○
光永邦保 分科会長 ただいまから
予算決算委員会経済分科会を開会いたします。
この際申し上げます。
予算決算委員会に付託されました
補正予算案の概況説明に関する資料については、お手元に配付いたしておきました。
なお、各分科会における審査の分担等については、
タブレットに掲載しておりますので、御承知おき願います。
また、既に御承知とは思いますけれども、今定例会よりユーチューブにより、会議の様子が録画配信されるようになっておりますので、よろしくお願いいたします。
本日の議事に入ります前に、執行部より発言の申出があっておりますので、これを許可します。
◎田上聖子
経済観光局長 本日の
経済分科会におきましては、
補正予算2件、条例1件、
専決処分の報告1件の計4件について審査していただきますが、
専決処分の報告に関連いたしまして、営業時間の
短縮要請に伴う協力金について御報告がございます。
御承知のとおり、熊本県に適用されておりました「
まん延防止等重点措置」が、6月13日をもって解除されました。本市におきましては、
新規感染者数は大きく減少しているものの、
病床使用率は依然として高い水準にあり、去る10日に開催された熊本県
新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、県独自の「医療を守る
行動強化期間」といたしまして、「
まん延防止等重点措置」の解除後の飲食店への営業時間
短縮要請が、本市の
酒類提供飲食店等を対象に6月30日まで継続されることが決定いたしました。6月14日に市長のほうから
追加提案の説明がございましたとおりでございますが、この要請に伴う協力金に係る負担金につきまして、現在、県と調整を行っているところでございまして、今定例会における
補正予算案の
追加提案を予定しておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 発言は終わりました。
これより本日の議事に入ります。
今回、当分科会において審査を分担します議案は、
補正予算2件、条例1件、
専決処分の報告1件の計4件であります。
それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。
今定例会におきましては、
新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局ごとに設定し、審査を行うこととしております。
よって、当分科会の審査の日程については、本日これより
経済観光局について、休憩を挟んで農水局・
農業委員会事務局についての審査を行い、審査の方法としては、議案について説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
光永邦保 分科会長 御異議なしと認め、そのように執り行います。
これより、
経済観光局に関する議案の審査を行います。
まず、議第165号「
専決処分の報告について」の説明を求めます。
◎西山茂宏
経済政策課長 私の方からは、「
まん延防止等重点措置」後の営業時間
短縮要請に係る協力金の
専決処分について御説明させていただきます。
お手元にございます資料1を御覧いただきたいと思います。
御承知のとおり、去る5月16日~6月13日までの間、国の「
まん延防止等重点措置」が適用されまして、これに伴い、
飲食店等に対する営業時間の
短縮要請が行われたところでございます。これに伴いまして、去る5月20日に、県の方で
時短要請の協力金に係る
専決処分が行われましたことから、本市におきましても、
本市負担分につきまして、5月25日に
専決処分をさせていただいたところでございます。
資料の1番上の表を御覧いただきたいと思います。
表の左側に5月16日~31日までの店舗数の追加でございますけれども、まず、こちらにつきましては、5月10日から県独自の「
熊本蔓延防止宣言」を適用し、5月31日までの
熊本市内全域の酒類を提供する店舗、4,400店舗については協力金を計上しておりましたけれども、「
まん延防止等重点措置」に伴いまして、酒を提供しない全ての全飲食店、これは4,500店でございますが、こちらに対象が広げられたことに伴いまして、その100店分の予算を積算したものでございます。こちらが5月16から31日の表でございます。
その右側の6月1日~6月13日、期間の追加でございますが、これは4,500店分全て新たに計上したものでございます。
この2つを合わせたのが一番右でございますが、黄色の欄が熊本市の負担分として2億9,637万5,000円を計上し、
専決処分をさせていただいたところでございます。
次に、中段の表を御覧いただきたいと思います。
こちらは、「
まん延防止等重点措置」に伴いまして、
時短要請の対象が広がったことに伴いまして、また、金額の引上げがありましたことから、それに伴う本市の負担分を整理した表でございます。
まず、
飲食店等の
中小企業の欄を御覧いただきたいんですけれども、これまでは前年、または前々年の売上げに伴いまして、1日当たりでございますが2万5,000円から7万5,000円が支給されることになっておりましたけれども、これは国の「
まん延防止等重点措置」に伴いまして、3万円から10万円に引き上げられたところでございます。また、表の下の方に大
規模集客施設及びその施設内のテナントでございますけれども、こちらについても「
まん延防止等重点措置」に伴いまして新たに時短の対象となったところでございます。これに協力された企業については、大
規模集客施設は1,000平米ごとに1日当たり20万円、テナントについては100平米ごとに1日当たり2万円の交付金が支給されることになりました。
これに係りまして、そのうち本市がどれだけ負担するのかというのが一番右でございますけれども、まず、
飲食店等につきましては、
中小企業についてはこれまでどおり5月15日までの2万5,000円から7万5,000円を本市が負担することとしまして、その差額については県が負担いたします。飲食店の大企業は何も変わってはございません。それと、新たに追加されました大
規模施設及びそのテナントにつきましては、全て県の方で負担をされるという整理をさせていただいているところでございます。
