平成24年12月定例会 平成24年12月四万十
市議会定例会会議録(第10日) 平成24年12月12日(水)■議事日程 答弁の一部訂正 (訂正内容の説明) 日程第1
一般質問 日程追加 第25号議案 第25号議案
監査委員の選任について(濱田修一)
議員提出議案第2号から第3号
議員提出議案第2号 四万十
市議会委員会条例の一部を改正する条例
議員提出議案第3号 四万十
市議会政務活動費の交付に関する条例 (議案の上程、提案理由の説明)■本日の会議に付した事件 日程第1から
日程追加まで
出席議員 1番 濱 田 裕 介 2番 岡 崎 裕 3番 平 野 正 4番 安 岡 明 5番 三 吉 忠 6番 川 村 一 朗 7番 宮 崎 努 8番 小 出 徳 彦 9番 勝 瀬 泰 彦 10番 中 屋 和 男 11番 矢野川 信 一 12番 宮 地 昭 13番 北 澤 保 15番 白 木 一 嘉 16番 松 田 達 夫 17番 宮 本 博 行 18番 宮 本 幸 輝 19番 稲 田 勇 20番 坂 本 圭 子 21番 藤 田 豊 作 22番 渡 辺 大
東欠席議員 14番 上 岡 礼 三出席要求による
執行部側出席者職氏名 市長 田 中 全 副市長 杉 本 整 史 参事(保健・医療・
福祉連携担当)
総務課長 長 尾 亮 一 宮 本 昌 博
企画広報課長 山 本 勝 秀 財政課長 中 山 崇
市民課長 吉 田 幸 男 税務課長 中 平 晋 祐
環境生活課長 矢 野 依 伸
保健介護課長 上 岡 章 人
人権啓発課長 濱 田 幹 夫
建設課長 部 府 叶
商工課長 地 曳 克 介
観光課長 小 松 富士夫
都市整備課長 宮 崎 好 造 農業課長 小 松 一 幸 林業課長 田 村 周 治
福祉事務所長 大 崎 健 一
市民病院事務局長 大 西 郁 夫 水道課長 上 岡 修
会計管理者兼
会計課長 代表監査委員 田 村 鶴 喜 藤 近 幸 久
教育委員長 松 岡 範 孝 教育長 井 口 章 一
学校教育課長 伊勢脇 寿 夫
西土佐総合支所長 秋 元 貢 一
総合支所地域企画課長 総合支所保健課長 岡 村 武 彦 遠 近 良 晃
総合支所産業建設課長 教育委員会西土佐事務所長 芝 正 司 和 田 修 三
西土佐診療所事務局長 岡 村 好 文職務のために議場に出席した
事務局職員職氏名 局長 山 本 晃 局長補佐 花 岡 俊 仁 議事係長 杉 内 照 代 主幹 松 田 典 子 午前10時0分 開議
○議長(
白木一嘉) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 欠席の届けが参っております。
上岡礼三議員、風邪のため欠席、以上のとおり報告いたします。
地曳商工課長から宮地 昭議員の答弁について一部訂正の申し出がありますので、お聞き取り願います。
地曳商工課長。
◎
商工課長(地曳克介) 昨日の宮地 昭議員の活力ある
まちづくり雇用産業予算の次年度の位置付けのところでございますが、高知県
産業振興推進ふるさと雇用事業でございますが、来年度予算の「1億800万円」のところを「1.8億円」というふうに申しましたので、訂正をさせていただきます。
○議長(
白木一嘉) 以上で発言の一部訂正の説明を終わります。 議長において申し出のとおり発言の一部を訂正することにいたします。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
白木一嘉) 日程に従い、
一般質問を行います。 岡崎 裕議員。
◆2番(岡崎裕) おはようございます。2番、お許しをいただきましたので、通告に従いまして
一般質問を行います。 まず、
インターネット、
ケーブルテレビ整備後の現状、将来についてお聞きをいたします。 この事業は、
ICT情報通信技術インフラを整備することによって
地域格差・利便性の向上・
地域ネットワークの強化を掲げ平成22年度に予算計上をし、
ケーブルテレビ施設工事約1億7,000万円、
センター設備約2億5,400万円、
機械設備等約2億800万円の大変大きなお金をかけました事業であり、
地上波テレビ放送がデジタル化されるに伴い、難
視聴地域解消、多
チャンネル化、
高速インターネットサービスを整備することとし、
西土佐地域から施工を始め
富山地区、
大川筋地区、また
高速情報通信インフラは、中筋・
東中筋地区、古津賀第2団地を整備されたと記憶をしております。23年6月議会での答弁によりますと、
西土佐地域1,496世帯中1,290世帯、約86%(パーセント)、
大川筋地区329世帯中276、84%、
富山地区419世帯中350世帯、84%、全体では約85%の加入率とお聞きをしております。
地上デジタルテレビ放送が完全デジタル化されて1年半経とうとしておりますが、加入率の変化はありましたでしょうか。 次に、
告知端末機の利用等についてお伺いをいたします。 この
告知端末は、導入時のご説明によりますと、下り放送として、
センター局よりの地域全体放送、また
指定地域・
グループ地区放送、
上り連絡方法としまして、個人が
地域住民への登録された方への
緊急連絡、IP電話、また
オペレーターを配置してでの
総合通信等ができるとご説明がありました。 しかし、下り放送以外の事項は、将来導入を考えていくとのことであったと思います。これらの機能は今後起こるでありましょう
南海地震災害や
豪雨災害対策、また緊急医療に対しての伝達方法として大変有効な手段であろうと思います。また、PHS等を使った
ページング放送もできると聞いております。今現在下り放送の
行政放送は運用されているとは思いますが、将来導入していく考えがあるとした
グループ化による
緊急通信網、
オペレーター導入また
ページング放送等の
取り組みは進んでいるのか、お聞きをいたします。 次に、人口減による問題についてですが、これは私が勝手に心配をしていることで、10年後、20年後になるかもしれない事柄ですので答弁に困るかも分かりませんが、よろしくお願いをいたします。 先程もお話しいたしましたが、
インターネット中心の
設置地域、中筋・古津賀第2団地等は除いて
ケーブルテレビ設置地域は、昨年から今年にかけて世帯数は横ばいでありますが、それ以前の5年間を見てみますと、年間約10ないし15世帯程度の減少となっております。各地域の
高齢者率65%以上は、
大川筋地区約42%、309名、
富山地区約45%、408名、
西土佐地区約41%、1,305名となっております。また、そのうちの80歳以上が各地域とも44%から55%であります。ちなみに四万十市全体では約30%となっております。このことから、今後10年ないし15年で人口、世帯数が急激に減少するのではないかと心配しております。現在
ケーブルテレビは
西南地域ネットワーク株式会社に委託をしていると思いますが、世帯数の減少により経営に支障が出るようになれば撤退も考えられるのではないか。現在委託会社には補助金は出しておりませんが、実際にそのような話が出たときは、四万十市が全面的に運営をしていくのか、補助金を出して続けてやっていただくのか、また新しい運営者を探すのか、どのように現在考えているのかをお聞きをいたします。 続いて、
高知大学連携事業「
四万十川振興プロジェクト」についてお伺いします。 この事業は
高知大学と連携し、
天然アユの復活のための生育場や
河川水質調査、
スジアオノリの生産量増・
成分分析等を行い、
産業振興を図る目的に平成20年度より行われていると聞いております。既に事業開始から4年半が経ちました。この間
スジアオノリでは陸上養殖、石への
植え付け投石実験、ロープを使った養殖、その他
成分分析等いろいろな調査が行われております。また、
天然アユでは、
産卵場流下仔魚・稚魚調査、生育場遡上調査等が行われたと思います。また、それらのことに対して報告会も行われております。
スジアオノリ、
天然アユの
漁獲量減少の原因であろうとするものもいろいろ報告されております。それらに対する対策はどうされていますでしょうか。 また、本年は
スジアオノリの漁獲高は約400kg(キログラム)と聞いております。激減をしております。素人目には川の条件は昨年と余り変わっていないように思いますが、激減した原因は分析されているのでしょうか。 また、その後違った実験等も行われると聞いておりますが、どのようなことをされているのか、お聞きをいたします。 反面、
落ちアユは例年になく数量、魚形ともとてもよかったと聞いております。新聞にはいろいろな対策をとったからと書かれておりましたが、一過性なものなのか、来年も期待できるものなのか、今までの実験や調査で説明がつけば分かる範囲で教えていただきたいと思います。 1回目の質問を終わります。
○議長(
白木一嘉)
山本企画広報課長。
◎
企画広報課長(
山本勝秀)
ケーブルテレビ、
インターネット関係につきましてお答えをさせていただきます。 まず、
利用状況の推移でございます。 加入率でございますが、
当該地域の世帯数に対してお答えをさせていただきます。
ケーブルテレビにつきましては、
テレビ難視聴地域として整備いたしました西土佐・大川筋・富山この地域におきましては、平成23年9月13日現在になりますが88%でございました。24年12月6日現在で92.6%でございます。それから、難
視聴地域以外、中筋・東中筋の江ノ村・西ノ谷・
古津賀地域、こちらは23年9月13日現在で6.2%、24年12月6日現在で同じく6.2%という状況でございます。 次に、
インターネットの加入率でございますが、西土佐・大川筋・
富山地区では、平成23年8月11日現在、これで19.9%、24年12月6日現在で23.3%、それから中筋・東中筋・
古津賀地域におきましては、平成23年8月11日現在で16.9%、24年12月6日現在で21.8%、以上でございます。 それから次の
IP音声告知端末、この件でございますが、これは先程質問ございましたように、西土佐・富山・大川筋から中筋・東中筋の江ノ村・西ノ谷、こういった地域、それから古津賀等に整備をいたしております。 まず、機能でございますが、これは災害時の
緊急放送でありますとか、通常は市や消防といったところのお知らせ、それから各地区の放送、それからラジオの放送を聞くことができるという機能でございます。 また、ご質問ありました関係でございますが、そこの地域の住民の方の機能としましては、
通知機能というのがございます。これはあらかじめ5人程端末を予約設定いたしまして、何か非常時がありましたときにその方に情報が行くというものでございます。 それから、ご質問のありました関係でございますが、現在今
通知機能ということで運用させていただいておりますので、それに対する
取り組み、これはいたしておりません。 それから次に、人口減に伴います
スワンテレビの運営のご心配でございます。 これは
スワンテレビが発足時の
加入世帯が、宿毛市の約1,300世帯程でございました。その後四万十市・大月町、こういったところに営業区域を拡大いたしまして、現在は
加入世帯が6,600程ございます。事業者としましては、経営は安定している状態にあるというふうにお聞きをしております。勿論人口減少によります加入の減、これに伴います経営といった点のご心配はあろうかと思いますが、それ以前にスワンの
専用チャンネルへの加入でありますとか、先程申しました
インターネットの加入率、これがまだ低うございますので、これを増やすことによりまして経営は安定維持できるものというふうに考えております。 なお、行政としましても
加入促進について努めておるところでございます。 それから、これはちょっと観点が違ってくるかもしれませんが、運営自体の問題ではなくて不測の事態、大規模の発生等が災害が発生するといったことなんかも考えられます。こういったときには復旧までに数日を要するということも考えられますので、同じように
ケーブルテレビを整備しております黒潮町・四万十町、こういったところと幹線を接続しまして互いに配信し合えるループ化、これに向けた検討をしております。これは技術面、費用、管理面、こういった種々の問題がございますので、現在
事務レベルで検討をいたしております。 以上でございます。
○議長(
白木一嘉)
小松観光課長。
◎
観光課長(
小松富士夫) 私の方からは、
高知大学の
連携事業につきまして、
岡崎議員の1回目のご質問にお答えをしたいと思います。 まず、
連携事業の
取り組みですが、この目的としましては、
天然スジアオノリの
生産量アップと
有効成分を活用し付加価値を追求する
取り組み、そして
天然アユを守る
取り組みとなっており、今年度で5年目となっております。 まず、
天然スジアオノリへの
取り組みとしましては、河川環境や河川の生態、生育調査を継続的に行い、そこから得られた
河川データ等の解析を行うことで、不漁の原因が水温の高さ、特に芽生え時期の生息域の水温上昇が近年の不漁の原因の可能性が高いことが分かってきております。そこで、今年度からは、河川にどの程度の量の胞子が供給されているかの調査を行っていくところです。そして
河川投石実験として、自然石に
スジアオノリの胞子を付着させ、人工的に芽生えさせた状態で河川に投入すると藻体が成長することが確認をされました。そこで、人工的に芽生えさせる技術や
