今回、当委員会への
付託議案はございませんので、これより
所管事務調査を行います。なお、陳情2件が議長より参考送付されておりますので、お手元に配付しておきました。
それでは、調査の方法についてお諮りいたします。
調査の方法としては、執行部より申し出のあっております報告10件について説明を聴取し、陳情及び
所管事務について質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小佐井賀瑞宜 委員長 御異議なしと認め、そのようにとり行います。
これより
所管事務調査を行います。
まず、執行部より申し出のあっております
所管事務の報告10件について順次説明を聴取いたします。
◎増田浩徳
首席審議員兼
経済政策課長 所管事務報告でございますが、(1)から(3)まで
経済政策課の方で説明をいたします。
第5次
行財政改革の
進捗状況について御説明いたします。
資料は、お手元の冊子、第5次
行財政改革(平成30年度
実施計画)をごらんください。
第5次
行財政改革は、平成26年4月に策定したものでございます。この計画の着実な推進を図るため、
取り組み状況を取りまとめた
実施計画を毎年度策定し、市議会を初め、市民の皆様に説明することとしております。
経済観光局が所管するものについて
取り組み状況を御説明させていただきます。
まず、冊子の10ページから13ページをごらんください。
ここに全71
プログラムを掲載しておりまして、このうち
経済委員会関係の
プログラムは5つございます。
それでは、64ページをお願いします。
17番、
職業訓練施設の見直しでございます。
平成29年度の
取り組みといたしまして、平成30年4月の
機能移転及び調理科を初めとする新たな
訓練コースの開設に向けて、移転・
改修工事、
移転業務に取り組んだところでございます。平成30年度は、移転後の新たな
訓練コースを含めまして、
職業訓練を行ってまいります。
次に、96ページをお願いいたします。
31番、
熊本城マラソンの運営のあり方の見直しでございます。
29年度までの
取り組みとしまして、他都市の大会の
運営形態等の調査や
運営業務を委託している熊本市
社会教育振興事業団と協議を行い、運営の受け手となり得るかの検討を進めてまいりました。30年度につきましては、さらに事業団との協議を進め、
運営体制を強化し、市が関与する範囲を整理しながら運営のあり方について検討を進めてまいります。
次に、105ページをお願いいたします。
35番、
市民会館管理運営の見直しでございます。
29年度の
取り組みとしまして、
指定管理者の公募、
選定委員会を経て、
指定管理者候補者を決定し、9月議会にて指定が議決されました。また、平成29年10月から指定を受けた者と連携して窓口や舞台等の
業務運営を行い、平成30年4月から
指定管理者による
管理運営を行っております。
次に、107ページをお願いします。
36番、
公設運動施設等における
指定管理者制度の活用でございます。
これまで施設の
設置目的の効果的な達成と専門性の確保を図るため、
指定管理者制度の導入の検討を行ってまいりました。29年度は、
熊本地震により
スポーツ施設が甚大な被害を受けましたことから、
復旧工事を優先しながら、効果的な
管理運営手法の検討を行ってまいりました。30年度は、
指定管理導入施設を新たに追加するため、
条例改正、
債務負担行為を今議会へ上程し、
指定管理者の選定など、必要な準備を進めてまいります。
最後に、152ページをお願いします。
52番、
競輪事業中期経営計画の策定・推進でございます。
競輪事業中期経営計画につきましては、
熊本地震により計画を中断しておりますが、平成29年度に
熊本競輪事業検討会を設置し、その中で現地での早期再開の方針が示されました。30年度は、
熊本競輪場の再開に向け、
施設整備計画を早期に策定し、年度内の
実施設計の発注を目指して進めてまいります。
経済観光局所管分につきましては以上でございます。
続きまして、
所管事務の2点目でございます。
資料は、平成30年6月第2回
定例会経済委員会資料、
ピンク囲みで
経済観光局と記された冊子の資料1をお願いいたします。
熊本市
中小企業活性化会議についてでございます。
まず、会議の位置づけでございます。
熊本市
中小企業振興基本条例に基づく市長の附属機関で、市長の諮問に応じ、
中小企業の振興に関する施策、その他の事項を審議する役割を担っております。
委員の名簿につきましては、別紙1の裏面をお願いいたします。
新任の委員が5名いらっしゃるところでございます。
次に、会議の
開催状況でございます。
第1回の会議を6月1日に開催いたしました。平成29年度会議における意見への対応等について審議をしたところが中心でございます。第2回の会議につきましては、9月下旬から10月上旬に開催を予定しております。
3点目の全体
スケジュールでございますが、会議につきましては、1回、2回の会議を経まして10月の末ごろに会長から市長への報告を予定しております。議会に対しましては、今回と第4回定例会で報告をさせていただくところでございます。
3点目でございます。
資料2をお願いいたします。
市庁舎14階ホールを活用した
合同就職面談会の実施についてでございます。
事業概要でございますけれども、各
産業分野における深刻な
人手不足解消に向けまして、
民間職業紹介事業者と協定によって連携し、お互いの強みを生かした
合同就職面談会を実施してまいります。今週中にも、
民間職業紹介事業者との
連携協定の締結を予定しております。7月の中旬から
