土佐市議会 > 2022-12-20 >
12月20日-04号

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  1. 土佐市議会 2022-12-20
    12月20日-04号


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    令和 4年  第4回定例会(12月)        令和4年第4回土佐市議会定例会会議録(第4号) 令和4年12月20日第4回土佐市議会定例会土佐市議会議場に招集された。1 出席議員は次のとおりである。 1番 大森  陽子    2番 村上  信夫    3番 森田  邦明 4番 山脇  義英    5番 池  宗二郎    6番 宇賀  裕生 7番 所   紀光    8番 野村  昌枝    9番 浜田  太蔵10番 田村  隆彦   11番 田原  計男   12番 糸矢  幸吉13番 戸田  宗崇   14番 中田  勝利   15番 三本 富士夫2 欠席議員は次のとおりである。 な し3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。市     長  板原  啓文    副  市  長  田中  和徳教  育  長  中内  一臣総 務 課 長  片山  淳哉    企 画 財政課長  合田  聖子防対策課長  広沢  章郎    税 務 課 長  横田  琢也市 民 課 長  田中  祐児    戸 波 総合市民  田村  真一                   セ ン ター所長USAくろしお  松岡  章彦    建 設 課 長  有藤  芳生セター所長兼 水 産 課 長建設課波介川・  関   祐介    都 市 環境課長  山本  文昭水 資 源 対 策担 当 参 事福 祉 事務所長  西原  正人    北 原 クリーン  嶋﨑  貴子                   セ ン ター所長健康づくり課長  岡林   輝    長 寿 政策課長  中平  勝也子育て支援課長  横山  理恵    産 業 振興課長  矢野  康孝会 計 管 理 者  高橋  修一    生 涯 学習課長  合田  尚洋兼 会 計 課 長学 校 教育課長  井上 夕起子    学 校 給 食  下村   哲                   セ ン ター所長水道局業務課長  千頭  良弐    消  防  長  横川  宏二病院事業管理者 横川  克也    病 院 局事務長  吉永  健太4 本会の書記は次のとおりである。議 会 事務局長  小松  和加    議会事務局次長  田原  央子5 議事日程 令和4年12月20日(火曜日)午前10時開議   第1 議案第1号から第21号まで      (委員長報告質疑討論・採決)   第2 市議第1号   第3 閉会中の委員会審査調査承認要求の件                            開議 午前10時 0分 ○議長森田邦明君) ただいまより、本日の会議を開きます。 現在の出席議員数15名、よって会議は成立いたしました。 日程第1、議案第1号から第21号まで、以上21件を一括議題といたします。 これより、順次委員長報告を求めます。 まず、総務産業建設常任委員長報告を求めます。 ◎総務産業建設常任委員長山脇義英君) ┌───────────────────────────────────────┐│                             令和4年12月20日││                       土佐市議会総務産業建設常任委員会││                             委員長  山脇 義英││   土佐市議会議長                             ││    森田 邦明 様                            ││                委員会審査報告書               ││ 委員会付託の案件は、審査の結果次のとおり決定したので、会議規則第103条││の規定により報告します。                           ││                   記                   ││議案第 2 号 土佐情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定につい ││       て                               ││       満場一致原案可決                        ││議案第 3 号 土佐地区計画の区域内における3項道路にのみ接する建築物制限 ││       に関する条例の制定について                   ││       満場一致原案可決                        ││議案第 4 号 土佐地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定に ││       ついて                             ││       満場一致原案可決                        ││議案第 5 号 職員定年引上げ等に伴う関係条例の整備について         ││       満場一致原案可決                        ││議案第 6 号 