令和 4年 第4回定例会(12月) 令和4年第4回
土佐市議会定例会会議録(第1号) 令和4年12月5日第4回
土佐市議会定例会が
土佐市議会議場に招集された。1
出席議員は次のとおりである。 1番 大森 陽子 2番 村上 信夫 3番 森田 邦明 4番 山脇 義英 5番 池 宗二郎 6番 宇賀 裕生 7番 所 紀光 8番 野村 昌枝 9番 浜田 太蔵10番 田村 隆彦 11番 田原 計男 12番 糸矢 幸吉13番 戸田 宗崇 14番 中田 勝利 15番 三本 富士夫2 欠席議員は次のとおりである。 な し3
地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。市 長 板原 啓文 副 市 長 田中 和徳教 育 長 中内 一臣総 務 課 長 片山 淳哉 企 画
財政課長 合田 聖子防 災
対策課長 広沢 章郎 税 務 課 長 横田 琢也市 民 課 長 田中 祐児 戸 波
総合市民 田村 真一 セ ン
ター所長USAくろしお 松岡 章彦 建 設 課 長 有藤 芳生セ ン
ター所長兼 水 産 課 長
建設課波介川・ 関 祐介 都 市 環境課長 山本 文昭水 資 源 対 策担 当 参 事福 祉
事務所長 西原 正人 北 原 クリーン 嶋﨑 貴子 セ ン
ター所長健康づくり課長 岡林 輝 長 寿 政策課長 中平
勝也子育て支援課長 横山 理恵 産 業
振興課長 矢野 康孝会 計 管 理 者 高橋 修一 生 涯 学習課長 合田 尚洋兼 会 計 課 長学 校 教育課長 井上 夕起子 学 校 給 食 下村 哲 セ ン
ター所長水道局業務課長 千頭 良弐 消 防 長 横川 宏二
病院事業副管理者 横川 克也 病 院
局事務長 吉永 健太4 本会の書記は次のとおりである。議 会
事務局長 小松 和加
議会事務局次長 田原 央子5 議事日程 令和4年12月5日(月曜日)午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2
会期決定の件 第3 議案第1号から第21号まで (
提案理由説明) 開会 午前10時 0分
○議長(
森田邦明君) ただいまより、令和4年第4回
土佐市議会定例会を開会いたします。 現在の
出席議員数15名、よって会議は成立いたしました。 直ちに、本日の会議を開きます。 この際、日程に先立ちまして、諸報告をいたします。 諸報告は、配付の報告書のとおりであります。 これより、日程に入ります。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、1番大森陽子さん、5番池宗二郎君を指名いたします。 よろしくお願いいたします。 日程第2、
会期決定の件を議題といたします。 本件に関しては、12月2日、
議会運営委員会を開いていただき、御協議願いましたので、
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長。
◎
議会運営委員長(戸田宗崇君) おはようございます。 12月2日、
議会運営委員会を開き、
今期定例会の会期並びに運営について、次のとおり決定したので、報告をいたします。 会期につきましては、本日から20日までの16日間とし、
議案審議は、各
常任委員会に付託して審査することといたしました。 会期中の
総括日程について説明しますと、本日、全議案を上程し、市長の
提案理由の説明を受け、散会といたします。 明6日から11日までの6日間を休会とし、12日に本会議を再開して、当日から14日までの3日間を議案に対する質疑並びに
一般質問とし、それが終結し次第、各
常任委員会へ議案を付託して、
委員会審査に入っていただきます。
委員会審査は、16日までに終わっていただき、17日から19日までを休会とし、20日の本会議において、
委員長報告、質疑、討論、採決、請願、陳情、
意見書案等全ての処理を行い、閉会といたします。 なお、議案に対する質疑並びに
一般質問の通告は、本日、市長の
提案理由説明終了から、7日午後5時までと決定いたしました。 以上でございます。
○議長(
森田邦明君)
議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま、
議会運営委員長から報告のありましたとおり、
今期定例会の会期は、本日から12月20日までの16日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、
今期定例会の会期は、本日から12月20日までの16日間と決定いたしました。 なお、今会期中の
総括日程は、御通知のとおりであります。 議案に対する質疑並びに
一般質問の通告は、ただいまの
委員長報告のとおり、本日、市長の
提案理由説明終了から、7日午後5時までであります。 よろしくお願いいたします。 市長から議案が提出されましたので、局長に朗読させます。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(小松和加君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│ 4土総務第1958
