平成27年 第4回定例会(12月) 平成27年第4回
土佐市議会定例会会議録(第1号) 平成27年12月1日第4回
土佐市議会定例会が
土佐市議会議場に招集された。1 出席議員は次のとおりである。 1番 黒木 茂 2番 大森 陽子 3番 村上 信夫 4番 中田 勝利 5番 野村 昌枝 6番 浜田 太蔵 7番 森田 邦明 8番 戸田 宗崇 9番 糸矢 幸吉10番 西原 泰介 11番 山脇 義人 12番 森本 耕吉13番 江渕 土佐生 14番 田村 隆彦 15番 久保 直和16番 三本 富士夫2 欠席議員は次のとおりである。 な し3
地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。市 長 板原 啓文 副 市 長 田中 和徳教 育 長 武森 正憲総 務 課 長 中内 一臣 防 災 対策課長 片山 淳哉税 務 課 長 高松 大介 税 務 課 収 納 小川 郁生 担 当 参 事市 民 課 長 岡本 久 戸 波 総合市民 森本 悦郎 セ ン
ター所長USAくろしお 小田 順一 建 設 課 長 野中 正明セ ン
ター所長建設課波介川・ 有藤 芳生 都 市 環境課長 尾崎 泰嗣水 資 源 対 策担 当 参 事都 市 環 境 課 松岡 章彦 福 祉 事務所長 三福 善和都 市
計画担当参 事北 原 クリーン 井上 洋孝
健康づくり課長 中平 勝也セ ン ター所長長 寿 政策課長 岡林 輝 産 業 経済課長 合田 尚洋水 産 課 長 石元 一成 会 計 管 理 者 高橋 智恵子生 涯 学習課長 森澤 律仁 学 校 教育課長 国見 佳延幼 保 支援課長 高橋 修一 学 校 給 食 中桐 剛 セ ン
ター所長水道局業務課長 山崎 敦 消 防 長 岡林
均病院事業管理者 西村 武史
病院局事務長兼 横川 克也 総 務 課 長4 本会の書記は次のとおりである。議 会 事務局長 國澤 和吉
議会事務局次長 小松 和加5
議事日程平成27年12月1日(火曜日)午前10時開議 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期決定の件 第3 議案第1号から第16号まで (
提案理由説明・議案第1
号分離議決) 開会 午前10時 0分
○議長(中田勝利君) ただいまより、平成27年第4回
土佐市議会定例会を開会いたします。 現在の出席議員数16名、よって会議は成立いたしました。 直ちに、本日の会議を開きます。 この際、日程に先立ちまして、諸報告をいたします。 諸報告は、お手元に配付の報告書のとおりであります。 これより、日程に入ります。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、8番戸田宗崇君、11番山脇義人君を指名いたします。 よろしくお願いいたします。 日程第2、会期決定の件を議題といたします。 本件に関しては、昨日、
議会運営委員会を開いていただき、御協議願いましたので、
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長。
◎
議会運営委員長(山脇義人君) おはようございます。 昨日、
議会運営委員会を開き、
今期定例会の会期並びに運営につきまして、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。 会期につきましては、本日から15日までの15日間とし、議案審議は、人事に関する議案1件を本日の本会議で行い、その他の案件は、各
常任委員会に付託して審査することといたしました。 会期中の総括日程について説明申し上げますと、本日、全議案を上程し、市長の提案理由の説明を受け、直ちに議案第1号を
委員会付託、質疑、討論を省略して分離議決し、散会といたします。 明2日から6日までの5日間を休会とし、7日に本会議を再開いたしまして、当日から9日までの3日間を議案に対する質疑並びに一般質問とし、それが終結し次第、各
常任委員会へ議案を付託して、
委員会審査に入っていただきます。
委員会審査は、11日までに終わっていただき、12日から14日までを休会とし、15日の本会議において、
委員長報告、質疑、討論、採決、請願、陳情、
意見書案等全ての処理を行い、閉会といたします。 なお、議案に対する質疑並びに一般質問の通告は、本日、市長の
提案理由説明終了から、3日の午後5時までと決定いたしました。 以上であります。
○議長(中田勝利君)
議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま、
議会運営委員長から報告のありましたとおり、
今期定例会の会期は、本日から12月15日までの15日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、
