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平成30年第 1回予算決算委員会−03月20日-05号
平成30年第 1回予算決算委員会−03月20日-05号

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  1. 熊本市議会 2018-03-20
    平成30年第 1回予算決算委員会−03月20日-05号


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    平成30年第 1回予算決算委員会−03月20日-05号平成30年第 1回予算決算委員会                予算決算委員会会議録 開催年月日   平成30年3月20日(火) 開催場所    予算決算委員会室 出席委員    46名         満 永 寿 博 委員長    藤 岡 照 代 副委員長         澤 田 昌 作 委員     藤 山 英 美 委員         光 永 邦 保 委員     大 塚 信 弥 委員         山 部 洋 史 委員     緒 方 夕 佳 委員         小 池 洋 恵 委員     三 森 至 加 委員         高 本 一 臣 委員     小佐井 賀瑞宜 委員         寺 本 義 勝 委員     福 永 洋 一 委員         西 岡 誠 也 委員     田 上 辰 也 委員         浜 田 大 介 委員     井 本 正 広 委員         藤 永   弘 委員     原     亨 委員         原 口 亮 志 委員     紫 垣 正 仁 委員         くつき 信 哉 委員     田 中 敦 朗 委員         那 須   円 委員     重 村 和 征 委員
            村 上   博 委員     上 田 芳 裕 委員         園 川 良 二 委員     倉 重   徹 委員         三 島 良 之 委員     齊 藤   聰 委員         大 石 浩 文 委員     田 尻 善 裕 委員         上 野 美恵子 委員     白河部 貞 志 委員         津 田 征士郎 委員     坂 田 誠 二 委員         竹 原 孝 昭 委員     鈴 木   弘 委員         落 水 清 弘 委員     古 川 泰 三 委員         北 口 和 皇 委員     田 尻 将 博 委員         家 入 安 弘 委員     田 辺 正 信 委員 欠席委員    2名         江 藤 正 行 委員     田 尻 清 輝 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(56件)      議第 1号「平成30年度熊本市一般会計予算」      議第 2号「平成30年度熊本市国民健康保険会計予算」      議第 3号「平成30年度熊本市母子父子寡婦福祉資金貸付事業会計予算」      議第 4号「平成30年度熊本市介護保険会計予算」      議第 5号「平成30年度熊本市後期高齢者医療会計予算」      議第 6号「平成30年度熊本市農業集落排水事業会計予算」      議第 7号「平成30年度熊本市産業振興資金会計予算」      議第 8号「平成30年度熊本市食品工業団地用地会計予算」      議第 9号「平成30年度熊本市競輪事業会計予算」      議第 10号「平成30年度熊本市地下駐車場事業会計予算」      議第 11号「平成30年度熊本市公共用地先行取得事業会計予算」      議第 12号「平成30年度熊本市都市開発資金貸付事業会計予算」      議第 13号「平成30年度熊本市熊本駅西土地区画整理事業会計予算」      議第 14号「平成30年度熊本市植木中央土地区画整理事業会計予算」      議第 15号「平成30年度熊本市奨学金貸付事業会計予算」      議第 16号「平成30年度熊本市公債管理会計予算」      議第 17号「平成30年度熊本市病院事業会計予算」      議第 18号「平成30年度熊本市水道事業会計予算」      議第 19号「平成30年度熊本市下水道事業会計予算」      議第 20号「平成30年度熊本市工業用水道事業会計予算」      議第 21号「平成30年度熊本市交通事業会計予算」      議第 41号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」      議第 44号「熊本市長等の給与に関する条例の一部改正について」      議第 45号「熊本市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正について」      議第 46号「熊本市企業管理者の給与に関する条例の一部改正について」      議第 47号「熊本市教育長の給与等に関する条例の一部改正について」      議第 48号「熊本市職員特殊勤務手当支給条例の一部改正について」      議第 49号「熊本市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」      議第 50号「熊本市職員等の旅費支給に関する条例の一部改正について」      議第 51号「熊本市消防事務に関する手数料条例の一部改正について」      議第 52号「熊本市消防団員の定員、任用、服務等に関する条例の一部改正について」      議第 53号「熊本市議会議員及び熊本市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について」      議第 55号「熊本市公民館条例の一部改正について」      議第 57号「熊本市公会堂条例の全部改正について」      議第 58号「熊本市立幼稚園条例の一部改正について」      議第 59号「熊本市立高等学校条例の一部改正について」      議第 60号「熊本市立総合ビジネス専門学校条例の一部改正について」      議第 61号「熊本市立特別支援学校条例の一部改正について」      議第 62号「熊本博物館条例の一部改正について」      議第 63号「熊本市立学校の教育職員の給与に関する条例の一部改正について」      議第 64号「熊本市介護保険条例の一部改正について」      議第 66号「熊本市国民健康保険条例の一部改正について」      議第 68号「熊本市病院事業の管理者の給料等の特例に関する条例の制定について」      議第 69号「熊本市土壌汚染対策に基づく許可手数料条例の一部改正について」      議第 70号「熊本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について」      議第 71号「熊本市使用済自動車の再資源化等に関する法律に基づく許可等手数料条例の一部改正について」      議第 72号「熊本市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」      議第 75号「熊本城復元整備基金条例の一部改正について」      議第 98号「包括外部監査契約締結について」      議第 100号「指定管理者の指定について」      議第 101号「財産の譲与について」      議第 102号「財産の譲与について」      議第 117号「熊本市手数料条例の一部改正について」      議第 126号「工事請負契約締結について」      議第 127号「工事請負契約締結について」      議第 128号「工事請負契約締結について」                              午前10時00分 開会 ○満永寿博 委員長  ただいまから予算決算委員会を開会いたします。  