第 7 議第66号・八代市
職員退職年金等支給条例等の一部改正について(質疑)
第 8 議第67号・八代市職員の
退職年金等の年額の改定に関する条例の制定につ
いて(質疑)
第 9 一般質問
────────────────────
・会議に付した事件
1.日程第 1
1.日程第 2
1.日程第 3
1.日程第 4
1.日程第 5
1.日程第 6
1.日程第 7 1.日程第 8
1.日程第 9 一般質問(1)田方初美君 (2)中村 保君
1.休会の件(9月14日、16日、17日、19日及び20日)
────────────────────
・出席議員及び欠席議員の氏名
(1)出席議員(32人)
1番 西 村 龍 君 2番 前 田 慧 君
3番 松 本 元 善 君 4番 井 上 公 一 君
5番 宮 本 安 信 君 6番 加 藤 忠 昭 君
7番 小 薗 純 一 君 8番 田 方 初 美 君
9番 三 渕 藤 利 君 10番 松 浦 輝 雄 君
11番 中 村 和 美 君 12番 小 島 吉 生 君
13番 石 本 義 雄 君 14番 徳 田 義 雄 君
15番 友 田 昭 一 君 16番 吉 崎 十四喜 君
17番 犬 置 萬太郎 君 18番 松 永 久 彦 君
19番 谷 口 一 男 君 20番 湯 野 晃 君
21番 井 山 九洲男 君 22番 増 田 文 雄 君
23番 田 中 靖 二 君 24番 中 村 義 一 君
25番 中 村 保 君 26番 岡 川 忠 臣 君
27番 沖 田 忠 勝 君 28番 福 田 富 雄 君
29番 増 田 行 夫 君 30番 的 野 司 郎 君
31番 浦 川 博 邦 君 32番 前 田 秀 康 君
(2)欠席議員(なし)
────────────────────
・説明のために出席した者の職氏名
(1)長 (2)収入役
市 長 木 村 健 一 君 収 入 役 橋 本 三 郎 君
助 役 沢 秋 利 君 (3)
教育委員会
市長公室長 百 崎 素 明 君 教 育 長 渡 速 君
秘書課長 浜 学 君 教 育 次 長 山 田 久 雄 君
総務部長 山 本 茂 利 君 庶 務 課 長 沖 田 一 之 君
財政課長 西 永 和 夫 君 (4)監査委員
市民部長 原 口 二 郎 君 委 員 萩 本 静 夫 君
経済部長 清 水 義 光 君
建設部長 増 見 豊 彦 君
福祉事務所長 岩 間 浩 一 君
────────────────────
・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名
事 務 局 長 蓑 田 美 昭 君 次 長 赤 星 良 輝 君
参 事 田 中 昭 則 君 主 査 中 野 久 君
主 査 松 山 俊 哉 君 主 任 穂 田 一 行 君
主 事 桑 崎 雅 介 君
────────────────────
(午前10時07分 開議)
○議長(増田文雄君) これより本日の会議を開きます。
────────────────────
△日程第1〜9
○議長(増田文雄君) 日程第1から日程第8まで、すなわち議第57号から同60号まで、及び同64号から67号までの議案8件を一括議題とし、これより本8件に対する質疑、並びに日程第9・一般質問を行います。
通告により順次発言を許します。
田方初美君。
(田方初美君 登壇。拍手する者あり)
◆田方初美君 皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
自由民主党所属の田方でございます。通告の順序に従いまして随時質問をさせていただきます。執行部の方でも簡潔明快なる御答弁をよろしくお願いいたします。
初めに、第1点の新幹線建設の対応についてお尋ねいたします。
新幹線の建設については、今日まで着工の順位、時期、構造、財源措置をめぐっていろいろと論議されてまいりましたが、一応の結論として、東北、北陸、九州ともに部分着工となり、構造も既設のものと異なった型でつくられることになったようであります。そして、九州については、八代・鹿児島間の部分着工となり、順位は4番目になったと聞いております。また、財源措置については、自治団体の負担は47.5%という運輸省案が示されております。また、新幹線を建設するために、在来の鹿児島本線のうち、八代・川内間が廃止になるという報道もなされております。
このような状況に対し、市長とされてはどのように受けとめられ、どのような対策をとられるつもりであるかをお尋ねいたします。
次に、第2点の八代高専の
バイオ科増設についてお尋ねいたします。
近く八代高専にバイオテクノロジーに関する学科が増設されると聞いておりますが、これは地元にとって高等教育の充実による人づくりと、農業や水産業の振興に大きな役割を果たすものとして非常に喜ばしいことと思います。ところで、この学科増設はいつごろ確定し、生徒採用が何名ぐらいでできることになるのか。また、地元の産業発展にどのような好影響を及ぼし得るのか、2点についてお尋ねいたします。
次に、第3点の
県民文化祭の実施についてお尋ねいたします。
熊本県では、初めての
県民文化祭が八代市で開かれることになり、去る9月8日、その盛り上げのための市民のタベが厚生会館で開催され、私も出席いたしました。この催しは、ホールに入り切れず、ホワイエのロビーで
モニターテレビを見る人もあったほどの盛況ぶりでありました。
今後10月23日からの本番に向かって、市民と一体となってぜひ成功させなければなりませんが、例年行われている
市民文化祭や
県民芸術祭との関連はどうなるのか、また、これからの取り組みについてお尋ねいたします。
次に、第4点の教育施設及び
学級編制基準日についてお尋ねいたしたいと思います。
皆さん方御承知のように、青少年を取り巻く現在の社会は、科学技術の進展や情報化、国際化の進展など、政治、経済、文化の多方面にわたり、広範かつ急激に変化しながら、新しい21世紀の時代を迎えようとしております。私たちの生活も飛躍的に向上し、豊かになってまいりましたが、反面多様化する価値観と混迷の度を深める社会にあって、教育は青少年の非行や昨今の校内暴力、家庭内暴力、いじめなど陰湿をきわめ、今日の社会問題まで発展いたしております。このようなとき
