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  1. 熊本市議会 2022-06-21
    令和 4年第 2回経済委員会-06月21日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 4年第 2回経済委員会-06月21日-01号令和 4年第 2回経済委員会                経済委員会会議録 開催年月日   令和4年6月21日(火) 開催場所    経済委員会室 出席委員    8名         光 永 邦 保 委員長    井 本 正 広 副委員長         荒 川 慎太郎 委員     吉 村 健 治 委員         緒 方 夕 佳 委員     大 石 浩 文 委員         津 田 征士郎 委員     白河部 貞 志 委員 議題・協議事項   (1)所管事務調査                             午前10時51分 開会 ○光永邦保 委員長  ただいまから経済委員会を開会いたします。  今回、当委員会への付託議案はございませんので、これより所管事務調査を行います。  それでは、調査の方法及び日程について、お諮りいたします。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、調査の日程を局ごとに設定し、調査を行うこととしております。
     よって、当委員会の調査の日程については、本日これより経済観光局について、休憩を挟んで農水局・農業委員会事務局についての調査を行い、調査の方法としては、執行部より申出のあっております報告11件について説明を聴取し、所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  これより経済観光局に関する所管事務調査を行います。  執行部より申出のあっております報告9件について、順次説明を聴取いたします。 ◎前田剛 経済政策課長  資料1の説明をさせていただきます。  熊本市経済再建・市民生活安心プランの改定についてでございます。  本市では、令和4年3月までを計画期間とします本プランに基づきまして、新型コロナウイルス感染症に対する対策を講じてきたところでございます。いまだ感染の収束は見通せない状況でありまして、引き続き対策を講じる必要がございます。  そこで、このたび本プランを改定しましたので、御報告いたします。  資料の3ページをお願いいたします。  1、改定の方向性をお願いいたします。改定の方向性としましては、プランの基本施策は変更せず、データ、実績等を時点修正しまして、計画期間を令和6年3月までに延長しております。また、地域経済の回復や成長などの中長期的な施策につきましては、感染収束状況社会経済情勢の変化に応じまして検討・対応していくこととしております。  続きまして、4ページでございます。  2、改定箇所でございます。改定の箇所は朱書きで書いてございますけれども、主には期間の見直し及びデータの更新等を記載しております。  続きまして、5ページをお願いいたします。  3、改定の主なポイントでございます。  Ⅰ、はじめにでは、計画期間を令和6年3月までに延長しております。  Ⅱ、現状認識と課題では、各種データの時点更新及び希望者へのワクチン接種の着実な実施に取り組む必要があることを明記いたしております。また、状況が目まぐるしく変化しますことから、市財政についての記載は削除しまして、今後は、財政の中長期見通しの中で整理することといたしております。  6ページをお願いいたします。  Ⅲ、対策の方向性と基本施策でございます。現在実施中または実施予定の対策へ更新しまして、希望者へのワクチン接種の着実な実施やワクチン未接種者に対する差別等の人権侵害の防止、ウィズコロナに対応しました観光スタイルの確立などを追記しております。  また、前提条件が変化します感染症対策におきましては、一時点を基に設定したKPI効果検証が困難であるため、KPIは今回設定しません。対策における効果につきましては、感染状況に応じました新規感染者数病床使用率などでその都度判断しまして、適時的確な対策を講じていくこととしております。  最後に、7ページをお願いいたします。  4、今後の方針でございます。感染症対策は、感染状況に応じた対策を適時的確に議論・決定することが必要でございます。本プランの方針に基づきながら、対策本部会議等で決定し、実行してまいります。  また、地域経済の回復や成長などの中長期的な施策につきましては、感染収束状況社会経済情勢の変化に応じまして、検討・対応することといたしております。  説明については以上でございます。 ◎丸山健一郎 商業金融課長  タブレットの02、紙資料の資料2をお願いいたします。  第4期熊本市中心市街地活性化基本計画の骨子についてでございます。  この計画は、平成19年に第1期の認定を受け、以来15年間にわたり中心市街地において大規模な基盤整備を実施するなど、官民連携による魅力向上やにぎわいの創出を図ってきたものでございます。  現在の第3期計画が来年3月をもって計画期間満了となりますことから、都市建設局と連携し、第4期計画の策定に取り組んでいるところでございます。  4期計画の策定に当たりましては、まず、1の中心市街地の課題として、技術革新など、時代の変化への迅速かつ柔軟な対応、まちなかにぎわい創出と回遊性の向上、まちなかの安全性の向上の3点で整理し、これらの課題を踏まえ、これまで整備してきた都市基盤を最大限に活用し、点から線へとステップアップすることはもとより、車中心から人中心のまちなかへの転換を図り、多世代が居心地よく過ごせるまちづくり次期計画におけるまちづくりの方向性といたしております。  次に、2の目指すまちの姿、基本方針、目標、指標についてでございます。  次期計画での目指すまちの姿を、「昼も夜も歩いて楽しめる、いつまでも魅力的なまち」と掲げ、その実現に向け、下段の表のとおり、基本方針を、時代の変化に応えるまち、にぎわいあふれる城下まち、安全・安心に住み続けることができるまちの3つに定め、それぞれの基本方針に対する目標と目標の達成度を表す指標を表に記載のとおり想定しているところでございます。  なお、指標につきましては、当委員会や都市整備委員会中心市街地活性化協議会での御意見を踏まえ、内閣府との協議の中で決定する予定としております。  次に、3の計画区域計画期間ですが、計画区域は現在の第3期計画と同じ約415ヘクタール、計画期間は令和5年4月~令和10年3月までの5年間としております。  最後に、4の今後のスケジュールでございますが、今後、素案から計画案へと進めてまいりますが、その過程におきまして、今後開催予定中心市街地活性化協議会パブリックコメントで御意見をいただくとともに、適宜、当委員会及び都市整備委員会へ報告を行いながら、計画の策定に向け進めてまいります。  続きまして、タブレットの03、紙資料の資料3をお願いいたします。  地域商業機能複合化推進事業、施設名は熊本屋台村についてでございます。  本事業につきましては、半導体不足による大幅な工期の遅延により、昨年度内での事業完了が困難となったことから、令和3年度予算の繰越しをさせていただきました。委員の皆様には御心配をおかけしておりましたが、去る6月3日に無事オープンいたしましたので、改めて報告させていただくものでございます。  資料に記載のとおり、18の飲食店等に加え、創業者向けチャレンジショップタッチパネル式観光案内板を設置しており、今後、中心市街地の新たなランドマークとして、にぎわいの創出や回遊性の向上等につながる施設になるものと大変期待しているところでございます。  