熊本市議会 2020-09-18
令和 2年第 3回環境水道委員会-09月18日-02号
これより環境局に関する
所管事務調査を行います。
まず、報第20号「
公益財団法人くまもと地下水財団の
経営状況について」説明を求めます。
◎永田努
首席審議員兼
水保全課長
水保全課でございます。
報第20号「
公益財団法人くまもと地下水財団の
経営状況について」御報告いたします。
資料3ページをお願いいたします。
まず、第1、令和元
年度決算でございます。1の
貸借対照表でございますが、資産の部としまして、
流動資産は現金預金、未収金、前払費用で計3,142万9,469円、
固定資産は
基本財産、
特定資産、その他
固定資産で計4億948万659円で、合計は4億4,091万128円でございます。
負債及び
正味財産の部としまして、流動
負債は未払金、預り金、
賞与引当金で計1,388万4,778円、固定
負債は
退職給付引当金204万2,827円、
正味財産は
指定正味財産、
一般正味財産で、計4億2,498万2,523円で、合計は4億4,091万128円でございます。
4ページ、2の
正味財産増減計算書の
公益目的事業会計の収入の部でございます。当財団の財源は、
民間事業者等の賛助会員からの
受取会費、行政会員からの
受取事業費負担金及び
受取運営費負担金、
受取補助金、
受取寄付金等の収入から成っておりまして、
経常収益計は5,612万2,805円、これに
一般正味財産期首残高、
指定正味財産期首残高、
受取寄付金を合わせた合計は4億2,949万9,899円でございます。
次に、5ページの支出の部でございます。
経常費用は人件費と事業費から成っており、計は5,249万9,011円で、これに
一般正味財産期末残高と
指定正味財産期末残高を合わせた合計は4億2,949万9,899円でございます。
続きまして、6ページの
法人会計の収入の部ですが、
経常収益は
特定資産運用益、
受取負担金及び雑収益から成っておりまして、
経常収益計は747万5,633円で、これに
一般正味財産期首残高を加えた合計は5,545万7,268円でございます。
次に、支出の部ですが、
経常費用は人件費と管理費から成っておりまして、計は747万5,633円で、これに
一般正味財産期末残高を加えた合計は5,545万7,268円でございます。
続きまして、7ページから11ページまでが
事業実績でございます。
財団の事業につきましては全て
公益目的事業で、4つの事業で構成されております。
令和元年度の主な事業といたしましては、(1)の
地下水環境調査研究事業としまして、地下水の水位、水質、涵養域の
土地利用状況等、地下水に関する
調査研究を行い、健全な
地下水環境の維持向上に必要な対策等の企画立案を行うための事業でございまして、令和元年度は、ア、
地下水環境の現況把握のための
調査研究といたしまして、水収支及び涵養量の推計などを実施いたしました。
(2)の
地下水質保全対策事業は、
硝酸性窒素等による
地下水汚染対策を推進するための事業でございまして、
水道水源の
水質調査などを実施いたしました。
次に、8ページの(3)
地下水涵養推進事業は、
熊本地域の
地質的特徴を生かした
涵養事業や
水源涵養林の整備などを行うもので、涵養域におけます水田の保全として、
耕作放棄地を活用しました
水田オーナー制度や
白川中流域の水田で育てられました
地下水涵養米を仲介販売いたします
ウォーターオフセット事業などを行いました。
9ページの(4)
地下水採取・
使用適正化推進事業は、
財団事業や地下水に関します
各種情報、地域におけます
保全活動の紹介などを行うことで、
熊本地域の
地下水保全意識の向上につなげるもので、
県内高校生を対象に、水の
国高校生フォーラムを県、市などと共催いたしました。
以上、令和元
年度決算についてでございます。
続きまして、資料の12ページ、第2、令和2年度
事業計画でございます。
まず、1の
地下水環境調査研究事業といたしまして、
地下水保全対策の効率・効果的な推進を図ることを目的に、地下水の水位及び質などの
調査研究などに取り組んでまいります。
2の
地下水質保全対策事業としまして、
硝酸性窒素による
地下水汚染対策をさらに推進してまいります。
次に、3の
地下水涵養推進事業でございますが、引き続き
地質的特徴を生かしました
水田湛水事業や農林業と連携しました
地下水涵養事業を行ってまいります。
4の
地下水採取・
使用適正化推進事業でございますが、地下水に関します
各種情報の収集及び発信を行いますとともに、
地下水保全に積極的に取り組む企業等を顕彰することで、
地下水保全の機運の醸成を図ってまいります。
次に、13ページの第3、令和2年度予算でございます。
まず、
公益目的事業会計の収入でございます。
経常収益は
基本財産運用益、
特定資産運用益、
受取会費、
受取負担金、
受取補助金、
受取寄付金、雑収益から成っており、
経常収益計は5,087万6,000円、
一般正味財産期首残高が3億2,185万3,000円、
指定正味財産期首残高が5,078万5,000円、
一般正味財産への振替額は78万5,000円で、合計4億2,272万9,000円でございます。
次に、14ページの支出の部でございます。
経常費用は人件費と事業費の計で5,856万6,000円、
一般正味財産期末残高が3億1,416万3,000円、
指定正味財産期末残高が5,000万円で、合計が4億2,272万9,000円でございます。
続きまして、15ページの
法人会計収入の部でございます。
経常収益は
特定資産運用益、
受取負担金、雑収益から成っており、
経常収益計は810万5,000円、
一般正味財産期首残高が4,798万2,000円で、合計5,608万7,000円でございます。
次に、支出の部でございます。
経常費用は人件費と管理費の計で810万5,000円、
一般正味財産期末残高が4,798万2,000円の合計で5,608万7,000円でございます。
以上で、
公益財団法人くまもと地下水財団の
経営状況の報告を終わらせていただきます。
○
福永洋一 委員長 次に、執行部より申出のあっております報告4件について、順次説明を聴取いたします。
◎本田昌浩
環境推進部長 環境推進部でございます。
熊本市
経済再建・
市民生活安心プランについて説明をいたします。
概要版につきましては、昨日
上下水道局より説明されておりますので、
環境局所管分の取組について説明いたします。
資料は別冊熊本市
経済再建・
市民生活安心プラン(素案)の資料1の2の方をお願いいたします。
