令和 元年 第2回
定例会(6 月)
令和元年第2回
土佐市議会定例会会議録(第1号)
令和元年6月4日第2回
土佐市議会定例会が
土佐市議会議場に招集された。1
出席議員は次のとおりである。 1番 野村 昌枝 2番 山脇 義英 3番 大森 陽子 4番 村上 信夫 5番 池 宗二郎 6番 田原 計男 7番 黒木 茂 8番 浜田 太蔵 9番 戸田 宗崇10番 中田 勝利 11番 森田 邦明 12番 糸矢 幸吉13番 江渕 土佐生 14番 田村 隆彦 15番 久保 直和16番 三本 富士夫2
欠席議員は次のとおりである。 な し3
地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。市 長 板原 啓文 副 市 長 田中 和徳教 育 長 中内 一臣総 務 課 長 高松 大介 改 革
推進課長 西原 正人防 災
対策課長 山本 文昭 税 務 課 長 合田 尚洋市 民 課 長 嶋崎 貴子 戸 波
総合市民 中平 雅仁 セ ン
ター所長USAくろしお 高橋 智恵子 建 設 課 長 片山 淳哉セ ン
ター所長建設課波介川・ 伊藤 幸裕 用 地 課 長 矢野 康孝水 資 源 対 策担 当 参 事都 市
環境課長 松岡 章彦 福 祉
事務所長 岡林 輝北 原 クリーン 横田 琢也
健康づくり課長 合田 聖子セ ン
ター所長長 寿
政策課長 岡本 久
農林業振興課長 石元
一成未来づくり課長 有藤 芳生 水 産 課 長 森田
浩司会 計 管 理 者 山崎 敦 生 涯
学習課長 中平 勝也少 年 育 成 井上 卓哉 学 校
教育課長 井上
夕起子セ ン
ター所長兼
男女共同参画セ ン
ター所長学 校 給 食 関 祐介 幼 保
支援課長 田中 祐児セ ン
ター所長水道局業務課長 高橋 修一 消 防 長 田所
秀啓病院事業管理者 西村 武史
病院局事務長兼 横川 克也 総 務 課 長4 本会の書記は次のとおりである。議 会
事務局長 小松 和加
議会事務局次長 市原 慎也5
議事日程令和元年6月4日(火曜日)午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2
会期決定の件 第3 議案第1号から第8号まで、諮問第1号、報告第1号から第8号まで (
提案理由説明・議案第1号及び諮問第1
号分離議決) 開会 午前10時 0分
○議長(
戸田宗崇君) ただいまより、
令和元年第2回
土佐市議会定例会を開会いたします。 現在の
出席議員数16名、よって会議は成立いたしました。 直ちに、本日の会議を開きます。 この際、日程に先立ちまして、諸報告をいたします。 諸報告は、お手元に配付の報告書のとおりでございます。 これより、日程に入ります。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、11番
森田邦明君、15番
久保直和君を指名いたします。 よろしくお願いいたします。 日程第2、
会期決定の件を議題といたします。 本件に関しては、昨日、
議会運営委員会を開いていただき、御協議願いましたので、
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長。
◎
議会運営委員長(
浜田太蔵君) 昨日、
議会運営委員会を開き、
今期定例会の会期並びに運営について、次のとおり決定したので、報告いたします。 会期につきましては、本日から18日までの15日間とし、
議案審議は、人事に関する議案1件及び諮問1件を本日の本会議で行い、その他の案件は、各
常任委員会に付託して審査することといたしました。 会期中の
総括日程について説明しますと、本日、全議案を上程し、市長の
提案理由の説明を受け、直ちに議案第1号及び諮問第1号、以上2件を
委員会付託、質疑、討論を省略して分離議決し、散会といたします。 明5日から9日までの5日間を休会とし、10日に本会議を再開して、当日から12日までの3日間を議案に対する質疑並びに
一般質問とし、それが終結し次第、各
常任委員会へ議案を付託して、
委員会審査に入っていただきます。
委員会審査は、14日までに終わっていただき、15日から17日までを休会とし、18日の本会議において、
委員長報告、質疑、討論、採決、請願、陳情、
意見書案等全ての処理を行い、閉会といたします。 なお、議案に対する質疑並びに
一般質問の通告は、本日、市長の
提案理由説明終了から、6日の午後5時までと決定いたしました。
こうち人づくり広域連合議会議員の補充のための選挙がある場合は、18日の閉会日に行います。 以上でございます。
○議長(
戸田宗崇君)
