました。  ことに戦後の荒廃から立ち上がり、我が国が英知と努力を結集して、高度経済成長への道をひた走りに歩き始めたころ、市民総参加のもと全国に先駆けて策定した行政計画の集大成、昭和44年からの総合計画、そしてこれに次いで昭和61年から始められた新総合計画、そこにうたい上げられた基本構想、またその原動力たる根本理念は、常に香り高い文教都市の建設であり、同時に香り高い文化のまちづくりであったのであります。世界があり、国があり、地域社会がある。それを興すにはそれをつくっている人をつくる。基本はすなわち人づくりである。理の当然と申さねばなりません。  いまから122年前、我が国に封建時代が終わり、近代国家への仲間入りを果たした回天の事業明治維新、その総決算とも言われ、当八代地方にも大変ゆかりの深いかの西南の役で、薩摩の兵力2万のうち戦死5000、傷者1万、官軍のそれと合わせれば死傷合計3万近く、まさしく肥薩の天地を朱に染めた未曽有の動乱でありました。さしも戊辰の戦の立て役者、薩摩の俊英ことごとく壊滅的打撃をこうむったにもかかわらず、明治新政府後も常に中軸枢要の座を守り続けていった薩摩隼人、人は城、城は人なりの薩摩魂、人づくりのゆえであり、決して歴史のなぞではなかったのであります。  封建体制を打破した明治新政府が、その5年7月、いち早く学制頒布、国民皆学へと踏み切ったのがその何よりのあかしでございましょう。知らしむべからずよらしむべしより一転したこの制度は、治国済民の大本にして、まさに国家経綸100年の大計なりと申さねばなりません。  翻って、我が八代におきましても、教育の振興とその普及には、早くより多大の努力がなされていたのでございます。去る昭和50年ごろ、創立100周年の記念碑が慶祝の気みなぎる中で市内の全小学校から各分校に至るまでくまなく建立されたことでも、この地における当時の盛んな普及ぶりがしのばれたのでございます。  明治29年4月、出町光徳寺に設立された熊本尋常中学済々黌分校が現在の八代高等学校の前身でありますが、それに先だつこと10年近く、明治20年8月16日、八代郡南部9力町村組合立として八代南部高等小学校が設立せられ、それまで尋常小学校だけであったのが、これによって向学心に燃ゆる多くの地元子弟にさらなる就学の機会が与えられることとなりました。  3年間の課程でありましたが、星霜を経るにつれ、当初の普通教育から農業、商業、手工裁縫等の実践課目も取り入れ、漸次実業学校的色彩を強めていきました。南部校の卒業生は、男女を問わずそのほとんどが地元にとどまり、挙げて地域社会の発展に寄与したのでございまして、これぞ南部校最大の特色であり、地元校の面目また躍如たるものがあったのでございます。  国の学制も、時代の移り変わりとともに変遷の道をたどりましたが、大正10年には高等科が付加されて尋常高等小学校となるに及んで、かてて加えて母体たる組合の解散に伴い、ここに輝く35年間の歴史の幕を閉じたのでありますが、世に送り出した卒業生は、その数実に4000を数えたのでございます。  やがてこの南部校にかわって登場し、しかもその延長線上にあって、文教の町我が八代にひときわかぐわしい校風を放ったのが、その名もゆかし八代商業学校であります。そもそも遠くは明治の昔にさかのぼり、その29年6月、夜間制として八代町代陽男子小学校に併設の形で、創立誕生した代陽商業補習学校をもって嚆矢起源とするのでございますが、昼間、通年制として、前期、後期、研究科の3年間、男子部2学級制として、関東大震災の年、すなわち大正12年4月、代陽尋常高等小学校併置として開校した代陽実業補習学校が事実上の始まりとなっております。  年号が改まった4年後の昭和2年7月20日、八代商業実習学校と校名を変更、同4年4月1日、八代町松江城26の3の1へ移転し、独立校舎となったのであります。その位置は、当時県立八代中学校の運動場南側に隣接し、現八代市庁舎敷地の西南隅に当たり、庁舎前面に点在する楠木を結ぶ線を北限として、面積すべて2036坪、6718平方メートルでありました。  当初開校に当たり、専ら実業に関する知識技能を授くるとともに、普通教育の補習並びに公民教育を施すをもってその目的としたのが、昭和4年3月、女子部新設により商業及び裁縫、家事に関する知識技能を授くるとともに、徳性の涵養に努め、国民生活に須要なる教育をなすをもって目的とするに変わり、年を追うごとに生徒定員、教学の充実、とみに進み、昭和10年には男子6学級、女子3学級ともなり、校運いや増しに隆昌の一途をたどり、その7月23日、文部大臣の許可を経て、同9月1日、ついに念願の熊本県八代商業学校としてはえある開校の日を迎えるに至ったのであります。  昭和15年9月1日、八代市制施行せらるるや、堂々八代市立商業学校となり、学校運営費の年総額は2万2825円で、これはちなみに市の予算総額21万2932円の1割近くを占むるのでございます。世はまさに紀元2600年、喜びに沸き立つ古きよき時代、回想の一こまででもございましょうか。これよりさき、昭和12年7月7日、大陸での事変勃発、早期終息の意図に反し、戦況は日増しに拡大の一途をたどったことは、まことに遺憾のきわみでございました。  一方、我が八代商業学校は、開校以来教学実践の美風を涵養し、専ら質実剛健の校風を鼓舞してまいったものでございます。さかのぼれば昭和6年12月4日、男子生徒は昇校下校に靴巻きぎゃはんを着用することに決しましたが、当時彼ら健児と見てあれば、靴きゃはんりりしく決めて潔く、肩を斜めに綿の黒かばん、目深にかぶった制帽の奥に輝くつぶらな瞳、きりっと結んだ口元は、いと頼もしの美少年。さても昭和風雲録初期の舞台に登場した、いまは懐かし走馬灯の写し絵のごとくでございます。  昭和16年12月8日、運命の日、ついに太平洋戦争突入に及んでは、まさに世は戦争一色。かつて明治日清戦役のみぎり、教育のことは一日たりともこれをゆるがせにすべからずとの詔も、いまはいずこぞ。唐突なる学制の転換また一再ならず。もはやペンをとる手にくわ、かま、旋盤、しっかと握る勤労動員、銃後の戦士へと変身していったのであります。  そして終戦。余りにも長かった暗いトンネルを抜けて、ようやく平和が戻ってまいりました。  敗戦。国始まって以来の異常事態にとまどい、国の諸制度もろともに、狂乱のごとき学校制度の大改変の前に、我が八代商業学校もついにその終えんを迎えるの余儀なきに至ったのであります。ときに昭和22年4月1日でございました。顧れば、栄光に満ちた24年の歴史の中で、学窓を巣立った俊秀気鋭の若者らは実に2206名にも及んだのであります。  波乱万丈、まこと日本歴史の縮図の時代に生きて、燃焼し尽くした彼らが青春、学生時代、それだけにそこに学び得たすぐれた知識、教養、技能、人間性、その習得者たる彼らこそ、またと得がたい真に貴重なる人材と申さねばなりません。しかも、それらあまたの人士が、ひとしく地元にとどまり、郷土八代地域の産業、経済、教育、文化、あらゆる分野でいまなおかくしゃくとして健闘されておりますことは、我ら八代市民にとりましても、まことに幸いこの上もなく、限りない感謝と敬服の念を禁じ得ないものがございます。  