いの町議会 > 2013-09-20 >
09月20日-05号

  • 緊急地震速報(/)
ツイート シェア
  1. いの町議会 2013-09-20
    09月20日-05号


    取得元: いの町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    いの町議会 平成25年第3回( 9月)定例会           平成25年第3回いの町定例会会議録招集年月日  平成25年9月20日(金曜日)場   所  い の 町 議 事 堂出席議員議席番号氏     名議席番号氏     名1番高  橋  幸 十 郎12番尾  崎  敏  明2番森  田  千 鶴 子13番岡  田  竜  平3番森     幹  夫14番筒  井  公  二4番片  岡  聖  盛15番筒  井  一  水5番大  原  孝  弘16番筒  井  幹  夫6番森  本  節  子17番井  上  正  臣7番山  崎  き  よ18番森  木  昭  雄9番久  武  啓  士19番土  居  豊  榮10番池  沢  紀  子20番井  上  敏  雄11番伊  東  尚  毅            欠席議員議席番号氏     名議席番号氏     名8番山  岡     勉                                                                                    事務局職員出席者事務局長山  中  貴  恵書記山  崎  康  正説明のため出席した者町  長塩  田     始副 町 長筒  井  正  典教 育 長藤  岡  孝  雄吾北総合支所長市  川  賢  仁産業経済課長川  崎  信  一本川総合支所長堀  地     正環境課長久  松  隆  雄会計管理者壬  生  憲  一上下水道課長和  食  龍  男吾北総合支所次長高  橋  正  代税務課長西  村  正  信本川総合支所次長山  中  靖  一町民課長中  嶋  隆  司総務課長山  崎  豊  久ほけん福祉課長筒  井  誠  人技術監理課長濵  田  孝  男森林政策課長野  村  考  宏建設課長井  上  正  男偕楽荘所長吉  良  高  秀教育次長山  崎  泰  代仁淀病院事務長岡  林  正  憲          平成25年第3回定例会議事日程(第5号)          平成25年9月20日(金曜日)午前10時開議           第1 一般質問                11番  伊  東  尚  毅                16番  筒  井  幹  夫           第2 議案第65号から議案第103号並びに              諮問第2号まで                  委員長報告                  討   論                  採   決           第3 嶺北広域行政事務組合議会議員の選挙           第4 発議第13号 「森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保」のための意見書           第5 発議第14号 伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書           第6 各常任委員会水資源対策特別委員会高知西バイパス整備促進対策特別委員会仁淀病院運営特別委員会議会広報特別委員会議会改革特別委員会移住推進特別委員会並びに議会運営委員会閉会中審査、事務調査の件      開議 10時0分 ○議長(井上敏雄君) これから本日の会議を開きます。 ご報告します。 8番、山岡勉議員から本日欠席の届け出がありました。 日程に入ります前に、お知らせします。 昨日、議員より意見書議案の提出があり、その写しをそれぞれお手元にお配りしてありますので、各議員にはご確認を願います。 これより日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上敏雄君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。11番、伊東尚毅君。      〔11番 伊東尚毅君登壇〕 ◆11番(伊東尚毅君) おはようございます。 通告に従い、2点質問をいたします。 まず、通告主題1、南海・東南海地震の備えについて。 ア、家具・大型電気製品転倒防止対策についてであります。 この件につきましては、平成24年の3月議会で質問をした記憶がありますし、前回6月の議会でも同僚議員から地震対策について質問されたことは記憶に新しいところであります。 今回予想される地震については、揺れる時間も長く、震度6から7程度と大変巨大な地震であると予想もありますので、家具や大型電気製品の転倒、下敷きによります死亡、いわゆる圧死が懸念をされるところであります。 これまでの耐震診断・改修の実績を見てみますと、平成24年申請分で耐震診断は64件、耐震改修は9件実施されており、5件は繰り越しとなっております。 3地区での担当課の職員のご努力もあってのことで、実績もいいと思いますが、私はまだまだ少ない数字ではないかと感じているところであります。 周知方法やその内容にももうちょっと詳しくわかりやすく丁寧に説明をしていただいたほうが、数字が伸びたんではないかなというふうな感じもしておるわけでございますが、そこでお尋ねをいたします。 3地区の担当課長、いわゆる担当の人でもいいですが、それぞれの地区住民へのいわゆる周知方法、そしてどういうふうに推進をされてこられたのか、またこれまでの耐震診断、改修実績を見てどのように感じられておられるのかをお尋ねをしておきたいと思います。 次に、2問目、町内の林業関係者の育成についてであります。 アといたしまして、林業関係者への情報交換と発信についてということでございます。 これは、本年4月に森林政策課が設置をされたわけでございまして、5カ月余りしかまだたっておりませんが、町内林業関係者との情報交換や林業関係の情報発信はできているんでしょうか、お尋ねをしておきたいと思います。 そして、イ、森林政策課のアピールについてということです。 まず、課内の職員の体制について、何人おいでて、どういう方がおいでるのかというのをお尋ねをしておきます。 そして、設置をされて間もないわけですから、存在感云々ということは申しませんが、町内の保有しておる町有林の把握はできておられるか。いわゆる机上ではなくて、現場に出向いて足でそういう現場を回られておられますかというお尋ねをしておきたいと思います。 そして、これからは地域との接点を森林で結んでもらいたいという思いがあります。森林に関する情報、そしてタイムリーなニュースほか、住民にわかりやすく興味を持っていただけるような広報紙を、不定期でもいいですので発行する考えはないか、お尋ねをします。 それから、ウのおおとよ製材についてということでございますが、8月26日に操業開始をいたしましたけども、将来、今からでもいいんですけども、おおとよ製材がいの町にとって今後どのような影響が出てくるのか、わかる範囲で構いませんが、お尋ねをしておきます。 そしてもう一点、おおとよ製材に視察とか見学をしてみたいと思っているわけですけども、受け入れ態勢についてどんな感じなのか、おわかりであれば、可能であるかどうかお尋ねをしておきたいと思います。 1回目の質問をこれで終わります。以上です。 ○議長(井上敏雄君) 山崎総務課長。      〔総務課長 山崎豊久君登壇〕 ◎総務課長(山崎豊久君) 11番、伊東尚毅議員の南海・東南海地震の備えについてお答えいたします。 ご存じのとおり、高知県、内閣府の最大規模の地震想定によりますと、町内では山間部の震度5強から市街地の震度7の揺れが想定されています。なお、いの町では津波被害は想定されていません。 このため、当町では揺れに対する備えが非常に重要であると考えていますので、住宅の耐震化、ブロック塀転倒防止対策とあわせて家具転倒防止金具を自分で取りつけることができない世帯に対して補助を行っているところでございます。 これらの事業の周知方法でございますが、まず全体的な取り組みといたしましては、「広報いの」への掲載、耐震診断・改修とブロック塀につきましては、高知県作成の折り込みチラシを広報と一緒に配付をしたところでございます。 伊野地区の取り組みといたしまして、自主防災会の会合や起震車体験自主防災会による戸別訪問、ケアマネジャーの連絡会や老人会で町防災担当者が説明を行っています。 また、昨年度は伊野地区対象地震防災マップを作成しましたので、それも補助資料として活用しています。 説明の際は、耐震化補助事業の手続についてという町で作成しました申請書もとじ込んだ冊子を配付し、耐震化対策の重要性と手続方法についてご説明をしているところでございます。 また、平成24年度の伊野地区での実績でございますが、耐震診断64件、耐震改修9件、家具転倒防止2件、ブロック塀4件でございます。 平成25年度のこれまでの件数は、耐震診断66件、耐震改修20件、家具転倒防止1件でございます。 高齢者の世帯に対しての働きかけや相談についてでございますが、個々の世帯に呼びかけなどは実施していません。相談については、電話や来庁された際には、できる限りわかりやすい説明を心がけています。 実績に関してでございますが、耐震改修などはまだまだ推進しなければならないと考えております。特に転倒防止対策は進んでいません。この事業は、人的被害を軽減をするといった非常に効果のある事業でございますので、補助対象者の拡大などについて今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 山中本川総合支所次長。      〔本川総合支所次長 山中靖一君登壇〕 ◎本川総合支所次長(山中靖一君) 11番、伊東議員より南海・東南海地震の備えについてのお尋ねの中で、本川地区における取り組み状況についてお答え申し上げます。 耐震化、家具転倒防止対策事業の補助制度の周知方法としましては、「広報いの」への掲載のほか、本川地区区長会本川地区自主防災連合会での事業概要の説明、民生委員定例会での事業概要の説明と担当地区での希望があった場合に補助事業の説明と役場への取り次ぎをお願いいたしております。 また、その他では、今年度は高知県中央西土木事務所砂防班による防災学習会を本川地区3地区で開催した際にも、参加者に事業概要の説明を行っております。 また、大森自主防災組織立ち上げ説明会の際にも、事業概要の説明をし、その後大森地区から2件の木造耐震診断の申し込みがあっております。 高齢者の世帯に対しましての個別の呼びかけや手助けなどは実施できておらず、現時点では相談を受けておりません。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 高橋吾北総合支所次長。      〔吾北総合支所次長 高橋正代君登壇〕 ◎吾北総合支所次長(高橋正代君) 11番、伊東尚毅議員より南海・東南海地震の備えについてお尋ねのございました中で、吾北地区における取り組み状況についてお答えいたします。 耐震化事業の補助制度の周知方法としましては、「広報いの」への掲載のほか、吾北地区では吾北地区区長会での事業概要の資料を配付しての説明、吾北地区民生委員定例会では事業概要の説明と担当地区への高齢者等で希望がある場合に補助事業の説明とともに役場への取り次ぎをお願いいたしました。 また、自主防災組織の訓練や学習会等では、住民への事業概要の説明を行いました。 今までの吾北地区の実績件数については、平成24年度は実績はございません。平成25年度の現在の状況は、耐震診断1件でございます。 高齢者の世帯に対しましての個別の呼びかけや手助けなどは実施ができておらず、現時点では相談は受けておりません。 今後も機会を捉えてさらなる周知に努めていかなければと思っております。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 野村森林政策課長。      〔森林政策課長 野村考宏君登壇〕 ◎森林政策課長(野村考宏君) 11番、伊東議員より町内林業関係者の育成についてのご質問がございました。 まず、ア、林業関係者への情報交換と発信についてのご質問でございますが、平成23年4月に森林経営計画の創設などが盛り込まれた森林法が改正されたところでございます。 このように、我が国の森林政策は転換期を迎えており、これに伴いましてさまざまな補助事業などが創設されております。 森林政策課といたしましても、アンテナを高く、そして多方面に張りめぐらし、これら補助事業の内容を十分にそしゃく、吟味の上、当町の林業関係者にとって必要かつ有利な情報を適宜発信できるよう努めてまいりたいと考えているところでございます。 林業関係者との情報交換と発信の現状につきましては、まず高知中央森林組合とは定期的に打合会を実施しているところでございます。また、民間の林業事業体につきましては、日常的に業務を実施する中で、出向くなどにより情報交換などを行っているところでございます。 今後とも地域に密着した森林政策課としまして、林業事業体はもとより、自伐林家といった方々の幅広の要望を適切に林業施策に反映させていくため、より積極的に現場へ出向いてご意見を拝聴してまいりたいと考えているところでございます。 次に、イ、森林政策課のアピールについてのご質問でございますが、本年4月に森林政策課が創設され、5カ月余りが経過したところでございます。森林政策課におきましては、森林・林業施策のソフト部門を担っている部署でございまして、現在総勢5名の体制で業務を行っております。このうち1名につきましては、高知中央森林組合からの研修生でございます。 まず、そういった中で森林政策課といたしましては、5つの重点目標を掲げ業務を遂行しているところでございます。 1つ目といたしましては、森林計画制度の変革に伴いまして、市町村森林整備計画の充実や森林経営計画の策定支援に向けた取り組み、2つ目といたしましては、町有財産でもある町有林における適正な施業実施に向けた取り組み。議員からのご質問の中にございましたように、まず町有林の把握、これが極めて重要なものと認識しているところであります。 その中で、森林政策課が発足いたしましてから町有林につきましては、まず伊野地区で実際町有林、間伐を計画しておりますので、そういった中で実際現場に出向いてどういった状況なのか確認作業を進めております。吾北地区につきましても同様でございます。本川地区につきましては、まだ十分回っていないという状況にありますので、今後これから積極的に現場のほうに出向いて森林の状況等を把握していきたいと考えております。 次に、3つ目でございますが、まず試験地の設定とか研修生の受け入れ、こういった産学官連携による新たな林業振興に向けた取り組みを行ってまいりたいと思っております。 4つ目といたしまして、近年の記録的豪雨の多発傾向などを踏まえた災害に強い作業道の構築と今後増加が懸念されます造林放棄地対策に向けた取り組み、そして5つ目でございますが、これは4つ目と関連しておりますが、高知おおとよ製材株式会社の稼働などに伴いまして、新たな木材需要に向けた対応でございます。 いずれにいたしましても、現場第一主義で積極的に現場に出向きながら、これらの取り組みを進めることが当課のアピールにつながるものと認識しているところでございます。 なお、当課の活動についての具体的なPR手法につきましては、町の広報やホームページの活用のほか、どういった方法が適当かつ効果的なのか、今後吟味してまいりたいと考えているところでございます。 続いて、ウ、おおとよ製材についてのご質問でございますが、高知おおとよ製材株式会社は、本年8月26日に操業を開始したところであり、本日落成式が行われると聞いているところでございます。 高知おおとよ製材株式会社原木消費量は、初年度通年換算で5万立方メートル、3年目からは10万立方メートルとなる予定と聞いているところです。このような大きな木材需要元の出現は、当町の林業活性化に向けた大きなチャンスと捉えており、森林政策課としましても町内林業事業体等へどういった支援策が有効なのか、これまでの作業道開設や間伐に対する支援の拡充に加え、再造林への支援、こういったことを念頭に置きながら現在検討を進めているところでございます。 