一番下の表を御覧いただきたいと思いますが、これは今回、いわゆる第4波と言われるところで、時短協力が4月29日から順次これまで3回行われてきたところでございますけれども、それまでに行った
専決予算を累計したものでございます。これまでに9億5,347万9,000円を計上させていただいているところでございます。
次ページを御覧ください。
こちらは、改めてでございますが、5月16日~6月13日までの「
まん延防止等重点措置」に伴う要旨についての概要を書かせていただいております。説明が重複いたしますので、省略をさせていただきたいと思います。
私からは以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 次に、議第166号「令和3年度熊本市
一般会計補正予算」中、当
分科会関係分についての説明を求めます。
◎潮永誠 産業部長 それでは、議第166号「令和3年度熊本市
一般会計補正予算」について御説明いたします。
予算決算委員会説明資料、
経済観光局関係分抜粋の109ページをお願いいたします。
私からは、
一般会計について御説明させていただきます。
経済観光局・令和3年度
補正予算総括表の歳出を御覧ください。
今回、予算をお願いしておりますのは、商工費と観光費でございます。
表の一番下の
所管予算合計の欄を御覧ください。
今回の補正額は11億531万8,000円で、補正後の額は121億1,680万1,000円となっております。
112ページをお願いいたします。
次ページ以降の資料に記載されている事業のうち、
新規事業につきましては、事業名の先頭に黒色の
星印マークを付与しています。また、流用により
予算執行を行った経費が含まれる事業につきましては、事業名の先頭に丸マークを付与しております。
113ページをお願いいたします。
目、
商工振興費、
産業振興課、新しい
生活様式に向けた
ビジネス支援拠点進出支援事業でございます。これは、
くまもと森都心プラザに入居する首都圏の
ベンチャー企業等への
進出支援に係る経費300万円でございます。本事業の概要につきましては、後ほど
担当課長より別添資料にて御説明させていただきます。
続きまして、113ページ中段の目、観光費、
誘致戦略課、
辛島公園地下駐車場長寿命化・
安全対策経費11億231万8,000円でございます。これは、令和3年度当初予算で既に議決をいただいたものでございますが、このたび、管財課から
誘致戦略課へ所管が変更となったものでございます。内訳は、漏水対策、
電気設備更新を行う
長寿命化や、場内の
安全対策等の
工事請負費10億6,700万円余と
工事管理業務委託料3,400万円余などとなっております。
恐れ入りますが、109ページにお戻りください。
債務負担行為補正が2件ございます。
表の1段目は、
勤労者福祉センター指定管理料でございます。これは、
勤労者福祉センターの
維持管理に係る経費でございます。期間は令和3年度~令和8年度まで、限度額は1億7,780万円でございます。
表の2段目は、
くまもと森都心プラザ指定管理料でございます。これは、
くまもと森都心プラザの
維持管理に係る経費でございます。期間は令和3年度~令和8年度まで、限度額は18億8,000万円でございます。令和4年度からの施設の見直しに伴いまして、
指定管理料が増額となっております。詳細は、後ほど
担当課長より別添資料にて御説明させていただきます。
なお、2の
特別会計につきましては、後ほど担当所長より御説明させていただきます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
◎前田剛
産業振興課長 タブレットは02、資料1から4の
説明資料を御覧ください。
紙資料は資料2の3ページでございます。
くまもと森都心プラザ指定管理料について御説明いたします。
1、
事業概要でございます。先ほど御説明いたしました
くまもと森都心プラザ指定管理料限度額18億8,000万円につきまして、令和4年度に
ビジネス支援施設、
子育て支援施設、
プラザ図書館の機能を充実させるに伴い、前回の
指定管理料より増額となっております。
中段の表は、前回の指定時の平成28年度と、今回の令和4年度との単年度の
指定管理料の内訳を比較したものでございます。表の一番下は、前回の平成28年度と令和4年度の
指定管理料の差額でございます。単
年度当たり2,700万円の増額となっております。下の図は、
くまもと森都心プラザリニューアル後のイメージでございます。
続きまして、4ページをお願いいたします。
2、
ビジネス支援施設の
体制見直しでございます。
ビジネス支援機能を強化するに当たり、現在配置している
経営相談員等の
支援人材に加えまして、令和4年度から
ベンチャー事業の事業立ち上げ等をサポートできる知見を有するメンターを新たな
支援人材として配置いたします。なお、記載のとおり、
支援人材としましては、新たにインキュベーションマネージャー及び
コミュニティコーディネーターを配置いたします。
次に、3、その他の
体制見直しでございます。3階に
子育て支援機能を備えた
駅前子育てひろばを設置し、新たに保育士を配置することといたしております。また、現在の4階の
ビジネス支援センター跡地には、
図書館機能を拡充しまして、書籍等の展示面積を拡充することとしております。
続きまして、4、
施設使用料の見直しでございます。新設する
有料スモールオフィスの使用料につきましては、他都市の
類似インキュベーション施設の使用料を参考にしまして、
平米当たり月額2,800円を設定いたします。また、既存の
ホール棟の使用料につきましては、市の
類似施設が令和2年度にプラス10%の改定を実施しております。
くまもと森都心プラザにつきましては、今回の
指定管理料の更新に併せて使用料の改定を行います。なお、今回の料金改定に当たりましては、条例の改正を行うこととしておりますので、後ほど
条例案件でも御説明したいと思っております。
また、机上に、
緒方委員より資料請求がございましたので、
参考資料として紙配付をしております。A4横で
くまもと森都心プラザ使用料改定という資料でございます。
続きまして、5ページでございます。新しい
生活様式に向けた
ビジネス支援拠点進出支援事業でございます。
これは、全国的に
地方移住等の関心が高まる中、
首都圏等の