調査データを活用し、昨年初めて実施した
浮き流し網による
生育実験では、
天然スジアオノリが成長しない状況でも
収穫サイズまで育成できることが確認されております。また、
陸上養殖実験では、地下海水を利用して
スジアオノリの
養殖実験を行い、一定成長することが確認できており、現在は本市の民間業者の方が引き継いで事業化に取り組んでおり、本市も定期的にデータを提供をしてもらっております。そして
スジアオノリの
有効成分の活用では、ラットを用いた動物実験などの結果、
高血圧予防効果と
アレルギー予防効果が確認されております。 次に、
天然アユの
取り組みですが、産卵場や生育場、
浮遊期仔魚の調査を行い、近年汽水域が上流にシフトし、最下流の産卵場が消失していることや仔魚の育つ河口域で餌となるプランクトンが不足し、仔魚の成長が遅いということなどが分かってきております。 それから、今年の
落ちアユの豊漁の理由ということですが、詳細な理由は分かって、つかんでおりませんが、今年は夏場の雨が多かったために上流域での
漁獲量が少なかったため河口での豊漁だったのではないかというふうに考えております。 以上です。
○議長(
白木一嘉) 岡崎 裕議員。
◆2番(岡崎裕) ありがとうございます。 2回目の質問をさせていただきます。 CATVの加入率はだんだん上がってきていると聞いて安心をいたしました。 しかし、まだ
インターネットの部分、古津賀・中筋・東中筋ですが、まだここは、CATVは、普通の地デジが見えますので、加入率はもう上がることはまずあり得ないと思いますが、
インターネット加入率、黒潮町に聞きますとやっぱり30%前後で移行してまして、加入率が上がらないということを懸念しているそうですが、それよりまだ低い20%台ということで、これ平成22年に出されました
幡多地域安定自立圏共生ビジョンですか、
ICTインフラの整備のところでいろんなことを書かれてまして、ブロードバンドゼロの
地域解消、
ICTインフラの
積極的活用、
住民利便性の向上、圏域の
結び付きネットワークを図る、その中でこういう整備をしたときに加入率を上げるというて書いてます。これからは
インターネット、自分の地域も遅いんですが、
高速インターネットをせっかく整備されたので、こういうてうたってますので、今後どういうふうな加入率を上げるような方策をされるのか、お聞きをしたいと思います。まず100%はあり得んですが、100%を目指す方向でやっていただきたいと思います。 また、
告知端末についてですが、いろんな機能がやられている、また一番心配していたのは、私
緊急放送の部分で、個人が緊急にボタンを押して地域の、前に言いました、課長が言われてた
オペレーターを置いて
オペレーターに通告が行ってそこから緊急搬送のとこに連絡をして救急車が出る、そういうような機能もあるというて聞いてます。また、端末機の性能を見てみますと、そういう機能が付け加えることができると書いてまして、そのときに聞いたんですが、
オペレーターはどこに配置するのですか、病院ですか、市役所ですか、それとも個人の誰かを頼んでセンター的なものを置くのですかというたら、それはまだ考えてないというお返事だったんですが、将来そういうことも考えていかなければならないでしょうっていう話をそのときにおっしゃってました。そういうような話は進んでいるのでしょうか。
行政連絡については、今下りの方は完全にやられております。 それから、この間勝間の方にお話を伺ったんですが、これは前に総務課にもお話をしたんですが、ダムが放流のときに、あそこ1時間半ぐらいすると沈下橋が浸かるような、当然ダム放水するときは大雨が降ってるときですので、時間経過と共に沈下橋が浸かる、その連絡が全く入らないということでした。この間、去年ですか、産建で支所の方に行かせたもらったときに、ちょうど白板にダム放水、何時何分・水位何m(メートル)、何時何分・水位何mとかという30分置きに書かれた白板を見ました。多分それは
西土佐地域は、それを放送をされていると思います。だがしかし、それは
口屋内地区までで、そこから下にはその放送は届かないと聞いております。この
告知端末を使って、勿論口屋内以降下流にも沈下橋があります。当然ダムが放水しますと水位が上がる訳ですから、その沈下橋も浸かると思います。そういうような
連絡方法ができないかどうか、ちょっとお聞きをいたします。 それから、登録制の連絡網についてですが、先程個人が地域の方ですか、何かそういうような
グループ放送はされているとお聞きしましたが、今後防災面で物すごく役に立つ、大災害があってケーブルが切れればそういうことはできないんですが、ただ今言った水量が上がったとか、そういうときには、地区の区長さんがすぐみんなに連絡するとか、さっき言いました
ページング放送、外におってでもPHS等電話等使ってその地区だけ放送できるような機能もあるようですので、積極的にそういうのを導入していってほしいと思いますが、どういうような考えがあるか、お聞きをいたします。 それから、
高知大学連携事業についてですが、いろいろ実験をやられた報告書を見せていただいたんですが、その中にいろんなことが書かれておりまして、今ご答弁いただきましたようなことが網羅、完全に書かれておりました。ここ下田で15t(トン)の水槽を使って陸上の
養殖実験をされておりましたが、あれは光が足りないということで余りよい成果は出んかったがですが、いろんな光を入れる方法とかすれば、大変ユニークな、普通平面の水槽を考えるんですが、縦型の水槽を考えて、ようすごいユニークな考え方をする
実験方法だなと思って感心をしたことです。それへ光が足らないことで成長が余りできんかったですが、光を入れる方法とかということを考えれば、大変有効な、敷地面積がすごく少なくて済みますし、有効な
養殖方法じゃないかと思ってます。 それから、浮き流し実験、今言った地下水での実験ですね、個人の方がやられとる。まあまあいい、良好だったということを聞きました。これからは、それが良好だったことに対して今後市としてどういうふうな方向で進めていくか、また引き続き実験をされるのか、将来性は見込まれるのかどうか、お聞きをいたします。 以上、2回目の質問を終わります。
○議長(
白木一嘉)
山本企画広報課長。
◎
企画広報課長(
山本勝秀) 2回目の質問にお答えをいたします。 まず、
インターネットの今後の
取り組みの目標といいましょうか、そういった点だったと思います。
インターネットにつきましては、その整備費におきまして5年後平成27年度を目安としまして35%程の加入率を目指したいということで事業をスタートしております。現在23%内外でございますので、この35%に近づける今から
取り組みをしていきたいと思ってますし、将来的には、現在の全国の加入率が50%弱といったところがございますので、それに近づけれるように最終的は目指していきたいというふうに思っております。 これまでの
取り組みとしましては、平成22年度、23年度
ふるさと雇用でありますとか
緊急雇用、こういった事業を活用させていただきまして、テレビの加入それから
インターネットの加入といった促進活動に努めさせていただいております。 また、今年度は中筋・東中筋の江ノ村・西ノ谷、こういった各地区単位で
インターネットの
利用状況や利用の仕方といいましょうか、こういった説明、これを
スワンテレビと共に説明に上がっております。今後とも各地区に出向きましてそれぞれ皆さんにご説明しながら
加入促進に努めていきたいというふうに思っております。 それから、IPの機能で
オペレーターを設置して云々というご質問ございました。 これにつきましては、現施設に新たな機能的なもんも必要というふうに聞いております。ただ先程ご答弁申しましたように、現在は
通知機能というものを持っておりますので、一定ある何か異変がありました場合、そのボタンを押しますと、その方にその状況が伝わるというもんを機能として備えておりますので、今の段階においてはその機能で果たせるんではないかというふうに考えておりまして、新たな
オペレーター云々といったものについては、今現在は考えておりません。 以上でございます。
○議長(
白木一嘉)
遠近支所地域企画課長。
◎
西土佐総合支所地域企画課長(遠近良晃) 私の方からは、
ダム放流に伴う
情報伝達についてお答えをいたします。 まず、
西土佐地域における
ダム放流の情報提供についてでありますが、
西土佐地域では、
四万十川上流にあります
四国電力管理の津賀ダムと
佐賀堰堤管理所から
放流開始時間、現在の放流量や
予想最大放流量などにつきましてファックスによる通知がございます。通知があった場合には、屋外にいる住民の方々にもお伝えをする必要があるため、屋外にも放送が聞こえる
防災行政無線によりましてその都度
放流情報を住民にお知らせしているところでございます。ただ深夜10時から朝6時までにつきましては、基本的に
防災行政無線による放送は行っておりませんが、川舟の
所有者等で事前に登録を行っている方に対しては、
IP告知端末から放送を行っているところでございます。 また、ダムからの
最大放流量の予想が下流に影響を及ぼすと思われる場合につきましては、
本庁総務課へ
ダム放流の情報を伝達しているところでございます。 以上です。
○議長(
白木一嘉) 長尾
総務課長。
◎
総務課長(長尾亮一) 中村地域の
ダム放流情報についてご答弁をさせていただきます。 先程地域企画課長の答弁にありましたように、ダムの
放流情報が西土佐総合支所からファックスで連絡が入ってまいります。基本的なこの情報の取り扱いにつきましては、四万十川の河川の水位が上昇をしている大雨や台風時において流域住民に注意喚起をするために、IPそれからホームページ、電話等におきまして流域の区長及び漁協等の関係者に対して情報提供をしているところでございます。これから更に、この情報について隅々まで届くような方法についていろいろな工夫をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(
白木一嘉)
小松観光課長。
◎
観光課長(
小松富士夫)
岡崎議員の2回目のご質問にお答えをいたします。 私の方からは、大学
連携事業の今後の
取り組みと将来性についてお答えをさせていただきます。 まず、
スジアオノリにつきましては、河川環境や河川の生態・生育調査を継続をしていくと共に、
河川投石実験につきましては、
浮き流し網生育実験に移行をして、ノリの胞子を確保する方法や安定的に生育できる場所、水温、塩分濃度、流速等、研究が今後も必要な多くの課題に向けて下流漁協と連携をして生育方法の確立に取り組むと共に、
陸上養殖実験では、民間業者の事業化のサポートを行い、ここで得られたデータを活用して河川での調査を補完していきたいと考えております。 また、
スジアオノリの
有効成分の活用では、6次産業化と絡め、
スジアオノリの価値を更に高めていきたいと考えております。 次に、アユについてですが、産卵場の経年変化や仔魚の生育場となる河口域の実態等を更に詳しく調査し、
調査データを基に親魚や産卵場の保護、更には仔魚の生育場所である河口域の環境保全等についても漁協等関係機関と検討していきたいと考えております。 将来性につきましては、この
連携事業では今後の内水面漁業の振興や
産業振興に結び付くような検証結果が得られている項目もありますが、一方ではまだ問題解決に向け具体的な方策を検討できる段階に至っていないものもあります。 しかしながら、河川における天然資源の回復や増加は、全国のどの地域でも大きな課題となっており、一足飛びに解決できるものではありませんので、一定期間の調査研究のデータを積み重ね、このデータを比較分析していくことを継続していくことが重要であると考えております。 以上です。
○議長(
白木一嘉) 岡崎 裕議員。
◆2番(岡崎裕) ご答弁いただきましてありがとうございます。 このインフラ整備なんですが、せっかくいろいろな機能を持ったインフラ整備がされております。近い将来起こるであろう地震対策や豪雨対策また台風対策でもいろいろ使える分野があると思います。せっかくある機能ですので、その機能を100%使えるような状況を是非対策をしていただきたいと思います。 また、それに足らないもんがあれば整備していく必要があると思いますので、是非予算付けして進めていっていただきたいと思います。 また、さっきの
ダム放流の水位ですが、危険性があればと
総務課長がおっしゃいましたが、地域の方は放水があれば必ず浸かるそうです。そこら辺を踏まえて、こちらで安全かどうか確認はするんでしょうが、地域の方は大変恐々としています。放流が水が出たら放水があるだろうから、もうすぐ浸かるから、市内で働いている家族に帰りは向こうで回ってこいとか、山際を回ってこいとかという連絡を皆さんしているそうですので、ただ何mm(ミリメートル)だから安全だから連絡はなし、そういうことはないんでしょうが、是非そういうことを使って注意する分に関しても、放水がされましたと、そういうふうな情報も綿密に入れるようにしていただきたいと思います。 それから、
高知大学連携事業ですが、いろんなことをやられまして、いろんな結果も出ております。これまで3回の
