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  1. 熊本市議会 2022-02-17
    令和 4年第 1回経済分科会-02月17日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 4年第 1回経済分科会-02月17日-01号令和 4年第 1回経済分科会                 経済分科会会議録 開催年月日   令和4年2月17日(木) 開催場所    経済委員会室 出席委員    8名         光 永 邦 保 分科会長   井 本 正 広 副分科会長         荒 川 慎太郎 委員     吉 村 健 治 委員         緒 方 夕 佳 委員     大 石 浩 文 委員         津 田 征士郎 委員     白河部 貞 志 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(5件)      議第 2号「専決処分の報告について」      議第 20号「令和3年度熊本市一般会計補正予算」中、経済分科会関係分      議第 24号「令和3年度熊本市農業集落排水事業会計補正予算」      議第 25号「令和3年度熊本市競輪事業会計補正予算」      議第 93号「令和3年度熊本市一般会計補正予算
                                午前 9時59分 開会 ○光永邦保 分科会長  ただいまから予算決算委員会経済分科会を開会いたします。  この際、申し上げます。各分科会における審査の分担等についてはタブレットに掲載しておりますので、御承知おき願います。  本日の議事に入ります前に、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可します。 ◎田上聖子 経済観光局長  本日なんですが、イベント推進課藤田課長が病気療養のため欠席をさせていただいております。すみません、御報告申し上げます。  以上でございます。 ○光永邦保 分科会長  発言は終わりました。  これより本日の議事に入ります。  今回、当分科会おいて先議案件として審査を分担します議案は、補正予算4件、専決処分の報告1件の計5件であります。  それでは、審査の方法及び日程について、お諮りいたします。  今定例会におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局ごとに設定し、審査を行うこととしております。  よって、当分科会の審査の日程については、本日これより、経済観光局について、休憩を挟んで、農水局・農業委員会事務局について審査を行い、審査の方法としては、議案について説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○光永邦保 分科会長  御異議なしと認め、そのように執り行います。  これより、経済観光局に関する議案の審査を行います。  まず、議第2号「専決処分の報告について」の説明を求めます。 ◎西山茂宏 経済政策課長  私の方から、専決処分について報告させていただきます。  右上に資料①と書いてございます資料をお願いいたします。  タイトルが、専決処分の報告についてでございます。  まず、これは、去る1月21日に専決をさせていただきました事業の一覧でございます。順に御説明を申し上げます。  まず、1つ目でございますが、営業時間短縮要請に伴う事業者支援経費、補正額5億2,692万円でございますが、こちらは、1月21日~2月13日まで、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が適用されたことに伴いまして、飲食店等に対する営業時間の短縮要請が県の方からなされたところでございます。これに伴いまして、これに対する時短協力金の負担金として計上したものでございます。  2つ目でございますが、時短営業協力者への緊急家賃支援事業でございます。補正額は3億円でございます。こちらは、今申し上げました県の営業時間短縮要請への協力店舗に対する家賃の支援を行うものでございます。  3点目でございますが、飲食店デリバリー利用促進事業でございます。補正額は2,300万円でございます。こちらは、出前等において、宅配代行業者を利用された場合の配達料に対する助成でございます。  4点目でございますが、テレワーク利用促進事業、こちらは、市内の宿泊施設が販売するテレワーク商品に対する割引の助成でございます。  次のページをお願いいたします。  まず、1、営業時間短縮要請に伴う事業者支援経費でございますが、今回から変更になっている点がございますので、そこについて説明させていただきます。  (1)の③の協力金額(日額)のところでございますけれども、これまで、第5波までは、認証店、非認証店に関わらず、協力金等に、また協力内容について差はございませんでしたけれども、今回、認証店と非認証店の方で差がつけられておりますので、そこを説明させていただきます。  まず、上の表でございますけれども、まず、認証店については21時までの営業で、酒類の提供は可能、非認証店については20時までの営業で、酒類の提供は不可となっておりまして、この場合、売上高の規模に応じまして、1日当たり2.5万円~7.5万円の協力金が支給されることになります。  中段の表でございますけれども、こちらは認証店を対象としたものでございまして、認証店が非認証店と同様に20時までの営業で酒類の提供を行わなかった場合は1日当たり3万円~10万円の協力金を支給することとなっております。  大企業については変更はございません。上限が20万円となっております。  その他については変更ございませんので、記載のとおりでございます。  次のページの2、時短営業協力者への緊急家賃支援事業、また、次のページの3、飲食店デリバリー利用促進事業と、最後の4、テレワーク利用促進事業につきましては、制度の事業内容については変更はございませんので、説明は割愛させていただきます。  説明は以上でございます。 ○光永邦保 分科会長  次に、議第20号「令和3年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分について、議第93号「同一般会計補正予算について」、以上2点について説明を求めます。 ◎潮永誠 産業部長  議第20号「令和3年度熊本市一般会計補正予算」について御説明いたします。  資料は、令和4年第1回定例会、令和3年度補正予算予算決算委員会説明資料経済観光局関係分抜粋)をお願いいたします。  左上に四角囲みで補と記載のある分でございます。  それでは、222ページの経済観光局・令和3年度補正予算総括表をお願いいたします。  まず、一般会計の歳出でございますが、今回当局の所管予算の補正額は、15億2,009万4,000円の減額となっております。減額補正の主な要因といたしましては、商工振興費におきまして13億5,000万円余の減額となっており、そのうち12億9,000万円余につきましては、営業時間短縮要請に伴う県への協力金の実績確定による減額分でございます。その他、イベントの中止や各種工事の執行残など、決算調整による減額補正となっております。  続きまして、223ページをお願いいたします。  繰越明許費補正でございます。こちらは、次年度に予算を繰り越す事業でございます。  