令和 4年 第1回定例会(3 月) 令和4年第1回
土佐市議会定例会会議録(第1号) 令和4年3月7日第1回
土佐市議会定例会が
土佐市議会議場に招集された。1
出席議員は次のとおりである。 1番 池 宗二郎 2番 山脇 義英 3番 村上 信夫 4番 大森 陽子 5番 糸矢 幸吉 6番 田原 計男 7番 田村 隆彦 8番 野村 昌枝 9番 黒木 茂10番 中田 勝利 11番 森田 邦明 12番 戸田 宗崇13番 江渕 土佐生 14番 浜田 太蔵 16番 三本 富士夫2
欠席議員は次のとおりである。 な し3
地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。市 長 板原 啓文 副 市 長 田中 和徳教 育 長 中内 一臣総 務 課 長 片山 淳哉 改 革
推進課長 岡林 輝防 災
対策課長 矢野 康孝 税 務 課 長 田中 祐児市 民 課 長 嶋﨑 貴子 戸 波
総合市民 田村 真一 セ ン
ター所長USAくろしお 森田 浩司 建 設 課 長 兼 有藤 芳生セ ン
ター所長 波介川・水資源兼 水 産 課 長 対 策 担当参事都 市
環境課長 山本 文昭 福 祉
事務所長 西原 正人北 原 クリーン 横田 琢也
健康づくり課長 合田 聖子セ ン
ター所長長 寿
政策課長 中平 勝也
農林業振興課長 松岡
章彦未来づくり課長 下村 哲 会 計 管 理 者 高橋 修一 兼 会 計 課 長生 涯
学習課長 合田 尚洋 少 年 育 成 井上 卓哉
センター所長兼 男 女
共同参画 セ ン
ター所長学 校
教育課長 井上 夕起子 幼 保
支援課長 横山 理恵学 校 給 食 関 祐介
水道局業務課長 千頭 良弐セ ン
ター所長消 防 長 田所
秀啓病院事業副管理者 横川 克也 病 院
局事務長 吉永 健太4 本会の書記は次のとおりである。議 会
事務局長 小松 和加
議会事務局次長 田原 央子5
議事日程 令和4年3月7日(月曜日)午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2
会期決定の件 第3 議案第1号から第58号まで (
提案理由説明・議案第1
号分離議決) 第4 市議第1号 開会 午前10時 0分
○議長(
田村隆彦君) ただいまより、令和4年第1回
土佐市議会定例会を開会いたします。 現在の
出席議員数15名、よって会議は成立いたしました。 直ちに、本日の会議を開きます。 諸報告の前に、平成23年3月11日に発生しました
東日本大震災によりまして、犠牲となられた方々への哀悼の意を表すため、1分間の黙祷を捧げたいと思います。 皆様、御起立をお願いいたします。 黙祷。 (
全員黙祷) 黙祷を終わります。 御着席ください。 (着 席) この際、日程に先立ちまして諸報告をいたします。 諸報告は、お手元に配付の報告書のとおりであります。 これより、日程に入ります。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、8番野村昌枝さん、12番
戸田宗崇君を指名いたします。 よろしくお願いいたします。 日程第2、
会期決定の件を議題といたします。 本件に関しては、3月4日、
議会運営委員会を開いていただき、御協議願いましたので、
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長。
◎
議会運営委員長(
戸田宗崇君) おはようございます。それでは、報告をさせていただきます。 3月4日、
議会運営委員会を開き、
今期定例会の会期並びに運営について、次のとおり決定したので、報告をいたします。 会期につきましては、本日から22日までの16日間とし、
議案審議は人事に関する議案1件、並びに
市議案件1件を、本日の本会議で行い、その他の案件は各
常任委員会に付託して審査することといたしました。 会期中の
総括日程について説明しますと、本日、全議案を上程し、市長の
提案理由の説明を受け、直ちに議案第1号を
委員会付託、質疑、討論を省略して、分離議決し、引き続いて市議第1号を審議して、散会といたします。 明8日から13日までの6日間を休会とし、14日に本会議を再開して、当日から16日までの3日間を議案に対する質疑並びに
一般質問とし、それが終結し次第、各
常任委員会へ議案を付託して、
委員会審査に入っていただきます。
委員会審査は、18日までに終わっていただき、19日から21日までを休会とし、22日の本会議において、
委員長報告、質疑、討論、採決、請願、陳情、
意見書案等全ての処理を行い、閉会といたします。 なお、議案に対する質疑並びに
一般質問の通告は、本日、市長の
提案理由説明終了から、9日の午後5時までと決定いたしました。 以上でございます。
○議長(
田村隆彦君) お諮りいたします。 ただいま、
議会運営委員長から報告のありましたとおり、
今期定例会の会期は、本日から3月22日までの16日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、
今期定例会の会期は、本日から3月22日までの16日間と決定いたしました。 なお、今会期中の
総括日程は、お手元に御通知のとおりであります。 議案に対する質疑並びに
一般質問の通告は、ただいまの
委員長報告のとおり、本日、市長の
提案理由説明終了から、9日午後5時までであります。 よろしくお願いいたします。 市長から議案が提出されましたので、局長に朗読させます。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(
小松和加君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│ 3土総務第2216
号││ 令和4年3月7日││
土佐市議会議長 ││ 田村 隆彦 様 ││
土佐市長 板原 啓文
││ 議案の送付について
││ 令和4年第1回
土佐市議会定例会に提案する議案を別紙のとおり送付しますので、付││議してください。
││ 目 次
││ 議 案
││ 第 1 号 土佐市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
││ 第 2 号 押印の見直しに伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について
││ 第 3 号 土佐市
個人情報保護条例の一部改正について
││ 第 4 号 土佐市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について
││ 第 5 号 土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
││ 第 6 号
土佐市立コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部
改正││ について
││ 第 7 号
土佐市立市民体育館条例の一部改正について
││ 第 8 号
土佐公園体育施設条例の一部改正について
││ 第 9 号