年間の来場者は20万人、売上高は6億円を見込んでいるとのことですが、オープンから2週間が経過しました6月17日現在での来場者が約2万5,000人、売上高は約6,000万円という報告をいただいており、大変好評をいただいているようでございます。  続きまして、タブレットの04、紙資料の資料4をお願いいたします。  緊急空き店舗対策事業の要件緩和についてでございます。  新型コロナウイルス感染症の影響により増加した商店街の空き店舗解消を目的とした本事業の1次募集が今月30日に申請期限を迎えますが、5月31日現在の申請状況は、新規出店者支援が3件、リノベーション支援が1件の計4件にとどまっている状況でございます。  空き店舗の現状につきまして、飲食業組合や商店街、不動産管理会社等に意見を伺ったところ、時短要請協力金等の終了により、今後飲食店の廃業が増加するのではないか、また、上層階の空き店舗も増加傾向にあるとの御意見でした。  そこで、7月からの2次募集開始に当たり、空き店舗の現状や関係団体の御意見等を踏まえ、今後の空き店舗解消を促進するために、補助要件の一部見直しをさせていただきたいと考えております。  具体的には、資料の最下段に記載のとおり、①の道路からおおむね7メートル以内の1階路面店につきましては、これまでの店舗面積にかかわらず、一律補助上限150万円を、40坪未満、40坪以上60坪未満、60坪以上に区分しまして、補助上限額をそれぞれ150万円、200万円、300万円と店舗の広さに応じて引上げを行うものでございます。  また、これまで補助対象外であった①以外の1階店舗、地下1階や2階、この2階に関しましては上通り、下通り、新市街のようなアーケード内においては、アーケードの屋根より下の階層も対象としたいと思っております。また、新たに上限額100万円として補助対象とすることで空き店舗解消につなげ、商店街のにぎわいの早期回復を図るものでございます。  以上のような取組に加えまして、前回の委員会で報告いたしました飲食店食べ歩き1億円キャッシュバックキャンペーンにつきましても、現在、契約候補者と詳細についての最終的な協議を行っているところでございまして、詳細が決まり次第、市民並びに認証店の皆様にしっかりと周知を行い、外食需要の喚起を図り、本市経済の活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 ◎脇坂真智子 産業振興課長  タブレット05、資料5をお願いいたします。  半導体関連産業集積推進本部進捗状況につきまして御報告いたします。  まず、1番、台湾の半導体受託生産最大手と言われておりますTSMC社が菊陽町の原水に2024年末の稼働に向けまして、本年4月に半導体製造工場の建設に着手しております。設備投資額といたしまして約9,800億円と言われておりまして、雇用予定者数約1,700人を見込んでいると言われております。  こちらの進出を受けまして、2番、半導体関連産業集積推進本部の方を昨年12月に市長をトップとする庁内横断の組織を設置いたしました。半導体関連企業やそのサプライヤーとなる企業の集積によります本市経済の振興及び進出に伴う人材や住居の確保、交通課題等都市課題に対応するために、本年2月には、5つのプロジェクトチームを設置する推進本部の方を開催しております。それ以降も今年度に入りまして1回、体制も変わりましたので、進捗状況の確認を行っているところでございます。  続きまして、次のページ、お願いいたします。  こちらが現在設置しておりますプロジェクトチームの5つの主な取組内容になっております。各プロジェクトチームにおきましても、状況に応じまして会議を開催いたしますとともに、いろいろな関係機関等へのヒアリングでありますとか、先進都市などの視察を行いまして、情報収集、情報交換などを行っているところでございます。  こちらの方にありますとおり、内容、構成員、今年度の予算関連開催状況、その他の取組については、こちらの表に記載させていただいております。  幾つか御紹介させていただきますと、一番左、戦略的な土地利用検証プロジェクトチームにおきましては、経済部局でありますとか、都市、農業政策関連部署等を構成員といたしまして、半導体産業の集積に向けました事業用地の確保について取組を進めております。こちらの方では、他都市の先進事例であったりとか、民間開発事業者との意見交換などを通しまして、土地利用上の課題等への対応について整理を行っているところでございます。  また、左から2番目、人材確保・育成プロジェクトチームにおきましては、経済のみならず教育政策関連部署を構成員といたしまして、企業が求めている人材の把握であったりとか人材の確保、また、将来を見据えた人材育成のためにいろいろな関係機関と連携いたしまして、大学、高等専門学校等と連携しながらキャリア教育の推進に向けて、一緒にできることがないかというような検討を進めております。  さらには、下段の方にございますとおり、九州も一丸となりまして、九州半導体人材育成等コンソーシアムというものを九州全体のコンソーシアムが発足しておりますので、こちらへも参画しながら半導体関連の企業であったりとか、自治体、金融機関教育機関などと一緒にいろいろな課題等に取り組んでいるようなところでございます。  それ以外につきましても、交通課題対策プロジェクトチームにおきましては、今後交通渋滞であったりとか、交通結節機能などの課題に対応するために調査・検討を進めているようなところでございます。  また、国際交流・広報プロジェクトチームでありますとか、住環境対策プロジェクトチームにつきましては、台湾の方々の生活習慣など、また、教育に関する考え方などについて、今、情報収集を行っておりまして、観光を含め台湾に対するPRの在り方や、市民の方々の台湾に対する理解促進の取組についても検討を進めているところでございます。  以上、報告になります。 ◎坂田文昭 観光政策課長  今年度当初より実施しております旅行商品割引事業について、現状報告させていただきます。  資料6を御覧ください。  まず、事業の概要でございますが、支援内容については、LOOKUP Kumamotoキャンペーン、そして、テレワーク利用促進事業の2点でございまして、コロナの感染が落ち着いている状況下で、LOOKUP Kumamotoキャンペーンによる旅行需要喚起に取り組むとともに、年間を通じてテレワークを目的としたデイユースでの宿泊施設の利用に対して助成を行うことから、宿泊施設の新たな利用形態の定着と、事業者に対してコロナ禍での切れ目のない支援を図っていくものでございます。  次に、LOOKUP Kumamotoキャンペーン実施状況でございます。  実施期間は、当初4月1日からゴールデンウイーク前の4月28日までとしてスタートしておりましたが、熊本県の旅行助成事業でございます、くまもと再発見の旅の段階的な利用期間の延長に合わせまして、現在では、7月14日の宿泊、翌日15日のチェックアウト分まで延長いたしております。  割引の金額につきましては、利用者の平準化を図る意味で、曜日に応じまして割引額に差をつけておりましたが、6月1日より曜日に関係なく、旅行料金1万円以上が3,000円、1万円未満が1,500円の割引としております。利用対象者は、現在、県事業のくまもと再発見の旅と同じく、沖縄を除く九州各県にお住まいの方としております。  事業者の参加登録及び販売状況でございますが、6月10日時点での4月~5月の2か月間の合計の数値、速報値でございますけれども、御報告いたします。