四万十市議会 > 2008-09-19 >
09月19日-05号

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  1. 四万十市議会 2008-09-19
    09月19日-05号


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    平成20年 9月定例会         平成20年9月四万十市議会定例会会議録(第12日)                            平成20年9月19日(金)■議事日程  日程第1 第1号議案から第30号議案        第1号議案 専決処分の承認を求めることについて(四万十市立保育所を宮崎県宮崎市の住民の使用に供させることについて)        第2号議案 専決処分の承認を求めることについて(四万十市立保育所を兵庫県西宮市の住民の使用に供させることについて)        第3号議案 専決処分の承認を求めることについて(地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例(平成20年四万十市条例第26号))        第4号議案 平成19年度四万十市水道事業会計決算の認定について        第5号議案 平成19年度四万十市病院事業会計決算の認定について        第6号議案 平成20年度四万十市一般会計補正予算(第2号)について        第7号議案 平成20年度四万十市国民健康保険会計事業勘定補正予算(第1号)について        第8号議案 平成20年度四万十市国民健康保険会計診療施設勘定補正予算(第2号)について        第9号議案 平成20年度四万十市奥屋内へき地出張診療所会計補正予算(第1号)について        第10号議案 平成20年度四万十市老人保健会計補正予算(第2号)について        第11号議案 平成20年度四万十市後期高齢者医療会計補正予算(第2号)について        第12号議案 平成20年度四万十市下水道事業会計補正予算(第2号)について        第13号議案 平成20年度四万十市と畜場会計補正予算(第2号)について        第14号議案 平成20年度幡多公設地方卸売市場事業会計補正予算(第1号)について        第15号議案 平成20年度四万十市農業集落排水事業会計補正予算(第1号)について        第16号議案 平成20年度四万十市介護保険会計保険事業勘定補正予算(第1号)について        第17号議案 平成20年度四万十市簡易水道事業会計補正予算(第1号)について        第18号議案 平成20年度四万十市水道事業会計補正予算(第1号)について        第19号議案 四万十市ふるさと応援寄附条例        第20号議案 国民健康保険診療所に勤務する医師の給与に関する条例        第21号議案 四万十市農業委員会の選挙による委員の定数に関する条例の一部を改正する条例        第22号議案 四万十市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例        第23号議案 四万十市四万十川の保全及び振興に関する基本条例の一部を改正する条例        第24号議案 幡多公設地方卸売市場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例        第25号議案 製造請負契約について        第26号議案 四万十市道路線の認定について        第27号議案 新たに生じた土地の確認について        第28号議案 字の区域及び名称の設定について        第29号議案 損害賠償の額の決定及び和解について        第30号議案 四万十市立保育所を東京都品川区の住民の使用に供させることについて       所管事項の調査(平成20年6月定例会より継続調査)              (質   疑)              (委員会付託)■本日の会議に付した事件  日程第1 質疑、委員会付託出席議員  1番 宮 崎   努     2番 小 出 徳 彦     3番 勝 瀬 泰 彦  4番 明 神 三 幸     5番 中 屋 和 男     6番 矢野川 信 一  7番 黒 石 栄 一     8番 遠 山 道 男     9番 北 澤   保  10番 上 岡 礼 三     11番 白 木 一 嘉     12番 松 田 達 夫  13番 宮 本 博 行  16番 稲 田   勇     17番 宮 地   昭     18番 橋 田 家 吉  19番 今 城 良 和     20番 岡 本 和 也     21番 岡 村 剛 承  22番 佐 田 久 江     23番 坂 本 圭 子     24番 猿 田   勉  25番 藤 田 豊 作     26番 渡 辺 大 東欠席議員  14番 渡 辺   稔     15番 宮 本 幸 輝出席要求による執行部側出席者職氏名  市長       澤 田 五十六        副市長      中 平 正 宏  収入役      浜 田   朗        総務課長     武 田 光 司  企画広報課長   浦 田 典 男        財政課長     中 山   崇  市民課長     平 野   正        税務課長     吉 本   茂  地球環境課長   長 尾 亮 一        保健介護課長   上 岡 章 人  人権啓発課長   澤 田 俊 典        建設課長     宮 川 昭 雄  商工観光課長公設市場長            都市整備課長   部 府   叶           宮 村 和 輝  農林課長     遠 近 良 晃        市民病院事務局長 茶 畑 真 澄  福祉事務所長   吉 田 幸 男        水道課長     沖   修 一  代表監査委員   横 山 則 夫        教育委員長    池 本 充 明  教育長      有 友 昭 一        学校教育課長   大 林 郁 男  西土佐総合支所長 中 平 貞 行        総合支所総務課長出納課長                                   和 田 修 三  総合支所住民課長 篠 田 伸 久        総合支所産業建設課長                                   秋 元 貢 一  総合支所保健課長西土佐診療所事務局長     教育委員会西土佐事務所長           岡 村 武 彦                 中 平 晋 祐  食肉センター所長 毛 利 富 安職務のために議場に出席した事務局職員職氏名  局長       山 本 勝 秀        局長補佐     杉 本 義 和  議事係長     三保木 一 貴              午前10時0分 開議 ○議長(岡村剛承) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 欠席の届けが参っております。宮本幸輝議員、所用のため欠席、以上のとおり報告いたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岡村剛承) 日程第1、「第1号議案」から「第30号議案」及び6月定例会より継続調査所管事項調査、以上の案件を一括議題といたします。 これより以上の議案及び各委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑者は挙手により議長の許可を得て発言願います。 なお、予算議案については、初めにページを示してから質疑されますようお願いします。 質疑者はありませんか。 岡本和也議員。 ◆20番(岡本和也) 議長よりお許しをいただきましたので、2つの議案について質疑をさせていただきます。 1点目は、「第6号議案、平成20年度四万十市一般会計補正予算」についてです。ページは30ページ。この中で2つについてよろしいでしょうか。 1点目、水産業費の中の水産業振興費、この中で漁業用燃油高騰対策が30万円の予算が組まれています。私は一般質問の中でもこの点に関連して、切実な市民の願いにこたえるべきだと主張してきたところですが、大いに歓迎しなければなりませんが、ただ1点、この漁業用燃油高騰対策リットルリットル)3円だけが出されてきた背景を教えていただきたい。漁業だけに出されてきた1リットル。市民多くの人達が困窮しているのだからいっぱいに出さなければならないと市長は答弁していましたけれども、緊急だということもありましたが、何で、この背景を教えていただきたいです。 2点目、観光費、新安並温泉掘削1,808万6,000円について。一般質問等々で、橋田家吉議員一般質問等々でかなり明らかになった部分がありますけれども、私達も非常にこのことには関心がありまして、私は温泉に余り深い知識がありませんが、いろいろ調べてみました、私なりに。その中で、温泉の定義ですよね、温泉の定義。質問等で25℃(度)以上あれば温泉であるというそういう温泉法の決まりがあるそうですが、この成分について私達は非常に興味があります。今度の温泉はデリバリーをする訳ですから、くみ上げたものが配送される中で、温度が下がったら温泉じゃないのじゃないかという思いがあるんですが、今度安並温泉で堀り上げた場合、例えば25℃の温泉が出たとします。それは温泉法で定義付けられてますからこれは温泉だと思うがですが、冷えたときにはどういう定義になるのか。25℃以下になりますわね、デリバリーする訳ですから。その辺りがどうしても納得できないので、その温泉の定義についてもうちょっと分かりやすく。だから、口で25℃あって、デリバリーする中で、みんなのとこへ配送してもそれが温泉として利用できるのかどうなのか、その点が分かりませんので教えていただきたいと思います。温泉の定義についてもうちょっと詳しく。 次に、「第29号議案、損害賠償の額の決定及び和解について」ということで昨日追加議案が出たところですが、この中で概要というのがあります。5月12日に提供した給食を原因とするノロウイルスによる集団食中毒が発生と。この文章を読む限り、給食を原因というふうにとられます。こういうことの結論がなったと思うんですが、それではちょっと、今までの確認も含めてになると思うんですけれども、給食であれば全部の給食の素材に原因があると私達は想像するところですが、保育所としたら給食をつくったのを2週間ぐらい保存してるということをお聞きしました。この保存した12日分の給食については、しっかりとノロウイルスがあるのかどうなのか検査したのかちょっと知りたいです。 それと、もう一つ確認したいのは、同じ給食ですから、発症するのが一斉に起こらなければならないと想像します。それが年長から発症したと聞きましたけれども、それは事実なのかどうなのか、もう一回確認ですよ、そういう報告を受けてますので、一斉でなかったのかどうなのか、この辺り非常にずっと僕疑問に思っていたことですから、もう二度と起こしてはならないという思いが前提にあるということも分かっていただきたいがです。