伊野町議会 平成15年第2回( 6月)定例会 平成15年第2回伊野町
定例会会議録招集年月日 平成15年6月30日(月曜日)場 所 伊 野 町 議 事
堂出席議員議席番号氏 名議席番号氏 名1番井 上 敏 雄11番森 幹 夫2番浜 田 重 三 郎12番浜 田 孝 介3番勝 賀 瀬 英 章13番別 役 博 明4番土 居 豊 榮14番北 岡 義 彦5番森 田 千 鶴 子15番松 木 健 二6番森 木 昭 雄16番西 内 淳 補7番久 武 啓 士17番永 野 和 雄8番大 原 孝 弘18番吉 良 正 雄9番津 野 成 助19番池 沢 紀 子10番山 岡 勉20番畑 山 博
行欠席議員議席番号氏 名議席番号氏 名
事務局職員出席者事務局長藤 岡 孝 雄書記山 中 貴 恵説明のため出席した者町長塩 田 始助役上 田 周 五出納室長上 田 敬 介教育長濱 田
啓総務課長岡 林 正
憲税務課長尾 崎 都
男建設課長井 上 正
男町民課長堀 地 省 三
技術監理課長濵 田 孝
男偕楽荘所長尾 崎 和
敏環境上下水道課長伊 藤 孝 造公民館長大 塚 豊
久産業経済課長山 崎 豊 久 ほけん福祉課長吉 良 正 道 平成15年第2回
定例会議事日程(第3号) 平成15年6月30日(月曜日)午前10時開議 第1 一般質問 6番 森 木 昭 雄 16番 西 内 淳 補 5番 森 田 千 鶴 子 8番 大 原 孝 弘 10番 山 岡 勉 9番 津 野 成 助 開議 10時0分
○議長(畑山博行君) おはようございます。 これから本日の会議を開きます。 これより日程に入ります。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(畑山博行君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。6番、森木昭雄君。6番。 〔6番 森木昭雄君登壇〕
◆6番(森木昭雄君) おはようございます。 早速、通告に従いまして質問をさせていただきます。 新
宇治川放水路につきまして執行部のご所見を伺うわけでございますが、初めに崩落、つまり土砂崩れやがけ崩れの対策についてお伺いをいたしたいと思います。
放水トンネル建設途上において、平成14年11月2日突発湧水が発生をし、トンネルの掘削工事は停止となり、3月7日、約4カ月ぶりに再開されました。 第1
トンネル工事の掘削は割岩工法で、1日50センチメートルの進捗しかなく、4月8日より是友・池ノ内・
音竹地区住民のご了解のもと、発破工法で速度を速めて施工しているとのことであります。発破工法の技術は進歩したでありましょうけれども、しかし地質は完全に掌握されているとは思われません。少なからず山に亀裂が走ることになります。第2
トンネル工事の
出口部工事進入路整備過程では重機が沈没しかけたことも伺っております。そして、この出口部には
主要県道高知南環状線があります。この環状線と井流地区には一般住宅7世帯が点在をしております。この住宅の裏山から
環状線八田堰上流約50メートルから150メートルの間に、集中豪雨の際土石流が何度か県道に赤土が流れ、赤土で染まったことがございます。過去の
トンネル工事では、仁淀川右岸に位置する日下川放水路の一部山地部で山の陥没が発生したこともお聞きをしております。第2
トンネル工事区間には、音竹及び八田地区の一般住宅や伊野南小・中学校があります。来ると予測されている南海地震や集中豪雨に対する安全、安心のための不確定要素がまだあります。崩落、土砂崩れ、がけ崩れに対して執行部の対応を伺うものであります。 次に、地下水脈への漏水対策についてお伺いいたします。
吐口部導水路工事で発生する濁水が砂れき層に浸透し、地下水汚濁を引き起こしてはならない。第2
工事トンネルから発生する汚濁を含め、汚水処理の対策をお伺いをいたします。 次に、学校自然園への井戸水の対応についてお伺いをいたします。 初めに、
伊野南小学校ビオトープ作業を少しご紹介をさせていただきたいと思います。学校の周りにも自然はたくさんありますが、意外と子どもたちはその自然に気づかずに過ごしているように思います。このような環境学習を通して自然を見る目を育てていけたら、地域の自然にも気づき、かかわっていけるのではないかと考えています。計画では、3年生の総合的な学習を出発点に、学校、地域全体で手づくりでつくることを目指していきます。10月から始めた
ビオトープづくりの作業は始まりました。本当につくることができるんだろうか。でも、石拾いをする子どもたちは元気いっぱい。日当たりの悪かった場所も保護者の皆さんと教職員で竹を切り、すっきりしました。それにしてもすごい竹の量でありました。溝と池の外観ができ上がった後、4、5、6年生が踏み固めました。ここまでご協力をいただいた保護者の皆さん、役場はじめ関係各者の皆様ありがとうございました。今後の作業にもご協力をお願いします。 昨年の9月5日に101名の3年生が石拾いをしまして、10月26日、保護者と教職員で竹、木を切り出しました。11月8日には森林組合さんから間伐材をいただいて、保護者を含め子どもたちと一緒に
ベンチづくりをいたしました。11月1日には伊野土木さんのご協力をいただきまして、溝を掘っていただきました。11月28日現在、立派なものができつつあります。1月8日には、教職員作業として防水シートを溝に張りました。1月24日には3年生が石とごみを拾い、いよいよ土を入れる準備をし、土を運び入れました。このような
製作過程作業を通じまして、児童たちは生涯忘れることがない良い思い出になろうかと思います。
学校自然園づくりは建設途上にございますが、既に奥田川付近に生息し、絶滅が危惧されております水生生物である
オグラコウホネ、ナガイミクリがこのビオトープに移動され、今は
オグラコウホネが可憐な黄色い花をつけております。 もちろんビオトープは水が命であります。井戸の設置については、水量調査、施工工事、ポンプ設置の結果、深さ6メートルの井戸水が活用されております。ポンプ台は卒業記念として学校に寄贈された心こもる贈り物であります。放水路建設に伴い井戸水の枯渇が予測されるが、執行部のご対応についてお伺いをいたしたいと思います。 次に、
構造改革特区についてお伺いをいたします。 ご承知のとおり、この
構造改革特別区域法は平成14年12月18日に公布されました。基本理念は、規制は全国で一律でなければならないという考え方から、地域の特性に応じた規制を認めるという考え方に転換されるというものであります。 私は、町内の過疎地を訪問した際に、高齢者より、私らの収入は年金だけぞね、病院へ行くには往復5,000円から6,000円ほどかかる、大変ですと聞かされたのは1人や2人ではありません。 平成16年10月、伊野町、吾北村、本川村の1町2村の合併作業は、現在粛々と進行しております。合併後には過疎・過密に拍車がかかり、山地部の過疎化が一層進むことが予測されます。過疎化が進めば、バス、タクシーなどの交通弱者の移動手段の縮小が懸念をされます。したがって、町の
登録ボランティアと自家用車などを活用し、路線バスへのアクセス、病院・診療所通所や買物などのための
移動サービスの充実と住民へのサービスの向上を図るとともに、リストラなど職を失った若い方たちへの救済のために役に立つと思います。
交通機関空白の過疎地における
ボランティア輸送の有償化に向けて規制の特例措置の実施を求めるが、執行部のご所見をお伺いをいたしたいと思います。 次に、教員のゆとり観について、ゆとり回復の対策をお伺いをいたします。 私の情報量が足りないかもしれませんが、町外の学校の保護者の方々に、先生と児童たちと一緒に遊んでいる姿を見かけますかという質問をしますと、見かけないという返事が返ってまいりました。町内小・中学校含めて、昼休みなど児童・生徒と先生が軽いスポーツで汗をかく、生徒の生活相談に応じる、ともに遊ぶという
スキンシップは、相互の信頼の度が深まれば教育力の向上に役立つことの一つだと思います。学校によると、教室での昼食に教員の食事は15分ぐらいで終わり、児童・生徒たちの食事を見守りながら日記帳やテスト結果に目を通したり、次の時間への
グループ学習の打ち合わせであったりとゆとりがない。教室に行った先生は職員室に帰ることはない場合が多い。それでいて夜遅くまで残っている、仕事をしている様子があるわけであります。 教員に対して文部科学省、県教委、民間などのアンケートが多く、似通ったアンケートがあるということであります。また、さまざまな研修への計画書、報告書、実績等々、アンケートなどを系統的にかつ簡素化することによって児童・生徒たちとの
スキンシップが一層図られれば、教育力向上が助長されると確信をするものであります。教育長のゆとり回復への対策をお伺いをするものであります。 以上、第1回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁、
技術監理課長。 〔
技術監理課長 濵田孝男君登壇〕
◎
技術監理課長(濵田孝男君) おはようございます。 新
宇治川放水路につきまして3点ほどご質問がございました。 まず、崩壊への対策につきましては、周辺への影響を最小限に抑えるため、発破掘削は極力避け、機械掘削により施工することにによりまして地盤の緩みを最小限に抑えるよう努めてまいります。また、非常に硬い岩盤などの原因から機械掘削が困難となり、やむを得ず発破掘削で施工する場合におきましても、周辺への影響を考慮し、極力少ない量の火薬で施工するようにいたします。 なお、工事中は、ご心配の箇所や崩落等の危険が考えられます箇所などにつきましては十分監視を行い、工事を進めてまいりますが、もし崩落等が発生した場合は誠意を持って対応していくと伺っております。 次に、地下水脈への
漏水防止対策についてのご質問がございました。 新
宇治川放水路は、トンネル全区間で、周囲には通常の
道路トンネルでは厚さ0.8ミリのところを2ミリの防水シートで覆い、その内側に厚さ46センチの覆
工コンクリートで固めるなどして、
トンネル内部への地下水の流入を防ぐとともに、
トンネル外部への漏水防止を行っております。 なお、トンネルには地下水圧が作用するため、理論的には
トンネル内部の水が外部に漏水することは考えられません。 また、
吐口導水路サイフォン部分につきましては、常に水が溜まった状態となることから、全面に止水板を設置するなどにより特に止水性を高め、漏水防止に努めてまいります。 また、
トンネル工事中に発生する濁水につきましては、
濁水処理設備にて清水にした後に宇治川及び奥田川に放流するようにしています。 導水路工事にて排水する水につきましては、一度沈砂池にて泥を沈めてから、上澄みのきれいになった水を河川へ放流すると聞いております。 次に、
伊野南小学校の自然園への井戸水の対応についてのご質問がございました。 現在使用されています井戸が1カ所あり、それについては、既に国土交通省の方より学校との話し合いにより仮配管を施工しており、もし井戸水が涸れるようなことがあれば、そちらを使用していただくよう学校にお伝えをしているところでございます。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) 総務課長。 〔総務課長 岡林正憲君登壇〕
◎総務課長(岡林正憲君) 6番森木議員の
構造改革特区についてのご質問にお答えをいたします。
構造改革特区につきましては、
地方公共団体や民間事業者などの自発的な立案により、地域の特性に応じた規制の特例を導入する特定の区域を設け、当該地域での構造改革を進めることを目的に設けられたものでございます。活用できる規制の特例の中に、
交通機関空白の過疎地における
ボランティア輸送の有償化も含まれており、今後の山間部の高齢者等の輸送を考えた場合、有効な方法の一つであると認識をしていますが、合併後の地域地域の公平性も含めまして検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 教育長。 〔教育長 濱田 啓君登壇〕
◎教育長(濱田啓君) 6番森木議員の教員のゆとり観について、回復への対策のご質問にお答えいたします。 私なりに学校教職員が多忙感を覚える背景を考えてみますと、さまざまな要因が浮かんでまいります。以前と比べ子どもの様子が変化し、生徒指導に追われることが多くなり、余分な時間が割合されるように思われる点がまず1点でございます。2点目に、提出物、
事務処理的用務の期限等に追われることが日々多いということ。3点目といたしまして、週休2日制となり、教職員は週5日の出勤となり、従前の土曜日の午後の束縛されない職員同士の自由な話し合いの時間が少なくなった。ひいて言えば、ストレスの一部解消の場が少なくなってきたということだろうと思っております。そして、4点目といたしまして、週休、祭日等の増加にもかかわらず、比較的従来の行事の精選ができてないことも考えられます。また、出席すべき日数が完全週休2日制により現在201日ぐらいでございますけれども、日々が凝縮されているような気がするし、学力向上に対する焦燥感が常にございます。 こういった物理的、心理的要因が多忙感を、ゆとりがないということを生み出している背景ではなかろうかと、私なりに考えております。 教師自身が主体性を持ち、自分から積極的に取組んでいるときは、特に多忙感は私ないと思っております。多忙とゆとりとは一人ひとりの教師観、使命感から来るものであり、仕事に主体性がないとき多忙感を覚えるようにも思えます。多忙感と充実感は表裏一体であり、たとえ忙しくとも子どもさんにより高い成果があれば、教職員としては満足であり、とてもこれはうれしく、生きがいのあるものでございます。 教職員の組織の中で士気、充実感は生まれるものであり、常に開かれた職場づくりに配慮することが是非とも必要でなかろうかと考えております。教育委員会といたしましても、学校の課題解決や教職員の健康管理、校務内容の点検などについて物的、人的支援はもとより、やはり地域の方々にも学校の多忙感、ゆとり観というものを働きかけていって、行事等の精選も含めまして見直すところは見直していこうと、そういった働きかけを検討もしております。 いずれにいたしましても、教職員の本来の使命は、子どもの生きる力を醸成するが使命でございます。そういった中でゆとり観、多忙感も考えながら、教育委員会としてできるだけの配慮はしていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 2回目の発言を許します。6番。 〔6番 森木昭雄君登壇〕
◆6番(森木昭雄君) 2回目の質問をさせていただきます。 土砂崩れ、がけ崩れについてお尋ねをいたしたいと思います。 昭和50年8月、台風5号、6号が本県を襲いまして、伊野町でも河川のはんらん、土石流、山崩れが発生し、23名の殉難者が出るなど未曾有の災害が発生をいたしました。今年はそれから28年目を迎えようとしています。 この昭和50年8月、
放水路トンネルの南側斜面、八田地区、長畝地区の一般住宅にも土石流が発生をし、裏山の畑地が崩れ、一般住宅のつぼにひざぐらいまでの赤土が流れ込み、家族総出で土石を片づけ、洗い流したとのことであります。その後役場に連絡をし、駆けつけてくれた職員に実態を説明をいたしましたが、職員には掃除した後の状態を見られて、これは災害の対象にはならない旨告げられたそうでございます。 一般住宅の裏山の土砂崩れの現場には、石積み、ブロック積みではなく
発泡スチロールのトロ箱、中には缶ビールに水を入れて重さを保っている状態のものが約20メートルの間、おおむね7段重ねの
発泡スチロールの土どめが2段に設置をされています。この一般住宅では、昭和50年からこのような土どめがつくられた結果、豪雨のたびの不安を28年間ずっと引きずっているわけであります。執行部はこの実態を把握されておりますか。把握されておりますならば、どう対処されるかご所見をお伺いをいたしたいと思います。 先日、6月27日、高知新聞の朝刊に、県大手3社が粗雑工事、葉山村のトンネルコンクリ厚み欠く、指名回避にという活字が踊りました。少し、皆さん読まれておられるかと思いますが、私もここであえて少し読み上げてみたいと思います。 高岡郡葉山村に完成した県発注工事のトンネルが、内面を覆うコンクリートの厚さが随所で規定より薄い粗雑工事だったことがわかり、県は26日、受注した共同企業体の構成3社を、当面の措置として同日から指名回避にした。3社は、いずれも県内の業界大手。県は手抜きの有無などを調査中で、結果次第では指名停止に切り替える方針だが、トンネル全体の詳細な調査と補修工事が避けられず、早期開通を願う地元も困惑している。指名回避とされたのは、いずれも高知市の大旺建設、四国開発、関西土木。3社は共同企業体を組み、12年10月に県の
ふるさと林業緊急整備事業の葉山村
床鍋倉川トンネル工事、延長1,080メートルを請負契約。トンネルは今年3月中旬に完工している。県によると、5月中旬の豪雨の直後に見回った県職員がトンネルにひび割れができているのを発見。その後、水漏れやひび割れの拡大が見られたため、県が独自に数十カ所で
ボーリング調査をした結果、30センチ以上と規定されている厚さがところどころで足りず、ひどいケースでは9センチしかないことが判明をした。県は、
共同企業体側から事故調査を踏まえたてんまつ書を提出させたが、第三者的な
専門技術調査が必要と考え、近く詳細な調査を委託して補修工法などを検討。結果を踏まえ補修工事を共同企業体に実施させる。同トンネルは、葉山村中心部と交通事情の悪い床鍋地区とを結ぶ
バイパス路線の
主要整備区間。今回の影響で、9月下旬に予定されていた路線開通の遅れは必至となり、同地区からは、秋には交流施設で
記念コンサートなどを企画していたのに残念との声が出ている。一方、共同企業体の井添健介大
旺建設高知本店長は、まことに申しわけない、県が原因調査中のためコメントを差し控えたいとしているという文面が載ったわけであります。 先日、私は日本の土木技術は世界の高水準にあると聞いたことがあります。人や車が通る
トンネル工事でこの始末。この記事を読む限り、利潤は手抜き工事にありと疑われても仕方がありません。
県内業界大手の大旺建設は、第2
トンネル工事の飛島建設とJVを組んでいます。濁水のみが流れるトンネルだからといっても、粗雑工事が行われてはいけません。厳しい姿勢で臨むべきであります。
宇治川監督官詰所にいる監督官の任務とは何か、
放水トンネル建設途上に定期検査はあるのか、執行部のご所見をお伺いをいたします。 次に、
吐口部導水路工事に伴いまして、地下水の低下による井戸水の枯渇が発生した場合、現在仮配管をお断わりしているもったいないという方々もおりますし、個々につけておられる方もおりますけれども、これ何世帯あるのか。この世帯の総数に対して、もし涸れた場合に、仮配管を設置して水が使えるようにするまでにはどれくらいの時間が実際必要とするのか、その辺をお伺いをいたしたいと思います。 それから次に、放水路建設に伴いまして、
八田地区山地部や
果樹園芸用ハウスの利用のために、深さ38メートルから40メートルの4本の深井戸が設置されました。私は、
厚生労働省本省に出向いて、井戸水やマンガンについて尋ねたことがあります。このとき事務官は、おおむね日本列島はどこを掘っても地下系にはマンガンがあり、深井戸からマンガンが出ることがありますと説明されました。私は、決して井戸水からマンガンが出ることを望んでいるわけではありません。
音竹地水源地からマンガンが実際出ているわけであります。そしてろ過装置がつけられています。仁淀川下流の左岸には、この春野町森山水源地からもマンガンが出て、同じようにろ過装置がつけられている実態があります。もし、この八田地区に設置された深井戸から将来マンガンが出たならばどう対処されるのか、お伺いをいたします。 以上で私の2回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君)
技術監理課長。 〔
技術監理課長 濵田孝男君登壇〕
◎
技術監理課長(濵田孝男君) 6番森木議員の第2回目のご質問にお答えをいたします。 まず、土砂崩れでございます。 長畝地区の50年の災害時に復旧を行わなかったということでございますが、私も新