市教育委員会におかれましては、都市機能の人間化、起こせ八代アーバンルネッサンスと、魅力と活力に満ちた人間味あふれる新しいふるさとづくり、生涯学習に邁進され、住民、児童、生徒の心身の健康をはぐくむべく、その環境づくりに御尽力されていますことに衷心より敬意を表するものであります。
そこで、通告いたしておりましたように、第1点といたしまして、現在の小中学校におきまして
プレハブ教室で授業されている学校名をお示しください。第2点といたしまして、熊本県における
学級編制基準日は何月何日であるかの2点をお尋ねいたします。
次に、第5点の
伝染病隔離病棟及び跡地問題についてお尋ねいたします。
まず、御案内のようにこの施設は、
八代広域行政事務組合という独立した法人で、しかも組合議会という議決機関があり、私も構成議員の一人で、木村市長は当行政機関の筆頭理事であり、また広域議会は10月上旬開催予定されているということで、本市議会での発言は場所違いではないかと考えるものでありますが、当敷地が市有地という関係で発言させていただきたいと思いますので、あらかじめお断りをさせていただきたいと思います。
御承知のように、
伝染病隔離病棟は、私どもの住む松高校区の中心地に位置し、その敷地は3151平方メートル、坪数955坪の敷地でございます。また、病棟問題につきましては、広域議会におきましてもこの数年来何度も慎重に審議され、本議員も幾度かお尋ねしたことがございます。本年度4月11日の
臨時広域議会において、
熊本市民病院に診療委託をお願いする規約締結が議決されました。
そこで、第1点として、その後受入先予定の熊本市において、聞くところによりますと、6月
定例熊本市議会において
受入規約制度を議決され、7月1日付をもって診療委託がなされておると聞き及んでいるが、どのような結果になっているのか、まずお尋ねいたします。
第2点として、
熊本市議会で受け入れが議決されているということでありますならば、この老朽化した建物の今後の措置については、当然八代
広域事務組合で決定すべき問題でありますが、近い将来建物が解体された場合、跡地の利用についてはどのようにされるか、何か利用計画などの考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
次に、第6点、
イグサ振興についてお尋ねいたします。
八代農業は御承知のようにイグサを主作物として日本一の生産を誇る今日を築いています。昭和61年度国の統計資料によると、原草、畳表の粗生産額で128億円に達し、八代市全体の農業粗生産額236億円の54%を占めています。栽培面積は2000ヘクタールで、全国7300ヘクタールの27%と、名実ともに日本一にふさわしい産地形成をなしております。
しかしながら、近年中国を主とした外国産イグサ、イ製品の
輸入増加等外圧の影響も大きくなりつつあります。農家個々においても、この厳しさを乗り越え、勝ち抜くために品質の向上を目指して努力をしていますが、市行政の指導に負う面も大きいと思います。したがって、次の3点についてお尋ねをいたします。
第1点は、八代市における今後の
イ業振興対策の指導体制についてお伺いいたします。イ業振興の中で、大きく分けると生産対策と
流通販売対策がありますが、現在行政としてどのような体制で指導をしておられるか執行部の答弁をお願いいたします。
第2点は、八代駅前の宣伝についてお尋ねいたします。現在、JR八代駅構内に小さなイグサの宣伝がありますが、乗降客にはほとんど目がつかない状況にあります。現在、日本一の生産を誇る八代地方に設置された八代駅にしては、余りにもお粗末で、人目につかないと思います。そこで、本議員は日本一の生産地にふさわしい大きな人目につく看板を一日も早く設置してほしいと思いますが、執行部の答弁をお願いいたします。
第3点といたしまして、八代の
イグサ産業は日本一を誇る八代農業の基幹作物であり、イグサなくして八代農業は存在しないと言っても過言ではないと思います。イグサがここまで成長してまいりました過程には、行政の指導が大変大きいと評価をいたしております。この場をおかりいたしまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。
しかしながら、イグサを取り巻く社会情勢は、先にも申しましたように厳しさを増しています。このような中で生き残りをかけるには、生産農家の研究努力はもちろんでございますが、行政の指導に負う面も多うございます。現在、指導機関として農政課がありますが、係として農政、農産、畜産と、3係があります。本議員は特産イグサに専念できるイ業係または特産係を設置してほしいと思いますが、執行部の御答弁をお願いいたします。
なお、再質問は発言席からいたしますので、よろしくお願いいたします。
(
市長木村健一君 登壇)
◎市長(木村健一君) まず、新幹線についてお答えをいたします。
田方議員のお説のとおり、九州新幹線につきましては、博多・鹿児島間のうち、八代・鹿児島間に新しい路線を敷きまして、さしあたり狭い軌道を敷いて、時速200キロの
スーパー特急を走らせることになり、着工順位も先ほど御指摘がありましたとおり、実質4位に決まったわけであります。八代市としましては、将来への第1歩としてそれなりの評価はできますものの、第4位になったこと、それからまた
九州全線着工にならなかったことについてまことに残念であります。また、特に財源措置について、地元負担は自治省が示しましたように最高10%が限度であるというふうに考えております。今後、事態の推移を十分見きわめながら県と連携を密にしまして、博多までの全線着工を含めて陳情を続けてまいりたいというふうに考えております。
なおまた、