合同就職面談会を開始するわけですが、土曜日、月2回程度実施して、年間20回程度開催したいと考えております。
特徴としましては、市庁舎を会場として活用するということでございますので、
参加企業の
会場費負担を軽減して
参加回数の増加につなげられること、次に、求職者と企業との出会いの機会を増加するということで、求職者の希望に沿った就活を強力に支援してまいりたいと考えております。3点目に、働き方をテーマとした講演会も実施するところでございます。
連携協定締結職業紹介事業者とは、
人手不足・多様な働き方
支援パートナーシップ協定を結んでまいります。
大きな2点目としまして、労働局との連携を考えております。本年度から全国の各都道府県に設置されました働き方
改革推進支援センターと連携をしまして、
参加企業に対しまして、非
正規労働者の
処遇改善や時間外労働の上限規制への対応、
人材不足解消のための
雇用管理改善をテーマとしたセミナー、
個別相談等を実施してまいりたいと考えております。
◎野崎元彦
産業振興課長 (4)
生産性向上特別措置法に基づく
固定資産税特例措置等について、資料3をごらんいただければと存じます。
本制度は、
中小企業の
生産性向上を目的として、新たな
設備投資を促進しようとするものでございます。
制度概要につきましては、地方税法の改正が行われ、
生産性向上特別措置法に基づき行われる一定の
設備投資について、市の条例で
固定資産税を2分の1からゼロまで軽減できる3年間の
特例措置が創設されたものでございます。
次に、本制度のスキームを御説明いたします。
生産性向上特別措置法の施行後、国が
導入促進指針を策定いたします。本市は、国の指針に基づき、
導入促進基本計画を策定いたしまして、国と協議を行い、国から同意を得ます。国の同意を得た本市の
導入促進基本計画に基づき、対象となる
本市中小企業が
先端設備等導入計画を作成いたしまして本市に申請が出され、国の指針、本市の
基本計画に適合する場合は認定することになります。認定を受けた
中小企業は、計画に基づき導入された設備に係る
固定資産税の
軽減措置が受けられますとともに、
特例措置において
固定資産税をゼロにした市町村の事業者に対しては、資料に記載しております国の4つの補助金で優先採択が行われることになります。
最後に、本市の対応といたしまして、今議会に
市税条例の
改正議案を提案してございます。所管は財政局でございます。
内容につきましては、
中小企業が取得した一定の
先端設備等に係る
固定資産税をゼロとするものでございます。6月ごろに国の
導入促進指針策定後、速やかに本市の
導入促進基本計画の策定を行うこととしております。7月ごろに
本市中小企業が作成する
先端設備導入計画を認定する予定としております。
◎上野勝治 新
ホールマネジメント課長 (5)
熊本城ホールの
状況報告について(資料4)でございます。
1、
熊本城ホールの整備についてでございます。
現在、現場の方は鉄骨の立て方をやっている状況でございまして、下の写真の右側が
熊本城ホールでございます。今、5階の床組みが進められている状況でございます。
工事の
スケジュールにつきましては、ことしの夏ぐらいから、外装・
内装工事に着手してまいるという状況でございまして、竣工につきましては来年の夏ごろの予定で鋭意進められている段階でございます。
次に、2の運営についてでございます。
これまで、先般の議会では
既存誘致の案件で50件ほどということでお話をさせていただきました。これらの引き合いがいろいろと来ているという状況でございまして、今般、
使用許可申請の仮受け付けとしまして、
随時案件の募集を開始しようかと考えております。開始日につきましては平成30年7月から、
対象案件については、先ほど申し上げました既存の
誘致案件、それから
国際会議でございますとか、
全館使用、このような
随時案件について募集を開始しようかと考えております。
また、周知方法につきましては、市政だよりでございますとか、本市の
ホームページ、さらには
指定管理者が作成されます
ホームページ等々で皆様にお知らせをしていくと考えております。
また、運営の
スケジュールについて報告でございますが、先般、
指定議案を議決いただきました後、4月9日に
指定管理者との協定を締結させていただいております。同日付で
開業準備業務の契約の方も締結させていただいております。今後の
運営スケジュールにつきましては、来年夏ごろに引き渡しを受けた後に、備品の搬入でございますとか、運営のトレーニング等々を進め、12月の開業を迎えたいと考えております。
裏面をお願いいたします。
3、誘致についてでございます。
先般の委員会でも御報告させていただいております。
開業に向けて機運をどんどん高めていくために、
実行委員会等の設立をさせていただきました。開業を見据えて、
プレイベントでございますとか、
記念式典、
こけら落とし、そのようなものを審議、実行するということを目的として設置させていただいております。
委員につきましては、アンバサダー、地元の経済界ということで
商工会議所、
コンベンション協会、我々の
指定管理者、それからいろいろイベントの御経験が豊富でございます地元の
メディア関係、それと私
ども熊本市で組成をさせていただいております。
経緯につきましては、4月13日に第1回の
実行委員会と
設立総会を開催させていただいております。6月1日に第2回の
実行委員会としまして、施設の説明でございますとか、1年前の
プレイベント、さらには
こけら落としの内容について意見を聞かせていただいております。今後は2カ月から3カ月に1回、
実行委員会等の開催をしながら、
経済委員会等においても随時御報告をさせていただこうと考えております。