土佐市立とさし
男女共同参画センター条例の一部改正について
││ 第10号 土佐市
少年育成センター設置条例の一部改正について
││ 第11号 土佐市
国民健康保険税条例の一部改正について
││ 第12号 土佐市
交通安全対策会議設置条例の一部改正について
││ 第13号 土佐市
津波避難タワーの設置及び管理に関する条例の一部改正について
││ 第14号 土佐市
病院局職員定数条例の一部改正について
││ 第15号 高知県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び
高知││ 県
市町村総合事務組合規約の変更について
││ 第16号 高知県
市町村総合事務組合から
津野山広域事務組合が脱退することに
伴││ う
財産処分について
││ 第17号 高知県
市町村総合事務組合から
幡多中央環境施設組合が脱退することに
││ 伴う
財産処分について
││ 第18号 重要な公の施設の一部の長期かつ独占的な利用について
││ 第19号 重要な公の施設の一部の長期かつ独占的な利用について
││ 第20号 土佐市道路線の廃止について
││ 第21号 土佐市道路線の認定について
││ 第22号
指定管理者の指定について
││ 第23号
指定管理者の指定について
││ 第24号
指定管理者の指定について
││ 第25号
指定管理者の指定について
││ 第26号
指定管理者の指定について
││ 第27号
指定管理者の指定について
││ 第28号
指定管理者の指定について
││ 第29号
指定管理者の指定について
││ 第30号
指定管理者の指定について
││ 第31号
指定管理者の指定について
││ 第32号
指定管理者の指定について
││ 第33号
指定管理者の指定について
││ 第34号
指定管理者の指定について
││ 第35号
指定管理者の指定について
││ 第36号
指定管理者の指定について
││ 第37号
指定管理者の指定について
││ 第38号
指定管理者の指定について
││ 第39号
指定管理者の指定について
││ 第40号 令和3年度土佐市
一般会計補正予算(第9回)
││ 第41号 令和3年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算(第3回)
││ 第42号 令和3年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第3回)
││ 第43号 令和3年度土佐市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)
││ 第44号 令和3年度土佐市
水道事業会計補正予算(第2回)
││ 第45号 令和3年度土佐市
病院事業会計補正予算(第3回)
││ 第46号 令和3年度
土佐市民病院保育所事業会計補正予算(第2回)
││ 第47号 令和4年度土佐市
一般会計予算 ││ 第48号 令和4年度土佐市
国民健康保険特別会計予算 ││ 第49号 令和4年度土佐市
製紙工業振興基金特別会計予算 ││ 第50号 令和4年度土佐市
住宅新築資金等特別会計予算 ││ 第51号 令和4年度土佐市
学校給食特別会計予算 ││ 第52号 令和4年度土佐市
土地取得特別会計予算 ││ 第53号 令和4年度土佐市
農業集落排水事業特別会計予算 ││ 第54号 令和4年度土佐市
介護保険特別会計予算 ││ 第55号 令和4年度土佐市
後期高齢者医療特別会計予算 ││ 第56号 令和4年度土佐市
水道事業会計予算 ││ 第57号 令和4年度土佐市
病院事業会計予算 ││ 第58号 令和4年度
土佐市民病院保育所事業会計予算 │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。
○議長(
田村隆彦君) 局長の朗読が終わりました。 市長の
提案理由の
説明要旨を配付いたします間、休憩いたします。 休憩 午前10時11分 正場 午前10時13分
○議長(
田村隆彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、議案第1号から第58号まで、以上58件を一括議題といたします。ただいま、議題となりました議案について、
提案理由の説明を求めます。 板原市長。
◎市長(板原啓文君) おはようございます。 本日、ここに令和4年第1回
土佐市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御多用の中御参集をいただき、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 はじめに、
新型コロナウイルス感染症対策につきまして、報告申し上げます。 高知県においては、2月にほぼ連日200人を超える感染者が確認され、2月12日から3月6日までを期間とする
まん延防止等重点措置が適用されておりました。本市におきましても子供から高齢者までの感染者が確認され、2月9日には
市ホームページにおいて
感染防止の再徹底について市民の皆様へ呼びかけを行っております。 なお、本年1月以降の
市内小中学校の
臨時休業の状況につきましては、一部の学年を対象とした
学年閉鎖を行った学校が2校、一部の学年を対象とした
学年閉鎖と全学年を対象とした
学校閉鎖の両方を行った学校が1校となっております。
市内保育施設における
臨時休園の状況につきましては、これまでに全園休園4園、一部休園は延べ8回実施しており、保育の休園や園児の感染に伴う欠席については、保育料の返還を行うこととしております。 これまでの市民の皆様の
感染症対策への多大なる御理解と御協力に感謝申し上げますとともに、依然として
新規感染者が複数人確認されている状況でありますので、マスクの着用などの基本的な
感染防止対策を引き続き徹底いただきますようお願い申し上げます。
感染防止対策の有効手段とされております
新型コロナウイルスワクチンの
追加接種につきましては、国から1月31日付で「6か月の
接種間隔が空いたならば、
一般対象者についても
追加接種の前倒しを行っていただきたい」旨の通知があり、2回目の接種から6か月が経過した18歳以上の
対象者全員に対し、2月10日に接種券を発送しております。また、2月22日には9月に接種を終えられた方に発送し、10月以降に接種を終えられた方につきましても順次接種券を発送する予定であります。
追加接種につきましては、事故のないよう、また
メーカーごとの供給量に対応するため、市内の
協力医療機関で実施する
個別接種では
ファイザー社製を使用し、
集団接種では武田/
モデルナ社製を使用することとして始めておりますが、
個別接種については、ほぼ3月末まで予約が埋まっている状況であります。なお、
集団接種につきましては、2月に5回実施し、今後も3月に7回、4月に3回の
集団接種を予定しております。 本市におきましては、全国的に
クラスターが発生している
高齢者施設等の入居者や従事者の接種を最優先で取り組んでいただいておりますが、
接種完了に至っていない施設もあり、早期の