号││ 令和4年12月5日 ││
土佐市議会議長 ││ 森田 邦明 様 ││ 土佐市長 板原 啓文
││ 議案の送付について
││ 令和4年第4回
土佐市議会定例会に提案する議案を別紙のとおり送付しますので、付││議してください。
││ 目 次 ││ 議 案
││ 第 1 号
健康都市宣言について
││ 第 2 号 土佐市
情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定について
││ 第 3 号 土佐市
地区計画の区域内における3項道路にのみ接する建築物の制限に
││ 関する条例の制定について
││ 第 4 号 土佐市
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定につ
││ いて
││ 第 5 号 職員の
定年引上げ等に伴う
関係条例の整備について
││ 第 6 号 職員の定年等に関する条例の一部改正について
││ 第 7 号 土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
││ 第 8 号 土佐市一般職の職員の退職手当に関する条例等の一部改正について
││ 第 9 号 土佐市
水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につ
││ いて
││ 第10号 土佐市
病院事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につ
││ いて
││ 第11号
督促手数料の廃止に伴う
関係条例の整備について
││ 第12号 土佐市
予防接種健康被害調査委員会条例の一部改正について
││ 第13号 令和4年度土佐市
一般会計補正予算(第7回)
││ 第14号 令和4年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算(第2回)
││ 第15号 令和4年度土佐市
住宅新築資金等特別会計補正予算(第1回)
││ 第16号 令和4年度土佐市
学校給食特別会計補正予算(第3回)
││ 第17号 令和4年度土佐市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)
││ 第18号 令和4年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第2回)
││ 第19号 令和4年度土佐市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)
││ 第20号 令和4年度土佐市
水道事業会計補正予算(第2回)
││ 第21号 令和4年度土佐市
病院事業会計補正予算(第2回) │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。
○議長(
森田邦明君) 局長の朗読が終わりました。 日程第3、議案第1号から第21号まで、以上21件を一括議題といたします。 ただいま、議題となりました議案について、
提案理由の説明を求めます。 板原市長。
◎市長(板原啓文君) おはようございます。 本日、ここに令和4年第4回
土佐市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御多用の中御参集をいただき、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 はじめに、
健康都市宣言につきまして報告申し上げます。 全ての市民が安心して健やかに生活することができる
健康都市を目指して、市民、事業者及び市が連携を図り、健康への機運を高めるための道しるべとする
健康都市宣言に向けて取り組んでまいりました。
健康都市宣言文の策定に当たりましては、令和2年12月に土佐市
健康都市推進協議会を設置するとともに、
庁内委員会を設置し、また、広く市民の皆様の健康に対する思いなどを反映させるため市内を3地区に分け、
市民ワークショップを開催してまいりました。
市民ワークショップにつきましては、それぞれの
地区ごとに本年5月及び6月の計2回開催し、市民の皆様の健康に対する
キーワ-ドを拾い上げ、それを基に
庁内委員会等で
健康都市宣言文案を作成した後、再度3地区合同の
ワークショップで意見等をいただき、
健康都市推進協議会におきまして最終案を決定しております。 この
健康都市宣言につきましては、この後議案として提案しておりますが、本議会において御承認いただいたのち、来年1月9日に
健康都市宣言記念式典、
記念講演会、
同時開催イベントにて、市民の皆様に披露することとしておりますのでよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 なお、
健康都市宣言後の取組が非常に重要でありますことから、今後は宣言文にあります、子どもから大人まで、だれもがつながり、未来へと持続可能な土佐市を目指して、市民の皆様とともに
