熊本市議会 2022-03-16
令和 4年第 1回都市整備委員会-03月16日-02号
令和 4年第 1回
都市整備委員会-03月16日-02号令和 4年第 1回
都市整備委員会
都市整備委員会会議録
開催年月日 令和4年3月16日(水)
開催場所
都市整備委員会室
出席委員 8名
寺 本 義 勝 委員長 三 森 至 加 副委員長
園 川 良 二 委員 北 川 哉 委員
高 本 一 臣 委員 村 上 博 委員
落 水 清 弘 委員 坂 田 誠 二 委員
議題・協議事項
(1)議案の審査(37件)
議第 52号「熊本市開発許可の基準等に関する条例の一部改正について」
議第 54号「熊本市における建築物に附置する駐車施設に関する条例の一部改正について」
議第 55号「熊本市
都市再生特別措置法に基づく
特定路外駐車場の規模を定める条例の制定について」
議第 56号「
熊本市営住宅条例の一部を改正する等の条例の制定について」
議第 57号「市道の認定について」
議第 58号「同 」
議第 59号「同 」
議第 60号「同 」
議第 61号「同 」
議第 62号「同 」
議第 63号「同 」
議第 64号「同 」
議第 65号「同 」
議第 66号「同 」
議第 67号「同 」
議第 68号「同 」
議第 69号「同 」
議第 70号「同 」
議第 71号「同 」
議第 72号「同 」
議第 73号「同 」
議第 74号「同 」
議第 75号「同 」
議第 76号「同 」
議第 77号「同 」
議第 78号「同 」
議第 79号「同 」
議第 80号「同 」
議第 81号「同 」
議第 82号「同 」
議第 83号「同 」
議第 84号「市道の廃止について」
議第 85号「同 」
議第 86号「同 」
議第 87号「同 」
議第 94号「専決処分の報告について」
「議第52号に対する附帯決議案」
(2)
所管事務調査
午前10時21分 開会
○寺本義勝 委員長 ただいまから
都市整備委員会を開会いたします。
これより、
都市建設局のうち、
公共建築部及び土木部並びに
各区土木センターに関する議案の審査を行います。
まず、議第57号ないし議第83号「市道の認定について」、議第84号ないし議第87号「市道の廃止について」、以上31件について一括して説明を求めます。
◎岩佐康弘
土木総務課副課長 議案書91ページ、議第57号~93ページ、議第83号までの市道の認定及び95ページ、議第84号~議第87号までの市道の廃止について。
これについて、資料B-1の市道認定・
廃止路線図を基に説明させていただきます。
まず、資料B-1の1ページ目をお願いしいたます。
市道認定路線につきましては、
都市計画法に基づくものが19路線、地元要望によるものが6路線、払下げによるものが1路線、管理引継によるものが1路線の合計27路線で、合計が2,677.9メーターでございます。
市道廃止路線につきましては、払下げによるもの3路線、開発行為によるもの1路線の計4路線、合計が588.3メーターでございます。
2ページ目~5ページ目には、各議案番号、路線名、延長などを掲載しております。また、右端の欄には、それぞれの詳細資料の図面番号を付しております。各路線の位置図、拡大図、市道認定・
廃止路線周辺の写真を6ページから記載しております。
6ページの番号1~21ページの番号15までは、
都市計画法に基づく認定となります。このうち10ページの番号4は、廃止と再認定のセットになっております。
22ページの番号16~22ページの番号21までは、地元要望による認定となっております。
次に、28ページ目の番号22は、払下げに伴う市道廃止・再認定となります。
29ページの番号23は、熊本県の
高潮対策事業による避難路として整備した道路の管理引継、市道認定ということになっております。
30ページの番号24~31ページの番号25までは、払下げに伴う廃止となっております。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
○寺本義勝 委員長 次に、議第94号「専決処分の報告について」の説明を求めます。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 議第94号「専決処分の報告について」御報告いたします。
本件は、令和4年1月28日に判決が言い渡されました
福岡高等裁判所令和3年(ネ)第574
号損害賠償請求等控訴事件について
最高裁判所に対する訴えの提起をするに当たり、
地方自治法179条第1項の規定に基づきまして専決処分しましたので、同条第3項の規定に基づき市議会に報告し、その承認を求めるものでございます。
まず、1番、当事者につきましては、上告人、熊本市、被上告人、(1)被害者の両親、(2)
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社。
2番、事件の概要につきましては、申し訳ございませんけれども、資料B-2をお願いいたします。
本件は、平成29年6月25日、本市が管理します県道145
号瀬田熊本線沿いの
個人所有地に生育しておりました樹木が当該県道の車道内に倒れまして、走行中の自動車の上部を直撃し、運転手がお亡くなりになられたという事件でございます。
本事件につきましては、
福岡高等裁判所に控訴しておりましたが、令和4年1月28日の判決で、本件樹木が本件県道に倒れることは予測可能な危険であり、これに対する安全措置が講じられていたとは言えない以上、本件県道の管理には瑕疵があったとしまして、熊本市に対し、
民有地所有者と連帯して
被害者遺族に4,996万円余及び
遅延損害金を支払うよう命ずるという判決がなされ、本市の主張は退けられたものでございます。
しかしながら、本市としましては、本件樹木は
個人所有地の奥まった場所に生育しており、県道内への倒木の予見は不可能であること、また、本件県道の
道路パトロールや
沿道土地所有者の皆様方への指導を行うなど、本件県道の適切な道路管理を行っておりましたので、道路管理に瑕疵があるという判決は受け入れられませんので、
最高裁判所に対し、上告及び上告受理の申立てを併せて行うものでございます。
説明は以上でございます。
○寺本義勝 委員長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
付託議案について質疑及び意見をお願いいたします。
◆村上博 委員 まず、専決処分の報告についても大丈夫ですか。
○寺本義勝 委員長 はい。
◆村上博 委員 これは、福岡高裁が予測可能な危険でありということで敗訴しておりますけれども、予測可能な危険ということを裁判所が判定した根拠といいますか、それはどういったことだったのでしょうか。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 まず、地裁の判決のときに、
瀬田熊本線の道路で一般的には竹が覆いかぶったりとか、そういったようなときには、私
ども道路管理者が竹を切ったりとかしていたわけですけれども、それとは別に、ちょうど東部中学校の方から来た小池竜田線といいますか、そこのところから下りてきている道路上で、やはり木が倒れまして、車とぶつかった事故があったというのが参考として引用されておりまして、そういったような危険な場所であるというふうに裁判所の方が判断しているという実情がございます。
以上でございます。
◆村上博 委員 場所は、そういうふうな位置にあるということは、今の説明で分かるんですけれども、今回奥まったところの樹木が倒壊するということが予測可能という判断した理由というのは、裁判所は何か言っているんですか。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 そこが全く、私どもの考え方と裁判所の考え方との違いでございまして、それを受け入れられないということで、今争っているというところでございます。
◆村上博 委員 これはかなり、私は影響大きいと思うんです。これ、全国の自治体にとっても、ここまで行政に対して危険というものを予測しなさいということになると、非常に全国的に影響が大きいと思うんですけれども、局長としては、どういうふうに思っておられるのでしょうか。
◎井芹和哉
都市建設局長 今、村上委員がおっしゃられたとおりでございまして、そういうこともあるものですから、今回やはり上告という手段を取ってまで、そこについては争いたいというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
◆村上博 委員 確かに行政としては、道路とかそういうふうな公の部分に関しての安全性というのは、かなり責任を伴うものではありますけれども、今回の例に関しては、お亡くなりなった方には大変お気の毒ではあるんですけれども、これが最高裁で判決が確定した場合に、本市として、今後どういったことに注意すれば、こういうようなことが防げるというふうに考えておられますか。
◎井芹和哉
都市建設局長 それについては、ちょっとうちの方でも、まだ整理ができていないところはございますので、この判決がこのまま仮に確定したとすれば、当然ちょっと全体の在り方から見直していかないといけないというふうに思っておりますが、まだ具体的にこうしようとかということまでは至っておりません。
以上でございます。
◆村上博 委員 確かにこれはもう最高裁まで争わないといけないような事例なので、確定して行政の責任がということになると、今後の道路行政とかというものに大変な影響を及ぼすもので、仮にということで、そういった判決が出たときにはということも含めて、検討しておかないといけないのではないかなと思いますけれども。