四万十川振興プロジェクト報告書を読ませていただきましたが、大変詳しい調査内容があります。今おっしゃいました
スジアオノリ成分分析では、抗アレルギー作用とか
高血圧予防効果があることが分かったり、その中では水温・塩分・pH・栄養塩分等の調査、アユでは産卵・仔魚・稚魚調査・餌場調査等が細かに書かれておりました。結びには、地元漁協、関係各位、市と手を取り合って進みたいとあります。このような調査結果を基にこれからは実践していくときにかかっていると思いますので、是非有効とされたもんに関しては、市がリードをとってやっていただきたいと思います。 でまた、今まで研究員として現場におりました方が職員として、期限付きというて書かれてたんですが、どんなもんか分かりませんが、採用されております。また、最初からそれに関わった職員もおいでます。また今後は、それから観光課の職員も一生懸命それに携わっております。この方々の経験と知識を活かして
スジアオノリ・アユが、それこそ何十tとかとれるような昔に戻していただきたいと思います。 四万十市は四万十川の四万十という冠をいただいて市の名前にしております。是非この四万十川が再生できる、水産資源が再生できるような方法に持っていっていただきたいと思います。 最後に、私、清水の生まれなんで、帰省するときに、ちょうど市長の実家の前、河川敷にアオノリが縄にずっと干されているのをずっと今でも覚えてまして、本当に冬の風物詩としてずっと眺めてまいりました。市長も多分地元で育っておりますので、そういう風景が脳裏に残ってると思います。最後に市長に、四万十川に対するそういう水産物に対してどういう思いを持って進めていかれるのか、市長の思いをちょっとお聞きしたい、最後にお聞きしたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
白木一嘉) 田中市長。
◎市長(田中全)
高知大学連携事業のご質問に関連して、私の思いも含めて答弁させていただきたいと思います。 今後この
連携事業をどうするのかというご質問もありました。 これは是非とも続けていきたいと思っております。5年間で一つの区切りはつきますけど、これをきちんと総括しまして、更に充実・発展させていきたいと思ってます。多くの成果も出てきております。ノリ・アユが一応研究対象ですけど、その他この汽水域は生物多様性の宝庫であります。魚類にしても200種以上今確認されてます。特に最近の問題では、河口の砂州が切れまして、それがノリの生育にどう影響しているのか、非常に我々も関心を持ってるところでして、その因果関係も含めてこの河口の砂州の復元は、当然今後とも努めてまいりますけれど、なかなか以前のようなきちんとした砂州になるかどうかは、ちょっと不安なところがあります。となりますと、一方で養殖というのも施行せんといかんと思ってます。流し網の養殖、これは大変今うまくいっております。流し網の場合は、非常に天然に近い形の養殖になりますので、純天然と流し網の養殖、そういう並存みたいなのも今後必要になってこようかと思います。 それと、この汽水域というのは、やっぱり観光資源としても非常に重要だと思うんです。これだけの広大な汽水域を持っている川とか湖沼いわゆる沼とか湖ですね、そういうのは全国でもまれな訳でして、河口なら一般的にどこでも汽水域はあります。けど四万十川が素晴らしいのは、汽水域が非常に深いんですね、あそこが。特に初崎とか下田の沖は溺れ谷といってごっそり沈んでるんです。ですから、もう川底にすぐに変化があるということで魚類の多様性を生んでる訳です。でそれと四万十川観光にも売り出さんといかんですけど、とかく四万十川というと、どうしてもよその人は沈下橋のイメージが強くて、上流のせせらぎといいましょうか、この谷の中を流れる川というのをイメージする方が多いようですけど、四万十川の魅力は、私は一番あるのはこの汽水域だと思ってます。幸い今回のテレビドラマでも、中村を中心にこの河口といいましょうか、下流の風景もロケで相当使ってくれてます。竹島の堤防とか井沢の堤防とか、あの辺もロケに使ってもらって、ああいうところの素晴らしさも紹介されております。観光資源としてもこの汽水域は大変私は売り出せると思っております。そういう意味では
高知大学との
連携事業を更に充実させる意味で、今後はこれを組織的にもう少し大きくして汽水域研究所と、四万十川汽水域研究所というものに発展的に拡大できないかなと思っております。学者・スタッフをもっと高知大以外にも広げていければと思っております。先程議員から職員の話も出ましたけど、彼はもう正職員で採用しております。最初は任期付き職員でしたけど、大変実力もあるもんですから、正職員としても採用をしまして、おります。
高知大学の平岡教授、木下教授お二人の教授のもとで勉強をした専門的知識を持った職員が本市にいるということは、大変これは財産でありますんで、そういう職員を中心に汽水域研究所というような形に発展させていって汽水域の研究を更に観光を含め
産業振興みたいなものに繋げていきたいと思っております。
○議長(
白木一嘉) 以上で岡崎 裕議員の質問を終わります。 続いて、藤田豊作議員。
◆21番(藤田豊作) おはようございます。通告をいたしております項目につきまして、お許しをいただきましたので、
一般質問をさせていただきます。 今後ろの方で同僚議員が、時間が余るがやないかということを大変気にしていただいておりますので、できるだけゆっくりお分かり、ご理解いただけるようにゆっくりと説明をさせていただきますが、この通告以外にちょっと私、もう前から気がついたことがありますので、そのことをひとつ皆さんにお聞きをしていただきたい。と申しますのは、簡単なことです。 旧庁舎から新庁舎に入って、私ずっともう今日まで見ておりましたけども、玄関の入り口にぼろ布をあそこへ集めよるということが、何か私は物すごく抵抗を感じる訳です。玄関というものは、大体ごみの一つも置くなということを小さいときから私達は親から教わってきましたけども、ここは庁舎へ入ってぼろ布をあの袋に入れて山に積んでます。あれはどうしてですか。ぼろ布は下の地階の駐車場の方へ置くようにして、玄関へはどうも何いいますか……。
○議長(
白木一嘉) 藤田議員、その件は別の機会にしていただきますか。
◆21番(藤田豊作) いや、いや、いや。だからそれを気をつけてもらいたいと、そのことだけ一言。 通告に従いまして今からやりますが、はや2分過ぎましたので、時間稼ぎよります。 一番最初は、四万十市の消防団についてでありますが、消防団の待遇、報酬の見直しについて執行部にお伺いをいたしたいと思います。 記憶に新しく忘れることのできない平成23年3月11日、高知新聞での12月5日現在での死者・行方不明者が1万8,600人の尊い生命を一瞬に奪った未曽有の東日本大震災から早くも昨日で1年9カ月が過ぎました。被災地の人々また仮設住宅での生活を余儀なくされている方々は、3回目の寒い冬を迎えようとしているところであります。今議会冒頭におきまして、防災特別委員会の委員長報告がありましたとおり、私も同行いたし勉強をしてまいりましたが、今回の視察につきましては、視察報告書をまとめて皆さんに配付するでありましょうから、このことにつきましては触れませんが、死者・行方不明者を含め1万8,600人の中に忘れることができない253人の消防団員の尊い命が任務のゆえに逃げることができず犠牲になっていることであります。消防団員は人の生命と財産を守り、犠牲的精神で団員としての責務を遂行することがその第一目的であります。東日本大震災では、震災によってどれだけの家屋が倒壊したのか、津波の襲来で押し流されたために把握できていないようでありますが、倒壊した家屋の中に取り残された方々を救出しながら犠牲になった団員も多くいるでしょう。また、津波情報の発令によって上司の命令に従い、水門の閉門・閉鎖に向かった団員の多くが犠牲になっているそうであります。このことは国会でも取り上げられまして、県でも救助体制の見直しをしていると聞いておるところであります。団員の目的であります奉仕者たれ、それは団員の精神そのものであり、団員の魂であると申し上げても過言でないと思っております。上司の命令を守ることこそが団員の使命であり、今回の視察でバスの中からではありましたけれども、バスの運転手の説明と私の見る限り、水門という水門は全て壊されており、改めて津波の破壊力を認識せざるを得なかったのであります。命令を受け水門の閉門・閉鎖をするために向かう途中の情報の不的確さや3mから5m、6mへと変わり、9mへと訂正され、結果的には二十数m以上の津波高に情報が変わる中で閉門を命じられれば、決死の覚悟で現場に向かわなければならなかった奉仕者消防団員であり、消防団の魂がそうさせたのではないでしょうかと思っております。当然団員といたしましても、家族・家庭があるはずでありますが、我が身をも顧みず目の前に大津波が迫ってきても、職責を果たさず逃げることが恥と思い犠牲にならなくてはならなかった多くの団員のむなしさは、私は言葉では表現ができない思いであります。これは何も東日本の犠牲になった消防団員ばかりではなく、我が四万十市の消防団員とて同じ精神魂であると私は確信をいたしております。四万十市の消防団の規約が私の手元にありますので、ちょっと読んでみます。 これは、第1条から始まってますが、この組織は四万十市消防団中村分団という。(以下中村分団。) 2条は目的であります。団員は住民の生命及び財産をあらゆる災害から排除する消防団の責務を深く自覚し、奉仕者として誠実かつ公正に職務を遂行しなければならない。 第3条、団員の資格であります。これは18歳以上の者で構成されているということでありますので、省略します。 第4条も中村分団は役員、1班から6班をもって構成する。 5条は役員、分団長、副分団長2名、部長1名、各班の班長6名、計6名とする。 後は選任事項でありますので、団長、役員を決める規約でございますが、省略します。 第8条、分団長は分団を統括し、団員を指揮し、職務を遂行しなくてはならない。 2、分団長に事故あるときは副分団長が職務を代行する。 第9条は役員を招集し、分団の運営に関する議会を月1回するということでありますが、10条、第10条、分団長は団員の技能の研磨を図るため教養訓練を行わなければならない。団員は次の事項を厳守しなければならないとあります。 2号、住民に対して常に火災の予防及び警戒心の喚起に努めかつ災害に対処するため実地に役立つ技能の錬磨に努めること云々とあります。 13条、団員は分団長の招集によって直ちに出動し、職務に従事しなければならない。但し、招集を受けない場合があっても、火災、水害、その他の発生を知ったときは、あらかじめ予定するところに従い、直ちに出動、職務に従事しなければならないとあります。 14、15でありますけれども、15条は服務規程でありますので、これは省略いたしますが、今も読み上げたとおり、大変日頃から消防団員は精神の錬磨、そういうことに対しまして厳しい訓練を受けているようであります。 そこで、第3項にもありましたが、規律を厳守して上司の指揮のもと、上下一体となって事にかかること。団員の技能の研磨を図るために、教養訓練を行うことは奉仕者たる精神と魂を養う訓練・教訓であり、責任と任務を守り抜くという教養訓練そのものでありましょう。奉仕者とは私が言うまでもなく、社会や他人のために誠意を持って尽くすことでありましょうし、でありますから、我が四万十市の消防団員とて全国の消防団員の奉仕の精神には何の変わりもないはずであります。 そこでお伺いをいたしますが、県下11市の団員の待遇報酬を調べてみました。それを比較してみますと、幡多3市では四万十市が最低、県下でもワースト2位であります。ちょっと資料を……。(「何位」と呼ぶ者あり) ワースト2位。私も県下17の総務課・消防団に問い合わせをいたしました。四万十市の担当課からも資料をいただきましたが、私が全く問い合わせたのと一緒であります。報酬の状況でありますが、これは年棒でありますので誤解のないように。四万十市の消防団長13万5,000円、宿毛の消防団長15万2,000円、清水市15万円、これ四万十市は人口が3万5,902人、これは去年の議員手帳に載っておる人口でありますので、全部そうでありますが、宿毛市は15万2,000円いただいておりますけども人口は2万2,546人、清水市は人口が1万5,960人でありますけれども団長は15万円と、それで南国市は14万5,000円であります。高知市は33万8,796人の人口でありますけれども、これは13万9,000円です。このことは私自身が高知に住んでおりましたので、高知市はもう各ところに消防分団が、消防署の支所がある訳です。だから団長というよりも消防署長ですか、支部の署長なんかがやっぱりやってる、力を入れてやってるんだと思いますが、ちなみに消防団員が900人、飛び飛びしますけども四万十市の消防団員は596人であります。宿毛市は498人、100人ぐらい、102人少ないです。ほで清水市が444人、南国市が344人であります。ほんで土佐市へ行きますと、四万十市の13万5,000円の団長手当に対して16万2,000円、ほで副団長とか分団長、副分団長、部長、班長とありますけども、ぐんと全部四万十市が低いです。それから、須崎市が13万5,000円で四万十市と同じワースト2位です。