教育は滅びず、球磨川の不断の清流とともに、ここ八代の地に教学のともしびもまたとわに消ゆることなし。敗戦の虚無感と荒涼たる廃墟から立ち上がり、ようやく復興の兆しが世に見え初めたころ、すなわち昭和26年4月1日、八代若宮町に八代専修学校創設さる。大正12年、八代商業学校創立当初より教鞭をとり、昭和14年以後、校長として実に24年間、学校と運命をともにせられた赤星常雄氏が、いままた校長に就任されたのであります。  下って昭和34年4月1日、興国町の現八代第一高の位置へ移転。自来幾多の経程を重ねながら八商学園、八代第一高等学校、中九州短期大学へと、年を追うごとに校運はいや増しに隆昌発展の一途をたどったのでありますが、その八商学園の初代理事長たる辻清氏こそ、かの八代南部高等小学校より輩出した一代の英傑であり、校長赤星常雄氏とは互いに名門長崎高商初期の同窓として肝胆照らし合った仲であったことは、まことにくしき因縁と申さねばなりません。思えば明治、大正、昭和、さらには平成、南部校、八代商業、八代第一高校と、香り高い文教のまち我が八代に繰り広げられたけんらんたる教学の錦絵とも見まごうばかりの壮観ではございましょう。  平成元年3月1日、八代第一高等学校卒業生総数1万7331名は、大正13年4月、代陽実業補修学校卒業以降の全卒業生総数の表示であり、これぞ戦前、戦後、両校堂々の一貫性を如実に物語る何よりのあかしとも申せましょう。なお、より正しくは南部校卒業生4000名をこれに加えてしかるべしと存ずるのでございます。  「中道を歩み、社会有為の材となることを期せよ」、これぞ八代第一高等学校建学の精神であり、唯一無二の校訓であります。そして、50年間子弟教育に情熱を傾け、その生涯を捧げられた、まさしく東洋のペスタロッチにも比すべき故赤星常雄校長が、その教育にかける裂帛の気迫の中に、透徹した聖者の悟りにも似た崇高なる諭しでもございますが、金科玉条、ただひたすらにこの教えを守り、拳拳服膺して社会へ巣立った1万有余の卒業生を通して、直接、間接、この教えは地域住民の心の中に深く溶け込んで、その資質の向上と近代的すぐれた市民格の形成に寄与するところ絶大なるものがあったとかたく信ずるものでございます。  昭和50年11月6日、重い病を病んで、さらに学校をあけて療養につかんとするとき、しかも日ならずして壮厳なる人生76歳を一期として、ついに不帰の客となられた校長が、片時たりともその脳裏を離れなかった学校経営への思いを全職員に示された諭しの条々こそ、不世出の教育家であり、学校経営者たる赤星校長がその全生命を賭して訴えられた教育指導の根本理念であり、学校経営の真髄にほかならないのであります。  さらには、その最後に、禅の心で説かれた4つの教えとともに、以後同校学校運営至上の指針として継承してこられた、いわば赤星校長が学校教育への大事な遺言ともされるところでございますが、これはそのまま世のすべての人々にも通ずるとうとき教訓であり、特に心の原点への回帰の要が強く叫ばれる現今の世相において、吾人の大いに玩味すべき至言なりと思うのでございます。  郷土に芽生え、馥郁たる香りを放ち、僚乱たる花を咲かせながらはぐくまれてきたすばらしい教育、そのメッカともいうべき八商学園八代第一高等学校は、現下私学の雄として城南に覇を唱えておりますが、かつて栄光の歴史に彩られたその前身八代商業学校、いまはなし。忽然と市民の前にその英姿を消してよりはや42年。去る者は日々に疎し。その名はもちろん、ありし日の面影すら、その所在すらも忘却のかなたに消えうせんとしております。いまにしてこのままに放置せんか。あたらその一切は、市井の間に埋没し、永遠に隠滅の悲哀を嘆かんは必定であります。  たまたま本市庁舎の一角には、さきに昭和48年3月、八代高校之跡の碑が議会棟の西側に建てられ、次いで昨年の春には、同じ並びの南西隅に熊本短期大学八代教室之跡の碑の建立も見たのであります。いずれも夢とロマン、青雲の志に燃えて若人らが互いに競い合った懐かしの学舎へ寄せる追憶の慕情の中に打ち建てられた不滅の金字塔にほかなりません。  両者、碑文の撰にそれぞれその趣意が述べられ、我ら大いに是とするところでありますが、後者の熊本短大八代教室は、昭和26年より63年までの期間中、同36年から46年までの10年間、この地で過ごしたゆえをもっての選定であろうかと思われます。  そして、この地こそ明治29年発足、大正12年創立の八代商業学校が昭和4年から同22年の閉校まで、実に18年間の学窓の場であり、ここを巣立った2206名、彼ら俊英たちにとっては、まさにかけがえのない大切な母校の跡であり、すばらしい群像に育て上げられた揺籃でもあり、いわばその生誕の地にほかならないのであります。  同時にまた、彼らによってもたらされたこの地域へのはかり知れない恵みに思いをいたせば、偉大なり栄光に輝く八代商業学校のその名を長くこの地にとどめ、広く世に顕彰せんとするは、至極当然のことわりであり、その恩に報いんとする我らが果たすべき大事な務めなりと信ずるものでございます。いわんや香り高い文教都市を標榜して、まちづくりの基本とする本市にとりまして、まことにふさわしく、市民こぞって快哉を叫ぶゆえんでもございます。  ときあたかも郷土我らがまちに、その浮揚活性化への絶好のチャンスが訪れてまいりました。長年続いた国の総需要抑制策から、内需拡大による積極施策へと大転換。一昨年のレインボー計画より昨年のステップ計画へと、矢継ぎ早の大型プロジェクトが策定せられ、平成2年度への建設省概算要求の中にもいよいよその事業着手が盛り込まれましたことは、市民一同まことに喜びにたえないところでございます。  これひとえに、市長を中心に執行部一丸となって郷土再開発へ燃える情熱のたまものであり、議会といたしましても相携えて全力を傾ける覚悟でございますが、思えばこれらすべてが純粋なる郷土愛に燃え、長年にわたり懸命の努力を積み重ねてこられた先輩方のおかげにほかなりませず、満腔の敬意と感謝の念をかみしめながら、これら大事業を見事完遂し、来るべき21世紀へ向けて誇るべき大八代の建設を目指すことこそ、さらにその御恩に報いる最大の使命なりとかたく肝に銘ずるところでございます。  このたび市中心街の活性化並びに再開発の一環として、水と緑のプロムナード、その第2弾、市庁舎正面市道の大改修工事が始まりましたが、まさにまちの真っ中心、円滑なる交通機能の促進はもちろんのこと、市の顔たる景観を美しく整える意味からも、まことに喜ばしい限りでございます。その総延長240メートルの西側ほぼ半分のスペースこそ、かつて八代商業学校の学園、キャンパスに当たるところでございます。  プロムナード建設工事は、それこそ最新の手法を生かした苦心の傑作が、やがて師走の中ごろまでには市民一同期待の前にお目見えするものと思われますが、この際その景観、その作品にひときわ光彩を添える意味で、その場所と形を選ばれて、ここに如上申し上げました市立八代商業学校顕彰の碑を建立せられんことを心からお願い申し上げる次第でございます。  