だから、こういう形で限定するのに恐ろしさも感じるので、もう一回確認の意味です。一斉であったのか一斉でなかったのか。 聞くところによると、年長から発症してだんだん蔓延したとお聞きしましたけれども、一斉でなかったということを前提に、どういうふうな日程で蔓延していったのかもお聞きしたい。 それと、最後に、今回損害賠償の相手が156名と多いです。何でこんなに多いのかなというふうにいろいろ、ノロウイルスはかなり伝染しやすいものでということをお聞きもしていますが、この156名にはいろいろの金額によっても違います。根拠を教えていただきたいがです。例えば軽い人であれば、どういう確認をとりながら損害賠償の対象になったのか。例えば病院に行けば診断書が出ます。変な言い方をしますと、何でもありでは困りますので、貴重な税金ですから、この156人を限定した根拠を教えていただきたいと思います。 1回目の質疑を終わります。 ○議長(岡村剛承) 長尾地球環境課長。 ◎地球環境課長(長尾亮一) 「6号議案」、ページ、補正予算30ページの6款農林水産業費の中の水産振興費の質疑についてご答弁をいたします。 漁船の燃料の軽油の価格がこの5年間で3倍近くに高騰しておりまして、出港すれば赤字という状況が続いております。燃料高騰に苦しむ全国の漁業者に対して、国は20年度7月に745億円の緊急的な支援策を計上しておりますけれど、その内容を見てみますと、5人以上のグループで操業を行う漁業が対象であったり、アルミ船体省エネエンジンなどの最新型の漁船購入資金の無利子融資であったり、国の緊急対策が決して地元の零細漁業者が使えるというような仕組みになってないのが実態であります。 そして、このたび県の方でも報道された3つの大きな対策がございますけれど、正式な通知はいただいておりませんが、改めて内容を精査してみますと、決して地元が使えるような内容になってないというのが実態であります。 そこで、本市といたしましては、この燃油高騰で打撃を受けている市内漁業者の窮状を考え、国や県、そして土佐清水市の支援策を参考にいたしまして、下田漁協に対して単独の緊急支援を行いたいというふうに考えております。これは、漁業分野を先行して補正予算をお願いをしております。 その支援策の内容ですが、説明のところに書いてますように、燃料代補助として軽油1リットル3円、予算額にして30万円、そして漁船の燃油使用率効率化を図るために、船底に付着するカキ殻などを落とすための高圧洗浄機購入補助として59万5,000円の補正をお願いしているところでございます。 以上、お答え申し上げます。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 「第6号議案、平成20年度一般会計補正予算」7款商工費、1項商工費、3目観光費、新安並温泉の掘削についての質疑にお答えいたします。 温泉の定義、成分についてでございますけれども、温泉法が昭和24年に施行され、温泉とは地中から湧出する温泉水、鉱水及び水蒸気、その他のガスで、温泉源の温度が摂氏25℃以上のものか、鉱水1kg(キログラム)の中に定められた量以上の物質が含まれているものとされてございます。 泉質につきましては、昭和54年に温泉法が改正され、17種類あった泉質が現在は9種類に統一されております。呼び名も塩類名からイオン名による方法に改正されましたが、余り一般的でなく、分かりにくいことから、現在は旧呼び名の塩類名と新しい呼び名のイオン名のどちらを使ってもよいとされております。つまり、成分によって9種類の呼び名がございます。また、温泉による効能は、泉質に関係のない一般的な効能と泉質による泉質効能に分かれます。ただ、実際には、この泉質だからこれに効くということは全てではございません。泉質は成分による分類、水素イオン濃度による分類、泉温による分類の3種類があります。更に、人体に対する作用によっても分類されております。含有成分の種類と割合による分類が一般的で、医学的に有効な成分から考慮に入れられ、掲示用には11種類の泉質に大別されますが、昭和54年の法改正により、現在は9種類に分類されています。 泉質の種類の9種類については、1つ目といたしまして単純温泉がございます。日本で一番多く見られる種類の温泉で、無色透明で無臭、含有している成分が1㎏当たり1,000mg(ミリグラム)に満たない温泉を言います。入り心地は滑らかでやわらかく、名称そのもので湯上りもさっぱりとしています。含まれる成分が少なく、刺激が弱いため、神経痛、筋肉痛、リウマチ、疲労回復、皮膚病など幅広く皆さんに利用されて、お年寄りを含めて全ての人向きということになっております。単純温泉のうちpH(ペーハー)8.5以上のものは女性にうれしい美肌効果で話題のアルカリ性単純温泉となります。皆様も体験したと思いますけれども、温泉に行ってみて泡が立たなかったということがあると思います。この単純温泉では心配ありません。つまり、誰にも優しい温泉となります。例えば道後温泉とか湯布院の温泉、下呂温泉などがこの温泉に当たります。 現在、安並には掘削しております温泉の成分、温泉が毎分30リットルの地下水が湧出しております。現在pHは9.5あります。ここで温度が25℃以上ありましたら、ほかの成分が薄くてもアルカリ性単純温泉となるものでございます。温度が21.7℃でございますので、法に言う温泉にならなかった訳でございます。 ほかに、2番目といたしまして塩化物泉、3番目に炭酸水素温泉二酸化炭素泉硫黄塩泉、鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射線泉と9つに大別されております。これらの9つの共通適用症としましては、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、慢性の消化器病、冷え症、健康増進疲労回復等がございます。 また、泉質の効能は必ず効果があるという訳ではございません。温泉によって成分の濃さに差がございますし、個人個人の温泉に対する感覚も差がございます。温泉の掘削を求める場合には、含有成分を求めていないのはここにあるんではないかと思います。日本全国の温泉の大部分が先程言いましたような単純温泉であるということでございますので、是非その辺の成分についてはご理解をいただきたいと思います。 それから、デリバリーによる温泉が冷めたらどうかという話でございますけれども、温泉法に言う温泉温度につきましては、温泉井戸の口で温度をはかっていただいて25℃以上あればそれは温泉でございます。それをタンクにためて、冷めろうが冷めまいがこれは全国で全てやっております。例えば35℃の温泉をポンプでくみ上げてタンクにためた。当然寒いところでは5℃とか6℃、そういうことになりますけれども、それはあくまでも温泉ということになりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(岡村剛承) 吉田福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉田幸男) それでは、私の方から「第29号議案、損害賠償の額の決定及び和解について」の質疑にご答弁させていただきます。 まず、156名という多くの保護者そして児童の方に多大なご迷惑をおかけすることになりまして大変申し訳なく思っております。今後このようなことがないように、衛生管理には注意しながら保育を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 質疑が3つあったと思います。まず、検査をしたかということでございますが、これにつきましては、県が食品衛生協会に依頼し、検査を実施しております。その結果、ノロウイルスは検出されておりません。県にお聞きしますと、この検査の主な目的は、O157などの細菌検査を目的として行うのが主であるということ。2点目といたしましては、ノロウイルスは腸内のみで増殖されるものでありますので、なかなか検査では検出できないということになっているようにお聞きしております。 次に、発症状況でございます。まず、5月13日に5歳児、年長児ですけれども、6名の方が早退をされております。翌14日に2歳児で2名の欠席、早退2名、3歳児で欠席8名、早退1名、4歳児で欠席9名、早退5名、5歳児で欠席28名、早退2名という結果が出ておりますということであります。 県はこの結果をもとに、今回の食中毒は、ノロウイルスで発生するのは基本的には徐々に感染が拡大するというのがノロウイルスの通念でございますけれども、今回、今申しましたように2日後、14日に爆発的な発症者が出たということで、これはノロウイルスの潜伏期間が約48時間以内ということから想定して、5月12日の昼食を介しての食中毒という判断をしたというふうにお聞きしております。 次に、賠償の件でございます。賠償の根拠についてでございます。今回の賠償につきましては、自動車賠償保険の補償額を基本といたしまして賠償額を提示させていただいております。まず、児童の方で入院をされている場合につきましては1日1万円を、そして通院の場合は1日7,000円、そしてご自宅で療養された場合については、1回だけですけども4,200円を、そして児童以外の方についてでございます。通院で大人の方については1回について5,000円、それから中学生以下の方については通院について1日7,000円を、ご自宅で療養された方については1回4,200円という形で提案をさせていただいておりました。そのほかに当然治療費については実費という形でお願いをしております。 その根拠、そして150人の根拠につきましては、5月27日に全世帯の方にお願いをして、発症の日そして症状を日ごとに調査報告をお願いをいたしまして、その提出を受けております。それを1つ。それから、2点目としては、保育所への通園日、そして3番目では、病院等の通院日等、この3つで発症者の確定をさせております。 以上、ご答弁申し上げます。 ○議長(岡村剛承) 岡本和也議員。 ◆20番(岡本和也) それぞれ答弁をいただきまして、2回目の質疑を行います。 漁業用の燃料高騰対策についてですけれども、大体基本的な拠出したことが分かりましたが、ただ気になるのは、漁業者だけにリットル3円というところの経過を私は聞きたかった訳です。だから、全部に出した方がええ訳ですよ。僕は本当に市民の切実な願いにこたえるべきだと思ってますので。これは行政側から一方的に出しますよという話になったのか、それとも何らかの動きがあったのか、その点についてお答えをいただきたいと思います。 次に、新安並温泉の掘削についてです。pHが普通8.5以上あるが、9.5あるということの説明は聞いていましたので、ああそうかなと思いましたが、冷めての温泉ということでええがですね。その辺りが一緒のことやないかというふうに私は大変疑義を感じていましたので、冷めて持っていったら詐欺行為になるのではないかと非常に心配をしていたところです。温泉だと。冷めても温泉という定義がなされるということを確認しましたが、じゃあそれはそれで置いとって、今回は250m(メートル)掘って500mというのが県に申請を出していることだというふうにお聞きしています。 