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03月13日-07号

  • "国民健康保険事業特別会計予算市"(/)
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  1. 高知市議会 2019-03-13
    03月13日-07号


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    平成31年第468回 3月定例会 第468回高知市議会定例会会議録第7号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第7号 平成31年3月13日(水曜日)午前10時開議第1 市第1号 平成31年度高知市一般会計予算 市第2号 平成31年度高知市卸売市場事業特別会計予算 市第3号 平成31年度高知市国民健康保険事業特別会計予算 市第4号 平成31年度高知市収益事業特別会計予算 市第5号 平成31年度高知市駐車場事業特別会計予算 市第6号 平成31年度高知市国民宿舎運営事業特別会計予算 市第7号 平成31年度高知市産業立地推進事業特別会計予算 市第8号 平成31年度高知市土地区画整理事業清算金特別会計予算 市第9号 平成31年度高知市へき地診療所事業特別会計予算 市第10号 平成31年度高知市農業集落排水事業特別会計予算 市第11号 平成31年度高知市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 市第12号 平成31年度高知市介護保険事業特別会計予算 市第13号 平成31年度高知市後期高齢者医療事業特別会計予算 市第14号 平成31年度高知市水道事業会計予算 市第15号 平成31年度高知市公共下水道事業会計予算 市第16号 平成30年度高知市一般会計補正予算 市第17号 平成30年度高知市国民健康保険事業特別会計補正予算 市第18号 平成30年度高知市収益事業特別会計補正予算 市第19号 平成30年度高知市国民宿舎運営事業特別会計補正予算 市第20号 平成30年度高知市産業立地推進事業特別会計補正予算 市第21号 平成30年度高知市農業集落排水事業特別会計補正予算 市第22号 平成30年度高知市水道事業会計補正予算 市第23号 平成30年度高知市公共下水道事業会計補正予算 市第24号 消費税法等の改正に伴う関係条例の整備に関する条例制定議案 市第25号 高知市報酬並びに費用弁償条例の一部を改正する条例議案 市第26号 高知市長等の給与,旅費等に関する条例の一部を改正する条例議案 市第27号 補助金等の交付に関する条例の一部を改正する条例議案 市第28号 高知市財産条例の一部を改正する条例議案 市第29号 高知市春野農業用水送水施設等保全基金条例を廃止する条例制定議案 市第30号 高知市人権尊重のまちづくり条例制定議案 市第31号 高知市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例議案 市第32号 高知市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案 市第33号 高知市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案 市第34号 高知市幼保連携型認定こども園以外の認定こども園の認定の要件を定める条例制定議案 市第35号 高知市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案 市第36号 高知市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例議案 市第37号 高知市国民宿舎条例の一部を改正する条例議案 市第38号 高知市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例議案 市第39号 高知市公設水産地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例議案 市第40号 高知市人・農地プラン検討委員会条例の一部を改正する条例議案 市第41号 高知市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例議案 市第42号 高知市河川法施行条例の一部を改正する条例議案 市第43号 高知市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例議案 市第44号 高知市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例議案 市第45号 高知市水道布設工事に係る監督者の配置及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例議案 市第46号 相互救済事業の委託について 市第47号 包括外部監査契約締結議案 市第48号 市道路線の廃止に関する議案 市第49号 市道路線の認定に関する議案 市第50号 高知市新庁舎オフィス家具区分一般職員用机購入契約締結議案 市第51号 高知市新庁舎オフィス家具区分スチール書庫等購入契約締結議案 市第52号 高知市新庁舎オフィス家具区分一般職員用椅子購入契約締結議案 市第53号 高知市新庁舎オフィス家具区分カウンター購入契約締結議案 市第54号 高知市新庁舎オフィス家具区分会議椅子購入契約締結議案 市第55号 高知市新庁舎オフィス家具区分会議テーブル購入契約締結議案 市第56号 高知市新庁舎オフィス家具区分軽量棚等購入契約締結議案 市第57号 高知市新庁舎建設工事請負契約の一部変更議案 市第58号 高知市新庁舎建設電気設備工事請負契約の一部変更議案 市第59号 調停の申立てについて  ────────────────  本日の会議に付した事件日程第1 市第1号議案から市第59号議案まで  ────────────────  出席議員1番 浜口佳寿子君  2番 岡崎 邦子君3番 近森 正久君  4番 迫  哲郎君5番 深瀬 裕彦君  6番 長尾 和明君7番 氏原 嗣志君  8番 細木  良君9番 はた  愛君  10番 田鍋  剛君11番 竹内千賀子君  13番 下本 文雄君14番 下元 博司君  15番 岡田 泰司君16番 岡崎  豊君  17番 近藤  強君18番 大久保尊司君  19番 伊藤 弘幸君20番 吉永 哲也君  21番 浜口 卓也君22番 寺内 憲資君  23番 清水おさむ君24番 平田 文彦君  25番 川村 貞夫君26番 西森 美和君  27番 高木  妙君28番 和田 勝美君  29番 竹村 邦夫君30番 戸田 二郎君  31番 福島  明君32番 山根 堂宏君  34番 中澤はま子君  ────────────────  欠席議員12番 浜田  拓君  ────────────────  説明のため出席した者      市長      岡崎 誠也君      副市長     吉岡  章君      副市長     中澤 慎二君      総務部長    大野 正貴君      財務部長    橋本 和明君      市民協働部長  谷脇 禎哉君      健康福祉部長  村岡  晃君      こども未来部長 山川 瑞代君      環境部長    宮村 一郎君      商工観光部長  松村 和明君      農林水産部長  高橋 尚裕君      都市建設部長  門吉 直人君      教育長     山本 正篤君      上下水道事業管理者              山本三四年君      防災対策部長  黒田 直稔君      消防局長    高井 祐介君      監査委員    藤原  敏君      財政課長    澤村 素志君  ────────────────  事務局職員出席者      事務局長    藤原  哲君      事務局次長   池畠 正敏君      事務局参事   山崎 敬造君      庶務課長補佐  谷村 守敏君      議事調査課長補佐広松 康児君      議事調査課管理主幹              竹村 博和君      事務局法務担当専門官              弘田 充秋君      秘書係長    西成 雅江君      議事係長    中須賀広典君      調査係長    田村 章代君      書記      川村 浩之君  ~~~~~~~~~~~~~~~~  午前10時0分開議 ○議長(高木妙君) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 市第1号議案から市第59号議案まで ○議長(高木妙君) 日程第1,市第1号議案から市第59号議案までを一括議題といたします。 これより質疑並びに一般質問を行います。 通告がありますので,順次発言を許します。 西森美和議員。  〔西森美和君登壇〕 ◆(西森美和君) 公明党の西森美和でございます。第468回高知市議会定例会におきまして,個人質問を行います。 まず初めに,北部の浸水対策についてお伺いをいたします。 平成31年度の重点施策の中には,紅水川の北岸への補完ポンプの設置や,引き続いての2カ所目の補完ポンプ実施設計及び紅水川の南岸にある福井第二排水機場久万川流域一ツ橋排水機場の排水能力を増強するためのポンプの実施設計が盛り込まれております。 内水排除を役割とする本市の事業にとって,今までも再三指摘をしてきたとおり,出口である河川の容量を拡充することは,事業自体の費用対効果を引き上げるために必要不可欠な条件であります。 ですから,これまでも再三県にその対策を求めてまいりましたが,本年2月に開催をされました県市の高知市街地浸水対策調整会議では,河川の容量の確保について県から提案がありましたので,その詳細について,都市建設部長にお伺いをいたします。 ○議長(高木妙君) 門吉都市建設部長。 ◎都市建設部長門吉直人君) 本年2月8日に第4回高知市街地浸水対策調整会議が開催され,高知県から久万川,紅水川の水位低下対策について説明がありました。 県の説明では,久万川と紅水川の合流点から下流の約1,500メートルの区間で河床掘削を行う計画であり,しゅんせつすることにより平成26年8月と同規模の豪雨の場合でも,紅水川にかかる石神橋の桁に当たらない20センチメートル程度の水位の低下が見込まれるとの検証結果と,防災・減災,国土強靱化のための3か年緊急対策事業を活用して事業を実施するとの説明がありました。 この対策によって,内水排出先の河川の容量が増加することから,本市としましては現在の内水の排出制限について一定緩和できるものと考えており,早期に事業完了をしていただくよう要望を行いました。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 都市建設部長のほうから御答弁をいただきました。これまで調整会議の中にありまして,市の職員側としても,市の内水排除の役割を果たすために事業の費用対効果を上げたいということで再三御努力をいただきましたことを感謝申し上げたいと思います。 県では防災・減災,国土強靱化のための3カ年の緊急対策予算を活用して,先ほど部長から答弁があったような対策を行うというものであります。 平成31年度の当初予算には2億5,000万円が計上されまして,河床の掘削,また紅水川のヨシの除去など,さまざまな対策が展開をされることになっております。 そこで,上下水道事業管理者にお聞きをしたいと思います。 紅水川の北岸への補完ポンプの設置につきましては,排出制限を早い段階で出されるかもしれないということが最も大きな懸念材料でありましたので,今回の県の事業によりまして,本市の事業効果はどのような影響があると考えられるのか,お示しをいただきたいと思います。 ○議長(高木妙君) 山本上下水道事業管理者。 ◎上下水道事業管理者(山本三四年君) 紅水川北岸への補完ポンプにつきましては,石神橋より上流の既設水門2カ所で設置を計画しており,平成31年度から1カ所目の施設整備に着手する予定としております。 過去には石神橋付近で溢水が発生した経過などから,御質問にもありますように,紅水川の水位が上昇しますと,本市が設置する補完ポンプにつきましては,紅水川への排水が制限されることとなります。 先ほど都市建設部長の答弁にありましたように,県の事業により紅水川の水位の低下が見込まれますため,紅水川の水位上昇による排水制限に時間的な余裕が生じ,その間により多くの雨水を排水することが可能となりますことから,内水排除の効果も向上するものと考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 本年1カ所目が設置をされまして,同じく2基目のポンプの実施設計に入っていただくということで,初動態勢に大きな効果があるということで踏み切っていただいた事業だと思いますが,県ともしっかり連携をとっていただいて,効果が上がる方法でお願いしたいと思います。 次に,平成31年度に実施設計に入る一ツ橋排水機場,福井第二排水機場のポンプの増強については,その規模を検討するに当たり,県との調整が不可欠であったため,確認をしたいと思います。 まず,一ツ橋排水機場について,ここは被害の実態に見合わない能力であったため,ポンプが設置をされました98豪雨以降も,依然として浸水被害が発生をしておりました。 これまでの住民の皆様の御苦労と御心情を考えますと,今度こそしっかりとした能力を担保していかなくてはならないと思っております。 また,福井第二排水機場の増強は,排水分区以外から浸入する雨水を早期に紅水川へと排出するための手段でありました。 昨年行われました福井団地の皆様を中心とした意見交換会では,懸案であります南万々排水機場の排水の場所の検討,また海老ノ丸ポンプ場までの幹線の経路にかわるほかの手段がないかどうか等,さまざまな御意見がある中で,より現実的な手だての一つとして早急に検討された方法でもあります。 そういった2つの地域の背景を踏まえまして,今後両排水機場の規模の検討を,どのように進めていかれるのか,都市建設部長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(高木妙君) 門吉都市建設部長。 ◎都市建設部長門吉直人君) 一ツ橋排水機場,福井第二排水機場の両排水機場排水能力増強に当たりましては,排出先である久万川,紅水川の管理者である県と排出量についての協議が必要となりますが,先ほども申しましたとおり,河床掘削により内水排水量については増量できるものと期待しております。 また,両施設はともに既存施設敷地排水施設の増強を行うことから,新たに設置するポンプの口径や附帯施設についても一定の制約がございます。 現在これらの条件を満足する両施設の増強案について基本設計を進めており,引き続き県と緊密に協議を行いながら,平成31年度には実施設計に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 一ツ橋の排水機場につきましては,しっかり設計をしていただきたいと思います。 そして,この福井第二排水機場のことについては,このエリアの一番の課題は,部長も御答弁にありましたとおり,石神橋の上流部が極めて狭隘であるということ,そして低い位置にありますので,この石神橋の独特の構造が課題となっておりました。 久万川と紅水川の合流点から下流区間でおおむね干潮時の水面まで堆積土砂を取り除くことによりまして,平成26年8月の豪雨と同じ規模の洪水があったとしても,石神橋の橋桁に当たらないと,水位を20センチ程度低減化するというのが県の今回の事業でありますので,踏まえまして,しっかり検討をしていただきたいと思います。 また,南万々排水機場の排水場所につきましては,引き続き大きな課題でありますので,検討をしていただきたいのと,先日の意見交換会の中でもありましたのが,都市建設部としてすぐに検討できるテーマといたしまして,この排水機場までの水路のしゅんせつにつきましては,しっかり検討をしていただきたいと思います。 この2つのエリアの効果的な対策に向けましては,県との協議を重ねて要望しておきたいと思います。 そして,西久万地区,それから中久万地区について,お伺いをいたします。 ここは上流域のパラペットのかさ上げによりまして浸水のリスクが高まったとして最も優先順位が高いエリアでありまして,早急な対策を行わなくてはなりません。今回の県の対策の進展によりまして,必ず解決の糸口を見つけなくてはならないと決意をしております。 本市といたしましては,同時進行で内水排除対策の検討を進められるように,排水施設の新設を目指しまして地域の皆様と情報交換の場を積極的に持つことが重要であると考えますが,都市建設部長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(高木妙君) 門吉都市建設部長。 ◎都市建設部長門吉直人君) 西久万・中久万地区浸水対策につきましては,これまでにも御説明してきたところでございますが,内水の放流先となります久万川の水位低下や堤防の改修により,河川容量を確保することが前提条件となりますことから,現時点で早期に浸水対策事業を行うことは困難な状況でございます。 御質問の地域の皆様と情報交換の場を持つことにつきましては,浸水対策を進めていく上で必要な地域が抱える課題や現状を把握できますので,今後関係機関とも調整しながら対応してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員