在来鹿児島本線の廃止につきましては、八代以南よりの通勤、通学を初め、一般旅客の導入に直接影響が出ますので、絶対反対の立場をとっていきたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、今後の展開を十分見きわめながら必要な対策を講じてまいりたいというふうに考えております。
以上、第1点についての答弁にかえさしていただきます。
◆田方初美君 ただいま市長の答えでよくわかりました。
八代・鹿児島間の着工時期について、もう少し
公室長あたりより詳しくお願いを申し上げます。
(
市長公室長百崎素明君 登壇)
◎
市長公室長(百崎素明君) 整備新幹線の着工時期についてのお尋ねでございますが、基本的にはただいま市長の方からお答えを申し上げました範囲を出ないと思いますけれども、少し詳しく申し上げますと、大変厳しい状況でございまして、大蔵省としてはそれぞれの順位に従ってリレー方式と申しますか、1つの区間が終わりましてからそれに次いで次の区間に入るというようなことが示されております。しかしながら、私どもといたしましては、一刻も早く早期に着工をしていただくということを強く希望をいたしておるわけでございます。
なお、難工事地区、工事の非常に難しい地区につきましては、なるべく早く着工を並行してやるというようなことが示されております。八代・鹿児島間につきまして、トンネルで走るという部分についてそういう期待が持てるわけでございますので、私どもとしては今後そういったことを含めて早期着工に向かって陳情を続けてまいらなければならないというふうに思っております。ただいまのところその辺が必ずしも明確ではございませんが、今後の推移を見守り、県と一体になって早期実現に向かって努力を重ねてまいりたいというふうに考えておりますので、御了承いただきたいと思います。
◆田方初美君 ただいま市長及び公室長の答弁でよく理解いたしたところでございます。
何を申しましても、この新幹線の建設ということは、県南の交通整備の拠点といたしまして、八代市が今後発展するため大変大事なものではなかろうかと考えるわけでございます。また、在来線の鹿児島本線の廃止につきましても、先ほど市長よりお話もありましたように、通勤並びに学生の通学、旅行者の利用というのに直接影響がございますので、いまおっしゃられましたように存続に一生懸命頑張っていただきたいというふうに考えております。今後とも市長初め執行部の皆さん大変お疲れのこととは思いますが、どうか一日も早く実現できますようお願いいたしましてこの件は終わらせていただきます。
次をお願いいたします。
(
市長木村健一君 登壇)
◎市長(木村健一君) 八代高専に
バイオ関係の学科を増設してもらうことにつきましては、これまで御承知のように議会及び学校と一体となりまして国に対し陳情を続けてきたところでありますが、おかげをもちましてこのほどほぼ内定の段階に達することができるようになったわけであります。既に文部省の省議並びに自民党の文教部会では決まっておる模様でありますけれども、これからは64年度の国庫予算に組み込まれるための段階に入るわけであります。したがいまして、確定後は昭和64年度から生徒40名が採用されることになるわけであります。
また、地元の産業発展のかかわりにつきましては、
高度技術導入による農家の発展を図る上で、産・学・官一体の実が上がりますよう学校側とも協議をしまして、知識、技術の交流が図られるよう私ども努力をしてまいりたいというふうに思っております。
以上、私の答えといたしますが、
県民文化祭及び細部についてのお尋ねは担当部長よりお答えをいたさせます。どうぞよろしくお願いいたします。
◆田方初美君 ただいま第2点の高専の
バイオ関係についていま市長より答弁いただいたわけでございますが、ただいまの答弁によりますと、64年度より40名の生徒数をもって授業がなされるということで、これらにつきましては農業団体並びに
水産業団体及び諸関係の皆さん方、さぞかしこの報告をお聞きになれば喜ばれるのではなかろうかと考えるものでございます。こう言っております本議員自身も農業者でございます。農業者の一人として、そしてまた一議員といたしまして市長初め執行部の皆さん方の御尽力に対しまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。どうか今後ともよろしく御指導、御協力のほどをお願い申し上げます。
これでこの件を終わりまして、次お願いいたします。
(
市長公室長百崎素明君 登壇)
◎
市長公室長(百崎素明君)
県民文化祭についてお答えを申し上げます。
まず、お答えを申し上げます前に、お尋ねの中にもございましたようにこの
県民文化祭を盛り上げるために9月の8日に市民のタベを開催いたしましたわけでございますが、予想を上回る盛況ぶりでございまして、非常にさい先のいいスタートを切ることができたというふうに思っておりまして、これはひとえに皆様方の御協力のたまものだというふうに存じ、心から御礼を申し上げる次第でございます。
お尋ねの第1点でございます
県民文化祭と八代市の
市民文化祭との関連はどうなるのかという点でございますが、
県民芸術祭は熊本市をほぼ中心といたしまして過去に30回ぐらい実施されておるわけでございますが、この
県民芸術祭の
メインイベントとしてこの
県民文化祭・八代を開催するというような位置づけになっております。それから、例年実施いたしております八代市の文化祭は、11月の上旬に例年どおり実施されるというような次第になっておるわけでございます。
それから、この
県民文化祭・八代に対する取り組みでございますが、まず地元の各文化部門、グループの方々を中心に、
実行運営委員会というのが組織されておりまして、この皆さん方を中心に練習あるいは受け入れの諸準備が整えられるということになっております。また、私どもこの市の庁内では、役所の中では各行事ごとに担当者、責任者を決めまして、さらに県の担当でございます
県文化企画室、企画開発部の中にございますが、この当局と連携をとりましてすべてのことを取りまとめていくというふうに考えております。特に、これから新聞、テレビ、その他の報道手段をもちまして、一人でも多くの皆様方がこの