一番低いところが、室戸が14万4,000円、安芸市が15万2,000円、香南市が消防分団長は7万3,000円であります。ほんで香美市になりますと14万9,000円というような形で、ほとんど平の団員は3万4,000円で、東へ行く程団員数が少ない。土佐市が331人、ほれから須崎市が230人、室戸市が294人、安芸市が282人、香南市が314人、これはちなみに人口3万4,349人であります。ほれから香美市は442人、これは人口2万7,626人であり、構成されております。私がその中で一番不思議に、不思議といいますか、統一ができてないというのが、県下の報酬状況からしても、県下の消防団員に対する報酬が一律ではありませんが、私ごとになりますけれども、30年議員をしておりますけれども、私の記憶では、30年前の私の最初立候補して当選したときの報酬が確か15万円だったと記憶をしております。その当時から私の先輩に消防団員がおりましたのでいろいろ話があったときの記憶をひもときますと、確かその当時、30年前の消防団員の団員の報酬は2万7、8,000円であったというように記憶をいたしておるところでありますが、その当時の消防団員のいわく、消防団員はみんなのためにしようけんど、いよいよ俺らあのあれは歳費は少ないがというような話をいただいておりますので、敢えて記憶をいたしておりますが、そこで消防団員の報酬いわゆる待遇とかというもんにつきましては、何を基準にして決めておられるのか、そこの辺をお伺いをしたいと思います。 私は恐らく団員は非常勤特別職であると理解をしておりますので、非常勤特別職であれば、当然ながら非常勤特別職報酬等審議会で検討・審査をして決めるであろうと思いますが、現行の団員1人3万4,000円になったのはいつのことであろうか、お伺いをしたいと思います。私の考えでは、平成17年に合併をいたしておりますので、いわゆる西土佐村と中村市が合併した当時の行きがかりで、恐らくこの辺で3万4,000円になったのではないかというように臆測をしておりますが、その間7年が経過いたしておりますけれども、審議会が開かれておるのだろうか如何なものでしょうか、お伺いをしておきます。 と同時に、他市との比較検討審査はなされたのか、その当時です。なされたにも関わらずこういう状態なのか。なぜゆえに消防団長の報酬等を見ましても、全般的に私は低いと思います。消防団員は総数が先に申し上げましたけれども、596人でありますが、聞くところ、消防団の団員がまだ少ないと、我が市では。それは恐らく行政面積が680k㎡(平方キロメートル)とこというような大きな面積を持っておりますので、そういう意味からだとは思いますが、いわゆる歳費が低いといいますか、手当が悪いので消防団になり手がない。私の知る範囲、昔は自営業者が非常に多かったです。そこにおる従業員の従事者、言葉が悪いですけど、昔はお丁稚さんとかという方々が、皆親方が早うから全部そこへ団員に親方からの声で入ってました。でもそういう今店屋が非常に我が市では少なくなっております。聞くところによりますと、会社員、お昼勤務して、当然勤務しておられなければならない会社員まで無理に団員に入れてもらっておって現在596人という団員構成でありますが、県下で見ましても先程申し上げたように、一番低いところが230人です。四万十市は596人という倍以上の3倍近い数字でもまだ足りない状況があるということであります。ちなみに四万十市の人口は24年で見てみますと3万5,902人であります。清水市は1万5,962人、宿毛市が2万2,546人に対しまして消防団員は今申し上げたように498人が宿毛、それで1万5,000の人口の中で444人が清水市でありますが、これを私がちょっと3市だけを比較してみましたが、四万十市の人口をその3万4,000円の金額で割りますと、1人当たり市民の負担が何と0.9円です。90銭です、1人当たりの。ほれで宿毛市2万二千何百人の人口の中で1人当たりの負担率が1.49円、1円49銭ですか、これも四万十市よりかは50銭、60銭ぐらい高いです。それから清水市、1万5,962人の人口で2円8銭、四万十市の倍以上です。これをまた消防団長で見てみますと、四万十市13万5,000円でありますので1人当たりの負担が3円47銭、それから宿毛市が15万2,000円でありますから6円67銭、清水市は15万円でありますので9円20銭と大変差がある訳です。低い。私はこの数字が必ず歳費のベースにしなきゃならないというようには理解はしておりませんけれども、3市だけを比較してもこのように低い訳であります。 私がもう一つ気になることは、団員の費用弁償でありますが、四万十市は私のこの資料によりますと、県下の出動する名目、訓練教養それから火災それから水防出動それから警戒それから役員会それから出初め式とあります。その中で四万十市は役員会だけ10名に3,500円一日日当を費用弁償しています。ほとんどの市がそれはしておりますが、あと宿毛市だけが費用弁償1円も取ってない。四万十市はその会だけです。ほれで清水市になりますと水防だけで3,000円、それから会議は勿論3,500円、それから出初め式に出たら7,000円と、それからまだ多いのが土佐市、費用弁償にして訓練教養に出たら5,000円、ほれから全部5,000円です。それから須崎市が3万7,000円で、これは水防だけに3,000円出してますけども、あと全部出てますが、香南市、何に出ても全部一律5,600円、それから香美市、全部6,200円出してます。こういうばらばらの中であっても四万十市はとにかく一番待遇がよくないということに私は気がつきましたので、いささかびっくりいたしております。この団員のいわゆる報酬、手当等につきまして待遇が非常に悪いが、全市的に見ましてばらばらである訳でありますので、ばらばらでよければばらばらでやってもいい訳だと思いますので、是非3市でこの審議会の中で状況を踏まえてよく検討をしてもらって、少なくても3市の中で、私は自覚しておりますけれども、清水・宿毛・中村は、昔から幡多の文化・経済・政治の中心地だったということは市民の多くの皆さんも自覚していると思います。だから金額が上がったことで消防団員の価値が上がるとか、金銭でその立場がよくなるとかということを私は申し上げることではありませんけれども、やはりやっぱりそれぞれおつき合いがあるだろうし、やっぱりこれは、幡多では少なくても一番上へくるぐらいの数字まではこれは上げる必要があるというように思っておりますので、そこ辺につきましてもお答えをいただきたい。 それから、時間がもうあと13分でありますので、今度はもう早く行きます。 地震対策についてでありますが、地下貯水槽の設置についてお伺いをいたします。 南海トラフを含む地震発生時期につきましては皆さんご承知のように、学者の見解として報じられているのは、いつ頃地震が起こるのか、また何年までは起こることがないという表現は一切出されておりません。あくまで過去の地震の周期をベースとして見解であって、野田総理と同じ近いうちに起こり得るだろうということでありますが、人間同士の近いうちなら野田内閣が解散に追い込まれましたように、3カ月か4カ月間すれば近いうちという理屈が分かる訳でございますけども、これもいささか政治家に言わすと、近いうちが長かったということでありますが、自然界のことでありますので、地球規模のことになりますと、地下30km(キロメートル)とか50kmかということがその原因を究明するベースになる訳でありますので、いかに学者でありましても、実際問題としては見当がつかないのが普通ではなかろうかという気がしております。近いうちという言葉に固定観念を持たなければ事が進まない訳でございますので、大津波が襲来する、大地震が起きれば襲来する、そういうことの中で今から22mの津波ということでありますので、東南海・東海・南海、四国沖の慶長地震の震源地を含めた4連動になる可能性を学者が言う訳でありますから、我々も先程申しましたように固定観念を、この学者のこのことを信じるしかほかにない訳で、とにかく最終的には10mメッシュのシミュレーションで22mという津波高ということになりましたので、いずれにせよ高知県下の沿岸地域は全部の市町村が津波の被害に被災するということでありますから、予測のつかない中で手探りでもその対応と対策に躍起になっている現状でありましょう。我が四万十市もこの間市の広報で拝見させていただきましたが、四万十市も当然ながら広域での対応をするために幡多広域地震対策協議会を立ち上げ、幡多6市町村の民間自主防災連絡協議会を、また市内の各地区に自主防災組織の必要性を提唱し、組織の拡充に日夜ご検討をいただいているところは私も理解をいたしておる一人であります。私がいつかの議会で幾度か提言をいたしました機構改革も2年余り経ちましたが、ようやく来年度から防災課に独立することになり、このことによりまして、県下各市町村に対し互角に対応・活動に重みをつけることができるようになったと私は思っておるところであります。地震が近いうちに起こるという予測である中で、既に対応してつくった下田と八束の避難塔でありますが、これももはや不要の長物になってしまいました。大変残念でありますけれども、大きなお金をかけて不要の長物であります。今後は決してこの轍を踏んではならないし、これからは全て22m以上の対応をすることに尽きると思う訳でありますが、皆さんよろしいでしょうか。 そこで、私が先の議会で質問いたしました地下貯水槽でありますけれども、常識的に考えますと津波は太平洋から来る訳でございますから、太平洋に近い河口から地下貯水槽をする必要が当然ある訳であります。でありますが、課長の前回の質問の答弁では、7基の中でも1基ずつ毎年1基1年やるということは、これは水道課の独立採算制が基本でありますので、水道課で1年1基を基本に7年間で完成する計画であるとの答弁でありましたが、私は前回それ以上の追求はいたしませんでしたけれども、私は今回大地震が来たときの津波の1年9カ月前の映像を見ますと、あの津波の破壊力を見ますと、私はこれが下田の右岸・左岸両地区へ同じ条件で設置する必要があるだろうということで、私は自分なりには両地区2基を同一着工するという考え方というか、主張をいたしたいところでありますけれども、その辺につきまして市の考えが如何なものなのか。私は住まいが一条通であります。河口より8km上流にありますから、地震が来ても直接ああいう映像で見たような被害は受けないだろうとは思っておりますけれども、ここにはここのまた地震に対する危険感度といいますか、それは液状化などがありますけども、これは別として、人間に一番必要な水の確保するための地下貯水槽は、どうしても1基1年ということでございますので、やっていただかなきゃなりませんけれども、ちょうど下田は、避難場所が高台にある下田中学校だと聞いております。あれは昨日のですか、答弁で、耐震化工事に入るというような予定があるというように聞いております。そこに体育館がある訳ですけども、体育館も老朽化したために耐震強化工事をするよりも、新しく新築した方がいいという市の方針のようでありますが、そうすると、そこへ下田へ同じ現場へ貯水槽をつくるというのも、工事を進める中で大変問題があるんじゃないかというような気がしておるところであります。でありますから、それは来年度には入れないだろう、4月からは。そうすると、先程申しましたように、八束地区との人間関係がどうなるのか。八束地区も当然下田の河口にありますのでやらないきませんけれども、そういうことから判断いたしましても、八束には32号線通り見ましても、一向に候補地に上がるようなところがない訳であります。でありますから、これもなかなか来年からつけるということにはならんと思いますけども、まず最初にしなきゃならないのが避難道、それから避難場所の確立です。これをまず優先的にしなきゃならないだろうと思いますので、これも来年に同時着工は、地下貯水槽の着工は難しいんじゃないかというように思っておりますので、そこの辺も含めて質問をいたします。 ほんで今年いや来年、1基1年の予定ですけれども、そこができないからといってオミットするのではなくして、来年度は来年度でどこかへやっぱり1基据える必要があるというのは、これはもう約束をいたしております、執行部との、約束がありますので、是非守っていただきたいことをお願いして、1回目の質問を終わります。あと3分ですから、できるでしょう。やってください。
○議長(
白木一嘉) 長尾
総務課長。
◎
総務課長(長尾亮一) 藤田議員の1回目のご質問にご答弁いたします。 消防団に関する質問でございます。 まず冒頭に、
