陳情第20号「核廃絶・平和行政に関する要請」
陳情第27号「小・中学校に無償で使える生理用品を継続的に配置することを求める陳情書」
(4)所管事務調査
午後 1時00分 開会
○田中敦朗 委員長 ただいまから
教育市民委員会を開会いたします。
なお、上野委員から資料配付の申出があっておりますので、タブレットに掲載しておきました。
これより、教育委員会に関する議案の審査を行います。
議第273号「財産の取得について」の説明を求めます。
◎上村清敬
健康教育課長 議第273号「財産の取得について」御説明いたします。
資料は教-1を御覧ください。
本議案は、卓上型全
自動高圧蒸気滅菌器オートクレーブの取得について、地方自治法第96条第1項第8号及び熊本市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき市議会の議決を求めるものです。
卓上型全
自動高圧蒸気滅菌器オートクレーブとは、煮沸では殺滅することのできない一部の病原体についても高温、高圧の蒸気により殺滅することのできる機器でありまして、児童・生徒の
定期健康診断等で使用する器具、歯鏡、鼻鏡、耳鏡等の滅菌に使用したいと考えております。これを1校に1台、計139台、価格3,516万7,000円で取得するものであります。
相手方は記載のとおりであります。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
○田中敦朗 委員長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
付託議案について質疑及び意見をお願いいたします。
◆上野美恵子 委員 購入なさることには賛成なんですけれども、その
オートクレーブの耐用年数と、それからこの滅菌をする機材を使い捨て方式のものというのを使用しようという検討はされたのかを教えてください。
◎上村清敬
健康教育課長 まず、耐用年数につきましては10年であります。
使い捨ての器具との比較でありますが、使い捨てを購入した場合、歯鏡、鼻鏡、耳鏡を6万人の児童・生徒に使った場合、年間2,085万円かかると試算しております。この
オートクレーブを3,500万円で購入した場合、10年間3,500万円で済むということになりますので、価格で比較しますと圧倒的に安く上がるということではありますけれども、当然手間はかかるということになります。
以上です。
◆上野美恵子 委員 はい、分かりました。
手間もかかるんですけれども、
オートクレーブを使ったときは、滅菌した物のその管理とかをちゃんとしなければ滅菌しても何にもならないので、やはり使用の仕方とかきちんとした研修をして使わないと効果的にならないかもしれないから、導入に当たっては、そういう使われる方に対してきちんとしたマニュアルとか使い方とか注意事項とか研修等もなさったほうがいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。
○田中敦朗 委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○田中敦朗 委員長 ほかになければ、以上で付託議案に関する審査を終了いたします。
これより、所管事務調査を行います。
報第28号「
公益財団法人熊本市学校給食会の経営状況について」の説明を求めます。
◎上村清敬
健康教育課長 報第28号「
公益財団法人熊本市学校給食会の経営状況について」御説明いたします。
資料は教-2を御覧ください。
はじめに、令和2年度の決算に関する書類について3点御説明いたします。
まず、1点目、令和3年3月31日現在の貸借対照表でございます。
資産の部は、流動資産及び固定資産の合計額で、3億9,551万5,492円となっております。流動資産の内訳及び固定資産の内訳は記載のとおりでございます。負債及び正味財産の部は、流動負債、固定負債、正味財産の合計額で、資産の部と同額となっております。
次に、2点目、令和2年度の決算に伴う
正味財産増減計算書について説明いたします。
まず、
公益目的事業会計についてですが、支出内訳は、
学校給食用物資代金、臨時休校に伴う
事業損失補てん補償金、
事業者支援事業費、人件費、その他の事業費並びに退職給付引当金繰入額等となっており、経常費用計が28億9,151万2,283円となっております。収入内訳は、
学校給食用物資共同購入代として熊本市からの物資代、受取負担金、受取補助金、業務委託料等となっており、経常収益計が29億8,509万8,632円となっております。
次に、法人会計についてですが、支出内訳は、人件費、その他法人運営に必要な経費となっており、経常費用計が144万6,083円となっております。収入内訳は、
基本財産運用益、業務委託料等となっており、経常収益計が144万6,083円となっております。
続きまして、3点目、令和2年度の事業実績について説明いたします。
まず、1の
学校給食用物資の供給事業につきましては、安全で良質な給食用物資を定例に安定供給することを目的として、記載の事業を実施しております。
2の学校給食の普及奨励・食育推進事業は、
学校給食用物資の生産地視察など実施しました。
3の学校給食の実施に必要な調査・研究事業は、
学校給食用物資検討委員会の開催及び納入組合
代表者ヒアリングを実施しました。
4のその他の事業といたしましては、市産品導入の推進、地産地消などを実施いたしました。
次に、令和3年度の事業計画について説明いたします。
1の
学校給食用物資の供給事業といたしましては、
物資購入委員会の開催など記載の事業を実施してまいります。
