熊本市議会 > 2015-02-26 >
平成27年第 1回経済分科会−02月26日-01号
平成27年第 1回環境水道分科会-02月26日-01号
平成27年第 1回福祉子ども分科会-02月26日-01号
平成27年第 1回企画教育市民分科会-02月26日-01号
平成27年第 1回総務分科会-02月26日-01号
平成27年第 1回都市整備委員会-02月26日-01号
平成27年第 1回経済委員会-02月26日-01号
平成27年第 1回環境水道委員会−02月26日-01号
平成27年第 1回企画教育市民委員会-02月26日-01号
平成27年第 1回総務委員会−02月26日-01号
平成27年第 1回都市整備分科会-02月26日-01号
平成27年第 1回環境水道委員会−02月26日-01号
平成27年第 1回経済委員会-02月26日-01号
平成27年第 1回都市整備委員会-02月26日-01号
平成27年第 1回都市整備分科会-02月26日-01号
平成27年第 1回企画教育市民分科会−02月26日-01号
平成27年第 1回福祉子ども分科会−02月26日-01号
平成27年第 1回環境水道分科会−02月26日-01号
平成27年第 1回経済分科会−02月26日-01号
平成27年第 1回総務委員会−02月26日-01号
平成27年第 1回企画教育市民委員会−02月26日-01号
平成27年第 1回総務分科会−02月26日-01号

ツイート シェア
  1. 熊本市議会 2015-02-26
    平成27年第 1回環境水道分科会−02月26日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-29
    平成27年第 1回環境水道分科会−02月26日-01号平成27年第 1回環境水道分科会                環境水道分科会会議録 開催年月日   平成27年2月26日(木) 開催場所    環境水道委員会室 出席委員    7名         田 中 敦 朗 分科会長   寺 本 義 勝 副分科会長         齊 藤   聰 委員     家 入 安 弘 委員         落 水 清 弘 委員     田 尻 清 輝 委員         古 川 泰 三 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(11件)      議第 1号「平成27年度熊本市一般会計予算」中、環境水道分科会関係分      議第 18号「平成27年度熊本市水道事業会計予算」      議第 19号「平成27年度熊本市下水道事業会計予算」      議第 20号「平成27年度熊本市工業用水道事業会計予算」      議第 22号「平成26年度熊本市一般会計補正予算」中、環境水道分科会関係分      議第 36号「平成26年度熊本市水道事業会計補正予算
         議第 37号「平成26年度熊本市下水道事業会計補正予算」      議第 38号「平成26年度熊本市工業用水道事業会計補正予算」      議第 68号「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」      議第 106号「権利の放棄について」      議第 112号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」中、環境水道分科会関係分                              午前10時04分 開会 ○田中敦朗 分科会長  ただいまから予算決算委員会環境水道分科会を開会いたします。  今回、当分科会において審査を分担します議案は、予算8件、条例2件、その他1件の計11件であります。  それでは審査の方法についてお諮りいたします。  審査の方法としては、各号議案について説明を聴取した後、一括して質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○田中敦朗 分科会長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。  これより議案の審査を行います。  まず、総括的な説明を求めます。 ◎石櫃紳一郎 環境局長  私の方からは、まず本分科会で御審議いただきます案件につきまして、総括的な説明を行わせていただきます。  お手元の環境局の環境水道分科会説明資料をお願いいたします。3ページでございます。  まず補正予算案でございます。  お開きのページに環境局の平成26年度補正予算案総括表がございます。  議第22号「平成26年度熊本市一般会計補正予算」中、環境局における補正予算でございますが、上の表の補正額の欄の一番下の行の数字を見ていただきたいと思います。61億2,116万3,000円を計上いたしております。内容といたしましては、主なものは決算調整によるものでございますが、国の経済対策に伴うものを補正予算として計上いたしております。その中で今回大きな増額補正予算となりました要因といたしましては、経済対策におきまして平成27年度末稼働を予定しております西部環境工場の建設に係ります国からの補助でございます循環型社会形成交付金でございますが、平成27年度に予定しておりましたものが、26年度分の予算で前倒しで約30億円が交付されるということになりましたことによるものでございます。これによりまして、環境局の平成26年度の総予算額244億3,608万8,000円となります。  続きまして当初予算案でございます。資料の19ページをお願いいたします。  環境局の27年度の総括表でございます。  平成27年度の当初予算、表の一番上で本年度Aと書いてある欄の一番下の行の数字でございますが、総額173億6,189万5,000円を計上いたしております。昨年度と比較いたしますと8億669万1,000円の減、約4.4%の減となっております。この主な要因といたしましては、先ほど申し上げました国の経済対策に伴います新西部環境工場整備経費を含みます7事業、約66億8,000万円を平成26年度で計上したことによるものでございます。また、今回は新規事業といたしまして、地球温暖化対策として太陽光エネルギーを有効に活用しまして、家庭でのエネルギー消費の削減が見込まれるというスマートハウスの普及を促進いたしますスマートハウス促進事業、それと27年度末より稼働いたします西部環境工場の運営に係る経費、新西部環境工場運営経費の2つを計上させていただいております。よろしくお願いいたします。  次に、条例案件でございます。同じく資料の37ページをお願いいたします。  議第112号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」でございます。これにつきましては、私ども環境局の該当分といたしましては、現段階ではまだ仮称ではございますが、熊本市生物多様性地域戦略検討委員会、それと熊本市生物多様性地域戦略策定業務受託事業者選考委員会の設置に伴いましての条例に追記するための改正を行わせていただくものでございます。  以上が本分科会で御審議いただきます案件になります。  詳細につきましては、後ほど担当課長から御説明をさせます。よろしくお願いいたします。 ◎寺田勝博 上下水道事業管理者  今回、上下水道局が審議をお願いします案件は、補正予算に関します案件が3件、当初予算に関する案件が3件、条例案件が1件、その他の案件が1件でございます。  お手元の環境水道分科会資料、上下水道分をお願いいたします。この表紙において説明をさせていただきます。  まず初めに補正予算案でございますが、表紙に記載しておりますとおり、議第36号から議第38号「平成26年度熊本市水道事業会計補正予算」、「平成26年度熊本市下水道事業会計補正予算」、「平成26年度熊本市工業用水道事業会計補正予算」でございます。これは国庫補助内示額の確定に伴います減額や決算見込みに伴います過不足について計上しております。  次に、当初予算に関する議案としまして、議第18号から議第20号「平成27年度熊本市水道事業会計予算」、「平成27年度熊本市下水道事業会計予算」、「平成27年度熊本市工業用水道事業会計予算」でございます。  水道事業会計につきましては、水道施設整備事業や第6次拡張事業に要します経費のほか、新たに水源かん養林の整備に参画するための費用についても計上し、支出総額で204億円の予算案となっております。  次に、下水道事業会計につきましては、旧熊本市内を初め、富合、城南、植木地域など未普及地区整備のための予算を約77億円、前年度比の31%増でございますが、これを計上し、普及率90%を予定いたしております。また、東部浄化センターにおけます消化ガス発電の工事に要します経費や下水の高度処理に係る経費についても計上し、支出総額で約417億円の予算としております。  次に、工業用水道事業会計につきましては、給水事業所数11カ所を予定しており、支出総額約700万円の予算となっております。  次に、条例案件の議第68号「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」でございます。これは市長事務部局職員と同様の改正を行うものでございます。  また、その他の案件といたしまして、議第106号「権利の放棄について」でございます。これは地方自治法の規定に基づきます水道料金債権を放棄するための議決をお願いするものでございます。  詳細につきましては、担当課長から後ほど説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  次に、議第22号「平成26年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎川口宏治 首席審議員廃棄物計画課長  「平成26年度熊本市一般会計補正予算」環境局分の清掃関係分について御説明させていただきます。  環境局資料の7ページをお願いいたします。  目10清掃総務費7,662万7,000円の減額でございますが、これは職員人件費が主な原因でございます。  次に、目15じん芥処理費63億7,753万6,000円の増額でございます。まず、1番のごみ収集経費経常の減額ですが、直営3クリーンセンター嘱託職員人件費の減額、それと収集車両の修繕費に伴う増額によるものでございます。  2番から5番までの事業につきましては、ごみ収集業務、環境工場の運転に伴う委託費及び維持補修工事費の入札残及び薬品等の不用額によるものでございます。  6番の西部環境工場定期保守点検経費の増額ですが、西部環境工場の定期的な保守点検の中でボイラー水管の接合部分の水漏れが発見されまして、その修理に要した費用が主な要因でございます。  7番の新西部環境工場整備経費65億9,227万8,000円でございますが、これは先ほど局長の方から説明がありましたが、国の経済対策関連により、27年度予算の循環型社会形成推進交付金が平成26年度に前倒し交付されることになったため、本来平成27年度予算で計画しておりました84億8,630万円のうち、交付金に係る事業分の増額補正でございます。なお、差額の18億9,402万2,000円につきましては、平成27年度当初予算に計上させていただいております。  8番の新西部環境工場周辺環境整備経費8,430万4,000円の減額でございますが、これは新西部工場の周辺地域の小島・城山薬師地区南北道路拡張に伴う経費でございましたが、平成26年度に用地取得を計画しておりましたが、警察の協議が整わず取得を延期したことによる公有財産の購入費及び余熱利用施設の基本設計の入札残でございます。  8ページをお願いいたします。  目20特別清掃費7,207万9,000円の減額補正でございます。  まず1番、3番、5番についてですが、生ごみ減量対策経費、きれいなまちづくり推進経費リサイクル推進経費につきましては、それぞれ生ごみの処理機の購入費助成、ごみステーションの管理支援の補助、集団回収の助成という助成金等でございまして、当初の見込みより申請者が伸びなかったことによるものでございます。  10番の埋立処理経費の経常でございますが、下水道使用料及び電気代等によるものでございます。  次に、11番の埋立処理経費(政策)1,603万円の減額でございますが、扇田環境センターの埋立地の浸出水に対応すべく、25年度から今年度にかけて建設中の浸出水調整槽の機械・電気設備工事の入札残及び扇田2期工事に伴う近隣住宅2軒への建物補償費が発生しておりまして、それを計上しております。  その他6事業につきましては、工事請負費や委託費の入札契約等による予算減額でございます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ◎岩永日吉 首席審議員浄化対策課長  資料の9ページをお願いします。  全事業とも決算調整による補正となっております。  このうち、補正額の大きなものについて御説明いたします。  目25し尿処理費のうち、4番目の大和地区下水道接続整備経費ですが、上下水道局に対する負担金の費目で当初予算化しておりましたけれども、事務処理を上下水道局ではなく執行課で行うことになったことから、負担金を減額し、委託料として組み替え、執行した分との調整で1,000万円ほどの減額補正をお願いするものです。  続きまして、目30浄化槽管理費のうち、1番の小型合併処理浄化槽設置費助成ですが、これについては国からの交付金を限度として助成をしておりますが、国からの交付金が要望額よりも減額になったことから、これに伴う減額をお願いするものです。  以上、よろしくお願いします。 ◎森博之 環境政策課長  同じく資料の10ページをお願いいたします。  環境保護総務費に係ります人件費3,773万3,000円の増額のほか、当課所管分の決算調整による補正について御説明いたします。  主なものについて御説明いたしますと、3番の再生可能エネルギー等導入推進経費につきましては、これは環境省による再生可能エネルギー等導入推進基金を活用して防災拠点等へ太陽光発電と蓄電池の導入を進めてまいっておるものでございまして、本年度は民間施設への再エネ等導入補助の募集をいたしましたが応募がなかったため3,004万円の減額をするもので、この分につきましては今後公共施設への導入を拡充するというふうにしております。  