熊本市議会 2020-12-11
令和 2年第 4回教育市民委員会−12月11日-02号
◆
山本浩之 委員 おはようございます。
市の4の先ほど御説明があった財産の交換についてちょっとお尋ねしたいと思います。
この交換差額とか、売買契約とかあると思うんですけれども、私がちょっと調べてきた路線価でいえば、
動物園通りが73Fなので、1平方メートル当たり7万3,000円、そしてその裏側は6万8,000円、
動物園通りの右側は6万9,000円、そして左側は1平方メートル当たり7万6,000円となりまして、様々な売買の仕方があると思うんですけれども、その接道部分の7万3,000円、1平方メートルで考えますと、ちょっと計算が正しいかはちょっと分からないんですけれども984万6,240円、一番高い左側の7万6,000円で考えますと1,025万880円となっております。
この価格がちょっと適正かどうかはちょっと置いておいて、どのような形で売買の金額が決められているんでしょうか、教えていただきたいと思います。
◎
田島千花子 文化政策課長 御説明申し上げます。
こちらの土地の価格が決まるに当たりましては、まずは
不動産鑑定士の方に御依頼いたしまして、金額をまず算出いただいております。これは、売る側と買う側、JR、熊本市も両方ともそれぞれ
土地鑑定士の方を立てまして、金額をまず出しております。
その上でなんですけれども、金額自体が適正かどうかということを判定するために、
公共用地等評価委員会という会議体がございまして、こちらの構成員は国税局のOBの方、県のOBの方、それから
不動産鑑定士の協会の方や、
補償コンサル協会というような外部の委員の方も入っていらっしゃるそういう組織体がございまして、この中で金額が妥当かどうかというようなところを、一回判定させていただいておりますので、その中で、今、お話がありました金額の差があるところはあるんですけれども、この金額は適切であるという御判断をいただいたものというふうに私ども考えております。
◆
山本浩之 委員 御説明ありがとうございます。
安心しました。
以上です。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますでしょうか。
◆
上野美恵子 委員 今の件で1点だけ、確認で教えていただきたいのは、
不動産鑑定をなさった時期と、それから、
評価委員会があった日を教えてください。
◎
田島千花子 文化政策課長 まず、
不動産鑑定した時期ですけれども、これは今年度に入ってからになりますので、5月の時点になります。
それから、
公共用地等評価委員会、これは8月にしております。
◆
上野美恵子 委員 ありがとうございました。
私、今のはちょっと補足で、私は議第262号の
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部改正に関してお尋ねしたいと思います。
今度の
条例改正は、
マイナンバーとかを
市営住宅等々に活用していくというふうな趣旨のものだと思うんですけれども、この
マイナンバー制度を、これが条例が変わったときに、
マイナンバーを活用しなくてもこれができるという道は残るんでしょうか、それともこれが強要されるんでしょうか。
◎
梶原勢矢 地域政策課長 地域政策課でございます。
このたびの
条例改正によりまして、この2つの事務について
情報連携ができるということになりますので、市民からの同意とかに基づかずに、こういったものについて書類添付がなくなることによって、
情報連携を進めるということになっております。
以上でございます。
○
小佐井賀瑞宜 委員長
上野委員、いま一度お願いいたします。
◆
上野美恵子 委員 分かりやすく言ってください。
要するに、
マイナンバーカードを利用したくないという人は、それをしなくてもできるんですかって聞いている。
◎
梶原勢矢 地域政策課長 地域政策課でございます……
◆
上野美恵子 委員 勝手に、だから見るような
システムになるのかな。
◎
梶原勢矢 地域政策課長 情報連携というものは、市民から
所得証明とか、住民票とかわざわざ添付書類を提出させなくても条例上規定されますので、
情報連携をするというものでございます。
◆
上野美恵子 委員 今は、多分、御本人さんが出すような形になっていると思うのですけれども、もう上の方で勝手に見ちゃうということになるんですかね。
◎
梶原勢矢 地域政策課長 地域政策課でございます。
勝手にというよりも、
市営住宅の申込みがあったときの申請に基づいて、
情報連携をするというふうな形になっております。
◆
上野美恵子 委員 その申し込んだときに、では一応これも情報についてはこちらの方で活用させていただきますということは本人に言われるわけですね、言わないで勝手に見ちゃうということ。
◎
梶原勢矢 地域政策課長 条例上、規定されることになりますので、その場での説明というのは不要になります。
◆
上野美恵子 委員
事務手続を省こうかという話だろうとは思うのですけれども、確かに必要な手続だとは思いますが、何かやはり勝手に見ちゃうというのは、本当は一言あったほうがいいんではないかなとか思うのですが、こんなふうな
システムになっていますので、この確認はこちらで自動的にさせていただきますとかいうことがあったほうがいいんではないかなと思ったんですよね。情報ってそういうものかなと思ったので、要するに税の持っている情報を住宅がもう自動的に見ちゃうという
システムになるということは、でもそれぞれの持っている情報を簡単に何か何にでも使うというのは、ちょっと
個人情報とか、いろいろあるので、やはり何か無断ではなくて、きちんと言ったほうが何かいいんではないかなとか思います。
◎
梶原勢矢 地域政策課長 その際にも、窓口とかで適切にお答えするようにしていきたいというふうに考えております。今現在も基本的に
所得証明書は必要ないですよというふうな形で説明しておりますので。
◆
上野美恵子 委員 一見利便の高まる面は確かにあろうかと思うんですけれども、よく私たちのところにも何か行政が何でこういうことを、
個人情報を違ったところでそれぞれに把握しているんだろうかというお尋ねがあるときがあるんですよね。だから、それは業務上のことなので、何も違法にされているというふうには私も思わないんですけれども、やはりそこのところのこうなっているということに対する住民の理解を醸成していかないと、こんな世の中なので、やはり説明したほうが、適切に市民の皆様に御理解いただけるかなというふうに思いますので、適切にそこら辺は対応していただくようにお願いしておきます。私は、あんまりこういうのはちょっと賛成しませんけれども。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますでしょうか。
◆
上野美恵子 委員
指定管理者の件で、1点。地域の
コミセンが地域型の施設として、公募をせずにずっと今回の提案のように、更新をされていくんですけれども、それぞれ
コミセンはもうどこも地域が運営されていて、一生懸命にいつも努力をされて、いい施設になるように、皆さんが利用しやすいようにという努力をなさっていることは分かりますが、もともと
指定管理者を導入するに当たっては、基本は公募で、何か競争性があることによって、切磋琢磨して、いい
指定管理にしていこうというような趣旨もあるので、こんなふうに地域型で密着して、変わらない場合は、何らかの形でやはりそれぞれの
指定管理の施設がよりよい運営になっていくように、行政の関わりというのが大事なのかなと思うのですけれども、その点について担当の方でお考えになっていることがあれば、説明をお願いしたいと思います。
◎
岩本清昭 地域活動推進課長 地域活動推進課でございます。
コミセンについては、今、委員のおっしゃるとおり、地域型の公募をしない形の
運営委員会という形でやっております。市としまして、どのように接していくかということで、
コミセンについては
運営委員会の委員長を集めて研修会を行ったり、地域に出向いて話をしたりということで、関係を深めていきたいと思っております。
以上でございます。
◆
上野美恵子 委員 ありがとうございます。
そんなときに、やはり
運営委員会というのがあるので、
運営委員会はとても熱心にいろいろなことを議論されている、私もよく承知しておりますけれども、いろいろな機会を捉えて利用者とか地域の方の声もそこに十分に反映されていけるように、中の場を通じてお伝えいただければいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかになければ、以上で
付託議案に関する審査を終了いたします。
これより
所管事務調査を行います。
執行部より申出のあっております。報告6件について、順次説明を聴取いたします。
◎白石義晴
市民生活部長 市民生活部でございます。
まず、私の方からは10月末に策定いたしました熊本市経済再建・
市民生活安心プランについて御説明申し上げます。
着座にて御説明申し上げます。
資料は、共通の1を御覧いただければと思います。
この件につきましては、昨日、
教育委員会の方から全体の概要については説明があっておるかと思いますので、私の方からは
文化市民局、区役所の所管業務に対しまして修正した部分の内容について御説明申し上げます。
共通1の資料の2ページをお願いいたします。
意見番号は4番でございますけれども、これは施策3の
地域経済を再建するの中の観光振興、
MICE誘致の部分になります。
文化政策におきまして、
市民会館や