また、やはり百聞は一見にしかずでございます。高知おおとよ製材株式会社へのご視察につきましては、実施に向けた調整を進めてまいりたいと考えております。 なお、先方のほうに視察の受け入れ時期につきましては、10月以降から開始すると聞いているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 11番、伊東尚毅君。      〔11番 伊東尚毅君登壇〕 ◆11番(伊東尚毅君) 2回目、再質問します。 まず、家具転倒防止策のほうでございまして、それぞれご答弁を3地区の担当の方にお伺いをしまして、非常にいろんな機会を捉えて説明をしてもらってるなというのは感じ取れましたけども、いま一歩踏み込んで関係の方々ともう一回協議をされて、その際に町の職員が先頭に立って足を運んでいただきたいという思いがございます。これは総務課長も答弁でおっしゃいましたけども、非常に大切な住民の命を守るというふうなことにつながっていくんではないかと考えております。 やはり、悪い言葉ではありますけども、丸投げということではなくて、やはり協議をし、説明をする中で、私たちも一緒に行動しますと。そして、一緒に構んところは説明に行きますと、そういう態度をとってほしいと、そんなに思うわけでございます。 そして、今度取り組んでいただけると思いますけども、報告を12月の議会でまたお伺いしたいと思っておりますけども、その際にまとめ役と申しますか、今回私が申し上げましたことを12月のみならず、ずっと続けていってもらわないかんのですけども、とりあえずこういった方法で取り組んでいくということの報告を、事務方のトップでございます副町長に取り組みなどの全てのまとめ役をお願いしたいと、そんなに考えておりますので、副町長のご意見をお伺いしたいと思います。 そして、林業関係者への情報交換、発信についてでございますが、非常に丁寧な答弁をいただきました。 その中で、職員体制が5名、1名は中央森林組合の研修生の受け入れと、そういうことでございます。町長は、受け入れにつきましては、とりあえずそういう団体からというお話でございましたので、受け入れをしていただいとると思いますけども、次に民間のいわゆる企業、個人企業といいますか、そういった方の受け入れ態勢について今後どのように考えておられるのか、どういう募集の仕方をするのか、町長にお伺いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 伊東議員の2回目のご質問にお答えいたします。 森林政策課長が先ほどお答えしましたように、本当におおとよ製材ができて、今いの町の森林政策にとって大きな課題が起こってきておると思います。 そういった意味で、ことし4月に森林政策課というのを創設をいたしましたし、その中で森林組合のみならず、近隣の市町村の職員、民間企業、そういったものの研修生を受け入れる態勢をとってまいりました。 結果として、高知中央森林組合の職員1名だけでございましたが、民間の事業者からの受け入れ、これも私は大いに歓迎をしているところでございまして、今までどおり門戸を広げて研修生の受け入れを行ってまいりたいと思います。 その募集の方法としましては、先ほど課長が申しましたように、森林組合とは定期的な会合、そして民間森林事業者とは足を運んで出向いてお話をしておるということでございますので、その中でお話をしていきたい。 そして、近隣の市町村につきましては、私が首長に対してお話をしているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 筒井副町長。      〔副町長 筒井正典君登壇〕 ◎副町長(筒井正典君) 11番、伊東議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 南海・東南海地震への備えについて、町職員が先頭に立って足を運べと、町民とともに行動をというご質問でございます。 そのとおりであると思っております。耐震補強というのは、町民の命を直接守ることにつながってまいるというふうに思っております。 そういった面で、吾北、本川といった中山間部は震度5強ということで、平地部よりは若干低いわけでございますけれども、そうはいっても5強というのは非常に大きな地震であるというふうに思います。 実績につきましても、吾北が少ないということで、これからはもっと実績も伸ばせるように、職員が町民とともにそういった防災、耐震について考えるような取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。私もともに努力をしてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 11番、伊東尚毅君の一般質問を終わります。 次に、16番、筒井幹夫君の一般質問の発言を許可します。16番、筒井幹夫君。      〔16番 筒井幹夫君登壇〕 ◆16番(筒井幹夫君) 改めましておはようございます。 この議会最後の一般質問の通告でございますが、執行部の皆さん方は大変お疲れのことであろうと、このように思いますが、議長のお許しをいただきましたので、通告をしております3点につきまして一般質問をさせていただきます。 冒頭、議運の委員長から、15人おるから重複は避けるようにというような強いご指導をいただいておりますが、3日間の質問の中で、林業政策につきましては若干重なる面もあろうかと思いますが、なるたけ重ならないような質問に心がけてまいりたいと、このように思います。 まず、通告主題1番の安倍政権を問う。アのアベノミクスによる町政効果はという質問要点、またイの過疎債適用地区をいの町全域にならないかと、こういうことで町長に質問をさせていただきます。 昨年の12月の政権交代によりまして、間もなく1年が来るところでございます。また、政権交代後、大変重要な選挙でございました7月の参議院選挙。今回の参議院選挙につきましては、経済対策はもちろんのこと、今後の日本の動向を探る大変重要な問題が山積をされておったと、このように認識をしておるところでございますが、憲法の改正あるいは消費税、社会保障、産業のかなめとなっておる農業政策にかかわるTPP、あるいは外交、震災、原発問題等々、非常に多くの政治課題が争点となった参議院の選挙ではなかったんであろうかと、このように思います。 ご案内のとおり、安倍政権のアベノミクスの効果かどうかはわかりませんけれども、自民党圧勝の中終わりまして、政治の世界は一寸先が闇とは言われますけれども、衆議院までまだ先もありますし、今後は安定したところの自公連立政権が続くと、このように考えるところでございます。 こうした背景の中には、やはり国民が政治に何を望んでおるかということを自分なりに考えてみますと、やっぱり決められない政治、停滞する政治からの脱却を今の自公連立政権に期待した国民の意思のあらわれではなかろうかと、このように自分なりには考えておるところでございますが、特に安倍政権の目玉でございます金融緩和あるいは財政投資、成長戦略のいわゆるアベノミクス3本の矢の効果であろうと、このように現在も認識をしておるところでございます。 私が一般質問でよく言う言葉でございますが、国の動向によって地方財源の厳しい地方自治体は大きく左右されると、こういうことを言っておるわけでございますが、国のほうでは円安、株高を初め、アベノミクス効果により経済指標も改善傾向にあると、景気回復の兆しが見え出したと、こういう判断で、問題になっておりました消費税もどうも来年の4月からの消費税アップというのは確定的ではなかろうかと、このように考えるところでございますけれども、しかし地方の自治体の実体経済というものは、基幹産業である農業、林業を取り巻く情勢を初め、いの町の紙産業等々考えてみますときに、なかなか上向いた景気判断ができるというふうに感じておられる町民は余り少ないんではなかろうかと、このように思います。 一昨日の一般質問の中で、町長は景気回復の兆しがうかがえるというふうに答弁をしたように感じましたけれども、うかがえるというふうに中央が言っておるのか、町長自身がそのように考えておるのか、ちょっとそこの辺が定かじゃなかったんですが、自分たち田舎におる人間にとりましては、なかなかアベノ効果、仕事面等々につきましては、若干社会保障のインフラ整備等々につきましては見えてきておるかなということでございますけども、実際経済としてよくなったねやというふうには、なかなか今の状況では考えにくいと、このように考えておるわけでございます。 もう来年度の予算の概算要求もこの間放送されておりましたけれども、特別会計に計上する復興費用を含めますと、2年連続で100兆円を突破するというふうに出ておりました。 この中では、やっぱり安倍内閣の成長戦略、あるいは今の重大政治課題であります防災、この関連の要求が急増したために、経済産業省あるいは国土交通省の関連の予算が前年対比20%、こういうふうに提案されたと、このように報道をされておりました。 このような動向の中で、来年度含めていの町には安倍政権の進めておるアベノミクスの効果がどのように反映され、いの町政に効果が出てくるのか、町長の今後のいの町政に取り組む姿勢の中で感じておられることをお聞きしてみたいと、このように思っています。 それから、イの過疎債適用地区をいの町全域にならないかと、こういうふうな質問をしております。 過疎債というのは、よく執行部からも有利な起債ということでよく使われておりますし、現実事業するについてはなくてはならない借金の一つの有利な方法でありますが、この過疎法は、高度成長時期に若者の流出で人口が急減したのをきっかけに、議員立法で1970年、いわゆる42年前に制定され、その後3回の見直しがされたと、こういうことでございます。 今地方につきましては、過疎、高齢化と、こういうのが何のお話の中でもうたい文句になっておりますけれども、過疎地の人口というのは全体の日本の約8%、国土面積では57%、市町村にしてみますと全国の45%を占めておりまして、やはり日本の国土を守っておる水や食料の供給、森林保全など重要な役割を果たしておる、こういうふうなことは当然のことでございますが、今回過疎債の使途拡大へということで、高新の新聞に報道がなされました。 近年、今回の決算を見ましても、それからまた振興計画を見ましても、町民の多岐にわたる要望事項があるわけでございますけれども、多くの財源がどうしても必要になってまいります。 26年度の事業費ベースを見てみますと、100億8,000万円余りのうち、わずか一般財源に対しては31億5,000万円弱でございます。やはり残りは国あるいは県の交付金と起債により賄われるわけでございますが、過日の一般質問の中で、19番議員より町内の生活道の整備について、吾北と本川との違いを指摘をされておりました。 合併して9年になるわけでございますけれども、吾北、本川にとりましては過疎地域でありまして、今言っております過疎債、辺地債と、こういうふうな有利な起債が打てたと、こういうのも一つであり、当然首長の政治姿勢の中の道路開発というのは一つのメーンでもあったかと思いますけれども、わずか1,000人足らずの町村あるいは3,000人に満たないところの村が、建物にしても道路にしてもこれほど立派なものがあるには、陰にはやはり自主財源が乏しいのは一緒でございますけれども、こういうふうな有利な起債があり、また有利な中央の政策を地方へ引っ張ってきておる、これが大きな結果ではなかろうかと、過日の一般質問を聞きながら考えておったところでございますが、合併して9年になりますけれども、いの町は過疎債の適用地区が吾北・本川地区。吾北村じゃない、本川村ではない、本川地区、吾北地区あるいは中追周辺の山間地域では辺地債と、こういうふうな同じいの町の財布は1つでありながら、地域別によって事業をやるについて適用すると適用しないというふうな今現状ではなかろうかと、このように認識をしております。 この報道の過疎債の使途拡大ということで新聞の報道を見ましたけれども、この過疎債というのは、人口の減少率あるいは財政力、こういうものを換算して指定を受けるわけでございますが、いの町もせっかく広い470平方キロという非常に広大な土地を振興、事業拡大していくためには、やっぱり有利な起債というのは必然的に重要なものであろうと、このように認識をして質問をしておるわけでございますが、人口等の適用外ということで全体はなってないと思うんですけれども、今後の住民のニーズに応えるべく事業を進めていくためには、財源が大事であり、やはりこれはうちだけではないと思うんですが、地方公共六団体等との連携をとりながらぜひとも国のほうへの働きをするべきではなかろうかと、このように思いますので、ア、イにつきましては町長のご所見を賜っておきたいと、このように思います。 次の2番目の林業政策についてお伺いをいたします。 アの林業計画の進捗状況についてお伺いをいたします。 この問題はもう前段森林政策課の設立についてのときにいろいろかいろ、お話ししておりますので、率直な質問でございますが、やっぱり中山間地域の活性化というものには、どうしても農業、林業というのがかなめであるということを言った経緯がございますが、先ほど申しましたように、国の動向、いわゆる森林法の改正でございます。どう考えても今現在では、この森林法の改正が今の段階で、自分が今いろいろ取り組んでおられる姿を見たときに、どうも悪法ではないかと。今の森林法の改正はどこが原点かなと、いろいろ調べてみますと、やはり外国を一つの、ドイツあたりを一つの政策の基本にしてやっておる。やはり日本には日本の政策があってよくはなかろうかと、このようにも感じておるわけでございますけれども、法治国家でございますので、法が決まればそれに従わなければなりませんけれども、そのために森林計画策定の支援体制充実のために森林政策課ができたと、こういうふうに思っております。森林計画の進捗状況につきまして、課長のご答弁をいただきたいと思います。 それから、イの森林計画の見直しについてでございますけれども、これも前段質問した経緯がございますけれども、この計画につきましては、200林班、面積50から60ヘクタールと。1団地として地権者の2分の1の同意を必要とし、搬出間伐を行うことと、こういうのが一つの森林計画を立てる上での一つの要件であったように思っております。 事実、この森林計画を立てておられる事業所あるいは方を見てみますと、大変な労力と時間を要しております。それと、森林の不在地主であるとか、個人の了解をいただくために県外へも行かないかんと。本当に大変な作業をしながら、この計画を立てておるということでございます。 これが中央の議員等にも伝わっておるんではなかろうかと思いますけれども、やはり悪いところは直して、鋭意使い道のよい、日本には日本の山に合った、林業行政に合ったところの政策、森林法というものがなくてはならないと、このように私は理解するわけでございますが、変わっておれば、その内容がどのように森林法の見直しが進んでおられるのかお聞きをしたいと、このように思います。 次に、3番目に再造林の支援策についてお伺いをします。 林業政策につきましては、この問題につきましては、1日目の14番議員あるいは先ほどの11番議員と重なるかもわかりませんけれども、課長答弁で聞く中で、再造林の支援策については検討するというふうなお話ではなかったかなというふうにメモったわけでございますが、森林計画の支援策について別の角度からお伺いをさせていただきたいと思います。 先ほども出ておりましたけれども、おおとよ製材、8月26日に操業開始、本日が式典と、落成ということで事業が進んでおるようでございます。 先ほど課長も申し上げましたが、年間に最盛期になりますと10万立方の材が必要になってくると、こういうようでございます。 今県内の民有林でございますが、約30万ヘクタール、このようなふうに言われております。そのうちの現在皆伐されておられる民有林の30万ヘクタールの0.1%、いわゆる300ヘクタールが皆伐をされておると推定をされておるというふうにお伺いをされております。30万ヘクタールで、300ヘクタールが毎年皆伐されておるということでございますので、絶えず再造林をしていくと100年先で順繰り順繰り回っていくと、こういう計算になろうかと思いますけれども、これが結局このおおとよ製材がフル稼働し出すと、約倍増すると、このように言われております。 