議第 43号「熊本市奨学金条例の一部改正について」
午前10時00分 開会
○田中敦朗 分科会長 ただいまから
予算決算委員会教育市民分科会を開会いたします。
これより、文化市民局・区役所に関する議案の審査を行います。
まず、議第3号「令和4年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。
◎梶原勢矢 地域政策課長 議第3号「令和4年度熊本市一般会計予算」のうち、文化市民局及び各区役所分について御説明いたします。
資料市-1の144ページをお願いします。
文化市民局・令和4年度当初予算総括表でございます。
145ページをお願いします。
予算額は、総務費、教育費、災害復旧費を合わせて所管予算合計131億2,620万円余でございます。対前年比では3億3,900万円余の減額で、伸び率はマイナス2.5%となっております。これは
地方公共団体情報システム機構、J-LISと申しますが、ここに委託していた個人番号通知書、
個人番号カード関連事務等に要した費用について、これまで
個人番号カード事業費補助金として総務省から交付を受けて、J-LISに支払ってきたところでございますが、令和4年度からは、デジタル庁から直接J-LISに補助金を交付することとなったことから、当該交付金分の予算計上を行っていないのが主な要因でございます。
続きまして、146ページをお願いします。
債務負担行為につきましては、火の君文化センター空調その他設備改修工事ほか13件について、所要の期間及び限度額の設定をお願いしております。
なお、詳細な内容につきましては、後ほど予算内訳の中で説明させていただきます。
続きまして、148ページをお願いします。
今回の当初予算の内訳でございます。
まず、文書広報費でございます。オンブズマン事務局ですが、2名のオンブズマン及びオンブズマンを補佐する3名の専門調査員の報酬等として2,270万円余を計上しております。
続きまして、149ページをお願いします。
社会生活総務費でございます。
人権政策課の分でございます。1の人権啓発経費につきましては、様々な人権課題の啓発を行っている熊本市人権啓発市民協議会に対する運営費の助成や、
新型コロナウイルス感染症に伴う風評被害防止のための啓発経費として1,200万円余を計上しております。
6の植木ふれあい
文化センター施設整備経費につきましては、長寿命化計画に伴う外壁及び空調設備等の改修工事経費として3,510万円を計上しております。
次に、150ページをお願いします。
男女共同参画課でございます。4、女性の活躍推進事業として800万円を計上しております。これは国の交付金を活用した
新型コロナウイルス関連の事業であり、女性の再就職に向けた講習や企業面談等を行う男女共同参画型再就職支援事業及び孤独・孤立等で不安を抱える女性への相談支援等を行う女性の
つながりサポート事業の2つの事業を実施するための経費でございます。
次に、生活安全課でございます。2の犯罪被害者支援事業につきましては、
公益社団法人くまもと被害者支援センターの運営補助金と、新たに犯罪被害者支援の在り方について検討するための外部委員会の開催経費として120万円余を計上しております。
151ページをお願いします。
8の消費者教育推進経費につきましては、学校等において効果的に消費者教育を推進するため、消費者センターと消費者教育の担い手との連絡調整役として新たに雇用する、
消費者教育コーディネーターの報酬等350万円余を計上しております。
続きまして、152ページをお願いします。
中段部分、青少年育成費でございます。生涯学習課、2の
校区青少年健全育成助成として600万円余を計上しております。これは90校区の
青少年健全育成協議会等の活動支援経費でございます。
6の成人式経費につきましては、式典開催や警備等に係る経費1,030万円余を計上しております。
続きまして、153ページをお願いします。
自治振興費でございます。地域活動推進課、1の
町内自治振興育成経費2億6,690万円を計上しております。これは、町内自治会に対する活動経費及び町内防犯灯の維持管理経費に対する助成等のための経費でございます。
4の
地域コミュニティーセンター建設経費1億540万円を計上しております。これは、大江校区の
地域コミュニティーセンターの建設等のための経費でございます。
続きまして、154ページをお願いします。
中段部分、区政推進費でございます。地域政策課、3の区制10周年記念事業実施経費として500万円を計上しております。本事業の詳細につきましては、後ほど補足資料にて御説明させていただきます。
6、窓口改革推進経費ですが、死亡時の手続に係る負担の軽減及び事務の効率化を図るため、全ての区役所におくやみサポート窓口(仮称)でございますが、これを設置する経費として4,550万円を計上しております。
なお、各区役所の