健康づくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
新型コロナウイルスワクチン接種につきまして報告申し上げます。 12歳以上の方を対象とした
オミクロン株対応2価
ワクチンにつきましては、現在、
市内医療機関及び
集団接種におきまして接種に取り組んでおり、11月21日現在で
オミクロン株対応2価
ワクチンの
追加接種を終えられた方は、5,220人で接種率は21.6%となっております。
新型コロナウイルス感染症につきましては、11月に入り感染者が増加傾向にあることや
例年年末年始に流行しておりますことから、接種の対象となる方に対しまして、年内の接種について御検討いただくよう啓発してまいりたいと考えております。 次に、生後6か月から4歳の乳幼児への
ワクチン接種につきましては、11月に接種の対象となる乳幼児783名の保護者に対しまして
接種希望調査を実施しましたところ、45名の
接種希望があっております。今後、
土佐市民病院と接種日の調整を行いまして、速やかに接種を開始することとしております。 今後におきましても、引き続き安全かつ円滑な
ワクチン接種に努めてまいりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
統合新園舎建設に係る
進捗状況につきまして報告申し上げます。 本年9月議会におきまして報告申し上げたとおり、7月末から
新園舎建設候補地の
適地調査委託を実施しており、10月には、
候補地選定に当たって保護者の皆様の御意見を参考とさせていただくため、新園舎の
建設場所について、どのような場所が望ましいかなど、重要と考えられる点について、宇佐・みのり・
高石保育園の保護者の皆様に
アンケート調査を実施いたしました。
アンケート結果では、津波、洪水など自然災害のリスクが少ない場所、
駐車場スペースが十分に確保できる場所、保育園までの道路が極端に狭い場所を避けてほしいといった御意見や、車通りが少なく大きな道路に面していない場所など、安全性や利便性を重視する観点での御意見を多くいただいております。
安全性重視の御意見の中には、川の氾濫の影響がない山の近くが良いといった御意見があった一方で、土砂崩れの心配から山の近くは反対との相反する御意見もいただいておりますが、保護者の皆様が安全性を重視する方向性であることには変わりないと捉えており、市としましても、園児の安心・安全を確保することは、最も肝要であると考えております。これら保護者の皆様からいただきました御意見とともに、現在委託しております
適地調査の結果を踏まえ、今月中に、庁内に設置しました
新園舎建設候補地検討委員会において、最も条件に適した候補地1か所を選定し、
関係地権者の方の御承諾をいただけましたら、
議員各位への説明の後、来年1月末までには候補地についての説明会を
関係地区で順次開催したいと考えております。 なお、
新園舎建設に係る基本
設計委託費につきまして、後ほど説明申し上げます
補正予算に計上いたしておりますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 今後におきましても、各地区の皆様に事業の
進捗状況をお知らせするとともに、協議を重ねてまいりたいと考えておりますので、
議員各位におかれましては、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
デジタル防災行政無線(同報系)設備工事につきまして報告申し上げます。 同工事は令和2年12月15日から本年11月30日までを工期とし、
災害発生等の緊急時等において住民の皆様に対し、迅速かつ適確な情報提供ができる体制整備を目的に、
防災行政無線に係る親局設備、
子局設備等のアナログから
デジタルへの更新作業を実施したところであります。しかしながら、この間、議員をはじめ市民の皆様から
放送内容が聞こえないという御意見をいただき、9月の宇佐、新居、高石地区での調査を皮切りに、11月にはその他の地区で音達調査を実施し、一部の地域で
放送内容が聞き取りづらい箇所があることを確認しております。また、10月25日には
南海地震対策特別委員会の委員による宇佐、新居地区での現地視察においても、
デジタルへの更新後の現状を御確認いただいたところであります。この調査結果を受け、音量調節やスピーカーの角度調節を行うことで改善された地域もございますが、全ての市民の皆様の御意見に十分に応えることができない地域もあるものと考えております。 今後におきましても、
難聴エリアの解消に向けて、土佐市
情報配信サービスの普及と併せて、機器調整や
戸別受信機の配布等といった様々な対応を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、土佐市
水道事業経営審議会につきまして報告申し上げます。 本年7月28日に土佐市
水道事業の今後の望ましい
検針業務の在り方について
当該審議会に諮問させていただき、
検針業務の概要や現状の課題、
検針方法の検討などについて、計4回の審議会が開催され、11月25日には