熊本城ホールの利活用を行っていくべきという御意見をいただきましたので、御意見を踏まえまして本編では52ページになりますけれども、ここに赤字で記載がありますとおり、
熊本城ホールや
市民会館等の施設の利点や特性をいかした
文化催事を追記記載いたしまして、補足修正したところでございます。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
熊本市
再犯防止推進計画素案につきまして概要版にて説明をさせていただきます。
資料は市の5をお願いします。
着座にて説明をさせていただきます。
推進計画素案は5章立てで構成しております。まず、第1章は
計画策定の趣旨です。この
推進計画は、犯罪をした人等の円滑な社会復帰を促進することで、再犯を防止し、市民が犯罪被害を受けることがないように、
再犯防止等に関する
基本理念・
推進施策等を定めたものでございます。
計画期間を令和3年度からの3年間としております。
次に、3ページ、第2章は、
再犯防止を取り巻く現状と課題でございます。本市の犯罪、非行の現状は年々減少しておりますが、令和元年の
刑法犯認知件数は3,517件、近年の
再犯者数は600人前後で推移しておりまして、
再犯者率は50%前後となっております。
次に、飛びまして6ページ、2の
矯正施設・更生保護の現状でございます。
矯正施設の再入者率は約6割を占めており、そのうち再入者の約2割の人が住所不定、また約7割の人が無職となっております。
これらの現状と
モデル事業を踏まえた今後の課題としまして、9ページに記載していますとおり、社会を明るくする運動等を通しまして、
支援対象者の更生に対する市民や
地域社会の理解を促進するとともに、
関係機関、団体との連携をさらに促進し、安定した
生活基盤となる住まいと就労の確保、また、
各種支援を必要とする人への特性に応じた取組が必要としております。
次に、第3章
基本理念・
基本方針でございます。
10ページをお願いします。
基本理念としまして、犯罪をした人等の人権を尊重し、再犯を防止するとともに、「犯罪や非行のない、だれもが安全で安心して暮らせる社会」の実現に寄与することを
基本理念としております。
基本方針には、犯罪をした人等が、社会において孤立することなく、再び
地域社会を構築する一員となるよう、6つの
推進施策を掲げております。
また、成果指標としましては、
再犯者数を450人以下として、令和元年度の約20%減としております。
続いて、第4章は施策の展開でございます。
11ページから記載しています本市の
推進施策のうち、まず第1節から第3節の新規、拡充する主な取組を説明いたします。
第1節では、社会を明るくする運動等を通しまして、市民や
地域団体等の理解をさらに深めるための人権啓発、また熊本市
推進大会へのより多くの市民、
事業者等の参加の働きかけ、また、新たに設置しました
再犯防止推進連絡会等を通じまして、
再犯防止関係機関、団体等の連携をさらに促進してまいります。
次に、
民間協力団体の
活動促進としまして、新たに
保護司確保に向けました
市退職予定者への
保護司活動の紹介、また
支援対象者や
関係者等に対しまして
SNS等を活用しまして
推進施策の様々な支援策についての
情報提供に取り組んでまいります。
次に、12ページ、第2節住居の
確保支援としまして、高齢者や障がいのある方など、
住宅確保要配慮者への入居を拒まない
セーフティーネット住宅の
情報提供や、
市営団地入居募集の申込み状況に応じまして、2次募集での先着順による入居など、円滑な住まいの確保に向けた
入居支援を実施してまいります。
次に、13ページ、第3節就労の
確保支援としまして、新たに
支援対象者等に対しまして、
求人情報誌の発行や
就職説明会実施のほか、職業訓練のための各種講座を開催してまいります。
また、
協力雇用主の
活動支援としまして、
協力雇用主の増加につなげるため、
協力雇用主制度の広報や
事業者等を対象としましたセミナーの開催、また市の
委託契約等に係ります
協力雇用主に対する
評価加点への拡充や
雇用実績に応じた新規項目の設定に取り組んでまいります。
第4節から第6節までの取組につきましては、これまでの
再犯防止等に関連する各種取組を記載しております。これらの取組を
支援対象者や保護司などの支援者への
情報提供をしていくことで、必要とする支援に取り組んでまいります。
最後に、17ページ、第5章計画の推進体制としまして、庁内の関係課長会議におきまして関連事業の進捗管理を行うとともに、
再犯防止関係機関、団体等で構成します会議等において情報を共有しながら各施策を総合的に推進することとしております。
素案の概要は以上ですが、今後のスケジュールにつきましては、
推進計画素案に対するパブリックコメントを年末から1月末にかけて実施しまして、市民及び関係団体等からの御意見なども踏まえまして、来年3月に策定予定でございます。
説明は以上でございます。
◎
田島千花子 文化政策課長 文化政策課でございます。
郷土文化財制度につきまして、御説明申し上げます。
資料は市の6でございます。
説明に入ります前に、資料に1点間違いがございました。資料の中段に想定される対象、少し字が小さくなっているところですが、最初に「おてもやん」と書かれているところ、この2行目でございます。川尻の大渡獅子舞のところですが、最後括弧内は、西区川尻と書いておりましたが、こちら南区川尻の間違いでした。訂正しましておわび申し上げます。失礼いたしました。
それでは、説明に戻らせていただきます。座って御説明いたします。
本制度の事業概要及び目的ですが、この事業は地域の貴重な文化資源を郷土の宝として検証し、市民の郷土への誇りや愛着を深めることで、次世代への継承を行い、まちづくりに生かしていくものとなります。
特色といたしましては、文化資源だけを認定するのではなく、それを守りつなげていこうとする活動が一体となったものを認定いたします。文化資源につきましては、未指定の文化財や文化財の類型に該当しない地域に根差す生活文化、例えとしましては茶道でありますとか、華道、書道、それから食文化、その他の生活に係る文化についても今回認定の対象としております。
このような未指定の文化資源を熊本市独自の郷土文化財として認定し、格付することで、より活発な活動につなげていただけるものと考えております。
この制度設計に当たりましては、文化財保護の専門機関である熊本市文化財保護委員会にこれまでも2回にわたって御意見を伺い、11月末に同委員会に正式に諮問、制度の内容について承認いただきまして、その後、
教育委員会への報告を済ませております。
また、既に各区のまちづくりセンターの地域担当職員とも情報交換を図りまして、当課の文化財専門職員が現地に出向くなどして、郷土文化財候補の掘り起こしを進めているところでございます。
今後、要綱を制定し、来年1月には募集開始、来年度の5月頃には第1回の認定を目指したいと考えております。
この制度の認定を受けた郷土文化財につきましては、熊本市の持っている様々な広報手段での情報発信や看板の設置など、地域の方々はもとよりより多くの皆さんに知っていただく広報支援をいたします。
また、これは掘り起こしの段階からになりますが、各区役所とも連携し、既に指定文化財となっているものとも一体となったストーリーづくり等を進め、より一層のまちづくりに生かしていきたいと考えております。
以上でございます。
◎岩山誠二
熊本城総合事務所副所長
熊本城総合事務所でございます。
資料の方は市の7をお願いしたいと思います。
私の方からは、熊本城特別公開につきまして、第2弾及び夜間開園の実施状況、また年末年始、第3弾の実施予定などについて御報告をさせていただきたいと思います。
失礼して着座にて御説明いたします。
まず、特別公開第2弾につきましては、特別見学通路の完成に伴い、6月1日からの公開を開始し、11月末現在で記載のとおり20万人以上の入園者数と今現在なっております。併せまして10月23日の日には10万人を突破しました記念セレモニーも開催いたしております。
なお、公開に当たりましては、入園者が密にならないように配慮するなど、新型コロナウイルス感染症対策を十分に行っております。
次に、熊本城夜間開園及び秋のお城まつりの実施について御報告いたします。
毎年10月に実施しておりました。秋のお城まつりにつきましては、コロナ禍の観点から、例年どおりの開催、二の丸広場でのステージイベントや飲食ブースの設置などについては、密な状態を招くということから、取りやめまして、旧細川刑部邸、二の丸広場特別見学通路をライトアップするなど、散策がメインとなる回遊性を持たせたイベントを行いました。
11月20日から、12月6日までの17日間で特別見学通路に6万1,730人、そのうち、夜間の17時以降は2万1,000人以上の来場者数となっております。
次に、年末年始の特別公開の実施についてお知らせいたします。年末年始につきましても休まず特別公開を実施していきたいと考えております。
運用方法につきましては、混雑も予想されるため、現在検討中ではございますが、コロナウイルス
感染症防止の観点からも一方通行にするとか、入園制限をかけるなどの対策を含め、今後検討していきたいというふうに思います。併せて、元日には迎春行事も実施したいというふうに考えております。
次のページをお願いいたします。
来年春の天守閣復旧完了に合わせまして計画している特別公開第3弾のスケジュールが決まりましたので、お知らせいたします。
開始日ですが、多数の入園者数も予想されることから、コロナの状況も未確定であるため、平日の4月26日月曜日から公開を開始いたします。具体的な式典内容については現在検討中でございます。
