八代市議会 1987-03-04
旧八代市 昭和62年 3月定例会−03月04日-01号
旧八代市 昭和62年 3月定例会−03月04日-01号旧八代市 昭和62年 3月定例会
────────────────────
主要目次
1.昭和60年度一般・
特別会計決算10件・
委員長報告 …………………………………………………… 7
1.市長提出31件・説明 ………………………………………12
────────────────────
昭和62年3月八代
市議会定例会会議録(第1号)
昭和62年3月4日(水曜日)
────────────────────
・議事日程(第1号)
昭和62年3月4日(水曜日)午前10時開議
議長の諸報告
第 1 会期の決定
第 2 議第80号・昭和60年度八代市
一般会計決算(
委員長報告)
第 3 議第81号・昭和60年度八代市
二見舟津簡易水道事業特別会計決算(委員
長報告)
第 4 議第82号・昭和60年度八代市
二見白島簡易水道事業特別会計決算(委員
長報告)
22番 上 田 義 光 君 23番 前 田 慧 君
24番 作 元 国 男 君 25番 井 山 九洲男 君
26番 副 島 郁 朗 君 27番 沖 田 忠 勝 君
28番 戸 上 六二郎 君 29番 木 村 秋 年 君
30番 中 村 保 君 31番 山 下 総一郎 君
32番 湯 野 晃 君 33番 犬 置 萬太郎 君
34番 浦 川 博 邦 君 35番 前 田 秀 康 君
36番 的 野 司 郎 君
(2)
欠席議員(なし)
────────────────────
・説明のために出席した者の職氏名
(1)長 (2)収入役
市 長 木 村 健 一 君 収 入 役 橋 本 三 郎 君
助 役 沢 秋 利 君 (3)
教育委員会
市長公室長 百 崎 素 明 君 教 育 長 渡 速 君
秘書課長 永 松 譲 君 教 育 次 長 山 田 久 雄 君
総務部長 萩 本 静 夫 君 庶 務 課 長 田 代 収 君
財政課長 沖 田 一 之 君 (4)
農業委員会
市民部長 松 田 雄 二 君 会 長 北 岡 清 雄 君
経済部長 清 水 義 光 君 (5)
選挙管理委員会
建設部長 牧 和 敏 君 事 務 局 長 若 松 聡 君
福祉事務所長 岩 間 浩 一 君 (6)
監査委員
委 員 鎌 賀 公 君
────────────────────
・職務のために議場に出席した
事務局職員の職氏名
事 務 局 長 蓑 田 美 昭 君 次 長 赤 星 良 輝 君
参事兼庶務係長 田 中 昭 則 君 参事兼議事係長 徳 田 節 夫 君
調査記録係長 久 保 輝 知 君 主 任 中 野 久 君
主 任 松 山 俊 哉 君
────────────────────
(午前10時09分 開議)
○議長(
犬置萬太郎君) これより昭和62年3月定例会を開会いたします。
────────────────────
△議長の諸報告
○議長(
犬置萬太郎君) 諸般の報告を行います。
本日、市長から議案31件が送付され、受理いたしました。
決算審査特別委員長から、昭和60年度一般・
特別会計決算10件について審査が終了した旨報告がありました。その余の報告は、朗読を省略いたします。
────────────────────
○議長(
犬置萬太郎君) これより本日の会議を開きます。
────────────────────
△日程第1
○議長(
犬置萬太郎君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から20日までの17日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬置萬太郎君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
────────────────────
△日程第2〜11
○議長(
犬置萬太郎君) 日程第2から日程第11まで、すなわち昭和61年議第80号から89号までの昭和60年度一般・
特別会計決算10件を
一括議題とし、これより委員長の報告を求めます。
決算審査特別委員会委員長上田節男君。
(
決算審査特別委員会委員長上田節男君 登壇)
◎上田節男君 当委員会に付託されました昭和60年度
一般会計及び
特別会計決算9件について、審査が終了しましたので、その経過及び結果について御報告いたします。
まず、議第80号・
一般会計決算でありますが、
歳入総額219億5251万3708円、歳出総額218億6913万5404円、
歳入歳出差し引き残額8337万8304円となりますが、諸般の事情等によって萩原福正町線の
道路拡幅工事費1762万円が次年度へ繰り越されておりまして、これを差し引いた
実質収支は6575万8304円の黒字で、なおこの額から前年度の
実質収支5909万4544円を控除した単
年度収支は666万3760円の黒字となっておりますが、それに本年度の
財政調整基金の積立金5083万4490円を加え、同積立金取り崩し額4億円を差し引いた実質単
年度収支は3億4250万1750円の赤字となっております。
委員会におきましては、執行部の概要説明を聴取した後、質疑に入り、市の
予算執行と
財政運営等に関する重要な問題を中心に終始熱心かつ活発な質疑が行われたのでありますが、その詳細については
委員会記録に譲ることといたしまして、その主な内容を申し上げます。
まず、市税の
収入未済額の急激な増加に対する
徴収対策について質疑があり、執行部から、ドル安、円高の影響も関係して営業不振、倒産及び失業、失職等による滞納で
収入未済額4億4360万3809円になっている。このうち、20万円以上の
高額滞納者が市税で412件となっており、担当課としては
納入催告等あらゆる手段を講じて積極的に徴収活動を行っている。また、昨年は全庁的に40人をもって
特別徴収体制を編成して徴収した結果、わずかながら徴収率を上げることができた。本年度は、これらを参考にして、税務3課と
保険年金課の男子職員が中心になり、
特別徴収事務に従事する。特に、市税は
自主財源の根幹であり、
財政運営上、また税負担の公平を保つためにも滞納者の事情等を的確に把握し、鋭意徴収に努力していきたい旨の説明がありました。
さらに、委員から、滞納者については分割納入とか、いろいろ対策を立てて一層効果的な徴収を図られるよう強い
要望意見がなされております。
次に、
自主財源及び
公債費比率から見た当市の
財政状況と今後の対応策並びに見通しについてただしたのに対し、昭和59年度の当市における
自主財源は52.2%で、
類似団体の53.9%に比べ1.7%低かったが、60年度は54.8%で、前年度より2.6%高くなっている。
自主財源の確保については産業振興を図るとともに、景気の回復以外に早急な対応策はないと思う。60年度の
公債費比率は17.7%で、
類似団体に比べ約4%も高くなっており、この比率が高くなることは
財政硬直化を招く要因となるので、今後は財政再建、
行政改革を積極的に推進していくとともに、特に
行政改革懇談会から提出された意見書をもとに、今年から定数管理を目玉に5カ年の計画で実施していくとの答弁があっております。
歳出についてでありますが、
支出済額が予算現額に対する執行率は98.16%で、前年度より0.65%下回っております。また、不用額2億7876万4596円の予算現額に対する割合は1.26%となっており、主な理由は事業費の入札差額に伴うもの、諸経費の節減等によるものであるとの説明がなされております。
委員から、
印刷製本費に関連して、市報印刷については長年同一業者と
随意契約で行われてきたが、今年から入札制度を導入し契約の公平化へ向けて改善されたことは大変評価できるが、入札の結果を見ると赤字覚悟で落札されておられるようである。その見返りとして、
随意契約で発注するならば他業者からいろいろ問題が出てくると思われるので、地元企業の育成を図るとともに、業者間の調和を十分配慮されて発注されるよう
要望意見がありました。
嘱託員制度に関連して、市民の中で嘱託員の仕事の内容について理解されていないところがあるので、嘱託員の職務について各世帯に周知徹底すべきではないかと質疑があり、執行部から、新任の嘱託員については
研修会等を実施しており、特に市民の生活に密着した関係課に説明をお願いし、行政に対する認識を高めてもらっている。なお、市民への周知については、検討したい旨の説明がありました。
老人福祉の内容は、時代の変化に伴い大分要素が変ってきており、また現在の施設は老朽化し狭隘のため検討すべきではないかとただしたのに対して、現施設は昭和43年5月に移転して19年になる。当時の設備基準から見て若干の変化があっており、確かに狭隘であるのは事実である。今後の計画としては、新総合計画にも取り上げられているように昭和65年度に改築する予定で、そのために
福祉課内部に
検討委員会を設置して時代に即応した施設にしたい旨説明がありました。
次に、道路用地の買収地の未
登記処理状況についての質疑があり、執行部から、本件については昭和53年の議会で問題になったので、直ちに担当課で施行した道路関係について協議して、路線ごとに一筆ごと調査した結果、昭和61年3月31日現在で未登記総数1406筆あり、そのうち541筆の登記が完了している。残り865筆についても引き続き調査をし、早い機会に登記が終了するように努力していきたいとの答弁がありました。
次に、議第83号・
国民健康保険特別会計決算について申し上げます。
歳入総額57億1782万9439円、
支出総額58億2041万1392円、
実質収支で1億0258万1953円、単
年度収支でも1億2572万4155円のいずれも赤字となっております。
歳入の主なものは、保険税22億7946万9576円、39.87%、
国庫支出金29億8640万7282円、52.23%で、これだけで全体の92.10%を占めておりますが、執行部から、保険税の
収入状況について、58年度から年々収納率が低下しており、それに伴って
収入未済額も、前年に比較すると9224万2296円の増加となっている。特に、1件20万円以上の