接種完了に向けさらに取組を進めてまいります。また、
高知県内の急激な
感染拡大を受けて市内に勤務する警察官や教職員、保育士などのエッセンシャルワーカーを優先的に接種ができるよう調整し、2月末現在で399人の接種が完了しております。 なお、2月末現在で
追加接種を終えられた方は、7,957人で接種率は12歳以上で32.8%、18歳以上で44.5%となっております。 今後開始することとなっております5歳から11歳までの小児への
ワクチン接種につきましては、2月3日に第1回目の
希望調査を実施し、対象者1,344人中、2月末現在で1,044人から回答をいただいております。また、接種を希望すると回答された502人に対しましては、2月25日に2回目の調査票とともに接種券を発送いたしました。今後は、2回目の調査結果を基に
基礎疾患のある方を最優先に予定し、その後、年齢の高い11歳児から順に市内2か所の小児の
医療機関において、日時を指定して接種を実施する予定であります。なお、小児への
接種案内については、
基礎疾患のある方と同居している場合や高齢の祖父母と同居している場合などの
生活状況も考慮して、
ワクチン接種によるメリットと副反応等のデメリットについて御本人と保護者が十分理解していただけるよう周知してまいります。 今後におきましても引き続き、安全かつ円滑な
ワクチン接種に向け
接種体制の構築に努めてまいりますので、
議員各位の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
新型コロナウイルス感染症関連の
経済対策につきまして、報告申し上げます。 高知県は、
新型コロナウイルス感染拡大の主な要因が飲食店ではないとしつつも、
まん延防止等重点措置が適用された2月12日から3月6日までの間、
県内飲食店に対し営業時間短縮の要請を行い、協力いただいた飲食店に対し、協力金を支給することとしております。 今回の営業時間
短縮要請については、市内の
飲食店経営にも影響を及ぼしていることから、
新型コロナウイルス感染拡大の影響に対する
経済支援の一つとして、県から営業時間
短縮要請協力金の
支給決定を受けた
市内事業者に対しまして市独自の
追加協力金の支給を行い、支援を実施してまいりたいと考えております。なお、後ほど説明申し上げます令和4年度当初予算に必要経費を計上しておりますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 次に
子育て世帯への
臨時特別給付金の
支給状況につきましては、2月末現在、申請不要である
支給対象世帯1,468世帯、2,792人に対する
支給総額は2億7,920万円となっております。申請が必要な世帯であります子供が高校生のみの世帯、令和3年10月1日から令和4年3月31日までに生まれた子供がいる世帯、保護者が公務員の世帯につきましては、
支給対象世帯531世帯に対しまして個別に通知を行い、
申請受付世帯は496世帯、
支給人数は727人、
支給総額は7,270万円となっております。 次に1月28日の
臨時議会におきまして御承認いただきました
住民税非課税世帯等への
臨時特別給付金事業は、
非課税世帯等に対しまして1
世帯当たり10万円を支給するものであり、3月2日に
給付対象となる見込みである3,452世帯に確認書を送付し、順次受付を開始しております。 また、
家計急変世帯や
課税状況の把握ができない令和2年1月2日以降の
転入世帯についての
申請受付も今後順次行っていくこととしております。 市といたしましては、これらの事業につきまして、できる限り速やかに支援が届きますよう、丁寧なお知らせとともに迅速な支給に努めてまいりますので、御支援賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、保育所の
適正配置計画につきまして、報告申し上げます。 昨年12月議会の
行政報告で申し上げたとおり、11月末までに統廃合の対象となる宇佐、みのり、
北原保育園の保護者の皆様や地区の皆様を対象に本計画の内容について説明会を実施し、様々な御意見、御質問をいただく中、その後においても本計画の趣旨を御理解いただけるよう各地区で協議を続けております。また、統合先となる高石、
波介地区、分園化を計画しております
戸波地区におきましても、同様に説明会を開催し、その他高岡、
蓮池地区の保護者の皆様には本計画の概要版を配布するなど、内容の周知を図ってまいりました。 住民の皆様からは、新聞報道にもありましたように、
宇佐保育園については、土佐市
商工会宇佐支部から841名の署名という形で、
宇佐保育園高台移転計画再検討に関する要望書が提出され、その他の地区からも地域を思う様々な御意見をいただいております。 市としましては、幼い命を津波の被害から何としても守ることを最
優先課題として捉え、老朽化の進む施設の課題を含め、一日でも早く安全な場所での保育を提供するためには、今、立ち止まって長時間考える猶予はないものと考えております。今後も
合意形成に向け協議を続けてまいりますが、子供の
安全確保に遅れが生じないようにするため、可能な限り早く事業に着手できるよう関連する予算を来年度の当初予算に計上することについて、2月7日に
宇佐地区町内会連合会、2月15日に土佐市
商工会宇佐支部、2月18日に
宇佐保育園保護者会役員、2月22日にみのり
保育園保護者会役員及び
自治会代表者、2月24日に宇佐町
自主防災連絡協議会役員、2月25日に
北原保育園保護者及び
自治会代表者の皆様に説明申し上げております。 なお、後ほど詳しく説明申し上げますが、令和4年度当初予算に計上いたしておりますのは、保育所の統廃合に係る
環境整備費及び
新園舎建築に係る
適地調査委託費などとなっておりますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 今後におきましても、まずは子供の命を守ることを第一に地域の皆様と引き続き協議を重ね、しっかりとした
合意形成への取組を進めつつ、地域の将来を思う皆様の御意見、御提言にもしっかりと耳を傾け、市の施策、計画にも可能な限り取り入れながら、協働して地域の活性化を具現化していきたいと考えておりますので、
議員各位におかれましては、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
土佐市立保育所・
小中学校統廃合等審議会につきまして、報告申し上げます。 当審議会は、去る1月26日に第10回目を開催し、答申に向けて最終的な審議が行われ、答申内容が決定し、今月中の提示に向け現在答申書を作成中との報告を受けております。 なお、第10回目の審議会では、現在の
小中学校が抱える
課題解決のため、土佐市における
小中学校の
適正規模を示した上で、小学校については、統合による複式学級の解消を、中学校については、統合による小規模校の解消を目指す内容の確認がなされたとのことであり、併せて統合に向けての様々な考慮すべき事項も示されているとのことであります。 今後におきましては、
教育委員会におきまして、答申を基に
小中学校の