◎井芹和哉
都市建設局長 それはもうごもっともなことでございますので、対応といいますか、検討はしたいと思ってございます。
以上でございます。
◆村上博 委員 先ほどから言いましたように大変影響が大きい裁判、判決になりますので、精いっぱい行政としてきちんと主張していただいて、裁判所にも理解してもらうような形で裁判に取り組んでいただきたいと思います。
以上です。
◆坂田誠二 委員 関連で、すみません。
この問題は本当に、私
ども北部地域、植木地域、園川委員のところ、それから北川委員のところもそうだと思うんです。金峰山、山つき、そういうところは、平坦地はあまりないんですけれども、この問題で、特に私は前回もちょっと申し上げたことがあったんですけれども、旧北部町時代、町自体は、道路にいろいろと出ておると、そういうものを伐採、いろいろなことをやってくれていたんですよね。ところが市になって、今日もまた
各区土木センターからも来ていただいていますけれど、結局民有地と公道、市道、そこの中で例えば道路があって、市道があって、上にこうあって木がこう来る。そうすると境が上とか下とかあるわけですね。そこの中で、下が境とか上が境とかもう様々なんですけれども、そういう中で、なかなか現実は、民有地の木を切るとなると、例えばさっきの法的な問題、今、村上委員が言われたようなことなんですけれども、行政側とすると、民有地側で切ると、会計検査になかなか引っかかるというようなことを、私どもにも行政がいつも言うんですけれども。そういう思いで、それを無理して切らせて、今まで切っていただいたりみたいなことをやってきましたが、この問題、今回最高裁まで行きますから、その結果次第では、本当に今の道路とその境と、民有地について、これを本当に見直さないと、またこういうことが起きると思うんですよね。
だから本当に、今後のそういう市道とそういう崖地の多い地域においては、大きな問題だと思いますので、しっかり私どもも最高裁の判決を期待、期待というか結果をしっかり見守っていこうと思っております。やはりそこら辺の思いの中には、今、村上委員も言われたように、判決がどう出るのかは確かにまだ分からないんですけれども、行政として、これをどうするのか。
これはやはり地域としても、私どもも、地域の一般市民の皆さんからも言われるんですよ。私のところは、地域で例えば年に4回くらい公役といってするんです。草刈り機を持ったり、のこを持ったりいろいろな形で、若い人たちがおったときには、枝まで登って切ったりなんてしよったんですよね。
ところが、今は年々高齢化、今の若い人たちは、そういうことなんかは、しない。だもんですから、行政にやはりかかっていて、いつも私どもに地域の人が言うんですよ。坂田さん、こういうのは行政がどうこうできないと言うんだったら、俺たちは、年4回道路脇の草刈りで切ることも俺たちはしないからなという話を自治会を回るとよく言われるんですよね。
だから、そういう問題が出てきますので、これは本当に判決がどう転んでも、また、これいろいろ考えてみますと、行政にもそれだけ負担がかかってくるだろうと思いますし、その辺をよく考えて、今後、ここでどうこうということは難しいと思いますので、やはり論議を本当にしていかないと大変なことだと思いますので、局長からその辺も踏まえて。
◎井芹和哉
都市建設局長 今、御心配も含めましてお話がありました。
これは先ほどの村上委員の御回答ともちょっとかぶるところは当然ありますけれども、今回、この判決において、先ほどの課長の方からも説明いたしましたけれども、やはり予測可能な危険というものが、何で今回の案件で、どこでそういうふうな判断されたのかというところが、まだちょっと見えていないというところがございます。
なので、対応といいますのも、今回のことは、こういう理由で予測可能だったんだというのが、明らかにならないことには、ちょっと対応が難しいのかなというところはあります。なので、そこをまずは明らかにしたいと思っておるところがございます。なので、そういったことも含めて、今後もしもこれが確定するようなことになれば、本当におっしゃられるとおり、
在り方そのものを見直していかないといけないというふうに思っております。
今、現在も
道路パトロールもやっておりますし、道路に出ている枝とか樹木等については、丁寧にその所有者の方にお話をしたり、どうしてもいけないときには、市側で切ったりとかという対策をしているんですけれども、そういった対応も含めて、どこまで行政がタッチしないといけないのかということについては、しっかりと協議をしたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。
◆坂田誠二 委員 以上です。
○寺本義勝 委員長 ほかにございませんか。
◆落水清弘 委員 ちょっともう一回事実関係を確認したいんですけれども、今の専決処分の件です。
訴えているのは、誰なのか。それと、当事者だけなのか、誰か支援者が存在するのか、その辺もちょっと教えていただいて、いいですか。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 今の御質問ですけれども、まずは、訴えた方といいますのは、被上告人に当たられます被害者の両親、それと、その亡くなられた方に保険金を払いました、
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社からの訴えということになります。
◆落水清弘 委員 やはりそうだったですか。そうではないかなと、ちょっと思ったものだから聞いたんですよ。
それは、つわもの弁護士だもの相手が。局長、こっちも、つわもの弁護士を連れてこないと、それは勝たん、はっきり言うて。民事問題は、裁判所も最高裁はちゃんとやってくれるだろうと思いますけれども、高裁とか地裁というものは、残念ながら、大変司法もお忙しいです。ですから、どうしても民事の方に、力の入れ方というのが緩くなります。それと同時に、昨今裁判官の中にも弾劾にかかるような得体の知れぬ裁判官が非常に増えていると、割合が。そういうふうな社会状況ですから、やはりこれは、もうちょっと社会にアピールしてですね。人権意識の高いお二人の委員が言われている。私も、どうしてもこの件は合点がいかぬとですよね。
結局、多分G7の国の中では、こういう判例が出るケースというのは、日本だけらしいですものね。分かりやすい例を言いますよ。成田空港にいまだに民地が中に残っているんですよ。こんな国は世界中で、先進国では日本だけです。要するに、それほどまでに得体の知れない価値観が存在する。
やはり、本当にこのままいけば、もう先ほどから何度も出ていますけれども、行政はお手上げになりますよね。もう年がら年中見て回って、年がら年中お声かけして、お宅の木は切ってくださいと言わないかん現状になるわけでしょう。
あまり長話してもしようがありませんが、つわもの弁護士ですから、ちょっと弁護体制を考えられんと、大ごとになりますよ。それはもうあえて申し上げておきます。よろしくお願いします。
◆北川哉 委員 関連で、第一審の地裁の判決の中では、実際に
金属製フェンスや防護柵の設置ということで、具体的なことが書かれています。
ただ、控訴審で高裁が出した中には、予測可能な危険であり、安全措置が講じられていたとは言えない以上と、今度は予測の部分に、上でも予見することは可能であったということで書いてありますけれども、ここの認識が緩くなったというか、それ安全対策まで取りなさいという判決ではなくて、あくまでも例えば注意とかそういったことをしていきなさいということになったのかどうか。また、同様の判決なのか、そこの認識はどのように思われていますか。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 今、委員御指摘のとおり、地裁では、いわゆる防護柵等を設置すべきだったというのが判決の内容で示されておりましたけれども、控訴審におきましては、その部分はなくなりまして、やはり予測が可能、あるいは危険が回避していないのならばというような表現に変わりましたことから、そのあたりの認識は、裁判所の方も変えた判決をされたというふうな認識でおります。
◆北川哉 委員 ありがとうございます。
先ほどちょっと、村上委員の御答弁のときに、予測可能な危険である、のときは前例がありと。手前のところで竹が倒れ、木が倒れ、1回車が破損したということがあったから、ちゃんとそれも含めて、そこの周辺道路はちゃんと周知したのかというところも、多分論点になってくるかと思います。
私、前回の委員会のときに、全く別件ですけれども、所管事務で言わせていただいた過度なというか、倒木、木に対しての伐採の指導があったことによって、所有者の方がそこら辺の山を全部切られたということもありました。
先ほども何度も出ていますけれども、当然自治体としては、本当にこの判決がこのまま通るということになれば、これから先の危険予測というか、逆に言えば、民有地に立っている木はもう全て長さで、倒れてくるものは全て切りなさいという指導をしないといけないとか、そういった形になってくるような大きな判決になると思いますので、本当に他の委員の方々が言われたように、しっかりと対応していっていただきたいと思います。
以上です。
○寺本義勝 委員長 ほかにございませんか。
(発言する者なし)
○寺本義勝 委員長 ほかになければ、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。
これより
所管事務調査を行います。
執行部より申出のあっております報告8件について、順次説明を聴取いたします。