大口滞納者が830件で3億4138万2313円、
収入未済額中60.54%を占めている状況の中で、納税した者がばかを見ることにならないよう税に対する認識をPRし、強硬な手段も講じるなど積極的な
徴収対策をもって滞納の解消に努力している旨の説明がありました。
また、歳出の主なものは、
保険給付費38億2900万9834円、65.79%、
老人保健医療拠出金17億8991万6806円、30.75%で、全体の96.54%を占めており、しかも前年度に比べ5億1071万2822円の増加を見、年々増加の傾向にあり、これが増税の大きな要因になっていることから、これの抑制等についてただしたのに対して、執行部から、一番大きな理由としては、年々医療費10%以上もの増加と
退職者医療制度の導入に伴う
国庫支出金の減少等が上げられるとの説明がありました。
次に、議第85号・
食肉センター特別会計でありますが、
センターの運営問題について質疑があり、執行部から、大手企業の使用中止後、国の
会計検査で再稼働についての指摘もあり、今日までいろんな方法について検討しているが、昨今の畜産物の流通状況が停滞しておる状況のもとで、なかなか稼働できる状態にない。また、小動物の搬入が非常に困難になっていることと、大
動物処理場が老朽化していることから、今後は大動物施設を併設した施設に建てかえて稼働するよう検討中である旨の説明がありました。
さらに委員から、
同和対策事業の一環として西宮地区の道路拡張が施行されているが、すでに昭和56年に用地買収及び登記も終了して6年も経過しているのに、まだ移転していない箇所があり、今後の事業等に対しての影響が心配されるので、早急に解決されるよう厳しい
要望意見がなされております。
次に、議第88号・
公共下水道事業特別会計決算について申し上げます。
歳入総額22億2934万1084円、
支出総額22億2102万3835円、
実質収支で831万7249円、単
年度収支で725万0263円の黒字となっておりますが、これは前年度に比べ繰入金、
国庫支出金が増加したことと、本年から
公共下水道事業費負担金、
下水道使用料等が新たに徴収されていること、及び繰越金、市債が減少したためであるとの説明がありました。
委員から、
本町アーケード街の見通しについて質疑があり、
公共下水道の工事は、この地区を残して順調に工事が進み、
終末処理場の開始により現在約30%の供用率となっている。
商店街振興会としては前向に検討していきたいと考えてはいるようだが、オイルショック以来景気の回復が見込めず、
アーケード内だけでも20数店舗が閉店している状況下で、なかなか住民の意見統一ができない状態である。しかし、随時相談がある場合は、
説明会等を開いて積極的にPRを行っているとの説明がありました。
以上のほか、種々
質疑意見等がありまして、以上の4議案については、議第81号・昭和60年度
二見舟津簡易水道事業特別会計決算、議第82号・昭和60年度
二見白島簡易水道事業特別会計決算、議第84号・昭和60年度
老人保健医療特別会計決算、議第86号・昭和60年度
交通災害共済事業特別会計決算、議第87号・昭和60年度
農業共済事業特別会計決算、議第89号・昭和60年度
住宅新築資金等貸付事業の各決算とともに、それぞれ慎重に審査いたしました結果、いずれも計算に間違いはなく、収支は適法になされており、全会一致で認定してしかるべきものと決した次第であります。
以上、報告を終わります。
○議長(
犬置萬太郎君) 以上で委員長の報告を終わり、これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬置萬太郎君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。
討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬置萬太郎君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議第80号・昭和60年度
一般会計決算については、委員長の
報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
犬置萬太郎君) 挙手多数、よって本件は認定することに決しました。
────────────────────
○議長(
犬置萬太郎君) それでは分割して採決いたしますので御了承願います。
議第81号及び82号並びに86号から88号までの
昭和60年度
二見舟津簡易水道事業、
同
二見白島簡易水道事業、
同
交通災害共済事業、
同
農業共済事業、
同
公共下水道事業、
以上の
特別会計決算5件については、委員長の
報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
犬置萬太郎君) 挙手全員、よって本5件は認定するに決しました。
────────────────────
○議長(
犬置萬太郎君) 議第83号から85号まで、及び89号の
昭和60年度
国民健康保険、
同
老人保健医療、
同
食肉センター、
同
住宅新築資金等貸付事業、
以上の
特別会計決算4件については、委員長の
報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。
(賛成者 挙手)
○議長(
犬置萬太郎君) 挙手多数、よって本4件は認定するに決しました。
────────────────────
△日程第12〜42
○議長(
犬置萬太郎君) 日程第12から日程第42まで、すなわち議第1号から31号までの議案31件を
一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。
市長。
(
市長木村健一君 登壇)
◎市長(木村健一君) 本日、ここに昭和62年3月
定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたり大変御多忙の折にもかかわりませず御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。
開会に当たりまして、私の市政に対する所信の一端を申し述べ、議会並びに市民各位の一層の御理解と御支援を心からお願いを申し上げる次第であります。
我が国の
経済見通しは、引き続き緩やかに拡大するものと予想されていますが、国内的には内需主導型の経済成長への転換が期待され、
経済成長率は、名目4.6%、実質3.5%程度の伸びが見込まれているところでございます。
一方、国の財政は、依然として大幅な収支不均衡の状態が続き、昭和62年度の予算は、税制の
抜本的改正の内容を踏まえ、歳出の徹底した
節減合理化を行い、
財政改革を着実に推進するなど、前年度に比べほとんど伸びを見込まない超緊縮型の予算となっております。
とりわけ、地方財政に対する
国庫補助負担率の
引き下げ措置は、昭和62年度も行われ、これらの措置による影響額を含む
地方財源不足見込み額は、2兆3758億円に上り、その
補てん措置はなされるものの、
財政運営は極めて厳しいものとなっております。
本市の財政も、近年、人件費、扶助費、公債費などの
義務的経費が増高し、財政の硬直化を招き、極めて厳しいものとなっており、今後の運営に当たりましては、
長期的展望に立って財政の弾力化を図り、
行政改革大綱に沿って見直しを行い、行財政の健全化に努めてまいりたいと存じます。
私は、就任以来「潤いと活力のある
まちづくり」を基本理念といたしまして市政の執行に取り組んでまいりましたが、さらに市民の要望、意見を聞きながら議会と一体となって、より豊かな、輝かしい明日を開くべく懸命の努力をいたします。したがいまして、昭和62年度当初予算におきましては、財源の伸び率の低下、国庫補助負担金の減額など、財政の見通しは極めて厳しい時期ではありますが、時代の推移を見きわめつつ、限られた財源の重点的効率的配分に努め、健全財政の堅持を基本として、編成いたしました。
もとより、内外の厳しい情勢の中で、今後の市政運営にはかつてない困難が予想されますが、議会の御指導御協力をいただきながら市政の発展に取り組んでまいる所存であります。
それでは、今回提案いたしております予算案につきまして、概要を御説明申し上げます。
第1に、経済の浮揚と産業の振興についてであります。
まず、企業誘致につきましては、積極的にこれが推進を図りますとともに、地場産業の育成と雇用の拡大に最善の努力をいたしたいと存じます。
御承知のように、外港工業用地に企業8社の進出を見ることができました。これは、議会並びに市民の皆様の御協力のたまものと深く感謝申し上げる次第であります。本年も企業誘致に係る基盤整備の調査研究を続けてまいりますが、社団法人日本産業機械工業会等とタイアップをいたしまして、地場産業の活性化と企業誘致活動を積極的に進めてまいりたいと存じます。
商工業の振興につきましては、本年度新たな試みといたしまして中小企業の技術水準の向上を目指し、先進大手企業への派遣研修事業を実施したいと存じます。
また、消費者の個性化、多様化に対応できる魅力ある商店街づくりを進めるため、買い物動向調査あるいは商店街の通行量調査、及び個別診断等を行うための所要の措置をいたしますとともに、ふるさと直送便を実動に移し、本市特産品の販路を拡大してまいりたいと存じております。
金融対策といたしましては、中小企業経営安定特別融資、商店街店舗近代化促進特別融資、中小工業設備近代化資金及び企業誘致特別融資等、枠の拡大と金利の引き下げを行い、金融対策に万全を期したいと存じます。
観光対策につきましては、多様化する観光需要に対応できる観光地づくりを進めるため、日奈久温泉や八代海など地域の特性を生かした観光資源を開発し、積極的なイベントの開催や宣伝の強化を図るなど、観光客の誘致を図ってまいります。