まちづくり推進経費等の詳細につきましては、この後各区から説明させていただきます。
◎江藤徳幸 中央区首席審議員兼総務企画課長 説明資料155ページ中段をお願いいたします。
目の区政推進費におきまして、中央区の経費総額で1億7,781万1,000円を計上いたしております。内容としましては、まず、1の中央区
まちづくり推進経費1,900万円ですが、この
まちづくり推進経費につきましては、各区もそれぞれ同額を計上いたしております。詳細につきましては、後ほど補足説明におきまして各区から説明させていただきます。
次に、2の中央区管理経費4,241万5,000円ですが、これは五福、大江の両交流施設の維持管理経費などでございます。
次に、3の中央区施設整備経費972万円ですが、これは
五福まちづくり交流センターの外壁やトイレ改修に係る設計経費などでございます。
最後に、4の
白川公園内複合施設等管理運営経費1億667万6,000円ですが、これは中央公民館や白川公園などの管理運営に係る指定管理料でございます。
説明は以上でございます。
◎野口嘉久 東区総務企画課長 資料の方は、同じく155ページの下段を御覧ください。
東区管理経費ほか分といたしまして1億6,246万7,000円を計上しております。
まず、2の東区管理経費1億256万7,000円は、東区役所や
まちづくりセンターの管理運営に要する経費でございます。
3の東区施設整備経費4,090万円の内訳でございますが、主に
まちづくりセンターの非
常用発電施設改修工事及び耐震改修工事に係る経費でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
◎東野正明 西区総務企画課長 次に、156ページの西区総務企画課をお願いいたします。
総額2億684万6,000円を計上いたしております。2の西区管理経費8,719万3,000円は、西区役所及び各
まちづくりセンター庁舎の管理に要する経費でございます。
3の西区施設整備経費6,361万9,000円は、
河内公民館周辺用地境界線確定等や、
河内まちづくりセンター受変電設備改修工事及び
花園まちづくりセンター昇降機設備改修のほか、公用車の買換え等に係る経費でございます。
4と5におきましては、閉校した松尾3小学校の活用経費と整備経費の合計3,409万4,000円でありまして、3施設の管理と旧松尾西小学校の下水道直結工事及び旧
松尾東小学校受変電設備改修工事に係る経費でございます。
6の
地域おこし協力隊受入れ経費につきましては、後ほど
河内まちづくりセンターから説明いたします。
最後に、7の河内町
住民広場管理運営経費90万円につきましては、河内町にある町民広場の管理経費でございます。
説明は以上でございます。
◎福田敏則 南区総務企画課長 南区総務企画課が所管いたします経費につきまして御説明いたします。
156ページ下段をお願いいたします。
総額5億1,864万8,000円を計上させていただいております。
まず、2、南区管理経費でございます。2億374万2,000円は区役所、
まちづくりセンター等の管理経費でございます。
次に、3の南区施設整備経費2億9,270万円は、長寿命化に基づきます経費でございます。主に火の君文化センター、
天明まちづくりセンターの空調設備、
飽田まちづくりセンターの昇降機に係る工事を予定しているところでございます。
4の川尻公会堂管理経費でございます。320万6,000円を計上させていただいております。こちらは指定管理料及び機械警備等を計上しているところでございます。
南区は以上となります。よろしくお願いいたします。
◎有田美保子 北区総務企画課長 説明資料157ページをお願いいたします。
総額6億3,828万7,000円を計上しております。内容としましては、1の
植木乗合タクシー運行費補助67万円はタクシー事業者への補助金でございます。
続きまして、3、北区管理経費1億6,192万3,000円は、北区役所及び各
まちづくりセンターの管理経費でございます。
次の4、北区施設整備経費4億5,532万6,000円は、主に
北区役所耐震改修工事や駐車場整備に係る経費でございます。耐震改修は令和4年度に着工し、令和5年度までの債務負担行為議決をいただいているものでございます。
最後に、5の旧
植木温泉福祉交流館管理経費136万8,000円は、閉館以降も北区役所で施設管理を行っているものでございます。
説明は以上でございます。
◎梶原勢矢 地域政策課長 続きまして、文化振興費でございます。
158ページをお願いします。
文化政策課、6の
市民会館施設整備事業で、合計1,960万円余を計上しております。これは使用期限超過のピンスポットライトの買換えや高圧受電引盤取替工事など、利用者の利便性向上と施設の長寿命化に係る経費でございます。
