土佐市議会 > 2021-03-08 >
03月08日-01号

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  1. 土佐市議会 2021-03-08
    03月08日-01号


    取得元: 土佐市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-08
    令和 3年  第1回定例会(3 月)        令和3年第1回土佐市議会定例会会議録(第1号) 令和3年3月8日第1回土佐市議会定例会土佐市議会議場に招集された。1 出席議員は次のとおりである。 1番 池  宗二郎    2番 山脇  義英    3番 村上  信夫 4番 大森  陽子    5番 糸矢  幸吉    6番 田原  計男 7番 田村  隆彦    8番 野村  昌枝    9番 黒木   茂10番 中田  勝利   11番 森田  邦明   12番 戸田  宗崇13番 江渕 土佐生   14番 浜田  太蔵   16番 三本 富士夫2 欠席議員は次のとおりである。  な し3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。市     長  板原  啓文    副  市  長  田中  和德教  育  長  中内  一臣総 務 課 長  片山  淳哉    改 革 推進課長  岡林   輝防 災 対策課長  矢野  康孝    税 務 課 長  田中  祐児市 民 課 長  嶋﨑  貴子    戸 波 総合市民  田村  真一                   セ ン ター所長USAくろしお  森田  浩司    建 設 課 長  有藤  芳生セ ン ター所長兼 水 産 課 長建設課波介川・  伊藤  幸裕    都 市 環境課長  山本  文昭水 資 源 対 策担 当 参 事福 祉 事務所長  西原  正人    北 原 クリーン  横田  琢也                   セ ン ター所長健康づくり課長  合田  聖子    長 寿 政策課長  岡本   久農林業振興課長  松岡  章彦    未来づくり課長  高橋  修一会 計 管 理 者  山﨑   敦    生 涯 学習課長  合田  尚洋少 年 育 成  井上  卓哉    学 校 教育課長  井上 夕起子セ ン ター所長兼男女共同参画セ ン ター所長幼 保 支援課長  横山  理恵    学 校 給 食  関   祐介                   セ ン ター所長水道局業務課長  中平  勝也    消  防  長  田所  秀啓病院事業管理者  西村  武史    病 院 局事務長  横川  克也4 本会の書記は次のとおりである。議 会 事務局長  小松  和加    議会事務局次長  市原  慎也議会事務局主査  渡邊  美穂5 議事日程 令和3年3月8日(月曜日)午前10時開議   第1 会議録署名議員の指名   第2 会期決定の件   第3 議案第1号から第52号まで、報告第1号      (提案理由説明・議案第1号から第16号まで分離議決)                            開会 午前10時 0分 ○議長(田村隆彦君) ただいまより、令和3年第1回土佐市議会定例会を開会いたします。 現在の出席議員数15名、よって会議は成立いたしました。 直ちに、本日の会議を開きます。 諸報告の前に、平成23年3月11日午後2時46分に発生をいたしました東北地方を中心とした東日本大震災の発生から木曜日で10年が経過しようとしています。そこで1日も早い復興を祈り、犠牲となられた方々への哀悼の意を表すため、1分間の黙祷を捧げたいと思います。 皆様、御起立をお願いいたします。 黙祷。     (全員黙祷) 黙祷を終わります。 御着席をお願いします。     (着 席) この際、日程に先立ちまして、諸報告をいたします。 諸報告は、お手元に配付の報告書のとおりであります。 これより、日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、3番村上信夫君、11番森田邦明君を指名いたします。 よろしくお願いいたします。 日程第2、会期決定の件を議題といたします。 本件に関しましては、3月5日、議会運営委員会を開いていただき、御協議願いましたので、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◎議会運営委員長(戸田宗崇君) おはようございます。それでは、報告させていただきます。 3月5日、議会運営委員会を開き、今期定例会の会期並びに運営について、次のとおり決定したので、報告いたします。 会期につきましては、本日から24日までの17日間とし、議案審議は、人事に関する議案16件を、本日の本会議で行い、その他の案件は各常任委員会に付託して審査することといたしました。 会期中の総括日程について説明しますと、本日、全議案を上程し、市長の提案理由の説明を受け、直ちに議案第1号から第16号まで、以上16件を委員会付託、質疑、討論を省略して、分離議決し、散会といたします。 明9日から14日までの6日間を休会とし、15日に本会議を再開して、当日から17日までの3日間を議案に対する質疑並びに一般質問とし、それが終結し次第、各常任委員会へ議案を付託して、委員会審査に入っていただきます。 委員会審査は、19日までに終わっていただき、20日から23日までを休会とし、24日の本会議において、委員長報告、質疑、討論、採決、請願、陳情、意見書案等全ての処理を行い、閉会といたします。 なお、議案に対する質疑並びに一般質問の通告は、本日、市長の提案理由説明終了から、10日の午後5時までと決定いたしました。 また、執行部から今会期中に準備が整いましたら、追加議案を提出したい旨申入れがあっておりますので、お知らせいたしておきます。 以上でございます。 ○議長(田村隆彦君) 議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま、議会運営委員長から報告のありましたとおり、今期定例会の会期は、本日から3月24日までの17日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から3月24日までの17日間と決定いたしました。 なお、今会期中の総括日程は、お手元に御通知のとおりであります。 議案に対する質疑並びに一般質問の通告は、ただいまの委員長報告のとおり、本日、市長の提案理由説明終了から、10日午後5時までであります。 よろしくお願いいたします。 市長から議案が提出されましたので、局長に朗読させます。 議会事務局長。 ◎議会事務局長(小松和加君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│                             2土総務第2346号││                               令和3年3月8日││    土佐市議会議長                             ││     田村 隆彦 様                           ││                             土佐市長 板原 啓文 ││               議案の送付について               ││ 令和3年第1回土佐市議会定例会に提案する議案を別紙のとおり送付しますので、付││議してください。                               ││                  目  次                 ││ 議 案                                   ││  第 1 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 2 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 3 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 4 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 5 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 6 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 7 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 8 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第 9 号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第10号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第11号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第12号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第13号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第14号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第15号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第16号 土佐市農業委員会委員の任命について               ││  第17号 土佐市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について       ││  第18号 土佐市委員会委員等の報酬及び費用弁償支給条例の一部改正について ││  第19号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正に ││       ついて                             ││  第20号 土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について     ││  第21号 土佐市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について     ││  第22号 土佐市立とさし男女共同参画センター条例の一部改正について    ││  第23号 土佐市国民健康保険条例の一部改正について            ││  第24号 土佐市介護保険条例の一部改正について              ││  第25号 土佐市病院事業の設置に関する条例の一部改正について       ││  第26号 土佐市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について││  第27号 重要な公の施設の一部の長期かつ独占的な利用について       ││  第28号 重要な公の施設の一部の長期かつ独占的な利用について       ││  第29号 土佐市道路線の廃止について                   ││  第30号 土佐市道路線の認定について                   ││  第31号 指定管理者の指定について                    ││  第32号 指定管理者の指定について                    ││  第33号 指定管理者の指定について                    ││  第34号 財産の取得について                       ││  第35号 令和2年度土佐市一般会計補正予算(第8回)           ││  第36号 令和2年度土佐市国民健康保険特別会計補正予算(第4回)     ││  第37号 令和2年度土佐市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)    ││  第38号 令和2年度土佐市水道事業会計補正予算(第2回)         ││  第39号 令和2年度土佐市病院事業会計補正予算(第5回)         ││  第40号 令和2年度土佐市民病院保育所事業会計補正予算(第1回)     ││  第41号 令和3年度土佐市一般会計予算                  ││  第42号 令和3年度土佐市国民健康保険特別会計予算            ││  第43号 令和3年度土佐市製紙工業振興基金特別会計予算          ││  第44号 令和3年度土佐市住宅新築資金等特別会計予算           ││  第45号 令和3年度土佐市学校給食特別会計予算              ││  第46号 令和3年度土佐市土地取得特別会計予算              ││  第47号 令和3年度土佐市農業集落排水事業特別会計予算          ││  第48号 令和3年度土佐市介護保険特別会計予算              ││  第49号 令和3年度土佐市後期高齢者医療特別会計予算           ││  第50号 令和3年度土佐市水道事業会計予算                ││  第51号 令和3年度土佐市病院事業会計予算                ││  第52号 令和3年度土佐市民病院保育所事業会計予算            ││ 報 告                                   ││  第 1 号 専決処分の報告及び承認を求めることについて           ││       (令和2年度土佐市一般会計補正予算・第7回)          │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。 ○議長(田村隆彦君) 局長の朗読が終わりました。 市長の提案理由の説明要旨を配付いたします間、休憩いたします。     