次に、分科会の方でも説明させていただきました熊本城入園料改定に伴い熊本城城彩苑のわくわく座、熊本博物館の共通入園券の料金も見直したいと考えております。これは、熊本城共通入園券実施要綱の一部の改正を行うものでございます。
資料は、3ページ目をお願いしたいと思っております。
熊本城料金体系案になりますが、まず、薄い緑色の部分になりますけれども、共通券には2種類あります。熊本城とわくわく座の2館共通券、熊本城とわくわく座と熊本博物館の3館共通券、料金の考え方なんですが、各施設の入園料の合計金額から割引率を約25%というふうにいたしまして、分かりやすく切りのよい金額設定を考えております。
最後に資料の方1枚戻っていただきまして、下段の方に、現在の熊本城復旧への寄附金についての状況を記載しております。
説明は以上でございます。
◎濱田清美
熊本城総合事務所副所長
熊本城総合事務所でございます。
続きまして、資料市の8にて、熊本城の復旧状況につきまして御説明させていただきます。
着座にて失礼いたします。
長塀の復旧につきましては、11月2日から足場の解体工事の方を行いまして、11月14日には足場の解体が完了したところでございます。長塀通りの方からは、石垣の上に黒い下見板と白い漆喰の壁が連なる美しい姿を見ることができるようになりましたが、場内側ではまだ整地作業や仕上げ作業の方が残っておりますので、工事全体の完了は令和3年1月末を予定しております。
資料左側の2枚の写真は、足場解体後に長塀通り側から撮影したものでございます。資料右下の写真は城内側から撮影したものですが、写真で赤く養生しているのが見えますけれども、ステンレス製の筋交い等で補強を施しておりまして、実施前よりも耐震性も耐風性も向上したというところでございます。
平成31年2月1日に工事に着工しまして、2年間をかけての復旧となりましたけれども、場内にあります重要文化財建造物13棟の中で初めての復旧完了となりますので、御報告をさせていただきます。
説明は以上でございます。
◎緒方公 南区区民部長 南区でございます。
資料は区の1をお願いいたします。
城南まちづくりセンター複合施設供用開始・落成式についてでございます。
失礼しまして、着座にて報告させていただきます。
まず、1番の供用開始についてございますが、本事業の建築本体工事は、昨年12月に着工、本年11月末に終了したところでございます。
現在、完了検査などの手続を経まして、今月、12月中の引渡し、その後、開所に向けた準備期間を経まして、2、3階部分のまちづくりセンターにつきましては、1月12日火曜日から、また1階部分の老人福祉センターは4月1日木曜日から供用開始を予定しているところでございます。
次に、落成式でございますが、まちづくりセンター開所式の前の1月8日金曜日を予定しているところでございます。本落成式につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策のため、御案内の皆様を絞り込んだ形での式典を計画しているところでございます。また、状況によりましては、中止の可能性も視野に入れているところでございます。
落成式については以上でございますが、今後のスケジュールにつきましては、令和3年3月から令和4年3月まで、旧庁舎の解体工事と南側外構工事を行い、全ての工事を完了する予定でございます。
以上でございます。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 以上で説明は終わりました。
なお、執行部の皆さん方に申し添えておきますが、皆さん方答弁の際は、メモ書き等の作業でありますとか、資料の閲覧もあるかと思いますので、着座のままで説明されて構いませんので、申し添えておきたいと思います。
それでは、これより質疑を行います。
陳情及び
所管事務について質疑及び意見をお願いいただきます。
◆
山本浩之 委員 市の5の熊本市
再犯防止推進計画の2ページ目なんですけれども、計画の位置づけとありまして、その3つ目のSDGsも踏まえて施策を実行するとありますけれども、具体的にどうSDGsも踏まえて施策を実行されるのか教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
すみません、着座にて説明させていただきます。
計画の位置づけで、国の法律に基づいて地方
再犯防止推進計画、また熊本市の第7次総合計画との整合性を図る、またSDGsを踏まえまして施策を実行するということでございます。
SDGsにつきましては、誰一人取り残さないという大きな考え方がありますし、またさらにはそれぞれの関連する施策は、第7次総合計画の実施計画にうたっております。その中でもSDGsの施策も踏まえまして実行するということで、整合性を図っているということでございます。
以上でございます。
◆
山本浩之 委員 ありがとうございました。
◆荒川慎太郎 委員 同じく
再犯防止推進計画についてお尋ねいたします。
13ページ、
協力雇用主の活動の対策支援ということで、コレワークなどとの連携による
協力雇用主制度というのがあるんですけれども、このコレワーク、私の調査不足なんですけれども、今年7月九州に開所されたということで、そこの運営体制ですとか、またそことの連携の状況、それからコレワーク九州ができる前にどういう形で連携されていたのかを教えていただけますか。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
委員御質問のコレワークの組織でございますけれども、まず、旧コレワーク東日本と、旧コレワーク西日本は平成28年に設置をされておりました。本年7月にコレワーク九州をはじめ、全国で8か所開設されて、様々な就労支援をされているところでございます。
これまで、私たち熊本市におきましては、旧コレワーク西日本時代から、平成30年度から就労支援の
モデル事業を実施しておりまして、その中で
協力雇用主の確保に向けた企業セミナーの開催であったり、情報誌を発行しておりますので、その際の連携辺りを進めたところでございます。
現在、コレワーク九州組織は室長1人、職員2人、非常勤の国家資格を持つキャリアコンサルタント1人、計4人で運営をされております。全国8か所に及んだ経緯につきましては、年々相談件数が増加したことと、地域の特性に応じてきめ細やかな事業者への支援の実施をするということが目的でしたので、西日本エリアから九州ということで、熊本市とも非常に連携が密になるというふうに考えております。
今後の連携につきましては、先月11月にも福岡管区の支援の課長さんと、コレワークの室長さんも井上局長のところにおいでになりまして、これまで一緒に連携した取組であったり、今後の展開についてお話もされましたし、さらには経済観光局とも今後の企業セミナーのやり方辺りも打合せをさせていただいたところでございます。
今後とも引き続き就労支援、または
協力雇用主制度の拡充に向けてしっかり連携して取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆荒川慎太郎 委員 承知いたしました。
件数も増えているということですし、再犯者の7割が無職ということで、その就労が再犯率の低下につながると思いますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。
以上です。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますか。
◆紫垣正仁 委員 大変だったと思いますけれども、なかなかよくまとめられているんではないかなと更生方法、委員長もそうですけれども、山本委員もそうかな、関わってきたものとしてもありがたくも思いますし、非常に必要な事業だろうというふうに思うところです。
特に、複数の箇所に当たっていろいろな語句の説明も入っているのがいいんではないかなと思います。やはり歴史的にいうと、昔はこういう更生、保護に関わる保護司も含めてなかなか立場を明らかにできないというか、そういう歴史があったものですから、どうしても市民に膾炙していないというか、市民の方々からすると身近ではないところがあったわけですよね。それでは本当に再犯を防げないと、一番最後にこれもいいんではないかと思いますけれども、書いてあって、マスコットもありますけれども、被害者も加害者も生まない社会へと、ホゴちゃんと、ギュっとちゃん、ギュっとちゃんの方が好きかな。いいなと思いますが、先ほどありましたけれども、SDGsにも誰一人取り残さないという意味では通じる部分があろうかと思います。
いろいろな語句のところで言うならば、一番歴史があるのは更生保護法人熊本自営会、1913年、107年前、100年以上続いているこういう施設というのは全国でも、こことあと1つか、2つぐらいしかないんですけれども、刑務所の近くにあって、なかなか帰住者って説明もありますけれども、帰るところがない人たちを引き受けてきているという施設ですが、これだとあとはダルク、ダルクの言葉もちゃんと説明が、横文字も載っております。これもいいんではないかなと思いますし、あとはBBS、これも歴史のある団体です。
