議第 51号「熊本市
九州自然歩道利用拠点施設条例の一部改正について」
午前 9時58分 開会
○
光永邦保 分科会長 ただいまから
予算決算委員会経済分科会を開会いたします。
この際、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可します。
◎
岩瀬勝二 農水局長 本日の議案の審査に先立ちまして、2点、私から御報告させていただきます。
まず初めに、
くまもと春の植木市についてでございます。
新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の実施のさなかではございましたけれども、
感染対策を徹底した上で、予定しておりましたとおり2月1日~3月11日までの39日間開催させていただきました。期間中、延べ約8万2,000人の方々に御来場いただきまして、好評のうちに終えることができました。ありがとうございます。御報告させていただきます。
次に、2点目でございます。
熊本県産アサリの産地偽装問題についてでございます。この問題につきましては、先般、県の
補正予算の成立に合わせまして3月8日に漁業者への融資に係る
利子補給を目的とした追加の
補正予算を緊急で上程させていただきました。同日、可決いただいたところでございます。大変ありがとうございました。
ただ、いろいろ議論ございますと思いますので、本件につきましては、この後の委員会においても改めて経過等について御報告させていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 発言は終わりました。
これより農水局・
農業委員会事務局に関する議案の審査を行います。
まず、議第3号「令和4年度熊本市
一般会計予算」中、当
分科会関係分についての説明を求めます。
◎
岩瀬勝二 農水局長 私からは令和4年度の農水局の
予算編成方針及び概要について御説明申し上げます。
お手元の
予算決算委員会経済分科会の当初
予算資料をお願いいたします。
3ページをお願いいたします。
まず、
所管方針でございますけれども、熊本市第7次
総合計画や第2次
農水産業計画の実現に向け、
農水産業の潜在力を引き出し、競争力を高めるともに持続可能な
農水産業の実現に向けた
経営基盤の確立を目指すこととしております。また、
販路拡大等に向けた
各種施策の実施により、農と食の
魅力創造に努めてまいることとしております。
その下2番、
基本方針でございます。
基本方針に第2次
農水産業計画の
施策体系に沿って7つの
基本方針を掲げております。順次主なものについて御説明させていただきます。
①の
園芸農業などの地域の特性をいかした農業や
スマート農業の推進においては、
生産性向上や省力化に資する
スマート農業技術の導入を加速化するための
スマート農業加速化事業等に取り組むこととしております。
②の稼げる畜産・水産業の推進におきましては、「安心安全な海苔」の生産に向けた高度な
衛生管理、
加工管理手法の導入のための事業や、生産量が減少しておりますアサリ・
ハマグリの保護・育成の事業等に新たに取り組むこととしております。
③の経営体の強化におきましては、国の事業の見直しを受けまして、
新規就農者の
経営開始時の経営安定や担い手の後継者が
経営発展に取り組むための事業等に新たに取り組むこととしております。
次のページの2つ目になります。
⑤の農と食の
魅力創造におきましては、さらなる
海外販路拡大を推進するため、国・県をはじめジェトロや
金融機関等の多様な
関係機関と連携した輸出の相談窓口を開設いたしまして、計画からお
試し輸出まできめ細やかな
伴走型支援を行える食の
販路拡大事業等に取り組むこととしております。
⑥の
野生動物に起因する被害の防止・軽減等におきましては、被害を引き起こします
野生鳥獣の
捕獲体制強化のための支援の拡大や、
捕獲活動経費の増額等により
鳥獣被害対策費用を拡充して取り組むこととしております。
私からの説明は以上でございますが、この後、当初予算の総括につきまして
大塚総括審議員から、また、予算の詳細につきまして
農業委員会副
事務局長及び農水局の各
担当課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
◎
大塚裕一 総括審議員兼
農政部長 それでは私から、
農水局令和4年度当初予算の総括につきまして説明させていただきます。
資料は374ページでございます。
農業委員会事務局分を含む
農林水産業費及び商工費の合計は49億5,759万2,000円となり、令和3年度と比べ4億9,600万円ほど、率にして9.1%の減額になります。これは前年度の予算額が