    ◆(西森美和君) 県が活用いたしました国土強靱化のための3カ年の緊急対策,私は一つの区切りというか,目標はこの3年なのではないかと個人的には思っております。 県のほうが河川の掘削,河川の容量を確保するための対策を,まずは明年度考えてくださっていますので,先ほど部長が言われました堤防の整備も含めまして,県のほうで話が進んでいった場合に,高知市の議論が進んでないということがあり得ないように,そういうことがないように,同時進行でしっかり対策を進めていただきたいと思います。 その意味におきまして,住民の皆様にしっかり今の現状を情報共有することは,とても大事なことだと思っております。よろしくお願いいたします。 最後に,12月議会におきまして,実際に起こりました南秦泉寺排水機場の電気のトラブルの事例を示した上で,本市の排水機場の長寿命化,また電気系統のバックアップについて,質問をさせていただきました。平成31年度には排水施設新設事業として3億5,000万円という例年以上の予算が計上されております。 そこで,過去2年間の予算と取り組みについて,都市建設部長にお示しをいただきたいと思います。 ○議長(高木妙君) 門吉都市建設部長。 ◎都市建設部長門吉直人君) 河川水路課が所管します排水機場43機場のこれまで2年間の修繕や工事の実績でございますが,平成28年度は執行額約1億2,900万円,件数で76件,29年度は執行額約1億5,500万円,件数34件となっております。 所管する排水機場につきましては,国費の対象外ということから,長寿命化計画は策定しておりませんでしたが,それにかわるものとして,排水機場の維持管理を事務委任しております上下水道局と協議を行いまして,今後10年の修繕・改修計画を策定しておりまして,毎年度見直しを行いながら修繕・改修工事を行っているのが現状でございます。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 第2期を迎えます高知市強靱化計画においても,この風水害の対策は長寿命化も含めて重要な柱であると認識をしております。 これまで各課で所管をしていただいております排水機場の整備につきましては,電気系統とかのバックアップも含めて河川水路課のほうでも随時協議をしていただいていると思いますが,まだまだ年次計画に従ってどこまで進捗が図られているのかという全体像が見えていないのが現状ではないかと思っております。 これはまずは見える形で提示をしていただきたいと思いますので,例えば委員会等にもしっかり進捗を報告していただくようなサイクルを求めておきたいと思います。 次に,12月議会に引き続きまして,本宮川の環境改善について,お伺いをいたします。 12月議会では,吉岡副市長から協議の場を設けるとの答弁をいただきましたので,その後の進捗状況について,お伺いをいたします。 ○議長(高木妙君) 吉岡副市長。 ◎副市長(吉岡章君) 本宮川の水辺環境の保全につきましては,浸水被害が頻発しているエリアにおきまして,治水対策と親水対策の相反する施策を両立させるということでございますので,克服すべき課題も多いことから,一堂に会しての協議はまだできておりませんが,現在関係する部局において,それぞれ状況把握や課題の抽出,対策方法の実現の可能性などについて,協議に向けた準備を行っているところでございます。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 12月議会を終えましてどのように議論が進んでいるのかということを確認するために,農林水産部の耕地課,都市建設部河川水路課,環境部の環境政策課の各課と意見交換をする中で痛感をいたしますことは,庁内でまだまだ環境という横串が分野を超えて政策の共通の価値になっていないということであります。 再三確認をさせていただいておりますが,地域の皆様は大雨が降っているときに,さらに水を流しなさいと提案しているわけではありません。 天気が回復した後も取水口がとじられたままで水なし川になってしまう川に一時的に鏡川から水を流入させる方法はないかと提案をしております。 そこを踏まえまして,河川水路課を所管する都市建設部長にお伺いをしたいと思います。 河川法にのっとりまして,河川管理における生物の多様性についての位置づけ,これを都市建設部長にお示しいただきたいと思います。 ○議長(高木妙君) 門吉都市建設部長。 ◎都市建設部長門吉直人君) 河川法は当初,治水を目的に制定され,その後水力発電,上水道,工業用水道等,河川の高度な水利用の発展に伴い,治水と利水を一括管理するように改正されてきました。 さらに,平成9年の改正では,利水の高度利用による河川環境の変化に対応するため,河川環境の整備と保全が加えられ,国土交通省では生物の生息・生育・繁殖環境の保全と整備,魅力ある水辺空間の整備と保全,河川利用,生活環境に配慮した水量,水質の改善等の施策に取り組んでおります。 本宮川につきましては,河川法が適用される河川ではございませんが,地域の皆様方に日々親しまれている水辺環境で生物の多様性に配慮することも必要であると考えており,本宮川も含めまして,太田川や江ノ口小川では極力コンクリートを使用しないなど,近自然型の河川整備を取り入れ,生態系や河川環境の保全に配慮した河川管理に努めているところでございます。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 今議会では,持続可能な社会の構築に向けた国際的な開発目標であるSDGsが,質問戦でも執行部の方からの御答弁の中でも頻繁に出てくるようになりましたが,環境問題や生物の多様性に配慮する政策もまさに直結していくものであります。 1997年に河川法は大幅に改正をされまして,先ほど部長が答弁にありましたように,河川の管理を目的に治水と利水のほかに,河川環境の整備と保全が明記をされまして,地域の皆様の意見を反映した河川整備の計画制度が導入をされました。 本市では,水害の被害が大きかったため,治水が基準になってきたのも理解をするところであります。けれど,浸水のリスクと引きかえに流す水ではなく,干上がる希少動物を生き延びらせるために流す水であることを考えていただきたいと思います。 けれど,この問題は本市において各課ごとの判断ではなかなか進みづらいという実感を持っております。 そこで,部局を横断して検討するための環境づくりとして,副部長級で構成をされました地域課題検討会議において問題意識の共有と今後の方策を協議していただけないものかと考えております。これも吉岡副市長にお伺いをしたいと思います。 ○議長(高木妙君) 吉岡副市長。 ◎副市長(吉岡章君) 先ほど申しましたように,現在関係部局で準備作業を進めている段階で,協議はこれからでございますが,第2次の高知市の環境基本計画に掲げる生物の多様性の保全のため,地域の水辺,生息・生育空間の保全活動を推進する方針に沿って関係部局は連携して協議を行う必要が大切であるというふうに考えております。 本宮川につきましては,克服するべき課題は多岐にわたりますが,環境部,農林水産部都市建設部教育委員会など,関係する部局がまたがりますので,検討を行う組織としまして,御提案のありました地域課題検討会議も活用しながら,検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) よろしくお願いいたします。 一方で,鏡川の可動堰の撤去を求める動きも出てきております。1月に行われました地元での意見交換会,これは本宮川を取り戻す会の方の主催で行われたものでありましたが,長期的な展望とともに,短期的な対策としてポンプの設置を求めていきたいという方向が確認をされました。 地元からもこの提案は随分前から出されているようでありましたので,先日の県議会では公明党の黒岩正好県議の質問に対し,県河川課は,公共事業において環境への配慮を行うことは社会的に求めてられているとした上で,水門の閉鎖時に水量確保のためのポンプの設置について,本宮川の水量を確保するため,鏡川にポンプを設置することについては,現在許可をしております本宮川の取水量の範囲内で,かつ設置する施設が洪水時に悪い影響を及ぼさない構造であれば許可をすることは可能であるという答弁が示されたところであります。 副市長のほうからも,さまざまな課題があるとお話がありましたので,それも十分承知をしておりますが,両方をかち取れる方法は必ずあると思います。また,浸水のリスクを高めずにやる方法でありますので,しっかり協議をしていただきたいと,このことを強く要望しておきたいと思います。 続きまして,生活支援体制整備事業についてお伺いをいたします。 平成31年度の当初予算では,生活支援体制整備事業の予算が前年度の約1,063万円から220万円へと大幅に削減をされておりますが,その経過と理由について,健康福祉部長にお尋ねをいたします。 ○議長(高木妙君) 村岡健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(村岡晃君) 平成30年度は,平成28年度に委託を行いました第1層コーディネーター委託費用を考慮した予算を確保しておりましたが,一旦委託のあり方を見直しいたしましたので,来年度は大きく減額となっております。 現在,生活支援体制整備については,旭地区,南街,北街地区で,地域内で活動している住民の皆さんやボランティア団体やNPO法人,民生委員・児童委員の皆さんが市社協の地域福祉コーディネーターや高齢者支援センター出張所職員とともに,第2層の協議体として協議を進めており,生活支援コーディネーターの配置も検討いたしましたが,ボランティアで活動しているので,報酬は要らない,また報酬をもらうと市にやらされているような感じになるので嫌だという,そういった御意見もあり,報酬予算の計上は見送っております。 そのため,平成31年度の主な予算としては,地域の社会資源情報の整理を行いながら,参加者間での理解を深めるための地域づくり研修会の費用や,旭地区での地域支え合いフォーラムの開催に向けた費用となっており,今後市内へ生活支援体制整備を発展させるための費用として計上しております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) これは恐らく私の記憶が正しければ,平成28年9月か10月に委託費として計上されまして,30年度までということだったと思います。 それが民間団体の皆様に生活支援コーディネーターを委託の後,行政のある意味,一方的な方向転換によりまして,せっかく計上された予算が未執行のままこういう形で残ってしまっているということ,予算の使い方としても少し問題があったということを改めて指摘をしておきたいと思います。 また,部長のほうから旭の地区のほうで活躍してくださっている団体の皆様の御紹介がありました。本市では,いきいき百歳体操を初め,さまざまな地域資源,現場で頑張ってくださっている方がたくさんいらっしゃると思います。 けれど,この生活支援整備体制の事業というのは,まだないサービスをいかにして創出していくのかということが一番の柱であったと思います。民間の団体から行政がコーディネーターを引き受けたからには,そこの発掘,掘り起こしをもっと力を入れてやるべきではなかったかと考えております。 そこで,地域福祉計画と生活支援体制整備事業は,最前線では重なる点が多いと思います。 けれど,根拠となる財源につきましては,異なる部分がありますので,健康福祉部長はどのような認識をお持ちなのか,お聞きをしたいと思います。 ○議長(高木妙君) 村岡健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(村岡晃君) 地域福祉活動推進計画に基づく事業は,厚生労働省の社会・援護局が所管をする地域福祉活動推進事業費を財源として,一方の生活支援体制整備事業は,介護保険制度の地域支援事業の包括的支援事業に位置づけられておりまして,それぞれ財源が異なります。 特に介護保険の包括的支援事業につきましては,国や自治体の負担だけではなく,65歳以上のいわゆる第1号被保険者の皆さんの保険料も財源に含まれておりますので,高齢者の皆さんの介護保険事業に特化をした使い道が求められております。 一方,どちらの事業にも共通をすることは,地域共生社会の実現に向けて支え合いのある地域づくりを進め,地域における多様な日常生活上の生活課題に対し,支援体制を充実,強化しながら,地域の誰もがそれぞれの役割を持って社会参加をし,健康づくりを推進するなど,重複をする部分も多くあります。 地域福祉活動推進のための財源を活用し,市社協に配置をしております地域福祉コーディネーターによる地域福祉の推進と介護保険制度の生活支援体制整備の財源を効果的に活用し,それぞれ連携を図りながら支え合いのある地域づくりを進めていくことが重要であるというふうに認識をしております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 生活支援体制整備事業は,介護保険の枠組みの中であり,地域福祉計画は一般財源が充当されるというお話であったと思います。 ここで大事なのは,生活支援体制整備事業は将来の介護保険料の負担を抑えるために住民サービス,いわゆるB型を生み出していくための仕組みづくりであるという点が大きく違うと思います。 介護予防につながる取り組みでありますので,市の持ち出しの少ない有利な財源となっているわけでありますが,今回の地域包括支援センターの整備におきましても,同じく介護保険の地域支援事業の分を財源に充てることを考えますと,やはり協議体,今第1層の協議体と生活支援コーディネーターが配置をされておりますが,第2層についても,もう少し踏み込んだ議論をしながら,体制を強化しながら,予算もしっかり確保するべきではなかったのかと考えております。 そこで,もう一つお聞きをいたします。 介護保険法の改正のポイントについて,健康福祉部長はどのように認識をされていらっしゃるでしょうか。 ○議長(高木妙君) 村岡健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(村岡晃君) 御質問の介護保険法の改正,平成26年度に行われたものですけれど,持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律に基づく措置として,地域包括ケアシステムを構築することを通じ,地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するために,医療法や介護保険法などの関係法律についての所要の整備が行われたものです。 この改正によりまして,在宅医療・介護連携の推進などの地域支援事業の充実とあわせまして,予防給付の訪問介護や通所介護が地域支援事業に移行し,多様なサービスを地域支援事業として介護保険財源で市町村が取り組むことができるようになりました。 単身世帯等が増加をし,支援を必要とする軽度の高齢者の皆さんが増加する中,生活支援の必要性が増加していますので,ボランティア,NPO,民間企業,協同組合等の多様な主体が生活支援・介護予防サービスを提供する仕組みづくりが必要となります。 また,高齢者の皆さんの介護予防も求められ,社会参加,社会的役割を持つことが生きがいや介護予防につながりますので,住民の皆さんができることは住民主体で取り組むなど,多様な生活支援,介護予防サービスが利用できるような地域づくりを市町村が支援をしていくことが改正の大きなポイントであると考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 住民主体のもの,住民の力,住民の皆様の力を引き出すための事業であるということだと思います。 寺内憲資議員の質問にもありましたが,まさにごみ出しとか移動支援の対策というのは,この協議体,生活支援コーディネーターがしっかり議論をしていく最重要課題,最も協議をしやすいテーマだったのではないかと思っております。 第1層のコーディネーターを本市が担っているわけでありますので,そのことはしっかり横断的に整合性が保てるように協議をしていく必要があると思います。 先ほど部長のほうから介護保険のポイントについて認識をお聞きいたしましたが,今回の31年度の本市の事業は,住民主体のサービスを生み出していくということ,その目的に向かって進んでいるのかどうか,そのことをお聞きしたいと思います。 ○議長(高木妙君) 村岡健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(村岡晃君) 生活支援体制整備事業は,地域住民が主体的に取り組み,結果として地域づくりにつながる活動に発展していくことが重要と考えています。 旭や南街,北街地区では,先ほどお答えしましたとおり,多様な市民,関係者の方々が地域課題の発見や課題解決のための社会資源の把握,不足する支援サービスの充実に向けて取り組んでいただいております。 また,地域福祉の取り組みにおきましても,認知症カフェや地域のサロン,こども食堂など,新たな社会資源がさまざまな団体や地域住民の協力のもと,数多く立ち上がってきておりまして,その運営には多くの高齢者の方も自発的に参加をするなど,支える側としても活躍をされておられます。 こうした取り組みがそれぞれの新たな関係性を生み出して,旭や北街,南街地区の活動のように住民主体で発展していくように支援をしていくことが行政に求められている役割であり,目指すべき目的に向かって進めることができているものというふうには考えております。 しかしながら,一方では,こうした取り組みには住民の皆さんの意識改革も必要となりますので,住民の皆さんが主体的にかかわり,サービスを提供したり,解決できる仕組みを構築することの難しさも痛感をしております。 地域をよくしていきたいと思われる住民の皆さんの思いをつなげ,まとめていくことによって,よりよい地域づくりという目標に向かっていきたいというふうに考えています。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 部長の答弁をいただきました。私はやはり何度聞いても,今ある既に活躍をしていただいている団体にスライドしているだけのように感じられてなりません。 頑張ってくださっているところは,どんどん頑張っていただいたらいいんだと思うんです。そうではないところを,第1層の生活支援コーディネーターとしてどう資源を掘り起こしてつくり出していくのかというのが行政の責任だったのではないかと思います。 コーディネーターを御自身がとっているわけなので,直営でとったわけなので。そのことは指摘をしておきたいと思います。 また,地域福祉活動推進計画の総括について,計画の策定時と比較をしまして,助け合いの状況があると答えた方が減少しているということですので,分母がどんどん大きくなっているという実態もあるかもしれませんが,このことを踏まえまして,やはり協議体と生活支援コーディネーター,第2層の議論は,これからますますスピード感を持ってやっていただきたいと思います。 これまでの議事録を振り返っていただいてもわかると思いますが,私は第2層を検討するに当たって,地域包括支援センターの配置,拠点となるものが必要ではないかということで,どれぐらいまで配置をしていくのかというのを議論してまいりました。 今回,ようやく民間委託も含めて14カ所ということが提示をされましたので,いよいよこれが本格的に進むと私は大いに期待をしておりました。 けれども,片や予算は大きく削減をされまして,それについても今御答弁があったとおりでありますので,私は補正予算を組んででも,しっかり再検討するべきであると思いますので,そのことを強く要望しておきたいと思います。 次に,公共施設マネジメント計画について,お聞きをいたします。 高知市は市民のお一人当たり,公共施設の床面積は3.68平方メートルで,同規模の中核市の平均2.99平方メートルに比べ大変高い水準となっております。 今後,32%の床面積を削減しなくてはならない本市において,安易な公共施設の建設は慎重に検討しなくてはなりません。 今ある施設も実態に見合った体制にするために,複合化や廃止も視野に入れて踏み込んだ議論が必要となってまいります。 総論は賛成だけれど,各論では反対,必ずこうなってくると思います。この議論には,客観的なデータが不可欠であり,私たち高知市議会公明党はその議論に臨むに当たりまして,公共施設のカルテの早期策定と公表を求めてまいりました。 平成30年6月に公表される予定が,一旦先送りとなりまして,30年度内の公表ということで待っておりましたが,間に合わないということであります。将来の世代の負担に対して危機感,緊張感に欠けた対応であると感じております。 今後どのような手順で,いつごろ公開されるのか,少しずつおくれてきた理由と,公表される内容についても,財務部長にお聞きをいたします。 ○議長(高木妙君) 橋本財務部長。 ◎財務部長(橋本和明君) 公共施設カルテにつきましては,当初の予定より公表が大幅におくれており,大変申しわけございませんが,現在各施設所管課で最終のデータ確認を行っておりまして,確認,修正が終わりましたら,庁内手続を経まして公表する予定となっております。 昨年3月の議会答弁では,平成30年6月に公表予定とお答えをいたしましたが,施設別行政コスト計算として,従前は単なる単年度の収支状況を想定しておりましたものを,新しい公会計制度の導入に基づく公有財産台帳の減価償却費を取り込み,より経営的な判断に結びつく資料とすることとし,新たに必要となるデータの収集やシステム改修などに時間を要しておりました。 加えまして,昨年6月には新公会計制度で計上されるべき資産につきまして,追加の調査が必要となり,これに減価償却費が連動いたしますことから,カルテへの反映に日時を要しましたことや,更新された情報を効率よくカルテに反映させられるようにデータベース化をしたことなどによりまして,公表におくれが生じることとなったものでございます。 次に,公共施設カルテの内容についてですが,公共施設カルテは,市が保有する全ての公共施設884施設のうち,比較的規模の大きい延べ床面積500平方メートル以上の223施設について,各施設の施設規模,設置目的等の基本情報と施設の利用状況に加えて,使用料収入,光熱水費,人件費,修繕費等の収支実績や,将来の修繕費用を記載するとともに,利用者1人当たりのコストや本市の類似施設との比較ができるように,レーダーチャートやグラフであらわすこととしており,公共施設の状態を多角的に俯瞰できるものとなっておりまして,施設のあり方についての客観的な資料になるものと考えております。 なお,施設カルテの詳細につきましては,平成30年度の公共施設マネジメント推進事業の進捗状況とあわせまして,行財政改革・新庁舎整備調査特別委員会で報告をし,御説明をさせていただくことを考えておりますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 本市では,平成27年3月に高知市公共施設白書ができ,29年11月に公共施設の再配置計画が策定をされました。 今部長のほうから300平方メートル以上の施設について計画の策定が行われると,今回の31年度の重点施策にも盛り込まれている事業であると思います。 けれど,そもそも本市の場合は,再配置計画をつくった後に施設カルテの公表とやり方が,順番が逆ではないかと思っております。 習志野市や先進自治体では,あらゆる情報を市民の皆様にも提示をした上で再配置計画をつくっております。まずは,この施設は要るのか要らないのかという根本的な課題に,市民の皆様と情報を共有して向き合っていくためであります。 橋本財務部長は,平成30年5月に開催をされました特別委員会の中で,我が会派の寺内憲資議員の質問に対し,そもそも要るか要らないかの視点が重要ということは理解したとし,施設カルテができた後,再配置計画も見直していくとの答弁もされておりますので,耐用年数だけを条件にするのではなく,積極的な情報開示と議論ができる環境を整えていただくように求めておきたいと思います。 また,先進自治体では,公共施設を今後どのように保有していくのか,また維持管理をしていくのかという意味で,住民説明会やシンポジウム,市民アンケートなども行っておりますので,将来の市民負担につながるものは行政だけで勝手に判断していいものではないと思っております。 そこで,市民の皆様に知っていただこう,ともに考えていただこうという姿勢が本市にはあるのか,理解を得るための情報開示について,岡崎市長の考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 先ほどの公共施設のカルテは,延べ床面積が500平米以上ということでございます。 本市の公共施設マネジメント推進に当たりましては,市民の皆様への情報開示としまして,平成26年度に高知市が保有しております公共施設の利用状況やまたコスト,さらには将来費用等についての整理,分析を行い,公共施設白書として公開をしております。 また,この公共施設白書をもとに策定をしました公共施設のマネジメント基本計画,また施設の再配置計画の策定の際には,パブリックコメントや無作為の市民アンケート等を実施し,市民の皆様の意見を計画に反映をさせてまいりました。 公共施設の状況をさらにわかりやすく把握していくために,公共施設白書で調査をしましたデータをもとに,地方公会計制度の活用による,施設別の行政コストの算出などを加えました施設カルテにつきましては,間もなく公開し,施設の利用度やコストの見える化を進める予定となっております。 これらの計画等につきましては,高知市のホームページに掲載をするとともに,情報公開センターへの備えつけ等も行いながら,市民の皆様への公開を行っていく予定としております。 また,市民の皆様に直接御説明をし,御理解を得ていただく機会ということにつきましては,公共施設マネジメント推進の,例えば出前講座,出前座談会のような開催,また小学生向けの出前の授業なども行っております。 個別の施設整備の案件での,例えば住民説明会を開く場合もありますので,その事案に応じまして公共施設のマネジメントの説明もその事案によって行っております。 今後におきましても,今年度中に先ほど言いました,かなり見えるような状態で公共施設カルテが一定整備をされますので,公共施設マネジメントの取り組みを市民の皆様にも積極的に説明をしてまいりますとともに,この施設カルテを利用しまして,各施設の現状,また利用状況等を知っていただくことで,将来の公共施設のあり方についての理解を深めていただきたいと考えているところでございます。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 市長のほうから答弁をいただきました。 既に出前講座等を行っていただいていることは承知をしておりますが,大事なのは,今保有しているこの公共施設を今後32%削減しながらサービスの維持をしていかなくてはならない,そのことを住民の皆様もしっかり認識をしていただいた上で,ともに考えていただくという体制をしっかりとることが大事だということ,そのことを強くお伝えしたかったんです。よろしくお願いします。 最後に,自主防災組織連絡協議会についてお伺いをいたします。 自主防災組織連絡協議会として体制を整えました経過と理由を踏まえまして,高知市強靱化計画の第2期に向けて,自主防災組織連絡協議会の位置づけはどのようになっているのか,防災対策部長にお伺いをいたします。 ○議長(高木妙君) 黒田防災対策部長。 ◎防災対策部長(黒田直稔君) 東日本大震災以降,本市では町内会等を中心とした自主防災組織の結成が進むとともに,主に小学校区を単位とする自主防災組織の連合化の動きも並行して進んでおりました。 こうしたことから,南海トラフ地震などの大規模災害に備え,自主防災組織間の相互の連絡調整や,行政機関等との連携や協力体制の確立などを目指して,平成27年3月に市内24の自主防災組織連合会で構成される連絡協議会の設立に至っております。 なお,設立以後も連合会の結成は進んでおり,4年目の現在では市内37の自主防災組織連合会による連絡協議会に発展しております。 こうした地域住民による防災・減災の取り組みは,本市の第1期強靱化計画に掲げる個別の施策分野の一つである住民避難自主防災の分野として位置づけておりまして,施策の主な取り組みとしては,地域の防災力向上,避難体制の構築,避難所の整備,防災意識の向上などを登載しております。 特に地域の防災力向上の取り組みでは,強靱化計画におきまして,地域が防災活動を推進するための施設,資材整備などの経済的な活動支援を進め,自主防災組織の活性化を促進する。 また,地域の防災リーダー育成を進めるとともに,各種団体の地域内連携を推進し,共助に必要な地域のコミュニティ力と災害対応力の向上を図るとしておりますことから,本市としましては,今後とも自主防災組織を支え,活性化を図っていく必要があると考えておりますので,第2期の強靱化計画におきましても,引き続き高知市自主防災組織連絡協議会などの地域の防災・減災の取り組みを支援する位置づけを行い,取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 防災対策部長のほうからこの自主防災組織連絡協議会を支え,活性化を図っていくという御答弁であったと思います。 私もこれから自助,共助,公助の一翼を担っていただき,行政と両輪で住民の皆様の命と生活を守るために御尽力をいただいている方々でありますので,今後将来的な体制強化を図っていく意味からも,例えば新庁舎が建設をされた際に,自主防災組織連絡協議会の部屋といいますか,事務所といいますか,そういったものも設置をしていく,これは検討の余地はあるのではないかと考えておりますが,そのようなお考えはないか,これは岡崎市長にお聞きをしたいと思います。