教育のことにつきましては、率先躬行、つとにその範を垂れられ、市民ともども深く敬服申し上げておるところでございますが、この件につきまして市長の御高説を、そして願わくばぜひこれが実現へ向けましての御所見を承りたいと存じます。どうかよろしくお願い申し上げます。  なお、本件につきましては、はえある八代商業学校の卒業生、あるいはかの終戦間際の目まぐるしい学制改革のさ中に学生生活を送られ、さらにはその流れをくみ、戦後見事復活した地元の名門八代第一高等学校の卒業生として、かつて英才の誉れ高く、その令名をうたわれた俊英、そしていままた当八代市議会で盛んに御活躍中の中村保君、谷口一男君、宮本安信君の3議員も、母校にかかわる大事な問題としてその実現を願い、熱誠あふるる努力を傾注しておられますが、真摯なそのお姿に深い敬意を表しながら、念のため申し添えさしていただきます。  以上でこの質問を終わらせていただきますが、関連質問は質問席よりいたさせていただきます。(拍手する者あり)              (市長木村健一君 登壇) ◎市長(木村健一君) ただいまは徳田議員の教育、文化、経済のこういう広い視野からの格調高い論旨の御質問をつぶさに拝聴いたしたところであります。私も八代商業学校の後身ともいうべき八商学園の運営に関係をさしていただいておりますところの一員でございまして、深い感慨を覚えたところであります。  なおまた、顕彰につきましては、ただいま徳田議員も述べられましたように、同校の同窓会の会長であります宮本議員、あるいはまた中村保議員、また谷口議員、並びにそのほかの関係者の方々からも、いまの顕彰について伺っておりますし、執行部におきましても前向きに検討してまいりたいというふうに考えます。 ◆徳田義雄君 ただいま市長より御理解と共感、そして実現へ向けまして前向きの御所見を承りましたことは、同校卒業生や関係者はもとより、市民一同まことに感謝にたえないところでございます。  なお、八代商業学校の意義等につきまして若干敷衍させていただきたいと存じます。八代商業学校の沿革史がございますが、その中に昭和6年11月16日、聖上陛下八代宮御臨幸に際し、同宮境内において奉迎をなす。それから、昭和6年11月18日、帯山練兵場において3年生と2年生の一部40名、御親閲拝受の栄に浴す。昭和6年11月19日、聖上陛下御還幸あらせられるにつき、職員、生徒、宮地村鉄道沿線において奉送申し上げ、のち八代宮に参拝、一路平安御帰京遊ばさるるよう謹しみて祈願をなす、というのがございます。  それから、これは地元紙の夕刊でございますが、9月の7日でございます。その中に、「陛下歓迎は学校行事」、クエスチョン・マークがついております。「児童参加に教師ら反発、今月10日、広島県豊田郡安浦町で、天皇、皇后両陛下をお迎えして行われる第9回全国豊かな海づくり大会に、同町立三津口小など6つの小学校の5、6年生約370人が学校行事として参加することになり、地元の教育関係者や一部の父兄から、当日は日曜日で、天皇陛下の歓迎を学校行事でするのは、子供の教育権の侵害だと反発する声が出ている。学校側は町を挙げての行事なので云々と説明しているが、既に市民グループが県に抗議」、そういったことも載っておりました。  世の中の体制、思想、考え方、価値観、第一憲法そのものが変わっておりますから、昔と今をただ単純に並べて、あるいは比べてどうのこうのという筋合いでもありませんし、またここでそれを言うつもりもございません。ただ、最近よく二言目にはけじめという言葉が飛び出しますが、この問題もほかのいろいろな問題と同様、日本人として肩の力を抜いてじっくり考えてみる必要はあろうかと考えます。  ここで私が申し上げたいのは、人間の純粋さ、感動を呼ぶ心であります。忠君愛国とか、自由民主主義とか、時代時代によって大きく、あるいは多少変化を来すイデオロギー的なもののより以前のもの。そして、その純粋さとか感動というものは、非常にしっかりした強い人間を育てる原動力であります。  昭和6年11月19日に、八代商業学校生徒たちの行動、態度は、昔だったからそうしたというばかりでなく、そこに彼らの純粋さがあり、そういった環境の中で彼らは学び、成長を遂げていったすばらしい群像であったと思うのでございます。「教育とは、学校で習ったことをみんな忘れてしまった後に残っているものである」とはかのアインシュタインの言葉でございますが、何か迫ってくるものを覚えるのでございます。  なお、先ほどの広島・安浦町の行事は、私がきのう電話して役場に尋ねましたら、予定どおり小学生も参加して、滞りなく相済ませましたとのことでございました。  八代商業学校顕彰の碑、これは卒業生2206名の限りない郷愁と、学校、生徒たちのこの八代地域社会への偉大なる貢献に対する八代市民の報恩感謝の象徴であるばかりでなく、緑と水の潤う香り高い文教の町我が八代が、21世紀の未来へ向かって新しい時代の旗手、若人らを先頭に、全八代市民大行進の出発点でもあろうかと思うのでございます。  このような思いを込めまして、改めて衷心よりお願い申し上げ、御質問を終わらせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手する者あり) ○議長(松浦輝雄君) 以上で午前中の議事を終わり、午後1時まで休憩いたします。              (午前11時37分 休憩)          ────────────────────              (午後1時04分 開議) ○議長(松浦輝雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。          ──────────────────── △日程第1〜19(続き) ○議長(松浦輝雄君) 日程第1から日程第19までの議事を継続をいたします。中村和美君。(「しっかりいけ」と呼ぶ者あり)              (中村和美君 登壇) ◆中村和美君 自由民主党の中村和美でございます。本議員は、質問通告に従いまして5項目ほどお尋ねいたしたいと思いますので、執行部におかれましては簡単明瞭なる御回答をよろしくお願い申し上げます。  第1点目、二見地区の開発についてお尋ねをいたします。  御承知のように、二見地区は中心市街地から遠距離であり、その上山林の部分が多く、開発がおくれぎみで過疎的な状況となっており、何とか活性化を図らねばならないと日夜心を砕いているところでございます。つきましては、次の3点についてお尋ねいたします。  まず第1点は、教育キャンプ村についてでございます。  二見地区は山林に囲まれ、平野部が少ない地形になっておりますが、山林台地は緩斜面の部分が多く、いろんな開発の可能性を持っております。その台地の一画、二見本町の南西部に営林署の種苗圃約36ヘクタールの国有林がございます。この場所に清水の流れる渓谷やキャンプに適した平たん部もあり、また景観にもすぐれ、青少年の野外活動の場として非常に適した条件を備えております。  