県民文化祭に市内外から御参加いただけますように周知徹底方を期したいというふうに考えておるわけでございます。
以上、お答えといたします。
◆田方初美君 ただいまのお答えで、この
大型イベントに取り組まれる意気込みについては非常によくわかったわけでございますが、非常にたくさんの行事がございますので、何を目玉としておられるのか尋ねたいと思いますので、一言お願いいたします。
◎
市長公室長(百崎素明君) 重ねて
県民文化祭につきまして、たくさんの行事の中で何を目玉にしておるかというお尋ねでございますが、御指摘のとおり協賛事業を含めまして、細かく分けますと30行事ぐらいになります。
それぞれの部門において一生懸命
受け入れ態勢、練習をなさってくださっておりますので、何が目玉かということは非常に申し上げにくいんでございますが、こういう形でなければ実施できない大型の行事に限ってあえて目玉として取り上げますと、まず亀蛇あるいは獅子、それに吹奏楽、それを交えました市内の
オープニングパレードというのを23日に実施をいたします。続いて、総合体育館で、従来とは趣の変わった開会式を、亀蛇とそれから獅子の舞、太鼓の競演、社交ダンスあるいは
ジャズダンスといった新しいものを含めた行事をその開会式の前後にアトラクションとしてつけ加えてやるオープニングセレモニー、これが1つの大きな行事だというふうに考えられると思います。
それから、松井神社に舞台を仮設いたしまして、京都から人間国宝でいらっしゃる方をお呼びして狂言、創作狂言「彦市ばなし」というのをやりますと同時に、地元の能楽愛好家の方々による能一番を実施いたします薪能、それから御存じの
鈴木健二先生をお呼びして
文化シンポジウムを開催いたすことにいたしております。26日だったと思います。
それから、
アーケード街を1つの大きな美術館というふうに見立てまして、県内、市内から200点の絵画を募集いたしまして、それをショーウインドーに飾るという
タウンギャラリー。それから、一番おしまいの30日に彦一を主題といたしました演劇、それから舞踊、それから合唱、そういったものを
グランドフィナーレという形で厚生会館で実施をするというようなものが、あえて申し上げますと大きな行事だというふうに思います。
行事につきましては、行事の内容につきましては先ほども申し上げましたように、パンフレットをつくり、いろいろな報道機関を通じてその内容についてもひとつ周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えておりますので、皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げましてお答えといたしたいと思います。
◆田方初美君 ただいまのお答えで大体理解することができました。
何を申しましてもこの
県民文化祭は第1回目ということでございます。先ほど申しましたように、私市民のタベという、開催されたわけでございますが、それに出席させていただきました。その折、私の隣に3名ほどの人がおられて一生懸命にメモをしておられました。そこで何をメモしておいでだろうかなと思いまして、何をしよんなっとですかということで私尋ねましたところ、実は私どもは玉名の市役所の職員でございますと。来年度この
県民文化祭を予定がされておりますので、その勉強に来ましたということで、それぞれの市町村の皆さんがこの八代市の第1回のこの行事を見ておられるのではなかろうかと思うわけでございます。
したがいまして、今後熊本県下各地で引き継がれていく最大のイベントでございますので、どうか大成功に終わられますように各種文化団体の方と連絡を密にされまして、よかったなあというふうに終わっていただきますよう、大変関係諸氏の皆さん御苦労かと思いますがよろしく私からもお願いいたすところでございます。
これでこの件終わりまして、次をお願いいたします。
(教育次長山田久雄君 登壇)
◎教育次長(山田久雄君) 教育施設及び
学級編制基準日について2点のお尋ねをいただいております。
まず、小中学校の
プレハブ教室についてでございますが、その設置校は小学校におきまして5校でございます。学校名は、松高、麦島、高田、金剛、昭和の各小学校でございます。また、中学校におきましては1校、学校名は第1中学校でございます。
次、第2点目、
学級編制基準日についてでございますが、小中学校の学級編制につきましては、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、これに基づきまして実施をいたしておるところでございます。現在1学級の児童生徒数は、小学校の1年生、2年生、3年生までは40人、その他は45人で編制をしておるところでございます。その学級編制の基準日となりますのが、5月1日でございます。以上、終わります。
◆田方初美君 ただいま
プレハブ教室について答弁いただいたわけでございますが、次長さん、いつから
プレハブ教室になったかというのを一言お願いいたします。
◎教育次長(山田久雄君) お答えいたします。
その設置をいたしました時期でございますが、松高小学校は昭和62年度、麦島小学校は昭和63年度、高田小学校は昭和59年度、金剛小学校は昭和63年度、昭和小学校は昭和55年度、第1中学校は昭和59年度から設置をいたしております。
◆田方初美君 ただいまお答えいただきましたが、施設の整備は恐らく条件の整ったところから、急を要するところから順次整備をされていると思いますが、この件についてはいかがなもんでしょうか。
◎教育次長(山田久雄君) ちょっと
プレハブ教室の歴史と言いますか、これまでの経緯をちょっと申し述べますと、
プレハブ教室というのは昭和50年代の前半、これはそれぞれ学校の校舎の改築がありました。その校舎の改築の一時的と申しますか、暫定的な校舎としてやっておったわけですが、50年代後半になりますと各学校の学級数が増加をしてまいりまして、その増加に対応して設置をしておったというような状況でございます。
