四万十市議会 > 2009-06-08 >
06月15日-01号

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  1. 四万十市議会 2009-06-08
    06月15日-01号


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    平成21年 6月定例会         平成21年6月四万十市議会定例会会議録四万十市告示第39号 平成21年6月四万十市議会定例会を次のとおり招集する。                     平成21年6月8日                        四万十市長  田 中   全                    記1. 期 日  平成21年6月15日2. 場 所  四万十市議会議事堂       平成21年6月四万十市議会定例会会議録(第1日)                           平成21年6月15日(月)■議事日程  日程第1 会議録署名議員の指名  日程第2 会期の決定        諸般の報告  日程第3 第1号議案から第21号議案        第1号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成21年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算(第1号))        第2号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成21年度四万十市と畜場会計補正予算(第1号))        第3号議案 平成21年度四万十市一般会計補正予算について(第1号)        第4号議案 平成21年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算について(第2号)        第5号議案 平成21年度四万十市老人保健会計補正予算について(第1号)        第6号議案 平成21年度四万十市下水道事業会計補正予算について(第1号)        第7号議案 平成21年度幡多公設地方卸売市場事業会計補正予算について(第1号)        第8号議案 平成21年度四万十市鉄道経営助成基金会計補正予算について(第1号)        第9号議案 平成21年度四万十市簡易水道事業会計補正予算について(第1号)        第10号議案 議会の議決すべき事件に関する条例について        第11号議案 四万十市都市公園条例の一部を改正する条例について        第12号議案 四万十市国民健康保険条例の一部を改正する条例について        第13号議案 四万十市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について        第14号議案 四万十市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について        第15号議案 四万十市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について        第16号議案 四万十市道路線の廃止について        第17号議案 四万十市道路線の認定について        第18号議案 字の区域及び名称の変更について        第19号議案 市営土地改良事業の変更について        第20号議案 工事委託契約について        第21号議案 四万十市過疎地域自立促進計画(後期)の一部変更について       諮問第1号から第2号        諮問第1号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて        諮問第2号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて              (議案の上程、提案理由の説明)  日程第4 所管事項の調査(平成21年3月定例会より継続調査)              (各委員長報告)■本日の会議に付した事件  日程第1から日程第4まで出席議員  1番 宮 崎   努     2番 小 出 徳 彦     3番 勝 瀬 泰 彦  4番 明 神 三 幸     5番 中 屋 和 男     6番 矢野川 信 一  7番 黒 石 栄 一     8番 遠 山 道 男     9番 北 澤   保  10番 上 岡 礼 三     11番 白 木 一 嘉     12番 松 田 達 夫  13番 宮 本 博 行     14番 渡 辺   稔     15番 宮 本 幸 輝  16番 稲 田   勇     17番 宮 地   昭     18番 橋 田 家 吉  19番 今 城 良 和     20番 岡 本 和 也     21番 岡 村 剛 承  22番 佐 田 久 江     23番 坂 本 圭 子     24番 猿 田   勉  25番 藤 田 豊 作     26番 渡 辺 大 東欠席議員(なし)出席要求による執行部側出席者職氏名  市長       田 中   全        副市長      中 平 正 宏  総務課長     武 田 光 司        企画広報課長   浦 田 典 男  財政課長     中 山   崇        市民課長     平 野   正  税務課長     吉 本   茂        地球環境課長   長 尾 亮 一  保健介護課長   上 岡 章 人        人権啓発課長   澤 田 俊 典  建設課長     部 府   叶        商工観光課長   宮 村 和 輝  都市整備課長   宮 崎 好 造        農林課長     遠 近 良 晃  市民病院事務局長 茶 畑 真 澄        福祉事務所長   吉 田 幸 男  水道課長     沖   修 一        代表監査委員   田 村 鶴 喜  会計責任者会計課長              教育長      有 友 昭 一           浅 能 富 喜  学校教育課長   大 林 郁 男        西土佐総合支所長 中 平 貞 行  総合支所住民課長 岡 村 好 文        総合支所保健課長西土佐診療所事務局長                                   岡 村 武 彦  総合支所産業建設課長              教育委員会西土佐事務所長           秋 元 貢 一                 中 平 晋 祐職務のために議場に出席した事務局職員職氏名  局長       山 本 勝 秀        局長補佐     杉 本 義 和  議事係長     三保木 一 貴              午前10時4分 開会 ○議長(岡村剛承) これより平成21年6月四万十市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 早退の届けが参っております。橋田家吉議員、病気治療のため早退、以上のとおり報告いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡村剛承) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、議長において明神三幸議員遠山道男議員を指名いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡村剛承) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 会期日程について、議会運営委員会でご協議を願っておりますので、その結果について議会運営委員長の報告を求めます。 黒石栄一議会運営委員長。 ◆議会運営委員長黒石栄一) おはようございます。 議会運営委員長報告を行います。 まず、今期定例会会期日程等について、6月12日委員会を開催し、協議をいたしました。その結果についてご報告いたします。 