議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま、
議会運営委員長から報告のありましたとおり、
今期定例会の会期は、本日から6月18日までの15日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、
今期定例会の会期は、本日から6月18日までの15日間と決定いたしました。 なお、今会期中の
総括日程は、お手元に御通知のとおりであります。 議案に対する質疑並びに
一般質問の通告は、ただいまの
委員長報告のとおり、本日、市長の
提案理由説明終了から、6日午後5時までであります。 よろしくお願いいたします。 市長から議案が提出されましたので、局長に朗読させます。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(
小松和加君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│ 31土総務第590
号││ 令和元年6月4日 ││
土佐市議会議長 ││ 戸田 宗崇 様 ││
土佐市長 板原 啓文
││ 議案の送付について
││ 令和元年第2回
土佐市議会定例会に提案する議案を別紙のとおり送付しますので付議││してください。
││ 目 次
││ 議 案
││ 第 1 号 土佐市
教育委員会委員の任命について
││ 第 2 号 土佐市
森林環境譲与税基金条例の制定について
││ 第 3 号 土佐市あったかふれあい
センター高岡の設置及び管理に関する条例の
制││ 定について
││ 第 4 号 財産の取得について
││ 第 5 号 財産の取得について
││ 第 6 号
令和元年度土佐市
一般会計補正予算(第1回)
││ 第 7 号
令和元年度土佐市
土地取得特別会計補正予算(第1回)
││ 第 8 号
令和元年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第1回) ││ 諮 問
││ 第 1 号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
││ 報 告
││ 第 1 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (土佐市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)
││ 第 2 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (土佐市
介護保険条例の一部を改正する条例)
││ 第 3 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (土佐市税条例の一部を改正する条例)
││ 第 4 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (平成30
年度土佐市
一般会計補正予算・第5回)
││ 第 5 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (平成30
年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算・第3回)
││ 第 6 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (平成30
年度土佐市
住宅新築資金等特別会計補正予算・第2回)
││ 第 7 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (平成30
年度土佐市
土地取得特別会計補正予算・第3回)
││ 第 8 号
専決処分の報告及び承認を求めることについて
││ (平成30
年度土佐市
介護保険特別会計補正予算・第4回) │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。
○議長(
戸田宗崇君) 局長の朗読が終わりました。 市長の
提案理由の
説明要旨を配付いたします間、休憩いたします。 休憩 午前10時 7分 正場 午前10時 8分
○議長(
戸田宗崇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、議案第1号から第8号まで、諮問第1号、報告第1号から第8号まで、以上17件を
一括議題といたします。 ただいま、議題となりました議案について、
提案理由の説明を求めます。
板原市長。
◎市長(
板原啓文君) おはようございます。 本日、ここに
令和元年第2回
