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12月15日-05号

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  1. 高知市議会 2010-12-15
    12月15日-05号


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    平成22年第424回12月定例会 第424回高知市議会定例会会議録第5号━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第5号 平成22年12月15日(水曜日)午前10時開議第1 市第117号 平成22年度高知市一般会計補正予算 市第118号 平成22年度高知市下水道事業特別会計補正予算 市第119号 平成22年度高知市中央卸売市場事業特別会計補正予算 市第120号 平成22年度高知市国民健康保険事業特別会計補正予算 市第121号 平成22年度高知市収益事業特別会計補正予算 市第122号 平成22年度高知市農業集落排水事業特別会計補正予算 市第123号 平成22年度高知市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算 市第124号 平成22年度高知市介護保険事業特別会計補正予算 市第125号 平成22年度高知市後期高齢者医療事業特別会計補正予算 市第126号 平成22年度高知市水道事業会計補正予算 市第127号 高知市火災予防条例の一部を改正する条例議案 市第128号 高知点字図書館事業振興基金条例制定議案 市第129号 高知市暴力団排除条例制定議案 市第130号 指定管理者の指定に関する議案 市第131号 指定管理者の指定に関する議案 市第132号 指定管理者の指定に関する議案 市第133号 指定管理者の指定に関する議案 市第134号 支払督促の申立てについて 市第135号 調停の申立てについて第2 市第136号 和解に関する議案  ────────────────  本日の会議に付した事件日程第1 市第117号議案から市第135号議案まで日程第2 市第136号和解に関する議案  ────────────────  出席議員1番 細木  良君  2番 はた  愛君3番 深瀬 裕彦君  4番 長尾 和明君5番 迫  哲郎君  6番 林  昭子君7番 岡崎 邦子君  8番 浜田 りえ君9番 竹内千賀子君  10番 川村 貞夫君11番 下本 文雄君  12番 下元 博司君13番 田鍋  剛君  14番 岡崎  豊君15番 土居ひさし君  16番 上田貢太郎君17番 岡田 泰司君  18番 江口 善子君19番 浜田  拓君  20番 近藤  強君21番 浜辺 影一君  22番 今西  清君23番 西森 美和君  24番 高木  妙君25番 平田 文彦君  26番 野村 栄一君27番 氏原 嗣志君  28番 高橋 正志君29番 山根 堂宏君  30番 和田 勝美君31番 竹村 邦夫君  32番 吉永 哲也君33番 戸田 二郎君  34番 寺内 憲資君35番 中野 城久君  36番 水口 晴雄君37番 西村 和也君  38番 岡崎洋一郎君39番 島崎 利幸君  40番 吉田 哲男君41番 岡村 康良君  42番 福島  明君43番 浜川総一郎君  44番 中澤はま子君  ────────────────  説明のため出席した者      市長      岡崎 誠也君      副市長     吉岡  章君      副市長     安藤 保彦君      財務部長    舛田 郁男君      総務部長    中澤 慎二君      市民協働部長  近藤 昭仁君      健康福祉部長  岡林 敏行君      健康福祉部理事 堀川 俊一君      環境部長    明神 公平君      商工観光部長  古味  勉君      農林水産部長  水口 俊智君      都市建設部長  海治甲太郎君      教育委員長   野本 明美君      教育長     松原 和廣君      水道事業管理者 木藤 善治君      消防局長    高橋 政明君      監査委員    宮本 光教君      財政課長    橋本 和明君  ────────────────  事務局職員出席者      事務局長    関  文雄君      庶務課長    近澤 伸子君      議事調査課長  弘田 充秋君      庶務課長補佐  永森 芳和君      議事調査課長補佐島田 和子君      秘書係長    上山由加里君      議事係長    山崎 敬造君      委員会係長   尾崎 美世君      調査係長    宮村 裕子君      書記      池上 弘倫君  ~~~~~~~~~~~~~~~~  午前10時0分開議 ○議長(水口晴雄君) これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(水口晴雄君) この際諸般の報告を事務局長からいたします。 ◎事務局長(関文雄君) 御報告いたします。 市長から議案の提出がありました。 市第136号議案でありますが,内容につきましては,印刷してお手元に配付してありますので,朗読を省略させていただきます。 以上でございます。  ────────────────              22重財第112号            平成22年12月15日高知市議会議長 水口 晴雄様         高知市長 岡崎 誠也     追加議案の提出について 下記の議案を市議会に追加提出します。         記市第136号 和解に関する議案  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 市第117号議案から市第135号議案まで ○議長(水口晴雄君) 日程第1,市第117号議案から市第135号議案までを一括議題といたします。 これより質疑並びに一般質問を行います。 通告がありますので,順次発言を許します。 竹村邦夫議員。  〔竹村邦夫君登壇〕 ◆(竹村邦夫君) おはようございます。朝晩めっきり寒くなってまいりましたので,皆様どうぞ風邪を引かないようにしていただきたいと思います。また,きょうは若い人が大勢来ていただいておりますので,頑張っていきたいと思います。高知の将来のために頑張ってまいります。 それでは,新風クラブの竹村邦夫でございます。第424回高知市議会定例会に当たり,通告に従い個人質問をさせていただきます。 初めに当たり,市長の政治姿勢について,財政問題を絡めて市長にお伺いします。 私は,平成19年4月に初めて市民の皆様のおかげをもって当選させていただき意気揚々と議会に臨みましたが,当時の執行部から20年度の予算を組むには90億円ほど足らないとの話があり,びっくりした記憶があります。20年度は何とか予算が組めたようですが,その後,21年度から25年度の5年間で約300億円財源が不足するとの話が巻き起こりました。要因は,三位一体改革による急激な地方交付税の削減と,過去の公共投資で膨れ上がった借金による返済金の増大によるものとのことでありましたが,特に借金については,国も含め日本全体が大変になっていることを,先月7日にNHKのスペシャル番組で放映された「862兆円借金はこうして膨らんだ」を見て納得した次第であります。 今年度末の国と地方の借金は推計862兆円で,毎秒約130万円ふえております。国民1人当たりに換算すると700万円ほどであるとのことでした。この巨額の借金の要因の一つに,昭和40年度から発行されてきた赤字国債の発行が挙げられ,財政規律上から法で発行が禁止されているにもかかわらず,当座の財源不足をしのぐために特例で認めたところ次第に歯どめがきかなくなって,赤字国債という麻薬を打たなければ国も地方も存続できない状態になっているということです。 高知市も,災害対応や中核市としての基盤整備に向けて,過去の国の経済対策等を積極的に受け入れてきたことから借金が雪だるま式にふえ,三位一体改革地方交付税が大幅にカットされた時点で突然死寸前だったわけですが,近ごろの地方への交付金等のばらまき政策によって奇跡的に何とか一命を取りとめているというところでしょうか。 国は,税制改革と歳出抑制を柱とした財政再建に取り組んでいかなければ,この麻薬中毒の状態から抜け出せないと言われており,早速,財務省サイドから来年度の地方交付税を1.5兆円削減しようとする動きも出てきています。国のひもつき補助金一括交付金化では,地方の自由度が高まるとのことで,削減効果が生じると総額圧縮の方向性も出ているようにお聞きしております。 まだまだ予断が許されない状態ですが,岡崎市長は,こういった見通しがきかない国と地方の極めて厳しい財政環境を乗り切り,未来を切り開いていく自信がおありでしょうか。自信があるとするならばその根拠もお聞きします。 また,岡崎市長は本市の財政再建を在任中の最大の課題ととらえ,遅くとも平成25年度までには財政再建を果たすと明言されていたと思いますが,きちんとそれを見届けられ,御自身の成果とする決意がおありなのでしょうか,そのこともあわせてお聞きいたします。 次に,観光についてお尋ねをしてまいります。 2010年NHK大河ドラマに「龍馬伝」の放送が決定したといううれしい知らせが飛び込んではや一年になりました。龍馬伝が放映される中,全国の龍馬ゆかりの地においてさまざまなイベントがとり行われ,大いに盛り上がった一年でした。 坂本龍馬は,天保6年11月15日,土佐の国高知城下本丁1丁目に郷士坂本八平の次男として生まれ,幼少年期は泣き虫であったが,剣術修行をするうちにたくましくなってきたとされております。在郷当時は河田小龍に教えを受け,また江戸で幕臣勝海舟に出会うことによって大きく成長していき,幕末の時代に,私欲を捨て日本のためにと熱い心で奔走していきました。また,出会う人に影響を及ぼし,大政奉還に貢献するとともに,武士の時代から近代社会への変革という日本の夜明けをなし遂げ,明治の基礎をつくった偉人です。 龍馬伝のラストシーンは,多くの方々が涙なしには見られなかったと思います。喜びと期待のうちに,気がつけば龍馬伝の放送は先月11月28日,龍馬暗殺によって幕がおりました。龍馬伝を見るにつけ,私自身考えさせられるところがたくさんありました。龍馬伝は,低迷していた高知市の観光を押し上げ,経済効果も期待以上でありました。 そこでお尋ねしますが,本市は,龍馬伝終了後,観光客の入り込みなどが落ち込むと予想される中,来年度どのような観光施策をとっていくつもりなのかをお聞きいたします。 次に,登壇で何度となく訴えてきました桂浜渋滞対策についてお聞きいたします。 ここ数十年,ゴールデンウイークにはいつも桂浜線渋滞を目にしてまいりました。その折,何台も県外ナンバーの車が目的地に着けずに引き返す姿を見ました。観光に携わる者として心が痛んでおりました。しかしながら,その悲願が,今回県,市,警察が一体となって対応していただいた結果,初めて大成功をおさめました。本当に感謝をしております。 また,旧桂浜線を封鎖することによって,地域住民の安心と安全が今回初めて実現できたことは大変喜ばしい限りであります。今回の決定に至るまでの市当局並びに関係者の皆様の御努力に対し,心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。さらに,当日連絡バスにてボランティアをいただいた方々に,この場をかりて御礼申し上げます。もちろん,地域住民を初め観光客の皆様が大いに満足されたとお聞きしております。 過日,ゴールデンウイーク桂浜渋滞対策を視察に参りました。その折,今までは一台も見かけなかった観光バスが,桂浜駐車場ゴールデンウイークに何台も見られたことは大変喜ばしく思いました。その経済効果は大変なものだったと思います。 そこで,お尋ねします。 観光振興課としては,桂浜線渋滞対策の分析を行っていると思いますが,どのような分析をされたのか。また,分析を踏まえ,来年度の対策も検討されたことと思いますが,来年度のゴールデンウイーク及び盆時期に向けての渋滞対策の方向性をお伺いします。 続いて,桂浜公園内サービスエリアについての問題と課題解決についてお伺いします。 本年4月に闘犬センターにより行われた増築問題に関しましては,本来都市公園法に基づく許可が必要にもかかわらず,許可を得ることもなく行われた増改築に原状回復を命じ,当初の期間の延長はあったにせよ,7月には原状回復がなされたことは,この件に関する高知市の対応は公正な対応として大変評価をしております。 しかしながら,新聞報道によりますと,その際に問題となったバス乗務員等無料休憩所として高知県交通に設置許可をしている施設は,実際には闘犬センター展示スペースとして使用されており,許可された設置目的と異なっているのが現状であり,こうした問題などについて,協同組合桂浜公園土産品センターなどから要望書が高知市に対して提出されているとのことです。 そこで,要望書の内容に対してどのように認識され,今後どのような対応を行っていくのかをお伺いします。 また,桂浜サービスエリアには,うぶすな博物館やお土産品センターの空き店舗など,現在休業中となっている施設があります。私は,昨年12月定例会での質問で,早急に解決すべきとの指摘をさせていただきました。当時の商工観光部長からは,施設の再開に向け協議をしていくと答弁があったところですが,いまだに何も状況は変わっておりません。 この問題解決に向けて,今後どのように対応していくのかお伺いいたします。 関連いたしまして,龍馬関連で,11月15日は坂本龍馬の生誕祭が本市の企画とともに高知の有志によりさまざまな企画が行われ,さまざまなところで開催されていることは承知しておりますが,どこでどのような催しがされているのか,市民や観光客に十分周知されていないのではないでしょうか。例えば,中央公園において,龍馬生誕祭の一環としてよさこい踊りが幾つかのチームによってとり行われているかと思えば,あるところではちょうちん行列が行われている。また,本市が企画した観月祭も十分に周知されていないように思います。観光に携わる者はもちろん,観光客や市民にも十分周知していかなければ,龍馬関係の催しであるだけにもったいない気がしてなりません。 行政として,来年度以降に積極的にかかわることはできないものかをお聞きします。 次に,ことしの観光を盛り上げた龍馬伝が,11月15日から台湾で放送が始まり,来春からは韓国,タイでも放送が開始され,東アジアで龍馬伝ブームを迎えそうな気配が漂っております。この機会を逃がすまいと,県は海外からの誘客をもくろんでおります。海外からの客を迎えるための心構えなどを学ぶフォーラムを開いたりしていると11月26日付の高知新聞で報道されておりました。 また,県の国際観光予算は,これまで100万円ほどだったが,県議会9月定例会で約4,000万円を補正予算計上し,台湾での龍馬伝の合間に本県のテレビCMを既に流し始めたとあり,一方で県観光コンベンション協会は,ホームページよさこいネットにワンクリックで英語,韓国語,中国語の言語に翻訳される機能を追加するとあります。県も,桂浜や高知城など観光地の案内板を順次多言語化する準備を進めているとのことです。龍馬伝は国際観光飛躍の大きな契機,受け入れ態勢の充実とPRを両輪に海外からの観光客増へ継続的な取り組みを進めると県観光振興部副部長の談話も掲載されておりました。 これらの取り組みにより,たくさんの方々が高知に来られるのではないかと期待しております。外国人誘客に不可欠なものとしては,高知に来ていただいた折に,英語は言うに及ばず,韓国語や中国語の案内板とパンフレットが必要であると思います。受け入れ態勢を初め幾つかの課題を解決する必要があると思います。 そこで,外国人客の皆様に対し,観光案内標識などの整備や課題解決に向けた取り組みを市としてどのように考えておられるのか,あわせて県とどのように連携されるおつもりなのか,担当部長にお聞きします。 次に,龍馬に大接近について確認いたします。 前回の答弁では,来秋には入場を無料に戻すとの回答を得ておりますが,間違いはないでしょうか。 また,本年の春にも龍馬に大接近が開催されましたが,龍馬伝の効果もあり入場者数は6万1,556人であったと聞き,喜んでおります。しかしながら,無料であれば来年度は春の開催ができないのではないかということを耳にしております。本当であれば残念でたまりません。龍馬に大接近は,いつからどのような目的のために始まったのかお考えいただきたいと思います。当初は,多くの観光客に喜んでいただくために企画され,おもてなしの心から始まったと承知しております。 確かに龍馬に大接近には300万円ほどの設営コストがかかることはわかっておりますが,単純に考えますと,そうした企画によってお客様がふえれば,桂浜の駐車場料金がおのずとふえるはずです。その増車効果のあった駐車料金を設営コストに充てるという考えはできないでしょうか,お聞きいたします。 龍馬に大接近は,平成21年に有料化するまでは順調に入場者がふえ,ここ数年4万人台を維持してきておりましたが,100円に有料化後,入場者は激減して2万7,800人に落ち込んだと聞いております。民間の感覚でいきますと,有料化するのであれば,入場者数の目標を6万人,7万人にふやすための工夫なり企画が同時にされるべきところで,こうしたプラス思考の取り組みであれば大いに賛同いたしますが,財政が厳しいから安易に入場料を取るという発想は,観光に携わる私には賛同できかねます。