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  1. 熊本市議会 2009-06-23
    平成21年第 2回都市整備委員会−06月23日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成21年第 2回都市整備委員会−06月23日-01号平成21年第 2回都市整備委員会               都市整備委員会会議録 開催年月日   平成21年6月23日(火) 開催場所    都市整備委員会室 出席委員    8名         三 島 良 之 委員長    重 村 和 征 副委員長         倉 重   徹 委員     下 川   寛 委員         北 口 和 皇 委員     家 入 安 弘 委員         落 水 清 弘 委員     西   泰 史 委員 議題・協議事項   (1)議案の審査(23件)      議第261号「平成21年度熊本市一般会計補正予算中当委員会付託分      議第263号「平成21年度熊本市下水道事業会計補正予算中当委員会付託分      議第264号「平成21年度熊本市交通事業会計補正予算」      議第267号「市道の認定について」      議第268号「同        」      議第269号「同        」
         議第270号「同        」      議第271号「同        」      議第272号「同        」      議第273号「同        」      議第274号「同        」      議第275号「同        」      議第276号「同        」      議第277号「同        」      議第278号「同        」      議第279号「同        」      議第280号「同        」      議第281号「同        」      議第282号「同        」      議第283号「同        」      議第284号「市道の廃止について」      議第285号「同        」      議第287号「財産の取得について」   (2)報告案件地方自治法第243条の3第2項の規定による)(1件)      報第16号「財団法人熊本住宅協会経営状況について」   (3)送付された陳情(2件)      陳情第15号「フェリー、旅客船の存続・港町活性化に関する陳情について」      陳情第16号「安全・安心な国民生活実現のため、国土交通省地方出先機関の存続を求める陳情書」   (4)所管事項の調査                              午前10時02分 開会 ○三島良之 委員長  ただいまから都市整備委員会を開きます。  今回、当委員会に付託を受け審査いたします議案は、補正予算3件、その他20件の計23件であります。なお、このほか、陳情2件が議長より参考送付されておりますので、お手元に配付いたしております。  それでは、審査の方法についてお諮りいたします。  審査の方法については、まず執行部の説明を聴取し、議案並びに陳情について一括して質疑を行った後に、所管事務の質疑を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三島良之 委員長  御異議なしと認め、そのようにとり行います。  それでは、これより議案の審査に入ります。  議第261号「平成21年度熊本市一般会計補正予算中当委員会付託分、議第263号「平成21年度熊本市下水道事業会計補正予算中当委員会付託分、議第264号「平成21年度熊本市交通事業会計補正予算」、議第267号ないし議第283号「市道の認定について」、議第284号並びに議第285号「市道の廃止について」、議第287号「財産の取得について」、報第16号「財団法人熊本住宅協会経営状況について」、以上24件についてそれぞれ執行部の説明を求めます。 ◎高田晋 都市建設局長  ◎松永浩一 交通事業管理者   (総括説明) ◎園田昇 土木総務課長  ◎佐藤信次 首席都市審議員河川課長  ◎中村英文 交通計画課長  ◎肝付幸治 熊本駅周辺整備事務所次長  ◎井上修二 公園課長  ◎永目工嗣 首席都市審議員都市計画課長  ◎大久保秀洋 建築計画課長  ◎西本賢正 交通局首席交通審議員総務課長  ◎川嶋時雄 土木管理課長  ◎井上修二 公園課長  ◎平井英虎 住宅課長   (平成21年第2回定例会委員会説明資料に基づき説明) ○三島良之 委員長  以上で、議案の説明は終わりました。  なお、このほか執行部より報告をしたい旨の申し出があっておりますので、引き続きこれを許可いたします。 ◎永目工嗣 首席都市審議員都市計画課長  ◎西島徹郎 都心活性推進課長  ◎中村英文 交通計画課長  ◎松本覚 開発景観課長  ◎西本賢正 交通局首席交通審議員総務課長   (資料に基づき説明) ○三島良之 委員長  報告は終わりました。  それでは、議案並びに陳情について質疑を行います。 ◆西泰史 委員  簡単なことで、4ページの雇用対策で、バスの運転手の養成というのがありましたけれども、ここら辺は運転手の養成と、それから調査員の雇用、人数とか特に期間はどういう形でやるのか。例えば2種免許を持たない人に取らせるという話ですけれども、期間的にはどれぐらいまでやるのか。免許取った後どうするのか、その辺を参考までに。 ◎中村英文 交通計画課長  公共交通担い手育成経費でございます。  お答えいたします。現在、バスの運転をするためには、大型2種の免許を取らなければならない。しかしながら、非常に取得率が減ってきておりまして、それぞれバス事業者でも人材の養成から今行っていると。今回は、この補助制度を使いまして、実際に免許を持たない方、1種の免許しか持たない方に対して、この事業によりまして大型2種免許を取得していただく。そして、雇用していただいてそのまま赤字路線の運行をしていただくということでございまして、補助の期間は来年3月まででございますが、これまでのバス事業者とこのことについてもお話をしておりますが、一たんこういう形でこれをしたからには、引き続いて各社で雇用を図っていきたいとお聞きいたしております。  調査員につきましては、本年度は東バイパス実証運行でありますとか、利用促進策といたしましていろいろとモビリティ・マネジメントなどを行う予定にしております。まずは車から公共交通機関に乗りかえてもらうことが大事と考えておりまして、そういう方が実証実験の際に実際にバスに乗り込んでいただいて、どういうニーズがあるのか等のアンケート調査等をしたいと思っておりますが、これにつきましては、この御承認をいただきましてから、一応来年3月まで8名程度雇用したいと思っております。 ◆西泰史 委員  バスの方は将来の永続的な雇用につながってくるので、これはこれで評価したいと思います。  もう一点いいですか。市道の認定で番号の3ですけれども、階段道路というのがあるので、いまだにこれは市道として認定ができるのか。すみません、初歩的な話で申しわけないんですが、そのそもそも論をお聞かせいただけますか。原則論を。 ◎川嶋時雄 土木管理課長  階段道路につきましては、幅が2メートル以上につきましては、基準上認定可となっております。 ◆西泰史 委員  高さの制限はないんですか。 ◎川嶋時雄 土木管理課長  高さの制限は、け上げとか一段一段の高さ、これにつきまして、建築基準法上の基準を採用しておりますが、全体的な高さにつきましては、基準は設けておりません。 ○三島良之 委員長  ほかにございませんか。 ◆北口和皇 委員  このたび公園に関する補正予算が上がっていましたけれども、御説明はございましたけれども、詳しく御説明をいただきたいと思います。そのたぐいの改修とかいうことに現存する公園がどのくらいあって、今後改修あたりにどのくらいが見込めるのかというビジョンをお聞かせください。 ◎井上修二 公園課長  まず、補正予算の説明からさせていただきたいと思います。  まずはバリアフリーでございますけれども、こちらの公園地区公園近隣公園でございます。渡鹿公園柿原公園トイレの建てかえと、電気工事園路舗装などの経費でございます。渡鹿公園におきましては、トイレ等電気、水道、園路舗装、これが、幅が1メートル80の園路を予定しております。これの経費が1,400万円と、柿原公園につきましては、トイレ本体の建てかえと電気工事をしまして、こちらの方は5メートルの園路舗装をやる関係で、ちょっと高うございまして、合わせまして2,400万円という内訳になってございます。  次の、ゴムチップにつきましては、大島公園先ほども申し上げたとおり、地元の陳情がございまして、こちらは地区公園でございます。ここの園路を23年からの4年で計画をしておりまして、昨年一部やっております。