誘致等の
スケジュールにつきましては、これまでも誘致を行っているところでございまして、今後も
イベント系に注力しながら誘致を行ってまいりたい。それから、ことしの12月ごろでございますが、1年前の
プレイベントを今考えております。それから、来年の12月ごろに
プレイベント、また
記念式典、
こけら落とし等を進めていければと考えております。よろしくお願いいたします。
◎
田島千花子 スポーツ振興課審議員 資料5にて2019年の
女子ハンドボール及び
ラグビーワールドカップに向けた
取り組み状況を御報告いたします。
まず、
女子ハンドボールについてでございます。
本年4月にIHF、
国際ハンドボール連盟との間で、@会場は1カ所、
熊本県立総合体育館がふえまして、5会場で開催する方向で協議を進めるということ、A宿泊は全て
熊本市内のホテル、
B試合会場は次の理事会で正式決定するという以上3点を確認したところでございます。
続いて、(2)の
プレマッチについてでございます。
ことしの夏には、日本代表のおりひめジャパンとデンマークの
強豪クラブチーム、ニュークビン・ファルスター
ハンドボールクラブ、これに地元のオムロンのチーム、3者で
親善国際試合を開催いたします。
プレ大会として、ここに記載しております8月5、7、8日に実施する予定です。熊本市で開催されます2日間は
夏休み期間中の、ウィークデーではありますが、午後7時からという開催で考えております。試合の前から、会場では夏祭り的なにぎわいを演出し、ふだん
ハンドボールに余り縁のない年齢層の方々にも会場に足を運んでいただけるようアピールしたいと考えております。
続きまして、(3)番、
チケット販売等についてでございます。
本番大会の
チケット販売を約1年前には開始する予定で、今準備を重ねております。また、2019年の
世界選手権の出場権をかけた試合となります
アジア選手権大会を熊本で1年前に行い、運営上の課題等を見出しまして、1年後の本番に向けた準備を進めてまいりたいと考えております。
次のページをお願いいたします。
ラグビーワールドカップについてです。
ラグビーに関しましては、もう既に
チケットの
先行抽せん販売が行われております。ことしの9月には全世界一斉の
一般抽せん販売が開始されます。また、来年の1月以降は
申し込み先着順での販売になる見通しでございます。
最後に、両大会の
共通事項といたしまして、機運醸成及び
大会開催時の会場の盛り上がりをつくる上で、市民の皆様方の参画が特に重要と考えておりますので、(1)に記載しておりますとおり、本年度のうちからボランティアの募集や育成、(2)に記載のとおり、学校観戦や企業等による
応援団づくりを初め、より多くの市民の方々に参加いただける仕組みを整え、準備を進めてまいりたいと考えております。
◎平野孝博
文化振興課副課長 7番の熊本市
現代美術館における
指定管理者の選定について御説明申し上げます。
資料6をお願いします。
現代美術館の
指定管理者の選定につきましては、平成30年第1回定例会の
経済委員会において報告いたしましたとおり、非公募による選定を予定しており、平成30年5月24日に開催しました
経済観光局指定管理者候補者選定委員会で審議をいただきました。
審査概要の3、選定を予定している団体の名称は、
公益財団法人熊本市
美術文化振興財団。
4の
選定委員会の構成ですが、
外部有識者3名を含めた5名となっております。
審査内容ですが、5にありますように、
指定管理者の選定を非公募により行う理由と、次ページにあります6の団体を
指定管理者に選定しようとする理由などになります。
まず、5の非公募により行う理由ですけれども、非公募により
指定管理者を選定できる類型の一つである、
事業運営の特殊性が重視される施設として、次の4つの要件に該当しているかの審議になります。(1)
企画立案等における高度な専門性を有しているか、(2)長期的な視野に立った人材の育成・確保が必要か、(3)事業の継続性などを特に必要としているか、(4)1回目の
指定管理者選定時は公募による選定であるか、以上でございます。
また、6の団体を
指定管理者に選定しようとする理由ですが、これまでの実績から、予定している団体に委ねた方が効率的かつ効果的な
管理運営を行うことができると認められるかなど、御審議、御意見をいただいたものでございます。
今回の審議におきましては、
次期指定管理者の選定は非公募により選定できる類型の、
事業運営の特殊性が重視される施設の4つの要件を満たしている。また、
公益財団法人熊本市
美術文化振興財団は、これまでの施設の
管理運営を良好に行っており、
現代美術に関する豊富な知識・経験・人脈・人材といった高度な専門性を有しており、当財団に委ねることが施設の
設置目的の達成のために最も効果的である。このようなことから、当財団に対し、
指定管理者候補者の選定にかかわる
申請関係書類の提出を求めることが適当であるという審査結果に至ったものでございます。
◎濱田清美
熊本城総合事務所副所長 熊本城の
復旧状況等につきまして、資料7にて御報告をいたします。
それぞれの現在の状況につきましては、写真を載せておりますので、御確認をいただければと思います。
まずは天守閣の状況、資料の左上の赤枠で囲んでいる部分でございます。
天守閣復旧整備工事につきましては、4月末には大天守の屋根にしゃちほこが設置されたところでございます。現在は、大天守の6階の
屋根工事が完了しまして、1階から5階につきましては、瓦葺きや屋根の
漆喰工事、外壁の
下見板張りなどを行っており、内部につきましては、躯体の補修や
耐震補強の工事を進めているところでございます。