これより本日の審査に入ります。  順次、各分科会長の報告を求めます。  総務分科会長の報告を求めます。         〔総務分科会長 寺本義勝委員 登壇〕 ◆寺本義勝 委員  総務分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について、簡潔に御報告いたします。  まず、議第1号「平成30年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分については種々論議があり、  一、みなし仮設入居者等交流会開催経費については、みなし仮設住宅が市内各地に点在していることから、希望者が参加しやすいよう会場の選定に配慮してもらいたい。  一、高齢者住宅再建利子補給事業について、金融機関の融資メニューであるリバースモーゲージの利用件数が少ないことから、利用促進に向けた積極的な周知に努めてもらいたい。  一、指定避難所機能強化支援事業について、熊本地震の際には被災により使用できなかった指定避難所もあったことから、民間が所有する大型施設についても指定避難所として使用できるよう、協定締結に向けた検討を求めたい。  一、保存文書等管理検討経費について、公文書保存基準の見直しにおける永年保存文書の取り扱いについては、後世に継承すべき歴史的価値の高い文書について、適切な基準づくりを求めたい。  一、メンタルヘルス対策事業については、アンケート調査により高ストレスと判定された者の医師への受診率が低いことから、未受診の理由等について分析し、医師の受診につながるような対策を講じてもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  次に、議第52号「熊本市消防団員の定員、任用、服務等に関する条例の一部改正について」は、消防力の低下を招かないよう、消防団員の定員充足に向けた取り組みに努めてもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、総務分科会長の報告を終わります。 ○満永寿博 委員長  総務分科会長の報告は終わりました。  次に、教育市民分科会長の報告を求めます。         〔教育市民分科会長 高本一臣委員 登壇〕 ◆高本一臣 委員  教育市民分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について、簡潔に御報告いたします。  議第1号「平成30年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分については種々論議があり、まずスクールソーシャルワーカー配置事業について、  一、子供たちの抱える悩み等は多様かつ複雑であることから、心のサポート相談員スクールカウンセラーとの情報共有や連携を十分に図り、包括的な支援に努めてもらいたい。  一、スクールソーシャルワーカー人材確保対策については、安定した支援が継続して提供されるよう、給与面や正規職員化などの処遇改善を求めたい。  旨、意見要望が述べられました。  議第1号中、当分科会関係分については、このほか委員より、  一、区のまちづくり推進経費については、まちづくりセンターと連携したさらなる質の高い市民サービスが提供できるよう、財政当局に対し事業費の増額を要求してもらいたい。  一、教育の情報課推進経費については、ICTの活用により学力向上に資するものであるが、タブレット端末の使用についてはブルーライト等による健康被害も懸念されることから、使用の際は十分な配慮を求めたい。
     一、自動応答装置を備えた学校電話導入経費については、時間外における教職員の負担軽減等につながると考えられるが、緊急時に即応できる連絡体制の構築も検討してもらいたい。  一、給食費公会計化準備経費については、教職員やPTAが行う徴収事務の負担軽減等が見込まれるため、早期の実施を求めたい。また、給食費の無償化を視野に入れた検討を行ってもらいたい。  一、社会保障・税番号制度推進経費について、マイナンバーカードの普及率向上に対するさまざまな取り組みについては評価するが、2月末に終了した申請時における写真撮影の無料サービスの再開を含め、さらなる普及促進に向けた対策を講じてもらいたい。  一、博物館展示整備経費については、展示スペースを提供する県とも連携し、スムーズなリニューアルオープンに向け鋭意努力してもらいたい。  一、学校施設長寿命化関連事業については、総合的かつ計画的な管理・活用を推進しつつ、老朽化の著しい学校施設については適宜改修を検討してもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、教育市民分科会長の報告を終わります。 ○満永寿博 委員長  教育市民分科会長の報告は終わりました。  次に、厚生分科会長の報告を求めます。         〔厚生分科会長 田上辰也委員 登壇〕 ◆田上辰也 委員  厚生分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について、簡潔に御報告いたします。  議第1号「平成30年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分については種々論議があり、  一、生活保護受給者等就労支援事業における就労支援相談員には高い専門性が求められることから、従事する職員のスキルアップを図るとともに、ノウハウが継承されるような取り組みを求めたい。  一、健康づくりを推進する団体への補助金が計上されているが、団体へのさらなる活動支援のため補助増額を検討してもらいたい。また、高齢化社会の進展に伴い、今後さらに疾病予防が重要となることから、各団体と連携し、疾病予防の取り組みを推進してもらいたい。  一、重度心身障がい者(児)医療費助成については、今後さらに助成対象者の増加が見込まれることから、財政当局と協議し、計画的な予算の確保に努めるとともに、国・県に対して補助増額等を働きかけてもらいたい。  一、特別養護老人ホームの入所待機者の解消策については、有料老人ホーム等による一部の受け皿確保が計画されているが、入所費用面などの待機者ニーズに的確に対応するため、従来型の特別養護老人ホーム整備により待機者の解消を図る計画を策定してもらいたい。  一、認可外保育施設助成事業について、助成額の増額を求めるとともに、保育料助成など利用者のニーズに即した助成内容への拡充を求めたい。  一、障害福祉サービスに係る本市独自の利用者負担軽減経費が減額されているので、現行制度を維持してもらいたい。  一、敬老祝品支給事業については、受給者が使途を自由に選択できる祝い金の支給を検討してもらいたい。  一、今後、さらなる社会保障費等の増大により、健康福祉分野の事業費が市の財政を圧迫することが懸念されることから、市民全体への扶助費や医療費の抑制に向けた啓発に努めてもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  次に、議第2号「平成30年度熊本市国民健康保険会計予算」及び議第66号「熊本市国民健康保険条例の一部改正について」は種々論議があり、  一、国保会計の累積赤字の解消については、今後の保険料に上乗せすることなく一般会計からの繰り入れ等の手法による対策を講じてもらいたい。  一、今回の保険料率の改定については、応益性が引き上げられることにより低所得者層の負担割合が大きくなっているので、改善を求めたい。  