○議長(
吉村正男君)
浜田太蔵君、よろしいですか。 他に質疑はございませんか。
森本耕吉君。
◆21番議員(
森本耕吉君) 最初にお断りしておきますが、私は、誘致というその一つの問題については、基本的に反対はしないと、裏返せば賛成したいという立場でございます。 しかしながら、この問題には非常に大きく数々の問題が絡んでおります。その整理のために、昨日午前中時間をとりまして、本議会は
議員協議会を開きました。私どもは、市長のこの問題に取り組む姿勢が今一つ見えない。だから、もっとしっかりしてくれないかと、そういう形の中で協議会でこの問題をもんだわけでございます。 最後に結論みたいになった問題が一つ、昨日の
議員協議会の収穫でございます。それは、市長さんに、促進する団体を統轄する会長さんになっていただく、そうしなければ、あなたの一生懸命が見えない。口先ばっかりで一生懸命やる言うたち、それは信用できない。今まで5年も6年も見てきたけども。だから、本当に促進を腹の中からやるなら、
堅田慎一郎さんから会長をもらいなさいやと、そういう結論に近かったものがあったと思います。この問題の緊急性を一番承知していなければならないのが市長さんです。それこそ焦眉の急という決議を今議会に迫っております。あなたが迫っていないいうて言うても迫ってます。議員の皆様方のよりいっそうのご協力とご支援をたまわりますようお願い申し上げます。これはとりもなおさず土佐市本議会が
促進決議をするということにしか受け取れませんので、あなたは、施政方針の中で、当議会に
推進決議をしてくれと要請されたと、私は理解しております。多くの議員もそうだと思います。それを受けまして、
楠瀬守福議員は3名の賛同者をもらいまして、
議員決議をするという形で、今日ここに出てきておりますが、あなたは一番緊急性を感じていなければならない立場で、昨日の結論から今朝までに、会長をあなたが引き受けるという行為を、
相手堅田慎一郎さんにしたかどうか、そして、その結果がどうなっておるか、非常に大きな問題なんです。これがなければ、私は賛成できないということは、住民に対して、市民に対して、あなたは去年の9月の楠瀬君の緊急質問にやるという答えをし、それには市民の熱意が要る。私はあなたに、あなたも政治家の端くれだろう、政治的な判断をして、可能性があるかないかもっと勉強しなさい。何回も言いました。しかしながら、あなたは、これには全く取り合わずに、市民の熱意だ、市民の熱意が動かすんだと、そういう言葉で市民をあおりました。そして、堅田さんはじめ多くの人々が短期間の間に1万2千余名の署名を集めました。これで、市民の熱意は見えたと思います。私は、有権者の半分だから半分の熱意だと昨日言いましたけども、まずこの短期間に1万2千余名の署名が集まるということは、誘致に対して市民が関心を持っておる。だから市長さん一生懸命やってくれと、そういう署名の意味だと、私は受け取っています。それが市民の熱意でしょう。あなたの要求された市民の熱意は具体的にここに出ております。そこで、あなたがしなければならないことをせずに、当議会に対して、今、私があなたの
提案理由説明要旨を読んだように、ご支援をたまわりたい。あなたはいったい何をするのか、いまだに見えない。それに乗せられて、当市議会が
促進決議をしようものなら笑いものになる。だから、あなたに会長になってくれ。そう、昨日、私どもはお願いしました。今朝までにどれだけの進捗があったか、まずそれを1点目にお聞きをしたいと思います。 その次にまた質問をし直すので、よろしく頼みます。
○議長(
吉村正男君) 休憩します。 休憩 午前10時49分 正場 午前10時50分
○議長(
吉村正男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
楠瀬守福君。 提案者に対する質問じゃあないがですか。 (「それは違う。市長じゃ」と、
森本耕吉議員述ぶ) それはちょっと無理ですので。 休憩します。 休憩 午前10時50分 正場 午前10時51分
○議長(
吉村正男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
森本耕吉君。
◆21番議員(