今期定例会の会期は、本日から12月15日までの15日間と決定しました。 なお、今会期中の総括日程は、お手元に御通知のとおりであります。 議案に対する質疑並びに一般質問の通告は、ただいまの
委員長報告のとおり、本日、市長の
提案理由説明終了から、3日午後5時までであります。 よろしくお願いいたします。 市長から議案が提出されましたので、局長に朗読させます。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(國澤和吉君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│ 27土総務第2369
号││ 平成27年12月1日 ││
土佐市議会議長 ││ 中田 勝利 様 ││ 土佐市長 板原 啓文
││ 議案の送付について
││ 平成27年第4回
土佐市議会定例会に提案する議案を別紙のとおり送付しますので付││議してください。
││ 目 次 ││ 議 案 ││ 第 1 号 土佐市副市長の選任について ││ 第 2 号 土佐市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関││ する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する
条例││ の制定について ││ 第 3 号
土佐市立新居地区観光交流施設及び避難施設の設置及び管理に関する
条││ 例の制定について ││ 第 4 号 土佐市一般職の職員の退職手当に関する条例の一部改正について ││ 第 5 号 議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部
改││ 正について ││ 第 6 号 土佐市税条例の一部を改正する条例の一部改正について ││ 第 7 号 土佐市
国民健康保険税条例の一部改正について ││ 第 8 号 土佐市
介護保険条例の一部改正について ││ 第 9 号
土佐市立病院診療報酬等徴収条例の一部改正について ││ 第10号 土佐市といの町との間の資源物の処理に関する事務の受託に関する
協議││ について ││ 第11号 土佐市と日高村との間の資源物の処理に関する事務の受託に関する
協議││ について ││ 第12号 平成27年度土佐市
一般会計補正予算(第3回) ││ 第13号 平成27年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算(第3回) ││ 第14号 平成27年度土佐市
学校給食特別会計補正予算(第1回) ││ 第15号 平成27年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第3回) ││ 第16号 平成27年度土佐市
水道事業会計補正予算(第2回) │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。
○議長(中田勝利君) 局長の朗読が終わりました。 市長の提案理由の説明要旨を配付いたします間、休憩いたします。 休憩 午前10時 7分 正場 午前10時 9分
○議長(中田勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、議案第1号から第16号まで、以上16件を一括議題といたします。 ただいま、議題となりました議案について、提案理由の説明を求めます。 板原市長。
◎市長(板原啓文君) おはようございます。 本日、ここに平成27年第4回
土佐市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御多用の中御参集をいただき、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 去る10月の
土佐市長選挙におきまして、無投票での再選という形で再度市政に当たらせていただくこととなりました。今回も選挙戦がなかったということもありますので、自分自身が様々な場所に出向き、市民の皆様の率直な御意見を聞かせていただく機会を設け、施策に反映していきたいと考えております。防災力の強化、老朽化の著しい公共施設の整備など喫緊の課題が山積する中で、引き続き市政を担う責任の重大さを痛感するとともに、市民の皆様の中にある様々な不安を軽減し、安心に変えていくため、市職員とともに誠心誠意取り組んでまいりたいと決意を新たにしております。どうかよろしくお願い申し上げます。 それでは、3期目に当たりましての市政執行の考え方を申し上げたいと存じます。 今般につきましても、1、2期同様、三つのあんしんの基本政策を堅持し、より成果を意識しながら、実現に向け取り組んでまいりたいと考えております。 そして、特に大切にしたい点といたしましては、まず、命の安全・あんしんへの取り組みとして、防災・減災に関する施策を
ハードソフト両面で、より