なぜ、こういうふうな
プレハブ教室が生じたかということを考えてみますときに、校舎改築に当たっては、当然のことながら将来の学級数の予測というものをやって計画をしておったわけでございますが、御存じのようにこの10年間の社会情勢の変化ということは、やはり市中心部の学校の生徒児童数というものは減少傾向でございますし、周辺部の学校におきましては、やはり逐次増加の傾向というようなものを示しております。
それと反面、50年代は学級編制は1学級は45人、それが60年代は40人ということでいま学年進行でやって、いま3年生までやっておるわけでございますが、そういうこと等からこれが原因で教室の不足を生じてきたというふうに考えておるわけでございます。その対策として、
プレハブ教室をつくってきたわけですが、やっぱり既設教室の中のやり繰りをやりまして、可能な限り
プレハブ教室は生徒、児童の使用時間の少ない特別教室をもって充てるように配慮をしておるところでございます。
それで、今後はどうかというようなお尋ねでございますが、これからやっぱり小中学校の児童生徒数の推移を十分考えて、これからまいります40人学級との対応、これを含め、それぞれの学校の未改築の校舎の状況あるいは建物を建てますその敷地との絡みの中で、財源としての補助金あるいは起債その他有利な財源の確保を図りながら、やはり条件の整ったところからやはり解消に努めていきたいとそのように考えております。
◆田方初美君 ただいまのお答えで大変理解いたしているところでございます。
そこで、教育長にお尋ねいたしますが、子供さんたちが
プレハブ教室で授業を受けているわけでございます。そこで、教育長さん、子供になったつもりで御所見等を述べていただければ幸いかと思いますので、よろしくお願いいたします。
(教育長渡速君 登壇)
◎教育長(渡速君) 子供になったつもりでお答えいたしますが、まことにじくじたるものがございまして胸の痛みを覚えます。
本来ならば全部同じ条件で、良好ないわゆる快適な環境の中で教育を進めるべきでありますが、先ほど次長がるる御答弁申し上げましたように、学級定数の問題、45名から40名へとそういった経過もございまして、若干普通教室に不足を来すと、非常に遺憾な状態ができたわけでございます。四季折々に大変子供には不便をかけておるわけでございまして、早急にそれらの環境を改善いたしまして、良好な環境のもとで学習が展開できるようにこいねがうわけでございます。
これも先ほど次長が申しましたように、いろんな問題点もございます。しかし、これを見過ごすわけにはいかないわけでございまして、我々も深刻に受けとめて考えております。今後の児童、生徒の推移、それから40入学級への移行、そういったようなことを十分検討を加えまして、大体八代市の各学校の適正規模、どのような展開を示すか担当の方で十分検討をしております。全市的視野に立って今後の推移を推察しながら、先見性をもって対応していきたいとこのように考えております。御了承いただきたいと思います。
◆田方初美君 私は、教育長さんには
プレハブ教室で授業をしている子供になったつもりでというような気持ちで申し上げたわけでございますが、それはそれでようございますが、もういまさら私が申すまでもなく、このプレハブで授業している子供は大変でございます。
実は、私も7月の上旬ごろでございましたか、どういうもんであろうかということで
プレハブ教室に行ってみました。そして、そのとき行くばかりでは何だからということで温度計を持って行きました。そして、温度計を持って後ろから入ったわけでございますが、こうして見てみましたところ何と39度でございました。とてもじゃなかがですね、これは授業のできるようなことじゃございません。子供さんたちもこうして見てみますと汗が出てですね、ぼうっとしとっとですよ。
それで、ある子供さんに授業が終わりましてちょっと聞いてみましたところ、どぎゃんね、この中での勉強は。おじちゃんて、これはどうしてんこのような場所で勉強するというのは私どもはすかんて、はよあっちへつくってくださいよというようなことをですね、子供も言っとるわけですよ。そこで、本当にこれは大変だなと私思いまして、本日この一般質問をしたわけでございます。
先ほど来次長さんあたりからもいろいろと話をお聞きしました。その事情はよくわかります。しかしながら、やはり施設の充実の順序というのがやっぱりあろうかと思うわけですよ。それにつきましては、まずプレハブの教室を解消するのが私は第1番じゃなかろうかと思うわけです。その後いろいろな体育施設とかですね、いろいろなもろもろの環境整備とかあろうかと思いますので、それぞれその学校、地区において出生率とか、近隣の住宅の増加率とかがございまして変わってくるとは思いますが、先ほど年数を聞きましたところ、昭和55年あたりから既にプレハブのところもあるし、それから59年、62年というふうにですね、既に相当の経過をたっておるわけでございます。
したがいまして、大変市長並びに教育長さんいろいろな御心配等もあろうかと思いますが、この問題につきましては、御承知のように八代市PTA連絡協議会、小中学校の26校でございます。会員数1万4744名おります。この皆さんが
プレハブ教室の解消をと叫んでおりますので、どうかそのあたりの意を酌んでいただいて、一日も早くこのようなことがないようにお願いを申し上げまして、次に移りたいと思います。
(助役沢秋利君 登壇)
◎助役(沢秋利君) 田方議員の第5番目の問題につきまして──
◆田方初美君 もうちょっと忘れておりました。どうも済みません。あの学級編制の基準日についてをちょっと私忘れておりましたので、一言申し上げさせていただきます。
ただいま学級編制の基準日についてお答えをいただきましたわけでございますが、ここに私ある地方紙の新聞紙の記事をちょっと読ませていただきます。今年、熊本市立麻生田小学校宮原一馬校長742人の新入学児童数は120人ちょうどであったと。4月11日の入学時期で定員いっぱい40人ずつの3クラスの編制が発表された。ところが、式典終了後になって