どうか今後は,龍馬目線ではありませんが,観光客をふやし喜ばれる目線で知恵と工夫を凝らしていただき,春と秋に開催していただきたく思います。 次に,教育問題,通学区域特認校に関して質問させていただきます。 少子・高齢化や都市部ドーナツ現象に伴って,少人数小規模校が本市でもふえ,御畳瀬小学校が平成23年度をもって長浜小学校と統合され,また一部小学校では複式授業が行われるなどの実態があります。こうした実態を踏まえ,本市では現在11校に通学区域特認校制度が導入されていますが,基本的なことも含め何点か質問させていただきます。 1点目は,現在11校の特認校の現状並びにその成果と課題についてでありますが,現時点でどのような課題があり,その課題解決に向けて今後どのように取り組むのか,市教委としての見解をお聞きしたいと思います。 2点目に,特認校への入学をちゅうちょする要因として,放課後児童クラブの存在が大きいと考えております。特認校における放課後児童クラブの設置状況をお示しください。 児童・生徒数の減少に伴って,少ない友人関係の中で生活,学習することによるメリットよりもデメリットが上回る。その限界点は判然といたしませんが,余りにも児童・生徒の人数が少なければデメリットが深刻化していくことがあろうかと思います。そのために,地域の学校を存続しながら多くの友人と生活,学習できるようにしようとする特認校の制度は,さらに強化していかなければならないと考えております。特認校の目的を実現し,その機能を強化していくには大きく2つの要件が必要であろうと考えております。 1つ目は,働きながら子育てをする共働きの世帯が多くなってきている状況にあって,校区外からの特認校への希望者を確保するためには,放課後児童クラブ等子育て支援体制の整備が必要であること,2つ目が,地域と一体となった学校教育の創造が伴わなければ特認校の存続は難しいであろうということです。この2つについて,市教委の御見解をお聞きしたく思います。 放課後児童クラブについては,特認校だけではなく,今後もニーズが高まってくるだろうと考えております。特に,特認校にあっては放課後児童クラブのあるなしが切実な問題です。地元に祖父母や親戚,知人がおり,特認校下の保育所や幼稚園に通わせていたが,小学校に上がる時点で,そこに放課後児童クラブがないために他の学校区に移らざるを得ないということがあるということも聞いております。 放課後児童クラブ等の体制整備をし,地域の文化拠点としての特認校の特色を魅力的に豊かに持った教育内容を創造していくことが,入転学希望者をふやす中心的な柱になってくると考えます。したがって,各校区の特色ある地域文化の活性化なくしてはできないのではないかと考えております。学校,子供たちにかかわっての地域の取り組みがさまざまな地元の資源や人材を掘り起こしていくことにならなければ,魅力的な特色ある教育内容は創造できないと思うからです。 人数が少なくなったから児童・生徒をふやすために,やむを得ず特認校として校区外から児童・生徒を募集するという後ろ向きな考えではなく,特認校への認定が,子育て支援体制などさまざまな機能を内に含んだ地域活性化の核に位置づけられるような,そんな大きな機会になるような前向きの方策や取り組みをしていただきたいと考えております。 本市の場合,学校の統合は,必然的にその一方で一部の学校の大規模化,肥大化を促進します。そうした事態にブレーキをかけながら学校規模の適正化を促し,平準化を促していくためにも,地域と一体となった特認校における教育創造を実現していってほしいと考えております。 子育て支援と地域文化の創造という特認校の取り組みが,本市の教育の将来を照らす指針となろうかと考えております。いま一度,特認校間の研修,連絡組織の設定や専門研究者を交えたプロジェクトチームによる実践指導などをしながら,少子・高齢化時代における教育に一つの道筋を示していただけるようにお願いします。何か御所見があればお伺いしたいと思います。 これにて1問を終わります。 ○議長(水口晴雄君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) おはようございます。段々の御質問をいただきましたので,私からは財政再建と観光の関係を2点お答え申し上げたいと思います。 御紹介ありましたNHKのスペシャル番組でございますけれど,862兆円ということで国におきまして莫大な起債残高が積み重なっているところでございまして,私自身も,大蔵官僚の証言でありました赤字国債の発行を麻薬に例えて,本当は抑制したいけどもやめられないということが強く印象に残っているところでございます。 我々も,この財政再建につきましては,特に若い皆様方に過大な負担をかけないようにということで,平成21年度から25年度まで集中的に5年間で財政再建しようということで今必死に取り組んでいるところでございます。 地方公共団体には,原則的に赤字地方債の発行ということが認められておりませんので,臨時財政対策債などの特別法に基づくものを除きまして,地方債は公共事業の財源にしか充てられないということになっておりまして,国とは制度が異なりますので,国のように膨大に地方債が膨らむという制度にはなっておりません。 しかしながら,過去に公共工事等が集中し過ぎたり,また国の交付税のカットなどによりまして厳しい財政状況に置かれる場合もありますので,やっぱり実力以上に借り過ぎると大きな負担になりますので,将来を見通した財政運営は極めて重要となっております。 本市でも,平成25年度までの5年間に244億円という財源不足を解消するということと,あわせまして過大に膨らんでおります起債残高をできるだけ早期に減らそうということで取り組みをしております。起債残高につきましては17年度がピークでございましたが,18年度から今日までの5年間で,旧高知市の起債残高につきましては約400億円を削減しております。 また,行財政改革を積極的に進めまして,平成20年度と人件費を比較しますと,今年度は職員給与費全般で30億円の削減ということになっておりますので,財政再建は着実に推進をしつつあるところでございます。この行革の取り組みによりまして,中核市41市の中で比較をしますと,当然に公債費は多うございますが,公債費を除いた数値で経常収支比率を比較しますと,現在高知市は中核市41市の中でトップとなっておりまして,これまでの上位の豊田市,金沢市を上回るということになっております。相当に集中的な行財政の効果というものは出てきていると認識をしておりますので,25年度までに確実に財政再建を果たすつもりで必死になって今頑張っているところでございます。 なお,平成25年度までの財政再建を見届けるかどうかという御質問をいただきましたが,現在の私の任期を超えるということもございますので,当面は現在の任期の中でしっかりと道筋をつけるということで全力を尽くしてまいりたいと思いますので,よろしくお願いを申し上げます。 次に,観光の関係でございますが,龍馬伝につきましては,本当に全国で龍馬ゆかりの地を含めまして大変大きな龍馬ブームが起きたということが,私たちも大変よかったと思います。もう一点非常によかったということは,高知県の歴史がさまざま掘り起こされてまいりました。武市半平太,岡田以蔵など新たな発掘ということもございまして,来年がちょうど土佐勤王党結成150周年ということにもなってまいりますので,高知の歴史をもう一回振り返るという意味でも,非常に県民,市民の皆様方にもよかったのではないかというふうに思っております。 当然,一過性になったらいけませんので,県とも連携をしまして,志の国,志国高知・龍馬ふるさと博を来春の3月5日から開催するということで準備を進めております。また,来年の夏ごろになりますけれど,NHKの大河ドラマでよく出てまいりました坂本龍馬家の生家のセットをNHKから購入して,高知駅の駅前のパビリオンの中に入れ込むという予定になっております。幕末の志士の紹介と含めまして,「龍馬伝」幕末志士社中という仮の名称になっておりますが,JR高知駅のとさてらすの西側に建設をするということになっておりますので,ここも核としながら,来年度さらに高知からの観光情報の発信を図ってまいりたいと思っております。 また,今年度は,この龍馬伝を契機といたしまして,例えば商店街での龍馬の言葉プロジェクト,これはフラフにそれぞれ言葉を染め抜きまして商店街とともに盛り上げておりますが,この中心街での広がり,また大変御好評を得ております町歩きの土佐っ歩のさらなる充実も含めまして,来年度さらに呼び込みを図ってまいりたいと考えているところでございます。 また,長宗我部元親もこれから広げていって,最終的に大河ドラマで取り上げということをねらっておりますが,本年度,長浜,浦戸地区にあります長宗我部氏関連の史跡を紹介しますマップを作成するということも準備をしておりますので,いろんな方面で盛り上げてまいりたいと思います。 また,御紹介もありました龍馬伝の海外放送でございますが,現在3カ国で決定をしておりますが,この3カ国以外とも現在NHKを含めまして交渉中ということを聞いておりますので,さらにその3カ国以外でも放送が始まるというふうに予測をしておりまして,外国語のパンフレットの作成や,また先日,SKワイバーンスの金監督が観光特使ということになりましたので,韓国からのお客様の受け入れ,こういうところにつきましても,SKワイバーンスの企業の皆様方の総合的なお力もかりたいというふうに思っているところでございますので,海外対応も積極的に県と連携して図ってまいりたいと思っているところでございます。 その他の御質問につきましては,各担当部局長等からお答えを申し上げます。 ○議長(水口晴雄君) 古味商工観光部長。 ◎商工観光部長(古味勉君) 観光に関する御質問に順次お答えをいたします。 まず,桂浜の渋滞対策について,ことしの分析と来年度の方向性についてでございますが,本年のゴールデンウイーク対策では,高知県警の協力を得まして桂浜入り口道路の進入規制を実施し,東西2カ所に特設駐車場を設けまして,無料シャトルバスによる送迎を行うことで,毎年発生しておりました渋滞を解消することができました。 また,お盆期間中につきましては,これまでは特別な対策を実施しておりませんでしたが,本年は,長浜の民有地に臨時駐車場を設置し,高知県の御協力によりまして臨時駐車場への車両誘導スタッフの動員を図る対策によりまして,特に大きな渋滞の発生はございませんでした。 また,浦戸トンネルを抜けまして桂浜へ通じる旧道を高知県警において通行規制を実施していただきまして,地元住民の安全確保にも努めたところでございます。 来年度のゴールデンウイーク対策につきまして,本市といたしましては,ことしのお盆で実施をいたしました臨時駐車場の誘導強化による渋滞緩和を図ってまいりますとともに,わかりやすい誘導看板の設置や早目の情報提供,また高知県警には旧道の通行規制を要請するなど,観光客や地元の皆様に渋滞で御迷惑をおかけすることのないよう,取り組みを進めてまいりたいと考えております。 また,お盆につきましては,今後の観光客の動向を踏まえながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 次に,協同組合桂浜公園土産品センターなどから提出をされております要望書に関する御質問にお答えをいたします。 御質問の要望書は9月30日付で本市に送付をされたもので,内容は,桂浜で不条理がまかり通っているとしまして,以前からの懸案事項も含め,本市に公正な指導を求める再陳情書となっております。推測に基づく指摘などもございましたが,新聞報道にありましたように,高知県交通が乗務員無料休憩所として設置許可を得ている施設につきましては,1階が設置許可とは異なる闘犬の犬舎や展示スペースとして使用されているということにつきまして確認をしているところでございまして,現状のままでは来年度の許可は困難と考えております。現在,状況の解消に向けまして関係者と協議を行っているところでございます。 次に,桂浜サービスエリアのうぶすな博物館や土産品センターの空き店舗など現在休業中となっている施設への対応でございますが,桂浜サービスエリアにおきまして,うぶすな博物館は10年近く閉鎖をされたままでございますし,土産品センターでは3店舗の売店が長く空き店舗という状態になっておりまして,この状況は桂浜のイメージダウンにつながり,決して望ましいことではないと考えております。 本市としましては,こうした状況の解消に向けまして関係者と協議を進めまして,今年度末までには今後の方針を見出してまいりたいと考えているところでございます。 次に,龍馬関係の催しへのかかわりについて,情報提供等の御質問をいただきました。 御指摘をいただきました第15回龍馬生誕祭につきましては,これまで升形商店街で開催をしておりましたが,場所を変更しまして,本年初めて中央公園で開催をされたものでございます。開催場所の変更などもございまして,例年よりも実行委員会の立ち上がりが遅く,十分なPRができなかったということもございますが,多くの市民の皆様や観光客に参加をしていただくためには,PRに努めることが必要と考えております。 本市といたしましても,今後,11月に龍馬関連事業を集中して実施いたしまして,龍馬月間をさらに強調することで11月そのものが観光資源となるよう,その魅力を高めていきたいと考えております。そのためにも,11月に行われます龍馬に関するさまざまな催しを,時期を逸することなく一体的に情報を収集,そして発信し,誘客に努めてまいりたいと考えております。 次に,外国人観光客に対する取り組みについて御質問をいただきました。 龍馬伝は11月末をもち完結いたしましたが,御紹介もいただきましたとおり,今後,アジア各地での龍馬伝放送によりまして,アジア圏での龍馬ブームがわき起こりそうな気配もございます。また,本市では,本年11月に本市在住の外国人の皆様に御協力をいただきまして,坂本龍馬ゆかりの地を案内する観光モニターツアーを開催したところでございますが,そういった中で,やはり外国語の案内板不足などの課題が浮かび上がっております。 そこで,まずは本年度中に龍馬の生まれたまち記念館の外国語対応パンフレットの制作を予定しておりまして,来年度以降につきましても,順次,県補助金などを活用し,パンフレットや案内看板などの多言語化を図っていかなければならないと考えております。 今後も,アジア各地での龍馬伝放送を好機としてとらえまして,また市長からもございましたが,本市でキャンプをされております韓国プロ野球球団SKワイバーンスとのつながりなども生かしまして,高知県を初めとする関係機関等と連携をとりながら,官民一体での協力体制のもとに国際観光を推進してまいりたいと考えております。 次に,桂浜での龍馬に大接近の入場料を無料に戻すかどうかの確認ということで御質問をいただきましたが,来年度には間違いなく無料に戻すこととしております。 最後に,龍馬に大接近の設営コスト桂浜駐車場の料金を充当することができないかとの御質問をいただきました。 桂浜駐車場の料金収入は,桂浜公園の管理運営費や,公園の快適な環境を保ち,観光客の利便性を向上するための維持管理経費の財源として全額充当されるものと考えているところでございますので,御理解をいただきたいと思います。 なお,御要望のありました春の龍馬に大接近につきましては,観光関係者やマスコミ関係者からも要望が強く,またポスト龍馬博の観光資源ともなりますことから,さきに申し上げましたとおり入場者の負担につきましてはいただくことなく,来春も実施をする方向で検討を進めておりますので,よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 教育行政に関します御質問に順次お答えをさせていただきたいと思います。 まず,特認校制度の成果と課題,そして今後の取り組み等についてのお尋ねがございました。 特認校制度は,子供や保護者の学校選択の道を開くとともに,過小規模校,小規模校における教育効果の向上,複式あるいは単学級の解消を目指して平成13年度から導入したものでございます。本制度を導入した学校からは,児童・生徒が増加したことで1学級当たりの人数や学級数も適正規模に近づいている,より多くの仲間と触れ合うことで社交性も育ち,授業や行事などの活性化による教育効果も高くなっているなどの評価もいただき,教育委員会といたしましても,一定の評価は得られているというふうに考えております。 しかし一方では,通学区域が広範囲となるために,災害時や緊急時において児童・生徒の安全確保等のための多様な対応が求められている。中心市街地に位置する学校に比べて周辺部の学校の入学者数が少なく,特認校制度の効果が十分に生かされていないなどという課題も上げられております。 今後におきましては,教育効果の向上や特色ある教育課程の編成の観点から,小中の一貫校化も踏まえながら,特認校制度のあり方等について再検討してまいりたいと考えております。 次に,特認校における放課後児童クラブ等の設置状況についてのお尋ねがございました。 本市では,放課後の子供たちの安全で健やかな居場所としまして,放課後児童クラブと放課後子ども教室の2つの事業を柱とした放課後子どもプランを推進し,市内すべての小学校でいずれかの事業を実施しております。放課後児童クラブは,原則として小学校1年生から3年生を対象としておりまして,御質問の特認校では,9小学校のうち3校で4クラブを設置しております。残る6小学校につきましては,学校や地域の方々で組織される運営団体に委託し,小学校1年生から6年生を対象とする放課後子ども教室を実施しております。 次に,放課後児童クラブ等子育て支援体制の整備と地域一体となった学校教育の創造が伴わなければ,特認校の存続は難しいのではないかというお尋ねがございました。 