JA熊本市の
北部選果場整備の補助金などを計上していた一方、このような
大型施設整備事業の計画がない令和4年度は全体としては減額となった次第でございます。なお、
一般会計合計における構成比は1.3%となっております。
私からの説明は以上になります。
◎森元博之
農業委員会副
事務局長 当初予算につきまして御説明いたします。
資料の378ページをお願いいたします。
上から3番目の目10の
農業委員会費でございますが、
職員人件費まで含めました予算額は3億5,565万円となっております。主なものといたしましては、7番の
管理運営費(経常)でございますが、4,743万7,000円のうち、
農業委員24人と
農地利用最適化推進委員48人の
委員報酬額4,515万6,000円を計上いたしております。
以上でございます。
◎
宮本明大 農業政策課長 当課所管分の予算について主なものを御説明いたします。
379ページをお願いいたします。
4番の
熊本農業振興地域整備計画関係経費でございます。605万4,000円を計上いたしております。これは、農協、
土地改良区、
農業委員会で組織します
農業振興地域整備計画推進検討会の
開催経費及び
農業振興地域整備計画の全体見直しに伴う
県協議資料の作成のための
会計年度任用職員の
雇用経費等を計上いたしております。
次に、379ページの一番下でございますけれども、目20
農林振興費の1番、
森林経営管理推進事業として2,420万円。次のページの380ページでございます。2番の
公有林管理事業として3,110万円、3番の
森づくり推進事業として3,250万円を計上いたしております。これらは、
森林経営管理法に基づく民有林の間伐等を行う
森林整備、それから雁回山の
遊歩道整備、
森林環境教育や
放置竹林対策などを行うための経費でございます。主な財源といたしましては、国・県の補助金のほか
森林環境譲与税を活用した事業でございます。
次に、381ページをお願いいたします。
17番の
農地中間管理機構集積協力金交付事業でございます。2,147万8,000円を計上いたしております。こちらにつきましては、
農地中間管理機構を通して
認定農業者や
農地組合法人等の担い手が行う
農地集積に協力された農地の
所有者等への助成金の交付、それから
農地集積を推進する
農地流動化推進委員の
雇用経費でございます。
次に、18番、中
山間地域等直接
支払経費といたしまして1億130万円を計上いたしております。こちらにつきましては、
農業生産条件の不利な中
山間地域等において、集落等を単位として農地を維持管理していくための協定を締結した集落に対し、面積に応じて一定額を交付する国の事業でございます。令和4年度の
取組予定でございますけれども、集落数が37集落、
予定面積が748ヘクタールでございます。
次に、19番、
食料産業・6次
産業化支援事業として2,520万5,000円を計上いたしております。この事業は、海外への
輸出拡大に取り組む
食品製造事業者を支援する国の事業でございます。令和4年度に
申請予定の事業者は、
蜂蜜製造販売事業者でございます。
事業内容といたしましては、
HACCP等の
衛生管理に対応した
空調設備等の
施設改修に対し助成を行うものでございます。この事業の国の補助率につきましては、事業費の2分の1以内となっております。
飛びまして386ページをお願いいたします。下の方でございます。
目15
商工振興費の1番、食の
販路拡大事業として4,090万円を計上いたしております。まず、国内の
販路拡大では
農漁業者等とバイヤーとのマッチングのほか、首都圏でのプロモーション、それからアンテナショップの開設等に係る経費でございます。また、海外向けではさらなる
輸出拡大のため、事業者の輸出に対する強化を支援する
総合支援窓口の開設、それから
輸出促進プランの
作成経費等を計上いたしております。
以上でございます。
◎
宮本政司 農業支援課長 当課の主な事業や
新規拡充等の事業について説明させていただきます。
資料は380ページをお願いいたします。
まず、5番の夢と活力ある
農業推進事業ですが、これは
農業者等が行う
農業経営の高度化に資する多種多様な取組をきめ細やかに支援する市単独の
補助事業でございます。予算額は令和3年度と同額の3,070万円でございます。
次に、6番で拡充の
スマート農業加速化事業ですが、これは
農業者等が取り組むICTやAI等の
先端技術を活用した
スマート農業技術の導入を支援する市単独の
補助事業でございまして、新技術の現場実装の加速化を推進するものでございます。予算額は令和3年度より220万円増の1,270万円でございます。