市教育委員会からの連絡で、1年生が1人転入してくることが判明。学校側は学級数を4クラスにふやすことを決め、翌日新しい組分けを発表したと。入学式で1年2組と言われたので、子供のランドセルから教科書、ノート、持ち物まできちんと学年、組、名前をマジックペン等で書いてやったのですよ。なのに、翌日学校に行ったら別の組になっていた。子供にとっては初めてのランドセル、教科書だったのに、最初から汚く書き直すことになってしまってと、ある新入児童の保護者は憤慨すると、このような新聞記事が出ておるわけでございます。
また、極端に申しますれば、4月の、いま私読み上げましたように4月の12日に入学して、明くる日に、4月の12日に1年1組だったと。そして明くる日に1年2組に変わったと。ところが、また5月1日までの間に変更があれば今度は1年3組に変わったと。このようにしてころころころころ組が変わるわけでございます。したがいまして、このように組がころころ変わることにつきましてですね、教育長さんにお尋ねいたしますが、このような変わることにつきましてどのようにいまお考えでおられるか、一言御意見等をいただければ幸いかと思いますので、よろしくお願いします。
(教育長渡速君 登壇)
◎教育長(渡速君) 学級編制の基準の問題でございますが、これも先ほど次長が申しましたように、学級編制及び教職員定数の標準に関する法律に基づきまして学級編制の基準日が定められております。これにつきましては、学級編制は県の
教育委員会の定めた基準に従がって市教委で行うことになっております。その結果を県が認可するとそういう手続をとるわけでございますが、その基準日につきましては施行規則第2条におきまして5月1日とすると、このようにとどめをさしてあります。
このよって来るところがいろいろな理由があるわけでございますが、4月1日基準日にするということは、非常にそのころは児童生徒の実数、実態がもう非常に変動が多うございます。流動的でございます。正確な安定期に入るのが大体5月1日と、そういうことからきているのではないかというぐあいに私は理解しております。なお、これに基づきまして教職員の定数が決定し、教職員を配当するわけでございます。
いま御指摘ございましたように、例えば例を申しますと、4月1日に81名おった。これは当然3クラス。ところが5月1日に異動がございまして、それが79名になった。そうすると定数割れでございますから3クラスの編制が2クラスになって、いわゆる5月1日の2クラスをもって学級編制の基準とすると、そのようなことになるわけでございます。もし、これを余計に教職員を採用し過ぎて配当しますと、その余った教員に対しての一切の費用は県単費負担となって、県としても膨大な費用を捻出せざるを得ないと、そういうことでその点は非常に慎重に、県の方では何名どこの学校は学級編制が可能なのであるか、実情につきましては詳細な調査をいたします。
特に、危険なぎりぎりの学校においては、全父兄に当たりまして、異動はありませんか、よそに転出する予定はありませんか、そういったことを確認して最終的に数を決定いたします。ところがぎりぎりのところは非常に危険でございますので、何人出ていくかわからないし、何人入ってくるかわからない。したがって、そこは一応学級押さえという措置をとります。81名だけれども1名の加減ではどうも危険だと、そういうところ。本来なら3クラスなんですけれども、1名の加減でもし出ていったら学級減になる。そういうところは一応押さえて3クラスを2クラスのところにしていく。5月1日現在の実数をもって職員を配当すると、そういうことになっておるわけで、これはそういった法に基づいた措置でございます。
このことにつきましては、新学期の児童生徒の入学、進級を迎えまして御指摘のように大変不安と緊張の中で登校してまいります。かつ児童生徒の数も非常に変動が激しゅうございまして、実数の把握はまことに困難という面もあります。このような状況の中で学級押さえという措置は不可欠である。と同時に、一方では教育的観点から御指摘のような問題点も生じてくるとそういった矛盾もございます。御指摘の趣旨は十分理解できます。そういった状況につきましては、今後十分説明していきたいとこのように考えております。そういうところで御了承いただきたいと思います。
◆田方初美君 いまの教育長のお答えで理解いたしたところでございますが、何を申しましても新入学早々組がえが二転三転ではちょっと子供に対する影響もあろうかと思いますし、まして学校といたしましても、ふえるのは臨時教員さんでも結構だろうかと思いますが、余った先生はあたは要らぬばいというのはなかなか大変ではなかろうかと思うわけでございます。
そこで、これは根本的に解決しなければいけないだろうと。基準日が法律で5月1日に決まっているから、しょうがなかたいということではこれはいかぬとではなかろうかと私は考えるものであります。法律というのは我々がつくるのでございますので。そこのところをやはり十二分に考えて事を運ばないといかないのではなかろうかということで、実は私も九州管内のですね、
教育委員会の様子を調べてみました。この資料は議会事務局の職員さんに大変お手数をかけまして調べていただいたわけでございます。
これによりますとですね、既に福岡県、長崎県、鹿児島県、これは
学級編制基準日が新入生の場合は入学式でございます。それから、在校生は終業式でございます。それからですね、宮崎県が4月の1日ですね、なっとります。したがいまして、これらの県におきましては、いま申しましたような問題は全く起こらないわけでございます。
鹿児島県ではですね、去年からそうなっておるそうでございます。
ここにちょっと資料がございますが、いままでは、去年までは、昨年度までは5月1日だったそうでございますが、去年よりどういう理由で鹿児島県は変えられたかと言いますとですね、これちょっと読ませていただきますが、学校現場や保護者の間からクラスが早く確定しないと子供も落ちつけないし、家庭訪問などの学校行事にも支障が出るといった教育的配慮からの不満が強く出されていました。国庫補助カットの問題も、実際のケースは少なくないだろうという判断で本年度から基準日を改めましたということで、このようにして国は国でですね、県は県独自の方法をとってやっているところもこうして既にあるわけでございます。