また5番、大気汚染監視体制整備経費では、本年度測定局の適正配置を行いまして、新設1局、移設3局に伴います建設工事費の方で1,056万6,000円、それから測定機器等の備品購入費で660万9,000円等の執行残、合わせますと2,062万8,000円の減額。  このほか7番、水道事業会計繰出金で655万6,000円の減額。  1枚めくっていただきまして13ページの最後に記載しております下水道費に係ります決算調整といたしまして、1、下水道事業会計繰出金で1億1,831万8,000円の減額補正を計上しております。  よろしくお願いします。 ◎近浦茂実 環境共生課長  同じく環境局分の説明資料、11ページの方にお戻りください。  20緑化推進費でございます。58万1,000円の減額補正をお願いしております。  主なものといたしまして、2番目の自然環境保全経費につきましては、みどりのじゅうたんサポーター制度などでいただきました寄附金を積み立てるため、積立金420万6,000円の増額補正分、それから委託料の契約残によります170万8,000円の減額分の差し引き249万8,000円の増額をお願いしております。  このほか、1の金峰山等森林管理経費、3の保存樹木等保全経費、4の屋上等緑化経費につきましては、いずれも決算調整によります減額補正でございます。  よろしくお願いいたします。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  水保全課分といたしましては、同じく資料の11ページから12ページでございます。  水保全対策費といたしまして7,838万3,000円の補正をお願いするものでございます。今回の補正では、先ほど局長の説明もございましたけれども、経済対策関連経費といたしまして、国から認定された6事業が今回私どもの事業で対象となっております。その当該事業の増額補正を行い、次年度に繰り越すものでございます。  その他の事業につきましては決算調整によるものでございます。  まず、経済対策関連の経費といたしまして、硝酸性窒素削減対策経費でございますけれども、これは現在東部地域の硝酸性窒素削減対策として進めております家畜排せつ物処理施設整備の基本設計等の業務委託料でございます。  次に、5番の地下水位観測経費でございますけれども、これにつきましては地下水位の観測機器の故障によりまして緊急に修繕が必要になったための経費でございます。  次に12ページでございますけれども、9番、これも経済対策関連経費でございます。白川中流域のかん養推進経費でございます。  11番も同じく経済対策関連経費でございます。くまもと水ブランド情報発信経費でございます。これは来年度韓国の大邱市で開催されます世界水フォーラムの参加経費と水をめぐるバスツアーなどの経費等でございます。  次、12番でございますけれども、これも経済対策関連経費でございまして、くまもと水ブランド担い手育成推進経費でございます。これは高校生を対象といたしました水の国フォーラムを熊本県、くまもと地下水財団及びTKUと共催で開催する経費でございます。  次に、14番でございますけれども、これも経済対策関連経費地下水都市熊本空間創出経費でございます。これは、既存の水遺産や名水100選に選ばれた場所の整備に係る経費の一部を助成する経費でございます。  よろしくお願いいたします。 ◎藤井幸三 環境総合センター所長  続きまして13ページをお願いいたします。  まず、2番の環境総合センター施設管理経費でございますが、ウイルス検査用の実験室に使用いたします専用空調設備の改修に伴います工事費の決算調整によります減額でございます。残りの3事業につきましても、それぞれ水質や感染症、動物用の医薬品の検査など、さまざまな試験検査用の機器を今年度も更新させていただきまして、その入札残による減額でございます。  御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  次に、議第36号「平成26年度熊本市水道事業会計補正予算」、議第37号「同下水道事業会計補正予算」、議第38号「同工業用水道事業会計補正予算」、以上3件について、一括して説明を求めます。 ◎坂本三智雄 経営企画課長  分科会資料、上下水道局分をお願いいたします。  7ページからが平成26年度水道事業会計補正予算でございます。もう一枚めくっていただきまして、内訳を9ページから記載しております。  まず、中段にあります補正予算の総括表をごらんください。  全て決算調整のための補正であることから、歳出に相当いたします水道事業費用資本的支出ともに減額となったためでございます。  10ページをごらんください。  収益的収支の状況でございます。最上段の水道事業収益は1億6,079万6,000円の減額となっております。給水量が節水啓発の効果、あるいは気候の影響により減少したため、給水収益1億1,590万3,000円が減少する見込みとなっております。  11ページをごらんください。  費用も1億5,058万6,000円の減額となっており、内訳は人件費のほか、備消品費、支払い利息、退職給付引当金等の減額、減価償却費及び資産減耗費の増額でございます。その結果、一番下の欄でございますが、収支差額12億4,588万円となる見込みでございます。  12ページをごらんください。  資本的収支でございますが、収入は3,328万2,000円の増となっております。加入金が5,672万7,000円ふえる見込みであることが大きな要因でございます。  支出は2億9,060万6,000円の減額でございますが、他工事関連の配水設備工事費及び人件費の減額が主な理由でございます。  その結果、資本的収支差額は64億7,723万8,000円の不足となる見込みでございます。この不足額につきましては、減債積立金や過年度分の損益勘定留保資金等で補填する予定でございます。  続きまして15ページからが下水道事業会計補正予算でございます。  さらに2枚めくっていただきまして、18ページをごらんください。  業務の予定量でございますが、平成26年度当初予算におきましては、排水区域面積1万1,633ヘクタールとする計画でしたが、事業費が予定量を下回ることにより、1万1,484ヘクタール、前年度比1.8%増にとどまる見込みでございます。
     次に、補正予算の内容でございます。  中段の総括表をごらんください。  歳出に相当いたします費用と支出、これに相応する収益と収入も全て減額予算となっております。  19ページをごらんください。  収益的収支の状況でございます。下水道事業収益は2億3,288万円の減額となっております。その主な理由は、水道と同様に下水道使用料の減額6,022万円、雨水処理料の減少に伴う一般会計負担金等の減額1億2,628万1,000円、その他決算見込みに基づく長期前受金戻入の減額でございます。  20ページをごらんください。  費用も3億7,402万3,000円の減額となっております。維持管理費の減額のほか、支払い利息の減額1億3,482万1,000円、消費税及び地方消費税の減額7,600万円などが主な内訳でございます。  これらの結果、収支差額3億6,874万3,000円となる見込みでございます。  21ページをごらんください。  資本的収支でございますが、真ん中よりやや下の国・県補助金の欄でございます。  当初36億683万円を見込んでおりました補助金でしたが、結果的に25億5,200万円となり、10億5,483万円の減額を計上いたしております。これに伴う企業債収入も9億5,910万円の減額となっております。  22ページをごらんください。  支出は20億9,625万4,000円の減額でございまして、全て建設改良費の減額でございます。公共下水道整備に関する国の予算については、経済対策補正予算を含め、未普及解消対策より地震対策等に充てます防災安全交付金に重点が置かれており、本市平成26年度の補助事業採択率が例年になく低い結果となっております。この減額した部分の事業につきましては、新年度の事業として実施する予定であり、今後国に対しては本市の実情を丁寧に説明し、理解を得たいと考えております。  25ページからが工業用水道事業会計補正予算でございます。  1枚めくっていただきまして、27ページをごらんください。  まず、業務の予定量でございます。給水事業所数でございますが、昨年度末に1社撤退したため、現在9社となっております。  28ページをごらんください。  収益的収支の状況でございます。給水収益の増により事業収益は58万7,000円増加しております。一方、費用も電気代等58万7,000円の増額を計上いたしております。  29ページをごらんください。  資本的収支でございますが、当初計画しておりました拡張事業でございますが、工事方法を工夫した結果、見込みより安価に実施することができました。これにより支出及び企業債収入の減額を計上いたしております。  以上が水道及び下水道、工業用水道事業会計の補正予算の内容でございます。よろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  次に、議第1号「平成27年度熊本市一般会計予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎川口宏治 首席審議員廃棄物計画課長  27年度一般会計予算環境局清掃費関連の主なものについて御説明させていただきます。  まず、環境局資料の23ページをお願いいたします。  中段の目15じん芥処理費でございますが、44億7,399万2,000円を計上いたしております。主なものといたしまして、まず1、2番のごみ収集経費でございますが、1番の経常的経費では3つのクリーンセンター管理運営経費を、また2番の政策的経費につきましては、燃やすごみや紙の収集・運搬に係る委託費などを計上いたしております。  次に、3番の新西部環境工場整備経費でございますが、平成28年3月の創業に向けまして、最終段階の施設整備費を計上いたしております。  また、4番の新西部環境工場周辺環境整備経費につきましては、工場周辺地域の環境整備として、余熱利用施設の整備や道路拡幅に伴う必要経費などを計上いたしております。  さらに5番の新西部環境工場運営経費につきましては、民間事業者が行う管理運営につきまして、1カ月分の経費と焼却飛灰の再資源化に係る経費を計上いたしております。  6番の植木町塵芥処理費につきましては、植木分のごみの焼却、埋め立て、資源化処理につきまして、山鹿植木広域行政事務組合に搬入割合に応じて支払う負担金及びごみ収集の委託経費等でございます。  続きまして、24ページをお願いいたします。  ごみの焼却施設であります東西の環境工場及び余熱利用施設の管理運営や保守点検などに係ります経費を計上させていただいております。  続きまして、25ページをお願いいたします。  目20特別清掃費でございますが、ごみの減量とリサイクルの推進、さらには産業廃棄物の適正処理や旧埋立処分場の利活用などを図るために、19事業21億4,494万2,000円を計上いたしております。主なものといたしましては、まず1番のごみ減量・リサイクル啓発推進経費ですが、ごみの減量やリサイクルについてのテレビ、新聞等による広報活動経費のほか、生ごみを出さない調理方法などを紹介するエコレシピ料理講座の開催、生ごみ処理機等の助成、広報啓発とともにごみ減量の実践につなげるための経費を計上いたしております。  生ごみ処理機等の助成額につきましては、ここ3年間、購入費の3分の2、上限5万円と全国でも高い助成を行っておりました。その当初予定どおり3年間の特別措置として行っておりましたので、来年度からもとの助成率2分の1、上限3万円に戻すこととしております。  次に、3番のきれいな街づくり推進経費でございますが、これは@にございますとおり、ごみステーションの適正な管理に御協力いただいております自治会等に対し、その世帯数に応じて年間4万5,000円から9万円を助成するごみステーション管理支援経費などでございます。  次に、4番の指定収集袋製造等関係経費でございますが、これは指定ごみ袋の製造・販売などに係る経費でございまして、燃やすごみで約3,300万枚、埋め立てごみで約180万枚の指定ごみ袋を製造・販売する予定でございます。  指定ごみ袋につきましては、ごみ袋の安定供給に努めておりますため、不測の事態にも対応できるように、今年度につきましては14カ月分を製造いたしまして、2カ月分のストックを確保することにしております。  また、指定ごみ袋の関連で2件の債務負担行為を計上いたしております。  1件目の指定ごみ袋受注収納管理業務委託につきましては、900店余りあります販売店から指定ごみ袋の受注を受け、その販売代金を管理いたします業務を委託するものでございます。  2件目の指定ごみ袋保管配送業務委託につきましては、指定ごみ袋の保管と販売店への配送を業務委託するものでございます。これらの業務は、本年7月で3年間の契約が切れるため、改めて3年間の契約を行うものでございます。  次に、8番のリサイクル推進経費5,340万円でございますが、これは家庭から排出される新聞紙やアルミ缶など地域において集団回収を行っていただいておりますが、子ども会や町内会、老人会等の約800の登録団体への助成経費でございます。  次に、9番、資源物適正処理推進経費でございます。これは東部環境工場から発生する焼却灰の一部をセメント原料にしますほか、区役所など40カ所で拠点回収しておりますが、小型家電とか使用済みてんぷら油、また剪定枝などを適正に再資源化するための経費でございます。  また、拠点回収につきましては、回収日は今、月2回にしておりますが、これを毎週1回にふやし、小型家電の回収品目をふやすなど、来年度からのまた充実を図っておるところでございます。  続きまして、26ページをお願いいたします。  10番、資源物再資源化推進経費でございます。これはごみステーションで定期収集しております瓶や缶、プラスチック製容器包装、ペットボトルなどの資源物を初め、大型ごみとして収集した不燃物から金属を再資源化するための経費でございます。  