休憩 午前10時11分     正場 午前10時13分 ○議長(田村隆彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、議案第1号から第52号まで、報告第1号、以上53件を一括議題といたします。 ただいま、議題となりました議案について、提案理由の説明を求めます。 板原市長。 ◎市長(板原啓文君) おはようございます。 本日、ここに令和3年第1回土佐市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御多用の中御参集をいただき、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策につきまして、報告申し上げます。 まず、はじめに医療現場の最前線で御尽力いただいている医療関係者の皆様に衷心より敬意と感謝を申し上げますとともに、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々の1日も早い御回復をお祈り申し上げます。 感染症の脅威が続く中、市民の生命及び健康を守り、社会経済活動との両立を図るためにはワクチン接種が有効であるとされており、当初、国から示されたスケジュールでは、65歳以上の方を対象とした接種を3月下旬に開始するとされておりました。また、高知県においてワクチン接種推進室が設置されることを受け、本市におきましても健康づくり課コロナワクチン接種推進班を設置し、ワクチン接種事業に全力で取り組んでおります。 本市におけるワクチン接種は、医療従事者等の方に対しては3月第2週から開始し、続いて65歳以上の方や高齢者施設等で従事されている方、次に基礎疾患のある方、その後、それ以外の方に順に実施することとなっております。高齢者に対する接種開始に向けては、市内の医療機関や関係機関の方々との協議を重ね、2月19日には集団接種のシミュレーションを実施するなど準備を進めておりました。 しかしながら、報道されておりますように、ワクチン確保のめどを主因として、スケジュールは大幅に遅延することとなり、4月に本市に供給されるワクチンの量も想定よりはるかに少なくなることが分かってまいりました。また、今回供給されるファイザー社製のワクチンが約20日の間隔をおいて2回接種しなければならないことから、限られたワクチンで効率的・効果的な接種を果たすことを念頭に、65才以上の方を対象とした接種については、まず重症化リスクの高い高齢者施設に入所されている方から接種を始めることといたしました。 その他の65歳以上の方、約9,700名に対しましては、供給量が安定してくるとされているゴールデンウィーク頃に集団接種を開始できるよう、3月17日に2回目の集団接種のシミュレーションを実施し、3月22日には予約受付などに対応するコールセンターを立ち上げ、4月初旬に予診票や接種券などの書類を送付する予定としております。市民の皆様は、書類が届きましたら電話やインターネットにて予約の上、必要書類を持参し、集団接種会場においてワクチン接種をしていただくこととなります。 集団接種の会場は、複合文化施設つなーでを主として、平日のみならず土日も実施する予定で、会場内には救急隊員を配置するなど安全面にも配慮することとしております。また、USAくろしおセンター、戸波総合市民センターにおきましても集団接種を実施する予定であります。なお、基礎疾患があり、かかりつけ医の接種が望ましい方などにつきましては、各医療機関においても個別接種ができるよう現在調整中であります。 今回の集団接種の準備に当たり、市内の医療機関の皆様、集団接種のシミュレーションに参加してくださった皆様、会場の予約を変更してくださった皆様方にも御協力いただいております。この場をお借りしまして、御礼申し上げます。 ワクチン接種に関しましては、現時点において本格的なワクチン供給がいつ始まるかなど不確定な内容も多く、また、報道内容でお分かりのとおり再三内容が変わってくる状況となっておりますので、今後もスケジュール等の変更を余儀なくされることが想定されます。 市としましては、引き続き、新型コロナワクチンの有効性や安全性等広く分かりやすく広報するとともに、ホームページを随時更新し、最新の情報を市民の皆様にお届けしてまいります。さらに、国、県の動向に注視しながら、ワクチン接種の円滑な実施に向け万全を期してまいりますので、議員各位の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、新型コロナウイルス感染症関連の経済対策等につきまして、報告申し上げます。 これまでのコロナ関連の生活支援、経済対策の3月1日現在の申請状況等を申し上げますと、事業者応援給付金の申請数は569件、うち不支給決定数25件、支給決定額は2,720万円、雇用調整助成金等申請促進補助金につきましては、申請があった19件全てを支給決定しており、支給決定額は190万円、活力創出チャレンジ支援事業につきましても、申請があった8件につきまして支給決定を行い、支給決定額は526万8,332円となっております。営業時間短縮要請協力金の申請数は29件、支給決定額は508万円となっております。新生児臨時特別定額給付金は、申請があった161名のうち143名に対し支給決定を行い、支給決定額は1,430万円となっております。 次に、市税等の減免の申請状況につきましては、固定資産税の農林水産業に係る償却資産の減免は、申請を受けた23件全てを減免決定しており、減免の合計金額は512万円となっております。国民健康保険税の減免は、申請件数51件に対しまして、49件の減免決定を行い、減免の合計金額は916万3,600円、介護保険料の減免は、申請件数30件に対しまして、29件の減免決定を行い、減免の合計金額は183万9,100円となっております。なお、後期高齢者医療保険料の減免は、申請を受けた5件を後期高齢者医療広域連合に進達し、5件とも減免が決定されております。 国民健康保険におけるこの感染症に感染した被保険者等に係る傷病手当金支給制度につきましては、手当金支給適用期間の終期を本年3月31日から6月30日に変更することとしております。また、後期高齢者医療保険における傷病手当金支給制度につきましても同様に支給適用期間が延長される見込みとなっております。なお、3月1日現在の傷病手当金支給決定件数は、国民健康保険の被保険者に対する1件のみとなっております。 コロナ関連の生活支援、経済対策につきましては、引き続き有効な対策を講じてまいりますので、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、土佐市立保育所小中学校統廃合等審議会につきまして、報告申し上げます。 昨年11月4日に第1回目の会議を開催し、教育委員会から諮問された内容について具体的な審議に入るため、第2回目の会議を12月22日に行う予定としておりましたが、県内での新型コロナウイルス感染症の急激な拡大により開催を延期し、去る2月18日に開催いたしております。 