33ページ以降のⅢ、対策の方向性と
基本施策のうち、所管分の主な取組となります。
35ページをお開きください。
施策1、
感染拡大を防止するの(1)
感染拡大防止対策として、②相談・
検査体制の強化に取り組むこととしており、感染者が急増しても必要な相談・検査が迅速かつ確実に受けられるよう体制を維持するため、これまでも
検査体制を整えてまいりましたが、今後も全自動の検査機器の導入などにより
環境総合センターにおける
検査体制の充実と強化を図ってまいります。
次に、61ページをお願いいたします。
施策4、強靭な
社会経済基盤を構築するの(3)持続可能なまちへの転換として、
④地域循環共生圏の創造に取り組むこととしており、経済回復に当たっては、二酸化炭素の排出増を最小限にすることが必要であるため、広域的な
地下水保全対策や、
熊本連携中枢都市圏18市町村での
地球温暖化対策実行計画の策定による
地域循環共生圏の創造を推進することにより、
環境負荷の低減と
地域経済の好循環を両立できるよう努めてまいります。
以上、本プランにつきましては、各
常任委員会で御意見をいただいた後、
パブリックコメントで市民意見を聴取した上で、10月末に本プランを確定させたいと考えております。
議員各位には引き続き御協力賜りますようよろしくお願いいたします。
以上でございます。
◎池田賀一
環境政策課長 環境政策課でございます。
恐れ入ります、説明資料の方に戻っていただきまして17ページの方をお願いいたします。
熊本市
環境基本条例の改正について御説明申し上げます。
まず、1番目、条例改正の目的でございますが、現在
地球温暖化や
生物多様性の損失など
地球環境に関わる問題が年々顕在化、深刻化しておりまして、さらに、
マイクロプラスチックなど、新たな
環境課題も発生している状況にあり、加えて脱
炭素社会といった
世界的潮流を踏まえる必要が出てきております。
本市におきましては、昨年7月に
SDGs未来都市に選定され、施策においてSDGsの視点を踏まえた取組を進めている中で、
環境行政におきましてもこれまでの自然・
生活環境保全の取組に加えまして、新たな
環境課題に対し本格的に取り組んでいくことが必要であります。
このようなことから、新たな
環境課題や脱
炭素社会の実現に対応することを目的とし、条例を改正することとしたものでございます。
2の主な改正内容でございます。現行の条例の趣旨を引継ぎつつ、新たな
環境課題への対応等を追加する形で一部改正とするものでございまして、新たな
環境課題への対応といたしましては、SDGsの視点の織り込みや
地球温暖化対策、
生物多様性の保全など、市が取り組むべき施策を追加するほか、条文の追加、整備を行うものです。
3、改正までのスケジュールでございますが、記載のとおり、次の議会に素案を御報告させていただくとともに、
環境審議会での協議、
パブリックコメントを実施した上で、令和3年第1回定例会に議案を提出させていただく予定でございます。
続きまして、資料19ページの方をお願いいたします。
熊本連携中枢都市圏地球温暖化対策実行計画の骨子案になります。この計画につきましては、前回の
環境水道委員会におきまして、計画の
共同策定を進めていることについて御説明させていただいたところでございますが、今回、計画の骨子案を取りまとめましたので御報告させていただきます。
この計画ですが、全体として6章での構成を考えております。
まず、第1章では、
地球温暖化の現状と課題としまして、
地球温暖化の進展によって
平均気温の上昇、異常気象への災害の頻発など、これまでの気候変動から気候危機としての認識の変化や、その対応として国内外への取組を記載することとしております。
第2章計画の
基本的事項では、
熊本連携中枢都市圏全18市町村、期間を令和3年度から令和7年度の5年間とすること。また、
計画自体の目的や
共同策定の意義、効果について記載いたします。
第3章
熊本連携中枢都市圏の特性では、本圏域における自然特性・社会特性を踏まえ、
温室効果ガス排出状況、
太陽光発電や
太陽熱利用の
再生エネルギーの
利用可能性等について記載いたします。
第4章ではこれらを踏まえまして、
基本理念を、水、森、大地とともに生きる、持続可能な
くまもと脱
炭素循環共生圏の実現として掲げ、
温室効果ガス削減目標を2030年度までの中期目標としまして、2013年度比で30%以上の削減、2050年度までの長期目標では、
排出量実質ゼロを目指すこととしております。
そして、第5章を
温室効果ガス排出抑制等に関する施策として、本計画の目標実現に向けた施策の
基本方針をまとめ、施策を進めることとしております。
最後に第6章の
進捗管理といたしましては、
推進体制として、都市圏全体での連絡会議、有識者による
意見聴取委員会の設置により推進を図っていくとともに、
進捗管理を行いその結果を公表することといたしております。
なお、今年度末の策定を目指し、12月議会に素案を御報告させていただくとともに、
パブリックコメントを実施した上で令和3年第1回定例会に計画案を示させていただく予定でございます。
説明は以上でございます。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
所管事務報告案件の4、熊本市緑の
基本計画改定骨子案について、説明させていただきます。
資料は、21から24ページでございます。
この計画は来年3月の改定へ向け、現在作業を進めておりますが、今回骨子案がまとまりましたので、御報告いたします。
では、まず資料21ページをお願いいたします。
本計画は熊本市が緑豊かな
都市環境を創造するための計画で、市民、事業者、行政が一体となって取り組む、緑豊かな
まちづくりの指針となるものです。
改定の背景等でございますが、
計画策定から15年が経過し、その間、
社会情勢や熊本市を取り巻く状況の変化の中、熊本市における緑のあり方を検討する必要性が出てきたことや、
緑化事業や公園等の
維持管理において、財政面や人材面で行政主体ではなく、市民、事業者と一体となった取組が求められることなどが背景として挙げられます。
計画期間は、2021年度から2030年度の10年間としております。
資料21ページの右側の方ですが、熊本市の緑の歴史について記載しております。
古くから熊本の人々が培ってきた園芸文化や風致地区の指定、森の都宣言など、官民一体となって緑の保全、緑化を推進してきたことなどに触れております。
21ページ下の方には、緑の役割を記載しております。
緑の持つ
多面的機能や、効用を記載のとおり5つに分類しております。これらを生かしまして