適正配置計画を策定し、議員の皆様にお示しするとともに、保護者や地域の方々に対しまして、御理解をいただけますよう丁寧な説明を実施していくこととなるものと考えておりますので、
議員各位におかれましても御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
宇佐地区に計画されております
太陽光発電施設に係る審議会の開催につきまして、報告申し上げます。 2月3日に予定されておりました土佐市
商工会宇佐支部への説明会が新型コロナウイルスの
感染拡大によって延期されたことから、事業者であります株式会社NEOは、2月2日に役員等を対象とした説明会を実施し、商工会から出されていた質問に対しての回答を行っております。 その後、株式会社NEOから地域住民等への説明会終了報告書の提出が2月3日にあり、市条例の規定に基づき審査及び審議会に対し諮問を行い、2月21日と3月3日に審議会が開催されております。 市としましては、審議会の答申書が届いた後、その内容を精査の上、適切な決定を行い、事業者である株式会社NEOに対しまして通知することとしております。また、審議結果等につきましては、市民の皆様へ迅速かつ丁寧なお知らせをしてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、社会福祉法人土佐市社会福祉事業団につきまして、報告申し上げます。 同事業団の令和4年度事業計画、当初予算につきまして、社会福祉法人土佐市社会福祉事業団への委託業務に関する条例の規定に基づき報告申し上げます。 報告によりますと、事業団につきましては、令和3年度から保育部門で新たに5園の運営を開始し、法人としては事業規模、職員数とも過去最大規模の運営となっております。 一昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響により、社会的な閉塞感が広がる中、法人としても全国的な状況を見定め、利用者、家族に対し、最大限の安全を確保した上で、高齢者部門においては利用者のQOL(クオリティオブライフ)の向上に努めるため、面会制限の緩和や施設内での活動の質の向上を行っております。 また、保育部門においても可能な限り、コロナ禍前と同様の各種催しの開催に努めるなど、引き続き利用者に提供するサービス向上に取り組んでいくとしております。さらに保育部門におきましては、土佐市が策定した土佐市保育所
適正配置計画に基づき、今後統合が計画されている保育園におきまして、園児の交流、職員の交流を積極的に行っていくこととしております。 なお、予算につきましては、本議会に提出しております土佐市の令和4年度当初予算に委託料を計上しております。 令和3年度の職員採用につきましては、介護福祉士4名、保育士5名を採用内定者として決定しております。 事業団の当初予算は、全体で収入・支出ともに16億7,157万8,000円となっております。 以上が社会福祉法人土佐市社会福祉事業団に関する報告でございますが、今後も事業団の設置者といたしまして、公的責任の下、市民サービスの向上に向け、より一層取り組むべく、その役割を果たしてまいりたいと考えておりますので、
議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは条例案などの議案につきまして、説明申し上げます。 本定例会に提出しております議案は、人事案1件、条例案13件、行政案25件、予算案19件の合計58件となっております。 議案第1号「土佐市
固定資産評価審査委員会委員の選任について」は、現委員であります、矢野和義氏の任期が令和4年3月22日までとなっておりますことから、引き続き矢野氏を同委員会委員に選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 矢野氏は、平成20年6月から同委員として御尽力いただいており、豊富な経験と幅広い知識に加え社会の実情に精通し、中立・公平・誠実な人柄により、地域の信頼も厚く、人格・識見ともに申し分ない方で、同委員会委員として適任であると考え、再任について提案いたすものであります。 議案第2号「押印の見直しに伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について」は、国のデジタル化の動向を踏まえ、行政手続等における事務の効率化及び利便性の向上を目的として、押印等の見直しを行うため、所要の改正を行うものであります。 主な改正内容としましては、職員の服務の宣誓に関する条例については、押印に係る規定を廃止するとともに、対面による宣誓を不要とするものであります。また、土佐市固定資産評価審査委員会条例については、審査申出書への押印等を不要とするものであります。 議案第3号「土佐市
個人情報保護条例の一部改正について」は、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等が廃止され、個人情報の保護に関する法律に統合する改正が行われることに伴い、本市条例においても所要の改正を行うものであります。 議案第4号「土佐市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正について」は、非常勤職員の育児休業及び部分休業の取得要件の緩和並びに育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置について改正を行うものであります。 議案第5号「土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、人事院勧告に基づく国家公務員の一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律を基礎として、期末手当支給割合につきまして国の基準に準じる改正を行うものであります。 改正内容としましては、国家公務員の期末手当の改正にあわせ、期末手当の支給率を0.15月分引下げ、6月期、12月期ともに1.2月分とする改正のほか、令和3年12月期の期末手当の引下げ相当額を令和4年6月期の期末手当で調整することとしています。また、級別職務分類表の6級職から機構の改編によって少年育成
センター所長及び男女
共同参画センター所長を削除するものであります。 議案第6号「
土佐市立コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部改正について」及び第7号「
土佐市立市民体育館条例の一部改正について」は、
指定管理者制度を導入している施設の利用に係る料金を直接
指定管理者の収入とすることができるよう所要の改正を行うものであります。 議案第8号「
土佐公園体育施設条例の一部改正について」は、
指定管理者制度及び先ほど説明申し上げました利用料金の取扱いについて規定するものであります。 議案第9号「
土佐市立とさし
男女共同参画センター条例の一部改正について」は、当該施設については、施設の老朽化等により本年度をもって全ての貸館業務を廃止し、令和4年度からの当該センターに係る業務は、高岡市民館において実施予定であるため、改正を行うものであります。 議案第10号「土佐市