市では、昭和63年度から夏休みの一定期間、一部を借り受けて教育キャンプ村を開設され、好評を得ておられるわけでありますが、本議員はこの一帯を自然を生かしながら大々的に整備し、市民の自然との触れ合いの場、青少年の教育の場として開発してはどうかと考えております。  本議員は昭和62年6月議会においてもこの件を取り上げて質問をいたし、執行部から何らかの形で開発を図りたいとのお答えをいただいておりますが、その後この営林署種苗圃一帯の開発についてどのような検討を進められてこられたか、営林署等へはどう対応してこられたか、さらに、今後どのように開発を進めていかれるおつもりかお聞かせ願いたいと思います。  次に、二見海水浴場の整備についてお尋ねします。  二見海水浴場は本市唯一の海水浴場として、昭和40年代までには十数軒の休憩所が営業を行い、夏場の海の行楽地として、市内はもとより、県内外の海水浴客でにぎわいを見せておりました。しかし、時代の流れとともに衰微の一途をたどり、現在では休憩所がわずか3軒、開設期間中の入り込み客数が1000人から2000人足らずと、まことに寂しい状況であります。  その要因としましては、現代人の観光志向の変化等さまざまな問題があるかと思われますが、考えますところ、その最も大きな原因は、芦北地方などに新しい整備された人工ビーチと比較し、施設、その他の整備が進まず、客を受け入れる態勢になっていないことにあると思われます。  幸い市当局におかれては、対策として昨年度から海水浴客の潮干狩り事業を導入され、他所にはない、泳いで貝掘りのできる海水浴場として誘客に力を入れていただきましたが、これも効果も目に見えて上がったとは言えない状況であると聞いております。ここで抜本的な整備を行わない限り二見海水浴場は生き残れないのではないかと懸念されます。二見漁港の整備、生活排水路の整備などなどとも絡め、適切な、しかも早急な対策を講じられるよう要望するものであります。市当局の二見海水浴場に関する考え方、あるいは整備計画等お聞かせいただきたい。  本市観光の核としての日奈久温泉地域の整備、中でも埋立地の利用計画等進められている中で、その日奈久温泉とつながる人と自然との触れ合いの場としての二見海水浴場の再整備を重ねて要望するものであります。  次に、ゴルフ場についてお尋ねいたします。  最近のリゾート開発ブームや、勤労時間の短縮に伴うゴルフ人口の急増などに支えられ、いまや全国的にゴルフ場の開発が進められているところでございます。昨年では、全国に1600カ所のゴルフ場があると言われておりましたが、現在では造成、計画中を含めると約2000カ所を超えるとさえ言われております。本県におきましても、その影響が顕著にあらわれており、現在営業中のゴルフ場が約30カ所、造成中が5カ所、着工待ち17カ所、候補地が16カ所で、合わせて68カ所もの多くに達していると報じられております。  本市におきましては、数年前から地元の資本による二見ゴルフ場の建設が計画され、事業着手の前段である開発行為の申請が知事に提出されております。本県におけるゴルフ場開発に関する指導要綱によりますと、ゴルフ場の総面積は県土のおおむね1%が限度であると基本方針が打ち出されております。このような状況下にあって、数年も前から建設計画が立案され、着工が目前に迫っていることは、関係者の方々の先見の明があったものと感服をいたしておる者の一人でございます。  本市におきましては、市南部地域の活性化対策として、日奈久埋立地を含むリゾート開発や、温泉街とゴルフ場がタイアップしたオールシーズンのレジャー施設等の観光開発が必要であると本議員も考えております。 そこで、ゴルフ場建設が地域社会にもたらすメリットを挙げてみますと、1、娯楽施設利用税、法人税、固定資産税等の増収、2、キャディ、メンテナンス、ハウス内の営業職員等の雇用の増大、3、日奈久温泉とのパックによる宿泊客の増大、4、地場産品の販売拡大などさまざまな利益が考えられ、南部地区の活性化に大いに貢献するものと信じて疑わないものでございます。  しかし、その反面、開発に伴うデメリットもないわけではありません。開発に伴う出水やがけ崩れ等の防災問題、ゴルフ利用者の自動車の増大に伴う交通安全問題、薬剤使用による環境悪化対策、飲料水並びに農業用水の確保対策など、これもいろいろと重要なものばかりでございますが、開発に当たってはこのような災害や事故が起きないよう、開発事業者はもとより、行政指導面でも早目に配慮していただきますようお願いをいたしておきたいと存じます。  さて、そこで確認の意味を含めまして質問をいたします。1、ゴルフ場の名称とその位置。2、規模及び施設内容。3、総事業費。4、開発許可の日。5、工事期間。 6、オープンの時期。7、雇用人員。まず以上7項目についてお尋ねいたします。  次に、清掃センターの民間委託についてお尋ねいたします。  去る8月29日の朝日新聞では、「ごみ危機迫る過密東京」という見出しで、紙類の急増と家電製品など使い捨てによる粗大ごみが猛烈な勢いで急増し、また埋立地も三、四年で満杯になるなど、ごみ危機に当面している東京の実情が報告されていたわけでございます。このように最近テレビ、新聞等がごみ問題を取り上げるなど、ごみに対する関心力塙まってまいりました。全国各地を見回しても、排出されるごみの増大に対し大変苦慮している自治体が増加の傾向にあり、全国的な課題となっております。  当市におきましても、去る9月4日には熊本日日新聞で「八代市清掃センター、パンク寸前」という大きな見出しで、センターの実情が掲載されておりました。清掃センターでは、快適な市民生活を守るため職員が一丸となって頑張っておられますが、ごみの焼却処理が追いつかず、1000トンからのごみがストックし、対応に苦慮されておるとのことでございます。そこで、市においては、去る6月定例議会に焼却部門の民間委託に関する補正予算が提案され、決議されたところであります。  本議員はこれらに関し、次の3点についてお尋ねをしてみたいと思います。第1点、委託先は決定しているか。決定していたとすれば、その選定の経緯をお伺いしたいと思います。第2点、委託した後、ストックされているごみの焼却処理の計画はどうなっているのか。第3点、快適な生活環境を守るため、ごみの減量化計画も一方必要ではないかと思います。執行部とされては、市民への協力をどのように考えておられるかお伺いいたします。  次に、金剛橋歩道橋設置についてお尋ねします。  現在の金剛橋は八代南部地区と外港線を結ぶ大切な橋であります。この橋は正確にはかったわけではございませんが、長さが350メーター、幅が7メートル50センチぐらいで、その中には約70センチの歩道が左右に設置されています。車道は約6メーターぐらいであると思います。この橋を北原、三江湖、鼠蔵、葭牟田、北平和、南平和の6町内の小中学生は毎日登下校しているわけであります。小学生約160名、中学生約145名は危険と背中合わせに渡っているのが現状です。  朝の通勤時間ともなりますと、先ほど述べましたように外港方面や市内への通勤車両がふえ、ただでさえ狭い橋が混雑する次第です。いままで大きな事故もなく幸いと思いますが、これから先ますます生徒たちが危険にさらされるのは火を見るより明らかと私自身心配するわけであります。ただいま子供を例に挙げましたが、地域住民の皆様も同様であります。そこで、植柳橋のように歩道橋を設置する計画はないのでしょうか質問いたします。  以上でございます。再質問は再質問席にて行わせていただきます。              (市長木村健一君 登壇) ◎市長(木村健一君) 中村議員お尋ねの二見地区開発の基本的な考え方について私の方からお答えをいたします。