都市機能の強化と魅力の向上につなげてまいりたいと考えております。
では、次に資料22ページをお願いいたします。
ここでは、
基本理念と
基本方針を記載しております。
基本理念を新たな「森の都」を実現する持続可能な
未来都市としております。今回の改定に当たり実施いたしましたこれまでの事業の検証、
市民アンケートの結果、そして
社会情勢の変化、関連する計画を踏まえまして、課題を抽出整理いたしました。
資料左下の青い網かけ部分に記載しておりますように、抽出した課題を4つに分類しております。それら4つの課題から
基本方針を右側の方に4つ設定しております。
1豊かな自然の保全・共生(緑を守る)、2緑あふれる
都市づくりに向けた緑の創出(緑を育む)、3さまざまな機能を持つ緑の
魅力づくり(緑を生かす)、4緑を支える
人づくり・
組織づくり(緑をつなげる)という4つの
基本方針でございます。これまでの
保全制度や
緑化助成制度などの既存の事業に加え、2022年開催の
全国都市緑化フェアに向けた取組などを実施施策として盛り込みまして、市民、事業者とともに進める緑の
まちづくりを目指しております。
続いて、資料23ページをお願いいたします。
左側の図は、
基本理念、
基本方針から緑の将来像を設定した図でございます。熊本市の特色や地形を生かした4つのゾーンを設け、適切な
維持管理を推進してまいります。また、23ページ右側に示しておりますように、赤丸、赤線で示した
緑化重点地区を設定いたしまして、そこを中心に
緑化推進を図り、新たな森の都をつくってまいります。
続いて、資料24ページをお願いいたします。
24ページの上の表を御覧ください。将来像を実現するための目標を設定した表でございます。先ほど説明いたしました4つの
基本方針に対し、それぞれ目標設定を行っております。表の中央部分に記載しておりますとおり、指標の案として、緑被率、緑視率、あと市民の御意見の割合などを設定する予定としております。
そして、資料の24ページの下段の方ですけれども、計画の進行管理を示しております。改定後、計画を確実に実施していくため、毎
年度進捗状況を把握・評価し、見直し・改善につなげてまいります。
今後、素案を策定しました後、
パブリックコメントを経まして、3月の改定を目指しております。
説明は以上でございます。
○
福永洋一 委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。
所管事務について質疑及び意見をお願いします。
◆北川哉 委員 すみません、本日も
トップバッターで、4点ほど聞かせていただきたいと思います。
まず、1点目の報告議案の
くまもと地下水財団の
経営状況ということでしたけれども、
経営状況の
事業実績の方のアの下の(イ)です。
地下水流動メカニズム解明のための研究というふうに書かれております。この
地下水流動メカニズムというのは、やはり
阿蘇山水系に関してだけなのでしょうか。実際、
池上水源地等、あと河内の水源地もありまして、
金峰山水系も当然、火砕流のできた火山ということで、地下水の
メカニズムは、また別な形であると思うんですけれども、ここの研究に関してはもう
阿蘇山水系だけなのかどうか教えていただきたいと思います。
◎永田努
首席審議員兼
水保全課長
水保全課でございます。
熊本地域の地下水の流動といたしまして、阿蘇の西麓から有明海の方に大きな流れがございまして、それが熊本市を含みます11の市町村で共有しているという状況であります。
地下水流動メカニズムにつきましては、ただいま申し上げました阿蘇の西側から有明に向けてどういう流れがあるのかということを分析解明しているものでございまして、この
メカニズム解析を行うことによりまして、例えば
涵養対策でありますと、どこで木を植えれば効果的な
涵養事業となるか、また、
硝酸性窒素削減対策としまして、どこで汚染があるとどの地域に広がってしまうのかというようなことが分かるということで、この
メカニズム解析を行っているところでございます。
以上でございます。
◆北川哉 委員 ありがとうございました。
実は所管は違うのですけれども、私も
島津委員も、今回ちょっと大変だった谷尾崎の地盤沈下の件で地下水がということで、私も6月の頭に現地を見に行った時に、河岸段丘になっているところから100トンぐらいの水がこうこうと出ているという状態で、これも地下水の
メカニズムが、もし財団さんとかで知っていれば熊本市の工事とか、そういったところの関係でもっと注意してできたりとかあったと思うんで、実際、阿蘇西から流れて有明までの研究ということであれば、しようがないとは思うんですけれども、
地下水都市の熊本であれば様々なところを研究をしていただければなと思っております。
続きまして、2点目の質問に移ります。
熊本連携中枢都市圏地球温暖化対策実行計画の骨子案の第1章
地球温暖化の現状と課題ということで、あくまでも骨子案とは思うんですけれども、これ、もっと詰めていくときには、例えば温暖化による具体的な問題点とか、そういったところは記載を予定されているのかなというところと、実際
平均気温が上がるということは、
新型コロナウイルス感染症もありますけれども、ウイルスは寒冷地であり、乾燥帯で発達するんですけれども、
亜熱帯地方の
細菌感染症というのはやはり気温が上昇することによって、この日本でも、もしくはロシア、多くの寒冷地でも、今後広がっていくというそういうおそれ等も
地球温暖化の影響として、私としては組み込んでほしいなと思うんですけれども、骨子案というか、課題の中にはそういう具体的な問題点は記載される予定でしょうか。お願いします。
◎池田賀一
環境政策課長 熊本連携中枢都市圏地球温暖化対策実行計画のまず第1章のところ、現時点ではまだ骨子ということで、これから様々な課題を織り込みながら素案の方を最終的に進めていかせていただきたいと思っておりますけれども、例えば
地球温暖化によって気温の上昇による問題ですとか、先ほど委員の方からコロナの問題というのもございましたけれども、例えば災害の問題、温暖化の問題、温暖化による災害の問題ですとか、様々な問題が
地球規模で起こっているということで、課題としては非常に大きなテーマではあるんですけれども、そういった中で国際的にもある程度そういった取組をする、国においてもそういった取組をするという中で、そういったものも含めながらこの計画の位置づけということを、まず現状というものを今後、この中で示しながら、それに対して対策ということを考えていきたいというふうに考えております。
◆北川哉 委員 ありがとうございました。
問題点、