2の学校給食の普及奨励・食育推進事業といたしましては、
登録業者工場視察研修会の開催など記載の事業を実施してまいります。
3の学校給食の実施に必要な調査・研究事業といたしましては、
学校給食研究協議大会等への参加など記載の事業を実施してまいります。
4のその他の事業といたしましては、特別栽培(減農薬)・
エコファーマー農産物導入の推進など記載の事業を実施してまいります。
最後に、令和3年度予算について説明いたします。
まず、
公益目的事業会計についてですが、収入の部の事業収益や
共同購入物資代として、学校給食の物資代金収益が32億3,457万円となります。受取負担金は、国立の小学校や特別支援学校からの
受取学校負担金が90万円、学校給食の普及・充実のために熊本県学校給食会から交付される
受取事業共済負担金が30万円です。業務委託料は、熊本市からの委託料で3,477万3,000円です。雑収益は、伝票売上代等の10万円となります。受取補助金、特定資産取崩収入はございません。よって、令和3年度
公益目的事業会計の経常収益の合計は32億7,064万3,000円となります。
支出の部について説明いたします。
学校給食用物資の供給事業及び食育推進の事業のために要する事業費となり、経常費用の合計が32億7,145万5,000円となります。内訳は、共同購入による学校給食の物資代金が32億3,457万円、人件費が2,913万5,000円、賃借料、租税公課等の食育推進事業に係るその他事業費が775万円です。
次に、法人会計について説明いたします。
収入の部の法人運営に伴う経常収益の合計は176万3,000円となります。内訳は、
基本財産運用益が56万5,000円で、これは基本財産1億円の利息収入です。業務委託料は、熊本市からの委託料で119万7,000円です。雑収益は預金利息が1,000円です。
支出の部は、人件費と賃借料、租税公課等の公益財団法人の運営に係る管理費で、経常費用の合計が176万3,000円となります。
報告は以上でございます。
○田中敦朗 委員長 次に、執行部より申出のあっております報告5件について、順次説明を聴取いたします。
◎中元正人 教育政策課長 資料は教-3をお願いします。
令和3年度熊本市
教育委員会事務事業点検評価報告書、令和2年度分について御説明いたします。
下のページで1ページをお願いいたします。
この報告書は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき、教育委員会が毎年その権限に属する事務の管理及び執行状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、議会に提出するとともに公表することが規定されております。加えて、点検及び評価を行うに当たり、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとされております。これらに基づきまして、今年度は7月2日に会議を開催したところでございます。
最下段に記載しておりますが、学識経験者としまして、
放送大学熊本学習センター、
古賀倫嗣客員教授、
崇城大学総合教育センター、岩本晃代教授、熊本市PTA協議会、
高梨沙織部会長の3名の方に御就任いただき、諸検討をいただきました。
それでは、評価報告書の内容について御説明いたします。
説明に当たりましては、時間の都合上、学識経験者からいただきました御意見等を中心に主なものを御説明いたします。
2ページ~10ページにつきましては、教育委員会の活動状況について記載しております。それらに対する学識経験者の令和3年度の意見を11ページ下段にまとめてあります。
主な意見としまして、「令和2年度は、
新型コロナウイルス感染症に伴う「学校一斉臨時休校」とともにスタートしました。その中で、教育委員会として休校期間中の「確かな学力」保障のための
オンライン授業の推進、教職員の働き方改革等、多様な教育課題に取り組まれたことに敬意を表したいと思います」という意見や、12ページ上段になりますが、「教員の働き方改革については、まだ全体的に課題はあるようですが、教育委員会の活動状況については評価できると思います。特に、学校徴収金のシステム管理の導入は、教員が本来の業務に専念するためには必要不可欠なもので、大変有意義だと考えます。また、学校行事の精選も進んでいるようですが、時代の流れに沿いつつも、地域社会とのつながりを重視した各学校の伝統的な行事の継続にも留意し、教育的効果を第一義として、行事のための行事にならないよう、さらなる精選を期待します」との御意見をいただきました。
次に、15ページ以降は、教育委員会の施策について熊本市
教育振興基本計画の基本方針ごとにまとめております。
基本方針(1)の主体的に考え行動する力を育む教育の推進についての意見としまして、24ページにまとめております。
学識経験者からの意見としまして、「ICTの活用については、熊本市は全国的にも先進的であり大変評価できると思います。この取り組みを「自ら学びに向かう力」へと結びつけていくことが重要であり、今後の教育的課題であると考えます。また、新学習指導要領における小学校での外国語の教科化と
プログラミング教育の必修化によって、教員の指導力向上が喫緊の課題であると思います」との御意見や、「「
子どもフォーラム」のことについて、「子どもの主体性」、「言語活動の充実」、さらには「意見表明」を行う活動は重要な意義を持っていると思います。現在、熊本市教育委員会が進めている「校則・生徒指導の見直し」に関しても子ども自身の責任ある検討過程の実現のためにも効果的です。中学校での開催実績が少ないため、多くの中学校で開催できるような取組の改善が求められます」との御意見をいただきました。