当然間伐林では賄い切れず、皆伐という方向で恐らく今後の林業は動いていくであろうと、このように思うわけでございますが、皆伐をしますと、今の木材単価、これでは1ヘクタールが100万円に足らず五、六十万円だと。結局再造林するためには、手入れをある程度するにようばんなるまでは七、八年あるいは10年。これを見ますと、100万円から百四、五十万円の再造林の費用が要るわけなんです。そうしますと、六、七十万円売った経費が、再造林のために全て要ってしまうと、こういう今の林業界の状況であろうと、このように思うわけでございます。 この要因を考えてみますと、木材単価でございますが、今農業ではTPPと言われることで、農産物の自由化、関税撤廃が、これもどうも実際進んでいくんじゃなかろうかというふうな推測を持つわけでございますけれども、三十数年前に林業の関税撤廃によりまして外材がどんどんどんどん入ってきたと。こういうことで、いまのTPPも今の林業の世界と同じような状況になりはしないかと、こういうふうな心配を持つわけでございますが、今でも木材の使用率の七、八十%が外材と、こういうふうな状況でございますので、かなりの支援策をしないと、いわゆる皆伐されたはげ山状態が続く。はげ山状態になると、やはり山というのは多面的機能を有しておるというのは町長も頭の中でわかっておると思いますが、それが防げなくなる。 こういうことで、近隣の市町村では100%今の県の補助金に対して上乗せし、100%の補助というふうなことも報道もされておりますし、またせんだって大川村のほうでは、もう町が山を買い取る。これええか悪いかは別にしても、そういうふうな今過疎、高齢化で山地主の不在がおり、そういう状況になって町が買い取ると、こういうふうな報道もされておるような大変厳しいところの状況でございます。再造林の支援策につきまして町は今後どのように取り組んでいくのかお伺いをしたいと、このように思います。 続きまして、通告主題3番の防災対策について2点ほどお伺いをしたいと思います。 9月1日は防災の日であります。国を挙げて災害に備えてきたわけでございますけれども、ことしの夏の気象を振り返ってみますと、自然のもたらす脅威といいますか、はかり知れないものがあると、このように思っています。 高知県では観測史上最高の暑さということで、昔は暑かったら涼しいとこへ行きましょうというのが常でございましたけれども、最近は人間もいろいろ好みが変わってきまして、暑いところへ人がわんさか来だした。こういうことで、これを観光資源にという発想のもとで取り組んでおられる町村もあるようでございますけれども、それはそれとして、最高の暑さあるいはゲリラ豪雨の多発、これに伴いまして土砂崩れ、特に深層崩壊、河川の氾濫あるいは竜巻等々の発生が頻発をされております。 こういう中で、気象庁は重大な自然災害が立ち上がった場合に発表する特別警報というのを運用を始めたと、こういうことでございます。 この通告をする前に、「広報いの」の9月号にこの運用が始まったということを周知をされておるようでございますが、この特別警報、この運用を始めた中には、従来出ておりました注意報またあるいは警報の上に、その注意報と警報の上に設けられた最大限の警戒を呼びかける事態のときに、その地域に数十年に一度の危険が迫っていることを意味するものであると。直ちに命を守る行動をとる必要があると、このように報道されております。 これ非常に難しいと思うんですよね。いつ出て、どのように町民に知らせ、町民が命を守る行動をとれ。やっぱり自分で日ごろのそういう備えをしておかなければ、なかなかこれは命を守る態勢をとりなさいと言われても、非常に困ると思うんですが、この特別警報につきましては、都道府県から市町村への伝達で、市町村による住民への周知が義務化されておると、このようにされておりまして、被害の軽減には情報を住民に伝えるかが最大の鍵になると、このようにコメントされております。町としてこういうふうな最近の異常気象に対しまして、いかに対応するのか、見解をお尋ねするものでございます。 それから、イのヘリポート設置計画についてお伺いをいたします。 災害につきましては、私らも特別警報に匹敵するんではなかろうかと、この「広報いの」のチラシの中でも、他県の災害のときの状況でこういうときになりますよというふうなことが出ておりましたけれども、自分の人生の中でやっぱしこの特別警報に匹敵するのは、50年、51年の台風災害じゃなかったかと。もうかれこれ三十七、八年ですか、の月日がたったわけでございまして、今それぞれ復興が進み、堰堤が入り、最近では雨が降ってもなかなか山も十分守られておると、こういう状況でございますけれども、あのときの50年の災害を知っておられる方も、もう町民の中でも大分少なくなっておるんじゃなかろうかと。ああいう場合にこの特別警報が出されるんではなかろうかと、このように思いますが。ああいうときに、今思い起こしますと、やはり孤立、山の深層崩壊等々、あるいは土砂ダム的なものができまして一時的に増水がしたというふうな経過も踏んでおりますけれども、やっぱりそういうときに災害復旧で欠かせなかったのは、自衛隊の出動とヘリの支援物資の救援であったように今理解しております。 現在いの町では、本川地区に2カ所、あるいは吾北地域に1カ所のヘリポートが命を守る救急を兼ねて防災用のヘリとも関連をしておると理解しておるんですが、3カ所にある、こういうことでございますが、今全国の災害の情報をテレビ等で拝見するわけでございますし、特に50年の災害のことを考えてみますと、やはりこの3カ所のヘリポートでは到底これでは間に合わんではなかろうかと。470平方キロメートルという非常に広いいの町でございますので、もっとヘリポートの箇所数をふやしたらどうかというふうに感じておる質問でございますが、ヘリポートをこしらえますと、なかなかそれでも何百万円かの費用も要るわけでございますけれども、例えば学校のグラウンドあるいは国道の広いところ、あるいは山の平らなところ、常時は使わいでも、もしもの災害のときにヘリがおりてこれるほどのとか、そういうふうな緊急の場合に町がさっと、あそこの集落はあそこのへりがいけるというふうな対応、そういう場所の選定をするべきではなかろうかと、このように考えての質問でございますが、新たに現在のヘリポートのようなものを何かに使うてくれという質問ではございませんけれども、今の広場あるいは中追とか鹿敷のあの広い田んぼであるとか、ああいうところの利用、国道に広くなったところの利用、そういうところを特別警報が出たような災害が発生したときにさっとヘリの要請ができるというふうな体制づくり。 そのためには、やはり周囲の環境整備、これが大事だと思うんです。その指定をしたときに、電線があったり、あるいは学校であればよう記念樹で大きなセンダンの木があったりと、こういうふうなものがありますけれども、そういうところをのける、あるいはヘリがおりれるような状況に日ごろ、それほど莫大な金を使わいでもそういうふうな環境整備を整えておけばヘリがおりれる場所の確保ができはしないかと、こういうことでの質問でございますので、担当課長のご見解をお聞かせ願いたいと、このように思います。 以上で1回目の質問を終わります。
    ○議長(井上敏雄君) 暫時休憩します。11時15分に再開します。      休憩 10時59分      開議 11時14分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 16番、筒井幹夫君への答弁を求めます。塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 筒井幹夫議員のご質問にお答えをいたします。 安倍政権の中でアベノミクスによる町政効果についてお尋ねがございました。 アベノミクスは議員のおっしゃられたとおり、デフレスパイラルから脱却を目指し、金利の引き下げ、市場への資金供給量の増加といった金融緩和政策、補正予算、元気臨時交付金等による公共事業の増、設備投資の促進、就労促進、規制改革等による日本再興戦略の3本の矢を掲げております。 いの町におきましても、公共事業につきましては、国庫補助事業、元気臨時交付金事業をさきの3月、6月定例会、そして今定例会を含め、合わせて6億8,000万円の予算を計上させていただいており、町内での受注増加、雇用、消費の拡大に一定の効果はあると考えているところでございます。 9月に内閣府と財務省により発表された7月から9月期の法人景気予測調査による大企業の景気状況指数はプラス12.0と、3・四半期連続でプラスになったとのことでございますが、これは円安による輸出増により業績が改善されたことが大きく、逆に中小企業の景気判断指数は、原材料価格の高騰や電気料の値上げによってコスト増となり、マイナス8.7となっております。 このように、現在のところ地方では物価の上昇が先行しており、企業収益が労働者の所得に反映され、さらにそのお金が消費に回るといったサイクルがまだ確立されていないのが現状でございます。 今後アベノミクスの恩恵が地方でも受けられるようになれば、雇用、企業収益、個人所得の増加によって町政にも目に見えた形で効果があらわれるのではないかと考えております。 また、企業、組合、安倍内閣の話し合いが本日されるとお聞きしております。経済成長を支えるための賃金アップが目玉であるようであり、これまで下げられていた賃金、給与が上昇するのであれば、高知県内のカットされています公務員給与や民間企業の賃金にも好影響が見受けられるものと考えているところでございます。 次に、過疎債適用地区をいの町全域にならないかといったお尋ねがございました。 過疎地域自立促進特別措置法により定められている過疎地域の定義の一部といたしまして、35年間人口減少率が0.25以上であること、もしくは45年間人口減少率が0.28以上といった項目がございます。 伊野地区では、35年間人口減少率が0.09、45年間人口減少率が0.18であり、法令で定められている基準よりも低い減少率となっております。他の定義につきましても、一定基準を満たしていないことから、現在の法律ではいの町全域を過疎債の対象地域にはできないものが現状でございます。 しかしながら、仁淀川流域町村会といたしまして本年6月に上京いたしまして、過疎法の適用外となる町村に対し、過疎地域に準ずる支援措置を早急に講じていただくよう、関審議官に要望してまいりました。 総務省におかれましては、現在過疎法等といった支援措置を検討している旨説明があり、等とは、過疎法以外のいろんな法律も議論をしているということでございまして、支援できるように考えているようでございまして、まずはこの状況を見守ってまいりたいと考えているところでございます。 もちろん過疎連盟の全国協議会にもこういったお話をしながら、過疎法対象外の自治体に対しても支援が受けられるようなことを全国的な展開を図ってまいるよう、私からも提言を行ってまいりたいと考えているところでございます。 そして、今議会で同僚議員にも防災安全づくり交付金につきまして、交付金残の4割について起債が打てないのかといった要望を国土交通省、総務省にも行っておりますし、これも高知県の市町村道整備促進期成同盟会の会長として私が東京で話をしましたが、今回10月に全国道路整備促進期成同盟会全国協議会という道全協という全国組織がございますので、そこでも提案して的な展開を図っていただけるような発言をしてまいりたいと考えているところでございます。 私からは以上でございます。他の項目につきましては、副町長、担当課長のほうからお答えいたします。 ○議長(井上敏雄君) 筒井副町長。      〔副町長 筒井正典君登壇〕 ◎副町長(筒井正典君) 16番、筒井議員の3、防災対策についてのご質問にお答えをいたします。 まず、特別警報の内容と周知はということでございますけれども、ご承知のとおり、特別警報は本年8月30日午前0時から運用が開始をされました。そして、去る台風18号におきまして初めての発令がなされたところでございます。 これは気象庁が発表するもので、東日本大震災における大津波や我が国の観測史上最高の潮位を記録し、5,000人以上の死者・行方不明者を出した伊勢湾台風の高潮、紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者・行方不明者を出した平成23年台風12号の豪雨等、警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合に発表されるものです。そして、特別警報を見聞きした場合は、直ちに命を守るための行動をとることが必要でございます。 発表の基準は地域ごとに異なっておりますけれども、大まかですが、当町での大雨による特別警報の発表基準としましては、48時間降水量が1,088ミリ及び土壌雨量指数265を超えた場合、または3時間降水量228ミリ及び土壌雨量指数265を超えた場合が目安となっております。 また、台風についてですが、伊勢湾台風級の台風の暴風雨域が高知県にかかるまでには発表される予定となっております。発表単位につきましては、一次細分による3分類、中部、東部、西部と。または7地域、幡多、高幡、高吾北、高知中央、嶺北、安芸、室戸となる予定と聞いております。 特別警報の周知についてでございますが、テレビ、ラジオ、新聞等のメディアでも周知されていますが、町では「広報いの」9月号に掲載をいたしました。また、いの町のメール配信サービスでも、8月23日に561名に配信し、庁舎内には気象台の告知ポスターを掲示をしております。 また、実際に発表する際の情報伝達について高知気象台に確認しましたところ、J-ALERTを使用した一斉放送や緊急速報メールについては、消防庁と調整中であり、本年度中に実施予定とお聞きをしております。 また、町のメールサービスは町のホームページからも各自が受信できるような設定ができますので、そういったメールの設定もお願いをしたらというふうに考えているところでございます。 次に、ヘリポートの設置計画についてお尋ねがございました。 現在町が整備したヘリポートは、本川地区に2カ所、越裏門小学校と戸中の松枝、それから吾北地区に1カ所、小川の西津賀才でございます。 そのほかに高知県消防防災ヘリやドクターヘリが離発着場に指定している学校の運動場や河川敷等がございまして、町内に17カ所ございます。これは伊野地区で13カ所、吾北で3カ所、本川1カ所でございます。 ご指摘がありましたように、災害時におけるヘリというのは、50年の災害にもありましたけれども、その当時はヘリポートというのがありませんでした。そういった場合には、例えば吾北地区でしたら現在の吾北中学校の運動場とか、あるいは河川敷といったところへヘリが着きまして、救援物資をおろしていったというような事例もありますし、それからけが人を搬送したという事例もございます。 それから、緊急の場合の救援でしたが、私自身も乗ったんですけれども、吾北中学校の運動場からヘリで飛び立ちまして、現在上八川の古江というところの河川敷、現在はヘリがおりれるような場所はありませんけれども、災害時は土砂が来ておりまして広い河原ができます。そこへ無理やり着陸をして物資を運んだという私自身の経験もございます。 そういったことも踏まえまして、ヘリポートの設置場所につきましては、付近に高圧線、障害物等がないような道路の広場、進入角度が確保できること等の条件がございますので、仁淀消防組合を交えて航空隊との協議も必要となりますので、今後も検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(井上敏雄君) 野村森林政策課長。      〔森林政策課長 野村考宏君登壇〕 ◎森林政策課長(野村考宏君) 16番、筒井幹夫議員より林業政策についてのご質問がございました。 ア、森林経営計画の進捗状況のご質問でございますが、現在当町内における森林経営計画の策定森林面積は3,605ヘクタールとなっております。これは当町の民有林面積の約12%となっております。本年度につきましても、森林整備地域活動支援交付金事業を活用いたしまして、森林経営計画策定に向けた取り組みを実施する予定としております。 また、個人の方が共同で森林経営計画の策定に取り組む機運も生まれてきております。 一方、さまざまな事情によりまして森林経営計画を策定できない箇所の森林整備、特に保育間伐につきましては、既存の「仁淀川」山の手入れで元気モリモリ事業や平成25年度に国の事業であります環境林整備事業に新たに保育間伐のメニューが追加されましたので、これらの事業を活用いただくことで対応可能と認識しているところでございます。 