森本耕吉君) 私も、だてに8期も議員をしやせん。当然市長が答弁しないこと分かっておるし、私の質問は当を得てないことは十分承知のうえで、観客もたくさんおることなので、昨日の経過からの話をしておる。分かりましたか。 それがまず質問の手始めとしての下地でございます。それは、市長が、いくら聞かなくても、答弁しなくても、この本会議の席で、私が発言をした、大きな値打ちがあるんですこれは。皆さんにご承知願いたい。 そこで提案者に質問をいたします。 先ほど、浜田君の質問の中で、矢野議員から特定しちゃあせんと、こう言いましたけれども、過去の発言の中にも、常々この跡地が出てきております。これは、当然その提案者の方に対して勝手に出してくることだから注文つけるつもりはございません。ここで、また一つだけ大きなずれがあるのは、市長さんは常に用地はせん、用地は次じゃ、来てくれることが分かってからじゃ、だから特定はしてない。で、私どもの頭の中にも、この跡地はございません。そういうことで、この提案の文面を今朝も見て、改めて大変なことを書かれておる、これでは多くの賛同者は得られないではないかという大きな危惧をしておりますが、
楠瀬守福君のこの件に対する説明を求めます。
○議長(
吉村正男君)
楠瀬守福君。
◆10番議員(
楠瀬守福君)
物流団地計画跡地は候補地でございます。決定されたわけではございませんので。 以上でございます。
○議長(
吉村正男君) 暫時休憩いたします。 休憩 午前10時52分 正場 午前10時53分
○議長(
吉村正男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
森本耕吉君。
◆21番議員(
森本耕吉君) 決して提案者の楠瀬君を詰めるつもりもないし、これに異議を唱える、全体の文面に異議を唱えるもんでもございません。 しかしながら、非常に危惧することは、候補地の一つというなら、これほど載せなかったらよろしい。これが出るということは、もう既に多くのものがあの跡地をということで署名した人もおるし、いろんな形の中で跡地がクローズアップされていることは、皆周知のとおりでございます。ですから、この文面に非常に大きな危惧を持っておるんです。これがあり
中期防衛大綱、こういう言葉がこの文面の中に出てくることが賛同者を得ることを阻害しておるんじゃないかと、そういうふうに、私は心配しております。しかし、これは私の取り越し苦労かも分かりません。ただ、楠瀬さんが、この文面の中で幾つかの候補地を出せればいいのに、ただここで特定されていないと言いますけれども、されておるんです、これは。矢野光顕も特定しちゃあせんと言います。一つと書いています確かに後ろへ、しかし、ここの前段を読んでもらいたい。既に
高知県議会は、
自衛隊普通科連隊の
配置推進決議をしており、ここまではいいんです。県下各地でその誘致運動が展開されているが、本市の
誘致候補地、いいですか、それは、県中部に、県中央部に位置する交通至便の地であり、既に市民の誘致署名がと、こうきていますんで、これ非常に大きな問題なんですよ、そういうことをもっと不用心にせずに、きちっと整理をしてもらいたかった。これは、どう取っても第三者が読んだ場合に、この土地を特定したというふうにしか取られないのです。書いた方の意図は別にしても、受け取る側の考え方を配慮しなければ、私はならなかったと思う。そういうことで大きな反省があると思うんです。私は、だから賛成の立場なんですよ、さっきも言うたように、しかしながら、こんな形の中で、非常に残念な結果が出やしないか、そういうふうに心配してます。ですから、本当は、これは削除してもらいたけれども、その意志をどうするかは、お宅にお任せいたします。 以上でございます。
○議長(
吉村正男君)
楠瀬守福君。
◆10番議員(
楠瀬守福君) その
誘致候補地として断言はしておりませんが、この高知県物流
計画跡地は、これは削除さしていただきます。 (「いや、したらいかなや、そうじゃない」と、
森本耕吉議員述ぶ)
○議長(
吉村正男君) 休憩いたします。 休憩 午前10時57分 正場 午前10時59分
○議長(
吉村正男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
楠瀬守福君。
◆10番議員(
楠瀬守福君) 先ほど言ったのは、ちょっと元へ。 いわゆる、既に今の候補地として決定づけているわけではございませんので、他にも候補地がありましたら、その方も検討していただきたい。このように思うところでございます。 以上です。
○議長(
吉村正男君) 他に質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 おはかりいたします。 本案については、