次に、15番、16番、埋立処理経費でございますが、扇田環境センター下水道使用料や電気代などの管理経費及び機械設備等の維持管理や埋め立て業務に係る委託費などでございます。  最後に、18番、ふれあい広場管理運営経費でございますが、パークゴルフ場をメーン施設といたしました扇田と戸島のふれあい広場それぞれの3年目の指定管理料を計上いたしております。 ◎岩永日吉 首席審議員浄化対策課長  資料の27ページをお願いします。  各事業のうち、主なものについて御説明いたします。  まず、目25し尿処理費のうち、2番の秋津浄化センター施設整備経費ですが、老朽化したし尿希釈槽の壁面部、天井部の改修工事費などを計上しております。  次に、3番のし尿収集適正化経費ですが、来年度から植木地区のし尿くみ取り制度が熊本市の例に統一されますので、植木地区の業者を含めた助成金を計上しております。  次に、4番の公衆トイレ管理経費については、前年の同委員会でトイレの主管課が維持管理をすべきではないかというような御指摘を受け、20カ所を管理していたもののうち、11カ所を所管課へ維持管理を移すことになりました。残り浄化対策課所管トイレなど9カ所についての維持管理費を計上しております。  次に、6番目の大和地区下水道接続整備経費については、北区役所まちづくり推進課の所管分の予算となりますが、来年度末に大和地区の汚水処理施設を停止し、公共下水道に接続することから、そのための管渠の改修工事や本管接続工事等に係る費用を計上しております。  続きまして、目30浄化槽管理費についてですが、1番の合併処理浄化槽の設置補助金については、国・県の補助を活用し補助をしているところです。昨年と同様の300基分の補助を行う経費等を計上しておりますが、限られた財源の中で単独処理浄化槽、またはくみ取り便槽の合併処理浄化槽への転換に重点的に配分することとしております。  以上、よろしくお願いします。 ◎森博之 環境政策課長  次の分科会説明資料、次の28ページをごらんください。  環境保護総務費で8億3,857万円を計上しておりまして、当課では環境保全や温暖化対策に対します市民の皆様への啓発、また大気汚染等の監視を行っておりまして、人件費として5億9,456万円のほか、主なものについて御説明いたします。  まず、1、スマートハウス普及促進事業につきましては、冒頭局長からも少し触れられておりますが、平成27年度の新規事業でございまして、1,000万円を計上しております。これは、温暖化対策の取り組みでCO2の排出を抑制するためには、エネルギー消費をできるだけ削減する必要がございますが、本市のエネルギー消費量を見てみますと、全体では減少傾向にございますが、家庭部門ではライフスタイルの変化、あるいは世帯数の増加などで上昇傾向というふうになっております。  そこで、家庭部門でのさらなる節電、あるいはエネルギーの効率的な利用を図るため、エネルギー使用量を最適化する、いわゆるスマートハウスと呼ばれる住宅の普及促進を行うものでございます。  このスマートハウスは、エネルギー機器や家電、住宅設備などをコントロールして、家庭内のエネルギー消費を最適に管理、制御することでCO2の排出削減を実現するという住宅でございまして、これに必要となりますシステムを導入される方に、その効果や活用状況などを報告していただくモニターとなることを条件に導入費用の一部を助成するものでございます。  助成額といたしましては、太陽光発電システムを既に設置、あるいは今後設置される方を対象にHEMSという制御機器、それから家庭用燃料電池エネファームを導入される場合には、1件当たり20万円を15件程度、同じくHEMSと蓄電池を導入される場合には30万円を10件程度、またHEMSとエネファーム、蓄電池をあわせて導入される場合には40万円を5件程度予定しておりまして、助成したモニターの皆様からの報告につきましては、生活情報紙やイベント、セミナーなどで御紹介して、こういったスマートハウスの普及啓発を図るものでございます。  次に、2、わくわく江津湖フェスタ環境フェア開催経費では400万円を計上しております。この環境フェア、平成27年度もわくわく江津湖フェスタの一環として動植物園で5月16、17日の土日に予定しておりまして、多くの市民の皆様に御来場いただければというふうに考えております。  少し飛びまして8番、エコキッズ事業経費では100万円を計上しております。これは、学校や地域で環境保全活動に取り組む子供たちをエコキッズと認定いたしまして、具体的な活動や発表を通して家庭、地域や市民への広がりを図るもので、その発表の場でございますエコキッズサミットの開催経費として16万円、それから平成27年度は本市が4都市連携事業の幹事都市ということになっておりまして、北九州市、福岡市、鹿児島市の各都市を代表する子供たちを招聘して、各都市代表の活動発表もこのエコキッズサミットで行っていただく予定というふうにしており、その所要経費として84万円を計上しております。  次の29ページをお願いします。  13番、再生可能エネルギー等導入推進経費では1億420万円を計上いたしております。これは、環境省による再生可能エネルギー等導入推進基金を活用するもので、平成27年度では@太陽光発電と蓄電池の設備設置工事の設計業務委託ということで1,600万円、これは天明総合出張所等の防災拠点、それから避難所としては田底小学校を予定しております。  また、A26年度に設計業務を行っております花園、それから河内総合出張所への設置工事として8,800万円のほか、B学識者で構成する再エネ導入等推進会議開催に要する経費を計上しております。  次に、15、大気汚染監視体制整備経費では2,484万円を計上しております。今年度の平成26年度に大気測定局の適正配置を行いまして、平成27年度はこの適正化した8局体制で監視してまいりますが、@大気汚染監視測定局管理経費として545万7,000円は大気テレメータシステムの賃借料や保守点検等、それからA大気汚染物質等調査委託経費として848万3,000円は、これは事務処理基準で定められております有害大気汚染物質、これはベンゼン等でございますが、その調査と、またB大気汚染常時監視自動測定機保守点検業務委託としまして1,090万円。これは、測定局に設置しております分析計の精度維持のための保守点検業務での経費を計上しております。  次に、このページの最下段23番、水道事業会計繰出金では7,729万円。  少しめくっていただきまして35ページをごらんください。35ページ、最後に記載しております下水道費、1、下水道事業会計繰出金では64億230万6,000円を、これは総務省の繰り出し基準などに基づきましてそれぞれの会計へ繰り出すものでございます。  よろしくお願いします。 ◎近浦茂実 環境共生課長  資料の方は、戻っていただきまして30ページをお願いします。  目20緑化推進費でございますが、27年度は総額1億6,539万7,000円を計上いたしております。  主なものにつきまして御説明いたします。  まず、1番目の立田山管理経費でございます。立田山憩の森、約150ヘクタールの維持管理経費といたしまして2,582万8,000円を計上しております。立田山管理経費につきましては、熊本県が2分の1を負担しております。  次に、2番の金峰山等森林管理経費につきましては1,164万円を計上しております。金峰山周辺の群集林、約183ヘクタールの造林地の管理経費及び金峰山地区の保護管理協議会の負担金などでございます。  3番の自然環境保全経費につきましては2,320万円を計上しております。環境保護地区14カ所に対します指定交付金や放置竹林対策モデル事業のほか、江津湖地域における特定外来生物等による被害防止に関する条例の4月施行に伴います経費といたしまして、巡回回収業務や条例の効果検証のための調査に必要な電気ショッカー船の購入経費等を計上しております。  次に4番でございますが、保存樹木等保全経費でございます。1,900万円を計上しております。市が指定しております保存樹木の保全管理経費や公共施設等の樹木の害虫駆除に係る経費でございます。  少し飛びまして、8番の市電緑のじゅうたん事業といたしまして1,890万円をお願いしております。主な経費としましては、現在整備区間の熊本駅前電停から田崎橋間、また花畑町電停から水道町電停区間の維持管理経費でございます。  次に、9番の屋上等緑化経費としまして740万円を計上しております。これは屋上等緑化推進補助金、それから緑のカーテンの普及経費などでございます。  続きまして、10番の公共地緑化経費としまして2,877万円計上しております。これは、自治会等への花苗の生産配布経費、それから学校施設等への緑化工事経費でございます。  続きまして、31ページの13番、生物多様性保全推進経費でございますが、640万円を計上しております。これは、26年度から取り組み始めております生物多様性地域戦略の策定に係る経費でございまして、26年度に基礎資料となります熊本市の動植物、生物に関する文献等の調査、情報収集を行っておりまして、生態系の実態把握、課題の抽出をいたしておりますところでございますが、27年度におきましては、これらの情報をもとに地域戦略を策定することとしておりまして、そのための経費を計上しております。市民が生物多様性、生態系から受ける恵みを経常的に享受できるよう、本市の自然環境を保全し、後世に伝えるための地域戦略を策定するものでございます。  以上、よろしくお願いいたします。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  32ページをお願いいたします。  目25地下水保全対策費といたしまして1億3,666万7,000円を計上しております。水保全課分といたしましては、平成26年度の補正予算で経済対策関連予算といたしまして6事業を前倒ししており、その残りの事業分でございます。主なものについて説明をいたします。  まず、1から6までが水質保全に係る予算でございます。この中で5の硝酸性窒素削減対策経費でございますが、これにつきましては硝酸性窒素削減対策に関する重要な事項について調査審議する硝酸性窒素対策検討委員会、また家畜排せつ物適正処理施設整備の調査審議を行います家畜排せつ物適正処理施設整備検討委員会等の運営経費でございます。  7から11番が水量保全に係る予算でございます。  9の水源かん養林整備経費といたしまして8,751万4,000円を計上しております。これは第6次水源かん養林整備5カ年計画に基づきまして、27年度は16ヘクタールの新規造林を行いますとともに、既存林の保育管理等を行う経費でございます。  次に、33ページの12から14までが広域連携に係る事業でございます。12番は広域水保全体制運営経費でございますけれども、995万7,000円を計上しております。これはくまもと地下水財団への負担金でございます。  次に、15から16までが水ブランドに係る経費でございまして、15はくまもと水ブランド担い手育成推進経費といたしまして291万5,000円を計上しておりますが、これは「水」検定等の運営に係る業務の委託経費でございます。  16番の地下水都市熊本空間創出経費でございますけれども、これに500万円計上しておりますが、これは市内の5カ所に親水施設整備を設置しておりまして、それに係る維持管理等の経費でございます。  よろしくお願いいたします。 ◎藤井幸三 環境総合センター所長  続きまして、34ページをお願いいたします。34ページから35ページにかけまして13の経費を計上しております。  まず34ページの1番と2番の環境総合センター施設管理経費でございますが、施設の維持管理経費並びに老朽化が目立ってまいりました設備の計画的な改修経費を計上しております。  続きまして、3番と4番の一般検査経費でございますが、庁内各課から依頼されますさまざまな検査に係る経費と今回はPM2.5や地下水中の金属成分を分析いたします機器の更新経費を計上いたしまして、更新に伴います平成34年度までの債務負担行為をお願いするものでございます。  続きまして、9番と10番の感染症対策経費でございますが、検査経費と検査に要します検査機器の更新を計上しておりまして、今回の更新機器は食中毒や感染症の集団発生が起きました際に、原因究明に用います遺伝子検査機器等でございます。  なお、検査に係る経費並びに検査機器の購入経費につきましては、国庫補助対象となっております。  35ページをお願いいたします。  13番のPM2.5モニタリング経費でございますが、PM2.5のイオン成分や金属成分などのいわゆる成分分析に必要な検査経費等を計上しております。  よろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  次に、議第18号「平成27年度熊本市水道事業会計予算」、議第19号「同下水道事業会計予算」、議第20号「同工業用水道事業会計予算」、以上3件について、一括して説明を求めます。