あと残りにつきまして、今回この交付金を利用いたしまして、すべての延長650メートルのゴムチップの舗装が、ウオーキングコースができるということでございます。孫代につきましては、平成20年度にこちらも地元から陳情が上がっておりまして、22年度の予定でございましたけれども、今回前倒しで行うもので600万円、延長が175メートルのウオーキングコースをつくるということになっております。  先ほど言われましたビジョンでございますけれども、美粧化トイレにつきましては、まずは近隣地区公園を4年間でやるということで計画いたしております。それで、園路の改修と駐車場なりトイレをやっていこうかなと考えております。  ウオーキングコースにつきましては、前回お示しいたしました公園基本方針につきましては、大体バリアフリーが終わりましてからする予定となっておりますけれども、要望等がありましたところには、やはりこたえていくべきだろうということで、今回上げさせていただいたものでございます。 ◆北口和皇 委員  今現在、公園が幾つあって、トイレの改修なんて私どもの出水の公園なんていうのは、屋根が割られて上からのぞかれる、電気も小さいとか、いろいろな修理をしなければいけないというところはたくさんあると思うんです。このたび予算はここだけしかついていませんけれども、今後改修しなければいけない公園というのはどのくらいあって、幾らぐらいを見込まれていますか。全体的に見て、今後のビジョンというのを、このたびこの予算が上がっていますけれども、全体的に近隣公園防災公園、その数とトイレの改修が大体今後何件、幾ら、バリアフリー化する予定のところが何件、幾ら、先ほども質問の中に入れたと思うんですがお示しください。 ◎井上修二 公園課長  昨年お示しいたしました公園施策基本方針、これにのっとって今やっているわけでございまして、近隣地区公園先ほど申し上げましたバリアフリー化、もう既に済んでいるところもございまして、対象といたしましては32公園ありまして、バリアフリーする公園が19公園でございます。これを計画的にやっていくところでございましたけれども、今回前倒しでちょっとふやさせていただいておると。  ウオーキングコースにつきましては健康づくりということで、こちらが先ほど32公園のうちに15公園できておりますので、15公園については、バリアフリーが終わりました後に10年間の間で向かっていこうという計画を立てております。  先ほど委員のおっしゃられたところは恐らく街区公園になると思います。街区公園は、昨年お話もいたしましたけれども、バリアフリー新法なるものができまして、公園もその対象となっております。確かに、公園トイレあたり老朽化してきたときには、建てかえるときはすべてバリアフリー化を対応する形になると考えております。公園ごとバリアフリートイレ老朽化も違うものですから、それのところは全体的に計画を立てるのは、街区公園は難しゅうございますので、調査を随時進めさせていただいて、それが10年間ではないものですから、個別の扱いで今対応しているような状況でございますので、それも将来的には計画を立てた改修が必要になってくるのかなとは考えております。 ◆北口和皇 委員  今後の改修予定額というのはどの程度を見込まれていますか。 ◎井上修二 公園課長  23年度まででございまして、合計で3億600万円を予定しております。今のは公園バリアフリーの件だけでございます。バリアフリーだけでございます。 ◆北口和皇 委員  今、公園バリアフリー化だけの今後の予定というのが3億600万円を予定されているわけでしょう。このたび5,600万円予算がついていますけれども、このバリアフリー化するというのが、お伺いしますと、要するに32公園のうち19公園ができた、そして今後やらなければいけない公園があと幾つあるんですか。これをバリアフリー化やるだけで3億600万円かかるとなる。そうすると、その後の公園改修にあと幾ら要るんでしょうか。バリアフリー化だけで3億600万円とすれば、あとの改修、現存しているところを改修しなければいけないというところがどれだけあって、その優先順位はどのようにして決められるのかということもあわせてお尋ねいたします。 ◎井上修二 公園課長  今、10年間の計画では、バリアフリーにつきましては、先ほど申し上げました人がたくさん集まる、利用者が一番多いところということで近隣地区公園を対象にいたしております。今、御質問の一般の街区公園の計画はどうなっているかという質問でございますけれども、今のところは10年間の間では、その計画はないような状況でございます。ただ、先ほど申し上げましたとおり、維持管理の中で老朽化したものの建てかえなどは対応しておりますので、年に1棟か2棟ぐらいしか今のところやれない状況でございますけれども、将来におきましては、街区公園につきましてもバリアフリーも当然必要でありますので、10年後になるかと思いますけれども改修計画をしながら、またさらに新たにつくらなくてはいけないとは考えております。 ◆北口和皇 委員  防災公園も含めて公園は、近隣公園が32ですか。それは街区公園も含めてですか。近隣公園だけですか。 ◎井上修二 公園課長  近隣、地区を含めた公園数でございます。 ◆北口和皇 委員  街区公園は幾つですか。 ◎井上修二 公園課長  これが平成20年3月の集計でございます。街区公園は693カ所ございます。 ◆北口和皇 委員  今、32公園トイレバリアフリー化だけで3億600万円かかるとすれば、街区公園の693カ所を10年後計画を立てていくとすれば、どのくらいの試算なんでしょうか。大体、全部バリアフリー化にしなければいけないと思いますけれども、693カ所を概算にして、今後トイレの改修はバリアフリー化するという義務づけがされているとすれば、全部改修して幾らかかりますか。 ◎井上修二 公園課長  今、うちの方で管理をいたしておりますトイレの総数が338あります。これは先ほど言った近隣、地区公園も含まれております。だから、これから若干落ちるとは思います。金額につきましては、今のところは把握しておりません。 ◆北口和皇 委員  大体トイレの改修に幾らかかりますか。それで約700を掛ければ概算が出てくると思いますけれども、計算してもらえませんか。幾らかかりますか。 ◎井上修二 公園課長  先ほど言いました近隣地区公園トイレは男女が別に分かれておりまして、多目的のトイレを併設するという計画でございます。街区公園につきましては、今ありますものの大半が一穴物と言いまして、ブースが1つしかございません。それをバリアフリー化するということなので、金額がその一穴物についての金額を把握しておりませんので、今お答えすることができません。 ◆北口和皇 委員  公園改修の予算が出ていますので、今後の中長期的なビジョンとして大体改修予算がどのくらいかかるのかということが心配になりました。というのも、先ほども申し上げましたように、私どもの公園は屋根が壊れて、子供たちが上って上からのぞいているという状況があっても、随契ができないのですぐ修理ができないとかいう、そうした維持管理がきちんとできない状況にあって、公園トイレ一つ改修するのに手間取っていらっしゃる。予算措置の問題も、予算がないということで、今までだったらすぐ修理は業者に委託できたけれども、入札しなければいけないとかいう弊害が現場に出ているということは、きちんとこれは把握して対処しなければいけないなということを思ったのがまず一つです。  それと、試算ができていないということの指摘をしておきます。今後10年後、公園をつくったからにはきちんと維持管理が必要になってくるわけです。これは、当然のことです。10年後、この193カ所ある街区公園についてもバリアフリー化をやると。1個当たりにして、公園の改修にどのくらいかかるのかというきちんとした試算を持ってきちんとビジョンを持った改修というのは当然必要になる。それが、市民の財産をきちんと管理するということだと思います。  しかし、近隣公園だけで3億600万円。お尋ねしたいんですけれども、どうしてもこの数字が知りたいんですけれども、トイレ1つつくるのにどのくらいか、かなりの老朽化をしていると思いますので、それがもうほとんど建てかえ状況になると思います。大体、街区公園では男女兼用の1つのトイレがあると思いますけれども、そのトイレが大体幾らでできるのかというぐらいの試算はしてあると思いますので、掛けるの700で数字を出していただきたいと思います。これだけの公園の改修がある、この優先順位というのは陳情順か何かですか。 ◎井上修二 公園課長  今、1カ所当たり300万円でトイレ箇所数あたりを掛けますと、約10億円かかるようになっております。先ほど申し上げたとおり、うちで数えたトイレの数が近隣地区も全部含めますと338、これには近隣地区も入っておりますので、約300ぐらいになるのかと思っております。 ◆北口和皇 委員  3億600万円プラス10億円ということですか。13億600万円、トイレの改修だけでかかるということですね。 ◎井上修二 公園課長  そのとおりでございます。 ◆北口和皇 委員  このたび、改修予算は出ていますけれども、今後13億600万円というトイレというのは非常に重要です。