次に、基本方針(2)、
子ども一人ひとりを大切にする教育の推進についての意見について、30ページの下段をお願いいたします。
一番下の枠内ですが、「「熊本市体罰等審議会」の設置及び実施は、人権教育に力を入れている熊本市の取り組みとして大変評価できます。認定には難しい判断も多いと推察されますが、全教職員の意識改革とともに保護者・地域住民との信頼関係の構築が、体罰・暴言等の根絶への基盤になると考えます。事例集の作成等、今後の活動に期待しています」との御意見や、31ページ上から3つ目の枠ですが、「コロナ禍の背後にある子どもたちの生活の実態を丁寧に把握する必要があると思います。例えば、保護者と過ごす時間が長くなったことによる虐待の問題が指摘されていますが、インターネットや性と生命の問題など、子どもたちを取り巻く環境は多岐に渡ります。これからも子どもたちをしっかり見守ることが一層必要な時代だと思います」との御意見をいただきました。
次に、基本方針(3)、最適な教育環境の整備についての意見について、37ページに記載しております。下から2つ目の枠内ですが、「「最適な教育環境の整備」を基本方針の文言とされる以上、「学校の第三者評価」は極めて重要な課題です。今後は、「
地域学校協働本部活動」等、新しい時代の「地域と学校の連携・協働」を踏まえた取組の推進について、教育委員会における御審議を期待します」との御意見をいただきました。
最後に、基本方針(5)、多彩な学習機会の提供と創造についての御意見としまして、46ページをお願いします。
下から2つ目の枠内ですが、「
学校用図書館カードで電子図書館の利用が出来るサービスを拡充したことについて、読書活動の推進とともに、調べ学習が進む等「自ら学ぶ力」の育成にもつながったと考えます。更なるコンテンツの充実等を期待します」との御意見をいただきました。
以上、学識経験者の皆様からの様々な御意見、御提案を踏まえ、この報告書を調製しております。
事務事業点検評価報告書の説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
◎松永直樹
学校改革推進課長 資料は教-4をお願いいたします。
教-4、
千原台高等学校・
総合ビジネス専門学校改革について、現在の検討状況を御報告いたします。
千原台高等学校及び
総合ビジネス専門学校におきましては、6月に基本計画を策定し、令和5年度の開校に向けて取組を進めております。
まず、資料のⅠの①、各校の
教育課程編成方針等でございますが、学科名につきましては現在仮称であることから、生徒も交え、決定に向け協議を行ってまいりたいと考えております。
次に、教育理念、
教育課程編成方針及び教育課程(案)につきましては、記載の内容で整理しておりますが、詳細につきましては後ほど学校別に御説明いたします。
2ページを御覧ください。
②の本年度の協議状況でございますが、各校の校長等も参加しました検討会議において全体的な協議を、専門部会において課題ごとの協議を行っております。また、各学校でも生徒の代表等を交えながら、それぞれに活発な御議論を行っていただいているところです。
次に、③の有識者等からの助言につきましては、記載の方々からアドバイスをいただき検討に反映させているほか、先進的な取組を行っておられる民間団体や本市関係部局の協力も得ながら検討を進めております。
次に、3ページを御覧ください。
千原台高等学校の教育課程(案)でございます。教育理念は、情報やビジネス、スポーツに関する高い専門性を有するスペシャリストを育成するとし、人材育成の方向性は、それぞれの専門性を生かし、地域の活性化を担う人材の育成等を掲げ、学科の概要や特色を表のとおり整理しております。
4ページを御覧ください。
教育課程編成におきましては、必履修科目を含めました全ての科目において、探究的な学習を推進することや、専門科目、探究学習の充実等を掲げております。それらを反映いたしましたコース、学科ごとの教育課程(案)は記載のとおりで、表の括弧内の数字は1週間当たりの授業時数を表しております。
薄い黄色の部分はどの高校でも必ず設ける必要がある必履修科目、緑の部分が専門科目でございます。薄いピンクの部分は探究学習であり、これまで各学年週1時間行っていたものを2時間に増やすことで、生徒の興味関心や多様な進路選択に応じ学ぶことができるよう企画しており、この点は大きな特徴となるものと考えております。専門科目につきましては、学科、コースの特徴に合わせそれぞれ設定しております。
情報ビジネス探究科(仮称)につきましては、主に情報処理等に関する授業を行う
情報探究コース(仮称)と、主に商業に関する授業を行う
ビジネス探究コース(仮称)を2年次から選択できるようしておりますが、いずれのコースにおきましても、簿記等の資格取得につきましてはこれまで以上に取り組めるよう時数を設定しております。
スポーツ探究科(仮称)につきましては、専門科目の中で健康や医療に関する分野も学ぶほか、必履修科目として体育の授業もございます。また、コースを問わず論理国語等、探究的な学びを行っていく上で必要となる科目を新たに設け、それを大学入試における小論文対策や就職試験等にも生かすことができるようつなげてまいりたいと考えております。
なお、5ページには現在の教育課程を参考として記載しております。
6ページを御覧ください。
これら探究的な学びを進めていく上での活動内容を例示したものですが、このような学年ごとの整理を基に、学校においてどういった設定が望ましいのか、議論をさらに進めてまいりたいと考えております。