放課後児童クラブは,保護者が就労等により家庭にいることができない場合における放課後の子供たちの安全で健やかな居場所として設置しております。そのため,児童クラブの入会基準を満たす場合は,原則として希望者全員を受け入れることができる環境の確保に努めております。小規模校の多い特認校におきましては,児童クラブの開設に至らない場合もありますが,地域の実情に沿った放課後子ども教室の運営により,子育ての支援を進めてまいりたいと考えております。 次に,特認校の存続についてでございますけれども,御指摘のとおり,特認校への希望者を確保するためには,地域と一体となった学校教育の創造が必要であると考えております。 最後に,地域と一体となった特認校における教育創造の実現について,御所見があればということで御質問をいただきました。 質問議員さんも御指摘のとおり,魅力的な特色ある教育内容を創造していくことは,学校教育では重要なことでございます。各特認校では,小規模校のメリットを生かしながら,地域と連携し特色ある教育活動に取り組んでおりまして,その取り組みに魅力を感じた児童・生徒,保護者が制度を利用し転入学をしております。一方,学校規模の適正化という面から考えてみますと,既に適正規模になっている特認校や,教室数により募集人数を抑制しなければならない特認校も出てきております。 今後は,毎年開催しております特認校校長会において,特認校のあり方等について協議いたしますとともに,小中の一貫校化という特色も踏まえ,児童・生徒がこの学校で学びたいと思えるような魅力的な学校づくりを進めてまいりたいというふうに考えておりますので,御支援をいただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(水口晴雄君) 竹村邦夫議員。 ◆(竹村邦夫君) いろいろと御答弁ありがとうございました。 最後に,市長の政治姿勢についてですけれども,やると言ったことを人に託すような市長ではないということを,ここ3年半一緒に仕事をしてまいりまして承知しております。3期目はやると受けとめ,我が会派はもちろん,私自身も精いっぱい応援していきたいと思いますが,何分にも自分の選挙があり,前回ブービーでしたのでどうなるかわかりませんが,この場には帰ってきてぜひとも市長とともに頑張っていく所存でございます。 そして,財政再建の解除宣言は,ぜひ市長には御自分でしていただくことを要望しておきます。 観光についてですけれども,前向きな取り組みがいろんなところで行われているということについては非常に評価をし,今後の観光業界に明るい展望があるのではないかと思っております。 しかしながら,いつも桂浜の話をしていくんですけれども,桂浜というところは,その昔は桂浜の海を取り巻くようにあった桂浜売店が,当時の時代の流れでしょうか,行政の判断によって移転された後に桂浜の衰退が始まってきたんではないかと考えております。あのままの形であれば,ことしと同じように多くのお客様が来られていたと思うと残念でたまりません。 行政の判断で移転をさせたからには責任が少し生まれていると思います。桂浜の活性化に向けて,行政としては今後それ以上の支援等の取り組みが必要であると考えております。それこそが桂浜をますます観光の拠点としていくと考えておりますので,御所見をお伺いします。 観光に関連しまして,日曜市のことでちょっとがっかりした話がありますのでしておきたいと思います。 日曜市の果物屋さんがお客さんに喜んでもらうべく考案したチョコレートフォンデュが,危険なため本市の命令により廃止とお聞きし驚いております。私は長年ホテルマンをしておりますので,チーズフォンデュは沸騰して危ないかもわかりませんけれども,チョコレートというものは人の体温で大体解けてまいりますので,危ないということはあり得ないと思います。それから,私どもホテルでも,今でもチョコレートフォンデュをお客さんに果物なんかつけていただくということで喜んでいただいております。 その商品が売れるために,やっかみで異議を申し立ててきたかもわかりませんが,民間では商品を多く販売するために他店と差別化を図っていくことは当たり前のことである。それを否定することがあってはならないと思っております。それこそが活性化のための必要条件と考えており,また市の発展もできると思うのです。例えば,チョコレートフォンデュをとめるんではなくて,あの店でも,この店でもチョコレートフォンデュを出すようなことを進めていっていただいたらどうかと思います。 行政は,観光において観光客の心に立ち,側面的な支援をしても,やる気を奪うようなことをしてはならない。こうした間違いが問題を大きくして,衰退の始まりになるのではないかと心配しております。民間が活性化に向けて差別化を図ろうとする努力は,行政はとても大事なことと受けとめ,民間の努力をサポートしていく必要があるのではないでしょうか。御所見をお願いいたします。 あわせて,旅館やホテルのサポートの一環として,高知はやはり,川村議員ではないんですが,カツオのたたきだと思っております。夜はカツオのたたきを食べていただき,朝もカツオでお客さんをおもてなしするほうがいいのではないかと思います。先日のテレビで,東京のおしゃれな店でかつおぶしをかけた猫まんまが飛ぶように売れていました。その折,観光に長年携わった人が,かつおぶしでみそ汁のだし,そして朝にはかつおぶしを自分で削ってもらったらどうかと言っておりました。 時間がないので,教育のほうにもちょっと質問するはずだったんですが,これをもって私のすべての質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(水口晴雄君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 私のほうから,最後の観光で民間の努力をサポートしていく必要があるのではないかという御質問にお答えを申し上げます。 日曜市が一つの事例でございましたが,やはりいろんな消費者のニーズにこたえる形で,企業の皆様方,また出店者の方々はそれぞれいろんな工夫をされてきておられます。今回,事情を調べますと,基本的に火を使うものは道路上で規制をかけているということがどうも理由であったように聞いております。ただ,いろんな形態がございますので,やはり工夫でカバーできる部分は工夫でカバーしていかなければならないということもございますので,なお今回の背景と道路上での市の規制の関係は,今回の御意見を踏まえまして,もう一回検討して今後の対応を考えたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 その他の御質問には,担当部長からお答えを申し上げます。 ○議長(水口晴雄君) 古味商工観光部長。 ◎商工観光部長(古味勉君) 桂浜の活性化についての第2問にお答えをいたします。 桂浜土産品センター売店の移転に関しましては,昭和40年代の半ばに,観光の大型化に伴いまして大量の観光客が来訪され始めまして,これに伴う売店等の便益施設が増加をしたことから桂浜の自然が失われていたこと,さらに浦戸大橋の完成が利用人口を増加させたことなどから,昭和45年から47年の間に本市が公園用地の所有権を取得したのを機に,公園再開発を含めた桂浜公園のあるべき姿を検討することとなりまして,47年に策定した桂浜公園整備計画により,桂浜海岸に散在する売店移転が決定されたものでございます。 この結果,30年以上経過した現在でも桂浜本来の美しい自然が守られておりまして,多くの観光客が訪れていただいていると考えております。この間には,情報化社会の進展等によりまして観光を取り巻く環境も大きく変化をし,旅行スタイルもさま変わりをしておりますことから,当時の行政の判断が桂浜の衰退につながったというふうには考えておらず,桂浜は過去も現在も高知を代表する景勝地でありますので,この地の魅力を将来へとつないでいくため,都市公園として適正に今後も管理をし,またより多くの観光客の方々にお越しいただけるよう取り組みを進めてまいらなければならないと考えております。 以上です。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。  〔田鍋剛君登壇〕
    ◆(田鍋剛君) 市民クラブの田鍋剛でございます。当選後4年目,末広がりの8度目の個人質問になります。答弁も末広がりになりますように期待をいたしまして,早速質問に入らせていただきます。 まず,自称地産地消,食育推進議員の一人として,学校給食におけます地産地消,食育についてお尋ねをいたします。 この意義につきましては今さら申すまでもありませんけれども,テレビを通じて多くの市民の皆さんが見てくれておりますので,あえてそのメリットを申し上げたいと思います。地域食材を学校給食に活用することにより食材を身近に感じることができ,地域を意識し大切にする心や生産者の苦労,働くということへの理解,食品の安全性や環境問題について学習できる。もったいない意識が芽生え,感謝の気持ちから食べ残しが減少する。子供を通じて家庭の食育,地産地消が推進できる。地域における生産者のやりがいにつながり,地域の活性化と地域の所得確保に貢献できる。例えば,高知市の年間の給食食材購入費は10億円であります。新鮮で安全な地域食材を使用でき,地域ごとに季節感のあるおいしい給食を提供できるなどなどです。 2年ほど前に,この問題の先進地であります福井県小浜市へ視察に行かせてもらいました。小浜市の学校給食の校区産地産地消率は何と60%ありました。福井県産とかあるいは小浜市産とかそういうものではありません。校区産が60%です。小浜市は,食のまちづくり条例を制定してこの問題を積極的に進めておられるわけですが,視察の最後に小浜市の担当者の方がおっしゃった言葉が今も鮮明に私の耳に残っております。こうおっしゃいました。 小浜市は確かに地産地消率が高いのですが,そのことは手段であり,余り意識はしておりません。地域食材を使用することによる子供たちに対する教育的効果が絶大なんです。私たちはそのことを意識しています。こういうことでした。大変な感動を覚えたところです。 そこで,教育長にお聞きをいたします。 現在の高知市の高知県産の地産地消率,旧春野町の地産地消率をあわせて,平成20年6月議会で私は,高知市産の地産地消率を調査すべきだということを申し上げてきましたが,自由献立日の百分率が集計されたとお聞きをいたしました。これも高知市と旧春野町でそれぞれお示しください。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 高知市の学校給食における地産地消率を重量ベースでお答えさせていただきたいと思うんですが,平成21年6月の調査では,高知市全体で55.1%,春野地区では春野東小学校が78%,春野西小学校が79%ということになっております。 また,本年1学期6月から7月に実施いたしました春野地区を除く旧高知市の学区における自由献立の百分率でございますが,県内産の食材を使用した平均でございますが29.7%,その中には県内産の食材を使用しなかった学校も3校ございます。また,市内産の食材の使用率ですが平均9.2%,市内産を使用しなかった学校というのは10校ございます。一方,春野地区は,県内産の食材の使用率は春野東小学校で84.2%,春野西小学校で86.4%ということでともに高い数値でございまして,そのうち市内産の食材の使用率は春野東小学校で24.3%となっております。 以上でございます。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 今お聞きしただけですごい問題点が明らかになってきております。 高知市は,これは県産ですけれども,平成24年度までに60%,25年度までに62.6%,これを目標としておりますけれども,1つは,その目標は達成可能でしょうか,まずお聞きをします。 それと,先ほど自由献立日の高知市産地産地消率が示されました。非常に低い数字だと認識をするわけですけれども,ただ高知市が,高知市産の地産地消率というものを自由献立ではありますけれども,初めて把握をしました。非常に大事な数字だと思うんですけれども,教育長のこの数字に対する率直な感想,評価についてお聞きをいたします。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 学校給食における地産地消率ですけれども,平成21年度は55.1%でございまして,徐々ではございますけれどもその使用率は上がってきているということで,我々としてもその目標達成に向けて努力を傾注していきたいという思いがございます。手ごたえそのものは感じております。 評価につきまして,私のほうの感想ということですけれども,私は3つ大きなキーワードがあるんではないかなというふうに思っております。 第1は,食育という観点から考えたときに,市内産の食材の地産地消率につきましては,地域食材の調達範囲が子供にとってより身近になるということもございますので,食育という観点から教育効果は増大するのではないかという期待を持っておるわけでございます。 2つ目は,ネットワークというキーワードであります。やはり高い数値を記録している学校からは,仲介役をしてくださった方の存在が大きいということで,大変な評価もいただいておりますし,報告も受けておるわけですが,各学校での地域とのネットワークが大変重要なポイントになっているということでございます。 3つ目は,先ほども議員さんから話がありましたけれども,地元の食材をつくっている方々のやりがいとか,あるいは経済効果,地域の活性化という問題でございます。販売量とか出荷量が増加することによる経済効果があったのではないかというふうに考えております。 以上3点が,私の評価ということになろうかと思います。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 3点おっしゃっていただきました。確かに重要な要素だというふうに思います。 その3点重要な要素があるんですけれども,先ほど私が言わせていただきました小浜市なんかは校区産地産地消率60%。高知市は,今お聞きをしたら9.2%。これ,9.2%というのは市産ですよね。校区産じゃないわけで,小浜市と比較をしたら比較にならないと,こういうことなわけです。 思うんですけれども,地産地消,食育の重要性というものが末端の現場で十分に認識されておられるのかどうなのか。例えば,献立をつくる栄養士が地場産品を知らないとか,あるいは知っておっても生産者と接点がないために学校でその給食が実現できないとか,そういう問題が非常にあるんじゃないかと思いますけれど,その点どう思われますか。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) この間,ある学校のちょうど給食の時間に私は行きました。せっかくの機会ですからということで給食を食べたわけですけれども,机の前に県内産であるとか市内産,そういうきょう食べているものがどういう産地で生産されているのかというのが,子供たちに一目でわかるような形で机の上に並んでいる。これは私だけに並んでいるんですかというふうに聞くと,それは子供たちの目の前にもそういう形のものが提示されているという話も聞きました。 すべての学校がそういう形でやっているかどうかちょっと把握はできないわけですけれども,そういった学校が徐々にふえてきているということは事実だろうと思います。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 先ほど言いましたように,高知市が押さえた高知市産の初めての数字です。市長にもちょっと御見解を聞きたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 先ほど御紹介を賜りまして,また現場ではそれぞれの食材の産地ごとの確認ということで多分苦労がそれぞれあったと思いますが,現場の職員の皆様方にも調査に御協力をいただきまして,その点御礼を申し上げます。 先ほどの9.2%という割合は,我々も低いというふうに感じているところでございます。かつて土居議員さんからも地産地消の高知市の割合という御質問があったときに,かなり低いなあということもそのときも感じたわけでございますが,学校給食での高知市産の使用割合というのもかなり低いなあというふうに率直に思ったところです。 少しなぜかというところを調べていただきましたが,まず調査時期が6月から7月の夏場にかけての農作物,特に野菜等の端境期であったということもあるようでございます。もう一つ,学校給食会の登録業者が県内産を努めて納入するようにしているということで,例えば,ロットですね,量がそろう場合には県内のほかから入れているということもあろうかというふうにございます。 それともう一つは,各学校とその校区内の生産者との御指摘もありましたようなネットワークが築かれていないというところも,今回の低いというところの一因になっているのではないかというふうに思います。 今回,6月から7月ということでございましたので,1年を通して調査して,その中で全体を通してどうなのかというところも見てまいったほうがいいのではないかというふうに思います。ただ,現場に御苦労をかけますので,現場対応でどこまで調べられるかということは,なお教育委員会とも協議をしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) それで,これからのことが大切になると思うんですけれども,今議会に教育委員会の事務の管理及び執行の状況の点検及び評価結果報告書,これが報告されております。