職員定年等に関する条例の一部改正について           ││       満場一致原案可決                        ││議案第 7 号 土佐一般職職員の給与に関する条例の一部改正について     ││       満場一致原案可決                        ││議案第 8 号 土佐一般職職員退職手当に関する条例等の一部改正について  ││       満場一致原案可決                        ││議案第 9 号 土佐水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正に ││       ついて                             ││       満場一致原案可決                        ││議案第11号 督促手数料の廃止に伴う関係条例の整備について          ││       満場一致原案可決                        ││議案第13号 令和4年度土佐一般会計補正予算(第7回)中当委員会付託分   ││       満場一致原案可決                        ││議案第15号 令和4年度土佐住宅新築資金等特別会計補正予算(第1回)    ││       満場一致原案可決                        ││議案第20号 令和4年度土佐水道事業会計補正予算(第2回)         ││       満場一致原案可決                        │└───────────────────────────────────────┘ 以上でございます。 ○議長森田邦明君) 総務産業建設常任委員長報告が終わりました。 続いて、教育厚生常任委員長報告を求めます。 ◎教育厚生常任委員長池宗二郎君) ┌───────────────────────────────────────┐│                             令和4年12月20日││                         土佐市議会教育厚生常任委員会││                             委員長  池 宗二郎││   土佐市議会議長                             ││    森田 邦明 様                            ││                委員会審査報告書               ││ 委員会付託の案件は、審査の結果次のとおり決定したので、会議規則第103条││の規定により報告します。                           ││                   記                   ││議案第 1 号 健康都市宣言について                      ││       満場一致原案可決                        ││議案第10号 土佐病院事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正に ││       ついて                             ││       満場一致原案可決                        ││議案第12号 土佐予防接種健康被害調査委員会条例の一部改正について     ││       満場一致原案可決                        ││議案第13号 令和4年度土佐一般会計補正予算(第7回)中当委員会付託分   ││       満場一致原案可決                        ││議案第14号 令和4年度土佐国民健康保険特別会計補正予算(第2回)     ││       満場一致原案可決                        ││議案第16号 令和4年度土佐学校給食特別会計補正予算(第3回)       ││       満場一致原案可決                        ││議案第17号 令和4年度土佐農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)   ││       満場一致原案可決                        ││議案第18号 令和4年度土佐介護保険特別会計補正予算(第2回)       ││       満場一致原案可決                        ││議案第19号 令和4年度土佐後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)    ││       満場一致原案可決                        ││議案第21号 令和4年度土佐病院事業会計補正予算(第2回)         ││       満場一致原案可決                        │└───────────────────────────────────────┘ 以上、御報告いたします。 ○議長森田邦明君) 教育厚生常任委員長報告が終わりました。 以上で、各委員長報告が終わりました。 これより、ただいまの各常任委員長報告に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより、討論を行います。 