熊本市議会 > 2010-06-07 >
平成22年第 2回予算決算委員会−06月07日-01号
平成22年第 2回都市整備分科会−06月07日-01号
平成22年第 2回経済分科会−06月07日-01号
平成22年第 2回環境水道分科会−06月07日-01号
平成22年第 2回保健福祉分科会−06月07日-01号
平成22年第 2回教育市民分科会−06月07日-01号
平成22年第 2回総務分科会−06月07日-01号
平成22年第 2回都市整備委員会−06月07日-01号
平成22年第 2回経済委員会-06月07日-01号
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  1. 熊本市議会 2010-06-07
    平成22年第 2回経済分科会−06月07日-01号


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    最終取得日: 2022-11-22
    平成22年第 2回経済分科会−06月07日-01号平成22年第 2回経済分科会                 経済分科会会議録 開催年月日   平成22年6月7日(月) 開催場所    経済委員会室 出席委員    9名         満 永 寿 博 分科会長   高 島 和 男 副分科会長         くつき 信 哉 委員     上 田 芳 裕 委員         藤 岡 照 代 委員     田 尻 清 輝 委員         税 所 史 熙 委員     嶋 田 幾 雄 委員         上 村 恵 一 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(1件)      議第178号「平成22年度熊本市一般会計補正予算」中経済分科会関係分                              午前10時20分 開会 ○満永寿博 分科会長  ただいまから予算決算委員会経済分科会を開きます。  なお、嶋田委員におかれましては、少しおくれる旨の申し出があっております。よろしくお願いします。
     分担議案の審査に先立ちまして、先般、執行部において人事異動が行われておりますので、執行部説明員の紹介をお願いいたします。 ◎宮原國臣 経済振興局長  ◎本田正弘 農業委員会事務局長   (人事異動紹介) ○満永寿博 分科会長  以上で紹介は終わりました。  これより分担議案の審査に入ります。  今回、当分科会において審査を分担します議案は予算1件であります。  それでは、審査の方法についてお諮りいたします。  審査の方法としては、議案について執行部の説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○満永寿博 分科会長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。  まず、分担議案についての総括的な説明を宮原経済振興局長にお願いいたします。 ◎宮原國臣 経済振興局長   (総括説明) ○満永寿博 分科会長  次に、議第178号「平成22年度熊本市一般会計補正予算」中、当分科会関係分についての説明を求めます。 ◎下川安 農業政策課長  ◎松本武士 生産流通課長  ◎前田安利 産業政策課長  ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  ◎佐々木菊生 観光政策課長  ◎佐藤誠二 富合総合支所産業振興課長  ◎田尻幸助 植木総合支所産業振興課長  ◎村上英明 動植物園長  ◎落合健 熊本城総合事務所長   (平成22年第2回定例会予算決算委員会説明資料に基づき説明) ○満永寿博 分科会長  以上で説明は終わりました。  これより質疑を行います。  分担議案について質疑をお願いします。 ◆田尻清輝 委員  67ページの文言ですけれども、債務負担行為の下から2つ、限度額の貸付利率年利のうち、1は1.10625%を限度にするとか2.2125%、これはどういう意味か教えてください。 ◎下川安 農業政策課長  上の家畜疾病維持資金利子補給で限度額というのが、貸付利率年利のうち1.10625%を限度とするというふうになっております。これにつきましては、この資金は移動搬出制限区域に設置された畜産農家に対する利子補給ということで、もともとこの資金につきましては、国の家畜疾病経営維持資金というのがございまして、それを県の方で無利子化にしようということでございます。国の方の制度設計といたしましては1.475%という金利でございまして、その1.475%を無利子にしようということで、県が0.553125%、市町村が同じく0.553125%、それから融資機関が0.36875%をお互いに出し合って利子補給しましょう、無利子にしましょうということでそういうことになっております。  