    ◎坂本三智雄 経営企画課長  分科会資料上下水道局分、35ページをお願いいたします。  平成27年度水道事業会計予算でございます。2枚めくっていただきまして、予算内訳を39ページから記載しております。  総括表をごらんください。  収益的収支でございますが、水道事業収益141億9,548万5,000円、前年度当初予算比較で1億1,012万円、0.8%の減少となっております。給水収益及び下水道会計からの負担金の減が主な要因でございます。  水道事業費用でございますが113億752万2,000円、前年度比17億2,063万3,000円、13.2%の減少となっております。会計制度の変更に伴い、前年度に退職手当引当金約16億円を一括計上したため、減少幅が大きくなっております。この特殊要因を除きますと0.3%の減となってございます。  収益的収支差額でございますが、28億8,796万3,000円を確保する見通しでございます。  資本的収支でございますが、収入24億3,420万6,000円、前年度比1億1,807万8,000円、4.6%の減少となっております。簡易水道に関する補助金の減少等によるものでございます。  支出は91億1,288万3,000円、前年度比2億3,595万8,000円、2.5%の減少となっております。前年度予算に計上しておりました水運用センター整備経費2億6,000万円について整備が終了したことが主な理由でございます。  2枚めくっていただきまして42ページをごらんください。  債務負担行為でございます。1番の検針・収納整理・転居清算・窓口収納・電話受付等業務委託でございますが、これは行財政改革計画に基づき、現在民間に委託しております料金課や営業所の業務について、さらに委託範囲を拡大するものでございます。5年間で21億9,510万2,000円の経費を見込んでおります。  2番は更新する端末機55台の賃借料、3番と4番は2カ年にわたる水道施設整備工事でございます。  43ページは予算を図であらわしたものでございます。金額の大きさをグラフの高さで表示しており、経費区分ごとに数字を記載しておりますが、最上段の括弧書きが構成比、上段の数字が新年度予算、下段の括弧書きが前年度当初予算でございます。  左側の収益的収支の収入と支出をごらんください。収入のうち、料金収入が89.5%を占めており、支出では減価償却費が41.3%と最も割合が高くなっております。  右側の資本的収支の収入と支出をごらんください。企業債収入は前年度同額の17億円を計上しており、右端の企業債償還金、これは元金返済額でございますが、18億800万円を下回る額としております。  45ページをごらんください。  水道事業会計の主要事業でございます。  まず水道施設整備事業でございますが、これは老朽化した管路及び施設の更新と耐震化を目的としており、28億5,923万7,000円を計上いたしております。秋田配水場や麻生田送水場等の施設更新に10億669万2,000円、基幹管路の更新2キロに10億9,936万8,000円、老朽管の更新5キロに6億3,197万6,000円を予定いたしております。  次に、下段の第6次拡張事業でございます。  簡易水道の統合と市全域での施設・管路の機能強化を目的としており、30億7,653万4,000円を計上いたしております。富合、城南、植木地区の整備に20億7,982万1,000円を計上しておりますが、富合地区4キロメートル、城南地区12キロメートル、植木地区23キロメートルの配水管布設を計画しております。  また、施設の機能強化として、南部送水場整備等に7億6,684万円を計上いたしております。  46ページをごらんください。  漏水防止対策として有効率向上対策関係経費2億9,650万円を計上いたしております。  下段の地下水を育む取り組みでございますが、7,632万3,000円を計上いたしております。本市が実施します水源かん養林整備事業について新たに水道事業会計がその経費の一部を負担する予定でございます。  以上が水道事業会計でございます。  49ページからが下水道事業会計予算でございます。  2枚めくっていただきまして、内訳を53ページから記載いたしております。  当初予算の総括表でございます。収益的収支でございますが、下水道事業収益215億157万7,000円、前年度当初予算比較で3億1,348万3,000円、1.4%の減少となっております。雨水処理費などに係る一般会計繰入金の減少が主な理由でございます。  下水道事業費用でございますが192億6,230万6,000円、前年度比23億1,270万5,000円、10.7%の減少となっております。会計制度の変更に伴い、前年度の退職手当引当金約20億円を一括計上したため減少幅が大きくなっておりますが、この特殊要因を除きますと1.6%の減となります。  収益的収支差額でございますが、22億3,927万1,000円を確保する見通しでございます。  資本的収支でございますが、資本的収入155億5,061万円、前年度比29億2,931万円、23.2%の増加となっており、資本的支出も224億2,323万1,000円、前年度比28億4,881万4,000円、14.6%の増加となっております。これは先ほど申し上げましたとおり、平成26年度の積み残した分の事業を実施すること、また管渠整備に関する国交省の補助基準につきまして政令指定都市移行の経過措置が適用されておりましたが、平成27年度分を最後に終了する予定でございます。そこで、可能な限り27年度中に整備を進めたいとの考えから予算を計上させていただいております。  2枚めくっていただきまして57ページをごらんください。  債務負担行為でございます。  1番の公共下水道築造事業は2カ年にわたる工事、2番と3番は浄化センターの運転管理委託でございます。それぞれ3カ年分の経費を記載いたしております。  重要な資産の取得でございますが、浸水対策として西区上代十丁目に整備を計画しております雨水調整池用地の取得でございます。平成26年度予算と合わせて3万平方メートル分となる予定でございます。  59ページをごらんください。  下水道事業会計予算を図であらわしたものでございます。左端の収益的収支のうち、収入では水道事業会計と比べて使用料の割合が小さく、一般会計繰入金の割合が大きくなっており、支出では減価償却費の割合が52.0%と高くなってございます。  右側の資本的収支では、支出において単独事業、補助事業と表記しております建設改良費及び企業債償還金の額が大きいことが特徴となってございます。  61ページをごらんください。  下水道事業会計の主要事業でございます。  まず、未普及解消築造事業でございます。76億9,930万円、前年度比較18億2,630万円、31.1%の増を計上いたしております。整備する地区は、旧熊本市地区が258ヘクタール、富合地区35ヘクタール、城南地区23ヘクタール、植木地区39ヘクタールを計画しており、平成27年度末の普及率を90%に引き上げる予定でございます。  下段でございます。水質保全築造事業に9億8,600万円を計上しております。浄化センター施設の長寿命化経費5億7,570万円、東部浄化センターの高度処理施設の設計費1億2,620万円、西部浄化センター処理水再利用に係る設計費2,700万円等でございます。  62ページをごらんください。  資源循環形成築造事業に12億7,510万円を計上いたしております。これは、下水道の処理過程で発生するエネルギーの有効活用を図るための経費でございまして、消化タンク設備の更新や消化ガス発電設備の増設等を計画しております。  下段の浸水対策築造事業に12億2,300万円を計上いたしております。重点地区の井芹川第9排水区と加勢川第6排水区につきましては、ことしの梅雨前までに供用を開始する予定でございます。  63ページをごらんください。  地震対策築造事業に12億4,480万円を計上いたしております。下水道管渠長寿命化や総合地震対策等の経費でございます。  以上が下水道事業会計でございます。  67ページをごらんください。  工業用水道事業会計予算でございます。  1枚めくっていただきまして内訳を69ページから記載いたしております。  給水事業所数は2カ所増の11カ所を見込んでおります。  中段の当初予算の総括表をごらんください。  収益的収支は、収益、費用ともに677万5,000円を計上しており、前年度比34.9%の減少でございます。これは前年度実施しました基礎資料作成業務が完了したこと、減価償却費が減少しつつあることが要因でございます。  資本的収支の支出は量水器購入でございます。  以上が工業用水道事業会計でございます。  御参考までに、別冊資料として図面をお配りしております。1ページから3ページが上水道、4ページから6ページが下水道関係の図面でございます。  以上が上下水道局所管3会計予算の説明を申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  次に、議第68号「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」の説明を求めます。 ◎米村和哉 首席審議員兼総務課長  それでは、議第68号「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」につきまして御説明をいたします。  分科会資料上下水道局75ページをごらんください。  今回の給与条例の改正につきましては、国の制度改正や地方公務員法の改正を受けまして、市長事務部局に準じて改正するものでございます。  77ページをごらんください。  改正内容といたしましては3点ございます。  1点目といたしましては、管理職員特別勤務手当の改正でございます。管理職員特別勤務手当は、従来災害対応などの臨時、または緊急の用務によりまして週休日や祭日、いわゆる休みの日に勤務した場合に手当の支給を受けておりましたが、支給の対象となる期間を週休日、祭日、いわゆる休みの日だけではなく、平日の午前零時以降午前5時までの深夜まで広げるものでございます。  2点目といたしましては、高齢者部分休業の改定でございます。  今まで定年退職日、3月31日でございますが、から5年さかのぼった日から取得が可能でございましたが、それを本人が55歳に達した日から取得を可能とするものでございます。  3点目といたしましては、単身赴任手当の改正でございます。  単身赴任手当は、従来正職員のみが支給対象でございましたが、その対象範囲を再任用職員まで広げるものでございます。先ほども説明をいたしましたが、改正点3点につきましては、いずれも市長事務部局に準じて改正するものでございまして、施行日は27年4月1日の予定でございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  次に、議第106号「権利の放棄について」の説明を求めます。 ◎近藤修二 料金課長  資料の81ページをお願いいたします。  権利の放棄について御説明いたします。  対象となりますのは、水道料金債権でございます。件数は1,347件、金額で1,592万7,745円です。  放棄の理由といたしましては、債権者の所在等が不明ということで、債権回収が著しく困難、不能または不適当というような内容でございます。  放棄の時期につきましては、27年の3月31日でございます。  議案提出の理由でありますが、水道料金債権につきましては、民法上の債権ということで、これを放棄するに当たりましては議会の議決が必要であるということで御審議をいただくものです。  裏面に放棄の内訳を掲載いたしております。  なお、債権放棄の後の水道料金の収納率につきましては、99.8%となっております。  よろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  次に、議第112号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎近浦茂実 環境共生課長  分科会資料環境局分の37ページをお願いいたします。  議第112号「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」でございます。  当課が関係する部分といたしまして、熊本市附属機関設置条例の別表中に28と29の項を追加するものでございまして、次の38ページをお願いいたします。  上段の表になりますが、平成27年度に策定を予定しております生物多様性地域戦略に係るものでございまして、(仮称)熊本市生物多様性地域戦略の策定に当たります検討委員会を設置するものでございます。これは、地域戦略の基本方針や目標設定を初め、戦略に盛り込む施策や行動計画、推進体制の検討など地域戦略の素案策定に係る審議をお願いするものでございます。  委員の構成につきましては、学識経験者でございます動植物の専門家に加えまして、国や県関係機関、公募による市民委員を予定しております。  また、29の項でございますが、この生物多様性地域戦略の策定に当たりまして、その業務委託先をプロポーザル方式により選考する予定としておりまして、その受託業者の選定を行う機関を設置するものでございます。  委員の構成は、市の職員に加え、学識経験者、生物多様性の専門家の方にお願いしまして、専門的立場から御意見を伺う予定といたしております。  よろしくお願いいたします。 ○田中敦朗 分科会長  以上で議案の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  分担議案について一括して質疑をお願いします。 ◆田尻清輝 委員  上下水道局の63ページ、地震対策築造事業というのが24年から33年まで公共下水道の耐震化及びポンプ場等の長寿命化と。また、環境の長寿命化の策定とか管渠の長寿命化工事とかをされる予定ですけれども、その辺をどのようにしていかれるのか詳しく説明していただきたい。 ◎岩本英紀 計画調整課長  まず、下水道の管渠の長寿命化計画でございます。  これは、基本的に下水道を整備いたしまして50年を経過した管を主に対象といたしまして長寿命化計画の管渠の更新を図っております。  地区といたしましては、昭和23年に衛生環境の改善を図るということの目的で市役所を中心に、場所といたしましては城東町、上通り、下通り、それから細工町方面まで含めまして、当時設置をいたしました下水管につきまして、約50年経過管が今年度で約65キロに達しておりますので、それにつきまして各カメラ調査等を入れまして老朽化等をはかりながら不良の部分につきましては、その部分について計画を策定いたしまして次年度に補修を行うというような事業を行っております。  次に、総合地震対策関連経費でございますが、これは下水道の施設につきまして、まず耐震の診断を行っております。その状況を見まして次年度に基本設計を行い、その次の年に詳細設計を行って耐震補強が劣る部分に関しましては補強工事を行うというような事業を行っております。 ◆田尻清輝 委員  それで、上下水道局計画調整課からも、こうやってインターネットか何かで大分、私たちもこの委員会で浦安市か何かの液状化になっているマンホールなんかを見に行ったです。トイレがもう砂がいっぱい噴出したあれです。  下水道のマンホール、これには環境の長寿命化工事ということで書いてありますけれども、今そういうのを何か新しく浮き上がらぬように、スムーズに流れるように何か間に入れるような技術が東京の下水道技術センターか何かではそうやってされておるということですけれども、今度そういうのは上通り、城東町周辺だけではなく、坪井、春日、二本木なども長寿命化計画で順次されていくということですけれども、入れかえとか工事をやりかえるとか、そういう計画もあるんですか。ただ、カメラで調査するだけですか。 ◎成松浩介 管路維持課長  長寿命化計画につきましてでございますけれども、現在古くから布設いたしました合流区域、市の中心部でございますけれども、そこを10ブロックに分けまして、順次カメラを入れまして老朽化しているところを見つけまして、長寿命化計画を立案しながら補修を行っているところでございます。  毎年毎年カメラ調査を行って、その後にブロックごとに長寿命化計画を策定すると。その後、その結果がわかったところから補修工事の設計を出しまして補修を行っていくという順番で、ブロックごとに順次長寿命化を行っていっております。