本市経済の基幹産業としての一翼を担っております農業は、昨年、国のグリーントピア構想の実施地域に指定されましたので、この構想の実現を目指し、新技術の導入による科学的な生産性の高い農業づくりを進めてまいります。イグサ、野菜など、基幹作物の振興のため、農業構造改善事業の推進、南部地区湛水防除事業、排水対策事業など生産基盤の整備を積極的に行い、名実ともに日本一の農業を目指してまいります。
また水産振興につきましては、引き続き植柳漁港の局部改良事業を実施いたしますが、新たに本年度は地域沿岸漁業構造改善事業に取り組み、生産基盤及び生産環境の保全整備等を拡充してまいります。漁業の近代化、とる漁業からつくる漁業へすなわち稚貝、稚魚の育成、放流を図り、漁業経営の安定向上にも心がけてまいりたいと存じます。
それから、第2に、都市基盤の整備についてでございます。
経済の浮揚と活性化を図るためには、都市基盤の整備が不可欠であります。機能的で快適な
まちづくりの一環として土地区画整理事業を促進してまいりましたが、松高土地区画整理事業も完成間近となっております。
さきに創設をされました定住拠点緊急整備事業につきましては、議会とともに中央に陳情を進めてまいりましたが、幸い本年度採択されましたので、球磨川駅及び周辺地域の有効利用について、計画策定その他所要の措置をいたすものでございます。
次に、交通運輸の拠点づくりを進めるために日奈久バイパスの建設促進、九州縦貫自動車道八代インターと八代港とを結ぶ臨港線の早期完成、それから八代駅周辺の整備を図るための萩原出町線等の都市計画街路、及び海の玄関たる八代港の整備充実を促進してまいります。それから第3は、生活環境の整備についてでございます。
緑と水の潤う
まちづくりには、市民の御参加をいただいてその推進体制を整え、まず基本計画の策定に着手したいと存じますが、河川、海浜、山ろくなどを有効に利用して、家族ぐるみで一日中楽しめる自然公園的施設の建設を進めてまいりたいと存じます。当然のこととして、点在する名木、鎮守の森の指定、保存など、かけがえのない自然環境の保全、あるいは東部山ろくの開発、南部山ろくの開発など、環境づくりを積極的に進めてまいります。
公園緑地の整備については、球磨川河川敷公園、城跡公園、高島公園等の整備を進めてまいりますが、児童公園の建設も逐次図ってまいります。なお、臨港線及び旧郡築用水路などには、緑地、緑道の整備を図って、住みよい環境づくりを進めてまいります。
また、八代港に43ヘクタールを造成するニュー加賀島計画は、市民のスポーツ、レクリェーション、あるいは憩いの広場づくりなど、地域社会との結びつきを強めるための公園緑地という大きな期待が持てる大事業でございまして、これが着工の運びとなりましたことは、まことに喜ばしい限りでございます。
文化的で快適な都市環境を創出するための下水道の整備につきましては、積極的に推進し、都市下水路につきましても、アピール下水道として宮地都市下水路の整備を図りますほか、緊急度の高いものから重点的に整備を進めてまいります。
また、防災、消防対策につきましては、防災行政無線、河川情報受信機の設置など、情報連絡網の充実強化に努めてまいりたいと存じます。
それから第4に、市民福祉の向上についてであります。
老人対策では、高齢化社会を迎える中で、健康で生きがいのある老後の保障を図るため、豊かで調和のとれた施策を推進してまいります。
また、心身障害者の福祉増進のため、住みよい環境づくりと、自立更生、社会参加の促進を図ります。新たに、ボランティアの組織化や活動の基盤づくり等を進め、地域福祉、在宅福祉の充実向上を図ってまいります。
児童福祉では、児童の健全育成事業の促進、保育事業の充実、母子家庭の医療費の助成など、所要の措置を講じております。
すべての市民が生涯安心して、明るく健康な生活が送れるよう総合的な保健予防活動を進めてまいりますが、さらに市民総参加による健康づくりを推進するため、本年度は、市内5校区にモデル地区を設置するなど、市民の健康と生命を守るため、最善を尽くしてまいりたいと存じます。
それから第5は、教育文化の向上についてであります。
心豊かな人格と創造力を育むため、自己教育力の育成を図り、科学技術の進歩など時代の要請に即した教育の近代化を進めてまいらねばなりません。高度情報化社会に対応するため、機器の整備を図りますとともに、自然に親しみ、愛郷心を養うため、球磨川の自然を教材化するなど、幅広く対応してまいりたいと存じます。
また、教育環境の整備としましては、郡築小学校校舎、麦島小学校屋内体育館、代陽小学校プールの増改築等を行いますとともに、社会教育面では植柳校区公民館の建設を進めてまいります。
市民文化の振興を図るため、文化活動の活性化を進め、史跡の整備、八代城跡保存管理計画の策定など、文化財の保存、活用に努めてまいります。
スポーツ、レクリェーションにつきましては、総合体育館を中心に生涯スポーツの普及、及び地域レクリェーションの振興を図ってまいります。なお、県南部の県立運動公園の建設につきましては、具体的計画に入っている段階でございますので、今後も、なお一層積極的に促進をしてまいりたいと存じます。
最後に、
行政改革の推進についてであります。
複雑多様に増大化する行政需要に迅速かつ的確に対応するため、組織、機構の簡素合理化を行う一方、コンピューターシステムの導入を図るなど、行政事務の近代化、効率化を推進して、市民サービスの向上に邁進したいと存じます。
以上、予算編成と施政の大綱を申し述べましたが、昭和62年度の予算規模は、
一般会計で216億7800万円、特別会計144億6208万1000円、企業会計13億0600万2000円で、合計374億4608万3000円と相なりました。
なお、昭和61年度補正予算案につきましては、各会計ともおおむね決算見込みによる過不足の調整でございますが、その主な内容は、職員の退職による退職手当の追加、
国民健康保険及び
公共下水道特別会計、病院事業会計等への繰出金の補正、国県支出金及び起債の決定等に伴う関係経費の補正、及び将来の
財政運営を考慮し、地方債の繰上償還金等を計上いたしております。
条例その他の案件では、八代市
行政改革大綱に基づき実施する機構改革関連条例の改正、その他法令の改正等に伴う所要の措置をいたすものでございます。
以上提案いたしました議案についてその概要を申し述べましたが、詳細については総務部長より説明いたさせますので、何とぞ慎重御審議の上適切な御決定をいただきますようにお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いをいたします。
○議長(
犬置萬太郎君) 総務部長。
(総務部長萩本静夫君 登壇)
◎総務部長(萩本静夫君) ただいま提案されました案件につきまして順次その概要を御説明申し上げます。
まず、議第1号・昭和61年度八代市
一般会計補正予算でございますが、1ページに総括的事項を記載いたしております。
第1条で、今回の補正額4000万円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額を221億0200万円といたしております。
第2条は債務負担行為の補正でございます。内容につきましては8ページに記載をいたしておりますが、昭和61年度の小規模排水対策特別事業及び農業用施設整備県営事業負担金に対する元利補給金の変更をいたすものでございます。
第3条は、地方債の補正でございます。内容といたしましては9ページから10ページに掲げておりますとおり、各事業費の確定等に伴いまして所要の変更をいたすものでございます。
次に、補正予算の内容につきまして歳出から御説明申し上げます。25ページの第2款・総務費の一般管理費におきまして、退職手当に1948万円を追加補正いたしております。
続きまして、26ページから第3款・民生費でございます。
まず、社会福祉総務費におきましては、
住宅新築資金等貸付事業特別会計への繰出金606万9000円を追加補正いたしております。
老人福祉費におきましては1682万円を追加補正いたしておりますが、老人保護措置委託料の追加が主な内容でございます。
社会福祉対策費におきましては、社会福祉協議会に対します補助金168万円を追加補正いたしております。
27ページの児童福祉総務費におきましては、私立保育園の施設整備費補助金といたしまして286万5000円を追加いたしております。
児童措置費におきましては、児童手当1670万円を減額いたしております。
保育所費におきましては、私立保育園への児童措置委託料3088万円を追加いたしております。
28ページの生活保護費におきましては、扶助費2億5475万円を減額いたしておりますが、生活扶助費9765万円、医療扶助費1億4749万円などがその内容でございます。続きまして29ページの第4款・衛生費でございます。
保健衛生総務費におきまして1億2031万3000円を追加補正いたしておりますが、これは
老人保健医療特別会計へ2847万5000円、
食肉センター特別会計へ2142万2000円、病院事業会計へ7041万6000円の繰出金の補正でございます。
次に、第6款・農林水産業費でございます。
まず、農地費では1100万円の減額をいたしております。補助事業の小規模排水対策特別事業と、県営事業の地元負担金の事業費確定に伴います減額でございまして、特定財源につきましても所要の措置をいたしております。
また、地域農政特別対策事業推進費で、農用地高度利用促進事業の農地流動化奨励金405万7000円を補正いたしております。特定財源といたしまして県補助金を同額予定いたしております。
次に第8款・土木費でございまして、道路新設改良費で6810万円を減額いたしております。これは、市道整備事業費の確定などにより工事請負費を減額するほか、単県道路事業の確定に伴いまして事業負担金を減額しているのが主な内容でございます。特定財源も所要の措置をいたしております。
次の橋梁新設改良費でも事業費の確定により137万円を減額補正をいたしております。
次に、32ページの港湾管理費におきまして535万円を補正いたしておりますが、これは八代港局部改良事業に工事費が追加されたことに伴いまして措置いたすものでございます。