次に、12番で新規の
新規就農者育成総合対策事業ですが、これは
新規就農者への支援で現行の
農業次世代人材投資事業に代わるものでございます。農業への人材の一層の呼び込みと定着を図るため、
経営発展のための機械、施設等の導入への支援や資金面の支援を行うものでございます。予算額は6,000万円で、財源は国・県からの補助金でございます。
続きまして、381ページをお願いいたします。
13番で新規の
経営継承・
発展等支援事業でございますが、これは
認定農業者などの地域の中心となる
農業者等の後継者が
経営継承後の
経営発展に関する計画を策定し、同計画に基づく取組を行う場合に必要となる経費を支援するものでございます。予算額は100万円で補助率は国、市がそれぞれ2分の1を負担するものでございます。
次に、14番で
コロナ対策の
農業金融対策経費でございますが、これはコロナや災害等の影響を受けた
農漁業者が
経営改善や
経営体質強化のための事業を実施する場合、
農漁業者の
負担軽減を図るため、
農漁業制度資金の貸付けに伴う利息への
利子補給や保証料の助成を行うものでございます。
また、これらの
制度資金に係る
債務負担でございますが、375ページをお願いいたします。375ページに記載のとおり各
制度資金に応じた期間で
貸付利息及び保証料の100%以内の限度額として
債務負担行為を計上させていただくものでございます。
最後になりますが、381ページに戻っていただきまして、16番で拡充の
鳥獣被害対策事業ですが、これは
有害鳥獣の
捕獲活動を担う
本市有害鳥獣駆除隊等への
捕獲報償費や弾代、保険代などの支援のほか、
自治会等と連携した市民との協働による
鳥獣被害対策における
学習会開催や
電気柵設置などの
地域活動への
支援経費、また、
わな猟免許取得に対する
助成経費等を計上させていただいております。予算額は令和3年度より355万円増の1,840万円でございます。
以上でございます。
◎平見磨
農政部首席審議員兼
農地整備課長 続きまして、383ページをお願いいたします。
目10耕地費について主なものを説明させていただきます。
まず、
県営事業負担金でございますけれども、これは資料中2番の
県営農地保全整備事業経費~次の384ページの12番の
県営農業水利施設保全合理化事業まで、加えて386ページの28番、
県営宇土開地区農地整備事業(
経営体育成型)、29番の県営元三・
木部地区農地整備事業(
経営体育成型)が該当します。これらは本市や
土地改良区からの申請を受け、県が
事業主体として実施する
農業農村整備事業に対して市から県に対する
事業負担金でございます。主なものとしましては、384ページの3番、
県営かんがい排水事業経費で1億5,500万円を計上いたしております。
385ページをお願いいたします。
18番、
農業基盤整備事業でございますけれども、4億7,201万7,000円を計上いたしております。これは農地の
基盤整備のために市が所管する比較的規模が小さな排水路や農道の整備を行うものでございます。
次に、20番、
団体営農業農村整備事業経費でございますけれども、1億4,728万円を計上いたしております。これは市や
土地改良区などの団体が
農業用施設の新設、更新、
機能向上等を行うためのもので、本年度は主に排水路の
整備工事を予定しております。
続きまして、23番の
土地改良施設維持管理適正化経費でございますけれども、6,878万9,000円を計上いたしております。これは市や
土地改良区などが、
排水機場や堰などの
土地改良施設について計画的に
整備補修を行い、
土地改良施設の
機能維持を行うものでございます。
386ページをお願いいたします。
27番の
多面的機能支払交付金事業でございますけれども、6億5,346万7,000円を計上いたしております。これは
地域ぐるみで実施される効果の高い協働活動や集落が管理する施設の
長寿命化の活動を支援するものでございます。
以上でございます。
◎東郷雅
水産振興センター所長 382ページをお願いいたします。
目35
水産業費の主な事業を説明させていただきます。
2番、アサリ・
ハマグリ等水産資源増殖経費といたしまして1,640万円を計上しております。これは生産量の減少が著しい二枚貝類につきまして、新たな取組として漁場に保護区を設置し、そこに親となるアサリ・
ハマグリを放流、保護し、漁場に稚貝を供給するとともに、各漁場に生息する稚貝の保護・育成を行うことで
二枚貝資源の回復を図るものでございます。また、生産量が低迷しております
水産資源の