    ◆田尻清輝 委員  私もよくわからぬけれども、下水道の場合は、私の2期目だったかな、全国議長会で海外研修があって行ったとき、フランスでは中に入って、ちゃんと映画でやったことや生で下水道の流れるところを見たけれども、熊本市の場合は、もう地中に埋まってカメラで見て、ここはいかぬなといったところを部分的に補修していくわけですか。その辺がどうなったんですか。 ◎成松浩介 管路維持課長  熊本市の下水道の管というのは、ほとんどが直径20センチから30センチ程度の細い管でございますので、カメラを入れまして、その中でクラックとか破損箇所を探し出しまして、そこを修理していくというふうに工事を行っております。 ◆田尻清輝 委員  大体50年は経過しておるというのは、この上通り、練兵町、この区域で、延長が65キロというのは場所的には白川と坪井川で挟まれた間ぐらいですか。上通りと練兵町と書いてある。 ◎岩本英紀 計画調整課長  熊本市役所を中心的に考えていただけると非常にいいと思います。  北側は黒髪の済々黌高付近からというふうな形で考えていただければと思いますし、東側は場所によっては白川の西岸というふうに考えていただければいいと思います。それと、南側につきましては段山付近までというふうに考えて。南に関しましては、場所によっては熊本駅付近までというふうな形で考えていただけると。ひし形みたいな形の地域で、まず当初の50年経過管というのは、そういうふうな形の位置に大体配置をされております。 ◆田尻清輝 委員  東町というのが入っておるけれども、この東町は特別にそこだけ管が古く引かれたんですか。 ◎岩本英紀 計画調整課長  すみませんでした。東町も50年経過管というのがございますので、一部東町についても50年経過管が入っております。 ◆田尻清輝 委員  東町は、下水の処理場はどこになっているのですか。 ◎岩本英紀 計画調整課長  東部浄化センターになります。 ◆田尻清輝 委員  東部浄化センターは、創設してからもう50年以上になっているわけですか。 ◎齊田誠治 水再生課長  東部浄化センターは、昭和48年稼働で、現在は50年近くたっております。 ◆田尻清輝 委員  技術的にいろいろ大変なところもあると思います。お客様へということで計画調整課の下水道計画案から下水道の地震対策ということで出してありますので順次、地震の被害というのもそうないとは思いますが、これは布田川断層の地震が今後30年間の間には発生率が6%と書いてあるけれども、大したことはないと思うけれども、そのときは熊本都市圏の90万人ぐらいの人に震度6ぐらいの影響はあるということだから、震度6ぐらいまでは、このマンホールは浮き上がりはせぬのですか。あるいは8ぐらいになれば液状化現象になるのですか。 ◎岩本英紀 計画調整課長  液状化につきましては、特に熊本市につきましては、南部、西部地区の地下水位の高いところに発生する可能性が非常に高いというふうに判断しております。  ただ、震度によりまして震度4でも浮上する場合もございますし、震度6でも浮上しない場合もございますので、その辺のところは研究をしながら、今後のマンホールの維持管理につきましては対応していきたいというふうに考えております。 ◆田尻清輝 委員  それで、今おっしゃったように飽田とか天明辺りも計画区域になって近々工事には入られるのか。それとも、まだ先になるのか。そういうところは液状化現象については大分注意して新しい工法、そういうのはしないといかぬだろうと思いますけれども、事業の計画は近年あるわけですか。 ◎岩本英紀 計画調整課長  下水道の整備につきましては計画をしておりますので、西部浄化センターの方に近い順から随時整備をしてまいりますが、マンホールの浮上防止とかということに関しましては、今のところ、ふた関係が飛ばないような形、あとはマンホールの一体化等の措置は行っておりますので、それで対応していきたいというふうにただいま考えております。 ◆田尻清輝 委員  地震対策築造事業というのは、その辺も十分計画して、20年から33年まで計画されておりますので、予算も12億円使われますので十分注意してやっていただきたいと思います。 ◎田川浩 上下水道局次長  先ほど東部浄化センター、昭和48年で50年と言いましたけれども、40年ですので訂正させていただきます。 ◆齊藤聰 委員  7ページですけれども、これは古川委員の新西部環境工場周辺環境の整備で8,400万円の減額です。これは公有財産購入費が4,300万円減額だということですけれども、これはもちろん買収ができなかったということでしょうけれども、そこを説明してくれませんか。 ◎木村俊夫 環境施設整備室長  南北道路といいますのが新西部環境工場と御坊山の間、高森線から白川の方に下る道なんですけれども、そちらの方で警察協議で南北に通しますと交通が多くなって事故が多くなるんではないかという懸念を抱かれて、それでもって今年度は整備ができませんでした。 ◆齊藤聰 委員  警察協議でうまくいかなかったから落としたというわけですか。 ◎木村俊夫 環境施設整備室長  今年度については警察の合意が得られませんでしたので、現在もやっておりますし、また今後もやっていくつもりでございます。 ◆齊藤聰 委員  警察協議は大変難しいということは、いろいろわかるんです。いろいろな警察の人がおって厳しいということもわかるんですけれども、予算ですから、ある程度警察協議等を終えて事業化していかんとこんなことになります。だから、それは用地ですから、いつ解決するかわからぬから、上げておらぬでも急に補正でまたお願いしないといかんこともあるんでしょう。  これと別に1つ心配したのは、財政上の措置として、交渉は続けておるけれども今年度で妥結せぬから一旦おろしましょうと。そして、新年度で上げましょうというのであれば、それは交渉する人は予算を抱えて交渉しておった方がいいんだから、例えばおろさぬで翌年度に繰り越しながら交渉を続けていけばいいではないかということを申し上げようと思っておったんだけれども、まだそんなところでもないわけですか。そうすると、事業課が警察の方との協議は終わるだろうということで上げておったら終わらなかったということですか。 ◎木村俊夫 環境施設整備室長  すみません、一番最初に警察協議を行ったときには、それはそれでオーケーという話が出たんですが、その後、近所の余熱利用施設とか何かの開発もありますので、全体的なことを調べる必要があるということで、一番最初はオーケーになりましたけれども、それが凍結されているという状態です。 ◆齊藤聰 委員  では、もう繰り越し、おろして、また新年度で上がっとるのですか。上がっとるわけですね。その方が賢明だという判断ですか。そういうことですか。 ◎木村俊夫 環境施設整備室長  はい、そうでございます。 ◆齊藤聰 委員  29ページの再生可能エネルギー等導入推進経費、大変結構なことなんだろうと思いますけれども、これは発電したものは役所内の何かで消化していくんですか。 ◎森博之 環境政策課長  再生可能エネルギー等導入推進経費でございますが、基本的には太陽光発電のパネル、それと蓄電池を併設ということで、基本的には災害の拠点となるような施設について順次整備を進めているところでございまして、基本的には全部自家消費というふうになっております。 ◆齊藤聰 委員  では、極端に言うと、例えば赤色灯が回り出す分とか、緊急時にというのはどういうのがあるんですか。 ◎森博之 環境政策課長  この分が、例えば今年度は南区役所、それから北区役所には設置工事を今既にしておるものでございますが、南区役所、北区役所につきましては太陽光発電のパネルを20キロワットの施設、それから蓄電池については30キロワットの設備を設置するものでございまして、これは環境省の方でのグリーンニューディール基金というものをいただきまして、これを使って整備をしておるものでございまして、基本的には災害時のそういった拠点施設、区役所、あるいは総合出張所、出張所あたりと避難所について整備を進めているものでございます。 ○田中敦朗 分科会長  森課長、今の質問は災害時にどれぐらい機能があるのかとか、そういうふうな質問です。 ◎森博之 環境政策課長  失礼しました。特にニューディール基金というのが東北の震災時を踏まえて創設されたものでございまして、電力が全く遮断されたときにおきましても、こういった災害の拠点施設については最大限稼働できる施設ということで、事務処理機器、あるいは通信機器が最大限利用できるような分を確保するということで、最低2日程度はこの分だけで賄うということで、特に夜間の分については太陽光発電は稼働しませんので、そういった面で蓄電池もあわせてつけるということで進めている事業でございます。 ◆齊藤聰 委員  そうすると、例えば北区役所の昼夜分ぐらいはそれで賄えますということですか。  そうすると、もう一つ。蓄電池は夜間用とおっしゃったけれども、では昼間は太陽電池で今発電した分を理屈上はどんどん使っていきましょう。夜になれば、蓄電したものでやっていきましょうというわけですか。そういうことですか。  そうすると、その安全性というのか、そういうので発電して、もちろん配線なんかもきちんとしてということで、普通大雨とか何とかは日は照らぬです。梅雨時期とかは晴天が少ないです。そういうときには、それはもう完全にだめですという。そのバックアップとか何にもないわけですか。それがバックアップだから、それがなくなりゃ、もうだめだということですか。 ◎森博之 環境政策課長  バックアップということでは、蓄電池の方は、もう常時満杯にためておる状態ということにしておりまして、若干の雨天でも太陽光だけでなくても蓄電池の方で若干の電気は使用できるというようなものでございます。 ◆齊藤聰 委員  だから、要するに発電ができなくなった場合は、昼間であろうとも蓄電器を使うわけでしょう。そうすると、蓄電池はある程度限られている。だから、多分お天気の日は常にそれを充電している状況で使うわけでしょうから、ところが、それが何日間もなくなってくれば、蓄電しておったのはもうすぐ使い上げてしまう。あとは発電がほとんどできない状況にもなるのかということです。 ◎森博之 環境政策課長  そういったところで、パネル自体は20キロワットと蓄電池の容量は30キロワット。少なくとも2日程度は何もなしで電気の供給ができるというようなところで、整備を進めております。 ◆齊藤聰 委員  2日ぐらいのことは、ないよりもあった方がいいというようなことです。ただ、長雨とか梅雨時期は太陽がなかなか出にくいから、つくったって2日間だけしか役に立たなかったというようなことにもなるのかなということを我々も意識しておかないといかぬだろうなということです。そういうことですか。わかりました。 ◆落水清弘 委員  関連して、今の太陽光発電設備、花園と河内ということで進めていただいておりまして、花園の方は本当にやっとつくようになりましてありがとうございます。  あのときもお話ししましたけれども、水害常襲地帯というエリアです。防災備蓄倉庫で大失敗しましたように、防災備蓄倉庫が大洪水のときには一番につかる場所に設置をしてしまったというわけのわからないことを行政が過去にやっておるわけです。  今の蓄電池の話ですけれども、必ず1メートル50ぐらいあけてください。今齊藤委員が御心配されておるように、蓄電池が2日しかもたぬとかという話でございますけれども、その前に大雨が降って洪水になって蓄電池が水にかぶったら原子力発電所と全く一緒です。ですから、くれぐれもそこは前もって、もうお話はしておりましたけれども一応表向きにきちんとお願いしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。 ◎森博之 環境政策課長  御指摘ありがとうございます。  特に花園につきましては、水の被害というのもかなりあり得るということで、その点はしっかり考慮したところで、今設置計画、どこにつけるかということを予定しておりますので、その辺十分配慮した対応をしていきます。 ◆落水清弘 委員  それと、齊藤委員のお話を聞いていてふと思ったんですけれども、常時100%充電しているという御答弁をされました。それは太陽光発電から充電しているわけではなくて、一般の100ボルト、200ボルトの方から減ったら充電がかかるような仕組みになっているんですか。そこはとても大事なところです。 ◎森博之 環境政策課長  そういった形で接続関係はしております。  停電、電力がシャットアウトしたときは、当然太陽光発電の方からでも充電ができるというようなところでしておりまして、通常につきましては電力の方から供給して充電しているというような状況でございます。 ◆落水清弘 委員  要するに、太陽光で充電できない状態になったときには、常に九州電力からの電気で充電をするという意味合いですよね。100%を常に維持できるような仕組みになっておると。それで、齊藤委員がおっしゃるように2日間はもつんだという話になっていくわけですよね。  それでもう一点だけ。スマートハウスの方でエネファームとかHEMSとかをやっています。結局スマートハウス事業の方は、太陽光発電がある程度普及したから、もう一歩進めたエネファーム等に補助金を出そうという考え方でやっております。ですから、太陽光発電を設置したところには、せっかくならば、そのコマーシャルもぜひやっていただきたい。