宇治川放水路の現地調査のときにこの部分を見ました。現時点では、やはり災害、また隣地の崩壊等の採択には合わないものでございます。1回目のご質問にもお答えしましたように、今後も注意をして工事の進捗状況等見まして、国土交通省と一緒に注意をして見守っていきたいと考えております。 続きまして、粗雑工事でございます。 特にこの、まだ原因ははっきりしたことわかりませんが、そういうことで粗雑工事が行われたということでございますが、これはあくまでも工事の過程で監督官が行います工程ごとの検査等によりまして、
十分管理監督をしていって良い工事を行わなければならないと考えておりますので、国土交通省にも再度要望していきたいと考えております。 続きまして、地下水の利用等でございますが、現在八田地区には98戸の方々が地下水を利用されております。それで、現在希望されて工事を行っている方が57軒、また、もし影響があってから工事を行っていただきたいという方が8軒ございます。それで、今現在うちは必要ないという方が21軒ございます。それで、仮配管が終わった場合の方につきましては、1時間か2時間の間に仮配管とポンプとをつなぐわけですが、この21軒の方は工事を全然行ってないと、また要望もないというお断りをされている方につきましては、調査、また工事には3カ月から4カ月かかるんじゃないかと考えております。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君)
環境上下水道課長。 〔
環境上下水道課長 伊藤孝造君登壇〕
◎
環境上下水道課長(伊藤孝造君) 森木議員のご質問にお答えいたします。 マンガンが出た場合の農業等への影響ということでございますけれども、水質基準では、マンガンは性状に関する項目の回答としてマンガンが載っておりまして、マンガンが有害であれば健康に関する項目の規制値になると思いますけれども、マンガンは塩素と反応して色がつくということで、水道水の性状に関するという項目の欄になってますので、通常マンガンが出ましても、農業とか、そういう一般のビオトープで使うこと等には影響がないものと思っております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 3回目の発言を許します。6番。 〔6番 森木昭雄君登壇〕
◆6番(森木昭雄君) 執行部に吐口部の導水路工事でお尋ねをいたします。 吐口部の導水路工事では、
大変地下水脈にかかわっているわけであります。工事の公開といいますか工事現場の公開といいますか、見学場所の設置を考えるべきだと思いますが、これについてご所見をお願いをいたします。 以上で私の全部の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。
技術監理課長。 〔
技術監理課長 濵田孝男君登壇〕
◎
技術監理課長(濵田孝男君) 6番森木議員の第3回目のご質問にお答えをいたします。 まだ具体的に設置場所等は決まっておりませんが、現在呑口では随時受け付けておりますので、吐口の方も同じように、視察等については随時受け付けるものと考えております。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) これで、6番森木昭雄君の一般質問を終わります。 続きまして、16番、西内淳補君の一般質問の発言を許します。16番。 〔16番 西内淳補君登壇〕
◆16番(西内淳補君) おはようございます。 通告に従いまして一般質問を行います。 まず第1点目に、ごみ処理の現状と今後の対策についてお伺いをいたします。 このごみ処理問題につきましては、私は何回か繰り返し質問をしてまいりました。ごみ処理の件は、直接町民の生活にかかわる行政の重要な課題であると私は考えております。また、町住民一人ひとりの責任であるとも強く思っておるところであります。 1976年、日高村と仁淀川中央清掃事務組合を設立しまして、柱谷地区に焼却炉を建設、そして灰の処分は同じ日高村の戸梶地区にいわゆる埋立処分をしてきたわけであります。平成10年までおよそ23年間、この埋め立てを行ってきたわけであります。しかし、戸梶が満杯となりまして、焼却場に隣接する場所に、いわゆる緊急的に仮置き場を設置して、現在もそこに滞留をしておるわけであります。13年4月から高知中央西部焼却組合工場に可燃ごみの焼却を移管しまして、現在もそこから灰を持ち帰って滞留をしておるというのが現状であります。しかし、昨年14年度、この仮置き場が満杯となりまして、緊急措置として民間業者に委託をし、三重県の上野市にある三重中央開発株式会社に搬出しまして、ここで処理をしておるわけであります。 そこで、お伺いしたいんですが、本年度予想されるいわゆる可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみの発生量は一体幾らぐらいになるのか、まずお伺いをいたします。 そして、昨年14年度、中央西部焼却工場におきまして焼却した焼却灰の持ち帰った量は一体どれくらいになっておるのか、お聞きをしたいと思います。 それともう一つは、この柱谷地区で今あります焼却炉の解体、この予定はあるのかどうか。また、予想されるその経費についてどのようになっておるのか、お伺いをいたします。 3月議会でも質問をいたしましたけれども、焼却灰の最終処分場の調査等の進行状況についてもお伺いをいたします。 次に、伊野町の野球場の維持管理についてお伺いをいたします。 6月8日から近隣市町村の少年野球チーム28チームが参加をしまして、伊野町少年野球交流大会が開催されました。そして、6月22日、時折降る雨の中、準決勝、決勝が行われまして、佐川町の佐川ガッツチームが優勝したのであります。 私も伊野町の責任者の一人としてこの大会にかかわってきました。そして、多くの監督さんといろいろ話をする中で、伊野町のこの野球場は非常にすばらしい、排水もよく、大変子どもたちが気持ちよく思い切ったプレーができたと、そういう評価を受けました。また、雨季の時期でありましたから、その球場施設等の、非常に心配されましたけれども、国体開催を目指して3億4,000万円を投じ全面改修をされた球場は、先ほど言ったように本当に排水がよく、気持ちよいやっぱりプレーができたということであります。 そこでお伺いしたいんですが、少し危惧するところは、この球場が非常に雑草が多く、また芝もところどころ少し茶褐色に変色しております。今後、この球場をどのように維持管理されていくのか、ひとつお伺いをしたいと思います。 また、すぐ上にある補助球場につきましては、全般的な球場の排水はよくなっておりますけれども、特に重要なホームベースの近辺の水たまりは、非常にこれは大変問題があります。そんなに経費もかからない方法でこの改善ができると思いますけれども、その対策についてお聞きをいたします。 次に、文化の里和紙発祥の地成山についてということで、私は12年第1回定例会におきまして、七色の里成山、横藪にまつわる土佐和紙の史跡の調査、保護の必要性についてお伺いをいたしました。その後、この史跡の調査経緯はどのようになっておるのか、お伺いをいたします。 また、西にはうばが森という山がありまして、そこには養甫尼さんが我が子と家来や、そして主人の霊を供養するために寺床、いわゆる仁淀川の小石による供養塚が発見されております。ここを私は発掘調査し文化財に指定してはということで質問しましたところ、文化財審議会で再審議するという教育長からの答弁をいただいておりますが、その後どのようになっておりますでしょうか。お伺いをいたします。 そして、仏ヶ峠へのアクセス道路の問題について質問をいたしました。私は、20人乗りのマイクロバスが上がれるぐらいの道路という考えであります。答弁の中で当時の課長は、森林保全緊急特別事業という森林の作業道が新設できる事業がある、今後地区の方にもこの事業を説明して、用地等提供が承諾されればアクセス道として活用が可能であると思う、土佐和紙発祥の地七色の里及び成山和紙の里公園の地域資源を活用した交流の場の開発について、伊野町商工業振興推進協議会に諮りたいと思っていますとの答弁でありましたが、その後の経緯、どのようになっておるのか、具体的に答弁をお願いをします。 最後、4点目に、予想される南海地震対策についてお伺いをいたします。 政府の中央防災会議専門調査会は、今世紀前半に発生のおそれがあるとされる東南海・南海地震の被害想定によりますと、両地震が同時に発生しました場合には、東海から本県を中心とした四国の大平洋岸の広い範囲で震度6以上の強い揺れが発生し、死者最大で7,400人、建物の被害7万8,000戸が全壊、本県の海岸部で津波の最大は10メートル以上に達すると想定されております。また、津波は仁淀川を逆流し、八田堰にまで達するものとも言われております。 地震災害が発生した場合には、この役場庁舎がその対策本部となるわけであります。日中は多くの職員が勤務し、町民も多数訪れる場所であります。消防施設や避難場所となる公共施設等が強度不足で、いざというとき利用できないようでは住民の安全を守ることはできません。特に、庁舎は耐震基準適合調査はできているのでしょうか。公共施設のまた調査もどのように行われているのかお伺いをいたします。 私は、厳しい財政状況であっても庁舎の補強工事は早急にやる必要があると思うのでありますけれども、町長の所信をお伺いいたします。 次に、地域防災組織の件でありますけれども、八田地区では4月地域防災組織が発足し、町の補助金で発電機や、あるいは投光器、ヘルメット、レスキューセット、そしてライト、その他もろもろの防災用具を購入し、現在地域防災組織の向上に取組んでいるところでありますけれども、町内各地区の地域防災組織の確立の状況はどのようになっておりますでしょうか。お伺いをいたしまして、第1回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 西内議員のご質問にお答えをいたします。 予想される南海地震対策について、大きく3点お尋ねがあったと思います。 まず、町施設の耐震基準適合調査状況についてでございますが、昭和57年以前の建物が調査対象になっており、現在までに役場庁舎のみ調査が完了しており、本年度からは伊野小学校を皮切りに、17年度までに学校施設の調査を完了させ、その他の施設につきましても順次耐震調査を実施してまいりたいと考えております。 次に、役場は地震その他の災害発生時には指令本部となるが、対策はできているのかお尋ねがございました。 役場庁舎は災害対策本部となるため、平成13年度に耐震診断を実施しておりまして、震度5強までの地震に耐えられるとの診断結果が出ているところでございます。それ以上の地震に耐えられるためには補強工事が必要となりますが、新庁舎の建設を控えているため、現在のところ補強工事は見合わせている状況でございます。その主な理由といたしましては、南海地震のサイクルを見てみますと、100年から150年周期で発生しているところでございます。現在、1946年の昭和の大地震から57年経過しておりますが、地震が早く来るならば、そのエネルギーの蓄積は少ないと言われており、私専門家ではございませんので断言はできませんが、今後5年間以内に南海地震が起きたとしても、マグニチュード8.4クラス、震度6強以下の地震ではないかと想定しておるところでございます。 しかし、万一庁舎が崩壊した場合の危機管理といたしましては、平成10年に完成しました新建築基準のすこやかセンター伊野を災害対策本部とし、通信手段は無線移動局及び災害時通信を優先さしていただいております電話等を設置し、被災地並びに県や消防、自衛隊等との連携をし、防災活動に努めてまいる考えでございます。 次に、自主防災組織の組織化についてのお尋ねがございました。 自主防災組織は、自分たちの安全は自分たちで守ることを理念に、災害発生時の被害の防止、軽減に努めるため、日ごろより防災訓練等を実施していただいており、現在町内に8つの自主防災組織、枝川、神谷、成山、小野、勝賀瀬、八田、天王、中追西が組織されております。 自主防災組織は、行政が手の届かない時点での地域防災力として大変重要であり、また有効であると考えておりまして、町内全域へ自主防災組織の設立をお願いし、町として、県の行っております地域で支え合う自主防災組織とあわせまして支援をしてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) 教育長。 〔教育長 濱田 啓君登壇〕
◎教育長(濱田啓君) 16番西内議員のご質問にお答えいたします。 伊野町文化の里土佐和紙発祥の地成山についてのご質問でございます。 まず1点目の、多くの史跡の保護と調査の必要性はというご質問にお答えいたします。 ご存じのように、土佐和紙の発祥地であると伝えられております成山には、仏ヶ峠の新之丞の碑やうば屋敷跡、土居屋敷跡、安芸三郎左衛門の墓地など、多くの史跡がございます。また、地蔵堂の鰐口や御用紙すき用具類、また安芸三郎左衛門さんの墓地など、町の文化財に指定されているものも多々ございます。未指定の史跡も残っておりまして、文化財保護審議会の委員の皆様のご協力を得ながら保護に努めるとともに、調査を進めていきたいと考えております。 文化遺産の掘り起こしと保護活用は、地域の活性化とともに、未来を担う子どもさんに伝統文化の保存の継承を引き継ぐ大人の使命だと考えております。今後も活用方法については検討してまいります。 2点目の養甫尼さんの供養塚文化財指定はのご質問でございます。 養甫尼さんの供養塚ではないかと伝えられているうばが森の寺床跡や仁淀川の小石が発見されている場所につきましては、これまでも伊野町の文化財保護審議会の委員の方、学校の先生など多くの方が調査されております。最近も地元の方に案内をしていただいて、文化財保護審議会会長と委員会で調査を行い、小石のある場所を確認に行ってまいりました。 文化財指定につきましては、文化財保護審議会といたしましては、恐らくそうであろうと思われるが、なお県の文化財保護審議会や専門的知識を有する方の調査、鑑定を経た後に確証と文化財としての保護価値が認められれば、伊野町文化財保護審議会の審議を受けて決定したいと考えております。現在、県の専門家の方に調査を依頼し、日程を調整中でございます。 なお、総合運動場のご質問に対しましては公民館長の方から答弁させていただきます。 以上です。
○議長(畑山博行君) 産経課長。 〔産業経済課長 山崎豊久君登壇〕
◎産業経済課長(山崎豊久君) 16番西内議員のご質問にお答えします。 仏ヶ峠のアクセス道路の整備についてお尋ねがございました。 成山地区は、仏ヶ峠に成山和紙の里公園、土佐七色の里が整備され、地域住民の方々が中心となり、毎年この施設を利用したイベントを開催し、中山間地域の活性化に努めております。 今後の展開としては、七色の里を成山地区の交流活動の拠点施設として位置づけ、町内だけではなく県内外の方に田舎を満喫していただき、一時的な利用場所でなく、滞在・宿泊型の施設として利用していただけるよう広報活動に努めていきたいと考えています。 施設の整備につきましては、利用者の感想や地域の方々の要望をお聞きしながら、田舎暮らし体験機能向上事業など県の補助事業を要望し、整備を図ってまいりたいと考えています。 また、施設へのアクセス道路につきましては、本年度北成山地区から作業道開設の要望を受けており、現在県へ補助要望を行い、事業実施に向けて作業を行っています。この作業道開設事業は間伐を効率的に行うための事業でありますが、地域の方々で作業道を維持管理していくことにより、アクセス道路としての活用も可能であると考えています。 また、点在する史跡などを線で結ぶ、いわゆるハイキングコースを整備することは、平成12年第1回定例議会のお話もございましたが、私も大変よい議員のご提案であると考えていますので、今後土地の無償提供や緊急性などにつきまして地元の方々と協議し、取組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君)
環境上下水道課長。 〔
環境上下水道課長 伊藤孝造君登壇〕
◎
環境上下水道課長(伊藤孝造君) 16番西内議員のご質問にお答えいたします。 ごみ処理の現状と今後の対策についてご質問がありました。 まず、本年度予想されている可燃ごみ量と不燃ごみ量についてでございますけれども、可燃ごみの量につきましては、分別収集の開始等によりまして平成11年度より年を追って減少してまいりましたが、平成14年度はほぼ横ばいとなっており、本年度は昨年と同様の年間4,700トンほどの可燃ごみ排出が予想されます。不燃ごみにつきましては若干増加傾向にありまして、本年度は250トンほどの排出を見込んでおります。 次に、平成14年度の焼却量と発生した灰の量はということでございますけれども、平成14年度に土佐市の北原クリーンセンターに搬入した伊野町の可燃ごみの量は、一般収集、事業所分等を合わせて4,695トンで、それに対する焼却灰の量は593トンでございます。 次に、柱谷焼却炉の解体予定は、また予測される費用はということでございますけれども、柱谷の焼却場では現在も瓶、缶、金物類、有害資源ごみの処理を行っておりまして、新しいリサイクルセンター及び最終処分場が完成の後に解体されることになります。また、解体費用につきましては、現在国への財産処分手続を準備しておりますので、その中で見積もりをとる計画でございます。 次に、最終処分場の経緯と見通しはということでございますけれども、池ノ内地区に計画いたしております最終処分場及びリサイクルセンターにつきましては、現在計画をしております範囲の地権者の方の同意を得まして、生活環境影響調査及び平面測量等を6月27日から実施しておりまして、8月末までに測量報告及び生活環境影響調査のデータ整理等を行いまして、10月末には環境影響予測の報告が出る計画でありますので、その予測をもとに地区住民並びに地権者の皆様と協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 公民館長。 〔公民館長 大塚豊久君登壇〕
◎公民館長(大塚豊久君) 16番西内議員より伊野町野球場の管理についてご質問がございましたので、お答えいたします。 伊野町野球場の維持管理に係る平成15年度の年間経費につきましては、光熱水費と委託料にテニス場と合算されているものがある関係で、単独の経費の算出は困難ですが、光熱費、修繕料、消耗品等が514万1,000円、委託料が369万9,000円、合計で884万円になると思われます。 また、昨年10月に開催されましたよさこい高知国体の軟式野球の会場として使用するため、県の補助金を受けて、平成11年度よりスコアボード等の改修や張り芝工事を施工しました。張り芝工事は、高知市の委託を受けて高知市営球場等で芝の管理を行っています財団法人高知市環境事業公社に施工を依頼してきました。高知国体終了後の維持管理につきましても、芝の刈り込み、肥料、砂代等を含めた維持管理の委託を高知市環境事業公社と交渉しているところです。 次に、補助グラウンドのホームベース付近の排水につきましてお答えします。 補助グラウンドのホームベース付近は使用頻度が高く、雨水がたまりやすい状態になっています。雨季の時期に使用される方には大変ご迷惑をおかけしていますが、早急に表土の補充等を行い、整備したいと思っております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 環境課長、粗大ゴミの答弁が。
環境上下水道課長。 〔
環境上下水道課長 伊藤孝造君登壇〕
◎
環境上下水道課長(伊藤孝造君) すいません、答弁漏れがありました。 本年度予想される粗大ごみにつきましては、家電リサイクル法の施行等により減少傾向にあり、本年度は350トンほどの排出を見込んでおります。
○議長(畑山博行君) 2回目の発言を許します。16番。 〔16番 西内淳補君登壇〕