ぜひ、歴史ももちろん大事ですけれども、今の部分でいうと、コロナだから犯罪とか、そういうものは自粛してくれればいいですけれども、そういう犯罪の自粛というのはなかなか考えにくい、むしろこういうときだからこそ、地下に潜ったり、よからぬことを考える人が出てきやすいものですから、そういう意味では、そういう動きを生まないためにも、みんなで目をこらしていくというか、光と影で言うならば影にも光を当てていくということが大事なんではないかと思うところですが、この周知、パブリックコメントもされるということでありますけれども、それ以外で、今言いましたように、なかなか今まで市民に身近ではなかったということを考える中で、社会を明るくする運動を推進して広げていくというのもいいんですけれども、何かほかにせっかくこういう計画をつくられるので、教育現場だったり、いろいろな業界、場面、場面にお考えのことがあれば、ちょっとお聞きしたいと思いますけれども。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
広く
再犯防止、または
推進計画を策定いたしますので、広く市民、また
地域社会の御理解をいただくということは非常に大切でございます。
これまで、社会を明るくする運動については、7月が強調月間ということで、いろいろな
推進大会であったり、広報、啓発活動を進めてまいりましたけれども、今、私たちが考えておりますのは、社会を明るくする運動を年間を通して広く
地域社会、市民の理解を得るために運動を展開する必要があるというふうに考えております。
そういうためには、保護司会さんをはじめ、いろいろな関係団体と定期的に意見交換したり、情報共有しながら進めていく必要があると思います。本年度新たに
関係機関による
再犯防止推進連絡会議も立ち上げましたので、緻密な情報交換、連携を進めて、広く市民の皆様に御理解をいただくように、また、全庁一丸となって取り組み、
関係機関、団体、県警とも連携してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
◆紫垣正仁 委員 確かに大事ですよね。被害者も加害者も生まないということを考えるならば、全ての人にあまねく関係するということですし、老若男女そうですよね。そういう意味で言うと非常に大事です。
今やられることはもちろんですが、ぜひ何らかの形で教育現場であったり、地域の中での保護司会さんとか、保護観察所とかも考えているようですけれども、理解を進めるようなイベント等、それは保護司だけでやれるものではないと思いますので、犯罪に対する接し方であったり、情報共有であったり、特にドラッグ、薬物の部分は前回もちょっと触れましたけれども、普通の一般市民が思っている以上にいろいろなところに触手が伸びているというか、私は非常に危機感を持っておりますけれども、そういうのは若いうちから、小さいときから理解が進めば、理解ができるようになれば、教育していく、教えていくということも大事だと思います。
その地域、そして情報、なかなか行政とかは犯罪に関することは持っていませんから、警察、裁判所等々との連携、法務局との連携も大事になるわけですが、ぜひ熊本市には最後のところだけ、76ページに書いてありますけれども、熊本くりの実会、なかなかこれだけでは分からないでしょうけれども、ここも昭和44年ぐらいにできた保護観察対象者を雇用するということを目的につくられているなかなか歴史のある団体ですので、こういうところとも連携を深めていただいて、やはりここにも書いてありますけれども、罪を償って、社会に戻ってこようと思っても帰るところがない、そして職業がない、仕事がないということになると、この再犯の悪循環に陥っていくものですから、ここがやはり私は大きなポイントであろうというふうに思っています。
国もやっとと言うか、はっきり言ってやっとそこに目を当てて、やはり保護司さんとか、ボランティアだけに頼っているわけにいかないというところで、行政も動かしてこういう動きになってきているわけですから、
協力雇用主になることによるメリットというか、デメリットの方が私は客観的に見ると今まで多かったんではないかと思います。ですけれども、メリットもありますよと、インセンティブありますよと、こういうのをきっかけにぜひ受入れを考えてみませんかと、実際、経験をされているこういうくりの実会とかに入っている方々、そういう方々からお話を聞くような機会も設けたりすると、広がりがずっと出てくると思いますので、ぜひお願いしておきます。
以上です。
(「関連で」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 関連ですね。
◆田上辰也 委員 ちょっと不勉強で教えていただきたいんですけれども、犯罪にはいろいろな形態があると思います。先ほどおっしゃったように経済的な側面でということでのコレワークとか対策もあるでしょうけれども、先ほど御紹介もありました薬物依存があったり、それから発達障害によって起きたり、それから性被害、これも再犯率が高い、それぞれについてやはり形態別にどのような対策を講じていくのかという国の、市では難しいでしょうけれども、そういうものがありましたら教えていただけませんでしょうか。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
委員おっしゃるように、様々な状況があります。その方々の特性に応じた支援策が非常に大事というふうに私どもも考えているところでございます。そういう中、第4章の
推進施策には、大きく6つの施策を掲げておるところでございます。高齢者のまたは障がいのある方の支援も必要でございますし、非行防止、様々な特性に応じた支援が必要ですので、そういうことで6つの
推進施策を記載していますけれども、その個々に応じた支援策の
情報提供、または相談を受ける体制をしっかり構築しながら、関係部署にまたは
関係機関、または医療関係にもつなぐというような取組を全庁挙げて取り組んでまいりたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。
◆田上辰也 委員 一般的な取組は基礎自治体ですから、なかなかそれに応じた専門的な対策といいますか、
再犯防止というのはなかなか難しいところはあるんでしょうけれども、私が先ほどお尋ねしたのは、やはり国の対応としてそういう特性に応じたプログラムとか、体制とかを取っておられるのか、ちゃんとした研修とか教育を施すような、矯正の施策があるのかというのを知りたくてお尋ねしたところです。
今回の計画とはちょっと若干異なるかもしれませんけれども、ある程度その辺は共通理解として、基礎的な部分は知っておくべきかなというふうに考えて、お尋ねさせていただきました。よろしくお願いします。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
失礼しました。
まず、国の方では、
矯正施設内におきまして、それぞれの状況に応じていろいろな支援プログラム、または矯正プログラムを実施されているところでございます。そういった情報につきましては、自治体にも退所時に情報が保健福祉関係部署の方には届くことがございますので、そういったつながりを持ちながら、適切な医療機関へのつなぎであったり、市の助言、または回復プログラム辺りを展開しているというような状況でございます。
◆田上辰也 委員 できましたら、そういうことに関しても一章一節割くなりして、こんなプログラムがあって、こういう体制も取っておって、そのときの相談窓口はこうなっておりますとか、そういうものがあったらより丁寧かなという印象を持ちましたので、よろしくお願いいたします。
以上でよろしいです。
(「関連で」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 関連ですね。
◆
上野美恵子 委員 この
再犯防止計画、私は本編の方を拝見させていただいたんですけれども、ダイジェストではないほうの24ページにこの計画をつくっていくに当たっての
再犯防止に向けての課題が整理してあると思うんです。一応、アからカまで6点整理してあるんですけれども、その中には住まいの確保が必要であるとか、就労先が必要だとか、福祉的なサービスが必要であるというふうなのが散りばめてありまして、それはそれでいいんですけれども、私としては何かやはり罪を犯して社会に出ていくときに、経済的な困窮、そういうのに陥ったときにはもうすごくもとに戻りやすいというのがあると思うので、具体的には住まいだ就労だというのも含まれるかと思いますけれども、課題の一つには、やはり犯罪を犯した人が再び経済的な困窮に陥らずにちゃんとして暮らせる、そんな支援がいるという項目が、何かあったほうがそれは大事なことだと思うので、必要ではないかと思ったのですが、この点についてのお考えとかあればお聞かせください。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
刑務所を出所された後、やはり安定した生活の基盤を構築するためには、住まいであったり、就労というのが非常に大事でございます。そういう中では、民間団体の御協力をいただきながら、当面、生活が安定する前にホームに入っていただいて、支援であったり、その中でまた新しい仕事、社会復帰に向けての準備を進められるというような連携が今されているところでございます。
熊本市におきましては、就労の支援のいろいろな
情報提供を進めてまいりますけれども、そこにすぐ就職には結びつかない場合もございますので、その場合は、現制度の生活が困窮されている方への保護制度辺りも紹介していくという形で進めていくということで、この
推進計画にも記載しているところでございます。
◆
上野美恵子 委員 すみません、ちょっと質問の仕方が悪かったのかも。