少年育成センター設置条例の一部改正について」は、機構の改編によって、同センターを生涯学習課内に置くことから業務場所の変更等が生じることに伴い、改正を行うものであります。 議案第11号「土佐市
国民健康保険税条例の一部改正について」は、地方税法等の一部を改正する法律等が令和4年4月1日に施行されることに伴い、未就学児の属する世帯に係る国民健康保険税の減額について定めるほか、所要の改正を行うものであります。 議案第12号「土佐市
交通安全対策会議設置条例の一部改正について」は、機構の改編によって、担当所管が市民課から総務課へと変更になるため、改正を行うものであります。 議案第13号「土佐市
津波避難タワーの設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、現在施工中であります宇佐
津波避難タワーが本年3月末に完成予定であることから、管理や利用等について定めている同条例に、対象施設として当該タワーを追加するものであります。 議案第14号「土佐市
病院局職員定数条例の一部改正について」は、医師の定数を現在の26名から30名に増員するものであります。主な改正理由としましては、新年度から外科、脳神経外科にそれぞれ1名の着任が確定的となったことに加え、専門医資格研修医師と奨学金受給者の地域枠勤務医師の受入れを予定していることからであります。 議案第15号「高知県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び高知県
市町村総合事務組合規約の変更について」は、高知県
市町村総合事務組合の構成団体である
津野山広域事務組合及び
幡多中央環境施設組合が令和4年4月1日から高知県
市町村総合事務組合を脱退すること及びこれに伴う規約の変更について、
地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 議案第16号「高知県
市町村総合事務組合から
津野山広域事務組合が脱退することに伴う
財産処分について」及び第17号「高知県
市町村総合事務組合から
幡多中央環境施設組合が脱退することに伴う
財産処分について」は、議案第15号で説明いたしました二つの組合が高知県
市町村総合事務組合を脱退することに伴う
財産処分について、
地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 議案第18号及び第19号「重要な公の施設の一部の長期かつ独占的な利用について」は、複合文化施設つなーでの3階の一部を令和4年4月1日から令和5年3月31日の間、土佐市社会福祉協議会及び土佐市商工会に利用させるにあたり、
地方自治法第244条の2第2項及び重要な公の施設に関する条例第3条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 議案第20号「土佐市道路線の廃止について」は、旧野尻団地用として供用しておりました市道西虹ケ窪線について、支線部分を除き路線の再認定を行うため、当該路線を廃止することについて、議会の議決を求めるものであります。 議案第21号「土佐市道路線の認定について」は、支線部分を整理後の市道西虹ケ窪線、位置指定道路の寄附及び市道編入の申請を受けた廿日田線、轟線の計3路線を、新たに土佐市道路線としての認定を行うため、議会の議決を求めるものであります。 議案第22号から第39号につきましては、
指定管理者の指定について
地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 現在、
指定管理者制度により管理を行っております公の施設のほとんどが、この3月に指定期間が満了いたします。今回、
指定管理者候補者を選定するにあたりましては、担当所管及び庁内組織である土佐市
指定管理者制度検討委員会において、当該団体からの申請に基づく事業計画書等を審議した結果、当該団体が土佐市公の施設に係る
指定管理者の指定の手続等に関する条例における選定基準を十分満たす団体であること、また、当該施設の
指定管理者として管理を受託してきた実績があることなど、引き続き管理を行うことで安定した施設の運営が可能であると判断し、当該団体を
指定管理者として指定いたしたく、提案するものであります。 それでは、施設及び
指定管理者として指定する団体について順次説明申し上げます。 議案第22号の
土佐市立谷地集会所は谷地自治会、議案第23号の
土佐市立清滝集会所は清滝一・清滝二自治会、議案第24号の
土佐市立塚地集会所は塚地自治会、議 案第25号の
土佐市立高石集会所は用石自治会、議案第26号の土佐市福田共同作業場は福田地区利用組合、議案第27号の土佐市谷地共同農機具保管庫は谷地共同農機具保管庫利用組合、議案第28号の土佐市谷地共同貯蔵予冷庫、
土佐市立西太郎丸共同作業場(育苗)は高知県農業協同組合、議案第29号の
土佐市立昭和共同集荷貯蔵所は昭和共同集荷貯蔵所利用組合、議案第30号の
土佐市立南家俊共同作業場(農業)は南家俊共同作業場利用組合、議案第31号の
土佐市立初田共同作業場は初田共同作業場利用組合、議案第32号の
土佐市立昭和共同作業場は昭和共同作業場利用組合、議案第33号の
土佐市立西太郎丸共同作業場は西太郎丸共同作業場利用組合、議案第34号の
土佐市立西太郎丸共同農作業場兼農機具保管庫は西太郎丸共同農作業場兼農機具保管庫利用組合、議案第35号の
土佐市立昭和西部大型共同作業場は昭和西部大型共同作業場利用組合、議案第36号の
土佐市立西太郎丸大型共同作業場は西太郎丸大型共同作業場利用組合、議案第37号の
土佐市立戸波西大型共同作業場はソーイングTOSAをそれぞれ
指定管理者として選定いたしております。なお、指定の期間につきましては、これまで特に問題もなかったことから、向こう5年間といたしております。 議案第38号「
土佐市立蓮池コミュニティセンター」は、土佐市公の施設に係る
指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条第2項の規定に基づき、公募は行わず、蓮池自治会長協議会が
指定管理者の候補者として決定されたことを受け、
指定管理者の指定につきまして提出するものであります。 なお、指定の期間につきましては、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間といたしております。 議案第39号「
土佐市立新居コミュニティセンター」は、これまで直営で運営を行っておりましたが、初めて
指定管理者を指定すべく公募によりその候補者を選定いたしております。 本件への応募については公益社団法人シルバー人材センターのみからであり、提案された事業計画書等をもとに検討した結果、管理運営を計画的かつ安定して行うことが可能であると判断し、同団体を