討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 暫時休憩いたします。     休憩 午前10時 5分     正場 午前10時 5分 ○議長森田邦明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより、電子表決により採決いたします。 まず、総務産業建設常任委員会付託議案第2号、第3号、第4号、第5号、第6号、第7号、第8号、第9号、第11号、第15号、第20号、以上11件を一括して採決いたします。 これら11件に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告のとおり決することに、賛成か反対または棄権のボタンを押してください。      (電子表決) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 押し忘れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、これら11件は、原案のとおり可決されました。 続いて、教育厚生常任委員会付託議案第1号、第10号、第12号、第14号、第16号、第17号、第18号、第19号、第21号、以上9件を一括して採決いたします。 これら9件に対する委員長報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告のとおり決することに、賛成か反対または棄権のボタンを押してください。      (電子表決) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 押し忘れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、これら9件は、原案のとおり可決されました。 続いて、分割付託しておりました議案第13号「令和4年度土佐一般会計補正予算(第7回)」について、採決いたします。 本案に対する各委員長報告は、いずれも原案可決であります。 委員長報告のとおり決することに、賛成か反対または棄権のボタンを押してください。      (電子表決) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 押し忘れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第13号は、原案のとおり可決されました。 ただいま、市長から追加議案が提出されましたので、局長に朗読させます。 議会事務局長。 ◎議会事務局長小松和加君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│                             土総務第2048号││                             令和4年12月20日││   土佐市議会議長                             ││     森田 邦明 様                           ││                             土佐市長 板原 啓文 ││              追加議案の送付について              ││ 令和4年第4回土佐市議会定例会に提案する追加議案を別紙のとおり送付しますので││付議してください。                              ││                  目  次                 ││ 議 案                                   ││  第22号 令和4年度土佐一般会計補正予算(第8回)           │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。 ○議長森田邦明君) 局長の朗読が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま提案されました議案第22号を、この際日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 議案第22号「令和4年度土佐一般会計補正予算(第8回)」を議題といたします。 ただいま、議題となりました議案について、提案理由の説明を求めます。 板原市長。 ◎市長(板原啓文君) おはようございます。 緊急に御審議をいただきたい案件がございますので、議案を追加し、ここに提案をいたします。 提案いたしておりますのは、議案第22号「令和4年度土佐一般会計補正予算(第8回)」であります。 今回の補正につきましては、出産子育て応援交付金事業に係る経費となっております。この経費につきましては、10月28日の物価高克服経済再生実現のための総合経済対策閣議決定において、支援が手薄な0歳から2歳の低年齢期に焦点を当てて、妊娠時から出産子育てまで一貫した伴走型相談支援の充実を図るとともに、地方自治体の創意工夫により、妊娠・出産時の関連用品購入費助成や、産前・産後ケア・一時預かり・家事支援サービス等利用負担軽減を図る経済的支援を一体として実施する事業を創設し、継続的に実施することが盛り込まれました。このことを踏まえ、令和4年度補正予算(第2号)案において、出産子育て応援交付金の予算が計上され、今月2日に成立したところであります。