スピード感を持って取り組んでまいりたいと存じます。要配慮者へのきめ細かな対応や毎年の
図上訓練等も含め、レベルアップを図ってまいる所存でございます。 次に、市民の皆さんの
健康づくりへの地道な取り組みとして子供達の心身の
健康づくり施策、そして市民病院の医師確保に特化した修学支援など、より踏み込んだ施策を展開し、小児科等の充実、
救急応需体制の確立に向け取り組むことによって、信頼される
病院づくりにも取り組んでまいりたいと存じます。 次に、暮らしのあんしんでは、人や物を大切にする思いやりの
まちづくりを基調としながら、清潔で整った
暮らし空間の形成、総合戦略にも符合する取り組みとして低家賃の
子育て専用住宅やお
試し住宅導入等にも挑戦してまいりたいと考えております。また、県下でも
標準税率化が進んでいる
固定資産税について税率改定の検討もしてまいります。懸案の土佐市
バイパス蓮池工区について具現化を図っていき、1次産業や観光産業の活性化、企業誘致についてもより積極的展開を図ってまいりたいと考えております。更には
火葬場立地の検討も始めたいと考えております。 将来のあんしんにもつながることとして、
複合文化施設は、たくさんの御意見を取り入れ、市民の皆さんにとりまして、他に誇れるものになればと考えております。 総合戦略とも絡め重要な点として、子供を産み育てやすい
環境づくりへの取り組みがございます。この点は、今年
教育制度改正もあり、
幼保支援課設置等体制を整理してきたところでございますが、今後は、保育園、小学校等様々な
子育て環境の在り方についてたくさんの方々の御意見もお聞きしながら方向付けをしてまいりたいと考えております。そのうえで、若い方の出会いの場であったり、先に申し上げました
医師確保等医療環境の整備とも併せまして、結婚し不安なく子供を産み、安心して子育てしていける仕組みを、土佐市にふさわしい形で実現していきたいと考えております。 世界に羽ばたく人材育成や、考え工夫し応用のできる
人材づくり、
シルバー人材センター支援等も引き続き取り組んでいくほか、身近な遊園地など
子育て環境の充実にも取り組んでまいりたいと考えております。 以上が、3期目に当たっての主な重点政策や考え方ということになりますが、申し上げるまでもなく、市政が担うべき課題は多種多様で、しかも申し上げた以外にも多くの課題が山積をし、本市を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。 これらの取り組みが、真に成果を生み、実を結ぶためには、まず、議員各位との協調関係の形成はもとより、対外的には国や県に対しても引き続きしっかりと主張をしていくということ、そして何より、市民の皆さんの市政への参加や参画が大変重要であり、一層配意してまいる所存でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 いずれにいたしましても、市民の皆さんの目線で市役所の存在意義を見つめ直し、市民の皆さんからパートナーと言っていただける
市役所づくりを追求しつつ、ともにつくるとの協働意識の創出と定着を地道に培っていくことにより、安心を基調とした小さくてもキラリ輝く、元気で魅力あふれる
まちづくりを目指すことを、市政推進に対する私の基本姿勢といたしたいと考えております。 議員各位におかれましては、今後とも特段の御指導、御協力を賜りますよう、切にお願い申し上げます。 では、行政報告に移ります。 はじめに、
複合文化施設整備に係る進捗状況につきまして報告申し上げます。
複合文化施設の建設に向け、8月12日付で土佐市
複合文化施設基本設計委託業務の
公募型プロポーザル実施要領等を定め、手続開始の公告を行いました。その後、
参加表明書の提出期限であります9月10日までに、15者から第一次審査に係る書類の提出がございました。内訳といたしましては、県外の単体企業11者、県内と県外の2者で構成する設計JV4者の計15者でございました。 その後、10月1日開催の土佐市
複合文化施設基本設計委託業務公募型プロポーザル審査委員会における第一次審査の結果、単体企業3者と
設計JV2者の計5者を第二次審査への参加者として選定いたしました。 この一次審査では、基本構想における整備方針や諸課題に対する
建築的対応、基本理念を具現化するための提案等について審議し、それぞれに良いものがある中で、各審査委員が1位若しくは2位で選出した事業者について、集中的な
意見交換等を行い、選定をいたしました。 この5者を対象に11月17日、
新居コミュニティセンターにおきまして、
技術提案書等に対する
公開ヒアリング及び第二次審査を実施いたしました。当日の傍聴につきましては、受付名簿に記載をいただいた方が53名となっておりますが、それ以外の方も含め、多くの市民の皆様に傍聴をいただいたところでございます。
公開ヒアリング終了後には、