次は、都市計画総務費でございますが、1911万7000円を補正いたしております。これは県が施行いたしております東幹線、八代臨港線など街路事業に対する負担金の確定に伴い補正いたしますほか、
公共下水道事業特別会計への繰出金1634万7000円を追加いたしております。
次の街路事業費では、八代臨港線、麦島線、萩原出町線の事業進捗にあわせまして補償費を減額し、工事費と用地購入費に同額を組み替えるものでございます。
次に、都市下水路費で720万円を減額いたしておりますが、これは排水路改良事業費の確定に伴います工事請負費の減額が主なものでございます。
34ページの公園費では160万円の減額でございます。これは球磨川河川緑地整備工事など公園整備事業費の確定により減額いたすものでございます。
続きまして第9款・消防費でございます。
非常備消防費におきまして56万円を減額いたしております。これは消防ポンプ付積載車の購入費の確定によります減額でございます。
消防施設費におきまして210万円を減額いたしております。これは防火水槽、防火井戸などの事業費の確定によります減額でございます。
続きまして第10款・教育費でございます。
事務局費におきまして2名分の退職手当2574万8000円の補正をいたしております。
次に、小学校費の学校建設費におきまして、事業費の確定に伴いまして204万の減額補正をいたしております。
次に、中学校費の学校管理費におきまして、氷川中学校組合負担金といたしまして63万1000円の追加補正をいたしております。
次に養護学校費でございますが、学校管理費におきまして図書購入費といたしまして3万円の補正追加をいたしております。特定財源といたしまして同額の寄附金を措置いたしております。
次に、学校給食費におきまして学校給食会への委託料87万9000円の追加補正でございます。
次に、社会教育総務費の232万1000円の補正でございますが、市指定文化財の修理に対します補助金127万1000円と教育文化
センター建設基金積立金105万円をそれぞれ計上いたしております。
厚生会館費、公民館建設事業費におきましては、それぞれ事業費の確定等に伴う減額でございまして、特定財源につきましても所要の措置をいたしております。
次に、社会体育事業費におきまして120万円の追加補正をいたしておりますが、これは自治総合
センターコミュニティ助成事業といたしまして認定をいただきましたジョギングコースの設置に要します経費を計上いたしております。
次に、第11款・災害復旧費でございます。農業用施設災害復旧費で事業費の確定に伴いまして工事請負費を減額いたしております。特定財源につきましても所要の措置をいたしております。
続きまして第12款・公債費でございます。
元金におきまして1億1006万4000円を補正いたしておりますが、これは繰上償還に伴う追加分でございます。利子において1076万4000円を減額いたしておりますが、これは利率の低下などによるものでございます。
次は、40ページの第13款・諸支出金でございます。
土地開発基金費におきまして基金積立金2万を補正いたしております。
次の土地開発公社費におきまして417万6000円の減額をいたしておりますが、これは日奈久地先埋立事業の委託料として300万円の追加、及び貸付金で717万6000円の減額補正でございます。
以上が歳出の主な内容でございますが、歳入につきましては、ただいま御説明申し上げました歳出に対応いたします国県支出金、地方債、その他特定財源のほか、市税をもって措置いたしております。
以上が
一般会計補正予算の内容でございます。
続きまして別冊になっております特別会計補正予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。
まず、議第2号・
国民健康保険特別会計補正予算につきましては、療養給付費と高額療養費との組み替え、及び老人保健法改正に伴いますところの老人保健拠出金で1億9156万1000円を追加いたしております。
次に、議第3号・
老人保健医療特別会計補正予算におきましては、歳入の補正をいたしております。これは支払基金交付金の減額が見込まれますので、その不足分を
一般会計繰入金で財源措置をいたしております。
続きまして、議第4号・八代市
食肉センター特別会計補正予算でございますが、市債の繰上償還に要する経費といたしまして2510万円を計上いたしております。これに伴います財源といたしまして繰越金と
一般会計繰入金などで措置いたしております。
次に、議第5号の
公共下水道事業特別会計補正予算でございますが、1ページに補正の概要を記載いたしております。
今回の補正は4410万円の追加が第1点でございます。第2点は繰越明許費の設定でございまして、内容は3ページになりますが、中央雨水幹線工事が埋蔵文化財の出土により年度内完成が困難となり、9540万円を繰越明許費として措置するものでございます。
次に、歳出の内容は9ページになりますが、受益者負担金の一括納付が予定を下回る見込みとなり、一括納付報奨金を減額するほか、中央雨水幹線工事などに伴います歩道復旧工事費及びガス管移設補償費を追加いたしております。歳入につきましても歳出に見合わせまして所要の措置をいたしております。
次に、議第6号の
住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算でございます。
今回の補正は10ページに記載いたしておりますが、新築資金などの事業費の確定によりまして貸付金1450万円、事務費40万円を減額いたしております。財源といたしましては6ページから9ページに記載いたしておりますが、事業費の確定に伴います国庫補助金、県補助金、市債をそれぞれ減額いたすほか、貸付金元利収入で一部滞納が見込まれ、その不足分を繰越金と
一般会計繰入金で措置いたしております。
続きまして議第7号・
水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
10ページの資本的収入及び支出におきまして、事業費の確定により建設改良費150万円を減額いたしております。また、収入におきましても支出の減額に伴う所要の措置をいたしております。
次に、議第8号・病院事業補正予算におきましては2ページの収益的収入及び支出で診療活動に対します
一般会計の補助、並びに職員の退職に伴います退職給付金、及び診療材料など収入、支出それぞれ5131万4000円の補正をいたしております。
次に、昭和62年度予算について御説明申し上げます。
まず、別冊の議第9号・昭和62年度八代市
一般会計予算でございます。3ページに総括的事項を記載いたしております。
第1条では、予算の総額を歳入歳出それぞれ216億7800万円と定めております。
第2条は債務負担行為の定めでございます。内容につきましては10ページの第2表に記載いたしております。コンピューターシステム導入に要します経費、昭和62年度の土地改良融資事業、農業用施設整備県営事業負担金など、農業基盤整備のための事業に対します元利補給金、及び公営住宅麦島団地の建設について、国との協議により昭和62年度、63年度2カ年において32戸を建設することに伴います事業費を設定いたすものでございます。
第3条は地方債でございまして、11ページの第3表に起債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還の方法について定めております。
第4条で一時借入金の限度額を30億円と定め、第5条では予算の流用について定めております。
以上が文言事項でございまして、歳入歳出予算の内容につきましては、歳入歳出予算事項別明細書により御説明申し上げます。
15、16ページは総括でございます。総額は先ほど申し上げましたとおり216億7800万円でございまして、歳入の中で主なものを申し上げますと第1款の市税が91億7717万4000円で、全体に対します構成比42.3%となっております。
次に、第4款・地方交付税が39億6600万円で18.3%、第8款・
国庫支出金が31億9076万7000円で14.7%となっております。この3つの収入が総額に占めます割合は75.3%となっております。
16ページの歳出につきましては、第3款・民生費が54億3140万3000円で最も大きく、全体の25.1%、第8款・土木費が25億2463万8000円で11.7%、第10款・教育費が24億6057万5000円で11.4%となっております。
51ページから歳出の主なものについて御説明申し上げます。各款に共通しております事項で、職員の給与につきましては、昭和62年1月1日現在の現員現給に、年間の昇給その他職員手当を含めまして計上いたしております。また、物件費につきましては、極力抑制、節減に努め、最小限度の額を措置いたしております。
51ページの第1款・議会費におきまして、2億5652万1000円を計上いたしております。これは報酬及び費用弁償、
事務局職員の人件費及び事務執行に要します経費など含めて計上いたしております。
54ページから第2款・総務費でございます。
一般管理費におきまして13億8060万6000円を計上いたしております。これもほぼ議会費と同様でございまして、関係職員の給与並びに事務執行に要します経費が主なものでございます。
次に57ページになりますが、文書広報費におきまして4599万2000円を計上いたしております。内容は次のページになりますが、広報やつしろの発行に要します経費と、郵便料が主な内容でございます。
59ページの財産管理費におきまして、1億3696万8000円を計上いたしております。これは庁舎の維持管理費に要します経費、市有財産の火災保険料、並びに賠償責任保険料を初めといたしまして、庁舎機械設備の保守点検等に要します経費を計上いたしております。
62ページの企画費におきましては4693万3000円を計上いたしております。内容でございますが、八代市のPR用映画制作委託、緑と水の潤う
まちづくりの基本計画策定委託、並びに緑の文化基金積立金、広域行政事務組合負担金など含めて計上いたしております。