◎飯田考祐
道路計画課長 令和4年第1回
定例会議案書の117ページをお願いいたします。
報第2号の
工事委託契約の変更についての専決処分について御報告いたします。
工事名は、合志川改修附帯舟島橋架替工事でございまして、これは、北区植木町において
国土交通省が行う合志川の改修工事に伴って生じる舟島橋の架け替え工事でございます。
平成29年度に
国土交通省九州地方整備局と本市で協定を締結いたしまして、
九州地方整備局が河川改修と併せまして、本市管内の舟島橋の架け替え工事を実施しているものでございます。
本年度が協定の最終年度でございます。この協定につきまして、第1回目の変更としまして工事内容の変更は、
実施済み事業費を算入した金額の変更としまして、委託金額9億3,578万2,715円を8億6,676万4,192円に減額変更をいたしました。
その2回目でございますけれども、架け替え工事が完了いたしましたので、協定の最終精算による金額変更といたしまして、委託金額8億6,676万4,192円を8億5,983万4,502円に減額変更を行ったものでございます。
以上でございます。
◎笹田和宏
建築保全課副課長
都市整備委員会資料のB-3をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症対策としまして、昨年度より開始しました補助事業につきまして、先日事業が完了しましたので、御報告させていただきます。
事業概要に関しましてです。事業の目的としましては、熊本市内の飲食店等が行う
感染拡大防止対策を支援することによって、市民が安心して利用できる飲食店を増やすということを目的として取り組んでまいりました。
事業の内容ですけれども、熊本市内の飲食店等を対象としまして、必要換気量1人1時間当たり30立方メートルですけれども、こちらを確保するための
換気設備等の改修費用を補助の対象としまして、補助率10分の9、
補助限度額135万円という形で実施させていただきました。
財源としましては、国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と、熊本県からの熊本県
新型コロナウイルス感染症対応総合交付金の対象事業として取り組ませていただいたところでございます。予算額としましては、
補助申請者の増加見込みに合わせ3度の枠で上げさせていただきまして、最終的に7億500万円ということで取り組んでおります。
申請の手続の流れとしましては、飲食店等の申込みに基づきまして、店舗の換気状況を確認するための
アドバイザーを派遣し、
アドバイザーの改修提案に基づいて申請者から補助金の交付申請を受け付けるという形を取らせていただいております。その後、改修内容の確認後に交付決定を行い、店舗で改修工事を行っていただいて、その後に報告をお出しいただき、現地に職員で確認に伺いまして、その後、補助額の確定、それから請求書をお出しいただいて、補助金の交付というような形で実施させていただいたところでございます。
右側になります。事業のスケジュールですけれども、事業の開始が令和2年8月21日ということでスタートしております。令和2年12月31日まで補助金の
交付申請受付を行ったところでございます。工事完了後に申請者から
実績報告書を提出いただくのですけれども、当初、令和3年3月1日までということで、令和2年度中の事業として取り扱っておりましたところですが、
新型コロナウイルス感染症の拡大や
換気設備等の入手困難という事例が多数上がってきたことから、予算の一部を令和3年度に繰越して対応させていただいたところでございます。
実績報告書の提出期限の延期を行いましたけれども、その後も申請者の状況に応じて柔軟に対応させていただきまして、最終的な現地確認の完了日は、令和4年1月24日というような形になりました。
事業の実施結果としまして、補助金の交付手続の完了というのが令和4年2月2日となりまして、全体で593件、補助金交付額ですけれども、6億3,810万4,000円ということで、1件当たりおよそ107万円というような補助となっております。
今回の事業によりまして、換気の悪い密閉空間の解消ということにつながりまして、市民が安心して利用できる飲食店が増加したと、当初の目的を達成することができたというふうに考えているところでございます。
以上です。
◎岩佐康弘
土木総務課副課長 委員会資料のB-4をお願いいたします。
令和4年4月から運用を開始する歩行者利便増進道路の制度、通称をほこみち制度と呼んでおりますが、こちらの指定状況等について御報告させていただきます。
ほこみち制度は、歩行者が快適に滞在、回遊できる道路空間の整備を図るものでして、道路の占用許可で、テラス営業などを目的としたテーブルや椅子などが設置できるようになります。それで沿道のにぎわい増進や地域の活性化に資するものということにされておるところでございます。
本市では、昨年12月20日に九州で初めてとなりますほこみち制度による道路指定、こちらを下通とサンロード新市街に行っております。現在、資料の上段の運用開始までの手続に示しております②特例区域の指定に向けて、地元商店街や関係機関との協議を進めておるところです。
また、資料の中段の青文字の道路指定に向け協議中、こちらが5つの路線がありまして、上通並木坂、城見町通り、三年坂、駕町通り、健軍ピアクレス、水前寺参道ですが、こちらにつきましても、地元商店街や関係機関等と協議を進めているところでございます。
なお、この資料にはちょっと書いていないのですが、現在適用している路上利用に関する占用許可基準の緩和措置等がありまして、これは通称コロナ特例措置と呼んでいるのですが、こちらについて、令和4年3月11日付で、国から今年の9月30日まで延長する旨の通知がなされております。このことも踏まえながら、今後も協議を継続して、順次ほこみち制度による路上利用を広げてまいりたいというふうに考えております。
今後もこの制度の効果がより大きなものとなりますよう、地元商店街や関係機関等との連携によって沿道のにぎわい増進、そして地域活性化、こちらの方に向けて協議を進め、昼も夜も誰もが歩いて楽しめる魅力的な道路空間の創造、こちらの方に取り組んでまいります。
以上で説明を終わらせていただきます。
◎飯田考祐
道路計画課長 資料B-5をお願いいたします。
熊本都市圏の新たな高規格道路について御報告いたします。
まず、資料左上でございますけれども、昨年6月に県市で熊本県新広域道路交通計画を策定いたしまして、市中心部から高速道路インターチェンジまでを約10分、空港までを約20分で結ぶ10分・20分構想を掲げ、これを実現するために3つの高規格道路を位置づけたところでございます。図の赤い丸で示している道路でございます。
現在、県の幹線道路協議会におきまして、具体の検討を進めておりますけれども、これと並行して実施している取組の状況を御報告いたします。
資料左下でございますけれども、本年1月に県市合同で
国土交通省の道路局長に対して、3つの高規格道路についての要望活動と、昨年11月24日に県市調整会議を開催いたしましたけれども、そこで合意した事項、有料道路制度を含めて検討すること、建設促進活動を推進すること、そういったものについて報告したところでございます。
次に、右上でございますけれども、今年度、経済界や有識者で構成される熊本都市圏連絡道路経済効果等検討会を立ち上げまして、10分・20分構想の実現のもたらす様々な効果について検討したところでございます。
第1回、第2回の検討会では、都市圏の交通の現状であったり、渋滞による損失、あと、住民、企業の皆様などを対象としましたアンケート、ヒアリング調査の結果などについて議論したところでございます。アンケートの結果からは、本構想への高い期待度や完成した場合の外出頻度の増加傾向などが分かったところでございます。
そして、今月4日に開催いたしました第3回の検討会にて、アンケート結果などを基に県全体で年間約1,500億円という経済波及効果などを取りまとめていただいたところでございます。
今後これらにつきまして、市民、県民の皆様に分かりやすく発信して、実現に向けた機運を高めてまいりたいと考えているところでございます。また、関係自治体や経済界とも連携しまして、建設促進活動を推進していくとともに、国、県、市で早期実現に向けた具体の検討を進めてまいります。
続きまして、資料B-6をお願いいたします。
熊本西環状道路(一般県道砂原四方寄線)砂原工区について御報告いたします。
資料左上でございますけれども、熊本西環状道路につきましては、平成28年度末に北側の花園工区が供用いたしまして、現在は、池上工区の整備を急ピッチで進めているところでございます。また、国において整備中の国道3号植木バイパスの一部は、北バイパス4車線化が来年度完成予定であるなど、都市圏の道路ネットワークの整備が加速化しているところでございます。
このような中、唯一の未着手区間となっております砂原工区につきまして、来年度から事業に着手したいと考えております。事業概要ですけれども、延長は3.8キロでございまして、暫定2車線での整備を考えております。概算事業費は約340億円、費用対便益、BICは1.6でございます。
その下、事業の流れでございますけれども、本市の公共事業評価監視委員会に新規事業採択のための事業評価を諮問したところ、今月14日に、新規事業化は妥当であるとの答申をいただいたところでございます。この後、国による新規事業採択箇所として決定がなされれば、来年度から事業に着手いたします。
砂原工区の整備は、都市圏の渋滞緩和が大きな目的でございますけれども、その他の主な効果について、資料の左下から記載しております。