一般質問のヒアリングのときに、藤田議員に2回程確認をさせていただきました。消防団に関する質問は、消防団の手当の見直しに関すること1点のみという話でございましたけれど、そういう期待もむなしく随分とご質問をいただきました。その1点1点順を追ってご答弁をさせていただきます。 まず、冒頭の消防団員の報酬額の点でございます。 これはご質問の中でも藤田議員の方から話がございましたように、確かに消防団長の、団長がこの金額の比較の一つの指標となると思いますけれど、四万十市においては13万5,000円ということで県下的には低い金額となっております。ただ消防団の手当を団長、役員の比較だけで見ますと、非常に比較しづらいことになっております。なぜかと申しますと、消防団に関する手当は、消防団の例えば団長手当プラスそれから出務手当、火災それから水防警戒等の出務手当、更には会議出務手当、そして車両消防機材の点検手当等々、こういった報酬にぶら下がる手当がございまして、総合的に捉えていかなければ、一概に県下的に低いのか高いのかというのが比較できないような形になっております。 そこで、県下的に低い香南市、団長7万3,000円でございますけれど、この香南市については、団長手当については7万3,000円でございますけれど、各種いろいろな手当がついておりまして、合わせますと7万3,000円をはるかに超えるような実態になろうかというふうに思っております。それで、本市の場合においても、団長手当先程言いましたように13万5,000円でございますけれど、会議手当それから消防ポンプ・小型ポンプ等々の消防車両、消防機材の手当が別途に手当を支給するようにしておりますので、その点はご理解をいただきたいというふうに思います。 それから2点目、こういったものは何をもって決めているのかという点でございます。 この手当等については、まず第1に私どもが考えますのは、他市との均衡、バランスでございます。これが1点でございます。それから2つ目には、非常勤特別職員ということで、当然職員の昇給ベースアップ、これを加味した金額で考えていくというのが2点目でございます。それから3点目は、一般的でございますけれど、社会情勢を考えて額をつつくというのが一般的な考えだろうと思います。こういう形で3点によって現在の額が決められてきたというふうに考えております。 それから、3点目の質問のこれはいつの金額かということでございますが、平成6年の金額でございます。平成6年から金額の見直しをしてないというのが実態でございます。そして、このことに関しまして県下的に見てみますと、県下10市についても今のところ消防手当について見直しの予定がないというような状況になっております。直近、見直しの最近どこが見直しを近くしたのかというのは高知市でございまして、高知市は平成19年見直しをしております。 それから4つ目でございます。この金額の決定に当たっては審議会等に諮っているのかという点でございますが、審議会等に諮るというような規則運用になっておりません。非常勤の関係で諮りますのは、議員の皆さん、それから市長等の特別職におきましては審議会に諮ることになっておりますけれど、消防団員を含む非常勤職員については、審議会の審査対象にはなっていないということになります。 それから5点目でございます。幡多3市での調整というご質問でございます。 これはかねてから申し上げておりますように、幡多6市町村で防災関係の
行政連絡会をつくっておりますので、こういったところとも協議しながら、金額を統一にというようなことにはならないかもしれませんけれど、情報交換しながら研究をしていくということは、これから努めてまいりたいと思います。 そして、最後の本題のご答弁でございますけれど、来年度中に消防団の手当については抜本的に見直しをしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
白木一嘉) 上岡水道課長。
◎水道課長(上岡修) 私からは、地下貯水槽設置についてお答えいたします。 藤田議員からご指摘のありましたように、津波対策を考えるなら、まず下田・八束地区に優先的に設置すべきじゃないかという趣旨であったかと思います。 9月の議会答弁でも申し上げましたけど、地下貯水槽の必要性については十分に認識しております。そこでご指摘のとおり、まず津波対策として下田・八束地区が最優先に設置されるべきというふうに考えておりますが、その中で議員もおっしゃいましたけど、下田地区につきましては、下田中学校が津波一時避難施設として指定されております。そこでそこに貯水槽設置に最適というふうに考えておりますが、議員がおっしゃいましたように、学校施設耐震化事業によりまして平成25年度、来年度は下田中体育館を移設・改築するという計画がございます。そこで工事面積確保の観点から貯水槽設置工事と同時の施工はできないということで、25年度は無理というふうに考えております。 また、八束地区におきましても、津波対策一時避難場所としての適地がないと議員がおっしゃったとおりでありまして、現在高台開発を計画している中で貯水槽設置ということも検討しておりますが、飲料水用の貯水槽は、防火水槽と違いまして水道管と直結すると、直結してこそ効果が発揮されるという性格のものでありますので、完成までにはこれから更なる検討、そしてまた数年かかるというふうに思われます。 そこで、25年度来年度はどこにやるべきかというご質問だったと思いますが、場所はまだ今検討してますが、物理的な事情によりまして下田・八束地区は来年度はちょっと無理だということでありますんで、次に優先されるべき人口密集地であります旧中村市街地の適地を考えて設置したいというふうに考えております。 2点目の予算のことも聞かれました。 これにつきましては、今来年度の事業予算化の事業化に向けまして今取りまとめ中、所要の手続を行っておりますので、議員の期待に応えられるようにこれからも引き続き努力してまいります。 以上、よろしくお願いします。
○議長(
白木一嘉) 藤田豊作議員。
◆21番(藤田豊作) ご答弁ありがとうございました。 今
総務課長から苦言を言われましたが、確かにちょっと質問を考えよりましたら、だんだんだんだん深みへ入っていって、あなたに、課に説明したこと以上になりましたが、とにかく見直しをしてくれるということでありますので、どうぞこの幡多3市では私が言うた数字には間違いないと思いますけれども、これもよく検討し、それからあなたの言われたここの部分だと思いますけれども、自動車ポンプ代だとかというのは四万十市が1万4,400円、ところが香南市は団長が7万3,000円でありますけれども12万5,000円、それから小型ポンプ車搭載車を整備することによって11万円とか、ほで小型ポンプは8万8,000円というようになってます。四万十市はそれに対して小型ポンプは6,000円、それから小型ポンプ搭載車については8,400円と11万円という差がありますし、これ10分の1です、これ全部。ですから、この辺も含めてよく検討をしていただきたい。ありがとうございました。もうそれだけご返事いただけたら、上等であります。 それから、今水道課長からもご答弁をいただきましてありがとうございました。 私は場所を来年度どこに1基据えるかというようなことを決してやぼなことを申し上げる訳ではございません。ただ今あなたの方から人口の密集地である中村旧町内というようなお話がありましたが、大変喜ばしいことでありますが、どうぞひとつやっていただきたい。 それから、私は南三陸町へ行ったときの勉強会で、一滴の水も3日間から5日間飲むことがなかったと、もうとにかく水が欲しいと、水が欲しかったというんです。だから私は敢えてこのことにこだわる訳ですが、どうぞ水だけの確保はどんなことがあってもと私が申し上げるのは、いわゆる前回の質問に対して240kmの水道の配水管の中で僅か3%、3%しかまだ耐震性に進んでないと、実施ができてないということでありましたので、敢えて貯水槽の必要性を申し上げる次第であります。 それから、確かにあそこの山の上の八束地区ですが、避難場所、避難道の整備が優先します。それは当然であります。それから考えますけれども、やはり今朝ちょっと同僚議員と話ししましたけれども、ひょっとしたらひょっとゴルフ場の水道から引けるんじゃないかというような話も聞いておりますけれども、これは我々素人の考え方でございますので、どうぞ経験のある水道課長、執行部がよく検討された上でやっていただくように申し添えておきます。 ただまた前後しますけども、あと二十何秒ありますが、消防団につきましては、やはり消防団に対するありがたみが、市民のありがたみというか、市民の考え方が希薄しているように思うがです。ただ私は何ていいますか、水や空気や電気みたいな感じで受け取られちょるがやないかということを、決してこれは間違いだということを申し上げて、質問を終わります。
○議長(
白木一嘉) 以上で藤田豊作議員の質問を終わります。 小休にいたします。 午前11時33分 小休 午前11時34分 正会
○議長(
白木一嘉) 正会にいたします。 宮本博行議員。
◆17番(宮本博行) お許しをいただきましたので、
一般質問を行います。 田中市長が就任してはや4年が来ようとしております。市長が市民に約束をした、つまり立候補当時に、いわゆる公約について公約をしておる訳ですが、議会のそれぞれの議員の皆さんや市民の評価いろいろあると思われます。評価している方も評価してない方もあると思われますが、このことについて市長自身がどう評価しているのか、お伺いをいたします。 例えば、少数与党の中でやろうと思ってもできなかったこともあろうかと思います。また、実際市長になってみて、1期目ですので外から見ていたことと実際中に入って感じたことが違う可能性もあると思います。実際立候補当時はこう思っていたけど、入ってみたら実情に合わなかった、このようなこともあるかもしれません。四万十市の実情に即して運営をすることは大変いいことだと思いますので、敢えて公約全部実現したとかしてないとかじゃなしに、実際自分が公約をしてきたことについて、この点についてはできた、この点についてはできなかった、あるいは2期目を目指していこうとしている市長として、今後できなかったことについては引き続きやるのかやらないのか、そこら辺りもお伺いをいたしたいと思います。 次に、鳥獣害対策についてお伺いをいたします。 四万十市は県下でも大変行政面積が広く、従って農地も広大で鳥獣害の被害も県下的に見ても甚大なものになっております。市としてもこれまで積極的な対策を打っていることは承知をしていますが、改めて被害の状況、それから捕獲頭数、生息数等お伺いをいたします。 また、様々な補助制度を活用して鳥獣害の駆除等を行っておりますので、その辺りの補助金の金額等お伺いをいたします。 また、今年本年度から猿の捕獲報奨金の増額をしておりますが、この点についても特に増額をしてその効果があったのかどうか、その辺りもお伺いをいたします。 次に、手洗川勝間線についてお伺いをいたします。 この質問は、本来市長にだけ質問したらええような中身になっておりますが、教育委員会もご存じのとおりこの手洗川勝間線につきましては、勝間小が休校になるときに、これは平成14年から休校になってると思いますが、このときに休校になる条件の一つとしてこの右岸線の改良が入っておりました。というのは、沈下橋を通って普段は通っている訳ですが、増水時、大雨のときの増水時などはすぐに沈下橋は浸かります。あるいはもう浸かりかけたらもう危ないですので渡ったらいきませんので、結構しょっちゅうあこは止められます。そういう中で右岸線は通常は余り使われていない路線な訳ですが、大変重要な道であります。そういう子供の登下校について教育委員会は今まで約束をしてきておりましたので、この辺り市と市長部局とこの間どういうふうな協議をしてきたのか、子供の安全を守るための協議をどういうふうにしてきたのかをお伺いをしたいと思います。 また、市長には教育委員会との協議も含めて、私はここは本当に高齢者も多い地区でして、大川筋でも一番高齢化率の高い地区があります。そういうところをしょっちゅう沈下橋が浸かっている訳ですので、大雨時にはこの右岸線は大変落石等も多くて、あるいは土砂崩れなんかもあって同時に危険にさらされている訳です。そういう中で孤立地区にすぐなる地区でありますので命の道としてのこの手洗川勝間線を計画的に改良していただいておりますが、最近の改良状況あるいは今後の改良の計画、これについてお伺いをいたします。 以上で1回目の質問を終わります。
○議長(
白木一嘉) 田中市長。
◎市長(田中全) ご質問にお答えいたします。 私も残すところ任期僅かとなりました。そういう中で当初掲げておりました公約の実施状況といいましょうか、できたもの、できなかったもの、私のいろいろ思いも含めてどうかというご質問でありました。それについてお答えさせていただきます。 私も公約としては項目で53上げておりました。これは市民にも示しております。それにつきましては、ほとんどのものを手がけております。ただ順調にいったもの、なかなか難しくて進んでないもの、勿論ございます。それを一々申し上げても時間がございませんので、総括して幾つか整理させていただきたいと思うんですけれど、まず私として手応えを感じたといいましょうか、かなり進んだと思うものは、私当初から対話と協調ということを一つの大きな公約の柱としておりました。これにつきましては、就任直後から市内24カ所で市政懇談会を開いたり、またいろんな団体を訪問したりして市民の声を聞くといいましょうか、市民と直に接していろんな要求、市への不満等もお聞きするようなことに努めてきました。それをいろんな市政に反映できたと思っております。 また、市民への市の庁舎の開放、何といいましても市役所が市民と身近でなければなりません。壁ができてはいけません。そういう意味で庁舎の開放ということで会議室を開放したり、また夜間の駐車場の開放、これも今月からは24時間、試みということでありますけど開放をしております。 また、市民だけではなく、市を応援してくれる方、市出身者で県外等に在住されている方とのいろんなネットワークを広げるということも大きな公約にしておりまして、これもかなり進んでおります。ふるさと応援団という制度を始めまして