審議会会長から答申書の提出があり、経費削減につながる
検針方法や安定性・継続性に対する
リスク回避となる
検針方法など、本市に見合った
検針方法を考慮すると、直営の2か月検針が望ましいことや請求方法については、2か月に1回の請求では負担感が大きくなること、
物価高騰の続く状況などから住民理解を考慮すると、請求に関しては毎月とすることが望ましいことなど、
水道事業の経営目線や住民目線での
答申内容となっております。
答申内容を検討した結果、現在の毎月検針から2か月検針へ移行したいと考えており、令和6年度施行に向けた取組を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
流域治水につきまして報告申し上げます。 近年の気候変動による水害の激甚化、
頻発化等を踏まえ、
仁淀川流域のあらゆる関係者が協働して流域全体で水害を軽減させる
治水対策、
流域治水を計画的に推進していくため、令和3年3月に
仁淀川水系における
流域治水の
推進方針が策定され、本市におきましては、同
推進方針の氾濫を減らす、備えて住む、安全に逃げるの3方策に沿った取組を行っているところであります。 その取組の一つとして、11月2日に市内の製紙業者10社で構成する
土佐京花紙加工協同組合と
流域治水の推進に関する協定を締結し、本市と協働して水害被害の軽減に向けて様々な取組を行っていただくこととなっております。 今後におきましても、継続して
流域治水を推進してまいりますので、
議員各位におかれましては、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
株式会社NEOが実施しております、
太陽光発電施設整備工事の
進捗状況等につきまして報告申し上げます。
太陽光発電施設整備の
進捗状況につきましては、本年4月から現地の測量調査や山頂付近の立木の伐採が一部実施され、現在調整池の工事が施工されております。調整池の進捗率は、11月末時点で約60%となっており、完成予定は来年1月末を見込んでいるとの報告をいただいております。今後は、先ほど申し上げました調整池の工事の完成後、立木の伐採を行っていくとのことでありますが、現在工事の遅れも生じていることから、スケジュールの変更についても検討しているとのことであります。 次に、NEOが施工している工事におきまして、県が許可しております
林地開発行為における許可条件の違反が発生しましたので報告申し上げます。 違反の内容としましては、9月上旬、残地森林として計画している区域の立木を約1,235平方メートル誤って伐採したものであります。これを受けまして、県は9月14日付でNEOに対しまして
行政指導を行い、NEOは、その指導に基づき
応急措置計画を作成の上、現場において降雨等による土砂の流出を防ぐ
応急措置を行っております。その後、10月18日には市も立会いのもと、県は適正に
応急措置が行われているかどうか現地確認をしております。市としましても、誓約書の違反行為にあたるため、文書による指導を行い、10月31日付で今回のてんまつ及び
再発防止対策、
町内会連合会会長等への
説明内容の報告書の提出があっております。なお、誤って伐採した区域については、今後元の森林に戻していく計画であるとの報告を受けております。 今後におきましても、引き続き事業者に対しまして適切な指導助言を行ってまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
放課後児童クラブの
運営方法につきまして報告申し上げます。 現在、土佐市の
児童クラブは5校6クラブあり、市から
保護者会に運営を委託しております。しかしながら、
保護者会が単年度で変わり連綿した運営が困難となりうることや、
サービス内容の格差、
運営事務等を担う
保護者会の負担の増加、何よりも事故が起こった際の責任の所在などが課題となっており、
保護者会からは市直営化を強く要望されてきておりました。 これらの実情を踏まえ、慎重に
調査検討を重ねた結果、
当該事業は行政の責任領域と捉え、現在
児童クラブがない地域についても聞き取りをしながら、来年4月からの直営化に向けて準備を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、令和5年度の
予算編成方針につきまして、若干の説明を申し上げます。 国の
経済状況につきましては、内閣府の本年10月の
月例経済報告によりますと、「景気は、緩やかに持ち直している。先行きについては、
ウィズコロナの新たな段階への移行が進められる中、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、物価上昇、供給面での制約、
金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある。」とされております。 また、国の令和5年度予算の概算要求に当たっては、
経済財政運営と改革の
基本方針2022及び
経済財政運営と改革の
基本方針2021に基づき、重要な政策の選択肢を狭めることなく、経済・