会期は、質問者が17名であり、一般質問期間を4日間として、本日から7月2日までの18日間としております。 日程等の詳細につきましては、お手元に配付の資料のとおりでございますので、ご参照賜りたいと思います。 なお、執行部から人事案件5件と補正予算案2件を追加議案として予定してるとのことでございます。 次に、議会だよりの原稿提出期限でございますが、7月7日正午としておりますので、答弁を含め700字以内で提出をお願いいたします。 続いて、4月6日と6月12日に委員会を開催いたしました。その結果について、詳細を報告いたします。 まず、議会だよりの編集については、4月6日の委員会で、3月定例会の原稿提出者9名について校正・編集を行い、5月に発行いたしました。 なお、委員より、一般質問に対する答弁の中で、質問の趣旨に沿っていないものがあったのではないかとの指摘があり、議論をした結果、そのような場合には、質問者が議長に対し、質問の趣旨に沿った答弁をするよう執行部に注意をしてもらうよう求め、その後の対応は議長の整理権に従うということといたしました。併せて、執行部に対しましても、質問の趣旨を十分理解し答弁するよう要請することとし、後日、議長より要請いただきました。 また、一般質問に関する原稿については、質問者の責任において答弁内容を執行部に確認した上で、700字以内にまとめて委員会に提出するよう改めて徹底することといたしましたので、ご協力をよろしくお願いいたします。 次に、一般質問については、4月6日の委員会において、事務局より配付資料に基づき、現在の一括質問方式や他市における一問一答方式及び代表質問について説明を受け、併せて前委員会からの申し送り内容を確認した上で議論をいたしました。委員から、質問時間は短いのでもう少し長くしてもよいのではないか、また質問内容の充実とより多くの質問者が登壇できる手立てが大切ではないかなどの意見が出されましたが、会派での協議を踏まえ、引き続き検討することといたしました。 この件につきましては、6月12日の委員会においても協議をいたしました。委員会としては、新庁舎の完成と次期改選期を見据え、決算・予算委員会の設置の要否や議案質疑のあり方など、議会運営全般について引き続き協議・検討することといたしました。 次に、議員の兼業禁止等についてでございますが、4月6日、6月12日の両委員会において協議いたしました。 委員会としましては、議員の兼職及び兼業については法令により禁止されており、遵守は当然として、またそれ以外の公益法人、任意団体や公共的団体の役職への就任については、議員の立場を有することにより、市の事務執行に与える影響や住民からの疑惑を招きやすいこと、また議員と執行機関の公平さを確保する観点などを考慮した上で、議員個々の判断に委ねるべきであるとの結論に至りました。 次に、住民と議会との懇談会の開催につきましても、4月6日と6月12日に協議をいたしました。 4月6日の委員会では、アンケート結果を基に会派で協議を行い、それを踏まえて引き続き検討することとしました。 6月12日の委員会では、委員から数々の意見がございましたが、議長に対し中村地域区長会から、今年度事業として継続したいので、定例会終了後に協議したい旨の要請があったことを受け、正副委員長と正副議長で区長会三役と協議をすることといたしました。 なお、その他所管事項の調査につきましては、引き続き閉会中の継続調査にお願いすべきものと決しました。 以上のとおり報告いたします。 ○議長(岡村剛承) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。 お諮りいたします。 今期定例会の会期については、議会運営委員長の報告のとおり、本日から7月2日までの18日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村剛承) ご異議なしと認めます。よって、会期は18日間と決定いたしました。 この際、諸般の報告をいたします。 3月定例会以降における議長の事務報告及び議長が決定した議員派遣については、印刷としてお手元に配付いたしております。これによりご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡村剛承) 日程第3、「第1号議案」から「第21号議案」並びに「諮問第1号」から「諮問第2号」を一括議題といたします。 直ちに提案理由の説明を求めます。 田中市長。 ◎市長(田中全) 本日、6月市議会定例会の招集をお願いしましたところ、議員の皆様にはご参集を賜りまして、開会の運びとなりましたことを厚く御礼申し上げます。 私は、この度市民の皆様の温かいご支援とご厚情を賜り、新たに市長に就任させていただくことになりました。市民の皆様のご支援に対し深く感謝申し上げますと共に、市民の皆様から寄せられました期待の大きさを改めて痛感しているところでございます。 自分の愛するかけがえのないふるさとに、かつての賑わいと活力を取り戻したい、これが私の最大の願いであります。 市政の重責を担わせていただくということで身を引き締め、全力投球で取り組み、議会の皆様と共に、市民の期待と信頼に応えてまいりたいと考えておりますので、是非ともよろしくお願い申し上げます。 今議会は、私にとりまして初めての定例議会でございますので、市政運営に当たりましての所信や基本姿勢などを申し上げまして、議員の皆様を始め関係各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私は、これまで長く地元を離れておりましたが、地元に帰ってくるたびにふるさとが元気をなくし、かつての輝きが失せていっていることに寂しさを覚えてまいりました。4年前、国の方針に沿って合併の道を選択し、中村市と西土佐村が一つになり四万十市として新たにスタートいたしましたが、地域産業、経済の低迷、若者の流出や少子化による人口の減少、急速な高齢化への対応など、依然として厳しい状況が続いておりまして、待ったなしの対応が求められております。 私が子供の頃の中村の街は輝いておりました。それは、西土佐地域でも同様で、今では昔の面影を見つけることができなくなっておりますが、私は市民が心を一つにして知恵と力を出し合えば、この難局を乗り越え、かつての輝きと賑わいを必ず取り戻すことができると確信しております。 私は「対話と協調」をモットーに、市民の知恵と力を結集させる接着剤となり、市民が誇りに感じ、ここに住んでよかったと思えるような四万十市を、市民と共に再生していきます。 そのために、私は選挙での公約どおり、次の5つの基本姿勢市政運営をさせていただきます。 1つは、「対話と協調を大切にし、市民の力を引き出す市政」です。 市政は市民生活に直結するものですので、その運営の基本は市民の声が確実に届き、的確に活かされることであります。まずは、市民の皆様一人ひとりの声が届く開かれた市政とするため、私を先頭に職員が地域へ出かけ、市民の皆様の声を聞き市政に活かす場として地区別の懇談会を開催し、市役所と市民が太いパイプで繋がるように努めてまいります。また、私からも皆様のもとへ出かけてまいりますが、皆様からもご遠慮なくいろいろな声を市役所に寄せていただければと思います。市民の皆様と市役所が一体となって政策の実現に全力を尽くす。そうした市政運営に努めてまいります。 2つ目は、「弱い立場の人を応援するやさしい市政」であります。 この度の選挙を通じて私自身、お年寄りの方、障害を持っておられる方、子育てに奮闘していらっしゃるお母さん方など、数多くの皆様とお話をしてまいりました。 少子・高齢化が進む中で、この間、国の構造改革路線等により、年金・福祉・医療など生活の根幹である社会保障制度の各面において国民の負担が増大しております。また、世界的な不況が日本経済にも大きな影を落とし、雇用や生活不安が広がる中、こうした弱い立場に置かれている方々の日々の生活や将来に対する不安は大変厳しいものとなってきておりまして、経済的な格差も広がっております。 市政の目的は、市民の生活や暮らしを守り、応援することにあります。弱い立場の人へしっかりと目線を置き、高齢者対策子育て支援策など、国の制度では賄えない部分は、市政においてできる限りカバーしていくよう努め、安心・安全に暮らしていただける四万十市を築いていきます。 