水位上昇等たくさんあると思いますけれども、温暖化することによって、やはり問題点を実際、提示することによって皆さんの意識も高まるかなと、私自身思っておりますので、よろしくお願いします。
次の質問で、熊本市緑の
基本計画改定骨子案の22ページにあります
基本方針、2の緑あふれる
都市づくりに向けた緑の創出ということで、民有地、
中心市街地等の良質な緑を創出しますということで、増やすだけじゃなくて質を向上させるということでしたけれども、
日隈委員が一般質問でも言われたように、民有地にかかる鬱蒼とした樹木とか、そういったのがたくさんあります。私もそれを目の当たりにして、どうしても民地の方にお願いして切ってもらうというふうにしかできないんですけれども、この民有地の緑を創出するという目標を掲げられているので、環境局としてもそういった土木の方に訴えかけをしていって、民有地の緑を切っていくというお考えはあるのでしょうか、お答えいただければと思います。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
民有地の緑化につきましては、緑化を増やすだけじゃなくて
維持管理も必要だと考えておりますが、民有地にかかる街路樹など、そういうところの
維持管理も大切だというふうに考えてございます。これにつきましては、この計画を庁内で検討会議をいろいろ開いておりますけれども、その中で
都市建設局とも連携して協議をしながら進めているところでございます。今後も、
計画策定後も連携が必要かと考えておりますので、
都市建設局、その他関係局と連携しながら進めてまいりたいと考えております。
◆北川哉 委員 ありがとうございました。
民地にどうしても、例えば
耕作放棄地であったり、所在不明というか、所有者がもう連絡がつかないというところもたくさんあると思いますので、大変なプランだと思いますけれども、進めていっていただければと思います。
すみません、あと1点、次の24ページの
基本方針4の熊本市の緑を支える
人づくり・
組織づくりというところで、現況というところに
街路樹愛護会というふうに書いてあります。私は
公園愛護会はすごく知っているんですけれども、例えばこの
街路樹愛護会の現状、今どれぐらいの数があって、今後どうやって増やしていこうというお考えがあるのかをもしあれば、お聞かせ願いたいと思います。
◎
吉田香織 環境共生課長 公園愛護会のほかに
街路樹愛護会というものが市の中に存在しておりまして、ちょっとすみません、数の方をちょっと確認いたします。
○
福永洋一 委員長 時間かかるようであればちょっと調べてもらっておいていいですか。
すみません、
北川委員の質問の第1点目のところで、工事と地下水の関連の質問がありましたよね。要望とも思うんですけれども、僕もちょっと疑問持っているんですけれども、地下水の
メカニズムというのは非常に解析するのは難しいと思うんですけれども、土木工事と地下水の
メカニズムを解析するために、今回の谷尾崎の件も含めて地下水財団として調査はできるんですか。すみません、私から質問ですけれども。
◎永田努
首席審議員兼
水保全課長
水保全課でございます。
一般的な話として申し上げますと、熊本市内は昭和50年代ぐらいまでに地下水の過剰揚水が原因で地盤沈下が発生した地域がございました。特に西南部地域でございます。IC工場の近くとかです。ただ、近年は企業の水利用の合理化が進みまして、採取量そのものが非常に減ってきていますので、極端な地盤沈下が発生している地域は、企業の過剰揚水という意味ではございません。ただ、一般的に申し上げますと、地下水を過剰に揚水することで地盤との間に隙間ができますので、その間を埋めようとして、まず建物が傾くということは発生するというのは周知の事実でございます。
以上でよろしいでしょうか。
○
福永洋一 委員長 今回の谷尾崎の件に当たってこの財団が調査をするという手法はないんですね。
◎永田努
首席審議員兼
水保全課長 なかなか短期的な、例えば建物の傾斜と地下水の過剰揚水の関係を究明するというのは、ちょっとなかなか財団の方では難しいかなというふうに思っております。
○
福永洋一 委員長 了解しました。大体は委員長が質問したらいかんのですけれどもすみません。
吉田
環境共生課長、数字分かりましたか。分からないですか。分かってからの方がいいと思いますけれども、大丈夫ですか。
◎
吉田香織 環境共生課長 街路樹愛好会の総数がすぐには分からないんですけれども、こちらから
街路樹愛護会に対しまして活動の支援助成を少々行ってございます。その団体数についてが、平成31年度の実績として12団体ということで、12団体ほどあるということでございます。
○
福永洋一 委員長 ちょっと質問の中で目標値はと聞かれたのですが。
◎
吉田香織 環境共生課長 団体数の増加、できれば少しずつ増加が望ましいと考えておるんですけれども、人口なども減少してまいりますので、ある程度維持をしながら少しずつ、大きく増加を見込めないかもしれないとも考えております。
○
福永洋一 委員長 もう一つ、どういった内容で取り組むのかという質問もあったかと思うんですけれども。どういった形で呼びかけるのかとかも含めて。
◎
吉田香織 環境共生課長 呼びかけにつきましては、
街路樹愛護会、あと各地元の自治会等も御協力いただくような形で重点地域などの緑化の方を、市民に参画いただくような形で考えてございます。
◆北川哉 委員 ありがとうございました。
今、
公園愛護会というところで協働地域業務委託等をされて、土木センターの主導で地域の方に委託をして、地域の愛情を持った状態で公園をするということもありますし、昨日言いました一斉清掃等もできないという状況もあってくる場合もありますので、この
街路樹愛護会とは、やはり街路樹をすごく愛して、気にされている方も多くおられますので、もっと具体的に取組方と、作り方と、周知啓発の仕方と、そこら辺を。私もちょっと
街路樹愛護会を初めて聞いた文言でしたので、ちょっと詳しく聞きたいと思って質問しました。
よろしくお願いします。
○
福永洋一 委員長 要望でいいですか。
◆北川哉 委員 要望でお願いします。
以上です。ありがとうございました。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
街路樹愛護会数、ちょっと総数分かりましたので、12団体ということで、助成している団体数と同じ団体の総数になります。今後も進めてまいりたいと思います。
ありがとうございます。
○
福永洋一 委員長 ほかにありませんか。
◆吉田健一 委員 3点あるのですが、まず1点目、所管で1個お伺いしたいと思うんですが、