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 3・11が過ぎましていよいよ9年目ということでございますが,今なお2,000人以上の方が行方不明でございますので,本当に心が痛みます。 自主防災組織の皆様には,日ごろから地域の防災・減災に非常に積極的に取り組んでいただいておりまして,敬意と感謝を申し上げます。 現在,高知市自主防災組織の連絡協議会につきましては,主に小学校区を単位とします37団体の自主防災組織連合会によって構成をされておられまして,東西南北4ブロックに分けましたブロック会,また各ブロックにブロック長と副ブロック長がおられますので,そういう役員で構成する幹事会,また全体が集まります各連合会長が参加する総会を開催するほか,独自の講演会や研修会なども非常に独自の事業として開催されておられまして,皆様方の活動に敬意と感謝を申し上げます。 特に県外から講師を招いて行います講演会や,例えば独自の取り組みをしている事例発表会などにつきましては,単独での防災組織では開催が難しいということもございまして,この連絡協議会ならではの活動だということを高く評価をしております。 安心・安全のまちづくりの活動は,当然行政だけでは実現ができませんので,自主防災組織の皆様方と行います学習会,また非常に重要な防災訓練,また最近は南海トラフ地震に備えます,避難所の自主運営,こういうことも取り組んでいただいておりますので,心から感謝をしております。 御質問の事務局の体制のあり方,また事務所の設置の場所など,将来的な方向性につきましては,自主防災組織の連絡協議会の方々と協議をし,検討してまいりたいと考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) ぜひとも協議をしていただきたいと思います。 そして,今自主防災組織で最も懸案事項になっているのは,避難行動要支援者の対策であります。そういった現場の課題に最も向き合ってくださっている方々でありますので,例えば総会などのときには,市長を初め,防災対策部長健康福祉部長市民協働部長など,横断的に要望や質疑に応じる体制をとるべきであると考えております。 ぜひとも前向きに検討していただきたいと思いますが,岡崎市長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 自主防災組織からは,いろんな御意見,御提言をいただいておりますので,各部局等を通じて回答もしております。 自主防災組織協議会の総会の場におきましては,関係部局長,また消防局長など,多くの職員の方々に参加をしていただいて,意見交換を積極的に行うという体制を組んでおります。 避難行動要支援者の取り組みにつきましては,全庁的に取り組む必要がありますので,段々御質問がありましたように,地域共生社会の推進の中での体制,また連携の体制を密にするためのプロジェクトチームの立ち上げによりまして,自主防災組織とも積極的に御相談をしながら進めさせていただきたいと考えております。 この協議会につきましては,防災意識が非常に高い団体でございますので,総会の場は貴重な意見交換の場となります。今後とも関係する部局の幹部の出席ということもございますし,日程調整が必要ですけれども,場合によっては我々も参加するということも検討しながら,今後とも協議会との密接な連絡体制を築き上げていきたいと考えております。 ○議長(高木妙君) 西森美和議員。 ◆(西森美和君) 岡崎市長から大変前向きな御答弁をいただきました。何とぞよろしくお願いいたします。 今回行いました提案は,共通のテーマがあります。それは市政のあり方について見直さなくてはならないということであります。 平成26年に発生をいたしました高知市北部の浸水対策を住民の皆様と取り組む中で,課題は現場に,知恵も現場にあるということを骨身にしみて感じさせていただきました。 浸水対策にして浸水対策にあらずと思うのは,住民力が増すこと,住民の皆様と行政の信頼関係が構築されることこそが未来に受け継ぐ本当の財産であると思うからであります。 地域共生型の社会も,自主防災組織も,地域課題の解決も,この住民力を引き出すことが最重要であります。そのためには,現場からの発想がもっと具体的な事業につながることが大事であると考えております。 また,公共施設マネジメント計画のように,本市が抱える現状をありのままに住民の皆様と共有し,ともに考えていただきながら,より納得と共感軸の高い政策へと昇華をしていく,この過程が残念ながら高知市にはまだまだ足りないと感じております。 情報共有という意味では,市民の皆様と行政の間には大きな隔たりがあると感じられてなりません。その最たるものが西敷地の問題であると私は捉えております。 12月議会の前から実施をしてまいりました住民の皆様との意見交換を3月議会に議案が提出されることを前提に,議会の直前まで賛成,反対,そして私に対する支持,不支持を問わず,行ってまいりました。 その中で,私が最も痛感していることは,プロセスを踏んできたと考えている市長,行政の感覚と,寝耳に水の市民の皆様に大きなギャップがあるということであります。 そもそも市民の皆様はなぜ民間に託すのかということに疑問を持っております。民間の事業者の資金やノウハウを活用すると結論づけるまでには,そのままで残すのか,公共事業で整備をするのか,民間の資金とノウハウを生かしてやっていただくのかと,大きな選択肢が3つあったと思います。 公共事業として整備をするならば,建設費用も維持管理のコストも全て公費で行われることになります。このことに関しましては,公共施設のマネジメントにかかわる問題であります。その意味でも,もっともっと住民の皆様とありのままの情報を共有しておくべきであったと私は思っております。 そして,民間事業に託すならば,一事業者のための利益という臆測を呼ばない徹底した透明性の確保と根拠のある事業計画が担保されることが必要です。 そして,広場のままで置くとしても,今後の管理にどれぐらいのコストがかかるのか,一等地である西敷地を利活用しなくてもよいのかなど,それぞれに利点も課題もある中で,どれが次の世代のためになるのか,市民の皆様にも一緒に考えていただくプロセスを重視しなかったことがボタンのかけ違いの始まりだったのではないかと痛感をしております。 そして,50年間も貸しっ放しにするのかという疑問に対しても,30年から50年へと定期借地権が変更されても,どうやって修正,検証を行っていくのか,そのこともはっきり示されていなかったことは,ますます不信感を増幅させたと思います。 また,広場といっても,それぞれに概念が違います。文字どおり青空広場をイメージされている方や,雨風や寒さ暑さをしのげる広場にしてほしいと思っているお母さん,あるいは地震の際の浸水エリアでもあるので,平地の広場は想定していない,垂直避難ができる防災広場であるべきだと考えている方も実はとても多いのです。 岡崎市長に今求めることは,市長が考えていること,行政が持っている情報をできるだけ市民の皆様と共有をしながら,市民の皆様に投げかけてほしい,ともに考える時間を与えてほしいということであります。 私たち議員も含め,既にこう決まっていますでは,余りに一方的過ぎて,情報を発信する側の責任だと重く受けとめております。 もしもその作業を軽視した場合,公募に参加をしてくださる事業者の皆様,プロポーザル選定の委員の方々がまたしても不必要な批判にさらされかねないことを私は最も危惧をいたします。 矢面に立つべきは,事業の提案者として説明責任を持つ岡崎市長であり,市民の皆様から負託を受けている私たち議員のはずであります。これが将来の高知市のためになると市長がお考えになるのであれば,決して市民の皆様に膝詰めで訴えていただきたいと思います。 私は賛成であろうが,反対であろうが,自分に近しい人だけの意見を持って民意と呼んでいいとは思っておりません。これがどれほど大変なことかはわかっているつもりであります。 これから向き合わなくてはならないことを考えると,震えがきます。けれど,情報の共有と市民の皆様からの共感,事業の立案の3本柱を本市の進むべき道と定めるならば,西敷地問題は高知市政のあり方を根本から変える分岐点になるのではないかと思っております。そうしていきたいと思っております。 私は民意というものを正確につかむことにどこまでも執念を持ちながら,どんな結論にも存在をする足らざる点をどう補うかを,より多くの住民の皆様と考えていきたいと決意をしております。 そして最後に,地域には市長と同じ責任感に立って考えていこうと,そう思ってくださっている方がたくさんおられることを忘れないでいただきたいと思います。市長には腹を決めていただき,広く御意見をいただきながら職責を全うしていただけるよう,強く念願をいたしまして,全質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。  〔岡田泰司君登壇〕 ◆(岡田泰司君) おはようございます。日本共産党岡田泰司です。 質問の前に,急逝されました水口晴雄議員に謹んで哀悼の意を表します。2月15日,都市再生調査特別委員会正副委員長として委員会後の会話の中で,君とはウマが合いそうだな,そんな言葉をかけてくれました。お互い店を潰した仲だからなと,彼は控え目に,私はずけずけと軽口をたたき合う,ウマ合いの仲でした。それだけに残念です。 閉会日の懇親会に,最後だぞ,どうする。彼が問いかけてきました。俺は行かないよと答えると,どうしようか,逡巡の言葉の後にやっぱり行けないなの言葉が最後の会話となりました。閉会日の夜は,以前彼の行きつけだった店で一人グラスを傾け,静かに彼をしのびたいと思います。 彼と同じ元商売人だったことから,土佐経済同友会の企画する大学誘致,キャンパス委員会に誘ってくれました。後に追手前小学校跡地の西敷地高度利用につながるもので,皮肉にも私が背景を知ることになりました。 推進と反対の立場は変われども,地域商店街の発展を願う気持ちは同じです。私たちの力でこの町の歴史と文化,豊かなまちづくりを約束し,御冥福をお祈りします。 通告に従い質問に入ります。 まず,高野連問題について,少し触れたいと思います。 マスコミの発達によりオリンピックなどビッグなスポーツイベントには,映像に対する放映権,肖像権という大きな利権が存在しているように聞き及んでいます。高校教育に関連する組織がそのようなものに惑わされることがあってはならないと考えるものです。 ある機関紙に掲載されていました川柳がありますので,紹介します。野球部のダンス出演シショウなし,ダンス同好会の発表会の友情出演に喝采を送ります。 私も市商出身,男ばかりの4人兄弟,全員が市商です。何よりも月謝が安かったことに助けられ今日があります。 ちなみに,妻も市商出身です。市役所職員の市商OB会,商友会の皆さんには特別会員として親しくさせていただきました。初めのころは,兄や妻を知る先輩方もいらっしゃいました。今は子供や孫と変わらない世代の方々となりましたが,懇親会は楽しいものでした。私ごとながら,この場をかりてお礼を申し上げます。商友会の皆さんありがとうございました。 高知商業高校は,文字どおり商業という実業を学び,銀行や商社など,即戦力の人材を育成,輩出をしてきました。近年,生徒たちの手によって行われてきたラオスへの学校建設活動や,はりまや橋商店街活性化のプレゼンなど,クリエーターとしての素養も大きく磨きがかかっています。 高知商業高校の活動実績について,教育長にお伺いします。 ○議長(高木妙君) 山本教育長。 ◎教育長(山本正篤君) 高知商業高等学校は感謝の意を示す報本反始と,世界に羽ばたく心意気を持ちたくましく生きていくことを示す鵬程万里という,市商伝統の二本柱の精神を受け継ぎながら,時代の潮流をしっかりと見きわめ,新しい時代を展望し,郷土高知を支える人材の育成を目指しております。 本校では,初代横山又吉校長先生の全て親心で接せよという教えのもと,日々の教育活動に当たっており,時代を先取りする商業教育の実践を中核として歩み続け,県内外の実業界を初め,スポーツ,文化等,さまざまな分野に数多くの優秀な人材を送り出してまいりました。 本年度は学校創立120周年,定時制創立100周年,野球部創部100周年を迎えておりまして,この節目の年に野球部は第100回全国高等学校野球選手権記念大会に12年ぶり,23回目の出場を果たし,ベスト16というすばらしい成績をおさめました。 試合では,本校らしいプレーが随所に見られ,高知商よさこい打線爆発,高知商火を噴く猛打,かたい守備,流れを生む,楽しむ,貫き通すなど,最後まで諦めない選手たちの活躍が紹介されておりました。 商業教育実践の成果といたしましては,第26回全国高等学校生徒商業研究発表会における優秀賞を初め,地元企業と約1年間をかけて共同開発し,改良を重ねた商品,ゆずからが第9回土佐の食1グランプリにおいて優勝,同じく共同開発した商品,土佐の結びが全国スーパーマーケット協会主催のお弁当・お総菜大賞2019のおにぎり部門の4,655点の中から最優秀を受賞するなど,多岐にわたる活躍をしております。 また,ラオス学校建設活動は25周年を迎えておりまして,国際協力としてこれまでに8校を建設いたしました。この活動は,商業高校の特性を生かし,模擬株式会社を設立して学校全体が参加できる仕組みとなっております。 さらに,本校が取り組むラオス学校建設活動の一環として,ラオスと高知を結ぶ活動の一つであります,はりまやストリートフェスティバルは,第19回目の開催となりまして,地元の特産品を使った新商品の開発,販売など,はりまや橋商店街の活性化に貢献をさせていただいております。 特設ステージでは,文化祭への取り組みやオリジナルな商品開発に至った生徒の発表があり,その内容とプレゼンテーション能力の質は高く,大変すばらしいものであったと伺っております。 このような報本反始,鵬程万里の精神に基づく教育の実践により,国公立大学の進学者数が本年度過去最高となり,就職におきましても,県内就職内定者や,高知市役所など公務員試験合格者の増加と着実にその成果を上げております。 教育委員会といたしましても,本市唯一の市立高等学校において,高知に貢献する進学にも就職にも強い,元気のある商業高校として,この高知の未来を創造する人材を学校とともに育成してまいります。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) 50年前の私たちより数段たくましく力量を備えています。商業活動の実践がラオス学校建設に寄与,発展させています。クラブ活動,同好会活動に要する費用をみずからの力でつくり出す,その努力を評価,支援することこそ,学校教育の一環として存在するものの役割であると申し添えます。 高知商業は唯一,高知市立の高等学校,我が市の商業高校だから市商です。我が高知市の学校で学んだ実績を市民に還元することも必要ではないでしょうか。 そこで,国際交流やすぐれたプレゼン能力,クリエーターなど商業活動の実践を市政に生かす意味で,本市職員採用に際し,市商枠を設け,町の活性化やまちづくり,また国際交流等に特化した人材の育成を図る考えはないのか,市長にお伺いいたします。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 市商の名称で本当に長い間,市民の皆様方から親しまれております高知商業高校は,先ほど教育長からも申し上げましたとおり,ラオスの学校建設,国際交流,また独自の商品開発など,本当に商業らしい活動をしておりまして,そのことが全国でも高く評価をされておられます。 