3つ目は、「地元でできるものは地元で!地元が潤う市政」であります。 厳しい経済状況の中、地元企業はどこも大変な状況にあります。地元の企業に頑張ってもらうことは、地元雇用を維持・拡大してもらうことであり、地域全体の活性化に繋がります。公共事業経済効果をより大きく発揮するためには、地元の業者にできるだけ多く受注していただくことが必要なのは言うまでもないことですが、地元企業や産業の育成のためにも、いま一度公共事業地元優先発注の原則を強く認識し、地元企業の受注機会の確保に努めてまいります。また、学校給食での食材など地元のものを優先的に使用することで、市内全体に潤いをもたらせるようにも努めてまいります。 4つ目は、「四万十川を再生させるような環境・産業を育む市政」であります。 私の幼い頃の記憶は、年を重ねるごとに少しずつ消えていっておりますが、なぜか川にまつわる思い出は鮮明に残っております。その理由は、四万十川が単に清流を湛え、山と川と海、山川海の豊かな自然環境が流域に広がっているということだけではなく、地域の人々が自然環境との葛藤の中で融合した生活や生業を営み、自らの文化をつくり上げてきたからで、そのことは本年2月に国の文化財として重要文化的景観に認定されたことからもうかがえます。 四万十川に代表される自然と文化的景観は本市の貴重な財産であり、将来にわたって保全していくことは勿論のこと、この恵まれた自然環境を活かしながら、本市の中心産業であります第1次産業の振興を軸にして、特産品の開発などにより新たな産業を興し、雇用機会も増やしていきます。また、第1次産業と観光を融合させることで、滞在型・体験型観光や移住者の受け入れによる地域の活性化にも力を入れてまいります。 中村は歴史的にも周辺の第1次産業をバックにして栄えてきた街であります。市街地と周辺の中山間地域が相互に助け合い、連携し合いながら、里も栄えて街も栄える調和のとれた発展を図っていきます。 5つ目は、「幡多の歴史と文化を大切にし、育む市政」であります。 高知県の中でも幡多地方は、土佐一条家に代表されるように、古くから独自の歴史や文化を築いてきたところであります。その中心地である当市には、様々な歴史遺産や史跡などが残されております。また、先程も申し上げましたが、四万十川流域そのものが、日本人が歩んできた原風景や歴史的景観を今に伝える貴重な文化財であります。こうした地元の歴史や文化の価値に我々自身が自信と誇りを持ち、このかけがえのない財産を活かした地域づくりを推進いたします。また、このことは観光の振興にも繋がることだと考えております。 以上のような所信と5つの基本姿勢市政運営に当たらせていただき、具体的な政策の実現に全力を尽くしてまいりますので、何卒お力添えの程よろしくお願い申し上げます。 続きまして、重点施策につきまして、3月定例会以降における取り組み状況も交えながら申し上げますが、市政の究極の目的は市民を幸福にすることにあります。市民の命と暮らしを守り、ここに住んでよかったと皆様に納得してもらえるようにすることであると思いますので、そのための当面の重点施策は、次の3つであります。 1つ目は、市民病院の再建であります。 市民の命を守るためには、何よりも医師が不足して十分な医療ができなくなっている市民病院を立て直さなければなりません。これを最優先課題として取り組みます。言うまでもなく市民病院は、民間病院ではできない医療を担い、幡多けんみん病院と並んで地域医療の中核を担う公立病院としてなくてはならない存在で、四万十市だけではなく周辺の自治体の医療も支えております。こうした市民病院の公的機能は、採算一辺倒効率一辺倒では割り切れない大切な役割を持っております。まずは、自らの位置付けや幡多けんみん病院や民間病院との役割分担をいま一度明確にする必要があります。その上で、大学からの医師派遣ルートの確保と拡大、新たな医師研修制度の導入の検討、地元出身医師などのネットワークづくり民間病院との連携など、医師確保のためのあらゆる努力を払い、一日も早い夜間の救急医療復活を目指します。また、市民病院は市民のための病院でありますから、市民の皆様にも積極的な協力を呼び掛けてまいります。 重点施策の2つ目は、第1次産業を中心とする産業振興であります。 当市の中心産業は第1次産業であります。私はこれまで農林水産業を基盤とする人達と一緒に仕事をしてまいりましたが、今世界的な食料危機を迎え、食料自給率が40%という異常な日本を立て直そうと頑張っている人達がたくさんおります。また、食の安全や安心、環境保全などが注目され、外需頼みの産業構造から内需重視への転換が求められている中で、農業を中心とする第1次産業が大きく見直されております。このチャンスを活かし、四万十川の自然条件を活かした特産品などの産地化を進めると共に、厳しい産地間競争に打ち勝ち、地産外商を展開していくため、これまで生産物を直接販売してきたものを、食品加工などの加工産業を育成することで付加価値の高い商品開発を行い、流通・販売に至る一連の効率的な流れに乗せていかなければなりません。生産者とJA、民間業者等を巻き込んだ商・工・農の連携のプロジェクトチームを立ち上げ、新たな産業の創出と雇用の拡大にも繋げてまいります。 本年度から国の新パッケージ事業として、地域雇用創造推進事業及び実現事業の採択を受け、四万十ヒノキ活用研修耕作放棄地解消研修、高付加価値型農業研修などによる人材育成と、その人材を中核とした有機農業などの高付加価値型農業に取り組むグループの育成や農業生産法人化、栗などの特産品を活用した新商品開発などによる四万十ブランドの確立や、体感・体験できる観光へと繋げることでの雇用創出への取り組み、良質な材として市場で高い評価を受けているヒノキのブランド化と地元産材の積極的な活用に向けた四万十の家の建築の取り組み、大学と連携したアオノリの収穫量の安定化や有効成分の特定保健用食品や医薬品への活用による新たな産業化といった内水面漁業振興の取り組みなど、既に動き始めている具体の事業もありますので、これらの動きとも併せ、先程申し上げました各産業間の連携強化と、生産・加工・流通・販売の体制づくりを進めてまいります。 一方、県におきましても本年3月に、産業振興計画が取りまとめられ、県内を7つのブロックに区分して推進する地域アクションプランの実践に向けて、それぞれの地域に産業振興推進本部が設置され、地域産業振興監を先頭にワンストップでの支援体制が組まれておりますので、緊密に連携を取り合いながら産業振興に取り組んでまいります。 また、産業振興に欠かすことができず、勿論まちづくり地域づくり市民生活に欠かすことができない道路網の整備につきましても、四国横断自動車道の延伸、国道441号、439号の早期改良など、関係機関への要望活動を強力に展開すると共に、市道につきましても計画的な整備を進めてまいります。 重点施策の3つ目は、福祉・医療・教育等の充実であります。 少子・高齢化が進む中で、お年寄りの方や障害を持っておられる方々が安心・安全に暮らしていただけるように、また若いお父さんやお母さんが安心して子供を産み育てられるように、福祉・医療・教育などの充実に一層力を入れてまいります。 まず、地域公共交通についてですが、お年寄りの方など、いわゆる交通弱者にとって必要な交通手段として公共交通の存在意義はますます高まっております。土佐くろしお鉄道中村・宿毛線と、それに接続して各市町村間を連絡する高知西南交通幹線バス路線については、7市町村の関係者などで高知西南地域公共交通協議会を組織し、活性化と再生に向けた協議を進め、平成20年度に地域公共交通総合連携計画を策定したところですが、本年度からこの計画に基づく具体策の実施に向けて取り組みます。中村駅舎の改修やホームへのエレベーターの設置、平田駅から幡多けんみん病院へのシャトルバスの運行、100円刻みのバス運賃の設定など、より利用しやすい環境づくりやサービスの提供を進めます。また、市内のバス路線についても、本年3月に四万十市地域公共交通活性化協議会を設立し、利用の実態調査や市民のニーズ調査などに基づき計画を策定した上で、来年度からの具体策の実施に向けて取り組みを始めております。