13の文化芸術支援事業1,300万円を計上しております。これは主に、区政推進費でも計上しております区制10周年記念事業に係る経費でございますので、後ほど補足資料にて御説明させていただきます。
続きまして、159ページをお願いします。
中段部分、公民館費でございます。生涯学習課、5の公民館活動推進経費として2,020万円余を計上しております。これは公設公民館の予約システムの運用や、Wi-Fiの整備等に係る経費でございます。
続きまして、161ページをお願いします。
文化財費でございます。文化財課、14の記念館開館準備経費3,320万円を計上しております。これは現在災害復旧工事中の記念館、夏目漱石内坪井旧居、徳富旧邸、四時軒、
洋学校教師ジェーンズ邸の開館準備として備品購入費等に係る経費でございます。
続きまして、162ページをお願いします。
上段部分、施設管理費でございます。熊本城総合事務所、2の熊本城施設管理経費(政策)で5億7,970万円を計上しております。これは入園管理や警備、清掃、広報業務を一本化した
熊本城管理運営業務委託経費、熊本城ミュージアムわくわく座との共通入園券販売に伴う負担金や観光券手数料など、熊本城の特別公開の実施に必要な経費でございます。
次に、4の熊本城施設整備経費で1億610万円余を計上しております。これは、熊本城内の施設改修工事や古樹の治療、危険木撤去など、施設・設備の整備に係る必要な経費でございます。
下段、整備振興費でございます。熊本城総合事務所、1の熊本城調査研究事業で、1,740万円余を計上しております。これは熊本城の総合的な調査研究を行うための経費で、熊本城資料叢書を刊行するための経費や発掘作業員の雇用経費など、各種調査研究経費でございます。
続きまして、163ページをお願いします。
総務費災害復旧費でございます。地域活動推進課、熊本地震関連として1、
地域コミュニティ施設等再建支援経費4,500万円を計上しております。これは、神社やお堂など地域コミュニティの拠点施設等の復旧工事に対する助成等の経費でございます。
次に、教育費災害復旧費でございます。文化財課、1の
文化財等災害復旧経費3億7,910万円を計上しております。これは復旧中の
洋学校教師ジェーンズ邸等の工事経費でございます。震災で被災した明治天皇小島行在所につきましては、令和5年度にかけて復旧する予定で、これに伴う債務負担行為として令和5年度まで限度額7,310万円余を計上しております。
なお、記念館の復旧状況については後ほど補足資料にて御説明させていただきます。
熊本城総合事務所、1の熊本城災害復旧経費16億5,510万円余を計上しております。これは熊本地震で被災した熊本城内の石垣や建造物等の復旧に向けた設計や工事費用、文化財の調査、測量業務等の経費、園路安全対策などの復旧過程の段階的公開関連経費などでございます。また、令和5年度以降にも履行期間が及ぶものといたしまして、下段に記載のとおり9件の債務負担行為を計上しております。
令和4年度当初予算の説明は以上となりますが、引き続きまして補足について説明をさせていただきます。
補足①をお願いいたします。区制10周年記念事業について御説明いたします。
当該事業は、令和4年4月に本市が区政10周年を迎えるに当たり、地域政策課と文化政策課において記念事業を一体的に実施するものでございます。開催の時期は、来年の1月下旬~2月にかけての開催を予定しております。
まず、1のまちづくり活動の活性化の事業といたしまして、各区及び地域住民が取り組んできたこれまでのまちづくり活動を
発表・表彰するイベントとして、
まちづくりアワード(仮称)を開催いたします。
次に、2の地域文化の振興の事業といたしまして、各区の文化活動に携わる市民によるステージ
発表及び作品展示を行う地域文化祭(仮称)を開催いたします。
この
まちづくりアワードと地域文化祭(仮称)につきましては、同日、同会場にて開催することで、まちづくり活動者と地域の文化活動者との交流や、集客力向上の相乗効果を図るものでございます。実施内容等につきましては、現在庁内で関連する課の担当者を集めて検討しているところであり、プログラム等詳細が決まりましたら御報告させていただきます。
続きまして、(2)(3)の事業につきましては、コロナ禍で
発表の場がなくなった地元アーティストの活動の継続・拡充を目的とするものでございまして、令和2年11月に開催した「
アーティストスポット熊本」のアーティストによる
発表、作品展示を行う芸術祭及び登録アーティストと登録店舗等のマッチングイベントとして、「
アーティストエリア熊本」(仮称)を開催予定でございます。
なお、「
アーティストスポット熊本」芸術祭(仮称)及び「
アーティストエリア熊本」(仮称)につきましては、予算がそれぞれ1,000万円、200万円となっておりますが、いずれも
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金にて対応予定でございます。
説明は以上でございます。
