熊本市議会 > 1992-06-05 >
平成 4年第 2回定例会−06月05日-01号
平成 4年第 2回定例会−06月05日-目次
平成 4年第 2回定例会−06月05日-目次
平成 4年第 2回定例会−06月05日-01号

  • "歴史都市サミット"(/)
ツイート シェア
  1. 熊本市議会 1992-06-05
    平成 4年第 2回定例会−06月05日-01号


    取得元: 熊本市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    平成 4年第 2回定例会−06月05日-01号平成 4年第 2回定例会   平成四年六月五日(金曜) ──────────────────────────────────────────────────────────   議 事 日 程 第一号   平成四年六月五日(金曜)午前十時開議   第 一 会期の件   第 二 議第一〇四号 専決処分報告について   第 三 議第一〇五号 同   第 四 議第一〇六号 同   第 五 議第一〇七号 平成四年度熊本一般会計補正予算   第 六 議第一〇八号 同       老人保健医療会計補正予算   第 七 議第一〇九号 熊本消防団員等公務災害補償条例の一部改正について   第 八 議第一一〇号 熊本消防団退職報償金に関する条例の一部改正について   第 九 議第一一一号 熊本住宅改修資金貸付条例の一部改正について   第一〇 議第一一二号 熊本地域福祉コミュニティーセンター条例の制定について   第一一 議第一一三号 熊本住宅新築資金貸付条例の一部改正について   第一二 議第一一四号 熊本市の科学館条例の一部改正について   第一三 議第一一五号 熊本軌道条例の一部改正について   第一四 議第一一六号 熊本自動車運送条例の一部改正について
      第一五 議第一一七号 市道の認定について   第一六 議第一一八号 同   第一七 議第一一九号 同   第一八 議第一二〇号 同   第一九 議第一二一号 同   第二〇 議第一二二号 同   第二一 議第一二三号 同   第二二 議第一二四号 同   第二三 議第一二五号 市道の路線変更について   第二四 議第一二六号 同   第二五 議第一二七号 都市公園を設置すべき区域の決定について   第二六 議第一二八号 同   第二七 議第一二九号 あらたに生じた土地の確認について   第二八 議第一三〇号 町区域の設定について   第二九 議第一三一号 字区域の変更について   第三〇 議第一三二号 財産の取得について   第三一 議第一三三号 同   第三二 議第一三四号 工事請負締結契約について   第三三 議第一三五号 同   第三四 議第一三六号 同   第三五 議第一三七号 同   第三六 議第一三八号 同   第三七 議第一三九号 同   第三八 議第一四〇号 同   第三九 議第一四一号 同 ──────────────────────────────────────────────────────────                午前十時三分 開会 ○議長嶋田幾雄君) 平成四年第二回定例会は本日をもって招集されました。  これより会議を開きます。     ────────────────── ○議長嶋田幾雄君) この際、去る四月二十九日、地方自治功績者として藍綬褒章を受けられました矢野昭三君に対し、表彰状伝達並び熊本市議会表彰を行います。  なお、田尻市長からも感謝状を贈呈したい旨の申し出があっておりますので、あわせてこれを行います。  矢野昭三君は演壇の前にお願いいたします。           〔議長矢野昭三君 演壇の前へ〕    ──────────────────────         褒章の記               矢 野 昭 三      多年市議会議員として公共の福祉に奉仕      し地方自治発展に貢献した まことに      公同の事務に勤勉し労効顕著である よ      つて褒章条例により藍綬褒章賜つて      その善行を表彰せられた       平成四年四月二十九日        内閣総理大臣 宮 澤 喜 一         総理府賞勲局長 文 田 久 雄       第三一〇三二号    ──────────────────────            (拍手)    ──────────────────────        表  彰  状             矢 野 昭 三 様      あなたは熊本市議会議員として二十五年      以上にわたり市民の負託にこたえ地方自      治発展のため多大の貢献をされこのたび      