◆16番(西内淳補君) 2回目の質問を行います。 先ほど答弁がありましたように、本年度予想される可燃ごみは4,700トン、不燃ごみ250トン、粗大ごみ350トンということであります。合計しますと5,300、約5,400トン近い我々町民の生活から出るごみが出てくるわけであります。 このごみ収集委託料は、本年度の予算を見ますと1億2,493万9,000円、こう計上されております。この中に不燃ごみ、粗大ごみの処理費用が多分含まれておると思います。可燃ごみの処理につきましては中央西部処理場におきまして、ここで焼却をしております。そこの維持管理費を含めまして予算が1億1,869万8,000円。また、三重県への焼却灰の搬出費用が6,237万円。したがいまして、本年度のごみに係る経費はおよそ3億600万円以上となっております。 14年度の焼却灰発生量が469トン、こういうことであります。そうしますと、本年度はもう少し多くなるようになると思います。だとすれば、600トンないし700トンということになってくると思います。 そこで、三重県への本年度の搬出量が、契約を見ますと1,100トンであります。6,237万円をかけて1,100トンを三重県に、これは単年度契約で搬出処分をするわけであります。そうしますと、今柱谷に滞留されております灰、つい先日もお伺いしまして見てまいりましたら、およそ3,000トン以上がまだあそこに灰が滞留されておると、そういう実態であります。そうしますと、持って帰る焼却灰が600トン以上あれば、1,100トンでありますから、わずかに500トンしか本年滞留されております柱谷の灰はなくならないという状況にあります。そうしますと、これから柱谷に滞留されております焼却灰をなくする、最後まで搬出するとすれば、まだ約10年かかるわけであります。しかし、これ10年間三重県が引き続きこの焼却灰を引き受けてくれるという保証はどこにもありません。本年度で中止されるかもわかりません。そうしますと、再びあの仮置き場に焼却灰が満杯となってあふれるわけであります。 私は、そういうことを考えますと、本当に町行政の重要課題となってくると思います。多分あの仮置き場の施設は環境基準に適した建物ではないと思います。先日も見てみますと、灰に含まれる塩気によりまして建物が腐食して、最近にこれ補強工事を大きくやっております。そういう実態であります。 町民の一人ひとりが、やはりこのごみ問題については、自らが出したごみは自らが処分する、そういう基本に立って今考えないといけない時期ではないかと私は思っております。長年にわたって日高村に26年間もこのごみ処理をお世話になっておるわけでありますから、日高村の行政ないし村民に対する感謝の気持ちは私は持たなくてはならないと、そのように考えております。また、そういう意味におきましても、日高村の焼却灰もあそこに滞留されておりますから、どうしても伊野町として責任上、早急にこの処分場の設置をやらないといけないというふうに思いますが、いま一度その所信をお伺いをいたします。 次に、野球場の質問に対しまして、高知市の事業公社に今委託しようと話し中であるということであります。いろいろと話を聞きますと、今伊野町の球場は施肥も足らなくて、芝が非常に弱りよる、こういう話も聞いておりますので、できるだけ早くそういう委託ができるように、そして維持管理ができるようにしていただきたいと思います。 また、そのことによって中学野球、少年野球を通じて、青少年の健全育成のためにもこの球場が生きていくようにしていただきたい、そのように思います。 次に、土佐和紙発祥の地の問題で、アクセス道路の問題について、少し厳しいかもわかりませんがお伺いいたします。前課長にお伺いをいたします。 先ほど私が申し上げましたとおり、課長の答弁は非常に前向きに取組んでいただけるという答弁でありましたが、その後伊野町商工業振興推進協議会、会議を何回開いて、そこにどのような申し送りして、どのような話をされたのか、詳しく説明をしていただきたいと思います。 私が少し調べたところ、そういった状況が余りにもない。また、現産経課長に対しまして質問しましたけれども、お聞きしましたけれども、そういった申し送りがあってないということであります。とするならば、我々議員のこの壇上の質問に対して非常に失礼なことになるんじゃないでしょうか。我々は、やっぱり地域住民の要望に従った質問もしておるわけでありますから、ええかげんな、ええかげんとは言いません。言葉が過ぎるかもしれません。そういうきちっとできない答弁はしないでいただきたい。我々は、住民から要望がありましたらこの壇上で質問をし、その解決方向を住民に知らせていくという義務があるわけでありますから、議員に対する質問は責任を持っていただきたい、そう思うわけでありますが、課長の答弁をお願いしますし、長であります町長の所見もあわせてお伺いをしたいと思います。 予測される南海大地震につきましては、さすがに県の防災課長という、そういう県の防災を担っておりました町長でありますから、詳しく答弁をいただきました。また、対策についても、庁舎がいかん場合はすこやかセンターにすぐ移転をして、町民の安全、安心を守るための対策を講じていくと、そういうことでありますので非常に心強く思います。 以上、私の質問を終わりますが、誠意ある答弁をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁、税務課長。 〔税務課長 尾崎都男君登壇〕
◎税務課長(尾崎都男君) 16番西内議員の2回目の質問にお答えをいたします。 先ほどの質問で、12年ごろ私が担当課長をやりよったときにそのような答弁をしたと思います。大変申し訳ございません。私の方は、次の課長にもその点は申し送りが抜かっておりました。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 西内議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 私からは、柱谷の焼却灰処理施設の所信といった質問がございました。 西内議員のるるご説明のとおり、私も町行政挙げて最終処分場の建設が必要であると思い、今庁内で積極的に建設に向け動いているところでございます。 なお、1つだけ議員の質問の中に環境基準が悪いといった質問がございました。ここは少し訂正をさせていただきたいと思いますのは、戸梶地区の埋めた灰、それはまたその後も、現在におきましてもダイオキシン類の調査を行っております。そこでも検出はされておりません。 また、柱谷地区の現在の灰仮置き場におきましても、地域住民の方々と無作為の採取によって調査をしておりますが、ダイオキシンは出てきていないといった現状でございます。 次に、議会での答弁についての執行部の対応につきましては議員のおっしゃるとおりで、今後執行部一同肝に銘じて、議員との良き連携を持ちながら、これからも町行政を行ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 教育長。 〔教育長 濱田 啓君登壇〕
◎教育長(濱田啓君) 西内議員の2回目のご質問にお答えいたします。 総合運動場の管理につきましては、やはり利用されている方々の熱き思いを十分反映できるように、財政のことも伴いますけれども、町長部局とも整合性を保ち、意思確認をしながら、早急に維持管理の方向性を見出したいと思っております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) これで16番西内淳補君の一般質問を終わります。 ここで15分間休憩いたします。 休憩 11時13分 開議 11時29分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。5番、森田千鶴子君。5番。 〔5番 森田千鶴子君登壇〕
◆5番(森田千鶴子君) 通告に従いまして一般質問を行います。 通告主題1の男女共同参画社会についてですが、ごらんになった方も多いと思いますけれども、庁舎の入り口にもポスターが掲げられておりましたが、今月の6月23日より昨日までが男女共同参画週間で、各地でいろいろな行事が行われておりました。 5年前の6月に、男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野の活動に参画する機会が確保され、政治的、経済的、そして文化的な利益を男女が均等に享受できる社会の実現を目指して男女共同参画社会基本法が制定されました。この法律は、男女の人権の尊重、社会における制度または慣行についての配慮、政策など立案及び決定への共同参画、家庭生活における活動と他の活動の両立、国際的協調の5つを基本理念としており、市町村にはこれらの基本理念に基づいて計画を立て実行することが求められております。 伊野町も昨年より取組まれておりますけれども、これからどのように取組まれるのか、事業計画をお伺いします。 また、計画書策定委員を公募されるとのことですが、いつどのような方法でなさるのかをお伺いします。 次に、平成14年3月末で市町村の審議会等における女性委員の登用状況で、伊野町は行政委員は35名中2名で5.7%、附属機関335名中69名、20.6%となっています。これは14年3月末の数字ですが、1年たちました15年3月末ではどうでしょうか。女性議員は、20名中昨年末で3名で15%であったのが2名と10%となっておりますが、各種委員の登用は増加されたでしょうか、お伺いします。 次に、通告主題第2の介護保険ですけれども、4月から伊野町の介護保険料が4,540円か41円に大幅アップされました。多くの被保険者は悲鳴を上げておりますし、またまだまだこれからも上がるのではないかと本当に大変大きな不安を抱いております。 保険料のアップの要因は幾つかあるようですけれども、やはり施設サービス料の見込み額だろうと思われます。15年5月、先月ですけど、先月分の保険給付額がありますけれども、伊野町の5月1カ月の給付額は1億6,472万6,930円です。その内訳は、居所支援介護サービス費が4,008万4,460円で24.8%、施設介護サービス費が1億2,392万2,470円で75.2%となっております。この施設介護サービス費を施設別に見てみますと、介護老人福祉施設、これ偕楽荘ですけど3,740万3,610円で、施設介護サービスのうちの30%を占めております。これが偕楽荘96名分です。そして、介護老人保健施設、清流苑ですけれども、78名で2,929万3,780円、23.6%。それから、介護療養型医療施設、これは仁淀病院とか森木病院とかさくら病院などの介護療養型の医療施設、これが95名のようですが、5,722万5,080円で、施設介護サービス費のうちで46.2%となっております。 そこで、今年の4月より介護報酬単価の見直しがあって、それでいろいろ見直しがあったようですけれども、特別養護老人ホーム向けなどが削減されたと伺いましたけれども、偕楽荘の経営状態は今までよかったわけですけど、今度の改定でどのような影響が出ると考えられるかお尋ねします。 また、偕楽荘は、介護機能はもとよりさまざまな機能が整っており、また大変便利で環境のよい場所にもあって、入所希望者が大変多いと聞いておりますが、特養の待機者は現在何名でしょうか。 また、現在入居基準をつくられているそうですけれども、その入居基準と、それから今度できた入居基準から見て、現在の待機者の内訳状況がわかったらお伺いいたします。 それで、次のグループホームですけれども、現在グループホームは天王と中追にあります。27名だと思いますけれども、旧伊野町内の方たちから、もう少し便利のよい、できれば伊野町内にグループホームができないだろうかという声がありますが、グループホーム建設の計画はないでしょうか、お尋ねします。 それで、現在介護認定を受けられている方は、対象者5,648名に対して938名、16.6%となっておりますが、これを少し詳しく見てみますと、65歳以上2,889名中介護認定を受けてる方は、74歳まででは117名で4%です。100人中4人です。それで、75歳以上が2,750名中821名で29.8%、100人中30人というような状況になっております。 これを見ますと、60代から75歳くらいまでの介護の予防がいかに大切かがわかると思います。皆さんが要支援や要介護にならないように介護予防を充実させ、リハビリテーションを重視していくことで健康寿命を延ばしていくことが課題でありますが、伊野町として介護予防をどのような施策をなさっているでしょうか。 また、介護予防で効果のあるプログラムを組み、機能回復訓練、リハビリテーションを行うことで運動機能の向上をもたらし、寝たきりなどの要介護状態になることが妨げられるということが実証されておりますし、高齢者向けのトレーニング機器を使用し、筋力をつけ、柔軟性を養い、バランス能力を向上させることにより転倒、骨折が防止できるということで、15年度の新規事業に高齢者筋力トレーニング事業やフットケア事業を進める市町村に対しては助成事業が設けられておりますが、伊野町ではこれらの計画はございますでしょうか、お伺いいたします。 次に、通告主題3の天王ニュータウン汚水処理施設の伊野町への移管についてですけれども、天王地区連合町内会は、1月25日に、現在戸田建設株式会社にて保有及び管理運営を行っている天王ニュータウンの汚水処理施設を伊野町に移管してくださるように要望しますという要望書を伊野町と戸田建設に提出しました。それを受けまして、1月28日付で千代田土地建物株式会社、戸田建設株式会社四国支店高知営業所所長の名前で、天王ニュータウン汚水処理施設の伊野町への移管手続開始のお知らせという文書が天王内に配布されました。これは、当社といたしましても、天王ニュータウンの臨時総会の決議にかんがみ、また住民皆様方と締結しています覚書書第9条、本施設の移管の条項に基づき、今後は当社への平成15年1月25日付要望書の趣旨を十分尊重し、伊野町と汚水処理施設等の移管の具体的な手続を開始いたしますので、ここにご報告申し上げますという文書が配られました。 伊野町として、戸田建設と交渉の場は持たれたでしょうか。その後の経過と移管の見通しについてお尋ねいたします。 次に、通告主題4の天王の近隣公園の整備についてですけれども、天王の近隣公園といいますと、針木から天王へ入る左側のテニスコートの上にある公園のことです。大変広い公園用地に遊具が1つぽつんとあります。土曜日の午後などには、その1つしかない遊具に本当に子どもたちが鈴なりと言っていいぐらい群らがって遊んでおりましたが、現在は草がぼうぼうと生い茂っております。特に、公園の法面などには、うっそうと木が茂っておって、蛇の姿を見た人がたくさんおりまして、あれはハメだったのではないかなどど言う人もおりまして、だんだん子どもたちもだれも近づかなくなっております。 天王地区には10歳未満の乳幼児、児童が600、これ去年の数字ですからはっきりしないですけど620名。10代が1,070人ですから、中学生以下の人が1,000、確定はようしませんけど一千五、六百人天王地区に児童がおると思います。近くの児童公園はぽつぽつありますけれども、大変場所も狭く、これくらいの団地に遊園地がないなんて本当に信じられんといって団地に住んでおるお母さんなどは言っております。それで、子どもを連れてよく近くの団地まで遊びに連れていってるそうです。 戸外で遊ぶことは本当に子どもたちの心身の健全な発達に欠かすことができないものだと思いますが、この天王近隣公園の整備をする計画はないのでしょうか、お伺いいたします。 通告主題の最後、5番は環境に優しいまちづくりについてです。 6月も今日で終わりですけれども、6月は環境月間でもありました。環境省の統一テーマは「始めます、地球に優しい新生活」です。 新型肺炎SARSの猛威は自然破壊の象徴であり、特に地球温暖化が最大の懸念だと指摘されておりますけれども、本当に地球温暖化の影響はこれまで予測されていた以上に大きく、多岐にわたっております。 1998年10月に制定されました地球温暖化対策推進法において、
地方公共団体はみずからの事務事業に関する温室効果ガスの排出抑制等のための実行計画を策定するとともに、その実施状況を公表することとされておりますが、伊野町は策定されておるでしょうか、お伺いします。 また、伊野町はごみの減量化にも今まで随分取組んでおられ、一定成果が上がっているとのことですが、先ほど他の議員からの質問で生ごみの量などの回答はありましたけれども、やはりごみの減量化にもっともっと取組まなければならないということを痛感しているわけですけれども、今までの取組みと、そしてこれからの生ごみの減量化についての課題についてお伺いします。 次に、伊野町の仁淀川の清流保存に関する条例第15条には、仁淀川の水質汚濁防止のため、洗濯用石けんを販売するように小売店は努めなければならないということが条例で制定されておりますが、洗濯用石けんを販売している小売店は余り見当たりませんし、ほとんどの家庭が合成洗剤を毎日使用していると思います。合成洗剤もいろいろありますけど、合成洗剤の合成界面活性剤のアルキルフェノール・ポリエトキシレート、これはっきりわかりませんけど、この原料になっているノニルフェノール及び4-オクチルフェノール、これらにはいわゆる環境ホルモンとしての生態毒性が環境省の魚類の実験によって確認されておりますし、また蛍の生息にも有害であるとの報告も出ております。 次に、太陽光発電システムの普及についてですけれども、現在伊野町には太陽光発電システムを利用している公共施設が何カ所あるでしょうか。 これも、太陽熱温水器を利用しますと家庭から出すCO2の25%を削減できると言われております。自然エネルギーを利用した太陽光発電には国からの助成システムもありますが、これから建築される公共施設への太陽光発電を利用する計画はございませんでしょうか。 また、一般家庭が太陽光発電を利用する場合ですね、これは国からの補助金もありますけれども、土佐市とか周辺の自治体でも行っているところがありますが、町よりの補助金の計画などはないかお伺いします。 昨今環境に優しい商品を選ぶグリーン購入、ごみになるものを減らすリデュース、ごみになるものを断るリヒューズの意識も高まっておりまして、マイバッグ運動も少しずつですが普及してきております。これから暑い夏になりますけれども、電源を小まめに切ろうとか冷房は控え目になど、いろいろと環境に優しいまちづくりは一人ひとりの暮らしの中からできることはたくさんある訳です。環境月間は今日で終わりましたけれども、やはり啓蒙(後段で「啓発」との訂正あり)活動の不足はなかったかということを申し添えまして、以上で1回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。総務課長。 〔総務課長 岡林正憲君登壇〕
◎総務課長(岡林正憲君) 5番森田議員の男女共同参画社会に関する現在までの取組みとこれからの事業計画について、まず答えをいたします。 平成13年度に女性参画推進プラン策定委員会を設置し、男女共同参画計画策定に向けての基礎資料を得るための住民意識調査を実施するとともに、男女共同参画社会づくり講演会も開催いたしました。平成14年度は、その意識調査をもとに計画策定の骨子を検討してまいりました。本年度におきましては、真に住民に必要とされている施策をその計画に盛り込む作業、すなわち行動計画を新しい委員さんとともに検討し、実行動に移してまいります。 次に、策定委員の公募についてでございますが、計画策定に係る委員さんについては、7月の広報の誌面により3名の方を公募することとしておりまして、7月中には決定し、総数14名の委員において(仮称)男女共同参画条例案づくりにも参加していただきます。 次に、女性委員の登用でございますが、伊野町におきましては各種委員への女性の登用は積極的に行っておりまして、地方自治法第202条の3に基づく審議会等の女性の登用状況から見ますと、平成13年度末調査の段階では20.6%であったものが、15年3月末現在では25%になっており、数字の上で見ましても確実に前進しておると考えております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 偕楽荘所長。 〔偕楽荘所長 尾崎和敏君登壇〕
