伊野町議会 平成15年第1回( 3月)定例会 平成15年第1回伊野町
定例会会議録招集年月日 平成15年3月17日(月曜日)場 所 伊 野 町 議 事
堂出席議員議席番号氏 名議席番号氏 名1番井 上 敏 雄11番森 幹 夫2番浜 田 重 三 郎12番浜 田 孝 介3番勝 賀 瀬 英 章13番別 役 博 明4番池 沢 紀 子14番北 岡 義 彦5番森 田 千 鶴 子15番土 居 豊 榮6番森 木 昭 雄16番西 内 淳 補7番久 武 啓 士17番永 野 和 雄8番大 原 孝 弘18番吉 良 正 雄9番津 野 成 助19番松 木 健 二10番山 岡 勉20番畑 山 博
行欠席議員議席番号氏 名議席番号氏 名
事務局職員出席者事務局長藤 岡 孝 雄書記森 田 里 香説明のため出席した者町長塩 田 始助役上 田 周 五出納室長上 田 敬 介教育長濱 田 啓総務課長兼
企画財政課長岡 林 正
憲住民課長堀 地 省 三建設課長井 上 正
男偕楽荘所長尾 崎 和
敏環境対策課長伊 藤 孝 造紙の博物館長町 田 好
徳産業経済課長山 崎 豊 久公民館長大 塚 豊 久ほけん福祉課長吉 良 正
道建設課参事濵 田 孝
男税務課長尾 崎 都 男 平成15年第1回
定例会議事日程(第3号) 平成15年3月17日(月曜日)午前10時開議 第1 別役博明君の
議会運営委員会委員辞任の件 第2
議会運営委員会委員の選任 第3 一般質問 17番 永 野 和 雄 1番 井 上 敏 雄 9番 津 野 成 助 12番 浜 田 孝 介 7番 久 武 啓 士 3番 勝 賀 瀬 英 章 6番 森 木 昭 雄 開議 10時0分
○議長(畑山博行君) これから本日の会議を開きます。 これより日程に入ります。
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○議長(畑山博行君) 日程第1、別役博明君の
議会運営委員会委員辞任の件を議題といたします。 地方自治法第117条の規定によって、別役博明君の退場を求めます。 〔13番 別役博明君退場〕
○議長(畑山博行君) 3月13日、別役博明君から、一身上により
議会運営委員会委員を辞任したいとの申し出がございました。 お諮りします。本件は、申し出のとおり辞任を許可することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」の声〕
○議長(畑山博行君) 異議なしと認めます。したがって、別役博明君の
議会運営委員会委員の辞任を許可することに決定しました。 別役博明君の着席を求めます。 〔13番 別役博明君入場〕
○議長(畑山博行君) ただいま別役博明君の
議会運営委員会委員の辞任が許可されました。 お諮りします。
議会運営委員会委員の選任を日程に追加し、日程の順序を変更し、日程第2として先に行いたいと思います。ご異議はございませんか。 〔「異議なし」の声〕
○議長(畑山博行君) 異議なしと認めます。したがって、
議会運営委員会委員の選任を日程に追加し、日程の順序を変更し日程第2とすることに決定しました。
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○議長(畑山博行君) 日程第2、
議会運営委員会委員の選任を行います。 お諮りします。
議会運営委員会委員の選任については、
委員会条例第7条第1項の規定によって勝賀瀬英章君を指名したいと思います。ご異議はございませんか。 〔「異議なし」の声〕
○議長(畑山博行君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました勝賀瀬英章君を
議会運営委員会委員に選任することに決定しました。
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○議長(畑山博行君) 日程第3、一般質問を行います。 順番に発言を許します。17番、永野和雄君。 〔17番 永野和雄君登壇〕
◆17番(永野和雄君) おはようございます。 通告に従いまして一般質問を行います。質問は単純でございますけれども、中身はわかりませんので、ひとつよろしくご答弁を願います。
すこやかセンターの件でございますが、
すこやかセンターは伊野町の福祉の拠点として他に類を見ない立派な施設であります。さらに、この福祉の充実を進めていく上におきましても、これを十分活用して住民のサービスにこたえなければならないと思うわけでございますが、そこで役場の事務所と申しますか、さらにはそれぞれの事業所、あるいは幾つかの事務所があるわけでございますが、予算書を見ましても光熱、水道、下水と電気料とまとめて予算にはございますので、電気料についてはなかなか私は算定をようしないわけでございますが、あれだけの大きい建物でございますので、おおよそ全体では年間に一千数百万円の電気料が必要だというふうに理解をしておるものですが、あそこには動力も入っておりますし、また電気の表現はわかりませんけれども、内線と申しますか、家庭では家庭用電気と、こういうように言われておりますが、それぞれ基本料金をはじめ全体の電気料がそれぞれの部署でどのように算定されて電気料を徴収しておるのかお示しをいただきたいと思います。 以上です。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 17番、永野議員にお答えいたします。
すこやかセンター伊野の電気料についてでございますが、
すこやかセンター伊野の電気料の料金体系は、
業務用高負荷率型電力となっておりまして、基本料金と
使用電力料金を合算したものが一月の電気料となります。 まず、基本料金でございますが、これは11カ月前までの最大電力を使用したときの使用電力によりまして契約電力が決まります。それに基本単価を掛けたものが基本料金となりまして、それを特老とか喫茶とか社協とかなどの各部署が使った
使用電力量の割合によって案分しまして、各部署ごとの基本料金を決めております。そして、各部署の
使用電力料金は、全体の
使用電力量を各部署ごとの個メーターの
使用電力量で案分し、
使用電力料金を算出しております。そうしまして、各月の電気料金は基本料金と
使用電力料金に消費税を加算した金額を各部署に請求いたしまして、月末までに納入していただくと、このようになっております。 なお、電気料金でございますが、13年度の
すこやかセンター伊野の全体の電気料金の支払総額は1,491万4,050円で、月平均124万2,837円でございます。そして、14年度の電気料の支払総額の見込みでございますが、1,343万8,842円で月平均111万9,903円と見込んでおります。 以上です。
○議長(畑山博行君) 2回目の発言を許します。17番。 〔17番 永野和雄君登壇〕
◆17番(永野和雄君) 今、内容のご答弁をいただいたわけですが、算定の資料をお構いなかったらいただきたいと思います。よろしくお願いします。 これで一般質問終わります。
○議長(畑山博行君) これで17番の一般質問を終わります。 続きまして、1番、井上敏雄君。 〔1番 井上敏雄君登壇〕
◆1番(井上敏雄君) おはようございます。通告に従いまして一般質問を行います。 まず最初に、
南海地震対策についてでございます。 今後、30年以内に40%の確率で起きると言われております南海地震、今までに正確な記録が残っているだけでも3回も起きているとのことでございます。確率から言えば、明日起きるのか、いつ起きるのかわからない状態ではございます。県はこれまでにまとめた南海地震の被害を想定をしておりますけれども、9,200棟以上が倒壊し、643人の死亡者が出るというふうな予想をしておるわけでございます。ちなみに、阪神大震災、ことし1月17日で丸8年たったわけでございますけれども、このときの死者が6,433人ということで、ほとんど建物の下敷きのために圧死あるいは窒息死であったとのことでございます。このために、建造物の耐震性強化の必要性が叫ばれております。文部科学省が、昨年、昭和56年以前に建てられました学校施設の耐震診断を実施するように全国に通知をしておるわけでございます。伊野町においても、昭和56年以前に建築をされました学校施設など、公共施設は多々あると思いますし、この庁舎も34年程度たっておると思います。外部階段は鉄筋がむき出しになりまして、腐食も進んでいるというところも見受けられますし、また室内においては書類棚に囲まれております。大きな地震でこれが倒壊しますと、職員に人的な被害がかなり出るんじゃないかと想像もつきますけれども、職員に人的被害が出れば、指揮もとれず、住民は混乱し、被害をさらに増大さすおそれが出てくると思います。このようなことから、次の質問をいたします。 ア、公共施設の耐震調査と対策はどのようになされるのか。 2つ目にイ、個人の住宅やマンションなどの
一般建築物に対する
耐震調査指導と対策をお伺いをいたします。 3つ目に、地震が起きれば液状化現象が起きまして、さらに被害を増大さすおそれがある枝川地区などの
軟弱地盤調査とその対策をお伺いをいたします。 4つ目に、町民が行う
耐震調査費用や補強工事に対する補助金などの支援対策についてお伺いをいたします。 2、歩道の新設と改良についてでございますが、近年高齢者や障害を受けた方々は家に閉じこもるでなく、活発にスポーツなどいろんな
サークル活動に励んでいるわけでございますが、また一部ではボランティアの方々の手助けを受けながらも、自分に与えられた人生を一生懸命生きておるわけでございます。しかし、その前に立ちはだかる障害物が何と多いことでしょう。起伏のある歩道、車いすが利用できないがたがたの歩道や、傾斜がきつく車いすが転倒しそうな危険を覚える歩道、あるいはすれ違いもできないような歩道もございます。さらに、歩道上の電柱、店からはみ出した品物、
点字ブロック上の二輪車、果ては四輪車が歩道にどんと駐車をしておりまして、人は車道におりて通行しなければならないということも見受けられます。このように心ない障害物が多過ぎると思います。安全で安心をして通行できる歩道にするために、次の3点をお伺いをいたします。 1つ目に、歩道上の障害物の撤去はどのように対応されるのかお伺いいたします。 2つ目に、起伏や段差のない歩道の実現をどのようにして対応されるのか。この件につきましては、伊野町の農協の前、八天大橋もそうでございますけれども、車道、歩道がフラットでございまして、それに縁石を敷きまして区別をつけておりますけれども、縁石をあと10センチぐらい高くすれば車が乗り越えれないという状態になりますし、こうなれば違法駐車もなくなるし、あるいは運転を誤りまして歩道を走行して、人命を奪うという事故も多々ありますけれども、こういうことも防げるんではないかと思います。ただ、町内には国道、県道ございますので、その点があろうかと思いますけれども、その件についてお伺いいたします。 3つ目に、高齢者や障害を受けた方々はもちろんのこと、だれもが歩きやすくまた
車いす利用者も通行しやすい歩道の新設と改良についてお伺いいたします。 計画性のある新しい
まちづくりについてでございますけれども、言うまでもなく、我が町のこの庁舎、駐車場は狭く、あるいは産経、
教育委員会、ほけん福祉課などは別棟でございます。これでは利用される町民の方々は不便この上ないと思います。また、体力、健康増進、
スポーツ振興のために必要である
温水プールも、知的感性を高めるための文化ホールもありません。これらは、近い将来ぜひとも建設をしなければならないと考えるところでございます。幸いにも、来年10月1日の
市町村合併を目指しております。合併後、5年以内に新庁舎を建設するとお聞きをしておりますが、この新庁舎を核として、
温水プール、文化ホールを含めた計画性のある
まちづくりについてお伺いをいたします。 4つ目に、
菜の花まつりの開催時期についてでございます。新しい年を迎えたその月に開催をする伊野町の
菜の花まつりは近隣市町村の知るところとなり、毎年多くの人出を誘い、
一大イベントとなっております。私は
菜の花まつりについて多くの方々からいろんな意見を聞きますけれども、その中でも開催時期についての意見を多く聞きました。いつも1月末ごろに行われるが、その時期は成長も悪く、しかも花も見えないし3分咲きであると。せめて半月でも開催をおくらすことができれば、あの美しい黄色のじゅうたんを広げたようなすばらしい光景をたくさんの人に見ていただくことができるのに、その美しいときは人もまばらで残念で仕方がないという話も聞きますけれども、菜の花の成長と開花時期を考慮して開催をできないのかお伺いいたします。 5つ目に、
町内民有林間伐補助制度と竹林伐採についてでございますが、町は仁淀川の
水源涵養機能強化を図る目的で、
水資源対策基金を有効活用しまして、県内市町村では初めて森林所有者に負担をかけないで間伐を実施する「仁淀川」山の手入れで
元気モリモリ事業を行うこととなりました。これは、常々町長が言っておられます緑のダム構想の実現の第一歩であろうと考えます。このすばらしい事業が全国に伝わり、おのおのの自治体で実施されれば環境保全と水資源確保につながり、人と動物や恵みあふるる自然環境を守ることとなり、大変すばらしいことだと思います。ここで、町内に限りませんけれども、全国の山々至るところで竹林が年間1ないし4メートルの速い速度で山林を浸食しています。この竹林を伐採することにより、山林を守り山の保水力の保持や生態系の保護につながるばかりでなく、災害から人々を守ることにもなろうかと思います。このようなことからも、たびたび議会で提案をしておりますけれども、同じ目的である竹林伐採にも
補助金制度を適用すべきであると考えますけれども、町長の考えをお伺いいたします。 6つ目に、職員給与の適正化についてでございます。高知県は、昨年11
月県内市町村の職員給与の実態を公表しました。伊野町など大半の市町村でわたり制度や国の基準を上回る昇給など、違法状態や不適正な給与支給が行われておりました。町長は、これらの改正を15年度から適正化するということでございまして、事実今回改正をしたわけでございますけれども、どのように適正化に取組んだのか、またその結果を金額も含めてお答えをいただきたいと思います。また、組合交渉をどのようにされたのか、またその結果を組合は納得をされたのかお伺いいたします。 それと2つ目に、現在の社会情勢を踏まえた今後の取組みでございますけれども、現在世界的に経済は沈滞し、同時不況にますます拍車がかかっています。さらには、イラク問題や北朝鮮問題が重要な局面にさしかかり経済の発展は望むべきもない状態となってきています。我が国の税収はこのために大幅に落ち込み、国の財政運営は厳しさを増しております。
市町村合併の押しつけ、地方交付税の削減など、国の地方財政への抑制方針により地方自治体の財政状態が今後さらに厳しさを増すことでございましょう。国もこのように地方を厳しく締めつけを行うばかりでなく、省庁のさらなる編成、国家公務員の人員整理、給与の減額、高級官僚の天下り禁止、地方に対する権限の拡大などの改革を行うことがむだをなくし経費削減につながり、そうした余剰金で経済発展につながる投資をすべきと考えますけれども、これは国の考えることでありますけれども、それはそれとしまして、町も15年度一般会計当初予算を見てみますと、町税が1億1,340万円ほど、地方交付税は2億7,000万円など、4億1,500万円ほどを減収、減額になっております。このようなことも踏まえまして、職員給与は通勤手当、住居手当、
特殊勤務手当のさらなる見直しを進めるべきでなかろうかと考えます。また、この級別職員数でございますけれども、6級、7級、昨年の6級、7級を見ましても75人、ことしが6級、7級、76人で、いわゆる7級を6級に落としても7級、6級の人員は変わっていないと。それで5級についてはわずか3名ということで、非常に逆ピラミッド型の職員の階級になっております。やはりこういう面も是正をすべきでないかと考えますが、いかがでございましょうか。また、来年10月1日には、伊野町、吾北、本川の3自治体が合併をします。その機会をとらえまして、
地方公務員制度の改革を進めるべきだと思います。能力、業績を重視した人事制度への移行を図るため、
勤務評定制度を導入し、活力ある組織づくりに取組むべきであると考えますが、この件についてお伺いいたします。 7つ目に、
内野町営住宅と
シックハウス症候群についてお伺いいたします。トルエンなどの化学物質の室内濃度は、厚生労働省の指針値以下なのかについてお伺いいたします。近年、新築のマンションや住宅に、入居直後より目がちかちかするなどの痛み、のどのはれ、頭痛やめまいがするといった症状を訴える人が急増しています。原因の多くは、防虫剤や建材の接着剤に含まれるホルムアルデヒドやトルエンなどの
揮発性有機化合物によるものでございます。昨年におきましても、
高知県営住宅でも
揮発性有機化合物の室内濃度が高く、2カ月以上も入居ができない問題もございました。
内野町営住宅の入居者に安心して入居してもらうために、次のような検査を行っているのかどうかをお伺いいたします。 1つ目には、内
装用使用建材についてトルエンなどの化学物質は余り含まない材料を使用しているのか、2つ目に
室内換気設備が設置されているのか、3つ目に化学物質の
室内濃度検査を行うに当たりまして1日以上閉め切った状態で調査をしているのかどうか、その件についてお伺いをいたしまして、1回目の一般質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 井上議員のご質問にお答えをいたします。
南海地震対策について4点お尋ねがございました。まとめてお答えをいたします。 まず、公共施設における耐震調査についてでございますが、議員のおっしゃられるとおり、昭和56年以前の建築物が建築基準法の改正により調査対象と私も認識しておりますが、町といたしましては、伊野小学校の耐震調査を
本年度皮切りに、平成17年度までに学校施設の調査を終了させ、その他の公共施設につきましても、順次調査を実施してまいりたいと考えておりますし、庁舎内での
転倒防止対策についても検討してまいりたいと考えております。
一般建築物に対します
耐震調査指導の方針につきましては、県では建築士によります調査を行い、これからの対策について模索も行っていますので、町といたしましても、県の動向もにらみながら町内の建築協会と協議と行ってまいりたいと考えているところでございます。
軟弱地盤対策につきましては、県が災害予想図を示しており、その地区につきましては大きな揺れが予想されます。そこに居住いたします住民の皆様に対しましては、地震対策及び避難場所並びに避難経路の確認を行い、みずからがみずからを守る対策がとれますよう、町広報等により広く防災対策の周知を図ってまいりたいと考えております。 民間建築物の耐震調査や補強工事に対する支援でございますが、県におきまして平成15年度より耐震調査に対するモデル的な
補助金制度を創設いたしましたが、その適用範囲が限られておりまして、その動向も見きわめながら、伊野町といたしましても補助金活用に向けて要望してまいりたいと考えています。補強工事につきましては、個人の資産であり、県の考えと同様、住宅金融公庫の