小天守につきましては、石垣を解体しまして石材の回収の方を進めている状況でございます。
今後の予定でございますが、既に6階の
屋根部分につきましては、その外観が見えておりますけれども、7月に入りますと、上部から足場が外れてまいりまして、徐々に上の方から外観があらわになってくるというところでございます。
また、写真にありますとおり、8月から9月にかけましては、小天守の写真でございますけれども、赤枠で囲みました部分に足場をかけまして、耐震性を上げるために、小天守4階部分の解体を行っていく予定でございます。小天守につきましては、被害のひどかった
下屋部分の解体と石垣の撤去が完了しておりますが、さらに加えまして4階部分の解体を行いますので、しばらくの間はかなりそぎ落とされた小天守の姿が皆さんの目に触れるというところでございます。
次に、赤枠の下に目を移していただきまして、紫色の枠内に記載しております西大手門・元太鼓櫓でございますが、
二の丸広場からの
観光客動線の確保に向けまして、7月ごろから解体・
保存工事に
着手予定でございます。
次に、ピンクの枠内に記載しております
仮設見学通路の設置でございます。2月下旬には
見学通路の柱脚などが設置される可能性のある箇所の遺構の
確認調査が完了しておりまして、
地質調査につきましても7月初旬には全て
完了予定でございます。3月中旬に結びました基本・
実施設計の方が進んでおりまして、現在、
基本設計の方を進めているところでございます。
次に、
資料左下、青色の枠で囲みました飯田丸五階櫓につきましては、現在、ほぼ櫓の
解体工事の方が完了しまして、解体しました部材につきましては、飯田丸及び竹の丸に設置しました保管庫の方に保管をしている状況でございます。6月下旬には足場や残材の整理まで含めまして、櫓の
解体業務の全てが完了いたします。その後は石垣の
解体工事を進めまして、7月中旬ごろには一本石垣につきましても、一旦解体をさせていただきまして、復旧の時期まで保管をしていくというところでございます。
次に、黄色の枠内に記載しております長塀についてでございますが、
発掘調査が1月に終わりまして、10月ごろから
復旧工事の方に着手する予定でございます。
次に、資料上の方に目を移していただきまして、水色の枠内でございます平櫓についてでございますが、今年度、石垣の
安全対策工事に着手をしまして、来年度から解体・
保存工事を実施する予定となってございます。
次に、
資料右下の
枠囲み部分をごらんください。
本丸地区以外の状況を記載してございます。
旧
細川刑部邸の塀の解体及び
安全対策工事につきましては、6月下旬に契約をしまして、工事に
着手予定でございます。二の丸御門跡も、崩落しました石材につきまして、現在
回収工事を進めているところでございまして、監物櫓につきましても、7月下旬から解体・
保存工事に
着手予定となってございます。
最後に、資料右上の方をごらんください。
熊本城復旧への寄附金の状況でございます。平成30年5月20日時点の数字でございますが、
熊本城災害復旧支援金につきましては約18億5,000万円、また復興城主につきましては約16億7,000万円の御寄附が寄せられおり、2つの寄附金の合計額としまして35億2,000万円となっております。
◎中元正人
文化振興課副課長 資料8をお願いいたします。
(9)
千葉城地区の
保存整備について御説明いたします。
まず、
千葉城地区の概要でございますが、中世に千葉城が築かれた歴史的に重要な地区でございまして、適切な保存と地域の
魅力向上に資する活用が期待される旧城域に含まれる地区でございます。
熊本城跡保存活用計画では、
特別史跡の
指定範囲を旧城域まで拡大することに努めるとしております。
保存管理方針としましては、旧城域を形づくる地形の保存に努めますとともに、隣接する
本丸地区と一体となった景観の形成に努めることとしております。
整備方針ですが、
千葉城地区は
文化交流ゾーンと位置づけまして、
本丸地区と隣接した空間を活かし、史跡・
公園整備等による旧城域としての一体的な保存を図るとともに、
エントランスとして位置づけまして、既存の
文化施設等も活用して、市民等が
歴史文化・芸術に親しむ場とすることとしております。
整備方針につきましては、次のページをお願いいたします。
左下でございますが、
NHK跡につきましては、
地震関連資料等の保管庫としまして2021年4月まで、またJT跡につきましては、
復旧工事の資材置場としまして2020年4月まで無償で借り受けております。
復旧利用後の利活用のイメージでございますけれども、真ん中の下に記載しております。
特別史跡への
追加指定による
熊本城跡の保存・活用に資する観点に加えまして、
中心市街地の
回遊性向上や
にぎわいづくりの観点からの利活用を検討しております。
NHK跡地につきましては、
調査研究や
人材育成の拠点、また情報発信の拠点、熊本城の
魅力活用拠点としまして、青色で示しましたような利活用を検討しております。
また、
JT跡地につきましては、日常的に人が集う開放的な空間、熊本城の中枢部と城下町をつなぐ
歴史文化の散策拠点としまして、緑色で表示しておりますような利活用を検討しております。
申し訳ございません。前のページに戻っていただきまして、一番下、4番の
スケジュールでございますが、先月から今月にかけまして、
文化団体、
経済団体、
地域団体など19団体に対しまして現状説明と意見聴取を行っているところでございます。各団体からは、
歴史文化を伝えるような施設の整備ですとか、駐車場の整備をしてほしいなどの意見が出されております。