藍綬褒章を受章されました      よってここにその功績をたたえ表彰します        平成四年六月五日         熊本市議会議長 嶋 田 幾 雄    ──────────────────────            (拍手)           〔市長 演壇の前へ〕    ──────────────────────        感  謝  状             矢 野 昭 三 様      あなたは二十五年以上にわたり熊本市議      会議員として市民の負託にこたえ本市市      勢の発展に寄与されこのたび藍綬褒章を      受章されました      その御功績は誠に大でありここに深く感      謝の意を表します        平成四年六月五日         熊本市長 田 尻 靖 幹    ──────────────────────            (拍手) ○議長嶋田幾雄君) 以上で藍綬褒章伝達並び表彰は終わりました。  ただいま表彰を受けられました矢野昭三君の永年の御労苦に対し心から敬意を表しますとともに、市勢発展のためなお一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長嶋田幾雄君) 次に、去る五月二十七日開催の第六十八回全国市議会議長会定期総会において、自治功労者として表彰を受けられました議員に対し、表彰状伝達を行います。  二十五年以上 村山義雄君         矢野昭三君         島永慶孝君         紫垣正良君  十五年以上  中村徳生君  以上、五名であります。   被表彰者の諸君は演壇の前にお願いいたします。           〔議長、被表彰者 演壇の前へ〕    ──────────────────────        表  彰  状           熊本市             村 山 義 雄 殿      あなたは市議会議員として二十五年の長      きにわたって市政発展に尽くされその      功績は特に著しいものがありますので第      六十八回定期総会にあたり本会表彰規程      によって特別表彰をいたします        平成四年五月二十七日         全国市議会議長会           会長 鈴 木 正 之    ──────────────────────            (拍手)    ──────────────────────
           表  彰  状           熊本市             矢 野 昭 三 殿      あなたは市議会議員として二十五年の長      きにわたって市政発展に尽くされその      功績は特に著しいものがありますので第      六十八回定期総会にあたり本会表彰規程      によって特別表彰をいたします        平成四年五月二十七日         全国市議会議長会           会長 鈴 木 正 之    ──────────────────────            (拍手)    ──────────────────────        表  彰  状           熊本市             島 永 慶 孝 殿      あなたは市議会議員として二十五年の長      きにわたって市政発展に尽くされその      功績は特に著しいものがありますので第      六十八回定期総会にあたり本会表彰規程      によって特別表彰をいたします        平成四年五月二十七日         全国市議会議長会           会長 鈴 木 正 之    ──────────────────────            (拍手)    ──────────────────────        表  彰  状           熊本市             紫 垣 正 良 殿      あなたは市議会議員として二十五年の長      きにわたって市政発展に尽くされその      功績は特に著しいものがありますので第      六十八回定期総会にあたり本会表彰規程      によって特別表彰をいたします        平成四年五月二十七日         全国市議会議長会           会長 鈴 木 正 之    ──────────────────────            (拍手)    ──────────────────────        表  彰  状           熊本市             中 村 徳 生 殿      あなたは市議会議員として十五年市政の      振興に努められその功績は著しいものが      ありますので第六十八回定期総会にあた      り本会表彰規程により表彰いたします        平成四年五月二十七日         全国市議会議長会           会長 鈴 木 正 之    ──────────────────────            (拍手) ○議長嶋田幾雄君) 以上で表彰状伝達は終わりました。  