これの対象事務3に学校給食における地域食材活用の推進ということも報告をされております。私は,これを詳細に読ませていただきました。事業の計画,実施状況,それから事業の全体評価,見直し,改善策の検討,こんなことがまとめられておりますけれども,全体として非常によく分析されておりまして,客観的にも評価ができるものだと思います。敬意を表したいと思います。 特に,今後の方向性については極めて的を射たものになっておりまして,高知市の今後のこの問題での5年後,10年後の進むべきベクトルみたいなところがよくあらわれておられると思います。地産地消推進計画,食育推進計画,こういうことともマッチされておると思います。 そこで,学校給食地場産品活用モデル地区ということで春野,介良両地区を指定して今取り組んでおられるわけですけれども,現在の取り組み状況,到達点を簡単にお願いします。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) その到達点ということなんですが,我々といたしましては,食材の調達の成果だけではなくて,生産者と学校とのネットワークが構築され,そして生産者の方に教育活動に参加していただくまでに高めていきたいと考えておりまして,そのことによって食育としての教育効果を高めていきたいというふうに今考えております。そういう到達点を一応目標に,この問題に対応しているという状況でございます。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) わかりました。 そしたら,今後の取り組みと大枠なスケジュールをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 春野地区は,これまでに学校が生産者と直接やりとりを行ってまいりました校区内の生産物につきましては,来年2月の献立分からJA高知春野がその生産者との仲介,配送,事務を担っていただくことになっておりまして,春野産を優先して供給できる体制が整いつつあります。 また一方,介良地区は,校区内におきまして低肥料,低農薬で栽培されております白鷺米を年間3回,自由献立で使用することから取り組みを始めまして,来年5月には市内全校の給食に使用することになっております。あわせて環境に配慮した農業についての学習をすることにしております。 また,来年2月末をめどに食材カレンダーの作成を生産者にお願いいたしておりまして,果物や野菜を自由献立に限らず,統一献立でも活用できないかということも含めて検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 説明がありましたけれども,春野地区の取り組みは,高知市の先進地区として,これまでも学校と地域の農業者とが直接やりとりして,協議も重ねながらやってこられました。だから地産地消率がずば抜けて高い。しかし,食材の納品がばらばらだったので受け入れが大変やった。注文や請求も同様だった。そこを改善するということで,JA高知春野を中心に体系化,組織化して,注文と納品と請求と支払い事務,これを整理したものだと思います。すばらしい取り組みだと私も思います。 ただ,ここで私がちょっと注目するのは,その結果,春野においては学校給食会は支払いをするのみになったということです。以前も言うてきましたが,前段申し上げましたとおり,子供たちに対する教育的効果を期待して地域食材を使用すると,そのために地産地消率を高める。そのために注文,納品,請求,支払い事務を整理して体系化,組織化して,その結果,支払い事務だけになったということですね。 何が言いたいかといえば,春野地区においては,給食会の一括購入でなくて学校の独自購入になっているということです。注文,納品,請求は学校とJA高知春野あるいは生産者の間で完結をしております。この間,申し上げてきましたが,一括購入と地産地消,食育とは相入れない関係にあるという証明のこの春野地区の事例は何物でもないと思いますけれども,教育長はどういうお考えをお持ちでしょうか,お聞きいたします。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 恐らくこの問題についても何度かお答えしてきたかもしれませんが,今本市の学校給食そのものは,1日に約2万食の食材を安定して市内の小中学校に供給しているという状況でございます。そういうことから考えますと,やはり原則として一括購入という方法をとらざるを得ないという状況が生まれております。 その具体的な理由といたしましては,メリットそのものがあるわけですけれども,入札による購入を決定する物資につきましては一定価格も下げることができるというスケールメリットもございますし,また一括購入することによって,食物アレルギーに対応した卵抜きのパンや練り製品が実現したという経緯もございます。保護者からお預かりしている限りある給食費の中で給食を実施していくためには,一括購入という方法も一定とらざるを得ないというふうに私は考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 反論をしますけれども,そういうことだから高知市産が9.2%らあという,そういう低い数字で推移をせざるを得んのではないかと思います。やはりそこは,もう根本的に考え方を改めるべきだというふうに自分自身は思います。 それはそれとして,もう一つ思うのは,春野の例でもそうなんですけれども,地域食材を給食にふやせばふやすほど,それぞれの地域で生産される食材はおのずと違うので献立も違ってくるはずです。食材が違うので献立が違うはずです。 先ほどの自由献立日の学校別の地産地消率の一覧表で,使用された食材というものも明らかにされていますけれども,それは各学校によってまちまちです。介良地区では,御説明がありましたように,来年度から野菜とか果物を学校給食に納入しようとしていますが,そのための食材カレンダーづくりに今取り組んでおります。どの時期にどういうものがとれるかというのを,年間を通じて農業者の中で出してもらうというそういう取り組みをしておるわけですけれども,これは春野とか朝倉とか大津とは多分違うはずです。全く出されてくる内容というものが違うわけです。 食材が違うので献立が違う,これはどういうことかといいましたら,これも統一献立という一つの枠組みがあるわけですけれども,統一献立というもの,これは地産地消,食育には合わない,そういうものではないかと思いますけれども,答えは大体わかりますけれども,あえて質問いたします。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 答弁の前にわかってしまっているというのも妙にあれなんですけれども,統一献立ではすべての食材を校区内で調達することは困難であり,また地産地消率が低くなるという面,それがあることは確かだというふうに私も思っております。 その中で,校区内食材の使用をふやす一つの方法として,統一献立に基づいた食材料の年間使用のカレンダーを作成して生産者に示すことによりまして,野菜類などの計画的な栽培あるいは生産量の増加が見込めるのではないかなというふうに思っております。要は,そういうカレンダーをつくることによって,食材として提供できる。生産者にとって計画的な栽培あるいは生産量が見込めるということが,やがてそのことが県内産とか市内産をふやすことにつながっていくというふうに思います。 そういうことで,生産者のカレンダーをつくるということと,使用者のカレンダーをつくるということを並行してやっていくことが,双方向にそういうことをやっていくことが,私は地産地消をふやしていく取り組みの一つの方策ではないかなというふうに思っております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 前向きにとらまえていただきたいと思います。 ちょっと話を戻して,この点検及び評価結果報告書の学校給食における地域食材の推進,ここに戻りたいと思いますけれども,これは5年先,10年先の指針とも呼べる非常にいいものになっております。 この中で,4の見直しの項というのがあります。今まで課題認識はしてなかったけんど,改めて今課題認識をしたというところです。それで,新たな課題ということで,1つには校区内生産量の確認,今教育長がずっと言われゆうことです。それと2つ目として,生産者と納入業者の組織化。3つ目として,春野で今回実施をいたしました注文,支払い方法の整理,非常にこのことが大事だということがこの報告書にも出ております。 それで,このことを進めるためにも,いや,これらのことを進めなければならないために,春野,介良に限らず,学校給食地場産品活用モデル地区というのをどんどんふやしていくべきだと思いますけれども,基本認識をお伺いいたします。 ○議長(水口晴雄君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 我々としても,モデル地区をどんどんふやしていくということは,これからの食育あるいは地域食材を使用するという観点からいったときにも,教育効果も非常に大きいというふうなこともございますので,今後も拡大していく方向性というのは探っていかなければならないというふうに思っております。 地域の方々にも御協力をいただいて,やはり我々としては地域で確保できるものは地域の食材を使って学校給食をつくっていきたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) この問題の最後に,お聞きをしたんですけれども,農業委員会と学校給食関係者の意見交換会が計画されておるというのをちょっと耳にしました。正直言いまして,教育委員会を初め給食関係者の皆さんは,どちらかというと農業団体とのなじみが余りありません。しかし,実際は,地産地消,食育を進めていく中で,農業団体あるいは組織の協力が欠かせんわけです。それがないあるいは少ないばっかりに進まないことが間々あります,私も何回か経験しましたけれども。 農林水産部の事業推進の立場で,この問題のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 先ほど御紹介のありました教育委員会の報告書では,3つの推進課題が示されております。農林水産部の協力を得て改善する課題として,校区内生産量の確認,それと生産者の組織化ということでございます。 農林水産部といたしましては,学校給食での地産地消が推進されることによりまして,地域の農業振興にもつながってまいりますし,学校給食関係者あるいは生産者,生産者団体,こういったところが協力し合える関係の構築を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) よろしくお願いをいたします。 次に,南国市稲生石灰鉱山跡地の塩水わき水対策に関する件について質問をいたします。 この問題は,平成13年3月,高知市介良丙東部地区に塩水のわき水が発生し農業被害が出たことに始まります。調査をいたしましたところ,隣接の南国市稲生石灰鉱山跡地に広大な池があることがわかり,その池の水位が一定以上になるとわき水が発生することが判明をいたしました。このため土地改良区と農業委員で企業と水位を下げる交渉を行い,ポンプでの排水を始めたことから田畑や水路へのわき水がとまりました。 ちょっとわかりにくいかもしれませんが,これがその現地です。要は,ここ,池になっていますのが石灰鉱山です。これを掘削してどんどんどんどん掘ったために下の地下水にぶち当たりまして,そこが塩水化をしておるということです。それで,山の水あるいは雨水もこれに入っております。これが一定の水位になりますと近くのこちらの水路にわき水として出てきます。塩分濃度の強い水として出てまいります。地域でいいましたら東部地区,丁面地区,西部地区,白水地区,そしてずっとこちらは五台山になります。 こういうところに対する農業被害が出るということでの今回の質問ですけれども,一定の水位になりますとわき水が出るもんですから,現在ポンプによるくみ上げを行っております。ただ,これはあくまで対症療法的な措置であり,排水能力を超える台風の襲来や集中豪雨,こういうことを考えると,将来に不安を残さない恒久対策というものがどうしても必要になると思います。 この間,高知市も同席の上,企業と確認書を取り交わすべく数度にわたり協議と交渉を行ってまいりましたが,残念ながら結論を出すに至っておりません。平成18年3月の被害について,まず高知市はどう把握されておるのか,農林水産部長にお聞きをいたします。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 介良丙の東部地区で井戸の水位が急上昇したり,セイタカアワダチソウが枯れると,こういった現象が発生しております。また,農業被害としましては,近隣水田約7反で稲の成長過程で重要であります分けつがおくれることによりまして,平成18年の収穫は半減をしたということで,農業関係者からお聞きをしております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 当時,耕地課が現地の塩素イオン濃度を計測したと聞いております。計測結果についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 塩素イオン濃度の計測につきましては,東部環境センターのほうで実施をしております。平成18年7月24日に地元農業関係者が問題となっております地点の水路3地点で採水を行いまして,先ほど申し上げました東部環境センターのほうで濃度をはかっております。この塩素イオン濃度の数値は,それぞれ680,870,980ppmというふうに伺っております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) この地域で栽培されております水稲及びイチゴの作付可能な塩素イオン濃度はどの程度になるんでしょうか,お聞きいたします。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 水稲等の塩害の関係につきましては,県の農業普及所の資料によりますと,特に水稲につきましては,田植え後の活着期におけます土壌水中塩素イオン濃度は500から700ppm,分けつ期につきましては700から1,000ppmとなっておりまして,この数値を超えますと段階的に影響が増加するというふうにされております。また,四国地方整備局徳島河川国道事務所の資料によりますと,分けつ時の塩素イオン濃度の限界は300ppmを超えると影響が出るというふうにも言われております。 また,イチゴにつきましては,耐塩性が低い作物でございますので,80から150ppmを超えますと栽培には不適当ということが言われております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 結局,米で300ppm,イチゴの場合は80から150ppmと,そういうお答えだったと思います。 仮にわき水が発生したときに,ここは農業用水路がずっとありますんで,下流の排水機場に及ぶことも容易に想定をされますけれども,その被害面積,被害額についてわかりましたらお願いしたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 平成18年の塩水による被害内容につきましては,先ほど申し上げたように7反の水田に影響があったということでございます。ただ,このときのわき水につきましては,近隣水路に流出をしたほか,水田の数カ所に直接湧水をしておると,こういう状況でございます。通常稲刈りの時期には圃場を乾燥させるということが必要でございますが,これが十分行えなかった面積も相当広くあるということでございます。 再発した場合の被害面積あるいは被害想定額につきましては,直接的な農作物への被害のほかに,御質問にもございますような介良排水機場への排水設備への影響,あるいは農地そのものの耕土の交換とか土地の改良,こういったことも想定されます。影響面積等が今のところ想定できませんので,面積そのものあるいは想定金額の算出は,現在のところ困難であるというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 被害額については困難だということです。ただ,被害が発生しているということは事実なわけです。 被害発生の可能性ですけれども,ポンプでの排水能力を超える集中豪雨,それから不慮の事故等でポンプが動かない,こういう可能性は当然あると思います。そこの見解をお聞きしようと思ったんですけれども,企業の対応ですけれども,平成18年11月,池の水の水位を一定に保ちわき水の発生を防ぐためにポンプを今設置しちゅうわけです。それで,池の水位を海抜マイナス1.5メートルで今維持をしております。降雨時期には24時間ポンプ稼働も検討するというような話を,18年11月の段階ではしてきました。 このことは,池の存在がわき水の発生に影響していることを企業みずからが認めたものでありますけれども,その因果関係を高知市はどう認識されておりますか,お聞きをいたします。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 御質問にもございましたように,平成18年3月に湧水が確認をされ,同年11月に関係企業側でポンプを設置して池の水位を一定に保つということを行っておりますので,その後は湧水が発生をしてないと,こういった状況も企業側は十分認知をしております。