持続的維持、増殖を目的としたクルマエビなどの種苗放流につきましても、本事業で一体的に継続して取り組むことにより
漁家経営及び
水産物供給の安定化を目指すものでございます。
次に3番、
海苔加工施設衛生管理高度化事業といたしまして300万円を計上しております。これは本市の
基幹水産業である
ノリ養殖業につきまして、高度な
衛生管理の手法である
HACCPの考え方を
ノリ加工場に導入しまして、「安心安全な海苔」という付加価値の創出による他産地との差別化により
ノリ単価の向上を後押しするとともに、製品の
ロス率低減によって
漁家経営の
安定向上を図るため、高度な
衛生管理の取組を推進するものでございます。
次に7番、
県営事業負担金といたしまして4,970万円を計上しております。これは熊本県が行います
干潟漁場への覆砂等や
塩屋漁港の整備など、
漁港漁場関係整備事業に要する経費の一部として4,650万円を負担するものでございます。また、
市管理漁港内のしゅんせつにおきまして
土砂処分場の確保は必要不可欠でございますが、市単独による
処分場整備は財政的にも極めて困難であるため、同じ課題を持つ熊本県、宇土市、玉名市と協議を重ねまして共同で
土砂処分場を整備する計画を進めております。来年度につきましては、宇土市
住吉漁港の
共同土砂処分場整備に伴います
環境影響調査の費用の一部として320万円を負担するものでございます。
以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 次に、議第8号「令和4年度熊本市
農業集落排水事業会計予算」、議第9号「同
産業振興資金会計予算」、以上2件について順次説明を求めます。
◎平見磨
農政部首席審議員兼
農地整備課長 議第8号「令和4年度熊本市
農業集落排水事業会計予算」について御説明いたします。
388ページをお願いいたします。
初めに、
歳入予算でございますけれども、主な内訳としましては、款20
使用料及び手数料が3,329万8,000円でございます。
389ページをお願いいたします。
引き続き
歳入予算でございますけれども、
一般会計からの繰入金が2億6,981万9,000円でございます。
390ページをお願いいたします。
歳出予算になります。主なものとしまして、目20
農業集落排水施設管理費として2億3,934万5,000円、公債費としまして
元利償還金を合わせて1億420万7,000円を計上しており、
農業集落排水事業会計の総額では3億7,051万5,000円を計上いたしております。
説明は以上でございます。
◎東郷雅
水産振興センター所長 資料を1枚後ろにめくっていただきまして、368ページをお願いいたします。
議第9号「令和4年度熊本市
産業振興資金会計予算」の
水産振興センター分について説明させていただきます。
この
産業振興資金会計は、市内の漁業者や商工業者などへの円滑な
資金供給を図ることを目的とした
特別会計でございます。
まず、下段の歳出から御説明します。目40
水産業振興資金融資事業費でございます。これは漁業者を対象とした漁船建造や資機材を購入するための貸付金として1億6,500万円を計上しております。また、上段の歳入につきましては、貸付金の元利収入は歳出と同額計上しております。
説明は以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 次に、議第36号「熊本市
附属機関設置条例の一部改正について」中、当
分科会関係分、議第51号「熊本市
九州自然歩道利用拠点施設条例の一部改正について」以上2点について一括して説明を求めます。
◎
宮本明大 農業政策課長 資料につきましては、変わりまして中段に
条例案件資料と記載された資料でございます。そちらの5ページをお願いいたします。
議第36号「熊本市
附属機関設置条例の一部改正について」御説明いたします。
説明につきましては、7ページに
参考資料をつけております。そちらの
参考資料に沿って御説明させていただきます。
まず、1の廃止する
附属機関でございますが、74の項の熊本市健全な
森づくり推進計画(仮称)とございますけれども、
策定委員会を廃止するものでございます。廃止する理由といたしまして、熊本市健全な
森づくり推進計画(仮称)を作成するため同
策定委員会を設置しておりましたけれども、令和3年3月に
計画策定が完了しましたことから廃止するものでございます。
また、3でございますけれども、新たに設置する
附属機関でございますが、86の項に熊本市健全な
森づくり推進協議会を設置するものでございます。設置する理由といたしまして、今後の熊本市健全な
森づくり推進計画の着実な推進や