耐震補強融資制度を活用していただきたいと考えているところでございます。 次に、計画性のある新しい
まちづくりについて、新庁舎を核として
温水プール、文化ホールを含めた町づくりと建設計画のお尋ねがございました。議員からご質問がございましたとおり、
合併協議会において合併後の新庁舎は伊野町におおむね5年以内に建設するのが望ましいと決定をいただいておりますので、
合併協議会において、新町構想の中で施設等につきましても検討するのが適当であると考えているところでございます。 次に、職員給与の適正化について何点かお尋ねがございました。まず、適正化の取組みにつきましては、昨年11月に県は市町村職員の給与等について公表いたしましたが、その中で伊野町が条例規則に反している、あるいは国の基準と異なるとして指摘されたものが何点かございました。指摘を受けている中で、最高号級に達した場合の昇給と、高齢層職員の昇級制度につきましては、本議会でご提案しております給与条例の改正により、国や県の制度と整合性をとりたいと考えているところでございます。また、退職時特別昇給につきましても改善をいたします。さらに、規則の
級別標準職務表を厳格に運用することでいわゆるわたりを解消し、職務職階級の徹底を図ってまいります。そのほか、国の制度と異なるものといたしましては、住居手当、通勤手当、
特殊勤務手当がございますが、今後検討してまいります。 次に、現在の社会情勢を踏まえた今後の取組みはとのお尋ねがございました。議員もご承知のとおり、公務員は労働基本権の一部を制限される代償措置として一定の身分保障や人事院勧告による給与改定がなされており、伊野町といたしましては、この人事院勧告や県の制度に準拠して職員給与の適正化に取組んでまいりたいと考えています。なお、国におきましては、身分保障、給与、首都圏などを含みます公務員制度の改革が検討されておりまして、今後はその動向も見きわめてまいりたいと考えております。 また、この条例を提出するまでに、組合と話し合いをして、組合の理解が得ているのかとのご質問もございました。組合とは、昨年から現在の社会情勢、伊野町の賃金形態等をもとにし何回か議論を重ねてまいりました。その結果、職員組合には今回の条例案を理解を得たと私は考えているところでございます。 なお、今回の改正により金額がどれくらいかとのご質問もございました。人件費の減になるのは当然でございますが、これからの4月の人事により数字も変動いたしますので、人事異動後にお示ししたいと考えているところでございます。 また、勤務評価の導入のご質問もございました。勤務評価の導入につきましては、以前の議会でもお答えをしたと思いますが、評価者のレベル、つまり画一化を図ることが重要であり、ある評価者によっては甘い点、ある評価者にとっては辛い点、そういったことのないようなレベルの均一化を図ってまいらなくてはなりませんので、まだ伊野町においては少し早いと私は考えているところでございます。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 1番、井上議員の一般質問にお答えいたします。 歩道の新設と改良について何点かのお尋ねにお答えいたします。 まずア、歩道上の障害の撤去はとのお尋ねでございますが、歩道上にある障害物で幅員狭小な歩道にあります電柱は一般的に隣接地の承諾は得られないため、道路上に設置されていると認識しておりますので、隣接地の了解を得られるよう努力してまいりたいと思います。 一方、店舗のはみ出し、
点字ブロック上の自転車の駐輪などは、歩行者、特にお年寄りや障害のある方の通行を妨げております。これら交通弱者の安全な通行を図るため、国道、県道の管理者とも連携を取り、安全な歩道確保に努めてまいりたいと考えております。 続きましてイ、起伏や段差のない歩道の実現をとのお尋ねにお答えいたします。 町道山手線や諸枝是友線、八代線、橋梁など、歩道が狭く起伏や段差があり歩行者や自転車が通行しにくい箇所があります。予算の許す範囲内でバリアフリー化に向け、危険個所から順次改良していきたいと考えております。今後とも歩行者にとって安全な道づくりを行ってまいりたいと考えております。 続きましてウ、高齢者や障害者はもちろんのこと、だれもが歩きやすい歩道や
車いす利用者が通行しやすい歩道の新設と改良はとのお尋ねにお答えいたします。歩道改良につきましては、現在道路幅に規制がございまして、そのため歩道の拡幅に要する用地につきましては難しいものがございます。新設につきましては、高知西バイパスのアクセス道として現在計画しております町道中沢塔ノ向線及び奥名西線におきまして起伏や段差をなくし、高齢者や障害者、
車いす利用者も通行しやすい歩道を設置するよう計画しております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 産業経済課長。 〔産業経済課長 山崎豊久君登壇〕
◎産業経済課長(山崎豊久君) 1番、井上議員の4点目、
菜の花まつりの開催時期について、ア、菜の花の成長と開花時期を考慮して開催をについてのご質問にお答えいたします。ふれあい
菜の花まつりは、実行委員会が中心となり、一足早い春を感じていただくため例年1月最終土、日曜日に開催しており、これまでの開花実績を踏まえ播種期等を決定しておりますが、菜の花の生育につきましては、天候等により毎年苦慮しています。今回は計画どおりの開花が見込めなかったため、イベント開催の延期についても関係者と協議いたしましたが、マスコミ及び県内外に多数の事前広報を行っていたため、日程どおり行うことといたしましたが、期間中は天候にも恵まれ大盛況のうちに終了することができました。今後、開催時期につきましては、今年度の開花実績を踏まえた上で、実行委員会で再度協議してまいりたいと考えています。 次に、5点目、
町内民有林間伐補助制度と竹林伐採、ア、同じ目的である竹林伐採にも
補助金制度は適用できないかについてのご質問にお答えいたします。町単独の竹林伐採補助制度ですが、平成15年度においては人工林の強度間伐に積極的な取組みを行い、公益的機能の回復を図っていきたいと考えていますので、「仁淀川」山の手入れで
元気モリモリ事業での竹林伐採は計画いたしておりません。しかし、放置竹林の整備についても緑のダム構想実現に向けての重要課題であると認識しております。放置竹林問題については、県においての聞き込み調査なども実施している状況ですので、今後も動向を見据え、放置竹林の対策を検討していきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 総務課長。 〔総務課長兼企画財政課長 岡林正憲君登壇〕
◎総務課長兼企画財政課長(岡林正憲君) 1番、井上議員の
内野町営住宅と
シックハウス症候群の質問にお答えをいたします。
内野町営住宅につきましては、シックハウスの原因となります建築資材の使用は極力控えましたが、流し台、収納戸棚については規制がなく、メーカー側としても新しい製品の開発もできておらず、やむを得ず導入したところでございます。 室内換気につきましては、ペアガラスを導入しており機密性が高いことから換気窓を設置しております。 化学濃度測定につきましては、3月5日に採取基準に基づき採取し、分析機関に依頼したところでございます。設計業者の話では、厚生労働省の指針値を上回ることはないとの回答をいただいておりまして、私自身検査に立ち入った感想といたしましても、トルエン等のにおいもありませんし、目にも異常を感じませんでしたので安心であると確信をしております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 1番、井上敏雄君の一般質問を終わります。 続きまして、9番、津野成助君の一般質問を許します。 〔9番 津野成助君登壇〕
◆9番(津野成助君) それでは、発言通告に従いまして一般質問を行います。 まず、イラク問題でございます。戦争か査察かの継続による平和解決か、さらに緊迫するイラク問題には世界的に非常に大きなうねりとなって2月15日には世界の600の都市で1,000万人の人々が戦争の査察の継続による平和解決をという叫びが世界を一周し、ブッシュ米政権を包囲しました。町内でもこの問題は非常に大きな反響を呼び、戦争反対の声が聞かれます。人類最初の原爆被爆地広島では、3月2日、イラク戦争反対、劣化ウラン弾反対、人文字をつくりまして軽飛行機で撮影、一人一人の思いが1つに結実した人文字写真となってアメリカの新聞に出す予定といわれております。戦争は、婦人や子ども、お年寄りなど、非戦闘員を見境もなく殺傷し、決して許されるものではありません。200万人の市民がロンドンの通りを埋めた日、ブレア首相はフセイン打倒は人道にかなうと言ったそうだが、フセイン大統領1人を倒すために何十万もの市民、兵士を戦闘に、どこに人道があるのでしょうか。 1941年12月8日、日本が真珠湾等攻撃、侵略戦争をアジア太平洋全域に広げました。この第二次世界大戦で日本国民300万人と2,000万人を超えるアジア諸国民の尊い命が奪われました。野蛮な戦争を繰り返してはならない。あの戦争からいかなる教訓をくみ取り生かすのか、イラクの大量破壊兵器の問題を巡り世界が平和的解決か戦争かという岐路に立つ中で、改めて思い起こさなければならない問題だと思います。この第二次大戦から国際社会が導き出した大きな教訓は、戦争の違法化をさらに進め、集団安全保障により平和を維持するということだったのであります。 国連憲章は、平和の破壊や侵略行為の認定、これに対する措置を国連安保理が埋めるものとして国連による集団的措置が侵略された場合に国連が措置するまでのつなぎとして以外は武力による威嚇、武力の行使を禁止しています。国連憲章が打ち立てた立場が国際紛争を平和的に解決するためにいかに重要な役割を持っているのか、イラクの問題で安保理が無条件査察を受け入れを求め決議を採択したことで示されていると思います。決議は、イラクが決議に違反した場合も、安保理がそれを認定し措置を決めるとして自動的な武力行使を排除しています。アメリカが国連の決定なしでも、軍事攻撃を辞さないとして戦争準備の体制を強めている中で、国連憲章に基づく世界の平和秩序を守り抜こうとする力が世界を動かしている大きな流れとなっております。 問題は、世界の平和秩序を守る力と一国覇権主義の横暴が衝突する中で、日本が、私らがどちらの道を選ぶかということであります。日本国憲法は、第9条において日本国民が正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達成するために、陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権はこれを認めない、これが日本国憲法であります。小泉内閣は憲法すら踏みにじり、歴史の教訓に背き、イラク問題の平和的解決のための国際社会の努力にも逆らっている。これらの問題につきまして、町長の所見をお伺いいたします。 次は、日高産廃処理場の問題であります。私は、この問題についてはこれまでにも何度か質問をいたしています。今でも腑に落ちないのは、なぜ40万県民の飲む仁淀川の水源地上流にかかわって産廃処理場をつくらなければならないかということであります。ことし1月27日の高知新聞に、産廃施設計画は県が同村に協力要請して以来10年目を迎える。これだけ長引いた理由は、村政の混乱による面もあるが、県計画の見通しの甘さ、ずさんさという面も見逃せないと指摘されております。昨年11月にはエコサイクル高知が本村地区の採石場跡地に候補地を変更、正式に決定したわけでございますが、ここは仁淀川に直接流れ込む、しかもジャモン岩等で水が浸透すると言われる、そういう箇所に、そして日高村能津地区になぜ固執しなければならないのか理解ができません。私は、2001年6月議会においてもこの問題の質問をしていますが、その中で場所が仁淀川下流40万県民の水源地の上流だということです。しかも、県は産廃処理施設の候補地を決めるのに4カ所の適地調査をしています。箇所は、今の日高村柱谷地区、それに高知市久礼野クララ地区、高知市久礼野火打谷地区、伊野町天神ヶ谷地区の4カ所で、それによれば柱谷地区は、地質や水環境の評価が低く、調査対象となった4地区のうちで最低の総合C評価でありました。環境オンブズマンの代表は、その当時Cランクの日高村に予定地が決まった背景には、政治力などの他の要素があるとしか考えられない、客観的評価をなぜ最優先しないかと言っておるわけでございます。ことし1月、直接請求のあった住民投票条例を村議会が可決、投票時期を10月末としましたが、伊野町の長としてどのように考えられておられるのかお聞きをいたします。 次に、西バイパスと南環状線の問題ですが、天神通りの4丁目は立ち退く方々で大きくさま変わりをいたしております。この工事の進捗状況と今後の工事計画について報告をしていただきたいと思います。それと、天神霊園など墓地立ち退きの件数、さらに霊園建設の計画が具体的にあれば報告をされたいと思います。 それから、南環状線の進行でございますけれども、塩田鉄工所前で大きくカーブをしておりまして、最近大型車が通行量もふえ渋滞の傾向も見られるようになりました。この現南環状線計画に当たっては、浄水苑と塩田鉄工所の中間をトンネルにするという、そういう計画があったと思います。今後の工事の進行計画をお聞きいたしたいと思います。 一般質問の最後でございますけれども、健康保険の本人3割負担がこの4月実施を前に全国各地の議会で凍結、延期を求める意見書が上げられております。都道府県議会の意見書では、高知県も含めて3月4日現在で北海道、宮城、徳島など9県が議決をされておるわけでございますが、この意見書によれば自己負担の引き上げは給与所得者の生活を一層悪化させるとともに、診療の手控えによる疾病の悪化が懸念され、消費を手控えさせることから景気浮揚に悪影響を及ぼし、経済の活性化を妨げていると言われておるわけでございますが、昨年10月に高齢者の医療費自己負担増が実施をされて、治療を中断する者、薬を減らす者など、命と健康にかかわる事例が相次いでおります。この上に健康保険の本人3割負担が実施されたら、不況下で疲弊した給与所得者の生活を一層悪化させるものであります。 その上に、介護保険制度の実施から3年、見直しの時期を迎え、保険料が伊野町でも37.2%も引き上げられ、経済的弱者を直撃するわけです。私は、昨年の12月議会で、国庫負担50%、地方自治体負担合わせて75%を公費負担にすべきだと、措置制度に返すべきだと、こういう意見を出しまして、保険者として介護保険財政健全化のためにもその公費負担を引き上げる要求をすべきだと町長に意見を上げました。私たち共産党の試算では、4月からの保険料の値上げは総額で2,000億円、これが国民生活の経済に深刻な打撃となることは明白であります。政府に値上げ収支のために第一義的な責任を果たすべきだということで緊急要求として国の負担をこの前は25%、50%にせえと言いましたけれども、この共産党の方向では、国の負担を現在の25%から30%へ緊急に5%、これを引き上げれば値上げを中止することができると、こう言っておるわけです。この5%を引き上げることによって、予算原案では2,400億円出てくるわけで、結局値上げをせずにやっていけると、こういう方向であります。国庫負担を措置制度の50%戻せとは言わないけれども、介護保険のさまざまな矛盾を国庫負担の大幅な引き上げによって解決させるよう政府に要求すべきだと考えるが、保険者としてのご意見をお聞きしたい。東京都内では、住民の運動で高齢者の保険料を控えおく自治体が13自治体広がっております。自治体独自の保険料減免制度も431自治体に広がっています。町内でも利用料が払えないので施設にも預けられず、手術もしなければならないけれども、入院もできない、こういった方がおられるわけで、そのためにもやはり保険料、利用料の軽減を配慮あってしかるべきだと考えるわけでございますけれども、町長の所見をお伺いいたしまして私の1回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 津野議員のご質問にお答えをいたします。 まず、今世界的に関心がございますイラク問題について2点お尋ねがございました。 今、イラク問題は世界中の関心事となっておりまして、反戦運動が多くの地域、国で展開されていますが、私は米国民、アメリカ国民を考えますと、同時多発テロの恐怖、悲しみを味わっていますので、米国としましては危機管理意識は非常に強いものがあると思います。イラク国民も全世界の人類もまた平和を望んでおり、イラクの武装解除が平和への解決策だと考えているところでございます。また、第二次世界大戦では多くの日本国民が戦死されており、その後遺族のことを思うと心が痛むところでございます。そのような事態を二度と繰り返さないために日本国憲法第9条に戦争の放棄がうたわれているところであり、憲法解釈とその運用につきましては、国において十分慎重に論議すべきであると考えています。 次に、日高村産廃予定地の本村への変更と40万県民水源地問題についてお尋ねがございました。エコサイクル高知が日高村本村に計画しております産業廃棄物処理施設につきましては、現在県において基本計画作成中と聞いておりまして、9月にでき上がるとお聞きしております。日高村議会が10月末に住民投票を実施するといったことは、この基本計画書ができ、それを住民の皆様にお知らせする期間ができたのではないかと私も考えております。処理施設の技術につきましては、これはもう日進月歩の時代でございまして、10年前から申しますともう危険なものは出ていないと判断してもいいのではないかと私も思いますし、40万県民の水源に影響の出ない安全な施設ができるものと考えております。 立地箇所について政治判断があったのではないかとのお尋ねもございましたが、立地場所につきましては、高知県議会でその複数の立地箇所について調査、決定を行っておるところでございます。 次に、健康保険3割負担というご質問がございました。厳しい保険財政の安定を確保するとともに、医療保険制度が将来にわたり持続可能で安定的なものにするために、健康保険法の一部が改正され4月から施行されるものでございます。すべての医療保険の給付と負担の公平を図るため、給付率は7割に統一されることはやむを得ないものと判断しておるところでございます。 次に、介護保険に係る費用は、国、県、市町村の公費と介護保険被保険者の保険料とで賄うことと定められておるところでございます。町としましては、介護保健制度を維持する必要な経費につきまして所得に応じて5段階に設定しており、いわゆる経済的弱者には低く設定しているところでございます。低所得者層の介護保険料を軽減した場合には、それ以外の階層にその負担を求めなくてはなりません。そのことから、町といたしましては、現在の5段階制度が適正、公平であると考えているところでございます。また、さきの議会でもお答え申し上げましたが、高齢者や障害者といったいわゆる社会的弱者であっても収入の高い方への減免は適当でないと考えますし、保険料を減免し町財政から補てんするということは介護保険事業制度の趣旨から、また伊野町財政上からも適当でないと考えておりまして、町単独の利用料減免は考えていないところでございます。 また、12月議会で津野議員のご質問を受け、私も国、県の介護保険料負担増につきましては、議会のお力をおかりしたいとお答えしましたとおりでございまして、今後とも介護保険料の低料金につきましては、伊野町議会もご努力していただきたいと考えておるところでございます。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課参事。 〔建設課参事 濵田孝男君登壇〕