子供たちが遊んでいても、障がい者の方、御高齢の方がとても公園を利用されている姿を見ますけれども、この13億600万円というのは、今後どのように予算要求をしていかれて、いつまでに改修なさろうと思っておられるのかお尋ねいたします。 ◎井上修二 公園課長  先ほど申し上げましたとおり、10年間の公園基本方針では、街区公園トイレバリアフリー化につきましては、予算のことは上がっておりません。10年間の方針を、まずは利用者の多いところから入ろうということで定めたものでございます。当然、御指摘のような身近な街区公園につきましてもトイレの改修は必要だとは認識いたしておりますものの、10年間の基本方針からいきますと、緊急のものは通常の維持管理の予算内で年間一、二カ所は取り組んではいきますものの、計画的にといいますと、10年後の計画を立てるという形で話をしていくような形になるのかなと思っています。計画的というとそういう形になるかと思います。 ◆北口和皇 委員  10年以内に3億600万円をかけて近隣公園トイレの改修をして、その後10年以降において10億円をかけて街区公園トイレを改修されるというと、20年近く予定しなければいけないかと思うんですけれども、公園の改修にすらそのように予算がつかない、実現ができていないという状況のときに、私が一般質問でもさせていただきましたけれども、熊本市は河内町、天明町、北部町、飽田町と合併させていただいたときに、熊本市との10年間の約束として新市計画が約束されておられますけれども、この公園が10年以内にも全く約5億円ずつで4カ所公園をつくるということで約束をされておられますけれども、その実現を見ていない。河内も聖ケ塔地区公有地内にスポーツ施設整備事業で4億7,400万円の約束をしていてできていない。天明も同じですよね。天明もできていない。総合スポーツ施設整備ということで、この公園が4億9,873万7,000円で予定されているのが、何年たちますか。平成2年ですから、約20年たっても未実施で実現されていない。飽田町も総合スポーツ施設整備事業公園が4億9,873万円ですか。未実施で実現されていないと、公園の約束をされているんですけれども、このように実現がしていないにもかかわらず、このたび植木にスポーツ総合施設があるのに、公園があるのに、またしても34億円の約束をされて、もし植木が合併した場合、今現在のスポーツ公園維持管理だけでも莫大な予算がかかると思うんですけれども、この後公園があるのにまた34億円もの公園を約束されておりますけれども、我が熊本市にある公園トイレの整備すらできていない。トイレだけでも13億600万円かかるのに、このようなことでどうされますか。  きのうも天明の方が植木と合併しないでくれと言われたので、どうしてですかと言ったら、天明は下水道を約束しているのにまだ通っていないと。それなのに、植木に上下水道を約束していると。うちが先じゃないかと、20年もたっているのにできていないのに、植木どころかと言って怒られたんです。公園一つにとってもそのようなことですけれども、四町の公園整備も各5億円で約束されていまだにできておりませんけれども、我が熊本市の公園の管理、予算というのはどのようにして財政当局予算確保をしていかれて、20年も待たないと街区公園トイレの整備もできないということですけれども、どうされますか。
    桑原芳文 都市整備部長  確かに、今委員御指摘のように、公園維持管理トイレの改修、トイレバリアフリー化改修につきましても、非常に金額と時間がかかっております。公園の数からして、その維持管理費に非常にお金がかかっているというのは事実でございます。  今回、昨年策定しました基本方針の中で、まずもっては大きい公園、使われているところの公園の方からバリアフリートイレの改修にという計画に入れたんですが、街区公園までひっくるめました改修計画というのは、今後また今の基本方針の見直しをやる段階で織り込んで計画的な公園改修を立てながら、財政当局の方には予算の要望をしてまいりたいと思っておりますし、緊急的にどうしてもトイレが使えないとかいう部分についての緊急対応の部分につきましては、今の維持管理費の中で先ほど課長から話がありましたように対応する部分もあるかと思いますけれども、計画的なトイレの改修につきましては、基本方針の中あるいは基本方針を見直す中で計画的に織り込んだ上で、厳しい財政の中ではございますけれども、財政当局との協議をやって予算化をしてまいりたいと考えております。 ◆北口和皇 委員  答弁になっていないじゃないですか。今、お尋ねしたのは、トイレだけ見てみても近隣公園トイレの改修だけでも今後3億600万円かかる、街区公園を入れると10億円ですから、13億600万円かかる。今後、トイレの改修だけ見ても13億600万円かかるわけですよね。それでは、遊具の改修、維持管理、そういった公園全体、熊本市の全体の公園維持管理にどれだけかかりますかというのが、1点ですよ。年間どれだけ維持管理にかかっているのか。今後、遊具の改修も含めたところの改修計画というのがどうなっているのか。どのくらいかかるのか。  飽託4町の合併に約束した新市計画で4カ所も公園スポーツ公園をつくると言ってできていない点についてはどう考えるのか。それは新市計画で約束をしていますからね、10年間でやるという。それが約20年たってもできていない。それはつくるべきですよ。当たり前ですよ。合併のときの約束ですから。  幸山市長は何やったかにやったと、市営住宅建てられたら、その地域で民間でアパート業を経営されている人には民間圧迫でお困りなんですよ。そんな約束以外のことをやったからといって何%というものではないんですよ。合併するときの約束は約束です。その約束が達成されたか否か。約束は履行されたか不履行なのかという問題が私の議場での質問だったんですから、公園が4つできていない、飽託4町に。この分は絶対つくるべきですよと。しかし、飽託4町にこれだけできていないのに、今後植木に対して32億円の公園、城南町に21億円の公園と約束をされていますけれども、我が熊本市の改修ができていないのはこれからどうしますか。改修ができていない、今後維持管理していくという年間予算と今後の改修見込みというのは、1つ例に挙げてトイレを聞いただけですよ。全体の遊具の改修とかそうした改修計画はどうなっていますかと聞いているんですよ、部長。質問に答えていないではないですか。 ◎桑原芳文 都市整備部長  失礼しました。公園施設の維持管理につきましては、先ほど申しました基本方針の中で今年度公園台帳の整備もあわせてさせていただくということで、公園台帳の中で確かに、今紙ベースの形で台帳というのはありますが、それを詳しくデータベース化して維持管理の経費なども把握しながら、公園台帳の整備を今年度やることにしております。その中で、既存の公園の施設の老朽化、設置年度、それから途中での修繕、その辺の履歴をまとめて公園維持管理の基本的な今後の計画、公園の方にも長寿命化計画というのが問われておりますので、その辺をひっくるめまして公園維持管理、遊具までひっくるめた維持管理の計画につきまして、公園台帳の整備を踏まえて今後計画を立てたいと考えておりまして、総額の維持管理に今後各年度、年度どのぐらいかというのを踏まえて長寿命化計画、それから改修計画をひっくるめて計画を改めてつくりまして、予算要求なりやっていきたいと考えております。  確かに、毎年の維持管理費につきましては、今の維持管理費は例年どおりといったらおかしいですけれども、前年度の予算の内容から大体つけていただいておりますけれども、今後どのくらい全体的にかかるかという把握は、申しわけありませんけれども今の段階のところではしておりませんので、その台帳整備、長寿命化計画の中で出していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆北口和皇 委員  維持管理をきちんと把握していないということは、仕事をしていないということですよ。それを今年度やりますというのはどういうことですか。そうでしょう。  これから台帳をつくってやっていくと、そんなのは詭弁ですよ。要するに、全体の公園がどれだけあって近隣公園がこれだけ、街区公園がこれだけある。維持管理にどれだけかかる、トイレの改修がバリアフリー化していかなければいけなかったのなら、どういう優先順位でやっていくのか。  街区公園についてもしかり、10年後やりますということではなくて、熊本市のきちんとした公園をどのようにしてつくっていって、それを維持管理していくかという、それをきちんとしたビジョンをつくるためには、現在どうあるかということとかきちんと見えていないとビジョンはできないでしょう。きちんと見えていない中で飽託4町と合併するときには、河内町にも飽田町にも天明町にも北部町にも約5億円の公園をつくりますという約束をして、いまだにできていないわけですよ。熊本市の公園のそんなで改修どころの話ですか。トイレの改修をするどころの話じゃないでしょう。新市計画で約束した公園をつくるべきでしょう、先に。