土佐市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御多用の中御参集いただき、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 まずはじめに、
複合文化施設整備に係る
進捗状況につきまして報告申し上げます。 施設の
建設工事に関しましては、
地上部分の
鉄骨工事が完了し、内外装の
仕上げ段階となっており、現在のところ当初の
予定どおり、本年9月末の完成に向けて工事が進んでおります。 また、
商工会における同施設の
使用条件につきましては、これまで双方で協議を重ねた結果、
商工会から、現
商工会事務所解体後、その立地している
商工会所有地の市への
無償譲渡と併せ、
商工会事務所改築時に使用することを目的として積立てをしていた預貯金から市へ600万円を寄付することの提案を受けております。 この譲渡していただける土地と寄付額を合わせますと、相当額の資産となるため、
行政財産の
目的外使用に関する条例第4条第3号の規定により、本施設の
商工会の使用にあたっては使用料を徴さず、
事務所として使用する部分の
光熱水費や施設の
維持管理等に係る
実費相当額について、
商工会に負担していただくことで協議を行っております。 今後におきましても、
議員各位へ随時説明し、完成に向けて全力で取組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、
水産課の
USAくろしお
センター内への移転につきまして報告申し上げます。 平成30年度に行われた土佐市
機構改革検討委員会におきまして、
市民サービスの向上をまず第一に、行政のより円滑で効果的な
執行体制づくりの観点から、同じ
宇佐地区に所在する
USAくろしお
センター事務所内に
水産課を移転して業務を行ってはどうかとの建議がございました。この建議を受け、市民の皆様の利便性とともに現
水産課が
南海トラフ地震発生時における
避難困難区域に位置することも考慮し、
水産課移転の準備を進めているところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 なお、
USAくろしお
センター事務所内での
水産課の
業務開始は、本年10月を予定しております。 続きまして、
新居緑地公園トイレ施設等整備工事の入札不調につきまして報告申し上げます。 5月18日の
高知新聞朝刊で報道されました、平成30年度
新居緑地公園トイレ施設等整備工事の入札における
入札不調原因等につきまして、
市議会への報告が遅れましたこと、また、同工事の完成が当初の計画から約3か月遅れることにつきまして議員の皆様、市民の皆様に、この場をお借りしましておわび申し上げます。 今回の件についての経過としましては、本年4月12日に同工事の入札を実施したところ入札不調となりまして、その原因を調査した結果、市側の
事務手続のうち
予定価格の
記入誤りに起因するものであったことが判明しました。そのため、4月17日に
入札参加業者の方々に御参集いただき、市側の
事務手続上の誤りに起因する入札不調であり、
参加業者の方々に全く瑕疵がなかった旨の説明をさせていただき、おわびを申し上げました。 今後におきましては、
入札書類等の作成時において、記載欄への
記入誤りが起こらないよう必ず複数人で複数回の確認を行うとともに、他市町村の誤記入等
防止対策を参考に書式の改善を図るなど
再発防止に向けて早急に対応してまいります。 続きまして、
小中学校空調設備整備事業につきまして報告申し上げます。 昨年の夏の全国的な猛暑に起因する
健康被害の
発生状況を踏まえ、早期に子供達の安全と健康を守るため、
小中学校12校全校の
普通教室に
空調設備の設置を進めるべく、平成30年12月20日に
設計委託業務の
指名競争入札を行い、
設計委託期間を本年3月31日までと設定し、業務を行ってまいりました。 しかしながら、
設計業務が進む中、
予算確保段階における各校の
電気設備についての積算が不十分であったことが判明し、再度の見直しを行ったところ7,000万円ほどの
予算不足が生じることとなりました。
当該事業につきましては、市民の皆様の期待も大きく、
議員各位に平成30年第4回
定例会におきまして説明申し上げ議決をいただいたものでありながら、このような状況になっていることにつきましては、見積りの甘さが招いてしまった結果だと大変申し訳なく存じております。今回の設計書の再精査で生じた遅れを最小にするべく、
既決予算内で
工事発注が可能な
小中学校8校から早期に工事着手できるよう準備を進めており、今議会に残りの4校分の工事に係る