計画見直しにおいて必要な事項を協議するため、新たに
推進協議会を設置するものでございます。施行日につきましては、令和4年4月1日でございます。
続きまして、8ページをお願いいたします。
議第51号「熊本市
九州自然歩道利用拠点施設条例の一部改正について」御説明いたします。
西区の河内町岳に設置しています施設でございますけれども、愛称として「金峰森の駅みちくさ館」と呼ばれている施設でございます。こちらの施設は平成14年に
金峰山周辺地域の自然、歴史、
特産物等の紹介、それから
観光情報発信の場として設置された施設でございますが、令和3年3月に策定いたしました熊本市健全な
森づくり推進計画の中で、
森林環境教育の拠点となる施設として当施設を位置づけたところでございます。
このため、条例の第1条の
設置目的に「
森林環境教育等の推進」を加えるとともに、第3条の事業に「森林の有する機能の学習並びに森林及び木材を活用した
体験活動に関すること」を加えるため、所要の改正を行うものでございます。条例の施行日につきましては、令和4年4月1日でございます。
以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆
緒方夕佳 委員 御説明ありがとうございました。
鳥獣被害対策について何点かお尋ねします。
先ほど局長からも御説明があったように、
野生動物に起因する被害の防止・軽減のために今後
捕獲頭数の増加や
捕獲体制の強化に努めていく、力を入れていくということなんですが、これまでに取得されている免許の種類、わなだったり猟銃だったり、免許の種類について何件ぐらい今取得されている方がいらっしゃるのか、把握されていたら教えていただけますか。
◎
大塚一徳 農業支援課審議員兼
鳥獣対策室長 市の
有害鳥獣の捕獲につきましては、
本市有害鳥獣駆除隊等で駆除して捕獲しているところでございます。駆除に当たります駆除隊の
免許取得者につきましては、ちょっと今手元に詳細がございませんが、基本的には
わな猟免許、
狩猟免許の中でもわなの免許、あと銃の免許につきまして取得された方を一定数入れていただいた形での
捕獲駆除隊を組織していただいて、市の
駆除隊等としてお願いしているところでございます。
以上でございます。
◆
緒方夕佳 委員 ありがとうございます。
具体的な数は分からなかったところですが、今後強化されていくということで増えていくのだろうと推測しているところです。
そこでまたお尋ねなんですが、事故、これまで過去にわなや銃での事故が起きていたらその件数ですとか、どのような事故なのかというのを教えていただけますでしょうか。
◎
大塚一徳 農業支援課審議員兼
鳥獣対策室長 全国的に年に何件か狩猟による事故等につきましては、死亡例も含めて報告があっておりますが、本市の
有害鳥獣駆除隊につきましては事故等が起きたということはございません。
以上でございます。
◆
緒方夕佳 委員 幸い熊本市では起きていないということなんですが、全国的には死亡例を含めて起きているということで、今後このような免許を取得する方などが増えていくと事故の可能性も上がるということにはなると思いますので、駆除をする方、また子供を含め近隣の方々、箱わななんかも増えてきますので、そういうものに入らないようにですとか、
安全対策を並行してお願いしたいと思っていますので、よろしくお願いします。
◎
大塚一徳 農業支援課審議員兼
鳥獣対策室長 捕獲に係る事故等につきましては、
駆除隊等へも十分注意をするような形でパンフレットや国からのいろいろな連絡等も含めてお願いしており、事故がないように十分気をつけていただくように毎年お願いしているところでございます。
以上でございます。
◆
津田征士郎 委員 382ページ、ほかの委員の方も質問されると思いますけれども、アサリ・
ハマグリ等水産資源増殖経費について質問させていただきたいと思いますが、現在問題になっているアサリの産地偽装に関連してなんですけれども、単純な質問で非常に申し訳ないと思いますけれども、熊本市管内の海面漁業協同組合は幾つありますか。
◎東郷雅
水産振興センター所長 熊本市管内の海面漁業協同組合の数は7組合でございます。
以上です。
◆
津田征士郎 委員 7組合と今言われましたけれども、アサリ・
ハマグリを取っている漁協の組合は幾つありますか。
◎東郷雅
水産振興センター所長 現在、アサリ・
ハマグリを取っている組合数はおおむね2組合でございます。
◆
津田征士郎 委員 その場合、大体50名~60名程度ぐらいかな、取っておられるのは。
◎東郷雅
水産振興センター所長 採貝業者の実数につきましては、約50名~60名ほどでございます。漁協への聞き取りでございます。