そんなことをやっているから、植木町の人たちに32億円の公園をつくる、城南町に21億円の公園をつくるといっても、飽託4町にできていないのに、そんなのできるんですかと言われるわけですよ。そうでしょう。下水道は天明に通っていないと、何で植木町に上下水道つくるのかと。飽託4町が先だと言われるわけですよ。熊本市は、トイレの改修どころですか。約束が先でしょう。それを言っているんですよ。  約束をしたことを守ると、これは人間としての基本的なことですよ。そんな約束もきちんと守らない中であれしました、これしましたと、120%しました、140%しましたと、公園一つとっても飽託4町に約束が守られていないわけでしょう。そして、私どもの公園一つとっても、今後の改修にトイレだけで13億600万円かかる、では遊具の改修にどれだけかかりますか。今後台帳をつくりますでは済まないですよ、答えてください。 ◎高田晋 都市建設局長  まず、飽託4町の件でございますけれども、社会体育課所管のものと公園課所管のものがございまして、公園課所管のことでございますけれども、まずは、これができなかったというのは、西部運動公園と中央運動公園の分がございますけれども、所有者の字図の訂正がだめだったり、そういう個別の事情によって、あとは境界が未確定だったり、そういうことでできなかったようでございますけれども、できなかったことにつきましては、やはりおわびをしなくてはならないと思っております。まことに申しわけございません。  それと、維持管理でございますけれども、公園の方ではパトロールをやったりいろいろなことで逐一見回りをしながら適宜、適宜遊具の修理などをやっているところでです。それは、既存の、私はそれが総額幾らかかっているのかは存じ上げません、把握しておりませんけれども、日常そういう業務の中でふぐあいなところを出して維持管理経費の方からやっていると。  それと、公園の全体計画につきましては、今課長の方がるる申し上げましたけれども、昨年の公園の整備計画、新設に当たっては特に今後、今の状況にあると非常に難しいということで限られてきますので、点数化いたしまして、21校区の公園を、これは公園の基準が足りないということもございますので、そういう基準をつくって新設公園についてはそういう形でやっていくと。  あと、バリアフリー等々は、新法ができましてすぐでございまして、今北口委員が御指摘のとおりに、すべてをすぐというわけにいかないので、利用度の高いところから計画はとったところでございます。ただ、今北口委員が御指摘のとおり、すべての計画をきちんとやれている状況はございません。部長も申し上げておりますように、もうちょっと台帳化といいますか、既存整備もしなければいかんと、ただ人間がぐるぐる回るだけではなかなか全体的な把握はできないというのは事実でございますので、そういった意味では精いっぱい取り組ませていただいて、予算の範囲内で頑張ってまいりたいと考えているところでございます。 ◆北口和皇 委員  今、局長から、4町にできていないことは理由は何であれおわびしますということで、真摯な態度でおわびをされましたけれども、合併建設計画を見てみると、西部運動公園の整備事業にも6,000万円、整備をやるということで約束して、未実施6,000万円、約束した課は公園建設課ですよ。中央運動公園整備事業にも8,500万円、これも境界未確定のため未実施ということで、公園建設課ですよ。これ、余りにもいいかげんではないかと思いますけれども、こんなことでいいんでしょうか。約束事が平気で破棄されるって。建設ではなく今の分は整備ですよ。整備をやりますよということで約束していてできていないわけですから。  ふるさといきものの里というこの整備事業も公園建設課ですよ。この1,000万円も未実施ですよ。児童公園整備事業は、3億9,000万円で継続となっていますけれども、これも公園建設課です。こんなように、約束していてやっていないことがたくさんあって、このたび改修予算が出ていますけれども、優先順位はどのように考えられますか。 ◎井上修二 公園課長  バリアフリーの事業の優先順位ということでお答えをいたします。 ◆北口和皇 委員  質問の趣旨がわかっておられないようですけれども、飽託4町もそのようにして全然公園建設もできていないと。整備に関して、今言いましたように8,500万円の6,000万円の1,000万円のという整備をするという公園建設課が約束をしていると。そういったことも実行されていないと。  その中において、私どもの、今現在ある熊本市の公園維持管理費ですら全然把握されておられないで、このたび初めて台帳を今からつくるようなことをおっしゃっていますけれども、それでまた植木町にも32億円、城南町にも21億円という約束をされていますけれども、限られた予算内において公園一つとってもこれだけパニクる状態の中に安易な約束をされていますけれども、植木町の賛成派の方なども合併すればすぐに32億円の公園ができると思っておられました。今現在あるスポーツ施設も大きいものがありますけれども、その維持管理というのはうちが受け持つわけでしょう。このたび改修予算が計上されているけれども、改修予算が計上されている中において、この予算を私どもが承認するに当たって、柿原とかいろいろ出ていますけれども、今皆さんお聞きになって十分わかられたと思いますけれども、今課長はトイレ改修予算優先順位ですかと言われました。トイレバリアフリー改修予算だけでも3億6,000万円。この優先順位をどうしていくのかというだけでも頭が痛い。街区公園の10億円も、どのような優先順位でやっていくのかということも頭が痛い。飽託4町で約束された公園も全然できていないので、これも優先順位としてどうしていくのか非常に頭が痛い。植木町に約束された32億円の公園がいつできるのか。城南町に21億円で約束された公園がいつできるのか。公園建設課だけでも、これだけ安易な新市計画で約束したものを飽託4町に積み残したまま、整備だけでも8,500万円、6,000万円、1,000万円。今の北部の整備の約束だけでも、理由は何はともあれできていないわけですから、合計してみてください。そうしたことの整備をしなければいけない。植木町に今ある公園の管理もうちが引き受ける。そうなったときの優先順位はこのたびただ改修予算を、柿原とどこですか、出されていますけれども、今後限られた公園建設課における予算、これをどのように優先順位をつけて予算措置を講じていかれるのかというのをお尋ねしているんですよ。  今回出ている予算をかんがみたときに、どうされていくのかきちんとしたビジョンをお示しにならなければ承認できないと言っているんです。 ◎高田晋 都市建設局長  新市計画に記載されております事業につきましては、ここだけの観点からだと十分対応できると考えております。ただ、用地買収とかそれぞれの個別があってできないこともあるかもしれませんけれども、お金の範囲内ではできると理解しております。  その中で、今それ以外のかつて飽託4町でできなかった部分ということにつきまして、先ほど私が申し上げたとおり遺憾と思っております。ただ、今から新設公園をやることについては昨年方針を出しておりまして、公園の充足度の足りないところから当面はつくらざるを得ないということで財政計画を練っております。  また、バリアフリーについては、バリアフリーなりに計画も練っておりますけれども、今委員がおっしゃったような観点から再度、公園も一例だろうとは思いますけれども、今後とも計画的な執行を図り財政部との協議を経ながら、少しでも計画的にやっていくというふうに考えているところでございます。 ◆北口和皇 委員  飽託4町との約束が遺憾であるということでは済まないですよ。では、植木町も遺憾であるで済まされると思われますよ、植木町の人たちも。できなかった理由を明確にして、できなかったんだったら、それに見合うものをきちんと提示して実現させるというのが約束じゃないですか。できていないまま、20年近く経過しているという、議会で新市計画は守りますという決議をされましたけれども、4町に対してもきちんと実現されていないのに、守りますという約束はできないじゃないですか。できない理由を明確にして、できないならできないような理由をきちんとかんがみて、それにきちんとした見合うものを、例えば5億円なら5億円と約束したんだったら、それなりのものをつくるべきじゃないですか。それが約束でしょう。どうして20年間も実現されていないんですか。やる気がないからでしょう。 ◎井上修二 公園課長  飽託4町の積み残し分について説明をさせていただきたいと思います。まずは、ふるさといきものの里につきましては、こちらは扇田の埋立地と小萩園と瑞巌寺との3つのルートをということで計画がなされております。残念ながら、扇田の埋立地との小萩園の方が公園化がなされていないという状況で、公園のネットワークという形では取り組みができなかったものでございます。  次に、西部運動公園の整備事業でございますけれども、今川公園駐車場の拡張でございました。こちらは土地所有者の字図の訂正ができていないということで現在に至っております。