財政一体改革を着実に推進し、歳出全般にわたり、施策の優先順位を洗い直し、無駄を徹底して排除しつつ、予算の中身を大胆に重点化することを基本的な方針としています。 このような状況の下で、本市においては、令和5年度は、第6次土佐市
行政振興計画の
前期基本計画(R2~R6)の4年目、人口減少・
少子高齢化に歯止めをかける取組として策定した土佐市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略についても
計画見直し後の4年目であり、計画に掲げた施策の着実な進捗を図るとともに、持続可能な事業の構築に努める必要があります。 また、
地方交付税等の減収が見込まれる中、長期化する
新型コロナウイルス感染症や
物価高騰の
市内経済等への影響、本
庁舎建設事業をはじめとした近年の
公用公共施設の更新に伴う多額の市債償還の開始や保育園の統廃合など今後数年間で多額の財源を要することが見込まれる事業があり、これまで以上に大変厳しい
財政運営が続くことが懸念されております。
予算編成に当たっては、
既存事業の中止や大幅な縮小、見直しなど例年以上の事業費の圧縮を図り、経費の無駄を極限まで排除し編成作業を行うこととしております。また、令和4年3月に策定した
行財政改革アクションプランに掲げた計画を着実に実行し、限られた財源の配分に腐心しつつ風通しの良い
財政運営を行っていく必要があります。 このように、財政的な懸念はありますが、引き続き命の安全・
あんしん、暮らしの
あんしん、将来の
あんしん、この三つの実現を基本理念として、土佐市の魅力と活力を高め、人を呼び込む住みたいまちを目指し、特に
新型コロナウイルス感染拡大防止や
物価高騰対策を踏まえた本市の
活性化等に関する事業、現在着手している施設等の整備、
既存事業のスクラップアンドビルドに重点的に取り組んでまいります。 それでは、議案につきまして説明申し上げます。 本議会に提出しております議案は、行政案1件、条例案11件、予算案9件の合計21件となっております。 議案第1号「
健康都市宣言について」は、
行政報告でも申し上げましたとおり、全ての市民が安心して健やかに生活することができる
健康都市を目指して、市民、事業者及び市が連携を図り、健康への機運を高めるための道しるべとしまして宣言するものであります。この
健康都市宣言文前文においては、土佐市の豊かな自然や育んできた食文化を資源とし、全ての市民が健康を維持・増進し、活力ある土佐市を創造するための方策や、市民の願いや希望を盛り込んでおります。また、本文となる市民の願いや希望をかなえるための具体的な取組につきましては、心と身体の健康、運動、食・生活習慣など健康に必要な要素や
地域づくりの観点を市民の皆様により分かりやすく親しみやすいものとするため、各取組の頭文字を「とさしみん」とした4項目を掲げ、取り組んでいくこととしております。 議案第2号「土佐市
情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定について」は、市のホームページ等で公開しております各種申請書は郵送もしくは来庁が必要となっておりますが、市民の皆様の利便性の向上等を目的に、スマートフォン等を利用してマイナポータルや電子申請システム等から受付ができるよう、行政手続のオンライン化を進めるに当たり必要な条例を制定するものであります。 議案第3号「土佐市
地区計画の区域内における3項道路にのみ接する建築物の制限に関する条例の制定について」及び議案第4号「土佐市
地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定について」は、都市計画法及び土佐市
地区計画等の案の作成手続に関する条例に基づき
地区計画を策定した宇佐町旭町東郷地区において建築物等の用途及び建築物等の構造の制限について定めるものであります。 宇佐町旭町東郷地区は、発生の可能性がますます高まっている南海トラフ地震に対応するため防災に重点をおいた
地区計画を本年3月28日に策定しております。この
地区計画では、地区の道路などの施設の配置や規模、建築物の形態や用途等について地区の住民が話合いの上策定した計画となっており、地震発生時に倒壊のおそれがあるブロック塀を建築基準法に基づくセットバックをしなくても改修できるよう道路種別の変更を盛り込んだ計画となっております。 そのため、宇佐町旭町東郷地区の
地区計画の区域内における3項道路にのみ接する建築物を建て替えする場合等に耐火建築物又は準耐火建築物であること等の建築物等の整備の方針、及び建築物等の用途の制限及び垣又は柵の構造の制限をするため、本条例を制定するものであります。 議案第5号「職員の
定年引上げ等に伴う
関係条例の整備について」、議案第6号「職員の定年等に関する条例の一部改正について」、議案第7号「土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」、議案第8号「土佐市一般職の職員の退職手当に関する条例等の一部改正について」、議案第9号「土佐市