必要経費を計上させていただいておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。 続きまして、
土佐市立保育所・
小中学校統廃合等検討委員会について報告申し上げます。 市内の
保育所及び
小中学校の園児・
児童生徒数の
減少状況を踏まえ、子供達にとって望ましい
保育環境、
教育環境の在り方を検討することを観点として、5月21日に、第1回土佐市
保育所・
小中学校統廃合等検討委員会を開催いたしました。各所管から園児・
児童生徒数の現状及び平成28年度に行いました「
土佐市内保育園小中学校の今後のあり方に関する
アンケート結果」について報告を行う中で、
小規模校では地域が学校を支えている実態があるので統廃合については地域の声を聞いてほしいという御意見や、統合することで
保育士や教員の数の確保ができるのならメリットはあるのでは、という御意見もございました。どういった
アンケートをとっていくかも含め、慎重に会議を進め、本市の
教育課題に対して幅広い
意見交換を行っていく所存でございますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
国民健康保険特別会計の運営につきまして報告申し上げます。
議員各位には既に御承知のとおり、
国保特別会計の決算につきましては、平成20年度の
医療制度改革後の平成21年度以降、翌年度の予算から
繰上充用するという厳しい
財政運営となっております。 平成30年度の
決算見込みにつきましては、単年度では1,461万円の黒字の
見込みとなりましたが、
累計赤字全部の解消には至らず、
出納閉鎖の段階では8,551万円の
繰上充用を行いました。 平成30年4月の
制度改正以降、県が
財政運営の
責任主体となり、安定的な
財政運営や効率的な事業の
確保等の
国保運営に中心的な役割を担うことで、制度の安定化を目指すこととなりましたが、本市といたしましては、引き続き、適正な課税や
徴収努力を行う一方、
医療費適正化事業や
各種保健事業に取組み、
国民健康保険事業の健全な運営に努めていかなければならないと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、平成30年度の
一般会計並びに各
企業会計などの
決算見込みにつきまして、概略を報告申し上げます。
一般会計につきましては、現在、税収などの
歳入見込みを精査している段階でありますが、歳入におきまして、前年度に比べ
法人市民税で約3,300万円、
固定資産税で約600万円、
軽自動車税で約300万円の増収が見込まれるものの、
たばこ税で約700万円、
個人市民税で約5,200万円の減収となり、市税全体では前年度より約1,700万円の
減収見込みとなっております。しかしながら、
地方消費税交付金で約900万円、
地方交付税につきましては約4,000万円の増収となっておりますが、市債につきましては、
複合文化施設整備事業に係る
一般補助施設整備等事業、新
庁舎建設事業に係る
公共施設等適正管理推進事業、市内の
道路整備に係る
公共事業等の約21億7,300万円を借り入れております。また、
財源不足を補うために
減債基金等の
各種基金から約7億8,000万円の取崩しを行っております。 歳出におきましては、平成29年度からの
繰越事業において不用額が出たことなどによりまして、
実質収支は、約1億円の
黒字決算見込みとなっております。 このように、
実質収支が黒字になる
見込みになったとはいえ、冒頭でも報告申し上げました本
年度完成に向けて取組を進めております
複合文化施設整備をはじめとする
大型施設整備事業が相次ぐ中、今年度につきましても市債の発行や基金の取崩しなどで
財源調整を行っていることから、
財政基盤のぜい弱さは依然として変化はなく、多くの
不安材料はございますが国県の動向に注視し、引き続き
財政健全化へ向けた取組を行ってまいります。 続きまして、
病院事業会計の平成30年度
決算見込みにつきまして報告申し上げます。 平成30年度は、前年度
医師複数体制となった
整形外科に、更に1名の
常勤医師が着任し3名体制となり、
外傷系救急応需、手術への対応が強化され、急性期を担う土佐市唯一の
医療機関としての使命と役割を果たすことができる体制となったことなどにより、
外来患者数は前年度比7,427人、1日平均30人の増加が図られました。
病床稼働率は、前年度から2.3ポイント下回ったものの、目標の80%を上回る84.5%の稼働率を確保した結果、入院・外来の
料金収入は前年度比5,200万円余りの増収となりました。 一方、費用においては、