中央公園につきましては、北部公園として今供用開始をしておりまして、グラウンド南側の拡張を予定されておりましたけれども、こちらも境界が未確定ということで買収には至っておりません。飽田の白川河川敷の緑地の事業でございますけれども、21年3月に河川改修が終わっておりますので、今後事業化に向けましての検証が必要だと考えております。白川河川敷の花と緑の整備事業も同様でございます。北部の徳王地区の公園整備でございますけれども、こちらにつきましては、予算を計上いたしまして用地買収に行きましたところ、地主の方が売却できないということで、こちらも中止をせざるを得ないということでしております。北部のうちの合併建設計画で7カ所ありました街区公園近隣公園、寂心公園の整備など、うち6カ所が終わって8億1,000万円で完了しております。飽田町につきましては、15カ所の公園を用地買収いたしまして、12億5,300万円で終わっております。天明町は2公園の買収整備が1億7,900万円で終わっております。河内町につきましては、1カ所でございますけれども5,400万円で、総額23億円を投入いたしているところでございます。 ◆北口和皇 委員  合併過ぎて今現在でも36件、51億8,000万円の予算が投じられていない。これは約束事ですよ。小さい公園をいろいろつくられたと言いますけれども、今るる説明を受けて、要するに境界が未確定だというなら境界をきちんと立ち合わせて確定すればいいじゃないですか。そういう努力をされたんですか。 ○三島良之 委員長  北口委員、私からようございますか。ちょっと平行になっておりますので、休憩をとりたいと思います。各委員の方、よろしゅうございますか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三島良之 委員長  よろしくお願いします。  1時半でよろしゅうございますか。  議事の都合により休憩いたします。  午後は1時半より再開いたします。                              午前11時57分休憩                              ──────────                              午後 1時30分再開 ○三島良之 委員長  それでは、再開いたします。  午前に引き続き、質疑をお願いいたします。 ◆北口和皇 委員  先ほどの1年間の公園維持管理費について、数字が出ましたでしょうか。 ◎井上修二 公園課長  維持管理経費といたしまして、1年間で主なものといたしましては、工事請負費が7,500万円、委託料が1億1,500万円などでございまして、総額で3億4,516万7,000円でございます。 ◆北口和皇 委員  非常に莫大な維持管理費がかかっておると思いますけれども、今度合併されたときの植木町の今あるスポーツ公園というのも私どもが管理することになるんでしょうか。幾らかかるのでしょうか。ちなみにお尋ねいたします。 ○三島良之 委員長  それでは、今の質疑に対しては差し支えない参考程度で質疑を許可いたします。関連がないとも限りませんので、範囲内でお答え願います。 ◎井上修二 公園課長  現在のところ、教育委員会の方の所管になるのか、うちの方になるのか、まだ明確になっていないと聞いております。 ◆北口和皇 委員  もう5日後ぐらいには投票があるわけでしょう。28日。そうなった場合、公園課の所管としてどちらになるのか、教育委員会が今後維持管理していくのか、私どもの都市建設局で次年度から合併を市長はもうやるということで推し進められていますので、その分市民の税金で維持管理をしていくことになると思いますので、そういう数字はやはりきちんと出して、どこの所管になるのか、それはやっていないということが問題だと思いますよ。指摘しておきます。 ○三島良之 委員長  ほかにございませんか。 ◆北口和皇 委員  公園建設に関しては、都市建設局長が飽託4町に関しては遺憾であると、できていないことに関して陳謝をされましたけれども、今先ほどお昼休みにJAの女性部にお電話を入れましたら、北部の農家の方々に呼ばれて絶対合併しないでくれと言われたそうです。なぜかといったら、何にもできていないと、北部は。これで植木町が合併してしまったら植木町の方にばかりお金が行ってしまうと。まず飽託4町で約束したことをきちんとやってから植木町のことをやってくれと言われたんだそうです。そのような声が非常に今大きいのでいろいろと質問させていただいたんですけれども、土木費もこのたび2億2,000万円計上されておりますけれども、ここのところを詳しく御説明いただけますか。 ◎園田昇 土木総務課長  道路橋梁維持費の2億2,000万円でございますか。これにつきましては、白山三丁目第8号線ほか12路線の舗装、補修工事でございます。 ◆北口和皇 委員  ほか12路線を説明ください。 ◎園田昇 土木総務課長  1本ずつ御説明してようございますか。東子飼大江六丁目第1号線舗装打ちかえ工事でございます。その次が上水前寺二丁目尾ノ上二丁目第1号線舗装打ちかえ工事でございます。 ◆北口和皇 委員  予算と要するに、どこの予算なのか県事業負担金も幾らになっているかもあわせて。県事業負担金も予算とこれにはないのかな。 ◎園田昇 土木総務課長  これには入っていません。 ◆北口和皇 委員  では、予算も一緒に。 ◎園田昇 土木総務課長  今回補正でお願いしている分につきましては、県事業負担金は入っておりません。 ◆北口和皇 委員  予算も12路線も。 ◎園田昇 土木総務課長  初めから申します。  白山三丁目第8号線舗装打ちかえ工事が1,500万円でございます。東子飼大江六丁目第1号線舗装打ちかえ工事が2,000万円でございます。上水前寺二丁目尾ノ上二丁目第1号線舗装打ちかえ工事が1,000万円でございます。熊本駅新外線舗装打ちかえ工事が1,000万円でございます。段山本町島埼七丁目第1号線舗装打ちかえ工事が1,600万円でございます。上代池上町第1号線舗装打ちかえ工事が2,800万円でございます。二本木三丁目蓮台寺町1丁目第1号線、蓮台寺町一丁目二丁目第1号線舗装打ちかえ工事が2,400万円でございます。春竹町江越二丁目第1号線舗装打ちかえ工事が1,900万円でございます。新土河原出水線打ちかえ工事その1が2,200万円。その2が2,200万円でございます。世安町八幡町第1号線舗装打ちかえ工事が1,900万円でございます。楠二丁目第1号線ほか舗装打ちかえ工事が1,500万円。 ◆北口和皇 委員  3ページの5,500万円。この土木費の内訳もお願いします。 ◎園田昇 土木総務課長  5,500万円につきましてお答えします。  大鳥居町第1号線道路改良工事5,500万円でございます。 ◆北口和皇 委員  あわせて4ページ。 ◎園田昇 土木総務課長  交通安全の土木総務課関係経費の5,000万円につきまして、桜町古城町第1号線5,000万円でございます。その下の土木センターの9,500万円でございますが、尾ノ上二丁目健軍一丁目線道路改良工事が3,500万円。新大江三丁目第10号線道路改良工事が3,300万円。上無田第13号線道路改良工事が2,700万円でございます。富合の分も申し上げます。その下の2,000万円につきまして、これは富合総合支所照明灯設置でございます。  すみません。先ほど3ページの富合分が抜けておりまして申しわけございませんでした。富合総合支所分の1,000万円につきましては、清藤7号線道路改良工事に伴う交差点詳細設計でございます。 ◆北口和皇 委員  先ほど飽託4町に関連してお尋ねいたしましたけれども、道路関係で今お尋ねをしたら飽託4町全く入っていないんですけれども、今現在継続でされている箇所で、今後予算措置として必要なところというのはどのくらいあるんでしょうか。飽託4町、全く今のこの補正なんかには入っていないですよね。 ◎園田昇 土木総務課長  先ほどの補正の説明で大鳥居町第1号線につきましては、旧北部町の管内でございます。 ◆北口和皇 委員  未実施というのはないわけですか。 ◎本田啓修 土木部長  合併建設計画時に路線としてそれぞれの町で上がっておりまして、平成12年度の点検の際には未実施となっているものもございます。それぞれ、町で合併のときに建設計画に上げられます際に、予算があればできるもの、合併した際に大きくなったこと、つまりスケールメリットを生かして集中投資すればできるではないかという、ある程度希望的な観測を持って上げられたようなもので、例えば用地の購入を伴うのもかなり上げられておりました。その中で、用地の購入ができなくて、代替路線に切りかえたものとか、周辺の住民の方の合意形成がかなわず、やはり代替してやったということで、路線としては完結していないものもございます。しかし、年間1つの町に1億数千万円の投資は道路としてはやってきておりまして、そういった代替機能で処理してきたと考えている次第でございます。 ◆北口和皇 委員  例えば天明町だけ見てみますと、道路維持課、道路総務課でずっと約束されたのが内田川ですか、これは。