旨、意見要望が述べられました。  次に、議第4号「平成30年度熊本市介護保険会計予算」及び議第64号「熊本市介護保険条例の一部改正について」は種々論議があり、  一、高齢者宅において掃除・調理等の支援を行う生活援助型訪問サービスについては、ヘルパー資格を有しない者でも、市主催講座の受講により本サービスの従事資格を得られることから、積極的な人材の養成に努めてもらいたい。また、事業者等と連携し、講座受講者の有効活用策を検討してもらいたい。  一、介護保険制度については、高齢化社会の進展に伴って保険料が増加する制度設計となっており、将来的に制度そのものの破綻を危惧するので、国に対して制度改正を要望してもらいたい。  一、介護保険料滞納により、給付制限を受けている要介護者については、生活実態等を詳細に把握し、給付制限により日常生活へ支障を来さぬような支援策を講じてもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、厚生分科会長の報告を終わります。 ○満永寿博 委員長  厚生分科会長の報告は終わりました。  次に、環境水道分科会長の報告を求めます。         〔環境水道分科会長 藤永弘委員 登壇〕 ◆藤永弘 委員  環境水道分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について、簡潔に御報告いたします。  議第1号「平成30年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分について種々論議があり、まず、資源物持ち去り対策について、  一、持ち去り根絶には、資源物買い取り業者による買い取り拒否等の協力が不可欠であることから、さらなる協力要請を徹底してもらいたい。  一、持ち去り行為に対し、市として取り締まりに厳しい姿勢で臨むことを市民に広く周知するとともに、より厳しい罰則が適用されるよう関係条例の整備に取り組んでもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  議第1号中、当分科会関係分については、このほか委員より、  一、環境総合センター施設管理経費について、老朽化が進む同センターは、今後新たな感染症の発生や化学テロ対策に重要な役割を担う施設であることから、老朽化対策や検査機能の拡充等の早急な対応を求めたい。  一、本市大気中のPM2.5の濃度については、成分分析の結果から海外からの影響も大きな要因の一つと考えられるので、海外諸国に対する削減に向けた働きかけを国へ強く要望してもらいたい。  一、全国都市緑化フェア開催準備経費について、熊本地震からの復興を全国にアピールする絶好の機会と捉え、都市建設局と連携し、開催に向けた準備に万全を期してもらいたい。  一、くまもと水ブランド情報発信経費について、国内外へ向けたより効果的な情報発信に全庁を挙げて取り組んでもらいたい。  一、老朽化した東部環境工場の設備改良を進めるに当たっては、将来的な広域連携でのごみ処理行政の可能性や災害ごみ発生時の対応も視野に入れ、同工場が処理拠点となるよう、現在の処理能力を維持した上での長寿命化を検討してもらいたい。  一、ごみステーション管理支援について、各地域の実情に応じた管理の充実が図られるよう補助金増額を検討してもらいたい。  一、扇田ふれあい広場について、現在のパークゴルフに加え、より地域に貢献できるよう他のスポーツ競技にも使用できる施設機能の拡充を検討してもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  次に、議第19号「平成30年度熊本市下水道事業会計予算」については、東部・西部浄化センター運転管理業務委託について近隣住民からの悪臭等の苦情については、委託業者任せにせず、行政による迅速な対応を求めたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、環境水道分科会長の報告を終わります。 ○満永寿博 委員長  環境水道分科会長の報告は終わりました。  次に、経済分科会長の報告を求めます。         〔経済分科会長 小佐井賀瑞宜委員 登壇〕 ◆小佐井賀瑞宜 委員  経済分科会において分担をいたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について、簡潔に御報告をいたします。  議第1号「平成30年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分については種々論議があり、  一、熊本城ホール開業記念事業について、開業に向けた市民の気運醸成イベントについては、市民意識の高揚につながるよう開催回数やイベント内容を充実させる積極的な取り組みを求めたい。  一、ジェーンズ邸の移築復旧について、創建地への移築を切望する地元住民の賛同が得られないまま、水前寺地域への移築が推進されることは大変遺憾である。今後も引き続き地元住民の理解が得られるよう、市として十分かつ丁寧な説明を求めたい。  一、企業立地促進事業について、これまで補助金を交付した企業の地元雇用や税収状況等を把握し、本市への経済効果について十分な検証を行ってもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  次に、議第100号「指定管理者の指定について」、熊本城ホール及び辛島公園地下駐車場地下自転車駐車場、地下通路の指定管理に当たっては、バリアフリー化や障がい者用駐車スペース確保等、適切な運用となるよう関係部署と連携し、改善に向け取り組んでもらいたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、経済分科会長の報告を終わります。 ○満永寿博 委員長  経済分科会長の報告は終わりました。  次に、都市整備分科会長の報告を求めます。         〔都市整備分科会長 原亨委員 登壇〕 ◆原亨 委員  都市整備分科会において分担いたしました各号議案の詳細審査における意見並びに要望について、簡潔に御報告をいたします。  議第1号「平成30年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係については種々論議があり、  一、基金を活用した町並み復旧保存支援制度については、利用促進が図られるよう担当職員等の確保や対象地域への周知・広報に努め、早期の復旧に向け鋭意取り組んでもらいたい。  一、歴史的風致維持向上計画策定に当たっては、地域における歴史と伝統を反映した住民の活動や、その継承等も重要となることから、地域との意識の共有等に努めてもらいたい。  一、住生活基本計画の中間見直しに当たっては、関係部局とも連携し、特にまちの活力を担う若者の定住促進対策を盛り込んでもらいたい。  一、民間建築物アスベスト改修事業については、今般国のガイドラインによるアスベスト調査の対象建築物がふえることから、アスベストによる影響及び除去等の補助制度について、わかりやすい周知啓発に努めるとともに、改修が促進されるよう制度内容の研究を求めたい。  旨、意見要望が述べられました。  このほか、議第1号中、当分科会関係分及び議第21号「平成30年度熊本市交通事業会計予算」について種々論議があり、  一、公共交通の基軸である市電の車両美化及び更新については、交通局と都市建設局が連携し、政策的視点からの計画策定を求めたい。  一、公共交通の利用促進に向けた待合環境の整備に関し、簡易ベンチの設置や待合所としてコンビニエンスストア等を活用するなど、環境改善に向けた工夫・研究を求めたい。  旨、意見要望が述べられました。  