7ページを御覧ください。
総合ビジネス専門学校の教育課程(案)でございます。
教育理念として、起業家育成を柱に、新たな時代に対応したビジネス教育を行う学校、人材育成の方向性として、起業家精神を持ち、社会で長く活躍できる人材の育成、地域に新たな価値を創造する人材の育成等を掲げ、学科の概要や特色を表のとおり整理しております。
8ページを御覧ください。
具体的な教育課程(案)を記載しております。
表の上段部分に記載しております
起業家育成関連科目に魅力ある科目を設けまして、それを基点といたしまして、表の下段、緑の部分でございますが、会計、情報、観光等に係る選択科目を用意し、また、これまで同様、資格取得にも十分に取り組めるカリキュラムとすることで、学び直しを含めました生徒の多様な進路選択に対応できるよう、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。
なお、表の枠外に記載しております夜間に開設する部分につきましては、基本となります昼間の教育課程を固めた後に開講期間等を含め検討することとしております。
最後に、今年度の主なスケジュールについてでございますが、教育委員と生徒等との意見交換会を本日夕方に予定しておるほか、教育課程の検討をさらに生徒や教職員とともに進め、本年第4回定例会にての報告を経て、来年の第1回定例会におきまして関係条例案の改正案を上程したいと考えております。
以上、よろしくお願いいたします。
◎城野実
必由館高等学校長 必由館高等学校改革についてです。
教-5が資料になります。教職員、生徒、同窓会がそれぞれの立場で検討していったことの報告をするものになります。
まず、教職員の案として、改革の必要性は認識していますが、幾つか提案があります。まず、1つ目は、スケジュールについてですが、高校の場合、令和4年度入学生から年度進行で学習指導要領が新しくなっていきます。今年度、教科書検定で1年生用の教科書は終わりましたが、数Ⅲなどの教科書検定は次年度行われます。原案のその他の学科の場合、探究に関する学校設定科目を25単位分作成する必要がありますが、教科書の見本もなく、授業計画を立てることがとても厳しいスケジュールになるので、少なくともあと2年、時間をいただけないかという提案になります。
そのほかにも、新しい学習指導要領で実施される最初の大学入試大綱が令和5年6月に公表になります。それを踏まえて各大学から共通テストの利用時の科目が決定する状況になります。それを踏まえて教育課程を決定することになりますので、時間が欲しいということになります。
2つ目が学校の規模についてです。現行1,080人の定員が630人の定員になり、450人程度の削減になりますが、これが保護者会費ですると4,500万円程度の減額になります。すると、通常の学校の運営費や受益者負担になっているエアコンの修理費や電気代を含めた
施設管理維持費も厳しい状況になります。少人数指導と学校規模維持を両立できる生徒数に段階的にしていかれないかというのが学校の案になります。
具体的に、教育理念については、地域理解を深める探究学習を中心に、文武両道の校風のもと、多様な個性を尊重しながら、主体的・探究的に学ぶ生徒を育成していきたいと思っております。学科・設置形態については、今年度から普通科の分類で新たな普通教育を主とする学科の設置が認められました。これについては、地域に関する探究学習を6単位にするということが条件になっております。
国際コースは、発展的に解消で、全てのコースで例年行われていた海外からの視察時の交流事業、昨年度参加した国際会議や今年度実施している台湾大学との交流授業への参加を全コースで呼びかけていきます。
総合探求コース(仮称)については、市役所とタイアップしながら地域の課題について市役所職員に学び、解決策を提案していくような探究学習を考えております。
芸術コース(仮称)については、
総合探求コースの取組に加え、現在市民病院をはじめたくさんの施設に本校生徒の美術、書道作品が展示されており、施設の方々と新たな取組ができないかと考えております。具体的には、音楽系で老人ホームへの生徒の慰問とか、そういうものを交えた探究を考えております。
服飾デザインコースについては、
生活デザインコース(仮称)に変更し、衣食住に関する学びを深めていきたいと考えております。現在、家庭クラブでささえりあとタイアップしている独居老人慰問などを地域の課題として、今後取り組んでいきたいと思っています。
3番の併設中学校の新設検討については、改革による高校の特色が明らかになった後に、答申にもあるように改めて設置ニーズの詳細調査等を検討していただいた上での実施をお願いしたいと思っております。
裏面を御覧ください。
生徒の意見ですけれども、生徒は、アンケートの結果から言えば、抜本的な改革を望んでおらず、本当に今の必由館高校が大好きなので、1番、2番であるように、附属中学校の必要性について現状のまま高校のみで良いという形になっていますけれども、生徒もやはり探究学習の時間については、現状よりもっと増やすべきだという意見もたくさん出ております。校則については、昨年度から校則の見直しの中に生徒も主体的に参画しておりますので、このまま学校と一緒に参画していきたいという意見が多くなっております。