したがいまして、我が市の
教育委員会でですね、これをどうこうということはできないだろうと思います。そこで、教育長さんにおかれまして大変いろいろと御心配、御苦労もあろうかと思いますが、県の方にですね、こういう実情もあるので、熊本県も基準日の見直しをしてくれぬかというお願いをぜひともお願いしたいと思って私申しているところでございますので、どうかよろしくお願いいたします。
この件はこれで終わらせて、次に移らせていただきます。どうも済みませんでした。
(助役沢秋利君 登壇)
◎助役(沢秋利君) 5番目の御質問につきまして御答弁をいたしたいというふうに思っております。
先ほど田方議員の方からお話がございましたように、伝染病の隔離病舎等につきましては、
八代広域行政事務組合の所管にもなっておりますんでそのお許しをいただきまして、私どもが承知をしております範囲内での御答弁でお願いを申し上げたいというふうに考えておるところでございます。
この施設につきましては、先ほどもお話がございましたように、診療の委託について、従来、熊本の市民病院の方に委託をしようということで申し出をいたしておりましたが、6月の熊本市の定例議会でこれが決定をいたしまして、熊本市とそれから八代の広域行政事務組合との間に伝染病患者の診療に関する事務の委託に関する規約というのが施行になっております。したがいまして、7月1日から伝染病が発生した場合の患者の収容、治療等につきましては、熊本市の方で受け入れまして、そして治療するということに相なるわけでございます。
そのような関係等がございまして、お話の中にありましたようにあの用地につきましては3151平米と、病棟につきましては700平米というような建物が建っておりますんで、この建物等につきまして今後どのように処理をされるか、それから八代市と
八代広域行政事務組合との間に用地についての貸借契約が結ばれておりますので、この用地についてどのようなことになるのか。これは当然広域行政事務組合の方で御検討をいただきますし、また私どもとしましては、その結果を待ってあそこの利用その他等につきましての対応を検討を重ねていきたいというふうに考えておるところでございます。
◆田方初美君 ただいまのお答えで7月の1日付をもって委託がなされているということで、これは大変喜ばしいことでございます。市長さんを初め消防長さん、関係職員の皆さん、大変御苦労ではなかったろうかと思います。改めて御礼を申し上げる次第でございます。
なお、跡地問題につきましては、実は松高校区の総社教でちょっと話がつきまして、話が出まして、何を申しましてもあの場所があのように荒れておりますので、青少年の非行の場所になっておると。そして、火災の心配等もあるというようなことでございます。火災が起きないように予防をしたり、火を消す役目の広域行政が火元であったではですね、大変遺憾でございますので、どうか一日も早く時期がまいりましたらばそれなりの措置をお願いしたいと思っております。
次に移らせていただきます。
(経済部長清水義光君 登壇)
◎経済部長(清水義光君) 私の方から最後の
イグサ振興についてお答えをいたします。
まず最初に、今後の
イ業振興対策、どのようにやるのかとこういうお尋ねでございますが、田方議員も御承知のように八代市のイ業関係につきましては先ほども御質問の中にありましたように、基幹産業でございますので、農協とタイアップしてイ業振興協議会なるものを56年につくりまして、以来これらを主軸にした事業計画を中心に進めておるとこういうことでございます。今後の対策といたしましても、これらを中心に、しかもこの中に専門部会ございますので、この専門部会をそれぞれの軸として考えてみたいとこういうふうに思っておるわけでございます。
ちなみに、少しつけ加えさして申し上げますと、まず最初のこの生産加工部会、これは生産と加工という2つの事業と言いますか、行事になるんですが、まず生産の方では、これはもう私よりも議員の方が詳しいわけですが、八代市内の生産農家というのは、ややもう頂点にと言いますか達しておる、言うならば生産ということでは言い分ないんじゃないかとこういうような気がいたしております。
しかし、中には多少考えなくちゃならない点がありますので、それらについて今後の取り組みはいたしてみたいとこういうふうに思っております。それらは土壌分析のやはり活用、農事センターあたりで御承知のように土壌分析に対するいろんな機械をつけておりますので、これらを活用していただく。それからイグサ原種によるところの原苗更新と言いますか、苗の研究というものをやはり今後は図っていくんじゃなかろうか。それから、ソイルあたりを中心にした堆肥の利用と、こういうあたりを考えてほか幾つかございますが、主にそういった点に考えていったらどうだろうかと。
それから、加工部会でございますが、加工につきましても非常にいい機械もありますし、数年いろいろと技術も高まっておりますから言う必要もないんではなかろうかと思いますが、やはりいいイグサをとっても加工において下回るようじゃだめだということですから、今後は婦人の対象にした、奥さん方を対象にしたところの織機のいわゆる織り方の技術を各地域で講習会を開いていくと。これは農協とタイアップしてもちろんいくわけですが、こういう方面に努力をする。それから、男子の方ではやはり技術の機械のやはり修繕なり、そういった調整、そういう講習会を図っていきたいとこういうふうに思います。
特に、これは申すまでもありませんが、非常に農協においては非常に信頼を受ける農協があるかと思うと、中にはやっぱりそうでなくて、個人の名前で信頼関係というか、いい畳を入札されていくというような状況もありますから、この辺についてはやっぱり加工部会では特に今後力を入れていく必要はなかろうかとこういうふうに思っております。