委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、討論を行います。 討論はありませんか。
浜田太蔵君。
◆13番議員(
浜田太蔵君) 決議案に反対の立場で討論をいたします。 自衛隊誘致の条件を整えることが100パーセント不可能であるにもかかわらず促進の決議を行うことは、今後も無駄な経費と労力を市民に求めることとなり、市政にとってマイナスにしかなりません。にもかかわらず、なおも推進の姿勢をアピールする市長の姿を腹立たしく、そして、このような議会討論を行わなければならないことについて情けなくも悲しく思うところです。 本議会での市長答弁から明らかなように、誘致用の土地については、土地取得への条件整備に市費を投入しないと市の姿勢が表明されています。12月議会で、私の質問に対して、市長は、調査を積極的に行うことが積極的な姿勢であると、このように答弁をされました。この間、十二分に調査をした結果、この件に市費を投入しても無駄であるとの判断によって、こういう方針になっていると見るのが順当であります。市長は、市民と土佐市が一丸となって進めなければならないと、何度も議会で申されました。が、三役、庁議メンバーそのものが市長と一丸になっているわけではなく、市長がやりたいと言ゆうき補佐せないかん。この程度でしかないと思います。このことは、議員の皆さん先刻ご承知のとおりです。また、ほとんどの議員の皆さんも、誘致の可能性はないとお考えでありますし、この決議が行われても、誘致のための物理的な条件は何一つ変わるわけではありません。市長は、まだどこも決まったわけではないから可能性がないわけではないと言いたいようですが、この程度の考えを認めて、議会が推進の決議をすることは、行政のチェック機関としての議会の責任を放棄することにほかなりません。ましてや、本案件は、その辺の道路や橋をつけるという問題ではなく、地域の環境を大きく変え、文教と福祉のまち土佐市を自衛隊のまち土佐市に変えてしまおうという案件であり、その中身と地域に及ぼす影響をじっくり考える必要があります。議決にあたる我々の責任は大変大きい、このように言わなければなりません。今回展開されている自衛隊誘致運動は、先ほど否定をされましたけれども、この間の
楠瀬議員の発言や昨日配られましたこの文書、これらを見ても明らかのように、誘致予定地を元
物流団地予定地と絞り込んでの運動となっております。本議会でも何度か指摘をさせていただきましたが、何でもえいき土地が売れればよしという発想が根本にあるように思います。地権者の方々の気持ちが分からないわけではありませんが、ただ経済的な利益のみを追求する姿勢に強い危機感を感じます。始めから不可能であることを前提としながら、なおかつそのように大きな問題を含む案件であり、とうてい承認することはできません。この議会で、私たちがこの案件を可決するなどということは、議会を茶番劇の劇場とすることであり、これ以外何者でもない、このように申し上げたいと思います。 そもそも自衛隊は、世界のベストテン内にランクをされる軍事力を保有する立派な軍隊です。ましてや、日米防衛協力の指針、そして、周辺事態法に基づきアメリカ軍の兵站を担う軍事力としての役割を担うことになっています。戦争とは、政治の継続です。政治的に平和的手段で解決を放棄し、軍事力という暴力で国の意志を押し通そうとする行為が戦争です。ある国と政治的に紛糾して解決に困難だから、戦争でこちらの主張を通してもかまわないとは、憲法を持ち出すまでもなく、自衛の軍隊としての自衛隊を認めておられる方も含め、日本人のほとんどが考えていない、是認をしていないことと思います。例え日本政府がそのような行為はできないと言えたとしても、アメリカがしないという保証はありません。本件を認めることは、アメリカの世界戦略に積極的に荷担する行動に組み込まれた自衛隊の誘致を進めることになります。一たび誘致されれば、引き返すことは大変難しくなります。そのような危険を冒すわけにはまいりません。冷戦の崩壊後、これまで日本が主張してきた危機が、その多くが取り除かれました。であればこそ、軍事力の削減に手をつけていくことが政府に求められていなければなりません。折しも、財政危機の、財政の危機的な状況が各界から指摘されているさなか、不要不急の経費として当然防衛費が削減されてしかるべきだと、このように考えます。 以上、反対の立場で討論を行いました。