この分の限度額につきましては、1.10625%というのは県と市町村の合算した利率でございまして、その分を市の方が前もって利子補給して、あと県の利率の分については県の方から助成があると、市の方に入ってくるというような仕組みになっております。  それから、下の方の2.2125%というのは、これは県の方でつくられた資金ですので、この資金の金利が、基準金利として大体2.95%を想定されております。それを今言ったように、県と市町村と融資機関でそれぞれに利子補給しましょうということで、利率がちょっと高いということでございます。 ◆田尻清輝 委員  今度は口蹄疫が発生して、公衆の競り市場も開催されんということで、熊本市では何戸ぐらいこの利子補給というか、今までもだけれども、こういう資金を借りる畜産農家があるのか。それと、大体最高幾らぐらいの金額を融資しているの。 ◎下川安 農業政策課長  この口蹄疫の資金につきましては、お話にあっているのは、1件ぐらいが話としては上がっているみたいなので、確実に何件とか、今のところはっきりわからないということであります。  口蹄疫に関しましては、3番目の維持資金利子補給というのは、移動制限、それから搬出制限にかかった区域の畜産農家ですので、熊本市に対しましては一番下の緊急対策資金利子補給が、家畜市場等が閉鎖になって経営困難になったということですので、それが対象になります。それについて、今のところ話としては1件ぐらいあるのかなというような情報はあります。 ◆田尻清輝 委員  口蹄疫は熊本市としては余り影響はしておらんということで、だったら、債務負担行為に4つ挙げてありますけれども、1番が大家畜・養豚特別支援資金利子補給とあるけれども、この4つとも口蹄疫関係ですか、それともこれは普通の畜産の支援資金利子補給になっておるんですか。 ◎下川安 農業政策課長  上2つにつきましては、大家畜とか養豚系、そういう畜産農家に対しましては、畜産農家は短期資金とか長期運転資金とか、多くの資金を借りられてから資金の回収をされます。そういうことで、飼料の高騰であったりとか価格の低迷とかがございますので、かなり経営が厳しいという中でその辺の返済金が滞っているということで、経営がそれで危ないというような状況ですので、その分の返済金につきまして低利なものに乗りかえようという資金が上2つでございます。下の方が口蹄疫の関係でございます。 ◆田尻清輝 委員  やはり畜産関係は、今おっしゃったように、値段の高低、非常に不安定ということで、これは期間が10年ぐらいになっております。  大家畜は、酪農も少しあるかもしれないけれども、牛の肥育です。大家畜・養豚の10年の利子補給ですけれども、今おっしゃったように不安定で経営困難ということだけれども、今は大体何件ぐらいこの利子補給はしておられますか。 ◎下川安 農業政策課長  この上の2件につきましてはこれからの募集なので、今話に上がっているのは2件ぐらいあるのかなというようなお話があっております。 ◆田尻清輝 委員  今まではこういう制度は全然なかったわけですね。 ◎下川安 農業政策課長  ありませんでした。 ◆田尻清輝 委員  なら、今後、経営の安定をよろしくお願いしておきます。 ◎三嶋敏和 農業政策課担い手推進室長  農家の負債整理資金につきましては農業経営負担軽減支援資金というのがございまして、これは畜産農家だけではなくて、ミカンとかほかの作物も含めた形でそういう資金があります。現在そういった後ろ向き資金を借りられている方は、22名の方がいらっしゃいます。  そういうことで、今、県と市と金融機関と一体となりながら、毎年現場を見まして、そういう指導はしております。そういうことで22戸も、上向いたところが3戸、それから余り変わらないというところが3戸、まだ全然よくならないという方が15戸、もうどうしようもないという方が1戸ということで、現在、県と市とJAを含みます金融機関とそういう指導班を設けながら改善に努めております。 ◆上村恵一 委員  新規就農者補助金事業ですが、これについては今回から市町村で助成するということですが、国の方としてはいつぐらいからこの制度を開始されておりますか。 ◎下川安 農業政策課長  新規就農者補助事業ということで、今回130万円をお願いしていますけれども、この事業については、前につきましては平成21年から開始がされております。そのときが国の直接補助ということでございました。 ◆上村恵一 委員  これを受けるための認定は県の方でされておるようですが、認定の基準はどういうふうな状態でしょうか。 ◎下川安 農業政策課長  認定就農者につきましては、今から新規就農しますということで計画書を出していただきます。計画書を出していただいて、その計画が妥当であれば県の方で認定されるというような仕組みになっております。 ◆上村恵一 委員  計画の内容というのは、どういうのが指摘をされますか。 ◎下川安 農業政策課長  年間の労働日数とか、作物は何をどのくらいつくるかとか、労働時間とか、あとは経営の内容として、どういう機械を使ってやるかとか、いろいろな経営分析、そういうことを計画書として出されまして、経営の面積とか作物当たりで年間幾らぐらいの収入が上がるだろうというような予測が立ちますので、認定するしないというのが計画書でわかります。それで、県の方で認定されるというようなことでございます。 ◆上村恵一 委員  これはあくまでも初期投資に対する助成ということで理解していいんですか。 ◎下川安 農業政策課長  新規就農者の方はいろいろな機械類が必要ですし、それからハウスが必要であればハウスというようないろいろな初期投資が必要ですので、一応、新規就農につきましては条件が400万円ということでございます。 ◆上村恵一 委員  そうしますと、今後希望者というのはふえていくものと思いますが、こういう制度があるということに対するPRというか、そういったことについてはどのようにされていますか。 ◎下川安 農業政策課長  PRにつきましては、新規就農者につきましては、うちの方で新規就農の研修をやったりとか、中央会でインターン事業、それから農業大学とか、そういう方たちがいらっしゃいます。農業後継者クラブ等もございますので、そういうところに対しまして、ダイレクトメールでこういう制度がありますということでPRをさせていただいております。 ◆上村恵一 委員  これは後継者育成になり、あるいはまた農業の振興を図る上においても非常にいい制度だと思いますので、積極的にPRをしていただいて、一人でも多くの希望者がこの制度の恩恵を受けることができるように努力してもらいたいと思います。 ◆田尻清輝 委員  ちなみに2件ということですが、地域はどちらの方ですか。 ◎下川安 農業政策課長  そういうことで要望をとりまして、熊本市と植木町の方から1件ずつということで計画書が上がっております。 ◆田尻清輝 委員  今、上村委員も新規の農業後継者と言われましたけれども、普通は定年退職して農業したいとかなんとか言う人も多いんですけれども、ちなみにこれは大体何歳ぐらいですか。若い人ですか、高齢者ですか。 ◎下川安 農業政策課長  県の就農認定というのが65歳まででございます。 ◆田尻清輝 委員  今回も65歳の方。 ◎下川安 農業政策課長  ちょっと年までわかりませんけれども、2人ともお若い方でございます。 ◆田尻清輝 委員  そうですか。安心しました。 ◆藤岡照代 委員  71ページの口蹄疫の緊急防疫対策事業で、300万円の2回分でこれを助成するとなっておりますけれども、畜産農家の自己負担というのはどのくらいあるんですか。 ◎松本武士 生産流通課長  今回は緊急性があるということで、もともと対応を考えておりますので、全額、市の負担で配布する予定にしております。 ◆藤岡照代 委員  それを聞いて安心いたしました。この影響で畜産農家が非常に大変な思いをしているということで、全額負担ということと、それと利子補給ということで、本当にいろいろな貸し付けの対応策がここに載っておりますので、これまでも大変な状況の中で畜産はやっておられて、これに伴う利子補給があるんですけれども、経営体自体が弱体化しているということで、今までの貸し付けもあったと思うんですけれども、借りかえをする場合、今まで借りている部分も合算して新たに借りかえるというところも含まれてきますか、それとも今度はこれの分だけになりますか。 ◎三嶋敏和 農業政策課担い手推進室長  資金の借りかえにつきましては、従来、畜産を営むために借り入れた借入金を、その利子が高くて返せない部分を低利に乗せかえるということです。ですから、負債整理資金を買っている人は、もう既に整理の方でいっていますので、この乗せかえはできません。いわゆる飼料代とか家畜導入費とか、そういう資金を借りて、その資金が返せないという方が低利の利息の方に乗りかえるという制度でございます。 ◆藤岡照代 委員  では、これからということですか。 ◎三嶋敏和 農業政策課担い手推進室長  そうです。今から希望をとりますので、いわゆる金利と期間だけの債務負担をお願いしている。ですから、これから募集をかけるということです。この議会が終わりましてから、そういう募集をかけるということです。今の段階ではわかりませんので、そういう利率と期間だけの債務負担行為をお願いしているということでございます。 ◆藤岡照代 委員  これまでも非常に厳しかったから、これまでの貸し付け分も含めて、今までの制度は制度として、非常にこれは低金利なので、新たにこれも含めて借りかえができるのかなと思いましたものですから。わかりました。  次のページの72ページに新幹線戦略室で、総務からこちらの経済委員会新幹線プロジェクトの方ということなんですけれども、これの3,500万円なんですけれども、これは全体枠が3,500万円になるのか、この内容の説明をお願いいたします。 ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  3,500万円を補正でこちらに持ってこさせていただいておりますが、新幹線地域本部の負担金としましては、これプラス県の方から2,500万円、合計の6,000万円で運営をさせていただくということになります。 ◆藤岡照代 委員  総額6,000万円の中から、地域推進本部として、新幹線づくりプロジェクトとしては、内容をこれからやっていくということですか。 ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  そういうことでございます。 ◆藤岡照代 委員  内容については、説明資料が後からあるみたいですので省きますけれども、しっかりこれから来年に向けても、大事な事業でありますので、これは6月から来年の3月までの期間ということですか。 ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  今回のお願いしております6,000万円は、3月の開業までのイベントということになるかと思います。 ◆藤岡照代 委員  内容については後からるる説明があるんでしょうか。 ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  内容につきましては、昨年度行いました御報告を後ほどさせていただくことになります。 ◆上村恵一 委員  今の藤岡委員の質問に若干関連をいたしますけれども、今、後で報告ということを言われましたけれども、九州新幹線開業にかかわるイベントの実施時期あるいはまたイベントの内容についてはどのようにお考えなんでしょうか。 ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  大きく分けまして開業前の春、春はもう始まっておりますが、春、秋、冬の開業前イベント、それから実際新幹線がやってまいります3月の中ごろになるかと思われますが、そちらの開業日前後のイベントと、大きく分けて2つに分かれておりますが、そういったことで、もう一つ、「元気だ!くまもと」、お城まつりの方です、火の国まつりの方ですが、春、夏、秋とやっておりますけれども、こちらの方と連携をとりながら進めてまいりたいと思っております。  なお、実施の内容につきましては今後詰めさせていただくということになると思います。 ◆上村恵一 委員  基本的には、そういう既存のイベントも生かしながら、新たなイベントをそれに加えながらやっていくということですか。 ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  ただいま御指摘のとおり、現在ありました火の国まつり、それから春夏秋冬と展開しておりますお城まつり、これをさらに新幹線開業に向けて、ある一つのテーマを持たせながら展開していくと。それプラス連携祭事を熊本駅から中心市街地、熊本城にかけて、回遊性のあるイベントをというところが推進会議の中でも出ております。そういった形で進めてまいりたいと思っております。 ◆上村恵一 委員  これは非常に大事なイベントと私も理解をしております。新幹線が来るということで、地元、本市の機運を醸成するのが1つ、それと、こういうイベントを通して、新幹線を利用して熊本にどうぞおいでくださいという対外的なPRの件についても十分重視しながら、やはり熊本から熊本のよさを発信することも含めてのイベントになるように努力をしてもらいたいと思います。そういうことについても当然お考えなんでしょうか。 ◎田畑公人 首席経済審議員新幹線戦略室長  ありがとうございます。新幹線が来春やってくるということだけに特化せず、これからの熊本の経済交流、その力をここに一つに集めて、新幹線が来るというのを契機に、熊本に継続性のあるにぎわいの場をつくっていけたらと思っております。またいろいろ御意見もお伺いできればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆上村恵一 委員  ひとつわくわく都市くまもとづくりの一環として、今おっしゃったように経済効果を今後享受するためにも、ぜひこのイベントについては十分検討していただいて、効果的なものにしていただくようによろしくお願いしたいと思います。 ◆上田芳裕 委員  72ページの方で触れられています緊急雇用創出事業の中の観光客回遊性向上モデルということで、3カ月間15名の雇用の中で、今回特に回遊性の部分で、交通手段を持たない観光客等回遊性向上を図る、自転車を貸し出すというような取り組みが計画をされていますけれども、事前にホテルを軸に10カ所程度そういった自転車を置く場所を設けて、自転車については電動アシスト五十数台とかというところの話を聞いているんですけれども、もうちょっと詳しく説明をいただいてもよろしいでしょうか。 ◎佐々木菊生 観光政策課長  こちらの観光客回遊性モデル向上事業につきましては、あくまでモデル事業ということで、市内、今、委員おっしゃいましたホテルあるいはその他の場所につきまして10カ所程度、観光案内を行う人と自転車の貸し出しを行う方を置きまして、自転車回遊用パンフレットあたりもちょっとつくろうかなと考えております。  