アからカまでの項目が6項目立ててあるので、その項目のような形で経済的な困窮に陥らないような支援が必要という項目が必要ではないかなと思ったんですよ。
就労もある、住まいもある、ほかにも項目があるけれども、経済的にまずはきちんと自立して生活できるという、そういうニュアンスの点が必要ではないかなというふうに私は思いましたので、見ていくと、今、課長がおっしゃったような取組がこの中にも入っているのは拝見しておりますけれども、よければそういう点も踏まえられるものなら、ここの課題整理にきちんと書くということを御要望しておきたいと思っております。
それから、次の25ページに、
基本方針とか
推進施策というのがずっと書いてありまして、ここのところに例えば1から6までありますね、連携、住居、就労、保健福祉、非行、犯罪を犯した人たちの特性に応じた指導という6項目ありますけれども、このやはりここの施策の中にも経済基盤を確立するための支援というのが1項目あったらいいなというふうに思いましたので、要望としてよろしくお願いいたします。
それから、33ページから住居の確保に関する支援についてるる述べられてありますけれども、住居の確保の面で、すごく皆さんが困られるのが保証人なんですよね。特にやはり犯罪を犯した方とかいうのは、いろいろなやはり周りの目の中で生活していかれるし、みんなが寄り添うほうになったらいいなと思いますけれども、なかなか現実的な問題として、そうなれなくて困っていらっしゃる、苦労なさる方が大変多いと思います。
そこで、そういう保証人をどうするかについての支援が大変重要であるというふうに思うんですけれども、そこの点については、ちょっと住まいを確保するという支援は随分書いてあったんですけれども、要するに保証人で苦労されるというふうな現実問題について、どこかできちんと述べて対応するというふうな部分が必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
おっしゃるように、住居の確保というのは非常に重要であるというふうに私たちも認識しております。まず、(2)の公営住宅の
入居支援につきましては、令和2年度、本年度より連帯保証人制度をなくして、入居しやすい環境が整えられております。また、(1)の民間住宅の
入居支援におきましても、入居しやすい
住宅確保、要配慮者への
セーフティーネット住宅の登録を促進するとともに、情報を公開し、いろいろな熊本市居住支援協議会とか、民間の団体と連携してその辺りのネックになっている部分は何かという部分をお聞きしながら、可能な
入居支援に取り組んでまいりたいというふうに思っておるところでございます。
◆
上野美恵子 委員 実際、直面する問題なので、よろしくお願いいたします。
それから、就労のところ、就労支援が38ページ以降にずっとるるありますけれども、40ページのところに身元保証制度の利用に協力をしているという、更生保護法人の県の更生保護協会というのがありますけれども、就労に当たっても、住宅と同じでこの身元保証というのが、大変大事でありますので、これから進めていく取組のどこかに、ここはされているかと思うんですけれども、ここ1か所の対応ということではなくて、もう少し何か行政全体で、その支援を行っていくというふうな対応をお願いできればと思っていますけれども、いかがでしょう。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 生活安全課でございます。
委員おっしゃるように熊本県更生保護協会とも連携しながら、どういった行政として支援策があるのか辺りもしっかりお聞きし、打合わせをしながら、また市としてできる部分を検討してまいりたいというふうに考えます。
◆
上野美恵子 委員 ありがとうございます。
この計画が、期間が計画年度3年間になっておりまして、その時々の時世に合わせていろいろ見直しを行ったり、拡充していったりされると思うんですけれども、3年おきの計画の検証について、具体的にどんな形でなさっていこうというふうにお考えなのか教えてください。
◎寺崎真治
首席審議員兼
生活安全課長 計画の推進体制で記載しておりますとおり、まず市役所、庁内におきましては、関連する施策を担当する担当課長会議を定期的に実施しまして、その年の実施状況も把握しながら、次につなげるような取組をしていきたいと思いますし、さらには、この
再犯防止推進につきましては、行政のみならず、民間の方々、協力団体の皆様、また国、県警との連携が不可欠ですので、先ほど少し触れましたけれども、
関係機関との連絡会等でしっかり進捗につきましても、確認しながら、場合によっては新たな施策というのも検討しながら進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
◆
上野美恵子 委員 この再犯の防止とかについては、保護司はもちろんですけれども、私たちも更生保護女性会なんかでささやかに応援しておりますけれども、そういう会に入らずとも、いろいろな形で団体、あるいは個人でボランティア的にも協力をされている方も地域にはたくさんおられるんですよね。それで、やはり見直しのときに、そういういろいろな形で関わっておられる方々の率直なやはり声とかいうことが、きちんと反映されて、実態に合った支援になっていくように検証とかしていただけるといいなというふうに思っておりますので、その点はよろしくお願いいたします。
◆
山本浩之 委員 市の6の熊本郷土文化財制度についてちょっとお尋ねなんですけれども、これは本当にすばらしい制度だと思います。
一番下のこれまでと今後の予定の今後の令和3年1月の熊本市郷土文化財制度実施要綱施行及び公募開始と書いてありますけれども、どのように公募されるかちょっと具体的に教えていただきたいと思います。
◎
田島千花子 文化政策課長 まず、公募の意味といたしましては、こういう制度が新たにできましたということを、皆さんによく知っていただくという意味合いで、ホームページ等々で広く知っていただくというのがございます。
それからもう一つ、しっかりこの制度に申し込んでいただくためにはという側面がございますので、これは地域づくりを担当しています担当職員等に既にこういう制度についての話をしておりますので、具体的な手続について等々は個別に説明というようなことをさらに加えていくということで、実際の5月に認定ができるようなものに準備していきたいと考えております。
丁寧な対応をと思っておりますので、その間、私どものところにおります文化財保護の専門員等も間に入りまして、申請いただけるような準備をしていきたいというふうに考えております。
◆
山本浩之 委員 ありがとうございます。
公募に関してなんですけれども、やはり地域で見ますと、昔でいえばやはり祖父とか祖母とかから伝え聞いたり、近所のおじいちゃん、おばあちゃんから伝え聞いたりとかいうところがあるんですけれども、なかなか今の時代では難しいですし、やはり私の地域でもその人しか知らない有形、無形の文化財というものがあるんですよ。
やはりそういう方々は、御高齢になっておりますし、やはりSNSだったり、インターネットだったり、そういうところがなかなかできていないところもありますし、公募に関してはちょっとさらなる拡充とか、いろいろ考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
(「関連で」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 関連ですね。
◆荒川慎太郎 委員 同じく郷土文化財制度についてお尋ねです。
すみません、この制度の話が急に出てきたなという気がしておりましたら、組織改編前の経済局の方での所管で進められていて、今年の第1回の定例会の方で、当初、経済委員の倉重委員と寺本委員からそれぞれ御意見が出ていましたけれども、その問題点について、ちょっとお尋ねです。
これが制度によって認定されたというところだけで終わっては何かしらの支援が必要なのではないかというような御意見があったかと思います。その部分が何かしら検討されたのかという点が1点。
もう一点が、非常に経済委員会の中ではこの歴史的ストーリーを構築してPRするというようなところの論議がなされていたようだったんですけれども、今回、その歴史的ストーリーというような文言が一切なくなっておりまして、昔の議事録でいくと、大名庭園と装飾古墳というような、2つのストーリーを考えていらっしゃるということだったんですが、その辺りの状況はどうなったのでしょうか。
◎
田島千花子 文化政策課長 2点の御質問にお答えいたします。
最初の方につきましては、何らかの支援といいますか、補助金のようなものがあるのかという御質問になるかと思いますけれども、これは、私どもも検討させていただいたところなんですが、この新しく始まるこの事業につきましては、まずはこういった補助金制度を新設するものというふうには考えておりません。
こちらにつきましては、文化財保護委員会という専門機関に御審議いただきまして、そして、いわゆる格付、そして認定するということで、地域がその文化資源の価値を再認識いただきまして、そしてそれを期待するということと、それが地域づくりに生かしていただけるというここの部分を非常に期待しているところでございますので、まず、この認定をしていくということ自体の意味合いを大事にしたいと思っております。