今後、毎議会で現状報告を行いながら、年内の利活用構想案の策定を目指しております。その後、
特別史跡への
追加指定の手続を行いまして、国庫補助を活用した用地の取得に向けまして文化庁と協議を進めたいと考えております。
◎山浦英樹 競輪事務所長
熊本競輪場施設再開に向けて、資料9をお願いいたします。
上段、破線囲みでございますが、施設整備
基本計画策定業務の概要でございます。
相手方は三菱UFJリサーチ&コンサルティング、策定期間でございますが、平成30年4月から9月までを予定いたしております。
業務内容は、地域貢献や災害対応、アマチュアスポーツの振興の3つの理念の実現に向け、
熊本競輪場再開に必要となる施設整備
基本計画を策定するものでございます。
1、施設整備の3つの理念でございます。
@地域貢献。雇用創出と集客による地域経済の活性化を図り、市民が集い、活用できる施設を整備いたします。
A災害対応。耐震性を強化し、災害時に避難所や支援物資集積所等の役目を果たす災害拠点施設を整備するものでございます。
Bアマチュアスポーツの振興。高校生や社会人など、多くの市民が利用できる自転車競技場を整備いたします。
2、バンクの周長に関する意見の集約。
@周長については、さまざまな御意見がございます。関係者からの意見集約を図るなど、慎重な対応が必要と考えております。
A縮小再開と3つの理念実現のため、バンクを含む場内整備の検討が必要となり、そのため、バンク周長別による検討を実施したいと考えており、
熊本競輪事業検討会に再度御意見を伺うものでございます。
その下の整備パターンについては、後ほど御説明をいたします。
3、
熊本競輪事業検討会の概要でございます。
@検討会委員案でございますが、検討会委員は、昨年設置いたしました
熊本競輪事業検討会の委員7名にお願いをしたいと考えております。地元や競技関係団体の方々からも意見聴取を予定いたしております。
開催
スケジュールでございますが、第1回を6月の中旬、第2回を7月の中旬と考えており、次回の第3回定例会の委員会で検討結果についても御報告をさせていただく予定でおります。
それでは、次ページをお願いいたします。
資料9の別紙でございます。
これは、バンク周長別の整備イメージでございまして、左上が500メートルバンク、地震前の現状でございます。右のA案が500メートルバンクの場合でございますが、この場合、震災前と変わりますのは、サイドスタンドと第二支払棟、バックスタンドは解体をいたします。メーンスタンド、選手管理棟は改修ということになりますが、サイドスタンド、第二支払棟を解体しますと、利活用スペースが右側に広がるということでございます。
次に、左下、400メートルバンク、右側の333メートルバンクについて御説明いたします。
同じくバックスタンド、サイドスタンド、第二支払棟は解体いたしますが、今の施設が500メートルバンクに沿って建設されているため、バンクの形状を変えますと施設の位置を変える必要があるため、施設は建てかえとなります。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑を行います。陳情及び
所管事務について質疑及び意見をお願いします。
◆田尻善裕 委員 私は、
熊本城マラソンのことについてお尋ねしたいです。
先ほど説明があって、第5次
行財政改革の97ページなんですけれども、前の委員会で私、運営を民間でできるようにというお話をしていたところだったんです。きょう見せていただきました97ページには、検討した結果、ほかの同規模の大会で事務局機能の完全委託を行っているところがないということで、本市にしても同じような判断をということだと思うんですけれども、それは、よそが全面委託をしていないから、うちもしないというレベルの感覚なのか、法的にできないというものがあるのか、独自でやろうとする気がないのかお尋ねしたいです。
◎藤田裕一郎 イベント推進課長 これまで
熊本城マラソンにおきましては、現在、熊本市の
社会教育振興事業団と市の職員とで事務局として体制をとっております。
その中で、規模に合った他都市の調査等も行いまして、今進めているところでございますけれども、実際、その調査、検討項目の中で特に関係機関との協議、例えば県警協議だったり、消防に関しましては、やはり行政が入っていないと協議が思い切って進まないといったところがあるものですから、どうしても限界があるということでございまして、現在は
社会教育振興事業団の方で現実的にプロパーが2名で、契約とか嘱託で事務局の方に入っているものですから、そういったものの体制をまず強化して、どこまで市の職員の関与を減らすかというものを今後見きわめながら、あり方についても検討してまいりたいと考えております。
◆田尻善裕 委員 県警たちとの協議ですよね。確かにそれはわかるんですけれども、市がある組織に委託するとして、市とその組織が連携を密にしていれば、それはできるのではないかと素人ながらに思うんですけれども、それも含めてまだ検討していくということなんですか。
◎藤田裕一郎 イベント推進課長 今、私たちの方で考えているのは、県警の方からの要望でもありますけれども、安全対策等は行政の方が協議に入っていただきたいというところもあるものですから、例えば民間団体等に完全に移行するというのは、今までの調査の中では厳しいと考えております。
いずれにしても、事務局をどちらに移すかとかも含めて検討していく必要があると思いますが、現段階では市が行政としてかかわることは必要と考えておりますので、完全移行は厳しいのではないかと考えております。