因果関係は明白であるというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 平成20年10月に,企業からは,問題解決に向け対応しなければならないと思っており,覚書の案を作成してほしい,こういうところまで話が進みました。その後,企業側の責任者がかわったこともあって,今締結に至っていないわけです。新しい責任者の方は,雇われた責任者であり判断できないというふうに言っております。 2つある池の東側の池を高知南国道路の建設のために国土交通省土佐国道事務所が買収しましたけれども,そのこととこの企業側の対応というものが変わってきたことについて無関係でないように思いますけれども,高知市はどうお考えでしょうか。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 国土交通省土佐国道事務所が関係企業に対しまして用地買収を行った時期と,それから地元が企業と締結をしようとする確認書の案を企業に示して締結に向かった時期がたまたま接近をしております。そのことは承知しておりますけれども,このこととそのことの相関関係ということについては確認できておりませんので,御理解をいただきたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 鉱業法,それから鉱山保安法では,原因をつくった者に鉱害防止の責任があると私はお聞きしておりますけれども,こうした企業の対応について,部長はどうお考えでしょうか。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 鉱山保安法では,鉱害,鉱害という字は鉱山の鉱に損害の害というふうに記載をしてございますが,鉱害を防止することなどを目的に制定されておりまして,同法第8条で,鉱業権者は鉱害の防止のため必要な措置を講じなければならないという規定がされております。 また,鉱業に関する基本的制度を定めました鉱業法,この第109条におきましても,他人に損害を与えたときはその損害を賠償する責に任ずるとされております。さらに,同法第53条には,農業その他の産業の利益を損じ,著しく公共の利益に反するようになった場合の処分についても規定がされております。 このことから関係企業には,現に被害が発生しておること,それから将来発生するおそれがあること,こういったことから利害関係者に対する必要な措置をとらなければならないということで考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 本年の10月,鉱害等の監督,指導に当たる本省の部署であります経済産業省原子力安全・保安院鉱山保安課長さんに,直接私はお会いをして陳情する機会を得ました。地元の国会議員の労によるものですけれども。 この課長さんは,塩害が砒素等と違って典型的なものでないことから難しい面はあるが,企業が十分対応しているかどうかを見ていく中で,経済産業省としてどう対応していくか考えていきたい,まず1点。2点目として,因果関係がはっきりすれば,対策のための改善指導や改善命令等恒久的指導や命令ができる。そう見解をおっしゃっていただきました。 企業は因果関係を認めています。認めているから,お金をかけて排水ポンプで排水をしています。高知市がこの因果関係を究明することもできると思いますけれども,その辺のお考えをお聞きしたいのと,因果関係究明のためのいろいろな方法論として,一番簡単な方法として,要は今ポンプで排水しゆうわけですから水位を保ちゆう,そのポンプをとめたら出るわけですよ,わき水が,塩水が。そういうことができると思いますけれども,所見をお伺いいたします。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 御質問にもございましたが,去る10月29日にくろしおアリーナのほうで,国土交通省土佐国道事務所の主催であります高知南国道路工事説明会が開催をされておりまして,このときに経済産業省や関係企業,これは問題の企業でございますが,この問題についての原因が企業側にあることは双方が認めておることを確認しております。 排水ポンプについて一時停止をするということになりますと,塩水が流出することの再確認ということはできるわけでございますが,さらなる農業被害が発生する可能性が出てきます。そういうことで,ポンプをとめるということは,現状では得策ではないのではないかというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) ポンプをとめることが目的ではないんですけれども,因果関係をはっきりさせるということは,私は,方法はどうであれ必要なことだと思います。 今回の問題は,南国市にあります鉱山跡地で発生している問題です。しかし,被害が具体的にあらわれているのは高知市の市域です。高知市です。鉱害の未然防止,農業の振興,市民の財産の保持の観点から,高知市の積極的な取り組みが非常に重要です。 基本的なことをお聞きいたします。 さきの9月議会で,この問題での陳情が土地改良区連合会から出されました。経済文教委員会で視察をした上で採択,本会議でも満場一致で採択されております。この陳情の意味と効力,高知市としての陳情採択の位置づけ,こんな点についてどんなにお考えになられておるかお聞きをいたします。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) この陳情には,塩水化問題の解決に関する地元の関係者の方々の切実な思いが込められております。そういうこともございますので,議会でも全会一致で採択されたというふうに考えております。行政といたしましても,このことを真摯に受けとめ,問題解決に当たってまいらなければならないというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) もう一点お聞きをいたします。 農業委員会が,毎年,農業施策並びに農業予算に関する建議を高知市に提出をしております。そして,この問題も,平成20年,21年,22年と石灰鉱山跡地の塩水化対策について建議をしております。これも同じように,この建議というものがどういう性格で,高知市としてどう位置づけて取り組んでいくのか,その点についてお聞きいたします。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 農業委員会の建議につきましては,農業委員会等に関する法律第6条第3項の規定に基づき,農業委員会が農業者の利益代表機関として,農家の生活向上,農村地域の振興が図られることを行政に求め,意見を提出するものであります。建議は,農業振興上の諸課題に関し農業現場からの意見が反映された内容となっておりますことから,本市農業行政にとりましては重要な位置づけにあるというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) その重要な位置づけでぜひお願いをしたいと思います。高知市には問題解決に向けた具体化を急いでほしいと,本当にそんなに思います。 繰り返しになりますけれども,まず因果関係,原因の究明を科学的に行うこと。そして,この問題の抜本対策のためには,企業や関係機関の誠意を持った対応は当然必要でございますけれども,同時に対策のための技術的な検討も大変重要だと思います。それがないと,覚書あるいは確認書をとったとしても意味をなさないからです。現在のポンプによる排水より自然流下が当然望ましいのですが,その調査と検討。それから,埋め立て等により現状を変更するとされておりますけれども,池の壁面の岩石と埋立土は融合する場合がありますので,そのすき間に塩水が滞留するおそれがあることからの工法も含めた技術的検討も必要だと思います。それから,これらの費用の概算額の算定なども必要です。 被害を受けるとき,その被害をこうむるのは高知市民であるということからの高知市の積極的な取り組みを要請して,部長にその所見をお聞きいたします。 ○議長(水口晴雄君) 水口農林水産部長。 ◎農林水産部長(水口俊智君) 鉱山保安法や鉱業法の趣旨や規定を勘案しますと,農業被害の原因究明や塩水の流出防止の措置を講じることは,被害発生の原因者が実施すべきものというように考えております。 本市といたしましては,関係法令を所管いたします経済産業省の指導もいただきながら,また地域へは技術的指導も行いながら,早期に地域と関係企業の話し合いの場を設けるなど,問題解決に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) よろしくお願いします。 ちょっと古い話になりますけれども,陸上し尿処理施設建設について思い出していただきたいと思います。 昭和49年,高知市周辺の9カ市町村によります高知中央地区衛生事務組合が設立をされ,ある町に陸上処理施設を建設しようとしました。56年完成の予定でした。しかし,この計画は地元の大きな反対に遭い断念され,組合も解散となりました。 しかし一方で,高知県漁業協同組合連合会と合意した,し尿の海洋投棄期限である昭和58年3月31日が迫っておりました。高知市はこうした大変追い込まれた状況の中で,53年11月,横山龍雄高知市長が誕生いたしました。横山市長は介良出身であったことから,就任早々からこの問題に積極的に取り組み,55年11月に高知市し尿処理施設建設事業環境調査報告書がまとめられ,総合的に分析した結果,適地を処理場の施設を介良,五台山に決定をいたしました。そして,56年10月着工,59年6月竣工で現在の東部環境センターが完成しております。 何を言いたいかと申しましたら,し尿処理場というのはいわゆる迷惑施設と言われております。これは,地元の年配の方の話ですけれども,くそを捨てる工場をつくるがかに始まって,介良でも五台山でも相当な反対があった。介良では賛否両論あって,道路の真ん中で殴り合いのけんかになったこともあると,こういうお話を聞いておるところです。しかし,どうしてもつくらんといかんという施設であるやったら,横山市長を男にしちゃらないかん。高知市に協力しようということで今に至っております。 今,塩水わき水の件で介良,五台山が非常に困っております。正力困っちょります。高知市の積極的で温かい関与を欲しております。この問題の最後に,問題解決に向けた市長の決意をお聞きしたいと思います。 ○議長(水口晴雄君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 私が役所に入りましたのは昭和50年でございましたので,当時の横山市長,そして当時の市の幹部の皆様方の陸上し尿処理施設建設に向けての御苦労というものは本当に今でもよく覚えております。 今回,この地域の皆様方が塩水による農業被害の不安にさらされまして既に5年が経過をしておりまして,農業委員会の建議の中でも詳しく御紹介も賜っておりまして,また御要望も強くいただいております。一時期確認書を締結するところまでいっておりましたが,経営者の交代ということもありまして現時点でまだ締結に至っていないということになっております。 私自身も非常にこのことは注目をしておりますし,また9月議会で全会一致で採択をされたということもありますので,今後,鉱山保安法と鉱業法を所管します経産省の四国通産局,また高知南国道路の建設を行います国交省などの関係機関の協力も得ながら,この問題に関係をいたします企業との直接対話の機会も持つ必要があるというふうに考えております。関係機関と事前協議の上で,関係企業との直接対話の機会を持つという設定をしてまいりたいと思いますので,今後とも私ども高知市政で積極的に地元の御要望を踏まえ取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 市長から直接対話を含めて問題解決を図っていきたいと御答弁いただきました。よろしくお願いをいたします。 次に,財政見通しと職員賃金についてお聞きをいたします。 財務部長にお聞きをします。 高知市の財政状況ですけれども,起債残高は平成17年度のピークから400億円の減,21年度決算でも123億円減少しております。21年度から25年度までの財政再建で750億円の起債を減らしていこうと着実に進められております。 一方,交付税のほうですけれども,平成21年度は13億円の増,22年度は地方財政計画で地方交付税額が確保された結果として,高知市の交付税も増額をしております。さきの9月議会の市長提案理由説明にありましたように,当初予算比較で交付税は13億円余り増加をして,臨時財政対策債を合わせた実質的な交付税は21億円増加ということになっております。 高知市の財政状況の健全化は,本年度と同様に成果が上がっておると思いますけれども,その辺の基本認識についてまずお聞きをいたします。 ○議長(水口晴雄君) 舛田財務部長。 ◎財務部長(舛田郁男君) 平成21年度,22年度につきましては,御質問いただきましたように,財政再建への取り組み成果とか普通交付税の増額等によりまして,想定よりは財政状況はよかったと考えております。 しかしながら,今後につきましては,国の財政運営戦略において,平成22年度の国の一般歳出と地方交付税の合計額の71兆円を23年度からの3カ年の上限とする方針が決定されましたので,年間1兆円を超える社会保障費の伸びを吸収するためには,地方財政へのマイナス影響は避けられないものと考えています。 加えまして,先般,財務省が平成21,22年度に地方交付税に特例加算した1.5兆円を廃止する方針を固めたとの報道もありまして,また来年度の普通交付税算定では国勢調査の速報値が用いられますことから,人口減少に伴う減額が想定されているところですので,現時点までは順調に健全化が図られてまいりましたが,今後の財政見通しとなりますと決して楽観できるものではないというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) はい,そういう答弁でしょうね。 そしたら,今のことで,新財政再建推進プランは平成21年度から25年度までの計画になっています。この中で人件費ですが,21年度,22年度の人事院勧告がマイナスになったことによる財政的効果について,年度ごとにそれぞれお聞きをいたします。あわせて,21年度の人件費における計画と決算額の状況についてもお聞きをいたします。 もう一つ,平成22年度は140人程度の欠員があるとお聞きをしておりますけれども,22年度計画の金額と実際の見込み額の比較についてもお聞きをいたします。 退職金については後年度の負担を軽減する効果があり,問題をややこしくするので,考慮せずにお答えください。 ○議長(水口晴雄君) 舛田財務部長。 ◎財務部長(舛田郁男君) 人事院勧告によります人件費への影響額は,平成21年度では,一般会計で3億3,000万円余り,特別会計では2,700万円余りです。22年度につきましては,一般会計で1億7,000万円余り,特別会計では1,600万円余りです。 それから,新財政再建推進プランと決算との状況につきましては,プランのほうは一般会計での推計でありますので一般会計でお答えをいたします。 プランの平成21年度の人件費の想定は,事業費ベースで203億円余りでございます。これを一般財源ベースにしますと180億円でございましたが,決算では事業費が192億円余り,一般財源ベースで168億円余りということで,一般財源ベースではプランより決算が11億円余り少なくなっております。 それから,平成22年度につきましては,まだ見込みではございますけれども,プランの事業費ベースが198億円余りで,一般財源ベースにしますと175億円余り,決算見込みでは事業費が187億円余りで,一般財源にしますと163億円余りで,22年度も一般財源ベースではプランよりも決算見込みが11億円余り少なくなると見ております。 この11億円の差につきましては,プランが当初予算時点での年間予算を想定したものであり,人事院勧告は想定外でございますけれども,新陳代謝等による減額分を含めたこの12月人件費の減額補正額にほぼ相当するというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。 ◆(田鍋剛君) 要は,新財政再建推進プランと実際の決算あるいは決算見込みでいうと23億円を超える効果を得ておると。まあ言うたら前倒しで済んでおるということだろうと思います。 県下の自治体の給与の独自カットについてちょっと見てみましたら,三位一体改革によって,平成17年度には県下の多くの自治体で職員の給与の独自カットが行われてきました。しかし,その後,財政再建や国の地方重視政策により,南国市と土佐市が18年度で,須崎市と宿毛市が20年度で,高知県も昨年12月でこれを終えております。安芸市においても23年度廃止の方向で検討されておるというふうにも聞いておるところです。 御承知のとおり,民間の給与実態を反映して,平成21年度,22年度と人事院勧告は連年のマイナス勧告でございました。11月の臨時会で給与の引き下げを行いましたけれども,独自カットとあわせると市職員の給与水準は今民間より低くなっております。また,財政再建のため大幅に職員数を削減しているために,職員一人一人に対する大きな負担がかかっておりまして,独自カットとあわせ職員の士気も下がっていると,多くの職場でその声を聞きます。 財政状況を考慮しなければならないことは重々承知をしておりますけれども,来年度のカット割合について,可能な限り職員の気持ちにこたえることはできないものか,これは吉岡副市長にお聞きをいたします。 ○議長(水口晴雄君) 吉岡副市長。 ◎副市長(吉岡章君) 先ほど財務部長の答弁にもございましたように,財政状況は普通交付税の増額等で想定よりも改善が認められていますが,地方交付税の先行き,1.5兆円の別枠加算廃止が報道されるなど,ちょっと不安定要素もございます。 楽観できない状況ではございますけれども,やはり職員の皆さんに対しましては給与の独自減額という形で大変負担をかけておりますし,定員適正化計画等職員も削減しておりまして,非常に御苦労をかけております。非常に独自減額については,大変心苦しく思っているところでございますが,職員の士気を考慮いたしまして,来年度の地方財政対策等を加味した財政収支の見通しについても,もう少し状況を見た上でということになりますけれども,独自軽減の内容について,一定軽減する方向で検討できればというふうに考えております。 いずれにいたしましても,年明けの職員団体との交渉を行う中で総合的に判断を行いまして,議会にお諮りしたいというふうに考えております。 ○議長(水口晴雄君) 田鍋剛議員。