国は、妊娠届出時や出生届出時等に妊婦・産婦を対象に面談を実施する伴走型相談支援妊娠届出時の面談実施後に出産応援ギフトとして5万円相当、出生届出時等の面談実施後に子育て応援ギフトとして5万円相当のサービス利用料助成・減免、クーポン等といった現金以外にも幅広い支給方法を選択できる出産子育て応援ギフトを組み合わせた形で、全ての妊婦・子育て家庭のニーズに即した効果的な支援となるよう工夫し、この支援を早期に対象者に届けることを目指しております。 市といたしましては、閣議決定及び12月6日の物価・賃金・生活総合対策本部における内閣総理大臣の妊娠時から出産子育てまでの伴走型相談支援と10万円の経済的支援を一体的に行う応援交付金については、年初より実施可能な市町村から随時支援を開始するなど、速やかに支援を届けていくという発言を受け、妊婦・子育て家庭に対し迅速かつより効果的な支援を行うため、急遽、事業に係る経費について補正予算を計上するものであります。支給対象者としましては、令和4年4月以降に出産された全ての方が対象とされており、本年度中に出産が見込まれる10万円の支給対象者を200名、妊娠届出が見込まれる5万円の支給対象者を49名と見込み、支給額は2,245万円、事務費分を含めた事業費としましては2,248万8,000円、財源としましては国3分の2、県6分の1、市6分の1となっております。 また、今後のスケジュールといたしましては、議案を御承認いただいた後、準備が整い次第、速やかな支給を目指し、取り組んでまいりたいと考えております。   以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,248万8,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を172億285万円とするものであります。 このほか、事業の完了が翌年度となる見込みがあります津波避難タワー整備事業につきまして、工事に伴う工損事後調査委託業務に係る経費として1,873万3,000円と調査後の補償に係る経費として80万円の合わせて1,953万3,000円の繰越明許費の追加をお願いするものであります。 以上が、議案に関しましての説明でありますが、詳細につきましては、御審議の過程で説明申し上げたいと存じますので、御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 令和4年12月20日。 土佐市長 板原啓文。 ○議長森田邦明君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 これより、議案第22号の審議に入りますが、本案については、委員会付託を省略し、本会議で審議をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、議案第22号の審議に入ります。 これより、質疑を許します。 質疑はありませんか。 村上信夫君。 ◆2番議員村上信夫君) 新生児について10万円の給付金をするというのが、確か6月か7月に臨時交付金を活用してするというのを決めたと思うんですけど、それとの関連、整理はどのようにされるんでしょうか。 ○議長森田邦明君) 岡林健康づくり課長。 ◎健康づくり課長岡林輝君) 今般の出産子育て応援交付金とコロナの臨時交付金を活用してのもんていうのは、性質が違うものでございまして、今年度土佐市が独自にやってる10万とは別にですね、実施をいたしたいと考えております。 あくまでも伴走型相談支援経済的支援を一体的に実施するという趣旨に沿って、本年度4月以降に産まれた方には、10万円で給付を行っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長森田邦明君) 村上信夫君。 ◆2番議員村上信夫君) つまりその、両方もらえるということでいいですか。 (「いいです」と、岡林輝健康づくり課長述ぶ) ○議長森田邦明君) ほかに質疑はありませんか。 山脇義英君。 ◆4番議員山脇義英君) 事業の工事に伴う、タワーの件ですけど、工損事後調査委託業務に係る経費として1,873万3,000円とありますけど、ちょっともう少し詳しく教えていただけないでしょうか。 ○議長森田邦明君) 広沢防災対策課長。 ◎防災対策課長広沢章郎君) 今回の繰越明許費補正の内訳といたしましては、先ほど山脇議員がおっしゃられたように、工損事故調査委託業務、そのいわゆるどのような損害が発生してるかっていうような内容を、それぞれの建物であったり、付属物ブロック塀等調査を現地で行う委託業務の費用といたしまして1,873万3,000円。また工損事故調査後の賠償金ということで、損害に対する賠償金として80万円ということで、この80万円という部分につきましては、実際どれぐらいの被害が出てるのかっていうのは現時点で分かりませんので、参考といたしまして、一つの建物当たり5万円っていう単位での算定をしておるところです。