◎建設課参事(濵田孝男君) 9番、津野議員にお答えいたします。 高知西バイパスの進捗状況と今後の工事計画のお尋ねがございました。 まず、進捗状況でございますが、是友奥名地区におきまして本年1月に幅杭の打設を行い、地権者に対する現地での協議を実施しているところでございます。地権者に対する用地交渉等が始まっています天神砂ヶ森地区では、現在対象面積の約60%を用地取得し、当該地権者に対しましては順次代替地の協議を行っております。また、鎌田地区では用地に関する調書の作成を行い、地権者の皆様にご確認をお願いしているところでございますし、天神東地区では用地測量、家屋調査を実施している状況でございます。なお、天神東地区の一部につきましては、昨年より引き続いての設計協議を行っているところもございまして、ご理解をいただけるよう協議してまいりたいと考えております。 また、墓地の移転につきましては、地権者の方々より要望があり進めていかなければならないと考えております。今後、環境対策課に協力をお願いし、取組みを行ってまいります。 次に、今後の工事計画のお尋ねがございました。新仁淀川橋下部工事は、第1工事、第2工事に分割され、国土交通省において今月10日に発注され、今月中に契約の予定と伺っております。いずれも平成17年3月25日までを工期といたしまして施工されるものでございます。その後につきましては、鎌田地区から天神地区までの間を施工していく予定と伺っております。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 9番、津野議員にお答えいたします。 通告主題3の中の高知南環状線工事進行はとのお尋ねにお答えいたします。 主要県道高知南環状線の天神地区につきましては、ご承知のとおり昨年9月に完成し、供用開始されております。音竹地区の江尻橋付近からトンネル構造により高知取水所付近までの音竹工区につきまして、本年度には測量及び地質調査、設計業務を、また一部につきまして用地取得業務にも着手していると伺っております。今後の計画といたしましては、平成15年度に用地取得を行いトンネル工事に着工する計画としており、トンネル工事完成後江尻橋の架け替え工事に入る予定と伺っております。なお、トンネル工事の工期につきましては2年を見込んでおり、平成19年度をめどに完成させる計画と伺っております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 2回目の発言を許します。9番、津野議員。 〔9番 津野成助君登壇〕
◆9番(津野成助君) イラク問題につきましては、町長の答弁では、第二次大戦の多くの犠牲を出した日本として二度とそういう問題を繰り返さないということで、憲法を守ってその対応をしていくということでございますね。はい、そういうことで、ぜひ戦争だけは回避をしていただきたいと思います。 それから、日高村の産廃の問題ですけれども、現在の施策ではかなり科学的にも進んで、そういう水源地を汚すようなことはないだろうということではございますけれども、今の原発、この問題で安全神話がないというふうに言われているわけです。必ず大きな事故が発生をしているわけで、もしということのあった場合に、水源地にそういう毒物が流れ込むということになれば、これはもう仁淀川が永久に死んでいくということになるわけです。だから、絶対というのはつけられないと思います。私、どこかな、長野の方から来て日高村で集会やったときに、橋本知事が発言するに、万が一そういう問題があったらと、こういうて言われたけれども、やっぱり何事においても絶対ということは言い切れんと思う。だから、一番賢いやり方は、そういう水源地から外れて、しかも県は4カ所も調べて一番最低のCランクのところへ持ってくるということ自体がこれはもう誤りだと、そう私は思います。だから、この仁淀川を、私は仁淀川を守るためにもやはりここに産廃処理場つくってはいけないと思います。これは10月に日高村民がどういう結論を出すか、住民投票によって決められることでございますけれども、ぜひそういう方向へ持っていっていただきたいと思います。 それから、これは町長の発言でも、やはり政府に対してやっぱり公費負担を、考えるべきだということを言うべきだと思います。それで、この値上げ分2,000億円だそうですけど、この5%公費負担を上げることによって2,400億円のお金が出てくるってわけです。だから、そういう金が出たら、実際にはこの値上げをせずにやっていけると。いうたら、公費負担を25%から30%にする、そのことによってこの介護保険料引き上げずにやっていけることができる、現状でやっていけることができるということなので、ぜひこれは強力にやっていただきたいと思います。 それから、南環状の墓地の問題ですね。これは墓地をつくるところを計画していますか。墓地をここへ持っていくと、こういう計画でいきゆうという、これは環境課とも話し合いをしてということではございますけれども、やはりかなりのお墓が退くと思う。あれ件数どれぐらいありますか、お墓の件数。それちょっとお伺いしたいと思いますがね。大体何件ぐらい、何個ぐらい墓地がかかってのかなきゃならないか。音竹の人もかなりおるわけなんで、そういうことをちょっとお伺いしたいと思います。 それから、今の南環状のあれ、大体19年の見込みで完成すると、トンネルを。僕はあれ本当もうまっすぐ道つけて、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇あれトンネル抜くだけでも30億円かかるって言いよるわけですからね。そういう話をしたことがあります。だから、けれどもいずれにしてもあそこは急な曲がりでございまして、大型車が来るとかなり混雑してくるわけです。だから、一日でも早くここの道路を完成させるということになれば、私も言うように、この堤防から真っ直ぐつける道じゃないから、何とかしてでも早くトンネルを抜いて大きな車も自由に通れるようにしていただきたいと思います。 それから、19年でそういうトンネル工事が終わって、それから橋を架ける、橋を架け替える南音竹にね、ぜひそれは急いでやっていただきたいということを言いまして2回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 津野議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 日高村の産廃の問題につきましては、私先ほども処理施設につきましては日進月歩であり、40万県民の水資源として安全であると、絶対という言葉はつけてなかったと思います。ただ、言われるように原発におきましても安全神話はないといったご質問がございましたが、やはり人が行うものについては安全神話は難しいものがあろうかと思います。ただ、施設の中で1次、2次、3次と危険度を制限できる、そういった施設であることを私も願っておるところでございます。 それから、仁淀川を守るためにもあそこは位置的にはおかしいではないかといったご質問もございました。立地につきましては、先ほどもお答えしましたように、県議会で決められたものであって、私たちが決めたものではない。そして、津野議員の言われる危険なものであればどこへ立地しても同じであると私は考えます。 次に、介護保険料公費負担の25%から30%の引き上げ、私も津野議員の意見に賛成でございますので、私自身も努力してみたいと考えておるところでございます。 そして、私が答えるべきかどうかはわかりませんが、建設課の中のトンネル費用と移転費用を比較したご質問がございましたが、これは津野議員が一番ご存じのとおり、憲法で居住地の自由といったものがうたわれておりますので、そういった発言は私は適切ではないと思っておるところでございまして、あくまで居住地は本人の意思であるというふうに考えておるところでございます。 私からは以上です。
○議長(畑山博行君) 建設課参事。 〔建設課参事 濵田孝男君登壇〕
◎建設課参事(濵田孝男君) 9番、津野議員にお答えをいたします。 墓地の移転でございますが、移転をお願いをしていますのは天神東地区と是友奥名地区に集中しているところでございます。数につきましては、現在天神東地区では測量中、調査中ということと、是友奥名地区では現在幅杭を打設して協議を行っているところで、数はまだ決定しておりません。今後の墓地の移転先につきましては、先ほども申しましたように、これから環境対策課にご協力をいただきまして具体的に取り組んでいきたいと考えております。 私からは以上でございます。
○議長(畑山博行君) 9番、津野成助君の一般質問を終わります。 12番浜田孝介君の発言を許します。12番。 〔12番 浜田孝介君登壇〕
◆12番(浜田孝介君) 1年3カ月ぶりに登壇して一般質問をさせていただきます。 私の政治活動の目標スローガンは、既にご存じと思いますけれども、皆さんと一緒に地方政治のレベルアップを図りましょう、これが私の目標スローガンです。今般の質問もこのスローガンに沿った質問内容に努めておりますので、よろしくご答弁いただくようお願いをしておきます。 まず、一般質問通告書の順に沿って質問をさせていただきます。 通告主題の第1、議員、議会、町職員についてお尋ねをしておきます。これから再び議員としてしばらくの間は執行部の皆さんと関係を持つことになります。今後の私の議会での活動のあり方の参考にしてまいりたいと思いますので、最初に次の4点をお尋ねいたします。 町長は、議員、議会のあるべき姿についてどのようにお考えになっておられるのか所見を承っておきます。 2点目は、町長として議員、議会に望むべきことがたくさんあると思いますけれども、その主要な事項についてお聞かせしておいていただきたいというところであります。 3点目は、職員のあるべき姿について町長はどのようにお考えになっておられるのか見解を承りたいと思います。 4点目は、町長が伊野町の職員に対し、期待や要望することは多々あると思いますけれども、その中で主要な事項についてお聞かせいただきたいということであります。 通告主題の2つ目、障害者の支援制度についてであります。この4月から支援費制度が始まるということが広報「いの」に出ております。これは14年の12月号なんですけれども、これを見てみたわけですけれども、どうも単純に、この説明だけでは単純に手続が変わっただけだということしか私は読み取れなかったんですけれども、この制度の目的趣旨は何であるのか、この制度の簡単な概要の説明と、要するにこの制度のねらいは一体何なのか、それをお教えいただきたいと思います。 それから次に、この新制度に変わることによって町の業務に何か変化が出るはずなんですけれども、どんな変化が出て、どんな町としてメリットがあるのか、あるいはデメリットがあるのか、この辺をお聞かせいただきたいと思います。同様に、今度は制度を受ける側、要するに障害者の側なんですけれども、障害者の側は今までの措置制度からこの支援費制度に変わることによってどういう変化が生じ、どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるかということが考えられるのか、それを承りたいと思います。 それから、4点目として、精神障害者はこの制度の対象になってないはずなんですが、この広報「いの」でも平成15年4月から障害者(知的、身体)と、書いてありますので、精神障害者はこれに入ってないと読み取れるわけなんですが、これ精神障害者が入らないのはなぜでしょうか、ご説明をいただきたいと思います。 障害者の中でも最も難しいと思われる精神障害者への伊野町の取組み姿勢について、もしお聞かせいただければ、この通告書にありませんけれども、ついでにお聞かせいただければ幸いというふうに思います。 それから、通告主題の3点目、波川土地区画整理事業についてであります。その後、これはどうなってるんでしょうか。今後伊野町の西の玄関と言われる波川地区をどのようにしていくのか、それをお教えいただきたいと思います。 それから、通告主題の4点目、非常に抽象的な質問になっておりますけれども、行政の継続性と説明責任についてお伺いをいたします。行政の処理事項がころころ変わるというのは非常に住民は困るわけでありまして、また政策効果も上がらないのは当然のことであります。したがいまして、そんなに変わるもんじゃない、継続性の原則が貫かれてるとは思うんですけれども、特に主要事項については継続性重視を原則とする考えをとるべきだと思うんですが、この考えに対しましてご所見をまず承っておきたいと思います。 それから次に、しかし継続性の原則とは言うものの、状況変化によっては、流動的に政策及び施策を変更することは多々あることですし、同一政権下でもそういうことはあり得るし、政権が交代した場合は、その変更はさらに多く生じるということは当然予想されます。行政というのはあくまでも住民のためにあるものですから、先ほど申しましたように、継続の原則は守るんだけれども、それを変更する、その場合には、その変更の理由や必要性を住民に説明して、できるだけ納得してもらう必要があると思うんです。それが、行政に課せられた住民サービスの一つだというふうに思います。 そういう意味から、すべてがそんなことはできませんけれども、主要行政事項については、その説明責任を行政は負うべきだ、こういうに私は考えるのでありますけれども、行政の説明責任についてのご見解を承っておきたいと思います。 次に、通告主題の第5、事業評価制度についてお伺いをいたします。 行政の効率化が叫ばれる中、施策の定量的分析評価というのは非常に大切だというふうに私は考えております。民間企業であれば、利益という最終評価基準がはっきりしてますから比較的簡単にルール化その他ができると思うんですが、行政の場合はなかなかそうはいかないんで、はっきりした評価の最終目標も定量的にはなかなかつかめないもんですから難しいとは思っております。あえてこの質問をするのは、以前私が議員をやっていたときのことですけれども、私の一般質問に対し、近い将来できると、恐らくあのときには一、二年くらいの先にできるという答弁だったと思うんですけども、したがってその後どうなっているんでしょうかという質問でございます。 非常に失礼ですが、多分できていないんじゃないかと思います。それで、私はできてないことをとやかく言おうとは思いません。できるにこしたことはないですけども。私が非常に何というか気にかかるのは、答弁をした人は恐らくできる、あるいはやるべきだと思うて一生懸命やったと思うんですよ。しかし、何というんですか、なかなか難しいもんだと、それからそう簡単にはできんというようなことを恐らく考えてなかったんじゃないか。そういう認識の甘さ。しかも、そういう認識がずれてるのに、私はこれについて3回か4回質問してるはずなんですけれども、いや、いつごろできます、今県でここまでいってますから、あるいは一緒に勉強会してますからって、こういう答えだったんですが、その難しいということに対する認識がずれてること、できてないより、むしろそのずれそのものが、やはりそれに気づいてないこと、それが大問題であると私は思っております。 また、そういうことを恐らく3回か4回質問したんで、そういうに言ってるんで、私は質問してそのようにお答えをいただいてるんですが、表現悪いですが、このちょっと認識のずれた人間に上司や同僚や、または部下が何もアドバイスしなかったのでしょうか。同じようにその流れで私に説明をしてるんですけど。そういうチームワークの弱さというか、あるいは場合によったらセクショナリズムにとらわれた、もうほかの人のことは関係しないよというような、そういうムードがもしあるとすれば、それに対しては非常な反省を促しておきたいというふうに思います。 できているのか、できていないのか。できておれば、私の今の発言は非常に失礼な発言に当たりますので、陳謝することについてはやぶさかではありません。できているのか、できていないのか、お尋ねをしておきます。 それから次、
市町村合併問題についてであります。 私は、合併賛成論者であります。より正確に言うならば、広域合併積極推進論者であります。私は、今後の中・長期的な見通しに立つと、地方自治体は現在の行政サービス水準を維持することすら難しくなるんじゃないかと。これ以上、どんどん今までのように行政サービス水準を上げることは、中・長期的には非常に難しい。これは、いろいろの要因があるわけですが、最大の要因は財政問題であります。大きな借金をして、国はプライマリーバランスを2010年当初にバランスさせて、それ以降徐々にプラスに持っていくとうようなことを言っております。そういうことを考えると、今までのようにジャブジャブと財政が使えるわけではない。国は、プライマリーバランスをまず2010年ごろにバランスさせようということであれば、地方に対する交付とか補助とか、そういうものに対してはさらにシビアになってくる、これは当然予想しておかなければならないと思います。一方、住民の行政に対するサービス要求は、人間だれでもそうですが、際限もなく増えていくものですから、そのバランスは非常に難しくなると。したがって、その行政サービス水準をキープするためにも、一つの手段として広域合併を行うべきだというのを、私は従来から考えておりました。今もそう思っております。 そういう観点に立つと、どうせ合併するなら、特例法の恩典を享受すべきだし、そのためには住民への周知を含む、非常に多くの事務処理が発生するわけですから、一日も早く取組んで将来の礎をつくるべきだというふうに主張してまいりました。 前回、議員をやらしていただいているときも、議会として取組みを早くやるべしですということを主張いたしまして、議長に議員協議会を開催することを要望したわけですけれども、それは平成13年8月27日付で文書で議長にこのことを要請してあります。しかし、この時点でも、平成13年8月27日、この時点でもこの要求すらこたえてもらってない、こういう実情に私はある種の寂寥感を感じたものでした。要するに、切実感が何か薄く、スタートが遅い、だからこうなってくるということなんですがね。これは、過去の私の感じる事実、実態であります。 さて、それは別としまして、今3カ町村の合併が進み出しました。幸いにも私は、幸いにもと言ってええか、偶然にもかわかりませんが、私は法定協議会の委員に委嘱されております。自分の理想とは、このパターンは確かに違います。しかしながら、3町村で合併する、紆余曲折あっても決めた以上は、よりよい新しい町をつくるために一生懸命私は取組んでいく所存であります。現に、一生懸命やってるつもりなんですが。 ただ、私自身何点かわからない点があり、またこれ私だけじゃなしに、町内住民の、決して少ない住民じゃないと思うんですが、不可解に映る点があるので、その点をできるだけクリアにして、より多くの住民が、すばらしい、新しい