同窓会の意見としまして、改革案の趣旨・方向性については概ね賛成であると。ただ、中高一貫化については反対ですと。生徒数の減少によって部活動が衰退し、学校の活力がなくなるのではないかという不安を持たれています。今まで、野球部からはプロ野球選手が4人出たこと、バレーボール部からは今年の東京オリンピックに自転車競技に種目変更して出場していたり、サッカー部はフットサルのワールドカップの日本代表に今年なっています。美術部からも、二科展の審査員が出ていたり、この必由館の110年の伝統からくるもので、同窓生の誇りになっているのも事実です。具体的な学科やコースについては、時代の流れもあり、教育委員会や先生方、専門家のお考えを聞きながら一緒に検討させていただきますというのが同窓会の意見になっております。
今後のスケジュールとしては、来週21日に教育委員さんと生徒の意見交換会があります。それを踏まえて、学校の案を10月中にまとめられればと思っております。次の定例教育委員会会議と
教育市民委員会に学校の案を次回報告できればと思っております。その後は、教育委員会と話合いながら、基本計画の素案を3月議会のときに報告ができればと思っております。
報告は以上です。
◎松永直樹
学校改革推進課長 資料は教-6をお願いいたします。
市立幼稚園における特別支援教育等に関する検討委員会報告について御説明いたします。
本検討委員会では、特別な教育的支援を必要とする子供の増加や、市立幼稚園の現状と課題等を踏まえまして、市立幼稚園の役割を明確にした上で、特別支援教育の充実を中心とした今後の在り方や運営方法等についてそれぞれ専門的なお立場から御提言を賜りました。
まず、第1に、市立幼稚園が担う役割でございますが、本市の
教育振興基本計画の基本理念の実現向け、自分自身やあらゆる他者を価値ある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら社会的変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となるための基礎を培うために、熊本市全体の幼児教育の振興を図っていくことと整理されました。
次に、2の具体的な取組内容を御覧ください。
1項目の特別支援教育の充実についてですが、熊本市ならではの取組として実績のある2つの通所型の教室、発音などの課題の改善を図る「ことばの教室」と、集団参加や人との関わり方に対応いたします「あゆみの教室」につきましては、ニーズが非常に高い現状を踏まえまして、両教室を市立幼稚園全園に設け、さらに地域的な偏在を解消することを目的といたしまして、全ての区に、例えば、小学校の空き教室等を活用するなどして設置することで、通所を希望する全ての幼児を受け入れることができるよう量的、質的な拡充を段階的に図る必要があるなどの御提言をいただいております。
その他、幼小連携の推進、幼稚園教諭等の資質向上、家庭教育支援の充実等につきまして、それぞれ御提言をいただいております。
次に、2ページの項目4に記載しております今後のスケジュールでございますが、本報告を基に幼稚園基本計画の素案作成に取りかかり、本年度中を目標に幼稚園基本計画を策定したいというふうに考えております。
なお、報告書概要及び全文を別冊1として添付しております。
以上、よろしくお願いいたします。
◎田口清行 青少年教育課長 金峰山少年自然の家整備基本計画につきまして、教-7等の資料で報告させていただきます。
金峰山少年自然の家の再建に向けて、支援施設の整備基本計画を本年8月に策定いたしました。策定に当たりましては、6月~7月にかけて基本計画素案に対してのパブリックコメントを実施しまして、市民の皆様からの御意見等を踏まえ、修正等を行ったところでございます。
別冊2の、48ページ以降にパブリックコメントの資料を載せておりますけれども、その内容等について幾つか説明いたします。
まず、教-7で概要は載せております、パブリックコメントの実施状況につきまして説明いたします。
意見の提出状況は、21名の方から75件の御意見をいただいております。御意見を踏まえて補足修正したものが21件、趣旨を既に記載しているものが10件、説明・理解を求めるものが9件、今後の整備、運営の参考とするものが35件ありました。これらの御意見を踏まえまして、主な修正点を御報告させていただきたいと思います。
別冊2の資料を使いまして説明させていただきます。
まず、5ページをお願いいたします。
第Ⅰ節、はじめにの1、背景と目的の中に、現在の小中学校の集団宿泊教室が県内の青少年教育施設で実施されていることを追記しております。
次に、23ページをお願いいたします。
第Ⅲ節、施設整備にあたっての考え方の1、施設整備にあたっての課題・留意事項、3つ目の運営についてでございます。宿泊、日帰り利用だけでなく、休憩等の立ち寄り利用もできるよう検討すること。また、社会教育専門家や野外活動指導者の配置等により、施設機能の効果的な運営を検討することなどを追記いたしました。
次に、25ページをお願いいたします。
2のSDGsへの取組ということで、具体的な取組事例を追記しております。本事業の特性としての目標ターゲットとして、目標の4「質の高い教育をみんなに」を掲げ、体験学習活動等を通して豊かな感性を育むとともに、主体的に考え行動する力を育むなど、ESD(持続可能な社会の担い手を育む教育)を推進することなどを追記いたしました。
次に、28ページをお願いいたします。
第Ⅳ節、導入機能・施設の1、導入機能・施設の考え方のところに、一番下でございます。災害時における避難対応等ができる機能があることということで追記をしております。
次に、29ページをお願いいたします。
2、導入機能の検討につきまして、学習機能のところに、青少年活動や野外活動の指導に必要な知識・技術を習得する機能、また、交流機能のところに、地域住民等とのふれあいや地域の産業を体験し、交流を促進する機能などを追記しております。