なお、ゴールデンウイーク期間中の4月29日~5月8日までの10日間は、キャンペーンの対象外となっております。  まず、事業に参加している旅行会社宿泊施設の事業者が130者でございます。販売・予約実績として4万2,494人泊、割引充当金の金額は1億2,530万5,000円、執行率が36.6%となっております。これまでの利用実績を踏まえ、1か月1万9,000人泊を想定しておりましたので、ゴールデンウイーク期間中のLOOKUPキャンペーンの休止を考慮しますと、大変好調な出足と考えているところでございます。  続いて、テレワーク利用促進事業実施状況でございますが、期間は4月1日~来年3月17日まで、ほぼ1年を通じて利用できるプランとしております。  割引額については、利用料金に応じまして4,000円以上ですと3,000円、2,000円以上4,000円未満ですと1,500円としております。参加登録事業者は46事業者、利用実績として314件、割引充当金の額は90万3,000円、執行率2.5%となっております。  これにつきましては、4月以降、現在までコロナの感染状況が落ち着いておりますことから、テレワークの利用も少なくなっていると考えているところでございます。  説明は以上でございます。 ◎金光良昌 イベント推進課長  資料7をお願いいたします。  令和4年度イベント開催予定について御説明させていただきます。  1番でございますが、第45回火の国まつりでございます。これまでコロナ禍ということで今回3年ぶりの開催ということでございます。先般の運営委員会の方で実施ということで進めておるところでございます。  開催の概要でございますが、8月5日金曜日~8月7日日曜日にかけてでございます。開催の内容でございますが、記載のとおりでございまして、メインの総おどりでございますが、総おどりは6日の土曜日、19時を予定いたしております。それから、関連イベントとしまして民間との連携したイベントということで、記載のイベントの方を予定いたしております。  3日間の来場者数を直近のデータでいきますと、3日間で約36万人の人出を見込んでおるところでございます。  続きまして、2番目の熊本城マラソン2023でございます。こちらも同様に3年ぶりの開催ということで、実行委員会の方で開催に向けて準備を進めるということを決定させていただいております。  こちらの開催概要でございますが、年明け、令和5年2月19日日曜日、9時にスタートでございます。種目・定員・参加料について記載しております。種目につきましては、歴史めぐりフルマラソン以下、金栗記念熊日30キロロードレース、城下町ファンランでございます。  今大会から、警備に当たります人件費の高騰でございますとか備品関係、あるいはトイレでありますとか、いろいろな警備に使います設備関係の物件費等々の高騰に伴いまして、また他都市の大会等の水準等も勘案させていただきまして、参加料の方を今回から改定させていただいております。  なお、併せまして、城下町ファンラン、一番短いコースでございますが、こちらのコースを熊本城の復旧状況を鑑みまして、これまでの市民会館をゴールにしておりましたが、行幸坂を上りまして二の丸駐車場を目指すコースに今回変更させていただいております。  それから、3番目でございます。江津湖花火大会2022でございます。  こちらは、過去2年間中止となっておりましたが、本年度につきましては、6月7日の実行委員会におきまして、大変残念ではございますが、中止ということで決定になっております。  実行委員会では、賛成と反対ということで、地元の自治会の方でありますとか、経済団体、あるいは新聞報道でありますとか、そういったところから様々な御意見を頂戴いたしております。  ぜひコロナ禍であっても、観戦ルールにのっとって開催してほしいという意見がある一方で、地元の自治会の方からは、開催に向けて慎重な御意見でありますとか、これまでの警備体制の中で、一部見直すべき部分もあるということで、こういった問題につきまして、今後地元の自治会の皆様とも意見交換をさせていただきまして、新年度に向けては開催できるように取り組んでいくということで、実行委員会の方でも意見の方をまとめさせていただいているところでございます。  3点のイベントにつきましての報告は以上でございます。 ◎土屋裕樹 競輪事務所長  資料8で、競輪場再建について現況を報告させていただきます。  まず、解体工事の状況をお示ししております。写真左上が着工前でございまして、今回、中央のバンク、それから右側のサイドスタンド、下側のバックスタンドの解体を予定しておりますが、右側の写真のとおり、サイドスタンド、バンクについては、おおむね解体が完了しておりまして、現在下の写真にありますバックスタンドの解体を進めております。おおむね順調に進んでおり、資料の下段にお示ししております工期の9月末までには解体が完了する予定であります。  なお、費用につきましては、解体に際しアスベストの除去、それから廃棄物の処理量が設計より増加しておりますことから、処理量を精査の上、今後変更契約を行いたいというふうに考えております。  次のページをお願いします。  解体工事と並行しまして進めております設計の進捗状況でございますが、建設関係の設計はほぼ完了いたしました。また、土木工事に係る設計についても大部分は8月末までに完了予定であります。  中段の表に建設工事に係る設計が完了した時点での概算事業費をお示ししておりますが、49億8,000万円とおおむね想定どおりでございます。また、表の下に米印でお示ししておりますが、今後資材単価の上昇等も想定されるところではありますが、財源については、全て競輪事業で賄うこととしてございます。  2の今後の発注予定についてでありますが、建設工事につきましては、建築、それから電気、機械設備の3本の工事となりますが、いずれも7月に入札を行いまして、第3回定例会に契約締結の議案を提出させていただき、秋口から工事着手に入りたいと考えてございます。また、2点目の土木工事につきましても、同じく入札後議案を提出させていただき、年明けにはバンク等の整備に取りかかりたいと考えてございます。  また、3点目のその他ですが、バンクの照明灯や競輪を開催するための機器等のリース料です。こちらにつきましては、工事のスケジュール導入スケジュールを整合させる必要がありますことから、今後導入時期を詳細に検討の上、債務負担行為の予算を計上させていただきたいというふうに考えてございます。  最後のページをお願いします。  参考として、スケジュールイメージパースをお示ししておりますが、これまで本委員会で説明させていただきましたように、令和6年度中の競輪競技の再開に向けて、関係団体と調整しながら着実に取り組んでいきたいと考えてございます。  以上でございます。 ◎岩山誠二 スポーツ振興課長  国際バドミントン大会Super500)の熊本開催決定について説明させていただきます。  資料9をお願いいたします。