次、イ、森林経営計画の見直しはのご質問でございますが、ご指摘のように、森林経営計画の認定要件が厳し過ぎるといった現場の声が多いのが実情でございます。具体的には、林班または隣接する複数林班の面積の2分の1以上の森林を対象とするという面積要件がございます。なお、この林班とは、森林の位置や森林施業の利便性を考えまして、尾根や河川などの自然地形によって区分されております森林の区画の単位でございます。この2分の1要件が、実際の作業を進める上での大きなネックとなってございます。 森林経営計画制度につきましては、平成24年4月1日の運用開始より1年5カ月余りが経過しているところでございますが、先ほどのような現場段階でのさまざまな課題や問題点が明らかになってきております。 これを受けまして、林野庁のほうも検討を進めておりまして、8月には林野庁主催の森林経営計画キャラバンというのが高知市で開催されております。そこで林野庁担当者が林業事業体などからさまざまなご意見を聴取したところであり、今後森林経営計画制度のさらなる運用改善がなされるものと期待しているところでございます。 次に、ウ、再造林の支援はのご質問でございますが、現在再造林に対する国、県の補助率は、森林経営計画策定箇所につきましては90%、それ以外の箇所につきましては58%となっております。 切ったら植えるのが林業の基本でございますが、議員ご指摘のように、林業を取り巻く状況は極めて厳しい状況にございます。 例えばそういった中で、例えば杉の50年生、1ヘクタール立木販売した場合、山元に落ちる金額というのは、全国平均でございますが、117万円でございます。一方、50年生まで育てる経費というのが231万円かかります。こういった厳しい状況の中で、町といたしましても、水源涵養機能とか、そういった森林が有する多面的機能の発揮に向けて、森林所有者の皆様が再造林の意欲が持てるような支援策について現在検討作業を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 16番、筒井幹夫君。      〔16番 筒井幹夫君登壇〕 ◆16番(筒井幹夫君) 2回目の質問をさせていただきます。 まず、町長からいただきました安倍政権の効果でございますけれども、今後のいの町行政の事業を進めていく上には効果があるというような高感度な印象を持っておられるようなご答弁ではなかったかなと、このように思いますし、やはり前段申し上げましたとおり、やはり国の政策によって地方は変わるわけでございますので、今後につきましてもアベノミクスに期待もし、また事業の導入等につきましてもぜひともご尽力を賜りたいと、このように思っております。 それから、過疎債の適用地、いの町全域にならないかということは、ならないと、こういう答弁でございますけれども、ただし準ずる措置については現場の要請として中央へ運動しておると、こういうことでございます。 先般の答弁の中にもありましたように、防災安全交付金としてその4割は自主財源で賄うんだと。大変な数字にもなりますし、また先般の行政報告にもございました。地元に調査はしたけれども、これを修繕するには50年間かかると。到底気の遠くなるような話でございまして、我々がおらない時代に全てが終わると、こういうことに尽きますので、財源の確保については、やはり田舎の実情の自主財源の少ない対策を国に要望するしか手はないと、このように思いますので、やはり町政、県政、国政、このルートの確保を毅然として持っていただいて、財源確保対策に向けて力を発揮いただきたいと、このように思います。 林業政策についてでございますが、林業の状況については、課長は詳しいプロでございますので、数字的にも現在取り組んでおって18%ですか、進捗しておると、こういうことでございますが、やはり法律が変わればそれに準じていかないかんのはわかるんですが、やっぱり現場で抱えておる、いわゆる中央で机上プランで策定したものは、やっぱり現場とは異なると思うんですね、何の事業にしても。やはり現場重視の政策がなされないと、やっぱりそこで摩擦が起きると、こういうことになろうと思いますので、新しい森林計画の法に対して、やはり中央へも申し述べ、悪いところは変えていくと、こういうのが一番ええと、このように思います。 それから、計画の見直しは進んでおるということでございますので、そういうふうなことも要望しておきたいと、このように思います。 この再造林の支援策についてでございますけれども、検討中というふうなお答えもあったように思うんですが、日々時代は流れておりますので、検討するのはいつになるのか。5年先になっては困りますので、早急な検討結果を出していただいて、いの町では林業政策についてはこうあるんだという結果を目に見える形でお示しを願いたいと、このように思います。 それから、人材育成についてでございますが、地域協力隊、伊野地区で4名。そのうちの本川地域においては1人が林家への就職が決まって、今回その協力隊の予算が減額ということで、もう早くも1名の方が結婚をされて地元の林業のほうへ就職したと、こういう効果のあらわれた行政報告も執行部からのお話もございました。 これは町長にお聞きするべき問題であろうかと思うんですが、この地域協力隊、これは人口定住に向けての問題と絡みますけれども、林業の支援、後継者というのは非常に育ちにくい分野の後継になろうかと思います。憧れて緑が好きとか田舎が好きだとかといって現場へ入っても、なかなか思いが違うて何日もよう行かんというような今の若い方はそういうふうな方が多いわけでございまして、なかなか現実と夢を追わえてきたとの格差がありまして、なかなか林業に携わる後継者というのは非常に少ないと、このように認識をしておるわけでございますが、今回の協力隊の方なんかのように、これで協力隊が一つ済んだんではなくて、この事業を取り入れて2人といわず3人といわず、やはり定住移住促進も絡めて人材の支援の事業の取り組みの見解をお伺いしておきたいと、このように思います。 それから、防災対策についてでございますが、副町長からお話がございました。私の特別警報の内容と周知でございますけれども、周知の仕方は、今副町長言われまして、防災無線でありますとか有線放送であるとか、あるいはホームページであるとか、いろいろな方法のことを言われましたけれども、昔は防災無線ができる前には、地域での情報提供には有線放送と、こういうのが各集落にございました。最近では社会情勢の変化とともに有線放送を維持しておる集落というのは非常に少なくもなったかと思いますが、現在実際地域のイベントやあるいは行政の伝達事項に有線放送を使っておられる地域もございますし、私の地域でも使っております。 防災無線が聞こえにくいとかというような地域の声もぼつぼつ聞かれますけれども、やはりこの特別警報あるいは災害等々のときの住民への知らせには、有線放送も一つの対策の一つになると、このように思っております。 特に自主防災組織等々につきましても、せんだってもどこやらの道がつえゆうから通らないようにしなさいよというような防災の委員長から地域の有線放送を使って放送がされておりました。これは指導があったかどうかわかりませんけれども、そういうふうにいろいろな面で有線放送、部落住民への情報の提供というのは大事でありますが、この有線放送、補助あるいは範囲を広げるにつきましても、多大な予算が必要となってまいりますが、今の防災を兼ねての事業の中に、この有線放送、町としては防災無線放送ということで一段落しておるように感じるわけでございますが、地域にある有線放送についての国あるいは県の補助金の何かあればお伺いしておきたいと、このように思います。 それから、ヘリポートの設置計画につきまして、17カ所副町長はあると、このようにお伺いをいたしました。 伊野で13カ所、吾北で3カ所、本川で1カ所と。これは開示できるもんでしょうか、あるいは開示できないもんでしょうか。これはやっぱり消防あるいは地域の防災委員には、もしもの緊急のときにはここがこうこうなりますと。それは確かに災害でございますので、決めちょってもそれは変わるおそれもありますが、そういうところをそういうふうに13カ所が指定できるというようなことであれば、消防団員あるいは各地域の防災委員には緊急の場合こうですよというような設置場所の情報を流しておくべきではなかろうかと。そうすると地域の人もその地域に対しての目配り、気配りをしていただけると思いますので、特に防災組織のメンバー等々には伝えておくべきではなかろうかと、このように思っております。 財政が大変厳しい中で、安倍政権のもとへ戻りますけれども、1点だけお伺いしておきたいのは、昨日何番議員だったか忘れましたけれども、国土強靭化ということを町長は答弁で言われたように思いましたが、国土強靭化、私もそれを自民党の一つの勉強会の調査レポートを拝見いたしまして、国土強靭化何じゃろうなというふうなことで調べてみましたが、野党の時代に、谷垣総裁のときに自由民主党国土強靭化総合調査会、こういうものができたようでございますが、会長には二階俊博会長、また地元の中谷元副会長あるいは福井てる事務総長等々が組織の中に入っておるようでございます。 国土強靭化、社会整備、インフラの対策であろうと、このように思っておりますが、いろいろ報道の中で、インフラ整備に200兆円という莫大な予算を計画しておるということのようでございますけれども、いまの国政状況の財務状況を見たときに、これは長期的な展望の中での構想であろうかと思うんですが、この国土強靭化についてのこれは安倍内閣の経済成長戦略の中に含まれておる政策であろうか、そこの辺のご認識があればお伺いをしておきたいと思います。 いずれにしても、この1番の財源の確保、こういう新しいインフラ整備の新しく出てくる事業、これはやはり中央に出向かないと情報は入らないと思うんです。だから、町長の今の高知県の町長の立場からぜひとも中央へ出向いて積極的な事業導入とともに、財源確保に努めていただきたいと思います。 ご所見を賜りまして2回目の質問を終わります。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 筒井幹夫議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 まずは財源の確保について国への要望に力を出してやっていけというお尋ねがございました。 もちろんいの町の財政そのものが税収だけでは賄えんものですから、有利な補助、交付金事業、そういったものの拡充について、これからもいの町のみならず、全国的な組織と働きかけながら要望を積み重ねてまいりたいというふうに考えております。 今その中で、例えば国土交通省の出先機関の廃止といったものも阻止をしてまいりました。 次に、森林政策で、法律の変更があってやっておるが、机上プランでは現場と異なる、中央へ物を申せといったお尋ねがございました。 森林政策課長が先ほど答弁しましたように、8月に高知市で森林経営計画キャラバンといって、林業事業体からの意見を聴取をして、それを中央を持って帰ってこれからどうするかということでございますので、その成り行きは、まずは森林政策課長にその状況判断をしていただき、それでもなおかついかない場合には、沼田林野庁長官のほうにも私が出向いていきたいというふうに考えております。 それから、再造林の支援につきましては、これも課長がお話ししましたように、国、県の補助が90%ある。その他計画を策定をしてなかったら58%というお答えをさせていただきましたが、やはり町として経営計画を策定をするというところで今森林政策課を活用していただきたい。それで90%の補助で足らない場合には、またその後町としてあとの10%をどうするのかというのが議論になろうかと思います。 そして、人材育成、1名の当然就職が決まったわけですが、地域協力隊が林業後継者に今なろうとしておりますが、これは林業後継者定住促進も含めまして町として努力をしていきたいと考えております。 つまり、民間の林業事業体であれば一定黒字が出ておるから倒産しないで済んでおるという実態があります。つまり、民間でなくしても、いの町も出資しております株式会社とされいほく、大豊にあります。ここ今たしか3年間ずっと黒字でいっております。赤字も1年、単年度赤字であり、どんどんと黒字になり、実は去年の決算で3,000万円ぐらい黒字を出しまして、職員の給与へ反映を、3,000万円全部じゃないですよ、そのうち少しを反映をさせたという理事会で話を聞いているところでございます。そういったこともいの町として林業事業体にソフト面で森林政策課は話をしながら林業後継者というのを育ててまいりたいと考えておるところでございます。 そして、安倍政権で国土強靭化といった話を私はさせていただきました。国土強靭化、要するに命を守る防災・減災、そういったものがメーンでありながら経済成長戦略の一つであるというふうに認識をしているところでございます。 他の項目につきましては、副町長そして森林政策で足らない分があれば森林政策課長のほうからお答えをいたします。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 筒井副町長。      〔副町長 筒井正典君登壇〕 ◎副町長(筒井正典君) 16番、筒井議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 防災対策についてのうち、地域の有線放送を災害の場合の周知方法の一つにする場合の補助金はないかということでございますけれども、町の単独補助事業の補助金といたしましては、いの町集会施設等整備費補助金というのがございまして、その中で有線放送施設の修繕等に要する経費の一部を補助するという要項がございます。2分の1の補助率で最高限度100万円となっているとこでございます。このほか例えばコミュニティの事業なんかいうこともありますけれども、これは採択されるかどうかというのはちょっとわかりませんけれども、検討してみたいというふうに考えております。 それから、ヘリポートでございますけれども、17カ所は開示できるのかということでございますが、このヘリポートは県の消防防災ヘリとかあるいはドクターヘリが指定をしているという場所でございまして、例えば本川地区でしたら足谷、それから吾北地区でしたらグリーン・パークほどの、それから下八川小学校、吾北中学校、それから伊野地区では仁淀川の河川敷、大内の河川敷、それから波川の河川敷、鹿敷の河川敷、伊野中学校、伊野南小学校、伊野商業高校、消防学校、枝川小学校、伊野小学校、総合運動場の野球場、川内小学校、伊野南中学校、三瀬中学校、こういったところが指定をされているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 野村森林政策課長。      〔森林政策課長 野村考宏君登壇〕 ◎森林政策課長(野村考宏君) 再造林への支援ということで、町長のほうから答弁がございましたように、まず森林経営計画を策定していただいて、その上で上乗せという形が大前提でございますが、最初にご答弁申し上げたように、現在の森林経営計画の策定面積でございますが、いの町の民有林面積の12%ということでございますので、残りのところをどうするんだという話になります。そうなりますと58%という補助率で、90%と比べて低い補助率でございますので、それにつきましても何%か今検討中でございますが、そういった面で補助のかさ上げ、そういったことも必要ではないかと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 16番、筒井幹夫君。      〔16番 筒井幹夫君登壇〕 ◆16番(筒井幹夫君) もうお昼になりますので、簡潔に1点だけ。 再造林の支援策でございますが、計画を立てれば90と、そのほかは58%ということで、その58%の場合、上乗せの件については検討したいと、こういうことのようなお話であったと思うんですが、その財源ですわね、その上乗せをする、これはやっぱり一般財源でやらなければほかに方法はないと、このように理解してよろしいんでしょうか。 