63ページから64ページにかけましては事務管理費でございます。これは新設の目でございまして、9070万5000円を計上いたしております。本年度に導入いたしますコンピュータ関係の経費等で、キーパンチャー委託並びに電算機室改造工事などが主な内容でございます。
次に、交通安全対策費におきまして7878万1000円を計上いたしております。66ページになりますが、委託料におきまして、市営駐車場の管理委託費798万円のほか、工事請負費におきまして前川左岸自歩道新設工事、防護棚、カーブミラー等の交通安全施設の整備事業に要します経費4727万円が主なものでございます。
続きまして67ページの諸費でございますが、2917万9000円を計上いたしております。内容は68ページになりますが、市税の過誤納還付金といたしまして1600万円、国県支出金の精算によります返還金といたしまして800万円を計上いたしておりますのが主な内容でございます。
財政調整基金費におきましては、基金利子相当額を積み立てることに予定いたして1630万円を計上いたしております。
69ページの税務総務費におきまして3億8383万6000円を計上いたしております。これは関係職員の給与並びに事務執行に要します経費でございます。
70ページの賦課徴収費でございますが、9425万8000円を計上いたしております。納税組合報償金4272万1000円、71ページになりますが、委託料におきまして市税電算委託等に要する経費4206万4000円が主な内容でございます。
72ページの戸籍住民基本台帳費では1億9421万3000円を計上いたしておりますが、関係職員の給与、並びに73ページになりますが、除籍のマイクロ委託300万円等が主なものでございます。
74ページからは選挙費でございます。76ページから79ページにおきましては、県議会議員選挙、市議会議員選挙、
農業委員会委員選挙に要します経費をそれぞれ計上いたしております。
80ページからは統計調査費でございますが、指定統計費におきまして247万7000円を計上いたしております。就業構造基本調査など各種統計調査に要します経費でございまして、財源として県の委託金を同額計上いたしております。
次に83ページの第3款・民生費でございます。
社会福祉総務費におきましては2億0257万円を計上いたしております。これは職員の人件費と、
住宅新築資金等貸付事業特別会計、及び
国民健康保険特別会計への繰出金が主なものでございます。
86ページの福祉施行費におきましては、民生委員及び婦人相談員の設置等に要する経費775万4000円を計上いたしております。
老人福祉費におきましては4億5982万1000円を計上いたしております。
主なものといたしましては特別養護老人ホーム、他市町村の老人ホームへの入所措置委託料が3億3588万5000円、市敬老年金2700万円、老人家庭奉仕員業務委託料2042万1000円、シルバー人材
センター補助金2260万円、老人居室整備資金貸付金2040万円でございます。
89ページの老人福祉施設費におきましては、保寿寮の運営に要します経費9482万6000円を計上いたしております。
92ページの社会福祉施設費におきましては、7940万1000円を計上いたしております。これはおおぞら授産所、ひまわり苑など、社会福祉事業団の業務運営に要する経費と、ひまわり苑の改装に要する経費でございます。
社会福祉対策費におきましては4102万7000円を計上いたしております。主なものといたしましては、施設入所者などへの越盆・越年見舞いをそれぞれ措置いたしております。また、ボラントピア事業補助金200万円、奨学資金貸付金806万4000円を計上いたしております。
心身障害対策費におきましては、4億0889万5000円を計上いたしております。主なものといたしまして、身体障害者、精神薄弱者の施設入所措置委託料などで2億8808万5000円、特別障害者手当、重度身体障害者医療費などの扶助費1億1880万9000円でございます。
95ページの国民年金費におきましては、その事務に要します経費8550万7000円を計上いたしております。
97ページの総合福祉
センター費におきましては、福祉
センター及び老人憩の家の管理運営に要する経費といたしまして1337万2000円を計上いたしております。
社会福祉会館費におきましては、会館の管理に要します経費460万6000円を計上いたしております。
98ページの児童福祉総務費におきましては、5978万5000円を計上いたしております。これは職員の人件費のほか、母子家庭医療費助成で600万円、児童育成クラブ設置運営委託費167万7000円がその主なものでございます。
児童措置費におきましては、児童手当の給付に要します経費1億6379万2000円を計上いたしております。
100ページの保育所費におきましては16億0063万7000円を計上いたしております。これは公立保育園8園に要します経費と、私立保育園32園に要します児童措置委託12億5923万2000円が主なものでございます。
103ページの家庭児童相談室費におきましては、家庭児童相談員の設置等に要します経費229万8000円を計上いたしております。
104ページの生活保護総務費におきましては、1億3991万6000円を計上いたしております。これは生活保護事務に携わります職員の人件費、その他事務費でございます。
105ページの扶助費におきましては、医療扶助費12億0620万6000円を初め、総額20億6719万4000円を計上いたしております。
続きまして107ページの第4款・衛生費でございます。
保健衛生総務費で6億5767万3000円を計上いたしております。108ページになりますが、老人保健法に定める保健事業といたしまして健康診査、がん検診などに要します経費5870万円を計上いたしております。
109ページでは零歳児医療費など扶助費に2393万円、また繰出金では
二見白島簡易水道事業特別会計、
二見舟津簡易水道事業特別会計、
老人保健医療特別会計、
食肉センター特別会計、水道事業会計、及び病院事業会計に対しまして4億6408万7000円を繰り出すべく計上いたしております。
次に、110ページの予防費では6457万円を計上いたしております。各種予防接種、結核検診など医薬材料費で2107万2000円、111ページの委託料で3265万2000円を予定いたしております。また、八代広域行政事務組合伝染病院負担金として567万4000円を計上いたしております。
次に、斎場管理費では、斎場業務経費として1969万2000円を計上いたしております。
続きまして113ページの生活環境総務費でございますが、これは従来清掃総務費でございましたが、今回名称を変更するものでございまして、関係職員の人件費と一般事務費などで1億2609万6000円を計上いたしております。
次に、115ページの公害対策費でございますが、これは従来は第2款・総務費で計上しておりましたのを、今回第4款・衛生費に変更し、1375万5000円を計上いたしておりますが、内容は公害分析並びに地下水観測などに要する経費でございます。
次に、117ページの環境衛生費で3227万7000円を計上いたしております。これは各校区衛生自治会並びに市衛生班が実施する蚊撲滅推進運動に要する経費などでございます。
次に、118ページの塵芥処理費では、ごみの収集及び処理に要します経費、施設点検整備に要します経費など3億9364万円を計上いたしております。
次に、121ページのし尿処理費におきまして1億5214万9000円を計上いたしております。これは施設整備のほか、し尿海洋投棄委託6781万4000円などが主なものでございます。
続きまして124ページの第5款・労働費でございます。
失業対策総務費におきまして8388万円を計上いたしております。これは就労者への越盆・越年見舞い金、自立引退者特例給付金及び報償金、職員の人件費などが主なものでございます。
次に、125ページの一般失業対策事業費で2億1718万3000円を計上いたしております。今年度は就労人員年間延べ1万6344人の計画でございまして、道路舗装、補修などに要します経費でございます。
次に、127ページの勤労福祉会館管理費では、施設の維持管理経費など640万1000円を計上いたしております。
129ページから第6款・農林水産業費でございます。
まず、農業費では、
農業委員会費におきまして4826万6000円、130ページの農業総務費で1億6390万1000円を計上いたしておりますが、これは職員の人件費と一般事務費でございます。
131ページの農業振興費におきまして2億4929万8000円を計上いたしておりますが、主な内容としまして、報償費で農家組合長への謝礼など213万円、委託料でイグサの新製品開発事業委託料100万円など216万8000円、負担金補助及び交付金で八代市農林水産振興協議会負担金347万円、イ業振興協議会負担金150万円、浮草防除事業負担金171万3000円など、1296万8000円を計上いたしておりますほか、貸付金に農協預託金といたしまして2億3000万円を計上いたしております。
次の園芸振興費におきまして260万5000円を計上いたしておりますが、トマト、メロンの品種比較試験委託125万円が主な内容でございます。
134ページの農業後継者育成費では、熊本県農業後継者育成基金への出捐金193万4000円など356万5000円を、また農事研修
センター費では、土壌分析診断のため今年度導入をいたしますパソコン機器の購入経費など3084万3000円を計上いたしております。
137ページの畜産業費におきましては、食肉流通施設の管理業務に要する経費のほか、新規となりますが豚の予防接種事業に対します補助金28万円など、456万円を計上いたしております。
138ページの農地費で10億9244万円を計上いたしております。主な内容といたしまして、工事請負費で県の補助を受け、継続して事業を進めております農道整備事業、農村基盤総合整備事業、土地改良総合整備事業のほか、市単独で施行いたします排水路及び農道の整備事業に要します経費、合わせまして3億9705万3000円を計上いたしております。また、負担金補助及び交付金では、融資事業の元利償還金を、土地改良事業補助金としまして4億2886万円を措置いたしております。