まちづくりに一体感を持てるような、そのためにあえて過去の経緯についてお尋ねをするわけです。 まず、第1点は、合併する目的は何でしょうか。これは、もうわかりきっておりますけれども、もう一度確認をしておきます。いろいろオブラートに包んだようなきれいごとじゃなく、合併の必要性を端的にお答えいただければ非常にありがたいと思っております。 それから次に、2番目、次の点としまして、私、町村合併問題調査特別委員会という委員会の議事録と資料をつづった要するにつづりが議会事務局にあります。したがって、それを随分細かく目を通さしてもらいました。ある点については3回ぐらい読み返してみました。しかし、どうにもよくわからないのでお尋ねをするわけです。 これは、当初勉強会、その他で取組みを始めたときには5市町村の合併枠組みでスタートしてるわけですけれども、それがなぜこういうに崩れていったのか、あるいは崩れたというか、いい方向に進んだか、悪い方向に進んだか知りませんけども、こういうになったのか。その経緯が知りたくって読んだんですけれども、私自身にはよく読み取れないわけです。その辺の理由をご説明いただきたいと思います。これが1点です。この辺の問題は、主として塩田町長以前の問題じゃなかったかと思いますので、助役にお答えいただいた方がいいんじゃないかというふうに思います。特に、本川村が入ってきた経緯、それから日高村が外されたというか、あれを読むとどうも外されたような、入れなかった理由ですね。表現はどうでもいいですが、本川が入り、日高が退いたという、その間の事情をできるだけ理解しやすいように教えていただきたいと思います。 よくこの問題については、孝介さん、ようわからんのでちゃんと聞いてきてやと、そして説明してやという人がかなり多うございます。それから、これは町民じゃないんですが、先般も日高の方が来て、孝介さん、ようその辺を聞いて教えてやという話もありました。これは、つけ加えておきます。ということで、ご説明をいただきたいと思います。 3点目は、住民がどのように評価しているというふうにお考えになっておるのか、住民がどう評価しているというふうに考えるかということです。何でも、何でもと言うたら失礼に当たるんですが、何事でも住民が全員一致で進むことというのは皆無に近いと思います。どこかでだれかが必ず反対するというのが世の常であります。そのことが活性化を図る要因でもあるわけですけれども、そのように私は理解しております。しかし、伊野、吾北、本川の3町村枠で合併協議をすると決まったからには、できるだけ多くの住民の一体感を取りつけて推進していく、要するにすばらしい町をつくっていかんといかんわけですから、と思います。 そういうことでお伺いするんですが、この3町村枠合併に対する住民の意識、これはどうなってるかというふうに執行部はお考えになってるんですか。それをどのように、これでいいと思っているのか、あるいは、いやいや、もうちょっとというふうに思ってるのか、その他あると思いますが、評価されているのかをお聞かせいただきたいと思います。 4点目は、今の3町村合併は、行政と議会との主導による合併だというふうに私は解釈しておりますが、この考えは間違いでしょうか。よく以前、合併は避けて通れないとか、それから住民の意向を尊重して推進するとかなんてきれいごとをずっと言い続けてきましたけども、こんなきれいごとでは実際進まないんです、と私はもう前々から思っております。私に言わせるならば、遅ればせながらでも執行部と議会が一体となってエンジンにスイッチを入れたから、これ動き出したわけなんです。そのやり方、やり方とか組み合わせ、枠組みにはいろいろ問題を持つ人もおると思いますけれども、いずれにしてもこの現在進めてる合併は行政と議会が主導してやっていくというふうに理解すべきであろうと思います。 私は、行政と議会が住民の将来に責任を持って合併を主導しているんですよというくらいの信念を持って、堂々と胸を張ったらいいんじゃないかというふうに思います。実質がそうなんでしょ。実質がそうだと思いますよ。それから、そうじゃなければ今日に至ってなかったわけですから。だから、行政、議会は住民のために真剣に考えてやってるんですよという信念を持って取組むべきだと私は思うんですが、これに対するご見解を承っておきたいと思います。もちろん、それに対する賛否はありますよ。賛否はありますが、事実はそうなっている。したがって、胸を張ったらどうですかと、こういうことをお尋ねするわけであります。 それから次は、通告7、新聞紙上等で騒がれた伊野農協問題についてお聞きをいたします。 この質問は、私にとって余り好きな質問ではありませんけれども、いわゆる避けて通れない問題でありますので質問をさせていただきます。 ここにも書いてありますように、新聞紙上等で騒がれたというふうに私は書いてあるんですが、この「等」というのは、新聞で騒がれた、街宣車が来てガンガンやったというよりも、この「等」というのは、むしろ地域住民もこういう声があったという意味で「等」と受け取っていただければ幸いです。 1点目です。私は、2月11日から15日にかけての新聞以外にこの事実関係を知り得る手段を持っておりません。したがいまして、この新聞の記事、これを中心にいろいろ考えてお尋ねをするわけです。 法律に違反していた、農協法のようですが、農協法は私は詳しくありませんのでわかりませんが、この農協法に違反していたとされるこの騒動を町長はどのように感じ取っているのか、率直にお聞かせいただきたいと思います。まず、これを最初にお伺いしておきます。 それから次に、その伊野農協の信用関係業務と町の仕事とのかかわり合いがあるのかないのか、あるとすればどんなものがあって、町業務にこの結果どんな影響が出ると予想されるのか、それを2点目としてお伺いしておきたいと思います。 3点目は、町長の道義的責任の有無という書き方をしてありますが、地方自治体とはいえ、地方自治体とはいえなんて、そんな言い方は悪いと思いますが、我々は地方自治体の議員です。私もあなたも政治にかかわる身であります。常に政治家は潔癖であることを求められているというふうに私は思ってます。それに関連して、塩田町長の道義的責任があるのかないのか、どのようにお考えになっておるのかお尋ねをするところであります。 以上が質問の趣旨でございますので、よろしくご答弁をいただきたいと思います。 1回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) ここで昼食のため1時まで休憩いたします。 休憩 11時51分 開議 13時0分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 執行部、答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 浜田孝介議員のご質問にお答えをいたします。 議員、議会、町職員について4点お尋ねがございました。 まず、議員、議会のあるべき姿といたしましては、議員につきましては、住民の代表として執行機関を公正に見つめ、厳正に批判し、行政執行上の重要事項に適正で公平な結論を出すことが職務であり、議会は住民を代表し、住民の期待や要求を町の政策に反映させ、住民の利害を政治的に調整する機関だと認識しておりますし、議員、議会に望むものといたしましては、この基本を忠実に履行していただき、町執行部と議会が車の両輪となって住民福祉の向上と町益を守るための活動に期待しております。 つまり、議員の皆様も住民の皆様の目線に合わせて、かつ住民の皆様のご意見もお聞きし、こういったことはないと思いますが、私利私欲に走ることなく、常に町益を求め、行政と意見を交わす、このことが行政の誤った施策、方針をただし、行政の改善、改革が図られていくものと考えますし、また議会ではそれぞれの議員の皆様が政治的にも財政的にも十分討論していただき、町の発展のためよりよいご決定を行っていただきたいと考えているところでございます。 次に、町職員のあるべき姿についてのお尋ねがございました。 一般論といたしましては、公僕でなくてはならないと思いますし、理想の職員像といたしましては、社会経済情勢に対します幅広い視野と長期的視野を備えていること、現状に満足することなく、常に企画し、改善、改革を推進すること、また住民の視点で住民ニーズの変化に対応し、住民満足度を追求することと認識しております。これは、私の求める職員像でもございます。伊野町の現状におきましては、こうした職員も数多く存在しているところでございますが、全体的には、まだ弱い部分がございます。今後とも内外の研修制度を利用し、自己啓発を促すなど、職員の資質の向上を図ってまいりたいと考えているところでございます。 次に、町職員に特に望むというお尋ねがございました。 少し、ただいまのお答えと重複いたしますが、私は昨年の着任時に、職員を前にし、私の地方公務員時代の行政マンとしてのモットーをお話しいたしました。公務を行うに当たっては、P・H・S、プライド、ヒューマンライツ、スピード、つまり誇りを持ち、ヒューマンライツ、人権を尊重し、スピード、迅速な業務処理を行うこと、現状に満足することなく、事務の効率化と住民満足度のさらなる追求を念頭に置いて、3K、企画、改善、改革でございます、企画して改善、それでうまくいかなければ思い切った改革をしなさいという趣旨のものでございました。私は、P・H・S、3Kを職員の皆さんに望んでいるところでございます。 次に、行政の継続性と説明責任についてお尋ねがございました。あわせてお答えをいたします。 町行政は、経済状況の変化や時代の流れを的確に判断しながら、継続性を原則として執行していかなければならないと判断しておりますし、仮に主要事業をやむなく変更や中止の決断をしなければならない場合におきましては、住民の皆様に納得していただきますよう、十分な説明をしていくことが行政の責任だと考えているところでございます。 次に、新聞紙上等で騒がれた伊野町農協問題について、3点お尋ねがございました。 まず、当問題をどのように感じているかでございますが、伊野町の中でも大きな企業の一つであり、多くの雇用を生み出している農協が批判、指摘されることは、私も心の痛む思いがいたします。しかし、この問題は過去の農協の経営体質の問題であり、現在は法に基づき、すべて改善されていると認識しております。私といたしましても、新聞紙上であのように報道されたことにつきましては、農協自身真摯に受けとめ、これからは信頼回復のため、組合員のための事業を積極的に推進していくことを願っているところでございます。 次に、信用業務と町行政業務とのかかわり、影響についてお尋ねがございました。 金融機関の経営状態を知る一つの数的ラインであります自己資本比率が伊野町農協では8%を一時割り込んでいましたが、一昨年の8月現在、10.8%と8%ラインを大きく突破し、経営としては健全であると判断しており、従来どおりの町税等の収入、貯金、借り入れ等の取引を継続しておるところでございます。 次に、町長の道義的責任の有無はについてお尋ねがございました。 農協は、組合員のための農協であり、今回の報道等についての町長としての道義的責任はないものと考えております。 私からは、以上でございます。
○議長(畑山博行君) 助役。 〔助役 上田周五君登壇〕
◎助役(上田周五君) 12番、浜田孝介議員のご質問にお答えいたします。 6番目に
市町村合併の問題につきまして4点のお尋ねがございましたので、お答えをいたします。 まず、合併の目的でございますが、地方分権が進む中、少子・高齢化の進行や国、地方を通じた財政状況の悪化などの環境の変化に適切に対応するためには行財政の効率化と体制の整備が求められておりまして、合併することにより多くのすぐれた人材が確保できることも予測され、新しい伊野町にとりまして地方分権に対応できる企画、改善、改革が実行できるものと考えております。 また、国におきましては、平成17年3月までの合併につきまして、財政的な優遇措置を講じており、それまでに合併しなければ交付税を大幅に削減との方針が打ち出されておりまして、合併しないと小規模自治体は生きていけなくなるのではと懸念をしているところでございまして、今後の伊野町民の幸せを考えたとき、合併することが最良であると判断しているところでございます。 次に、当初の5市町村の枠組みが崩れた理由につきましては、昨年5月に5市町村の助役、担当課長が集まりまして合併へ向けた資料づくりが合意され、準備をしておりましたけれども、6月に入りまして、春野町より離脱の申し出があり、また首長会でも同様の意見がございまして、この時点で仁淀川広域の県が示しました5市町村での枠組みが崩れたものと判断をしております。 なお、日高村が今回の枠組みに入っていないことにつきましては、先般の議会におきまして町長からも答弁をしておりますけれども、合併の枠組みにつきましては、門戸を広げておりましたが、当時は申し入れがございませんでした。また、本川村につきましては、嶺北5町村からの離脱の中で、高知県及び吾北村からも要請があったものでございます。 そうした中、伊野町議会の
市町村合併問題調査特別委員会からの、平成14年9月に結論といたしまして伊野町、吾北村、本川村の3町村案が望ましいとの報告を受け、現在に至っているところでございます。 次に、現3町村の合併に対する住民の関心度についてでございますけれども、吾北村や本川村の住民の方々はこの合併を大いに歓迎していると伺っておりますし、伊野町におきましても、町民の代表でございます議員の皆様方から3町村の合併について推進するようご意見をいただきましたので、その方針に従っておりますし、多くの町民の皆さん方も議会及び執行部の判断を支持していただいているものと考えております。 次に、3町村の合併は行政、議会主導によるものかについてでございますが、合併につきましては、昨年1月から2月にかけまして町内16カ所で住民説明会を開催し、また4月には全戸に対しまして住民アンケート調査を行いました。参加者や回収率は低調でございましたが、そうした中でも説明会へ参加された皆様方は熱い議論を交わされておりまして、住民の皆様の意見としてとらえていますし、当時の議会の特別委員長さんも16カ所すべてに出席されておりまして、議員の皆様も住民の皆様の意向を汲み取った判断をしていただけたと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 12番、浜田議員にお答えいたします。 障害者の支援制度についてということで、支援制度の概要とそのねらいはということでございますが、平成12年6月に社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律が成立いたしまして、社会福祉事業や措置制度などの社会福祉の共通基盤につきまして、今後増大もしくは多様化が見込まれる国民の福祉ニーズに適切に対応するために見直しが行われてきたわけでございます。 この中で、障害者福祉サービスにつきましては、これまでの行政がサービスの受け手を特定し、サービス内容を決定するという措置制度から、新たな利用の仕組みといたしまして支援費制度となってきたわけでございます。平成15年4月からは、障害者の自己決定を尊重し、障害者みずからが自分に合ったサービスを選択し、契約により事業者との対等な関係に基づきサービスを利用するというものであります。サービス利用者は、利用者負担額を事業者に払うとともに、町は支援費の支給を行うというものであります。 続きまして、支援制度による町(行政)制度のメリット、デメリットということでございますが、地方分権の流れの中、今まで県でやっていました当該事業が移管されますが、利用者との面談ができ、真にサービスを必要とされる方への助言ができ、素早い福祉対応ができるのではないかと、このように思っております。 一方、事務量や相談業務が増加するとともに、今まで国、県により措置として負担されていた経費が、法により市町村に求められてきておりますので、財政的な負担が必要となってくると、このように考えております。 また、障害者サイドへのメリット、デメリットにつきましては、障害者みずからがサービスを選び、事業所を選ぶことができますので、事業所に競争原理が働くことにより質の向上が図られ、今まで以上の質の高いサービスを受けることができるようになると思ってはおりますが、自己決定や契約をすることになれていない場合には手続き等に負担を感じるのではないかと、このように思っております。 今回、精神障害者が対象外になっているのはなぜかということでございますが、今回の法の改正は身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、児童福祉法の一部が改正されて支援費になったわけでございますが、精神障害者福祉につきましては、既に14年4月から精神障害者居宅生活支援事業、これはホームヘルプ、ショートステイ、グループホームでございますが、既に県から市町村に事務が移管されておりまして、それと同時に通院医療費公費負担申請並びに精神障害者保健福祉手帳の交付申請に係る事務並びに社会復帰施設等の利用に関する相談、助言、あっせん等の業務が行われておりまして、既に利用者の申し出によって利用できるようにはなっております。 また、精神障害者に対する町の取組みはというご質問がございましたが、伊野町では精神障害者の社会参加の促進と生活訓練を行うことにより、自立を支援するための社会参加促進事業といたしまして精神デイケアという事業を行っております。内容につきましては、各種の学習会やスポーツ、創作活動などを行うということでありまして、仁淀病院の東にあります伊野町総合健康センターで月に2回行っております。参加者は1回に大体五、六人ということでございます。 また、精神障害者家族会、まごころ会というのがございまして、その団体に対する補助もいたしております。団体の定例会が大体月に1回ありまして、それには町の保健師も参加しまして、一緒になって勉強しているという状態でございます。 また、14年4月から中央、西保健所に町の保健師を1名派遣しておりまして、中央、西保健所の方では精神保健の担当部署の方に配属されておりまして勉強しております。帰ってきたらこの事業にも役に立つんじゃないかと、このように考えております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 12番、浜田議員にお答えいたします。 3、波川土地区画整理事業についてどうなっているのか、今後どうするのかのお尋ねにお答えいたします。 波川地区土地区画整理事業は、25.7ヘクタールを対象に計画してきたところでございますが、一部の地権者の方に同意が得られておりません。区画整理事業の実施に当たっては、国や県からも100%の同意を得ることが望ましいとの指導もあっております。しかしながら、波川地区の道路網、排水路整備等については、促進すべきことも十分認識しております。 昨年12月12日、地権者全員、関係区長、議員に対し、波川地区土地区画整理事業の見直しの説明会を
すこやかセンターで開催いたしました。その会で、町からは、これまでの事業の経過報告、そしていまだに15%の同意が得られない状況を報告いたしました。町といたしましては、土地区画整理事業を断念し、それにかわる新しい事業、