◎北野伊織 文化財課長 補足②、記念館の災害復旧状況を御覧ください。
文化財等災害復旧経費を計上しておりますが、その中で4つの記念館の復旧状況について補足説明させていただきます。
まず、1の
洋学校教師ジェーンズ邸でございます。熊本地震により全壊し、現在市立体育館前電停に面した水前寺江津湖公園、芝生広場の一角へ移築復旧を行っております。令和4年度に建物本体竣工、その後、展示や外構整備を実施し、令和5年度の開館を目指しております。復旧に当たりましては、既存部材をできる限り再利用し工事を進めております。現在の進捗率は70%でございます。
1月末時点の写真ではございますが、写真のとおりでございまして、現在1階及び2階の内壁工事を進めておりまして、小舞を組み、しっくい仕上げの前の工程でございます荒壁塗り、それからむら直し、中塗り、壁土の塗り込み作業を進めているところでございます。今後は、乾燥後に壁土の上に仕上げとなるしっくいを塗ります。また、内装木材や木製建具などの調査や修理も進めております。屋根瓦は、既存瓦を調査し、一部再利用した上で敷いております。現在、屋根の瓦と瓦の間にしっくいを塗る工事を行っております。引き続き、木工事、屋根しっくい工事、左官工事、木製建具工事、設備工事などの施工を進めてまいります。
次に、2、夏目漱石内坪井旧居、3、徳富旧邸、4、四時軒でございますが、この3館につきましては全て工期を令和4年3月17日までとしておりまして、間もなく完成検査を予定しているところでございます。よって、写真では1月末の時点ではございますが、この時点での復旧工事状況を御説明いたします。
2の夏目漱石内坪井旧居につきましては、熊本地震により建物が傾斜し、これに伴って内外装、屋根、建具等にも被害が及んでいました。ジェーンズ邸と同様に既存部材をできる限り補修し再利用に努めました。写真の状態は、内壁や外壁の壁土を塗り込む作業を終え、内壁のしっくい仕上げ、外壁仕上げの状態でございます。令和4年度には開館に向けて、敷地内の樹木剪定やブロック塀改修等を予定しております。この内坪井旧居は庭園が美しく、工事期間中の初め頃には、外から庭園を眺める姿も見られました。開館後はそういった点も含めまして、多くの方々に親しまれる施設を目指してまいります。
次に、3の徳富旧邸でございます。熊本地震により建物が傾斜し、これに伴って内外装、屋根、建具等にも被害が及んでおりました。復旧に当たりましては、
鉄筋コンクリートべた基礎を新設の上、既存の礎石や敷石を据え直し、既存の瓦、木材建具等をできる限り再利用し工事を進めてまいりました。写真の状況では、内壁や外壁のしっくい作業を終えている状況で、残りの建具工事等を行っている状態です。工事完成後、令和4年度には開館に向けて、樹木剪定やブロック塀改修等も予定しております。
最後に、4の四時軒でございます。四時軒は、倒壊により著しい被害を受けました。復旧に当たっては、既存部材で再利用できたものは一部の木材や建具のみでございますが、木工事は従来の工法、技法に倣いまして組立てを行いました。写真の状態では、内壁や外壁のしっくいも仕上げており、ほぼ完成している状態でございます。
以上3館につきましては、令和4年7月~9月の開館を目指し、準備を進めてまいります。また、今回、併せまして記念館開館準備経費を計上しておりますが、これは4館の開館に向け準備する備品購入費等経費でございます。
補足説明は以上となります。
◎江藤徳幸 中央区首席審議員兼総務企画課長 資料の補足③、各区におけるまちづくりの取組についてを用いまして、各区から説明させていただきます。
それでは、中央区をお願いいたします。
中央区のまちづくりにつきましては、資料左側記載の基本理念やまちづくりの方向性等を踏まえた取組を行っており、
まちづくり推進経費として15事業1,900万円を計上いたしております。
新規事業としまして、3のeスポーツを活用した地域交流推進事業では、地域の高齢者などを対象にeスポーツの体験講座を行うことで、地域での新しい交流の場を創出するものでございます。
また、13の
まちづくりビジョン検証等経費では、ビジョン策定から10年目となることから、これまでの区のまちづくりに関する区民の意識調査、分析を行うとともに、地域ワークショップや有識者との意見交換を実施し、今後のまちづくりの方向性を検討するものでございます。
継続事業としまして、10の中央区
地域ICT推進拠点事業ですが、昨年10月に民間事業者と共同で、
くまもとデジタルサポートセンターを開設しており、ここを拠点として若者から高齢者までICTに関する不安解消を図り、ICTを活用した暮らしやすいまちづくりを推進するものでございます。
説明は以上でございます。
◎野口嘉久 東区総務企画課長 補足③の東区をお願いいたします。
東区の
まちづくり推進経費でございますが、めざす区の姿、基本方針、重点的取組につきましては資料左側に記載のとおりでございます。資料の右側、