審査委員会による第二次審査を行い、設計上の基本方針や敷地利用の考え方、現時点で想定し得る
建設コスト、建築物の提案等に対する審査を実施いたしました。 この第二次審査では、各審査委員が選定した1位から3位の者について、1位を3点、2位を2点、3位を1点とし、総得点の多い順に選定していくこととし、審査の結果、
最優秀者マルアーキテクチャ・
聖建築研究所設計共同企業体と
次点者山下設計・
ハウジング総合設計共同企業体の2者を選定いたしました。最優秀者と次点者につきましては、ともに設計JVでございました。
審査委員会からの審査結果の報告を受け、11月30日付で最優秀者である
マルアーキテクチャ・
聖建築研究所設計共同企業体と
基本設計業務の委託契約を締結いたしました。 今後におきましては、
プロポーザルの中で受注者から提案がございました
技術提案書等を素案としながら、土佐市
複合文化施設建設検討委員会及び各部会との協議や公聴会等の実施により
基本設計業務を進めていくこととしており、今後の
進捗状況等につきましても、議員各位に説明させていただきますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。 続きまして、地方創生の取り組みにつきまして報告申し上げます。 先日の
議員協議会でも説明をさせていただいたところでございますが、
人口ビジョン・総合戦略につきましては、
市民アンケート、市民や産業、金融、労働、言論、行政機関、教育機関など、様々な分野の方に参画いただきました
有識者会議などによる議論を経て、土佐市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略(案)を作成し、現在、
パブリックコメントを実施しているところでございます。
人口ビジョンにおきましては、
合計特殊出生率を高知県と同様に2040年に2.07、2060年には2.27と設定し、社会増減をプラスにすることで、2060年に2万人の人口を確保することを目指します。 総合戦略につきましては、本年度から平成31年度までを計画期間とし、雇用を創出する。新しい人の流れを創出する。若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。安心して暮らせる地域をつくる。この四つを柱として、人口減少の抑制とその対応について計画を作成しております。 今後、平成28年度予算に反映し、速やかに事業実施に移りたいと考えており、年内には、土佐市
創生本部会議におきまして、土佐市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略を決定する予定でございますので、議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 続きまして、平成28年度の
予算編成方針につきまして、若干の説明を申し上げます。 我が国の経済は、景気は、このところ一部に弱さも見られますが、緩やかな回復基調が続いているとし、先行きについては、
金融資本市場の変動が長期化した場合の影響に留意する必要があるものの、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかに回復していくことが期待されております。 国は、この流れを更に加速させるため、本年6月30日に
経済財政運営と改革の基本方針2015(骨太の方針)を閣議決定し、女性、高齢者等が活躍しやすい環境整備や、医療・介護、観光、
農林水産業、資源・
エネルギー分野の
成長産業化などの取り組みを通して潜在的な成長力を強化し、経済の好循環を拡大することを決め、また、これに先行して、昨年12月27日に閣議決定したまち・ひと・し
ごと創生総合戦略を踏まえ、地域における稼ぐ力、地域の総合力、民の知見を引き出し、人口減少と地域経済の縮小の悪循環の連鎖に歯止めをかけるとしております。 しかしながら、地方経済におきましては、雇用・所得面で改善が波及しつつある状況とされておりますが、消費の回復などには地域ごとにばらつきが見られるなど好循環が全ての地域に行き届いていない状況にあります。また、
TPP交渉合意により地方経済の主幹産業である
農林水産業への影響が計り知れないなど、不透明感が高まっております。 更に、
普通交付税における別枠加算や
歳出特別枠といった
リーマンショック後の歳入・歳出面の特別措置は、当初の目的を達成したこともあり廃止し、地方への歳出改革に取り組むとしており、地方の
一般財源総額は平成30年度までの3年間、平成27年度と同水準を確保することを打ち出してはいるものの、本市に対する配分は楽観視できない状況となっております。 このような状況の下で、本市の財政状況につきましては、平成26年度決算における
財政健全化判断比率では、全ての指標において国の基準を大幅に上回り、財政の健全化は継続して維持しているものの、