正規医師職員や
非常勤医師の増員、それに伴う
医療技術員や
医師事務作業補助者の増員による人件費に加え、
減価償却費などの固定費の増大や
医療供給量の増加に伴う材料費などの変動費の増大により、
事業費用全体で前年度比9,700万円余り増加したものの、約1億3,000万円余りの純利益を確保できる
見込みとなっております。 新年度につきましては、医師1人体制となって久しい外科・
脳神経外科医の確保による
複数体制化と、365日24時間
救急応需体制の
維持強化が求められるとともに、
適正医療と
健全経営の調和の更なる進展と、働き方改革に伴う
医療従事者の
勤務環境改善を図るため、それらの課題の克服とともに、将来にわたって地域で必要とされ信頼される
病院づくりに努力してまいりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、平成30年度
水道事業会計決算見込みにつきまして報告申し上げます。 平成30年度の
給水状況は、
給水戸数1万485戸、
年間給水量301万9,358立方メートルであり、
給水戸数は、平成29年度と比べ163戸の減、
年間給水量は1万7,450立方メートルの減少となっております。
経営状況につきましては、
給水収益は
料金改定により増額となっており、
営業収益全体としては前年度から約4,179万円の増収となっております。 一方、
営業費用においては、
受託工事費及び
退職給付費の
減少等により、
営業費用全体としては約2,453万円の減少となっており、平成30年度は約6,079万円の純利益を確保できる
見込みとなっております。 今後におきましては、水需要の低迷により
給水収益の増加が見込めない中、
水道施設の耐震化に取組み、将来に不安のない
水道施設の整備に努力してまいりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
社会福祉法人土佐市
社会福祉事業団から平成30年度
事業報告、
決算報告がありましたので、
社会福祉法人土佐市
社会福祉事業団への
委託業務に関する条例の規定に基づき報告申し上げます。
特別養護老人ホームとさの里におきましては、
協力医療機関の
土佐市民病院と協議を重ねておりました、施設での看取り介護の実施をスタートすることができ、この1年間、施設で6名の看取り介護を行いました。看取り介護の実施により職員も新たな知識、ケアの在り方を学び、本年4月からは、看取り介護時における24時間
オンコール体制も整い、より一層御本人、御家族との
信頼関係を高め、納得していただけるケアを目指すとのことでございます。 また、平成30年度におきましては、
インフルエンザ流行時期、居室の
環境整備や受診時の対応の見直しを図ったことで
インフルエンザ等の発症者もなく、安心した生活の提供をすることができております。介護の方法においては、入浴時のノーリフティングの定着が図れており、引き続き専門職による指導を行い、
介護職員の
技術向上に努めていくとの報告を受けております。 続きまして、
保育部門でございますが、
事業団の
正規保育士の採用に関しましては、平成25年度に11名、平成26年度に8名、平成27年度に7名、平成28年度に8名、平成29年度に5名、平成30年度に4名を採用しております。
幼児教育・保育は、昨年度に引き続き、幼児の終わりまでには育ってほしい姿や
心身ともに健康、安全で情緒の安定した
生活環境を目指し、研修の機会もできる限り確保するなど
保育士の質の向上に努めているところでございます。 また、それぞれの園におきましては、
子供自身が思いや力を発揮できる
保育内容に取組み、
公開保育や
意見交換会を開催し
環境等を見直すとともに、年度末には各園での
園自己評価も行ってきたとの報告を受けております。
決算報告につきましては、
保育部門におきましては、平成29年度から
事業費分は、
公定価格に基づく園児数に対する
指定管理料として委託しており、
資金収支計算書上の決算は6園で1,257万1,326円のプラスとなっております。また、本部、
高齢者部門及びむくどりにつきましては、
資金収支計算書上は1,011万368円の
プラス収支となっており、法人全体では2,268万1,694円の
プラス収支となっております。 以上が
事業団の
事業報告、
決算報告となりますが、
事業団の運営につきましては、今後も
事業団の設置者といたしまして、公的責任の下、
市民サービスの向上に向け、その役割を果たしてまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、本