市街地を運行する中村まちバスの新システム構築や運行エリアの見直し、不採算の大きい路線を中心とした運行車両の小型化やデマンド型のような効率的な運行形態への転換、停留所の改善といった環境整備など、お年寄りなどに優しく、将来にわたり安心して利用していただける公共交通体系の再編を進めてまいります。 次に、少子化対策や子育て支援策についてですが、出産に対する援助、乳幼児医療費助成制度の拡充や保育の充実などを進めてまいります。子供達の笑顔は地域の宝であります。将来の四万十市を担う子供達が明るく伸びやかに育つような環境の整備を進めてまいります。手始めとして、乳幼児医療費についてですが、新たに市独自の助成を行うこととし、現行、3歳児未満が無料となっています医療費につきまして、10月から5歳児未満まで拡大し、完全無料化いたします。また、県の補助の助成対象者の拡充も図られましたので、市民税課税世帯につきましても高所得世帯を除き、第3番目の子以降の就学前の医療費を7月から無料化いたします。今議会に条例改正案と補正予算案を提案していますので、よろしくお願いいたします。このほかに、第3番目の子以降3歳未満の子供の保育料の無料化や第3番目の子以降の出産に対しましてお祝い金を支給することも検討中で、財政状況なども見きわめながら実現を目指してまいります。 また、学校再編についてですが、保護者を始め地域の皆様のご意見をお聞きし、十分なご理解を得ることが大前提でありますので、改めて時間をかけて十分な話し合いを重ねてまいりたいと思います。 以上、当面の重点施策について3点申し上げましたが、今後とも皆様の知恵と力を結集して、様々な施策を実現できる道筋をつけていきたいと考えますので、今後とも叱咤激励とご支援を重ねてお願い申し上げます。 続きまして、平成20年度の決算概要についてご報告いたします。 数字は万円、1万円の万円の概数で申し上げます。 まず、一般会計は、歳入が186億9,071万円、歳出が184億5,921万円、この収支は2億3,150万円の黒字ですが、21年度へ繰り越した事業の財源として6,368万円を差し引くと、実質収支は1億6,782万円の黒字となりました。これは全額減債基金に積み立てました。 次に、特別会計です。 奥屋内へき地出張診療所会計は1,294万円、幡多公設地方卸売市場事業会計は4,022万円、住宅新築資金等貸付事業会計は202万円、鉄道経営助成基金会計は2億9,023万円、農業集落排水事業会計は5,841万円、介護認定審査会会計は569万円、園芸作物価格安定事業会計は2,673万円、簡易水道事業会計は4億7,074万円で、いずれも歳入歳出同額であります。 次に、国民健康保険会計事業勘定は、歳入が42億2,827万円、歳出が42億1,740万円、この収支は1,087万円の黒字で、全額を国保財政調整基金に積み立てました。 次に、国民健康保険会計診療施設勘定は、歳入が3億9,079万円、歳出が5億3,279万円、差し引き1億4,200万円の赤字であります。この赤字は専決処分で21年度予算から繰上充用により措置をしております。 次に、老人保健会計は、歳入が4億2,130万円、歳出が4億1,956万円、差し引き174万円の黒字ですが、全額を21年度へ繰り越し、支払基金交付金と県負担金の精算による返還金の財源となります。 後期高齢者医療会計は、歳入が4億1,573万円、歳出が4億1,536万円、差し引き37万円の黒字ですが、出納整理期間内の保険料収入によるもので、全額を21年度へ繰り越し、後期高齢者医療広域連合に納付することになります。 下水道事業会計は、歳入が9億1,536万円、歳出が9億1,055万円、差し引き481万円の黒字ですが、これは全額21年度へ繰り越した事業の財源であります。 と畜場会計は、歳入が2億8,222万円、歳出が3億867万円、差し引き2,645万円の赤字です。この赤字は専決処分で21年度予算からの繰上充用により措置をしております。 次に、介護保険会計は、歳入が29億2,307万円、歳出が28億7,654万円、差し引き4,653万円の黒字で、全額を21年度に繰り越しいたしました。 続きまして、企業会計であります。 まず、水道事業会計は、損益計算で収益4億886万円、費用が3億6,414万円、差し引き4,472万円の黒字であります。また、資本的収支は、収入が1億9,454万円、支出が3億9,248万円、差し引き1億9,794万円の不足で、これは当年度分消費税資本的収支調整額、減債積立金、当年度分損益勘定留保資金及び繰越利益剰余金で補填しました。 続いて、病院事業会計は、損益計算で収益が21億9,678万円、費用が21億3,245万円、差し引き6,433万円の黒字であります。この結果、累積で10億8,035万円の未処理欠損金となり、全額翌年度へ繰り越しとなりました。また、資本的収支は、収入が4,685万円、支出が9,669万円、差し引き4,984万円の不足を生じましたが、この不足額は当年度分消費税資本的収支調整額及び当年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。 以上が平成20年度の決算概要であります。 続きまして、今期定例会にお願いします議案ですが、専決処分の承認議案で「平成21年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算」など2件、予算議案では「平成21年度四万十市一般会計補正予算」など7件、条例議案では「議会の議決すべき事件に関する条例」など6件、その他の議案では「四万十市道路線の廃止」など6件のほか、「人権擁護委員候補者の推薦」に関する諮問案2件の計23件となっております。このほかに報告事項が8件あります。また、「副市長の選任」、「監査委員の選任」、「教育委員の任命」の人事議案並びに国の補正予算に関連した補正予算については、後日追加提案させていただきます。 提出議案の詳細については、後程、副市長から説明しますので、各議案につきましては、よろしくご審議の上、適切なご決定を賜るようお願い申し上げまして、私からのご説明といたします。 ○議長(岡村剛承) 続いて、中平副市長。 ◎副市長(中平正宏) それでは、私の方から議案を順次ご説明させていただきます。 初めに、「第1号議案」及び「第2号議案」は、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしたもので、同条第3項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものでございます。 まず、「第1号議案、平成21年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算(第1号)」及び「第2号議案、平成21年度四万十市と畜場会計補正予算(第1号)」につきましては、先程、市長が決算概要についてご報告いたしましたように、平成20年度決算におきましてそれぞれ赤字となりましたので、これを平成21年度の予算をもって補填したものでございます。 なお、「第1号議案」及び「第2号議案」の補正予算は、平成21年5月29日付けで専決処分を行っております。 次に、「第3号議案、平成21年度四万十市一般会計補正予算(第1号)」でございます。 予算書の1ページをお開き願います。 歳入歳出予算の補正でございますが、3億3,758万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を207億4,958万9,000円とするものでございます。 次の地方債の補正につきましては、後程ご説明いたします。 それでは、歳出からご説明申し上げます。15ページをお開き願います。 初めに、2款総務費でございますが、1項6目財産管理費では、財政課で管理しておりますマイクロバスの老朽化に伴う更新に767万4,000円、7目企画費の地域振興基金積立金1億1,598万8,000円は、幡多広域ふるさと市町村圏基金出資金の2分の1が返還されることに伴いまして、今年度の鉄道経営助成基金会計への繰出金及び宿毛佐伯航路支援事業負担金に充当した残額を積み立てるものでございます。積み立てた基金につきましては、来年度以降も同様に、鉄道経営助成、宿毛佐伯航路支援に活用する予定でございます。