まちづくり推進経費としまして21事業1,900万円を計上させていただいております。
新規事業といたしまして、5の企業と地域を結ぶまちづくり応援事業では、自治会等と地域貢献したい企業とのマッチングにより、地域課題の解決を図るものでございます。
次に17の美化活動啓発事業では、小中学生を対象に地域の環境(ゴミ)問題に関するテーマの作品を募集いたしまして、ゴミステーションの実態や地域の環境問題をより広く知ってもらうため、啓発するものでございます。
最後に、20の東区
まちづくりビジョン検証市民アンケート委託事業でございます。これは東区
まちづくりビジョン検証のため区民にアンケートを実施いたしまして、現ビジョン策定時に実施しましたアンケート結果と比較検証するものとして計上しております。
以上でございます。
◎東野正明 西区総務企画課長 令和4年度西区まちづくり関連の当初予算(案)をお願いいたします。
西区では、左枠の5つのまちづくりの推進方針に基づきまして、右枠の10の事業を計画したところでございます。予算といたしましては、
まちづくり推進経費1,900万円を計上いたしております。
それでは、主要事業2件を御説明いたします。
まず1件目は、推進方針③西区の豊富な地域の宝にスポットをあてた取組といたしまして、右枠8番の西区(サイク)リングの
まちづくり推進経費でございます。西区はサイクリストにやさしいまちを推進しておりまして、サイクリングマップの作成やサイクルラックの貸出しを行っているところでございますが、来年度はサイクルラックがある飲食店をめぐる
デジタルスタンプラリーを開催いたしまして、さらにサイクリングのまちとして情報発信を行ってまいります。
次に、2件目でございますが、推進方針⑤コロナ禍の中での新しい生活様式を取り入れたまちづくりといたしまして、10番の西区
チャンネル配信等ICT活用関連事業でございます。令和3年度に「まちセンだより」動画版といたしまして、西区チャンネルを開設いたしたところでございますが、地域活動の行事を通して、ふだんの地域の姿やよさを伝えるために、地域の雰囲気や住民の生の声を動画で配信するほか、新しい地域活動へ転換するためのICT講座を実施するものでございます。
以上で説明を終わります。
◎福田敏則 南区総務企画課長 それでは資料、補足③南区まちづくりの取組を御覧いただきたいと思います。
南区のまちづくりを推進する経費といたしまして18事業1,900万円を計上させていただいております。
それでは、主なものについて御説明させていただきます。
令和4年度は、さらなる地域コミュニティの活性化を図るため、1、新たなまちづくり人材育成事業に取り組みます。まちづくりに関心を持つ住民同士が結びつき、ワークショップなどを通じてまちづくりの活動を学び、実践するために必要なノウハウを習得するための講座を開催し、人材の育成及び発掘に取組を進めてまいります。
次に、4、津波・高潮警戒地域防災計画作成支援事業でございます。こちらは令和3年度から、津波・高潮被害が想定される天明地区をモデルに、熊本大学と合同で、住民の防災への関心度や避難行動、避難所についてのアンケート調査を実施いたしまして、避難行動等への支援に取り組んでおります。令和4年度は事業を継続し、地区別ワークショップや地区防災計画策定までの支援を行っていくことを考えております。
また、5の防災に強いまちづくり育成事業でございますが、こちらは防災士と自主防災クラブ等との連携を強めるワークショップや、6の南区市民防災会議開催事業では、基調講演をはじめグループワークによる意見交換会など、市民の防災力向上に取り組んでまいります。
このほか、地域団体のICTでつながるまちづくり事業については、デジタル化への促進を継続実施してまいります。
南区は以上となります。
◎有田美保子 北区総務企画課長 資料、補足③、北区まちづくりの取り組みをお願いいたします。
資料右側に9つのプロジェクト、全22の事業をもって構成しております。総額1,900万円を計上しております。
主なものとしましては、⑤番、自主自立のまちづくり推進プロジェクト575万1,000円では、地域ニーズに応じたICT活用講座を各
まちづくりセンターで実施し、地域のICT活用を推進するなど、地域コミュニティ創出や担い手育成の支援を推進してまいります。
また、④番、北区安全・安心プロジェクト341万5,000円では、北区防災ブックを活用した防災研修をはじめ各校区で防災訓練、講話等を行い、地域の防災・減災力の強化を図るほか、生活安全、交通安全に係る事業等を実施し、地域の安全・安心なまちづくりを推進するものでございます。
ほかに、⑦番に北区まちづくりビジョン策定から10年目の検証経費を計上しております。
北区は以上でございます。
◎野崎元彦
河内まちづくりセンター所長 資料は補足④をお願いいたします。