定例会に提出いたしております条例案などの議案等につきまして、説明申し上げます。 本
定例会に提出しておりますのは、人事案1件、条例案2件、行政案2件、予算案3件、諮問1件、報告8件の合計17件となっております。 議案第1号「土佐市
教育委員会委員の任命について」は、現委員であります門田美子氏の任期が本年7月11日までとなっておりますことから、引き続き門田氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 門田氏は、長年にわたる教職生活及び教育行政の中で培われた教育、文化への高い見識、高潔な人柄、市民からの熱い人望など、引き続きお任せする委員として適任であると考え、提案いたすものであります。 議案第2号「土佐市
森林環境譲与税基金条例の制定について」は、平成30年度税制改正において、森林環境税及び森林環境譲与税が創設され、本年度から市町村に対し森林環境譲与税が譲与されることとなっております。 この森林環境譲与税受入れのためには、特定目的基金を準備し、基金に積み立てた上、市町村が行う間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備及びその促進に関する費用に充てなければならないとされておりますことから、条例で定めるものであります。 議案第3号「土佐市あったかふれあい
センター高岡の設置及び管理に関する条例の制定について」は、高齢者に対する介護予防や生きがい活動支援、老人福祉の増進を図ることを目的として、昭和48年7月に土佐市高岡南部老人憩の家を設置、運営してまいりました。しかしながら、近年、高齢者の余暇活動等が多様化したこと、民間事業者へ同等の委託事業を展開していることなどから、利用者を高齢者に限定せず、地域住民に広く利用してもらえる市民相互の交流や活性化の場とするため、土佐市老人憩の家の設置及び管理に関する条例の全部改正を行い、土佐市あったかふれあい
センター高岡として施設の設置及び管理に関する条例を制定しようとするものであります。 議案第4号及び第5号、財産の取得につきましては、現在施設建設中の土佐市複合文化施設で使用する備品購入に係る契約について、
地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものであります。 それでは、議案第4号から順次説明を申し上げます。 会議用テーブル、椅子、講演台や展示パネルなどの発注につきまして、土佐市
指名競争入札実施要綱の規定に基づき、5月23日に入札を実施し、株式会社オフコムが4,374万円で落札しましたので、5月27日に仮契約を締結いたしました。このため、本契約を締結することについて、議会の議決を求めるものであります。 なお、納入期限は本年10月31日までといたしております。 議案第5号「財産の取得について」は、主にホール内で使用する音響照明機器発注につきまして、土佐市
指名競争入札実施要綱の規定に基づき、5月23日に入札を実施し、株式会社コールが3,189万2,400円で落札しましたので、5月27日に仮契約を締結いたしました。このため、本契約を締結することについて、議会の議決を求めるものであります。 なお、納入期限は本年10月31日までといたしております。 議案第6号から第8号までは、
令和元年度の
一般会計、特別会計の各補正予算であります。 議案第6号「
令和元年度土佐市
一般会計補正予算(第1回)」から順次、その主な内容を説明申し上げます。 総務費におきましては、総務管理費の情報管理費で本庁と出先機関をつなぐネットワーク環境変更に係る経費を、地域防災対策費で市内給油所が行う災害対応型給油所整備に係る補助金を、戸籍住民基本台帳費で防災
センターと新居郵便局をつなぐインターネット回線の変更に係る追加経費を補正いたしております。 民生費におきましては、社会福祉費の地域生活支援事業費で、相談支援に従事する職員の研修に係る経費と、日中一時支援や移動支援など利用者のニーズの高い事業について、地域ニーズを把握し、効率的で効果的な事業を目指すことを目的に実施する、実態把握事業に係る経費を、老人福祉費で議案第3号とも関連する老人憩の家のトイレ増設に係る経費を、児童福祉費のひとり親家庭福祉費で未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時・特別給付事業に係る経費を補正いたしております。 衛生費におきましては、風しん対策事業に係る経費を補正いたしております。 