会議では、前回の会議で決定された審議スケジュールにより、まず保育園の今後の在り方について検討していただくため、事務局から保育園の現状と課題について説明し、保育園が抱える課題について御理解をいただいた上、昨年度開催された土佐市立保育所小中学校統廃合等検討委員会から提出された意見書をもとに、望ましい保育環境における適正規模など委員各位から活発な御意見をいただきながら審議を進めているところであります。 審議内容要旨につきましては、市のホームページや広報誌を通じて市民の皆様との情報共有に努めてまいりますので、議員各位の御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、健康都市宣言につきまして、報告申し上げます。 現在、全ての市民が安心して健やかに生活することができる市を目指して、市民、事業者及び市が連携を図り、健康への機運を高め健康都市の宣言を行うよう準備を進めているところであります。 まず、3月21日には「健康都市宣言に向けて」と題して講演や健康トークを実施する予定としております。また、来年度は、市内を三つの地域に分けワークショップを開催し、地域ごとの健康課題を分析した上で、健康都市になるために必要なこと、宣言文に反映したいキーワードなどの取りまとめを行い、宣言文を決定していくこととしておりますので、議員各位の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、がん検診につきまして、報告申し上げます。 本市におきましては、長らく国の指針で定められたがん検診、肺がん、胃がん、大腸がん、子宮がん、乳がんの五つ全てを集団検診において無料で実施してまいりました。しかしながら、様々な啓発活動を実施しているものの、近年は受診率も伸び悩み、個別に医療機関で受診できるよう受診機会の拡大を求める声も上がる中、令和元年10月からは胃内視鏡検査を個別で実施しております。個別検診は、若干自己負担が発生いたしますが、かかりつけの医療機関で御自身の都合に合わせて予約をとることができるというメリットもあることから、令和3年度からは、新たに乳がん、子宮がんにつきましても個別検診を取り入れるべく予算計上しております。 引き続き、市民の皆様が健康でいきいきと生活できるよう、受診機会の拡大も含めアプローチの仕方も考慮してまいりますので、議員各位の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、一般国道56号土佐市バイパス蓮池工区整備の進捗状況につきまして、報告申し上げます。 現在、国土交通省土佐国道事務所とともに、計画について調整を行っているところであります。 国土交通省土佐国道事務所の今後の事業スケジュールとしましては、計画が整い次第、改良区間の関係者に計画に対する概要説明を行い、令和3年度中に用地調査を行いたいとお聞きしております。 今後も適宜、進捗状況の報告をさせていただきますので、議員各位におかれましては、御協力をお願い申し上げます。 続きまして、宇佐地区に計画されております太陽光発電施設の設置につきまして、報告申し上げます。 事業者である株式会社NEOは、昨年8月27日付で県知事から森林開発申請許可を受け、先月2月3日付で太陽光発電施設の設置をするための事業計画等を本市に申請し、同日付で受理しております。現在、事業者に対して、土佐市自然環境、景観等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の規定に基づき、住民説明会を実施し、地域住民の理解を得るように努めることを文書により通知しております。 今後、事業者が地域住民の代表の方々と日程調整を図り、説明会を開催していくこととなりますが、市としましては、説明会の実施内容及び事業者からの報告書等を慎重に確認検討をした上で、事業者に対して必要適切な指導助言を行ってまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、社会福祉法人土佐市社会福祉事業団につきまして、報告申し上げます。 同事業団の令和3年度事業計画、当初予算につきまして、社会福祉法人土佐市社会福祉事業団への委託業務に関する条例の規定に基づき報告申し上げます。 報告によりますと、令和3年度は、高齢者部門では介護報酬改定の年度となるとともに、保育部門においても新たに5園の保育園の指定管理者として指定を受けることにより、市内11園の運営を開始するなど法人にとっても大きな変革の年となります。 令和3年度事業計画につきましては、法人理念でもある地域との連携、地域の暮らしをサポートする窓口として地域に必要とされ、地域の方々が安心して暮らせる環境づくりに貢献できるよう、今後予測されている大規模災害時への対策につきましても、これまでに福祉避難所を開設した経験を活用するなど、地域との連携を強化していくとしております。 また、保育部門では、全11園で地域において最も身近な児童福祉施設として保育所の役割を果たせるよう努めるとともに、これまで同様に小学校への円滑な接続に向けた保育内容の工夫や、本市の土佐市子どもの健康づくりアクションプランに基づく子供の健康づくり施策への取組を進めていくとしております。なお、予算につきましては、本議会に提出しております土佐市の令和3年度当初予算に委託料を計上しております。 令和2年度の職員採用につきましては、2回の採用試験を実施し、第1回目では介護福祉士1名、看護師2名、保育士6名、調理師4名を採用内定者として決定しております。また、第2回目では介護福祉士2名を採用内定者といたしております。 事業団の当初予算は、全体で収入・支出ともに16億7,539万2,000円となっております。 以上が社会福祉法人土佐市社会福祉事業団に関する報告でございますが、今後も事業団の設置者といたしまして、公的責任のもと、市民サービスの向上に向け、より一層取り組むべく、その役割を果たしてまいりたいと考えておりますので、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは条例案などの議案につきまして、説明申し上げます。 本定例会に提出しております議案は、人事案16件、条例案10件、行政案8件、予算案18件、報告1件、合計53件となっております。 議案第1号から第16号までの「土佐市農業委員会委員の任命について」は、現農業委員16名の任期が本年5月14日に満了することに伴い、新たに16名の農業委員を任命したく、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 農業委員の任命につきましては、同法第9条第1項の規定に基づき昨年10月12日から11月13日までを期間とし、農業委員の候補者の公募を行っております。その結果、2名の被推薦者と15名の公募者、合わせて17名の農業委員候補者がおりましたので、土佐市農業委員会の委員選任に関する規程に基づき、土佐市農業委員会委員候補者選考委員会において16名の農業委員候補者を選考し、今回提案するものであります。 なお、農業委員の任期につきましては、同法第10条第1項に規定されている3年間となっております。 議案第17号「土佐市予防接種健康被害調査委員会条例の制定について」は、市が実施した予防接種によって生じた健康被害について、医学的見地から調査・審議を行い、健康被害の適正かつ円滑な処理を行うため委員会を設置するものであります。 