環境総合センターについて、所管としてはどうかなというところもあるんですが、今回台風10号で、以前は多分、災害避難所指定をされていたところだったと思うんですが、PCR検査をされている等々で、今回外れていらっしゃったので、地元自治会からもお問合せがあってたんじゃないかなと思うんですが、その件についてお伺いできればと思います。
よろしくお願いします。
◎近藤芳樹
環境総合センター所長
環境総合センターでございます。
環境総合センターは画図小学校の校区にございまして、平成28年の熊本地震の際には、画図小学校1つだけが指定避難所でした。その後、熊本地震が起きまして、平成29年から
環境総合センターも指定避難所となりまして、2か所の指定避難所という形になっておりました。
その中、コロナの影響で、東区総務企画課と相談をいたしまして、コロナのあっている間については、避難所としてはやはりちょっと使えない状況でした。台風10号の際には、やはり自治会長様お1人からお問合せがあったのと、市民の方から数名お電話の方でお問合せをいただきました。その際に東区総務企画課の方を御案内していた状況でございます。
以上でございます。
◆吉田健一 委員 ありがとうございます。
正しくその自治会長からも併せて、御相談があって、以前からやはり何かあった場合は画図校区内では、画図小学校と
環境総合センターに行くんだという認識は強く持っていらっしゃったのでお問合せをいただいて、今回は画図小学校だけだということで御説明はしたところでありました。また、自治会長としてもコロナだからということで、本当に御理解をいただいているところなので、何か苦言を呈されたというところではないんですけれども、もともとが画図校区がもう画図小学校だけ1つになってしまった。単純に一減、1か所しかもう避難場所がない。しかも画図小学校自体も、小学生が画図小学校1校でも、なかなかぱんぱんの状況だというところだったものですから、所管が違ってくるんで、危機管理防災総室とかというところで、今回、我が会派の中で、総務委員会の方で三森委員が同じような要望をちょっとさせていただいています。でしたので、
環境総合センターの方と、また危機管理防災総室の方で連携を取っていただいて、そういったお声に対して何ができるかを模索していただければと思いますので、要望ですけれどもお願いできればと思います。
2点目、また、吉田課長、大変申し訳ないですけれども緑の基本計画を伺ってもよろしいでしょうか。
まさしく緑の基本計画、本当に諸先輩議員皆様で長年取り組まれていらっしゃると思うんですけれども、ちょっと1期生として、勉強という意味で触れさせていただこうと思うんですが、先ほど
北川委員もありましたけれども、今回の一般質問で
日隈委員、また、もっと言うと前回、澤田委員の方も触れられたと思うんですけれども、24ページの表の中で、今まで緑被率ということで上から、航空データで見た中でどうなのかというところをされていた中で、それプラス今度は緑視率という形で、実際に人の目線で見たところで、また今後、緑をどうしようかというところで目標値が貼られているかと思います。ということは、緑を増やそうという単純なところかなとは思うんですけれども、先ほどの
北川委員とかぶってしまうところがあるんですが、やはり
維持管理が本当にまた求められるのかなと思いました。
その中で、大変申し訳ないんですが、素人感覚で、やはり予算とかお金の問題として、いわゆる要る、要らない、需要と供給という意味で、移植というのはお金がかかってしまうとか、いろいろ植えるものとか、植える数とか合わないと難しいんでしょうけれども、やはり移植じゃなくて伐採してまた新しく植える方がいいのかどうか、ちょっとすみません、素人感覚で申し訳ないんですけれども教えていただければと思います。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
今の御質問の内容で確認したいことがございますけれども、街路樹を中心にと考えてよろしいでしょうか。
◆吉田健一 委員 もっと全体で、はい。
◎
吉田香織 環境共生課長 樹木が繁茂し過ぎている部分としまして、身近な場所としましては、街路樹、あと公園というのが大きく2つございます。その管理とか、実際の実施をする部署としましては、
都市建設局ということになるんですけれども、そちらの方でもこの緑の計画を話す中で
維持管理、今後も費用もかかる、あと人手もかかるということで、そこのところをどうかしないといけないということでなっているんですけれども、移植というのはとても難しい、現実的でない部分もあると考えておりまして、どちらかというと伐採とか、間引きとか、枝の整理、そのような方向性の方が可能性が強いと考えております。
○
福永洋一 委員長 質問の趣旨は移植した方がいいのか、新しく苗を買って植えた方がいいのかということもあるんですけれども、その費用対効果というか。
◎
吉田香織 環境共生課長 移植の方は、先ほど申しましたように、非常に現実的ではなく、移植して根がつくとも限りませんので、費用としましても新しい苗木を必要なところには植えるという形の方が。
○
福永洋一 委員長 手法の方がいい。
◎
吉田香織 環境共生課長 はい、よいかと考えております。
◆吉田健一 委員 ありがとうございます。
素人感覚で大変申し訳なかったんですけれども、そういった、なかなか現実味が乏しいというところが分かった上で、やはり
北川委員と併せて、
維持管理、あとバランス、需要と供給というのはやはり事前の準備であったり、調査とかいうことが求められるのじゃないかなと思います。緑が増えるという意味で、私は全然もう賛成ではあるんですけれども、緑が増えたことでの何か弊害が出た場合が駄目なのかなと思いますので、しっかりとそのバランスを保った事業の展開をしていただければと思いますので、要望ではありますけれども、よろしくお願いいたします。
すみません、続けて3点目、昨日の分科会の中身を含めて今回もお伝えしようと思うんですが、まず、確認で1点目、今回の都市緑化フェアなんですが、多分総合的な所管は都市整備委員会になるとは思うんですけれども、立田山とかいうところについては、やはり環境局当局かと思っていたんですが、まず、確認でその認識でよろしいかどうか。よろしくお願いします。
○
福永洋一 委員長 どこが管轄かというお話。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
都市緑化フェアのメイン会場の一つである立田山会場ですけれども、立田山憩の森については、
環境共生課で所管いたしております。