農林水産業費におきましては、農業費の農業振興費で、レンタルハウス整備事業に係る追加経費とJAが実施する青枯れ病対策のための生姜粉砕機購入に係る仕様変更に伴う補助金の減額等を、農地費で白川揚水機仮設ポンプ撤去に係る経費を、山地災害防止事業で家俊地区における落石対策事業に係る経費を、林業費で、議案第2号でも説明いたしました本年度から交付予定の森林環境譲与税の基金積立金を補正いたしております。 土木費におきましては、土木管理費の国土地籍調査事業費で地籍調査事業の補助金の交付決定に伴う追加経費を、道路橋梁費で防災・安全社会資本整備交付金事業の交付決定に伴う追加経費等を、河川費の治水対策費で排水ポンプ車購入に係る追加経費等を、波介川河口導流事業周辺対策費で新居地区観光交流施設への公衆無線LAN整備等に係る経費を補正いたしております。 教育費におきましては、教育総務費の事務局費で通学用ヘルメット購入に対する補助金と道徳教育推進に係る経費を、小学校費及び中学校費で、行政報告で申し上げました
空調設備整備に係る追加経費を、社会教育費で
男女共同参画センター広報紙作成に係る経費を補正いたしております。 これらの歳出を賄う財源といたしましては、地方譲与税、分担金及び負担金、国・県支出金、基金からの繰入金、諸収入、市債を予定いたしております。 以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億7,559万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を166億4,732万2,000円とするものであります。 議案第7号「
令和元年度土佐市
土地取得特別会計補正予算(第1回)」は、歳出におきましては、多目的広場用地取得事業に係る追加経費を補正し、歳入におきましては、土地開発基金繰入金で調整いたしております。 議案第8号「
令和元年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第1回)」は、歳出におきましては、介護保険
制度改正に伴うシステム改修に係る経費と職員研修に係る経費等を補正し、歳入におきましては、国・県支出金、支払基金交付金を補正し、行政振興基金繰入金で調整いたしております。 続きまして、諮問第1号「
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」は、現委員であります井上和佳氏の任期が本年6月30日に満了となります。井上氏は平成25年7月からこれまで2期にわたり
人権擁護委員として職責を果たしてこられ、経験、実績とも申し分なく、人格、識見ともに高く、広く社会の実情に通じ、
人権擁護委員として適任であると考え、引き続き井上氏を推薦いたしたく、
人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。 続きまして、報告第1号から第8号「
専決処分の報告及び承認を求めることについて」は、
地方自治法第179条第1項の規定に基づき、
専決処分をしたことについて、同条第3項の規定によりこれを報告し、議会の承認を求めるものであります。 報告第1号「土佐市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例」は、地方税法等の一部を改正する法律、地方税法施行令の一部を改正する政令等が平成31年3月29日公布、同年4月1日施行となるため、土佐市
国民健康保険税条例についても一部改正を行ったものであります。 主な改正内容としましては、課税限度額を基礎課税額で3万円引上げを行い、所得金額による減額措置に係る軽減判定の算定基準を緩和するものであります。 報告第2号「土佐市
介護保険条例の一部を改正する条例」は、「介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令」が平成31年3月29日公布、同年4月1日施行となるため、土佐市
介護保険条例の規定についても一部改正を行ったものであります。 主な改正内容としましては、平成27年4月から実施している低所得者への介護保険料の負担軽減につきまして、本年10月の消費税率10%への引上げに合わせて更に強化するため、介護保険料の第1段階の保険料基準額に対する割合を、0.45から0.375に、第2段階については、0.75から0.625に、第3段階については、0.75から0.725にそれぞれ軽減するものであります。 報告第3号「土佐市税条例の一部を改正する条例」は、平成31年3月29日公布されました、地方税法等の一部を改正する法律等のうち、同年4月1日及び
