それでは、各
会派より御
意見をお願いします。
◆
澤田昌作 委員 熊本自民でございます。
前回の本
検討会において
議会局より
説明を受けた
資料に基づき、我が
会派でも
議論を重ねてまいりました。
まず、
議員定数の
議論を進めるに
当たり、全体的な
考え方として、
公職選挙法はじめ
関係法令等により、基本的には直近の
国勢調査による
人口に比例した形で
検討すべきではないかということで、我が
会派内で確認したところでございます。
そこで、具体的な
検討事項といたしまして、過去の
議員定数の変遷や富合町、植木町、城南町、3町との
合併、
議員1人
当たりの
人口の
考え方、あるいは
行政区ごとの
特性など、様々な観点から現在
検討を行っているところでございます。
さらには、
議員定数の
検討に当たっては、
人口比例の原則があるものの、3町
合併から10年以上が経過した
本市の実情に鑑み、
合併後の
本市の
地域間のバランスな
ども考慮し
検討するべきではないかとの
意見もあったところでございます。
これらの各
検討事項から
本市の
現状を踏まえると、
市民の付託に十分応えるべく、適正な
議員定数及び各
選挙区の
議員数の
あり方について、
会派としては、いまだ
議論の途中でございまして、
意見の集約には至っていないというところでございます。
よって、さらなる慎重な
検討を期すため、引き続き
会派内でも
議論を深めてまいりたいという状況でございます。
以上です。
◆
坂田誠二 委員 私
どもも、
会議で皆さんの
意見を聴取したところでございます。
熊本自民さんの
澤田団長から今言われました、大まかな形ではそれに準じているということでございます。
例えば
国政で、今衆議院の
定数が10増10減というようなことも報道されております。今
関係法令の中でも結局言っておりますのは、やはり
人口比でというのが
一つの大きな、どこの区もこれはそうなんですかねという、
一つこれは
議会局にお尋ねしたいんですけれ
ども、大体そういう
人口比で各区の
選挙も行われているという思いもしますけれ
ども、例えば、今
国政の話をしましたが、
国政で10増10減というような話で、
大都市には人が多くいる、そういう中で
地方という、私
どもも
地方の
一つの
都市でございますが、そういう
選挙区から考えると、
大都市ばかりでいいのかということ、それをひっくるめますと、例えば、
熊本市の
中央区はやはり面積的には狭い、だけれ
ども人口的には東区と変わらないというようなことになってきておりますし、やはり
あと他の北区、南区、西区よりも
人口は多い、面積的には狭い。それと、
インフラ関係にしましても、やはり
熊本市の顔でございますので、いろいろな点が整っている。
そういうところで、例えば、考えますと、やはり周りの4区においては、いろいろ
インフラでもまだまだ多くしなくてはいけない部分があります。そういう中では、やはり
意見を多く
執行部に求める、そういうところも大事ではないかということで、これは難しいところですよね。
大変人口割りというのが、
先ほど言いましたように、国もそういう形ではいっておりますが、なかなか難しい。やはり1人の人権という形を考えますと難しゅうございますけれ
ども、その辺も考慮すべきではないかというような、私
どもの若い
人たちからも特に
意見が出ているところもございます。
そういうところ、まだちょっと論議していきたいと思っておりますので、その辺のことを私から申し上げたいと思っております。
以上です。
◆
井本正広 委員 我が
会派でも、先日提示していただいた
資料に基づいて
議論しております。様々な
意見が出ております。
まず、
人口ですけれ
ども、
平成24年に比べて増えているという現実の下、どう考えるかということ。
あと、
令和2年の
国勢調査の結果なんですけれ
ども、
平成28年
熊本地震から4年たった時点での
国勢調査であること。そして、今取り沙汰されています菊陽町に
巨大企業TSMC、そしてそれに関連する
企業が来ることが予想されて、
人口の増加ということも予想はされているところであります。そのような変化の様々な要因があるのではないかというような前提の下で、幾つか提案が出ております。
1つは、そういう変化しているときですので、
現状のままでよいかという
意見もありました。2番目には、今
議員1人
当たりの
人口が一番多い
中央区を1増やして北区を1減、1増1減という案もありましたし、また、提示していただいた2増2減という案もございました。
公職選挙法で
人口に比例してというのはあるんですけれ
ども、特別の
事情がある場合という項目もありますので、その点を踏まえて今
議論しているところでございます。
以上です。
◆
西岡誠也 委員 市民連合も数回にわたって
議論させていただきました。
2点。
1つは、
区ごとの
人口割りの問題でありますけれ
ども、これについては、
公職選挙法、あるいは同法の
施行令から照らし合わせてみますと、いろいろ
意見はありましたけれ
ども、これもこの基準を超える
理由があるのかということを考えたときに、なかなか今の
現状、
公職選挙法、あるいは同法の
施行令に従うべきではないかということで、
うちはまとまったところでございます。
一方、48名の
総数についてでありますけれ
ども、
前回資料を頂きまして、
平成3年からずっと動いてきておりますけれ
ども、まず
飽託郡4町の
合併、そして3町の
合併ということで動いてきたわけでありますけれ
ども、当時
飽託郡4町についても、それぞれの町の
議員数というのは10名〜20名それぞれいらっしゃったと、いわゆる
町内ごとに
代表がいるような、そういう
議会が存在したわけでありますけれ
ども、
合併によってそこから出ている
議員さんは1人とか、あるいは2人とか、いなくなったりということが生じているわけであります。
したがいまして、そういうことからしますと、
住民から見たときに、身近に
自分たちの