     前回の委員会でも御説明させていただきましたが、国際バドミントン大会Super500)の開催地が熊本で決まりましたので、ここで御報告いたします。  国際バドミントン大会Super500)という大会は、現在世界7か国の地域で開催されている大会で、日本からもA代表の桃田選手とか、再春館製薬所の山口選手、志田選手、松山選手などが出場するなど、各国のトップレベルの選手が出場する大会でございます。  大会概要開催地決定までの動きに関しては、資料記載のとおりで、今回の大会開催決定について、本日ではございますが、午後1時半から日本バドミントン協会、熊本県バドミントン協会、熊本県、そして熊本市合同での記者会見を行います。  今後は、日本バドミントン協会を筆頭に実行委員会が立ち上がる予定ですが、熊本市としましても、関係団体や熊本県と連携を図りながら、すばらしい大会となるよう準備を進めてまいります。  報告は以上です。 ○光永邦保 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について、質疑及び意見をお願いします。 ◆緒方夕佳 委員  御説明ありがとうございました。  まず、資料7の熊本城マラソンについてお尋ねいたします。  今回、参加料が増額されるということで、他都市と比較すると同程度という御説明はあったんですが、やはり一度に上げる額としては、特に4,000円ですね、高いなというふうに受け止めております。もうちょっと徐々に上げたりする方法もあったのではないかなと思っているところです。  そこで、開催経費が上がっているということですので、そこについてもうちょっと御説明いただきたいんですが、前回の開催に要した経費、全額ですね、それを市と参加者と協賛者と(株)熊本日日新聞社で負担していると。その前回の内訳と今回、来年開催するために要する経費、それを対比して御説明いただきたいんですが、全額でどれぐらいアップしているか、そして、市の負担が前回と今回比較してどれぐらいアップしているか、それがちょっと分かるように御説明いただけますでしょうか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  まず、1点目の値上げの理由でございますけれども、先ほど申しましたとおり、警備に伴います警備員でございますけれども、それの人件費でございますとか、フルマラソンでございますので42.195キロ、こちらの距離の交通規制に伴います様々な設置物等々でありますとか、仮設トイレでありますとか、そういったもろもろの物件費等々につきまして見積りベースではございますが、昨今の状況を踏まえまして高騰しているところでございます。そちらの方から今回の事業費の概算というのを積算させていただいております。  それに併せまして、他都市の開催、同規模1万人程度のマラソン大会、そういったものの参加料等も考慮いたしまして、今回の料金に設定させていただいておるところでございます。  続きまして、今年度に開催します総事業費でございますが、全体で4億3,772万4,000円でございます。  この中で、熊本市の負担金といたしましては1億1,631万8,000円でございます。それから、参加いただきますランナーから頂戴いたします参加料でございますが、こちらが1億8,807万5,000円でございます。それから、先ほど委員がおっしゃいました熊日さんの負担金の方でございます。こちらの方も入っております。こちらの方、ちょうど500万円頂戴する形になっております。  それで、直近の開催でございますが、令和元年度に開催されたものでございますが、こちらの方の事業費でございますが……         (「すみません」と呼ぶ者あり) ◆緒方夕佳 委員  今、協賛からの分はありましたか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  失礼いたしました。  協賛金額が1億1,000万円を予定いたしております。 ◆緒方夕佳 委員  それで、合計4億円。 ◎金光良昌 イベント推進課長  続きまして、直近開催しました令和元年度開催分でございます。こちらにつきましては、総事業費が3億6,112万2,400円でございます。  総事業費といたしましては、今回の事業費が約7,000万円増額いたしております。それで、内訳といたしまして、熊本市の負担金でございますが、直近のものが9,690万円でございまして、こちらの方の負担金の額が1億1,600万円でございますので約2,000万円増額していることになろうかと思います。この市の負担につきましては、前回の比較としましては約2,000万円の増額ということでございます。  以上で、よろしゅうございますか。 ◆緒方夕佳 委員  あと、協賛と参加者と熊日さんのを同様にどれぐらい入るかの比較を対比して、どれぐらいアップしているか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  はい、承知いたしました。  熊日さんにつきましては、直近と今回は同様に500万円の負担金というのを頂戴いたしております。それから、参加料でございますけれども、今回が1億8,800万円に対しまして、前回が1億4,000万円でございますので、約4,800万円の増という形になります。 ◆緒方夕佳 委員  4,800万円でよろしいですか。4,400万円ではなくて、4,800万円ですか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  はい、4,800万円の増でございます。  それから、協賛金でございますが、こちらが今回が1億1,000万円に対しまして、前回が1億300万円ということで、700万円の増です。  トータルの事業費といたしましては、今回が4億3,700万円に対しまして、前回が3億6,100万円ということで、約7,600万円の増ということになっております。  以上でございます。 ◆緒方夕佳 委員  すみません。最後、700万円の増は、どちらの負担金でしたでしょうか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  すみません、協賛金でございます。 ◆緒方夕佳 委員  協賛金が700万円。 ◎金光良昌 イベント推進課長  はい。 ◆緒方夕佳 委員  御説明ありがとうございました。  負担割合というか、負担は市が約2,000万円、協賛が700万円、参加者からは4,800万円で、熊日からは増えていないと。そのアップなんですけれども、負担の増額ですね、この負担の割合はどんなふうに決まったんでしょうか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  申し訳ございません。負担の割合ということで…… ◆緒方夕佳 委員  例えば、熊日さんですと負担は増えていない。負担の増額は、どんなふうに決められたのか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  実行委員会を組織します際に、熊日新聞社様と協議を重ねておるところの経緯がございまして、その中で整理されたものだと認識いたしております。 ◆緒方夕佳 委員  その内容というか、どのようにというのはいかがでしょうか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  もともと熊本城マラソンにつきましては、政令市移行に伴いまして発足したものでございまして、その際にどういった組織体でやるのかということで、こういった実行委員会を組織します際に、もともと金栗記念熊日30キロロードレースの方もございましたものですから、それとフルマラソンの方が一緒に同時開催するということになった経緯がございますので、その中で、負担割合につきましても話合いがなされているものと認識いたしております。  以上でございます。 ◆緒方夕佳 委員  今の御説明なり負担割合を見ますと、物価が高騰しているということで、何かものを増やすというよりは、その使っているものの物価が高騰して上がっていると。であれば、熊日さんの部分も増えるんだろうなというふうには思ったりするんですけれども、ここはアップしていなかったりして、ちょっとこの負担はどうなんだろうというふうに思う部分もあるので。  