◆吉田健一 委員 ありがとうございます。
ちょっと確認させていただいた訳が、今回の都市緑化フェアの愛称が
くまもと花とみどりの博覧会ということだったんですけれども、すみません、私の一議員として勉強不足だけだったら申し訳ないんですが、今回初めて聞きまして、多分所管が都市整備委員会なのであちらでは多分説明があっているようなのですけれども、そういった説明は多分いただいていなかったような気がして、全くの違う所管であれば、当然そういうことってあるんですが、なかなかちょっと言いにくかった部分もあるかもしれませんけれども、ぜひちょっとそういった立田山が所管であるという以上は、そういったところも言っていただきたいなということで、今回触れさせていただいたところがあったんですが、確認で多分御説明いただけてましたか。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
緑化フェアについては、詳しくは環境局の方からはお話はさせていただいてはおりません。緑化フェアを推進するために立田山の整備費用の中の文言として緑化フェアの推進費というような形では、言葉では出てきていたところでございます。
失礼いたしました。
○
福永洋一 委員長 すみません。テーマ策定の、
くまもと花とみどりの博覧会というテーマがどこでどういうふうに決まったのかということも含めてですけれども、僕らに説明がなかったということで、どういう経緯なのかという質問の趣旨だと僕は理解しているんですけれども、立田山憩の森は所管として
環境共生課が管轄しているというふうに理解していいんですか。それも含めて、ちょっとその辺、もうちょっと詳しく。うちには関係ないよという話ですか。
◎
吉田香織 環境共生課長 関係なくはございませんで、この緑化フェアのテーマを決めるところにつきましては、庁内の会議等には参加をしているんですけれども、会場を管轄する一つの管轄部署として出ておりますので、そういった中心的な存在でないところで、フェアのテーマというところの御報告までは差し上げていなかった所存でございます。
すみませんでした。
◆吉田健一 委員 何か謝らせてしまって申し訳なかったです、すみません。なぜかということを、今から言います。
何で言ったかというと、昨日の分科会でもありました
北川委員発言のユーチューブを皆さんがされたとか、あと、私も触れました堆肥のチラシを職員向けではありますけれどもされているとか、そういったのを、ぜひ言っていただきたいという意味で、悪い報告は指摘しないといけないんで、ぜひ言っていただかないといけないんですけれども、すばらしい取組をされているということという角度で、ぜひ御報告をいただきたいなということで触れましたので、吉田課長を責めているわけじゃないです。すみません。申し訳ないです。なので、ぜひそういった御報告をいただきたいなと。
何でかと言うと、私の話で申し訳ないんですが、今回の一般質問をさせていただいたときも、所管かなと思いながらも最終的な質問はちょっと所管じゃないと思ってあえて触れさせていただいたのが、LINEのごみクイズを触れさせていただきました。議員として指摘することも大事ですけれども、やはりすばらしい取組だからこそ、発信する立場でもあると思っていますので、すばらしい取組はしっかりと共有させていただいて、まず市民の皆様に知っていただく。特に、今回の都市緑化フェアというのはまさに何十年ぶりに熊本市で開催するという大きなイベント事でございますので、しっかり取組させていただく上でも発信をしていきたいと思いますので、ぜひ共有をよろしくお願いしますという意味で、要望でございます。
○
福永洋一 委員長 私からもお願いですけれども、委員長が知らんだったという、市民から聞かれて、例えば職員に堆肥のチラシを配ってあるという、後から僕は初めて知ったんですけれども、こういうことを取組していますからって、いい取組ですので、わざわざ来て説明していただかなくて結構ですので、こういったのをやっていますというのを、文書を議員に渡してくださいという形でやってもらわんと、私たちも一緒になって取り組んでいますので、これ、私からも要望したいと思います。
◆田尻善裕 委員 今、吉田委員からユーチューブの話が出ましたので、ごみ出しです。本市も国際的にいろんな外国人の方もいらっしゃるので、マナー、熊本市のルールが分からない人もいるだろうから、母国語でそういうユーチューブでやったらどうかというお話を以前させていただいたことがあるんですけれども、その対応を今、どうなっているか教えてもらっていいですか。
◎千原直樹 ごみ減量推進課長 ごみ減量推進課でございます。
昨年の委員会でユーチューブを活用して、外国人の方にごみ分別ルールを周知啓発したらどうかと田尻委員のほうから御助言をいただいておりまして、作成する方向で検討しておりました。現在のコロナ禍の影響を考えますと、市民の方に集まっていただいての講座だったりとか、イベント等が難しい状況にありますことから、外国人に限らず、熊本市に引っ越してきた方や、学生等への環境学習にも対応したユーチューブを活用したごみ分別ルール等の動画を作成することとしておりまして、すみません、事前に委員方にも御紹介すればよかったんですけれども、10月中には熊本市公式ユーチューブチャンネルに公開をしたいというふうに考えております。
具体的には、ごみ出し3原則編、それから資源物のリサイクル編、それと燃やすごみ、埋立てごみの分別編、この基本的なルール3編を作成いたします。動画は1本当たり3分程度として、日本語、英語、中国語、ベトナム語、タガログ語、ネパール語の6か国語を字幕で表示したいというふうに考えております。各編それぞれ1本につき2言語ずつ対応させて、1編当たり3本の9本作成したいというふうに考えております。作成後は、国際交流会館、区役所、大学等、それから現在、外国から多数の技能実習生を受け入れているということでございますので、そういった機関も含めて周知啓発を図ってまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆田尻善裕 委員 ありがとうございます。
やはり動画で見るというか、母国語で説明があると大変いいと思いますけれども、本編公開前には現地の人が見て分かるかどうかの確認というのをして放送されるんですか。これで、例えばさっきタガログ語が出ましたけれども、そういうしゃべる、母国語の人にその放送を見てもらって、これで意味が分かるかどうかというチェックはされるんですか。