前に太陽光発電設置したところは何カ所かありましたが、どこでしたか。南部でしたか。         (「北区役所」と呼ぶ者あり) ◆落水清弘 委員  北区役所。ですから、そういうところも含めて、太陽光発電とエネファームとかHEMSというのは結局セット物ですから、ぜひ一緒になって市民に対する啓発活動を。せっかく太陽光発電をつけて蓄電池までつけるわけですから、エネファームとかHEMSとかの関連性は必ずありますので、一緒に設置したところには何か掲示板をつけて市民に対する啓発活動をお願いしたいです。 ◎森博之 環境政策課長  特に今回新規事業ということでスマートハウスをしております。そういったところで、防災拠点あたりのPRも含めたところで市民の皆様にはしっかりPRしていきます。 ◆齊藤聰 委員  ポンプをつかるところに置いちゃいかぬというようなことからもう一つ、そういうつかるようなところのコンセントとか、いろいろな電源装置、そういうのは普通コンセントを一番下に持ってくるとかということはあるんですけれども、それは前の三角市長がよく言われていた。そういう災害につかりやすいところのコンセントとか、それからほかの電気のいろいろなことは十分考えてやってください。今落水委員がおっしゃったので、建築の方にはそういうところまでちゃんと要望をしておいてほしいと思います。 ◎森博之 環境政策課長  そういったことも含めて災害対策をしっかり対応していきます。 ○田中敦朗 分科会長  質疑の途中ではございますが、この際、議事の都合により休憩いたします。  午後1時より再開いたします。                              午前11時45分 休憩                              ───────────                              午後 0時58分 再開 ○田中敦朗 分科会長  休憩前に引き続き分科会を再開いたします。  なお、落水委員より要求のありました資料については、お手元に配付しておきました。  それでは、質疑を続行いたします。 ◆落水清弘 委員  リサイクル推進経費につきまして、集団回収助成金も10年以上あります。大体の推移を簡単に口頭で結構ですので、決算額でずっと言っていただいてよろしいですか。そこにお持ちの数字で結構です。10年前からお持ちなら10年前から、5年前からお持ちなら5年前からで結構です。 ◎小崎昭也 ごみ減量推進課長  集団回収の助成額の推移を申し上げます。  22年度が5,087万3,000円、23年度が5,006万1,000円、24年度が4,815万2,000円、25年度が4,876万4,000円、26年度はまだ途中なのでまだ出ておりませんけれども、上半期の状態で26年度は2,093万6,000円でございます。 ◆落水清弘 委員  徐々に決算額が下がってきている。今年度から来年度にかけても予算を若干落とされているような感があるかと思いますけれども、事業としては、周知徹底が非常にうまくいったせいか、結構喜ばれる事業として定着したと思って非常に喜んでおりましたし、今でも私が子ども会でお世話している直接団体としていただいておりますけれども、現実的には実績金額がだんだん下がっているような気持ちがいたします。ただ、金額は単価の問題がありますんで一概に言えないことは十分わかってお話ししておりますけれども、何とか毎年の予算額を下げずに済むように周知徹底をお願いしたいんです。この事業は非常に意味があります。何を申し上げますかというと、結局、この環境問題に対して市民が直接的に行動することによって受益を受けます。人間は現金なもんで、実際に受益を受けると非常に意識が高まります。そういう意味で、もう少し周知徹底をしていただくなり、結局相手は全て任意団体かと思いますけれども、任意団体ですから任意団体の幅を広げるとか、何らかの方策をしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎小崎昭也 ごみ減量推進課長  確かに助成額については、今少しずつ下がりつつあるんですが、おかげさまで登録団体は少しずつ伸びてきております。そして、今年度から新たに保育園、幼稚園、そういったところの保護者を通じて、集団回収のお願い、参加について周知をしているところです。  それと、今年度もう既に始めようかと考えているのは、集団回収アドバイザーといいますか、今ごみ減量推進課職員を中心に、あと各区のまちづくり推進課の御協力も得ながら、例えば集団回収は登録しているけれども実施していないというところも10%ほどございます。それと、今からしようかなと考えているけれども、なかなか踏み出せないというような団体もあります。そういう潜在的な団体に対して、市の方としては何かお手伝いすることができないかということで考えましたのが、例えば今から何かをしようと、集団回収をしようと考えているところは、市の職員を呼びつけていただければ、そこでいろいろな申請の書き方とか、実際に集団回収をやるところまでお手伝いをして、何かアドバイスができないかというようなことを広く周知しようと考えております。 ◆落水清弘 委員  努力されていることは十分承知の上で大変申しわけないんですけれども、例えば、新しくするところは単純にどうしたらいいかわからないという問題ももちろんあるんですけれども、お願いしますと業者が取りに来てくれます。ところが、取りに来てもらうと、単価的にいいますと三、四割安くなるんです。これは業者次第なんですけれども、中には半額になるところもあるんです。持ち込むと3割も4割も5割も高い金額で引き取ってくれるというふうな仕組みも御商売ですからあって当たり前ですけれども、実は現実的にあるわけです。  取りに来ていただきますと、補助金も重ねて両方からもらえますんで、最初は非常にうれしいんですけれども、不思議なもんで人間だんだん欲が出るんです。人から、持っていくと高く買い取ってもらえると聞くと、その人たちは軽トラックに乗せて持っていくんです。そうすると、例えば、ちょっと、実際年に2回やれば、結局七、八万円、10万円ぐらいの金額にはなります。ですから、それが10万円もらえると仮定するなら、それまた一気に14万円ぐらいに膨れ上がりますもんですから、地域活動としては非常にありがたい浄財になるんです。ですから、そういうテクニックも含めて、ぜひ指導していただきたいんです。これは答弁は必要ありませんので、お金で人を動かすというのは私は余り好きではないんですけれども、ボランティアの方ですからいいかなと思いますんで、ぜひそういうふうなことまで周知徹底していただくと、やっている人はどんどん喜びがふえていって、その状態によってまた広がりのある活動、別の活動ができていきますんで、どうかよろしくお願いしたい次第です。  補正にも新年度にものっております硝酸性窒素の問題について資料も出していただいております。  この問題については、環境局、水道局ともに取り組んでいらっしゃるかと思いますけれども、まずは市民の皆さん方が硝酸性窒素という毒物によって水質がどれほど汚染されているかということ自体がいま一つ伝わっていないと私は思います。ですから、まず硝酸性窒素がどういう毒物であるのか、国がどういうふうな指針を示しているのか、飲料不適になるのは一体どれぐらいの量からなのか、またはそういう飲料不適の井戸が熊本市にあるのかないのかとかをこの資料全部をお使いいただきまして詳しくお示しいただきたい次第です。両局ともに別々に御答弁を願います。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  表紙は施設の経費になっております資料の次にグラフと地図を載せておりますけれども、それを用いてまず説明させていただきます。  その前に、まず硝酸性窒素というのはどういうものかということでございますけれども、硝酸性窒素の毒性につきましては、乳幼児がこの高濃度な水を飲むと血液中のヘモグロビンにこの亜硝酸がメトヘモグロビンというふうになりまして酸素を運ばなくなってしまって酸欠状態になってしまうと。これは乳幼児に多い状況になっております。  飲料の基準といたしましては、1リッター中に10ミリグラム以上含まれていると、もう飲料不適だというふうになっております。  それでは、グラフの説明から入らせていただきます。  まず、熊本市内の全体で139本の井戸の調査をしております。そのうち、環境基準を超過する井戸というのは、31本あります。そこで、全体の中で先ほど飲用がされているかというような問いでございましたけれども、まずこの139本中に30本の飲料の井戸がございます。超過井戸といいますのが先ほど31本と申し上げましたけれども、この中に6本の飲用に供する井戸がございます。  ここに示しておるグラフと地図でございますけれども、これにつきましては、この全てを示しているわけではございません。ここに掲載しておりますのは、地域でも特徴のある井戸を抜粋して掲載しております。特に民間、あるいは個人の井戸を活用させていただいております。  地図とグラフの見方でございますけれども、地図の凡例の中にグラフの場所をそれぞれ示した、例えば1枚目でございますと、日向東Tの12とかございますけれども、これがグラフの方で見ますと、赤が日向東でございまして、グラフの青が日向西になっておりますが、この地図上では両方とも青で示しております。  次は東部の定点と申しまして、私どもの観測点ではかっている井戸でございます。次の東部の定点監視補助点ということで、日向東、日向西の補助点として現在調査をはかっております井戸が、順番にはなっておりませんけれども、この凡例の中ではNの1からNの25と書いておりますが、これを地図上にはオレンジ色で示しておりまして、それぞれにポイントの番号を打たせていただいております。これは、全ての地図が同じように凡例の番号とわかるように丸印がわかるようにしております。  まず、最初に地図の見方でございます。  まず、東部地域でございますが、経年変化で見ますと全体的に上昇の傾向があります。環境基準を超えている井戸というのは、そんなにたくさんはありませんけれども、全体的に上昇傾向を示しているというような状況でございまして、ここで考える主な原因でございますけれども、こちらでは家畜排せつ物の負荷が大きくなっておりまして、それによる窒素が原因だということが推察されております。  次に、北西部地域でございまして、こちらにつきましては、このグラフの経年変化で見ますと、やや右肩下がりになりつつあるかなというふうに見られます。高濃度でありましたけれども、徐々に減少したり横ばいの状態を示しております。この地域につきましては、かんきつ類が多く栽培されておりまして、そこにされる施肥が原因というふうに推察されております。  続きまして、北部、改寄町周辺というのは北部を改寄町と立福寺周辺ということで2つに分けさせていただいております。どちらの井戸とも上昇、減少、横ばいなど、さまざまな井戸が混在しているような状況でございます。特に改寄町の方では10ミリを超える井戸も11本中8本ございます。立福寺の方を見ますと、10ミリを超える井戸は9本中3本というふうな状況になっております。  続きまして、最後は植木町でございますけれども、これは全体的に環境基準を超える井戸が多く存在しております。平成25年度では全部の井戸が10ミリを超えているという状況で、非常に高い井戸もこの中では存在をしております。  ここも同じように、経年変化では上昇、減少、横ばいなど、その地点によってもさまざまな動向を示しているところでございます。特にこの地域におきましては、メロンとかスイカとかハウス栽培、露地栽培、そういうものが多くあり、そこに対する施肥が主な原因だというふうに考えられております。  以上が硝酸性窒素の状況でございます。 ◎中島毅典 水運用課長  私の方からは、黄色い縁取りにしております硝酸態窒素濃度の推移と託麻水源地取水井と書いた資料を用いまして水道の水源の井戸の硝酸態窒素の状況につきまして御説明を申し上げます。  まず水道水についての水質基準でございますが、これは環境基準と同一でございまして、1リットル当たり10ミリグラムということになっております。これは、給水栓水と申しまして、お客様にお届けする水のレベルでの基準でございます。ここに示しておりますのは原水でございますので、直接は給水の水とはかかわりはございませんが、原料というふうに捉えていただきたいと思います。  まず、今話題となっております託麻水源地の取水井でございます。1ページ目でございます。これにつきましては、全体として昭和63年の測定開始、途中で測定ができていない部分もございますが、右肩上がりで上がっておる状況です。  中で1つ特異な動きを示しておりますのが、グリーンの線に黄色で塗っております託麻5井という井戸でございますが、これにつきましては、周りのすぐそばにありますほかの井戸と比べましても動きが変でございまして、急激に上がる状況を示しておりますので、これにつきましてはもう既に平成18年に取水を停止いたしております。全体的に水の需給量については落ちてきておりますので、水源的には余裕がございます。現在5井の方の使用は考えておりません。託麻につきましては、沼山津という別の水源地の方から水を送っておりますので、全体としてはお客様にお届けできる段階では水質基準の半分以下に抑えております。そういうところでございます。  次に2ページ目でございます。これは南西部地区の水源井の状況でございます。これはスパンが違いまして2003年からなんですが、全体としては若干上昇傾向を見せているもの、横ばい、少し下がりぎみのもの、さまざまでございます。中に2本ほど高い濃度を示す井戸がございますが、これは簡易水道から引き継いだ井戸でございまして、現在はそのうちの1本だけを使用しております。1本につきましては、施設の統廃合で現在は使用しておりません。使用しております井戸の水が入っている地区につきましても、基準の半分以下の濃度を達成しております。  続きまして、3ページ目でございます。これは北部地区でございます。主に植木地区を中心に高い井戸がございました。これも南西部地区と一緒で簡易水道から受け継いだ井戸でございますが、この中でも使っておりますのは1本だけでございます。ほかの井戸につきましては施設の統廃合によって、今は全て取水を停止いたしております。この地区も含めまして、全て水質基準の半分以下を達成いたしております。  その次のページでございます。これは私ども水源の主力でございます東部地区について表示いたしております。託麻につきましては、先ほど1ページ目に詳しくお示ししたとおりです。そのほかメーンの水源地であります健軍、あるいは沼山津と飽田について示しておりますが、全体的に少しずつ上がる傾向を示しておりますが、まだまだ、特に沼山津、飽田につきましては2ミリグラム程度ということで低い値をキープしております。ここの地区の水がかなりの量を占めておりますので、現在熊本市の水道としては全体の水質の管理につきましては硝酸態窒素につきましては、目標を水質基準の半分に設定しておりますが、全ての地区で達成をいたしておるところでございます。  最後の1枚につきましては、水源地の位置図を示しております。グラフに記載されている水源地が赤色で色を変えて表示をいたしております。  資料の説明につきましては、以上でございます。 ◆落水清弘 委員  お手数をおかけいたしました。  ここにいただきましたこれは全てではないのかもしれませんけれども、ここに城南1号とか池ノ上3号とかずっと書いてありますけれども、この中で現時点において上水道として市民に対して給水している井戸を教えてもらえますか。反対のしていない井戸でもいいです。これは全て給水しているんですか。 ◎中島毅典 水運用課長  まず1枚目につきましては、託麻の5と書いてある部分は先ほど申し上げましたように給水をしておりません。