これをもちまして、都市整備分科会長の報告を終わります。 ○満永寿博 委員長  都市整備分科会長の報告は終わりました。  以上で、各分科会長の報告は終わりました。  これより、締めくくり質疑を行います。  通告一覧表につきましては、お手元に配付いたしておきました。  日本共産党熊本市議団上野美恵子委員の質疑を行います。  質疑時間は15分となっております。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  日本共産党熊本市議団の上野美恵子でございます。  今回の当初予算には、花畑町別館跡地利活用検討経費が3,020万円提案されております。加えて、熊本城ホール整備費経費が72億8,500万円、桜町再開発事業が41億9,670万円、シンボルプロムナード等整備事業が1億5,300万円等の、中心市街地活性化に係る各種事業費予算も提案されています。  花畑町別館跡地利活用を中心にしながら、これまでの議論を踏まえてお尋ねしてまいります。  初めに、花畑町別館跡地利活用の検討経緯について伺ってまいります。  1、公共施設マネジメント調査特別委員会では、昨年夏にみずほ銀行に話を持ちかけたという説明がなされたそうですが、最初話を持ちかけたのはいつで、その後何回ぐらい打ち合わせ、お話をなさったのでしょうか。  2、みずほ銀行との共同整備ということは、これまで議会に全く説明されておりませんでした。協議を行う過程の中で、議会や市民への説明を行うべきではなかったでしょうか。なぜなされなかったのか、理由をお聞かせください。  3、今回、公共施設マネジメント調査特別委員会に出された基本構想素案には、隣接地地権者みずほ銀行との共同整備による、公民連携手法による4つの整備パターンが示されています。共同整備に関するみずほ銀行との合意形成はどの程度行われているのでしょうか。  4、昨年3月の一般質問で、市長は解体後の跡地利用は検討中と答弁されておりました。3月議会の後、みずほ銀行に話をなさるまでどのような検討をされてきたのか、その経緯を御説明ください。また、その時点でなぜ議会や市民へ説明をなされなかったのでしょうか。  以上、市長に伺います。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  花畑町別館跡地の利活用につきましては、市議会での議論を経て、平成27年9月に花畑町別館に関する基本方針を策定いたしまして、その後の社会情勢の変化を踏まえ、庁内にて跡地の利活用について検討を重ね、今回花畑町別館跡地の利活用に関する基本構想案として改めて取りまとめ、市議会に御説明をさせていただいたところでございます。  共同整備につきましては、ワンフロア当たりの面積が広がることによる来庁者の利便性の向上、あるいは街区の一体的な活用による良好な景観の形成、また土地の高度利用に伴う実用面積の増加により、熊本地震からの復興や中心市街地の活性化等が一層図られることなど、さまざまなメリットが見込まれると考えました。このようなことから、花畑町別館跡地のポテンシャルを最大限に生かすために、隣接地権者との一体的な整備が望ましいと考えたところでございます。  そこで、昨年7月に私が隣接地権者であるみずほ銀行に対しまして、共同整備についてお話を申し上げましたところ、熊本地震からの復興支援として前向きに捉えたいとの回答を得ましたことから、共同整備を検討していく旨を基本構想案に盛り込ませていただいたところでございます。  みずほ銀行との共同整備に関する具体的な協議についてはこれからでございまして、今後基本構想案に沿いまして、特別委員会等での御議論を踏まえ、市議会はもとより利用者や関係団体等の御意見を拝聴しながら、具体的に検討を進めていくということでございます。よろしくお願いいたします。         〔上野美恵子委員 登壇〕
    ◆上野美恵子 委員  答弁では、隣接地権者みずほ銀行に対して、昨年7月に共同整備の可能性に関して市長が確認をされたということでしたが、これまで何回くらい打ち合わせ等々なさってきたのかはお答えがありませんでした。およそ何回くらいされたのかお聞きできますか。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  先ほど申し上げましたとおり、昨年7月にみずほ銀行さんの方に私がお邪魔をしました。これは、私自身が熊本地震からの復興支援をさまざまいただいていたお礼を申し上げに参ったところでございますが、そのときに、隣接をする花畑町別館でのこの利活用というのがもし共同でできるのであれば、そういうお考えがあれば、一体的にすることがお互いにとってよい、市民にとっても熊本の復興支援にとってもいいのではないかということで、お話を申し上げたというのが私から申し上げた1回でございます。  そこで、そのときに熊本地震からの復興支援として前向きに捉えたいという回答を、先ほども御答弁しましたとおり、得ましたことから、その後事務方で基本構想案に盛り込む内容について調整をしているということでございます。何回とかということに関しては今手元にございませんけれども、共同整備に関する具体的な協議ということに関しましては、今後行っていくものでございまして、その後の協議状況については具体的なことが決まり次第、また議会に御報告をさせていただきたいと考えているところでございます。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  市長が1回お話をなさって、その後事務方の方でお話をされているということではありましたけれども、基本構想に官民一体型で公民連携手法による整備パターンを4つ示しておられるので、どの程度お話をなさっているのかというふうに思いました。  私は、昨年の3月議会で質問いたしましたときから丸1年たっていることがあったり、みずほ銀行に打診をされたと答弁された昨年7月からでも既に7カ月以上がたっておりますので、その間やはり議会に対して何ら説明がされてこなかったこと、これはちょっと大事ではないかと思っているんです。  市長は、昨年3月の私の一般質問に対し、適宜議会初め市民の皆様に対し丁寧に説明してまいりたいと考えていると答弁なさったこと、これはお忘れになったのでしょうか。1年間説明が議会に何もなされなかったということについて、私は説明が欠けていると思っているのですが、市長の見解を伺います。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  今回、さきの委員会の方で花畑町別館跡地の利活用に関する基本構想というのを、素案を示させていただいたわけでございます。昨年の答弁からこれをまとめるまでに約1年ぐらいが経過をしたということでございまして、この間にさまざまな、一番この利活用の中で有効な方策は何かということで、内部でそれはさまざま検討をしてきたわけですが、基本構想の素案ということで今回お示しするまでにやっと固まったということでございますので、ここから議会の皆様方と丁寧に、いろいろな形で市民の皆さんの御意見を聞きながら進めていくということでございますので、今説明不足ではないかということでありますけれども、まだ何も概要が決まっていないようなことを御報告することはできませんので、こうしてきちっとした構想というものの素案が固まったという段階でお示しをしたと。  その間、時間がかかり過ぎではないかということでありますが、その点に関しては、当然復興支援のさまざまなことを並行しながらやっていく中でのことでございますので、今後も丁寧にお示しをしながら、これからが議会とのいろいろな御議論の中で、市が持つこの資産を有効に活用していくということでございますので、そういう点で御理解をいただければと思いますし、今後もさまざまな情報については、議会の方に丁寧に説明をさせていただきたいと考えているところでございます。