ベンチャー企業に対しまして、新たな進出先、または移住先として熊本市を選択してもらうために、先ほど御説明しました
くまもと森都心プラザの
有料スモールオフィス等に入居する企業様に対しまして、
進出支援金を交付するものでございます。1社当たり100万円を支給するもので、3社分として300万円をお願いするものでございます。
説明は以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 次に、議第167号「令和3年度熊本市
競輪事業会計補正予算」についての説明を求めます。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 引き続き、資料3をお願いいたします。
競輪場施設再建経費についてでございますが、予算の説明の前に、昨年開催いたしました
熊本競輪事業懇談会について報告をさせていただきます。
この懇談会につきましては、令和元年度に
競輪場再建に向けた
基本設計を進めます中で、建設費用が当初想定より大幅に増加したことから、特に財政面から再度検証するために開催したものでございます。
お示ししておりますように、懇談会につきましては3回開催しまして、課題として、
財源不足が1億円、それから、一時的な
資金不足が10億円と見込まれましたことから、この解消に必要な対策の検討をしていただきました。また、あわせて将来にわたり、
競輪事業の安定的な経営が可能かについて御検証いただいたところでございます。
このため、るる御検討いただきまして、Ⅱの課題への対応にお示ししておりますように、
財源不足等への対応策につきましては、他の競輪場で再整備等に使用されております
競輪事業債の活用が現実的であるとの提案がなされたところであります。この
競輪事業債を仮に20億円発行した場合に、どういう収支になるかというのをかなりシビアに収支推計していただきましたところ、
競輪事業債の償還を行いながら、毎年
一般会計に2億円の繰出しが可能であるとの検証がなされたところでございます。
このようなことから、Ⅲのまとめに記載しておりますように、
競輪事業債を発行して、再建の
財源不足と一時的な
資金不足を賄うことにより、
熊本競輪場再建の事業を再開することが望ましいといったような御意見をいただいたところでございまして、さらには、前回までの検討会で現地で早期に縮小再開という再建の方向性を整理していただいたように、
熊本競輪場ができる限り早期に再開して、地域の防災や
コミュニティの場として、また、
アマチュアスポーツの振興に大きく寄与する施設となることを期待するものであるといったような御意見をいただいたところでございます。
この懇談会の
意見まとめにつきましては、9ページ以降に
参考資料としてお示ししておりますが、この場での説明は割愛させていただきますので、後ほど御覧いただければと思います。
このような検証結果や御意見を踏まえまして、
競輪事業債の活用の実現性について検討しましたところ、
熊本競輪場の再建は可能というふうに判断いたしまして、今回の
補正予算の計上に至ったものでございます。
8ページをお願いいたします。
予算決算委員会資料と重複いたしますので、引き続きこちらで説明をさせていただきます。
当初予算で解体経費については計上させていただいておりますので、今回の6月
補正予算では、再建に係る
詳細設計経費9,000万円を計上させていただいております。財源につきましては、私どもの基金の取崩しを考えてございます。
令和元年度に
基本設計を実施しておりますが、一部
基本設計の見直しと併せまして、
メインスタンド、それから
選手管理棟、
自転車競技練習棟の
詳細設計を行うものでございます。
今後のスケジュールでございますが、本年10月以降、バンク、
サイドスタンド、
バックスタンド等の解体を開始いたしまして、併せて今回計上させていただいております
詳細設計を行いたいと考えてございます。
また、令和4年度からは、
メインスタンドや
選手管理棟の改修、バンクの整備等に取り組みまして、令和5年度末には
建築工事を完了する予定でございます。翌令和6年度に外構部分、それから駐車場の整備を完了したいと考えてございます。
なお、令和5年度に競輪場の主だった施設が使用可能となりますことから、令和6年度中に
プレオープンとしまして、令和7年度に
グランドオープンとできるような形で進めてまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 次に、議第179号「
くまもと森都心プラザ条例の一部改正について」の説明を求めます。
◎前田剛
産業振興課長 それでは、
条例案件について御説明いたします。
第2回
定例会議案の37ページを御覧ください。
議第179号「
くまもと森都心プラザ条例の一部改正について」御説明いたします。
これは、先ほど御説明しましたように、
くまもと森都心プラザの
ビジネス支援機能や
子育て支援機能を追加するとともに、施設等の
使用料等を改定するため、所要の改正を行うものでございます。
条例の改正内容につきましては、資料4の
新旧対照表を御覧ください。19ページになります。
くまもと森都心プラザに新たに
子育て支援機能を付加することから、条例の趣旨の第1条に「地域における
子育て支援を推進する」を追加しております。また、20ページから21ページにかけてでございますが、新設します
スモールオフィスに関する規定を新たに設けております。
23ページをお願いいたします。
附則別表第1(第9条関係)で、
スモールオフィスの使用料を1平方メートル当たり一月に2,800円と定めております。また、別表第2(第9条関係)で
ホール棟の使用料を規定しておりますが、記載のとおり、現行に比べてプラス10%の改定となっております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
光永邦保 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
分担議案について質疑及び意見をお願いいたします。
◆
津田征士郎 委員 先ほど、潮永部長のほうから説明がありましたけれども、
辛島公園の
地下駐車場、これは御説明のあったとおり総務で諮られて、