まず、項10商工費の1段目、就労等支援事業2億2,800万円でございます。こちらは、今後の急激な雇用情勢の悪化に備えるため、国の経済対策補正予算に関連いたしまして、2月補正で予算措置をお願いしまして、繰り越して実施する事業でございます。  事業内容につきましては、後ほど、歳出の欄で御説明いたします。  次に、2段目、飲食店等緊急家賃支援等事業8億4,992万円でございます。こちらは、先ほど御説明いたしました1月専決処分におきまして予算化した事業のうち、テレワーク利用促進事業を除く3事業につきましては年度内の事業完了が困難でありますことから予算を繰り越すものでございます。  次に、3段目、地域商業機能複合化推進事業6,000万円でございます。こちらは、9月補正でお願いしました、まちなか観光案内所まちなか屋台整備事業に対する助成でございます。繰越理由など詳細につきましては、後ほど、資料③におきまして担当課長より御説明いたします。  次に、4段目、新型コロナ緊急空き店舗対策事業1億600万円でございます。こちらは、10月の臨時議会におきまして予算措置させていただいたものでございますが、当補助金をできるだけ多くの事業者の皆様に御活用いただくため、申請の受付期間を令和4年3月31日までとしており、年度内の事業完了が困難でありますことから予算を繰り越すものでございます。  続きまして、5段目、項15観光費の動植物園施設整備事業6,329万2,000円でございます。こちらは、動植物園施設整備につきまして、2事業の予算を繰り越すものでございます。国の経済対策補正予算によります交付金を財源といたしまして、2月補正で予算措置を行う施設整備事業5,129万2,000円と、入札不調により年度内の事業完了が困難となりました花の休憩所トイレ改修工事分1,200万円を併せて繰り越すものでございます。  最後に、6段目、項45保健体育費社会体育施設整備事業3,198万円でございます。こちらは、市総合体育館やアクアドームをはじめといたします施設の防火設備改修工事につきまして、入札不調により年度内の事業完了が困難でありますことから予算措置を繰り越すものでございます。  特別会計事業会計につきましては、後ほど、担当所長より御説明いたします。  続きまして、226ページをお願いいたします。  このページ以降が、一般会計歳出予算の課ごとの2月補正を行う事業一覧となっております。  主な事業を御説明いたします。  経済政策課、1番、営業時間短縮要請に伴う事業者支援経費12億9,686万5,000円の減額補正でございます。先ほど、予算の総括の中で触れましたが、こちらは、県の時間短縮要請に伴う県への負担金でございまして、事業費の確定に伴う決算調整による減額補正でございます。  続きまして、3番、4番の事業でございます。  3番の緊急雇用維持推進事業700万円、4番の失業者就業支援事業2億2,100万円の2事業につきましては、先ほど、繰越明許費補正で御説明しました就労等支援事業2億2,800万円でございます。3番は、雇用維持を目的として、出向、副業に取り組む企業と受入企業とのマッチング事業にかかる経費でございます。4番は、介護・警備等の人手不足が著しい4分野に就職した方への就職奨励金及びコロナ禍の影響により失業された方を雇用した企業への雇用奨励金等でございます。  次に、5番、6番は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けました指定管理施設への対応経費でございますが、後ほど、経済観光局7施設分をまとめまして資料にて御説明いたします。  次に、227ページをお願いいたします。  商業金融課、5番の新型コロナウイルス対応融資利子補給事業1億3,313万1,000円の減額補正でございます。こちらは、県の新型コロナウイルス感染症に関する制度融資を受けられた市内事業者に対しまして本市が利子補給を行うものではございますが、繰上返済により利子補給を行う対象融資が減少したため減額するものでございます。  続きまして、228ページをお願いいたします。  商業金融課、13番の商店街等プレミアム付商品券発行支援事業4,186万4,000円の減額補正でございます。こちらは、新型コロナウイルス感染症感染拡大による先行き不透明等の理由によりまして、当該事業の申請件数が、当初見込みより伸び悩んだため減額補正するものでございます。  229ページをお願いいたします。  誘致戦略課、3番の辛島公園地下駐車場改修経費9,822万4,000円の減額補正でございます。こちらは、辛島公園地下駐車場長寿命化安全対策に係る工事の執行残を減額するものでございます。  次に、イベント推進課、1番の江津湖花火大会準備検討経費3,500万円の減額補正でございます。こちらは、江津湖花火大会につきましては、大会の中止決定に伴いまして9月補正で2,350万円の減額を行い、残額で代替大会の検討を行っておりましたが、代替大会も開催しないことが実行委員会で決定いたしましたため、今回、減額するものでございます。  続きまして、230ページをお願いいたします。  観光政策課、1番の動植物園長寿命化推進事業2,127万2,000円でございます。こちらは、増額補正分減額補正分を相殺した金額となっております。増額分といたしましては、先ほど、繰越明許費補正で御説明いたしました動植物園施設整備事業のうち、国の交付金活用によります園内の長寿命化トイレ改修工事費5,129万2,000円でございます。減額分といたしましては、今年度実施いたしました動植物園正面ゲート改修工事等の執行残約3,000万円でございます。差引き2,127万2,000円を計上するものでございます。  続きまして、231ページをお願いいたします。  スポーツ振興課、1番の学校体育施設夜間開放経費1,425万6,000円の減額補正でございます。こちらは、新型コロナウイルス感染症の影響による利用休止等によりまして、夜間開放した施設の稼働率が下がったことによる減額でございます。  続きまして、イベント推進課1番の熊本城マラソン準備検討経費1,221万6,000円の減額補正でございます。こちらも、大会中止決定に伴いまして必要となる管理経費等を除きまして、9月補正で5,830万円を減額したところでございますが、さらに業務等を精査した結果、今回減額するものでございます。  続きまして、232ページをお願いいたします。  最下段の(目)55教育費災害復旧費でございます。スポーツ振興課1番、公設運動施設災害復旧経費3,500万円の減額補正でございます。こちらは、城南B&G海洋センター災害復旧工事費の執行残でございます。  続きまして、資料②をお願いいたします。  こちらは、感染症の影響を受けました指定管理施設への対応についてでございます。まず、1の指定管理料の増減の考え方でございますが、積算方法は、図で示しておりますとおり、支出となります①コロナ禍管理運営費につきましては、R3年度の管理運営費の設計額に消毒液等感染防止対策経費燃料光熱水費など、コロナ禍で増減する経費をプラスした金額となります。また、②の指定管理者の収入につきましては、R3年当初予算で計上いたしました指定管理料利用料金等収入見込額となります。支出から収入を差し引きました差額がプラスとなる場合は増額補正マイナスの場合は減額補正となります。例えば、新型コロナウイルス感染症の影響により感染防止対策経費が増加したり、利用料金収入が減少するなどにより、当初見込みに対しまして支出が収入を上回った場合が増額補正、施設の休館などにより燃料光熱費の経費が減少するなど、当初見込みに対しまして支出が収入を下回った場合が減額補正となります。