ただいま表彰を受けられました諸君の永年の御労苦に対し心から敬意を表しますとともに、市勢発展のためなお一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げます。     ────────────────── ○議長嶋田幾雄君) 会議規則第八十六条の規定により会議録署名議員を指名いたします。  税所史熙君及び岡田健士君にお願いいたします。     ────────────────── ○議長嶋田幾雄君) 日程に入るに先立ちまして御報告いたします。  関係法令に基づき送付を受けました報告書類はお手元に配付いたしておきましたので、これにより御承知願います。 〔配付した書類〕 ────────────────────────────  市長より、地方自治法第百二十二条の規定に基づく、   平成四年度補正予算に関する説明書  地方自治法第百八十条第二項の規定に基づく、   報第 九号 専決処分報告について   報第一〇号 専決処分報告について   報第一一号 専決処分報告について   報第一二号 専決処分報告について  地方自治法施行令第百四十六条第二項の規定に基づく、   報第一三号 予算繰越計算書について   報第一四号 予算繰越計算書について  地方公営企業法第二十六条第三項の規定に基づく、   報第一五号 予算繰越計算書について  地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定に基づく、   報第一六号 財団法人熊本国際コンベンション協会経営状況について   報第一七号 財団法人熊本下水道技術センター経営状況について   報第一八号 財団法人熊本水道サービス公社経営状況について  監査委員より、地方自治法第百九十九条第九項の規定に基づく、   熊監第三二号 平成三年度定期監査の結果について  地方自治法第二百三十五条の二第三項の規定に基づく、   熊監発第三四号 例月出納検査報告について   熊監発第三五号 公営企業会計例月出納検査報告について   熊監発第三六号 例月出納検査報告について   熊監発第三七号 公営企業会計例月出納検査報告について   熊監発第三八号 例月出納検査報告について ────────────────────────────     ────────────────── ○議長嶋田幾雄君) 日程第一「会期の件」についてお諮りいたします。  今回の定例会の会期は、本日から六月十六日まで十二日間とすることに御異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長嶋田幾雄君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は本日から六月十六日まで十二日間とすることに決定いたしました。     ────────────────── ○議長嶋田幾雄君) 日程第二ないし第三九を一括議題といたします。 〔議題となった案件〕 ────────────────────────────   議第一〇四号 専決処分報告について
      議第一〇五号 同   議第一〇六号 同   議第一〇七号 平成四年度熊本一般会計補正予算   議第一〇八号 同       老人保健医療会計補正予算   議第一〇九号 熊本消防団員等公務災害補償条例の一部改正について   議第一一〇号 熊本消防団員退職報償金に関する条例の一部改正について   議第一一一号 熊本住宅改修資金貸付条例の一部改正について   議第一一二号 熊本地域福祉コミュニティセンター条例の制定について   議第一一三号 熊本住宅新築資金貸付条例の一部改正について   議第一一四号 熊本市水の科学館条例の一部改正について   議第一一五号 熊本軌道条例の一部改正について   議第一一六号 熊本自動車運送条例の一部改正について   議第一一七号 市道の認定について   議第一一八号 同   議第一一九号 同   議第一二〇号 同   議第一二一号 同   議第一二二号 同   議第一二三号 同   議第一二四号 同   議第一二五号 市道の路線変更について   議第一二六号 同   議第一二七号 都市公園を設置すべき区域の決定について   議第一二八号 同   議第一二九号 あらたに生じた土地の確認について   議第一三〇号 町区域の設定について   議第一三一号 字区域の変更について   議第一三二号 財産の取得について   議第一三三号 同   議第一三四号 工事請負契約締結について   議第一三五号 同   議第一三六号 同   議第一三七号 同   議第一三八号 同   議第一三九号 同   議第一四〇号 同   議第一四一号 同 ──────────────────────────── ○議長嶋田幾雄君) 市長提案理由の説明を求めます。           