    ◆(田鍋剛君) 汚泥処理のあり方とその活用についてやりたいと思いましたけれども,時間がなくなりました。答弁を御用意していただきました水道局,それから環境部,都市建設部にはおわびをして,質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(水口晴雄君) この際暫時休憩いたします。  午前11時58分休憩  ~~~~~~~~~~~~~~~~  午後1時0分再開 ○副議長(山根堂宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 迫哲郎議員。  〔迫哲郎君登壇〕 ◆(迫哲郎君) 日本共産党の迫哲郎です。我が会派は私で5人目の登壇となりますけれども,多方面の質問をさせていただきましたので,私は新図書館の整備構想に限って質問をさせていただきたいと思います。 市民の図書館を,県立との追手前小敷地内での一体化ではなく,市民図書館を単独で追手前小学校敷地内に整備することを求め,質問をさせていただきます。 県立図書館と市民図書館をどう整備するかについては,平成18年3月議会では明確に単独整備を予定しているとしてきた市長ですが,一体型整備という橋本前知事からの提案を受け,2期目の最初の議会でした19年12月議会から県,市で合築を検討しているとの表明があり3年が経過しました。そして,この8月24日,県市連携会議での尾崎知事との合意となったわけです。 そこで,市長は市民図書館単独の整備ではだめだとの結論に達したと思われますけれども,この3年間検討して決断したポイントはどこにあるのか,まずお伺いいたします。 合築の議論は,県民,市民が図書館を真剣に考える機会をつくってくれたと思います。その議論の中で,例えば市が司書採用を始めることや,県,市の図書,資料購入費については,県で4倍の1億円,市でも平成18年度実績まで図書購入費を増額することが検討委員会にも表明されるなど,人的,財政的に相当踏み込んだ図書館行政へ踏み出すこととなるということが期待されます。もし合築が成就しない場合でも,この議論が県立図書館としても,市民図書館としても生きるようにならなければ今回の議論の意味が本物ではなかったと言われても仕方がないと思います。そうした意味で,こうした真剣な議論が高知で初めて行われたことは,県民,市民にとって有益であったし,そうならなければならないと思っています。 ここまでの検討委員会での議論と県民,市民の世論の深まりについて,市長,教育長はどのように感じてられるか,お伺いをいたします。 私は,これまでの検討委員会の議論をお聞きして,結論として,公文書館機能もある県立図書館とこども科学館あるいは博物館,これはシキボウ跡地に県単独で整備することが県全体の生涯学習機能を高めることになると確信をするものです。そして,高知市が担う市民図書館本館と21の分館,分室の役割と機能の将来を考えたとき,本館は単独で整備すべきだと考えます。 この間,県,市でつくるワーキンググループが数回の協議を重ね,一体型整備のたたき台をつくってきました。そこには単独整備と比較する形で一体型案が出されています。第1回目の検討委員会に出された資料1の中に具体的に書かれてあります。この比較する単独案と一体型案の両方をワーキンググループがつくり,一体型の結論に導いているというのが形式的なこの議論の特徴となっていると思います。これは大事な点ですのでもう一回言いますと,単独案と一体化案の両方をワーキンググループがつくって,一体型の結論に導いているという,そこに特徴があるというふうに思っています。 そこで,検討委員会に出された資料に基づいて,特にそれぞれの単独整備案と一体型整備案との比較を中心に順次お聞きをしていきます。 まず,開架,閲覧スペースについてです。 県立単独の整備計画案では2,800平米が必要とされていましたけれども,一体型案では3,300平米とされています。県立単独の案に500平米がプラスされたわけですが,一体型となり閲覧スペースの当然拡張分も含まれていると思われますので,開架スペースとしては,県立単独案から一体型で二,三百平米しかふえない,そういう案ということです。 市民図書館のほうはどうかというと,単独案は開架2,065平米が想定されていましたので,これを二,三百平米にどうやって押し込むかというのが課題です。子ども室や新聞や雑誌の閲覧スペースは重複するといっても,本当に押し込められるか,かなり無理があるということです。 次に,開架図書の冊数ですけれども,現在の県立と市民図書館の冊数は,県立で11万冊,市民の本館が15万冊,合計26万冊です。それぞれの単独整備計画では,ともに20万,20万の40万冊,この開架規模を想定していました。ところが,一体型案では何と28万冊,県立,市立の現状の合計とほとんど変わらない。それぞれの単独整備計画からどうしてこんなに後退したのか,この数字をどうやって出したのか,一体型の利便性とは何か,教育長にお伺いをいたします。 次に,管理スペースです。 これは,事務室,市町村支援室,研修室,ホール,こうしたスペースですけれども,県立の現状では400平米足らずと本当に貧弱な現状です。それを単独整備案では2,200平米に広げるとしたわけです。市民図書館のほうはというと,単独案が1,220平米とするということになっています。ところが,このスペースが一体型案で2,100平米となっています。おかしいでしょう。県立だけの単独整備案より縮小しているんです。どうして縮小させたのか,その理由を教育長御説明ください。 次に,事業費についてお伺いをいたします。 3回目の検討委員会に駐車スペース100台分程度,点字図書館,こども科学館を含めて延べ床面積1万6,000平米のたたき台が示されましたけれども,こちらはまだ数字が示されていません。きょうは検討委員会に示されている1万3,000平米の一体型案と県立図書館が1万平米,市民図書館7,000平米とした単独整備案のそれぞれの数字について比較しながらお聞きをいたします。 検討委員会への説明では,合築だと整備費で22億円削減され,新たに発生するシステム統合費等を差し引いても18億1,000万円削減されるとされています。 まず,検討委員会に示された資料で4,000平米縮小することと,設備整備費と情報機器等整備費の縮減で22億円の削減効果というふうになっていますけれど,その内訳をお示しください。 それぞれの単独整備案の施設整備費,情報機器等整備費についてですが,特に市民図書館のこの経費は両方で約7億円と,市民図書館としてはかなり高額になっています。この情報機器等というのはシステム統合分を含みませんから,何にこんなにお金がかかるのか,この金額の算定根拠をお示しください。 また,一体化によるシステム統合費などの臨時的経費,これは2回目の検討委員会でこうしたペーパー,資料4というペーパーで示されておりましたが,ICタグの導入を前提にして3億9,400万円とされています。ICタグの導入は県,市で合意済みのことなのでしょうか,お伺いします。 あわせて,このICタグはバーコードなしが想定されていますけれども,その場合高知市の分館,分室はどうするのか。この問題は,高知市の分館,分室での図書の流通,市民の利便性にかかわる大変大事な問題です。お聞きをいたします。 次に,運営費についてお聞きします。 検討委員会に出している資料では,年間運営費は単独だと県が4億円,市が3億3,000万円,計7億3,000万円,ここを一体型にすると1億1,000万円削減できるということが示されています。 図書購入費については,県の中澤教育長は建設費が浮いた分で当初の2倍にすると言いましたし,また後に1億円にするということも言いました。ところが,検討委員会の資料では,これは単独整備でもふやすということになっていますので,大変矛盾するといいますか,運営費でも一体型のほうが経費削減効果があるということを言わんがための小細工だと思いますけれども,これは単独整備でもふやすというのであればそれは結構なことですので,問題にはいたしません。 問題なのは人件費です。検討委員会での資料では,人件費については職員を増員することなく,効率的な運営をすることが可能であれば削減できる。この文章を何度読んでも意味がわからないんですけれども,数字資料のほうはもっと明確に書かれてありまして,単独整備案では県,市合計で正規職員44人,臨時職員等が37人ですけれども,一体型では正規職員を41から42人,臨時職員13人,正職で二,三人減,臨時で24人減ということが想定されていて,削減額は約8,000万円だと。利用者の増大を見込みながら,一体型でこれほど人員削減ができるという根拠を簡単にお示しください。 次に,今回の図書整備費にも活用する合併特例債についてお伺いをいたします。 現在の合併特例債の起債可能残高と活用見込み額を,財務部長にお聞きをいたします。図書館については,単独整備としていた当初の案でも構いません。 合併特例債が県との合同施設でどの範囲まで使えるか,これも大きな問題です。まず,同一機能で混然一体化した県市合同の事業に特例債を活用した前例はあるか,総務省の見解はどうか,これも財務部長にお聞きいたします。 市の負担部分に特例債を充てるにしても,一般的にエントランスやエレベーター,トイレ,機械室など共用部分は別として,開架スペースや書庫,こうしたものも混在し専有とは言えないというふうに今の段階では考えられています。専有部分と共用部分の区別はどうやって行うのか,国の見解などがあるのか,これも財務部長にお聞きをします。 次に,土地利用についてお聞きをします。 高さについてですが,これは昨日来も議論がありましたけれども,追手前小学校敷地は,高知城の景観を保護するために市が設定した高度地区の隣接地で,まさにその眺望を確保すべき場所です。当然,高さ規制の28メートル以内におさめるべきと思います。 また,図書館という施設の特性から,階高については5メートル以上,フロアやホール,またこども科学館などのあるフロアは6メートル以上欲しいと思いますが,追手前小敷地に市が建てる場合28メートル以下にするのか,教育長の見解をお聞かせください。また,階高についても見解をお聞かせください。 駐車場についてお聞きします。 図書館にとって駐車場は必要ですが,中心商店街のど真ん中という場所柄,日曜市や周辺の民間駐車場への影響などを考えないといけません。駐車場について,検討委員会に機械式,自走式等で地下に100台分つくる案などが示されましたが,市はもともと駐車場は施設規模見合いの附置義務台数としていましたので,100台程度つくるという案が出されたのは,附置義務台数以上は県の負担でつくるという意味でしょうか。県との間でそのような合意のようなものがあるのでしょうか,この点も教育長にお聞きをいたします。 もし市の当初の意向に反して,県がつくろうとする駐車場の財政負担をかぶるというのであれば,これで市の財政的メリットは全くなくなることになります。ただ,単独整備でも駐車場は一定必要という意見もありますので,このことはひとまず保留をします。 関連することですのでここでお聞きをいたしますが,合併特例債を活用した懸案の北消防署の新設についてです。 私は,その設置場所は県の公社が保有するシキボウ跡地が適地だと考えていますが,県に借地等の要請をしているのでしょうか。というのは,追手前小の敷地に合築となった場合,県へ土地代は請求しない方向で検討しているということですので,同時期に県,市の土地を譲り合うことになります。借地等の要請をしているのか,またその土地の実勢価格についても,わかっていましたら,吉岡副市長,お示しいただけますでしょうか。 次に,点字図書館についてお聞きします。 点字図書館は,行政の役割分担からは県行政となっていると思いますが,県に交付税算定されている金額,ここ数年の平均的な概算で結構ですのでお示しください。また,これもここ数年の概算で,県から高知市へ入っている金額についてもお示しください。財務部長にお聞きをいたします。 こども科学館について,子ども科学図書館・こども科学館基本構想検討委員会が立ち上がっておりますが,そこに延べ床面積3,500平米以下の他の都市の科学館やプラネタリウムの設置例の資料が示されて,プラネタリウムについては検討委員会としてのゴーサインが出ました。 昨日来の議論で,市長からは余り膨らみ過ぎるという懸念といいましょうか,答弁もありましたけれども,市としての施設に対する許容範囲,例えば何億円までは検討できると,こうした条件を考えていないのでしょうか,教育長にお聞きをいたします。 あわせて,現在の運営費を移転後はどの程度増額するつもりなのか,また来年度からふやすつもりはあるのか,お聞きをいたします。 最後に,合築の場合の県,市の負担割合についてです。 どのような割合にするのかもう決まったでしょうか。まだなら,決まらない理由をお聞きいたします。 以上,お聞きをいたしまして第1問とさせていただきます。 ○副議長(山根堂宏君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 新図書館についての御質問にお答えを申し上げます。 まず,合築を決断したポイントということでございますが,やはり高知県内それぞれ,高知市におきましてもこれからますます人口の減少ということが見込まれております。この人口減少の中で,財政状況も大変厳しくなるという状況も予測をされます。一方,図書館をめぐる環境としましては,書籍の電子媒体化の動きや,図書館の役割にも地域の課題解決支援型の新しい図書サービスが求められてきているという変化があってきております。 このため,県民,市民の図書館という公共サービスの質の向上を一層図るという観点をもとにして,今後とも安定した図書館運営を長期にわたって続けていくためには,県,市が連携することで相乗効果をもたらすという知恵と工夫が重要だというふうに認識をしたところでございます。 こうした観点から,県立図書館との合築によります一体型の整備という言われ方を今されておりますが,市民,県民のためのより充実した図書館サービスが提供でき,さらには県下の読書環境向上にも大きく寄与できるということで,尾崎知事とも合意をし,提案に至っているところでございます。 当然いろんな意見がございますので,現在の検討委員会での議論と,また非常に関心も高いので,この委員会とは別にしまして,さまざまな御意見が今出てきているところでございます。新図書館構想の検討委員会の中でも,さまざまなお立場から御意見をいただいておりまして,合築の場合の課題,これからのサービスのあり方がだんだん明らかになってきているということを感じております。 御指摘にもありましたとおり,今回の論議は,図書館というものが市民,県民のためにどうあるべきかという関心が非常に深まったということでは,いい論議の場になっているというふうに考えております。いつも申し上げておりますが,図書館という機能は,大体2歳ぐらいのお子様から高齢者の方々まで,幅広い層が使う大切な社会資本としての機能を持っておりますので,論議が深まっていくということは非常に重要だと考えております。高知市民の図書館につきましては,戦後一貫して全国に誇るべき歴史と実績を備えておりますので,21世紀にふさわしい図書館サービスのあり方ということを議論していただきながら,形にしていきたいと考えているところでございます。 次に,合築の場合の県と市の負担割合について,私からお答えを申し上げたいと思います。 御承知のとおり,内容等はこれから機能の中身が論議をされていくところでもございますので,県,市の割合をどうするかということはまだこれからの論議でございます。市立図書館の機能の中身,そして県立図書館としての機能と役割,それと共用部分等がございますので,ホールとかエレベーター,階段等,そういう部分の全体が固まった上で,負担割合については協議の上で決まっていくという認識を持っております。 今後とも,県と市の間で負担割合のあり方については,総括的な協議と調整をしていく必要があると考えているところでございます。 その他の御質問には,副市長及び各担当部局長等からお答えを申し上げます。 ○副議長(山根堂宏君) 吉岡副市長。 ◎副市長(吉岡章君) 北消防署の建設用地に関する御質問をいただきました。 北消防署の建設用地といたしましては,交通アクセスのよい幹線道路沿いで,かつ一定の面積が必要となりますことから,以前よりイオン東側の高知県土地開発公社所有地の利活用につきまして,県,市のさまざまな協議の場で,県に対して本市のまちづくりに配慮した土地の利活用を強く要望しているところでございます。 