社会保障関係費の増大に対応するために経常的に支出する経費の増大や、地震津波から命を守る取り組み、今後更新時期を迎える
公共施設整備への対応等のために、その財源を基金の取崩しや市債の発行で賄うことが想定されることから、脆弱な財政構造の状態は続いており、また、将来世代への負担も強いることになる状況にあります。 このような中で平成28年度は、第5次
行政振興計画の
後期基本計画の2年目となっており、計画の具現化に向けた足取りをより力強く進めるとともに、人口減少・
少子高齢化に歯止めをかける取り組みとして、現在策定中の土佐市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略にも配慮した事業構築に務める必要があり、また、公共施設の老朽化が進む中、公共施設の在り方について、必要性の高い公共施設のサービスを、将来にわたり持続可能なものとするため、全庁的な観点から、公共施設のマネジメントを行っていくことも重要となっております。厳しい財政状況の中ではありますが、命の安全・あんしん、暮らしのあんしん、将来のあんしん、この三つの実現を基本理念として、土佐市の魅力と活力を高め、人を呼び込む住みたいまちを目指し、新たな
戦略的工夫を大切にしながら、私の公約を中心に効率的かつ効果的な予算編成を行うこととしております。 なお、特に、防災・減災対策による安全・安心確保、
健康づくり(特に子供の
健康づくりに関する施策)、及び、まち・ひと・し
ごと創生事業について重点的に取り組んでまいります。 それでは、提出いたしております議案等につきまして説明申し上げます。 本定例会に提出しておりますのは、人事案1件、条例案8件、行政案2件、予算案5件の合計16件となっております。 議案第1号「土佐市副市長の選任について」は、現副市長の田中和徳氏の任期が平成27年12月5日をもって満了することに伴い、引き続き田中氏を副市長に選任いたしたく、
地方自治法第162条の規定に基づき同意を求めるものであります。 田中氏は、平成23年12月以来、副市長を務められ、その実績は申し分なく、扇の要として市政の健全な運営にその能力を引き続き発揮していただけるものと考え、提案いたすものであります。 議案第2号「土佐市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の制定について」は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条において、個人番号の利用ができる事務の範囲について、第19条において、
特定個人情報の提供制限に対する例外について規定されており、これらのうち第9条第2項では自治体の執行機関が社会保障、税又は防災分野の事務であって、条例で定めるものについて個人番号を利用できる旨が定められているとともに、第19条第10号では、自治体の機関が、条例で定めるところにより、自治体内の他の機関に
特定個人情報を提供することができる旨が提供制限の例外として定められております。これらの条例への委任規定に基づき、本市での個人番号の
独自利用事務や同一自治体内での
教育委員会など他の機関への
特定個人情報の提供事務について定めるものであります。 なお、今議会中、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律を番号法と称させていただきます。 議案第3号「
土佐市立新居地区観光交流施設及び避難施設の設置及び管理に関する条例の制定について」は、現在整備しております新居地区観光交流施設及び避難施設につきまして、本来ならば施設完成後に設置条例を制定すべきでありますが、施設完成前において指定管理者の指定に関し必要な準備行為等を行うため、今議会において施設の設置及び管理に関する条例を制定しようとするものであります。なお、施設整備の進捗状況につきましては、昨年11月に工事発注、工期といたしましては来年2月29日までとなっており、予定より若干早い段階で完成となる見込みであります。 議案第4号「土佐市一般職の職員の退職手当に関する条例の一部改正について」は、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が本年10月1日に施行され、地方公務員等共済組合法に規定する共済年金が厚生年金保険法に規定する厚生年金に統一されることに伴う引用条項の整理を、また、行政不服審査法の改正に伴う引用条項の整理を行うものであります。 議案第5号「議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正について」は、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律による、厚生年金保険法、地方公務員等共済組合法等の改正により公務員共済組合の組合員が厚生年金保険制度に加入することとされたことに伴い、市議会議員その他非常勤の職員が公務上の災害等に対する補償として傷病補償年金等が支給される場合において、同一の事由について他の法律に基づき障害厚生年金その他の年金が支給されるときの調整に係る規定の改正を行うものであります。 議案第6号「土佐市税条例の一部を改正する条例の一部改正について」は、地方税法施行規則等の一部を改正する省令が本年9月30日に公布されたことに伴い、平成27年第3回