まちづくり総合支援事業を取り入れ、波川地区の
まちづくりを考えていくことを説明いたしました。説明の結果、理解が得られたと判断いたしましたので、今後は
まちづくり総合支援事業の啓発、普及に努め、地域と町が一体となって波川地区と伊野地区の
まちづくりに取組むことといたしました。 また、欠席の地権者に対し、12月16日付文書で説明会の報告も行いました。これを受けて、現在
まちづくり総合支援事業に取組んでいるところでございます。12月、2月のワークショップ、アンケート調査、作業部会開催を行い、現在は
まちづくり構想の段階にあります。 また、波川地区につきましては、3月6日に取組みの経過報告と今後の取組みについて、区長、公民館役員、議員に説明を行ったところでございます。 私からは、以上です。
○議長(畑山博行君) 総務課長。 〔総務課長兼企画財政課長 岡林正憲君登壇〕
◎総務課長兼企画財政課長(岡林正憲君) 12番、浜田孝介議員の質問にお答えをいたします。 事業評価制度についてのご質問がございました。浜田議員さんには、以前からこの事業評価制度についてのご質問をいただいているところでございまして、私どももいろいろと検討し、また予算編成段階での評価制度を取り入れております土佐市にも視察に行くなど、事業評価制度の導入に向けた取組みを進めてきたところでございますが、当該評価制度の導入により職員の事務量の増加は避けて通れないところであり、現状の体制では困難であると判断しておりまして、現在のところ導入には至っておりません。
○議長(畑山博行君) 12番、2回目の質問を許します。12番。 〔12番 浜田孝介君登壇〕
◆12番(浜田孝介君) 2回目の質問をさせていただきます。 通告の第1につきましては、町長よりご説明をいただきました。議会、議員については、大いに議論をしていただきたいということ、議会と行政が両輪になって町益を増進できるように願っていると、それを望んでいるということでした。 職員につきましては、いろいろ考えることはあるんだけども、P・H・S、3Kを前提にさらに研修その他でレベルアップを図っていくということで、大変よくわかりました。ただ、議会について、ちょっともう一つお尋ねしておきます。 議会では、私も議論を大いにすべきだというふうに考えております。だれも何も言わなきゃ、そこに議論は起きません。議会というのは、いろいろな意見を出し合って、議論を巻き起こして、理解を深め、自信を持ったり、あるいは反省をしたりしながら、あるときには妥協もして一定の結論を導き出していくと、こういう儀式の場であるというふうに理解しております。議論の結果、議論が紛糾して結論が出なかったという場合もありますけれども、それもそれが結論ということなんで、やはり声を出してしゃべり合うこと、これは非常に大事なことだと思います。 その観点からすると、何も言わず、ただ賛成だけという翼賛的な姿勢というのは、厳に議会では慎むべきであるというふうに私は考えておるんですけれども、町長のそれに対するご見解を承っておきたいと思います。 また、余り、もう最初から反対、反対と言うのもいかがなもんかというふうに私は個人的には思っておりますが、反対でも意見は意見で出るということであれば、ある程度消極的肯定をせざるを得ないかなと思って、これは私の判断ですけども思っております。 したがいまして、今の点、ひとつ町長の見解を承っておきたいと思います。 通告2につきましては、手際よくご説明をいただきました。 精神障害者は平成14年4月から支援事業を始めてるということで、私も勉強不足で失礼をいたしましたが、これはやっぱり措置から要するに自己選択の制度に変わってるというふうに理解をしていいんですね。まあ、それはいいです。 それから、波川の土地区画整理につきましては、ご説明がありましたように、非常に困難という判断で別の道を選ぶと、それについては十分当事者に説明をして理解を得てるということで、十分行政の説明責任も果たされてるなというふうに理解をいたしました。ただ、新しい事業につきましては、今後の問題ですけれども、やはり住民参加の新しい事業ということであれば、目的は非常にいいんですが、その手法、手段については、やはり今までの流れを見ていると大いに改善をする余地があるというふうに思いますので、今後そういう点に留意をしていく必要があるというふうに思うんですが、これに対するご見解を改めて承っておきたいと思います。 それから、行政の継続性と説明責任、これについては非常に明快なご所見を承りました。 それから、事業評価制度については、人件的なコストもかかるということで、これは一応ギブアップをしてるというような内容だったと思います。私も、難しい、余りメリットのないものはそう急いでやる必要はないというふうに正直思っております。しかし、ちゃんとした事業評価のシステム、これを持つか持たんは別にして、やはり施策を何らかの形で評価、判断するというステップは必要だと思います。難しい制度じゃなくってもいいと思います。最も一般的というか、余り大したことはないかもわかりませんけれども、世間でよく言われるプラン・ドゥー・シー、これを折に触れて、すべてのものに適用することはありませんけれども、そういう計画を立てて実行する、それを実行の後を振り返ってみて、次のいろいろの計画に反映させていくという、このプラン・ドゥー・シーのサイクル、これを心がけておいていただきたいというふうに思います。何も評価せんっていうことになれば、次につながる発展がありませんので、是非そういう観点から「シー」を重視するようなことをお考えになっていただきたいと思います。 このプラン・ドゥー・シーの「シー」については、非常にいい例があると私は常々思っております。それは、柳瀬直販所の変なバスボディーです。いやいや、これは、そのときは、「プラン」の段階では真剣に検討されたと思います。ここでもいろいろ議論をしました。意見分かれました。しかしながら、とりあえず決まって「ドゥー」をしました、やりました、設置しました。しかし、間もなく、もともと特殊な広告塔だという位置づけでやったと思います。それはそれでやってしまう、「ドゥー」したわけですから、それはいいんですけれども、本当に今、その「シー」をやってるのかどうか、やっておればそれでいいんですが。「ドゥー」をした後、実施した後、その広告塔の効果はなくって、交通の何か邪魔になるんで、費用かけて移動させました。その後、何か物置か、あるいはあのときの私の記憶では何か休憩の場所にするというような、じゃあ夏場暑いじゃないかというような議論をした記憶があるんです。いずれにしてもそうやりました。この事実を評価、反省して、私に言わすならばこれは失敗だと思うんですが、それはもうやったことは仕方ないんで、この愚かさを繰り返さない、次の何らかの計画に生かしていく、そういう「シー」を是非やっていただきたい。これは、非常にいいサンプルだと私は常々思っております。 そこで、質問しますけれども、その「シー」という立場から考えて、この変な物体は何か価値があったというふうに、その「シー」の、反省して考えておられるのかどうか、それをお尋ねしておきます。 それから、合併問題につきましては、助役さんから経緯についてお聞かせいただいたんですけれども、当初5市町村の枠で勉強会をスタートしております。これは、議事録その他を見て私も知っております。先ほどのご説明では、門戸は開いたと、しかし日高はエントリーがなかったというふうに今お聞きしたんですが、聞き間違いだったら謝ります。そのように聞いたんですが、もう一度確認の意味でご答弁をお願いしたいと思います。 それから、民意については、一応議会あるいはその他で大方の同意は得てるというような判断をされてるというご説明だったと思いますが、若干私の認識と違いますので、これについてもこれからちょっとお聞きしてみたいと思います。 今回の平成合併というのは、その目的からして、よいところどりの合併ちゅうのは恐らくあり得ないと思います。だから、弱いところも助け合い、20年先、50年先のよりよい
まちづくりをしていこうという、そういう気概が必要な合併だというふうに私は理解しております。 そういう意味で、本川を取り入れるというのは、私としたら意外とすんなり理解ができます。しかし、特に私は境を接してしょっちゅう行き来する日高を外すというその理由がわかりません。今のご説明私が聞いたとおりでしたら、門戸は開いたけどエントリーがなかったというように聞いたんですが、それは本当にそれでいいんでしょうか。 それから、民意については、大方の賛同を得てるというふうな受けとめ方をされてるようなんですけれども、それも説明会とか、アンケートですか、その結果をその他いろいろ参考にされての判断だと思いますが、それぞれの判断がありますから、そのことはそれとして、ちょっと客観的に見てみますと、14年5月21日公表されましたアンケート結果、これは先ほどもおっしゃられましたように非常に回収率が悪い。要するに、11.4%でしたか、この回収率。しかし、それも一つの判断の材料ですから。しかし、その中を読んでみますと、合併相手として選択した市町村名の順位、これは、これは恐らくいろいろな組み合わせを、5つの組み合わせか6つの組み合わせか知らんけど組み合わせをして、どれをあなたは望みますかということのアンケートだったと思います。複数を選んでよかったかどうかわかりませんけども、そういうことでいろいろの中で選んで出てくる、これを集計したもんですけれども、選ぶ相手として、1位は吾北だったんですよね。これ、430人が選んでます。2番目は日高、これは351人が選んでおります。3番が春野になっておりまして、338人。それから高知市があって、5番目に土佐市、254人。あとたくさんありますけど、これはもう50以下です。このアンケートに問題があるとかどうかは別問題として、今アンケートでも一つの参考になるというふうな趣旨のあれを申されましたんで、そうするとこの日高は351人ということで、町民としたら好ましい相手のナンバーツーになってるわけですね。この事実をどのように判断して今の枠組みになったのか、その辺の関連を明確にお答えいただきたいと思います。 参考までに申しておきますけども、このときの調査では本川は45人だったんです。この客観的な事実からして、私は、今さら正直いって5つにしろとか、そんなこと言うわけじゃないですよ。これも今後のいろいろの施策を展開し、あるいは私が議会活動をするための一つの参考資料に、今後の役に立たせたいからお考えを聞いてるところなんです。民意を尊重するのであれば、当然日高が入っておったべきだというふうに思います。今さら入れろとか、そんなこと言うわけじゃありません。 それから、もしそれが外れたというのであれば、ちゃんとわかるようにその理由を丁寧に説明してやるべき、あるいはくれるべきだったんじゃないかというふうに思います。今もって私自身よくわかりません。それが、先ほどから申しております大きな施策の変化とか、あるいは事務処理の変化があったときに、行政は責任を持って説明をする、アカウンタビリティーの精神じゃないでしょうか。だから、やっぱりこれはもう少し、もう一度明確にご説明をいただきたいというふうに思います。 それから、農協問題ですけれども、本当に伊野町で大きな位置を占める農協がこういうになったことについては残念だということでお感じをお聞かせいただきました。これも、もうちょっと細かく見ていきますと、今般の伊野農協の問題というのは、私に言わすならば非常に目に余る事態じゃなかったかというふうに思います。もちろん、私は新聞の報道しか情報がありませんので、そのように思います。 それはなぜかといいますと、2月13日、これは高知新聞の夕刊だったと思うんですけれども、夕刊ですね、これにこういう記事が出ております。ちょっと時系列を追って見てみたわけですけれども、その記事によりますと、平成4年10月、県中央会が融資限度超過の違法性に気づき組合長に改善書を送付している、こういう記事が載ってます。それから、同じ日に同じ記事の中で、平成4年12月、伊野農協は理事長の承認を受け、指摘どおり改善を行うというふうに中央会に報告をしております。平成4年のことなんです。したがって、これは恐らくその前後に処理されたと思います。私の言いたいのは、この時点でこういう処理をすると法に触れますよという、その違法性についての認識の機会は十分あったし、金融業務を行う場合はこれくらいの認識は持ち続けるべきだと私は思います。これはこれで済んだと思います。 それから、さかのぼって11日の高知新聞、あるいは私は毎日新聞も見ましたけども、2月11日の新聞記事、これによりますと、毎日の方は、柴崎達矢という、これは記者名入りで記事が出ております。これによりますと、大分先ほどのあれとは時がたって、平成11年8月、定期検査で違反事実を知った県は早期返済を指導したとあります。その記事をずっと読んでいくと、そのときはどうもしばらくそのままになったんじゃないかと思いますが、3年後の平成14年、JAバンク中央本部の指示でJAバンク県本部が調査に入り、法定限度額の3倍の融資があると判断をした、その後農水省等の厳しい指導の結果、平成15年1月末、融資超過分を返済し、違法状態の融資は解消した。先ほど、これは町長がおっしゃいましたように、現在は自己資本比率も10.幾らですかになって、正常になってる。だから、現在は正常になってますよ。しかし、もう大分前にこんなことをやったら違法ですよという認識をする機会があったわけですね。それから、今回11年8月に指摘をされたんですけれども、その指摘ですぐ直ってなかったのか、一部直したのかは知りませんけども、3年後、平成14年になってまたやられて、記事によると、農水省等の厳しい指導の結果、15年1月に解消した。 だから、やっぱり金融機関として。農協ちゅうのは私も以前仕事の関係で多少知ってますけども、いろいろなことあると思います、十分な管理体制もないし、それは多目に見ないかんと思います。一般の金融機関でもやることはやってますから。しかしながら、こんなにやっぱり指摘があり、指導されても1年とか2年とか遅れて処理した。それぞれの農協の事情はあるかもわかりませんが、それは私が情報がありませんからわかりません。しかし、そういう意味で、新聞報道だけを見ると、やっぱりちょっとどころか、かなり問題があったというふうに私は判断をするわけです。 ここに先ほどの2月11日の新聞記事で、平成11年8月、定期検査で違反事実を知った県は早期返済を指導した、この県というのは、いわゆる県庁じゃないかと私思うんですが、ということなんですね。わかってもすぐ、すぐというか事情があったろうとは思うけども、なかなか改善されてないというところに金融機関としてのずさんさというか、問題があったということであります。 2月15日の高知新聞の社説には、信用を何と心得るかという表題で社説が出ておりました。私は、それは正論だというふうに考えております。 それから、先ほど町長の業務の関係なんですけれども、農協と町は、町の公金を農協に恐らくかなりの額で預金をしてありますよね。もちろん、逆に町債を引き受けてもらってるという相互関係があると思いますけれども。いずれにしましても、そういう業務上の関係もやっぱりあるんで、やはり正しい信用業務をやってもらう農協じゃないといかんというふうに思います。そういうことで、非常に重大かつ遺憾な事件であったというふうに思います。 それから、何で私が一番最後に町長の道義的責任はあると思いますか、ないというような趣旨のお尋ねをしておりますのは、町長が何も知らなかったら私は全く何の責任も、道義的責任も何もないと思います。ただ、いや、別に道義的責任を追及してとやかく言うあれはありませんけれども、やはり嫌な質問でもしないといけませんのでやるわけですけれども、一つは何でこんな道義的責任について聞くかといいますと、要するにあなたを町長という政治の場に登壇させようとした実質的な最大の後援者、これが結果として違法行為の当事者になっておるわけですね。そういうことで、再三申しておりますように、潔癖を旨としなければならない政治家、その世界に出るときに、やっぱりそういう問題をはらんだ人に支援をしてもらったことに対して何か道義的責任をお感じになるのですか、ならないのですかということが一つの切り口。 それから、もう一つは、これも再三新聞記事を見て言っていますように、農協というのは、指摘をされながら、なかなかすぐ、あるいはタイムリーに改善していれば何も問題なかったと思う。それが、こういうに流れてきた。そのことをあなたが全然知らなければ、もう全く私の質問なんてのは、ばかみたいな質問で、いや、全くありませんというたらそれで終わりなんです。ただ、あなたの前職の関係で、伊野農協の違法性を知り得る立場にあったんじゃないかというふうに私は思ってるわけです。潔癖であるべき政治家として知り得る立場にもしあって、何らかの形で知っておれば、やっぱり多少の道義的責任はお感じになっておられるんじゃないかと、あるいはお感じになってしかるべきじゃないかということを思ってるわけです。 町長は、たしか平成13年4月1日から14年1月7日まで、県の農業経済課に在籍をしておられます、おられるはずです。先ほどの新聞記事の中を時系列的に見ていきますと、平成11年8月の定期検査で違反事実を知った県は早期返済を指導したとあります。この県というのは、恐らく県庁じゃないかと思うんですが、県庁でなかったら論理が崩れてきますけども。もちろん、11年8月、この時点では、当時塩田さんは県でも農業経済課にいなかったわけですから、その時点では知らなかったと。しかし、13年4月に農業経済課に転籍されて、引継ぎ案件なんかを十分やられると思うんです。また、何らかの形で、こういう案件は所管業務の一つですから、恐らく知り得ておったんじゃないかというふうに思います。これは、私が思うわけで、で質問してるんで、知り得てなかったらそれはそれで私の過剰質問と言われることになるかもわかりませんが。 そういう意味で、課長職であったということであれば、所管業務をある程度掌握していたというふうに我々民間育ちは思います。そういうことで、何か町長の道義的責任はなかったんでしょうかというお尋ねをしているところであります。嫌な質問で私も余り気がすっきりしませんけれども、避けて通れない義務ということで、率直にお答えをいただきたいというふうに思っております。 それから、ちょっと以上で時間かなり来ましたので、2回目の質問を終わります。よろしくご答弁お願いいたします。