     二見地区の開発につきましては、市の総合計画の中でも東部山ろく開発と並びまして、この南部山ろく自然公園として位置づけまして、その開発計画について現在検討を進めているところであります。二見地区の開発を考えるに当たりましては、日奈久地区の観光開発と一体的な開発を考えているところでございます。  二見地区のレジャー施設としましては、これまで海水浴場があったわけでございますが、近年は八代市近郊において、海水浴場としての立地条件にすぐれ、また環境にも恵まれた大規模な海水浴場が整備されましたために、二見海水浴場の客数は大きく減少している状況であります。市としましては、本市ただ一つの海水浴場であり、多くの方々が楽しく利用できる海水浴場とするために、その対策をいろいろ検討しているところでございます。今後いろいろな問題を解決しながら二見海水浴場の再生に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。  一方、山地におきましては、御案内のように民間の地元資本によるゴルフ場の開発が計画をされまして、一日も早いオープンが期待をされているところでございますが、幸い今月の9月1日付で開発許可がおりまして、いよいよ工事着工となった次第であります。ゴルフ場の開設につきましては、市といたしましても大いに期待をしているところでありまして、二見、日奈久地域の活性化のみならず、八代市の活性化に大いに寄与するものと期待をしているところでございます。  次に、教育キャンプ村についてのお尋ねでございますが、二見台地開発につきましては、庁内職員によります南部観光開発プロジェクトチームを編成し、日奈久観光開発とあわせまして検討を重ねてまいったところでございます。そして、ただいま申し上げましたゴルフ場の隣にあります営林署の種苗地を中心として、家族及び青少年のための野外活動施設を内容とした、これは仮称でありますけれども二見レクリパーク構想を検討しているところでございます。  今後基本計画等の策定作業が必要でありますが、計画推進の前提条件であります水源の確保について、今年度テストボーリングを行いましたところ、まだ調査が完了をしておりませんけれども豊富な水源が確保できそうでございます。計画の具体化につきましては、営林署との協議や開発手法あるいはまた進入道路の整備など多くの問題もございますので、地元の御理解と御協力を得ながら段階的に解決し、計画実現に向けて鋭意努力をしてまいりたいというふうに考えております。  以上、中村議員お尋ねの3項目について基本的な考え方を申し述べましたが、これらの事業と日奈久の観光開発を関連づけ、一体化させることによりまして、より高い開発効果が生まれるものと考えている次第でございます。今後議員の皆様を初め、専門家など多くの方々の御意見もお聞きをしながら努力を重ねていく所存でございます。なお、詳細につきましては担当部長より答弁をいたさせますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 ◆中村和美君 市長の方から二見開発に3点まとめていただきましたんですけど、順次担当部長さんの方から、まずはキャンプ村の件、そして海水浴場の件、そしてゴルフ場の件と、順次お願い申し上げます。              (企画開発部長福島一君 登壇) ◎企画開発部長(福島一君) 教育キャンプ村の質問のうち、営林当局との交渉につきましてお答え申し上げます。  昭和61年12月に八代営林署長さんとの協議において、多目的利用の場としての提供を申し出、以来折に触れて要望いたしてまいっておるわけですけれども、中村議員さんの御質問にありましたように、昭和63年から夏休みの一定期間については教育キャンプ村の設置が許可され、今後の交渉の足がかりができているわけであります。また、昭和63年9月には、国有林の利用に関する要望を提出いたしておるところでございます。  しかし、開発を予定する場所が九州でも数少ない種苗圃という特殊な事情があり、用地の払い下げについては困難な面も考えられますので、レクリパーク構想などを含めて、関係資料を十分に整えた上で営林当局との交渉に臨む予定であります。以上です。 ◆中村和美君 先ほどテストボーリングの結果、市長触れられましたんですけど、私も非常に心配しておりまして、何度か地域開発課なんかお邪魔しましたところ、いまちょうどやってる最中で、水の量とか何かまだわかりませんというような意見でございましたもんですから、いまお聞きして非常に安心しましたんですけど、やはり野外キャンプ場となると水が一番大切でございますので、ぜひいまの積極的にそういうボーリングと推進お願い申し上げたいと思います。  それと、大分一帯をいろいろレジャー施設として市の方で開発計画されておるようでございますけど、この中に1つ、現在の3号線からキャンプ村までの道路というのが非常に狭うございまして、車が離合所を設けなければ頂上までというか、キャンプ場まで行けないというようなところでございますので、ひとつ具体的に何かそういうそのレジャー施設とともに道路拡幅等の計画はございますればお聞きしたいと思います。 ◎建設部長(中島義勝君) 自席からお答えします。  キャンプ村への道につきまして、いま議員おっしゃいましたように離合場所等の当然検討をしなきゃならないと思います。そういった意味で、キャンプ場の整備にあわせましてその辺の道路につきましては私の方でも計画をし、実施をしたいと思っております。以上です。 ◆中村和美君 ありがとうございました。後ほど取りつけ道路に関してはゴルフ場との関連もありますので、まとめて発言させていただきます。  次の海水浴の方お願い申し上げます。              (商工観光部長小嶋日出章君 登壇) ◎商工観光部長(小嶋日出章君) 二見海水浴場の整備についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、本市唯一の海水浴場でありながらも、近年におきましては観光ニーズの多様化や芦北周辺環境の変化に伴いまして、利用者が年間、近年は1000人に満たないような現状にありますことはまことに憂慮すべき事態であり、その抜本的対策を早急に講ずべく検討をいたしておるところでございます。  