それから、流通部会でございますが、この流通販売部会では、非常に大切ですので、難しいわけですが、やはり今後とも取り組んでいきたい。これは共販体制の確立というものを中心にして、最近少し共販体制落ちておりますから、これらを農協を中心に進めてまいりたい。それから、やはり畳表は御承知のように宣伝もありますから、備後表だけでなくして、熊本表のやはり名を売るように宣伝をしていきたいとこういうふうに思っておるところでございます。
次、2番目でございますが、駅前の広場についての広報でございますが、これは御承知のように八代駅前には三楽の宣伝広告塔が立っておりましたが、これらをJRあるいは三楽、そして八代市、三者協議いたしまして、今回八代市の宣伝広告をさしていただこうとこういうふうに考えておりますので、予算約200万ぐらいをもちまして今回注文をいたしております。高さが6メーター、広さが1メーター四方と、こういうふうなことで、ようこそ八代へ、あるいは歓迎八代市と、こういうような文句を入れまして駅前に、今回恐らくこの下旬ぐらいにはお目見えするんじゃなかろうかとこういうふうに思っておるところでございます。
それから、3番目のイ業係でございますけれども、現在八代市の農政課には現在23名の職員がおります。御質問の農産係には8名の職員がおりますが、これらについてイ業係、こういうものを設けたらどうかとこういうことでございますが、先ほども答弁申し上げましたように、専門職員をいま置いてはおりますものの、かつそれにプラスすることのイ業振興協議会から各農協、あるいはそれらの関係する機関の職員さんがお手伝いいただいて専門部会等でやっておりますので、まあひとつこれらについて今日まで非常に努力をしておりますが、今後ともそれらについて協力をしていきたいとこういうふうに思っております。
ただいまは大変議員からありがたい御指導と言いますか、御助言をいただきましたが、以上申し上げました体制でひとつ今後とも努力をしてまいりたい、こういうふうに思っておりますので、どうぞ御理解をいただきたいと。以上、大変簡単ですが答弁にかえさしていただきます。
ありがとうございました。
◆田方初美君 時間が過ぎてしまいまして大変申しわけなく思っております。
ただいま部長さんのお答えで理解できました。再質問等いろいろについては委員会等もございますので、そのときお願いするといたしまして、これで私の一般質問すべてを終らせていただきます。どうもお世話になりました。(拍手する者あり)
────────────────────
○議長(増田文雄君) 中村保君。
(中村保君 登壇)
◆中村保君 いよいよ最後になりましたので、本議員は通告に従いまして質問を申し上げたいと思いますが、まず第1に、消費税についてお尋ねをいたします。
政府は、今回の消費税導入のねらい、これは直間比率を見直して、所得、資産、消費に均衡ある課税を、そして高齢化社会に対応した安定財源の確保などが大きな理由でございます。しかし、その底流にある理念は、所得が平準化したとこういうふうにみなして、低所得者層からもひとしく課税するのが公平というものでございます。憲法でいう最低生活の非課税という原則を突き崩すものでございます。大企業は大金持ちの負担すべき税金を大衆に転嫁する、こういうものでございます。
今回の消費税は、揺りかごから墓場まで、収入のない寝たきりの年寄りから、いま生まれてまいります赤ん坊から、すべて財布からお金を出したらすべてのものに3%の税金が取れる、こういうものでございます。一般家庭の電気、ガス、水道料金、電話、郵便料金、毎日の食事になくてはならない米まで、さらに医者にかかった診療、投薬、人間ドック、健康診断、医薬品、医療機器、これらすべて3%の課税とこういうふうになっております。さらには、身障者、寝たきり老人のホームヘルパーの派遣、この派遣料までも課税される、こういうものでございます。市町村の各種の手数料にも3%の課税である。
そこで、当市の場合、水道料金、下水道料金含めて水道を使ったら3%の課税、こういうふうになりますが、1戸平均年総額幾らになるのか明らかにしていただきたいし、さらに来年度64年度、概算1戸当たり幾らぐらいの負担増になるのか、これも
明らかにしていただきたい。
次、2番目にオレンジ、牛肉の輸入自由化の嵐が強まってまいっておりますが、当市の米、イグサ、施設園芸等の資材費にはすべて3%の消費税がかかってまいります。
この場合、反当たりの課税額、市内農家年間幾らの負担増になるのか、わかっておったらこれを明らかにしていただきたいし、さらに当市の一般会計に来年度当たり概算どのくらいの増額になるのか、さらにこれらを明らかにしていただきたい。
次に、二見ゴルフ場の建設の問題についてでありますが、南部地区二見に台地開発の一環としてゴルフ場の建設が着々と進められておるようでございますが、同地区の今後の振興発展と市経済の活性化、これらに大きな影響を及ぼすであろうと思いますが、次の諸点についてお尋ねをいたします。
1つは、地下水利用はどうなっているのか。地下水は恐らく芝生散水、さらにシャワー等に大量の地下水のくみ上げが行われるであろうと、こういうときに日量何トンの地下水のくみ上げがあるのか。それから、地下水の井戸の深さはどうなっているのか。さらに、これらが地区の人たちの生活用水やかんがい用水に支障はないのか、この点を明らかにしていただきたい。
次に、防災対策でありますが、二見地区は常に災害の常襲地帯でございますが、ゴルフ場の建設によって樹木は伐採され、恐らく地区の災害の発生の心配になるのではなかろうか。当局の指導で恐らく防災対策は万全であると思いますが、どうなっておるのかお尋ねをいたします。
3番目に、ゴルフ場に進入いたします進入路の交通安全対策はどうなっているのか。計画では用地費と工事費、合計約3億近くを投じまして進入路がつくられるのでございますが、地域の人たちの生活、通学に利用されるのでありますが、ゴルフ場に進入する車両の通行量が恐らく増加するであろうと。こういう場合に交通安全対策はどうなっているのか、これをひとつ明らかにしていただきたい。