ことし,今年度ですけれども,非常にメモリアルな年となりまして,創立の120周年を初めとしまして,さまざまな活躍をされましたので,我々も大変うれしく思っております。 特に生徒会におきましては,私たちと一緒に地方創生を考えていただけるということでございまして,生徒会みずからが地方創生プロジェクトチームを組んでいただいておりまして,ずっと活動していただいております。 本年1月12日にこのプロジェクトチームを中心とした27名の生徒さんから,移住促進,また中心市街地活性化,この2点について積極的な御提案をいただきました。 いずれの提案も,高校生,大学生,さらには県外からの観光客を対象に高知商業の生徒さんがアンケートを実施しておりまして,そのアンケート結果を踏まえた具体性のある提案をいただいておりますので,非常に感心もいたしました。 市立の高知商業高校の生徒さんには,さまざまな部門で本当に活躍をしていただくことを期待しております。 高知市の総務部におきましては,昨年高知商業高校を訪れまして,希望する3年生を対象に採用の説明会を初めて開催をしております。市政に興味を持っていただける取り組みを始めて,この4月には高知商業高校を新卒となる卒業の方の入庁が決定もしております。 御提案をいただきました,出身学校で枠をつくるということは,実は法律上できないことになっておりまして,地方公務員法上で平等取り扱いの原則がありますので,高知商業枠をつくることは法律上ちょっと難しいので,当然そういうことはできません。 高知商業高校からは御希望もありまして,3年生のみならずの説明会ではなくて,1年生,2年生を対象にした高知市の採用の説明会も開催してほしいという要望も受けておりますので,平成31年度に入りましたら,さらにこのことを踏まえて高知商業へもそういう説明会を行いながら,地元からの優秀な方々がぜひ高知市でも活躍をしていただくことを期待しております。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) ありがとうございます。甲子園でないから,特別枠からはございませんね。しかしまた,これからもよろしくお願いしたいと思います。 文化行政について伺います。 戦争遺跡である朝倉の旧陸軍歩兵第44連隊跡地を県が購入することを決めました。2月県議会,高知県の戦争の歴史を伝える地域としての位置づけが必要だとの我が党の吉良富彦議員の質問に,尾崎知事が答えたものです。高知城北曲輪に続く県の文化性の豊かさを示したものであります。 その町の文化性をはかるバロメーターで,一見してわかるものに町の歴史と風景が上げられます。そして,自治体の文化遺産と人員配置,加えて何より自治体の施策であります。 その地の歴史を知るということは,過去,現在,未来へと文化を継承していく上で,最も重要な部分を占めるものです。自治体の文化性を知るには,他市との比較でその文化水準を図ることができます。 四国4県県庁所在地の各市における埋蔵文化財に携わる職員数と,近年の当該市における埋蔵物試掘件数を,お聞きいたします。 ○議長(高木妙君) 山本教育長。 ◎教育長(山本正篤君) 四国4県の県庁所在地において本年度埋蔵文化財を担当する職員数は,本市が6名,高松市が13名,徳島市が4名,そして指定管理者制度を導入しております松山市が6人となっております。 平成29年度に行いました発掘調査のうち,試掘調査の件数は本市が2件,高松が29件,徳島市が8件,松山市が119件,本発掘調査につきましては,本市が1件,高松市が11件,徳島市がなし,松山市が16件となっております。 また,今年度につきましては,3月1日現在の数値になりますけれども,試掘調査は本市が1件,高松市が39件,徳島市が6件,松山市が259件,そして本発掘につきましては,本市が1件,高松市が7件,徳島市が2件,松山市が8件となっております。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) しかし,本市の文化性の脆弱性をあらわしていると思います。これはトップの文化性のバロメーターとも言えますので,市長,頑張っていただきたいと思います。 本市は観光都市を標榜しています。町の歴史は重要な観光資源であります。 埋蔵文化財の発掘,保存等,所管担当課の求める環境整備について,お聞かせください。 ○議長(高木妙君) 山本教育長。 ◎教育長(山本正篤君) 埋蔵文化財は,国民共通の財産であると同時に,地域の歴史と文化に根差した歴史的遺産であることから,本市における埋蔵文化財の状況を適切に把握することは,本市の歴史,文化を継承していく上でも重要であると考えております。 そのため,人的な体制とともに,発掘調査,出土した遺物の管理や活用等の活動の拠点となる施設の整備,充実が必要になってまいります。 埋蔵文化財の発掘調査においては,出土した遺物の調査や管理を行う作業室といたしまして,これまでは柳原分館で整理作業を行っておりましたが,本年度,旧春野共同作業所の改修工事を行い,来年度からは埋蔵文化財作業所として稼働できるよう,移転の準備を進めているところでございます。 柳原分館では,遺物に付着した土砂の洗浄作業や遺物の整理作業について,施設が狭隘なため,作業等に支障を来しておりましたけれども,今回の移転によりまして,土砂が付着した遺物の洗浄作業を椅子に座って行うことができるでありますとか,給湯設備,シンクの設置,そして大量に保管しております遺物をわかりやすく整理するためのスペースの確保等ができましたことから,職員の負担軽減や整理作業の効率向上につながる施設の環境整備が一定整ったものと考えております。 今後はこの新しい文化財作業所を拠点といたしまして,本市における埋蔵文化財の発掘調査や遺物整理等をより効率的に行うとともに,専門職員の確保や育成,職員が働きやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) 少し改善されてきたというふうにお伺いしましたけれども,なおのこと,市長,よろしく,重ねてお願い申し上げます。 食肉センターについてお伺いします。 官民連携について,今すぐれた民間活力など,耳当たりのいい言葉を使っています。しかし,その実態は安上がりの自治体と人件費引き下げの経済効率を目的としたものにすぎません。忘れてはならないのが,官民それぞれ相入れない性質の違いであります。 官,公の基本にあるのは公共の福祉であり,公平,公正さが求められます。しかし,民,企業が求めるものは利益であり,取引上,公平,公正さを欠くことに違法性は問われません。販売格差は競争原理として社会一般が認めているものであります。 そこに,今回の食肉センター問題を照らし合わせてみましょう。1つは,代表質問でも指摘しましたリスク問題です。不可抗力による損害は,蓋然性は低いとして,行政負担で賄うとの計画でありました。 一般企業にはリスクマネジメントの考え方から,地震などオールリスクに対応できる保険を完備するのが常識であります。しかるに,県は誰も知りませんでした。その上,JAからの補足もありませんでした。 指摘後,寄せられた回答は,企業経営には無縁の素人のお役所文で,提示された冊子は,全国食肉センター協議会総合保障制度のあらまし,株式会社全農ビジネスサポートという,いかにも全農の子会社という損保代理店でありました。 休業補償保険などは,近所のラーメン屋さんでも知っています。業者なら自動車や火災保険の加入の際,保険代理店が勧めてくれます。休業補償など無縁の公務員の皆さんには知らなくて当然と言えますが,民間との取引には求められる必要な知識です。 しかし,JA自身は保険共済事業も行っているもので,知らないわけがないのであります。保険料負担増が利益の減少につながることを考慮して,そのだんまりであるとも推察できるものです。 私自身,米屋の時代から,業者が言うことより農協の言い分を聞く,JAや農協に対して県行政の弱さは嫌というほど目にしてきました。県行政のJAに対する無防備さが表面化,さらけ出されたものと指摘しておきます。 利益は民,リスクは官,官民連携の信頼性について,所見を伺います。 また,代表質問答弁では,休業等による逸失利益を最大休業3カ月,1億円までと答弁していますが,宮崎県の食肉センターは4カ月間程度の閉鎖であったとの報告に照らして,リスクマネジメントをすべきではないかと考えますが,いかがでしょうか,農林水産部長にお伺いします。 ○議長(高木妙君) 高橋農林水産部長。 ◎農林水産部長(高橋尚裕君) 初めに,官民連携の信頼性につきましては,新食肉センターの運営は県とJAの出資,設立します新会社が効率的な経営に努め,屠畜事業で生じる赤字を他の事業での黒字で賄い,運営を行っていくことが示されておりまして,これまで公が担い,赤字が見込まれます屠畜部分の経営リスクにつきましては,今後民間である新会社が背負っていく計画となっております。 新会社の設立に当たりましては,県が2分の1,JAグループが2分の1で出資をすることとなっておりますので,この場合,地方自治法の定めにより法人は県議会に対して経営状況の報告義務が課せられるとともに,予算の執行に関しましても,知事の調査権が付与されますことから,官民連携の信頼性は担保されるものと考えております。 また,県と28市町村間におきましても,負担金に関する協定の中でも進捗状況の報告などを定め,担保していくと説明を受けております。 続きまして,リスクマネジメントでございますが,現時点で新会社が加入を予定しております保険の補償期間につきましては,さきの答弁でもございましたが,最大休業3カ月,補償1億円までと説明させていただきましたけれども,さらなる追加補償の対応が可能なのか,もしくは別の保険商品に有利な補償内容が存在するかなど,今後新会社におきましてリスク発生の可能性や補償内容,保険料など,総合的に検討がなされるものと考えております。 また,新会社への行政負担が生じる可能性は激甚災害または家畜伝染病予防法に基づく家畜の殺処分や移動制限により,1年以上屠畜が滞り,運営赤字が累積した場合に限定されておりますが,将来にわたり行政に負担を求めることがないよう,新会社を設立する県やJAグループに対しまして,適切なリスク管理を求めてまいりたいと考えております。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) 保険というのは,保険金額を上げて保険料を払えば,何ぼでもつくれますこと,その面は御承知おきいただきたいと思います。 もう一点解せないのは,県とJAグループとの出資,同額の5,000万円で1億円の資本金としていますが,建物建設に対し県市負担は補助金,JAグループ負担は貸付金として新会社に金利負担が発生していることであります。 同額の出資にもかかわらず,JAには金利が利益として吸収され,やがて元金も回収できるひもつきではないかと,いぶかるものであります。ここに民間利益優先の事業をかいま見るものです。 運営赤字を懸念する事業であるならば,身を切る改革のあかしとして,JAの建設費負担分は食肉産業振興資金として県,市へ寄附,建物は全額補助金処理とする考え方もできると思いますが,所見をお伺いします。 ○議長(高木妙君) 高橋農林水産部長。 ◎農林水産部長(高橋尚裕君) JAグループから新会社への貸付金につきましては,竹内議員の御質問でもお答えをさせていただきましたけれども,施設の整備後,新会社へ寄附を,寄附金とした場合,多額の法人税が賦課されまして,本来の事業目的が達成できないおそれがあるため,最善の方法として貸付資金方式を採用したと説明を受けております。 また,県の説明によりますと,新会社はJAグループの連結子会社となる見込みで,親会社と参加グループの企業を単一の組織とみなす連結決算を行うとお聞きしておりますので,グループ全体として適切な資金の調達方法であると考えられますとともに,JAグループが新会社の経営に深く関与し,責任を担っていくものと認識をしております。 御質問のJA等から県,市が寄附を受け,施設整備費の全額を補助金で負担する御提案につきましては,施設整備費への負担方法の一つであろうかと思いますが,今回の負担スキームにつきましては,高知県新食肉センター整備検討会が取りまとめました新食肉センター整備の基本方針への意見に示された負担方法を基本として組み立てられたものでありますので,御理解をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) そもそも県と民,同額の出資で立ち上げた会社です。当該事業の負担の公平とともに赤字を出さないための利益配分の公平もはかるべきものと考えますが,連結決算であれば利益はJAが吸い上げることができるし,損失も補填できるということで,これはJAに任せてしまっていいのではないかというふうに思うところです。 しかし,また何よりも,企業の社会的役割,これは雇用と納税であることを肝に銘じておいていただきたい。特に行政に携わる皆さんは,これが大事なものです。そういうことでよろしくお願いいたします。 西敷地について伺います。 市長は西敷地の利活用について,土地の高度利用の方針に変わりはないということを繰り返し述べています。 その根拠として,都市計画マスタープラン2014の記述の一部を抜き取り,土地の高度利用が上げられているからとしています。では,都市計画マスタープラン2014の都心の土地利用について,全体としてどう掲げているのでしょうか。 都市計画マスタープランには,総論と各論があり,総論部分の土地利用方針に都心の商業・業務系の土地について,土地の有効利用,高度利用を進めという箇所があります。 ただ,その前段には,城下町の景観に配慮しつつという条件が付され,後段には,また,都市緑化の推進や観光との連携など,にぎわいの再生を図るとされています。 各論では,にぎわいと活力,都市交通,歴史と文化の風格,安全・安心の4つを基本方針として,土地利用の方針としては,高度利用の言葉はなく,都心にふさわしい歴史・文化を感じられるまちづくりを図るとし,市街地整備方針として商業・業務機能の高度化,都心居住,交通環境,日曜市とよさこい振興をうたっています。 つまり,都市計画マスタープランの都心の土地利用については,バランスのとれた土地利用を進めるという記述になっているということであります。 広場やイベント空間を整備することは,都市計画マスタープランなどの上位計画との整合性がなくなるという認識なのかどうか,伺います。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 都市計画のマスタープランなどの上位計画に基づき,土地利用の考え方を踏まえたまちづくりを進めていく場合には,それぞれの土地の立地特性やバランスを考慮した政策を進めていく必要があります。 西敷地につきましては,観光や文化施設,商業,教育ゾーンが交差し,結節する場所に位置しており,日曜市やよさこい祭りの本部競演場などとなります追手筋,またオーテピアの多目的広場にも接した貴重な市有地であります。 また,近距離に丸ノ内緑地と藤並公園があり,この2カ所の公園につきましては,市民の皆様や観光客の憩いの場としてリニューアル整備を行う予定であり,西敷地周辺には公園や広場の機能が十分に確保されることとなります。 中心市街地の非常に近接する場所に3カ所の公園や広場の整備は都市計画上からも立地特性やバランスから考えて,想定をしておりません。 西敷地につきましては,その立地特性を踏まえ,土地を高度利用していくことが中心市街地の活性化により効果が得られるものと考えており,利活用事業の基本方針に基づく活用を考えているところでございます。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) 昨日も細木議員が説明しましたけれども,都心の中の公園というのは今都心,都会の進めている事業です。その辺のセンスの問題だというふうに指摘をしておきます。 