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  いろいろおっしゃいましたが、私はやはり途中で1回ぐらい御報告をされてもよかったのではないかと思いました。  次に、花畑町別館の跡地利活用の手法等についてお尋ねをいたします。  1つ、公民連携手法による整備を検討していく理由として、ライフサイクルコストの削減や中心市街地のにぎわい創出等に資する機能を誘導する効果を発揮させることができることを挙げられておりますが、具体的にどのような効果があるのか御説明をお願いいたします。  2つ目に、共同整備による公民連携手法で新たなビルを建設する場合、どのような利活用によってにぎわい創出につながっていくのでしょうか。また、そのように判断された根拠をお示しください。  3番、公民連携手法による4つのパターンで財政的な収支見通しが示されていますが、花畑町別館跡地だけで直営による従来方式による延べ床面積1万6,500平方メートルのビルを建設した場合の50年間の収支見通しは、どのようになりますでしょうか。  4つ、花畑町別館跡地だけで直営による従来方式にするのか、共同整備による公民連携手法で進めていくのか、選択についても議会や市民への説明を行い、意見を聞くべきではないかと考えます。いかがでしょうか。  5、整備に当たって国庫補助の活用見通しはどのようになっているでしょうか。  6、新ビルの高さは海抜何メートルを想定されているでしょうか。  市長並びに政策局長にお尋ねいたします。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  公民連携手法によります整備の具体的な効果につきましては、新年度の当初予算案に計上いたしました花畑町別館跡地利活用検討経費の中で、整備内容の整理や整備手法ごとのトータルコストを精査していくこととしております。  民間活力によるにぎわい創出につながる利活用につきましては、公共施設以外の余剰床につきましては、雇用の創出や地域経済の活性化につなげていくため、民間の自由な発想による提案を募ってまいりたいと考えております。  今後の花畑町別館跡地の利活用につきましては、今回公共施設マネジメント調査特別委員会にてお示しをいたしました基本構想案に沿いまして、先ほどから申し上げているとおり市議会はもとより、利用者あるいは関係団体等の御意見を拝聴しながら、具体的に検討を進めてまいります。         〔古庄修治政策局長 登壇〕 ◎古庄修治 政策局長  私の方から残りの3点についてお答え申し上げます。  まず、3点目の収支見通しについてでございますが、平成25年度に実施しました花畑町別館の耐震化への対応に向けた事業手法等検討業務委託におきまして、20年間の本市の財政負担としては直営による従来方式より公民連携手法が優位性があったため、公民連携手法を基本として検討を進めてきたところでございます。  50年間の収支見通しにつきましては、新年度において精査してまいります。  5点目の国庫補助の活用等についてでございますが、現時点では整備財源として元利償還金の少なくとも約5割が普通交付税措置される一般単独災害復旧事業債の活用を考えております。この事業債の活用に加えまして、さらなる財政負担軽減の観点から、あらゆる国庫補助の活用についても今後検討してまいりたいと考えています。  3点目の建築物の高さについてでございますが、当該跡地は本市景観計画において景観形成を推進する熊本城周辺地域の一般地区に位置しておりまして、景観形成基準である海抜55メートルを超えない範囲で検討しているところでございます。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  市長は、公民連携手法による整備の具体的な効果については、今後行われる利活用検討経費による整備内容の整理や整備手法ごとのトータルコストを精査するという答弁をされました。それは当然のことですが、なぜ公民連携手法による整備が効果的であるのか、基本構想に公民連携手法を前提に検討すると書かれた基本的な点ぐらいは今の時点で説明すべきであろうかと思います。  花畑町別館跡地だけでの直営の従来方式による整備の収支は説明がありませんでしたが、財政面で必ずしも公民連携手法が大きく有利になるとは言い切れませんし、私たち議会には判断の材料すらいただいておらず、判断することはできません。きちんと比較して判断できるような説明こそ必要ですが、議会に意見を求めることなく、現在示されている基本構想の案を見る限り、公民連携手法先にありきとなっている点は問題だと思います。  それぞれの手法における収支見通しやメリット・デメリットを示して、議会へも意見を求めながら利活用についての検討を進めていくべきであり、今回の利活用検討経費の予算案は、議会や市民を余りにも軽視した進め方ではなかったかと思っております。  また、公民連携手法で進めていく場合の問題点は、事業全体が民間のもうけという目的に沿って展開をされていくことです。財政の平準化やコスト削減、まちのにぎわい創出など、前向きな面が強調されて事業が進められていきますが、民間事業となれば桜町再開発事業がそうであるように、許される条件の範囲内で最大限の高度利用が図られ、総実用面積がより多く創出されます。ビルの高さは海抜55メートルの範囲を超えないとのお答えでしたが、8階というのが整備イメージに書かれておりまして、景観形成基準ぎりぎりのところでビルの高さが決められるのではないかと思います。  高度利用によってフロア面積が広がれば、建設を行う民間事業者にとっては大きなメリットとなっていくでしょうが、熊本城の目の前に敷地面積も広いことからボリュームのある景観基準ぎりぎりの高いビルを建てることについては、市民の皆さんの中にもさまざまな意見があるのではないでしょうか。この点については、市民の皆さんの意見を十分に聞くべき必要があることを指摘しておきます。  そこで、市長に1点伺います。  市長は先ほど、今回示した基本構想案に沿い、議会はもとより利用者や関係団体等の御意見を拝聴しながら具体的に検討を進めていくと答弁されました。私たち議会や関係者の皆さんが意見を述べていくためには、事業の内容についてきちんとした情報を提供していただくことなしには、適切な意見を述べていくことはできません。これまで民間主導の開発事業は、事業費の負担はもちろん、公がさまざまに関与する事業であるにもかかわらず、民間事業であることを理由にその内容が十分に説明されないことが多々ありました。議会や関係者の意見を聞くというのであれば、それができるような情報提供をきちんと行うべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  先ほどから再三申し上げておりますとおり、この基本構想を取りまとめるに当たって平成27年9月に策定した基本方針の中で、この建てかえに当たっての施設の規模であるとか本庁機能の最適な配置であるとか、それから歴史的、文化的背景を踏まえた記録保存などの具体的手法であるとか、財政計画との整合性であるとか、公民連携手法による具体的な建てかえ手法などについて検討していくこととするということをまず先に申し上げた上で、その後の熊本地震も含めた環境変化があり、このように今回基本構想をまとめたわけでございます。  そういう意味では、この基本構想をベースに、また一番熊本市民にとっての財産でございますので、この市民の財産が一番有効になるような方法を、議会の皆さんときちんと議論をしながら決めていくということでございますので、今後、当然議員が申されるような資料も含めた具体的なことについては、逐次御説明を申し上げるということでございますので、この点については何度も申し上げておりますけれども、御理解をいただければと思います。