◎偕楽荘所長(尾崎和敏君) 5番森田議員の介護保険についてのご質問のうち、アとイの部分について私の方で答えさしていただきます。 まず、アの部分ですが、介護報酬の引き下げで特別養護老人ホームに影響は出ていないかというご質問です。 平成15年度より、介護サービスに要する費用の額の算定に関する基準の改正により、偕楽荘の介護報酬は平均5.91%引き下げになりました。内訳は、要介護1が14.95%の減、要介護2、3が9.12%の減、要介護4、5が2.74%の減であります。平成14年度の決算見込みにより試算してみますと、約1,850万円ほどの大幅な収入減となります。 その収入不足分をどのように補うかにつきましては、平成14年度における人事院勧告及び手当の見直しによる人件費の減額により、平成15年度への約1,100万円程度の繰越金と入所者のサービス提供の低下を招かない経費の削減に努め、入院等による空きベッドを利用した短期入所生活介護利用者の受け入れを拡大する等の方法により補いたいと考えております。 次に、特養の待機者は減少しているか、入所順位はのご質問ですが、特養の入所の待機者についてでございますが、待機者の数は介護保険が開始されました平成12年度末72名、平成13年度末135名、平成14年度末192名となっておりまして、直近の6月27日現在199名となっており、年々増加しております。その内訳についてでございますが、待機者のうち要介護5の方が18名、要介護4の方が25名、要介護3の方が21名、要介護2の方が38名、要介護1の方が62名、要支援の方が6名、自立の方が5名、まだ認定を受けていない方が24名、申請中の方が2名であります。 現在、偕楽荘への入所順位につきましては入所申込書の受付順となっております。昨年8月、厚生労働省において入所に関する指針の改正があり、入所の必要性が高い希望者を優先的に入所させる及び入所に当たっては検討のための委員会の設置をするとの通達がございました。これを受けまして、県内の各施設が同じ判断基準に基づいて入所方法の確立をする必要があることから、偕楽荘では近隣の4市町村、土佐市、伊野町、春野町、吾北村の施設により検討会を設置し、協議を重ねてまいりました。本年10月より介護の必要度の高い方を優先的に入所していただくことを踏まえ、施設の状況を勘案し、新たな入所決定基準を設け、入所検討委員会での合議のもとに運営することといたしました。 そこで、介護の必要度の高い者の判断をどうするかですが、今までは入所申込書のみを提出していただいておりましたが、今回より介護支援専門員の入所に関する意見書も添付していただくことになります。この意見書は、ご本人の身体の状況痴呆も含みますのみならず、介護者、家族等の状況について記載が必要であり、この意見書において一定基準を上回った方が入所検討委員会に諮られ、そして決定をいたします。7月には広報で町民の皆様へお知らせするとともに、既に待機いただいておられる皆様への説明会や各支援事業所の担当者への説明会の開催準備を現在進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 5番森田議員の一般質問にお答えいたします。 介護保険についてでございますが、グループホームの整備につきましては、民間の活力を活用してグループホームの開設が予定されております。現在、グループホームは町内に2つの施設があります。平成16年中にはもう1施設の開設が予定をされております。 また、介護予防をどのように行っているかということでございますが、現在町では保健師、理学療法士、看護師、ボランティアなどが一緒になりまして、すこやかセンター伊野の機能回復訓練室では、身体機能が低下などのため弱り、閉じこもりがちな高齢者を対象に、社会生活の拡大のきっかけづくり、元気な高齢者づくりを目指しまして、リハビリ教室を週に3日実施しております。また、言語聴覚士によりまして、言語障害に起因する閉じこもり防止のため、言語リハビリ教室を月に1回実施しております。また、それとは別に在宅介護支援センターが中心になりまして、転倒予防教室を町内10カ所で順次実施しております。この転倒予防教室は、地区を重複しないように、ミニデイサービスを実施しています地区12カ所でも転倒予防教室を順次実施しております。 次に、筋力トレーニングの計画ということでございますが、町では高価な機器を使ったトレーニングではなく、簡単な道具を利用しまして、参加者のそれぞれの体力、能力に合わせましたプログラムを作成し、負荷をかけながら機能回復を目指すというようにしております。 以上です。
○議長(畑山博行君)
環境上下水道課長。 〔
環境上下水道課長 伊藤孝造君登壇〕
◎
環境上下水道課長(伊藤孝造君) 5番森田議員のご質問にお答えいたします。 天王ニュータウン汚水処理施設の町移管についてでございますけれども、天王地区連合町内会役員の方々及び現在の管理者である戸田建設と協議してきまして、現在の状況は、平成15年1月25日付で天王地区連合町内会より汚水処理施設の町への移管要望書が提出されています。その中で住民の方のアンケート結果では、町への移管に賛成の方が約70%、町内会の決定に従うという方が約20%。つまり、90%の方が町への移管に賛同しているということになっていますが、町といたしましては、やはり個人の財産でもあることから100%の同意が必要だと思っておりますので、このことを戸田建設にはお伝えしてあります。また、7月3日に再度協議することとなっております。 環境に優しいまちづくりについてということで、伊野町の温暖化対策実行計画は策定されていますかということでございますけれども、現在まだ策定されておりませんが、伊野町におきましても、地球規模の環境問題への対策を率先して推進する意味でも、庁議に諮りながら早期に策定いたしたいと考えております。 ごみの減量についてでございますけれども、ごみの減量化につきましては、平成11年度より分別を開始しまして、平成12年度からは容器包装リサイクル法によりごみの資源化の徹底を進めてまいりました結果、可燃ごみ量につきましては、平成10年度の年間6,966トンから平成14年度には4,695トンへと約33%の減量化が図られております。生ごみの減量化につきましては、生ごみ処理容器の無償貸し付けを平成10年度より始めまして、平成14年度末の集計で、好気性の容器については458基、嫌気性の容器につきましては659基の貸し付けを行っております。また、生ごみ電動処理機への補助は平成12年度より行っており、14年度末で169件の補助を行っております。このことによっても減量化が図られているものと思っております。 今後も減量化を図るため、各家庭でのごみ分別の徹底化や生ごみ減量のために無償貸し付け、電動処理機の補助を一層進めていきたいと考えております。 また、課題としましては、生ごみ処理の堆肥化を行っても、それを使用する場所がないとなかなかそれは普及していかないということでありますので、それが課題であると思っております。 仁淀川の清流保存に関する条例についてでございますけれども、この条例の中で洗剤販売店の責務を定めておりますけれども、現在は洗濯用石けんの販売に関しましては販売店の自主的努力に頼っているのが現状です。今後も住民の皆様には広報等を通じて、洗濯用石けんや環境に配慮した洗剤の適量使用をお願いしてまいりたいと考えております。 太陽光発電システムの普及についてでございますけれども、伊野町の公共施設では
伊野南小学校校舎、波川公園外灯に設置しておりまして、そのほかに現在枝川公園噴水用電源として整備中でございます。 太陽光発電システムの公共施設への設置につきましては、クリーンな自然エネルギー利用の促進、環境教育の観点、費用対効果など総合的に勘案し、検討してまいりたいと考えております。 また、一般家庭での普及促進につきましては、財団法人新エネルギー財団の一般家庭での設置費補助制度がございまして、市町村での継ぎ足し制度助成は県内では土佐市と檮原町が行ってると聞いております。これらの制度につきましても研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 5番森田議員のご質問にお答えいたします。 通告主題4番、天王近隣公園の整備について、ア、現状と問題点についてです。 天王近隣公園につきましては、民間開発により、都市計画法第29条の規定により近隣公園として設置されたもので、現在は都市計画公園として伊野町が管理しております。公園内は年2回草刈りを実施し、遊具につきましてはネットジャングルジムという製品が1基設置されております。これは、年1回専門業者に委託して安全点検を行っております。当公園に新たな遊具の新設など整備計画につきましては、国庫補助事業の採択要件に合致せず町単独事業となることからも、現在のところ計画はございません。公園の遊具を少なくし、子どもさん独自に創意工夫して遊んでもらうことが創造力豊かな大人になっていく一つの方策ではないかと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) それでは、ここで昼食のため1時15分まで休憩をいたします。 休憩 12時6分 開議 13時15分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。5番、森田千鶴子君、2回目の発言を許します。 〔5番 森田千鶴子君登壇〕
◆5番(森田千鶴子君) まず、天王ニュータウンの汚水処理施設の町移管についてですけれども、今日ちょっと私持ってないがですけど、覚書書か確認書かに、たしかどこの施設に移管されても異議は申しませんという同意書があったと思いますけれども、先ほど言われた100%の同意が必要ということは、アンケートをとって何人かの反対っていうかがあったわけですけど、そしたら住民の天王に在住している一人ひとりみんなのまた確認書みたいなものが必要とお考えながでしょうか。 戸田建設というよりも、天王の住民が町に対して汚水処理施設を、これは地方自治法の何条でしたか、やはり上下水は行政の仕事であるということが定められていると思うがですけど、そこのあたりをちょっとお聞かせ願いたいということと。 それから、7月3日に協議をなさるということですけれども、その戸田建設と協議をなさるがだと思いますけど、それ傍聴はできないでしょうか、お伺いいたします。 それから、介護保険についてですけれども、今回介護報酬改定されました。やはり介護保険の報酬改定は、在宅と自立支援を重視する方向性が強く打ち出されたと思います。これによって在宅サービスが拡充され、利用者の選択が広がって、質の高いサービスが提供されることを期待するわけですけれども、在宅サービスを受けている方もいろんなご意見も持ってますけれども、いろんな不満も聞こえてきますけれども、その不満を言ったらサービスを受けれなくなるとか、そういうことがあるのではないかと言う方もおいでる訳ですけれども、よりよいサービスが在宅の方に提供されるようになるということが期待される訳ですけれども。 一方施設介護は、先ほど言われましたように引き下げられた訳です。これもやはり、だから特別養護ホームに入っている人でも、介護度の低い人に余計引き下げられたということですので、低い人はやはり自立、家庭でという方向だろうと思いますけれども、先ほど言われたように待機者が現在199名、これは現在4とか5、本当に3以上くらいになりますと、自宅で介護なさってる方は本当に大変で、苦労しながら介護しております。それで、自宅介護の方なんかは、配偶者が介護をしているときはいいですけど、これで私が倒れたらどうしようと大変不安に思っている介護者の方がおります。それで、とてもやないが私が介護になったら家族に介護は頼めないと、家族に介護を頼むようになったら、本当に子どもの家庭が破壊されると、そういうような声も聞かれます。 だから、この待機者が3、4、5くらいの人は偕楽荘へ入れないので、現在どこかの施設に入っている方かもしれませんし、自宅で介護で受けている方かもしれませんけれども、やはり偕楽荘へ入りたいと、よそにおる人は近くの伊野町の偕楽荘に入りたいと希望されていると思いますし。 それから、びっくりしましたのは自立が5、要支援が6、そして認定されていない人が24名も、これは順番でなれば入れないということで、自分がひょっと介護受けるときになって、なかなか施設に入りたくても入れないのではないかという不安を物すごく持っている方だと思います。なかなかこれから民間が施設を伊野町の便利でいいところへつくってくれればいいですけれども、どうしても施設に入りたいという人が介護になって入れないというような状態を考えると、やはり最終的にはその施設の整備は行政がしなければならないのではないかと私は考える訳ですけれども、そういうて言いましたら、そしたら介護保険料が上がって構わんかということになる訳です。これ以上介護保険料もとてもやないが上がったら大変な訳でして。 それで、現在特別養護老人ホーム、これからできる特養は全部ユニットケア方式を採用しているそうです。それで、ユニットケアでしたら、この居住費について自己負担を導入して、低所得者対策を講じた上で在宅との費用負担の軽減を図る、費用負担の均衡図るがこのユニットケアです。それでユニットケアについては、今度の改定でも余り下がってないようです。現在このユニットケアは伊野町にない訳ですので、現在ある特養を改築とか増築して、ユニットケアにできないだろうかと思います。 それと、グループホームが今度またできるそうですけど、これもやはり加田へできるそうです。それで、現在ある中追にしましても、グループホーム、天王と中追にある訳ですけど、それで今度加田へできますけど、やはりその利用している人は伊野町の人よりも高知市の人が多いとか、そういうことも聞いております。加田とかというよりは、やっぱり伊野町内にグループホームができないだろうかということを考える訳です。 それから、介護の予防についてですけれども、転倒予防教室がきめ細かく今開かれております。私も先日の転倒予防教室へ参加をしまして話を、何十人かの人と一緒にその予防教室へ参加しておりましたけど、そのときに、先ほども言いましたように、74歳までは本当に介護の認定を受けてない健康な老人が多い訳です。それらの人の中で介護保険料を払っておると、だから介護保険を使わなかった人に対する何か報奨とかといいますか、何かそのようなことはできないだろうかという要望が出されておりました。 それから、これは県外のある県ですけれども、65歳なったら健康手帳を作成して、そしてその健康手帳に健康年齢の測定をしたりとか、いろいろ各種介護予防を受けたりとか、そういう健康手帳を65歳になったらもらって、それから介護にならないようないろんなことをしていったことを記入していくとか、そういうことをやっている県があります。健康手帳を作成することはお考えになっていないでしょうか。 それから、いろいろ老人会とか体育会とか各種グループなどが、介護の対象年齢になっても本当に元気でいろいろ活動している団体があります。そのような団体の介護予防に功労のあった団体といいますか、そのような団体を表彰するとか助成をするとか、そういうことはお考えになっていないでしょうか。 そのような健康予防について、近い将来に一番介護予防になるという温水プールができるようですので、その中に筋肉のトレーニング室とか、やっぱり介護予防室、そういう部屋が設けられて介護予防になるように、介護予防に努めて、みんなの健康老人を増やす、そういうことをご提案しまして、私の一般質問全部終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 森田議員の2回目のご質問にお答えします。 大きく6点あったかと思います。もし抜かっていたら、担当課長の方よろしくとお願いします。 まず、天王の汚水処理の施設の移管の問題でございます。 私は、農業用集落排水と同じく、ああいった公共的な施設については町が管理するのが普通であると考えておるところでございます。ただ契約書の中に、どこに管理を委託しても異議は申しませんといった一項があることを私も確認はしておりますが、弁護士さん等との話の中で汚水の処理費用が変更になります。そういったいろんな面で、町が例えば90%の段階で強制的に受けとったときに、あと10%の人の異議申し立て等ができる可能性が非常に高うございます。そういったことから今、100%を戸田建設、それから天王の連合会の会長さん等にお願いをし、円満に伊野町が管理を引き受けるといった方向で今進んでおります。 その中で、7月3日の会議を傍聴さしてもらえないかといった質問がございました。これは各種委員会等ではございませんので、できれば傍聴といった格好じゃなくして、一般行政の中で進めらしていただきたいと思っとります。 次に、介護サービスの中で、不満を言ったらサービスが受けられないのでないかとか、そういったものはございませんし、配偶者の方が自宅で介護できなくなったとき、子どもの家庭が破壊するんではないか。今まさに、現在の核家族化の影響でそういった状態になっておるというふうに私も思います。ただ、施設そのものの定床数といった定員そのものについては厚生労働省で定められておりますので、それを一気に増やすといったことはできませんが、伊野、吾北、本川で合併したときに特老の吾北荘がございます。これは、今3者が今後の行政のあり方の中で吾北荘の充実といったことを提案しておるところでございます。そういったところで定床数等につきましても、また議員の言われるユニットケアにつきましても検討してまいりたいというふうに考えておるところで、現在のところ偕楽荘の改築、増築についてはできないものと思っております。 次に、グループホームで利用者は高知市が多いのではないかといった意見がございます。確かに伊野町の方は約3割ぐらいの方が入所しておりますが、あとは町外の方が利用しておるところでございまして、加田に16年に新設しますグループホーム施設につきましては、施設設置者に対しまして伊野町優先と申しましても、設置者の方はまず加田優先、その次伊野優先、その次は経営優先といった戦略を持っておられることを確認しております。 次に、介護予防教室で介護保険を使わなかったら、また報奨とかいったことを他県がやっておるといった質問でございました。以前、国民健康保険で利用しなかったときに記念品を贈ったとか、そういった例も伊野町はございますので、これはまた予算と財政と相談をしながら検討をしてみたいと思っております。ただ、今予算そのものは毎年毎年交付税等も減っておりますので、厳しいといったことはご理解を願いたいと思います。 また、同じく老人会、体育会、元気な団体に表彰とか助成といった表彰であれば、これはできると思います。助成となると、金銭的支援なのか、また物的支援なのか、そういったところはまたご要望をお聞きしてまいりたいと考えております。 次に、最後に温水プールに健康のために筋トレといったご質問がございました。これは、温水プールの中は、私も若い方が行うハードな筋トレでなくして、皆が使える優しい筋トレ施設も併設できればいいかなというふうに考えておるところです。 以上です。
○議長(畑山博行君) ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 森田議員の2回目の質問にお答えします。 県外での65歳になったら健康手帳を交付してるというようなことでございましたが、ちょっと具体的な事例がよくわかりませんので、一度調べてみまして、この手帳をどういうふうに使われてるかということで調べて、ちょっと検討したいと思います。 以上です。
○議長(畑山博行君) 偕楽荘所長。 〔偕楽荘所長 尾崎和敏君登壇〕
◎偕楽荘所長(尾崎和敏君) 森田議員の2回目の質問、ほとんど町長が答弁をしていただきましたんで、細かいところですが、24人の云々というのは、これは確かにもう本当に順番待ちで、まだ認定も受けてないまま申し込みがされているということだと思いますし、ほかの施設というのも現在調査しておりまして、他の特別養護老人ホームに入所されている方で、うちに申し込んでる方が現在3名おいでます。そのほか、この入所待ちの方、ほとんどの方が清流苑とか、そんないろんな施設を利用されている方がほとんどです。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) これで5番森田千鶴子君の一般質問を終わります。 続きまして、8番、大原孝弘君の発言を許します。8番。 〔8番 大原孝弘君登壇〕
