│ 第 14 議第 31号 同
水道事業会計補正予算 │
│ 第 15 議第 32号 同
下水道事業会計補正予算 │
│ 第 16 議第 33号 同
工業用水道事業会計補正予算 │
│ 第 17 議第 34号 同
交通事業会計補正予算 │
│ 第 18 議第 45号
熊本市
介護給付費準備基金条例の制定について
│
│ 第 19 議第 88号 和解の成立について
│
│ 第 20 議第 93号
令和3年度
熊本市
一般会計補正予算 │
│ 第 21 議第 95号 財産の
処分について
│
└─────────────────────────────────────┘
午前10時00分
開議
○
原口亮志 議長 ただいまより本日の
会議を開きます。
────────────────────────────
○
原口亮志 議長 日程第1ないし
日程第21を
一括議題といたします。
予算決算委員長の
報告を求めます。
倉重徹議員。
〔
予算決算委員長 倉重徹議員 登壇〕
◎
倉重徹 議員 予算決算委員会に付託を受け、先議いたしました各
号議案についての
審査の
経過並びに結果について、簡潔に御
報告いたします。
審査の
経過といたしましては、2月17日に各
分科会を開催し、分担による
詳細審査を行い、同21日、当
委員会を開催し、各
分科会長の
報告の後、
締めくくり質疑を行いました。
その
内容といたしましては、議第20号、議第93号「
令和3年度
熊本市
一般会計補正予算」中、
新型コロナウイルス感染症対策に関して、
生活困窮者自立支援金について、
経済分野における
支援策について、
職員体制の
確保について、議第21号「
令和3年度
熊本市
国民健康保険会計補正予算」におきましては、
新型コロナウイルス感染症に係る
保険料の
減免及び
傷病手当金について、以上の事項について意見、要望が述べられました。
かくして採決いたしました結果、議第24号ないし議第26号、議第30号、議第33号、議第34号、議第88号、議第93号、議第95号、以上9件については、いずれも
全員異議なく
可決、議第1号、議第2号、以上2件については、いずれも
全員異議なく
承認、議第20号ないし議第23号、議第27号ないし議第29号、議第31号、議第32号、議第45号、以上10件については、いずれも
賛成多数により
可決すべきものと
決定しました。
これをもちまして、
予算決算委員長の
報告を終わります。
○
原口亮志 議長 予算決算委員長の
報告は終わりました。
予算決算委員会の
審査議案に関する
質疑は、同
委員会の
締めくくり質疑で終結しておりますので、これより採決に移りますが、議第20号については別途
討論の
通告が提出されておりますので、これを後回しにし、その他の案件について採決いたします。
それでは、まず、議第21号ないし議第23号、議第27号ないし議第29号、議第31号、議第32号、議第45号を除き一括して採決いたします。
予算決算委員会の
決定は、議第1号、議第2号はいずれも「
承認」、議第24号ないし議第26号、議第30号、議第33号、議第34号、議第88号、議第93号、議第95号はいずれも「
可決」となっております。
予算決算委員会の
決定どおり
決定することに御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
原口亮志 議長 御
異議なしと認めます。
よって、いずれも
予算決算委員会の
決定どおり確定いたしました。
次に、議第21号ないし議第23号、議第27号ないし議第29号、議第31号、議第32号、議第45号、以上9件を一括して採決いたします。
以上9件に対する
予算決算委員会の
決定は、いずれも「
可決」となっております。
予算決算委員会の
決定どおり
決定することに、
賛成の
議員の
起立または
挙手を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
原口亮志 議長 起立多数。
よって、いずれも
予算決算委員会の
決定どおり確定いたしました。
これより、議第20号「
令和3年度
熊本市
一般会計補正予算」について
討論を行います。
上野美恵子議員より
討論の
通告が提出されておりますので、発言を許します。
上野美恵子議員。
〔49番
上野美恵子議員 登壇〕
◆
上野美恵子 議員 日本共産党熊本市議団の
上野美恵子でございます。
議第20号「
令和3年度
熊本市
一般会計補正予算」に関して、
問題点を指摘し
反対討論を行います。
この2月で、
新型コロナウイルスの
感染が始まって丸2年を迎えました。この間、度重なる
変異株の発生によって
感染拡大の波が繰り返され、暮らしも
経済も大きな
影響を受けてきました。とりわけ
感染力の強い
オミクロン株による第6波は、
新規感染者数が桁違いとなり、
重症化率が低いと言われてきましたが、
重症者数や
死亡者数も増え、他の
変異株に比べても厳しい
感染状況を呈しており、その
影響もまた深刻さを増しています。
長期コロナ禍に苦しんできた
市民、
事業者の苦難にどう寄り添い応えていくのか、国や自治体の
姿勢がより一層問われる局面での第1回
定例会となりました。
第1に、
新型コロナウイルス感染症への
経済分野の
対応では、
まん延防止等重点措置の
適用に伴う
時短要請に対し、市の
独自策として