◎千原直樹 ごみ減量推進課長 その訳した字幕等については国際課に御相談しておりますので、そのチェックはした上で公開をしたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆田尻善裕 委員 やり方はそれで分かるとして、あとは何曜日に、地域によって違うじゃないですか。そういうのも分かるようになっているんですか。どこを検索してくれみたいな。例えばQRコードでとか。
◎千原直樹 ごみ減量推進課長 まずは基本的なことを啓発したいというふうに考えておりまして、そのほかでごみ分別アプリの紹介だったりとか、そういった中でその詳細については、ぜひ検索していただきたいというような旨の内容にしたいというふうに思っておりまして、まずはシンプルな形で分かりやすいように、時間的にも3分程度ということで、あまり長くしてしまうともう途中で見なくなったりとか、そういう御助言もちょっといただいたりしておりますので、まずはシンプルに、短くというふうに考えております。
以上でございます。
○
福永洋一 委員長 いいですか。ほかにありませんか。
◆島津哲也 委員 私からもごみ収集の件で2点、ちょっとお尋ねしたいと思います。
まず、1点目は昨日分科会のほうで、ごみ分別アプリが今年の3月で3万5,000件になったということで、報告いただいたんですけれども、昨年、私が尋ねたときは2万件ぐらいだったので、1万5,000件、プラスということですけれども。私も環境水道委員として、家庭をお持ちの男性の方にしっかりアプリのPRをしまして、登録をしてもらったと。奥さんから非常に喜ばれたということで、今後も普及について取り組んでいきたいというふうに思っております。また、使いやすさもアラート機能があったり、また、検索機能があったということで、非常に使いやすいというお声もいただいております。
今、件数は3万5,000件で増えてはきているんですけれども、熊本の市民の数からすると、まだまだちょっと、スマホの普及率とかを見ても約8%ぐらいかなということであるんですけれども、今後の何か目標と言いますか、そういうのがありましたら教えてください。
◎千原直樹 ごみ減量推進課長 ごみ減量推進課でございます。
昨年、
島津委員のほうからは、まだまだ少ないというようなお言葉をいただきまして、啓発に力を入れているところでございまして、8月末現在で4万5,000件ほどに伸びております。将来的には、今のごみカレンダーを39万部ほど作っておりますけれども、アプリの方が4万5,000件ということで、これが逆に、ほとんどの方がアプリの方を使う、一部の方はペーパーでというようなことで、ペーパーレス化を進めるべきだというふうには考えております。
もう一つ、アプリの啓発の中で、今公式LINEの方でLINEのクイズもやったりとか、LINEの登録者数もかなり増えております。LINEの中でごみ分別アプリの紹介だったり、ごみ分別の辞典だったり、あるいは自分の校区が、自分のごみカレンダーが何番目かと、種類を12種類ほど作っているんですけれども、それが分かるような機能を作れないかということで、今検討を進めているところで、今後、アプリの普及を推進したいというふうに考えております。
ある町内からは、町内全体でアプリを広げたいということで、チラシをいただけないかというような動きをしていただいているところもありますので、そういったことも含めて進めていければというふうに考えております。
以上でございます。
◆島津哲也 委員 ありがとうございます。
大学生の一人暮らしとか、カレンダーよりもこのアプリの方を活用してほしいなという気持ちもありますので、私もどんどん取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。
2点目につきましては、予算決算委員会の総括質疑の中でもありましたけれども、ふれあい収集の件で、今現在1,500件ですか、ふれあい収集のほうで対応されているということで、私も地域の中でいろんな話をする中で、制度的に知らないとか、そういう話もありますけれども、いろんな条件付きで対応されるようになるということで、極端に増えないのかなというふうに思っております。質疑の中でもごみ収集のカレンダーにもそういう制度がありますよと載せるということだったので、ぜひともアプリの方でもお知らせということで載せていただきたいなというふうに思います。
また、今現在、この対応ですけれども、ふれあい収集の対応は、これは直営、委託、どちらのほうで対応されているのでしょうか、教えてください。
◎村上慎一 廃棄物計画課長 廃棄物計画課でございます。
今お尋ねのふれあい収集ですけれども、今約1,400件を実施させていただいております。今、こちらの収集に当たりましては、直営の再任用の職員が当たっております。周知につきましては、今御指摘があったことも含めて、多くの方に知っていただけるように広げていきたいというふうに考えております。
◆島津哲也 委員 ありがとうございます。
直営の再任用の方が対応されているということで、その該当の方の安否確認というのも含めてされていると思いますので、今後も委託化されるのではなくて、直営でやっていただくのがいいのかなというふうに私は感じていますので、引き続き対応のほうをよろしくお願いします。
以上でございます。
○
福永洋一 委員長 要望ということで。
◆島津哲也 委員 はい、要望で。
○
福永洋一 委員長 ほかにありませんか。
◆田尻善裕 委員 ちょっとお尋ねなんですけれども、市の指定樹木というのは所管ですか。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
保存樹木という形で指定をさせていただいている分の所管になります。
◆田尻善裕 委員 保存樹木というのは、何か市が関わりというのはあるんですか。ただ、登録だけの話なのか、保存するために補助しているとか、何かあるんですか。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
指定樹木の指定自体は市の方で指定という形でさせていただいているんですけれども、所有自体はそこの、もともとの持ち主の方の所有のままで守っていきたい環境の一つとして指定をさせていただいている。それで市の関係ですけれども、助成と支援を行っておりまして、枯れ枝や折れ枝の撤去、害虫の駆除、樹木医の診断について支援をしたり、助成としまして、越境枝の剪定などを費用の、上限はございますけれども2分の1を助成させていただいているような内容となっております。
◆田尻善裕 委員 ありがとうございます。