経費の問題でまずお聞きしたいのは、前回は確か200m、1,100万円やったと思うがですが、今度250m、1,800万円になっています。これはどう考えても高いんじゃないかと、成功報酬も含めてでしょうけれども、この辺りはおかしいと思うんですが、説明をしてください。前回は1,100万円やったがですよ、200mで。今度の250m、1,800万円になってる。 橋田さんの質問によると、あと250m掘ったら必ず25℃のやつは出ると。本当かうそか分かりませんけれども、そういうふうに言よりましたのでそれを引用させていただきよる訳ですが、だから出ることは分かっちょうに余分に何でこんな銭を払うのかという疑義を感じていますので、何で1,800万円になったのか教えていただきたい。 それと、500m掘ったら出なかったと、25℃の温度が。県への申請も来年の1月であるということになったら、もうそれでとまるのかどうなのか。成功報酬とはいえ、525万円払ってもう企業さんにはおさらばさいさいで責任がないのか、その辺りも非常に疑問を感じるところです。500m掘って25℃の温度が出なかった後、掘れないのか掘らないのか、成功報酬の中で、その辺りを教えていただきたいです。 次に、損害賠償の件です。大体今までお聞きしていましたので、大体確認をすることができました。ただ、1点心配するのは、ノロウイルスを検出できなかったというところです。どこから入ってきたかも分からないというふうに今の答弁を見ますと、検査では検出できなかったと、食品からはね。発症する時間も経過を踏んでいますので、大体体の弱い者から発症するように思う訳です、私はね。大体病原菌というのは体の弱い者から増殖するというふうに何でもそう思う訳ですけれども、それが年長からだんだん蔓延したというところにも非常に疑義があるんですが、検査です。こんなこと二度と起こしたらいけませんので、今回はもう給食というところに断定してますので、ここが危ないと思ってるんですが、2週間残している検食に対して、ノロウイルスに関連しては一切検査できないのかどうなのか、そんな手法はないのかどうなのか、その点だけ確認させてください。 以上で2回目の質疑終わります。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 2回目の質疑にお答えいたします。 まず最初に、500mまでの掘削の金額についてお答えいたします。昨年掘削をした当時は、250mまで掘削しておりますけれども、そのとき1,184万7,150円でm当たり4万7,888円でございます。今回掘削に当たり業者の方と協議をいたしまして見積もり書・設計をいただきました。500mまで掘るという単価の見積もり設計をいただいたときには1,974万円の見積もりをいただきました。今回の成功報酬型の仕様書の中に、今回は250mから500mまでは必ず掘ってくださいよと、一気に掘ります。500mまで掘ります。そのときに温泉があるようでしたら、検査とかそういう形の試験をやって、そこで検査をします。そこで温泉が出なかった場合は、増し掘りを、まだ掘ります。それが成功報酬型の1,700万円の金額になる訳です。700mになろうが800mになろうが温泉が出るまで掘るという形のものが今回の提案型の成功報酬型でございます。 そこで、県の審議会との関連でございますけれども、ことしの8月に第1回目の温泉審議会がございまして、私達も成功報酬型になったので500m以遠の深度になる可能性があるので、増し掘りの延伸の許可を下さいという話をいたしました、県の方に。しましたが、県の方は、その申請については1カ月前じゃないと受け付けないから、今回はあなた達は間に合いませんという結論をいただきまして、現在は250mで一時中止の取り扱いとなっております。500mから先につきましては、来年、ことしの分の審議会が1月14日にされるとなっております。それに向けて県の方は増し掘りの提案をしていただければ許可を出しますということになっておりますので、その許可の状況を見ながら工事の着手をするということになりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。 1,100万円と1,800万円の違いなんですけども、皆さんご存じのとおり、地表表面はボーリングするには土質はやわらかくて1日10mとか20mとかという日進がございます。そういう形でボーリング単価は安くなります。今回250mまで掘っております。そこの現状は硬岩でございます。かたい岩でございます。そこから先を掘る場合には日進量が少なくなりまして、当然ボーリング掘削単価が高くなって、今回の提案型も含めてそういう金額になっております。 ○議長(岡村剛承) 中山財政課長。 ◎財政課長(中山崇) 私からは、「第6号議案、四万十市一般会計補正予算」の30ページ、6款農林水産業費の漁業用燃料高騰対策につきましてご答弁を申し上げます。 まず、今回急激な原油、原材料の高騰によりまして、市民生活にも多大な影響が出ておりますことを大変心配されておりますが、今回予算でお願いしてますのは、緊急かつ当面の措置といたしまして実施する原油高騰対策、またそれからその他実施したもの、また検討したものにつきまして今回報告させていただきたいと思います。 まず、今回緊急かつ当面の措置として実施するものでございますが、最近の特定資材の高騰を踏まえまして、市が発注する工事における請負代金の見直しができるよう、建設工事請負契約第25条第5項に規定する単品スライド条項を8月25日から適用したところでございます。この対象資材は、鋼材類と燃料油でございますが、8月時点で資材費をもとに試算いたしますと、新庁舎建設建築主体工事ほか6件がこの単品スライド条項の対象となります。この特定資材の高騰の影響額といたしましては、8,400万円余りを見ておりまして、請負代金の見直しができる額、いわゆるスライド額は5,600万円余りとなっております。 また、今回産業支援関係といたしまして9月補正にもお願いをしておりますが、施設園芸の原油高騰対策、これが41万1,000円でございます。それから、漁業用燃料高騰対策といたしましては、先程地球環境課長からもご説明いたしましたが、89万円でございまして、主に省エネ対策を目的とする施設整備に対する補助と燃料費の補助でございます。 次に、原油高騰対策等について検討したものでございますが、市の業務委託の中で燃料費の高騰によりまして業務委託金額に影響が出ている文書・ごみ袋配送業務、それから一般廃棄物収集運搬業務、また温水プール、山村ヘルスセンターの管理料でございますが、これらにつきましては検討いたしまして、現契約で実施をお願いするもの、また次年度以降に契約を見直すもの、それから不足分につきましては今後精査をいたしまして12月補正をするものというところで整理をしたところでございます。 それから、産業支援関係の中で施設園芸農家等に対する燃料油等の助成につきましても検討しておりますけれども、また今後関係機関からの要請なども予想されておりますので、国、県、他市町村の動向を見ながら対応していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村剛承) 吉田福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉田幸男) それでは、2回目の質疑にご答弁させていただきます。 検食でノロウイルスが検出されなかった、今後の検査方法は考えてないのかというご質問だと思います。 まず、1回目の質疑の中でもご答弁させていただいたように、ノロウイルスが腸内のみで増殖する菌であることと併せて、検査方法が現在、ノロウイルスに対する検査方法として確立されたものが全国的にないというふうにお聞きしております。ただ、ノロウイルスが大量にある場合については、現検査方法でも検出される場合があるとお聞きしております。1回目でも申し上げましたけれども、このようなことのないように今後十分衛生管理に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(岡村剛承) 岡本和也議員。 ◆20番(岡本和也) 最後の質疑を行います。 大体概要が分かってきましたけれども、漁業用燃油高騰対策についてですが、経過について、課内だけで相談したということしか答弁いただいてないがですが、聞くとこによると、漁業関係者が市長交渉をしたという情報もちらっと入ってます。これが本当なのかどうなのかもお聞きしたいですし、例えば緊急でそういうことが必要であれば、園芸農家もそういうことをすればいいのかどうなのか、その点について市長交渉がなされたのかどうなのか、ちょっとその点だけお聞かせください。漁業関係者がね、この件について。これは市長にお願いします。 新安並温泉の掘削についてです。大体分かりました。最後に、これ見積もりをとられてると思うんですが、1,800万円の。この見積もりは何社からとられたのか、この辺りがちょっと疑義を感じます。1社だけなのか、それとももっととったのかということをお聞きしたいということと、どこが掘るかは分かりませんが、掘った後、最初出たと。その後、こんなことはないと思うんですが、出なくなったという場合には、きちっとしたアフターができるのかどうなのか、その辺りも非常に心配なところながですよね。市民の税金を3,000万円近くつぎ込むことになりますので、その点についてだけ、見積もりは何社からとったかということとそのアフターについてはどのようになるのか、この2点についてだけお答えをいただきたいと思います。 損害賠償についてはもうよろしゅうございます。ありがとうございました。 3回目の質疑終わります。