◆田尻善裕 委員 それは検討を進めていただくとして、私がこの中で1つ気になっているのが、職員の動員が余りにも多いのではないのかという問題なんです。本業を休んでまで、このお手伝いにいかなければいけないということが、この忙しい中で果たして適切なのかという思いがありますので、そういう意見があったということで、私としては職員の動員をなるたけ少なくしていただきたいと指摘しておきます。
◆那須円 委員 まず、説明資料8、
千葉城地区の
保存整備についてお尋ねしたいんですけれども、先ほど説明資料の中に、ここの地域をどう利活用していくかということで、
整備方針案というものが示されました。
この中に、熊本城及び城郭の
調査研究機能ということで、例えば熊本城資料展示閲覧機能といったことが書かれているんですけれども、新たにそういった建物、施設をここの地域に建てていこうかということで考えられているということでよろしいでしょうか。まず、確認でお尋ねいたします。
◎中元正人
文化振興課副課長 建物の整備につきましては、今後、文化庁との協議も必要になりますけれども、その辺も含めまして検討しているところでございます。
◆那須円 委員 文化庁との協議ということで、その建物が建てられるかどうかという議論もあると思うんですが、言いたかったのは、衝撃的だった本庁舎の耐震問題があって、今後どういう整備をしていくのかというのは、方針が決まりながら、どれだけの規模の費用がそこに出ていくかというのがまた具体的になっていくと思うんですが、その前提において、建物を建てていくような計画を今本当に具体化しなくてはいけないのかどうなのかというのが私にとっては非常に疑問なんです。
まずは民間がそこを買って、好き勝手に開発したりしないような形で市は取得をしますという段階まで話が来ていると思うんですが、そこに何を建てる、こう活用する、どうこうするというのは、もう少し庁舎の問題などと並行していきながら、
スケジュールを見ていると、ことしの秋にはもうパブコメを開いてということになっていると思うんですけれども、もう少し市庁舎問題も兼ねて
スケジュールを緩やかに持ちながら、用途などは考えていいのではないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。
◎中元正人
文化振興課副課長 今後の
整備方針案につきましては、土地の購入に向けた協議ですとか、文化庁との協議ですとか、そういうことで将来的な利活用イメージをある程度固めておく必要がございますので、示させていただいたところでございます。庁舎の問題等もございますので、その辺も含めまして、今後検討させていただきたいと思います。
◆那須円 委員 ということは、庁舎等の問題もありますのでということで、この中に具体的に、例えば資料展示とか、恐らく何かの施設を建てないとできないようなことも含まれているわけなんですよね。だから、こういったものを具体的に、今本当に示していく必要があるのかなというのはあるんですが、では、そこは一旦取り下げるではないですけれども、もう少し表現を改めるということになるんですか。今の検討の中身はどういったことでしょうか。
◎平井英虎
経済観光局長 今の前段の市庁舎の問題でございますけれども、現時点では、あそこは
熊本城跡保存活用計画の中では
特別史跡を目指すとなっております。
そういうことで、今、
特別史跡を目指すための計画を示しているということでございますので、あの場所につきまして市庁舎として考えるということは非常に困難であると思っているところでございます。
◆那須円 委員 移転先どうのこうのということではなくて、財政的なところで新たな施設をつくっていく、つくっていかないというのは、非常に市財政に影響があるところですので、そこは展示とか閲覧機能とか、具体的にこういう機能を持たすということを決めてしまえば、それに必要な施設であったり、整備費用などの問題も出てくるわけですよね。それについては、もう少し市庁舎問題の方向性が見えて、財政的にこれは大丈夫なのかというような形で、少しおくらせて決めてもいいのではないかという指摘です。
◎平井英虎
経済観光局長 今の御指摘でございますけれども、財政問題も含めてということでございますが、これはあくまでも将来的な構想として示しておりますので、その辺については、財政も含めて、建物を建てる建てないも含めて今後検討を十分にやっていきたいと思っております。
◆田尻善裕 委員 今の関連で、私はこの件に関して、前の市長時代から市が買うべきだと言っておった方なので、その利活用については、永青文庫を誘致するとか、いろいろ考えを持っていたんです。
この場所については、熊本市が所管しているけれども、熊本県のシンボル、熊本城ということもあって、県と一緒に考えていった方がいいと思っているんですけれども、今御意見を聞いているところのメンバー、意見聴取とかを見てみると、県の文化協会とか
商工会議所、観光業界とかも入っているので、県関係はクリアできているとお思いかということと、こういう団体からどのような具体的な提案があったかを、よかったら情報提供いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎中元正人
文化振興課副課長 各団体からいろいろな意見をお伺いしておりますけれども、幾つか御紹介させていただきたいと思います。
加藤、細川に関する記念館あたりが設置できないかですとか、熊本の歴史に関する活用をしてほしいですとか、熊本城を眺めながら快適に過ごせるような場、カフェみたいなものができないかですとか、バスの駐車場が不足しておりますので、駐車場として整備をしてほしいですとか、花畑広場のようなイベントのスペースとして活用ができないか、子供たちが楽しめる、興味を持って過ごせるような展示館ですとか、そういった活用ができないか、そのような御意見をいただいております。