○議長(
吉村正男君) 矢野光顕君。
◆15番議員(矢野光顕君) 賛成の討論はどうしようかと思っていましたけど、浜田君から反対の討論がでましたので、賛成の立場で討論をさしていただきます。 難しい話が出ましたが、私も立場上はですね、市政の中では、市長の野党ということになっております。私もそう思っておりますが、しかし、ことこの議案に対しましてはですね、強力に推進の立場を取ってきましたし、取りたいと、このように思っておりますので、今日の新聞へ出ておりましたが、皆さんご存じやと思いますが、高知新聞にですね、国の借金が500兆ということなんで、隠れ借金を加えますとですとね、700兆を優に超しておるという状況であります。で、後何年もするうちには約1千兆と、目前であります。80兆予算のうちの去年もですね、80兆、今年ですか約40パーセントは借金ということにおいて、日本の財政は、私は、もう破綻をしておると、こういう状況であろうと思います。 それともう一つは、浜田君も出ましたが、私は、防衛上の問題もございます、ありましてですね、自衛隊の存在がますます大事になってくるという観点ですが、一つは中国の存在、皆さんご存じやと思いますが、江沢民がですね、もう堂々と言っております。アメリカナイズという話が出ましたが、もう20年も30年もすれば、日本はなくなるろうということで、はっきり言いゆうわけです。陸はもう分けちゅうと、また、この前もですね、話が長うなりますが、日本海を中国の軍艦が情報収集でぐるりとまいましたですね、あれはもう遅うに報道されましたが、海の争奪戦というか、そういうことも始まっております。それから、現在の世の中見ましたら、この経済の状況もですね、国の財政の状況も、まず、これは社会の濁乱であると、このように言われています。おそらく日本はこれでいったらですね、近い将来に必ず破綻をすると、大変な状況にあるわけでございます。それに感応して、ますます今後自然の災害、これが必ずやってくる。先だっても浜田君も質問がありました、次の南海大地震という表現もございましたが、地震も必ずくる。そのように言われております。地震学者はですね、いつ日本に地震が起こっても当たり前だというように言われておりますんで、前段長くなっておりますが、このことも含めてですね、討論をさしていただきゆうわけで、この自衛隊の誘致の問題は、私は、土佐市にとっても、土佐市のこの市政、この浮沈に関わる重大な問題であると、我々の意思表示によって、大変に重大な結果を招くと、このように思っております。 で、簡単に申し上げますが、経過もありました。そして、大変多くの市民の熱意、熱望のもとに今回のこの議案も出てきているわけです。それに対して、市長もですね、ご存じのように冒頭において、今回の開会でですね、市議会議員の皆さんのご協力をいただきたいと、是非いただきたい。そして、一連の経過の中で市長も市民の先頭に立って全力で取り組みをしたいと、明確に表現をしております。だからしまして、議会も市民の熱意、市長のこの熱意をですね、これを受けて当然にですね、協力をしていかないかんというように思っております。 そういう立場におきましてですね、私は賛成をしたいと、そのように思っております。 簡単ですが、賛成討論に代えさしてもらいます。
○議長(
吉村正男君) 西森貞男君。
◆18番議員(西森貞男君) それでは、私、討論をさせていただきます。 今議会のこの議案の経過並びに現状を考えたときに、あるいは反対ということじゃなくて、この議案の根底にあるものがですね、整っていないと、私は思ってますので、退席を考えたこともございますけれど、やはり、議会議員として自分の所信を述べるいうことも大事でございまして、反対の討論をさせていただきますが、実は、
楠瀬議員に質問をしようかということが1点ございましたけれど、後で触れることにして、とにかく討論をさせていただきます。 この間の本会議で、市長並びに執行部の皆さんに、何よりも推進をするならするなりに現状の把握を、調査をお願いしたいということを申し上げました。改めて、今日のこの時点においてもですね、そのことを要望したいと思います。 それでは、後で申し上げますけれど、香我美町の現状しかり、あの香南平野の地域における態勢、自然の状況、あるいは今回の自衛隊改編のですね、目指すもの、是非調査をお願いしたいと思います。 実は、最近になりまして、共産党が自衛隊についてうんぬんという新聞記事がございます。