水道事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について」、議案第10号「土佐市
病院事業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について」は、地方公務員法の一部を改正する法律が施行されることに伴い、職員の定年を一部の職を除き65歳までに段階的に引き上げるとともに、管理監督職勤務上限年齢制及び定年前再任用短時間勤務制を導入するほか、所要の改正及び規定の整備を行うものであります。また、議案第7号「土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」におきましては、これに加えまして、人事院勧告に基づく国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律を基礎として、給料表、勤勉手当率の改正を行うものであります。 給料表の改正につきましては、国家公務員行政職(一)と同じ給料表に置き換えるものであり、国家公務員の給与改正にあわせて4月に遡って適用することとしております。また、勤勉手当率の改正につきましても、国家公務員の勤勉手当にあわせて、12月期0.1月分を増率する改正を行い、遡って適用することとしております。さらに、来年度から勤勉手当率を6月期、12月期ともに同率とし、勤勉手当率を1月分とすることとしております。 議案第11号「
督促手数料の廃止に伴う
関係条例の整備について」は、市の債権に係る
督促手数料を廃止することに伴い、関係する4条例を一括して改正するものであります。 議案第12号「土佐市
予防接種健康被害調査委員会条例の一部改正について」は、予防接種後に生じた健康被害を調査する委員会の組織について、現状に即した内容に整理するものであります。 議案第13号から第21号までは、令和4年度の一般会計、特別会計、事業会計の各
補正予算であります。 今回の補正は、人事院勧告に基づく給与と賞与の見直しによる変更及び職員の新陳代謝等による人件費の調整を行っております。また、物件費などの実績見込みによる整理を行うとともに、電気料金の上限廃止による値上げに伴う追加経費等、行政執行上早期に予算化が必要となった経費を補正いたしております。 それでは、議案第13号「令和4年度土佐市
一般会計補正予算(第7回)」から、順次補正の主な内容を説明申し上げます。 議会費におきましては、職員人件費を補正いたしております。 総務費におきましては、特別職人件費、職員人件費、再任用職員人件費、会計年度任用職員人件費、委員報酬のほか、総務管理費の一般管理費で電気料の追加経費等を、人事管理費で勧奨退職者等の退職手当と児童手当等を、財政管理費で国の決算情報の見える化の推進に伴うシステム改修に要する経費を、財産管理費で仮庁舎解体工事に係る経費等を、諸費で国県の補助事業の精算による返還金を、福祉金庫事業費で来年度の新入学児童に配付する交通安全帽子に係る経費を、企画費で定住人口増加促進事業に係る経費を、人権啓発総務費で高岡市民館の電気料の追加経費を、施設管理費でUSAくろしおセンターの電気料の追加経費等を、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生事業費で介護保険特別会計への繰出金を、徴税費の税務総務費で税還付金を、戸籍住民基本台帳費で個人番号カード交付事業に係る経費を、選挙費の市議会議員選挙費で実績による選挙運動公費負担金等の減額を補正いたしております。 民生費におきましては、職員人件費、再任用職員人件費、会計年度任用職員人件費のほか、社会福祉費で国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計への繰出金等を、児童福祉費で統合保育園の基本設計委託業務に係る経費等を補正いたしております。 衛生費におきましては、職員人件費、会計年度任用職員人件費のほか、保健衛生費で新型コロナウイルスの
オミクロン株対応ワクチン接種に係る経費を、清掃費で最終処分場の電気料の追加経費等を補正いたしております。 労働費におきましては、職員人件費を補正いたしております。 農林水産業費におきましては、職員人件費、再任用職員人件費、会計年度任用職員人件費のほか、農業費で高石集会所の防護ネット修繕に係る経費や農業集落排水事業特別会計への繰出金等を補正いたしております。 商工費におきましては、職員人件費のほか、高岡商店街集客施設の電気料の追加経費等を補正いたしております。 土木費におきましては、職員人件費、再任用職員人件費のほか、道路橋梁費で市道本村宮ノ内永野線の橋梁上部工の工事に係る経費等を、住宅費で住宅新築資金等特別会計への繰出金の減額を補正いたしております。 消防費におきましては、職員人件費のほか、消防屯所への上水道引込み工事の設計変更による増額等を補正いたしております。 教育費におきましては、職員人件費、再任用職員人件費、会計年度任用職員人件費、委員報酬のほか、教育総務費で市内小中学校における感染対策に係る経費等を、小学校費及び中学校費で電気料の追加経費や新年度に向け整備する机や椅子の修繕・購入に係る経費等を、社会教育費で複合文化施設の電気料の追加経費等を、保健体育費で学校給食特別会計への繰出金の減額等を補正いたしております。 