○議長(畑山博行君) 執行部、答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 浜田議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 まず、第1点目としましては、議会についてでございました。 私も、浜田孝介議員の言われるとおり、議会では議論を巻き起こして、一部では妥協もありますでしょうけど、賛否両論の意見は町益のため十分されるべきだと認識しております。 2点目の農業協同組合関係でございます。 浜田孝介議員のおっしゃられるとおり、私、13年4月1日から1月7日まで農業経済課長を拝命しておりました。ただ、公務員の守秘義務がまだ残っておりますので、十分なお答えにならないかとも思いますが、私なりにお答えをさせていただきたいと思います。 私が、13年4月1日に農業経済課に赴任した際に、ご指摘のいった件は引き継ぎを私は受けております。大きく3点ございました。その3点につきまして、私はすぐに伊野町農業協同組合に指導に入り、改善を迫ったわけでございます。 1点目は、すぐに6月の総会で改善をされました。 2点目は、先ほどお答えしましたように、自己資本比率が昨年の8月、10.8%と大きく改善をされました。 3点目の員外貸し付けの件でございますが、この件につきましても、私これは違法行為でありますと厳しく指摘をし、返済方法等について指導も行っております。ただ、私も、私が5年間といった期限で一応指導を妥協をしたのは、貸し付け先の営業であるとか、経済環境を考えながら、実行性のある償還をやはり念頭に置いていたわけでございまして、議員のおっしゃられる当該年度に改善すべきというのは当然ではございますが、5年間という計画もやむを得ないと私は判断をいたしましたし、14年度からの償還で前倒しも含めてといった指導を私は行ってまいりました。その結果、農協側の営業努力、またJA中央会、信連、そして農水省の指導があり、農協の指導の結果、貸し付け先の考え方が前倒しをしてくれた、つまりそれが本年の1月30日に改善をされておるといった点から、私は私なりの業務を果たしてきたと自負しておるところでございますので、道義的責任は感じていないとお答えしたとおりでございます。 私からは、以上でございます。
○議長(畑山博行君) 助役。 〔助役 上田周五君登壇〕
◎助役(上田周五君) 12番、浜田議員の2回目のご質問にお答えいたします。 合併問題についてでございますが、1回目でお答えもさせていただきましたが、今回の合併の枠組みにつきましては、県が示した5市町村の枠組みや、いわゆる町民説明会並びにそれぞれのアンケート実施等々の中で、結論といたしまして町民の代表であります議員の皆様方からの伊野町、吾北村、本川村3町村案の合併が望ましいとの結論をいただきましたので、その方向で取組んでいるところでございます。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 12番、浜田議員の2回目のご質問にお答えいたします。
まちづくり総合支援事業の進め方と思いますが、現在再度住民の方のご意見を聞かせていただくべく、もう一度アンケート調査を行うように取組んでおります。
まちづくり総合支援事業のパンフレット、それからアンケート調査の結果、それからワークショップで出た意見なども同時に回覧するように進めております。そのアンケート調査によりますご意見も現在進めておりますワークショップの中へ反映していきたいと考えており、今後も多くの方のご意見を聞くことができるように取組んでまいりたいと思います。 以上です。
○議長(畑山博行君) 産業経済課長。 〔産業経済課長 山崎豊久君登壇〕
◎産業経済課長(山崎豊久君) 12番、浜田議員の第2回目のご質問の中で、5点目、事業評価制度について柳瀬直販所のキャンピングカーについてお答えいたします。 柳瀬直販所のキャンピングカーにつきましては、現在車両看板を兼ね、事務所として使用いたしておるところでございます。 今、議員よりプラン・ドゥー・シーのお話がございました。このことは、行政マンとして大変重要なことであると認識いたしております。今後は、例えば車両内部を公開するなど、キャンピングカーを直販所の活性化の起爆剤として、さらに価値があり、有効活用ができるよう、いろんな方策に取組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 3回目の発言を許します。12番。 (12番浜田孝介君「時間ありますか」の声) 6分です。 〔12番 浜田孝介君登壇〕
◆12番(浜田孝介君) お答えいただきましてありがとうございます。 ただ、例の柳瀬直販所については、何かまだ価値をこれから見出そうというふうな考えのようですけれども、今までのことを「シー」してみれば、冷静に、やっぱしそんなことはもうやらない方がいいんじゃないかと思います。それは、もう端的に思いますので、よく検討していただきたいと思います。 それから、合併問題につきましては、私やっぱりよくわかりません。ただ、議会がそういうに言ってくれた、議会は民意を代表したもんだという論理が一つにあると思います。しかし、世間でよく事例があっちこっち出てますが、議会と民意の乖離とか、首長と民意の乖離とかというのはいっぱいあるわけですから。それと、そういうことをおっしゃるなら、現にアンケートをやりましたね。それで、そのアンケートの結果がああいう形で出てきたんですよ。それに対して、ちゃんとした納得のいく説明が得られないところにもやもやがあるんで、ちゃんとした論理を、筋道をつけてこうですよという説明が是非いただきたかったというふうに思います。わからない、それでもうそれについては大体そういうことが理由だなあという理解をする以外にありませんから、それはそれでいいです。 要するに合併の枠組みについては、多くの住民がいろいろ異論はあるところですけれども、現実問題として今の3町村枠での推進を図り、立派な新しい
まちづくりをやっていくというのが、我々というか、私に課せられた任務だというふうに私は心得ております。そのためにも、不安や不信を払拭し、できるだけ多くの住民の賛同を得るため、誠意ある説明責任を果たすべきであるということを私は声を大にして言いたいわけであります。今後ともオープンにタイムリーな情報提供を期待するものであります。これについては、もうこれ以上回答を必要といたしません。 それから、最後に町長の道義的責任なんですが、よくわかりました。なかなかオープンにできないこともできる範囲でいろいろ語ってくれたと思います。前職についての質問なんかは、やっぱし慎むべきかもわかりませんけれども、それについてもお答えできる範囲で率直にお答えいただいたことについては高く評価するとともに、感謝するところです。いずれにしても、できるだけオープンにできるものはオープンにして、お互いにそれを知り合いながら、最後の判断はそれぞれ変わってくると思いますよ。しかし、それはもう仕方ないことで、しかしできるだけオープンにして、できることならわかりやすい説明をして、可能ならそれを納得してもらうというのは必要だと思います。だから、そういう意味で質問をさせていただきました。 いろいろこれからお互いにいろいろの関係が出てくると思いますが、議会、議員と行政は車の両輪だと、そのように町長はご説明されましたし、私も基本的にはそのように考えておりますので、一生懸命やっていきたいと思います。 これで私の一般質問すべて終わります。
○議長(畑山博行君) これで12番、浜田孝介議員の一般質問を終わります。 ここで15分間休憩いたします。 休憩 14時0分 開議 14時16分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 津野成助君から午前中の一般質問における発言について訂正の申し出があっております。津野成助君、訂正説明をお願いします。 〔9番 津野成助君登壇〕
◆9番(津野成助君) 午前中2回目の発言の中で南環状線の問題を取り上げて、その中で南音竹の16億円という金額を出したが、そういう金額については取り消してもらいたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(畑山博行君) ただいま津野成助君から議会会議規則第64条の規定によって、先ほどの発言のとおり取り消したいとの申し出がありました。 お諮りします。これを許可することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」の声〕
○議長(畑山博行君) 異議なしと認めます。したがって、津野成助君からの発言取り消しの申し出に対しまして許可することに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。7番、久武啓士君の一般質問を許します。7番。 〔7番 久武啓士君登壇〕
◆7番(久武啓士君) 通告に従いまして質問をさせていただきますが、町長、そして5番議員とともに昨年の4月以来、はや1年がたったと、私なりに本当に早かったなと考えております。これからも伊野町議会の議員として真摯に頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 先ほどの町長のほかの議員の方の答弁の中にありましたけれども、P・H・Sのスピードという部分で、緑のダム事業については昨年の私の第1回の質問の中で来年度の町単独の事業も視野に入れて検討していきたいということで答弁いただいておりましたが、早速今年の、15年度の中で「「仁淀川」山の手入れで
元気モリモリ事業」ということで、全国に類を見ない、先駆けの事業ということで大変期待をいたしておるものの一人でございます。 モデル地区の設置をということで質問要点の中へ入れておりますが、緑のダム事業の中で、例えば子どもたちの昆虫の森であるとか、そして間伐のモデル林であるとか、水源涵養林、こういったものの、是非町内随所にモデル地区を設定して活動、民間の活力を導入しながら設置していってはという質問であります。 今現在、山間地におきましては、簡易水道、水道の供給されてない地域も多々ありまして、そういうところでは生活水を山水に頼っておるわけでございますけれども、近年、特に冬枯れの、水枯れの現状が起きております。やはり、長い目で見たら、町長の緑のダムの事業の推進っていうのが一番の策ではないか、このように思いますので、強度間伐をした後にクヌギなど広葉樹の植林をしてモデル事業を、モデル地区を設定して行っていただいてはという質問でございます。 2番目の伊野、波川地区の
まちづくり計画について。 先ほど別の議員がご質問をしておりましたんですが、これもいわゆるスピードという意味では、昨年の6月議会に私の質問の中で課長の答弁の中に、今後は
まちづくり総合支援事業の実施を視野に入れるということで答弁いただきましたが、これも早速あがっております。この事業、既にワークショップ形式で実施されておりますけれども、5年計画で実施するということで、町の単独の自己財源が必要なわけですけれども、どれぐらいの事業規模を考えておられるのかと、それから今後この事業の啓発を図っていくということで、できれば事業概要ということでご説明いただければと思います。 3番目の交通安全対策についてご質問をさせていただきます。 昨年、伊野署の中で、特に伊野町内で160件の事故が発生して、187名の方がけがをされております。これは、今年出された、昨年分の交通白書の中で出ておりますけれども、伊野署管内では3名の方がお亡くなりになっております。そして、3件の飲酒に絡む事故も起きておるそうでございます。昨年中、県下で1,725名の飲酒の検挙者、そしてその中で伊野署管内では44名の方が飲酒で検挙されております。検挙されたということは事故につながらなかったということでよかったわけでございますけれども、昨年の10月の道交法改正以後、かなり飲酒の方が厳しくなっております。伊野町の職員は、歴代飲酒に絡む事故と不祥事起きてないようですが、全国的に見ても、そして高知県下でも公務員の飲酒事故とかということがたびたび出てきておるわけですけれども、交通安全管理責任者としての町長の職員の管理体制についてどのようにされておるのか。 そして、全国的に見てバスの飲酒運転であるとかというふうな記事が出てました。特に、職員は公用車の運転をするわけですから、いわゆる二日酔い状態、これについてはなかなか気をつけておっても、どれだけ自分が実際どれぐらいの数値でお酒を飲んで次の日残っておるかというのは、これはもう自分の意識で、これはもう私は酔っているよということなら当然運転はしてないと思うんですけれども、実際に数値的なもんで自分は大丈夫だと思うても、万一事故を起こしたときは、数値が出れば飲酒運転ということになるわけでございます。 アルコール検知器というのが、インターネットのホームページで検索をかけてみますと、安いものは千数百円からということでありますので、特に公用車の運転をする職員の管理の一環としてアルコールの検知器の設置をしてはどうかと思います。 続きまして、
南海地震対策について1点お聞きをします。 同僚の議員も何名か質問しておりますので、私は消防署、屯所の耐震性についてお伺いするわけでございます。 15年度事業でも小学校の校舎の耐震調査をするということで、子どもたちの安全がまず第一であるということは私も賛成でございます。まず、地震が起こったときに、一時的な災害というのは、我が伊野町においてはがけ崩れであるとか、そして家屋の倒壊が予測されます。そして、2次的な被害では、火災、阪神大震災でも起こりましたけども火災等が予測されます。そういったときに、有事の際に、やはり緊急車両、特に消防署、消防団の活躍が望まれるわけですけれども、屯所がつぶれて出動できんかったということでは我々町民にとっても困りますので、是非計画的に屯所、消防署の耐震性についても検討をし、そして老朽化している屯所については、建て替えも視野に入れて検討していただきたいと思います。 5番目の中山間地域の振興策についてお尋ねいたします。 Iターン、Uターン者の受け入れをということですけれども、やはり中追地区であるとか、そういった山の方、空き家を是非県外の方に紹介してはと。今100円ショップなんかでも、「Iターンのすすめ」とかいう本を売っておりましたけれどもその中で、何にもないのが最高の贅沢であるというふうに書いておりました。 都会で疲れた方であるとか、また田舎へ行って農業をしたいとか、そういうふうな夢を持っておられる方もおいでますので、是非積極的にすすめていってはどうかと思います。 このIターン、Uターンをインターネットの検索ページで検索かけますと、Iターンでは50件そこそこ、Uターンでも80件そこそこのヒットしかありません。ちなみに、「緑のダム」という言葉を入れますと、4,460件の検索結果がでてまいりました。町のホームページで空き家を紹介してはというのは、インターネット上で50件ぐらいしかでてこないということは、まだまだ少ない、これから、宣伝していく価値のあるものではないかと思いますので、積極的に、町のホームページ等活用して、Iターン、Uターン者の受け入れを積極的に行っては、と思いますが、担当課長のご見解をお聞きします。 それと今年の1月に、高知新聞の、私日付は忘れましたけれども、成山の「新之丞」の記事が一面でかなり大きくでておりました。その日は、朝からかなり多くの方が、おいでたそうでございます。僕もちょうどその時行ってみました。非常に道が悪いという声を、これは、高知市から来た方だったですけれども、お聞きしました。 非常に伊野町内ヘアピンカーブ、1回で回りきれない、2回、3回と切り直さなければいけないような町道、農道等があるかと思いますけれども、是非、そういう部分については、計画的になくしていっては。そして、地権者の了解が得られたところから、随時改良して行かれてはと思います。これは非常に中山間地域の住民の方からの要望も多くございます。そして、観光に来られた方が、こんなところを紹介するんでしたら、もう少し道を良くして欲しい要望もありましたので、付け加えておきます。 エの町営バスの路線についてでございますけれども、これは、私、大変質問するかどうか悩みました。厳しい財政の折、これから合併を控えて、どうしようかとも思いましたけれども、私の思いとして、聞いていただければと思います。 山に住んでおられる老人の方とか、仁淀病院へ通院するのに、タクシーで現在行っておると、1回5,000円かかると。収入の少ないお年寄りにとって、大変大きな負担になっております。また、地区によっては、車に乗られる住民の方が一人もいない。皆年齢がいって、生活をどうするかというと、1週間に1回車で物を売りにくる。それで生活しよりますというふうな声も聞きました。今年、小野行きのバスを小型車両で新しく買い替えるということで、成山、北成山地区へバスの延伸ができないものかというのをすごく考えました。 そしてまた、今1日3便、朝と昼と夕方運行しておると思うんですけれども、できたら10時と3時の時間に週に1度だけでも、場所はもう申しませんけれども、伊野町内谷間がいろいろございます、週に1度ずつでも運行できないかな、そのような思いでございます。 そして、そのバスには旧商店街を通っていただいて、停留所を設置していただいて、買い物も商店街でしていただけないものかなと。本当に少ない人数の方になるかもわかりませんけども、少しでも商店街の発展につながらないかなという、これは思いでございますので、なかなか予算的な面とか難しい面がありますので、お答えはいただけなくても結構でございますけれども、質問をさせていただきます。 それと、6番目の町事業の新年度速やかな発注をということで、これは大変今14年度の締めくくりの時期で、大変忙しい時期でありますけれども、なかなか新年度仕事がないという声をお聞きします。仕事がなければ、首を切らねばならんと、失業保険をもらってもらわねばならんというような声も聞きますので、できれば新年度速やかに発注していただきたいんですけれども、新年度すぐに発注するためには今からやっておかないと無理なことでございますので、1本でも2本でもそういうふうな事業が可能かどうかということでお聞きをします。 それと、194号線の加田のこれは県の、工事でございますけれども、2月の新聞で伊野町内の住民から読者の広場ということで、いつになったらできるという質問で新聞へ載っておりました。通告をさせていただいた、ちょうど翌日の新聞に県の方の回答が出ておりましたので、どうしようかと思いましたけれども、課長の方でわかっている範囲でご答弁いただければと思います。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 久武議員のご質問にお答えいたします。 まず、緑のダム事業についてお尋ねがございました。 緑のダム構想を達成するため、モデル地区の設置は必要であると考えています。モデル林の設定作業も、作業道の開設を含め着々と進んでいるところでございます。構想は、単に森林の整備だけにとどまるのでなく、広く町民や子どもさんにも森林の大切さを知ってもらうなどのソフト的なものも構想の一つと考えており、町民の皆様方の目に見えるモデル林づくりを検討、計画中でございます。 モデルには、さまざまな形があると想定されますが、県の伊野林業事務所等を通じ技術的な指導を受け、また里山におきましては、必要に応じて地域住民の皆様のご意向を踏まえた整備を検討してまいりますが、例えば議員からご指摘のありました昆虫の森、また紅葉の森、まただれもが森林の中に入り作業のできるボランティアの森など、地域地域で特色を持ったモデル林設定作業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 次に、交通安全対策についてお尋ねがございました。 交通安全対策につきましては、庁舎内に交通安全管理者を置きまして、庁議等で公用車の事故防止や交通マナーを守り、安全運転を心がけるよう職員に周知徹底しているところでございますし、今後におきましても公用、私用とも安全運転に努めますよう指導してまいりたいと考えております。 アルコール検知器の設置につきましては、この時期歓送迎会等、職員の飲酒機会も多くなりがちで、明朝アルコール分が残る可能性もございます。飲酒運転は、社会の犯罪行為でございますので、管理者として注意を払う必要がございます。ただ、職員の自主申告が主になると思いますが、その自主申告によりましてアルコール度チェック体制を整えたいと考えておりまして、当面本庁と