地域おこし協力隊受入れ経費についてでございます。これは総務省の地域活性化に関する支援策の一つでございます地域おこし協力隊制度を活用し、本市の中でも人口減少・少子高齢化の進行が顕著でございます河内・芳野地区において、地域の課題解決や活性化を図り、地域の魅力を発信した移住・定住の促進につなげていくものでございます。
具体的には、2、概要にお示ししておりますように、従来の地域おこし協力隊制度に加えまして、令和3年度に創設された「地域おこし協力隊インターン」制度を活用して、河内・芳野地区に1名ずつ、合計2名を2か月間配置いたしまして、(4)の活動内容にお示ししておりますような移住・定住促進策の検討、提案、地域産品や観光資源の情報収集・発信、PR、空き家の調査、活用策の検討などの地域協力活動を行っていただくことを想定しております。
なお、実際の活動内容につきましては、今後地域と行政が一緒になって作成する予定でございます活動プログラムの中で検討して、決定していきたいと考えてございます。予算額は204万円でございます。
今後の展開といたしまして、このインターン制度の活用を通して、地域の方々にとりまして、移住・定住の促進に対して考えるきっかけづくりの場とするとともに、意識の醸成を図っていきたいと考えております。さらに、インターン制度の実施結果の検証を踏まえまして、令和5年度においては、活動期間が最長3年間となる「地域おこし協力隊」本体の活用を検討してまいりたいと考えております。
最後に、裏面には参考資料といたしまして、総務省の資料より地域おこし隊協力制度の概要、隊員数等事例を掲載してございます。
以上でございます。
○田中敦朗 分科会長 次に、議第36号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」中、当分科会関係分についての説明を求めます。
◎岩山誠二 熊本城総合事務所副所長 資料の方は共通1になります。
議第36号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」のうち、当分科会関係分について御説明いたします。
表中83の項にあります熊本城復旧基本計画検証委員会は、平成30年3月に策定した熊本城復旧基本計画の見直しに伴い、今後、必要な事項を審議する委員会を設置することから、所要の改正を行うものでございます。
説明は以上です。
○田中敦朗 分科会長 次に、議第40号「熊本市公民館条例の一部改正について」の説明を求めます。
◎青山和人 生涯学習課長 議第40号「熊本市公民館条例の一部改正について」御説明いたします。
市-2の資料になりますけれども、説明の方は補足⑦の資料を用いて説明させていただきます。
公設公民館につきましては、生涯学習機能の向上を図るとともに、まちづくりの推進拠点として位置付けまして、利便性の向上や利用制限の緩和なども図りながら、誰もが積極的に活用できる新しい公民館を目指すこととしております。その取組の一つといたしまして、現行の午前・午後・夜間の使用時間区分に加えまして、予約の入っていない空き室につきましては、有効活用の観点から時間単位での利用も可能とすることとし、今回その際の使用料について設定するものでございます。
時間単位の使用料の設定に当たりましては、各施設の「午前」の使用料の1時間あたりの単価に相当する額といたしまして、「延長・繰上げ」の使用料及び条例別表第1並びに別表第2の備考に規定する午前8時~午前9時までの使用料についても、同じ1時間単位の量になりますので単価をそろえることといたしまして、同額としております。
なお、午前・午後・夜間の使用時間区分内で、時間単位の利用を行う場合の使用料が、当該各使用時間区分の使用料の額を超える場合は、当該各使用料時間区分の使用料を上限としておりまして、午前・午後・夜間の使用時間区分の利用で延長または繰上げする場合などを除き、基本的には現在の使用料より、時間で利用した場合には高くならないような設定としております。
改正概要に、新旧の使用料の表を掲載しております。朱書き部分が改正後の使用料となります。
施行日につきましては令和4年10月1日とし、令和4年10月の利用から時間単位の利用が可能となります。使用する日の2か月前から予約可能とすることを検討しておりますので、それが可能となるよう当該1時間単位の使用に係る使用許可、使用料に関する規定につきましては、公布の日から施行とすることとしております。
条例案件の説明は以上となりますが、公民館の見直しに関わりまして、自主講座の見直しについてはこの後、教育市民委員会の方でまた別途報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○田中敦朗 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
分担議案について質疑及び意見をお願いいたします。