もう一点,バランスのとれた土地利用で一つお聞きしたいのですが,社会福祉会館ビル建設を断念されたと聞きました。今後,南別館の跡地について高度利用計画などがあるのでしょうか,通告をしていないので,お答えできなければ結構ですが,市長いかがでしょう。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 通告にはございませんけれども,南別館等につきましては,跡地については議会の御意見を聞きながら,今後の方針を決めていきたいと考えております。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) ありがとうございます。 当初予算に計上されている西敷地利活用事業に係るプロポーザル選定委員会報酬について,お聞きをします。 市長は今議会のこれまでの議論の中で,西敷地問題が次期市長選挙の争点になること,予算の執行は市長選挙後というスケジュールとならざるを得ないこと,そしてプロポの募集要領については,見直すことを表明されました。 募集要領の見直しについては,例えばということで,利活用する土地の面積,利活用期間などを上げられています。 計上されている予算を見ると,委員会は3回開催され,最後の1回は審査ということになるでしょうから,募集要領の見直し等について検討できるのは多くとも2回になります。 募集要領の見直しは,事務手続としては選定委員会にかけて確定されることになると思いますが,総務部長に伺います。 ○議長(高木妙君) 大野総務部長。 ◎総務部長(大野正貴君) プロポーザル方式を採用しました契約事務の手続について申し上げますと,プロポーザルの審査項目,審査の視点,配点,評価基準,これを定めた選定基準が記載をされております募集要領につきましては,主管課が素案を作成した上で選定委員会において決定をしていただくということにしております。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) 予算では,検討委員の就任依頼のために市の職員を事前に東京へ派遣する予算が組まれていますが,既にある程度の人選が行われているということと思われます。 まちづくりの専門家だと思いますが,首都圏では,先ほども申しました町なか広場を整備することも広がっていますが,公有地での80年定期借地で区分所有を認めて開発が進んでいるところもあります。 どういう立場の方を委嘱するかによって,募集要領の見直しの方向性が大きく変わることになると思います。もし市長の言うように,利活用期間を見直すということになると,短くするという検討とともに,長くする検討もあり得ることになります。 長くすることになると,再び市の公有財産規則を変えなければならなくなります。市長が議会への約束をたがえて,秘密裏に変更していたあの公有財産規則です。 市長の判断で簡単に決めることができる規則ではなく,大事な市有地の長期にわたる利用変更は,条例で議会の議決を必要にすべきだと指摘しておきます。 今議会で委員報酬予算が可決されれば,あとは委員の選定から委員会開催,そして業者決定まで一切の議会の関与はないことになります。再び議会は執行部に白紙委任することとなります。 少なくとも委員報酬予算は,募集要領の見直しの方向性が見きわめられる段階まで延ばすことが必要ではないでしょうか。そして,募集要領には,多くの面積を市が直営で運営管理する案も可能にすべきだと思います。 選定委員報酬予算について,市長も西敷地は市長選挙の争点となるというのであれば,先ほど西森議員も発言されています。当初予算から削減すべきだと思います。市長の見解をお伺いします。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 本事業につきましては,第2期の中心市街地の活性化の基本計画への登載事業であり,当該計画期間が終了します平成34年度までには事業の完成を目指したいと考えております。 高知市としましては,平成31年度に入りましたら,現行の基本方針を踏まえ,議会からの御意見もいただき,中心商店街や町内会連合会などの関係団体との協議を経て,公募型のプロポーザルの開催などの準備を進め,31年度内には事業者を選定するというスケジュールで検討をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) 今回の白紙撤回に当たり,市長は優先交渉権者と何度か直接話をされたとの答弁がありました。 市民の理解が得られないとの理由ですが,その前に優先交渉権者との間で基本協定締結の状況にあったのかどうかを,お聞きします。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 基本協定の締結に向けまして,優先交渉権者とは断続的に協議を行ってまいりましたが,連帯保証人や基本協定の,例えば解約等の考え方などの課題の整理について,その調整に時間を要していたところでございます。 この間,直接優先交渉権者と協議をする中で,選定過程を非公開としたことにより,結果的には市民の皆様,また議会の皆様よりさまざまな御意見を多く賜り,正式な手続を踏んで決定をされました優先交渉権者ではございましたが,風評被害を受ける結果を招いていること,事業に対する市民の皆様の御理解が深まっていないと感じていることから,高知市としましてはこのまま事業を進めることは困難だと判断をいたしまして,優先交渉権者の同意を得て再公募の手続に入ることとしたものでございます。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) もう何カ月もたっているんですよね。おかしいですよ。12月議会直前までは定期借地権の設定に関する議案は,やる気満々で会派説明に臨まれていましたが,ある会派の説明後,にわかにトーンダウンし,議案提案を見送りました。 理由としてるる述べていますが,新図書館西敷地における定期借地権の設定が議決事項になったことから,基本協定内容の再検討を行っておると本音を語っています。 そもそも西敷地利活用は,その事業者が持つノウハウや柔軟な発想で民間事業を実施してもらうことで,中心市街地の活性化を図る目的とするものであると市長は繰り返し答弁をしてきました。賃貸料や固定資産税の増収につながるとの前宣伝に呼応し,賛成する市民もありました。 しかし,定期借地権の設定が議決事項になったことにより,固定資産税の減免などを盛り込んだ市の持ち出しの多い都市機能立地支援事業の補助金を指摘され,事業者の自由な発想が使えなくなったというのが本音だとうかがえます。 定期借地権の設定が議決事項でなかったら,再検討の必要もなく,議会のチェックも入らず,ずさんな計画でもよかった。2つの補助金が使え,利益が享受できたのにとの嘆きが聞こえてくるようです。 優先交渉権は剥奪されてしかるべきものです。市長の責任は重大です。 議会のパソコンに,もし御参考になれば幸いですと,西敷地問題が気になっていますと題したメールがありました。緑のボランティアグループ森の中の高知駅の皆さんからのマンスリーレターで,興味深いものがありましたので紹介します。 東京2020オリンピック・パラリンピック会場の新国立競技場やマルシェユスハラ,高知県林業大学校の校長として本県ともゆかりのある建築家の隈研吾さんは,著書,僕の居場所の中でこう語っています。 一つの場所を占有し,環境を変えてしまうのが建築の宿命です。そういうある種の犯罪性を建築は持っているわけです。建築をつくるということの重さに気づかない,無神経性さに対して無性に腹が立つのです。全く同感です。 オーテピアの大きな建物,その横に民間活力で高層建築物を容認する50年間の定期借地権,目先の利益にとらわれた文化性のなさは,行政による高知市民50年の未来を閉ざす。歴史と風景,文化の冒涜であります。 その根源は,都市計画マスタープランに基づく中心市街地活性のための高度利用政策にほかなりません。施策提案の道筋を遡及,さかのぼっていけば,優先交渉権者にたどり着くもので,出来レースと言われるゆえんです。 小学校廃校前からたくらみぬ西の敷地の大学誘致,町のため市民のためと言うけれど我が田に水引く経済の人。季刊短歌雑誌海風に,短い言葉でわかりやすく表現されています。 西敷地は民主主義の問題です。民主主義をないがしろにする要因が決裁文書の偽造としてあらわれています。既に退職した幹部職員の印鑑が押された決裁起案書,その最終決裁への押印は明らかに市長のコンプライアンス違反,法令遵守の精神の欠落から来ているものと指摘せざるを得ないものであります。 しがらみという言葉があります。漢字変換すると,柵となります。市長の答弁は都市計画マスタープランで決まったこと,中心市街地のための高度利用,自分の言葉ではなく,同じ言葉の繰り返しです。自分の考えを語ることができない者は,同じ言葉を繰り返すしかありません。柵から出られない馬はぐるぐると同じところを回ります。堂々めぐりです。しがらみにとらわれる,この意味が実感として理解できました。 市民が理解をしていないとおっしゃる市長,どこで民意を知るのでしょうか。公募であっても,民間企業に占有権を与えることに変わりはありません。市民が自由に利用できる空間ではなくなるものです。西敷地,市民の広場がしがらみの中に捉えられているものです。絡みついたしがらみは,市民の力で取り除くしかありません。 西敷地は市民の広場とするか,民間企業のビル建設か,沖縄県民が辺野古米軍基地埋め立てに県民投票を行い,圧倒的な反対の民意を示しました。沖縄に倣い秋の市長選挙できっぱりと決着をつけようではありませんか。 市長には執行権があります。道の駅は電光石火のごとく進めたではありませんか。意思がなければ変更もできるのではありませんか。西敷地高度利用は岡崎市長が信念を持つ政策ならば,堂々と市長自身の言葉で決意をここで,この場で語ってしかるべきではありませんか。 あなた自身の手で,市長選挙で決着をつけることが市長としての責任ではありませんか,答弁を求めます。 ○議長(高木妙君) 岡崎市長。
    ◎市長(岡崎誠也君) 私の5期目をどうするかという御質問だと理解いたしましたが,後援会,支持者の皆様方とまだ御相談しておりませんので,御相談をして方針を決めていきたいと思います。 ○議長(高木妙君) 岡田泰司議員。 ◆(岡田泰司君) 後援会と相談をして,同じ言葉の繰り返しです。抜け出せないしがらみがそこに見えるのです。残念です。 少し時間が余りましたが,最後に季刊雑誌海風,2019年4月号掲載のノベルエッセーの一部を朗読させていただいて,最後の質問を終わりたいと思います。 春。西の広場に仙台屋桜が咲いている。その横の不粋な電線と電信柱が町なかに咲く桜の景観を台なしにしている。自治体の文化性の乏しさが嘆かわしい。電柱電線の地中化を図ることもプロポ採用の加点基準に入れるセンスが欲しいものだ。 町のため市民のためと言いつつ我が田に水引く経済人。自治体とのつながりをステータスに目先の利益を追求するローカルエコノミストたちの貧しい思考,名誉や肩書を求める欲得と保身を捉え,意のままに操る傀儡師。傀儡はかいらいと書きます。操り人形です。傀儡師とはその人形を操る人です。 そこが見えている。花冷えの夕暮れ,満開の桜を見上げ,ぽつりとつぶやいた男は,襟からバッジを外し,桜の根元へと放り投げた。それがころころと転がり,草むらの中に消えた。 2年後,緑の芝生がじゅうたんのように敷かれた西の広場。心地よい日差しの中,幾組かの家族連れやカップルがござを敷き,町なかの癒やしの空間を満喫している。周辺にはしゃれたオープンカフェが展開している。午後のコーヒータイムを楽しむ老夫婦や,談笑する恋人たちが見える。 イーゼルを立て,キャンバスに筆を走らせるベレー帽の老画家,スケッチブックを片手に似顔絵を描く若いアーティスト,ここはまるで芸術家たちのたむろするあのモンマルトルの丘の上にあるテルトル広場を想起させる。文化の薫り漂う広場に変貌している。 そういえば,隣のオーテピアにはパリのモンマルトル,ゴッホの部屋で2年間を過ごした画家,中西繁さんが寄贈された高知夕景が常設展示されているんだ。 行く春を惜しむようにちらちらと舞い落ちる仙台屋桜,駆け回る子供たち,その様子をじっと見守るユカとユウコの姿があった。 惜しまれて散る花びらに風情あり風吹くままに流るるもよし。 終わります。ありがとうございました。 ○議長(高木妙君) この際暫時休憩いたします。  午前11時49分休憩  ~~~~~~~~~~~~~~~~  午後1時0分再開 ○副議長(清水おさむ君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 中澤はま子議員。  〔中澤はま子君登壇〕 ◆(中澤はま子君) 質問戦も最後になりまして,平成の時代もあと3週間ほど残して終わります。また,今期最後の質問にトリを務めさせていただきますが,トリの質問に対しましては同僚議員の御配慮によるものと感謝いたします。新風クラブの中澤です。 質問に先立ちまして,去る3月2日に急逝されました我が会派の水口議員に対しまして,心より御冥福をお祈りし,市長を初め,執行部,そして議長を初め,議員の皆様,そして告別式に御参列いただきました多くの皆様方に,新風クラブを代表いたしまして,故人に成りかわりまして心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。 それでは,質問に入ります。 市長の政治姿勢についてお伺いいたします。 水口議員は,一昨年の8月13日,よさこい祭り最終日,中央公園のよさこい祭り演舞場で裏方として活動中倒れ,病院に搬送されました。 その後,病巣が発見され,そのまま闘病生活が始まりましたが,休むことなく議会活動,地域活動等に取り組んでおられ,私は時折体を休めるようにと助言をいたしましておりましたが,そのような中,1カ月ほど前に,水が飲めなくなった,ポカリスエットぐらいなら飲めると言いながら,3月1日の議会開会日には,気丈に都市再生調査特別委員会の委員長報告をいたしました。 議会が休憩に入ると,甘いお茶が飲みたい。寒くてたまらないと言いながら,持参の毛布に身を包み休まれており,帰宅するように勧めましたが,あと少しと言いながら最終まで務められ,笑顔で,じゃあね,議会質問頑張ろうねといういつもの挨拶を交わし,手を振って別れたその翌日に急逝しました。 同志として24年間過ごしてきた私にとりましては,羽の一部をもがれた感とともに,あの大きな体で少年のようにはにかみながら笑う姿が浮かび,涙したことでした。彼の穏やかな性格と人のよさ,お世話好きは皆の知るところであります。 私と水口議員は,今議会最終となるため,個人質問を予定しており,水口議員は昨年12月議会に引き続き,思いの強い西敷地利活用問題1点に絞り登壇を予定しておりました。 再公募と決定された後の,彼との話の中で,再プロポーザルにこのたび決定されたすばらしい内容を持つ最優先交渉権者が,時間の関係や,相手である高知大との関係のある中で再度応募してくれるだろうか,また手を挙げる事業者がほかにいるだろうかと大変不安視しておりました。 御案内のとおり,本市は民間事業者に市有地を貸し付け,その事業者の持つノウハウや柔軟な発想で民間事業を実施してもらうことにより,中心市街地の活性化を図ることとしておりますが,この根拠は平成19年当時の2003年度版マスタープランにおいて,西敷地のある都心の商業・業務系土地の利用として土地の高度利用を図り,商業・業務機能の高度化を推進すると位置づけており,新図書館西敷地利活用事業の検討経過を踏まえれば,再プロポーザルとした今回の市長判断を支持したいと思います。 