    議長森田邦明君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより、討論を行います。 討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより、電子表決により採決いたします。 議案第22号を原案のとおり決することに、賛成か反対または棄権のボタンを押してください。      (電子表決) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 押し忘れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第22号は、原案のとおり可決されました。 暫時休憩いたします。     休憩 午前10時22分     正場 午前10時23分 ○議長森田邦明君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 今期定例会に提出されております議員提出議案1件について、局長に朗読させます。 議会事務局長。 ◎議会事務局長小松和加君) 議案名を朗読いたします。 市議第1号 防衛費を「GDP比2%」に増額することに反対する意見書(案) 以上です。 ○議長森田邦明君) 局長の朗読が終わりました。 日程第2、市議第1号「防衛費を『GDP比2%』に増額することに反対する意見書(案)」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 浜田太蔵君。 ◆9番議員浜田太蔵君) 防衛費を「GDP比2%」に増額することに反対する意見書を提出したいと思います。 現在もウクライナにおいて泥沼の戦闘が続いています。ロシアによる帝国主義的な武力侵攻の結果であります。そのために、ウクライナの人々は命を奪われ、厳しい生活を強いられています。ロシアにおいても罪なき若者が戦場に駆り出され命を落としています。 国と国の政治的問題を武力により解決しようとすれば、その犠牲になるのは一般市民であります。近年でもイラク戦争アフガン戦争があり、シリアでは内戦が続いています。これらの戦争にはいずれも大国の思惑が介在し、多くの罪なき人々が犠牲になりました。 今、政府はウクライナ戦争を奇貨として防衛予算の倍増・GDP比2%にしようとしています。防衛費は毎年増え続け6兆円近くに上り世界で9番目でありますが、これを2%にすると11兆円に達しアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の軍事大国となります。また、射程1,000キロを超える巡航ミサイル敵中枢を含む基地攻撃能力を備えることは、中国に次ぐ軍事大国としてアジアの緊張を高めることになります。そして、敵国が攻撃準備に着手した段階での先制攻撃さえ行うとしていますが、この着手情報アメリカの情報によるところが大きく、危険極まりないものです。 さらに、その財源のための所得税消費税の増税が必ず行われることになります。消費税にすれば2・3%の増税であります。少子高齢化が急速に進行していますが、これらへの対策は不十分なままで、私たちの生活は一段と厳しいものになります。 まして、この防衛費アメリカが対中国政策の一環として進めている鹿児島から南シナ海にかけてのミサイル攻撃網、第一列島線建設のために使われるのであり、日・米軍の一体的運用をさらに進めることになります。日本は再び中国と戦争をする国になるのかが問われています。 防衛費GDP比2%への増額や長射程の武器保有・敵基地攻撃は、これまで政府が説明してきた自衛隊の存立と目的を180度覆すことになります。日本国憲法は武力による紛争の解決を認めていないし、憲法9条とも相容れません。 よって、政府におかれましては防衛費GDP比2%への増額を中止することを強く求めるものであります。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 令和4年12月20日。 以上が本文です。 さて、内容の説明をさせていただきます。 今、ウクライナに対してロシアが侵略戦争を開始したことが全世界に衝撃を与えました。日本でも国民の皆さんは連日テレビで報道されるウクライナの厳しい状況を目の当たりにして一種のパニック状態になっており、冷静に状況を見て判断する状態ではなくなっています。ここを利用して政府は危機をあおり、防衛政策を大転換させようとしています。 防衛予算化される11兆円です。我が国の予算は名目100兆円超になっていますが、国債の利払いなど国債関係費を除けば、実質80兆円規模です。11兆円は予算の実質15%にもなります。 東京新聞によると、大学の授業料を全て無償化するのに必要な額は1兆8,000億円。小中学校の給食費の無料化は4,386億円。公的保健医療の無料化には5兆1,837億円あればできるとあります。 これまで、重点装備品として購入された武器ですが、購入費と維持費を比較できる16品目中12品目で購入費よりも維持費が上回っています。たとえばグローバルホーク無人偵察機は4.81倍。スタンド・オフ電子戦闘機は4.57倍。F35B戦闘機が3.34倍になっています。現在の兵器は精密機械そのものですので、後年負担が必要な維持管理費は巨額になります。もちろんこれらは企業の機密事項ですので、メーカーの言いなりで行われます。  今回、財源も明らかにせず、武器買いを進めようと言っています。お金に色がついているわけではありませんので、あちらの支出が増えればどこかの支出は減ります。減った分をどうするか。所得税は増やさないと言いながら復興税をちょろまかそうとしていますが、必ず消費税を上げてきます。そのときは、福祉目的とか子供のためとか言ってくるだろうと思います。 さて、ロシアウクライナの戦争ですが、ウクライナという国は、国家は、ソビエトの崩壊まで存在しなかった国です。そのため、ドンバス地方にはロシア人とロシア系の住民もたくさんいます。西にはポーランド系の人も多いようです。ここではいろいろな問題が生じていました。しかし、これらはウクライナの国内問題です。これにロシアが軍事介入を行うことは断じて許されません。 今、台湾問題、中国封じ込めの一環として沖縄を中心に南西諸島にミサイル基地が急ピッチで建設されています。しかしよく考えてください。