    ○議長(岡村剛承) 澤田市長。 ◎市長(澤田五十六) 漁業関係者の窮状につきましては、大分前からいろいろ要望がありまして、その対策は考えてきておりました。今議員が言われる市長交渉という点ですけども、8月27日に皆さんの声を直接お聞きして、どういう窮状にあるかということを生の声を聞かせていただいて、そして我々としてこういうふうな考えであるということを述べた訳でございまして、別に交渉とかそういう話ではありません。いわば実態をお聞きして、それまでの検討成果を示したということでございます。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 3回目の質疑にお答えいたします。 見積もりはどれだけとったのかということでございますけれども、現在予算の見積もり段階でございましたので、1社でございます。これは今から今回予算を議決いただいたなら、四万十市で特別仕様書をつくりまして、19年度に今回のボーリングに参加していただきました皆様に仕様書をお配りしまして、皆さんにそれぞれ提案をしていただく、そういう手はずにしております。              (「何社ですか」と呼ぶ者あり)8社ぐらいだったと思いますけど、ちょっと済みません。 それから、井戸のアフターケアの問題ですけれども、井戸の事故につきましては、地震だとか断層の変化だとか、そういうことで水が出なくなったりということはございますけれども、現在の普通の井戸ではなかなかそういうことはないと聞いております。なぜそのようなことがないかといいますと、今回のボーリングにつきましては、ボーリングしてお湯が出ましたら揚湯試験を行います。 ちょっとその揚湯試験の内容を申し上げますけれども、地下水が湧出しましたら、井戸の限界揚湯量、適正揚湯量などを把握するために揚湯試験を行います。揚湯試験につきましては、予備揚湯試験、段階揚湯試験、限界揚湯試験、連続揚湯試験、回復試験がございます。予備揚湯試験は、洗浄を兼ねながら温泉水をくみ上げます。最大揚湯量を把握して次に行う段階揚湯試験の揚湯量を決定いたします。段階揚湯試験は、揚湯量を段階的に変化させることで井戸の揚湯量をはかります。限界揚湯量、適正揚湯量が判断できます。限界揚湯試験は、井戸の限界産出量、水の量を判断いたします。可能な限りのくみ上げを行います。どこまで井戸が耐えられるのかを試す試験でございます。連続試験は、限界揚湯量より若干少ない量を長時間、今の予定では72時間以上やる予定でございます。実際の営業運転に近い条件下でどれだけの運転に耐えれるのかを試します。回復試験は、限界量また連続揚湯の後に水位がどのくらい回復しているのかを調べます。井戸の自己回復力が判明いたします。また、揚湯試験中に登録分析機関による温泉揚湯状況、湯量、温度、揚湯方法、揚湯推移等の認定と温泉分析検体が採取されます。 このように、揚湯試験により井戸の能力、特性が判断されますので、その結果によりまして今回毎分25リットル以上の湧出量が持続的にある場合と判断した場合、また温泉法により温泉と認められた場合に限り竣工として受け取って工事金額を払うことになります。もしその段階で温泉に認められない場合は、成功報酬型ですので、増し掘りということになります。 以上でございます。 ○議長(岡村剛承) 以上で岡本和也議員の質疑を終わります。 ほかに質疑者はありませんか。 黒石栄一議員。 ◆7番(黒石栄一) お許しをいただきましたので、「第6号議案、平成20年度一般会計補正予算」につきまして質疑をさせていただきます。 岡本さんと同じ予算書30ページの7款商工費、1項商工費、3目観光費の新安並温泉掘削についてお伺いいたします。 まず、1点目に、先程の質疑の中で、25℃以上であるという成功条件は分かりましたが、湧出量は幾らと設定していますか。それについてお答えください。 それと、先程失敗した場合という話がありましたけども、成功報酬でありましたが、失敗した場合はどの時点で失敗と見きわめるのか。500mを過ぎても800、700と言ってますが、どっかで切っておかないと、それは決まりがありませんよね、どこで切るのかということです。そして、その場合、切った場合に、500万円という話もありましたけど、500万円に消費税つけたものを失敗した場合でも払うということでいいのかどうか。 それと、先程岩が出るから、かたいから高くなる、見積もりが高くなるということでしたが、岩については何か図面か何か見て既に分かっているのかどうか。今までそんな話は聞いたことがないんですけども、そういうことだったのかどうかという点についてまず1回目の質疑は以上です。1回目はこれで終わります。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 新安並温泉の質疑にお答えいたします。 湧出量の認定でございますけれども、現在計画しておりますのが、地下の水中ポンプで揚湯をすることとしております。そのポンプの容量は、毎分21リットルの予定でございます。ですので、現在予定しておりますのは毎分25リットルを予定しております。 それから、成功報酬型でどこまで掘って、もし失敗した場合は業者の方が引き上げるかという質疑だったと思うんですけれども、今回の成功報酬型に対しては、まず500mまでは掘っていただくということとしております。500mで温泉が出なかった場合は、それから先は業者の責任において成功報酬型ですので掘っていただきます。それが700mになるのか800mになるのか、それは業者の判断でやってもらいますけれども、私達は成功報酬ですのであくまでも温泉が出るまで掘っていただきます。それが何千mも先まで掘れという話になったら、それはちょっと業者の方もなかなか問題があると思いますので、そこは協議の結果になると思います。 それから、現在掘っている250mから先の岩質について分かっているのかということでございますけれども、県の方で現在安並のところの断層の図面がございまして、今回250m掘っているところも硬岩となっておりますので、そういう状況から岩という判断でございます。 ○議長(岡村剛承) 黒石栄一議員。 ◆7番(黒石栄一) 2回目を行います。 1個抜けちょった分が、その500万円、失敗した場合、700か800か分からんという話で私にはちょっと理解できませんけど、業者がギブアップした、そのときは何ぼ払うのか。0円じゃないですよね。成功報酬型だから失敗したから0円ということはないですよね。そしたら、確か500万円とかなんとかという話がなかったですかね、そこをちょっと答弁願いたいと思います。 それと、やっぱり分からないんですね、先程の話。今の話でいきますと、25℃でかつ湧出量が25リットルということですが、先の検査のときで21.7℃ある訳ですね。そして、毎分30リットル出てる訳ですよ。そうすると、地球はマグマがある訳ですので、一応100m掘れば2℃前後上昇するということははっきり分かってる訳です。すると、200m掘れば25℃には限りなく近づく訳です。そうすると、あと湧出量も現在で30リットル出てる訳ですから、それが極端に減らない限りは確実に成功する訳ですよ。岡本さんは確かかどうかと言いました。私も調べてみると、100m掘ると2℃前後上がるんだということははっきりしてると。2℃前後ですから多少の誤差はあるでしょうけど、そうするとあと200から250掘れば、まず成分を問わなければ温度は確保できるはずなんです。そして、湧出量もまず間違いなく、今のより少なくなる訳ですから条件が、確実にクリアできると。すると、どうしてこれが成功報酬型になるのか。最初から成功が分かってる状態でやってるとしか思えないと私は思うんですけど、それがどうして成功報酬という形になるのか。 そして、かたいということはあったとしても、前の250mよりも高い単価を払うことを約束した形だけの成功報酬型ということになりはしませんか。そこについてお答え願いたい。 それと、25℃以上で温泉法上は確かに温泉です。成分が1個もなくて温泉です。ただ、デリバリーをするから温度下がったらいけないとは言いません。ただ、入浴するには大体42℃ぐらい、入浴で最も気持ちがいいと言われる温度は42℃ぐらいだそうです。ぐらいまでは加熱しなければならない訳です。そうすると、25℃前後の場合に、そこまで加熱する費用とあとは水道水を加熱する費用、デリバリーで持っていく費用を考えた場合にどうなのか、それ程大差が出るんでしょうか。水を普通にぬくめて使っても一緒じゃないんでしょうか。それが50℃あればそこで持っていったら使えますよ。しかし、25℃しかないのであれば沸かさないといけない訳です。そうすれば、沸かす値段は確かに25℃から沸かすのは多少安いでしょう。しかし、運送費だとか持っていく費用を考えよったらどっちがどっちか分からないんじゃないでしょうか。私はそう思いますが、そうであるにもかかわらずどうしてじゃあそこまでその温泉にこだわるのか。成分は一切問わない、温度も25℃をクリアすればいい、上がってきたら温度が下がっても構わないという状況でどうしてそこまで温泉にこだわる必要があるのか教えてください。 あとは審議会の許可申請についても500mと、現状は。あと250mしか掘れないと。このことは最初から知ってた訳ですよね、執行部の皆さんは。しかし、橋田さんが質問した中で、許可がとれてないと。来年無理するということが分かったんです。そんな大事なことをどうして先に言っておかないんですか、説明のときに、と私は思います。 しかし、考え方によっては、先程申し上げたように、あと250mも掘れば25℃はクリアできる訳ですから、許可申請が本当に必要かどうかという疑問もあります。これは私の見方ですから、違うと言われるかもしれませんが、100m掘って2℃ずつ上がるのであれば、それもおかしな話ではありません。 それと、どうしてまだ許可も取れてない、そちらが言うように、500mでは温泉にならないかもしれないというのであれば、どうして今の段階で予算を組む必要があるのか。1月の許可がおりることが内諾しているからということですか。それにしてもまだ数カ月もある訳ですよね。そうするとやはり、あと250mも掘れば出るのは分かってるから、許可がなくてもやっとけばいいじゃないかという発想ではないでしょうか。私はそのように思います。その点についてお答えをいただきたい。よろしくお願いします。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 2回目の質疑にお答えいたします。 まず最初に、失敗した場合は幾ら払うのかということでございますけれども、それは今の予定では525万円お支払いするという段取りにしております。 それから、地下の温度の関係ですけども、日本全国それぞれ場所によって地下の温度は違ってきます。火山地帯の多いところでは、今言われるように2℃とか3℃とか大きな温度が地下のマグマであります。残念ながらこの幡多地域はそういう地層ではございませんので、私は確定したことは申し上げれませんけれども、100mで1℃とかそういう確定した話は私はないと思っております。それは計算上そういう指数があって、きちっと計算したらそういう計算はありますけれども、現実掘って、例えば500m掘って25℃あるかないかは、それは誰も分からないことで、掘ってみなければ分からないことでございます。ですから、そこの辺は不確定要素があって、私達も今回500m以上の深さが掘れるような形の提案型でということでお願いしている訳で、今回500mは一気に掘っていただきます。そこで水がなかったらそれから先も掘っていただくという形でございます。 それから、湧出量につきましては、先程申し上げたとおり、地下のポンプからくみ上げるので、毎分21リットルで設計しておりますので、それは25リットルぐらいあればいいだろうということでございます。 それから、温泉水をくみ上げてというか、井戸の口で25℃あったもんを皆さんのとこに配った場合、それが温泉でなくなるという話でございますけれども、先程岡本議員のところで話しましたように、日本全国ではこういう温泉、要するに25℃以上で成分が少ない温泉、これは単純温泉と言いますけれども、そういう温泉が大部分でございます。それを持って帰っていただいてそれで沸かしていただく、それは温泉でございます。 それから、県との温泉審議会の関係でございますけれども、現在県の審議会は500mいただいております。県の方は500mまで掘るということはオーケーですよと。それ以遠の500m以上については許可が要りますということですので、1月14日に審議会がございますので、それに間に合うような形で書類を提出いたします。それから、着手につきましても、県の審議会が許可になった段階で着手をいたします。