道路95号線の道路改良工事なども2億6,000万円で約束されているのが道路総務課で約束されて継続ですよね。道路舗装工事単独で1億6,700万円で約束されているのも継続ですね。単独で4億350万円で約束されているのも道路総務課で継続ですよね。天明町だけ見ても、いまだに結局できていない。飽田町で見ても、相当継続もありますし、道路総務課で約束されている1億6,400万円も継続。1億4,400万円道路舗装も継続。7億7,000万円で道路改良整備事業で道路総務課が約束された飽田町も継続。河内町などもかなりありますよね。 ◎本田啓修 土木部長  確かにマイナスになっておりまして、先ほど天明町の95号線が代替してやりましたというものでございまして、これは継続になっておりますけれども、計画変更により完了というとらえ方を一応しております。その他、当初の予算よりもオーバーいたしましても、例えば舗装打ちかえとか道路改良事業など、当初の投資よりもオーバーしておりましても継続としておりますのは、やはり今後ともその事業は継続していくという意味でございまして、今までの当初の計画が未完了という意味合いでこの継続のものが使われているのではないと考えております。 ◆北口和皇 委員  継続の分は今後完了するまでに幾らかかりますか。 ◎本田啓修 土木部長  継続と申しますのは、当然アスファルト舗装というのが15年ないし20年でやり替えていかなければならない。そうすると、住宅が連たんしてまいりましたら、側溝とか舗装をつくって道路をつくっていかなければならないということから、総額というのは私ども現時点で把握しているところではございませんけれども、今の予算の私どもが今までやってきた中でいきますと、1つの町に1億円から1億数千万円程度の投資をやっていけば、ある程度皆さんに充足していただけるのではないだろうかと考えております。 ◆北口和皇 委員  1億円ずつ何年間ですか。 ◎本田啓修 土木部長  手元に私どもが持っております資料では、平成12年までに合併建設計画というのが一たん終わりましてから、13年以降ずっと資料を手元に持っておりますけれども、13年から19年までおおむね続けてやってきているというところでございます。 ◆北口和皇 委員  飽託4町の方は、聞いてみると、計画変更になっているところなんか、満足されていないですよ。十分納得されないで自分のうちの前が通ると思ったら突然変更になったとかというようなことで、理解をしないまま約束不履行だと、話を聞いてみると怒っておられて、この道路改良工事総括で8億8,000万円約束されたのも継続。西浦の拡幅工事も要するにこれは2,000万円、未実施でしょう。それで、道路の末端排水路の整備事業、これは河川課ですかね。3億6,000万円継続。道路維持補修費5億1,000万円継続。県道改修工事負担金1億5,000万円継続。これずっと道路総務課の分ですよ。 ◎本田啓修 土木部長  今個別に申されまして、個別今すべて理解しているわけではございませんけれども、西浦橋につきましては、やはり橋の際の用地がなかなか解決できておりませんで、今年5月29日に継続してやってまいりまして、お願いして完成したところでございます。その他の部分につきましても、道路事業というのは、やりましょうということで皆さんにお話し合いをしてやった場合には、皆さんの合意形成ができて、その土地を譲っていただくなり、工事の期間我慢していただくなりという合意形成ができましてから私どもやっております。しかし、先ほど北口委員おっしゃいましたように、家の前の通る道が説明もなく変わってしまったということがあれば、やはり私どもの説明不足にあると思いますので、その点には今後も配慮してまいりたいと考えております。 ◆北口和皇 委員  今、継続でずっとやっていますということですけれども、緊急を要するような急斜面の地崩れを手当てしなければいけないという工事に関しても2,000万円ですか。これは予定されていて道路総務課未実施ですよ。 ◎本田啓修 土木部長  急傾斜事業を県が指定して工事を行いまして、それの負担金が計上されておるところでございます。当初の予定で2,000万円ぐらいと合併の際に上げておられましたけれども、その後、地域の要望、そして県が実施するかしないか決めまして、できた分がこれだけで済んだと理解していただければ結構かと思います。 ◆北口和皇 委員  それは不用額ということですか。 ◎本田啓修 土木部長  当初見込みになった分が要らなかったと理解していただければ結構かと思います。 ◆北口和皇 委員  それは、熊本市の飽託4町合併10年の検証というのを見せてもらったんですけれども、要するに実施計画で10年間でやるということで約束するわけですけれども、そうした計画変更がいとも簡単にあって、予算を組んでこうした新市計画で約束したことが不用額ということは余りにもどんぶりだということが言えませんか。  継続事業が非常に多いようですけれども、約20年たっているわけですよ。平成2年ですから。今年度21年でしょう。そんな中において51億8,000万円という約束したものが実施されていない数字というのは明確なんですけれども、いろいろと土木費を出されておられますけれども、今後飽託4町と約束して、道路総務として実施されていない部分がどれだけあって、その後それをどのように解消されていって、今後植木町と合併した場合には、植木町の負担、道路の維持管理も含めて優先順位をどう考えておられるのか。 ◎本田啓修 土木部長  質問が今まで4町の中でできていなかった部分が56億円に対してどうなのかということと、先ほどの急傾斜の件は努力しなかったのではないかということと、それと今後植木町の整備に関してどういう優先順位をつけていくのかということだったと思います。  道路におきまして、合併建設計画の際に全体計画額として50億円相当を提示いたしております。それから、平成7年度までに46億円、12年までに86億円程度の事業費を投入いたしております。70%超ぐらいの投入は行っておると理解しておるところでございます。それと、先ほどの災害復旧が2,000万円が一千何百万円で済んだと申しますのは、危険箇所がなくて済んだと先ほども申し上げましたけれども、理解していただければよろしいかと思います。  それから、植木町が今後合併しましたときにどうするのかという、優先順位をどうするのかという申し出でございます。当初5年間ないし10年間というのは合併建設計画に従いまして、その町の事情に応じた整備、維持管理というのをやっていかなければならないと思います。かつて4町が合併しましたように、合併建設計画が終了しました時点におきましては、熊本市は一つでございますので、それぞれの町の交通量、学校がどうだとか、小学校の校区がどうだ、通学路がどうだという総合的な判定をしながら整備なり維持管理、同じ熊本市として対応してまいりたいと考えております。 ◆北口和皇 委員  そういうことを聞いているんじゃないんです。要するに、10年間で達成できていない、10年間ですから、約束は。それが長引いて今なお20年近くたって、合併建設計画が実現されていないまま今日まで来ているということについてどう考えるかという。植木町が合併して、植木町にこれだけお金を打ち込みますといっても、北部町、天明町、飽田町、河内町、今現在も天明町の方が、うちはまだ下水道通っていないと、植木町は合併してもらったら困ると。うちは後回しになる。北部町の農家の方も約束は全然守られていないと。だから、植木町は合併してくれるなと。うちが後回しになると。うちの方を先にしてくれという、きのうもそのように青年部の方に、農家の方が植木町の方が呼ばれているわけですよ。うちはまだ何にもできていないのに、あんたたちが先なんてそれは許されないという、そういう現実が今そんなふうにあって、今やっていますと、それはもう4町ですから、熊本市になってしまっているわけですから、今やっていますということではなく、10年間で実現できていない、そんなことを今もずっと引きずってやっている。そんなときに植木町をやる余裕があるのか、財源確保はどうするのか。4町の皆さん御不満なんですよ。予定していた道路が突然変わって、自分ちの前だと思って家を建てようと思っていたところが建たないとか、そういう現実があることをどう考えるかということなんです。その2,000万円の予算が緊急を要するこういう予算の立て方そのものに問題があったのではないかと、危機管理の問題で危険が回避できたからいいということではないでしょう。危険箇所がどこなのかということをきちんと明確に北部地域からお示しいただいているわけですから、それに2,000万円という予算を新市計画の中でつけたのは市でしょう。熊本市と北部町でつけたわけでしょう。それが危険がなくてよかったですねで済まされる問題ではないじゃないですか。何を御答弁されているんですか、あなた。 ◎本田啓修 土木部長  危険がなくてよかったという表現が適切でなかったということでありましたらおわび申し上げたいと思います。