指定管理者の候補者として決定いたしております。 なお、指定の期間は、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間といたしております。 議案第40号から第46号までは、令和3年度の一般会計、特別会計、事業会計の各補正予算であります。 議案第40号「令和3年度土佐市
一般会計補正予算(第9回)」から順次、その主なものを説明申し上げます。 議会費におきましては、実績見込みによる旅費等の減額を行っております。 総務費におきましては、総務管理費の諸費で「地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律」に基づき、令和3年度の臨時財政対策債を償還するための基金の積立に要する経費として普通交付税が追加交付されたことに伴う減債基金積立金の増額を、地域防災対策費で実績見込みによる高台移転整備事業、住宅耐震対策促進事業など各種防災対策事業の減額を、戸籍住民基本台帳費で法改正に伴うシステム改修に係る経費を追加しております。 民生費におきましては、社会福祉費で国民健康保険特別会計と介護保険特別会計への繰出金の追加と実績見込みによる後期高齢者医療特別会計への繰出金と後期高齢者医療広域連合負担金の減額等を、児童福祉費で実績見込みによる施設型給付費等給付事業、社会福祉事業団業務委託料の減額と保育士の処遇改善に係る経費を追加しております。 衛生費におきましては、保健衛生費で実績見込みによる風しん対策事業の減額と
新型コロナウイルスワクチン追加接種の前倒しに伴う経費の増額、病院事業会計への繰出金の追加と実績見込みによる水道事業会計繰出金の減額を、清掃費で実績見込みによるごみ収集指定袋購入費の減額と資源物共同処理事業の増額等を行っております。 農林水産業費におきましては、農業費で実績見込みによる農業次世代人材投資事業など農業振興事業や福島排水機場管理費の減額を、林業費で実績見込みによる鳥獣被害防止総合対策交付金事業の減額を、水産業費で国の補正予算による宇佐漁港海岸高潮対策事業に係る県営事業負担金の増額を行っております。 土木費におきましては、土木管理費で実績見込み等による県営事業負担金と地籍調査事業の減額を、道路橋梁費で国の補正予算を活用して実施する市内道路ストックマネジメント事業の増額等を行っております。 消防費におきましては、非常備消防費で消防団員の退職報償費の増額を行っております。 教育費におきましては、教育総務費で実績見込みによる人づくり奨学金とICT支援員設置事業の減額、幼稚園教諭の処遇改善に係る経費や国の補助金を活用して実施する、学校における
感染症対策や子供たちの学びを保障するための取組に係る経費の追加を、社会教育費で実績見込みによる地域学校協働本部事業の減額と放課後児童支援員の処遇改善に係る経費の追加を、保健体育費で新型コロナウイルス感染症の影響によりオンライン開催のみの実施となった仁淀川ふれあいマラソンに係る補助金の減額を行っております。 これらの歳出を賄う財源といたしまして、地方交付税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、財産収入、繰入金、市債の整理を行い、行政振興基金で調整いたしております。 以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ25万9,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額を178億1,558万9,000円とするものであります。 議案第41号「令和3年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算(第3回)」は、歳出におきましては、会計年度任用職員人件費と国の補助事業の精算による返還金の追加を補正し、歳入におきましては、国庫支出金、繰入金、諸収入を補正いたしております。 議案第42号「令和3年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第3回)」は、歳出におきましては、会計年度任用職員人件費と第三者行為に係る求償事務取扱手数料の追加を補正し、歳入におきましては、国庫支出金、一般会計繰入金を補正いたしております。 議案第43号「令和3年度土佐市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1回)」は、歳出におきましては、実績見込みによる後期高齢者医療広域連合納付金と後期高齢者健診の増額を補正し、歳入におきましては、後期高齢者医療保険料、繰入金、繰越金を補正いたしております。 議案第44号「令和3年度土佐市
水道事業会計補正予算(第2回)」は、水道事業費用におきましては、営業費用の委託費、固定資産除却費等で、また営業外費用の企業債利息で実績見込みによる減額を行っております。 資本的収入におきましては、企業債、出資金、補償金、国庫補助金で実績見込みによる減額を行っております。 資本的支出におきましては、建設改良費で実績見込みによる工事請負費の減額を行っております。 議案45号「令和3年度土佐市
病院事業会計補正予算(第3回)」は、収益的収支では、決算見込みによる調整を行っております。 収入では、新型コロナウイルス感染症の影響による入院・外来患者数の減少に伴い、入院収益・外来収益等の大幅な減額、一方で、感染症に占有を余儀なくされた病床確保料等の補助金を見込んだ結果、1億4,305万7,000円の増額を行っております。 支出では、新型コロナウイルス感染症の対応に要する材料費・経費などの増額調整を行った結果、事業収支においては8億6,429万5,000円の純利益が計上見込みとなっております。 資本的収支では、建設改良の入札実績の差額不用分による起債額の減額、補助金の増額を行っております。 議案46号「令和3年度
土佐市民病院保育所事業会計補正予算(第2回)」は、収益的収入では、新型コロナウイルス感染症の対策と保育士の処遇改善について、備品整備等補助金が見込まれることから増額補正をいたしております。 議案第47号から第58号までは、令和4年度の一般会計、特別会計、事業会計の各当初予算であります。 令和4年度の予算編成方針につきまして、若干の説明を申し上げます。 国の経済・財政状況につきましては、内閣府の令和4年2月の月例経済報告によりますと、「景気は、持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残る中で、一部に弱さがみられる。先行きについては、感染対策に万全を期し、経済社会活動を継続していく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待される。ただし、