また、県が進めております各種土地改良事業に要する地元負担金として、海岸保全事業の負担金2845万円、排水対策特別事業の負担金8600万円、61年度から施行の八代南部地区湛水防除事業の負担金2640万円、また同じく61年度から施行の明治新田地区のため池等整備事業の負担金795万円、61年度同様実施します八代北部地区排水基本調査の負担金200万円のほか、大鞘川流域湛水防除事業調査の負担金74万6000円を計上いたしております。なお、特定財源といたしまして県補助金5859万円、市債2110万円、分担金4億5155万円を予定いたしております。
次の水田農業確立対策推進事業費に738万5000円を計上いたしております。これは61年度まで水田利用再編対策事業推進費と呼ばれていたものでございまして、国の制度改正に伴い所要の措置を講ずるものでございます。
143ページの農業構造改善事業費では、1億3102万3000円を計上いたしております。農業構造改善推進活動事業補助金466万円、客土事業に対しますものを土地基盤整備事業補助金として2176万円、また現在古城町に建築中の資源総合管理
センターに対しますものを地域環境整備事業補助金として1億0300万円などが主な内容でございます。特定財源といたしまして県補助金1億2879万9000円を予定いたしております。
次に、147ページから林業費でございますが、林業振興費で2403万7000円を計上しておりますが、林道補修工事費266万6000円、林道補修用資材費1570万円、間伐促進総合対策事業費補助金223万2000円が主なものでございます。
また、149ページから水産業費でございます。
151ページの水産業振興費におきまして9012万1000円を計上いたしております。内水面及び海面への稚貝、稚魚の放流経費946万円のほか、61年度に引き続き施行します植柳漁港の改良工事費と、金剛干拓地先に予定いたしておりますアサリの増養殖場造成工事費、合わせまして工事請負費に5950万円、また八代市水産振興協議会負担金650万円、八代市千丁町排水処理組合負担金205万5000円などを計上いたしております。
152ページから第7款・商工費でございます。
153ページの商工振興費におきまして12億2867万6000円を計上いたしております。
主な内容といたしまして、154ページになりますが、委託料では恒例となりましたくま川祭りの委託料1100万円、61年度開館しました八代中高年齢労働者福祉
センターの運営委託料1040万9000円、昨年調査に入り、今年度から会員3000人を目標に本格的に実施をしますふるさと直送便の委託料250万円、買い物動向調査及び商店街通行量調査の委託料166万円、また八代の新しい銘菓づくりのための調査費のほか、企業誘致活動への適切な指導助言をいただくためのアドバイザー委託に120万を措置いたしております。
負担金補助及び交付金では、商店街活性化対策助成金200万円、中小企業が技術力向上のため大手企業へ技術者を派遣するための経費を助成する中小企業技術者派遣事業補助金300万円などのほか、各種商工団体への補助金や負担金などを措置いたしております。
次に、金融対策といたしまして、貸付金で中小企業経営安定特別資金など11億6500万円を計上いたしております。今年度は貸付額の増額、貸付利率の引き下げなど利用者の利便を図る予定でございます。
次に、156ページの勤労青少年ホーム費では施設の運営管理経費など2431万5000円を計上いたしております。
158ページの観光費では1889万円計上いたしております。主なものといたしまして、委託料で八代の郷土料理を確立するための調査費20万円、黒島の休憩所設置費50万円などを措置いたしております。また、160ページになりますが、負担金補助及び交付金では、今年度7回目を迎えます八代スポーツ航空祭と八代観光特産品まつりの負担金183万円、また誘客対策としまして、市内で開催される各種大規模大会の運営費補助金100万円、観光協会補助金652万円などを措置いたしております。
161ページの働く婦人の家管理費では、自治総合
センターコミュニティ助成事業で、映写機、ビデオなどの館用備品を整備いたしますほか、施設の運営管理経費など2981万5000円を計上いたしております。
次に、164ページからは第8款・土木費でございます。
まず、土木総務費では4548万円を計上いたしておりますが、これは関係職員の人件費が主なものでございます。
次の道路橋梁総務費では1億2601万5000円を計上いたしております。職員の人件費のほか、166ページ、委託料に道路台帳の作成費4920万円を措置いたしておりますのが主なものでございます。
次に、道路維持費におきまして7633万1000円を計上いたしております。これは市内一円の道路維持に要します経費でございます。
次の道路新設改良費におきまして5億6514万8000円を計上いたしております。
内容は169ページになりますが、本年度新規事業として、国の交付金を受けて施行を予定いたしております永碇町三楽町線、及び新開郡築二番町線の改良事業と、昨年度に引き続き補助事業として施行します大坪町塩竃北硴江線改良事業費のほか、市単独事業といたしまして市内一円の市道整備に要します経費を、工事請負費、用地購入費、袖償費などに計上いたしますとともに、負担金補助及び交付金として単県道路事業負担金といたしまして5107万5000円を措置いたしております。これら事業にかかわります特定財源としまして、国庫補助金7925万円、市債3億5090万円を予定いたしております。
次の橋梁維持費では、市内一円の橋梁維持工事費としまして200万円、170ページの橋梁新設改良費には市内一円の橋梁新設工事費など305万6000円を計上いたしております。
次に河川費でございますが、783万9000円を計上しております。これは市内一円の河川改修としゅんせつに要します工事費300万円、明治新田高潮対策事業など県事業に対します負担金などを措置いたしております。
171ページの港湾管理費で2347万9000円を計上いたしておりますが、日奈久港の維持管理に要します経費のほか、172ページになりますが、八代港局部改良事業に400万円、八代港高潮対策事業に1500万円の負担金を措置いたしているのが主なものでございます。
次に都市計画総務費でございまして、7億5898万4000円を計上いたしております。内容は、174ページになりますが、委託料に球磨川駅敷地の有効利用を図るため県から委託を受けて実施いたします定住拠点緊急整備事業調査費1104万円を措置いたしておりますほか、負担金補助及び交付金に東幹線、八代臨港線、八代港線の県施行街路事業に係る負担金などを計上いたしております。また、繰出金には
公共下水道事業特別会計への繰出金6億0090万円を計上いたしておりますのが主な内容でございます。
次に、街路事業費には4億4428万円を計上いたしております。
内容は176ページになりますが、八代臨港線、麦島線、萩原出町線、それに本年度から新たに事業着手を予定しております三楽古閑中線の各改良事業に要します用地購入費や、家屋等の移転補償費を計上いたしておりますほか、委託料に八代臨港線の事業促進を図るため東部地区の改良計画調査費を措置いたしておりますのが主なものでございます。事業に係る特定財源としまして、国庫補助金2億3315万円、市債2億0330万円を予定計上いたしております。
続きまして、都市下水路費では2億3493万8000円を計上いたしております。内容は、日奈久・徳渕ポンプ場の維持管理に要します経費のほか、178ページになりますが、補助事業であります前川、宮地都市下水路の改良工事、単独で施行いたします市内一円の排水路改良工事に要します経費が主なものでございます。
次に公園費でございまして、9857万4000円を計上いたしております。内容は市内一円の公園維持管理に要します経費のほか、180ページになりますが、球磨川河川緑地、高島公園の整備、それに大手町地内の旧郡築用水路を緑道として整備いたします工事費のほか、県の八代港線改良事業に伴い移転します民家への借地権補償費などを措置いたしております。
次は住宅管理費でございますが、6553万円を計上いたしております。内容は流藻川団地の外壁塗装工事などのほか、市内各団地の維持管理に要する経費を措置いたしております。
次の住宅建設費では7298万4000円を計上いたしております。内容は184ページになりますが、麦島団地の第3期工事といたしまして、中層耐火構造第2種住宅2棟32戸と集会所を、本年度から63年度までの2カ年事業で建設いたします。本年度はその初年度分として全体事業費の20%相当額を工事請負費などに計上いたしております。事業に係る特定財源といたしまして国庫補助金3621万4000円、市債1990万円を予定いたしております。
続きまして185ページから第9款・消防費でございます。
常備消防費といたしまして4億7842万6000円を計上いたしておりますが、広域行政事務組合消防費負担金の一般共通分といたしまして3億8200万9000円、特別防災分といたしまして9641万7000円でございます。
非常備消防費では、消防分団の育成、活動、また消防用ポンプ付積載車の購入などに要します経費といたしまして7328万5000円を計上いたしております。
次に、187ページの消防施設費では、消防施設の整備などに要します経費といたしまして1974万2000円を計上いたしております。
また、188ページの防災管理費におきましては、1855万5000円を計上いたしております。防火水槽の設置などに807万8000円、防災行政無線機の購入に529万円などが主な内容でございます。特定財源といたしましては、県支出金1196万1000円を予定いたしております。
続きまして190ページから第10款・教育費でございます。
教育委員会費と事務局費におきましては、人件費のほか、八代市教育目標の作成等を含め、事務執行に要します経費を計上いたしております。