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  何度言われても心配しておりますので、よろしくお願いいたします。  続いて、中心市街地活性化に伴う財政見通しについて伺ってまいります。  中心市街地の活性化にかかわって実施をしていく事業は、桜町地区再開発、熊本城ホール整備、シンボルプロムナード等整備、花畑町別館跡地整備など、今後数年間のうちにかなりの費用をつぎ込んで進められてまいります。2022年度までの財政の中期見通しの年度ごとの投資的経費にどのように反映されているのでしょうか。また、現行の財政の中期見通しには含まれないものの、その後の本市財政に反映されてくるものもあります。  長期にわたり多額の経費をつぎ込んでいく事業であることから、今後の本市財政にどのように影響してくるのか、長期にわたる財政見通しを作成し、議会や市民に対し十分に説明をすべきではないでしょうか。市長に伺います。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  議員御指摘の本市の財政の中期見通しにつきましては、このたび2018年度当初予算案を基礎に、今後5年間の歳入歳出を一定の推計のもと見込み、作成、公表したところでございます。  議員御提示の各事業については、あくまでも現時点での見込みでございますが、例えば桜町地区再開発事業につきましては、2018年度及び2019年度の事業費の合計で約54億円、同じく熊本城ホール整備事業につきましては、合計で約156億円、シンボルプロムナード等整備事業につきましては、2018年度には設計費として約1億5,000万円、2019年度から2020年度までの工事費の合計で約20億円を想定しているところでございます。  また、今回熊本地震を除く2020年度以降の投資的経費の水準につきましては、先ほど申し上げたような現在実施をしております施設整備等が終了していく一方、花畑町別館跡地利活用を含む新たな事業の発生も見込まれることから、全体として直近3カ年の決算の平均値である400億円を目安に推移していくものと整理をしたものでございます。  花畑町別館跡地利活用を含む新規の投資事業等については、それらの個別の事業計画が具体化をした段階で、毎年度の財政の中期見通しにおいて整合を図っていくこととしております。財政の中期見通しの対象期間につきましては、市税や交付税を初めとする歳入及び投資的経費などの歳出につきまして、他の政令指定都市の手法等も参考にしながら現実的な推計が可能な範囲として、今後5年間の見通しを作成しているところでございます。その上で、財政状況の健全性を示す各種の財政指標につきましては、一定の仮定を置いて試算することにより、10年後の姿までお示しをしております。  今後とも本市財政の将来的な見通しの精度を高めながら、市民や議会の皆様にお示しをしますとともに、計画的な財政運営に努めてまいります。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  2018年度から2022年度までの5年間の現行の中期財政見通しでは、熊本地震分を除く各年度の投資的経費は2019年度が461億円、これをピークにどの年度も400億円を超えています。市長は、長期見通しの必要性については明確に答弁なさいませんでしたが、今後とも本市財政の将来的な見通しの精度を高めながら計画的な財政運営に努めるとともに、市民や議会の皆様にお示しし、しっかりと説明してまいると答弁されました。  しかし、現行の中期見通しにおいてすら、2020年度以降は投資的経費の積算を直近3カ年の決算の平均値である400億円を目安に推移していくものと整理していると説明されましたが、これは希望的な見通しによる説明であると言わざるを得ません。  そこで市長に伺いますが、私は財政について長期的な見通しを持ち、何らかの形で示していくべきであると考えています。市長が将来的な見通しの精度を高めながら、計画的な財政運営に努めると言われるのであれば、せめて現行の中期財政見通しにおいては投資的経費も必要な事業費を積み上げて、その内容を市民に示していくべきではないかと思います。そうでなければ精度は上がりません。いかがお考えでしょうか。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  先ほども御答弁をさせていただきましたけれども、いろいろな事業費をその都度確定をする中で盛り込んでいっております。今後は、熊本地震分を除きます2020年度以降の投資的経費の水準について、それぞれ実施している施設整備が終了していく一方で、新たな事業の発生が見込まれると。こういったものは、現在は目安として整理をしておりますが、当然それらの個別の事業の計画が具体化をしていけば、その都度、毎年度の財政の中期見通しに修正をかけていくということでございますので、そうした中でより精度を高めていくということでございます。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  やはり雑駁な、何か計算、400億円という枠の中で運用されていくというイメージになってしまうんですよね。やはり私たちは大ざっぱな説明とか見通しで大きな事業がどんどん進められていくことについては、大変危惧をしております。  過去には超豪華な箱物建設や用地買収、大型開発などさまざまな無駄遣いがあって、市の財政がその折々に悪化もしてきました。そのたびに財政健全化に取り組まれましたが、縮減されてきたのは福祉や暮らしの予算でした。一方で、箱物の建設によってふえた公共施設やインフラ等の老朽化によって維持管理、修繕費が市の財政を圧迫する時代となりました。無駄を正すだけでは財政状況は改善しない。あわせて公共施設マネジメントにも取り組む必要性に迫られています。  そういう中で、桜町再開発、熊本城ホール整備事業への補助金も含めて450億円の投資や20億円もかかるシンボルプロムナード等整備事業などが進められて、加えて花畑町別館跡地への100億円規模のビル建設に熊本市もかかわっていくとなれば、市の財政を心配するのは私だけではないと思います。  最後に1つ、市長に確認も含めてお尋ねをしたいと思います。  今後、花畑町別館の跡地利用が公民連携手法で、民間事業者によって整備をされていくこととなれば、計画の段階から十分に説明が行われていくのか、契約業務が公に準じた入札方法で行われていくのか、その情報は公開されるのか、熊本市の試算が適正価格に活用されていくのか、民間事業ではあってもそれぞれの段階において議会や市民への十分な情報提供と説明責任、意見聴取が行われなければならないと考えますが、この点について御見解を伺います。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  先ほど御答弁申し上げましたけれども、公民連携手法による整備の具体的な効果等々につきましては、新年度の当初予算案に計上いたしました花畑町別館跡地利活用検討経費の中で整備内容の整理や整備手法とのトータルコストを精査することとしておりますので、この点でお示しをしていくということでございます。         〔上野美恵子委員 登壇〕 ◆上野美恵子 委員  お尋ねした点と、ちょっと答弁は違っていたのではないかと思います。  私は、それぞれの段階によって民間が進める事業ではあっても議会や市民への十分な情報提供や説明責任、意見聴取が行われなければならないと考えている、その点について市長の見解をお尋ねしたんですけれども、やはりこれまでの市が行ってきた事業の中で、特にこういう大きな開発の場合は、民間事業者がかかわってきたことで非常に内容が不透明で、私たちが議会の中でいろいろ説明を求めたり、あるいは数字を示してほしいということを言っても、民間事業者のやることですからそれにはお答えができませんという説明、あるいは答弁を私は何回も聞いてきました。  