感染拡大による影響や供給面での制約、原材料価格の動向による下振れリスクに十分注意する必要がある。また、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」としております。 また、政府は令和4年度予算は、新型コロナウイルス感染症の克服に向け、国民を守る医療提供体制等の確保、変異株を含む新たなリスクに対する万全の備えのためのワクチン・治療薬等の研究開発、雇用・事業・生活に対する支援等の推進や、コロナ後の新しい社会を見据え、成長と分配の好循環を実現するための成長戦略、分配戦略などに基づく予算の重点配分、災害からの復興・創生や防災・減災、国土強靭化等への対応、あわせて、経済財政運営と改革の基本方針2021における予算編成に向けた考え方に基づいて、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、めり張りの利いた予算とすることとしています。 そのほか、地方財政全体に関しては、昨年12月公表の令和4年度地方財政対策におきまして、一般財源総額は令和3年度を約7,203億円上回る、約63兆8,635億円が確保されましたが、赤字地方債である臨時財政対策債は、前年度に比べ約3兆6,992億円の減額とされたところです。 このような状況の下で、本市におきましては、令和4年度は第6次土佐市行政振興計画の前期基本計画の3年目、人口減少・少子高齢化に歯止めをかける取組として策定した、土佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略についても計画見直し後の3年目であり、同計画に掲げる基本理念・基本目標を踏まえ、計画に掲げた施策の着実な進捗を図るとともに、持続可能な事業の構築に努める必要があります。事務事業の緊急性・優先度を精査し、良質な市民サービスを確保しつつ、事務事業の徹底した効率化の推進を始め、限られた歳入を真に必要な分野に重点的に配分するとともに、地域や市民との協働により地域課題を解決するなど、真に自立した地方自治体として、責任ある行財政運営を行っていくことが求められることを常に基本に、十分な協議・検討・見直しを行っております。 また、重点化項目として、命の安全・あんしん、暮らしのあんしん、将来のあんしん、この三つの実現を基本理念として、改革と挑戦により令和時代にふさわしい健やかな安心都市の実現を目指し、効率的かつ効果的な予算編成を行いました。 まず、命の安全・あんしんでは、命を守る防災・減災の取組としまして、土佐市南海地震対策アクションプランに設定された重点目標に基づきまして、住宅の耐震診断、耐震改修設計、耐震改修の費用助成に係る経費を計上し、住宅の耐震化に取り組むとともに、
宇佐地区の高台整備事業に係る経費を計上し、実現に向けて引き続き取り組んでまいります。 暮らしのあんしんでは、昨年度に引き続き市役所新庁舎整備につきまして、本体工事に係る経費を計上し、令和4年度夏の完成に向けて取り組んでまいります。 次に、将来のあんしんでは、子供を産み育てやすいまちづくりの取組としまして、子ども医療費助成事業や、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行う子育て世代包括支援事業、妊婦歯科健診事業など引き続き取り組んでまいります。 なお、保育所・
小中学校統廃合等審議会の中間答申を受け、統合保育園整備のための適地調査や基本構想に係る費用を計上しておりますが、昨年10月から保護者の皆様をはじめとする関係者の皆様への説明会を順次実施しており、一定の御理解をいただいた上で事業に着手したいと考えております。 最後に、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策を踏まえた事業として、まずは
新型コロナウイルスワクチン接種事業について所管である健康づくり課を中心にスムーズな実施に向けて取り組んでまいります。その他、事業者応援給付金事業など、事業継続や雇用維持等への対応や、新しい生活様式等への対応、公用・公共施設の
感染防止対策など適宜有効な対策を講じてまいります。 新庁舎整備事業など大型施設整備事業の実施に伴う地方債残高の急上昇や新型コロナウイルス感染症の市内経済等への影響など、近年にない、非常に厳しい財政状況ではありますが、
新型コロナウイルス感染症対策とともに、近い将来極めて高い確率で発生が想定される南海トラフ巨大地震から市民の皆様の命を守ることが、行政としての最優先かつ最重要課題であると考えております。また、先ほど申し上げました事業以外にも多くの事業を計上し、財政健全化も踏まえながら市民の皆さんの安心・安全・安定した生活を守るための予算編成を行いました。 今後におきましても、土佐市行財政改革アクションプランに掲げた具体的な取組の実行により、行財政改革を徹底することで財政の健全化を図り、費用対効果の検証やコスト意識を持った業務、市税等徴収の法的・専門的施策の徹底など税収等自主財源をアップさせる取組、一方では、柔軟な発想を大事にし、知恵と工夫を生かした産業振興や地域活性化、市民活力創出のための新たな施策の展開などを進めていく必要があると考えております。
議員各位におかれましても、なお一層の御協力と御支援をお願い申し上げる次第でございます。 それでは、議案第47号「令和4年度土佐市
一般会計予算」から、順次説明を申し上げます。
一般会計予算の総額は、157億2,407万円で、前年度当初予算と比較しまして、金額で4億2,690万8,000円、率にして2.6%の減となっております。 これを性質別に見てみますと、投資的経費は、普通建設事業費で27億894万4,000円、災害復旧事業費で4,792万円を計上し、構成比は前年度当初額比3.2ポイント減の17.5%となっており、国の補助事業を活用する普通建設事業が4.0%、単独事業が12.4%を占めております。普通建設事業費の大きなものといたしまして、新庁舎建設事業として11億3,646万9,000円、防災行政無線デジタル化事業として2億3,487万5,000円、
宇佐地区の高台整備事業として1億3,600万円などがございます。 一般行政経費では、扶助費に31億2,628万7,000円、人件費に21億7,341万6,000円、繰出金及び積立金に24億283万5,000円、公債費に17億3,703万8,000円、物件費に23億8,840万8,000円、補助費等に9億9,348万2,000円、その他の経費で1億4,574万円を計上いたしております。この構成比は82.5%となり、対前年度当初額比においては3.2ポイントの増となっております。 以上の歳出を賄う財源といたしましては、市税26億4,208万6,000円、地方消費税交付金6億1,961万7,000円、地方交付税43億円、分担金及び負担金4,739万9,000円、国・県支出金32億1,286万3,000円、諸収入1億1,676万3,000円、市債19億6,476万9,000円のほか、地方譲与税、使用料及び手数料、財産収入など、15億2,294万1,000円を見込み、なお不足する財源12億9,763万2,000円につきましては、行政振興基金、減債基金などの基金から繰入れを予定しております。 自主財源の総額は、54億3,268万1,000円で、構成比が前年度より3.2ポイント増の34.6%、依存財源の総額は、102億9,138万9,000円となっております。 議案第48号「令和4年度土佐市