◆8番(大原孝弘君) 町職員の皆様には、日夜住民の皆様のためのご努力に対し、心より敬意を表するものでございます。 一般質問をさせていただきます。 車いす使用者用トイレということについてお伺いいたします。 車いす使用者トイレは、本来だれでも利用できるのですが、専用と誤解されている嫌いが見受けられます。外見上は障害の有無がわかりにくい障害者、オストメイト人口肛門。人口膀胱装着者が車いす用トイレに入っても5分や10分では済まされず、外に出ると車いすの人が待っていて気まずい思いをしたと、日本オストミー協会にオストメイトが抱える深刻な悩みとして訴えた例がございます。また、そのように報道されておりました。 オストメイトの人が気兼ねなく使えるようにするには、まず車いす使用者用トイレ専用ではなく、だれでも使えるトイレである旨を表示することが必要ではないかと考えております。これが気兼ねなく使えるポイントのようでございます。日本オストミー協会では、車いす使用者用トイレはオストメイト対応トイレのように、パウチ、腹部に装着する袋を洗浄できる洗浄装置などは備えてはありませんが、車いすごと入れる広い個室で、専用便器や手すりが設置されているために、オストメイトが腹部のケアをするのに便利で、オストメイト対応トイレがまだ普及していない現在、既存の車いす使用者用トイレを皆が使えるようにアピールすることがまず第一だと考えているところでございます。 オストメイトは、初めて聞く私も障害者名でございました。人口肛門。人口膀胱装着者と言われればあっと気がつくところではございますが、横文字にふなれなもんで、なかなかすっとは理解できないところがございました。 この普及に取り組むスタンスとして、自治体独自の福祉のまちづくり条例の新しい整備基準に基づく取り組みを開始しているところもございます。当町では、3月定例会におきまして伊野町安全で安心なまちづくり条例がありますので、すぐにできること、中・長期的な整備として考えなければならないことについても取組みをお伺いしたいと思います。 このことについて、町内、民間も含めまして何カ所の車いす使用トイレがあるのかなどの把握も必要になってくると思います。担当課にはだれもが使えるトイレである旨を表示するステッカーの見本をお渡ししてありますので、参考にしていただき、ご意見をお伺いいたしたいと思います。 口のケアについてお伺いいたします。 県では、歯の健康を守り、生涯自分の歯でおいしく食事ができるように、80歳で20本の歯を保つことを目標に8020運動を推進しております。自分の歯でよくかんで食べることは、肥満防止、運動能力、学習能力が高まるなど、体全体の健康のために大変よいことであることがわかっております。よさこい健康プラン21では、若いころから歯の健康に関心を持ち、口のケアを毎日続けてもらい、子どもは虫歯の減少のため、成人は歯周病の減少という目標を掲げております。8020運動について、町として取組みが必要ではないでしょうか。必要と思われるならばまず職員一同どのような取組みができるのか、一考も必要ではないかと思いますので、お伺いいたします。 これは福祉課長にお伺いしたいんですが、通院の困難な高齢者や障害者を対象の訪問診療の現状と今後の取組みついてお伺いいたします。これはあくまでも口腔のことでございます。 口は体の入り口ですから、口の中が汚れていれば汚れを飲み込んでいることになります。清潔にしておくことは当たり前のことでございます。歯や口の手入れが欠かせないことはわかっていますが、毎日歯を磨くことは結構面倒だし、寝たきりになったお年寄りの介護者にとってはなおのこと大変なことだと思われます。歯科の訪問診療をした医師は、高齢者の口腔事情が余りにもひどいので驚いております。 口腔ケアをしていない人は、している人と比べると全身的な疾患にかかる確率が高いことがわかっております。具体的には脳梗塞など血液系障害は6倍に、怖いのは口内に残った食べかすなどが気管支に入って細菌に感染し、肺炎を起こす場合がある誤嚥性肺炎と呼ばれております。免疫力が低下した高齢者には命取りになります。またこれは2倍の確率になっております。全身的なものでも1.5倍の違いがあり、口腔ケアをしていない人は多くのリスクを負うことになります。厚生労働省の人口動態統計によりますと、1998年、死亡は肺炎が4位で、うち65歳以上の高齢者が9割以上を占めています。また、高齢者の肺炎のうち誤嚥性肺炎は69歳以下では10%でございますが、70歳以上では60%を超えております。適切な口腔ケアをすれば肺炎は減少いたします。 生涯必要な口腔ケアでございます。命取りにつながるほどの重要なことなのでございます。当町としても、年間を通して定期的に訪問し、無料診療として考えてはどうでしょうか。無料診療の人数、範囲をどのようにするのか、予算の措置等も必要なので、十分に検討していただかなければなりません。私は命の保持は口からの食養が欠かせないものと考えております。その口についての助成をいま一度考えていただきたいと思うものでございます。どうか介護の重度の方々、通院の困難な方々のために是非とも訪問無料診療の充実を図っていただきたいと考えておりますので、お伺いいたします。 同じく子どもの虫歯は、歯科検診や適切な指導によって、毎年齢とも減少を続けているようでございますが、一方歯周病は低年齢化が進んでおり、中学生、高校生で既に3割に歯茎の異常が見られるとの発表もありました。また、歯周病は放置しておくと年々悪化し、35歳の歯茎の曲がり角と呼ばれるように、それを過ぎると重症になり、徐々に歯が抜けていっている結果が出ております。幼児、小学生、中学生の一貫した口のケアを毎日続けていくことが大切ではないかと思われます。児童には歯の重要性にかんがみ昼の歯磨きを慣行しているのに、児童を取り巻く従事者としての方々はどのようにとらえられているのでしょうか。現在進行中のこと、また今後の取組みについて教育長にお伺いいたします。 次、明かりをつけて事故防止についてお伺いします。 昼間もヘッドライトを点灯し、交通事故防止をしようとするデイライトを始めてはどうでしょうか。デイライトの目的は、車両の接近をいち早く歩行者や運転手に知らせることで、欧米諸国やカナダ、イスラエルなどで導入され、スウェーデンでは実施後は約20%も交通事故が減少、日本でも一部運送会社が実施しているほか、長野県警が県内一斉にモデル事業として行っております。交通事故を減少させる方策として、昼間ライトの点灯を町公用車から実施し、県の交通事故防止の先駆を切ってはどうでしょうか。デイライトを実施中であることを知らせる昼間点灯と書いたプレートを車体の前後に上げるとともに、町民の交通安全の意識の啓発にも効果があると思いますので、お考えをお伺いいたします。 次に、廃校舎の有効活用についてお伺いいたします。 文部科学省は6月4日、廃校になった校舎の活用を促進させるため、各都道府県から事例報告をもとにユニークな試みを集めた廃校リニューアル50選。これは少子化、過疎化の影響で廃校になった校舎の活用が大きな課題となっている昨今、同省はこれらの事例を住民らのアイデアとして参考にしてもらいたいと期待を寄せて発表しております。 文部科学省によりますと、全国の学校数は、少子化や過疎化の影響、それに伴う学校統廃合などによって1985年ごろから減少し始め、廃校数で見ると、92年1年間で公立の小・中高を合わせて180校だったのが、2001年1年間で305の廃校、そして10年間に廃校になった学校は合計2,087校にもなっております。2002年5月現在ですと、廃校後も校舎が現存しているのは全体の74.1%に当たる1,546校で、そのうちの1,269校が社会教育や体験活動の施設として活用されていて、物件がそのままの状態で放置されているケースが277校となっております。 文部科学省は、これまで公立学校の廃校舎を自然体験学習施設として再利用するなど、廃校舎の有効活用を促進させてきた結果、各自で個性的なアイデアを生かした再利用が進み、公表された廃校リニューアル50選となった。また活用事例を集大成し、アイデアを参考用に提供して、一層の廃校舎再利用を加速させることを目的としているとも説明されております。 全体の活用方法としては、社会教育26.3%や社会体育19.6%、施設として活用が目立っていますが、各地ともユニークなアイデアを絞った試みが目を引くとして、幾つかの例を挙げてみます。1つ目は、森と風のがっこうは、太陽光や風力発電など自然エネルギーの活用方法を体験する研修施設。2つ目は、自然の宿くすの木は、
竹細工や田植え体験ができる宿泊施設として地元住民が運営し、その家族的な暖かさが好評で、昨年は全国から約1万5,000人が詰めかけております。北野工房のまちは、住民、企業、町が協力してつくり上げたケース。また、1教室ごとに1企業が体験型の工房を開設し、菓子づくり等で観光客が絶えないイメージとなってるところもございます。また、廃校が地域振興の拠点としてよみがえった例、芸術振興の拠点に衣替えしたところ等々、地域産業の活性化を図るためのベンチャー企業の育成策が強く求められている中で、これらの試みは全国から注目されております。 50選に選ばれた本県の四万十楽舎は、西土佐村の小学校を活用して、99年自然体験学習と文化創造活動の拠点としてオープンしておりますし、選ばれてはおりませんが、高岡郡越知町の野老山小学校ではおとなの学校を開校し、月2回水曜日の午後2時間と決めて、学級長、副学級長を中心に各自の希望を出し合って、内容を検討し運営しております。スポーツでは卓球、ペタンク、他に折り紙、カラオケなどとなっているようでございます。 地域の住民にとって学校がなくなるのはショックで、学校の灯を消さないでという住民の願いが廃校リニューアル50選を生み、住民と行政が一体となり、点から線へと静かな広がりを見せ、地域の文化芸術を住民が支える文化ボランティアとしての要素が含まれていると思っております。当町においても、50選を参考にして取組んではいかがでしょうか、お伺いいたします。 これは、伊野、吾北、本川での合併協議会がお決めになることではございますが、合併により議員数が41名となる可能性もありますので、そのときは三瀬中学校の体育館を本会議場としてはどうか、廃校となってはおりませんが、選択肢の一つだと私は思っております。規制緩和も少しずつではありますがなされているようですので、期待をしておるところでございます。 以上で質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 8番大原議員の車いす使用者用トイレ、ステッカーの表示というご質問がございましたが、よく見かけます障害のある方が利用できる施設をあらわす車いすに乗ったマークでございますが、これは国際シンボルマークでありまして、世界六十数カ国で使用されているということでございます。 議員さんご指摘のようなことがあれば、身体障害者用トイレを設置する場合には多目的なトイレの設置が必要であろうかと思っております。 車いす利用者が使用できるトイレにつきましては、町営の施設では役場の本庁、枝川支所、八田支所、公民館、図書館、紙の博物館、ギャラリー・コパ、すこやかセンター伊野、伊野町総合健康センター、天王コミュニティーセンター、伊野町総合運動場の野球場あるいはテニス場、工芸村にあります。 これからつくられる施設につきましては、身体的な弱者が広く使用できるトイレを目指していきたいと、このように考えております。 口のケアの件でございます。 8020運動の取組みはということでございますが、口腔のケアというものにつきましては、小さいときからの習慣が非常に大事であります。町では4カ月児あるいは7カ月児健診、1歳6カ月児あるいは3歳児の健診のときに、歯科医師による検診、歯科衛生士による相談、指導を行っております。また、歯科衛生士によりまして育児相談のときには、ぴかりんタイムという歯磨き教室を開催しておりますし、保育園児には歯磨き教室を各保育所で実施し、歯を大切にすることを教えるとともに指導も行っております。また、健康まつりのときには、歯科医による検診や歯科衛生士による相談、指導も行っております。町民も職員も同じでございますが、自分の健康は自分で守るというのが基本でありますので、歯も同じようにしていただきたいと、このように考えております。 訪問診療の現状と今後の取組みということでございますが、介護の必要な方で口腔ケアが必要な場合にはケアマネージャーに相談していただきたいと、このように思っております。ケアプランの中でヘルパーによる口腔ケアの生活指導が行われます。また、介護保険制度では歯科医師の診療後継続して歯科衛生士が訪問し口腔ケアを行う居宅療養管理指導という制度があります。町内の歯科医の先生も訪問診療しているようでございますので、かかりつけの歯科医師による診療は受けることができるよう手配をしていただけると、このように思っております。 また、訪問看護ステーションの看護師が訪問したときには、歯磨き程度の生活指導が必要と判断をされました場合には指導しているということでございます。 以上です。
○議長(畑山博行君) 教育長。 〔教育長 濱田 啓君登壇〕
◎教育長(濱田啓君) 8番大原議員さんのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の子どもの歯周病についての取組みという質問でございます。 歯周疾患及び歯のかみ合わせ、歯列異常が大原議員のご指摘のとおり、管内においても増加傾向がございます。特に心配な児童には個別指導を行っています。 歯科検診では虫歯のあるなしのほかに歯茎の状態や口の中の状態を見ていただき、自分の歯と歯茎の状態を知ってもらい、自分ではどうすればよいかを考えてもらうものと位置づけております。アフターケアとしましては、歯科検診後の各個人に歯石の状態や歯肉の状態を児童にわかりやすいようにお知らせしています。全体的な取組みとしましては、その日の検診で気づいた点や注意を受けたことについて学校放送等で知らせ、指導を行っております。予防の点からは歯科指導を取り入れている学校もございます。各学年に応じた系統的な指導を実施しております。歯磨きの重要性は学校現場で実感し、指導を繰り返し、習慣化できるよう努力しております。 大人も歯磨きの重要性を認識し、学校、家庭において実践する姿勢を身につけたいところでございます。大人自らの発信が教育効果を高めることにつながります。意識の高揚に努めてまいりたいと思っております。 2点目の廃校舎の有効利用のご質問でございます。 町内には現在休校中の学校が小学校2校、中学校2校ございます。廃校の学校は成山小学校がありましたが、現在は議員の皆様ご存じのように、観光施設の七色の里として生まれ変わりました。このため、現在廃校施設はございません。 休校中の学校利用については、学校以外に利用することはできず、学校以外の施設に転用する場合は財産処分の手続が必要となります。再開のできない見通しとなった場合、地元の皆様と協議し、ご理解を得た上で廃校措置をとる必要があり、また学校用地の中には借地をしている土地が多々あり、地主の皆様の了解を得る必要もございます。このような要件を満たし廃校となった場合につきましては、地元の皆様の強い要望があり、ほかの施設等に利用する場合、町全体で利用、活用方法等検討していかなければならないと考えております。多くの休校中の学校が国道194号線沿いにあり、合併後も町全体で利用でき、地域の発展、活性化に寄与できるような施設等を財政状況等考慮しながら検討していきたいと思っております。 合併関連でちょっとご質問がございました。三瀬の中学校云々ということですが、この件につきましては、法定協議会で今慎重に検討されております。私の方からは控えさせていただきます。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 総務課長。 〔総務課長 岡林正憲君登壇〕
◎総務課長(岡林正憲君) 8番大原議員の車に明かりをつけて事故防止のご質問にお答えをいたします。 交通事故防止のため、昼間の運転時に点灯したらとのご趣旨のご質問でございましたが、伊野署に問い合わせしましたところ、2輪車については相手車両から発見されやすく、それなりの効果はあるようですが、4輪車についてはその効果を把握してないとのことでありますが、長野県警がパイロット、いわゆる試験的に実施している効果も参考にしてみたいと考えております。 町としましては、子どもさんからお年寄りの方々まで、幅広く交通安全意識の普及啓発や事故防止のための安全教室を開催するなど、交通事故のない安全なまちづくりに努めているところでございます。 以上です。
○議長(畑山博行君) 2回目の発言を許します。8番。 〔8番 大原孝弘君登壇〕
◆8番(大原孝弘君) 口腔の件で再度お伺いいたします。 生涯必要な口腔ケアでございますし、年間を通して定期的に訪問し、無料診療をしていただきたい。また、こういう考えはございませんでしょうか。 また、無料診療の人数とか範囲などについても、予算の措置も必要なので十分検討していただきたい。なぜならば、介護の重度の方々、また通院の困難な方のためにぜひとも訪問無料診療の充実を図っていただきたい。このことを再度お伺いして終わりにいたします。
○議長(畑山博行君) ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 大原議員の2回目の訪問無料診療はできないかということでございましたが、現在どういうふうな制度があるのか、ちょっと把握しておりません。ただ一般のやっております検診等につきましては、これは老人保健法に基づきまして実施しております。こういう無料の診療というのは制度上あるのかどうか、ちょっと調べてみて検討したいと思います。 以上です。
○議長(畑山博行君) これで8番大原孝弘君の一般質問を終わります。 ここで15分間休憩いたします。 休憩 14時3分 開議 14時20分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。10番、山岡勉君。10番。 〔10番 山岡 勉君登壇〕
◆10番(山岡勉君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。簡潔にやりたいと思います。 まず、1点目は乳幼児福祉、聞こえてくる子育て世代の願いということでございまして、要点、少子・高齢化対策の具体は、あとの医療費無料化就学前まで早急に取組めと、この質問と関連づけまして、まずお伺いをしてみたいと思います。 平成15年度の予算編成にあっても、町長は少子・高齢化対策として子育て支援事業を積極的に進めていく旨、3月定例会行政報告でも触れられております。その具体と利用状況等を含めた事業の現況について、まずお伺いをいたします。 続いて、医療費無料化就学前まで早急に取組めということでございまして、今少子・高齢化は一つの社会問題となっておりまして、この少子・高齢化は介護保険制度や年金制度等へも影響をもたらすものでございます。また、何よりも少子化は地域経済の活力をも失わせるものであるとも言われております。 前段お伺いしましたように、当町においては、るる子育て支援策にも取組んではおりますが、決して十分とは言えない現状と思われます。少子化対策、子育て支援策をさらに前進させて、伊野町においては子育てがしやすいんだと言われるように、この助成の拡充に取組むべきではないんでしょうか。今全国的にも県下的にも、就学前までの医療費の無料化は大変大きな流れとなっております。 今日は許可をいただきまして、少しグラフをつくって来ました。町民課長はそちらですね。それから町長はこちらですけど、多分今の当町の助成制度については、町民課長はもう十分ご承知されておると思いますんで、ちょっとこれ町長の方へ向けまして。 町長、今乳幼児医療費の無料化の助成が当町がどういう状況にあるかはご存じですよね。ご存じですよね。入院については県が就学前まで実施をしておりますので、入院治療費の助成については、就学前まで県が2分の1、町が2分の1で助成がなされております。それから、通院につきましては、県がゼロ歳児を対象に助成をしておりますので、ゼロ歳児については県が2分の1、それから町が2分の1で助成をしております。それから、1歳、2歳児については、これは現在町単で助成をしております。そうですね。それで、3、4、5歳がこの点線の部分なんですが、この部分がまだ未実施ということで残っておる訳です。少子化対策は本当に今一つの社会問題でもありまして、やはり機を見て敏なり。町民にとってよりよい施策をやはりタイムリーに執行することが大事だと思いますんで、今日はこの部分の未実施について、このグラフを使いながら大いに議論をさしていただきたいと思います。 そうですね、関連して、これ県の動向です。県の動向は、実施をしてない市町村が1町村、それから2歳未満が4自治体、3歳未満が21、4歳未満が8、就学前までが現在19となっておりまして、現在伊野町、吾北村、本川村という枠組みで合併論議が進められておる訳ですが、お相手の吾北村は平成8年11月1日から就学前まで助成をしております。それから、もう一方のお相手の本川村は、平成12年4月1日から就学前まで助成をしております。どうする伊野町。ちょっとここへ檄を入れさしていただきました。これは、大いに町長のご答弁を聞かしていただいた上で議論を進めていきたいと思います。 続いて、介護保険、聞こえてくる高齢者の悲鳴と。 聞こえてくるシリーズとして、ちょっと質問をまとめてみました。 