そういう手続になっておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡村剛承) 黒石栄一議員。 ◆7番(黒石栄一) 3回目の質疑を行います。 まず、違ってますというか、私25℃から下がったら温泉にならないとは一言も言ってません。温泉法上では温泉ということはそれは分かります。そうではなくて、下がったとしても下がらなかったとしても、加熱しないといけない訳ですよね。もともとがいやしの湯がないと、そして井の岬温泉も先細りにあると。だから、このままでは運営に問題があるし、市民スタンドも設置したので温泉が欲しいということな訳ですよね、説明が。その中で、25℃ぐらいの温度のものを持っていって沸かす燃料費ですか、と真水ですかね、冬だと違うと思いますけど、その費用、そしてこの掘ったりとか運ぶ費用ですね、もともとタンクローリーとかよく分かりませんけど、そういう運搬の費用も相当かかるということを言っておられました。その費用と比べたときに、それ程違うのかどうかということを言うただけであって、別に温度が下がったから温泉じゃないから駄目だと言ってる訳じゃありません。だから、そのような費用の比べ方もしたのかどうか。余り得しているようには思わないんですよね。              (発言する者あり) だから、なぜこの予算をつけるかについてですから、いいでしょう。この予算をつけるかですから、そこの部分です。 それと、掘ってみなければ分からないと、温度が出るかどうか。それはそうですよね。だったらなぜ審議会の許可をとる。内諾を得ているからという行政的な手法だと思いますけど、出してもろたら通すよという程度のもんであれば、なぜ今通さないのかと県も思いますけど、そんな形ですよね結局。掘ってみなければ分からないと言いながら、許可はとってない。先にやりましょう。そして、成功報酬型でありながら、どこで業者がギブアップするかを決めてない。700か800か、向こうが600でギブアップですと言うたらどうするんですか。それはもうその取り決めしてないから仕方ありませんねと言うのかどうか。本来そこはきちっと決めておかないといけないと思います。何ぼまでは出なかったとしても最低ここまでは掘ると。今の話だったら500までですよね、最低。今の話では500までは一気に掘りますと。その後は、成功報酬とはいえども向こうに委ねられてる訳ですよね、あと何m掘るかは。それじゃこっちは、市は丸損する場合があるんじゃないですかということは思います。 それと、情けない話ですけど、温泉に詳しい橋田議員がいなければ、今までの執行部の説明で私らは気がつきませんでした、こういうことが含まれているということ。つまり、こういう説明の仕方では信頼ができない訳です。どのように考えますか、この点を。これは議員が不勉強、黒石が不勉強だからいかんと、そういうことでしょうか。議案の出し方です。議案そのものの出し方です。この説明で、詳しい人がたまたまいなかったら分からん訳ですよ、温泉というのはどういうことかということが。言っていただくとおりやったらおかしな話じゃない、確かに成功報酬型と聞こえる訳です。しかし、聞いていくと、成功報酬型かどうか非常に怪しい、私はそう思いますが、こういったことでいいのかどうか。これは質疑かどうかと言われるかもしれない。これは出し方の問題です。質疑だと思いますよ私は。こういう出し方でいいのかということについて、課長だけじゃなく市長にもこの点について、市長はそしてこのことまで理解しとったのかどうか、詳しく、私が今聞いたようなことを分かっちょった上で議案説明とかそういう説明をそこまででとどめてそれでやったのかどうかをお伺いしたいと思います。 以上です。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 3回目の質疑にお答えいたします。 成功報酬型の失敗した場合の話が出ておりました。それを700mにするのか800mにするのかという話でございますけれども、現在成功報酬型で今回仕様書を定めておりますのは、250mから500mまではまず必ず掘ってください。250mは掘ります。そこで温泉が出なかった場合は、それから先を掘っていただきます。それは今からの仕様書の中で定めていきますけれども、大体私の想像ですけれども、800mぐらいは仕様書の中に書いていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(岡村剛承) 黒石栄一議員の質疑を終わります。 他に質疑者はありませんか。 中屋和男議員。 ◆5番(中屋和男) それでは、私は「第19号議案」、議案書の26ページでございます。「四万十市ふるさと応援寄附条例について」数点お伺いをいたします。 まず、この寄附条例は、地方自治法第241条で定められております基金条例に当たるのかどうかということをまず1点お聞きします。他の基金条例は何々基金条例というふうにはっきり名称もされておりますが、今回この寄附条例は基金条例であるかということをひとつお伺いいたします。 それから、この条例の中で、まず第1条ですが、寄附の対象者を四万十市を応援しようとする個人、法人、その他の団体と、その対象者をうたっております。この方々は具体的にどういった方々を想定されているのかお伺いいたします。 それから、同じく条例第2条で、寄附者が寄附の使途、使い道を指定ができるようになっております。そして、事業メニューを別途事業として別に定めるというふうに定められておりますが、この別途事業のメニューは何なのか教えてください。 それから、この条例を見ますと、この寄附金は基金として積み立てられることになっておりますが、積み立てられた寄附金は、先程の使途事業のメニューに沿ったものに使われていく訳ですが、新たな事業を起こしてこの基金を財源とするのか。また、既存の事業にこの寄附された財源を充てていくのか、その使い道を教えてもらいたいと思います。 そして、この基金を積み立てる目標と申しますか、金額で定めておるのか、またあるいは何年ぐらいするのか、それぞれ事業によって異なると思いますので、そこの積み立ての期間、例えば目途といいますか、そういったことを教えてもらいたいと思います。 それから、この制度を利用してふるさと納税した場合は、居住地の住民税が5,000円以上控除対象となりまして、寄附金控除適用限度額5,000円と、それから寄附金の送付に当たる振込手数料それから郵便料が寄附者本人の負担となる訳でございますが、そうした寄附された方にお礼といいますか、何かそういう謝礼の意味で例えば郷土の物産品などを贈るようなお考えはないか、その点を教えてもらいます。 それから最後に、補正予算を見せていただきますと、企画費の中に10万6,000円ですか、パンフレットの印刷作成料が入ってますが、これは広く関係者の皆さんに寄附をお願いするパンフレットだと思うがですが、その寄附をお願いするPRはどのようにして行うのか、その点1回目にお伺いをいたします。 以上でございます。 ○議長(岡村剛承) 浦田企画広報課長。 ◎企画広報課長(浦田典男) 「第19号議案、四万十市ふるさと応援寄附条例」につきましてお答えをいたします。 まず、1点目のこれは基金条例に当たるのかということでございますけれども、この条例の中に位置付けをいたしまして基金を設置していきます。この基金の名称は、四万十市ふるさと応援基金と、このように考えておるところでございます。 2点目のどういう方を対象にしていくのかということでございますけれども、これは四万十市の出身者の皆様、また全国から四万十市を応援していただけるという意思のある方々、こういう方々に働きかけいただきまして寄附を募っていきたいというふうに考えております。 あと事業メニューの関係でございますけども、これにつきましては、別途条例の施行規則をつくってまいりまして、その中に位置付けをしてまいります。メニューといたしましては6つ考えておりまして、1点目がふるさとの環境と景観を守る事業、2点目がふるさとの人を守りはぐくむ事業、3点目がふるさとの産業を守りはぐくむ事業、4点目がふるさとのイベントを守りはぐくむ事業、5点目がふるさとを災害から守る事業、6点目にその他ふるさとを守りはぐくむために市長が必要と認める事業ということで考えております。 これは寄附をいただく申し込みがありましたら申込書を送付いたしまして、その中に内訳といたしまして6項目構えまして、その中に金額を記入していただくということで考えております。これによりまして全て大体寄附いただく方の趣旨には沿う形で受け入れをしたいと考えております。 あとこの寄附金をどのように使っていくのかということでございますけども、この基金の積み立ての状況によりまして、その寄附者の趣旨に沿った形で充当していきたいと考えております。新たな事業も、また既存のものも含まれてこようと思いますけども、その金額によりましてそれぞれ位置付けをとっていきたいと思っております。 あと基金の目的といたしまして、金額なのか年度であるのかということでございますけども、この金額の目標設定ということは考えておりません。より多くの寄附を募っていきたいと考えております。そして、年度につきましては、これは税法の今年度の改正によりましてこういう制度がスタートした訳でございますけども、この制度が続く限り続けていくものであろうと考えております。 あと寄附をいただいた方へのお礼でございますけども、礼状は差し上げることにいたしますが、地域の物産、全国的にやられておる市町村もございますけども、四万十市としてはこれは考えておりません。 あとパンフレットの作成のPRの方法でございますけれども、まずPR方法といたしましては、市のホームページにまず載せたいと思います。そして、広報等でも市民の方に周知を図りまして、出身者の方にも働きかけていただきたいと。あとパンフレットにつきましては、高校等の同窓会また県人会、そういうところで配布もいたしたいと思いますし、また県外から集まってまいりますイベント等でも配布をしていきたいと、このように考えております。 以上です。 ○議長(岡村剛承) 中屋和男議員。 ◆5番(中屋和男) ありがとうございました。ご答弁いただきました。 それで、ちょっとお伺いしますが、別に期限とか期間は定めてないということでございます。それと、やはり一番心配するのは、寄附をされた方が何に使われたかということがやはり知りたいと思う訳ですので、成果といいますか、せっかく寄附をしたんだから四万十市ではどのように寄附金を活用されてるということでは、そういうことを希望されると思うんです。ですから、できたら積立てたのであれば、寄附された寄附金はこういう目的で何年度はこれだけたまりましたよというくらいの状況報告と申しますか、寄附者に対して、そうして寄附をされた方のご理解をいただくというふうな手立てがとれないのか。 私ちょっと聞くところによりますと、ある市ではその寄附金は単年度で使い切ってしまうと。使い切ってしもうて、それでその成果をすぐ寄附者に報告申し上げると。そうすることによって煩雑な事務処理等も解消されるというふうな市もあるようです。お聞きしますと、四万十市の場合は一定期間積み立ててということでございますので、是非ともせっかく寄附された方に、寄附はしたもののどうなっちょうか分からんというふうな状況ではいけんと思いますので、是非ともそういう手はずが立たないかお伺いをいたします。 