大まかにいいまして、1点は災害救援について自衛隊の役割、あるいは有事の際におけるいわゆる軍事力の行使について、自衛権の問題がございました。実は、私の質問の後にですね、不破委員長がそういう発言をされたことが大きい報道になりましたので触れらしていただきます。実は、そのことについて想像の上で念頭にございまして、この間の一般質問を行いました。災害において自衛隊が救援活動を行っていること、国際紛争においてぎりぎりのいわゆる武力行使の状況が生まれたときの自衛権の問題、これは非常に微妙なものがあり、現実は認めるところは認めなければならないと思って、実は質問をいたしておりました。共産党のことですが、自衛隊が憲法に違反をしているということについてはですね、それは大きい原則ではございますが、今日の日本社会における自衛隊のいわゆる国民の認知度合い、これは一定あるという認識をですね、最近したわけではなくて一定持っておりまして、ただし、将来にわたって国民の皆さんの合意を得て縮小していくというのが考えでございまして、ああいうふうな、いわゆる不破委員長から話があるのは、むしろ今の時代で当然だと思います。しかし、今日ここに至りまして、私が思うこと一つですが、今回のこの問題について、本会議でも言いましたけど、私の父及び叔父をですね、何人も大戦で失った結果、共産党が言うから反対だということではなくて、自分が国際紛争に対して、あくまでも平和的に対応できる日本をつくるべきだという考えがございまして、今回のこの議案について、そういう態度を取りたいと思います。 同時にですね、浜田議員が今日も言われましたけど、ガイドライン法、いわゆるこれの成立以後ですね、いわゆる外国の紛争に参加協力していく方向が生まれてくること、大変憂慮いたしておりまして、その点について明確にいたしておきたいと思います。 つきましては、
楠瀬議員の提案の中にございますけれど、このことについて1点だけ触れらしていただきます。 香美郡香我美町の
陸上自衛隊高知駐屯地を温存しながら
普通科連隊が土佐市に配置されればという文章がございます。実は、本会議で市長の方へお願いし、要請をいたしました、調査をすれば分かることでございまして、今回やろうとしている自衛隊の再編はですね、矢野議員が言われました財政の危機を踏まえまして、今までにない厳しい改革である。香我美町のいわゆる施設部隊が残る可能性さえ少ないというのが原点だということがですね、今や常識になっておると、改変の内容は、
楠瀬議員が専門でございますけれど、1点は陸上自衛隊の人数を減していく、18万から16万に減す。そうして、常備隊員を減らしていって、非常備隊員を含めて自衛隊を構築をすること、戦略上、戦車を減しまして、そういうふうな時代遅れの装備を減して、集中的に投資をするという考え方におきまして、我が土佐市の調査、香我美町のいわゆる現状の調査並びに自衛隊改編についての基本的な認識といいますか、それを構築する調査ができてないということを、私は非常に思うわけでございます。そういう点で、幾つかの点で危惧もいたします。 こういう二つの点で反対をいたしたいと思います。 ほとんどの議員さんが、まず土佐市は不可能だというふうな認識の下に採決をされるわけで、それぞれが賛成しようが反対しようが、非常に重大な判断を迫られているというふうに思います。 最後に、国を守ることでございますが、自衛隊だけで国を守るわけではない。国家として、食料を生産する農家を守り、主権を貫くことも国を守ることであるということを、この間も言いましたけれど、日本は、そういう諸般のいろんな要素からして、日本が崩壊の道を行っているではないかというふうに思います。国を守ることは、総合的に日本を構築することだと思っていました。そういうことを含めて今回の議会では反対をさしていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
吉村正男君)
森本耕吉君。
◆21番議員(