指定管理料の支払いに当たりましては、令和4年3月31日までの「支出」及び「収入」の実績に基づき精算を行います。今回、予算措置しました増額を支払うものではございません。  次に、2の指定管理施設の2月補正の予算措置状況でございます。表に示しておりますように、今回増額補正する指定管理施設は6施設、減額補正する施設は社会体育施設の9施設となっております。2月補正で予算措置する額につきましては、表の右端の金額のとおりでございます。  指定管理の増額の考え方に基づき御説明いたしますと、例えば、1番の勤労者福祉センターを御覧いただきますと、管理運営費Aは3,922万3,000円、増減する経費Bはマイナス61万2,000円で、支出①は3,861万1,000円となります。一方、指定管理者の収入の方は、当初予算で計上いたしました指定管理料、R3当初aの3,373万1,000円、利用料金等収入bを171万1,000円と見込みまして、収入②は3,544万2,000円となります。支出から収入を差し引きました金額が、プラス316万9,000円となっておりますことから、増額補正をお願いするものであります。  2番以降も同じ考えによるものでございますので、御参照いただければと思います。  説明は以上でございます。 ◎上島雄二 商業金融課長  恐れ入りますが、資料③をお願いいたします。  先ほど説明がありました繰越明許費補正のうち、地域商業機能複合化推進事業につきまして補足させていただきます。現在、国の補助事業を活用いたしまして商店街と民間事業者が整備を進めております屋台村につきまして、建物につきましては年度内に竣工する予定でございますが、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大や半導体の不足に伴いまして、例えば、デジタルサイネージであったり、空調設備厨房機器等設備機器の生産、納品に大幅な遅れが生じておりまして、事業全体の年度内完了が困難な状況でございます。つきましては、国との協議を踏まえまして、事業費6,000万円につきまして全額翌年度に繰り越すものでございまして、今のところ、本年5月頃の完成を予定しているところでございます。  以上でございます。 ◎西山茂宏 経済政策課長  私の方から、議第93号「令和3年度熊本市一般会計補正予算」について説明を申し上げます。  資料の方でございますけれども、左上に追加提案と枠囲みがしてございます予算決算委員会説明資料(その2)を御準備いただきたいと存じます。  まず、12ページをお願いいたします。  こちらが、補正予算の総括表でございます。一般会計の歳出でございますけれども、(款)商工費、(項)商工費、(目)商工振興費でございまして、補正前の額74億2,659万2,000円、補正額4億6,105万5,000円、補正後の額78億8,764万7,000円でございます。これによりまして、所管予算の合計といたしましては138億7,293万7,000円、補正後の額は143億3,399万2,000円となります。  下の段の繰越明許費の補正でございますが、こちらの方は、補正額全てが今年度中の執行が困難でありますことから、繰越明許費の補正をさせていただくものでございます。  (款)商工費、(項)商工費、事業名は飲食店等緊急家賃支援等事業でございまして、補正後の額が13億1,097万5,000円となります。  続きまして、14ページをお願いいたします。  内容でございますが、専決処分でも申し上げましたが、営業時間短縮要請に伴う事業者支援経費でございます。こちらは、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が1月21日~2月13日までということで、先ほど、専決予算の方で予算計上させておりましたけれども、今回、2月14日~3月6日まで延長されたことに伴いまして、この21日分の協力金の県の負担金、こちらを計上させていただくものでございます。  補正前の額は22億5,070万6,000円、補正額は4億6,105万5,000円でございます。  説明は以上でございます。なお、参考資料といたしまして、毎回、定例会ごとにお配りしております配付資料でございますけれども、「経済再建プラン」5つの課題毎のコロナ対策事業一覧を、今回、令和4年1月末の実績で記載してお配りしておりますので、御覧いただきたいと存じます。  説明は以上でございます。 ○光永邦保 分科会長  次に、議第25号「令和3年度熊本市競輪事業会計補正予算」についての説明を求めます。 ◎土屋裕樹 競輪事務所長経済政策課審議員  競輪事業会計補正予算について説明させていただきます。  予算決算委員会説明資料の223ページをお願いいたします。  一番下の枠になりますが、繰越明許費の補正を計上しております。内容は、競輪場再建に係る設計経費でありますが、設計に先立ち予定しておりました競輪関係団体との協議が、新型コロナウイルス感染症の影響で予定どおりに進まなかったことなどによりまして業務期間の延長をさせていただくものであります。  ページ飛びますが、234ページをお願いいたします。  歳入歳出とも決算調整に伴う増額補正を計上しておりますので、主なものを説明させていただきます。  まず、歳入でございます。1段目の競輪事業収入9億1,600万円余でございますが、こちらにつきましては、小倉競輪場等を借り上げて開催しておりますミッドナイト競輪を中心に車券の売上げが増加しておりまして、これに伴い所要額を計上させていただいております。  次のページをお願いいたします。  1段目の基金繰入金については、競輪場再建に向けた解体経費に充当するため取崩しを予定しておったものでございますが、契約額に合わせまして取崩し額を減額させていただいております。その他、前年度繰越金等決算調整に伴う補正を計上しております。  次のページをお願いいたします。
     歳出予算でございます。中段の(目)20競輪事業施行費ですが、車券の売上げの増加に伴い必要となります払戻金の増額など、売上げに連動する経費等の補正を計上しております。  その他、決算調整に伴う補正を計上しており、合計で、一番下の行になりますが、10億3,408万8,000円の増額補正を計上させていただいております。  以上でございます。 ○光永邦保 分科会長  以上で、議案の説明は終わりました。  これより、質疑を行います。  分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆緒方夕佳 委員  御説明ありがとうございました。  まず、指定管理料の増加について、詳しく資料②で御説明いただきましたが、ここに記載されている7項目にわたって、詳しく、どのように増減があったかというのを示していただいております。それと予算決算委員会説明資料を比べてみますと、ほとんどの施設が、コロナ禍で影響を受けて増減があったということが分かるんですが、職業訓練センターが、コロナ禍ではない何らかの影響で、恐らく200万円ぐらい、この時期に支出の増加があっているというふうに読み取れると思います。この時期に200万円ぐらいの増加というのはあまりないことだと思うので、どういう予測不能のことが起きたのかとか、支出について、もう少し御説明をお願いいたします。 ○光永邦保 分科会長  職業訓練センターについてでよろしいですか。 ◆緒方夕佳 委員  はい、それでお願いします。 ◎西山茂宏 経済政策課長  ご指摘の点でございますが、予算決算委員会説明資料の226ページを御覧いただきたいと思います。  先ほど説明がございましたが、226ページの経済政策課の5番目、職業訓練センター管理運営経費としまして、今回、189万7,000円の増額補正を計上させていただいております。  資料②の方には、指定管理料の増加額として15万1,000円を計上しておりますけれども、その他につきまして、ここに記載のとおり、委託料として162万4,000円、需用費として21万2,000円等として計上しております。  この内容でございますけれども、まず、委託料につきましては、これは指定管理事業とはまた別でございまして、まず、敷地内の樹木の高木の剪定につきまして、倒木のおそれがある樹木が10本程度ございましたので、これは当初予想していなかったということで、今回、剪定費として93万5,000円計上させていただいたところでございます。  また、委託料につきましては、センターの施設の一部について、行政財産消去を行っておりますが、これに対する訴えの提起がございまして、この訴訟に関する費用として53万8,000円を計上しております。  また、需用費の21万2,000円につきましては、屋根の漏水がございましたので、その修繕費として同額を計上しているところでございます。  以上でございます。 ◆緒方夕佳 委員  御説明ありがとうございます。  剪定と裁判費用と屋根の漏水の工事という御説明でありました。これは、各施設、木があると思うんですけれども、これは当初は分からなかったということでよろしいんでしょうか。 ◎西山茂宏 経済政策課長  当初の段階で倒木は想定しておりませんで、今年の10月頃に、施設の方から、ちょっと危なくなっているというお知らせがございましたものですから、今回、急遽、安全のために対応させていただいたものでございまして、当初では上げてはなかったところでございます。  以上でございます。 ◆緒方夕佳 委員  確認ですけれども、10月頃に判明したという、その年度中に調査などをされて、それが判明して対応したという、年度内に判明したことであるということの理解でよろしいんですか。 ◎西山茂宏 経済政策課長  今、委員おっしゃったとおりでございます。10月に施設の方から報告がございまして対応を行ったところでございます。 ◆緒方夕佳 委員  ありがとうございます。  去年は、気候変動などの影響もあって、倒木がかなりあったと思います。私の知っている、小さな子供から高齢の方まで使う公園でも、突然、木が倒れたりとか、そのときは怪我人がなかったからよかったですけれども、各施設、市の総合体育館なり、青年会館なりも、それなりの樹齢の高木が多数あると思います。なるべく計画的に、事故などがないように、当初で予算措置できるぐらいに計画的にできたらいいのではないかと思いますので、これは全施設、そのようにお願いしたいところです。これは答弁なくて大丈夫です。 ○光永邦保 分科会長  要望でよろしいですか。 ◆緒方夕佳 委員  はい、要望です。 ○光永邦保 分科会長  ほかにありませんか。 ◆吉村健治 委員  223ページで、潮永部長に御説明いただいた繰越明許費補正の中で、観光費等で繰越金が発生した原因として入札不調があったという説明がありましたけれども、その入札不調が起こった原因というか、中身というか、それを教えていただきたいのと、それによって、当初の、例えば、動植物園等で計画されていたこと、運営に対して、何かしらその影響は及ばないのか、そこら辺のことを教えていただければと思います。 ◎外山誠 動植物園長  ただいまの御質問ですが、当園のトイレ改修工事にかかります2度の入札不調の理由についてでございますが、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響に伴います世界的な電子機器の供給不足から、トイレのウォシュレット、こちらの方の納期内調達が困難な状況となったため、2回の入札とも応札業者がなく不調となったものでございます。ただ、これが当園の運営に影響があったのかということでございますが、花の休憩所のトイレ改修工事だけということになりますものですから、その周りにもトイレがございまして、洋式トイレの改修工事を行っているところがたくさんございますので、運営的には、そこまで影響は及ぼさず、年度が明けまして、トイレのウォシュレットの調達がうまくできるようになりましたら、早々にも改修工事に当たりたいと考えております。  以上です。 ◆吉村健治 委員  今、説明がありましたウォシュレットの用意ができないということで入札不調になったということですけれども、それは情報としては、いつ頃とか、見込みというか、予定は立っているんでしょうか。 ◎外山誠 動植物園長  見込みと言いますか、全国的に便器、ウォシュレットの不足等という状況というのを聞き及んでおりますので、少しずつ、コロナの感染状況次第ではございますが、サプライヤーの方からの納入ができ次第、入札、応札に応じる業者が出てくるものと思われます。  以上です。 ◎村上和博 スポーツ振興課長  もう一つ、入札不調案件で、私どもの方で挙げております教育費の社会体育施設整備事業について御説明させていただきたいと思います。  こちらにつきましては、熊本市の総合体育館・青年会館、田迎公園運動施設、水前寺野球場、南部総合スポーツセンター、熊本市総合屋内プールの5か所につきまして、防火扉、防火シャッターの改修工事をするというものでございまして、工事契約課の方で、熊本市総合体育館・青年会館ほか4か所の防火設備改修工事として入札をしたものでございます。入札に当たりましては、入札後の審査方式案件という形を取ってございまして、昨年の10月11日に公告、11月4日に入札をしたというものでございますが、それに参加しました2つの業者につきまして、1者が、施工中の件数が要件を超過している、それから、もう一者につきましては、配置予定技術者が営業専任技術者ということでございまして、参加資格がなしという判断がされまして、結果、入札不調というものになってございます。  このことから再公告を行いまして、11月12日に公告、12月15日に入札を行った後、業者が決定しまして、12月24日に契約を締結したところでございます。工期は今年度の末までとしておりましたけれども、適正工期でございます4か月という基準を確保できないというようなことから、本議会承認をいただきまして、4月26日まで工期を延長させていただくというものでございます。  これに伴いまして、事業費用の3,198万円を繰り越させていただくというふうな案件となってございます。  以上でございます。 ○光永邦保 分科会長  吉村委員、よろしいですか。 ◆吉村健治 委員  はい。 ◆荒川慎太郎 委員  同じく、繰越しの件でお尋ねいたします。  新型コロナ緊急空き店舗対策事業の繰越しがありましたけれども、こちらの分で、12月補正の段階で、イノベーションと新規出店の方で上がっていた分ですけれども、当初の見込件数と、あと、現時点での利用件数あたりの数字が出ている分を教えていただけますでしょうか。 ◎上島雄二 商業金融課長  新型コロナ緊急空き店舗対策事業の当初の見込件数、それから、最新の実績ということでございます。まず、予算の積算上の見込みでございますけれども、予算額1億600万円に対して、新規出店者への支援分として50件、それから、空き店舗のリノベーション支援の分で10件ということで積算を行ったところでございます。今、現状、途中経過でございますけれども、申請実績としましては、新規出店者支援の方が16件、リノベーションの方が1件の申請があっているところでございます。 ◆荒川慎太郎 委員  3月末までの申請期間ということを先ほど伺いまして、まだ、多少時間はあると思いますけれども、50件に対して16件、10件に対して1件という、ちょっと少ないように感じるんですが、この辺の何か原因など、そういったものはつかんでいらっしゃいますでしょうか。 ◎上島雄二 商業金融課長  分析というところでございますけれども、不動産会社等にもいろいろとヒアリングをさせていただいているんですが、そういった中では、昨年秋頃から、出店の相談は、コロナ前と同等ぐらいに相当な相談があっているということでございまして、ただ、こういったコロナが再び急激に感染拡大したという状況で、やはり、出店者の方がタイミングの方を見極めているのではないかという御意見もいただいているところでございます。我々としましても、日々、いろいろとお問合せはあっている状況でございますので、コロナがもう少し収束した段階においては徐々に申請も増えてくるのではないかなと、そのように見込んでいるところでございます。 ◆荒川慎太郎 委員  ありがとうございます。  確かに、街なかは、今、空き店舗が非常に多くなっている状況でありますので、引き続き、こういう支援策を取られると思います。また、効果的な形で支援に至るようなやり方を模索して研究していただければと思います。  以上です。 ○光永邦保 分科会長  ほかにありませんか。 ◆緒方夕佳 委員  熊本城ホールについてお尋ねしたいと思います。  先ほど、資料②は、1番の勤労者福祉センターの説明だけだったので、熊本城ホールについても、もうちょっと御説明いただきたいというところです。今回も残念ながら1億5,000万円ぐらい市が補填する、もともとは指定管理料ゼロ円、市は出さない、税金は出さないということで運営が始まったホールなんですが、今年度も、前年度に引き続き1億5,000万円ぐらい出すと、そこのところの説明をもう少しお願いします。 ◎杉本幸生 誘致戦略課長  今、御質問をいただいた熊本城ホールの指定管理料の補填についてでございますが、まず、支出の方が6億4,273万5,000円ということと、収入が4億9,436万8,000円ということで、収支差額1億4,836万7,000円を今回、補正額として計上させていただいているというところでございます。 ◆緒方夕佳 委員  説明としては、もう少し、収入をこれぐらい見込んでいたけれども、これぐらい下がったとか、そういうふうに説明があると、もっと分かりやすいと思うんですけれども。 ◎杉本幸生 誘致戦略課長  まず、指定管理料がゼロ円でございますので、基本的には当然黒字を目指すというところでございました。今回は1億4,836万7,000円分が不足をしたということでございますので、見込みということで言うと、これをプラスした分の、いわゆる6億4,273万5,000円の支出に対して同額ぐらいの収入が見込まれたというふうには、想像できると思います。  以上です。 ◆緒方夕佳 委員  やはり、もう少し詳しく、説明していただければと思います。 ◎吉岡秀一 誘致戦略課副課長  そもそも、今回、この収支不足に至った主な原因なんですけれども、全庁的な方針としまして、これは令和2年度からなんですけれども、新型コロナウイルス感染症をまず不可抗力としまして、不可抗力に発生した損害、損出の費用につきましては、市有施設でありますことから、熊本市の負担とするという全庁的な方針に基づきまして、全て利用料をお返ししまして、その負担を熊本市が受け持っているというところがまず前提にございます。それに基づきまして、今年度も、新型コロナウイルス感染症を理由にキャンセルされた場合につきましては利用料をお返しするという措置を取らせていただきまして、その結果、12月末の時点での見込みでございますが、約2億1,000万円ほど利用料をお返ししている、キャンセル料を頂いていないということになりますので、仮に、その利用料を頂いていたとしたら、2億1,000万円程度はプラスになっていたかというふうに考えております。  以上でございます。 ◆緒方夕佳 委員  より詳しい、分かりやすい説明ありがとうございます。去年は、2回ほど補填することになって、3億円以上も補填したということで、今年も残念ながらの補填ではありましたが、半分ぐらいにはなったと、1億5,000万円ぐらい。この辺は、何か要因というのはどういうふうに分析されていらっしゃいますでしょうか。 ◎吉岡秀一 誘致戦略課副課長  先ほど申しました利用料還付の制度についてなんですけれども、昨年度は、結果的に、年度間を通して全て利用料をお返しするというような措置を取っておりましたが、今回は、今年度に入りまして3度、利用料を還付するという措置を取らせていただいています。今年度、全てを通して還付をしたという状況ではございませんでしたので、その辺が、若干、収入が向上して、結果的に収支不足が削減されたというふうに考えております。  以上でございます。 ◆緒方夕佳 委員  ありがとうございます。  減ったとはいえ、約1億5,000万円も、また市の税金を投入してしまったということで、今、全庁的な方針にのっとってされているという御説明があったんですが、この施設は、ほかの施設と違って指定管理料ゼロ円ということでもともと契約していますので、その全庁的な方針、ほかの施設とも、またちょっと性格が異なる施設でもありますので、例えば、指定管理料ゼロ円のところはキャンセル料を補填しないなど、今後、来年度、新型コロナウイルス感染症の状況がどうなるかは分からないですが、補填し続けるということを熊本城ホールだけでもしないでいいような、何か熊本城ホールに適用するルールづくりなども進めていただけたらと思うところですが、いかがでしょうか。 ◎吉岡秀一 誘致戦略課副課長  今、委員がおっしゃられましたとおり、確かに、私どももそのような認識を持っておりまして、これまでも、財政局の担当課に対しましては、例えば、キャンセル料全額還付の見直しでありますとか、熊本城ホールだけまた別にするとか、そういった話をさせていただいたことはございます。ただ、具体的には進んでおりませんので、また再度、財政局の方とは協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆緒方夕佳 委員  ありがとうございます。  ぜひ、そのように、来年度に備えていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○光永邦保 分科会長  実際に施設に応じてキャンセル料をどうするかというのは、やはり、この委員会でもしっかり考え方をつくらないといけないかなというふうに、今聞いていて思ったところです。  ほかにございますか。         (発言する者なし) ○光永邦保 分科会長  ほかになければ、以上で、経済観光局に関する議案の審査を終了いたします。  この際、議事の都合により休憩いたします。  午前11時00分に再開いたします。                             午前10時50分 休憩                             ───────────                             午前10時58分 再開 ○光永邦保 分科会長  休憩前に引き続き、分科会を再開いたします。  これより、農水局・農業委員会事務局に関する議案の審査を行います。  