すこやかセンターにアルコール検知器を設置したいと考えているところでございます。 次に、
南海地震対策についてのお尋ねがございました。 南海地震につきましては、今後30年の間に40%の確立で発生すると予測されておりまして、行政といたしましても地震に備えた防災体制の充実を図らなくてはなりません。特に、防災の最前線の基地となります消防署や消防屯所には、耐震性が求められるところでございます。 消防署につきましては、耐震診断を実施しており、補強工事についても検討しておるところでございます。団屯所につきましては、町内に12カ所の屯所があり、そのうち3カ所については昭和56年以降の建築であり、耐震性はあり、本年度は1カ所の改築を予定しております。その他の屯所については、耐震診断を実施しなければなりませんので、公共施設として順次診断を行ってまいりたいと考えているところです。 私からは、以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 7番、久武議員のご質問にお答えいたします。 まず、2、伊野・波川地区
まちづくり計画について、事業規模はとのお尋ねにお答えいたします。 この事業では、現在伊野・波川地区の住民の皆様からアンケート調査も取り入れ、両地区の整備課題や町全体の整備計画を踏まえ、実現性、具体性のある総合的な整備構想をワークショップ方式で検討していただいている状況でございます。 なお、今後におきまして、公募も含めた18歳以上の方々で構成する40名のワークショップメンバーで事業計画を策定し概算事業費を算出していただく予定でございます。その後、事業計画に基づき5カ年の事業実施計画を立案していくものでございますので、現在事業規模の確定はいたしておりませんので、事業計画ができ次第報告させていただきます。 続きまして、5、中山間地域振興策についてのヘアピンカーブの改良をのお尋ねにお答えいたします。 町道全路線中、31路線におきましてヘアピンカーブが115カ所ございます。そのうち、普通乗用車が一度で回転できない箇所が36カ所でございます。すべて改良するということになりますと、多額の費用を要しますので、計画性を持って、また地元の熱意があり、かつ用地無償提供が得られるなどの箇所から順次施工してまいりたいと考えております。 ご質問の中にありました町道横藪線におきましても、普通乗用車が一度で回転できない箇所が5カ所あり、成山和紙の里公園、新之丞の碑、土佐七色の里などの文化施設などや成山地区の生活道でもありますので、この路線も視野に入れているところでございます。 続きまして、6、町事業の新年度速やかな発注をとのお尋ねにお答えいたします。 町事業におきまして、用地買収が完了している箇所や用地買収を伴わない箇所におきまして、隣接しております地権者などの了承が得られております箇所につきましては、できるだけ速やかに発注できるよう努めてまいります。ただ、今からの準備につきましては、4月から単価、人夫賃などの単価が改正されますので、4月からの基準日となります。ただ、補助事業につきましては、補助申請をし、決定通知をいただいてから測量設計などを実施することになりますので、設計完了後の発注となるものでございますので、多くの事業は早くても夏ごろ以降になると思われますが、発注までの期間短縮に努め、早期に発注できるよう努力してまいりたいと考えます。 続きまして、194号加田工事発注、いつごろになるのかとのご質問にお答えいたします。 ご質問の件につきましては、議員さんもおっしゃられていたように、3月14日付の高知新聞広場 声で、伊野土木事務所の回答として掲示されていましたとおりでございます。このうち、用地買収についてご説明いたしますと、所有者の方が墓地の代替地選定に時間を要していることと、1名ですが登記名義人が亡くなられていまして、相続権利者の中で高知県に在住の方9名すべてには承諾が得られておりますが、ブラジルにいる在住の方2名の消息につきまして現在県においてブラジル高知県人会や外務省を通じて調査していただいております。県におきましても、早急な復旧工事に向けて努力していただいておりますが、先ほど申し上げました理由により着手まではもう少し時間がかかるとのことでございます。 私からは、以上です。
○議長(畑山博行君) 産業経済課長。 〔産業経済課長 山崎豊久君登壇〕
◎産業経済課長(山崎豊久君) 7番、久武議員の5点目の中山間地域振興策について、ア、Iターン、Uターン者の受け入れを、イ、町ホームページで空き家を紹介してはのご質問にお答えいたします。 新規就農希望者につきましては、県、町、農業委員会、農協、農業者が連携をいたしまして受け入れができるような体制を整備しております。また、「仁淀川」山の手入れで
元気モリモリ事業は、他の市町村に見られない本町独自の補助事業でもあり、この事業を活用した就業機会の増大と中山間地域での定住促進にも期待いたしているところでございます。 中山間地域振興策を進めるためには、農業や林業に携わる人がその地域で生活することが重要であると考えており、今後の町村合併も視野に入れ、特に林業従事者の受け入れ体制を整備していきたいと考えております。 また、Iターン、Uターン者の受け入れのための新規就労情報や空き家情報などを今後町のホームページに掲載できるよう検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 総務課長。 〔総務課長兼企画財政課長 岡林正憲君登壇〕
◎総務課長兼企画財政課長(岡林正憲君) 7番、久武議員の中
山間地域振興対策についての中で、町営バス路線についてのお尋ねにお答えをいたします。 小野行きバスにつきましては、高知県交通の廃止路線代替バスとして運行しているところでございます。他地区への巡回運行につきましては、利用客数から判断いたしまして困難ではないかと考えております。旧商店街の乗り入れにつきましては、商店街の活性化といった有益性もございますので、今の乗客の利便性ともあわせて検討させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(畑山博行君) 7番、2回目の質問を許します。 〔7番 久武啓士君登壇〕
◆7番(久武啓士君) 1点だけ、建設課長にお伺いをさせていただきます。 町道横藪線ということで出ましたけれども、成山の新之丞公園の、町としてのルートをいろんなのを僕聞くのですけれど、高知新聞上では谷から上がる横藪線を新聞紙上載せていましたんで、あれへどっと人がきたと。行き方を聞いて行った人は、小野から上がってきて、小野地区でもうこれはいかんというて引き返した人が大分おったそうでございます。ルートとしては、どちらをとっておるのか、両方とっておるのかもわかりませんし、これから整備を進めていくという答弁いただきましたんで、それで結構なんですけども、町としてのルートを設定しておれば、お聞きしたいと思いますが、これ通告にないんで、わからなければわからないで結構でございますけれども、特にこちら側の方はヘアピンカーブ多いんで。 そして、それぞれご答弁いただきましたけども、町長はスピードを大事にして頑張っておりますけれども、日夜活躍されておりますので、お酒を飲む機会も多いと思いますんで、体の方に十分留意されて町民のためにご活躍をいただきたいと思います。 以上で質問を終わりたいと思います。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 7番、久武議員の2回目のご質問にお答えさせていただきます。 成山和紙の里のルートにつきましては、谷から設定をさせていただいております。それで、どうしてかと、成山の方も生活道路としては横藪を経由して谷の方へおりている方がほとんどでございますので、その方が時間的にも早いということでございます。そういうことで、改良もしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 7番、久武啓士君の一般質問を終わります。 ここで15分間休憩します。 休憩 14時52分 開議 15時5分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。3番、勝賀瀬英章君。 〔3番 勝賀瀬英章君登壇〕
◆3番(勝賀瀬英章君) 通告に従いまして、一般質問を行います。 きめ細かい行政をということでお伺いをいたします。 今回、町長は伊野町安全で安心な
まちづくり条例という大変立派な条例づくりを発表いたしました。目的と基本理念として、町、町民及び事業者、責務並びに基本的な事項を定め、安全で安心な
まちづくり施策を推進し、町民が安全で安心して暮らせる地域社会の実現を図ることを目的とすると、町民の豊かなゆとりある生活実現をすることが基本であり、現在及び将来にわたって維持されなければならないとあります。町民の皆様は、本当に頼れる町長だと信頼が増してくることだと思います。 最初に、イノシシ被害対策についてですが、山間地区に行けば至るところに農作物のイノシシ被害を避けるためにトタンで囲いを張りめぐらしていますが、作業を進めるためには通る道は狭く、急な斜面を登り大変な労力を必要としています。これは、2月15日の高知新聞の小社会の欄に、JR西日本紀勢線では数年前からシカの事故が増え始め、いろいろと対策を立てたが効果もない、そんなときにシカの食害防止に猛獣のふんが有効との記事があり、早速応用してみようとなり、ライオンのふんを使ってみると効果抜群で、その後3カ月間1件の事故も起こってないとありました。イノシシわな猟をしている方もふんの話は聞きましたが、人間のにおいでも10日ぐらい回りに近づかないという話も聞きました。ふんを利用して試みてみることは考えられないか、効果が出れば全国的な問題ですので、科学製品の開発も進んできはしないかと思いますが、お聞きをいたします。 山間地の高齢者の交通手段ですが、先ほど久武議員の質問も多少重複するところがありますが、またその点をお願いいたします。 この件は、昨年の6月議会で答えはいただいていますが、もう一度深いご理解をいただきたいと思い質問をいたします。 中追、成山、槙とかのお年寄りの方は、カーブの多い道を行かなくては通れない道がたくさんあります。危険な思いで運転を余儀なくされています。また、運転のできない方は、バス停まで歩いて1時間か2時間半の時間を要します。足が痛くてよう歩かん、このような高齢者の足はタクシーを頼りとなってきます。タクシーを呼べば、往復1万円は超えます。月に5万円ぐらいの年金では、1回の利用が生活に影響してくる。痛い体をこらえて我慢せんといかん。せめて週に1回とか月2回ぐらいは病院に行きたいという声もあります。そこで、町でタクシー代を負担してはもらえないか、また軽四のバンでも回してもらえないか、便利の悪い山間地はもう捨てられたのかという高齢者の方の声も聞こえます。一様に悲惨な思いを持っている方もいます。こういう少人数の山間地を見捨てることなく、温かい目で見てほしいと思います。 次に、家まで車道をということですが、家まで車が入らないまま、まだまだ取り残されているところがあります。また、技術的に不可能なところもあります。台風、強い北風の寒い中、食料の買い物袋を持ち、雨にぬれながら家へと毎日の生活に不自由をしています。町民の豊かで、ゆとりのある生活実現のために可能なところから実行できないか、お聞きをいたします。 次に、少子化対策として保育、幼稚園の無料化はということですが、日本は人口減社会と言われ、少子化社会に直面してきましたが、国の政策は少子化に歯どめをかけなければということで、子育て支援には地域の実情に応じたきめ細かい対応が必要との判断から保育教育や子育てに適した生活環境など幅広い分野で市町村が競い合ってほしいと期待をして、少子化対策を行動に移す時期がきていると、厚生労働省は言っていますが、出生率が上昇しないのは結婚をしない、結婚をしても子どもを産まない。ある生命保険会社が、若い人たちにアンケート調査をした結果は、3人の子どもは欲しい、だがせいぜい1人がやっとという声が圧倒的に多かったと言われております。若い世代の収入の少ない時期に、保育料は収入によって決まっていますが、家計の負担となっておりますので、無料化にならないかをお聞きをいたします。財政の厳しい時期ではありますが、町長の理念に沿って実行するよう強く望みます。 これで第1回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 勝賀瀬議員のご質問にお答えいたします。 私からは、全般的な視点に立ってお答えをさしていただきたいと思います。 きめ細かな行政をといったお尋ねがございました。 私も、町民の皆様すべてに公平な行政サービスを行うことがきめ細かな行政であると認識しております。費用対効果といった言葉がございますが、中山間におけますいろんな施策について費用対効果だけでは、はかり切れない課題が多くございます。私自身、中山間を捨てているつもりもございませんし、これからも中山間に目を向けた行政姿勢を持っておるところでございます。 また、
市町村合併を見据えて、伊野、吾北、本川、つまり、ますます中山間の地域が増えることでございますので、議員のおっしゃられること、財政的に許す限りのことはこれからも検討してまいりたいと思います。個々の事例につきましては、担当課長からお答えをいたします。
○議長(畑山博行君) 産業経済課長。 〔産業経済課長 山崎豊久君登壇〕
◎産業経済課長(山崎豊久君) 3番、勝賀瀬議員の1 きめ細かな行政、ア イノシシ被害対策についてのご質問にお答えいたします。 イノシシの被害防止対策は、網、ネットでの防護や今議員よりご提案のありました猛獣のふんによる侵入防止など、さまざまな方法があると言われていますが、実用効果的な防護対策はまだ開発されていません。町といたしましては、有害獣から農作物の被害を事前に防ぐためのトタン防護柵設置へ補助を行っております。平成14年度の有害鳥獣による被害件数も約50件に及んでおり、平成15年度においては四国地域鳥獣ネットワークを通じ有効な被害軽減策の情報を入手し、検討していく予定でございます。今後もきめ細やかな対応ができるよう猟友会などと連携を取り合っていきたいと考えていますし、地方分権の時代でございますので、自己耕作地での捕獲許可について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) ほけん福祉課長。 〔ほけん福祉課長 吉良正道君登壇〕
◎ほけん福祉課長(吉良正道君) 3番、勝賀瀬議員の山間地の高齢者の交通手段というご質問がございましたが、中山間地に住む高齢者の方たちにとりまして交通手段を確保するということが非常に難しいことであるということはわかっております。また、通院のことが言われましたが、町内の病院によりましては、中追の方へ週に一、二回送迎をしてる病院もあると聞いてはおります。成山の方は聞いておりませんが。ただ先ほども町長が申しましたように、これから合併が検討されながら合併いたしますと、多くの方が高齢者の方が山間地に住んでおられまして、交通手段のことも考えられますが、厳しい財政を考えますと慎重な取り組みが必要であると、このようには考えております。 また、少子化対策として保育園、幼稚園の無料化ということでございます。 伊野町におきましても、就学前の児童は年々減少している状態でありまして、次の世代を担う子どもたちが少ないということは大変なことだと認識しておるところでございます。ご承知のとおり、保育所は保育に欠ける児童を保護者にかわりまして日々保育をする施設であります。そして、その運営費は保護者が負担する保育料と国、県、町が負担する公費で運営することになっておりまして、保育料はそれを運営するための重要な財源になっております。厳しい財源の折、保育料の無料化というのは非常に難しく、これも慎重に対応していかなければならないと、このように考えております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 3番、勝賀瀬議員のきめ細かな行政の中のウ 家まで車道を、のお尋ねにお答えいたします。 中山間地域におきましては、緊急車両、衛生車も進入できない地区もありまして、生活自体に支障を来たしております。しかし、このような道路は、国、県の補助対象事業に当てはまらないため、町単独事業で限りある予算での事業となります。議員のご質問の中にもありましたように、技術的にできない箇所もあると思いますが、計画を持ちまして関係者全員の承諾と用地無償提供が得られる箇所から順次施工してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(畑山博行君) 教育長。 〔教育長 濱田 啓君登壇〕
◎教育長(濱田啓君) 3番、勝賀瀬議員の少子化対策の幼稚園の無料化のご質問にお答えいたします。 少子化対策としての幼稚園の使用料無料化についてのご質問でございますけれども、平成15年度の当町の予算編成の方針といたしまして、使用料については受益者負担の原則に立ち、他の地方公共団体等の動向を勘案しつつ適正化を図るように示されております。この方針を踏まえますと、今後は適正化を図るために使用料の改定も視野に入れた取り組みが必要になると思われます。このような観点で、現時点での幼稚園の無料化は困難と今考えております。 ただ、近年の出生率の低下は、将来の国の社会経済に広く深刻な影響を与える懸念から、仕事と子育ての両立及び子育てにかかわる負担感を緩和除去し、安心して子育てができるような施策を関係各家庭連携を密にし、家庭や子育てに夢や希望が持てる環境整備を図り、伊野町独自性を持ったきめ細かな行政の推進に取組んでいきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) これで3番、勝賀瀬英章君の一般質問を終わります。 続きまして、6番、森木昭雄君の一般質問を許します。6番。 〔6番 森木昭雄君登壇〕