代表がいるのかということを考えたときに、やはり以前よりもなかなか
意見が通りにくいということがあったのではないかと。そしてまた今現在、3町の
合併があったわけでありますけれ
ども、ここも同じように10名〜20名
代表がいらっしゃったわけであります。そういうことからしますと、
住民の声をいかに
市政に反映できるのかということが一番重要なところであります。
確かに
熊本市の
財政を考えたときに、1人
議員を減らせば1,000万円以上削減ということは分かるわけでありますけれ
ども、ただ、そうは言っても、
住民の声をいかに
市政に反映するかということも考えなくてはいかんということであります。
したがいまして、
トータルとして考えたときに、
前回見直したとき、あるいはここ数年見てみますと、
人口がかなり減少したということであれば
議員定数を減ということもあるかもしれませんけれ
ども、今
現状においては、
人口についてはほぼ横ばいということでありますから、この
総数についても、
先ほど言った
財政面、そして
市政への声の反映、
トータルとして考えたときには、
総数48名でいいのではないかということでまとまったということだけ御報告申し上げておきます。
○
津田征士郎 会長 ありがとうございました。
このほか御
意見等ございませんか。
◆
紫垣正仁
委員 今回この
議員定数に関する
検討会が開かれたということ、非常に意義深く思っております。特に4年前、
選挙は3年ちょっと前でしたけれ
ども、そのときは
熊本地震を経た上で、
先ほどもちょっと触れられましたけれ
ども、
人口の
変動がまだ定かではないというところで、この
公職選挙法の15条第8項で言うならば、ただし書の特別の
事情があるときというようなことに鑑みて、
人口比でいくと数は違ったんでしょうけれ
ども、変えずにということを選んだわけだと思います。
しかし、今回この
検討会が開かれるに当たって、少し落ち着いた状態、
熊本地震ももうすぐ6年がたとうとしておりますので、その中で
市民の
方々の注目も大きいのではないかなと思っております。
我が
会派も、
先ほどうちの
団長から話がありましたけれ
ども、
議論を何度か積み重ねさせていただきました。その中で全体
会議もいたしましたけれ
ども、
区ごとの、やはり
政令指定都市ですから
区ごとで
選挙と、そこで
定数というふうになってきますので、
区ごとの
議員さんの話合い、
意見交換、
議論というのもさせていただいたわけですけれ
ども、その中で
中央区の
議員さん、
うちは4名いらっしゃいますけれ
ども、私以外で
田尻議員、
高本議員、
山本議員といらっしゃいますが、総意に至ったところで言いますと、やはり
中央区は、
先ほどうちの
団長も申しましたけれ
ども、
行政区ごとの
特性というのがやはりほかの区とは特に異なっているのではないかと。
一言で言うと、やはり
都市化していると。
エリアも狭い、
人口密度も高いと。マンション、
集合住宅等もかなり多いということ。もっと言うならば、大学や
専門学校ですね、そして
企業もこの
エリアに集約されております。ということは、3月、4月とかで非常に、学生さんはもちろんですけれ
ども、
企業の
方々の
単身赴任等々も含めて
変動がある
地域なわけです。
その
中央区において、
国勢調査のデータに基づいて足し算、引き算、割り算をすると2増2減というのが出てくるのかもしれませんが、やはり
中央区というのは、特に南区さんと同列に論じていいのかという話になりました。
それで、やはり
中央区が
エリアが狭いのを含めて、
先ほど申したような
理由も考慮して、本当に1増する
必要性があるのかと、
必然性があるのかという
意見がかなり活発に出まして、取りまとめしたところでは、やはり1増する
必要性、
必然性、これはかなり
議論の余地があるのではないかと。1増しないということも、
現状維持ですね、ということもしっかり
テーブルの上に乗せて
議論するべきではないかということになりました。
ぜひ今申し上げたところも
議論の
テーブルに乗せた上で、この
検討会で
検討していただければと思うところです。
以上です。
○
津田征士郎 会長 ほかにございませんか。
◆
藤山英美 委員 ただいま
紫垣委員からも話がありましたし、各派の
団長さんからも
意見が出まして、そんな中でも重なるところは、特別の
事情があるとき、または
熊本地震等の
地域事情ということで声が出ておりますので、これは次回に、また持ち帰っていただいて
議論する意味があるのではないかなと思います。
○
津田征士郎 会長 ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○
津田征士郎 会長 それでは、ほかになければ、ただいま各
会派よりそれぞれ
考え方や御
意見等がございました。
議員定数及び各
選挙区
選出議員数の
あり方については、各
会派よりございましたように、慎重な
議論が必要と考えております。
会派における
協議に時間を要したいとの御
意見もございましたことから、本日の
協議内容を踏まえ、引き続き
会派において御
協議いただき、今次
定例会を目途に結論を出したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
津田征士郎 会長 ありがとうございました。
それでは、引き続き
会派において御
協議をお願いいたします。
なお、次回の
開催日につきましては、後日調整させていただきますので、よろしくお願いいたします。
これをもちまして、
議員定数等の
あり方検討会を閉会いたします。
ありがとうございました。
午後 1時13分 閉会
出席説明員
〔総 務 局〕
首席審議員兼
総務課長
吉 村 芳 策
〔
選挙管理委員会事務局〕
副
事務局長 木 下 智 弘 副
事務局長 中 原 宜 彦
議会局職員
局長 富 永 健 之 次長 和 田 仁
総務課長 中 村 清 香
議事課長 池 福 史 弘
政策調査課長 上 野 公 一...