◆田尻善裕 委員 御紹介ありがとうございます。よかったら、一覧表みたいなもので、後でもいいので、各委員たちに配付していただければと思いますが、大丈夫でしょうか。
○
小佐井賀瑞宜 委員長 担当課の方で御用意できますか。
◎平井英虎
経済観光局長 まだ全部終わっておりませんので、終わった時点で意見を集約して御報告できればと思いますので、よろしくお願いします。
◆村上博 委員 先ほど就職面談会の説明を聞いていて、少子高齢社会が進行する中で、いろいろな分野で深刻な
人手不足を解消するためにということで意欲的に取り組まれるような内容なんですけれども、これは、いろいろな関係団体と密接な連携をとりながら、結果を出していかざるを得ないテーマだろうと思うんです。
これまではそういうお互いそれぞれの団体との意見交換みたいな形で済んでいましたけれども、今後結果を出していく上での
取り組みというのは、今幾つか挙げてあるので、十分結果が出ていくとお考えでしょうか。
◎増田浩徳
首席審議員兼
経済政策課長 特に今年度に関しましては、資料2にありますような14階ホールを活用した
合同就職面談会ということで、圧倒的に数をふやして、たくさんの方に御参加いただくということが1点と、人材確保の問題が非常に深刻になっておりますので、こちらにつきましては、各業界団体にお使いいただけるような人材確保助成金を今年度は立ち上げておりますので、これらの活用で大分改善するのではないかと考えております。
◆村上博 委員 これはもう熊本市だけで完結できるような問題ではなくて、日本の経済的な構造とかということとも関連してきますけれども、少なくとも熊本市として、いろいろな施策に影響を与えるような人材不足ですので、雇用する側、それから働く人たちとの間の意識のミスマッチがないように取り組んでいただければと思います。
もう一つ、競輪場の問題です。
バンクの長さがまだ決まっていない、検討段階だということだったんですけれども、一度こちらの方に陳情がありましたけれども、障がい者の車椅子マラソンの練習場所が圧倒的に不足をしている、現在、実際的にない状態で、非常に危険な中で農免道路あたりを利用して練習されているということで、ここに車椅子マラソンの練習コースも検討してもらいたいという陳情があったことは皆さんも御存じだろうと思います。
ただ、その場合に、333メートルバンクになってしまうと、カーブが非常にきつくなって練習としてはできなくなるのですが、今現在、まだ333メートルバンクも案としては残っているということですか。
◎山浦英樹 競輪事務所長 バンクにつきましては、まだ今から競輪事業検討会を開催させていただいて、その中で専門家の先生方からいろいろな意見をいただいて決めたいと思います。333メートル、400メートル、500メートルとか、それも今から意見を伺うというところでございます。
◆村上博 委員 その際、検討される委員の皆さんが障がい者スポーツの一環、アマチュアスポーツの中に障がい者の車椅子マラソンというものも1つきちんと頭の中に入れた上で検討していただけるように、当該課の方からも情報提供をしていただければと思います。
◆田尻善裕 委員 私は、先ほどの説明資料5、国際スポーツ大会に向けた
取り組みについてお尋ねをしたいと思います。
先ほど資料説明をいただいて、来年の
ラグビーワールドカップと
女子ハンドボール世界大会について、ボランティアの目標数が書いてあるんですけれども、そこで今私が心配だと思いますのは、委員会に
最低賃金の要望が来ていましたけれども、最近の熊本市は人材不足で、今、例えば大学生でもアルバイト料が900円とか1,000円なんです。普通のバイトで、1,000円を超えるところがあっても人が集まらないとも聞こえているんです。そういう状況の中で、400人から800人とか2,500人とかを集める考えというか、大体どのような人たちがこの状況で確保できるか、どのようにして確保したいとかいう考えはありますでしょうか。
◎
田島千花子 スポーツ振興課審議員 御指摘のように、数を集めるのはなかなか難しい状況ではないかというのはございます。
ただ、私どもは、今までも大学生とか、それから専門学校も回りまして、例えば学校の授業の一環でできないかということも含めて御相談いたしました。それから、既に始めておりますが、スポーツイベントに関するボランティアということで、スポーツボランティア勉強会というものを始めております。そちらにつきましては、まだ3回目ぐらいなんですけれども、興味を持って参加いただく方が非常に多いというのが私どもで感じたところでございます。また、ことし7月からは市の公民館活動の中で、この2つのスポーツのことを学びながら、遊びも含めたところで知っていただいて、それをボランティアにつなげていくというような
取り組みも進めることとしております。
地道ではございますが、そういったところも含めながら、それからボランティアを募集していますということも広報を重ねさせていただきながら集めていきたいと考えております。
◆田尻善裕 委員 問題意識を持って取り組まれているというのがわかりました。
といいますのも、時給が最近高いから、遊んでいるというか、暇暮らしをする人がどれだけいるのかなという心配と、今、例えばお城マラソンなどは、警備員を熊本市で足りないから、福岡市から連れてきていますよね。そういう状況を踏まえると、こういうイベント事には、状況も踏まえて先手先手で考えていただきたいと思います。
◆村上博 委員 今の問題にも関連すると思うんですけれども、せっかく
