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平成28年 6月23日公共施設マネジメント調査特別委員会−06月23日-01号
平成28年 6月23日公共施設マネジメント調査特別委員会−06月23日-01号

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  1. 熊本市議会 2016-06-23
    平成28年 6月23日公共施設マネジメント調査特別委員会−06月23日-01号


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    最終取得日: 2022-11-22
    平成28年 6月23日公共施設マネジメント調査特別委員会−06月23日-01号平成28年 6月23日公共施設マネジメント調査特別委員会             公共施設マネジメント調査               特別委員会会議録 開催年月日   平成28年6月23日(木) 開催場所    特別委員会室 出席委員    12名         江 藤 正 行 委員長    藤 永   弘 副委員長         寺 本 義 勝 委員     田 上 辰 也 委員         浜 田 大 介 委員     原     亨 委員         那 須   円 委員     重 村 和 征 委員         三 島 良 之 委員     坂 田 誠 二 委員         北 口 和 皇 委員     田 辺 正 信 委員 議題・協議事項   (1)調査事項      社会環境の変化や地域特性に応じた適切な公共サービスの提供と安定した財政運営を両立させるための公共施設マネジメントに関する調査   (2)送付された陳情(1件)      陳情第7号「熊本市役所花畑別館保存活用を求める陳情
                                 午前10時04分 開会 ○江藤正行 委員長  ただいまから公共施設マネジメント調査特別委員会を開きます。  本日の議事に入ります前に、執行部において人事異動があっておりますので、順次紹介をお願いいたします。         〔執行部自己紹介〕 ○江藤正行 委員長  以上で紹介は終わりました。  さて本日は、熊本地震に伴う主な公共施設被災状況及び今後の方針について調査を行うためお集まりいただきました。  なお、今回、陳情1件が議長より参考送付されておりますので、その写しをお手元に配付いたしておきました。  それでは、調査方法についてお諮りいたします。  調査方法としては、本日は公共施設被災状況等について執行部報告を聴取した後、早期解体が必要な施設5カ所、並びに市民病院とその再建予定地現地視察を実施し、明24日金曜日、午前10時より委員会を開催し、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○江藤正行 委員長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。  それでは、執行部説明を求めます。 ◎宮本邦彦 財政局長  新年度第1回目の本特別委員会におきましては、先日、各議員皆様にお配りさせていただきました熊本施設白書について御説明させていただく予定でございましたが、今回の熊本地震により、状況が変化いたしております。公共施設の今後のあり方につきましては、震災を踏まえまして改めて検討した上で御報告させていただきたいと考えております。  さて、先日の熊本地震からの復旧・復興に関する調査特別委員会におきまして、熊本地震における被害等について、執行部から御報告させていただいたところでございますが、本日は、被災した公共施設のうち、安全性の問題から早期解体せざるを得ないと考えております施設について、現状及び方針を御説明いたしますとともに、熊本市民病院被災状況及び移転再建の基本的な考え方について御報告させていただきたいと考えております。  詳細は担当部局から説明いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 ◎田中俊実 財務部長  財政局から被災公共施設早期解体について御報告させていただきます。  今回の熊本地震によりまして、本市の公共施設の多くが被災したところでございますが、さまざまな被害が発生しているところでございます。  被災施設につきましては、被害状況に応じまして応急危険度判定を実施いたしまして、その危険度ごとに区分して、今後の対応等について検討を行っているところでございます。  本日は、その中で建物構造自体被害が及び、早期対応が必要な施設について御報告を申し上げます。  それでは、お手元資料1、被災公共施設早期解体についてをごらんいただきたいと存じます。  まず1番、基本方針でございますが、被災しました公共施設のうち、補修等による復旧が困難な施設については、倒壊等による二次災害防止の観点から、早期解体を行うこととしております。  また、対象となります施設は、応急危険度判定の結果、危険という判定でございまして、建物構造危険性が指摘された施設のうち、倒壊による周辺への影響が大きいと考えられるものを優先することといたしております。  