時短に応じた
飲食店に対する
家賃支援3億円が
専決で追加され、人材の不足する
分野への就職を
支援する
失業者就業支援事業2億2,100万円が
補正予算で提案されたことはよかったと思います。
一方で、
予算化されていた
新型コロナウイルス対応融資利子補給事業が1億3,300万円の
減額となったことは、
融資だけでは
対応し切れない
状況となっているのではないでしょうか。
家賃支援や
デリバリー利用促進事業の
減額も含め、
市民、
事業者がどのような
支援を求めているのか、改めて
検証も必要かと思います。
また、
締めくくり質疑で指摘しましたように、
新型コロナウイルス感染症の
影響は
長期化の中、広範に及んでいますが、
まん延防止等重点措置が
適用になっても
飲食店以外へは
支援が行われていません。しかも、
熊本市の
事業者支援は
国頼みで、市の
独自策に乏しいのが特徴です。
熊本地震もあり、
財政調整基金が37億円に落ち込んでいることも
独自策ができない要因の
一つと考えられますが、
熊本地震の
発災後、
熊本城ホールの
整備に450億円もつぎ込んできたこと、
辛島公園・
花畑広場の
整備に40億円も使ってきたツケでもあります。私ども
日本共産党熊本市議団には、多様な業種の方々から外出にブレーキがかかり、売上げに
影響していると切実な訴えが届いています。国に対し、全ての
事業者を
対象にした
事業者支援の
拡充を求めるとともに、市が独自にも
支援を実施すべきではないかと思います。
事業者への抜本的な
支援拡充を強く要望いたします。
第2に、
健康福祉分野では、
保育士等処遇改善事業5億9,700万円が追加補正されました。国の
制度改正に伴うもので、今回は
私立保育所と257
施設の
保育士等職員の給与おおむね一人9,000円引き上げるものです。現場が求める水準には満たないものの、以前から
改善の
必要性が指摘されていた
民間保育所等の
処遇改善が実現したことは、不十分ですが
前進面だと思います。
また、
がん検診費では
受診者数が8,500人増加し、2,600万円
増額補正されました。これも
前進面ですが、さらなる
受診率向上のためにも、現行の70歳以上
無料は
拡充して
完全無料化の実施を要望しておきます。
質疑で指摘した
生活困窮者自立支援金は、2億1,593万円の
増額補正となっています。期間が延長され、再申請も可能となりましたが、それだけ求められる
事業なのだと思います。しかし、
支給要件の
一つが社協の
緊急小口資金、
総合支援資金を借りた
世帯となっているために、
対象が
生活保護や
住民税非課税などと限定的となっている
臨時特例給付金の
対象8万5,000
世帯のわずか7%程度しか
利用対象とならないことは大きな問題です。国に対し、
支給要件の緩和を求めるとともに
制度の
対象とならない方のために、市が独自に
横出しのサービスを実施していただきたいと思います。
国民健康保険会計では、
新型コロナ減免分も含む国の
臨時特例補助金が1億5,200万円
増額補正されています。しかし、2021年度の
減免実績は昨年に比べ6割程度落ち込んでいます。その理由は、
質疑で
健康福祉局長が答弁されたように、
コロナ禍前に比べて2020年度、3割以上
所得の減った人が2021年度はさらに3割以上の
所得減少とならなければ
対象となりません。要するに、
コロナ禍前と比べて6割も
所得の減るような
状態にならなければ
対象とならないわけで、それは廃業もしくは倒産するような
状態です。本年度の
制度設計には、このように大きな無理、
矛盾があります。
市長は
質疑で、今後とも必要な
施策を適時適切に講じていく必要があるので、国へ
臨時交付金の
拡充などを求めていくと答弁された上で、必要な
施策には
臨時交付金を活用した
国保減免も入っていると言われましたので、国の
臨時交付金が追加支給された折には、ぜひ
臨時交付金による
国保減免を実施していただくようにお願いしておきます。
国保の
傷病手当では、同じように
保険料は徴収しながら、
感染しても
傷病手当を支給される人とされない人があるのは大きな
矛盾です。いろいろと理屈を述べられても不公平だと思うのが当然ではないでしょうか。2年間も収入の
減少に苦しんできて、
傷病手当の
制度があるにもかかわらず、
感染してもお宅は
対象外と言われてしまったら愕然としてしまいます。
新型コロナウイルス感染者対象の
傷病手当支給は、国へ
支給範囲の
拡大を求めるとともに、仮にそれができなくても市独自にでも支給していただくようにお願いいたします。
第3に、
人件費では今回の
最終補正で
通常業務分の時間
外手当が3億円増額されました。昨年12
月議会での
新型コロナウイルス感染症対応分残業代3億9,000万円の
増額補正と合わせ、約7億円もの
残業代増です。
新型コロナウイルス感染症への
対応という新たな
業務が増えた中で、人員を増やさずにやりくりだけで
通常業務を行うには限界があります。
職員対象に行われる
精神科医師、
臨床心理士、
保健師等への相談や
休職者は、
コロナ禍の前と比べ格段に増えています。
過労死ラインを超える
残業となった
職員が、昨年12
月議会の
報告の時点で236人にも上っている
状況は放置できません。過度の負担となる
業務形態改善のためにも、緊急時に
対応できる
職員の
確保、