このたびの優先交渉権者は,採算性の問題でプロポーザルに手を挙げる事業者が少ない中で,経済同友会のメンバーで長い期間研究,検討を重ね,手を挙げてくれたこと,そしてその提案者がプレーヤーになったと批判も一部ある中,風評被害にも耐えている,そんな応募者を評価するとし,この提案が実行されれば,飛躍的に中心市街地の活性化に寄与されると確信していると彼は話しておりました。同感であります。 今後,再プロポーザルに当たり,議会の協議を進めながら,平成31年度に中心商店街や町内会連合会などの団体の方々との協議を経て,プロポーザル選定委員会を設置し,原則公開による事業者の選定を実施するとの方針を示されましたが,今回のこの事業を展開するに当たり,後手後手であり,市長以下,執行部の手詰まり感は否めませんでした。 昨年の12月議会,西敷地の高度利用計画反対,広場にという反対コールの中,彼は体調の悪さを押して何かに駆り立てられたように長年の検討経緯に触れ,市有地の有効活用を望む声を上げたのは,自身が追手前小の出身者であり,平成19年に始まった追手前小と新堀小との統合問題が出発点であり,長い間取り組んできたという自負心のほかの何物でもなかったのではなかったかと思います。 このことに思いを強く残して急逝された水口議員に対し,残された者として言えることは,その遺志を引き継ぎ,中心市街地の活性化に同志とともに尽力することであります。市長に強く要請し,所見をお願いいたします。 平成31年度の予算案についてですが,中心市街地都市公園整備事業,丸ノ内緑地と藤並公園,2,500万円が計上されております。 この2つの公園は,高知城の近隣に位置し,西敷地のすぐ近くにあります。西敷地を広場にと思う方々の思いは,緑の広場や鏡川緑地で季節のよいときに時折見かける芝生の上で本を読んだり,昼寝をしたり,お弁当を広げたり,子供たちが遊ぶなど,そんなイメージを抱いておられるのではないかと思います。 私も今回の事業の経緯や目的,提案の中身を何も知らない一市民であったなら,広場がいいねと言われれば,公園のイメージを自分なりに膨らませたことでしょう。 本市は丸ノ内緑地の整備実施設計,藤並公園の整備基本計画に入るわけですが,市長が抱く公園のイメージとはどのようなものでしょうか。 また,実施設計や基本計画にアイデア募集などをするお気持ちはありますか。 過日,友人から,新宿のど真ん中に広場をつくるみたいなもんだねと言われ,別の友人は,市の土地をどうして民間に貸してマンションを建てるのかと今もって言われ,マンション,マンションとその宣伝は行き届いており,一度通ってしまう話を覆すことは,なかなか力が要るものです。 それでは,次に移りますが,平成8年12月,京都新聞が,宇治市議会女性正副議長が誕生,市町村議会で全国初,歓迎,戸惑い,反発もと報じた。時は流れまして,平成30年11月,新潟県内初,女性2人が正副議長,見附市議会という記事が新潟日報の紙面を飾った。 議長,副議長は男性が当たり前で,女性が選出されると珍しい。だから,このような記事になる。平成30年8月時点での本会調査では,全国の市議1万9,022人のうち女性は15.2%の2,888人,25年の13.5%から女性の割合は少しずつふえてはいるが,依然1割台である。 これは3月5日付の全国市議会旬報第2077号の記事であります。 私の初当選は,昭和58年の統一地方選であり,4党5人の女性候補が初めてそろい,全員当選した年でありました。超党派で女性センターの建設に取り組み,ソーレが平成11年に開館となり,女性行政のみならず,あらゆる人権学習センターとして日々活用され,成果も上げているところです。 本市議会の女性議員数は,昭和58年以降,常に5ないし6人,現在は議員定数が34人になり,比率は高くなりましたが,7人であります。 今期限りで引退される方は,亡くなられた水口議員,私を含め6人。その中で竹内千賀子議員と私が引退いたしますと,現女性議員は5人。現在出馬意欲を持たれている方は,現時点で1人の女性候補を含め44人と推定されておりますが,女性議員が渇望されている中,女性の政治参加,進出の厳しさが伺えます。 片や本市の女性職員の登用については,執行部席に女性をという願いもむなしく,現在でも山川こども未来部長1人だけであります。 聞くところによりますと,現在女性の課長級の割合が徐々にふえているとお聞きし,うれしく思ったところですが,各部局トップの座について仕事となると,なかなか個人の人生観もあることや,働く女性を取り巻く環境がまだまだ不十分なことなどから,意欲を持っていながら断念するということもあろうかと思います。 女性の登用については,市長も意識されているとのことですが,今後数字にあらわれることを期待いたします。 私は横山,松尾,岡崎市長とともに議員生活を送らせていただきました。各市長ともそれぞれに苦労されながら,個性と魅力ある市政づくりをされておられ,心から敬意を表したいと思います。 横山市長は,21世紀に向けた本市の都市発展の基礎づくりを進められる中,市民参加の市政を積極的に推進され,市民の心を心としての言葉を,たびたび質問戦の中で話されておりました。 仁淀川取水に尽力され,当時の中内知事を中心にして,井上伊野町長と横山市長が握手し,政治的決着を見た瞬間でありました。横山市長は,私たち5人の女性議員との懇談会をたびたび開催し,女性の視点を市政に反映させようと耳を傾けられました。細くてしなやかであっても,決して折れることのない柳のような方でした。 松尾市長は,平成10年に四国初の中核市を目指し,積極的な市政運営を展開されました。 そのような中,同年9月に記録的な集中豪雨,98豪雨に見舞われ,本市は甚大な被害を受けました。その後,今まで以上に防災事業に力を注ぐとともに,地方分権社会に向けた積極的な市政運営を展開され,力強くその取り組みを進められました。 プロ野球球団ダイエーホークス,現在のソフトバンクですが,高知キャンプ撤退の折には,涙声で挨拶をされたり,また高知出身の森小弁の子孫が星のごとくちりばめられているチューク州を議長として同行し,訪問した折には,その歓迎ぶりに感動され,涙するほど本当に涙もろい方でした。 積極姿勢が財政危機の一つの要因となり,岡崎市長には財政再建が大きな市政課題となりました。 財政再建に取り組む中,平成17年に土佐山,鏡,平成20年に春野町と合併し,市面積も倍以上となり,その守備範囲も広くなりました。本当にそれぞれに御苦労されたことと思います。 また,少子化に伴い,平成24年に御畳瀬小学校,25年に追手前小が閉校するなど,人口減少に歯どめがかからないのが現状です。子育て支援策や移住・定住対策など,あらゆる施策を講じられておりますが,さらなる取り組みが必要であります。南海地震対策も待ったなしであります。 沈着冷静の岡崎市長,市職員のころは委員会で答弁をするとき,淡々とされておりまして,今と変わりません。 しかしながら,市長となると政治家ですから,時には熱く,強く語ることが大切なのではないかと思います。市長の御所見をお伺いして,第1問といたします。 ○副議長(清水おさむ君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 段々の御質問をいただきましたので,順次お答えを申し上げます。少しお時間を賜りたいと思います。 3月9日に故水口晴雄議員さんの告別式が行われまして,私も参列をさせていただきました。 議会を初め,さまざまな分野の方々,各業界の皆様方,また水口議員さんは近藤議員さん等とともに長年保護司をされておられましたので,保護司の皆様方,水口さんの最期のお別れにそれぞれの多くの方々が来られておりまして,改めまして水口さんが幅広く皆様方に慕われていたという思いを強く感じたところでもございます。 水口晴雄議員さんの御功績と人柄をしのび,心からの御冥福をお祈りいたしたいと思います。 議員さんにつきましては,先ほども御質問がありましたとおり,中心市街地の活性化,特にまた商業の振興を含めて非常に生涯を通じて熱心に取り組まれておられまして,平成7年に初登壇以来,6期24年間にわたりまして非常に御尽力を賜りました。 また,よさこい祭りの振興にも熱い思いがありまして,いつも中央公園でお会いをしておりましたので,ことしの夏に中央公園でお会いができないということは,我々も非常にさみしく思います。 御質問にありましたように,追手前小学校と新堀小学校の統廃合,地元の出身議員さんといたしまして,旧追手前小学校の統合に御尽力をいただき,オーテピアの完成に非常に大きな御功績がありましたので,そのことにも感謝をしております。 西敷地につきましては,追手前小学校と新堀小学校の学校の統合によって生み出されました貴重な市有地であり,中心市街地の活性化を図る意味でも,さまざまな機能を配置するにふさわしい立地特性を有しておりますので,都市計画のマスタープランの目的を踏まえまして,中心市街地の活性化に寄与する機能を整備したいと考えております。 今般,優先交渉権者から御提案をいただきました事業につきましては,一度白紙に戻りましたが,大学の参画によりまして,学生から例えば大学の社会人枠のシニア世代まで,多様な学びをされておられます世代間を通じまして,商店街,また中心市街地の新しい発展につながることを期待しておりましたので,事業実施が白紙に戻ったことについては残念に思っております。 平成31年度の実施予定の再公募に当たりましては,中心市街地の活性化に効果的な事業につきまして,民間の方々が持っておられますノウハウや柔軟な発想のもとで,自由ですぐれた御提案をいただけることを期待するところでもございます。 中心市街地の活性化をさらに図っていくというこの事業の取り組みは,水口議員さんも生涯をかけて目指してこられましたにぎわいと活力のある高知市,この事業にもつながるものであり,議会の御意見をいただきながら,各種団体との協議を経て再公募に向けました条件設定などについて検討した上で,再公募の手続に入りたいと考えておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 続きまして,丸ノ内緑地と藤並公園の関係の御質問にお答えを申し上げます。 丸ノ内緑地,藤並公園につきましては,高知城や高知城歴史博物館,日曜市,ひろめ市場など,中心市街地の観光スポットに近接をしておりまして,高知県管理の高知公園とともに,緑豊かな緑地,公園として,市民の皆様方,また最近観光客がふえていますので観光で訪れた皆様方にも,広く御利用をいただいております。 しかしながら,両公園は開設以来,ほぼ半世紀の長期間が経過をしておりまして,公園としての老朽化が進み,リニューアルとしての再整備が必要となっておりますので,第2期の中心市街地の活性化基本計画の施策として位置づけまして,中心市街地の西エリアの確保された既存の緑地空間を,市民の皆様や観光に訪れた方々の憩いの場となる公園・広場機能としてリニューアルを目指しております。 丸ノ内緑地及び藤並公園につきましては,現在再整備の構想を策定しているところであり,また委員会で御報告させていただきますが,課題としまして丸ノ内緑地は文化財保護法によります国指定史跡の高知城跡の区画の中にありますので,整備を行う際には,土の中を掘削ですか,掘削を伴う現状変更行為については一定規制が入ります。 また,藤並公園につきましては,埋蔵文化財の包蔵地の範囲内でありますので,整備に当たりましては事業計画書の提出が求められ,文化財の取り扱いについて高知県の教育委員会から指示を受けることになります。 また,現在の丸ノ内緑地,藤並公園の中には,例えば市制100周年の記念植樹や自由の広場,五輪の花壇等の施設,またモニュメント等,幾つか御寄贈をいただいて整備をしたものがございますので,これらを踏まえた整備計画が必要になります。 これらの課題を整理した上で,歴史,文化,風景等と一体的な調和を図り,現在の施設機能を維持しながら,市民の皆様や観光で訪れる皆様方の回遊性の向上やにぎわいの創出,安らぎや憩いを提供できる芝生の広場,またイベント等に開催できるスペースを確保することなど,多面的に御利用していただける公園緑地を整備したいと考えております。 この公園整備につきましては,先ほどの文化財のいろいろな規制が少しかかるということを想定しておりますので,現時点で広く,例えば公園のアイデアを募集する手法は,今のところ想定しておりませんが,市民の皆様を初め,有識者の方々,議会や関係団体の皆様方からの御意見をお聞きするとともに,文化庁や高知県教育委員会と協議を重ねて,事業実施に向けた検討を進めてまいりたいと思いますので,また市議会からも広く御意見を賜りたいと思います。 続きまして,女性の活躍についての御質問にお答えを申し上げます。 まず,ソーレですけれども,質問議員さんを初め,関係者の皆様方,また女性議員の皆様方の御協力を得まして,高知県と共同でこうち男女共同参画センターソーレを開設しまして,今年度はちょうど20周年の節目の年を迎えました。 20周年の節目の式典には,尾崎知事とともども出席をさせていただきまして,それぞれお祝いを述べさせていただきました。 このソーレにおきましては,パソコンやインターネット講座等によります女性の就業支援を初め,また女性の方々がそれぞれさまざまなスキルアップを行える講座,またエンパワーメント講座などを開館当初から継続して実施をしまして,特に女性の皆様方の就業支援に力を注いでまいりました。 この間,平成17年に市民の誰もが真に豊かで幸福な人生を送ることができる社会の実現を目指して,男女がともに輝く高知市男女共同参画条例を制定しております。 一方で,一定の成果はございますけれども,依然として男性は仕事,女性は家事,育児といった性別的な役割分担の考え方が根強く残っておりまして,働く方を希望しながらも,就業できていない女性の方々も数多くおられます。 このことを踏まえまして,政府におきましては,平成27年に女性が個性と能力を十分に発揮し,活躍することで,男女の人権が尊重され,女性の職業分野における活躍を促進するという目的で,女性活躍推進法,これが平成27年に制定をされておられます。 それまでに制定されました次世代育成支援対策推進法,仕事と家庭の両立を目指すということで,この2つの法律でさらに女性の社会参画を後押ししているところでもございます。 御質問の中でも,女性議員さんの比率というのがございました。いわゆる女性の参政権,これが一番重要でございますが,高知で始まりました楠瀬喜多さんの活躍によりまして,女性の参政権が認められて70年たちますが,国会,地方議員ともに女性議員さんの割合は約10%台にとどまっておりまして,海外諸国の中でも極端に低い割合となっております。 このため,議員立法でありましたが,平成30年5月に国や地方の選挙で候補者数をできる限り男女均等にするよう政党に求める,政治分野における男女共同参画の推進に関する法律,略しまして候補者男女均等法,これが議員立法で成立をしております。 高知県内で初めて中澤議員さんが女性議長として御活躍をされまして,現在は高木議長さんなど,多くの女性議員の方々が熱意を持って市民の皆様の視点に立ち,献身的な活動をなされ,市政の発展に御貢献をいただいておりますことに敬意を表します。 まだ活躍の場を得られずに,そのスキルを埋もれさせている女性の方々が多くおられる現実がありますので,この法律の施行によりまして,女性議員の皆様方の裾野が広がり,多様な人材が輩出されることを期待しております。 次に,高知市の管理職の女性の登用を少し数字で申し上げますが,まず課長級の女性の比率については,平成25年当初で9.3%でございましたが,30年4月の段階では5ポイント上がりまして14.7%ということになっております。 まだまだ低い状況にありますが,次の課長を担うこととなる例えば係長,課長補佐級の女性職員の比率は,平成25年で29.5%,30年4月では37.5%ということでございますので,係長,課長補佐級の比率が上がってきていますので,今後とも女性職員の活躍の場が広がってくるものと考えております。 