そういう意味で今回は、前の質問でもその心配な点は申し上げましたけれども、改めて今回、公民連携手法で民間のディベロッパーが主体となって花畑町別館跡地の利活用が進められていくということについては、非常に心配もしておりますし、やはり市民や議会に対して十分な説明責任、情報提供等をしっかり行っていくことを重ねてお願いをいたしまして、そしてまたそういう方向で取り組んでいただくことを要望いたしまして、締めくくり質疑を終わりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○満永寿博 委員長  日本共産党熊本市議団上野美恵子委員の質疑は終わりました。  以上で、締めくくり質疑は終わりました。  これより採決を行います。  まず、議第6号ないし議第8号、議第13号、議第41号、議第48号ないし議第53号、議第57号、議第59号ないし議第61号、議第63号、議第68号ないし議第72号、議第75号、議第98号、以上23件を一括して採決いたします。  以上23件を可決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○満永寿博 委員長  御異議なしと認めます。  よって、以上23件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  次に、議第2号ないし議第5号、議第9号ないし議第12号、議第14号ないし議第21号、議第44号ないし議第47号、議第58号、議第62号、議第64号、議第66号、議第101号、議第102号、議第117号、議第126号ないし議第128号、以上30件を一括して採決いたします。  以上30件を可決することに賛成の委員の挙手を求めます。         (賛成) 藤岡照代副委員長、澤田昌作委員              藤山英美委員、光永邦保委員              大塚信弥委員、緒方夕佳委員              小池洋恵委員、三森至加委員              高本一臣委員、小佐井賀瑞宜委員              寺本義勝委員、福永洋一委員              西岡誠也委員、田上辰也委員              浜田大介委員、井本正広委員              藤永弘委員、原亨委員              原口亮志委員、紫垣正仁委員              くつき信哉委員、田中敦朗委員              重村和征委員、村上博委員              上田芳裕委員、園川良二委員              倉重徹委員、三島良之委員              齊藤聰委員、大石浩文委員              田尻善裕委員、白河部貞志委員              津田征士郎委員、坂田誠二委員              竹原孝昭委員、鈴木弘委員              落水清弘委員、古川泰三委員
                 北口和皇委員、田尻将博委員              家入安弘委員、田辺正信委員         (反対) 山部洋史委員、那須円委員              上野美恵子委員 ○満永寿博 委員長  挙手多数。  よって、以上30件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  次に、議第55号、議第100号、以上2件を一括して採決いたします。  以上2件を可決することに賛成の委員の挙手を求めます。         (賛成) 藤岡照代副委員長、澤田昌作委員              藤山英美委員、光永邦保委員              大塚信弥委員、小池洋恵委員、              三森至加委員、高本一臣委員              小佐井賀瑞宜委員、寺本義勝委員              福永洋一委員、西岡誠也委員              田上辰也委員、浜田大介委員              井本正広委員、藤永弘委員              原亨委員、原口亮志委員              紫垣正仁委員、くつき信哉委員              田中敦朗委員、重村和征委員              村上博委員、上田芳裕委員              園川良二委員、倉重徹委員              三島良之委員、齊藤聰委員              大石浩文委員、田尻善裕委員              白河部貞志委員、津田征士郎委員              坂田誠二委員、竹原孝昭委員              鈴木弘委員、落水清弘委員              古川泰三委員、北口和皇委員              田尻将博委員、家入安弘委員              田辺正信委員         (反対) 山部洋史委員、緒方夕佳委員              那須円委員、上野美恵子委員 ○満永寿博 委員長  挙手多数。  よって、以上2件はいずれも可決すべきものと決定いたしました。  次に、議第1号を採決いたします。  本案を可決することに賛成の委員の挙手を求めます。         (賛成) 藤岡照代副委員長、澤田昌作委員              藤山英美委員、光永邦保委員              大塚信弥委員、小池洋恵委員              三森至加委員、高本一臣委員              小佐井賀瑞宜委員、寺本義勝委員              福永洋一委員、西岡誠也委員              田上辰也委員、浜田大介委員              井本正広委員、藤永弘委員              原亨委員、原口亮志委員              紫垣正仁委員、くつき信哉委員              田中敦朗委員、重村和征委員、              村上博委員、上田芳裕委員              園川良二委員、倉重徹委員              三島良之委員、齊藤聰委員              大石浩文委員、白河部貞志委員              津田征士郎委員、坂田誠二委員              竹原孝昭委員、鈴木弘委員              落水清弘委員、古川泰三委員              北口和皇委員、田尻将博委員              家入安弘委員、田辺正信委員         (反対) 山部洋史委員、緒方夕佳委員              那須円委員、田尻善裕委員              上野美恵子委員 ○満永寿博 委員長  挙手多数。  よって、本案は可決すべきものと決定いたしました。  この際、市長より専決処分の実施予定について発言の申し出があっておりますので、これを許可いたします。         〔大西一史市長 登壇〕 ◎大西一史 市長  専決処分の予定につきまして、1件御了解をお願いしたいと存じます。  ただいま国会におきまして地方税法等の改正案が審議をされているところでございますが、これが成立をした場合にただちに必要となります熊本市税条例の改正につきましては、専決処分で対応をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。  なお、この専決処分につきましては、次の議会において御報告をさせていただきたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○満永寿博 委員長  市長の発言は終わりました。  