まず最初に、保険料普通徴収の未収額の増にどう対処ということでございまして、ここへいろいろ原稿は書いておったんですが、もう単刀直入に簡潔に質問をさしていただきたいと思います。 税務課長、これ見えますよね、見えますかね。 (税務課長尾崎都男君「ええ」の声) これは介護保険料の、いわゆる普通徴収の方の平成13年度、それから14年度のいわゆる未納者数と、それから未収金額、ちょっとこの推移をこのグラフにしてみました。議員の皆さんにも、これです。 平成13年度は、ただこれはどうしても推移をつかむという意味で、平成13年度分については14年3月31日で締めて、これ資料つくっておりますので、この後に納入された方がおいでるかもわかりませんが、推計として13年度分については14年3月31日の締め、それから14年度分については15年3月31日で締めて、一応こういうグラフをつくってみました。 13年度の未納額が195万100円、それから14年度の未納者が3月31日現在で、未納額ですね、341万5,000円、これは倍とまでは行ってないんですが、こういう状態で未納額が増えております。さらに、この保険料の第2段階の方の未納額が他の段階の未納額よりも、これ突出しております。第2段階の方の未納額というのが大変突出をしておりまして、これをまず頭に入れていただきたいと思います。それで、この未納額の年々の増に対して、やはり行政としてどう対処していくおつもりか、その点をお伺いしておきたいと思います。 それから続いて、保険料町独自の軽減をということでございます。ここから本格的に議論をさしていただきたいと思います。 前段質問でも触れましたように、認定者の増や、あるいは伴います介護給付費の増によりまして、第2期事業期間の保険料額は当町は約37%アップをしまして、基準額の3,308円が4,541円と、県下では土佐町の4,800円に次いで2番目の高額となっております。町民の目線、また高齢者の目線に立ったとき、やはり町として、保険者としての対策が今求められておるんじゃないか、このように思う訳でございまして、中でも先ほどの保険料第2段階の方の負担が大変大きなものとなっておる、そういう実態が先ほどのグラフにあらわれておるわけでございます。 県下でも、この第2段階の保険料の方の保険料の軽減を始めた自治体が10市町村ございまして、その軽減内容については、第2段階の保険料額を一定の要件をかけて第1段階の保険料額とする、こういった軽減策が5自治体、第2段階の保険料額を賦課保険料額の3分の1を軽減する自治体が5自治体と、このように拡大をしておる訳でございます。 これが保険料第2段階の保険料の軽減を実施しておる自治体でございます。高知市をはじめ10自治体がこういう軽減策を実施しております。 先ほどのグラフで説明さしていただきましたが、どの自治体も要するにこの第2段階の保険料に非常に無理があると、この第2段階。ここへびっくりマークで印をしております、この第2段階の保険料が非常に負担になっておる。じゃあ、その第2段階の保険料というのは、収入面でどういう定義になっておるかといいますと、本人及び世帯全員が住民税非課税であると、こういう方が第2段階の保険料である訳です。 さて、この第2段階の保険料の方の収入が、こういうふうに大変収入がかなりある方と実際にもう本当に収入が少ない方と、非常に幅が大きい訳です、幅が。だから、実際にこの収入の低い方の方には大変大きな負担になっておる訳です。だから、先ほど言いました県下の10自治体においても、この第2段階の方には一定の手だてが必要だということで、軽減策を実施をしておる訳です。 さてそこで、きちっとしたこういう要件を設けておる訳ですよね。例えば、第2段階被保険者であること、世帯員全員の前年の年間収入金額の総額が基準額以下であるもの。この基準額については、これは大いに検討をせないかんと思う訳ですが、市町村民税課税者と生計をともにしていないこと、市町村民税課税者の扶養を受けていないこと、不動産及び預貯金を活用してもなお生活に困窮している方、こういう要件をきちっと定めて、本当にこの第2段階の保険料の中の収入の少ない方に対する軽減策を実施をしてる訳です。これ町長よく頭に入れておいていただいて、後ほど是非ご答弁をいただきたいと思います。 ここで議論をする訳ですので、例えば是非町長には、こういう手当ては必要だと認識しておる、また本当に必要でないと思っておいでたら、こういう手だては全く当町においては必要ないと考えておるとか、必要とは認識しておるが、これこれこうで、今の段階では軽減ができないんだと、やっぱりここで本質的な論議をして、町民の皆さんにきちっとわかっていただけるような是非今日は論議をさしていただきたいと思う訳です。 以上の点について、保険料の独自の軽減についてはご答弁をいただきたいと思います。 それから続いて、利用料町独自の軽減を。 訪問介護サービスの新規利用者に対する軽減をということでございまして、これも何度かずっと質問をしてまいった訳ですが、当町においてはいまだ軽減策実施するには至ってない訳でございます。 この件についても、県下的には非常に軽減を実施しておる市町村がございまして、県下で14市町村が訪問介護サービスの新規利用者に対するサービスの利用料を、制度開始前からサービスを利用しておる方と同等の軽減を実施しておる自治体が県下で14市町村ある訳でございます。 午前中の他の議員の質問でもございました。やはり介護保険料の高騰は施設給付費の増大、これがやはり一番大きな原因ではなかろうかと思います。やはり在宅介護サービスですね、これを充実させることによって、また施設給付費を一定抑えていくという、保険料の高騰を抑える一つの方策であると思う訳ですが、この件について町長のご見解をお伺いをいたします。 続いて、学校施設設備、聞こえてくる子どもたちの叫びということでございまして、1点目は一般教室へ扇風機の設置を求めるものでございまして、今年も5月、6月と非常に暑い日が続いておる訳ですが、子どもたちの学習能率、また効率を上げる意味でも、またより良い環境の中で学習できるように、一般教室に扇風機を設置すべきと考える訳でございますが、この件について、これは前の議会でも質問をしたんですが、教育長のご見解をお伺いしたいと思います。 それから、要点の2番目はトイレ等快適環境ということでございまして、こういう言葉があるんです。トイレは人権である。このようにも言われておりまして、先般町内の小・中学校を、いわゆる委員会で学校訪問をいたしました。やはり、現場のトイレ等について感じたところでございますが、校舎内に悪臭の漂うトイレもございました。また、トイレ内のタイルがはがれたり、手洗い用の水道栓が壊れたままになっておるとか、非常に劣悪感を感じた訳でございます。 学校ではいろんな当然問題もあろうかと思います。例えば、いじめとか不登校とか、非常に対応の難しい問題もある訳ですが、このようなものはやっぱり工事を施することによって改善をできる訳でございますので、是非早急に改善すべきでないか、このように思う訳です。トイレの劣悪さのため学校のトイレでは用を足したくない、こういう子どもがたくさんおるようでございまして、これではよりよい学校生活は送れないと思うんですよね。教育長の所見を伺います。 続きまして、教育基本法、聞こえてくる現場からの改定反対の声。 今、文部科学省の諮問機関でございます中央教育審議会の答申を受け、教育基本法の改定論議がホットな論争となっております。去る5月25日、文部科学省は教育基本法改定について、教育改革フォーラムの第3回会合を新潟市で開いた。パネリストからは、法改定の必要性や愛国心を盛り込むことについて疑問の声が相次いだとの記事が5月26日高新でも紹介されておりました。 また、教育基本法見直し反対や、この基本法の改定ではなく現教育基本法の理念の実現を政府に求める意見書を採択した市町村議会が全国で100を超えたとも報告されています。さらに、全教などが実施した教育基本法改定の是非を問う全国教職員投票のインターネット投票で集められた最終集計によると、現場の8割の教職員が改定に反対をしておる訳でございます。この教育基本法の改定論議について、町教育行政の長としての率直なご見解をお伺いしておきたいと思います。 これと関連をいたしまして、義務教育費国庫負担について所見を問うものでございます。 さて、地方税財政の三位一体改革を盛り込んだ骨太の方針第3弾が示されました。国庫補助負担金約20兆円のうち、どの補助金を削るのか、骨太の方針第3弾からは削減の目標の4兆円の中身はなかなか見えてこない訳でございます。いわゆる、玉虫色の方針と言われておる訳です。当初の議論では、公共事業にはメスを入れない。4兆円の削減でしたが、その中には公立学校の人件費を半額負担する義務教育費国庫負担金約2兆8,000億円など、大物が含まれていたと6月28日の高知新聞朝刊で報じられております。 さらに、2006年度までの3年間で4兆円を削減するなら、単純計算で1年当たりの削減額は約1兆3,000億円。昨年末、義務教育費の一部約2,200億円の削減を目指すとしただけに、政府内には来年度予算でそれなりの結果を出さないと先送りとの批判を招きかねないとの声も出ておる訳でございます。さらに、どれだけ大物に切り込めるかが改革の成否を分けることになりそうだ。これは、同じく28日の高知新聞朝刊で紹介をされておりました。このように、教育という国の根幹制度の見直しがくすぶり続けておる訳でございますが、この件について率直な教育長のご見解をお伺いをしておきたいと思います。 続きまして、市町村合併、聞こえてくる未来への警鐘。 要点は、住民からの問い合わせ、質問等には納得いく説明をということでございます。 今回の市町村合併には理念が見えないということで、地方分権を掛け声に、交付税削減というむちで、地方自治体はどうあるべきかという本質的な論議もそこそこに、せき立てられるような形での合併には私は当初から反対をしてきたところでございます。しかしながら、理念なき合併反対の声は、まさに多勢に無勢という形でかき消されてしまいまして、現在合併協議会において来年10月1日の合併に向け、粛々と協議が重ねられておる訳でございます。 合併協議会での協議は、それはそれといたしまして、今回の合併に関して住民の皆さんからのいろんなご意見や問い合わせには、行政として説明責任があるんではないでしょうか。 そこで、お伺いをいたしますが、まずこの合併問題に関する住民の問い合わせ等に対して、本当に住民の皆さんに納得いただけるような対応ができておるのかどうか、これをまず1点目お伺いをしておきたいと思います。 そして2点目は、合併は住民の皆さんにとっては大変大きな変革だと思うんです。変革。不安や期待が交錯しておるんではないんでしょうか。この合併に関して、また合併問題に限らず、町の主体性は十分発揮されているんでしょうか。 先般、質疑等でも、重度心身障害者に対する福祉助成の見直し等についても、私少し意見を言わしていただいたんですが、県がこうだからもうすべて右へ倣えというんでは、これは余りにも地方の自治体としては寂しい姿勢だと思うんです。やはり、地方の自治体としての主体性、そういったものを大いに見せていただきたいと思うんですが、そういう意味でも、この合併問題に限らず当町の主体性は十分発揮されておるのかどうか、この点についてお伺いをしておきたいと思います。 続いて、町上水道の混乱、聞こえてくる供給地域からの声。 このテーマは他の議員さんも数多く通告をされておりまして、私は3点についてお伺いをしたいと思います。 新たな水源地確保に向け、即時調査活動をということでございます。 今回の濁水供給により、現音竹水源地には水源地として不適であることが判定されたと思います。町長の行政報告にもありますように、仁淀川右岸に新たな水源地を確保しており、(仮称)仁淀川橋の進捗にあわせて進めていくとのことでございました。この水源地における原水調査等即時調査活動を行うべきではないんでしょうか。これは、もう既に過去やられておるんでしょうか。 また、この水源地以外は考えられないのか。仁淀川橋の進捗にあわせてとのことでございますが、配水管内のマンガン等の付着は、先般の洗浄で本当に100%きれいになったとは、これは言い切れない訳でございまして、今後も管内の流速等の変化によりまして、濁ることは十分これは考えられるんではないんでしょうか。 さてそこで、町長はまず1点目、新たな水源地確保が必要であると、これはそういうご認識であろうかと思います。そして2点目として、新たな水源地は仁淀川右岸であると、こういう町長の認識であろうかと思います。そして3点目、(仮称)仁淀川橋の進捗にあわせて進めていく、これも町長のご認識であろうかと思います。4点目、その間は検査・点検の徹底、配水管の清掃等、異常が発生したときの危機管理マニュアルを作成し行動していくと、こういう報告もされております。 上水道は、仁淀川橋の工事の工期とは関係なく、毎日飲み水として、供給地域に24時間切れ目なく供給をされておる訳でございますが、この町長の現在の方針で問題はないんでしょうか。これ以外には方法は考えられないんでしょうか。このことをお伺いをしておきたいと思います。 それから、2点目でございます。よりよい水質の水供給に向けた攻めの取組みを。 伊野町は、清流仁淀川、日本でも本当に有数の清流の伏流水を水源として町内に水を供給しておる訳でございます。例えば、水道法上の検査、点検等は、これはもう本当最低ラインのチェックだと思うんですよ。いや、私はむしろこれだけの自然文化に恵まれておる訳ですから、日本一の仁淀川の伏流水を日本一すばらしい水質の水として町内に供給していくぐらいの、それぐらいの取組みをしていくべきじゃないか、それぐらいの意識で水道行政に取組んでいくべきではないのか、このように思う訳ですが、町長の所見を伺います。 続いて、必要ないか、職員体制の見直し。 二度と今回のような濁水供給による混乱を起こさないためにも、24時間切れ目なく供給される水の水質管理、いわゆる品質管理要員ですよね。また、原水取水から水道水供給までの間には、非常に故障する機器類あるいは器具類が多いんではないんでしょうか。そうだとすれば、水質管理、機器類等の点検、また先ほど申しましたように、水道法上に定められた検査体制ではなく、もっと積極的な水質検査を行いながら、色度や水の濁度等については毎日チェックしていくぐらいの、それぐらいの安全対策、必要じゃないんでしょうか。そういう観点から、やはりこれらを専門的にチェックしていく職員を配置すべきじゃないかと思うんですが、町長のお考えをお伺いをいたします。 最後に、仁淀病院は地域医療のかなめ、聞こえてくる患者からの声。 院所を挙げて接遇改善をということでございまして、組合議会の方でもいろいろ経営改善に向け、またより良い地域医療のかなめとしての病院に向け、議論をされておるものと理解をしておるところでございます。 仁淀病院にかかっておる患者さんから何回か聞いたわけでございます。非常に、なかなか親切な対応していただけないと、こういう声を何人かの方から聞いております。検診や、例えば病気で病院に行かれる方は、非常に不安、心配な精神状態の中で病院に行く訳でございます。私はそういったときに、例えば看護婦さんの対応や、あるいは受付の事務の皆さんの対応、こういったものがもう既に医療の一環であり治療の一環であると、こういう考え方でやはり院所を挙げて取組むべきではないんでしょうか。高い医療器具を買うより、これは大きな財源を伴うわけではないんですから、是非こういった点についても組合議会の方で大いに議論をしていただきたいと思う訳ですが、町長のご見解をお伺いしまして、1回目の質問を終わります。 町長、ご答弁のときにこれをちょっと見ながら答弁していただけたら、非常に本当の議論ができると思うんですが、何でしたら僕の方から掲げておきましょうか。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 山岡議員のご質問にお答えをいたします。 保険料、町独自の軽減を、第2段階被保険者をのお尋ねがございました。 1号被保険者の約44%に当たります第2段階の皆様の介護保険料につきましては、基準額の75%と伊野町では低く設定されております。仮に、第2段階の保険料をさらに軽減させますと、その分の保険料をその他の段階の皆様で負担していただかなければなりません。平成15年度から平成17年度までにつきましては、この3月議会で介護保険料も既に決定しておるところでございます。また、特定の方の保険料を軽減し、他の階層の方に負担を求める方法は、私は避けるべきであると3月議会に報告をいたしましたし、また町財政から補てんするということは、この事業の制度の趣旨からも、また伊野町財政上からも適当ではないと考えているところでございます。 以上のことから、町といたしましては現時点では5段階制度が適正、公平であると考えておりますが、今の平成17年度と申しますと合併をしております。合併後の見直し、検討は十分行っていくべきであると考えおるところでございます。 次に、訪問介護サービスの新規利用者に対し、町独自で利用料の減免をとのお尋ねがございました。 現在行われています利用料の減額は、介護保険法施行前のホームヘルプサービス事業におきましてホームヘルプサービスを受けていました低所得の高齢者等の利用料負担が、介護保険制度になりますと10%となることで、介護保険制度導入に伴う利用者負担の激変緩和の観点から、利用者負担につきましては軽減措置をしながら、訪問介護サービスの継続的利用の促進を図るというものでございます。 利用料の減額期間は、平成12年4月から15年6月までは3%、15年7月からは6%、17年度から本来の10%になる予定でございます。これは、介護保険という制度を円滑に導入する上での特例的な措置でありまして、こういった利用料減額をすべての新規の利用者の方まで拡大することは適当でないと考えているところでございます。 次に、市町村合併について2点お尋ねがございました。 まず、住民の皆様からのお問い合わせ、質問等に納得いく説明をとのお尋ねがございました。 町役場にも、合併に関する問い合わせが電話やメールであり、その都度お答えしてきたところでございます。本年1月に合併協議会が設立されてからは、役場への問い合わせはほとんどございませんが、合併協議会にはメール、はがきにより数多くの問い合わせがあっておりまして、合併協議会ではその都度返信するように努めているところでございます。 また、1月から2月にかけて実施いたしましたアンケート調査時に寄せられましたご意見やご提案についても7項目に分けまして、合併協議会だより臨時号として7月上旬には各戸への配布を予定しており、今後におきましても速やかに対応してまいりたいと思っております。 さらに、この秋行政報告を行いますので、同時に合併に関する説明も行ってまいりたいと考えているところでございます。 次に、新まちづくりの主体性についてお尋ねがございました。 合併協議会の新町将来構想策定小委員会において、3町村の将来の姿等に関する住民意識のアンケート調査の結果を十分考慮し、新町の将来構想を策定しているところでございます。このことが一つの主体性とも言えると思いますし、3町村の自然を生かしたまちづくりや環境、教育、産業、福祉、医療といった3町村のカラーも出してまいりたいと考えているところでございます。 次に、町上水道の混乱について3点お尋ねがございました。 まずは、新たな水源地確保に向け即時調査活動についてですが、行政報告で申し上げましたとおり、水源地の変更は高知西バイパスの橋梁工事の進捗にあわせて計画してまいります。現在は、仁淀川右岸で進めるのがベターではないかと考えており、日本一の水に近づけたいと考えているところでございます。 また、危機管理マニュアルについては整備されておりませんでしたので、早急に作成をいたしますが、その危機管理マニュアルの中には、例えば400ミリの配水管の洗浄。音竹の水源地から天神を通って約2キロ少し延長があるパイプでございます。その配水管の洗浄につきましては、他の200ミリとか75ミリとか分岐しておりますパイプに取水栓を取りつけるなどして、洗浄の際の汚れを他の管に移さない手だてをして、その後洗浄してまいりたい、これも年1回は実施してまいりたいというふうに考えておるところでございます。 また、よい水質の水供給に向けた攻めの取組みにつきましては、これまで安全な水を供給してまいりました音竹浄水のマンガン、鉄、色度、濁度の水質検査を山岡議員は毎日検査してはといったご質問がございましたが、今まで月1回実施していましたところ、本年6月から月2回の回数を増やしているところでございまして、機器の点検項目、回数につきましてもメーカー側と協議し、見直し、改善を図り、危機管理マニュアルの中にうたい込んでまいりたいと考えているところでございます。 そして、職員体制の見直しについてのご質問もございました。 現時点においては、経験豊かな人材を配置していますので見直す考えはございませんが、合併後においては簡易水道も増すことや広域化することなどから、体制について検討しなければならないと考えているところでございます。 なお、技術的には町内水道5事業者とも連携を本年4月から実施していますので、水道事業者とも改善策を検討してまいりたいと考えているところでございます。 次に、仁淀病院の接遇についてお尋ねがございました。 仁淀病院は地域の中核的な役割を担う公的病院として、接遇の重要性は他にも増して求められていると認識しており、常日ごろから接遇の向上を図っているところでございます。接遇に関するご意見は、患者さんから直接お聞きすることもありますし、また院内5カ所に設置しております意見箱への投書といった場合もございます。ちょうだいいたしましたご意見には、優しい言葉がけや細やかな気配りに対する感謝のお言葉もございますし、またあいさつがないといったご指摘もいただいておりますので、毎月1回各部署の代表で構成します診療連絡会に報告し、改善に努めるよう指導しているところでございます。 なお、山岡議員が複数の方から接遇が悪いといったご意見をお聞きしておるようでございますので、この場でなくても結構ですが、具体に教えていただければ、診療連絡会では個別対応も行っておりますので、改善を行ってまいりたいと考えているところでございます。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) 教育長。 〔教育長 濱田 啓君登壇〕