熊本城ホールとセットで経済の方に移管されたとのことですが、11億231万8,000円、経費の内訳、これまでも予算を投入しておられて、さらに今回
補正予算を組まれた理由をちょっとお尋ねしたい。
◎
吉岡秀一 誘致戦略課副課長 ただいま御質問のありました
辛島公園地下駐車場の改修経費に関してでございますが、これまでも
総務費管財課の方でやってきた工事といったものもございました。ただ、
改修工事が1か年で終わるものではございませんで、
建築工事でいいますと令和2年度から令和4年度まで、
設備工事に関しましては令和2年度から令和6年度までを予定しておりまして、数年にわたって行っていく工事を予定しております。ですので、今回改めまして、今年度分として総務費で可決した予算でありますが、こちらの方に移替えをさせていただきまして、予算の方を執行させていただきたいというものでございます。
以上でございます。
○
光永邦保 分科会長 今の御説明、既定のもので特別に組んだものではないということでよろしいですか。
◎
吉岡秀一 誘致戦略課副課長 そのとおりでございます。
○
光永邦保 分科会長 分かりました。
どうぞ、関連でお願いします。
◆
緒方夕佳 委員
総務委員会で既に承認されているということではありますが、11億円余と額が非常に大きいということ、また、
長寿命化など市民生活に大きく影響を与えますし、我々も今後そういう事業のフォローアップをしていかないといけないので、もう少し御説明いただけますでしょうか。11億円の内容について。
◎
吉岡秀一 誘致戦略課副課長 今回の工事費の主な内訳を申し上げさせていただきますと、まず、工事自体が大きく2つに分かれておりまして、
建築工事と
設備工事といったものがございます。
建築工事につきましては、建物本体の工事、例えば結構ひび割れといった箇所が多うございますので、そういったところの
漏水補修工事でありましたり、あるいは路面ですとか柱ですとか、そういった部分が大分劣化してきておりますので、
安全対策を目的としまして、塗り直しの
美装化等の工事、そういったものがございます。それから
設備関係につきましては、平成5年に竣工しておりますけれども、これまで一度も設備の更新をされていなかったということで、大規模な改修、設備の更新といったものが必要になってまいります。そういったものを含めた金額となっております。
以上でございます。
◆
緒方夕佳 委員 御説明ありがとうございました。
水漏れもしているということで、くれぐれも安全面を配慮して工事が進むことを願っておりますので、よろしくお願いいたします。
○
光永邦保 分科会長 よろしいですか。
◆
緒方夕佳 委員 はい。
○
光永邦保 分科会長 辛島公園の
地下駐車場についてはほかにございませんか。できれば1つのテーマずつ行きたいと思うんですけれども。
よろしいですか。
ほかに何かありましたらお願いいたします。
◆
緒方夕佳 委員 ただいま御説明ありました
くまもと森都心プラザ指定管理料について、さらりと2,700万円の増額になっておりますという御説明だったんですが、なぜ2,700万円上がるのか、御説明いただけますでしょうか。
◎
野口信太朗 産業振興課審議員兼起業・新
産業支援室長 増額について御説明させていただきます。
まず、今回の補正に当たりまして、
ビジネス支援施設の拡充におきまして、本市における
起業家支援及び関係者のコミュニケーションの形成を行いますキーマンとして、独自の
起業家支援に当たるノウハウを持ったメンターの方を設置させていただきます。こちらの方で
ビジネス施設の整備に当たりまして2,500万円の増加となっております。
続きまして、
子育て支援施設を新たに設置いたしまして、保育士を3名配置いたします。こちらの増加といたしまして1,300万円の増加となっております。
また、
プラザ図書館につきまして2,300万円の増加となっておりますが、この増加につきましては、
プラザ図書館で雇用いたします職員の人件費の単価の増によるものでございます。雇用人員は、前回と変わらず34名でございますけれども、昨年度から職員の身分が会計年度任用職員となりましたことによりまして、人件費のアップによる処遇改善を行ったものになります。これに伴いまして、常用のパート職員の区分の変更に伴い、勤務時間も20時間から30時間に見直しております。
そのほか、観光・郷土センターにつきましては解体をしておりますので、全額が減額となっております。
これらを含めまして、トータルで2,700万円の増加となっております。
以上です。
◆
緒方夕佳 委員 ありがとうございました。
主に処遇改善であるということで、それは非常に歓迎することだと思います。ただ、5年間で18億84万円とすごく大きいですので、無駄はないように、担当課の方でも見ていっていただきたいと思います。
保育士さんを
子育て支援施設に配置されるということで、今後、
子育て支援機能が強化されると期待しているところですが、例えば
子育て支援施設に行ったときに、なかなかお手洗いに立っていくというのも難しい面があったりして、保育士さんですから少しは子供を預けて大丈夫ですので、せめてお手洗いに行くときは子供さんを見ておきますのでお手洗いに行っていいですよとか、そういうふうに利用者目線で、利用者が使いやすいように、子育ての負担が減るように運営していただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
◎
野口信太朗 産業振興課審議員兼起業・新
産業支援室長 今おっしゃっていただいたように、子育て中の方が利用しやすい施設にしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
◆
緒方夕佳 委員 あと、これは強い要望なんですけれども、ぜひおむつを捨てられるようにお願いしたい。これはどこの行政施設もそうなんですけれども、おむつを捨てられるようになると、また楽になりますので、いろいろな公民館とか、おむつを持って帰ってくださいと書いてあります。それも非常に大きな負担ですので、ぜひこの新しい施設ではおむつを捨てられるように御検討をお願いしたいと思います。
また、託児室の利用料は据置きだったので、できれば下がる方が、1時間500円ですので、本を借りるにも、例えば2時間いたとして毎回1,000円かかるというと高いですから、子供を連れても行きやすい図書館をつくるという方向と、勉強などをされる方が託児室を安価で利用できるという方向でできればお願いしたいと思っています。いかがでしょうか。