1点目は、災害時の道路ネットワークという視点でございます。図にありますとおり、熊本地震時は九州縦貫道が通行止めになりまして、支援物資の供給などに支障が生じたところでございます。砂原工区が完成しまして、西環状道路がつながれば、迂回路としての機能が確保できて、災害時の復旧支援活動に重要な役割を果たすことができます。
次に、資料右上でございますけれども、2つ目としまして、救急医療施設への搬送という視点でございます。西環状道路がつながることで渋滞箇所を避けて、三次救急医療施設などへ迅速に搬送が可能となります。
そして、3つ目は物流の視点でございます。本市の北区を含みます都市圏の北部エリア、図の緑色のエリアでございますけれども、TSMCの進出など、半導体関連の企業や自動車関連の工場が集中しております。西環状道路がつながることで物流拠点である熊本港までの所要時間が短縮され、物流の速達性などが確保できると考えております。
このように砂原工区の整備によって、住民の皆様の安全安心や地域産業などに大きな効果が期待できますので、早期完成を目指して取り組んでまいります。
続きまして、資料のB-7をお願いいたします。
新たな渋滞対策でございますけれども、スマート交差点について御報告いたします。
まず、資料の左上でございますけれども、本市は、いわゆる三大都市圏を除く政令指定都市の中で、渋滞箇所がワーストワンであるなど、交通渋滞が常態化しているところでございます。この状況を少しでも改善するために、県警と連携いたしまして、効率的、効果的な渋滞対策としてスマート交差点の取組を実施しておるところでございます。
内容としましては、1つ目は、道路空間を有効活用した道路改良でございます。用地を取得せずに、既存の道路空間の範囲の中で、右折レーンや車線数を変更して渋滞緩和を図るものでございます。
2つ目は、信号時間の調整でございます。時間帯によって変化する交通状況を踏まえまして、信号時間を調整することで渋滞緩和を図るものでございます。
事例としまして、資料の左下でございますけれども、国道266号浜線バイパスと平成けやき通りが交わる田迎3丁目交差点でございます。平成けやき通りから浜線バイパスに右折する交通が多くて、朝夕を中心に渋滞が発生しているところでございます。この事例では、既存の道路空間を活用いたしまして、対向車線2車線のうち1車線を新たに右折レーンとして割り当てたところでございます。これにより渋滞長は約90%低減されたところでございます。
次に、右上でございますけれども、国道266号嘉島町上仲間交差点でございます。写真の黄色い丸の位置でございますけれども、緑川を渡る著町橋の北側の交差点でございます。主に国道266号の上り車線、写真の矢印の方向でございますが、ここでは平日の朝など渋滞が発生しております。令和元年度までに県において、交差する県道熊本嘉島線、堤防の道路でございますけれども、ここに左折レーンを追加する交差点改良を行いまして、さらに今年度、交通量調査を基に交通シミュレーションを行って、信号時間の調整を行ったところでございます。その結果、グラフにありますとおり、対策前のピンク色の渋滞長が対策後は青色まで緩和されまして、時間帯によっては渋滞長が約700メートル改善されたところでございます。
3つ目でございますが、これも同じく国道266号でございますが、南熊本3丁目交差点でございます。ここの国道266号も上り方向、写真でいきますと下の方向になりますけれども、慢性的に渋滞しておりまして、対策としまして、対向車線2車線のうち1車線を右折レーンに変更したところでございます。効果につきましては、今後検証を実施していく予定でございます。
今後も引き続き県警と連携いたしまして、渋滞緩和のために、まずできる取組を検討して進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◎今村寿也 道路保全課長 資料B-8をお願いいたします。
熊本市街路樹再生計画の今後の方向性について御報告申し上げます。
再開しました委員会におきましては、まず8月の第4回委員会では、計画の中断に至る経緯や将来の姿が示されていないといった現状の課題を共有し、どのような課題に基づいてピンクのテープが巻かれたのか、明確にする必要があるといった意見をいただいたところでございます。
次に、11月の第5回委員会では、倒木の危険がある樹木の緊急的な伐採を決定し、中ほどの写真にありますように、現計画の重点路線の整備後の将来イメージを共有させていただきました。
これまでの議論を踏まえまして、今後の方向性というところでございますが、街路樹が抱える様々な課題の解決のためには、街路樹の伐採を含めた対策は必要というふうに考えておりまして、植栽基盤の改良や樹木の高さの基準の追加を検討、各視点場で人々に快適性を与える緑量の指標である緑視率を示し、分かりやすく伝える。実施期間は安全安心に関わるものは早期に対応し、それ以外は市民との合意形成を図りながら進めるとしまして、対策の必要性と理由を計画の内容とともに、広く市民へ丁寧に説明し、理解を深めていきたいと考えております。
右側にいきまして、説明の手法とプロセスといたしまして、今後ワークショップ・パブリックコメント・シンポジウムを通じまして計画の内容を丁寧に説明し、理解を得ていくとともに、市民参画で進めていきたいと考えてございます。
最後に、今後のスケジュールでございますが、これらのプロセスを経て、令和4年10月に計画公表したいと考えております。
以上です。
◎井戸義行 公園課審議員兼全国都市緑化フェア推進室長 資料、くまもと花博ガイドブックをお願いいたします。
くまもと花博のガイドブックにつきましては、先日お手元に届いていることと存じます。このガイドブックには、くまもと花博のテーマやエリアごとの見どころ、また、イベントスケジュールなどを記載しておりますので、くまもと花博へお出かけの際には、手引書として御活用いただければと思います。
それから、くまもと花博の特別衣装を着たくまモンのピンバッジを以前お配りしております。これは協賛者より広報の一環として御提供いただいたもので、今後、花博の会場の周遊を上げるため、またはボランティアをしていただいた方に御提供してまいりたいと思っております。
本日より、くまもと花博開催まで3日でございます。これまで長い間準備をしてまいりましたが、この間、委員の皆様には御理解と激励をいただきまして、誠にありがとうございました。
開催に当たりましては、
新型コロナウイルス感染症対策を怠りなくしっかりと行い、魅力あるイベントとして来場者を迎えることとしたいと思っております。今後とも、くまもと花博の成功にお力添えをいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
説明は以上でございます。
○寺本義勝 委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。
所管事務について質疑及び意見をお願いします。
◆高本一臣 委員 資料B-7、渋滞対策の取組についてお尋ねします。
こういう小さな気づきからいろいろな課題が解消できると、非常に取組としては、私も大いに評価するものであります。
3つの事例が今述べられましたけれども、事例の3は、今年に入ってから右折レーンを設置してあるわけですけれども、効果検証は今後実施予定というふうにされています。
ここ、バスが必ず右折して通るのですけれども、少なくとも私が知る限りでは、今までバスが定時に来ることはなかったんですよ。特に夕方、朝ですね、10分遅れるのは当たり前、最大でやはり20分とか、それぐらい遅れてきていたのが、今、本当に定時に近い状況、夕方、朝も、遅れても5分程度ぐらいになっているということは、かなり効果があっていると私は実感しております。
県警さんと、県とかいろいろな関係各機関と、これからこういうふうにやっていかれるときは、ぜひ右折レーンとかの設置と同時に信号調整もされるところもあるけれども、それもまた一緒にやりながら、さらに、効果を高めるという方向で検討していただければと思いますけれども、その点についてはいかがでしょうか。
◎飯田考祐
道路計画課長 お答えいたします。
南熊本3丁目交差点につきましては、御説明したとおりでございますけれども、今、委員からありましたとおり、信号の調整も渋滞緩和に非常に効果があるというのが分かっておりますので、県警と連携いたしまして、どういう調整ができるのかも含めまして、今後しっかりと検討いたしまして、さらなる渋滞緩和を図ってまいりたいと考えております。
以上です。
◆高本一臣 委員 ぜひ県警さんあたりと連携して、理解を求めていただいて、さらに相乗効果が発揮できるように取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○寺本義勝 委員長 ほかにございませんか。
◆北川哉 委員 すみません。関連で、今の同じところで、田迎3丁目交差点ということで書いてあります。私、何度か通ってみました。前と比べてどうだろうと、すごく渋滞が緩和されている感じがしました。スムーズに右折できると思いましました。
その点で、やはりここの下にもありますように、2レーンで一緒に右折するんですよね。そのときに、やはり今までと違って、運転者としては少し怖いイメージというか、何か事故をするのではないかなというような、スピード感であったりとか、そういうふうに少し感じたんですけれども。
まだ、期間が短いと思うんですけれども、例えば事故の状況とかそういったのもお聞きしていないかなと思って、お聞きしたいと思います。