しかしながら、例えばもの自体が壊れましたりとか、いろいろなものでお金が必要になるという場面はやはり想定しております。そういった場合なんですけれども、既に民間の財団さんとかが持っていらっしゃるような補助事業でありますとか、そういったところを常々御紹介するということもありますし、また、そういったものに申請するというようなときには、この郷土文化財制度に認定されているということは、非常にいい後押しになるというふうに考えておりますし、またその申請をされるとき、事業採択につながるように、私どもも例えば資料の書き方の御支援をしたりとか、そういったことでお手伝いをしながらと思っております。
それから、2点目、ストーリーについてですが、これは少し私の方でちょっとだけ最後の御説明の中で申し上げたところなんですが、紙に書いた資料の方では、強く表記しておりませんで、失礼いたしました。
ただ、前回も申し上げた内容のとおりでございまして、単体での文化財を皆さんに知っていただくというよりも、地域づくりにつながるということもございますので、そもそもそこにある例えば指定文化財といったものも含めてつながって、例えば、ウォーキングツアーみたいなものができるような看板をつけるとか、ストーリーづくりを意識したもので、皆さんに知っていただくというようなことを後押しできればと思っております。
◆荒川慎太郎 委員 認定というところに身を置くというお話でしたけれども、私としては、何らかの補助金なり、そういう支援制度がこの先に生まれてくればいいのではないかなと思いますので、ぜひそれも踏まえて御検討いただきたいと思います。
今回の認定によって、利点があるとすれば、大きいところはPRの部分だと思いますので、そこのPRをうまく図っていくに当たっては、ストーリーの構築、その結びつけ、またどういうふうに見せて、知らしめていくかというところが大事だと思いますので、ぜひうまいPRをお願いいたします。
以上です。
(「関連で」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 関連ですね。
◆
上野美恵子 委員 今の郷土文化財制度、いろいろ意見が出て、私もせっかくやはり制度をつくるのだったら、ここに確かに説明資料には民間助成等を案内するというふうに書いてありますけれども、やはり公的な認定ですから、それに見合った何らかのたくさんのことではなくても、何らかのやはり公的な支援というのは当然するべきだろうというふうに私も思います。
ですから、今、荒川委員がおっしゃったように、私もやはり今していないのであれば、今後、ぜひ検討していただくようにお願いしておきます。
私がお尋ねしたいのは、この制度が指定を受ける、認定を受けて、地域の財産としていろいろ活用していかれると思うのですけれども、例えば世界遺産なんかも1点世界遺産に登録されたら検証があるんですよね。そして、その認定された水準のものが維持できなかった場合は、一番厳しいので取消しですよね、それとかいろいろ指摘とかがあるんですけれども、これもこういう財産というのは、今、支援ということを言いましたけれども、守っていく努力なしでは廃れていったり、壊れていったり、なくなっていったりとあるわけですよね。
ですから、一編指定しちゃったら、未来永劫というふうになりづらい面があると思うので、そういう指定された後の、その後のやはり状況把握というか、それと状況把握した上での何か対応ということについては何かお考えがあるんですか。
◎
田島千花子 文化政策課長 私どもこの認定をした後ということで考えておりますのは、この郷土文化財制度の認定の特色の一つとしまして、ものだけではなくて、それに伴った活動をされているものを認定していくということでございます。
ですので、活動体がある、要は連絡できるお相手があるということになりますので、そちらには少なくとも年に1回は、今の活動状況を教えていただくようなことはこちらの方からもアクセスしたいと考えておりますので、その中でいろいろな問題点、課題点等がありましたら、その解決に向けた御相談を受けて、できることからやっていきたいと思っております。
◆
上野美恵子 委員 指定された後のことをきちんと把握しながら、見守っていくというふうなことをなさっていくということですよね。でも、多分、いろいろな形で抱える困難というのに直面されると思うんですよね。でもそのときは、すごくやはり維持するのが大変だとなったときに、何もしないですよ、やってくださいというだけでは、やはりきちんと守っていくということにはなっていかない面が出てくるかと思うので、必ずやそういう何らかの支えを公も少しはしていくというふうにならざるを得ない面もあるかと思います。
ですから、私たちは早期に何らかの支援を少しでも検討して、応援していく姿を見せてほしいなとは思いますけれども、そういう事後の検証とか、把握の過程の中で見えてきたことへの対応というのを、しっかりしていただきたいし、そういう何か矛盾点とかが出たら、私たちにも報告していただいて、お互いに知恵を絞って、よりよい制度としてこれが運用されていくように、私たちも見守っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎林将孝 文化創造部長 文化創造部の林でございます。
今の
上野委員の御意見、ごもっともでございまして、やはり郷土文化財ということで、地域の方でその保存継承活動、そちらの方がやはり円滑に続いていくように、私どもとしても対応していきますし、また、先ほど話もありました地域担当職員、区の方との連携もしながら、その辺の状況の把握は続けていきます。
ただ、先ほど来お話あっています指定文化財、こちらと比べまして、今回のこの郷土文化財の認定と申しますのは、いろいろな制限、そういったところが若干緩やかな運用を考えております。
例えば、指定文化財の場合は、ちょっと現状変更とかをする場合、かなり厳しいいろいろな確認があったりとか、文化財保護委員会の方にかけて確認していくわけですけれども、認定制度の、この郷土文化財につきましては、そういった部分については届出制ということで、その後のいろいろな対応の変化とか、そういったものについても私どもの方が地域担当職員と一緒に寄り添いながら、状況把握をして、そしてよりよい形で保存、継承していけるようにやっていこうと思っておりますので、あと、できればまちづくりにつなげていきたいということで、いろいろまちづくりの事業、そういったものにも文化的な資源ということで、活用していきたいというふうに考えています。その辺が結果的に財政的な部分も含めての支援、そういったものにつながっていければいいなという思いもございます。よろしくお願いいたします。
◆
上野美恵子 委員 ありがとうございます。
ぜひ、そんなふうに積極的にやっていただけるといいなと思っています。確かにお金の工面というのは大変だと思うんですけれども、国も区ごとにはソフトの予算とかがありますので、そことも連携しながら、文化財課だけの対応ではなくて、局全体、地域も挙げて、いろいろな形で応援していただくようにお願いしておきます。
◆浜田大介 委員 関連ですみません。
ちょっと教えていただきたいんですけれども、この文化財の制度について、全国紙の方でも今文化財保護法についていろいろ議論がされているみたいで、特に無形文化財、こちらの方について、やはりなかなか継承の問題とかって議論がされていて、これが来年度の通常国会で法改正ということで、今、議論がされているみたいなんですけれども、この流れと、今回の郷土文化財制度の関連性はどうなっているんでしょうか。
◎
田島千花子 文化政策課長 私どもが準備してまいりました郷土文化財制度なんですが、申し訳ございませんが、国の方から最近出てまいりましたこの動きを捉えてということではなく、独自といいますか、ほかの市町村がやっていらっしゃるようなところも情報として得ながら、つくり上げていったものでございまして、最近になりまして、国の方でも同じこの無形の文化財の登録というようなところでお考えというようなところのが、いわゆる新聞で出てきたところで知ったというようなところでございます。
出てきましたのが、たしか10月だったと思うのですけれども、今、国の方でも審議会をつくって、検討していらっしゃるというような情報を新聞の方で出るところで、まだ具体的なのは今からというふうに聞いておりますので、この動き次第では、私どものところで連動してできるところ、また国のいい制度をいただくところというようなことが出てくるかと思いますので、私どもも確認、注目していきたいと思っております。
◆浜田大介 委員 率先して、こうやってやっていらっしゃるということで、これはいいことだと思いますので、国の方で法改正によって、いろいろまた制度が出てきたときに、しっかりまたその制度とこれがかみ合うような形で、見直しとかも含めてやっていただきたいと思っております。
それと、今回の制度の中で支援ということの中で、特に無形文化財についてはやはりこの目的にも書いてありますように、後世への継承ということで、やはりなかなか跡を継ぐ人がいないという問題があると思いますので、そういったところへの支援というか、後継者支援というところをしっかりこの制度の中でできるのかどうか分からないんですけれども、市としても、取り組んでいただければと思いますが、その辺りの取組についてちょっと教えていただければと思います。
◎
田島千花子 文化政策課長 今、御指摘のありました特に無形の文化財となりますと、範疇はかなり広くあるんですけれども、お話のありましたように後継者不足というようなところは、非常に悩みのところでございます。
私どもも、例えば工芸品とかにつきましても同じように後継者不足というところがあるんですが、まずはこういったものがあるというものを知っていただくという場面をたくさんつくっていけないかというふうに考えておりまして、今、私どものところだけではなく、イベントをやっていらっしゃるところと相談をいたしまして、見ていただくような機会がつくれないかとか、そういったところからまず始めております。