     それから2枚目でございます。これにつきましては、舞原ニュータウンという井戸につきましては給水をいたしておりません。そのほかにつきましては使用しております。  3枚目につきましては慈恩寺という井戸、それと大和第1という井戸につきましては給水をいたしておりません。  次の東部地区でございますが、東部地区につきましては、全ての井戸で給水をいたしております。 ◆落水清弘 委員  先ほど水道局の方からは、市民に給水している蛇口から出てくる水に関しては5ミリグラム以下で抑えているというお話をされましたけれども、それはどのような方法で抑えるんですか。 ◎中島毅典 水運用課長  現状は除却処理等はやっておりませんので、ほかの地区、あるいは同じ水源地の中でも複数の井戸がございますので、その井戸全体をあわせることによって濃度を下げております。特に託麻あたりにつきましては沼山津の方の低い濃度の水を送りまして全体として下げるという方法をとっております。 ◆落水清弘 委員  つまり、マッサンで言うところのブレンドですか。結局いろいろなものがあるけれども、まぜ合わせて基準値以下に抑えるというふうに考えていいわけですか。 ◎中島毅典 水運用課長  委員おっしゃるとおりでございます。低い濃度の井戸の方が大部分を占めておりますので、水量的にはそれで全く問題ございません。 ◆落水清弘 委員  まず1点目に思いますのは、何とか濃度の濃いところの水をまぜないで済むことができないもんかなというのが素直な一市民としての気持ちです。  先ほども水保全課の方から最初にお話がありましたように、一番弱い赤ちゃんに影響があるというお話を聞きますと、なおさらちょっとでも飲ませたくないなと。ここに湯飲みがありますけれども、この水はちょっとしか毒が入っていないから飲んでくださいといって出されたら誰も飲まぬでしょう。ちょっとしか入っていないからいいでしょうと言われると。そういう敏感さが熊本の水には今必要だと思います。  何を言いたいかといいますと、上下水道局の方にも地下水のおいしさを届ける仕組みという項目できっちり設けていらっしゃいます。ですから、熊本市の水は物すごくおいしいんだというふうな印象をこれから先もずっと続けていかなければならないわけです。正確にいいますと、30万人以上の都市で上水道をほぼ100%で供給している都市は世界で熊本市だけです。それほどまれな都市なわけです。ですから、この水にこういう環境省が言うようなものが少しでも入っているということ自体は、なるべく軽減しなければならないと思います。でないと、どこでこのことで風評被害を受けるかわかりませんから。  そして、表を見ますと、あたかも東部だけが一瞬多いのかなと思ったら、全然違うんです。こちらの水保全課の方の資料で見ると、ほかの地区もとてつもなく高い井戸は山ほどあるんです。私はこれを見て、正直なところ、20とか30とかがざらにあるわけですから、この井戸は出る、この井戸は出ないなんて言っても、こういう意味では全部地下でつながっているわけですから。  お話ししたかと思いますけれども、実は昨年日本全国の地下水学会がありました。私もそれをゆっくり聞かせていただいて、とても勉強になりました。そういう中でこういうことを何しろさまざまなものに汚染をされると。今の社会状況からすると広い面積ではないけれども、ポイントでいくならさまざまな要因による汚染の可能性があるんだと。しかし、一番の問題は硝酸性窒素で、硝酸性窒素はなぜ問題かというと、エリアが広いということ。エリアが広いから1回これに汚染されてしまうと、除去することがなかなか不可能になってくると。それと同時に、今から先人口が減るので、水の使用量が減ると。  何を言いたいかといいますと、今熊本市は地下水位がここ10年ぐらい安定し出したんです。結局下がらなくなりました。下がらなくなるということは、そこにたまるんです。たまるということは、硝酸性窒素もたまるんです。これは学会でちゃんと言っている話ですから。硝酸性窒素も一緒にたまるんです。それは化学的に分解する部分ももちろんありますけれども、水をなるべく循環させるのが一番手っ取り早いというわけです。つまり、雨が多い日であれば、当然土壌に硝酸性窒素が含まれていなければ、下のものは薄まるんです。つまり、だから上から順番に薄くしていかなければならないということです。一番上の表土から順番に薄くしていかなければならない。そのためには、地下水位をある一定のペースで下げていかないと。下げるというか、現状維持ぐらいにしておかなければならない。要するに、これは水位が上がってくるとたまるというわけです。下にたまるわけですから当然です。だから、水位がある一定の基準であれば循環がうまくいくわけですから、それが一番いいんですけれども、現実的には我々が水位を無理して一定の水準にするということはできません。現実的に水位は少しずつ上がっているという状態ということは、我々が取水をしていないから、そういうふうな格好になるわけで、これは水を大切にしているということですからとてもいいことなんですけれども、それが硝酸性窒素にとっては濃度を高めるという裏目に出る可能性も十分あるというわけです。  ですから、そういう人口減少社会のこともこういうことに影響してくる。そうすると、我が市の水ブランドの問題です。この水ブランドにとってこの問題は非常に大きい。今回大きな予算をつけていただいて、家畜排せつ物を処理することによって硝酸性窒素の濃度を下げようと。要するに表土をきれいにすることによって下の濃度を下げようという、これは適切な考え方です。考え方ですけれども、先ほどお話になっておりました河内のかんきつ類の問題、北部のスイカ、メロンの問題、こちらの方も反対に家畜排せつ物以上に大きな問題のように今説明を聞いて感じました。  ですから、この付近に関しましても、今後2局では進まない問題です。庁内ではどういうふうな話になっているんでしょうか。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  委員おっしゃるとおりでございまして、これは環境局とかだけで解決できるような問題ではございません。特に先ほど説明いたしましたように、これは農業問題と大きな絡みがあっておりますので、現在庁内の中でも農水商工局、あるいは上下水道局、それぞれ区の農業振興課、それらと連携しながら対策メニューを作成しているところでございます。 ◆落水清弘 委員  局長、この状況は新大西市長は御存じですか。 ◎石櫃紳一郎 環境局長  細かな数字とまではいっておりませんが、就任後に熊本市の課題ということで御説明はさせていただいております。 ◆落水清弘 委員  今ここで御説明された程度のことは説明されておった方がいいと思います。多分賢い方ですから、ピンと来られると思います。  このグラフを見て、東部の部分はこれで解消する可能性がある程度出るんですねとは誰もが思うわけです。でも、では北と西に関しては今現在、特段の対応策がされていないわけですから、当然誰が考えても濃度が下がるというのは余り大きくは考えにくいです。この状態が続いていくということは賢明でありませんし、何度も申し上げますけれども、熊本市の水はよその水道水とは違うというプライドを持って皆さん仕事をされていると思いますんで、そのプライドに見合うだけの結果を出さざるを得ない状況に我々、私たち議員も追い込まれている状態ではないのかって今回勉強させていただいて、つくづく思ったわけです。  そういう意味からも、水道局の託麻の5番の井戸は取水停止をされているわけです。ですから、本当は平成18年ですか、19年ですか、グラフが正確にはわかりませんけれども、この取水停止をされたこと自体はマスコミ等とか記者会見等とか、そんなことは一切なさっておりませんでしょう。私自身は知りませんでした。何らかの形で表に公表されましたか。 ◎寺田勝博 上下水道事業管理者  記録が残っておりませんので、していないということだろうと思っております。 ◆落水清弘 委員  何を申し上げたいかというと、今度はこれがチャンスだったんです。これを活用して硝酸性窒素の濃度が熊本市の水を汚染させ始めているということを本当は公表した方がよかったんです。  何を言いたいかといいますと、そうすれば家畜の方々も自分たちの影響があるんだな、ミカンの方もスイカの方も自分たちの影響があるんだなということに自然と思うではないですか。それと同時に、その時点でこの原因は家畜のふん尿であるとか、ミカンとかスイカをこうやってつくっているから出るんですよという話を市民全体、70万人が知れば、おのずからして、ああ、そうなんだ。ならみんなで考えないといかぬという全体意識の中に使えるわけです。だから、反対にこれは武器だったんです。  だから、今回こうやって新しいプラントをつくるというきっかけが出てきましたんで、このプラントをつくるという理由を今御説明いただいたみたいに市民にもっときちんと御説明された方がいい。それでないと、この数値はなかなか下がらないです。これは全市民の意識が高まらないと、私は下がらないものだと思います。ですから、そこからまず取り組んでいただきたいと思いますけれども、局長はいかがでしょうか。 ◎石櫃紳一郎 環境局長  委員の方からもおっしゃるとおりでございまして、熊本市の水というのは熊本市の貴重な財産でございますし、これをまた後世に残していくというのが私たちの課題だとも思っております。それには市民の皆様方の御理解と御協力なしには達成できないことだと思っておりますので、いろいろな機会を利用しながら、またこの状況、あるいは水の大切さなどを広報してまいります。 ◆落水清弘 委員  この問題は、庁議にぜひ1回持ち出された方がいいです。でないと、ほかの局長の意識が高まりませんから。みんなでやらないといかぬ内容だと思います。  それと、今回の家畜排せつ物処理の施設のプラントの話です。これについて、予算資料を出していただいておりますけれども、御説明いただけますでしょうか。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  それでは、先ほどお配りしております家畜排せつ物処理施設事業の経費についてということで御説明させていただきます。  まず表でございますけれども、平成25年、26年というのは実績額でございまして、25年には施設整備の基本計画を策定して、この委員会でも報告をさせていただいたところでございます。  また、26年度、今年度でございますけれども、測量・地質調査の予算をいただいておりまして、これにつきましては今施設整備の予定地が確定をいたしまして、そこの地権者に交渉いたしまして、測量と地質調査を今現在完了したところでございます。  平成27年度、来年度の予算でございますけれども、これにつきましては基本設計の予算ということで1,800万円を計上させていただいているところでございます。  この基本設計をやりますのは、施設のハード面でありますとか管理面の熟度をもう少し上げなくちゃいけないということで、この予算の中で上げてまいりたいと思います。  また、平成28年度から30年度までにかけて整備を進めてまいりますが、この中でどうしても財政負担を軽減しなくてはいけないということもありまして、国の助成制度の活用を図れないかということで、現在県との協議も進めているところでございまして、平成28年度にはその申請がうまくできますように県とさらに協議を進めてまいりたいし、十分に事業の精査を図ってまいります。そして、30年度には施設整備が完了するようにします。 ◆落水清弘 委員  私は、実は28年から30年度にかけての15億円というのは、28年、29年ぐらいでもう消化してしまうものかと思っておりまして、この計画を見ましてから、えっ、30年度までかかるんだというふうに正直思ったんです。  何を言いたいかといいますと、この状況は一日も早く解消させなければなりませんし、また家畜排せつ物だけの問題ではなくて、メロン、スイカ、ミカンの問題もあわせて抱えているわけですから、これを1年ぐらい早めることを局長かけ合ってください。答弁は要りません。それと、今のミカンとスイカとメロンの問題と一緒です。この家畜排せつ物のプラントを1年でも早くつくっていただけることをお願いしたい。それとメロンとスイカとミカンの問題も並行して対応していただきたい。いかがでしょうか。 ◎石櫃紳一郎 環境局長  今課長の方から御説明させていただいたとおりでございまして、早くやりたい。それは私どもも一緒の気持ちでございます。その中で限られた財源の中でできるだけ早くやりたいということで県の方にも今御相談をさせていただいているところでございまして、その順番を踏むための手続として、ことしの基本設計なども上げさせていただいているところでございます。できるだけ早くということは思っておりますので、その点はしていきます。  