まず、議第20号「令和3年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎大塚裕一 総括審議員兼農政部長  議第20号「令和3年度熊本市一般会計補正予算」について説明いたします。  資料238ページを御覧ください。  農水局・令和3年度補正予算総括表です。一般会計の歳出に当たり、農林水産業費の(項)10農林業費、(項)20耕地費で増額、災害復旧費の(項)10農林施設災害復旧費で減額の補正となり、農水局及び農業委員会事務局所管の補正額は9億4,424万4,000円を増額するものです。  次の239ページを御覧ください。  併せて、繰越明許費補正として国庫補助事業に関する記載の事業等について繰越しを行うものです。詳細はこの後、説明いたします。  それでは、主な事業について説明します。  242ページを御覧ください。  まず、ページの下段、(目)20農林振興費の1番、産地パワーアップ事業(返還金)です。これは国の産地パワーアップ事業を活用して、新規品目栽培用の生産資材を導入しましたが、想定に反し、当該品目の販路確保が困難だったため、事業実施主体が経営方針を転換し、当該品目の栽培を中止するに至りました。そのため、国や事業実施主体と協議を重ね、国の実施要項等の返還規定に従い補助金相当額を返還するものです。  2番の森林経営管理推進事業は、令和2年度の決算で確定した森林環境譲与税関連事業費の執行残の基金積立てを行うものです。積み立てた基金は令和4年度以降の民有林の森林整備等に活用いたします。  次の243ページをお願いいたします。  5番の農業生産振興事業は、低コスト耐候性ハウス等の整備事業において、申請の過程で事業実施主体側が事業量の縮減見直しを行ったこと等により減額が生じたものです。  6番の産地パワーアップ事業ですが、こちらは、国の令和3年度補正予算が成立したことを受け、低コスト耐候性ハウスや集出荷貯蔵施設の整備等、新たに4件の事業を要望し、所要額を計上するものです。  8番の担い手確保・経営強化支援事業も、国の令和3年度補正予算が成立したことを受け、認定農業者等が農業用機械施設を導入するため、新たに7件の事業を要望し、所要額を計上するものです。  次に、(目)30畜産業費です。1番の畜産クラスター事業ですが、これも、国の令和3年度補正予算が成立したことを受け、養豚農家から繁殖用畜舎の整備等について事業要望があったことから、所要額を計上するものです。  次の244ページを御覧ください。  (目)35水産業費です。1番の県営事業負担金は、塩屋漁港の施設機能強化に係る事業について、令和3年度予算で想定していた事業相当分を国の令和2年度第3次補正予算を活用して熊本県が令和2年度予算で前倒しして実施したため、相当する予算額を減額等するものです。  続いて、(項)20耕地費、(目)10耕地費です。まず、県営事業負担金についてです。これは、資料中、1番の県営かんがい排水事業経費~次の245ページ、9番の県営会富地区農地整備事業(経営体育成型)まで、加えて、15番の県営元三・木部地区農地整備事業(経営体育成型)が該当します。これらは、本市や土地改良区からの申請があり、県が事業実施主体となって、農地や用排水路の整備、排水機場の更新等を行うものです。事業に対して国から補助が出ますが、この予算割当額に増減が生じたため、所要額を計上するものです。  また、表の区分欄のうち、右から2つ目の国補正欄、こちらに黒丸がついております4番の県営農地整備事業負担金、5番の県営ため池整備事業負担金、次のページの6番の県営湛水防除事業負担金、8番の県営農業水利施設保全合理化事業負担金、こちらの4事業については、国の令和3年度補正予算を受けて事業を一部前倒し実施することによる増額を含んでおります。  13番の多面的機能支払交付金事業は、農地や水路等を地域で管理し、機能を維持、発揮していくための国の日本型直接支払制度の1つです。国・県の補助が圧縮されたため、相当する予算額を減額するものです。  最後に、246ページの(項)10農林施設災害復旧費、(目)10農林施設災害復旧費です。1番の単独災害復旧事業(農地・農業用施設)は、本年5月~7月にかけて発生した梅雨前線豪雨や8月豪雨で被災した農地・農業用施設等の生産基盤の復旧費用として計上した工事経費でしたが、補助事業に満たない箇所の申請取下げ等があり、その分を減額するものです。
     ページを戻っていただいて、239ページをお願いいたします。  こちらの上段を御覧ください。繰越明許費補正についてです。(項)10農林業費の一番上の農業生産振興事業、また、畜産クラスター事業については、先ほど御説明しました国の令和3年度補正予算をはじめとする各国庫事業の実施に当たり、年度内の事業完了が困難であることから、繰越しを行うものです。  上から2番目の公有林整備事業は、雁回山遊歩道の老朽化に伴う木製構造物等の補修工事を進めるに当たり、入札参加者が他工事の受注等のため辞退するなど契約不調となったため、繰越しを行うものです。  上から3番目の水産生産基盤整備事業は、天明漁港の施設整備や管理漁港施設の維持管理・保全を実施するものです。10月~翌年3月までのノリ養殖時期を外して工事を行うため、年度内の事業完了が困難であることから、繰越しを行うものです。  最後に、(項)20耕地費の農業基盤整備事業は、土地改良区等が行う農業用排水路の整備や本市が管理する農道排水路の点検改修を行うものです。地域農業に支障のない期間で工事を進めるための地元調整が、新型コロナウイルス感染症の影響で時間を要したこと、また、同じく新型コロナウイルス感染症の影響で工事に必要な資材の供給が遅れたことなどのため、年度内の事業完了が困難であることから、繰越しを行うものです。  説明は以上になります。 ◎森元博之 農業委員会副事務局長  引き続き、農業委員会所管分の補正予算について御説明させていただきます。  予算決算委員会説明資料242ページをお願いいたします。  (目)10農業委員会費の1番、機構集積支援事業における96万円の増額補正でございます。これは、国の令和3年度補正予算が成立したことを受け、農地の集積・集約化を図るために、農地の出し手、受け手の意向など、情報把握や現地確認を効率的に行うことが可能となるタブレット24台を購入するため所要額を計上するものでございます。  次に、2番の耕作放棄地解消事業の補正額93万8,000円でございます。これは県の補助事業を活用し実施するもので、遊休農地を再生し、営農定着に取り組んだ面積に応じ補助金を交付するものです。補助額といたしましては、担い手が遊休農地を再生し、5年間以上耕作する場合に10アール当たり3万円、営農定着した場合に10アール当たり1万円、合計10アール当たり4万円の補助を行います。本年度は、ホームページへの掲載や、農業委員及び農地利用最適化推進委員を通じ周知を行ったところ、5名の方から約2.7ヘクタールの申請があったことから、増額するものでございます。  恐れ入りますが、ページを戻っていただきまして、239ページの上段をお願いいたします。  繰越明許費補正についてでございます。(項)10農林業費の上から5段目、機構集積支援事業につきましては、先ほど御説明いたしました国の補正予算に伴うタブレット購入費でございますが、年度内の執行が困難となることから、繰越しをするものでございます。  農業委員会分は以上でございます。 ○光永邦保 分科会長  次に、議第24号「令和3年度熊本市農業集落排水事業会計補正予算」についての説明を求めます。 ◎平見磨 農政部首席審議員兼農地整備課長  それでは、資料はそのまま239ページをお願いします。  