次に2、対象施設でございます。  この資料に記載しておりますとおり、花畑別館ほか4施設対象としているところでございます。  それでは、資料の2ページをごらんいただきたいと存じます。  まず、項番の1番でございます。花畑別館でございますが、花畑別館につきましては、これまでも当委員会において御議論をいただきまして、本年度当初予算において、記録と記憶の保存のための調査費、そして解体設計費を計上させていただいているところでございます。この花畑別館は、本館におきます外壁、内壁、柱の亀裂、そして大量の水漏れ、また旧議会棟における天井、壁の脱落の被害が出ているところでございます。  2番、本山にございます熊本周辺整備事務所、以前は勤労婦人センターであった施設でございますが、こちらも柱や壁、屋外階段等に著しい破損が生じております。  3番の南熊本にございます事業内職業訓練校でございますが、屋外階段の崩壊や外壁の落下のおそれがある状況でございます。  それから、4番の古京町別館でございますが、こちらは、熊本城総合事務所人材育成センターが入っている施設でございますが、外壁や軒裏の落下、基礎や柱の亀裂などの被害が出ているところでございます。  5番の中央公民館でございますが、柱の亀裂基礎部分の剥離など、著しい被害が出ているところでございます。  これらの施設被災状況につきましては、3ページ以降に写真を掲載させていただいておりますので、ごらんいただければと存じます。  それでは、すみません、1ページにお戻りいただけますでしょうか。  資料1ページ、3、体制についてでございます。今後、これらの被災施設解体作業を進めるに当たって、庁内の連携体制をお示ししているものでございます。  各施設所管課所管局それぞればらばらに取り組みを進めますと、非常に非効率でございますし、かえって時間を要しますので、施設所管局財政局、それから営繕部門連携を図りながら一体的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。  それから、被災公共施設早期解体についての説明は以上でございますが、後ほど現地調査の方を予定させていただいておりますので、委員各位にはどうぞよろしくお願い申し上げます。  なお、施設によりましては、危険防止のために立ち入ることができない施設もございますので、調査の際は、今お手元の、写真を掲載しております資料の方を御持参いただきますようお願い申し上げます。  以上で報告を終わります。 ◎藤本眞一 市民病院事務局長政策局総括審議員  私の方からは、熊本地震に伴います市民病院被災状況移転再建方針について説明させていただきます。  失礼ですが、着座にて説明させていただきます。  資料は、お手元にお配りしております資料2と資料2−1で御説明させていただきます。  まず資料2でございます。こちらの方は、熊本市民病院被災状況対応及び被害状況市民病院建物、病棟についての被害状況調査報告でございます。  2ページをお願いします。  まず、前震後の対応でございます。前震、4月14日でございましたが、そのときの状況でございます。ライフラインはそのときは全て使用可能という状況でございまして、ただし、管理棟につきましては、ここに写真掲載しておりますように、天井が一部、ロビーの天井が崩落しております。ただ、これは応急処置によって回復した形になっております。  それから、入院患者さんにつきましては、全員、このときの地震によるけがはございません。  病院としては、救急でおいでになる患者さんがたくさんございまして、ここに表を掲げておりますけれども、けがの程度によりましてトリアージを行いまして、全体でおいでになった患者さんは317名、それから入院された方は30名、重症、中等症、軽症、お亡くなりの方は1名という状況でございました。  次、3ページをお願いいたします。  本震後の対応でございます。このときは、4月16日でございましたが、ライフラインは全て使用不能となっております。電気だけは1時間後に自家発電に切りかえて対応できるようになっております。入院患者さんにつきましては、地震によるけがはございませんでした。  救急外来につきましては、このとき、建物損壊度等から受け入れができない状況でございます。入院患者さん、当時310名おいでになりました。こちらの方々につきましては、その後も度重なる余震が、激しい余震が続きまして、施設損傷度も大きいものがあります。給水施設も壊れまして、水漏れも各所で発生している状況でございました。このような状況から、入院治療、このまま入院患者さんを続けることは不可能ということで、患者さんの安全を考えまして転院、あるいはできる方につきましては退院の対応をとらせていただいております。  以下、ここに写真載せておりますが、この後、現場を視察していただくことになろうかと思いますが、何枚か写真を挙げさせていただきました。  4ページをお願いいたします。  4ページは4枚挙げておりますが、特に先ほど触れました給水関係の破損でございますが、一番左の上の写真でございます。ここが破損しましたため、全館の給水が停止、できなくなった状況がございます。  