◎教育長(濱田啓君) 10番山岡議員のご質問にお答えいたします。 まず、学校施設整備、一般教室に扇風機設置をのご質問でございます。 学校の一般教室への扇風機設置の件につきましては、昨年の6月議会で、また学校訪問の際にもご指摘があり、暑さと湿気対策の両面から、児童・生徒の体調を考えて検討してまいりました。一部の学校では、家庭用の扇風機を図書室、職員室、特別教室等に設置していますが、一般教室には設置しておりません。ただし、小規模校、神谷小、勝賀瀬小には教室に配置する家庭用扇風機がございます。 子どもさんの健康、体調の維持・増進することが最も大事なことであると考えていますので、現在特に湿気のひどい学校について除湿機の設置、換気設備、施設改造等の検討を行っております。 全校への扇風機設置については、多額の経費、設置費、維持費等がかかることから、財政面、教育効果等を考え、また各学校の状況、温度、湿気の状態、換気等を考慮しながら対応しなければならないと考えております。基本的には、環境整備の充実には財政のことも伴いますけれども、積極的に取組んでいきたいと思っております。 2点目のトイレ等快適環境をというご質問でございます。 学校のトイレ等衛生環境については、日常より清掃、消毒等常に気をつけ、快適な環境の維持に努める必要があると思っております。現在、一部の学校において臭い、湿気が多い、暗い等の問題があり、対策を検討しています。また、便器の補修を要する学校もあり、補修工事を計画しております。 排水溝の清掃、補修等、緊急を要するもの及び配当予算内で処理できるものは早急に実施しておりますが、施設の改修等、多額の経費を要するものもあり、すぐに取組むことが困難な学校もございます。トイレの快適な環境を維持するために、学校、現場と協議しながら取組んでまいる所存でございます。 次に、教育基本法改定論についての所見をというご質問でございます。 日本の伝統や文化を理解し、郷土や国を愛する心を育てることや、社会で生きていくために必要なモラルや倫理観、道徳心を身につけた子どもを育てることは大変重要な教育課題であります。また、教育は、学校、家庭、地域社会の3者が協力し合い支え合って成り立つもので、家庭や地域の教育力の回復は重要な課題だと認識しております。 このような教育課題を解決するためには、3月20日に出された中教審答申などを素材として、国民全体がともに責任を負い、ともに教育に責任を果たすには何をすべきか、子どもの皆さんが将来の夢を描き、生き生きと学べるようになるためには教育はどうあるべきか、そういった方向で建設的な論議が深められることがまず大切であると考えます。 教育基本法の改定の是非については答申を受け、内容や法改正のあり方を話し合うシンポジウムも開催されました。こうした国民的な論議、合意を踏まえて判断すべきであると私は考えております。 次に、義務教育費国庫負担についてのご質問でございます。 義務教育費国庫負担制度については、対象経費の見直し、定額化、交付金化、全額一般財源化、事務・栄養職員の一般財源化等が提言、検討されております。仮に、一般財源化されれば、地方の財政状況等によっては義務教育への支出の減少を来し、教育条件、ひいては教育水準の著しい低下を招く可能性があり、地方格差が生じるとともに、一定の水準を保つことができなくなることが心配されます。このことは、すべての子どもさんが全国どこでも無償で一定水準の教育を受けられることを保障している憲法にも影響してまいります。 地方権限と責任を拡大し、地域の実情や住民のニーズに即した行政サービスの提供を図る地方分権の推進が行財政改革の進むべき方向であるとの認識に立ちつつも、地方分権の名のもとに地方の切り捨てにつながらないよう、現行の義務教育費国庫負担制度の堅持をすべきと私は考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 10番山岡議員にお答えいたします。 乳幼児福祉、少子・高齢化対策の具体策はということでございますが、保育所では今までどおり乳児保育、障害児保育あるいは延長保育、また昨年から一時保育事業も行っております。 また、保育園に行ってない乳幼児のためには、伊野町総合健康センターにおきまして子育て支援センター事業としてぐりぐらひろばを開設しております。 また、母子保健事業といたしまして4カ月児、7カ月児あるいは1歳6カ月児、3歳児健診などをやっております。 また、町民課の方におきましては、出産祝い金とか、乳幼児医療とか、児童手当、児童扶養手当などの業務を行っておるところでございます。 最近は、非常に業務の量が増えておりまして、このためこの4月から保健師と管理栄養士を1名臨時で雇用しております。そして、課内の体制といたしまして、福祉の第一係に保健師を1名配置いたしまして、子育て支援、障害児・者の担当として対応してるところでございます。 また、介護予防の方につきましても2名の保健師を配置いたしまして、それぞれ対応しております。 また、管理栄養士につきましては2名体制といたしまして、住民のさまざまのニーズに対応できますように、いろいろと対応してるところでございます。 以上です。
○議長(畑山博行君) 税務課長。 〔税務課長 尾崎都男君登壇〕
◎税務課長(尾崎都男君) 10番山岡議員のご質問にお答えをいたします。 介護保険料、普通徴収の未収額の増にどう対処というご質問でございますが、本年度は介護保険料が増額されたことから、昨年度より滞納金額が増えることが予想されます。滞納が増加すると、介護サービスに係る費用不足、また将来の保険料への影響等が懸念されます。町としては、制度の公正さを保つためにも、また滞納者には将来介護費用の自己負担が多くなること等をご説明し、ご理解を得られるよう徴収に努力してまいりたいと考えております。 なお、差し押さえも含めた滞納整理も検討してまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 町民課長。 〔町民課長 堀地省三君登壇〕
◎町民課長(堀地省三君) 10番山岡議員にお答えをいたします。 乳幼児福祉のご質問の中で、イ、医療費無料化就学前まで早急に取組めというご質問でございますけれども、当町での取組み状況につきましては、当町では平成13年4月1日より、1歳から3歳未満の幼児の外来診療につきまして町単独で助成を開始をしておるところでございます。これまでの実績は、平成13年度決算額1,095万5,960円、平成14年度決算額1,039万9,064円となっております。 対象を1歳から3歳未満としたのは、この時期がさまざまな病気等にかかりやすい時期で、家計に占めております医療費の割合が高いと言われているゆえんであります。したがって、医療分野における就学前の医療費助成のうち最も重点的に、しかも効果的に行うためには、当町が行っている1歳より3歳未満までが最も助成を要する対象者であると考えております。 ところで、医療に関する動向といたしましては、平成14年10月1日から医療制度改正によりまして、3歳未満の乳幼児医療の一部負担金の割合が3割から2割に軽減され、医療分野においても国を挙げて少子化対策に取組むあらわれの一つと見てとれると思います。しかも、注目すべきは、医療制度改正において3歳未満までに2割負担を限定している点であります。その意味では、当町が実施している3歳児未満までの外来診療に対して助成しているのは、現状の中でなし得る適切な判断と考えています。 したがいまして、3歳以上になれば比較的幼児の体力、免疫力も増し、通院の頻度も減少すれば家計に及ぼす影響も大幅に減少していくものと考えられ、現行のままであっても県の制度である就学前までの入院制度との併用により、家計に大きくのしかかる事態は回避されるものと考えております。 さらには、障害児や母子家庭等の方には特別児童扶養手当や母子家庭医療制度があり、それぞれの必要に応じて対処できるようになっておるところでございます。 そうした事情を踏まえ、当町におきましては、今後より一層厳しくなる財政事情にあっても、現在の町単独の乳幼児医療助成制度が後退することのないように努力してまいりたいと考えております。
○議長(畑山博行君) 2回目の質問を許します。10番。 残り16分。 〔10番 山岡 勉君登壇〕
◆10番(山岡勉君) はい。医療費無料化の就学前までの取組みについて、再度質問をいたします。 課長は、要するに3歳未満までは病気にかかりやすいと、それでそれ以降は余り病気にかからないから今の助成制度で十分だと、こうおっしゃられるわけですが、それだったらですよ、これ就学前まで延ばしてもそう財政負担は伴わないんじゃないですか。 だから、全国的な動向を見ても、ちょっとこれ小さいからわかりにくいと思うんですが、2001年4月時点では3歳未満までの助成が1,522自治体、2002年度は1,233と、こうぐっと減っとるわけです。その分がどこへ行っているかというと、ここの就学前まで全国的にもう延ばされておりまして、2001年度597自治体が2002年度875自治体と。児童手当とかいろいろ国もそういう少子化対策に取組みゆうわけですが、やっぱり地方も積極的に今の社会問題である少子・高齢化対策に取組むべきじゃないんですか。そんなにこれから先病気にかからんのだったら、本当就学前まで取組んでも余り財政負担は伴わないと思いますよ。財政的な理由で何か今取組めんとかというようなお答えだったと思いますが。 それと、ちょっと参考までに、ちょっと見えにくいかもわからんですが、13年度を例にとりますと乳児の助成金額が863万円。乳児ということは1歳未満ですよね。1歳から就学前までで1,095万6,000円。それから14年度は乳児の助成金額が約1,000万円。対して1歳から就学前までが1,039万9,000円、これぐらいでございまして。これはどういうふうに判別したらいいんな。いやいや、ちょっと待ってくださいよ。ちょっと自分がつくったかがわからんといったことは。 まあもとに戻しましょう。 要するに、3歳以降については、就学前まで延ばしてもそう財政負担は伴わない訳ですよ。それから、県下的にも今紹介しましたようにこういうことですよね。市町村数についても、もう就学前まで実施しておる市町村が県下でも19市町村と。合併協議が進みゆう吾北村、本川村、相手方にしても、もう既に就学前まで実施をしております。 今、合併論議がいろいろ云々されゆう訳ですが、痛みだけではなくて、合併をすることによってこういった助成制度も拡充されていく、こういう部分もあってもいいんじゃないですかね、町長、どうでしょうか。 今日はちょっとわかりやすい議論をさしていただきたいと思いますが、取組んでください。子どもが少ないと、町自体が元気がなくなるんです。地域経済も本当に力をなくしてしまうんです。そういう観点から、是非取組んでいただきたいと思います。課長の方からも物すごいアドバイスがありましたよ。これから上は余り病気もせんし、財政負担もほとんど伴わないということでございますので、是非これについては取組んでいただきたいと思います。 それから、これをもう一回ちょっと上げまして、13年度は半期が半額徴収やったんですよね。それから、この13年度の後半から介護保険料が全額徴収になった訳です。ということで、13年から14年度に向けてはこれぐらい増えておるわけですが、これは一定道理にかなったもんであると思うわけですが。 さて、今年から介護保険料が37%もアップしたんですよね。これはもう推して知るべしで、単純計算しても、この今年の未収額の341万5,000円から37%、こういうベースで推移すれば増える訳でして、こういう未収額が本当にしんどい中一生懸命介護保険を納めゆう方の保険料へもやっぱりはね返ってくるということは、これは道理の面でも非常に問題があるわけで、これはこれですよね。これはこれで、町長に簡単に答弁をされたんですが、合併も控えておるから、合併するときには是非こういうことも検討せないかんやて、そういう答弁はいかがなもんですかね。必要であるならば、早くやっぱり取組むべきやと思いますし、何事も合併のときに、合併のときにという、これは行政の姿勢として私は納得できない訳ですが。 この保険料の第2段階の方の保険料を実際に軽減しておる自治体が、高知市、須崎市、南国市、野市町はじめ、県下でも10自治体ある訳です。それは、もう一回言いますよ、なぜか。この第2段階の方の保険料の収入定義というものは本人及び世帯全員が住民税非課税であると、こういう方が第2段階の保険料として一くくりにされている訳ですよ。しかしながら、実態はこの第2段階の方の収入というのは非常に幅が大きくて、収入がある人は結構あるんですよ。収入のない人は本当になくて、だから収入の少ないこちらの方、この部分の方は大変大きな負担になっておる訳です。したがいまして、こういった要件をきちっとつけて、先ほど言いました軽減策を実施しておる訳です。 それで、町長、こういう答弁を是非いただきたいと思うんです。この第2段階の方の保険料には一定大変な大きな負担になっていると思われるかどうか、それをまずお伺いします。 それで、この第2段階の方の保険料については一定の配慮が必要であると認識しておるか、そんな配慮は全く必要ないと思われておるのか、それを2点目お伺いしときたいと思います。 もし、この第2段階の保険料の方に対する配慮が一定必要であるともし町長思われるんでしたら、じゃあ保険料の軽減策なぜできないのか。なぜできないか、これを是非お伺いをしておきたいと思いますが、いかがでしょうか。 それから、教育長に再度お伺いいたします。 この義務教育費国庫負担、これがいわゆる一般財源化すると、非常にいろんなところに悪影響が出てくるという、そういう教育長もご認識であろうかと思います。それは、いろんなところへ影響が出てくると思うんですよね。例えば、本当に国がこの義務教育費国庫負担制度をそのまま例えば地方なんかへ渡したりすると、これは本当に将来見えるのは、県が半分負担して市町村が半分負担しなさいよという、こういうところまで非常に心配をする訳でございまして、これは大変重要なことだと思うんですよ。そこで、伊野町教育委員会として義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書なんかをひとつ上げてみたらどうかと思うんですが、それぐらい大事なことだと思うんですよ。それについて再度お伺いをしておきたいと思います。 市町村合併の前に、いわゆる学校の施設設備に関することですが、これはもう少し踏み込んで議論もしたい訳ですが、来月ですかね、子ども議会も計画をされておるようでございますので、そういった子どもの声にも私自身耳を澄まして、いろんなご意見も聞いてみたいと思います。 ということで、これはおきまして、市町村合併について、合併協議会の方で合併に向けた協議は本当に粛々と進められております。それはそれとしまして、今回の合併について、例えば町民の皆さんから町に対していろんなご意見とか質問があった場合には、私はこれだけ地域住民の生活が変革するような、地域の皆さんにとっては大きな出来事だと思うんですよね。いろんな不安とか、もちろん合併に大いに期待をされている方も当然これはおられると思う訳ですが、そういった皆さんからの質問については是非納得がいく説明をしてあげていただきたい。 また、もし質問があった場合にはそのようにしておるというようなお答えであったと思いますが。
○議長(畑山博行君) 残り2分です。
◆10番(山岡勉君) はい。住民の皆さんから聞く話は決してそうじゃなくて、いろんなことを町の行政の方へ問い合わせしても、本当にかまでカヤを切るような、そういったお答えをされるような、そういうふうに感じておる方もおるんです。私も決してそうじゃないと思うんですけど。これからもいろいろ、いろんな不安なときには当然行政に対する問い合わせ等もあろうかと思う訳ですが、本当に住民の皆さんが納得できるような対応を是非していただきたいというように思います。 以上、再度お伺いをいたしまして、私の再質問を終わります。 あ、もうこれは下げらしていただきます。
○議長(畑山博行君) 執行部、答弁。教育長。 〔教育長 濱田 啓君登壇〕
◎教育長(濱田啓君) 10番山岡議員の2回目のご質問にお答えいたします。 まず、組織立った要望をというご質問でございました。 我々伊野町教育委員会が所属しております高知県市町村教育委員会連合会は、一応連合会会長名、我々は理事を務めておりますけれども、連名で高知県教育委員会の方へ国への堅持という形で働きかけをよろしくお願いしたいという要望を上げておりますし、一方全国町村教育長会が先般5月の末に東京というか、さいたま市の方で会がございました。その中にも、国に対しまして町村教育長会連合会連名で義務教育費国庫負担制度の堅持をよろしくお願いしたいという要望を上げておりますので、そういった組織立った運動を行っていることをご報告させていただきます。 以上です。
○議長(畑山博行君) 町民課長。 〔町民課長 堀地省三君登壇〕
◎町民課長(堀地省三君) 10番山岡議員の1歳から就学前までの医療費無料化についての2回目のご質問にお答えをいたします。 今現在、1歳から2歳児の人口は約350人ございます。これに対しまして3歳から6歳児の児童人口が約750人ということで、先ほど議員さんがお考えられておりました町の今の幼児の町単独事業の医療費は1,039万9,064円というお金が平成14年度に要っておる訳でございますけれども、恐らくこれを1歳から就学前の6歳前までにすると、恐らく今年平成14年度の決算額の大体3倍では足りないのではないかと、そのように思われるところでございまして、乳幼児の医療費の引き上げについては難しいのではと、そのように考えておるところでございます。