1972年に日本は中国との国交回復に当たっての日中共同声明において、台湾は中国の一部であることを認めたのです。中台問題はあくまでも中国の国内問題なのです。日本が軍事的に対処する問題ではありません。しかし今、アメリカ軍がこれに介入し、戦闘に至れば南西諸島の自衛隊も戦闘に加わる態勢の整備が進めているのです。武力衝突により、これに加担すれば明らかに内政干渉です。今、ロシアがやっていることと同じことになろうとしています。 トマホークの最大飛距離は2,500キロメートルと言われています。ちなみに宮古島から真西の中国福州市までは約600キロ。沖縄本島から西の台州市まで670キロ。山口県から北京までは1,500キロ程度です。 一度武器が使用され、敵味方それぞれに戦死者が出れば、戦いは容易に終わりません。一方が徹底的に壊滅され戦闘能力を失うか、大国が戦争に疲れあきらめるか、そういう状態にまで続きます。その間には計り知れない命が奪われ、国土は破壊されます。だから、戦争は決して起こしてはならないのです。 相手に戦争を起こさせないだけの脅威を与える武力を持たなくてはならないと言います。この理論で言えば、最終的には、最新鋭の弾道ミサイルと核での武装となります。朝鮮民主主義人民共和国は、確かに弾道ミサイルを発射し、性能の向上を努めています。だからといって、日本と戦争をしようと準備しているのでしょうか。アメリカに攻め込まれたくないだけのことではないのですか。この主張は、北朝鮮の理屈と同じことではないのですか。武器を持たなければ攻められる。この論理で言えば、全ての国が核武装することを認めなければならない理屈になります。これは世界が核戦争と常に隣り合わせになっているそういう状態を認めることです。 中国はどうでしょう。日本と戦争するメリットや原因がどこにありますか。台湾は中国の内政問題です。中国が日本を攻撃する原因は、米中戦争という事態で日本にある米軍基地が攻撃の的となることでしょう。それは取り返しのつかない惨事となります。このような事態になってもいいのでしょうか。その状況へ向かう一歩となるのではないでしょうか。 また、日本はどうあるべきか考えていただきたい。 日本の人口は2050年頃には、9,900万人程度になる。25%も人口が減ります。高齢化率は39.6%となる予想をされております。さらに2100年には、6,500万から4,000万程度になると言われています。少子高齢化への対策、これは待ったなしです。 軍備費に、根拠のない軍備費にお金を使う余裕はありません。 皆さんもウクライナ戦争という軍事大国の侵略戦争下で、感情的に高ぶっているとは思いますが、ぜひ冷静に判断をいただき御賛同いただきますようにお願いを申し上げます。 以上です。 ○議長森田邦明君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本案については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、質疑を許します。 質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 討論はありませんか。 池宗二郎君。 ◆5番議員池宗二郎君) 「防衛費を『GDP比2%』に増額することに反対する意見書(案)」を提出することに、反対の立場で討論をいたします。 まず、現在、我が国を取り巻く環境、状況っていうのをもう一度考えていただきたいんですが、政権が変わるたびに国際条約の締結内容をほごにし、存在しない領土問題を主張する隣国があり、国連の制裁などお構いなしにミサイルを打ちまくる独裁国家があり、過去30年間で約40倍まで国防費を増やし、経済、軍事ともに大国となった国は毎日のように領空・領海侵犯のおそれのある挑発行為を繰り返し、台湾海峡での緊張感を高めています。 さらに、世界中の多くの人々の予想を覆し、ウクライナへの武力侵攻という暴挙に出た国とは、国境を1,500キロにわたり隣接しているのが我が国です。 以上のことから、日本が抱える安全保障環境は、戦後最悪と言っていい状況です。 先ほど浜田議員が述べられた意見書の中に、増額を反対する意見書案の中に、敵国が攻撃準備に着手した段階の着手情報アメリカの情報によるところが大きく、危険極まりないとありました。それに関しては、私も同意見なんですが、じゃあなぜアメリカの情報に多くを頼らざるを得ないのかは、単純に我が国の国防費が十分でないからです。増額の費用を賄う財源の議論は、政府から大綱は示されていますが、それに関しては、まだまだ議論が必要だと思います。しかしながら、国を守るための費用は先ほど述べた日本を取り巻く現状から絶対に増額をすべきです。議論の中で財政の使い方っていうのをおっしゃてたと思うんですが、考えとして僕は、家を守ることを考えてるのに、家を守る費用が必要だっていうところなのですが、ソファーやベッドやテレビの話をしても仕方がないのかなっていうのが僕の考えです。 今後も日本の領海、領空、国土、国民の生命、主権をしっかり堅持していただけるそういう状況を作る判断を皆様に期待を申し上げます。 以上です。 ○議長森田邦明君) ほかに討論はありませんか。 村上信夫君。 ◆2番議員村上信夫君) 私は、浜田議員意見書に対して賛成の立場で討論いたします。 確かにロシアによるウクライナ侵略は断じて許されない国際法違反の行為です。 そうした中でヨーロッパなどNATOでは軍事強化も確かに行われてはいますけれども、一方で国際的な平和のこれまでの枠組みを守ろうといったことも大きく広がっています。 