今のお答えでは、あまりはっきりした回答がなかったですので、これも多額の税金を使っていることですので、そのあたりもはっきり説明できるようにしていただけたらと思います。 ○光永邦保 委員長  それは、資料を頂くということでいいですか。 ◆緒方夕佳 委員  可能なら、はい。可能なんですか。 ○光永邦保 委員長  緒方委員は、その上げ幅を下げろと言われているわけではないですよね。 ◆緒方夕佳 委員  そうですね。 ○光永邦保 委員長  元に戻せとかいうことでもないですよね。 ◆緒方夕佳 委員  そうです。 ○光永邦保 委員長  理由、なぜこうなったかということを、きちんと教えてくださいということですね。 ◆緒方夕佳 委員  ええ、1点はそうですね。  続けていいですか。 ○光永邦保 委員長  どうぞ。 ◆緒方夕佳 委員  上げるのであれば、きちんとした説明が必要ですし、上げ幅は少し大き過ぎるなと思うんですが、また、今後については経費削減に努めていただきたいというところです。 ○光永邦保 委員長  では、改めて詳しい資料を、口頭ではちょっとあれだと思いますので、資料を頂くということでお願いしたいと思います。 ◆緒方夕佳 委員  そうですね、負担についてきちんと説明できるのであれば、それが最善だと思いますので、よろしくお願いします。 ○光永邦保 委員長  ほかにございますか。 ◆荒川慎太郎 委員  イベントの開催に関連して、火の国まつりに関する報告をいただきましたけれども、今回、火の国まつりを実施するとなってから、ホームページの方で検索してみましたところ、今現状、お知らせの項目に行かないとスケジュールが分からない状態になっております。  トップに何が出てくるかというと、火の国まつりについてということで、昭和53年に開催されましたという、そういう歴史が書いてありますが、ここにアクセスする方は、そういう歴史ではなく、いつ・どこで・何が今年は行われるのかというのが欲しい情報だと思いますけれども、この辺のホームページの更新については、どういう御予定でしょうか。 ◎金光良昌 イベント推進課長  委員の御指摘のホームページの件でございます。  今現在、トップページの一番下段でございますが、そちらのところに関連イベント情報ということで、8月5日~7日、3日間に開催されます催物の日時、会場、内容の概要につきまして紹介をさせていただいておるところでございます。  共催イベントということでございますので、今、民間事業者様と詳細を詰めているところでもございますので、また新たな情報とかが分かりましたら、分かりやすいような情報発信に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ◆荒川慎太郎 委員  今、御説明ありましたように、テキストベースでそれぞれ書いてあるページしかございません。理想的には、エリアからタイムスケジュール、そこから各リンクで、それぞれの事業に飛べるというようなのが望ましいかと思いますので、ぜひ分かりやすいページの作成をお願いいたします。  以上です。 ○光永邦保 委員長  ほかにありませんか。 ◆津田征士郎 委員  私の方は要望になろうかと思いますけれども、今、資料7の中で1と2が出ましたから、私は、3をちょっと要望したいと思いますが、花火大会については、新型コロナウイルスのこともあって2年中止をされたと。  地元より厳しい意見が出ておるというようなことでございますけれども、来年から、できれば場所の選定を含めて十分検討していただきたい。市民の方で待っておられる方もおられますので、この点、要望しておきたいと思います。 ○光永邦保 委員長  花火については何かありますか。  確かに今、津田委員が言われたように、今まではコロナで中止で来たんですけれども、今回はコロナに限らず、強い意見があったということで、何かこちらも工夫とか対策が必要になってくるかと思いますね。その辺の津田委員の要望かと思いますので、よろしくお願いします。 ◎金光良昌 イベント推進課長  御意見ありがとうございます。  今回、江津湖の実行委員会の中で出されました意見の中で、確かに一部の動線の中で、人流の流れがよくないところがあるというところで、それについての改善要望というのを強くいただいております。  それにつきましては、地元の自治会様の方と細かく意見をやり取りしながら改善していきたいというふうに考えております。そうなりますと当然、全体の配備計画等々にも影響が出てまいりますので、併せて関係機関とも協議を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆津田征士郎 委員  はい、結構です。また、検討よろしくお願いします。  それから、せっかくの機会ですから、今日、動植物園の外山動植物園長が出席をされておりますけれども、全国都市緑化くまもとフェアに関連して、私も動植物園の方に行かせていただいたわけでありますけれども、市民の来場者の方々もほとんど満足して帰られたというようなことで、県下の農業高校の生徒さんの花壇、これも非常に工夫されて好評でした。このようなことで、これからも頑張っていただきたいなと思います。  それから、この件に関して何人入場者が増えたか、そこをちょっと1点だけお聞きしたいと思います。 ◎外山誠 動植物園長  ただいま津田委員からお褒めの言葉をいただき、大変ありがとうございます。  全国都市緑化くまもとフェアの期間中の当園への来園者数のお尋ねでございますが、令和4年3月19日~5月22日までの計60日間にわたり開催されまして、総来園者数は29万6,207人でございました。前年同期間の来園者数が約9万人でございましたので、前年比で約3倍と、多くの皆様に御来園いただいたところでございます。 ◆津田征士郎 委員  植物園のゾーン辺りも非常に整備されて結構だったなと思いますが、1年後、開園100周年を迎えられるとお聞きしております。これからも頑張っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○光永邦保 委員長  ほかにありませんか。 ◆緒方夕佳 委員  ちょっと動物園関係で要望なんですが、動物園、よく利用させていただいています。よく一緒にほかの保護者さんとも行こうとなるときに、いつも問題になるのが、行きたい日に動物園が開いているのか開いていないのかということで、なかなか情報が錯綜して分かりにくい場合があります。  ホームページを見ますと、毎週月曜日が休み、第4週は火曜日が休み(祝日の場合は、次の平日が休園)というふうに表現されているんですね、休園日のところに。でも、そうでない場合も、変則的な場合もあるんですよね、花博のときは開いていたりとか変則的なときがあって、とても分かりにくくて、休みだと思ったら開いていたりということもあります。  ホームページを見ると、イベントカレンダーというところを探し出して見ると、休園日なり、動物園でその日何をしているか、イベントがあるかというのを網羅的に見れるページがあります。でも、そのページも、ちょっと探し出さないとたどり着けないようになっていますので、休園日のところとかで、誰が見ても分かりやすいように工夫していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎外山誠 動植物園長  ただいま緒方委員の御意見、確かにちょっとホームページのトップページ上には、イベントカレンダー等が出てきていませんので、分かりやすいようにしっかりトップページ上で表現できるのか、もしくは、すぐイベントカレンダーに行けるようなことで、少し工夫を考えさせていただきたいと思います。 ◆緒方夕佳 委員  その工夫の際に、イベントカレンダーというふうに名称がなっていますと、また、そこに休園日情報が見られるかどうかというのは分からないので、そのあたりも考慮して配置を考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○光永邦保 委員長  要望ということでよろしいですか。 ◆緒方夕佳 委員  はい。 ○光永邦保 委員長  ほかにありませんか。 ◆吉村健治 委員  すみません。ちょっと戻って申し訳ありませんが、資料3で、熊本屋台村に関して丸山課長から御説明ありましたけれども、オープン開始当初からお客さんはすごくにぎわっていました。前を通ると、いつもお客さんが並んでいる状況ですけれども、12時~夜の11時まで開いているということですが、この資料に載っているお店、店舗は、12時~夜の11時まで全ての店舗が開いているのか、もしくはランチのときは数店舗しかやっていないのか。その辺、まずいかがでしょうか。 ◎丸山健一郎 商業金融課長  屋台村の店舗の営業時間についてですが、資料で確かに12時からとなっておりますが、全ての店舗が12時からオープンしているわけではないと伺っております。ランチをやっている店舗の一部が12時からというふうに伺っております。  申し訳ありません、どの店舗が12時からやっているかというのは、ちょっとこちらでも把握はしておりません。  以上でございます。 ◆吉村健治 委員  行った人に話を聞いたら、昼間行ったら二、三店舗しか開いていなかったと。それで並んでいるからすごいなとは思ったんですけれども、もしそういうことが続くようであれば、チャレンジショップということなので、例えば昼だけされるようなそういう業態の人たちに、そのときだけ、夜される方とは別に、昼間だけその空き店舗で御商売をされるとか、いろいろやり方はあると思うんですけれども、事業主体が上通5丁目商店街振興組合、オーリックさんですけれども、そういった運営委員会みたいなものがあるとしたら、そういうのに熊本市としては参画されているんですか。 ◎丸山健一郎 商業金融課長  運営委員会の方には、本市は参画はしておりませんが、屋台村関係者と接する機会は多々ありますので、委員の方からそういった御意見があったということで、現状の把握も含めて、そのあたりをしっかり御意見もこちらの方からお伝えさせていただければというふうに思っております。
     以上でございます。 ◆吉村健治 委員  要望ですけれども、一部補助金、税金が使われていますので、ここをやりっ放しというわけではなくて、ある程度市民の方々から仮に意見があったら、そういうのを反映させる場というか、意見を述べる場が、そういう機会があればいいのではないかなとは思います。  以上です。 ○光永邦保 委員長  ほかにありませんか。 ◆緒方夕佳 委員  TSMC新工場設置についてお尋ねしたいと思います。これについては市民の関心も高くて、心配もされている水について、ちょっと答えられる範囲でいいのでお答えいただけたらと思います。  まず、TSMCが熊本に進出した理由というのは豊かな地下水、ウエハーを洗浄するのにきれいな水が必要であるということが理由であると聞いております。その使った後の水というのには、化学物質、有毒物質、フッ素などの有害なものも含まれると聞いております。私もまだまだ勉強を始めたところですけれども、物質としてはフッ素なども、まだ100%取り切れる技術が確立していないというふうにも論文などで読んだところです。  そこで、ちょっとお尋ねしたいのは排水ですね。排水が市内を流れる川などに排水されるのかなど、確認されているかどうかをお願いします。 ○光永邦保 委員長  工場の排水ですか。 ◆緒方夕佳 委員  はい。排水が処理した後でしょうけれども…… ○光永邦保 委員長  排水が、どう流れるかとか。 ◆緒方夕佳 委員  はい。処理した後がどう流れて、熊本市内の川にも流れることになるのかとかですね。 ○光永邦保 委員長  確認できている範囲で、どうぞ。 ◆緒方夕佳 委員  はい、御存じの範囲でいいですので。 ◎脇坂真智子 産業振興課長  環境局と上下水道局の方に確認いたしまして、あと、県の方にも確認させていただいたんですけれども、熊本県の方で取組をされておりまして、排水につきましては、下水道の方に排出されるんですけれども、そこに対しまして、排出するに当たって基準値が設けてございますので、その基準値まで浄化した上で下水道に排出すると。  それが流れてまいりまして、県の浄化施設の方に流れてまいりまして、そこでまたさらに浄水されまして、そちらの県の施設は熊本市内にございますけれども、そちらから、より水が豊かな県でございますので、県の地下水条例等も法以上に厳しい基準を設けておりますので、そういう基準値までされた上で、川の方に放水しているというふうに聞いております。 ○光永邦保 委員長  排水経路は、既存の下水路を使うということですか。 ◎脇坂真智子 産業振興課長  そうですね、はい。 ○光永邦保 委員長  既存のものを。 ◎脇坂真智子 産業振興課長  はい。その前段で、きちんと工場内で浄化施設の方を設けてございますというふうに聞いておりますので、そちらの方につきましても、県と菊陽町と監視の方を立入検査等もされながら、状況の方を見守っていくというふうに聞いておりますし、もし何か違反等があれば指導もしていくというふうなところで、県の方からは聞いております。  以上になります。 ◆緒方夕佳 委員  ありがとうございます。  排水、処理された後の排水が市内の川に流れるかどうかというのは、まだちょっと分からないというふうに受け止めました。  たくさん水を使うということで、どれくらい使うのか、また、それがどんな影響があるのかというのを、熊本市としても検証して把握していっていただきたいと思っているところです。  基準値といいましても、もし有毒物質が基準値以下の量で川に流れるのであれば、加勢川なり江津湖なり、その周辺なり水遊びをする子供もたくさんいますので、そのあたりの情報開示などもしっかりその辺自分でまた判断できるようにというふうにも、情報開示も必要だと思いますので、水についてのプロジェクトチームが立ち上がっていないことに、ちょっと驚いたりもしているんですが、市民の関心、また心配も高いところですので、熊本市においてもしっかりと把握していっていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 ○光永邦保 委員長  要望ということでいいですか。 ◆緒方夕佳 委員  はい、要望です。 ◆白河部貞志 委員  今の、菊陽町の公共下水道に流れるということであったんですけれども、最終的にはどの河川に行くのかというのも知りたいわけですが。NECが昔、操業しておった時代、天明新川に流れて問題になったことがありました。  ですから、今の菊陽町の件も公共下水道がどの河川に流れるかというのは、把握しながら進めなきゃならぬと思いますが、いかがですか。 ◎脇坂真智子 産業振興課長  そういった今の御意見等を環境局の方にもお伝えさせていただきまして、今後連携しながらこういった調査等を進めてまいりたいと思います。  以上です。 ○光永邦保 委員長  ほかにありますか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  よろしいですか。  ほかになければ、以上で経済観光局に関する所管事務調査を終了いたします。  この際、議事の都合により暫時休憩いたします。                             