○議長(畑山博行君) 町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 山岡議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 就学前までの医療費、また保険料の件について、また合併についてのご質問がございました。 町長は第2段階の被保険者に対して配慮しなくてはならないと認識しているのか、認識していればどういった軽減策がとれるのかといったご質問がまずございました。私は、配慮をしておるとお答えをいたしたいと思います。そのために、第2段階を75%に引き下げておるといった思いでございます。 そして、就学前までの医療費につきましては、先ほど町民課長がお答えしましたとおりでございまして、私の回答の中から合併を控えて検討するといった返事があって、町長として今どうなのかといった質問がございました。私は、伊野、吾北、本川で合併を控えて、今こういった保険料についても就学前の外来の医療費についても、これから検討しなくてはならないと考えておりますし、先ほど第1回目の質問でお答えしましたように、保険料、それから利用料につきましては3月議会で議決をいただいたところでございます。 なお、単純に計算をしますと、山岡議員が4兆円とかといった話がございました。国と県のかかわりでは、大体公共投資、高知県の場合は約1%でございます。となると400億円の補助金がカットされると。そしたら、そのうち8割が地方税として税源を移譲してくれる。となると、残りの2割の80億円といったものが不足する訳でございます。それが3年間でございます。80億円と申しますと、80万県民で見ますと、単純に計算しますと、3年間で2万5,000人の人口であれば2億5,000万円の財源が不足すると、年間8,000万円から1億円程度の。 これは荒っぽい計算でございますのでその数字にはなりませんけど、そういったことも懸念をしておるところでございまして、今医療費を就学前まで持っていくとか、それから行政の方から保険料を負担するとか、そういったところは少し時間をいただかないと、私もなかなか判断しかねるところでございます。 そして最後に、合併の質問の回答で、町職員の回答がかまでカヤを切ったような。これは是非とも教えていただければ私がその職員に対して指導を行っていきますし、そういった職員のないような運動を今展開をしておるところでございます。 なお、合併におきましても仁淀病院におきましても、そういった個々の事例がある場合には、またこっそりと教えていただければ対処していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(畑山博行君) それでは、以上で10番山岡勉君の一般質問を終わります。 ここで休憩のため15分間休みます。 休憩 15時50分 開議 16時5分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。9番、津野成助君。 〔9番 津野成助君登壇〕
◆9番(津野成助君) 発言通告に従いまして一般質問を行います。 まず1つは、水道汚濁の問題であります。 水は日常生活に欠かせない、大げさに言うなら死活の問題でありまして、町長の行政報告にもこの問題に対する真剣な取組みがうかがえます。私があえてこの問題について質問するのは、一日も早く町民が安心して生活できる良質の水を提供することが緊急の課題だからであります。 町長の行政報告では、高知県食品検査センターや西日本科学技術研究所に依頼し、濁水についてはマンガンが多いという答えを得て、環境科学専門の今井高知大学教授からは、消毒用の塩素とマンガンが化学反応を起こし、配水管内に蓄積し、流速の変化により流れ出したと思われる、人体の影響につきましては、コップにとって濁りがわからない程度であれば健康上問題はない、そういう回答をされたようですけれども、天神地区のある方は何も知らずにこの水を飲んで数度の下痢をしたと訴えていました。また、多くの方々が市販のボトルに入った水を飲み水にしておる訳でございます。音竹水源地の水は安心して飲むことのできないことを実証しておると思います。 町長は、原水にマンガン等を含まない水源を現在仁淀川右岸に確保してると言っていますけれども、この新しい水源地として確認をしてよいものでございましょうか。 そして、仁淀川橋の進捗にあわせて進めるということでございますけれども、水源地工事の計画を明らかにしてほしいと思います。これは、仁淀川橋ができてからということでは遅い訳で、もう既に新しい水源地を掘り始めるということが一番大事ではないかというふうに思う訳です。だから、もうすぐに始めるということであるかどうか、そこらあたりはっきりしてもらいたいと思います。 それから、人体への影響の問題ですけれども、コップにとって濁りがわからない程度であれば健康上問題はないと言われますけれども、濁った水を飲んで下痢された方もおり、実際どれだけの濁りが見えた場合にはこれが影響するか、濁りがあれば影響するかどうか、なければ影響せんかどうか、そういう点もやはり今度つくられるマニュアルにははっきりされると私は思いますけれども、この水というものは非常に自分たちの生活の基本となる水でございますので、水道行政への不信につながってくる訳です。マンガンを多く含む水が通った配水管は既にかなり付着しており、それが触媒となって新たに付着物がつきやすい、小さい流速の変化で流れやすい。これから濁りが出ることはないと言い切れないと専門家は言ってる訳です。 町長は調査点検の回数項目、配水管の清掃について定期的な作業工程の整備、異常が発生したとき素早い行動ができるように、危機管理マニュアルの作成をして行動に移すとしていますが、これはやはり全庁的に徹底させるつもりなのかどうなのか、お尋ねをいたしておきます。 それから、日高村産廃の問題です。 これ、3月議会に続いて再度の質問になりますけれども、仁淀川の清流と40万県民の水源地を守るためには黙っておるわけにはいきません。仁淀川を死の川にすることはできません。私は、野村日高村議から案内を受けまして、5月24日、日高村政をよくする会が計画された産廃ストップの会に参加したのでございますけれども、この会で住民からの報告で、東洋電化の蛇紋岩の採掘跡地では、20メートルの巻尺を垂らして底に着かないという。山全体が大きく割れていまして、そこでは写真も撮ってはいけない、報道もだめだと、そういうふうに言われたということです。私もこの現地を見に行きたいということで言いましたけれども、これはもう津野さんの行けるようなところじゃないと、こういって断られた訳でございます。 高知新聞の5月16日付のエコプロジェクト推進課の報告が掲載されておりますけれども、そこには蛇紋岩の採掘によるもので、計画に致命的な影響を与えるものではないと説明されています。同課によると、地割れは尾根周辺の東西約300メートルの間に数カ所もあり、地盤にひび割れができたり、最大で2メートルの段差があった。多くの地割れは日数が経過して風化しており、採掘で山の斜面のバランスが崩れたと見れる。渡辺賢介課長は、地割れの実態調査を進めており、用地利用の再検討も必要だと、そういうふうに報告をされておる訳です。施設計画への影響については、1期工事を予定している東側の地盤に問題はなく、地割れは西側、10年後に行う2期工事の区域。それまでに採石業者が尾根を削る方針もあり、計画そのものに致命的な状況ではない、そういうふうに説明をいたしておりますが、文化厚生委員会委員の中からは、崩落のおそれがあるのではないかという懸念の声も上げられていると聞きます。 伊野町、吾北村、本川村の将来の姿に関する意見調査、自由意見欄には、伊野町、土佐市、高知市、春野町の水源地である仁淀川に産廃施設は絶対に建設させてはいけないと日高村には断固申し入れるべきであると、こういうアンケートが載っていた訳でございますけれども、住民と同じ目線を政治信条とする町長として、第3セク、エコサイクル高知、日高村に申し入れができますか、お伺いをいたしておきます。 それから、産廃予定地が昨年の11月柱谷地区を断念をして、本村の蛇紋岩採掘場跡地に正式に変更されたのですけれども、ここは仁淀川に直接流れ込むことになります。最近、南海地震について毎日のように新聞をにぎわせております。昭和南海地震の三、四倍、兵庫県南部地震の64倍とも言われておる訳ですけれども、建設予定地の蛇紋岩採掘場跡は地盤が悪くて危険度が高いと言われます。想定される南海大地震への心配は計り知れないものがあります。仁淀川が汚染されるようなことになれば、清流は死んでしまいます。それでも、町長は危険はない、安全施設がつくられると考えられるかどうか、ご意見をお聞きいたします。 次は、介護保険の問題であります。 これは、もう先ほど山岡議員がかなり執拗に質問をされましたので、簡略をしながら簡潔に質問をいたしますけれども、町長は就任当初の方針に、耕地課管理班長時代の印象で難しい場面も多かったが、目線を同じにして誠意を持って当たれば気持ちが通じた。これが政治信条とする住民と同じ目線、その経験がこのベースにあると言っておる訳です。町長になり1年が経ちました。今でもこの政治信条にいささかの陰りはないと私は思っておりますけれども、町長のご意向を伺っておきます。 それから、保険料が総報酬制となり、厚生年金や健康保険料の徴収方法が毎月の給与中心から、ボーナスも同じ料率で掛けられることになりました。この総報酬制の導入で、5月分の給料からは毎月の保険料は下がりましたが、ボーナス時の保険料は大幅に引き上げられています。厚生年金の場合、保険料はこれまで月給が17.35%、これは労使折半になります。ボーナスが1%、これも折半でありますが、これが月給、ボーナスともに13.5%となる訳です。それによる全労連組合員の平均的なモデルでございますけれども、月給35万円、ボーナスが年2回合わせて4.3カ月分、年収557万6,000円で負担増の影響を試算しましたら、夏のボーナス67万2,000円から天引きされる厚生年金の保険料は、これまでの3,360円から一気に4万5,600円に、健康保険料も2,000円から2万7,500円に激増し、40歳以上なら介護保険料も加わり、負担の合計はこれまでの5,400円から7万6,200円と14倍にもなるといいます。毎月の保険料は月額で7,100円下がりましたが、年間を通じての保険料は差し引き6万円も負担増になると言っています。 私、3月議会でも介護保険の問題で質問いたしました。介護保険が実施されてから3年、見直しの時期を迎えまして、伊野町の保険料は、先ほどもこれは山岡議員が言いましたように、37.2%も上げられて4,541円、これは県下でも2番目に高い保険料であります。その上に厚生年金が0.9%カットされ、厚生年金保険法で課税を禁ずるという遺族年金も対象にして、これまで聖域だった高齢者保護の税域にまで踏み込んでおる訳でございます。年金の給付額引き下げに続く厳しい増税案となっておる訳でございます。 これらの問題は、経済的弱者、高齢者など低所得者を直撃してる訳でございまして、見直しをされた今年4月からの保険料の値上げは総額で約2,000億円。これが国民生活の経済に深刻な打撃となることは明らかで、共産党としましては、国の公費負担を25%から5%、30%へ緊急に5%引き上げれば介護保険料の値上げは中止できると。これは、この前の議会でも私は主張しました。この介護保険の諸問題に限って、私は町長はその政治信条である住民と同じ目線に立っていないというふうに思う訳です。 町長は、私の質問に、社会的弱者であっても収入の高い方への減免は適当でないと考えますし、保険料を減免をし、町財政から補てんするということは、介護保険制度の趣旨から、伊野町財政上からも適当でないと考えておりまして、町単独の利用料減免は考えていない。ただ国、県の介護保険料負担の増額につきましては、町長自らではなしに伊野町議会にも協力をいただいて考えているところです。そういう答弁をされた訳です。このところでは、私の意見と町長の意見とが合致をする訳ですけども、やはりそういう公費負担をやっぱり増額させるということは、どうしても主張してやらなきゃあならない問題です。 ところで、これも山岡議員が言いましたけれど、市町村独自に保険料の軽減を実施している市町村もあります。また、利用料の軽減もしているところもあります。これはもう重なりますんで言いませんけれども、最後にひとつ強調しておきたいことは、介護保険法附則第2条によりますと、介護保険施行後5年をめどに制度全般に関して検討を加え、必要な見直しが行われるということですけれども、この見直しの時期は早ければ平成16年通常国会になると思いますけれども、町長の政治信条とする住民と同じ目線に立って、もう少し県内の動向を見ながら積極的に保険料の軽減、利用料の軽減を行っていってもらいたいということを要望いたしまして、私の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 津野議員、要望ではいけませんので。要望は一般質問ではいけないということになっておりますので。
◆9番(津野成助君) はい、わかりました。それでは要望は取り消しまして、町長としてそういう意見を国または介護保険の制度に上げていただきたいということにいたしまして、私の一般質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 津野議員のご質問にお答えをいたします。 まず、水道汚濁、町民の緊急課題について2点お尋ねがございました。 この水道汚濁につきましては、伊野町として緊急に対処しなければならない課題であると認識しているところでございます。 また、汚濁水を飲み、下痢した住民の方がいるとのご質問がございました。水道水は塩素で消毒して供給していますので、病原生物である一般細菌、大腸細菌の数値も基準値以内でございますし、議員の皆様にお渡しした資料の中の健康影響の項目でも下痢症状の例はございませんので、今回の濁水と下痢との因果関係は少し少ないものではないかと私は考えているところでございます。 次に、私の行政報告の中での水源地の変更であるとか改善策と時期についてお尋ねがございました。 高知西バイパス、(仮称)新仁淀川橋完成時に合わせて水源地の変更をしたいと思っております。その時期につきましては、国土交通省がまだ橋の完成年度を発表しておりませんが、平成19年ごろではないかと想定しておるところでございます。またそれまでの間の改善策といたしましては、危機管理マニュアルを早急に、配水管の洗浄につきましては洗浄時に濁りが生じるおそれがあるためその対策を講じた後に、水質検査項目と回数については、原水とマンガンろ過後の水道水に含まれていますマンガンほか3項目を本年6月から月1回を2回にしておるところでございます。機器類の点検項目、回数につきましては、メーカーと協議して検査項目、回数について決定してきたところでございますが、再度協議いたしまして、早ければ8月ごろから実行に移ってまいりたいと考えております。 また、危機管理マニュアルは全庁的な取組みを行うべきではないかといったお尋ねもございました。 津野議員の言われるとおり、環境上下水道課のみならず全庁的な取組みを行ってまいりますし、先日の濁水の際におきましても、他課の応援を求めながら全庁的に取組んだところでございます。 次に、日高村産廃問題について何点かお尋ねがございました。まとめてお答えをしたいと思います。 エコサイクル高知が日高村に計画しております産業廃棄物処理施設につきましては、周辺環境や仁淀川への配慮、そして施設の安全性を基本原則に位置づけられておりますので、水源に影響のない安全な施設ができるものと思っておりますし、今後地域での説明会が開催されるなど、安全面につきましては県から十分説明があるものと考えております。 また、地割れの件につきましては、現在蛇紋岩を採掘しておる場所で今回施設を計画している場所ではないと私なりに聞いておりますが、建設予定地区につきましては安全な箇所への建設を私も望む者の一人でございます。 巨大南海地震などに耐えられるのかとご質問もございました。 この施設につきましては、建築基準法に適合した施設を建設するもので、耐震性には問題ないと思っているところでございます。 なお、エコサイクルにつきましては日高村の賛否投票がございますが、その投票後の結果によっては、県に対し伊野町への説明をお願いをしておるところでございます。 次に、介護保険料の項目で何点かお尋ねがございました。 町長は住民の目線に立っているのかとのお尋ねがございました。私は十分目線を意識し、町民の皆様に公平公正な町政を運営しておるつもりでございますが、伊野町民2万5,000人すべての方とのお考えが一致していないことも事実でございます。 あと、介護保険料、利用料につきましては、津野議員のおっしゃられるとおり、年金の給付減であるとか、厚生年金、健康保険、ボーナス時の保険料の徴収増など、本当に65歳以上、また40歳以上の2号保険者につきましても厳しいものがあると私も認識はしておりますが、3月議会でもお答えしましたように、また先ほど山岡議員にもお答えしましたように、現時点においては町独自の保険料の軽減策は考えていないところでございます。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 2回目の発言を許します。9番。 〔9番 津野成助君登壇〕
◆9番(津野成助君) 長く執拗にやるとみんなに嫌われるから簡単にやりますけれども、水源地の工事、これは8月から始めますか、井戸は、工事を。早うに始めよったら、町民も安心する訳です。町が始めたと、やってくれるということになる訳で安心される訳。ただ、仁淀川の橋の進捗状況を見てじゃというてやりよったら、そらあまた町民の反発を買うわけで、その点は心してやっていただきたいというように思います。 それから、この日高村の産廃ですけれども、これは余り水源地に関係のないところで施設つくると言うけれども、これはもう本当にあそこは直接やから、川に。だから、ちょっと狂ったら、これは仁淀川が汚れるだけじゃない、死んでしまう。だから、その点ではもっときちっとしたことをやってもらいたいと思います。 それから、高齢者へのこの攻勢っていうのはなかなか厳しいものがある訳よ。これは、ほんで本当に年金の引き下げやから、0.9%、来年は0.4%と言いましたかね、この高齢者の厚生年金の切り下げ率。こういうことをやっている訳で、これに対して我々、行政側としては、やはり弱者を保護するということで軽減策をとらなきゃならないというふうに思いますけれども、町長の話ではそういう軽減策は考えてないと言うけんども、僕が最後に言ったことは、この高知県の市町村、それでは保険料も、それから利用料も軽減しゆう訳です。そういうところもやはり勉強して、町長として勉強して、ここはこれでやるべきだ。軽減するところはするという方向に持っていくべきだと私は思う訳です。もう少しその点は、各市町村の状況も町長として研究をし、勉強して、伊野町にも適用するというように持っていってもらえれば一番いいと思います。そういうことを言いまして、2回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 津野議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 水源地の工事を8月から実行することが町民の安心感を増すといったご質問がございました。今現在、水源地の水質は調査をし、水道水に適であると、マンガンも含まれていないといった結果を私も報告を受けておるところでございます。ただ、仁淀川の橋が完成しないと、どちらにせよ水は来ないものでございます。今からの水道配管等計画をいたしまして、橋完成時には即切り替えができ、そういった工事計画を持っていきたいと思っておるところでございます。 日高村のエコサイクルの水について危険があるといった再度の質問がございましたが、これは県の話によりますと安全であると私は確認をしておりますが、これは県の方と再度話をしなくてはなりませんが、先ほど申しましたとおり、賛否の投票後、県に対して町に説明をしてくださいとお願いをしておるところでございますので、その時点で再度安全性を確認したいと思います。 そして、高齢者への年金切り下げについては、これは私の方の答えるべき話ではなく、国会の議論であろうかと思いますが、そういったことを踏まえまして、保険料の切り下げの市町村がありますので、調査研究して検討してくださいといった話でございますので、それは調査研究をし、ただ国の介護保険料の制度のあり方では一財をつぎ込まない、皆から何段階に分けて平均的にお金をいただくといった制度でございますので、そういったことも含めて市町村の実施の方向について調査をしていきたいと思っております。 私からは以上です。
○議長(畑山博行君) これで9番、津野成助君の一般質問を終わります。 お諮りします。本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議はございませんか。 〔「異議なし」の声〕
○議長(畑山博行君) 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定しました。 明日午前10時再開します。 本日はこれで延会にします。 どうもご苦労さまでございました。 延会 16時40分...