また,県有地,市有地に係る土地の使用料につきましては,高知県,高知市おのおのの財産条例に基づきまして,地方公共団体が公共もしくは公共用,公益事業の用に供する場合は減免することができるという規定がございますので,これまでも県有地,市有地を庁舎を除く県,市の公共施設に供用する場合には相互に土地利用料を無償にしておりますが,北消防署の建設用地につきましては,庁舎用地となりますことから,県に対して借地等の要請はしておりません。 なお,当該土地の実勢価格でございますが,実際の取引が行われておりませんので定かではありませんが,所有者であります高知県土地開発公社の帳簿では約五十数億円というふうに聞いております。 ○副議長(山根堂宏君) 舛田財務部長。 ◎財務部長(舛田郁男君) 合併特例債の起債の可能残額につきましてでございます。全体で約184億円の発行が可能でありますが,昨年までの発行実績及び本年度の合併特例債の起債申請額の合計額が約110億円になっておりまして,残額は約74億円となります。 このうち市民図書館整備につきましては,単独整備構想の際の事業費32億4,000万円に対しまして,合併特例債によります起債発行額を30億7,800万円と想定しているものでございます。 それから,県市合同の施設に合併特例債を活用した前例はあるかという御質問でございますが,県市合同施設での活用につきましては確認できておりませんけれども,本市では既に総合あんしんセンターの建設におきまして,医師会等との合築となります事業に合併特例債を活用しているところでございます。県市合築の図書館につきましても,本市の負担に属する部分で新市まちづくり計画に該当するものにつきましては,合併特例債の活用が可能と考えております。 それから,専有部分と共用部分の考え方につきましても,総合あんしんセンターの際に総務省からの指導もございまして,市の専有部分は市の負担部分となりますが,共用部分につきましては,専有部分の割合に応じて案分して算出するものとされておりますので,県市合築の図書館につきましても同様の考え方で差し支えないものと考えております。 次に,点字図書館に係る県の交付税算入額等についての御質問をいただきました。 制度解説資料に基づきまして本市で試算をした数値ということで申し上げますと,平成20年度,21年度とも,点字図書館に係る県の基準財政需要額への算入額は約730万円となっております。一方,本市に中核市分として算入されております額は約190万円で,また高知県から委託金等によりまして本市に交付されました金額は,20年度が420万円余り,21年度は緊急雇用創出事業もございまして少し多くなりまして,630万円余りとなっております。 以上でございます。 ○副議長(山根堂宏君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 新図書館構想に関しましてたくさん御質問がありましたので,お答えできる範囲でお答えさせていただきたいと思います。 ただ,基本構想の検討委員会が立ち上がっておりますので,内容あるいは機能,中身の論議が今現在されております。そういうことで十分な答弁になるのかどうなのかわかりませんが,精いっぱい答弁させていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。 まず,検討委員会での議論と世論の深まりをどう感じているのかという御質問がございました。 市長からもお答えがございましたけれども,いろんな形でいろんな立場の方々から,新たな図書館がどうあるべきかというふうなことで,たくさんの論議がなされておるわけでございます。今の県立及び市民図書館のレベルが,現在の先進の図書館レベルに照らし合わせてどうなのか,役割が違う図書館を合築する場合の課題,問題点などが本当にいろんな形で提起をされているわけでございます。 私自身も図書館のあり方等について改めて勉強させていただき,また新たな図書館の構築に当たりましては,いただきました御意見をもとに,その実現に向けて努力してまいりたいというふうに思っております。 次に,開架,閲覧スペースの問題についてお尋ねがございました。 検討委員会にお示しをいたしました時点で想定しておりました案では,開架,閲覧スペースをおよそ3,300平方メートル,通路等の管理スペースを加えますと約4,100平方メートルということで見込んでおります。そして,開架冊数は28万冊を確保したいと考えております。後退という御意見もございますが,両者を単純に足し算するものではございませんので,御理解をお願いしたいと思います。 次に,管理スペースの問題についてお答えをします。 ホールや会議室を共用することなどによりまして管理スペースは縮減できるものと考えておりますが,これもあくまで判断材料を提供するために検討したものでございます。原案は,書庫や開架,閲覧スペースを合わせて約60%確保したためこのようになっておりますが,今後建物の構造や面積等を勘案しながら,詳細についての検討をしていきたいと考えます。 次に,削減効果22億円の内訳についてお尋ねがございました。 4,000平方メートル縮減によります工事費が16億円,工事設計監理費で6,400万円,設備に係ります整備費で2億7,500万円,情報機器等の整備費で2億6,800万円を想定したものでございます。 次に,情報機器等の整備費についてお答えをいたします。 この金額は,単独と合築を比較,検討するための資料でございまして,細かく積み上げたものではございません。 御質問の施設整備費,情報機器等の整備費を合わせて6億9,700万円は,今後ハイブリッド型の図書館の整備が求められますことから,インターネットへの自由な接続や多様なメディアに触れることができる環境を整備し,ハイブリッド型図書館を目指している先行事例の総額を参考にいたしまして,面積割合を試算したものでございます。 次に,ICタグ,バーコード等の問題についてお答えします。 ICタグにつきましては,利用者の利便性や業務の効率化を図る上での検討材料として,市民図書館,県立図書館のすべての本に貼付することを仮定としてお示しをいたしたものでございます。今後,バーコードとの併用,あるいはバーコードつきICタグ採用など,先進事例や専門家の御意見も聞きながら,導入等につきまして検討してまいりたいと考えております。 なお,このことによりまして,市民図書館の分館,分室との市民図書館システムコンピュータや物流の運用が損なわれることはありませんので,御理解をお願いしたいと思います。 次に,一体型図書館による人員の削減に関する御質問についてでございます。 お示しいたしました削減数につきましては,ICタグ導入が図られた場合やカウンター業務の一元化,重複業務の整理等によります職員の効率的配置を想定したものでございます。 次に,建物の高さの考え方や階高についてお答えをいたします。 新たな施設の高さについての考え方につきましては,28メートル以下にするかどうかは関係部局と十分協議しなければならないと思っております。基本は,公共施設として周辺の環境や景観に配慮しなければならないと考えております。 また,階高につきましては,特に図書館の開架,閲覧部分とゆとりを持たせた空間を確保いたしますために一般の建築物より高いものを考えておりますが,詳細については今後の検討課題としたいと思います。 次に,駐車場に関する質問をいただきました。 第3回の基本構想検討委員会では,想定として施設面積1万6,000平方メートルの規模をお示しし,その場合,本市の建築物における駐車施設の附置に関する条例から,附置義務台数が35台程度であることを説明いたしました。これは,一定施設規模に対して,市の規定上,一定の駐車スペースを整備する基準があることを説明したものでございまして,市としてこれを最低限として整備することをお示ししたものではございませんし,附置義務台数以上は県の負担でつくるということを意味するものではございません。当然,そのことに対する県との合意事項もありません。 駐車場に関しましては,今後3つの検討委員会の御議論を踏まえながら,県,市で検討し,調整してまいりたいと考えております。 最後に,子ども科学図書館についての御質問にお答えをいたします。 市としての施設に対する許容範囲ということでございますが,今回の移転計画につきまして,本市としては現在500平方メートルの倍であります1,000平方メートルを基本に考えております。運営費につきましては,今後の基本構想や設計の段階で検討したいと考えております。 また,来年度からの現施設への運営費につきましては,経常予算査定の中で詰めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(山根堂宏君) 迫哲郎議員。 ◆(迫哲郎君) 答弁いただきました。2問を行います。 合築という一定の方向が示されてから3年ぐらいたっているんですけれども,この間の議論がやっぱり進んでなかったなあと,市長の話を聞いてそういうふうにすごく思いました。 よく言われるのは,両方にある県,市の専門性の高い本から市民のポピュラーな本まで1カ所で借りられる。そう言いますけれども,現実は今教育長からも答弁ありましたように,県,市の両方の施設で開架されている26万冊とほぼ同規模にしかならない。利便性が高まるというふうに言いますけれども,それでいいのかということになると思います。この施設がそのままですと,将来にわたってそういう規模という設定になってしまいますのでかなり問題がある。閲覧環境についても決して十分じゃないと。 整備費で18億1,000万円と運営費で1億1,000万円安くなるからという議論も,いろいろ疑問というか,疑義があるところです。まず,単独整備案の整備費が非常に高目に設定されている。管理スペースの答弁はもう意味不明というか,答弁になってない。県の単独整備費の平米数より一体型が少なくなっているんですから論理的にあり得ない。両方のこことここを整理して減ったではなくて,片方より少なくなっているんですから,論理的にあり得ない話。 もし一体型整備を検討していた中で,それぞれの単独案は余分だったということに気づいたんだったら,単独整備案からも引かないといけない。単独整備案の平米数を多目に設定すれば,合築でいかにも平米数を減らしたというように見えるけれども,それは見えるだけで,単独案の平米数をもっと大きくしていたらもっと減ったことになる。 平米数だけじゃないんですよ。7月8日付のワーキンググループの県側がまとめた資料がここにあります。建設工事費の平米単価,検討委員会にも平米単価は40万円ですというふうに表示されてありますけれども,ここには建設工事費の平米単価を想定される同じ免震構造で,平米数も似たり寄ったりの,最近の例であるあんしんセンターの建設時の平米単価,これをわざわざ3割増しにして採用したというふうに書かれてあります。あんしんセンターの建設費の平米単価は30万6,500円,これを3割増しにして40万円として今回の合築の整備費の平米単価にしている。平米単価を高くすれば,4,000平米削減すると言いますので,これだけで4億円削減されたことになる。単独整備の平米数がもっと大きかったら,もっと削減効果があるというふうに言うこともできるわけです。 また,市民図書館の単独整備案の施設整備費や情報機器,今このお話がありませんでしたけれども,類似の図書館の例を参考にしたというふうに言われましたけれども,これは検討委員会のほうには明確に新しい山梨県立図書館を参考にしたというふうに書かれてあります。県立と市民の図書館の機能は,これは明らかに違います。皆さん方も多分他県の県立図書館や市民図書館を見られたと思いますけれども,その機能はやはり違います。県立の施設をそのまま市民図書館に当てはめて平米単価で割り戻すなんという非常に乱暴な方法で,市民図書館の単独整備費のところが膨らまされている。 当然一体型整備にするとその分は削減されますので,削減幅が大きいというふうに見せるためのものではないかと私は思います。 そもそも何億円削減できるかというときに,比較対象同士の機能は変わらないというのが大前提のはずですけれども,管理スペースに象徴的なように,合築を検討する中で単独整備案から機能を縮小させている。機能を縮小するというのは利用者サービスの削減ですので,それで財政が削減できましたというようなことは言ってほしくはありません。 ICタグの話で,今分館,分室の流通に余り影響がないような話をされましたけれども,これは大問題ですよ。ICタグ,バーコードを例えば古い市民図書館のままのバーコードを残したとしても,そうなると分館,分室の本は流出するけれども,県立の本は分館,分室では使えないという,そういう分館,分室の利用状況にとって大変な問題になるし,もしこれを改善しようと思ったら分館,分室にICタグのリーダーや自動貸出機などを設置せないかん。この費用は丸々市が単独で持たんといかんわけです。 確かに一体型にすれば多少経費は減るかもしれません。しかし,システム統合するための経費もかさむ。一体型の優勢を際立たせるために,かなり見せかけの数字を大ぶろしき広げて,これだけ削減できると示した数字じゃないかというふうに思います。 市長にお聞きをいたしますが,単独の事業ならここで市長に改めて正確な経費の計算をもう一回やってくれとお頼みしたいところですけれども,一体型のこうした計画の場合,市長にそうしたことが言えるのか,これも大変疑問なんです。市長はそういう経験があるのか,あれば経費資料の再検討をお願いしたいですが,答弁をお願いします。 それと,負担割合ですけれども,単独整備案の想定面積比で負担割合を決める。これは普通に考えることやと思います。県がもともと1万平米,市が7,000平米,合計1万7,000平米を,4,000平米減らして1万3,000平米の合築案。ですから,減じた4,000平米を10対7で分割してそれぞれ引き算すれば,大体県6対市4という割合になります。 しかし,合築図書館の設備費というのは,主はですけれども,主は県立の機能です。県立の機能に大変な設備費がかかりますので,これを差し引いたら高知市の負担割合としては,6対4の4がもう少し3に近くなるぐらいの線で県と協議をしなければならないと思いますが,市長にこの点の見解をお伺いいたします。 新しい施設をつくれば,当然施設の設置条例を定めなければなりませんけれども,機能が一体型の施設で,その施設のこの部分の管理は県または市だけれども,運営には県,市それぞれがかかわっていますよと,そういうことが自治法上大丈夫なのかと,この辺もすごい心配があります。これも大事な点ですけれども,合築の場合,建設する主体は高知市になるということでいいですかね,高知市の土地につくるんですから。また,特例債の話もあります。市議会に工事請負契約議案が諮られるということでいいですか。そして,県からは相当額を覚書等にして負担金としていただくということで検討していると思いますが,吉岡副市長にお聞きをいたします。 県が,点字図書館の額はどうあれ,点字図書館分の交付税を流用しているというのは,高知市としてもしっかり是正を求めていただきたい。これは要望しておきます。 子ども科学図書館についてですが,教育長にお伺いしますけれども,検討委員会に無条件で,今検討委員会の議論を見ているとそう見えます,無条件で議論をしていると。どれだけ膨張するかわからない。これは,検討委員会に専門の委員さんを迎えて議論する場合,あり得ない話じゃないかと思います。 それは,もう委員の皆さんにも失礼な話で,早い時期に軌道修正をしていただきたいと思いますが,その点教育長の認識をお伺いして,2問といたします。 ○副議長(山根堂宏君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 私から2点お答えを申し上げますが,過去に共同で整備をしたことがあるかどうかという御趣旨の質問であったと思いますが,県,市で過去に共同で整備をしたものには,旭にあります女性センターがございます。あれは県,市が事業費をそれぞれ持ち合いまして共同で整備をしたソーレという形になっております。その段階でも,県,市のそれぞれの機能に応じまして,案分等の経費の負担割合を決めていったところでございます。 それで,2点目の質問でございますが,今回の合築,一体型整備の割合ですが,まだまだ委員会で機能の面をさまざま御論議いただいているところでございます。機能面が固まらないと案分ということがまだ出せないという状況でございますので,県,市の割合につきましては,機能面が固まっていって,それで本体部分の県,市の占用部分,そしてその割合に応じました共用部分の案分の比率とかという感じになりますので,まだ現段階では県,市の比率を出せる状況にはないということで御理解を賜りたいと思います。 その他の項目につきましては,副市長及び教育長からお答えを申し上げます。 ○副議長(山根堂宏君) 吉岡副市長。 ◎副市長(吉岡章君) 合築の場合の建築主体等に関する質問をいただきましたが,今後3つの検討委員会での論議を踏まえてからになると考えておりますけれども,県と市のどちらが建設に向けた発注主体になり,どちらが応分の経費の負担を持つのかの課題は生じてくるものと考えております。 追手前小学校は市の所有地であり,市民図書館部分には財源として合併特例債充当を予定しておりますことから,市が発注主体となることについては相応の義務がありますし,また県は県立図書館の市町村支援の機能強化等を明確にし,施設整備に反映していかなければならないものと考えますことから,県としても発注主体になる理由はあるものと考えております。 