世界選手権が熊本で開催されるということで、いろいろな人たちに観戦してほしいと私も思っているんです。今、一流と言われる選手たちは、ほとんど子供のときに生のゲームを見て、それに影響を受けて、その道に進んだというような話もよく聞きます。
ハンドボールや
ラグビーに対して、子供たち、次代の選手たちを養う、あるいはファンをふやすという意味での
取り組みは何かされているんでしょうか。
◎
田島千花子 スポーツ振興課審議員 既に始まっているところと、これからというところがございます。
特に、これからになりますと、学校の授業の一環といった形で学校観戦を進めていただけないかというのを学校方面にもお願いに行こうと思っております。特に、まず県教委とも協力させていただいているんですが、校長会とか、そういったところで、こういう大きな大会をぜひとも学校の授業に組み入れていただきたいということで、第1回目の校長会の中では教育長よりお話しいただいたということもございます。それから、実際に観戦に行っていただくような
取り組みも始めたいと思っております。
また、全ての学校ではございませんが、
ラグビーにつきましては、タグ
ラグビーといいまして、少し体のコンタクト、当たるのが少なく、子供たちの遊びの要素を含めたものを体験していただいたり、徐々にそういったものを学校の中でも進めさせていただいておりますので、子供たちも実際それを体験して、大会にも興味を持つということが続いていくような
取り組みを続けていきたいと思っております。
◆村上博 委員 そうした子供たちの実際の観戦ということに対しては、入場料とかのインセンティブも考えての
取り組みということでしょうか。
◎
田島千花子 スポーツ振興課審議員 大会本番につきましては、まだ今から
チケットの金額等々も設定をしていくことになりますので、今の時点ではお答えが難しいところですが、なるべく今御指摘のありましたような、子供さんたち、次の時代につながるということを考えますと、そのことも十分考慮に入れていくべきだと考えております。
それから、ことし大会をやる予定の女子の
ハンドボールにつきまして、熊本の場合は無料ということで、より子供さんたちにも来ていただけるように、それから7時からという開催ではありますが、親子でも来ていただけるようにと、夏祭りを楽しむようなことも考えておりますので、そういったところでどんどん子供さんたちやその親御さんにも来ていただきたいと考えております。
◆村上博 委員
ハンドボールについては、かなりいろいろな手を尽くされていると感じました。
もう一つ、私は
ラグビーの方、いろいろな障がい者団体、いろいろな人たち、多様性のある観客がいるということが国際スポーツ大会を開くことの大きな意義だと思うんです。私自身も申し込んでおって、まだ結論は出ていないんですけれども、実際に会場が大変離れたところで、障がいを持った人たちがあそこまで観戦に行こうとするときの移動手段というのは、どうしても悩ましい問題があるわけです。
個人的に解決できる方はいいんですけれども、何かそういった部分で、ノンステップバスの運行などは検討されているんでしょうか。
◎金山武史
首席審議員 ただいま御指摘ありました、特に
ラグビーの大会へさまざまな方が参加しやすい環境づくりということでございますけれども、ノンステップバスにつきましては、熊本県内にもわずかにございます。こういったものの活用も当然視野に入れながらやってまいります。
それから、実は、先日、9日の土曜日に大分で日本対イタリアの試合がございましたけれども、このときに大分で実践していましたのが、特に体の弱い方、高齢者の方なども含めた思いやりシャトルというようなものを園内で回遊させまして、歩かなくても済むような
取り組みをされておりましたので、これは私たち熊本市にとっても参考になる
取り組みだったかなと受けとめております。
いずれにしても、今、委員から御指摘ありましたように、さまざまな方が参加しやすい環境についてこれからしっかり配慮してまいりたいと考えております。
◆村上博 委員 私がアメリカに行って大リーグの試合を見たときに、地元のファンの人たちの熱狂というのは本当に大変だったんですけれども、観客の人たちが、高齢者の夫婦であったり、五、六歳の子供とお父さんがグローブを持ってとか、若いカップルであったりとか、視覚障がい者の方が、中継はイヤホンでラジオを聞きながら、臨場感を楽しむために球場に足を運んでいるとか、そういったさまざまな人たちが集っている光景を見て、とても印象に残っているものですから、ぜひ熊本である世界的なゲームをそういった形で県民みんなが参加できるような条件を整えていただけるように、よろしくお願いしておきます。
◆那須円 委員 端的にお尋ねします。先ほど村上委員からの
合同就職面談会の質問のときに聞けばよかったんですが、2点お尋ねします。
7月中旬が面談会の開始ということで、現状でいくと、もう1カ月先になるんですけれども、
人手不足が言われている中で、企業はいるけれども、参加者がぱらぱらということであってはいけないと思うんです。
この1カ月間、周知をどうされるのかというのと、求職者の希望に沿った就活を強力支援という、アンダーラインを引いている部分で、求職者の希望というものを市としてどう捉えているのか、その2点を確認させてください。
◎増田浩徳
首席審議員兼
経済政策課長 まず、面談会の集客といいますか、参加者ですが、基本的には、民間就職事業者、今のところ5社程度と連携を結ぶ予定でして、集客に関しては、企業さんを集めるのはもちろん、紹介事業者なんですけれども、当然、周知の方は市政だよりとか
ホームページですとか、市と一緒に協力してやっていくということで、企業さん及び参加者への周知、広報は両方でやっていくということで考えております。