土佐市議会定例会において可決いただきました土佐市税条例の一部を改正する条例の一部を改正するものであります。 改正内容といたしましては、番号法の施行に伴う規定及びたばこ税に係る手持品課税の規定の整備となっております。 議案第7号「土佐市
国民健康保険税条例の一部改正について」は、本年10月2日付総務省自治税務局通知、地方税分野における個人番号・法人番号の利用についてにより、条例の一部を改正するものであります。 改正内容といたしましては、番号法の施行に伴う、平成28年1月1日以後に行われる国民健康保険税の減免申請に係る規定の改正となっております。 議案第8号「土佐市
介護保険条例の一部改正について」は、番号法の施行に伴い、保険料の徴収猶予及び減免申請書類に個人番号を追加するため、改正を行うものであります。 議案第9号「
土佐市立病院診療報酬等徴収条例の一部改正について」は、眼科において本年度に導入整備した医療機器の機能により、単焦点眼内レンズを用いた屈折矯正手術(近視矯正手術)の実施が可能になったことから、自由診療として特殊診療料金を追加設定するものであります。 議案第10号「土佐市といの町との間の資源物の処理に関する事務の受託に関する協議について」及び議案第11号「土佐市と日高村との間の資源物の処理に関する事務の受託に関する協議について」は、資源ごみのうち、いの町及び日高村の空き缶や空き瓶の処理に関する事務の管理執行を本市がいの町及び日高村から受託することについて、いの町と日高村と協議をするに当たり、
地方自治法第252条の2の2第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。 議案第12号から議案第16号までは、平成27年度の一般会計、特別会計、水道事業会計の各補正予算であります。 今回の補正は、人件費におきまして職員の新陳代謝等による調整を行っております。また、物件費、扶助費などの実績見込みによる計数の整理を行うとともに、行政執行上必要な経費を補正いたしております。 それでは、議案第12号「平成27年度土佐市
一般会計補正予算(第3回)」から、順次補正の主な内容を説明申し上げます。 総務費におきましては、職員人件費のほか、総務管理費一般管理費で今年度から取り組みを拡大したふるさと納税が、現時点で1,100万円を超えたことから、寄付者への返礼品に係る経費及びふるさと寄付金の積立の実績見込みによる追加等を、人事管理費で勧奨退職者の退職手当等を、財産管理費で県保健所の指摘による受動喫煙防止のための喫煙室の設置に係る経費を、諸費で市の指定避難所である船越地区集会所の耐震改修助成に係る経費等を、福祉金庫事業費で寄付者の意向に沿った来年度の小学校新入学児童に配付する交通安全帽子に係る経費等を、企画費で今年度から実施している地域おこし協力隊の追加募集に係る経費を、人権啓発総務費で戸波市民館の電気料の実績見込みによる追加を、施設管理費でUSAくろしおセンターの電気料の実績見込みによる追加を、戸籍住民基本台帳費でコピーカウンター料の実績見込みによる追加を補正いたしております。 民生費におきましては、職員人件費のほか、社会福祉費で重度福祉医療給付事業の実績見込みによる追加及び職員給与等に係る国民健康保険及び介護保険特別会計への繰出金の整理等を、児童福祉費でわかば保育園の職員駐車場用地の取得に係る経費等を補正いたしております。 衛生費におきましては、職員人件費のほか、保健衛生費で乳幼児健康診査時に使用する備品購入に係る経費等を、清掃費で北原クリーンセンターの臨時職員賃金を補正いたしております。
農林水産業費におきましては、職員人件費のほか、農地費で本年9月24日の豪雨等による農業用水路の浚渫等に係る経費の追加を、水産業費で宇佐地区の漁業集落環境整備事業の追加を補正いたしております。 商工費におきましては、職員人件費のほか、ドラゴン広場の電気料の実績見込みによる追加を補正いたしております。 土木費におきましては、職員人件費のほか、道路橋梁費で宇佐地区の道路側溝の浚渫に係る経費等を、河川費で本年の豪雨等による市内各地の河川の浚渫に係る経費の追加及び今年度末まで無償で借り受けている新居地区観光交流施設周辺の県有地の取得に係る経費等を、住宅費で市営住宅の修繕に係る経費の追加を補正いたしております。 消防費におきましては、職員人件費を補正いたしております。 