◎前田剛
産業振興課長 御意見ありがとうございます。ぜひとも御意見の方はこちらの方で承りまして、改善できるところは改善するように取り組んでまいりたいと思っております。
また、御紹介のありました託児所の料金につきましても、10%のアップ対象で検討はしましたが、端数切捨ての関係で、今回500円からそのまま500円ということで料金の方は変動あってございません。
また、図書館の連携につきましても、当然ながら今の一体的な運営とともに、皆様が御利用しやすいように、ぜひとも遊びにいきたい、利用したいという施設になるように取り組んでまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
◆
緒方夕佳 委員 あと、子育てではなくて、
くまもと森都心プラザには非常にすばらしい学習室がありまして、学生さんなども多く利用しています。ただ、これまで、ある時間になると出なければいけなかったりとか、非常にルールが多くて使いづらい面もありましたので、また利用者目線でそのあたりも検討をお願いいたします。
◎前田剛
産業振興課長 御意見ありがとうございます。おっしゃるとおり、利用者の方が第一でございますので、利用者の方が利用しやすい図書館を目指し、今後とも改善に努めてまいりたいと思っております。
◆吉村健治 委員 今の
くまもと森都心プラザの関連で、新たな
支援人材ということでインキュベーションマネージャーと
コミュニティコーディネーター、片仮名でちょっと難しい言葉ですけれども、具体的な予定人数であったり、人選に当たっての当たりというか、スタートアップ等の起業支援実績を有し、ネットワークを活用して継続的に起業家を輩出することができる人材というのは、地方においてなかなか難しいのではないかと思うんですけれども、そのあたりいかがでしょうか。
◎
野口信太朗 産業振興課審議員兼起業・新
産業支援室長 人選の当たりにつきましては、今後、指定管理の募集も始まりますけれども、提案をいただきたいというふうに考えておりますが、具体的にどのような方かと申しますと、インキュベーションマネージャーにつきましては、先ほどと同じになりますが、起業家や起業を目指す方への相談、また、新規案件の発掘及び第二創業の支援を担っていただくこととしておりますので、全国的な起業実績を有する方、また、外部人材の地場の産学連携コーディネーターなどを考えているところでございます。
また、
コミュニティコーディネーターにつきましては、外部の多様な支援機関とのネットワークを持っていらっしゃる方、また、
コミュニティの盛り上げを活性化できるようなプログラムの企画運営ができる方、そういった方を考えているところでございます。
続きまして人数ですけれども、現在、9名から13名ということで増員になっておりますけれども、インキュベーションマネージャーにつきましては、予算上の積算ではございますが4名としているところです。また、
コミュニティコーディネーターにつきましては、3名を新たに配置したいと考えております。
以上です。
◆吉村健治 委員 ちょっと説明を聞けば聞くほどなかなか難しい人選だなという気はします。早めに当たっていかないと、他都市との差別化だとか、そういうのを目指していらっしゃるわけだから、人材の取り合いになるというのは当然あると思うんです。早めに動いていただいて、熊本市のために活躍してもらう人材を早めに確保するということが大事だと思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。
○
光永邦保 分科会長 すみません、執行部、今の回答お願いします。
◎
野口信太朗 産業振興課審議員兼起業・新
産業支援室長 今おっしゃっていただきましたように、なかなかメンターの配置につきましては難しいところもあるかと思うので、早め早めにこちらも動きまして、対応したいと考えております。
以上です。
◆大石浩文 委員 私からも関連でお尋ねしたいんですが、基本的に今の吉村委員がおっしゃられたことと同じ中身です。
今回、この
くまもと森都心プラザが観光・郷土情報センターを廃止して、図書館とビジネス支援に特化するというか、機能を明確にして、ある意味建て直していこうということだろうと思うんです。そこで新たに拡充された
ビジネス支援施設については、やはりこのインキュベーションの機能について、新たな
支援人材、メンターと言われる方々の人選というのが非常に大きく、成功するかどうかを左右するだろうというふうに思います。これは指定管理者がどういった提案をされるかということだと思いますが、やはりここに書いてあるとおりだと思います。これまで現場での実績がある方々、そういった方々を全国的な範囲でここに来ていただき、常駐しなくてもこれはきっといいわけでしょうから、そういった方々も含めてぜひ人選をしていくような事業者を選んでいただきたいと思います。それと併せて、これまでのビジネス支援、経営相談員を配置されてきたこと、これについてもそれぞれ県内の
中小企業診断士の方々にお願いをしてあったと思いますが、やはり経営相談員の方々もそれぞれ特色がありますし、得意な分野等々もあると思いますので、これについても従来のいわゆる既存の営業をされている方々に対する支援も強化をしていただく必要は非常に大事だと思いますので、ぜひこの経営相談員の人選についても実績のあるような地元の方々等をしっかり選んでいただいて、利用者にとって非常に行きたくなるというか、相談したくなるような、使いたくなる施設にならないと、せっかくこれだけの金額を使って新たに拡充する施設ですので、ぜひそういった面の強化という点で指定管理事業者を選んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
野口信太朗 産業振興課審議員兼起業・新
産業支援室長 今お話しいただきましたように、常勤、非常勤だけでなく、特定の人物を継続的に配置するのではなく、例えば月1でありますとか、週1でありますとか、様々な分野の方を単発的に招聘するなどしていきたいと考えております。