5ページをお願いいたします。  このような状況の中で、被災後に病院がどういう活動を行ったかということを書かせていただいております。  まず、入院ができておりませんので、医療チームをつくりまして、各避難所の方を巡回させていただきました。いろいろ体調を壊される方がいらっしゃる中で、できるだけ対応を図ってまいりました。中でも、幾つかの専門チームということで、感染対策、あるいは口腔ケアリハビリ専門チームをつくりまして、避難所を巡回しております。  さらに、東部方面でございますが、避難された方が多い2カ所、特に湖東中、託麻西小学校につきましては、常時、医師の待機ということで、固定診療所の設置をしております。  そのほか、避難所への看護師の常時配置ということで、24時間体制避難所看護師を配置しております。  さらに、車中泊の方がかなりいらっしゃいまして、エコノミークラス症候群危険度が高いものがございますので、公園などで車中泊をしていらっしゃる避難者の方に、看護師を中心としましたチームが巡回して声かけて回ったりとかしております。  それから、ボランティアセンター救護所でございますが、花畑広場健軍サテライト、それと城南の方にもつくられましたけれども、花畑広場健軍サテライトにつきまして、ボランティア方々の体調を見る常駐の看護師を配置させていただきました。  そのほか、一番下でございますが、当院から転院を依頼しました入院患者さんがいらっしゃる病院医療スタッフを派遣しまして、その後のケア連携ケアをさせていただいております。また、特に被災地被害度が大きかった阿蘇医療センターでございますが、検査技師放射線技師看護師を派遣しまして、その後の診療体制のお手伝いをさせていただきました。  6ページをお願いいたします。  病院の中でどういった動きをしたかというのをここに簡単にまとめました。4月18日からは処方せんの発行だけさせていただいて、再来患者さんだけ処方せんで、ほかの病院紹介したり、薬の調合の対応をさせていただいております。  28日からは、外来診療再来患者さんにつきましてさせていただいております。その間、28日から5月にかけまして、病院建物被害状況調査をさせていただきました。  29日からは、休日、時間外の一時救急診療を再開しております。そのような中、5月13日に病院再建について方針を表明させていただいた次第でございます。  18日からは、新患の患者さんの外来治療の再開ができるようになりました。これは、CTやレントゲンにつきまして、車、トレーラーで対応する機械がございますが、それを民間業者の方や熊本総合保健センターの御厚意によりまして無料でお貸しいただくお話がございましてお借りいたしまして、その結果、外来診療の再開につながった次第でございます。  6月1日には、先ほど申しました建物被災状況調査を受けまして、今後の建物の使用につきましての考え方を出させていただいたところでございます。  7ページでございます。  その被災状況調査の結果をまとめております。新耐震基準の設定される前につくられました南館につきましては、震災後の耐震性能がさらに下がっているということでございます。このまま市民病院施設ということで、施設として継続使用することは極めて危険ということで、仮に耐震補強を行ったとしても、補強材で壁がふさがってしまいまして、避難通路あるいは病院の機能を確保するための通路、設備を置くための場所の確保ができない状況でございまして、このまま使うことは極めて困難ということでございました。  北館につきましては、建物被害南館と類似していると。それから、建物形状そのものも類似している。建てた時期も、5年ほど早いんですけれども、ほぼ同時期に建てているということでございまして、一応、耐震基準はクリアしていたんですけれども、このときの被害状況というのが南館と同程度ということで、継続使用することは極めて困難と判断させていただいております。  管理棟につきましては、復旧によるケアによりまして利用が可能ではないかという判断でございます。  今後の方針というところで今のことをまとめておりまして、南館北館につきましては、病院機能としては使用しない。それから、外来患者診療業務につきましては、できる限りの継続を行っていくと。それから、管理棟3階の事務スペースの一部をこれから改装させていただきまして、NICUにつきまして対応していきたいということを方向性として出させていただいたところでございます。  続きまして、資料2−1をお願いいたします。  移転再建につきましての考え方ということでまとめさせていただきました。構成は、病院の概要、被災による影響、それから再建目標移転候補地の案、それから再建に向けました基本的な考え方スケジュールというような章立てになっております。  2ページをお開きください。これは熊本市民病院の概要でございます。  昭和21年に発足以来、昭和54年に南館、59年に北館平成13年に管理棟という状況でございまして、556床の病床数ということでございます。  ここに入院患者数、年間外来患者数出しておりますけれども、27年度の決算前でございますので、あくまでも速報値ということで、参考というふうに受けとっていただければと思います。  3ページでございます。  