◆上野美恵子 委員 予算説明資料の150ページの中ほど、男女共同参画課の4番、女性の活躍推進事業についてお尋ねいたします。
内容としては委託事業というふうに伺っておりますけれども、それぞれの事業の内容とか目的について、まず御説明をお願いいたします。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 女性の活躍推進事業について御説明いたします。
地域女性活躍交付金を活用して行う事業で、新年度は2本を企画しております。
1つ目が、寄り添い支援型・男女共同参画型再就職支援事業になります。様々な課題、困難を抱える女性に寄り添い、意欲と希望に応じて就労までつなげていく支援となります。新年度は予算を400万円に拡充し、定員20名以上に増員し、就労へつなげるロールモデルとなる人材を増やし、本市における女性の活躍を推進したいと考えております。
それともう1本が、
つながりサポート事業というのになります。これは孤独・孤立で困難や不安を抱える女性が社会等の絆、つながりを回復することができるよう、NPO法人の知見を活用した相談支援や、その一環として行う生理用品の配布などを行うきめ細かい支援になります。令和3年度は400万円で実施いたしました。新年度も引き続き400万円でお願いしたいと思っております。内容といたしましては、孤独・孤立で不安を抱える女性の実態把握のためのアンケート、それと悩みを抱える女性を対象とした場づくり、そこでの生理用品の配布を考えております。
以上でございます。
◆上野美恵子 委員 今の御説明いただきまして、2つの委託事業によってこの予算が成り立っているということでありました。それぞれ今の説明では、寄り添い支援型というものと、それからつながりサポート型ということで、目的としてはいずれも、孤立した、あるいは困難や不安を抱える女性たちを対象にして各種事業をなさっているということでありました。
私は、このもともとの事業名、女性の活躍推進事業というのを見たときに、もっと幅広い女性たちを対象にして、もうちょっと飛躍的に活躍することをサポートするような、そんな事業としてのイメージがあったんですよ。内容を伺いまして、これはこれで、今コロナが長く続いているし、特に女性たちがコロナ禍で大変御苦労されながら生活されているという実態もありますので、大事なことかなというふうに思いました。
寄り添い支援型プラスについては、さらに今年は拡充されているという説明もありましたので、その点は評価いたしますけれども、両方とも委託ということで、やはり女性活躍推進というのであれば、孤立・困難を抱える女性を対象ということはもちろんですけれども、もう一歩視野を広げて、幅広い女性が対象となるような、そういう事業の展開を検討していくべきではないかなと思ったんですけれども、その点についての何かお考えとかがありますでしょうか。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 上野委員おっしゃるとおり、地域女性活躍推進交付金というのは活躍推進型というのがございまして、本来こちらの方を利用しまして、女性のデジタル人材や管理職を目指す女性の参画拡大を推進するような事業を、令和2年度まで行ってまいりました。
ただ、内閣府から寄り添い支援型プラスとつながりサポート型が、コロナによって新たに追加されましたので、令和3年度、令和4年度は、寄り添い支援型とつながりサポート型で交付金を申請しております。またコロナが落ち着けば、委員がおっしゃるように活躍推進型の方にシフトしていきたいと考えております。
以上でございます。
◆上野美恵子 委員 コロナという特別な事情があって、去年、今年と、困難を抱える女性たちを対象にしているという説明であったかなと思ったんですけれども、通常時はこれをやって、コロナになったらこういう課題が浮かび上がってきたからこっちをやるというふうに、こっちをしたらこっちをやめてというふうに、何かそんな発想ではなくて、やはり女性の活躍というのは、社会的にも、もう少し女性の地位向上、特に女性の社会参加が遅れていると。日本はジェンダー指数が世界でも最下位的にすごく悪いということが再三指摘されて、やはり女性の活躍のためにもっともっと、もちろん民間もそうですけれども、行政も予算をきちんと使って、積極的に対応していく分野のはずなのに、こっちをやったらこっちはしないとかいうふうな、そんな発想はもう少し、検討していかれた方がいいのではないかなと思うんですよ。
やはり全面的な展開を常日頃考えて、そして事業を計画立案していく、そのために国の補助金とか交付金を活用していく、そんな事業のつくり方というのを今後はもう少し、拡充ということでやっていくべきかなと思うんですけれども、局長はどんなふうにお考えになりますか。
◎横田健一 文化市民局長 ただいま委員がおっしゃったように、女性の活躍推進というのは大きく3つの事業があります。