以上で、当委員会に付託を受けた議案の審査は全て終了いたしました。  これをもちまして、予算決算委員会を閉会いたします。                              午前10時58分 閉会 出席説明員    市長       大 西 一 史    副市長      植 松 浩 二    副市長      多 野 春 光    政策局長     古 庄 修 治    総務局長     田 畑 公 人    財政局長     中 原 裕 治    都市建設局長   肝 付 幸 治 議会事務局職員    事務局長     田 上 美智子    事務局次長    大 島 直 也    議事課長     本 田 正 文    調査課長     中 川 和 徳 〔議案の審査結果〕   議第 1号 「平成30年度熊本市一般会計予算」………………………(可  決)   議第 2号 「平成30年度熊本市国民健康保険会計予算」……………(可  決)   議第 3号 「平成30年度熊本市母子父子寡婦福祉資金貸付事業会計予算」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 4号 「平成30年度熊本市介護保険会計予算」…………………(可  決)   議第 5号 「平成30年度熊本市後期高齢者医療会計予算」…………(可  決)   議第 6号 「平成30年度熊本市農業集落排水事業会計予算」………(可  決)   議第 7号 「平成30年度熊本市産業振興資金会計予算」……………(可  決)   議第 8号 「平成30年度熊本市食品工業団地用地会計予算」………(可  決)   議第 9号 「平成30年度熊本市競輪事業会計予算」…………………(可  決)   議第 10号 「平成30年度熊本市地下駐車場事業会計予算」…………(可  決)   議第 11号 「平成30年度熊本市公共用地先行取得事業会計予算」…(可  決)   議第 12号 「平成30年度熊本市都市開発資金貸付事業会計予算」…(可  決)   議第 13号 「平成30年度熊本市熊本駅西土地区画整理事業会計予算」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 14号 「平成30年度熊本市植木中央土地区画整理事業会計予算」           ……………………………………………………………(可  決)
      議第 15号 「平成30年度熊本市奨学金貸付事業会計予算」…………(可  決)   議第 16号 「平成30年度熊本市公債管理会計予算」…………………(可  決)   議第 17号 「平成30年度熊本市病院事業会計予算」…………………(可  決)   議第 18号 「平成30年度熊本市水道事業会計予算」…………………(可  決)   議第 19号 「平成30年度熊本市下水道事業会計予算」………………(可  決)   議第 20号 「平成30年度熊本市工業用水道事業会計予算」…………(可  決)   議第 21号 「平成30年度熊本市交通事業会計予算」…………………(可  決)   議第 41号 「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」………(可  決)   議第 44号 「熊本市長等の給与に関する条例の一部改正について」(可  決)   議第 45号 「熊本市議会議員の議員報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 46号 「熊本市企業管理者の給与に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 47号 「熊本市教育長の給与等に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 48号 「熊本市職員特殊勤務手当支給条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 49号 「熊本市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 50号 「熊本市職員等の旅費支給に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 51号 「熊本市消防事務に関する手数料条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 52号 「熊本市消防団員の定員、任用、服務等に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 53号 「熊本市議会議員及び熊本市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 55号 「熊本市公民館条例の一部改正について」………………(可  決)   議第 57号 「熊本市公会堂条例の全部改正について」………………(可  決)   議第 58号 「熊本市立幼稚園条例の一部改正について」……………(可  決)   議第 59号 「熊本市立高等学校条例の一部改正について」…………(可  決)   議第 60号 「熊本市立総合ビジネス専門学校条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 61号 「熊本市立特別支援学校条例の一部改正について」……(可  決)   議第 62号 「熊本博物館条例の一部改正について」…………………(可  決)   議第 63号 「熊本市立学校の教育職員の給与に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 64号 「熊本市介護保険条例の一部改正について」……………(可  決)   議第 66号 「熊本市国民健康保険条例の一部改正について」………(可  決)   議第 68号 「熊本市病院事業の管理者の給料等の特例に関する条例の制定について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 69号 「熊本市土壌汚染対策に基づく許可手数料条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 70号 「熊本市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 71号 「熊本市使用済自動車の再資源化等に関する法律に基づく許可等手数料条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 72号 「熊本市水道事業、工業用水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(可  決)   議第 75号 「熊本城復元整備基金条例の一部改正について」………(可  決)   議第 98号 「包括外部監査契約締結について」………………………(可  決)   議第 100号 「指定管理者の指定について」……………………………(可  決)   議第 101号 「財産の譲与について」……………………………………(可  決)   議第 102号 「財産の譲与について」……………………………………(可  決)   議第 117号 「熊本市手数料条例の一部改正について」………………(可  決)   議第 126号 「工事請負契約締結について」……………………………(可  決)   議第 127号 「工事請負契約締結について」……………………………(可  決)   議第 128号 「工事請負契約締結について」……………………………(可  決)...