◎今村寿也 道路保全課長 今のところ、改良後に事故が起こったというような報告は受けておりません。
◆北川哉 委員 ありがとうございます。
確かに慣れていけば、全然スムーズに行くんだろうなと私も認識しました。実は、ここの裏がちょうど鶴屋のフーディワンさんがあるところの細道で抜け道というか、何かそういった形で通っている方がすごく多かったイメージがあったんですけれども、そこもすごく減ったと私自身は感じました。
すごくいい取組だと思いますので、今後もそういった事故の推移等を見ながら、調整してやっていただきたいと思います。
以上です。
○寺本義勝 委員長 ほかにございませんか。
◆村上博 委員 資料のB-3で、
換気設備等の改修ということで、対象者が市内の飲食店ということですけれども、これにはカラオケ店とかは入っていなかったんですか。
◎笹田和宏
建築保全課副課長 こちらの対象の業種ですけれども、熊本市内の飲食店等という制度にさせていただきまして、この等のところに、飲食店の営業許可を取られているカラオケボックスというのも含ませていただいております。
以上です。
◆村上博 委員 具体的にそういうカラオケ店、食事を提供したりとかというカラオケ店も入っていたんでしょうか。
◎笹田和宏
建築保全課副課長 この593件のうち、私が把握しているだけでも、少なくとも1件はありました。
◆村上博 委員 1件。
◎笹田和宏
建築保全課副課長 はい。ちょっとほかの店舗がどのくらい入っていたかというのは、全てをちょっと確認させていただきたいところなんですけれども。
◆村上博 委員 もうこれは終わった事業ではあるんですけれども、お年寄りの行動形態で午前中からカラオケに行かれる方というのは、結構多いんですね。
ですから、1件の方は情報がしっかり取れたのだろうと思うんですけれども、これが
新型コロナウイルス感染症の感染防止ということからいくと、そういったところまで目配りしないと、ちょっと何といいますか、もうちょっとだったかなと、私なんかは感じてしまったんですけれども。
その1件の方というのは、情報を自分から知っていたという感じなんですか。
◎笹田和宏
建築保全課副課長 大変申し訳ございませんけれども、その方がどういう形で情報を取られたかというものに関して、具体的な情報源というのが把握できておりませんけれども、今回実際に利用された方々の傾向を見ますと、一番多かったのは、やはり飲食店関係、そういう同じ業界での情報の入手というのが非常に多くて、同じ飲食店でこういう制度があったよということで、それを御連絡として受けられまして、動かれたというところが多かったというふうに聞いております。
私どもの方からも、そういう飲食業の協会の方に御協力をお願いして、そういう制度を利用してくださいというものを上げさせていただいたところでございます。
◆村上博 委員 私も、これ指摘されるまであまり知らなかったんですけれども、お年寄りの方、サークルというほどではなくても、カラオケ喫茶に集まってという形で時間をつくられると、朝からもう夕方までというふうなことも結構あるということだったんですね。
ですから、確かに飲食店も重要だったんですけれども、今後こういう事業があるときには、積極的にカラオケ喫茶、特にお年寄りが感染した場合、重篤化するということも言われていますので、今後の事業の展開の中では、そういう点も注意していただければと思います。
以上です。
◎平石研吾
建築保全課長 委員の御指摘、ありがとうございます。
今、副課長の方から説明があったように、カラオケ店として1店舗だったと思うんですけれども、その他飲食店でカラオケをやっているところというのは多数含まれていると思いますので、カラオケ店ということに限定すると、1件だけ把握していたということになるかと思います。
今後同じようなことがあり、このような事業を始める場合は、委員御指摘のとおり、また、そういった周知活動にはちょっと努めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
◆村上博 委員 はい、お願いいたします。
○寺本義勝 委員長 ほかにありませんか。
◆北川哉 委員 すみません。先ほど続けて聞けばよかったんですけれども、西環状道路、資料のB-6に関してです。
3月14日に、新規事業として妥当ということの連絡があったということで、本当に大変よかったと思います。今、池上インターチェンジ、本当に早急にしていただきながら、やはり西回りバイパス、西環状道路と、これに関連して当然西側のバイパス、北バイパスと続けながら、国の直轄の国道3号植木バイパスにつながっていけば、すごくいいと思いました。
あと、この整備の必要性を数多く出していただいている中で、救急医療施設への信頼性と、北区の方向から救急医療で搬送する場合というのは、私も5年前にいたときは、すごくここを危惧することが多かったです。3号線がやはり渋滞している時間になると、緊急的な心臓疾患等は本当に運べないという状況で、いざとなればドクターヘリで来ないといけないかというぐらいの危惧がありました。やはりこういった点をすごく推していきながら、砂原工区を早期実現していっていただきたいと思います。
そこで、1点お尋ねしたいんですけれども、当然、環状道路としては完成するということでありますけれども、例えば砂原工区から先、今、北バイパス等が事業として動いておりますけれども、また、今、国の直轄で57号線の天草道路等されていると思いますけれども、この間の区間のお考えというのは、市としてあるのかどうかお聞きしたいと思います。
◎飯田考祐
道路計画課長 お答えいたします。
砂原工区から南側でございますけれども、計画上は、熊本天草幹線道路の計画がございます。委員御指摘のとおり、天草方面につきましては事業化が進んでおりまして、整備も進んでいるところでございます。
その間の区間でございますけれども、我々としましては、国直轄での整備というふうに考えておりますので、ネットワーク道路のネットワークをしっかり早期につくっていくという観点から、国に対してしっかりと要望してまいりたい。そして、我々としては、砂原工区を一年でも早く完成させるように取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
◆北川哉 委員 ありがとうございます。
私自身、砂原工区から今、天草の道路がある間というのが、やはりあまり見えてこないところがどうしてもあります。せっかくこのように新規事業として採択されたということであれば、やはりそこをつなぐ方策も、熊本市としてはしっかりと出していく必要があるかと思います。前の資料B-5にもありましたが、当然、広域道路計画という形で出していただいておりますので、そこも含めて、今後考えていただければと思っております。
続けて、よろしいですか。
○寺本義勝 委員長 どうぞ。
◆北川哉 委員 くまもと花博について、ちょっと疑問がありまして、3日後に控えていますけれども、まち山エリアに関して、3号線を上って今はもう看板がついています。車に関して、国道3号北バイパスからのみのアクセスかということで、例えば、3号線を清水方面へ行き、清水万石からお祭り広場エリアには、昔は行けたという認識が私たちはあるんですけれども。そこから行けませんというような周知が、やはりあまりにも少な過ぎて、これでは、清水万石を過ぎて、北バイパスまで回って、奥の飛田バイパスからでは北バイパスを回って行かないといけないと。
そうであれば、例えば浄行寺交差点から右に竜田口駅から左に行ったほうが近いというようなルートになると思うんです。看板の設置もしてありますけれども、ここが何かちょっとみんな迷うのかなというのが私の認識としてありました。期間も長くありますので、ここに関して、どのようなお考えがあるかお聞かせください。
◎井戸義行 公園課審議員兼全国都市緑化フェア推進室長 立田山のお祭り広場までは、想定は3ルート、清水万石方面から、それから竜田口駅の方から、それから龍田西小学校の方からということで3方向を考えている中で、交通
案内等の看板を立てているところですが、清水万石からのルートにつきましては、誘導員等を立てることにしております。こちらはもう完全に入ってくるのをシャットアウトということではなくて、今ここは通り抜けの多いルートでありますので、できればお回りくださいというような形での対処をしようと思っております。
それから、竜田口駅の方からにつきましては、住宅地もありますので、こちらの方も案内はできるだけしないで、既存でここのルートを知っている方がお使いいただければということになるんだろうと思います。
それから、交通輸送計画の中で、シャトルタクシーとか、大きな団体が来るとか、そういうときには、龍田西小学校の方のルートを使っていただきたいと。その中で龍田西小学校近くにも臨時駐車場を大きく設けてありますし、案内も詳細になっているというところで考えております。
それから、開始から65日間ありますので、これも現在コールセンターを設置しております。その中で、まち山エリアまでのルートのお尋ね等がありますので、そこで御説明する中で、また、
案内等の必要があれば、適宜対処していきたいと考えております。
以上です。
◆北川哉 委員 ありがとうございました。
私の認識が、パンフレットを見た中と車で通った中では、何かすごく北バイパスへ北バイパスへという誘導をすごくしているなと思って、私も、清水万石の方から入るルートもあったよなと、竜田口駅からのルートもあったよなと思いながら、何かそこには入れないイメージがすごくついてしまいました。でも、通れるということであれば、当然知った方は、そこを行かれる方が多いのかなと思っております。