それと、安倍政権のことでございますけれども、円安、株高ということで、非常に輸出産業はええにしても、輸入産業にとりましては大変なことでございますが、原発の火力の油にしても車の燃料代にしても、そのしわ寄せというのは非常に国民に対しての経済の圧迫があると、このように理解もするわけでございますが、やはりその辺の副作用に対する行政の支援、こういうものも、ここで町長がこうしますとかということは言えませんでしょうけれども、やはり中央への円安、株高によるところのデメリットの部分の支援策、これをやっぱり国へ訴えていくべきではなかろうかと、このように思います。 最後の質問です。以上で終わります。 ○議長(井上敏雄君) 塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 筒井幹夫議員の3回目の質問にお答えします。 再造林につきましては、現在いろんな起債が打てないということで、補助の上乗せにつきましては一財ということで考えているところでございます。 そして、輸入対策で副作用による行政支援策、こういったものを国に訴えていかなくてはならないかといったお話でございました。 今TPPで米、麦、牛、豚、乳製品、それを重要品目に今安倍政権はやっていこうとしておりますが、その中に木材が入っておりません。 そういったところも含めまして、木材関係も含めて今後の状況を見ながら国に訴えてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 16番、筒井幹夫君の一般質問を終わります。 これで一般質問を終わります。 暫時休憩します。午後1時に再開します。      休憩 11時56分      開議 12時59分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上敏雄君) 日程第2、議案第65号から議案第103号並びに諮問第2号までを議題とします。 議案第65号、議案第66号、議案第67号、議案第70号、議案第72号、議案第73号、議案第74号、議案第76号について委員長の報告を求めます。総務文教常任委員長、筒井一水君。      〔総務文教常任委員長 筒井一水君登壇〕 ◎総務文教常任委員長(筒井一水君) 平成25年度第3回いの町定例議会において総務常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過につきましてご報告をいたします。 当常任委員会に付託されました議案は、議案第65号いの町子ども・子育て会議設置条例議案外7議案でございまして、9月17日火曜日、議案の説明員として議案に係る所管課長並びに担当職員の出席を求め、付託議案に対する委員会審査を行いました。 また、今回の委員会審査におきましても、付託された議案は委員会付託までに議案に対する趣旨説明は十分執行部から行われたものと全委員が判断し、議案趣旨説明を省略して直ちに委員会質疑に入りました。 それでは、審査結果並びに経過を報告させていただきます。 付託議案1件目、議案第65号いの町子ども・子育て会議設置条例議案でございます。 議案審査では、委員から、本条例議案によりまして新たに設置されようとするいの町子ども・子育て会議について、委員の比率がどちらかの性に偏ることのないように配慮すべきという意見や、委員以外の者に出席を求める場合の事例また会議の運営に係る会長への教育委員会事務局の連携・支援体制がただされまして、それぞれ説明員からの答弁を了として、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致によりまして執行部から提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定されました。 付託議案2件目、議案第66号いの町債権の管理に関する条例議案でございます。 議案審査では、委員から、条例中の法律条文字句の内容確認や保証人と連帯保証人の権利の違い、強制執行の年間件数、徴収停止や法人及び個人事業者の財産が強制執行される事例等についてただされました。 それぞれ説明員からの答弁を了として、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致によりまして執行部からの提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 付託議案3件目、議案第67号いの町後期高齢者医療に関する条例等の一部を改正する条例議案でございます。 議案審査では、委員から特段の質疑等意見もなかったため、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致によりまして執行部から提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定されました。 付託議案4件目、議案第70号いの町暴力団排除条例及びいの町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の一部を改正する条例議案でございます。 議案審査では、委員から、条例中の法律条文字句の内容確認、また指定管理業務の全部もしくは一部の停止を命じた類似事例の有無についてただされたほか、関連して、契約書にも同内容の条項を記載する必要性が確認されまして、それぞれの説明員からの答弁を了として、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致によりまして執行部からの提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定をされました。 付託議案5件目、議案第72号いの町税条例の一部を改正する条例議案でございます。 議案審査では、委員から、本条例議案の執行期日が2段階となっていることの違いについてただされたほか、特段の質疑等意見もなかったため、全委員確認、了承の上、採決を諮った結果、全委員一致によりまして執行部からの提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定されました。 付託議案6件目、議案第73号いの町立幼稚園条例の一部を改正する条例議案でございます。 議案審査では、委員から、本条例議案の改正によりまして該当となる世帯の現時点での有無についてただされたほかは特段の質疑、意見もなかったため、全委員確認、了承の上、採決を諮った結果、全委員一致によりまして執行部からの提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定されました。 付託議案7件目、議案第74号いの町国民健康保険税条例の一部を改正する条例議案でございます。 議案審査では、委員から特段の質疑等意見もなかったため、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致によりまして執行部からの提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定をされました。 最後の付託議案、議案第76号いの町営住宅条例の一部を改正する条例議案でございます。 議案審査では、委員から関連質問として、入居者の保証人にまで債権が及んだ事例の確認があったほか、特段の質疑等意見もなかったために、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致によりまして執行部から提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 以上、総務文教常任委員会に付託されました議案は、いずれの議案もお手元に配付されております報告書のとおり、原案のとおり可決すべきものと決しましたことを申し添えまして総務文教常任委員会の審査結果報告といたします。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(井上敏雄君) これから委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「質疑なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 議案第65号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第65号の討論を終わります。 これから議案第65号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第65号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第65号いの町子ども・子育て会議設置条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第66号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第66号の討論を終わります。 これから議案第66号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第66号を委員長の報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」「異議あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議がありますので、この採決は起立によって行います。 念のため申し上げます。この採決は本案に賛成の方の起立を求め、起立されない方については反対とみなしますので、ご了承願います。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第66号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。      〔賛成者起立〕 ○議長(井上敏雄君) 起立多数です。したがって、議案第66号いの町債権の管理に関する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第67号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第67号の討論を終わります。 これから議案第67号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第67号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第67号いの町後期高齢者医療に関する条例等の一部を改正する条例議案は、委員長の報告のとおり可決されました。 議案第70号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第70号の討論を終わります。 これから議案第70号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第70号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第70号いの町暴力団排除条例及びいの町公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第72号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第72号の討論を終わります。 これから議案第72号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第72号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第72号いの町税条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第73号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第73号の討論を終わります。 これから議案第73号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第73号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第73号いの町立幼稚園条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第74号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第74号の討論を終わります。 これから議案第74号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第74号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第74号いの町国民健康保険税条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第76号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第76号の討論を終わります。 これから議案第76号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第76号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第76号いの町営住宅条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第68号、議案第69号、議案第71号、議案第75号について委員長の報告を求めます。民生環境常任委員長、久武啓士君。      〔民生環境常任委員長 久武啓士君登壇〕 ◎民生環境常任委員長(久武啓士君) 平成25年度第3回いの町定例議会において民生環境常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過につきましてご報告をいたします。 民生環境常任委員会に付託されました議案第68号、議案第69号、議案第71号、議案第75号の合計4議案につきまして、9月17日火曜日午後1時30分より審査を行いました。なお、その際執行部から議案の説明員として所管課長、所管事務長、ほかに担当職員にご出席をお願いいたしました。なお、これまでの委員会審査では、審査に入る前に改めて付託議案に係る概要説明を受けるところでありますが、今議会民生環境常任委員会に付託されました議案に係る趣旨説明は、合同審査質疑で執行部から十分行われたものと全委員が判断し、これを省略し質疑に入ったものでございます。 それでは、ご報告いたします。 議案第68号いの町水道事業給水条例の一部を改正する条例議案と議案第69号いの町病院事業の使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する条例議案でございます。 これら2議案につきましては、委員会審査過程では、いずれも委員からは特段の質疑もなく、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致で執行部から提案された原案の内容のとおり可決すべきものと決定されました。 次に、議案第71号いの町職員特殊勤務手当の支給等に関する条例の一部を改正する条例議案でございます。 本議案の委員会審査では、手当改正の基準や医師確保の現状がただされ、説明員からの答弁を了とし、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致で執行部からの提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定されました。 最後に、議案第75号いの町排水設備工事指定業者に関する条例の一部を改正する条例議案でございます。 本議案の委員会審査では、関連質問として、指定業者の指定基準や現状がただされた以外に質疑もなく、説明員からの答弁を了として、全委員確認、了承の上、採決を行った結果、全委員一致で執行部から提案された原案内容のとおり可決すべきものと決定されました。 以上、民生環境常任委員会に付託されました4議案につきまして、いずれもお手元に配付されております報告書のとおり、原案のとおり可決すべきものと決しましたことを申し添えまして民生環境常任委員会の審査結果報告といたします。