〔市長 田尻靖幹君 登壇〕 ◎市長田尻靖幹君) 提案理由の説明に先立ちまして一言申し上げます。  ただいま、矢野昭三議員地方自治に対する永年の御貢献をたたえる内閣総理大臣からの栄えある藍綬褒章伝達式、並びに村山義雄議員矢野昭三議員島永慶孝議員紫垣正良議員中村徳生議員全国市議会議長会表彰伝達式がとり行われたところでありますが、受章議員の皆様にはまことにおめでとうございました。永年の市議会議員としての御活躍に心から敬意を表しますとともに、本市発展への皆様方の御尽力に対してまして衷心より感謝申し上げる次第であります。  次に、ドイツ連邦共和国ハイデルベルク市との友好都市締結について御報告を申し上げます。  私は、去る五月十七日から一週間、嶋田幾雄市議会議長にお供をいたしまして友好都市締結調印のためハイデルベルク市を訪問いたしてまいりました。同市では、市民の方々の実に心温まる御歓迎をいただく中に、現地時間十九日午後六時半、ハイデルベルク市役所大広間におきまして、厳粛な中にも相互の友好への思いがおのずと醸し出すまことに感動的な雰囲気の中で調印式がとり行われ、ベアーテ・ヴェーバー・ハイデルベルク市長と私は、相互の市民を代表いたしまして、両市は二十数年来に及ぶ交流を通じて緊密な友好協力関係を築いてきたところであり、両市及び両市議会は、両市民の名において、さらに世界平和と環境に対する共通の責任を認識するという理念のもとに、学術、経済、文化などの相互交流をより一層推進し、相互理解に基づくよりよい友好関係を確立する旨の友好都市の盟約を、ここに正式にとり結んだのであります。  顧みますと、本市ハイデルベルク市の交流は、昭和三十九年十二月、全国市長会訪独団のメンバーとしての当時の石坂繁市長同市訪問以来、実に二十七年、四分の一世紀を超える長期にわたっており、この間、本市市議会代表団ハイデルベルク市訪問を初め、ごく最近では、市制百周年記念式典並びに歴史都市サミットハイデルベルク友好代表団の御参加を、また翌年開催いたしました水資源国際会議には、ハイデルベルク市議会各派代表等に御参加いただくなど、これまでも実質的な交流を連綿と重ねてまいりました。  私は、今日のこの友好都市締結は、議員各位のこの問題に対する深い御見識と御支援はもとより、このような両市市民の永年の努力と情熱があって初めて実現したものと受けとめており、この歴史的な調印に臨んだ熊本市長といたしまして、ここに万感の思いを込めて、市議会並びに市民各位に対しまして、両市の友好都市調印を御報告申し上げる次第であります。  さて、このように本市国際化の一層の進展のもと、桂林市、サンアントニオ市に引き続き、国際的にも有数の都市として声価の高いハイデルベルク市といよいよ正式の友好都市の盟約を結んだのでありますが、この上は、同市との友好交流を今後一層活発なものといたしつつ、本市としても、これら各市の友好姉妹都市にふさわしい都市たるべき町づくりに全力を傾注しなければならないと、私は決意を新たにいたしております。  今後のハイデルベルク市との当面の相互交流としては、来る九月十二日、ヴェーバー市長本市にお招きし、友好都市締結の再調印式をとり行い、その御来熊と機を一にいたしまして開催予定環境フェアにおいて、環境問題に造詣の深い同市長に御講演を賜ることといたしたほか、十月には本市市民の期待の大きい友好の翼を派遣、また次代を担う青少年の交流として、スポーツ、音楽等の分野で具体的交流を開始するとともに、大学、研究所等学術交流中小企業等経済交流についても逐次その具体化を図ってまいりたいと考えているところであります。  ここに重ねて、この友好都市の実現に万般の御高配を賜りました議員各位に深謝申し上げますとともに、国際化の進展に呼応し、一層深みを増さなければならない都市交流、そして国際都市としての本市町づくりの推進に各位のさらなる御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げ、私の友好都市締結調印の御報告とさせていただきます。  それでは、本日提案いたしました各号議案について、その提案理由を御説明申し上げます。  