32ページをお願いいたします。
第Ⅴ節、施設整備計画の3、施設整備方針の(6)、体育館のところに、機能的な活動空間とするために、ICT設備の導入を検討することを追記しております。
次に、36ページをお願いいたします。
6、設備計画の(1)電気設備計画のところに、施設内の換気システム等の設備の設置を検討することなど、21点の補足修正を行いました。
そのほか、今後の整備、運営に関して参考とさせていただく貴重な御意見を多くいただいたところでございます。
また、このパブリックコメントのほか、市民アンケートも実施しており、引き続き議会の皆様方をはじめ、多くの皆様からの御意見等をいただきながら青少年をはじめ多くの市民の皆様に自然体験活動拠点として親しまれる施設となるよう、施設の再建に取り組んでまいりたいと思います。
続きまして、教-7に戻っていただきまして、3の今後のスケジュールの主なものについて説明いたします。
施設の再建に向けての事業手法や実施方針等を審議する金峰山少年自然の家整備運営審議会、また熊本市立野外教育施設運営協議会を開催してまいりたいと思っております。その後、教育委員会会議において特定事業の選定等の審議を行い、10月に市政策会議での特定事業の選定等、続いて11月の教育委員会会議において熊本市立の野外教育施設条例の設置目的や施設名称、使用者の範囲、使用料等々の条例改正案等の審議を経て、第4回定例会におきまして条例改正案及び予算案を上程する予定としております。
この条例改正案につきましては、これまで小学校の集団宿泊教室や少年を対象とした事業運営に加えて、広く青少年団体や市民の皆様に御利用いただくよう、設置目的の改正、使用者の範囲を広げるとともに、効果的かつ効率的な事業運営にするために適切な使用料の設定や指定管理者制度の導入等を検討しているところでございます。
説明は以上でございます。
○田中敦朗 委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。
陳情及び所管事務について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆上野美恵子 委員 では、高校改革についてお尋ねいたします。
1つは、ちょっと説明聞いていて分からなかったから質問なんですけれども、
千原台高等学校と
総合ビジネス専門学校の学校改革について、教-4の2ページのところに有識者の方の御意見を聞いたということで記述がありますけれども、この御助言の内容というのをまとめたものは何かないんですよね。
◎松永直樹
学校改革推進課長 今の御質問につきましてお答えさせていただきますと、資料の6ページを御覧いただきたいんですけれども、こちらは、探究活動を行っていく上で、3年間でどのように進めていくのか、具体的に有識者の方々から助言をいただきまして作成したものになります。
そのほか、いただいた意見で具体的なもので申し上げますと、8ページ、こちらは、
総合ビジネス専門学校になりますけれども、例えば、今、勉強の在り方といたしまして、通常の座学にさらに緑の部分で会計ビジネスゲームというものがあろうかと思いますが、教科の中でゲーム的な要素も含めまして、生徒が非常に関心を持って取り組めると。それがさらに今まで以上に資格取得にもつながっていくというようなこと、こういった先進事例の御紹介あたりを今いただいておりまして、盛り込んでおります。
今後、有識者等からいただいた御意見等につきましては、もう少し分かりやすい形でお示ししたいと思います。ありがとうございました。
◆上野美恵子 委員 実は、これの前の教-3、
事務事業点検評価報告書の説明が分かりやすかったんですよね。専門家の方の意見があってというふうに対比になっていてすごくよく分かったので、何かこう意見を踏まえてこれができましたというと、どんな意見があったからそれになったのかということがなかなか見えづらいので、せっかくこんなふうにして御意見聞かれるのであれば、それを資料として添付していただいた上で、結果これなんですというふうな提示の仕方のほうが聞いた人がよく分かるかなと思って、せっかくいい御助言があったと思うんですけれども、よければ今度からはそういう整理の仕方をしていただけるとありがたいなと思いましたので、よろしくお願いします。
それから、続けて、必由館高校の改革について詳しく説明がありました。前回の委員会のときには陳情とかもいろいろあって、いろいろな御意見を聞かせていただいたんですけれども、これも2ページのところに生徒とか同窓会の方の御意見というのがあるんですけれども、今の時点で考えられている1ページ目の括弧2の提案というところ、もともと210名にするという案だったのが、いろいろな御意見と現状を踏まえて、今の提案でいけば315名というふうな定員にしていくというみたいに、少し少人数が緩和されたりとかいう内容に変わっているんですけれども、この変わった内容についての意見ではないんですよね。もともとの案に対しての意見がこの2ページ目なんですよね。どっちに対しての意見がこれなんでしょうか。
◎城野実
必由館高等学校長 もともとの案に対する生徒、同窓会の意見はそうなります。学校の案として出しているものが1ページ目のになります。これは今見せている段階で、まだアンケートとかを取っていない状況です。
◆上野美恵子 委員 そうしたら、今回この資料にいただいた2番の提案というのは、これからまだ現場の生徒さんとか同窓会とか関係者の方の御意見を今から聞かれるということでいいですか。
◎城野実
必由館高等学校長 そうです。