そのほか、高知西南地域公共交通協議会負担金1,063万5,000円は、土佐くろしお鉄道及び各市町村間を結ぶ路線バスの活性化と再生を図るため、昨年度、当該協議会を設立し、高知西南地域公共交通総合連携計画を策定しており、その計画に基づく今年度の事業に対する負担金で、四万十市地域公共交通活性化協議会運営資金貸付金1,050万円は、市内のバス路線の活性化と再生を図るため、昨年度設立された当該協議会が、今年度、国の全額補助により四万十市地域公共交通総合連携計画を策定するに当たり、補助金が交付されるまでの間の運営資金を貸し付けるものでございます。また、西土佐地域の代替バスの老朽化に伴う更新に623万2,000円の補正もお願いをしております。 16ページをお開き願います。8目広報費の四万十市・亳州市友好交流231万3,000円は、亳州市への訪問に要する経費でございます。 19目ふるさと雇用再生特別基金事業費は、新たにトンボ自然公園観光客誘致促進事業に512万円、あったかふれあいセンター事業に844万4,000円をお願いしております。 4項選挙費243万8,000円の補正は、平成22年5月から施行される国民投票法に基づく投票人名簿システムの構築を行うものでございます。 17ページをお願いいたします。3款民生費、2項1目児童福祉総務費では、乳幼児医療費助成制度の拡充に伴う経費として248万4,000円をお願いしております。現在、通院に係る自己負担額を無料としています対象を3歳児未満としておりましたが、今回、5歳児未満まで引き上げを行うものでございます。また、県の補助制度の拡充による第3番目の子以降の乳幼児に係る通院医療費を、高所得者世帯を除く市民税課税世帯についての無料化も併せて実施いたします。この制度拡充につきましては、後程ご提案させていただきますが、条例改正もお願いしております。 9目保育所建設費919万4,000円は、地域活性化・生活対策臨時交付金を活用して実施します保育所のエアコン設置につきまして詳細な設計を行った結果、当初想定していなかった電気設備工事や容量不足による機種変更などが生じたため補正をお願いするものでございます。 18ページをお開き願います。6款農林水産業費でございますが、1項3目農業振興費では、活発な活動を行っております西土佐外販部会への商品開発や販売活動に必要なロゴマークのデザインやツールの作成に対しての補助に80万円、農業公社研修施設修繕費に145万6,000円のほか、7目農業基盤整備事業費の実崎地区農道整備1,000万円、8目四万十農園運営費の施設修繕費146万9,000円、9目有機物供給施設運営費の施設修繕費に365万6,000円の補正をお願いをしております。 19ページをお願いいたします。2項林業費は、9目森林総合研究所造林事業費の中村地域における事業費が確定したことによる1,300万7,000円の補正が主なものでございます。 20ページをお開き願います。7款商工費でございますが、1項1目商工総務費では、消費生活講座開催に40万円、地方消費者行政活性化事業に75万8,000円、2目商工業振興費では、西土佐商工会が行うプレミアム付き商品券発行に対する補助として商店街等活性化事業補助200万円、3目観光費では、観光案内看板等の整備として観光客受け入れ体制整備662万8,000円、間崎サイクリングロードのトイレ浄化槽改修に350万円、ホテル星羅四万十の改修に423万5,000円の補正をお願いしております。 21ページをお願いいたします。8款土木費では、1項1目土木総務費で、県内配分の減に伴います下田港湾改修の県営事業負担金1,400万円の減額や、新たな事業費として、2項1目道路橋梁総務費の橋梁長寿命化修繕計画策定2,200万円をお願いしております。これは500橋を超える市の橋梁について、今年度から平成24年度にかけ調査・点検を行い、修繕計画を策定するものでございます。その他として22ページになりますが、4目道路新設改良費の臨時地方道整備2,110万円の増額などもお願いをしております。 23ページをお願いいたします。9款消防費でございますが、1項2目非常備消防費で、消防道改修501万2,000円、3目消防施設費で、平成17年度の台風災害により被害を受けました大川筋消防屯所の移転改築に1,351万5,000円、佐田地区のサイレン吹鳴装置整備に884万円の補正などお願いしております。 24ページをお開き願います。10款教育費では、1項2目事務局費で、西土佐・藤ノ川線のスクールバスの老朽化に伴います更新に631万1,000円、2項2目教育振興費では、教育レベルの引き上げを目的とした県の新規事業となります教育先進校創出事業299万4,000円、6項2目体育施設管理費では、野球場の防球ネット増設に206万5,000円のほか、昨年度に引き続いて安並運動公園のテニスコートの照明設備修繕に160万3,000円、市民スポーツセンターアリーナ出入り口改修に128万4,000円、蕨岡中学校の夜間照明施設修繕に538万6,000円の補正をお願いしております。 10ページにお戻り願います。 14款国庫支出金以下の歳入につきましては、歳出に見合う額を計上しておりますが、12ページの16款財産収入1億3,984万2,000円は、歳出でもご説明いたしました幡多広域ふるさと市町村圏基金出資金の返還金でございます。また、18款繰入金、1項8目地域振興基金繰入金9,849万円は、平成20年度の地域活性化・生活対策臨時交付金4億1,580万円のうち、平成21年度事業への活用分として積み立てた9,800万円及びその運用益49万円で、今回補正をしてお願いしております大川筋消防屯所移転改築、サイレン吹鳴装置整備、商店街等活性化事業補助、観光客受け入れ体制整備及び公共施設等修繕・改修の財源に活用すると共に、当初予算計上の四万十川振興プロジェクト事業や道路橋梁等維持・補修への充当、財源更正を行っております。 5ページにお戻り願います。 「第2表地方債補正」でございますが、起債の目的・限度額・起債の方法・利率・償還の方法は、それぞれ表に記載のとおりでございます。 続きまして、特別会計補正予算書をお願いいたします。 1ページの「第4号議案、平成21年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算(第2号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、3,730万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を5億7,367万5,000円とするものでございます。 9ページをお開き願います。歳出でございます。 1款総務費で、3,730万2,000円の補正をお願いしております。これは経年劣化しております空調設備及び給湯設備を改修し、利用者の環境整備と併せてランニングコストの軽減を図るものでございます。 8ページにお戻り願います。歳入でございますが、歳出に見合うものを計上しておりますので、ご参照願います。 次に、11ページをお開き願います。 「第5号議案、平成21年度四万十市老人保健会計補正予算(第1号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、345万円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,549万円とするものでございます。 19ページをお開き願います。歳出でございます。 3款諸支出金345万円の補正は、平成20年度分の精算に伴う支払基金交付金及び県負担金の返還金でございます。 18ページへお戻り願います。歳入でございます。 2款国庫支出金につきましては、平成20年度分の精算に伴う国庫負担金の追加交付金でございます。 6款繰越金につきましては、平成20年度決算による繰越金でございます。 次に、21ページをお開き願います。 「第6号議案、平成21年度四万十市下水道事業会計補正予算(第1号)」でございます。 債務負担行為の補正をするものでございます。 22ページをお開き願います。 「第1表債務負担行為補正」でございますが、桜町排水ポンプ場ポンプ増設工事に要する経費につきまして、平成21年度から平成22年度にかけ、限度額に記載しております金額の範囲内で債務負担行為をお願いするものでございます。 23ページをお開き願います。 