議案第18号「土佐市委員会委員等の報酬及び費用弁償支給条例の一部改正について」は、議案第17号で説明いたしました土佐市予防接種健康被害調査委員会設置に伴い、改正を行うものであります。 議案第19号「特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について」は、新型コロナウイルス感染症の影響等による本市の財政状況を考慮し、特別職の職員の給料月額を令和3年度の1年間、時限的に減額するものであります。 議案第20号「土佐市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、機構改革検討委員会からの建議により、会計管理者の補助組織として設置している出納室について、さらに安全で有効な資金管理の運用を目指し、現行の班体制から課体制に変更することに伴い、現在5級職に分類している出納室長を削除するものであります。 議案第21号「土佐市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」は、国の特殊勤務手当において、新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための特例が定められたことに伴い、本市におきましても保健手当の特例を定めるものであります。 議案第22号「土佐市立とさし男女共同参画センター条例の一部改正について」は、男女共同参画センターの貸館業務の運用変更に伴う改正であります。 現在、新庁舎での業務開始にあわせ、各施設の活用等について検討する中、当該施設の夜間及び土日の時間帯については利用状況も少なく、昨年完成しました複合文化施設つなーで等他の施設で十分対応が可能であるとの判断のもと、市施設の有効な利用の促進と業務の効率化を図るため、男女共同参画センターの夜間・土日の貸館業務について廃止するものであります。 議案第23号「土佐市国民健康保険条例の一部改正について」は、2月13日に新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第24号「土佐市介護保険条例の一部改正について」は、介護保険法に基づき、令和3年度から令和5年度までの第8期介護保険事業計画実施期間中の保険料を定めるものであります。保険料につきましては、当該3年間の介護保険事業の総見込額を基に、第1号被保険者の負担割合に見合う額を算出し、上昇抑制のため基金を取り崩した上で、保険料基準額を第7期期間と同額の月額5,250円と定めるものであります。 議案第25号「土佐市病院事業の設置に関する条例の一部改正について」は、自治体病院並びに地域中核病院の責務であります救急医療応需強化のため、令和3年4月から救急科を新設するものであります。 議案第26号「土佐市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について」は、病院事業管理者の任命について、医師である病院長が兼任する場合を想定し、給与待遇等、現給補償の観点から改正するものであります。 議案第27号及び第28号「重要な公の施設の一部の長期かつ独占的な利用について」は、複合文化施設つなーでの3階の一部を令和3年4月1日から令和4年3月31日の間、社会福祉法人土佐市社会福祉協議会及び土佐市商工会に利用させるにあたり、地方自治法第244条の2第2項及び重要な公の施設に関する条例第3条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 議案第29号「土佐市道路線の廃止について」及び第30号「土佐市道路線の認定について」は、今年度、道路台帳の補正を行っている市道芝青木町線他9路線において、国道及び県道との管理区間を整合させるため、旧路線を廃止し、新路線として再度認定するものであります。また、市道北葵、葵線については、新興住宅地造成に伴い建設された位置指定道路を、寄附受納したことにより市道に編入するため、新たに認定を行うものであります。 議案第31号から第33号「指定管理者の指定について」は、現在、指定管理者制度により管理を行っております三つの施設が、この3月に指定期間が満了いたします。今回、指定管理者候補者を選定するに当たりましては、担当所管及び土佐市指定管理者制度検討委員会において、当該団体からの申請に基づく事業計画書等を審議した結果、当該団体が土佐市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例における選定基準を十分満たす団体であること、また、当該施設の指定管理者として管理を受託してきた実績があることなど、引き続き管理を行うことで安定した施設の運営が可能であると判断し、当該団体を指定管理者として指定いたしたく、議会の議決を求めるものであります。 それでは、施設及び指定管理者として指定する団体について順次説明申し上げます。 議案第31号土佐市立波介コミュニティセンターは、土佐市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第2条第2項の規定に基づき、公募は行わず、波介地区部落長協議会が指定管理者の候補者として決定されたことを受け、指定管理者の指定につきまして提出するものであります。 なお、指定の期間につきましては、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間といたしております。 議案第32号土佐市宇佐デイサービスセンターは、平成28年4月1日から医療法人清涼会を指定管理者として指定し、管理運営を行っておりましたが、指定の期間が満了することに伴い、改めて指定管理者を指定すべく公募によりその候補者を選定いたしております。 本件への応募については医療法人清涼会のみからであり、提案された事業計画書等をもとに検討した結果、管理運営を計画的かつ安定して行うことが可能であると判断し、同団体を指定管理者の候補者として決定いたしております。 なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間といたしております。 議案第33号土佐市立高岡商店街集客施設は、平成28年4月1日から土佐市商工会を指定管理者として指定し、管理運営を行っておりましたが、指定の期間が満了することに伴い、改めて指定管理者を指定すべく公募によりその候補者を選定いたしました。 本件への応募については土佐市商工会のみからであり、提案された事業計画書等をもとに検討した結果、管理運営を計画的かつ安定して行うことが可能であると判断し、同団体を指定管理者の候補者として決定いたしております。 なお、指定の期間は、令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間といたしております。 議案第34号「財産の取得について」は、土佐市ドラゴンバス運行に使用する小型路線バスの購入に伴い、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 発注にあたりましては、維持管理費を考慮した持続可能な運航の実現のため小型車両とし、また、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の基準を満たす仕様といたしました。