例えば、核兵器禁止条約、これもよく取り沙汰されておりますけれども、被爆者の皆さんの悲願であった、この世界から核兵器を禁止する。このような条約もつくられて、参加国も大きく広がっています。 また、アジアでも東南アジアなどでは、かつてベトナム戦争で二分するような状況もありましたけれども、国連憲章を活用した友好協力条約、各東南アジアの国々が結びまして、今、中国の問題なんかもありますけれども、粘り強く話合いで解決しているこういう状況も生まれている。 ASEANでは、ASEANサミットというのを開いて、これアジア全体にそうしたことを広げようっていう努力もされています。あまりマスコミでは取り上げなかったけれど、アジア全体で政党が集まる会議もありましたけれども、そうした中でも紛争の解決なんかについては、武力による政治じゃなくって、対話や協調し合っていく、こういうことが大事だってことも最後にね、お互いの決議で決めるということになっておりますので、やはり平和憲法を持つ国としては、そういう平和の流れを大いに促進するような外交努力、そして中国や北朝鮮も巻き込む、包み込むようなことが大事だと思います。 ○議長森田邦明君) ほかに討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより、電子表決により採決いたします。 市議第1号、本案を原案のとおり決することに、賛成か反対または棄権のボタンを押してください。     (電子表決) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 押し忘れなしと認め、確定いたします。 賛成少数であります。 よって、市議第1号は、否決されました。 日程第3、閉会中の委員会審査調査承認要求の件を議題といたします。 各委員長から所管事項の審査調査承認要求書が提出されておりますので、局長に朗読させます。 議会事務局長。 ◎議会事務局長小松和加君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│                承認要求書                  ││ 総務産業建設常任委員会、教育厚生常任委員会、議会運営委員会は、議会閉会中、次││の事項を審査又は調査いたしたいので、承認されるよう要求いたします。      ││                  記                    ││ 1 事  項 本委員会付託の案件又は所管に属する事項            ││ 2 期  間 審査調査の終了まで                      ││              令和4年12月20日               ││    土佐市議会議長 森田 邦明 様                    ││              総務産業建設常任委員長 山脇 義英         ││              教 育 厚 生 常任委員長 池 宗二郎         ││              議 会 運 営 委 員 長 戸田 宗崇         │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。 ○議長森田邦明君) 局長の朗読が終わりました。 お諮りいたします。 本件に関し、ただいま朗読のとおり承認することに、御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、これを承認することに決しました。 これをもって、今期定例会に付議されました案件は、全て議了いたしました。 閉会に当たり、市長から、発言の申入れがあっておりますので、許可いたします。 板原市長。 ◎市長(板原啓文君) 議員各位におかれましては、御多用の中御参集賜り、追加分も含めまして本議会提出させていただいておりました各議案につきまして、慎重なる御審議の上、それぞれ御決定いただきましたことを心から感謝申し上げます。 今議会、御審議中に賜りました貴重な御提言等を大切にさせていただきながら、議員各位との情報共有に意を持ち、安心・安全を基調とした夢の持てる元気な土佐市創生、市民の皆様に土佐市に住んでいてよかったと思っていただける土佐市づくりに向け、邁進してまいる所存でございますので、今後なお一層の御指導、御鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。 新型コロナウイルスに翻弄された3年間、今、第8波の中にあり、また厳しい状況が続いてまいりますが、特効薬ができるまではワクチン接種と基本的な感染対策の徹底しか方法がない状況でございます。皆さんもどうかお気をつけください。 なお、この新型コロナウイルスはもとより、昨今の諸物価高騰により様々な産業分野で少なからぬ影響が出ており、国、県でも取り組んでおられますが、市といたしましても実態を確認する中で可能な限りの取組を工夫してまいりたいと考えております。議員各位のなお一層の御指導、御支援、御協力をよろしくお願い申し上げます。 市民の皆様の安心・安全な暮らしを確保することが喫緊の命題と捉え、一層気を引き締めて取り組んでまいります。 新しい年の市民の皆様、議員各位の御健勝、御多幸を祈念申し上げ、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。 今議会、誠にありがとうございました。 ○議長森田邦明君) 以上で、令和4年第4回土佐市議会定例会を閉会いたします。                             閉会 午前10時48分...