「第7号議案、平成21年度幡多公設地方卸売市場事業会計補正予算(第1号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、760万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,041万5,000円とするものでございます。 31ページをお開き願います。歳出でございます。 1款総務費の760万6,000円の補正は、昨年度に引き続き屋根の修繕を行うものでございます。 30ページにお戻り願います。歳入でございます。 2款繰入金につきましては、市場財政調整基金の繰り入れでございます。 次に、33ページをお開き願います。 「第8号議案、平成21年度四万十市鉄道経営助成基金会計補正予算(第1号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、5,100万円を追加し、歳入歳出予算の総額を3億6,445万円とするものでございます。 40ページをお開き願います。歳入でございます。 4款諸収入で、土佐くろしお鉄道株式会社経営助成金返還金5,100万円の補正をお願いしております。これは、ごめん・なはり線の運行収入の増及び経費削減や中村・宿毛線の経費削減により資金不足が改善されたことに伴います平成20年度助成金の返還金でございます。 41ページの歳出につきましては、返還金を鉄道経営助成基金に積み立てするものでございます。 43ページをお開き願います。 「第9号議案、平成21年度四万十市簡易水事業会計補正予算(第1号)」でございます。 歳入歳出予算の補正でございますが、368万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を4億6,281万5,000円とするものでございます。 51ページをお開き願います。歳出でございます。 1款総務費の368万5,000円の補正は、実崎配水池の漏水防止工事を行うものでございます。 50ページにお戻り願います。歳入でございます。 6款繰入金につきましては、一般会計の繰り入れでございます。 以上で特別会計補正予算の説明を終わらせていただきます。 次に、議案書をお開き願います。 「第10号議案、議会の議決すべき事件に関する条例」でございます。 これは、総務省が進める定住自立圏構想の先行実施団体中心市として四万十市と宿毛市が選定され、中心市宣言を行ったところでありますが、今後、定住自立圏形成協定の締結、変更、廃止を求める旨の通告について、定住自立圏構想推進要綱に基づき地方自治法第96条第2項による議会の議決を諮る必要があることから、当該条例を事前に制定するものでございます。 次に、「第11号議案、四万十市都市公園条例の一部を改正する条例」でございます。 これは、古津賀1号公園、古津賀2号公園、古津賀緑地が古津賀土地区画整理事業に伴う公園整備により設置されたことにより、都市公園条例に追加し、管理をするものでございます。 次に、「第12号議案、四万十市国民健康保険条例の一部を改正する条例」でございます。 これは、平成21年10月1日から平成23年3月31日までに出産したときに支給する出産育児一時金について、緊急の少子化対策として実施される国の基準額引き上げに合わせ、支給額を4万円引き上げるものでございます。 次に、「第13号議案、四万十市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」でございます。 これは、地方税法及び地方税法施行令の改正に伴いまして、当市の国民健康保険税の課税限度額等の規定の整備を行うものでございます。 主な内容といたしましては、国民健康保険税のうち介護納付金課税額に係る課税限度額を、現行の9万円から10万円に引き上げるものでございます。 また、国民健康保険税の所得割額の算定に当たり、上場株式等に係る譲渡損失の損益通算に関する規定の整備を行うなど、金融・証券税制等が改正されたことにより所要の改正を行うものでございます。 次に、「第14号議案、四万十市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」でございます。 これは、西土佐診療所の看護師の交替制勤務の見直しに伴いまして、特殊勤務手当の手当種別の変更及び支給金額の減額を行うものでございます。 次に、「第15号議案、四万十市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例」でございます。 これは、少子化対策の一環として、高知県乳幼児医療費助成事業実施要綱の改正に合わせまして、平成21年7月1日から、第3番目の子以降の乳幼児に係る通院医療費を市民税課税世帯についても高所得世帯を除き無料とするものでございます。 また、市独自の乳幼児に係る医療費の助成として10月1日より、対象者の範囲を拡充をし、現行、3歳児未満を5歳児未満に引き上げることにより、5歳児未満の乳幼児に係る医療費を完全無料化するものでございます。 次に、「第16号議案、四万十市道路線の廃止について」と「第17号議案、四万十市道路線の認定について」は、関連もございますので、一括してご説明をいたします。 「第16号議案」、道路法の規定により、県道整備に伴いまして、入野・下田港線の県道交差部の終点までの道路が一般の交通の用に供されなくなったため廃止するものでございます。 次に、「第17号議案」ですが、2路線のうち具同・北木原2号線は、開発により整備された道路の認定をお願いするもので、入野・下田港線は前議案により廃止する路線の一部であります起点から県道交差部までについて再認定をお願いするものでございます。 なお、「第16号議案」、「第17号議案」につきましては、議案関係参考資料に位置図等を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 次に、「第18号議案、字の区域及び名称の変更について」と「第19号議案、市営土地改良事業の変更について」は、関連もございますので、一括してご説明いたします。 「第18号議案」は、平成17年4月27日付けで事業確定しました西土佐用井のこうち農業確立総合支援事業の土地改良の結果、土地の形状が変わり、従来の筆界が消滅をし、不明確となった字の区域を新しく設定する必要が生じたため、字の区域と名称の変更について議決を求めるもので、「第19号議案」は、前議案のこうち農業確立総合支援事業の土地改良において確定測量した結果、当初計画では地区外としていた土地についても整地を行っていることが判明したため、現状に合わせた計画の変更について議決を求めるものでございます。 なお、「第18号議案」、「第19号議案」につきましては、議案関係参考資料に位置図等を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。 次に、「第20号議案、工事委託契約について」でございます。 これは、中村公共下水道根幹的施設の建設工事委託に関する協定に基づく、中村桜町排水ポンプ場のポンプ増設工事委託契約について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき議会の議決を求めるものでございます。 次に、「第21号議案、四万十市過疎地域自立促進計画(後期)の一部変更について」でございます。 これは、過疎地域自立促進特別措置法に基づき、新市設立後、西土佐地域が過疎地域に指定されたことにより、平成17年より四万十市過疎地域自立促進計画(後期)を定め、総合的な対策に取り組んできたところでございますが、計画の最終年度を迎えた本年度、川崎小学校のプールの新設を事業の追加として行うため、計画の一部変更について議決を求めるものでございます。 次に、「諮問第1号」、「諮問第2号」の「人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて」、一括してご説明をいたします。 度長 靖さんは再任として、岡林武範さんは新任として、お二人とも人権擁護委員として適任者と考えますので、これらの方々の推薦について意見を求めるものでございます。 なお、お二人の経歴等につきましては、議案関係参考資料に掲載をしておりますので、ご参照いただきたいと思います。 