御案内のとおり、当海水浴場は二見漁業協同組合と密接な関係にありまして、地元海水浴場組合やあるいは二見漁業組合を初め、関係機関と十分に話し合いをいたしまして、その二見海水浴場海浜一帯に白砂等を投入いたしまして、人工的な整備をいたしまして、潮の干満にかかわりませず千客万来の夢を託しながらその実現に向けて鋭意努力し、具体的に取り組みたいと思っているところでございます。  なお、さしあたっての手法といたしましては、まずあの周辺の生活排水が海水浴場に流出しているというような現状にかんがみ、排水口を設置いたしまして、海水浴場から下方の方に、下流の方に流れるようにいたしたいとかように思っておるわけでございまして、次に非常にカキ殻が多いということでございますので、従来、カキ殻の解消につきましては海開きの前日におきましてブルドーザー等を使いましてカキ殼を除去しておるわけでございますけれども、なおそれにつきましても不十分な点がございますので、それらにつきましても砂等を投入いたしましてけがのないようにいたしたいとかように思っております。  それから、駐車場の不備でございますけれども、この駐車場の確保につきましても地元漁業組合と協議しながら立派な駐車場をつくっていただくというふうに思っている次第でございます。なお、やはり先ほど申しましたように漁協との絡みもございますので、地元の方とよく協議しながら抜本的な対策を講じ、その実現に向けてまいりたいと思っておりますので、どうか議員各位の御協力、それから御指導を賜りたく思っておりますので、よろしくお願い申し上げまして答弁にかえさせていただきます。以上です。 ◆中村和美君 御存じのとおり、いま二見の海水浴場というのは、唯一残された自然の、本当自然の海水浴場でございまして、芦北なんか行きますと人工ビーチとかいうことで人の手を加えておりますけど、まあ自然がいいのか悪いのかわかりませんけど、いまのとこお客さんには振り向いていただいていないというのが現状でございまして、もう余り自然にばかりこだわるよりもそういう面で、例えば今度二見漁港の整備も漁協の方から依頼もあっとりますし、そういう面で専門家を入れて検討されるような考えはございませんでしょうか。 ◎商工観光部長(小嶋日出章君) 自席からお答えいたしますが、やはり大規模的な海水浴場としますためには、芦北海浜公園等のこともございますし、それらにつきましてやはりいま議員御指摘のとおりやはりコンサル等も依頼いたしましてその整備を図るということも考えておりますので、その時点ではまたよろしくお願い申し上げたいと思います。  以上でございます。 ◆中村和美君 いままで一生懸命やってきていただいておりますけれど、時期的にもですけど、何かやはりそういう専門家と、そしてある程度市の財政が苦しい中ですけど、ある程度思い切った投資をしてやらなければいけないんじゃないだろうかなと思っております。  それと、海水浴場の沖がすぐアサリ貝の養殖場でございますもんですから、そういう漁協との話し合いも十分部長さん方御足労ですけどお話し合い、納得させた上で一日も早くまた昔のようにたくさんの遊びに、海水浴に来れる客の皆さんがなられるよう希望申し上げまして、次のゴルフ場の方へお願い申し上げます。              (建設部長中島義勝君 登壇) ◎建設部長(中島義勝君) それでは中村議員のゴルフ場問題についてお答え申し上げます。  二見地区にゴルフ場の新設の計画がありました後、諸手続の不備で着工が大変おくれておりましたが、このたびやっと着工の運びとなっております。  では、議員お尋ねの7点についてお答えを申し上げます。名称は八代ゴルフ倶楽部となっております。位置は八代市二見本町及び下大野町でございます。規模と施設の内容でございますが、総面積が83.7ヘクタール、施設は18ホールで、グリーンはダブルとなっております。パー72でございます。次に、総事業費でございますが、約29億円となっております。  次が開発許可の日でございますが、開発許可が平成元年9月1日付となっております。並びに農地転用の許可でございますが、これが平成元年9月7日付となっております。それから、工事の期間でございますが、着工が平成元年9月下旬、完工が平成3年3月の予定でございます。なお、起工式につきましては平成元年の10月1日の予定と聞いております。  次、オープンの日でございますが、平成3年の4月か5月ごろの予定と聞いております。次、雇用人員でございますが、約80名は予定をされておりまして、その内容としましてはキャディ40名程度、メンテナンス15人程度、ハウス関係で25人程度と聞いております。  以上でございます。 ◆中村和美君 八代ゴルフ倶楽部の概要並びに建設計画の内容が部長の答弁ではっきりいたしました。  9月1日付で待望久しかった開発許可もおりて、いよいよ10月1日には起工式も行われるというようなことでうれしい限りでございますが、そこで引き続き質問させていただきたいんですけど、まずゴルフ場と温泉が提携したゴルフパックの年間利用客、これは日奈久が温泉街でございますので、そういう年間利用客の予想人員、また、恐らく土産等地場産品、売られることと思いますので、土産等の販売品目にはどのようなものが考えられるか。それと、昨年完成した国道からゴルフ場までのアクセス道路の概要についてお尋ね申し上げます。              (建設部長中島義勝君 登壇) ◎建設部長(中島義勝君) お答え申し上げます。  ゴルフパックの利用状況と申しますか、予想でございますが、これは人吉の例を一応調べております。年間3000人程度、これは1つのゴルフ場ですね。年間3000人程度がパックで温泉旅館を利用しているということでございます。  次が地場産品の土産物でございますが、地場産品としましては当然二見地区にはブドウとかタケノコ、栗、またアサリ貝等もございますし、それから近くの日奈久のちくわ、これらが当然土産、産品として出てくるだろうと思っております。  次が二見ゴルフ場への進入道路の概要でございますが、市道名は二見9号線となっておりまして、延長が810メーター、道路の幅員が7メーターから7メーター50となっております。用地につきましては以前の名称でございましたグリーン開発の方から約9000平方メーター程度寄贈なされております。これに要しました工事費が9700万程度となっております。工事につきましては平成元年の3月末完成をいたしております。  以上です。 ◆中村和美君 先ほどの地場産品の土産物は、部長おっしゃいましたとおり二見というところは果実とか、そういうタケノコとか、非常に条件がよくて、またおいしい土地柄でございますので、ぜひそういう中に入れていただけたら、また地権者の方々も大分そういう生産者でございますので喜ばれると思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  それと、先ほどのキャンプ村と関連して後ほど発言すると申しました道路でございますけど、私考えているのはいまアクセス道路、二見9号線ですか、せっかくつくっていただきましたので、それからキャンプ場までは約1キロ4・500ぐらいじゃないかと思います。