今日の我が国社会経済情勢は、昨年のバブル経済崩壊を背景として、長期にわたり拡大を続けてきた景気が一転して減速傾向となり、先行き厳しい状況が予想される中、政府においては、去る三月、緊急経済対策を決定、内需を中心とした景気対策を緊急の課題として、国、地方が一体となっての生活大国の実現に取り組んでいるところであります。  中でも、内政の担い手として我が国発展を支える地方、特に都市自治体には大きな期待が寄せられており、私ども都市自治体は、その役割と責任を十分認識しつつ、真に豊かさの実感できる社会の実現を目指し、総力を結集して町づくりに取り組んでいかなければなりません。  折しも本市は、旧飽託郡四町との歴史的な合併を踏まえた新熊本構想に基づく新たな町づくりに取り組んでいる最中であり、平成四年度はその実質的スタートの年として、当初予算において環境問題への対応、福祉の充実を初め、人づくりと文化の振興、国際交流の推進、社会資本の整備と地域経済活性化、さらには拠点開発等を中心に、重点的かつ積極的予算を編成し、現在鋭意その具体化に取り組んでいるところであります。  おかげをもちまして、平成三年度の本市一般会計決算につきましては、予算効率的執行により健全財政の基調を堅持できる見通しでありますが、景気の動向は国、地方の財政に陰りを与え、今後の財政環境はますます厳しさを加えるものと予測されます。  このような状況下、先般来、私は、我が国経済運営の指標となるべき新経済五カ年計画を策定する内閣総理大臣諮問機関であります経済審議会臨時委員として、地方の当面する課題について発言をいたす機会を得るとともに、去る四月には、地方交付税法改正案を審議する衆議院の地方行政委員会におきまして、全国の地方自治体を代表して参考人として意見を述べたところでありますが、国の平成四年度当初予算編成時に大きな論議を呼んだ地方交付税率引き下げ措置については、私は、地方固有の財源として断固としてこれを守らなければならず、安易にこれを動かすことは国と地方信頼関係を損なうとの意見を明らかにするとともに、地方の第一線に立って行政を預かる立場から、例えば社会資本更新需要への新たな財政措置必要性を訴えるなど、生活重視型の地方行政展開必要性を強調してまいりました。今後も、全国市長会を初め、あらゆる機会をとらえ、引き続き地方の立場、地方発展に向けての主張を重ねてまいりたいと存じておりますが、反面、都市発展については、まず何よりもみずからの創意と工夫こそが重要であり、今後とも議員各位はもとより、市民の皆様と一体となって、みずからのふるさとづくりに全力を傾注する所存でありますので、一層の御理解、御協力をお願い申し上げる次第であります。  そこで、今回の六月補正予算でありますが、これについては、当初予算編成後間もないため、国庫補助内示に伴う事業費を中心に、熊本城三の丸史料公園整備等、緊急やむを得ない最小限の事業について予算を編成いたしました。その結果、一般会計において、補正額九億七千二百余万円、補正後の予算額一千六百八十九億七千二百余万円、特別会計において、補正額一億四千六百余万円、補正後の予算額一千三百二十一億三千六百余万円となり、合計では、補正額十一億一千九百余万円、補正予算額は三千三百六十億四千五百余万円となりました。補正後の予算額を前年同期と比較いたしますと、一般会計において一一・四%、一般、特別、企業の各会計合計額において八・六%の伸びとなっております。  以下、補正予算の主なるものについて部門ごとに申し上げます。  まず民生部門では、これまで本市単独事業として保育園児の保育時間を延長して保護者の利便を図ってまいりましたが、近年の長時間保育の必要性の高まりにこたえるため、県の新規補助事業を活用し、モデル事業として四園を対象に、朝夕の時間帯を延長した保育を行うことといたしました。  このほか、老人保健医療会計において、平成三年度に概算で交付を受けておりました医療費交付金の清算に要する経費を計上いたしております。  なお、国民健康保険会計については、御承知のとおり昭和六十一年度末において三十三億円余の大きな累積赤字を抱えたところでありますが、その後、懸命な運営努力を重ねるとともに、一般会計からの繰り入れを行ったことにより、平成三年度をもって一応その解消ができる見通しとなりました。ここに改めて、議員各位の御理解と御厚情に御礼申し上げる次第でありますが、今後なお国保財政を取り巻く環境は厳しく、その運営には慎重を期して対処してまいる所存でありますので、御理解お願い申し上げる次第であります。  次に経済部門については、水産業関係において、今回補助内示に伴い沖新漁業協同組合並びに海路口漁業協同組合が建設する水産荷さばき施設整備畠口漁業協同組合漁船保全のための修理、施設整備、並びに旧天明町からの引き継ぎ事業であります緑川河口じりの沿岸漁業整備について、それぞれ助成措置を講じることといたしましたほか、県委託事業内示確定に伴い、クルマエビ及びヒラメの種苗放流事業に要する経費を追加計上いたしております。  