コロナ禍で、立田山のエリアは、子供連れですごく行っているという方の声を多く聞きました。その方々は、やはり清水万石の方から上がっていくというような道を使っていたと思いますので、誘導員等をしっかりと立てた形で安全対策を取っていただければと思っております。
続けていいですか。
○寺本義勝 委員長 どうぞ。
◆北川哉 委員 先ほどから道路のことばかりちょっと言っておりますけれども、有明海沿岸道路に関して、先ほど補助金、また、単独で調査費等もついているということでありました。
その中で、私がちょっと疑問に思ったところで、今、期成会の方では、当然国に対して要望し、全線の国直轄による早期整備を図ること、また、期成会の中ではありますけれども、大牟田市(三池港インターチェンジ)から荒尾市区間の早期整備を図ることと、大牟田市(三池港インターチェンジ)から長洲町区間の早期事業化を図ることということが主としてあります。
1月に着工式がありました三池港インターチェンジ連絡路、もう着工しました。当然熊本県に入ったのは初めてで、事業がもう動き出しました。これも含めてやはり熊本市としても、当然、福岡の国会議員の藤丸代議士も、もう30年でこれを全部通すぞという強い意思を持たれていました。こちら熊本側の西野代議士にしても、その思いを告げて、やはりしっかりと協力してこれをやっていくという強い意思を出されました。
ですので、国直轄による事業をしっかりと、私の認識では、国道208号線の有明海沿岸道路の整備という形で読み替えてされていると思いますけれども、実際沿岸道路を通すとなれば、国道501号線との読替えを考えないといけないと思っております。
ここに関して、もし市として、例えば読替えが難しいから、国道208号線の読替えが可能な連絡道路を先にやっているという認識がもしあれば、私としては、ちょっと違うかなと思うんですけれども、その点のお考えはどうでしょうか。
◎飯田考祐
道路計画課長 お答えいたします。
有明海沿岸道路につきましては、有明海沿岸地域と本市を結ぶ道路ということで、以前から計画されている広域道路でございます。今回の新広域道路交通計画にも改めて位置づけをしたところでございまして、本市としては、非常に重要な道路だというふうに認識しているところでございます。
そのために、これまで県や関係自治体と期成会をつくりまして、国直轄での整備を強く要望してきたところでございまして、本年度も8月に要望をしたところでございます。そのような中、先ほど委員からもございましたとおり、熊本県側の着工式がございまして、いよいよ熊本県側に入ったというところでございますので、我々としては、これを全線整備につなげていかなければならないと考えているところでございます。
それで、まず来年度、熊本県とも調整いたしまして、沿線のほかの期成会もございますし、議員連盟もございますので、そういう方々と連携させていただいて、要望体制の強化を図ってまいりたいと考えております。要望体制を強化いたしまして、市議会、県議会のお力添えをいただきながら、国による早期整備を今後も強く要望してまいりたいと考えております。
以上です。
◆北川哉 委員 ありがとうございます。
今、熊本県新広域道路計画には、しっかりと入れておりますと言うけれども、この資料の分の中には、連絡道路しか書いていないからですね。やはりそこはしっかりと入れて、これはあくまでも熊本都市圏の新たな高規格道路についてという形で、10分・20分構想の中を書いてあるとは思うんですけれども、もしその意思があるのであれば、やはりここにもしっかりと熊本市を通る沿岸道路に関しては、やはり記載をしておく必要はあるかなと思っております。
今、話にありましたが、こういったものは当然、県議、市議様々な合意形成をつくっていかなければ進まないと思いますし、本年2月に
九州地方整備局から出された直轄事業の事業計画についてと、通知が来ております。
熊本市としては、本当にまだまだ直轄事業としてやっていただくというところは、大津熊本道路、これは県と同様ですけれども、この道路に関しての事業費530億円に関しての調査設計が入っていると。あとは、熊本宇土道路、また植木バイパス、北バイパスという形で入っておりますので、こういったところにもどんどん、今言われた例えば国道501号という形で名前が入って、有明海沿岸道路という形で入っていけば、私たちもやはり動きやすくなるし、しっかりと熊本市としての要望を今後も出していっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
以上です。
○寺本義勝 委員長 ほかにありませんか。
◆高本一臣 委員 先ほど北川委員の方からもくまもと花博、全国都市緑化フェアの話が出ましたけれども、まずもって、正月の新聞に一面に出たのが3年前ぐらいだったかな、市長が、花博を熊本市で開催しますということで。それから、もういよいよ今週の土曜日に始まる、開会というふうになりました。これまで本当に御尽力いただいた皆さんに、本当に感謝申し上げたいと思います。
先ほど天気を見たら、土曜日、日曜日、月曜日の3連休も何とか雨が降らないみたいで、開会にとっては本当に一番いい天気になりそうだなというふうに思っています。ただ、少し残念なのが、熊本県は21日までが、まん延防止等重点措置ということで、ちょうど開会、オープンと同時に、まん延防止等重点措置の状況の中で開催されるということは、ちょっと残念なのかなというふうに感じています。
この冊子を見るだけでも、すごくいろいろなエリアでイベントが行われる予定が記載されてありますが、今ずっとまん延防止等重点措置で、なかなか下げ止まりの中でですよ、こういうイベント等がひょっとすると何か影響があるのではないかな、中止になったりするのではないかなというのがちょっと懸念されますけれども、現時点で結構です。そういうのがあるのかどうか、お尋ねいたします。
◎井戸義行 公園課審議員兼全国都市緑化フェア推進室長 現在、このガイドブックに書かれている催物というのは、一度
新型コロナウイルス感染症が広がった10月に見直しをしているものでございまして、
新型コロナウイルス感染症対策をしっかり取って、人数をしっかり管理して行なえばできるというところで記載して、やる予定となっているものでございますので、現在のところ、ここに書いてある部分については、やっていくと。もしもこれがなくなるということになるとすれば、緊急事態宣言が発令されたときだけというような形になります。
説明は以上でございます。
◆高本一臣 委員 10月に1回きちんと見直して、そして感染対策を十分に講じて行えるイベントをということで、また、これに出しているから、その辺のところはちょっと安心いたしました。緊急事態宣言が発令されないことを祈りつつ、この2か月間、頑張っていただきたいと思います。
そういう意味ではウィズコロナの、これからこういう社会経済を動かしていく中で、こういうイベントをやるということでは、これはもう絶好の見せ場というか、ぜひ全国的にも好事例にして発信していただきたいと思いますし、そういうった意味では、そういう新しいチャレンジとして、こういうイベントもこのコロナの状況の中では、コロナを見据えつつも、きちんとやれるんだよというのをぜひ発信して、熊本市、この全国都市緑化フェアが発信していけたらと私も願っています。
そういった中で、ちょっと局長に、本当に大変だったと思いますけれども、いよいよオープンを控える直前での意気込みを一言お願いしたいと思います。
◎井芹和哉
都市建設局長 まずもって、職員へのエール等御配慮の言葉、ありがとうございます。
今、委員おっしゃいましたように、まず、くまもと花博自体が開催できるのかというのが非常にありまして、昨年の秋口からで、先ほど10月の見直しの話もありましたけれども、何といいますか、できないのではないかとか、そういったところもあって、ずっとその態度決定といいますか、できなかったというところは非常にあります。
それと併せまして、事前のプレイベントであったりとか、そんなのもいろいろと計画はしていたんですけれども、昨年1年かけて予定していたんですけれども、そういうのも全部ちょうど感染拡大時期と重なったりとかして、全部中止等になったということで、今ひとつ機運の盛り上がりというような点については、私も危惧しているといいますか、そういう状況の中で今を迎えているということであります。10月から一生懸命、全国都市緑化フェア推進室が一生懸命頑張って、ここまで体制を持ってきたというふうに思っております。
先ほど委員も言われましたように、屋外のイベントでありますので、要は密とかそういう観点では対策もしやすいし、影響も少ないというふうに思ってございます。
併せて、やはりこの3年弱ぐらい、なかなか外にも出られない、楽しみも少ないといった市民の方が大勢ではないのかなと思っておりますので、そういった期待と、少しでもそういった方の癒やしといいますか、そういうふうになればという思いでやりたいと思っておりますので、そういった意味では積極的に今から発信もして、5月22日まで走り続けたいと思っておりますので、今後とも御指導と御協力をよろしくお願いできればと思います。ありがとうございます。
◆高本一臣 委員 局長の本当に意気込みというか、そういうものが十分伝わってまいりましたし、本当にここまで計画を練ってやってこられたわけですから、イベント等も含め全てが無事成功に終わることを願っています。
そして、さらにイベントが終わってからも、やはり森や、あるいは木や花、これを市民の方、あるいは県民の方がまた親しみを持って、そして接していけるような、またそれからの取組、レガシーといいますか、その辺のところも十分考えて、今後この博覧会が本当に大成功に終わることを祈念申し上げます。
以上です。