それから、分かりました、礼状を送って、あとは地域の物産なんかは贈る考えはないということです。確かにせっかくの寄附でございます。やはり余り華美にならんように、そういう礼状だけで済ますのも一つの手だと思いますが、やはり継続して寄附をしてくれる方も中にはいるかもしれません。ですから、やはり毎年毎年市と寄附された方の良好な関係と申しますか、そういう関係を是非努力して維持をしていってもらいたいと思います。そして、方によっては毎年毎年寄附をしてくれる方も出てこようと思いますので、是非そういう取り組みをお願いしておきたいと思います。 それから、最後ですが、今年度100万円の寄附の予算を計上しております。大体この基金の見込みと申しますか、何名の方を想定されているのか、その点をお伺いしたいと思います。 以上です。 ○議長(岡村剛承) 浦田企画広報課長。 ◎企画広報課長(浦田典男) ふるさと応援寄附条例の2回目のご質疑にお答えをいたします。 まず、この使い道の報告の件でございますけれども、施行規則の中に位置付けもとってまいりたいと思います。市長は毎年度寄附金の運用状況について市の広報及び公式ホームページに掲載するものとするというところで、毎年度公表してまいります。 また、年度の使い切りというお話もございましたけれども、この金額によりましてはそのような形で対応したいと思っております。 そして、寄附いただいた方の良好な関係でございますけれども、毎年続く方につきましては、また特に対応してまいりたいと、そのように考えております。 そして、今年度100万円計上の見込みの関係でございますけれども、今年度この制度始まりまして四万十市に幾らというような設定ができておりません。この8月末に全国の都道府県の寄附状況が新聞紙上に出ておりましたけれども、全国的に見ましても現在100万円以下が15府県、300万円以下で100万円までが16府県と、このような状況でございまして、各市町村それぞれまだお伺いはしておりませんけれども、まだ設定ができない、まず口座をつくるという意味で100万円計上させていただいております。また、これがどんどん増えていくようなことになりましたら、補正で対応をしていきたいと思います。 なお、この寄附につきましては、今後一層働きかけをしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(岡村剛承) 以上で中屋和男議員の質疑を終わります。 他に質疑者はありませんか。 北澤 保議員。 ◆9番(北澤保) ページ30ページ、「6号議案」、7款商工費。実は続いてやった方が効果があると思って手を挙げましたけども、他に振られましたので、少し間が持ててお互いが冷静な立場で質問ができると思います。 実はそれぞれの質問を聞いていて、私も同じような疑問を持つ一人でございます。そういう意味で、まず最初に、一般質問にも答えておりましたけども、今回の成功型のこの掘削について、温度また成分、いずれかという立場で答えられておりました。実はこれまでのずっと一連した話し合い、そして協議、また質問、そしてまた個別の説明、そういう中で常につきまとうものとしては、温泉に対する市民の考え方というのは、やっぱり成分が大事と考える。先程黒石議員の方からも言われておりましたように、温度についてはとかく加熱しなくてはならない、この実態が全国的な一つのやり方ですから、そこを見るとこの議案については、何といってもやっぱり成分を一番とせなくちゃならない、この点についてひとつ今回の予算、掘削については成分を大事と考える。 例えば、先程分類としては3つに分けられる。大きくイオンとか塩、そういうところのもので3つの分類と、それから9つの成分の中身について説明されておりました。私は9つ全てということには勿論ならんと思いますけども、一般的な成分をやっぱり保有する、こういうものでなかったら成功報酬型にはならない、このことをきちっとやっぱりこの議案提案に当たっては確約をしなければならないんじゃないか、そういう立場が1点です。そうであるかどうかについて確認したいと思います。この提案がそういう成分も必ずクリアできるそういう提案であるかどうかについて質問したいと思います。 2つ目には、僕達がこの議案を通すについては、やっぱり市民に対してどれだけ承知しているか、理解ができるかという立場に立ったときには、現在の温泉が、先程宮村課長は出なくなることはないと。それだけの掘削をして、仕様もしてやったんだと、そういう説明ですから、この500m以上になったときに、業者の成功責任において800m、ここまでを一つの目途として仕様書に書きたいという説明があった訳ですけども、私は500m以上になったときのことを責任の持てるその説明がなかったら、議案として提出すべきでない。先になったらそこに到達するだろうという見込みで議案提案というのは、私はこの今回の提案に非常に疑義を感じます。そういう面では、1月24日と言ったですかね、この時点以降に認可がおりて初めて掘削する、それは今の多少湯量は減っても需要に対して供給ができる今の温泉を堅持しながらやっていくそういうところが非常に不安定要素で提案されてますので、そこらがこの議案、どういう立場で出しているのか。そうしなかったら、当面今のこの議案で通さなかったら、待つことによってこの温泉をそれぞれの業者に、そして市民に対する供給ができないと見ているのか、この点について質問をしたいと思います。 これで第1回目の質問を終わります。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 「6号議案」について質疑にお答えいたします。 まず、最初の今回の成功報酬型の掘削についての成功の内容でございますけれども、北澤議員は成分を入れなさいという話でございますけれども、先程岡本議員の質疑にもお答えしたとおり、日本全国では単純温泉というのがほとんどでございます。これは先程申し上げたとおり、25℃以上あってほかの成分が正規の温泉法による基準に達してない成分がそれぞれ含まれている温泉が単純温泉でございますので、それが日本全国の温泉の大部分でございますので、今回の成功報酬型の成功の中身に成分はうたうものでございません。 それから、現在500mの県に対する審議会の許可をいただいております。これは2年間有効で、現在工事の中止という形で県には届けを出しておりますけれども、先程申し上げたとおり、今回予算を通していただかないと、これから県に対する手続だとか工事の関係、それから今の新安並温泉の旧の温泉の状況、それから今まで何回も説明してまいりましたけれども、いやしの里でああいう形で温泉を供給している状況で、いつ温泉がとまっても不思議ではないという状況でございますので、一日も早くこの温泉の問題については解決したいということで今回の議会に提案しているものでございます。よろしくお願いします。 ○議長(岡村剛承) 北澤 保議員。 ◆9番(北澤保) 今の単純温泉の基準で掘削をする、そういうことが明確にされておりますが、市民というのは、今のところそんなに利用されてないと思いますが、この温泉に対する期待というのはかなり、1,800万円もかける訳ですし、これまでもかけてきた金からいけば期待が大きいと思います。そういう面では、一般市民になったらいけませんが、成分について問わないという今の発言に対しては、ひとつこの議案を通すかどうかについての一つの私達の判断材料になるので、そういう意味でしつこいだけのことを聞いてますけども、納得のできるような中身をやっぱり提起してもらいたい。これまでの行き当たりばったりのやり方が今回またこういう温泉掘削という提案になったという印象が私には非常に強いので、敢えてこの議案審議に私参加できませんので、一つの材料として今お互いが確認する立場で問う訳ですから、3分類にされ、そしてまた9つの成分の中で、一定のものを含んでやるんだという一つの決意を求めたいと思います。 それから、この予算が通らないと審議会にかけれないという発言がある訳ですが、それであれば全てがまだ先行きの分からんものを全て市は提案しておるということになるんですね。しかし、現実にはそうではない。やっぱりきっちりそれが約束されて初めて施行する。議案としては出すけども、それから後にもし認可にならなかったらどうなるんですかこれ。議会の責任というのはいいかげんな議会になるんじゃないですか。そういう意味では、審議会でその認可がおりて、しかも現在の中止されたものが再度掘削することの認可を得てそして工事に取りかかる、これが当然の市の執行部の態度ではないですか。私達は議員として貴重なお金を、しかも1回でなくて、先の掘削に失敗しながら、そして今回の提案ですから、その認可と計画について明確に答えてください。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 2回目の質疑にお答えいたします。 今回の成功報酬型に成分を1つうたえという話でございますけれども、何回も説明しておるとおり、日本全国では皆さんが好まれている温泉というのは単純温泉でございます。ですから、ほかの成分がたくさん含まれて温度が25℃以上ある単純温泉を求めて工事をするものでございますので、そこをご理解を願いたいと思います。 それから、先程県の審議会のことについて申し上げましたけれども、県の審議会については同時進行型で提案をしていきますけども、工事の準備とか今回の見積もりをとったりいろいろかなり時間がかかります。そして、工事の着手につきましては、審議会が通って許可をもらってからやることとしていますので、そこのご理解をお願いしたいと思います。              (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村剛承) 小休にします。              午前11時29分 小休              午前11時31分 正会 ○議長(岡村剛承) 正会にいたします。 先程の質疑の答弁に対して執行部より訂正の申し出がありますので、お聞き取りください。 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 先程の質疑の中で、県の審議会に対して市の予算がなければ書類を提出できないという発言をしておりましたら、そこの部分は訂正をさせていただきます。 私としては、温泉掘削に対してそれぞれたくさんの準備がございますので、そこの部分について予算を通していただいたらというつもりでご発言しましたので、その辺はご理解よろしくお願いします。 ○議長(岡村剛承) 北澤 保議員。 ◆9番(北澤保) 今の訂正で分かった訳ですけども、先程の答弁の中で、現在の掘削については県に中止を申し出ちょうと、そういう答弁がございました。こういうことをしながら予算をつけて500mまでは掘る、こういう提案でしょう。ここに矛盾がないですか。当然それも含めながら認可を得てやると。事前の予告であれば我々は何ら問題ない訳ですけども、予算化する訳ですから。 また、いろいろ中身についても問題がありますけども、一番今私達が市民にきっちり説明するには、今出された議案が今必要かどうか、このことを問われると思います。