次に建設部門では、同じく補助内示に伴い小峯、上立田陣内地区における土地区画整理事業事前調査経費を計上いたしました。  また消防部門につきましては、中央消防署に配備いたします屈折はしごつきポンプ車について、今回補助の見通しがつきましたので補正措置を講じております。  次に、教育部門について申し上げます。  熊本城三の丸史料公園の整備については、現在、用地取得並びに細川刑部邸の移築工事を計画的に進めておりますが、本年度がふるさとづくり特別対策事業として採択を受けたその第一期整備の最終年次に当たることから、刑部邸周辺環境整備等、所要の経費を追加計上いたしました。  また、サンアントニオ市との少年スポーツ国際交流事業については、本市とサンアントニオ市の相互交流事業として実施いたしてまいりましたが、本年度は、このほどサンアントニオ市の少年野球チームを本市に招いて交流を行うことが決定いたしましたので、その受け入れに要する経費を計上いたしております。  以上が、一般会計並びに特別会計の歳出の説明でありますが、これを賄う財源としては、それぞれの歳出に見合う特定財源のほか、一般財源として市税を充当いたしております。  次に、条例関係議案のうち熊本軌道条例及び熊本自動車運送条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。  御承知のとおり交通事業については、公共輸送機関本来の使命を果たすため経営改善努力に徹しつつ、これまで新型電車、新都市型バスの導入、さらには電車停留場の改良等、できる限りの乗客サービスに取り組んでまいったところであります。おかげさまをもちまして、乗客数については電車、バスとも従来の減少傾向に歯どめがかかり、微増とはいえ増加傾向に転じたところでありますが、人件費等の増大もあって、その財政事情はますます厳しさを加えているのが実情であります。このようなことから、平成三年度三月補正予算において一般会計からの新たな支援もお願いいたしたところでありますが、なおかつ平成三年度の決算見通し並びに平成四年度以降の交通財政環境はますます厳しさを加えることが予測される情勢にあります。したがいまして、市民の足の確保という公共輸送機関本来の使命を引き続き果たしていくためには、この際、現行運賃を、輸送原価を基本とする適正な運賃に改定することはやむを得ないものと考え、平成元年度改定以来三年ぶりの改定をお願いいたすものであります。  なお、今回の改定においては、より一層の乗客サービス向上の視点から、新たに乗り継ぎ回数券を新設するとともに、学生定期の割引率の引き上げ、一日乗車券の範囲の拡大等についても制度改正を提案いたしておりますので、申し添えます。  以上で説明を終わりますが、その他の議案につきましては末尾に簡単な説明を付しておきましたので、説明を省かせていただきます。  何とぞ慎重御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。 ○議長嶋田幾雄君) 市長提案理由の説明は終わりました。  それでは議案を付託いたします。お手元に配付しております付託議案一覧表のとおりそれぞれ関係委員会に付託いたします。 ────────────────────────────   平成四年第二回定例会 委員会付託議案一覧表  総務委員会   議第一〇四号 専決処分報告について   議第一〇五号 同   議第一〇七号 平成四年度熊本一般会計補正予算中    第一条 (歳入歳出予算補正)の第一表歳入歳出予算補正     歳入 全部     歳出 第一五款 総務費        第五〇款 消防費    第二条 (地方債の補正)   議第一〇九号 熊本消防団員等公務災害補償条例の一部改正について   議第一一〇号 熊本消防団員退職報償金に関する条例の一部改正について  教育民生委員会   議第一〇六号 専決処分報告について   議第一〇七号 平成四年度熊本一般会計補正予算中    第一条 (歳入歳出予算補正)の第一表歳入歳出予算補正     歳出 第二〇款 民生費        第五五款 教育費   議第一〇八号 平成四年度熊本老人保健医療会計補正予算   議第一一一号 熊本住宅改修資金貸付条例の一部改正について   議第一一二号 熊本地域福祉コミュニティセンター条例の制定について   議第一二九号 あらたに生じた土地の確認について   議第一三〇号 町区域の設定について   議第一三一号 字区域の変更について