また、既存の経営相談などにつきましても、スモールビジネスの支援も行っていきたいと考えておりますので、いただきました御意見を参考にし、指定管理者の募集の方をしていきたいと思っております。
以上です。
◆大石浩文 委員 ぜひよろしくお願いしたいと思いますし、地元の診断士の方もぜひご活用いただいて、ここの施設が活性化するように考えていただければと思いますのでよろしくお願いします。
○
光永邦保 分科会長 今、お2人の委員からの質問もありましたのでちょっと関連するんですけれども、これは当然東京事務所とも密接にやり取りしながらやっているということでよろしいですか。
◎
野口信太朗 産業振興課審議員兼起業・新
産業支援室長 今おっしゃいましたように、東京事務所とも連携いたしまして、首都圏の企業が進出できるようにしたいと思っております。そのため、今回の
補正予算につきましても、補助金の方を計上させていただいておりますので、東京事務所と連携し、新たな風を吹かせるような企業を招聘したいと考えております。
以上です。
○
光永邦保 分科会長 肝になると思いますのでよろしくお願いします。
ほかに関連で何かございますか。
よろしいですか。
◆
津田征士郎 委員
競輪事業について、再建が再開されるということで大変うれしく思っております。また、
競輪事業債を活用するということで、安定的な経営が可能であるということが確認できて安心をいたしました。
ただ、先ほど、
競輪場再建について、令和7年度に
グランドオープンとの説明がありましたけれども、先般の本会議で、我が会派の山本議員からの質問に対して、令和6年度の再開に向けてと答弁があったと記憶をしております。再開時期について、改めて詳しくお聞かせを願いたいと思います。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 すみません、先程説明を割愛させていただいたんですけれども、資料3をよろしいでしょうか。
10ページをお願いいたします。
論点整理の中段を見ていただきますと、再建のイメージということで、小さいんですけれども現状の図面をつけさせていただいております。この図面で申し上げますと、真ん中にバンク、緑の部分ですけれども、下にオレンジでバックスタンドがございます。今回はオレンジのバックスタンド、それからバンクに沿って右側にございます紫の部分、
サイドスタンド、この2つについては解体をいたします。現在、右下のサービスセンター、青で囲みをつけさせていただいておりますが、ここで場外車券を発売しております。その上にあります第2支払棟、こちらのほうにオッズ表示の機器でありますとか、場内の放送設備、競輪を開催するために必要となります機材を入れさせていただいております。今回の再建に当たりましては、図でいうと上側になるんですけれども、
メインスタンドがございます。青の部分ですけれども、ここに全部機能を集約しようと考えております。このため、全部施設を解体いたしまして、
メインスタンドを大改修いたします。令和5年度までに工事を進めたいと考えております。その後、令和6年の早い段階で黄色の第2支払棟にあります機器でありますとか、サービスセンターにあります機器、こちらを
メインスタンドの方に機能移転したいと考えております。機能移転が整いますと、競輪開催は可能となりますので、令和6年に1回
プレオープンということで、競輪競技については開催をさせていただきたいというふうに考えてございます。翌年、この黄色の部分の第2支払棟等を解体いたしまして、下のイメージパースにありますような駐車場整備を行いまして、
グランドオープンということで取り組んでまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
◆
津田征士郎 委員 よく分かりました。
今後、オープンに向けて、とにかく市民の皆様方への周知についてどう考えておられるのか。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 今回、
補正予算を計上させていただいておりますので、こちらでお認めいただきますと設計の方を取り組むことができますので、そういった段階で、まずは地域の方々に説明をさせていただきたいと考えてございます。競輪場が熊本地震でああいう状況になってから5年を迎えるんですけれども、地域の方々からいろいろな御意見をいただきます。どちらかというと心配されているような御意見でございます。競輪場はどうなるのというような御意見をいただくような場が多うございますので、まずは地域の方々に、こういう形で競輪場の再建を進めていきますという説明をさせていただいた後、広く一般市民の方々にも説明する場を設けたいと考えてございます。
以上でございます。
◆
津田征士郎 委員 よく分かりました。
競輪事業が市の財政に非常に貢献しているということを知っていただくよい機会だろうと思います。地域防災や
アマチュアスポーツの振興に貢献することを市民の皆さん方に深く理解していただくよう要望しておきます。よろしくお願いします。
以上です。
◆大石浩文 委員 私も競輪場についてですが、まずお聞きしたいのが、これまで議論はされてきているとは思うんですが、今回、課題の説明に書いてあります
財源不足ということで、20億円の市債を発行するということでクリアした感じであったというふうな内容になっておりますが、ちょっとここでお聞きしたいのが、疑問なのが、いわゆる20億円の市債を発行すると、
競輪事業債ということで借金をするわけですよね。片や、その中で償還をしながら
一般会計に2億円の繰出しが可能と。可能なことはいいんですけれども、借金をして事業を行いながら、
一般会計には2億円出していくというのは、繰出しをする必要があるのかなというか、今津田委員がおっしゃられたように、これまで
競輪事業が多大な貢献を
一般会計の中でしてきたと、財政的にしてきたということですが、これから
資金不足を補いながら安定的経営を目指そうという中では、一旦この
一般会計への繰出しというのは、私は止めてもいいのではないかなと思います。ここで経済部門の方々だけでそうしますと言えることではもちろんないとは思いますけれども、やはりそもそも20億円借りるんであれば、