そういう中で、活躍推進型というのがコロナの影響で、いろいろなセミナーだとかそういったのを予定しておりましたけれども、なかなか開催するのが難しいような状況になったという経緯もございまして、今現状では寄り添い支援型とつながりサポート型という2つの事業を中心に、かつ国の交付金を活用させていただいて取り組んでいるということでございます。
おっしゃいましたように活躍推進型という部分、これは一番のメインの、国が目指す女性の活躍推進のタイトルにはなっているところでもありますので、将来的にはこういうのも含めたところで積極的に取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
以上でございます。
◆上野美恵子 委員 この事業もそうですし、やはり女性の活躍、男女共同参画をもっと進めていくという点では、今、国がいろいろな交付金・補助金で後押しをしてくれてはいますけれども、確かにお金の面ではそういうことを大いに活用しながらも、発想としては熊本市がやはり、しっかり熊本の女性たちの現状というのを見据えて、独自の発想で、どうしたらみんなが生き生きできるかということをよく頑張って考えていただいて、やっていただくようにお願いしておきますので、今後の検討を十分お願いしておきます。
◆藤永弘 委員 そもそも国・県からの500万円という予算というのは、いつも出ているんですか。コロナに関係なく出ているとか、コロナで出たのか、その辺教えてもらっていいですか、分からないので。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 このつながりサポート型ですけれども、令和3年の4月に新たな補助金としてスタートさせたものです。4分の3の補助になっております。
成人の貧困ということで、新たに追加された交付金になっております。
以上です。
◆藤永弘 委員 もうちょっと単純に、コロナ禍の中で出た問題なのか、いつもあるのか。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 コロナ禍において新しく追加された補助金になります。
◆藤永弘 委員 それなら、コロナが収まった場合、その後もこの500万が入る予定はあるんですか。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 活躍推進型が2分の1の補助、寄り添い支援型も2分の1の補助で、つながりサポート型が4分の3の補助になっております。ですので、普通だと……
○田中敦朗 分科会長 山田課長、藤永委員の質問は、コロナが収まった後もその補助金が出る見込みがあるのかという話なので。
◆藤永弘 委員 500万円の。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 500万の補助ですね。
○田中敦朗 分科会長 出る見込みがあるなら出る見込みがある、分からないなら分からない、出る見込みがないなら出る見込みがないというような答弁になると思います。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 すみません。コロナが落ち着き次第、出るかどうかは、今のところ把握はしておりません。
◆藤永弘 委員 今、コロナ禍の中で、一番被害を受けているのが女性の方だと国は見ていると思うんですよ。パートがなくなったり、会社なんかでも人員整理するときに、ちょっと女性の方が不利になったということもあるのではないかと思うので、コロナ禍の中で今困っている人から就労の相談があって実際に就労までつなげたというのがちょっと少なかったみたいに感じるんですよ、本年度。
それをもっと就労につなげなくてはいかんと思っているんですけれども、それで今、現実に一番困っている人というのは、2階の自立支援センターなんかに相談に来ると思うんですけれども、それを待つのではなくて、今度どこが担当するか分からないけれども、やはり具体的に、女性の方で本当に仕事がなくなった方がこの自立支援センターに来られたら、うちが今度引き受けるとか、うちに相談してくださいとつないで、一緒になって就労の手助けをしますというような、待つのではなくて、もう積極的に困った人に手を差し伸べるような取組というのは考えていないんですか、どうですか。
◎山田紀枝 男女共同参画課長 今のところ、労働局と連携いたしまして、ハローワークとかの紹介をしていきたいと考えております。
以上でございます。
◆藤永弘 委員 通り一遍のと言ったら語弊があるのかもしれないけれども、通常ではなくて、今現実に困窮しているという人に対して、ハローワークに行ってくださいとかそうではなくて、実際マンツーマンで就労に結びつけるような積極的な取組をするような、もう仕様書に書くなり、そういうところは引き受けてくれというぐらいの意気込みでお願いしておきます。
○田中敦朗 分科会長 要望でよろしいですか。