災害復旧費におきましては、職員人件費を補正いたしております。 これらの歳出を賄う財源といたしましては、地方交付税、国庫支出金、県支出金、繰入金、諸収入及び市債をそれぞれ計上し、行政振興基金繰入金で調整いたしております。 以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2億5,697万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を171億8,036万2,000円とするものであります。 議案第14号「令和4年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算(第2回)」は、歳出におきましては職員人件費、会計年度任用職員人件費のほか、保険給付費で実績見込みによる一般被保険者高額療養費の増額を補正し、歳入におきましては県支出金、一般会計繰入金をそれぞれ補正いたしております。 議案第15号「令和4年度土佐市
住宅新築資金等特別会計補正予算(第1回)」は、歳出におきましては職員人件費を補正し、歳入におきましては一般会計繰入金、繰越金をそれぞれ補正いたしております。 議案第16号「令和4年度土佐市
学校給食特別会計補正予算(第3回)」は、歳出におきましては職員人件費のほか、総務費で電気料の追加経費等を補正し、歳入におきましては一般会計繰入金、繰越金を補正いたしております。 議案第17号「令和4年度土佐市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)」は、歳出におきましては、農業集落排水事業費で末光清流館の電気料の追加経費等を補正し、歳入におきましては一般会計繰入金、繰越金を補正いたしております。 議案第18号「令和4年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第2回)」は、歳出におきましては、職員人件費、会計年度任用職員人件費のほか、総務費で介護サービス事業者等
物価高騰緊急対策事業に係る経費を補正し、歳入におきましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、一般会計繰入金を補正し、行政振興基金繰入金で調整いたしております。 議案第19号「令和4年度土佐市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)」は、歳出におきましては、職員人件費のほか、保険料還付金等を補正し、歳入におきましては、一般会計繰入金、諸収入を補正いたしております。 議案第20号「令和4年度土佐市
水道事業会計補正予算(第2回)」は、
水道事業費用におきましては、原水及び浄水費で電気料金の上限撤廃による値上げに伴う水道施設電気料金不足額のほか、総係費で職員の新陳代謝等に伴う人件費の追加等を補正いたしております。 資本的支出におきましても、職員の新陳代謝等に伴う人件費の追加を補正いたしております。 議案第21号「令和4年度土佐市
病院事業会計補正予算(第2回)」は、主に上半期の実績に基づき事業収支を補正いたしております。 まず、収益的収入におきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響による入院収益及び外来収益、並びに室料差額収益を減額するとともに、病床確保料として国庫県補助金を増額いたしております。 次に、収益的支出におきましては、給与費において人事院勧告に伴う増額を行い、材料費では抗がん剤やホルモン剤の使用量増加による薬品費と、経費では電気料金や重油価格高騰に伴う光熱水費、燃料費を増額いたしております。 資本的収支では、脳神経外科領域で使用する検査機器が故障、修理不能となったことから、緊急の医療機器購入整備を行うもので、その財源としまして、同等額を企業債にて増額充当しております。 以上が、議案に関しましての説明でありますが、詳細につきましては、御審議の過程で説明申し上げたいと存じますので、御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 なお、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分をいたしました事項の報告を配付いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。 令和4年12月5日。 土佐市長 板原 啓文。
○議長(
森田邦明君) 以上で、
提案理由の説明は終わりました。 以上で、本日の日程は、終了いたしました。 明6日から11日までを休会といたします。 なお、次の会議は、12月12日午前10時開議、日程は、議案に対する質疑並びに
一般質問であります。 定刻の御参集をお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。 散会 午前10時46分...