後継者育成というところにつきましては、特に学校の場面ともつながっていくというようなところも必要かと思っておりますので、そういった部分も御相談しながら進めていけたらというのを今考えているところでございます。
まだ、具体的に学校のプログラムの中にというところまではいっていないところもございますが、既にしているものとしましては、例えば美術関係ですけれども、現代美術館が持っています学校へのアプローチでありますとか、舞台芸術でやっております
市民会館の取組でありますとか、そういったものの演目の中にこういった古くからあるものを学校に運び入れるというようなこともできるかと思っておりますので、今持っておりますプログラムも含めまして、御指摘のところは進めていきたいというふうに考えております。
◆浜田大介 委員 ありがとうございます。
今、おっしゃったような取組をしっかりやっていただくとともに、特に、今、コロナ禍で行事ができないというところで、さらにこの後継者がいなくなるという問題もあろうかと思いますので、そういったところもぜひ積極的に市としてそういったところがないかどうか調べていただくなどして、そういうところへの支援も手を入れていただければということで、これは要望とさせていただきますので、よろしくお願いします。
以上です。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにありますでしょうか。
◆
山本浩之 委員 共通1の1ページのパブリックコメントの意見募集期間に関してちょっとお尋ねなんですけれども、本年10月2日から19日の間というところで、意見募集に関しては10月2日から募集されたんでしょうか、私も市役所のホームページで見させていただきましたが、どのようになっているのかちょっと周知の方法を教えていただきたいと思います。
◎白石義晴
市民生活部長 市民生活部でございます。
これは市全体として進めているところでございますので、パブコメにつきましては、ここに書いてある期間でパブコメを行ったと、やり方につきましては、一般的な普通のパブコメと一緒で、ホームページとかで広報して、各施設とかに意見募集の箱を設置して、この期間の意見を聴取したものというふうに認識しています。
◆
山本浩之 委員 ありがとうございます。
やはり、市民の皆さんホームページを毎日確認しているわけではないですし、やはり意見の提出人数と件数が20人と55件、私個人的にはちょっと少ないんではないかと思いますので、やはり今後こういう意見募集とかをされるときは、ある程度の期間とか、前もって周知とかされたほうが今後いいんではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにございますか。
◆
上野美恵子 委員 今の経済再建・
市民生活安心プランの件について、パブコメ、毎回少ないから本当に残念ですよね。でもこの数字を見たら、最近のでは多かったほうではないかなと思いました。頑張られていたと思います。1件しかないとか、ゼロ件だったというのも随分ありましたので。
私は、これの本編を拝見させていただきまして、ちょっと思ったことを、もう決まっているものなので意見として述べさせていただきます。
課題がずっと整理してあるページの11ページのところに、文化スポーツの維持というページがあるんですよね。やはりここのところには、いろいろ書いてあるんですけれども、現状を見るなら、文化スポーツ等の維持のためには、その担い手である方、文化芸術に携わる人、あるいはスポーツ選手等への支援とかが必要かなと、課題だと思いますので、そういう点をよければ課題のところに書いていただきたかったなということと、もう一つは、当事者を加えて、スポーツ文化を企画する人への支援が必要となってくるという課題もあろうかと思うので、そういう点をここの課題のところにぜひ記入をお願いしたかったと思いました。
それから、それとの関連で、具体的な施策をずっと後段に述べてありますけれども、44ページのところに、そこの関連で、今後の対策でというのが書いてありまして、いろいろな取組がありますけれども、ここにいろいろメニューは上げてありますけれども、やはり文化芸術スポーツ等の活動を継続していく当事者の方たちが、それの支援がないと、今のコロナの中で大変厳しくなっているという面があるので、ここに対応策のところに、その活動を継続させていくための支援が必要だという点をぜひ盛り込んでいただきたかったと思いました。
それから、もう一つは、先ほど述べました当事者の方と加えて、そういうのを企画していく方たちがおられるんですよね。それはもうボランティアに近い状態であったり、プロであったり、いろいろありますけれども、でもそういうのはやはり観客を呼べないとか、3密を避けるために入場を制限するとか、文化にしても、スポーツにしても、そういう面がどうしてもありますので、企画自体がもうできないということで、苦労されているかと思いますので、具体的には、前回も言いましたように、半分しか入場できないのに、ホール代は満額払わなければいけないとか、そういう点なんかもぜひ改善して、だって、チケットの枚数でギャランティとか、いろいろなものをペイしていくわけですよね。でも、半分しか入れられなくて、だから半分しか入れられないから料金は倍にできるかというと、それはそんな簡単に倍にはできないわけですよね。相場というのがあるので。
だから、それをやはりきちんと企画して実施していくためには、やはり見合った何か、コロナ禍の下での特別な計らいですよね。またワクチンとかできて、実際、今よりももっとやりやすい形で活動ができるようになれば別だと思うのですけれども、今のこの感染が収まらなくて、その中でも活動を続けていかないと維持していけないというふうな、この急性期というか、この現実の中ではやはり企画する人たちへの支援というのも必要であろうかと思います。
でも、そういうのがちょっと見受けられなかったので、現実問題として、とてもやはり苦労されておられます。それは大ホールもそうですし、一般の会議室なんかもそうです。それは芸術でもスポーツでもそしてまたいろいろな講演会とか文化的な活動とか、学術的なものであっても、中身はいろいろなんですけれども、ありますので、ぜひ、そこら辺をひっくるめて、ここら辺にきちんと本当ならば書いていただけたらよかったのかなと思っているし、そういう取組をお願いしておきたいと思います。
以上です。
◆荒川慎太郎 委員 今、
上野委員おっしゃいました文化スポーツへの支援ということなんですけれども、委員会の中でおっしゃっていただいた分で、火の君、アスパル、植木文化、それぞれのホールが全部来年度特定天井の工事に入ると、所管は違いますけれども、森都心ホール、それからフードパルの食品交流会館、そこも同じように来年度丸ごと工事に入ってしまうんですよね。
今年は本当にコロナの影響で、そういう文化活動に携わっている人が、発表したり、プロの演奏に触れたりする場がなかった。この先、コロナがどうなるか分かりませんけれども、では例えば来年春にちょっと落ち着いた、では何か発表できるかなとなったときに、市内の小規模、中規模ホールが全くないという状況。先ほど言った健軍文化ホールは工事を伴わないので、空いているとは思いますけれども、それにしてもそんなに多くない数の中で、5つものホールが同時に使えないというのは、非常にどうにかして避けられなかったのかなという気がするところです。
もう設計にも入ってらっしゃると思いますけれども、何か工夫して、ちょっとでも工期を早めるだとか、ずらすだとか、何かしらの対応ができたらいいなと思いまして、御要望でございます。よろしくお願いいたします。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 ほかにございますでしょうか。
◎
梶原勢矢 地域政策課長 すみません、
地域政策課でございます。大変申し訳ございません。
先ほど、条例案件のときに、
上野委員の質問の中で、私の方で
個人番号の利用の仕方の際に、少し修正させていただければと思います。
情報連携の際に、窓口でこちらの方で説明して連携してまいるというふうな説明をしたかと思いますが、正しくは地方税関係情報の照会については、本人同意が必要ということになりますので、同意なしの場合は、従来どおり
所得証明書の添付の提出を求めるということで、訂正させていただきます。誠に申し訳ございませんでした。
以上でございます。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 以上で
文化市民局・区役所に関する
所管事務調査を終了いたします。
これより採決を行います。
まず、議第291号ないし議第345号、議第360号、以上56件を一括して採決いたします。
以上56件を可決することに、御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 御異議なしと認めます。
よって、以上56件については、いずれも可決すべきものと決定いたしました。
次に、議第262号を採決いたします。
本案を可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成) 田中敦朗副委員長、紫垣正仁委員
山本浩之委員、荒川慎太郎委員
田上辰也委員、浜田大介委員
(反対)
上野美恵子委員
○
小佐井賀瑞宜 委員長 挙手多数。
よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願第1号を採決いたします。
本件を採択することに賛成の委員の挙手を求めます。
(賛成) 田上辰也委員、
上野美恵子委員
(反対) 田中敦朗副委員長、紫垣正仁委員
山本浩之委員、荒川慎太郎委員
浜田大介委員
○
小佐井賀瑞宜 委員長 挙手少数。
よって、本件は不採択とすべきものと決定いたしました。
以上で当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。
これをもちまして、
教育市民委員会を閉会いたします。
午前11時32分 閉会
出席説明員
〔
文化市民局〕
局長 井 上 学
市民生活部長 白 石 義 晴
地域政策課長 梶 原 勢 矢
地域活動推進課長 岩 本 清 昭
生涯学習課長 青 山 和 人
首席審議員兼
生活安全課長
寺 崎 真 治
人権推進部長 福 田 栄 拓
人権政策課長 津 江 三喜雄
男女共同参画課長 山 田 紀 枝 文化創造部長 林 将 孝
文化政策課長 田 島 千花子 文化財課長 北 野 伊 織
熊本城総合事務所長網 田 龍 生
熊本城総合事務所副所長
岩 山 誠 二
熊本城総合事務所副所長
濱 田 清 美
〔中央区役所〕
区長 横 田 健 一 区民部長 酒 井 健 宏
総務企画課長 石 坂 強
〔東区役所〕
区長 宮 崎 裕 章 区民部長 小 島 雅 博
〔西区役所〕
区長 甲 斐 嗣 敏 区民部長 木 櫛 謙 治
首席審議員兼
総務企画課長 田 中 孝 紀
〔南区役所〕
区長 村 上 誠 也 区民部長 緒 方 公
総務企画課長 福 田 敏 則
〔北区役所〕
区長 小 崎 昭 也 区民部長 松 川 善 範
首席審議員兼総務企画課長
中 川 和 徳
〔議案の審査結果〕
議第 262号 「熊本市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について」
……………………………………………………………(可 決)
議第 291号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 292号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 293号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 294号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 295号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 296号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 297号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 298号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 299号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 300号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 301号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 302号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 303号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 304号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 305号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 306号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 307号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 308号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 309号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 310号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 311号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 312号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 313号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 314号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 315号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 316号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 317号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 318号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 319号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 320号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 321号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 322号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 323号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 324号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 325号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 326号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 327号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 328号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 329号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 330号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 331号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 332号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 333号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 334号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 335号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 336号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 337号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 338号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 339号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 340号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 341号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 342号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 343号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 344号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 345号 「
指定管理者の指定について」……………………………(可 決)
議第 360号 「財産の交換について」……………………………………(可 決)
請願第1号 「国の責任による少人数学級の前進を求める意見書に関する請願」
……………………………………………………………(不 採 択)...