◆6番(森木昭雄君) 本日最後の一般質問になります。通告に従いまして、一般質問を行います。 初めに、新宇治川放水路について執行部にご質問をいたします。 いよいよ放水路建設は、平成18年3月完成に向けて粛々と進められているわけでありますけれども、しかしながら地下水のメカニズムはだれにもわからないと思います。呑口側のトンネル第1工事では、突発湧水が発生をいたしました。吐口側の第2トンネル工事、そしてトンネル出口から仁淀川までの導水路工事でも不測の事態が発生するかもしれません。私は、放水路問題が浮上してから、日下川放水路事情等々さまざまなところを調査をしました。その結果、予測していたことが次々と現実化しております。 呑口側是友地区では、このたびのトンネル工事によって水位の低下に伴い、井戸水や沢の枯渇が発生をいたしました。今後は、音竹、池ノ内、八田地区でも同様、予測されることであります。私は、放水路事業に対して地下水あるいは環境など監視強化の立場にありますけれども、決して放水路事業に賛成したわけではございません。 監視強化の立場に立った理由は、1つは土地収用法、いわば土地に関する法律が適用されたことであります。 2つは、平成15年1月、高知新聞の小社会にこのような記事が載っておりました。その前段を少しご紹介いたしますと、ダムでも干拓でも一度動き始めた国家プロジェクトを中止することは容易なことではない。それまでにつぎ込んだ巨額の費用、巨大事業につきものの利権、省庁のメンツなどが絡んで事業目的を変更してでも強行しようとする、というようにあと載っているわけですけれども、要するに動き始めた国の公共事業は一度走り出したら止まらないという現実があるからであります。 3つは、放水路吐口部導水路工事が杭構造から柔構造に大きく設計変更されたことであります。つまり、予測されている南海地震により強く、また導水路が砂れき層の上に施工され、砂れき層を傷めない画期的な工法になったことであります。この設計変更は、反対同盟が主張をしてまいりました砂れき層を保存する、あるいは地震に対する不安を主張してきたことと合致をいたしまして、いわばこれは運動の大きな成果であります。 4つは、土地収用法において吐口部反対地権者の立ち木及び土地に関して損失を与えてはならないということであります。 5つは、反対運動を続けてこられた人々にこれ以上精神的、体力的、財政的な負担をさせないことの、この5点でございます。 さて、反対同盟の運動は、初期の目的を貫徹したわけではございませんけれども、水を守るという純粋な気持ちで運動を展開してきただけに、断腸の思いでいっぱいであります。かたや行政が組織された新政会と対峙し、葛藤の中にあったと言っても言い過ぎではありません。粛々と進む放水路事業の中で、反対同盟とか新政会とかではなく、以前の八田地区の温和で平穏な地区に回復するためにもあらゆる努力を惜しんではならないと思います。八田地区住民の相互が打ち解けて仲良くすること、つまり融和に向けて新政会を組織した行政の責任者として町長の所見をお伺いをいたします。 次に、環境対策について質問をいたします。 放水路吐口部のトンネル掘削及び導水路工事が始まると、静寂な地域から相当大きな工場のようなものができることが想定されます。現場からは、粉じん、騒音、振動など公害の発生が予測されます。この吐口部に隣接する井流地区には、5世帯10人が居住し、3月にはもう一世帯高齢者が入居されると聞いております。居住されている方々は、平均年齢62.4歳、80代では85歳と82歳のお二人の高齢者が住んでおられます。 また、吐口部周辺には文旦や桃など果樹栽培が行われておりますが、一般住宅及び農家の方々にご迷惑をおかけしてはならないと思います。万全の環境対策を立てるべきと考えますが、執行部のご所見をお伺いをいたします。 次に、鎌木東線改良工事について質問をいたします。 この鎌木東線は、私たち地域では通称中道と呼んでおりまして、八田地区内を縦断する大切な生活道でございます。地元先輩が長年改良工事を進めるべく努力をされてきたと伺っておりますけれども、一部区間は高速道関連事業として整備されたばかりでございますけれども、改良工事に当たっての工事の内容と事業実施の見通しをお伺いをいたします。 次に、池ノ内地区に計画されております最終処分場について質問をいたします。 まず、最終処分場建設計画について、今までどこの地区を対象に交渉をされてまいりましたのか、地区名を公表していただきたいと思います。 そして、交渉の経過での問題点は何なのか、お教えいただきたいと思います。 そして、今なぜ池ノ内地区なのか、お伺いをいたします。 次に、最終処分場が造られた場合、伊野町、日高村、吾北村、本川村から焼却灰などが搬入されることになるわけでありますけれども、1日何台の運搬車が出入りするのか、お伺いをいたします。 次に、先だって仁淀川中央清掃事務組合議会の席上、町長は池ノ内地区で90%のご賛同を得ている旨のご発言があったとお伺いをしておりますけれども、この90%は地権者かあるいは池ノ内地区住民全体を意味するものなのか、お伺いをいたします。 次に、2月に行われました池ノ内地区で、平成15年2月に184世帯の中でいわゆる臨時総会が開かれたようでございますけれども、一体何人の住民が集まって生活環境調査及び測量の同意がとられたのかお伺いをいたします。 これで私の第1回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 森木議員のご質問にお答えをいたします。 新宇治川放水路につきまして、八田の融和についてのお尋ねがございました。 伊野町といたしましては、まだ新宇治川放水路事業につきましても、また新生会、同盟会とも個人個人のお考えが異なる中で、急激な融和を求めることはかえって反発が生じるおそれがあるのではないかと心配して、現時点では八田の環境整備を進める中で、住民の皆様がお互いに八田の発展を語り合う中で、融和への道を探ってまいりたいと考えていますし、地域の方々にも融和に対する意識を持っていただき、八田の発展のために歩み寄っていただきたいと考えております。私といたしましては、やはり八田地区代表の議員さんのお力をお借りしなければなりませんし、地区の融和のために住民の橋渡しをお願いしたいと思います。 また、池ノ内の焼却灰処理についてのお尋ねがございました。 池ノ内地区では、地元に2回、そして池ノ内地区全体で1回、それが議員のご質問の3回目の池ノ内の総会ということになろうかと思います。まだ、そこで決定したのは地権者及び環境調査について同意の判をいただくことを承認をしていただいたものでございまして、その後32名の地権者等に当たりまして同意の環境調査と一筆測量調査の同意をもらっておる段階でございます。 私からは、以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課参事。 〔建設課参事 濵田孝男君登壇〕
◎建設課参事(濵田孝男君) 6番、森木議員にお答えいたします。 新宇治川放水路につきまして、環境対策についてのご質問がございました。 新宇治川放水路の工事におきましては、防音壁の設置や振動の少ない機械の使用、散水の実施など、騒音、振動、粉じんの発生を極力少なくする配慮を行う予定です。また、工事中は適宜騒音、振動測定を行い、環境基準を守るとともに、周辺の事前の家屋調査と事後の家屋調査を行って影響の有無を確認することとしています。 なお、行政と施工業者と各地区の代表組織の3者で新宇治川放水路連絡協議会を設置しており、地域の声を工事に反映しながら進めることとしていますので、ご理解をお願いいたします。 私からは、以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課長。 〔建設課長 井上正男君登壇〕
◎建設課長(井上正男君) 6番、森木議員の八田地区の町道鎌木東線についてのお尋ねにお答えいたします。 ご質問の町道につきましては、新宇治川放水路事業の周辺整備事業といたしまして、道路拡幅のご要望をいただいている路線でございまして、平成15年度に測量設計及び用地買収を行い、道路改良工事を施工する計画でございます。幅員等につきましては、今後用地所有者も含めた地区の方と協議してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 環境対策課長。 〔環境対策課長 伊藤孝造君登壇〕
◎環境対策課長(伊藤孝造君) 6番、森木議員のご質問にお答えをいたします。 最終処分場についてということで、交渉した地区はどちらかということでございますけれども、1回、2回の説明会につきましては、肩抜地区の住民、地権者、それから地区の役員さんに説明を行っております。3回目の説明会としまして、池ノ内地区臨時総会として池ノ内地区全体の説明会を行いました。 その中では、私の方から建設計画案の概況説明を行いまして、その後高知大学名誉教授であります今井先生の方から現在の焼却灰の処理についての現状について説明をしていただきまして、その後質疑を受けたということでございます。 問題点といたしましては、放流水が安全か、施設が安全なのかというような質問がなされました。放流水につきましては、環境基準に定められた基準の施設をつくりますので、問題ないんじゃないかということで説明をいたしまして、施設の安全性につきましては、阪神・淡路の地震から耐震の設計基準も見直されております。その基準をクリアする施設で建築することで説明いたしております。 それから、環境ホルモンのことについてもご質問がありましたけれども、環境ホルモンにつきましては未知のものが多いということで、国の方で特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の促進に関する法律ができてまして、現在354種類の化学物質の排出、どれだけ排出されてどういうように自然界へ排出されているかという現在調査をしておりまして、その調査は公表されるということでございまして、環境ホルモンについては未知の部分があるというお答えをしております。 3番目のなぜ池ノ内かということでございますけれども、平成12年に適地の選定調査というのを行いまして、その中で池ノ内地区が候補地の中にありまして、地権者の同意も得やすいということで今回池ノ内地区へお願いいたしております。 それから、1日何台の運搬車が通るのかということでございますけれども、森木議員さんの質問には吾北、本川も含めてというお話がありましたけれども、現在のところは仁淀川中央清掃事務組合として設置をする計画でありますので、伊野町と日高村としての台数では最大で1日35台という見込みをしております。これは、最大ですので、15台とかという、10台とか15台という日もあるとは思いますけれども、1日最大35台というのを見積もっております。 それから、仁淀川中央清掃事務組合で90%というお答えをして、それは何を意味するのかということでございますけれども、現在環境影響調査、そして実地の測量をさせてもらう地権者の数が32名おいでまして、30名の方の現在同意を得ておりまして、その数字が90%ということであるということです。 それから、総会に何人出席かということでございますけれども、35名の出席がありました。 以上でございます。
○議長(畑山博行君) 6番、2回目の発言を許します。 〔6番 森木昭雄君登壇〕
◆6番(森木昭雄君) 2回目の質問を。
○議長(畑山博行君) 暫時休憩します。 休憩 15時42分 開議 15時43分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◆6番(森木昭雄君) 先ほど町長のご答弁は、融和には時間がかかるので、これからゆっくり融和に努める努力をされるという内容であったと理解をさしていただきたいと思いますけれども、ここに八田地区の皆様へ新宇治川放水路の状況などについてお知らせという八田の新生会からの、いわばどんな工事がいつどこで行われるというような内容が上げられています。 例えば、吐口部進入路工事、放水路トンネル第2工事、奥田川排水ポンプ設備増設工事、奥田川護岸工事、奥田川転落防護柵設置工事、八田地区農業用水新設工事その1、八田地区農業用水新設工事その2、八田地区農業用水新設工事その3、町道梅ノ木線道路改良工事など、これほど項目をあげられて各家庭に回されているわけでありますけれども、その下に工事期間中にはご迷惑をおかけすることがあると思いますが、ご協力をお願いします、新生会は今後も地区の皆様方のご意見を伺いながら、行政との窓口として活動していきたいと考えていますので、ご理解、ご協力をお願いいたしますというチラシが回ってきまして、その後私が二、三の方にこういうお話を聞かされました。 反対派の二、三人の住民からでございますけれども、このチラシを見られて、何もかも新生会のおかげで事業ができているように思えると、私らそしたらなんちゃしちゃせんかよと、腹が立つ旨のご発言をお受けしたことがあります。地域内に行政の窓口とする組織を置くことは、葛藤が残るだけと私は思います。温和で平穏な八田地区を取り戻すためには、反対同盟も新生会も両方とも解散することが不可欠と思います。もちろん私も融和のために汗を流しますが、町長の実行力を求めるものであります。それゆえに、もう一度お考えをお示しいただきたいと思います。 環境対策についてでありますけれども、先ほど参事の方からご答弁がありましたけれども、なお念のために参考のために一言申し上げておきたいことがあります。 平成13年暮れから平成14年春にかけまして、仁淀川左岸八田堰ゲート及び魚道の改修が行われました際、井流地区在住のお一人の高齢者から、工事に伴う激しい振動に見舞われ住宅の窓ガラスがガタガタと鳴り、心臓も良くない旨、苦情をお伺いした経緯があります。この工事は、数カ月での我慢をしていただいたわけでございますけれども、以後これから工事期間は3年間ほど粉じん、騒音、振動と一般住宅の方々はおつき合いを余儀なくされるわけであります。再度言わせていただきますが、工事執行には細心の注意を払うことを執行部に決意を求めます。 次に、町長にお伺いをいたしますけれども、今年の1月15日8時55分ごろ、私の携帯に電話が入りました。八田地区の4分館大納地区で、一般家庭の水道水から赤い水が突然出だして大騒ぎになりました。水洗トイレ、洗濯機、台所に出る水が、突然赤い水が出たわけでありますから、住民のお一人お一人は大変驚いた様子ですぐ来るようにという電話であったわけでありますけれども、すぐにその間に天王ニュータウンの水道水はどうかとお聞きになられた住民もおられましたが、何の変化もなかってほっとしたわけでありますけれども、駆けつけた水道の職員の方にすぐに水質検査と早急に原因を究明するよう指示をさせていただきました。 昼前には、原因がはっきりいたしまして、吐口部進入路取りつけ工事の際、水道管破壊が原因であるということが判明をいたしました。そして、午後3時ごろ、私のビニールハウスに国土交通省高知工事事務所所長植田さんと塩田町長、濵田参事の3人が陳謝に、おわびに参りまして、所長が頭を下げられました。この際、請負業者に強く指導されましたのでしょうか、業者の姿勢は変わったんでしょうか、反応はどうだったんでしょうか、お伺いをいたします。 それから、池ノ内の最終処分場について環対課長から答弁がありましたけれども、私の質問の論点が少しずれていたかもわかりませんが、私のお伺いをしたい部分は池ノ内地区の前はどこの地区で交渉をされたのかということもご報告をいただければと思います。 最終処分場につきまして、池ノ内地区住民による最終処分建設計画の賛否が問われる意思の決定方法があると思いますが、例えば総会においての決議決定の手段もありましょうし、住民による住民投票という選択肢もあろうと思います。これらの方法で、住民の意思が決定されるならば、町長はこの決定を尊重されるご意思があるかどうか、お伺いをいたします。 2回目の質問を終わります。
○議長(畑山博行君) 執行部答弁。町長。 〔町長 塩田 始君登壇〕
◎町長(塩田始君) 森木議員の第2回目のご質問に対しましてお答えをいたします。 まず、第1点の趣旨は、新生会も同盟も解散するように町の方が指導してはどうかといった趣旨だというふうに理解をいたしましてお答えをいたします。 私は、新生会そのものは議会からの以前話があったとしましても、基本的には地域の自主性により設立された組織であると認識しているところでございます。また、私ども行政といたしましては、地域のやはり窓口といったものが欲しく、また求めているところでございまして、推進、反対といった2つの組織があるとき、行政としては当然推進の方へ回るといった判断をすると思います。 そういったところから、現時点におきまして町の介入によりまして民間で組織されております新生会を解散、または新たな組織の設立といった行政指導は町としての政策判断に誤りがあるのではないかと考えております。これからも、同盟会の皆さんも新生会の皆さんもお互いに一体となって八田地区の発展のためにご理解、ご協力をいただきたいと考えております。 2点目は、水道管破壊により一般家庭へ赤い水が出て、業者指導をどのようにしたのかといったご質問の趣旨だったと私は理解しております。 議員のおっしゃられるとおり、国土交通省高知工事事務所長が私のところに飛んできまして、水道管を割りました。一部の家庭で赤い水、つまり水道管に残っていた水が蛇口から出ておるといった話がありました。私は、それはまず頭を下げるのが第一ではないですか、その次が業者指導ではないですかといったアドバイスをいたしました。そのため、八田地区の2人の議員さん、また同盟のトップの方、新生会のトップの方、そういったわけ隔たりなく皆さんに陳謝をしたところでございまして、業者指導におきましては国土交通省において厳しく行っておりましたが、残念なことに同じ業者が同じ地区で同じ過ちを起こしたという結果はございます。これからも、国においては業者指導の徹底を図るといったことを私は伺っております。 3点目は、池ノ内地区の建設自体の賛否の方法として住民投票といった方法もあるでないかといったご質問がございました。 実は、私の家にも元議長からもよくお電話がありまして、同様な電話の会話があっております。私は、今は環境調査と用地測量であり、今池ノ内住民の何か住民同士のいざこざを起こすような行政としての発言は慎むべきであると考えておりまして、その時期になればそういった方法も検討する時期が来る可能性もありますし、私自身は皆様方に説明をいたしまして理解を得られる方法が一番いいというふうに思っておるところでございます。 私からは、以上でございます。
○議長(畑山博行君) 建設課参事。 〔建設課参事 濵田孝男君登壇〕
◎建設課参事(濵田孝男君) 6番、森木議員の第2回目の質問にお答えをいたします。 新宇治川放水路の環境対策ということでご質問がございました。 井流地区で魚道の工事をしたときに、振動問題があったということでございます。 放水路の工事を進めていくにつきましては、地域の住民の方に十分説明またお話をさせていただき、ご意見を伺いながら細心の注意を払いながら工事を進めていきたいと思います。 私からは、以上でございます。
○議長(畑山博行君) 環境対策課長。 〔環境対策課長 伊藤孝造君登壇〕
◎環境対策課長(伊藤孝造君) 森木議員のご質問の中で、1日何台の運搬車が入るのかという答弁の中で、私は1日35台と申し上げましたけれども、この台数は資源ごみ、不燃ごみ等のすべての車が入る台数でございまして、灰につきましては1日最大2台でございます。失礼しました。
○議長(畑山博行君) 暫時休憩します。 休憩 15時57分 開議 15時58分
○議長(畑山博行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎環境対策課長(伊藤孝造君) 交渉した地区は以前には大内の中の谷地区と、私が環境対策課長になりましてからは、枝川の八代地区でございます。
○議長(畑山博行君) 6番、3回目の発言を許します。 〔6番 森木昭雄君登壇〕