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(井上敏雄君) これから委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。      〔「質疑なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 議案第68号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第68号の討論を終わります。 これから議案第68号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第68号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第68号いの町水道事業給水条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第69号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第69号の討論を終わります。 これから議案第69号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第69号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第69号いの町病院事業の使用料及び手数料に関する条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第71号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第71号の討論を終わります。 これから議案第71号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第71号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第71号いの町職員特殊勤務手当の支給等に関する条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第75号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第75号の討論を終わります。 これから議案第75号を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。議案第75号を委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第75号いの町排水設備工事指定業者に関する条例の一部を改正する条例議案は、委員長報告のとおり可決されました。 議案第77号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」「討論あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論がありますので、まず原案に反対者の発言を許します。2番、森田千鶴子君。 ◆2番(森田千鶴子君) 議案第77号平成24年度いの町一般会計歳入歳出決算の認定に関する議案に反対の立場で討論を行います。 昨年の9月議会で、地方交付税が6億2,946万3,000円、この地方交付税は地域経済基盤強化雇用対策に対応した普通交付税の増額でありまして、地域経済基盤強化雇用対策費は地域経済雇用対策費として地域経済の活性化や雇用機会の創出を図るとともに、高齢者の生活支援など住民のニーズに適切に対応した行政サービスを展開するための措置でありました。 そして、これとともに単位費用の充実として住民生活に光をそそぐ事業、その他として子育て支援サービスの充実推進事業、2つとして地球温暖化対策暫定事業。この地球温暖化につきましては、25年度から実施に向けた成案が得られるまでの間の措置として、地球温暖化対策再生可能エネルギーの導入など、森林吸収資源対策を推進できるように所要経費が交付税として算入をされておりました。 また、各種活性化推進事業として、安心して暮らせる地域づくりや疲弊した地域の活性化など、地方公共団体が住民のニーズに適切に対応した行政サービスを提供できるような関係費目に所要経費が算入をされたわけですけれども、いの町はこの地域経済基盤強化雇用対策費の6億2,946万3,000円、そのほとんどを施設等整備基金に積み立てをいたしました。 そして、年度当初98億円であった基金が、5月の出納閉鎖を終えました24年度104億円と、基金が6億円も増加をいたしました。これらの基金の中には、これは監査委員の方も指摘をされておりましたけれども、ふるさとづくり基金8億円とか、地域福祉基金5億円、文化ホール等整備基金が3億円、約ですけれども、温水プール基金が1億円等、長い間使用されずにそのまま置かれてある基金がいの町はたくさんございます。 これらの財政、地方行政は、住民福祉の向上を図ることとして、それを目的といたしております。福祉とは、幸せという意味を持っております。私は町民のニーズに沿った住民福祉の向上を図るべきであったこれらのお金が、基金として積み立てられました、この平成24年度の決算に反対をいたします。 以上でございます。 ○議長(井上敏雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番、久武啓士君。 ◆9番(久武啓士君) 議案第77号平成24年度の一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論をさせていただきます。 歳入総額129億3,771万7,000円ですか、一方歳出総額125億6,903万409円と。先ほど反対の立場から討論されましたが、これまでも補正予算、毎議会の補正予算で報告もされ、了承もされてきております。 また、今後合併9年を迎え、今後の交付税の減額にも備えたきちっと執行された決算内容であったと思います。 どうか皆さん、本議案の認定にご賛同をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上敏雄君) ほかに討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) これで議案第77号の討論を終わります。 議案第77号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第77号平成24年度いの町一般会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第78号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第78号の討論を終わります。 議案第78号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第78号平成24年度いの町水資源対策特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第79号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第79号の討論を終わります。 議案第79号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第79号平成24年度いの町墓地公園事業特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第80号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」「討論あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論がありますので、まず原案に反対者の発言を許します。7番、山崎きよ君。 ◆7番(山崎きよ君) 原案に反対で討論をいたします。 国保は全体的に見て所得の低い階層の方が加入をしています。国保税の滞納者数は354世帯ということで、国保料が高くて払いたくても払えない人が大勢います。資格証や短期保険証の発行は、経済的に苦しい人たちをさらに医療から遠ざけることになっています。 ほかの自治体では、一般会計から法定外の繰り入れをして国保税を低く抑える努力をしています。いの町としても法定外繰り入れで国保税の引き下げに踏み切るべきと考え、国保特別会計決算に反対をいたします。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。16番、筒井幹夫君。 ◆16番(筒井幹夫君) 議案第80号平成24年度いの町国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定に関する議案につきまして、賛成の立場から討論を行います。 先ほどの決算認定に関する反対討論をお聞きしますと、財政が非常に厳しい中で、弱者による一般財源から繰り入れない決算であるというふうな反対のように捉えました。 一般質問あるいは町長の所信表明等々を聞くときに、一般財源の非常に町政に対する重要性、それを加味考えたときに、国保加入者、町民の20%か30%ぐらいだと思うんですが、全員の加入してない国保税へ一般財源から多額の投入をするということは、不公平も感じますので、現在の一般財源から国保に対する繰り入れ、これについては断固反対をするものでございまして、24年度のいの町国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定には賛成をいたします。ご賛同をよろしくお願いします。 ○議長(井上敏雄君) ほかに討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) これで議案第80号の討論を終わります。 議案第80号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」「異議あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議がありますので、起立によって採決します。 念のため申し上げます。この採決は、本案を認定することに賛成の方の起立を求め、起立されない方については反対とみなしますので、ご了承願います。 本案を認定することに賛成の方は起立願います。      〔賛成者起立〕 ○議長(井上敏雄君) 起立多数です。したがって、議案第80号平成24年度いの町国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第81号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第81号の討論を終わります。 議案第81号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第81号平成24年度いの町国民健康保険特別会計(直診勘定)歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第82号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第82号の討論を終わります。 議案第82号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第82号平成24年度いの町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第83号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第83号の討論を終わります。 議案第83号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第83号平成24年度いの町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第84号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第84号の討論を終わります。 議案第84号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第84号平成24年度いの町特別養護老人ホーム特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第85号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第85号の討論を終わります。 議案第85号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第85号平成24年度いの町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第86号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第86号の討論を終わります。 議案第86号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第86号平成24年度いの町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第87号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第87号の討論を終わります。 議案第87号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第87号平成24年度いの町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第88号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第88号の討論を終わります。 議案第88号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第88号平成24年度いの町天王地区汚水処理施設事業特別会計歳入歳出決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第89号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第89号の討論を終わります。 議案第89号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第89号平成24年度いの町水道事業会計決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第90号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第90号の討論を終わります。 議案第90号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり認定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第90号平成24年度いの町病院事業会計決算の認定に関する議案は、原案のとおり認定されました。 議案第91号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」「討論あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論がありますので、まず原案に反対者の発言を許します。7番、山崎きよ君。 ◆7番(山崎きよ君) 原案に反対の立場で討論をいたします。 歳入の主なものは、地方交付税6億3,543万円、前年度繰入金1億2,988万円、ほか国庫支出金、県支出金とおよそなっています。 一方で、歳入のうち財政調整基金繰入金、減債基金繰入金1億1,160万円減額。つまり前年度繰越分をまた基金に入れたようにも見えます。余ったら基金にということを際限なく続けるのでしょうか。 地方交付税については、住民の一定水準のサービスの保障のために国から交付されたものだと思いますが、まだ実現されていない住民要求がたくさんありながら、歳出では減債基金積み立てに5億8,710万円入れています。