また、農作物に関しましては、農水商工局と話し合いを重ねながら、そちらはそちらの方で土壌調査、あるいは施肥の対策ということでやっていただいております。そちらの方に関しましても、今後とも協力しながら進めていきます。 ◆落水清弘 委員  どうぞよろしくお願いしておきます。 ○寺本義勝 副分科会長  すみません、聞かないつもりだったんですけれども、単純にきょういただいた資料の見方を教えてほしいんですけれども、上下水道局からもらった資料と環境局からもらった資料で、今落水委員が言われました北部と西部、環境局からもらった資料でいくと、北西部は基準値を物すごくオーバーしているんです。だけど、上下水道局からもらった西部と南部地区の水源地は、ほとんど3ミリグラム以下で水は送ることができているんです。  ということは、さっきあった話なんですけれども、どこかで希釈か何かしているということなんですか。 ◎中島毅典 水運用課長  ここにお示ししておりますグラフは井戸からくみ上げた状態ですので、希釈した後の状態ではございません。この濃度の水が井戸から出ておるというふうにごらんいただきたい。 ○寺本義勝 副分科会長  では、環境局が掘っている調査井と上下水道局が掘っている水源井でこんなに差があるんですか。 ◎田川浩 上下水道局次長  上下水道局で持っています井戸につきましては深さが深いということで、硝酸性窒素は肥料、それから家畜排せつ物ですので、上の地表に近いところがたまっていると。当然地下には不透水層がありまして、うちの方で代表します砥川溶岩があります健軍とか沼山津、飽田の井戸は15メートルのところに不透水層があって、そこに第一帯水層とか第二帯水層が50メートルのところとか。うちの方で言ったのが砥川溶岩ですから、55メートルから100メートルぐらいのところに主力帯水層があります。そこからの水と。そこに行くまでの間は粘土でできた不透水層というのがありまして、表流水の分は出てこないと。  上下水道局の資料で見ていただきますと、一番最初の託麻の5井、託麻の水源地ですけれども、局内ではこの5井がなぜこんな高いかというのは、井戸の仕上げ方に問題があったかなという話も出ております。表面水が入りやすいという状況です。 ○寺本義勝 副分科会長  すみません、素人的に今の答弁を聞くと、では、今度この家畜排せつ物の処理施設をつくるんですけれども、水を供給するのは深いところから掘るのであれば、あえてふん尿の処理施設は要らないんではないんですか。これだけ15億円もかけてやるよりは、取水の井戸を深く掘っちゃえば、上下水道局は安心・安全な水を届けることができるということで相反するような分析になってしまうんですけれども、それは何でなんでしょうか。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  今御説明が上下水道局の方からありました。ただ、これは文献等でもいろいろ出ているんですけれども、一部には粘土層があるという話でございますけれども、ちょうど小山町、戸島町のところの山というのは、いわゆる岩盤が突き上げてきたような山ということで、粘土層を破って出てきておると。どうもそこからの亀裂も一部あるというふうに言われておりますし、よく言われるのは第二帯水層からの漏水ということも取り上げられております。  そういう状況の中で、深いところの井戸も徐々に今上昇傾向にあるというのは、そういう意味からもうかがえるのではないかなというふうに思っております。 ○寺本義勝 副分科会長  それにしても、両方から余りにもかけ離れたデータをいただいたんで、なかなか理解に苦しむ部分なんです。地下構造は誰もわからないわけなんで、特定の地質調査箇所で今おっしゃったような現象が出るんでしょうけれども、ただ、これだけの事業をするとなると、何らかのデータに基づいて、こうだからこれをやるんですよというのが上下水道局のデータから来ても、環境局からのデータから来ても、当然やるのは市なんで、リンクした筋道を立てた理屈に基づいて、どうしてもこれをしなければなりませんでしたというシナリオではないと、それぞれのデータで乖離があるというと市民に対して説明するのに非常に説得性が欠けることになると思うんですけれども、その辺の整理はどうされるんですか。 ◆落水清弘 委員  だから、観測井をどっちかでまとめてきちんと管理しなさいと僕は言っているんです。何となく自分のところのデータは自分のところで物すごく大事にするけれども、よそから持ってきたデータの扱いが軽いんではないのか。だから、そこに執着心がないんではないのか。僕は、その感覚的なものを前から言っているのです。副分科会長、話を変えてすみません。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  まず最初に御説明をいたしましたが、私どもの井戸というのは、どちらかというと定点の井戸ということで、観測井もやってはいるんですけれども、ここに載せている分はどちらかというと、個人の方とか民間の方の井戸というのも活用させていただいております。そういう意味では、井戸所見がなかなかわからないという部分はございます。  落水委員も以前からおっしゃっておりますような観測井を統一して調査したらどうかということでございますけれども、それについてはその辺を上下水道と十分に検討させていただきます。 ○田中敦朗 分科会長  寺本副分科会長の答弁はどうされますか。どういうふうに整理をするか。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  これは、私が勝手に言ってもいいのかわかりませんが、傾向を見ますと、例えば右肩上がりになっているというのは上下水道局の方のデータでも見られるのかなというふうには思っております。そういう点からしても、何らか硝酸性窒素が上から影響を与えているのは間違いないので、対策は推進していくべきだというふうに考えております。 ○寺本義勝 副分科会長  ちなみに、上下水道局の取水の深さは箇所ごとに違うんですか。 ◎田川浩 上下水道局次長  局で持っている今113本、ほとんどの井戸が柱状図もわかっていますし、どの帯水層で水をとっているかも把握しております。ただ、合併したときの分でわからない分はありますけれども、先ほど話が出ました沼山津、飽田の井戸で大体130メートルから200メートル掘っております。 ○寺本義勝 副分科会長  それと環境局の調査井はどれぐらい掘っているんですか。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  東部の定点につきましては、私どものつくった井戸でございますので、これについての井戸の深さとかストレーナーの位置というのは十分わかっておりますけれども、民間の方の井戸を活用させてもらっている分につきましては、深さはわかったとしても、ストレーナーの位置がどこで区切られているかというのが、いわゆる水をとるところの位置ですけれども、その辺の情報が欠落している部分がございます。 ○寺本義勝 副分科会長  今のは非常に複雑な説明だったんで、では個人の家庭を定点に指定しているんですか。 ◎山本光洋 首席審議員兼水保全課長  定点井戸というのが、33本の定点とは熊本市が水位等か何かを観測する井戸ですけれども、それの井戸というのと別に、いわゆる市内全体を網羅するために民間の井戸、個人の井戸で調査をさせていただいているところです。 ○寺本義勝 副分科会長  民間の井戸を使用して調査をしたら、高いわけです。ということは、熊本市は水を売っているんだから、民間のそういった井戸も市の水道に切りかえていただければ、水道局のように2ミリ、3ミリの濃度の水になるということなんですよね。  何か一貫性がない。だから、これだけ水質が悪いんだから、皆さん、どうぞ上下水道局の水を使ってくださいというような方向性に進めていくということになるんでしょう。ただ、さっき落水委員が言われたように、商売で売っている方の井戸は深く掘って、水質が悪化しましたという井戸の原理は30メートルとか個人差があって、例えば10メートルで出るところもあるんでしょうけれども、そういったところを比較基準にとって水質が悪化していますと言っても説得性がなかなかないです。  だから、それは課題ではないですか。環境局でやっていることと逆に市は水を商売として売っているわけだから、その辺はきちんとつながるような感じでしておかないと、家庭で掘っておられるのが飲料水に使っておられるのか、業務用に使っておられるのかはまだわからないんでしょうけれども、少なくとも30メートルと130メートルで100メートルの違いがあって、このいただいたデータを見ると環境局のデータと水道局のデータが極端に違います。市の中でこんなに違うというのは、市民はなかなか理解に苦しみます。だから、これは1回きちんと整理して基本設計も予算計上されているんでされるんでしょうけれども、ただ、この事業の必要性、最初におっしゃったのはわかるんです。右肩上がりというのは当然わかるんです。ただ、熊本市は水は上水道を責任のもとに飲んでくださいと言っている以上、それが悪化しているからやるという事業なんでしょうから、その辺は何か整合性がないと非常にまずいんではないかと思いますので、その辺はきょう返事をしろと言っても無理でしょうから、市民から見たら、皆さん方は一緒の市です。だから、その辺は市の方できちんと整理して、だから必要なんですということ。必要でもできなければ、水道局はきちんと安全な水を送っていますから、ぜひ加入をお願いしますということで加入促進をしていく、そういうきちんとした方策を出すようにしておいてください。 ○田中敦朗 分科会長  ほかに質疑はございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○田中敦朗 分科会長  ほかに質疑もなければ、これをもちまして環境水道分科会を閉会いたします。                              午後 1時47分 閉会 出席説明員  〔環 境 局〕    環境局長     石 櫃 紳一郎    環境局次長    中 村 英 文    環境局次長    前 田 安 利    首席審議員    本 田 公 三    環境政策課長   森   博 之    政策審議委員   永 田   努    温暖化対策室長  芥 川 正 寿    環境共生課長   近 浦 茂 実    首席審議員兼水保全課長         環境総合センター所長             山 本 光 洋             藤 井 幸 三    首席審議員廃棄物計画課長       扇田環境センター所長             川 口 宏 治             阪 田 誠 也    ごみ減量推進課長 小 崎 昭 也    事業ごみ対策室長 大 倉 政 志    環境施設整備室長 木 村 俊 夫    首席審議員浄化対策課長                                 岩 永 日 吉    秋津浄化センター所長          北部クリーンセンター所長             福 永 敏 夫             平 川 孝 一    西部クリーンセンター所長        東部クリーンセンター所長             藤 本 雄 一             吉 村 栄 治    東部環境工場長  坂 本   誠    西部環境工場長  井 口 雅 雄  〔上下水道局〕    上下水道事業管理者寺 田 勝 博    上下水道局次長  田 畑 公 人    上下水道局次長  田 川   浩    上下水道局次長  高 橋 秀 則    首席審議員兼総務課長          富合営業所長   宮 本 圭 吾             米 村 和 哉    植木営業所長   上 野 令 策    経営企画課長   坂 本 三智雄    経営企画課副課長 松 倉 裕 二    料金課長     近 藤 修 二    給排水設備課長  上 村 博 之    計画調整課長   岩 本 英 紀    水道整備課長   坂 田 憲 盟    首席審議員兼下水道整備課長                                 梅 田   実    首席審議員兼水相談課長         西部上下水道センター所長             中 島 博 文             曲 梶 信 之    北部上下水道センター所長        管路維持課長   成 松 浩 介
                小 池 保 典    水運用課長    中 島 毅 典    水再生課長    齊 田 誠 治 〔議案の審査結果〕   議第 1号 「平成27年度熊本市一般会計予算」中、環境水道分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)   議第 18号 「平成27年度熊本市水道事業会計予算」…………………(審 査 済)   議第 19号 「平成27年度熊本市下水道事業会計予算」………………(審 査 済)   議第 20号 「平成27年度熊本市工業用水道事業会計予算」…………(審 査 済)   議第 22号 「平成26年度熊本市一般会計補正予算」中、環境水道分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)   議第 36号 「平成26年度熊本市水道事業会計補正予算」……………(審 査 済)   議第 37号 「平成26年度熊本市下水道事業会計補正予算」…………(審 査 済)   議第 38号 「平成26年度熊本市工業用水道事業会計補正予算」……(審 査 済)   議第 68号 「熊本市上下水道事業企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部改正について」           ……………………………………………………………(審 査 済)   議第 106号 「権利の放棄について」……………………………………(審 査 済)   議第 112号 「熊本市附属機関設置条例の一部改正について」中、環境水道分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)...