この仕様に基づき、見積書の依頼を行ったところ、1社のみから見積書の提出があり、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づく随意契約により、昨年12月23日に高知日野自動車株式会社と仮契約を締結いたしました。 なお、納入期限は本年6月30日までといたしております。 議案第35号から第40号までは、令和2年度の一般会計、特別会計、事業会計の各補正予算であります。 議案第35号「令和2年度土佐市一般会計補正予算(第8回)」から順次、その主なものを説明申し上げます。 総務費におきましては、総務管理費の人事管理費で退職手当の追加を、交通安全対策費で実績見込みによる交通安全指導員報償費の減額を、諸費で国の補助事業の精算による返還金の追加を、企画費で高知リハビリテーション学院就学助成事業が新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金対象として実施できたため、当該経費の減額を、地域防災対策費で実績見込みによる高台移転整備事業、住宅耐震対策促進事業、防災行政無線デジタル化事業など各種防災対策事業の減額を、新型コロナウイルス感染症対応地方創生事業費で、マイナンバーカードの普及促進に係る経費や中山間地域における買物弱者への支援を目的とした移動販売車の整備に係る補助など新しい生活様式を踏まえた対応に係る事業、公園内のトイレ手洗い場の自動化など感染拡大防止に係る事業の追加や実績見込みによる整理を、戸籍住民基本台帳費でマイナンバーカード交付窓口において使用する備品購入に係る経費を追加いたしております。 民生費におきましては、社会福祉費で国民健康保険特別会計への繰出金の追加と実績見込みによる後期高齢者医療特別会計への繰出金の減額を、児童福祉費で実績見込みによる施設型給付費等給付事業、社会福祉事業団業務委託の減額を行っております。 衛生費におきましては、不妊治療助成制度の拡充に伴う経費の増額と、病院事業会計への繰出金の追加と実績見込みによる水道事業会計繰出金の減額を行っております。 農林水産業費におきましては、農業費で、実績見込みによる農業次世代人材投資事業、新型コロナウイルス感染症対策集出荷施設等整備事業、農業競争力強化基盤整備事業の整理を、林業費で実績見込みによる鳥獣被害防止施設設置事業の減額を、水産業費で国の補正予算による宇佐漁港海岸高潮対策事業等に係る県営事業負担金の増額等を行っております。 商工費におきましては、大綱まつりなど新型コロナウイルス感染症の影響により各種イベントが中止になったことによる補助金の減額を行っております。 土木費におきましては、道路橋梁費で事業内容精査に伴う防災・安全社会資本整備交付金事業の予算の組替えと、国の補正予算を活用して実施する市内道路ストックマネジメント事業の増額を補正いたしております。 消防費におきましては、非常備消防費で消防団員の退職報償費の増額を補正いたしております。 教育費におきましては、教育総務費で国の補助金を活用して実施する、学校における感染症対策や子供たちの学習保障を支援するための取組に係る経費の追加を、小学校費及び中学校費で実績見込みによるGIGAスクール端末整備事業の減額を、社会教育費で実績見込みによる放課後児童健全育成事業と複合文化施設の電気料の減額を行っております。 これらの歳出を賄う財源といたしまして、地方消費税交付金、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、繰入金、諸収入、市債の整理を行い、行政振興基金で調整いたしております。 以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2億7,536万3,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額を189億7,664万8,000円とするものであります。 議案第36号「令和2年度土佐市国民健康保険特別会計補正予算(第4回)」は、歳出におきましては、保険給付費で一般被保険者の療養給付費と高額療養費の実績見込みによる整理と、国の補助事業の精算による返還金の追加を補正し、歳入では繰入金、諸収入を補正いたしております。 議案第37号「令和2年度土佐市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2回)」は、歳出におきましては、保険料徴収に係る追加経費と実績見込みによる後期高齢者医療広域連合納付金の増額を補正し、歳入では後期高齢者医療保険料、繰入金、繰越金、諸収入、国庫支出金を補正いたしております。 議案第38号「令和2年度土佐市水道事業会計補正予算(第2回)」は、水道事業収益におきましては、営業収益で実績見込みによる給水収益の減額を行っております。 水道事業費用におきましては、営業費用で水源地及び配水池で使用している電気の契約変更に伴う動力費等の減額、実績見込みによる固定資産除却費の増額を行っております。 資本的収入におきましては、企業債、出資金、補償金で実績見込みによる減額を行っております。 資本的支出におきましては、建設改良費で実績見込みによる委託料、工事請負費の減額を行っております。 議案第39号「令和2年度土佐市病院事業会計補正予算(第5回)」は、実績見込みによる調整を行うものであります。 収益的収支におきましては、医業収益では新型コロナウイルス感染症の影響による入院収益・外来収益等の減収で大幅な減額補正を行っております。一方、医業外収益では、同じく新型コロナウイルス感染症対策として占有を余儀なくされた病棟の病床確保料や、これまでの感染対策に要した経費に対する緊急包括支援交付金及び入院受入医療機関緊急支援事業補助金などの国庫(県)補助金を計上いたしております。 資本的収支におきましては、本年度竣工を予定していた全館LED化事業が新型コロナウイルス感染症の影響で現地調査が困難となり、事業を見送らざるを得なくなったことから、当該予定額とその他医療機器等の入札実績の差額不用分を病院事業債から減じております。 議案第40号「令和2年度土佐市民病院保育所事業会計補正予算(第1回)」は、収益的収支におきましては、児童数の増加に伴い地域型保育給付金の増額を計上いたしております。 資本的収支におきましては、新型コロナウイルス感染対策事業として、玩具や絵本等の殺菌消毒庫を導入し、その財源として同額を国庫(県)補助金から充当するものであります。 議案第41号から第52号までは、令和3年度の一般会計、特別会計、事業会計の各当初予算であります。 令和3年度の予算編成方針につきまして、若干の説明を申し上げます。 国の経済・財政状況につきましては、内閣府の令和3年2月の月例経済報告によりますと、「景気は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続いているものの、一部に弱さがみられる。