森本耕吉君) とうとう最後に大物が反対討論しましたので、こっちも大物が賛成討論をせにゃあ、あんたはまだ小結ですから。 ということで、賛成の立場において討論をいたします。 今、どこの世界で漁船捕まって、銭払うて参ったこらえてくれえ、言うところありますか。北朝鮮の船が平気ですいすい、すいすい走ってくる。中国の船がくるくるまう。日本はなめられているんです。私は、自衛隊の是非論じゃなしに、日本の国、だれがどこでどうやって守るか、この基本的な理念を日本人は忘れてます。だから自衛隊に賛成というわけじゃございませんけども、今の国会議員の馬鹿どもは、日本が置かれた国際危機、これすら分かってない。うちの議会みたいに、それこそ役の争いばっかりで、離合集散を繰り返す。そううちの議会と国会議員とレベルは変わりません。本当に厳しい日本の置かれた状態というのを、この危機感、持っていません。しかしながら、日本の国は日本人で守っていかなければならないというのは、これは基本です。自衛隊反対、自衛隊賛成、これが守る守らんの議論ではないと思いますけれども、日本は第二次大戦の敗戦後、アメリカの大きな庇護の下に安保条約の中で異常な発展遂げてきました。ある時点で、そのありがたさというのか、つい忘れました。また、危機感の中でも、国際危機感の中でも、ソ連の崩壊後、日本の国は軍事的にもアメリカに必要でなくなった。ならもっと仲良くできる韓国と仲良くすりゃいい、日本は要らん、まぎる。極端な話でございますけども、そのような状態になりつつあるし、またなっておると思います。しかしながら、どうしても日本は守っていかないかん。アメリカは守ってくれやせんというのが、私どもの考えです。今、戦後五十数年たちました。第二次大戦の敗戦がいよいよ本格的に日本に訪れたわけでございます。いわゆる日本人が長い歴史の中で培ってきた大切なものを、あの敗戦のときにデモクラシーと言葉の中で忘れました。そのつけが今日の教育、家庭、そこに来ております。立派な国になるはずがございません。浜田君から西森君が言いましたが、やがて日本は崩壊の一途をたどるであろう。私もそう考えてます。教育の基本が間違ってます。家庭のしつけの基本も間違ってます。いつ、だれが目覚めるか、だれが気がつくのか、文部省なんかに任しとっても間に合いません。それが今日の自衛隊誘致に全く関係ございません。それは、しかしながら、両議員が反対の立場で、ここで発言されましたので、こっから入っていかなきゃならないと、そう考えてます。 さて、そこで、市長さん、矢野君は、市長一生懸命と言いました。あなたは、昨日から今朝にかけて、緊急性を一番感じなければならない立場でおります。そして、議会にも協力を要請しております。私どもは、昨日半日かけて、あなたに会長もらいなさいという結論を出してきました。もし、あなたに本気があれば、今朝、議長に対して何らかのアクションがあってしかるべきです。何にもないということは、ゆうべはどっかで酒でも飲んで、ばったりいたねやと、うまくいかざったねやというばあのことで済んじゃあせんですか。私は、相手があることやからということで、相手が後ろにおる、
堅田慎一郎さんがおるじゃないかと、ちゃんと話しなさいやとまで、この席で言いました。しかしながら、今朝、開会までに、私どもがあなたにお願いをした、会長を引き受けなさい。これすら何のアピールも議長にされてない。ということは、あなたは一生懸命やってないということ、昨日から、もし受けておったら、ごめんなさい。会長をあなたが引き受けとったら、ごめんなさい。私胸張って賛成の立場であこで起立をします。今、色々言っていますけども、胸すぼめて起立をします。だから賛成の立場でございます。 跡地は、私は結構だと思うんですよ。蓮池のあの
物流団地の跡地は、あこで結構です。しかし、あなたは、それをとりあわないんですよ。やる気があれば、それにとりあって、あの場所をうちが、土佐市がなんとか確保して、自衛隊に来てもらう。それが運動の基本なんですよ。それもしてない。あなたには用地は全く関係ない。だから本気じゃない。産業を興して、じきにあんたは言うんじゃないですか、土佐市の財源確保をどうするかと、私が質問したら、うん、企業を誘致してと、必ずそう言います。もう何回も聞きました。しかし、企業誘致をするには、構えが要りますよ。ここに土地があります。来てください。ここから始まるでしょう。もう、自衛隊誘致も絶対そうだと思うんですよ。用地があります。市民感情も結構です。だから来てください。これが順序なんですよ。非常に順序が、私には理解できない。あんた一生懸命言うけども、また、矢野さんも一生懸命言いましたけども、私は、決してあなたは一生懸命でないと思う。それでも立てらないかん。とういうことは、本議会にあなたが議会の協力を依頼してきた。ということは、とりもなおさず議会決議をしてくれという要請と、私は理解しております。だから賛成をするつもりです。その責任は要請した側の市長に十分感じてもらいたい。そして、市長の、市民の熱意、これを100パーセント、あんたは熱意と受け取ってよろしいと思う。だから、その熱意をあおったあなたの厳しい責任、これも感じてもらいたい。 最後に、日本を守るのは日本人でございます。どうかお忘れなく。 以上でございます。