なおかつ、現在、JR独自で自転車の貸し出し事業等は行われております。あと、ニュースカイホテルだったか、ホテルも独自に貸し出しを行っておりますけれども、今回は、10カ所程度につきましては、そのステーション間でしたら乗り捨て可能という形にしたいと思っております。観光客の方が市内を回るのに当たりまして、いろいろな場所に行って自転車をお使いいただきまして、そこで乗り捨て、乗り継ぎ等も可能な形で考えております。  期間といたしましては、観光シーズンということで、9月から11月までを考えております。  また、これにつきましては緊急雇用創出事業ということで、料金は取れないということでございますので、利用者の方にアンケートをとらせていただきまして、これ以降の事業、観光客用のレンタサイクル等の事業を行うことにつきましては、そのアンケートの結果を見まして考えたいと思っております。 ◆上田芳裕 委員  今回はモデル事業、特に緊急雇用ということを主眼にということでございますけれども、他都市の観光地でもこういったサービスが行われていると思います。  9月ということで、まだもう少し準備期間があるので、そういった他都市の状況、例えばステーション間だったら乗り捨てオーケー、ステーションステーションの乗り捨てはオーケーですけれども、途中の普通の道端に乗り捨てられるとか、例えば自転車の破損が出た場合の対処の方法とか、そういった部分は事前に他都市の状況等も少し調べていただいて、もし課題が出たときに、そこから対処ではなくて、事前にモデル事業であっても対処をいただきたいと思っていますし、特にアンケート調査をされるということでございますので、この回遊性を高める貸し自転車の事業の継続性、それと観光客を特にターゲットに今回はされていますけれども、市民の利用とかも含めて今後の事業拡大、いわゆる公共交通機関プラス自転車の移動手段としての行政からのアプローチということで検討をいただきたいと思っていますが、そこのところも含めて検討されるのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎佐々木菊生 観光政策課長  まず、先ほどお尋ねの乗り捨てについては一応ステーション間ということを考えております。あと、事故とか盗難とかにつきましては一応保険で対応ということを考えております。  現在のところこれを考えておりますのは観光客ですけれども、市民の方の足ということになりますと、当然ほかの課、ほかの部局との関係等になりますので、そこはしっかり協議の上に進めさせていただきたいと考えております。 ◆上田芳裕 委員  先ほども申しましたけれども、今回はモデル事業ということで、マップもつくられるということでございます。しっかり取り組む中で検証とかアンケート内容とかを精査していただいて、事業の展望が開けるような取り組みにしていただきたいと思っています。よろしくお願いします。 ◆上村恵一 委員  関連ですけれども、大体、上田委員の方から指摘をされたとおりでありますが、私はこの事業というのは、ただ単に交通手段を持たない観光客に限らず、例えばマイカーで、あるいはまた新幹線で来熊した観光客でも、車で回るのと自転車で回るのとでは、また違った熊本市を発見してもらうことができると思うんです。ですから、アンケートをとって、それをもとに検討するということですけれども、継続事業としてやるための前向きな検討をぜひやってもらって、自転車を通して熊本市を再発見してもらうというような立場からも、ぜひこの事業の本格化を目指していただきたいと思いますが、これに対して局長は何か。 ◎宮原國臣 経済振興局長  この事業はモデル事業ということで御説明をいたしましたけれども、今、委員おっしゃいましたように、今後につなげていきたいということでアンケート等もとらせていただきまして、どういったところに置いたら効果が高いのかとか、費用対効果について高いのかとか、その辺あたりも検証させていただきまして、次につなげていくように検討したいと考えております。 ◆上村恵一 委員  ぜひそういう前向きな取り組みを期待しておりますので、よろしくお願いしておきます。 ◆藤岡照代 委員  私もこの件についてはしっかり質問しようと思っていたんですけれども、今、上田委員上村委員が質問されたんですけれども、私たちも四国に視察に行ったとき、非常にいい取り組みをされていたと思うんですけれども、まだそこの観光の部分とか熊本市の現状からいったときに、いろいろな整備が中身的に未整備な部分があるので、これが、地元の方たちが自転車を利用してという部分では、道路の状況とかがある程度わかっているけれども、観光の方が来たときに、どこまでそのルートをつくるかによっては、しっかりした道路整備が本当に不十分でもあるし、危ない事故とか、いろいろな問題点を非常に危惧するんですけれども、そこのところ、うちの観光だけではなくて、やはり道路、都市整備ですかね、警察とか、いろいろなところから、期間が9、10、11月ということで、安易に考えないで、しっかりそうした取り組みも、観光客の方が来られたときに事故に遭ったとか、そういうことがないように、うちの経済委員会のこの部署だけではなくて、しっかりした取り組みを要望しておきますので、また今言われましたように、しっかり次につなげていかなくてはいけませんので、よろしくお願いしておきます。