○寺本義勝 委員長 ほかにありませんか。
◆園川良二 委員 1点だけ、昨年の4月から、土木センターが区民部になったということの効果なり、そういったのがあれば、御意見等お聞きかせいただきたいなと思います。
それと、もう1点、同様に、昨年から道路計画課、道路整備課、道路保全課というような形で分割した。そこのところの効果的なものがあれば、昨日も交通政策部が分割するというふうなことで、私は、力がそがれるのではないかというのをちょっと懸念しますので、そこのところも踏まえた中で、御意見等お聞かせいただければと思います。
◎渡部秀和
首席審議員兼
土木総務課長 区民部移行後の土木センターということについて、調べておりますので、報告させていただきたいと思います。
土木センター組織につきまして、地域の多様なニーズに迅速かつ的確に対応していくため、今年度から区役所の組織としまして位置づけております。
現時点で、主に地域ニーズへの対応や災害対応の面で効果が上がっているということで、どういったことかと申しますと、地域ニーズへの対応としまして、道路、公園等につきまして、まちづくりセンターと合同で地域協議を行って、土木センター職員の技術面の知識が生かされるなど、早期対応や円滑な状況整理につなげられているということが上がっております。
具体的な例をちょっと申しますと、中央区で申しますと、校区見える化プロジェクトに土木センターが区民部の組織として参加したことで、これまでなかった道路、公園の維持保全の観点を踏まえた情報を加えまして、地域と共有する校区カルテの作成につながったというものが1つあります。
また、東区におきましては、地域が要望する公園内の施設管理につきまして、地域が管理する手法を導入することができたという意見もありました。また、全国都市緑化フェアのパートナー会場であります託麻三山でのプレイベントとしましては、地域と連携して里道への花苗植栽活動を実施したということにつながっております。
それと、西区におきましては、校区自治協議会との意見交換会に土木センターが参加することで、土木分野の地域課題に対して、区としての考え方を伝えることができるようになったと。地域やまちづくりセンターと連携した対応の推進につながっているというようなこともいただいております。
また、南区におきましては、道路公園等に関する要望に伴うまちづくりセンターと合同での地域協議、あるいは土木センターが校区自治会との意見交換会へ初めて参加することができたというような話があっております。
最後に、北区におきましては、管内の管理不明地の相談において、国との協議が円滑に進み、解決に導くことができたというようないい結果が出ております。
今年度から、まちづくりセンター等と要望を共有することで、事案の進捗状況を見える化できたというようなこともいただいておりますので、そういったことがよかったことということで、今いただいております。
当然まだ解決できないことがあるかと思いますけれども、今後もまちづくりセンターと区役所と連携しながら、行ってまいりたいと考えております。
◆園川良二 委員 ありがとうございます。
効果があったということで、こちら認識していいのかなというふうに思いますので、今後とも、またよろしくお願いいたします。
それと、道路整備の方もお願いします。
◎米村浩介 土木部長 組織の改変に伴いまして、今年度から道路整備課、道路計画課、道路保全課と3課に道路事業を分けております。
以前に比べまして、それぞれの課の役割といいますか、そういったものがより鮮明化されたというふうに私は思っております。特に道路整備課は、
各区土木センターの建設班が持っておりましたある程度規模の大きい工事を集約しておりますことから、技術の伝承といった意味では、非常に効果的かなと感じているところでございます。
当然ながら
各区土木センターの職員にも、そういう技術の継承の場を与えなければならないというふうには考えておりますので、今後は、やはり
各区土木センターの若手の職員を中心に、道路整備課、道路計画課、道路保全課、そのあたりは、本庁の業務等の交流をちょっと考えることは必要かなと感じたところでございます。
以上でございます。
◆園川良二 委員 ありがとうございます。
今おっしゃるように、土木というのは、やはり専門性が物すごく高い、技術を有する職種というか、だからやはり今よく問題になるのが、継承がなかなか難しいというふうなことで、そういった部分で、ちょっと力がそがれるのではないかなというのが、一つ大きくあったんで、そこのところを分かっていただいているのであれば、ぜひ強力にそれに取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆村上博 委員 去年8月7日の豪雨の際に、出水7丁目の長溝団地で、50センチぐらいの深さまで浸水したということで、用水路の改修等もその後いろいろやってもらったりとか、その後も遊水地を長く広く造ってもらったりとかということで、地元の方々は大変感謝し、安心もされておられるのですけれども、あれから1年もたっていないものですから、今年も去年クラスの豪雨がどうなのかということで、注意しておってほしいなということですけれども。非常に、出水中学校が避難場所というふうに指定されていたそうなんですけれども、そこまで行けないぐらいに浸水したということで、熊本市内でこれだけ浸水する地域があるんだと思って、私びっくりしたんですけれども。
そういう意味では、市内のそういったいろいろな雨等での被害を被るようなところというのを日頃からちょっと調査して、改修等を心がけていっていただければ、ありがたいなというふうに思います。要望です。
◆落水清弘 委員 1点は、西環状道路、先ほどから北川委員の方からお話がありまして、私の方も本当に順調に進んで、ありがたいなと思っております。
そういう中で、予算決算委員会説明資料にも載っておりましたけれども、新町戸坂線、池田町花園線、それと花園池亀線、この中で、当然もう西環状を一番利用しやすい道路は、新町戸坂線ですよね。そして、新町戸坂線が一番交通量が多くなるでしょうし、便利のいい道路として、県外客からも使われるような幹線道路として育っていくはずです。
しかしながら、まだまだ永遠にやっておられますものですから、もう供用開始の目安がついたのかというのが一番気になっております。池田町花園線は、花園池亀線との交差点のところまでは急ぎますけれども、それから以東は、今の現段階ではそんなに急ぐ道路ではないわけですよね、市内全域で考えれば。それはもう私の家の横を通っていますから、私個人的には急いでほしいですよ。
しかし、熊本市全域のことを考えれば、順番は後になるものとやはり考えられますので、ぜひともそこら辺は、優先順位をめり張りをつけてやっていただかないと、度々申し上げますけれども、新町戸坂線、何日から使えるようになりますか。
◎上野幸威
首席審議員兼道路整備課長 今、落水委員がお話しされました1点目でございます。池田町花園線、野口清水線の島崎トンネルから上熊本に抜ける道路、こちらは今私ども幹線道路として整備させていただいておりまして、こちらは、令和5年度末を目指して、ただいま多くの工事を出させていただいているところでございます。
もう1点は、新町戸坂線、こちらの方もかなり多くの工事を出させていただいておりまして、現在、台地を切り開きまして掘削工事を進めているところでございますけれども、1点、用地交渉が若干難航している箇所がございまして、そちらの解決に向けて精いっぱいやらせていただいているところですけれども、道路自体の形としましては、こちらも令和5年度末に向けて線形をお出しした上で頑張っていきたいと思っておりますが、用地の部分につきましては、今精いっぱいお話をさせていただく中で、コロナ禍というところで、なかなか綿密にお打合せができないというのもありましたので、少しその点は私たちも懸念しているところでございます。
以上でございます。
◆落水清弘 委員 新町戸坂線に関しては、納得いく説明ではとてもないわけですけれども、だからといって、ここで理詰めを言っても始まらぬわけですから、現実的な話として。県から事業を移管して以降、さっぱり進まないですね。
何かマンパワーを活用されませんか、我々とか。何かもう市長じきじきに出向いていかないといかんような状態だと、私は感じております。今の状況は。しっかり、局長、そこら辺の意識をちょっと考え直さんと、あまりにも長いですよ、どう考えても。真剣味がないとは申し上げませんけれども、お願いしますで済まぬ状態だと私は思っています。お願いしますと頭を下げれば、相手が、はいというふうに判こを押してくれる日はまだまだ先のような気がしますから、何か別の方策を練っていただきたい。それを強くお願いしておきます。
それと、街路樹再生計画のことで、ちょっと初歩的なことからお伺いして申し訳ないですけれども、簡単に済ませますので、今度、6月に素案策定、9月に案策定という格好になっておりますけれども、これは街路樹再生計画書ができるわけですよね、計画の冊子ができるわけですよね。
一つお願いですけれども、昨年、1年前につくった熊本市緑の基本計画との整合性の問題ですよ。もう1年違いですから、整合性が合わないようなことがないように、一言一句最終チェックをしっかり行ってください。なぜかと申し上げますと、緑の基本計画は、
都市建設局で策定したものではないから、環境局で策定した分だから、行き違いを生む可能性は十分にあります。ですから、
都市建設局の分ではないですから、そこの整合性を100%持っていただくことを、ひとつお願いいたします。