教育費におきましては、職員人件費のほか、教育総務費で嘱託職員賃金の追加等を、小学校費並びに中学校費で新年度に向け整備する机や椅子の修繕・購入に係る経費等を、社会教育費で放課後児童健全育成事業の補助基準額の改定に伴う委託料の追加を、保健体育費で学校給食特別会計への繰出金等を補正いたしております。 災害復旧費におきましては、職員人件費のほか、本年の豪雨等により被災した道路や河川等の災害復旧に係る経費の追加を補正いたしております。 これらの歳出を賄う財源といたしましては、地方交付税、国・県支出金、寄付金、繰越金及び諸収入の整理を行い、特定目的基金からの繰入金及び市債を予定し、行政振興基金で調整いたしております。 以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億1,889万9,000円を増額し、補正後の歳入歳出予算の総額を164億6,920万5,000円とするものであります。 議案第13号「平成27年度土佐市
国民健康保険特別会計補正予算(第3回)」は、歳出におきましては、職員人件費のほか、実績見込みによるコピーカウンター料、求償事務委託料及び保険税還付金の追加等を行い、歳入では一般会計繰入金及び諸収入で調整いたしております。 議案第14号「平成27年度土佐市
学校給食特別会計補正予算(第1回)」は、歳出におきましては、職員人件費を補正し、歳入では繰越金及び一般会計繰入金で調整いたしております。 議案第15号「平成27年度土佐市
介護保険特別会計補正予算(第3回)」は、歳出におきましては、職員人件費のほか、見込みによる郵便料の追加を補正し、歳入では一般会計繰入金で調整いたしております。 議案第16号「平成27年度土佐市
水道事業会計補正予算(第2回)」は、水道事業費用におきましては、職員人件費を補正いたしております。 資本的支出におきましては、職員人件費のほか、送配水設備改良費で配水管布設替工事の経費を補正いたしております。 以上が、議案に関しましての説明でありますが、詳細につきましては、審議の過程で説明申し上げたいと存じますので、御審議のうえ、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 なお、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分をいたしました事項の報告につきまして、お手元に配付いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(中田勝利君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 これより、議案第1号「土佐市副市長の選任について」の審議に入ります。 本案は、人事に関する案件でありますので、
議会運営委員長の報告のとおり、
委員会付託、質疑、討論を省略して、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、議案第1号の採決を行います。 議案第1号、本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、議案第1号は、原案のとおり同意することに決しました。 暫時休憩いたします。 休憩 午前10時42分 正場 午前10時43分
○議長(中田勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま、土佐市副市長に選任同意をされました田中和徳君から発言の申入れがありますので、許可いたします。 田中和徳君。
◎副市長(田中和徳君) 議長のお許しをいただきましたので、一言お礼の挨拶を申し上げさせていただきます。 ただいま、私の副市長選任同意案に対しまして、議員の皆様方には御厚情賜り選任の同意をいただきましたことに心より厚く御礼を申し上げます。2期目の拝命となりますが、議員の皆様方からいただきました御決定を励みといたしまして、決意も新たに市長の公約にもあります三つのあんしんを柱とした各課題に誠心誠意取り組み、市民福祉、市民生活の向上、そして市勢の更なる発展にこの身を挺して邁進してまいりたいと存じます。なにぶん浅学の身でありますので、市民の皆様、議員の皆様、職員の皆様方から今まで以上の御指導、御協力を賜りますことを節にお願いいたしまして、簡単措辞ではありますが、お礼の挨拶とさせていただきます。 本日はまことにありがとうございました。 (拍 手)
○議長(中田勝利君) 以上で、本日の日程は、終了いたしました。 明2日から6日までを休会といたします。 なお、次の会議は、12月7日午前10時開議、日程は、議案に対する質疑並びに一般質問であります。 定刻の御参集をお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。 散会 午前10時45分...