    ◆嶋田幾雄 委員  ここでいいのか、その後の方がいいのかよくわからないんだけれども、過去の経緯を振り返ると、経済振興局が観光政策を中心としていわゆる政策立案化、政策をしたりして、緊急雇用まで含めて非常に一生懸命取り組んでこられているということについては前の委員会でも指摘を申し上げたところなんです。今私たちが生活をしていまして一番問題なのは、みんな必死になって生活しているということなんですよね。ここを考えてくると、今のままの政策でいいのかどうか。これは国の責任もあるでしょう。県の責任もあるでしょう。地方自治体の市の役割もあるでしょう。それぞれの分担ですよね。この分担が今めちゃくちゃになっていると僕は思っているんです。  何となく地方分権に動いていたものが、また部分的にというか、大局が中央集権の方に向こうとしているというところがある。これを歴史的に当てはめるならば、明治維新の時代のテーマをそこに求めることができるのかもしれないけれども、またちょっと状況が違う。  私は一つの例を体験したんですけれども、三十何歳かの1人の青年が緊急雇用対策で、何とかアルバイトばかりなので仕事がしたい。その中から、市から提起された仕事の一つ、何という仕事だか僕はよく覚えていないけれども、それをやりたいと。それは職安に行って申し込みをしたらいいでしょうと。最終的にはそれができなかった。どのくらいの期間なのと言ったら、3カ月です、6カ月ですと言う。長い話で2年、3年というのはあるかもしれない。それらの努力は非常に私は買っているんです。  国で今本当にそれだけ雇用対策をやっているかといったら、果たしてどうかなというぐらいのことであって、暮れにおもちを配ったり雑煮を配ったり、あるいは何かを配ったりする程度の今の国の政策だけで考えてくると、皆さんたちがおやりになっていることは非常にそれなりの成果が出てきているなと思うし、一生懸命たとえ3カ月でも6カ月でも雇用にありつきたいという気持ちになっている。  ここで1つ提言としてお願いをしておきたいと思うのは、熊本市の経済とはどういう形で構成されて今日まで来ているのか、また今後はそれをどのようにしていかなきゃならないかということの研究を、ぜひ局長、これを特別にやってもらいたい。だから、今のこの1時間の議論の中で、いろいろな角度からいろいろな問題を指摘され、それなりの質疑があっていますけれども、でも本当に今、県民、市民が困っているのは、生活が一番困っているんです。  マスコミの皆さん方が後ろにいらっしゃるんだけれども、余り恥ずかしいから言えないんだけれども、今、議員も生活に困っているんですよ、はっきり言ってこれは。何で困るかといったら簡単なんですよ。余談になっちゃうけれども、歳費が生活費なのか政務調査費なのかというところの区分がはっきりしていないから。だから、ある人はそれを生活費だと思うんだけれども、そうはいかない。  細かい具体的な話をしますと、1カ月に結婚式に3カ所出なきゃいけないときは、3万円ずつ包んで9万円いっちゃう。今我々の手取りが四十二、三万円です。皆さんたちの給料から比べたら安いと思う。だから、ほかに仕事を持っていないと、もう今や議員の仕事はできないというくらいのところまで追い込まれているというのが現実なんですよね。  ところが片や、この間の選挙で振り返りますと、僕はマスコミから、東京のある週刊誌から取材を受けたんだけれども、仕事がないから議員になって生活をしようと思いますという取材を受けたんです。そういうのがあるけれども、どう思うんだと言われた。冗談ではないぞと。そのとおりに書いてはくれたんですが、そういう形もあるんです。  だから、もう多くの時間を割くと申しわけないからあれだけれども、本当に熊本市の経済は何で成り立っているかということをもう一遍よく分析を僕はしてもらいたいと思う。そのためには、お祭りで観光都市をやってくれて、盛んにみんなで叫んで、僕も叫んで、そして今一生懸命やってきていただいて、それなりの成果が出てきていることは事実だけれども、現実論で言うならば、220万人の熊本城入場人口がありながら、その翌年には170万人に落ちてしまった。その原因を追求しなければいけないこともあるでしょうけれども、ここら辺のやはりPT、プロジェクトチームが必要なんですよ。そのくらいの経営をやはり行政もやるべきではないかと思うんですね。  そのためにはまず、熊本市の人口は、経済は、人々はどういう暮らしをしているかということの分析の上に立った政策をやってもらいたい。口蹄疫が出たから慌てて石灰を買って、それに補助しましょう、利子補給をしましょう、これも必要な行政です。だけれども、これからの行政は僕は違うと思うんだな。先手を打たなければだめだと思う。