次に195ページの学校保健費におきまして、4355万円を計上いたしております。内容でございますが学校医等の報酬1846万2000円、児童生徒及び教職員の検査、検診などの委託料1332万7000円、学校健康
センターへの負担金611万9000円などが主なものでございます。
198ページからは小学校費でございます。
まず、学校管理費におきまして3億2743万6000円を計上いたしております。職員の人件費並びに各小学校の運営に要します経費のほか、学校施設の維持補修などに要します経費などを計上いたしております。
次に、教育振興費におきまして3624万1000円を計上いたしておりますが、
郷土学習授業に要します経費といたしまして、史跡、文化財見学等のほか、本年新たに球磨川の自然を教材化するための費用も計上いたしております。その他備品購入費に、教材用備品購入費といたしまして1080万円、マイタッチ計画推進のパーソナルコンピューター導入費用435万円等、合わせまして1669万円、要保護、準要保護児童に対します就学援助費757万6000円などが主なものでございます。
次に、学校建設費におきまして1億9542万5000円を計上いたしております。内容でございますが、麦島小学校の体育館改修工事、郡築小学校の校舎増築工事、代陽小学校プール改築工事等に要します経費でございます。
205ページからは中学校費でございます。学校管理費では小学校と同様、人件費及び各中学校の運営並びに維持補修費等合わせまして2億0509万6000円を計上いたしております。
次に、208ページの教育振興費におきまして4198万7000円を計上いたしております。前年度当初予算と比較いたしまして1167万2000円の増額となっておりますが、これは教科書改訂に伴います教師用の教科書、指導書等の購入費697万円が増加の主なものでございます。
内容でございますが、中学校体育連盟の県大会等への選手派遣旅費のほか、教材用備品の購入費、及び小学校同様マイタッチ計画を推進させるためのパーソナルコンピューターの導入、並びに要保護、準要保護生徒に対します就学援助費などが主なものでございます。
210ページの学校建設費におきましては、第八中学校の便所水洗化工事に要します経費を計上いたしております。
続きまして養護学校費でございますが、学校管理費におきましては、人件費のほか通学用のマイクロバスの運転に要します経費、並びにマイクロバスの購入など学校運営に要します経費等といたしまして2164万5000円、214ページの教育振興費に、小中学校同様パーソナルコンピューター購入費等82万9000円をそれぞれ計上いたしております。
次に、幼稚園費でございます。人件費のほか、幼稚園の運営に要します経費、及び幼稚園就園奨励費補助金等合わせまして2億5783万3000円を計上いたしております。
218ページからは学校給食費でございます。学校給食費におきまして2億2870万5000円を計上いたしておりますが、単独調理校の運営に要します経費、及び学校給食会への委託料8307万円、要保護、準要保護児童生徒に対します給食援助費1498万7000円などが主な内容でございます。
次の学校給食
センター管理費におきましては、麦島ブロック学校給食
センター及び南部ブロック学校給食
センターの運営に要します経費1788万7000円を計上いたしております。
221ページからは社会教育費でございます。社会教育総務費におきまして2億2314万5000円を計上いたしております。内容でございますが、職員人件費のほか、教育文化
センター建設関係の事務費や八代城跡保存管理計画の策定、旧薩摩街道沿いの史跡整備、文化財のビデオ資料作成等文化財の保存に要する経費が主なものでございます。
次に、225ページの公民館費におきまして4550万9000円を計上いたしておりますが、各公民館の維持管理費、社会教育学級、教育キャンプ村の開設費、ふるさとづくり等に要します経費が主なものでございます。
次に228ページの厚生会館費に1億1437万8000円を計上いたしております。館の運営費のほか、開館25周年を記念いたしましての自主文化事業に要します経費等が主なものでございます。
次に、231ページの図書館費に9806万円を計上いたしておりますが、人件費のほか、図書館の維持管理に要する経費及び図書購入費等が主な内容でございます。
234ページの補導
センター費では、本年新たに電話等による青少年の相談事業の開設なども含めまして、青少年の補導に要する経費1379万円、総合社会教育推進費に総社教の活動経費742万1000円をそれぞれ計上いたしております。
次に、公民館建設事業費でございますが、植柳校区公民館の建設に要します経費2億1170万2000円を計上いたしております。
次に、238ページからは社会体育費でございます。社会体育総務費におきまして6531万4000円を計上いたしております。人件費のほか、市体育協会への補助金などが主なものでございます。
続きまして社会体育事業費に1796万3000円を計上いたしております。内容でございますけれども、各種体育行事に要します経費のほか、スポーツ教室及び健康相談事業に要します経費等が主なものでございます。
次に241ページの社会体育施設費におきまして7907万9000円を計上いたしております。総合体育館、市民球場、市民プール、夜間照明、フィールドアスレチック場等体育施設の維持管理、及びテニスコートに夜間照明灯を設置するのに要します経費を計上いたしておるわけでございます。
続きまして245ページの第11款・公債費でございますが、市債償還の元金、利子、並びに手数料に25億6561万3000円を計上いたしております。
次に、第12款・諸支出金でございますが、土地開発基金費におきまして積立金2275万7000円、246ページの市有施設整備基金費におきまして、積立金804万円を計上いたしております。それぞれの基金での利子相当分を積み立てるものでございます。
次に、土地開発公社費といたしまして9941万円を計上いたしております。これは日奈久地先埋立事業の事業費に伴う貸付金でございます。
以上が歳出の主な内容でございますが、それぞれの歳出に対します財源内訳につきましては、歳出に対応します国県支出金、地方債その他特定財源及び一般財源を合わせましてそれぞれ計上いたしております。
歳入につきましては17ページに返りますが、現行制度により措置をいたしております。
第1款の市税のうち市民税につきまして、個人、法人、合わせまして37億6505万4000円を予定し、18ページの固定資産税で43億4120万円を予定いたしております。
22ページから24ページの第2款・地方譲与税、第4款・地方交付税につきましては、国の昭和62年度地方財政計画等を勘案いたしましてそれぞれ措置いたしております。
25ページから26ページにかけての分担金及び負担金におきましては、農業排水路改修事業、農道改良事業等の分担金、保育所の保育料等を含めまして計上いたしております。
27ページからの使用料及び手数料につきましても別途条例で提案をいたしておりますが、幼稚園の保育料を4000円から4400円に改正をいたしますほか、老人憩の家及び土壌分析手数料の改定を見込みまして計上いたしております。
30ページからの
国庫支出金につきましては、歳出に対応いたします国の負担金、補助金、委託金を合わせまして措置いたしております。
45ページの諸収入の貸付金元利収入は、中小企業経営安定資金など預託金の回収金でございます。
そのほか主なものといたしまして48ページの市債でございますが、11億0860万円を計上いたしております。これはそれぞれの事業費に対応いたしますところの起債を予定しているものでございます。
以上が昭和62年度の
一般会計予算の主な内容でございます。
続きまして、別冊になっておりますが特別会計を簡単に御説明申し上げます。
特別会計の5ページになりますが、議第10号の
二見舟津簡易水道事業特別会計では、施設の維持管理経費49万1000円を計上いたしております。
次に、17ページになりますが、議第11号の
二見白島簡易水道事業特別会計におきまして200万6000円を計上いたしておりますが、これは施設の維持管理経費と市債の償還に要します経費がその内容でございます。
次に、29ページ、議第12号の
国民健康保険特別会計におきましては、歳入歳出それぞれ65億3533万9000円を計上いたしております。
歳出の主なものといたしましては、療養諸費39億9863万円、高額療養費4億1582万6000円、老人保健拠出金17億9879万8000円を計上いたしております。
歳入の主なものといたしましては、
国民健康保険税27億9008万1000円、
国庫支出金31億0189万9000円が主なものでございます。
次に、63ページの議第13号・
老人保健医療特別会計におきましては、歳入歳出それぞれ56億7350万1000円を計上いたしております。
歳出の主なものといたしましては医療諸費55億9947万8000円でございます。歳入の主なものとしましては、支払基金交付金39億1632万8000円、
国庫支出金11億1543万4000円が主なものでございます。
次に、87ページの議第14号・
食肉センター特別会計におきまして、歳入歳出それぞれ4798万3000円を計上いたしております。歳出といたしましては、施設の維持管理、市債の償還等に要します経費などが主なものでございます。
続きまして、111ページの議第15号の
交通災害共済事業特別会計でございます。1406万8000円を計上いたしております。主な内容は共済見舞い金の850万円でございます。
次に、議第16号の
公共下水道事業特別会計でございますが、125ページに総括事項を記載いたしております。第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億4237万1000円と定めております。
歳出の内容は137ページからになりますけれども、まず下水道総務費に3799万6000円を計上いたしております。内容は、職員の人件費と下水道使用料及び家庭排水設備促進事務に要します経費を措置いたしております。