      議第一三三号 財産の取得について  保健衛生委員会   議第一〇七号 平成四年度熊本一般会計補正予算中    第一条 (歳入歳出予算補正)の第一表歳入歳出予算補正     歳出 第二五款 衛生費  経済委員会   議第一〇七号 平成四年度熊本一般会計補正予算中    第一条 (歳入歳出予算補正)の第一表歳入歳出予算補正     歳出 第三五款 農林水産業費  建設委員会   議第一〇七号 平成四年度熊本一般会計補正予算中    第一条 (歳入歳出予算補正)の第一表歳入歳出予算補正     歳出 第四五款 土木費   議第一一三号 熊本住宅新築資金貸付条例の一部改正について   議第一一七号 市道の認定について   議第一一八号 同   議第一一九号 同   議第一二〇号 同   議第一二一号 同   議第一二二号 同   議第一二三号 同   議第一二四号 同   議第一二五号 市道の路線変更について   議第一二六号 同   議第一二七号 都市公園を設置すべき区域の決定について   議第一二八号 同   議第一三二号 財産の取得について   議第一三四号 工事請負契約締結について   議第一三五号 同   議第一三六号 同   議第一三七号 同   議第一三八号 同   議第一三九号 同   議第一四〇号 同   議第一四一号 同  公営企業委員会   議第一一四号 熊本市水の科学館条例の一部改正について   議第一一五号 熊本軌道条例の一部改正について   議第一一六号 熊本自動車運送条例の一部改正について ────────────────────────────     ────────────────── ○議長嶋田幾雄君) 本日の日程はこれをもって終了いたしました。  この際、お諮りいたします。  六月六日、七日の両日は休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。           (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長嶋田幾雄君) 御異議なしと認めます。  よって、六月六日、七日の両日は休会することに決定いたしました。  次会は六月八日(月曜日)定刻に開きます。     ────────────────── ○議長嶋田幾雄君) では、本日はこれをもって散会いたします。              午前十時二十七分 散会 〇本日の会議に付した事件 一、議事日程のとおり  平成四年六月五日  出席議員 五十六名   一番 嶋田幾雄    二番 西田続     三番 馬場成志   四番 竹原孝昭    五番 牛嶋弘     六番 北口和皇   七番 下川寛     八番 佐々木俊和   九番 田辺正信   十番 大江政久   十一番 古川泰三   十二番 鷲山法雲  十三番 税所史熙   十四番 岡田健士   十五番 河村寅麿  十六番 田尻清輝   十七番 鍬農健蔵   十八番 田尻将博  十九番 東すみよ   二十番 島田俊六  二十一番 加藤静穂 二十二番 諸熊文雄  二十三番 荒木あきひろ二十四番 江藤正行 二十五番 荒木哲美  二十六番 奧田光弘  二十七番 宮原正一 二十八番 落水清弘  二十九番 鈴木昌彦   三十番 上村恵一 三十一番 磯道文徳  三十二番 西泰史   三十三番 主海偉佐雄 三十四番 伊形寛治  三十五番 中村徳生  三十六番 村上裕人 三十七番 竹本勇   三十八番 大石文夫  三十九番 西村建治  四十番 本田光夫  四十一番 家入安弘  四十三番 角田勝浩 四十四番 亀井省治  四十五番 中沢誠   四十六番 村上春生 四十七番 田尻武男  四十八番 紫垣正良  四十九番 島永慶孝  五十番 矢野昭三  五十一番 藤山増美  五十二番 白石正 五十三番 村山義雄  五十四番 森田粹彌  五十五番 中山弘規 五十六番 西野法久  五十七番 佐々木亮 説明のため出席した者 市長      田尻靖幹   助役      御厨一熊   助役      吉田紀生 収入役     中村順行   市長公室長   岩本洋一   企画調整局長  出田四郎 総務局長    野田晃之   市民局長    野田雅水   保健衛生局長  工藤磐 環境保全局長  後藤勝介   産業局長    竈啓一郎   中小企業局長  木村和臣 都市局長    本田吉継   建設局長    木下實也   消防局長    吉原準二 交通事業管理者 谷壽夫    水道事業管理者 境三子夫   教育委員会委員長柏木明 教育長     谷口弘毅   代表監査委員  服部公雄   総務部長    柳川彰也 職務のため出席した事務局職員 事務局長    佐藤二郎   事務局次長   田尻紘    議事課長    北村政典 議事課長補佐  松本豊...