なぜこういうのをお尋ねしたかと言いますと、保存樹木になるぐらいですから歴史のある立派な木がほとんどだと思うんですけれども、今、私が相談を受けているのが、この間大型台風が来ると言いましたよね。結果的には大丈夫だったんですけれども、他県でそういう保存樹木が倒れて家が潰れたとか、そういうニュースとかが過去流れたことがあって、大きい木の周りに住んでいる方が、どうにかならんかと、怖いという相談があるんです。それが市の指定樹木だから、市議会議員だから何か言ってくれとか、そういう相談があるんです。ただ、やはり民間地に生えてる、所有は民間の方の木だから、なかなかそういうのは切れとかも言えないよなと思いながら、という思いがあったので、市がどういう関係があるのかなと思ったんですけれども、例えば、切れというのは難しいと思うんですけれども、倒れないような補助というのですか、そういう補助的なものをやってもらうものに対しての補助とか、そういうものはないんですか。
◎
吉田香織 環境共生課長 環境共生課でございます。
先ほど申しました助成の中に養生行為、病んでいる木や老木などの養生のために行う養生行為も入ってございますので、その費用の範囲の中でございますが、御相談を受けましたら、現地を確認しました上でそのような措置を相談してするようにしてございます。
◆田尻善裕 委員 個別の名前は後で、御相談するとして、費用の範囲というのは幾らぐらいなんですか。
◎
吉田香織 環境共生課長 費用のほうは実際かかる費用、見積りいただいた費用の2分の1、限度額が1件につき30万円となっております。
◆田尻善裕 委員 はい、ありがとうございます。お世話になりました。
○
福永洋一 委員長 ほかにありませんか。
◆吉田健一 委員 すみません、1点だけ。
地球温暖化対策実行計画、19ページです。
以前からも触れられていますけれども、2050年には
排出量実質ゼロを目指すということなんですが、これは改めて今回この資料をいただいたときに考えたんですが、相当すごい目標だなと改めて感じました。これは本市として掲げてはいるものの、本当にこの生活スタイル、また、時代を変えてくるぐらいじゃないとできないのかなといった中で、うちだけじゃなく当然、国・県、様々な連携、また要望活動が必要かとは思うんですけれども、動きをちょっと教えていただければと思います。
◎池田賀一
環境政策課長 環境政策課でございます。
今回の計画では、まず、2030年度に30%以上の削減目標ということで掲げさせていただいておりますが、これは、今、国におきましては、2030年度に26%の削減、また、熊本県におきましても30%の削減という目標を掲げておりまして、今回、都市圏の、18市町村との協議を進めていく中で、まずは、2030年度の削減目標は30%以上ということで、まず、ここを着実に進めていこうというふうに考えています。
しかしながら、御指摘のとおり、2050年度
排出量実質ゼロというのは非常に高い目標でございまして、その過程の中で、より削減目標を高くやっていくことは当然だと思いますし、国の方でも当然、2050年に向けて様々な施策ですとか、あと、今後様々な技術革新ですとか、そういったものも踏まえて、大きな目標としてまず2050年度の
排出量実質ゼロというものを目指しながら、国全体も向かっても進めていかれますし、連携中枢都市圏では30年さらに50年ということで、計画を立てまして、連携する圏域の住民の方、あるいは事業者等も一体となって取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆吉田健一 委員 まず、2030年度30%以上の削減ということなんですが、今現時点でどうでしょうか。
◎池田賀一
環境政策課長 2030年度の目標達成のために、今後この計画の中で具体的に、熊本市及びその圏域の自治体と連携しながら、それぞれの自治体が取り組む目標として示させていただこうと考えておりますが、例えば熊本市が今取り組んでおります温暖化対策としては、地域エネルギー事業、
再生エネルギーの活用、そういったものをさらに進めてまいりまして、あと市のそういった取組を今度は横展開という形で圏域自治体とも共有しながら、さらに圏域としてこういったことを取り組みながら、まずは目標の達成を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆吉田健一 委員 ありがとうございます。
進める、また目指すというのは本当にすばらしいことだと思います。ただ逆に言うと、逆算をやはりしてもらいたいなと思います。
今回新しい政府としても大臣、そのまま環境大臣も変わられていませんので、そういった意味でも要望活動、自治体の状況はそうですけれども、やはり、熊本市が自分たちで掲げたわけですから、まさしく自分たちのやれるべきことを、まず取り組んでいただきたい。また、私も取り組んでいきたいと思っているんですが、先ほども言いましたけれども、コロナでようやくマスクをつけるとか、この生活が、こういった感染症でさえやっとこういった状況だという意味では、このゼロというのはもっと多分、相当な努力がないと難しいと思います。でも、このSDGsを世界でも掲げている、またこの温暖化というか、
地球規模でも絶対考えないといけないことですので、本当に模範となる、しっかりと熊本市が先導するような動きを一緒にやっていければと思いますので、ぜひとも、それも含めて共有をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○
福永洋一 委員長 要望でいいですね。
◆吉田健一 委員 はい。
○
福永洋一 委員長 ほかにありませんか。
(発言する者なし)
○
福永洋一 委員長 ほかになければ、以上で環境局に関する
所管事務調査を終了します。
これをもちまして、
環境水道委員会を閉会いたします。
午前11時06分 閉会
出席説明員
〔環 境 局〕
理事 平 井 英 虎 局長 三 島 健 一
環境推進部長 本 田 昌 浩
環境政策課長 池 田 賀 一
環境政策課副課長 兼 平 進 一 温暖化・エネルギー対策室長
右 山 敬 基
環境共生課長 吉 田 香 織
首席審議員兼
水保全課長
永 田 努
アジア・太平洋水サミット推進室長
環境総合センター所長
廣 瀧 宗 美 近 藤 芳 樹
資源循環部長 上 妻 賢 治 廃棄物計画課長 村 上 慎 一
廃棄物計画課副課長山 本 哲 也 環境施設課長 後 藤 滋
扇田環境センター所長 ごみ減量推進課長 千 原 直 樹
太 田 和 樹
事業ごみ対策室長 菅 本 康 博 浄化対策課長 緒 方 宏 行
北部クリーンセンター所長 西部クリーンセンター所長
本 田 信 之 竹 原 芳 郎
東部クリーンセンター所長 東部環境工場長 畑 田 芳 雄
外 山 誠...