インターネットでいろいろ募集しておりまして今も1,200人を超えました。最近またドラマの影響等で大分増えております。 また、地域おこし協力隊も今年度から募集しまして3名配置しております。これが今回のドラマにも繋がったものと思っております。 また、最近ではフェイスブックも始めて、このお友達「いいね」というボタンを押してくださる方が相当増えております。県下の自治体あちこち始めておりますけど、今四万十市が一番始めて新しいんですね、2カ月まだ経ってないんですけど。圧倒的に四万十市の数が多くなってるところであります。 また、それともう一つの柱として、私は里も栄えて街も栄えるということを盛んに訴えてきました。まあ言えば中村を中心に開けたのがこの四万十市であります。里と街の共存共栄、それが必要だということを訴えてきました。そういう中で、特に周辺対策、中山間対策、そういうところでもずっと市民が暮らし続けられるような仕組み、支え合いの仕組みをつくっていくということに心がけてきました。地域づくり支援員を配置しました。また、デマンドバスとかタクシーも走らせることができました。 また、地域を守るためには支え合いの仕組みが必要でありまして、今年度から地域健康福祉推進事業、これを進めております。これも予想以上に
取り組みが進んでおりまして、もう既に86カ所でできております。 それと、安心・安全な街という意味で、安心・安全のためには何といっても健康を守ること、これが大事であります。健康福祉事業の柱の一つにもなっております。そのバックにやはり市民病院、これを何としても守るということが必要であります。これは私の大きな公約の一つでしたけど、何としても医師も増やして市民病院を守り、市民に喜ばれる病院に変えていかなければならないということに取り組んできました。ほんで、医師の数については、これは大変医師の確保は大変難しいと思いました。当初なかなかうまくいかなかった訳ですけど、いろんな方面でネットワークを広げて人脈をつくって関係者のいろいろご支援もいただきまして、おかげさまで新たに6人の医師を迎えることができましたし、更に来年の4月に向けて増やせるように努力しているところであります。つくづく思うのは、やはりこれには時間がかかるということでございまして、いろんなネットワーク、人脈は時間をかけて、それでやっと成果に繋がるということでありまして、やっと成果が出始めた段階かなと思っております。 それと、医師の数だけではなく市民病院も相当変わりました。皆さんもお分かりだと思いますけど。市民からいろいろご批判をいただいた面もありますけれど、それは真摯に受けとめ改善できるところはいろいろ改善に努めておりまして皆一生懸命やっております。健康フェアということで、一條さんのお祭りの日には健康相談等をさせていただいたり、また脳ドックという制度も始めました。また最近では、内科の先生がわざわざ各地域に出ていってくださって訪問健診、これもやってくれております。そういう中で市民病院が非常に市民とかなり距離が短くなってきたんではないかと思っております。 それと、健康の問題では口腔ケア事業も始めることができました。これは高齢者向けの口腔ケアが対象ですけど、来年度からは市民一般対象に歯の健診というのを、誰でも受けられるということで歯科医師会のご協力を得ましてこの制度を拡充していきたいと思っておりますし、また心の健康相談センターのようなものをつくりたいと思ってます。心の問題は今社会問題になっておりまして、大変重要な問題でありますけど、なかなか福祉の目が行き届かないといいましょうか、その谷間・すき間のような部分でありましたけど、本市はそういう部分までもいろんなフォローをしていこうということでこの間取り組んできました。県の方からも注目していただきまして、県も一緒にやろうということで取り組んでるところであります。そういう中であったかふれあいセンターも3つ立ち上げておりまして、これも県下のモデル事業になってるところであります。 それと、もう一つの柱であります
産業振興といいましょうか、地域経済の活力を増す、あとまた雇用を確保すると、そういう面につきましては、これもなかなか実際は大変難しいと思っております。ただそういう中でも、農商工
連携事業という地元特産品を活かした
取り組みを始めまして4つの成果も出ております。また、四万十ヒノキのブランド化こういうのも手がけました。 それと地元産材、材木を活用していこうということで、四万十ヒノキのブランド化もそうですけど、併せて市産材利用促進制度ということで、地元の大工さんを使って家を建てれば150万円まで補助するという制度も始めまして、かなり定着してきたのではないかと思っております。 それと公共事業の発注は地元でできるものは地元でという原則のもとに取り組んでおります。中村小学校、西土佐小学校、これは地元の業者だけでやってもらいました。いろんな課題は出ておりますけれど、やはりこういう原則は貫いていくことが私は必要かと思います。いろんな新しく出てきた問題・課題については、勿論対処、改善していかなければならないと思っております。 それと、なかなかできなかったといいましょうか、本当に難しいなと思った課題もあります。それは中心市街地の活性化の問題であります。これはなかなか本当に難しい問題であります。でこの間市もいろんな補助制度をつくって空き店舗の解消策を進めまして、勿論県の制度も利用して、例えば天神橋の商店街の空き店舗は相当少なくなっております。これはこれで成果ではある訳ですけど、皆さんも感じておられるように、以前のような賑わいにはまだまだ程遠い訳であります。そういう中、今回のドラマでまさに商店街をどう復活させるかというのがテーマにしてもらってる訳でありますけれど、中心市街地の問題は既に商振連が中心になって活性化計画に取り組んでおりまして今年度が最後になる訳ですけど、いろんな三十数項目の
取り組みをされております。一定成果が出ているのもありますけど、全体としてはなかなか難しい面があろうかと思います。その中の大きな要因は、やはり観光客とかいろんな方が四万十市へ見えてる訳ですけど、そういう方を街中に誘導する回遊させる仕組みがなかなかうまくいってないんではなかろうかと思います。サンリバーがそこにできましたけれど、あそこから街中への回遊という当初の構想ですけど、実際ながらうまくいってないと思ってます。サンリバーそのものの経営は一定安定しているようですし、あそこがまさに幡多の観光の拠点として機能を果たしている、それはそれで大変いいことだと思いますし、来年度から幡多各市町村で取り組む幡多博、これは県と一緒に取り組むことにしておりますけど、幡多博の拠点会場にもあそこが今のところなる予定になっております。そういう機能はある訳ですけど、じゃあそこに来たお客さんを本当に街中に回遊させることができるのかというと、これは実際難しいですし、あそこが本当に中心市街地かなということでもいろいろ問題もあろうかと思います。やはり中心市街地を活性化させるには、中心市街地に人が集まる仕組みといいましょうか、施設をつくる必要があろうかと思います。その中で土豫銀行跡地を寄贈していただきました。せっかくですからその周辺も合わせて約530坪今予定しておりますけど、その一帯を再開発することによって多くの市民、観光客等が集えるような施設ができないかなと今考えておるところであります。一つの案としてミニホール的なもの、多機能の文化施設、中村には映画館が今はもうなくなりました。映画館が一つぐらい欲しいという声も非常にあります。その映画も常設できるような機能を備えたもの、そういうものができないかなと思って今商店街の皆さんともいろいろご相談しておりますし、また先だって「文化の入れ物研究会」という、これは年度当初から予定していた研究会ですけど、こちらの皆さんにもいろいろご意見をお聞きしているところであります。そういう中で中心市街地活性化、これには私もこれまで以上に力を入れていかなければならないと思います。昨日の上岡議員のご質問で、中心市街地を中心にやって具同は何もやらないのかという話もありましたけど、そういうことではありませんでして、具同は中心市街地にはどうしてもなりません。あくまで中心市街地は旧中村町内、この堤防の中だと思います、歴史的にも文化的にも。ですから、中心市街地対策としてはやはりこの中村の街中を中心にやると。ほんで具同・右山・東山地区については、周辺の住宅地対策として当然いろんな対策を打っていかなければならないと思っております。街も栄えて里も栄える、里も栄えて街も栄えるということで、これまでかなり周辺対策に力を入れてきました。次は街中の対策ですね、これをかなり重点的にやる必要があると思ってます。街中をやることによって里にも波及していくということで、やはり中村がこの地域のシンボルでありますから、そういう中で相互の共存共栄という関係をつくっていく意味では、この街中の開発というのは今後大きなポイントになると思いますし、力を入れていきたいと思っているところであります。 以上であります。
○議長(
白木一嘉) 宮本博行議員の質問途中でありますが、この際、昼食のため午後1時まで休憩いたします。 午前11時56分 休憩 午後1時0分 再開
○議長(
白木一嘉) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。 宮本博行議員の1回目の質問に対する答弁を求めます。 田村林業課長。
◎林業課長(田村周治) まず、有害鳥獣対策の現状を他市町村との比較も含めてご答弁いたします。 四万十市の現状といたしましては、捕獲報奨金の対象となった有害鳥獣の捕獲実績と防護柵の設置実績を申し上げます。 まず、平成23年度の捕獲実績ですが、イノシシが1,122頭、鹿が2,558頭、猿が60頭、ハクビシンが23頭となっております。 次に、本年度の捕獲実績についてでございますが、今現在イノシシが1,238頭、鹿が1,392頭、猿が63頭、ハクビシンは58頭となっております。昨年の同時期と比較いたしますと、全ての鳥獣で捕獲実績は増加傾向となっております。その中でもイノシシ・鹿は中村地域で、猿は
西土佐地域で増加傾向にあります。 また、ご質問の猿の報奨金のアップについての効果でございますが、現時点で63頭、昨年が1年間で60頭ですので、効果があったのではないかと考えております。ちなみに鹿の捕獲頭数の県下の状況でございますが、平成23年度で県下全域で1万3,468頭でございます。このうち四万十市が2,594頭で1位、次が香美市の1,724頭、3位が四万十町の1,648頭、4位が大豊町の1,356頭となっております。林野面積が広いこともあるでしょうが、この4市町で県下全体の54%余りを占めております。近隣市町村の実績では、宿毛市が893頭、土佐清水市が916頭、大月町が384頭、三原村が95頭、黒潮町が26頭でございます。 また、防護柵の設置事業についてですが、四万十市では補助率2分の1で本年度は426万7,000円の予算額で、ほぼ全額執行予定となっております。この防護柵の四万十市での設置延長でございますが、ワイヤーメッシュ、電気柵、その他の柵で、平成21年度が1万2,995m、平成22年度が2万596m、平成23年度は2万3,323mとなっております。 次に、捕獲報奨金の他市の状況についてですが、宿毛市と土佐清水の状況を調査しましたので報告いたします。 四万十市の捕獲報奨金は、イノシシが5,000円、鹿が1万円、猿が3万円、ハクビシンが2,500円でございます。これに対しまして宿毛市はイノシシが3,000円、鹿が8,000円、猿は1万円、ハクビシンは0です。土佐清水市につきましては、イノシシが5,000円、鹿が8,000円、猿が1万5,000円、ハクビシンは0となっており、四万十市の捕獲報奨金が全般的に高額の設定となっております。 次に、防護柵の設置補助の予算ですが、平成24年度は四万十市が補助率2分の1で予算額が426万7,000円、これは柵についての種類の指定はございません。次に、宿毛市は同じく補助率は2分の1でございますが予算額が105万円、これは対象が電気柵のみ、補助金の上限も1件3万5,000円と限られております。次の土佐清水市は、補助率は3分の1で予算額が99万5,000円、これについても電気柵と金網のみが対象となっておりまして、ほかの柵につきましては対象となっておりません。 以上です。
○議長(
白木一嘉) 伊勢脇
学校教育課長。
◎