以上で私からの提案理由の説明を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(岡村剛承) 以上で提案理由の説明を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡村剛承) 日程第4、平成21年3月定例会より継続調査所管事項調査を議題といたします。 本件に関し、各常任委員長の報告を求めます。 先に、猿田 勉総務常任委員長。 ◆総務常任委員長(猿田勉) おはようございます。総務常任委員長報告を行います。 平成21年3月定例会において、本委員会に付託され、閉会中の継続審査となっております所管事項の調査のために、5月20日及び6月4日に委員会を開催しましたので、その結果についてご報告を申し上げます。 総務課より、本年4月より係の再編に伴い行政組織の一部を変更し、職員数も前年度と比較しまして4人減員となっているとの説明を受けた後、平成21年度の各課の主要事業による説明を受けました。総務課から行政改革の取り組み、地域防災体制整備、南海地震対策、庁舎建設推進事業、定額給付金事業について、企画広報課から定住自立圏構想の推進、国際交流員招致事業、四万十市ケーブルテレビ整備事業、四万十市地域公共交通総合連携計画策定、高知西南地域公共交通活性化・再生総合事業、鉄道経営助成基金再造成について、財政課から所管する予算の概要について、税務課から市税の収納対策について、会計課から所管する予算の概要について、支所総務課から代替バス運営、移動通信鉄塔作業道事業について、支所住民課から所管する予算の概要について、選挙管理委員会事務局から所管する予算の概要について、監査委員事務局長から所管する予算の概要について、それぞれ説明を受け、質疑、意見交換を行いました。 総務課から説明のありました定額給付金事業については、4月上旬より申請の受け付けなども行っており、5月19日には第1回の支給、6月2日、6月16日と支給を予定しているとのことであります。対象者は3万6,971人、給付額は5億7,528万4,000円となっております。 企画広報課からありました定住自立圏構想の推進については、少子・高齢化と大都市圏への人の流出により過疎化と生産年齢人口の減少が進み、その活力が失われている中、定住自立圏構想の推進により隣接する市町村と様々な分野で相互に連携・協力しながら、定住自立のための諸機能の確保と経済基盤整備など圏域全体の活性化を図ることとしている。これらのことは、本市と宿毛市の2市を合わせて一つの中心市として行うものである。今後、具体的な取り組みなどについて検討を行っていくとのことでございました。 委員より、鉄道経営助成基金については、22年度以降も基金の造成が必要となるような状況であるため、再び高知県及び関係市町村との協議などが必要となるとのことでございました。また、市税の収納対策については、幡多広域市町村圏事務組合租税債権管理機構での徴収のあり方等について指摘などもありました。 次に、税務課より平成21年度税制改正について改正の概要について説明を受けました。改正点の主なものは、個人住民税関係では、住宅ローン特別控除、土地税制関係では土地の長期譲渡所得に関わる特別控除の創設、金融・証券税では上場株式の配当及び課税特例の改正、法人市民税関係では中小企業に対する軽減税率の時限的引き下げなどの改正を行ったとのことでございました。 続いて、総務課より庁内の省エネ対策、新型インフルエンザへの対応について、臨時議会の開催についての要請などがありました。 次に、管内視察については、6月4日に行うことと決定いたしまして、視察を行いました。防災対策では水戸地区津波避難タワー、初崎地区津波避難タワー建設予定地のほか、避難路の整備予定地等の視察、庁舎建設事業についても現地で説明を受け、意見交換などを行いました。 なお、その他の所管の事項につきましては、引き続き閉会中の継続調査にお願いすべきものと決しました。 以上のとおり報告いたします。 ○議長(岡村剛承) 以上で総務常任委員長の報告を終わります。 続いて、遠山道男産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(遠山道男) 産業建設常任委員長報告を行います。 平成21年3月定例会において本委員会に付託され、閉会中の継続審査になっております所管事項の調査のため、5月22日に委員会を開催いたしましたので、その結果についてご報告いたします。 まず、企画広報課より産業振興計画についての説明を受けた後、平成21年度の各課の主要事業などについての説明を受けました。建設課から辺地対策事業、臨時地方道整備事業、地方道路交付金事業、地籍調査事業について、地球環境課から内水面漁業振興対策事業について、商工観光課から通年型・滞在型観光推進事業、新安並温泉整備事業、観光客誘致促進事業、観光地等美化事業、中心市街地空き店舗調査事業、四万十川学遊館・トンボ自然公園整備事業、中心市街地活性化事業に対する補助事業について、都市整備課から公共下水道事業、農業集落排水、浄化槽設置整備事業、古津賀土地区画整理事業について、農林課から農地・農業施設等の保全対策事業、担い手育成・確保対策事業、農家の経営安定対策事業、市有林整備事業、地域産木材住宅普及推進モデル事業、森林整備地域活動支援交付金、森林整備推進事業について、食肉センターからと畜場経営について、水道課から簡易水道事業、上水道事業について、西土佐総合支所総務課から交通安全施設整備事業について、同じく支所住民課から簡易水道事業について、支所産業建設課から栗園・ゆず園農家潜在意識調査事業、森林保全管理調査測量・伐採事業、団体営中山間地域総合整備事業について、それぞれ説明を受け、質疑、意見交換を行いました。 以下、主な事業の具体的な内容につきまして簡潔にご報告いたします。 最初に、企画広報課長から説明のありました高知県産業振興計画の概要等ですが、これは平成21年5月に作成した計画で、産業間連携の強化、産業分野の成長戦略などと県内7ブロックに分けた地域アクションプラン全221事業のうち、幡多地域アクションプランは37事業となっており、四万十市は18事業が計画されているとのことです。 委員より、今からでもこの事業に参入できるかなどの質問がありました。 次に、建設課長より説明のありました主要事業である市道の整備についての概要等ですが、辺地対策事業は7路線、臨時地方道整備事業は23路線、地方道路交付金事業では11路線を整備するとのことです。地籍調査事業については、横瀬地区及び三里地区の一部の調査をするものであるとのことです。 委員からは、市道の側溝等の管理状況、継続事業の進捗状況等について質問がありました。 次に、商工観光課長補佐より説明のありました主要事業の概要等ですが、通年型・滞在型観光推進事業は市内での滞在期間を延ばし、通過型の観光から宿泊型へ、閑散期にも観光客の集客を促すなど年間を通じた取り組みを行うものであるとのことです。新安並温泉整備事業は繰り越しとして事業を継続、深さ600m(メートル)余りで温泉が湧出し、毎分116リットル(リットル)、26.8度のアルカリ性単純温泉であったことが分かったとの報告がありました。観光客誘致促進事業は観光客の誘致促進を図るため、観光地等美化事業は観光案内板の設置場所、史跡散策コースの石碑、入田菜の花会場の清掃や整備のため、中心市街地空き店舗調査事業は中心市街地の空き店舗の調査、調査の結果をもとに情報の発信のため、それぞれ雇用するものであるとのことです。 委員から、観光産業発信の状況、トンボ・学遊館の入館者減への対応、新安並温泉の運営など質問や意見がありました。 次に、都市整備課長より説明のありました主要事業の中で、農業集落排水事業は古津賀、森沢地区に設置しているが、未加入者も多く、引き続き戸別訪問を行うなど、加入促進に向けた取り組みを行うとのことです。 次に、農林課長より説明のありました主要事業の概要のうち、まず農業関係ですが、農地・農業施設等の保全対策の内容は、①農地・水・環境保全向上対策事業、②中山間地域等直接支払制度、③基幹水利施設ストックマネジメント事業、④土地改良施設維持管理適正化事業、⑤快適環境整備事業など、担い手育成・確保対策の内容は、①新規就農研修支援事業、②四万十農園あぐりっこ運営事業、③中山間地域集落営農等支援事業、④経営対策事業推進など、農家の経営安定対策の内容は、①四万十市園芸ハウス整備事業、②肥料・飼料高騰緊急対策事業、③有機農業等総合支援事業、④野菜価格安定事業などとなっているとのことです。 