だから、そのためには、経済局が今一生懸命やってきていただいているから、あえてここで言うんですけれども、やはりもう先を見ないと。  はっきりもうちょっと具体的に言いますと、これはそのとおりだとは言わないけれども、熊本市の人口がどういう仕事についているかという分析から始めてほしいです。観光町でしょう、熊本市は。それから建設業に携わっていたでしょう。この人たちが熊本市の中心の経済を支えていました。だから、この人たちの仕事がなくなったら、熊本市はどんどん落ち込んでいくんだ。皆さんたちの給料だって我々の歳費と一緒に落ちていることは事実だから。そうすると、中心街でどれだけどんちゃんかんちゃんお祭りをやったって、来る人は一部の人しか来ないという現実論にぶち当たるはずなんですよ。また、当たっているはずなんです。それを僕は言っている。そうではなくて、みんなで経済で暮らしのよい生活ができるというのを、熊本王国をつくろうではないかということをテーマにした研究をぜひ始めてほしいというのが僕のお願いであります。別に答えは要りません。  ただ、そういうことで先を見た熊本市のまちづくりというもの、文書を見ますと実にいいことが書いてある。もうこれを見たら、本当にすばらしい夢の世界ができ上がるだろう、ユートピアの世界ができ上がるだろうというような書き方が、きょういただいた資料の中からでも、ちょっと読むだけでもそれだけのものがあります。だけれども、現実論との乖離があるということ、現実はそんなに甘いものではないということですよ。そこに経済局はぜひひとつスポットライトを当てていただいて、改革をもっともっと積極的にやっていただきたい。そのエネルギーを私は観光政策で見たから、ぜひお願いをしたいなということで、これからもうワンステップ、局長、上げていただけませんか。  そのためには、局長の諮問機関でいいから何人か、二、三人でもいい。それを研究するPT、プロジェクトチームをこしらえていただいて、研究に徹底的に入っていただくことをぜひ御検討いただくように要望して私のお話を終わります。すみません、長い間申しわけありません。 ◆くつき信哉 委員  ちょっと質問しにくいんですけれども、最後は関連いたしますけれども、一般質問いたしましたけれども、車両基地の生かし方というんですか。ここに新幹線くまもと創りプロジェクトとございますけれども、今までは旧富合町が新幹線の施設整備とか、あるいは周辺整備とか、一生懸命お願いしてきたんですけれども、何となく熊本市の方と特例区の方との吹っかけあいというのは今後どうなるのか、どこが本当に一生懸命生かしていくのか、そこのところを心配するわけです。  そういうところで、今の嶋田委員のお話のように、やはりどこか本当に汗を流していただかないことに、知恵を絞って生かしていただきたいということですけれども、ここの新幹線くまもと創りプロジェクトということで、ここで今後すべてされるのか、そこのところをお尋ねしたいんです。 ◎宮原國臣 経済振興局長  新幹線総合車両基地の活用の件でございますが、今現在は富合特例区の方でJR九州の方にいろいろな働きかけに行かれております。あわせまして、私どももそういったパイプを持っておりますので、一緒になって新幹線車両基地の活用については今後いろいろな働きかけを行っていきたいと考えておりますし、観光を商品化するように、そういった商品化の働きかけも旅行エージェントに行っていきたいと考えております。 ◆くつき信哉 委員  今お答えがありましたけれども、今のところ特例区の方でしておりますけれども、それだけの人材ですね。JRと対等に、今まではもう正直、できるまでだけだからいろいろ要望も聞いてくれたけれども、これから先は、できてしまえば要望は聞いてくれませんし、今からが一番大事な、最後に大事なところがあるような気がいたします。そういう中でやはり一緒になって知恵を絞って対応していただかんと、どうも地下の中におってでき損なうような感じがしてきて、そういう生かし切れないような気持ちがいたしますものですから、ぜひとも話を密にしながらしていただきたいなという要望でございます。 ◆藤岡照代 委員  72ページの富合総合支所産業振興課の雁回山遊歩道の巡視事業で、8コースの危険箇所からの樹木の伐採ということで載っているんですけれども、これから見ても8カ所の大変な場所があるなと思っているんですけれども、そういう部分に対してこれまではどのようにされていたんですか。 ◎佐藤誠二 富合総合支所産業振興課長  これまでは、合併前なんですけれども、宇城の方で雁回山周辺整備連絡協議会というのをつくっておりまして、まだそれは存在しているんですけれども、その協議会で人を雇ってという形はありませんでした。