市長が常に言われるように、優先順位をつけて予算をしていく、そういう中で今回先の分からないものをまずやっていくということについては、市長、その辺どう考えて今回の提案なんでしょうか。 ○議長(岡村剛承) 澤田市長。 ◎市長(澤田五十六) どうも理解の混乱があるようですけども、要するに500mまでの掘ってよろしいという許可はもろうてる訳です。従いまして、今回の予算によって500mまでは審議会の許可がありますので掘れる訳です。そこから先もし出なかった場合は、更に審議会の増し掘りの許可が要る訳です。従いまして、今回掘って、500mで出ればいい訳ですけれども、500mで出ない場合は、更に審議会にお願いを出さんといかん訳です。だから、今回予算がついて掘ってなければ、次の審議会もない訳です、掘れない訳です。業者とは増し掘りの契約はしてますけれども、500m以上掘るというのは審議会の許可が要る訳ですから、だから要するに今回500mまでは確実に掘りますけれども、それ以上のことになるかどうかは、結果を見て、勿論それで出て終わりとなればそれでいいし、そうでない場合には審議会の許可を得ないといけない訳ですから、1月までにその結果を出さんといかん訳です。だから、今回予算が通らなければ次の増し掘りの準備もできないということで、非常に明確だと思うんですけど、よろしいですか。              (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村剛承) 小休にします。              午前11時37分 小休              午前11時44分 正会 ○議長(岡村剛承) 正会にいたします。 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 北澤さんの質疑に対して紛らわしい答弁をいたしました。申し訳なく思っております。確実に今回の問題、例えば県の審議会に対しては、今県の審議会に対しては250mで工事の中止を申し出ています。250mから500mの審議会の許可はもらっております。これから500mに対しては工事を発注していきます。行きますが、500mでそれ以上の深いところを掘る必要がなった場合は、県の審議会の許可をいただいて工事をいたします。それまでは工事はいたしません。 ○議長(岡村剛承) 以上で北澤 保議員の質疑を終わります。 他に質疑者はありませんか。 宮本博行議員。 ◆13番(宮本博行) 「第6号議案」、27ページですが、4款衛生費、1項7目、これの診療施設勘定繰出金それから奥屋内へき地出張診療所会計繰出金、これは副市長から説明があったやもしれませんが、ちょっと私十分聞いてなかったもんで、くわしくちょっと説明をお願いしたいと思います。 それから、33ページ、9款消防費、1項2目の具同防火水槽修繕費、これの中身あるいは場所がどこなのか教えていただきたいと思います。 ○議長(岡村剛承) 岡村支所保健課長兼西土佐診療所事務局長。 ◎総合支所保健課長西土佐診療所事務局長(岡村武彦) ただいまの宮本議員の質問でございますけれども、この一般会計の補正の関係でございますが、4款の衛生費、1項の保健衛生費、7目の診療所費の関係でございますが、これは別途特別会計の方で出ております人件費の調整の関係でございまして、減額しておる関係でございます。 以上です。 ○議長(岡村剛承) 武田総務課長。 ◎総務課長(武田光司) 「第6号議案、一般会計補正予算」のページ33ページ、9款消防費の中の非常備消防費の具同防火水槽の修繕でございます。この防火水槽につきましては、昭和37年に建築したものでございまして、内部コンクリートの経年劣化によりまして漏水をしているという状況のようで、今回防水加工を施すというものでございます。 具体的な場所は、ちょっと現在私承知しておりませんので、調査してまたお知らせしたいと思います。 ○議長(岡村剛承) 以上で宮本博行議員の質疑を終わります。 他に質疑者はありませんか。 稲田 勇議員。 ◆16番(稲田勇) 「第6号議案」の補正予算25ページの古津賀東保育所解体に関してですが、これは統合された東保育所を解体することは分かりますが、解体後のその土地の利用についてはどのような計画を持たれておるのか、まずそのことについてお聞きしたいと思います。 ○議長(岡村剛承) 中山財政課長。 ◎財政課長(中山崇) それでは、「第6号議案」の古津賀東保育所の解体後の跡地の利用についてでございますが、これにつきましては、本9月補正予算にもお願いしておりますけれども、土地の後の解体後の測量委託をしております。測量委託後すぐには売買することはできないと思いますが、測量実施後、売買の手続をするようにしております。 以上でございます。 ○議長(岡村剛承) 以上で稲田 勇議員の質疑を終わります。 他に質疑者はありませんか。 藤田豊作議員。 ◆25番(藤田豊作) 一般補正予算の30ページ、7款商工費の温泉の関係でございます。皆さんからだんだんのご意見いただきましたけども、私何といたしましても温泉というもんの魅力はやっぱり泉質であろうと思う訳ですけども、課長が言われるには、全部に関連すると思いますが、掘ってみな分からんということも言われましたけども、単純鉱泉ということで今全国的に一般的に一番温泉が多いということですが、1つここで気になることは、伊田の温泉、下田のあの温泉に使用してるあの温泉と比べて泉質はどのように違うのか。 これは、僕はなぜかというたら、伊田の温泉に入った人は、みんながつるつるしていいという、それから湯冷めも来んみたいなというような評価を聞いたことがあるがですけども、この今の安並の温泉がそれに比べて違いがどのぐらいあるのか。 それからもう一つは、原点に返りますけれども、掘るまで分からんと言いましたけども、最初に250m掘るのに1,200万円ですか、かけてますね。それで、掘るまで分からんもんなら、何で500mの許可をとっておりながら、その時点で責任施行といいますか、出るまで掘らすということを何でしなかったのかと。私はそこの辺に課長の力というか、税金を有効に使うという気持ちが欠けちょうがやないかと、そこが僕は非常に残念ながですが、そのことによって今回のこの提案によってこの論議が起きてる訳ですが、そこの辺2点、明確に答えていただきたいと思います。 これで1回目の質問終わります。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 1回目の質疑にお答えいたします。 まず、温泉の成分の問題でございます。先程来、全国の温泉は単純温泉で、そういう形で皆さんが子供から老人まで喜ばれているという温泉がほとんどですという話をしております。藤田議員の言われる伊田岬の伊田の温泉ですけれども、単純温泉と1つだけ成分が入っておりまして、単純温泉に近い温泉でございます。透明で余りにおいもなくて、ぬるぬるっとした感触感があるそういう温泉でございます。 私達も是非そういう温泉を望んでおる訳でございますけれども、大変地下のことで申し訳ないがですけども、そこの部分については断定できないということでございます。 それから、平成19年度にボーリングしたときの状況なんですけども、大変いやしの里に温泉を運ぶことが難しい状況の中で、現在ある安並の隣に同じ深度のボーリングをすれば、私達は同じ泉質の温泉を掘り当てることができるということで事業を始めました。そこで、成功報酬ということは頭にございませんでしたので、私達はその当時200m掘れば温泉があるという形で入札を行い、工事を行いました。そこについては、先程言いましたように、温泉水が出ませんでしたけれども、大変申し訳ないと思っておりますけども、当時はそういう形でやりましたので、ご理解をしていただきたいと思います。 ○議長(岡村剛承) 藤田豊作議員。 ◆25番(藤田豊作) 説明はいただきましたけども、安並の温泉よりか伊田の温泉の方がはるかに人気があるということは皆さん御承知のとおりだと思いますけれども、やっぱりこれを市民に売る訳ですから、伊田よりか悪い温泉、今まで使いよった温泉よりか悪い温泉を買うてくれんかというても、なかなか僕は商売は難しいと思うがですよね。だけど、市民に売るということが何か僕はだまされちゃせんだろうかと。みんなに広く公表して楽しんでもらうために、当初のいやしの里、このいやしの里をつぶした問題は、東洋医学の里で漢方薬をやると。薬湯、薬ぜん、そういうものを提供するということでつくった施設です。それが今現在はもう病院を人に貸すような関係になっとる中で、それを今のホテルの経営者に全部委託してる訳でしょう。だから、市民にそういうものを売るということで、みんなのためになるからということで何かそこをぼやかされて、その温泉を助けるためにやるような仕事だと僕は評価する訳ですが、それはそれとして、やっぱり温泉というものをもっと皆さんが、執行部も真剣に考えて、これがいかざったらこうするやなしに、最初から僕はもう何年か前にこの計画が出たときに温泉掘れと、純粋に掘れと。そしたら4,000万円かそこらでできるという話をした経緯がありますけども、今更になりますけども、市長はその当時、体に効かん毒になる温泉もあるというようなことで掘らんと、こう言うたがですけんど、これほどの温泉を、いわゆる単純温泉といいますか、湯だけが、温度だけがあったら温泉になるからという考え方で掘るということについては、僕はもうこれは納得がいかんとこですけども、この考え方に変わりがないようですが、私は変わりがないとか、考える余地がない訳じゃないですから、もうちょっと真剣に、市民の気持ちが当然掘らないかんだろうというような気持ちを得るためには、もっとこの温泉の問題については真剣に考えていただきたいということを私は執行部の方に気持ちを改めていただきたいと思います。 ○議長(岡村剛承) 澤田市長。 ◎市長(澤田五十六) どうも余り頭がよく整理できてないような部分もありますので、改めて申し上げますと、まず当初下田に温泉掘れという提案でした。でも、地層から考えて古津賀より先は粘土層が厚く、そして温泉水に到達するまでに大分掘らんといかんというふうなことが分かっておりました。そういうことですので、成功報酬型でやれば4,000万円とか、金額は知りませんけども、一説には6,000万円、7,000万円という説もあります。所によっては1億円というふうな成功報酬型の掘り方もありますので、金額的には分かりませんけれども、多額のまず経費がかかるということです。 それから、掘って本当にお客さんに喜ばれるような温泉が出るかどうかは分からん訳です。それよりは、しかも地層もよくないということでしたので、近くにある温泉で喜ばれるようなものを持ってきて提供したらどうだろうかということで井の岬温泉とか馬荷温泉とかいろいろ近くの温泉水でできるものを試してみて、私は四国中の温泉へ大体入って回りましたけれども、その中で井の岬温泉の温泉水が非常にいいし、お客さんにも評判がいいということでそれを買って供給するということでした。当時井の岬温泉は供給量がふんだんにありましたんで、別に温泉を掘る必要もありませんでしたし、従ってそこから温泉を買って供給してたと。 