先行きについては、緊急事態宣言の解除後も感染拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げていくなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直していくことが期待される。ただし、内外の感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要がある。また、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要がある。」としております。 また、政府は令和3年度予算は、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図りつつ、ポストコロナの新しい社会の実現を目指し、中長期的な成長力強化の取組推進、自然災害からの復興や国土強靭化、また、観光・農林水産業の振興、地域公共交通の活性化などによる地方の活性化、少子化対策など全ての世代の方々が安心できる社会保障制度の構築や地域共生社会の実現に向けた取組、財政健全化に向けては、経済財政運営と改革の基本方針2020に基づき、経済・財政一体改革を着実に推進することで、これまでの歳出改革の取組を継続し、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、しっかりとしためり張り付けを行うこととしています。 そのほか、地方財政全体に関しては、昨年12月公表の令和3年度地方財政対策におきまして、一般財源総額は令和2年度を約2,886億円下回る、約63兆1,432億円となりましたが、赤字地方債である臨時財政対策債は、前年度に比べ約2兆3,399億円の増額とされたところです。 このような状況の下で、本市におきましては、令和3年度は第6次土佐市行政振興計画の前期基本計画の2年目、人口減少・少子高齢化に歯止めをかける取組として策定した土佐市まち・ひと・しごと創生総合戦略についても計画見直し後の2年目であり、同計画に掲げる基本理念・基本目標を踏まえ、計画に掲げた施策の着実な進捗を図るとともに、持続可能な事業の構築に努める必要があります。事務事業の緊急性・優先度を精査し、良質な市民サービスを確保しつつ、事務事業の徹底した効率化の推進をはじめ、限られた歳入を真に必要な分野に重点的に配分するとともに、地域や市民との協働により地域課題を解決するなど、真に自立した地方自治体として、責任ある行財政運営を行っていくことが求められることを常に基本に、十分な協議・検討・見直しを行っております。 また、重点化項目として、命の安全・あんしん、暮らしのあんしん、将来のあんしん、この三つの実現を基本理念として、改革と挑戦により令和時代にふさわしい健やかな安心都市の実現を目指し、効率的かつ効果的な予算編成を行いました。 まず命の安全・あんしんでは、命を守る防災・減災の取組としまして、土佐市南海地震対策アクションプランに設定された重点目標に基づきまして、住宅の耐震診断、耐震改修設計、耐震改修の費用助成に係る経費を計上し、住宅の耐震化に取り組むとともに、宇佐地区の津波避難タワーに係る経費を計上し、実現に向けて引き続き取り組んでまいります。 暮らしのあんしんでは、昨年度に引き続き市役所新庁舎整備につきまして、本体工事に係る経費を計上し、令和4年度完成に向けて取り組んでまいります。 次に将来のあんしんでは、子供を産み育てやすいまちづくりの取組としまして、子ども医療費助成事業や、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行う子育て世代包括支援事業、産婦健康診査事業、子どもの健康づくりアクションプラン実施事業など引き続き取り組んでまいります。 最後に、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を踏まえた事業として、まずは新型コロナワクチン接種事業について所管である健康づくり課を中心にスムーズな実施に向けて取り組んでまいります。その他、事業者応援給付金事業など、事業継続や雇用維持等への対応や、新しい生活様式等への対応など適宜有効な対策を講じてまいります。 複合文化施設をはじめ新庁舎整備事業など大型施設整備事業の実施に伴う多額の市債償還の開始や、新型コロナウイルス感染症の市内経済等への影響による税収の落ち込みなど、近年にない、非常に厳しい財政状況ではありますが、新型コロナウイルス感染症対策とともに、近い将来極めて高い確率で発生が想定される南海トラフ地震から市民の皆様の命を守ることが、行政としての最優先かつ最重要課題であると考えております。また、先ほど申し上げました事業以外にも多くの事業を計上し、財政健全化も踏まえながら市民の皆様の安心・安全・安定した生活を守るための予算編成を行いました。 今後におきましても、令和元年度から3年間を計画期間としております土佐市行財政改革アクションプランに掲げた具体的な取組の実行により、行財政改革を徹底することで財政の健全化を図り、費用対効果の検証やコスト意識を持った業務、市税等徴収の法的・専門的施策の徹底など税収等自主財源をアップさせる取組、一方では、柔軟な発想を大事にし、知恵と工夫を生かした産業振興や地域活性化、市民活力創出のための新たな施策の展開などを進めていく必要があると考えております。 議員各位におかれましても、なお一層の御協力と御支援をお願い申し上げる次第でございます。 それでは、議案第41号「令和3年度土佐市一般会計予算」から、順次説明を申し上げます。 一般会計予算の総額は、161億5,097万8,000円で、前年度当初予算と比較しまして、金額で13億7,280万円、率にして9.3%の増となっております。 これを性質別に見てみますと、投資的経費は、普通建設事業費で32億9,689万2,000円、災害復旧事業費で4,792万円を計上し、構成比は前年度当初額比7ポイント増の20.7%となっており、国の補助事業を活用する普通建設事業が3.6%、単独事業が16.3%を占めております。普通建設事業費の大きなものといたしまして、新庁舎建設事業として17億5,277万8,000円、防災行政無線デジタル化事業として2億3,471万3,000円などがございます。 一般行政経費では、扶助費に31億4,638万3,000円、人件費に21億4,450万7,000円、繰出金及び積立金に23億4,334万1,000円、公債費に18億8,966万9,000円、物件費に22億8,188万9,000円、補助費等に8億7,391万2,000円、その他の経費で1億2,646万5,000円を計上いたしております。この構成比は79.3%となり、対前年度当初額比においては7ポイントの減となっております。 以上の歳出を賄う財源といたしましては、市税24億9,045万円、地方消費税交付金5億8,876万7,000円、地方交付税43億円、分担金及び負担金5,029万1,000円、国庫支出金・県支出金30億8,911万7,000円、諸収入1億2,106万5,000円、市債29億3,214万4,000円のほか、地方譲与税、使用料及び手数料、財産収入など、13億6,327万8,000円を見込み、なお不足する財源12億1,586万6,000円につきましては、行政振興基金、減債基金などの基金から繰入れを予定しております。 