ただ、協議会の中で職員同士、情報交換といいますか、宇土市、城南町、それから今の宇城市、そういう職員同士で、どこどこコースはちょっと危ない箇所があるとか、案内看板が外れているとか、そういう情報交換をして、そこの手当てといいますか、そういう形で何とかやってきたんですけれども、その事業自体は県の方からかなり助けていただいてやってきましたけれども、今回はもう富合町の森林空間整備ということで、以前、遊歩道もできておりますので、そういう箇所も見ていただいて、もう設置後、富合町の部分は平成十四、五年ころできましたので、かなり古くなっている場所もありますので、そういう箇所を巡視していただいて、危険箇所などがありましたら直ちに手当てをして、遊歩道を活用される方の安全を図るという形で考えております。 ◆藤岡照代 委員  ここには雁回山だけしか載っていないんですけれども、合併によって植木町、城南町、こういう観光施設、そういうところの木の伐採とか書いてある、危険箇所からとかいうお話を伺ってはいるんですけれども、市内を見ましても、国道でも何でも、道路のわきの草とかがもう本当に前に比べたならば手が入っていなくて、草ぼうぼうの国道、県道とかを見て、観光と言っている割にはまちが余りきれいではないなというのを皆さんももう気づかれているとは思うんですけれどもね。  国道なんかはツツジとか植えてあるけれども、そこからもう草がたくさん出ていますでしょう。余り気づきませんかね。まちが前に比べたならば何か寂しくなっているな、きれいではなくなったなというのを非常に感じるんですけれども、そういう意味からも、いろいろなまちづくりというか、一番大事なおもてなしの心と、やはり観光客の方が来られたときの目線ですね、道路からいろいろな部分、そういうところも、私たちは観光、観光と言うだけではなくて、まち全体を見たときに、しっかり経済委員会から都市整備とかいろいろなところに要望を言っていただきたいと。きれいなまち、見た目のですね。  だから今、富合町の方のここが遊歩道であるけれども、やはりほかのところにも、手の入っていない観光ルートをしっかり一つ一つ精査していただきたいということを要望しておきますので、よろしくお願いしておきます。 ○満永寿博 分科会長  ほかに質疑はありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○満永寿博 分科会長  ほかに質疑がなければ、これをもちまして経済分科会を終わります。                              午前11時28分 閉会 出席説明員  〔経済振興局〕    経済振興局長   宮 原 國 臣    局次長兼商工振興部長                                 大 塚 和 規    首席経済審議員新幹線戦略室長     観光振興部長   西 島 徹 郎             田 畑 公 人    熊本城総合事務所長落 合   健    動植物園長    村 上 英 明    競輪事務所長   長 松 和 典    農林水産振興部長 中 山 弘 一    首席農林水産審議員兼耕地課長      首席農林水産審議員平 田 義 男             坂 本 俊 朗    産業政策課長   前 田 安 利    商業労政課長   田 上 聖 子    経営支援課長   久 保 一 幸    観光政策課長   佐々木 菊 生    観光審議員    津 曲 俊 博    動植物園副園長  本 田 公 三    競輪事務所次長  藤 本 完 二    農業政策課長   下 川   安    農林水産審議員  大 山   悟    生産流通課長   松 本 武 士    農林水産審議員  金 山 武 史    農林水産審議員  東 家 桂 樹    水産振興センター所長          食肉センター場長 馬 場   聡             杉 山 征 治    情報交流施設開設準備室長        農業政策課担い手推進室長             倉 永 孝 信             三 嶋 敏 和    生産流通課地産地消推進室長       北部出張所長   坂 田 幸 敏             松 嶋 正 也    河内出張所長   古 賀   徹    飽田出張所長   中 山   強    天明出張所長   森 田 健 次    富合総合支所産業振興課長                                 佐 藤 誠 二    城南総合支所産業振興課長        植木総合支所産業振興課長             網 田 瑞 穂             田 尻 幸 助  〔農業委員会事務局〕    農業委員会事務局長本 田 正 弘    農業委員会事務局次長                                 千 原   泉    富合町農業委員会事務局長        城南町農業委員会事務局長             東 野   司             桝 本 政 人    植木町農業委員会事務局長             福 田 孝 行 〔議案の審査結果〕   議第 178号 「平成22年度熊本市一般会計補正予算」中経済分科会関係分           ……………………………………………………………(審 査 済)...