午前11時51分 休憩                             ───────────                             午後 1時21分 再開 ○光永邦保 委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  これより農水局・農業委員会事務局に関する所管事務調査を行います。  執行部より申出のあっております報告2件について、順次説明を聴取いたします。 ◎中熊健二 農業政策課長  私からは、資料1の世界かんがい施設遺産サミット in Kumamotoの開催実績等について御説明申し上げます。  開催前にも御案内させていただきましたとおり、こちらの方、アジア・太平洋水サミットのプレイベントとして、4月11日、12日の2日間にわたって開催いたしました。  初日は、左の写真にございますとおり、東京大学名誉教授、佐藤洋平氏より、世界かんがい施設遺産の意義及び保続に向けてと題して、かんがい施設の重要性や意義、そして保全及び活用について御講演いただいております。  そのほかに中央の写真にございますとおり、パネルディスカッションを開催しております。こちらは、行政や学識、地域で活動されている方からユース水フォーラムの高校生まで幅広い分野の皆様にお集まりいただき、世界かんがい施設遺産の保全と利活用をテーマにディスカッションしていただいたものです。  この中では、「各地域の方から出された維持保全や活用については、外部を含め広範かつ多岐にわたる力を取り込むことが重要」との意見に対して、これに呼応する形で、高校生から、「そのためには大人がうまく情報を発信し、広く知っていただく機会を設けることが重要、高校生には活動的な人が多いので、参画するきっかけをつくってほしい」など、非常に建設的な意見が交わされ、大変意義深いものになりました。  2日目は、右の写真にございますとおり、国内の各地から参加していただいた皆様を対象に、現地検討会を行っております。参加された方からは、新しい視点でかんがい施設を見直すよい機会となったなど、御好評をいただいております。  2ページ目をお願いいたします。  (1)にございますとおり、本サミットの成果について、アジア・太平洋水サミット本体の会場内に紹介ブースの方を設置し、各動画の上映や展示による報告と発信を行っております。右側一番下の写真となっております。  (2)色づけされた部分をお願いいたします。今後の活動予定でございます。  昨日、市のユーチューブチャンネルの方に、本サミットの基調講演や大会宣言の動画等をアップしております。これに続く形で、順次、パネルディスカッションの様子や県内の施設遺産の紹介動画等を配信していきますので、御覧いただけると幸いでございます。  資料右側中央の写真は、市内の渡鹿堰取水部にある管理棟の壁に白川流域の登録遺産群の1つである渡鹿堰のPR看板を設置した様子となります。また、右側一番上の写真にございますとおり、県内4流域の世界遺産を紹介するリーフレットをリニューアルしております。今後も折に触れて配布し、PRに努めていきますので、よろしくお願いいたします。  私からの説明は以上となります。 ◎吉留健士 水産振興センター所長  私からは、資料2の熊本県産アサリの産地偽装問題について報告させていただきます。  令和4年1月31日、県知事より県漁連に対し、熊本県産アサリの一時出荷停止が要請され、2月1日に県知事より、熊本県産アサリ緊急出荷停止宣言が出されました。  その後の経緯につきましては、令和4年第1回定例会時において御案内のとおりですが、その後、3月18日以降、国によるアサリ産地表示ルールの見直しや、県による追加の要望などが行われ、4月12日から県産アサリの流通を監視する制度である熊本モデルの下で、県産アサリ漁が再開されました。  さらに産地偽装の根絶に向けた県、漁業者等関係主体の責務、役割を整理した「熊本県産あさりを守り育てる条例(素案)」が6月の議会に提出され、先ほど可決成立しました。これらの取組の下、6月11日から県産アサリの全国出荷が再開されました。  次に、本件に対する対応についてです。まず、今回の問題により生じる風評被害などに対する支援策として、3月の第1回定例会でお認めいただきました漁業者を支援する無利子貸付制度についてです。  本制度については、今のところ申請はございませんが、今後の不測の事態に速やかに対応できるように、本定例会において債務負担行為並びに所要額を補正計上させていただいております。  続いて、新たな県産アサリの流通監視制度であります熊本モデルについてです。  これは、県産アサリの漁獲から販売まで一貫して監視する県独自のトレーサビリティ(生産流通履歴)制度で、実証を行う第1ステージと本格運用の第2ステージと段階的に進められています。  資料の4ページ上段の図を御覧ください。  第1ステージでは、漁場での漁獲情報や県漁連での入札情報を県漁連ホームページで公表することで、産地段階の情報の見える化を行いました。出荷段階では、認定工場での砂抜き等作業の後、同一規格で出荷し、販売協力店には、県漁連から産地証明書を発行するなどの取組を実施しました。  その結果、去る5月30日に開催された第4回熊本県産あさりブランド再生協議会では、委員の協議並びに販売店への聞き取り等で、流通もスムーズであり、消費者の購買行動につながっているなど好意的に捉えられ、また、実際の入札価格も平年より二、三割高となりました。  このことから、4ページ下段の図にあります次の段階として、産地証明データベースに情報を保管し、流通の各段階でQRコードを活用した履歴の追跡を可能とするデジタル技術を活用した県独自の産地証明支援システムを本格運用する第2ステージ、これを全国出荷再開の6月11日から開始しております。  続きまして、資料5ページをお願いします。  熊本県産アサリと偽装されたアサリが全国で大量に流通し、熊本ブランド全体の信頼を揺るがす危機的な状況を背景に、一つ、産地偽装アサリの一掃、一つ、徹底的な調査・取締り、一つ、純粋な県産アサリの流通戦略の3原則を掲げた熊本県産あさりを守り育てる条例が6月県議会に提案されまして、先ほど可決しました。  これには、本県水産業の振興、海域の環境保全と漁場の有効活用、安全・安心な県産アサリの消費者への提供の実現など、純粋な県産アサリを守り育て、適正に流通・販売することを目的とし、取引記録の作成や保存を義務づけ、アサリの漁獲量回復を図る施策が盛り込まれております。  最後に、資料5ページ下段からの風評被害とその対策になります。  今回の問題発覚後、ハマグリについては返品、入札会中止、落札単価の一時下落などの被害が確認されましたが、3月10日以降は、入札会も予定どおり実施され、落札単価も大きな下落はございません。また、ノリ養殖業においては、風評被害は見られておりません。  続きまして、本市の対応としましては、今回の問題の一因に県産アサリの生産量の減少が挙げられており、委員の皆様をはじめ関係各位のお力により、令和4年第1回定例会で議決いただきました本年度新規予算のアサリ・ハマグリ等水産資源増殖経費をもって、本年度漁場への保護区設置や稚貝の食害防止等、増殖対策を積極的に行う所存でございます。  今後も情報収集に努め、また、県とも連携し、本市の水産業の振興に努めてまいります。  報告は以上となります。 ○光永邦保 委員長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  所管事務について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆吉村健治 委員  無利子貸付制度で、利用者はなかったということでしたけれども、こういう利用者がいるんではなかろうかということで、当初3月の議会で通ったと思うんですが、利用者がなかったという一番の原因はどんなことだったとお考えか、教えてもらっていいでしょうか。 ◎吉留健士 水産振興センター所長  まず第一は、アサリの出荷自粛が解除されまして、再開が始まりました。現在、漁業者さんたちは、価格や量の変動などを注視しておりまして、今後の状況に応じて借入れを行うかどうかという、注視している段階だと考えております。 ◆吉村健治 委員  では、補正に上げられているということは、先ほど御説明あったように、万が一そういう方が出てきた場合の準備を取りあえずしておくということだと思いますけれども、いいですかね。  3月の委員会でもちょっとお話をしたんですけれども、今回はアサリで、熊本市の漁業者もそんなに数が多くなく、今回いろいろな方の努力で、そういう風評被害もなかったということですけれども、ほかの農水産物でそういうことが将来起こった場合に、とても大変ではないかなと思うんですけれどもね。  熊本ブランドでいけば河内のミカンであったりとか、その他たくさんありますけれども、そういうことが将来起こった場合のすぐ準備の手だてというか、そういうことが仮によその県で起こっていたよとか、そういうことというのは、調査をある程度されるのですか。そのときそのとき、何か起こったときに対応するということなんでしょうか。これは、局長、お願いします。 ◎大塚裕一 農水局長  風評被害、幸いにも先ほど御説明させていただきましたとおり、ハマグリで少しございましたけれども、それ以外の品目につきまして、農産物を含めまして見られてはおりません。  今後の対応ですけれども、実際にもうアサリに関しましては新しい制度が動いておりますので、熊本産ということに対しては、自信を持って出していけるものというふうに思っております。  ただ一方で、セーフティーネットを将来的にどう考えるのかというところ、なかなかこれはモデルが難しいもので、もう少し勉強・研究をさせていただきたいと思います。今回の補正予算で計上させていただきましたその仕組みがベストなのかどうかも含めまして、ちょっと研究が必要だなと思いますので、そこは引き続き整理させていただきたいと思います。 ◆吉村健治 委員  ありがとうございました。  30年以上前、私が若い頃、関西にいたときに、トラックでスイカを売りに来られて、植木のスイカですと、めったに食べられないでしょうとかという話があって、いや私、熊本ですよという話をしたら、植木というブランドを使っているだけだったんですよね。多分どこかから持ってきたスイカを熊本産だということで売っていたんだと思いますけれども、そういうことは、多分日本全国津々浦々ほぼ大なり小なり多分あっているのではないかなという気はしますので。  先ほど局長が調査・研究をしますということで、継続的にやっていただければと思っております。 ◎大塚裕一 農水局長  ありがとうございます。  基本的には、食品表示に関しましては、原料・原産地、国内におきましても、農産物を含めまして表示のルールというものが整理をされてきております。この制度の中で、基本的に動く分にはそんな影響はないというふうな、問題はないというふうに思っておりますけれども、やはりいろいろな方がいろいろなやり方で、行動をすることはなかなか難しいところでございますので、ここは表示監視等も含めまして、多面的に検討してまいりたいと思います。 ○光永邦保 委員長  ほかにありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  よろしいですか。  ほかになければ、以上で農水局・農業委員会事務局に関する所管事務調査を終了いたします。  これより、当委員会の行政視察について御協議願います。  委員会の行政視察につきましては、委員派遣の手続が必要でありますことから、調査事項及び日程につきまして御相談させていただきます。令和4年度の行政視察につきましては、正副委員長案として、令和4年7月13日水曜日~15日金曜日までの2泊3日の日程で、岡山市における「就農サポートセンターについて」、玉野市における「玉野競輪場におけるデザイン・ビルド・オペレート方式について」、広島市における「広島競輪場における包括委託導入後の成果と課題について」を調査事項として実施したいと考えておりますが、いかがでしょうか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 委員長  ありがとうございました。  それでは、そのように決定いたします。  協議事項は以上でございます。  これをもちまして、経済委員会を閉会いたします。
                                午後 1時37分 閉会 出席説明員  〔経済観光局〕    局長       田 上 聖 子    総括審議員    村 上 和 美    産業部長     西 山 茂 宏    経済政策課長   前 田   剛    しごとづくり推進室長          計量検査所長   岩 坂 隆 幸             田 代 健 郎    商業金融課長   丸 山 健一郎    産業振興課長   脇 坂 真智子    産業振興課審議員兼起業・新産業     産業振興課審議員兼企業立地推進室長    支援室長     野 口 信太朗             船 津 真理亜    観光交流部長   永 田 賢 正    観光政策課長   坂 田 文 昭    観光政策課副課長 西   真一郎    誘致戦略課長   竹 田 靖 宏    動植物園長    外 山   誠    動植物園副園長  松 本 充 史    スポーツ・イベント部長         スポーツ振興課長 岩 山 誠 二             野 本 達 雄    スポーツ振興課副課長          イベント推進課長 金 光 良 昌             北 口 浩 之    競輪事務所長   土 屋 裕 樹    競輪事務所副所長 工 藤 市 郎  〔農 水 局〕    局長       大 塚 裕 一    農政部長     宮 本 明 大    農業政策課長   中 熊 健 二    農水ブランド戦略室長                                 奥 村 幸 司    森づくり推進室長 田 代 尊 久    農政部首席審議員兼農業支援課長                                 宮 本 政 司    鳥獣対策室長   清 野 陽 介    農地整備課長   坂 崎 真 一    北東部農業振興センター所長       北東部農業振興センター農業振興課長             岡 本   岬             小 林 賢 治    北東部農業振興センター基盤整備課長   西南部農業振興センター所長             佐 藤 公 成             平 見   磨    西南部農業振興センター農業振興課長   西南部農業振興センター首席審議員兼             坂 本 耕 弘    基盤整備課長   奥 田 滋 晃    水産振興センター所長             吉 留 健 士  〔農業委員会事務局〕    事務局長     廣 岡 泰 章    副事務局長    森 元 博 之    西南分室長    廣 田 一 郎    富合・城南分室長 西 原 博 文    北区分室長    村 上 隆 弘...