一般会計の繰出しをなくすか、やはりこれは減らして、最低限必要というとあれなんですが、なくしてでも市債の発行額を減らして、早期に償還して、それが安定的経営を目指すということになっていくんではないのかなという気がいたします。その点については、これまでもそういう議論はされたかもしれませんけれども、その辺はどんなお考えでしょうか。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 ただいまの大石委員の御意見については、実は懇談会の中でも少し出ておりまして、すみません、同じく資料3の13ページをお開きいただければと思うんですけれども、①の財源の確保についてというところで、
競輪事業会計から
一般会計の繰出しを一定期間中止すること、あるいは今回の再建と併せて、バンクの中に周辺の雨水対策のための調整池を築造するようにしています。この辺の経費については
一般会計側に求めてもいいのではないかというような御意見が実は出ました。確かに、本年度から再建が完了するまでの4年間、
一般会計の繰出しを止めますと、8億円の財源が確保できまして、再建経費に充てることが可能でございます。ただ、
競輪事業の目的は、雇用の確保とか地域の活性化とかるるございますが、最大の目的は、やはり市財政への貢献というふうに考えております。先ほどありましたようにこれまで670億円を超える
一般会計への繰出しによって、市の財政に大きく貢献している事業であるというのは間違いないと考えてございますし、震災後、競輪場がああいう状況になってからも、10億円を超えるお金を
一般会計に繰り入れているというような状況でございます。我々としても、いろいろ検討する中で、やはり
一般会計への繰出しというのが最大の貢献になると思っていますし、今後も
競輪事業の収益が広く市民の皆さんのサービス向上につながるといったような取組を続けていくことで、
競輪事業そのものの存在価値があるというふうに考えておりますので、ありがたいお話ではあるんですけれども、
一般会計への繰出しについてはできる限り続けてまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆大石浩文 委員 本当に財政に対する貢献というのは非常に大事なところであったというか、
競輪事業がここまで存在してきたのはやはり非常に大きなポイントだったというふうには思います。
私が平成21年に競輪場のことを一般質問したときに、当時は幸山市長でしたけれども、施設整備に関する基金をつくってはどうかという提案をそのときさせていただきました。今回、この資料の14ページに、大規模改修等を行ってきた競輪場の一覧表があって、これが16競輪場あるんです。この中で、多分基金取崩しと書いてある競輪場が12競輪場あるんです。だから16のうち12の競輪場は基金をもってやっていたと。私も平成21年に質問した際は、平塚競輪場に視察に行って基金の話を聞いて質問したんですが、ぜひつくってはどうかと、繰出しが例えば3億円あるなら、1割でも基金を積み立ててはどうかということを提案させていただいたんですが、当時の幸山市長は、いや、必要な分はきちんと一般財源に繰入れをしていますので、必要な分はちゃんと一般財源で措置をしていきますということをおっしゃられたんです。基金はつくってくれませんでした。だからと言っているわけではないんですが、であればこそ、こういう大事なときにというか、こういう必要なときには、
一般会計の繰入れはいいですよと、繰出しをするわけではないですから、だから繰入れしなくていいですよと、
一般会計から出すわけではないので、入れる分はこの間はいいですよということは、私はあってしかるべきではないかなと思います。ただ、ここで答えを求めても、それは難しいと思いますので、ぜひその辺はもう一度財政の方とも検討をしていただきたいと思います。
○
光永邦保 分科会長 ちょっと局長のコメントを求めましょうか。
◎田上聖子
経済観光局長 大石委員から本当に大変ありがたいお言葉をいただいて感激しております。
今まで市民の方々に理解していただくためにも、しっかり
一般会計のほうに繰出しをしていくという考え方に基づいて私どもやらせていただいておりました。ただ、今の御意見も踏まえてしっかり再度検討させていただきたいと思います。
大事なことだと思います。確かに
一般会計の繰出しをやっていくということも大事ですし、670億円もの金額を今まで繰り出してきたという実績もありますので、それも鑑みて、大石委員がおっしゃったような形での考え方も重々考えられると思いますので、再度検討に入らせていただきます。ありがとうございます。
◆大石浩文 委員 ぜひ検討していただきたいと思います。これは言い方が間違っているかもしれないけれども、何か
一般会計の借金の肩代わりをするような形にはなったらおかしいと思いますので、ぜひその辺は再度検討していただければ、御答弁いただいて大変ありがとうございます。
それと、併せてこれは要望というか、一般質問させていただいたときに併せてお願いしたのが、やはり
競輪事業が市民生活に多大な貢献をしているということのPRが足りないんではないかということをそのときに申し上げたんです。もっともっとPRをして、懇談会でもそういう意見は出ていたようです。例えばこの
競輪事業から繰り出されたものについてはスポーツ振興に特化して使ったらどうかということで、例えばこれは
競輪事業によってこうしましたというようなことをしてはどうかということの記載がありました。私が質問したときは、生活に関連することに競輪の事業を使ったらどうかと。例えば文化に関わることとか、いろいろな市民の目に触れていただくような部門にこの競輪の財源を使っていくとか、それとか学校ですね。当時、耐震化の問題があったものですから、耐震化にこれを優先して使っていったらどうかとか、そういう提案をしたんですけれども、これも全然採用してもらえませんでしたけれども、ただ、PRに徹していきたいという答弁でした。ただ、これまでも決してしっかりとしたPRを私はされてきたというふうには思っていません。私は実は地元が競輪場の隣接校区ですので、やはり地域の人たちは非常に競輪場を愛している方がいっぱいいらっしゃるんです。迷惑施設だと思っている方よりも、先ほど津田委員もおっしゃったけれども、今回の再建を待っている方が非常に多いです。商店街の方々もそうですし、地域の方々も、やはり競輪場と一緒にこれまで暮らしてきたということですので、非常にそういう期待も大きいわけですから、やはり