○議長(
吉村正男君) 他に討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより、採決を行います。 市議第8号を原案どおり決することに、賛成の方の起立を求めます。 (
賛成者起立) 起立多数であります。 よって、市議第8号は、
原案どおり可決されました。 日程第3、委員会の閉会中の継続審査の件を議題といたします。
産業建設常任委員長から目下委員会において審査中の事件につき、
会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり閉会中の継続審査の申し出がありました。 おはかりいたします。 委員長からの申し出のとおり継続審査に付することにご異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。 よって、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。 日程第4、閉会中の
委員会審査・調査承認要求の件を議題といたします。 各委員長から所管事項の審査・
調査承認要求書が提出されておりますので、局長に朗読させます。
議会事務局長。
◎
議会事務局長(
小笠原常和君) 朗読いたします。┌──────────────────────────────────────┐│承 認 要 求 書 ││ 総務常任委員会、産業建設常任委員会、教育厚生常任委員会、議会運営委員会は、││議会閉会中、次の事項を審査又は調査いたしたいので、承認されるよう要求いたしま││す。 ││記 ││ 1 事 項 本委員会に付託の案件又は所管に属する事項 ││ 1 期 間 審査・調査の終了まで ││ 平成12年9月26日 ││ 土佐市議会議長 吉村 正男 様 ││
総務常任委員長 浜田 太蔵 ││
産業建設常任委員長 西村 信治 ││
教育厚生常任委員長 尾﨑 洋典 ││ 議会運営委員長 森本 耕吉 │└──────────────────────────────────────┘ 以上であります。
○議長(
吉村正男君) 局長の朗読が終りました。 おはかりいたします。 本件に関し、ただいま朗読のとおり承認することにご異議ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ご異議なしと認めます。 よって、これを承認することに決しました。 これをもって、
今期定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。 市長から、発言の申し入れがあっておりますので許可いたします。 森田市長。
◎市長(森田康生君) 今議会閉会にあたりまして一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、季節柄何かとご多用の中、今議会提出の全議案につきまして慎重なるご審議をたまわり、可決ご承認をいただきましたことを厚く御礼を申し上げます。 また、ご審議の過程でいただきました数々のご提言、ご意見に執行部一同十分留意いたしまして、市政運営に邁進してまいる所存でございますので、どうか今後ともよろしくご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いを申し上げます。 なお、今議会において自衛隊誘致に関しまして、多くの市民の皆さんの熱い思いにおこたえすべく、多くの議員の温かいご理解の下、
誘致促進決議をいただきましたことを、ここに心から感謝を、御礼を申し上げます。 私も、今議会でも、この場で度々申し上げさしていただいておりますように、誘致実現に向けましては、そうした市民の熱い思いを大切にいたしまして、市民の皆さんの先頭に立って頑張ってまいるということを度々申し述べさしていただいておりますので、今日、
促進決議をいただきました皆さん方に感謝を申し上げつつ、なお一層今後のご指導ご支援をたまわりますようお願いを申し上げまして、閉会のあいさつとさしていただきます。 今議会本当にありがとうございました。 (拍 手)
○議長(
吉村正男君) 以上で、平成12年第3回
土佐市議会定例会を閉会いたします。 連日、ご苦労さまでした。 閉会 午前11時31分...