以上です。
◆
津田征士郎 委員 これまで産地偽装、処分を受けた業者がおられるかどうかお尋ねします。
◎東郷雅
水産振興センター所長 市の消費者センターに確認したところ1件あるとのことでございました。
以上でございます。
◆
津田征士郎 委員 この業者さん1件、この方は公表されておられますか。
◎東郷雅
水産振興センター所長 消費者センターに確認したところ、令和3年12月16日付でアサリの産地偽装を行った事業者に対しまして、食品表示法に基づく指示及び公表を行っているとのことでございます。
以上でございます。
◆
津田征士郎 委員 特に有明海は全国有数な特にノリあたりも生産量、産出額は日本で有数だと聞いておりますが、3月に入ると大体もう網も上がっておりますから、どの程度の前年比当たりどうなっているかちょっと教えてください。
◎東郷雅
水産振興センター所長 3月4日第7回のノリの入札会までの累計結果でございます。生産量が5億5,600万枚で前年比の95%、産出額が67億8,100万円で前年比の101%、平均単価は1枚当たり12.21円ということで前年比の106%となっておりまして、全般的におおむね良好でございます。
以上でございます。
◆
津田征士郎 委員 10円に乗れば、ノリはもう本当高いというようなことで、12円平均取れば、106%という今説明を受けましたけれども、よかったなと思っております。
それから、先ほどちょっと説明があっておりましたけれども、有明海は非常に豊穣の海と言われて今日まできていたわけですが、現在、魚あるいはエビが激減しておるわけですが、アサリの方とも関係あると思いますが、ヘドロあたりが蓄積して取れなくなっているのではないかなと思っておりますが、その点どう考えておられますか。
◎東郷雅
水産振興センター所長 漁場の改善策でございますけれども、熊本有明地区水産環境整備事業、先ほど予算の中で御説明いたしましたけれども、そちらも活用して覆砂等を行うとともに、水産多面的機能発揮対策事業によります漁業者等が行う漁場耕うんなどの取組に支援を行うなどして漁場環境の改善を図ってまいります。
以上でございます。
◆
津田征士郎 委員 最後に1点。2月26日の地元紙の中に県がアサリ偽装、もう3年前から情報をつかんでおったということで、県も対応が非常に不十分だったと陳謝されております。今後、できますれば市も県と情報を共有してやっていただきたい。これは要望ですが、よろしくお願いします。
以上です。
◆白河部貞志 委員 アサリの風評被害が心配されているところでございますが、今回の議案にあった
利子補給ということで、県の方針で漁ができないという日が続いたかと思いますが、コロナでの飲食店への県の補償と同じく
農漁業者に対しても補償ができないものかということで質問したいと思います。
利子補給ではなくて、直接被害の出た想定した金額を補償できないだろうか、県の方針で漁ができなかった日があるわけですから。
◎東郷雅
水産振興センター所長 現在、アサリ等緊急対策資金等の制度といたしまして、県と市一体となりまして
利子補給等を実施しているところでございますけれども、今現在のところ金銭的な補償というのはまだするようにはなっておりません。
以上でございます。
◎
大塚裕一 総括審議員兼
農政部長 ただいまお話しいただきました直接的な補填についてなんですけれども、実際に2月の第1回目、2月に
ハマグリの漁が中止になったとき、それが再開しましたけれども、価格があまり乗っていないという情報もございました。実際に一番価格の高い時期の
ハマグリがあまり売れなかったということで、確かに風評被害に対して発生はし得るものというふうに考えております。
この風評被害の発生につきましては、県でも深刻に考えておりまして、実際に被害の把握に努めていくというようなことも伺っております。今後も県がどのような取組をするか、それに併せて市としてはどのようなことができるのか、しっかりと検討して、地元の声も聞きながら必要なことを検討してまいりたいと思います。
◆白河部貞志 委員 しっかり検討していただきたいと思います。
先ほど緒方委員の鳥獣への質問に関連して、先日緑川の左岸を車で走っておりましたら、雌鹿が5頭か6頭道に飛び込んできました。今は富合町ですけれども、麦の作付が終わって生育が進んできまして、ちょうど食べ頃の時期ではないかと思われますけれども、やはり作物への被害とか、人への被害とか、そういった報告はありませんでしょうか。
◎
大塚一徳 農業支援課審議員兼
鳥獣対策室長 緑川の河川の周辺には鹿が度々目撃されており、警察等も含めまして熊本市鳥獣対策室も年に数回出動しているところでございます。ただ、今のところ農地に関して農業被害等の報告は受けておりません。