そういう6メーターぐらいの道路でもゴルフ場までのアクセス道路からまた、そしてキャンプ場までつくっていただければ大人の人たちはゴルフをそこですると。また、御婦人、子供さんたちはそういうレジャー施設で一日を有意義に過ごせるんじゃないだろうかと。そして、交通の便もよくなるんじゃないかと、これは要望でございますけど、かえさしていただきたいと思います。  ただいまの答弁でいよいよゴルフ場の姿が見えてまいりましたが、この工事が1つの事故もなく一日も早く完成し、たくさんのゴルフファンに利用していただき、地元二見はもちろんのこと、南部地域の活性化に大いに寄与することを祈念しまして、ゴルフ場についての質問を終わらせていただきます。  次、お願いします。              (市民部長吉村憲之君 登壇) ◎市民部長(吉村憲之君) それでは中村議員御質問の清掃センター委託の件についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、八代市におきましても排出されるごみの量は増加の一途をたどっており、この5年間、年平均4.39%、数量にして1239トンが年々増加してまいっているわけでございます。また一方、紙類や発泡スチロール、プラスチックなどごみの質の変化が急激に進み、さきの熊本日日新聞でも取り上げられましたとおり、清掃センターでは約1000トン絡みのごみがストックしている状況でございます。  これらを解消し、今後も増大するごみの量に対応するため、焼却部門の運転を民間委託することにいたしたわけでございます。  まず、簡単に委託のメリットを申し上げておきます。第1点といたしましては、市職員の勤務形態からでは、ごみの焼却稼働日数が約280日程度であるのに対し、民間委託した場合には、日曜、祭日もなく連続稼働いたしますので、それより年間約60日ぐらい焼却稼働日数を延ばすことができるわけでございます。第2点といたしましては、焼却運転を市職員のみで行った場合より約4700万円ぐらい経費節減となります。第3点といたしましては、経験豊富な運転技術によってあらゆるケースに適応した運転技術が発揮され、処理能力の向上、施設の耐用年数の延長などが図られるわけでございます。  それでは、御質問の第1点の委託先及びその選定の経緯についてでございますが、委託先は株式会社九州サニタリーメンテナンスと決定いたしました。この会社は現在の焼却施設を建設いたしました株式会社タクマの関連会社でございます。  この選定に当たりましては、まず従業員のストなどにも十分対応できる管理能力を持った企業でなくてはならないという観点から、主にごみ、し尿などの廃棄物処理施設の運転、維持管理に当たっております環境衛生施設維持管理業協会の会員の中から、しかも九州地区に受託実績を持つ4業者を選定したわけでございます。その4業者は川崎技研、九州サニタリーメンテナンス、重環オペレーション、日本鋼管環境サービスの4社でございます。この4業者に7月6日入札していただき、決定をいたした次第でございます。  次に、第2点の委託した後のごみ焼却処理計画についてでございますが、委託先の九州サニタリーメンテナンスは、8月10日、八代事業所を開設し、直ちに技術者が着任、9月1日には地元採用12名を決定、現在研修など行いながら準備の段階でございます。正式には10月1日から会社の方で運転に入りますが、現在ごみがストックいたしておりますので、日曜、祭日もなく連続運転を行います。したがいまして、10月と11月の2カ月間で日曜、祭日が12日間ございますので、以前より約1320トンの処理が可能となります。よって、年末、年始のごみの増加にも十分対応できるのではないかと存じます。  次に、第3点のごみの減量計画についてでございますが、ごみの減量化については今後検討を重ねていかねばならない大きな問題でございます。さきの朝日新聞の報道によると、東京都においてはオフィスなどから捨てられる紙類のごみや、粗大ごみの著しい増加により深刻な状況を示しており、ごみの有料化や料金値上げなどによってごみの総量抑制を行おうとしているような状況でございます。  当市といたしましても、ただ出てくるごみを焼却していくだけの姿勢ではなく、出てくるごみ自体の減量化を積極的に推進していかねばならない時期に来ていると思います。そのためには、まず低迷ぎみなリサイクルの活性化、資源再利用のための廃品回収の促進、さらには現在でも可燃物の中に多量の空き缶、空き瓶などが混入されており、分別収集の徹底など市民の協力を得るよう市報やチラシ、立て看板などによって積極的にPR活動を展開していきたいと存じます。  しかし、ただ市民の意識のみに訴えるだけでなく、費用の助成などの面についても調査、研究をする必要があるのではないかと存じます。例えば、生ごみを堆肥化する特別な容器でございまして、1年間の生ごみ消費量の能力が約3トンで、価格が8000円、これが2器要るのだそうでございまして、例えばこれらを購入する際、その半額を助成するとか、あるいは営業を目的としない団体の廃品回収活動に対し、幾らか助成してやるなど、いろいろな事柄があろうかと存じます。これらのことも検討しながらごみの減量化に努めていきたいと思います。  以上をもって答弁にかえさせていただきます。終わります。 ◆中村和美君 ありがとうございました。  なお、先ほど議員控室で我々冗談のように、ごみはたまるばってんにゃ、銭はたまらぬないと話しておったわけでございますけど、これからますます本当ごみがこれはたまる一方だと思いますけど、現在の施設そのものの整備等をどのように今後考えていられるか、具体的にございますればお尋ね申し上げます。 ◎市民部長(吉村憲之君) それでは自席からお答えいたします。  現在の施設は、既に建設から14年の歳月が経過し、大変老朽化も進んでまいっております。一方、ごみの量も今後さらに増加傾向にあり、ごみ質の著しい変化等も相まってまことに厳しい状況になってくるものと思います。したがいまして、これらに十分対応できる新しいすぐれた施設の建設に本格的に取り組んでいかねばならない時期に来ていると存じます。このため市といたしましても、現在調査研究を行うための委員会など組織体制を整えるよう現在準備をいたしておるところでございます。どうかよろしく御了承願います。 ◆中村和美君 ありがとうございました。  最後にですけど、ある市では職員さんたちが取り残しというですか、そういうごみ焼却の後こぼれたものをほうきとちり取りでとって、最後まできれいにしていかれると。それで非常に市民の皆さん方に好評だというようなことも聞いたことがございます。午前中のあれじゃございませんけど、職員の皆さん方の協力という面で一生懸命やっておられるようでございますので、そういう面も心がけられたらまた一段とすばらしい職員の皆さんができるんじゃないだろうかと要望申し上げます。  