◆上野美恵子 委員 そうなると、今後のスケジュール予定というところがあって、先ほど、9月21日が教育委員と教職員、生徒、同窓会との意見交換会を開催と説明があったんですけれども、これは生徒さんとか教職員、同窓会というのは、どういうメンバーさんが集まったところに教育委員会との懇談になるんでしょうか。人数とか規模とか。
◎城野実
必由館高等学校長 すみません。今の段階で教育委員さんが3名参加されます。学校の教職員は10名程度、生徒も10名程度、同窓会から3名ということで、オンラインを使って3つに分かれて、詳細の意見を生徒と教育委員さんで話し合われるのを、教職員と同窓会は基本的には参観するような形が21日の計画になっております。
◆上野美恵子 委員 そうすると、10月の教職員、生徒、同窓会で学校案作成のための会議というのは、どういう形でどんなイメージで開催されるんでしょうか。
◎城野実
必由館高等学校長 それを踏まえまして、まず、生徒に学校の案を周知してアンケートを取ります。中間考査の最終日、10月15日に一緒になって会議をしようと思っております。それから、最終的に10月いっぱいに学校の案を提案したいと思っております。
◆上野美恵子 委員 その場合に、教職員、生徒、同窓会それぞれに何名ずつぐらい参加できるのか、自由に参加ができるのか、その点はいかがでしょうか。
◎城野実
必由館高等学校長 人数については、今まだ詳細が確定しておりませんので、また詳細を決めて実施いたします。
◆上野美恵子 委員 なぜ聞いたかというと、9月に教育委員会と3者の方たちの意見交換会をされて、10月にまたこういう学校内での会議があって、そして、そのときに何か学校案がもうできるというふうに一応予定ではなっているから、意外とイメージとしてはスピーディーに進むような形になっていますよね。スピーディーに進むと、結局、限られた短い時間の中で、これまでがすごくたくさんの意見が出て、多くの方が関心を寄せられて、改革案に対していろいろな御意見が出ていたという経過があるもんですから、なるべく多くの方がきちんと納得される方向づけがされていかれないと、せっかく何かたくさん意見が出たから改革案をもう一遍練り直してみよう、現場の意に沿ったものに考え直していこうというその意図が十分反映されないととても残念だから、さっきの教育委員会との懇談は10名、3名ということで、とても人数的に限られているから、そこに出た方、聞いた方というのは何か言って、ああそうかということで分かるかもしれないけれども、その周りにいらっしゃる方々は、その方も含めて理解や納得につながっていくのかというところを十分慎重に進めていくことが必要かなと思ったんですよね。
そういう意味で、この10月の会議が、だから誰でもが何らかの形で関わることができるのか、そこの人数がまた限定されるのであれば、それに関われない方たちの意見はどこでどう反映されていくのかということを少し明らかにしていただかないと、周りでこう見ている私たちも、せっかくここまで紆余曲折してきているので、それが本当の意味での前向きな改革の検討になっていけばいいなと思っているんですよね。そこのところが何か結構スケジュール的にはタイトだなと思っているんです。それをそうするための何か、いや、これだから大丈夫ですという、何か現場としてのお考えがあれば教えてください。
◎城野実
必由館高等学校長 すみません。生徒には来週以降、学校の案を丁寧にショートホームルームの後に説明して、全生徒のアンケートを取ろうと思っております。それを踏まえた上で、
代表者と会議には参加してもらうということで、10名程度になるのか20名程度になるのか、この後人数は決めていきます。
同窓会の方については、いつもそこに来られるわけではないので、同窓会の方の人数が把握できていない状況で、一応学校の提案等は示しておりますので、そこに生徒が来られる部分で、場合によっては今思っている平日であれば同窓会の方の参加ができないということになることがありますので、また日程も考えますけれども、現段階としては、生徒が来られる平日でやろうと思っております。同窓会については、
代表者の意見という形でしかこの日程だと取れないというのは事実です。
◆上野美恵子 委員 やはりその広く多くの方が関わって理解、納得というところにもっていかれるように、そういう取組の過程というのをつくっていただくようにしていただきたいなと思います。
それから、一つ気になっているのは、一番最初、教-5の1ページ目の説明をしていただいたときに、当初の案では、360名の定員が210名と大幅に減るからいろいろな影響が出ますということで、何か保護者の方の負担聞いたのかな、4,500万円ぐらい負担が増えますよとかという試算もありましたということで、それが35人学級規模でいけば若干緩和されますよという説明だったかなと思ったんですけれども、とはいっても、現行の360人からその35人学級規模にしたときも、若干人数としては減りますので、全く影響はゼロになったわけではないのかなと思うんですけれども、これについて、2ページ目の検討過程の中に、生徒と教員と同窓会というのは何かそのいろいろ理解、納得のところに出てくるんですけれども、保護者というのがないんですよね。
ですから、保護者の方の御意見、もちろんその保護者は在校生がいるときが保護者であって、どんどん卒業していきますけれども、親の立場から見たらどうなのかということも含めて御意見を伺ったほうがいいかなと思うし、そのときにはそういうさっきの経済的な面での御負担がどうなるのか、若干緩和されたとはいっても、こういう影響が予想されますというところを説明したりして、御意見聞いたほうがいいのではないかなと思うんですけれども、その保護者、親の立場からの意見というのは聞くというふうに今なっていないんですか。