なお、これらの詳細につきましては、課別所管事業内容をご参照いただきたいと思います。 また、林業関係ですが、市有林整備事業は採算性の合う林業経営のためには長伐期施業が不可欠であり、市有林をモデル林として、各種技術と経営能力を持つ担い手の育成と、民有林の長伐期施業への転換と安定した流通、地域内の林家の育成を図るもの、地域産木材住宅普及推進モデル事業は、(仮称)四万十の家モデルハウスをつくることにより地場産材の利用促進を図り、更には供給体制の整備、普及、担い手の育成なども進めるもの、森林整備推進事業は、森の工場事業地を中心に搬出間伐を実施し利益の還元、作業の効率化、後継者の育成などを図るため高性能機械を導入するものとのことです。 委員より、農業関係では新規就農研修支援事業、あぐりっこの栽培品目などに対して、林業関係では木質バイオマス事業への取り組みなどに対しての意見がありました。 次に、水道課長より説明のありました主要事業の概要ですが、簡易水道事業は平成15年度から平成27年度の継続事業で中筋、東中筋地区で、新規事業で平成23年度完成の鵜ノ江簡易水道施設整備事業を、上水道事業は未普及箇所の整備、老朽管等布設替え、地震対策などの事業を行うとのことです。 次に、支所総務課長より説明のありました予算の概要ですが、道の駅検討委員会開催経費、星羅四万十の補修に要する経費などとのことです。 次に、支所住民課長より説明のありました簡易水道事業の概要ですが、大宮、須崎、薮ヶ市、下・中家地の簡易水道と大宮下、下桁の飲料水供給施設を統合し、配水施設、ろ過池等の整備を行うとのことです。 次に、支所産業建設課長より説明のありました栗園・ゆず園農家潜在意識調査は、放棄園、将来放棄園になる可能性のある栗・ゆず園について再生し地域振興に繋げるため、現地調査、農家の意識調査を行うもの、森林保全管理調査測量・伐採は台帳未登録の林道の測量を行い林道台帳に掲載、維持管理を行えるよう整備するもの、団体営中山間地域総合整備事業は機械の共同利用、農業の集約化、集団営農化が可能となる区画整理工事などを用井地区で行うものであるとのことです。 次に、農業委員会の予算につきましては、農業委員の報酬、職員給与費など、通常の経費となっているとのことです。 次に、管内視察につきましては、視察の目的、視察先、時期等については、6月定例会中の委員会において再度協議をお願いすることといたしました。 なお、その他の所管事項につきましては、引き続き閉会中の継続審査にお願いすることに決しました。 以上のとおり報告いたします。 ○議長(岡村剛承) 以上で産業建設常任委員長の報告を終わります。 続いて、中屋和男教育民生常任委員長。 ◆教育民生常任委員長(中屋和男) それでは、私の方から教育民生常任委員長報告を行います。 平成21年3月定例会におきまして教育民生常任委員会に付託されました閉会中の継続調査となっております所管事項調査のため、5月19日に委員会を開催いたしましたので、その結果についてご報告を申し上げます。 まず最初に、当委員会が所管いたします各課等の平成21年度の予算及び主要事業につきまして、平成21年度課別所管事業内容の資料に基づきまして、それぞれ説明を受けたところでございます。 市民課からは戸籍事務電算化の事業の進捗状況について説明を受けました。地球環境課と支所住民課からはごみの減量化対策事業及び一般廃棄物収集・運搬処理業務について、そして保健介護課と支所保健課からは四万十市健康増進計画の策定、特定健康診査・特定保健指導の実施、介護予防事業について、計画策定の時期や受診率、実施率の実態について説明を受けました。続きまして、人権啓発課より四万十市人権教育研究大会の開催要項と人権尊重推進事業の推進本部の設置について、都市整備課と支所住民課からは浄化槽設置整備事業の今年度事業の概要について説明を受けました。市民病院事務局からは当初予算の積算内容や病院事業健全化について、西土佐診療所事務局よりエックス線フィルム自動現像装置設置整備事業及び西土佐診療所の医師が5月末から1名退職して減員に、1名減になるという説明を受けたところでございます。次に、福祉事務所からは昨年度から2カ年計画で策定しております四万十市総合福祉計画策定事業について、続きまして教育委員会からは中村小学校校舎改築事業、東山小学校校舎耐震補強事業、また教育委員会西土佐事務所からは奨学金貸付事業、川崎小学校プール建設工事、川崎小学校屋根補修工事などについて、それぞれ関係各課長より予算の概要及び事業について説明を受け、質疑、意見交換を行いました。 その中で、特定健康診査・特定保健指導の実施につきましては、委員より、事業費の割に受診率、指導率など低く、効果が薄いではないか。保健師の指導のあり方や受診率向上の取り組みについて質問等がありました。これに保健介護課長は、指導率の向上にはマンパワーが必要で、専門職員の増員や事業委託などを考えている。医療機関での受診率が高くなっているデータがあるので医療機関に協力をお願いをする一方、ポスター等を掲示して市民啓発に努め、受診率・指導率の向上に取り組んでいくとの答弁がございました。 次に、委員から、市民病院の運営について質問がありました。当初予算では本年度の赤字が2,200万円程度と説明を受けていたが、今回の説明では1億円程度の赤字が見込まれると言われているが、その要因は何か。また、その後の医師確保の状況についての質疑、意見がありました。これに対しまして、病院事務局長は、当初予算には今年度定年退職を迎える職員がいないため退職手当を見込んでいない。退職者が出た場合、1億円程度の赤字が見込まれる。医師の確保については、努力はしているが進展しないとの現状報告と答弁がありました。 次に、教育委員会西土佐事務所の奨学金貸付事業と川崎小学校の改修について、奨学資金は四万十市全体では考えられないか、川崎小学校改修工事は学校再編絡みであるが新市長から具体的な指示はとの委員の質問に対しまして、教育委員会西土佐事務所長は、奨学資金については全市的に検討はしたが、現段階では全市的に増やすことは問題がある。川崎小学校の改修につきましては、市長から具体的指示はない等との答弁がありました。 そのほか、今後の学校耐震補強計画や市民大学の講師選定について、文化財である頌徳碑の保存など、委員から質疑、意見がありました。 次に、報告事項といたしまして、人権啓発課長より差別発言について、有友教育長より教育委員の人事について、新型インフルエンザに係る対応について教育委員会と保健介護課より、次に福祉事務所より昨年10月4日東中筋保育所運動会の準備中に起きた保護者の方の事故について、その後の経過報告がございました。幸いにしてこの方は完治して、既にお勤めに出られているという報告を受けたところでございます。それぞれ報告を受けたところでございます。 なお、その他所管事項の調査につきましては、引き続き閉会中の継続調査にお願いすべきものと決しました。 以上のとおり報告をいたします。 ○議長(岡村剛承) 以上で教育民生常任委員長の報告を終わります。 これにて各常任委員長の報告を終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 なお、6月16日から21日まで休会、6月22日午前10時会議を開きます。6月22日の日程は一般質問であります。質問者は6月17日水曜日午前11時までに質問内容を文書により通告を願います。 念のため、質問順位を申し上げます。1番猿田 勉議員、2番岡本和也議員、3番宮本幸輝議員、4番松田達夫議員、5番坂本圭子議員、6番宮地 昭議員、7番遠山道男議員、8番稲田 勇議員、9番今城良和議員、10番矢野川信一議員、11番勝瀬泰彦議員、12番宮崎 努議員、13番白木一嘉議員、14番上岡礼三議員、15番小出徳彦議員、16番橋田家吉議員、17番中屋和男議員、以上、質問者は17名であります。 本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでした。              午前11時38分 散会...