現在は、使い捨ての時代と言われるほど味気ない世の中になっておりますが、私も親でございます。子供たちには1つの物が2つにも3つにも利用次第ではできるんだと、こういうのを教えるのも我々親の務めじゃないかと思います。そういう面で一生懸命、市民もやはりなるだけごみを出さないように、また不燃物を出さないようにするのが務めではないかと思いますけど、どうぞ頑張っていただきたいと思います。  次、金剛橋の歩道橋お願いします。              (建設部長中島義勝君 登壇) ◎建設部長(中島義勝君) 金剛橋の歩道橋設置についてお答えいたします。  昭和63年10月の八代市内の主要道路の交通量調査によりますと、金剛橋上では自動車類が合計で7175台、その他と動力付二輪車合わせまして395台、自転車が493台、歩行者が1211名で、歩行者の数が図書館横の1452名、市役所前の1392名、古閑上町農協スーパー前の1231人と、これに続きまして4番目に多い歩行者の数を示しております。  金剛橋は橋長が314.5メーター、幅員が7.5メーターでございまして、幅員構成は車道が6メーターでございまして2車線となっております。また、両サイドに0.75メーターの歩道が設置されておりまして、全幅7.5メーターとなっております。  議員お尋ねの歩道橋の新設でございますが、幅員3メーターで架橋した場合の概算事業費を試算してみますと、下部工で3億円、上部工で3億円、合計の6億円が必要となってまいります。現在、八代・松橋間の広域農道の県道昇格につきまして関係町と期成会発足について準備を進めておりましたが、このたび関係町との了解も得ましたので、近く設立総会を行う予定を進めております。したがいまして、県道昇格後歩道橋新設に動くか、それとも他の手法による補助事業等がないかどうか、こういった問題等を今後の対応策として検討していかなければならないと思っております。  以上でございます。 ◆中村和美君 6億ぐらいかかるという大きな金額でございますので、これはもう要望にかえさせていただきたいと思いますんですけど、その小学生160名の中に約80名、そして中学生145名の中に約70名、半分ほどはやはり自転車通学生でございまして、小学生は特にしつけがよくて、橋の上は絶対に乗ってはいけないということで押して帰っておるようでございますけど、あそこのやっぱり歩道が狭くてですね、雨の日なんか1人が傘を差すともう歩道いっぱいに傘が広がりまして、例えばすれ違う場合でも、もう1人は道路の方へ回ってすれ違わなければいけないというような状況でございます。  それと、橋の欄干というですか、手すりというですか、あれが私がはかりましたら大体80センチから90センチぐらいの高さじゃないかと思います。とすると両方ありますので、例えば3百5・60メーターの橋だとすると、万が一真ん中まできたときに突風でも吹いた場合、小さな子供は傘差しておったりなんか、まあ雨の日なんかですけど、もしかすれば手すりも狭いし、川に落ちたり、また歩道を歩いて内側の方の車道へ風とともに吹き飛ばされたりというような状況も出るんじゃないだろうかということ。  それと、車道が6メーターぐらいで狭いわけですので、子供たちが自転車を押したり、歩いていくと、やっぱり5トン車以上の車がですね、中央線を、センターラインを越えて相手のところに割り込んで通ってるというのが状況でございますので、ましてやそういう雨風とか何かで緊急な場合は、これは自動車事故にも起こりかねないと私思いましたもんですからこの質問をさしていただきましたんですけど、どうぞ事故が、いま大きい事故がなくて幸いでございますけど、これはいつあるか、いまでもある危険性というのが非常にありますので、早目に、大事な人命が失われない前に市の方とされましても国、県と、どうぞよろしく御検討していただきたいと要望にかえさせていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。(拍手する者あり) ○議長(松浦輝雄君) 以上で議案18件に対する質疑並びに一般質問を終わります。          ──────────────────── ○議長(松浦輝雄君) お諮りいたします。  ただいま質疑を終わりましたもののうち、議第60号から議第62号までの3件については、委員会付託を省略したいと思います。これに異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松浦輝雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  本3件について討論を行います。  討論ありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松浦輝雄君) 別になければ、これより採決いたします。  議第60号から議第62号まで、すなわち  平成元年度八代一般会計補正予算・第2号、  八代市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例、及び  八代市国民健康保険税条例の一部を改正する条例  の3件に係る専決処分については、これを承認するに賛成の諸君の挙手を求めます。              (賛成者 挙手) ○議長(松浦輝雄君) 挙手全員、よって本3件は承認するに決しました。          ──────────────────── ○議長(松浦輝雄君) 委員会付託表などを配付させます。              (書記、委員会付託表を配付) ○議長(松浦輝雄君) 議第52号から議第59号まで、議第63号から議第65号まで、及び議第69号から議第72号までの議案15件については、ただいま配付いたしました付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託いたします。          ──────────────────── ○議長(松浦輝雄君) 次に、ただいま配付いたしました請願文書表のとおり、請願・陳情9件を受理いたしましたので、付託表のとおり所管の常任委員会に付託をいたします。
             ──────────────────── △休会の件 ○議長(松浦輝雄君) 次に、休会の件についてお諮りいたします。  委員会開会などのため、明14日、16日及び18日から20日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(松浦輝雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。          ──────────────────── ○議長(松浦輝雄君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  明14日から20日までは休会とし、次の会議は21日午後2時に開きます。  本日は、これにて散会いたします。              (午後2時01分 散会)...