しかしながら、これはだんだんに後から分かった訳ですけれども、井の岬温泉は掘れる量以上にいわば無理して掘っていてそれだけの量があった訳でございまして、それがポンプが壊れるか何かという問題が起きまして、従って能力以上には掘らないという方針になりまして、今までの供給量のような形で、従って毎日いやしの里に温泉水を供給するというふうなことができなくなりました。 しかしながら、市民及び観光客は温泉ということで期待して来られる訳でございますので、井の岬の供給できる湯量は、2日のうち1日は提供できるけども、あとの1日は提供できないということですので、それにかわる泉源が要るということで、私の頭の中では大体安並から馬荷から井の岬辺りへ同じような泉質の温泉が繋がってるんじゃないかというふうに私の頭の中には入ってます。地層的にどうなのかは検証されてませんけれども。そういうことで安並の温泉が利用できてましたんで、それを残りの1日供給するということで1日交代の温泉を供給してた訳でございます。 温泉につきましては、私自身も井の岬の温泉が好きでございますけれども、議員のおっしゃったとおりでございますが、しかし全国には恐らく何千何百という温泉がありまして、一つの温泉がいいからそこばっかり行くということではありません。たくさんの温泉を日本国中の人が楽しんでいる訳でございます。事実この安並温泉を供給している中村ホテルにも時々行って、お湯に入っている人達と話しましたけど、東京から来てる、あるいは横浜から来ているとかという人達が、この温泉は非常に素晴らしいと、さっぱりしているし、つるつるしてるし、きれいだしというふうなことで、それはそれで楽しんでくださっております。だから、バラも美しいけれどもシャクヤクも美しい、ユリも美しいというふうなもんだと思うんです。温泉についてもそういうことで、従って井の岬温泉でずっと供給できればいいんですけども、供給できない現状を踏まえ、しかも四万十市の中に喜ばれる泉源があるということを考えて安並温泉でやってました。 ただ、これも議員もご承知のとおり、その供給がだんだん細ってきましたので、その近くに新しい泉源を求めたところ、量は出るようになりましたし、つるつる感もありますし、においもありますし、今までの温泉よりも素晴らしい感じはありますが、残念ながら検査したところ温泉の規定量の成分が十分でなかったということで温泉ではないということで、それではどうするかということで現在の対応になってきてる訳でございますので、その辺を十分ご理解をいただきたいというふうに思う訳でございます。 更に、1点追加いたしますと、今度掘る温泉を掘り当ててその成分を確保することが大事だろうと言われますけれども、お聞きしますと、成分を確保した成功報酬というふうな掘り方はどこを探してもないそうでございます。つまり、温度については確実に上がってくるということで、ある程度掘れば温泉水、勿論湯層がなければ何にもならない訳ですけれども、ある程度掘ればそこに行き当たる訳でございますので、温度についてと供給量については成功報酬の契約の中に書けますけども、どういう成分、有効成分どればあのものを出すという契約はできませんので、但し我々が喜んでいいのは、25℃以上あるような地層に到達した場合は、これが真水であることはあり得ないんです。過去の経験法則からいえば、先程イオン量がなくてもpHがありますよというふうな話もありましたし、また一定安並温泉よりも深く掘ってる近くの温泉でいけば、例えばサンリバー跡地に出ております温泉でいけば、塩分濃度が濃くなって、塩分濃度が濃くなるとこれもつるつる感があります。そういうふうなことで、25℃以上のある程度掘った温泉に到達すれば、それはその成分が鉱泉というものに当たる成分があるかどうかは分かりませんけれども、十分お客さんを満足することができるような湯質であるというふうなことは蓋然性を持って言えることだろうというふうに思いますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(岡村剛承) 小休にいたします。              午後0時8分 小休              午後0時9分 正会 ○議長(岡村剛承) 正会にいたします。 藤田豊作議員。 ◆25番(藤田豊作) 答弁ありがとうございました。 確認しておきますけども、市長の言われたとおり、泉質の保証はできないと。だけど、25℃以上の温泉になるということですね。それじゃ、水質はどうでもええと。僕はやっぱりそう思いますよ。温度だけでね、やっぱり今仮りに言われたように、温度だけは25℃を絶対確保しますと。それは橋田議員が言われたように、理屈じゃなしに理論的に言うたら25℃以上になるがですけんね、25℃になること分かっちょって何でそのときに最初で1,200万円かかったときに掘らんのかと、その業者が。僕はそこが残念ながですよ。課長も管理監督する立場にあって、素人じゃと。だけども、泉質はどうであれ25℃の温度は確保してくださいよということを当初やっぱりやるときにこれは契約しとく必要あったがですよ。だから、いろんな方々が500m掘って出んときはどうするかという問題が出ようがでしょう。だから、僕はそしたら500m掘った時点で、それは500m掘ったら今の計算からしたら絶対3.何℃上がりますと。それじゃ25℃になりますよというて、これは親切な業者であって、出ざったらまた掘らしてくれ、何か足して掘らしくれ、またやったらええわと、僕はそうしかとれん訳です。 そこで、この中由何とかという今まで掘らせた業者が、いろいろ僕は聞く訳ですが、全国つぶれた業者同士が集まってやりよう会社というように僕は聞いちょうがです。とんでもない会社というように聞いちょりますが、これを最初の段階で、この温泉を掘るという市の計画を知って、ほかの業者が恐らく宮村課長のところへいろいろノウハウを行ちょうはずですがね、ところが実際問題として、その全部ノウハウを聞き出した後、中由工業といいますか、温泉掘削業者に、新潟県の方の業者にぽんとそのまま特命でやっちょるという経過も聞いてますが、それはそれとして、今後やっぱり1,800万円ぐらいの金額は金額ですが、ちゃんとした業者、それから四万十市の要望、この議会でこれだけ論議された経過を十分課長は分かっちょうはず、市長も、だからそれをやっぱり業者にかちっと伝えて、責任工法というものは、そのぐらいの説明をした上で、なおこれで厳重にやってくださいと、手から水がこぼれんようにしてくださいよと、わしらの立場がないからというぐらいのことを念押しをして、業者もかなり特定というか、選考して、十分やるように。 ただ、最後になりますが、その中由やいうのは何やら分からんような、つぶれた業者が集まってきてやりようような業者に任さんように、これだけはひとつお願いしておきます。 以上です。 ○議長(岡村剛承) 澤田市長。 ◎市長(澤田五十六) これは課長が最初に答弁したことですけども、温泉法を読みますと、簡単な法律ですけれども、温泉と称するのは、1つは湧出する温度が25℃以上であれば温泉であると。これが一つの規定です。それからもう一つ、25℃以上に達しない場合は鉱泉と呼ばれるので、一定の成分について一定量以上あればこれは鉱泉で、これも温泉と認めますと、こういう2つの項目から温泉法は規定されておりますので、25℃以上ある井戸につきましては、これはもうれっきとした温泉で、何も恥じることはない訳でございます。 しかも、そこから何が出るか分からんかというふうなものではなくて、地層というものがありますので、大体こういうものは出るだろうということは分かっておりますので、ただそれをここでこういうものが出ますから大丈夫という確約はできないということをご理解いただきたいと思います。 全国の温泉は25℃以上あるものがほとんどであろうと思いますけれども、それは成分的には十分足りてないので、課長が先程お答えしたように、大部分の温泉は単純泉といって成分が余り足りませんよと。但し、アルカリ性であるとか酸性であるとか、そういうものはありますので、アルカリ性単純温泉とかというふうに書かれておりますということでご理解をいただきたいと思います。 それから、当初からなぜここを成功報酬型にしなかったか、無駄遣いじゃないかというご質問については、この点につきましては、最初からこれを成功報酬型でやれば、私も値段についてはよく分かりませんけども、最低でも4,000万円とかあるいは6,000万円から7,000万円とかというふうにかかるというふうに言われておりますので、最初から出そうなという地層のところへ4,000万円というお金あるいは6,000万円か7,000万円か知りません、それを投入して確実出るというその確実性を選ぶか、それとも出そうだから、出ることは分かってるから、出そうであるからそこにより少額のお金をかけて出ることを期待して掘るかという判断になる訳で、後者の判断をとって、余りお金をかけないで温泉水が出ればいいということで前回の掘削をした訳でございますが、残念ながらそこについてはイオン量が規定のものに達しない、そして温度も規定温度に達してないということで温泉と呼べないので、従って今度はそこから増し掘りをするという形で見積もりをとったところ、1,800万円ぐらいで成功報酬型のものができるということでございます。 そうすると、今まで1,100万円かかって、1,800万円ですから2,900万円ですよね。最初から成功報酬型でやれば4,000万円ぐらいは最低かかったかもしれないのが2,900万円ぐらいで掘れる訳でございますので、その辺はご理解をいただきたいというふうに思います。 なお、業者については、私は分かりませんので、もしあれば課長からお答えします。 ○議長(岡村剛承) 宮村商工観光課長。 ◎商工観光課長(宮村和輝) 業者の選定についてお答えいたします。 私達、業者の選定につきましては、市の方に指名願が全国から出された業者で契約をする担当の方が業者の指名を行いました。そこに私達はどの業者がどう入ってるということは存じておりませんし、前回落とされた中由商会が、途中で私は一度も会ったこともございません、特定の業者から話を受けたこともございません。 以上でございます。 ○議長(岡村剛承) 以上で藤田豊作議員の質疑を終わります。 他に質疑者はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村剛承) 質疑なしと認めます。よって、これにて質疑を終了いたします。 これより議案の委員会付託を行います。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案の委員会付託については、付託表に記載のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村剛承) ご異議なしと認めます。よって、付託表に記載のとおり、それぞれの所管常任委員会に付託することに決しました。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 9月20日、21日は土曜日、日曜日、22日は教育民生常任委員会審査、23日は祝日、24日は産業建設常任委員会審査、25日は総務常任委員会審査のためそれぞれ休会、26日午前10時会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 どうもご苦労さまでした。              午後0時19分 散会...