もう1点は、街路樹再生計画の中身にどういうことまで記載されるか分かりませんけれども、当然高さとか緑視率とかの話がさっき出ていましたけれども、厳密的に剪定するときのマニュアル的なもの、または剪定要綱というのですかね、そういうふうな部分まで、この計画書に打ち込むのか。その計画書は計画書として出して、剪定マニュアル、剪定要綱は別途つくるのか、そこをお答え願います。
◎今村寿也 道路保全課長 まず、1点目、緑の基本計画との……
◆落水清弘 委員 それはお願いですから、いいですよ。
◎今村寿也 道路保全課長 失礼しました。
2点目、ちょっとマニュアル的なものということでございますが、今のところ計画自体にそういった剪定の手法ですとか、そういったものまで載せる予定とはしておりませんので、それについては、また別途整備をさせていただきたいというふうに考えてございます。
◆落水清弘 委員 別にそれで構わないんです。ただ、急いでつくらないといかんですよね。もう計画から1か月以内には、マニュアルを確定しておかないといかんから、そこはよろしくお願いします。
もう1点、いよいよくまもと花博始まりますけれども、市役所の横にフラワーポットを置いているんですね、あれなかなかきれいでいいですね。ただ、あれ使った後、どうする予定なんですか。
◎井戸義行 公園課審議員兼全国都市緑化フェア推進室長 フラワーポットはプランターのことですが、あれは、まず市の出先機関等に要るものがあれば、要る個数等をお尋ねして、それで配ります。それから、その次は小学校になります。今のところはもう市の施設、小学校までというところで考えています。
以上でございます。
◆落水清弘 委員 それも一案と思いますけれども、私は、欲しいという市民がいるんではないかなという気がしましたもので、1個1,000円で売るとか。
私は、もう何しろ無駄なお金を使わない。いつも言っていますけれども、無駄なお金を使わない。還元できるものは還元する。そういう物差しをもう少し行政で持ってもらいたい。何でかというと、市民が喜ぶからですよ。税金を使って市民を喜ばせることをするのが行政マンの最大の役割ですからね。そういう意味では一番単純で分かりやすくて、その代わり車で引取りに来てくださいと、何かそういうふうなのをしてもいいのかなと思いますので、これは一つの意見として聞いておっていただければ幸いです。
以上です。
○寺本義勝 委員長 ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○寺本義勝 委員長 ほかになければ、以上で
都市建設局のうち、
公共建築部及び土木部並びに
各区土木センターに関する
所管事務調査を終了いたします。
これより採決を行います。
まず、議第57号ないし議第87号、以上31件を一括して採決いたします。
以上31件を可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○寺本義勝 委員長 御異議なしと認めます。
よって、以上31件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。
次に、議第94号を採決いたします。
本件を承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○寺本義勝 委員長 御異議なしと認めます。
よって、本件は承認すべきものと決定いたしました。
以上で、当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。
この際、本職より申し上げます。
さきの定例会において決定しておりました当委員会の行政視察についてでございますが、
新型コロナウイルス感染症の全国的な感染拡大により中止することとなりましたので、御報告いたします。
これをもちまして、
都市整備委員会を閉会いたします。
午前11時53分 閉会
出席説明員
〔
都市建設局〕
局長 井 芹 和 哉 技監 能 勢 和 彦
公共建築部長 東 野 洋 尚
建築保全課長 平 石 研 吾
建築保全課副課長 笹 田 和 宏 営繕課長 林 田 敬 成
設備課長 河 田 誠 二 土木部長 米 村 浩 介
首席審議員 上 村 亮
首席審議員 千 年 康 秀
首席審議員兼
土木総務課長 土木総務課副課長 岩 佐 康 弘
渡 部 秀 和
土木総務課用地審議員兼用地調整室長
道路計画課長 飯 田 考 祐
竹 原 公 也
首席審議員兼道路整備課長 道路保全課長 今 村 寿 也
上 野 幸 威
河川課長 松 窪 昭 宏 公園課長 弓 削 秀 和
公園課審議員兼全国都市緑化フェア 用地課長 高 木 裕 治
推進室長 井 戸 義 行
〔中央区役所〕
中央区土木センター所長
上 杉 剛 二
〔東区役所〕
東区土木センター所長
奥 田 滋 晃
〔西区役所〕
西区土木センター所長
高 永 恭 男
〔南区役所〕
南区土木センター所長
東 眞一郎
〔北区役所〕
北区土木センター所長
佐 藤 武 士
〔議案の審査結果〕
議第 52号 「熊本市開発許可の基準等に関する条例の一部改正について」
……………………………………………………………(可 決)
議第 54号 「熊本市における建築物に附置する駐車施設に関する条例の一部改正について」
……………………………………………………………(可 決)
議第 55号 「熊本市
都市再生特別措置法に基づく
特定路外駐車場の規模を定める条例の制定について」
……………………………………………………………(可 決)
議第 56号 「
熊本市営住宅条例の一部を改正する等の条例の制定について」
……………………………………………………………(可 決)
議第 57号 「市道の認定について」……………………………………(可 決)
議第 58号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 59号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 60号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 61号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 62号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 63号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 64号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 65号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 66号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 67号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 68号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 69号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 70号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 71号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 72号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 73号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 74号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 75号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 76号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 77号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 78号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 79号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 80号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 81号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 82号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 83号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 84号 「市道の廃止について」……………………………………(可 決)
議第 85号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 86号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 87号 「同 」……………………………………(可 決)
議第 94号 「専決処分の報告について」………………………………(承 認)
「議第52号に対する附帯決議案」…………………………(可 決)...