国民健康保険特別会計予算」は、歳出におきまして、医療費の見込みを前年度実績及び医療費の動向を加味しながら積算しました各療養諸費、高額療養費等のほか、特定健診事業に係る経費などを計上いたしております。 歳入では、国民健康保険税、歳出に伴います県支出金などを計上いたしております。 議案第49号「令和4年度土佐市
製紙工業振興基金特別会計予算」は、紙業の振興に係る経費などを計上いたしております。 議案第50号「令和4年度土佐市
住宅新築資金等特別会計予算」は、貸付金の収納に係る経費などを計上いたしております。 議案第51号「令和4年度土佐市
学校給食特別会計予算」は、小・中学校の児童生徒の給食費、給食センターの運営管理費に係る経費などを計上いたしております。 議案第52号「令和4年度土佐市
土地取得特別会計予算」は、土地開発基金の果実の同基金への積立てを計上いたしております。 議案第53号「令和4年度土佐市
農業集落排水事業特別会計予算」は、末光地区の汚水処理施設の管理運営に係る経費などを計上いたしております。 議案第54号「令和4年度土佐市
介護保険特別会計予算」は、居宅・施設介護等の給付費、介護認定などに係る経費、地域支援事業費の介護予防や生活支援サービス事業、包括的支援事業・任意事業の実施に係る経費などを計上いたしております。歳入では、介護保険料、歳出に伴います国・県支出金、支払基金交付金などを計上いたしております。 議案第55号「令和4年度土佐市
後期高齢者医療特別会計予算」は、後期高齢者医療広域連合納付金や後期高齢者健診事業に係る経費などを計上いたしております。 議案第56号「令和4年度土佐市
水道事業会計予算」は、水道事業収益におきましては、業務の予定量を給水総戸数1万778戸、年間給水量296万9,000立方メートルと見込んでおります。 水道事業費用におきましては、水道施設の維持管理経費や配水及び給水などに要する一般的経費を計上いたしております。 資本的収入におきましては、建設改良事業に伴う企業債や出資金等の収入を計上いたしております。 資本的支出におきましては、一般対策事業として、建設事業に伴う配水管の布設替工事等を、耐震化事業として管路耐震化工事、統合上水道事業に伴う経費をそれぞれ計上いたしております。 工事内容としましては、配水管布設替工事として山本橋配水管布設替工事他5件を、管路耐震化工事として高岡配水管耐震化工事他3件を計上しております。 議案第57号「令和4年度土佐市
病院事業会計予算」は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮せず、年間を通して通常の医療提供体制を見込んだ編成としております。 収益的収入では、新型コロナウイルスの影響をほとんど受けなかった令和元年度実績と医師の複数名増員を踏まえた業務量とし、令和元年度の決算ベースから2億4,648万7,000円の増加を見込んでおります。 収益的支出では、固定費の給与費において、医師の増員や新陳代謝・定期昇給等で、前年度当初ベースから1億3,552万円の増額を、減価償却費では前年度に整備した循環器用X線透視診断装置やナースコールシステムの償還開始に伴い、2,602万6,000円の増額を計上いたしております。また、変動費である材料費・経費等は、医療供給量に伴う増加を見込んで積算した結果、事業収支において収支均衡が図られる計画といたしております。 資本的収支では、建設改良費として、耐用年数を大幅に超過している中央材料室設置の低温プラズマ滅菌機や乳房Ⅹ線診断装置、血液透析監視装置の8台分など、高額医療機器の更新に加え、温水ボイラの損傷更新などで、合計で1億4,919万2,000円の投資を予定し、それらの財源は全額を病院事業債にて充当しております。 議案第58号「令和4年度
土佐市民病院保育所事業会計予算」は、土佐市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例に基づき、令和2年度から病院事業会計から分離して予算化しているものであります。 収益的収支では、事業の予定量を預かり児童数10名で試算しており、保護者からの利用料と病院事業からの負担金、利用者が居住する各自治体からの地域型保育給付金を予定しております。 支出では、その大半を占めます保育所運営事業者への運営委託料のほか、
光熱水費等必要諸経費を計上し、収支が均衡する計画としております。 以上が、議案に関しましての説明でありますが、詳細につきましては、御審議の過程で説明申し上げたいと存じますので、御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 なお、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分をいたしました事項の報告を机上に配付いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。 令和4年3月7日。
土佐市長 板原 啓文。
○議長(
田村隆彦君) 以上で、
提案理由の説明は終わりました。 これより、議案第1号の審議に入ります。 本案は、人事に関する案件でありますので、
議会運営委員長の報告のとおり、
委員会付託、質疑、討論を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、採決を行います。 議案第1号、本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、議案第1号は、原案のとおり同意することに決しました。 暫時休憩いたします。 休憩 午前11時17分 正場 午前11時18分
○議長(
田村隆彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日、提出されました議員提出議案1件について、局長に朗読させます。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(
小松和加君) 朗読いたします。市議第1号 ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議(案) 以上です。
○議長(
田村隆彦君) 局長の朗読が終わりました。 日程第4、市議第1号「ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議(案)」を議題とします。 お諮りいたします。 本案につきましては、
提案理由の説明、
委員会付託、質疑、討論を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、採決を行います。 市議第1号、本案を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、市議第1号は、原案のとおり可決されました。 以上で、本日の日程は、終了いたしました。 明8日から13日までを休会といたします。 なお、次の会議は、3月14日午前10時開議、日程は、議案に対する質疑並びに
一般質問であります。 定刻の御参集をお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。 散会 午前11時19分...