将来のためにというお話もありましたが、交付税は住民生活を支えることを目的に算定されているはずです。 町の財政については、質問等の中でも健全という言葉が何回か聞かれ、また将来負担比率についてもマイナスの数字も出ています。 先ほどもアベノミクスで景気も回復する予測もあるという中で、町の税収もふえる可能性もあるというような話もありました。 今回の補正予算については、住民要求に応えるような予算になっていないという理由で反対をいたします。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番、久武啓士君。 ◆9番(久武啓士君) 平成25年度いの町一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場から討論をさせていただきます。 先ほど反対討論がありましたが、交付税多く入ったら住民のために使え、それも一つの考えでしょうけども、昔の童話にアリとキリギリスということがあると思います。 今後交付税が、先ほども言いましたが、減額されることが予想されております。目の前に予想されております。急激に住民サービスを落とさないように、蓄えることは何も悪いことではないと思います。入ったら入ったばあ使いよったら、なかったらないときに使わんで済むもんでしょうか。やはり町政というのは安定をさすというのが町民に対する誠実な奉仕であると思います。 賛成討論とさせていただきます。 ○議長(井上敏雄君) ほかに討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) これで議案第91号の討論を終わります。 議案第91号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」「異議あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議がありますので、起立によって採決します。 念のため申し上げます。この採決は、本案に賛成の方の起立を求め、起立されない方については反対とみなしますので、ご了承願います。 本案に賛成の方は起立願います。      〔賛成者起立〕 ○議長(井上敏雄君) 起立多数です。したがって、議案第91号平成25年度いの町一般会計補正予算(第3号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第92号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕
    ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第92号の討論を終わります。 議案第92号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第92号平成25年度いの町国民健康保険特別会計(直診勘定)補正予算(第1号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第93号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第93号の討論を終わります。 議案第93号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第93号平成25年度いの町介護保険特別会計補正予算(第1号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第94号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第94号の討論を終わります。 議案第94号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第94号平成25年度いの町特別養護老人ホーム特別会計補正予算(第1号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第95号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第95号の討論を終わります。 議案第95号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第95号平成25年度いの町下水道事業特別会計補正予算(第2号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第96号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第96号の討論を終わります。 議案第96号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第96号平成25年度いの町簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第97号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第97号の討論を終わります。 議案第97号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第97号平成25年度いの町水道事業会計補正予算(第2号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第98号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第98号の討論を終わります。 議案第98号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第98号平成25年度いの町病院事業会計補正予算(第1号)議定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第99号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第99号の討論を終わります。 議案第99号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第99号平成25年度町道諸枝是友線道路改良工事の請負契約の締結に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第100号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第100号の討論を終わります。 議案第100号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第100号財産の取得に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第101号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第101号の討論を終わります。 議案第101号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第101号財産の取得に関する議案は、原案のとおり可決されました。 議案第102号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 討論なしと認めます。これで議案第102号の討論を終わります。 議案第102号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第102号町道の路線認定に関する議案は、原案のとおり可決されました。 お諮りします。議案第103号は人事案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第103号は討論を省略し、直ちに採決に入ることに決定しました。 これから議案第103号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第103号教育委員会委員の任命に関する議案は、原案のとおり同意することに決定しました。 お諮りします。諮問第2号は人事案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、諮問第2号は討論を省略し、直ちに採決に入ることに決定しました。 これから諮問第2号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、諮問第2号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり同意することに決定しました。 暫時休憩をします。2時15分から再開をします。      休憩 13時58分      開議 14時13分 ○議長(井上敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上敏雄君) 日程第3、嶺北広域行政事務組合議会議員の選挙を行います。 お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定によって、指名推選にしたいと思います。ご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。 お諮りします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思います。ご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定しました。 嶺北広域行政事務組合議会議員に土居豊榮君を指名します。 お諮りします。ただいま議長が指名しました土居豊榮君を嶺北広域行政事務組合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました土居豊榮君が嶺北広域行政事務組合議会議員に当選をされました。 ただいま当選をされました土居豊榮君が議場におられますので、会議規則第33条第2項の規定により、当選の告知をします。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上敏雄君) 日程第4、発議第13号を議題とします。 お諮りします。発議第13号については、提案理由の説明、質疑、討論を省略し、直ちに採決に入ることにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、発議第13号は提案理由の説明、質疑、討論を省略し、直ちに採決に入ることに決定しました。 これから発議第13号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、発議第13号「森林吸収源対策及び地球温暖化対策に関する地方の財源確保」のための意見書は、原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上敏雄君) 日程第5、発議第14号伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書を議題とします。なお、補足説明いたしますと、本発議議案は所定の要件を調えて昨日議長に提出されたものでございます。 本件について提案理由の説明を求めます。7番、山崎きよ君。      〔7番 山崎きよ君登壇〕 ◆7番(山崎きよ君) 伊方原発再稼働を行わないことを求める意見書について提案の説明をいたします。 原発は技術的に未完成で、一旦事故を起こせば取り返しのつかない大惨事となることは、福島原発で証明されています。 今も汚染水はタンクから漏れ続け、地下水や海洋を汚染しています。伊方が事故を起こせば、被害は地元愛媛だけでなく、高知県にも当然及び、放射能の被害を逃れて故郷を追われる人たちがまた生み出されます。今こそ伊方原発は停止するときです。意見書の採択を強く望みます。 以上です。 ○議長(井上敏雄君) これから発議第14号の提出者に対する質疑を行います。質疑はありませんか。16番、筒井幹夫君。 ◆16番(筒井幹夫君) 提案者に1点だけお聞きをいたしたいと思います。 原発の問題については、3・11以降、日本の国民のエネルギー問題に関して大変重要な案件でありますが、今回いの町議会として意見書を提出するに当たりまして、伊方原発に限った意見書でございますが、町議会としてやはり今の日本の原子力の問題を考えたときには、伊方を外して原発を再稼働を行えと、こういう意見書にするべきではなかったんですかと思いますが、提出者について所見を伺いたいと思います。 ◆7番(山崎きよ君) ご質問にお答えをいたします。 当然原発全体について再稼働をさせないというのは国民の多数の意見でもあります。 しかし、このいの町の場合におきましては、伊方原発が一番近い、そして伊方原発が今再稼働を言われていますが、一番有力に言われているということから伊方原発というふうにあえていたしました。 ○議長(井上敏雄君) ほかに質疑はありませんか。17番、井上正臣君。 ◆17番(井上正臣君) この意見書について1点だけお尋ねしたいと思いますけども、要するに原子力が停止した場合、日本に全部で54基あるんですけども、その主たる原料というものは国外から輸入されてるものなんですけども、ということは、いかにFTA交渉によって協議による価格設定があるにしても、不安定な状況での日本の経済を支えるエネルギー産業、あるいはもっと身近に考えますと、世帯当たりの負担というものがやはり不安定な状態になってくると思うんです。 先日の高知新聞に出てたんですけども、今回の原子炉がとまって1世帯当たりの増加額が840円ぐらい四国で上がるということが公示されてたんですけども、それとともにそれに関連しまして、来年4月には消費税が上がりますよね。そうやって家計を圧迫するような状況が控えておるわけですけども、それに対する考え方、可否についてどういうふうに考えてますか、お尋ねします。 ○議長(井上敏雄君) 7番、山崎きよ君。 ◆7番(山崎きよ君) 質問にお答えをいたします。 原発自体が今廃炉も決まったところですけれども、廃炉に係る予算、そして一旦事故が起こった場合のその収束に係るお金、これは莫大なものになります。 それと、核のごみですよね、放射能の廃棄物、これの処理についても、今でも処理の方法はきちっと定まっていない状況ですけれども、これを処理するにも莫大なお金が要ります。それを考えたときに、自然エネルギーへの転換をしながら原発をなくしていくほうがよっぽど経済的であり、いうたら国民に負担を将来的にかけないということになると考えます。 ○議長(井上敏雄君) ほかに質疑はありませんか。11番、伊東尚毅君。 ◆11番(伊東尚毅君) 福島第一原子力発電所の事故のことを言われましたけども、これの原因、それがどういうものであったのか、そしておっしゃっておる伊方原子力発電所の事故を同じような意味合いに捉えておられるのではないかと、そんなに思うわけですが、どういうふうにお考えであるかお聞きしたいと思います。 ◆7番(山崎きよ君) 質問にお答えします。 福島原発の事故の原因ですけど、これはいまだにきちっと究明されていないと考えます。究明もされていないまま再稼働をするということについても、この中でも反対をしています。 ○議長(井上敏雄君) ほかに質疑はありませんか。11番、伊東尚毅君。 ◆11番(伊東尚毅君) 事故原因はわかってないということをおっしゃいますけども、私の知り得る限りでは、電源の喪失であります。ご存じのように、想定外の津波が押し寄せてまいりまして、原子力発電所の電源が喪失されました結果、冷却装置が働くことなくああいう事故になってしまったと私は思っております。 伊方原子力発電所につきましては、そういった高波の津波とか想定もされますけども、これは佐田岬という半島を超えての津波の襲来というのはまずあり得ないというふうに、電源喪失はないというふうに考えておりますし、たとえ万が一あったとしても、何種類かの電源の確保というものはありますので、福島原発と同様に事故が起きるとは私は考えておりませんが、いかがでしょうか、その点お伺いします。 ○議長(井上敏雄君) 7番、山崎きよ君。 ◆7番(山崎きよ君) お答えいたします。 