自主財源の総額は、50億7,683万6,000円で、構成比が前年度より4.3ポイント減の31.4%、依存財源の総額は、110億7,414万2,000円となっております。 議案第42号「令和3年度土佐市国民健康保険特別会計予算」は、歳出におきまして、医療費の見込みを前年度実績及び医療費の動向を加味しながら積算しました各療養諸費、高額療養費等のほか、特定健診事業に係る経費などを計上いたしております。歳入では、国民健康保険税、歳出に伴います県支出金などを計上いたしております。 議案第43号「令和3年度土佐市製紙工業振興基金特別会計予算」は、紙業の振興に係る経費を計上いたしております。 議案第44号「令和3年度土佐市住宅新築資金等特別会計予算」は、貸付金の収納に係る経費などを計上いたしております。 議案第45号「令和3年度土佐市学校給食特別会計予算」は、小・中学校の児童生徒の給食費、給食センターの運営管理費に係る経費などを計上いたしております。 議案第46号「令和3年度土佐市土地取得特別会計予算」は、土地開発基金の果実の同基金への積立てを計上いたしております。 議案第47号「令和3年度土佐市農業集落排水事業特別会計予算」は、末光地区の汚水処理施設の管理運営に係る経費などを計上いたしております。 議案第48号「令和3年度土佐市介護保険特別会計予算」は、居宅・施設介護等の給付費、介護認定などに係る経費、地域支援事業費の介護予防や生活支援サービス事業、包括的支援事業・任意事業の実施に係る経費などを計上いたしております。歳入では、介護保険料、歳出に伴います国庫支出金・県支出金、支払基金交付金などを計上いたしております。 議案第49号「令和3年度土佐市後期高齢者医療特別会計予算」は、後期高齢者医療広域連合納付金や後期高齢者健診事業に係る経費などを計上いたしております。 議案第50号「令和3年度土佐市水道事業会計予算」は、水道事業収益におきましては、業務の予定量を給水総戸数1万594戸、年間給水量299万2,000立方メートルと見込んでおります。 水道事業費用におきましては、水道施設の維持管理経費や配水及び給水などに要する一般的経費を計上いたしております。 資本的収入におきましては、建設改良事業に伴う企業債や出資金等の収入を計上いたしております。 資本的支出におきましては、一般対策事業として、建設事業に伴う配水管の布設替工事等を、耐震化事業として配水池更新工事、管路耐震化工事、統合上水道事業に伴う経費をそれぞれ計上いたしております。 議案第51号「令和3年度土佐市病院事業会計予算」は、新型コロナウイルス感染症の影響は考慮せず、通常の診療提供体制を見込んだ編成としております。 収益的収入におきましては、一昨年度実績と救急医の着任による医師1名の増員を踏まえ、一昨年の決算ベースから1億円程度の増加を計上いたしております。 収益的支出におきまして、固定費の給与費において新陳代謝・定期昇給等で、前年度当初より2,000万円の増額を、減価償却費では電子カルテの償還終了に伴い、1,000万円の減額を計上いたしております。また、変動費である材料費・経費等では、医療供給量を一昨年レベルと見込んで試算した結果、事業収支における収支均衡が図られる計画といたしております。 資本的収支におきましては、建設改良費として耐用年数を大幅に超過した循環器用X線透視診断装置や血液透析患者監視装置の8台分など、高額医療機器の更新事業に加え、前年度から繰り越されたLED化事業を含め、総額3億円余りと多額の投資を計上し、それらの財源は全額を病院事業債にて充当しております。 議案第52号「令和3年度土佐市民病院保育所事業会計予算」は、土佐市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例に基づき、令和2年度から病院事業会計から分離して予算化しているものであります。 収益的収入におきましては、保護者からの利用料と病院事業からの負担金、利用者が居住する各自治体からの地域型保育給付金を計上いたしております。 収益的支出におきましては、その大半を占めます保育所運営事業者への運営委託料のほか、光熱水費等必要諸経費を計上し、収支が均衡する計画としております。 報告第1号「令和2年度土佐市一般会計補正予算・第7回」は、行政報告でも申し上げました新型コロナワクチン接種に要する経費につきまして、既定の歳入歳出予算の総額に、876万1,000円を追加し、歳入歳出それぞれ192億5,201万1,000円といたしております。 この補正に関しましては、当初国から示されましたスケジュールにおきましては、2月には医療従事者、3月下旬には65歳以上の方を対象に接種を開始することとされたため、早期に接種券発行や医療機関との契約等に着手するため、早急に予算確保の必要が生じ、また議会を招集する時間的余裕がなかったことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、1月25日付で専決処分を行い、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。 以上が、議案に関しましての説明でありますが、詳細につきましては、御審議の過程で説明申し上げたいと存じますので、御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 なお、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分をいたしました事項の報告を机上に配付いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。  令和3年3月8日。 土佐市長 板原啓文。 以上でございます。 ○議長(田村隆彦君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 これより、議案第1号から第16号まで、以上16件の審議に入ります。 これら16件は、人事に関する案件でありますので、議会運営委員長の報告のとおり、委員会付託、質疑、討論を省略して、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、採決を行います。 お諮りいたします。 議案第1号から第16号まで、以上16件を一括して採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 議案第1号から第16号まで、以上16件について、原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、議案第1号から第16号まで、以上16件は、原案のとおり同意することに決しました。 以上で、本日の日程は、終了いたしました。 明3月9日から14日までを休会といたします。 なお、次の会議は、3月15日午前10時開議、日程は、議案に対する質疑並びに一般質問であります。 定刻の御参集をお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。                            散会 午前11時14分...