以上でございます。
◆白河部貞志 委員 私も五、六年来、雄鹿が河川敷にいるのを何遍か目撃はしているんです。単独で手負い鹿かなと思いながら見ていましたが、雌の群れの鹿を目撃したということで、被害が心配されます。雄鹿は繁殖期には気が荒くなりますし、子供たちの通学路なども近くにありますので、敏感に調査していただいて対応していただきたいと思います。
以上です。
○
光永邦保 分科会長 要望ということですか。
◆白河部貞志 委員 要望です。
○
光永邦保 分科会長 よろしくお願いします。
ほかにありませんか。
◆荒川慎太郎 委員 熊本市
附属機関設置条例の廃止と設置に関してお尋ねいたします。
熊本市健全な
森づくり推進協議会が設置されるということで、この
森づくり推進計画の中で一つ大きな課題としてあるのが、放置竹林の件ではないかと思っております。当初の策定資料の中でも年々拡大が進んでいるというところが見受けられましたが、現状まだその拡大傾向が続いているのか、またはその対策が何か功を奏してキープできているのか、そのあたりの状況を把握していらっしゃいますでしょうか。
◎牧野真次 森づくり推進室長 現在、放置竹林の対策につきましては、各地域の活動団体が国の森林・山村多面的機能発揮対策交付金を活用して取り組まれているところでございます。
令和2年度が15団体で37ヘクタール整備が進められておりまして、本年度につきましても24団体、45ヘクタールということで拡大しているところでございます。来年度につきましても、今のところお申込み予定の部分が27団体ということで、増加の予定ということで整備は拡大していくものと思われます。この辺の部分を支援していきたいというふうに思っております。
以上でございます。
◆荒川慎太郎 委員 ありがとうございます。
この交付金を利用している団体、増えているということではありますけれども、たまたま私の地区でも竹林が多くございまして、該当するような方にこういう制度があるというふうにちょっとお話ししてみましたところ、3人話して3人とも御存じなかった。せっかくこういう制度を実施されているということであれば、もっと周知方法を考慮していただいて、より多く利用して
放置竹林対策に効果が出るように努めていただければなと思います。これは要望です。
関連して、森づくり推進経費が700万円ほど、令和3年度の当初に比べて増額になっておりますけれども、この辺の増額の理由は団体の増加とともに何か関連があるんですか。
◎牧野真次 森づくり推進室長
森づくり推進事業でございますけれども、こちらにつきましては、3月19日から開催されます立田山でのまち山エリアに緑化フェアが開催されます。こちらに木育広場というのを期間中開催させていただく経費を一部増額させていただいております。
このほか、放置竹林の取組団体の増加等も含めまして支援していく費用等を増加させていただいているところでございます。
以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 荒川委員、よろしいですか。
◆荒川慎太郎 委員 はい。
○
光永邦保 分科会長 ほかにありませんか。
よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○
光永邦保 分科会長 ほかになければ、以上で、農水局・
農業委員会事務局に関する議案の審査を終了いたします。
これをもちまして
経済分科会を閉会いたします。
午前10時46分 閉会
出席説明員
〔農 水 局〕
局長 岩 瀬 勝 二
総括審議員兼
農政部長
大 塚 裕 一
農業政策課長 宮 本 明 大 農水ブランド戦略室長
本 山 和 彦
森づくり推進室長 牧 野 真 次
農業支援課長 宮 本 政 司
農業支援課審議員兼
鳥獣対策室長 農政部首席審議員兼
農地整備課長
大 塚 一 徳 平 見 磨
北東部農業振興センター所長 北東部農業振興センター農業振興課長
廣 岡 泰 章 小 林 賢 治
北東部農業振興センター首席審議員兼 西南部農業振興センター所長
基盤整備課長 石 原 元 晃 岡 本 岬
西南部農業振興センター農業振興課長 西南部農業振興センター
基盤整備課長
坂 本 耕 弘 坂 崎 真 一
水産振興センター所長
東 郷 雅
〔
農業委員会事務局〕
事務局長 森 田 一 孝 副
事務局長 森 元 博 之
西南分室長 田 上 孝 一 富合・城南分室長 西 原 博 文
北区分室長 村 上 隆 弘
〔議案の審査結果〕
議第 3号 「令和4年度熊本市
一般会計予算」中、
経済分科会関係分