◎城野実
必由館高等学校長 現状では正式に聞くという形にはなっていなくて、生徒に意向調査したり、アンケートする中で意見が出てくるかなという状況です。学校の改革の方は、保護者会の役員の方々には見せてはおります。
ただ、そこから意見を上げられるという状況に今はなっていないということです。
◆上野美恵子 委員 やはり聞いたほうがいいと思うし、聞くときは何もなくて聞いても意見は上げづらいので、保護者さんに対してのいろいろな影響面、経済的な負担の問題であったりとか、そういうことのシミュレーション的なものを若干でもお示しをして、そして意見を聞くという。聞き方はいろいろ、よければPTAに限らず、子供を通してのアンケートでもいいけれども、何か自由に意見を述べていただくような、とにかくそれについても広く意見は聞きましたと。何か一部の人から聞いたのではなくて、一応広く間口を広げて意見聞きましたというふうな経過を取っていただいたほうがいいかなと思うので、今ちょっとこの改革のプランにはないんですけれども、この点はぜひ御検討いただいてやっていただけたらいいなと思います。いかがでしょうか。
◎城野実
必由館高等学校長 教育委員会と打合せしながら検討していきます。
◆上野美恵子 委員 教育委員会はどんなふうにお考えになりますか。
◎松永直樹
学校改革推進課長 我々といたしましては、まず、学校側とお取りまとめになられるということで、議論は待ちたいというふうに思っておりますが、一方で、我々でもできることはあろうかと思っております。
先ほど城野校長もおっしゃられましたが、意見交換会につきましては、運営は我々で準備をしております。千原台高校・
総合ビジネス専門学校は本日夕方、必由館高校は21日でございますが、そこで出ました意見については広く共有できるように、ちょっと急にはなりますが、今月末までには内容を取りまとめて学校にも御提供したいと考えております。
また、協議を行っていく上では、十分に学校側とこれまで以上に意見を交換しながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので、そういった対応を取ることで、御懸念の点につきましてはしっかりと対応してまいりたいと考えております。
以上です。
○田中敦朗 委員長 松永課長、保護者の方に意見を……
◆上野美恵子 委員 今の答えは違う。今、校長先生に聞いた保護者の対応は、教育委員会と相談してやりますとおっしゃったから、教育委員会どうするんですかと聞いたんです。
◎松永直樹
学校改革推進課長 すみません、大変失礼いたしました。
保護者の対応につきまして、これまでも我々としましてもちょっと気になっていた部分でございまして、学校側には都度、都度お尋ねをしておりました。
今、御意見としては、同窓会からの御意見が、いわゆる元保護者を含めて大きかった。現実に今、保護者からはお声が上がっていないというような状況でございます。ですので、もともとの我々の案に御賛同されていらっしゃる保護者もいらっしゃるのか、いやそうではないのか含めて、正直、我々としても知りたい部分がございますので、そこはぜひ学校側のなるべく負担のない形で、我々が協力できることは最大限協力して御意見を賜る場を設けてまいりたいと考えております。すみません、失礼いたしました。
◆上野美恵子 委員 委員会としてもそういうお考えだそうなので、ぜひ学校と協力して、必要なデータは保護者にもお示しをして御意見を聞いていただくようにお願いいたします。
◆原亨 委員 金峰山少年自然の家についてお尋ねでありまして、すばらしい計画だろうというふうに思っております。ただ、私の地元の小学校に森江教育次長が赴任された時、地元の子供、小学生を連れて自然散策の旅ということで、地元の有志の皆さんが見守り隊ということでつくって、大人数でいろいろなところに行くというのをしているんですけれども、その中で、阿蘇の青少年交流の家にも何回も泊まりました。
今回の計画を見ていると、大体あそこにあるやつですね、あれと全く同じで、やるプログラムなんかもほぼ一緒なんですね。そうなると、ここが教育長の出番でしょうけれども、いろいろな人脈、いろいろな中でもっと新しいもの、未来に向かってどういうのというのが、一つの子供たちといいますか、小学生とか対象ではなくて、一般の人も含めてという部分、多分指定管理者という形になってくると大変だろうと思うんですね。そうなりますと、研修上がっていますけれども、いろいろな企業の研修を含めとか、いろいろな部分と同時に、中身の充実、それと、大自然があるんですよね。あれがもっと生かせないか。
また、ファミリーであの辺に散策に行ったときに寄れるとか、そういう部分をつくるということで、その子たちが小学校に上がっていくという、中学校に上がっていくというようなことにもなっていくわけですから、もう一工夫欲しいなというふうに思います。
ですから、阿蘇の青少年交流の家のホームページを開いた写真と、ここで提示されている写真というのは全く、どっちがどっちかなというような感じもあります。
まだ計画段階なので、どうのこうのということではなくて、「お、熊本にこんなのがある」というふうな一つの目玉ですね、というような形の観点を少し変えてやってほしいなというふうに思います。そうしたら金峰山というのがまた生かせますし、その地域もいろいろな形で潤うかもしれませんしということで、一つの観光とは言えませんけれども、一つの名所として何かこうつくり上げてほしいなというふうなのがありますけれども、教育長にその辺、少しお話をいただければと。