拡充をお願いいたします。
第4に、今回の
補正予算では
各種指定管理者施設の
指定管理料が
新型コロナウイルス感染症対応で増額されました。
利用者減や
新型コロナウイルス感染症対応による経費の増加など、やむを得ない面もありますが、
企業の
指定管理については、
検証も必要であると考えます。
指定管理料をゼロ円で契約している
熊本城ホールでは、今年度もまた1億4,836万円が増額されました。2020年度、2021年度の2年間で既に
指定管理料を4億6,600万円補填しましたが、黒字のときは最大でも5年間で1億円しか
熊本市に還元されません。あまりにも不合理ではないでしょうか。昨年の第1回
定例会でも指摘しましたように、
コロナ禍、
一般の
企業は
コロナ融資で
資金を調達し、
アフターコロナの
経営改善の中で返還していくという
経営上の
努力によって乗り切っています。
企業による
指定管理者制度は、
事業者が1円の
設備投資もせずに
施設使用料も払わないで、
利益が出たら収益は
企業にもたらされる
仕組みです。しかも、不測の事態の減収はきっちり行政から補填してもらうわけですから、これほどうまい話はありません。公の
施設は
企業の
利益のために利用されるべきものではありません。よって、
企業努力も必要です。そういう
意味で、
企業の
指定管理については今後
不足分の補填の
仕組みを
検討する必要があると考えますので、指摘しておきます。
最後に、800万円が
予算化されていた
市庁舎整備の在り方に関する
有識者会議は、
有識者会議が1回、
耐震性能分科会が1回、それぞれ開催され、670万円が
減額されました。
予定どおりに執行できなかったのは、
世界的パンデミックとなっている
新型コロナウイルス感染症への集中した
対応が迫られる中で、市議会も
特別委員会の審議を休止しているときに、新たに
予算まで組んで
庁舎整備の
検討を進めようとしたことに無理があったのではないでしょうか。
コロナ禍の
有識者会議設置は、
市民の目からも極めて異常に見えたと思います。
庁舎設備よりも
新型コロナウイルス感染症対策こそ真剣に集中して
検討してほしい、これが
市民の率直な声です。
コロナ禍の非常時に、
有識者会議を設置して
庁舎整備の
検討を進めている
市長の
姿勢は大きく問われます。しかも、
予算が執行された
委員報酬12万円の
内容から、
非公開で開かれた
耐震性能分科会には、1回目の
耐震性能評価を行った
安井設計から2名が参加していたことが分かりました。
評価を行った
事業者の参加によって、
耐震性能分科会での
検証が、公平、公正、客観的にできるのか、
非公開ではそれを確認することもできません。二重の
意味で、
庁舎整備有識者会議には問題があると考えます。
多数ある
補正予算の中で、主な
問題点を述べてまいりましたが、
委員会で取り上げた点も含めて今後は指摘した問題を踏まえて、
市民に寄り添った
市政運営に努めていただくようお願いいたしまして、
討論といたします。
○
原口亮志 議長 以上で
討論は終わりました。
それでは、採決いたします。
本案に対する
予算決算委員会の
決定は「
可決」となっております。
予算決算委員会の
決定どおり
決定することに、
賛成の
議員の
起立または
挙手を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
原口亮志 議長 起立多数。
よって、
本案は
予算決算委員会の
決定どおり確定いたしました。
────────────────────────────
○
原口亮志 議長 本日の
日程はこれをもって終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
2月23日、24日の
両日は、休日並びに
議案調査のため休会いたしたいと思いますが、御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
原口亮志 議長 御
異議なしと認めます。
よって、2月23日、24日の
両日は、休会することに
決定いたしました。
次会は、2月25日(金曜日)定刻に開きます。
────────────────────────────
○
原口亮志 議長 では、本日はこれをもって散会いたします。
午前10時19分 散会
〇本日の
会議に付した事件
一、
議事日程のとおり
令和4年2月22日
出席議員 48名
1番 原 口 亮 志 2番 園 川 良 二
3番 山 本 浩 之 4番 北 川 哉
5番 古 川 智 子 6番 島 津 哲 也
7番 吉 田 健 一 8番 伊 藤 和 仁
9番 平 江 透 10番 荒 川
慎太郎
11番 齊 藤 博 12番 田 島 幸 治
13番 日 隈 忍 14番 吉 村 健 治
15番 山 内 勝 志 16番 緒 方 夕 佳
17番 高 瀬 千鶴子 18番 三 森 至 加
19番 大 嶌 澄 雄 20番 光 永 邦 保
21番 高 本 一 臣 22番 福 永 洋 一
23番 西 岡 誠 也 24番 田 上 辰 也
25番 浜 田 大 介 26番 井 本 正 広
27番 藤 永 弘 28番 田 中 敦 朗
29番 紫 垣 正 仁 30番 小佐井
賀瑞宜
31番 寺 本 義 勝 32番 原 亨
33番 大 石 浩 文 34番 村 上 博
35番 上 田 芳 裕 36番 那 須 円