まず、会計総額でございますけれども、565万1,000円の増額で、補正後の会計総額は3億7,592万1,000円でございます。資料の関係から、補正内容の詳細の前に繰越明許費補正を先に説明させていただきます。  繰越しの理由は、農業集落排水施設の適切な維持管理のために、不明水対策工事を実施しておりますけれども、一部の施工箇所において、道路の幅員が狭く工事用機械が持ち込めないなどによる工法の変更が発生しておりまして、各現場での工法検討に時間を要し、年度内の事業完了が困難になったことから、7,179万6,000円の繰越補正を計上しております。  資料が飛びまして、248ページをお願いいたします。  歳入予算でございますけれども、主な内容としましては、1番下の前年度からの繰越金として853万6,000円を計上させていただいております。また、これら補正による歳入調整として、1つ上の一般会計からの繰入金292万円を減額補正させていただいております。  次の249ページをお願いいたします。  歳出予算でございますけれども、主な内容としましては、(項)10総務管理費の(目)10一般管理費のうち、システム改修のための委託料95万円、また、(目)20農業集落排水施設管理費において、電気代の不足などによる需用費282万7,000円、施設故障に伴う修繕費用のための工事請負費220万1,000円の増額補正を計上しております。補正額の合計は565万1,000円でございます。  説明は以上でございます。 ○光永邦保 分科会長  以上で、議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。 ◆緒方夕佳 委員  御説明ありがとうございました。  まず、畜産クラスター事業について、お尋ねしたいと思います。  予算決算委員会説明資料の243ページ、最下段の1番のところです。養豚農家さんの繁殖用畜舎に対する補助金という御説明だったんですが、当初はゼロだったのに、この時期に予算が上がった理由と、補助率と、この補助を受けられる養豚農家さんが、個人の農家さんなのかというのを教えてください。 ◎宮本政司 農業支援課長  こちらの畜産クラスター事業は、国の方が、令和3年度の補正予算の方で措置した分になりますので、当初予算では上がっておりません。この補正予算の段階で予算を計上したものでございます。  それと、補助率は2分の1以内、これは国の方からの補助になります。  取組の方は、個人ではなくて協議会をつくることになっております。ですので、補助対象は、そちらの協議会委員の方になります。  以上です。 ◎大塚裕一 総括審議員兼農政部長  ただいま、最後の部分について少し補足をさせていただきます。  国の畜産クラスター事業なんですけれども、これは、畜産農家をはじめとしまして、例えば、地域で餌を供給するような農家、あるいは販売ルートを確保するような業者、そういったようなものが、グループになりまして協議会を策定いたします。その中の畜産農家に対しましての増設等の事業という形になっております。なので、協議会に対しての事業になるんですけれども、実際のところは、1農家がこの施設の方を整備するような形になっております。  以上です。 ◆緒方夕佳 委員  ありがとうございます。  畜産クラスター事業は、何年か前に国が主導して始めて、畜産に関わる方々が連携して取り組んでいこうという事業ということは承知しているんですが、一番気になるのは、協議会に対しての事業ではあるが、養豚農家さんが個人で今回は受けられるということで、補助率が半分なので、3億8,000万円、約4億円ぐらいの半分は個人の農家さんが負担するのかというところが一番気になるところなんですけれども、協議会ではなく個人の方が、その部分は捻出されるという理解でよろしいでしょうか。 ◎宮本政司 農業支援課長  そのとおりでございます。ちなみに、こちら、3億8,600万円余り、こちらにつきましては、これが国の補助事業としての国の補助金ですので、事業費はこれの倍という形になります。なので、これと同額分は養豚農家が中心になって負担をするということになります。 ◆緒方夕佳 委員  だから、約4億円ぐらいが、個人の御負担ということになるわけですよね。私が懸念するのは、個人の養豚農家さんに4億円の負担がかかるという事業であると。国が主導して始めた事業であって、市としてはそれを、意欲を高めるように農家の方々に働きかけると思うんですけれども、手出しの分も物すごく大きい。つまり、これはちょっと想像ですけれども、ほとんどの場合、ローンを組まれていくということになると思いますので、やはり、意欲のある方ほど、そういう大きいローンがあって、後に返せなくなるということもありますので、命に関わるような状況になるということもこれまであっていますので、ぜひ、市としては、補助金につながったという喜びの部分だけではなくて、うまくいっていくのかとか、しっかりと今後もフォローを続けていただけたらと思います。 ◎大塚裕一 総括審議員兼農政部長  御指摘ごもっともでございます。市としても、しっかりと、こちらの養豚農家の経営等につきまして、県とも一緒になりまして、必要に応じた指導をしてまいりたいと思います。 ◆緒方夕佳 委員  よろしくお願いします。 ○光永邦保 分科会長  ほかにありませんか。 ◆緒方夕佳 委員  予算決算委員会説明資料の245ページ、10番の一般土地改良経費(政策)というのがありまして、事業内容が、玉名平野土地改良区受益地からの地区除外決済金に係る経費等とあるんですが、これはどういう支出なんでしょうか。 ◎平見磨 農政部首席審議員兼農地整備課長  今回、地区除外をするわけでございますけれども、この地区に入ったことから、以前から、経緯を含めて説明させていただきたいと思います。昭和47年の旧河内町において、白浜地区の干ばつ対策のために、玉名平野土地改良区が実施をします土地改良事業に参加をし、行政が施策として賦課金を負担することを決定しています。平成3年に熊本市と河内町が合併しましたけれども、そのときの合併協定に基づきまして、熊本市は、この施策を継続して、これまでずっと継続しておったわけでございますけれども、現在の白浜地区は、新たな基盤整備事業により、営農条件も整いまして、また、別系統による水源も確保している状況がございます。そのような現状を踏まえまして、地元農業者の意向の確認を実施しました。その結果、干ばつ時の補給水は不要との判断に至りましたので、熊本市としましては、本施策の廃止を昨年決定いたしております。  しかしながら、この施策を廃止するためには、玉名平野土地改良区からの地区除外が必要となりまして、土地改良法に基づく地区除外決済金3,570万8,000円の支出をするために、今回不足している所要額を計上しているものでございます。  説明は以上になります。 ◆緒方夕佳 委員  御説明ありがとうございます。  白浜地区の基盤拡充とか、水源確保がなされたという御説明があったんですが、それは、いつ頃整ったんでしょうか、基盤の整備ですとか水源の確保というのは。 ◎平見磨 農政部首席審議員兼農地整備課長  まず、昭和47年の事業開始から、その事業が昭和61年に一応完了しています。それと、新たな基盤整備については、ちょっと待ってください……。 ◎坂崎真一 西南部農業振興センター基盤整備課長  白浜地区の圃場整備につきましては、受益地67.5ヘクタールにつきましては、平成6年度に県営補助事業ということで基盤整備が完了しているところでございます。