高知市職員のうち,約4割が女性でございますので,引き続き女性職員がその特性を生かしながら生き生きと活躍ができますように,適材適所で女性の皆様方の登用を考えていきたいと思っております。 最後になりますが,私の大先輩でもございます横山市長,松尾市長の時代とともに,私自身のこれまでの取り組みに関する御質問をいただきました。 私が高知市役所に入庁しましたのは,昭和50年でございまして,最初の職場が福祉課のケースワーカーでございまして,非常に勉強になりました。 ちょうど坂本市長の3期目の最終の任期の場ということでございまして,入庁してすぐでございましたが,100年に一度と言われます台風5号の被害が発生をしまして,同僚職員とともに避難所で連日泊まり込んで,被災者の対応に当たったことを,きのうのようによく覚えております。 100年に一度の台風と言われましたので,しばらくは来ないものと安心しておりましたが,翌年の昭和51年にさらにもっと大きい台風17号の襲来によりまして,高知市内がほぼ水没をしまして,当時の坂本昭市長が非常事態宣言をするという,過去に歴史上なかったような大災害となりました。 このときの体験が私の行政の原点ともなっておりまして,福祉と防災を中心とする市民の命と財産を守る,このことが私自身の大きな命題となっておりまして,市長に就任をさせていただきましてから,さらにこの思いは強くなってきております。 任期途中で坂本昭市長が倒れてしまいましたので,その後,昭和53年から横山市長が登壇をしてきております。 市民の心を心としてという後世に残ります理念をもとに,人間都市高知の建設を目指し,前市長から引き継いだ,コミュニティなどの市民参画を積極的に進めるとともに,各学校が相当木造で老朽化しておりましたので,鉄筋構造物に建てかえる,学校施設の全面的な建てかえ,防災,福祉行政など,高知市の発展の礎を築かれました。 横山市長のころ,私は庶務課にずっと在籍をしておりまして,その後,財政課に私も異動しましたが,横山市長の市民の心に寄り添う理念ということを直接触れることができておりまして,その点感謝をしております。 横山市長は非常にお人柄がよく,その反面,芯の強い,非常に議員さんは柳のようにという御表現でしたが,私は竹のようにしなやかで強いという印象を,すごく持っておりました。 そして,その横山市長の後任として松尾市政が平成6年に誕生いたしました。 これまでの間,昭和50年,51年,そしてその後の台風災害で高知市の重点が防災対策に重点を置かれておりましたので,反面,都市の基盤整備がかなりおくれました。そこを松尾市政になりまして一挙に取り戻すということで,新たな社会資本の整備と産業振興が柱となりまして,元気都市高知の挑戦が始まっております。 松尾市政のもとでは,3つの区画整理事業,また道路街路の整備,防災対策,また,かるぽーとなどの文化スポーツ,平成14年の高知国体,さまざまな社会資本整備を積極的に進められてこられました。 松尾市長の平成10年のときに,四国で初めて高知市が中核市に入りましたが,そのときに98豪雨の甚大な被害が発生をしました。 この98豪雨の被害を受けまして,非常に東部地域はほぼ水没するという未曽有の豪雨でございましたので,集中豪雨災害対策特別委員会が議会に設置をされまして,御質問のありました中澤議員さんが委員長に就任をされましたので,この98豪雨の被害を受けた政府への陳情書を直ちにつくり上げなければいけないと思いのもとで,我々は徹夜で作業を行いまして,陳情書をつくり上げ,翌日無事に政府に届けることができたことは,今でも非常に鮮明に覚えております。 松尾市政のころ,財政を担当させていただいておりましたので,やはり一挙に事業が進んだ関係で,財政再建というものが非常に大きなテーマとなりました。 平成15年11月の市長選挙で思いもかけず,市民の皆様方の御信任をいただきまして,先ほど申し上げました市民の皆様方の命と財産を守ることを,その職責といたしまして,市政を担わさせていただいておりまして,議会の皆様方を初め,市民の皆様方に感謝を申し上げております。 しかしながら,就任直後,まず政策を展開する上で一番大事なのは財政再建でございましたので,財政再建を1期目から最優先で取り組んできてまいりました。 その間,議会,また市民の皆様方にさまざまな予算上の制約がありましたので,その点は申しわけなかったと思っております。 1期目の平成17年1月1日に土佐山村,鏡村とそれぞれ合併をさせていただきまして,今の,環境が非常に豊かな高知市が誕生しております。 また,2期目には,平成20年1月1日に春野町と合併をさせていただきまして,農業の産出額が高知県でトップに躍り出ることができ,都市部,中山間地域,田園地域で構成します今の35万都市高知市を築き上げることができましたので,関係する皆様方に感謝を申し上げたいと思います。 政策的には,自主・自立のまちづくり,活力あるまちづくり,安心・安全のまちづくりを3本の柱に掲げて精力的に取り組んでまいりました。 平成23年から3期目に入りますけれども,このときに3・11の東日本大震災が発生をしまして,改めて南海トラフ地震の危機感を痛感いたしまして,安全な高知市を次の世代にしっかりとバトンタッチをしていかなければならないという思いを強くいたしまして,尾崎県知事とともに,この高知県を守るという強い思いを抱きながら,南海トラフ地震対策を中心に対策を急ピッチで仕上げてきているところでもございます。 また,人口減少の中で連携していく重要さということが非常に直前に迫ってまいりましたので,れんけいこうち広域都市圏という新しい枠組みをつくり上げているところでもございます。 国の方向が少し後から追いついてきましたが,我々のやった方向性というのは間違っていなかったというふうに感じております。 この間,一貫しまして職員時代から市民の命と財産を守るということは,私としてもその命題でございますし,たとえ誰が市政を担うことになりましても,常に高知市政の一番の根幹であるという思いを強く持っております。 私たちが進むべき未来については,将来の南海トラフ地震や人口減少など,難しい課題が立ちはだかっていますけれども,夢と希望,そして勇気を持って,庁内一丸となって取り組んでいくというのが高知市政には必要だと考えております。 以前,議員さんは一人で見る夢は夢にすぎない,しかしみんなで見る夢は必ず実現されるという言葉を紹介されていたときがありました。 その言葉に思いをはせまして,次の世代へ確実につないでいくとともに,高知県の県都としまして市民の皆様とともに夢を描き,勇気と希望を抱いて歩みを進めていく,そのことが高知市政の大切な役割であるということを,しっかりと市政の中でも生かしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(清水おさむ君) 中澤はま子議員。 ◆(中澤はま子君) どうもありがとうございました。 過日,ある地元紙の記者さんから,僕が6歳のときから議員をやっているんですねと言われました。はっと思いましたね。 それと,過日,尾崎知事が,僕は中学のときに自転車を踏みながら通学していたときに,中澤議員のポスターをよく見かけましたと言われました。 それともう一点は,息子が,出馬したとき4歳でありまして,私が街頭で演説してましたらね,幼稚園から飛び出してきて,スカートの裾を引っ張りながら,お母さん,何しゆうがと,こう言われたときは,あっちへ行ってという感じでしたけれども,本当にその子がもう40歳になりまして,2人の子持ちになりました。 この36年間というのは本当に長い年月だったなあと。しかしながら,私たち議員は1期4年というのが勝負でございまして,4年,4年というふうに人生を区切りますと,本当にその月日の長さというのが早いんです。月日があっという間に過ぎます。 36年間の議員活動を御支援,御支持いただきました皆様にこの場をおかりして,心より感謝を申し上げたいと思います。 また,この間には同僚議員の御支持を賜りまして,2度議長を務めさせていただきました。平成24年の2度目の議長のときは,全国の中核市議会議長会会長として務めさせていただき,あのときは深瀬議員が副議長さんでございました。 他都市の議長さんとともに国への陳情活動を初め,情報交換や懇談をするなど,中核市としての連帯感を強めた1年でもありました。 たくさんの懐かしい思い出が目を閉じますときのうのごとく浮かんでまいります。楽しかったこと,苦しかったことが去来いたします。 中でも平成7年に新風クラブを故水口議員ほか同志とともに結成したことであります。新風とは,絶えず新しい風を市政に送るということから命名し,鳥の目と虫の目を持ちながら,イデオロギーにとらわれず,ひたすら市民の幸せを追求する政策集団として歩み始めました。 この間,会派の同僚議員とともにさまざまな政策提言をしてまいりましたが,実現した政策も多くありました。市民のニーズは多様ですので,個々の行政課題は議員個人で対応することはもちろんのことですが,会派として取り組むことの重大さと大切さを,身をもって経験いたしました。 市長を初め,執行部の皆様には,地方創生のもと,高知市民の幸せを追求しながら,高知県全体をリードし,さまざまな施策を展開し,全国のモデルとなるよう,高知市をさらに発展飛躍させていただきますよう,長年の感謝の気持ちを添えてお願いしておきます。 議員の皆様には,議会と執行部はよく車の両輪とも言われますが,執行部とともに汗を流し,高知市の発展に尽力をされるよう,祈念いたします。 4月には厳しい試練がございますが,全員この場に戻ってこられますよう,心からお祈りいたします。 最後の質問となりましたので,質問よりも思いの強い登壇となりましたが,故水口議員とともに最後の御挨拶といたします。ありがとうございました。 ○副議長(清水おさむ君) 以上で,通告による質疑並びに一般質問は終わりました。 これにて質疑並びに一般質問を終結いたします。 ただいま議題となっております市第1号議案から市第59号議案までについては,お手元に配付してあります議案付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  ────────────────  第468回高知市議会定例会議案付託表 予算決算常任委員会市第1号 平成31年度高知市一般会計予算市第2号 平成31年度高知市卸売市場事業特別会計予算市第3号 平成31年度高知市国民健康保険事業特別会計予算市第4号 平成31年度高知市収益事業特別会計予算市第5号 平成31年度高知市駐車場事業特別会計予算市第6号 平成31年度高知市国民宿舎運営事業特別会計予算市第7号 平成31年度高知市産業立地推進事業特別会計予算市第8号 平成31年度高知市土地区画整理事業清算金特別会計予算市第9号 平成31年度高知市へき地診療所事業特別会計予算市第10号 平成31年度高知市農業集落排水事業特別会計予算市第11号 平成31年度高知市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算市第12号 平成31年度高知市介護保険事業特別会計予算市第13号 平成31年度高知市後期高齢者医療事業特別会計予算市第14号 平成31年度高知市水道事業会計予算市第15号 平成31年度高知市公共下水道事業会計予算市第16号 平成30年度高知市一般会計補正予算市第17号 平成30年度高知市国民健康保険事業特別会計補正予算市第18号 平成30年度高知市収益事業特別会計補正予算市第19号 平成30年度高知市国民宿舎運営事業特別会計補正予算市第20号 平成30年度高知市産業立地推進事業特別会計補正予算市第21号 平成30年度高知市農業集落排水事業特別会計補正予算市第22号 平成30年度高知市水道事業会計補正予算市第23号 平成30年度高知市公共下水道事業会計補正予算市第24号 消費税法等の改正に伴う関係条例の整備に関する条例制定議案市第29号 高知市春野農業用水送水施設等保全基金条例を廃止する条例制定議案 総務常任委員会市第25号 高知市報酬並びに費用弁償条例の一部を改正する条例議案市第26号 高知市長等の給与,旅費等に関する条例の一部を改正する条例議案市第27号 補助金等の交付に関する条例の一部を改正する条例議案市第28号 高知市財産条例の一部を改正する条例議案市第30号 高知市人権尊重のまちづくり条例制定議案市第47号 包括外部監査契約締結議案市第50号 高知市新庁舎オフィス家具区分一般職員用机購入契約締結議案市第51号 高知市新庁舎オフィス家具区分スチール書庫等購入契約締結議案市第52号 高知市新庁舎オフィス家具区分一般職員用椅子購入契約締結議案市第53号 高知市新庁舎オフィス家具区分カウンター購入契約締結議案市第54号 高知市新庁舎オフィス家具区分会議椅子購入契約締結議案市第55号 高知市新庁舎オフィス家具区分会議テーブル購入契約締結議案市第56号 高知市新庁舎オフィス家具区分軽量棚等購入契約締結議案市第57号 高知市新庁舎建設工事請負契約の一部変更議案市第58号 高知市新庁舎建設電気設備工事請負契約の一部変更議案 経済文教常任委員会市第37号 高知市国民宿舎条例の一部を改正する条例議案市第38号 高知市中央卸売市場業務条例の一部を改正する条例議案市第39号 高知市公設水産地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例議案市第40号 高知市人・農地プラン検討委員会条例の一部を改正する条例議案 建設環境常任委員会市第36号 高知市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例議案市第41号 高知市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例議案市第42号 高知市河川法施行条例の一部を改正する条例議案市第43号 高知市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例議案市第44号 高知市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例議案市第45号 高知市水道布設工事に係る監督者の配置及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例議案市第46号 相互救済事業の委託について市第48号 市道路線の廃止に関する議案市第49号 市道路線の認定に関する議案市第59号 調停の申立てについて 厚生常任委員会市第31号 高知市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例議案市第32号 高知市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案市第33号 高知市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例議案市第34号 高知市幼保連携型認定こども園以外の認定こども園の認定の要件を定める条例制定議案市第35号 高知市国民健康保険条例の一部を改正する条例議案  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △請願,陳情の付託 ○副議長(清水おさむ君) 本日までに受理した請願,陳情は,お手元に配付の請願,陳情文書表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたしましたから報告いたします。  〔請願,陳情文書表は356ページに掲載〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(清水おさむ君) 以上で,本日の日程は全部終了いたしました。 3月25日午後1時再開いたします。 本日はこれにて散会いたします。  午後1時42分散会...