と申しますのも、あくまで県が事業を行いまして、それに対して一定の額の負担金をお支払いするということでございますので、正確な額がその時点ではつかめていなかったのではなかろうかと考えられる次第でございます。 ◆北口和皇 委員  正確な額が危険箇所として北部町と熊本市の両方で新市計画の中に、危険だという認識をお互いがしたから2,000万円の予算を組んだわけでしょう。このときにきちんと数字が出ていない、このことの方がむしろ問題で、怠慢ではなかったかと言っているんですよ。県が工事するに当たってどの程度かかるのか、市の負担額がどれくらいかかるのか、それは新市計画の中にきちんと数字で打ち出しているわけでしょう、2,000万円と。合併したのはどこですか、熊本市でしょう、北部と合併したのは。県じゃないんですよ。そんなときの工事費の見積もり方に問題があったという指摘をしているんですよ。どうですか。 ◎本田啓修 土木部長  県事業でやります場合、大変申しわけございませんけれども、ある程度切りのよい数字で急傾斜に関しては現在も想定で予算を上げておきまして、事業ができましたところから精算をするような形でお願いしております。あくまで県の方で事業をやっていただくものですから、そう進めさせていただいております。 ◆北口和皇 委員  そんなどんぶり勘定をやるから、不正経理が行われるんでしょう。そうじゃないですか。ここが一番不正経理が多かったじゃないですか。そのような見積もりの仕方でどんぶりでやるから、そういうやり方がいいんですか。よくないという指摘をしているんじゃないですか。どうですか。 ◎本田啓修 土木部長  急傾斜事業と申しますのが、熊本市の役割といいますのが、説明させていただきますと、住民の方々から急傾斜崩壊地区に指定してくれという御要望がございましたら、県と一緒に現地の確認を行いまして、そこで県が急傾斜指定地はここからここまでだと、該当するかどうかという判断を県の方にやっていただきます。  それから、そういう工事をやるに際しまして、要望書や承諾書というのを今度は地域の方からがけ地の上の方とか下の方からいただいて、ではどこからどこまでできるよねという工事をそこで確定いたしまして、工事が完了後、県の方から事業負担金の幾らくださいということがありまして、それに支出している次第でありまして、決してそこで私どもが、その時点にならないとある程度見込めない部分があるものですから、年間の想定で来年度は県の予算がどのくらいございますか、どのくらいできますかという事前の御相談は申し上げておる次第でありますけれども、県の予算に応じておおむねうちの方の負担がこのくらいになるだろうという過不足が生じないような範囲で予算を設置させていただいている次第でございまして、決してずぼらにやっておるということではございません。お答えとして余りうまくないかもしれないですけれど。         (「だから……」と呼ぶ者あり) ○三島良之 委員長  北口委員、よくわかります。 ◆北口和皇 委員  10年間未実施ですよ。10年間未実施ということは危機管理ということは何にもできていないということでしょう。今るる御答弁されましたけれども、2,000万円未実施ですよ。 ◎本田啓修 土木部長  今の急傾斜の2,000万円、大変申しわけございませんでした。12年から平成19年の間に1,230万円支出しておりますのが私ども手元に持っておりましたけれども、12年までの決算の方に入っておりませんでしたから、私の説明が大変ちぐはぐになりましたことはおわび申し上げます。申しわけありません。1,230万円実施しております。 ◆北口和皇 委員  要するに、土木部長がるる御説明されましたけれども、10年間この計画の中で実施計画、新市計画の中で2,000万円を危険箇所として指定されて、10年間何の工事もされていない。12年度にされている、こういう全く土木部として、合併しておきながら、こういう大事な予算をつけないまま来たことについてどう考えるんですか。こういうことをしないまま、本年度も補正予算で土木費をかなり上げていらっしゃいますけれども、そういう予算を上げる以前にこういう約束したことからやるべきではないかと言っているんですよ。 ◎園田昇 土木総務課長  委員のお答えにすべてお答えになりませんけれども、今年度の、新年度の予算で河内町、園山でございますか、2カ所の急傾斜地の負担金は入っております。 ◆北口和皇 委員  それはいつの時点での約束ですか。 ◎園田昇 土木総務課長  申しわけありません。飽託4町のときの約束かどうかはわかりません。 ◆北口和皇 委員  私が申し上げているのは、約束は約束として履行した後に、予算はつけていくべきではないかと。約束不履行のまま、飽託4町合併時にこうした危険箇所を指定してあるわけでしょう。県と市で現場を見に行っている。どの程度予算がかかるかというのもわかっている。市の負担としてどのくらい必要かということをわかって予算を本来つけるべきではないかと、約束はそのようにしてやるべきではないかと。植木町にしても、同じように今飽託4町で指摘しているようなことが起きているのではないかということも考えられるのではないかと言っているんですよ。
     河内町の方で危険だという箇所に新年度で予算をつけられた、それは結構なことですよ。そういう危険箇所というのは早急に工事をするべきですけれども、新市計画でこうやって約束したことが10年過ぎて、10年間も実施されないで12年度に実施されたという、そういう熊本市が合併時にお約束したところにいいかげんに予算をつけてきていいんですかと。そういうこともきちんとやらないまま、ここやります、あそこやりますという陳情が出たところに予算がついているようですけれども、まずもって約束した飽託4町にはきちんとやってください、私たちの予算はそれからでしょう。 ○三島良之 委員長  北口委員に申し上げます。  北口委員、植木町の方にちょっと進み過ぎていますので、これをもう少しもとに戻して、よければ議案のこういうところにメスを入れてもらえれば。今の状況でいきますと、北口委員の気持ちもよくわかります。お答えも堂々めぐりになっていますので、その辺のところを総括して局長がお答えできればいかがかと思います。 ◎高田晋 都市建設局長  委員御指摘のような、急傾斜地崩壊対策事業、こういう安全対策に欠かせない事業が新市計画の中に予定として挙がっていたと。その際の見積もりが、県事業負担金という性格もあるんでしょうけれども、正確なものではなかった。しかも10年間は過ぎた後、その後しかできなかったということについては、やはり市として努力不足は否めないと思っております。 ◆北口和皇 委員  都市計画も含めて、道路の工事の優先順位というのは市の中にはつくられているんでしょうか。 ◎園田昇 土木総務課長  都市計画道路並びに幹線道路につきましては、事業効果の高い路線から優先的に整備を行い、また市民に整備予定を示すことで事業の透明性を確保するために、熊本市都市圏交通アクションプログラムに基づきまして、道路整備プログラムというのを作成しております。そのプログラムに基づきまして整備を行っております。 ◆北口和皇 委員  新土河原出水線などはかなり急ピッチで進んでいるようですけれども、船場神水線がとまっていますよね。20億円も打ち込んでとまっているというのはどういうことですか。今まで打ち込んだ分の数字というのは無駄遣いと言えないですか。 ◎本田啓修 土木部長  船場神水線、電車通りの鳥居のところから総合体育館のところまで行っておりまして、あれから先の事業というのが江津湖を越えるという点におきまして、地下水、江津湖の水質に影響を与えるなり、まだまだ地域の住民の方に御理解を得られない部分がございまして、あそこから体育館の横の方に曲がって地域の幹線道路、あの地域が現在まで消防車や救急車等非常に出入りできない面もございましたので、そういったところを救済するような地域幹線道路としてあそこまでの整備を当面図っていきたいと考えております。 ◆北口和皇 委員  御厨助役から迂回して工事するというように説明を受けていたんですけれども、地下水の問題等については当初からわかっていたことではないですか。それを全部工事したら幾らかかるんでしょうか。今やめてしまっていますけれども、そうしたところの今後の予算計画というのを実施した場合、そうでない場合というシミュレーションというのはされていますか。 ◎本田啓修 土木部長  あそこで江津湖の地下水とかに影響を与えずにあの区間をふれあい通りからもとの船場神水線の方につなぐというのは、実質上あの場面では困難であろうと判断いたしております。かなり遠い距離から基礎で橋梁を飛ばすと申しましても、それはそれなりに深い構造物が必要でございますので、それにどのくらいの費用がかかるかといいますのは、大変申しわけございませんけれども、今までに算定したことはございません。 ◆北口和皇 委員  そういうことでは困ります。  今、水前寺海苔天然記念物の細胞があるかないかという環境省からの依頼で2年間にわたって委員会が開催されていますけれども、細胞があれば水前寺海苔天然記念物の生育地、なければ発祥の地ということになるでしょうけれども、もし生育地となった場合はかなりの観光資源になるわけですけれども、そういうことを考えたときに、この実施をどうするのか。