令和元年6月1日施行となるものにつきまして、一部改正を行ったものであります。 主な改正内容としましては、所得税の住宅ローン控除の改正により延長される控除期間において、所得税額から控除しきれない額について、現行制度と同じ控除限度の範囲内で個人住民税額から控除すること、ふるさと納税制度において、基準に適合する地方団体をふるさと納税の対象として指定することなどの改正でございます。 続きまして、報告第4号「平成30
年度土佐市
一般会計補正予算(第5回)」は、既定の歳入歳出予算の総額から5億7,122万3,000円を減額し、歳入歳出それぞれ174億6,543万5,000円といたしております。 歳入における主なものは、
地方交付税、地方譲与税等の各種交付金の確定によります額を整理いたしましたほか、各事業の実績
見込みによる国・県支出金、繰入金、市債などを整理いたしております。なお、特別交付税において
見込みを上回る交付額となりましたので行政振興基金の繰入れにつきまして、今後ますます厳しさが予測される
財政運営を考慮し、減額とする整理を行ったところです。 歳出におきましては、実績
見込みによる扶助費、物件費をはじめ、各事業費の調整を行っております。 報告第5号「平成30
年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算(第3回)」は、既定の歳入歳出予算の総額から8,650万円を減額し、歳入歳出それぞれ46億2,845万4,000円といたしております。 主な補正内容としましては、歳入では、実績
見込みによる国民健康保険税、県支出金及び
一般会計繰入金の整理を、歳出では、実績
見込みによる保険給付費の減額を行っております。 報告第6号「平成30
年度土佐市
住宅新築資金等特別会計補正予算(第2回)」は、既定の歳入歳出予算の総額から129万8,000円を減額し、歳入歳出それぞれ846万7,000円といたしております。 主な補正内容としましては、歳入では、実績
見込みによる諸収入及び
一般会計繰入金の整理を、歳出では、実績
見込みによる事業費の調整を行っております。 報告第7号「平成30
年度土佐市
土地取得特別会計補正予算(第3回)」は、既定の歳入歳出予算の総額から1億869万5,000円を減額し、歳入歳出それぞれ2億5,816万5,000円といたしております。 主な補正内容としましては、歳入では、実績
見込みによる財産収入及び繰入金の整理を、歳出では、実績
見込みによる事業費等の調整を行っております。 報告第8号「平成30
年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第4回)」は、既定の歳入歳出予算の総額から300万円を減額し、歳入歳出それぞれ30億1,628万8,000円といたしております。 主な補正内容としましては、歳入では、実績
見込みによる国・県支出金、支払基金交付金及び繰入金の整理を、歳出では、実績
見込みによる事業費の減額を行っております。 以上が、議案に関しましての説明でありますが、詳細につきましては、御審議の過程で説明申し上げたいと存じますので、御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。
令和元年6月4日。
土佐市長 板原 啓文。 以上でございます。
○議長(
戸田宗崇君) 以上で、
提案理由の説明は終わりました。 これより、議案第1号及び諮問第1号、以上2件の審議に入ります。 これら2件は、人事に関する案件でありますので、
議会運営委員長の報告のとおり、
委員会付託、質疑、討論を省略して、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、議案第1号「土佐市
教育委員会委員の任命について」採決を行います。 議案第1号、本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、議案第1号は、原案のとおり同意することに決しました。 続きまして、諮問第1号「
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」採決を行います。 諮問第1号、本件を原案のとおり推薦することを適当と認める方の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、諮問第1号は、原案のとおり推薦することを適当と認めることに決しました。 以上で、本日の日程は、終了いたしました。 明5日から9日までを休会といたします。 なお、次の会議は、6月10日午前10時開議、日程は、議案に対する質疑並びに
一般質問であります。 定刻の御参集をお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。 散会 午前10時46分...