138ページの雨水ポンプ場費で野上・中央雨水ポンプ場の維持管理に要します経費1880万1000円を計上いたしております。
次の
終末処理場費で1億0946万9000円を計上しております。内容でございますが、関係職員の人件費と水処理
センターの運転管理委託など施設の維持管理に要します経費でございます。
次に、141ページの下水道建設費では12億1712万5000円を計上いたしております。職員の人件費、受益者負担金関係の経費を措置いたしておりますほか、143ページになりますが、建設省の護岸改修にあわせまして施行いたします徳渕排水樋門、樋管改修工事に要します経費、汚水管・雨水管の延長に要します経費を工事請負費などに計上いたしております。
次に、144ページの公債費では、地方債償還の元金及び利子など7億5798万円を計上いたしております。
歳入といたしましては132ページに返りますけれども、受益者負担金4747万円、下水道使用料3790万8000円、国庫補助金9億1507万7000円、
一般会計繰入金6億0090万円、136ページの市債5億4100万円などを予定計上いたしております。
次に、議第17号の
住宅新築資金等貸付事業特別会計でございますが、157ページに総括事項を記載いたしておりまして、第1条で歳入歳出予算の総額をそれぞれ4632万2000円と定めております。
歳出の内容は168ページからになりますけれども、
住宅新築資金等貸付事業費では、新築資金等貸付金2590万円を計上いたしているのが主なものでございます。次の公債費では、地方債償還の元金及び利子1931万6000円を計上いたしております。
歳入といたしましては164ページに返りますけれども、国庫補助金671万5000円、
一般会計繰入金339万5000円、167ページの貸付金元利収入1618万2000円、市債1830万円などを予定計上しております。
続きまして議第18号の八代市水道事業会計につきまして御説明申し上げます。
5ページの収益的収入及び支出でございますが、事業収益では4億2515万8000円、6ページの事業費用で4億9408万8000円を計上いたしております。
25ページの収益的支出では、原水及び浄水費で、各水源地の整備及び電気料金、職員の給与費等5517万9000円、27ページの配水及び給水費では、配水管の維持管理及び漏水調査に伴います委託料等4444万7000円を計上いたしております。
29ページの受託工事費につきましては、新規工事に係る費用及び職員の給与費等を含め2026万1000円、30ページの総係費では、一般事務に要します費用のほか、電算処理業務費及び職員の給与費等を含めまして7194万9000円を計上いたしております。
なお、32ページの減価償却費につきましては、昭和61年度拡張事業分の資産を加えた7940万円を計上いたしております。
次に、33ページの営業外費用につきましては、企業債支払利息1億1734万1000円と、下水道工事に伴う配水管移設工事に係る補償工事等9940万1000円を計上いたしております。
各費用に対応いたします財源といたしましては、23ページに返りますけれども、給水収益2億8980万円、受託工事収益945万円、補償工事に係る受託工事収益等1億2076万7000円を予定いたしております。
次に、36ページの資本的支出でございます。
主な内容といたしましては、拡張に要します経費等5338万5000円、37ページの企業債償還元金1420万2000円を計上いたしております。35ページに返りますが、財源といたしまして企業債4600万円、
一般会計負担金250万円などを予定いたしております。
なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額5271万7000円につきましては、減債積立金取り崩し額1420万2000円、及び過年度分損益勘定留保資金3851万5000円で補てんすることにいたしております。
次に、議第19号の八代市病院事業会計につきまして御説明申し上げます。
まず、4ページから7ページの収益的収入及び支出におきましては、入院並びに外来患者の診療に伴います収入や、病院の運営費など6億5925万円を計上いたしております。
また、8ページの資本的収入及び支出におきましては、医療機器の整備並びに企業債の償還に要します経費5009万7000円と、このために必要な
一般会計の出資金を同額予定いたしております。
以上が予算関係でございます。
次に別冊となっております会議案につきまして御説明申し上げます。
まず、議第20号の機構改革に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてでございますが、これは
行政改革の一環として機構改革を行うことを予定いたしておりますことに伴い、課かいの統廃合及び所管事務の再編成等に係る条例について所要の改正を行うものでございます。
次に、議第21号の八代市消防団員の定員、任用、服務等に関する条例の一部改正についてでございますが、これは消防団員の定員を1365から1245人に120人減らし、団の編成について少数精鋭化を図ろうというものでございます。
次に、議第22号の東湯の設置等に関する条例を廃止する条例の制定についてでございますが、これは日奈久財産区の公衆浴場である東湯を改築するに際し、財産区の負担において起債いたしておりましたが、これの償還が本年3月31日をもって完了いたしますので、この施設を財産区へ無償で譲渡いたしますため所要の条例を廃止するものでございます。
次に、議第23号の八代市
国民健康保険条例の一部改正についてでございますが、これは
国民健康保険法の一部改正により、災害その他政令で定める特別の事情がないのに保険税を滞納している者に対し、被保険者証の返還を求めるなど所要の措置が講ぜられましたので、これに伴う条文整備及び罰金の引き上げでございます。
次に、議第24号の八代市
公平委員会の委員の服務の宣誓に関する条例の制定についてでございますが、これは地方公務員法第9条第12項の規定に基づき、
公平委員会の委員の服務の宣誓について所要の条例を制定するものでございます。
次に、議第25号の八代市
排水施設等の占用料に関する条例の一部改正についてでございますが、これは中央雨水ポンプ場を
公共下水道施設として管理することに伴う所要の条例改正でございます。
次に、議第26号の八代市
災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてでございますが、これは
災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の一部改正に伴い所要の条例改正を行うもので、災害により被害を受けた世帯に対し貸し付ける災害援護資金の限度額を、被害の種類及び程度に応じ最低30万円から最高70万を引き上げるものでございます。
次に、議第27号の八代市老人憩の家条例の一部改正についてでございますが、これは老人憩の家の使用料について、市内に在住する60歳以上の御老人については50円を100円に、それ以外の御老人については100円を150円にそれぞれ改定しようというものでございます。
次に、議第28号の八代市
保育所入所措置条例の制定についてでございますが、これは国の
行政改革の一環として制定された地方公共団体の執行機関か、国の機関として行う事務の整理及び合理化に関する法律の中で、児童福祉法の一部が改正され、保育所への入所措置に関する事務が機関委任事務から団体委任事務とされたことに伴い、入所措置基準等について所要の条例を制定する必要が生じたものでございます。
次に、議第29号の
八代市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございますが、これは地方交付税単位費用の改定、他市の状況等を勘案し、市立幼稚園の保育料を4000円から4400円に改定しようというものでございます。
次に、議第30号の八代市公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございますが、これは松高公民館の新築に伴い所要の条例改正を行うものでございます。
次に、議第31号の八代市
農事研修センター管理条例の一部改正についてでございますが、これは土壌等分析手数料について、昭和51年以来据え置いてまいりましたが、今回その間の試薬品、試験器具等の値上がりによる必要経費等の上昇を勘案し、分析手数料をそれぞれ100円ずつ改定しようというものでございます。
以上で議案の説明を終わります。
○議長(
犬置萬太郎君) 以上で提出者の説明を終わります。
────────────────────
○議長(
犬置萬太郎君) ただいま議題となっております案件のうち、議第1号から8号までの8件をこの際問題に供し、これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬置萬太郎君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
犬置萬太郎君) 委員会付託表を配付いたさせます。
(書記、委員会付託表を配付)
○議長(
犬置萬太郎君) ただいま質疑を終わりました8件については、委員会付託表のとおり、各常任委員会にその審査を付託いたします。
────────────────────
○議長(
犬置萬太郎君) お諮りいたします。
本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
犬置萬太郎君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
明5日は午前10時から委員会を開き、その終了後、午後1時に会議を開き、先議案件の議事を続行いたします。
なお、残る議案の質疑並びに一般質問に係る会議は9日から開く予定でありますので、その発言通告書は6日正午まで提出願います。
○議長(
犬置萬太郎君) 本日はこれにて延会いたします。
(午後零時23分 延会)...