学校教育課長(伊勢脇寿夫) 私の方からは、市道手洗川勝間線の改良について、これまで市長部局とどのような協議をしてきたかというご質問にご答弁申し上げます。 市道手洗川勝間線につきましては、通学路としては指定されておりませんが、鵜ノ江沈下橋が大雨等により不通となった場合には通学の迂回路として、また地域の方々にとっては代替の生活道としての役割を担うなど、重要な路線であるということは承知しているところでございます。平成14年4月勝間小学校が川登小学校に統合されるに当たりまして、地元と旧中村市教育委員会が学校統合の条件整備に関わり交わした文書の中では、通学路となる国道・市道の安全対策についての項目といたしまして、市道手洗川勝間線の改良も含め通学路となる国道・市道等の改良は安全対策上特に問題であるので、道路管理者に対して地域と共に要望していく旨回答しておりまして、その回答に対しまして、地元からも了解をいただいているものであると認識しています。これまでの市教育委員会の対応についてでございますが、勝間小学校統合時に地元から条件提示されました市道手洗川勝間線の改良につきましては、当時市教育委員会と市道所管課であります建設課との間で協議を行った際に、辺地対策事業による5カ年の改良計画が既に進行段階にあったことから、双方が同路線の改良に係る今後の
取り組みについての確認協議を行い、認識を共有する中で今日に至っているものと理解しています。以降、市教育委員会といたしましては、これは対応が不十分であるとのご指摘もあろうかと思いますが、同路線の改良に関わり、市長部局に対して特に働きかけ等については行っていないといった状況でございます。 以上でございます。
○議長(
白木一嘉) 部府
建設課長。
◎
建設課長(部府叶) 私の方からは、市道手洗川勝間線の最近の整備状況と今後の整備計画についてお答えをいたします。 現在整備を行っております区間は地区と協議をいたしまして、高瀬から上流部の幅員の狭隘な箇所、路肩の危険な箇所を優先的に整備しております。最近の整備状況でございますが、21年度延長が187m、22年度延長70mの山切りと舗装を行っております。事業費は2カ年で2,360万円となっております。24年度も引き続き側溝整備と舗装を行う予定でございます。 次に、今後の計画でございますが、施工箇所を地元と協議しながら辺地総合5カ年計画、これは23年から27年度までの計画でございますが、この計画に沿って整備を行う予定でございます。 以上でございます。
○議長(
白木一嘉) 宮本博行議員。
◆17番(宮本博行) 中屋議員のまねをしておるようでちょっとあれですが、市長の前回の選挙のときのビラのコピーを持ってきました。長々とできたこと等を述べていただきましたが、ちょっと小さいことまでは全部あれですが、私もこれを見直してみたがですが、一番の目玉は市民病院の復活といいますか、再建が目玉でありました。市長は市民病院についてはできた方の部類の方に入れて答弁をされましたが、確かに医師確保が困難な中で10名まで増やしてきたということは、大変評価ができると思います。 しかし、公約では24時間の救急体制、これがかなりの目玉だったと思います。そういう面からすれば、できらった方に僕は入れないかんがじゃないろうかというふうに思います。これは公約ですので100%できんかもしれんというのもあるかもしれませんが、市長としては4年間でこれをやるということで出したはずですので、今現在10人で夜間の10時までしかできてない訳ですので、それじゃ何人まで増やしたら24時間に持っていくのか、あるいは今医師確保が困難な状況の中でできらったこの24時間体制、来期どれだけかけて、例えば2年間の間にはしまいつけるとか、4年間かかるか、その辺軌道修正もありと思います。あってもこの厳しい医師確保の状況の中で已むを得んと思いますが、その辺の見通しも私は4年間でできらったことですので、これは反省として見通しをはっきり出していかないかんと、それを市民にできらったことはできんで、ここまでには何とか24時間体制やりますと、あるいはここは軌道修正してもうようしませんというのかどうか、その辺もお答えを願いたいと思います。 それから、こうやってみたらかなり頑張って私は評価しているつもりですが、評価をせよというて言われた訳でもありませんが、ちょっと細かいことになるやもしれませんが、幡多文化センターが大変古くなっておりまして、今年は何かそういう話し合いの場を市の方が率先して話し合いのちょっと予算つけて話し合いをされているようですが、ここでは幡多文化センター建設基金を創設し、幡多広域を視野に入れた文化センターづくりを目指しますと、こういうのも入っております。この辺は全然、細かいことやと言われるかもしれませんが、市民は大変関心を持っておりまして、この辺について再度どう評価しているのか、あるいは軌道修正をするのか、せんのか。せんのやったら2期目どう取り組むか、その辺もお伺いをしたいと思います。 それから、国道441、国道439の問題ですが、確かに大震災の問題等ありまして、当初よりも条件が厳しくなっておるように思いますが、441も国からお金が出ないということで、県でやろうというような方向になっておりますし、439もほとんど進んでない状況にあります。ここら辺りも改良に努めますということで、やり切るとはなかなか書けんような状況であったかもしれませんが、この辺の評価についても再度お答えをお願いをしたいと思います。 それから、鳥獣害ですが、1回目の質問でも言いましたように、大変広い面積の中で四万十市、かなり予算も入れながら対策はとっておられるのは私も承知をしております。それでもまだ被害がなかなかなくならないという状況にあります。1回目の質問で被害状況も質問したつもりでありましたが、質問漏れがあったかもしれませんが、被害状況も少し教えていただきたいと思います。 それから、今後の対策ですが、市の方は四万十市鳥獣害被害防止計画というのを立派なやつをつくっておられます。それで24年からですので、今年から26年までの計画のようですが、この中でかなり問題視をされておるのが、今狩猟免許取得者が高齢化により大変少なくなってるというようなことが問題点として書かれておりまして、例えば地域農業者の中で担い手に対する狩猟免許取得の推進とか書かれております。具体的にどのようなことで推進をされているか。 それから、捕獲体制で、24年度、25年度、26年度どういうふうなことをやっていくかということを具体的に書いております。ちょっと時間があるようですので読み上げさせていただきますと、狩猟者確保のため住民に対する試験開催等の周知を行い免許取得を推進する。また、捕獲機材、箱わなについては既存のものを更に効果的かつ効率的に活用するよう猟友会及び集落と提携する、これを目標
取り組みとして書いておりますが、これ24年も25年も26年も同じ
取り組みです。これは24年はこれやって、25年は次はその上の段階、26年はもう一つ上の段階とかというてやるんだったらええんですが、これ毎年同じやり方しか書いてない訳です。これを読みますと、どうもこのままで増え続けるあるいは高どまりになっちょるような状況の中で、これをずっとやって果たして減るのかというふうにちょっと読まさせていただきました。ほんで私はかなり予算はつぎ込んでおりますが、更に何らかの対策を打たにゃあ減らないというふうに感じておりますが、その辺についてお答えをいただきたいと思います。 それから、右岸線、手洗川勝間線の問題ですが、教育委員会の方は、前回私質問、何年前かにさせていただきましたが、ほとんど同じお答えです。ほで確かに実際改良するのは市長部局の方でして、教育委員会はそれ以上タッチできないというところもあると思いますが、それに右岸線、交通量も少ないということで、予算も厳しい中でなかなか改良も進んでないのが現状であります。教育委員会としては、じゃあ子供達のあそこは通学するのに今、通学路として準通学路ですか、いざというときの通学路ですが、そこは認めているのか認めていないのか。もう沈下橋が浸かる前に子供達はもう早く帰すのかどうか、その辺はどう判断されているのかちょっと再度お伺いをしたいと思います。 それから、市長部局の方は計画的にもやられよるということですので、予算もありますので、それはそれでもう引き続きやっていただければそれでいいと思いますが、お答えはこちらは要りませんが、教育委員会の方はそこのところだけちょっとお伺いをしたいと思います。 2回目の質問を終わります。
○議長(
白木一嘉) 田中市長。
◎市長(田中全) 公約への
取り組み状況につきまして、追加でまた答弁させていただきます。 市民病院の24時間救急の復活についてでありますけれど、今の時点では復活の目途は立っておりません。これに向けて引き続き努力しておりますし、これからも一層努力していきたいと思っております。現状医師が10人まで回復してきました。何人になればこの夜間救急が復活できるのかということでありますけど、これはなかなかここではっきり申し上げられません。一定数が必要なのは前提でありますけど、医師の数だけではありません。医師の年齢とか体力とか、いろんなほかの医師そのものの要因もあります。今市民病院の医師は比較的高齢の方が多いです。24時間救急対応するためには、もっと若い医師が主力になってこないと実際難しいと思っております。 また、最近では新たな問題として看護師不足が非常に顕在化してきております。これは都市部ではもう既に以前からそういう状況でしたけど、いよいよこういう郡部にも今波及してきております。幡多けんみん病院も医師不足よりも今は看護師不足で大変困っております。県立病院も今常に募集をしております、正職員として。市民病院も今回採用試験で募集しましたけど予定人数に足りないもんですから、また追加募集を考えているところであります。市民病院の場合は、この間職員の給与カット等もしてきました。そういう影響もかなり出ております。また、人員抑制ということで看護師の追加補充といいましょうか、退職不補充でかなり対応してきましたんでかなり年齢的な断層ができております。若い看護師がおりません。それで一方で退職者がかなりこれから増えてきます。そういう年齢的な断層があります。それを埋めるためにも医師と同様に看護師をこれから確保しないと、幾ら医師が増えても看護師がいないと手術もできないというような状況になる可能性があります。もろもろの要因がありまして、そういう中でいつになれば24時間救急が復活できるのかということは、残念ながら今ちょっとお約束はできない次第です。ただこれの復活を私も諦めた訳ではありませんので、できる限り早く復活できるように努力をしたいと思います。こういう中で今問題なのは、やはり幡多全体でこういう救急体制をどう守っていくかということであります。今幡多けんみん病院が一気に、一手に24時間救急を受けております。もうパンク状態で大変な状況になっております。これを緩和するためにはいろいろ要因があります。1つは、我々自身が救急車を余り呼ばないということであります。半分以上はコンビニ受診のような軽症の方が救急を呼んで駆けつけております。昼間時間がないから夜行こうというような方もいます。やはりそういう方をなくする啓蒙活動といいましょうか、我々自身が自分で抑制するということが大事だと思います。 それと、周辺の市民病院を含めた病院がネットワークを組んで、けんみん病院に行くまでに水際で防ぐというような仕組みも必要です。市民病院は10時まではやっております。ただ10時までなら全部受け入れれるかというと、実際そうではありません。受けれない患者もおります。それはなるべく10時までの軽症な患者は市民病院とか民間病院で一旦せき止めるというシステムをつくっていく必要があると思いまして、地元の医師会等ともそういうのの検討も今しておるところであります。これも市民病院の医師が一定増えれば、市民病院を中心にせき止め的な、暫定的な救急体制の強化といいましょうか、24時間まではいかなくても黒潮町・四万十市辺りは一定防ぐという仕組みができると思っております。 それと、文化センターの問題であります。 これは確かに公約に掲げております、建て替えを進めるということで。それにつきましては、今年度の事業の中で「文化の入れ物研究会」を立ち上げまして、この前第1回目の集まりを持ってもらいました。これは四万十市にふさわしい文化センター的な機能、これを文化の入れ物という表現にしておりますけど、そういう機能がどういうものなのかというものを議論していただくという場として設定した訳でありまして、先だっていろんなご意見もいただいております。まだこの会合は何回か続けようと思っております。ですから、この事業については今年度から既に検討会ということで着手しているということでご理解いただきたいと思います。ただ本格的な実施に移すには、来年度以降になっていくと思います。来年度以降は是非とも基金の造成を図って、いよいよ本格的に始めたいと思います。そのためには場所の問題が大きなポイントになります。現位置でいいのか、また郊外に移すのか、そういう候補地も含めて議論をしていきたいと思います。そういう中で中心市街地の開発の中で常設の映画館的な機能、ミニホール的な機能、展示会ができるような機能、そういうのを兼ね備えたミニホール的なものという構想も一方で持っておりますが、これにつきましては、あくまで文化的な施設ありきということではなくって、あくまで中心市街地を活性化すると、中心市街地活性化事業がメーンでありまして、中心市街地に人を集めるためにはやはり集客するような施設、1つは文化的な施設、非常にニーズがあります。その他ショッピング的な施設、観光客が来ていただきやすいような施設、幾つかの複合的な施設をつくる必要があると思っております。ですから、その構想はあくまで中心市街地活性化事業としての事業でありまして、議員ご指摘の文化センターは規模も大きいですし、まさにこれは文化センターそのものの事業として当面は分けていただければと思っております。 