競輪事業が貢献しているということ、そういうことも含めてもっと積極的にPRをしていただきたい。そのすべをやはりもう少し考えていただいて、そうすれば、
一般会計への繰出しを短期間止めるということも、別に何の問題もなくできたのではないかなという気も若干するんです。ですので、ぜひこれはもう答弁要りませんので、今後はさらにそういう取組をしっかりとしていただきたいと思います。
○
光永邦保 分科会長 ほかにありませんか。
◆
緒方夕佳 委員
競輪事業についてお尋ねいたします。
今回再建されるということで、このハード面、今回再建したら何年ぐらいの耐久性があるんでしょうか。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 今、競輪場の施設についてはかなり老朽化しておりますが、大改修をする
メインスタンド、こちらだけが残る形になります。このため、耐震補強をやって、その後、骨組みだけ残して全部設備も含めて入れ替えるような形で再建するようにしておりますので、今からの設計の中で、今
緒方委員がおっしゃった内容等については精査してまいりますが、少なくとも今回お示ししております10年間というのは間違いなく使えます。これ以降ももっと使えると思うんですけれども、今この場で何年というところまで言及できませんので、設計を進める中でどれくらい使えるのかというのは精査してまいりたいと考えております。
◆
緒方夕佳 委員 ありがとうございます。
建物によって特色があると思うんですけれども、資産マネジメントの一般的な方向からすると、35年で改修して70年使うというような方針はあって、ただ、これについては今後精査されるということで承知しました。
ただ、少なくとも10年ということで、恐らくもっと長く使えると見込んだときに、安定的経営の検証ということで、再建後10年間は2億円の繰出しが可能というふうに収支推計されていますが、その後はどうなるんでしょうか。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 今回の懇談会の中での収支推計の前提といたしまして、売上げが毎年1.5%ずつ減少していくというような前提で置かせていただいております。実は、
競輪事業につきましては、平成25年が底で、それ以降、全国的に毎年今増えているような状況でございます。こういう増加傾向にある中、減少のトレンドで見込んでいるというようなことで、市長も含めてかなり厳しく見ているというような状況でございます。だんだん減らしていくというような収支推計で見ておりますので、絶対どこかで赤字になるというふうに思っています。10年後に毎年1.5%ずつ、もし売上げが落ちていけば、赤字になる可能性ははらんでおります。
以上でございます。
◆
緒方夕佳 委員 現在、事実上は上がっているんだけれども、厳しく見て1.5%減少すると仮定して収支されているということで、安全に収支推計されているのは非常にいいと思うんですが、やはり正確な数値を把握して運営していくことが大切だと思いますので、もう予定されていると思いますが、この収支推計は、頻度の方は今後どういうふうにしていかれますか。毎年出していかれるとか、どのようになっているのでしょうか。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 再建後の収支がどうなるかというようなお話になりますので、その段階での競輪全体の売上げのトレンドあたりを見ながら実際の収支推計をやるというのが一般的かなと思っております。ただ、再建までに、再建後の
競輪事業経営計画みたいなものをつくることになると思っておりますが、その段階では全国的な売上げをベースに、その後の収支推計を行うというのが一番現実的な姿かなと思っております。
今回の場合は、再建しても安定的に経営できるのかというのをやはりかなり厳しく見込む必要があるということで、今回資料にはお示ししておりませんけれども、マイナス1.5%というものと、今、売上げが伸びている状況下においても、今後、横ばいで推移するという2つの見込みを立てさせていただきました。今回の場合は、より厳しいものをお示しさせていただいたというような状況でございます。
なので、今後の
競輪事業がどういう売上げになっていくのかという部分については、再建しながら併せてそういう計画なり見込みなり、そういったものを策定してまいりたいと考えております。
以上です。
◆
緒方夕佳 委員 ちなみに横ばいの推計だと、何年間は黒字という推計なんでしょうか。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 横ばいだと、すみません、費用面が今後、増えていくのか減っていくのか分からないですけれども、少なくとも今以上費用がかからないという前提であれば、大規模改修とか施設の耐用年数とか、そういうところにも左右されるかと思いますけれども、施設がもつまでは黒字で推移することができると考えております。
以上でございます。
◆
緒方夕佳 委員 分かりました。厳しく見て10年間で、11年目から赤字だと少々心もとない面もありますので、今後、収支推計は計画的にされて、この委員会でもその都度御報告いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆荒川慎太郎 委員 今回の資料では、再建後のイメージの中で400メートルバンクがもう描いてありますが、400メートルバンクは確定でしょうか。
◎土屋裕樹
競輪事務所長兼
経済政策課審議員 バンク長につきましては、平成30年度に外部の検討会で、これは選手とか
アマチュアスポーツの関係者も入っていただいた上で検討がなされております。もともとの500メートルバンクというのが、やはり日本でも一番大きいバンクでございまして、
競輪事業、あるいはアマチュア競技に最適なバンク長はどれぐらいだという検討を1年かけてやっていただいて、400メートルバンクというのを導かせていただいておりますし、バンクを小さくすることで、場内に駐車場を配置して、災害対応とか、そういうのもやりやすくなるというようなこともございますので、バンク長につきましては、計画でお示しさせていただいております400メートルで進めさせていただければと考えております。
以上でございます。