もしなかった場合には迂回するという説明を受けていましたので、橋げた等を打ってどのくらいかかるものなのか、そういう大きな都市計画道路に対する計画というのをきちんと本市として持って、例えば合併で約束したことがあとどれだけ実施されていないのか、継続していくならどれくらいかかるのか。植木町と合併する場合においては、合併の道路も今後うちで見る場合はどのくらいかかるのか。約束した分がどうか、それをきちんと数字で出して、中長期的なビジョンがきちんとないということは、それはおかしいですよ。  その都市計画道路一つにしても、この数字は半端じゃないですよ。今までやってきたのが20億円ですから。今後どれほどかかるのか。それは、江津湖の工事をどういう形でやるのか。それは、きちんとしたシミュレーションがあるべきですよ。それを持っていないとしたら怠慢としか言いようがないでしょう。きちんとつかみ予算でも持っておくべきですよ。そして、新年度予算でこれだけお願いする。2年後、3年後、4年後、10年後も20年後も100年後、熊本市の市民の足をどうしていくのか。観光都市としてやるのなら、どことどこを観光客にも喜んでいただけるような形でつなぐのか。都市計画道路をどうするのか。そういうビジョンがあってこその初めての予算要求ではないんですか。本来、補正でちょこちょこ出てくることの方がおかしいんですよ。それを申し上げているんです。いかがですか。 ◎永目工嗣 首席都市審議員都市計画課長  今、北口委員御指摘の船場神水線でございますが、こちらの方につきましては、私どもの都市計画課の方で都市計画決定後20年間以上経過したものに関しましては、定量的に評価し、いろいろな角度から評価しまして、廃止路線を10路線決定しているわけでございますが、その中の1つでございます。といいますのが、今土木部長が申しましたように、中心部と東部地域を結ぶ重要な幹線道路として計画されたわけでございますが、近年の自然環境保護意識が高まってきたことですとか、当区間は水前寺海苔の御紹介がございましたが、希少動植物が生息するという江津湖の突端部、端の方を横断する計画ということで、非常に自然保護観点上事業の実施の困難性は高いと考えておりまして、またあわせて別途路線でございます新土河原出水線というものの延伸も計画されておりましたことから、基本的にこの部分に関しましては、一部計画廃止と位置づけてございます。地元説明会なども、これは平成18年度まででございますが、行ってきて、最近はちょっと中止をしている状況でございますが、基本的には一部廃止路線という位置づけでございます。 ◆北口和皇 委員  都市計画法で、都市計画道路が通るというところは2階建てまでしか建てられないとかいろいろな規制があって、市民の皆さんは不利益をこうむっていらっしゃる。それをそのままにされている。ましてや、幸山市長になってこの船場神水線に関して工事された分は今のような御答弁だと無駄遣いをされたということになりますよ。漁協にも、迂回してこの船場神水線は通すという説明があっておりましたので、水前寺海苔に関しても当初からわかっていたことで、幸山市長になられてもわかっていたことですから、それで工事を進められたわけではないですか。それだったら、その決断に誤りがあったと。今ごろ廃止と言われたら、工事された分の20億円は無駄遣いをされたということになりますよ。 ◎高田晋 都市建設局長  今、土木部長が申し上げましたけれども、船場神水線につきましては、体育館のところまでの道路でアクセスするということで今まで投資してきた部分については供用開始を一日も早くやりたいと考えております。  それと、先ほど北口委員がおっしった全体計画でございますけれども、大体年間道路関係におきまして街路事業というのは40億円程度、今のところ推移しております。その40億円をどこに回していくのかということになりますけれども、今道路整備プログラムに沿いますと、今の時期ですけれども、新幹線開業がございますので、それを生かす形での関連するような道路、そういったものに優先順位を上げまして、現在取り組んでいるところでございます。  ただ、街路事業、委員おっしゃいますとおり、私も簡単にシミュレーションをさせたことがございますけれども、すべてのものをつくるには1,200億円ほどかかるようでございまして、期間的にも大変な時間がかかると思います。ただ、限られた予算年間40億円ぐらいでございますので、今申し上げましたような観点、新幹線なら新幹線、その時代において必要なところから取り組まざるを得ないと考えているところでございます。 ◆北口和皇 委員  1,200億円かかるというわけですか。 ◎高田晋 都市建設局長  全体でございます。すべての都市計画道路を簡単にシミュレーションをした場合の想定でございます。 ◆北口和皇 委員  1,200億円、年間40億円といったら30年間かかる。生きていないかもしれない間かかるということですね。でもやはりしっかりときちんとしたシミュレーションを持って10年、20年、50年、100年という都市計画道路はそうしたスパンで長い歴史来たと思いますけれども、大きなつかみ予算、あと合併で約束されたところ、熊本市として市民の足として必要なこと、観光資源をつなぐところ、そういう優先順位はやはりきちんと持ってやっていくべきではないかと思います。補正予算が多いのではないかと、新年度できちんと組めるものは組んでいくことが必要ではないかなと、この予算を見て思いました。 ○三島良之 委員長  質疑の途中ではありますが、本日会議はこの程度にとどめ、残余につきましては、あす引き続き行いたいと思いますが、いかがでしょうか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○三島良之 委員長  では、本日の都市整備委員会を終わります。あすは午前10時より委員会を開催いたします。                              午後 2時15分 閉会 出席説明員  〔都市建設局〕    都市建設局長   高 田   晋    都市建設局次長兼都市政策部長                                 鹿子木   靖    都市建設局技監  有 働 幸 正    熊本駅周辺整備事務所長                                 奈 須 悦 雄    都市整備部長   桑 原 芳 文    建築部長     米 野 節 郎    土木部長     本 田 啓 修    首席都市審議員兼技術管理課長                                 吉 野   勇    首席都市審議員都市計画課長      建築計画課長   大久保 秀 洋             永 目 工 嗣    土木総務課長   園 田   昇    土木管理課長   川 嶋 時 雄    東部土木センター所長          西部土木センター所長             荒 牧 義 勝             米 村 正 治    北部土木センター工務維持課長      都心活性推進課長 西 島 徹 郎             中 山 朝 春    交通計画課長   中 村 英 文    建築指導課長   平 田   実    開発景観課長   松 本   覚    公園課長     井 上 修 二    用地調整課長   田 口 利 勝    熊本駅周辺整備事務所次長                                 肝 付 幸 治    熊本駅周辺整備事務所次長        熊本駅周辺整備事務所次長             岡 田 啓 典             上 野 裕 典    熊本駅周辺整備事務所次長兼       首席都市審議員兼熊本駅周辺整備事務所    新幹線建設推進室長福 永 卓 巳    次長兼熊本駅西土地区画整理事務所長                                 陶 山 敬 郎    営繕課長     石 川 正 憲    営繕課建設審議員兼建築保全室長                                 木 村 達 也    首席建設審議員兼設備課長        住宅課長     平 井 英 虎             中 田 道 夫    道路整備課長   光 江 賢 一    首席都市審議員河川課長                                 佐 藤 信 次  〔企画財政局〕    富合総合支所建設課長             吉 田 輝 夫  〔交通局〕    交通事業管理者  松 永 浩 一    次長       多 野 春 光    首席交通審議員兼総務課長        営業課長     前 田 省 一             西 本 賢 正    電車課長     宮 崎 輝 昭    自動車課長    境   信 良...