それと、国道441・439の整備の問題であります。 これはもう常にいろいろ皆さんからも強い要望をいただいておりますし、私もそれぞれの建設期成同盟会の会長でありますから、先頭に立って県、国に要望をしているところであります。441については今月29日川登バイパスがやっと開通します。来年度には網代のトンネルと橘の橋も開通します。これはおかげさまで目途が立ちました。ただ残る仮の名前の西土佐道路、これはまだであります。口屋内から岩間までの間に2本のトンネルを掘る必要があります。これについてはもう今年度から県の事業として始まっておりまして、今調査、どういう線で引くのか調査しているところでありまして、もう事業も着手しております。ただ今一番懸案になってるのが残土処理、トンネルを掘った後の土をどこに捨てるか、その置き場がまだ決まっておりません。これが決まらないとなかなか着工できないという状況であります。市も協力してどういう場所がいいのか、今探しているところであります。事業としては西土佐道路、これ始まっておりますんで、早く残土処理場所も確保してトンネルの掘る位置も確定して着工に繋げたいと思っております。 あと439でありますが、これについても長年の悲願でありまして、地元の皆さんからもいつも強い要望をいただいております。これも県に忘れちゃ困るということで常に要望をしておりますし、昨年度からは予算が復活しまして、僅か500万円とはいえ、県もこの事業を忘れた訳じゃないという、まさにあかしでありまして、前進だと思っておりますが、何せ本格事業にはまだ目途が立っておりません。これについては、県の位置付けで441優先ということが知事からも明言されております。限られた県予算の中で特定地域に2つも一緒には事業ができないということで441重点という位置付けになっておりますんで、市としてもまず441を仕上げると、目途を立ててそれから439ということで已む無いと思っております。そのためにも441を早く仕上げると。そして439に早く着手するということが大事だと思って、とにかく441ということで重点的に要望をしているところであります。
○議長(
白木一嘉) 田村林業課長。
◎林業課長(田村周治) 有害鳥獣の被害金額についてご答弁いたします。 まず、県も県下的に被害は高どまりで推移しているとのことでございまして、高知県下全体の被害金額の推計額が、平成20年度で2億6,400万円、平成21年度で2億9,200万円、平成22年度で2億4,600万円となっております。四万十市につきましては、平成22年度の被害額が、これは有害鳥獣の捕獲許可申請時の申告額になっておりますけれども5,664万5,000円となっております。 次に、有害鳥獣の新たな捕獲についての対策でございますが、まず今年度より市が管理しておりますイノシシ・鹿用の捕獲おりの貸し出しを開始しております。林業課では現在7基、中村地域に5基、
西土佐地域に2基保有しておりまして、現在4地区に貸し出している状況でございます。この貸し出しの期間につきましては、他の地区からの申請状況も見て決定しておりますが、概ね3カ月前後を考えております。 次に、これも本年度からの県の事業になりますが、農協への鳥獣被害対策専門員の設置という事業がございます。これは、高知県が県内の農協に合計10名の鳥獣被害対策専門員を設置いたしまして、総合的な鳥獣被害対策の窓口として効果的な対策や技術の普及に努めております。四万十市につきましても、中村地域では幡東営農センターに1人、
西土佐地域では北幡営農センターに1人が設置されており、四万十市内の各地区を含めそれぞれ複数の市町村を受け持って活動しております。 次に、これも本年度からの事業でございますが、野生鳥獣に強い集落づくり事業というのがございます。これは東
富山地区、これは片魚・大屋敷・常六・三ツ又地区でございますが、県が事業主体の野生鳥獣に強い集落づくり事業が実施されております。本年度高知県下では11カ所が選定されておりまして、そのうちの1カ所に四万十市の東
富山地区が選定された訳でございます。現在鳥獣被害アンケートの実施や監視カメラを用いた野生鳥獣の動向調査、勉強会の実施等を行っておりまして、今後は東富山の各地区に入り、防護柵の設置方法や追い払い等の具体的な方法について専門的なアドバイスをいただくこととなっております。 次に、来年度からの新規施策の予定でございますが、9月議会で小出議員にもご答弁もいたしましたが、本市の狩猟免許所持者は数年前までは減少しておりました。ここ数年はわな猟の免許所持者が若干増えておりまして、銃と併せました所持者は横ばい状況となっております。今以上に新規狩猟者を確保するため、他市町村の状況も踏まえ来年度に向けて新規免許取得者に対する助成、内容としましては、狩猟試験前に行われる事前講習会に必要な講習料、これはテキスト代も入っておりますが、7,000円を補助する内容でございますが、これの検討を行っている状況でございます。 以上です。
○議長(
白木一嘉) 伊勢脇
学校教育課長。
◎
学校教育課長(伊勢脇寿夫) 2回目のご答弁を申し上げます。 まず、市道手洗川勝間線を準通学路として認めているかというご質問でございますが、昨年鵜ノ江沈下橋、右岸になりますが、その橋台の取合いの一部が崩落して、スクールバスでは通学ができなくなったということで、その際にはタクシーでの通学ということで、手洗川勝間線を利用して送迎を行ったという経過があります。 しかしながら、スクールバスでの通学路としては、鵜ノ江沈下橋を通るコース、これを学校としては通学路として指定しております。その条件といたしましてもう一つは、スクールバスでの通学ということを基本としています。従いまして、市道手洗川勝間線につきましては、そういった非常の場合の通学で昨年度使用はいたしましたが、通学路としては指定していないというところでございます。 それから、沈下橋が浸かったときは早く児童・生徒を帰すのかということですが、昨年度23年度ですが、23年度台風によって下校を早めたという日が4回あります。それが今年度は1回あります。そういった形で地域の方のご協力等をお願いしながら、危険のないように早目の下校をという対策をとっているところでございます。 以上でございます。
○議長(
白木一嘉) 宮本博行議員。
◆17番(宮本博行) それぞれお答えをいただき、ありがとうございます。概ね理解をいたしました。 病院の24時間救急体制については、医師の数だけじゃなく、先生の年とかいろいろありますので、必ず人数だけで万全な態勢かどうかは分かりません。教育民生常任委員長もそういうようなお話もされていたようですので、その辺も配慮が要るかとも思いますが、引き続き努力をするということで、もう来期の目標はいつまでというお答えはいただけませんでしたが、そういう理解をしたいと思います。 それから、文化センターにつきましては、今県立の建物が幡多にけんみん病院あります。それから黒潮町にスポーツ施設、体育館とかグラウンドとかスポーツ施設がありますが、幡多の中心の中村・四万十市にはない訳です。是非市がお金が厳しい中で県立として建てていただける方法はないもんか、そういうのも一つの方向として検討課題の一つとして頭に置いていただいて取り組んでいけば、かなり実現が早くなるんではないかというふうに思います。提言としてさせていただきます。 それから、441、439は改良に努力をするということですので、今後とも
取り組みを強めていただきたいということで、これも要望としておきます。 それから、鳥獣害ですが、来年度は免許を取って、試験を受ける方の補助を講習料として検討といいますか、しているということですので、更に様々なできる努力をまたしていただきたいと思います。これもお答えは要りません。 それと、手洗川勝間線ですが、通学路としてはまだ認めれんぐらい悪い道ですので、これはいざとなったら本当に命の道ですので、特に私も時々は通るんですが、落石等が再々あります。そういう面でパトロールなんかを僕は強化をすべきやと思います。パトロールはそれ程予算は要らん、職員でできる訳ですので、是非パトロールもしながら落石があればすぐに対処していただくようなことも念頭に置いて道路の維持に努めていただきたいと思います。 それぞれお答えいただきましたので、3回目はお答えは要りません。 以上で終わります。
○議長(
白木一嘉) 以上で宮本博行議員の質問を終わります。 これにて
一般質問を終了いたします。 小休にいたします。 午後1時41分 小休 午後1時42分 正会
○議長(
白木一嘉) 正会にいたします。 ただいま「第25号議案」、「
議員提出議案第2号」及び「
議員提出議案第3号」が提出されました。 お諮りいたします。 「第25号議案」、「
議員提出議案第2号」及び「
議員提出議案第3号」を日程に追加し、一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
白木一嘉) ご異議なしと認めます。よって、「第25号議案」、「
議員提出議案第2号」及び「
議員提出議案第3号」を日程に追加し、一括議題とすることに決しました。 ~~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
白木一嘉) 「第25号議案」について提案理由の説明を求めます。 田中市長。
◎市長(田中全) ただいま追加提案させていただきました「第25号議案、
監査委員の選任について」提案理由のご説明を申し上げます。 この議案は
監査委員の選任について、地方自治法第196条第1項の規定によりまして議会の同意を求めるものでございます。 現委員の田村鶴喜氏が本年12月31日をもって4年の任期が満了となりますので、後任の委員の選任について議会の同意を求めるものでございます。 田村委員には
代表監査委員として大変ご尽力いただきました。この場をおかりしまして厚く御礼を申し上げます。 後任として同意を求めます者は、四万十市具同8588番地186、濱田修一氏であります。同氏は平成21年3月まで四万十市の税務課長、
監査委員事務局長を務められ、財務管理や事業の経営管理、その他の行政運営に関して優れた識見を有しており、厳正な監査職務に当たっていただける方であり、
監査委員として適任者でございますので、議会の同意を求めるものでございます。 なお、同氏の経歴につきましては、議案関係参考資料に記載しておりますので、ご参照ください。 以上で提案理由の説明を終わります。
○議長(
白木一嘉) 続いて、「
議員提出議案第2号」について提案理由の説明を求めます。 稲田 勇議員。
◆19番(稲田勇) それでは、私の方から「
議員提出議案第2号、四万十
市議会委員会条例の一部を改正する条例」についての提案理由を説明させていただきます。 委員会条例の一部改正は、地方自治法の一部を改正する法律(平成24年法律第72号)が平成24年9月5日公布され、その改正法において議会運営に関する事項の中で委員会に関する規定を簡素化し、委員の選任方法、在任期間等について法律で定めていた事項を条例に委任することとされたことにより改正を行うものであります。 また、委員会に関する規定に関する改正法の施行日は、法律の公布から6カ月を超えない範囲内において政令で定める日とされていることから、改正する条例の施行日は、委員会に関する規定に関する改正法の施行日、政令で定める日とするものであります。 以上で提案理由の説明を終わります。
○議長(
白木一嘉) 続いて、「
議員提出議案第3号」について提案理由の説明を求めます。 小出徳彦議員。
◆8番(小出徳彦) それでは、「
議員提出議案第3号、四万十
市議会政務活動費の交付に関する条例について」提案理由の説明を行います。 地方自治法の一部を改正する法律(平成24年法律第72号)が平成24年9月5日に公布されました。その改正法において政務調査費の名称を政務活動費に、交付の目的を議会の議員の調査研究、その他の活動に資するために改め、政務活動費を充てることができる経費の範囲を条例で定めなければならないこと、議長は政務活動費について、その使途の透明性の確保に努めるものとされました。 また、政務活動費に関する改正法の施行日は、法律公布から6カ月を超えない範囲内において政令で定める日から施行するとされました。四万十
市議会政務活動費の交付に関する条例は、この地方自治法の改正を受け制定するもの、そして四万十市議会政務調査費の交付に関する条例を廃止と経過措置を定めるもので、制定する条例の施行日は、政務活動費に関する改正法の施行日、政令で定める日とするものであります。 なお、政務活動費の交付に関し必要な規則、その他の規定等につきましては、別途議会運営委員会等で協議検討し、条例施行までに制定することとなります。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(
白木一嘉) 以上で提案理由の説明を終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 明日13日の日程は、提出議案等に対する質疑、委員会付託であります。 本日はこれにて散会いたします。 どうもご苦労さまでした。 午後1時49分 散会...