本院が特に重要な役割を果たしておりました総合周産期に関します入院患者数につきましてまとめております。平成27年度は、591人の患者さんが受診されまして、市外からも多数の方が利用されているという状況を示させていただきました。  4ページをお願いいたします。被災状況による影響ということでまとめております。  先ほど申しましたように、310人の入院患者さん、全ての方に転院・退院をさせていただいております。  それから、被災状況は先ほど述べましたとおりですが、総合周期母子医療センターにつきましては、九州の病床数の円グラフを見ていただきますと、黄色の部分なんですけれども、7%を占めておりまして、年間600人を超えます方々を受け入れさせていただいているところなんですけれども、この規模の方々に多大な影響が生じているという状況でございます。  それから、5ページをお願いいたします。再建につきましての考え方でございます。  案としまして、再建目標年度を30年度、それから移転候補地はここに出しております東町の北住宅、東町4丁目1の1を候補地として考えさせていただいているところでございます。  それから、6ページをお願いいたします。  新しい病院再建に向けました1つの基本的な考え方でございまして、震災復興のシンボルの1つとして早期再建を図りたいということでございまして、3つの目指す姿を挙げさせていただいております。  今回の教訓から、まず1番の地震等の災害に強い病院、それから周産期母子医療、今までの市民病院の特性を生かしました周産期母子医療を中心としました安全安心な病院、それから安定的で持続可能な経営ができるコンパクトで効率性の高い病院ということで、3つの目指す姿を述べさせていただいております。そのために、国の全面的かつ強力な支援が不可欠ということでございまして、これからも国の方に要望を続けてまいりたいと考えているところでございます。  7ページでございます。再建に向けましたスケジュールをイメージということで挙げております。  5月13日に方針表明させていただいた後、市議会、その他一体になりまして、再建を加速してまいりたいという考えでございます。さらに、有識者の方々関係機関懇談会を設置しまして、意見をいただきながら案を練り上げていきたいと考えているところでございます。  一応、スケジュールはこちらの方に概略を示しております。こういったスケジュールで流れるように目指してまいりたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。  私の方からの説明は以上でございます。ありがとうございました。 ○江藤正行 委員長  以上で説明は終わりました。  それでは、これより現地視察を行いますので、関係者皆様は直ちに議会棟1階玄関前に御集合願いたいと思います。         〔現地視察〕 ○江藤正行 委員長  それではこれにて現地視察を終了します。  明日は本日の視察状況を踏まえ、委員会を午前10時から開催し議論を行いたいと思いますのでよろしくお願いします。  これで本日の委員会を閉会します。                              午後 2時20分 閉会 出席説明員
     〔政 策 局〕    局長       古 庄 修 治    総括審議員総合政策部長                                 村 上   徹    政策企画課長   村 上 和 美  〔総 務 局〕    行政管理部長   北 岡 祥 宏    総務課長     池 田 由加利  〔財 政 局〕    局長       宮 本 邦 彦    財務部長     田 中 俊 実    財政課長     長谷川 雄 也    首席審議員管財課長                                 橋 本 秋 生    資産マネジメント推進室長             黒 木 善 一  〔市 民 局〕    局長       西 島 徹 郎    市民生活部長   井 上   学  〔健康福祉局〕    局長       池 田 泰 紀    総括審議員    石 櫃 仁 美    福祉部長     田 端 高 志    子ども未来部長  島 村 富 子  〔環 境 局〕    環境推進部長   勝 谷 仁 雄    資源循環部長   川 口 宏 治  〔経済観光局〕    産業部長     境   信 良    観光交流部長   三 島 健 一    文化・スポーツ交流部長             田 上 聖 子  〔農 水 局〕    農政部長     岩 瀬 勝 二  〔都市建設局〕    局長       肝 付 幸 治    総括審議員都市政策部長                                 小 路 剛 志    建築住宅部長   下 田 誠 至    土木部長     宅 間 正 一  〔消 防 局〕    総務部長     田 中 常 起  〔教育委員会事務局〕    教育総務部長   松 永   健  〔上下水道局〕    計画整備部長   田 川   浩  〔病 院 局〕    市民病院事務局長政策局総括審議員             藤 本 眞 一...