その後、水源につきましては、地元の方で井戸とかそういったものを確保されて、今現在につきましては、水源を確保されて農業の方には不足をしていないということでお聞きしておりますので、そういったことも踏まえ、今回、受益地から外すことを地元の方と協議しまして決定した次第でございます。 ◆緒方夕佳 委員  水源確保ができているというのが分かったのが、大体いつ頃で、その意向確認というのはいつ頃だったんでしょうか。 ◎坂崎真一 西南部農業振興センター基盤整備課長  水源確保につきましては、ちょっと、今ここには資料がございませんので、お答えできませんけれども、昨年から土地改良区の方、地元の方と協議いたしまして、御説明して御了解いただいたところでございます。 ◆緒方夕佳 委員  要は、何が言いたいかというと、平成6年ぐらいに基盤整備が整って、もしかしたら、随分前に、もうこれが必要ない状況ではなかったのかというところが、言いたいところなんですけれども、もし、もっと前に分かっていれば、費用はもっと抑えられたと言いたいわけなんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○光永邦保 分科会長  事実関係、今、答えられますか。 ◎平見磨 農政部首席審議員兼農地整備課長  事実関係は、ちょっとなかなか答えられないと思うんです。事実としては、今、坂崎課長から説明しましたとおり、整備事業を平成6年、あとまた、平成10年ぐらいにやっております。ただ、この水というものは、雨次第というところもございます。なので、やはり、事業が完了して、しばらくは様子を見ないと、なかなか打ち切るというのも難しいのかなと。玉名平野土地改良区から一遍脱退して、また入りますというわけにはいきませんので、かなりの年数をかけて様子を見てきた状況です。そこの部分については、最終的には昨年地元に確認をして、地元の方も必要じゃないというふうに言っていただきましたので、この施策を廃止するという決定をしたところでございます。 ○光永邦保 分科会長  緒方委員の御要望のとおり、詳しい経緯は文書か何かでまとめて、委員には説明をお願いしたいと思います。 ◎平見磨 農政部首席審議員兼農地整備課長  はい、分かりました。 ◆緒方夕佳 委員  もちろん、農業をされている方が、水をしっかり確保するというのは重要なことだと思います。ただ、平成6年に基盤整備があって、平成10年にも一くくりの節目があったと。それはもう20年以上たっておりますので、もちろん様子を見るというのは大事だと思うんですけれども、果たしてそれが、10年前でも可能ではあったかもしれないですよね。だから、そのあたり、今後、もし万が一、ほかにも似たような事業ですとか、同様な論理が当てはまるものがあれば、もうちょっと早く精査をお願いできればと思いますので、よろしくお願いします。 ○光永邦保 分科会長  そういう観点からの御質問だったわけですね。 ◆緒方夕佳 委員  はい、そうです。 ◎大塚裕一 総括審議員兼農政部長  ただいまの委員の御指摘、きっちりと受け止めて、今後対応してまいりたいと存じます。 ◆津田征士郎 委員  地元ですから、以前から眺めてきていたもんですから、御報告をさせていただきたいと思いますが、かって、玉名の方、白石堰から水を延々、恐らく25キロぐらいあるんじゃないですか、白浜地区の水田まで引っ張ってきて、白浜地区の水田、約20アールぐらいを深く掘って、ため池をつくって、そして、今日まで、大干ばつの対応にやってきたというようなことで、今回このようなことをやっていただいて、非常に地域の受益者も喜んでおりますから、御報告させていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。 ○光永邦保 分科会長  答弁はよろしいですね。 ◆津田征士郎 委員  はい。 ○光永邦保 分科会長  ほかにありませんか。         (発言する者なし) ○光永邦保 分科会長  ほかになければ、以上で、農水局・農業委員会事務局に関する議案の審査を終了いたします。  これをもちまして経済分科会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                             午前11時28分 閉会 出席説明員  〔経済観光局〕    局長       田 上 聖 子    総括審議員    村 上 和 美    産業部長     潮 永   誠    経済政策課長   西 山 茂 宏    商業金融課長   上 島 雄 二    産業振興課長   前 田   剛    産業振興課審議員兼起業・新産業     企業立地推進室長 船 津 真理亜    支援室長     野 口 信太朗    観光交流部長   永 田 賢 正    観光政策課長   住 谷 憲 昭    誘致戦略課長   杉 本 幸 生    誘致戦略課副課長 吉 岡 秀 一    動植物園長    外 山   誠    動植物園副園長  松 本 充 史    スポーツ・イベント部長         スポーツ振興課長 村 上 和 博             士 野 公 史    スポーツ振興課副課長          競輪事務所長経済政策課審議員             古 上 藤 治             土 屋 裕 樹    競輪事務所副所長 上 村 和 也  〔農 水 局〕    局長       岩 瀬 勝 二    総括審議員兼農政部長                                 大 塚 裕 一    農業政策課長   宮 本 明 大    農水ブランド戦略室長                                 本 山 和 彦    森づくり推進室長 牧 野 真 次    農業支援課長   宮 本 政 司    農業支援課審議員兼鳥獣対策室長     農政部首席審議員兼農地整備課長             大 塚 一 徳             平 見   磨    北東部農業振興センター所長       北東部農業振興センター農業振興課長             廣 岡 泰 章             小 林 賢 治    北東部農業振興センター首席審議員兼   西南部農業振興センター所長    基盤整備課長   石 原 元 晃             岡 本   岬    西南部農業振興センター農業振興課長   西南部農業振興センター基盤整備課長
                坂 本 耕 弘             坂 崎 真 一    水産振興センター所長             東 郷   雅  〔農業委員会事務局〕    事務局長     森 田 一 孝    副事務局長    森 元 博 之    西南分室長    田 上 孝 一    富合・城南分室長 西 原 博 文    北区分室長    村 上 隆 弘 〔議案の審査結果〕   議第 2号 「専決処分の報告について」………………………………(審 査 済)   議第 20号 「令和3年度熊本市一般会計補正予算」中、経済分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)   議第 24号 「令和3年度熊本市農業集落排水事業会計補正予算」…(審 査 済)   議第 25号 「令和3年度熊本市競輪事業会計補正予算」……………(審 査 済)   議第 93号 「令和3年度熊本市一般会計補正予算」…………………(審 査 済)...