伊方原発につきましては、中央構造線というのがあります。これは伊方の6キロ先を走っていまして、これが南海地震と連動した場合、ものすごい地震に、揺れになるというふうに言われています。なので、津波のおそれはないといいましても、揺れによる影響というのは大きいと考えます。 ○議長(井上敏雄君) ほかに質疑はありませんか。      〔「質疑なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) これで発議第14号の質疑を終わります。 発議第14号の討論を行います。討論はありませんか。      〔「討論なし」「討論あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) まず、原案に反対者の発言を許します。9番、久武啓士君。 ◆9番(久武啓士君) 伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書には反対の立場から討論を行います。 伊方原発1号機から3号機までで約200万キロワットぐらいの発電じゃなかったかと思います。原発停止しまして、今夏停止しとったわけですよね。住民の皆さんの省電力意識も高くなりまして、停電することもなかったわけでございますけれども、それに対して四国電力は、休止中であったたしか阿南の発電所とか、火力発電を再稼働させております。 原発がとまったことによるコストアップ、それで電気代がこの9月から上がったわけですけれども、それが1日3億円程度だそうでございます。これは円安の影響もあろうかと思います。 また、中東地域の政情が安定していません。非常にたくさんの費用を最終的には我々国民が負担していかないかんと。日本全国では3兆円とも4兆円とも言われるお金が費用としてふえてるわけでございます。これは皆さんご存じのことやと思います。 安倍政権では、30年後をめどになくしていくと。いわゆる先ほど発議者も言われましたが、自然エネルギーへの代替えをしてなくしていくと言われました。まさにそうなんです。なくしていかないかんがですけんど、この多額の費用を有する、しかもその30年後に果たして石油燃料、化石燃料ですわね、安定してあるでしょうか。何も保障はないわけでございます。 オール・オア・ナッシング、今すぐやめろ。気持ちはわかりますけれども、現実的ではないと私は思います。 風力、太陽光、そして高知県では水力発電また地熱発電、こういった自然エネルギーへシフトすると同時に、安定的な安価な燃料を模索していく。高知県沖には豊富なメタンハイドレートが埋蔵されてることがわかっております。やっと現実的に使用に向けて今調査が始まったところでございます。 また一方、西南諸島海域には豊富な天然資源。国際問題にもなっておりますけれども、この豊かな我が国の豊富な天然資源を一日も早く実用化に向けて政府には動いてほしい。そのためにも、オール・オア・ナッシングではなしに、フェードアウトしていく、そのことが大事ではないかと思います。よって今回の伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書には反対をいたします。同志の皆さん、どうかご賛同をよろしくお願いをいたします。 ○議長(井上敏雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。2番、森田千鶴子君。 ◆2番(森田千鶴子君) 発議第14号伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書に賛成の立場で討論を行います。 福島原発の事故から2年半以上たちましたが、いまだにまだ事故の原因が津波によるものか、地震によるものか、いろいろ説がありまして、まだ判明をしておりません。 18日の高知新聞紙上にも出ておりましたが、福島第一汚染水また難題。東京電力福島第一原発の汚染水の脅威は、海洋流出による汚染にとどまらない。逆に1号機から4号機周辺の地盤に水がたまり、軟弱化するおそれが指摘されている。これに地震が来れば一気に液状化しかねない。汚染水対策は文字どおり綱渡りの状態だということが高知新聞に載っております。 原発は一度事故を起こすと人間の手には負えないということがよくわかったと思います。そして、放射線物質は環境に溶け込み、生態系に入り込んで環境破壊を起こします。 また、私たち人間も放射線物質による内部被曝の危険にさらされます。私は、これはお金にかえることは絶対できないと思います。 伊方原発は、先ほど提案者の方も言われましたけれども、沖合6キロメートルに中央構造線が走っておりまして、この佐田岬沖の活断層が動く可能性があって、その際にはM8クラスの地震発生があり得ることが指摘をされております。伊方原発は、南海連動などの地震の危険性に直面をいたしております。 さらに、この伊方原発は、3号炉においてプルトニウムを燃料とするプルサーマル発電が行われておりまして、MOX燃料自体の強毒性や制御棒がききにくくなるなどの安全上不利な特性もあります。このほかにも、老朽化に伴う金属疲労、腐食や腐食割れ、中性子照射脆化、加圧衝撃などによる機器の脆弱性など、さまざまな危険性が指摘をされております。 もし伊方原発で事故が起これば、高知県も放射能汚染地域となり、豊かな海の幸、山の幸の恩恵を享受できなくなるのはもちろんのこと、住民の命の危険にまで及ぶことになります。 以上のことにより、伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書に賛成をいたします。ご賛同よろしくお願い申し上げます。 ○議長(井上敏雄君) ほかに討論はありませんか。16番、筒井幹夫君。 ◆16番(筒井幹夫君) 伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書(案)に反対の立場から討論を行いたいと思います。 国民の多くは福島原発の事故以来、原子力発電に対する安全神話、それが崩れたと、このように認識をされる方も多いかとも存じます。 しかしながら、いかなる事態、状況に置かれましても、社会経済活動に支障がないような安全なエネルギー需給対策が喫緊の課題であると考えております。 原子力発電を全て廃止するまでのエネルギーとして、現段階では原子力発電の再稼働やむを得ない状況にあると考える次第でございます。 現に火力発電所の燃料の高騰による電気料金の値上げ、あるいは企業はもちろん、一般家庭にまで負担が課せられることになり、さらには地域経済発展にも大きな影響が出ると懸念をするものでございます。 原子力の安全性に関しましては、安全第一の原則のもとに、独立した規制委員会による専門的判断などを重要視し、安全だと判断をしたとき再稼働するものと認識をしております。 先ほども提案者に質問をいたしましたけれども、ご案内のとおり、日本には五十数基の原発が存在をしております。いの町議会として意見書を提出するのであれば、伊方原発の心配だけによらず、日本全土の原子力に対する再稼働を行わないことを求めるという意見書に提出するべきであろうと思いますし、私はこの地域性のみによってのいの町議会としてのこの再稼働を行わないことを求める意見書に対しては反対をいたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(井上敏雄君) ほかに討論はありませんか。      〔「討論なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) これで発議第14号の討論を終わります。 これから発議第14号を採決します。 お諮りします。本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」「異議あり」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議がありますので、起立によって採決します。 念のため申し上げます。この採決は本案に賛成の方の起立を求め、起立されない方については反対とみなしますので、ご了承願います。 本案に賛成の方は起立願います。      〔賛成者起立〕 ○議長(井上敏雄君) 起立少数です。したがって、発議第14号伊方原発の再稼働を行わないことを求める意見書は否決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(井上敏雄君) 日程第6、各常任委員会、各特別委員会の閉会中審査、事務調査の件並びに議会運営委員会の次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項の件を議題とします。 お諮りします。各常任委員会は閉会中もそれぞれの所管部門の事務調査を、各特別委員会は閉会中もそれぞれの審査、事務調査を、議会運営委員会は閉会中も次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について審査を行うことにしたいと思います。これにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声〕 ○議長(井上敏雄君) 異議なしと認めます。したがって、各常任委員会は閉会中もそれぞれの所管部門についての事務調査を、水資源対策特別委員会高知西バイパス整備促進対策特別委員会仁淀病院運営特別委員会議会広報特別委員会議会改革特別委員会移住推進特別委員会は閉会中もそれぞれの審査、事務調査を、議会運営委員会は閉会中も次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について審査を行うことに決定しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 町長より挨拶を受けます。塩田町長。      〔町長 塩田 始君登壇〕 ◎町長(塩田始君) 平成25年第3回定例会を閉会するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 去る9月9日に開会されました今定例会は、いの町子ども・子育て会議設置条例議案など39議案と諮問1件の重要案件につきまして、開会以来慎重にご審議を賜り、いずれも原案のとおりご決定をいただき、本日閉会となりましたことに、改めまして御礼を申し上げます。 今議会では、一般質問にも15名の議員が登壇し、町長の政治姿勢、財政問題、防災対策、教育行政や地域で抱える諸問題について幅広くご意見を賜りました。 議員の皆様から賜りました町政に対しますご意見、ご提言等につきまして、十分これを尊重し、今後の町政の運営に生かしてまいる所存でございます。 議員の皆様には、町政に対しなお一層のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げ閉会のご挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(井上敏雄君) 平成25年第3回定例会を閉会するに当たり、大変高いところから恐縮ではございますが、一言ご挨拶を申し上げます。 本定例会は9月9日から本日までの12日間にわたり、議案第65号から103号までと諮問第2号の人事案件など熱心に質疑され、いずれも執行部の提案のとおり議案等は全て可決されました。 先ほども町長が申されましたように、一般質問においては15人の議員が登壇し、町長の政治姿勢や教育問題、子育て支援、防災対策など町政全般にわたり大所高所から町勢発展、住民福祉の向上のために熱心に執行部と議論を重ねられました。 執行機関の皆様は、提案をされました議案とともに、一般質問において議論されました提言事項に対しても速やかに執行されますよう求めておきます。 さて、今や地球温暖化の影響で日本列島は異常気象が連続し、記録的な猛暑日や豪雨災害が頻繁に起きています。そして、先日の16日、日本列島を直撃した台風18号の影響による猛烈な豪雨で気象庁は福井、京都、滋賀の3県に命にかかわる非常事態が迫っていることを示す、大雨特別警報をはじめて発表しています。特別警報が発表されますと各市町村は住民に対し最大級の警戒をしてくださいと周知することが義務化をされております。 だが、京都府の1市、滋賀県の2町が、住民の混乱を招くなどの理由で周知を見送ったため、気象業務法違反の可能性を指摘をされております。 今回の台風18号での豪雨災害でも、死亡者、行方不明者が出ております。犠牲者を出さないために、行政として速やかに避難勧告、避難指示や特別警報を発令することが大切であると思います。 ただ、これらの意味合いを住民が理解していなければどうしようもありません。まず十分に住民に理解させることが大切と考えます。 かつて旧伊野町では、11月13日に集中豪雨があり、枝川地区など多くの家屋が浸水被害を受けた記憶がよみがえってまいります。まだまだこれからも台風襲来、豪雨災害も予想されます。南海地震、東南海地震の確率も高まってきております。 今議会での防災に関する一般質問で町長は、まずは来るべき災害から自分の命は自分で守ることを心がけていただきたい。災害時住民被害があった場合は、すぐに公的機関が駆けつけれない場合がありますので、まず近隣住民、自主防災組織での救助をお願いしたいとの答弁もされまして、全く私もそのとおりだと思います。 しかし、平成23年3月の東日本大震災で幼稚園の送迎バスが津波にのまれ、死亡した園児4人の遺族が損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は園側に約1億7,700万円の賠償を命じております。このことは、幼保、小学校などの施設管理者などに安全配慮義務の徹底を促す重い警告を発せられました。このことからも、いの町としても今後起こり得る災害を通し、行政としての災害対策、自主防災組織との連携した避難訓練、災害から自分の命は自分で守らなければならないとした意識改革の啓発で自己判断能力の向上を図ることが行政としての役割でありましょう。決して安全配慮義務違反に問われることのないよう、町執行機関に対応を協議しておくことも必要であろうと思います。 さて、これから11月ごろまでは気候もよく、一年中で一番過ごしやすいときを迎え、スポーツに行楽に農作物の収穫にと最適の日々を過ごせるのではないかと思います。 行楽では早くも今月29日には波川の河原で仁淀川神楽と鮎と酒に酔う2013の祭りが、11月10日には吾北の程野で第24回ほのほの王国もみじまつりが開催されます。また、各地では本川神楽、八代農村歌舞伎など、秋の神祭行事も行われます。議員各位の皆さん、職員の皆さん、ぜひお出かけになって地域の祭りを盛り上げてやっていただきたいと思います。 本川地区では7月の氷室まつり、8月には吉野川源流本川まつりが開催をされました。吾北地区の津賀谷でも8月末に棚田の火祭りが開催をされました。高齢化が一段と進む山里で、人と人とのきずなを深め、地域を盛り上げるために、関係者の皆様は大変なご苦労をされております。特に棚田の火祭りは、1,000本の松明を準備するには1カ月も要したとのことでございます。1,000本のともしびが棚田を照らし、幻想的な風景を生み出し、来訪者からすばらしいと感嘆の声が上がりました。 だが、雨模様のために来訪者が少なく、関係者に大変気の毒な思いをしました。棚田に明かりがともり、関係者には失望の暗いともしびになったのではないかと思います。来年からは議員各位、職員、多くの人たちが参加をし、希望の明かりをともせるようによろしくお願いを申し上げたいと思います。 結びに当たり、議員各位、執行部、職員の皆さん、まだまだこれからも予期せぬ災害に見舞われることがあるかもわかりません。我が身や家族の安全はもとより、各地域の人々の安全にも十分配慮されますようお願いを申し上げます。 これからは日を追うごとに肌寒くなり、風邪を引きやすい季節ともなります。健康には十分留意されまして、地域の、そしていの町全体のリーダーとしてそれぞれの立場で活躍されますようご祈念を申し上げまして閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 会議を閉じます。 平成25年第3回いの町議会定例会を閉会します。 ご苦労さまでございました。      閉会 14時49分 上記会議の顛末を記載してその相違ないことを証するためにここに署名する。        議  長        署名議員        署名議員...