こうしたことから,県,市のどちらも大型施設建設に向けたプロジェクトの推進能力は十分に保有しておりますし,過去の実績もありますので,今後の検討委員会の御議論も踏まえまして,一体型整備の方向性が出ましたら,どのような手法をとるのがよいのか,また負担のあり方等,早急に県,市で調整していかなければならない課題だというふうに認識しております。 ○副議長(山根堂宏君) 松原教育長。 ◎教育長(松原和廣君) 子ども科学図書館の問題につきまして,一定の条件をつけるべきではないかという御意見がございました。 最初我々も,委員の先生方には一定夢を語っていただいてというふうなことで,自由に論議をしていただいたところでございます。これからは,県と十分そこらあたりを協議しまして,現実的な枠組みというものを一定構えて,論議をしていただきたいというふうに思っております。 ○副議長(山根堂宏君) 迫哲郎議員。 ◆(迫哲郎君) 2問の答弁をいただきましたけれども,もちろん検討委員会に諮られている最中ですので,十分な答弁をいただけないとは思っていましたけれども,考え方として,高知市が明確な意思,そしてもちろん相手といいますか,パートナーといいますか,県がいる話ですけれども,明確な意思と主体性を持って取り組んでいるという,そういう姿勢がなかなか伝わってこない。 検討委員会の資料には,利便性も,経費削減にも,非常に私としては精査ができていない点がたくさんあるというふうに思っています。つくっても問題,つくらなくても問題という駐車場,高さ規制はしたいけれども,その割に横に延ばす敷地がない,交通の難所で追手筋という立地場所,どれをとっても条件は最悪です。何でそんなに合築にこだわるのか,合築場所を追手前小敷地にこだわるのか理解ができない。 図書館は,市立は市の中心部に,県立は郊外の敷地に,これが全国の流れです。合築というシステムの面でも,また立地場所でも,全国に例のないほど機能不全を起こしかねない図書館。そういう条件のもとで,条件がわかっているのに建ててしまったということでは,将来の利用者に申し開きができない。 県との関係で気になるのはシキボウ跡地の問題ですけれども,北消防署は日程的には図書館より先に整備されるだろうというふうに思われます。その土地代も貸借じゃないと,買うということですよね。先に買うと。追手前小のほうは,更地にするために埋文調査などもして一定のお金をつぎ込んで県にも使ってもらうと,そういうことになります。追手前小の土地を県に売却するとしたら,かなりの5億円以上のものになりますけれども,こちらは無償で貸すと。そういうことになると,シキボウ跡地の県の公社の土地,県有地になるかもしれませんが,売却可能な県有地として県はそれを温存できる。 県,市の関係でこういうような,主従関係とまでは言い切れませんけれど,そういう関係があってはならないというふうに思っています。 時間が少なくなりましたけれども,最後に組織問題。館長が2人要るかどうかということは別にしても,指揮命令系統が統一されない。意思決定が高知市だけでできない。例えば,共用部分で事故があると,どちらに責任があるかがまず問題になる。一つの施設の管理,財産管理に県と市という違う条例がある。例えば,市の外部監査人が図書館行政の監査を行うとしても,県の情報に及ぶことができるかどうか。こうしたさまざまな問題があります。一部事務組合という話もありますけれども,そうすることをすると,市が出資等をすることと一体型図書館の役割である他の市町村支援という業務内容が矛盾してくる。 私は,きのうの県議会で議論があっていますけれども,県教育長は仮定の話としてシキボウ跡地の整備を比較検討可能だというふうに発言していますが,これについての見解を求めて,すべての質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(山根堂宏君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) きのうの県議会の答弁はきょうの朝刊で読ませていただきました。知事がそこでお答えになったのは,県,市で立ち上がっている検討委員会の中では,単独と合築で比較の論議もするということが出ておりましたとおり,単独と合築との比較の論議もするということでございます。仮にシキボウ跡地へ県立を単独で建てた場合と合築の場合の比較を論議するという意味で答弁があったというふうに認識をしているところでございます。 ○副議長(山根堂宏君) 島崎利幸議員。  〔島崎利幸君登壇〕 ◆(島崎利幸君) 年長のゆえをもちまして今回も最後に質問をさせていただきます。 最後に質問をするということは,もう前の議員の皆さん方が今回の議案を初め,特に今回は図書館の問題,ほとんどの皆さんからいろんな御意見や質問がありました。質問することもなくなったので,毎度のようにマスメディアに対する文句を言わさせてもらいます。 まず最初に,私は40年以上自民党員として,また市会議員も30年余り務めてまいりました。そんな中で,地方議員の端くれとしていつも感じるのは,リーダーシップ,我々の大親分になる,つい1年前までは自由民主党総裁,総理総裁が我々のトップでありましたが,その中でも小泉純一郎,それからもっと昔になりますが田中角栄,このお二人を私はこよなく尊敬をするものであります。 最近,30年昔の田中角栄の演説集のCDをちょっと聞く機会がありました。驚いたことに三十余年前にこの田中角栄が,今日問題になっている電波の問題,それから電子書籍なんかの問題,これは今から考えとかないかんよということを言っております。それで,田中角栄が最初から一生懸命訴えることは,今日の日本があるのは日米安全保障条約のおかげだということをみんなわかっているか。無駄な防衛費を使わずに日本は経済的成長をしてきたんだ。これを大声で唱えているのであります。それから,田中角栄が言うのには,日本の経済効果としては道路網を整備するのが一番だと,これに金を使わないかんのやと,こういうことを常に申しておりました。その田中角栄の先見性といいますか,洞察力といいますか,私は彼の演説を何度も何度も聞きましたけれども,胸を打たれました。機会があったら皆さんにも聞いていただきたいと思います。今の政府に対するこれは皮肉でもあります。国家観がないとか,出たとこ勝負の菅直人総理大臣あたりはとにかく情けないね。 そんなことも含めて,市長にちょっと質問しますが,トップリーダーとしての資質,これについて語っていただきたい。 私は,今までこの場でこの問題について何度か申し上げてきました。トップリーダーというのはもちろん,その人格,識見,決断力その他,そういったものはもう全部備えていなきゃならないと思うが,それ以外にサムシングというもの,個性ですね,その人独特のそういうものが必要だと。私は英語が弱いもんで一生懸命に辞書を引いたけど,本当の意味がわからない。帝大出の深瀬議員にそのときいれば聞けばよかったけども,わからなかった。やっと出た結論は,その人の一つの個性ですね,サムシング。その人独特のもの,そういうプラスアルファみたいなものが必要だということを,これは佐藤内閣総理大臣のときの官房長官,黒金官房長官というんですが,もう皆さん知らないんでしょうけども,古い話ですがテレビのインタビューに答えて言った言葉であります。 加えて,最近話題になっております鹿児島県の竹原阿久根市長と名古屋の河村市長,この個性ある2人の市長について,ちょっと市長にどういうふうにお感じになっているか伺います。 いやあ,あんなに言いたい放題言ってみたいなと思っていると思いますよ。この人はかたい役人だし,実直な人だから言わんけどね。そういうふうに思いますね。この2人のやり方について,生きざまについて,あなたの感想を述べていただきたい。 尖閣諸島についてちょっと触れておきます。 皆さん御存じのとおり,尖閣諸島には中国がああいう形で,あれは漁師じゃないですよ。軍ですよ。兵隊がちゃんと計算をして,どこへどういうスピードで当たったら自分の船が沈没しないとか,そういうことを計算の上で,横からどういう衝突したら両方とも大した被害を受けずにやれるというあれは演出ですね,間違いなく。その話をすると,網を引き上げてるあのシーンは漁師やないか,ばか言えと,あんなこともこちらが撮影しているのを全部承知の上でああいうことをやっているということだと思います。 あの尖閣諸島に,高知県人が深くかかわっているということを私は最近知りました。名づけ親が佐川町出身の黒岩さん。魚釣島といいますか,あそこにかつおぶしの工場を室戸から行った人がつくっていましたね。その中で,あそこで亡くなった方もいるし,お墓もあるという,高知県ともいろんな深いかかわりがある尖閣諸島であります。 私は,この問題で心からうれしかったことが1つあります。それは,このビデオを流した海上保安官の心意気であります。これは一種の無血クーデターだと思います。私は,このことは今の日本人,私なんかからいうと子供ぐらいの年で,若い日本人,兵隊さんがああいう形でクーデターを起こしたと。まだまだ日本も捨てたもんじゃないなと思いました。うれしかった。この議場の中にも元海上保安官がいますけども,彼にも私は感謝して申し上げました。 生活保護については,近藤議員が初日に質問しました。いろいろ申し上げたいけれども,この制度というのは私は非常に危惧をするものです。国民をだめにする制度だと思います。ということは,朝から晩までパチンコをしていようが,それから一生懸命努力して頑張って生きている人も,全部この制度で一緒くたにして恩恵を受けるという。外国,アメリカやイギリス,ドイツ,フランス,スウェーデンなんかと生活保護の内容は全然日本とは違います。日本が一番国民を甘やかしている制度だと思います。今回7億円余の補正が出ていますが,私はこれは考えないかんことだと思いますよ。政治の問題ですね。地方の議会の問題じゃないかもしれんけども。 これについても,市長に生活保護行政についての考え方というか,あり方というか,見解をお示しいただきたい。 次に,私がずうっと気になっておりました市営球場の夜間照明。 私が思うのにね,市長は金がないから,スタンドも広くしたいと思っても言えない。県がやってくれると言うから,ああごっつあんですと言うだけでしょう。けど,高知市営球場ですよ,これは。高知市の野球ファンならずとも,いろんな関係者の声を聞いても,これは高知市もちったあ金も出しやと,スタンドも少し広くしてプロ野球の公式戦を呼べるようなくらいのことは考えたらどうぜよと,県がやっちゃお言うき,まあごっつあんですと言うてもええけんど,それに対して反応を示さない。情けないことだと思います。 私は,もう30年前から市営球場の夜間照明については申し上げておりますので,これ以上のことは申しませんが,後の夢は春野へそういったプロ野球の公式戦ができるような,そういう施設になることを心から夢見ながら,このことについては質問をしません。 図書館についても質問するつもりでしたが,ずうっと皆さんが申し上げましたので,質問がありました。意見もありました。 私は合築に反対するものではありません。しかし,追手前小学校の跡地へ図書館を持ってくるという,そういう発想にはどうしても同調できない。大体高知市は何十年も中心商店街の活性化と言って,特に中心商店街に力をかしてきたんじゃありませんか。いろんなことやってきました。何も成功してないけどね。何で帯屋町筋あたりにそういうごますらにゃいかんのかと思ったこともありました。議長,それから福島議員,中心商店街出身の議員もおりますけども,市が何をやっても,何か手を足そうとしてもうまくいかなかった。最後には,追手前小学校の跡地だからということだけでしょう,あそこへ図書館を持ってくると。それはないですよ。 もうちょっと広く物事は考えて,私どもの年代の者としては図書館というのは郊外の静かなところにあるもんだと,あるべきだという感覚です。非常にこのことについては不満があります,あの場所については。 それで,白紙に返して,市長,このことを練り直してはどうかということを言いたい。意見があれば言ってください。 それから,土佐湾の資源について,先日寺内議員からその関係の話がありました。質問がありました。これは市長が何年か前にかるぽーとで何か夢を語りましたね,土佐湾には大きな資源があると。メタンハイドレート,これが事業化されると高知県は大金持ちになれるよというような意味の夢のある話を聞きました。 何回か前の議会で,私は市長にこの質問をするつもりでしたけども,顔を上げてしまって脱線してしまってそれを忘れてしまいましたんで,今回改めて,時間があるので市長にこの問題について夢を語っていただきたい。 ただ,地下資源があるということを余り大きく宣伝すると,また中国から船団がやってくるかもしれんので,お気をつけいただきたい。まあそんなことを言いながら。 それから,南海地震対策について,県庁やその他も全部今対策を練っております。対応を考えておりますが,高知市の庁舎については何ら手をつけてない。検討もしてないように伺います。この問題について,高知市庁舎へ毎日1,000人ぐらいの市民がやってくる。庁舎の中で働いておる職員も1,000人以上いる。この生命を守るためにも,もうそろそろ腰を上げて取り組む必要があると思いますので,総務部長,これについてお答えいただきたい。 それから,最後になりますが,きょうのメーンの質問をします。 毎度のことですが,私は最近テレビを見るたび,新聞を見るたび,もう腹が立ってしょうがない。皆さんもお感じになったと思いますが,龍馬伝。龍馬伝の先月の28日,最終回,最後の10分か15分前の龍馬が暗殺される瞬間にテロップが出た。愛媛県の知事にだれが当確になろうがそんなことは知ったこっちゃないわけ,日本全国の龍馬ファンにしてはね。それをもろに出す。 これは,腹が立ってしょうがないから,後日NHKに電話した。おまえさんら何考えとるんだと。1年間一生懸命龍馬伝を放映してきて,それから高知はおかげでいろんな恩恵も受けてありがたいことやけども,この最後のここで何でテロップを流さないかんのかと。それで,中村時広ですかね,もう名前を覚えてしもうたけども,こんなテロップを当確を流す必要が何であるんだということを抗議しました。 高知の副局長が言うには,抗議の電話したら3時間ばあ待たされたが,どうするんですかと言うから,おれは議会でこのこと言うよと。場合によっては日本全国の議員の仲間に連絡をとって,NHKはけしからんというて言いたいというような意味のことを言うたら,これはNHKでもう決め事です。決まっていることだからあしからずということでした。何の悪びれもなく言うんです。いやあ申しわけないと,皆さんからそういう苦情の電話がもう何千,何万とかかってきますと,確かに私どもも配慮が足りんかったという答えが返ってくるかと思うと全然ない。NHKで決めてやっていることだと,文句あるかという態度です。そういう感覚ですね,NHKは最近。 この問題については,市長に,どういうふうにお感じになったか言ってもらいたい。 私みたいな単細胞じゃないだろうから,頭に血が上ったというようなことはないかもしれんけども,日本国の龍馬ファン,二十何%の視聴率だったと聞きますが,そのほとんどの人が何でと思ったでしょうね。私は,もう感きわまって見ていたんです,最後ですから。あのテロップが出てもう全部おかしくなって,10時から衛星第2で同じ番組をやりますね。日曜日は6時からNHKハイビジョンでもやります。8時からNHK総合,10時から衛星第2でやりますね。翌週の土曜日にはまたやります。御丁寧にやってくれるのはいいんですが,ああいう情けないことをNHKがする感覚だということがわかりました。 民放ならまだ理解できるんですよ。あの市川海老蔵のこの2週間以上毎日毎日朝から晩まで,あれはちょっと異常だと思いませんか。たかが酔っぱらいのけんかですよ。それをあんなに毎日毎日何で放映せないかんかと。ばかを言ってんじゃないよと思いますね。でも,けさもテレビを見ていると出てたでしょう。あれは何ですかね。 これについては新聞にも文句がある。私は,あの日の朝須崎で朝刊を見ました。ここへ持ってきていますがね,須崎の高知新聞の朝刊の1面には写真も何にも載ってない。26面に海老蔵さん謝罪会見という,これは普通ですよね。ところが,市役所へ来て朝刊を見ると,1面に写真入りでこういうふうに載っているわけです。高知新聞は,ああ郡部と高知市は違うのかということをそのとき改めてわかりましたが,高知新聞はけしからんと思ってほかの新聞を見ると,毎日も産経も朝日も,全国紙まで全部1面に海老蔵の写真をカラーで載せている感覚。ちょっとおかしいんじゃないかと思いませんか。そういうことで,わざわざそれをコピーしてきょうは皆さんに同調してもらおうと思って持ってきました。おかしいね,あれは。 さっきNHKのことを言ったけど,NHKという放送局が,民放ならまだですよ,視聴者が興味を持つこと,スポンサーがやれと言うたらやらないかんのでしょうね。NHKまでが朝から晩までニュースで流すことないでしょう。そう思いませんか。そういう感覚の幹部がいるNHK,今までは信頼していましたけども,情けない放送局だということを申し上げて,市長にはこのNHKのテロップについてあなたの感想を言っていただきたい。 ならば,時間があるから言わせてもらいますが,こういうのを1面に全紙が取り上げるなら,これは小さいけれども,おとといですか,ノーベル賞の表彰式のシーンの写真です。これは23面に載ってました。これを1面トップへ出すんだったらまだわかるわ,ノーベル賞の受賞者の受賞シーンをね。こんなのを高知新聞は23面ぐらいで,その感覚がわからないね。海老蔵のたかが酔っぱらいのけんかをした,確かに歌舞伎役者としては有名かもしれんけども,どっちを表へ出すか。私がNHKの幹部だったら,絶対今言うた逆ですね。感覚の問題ですよ。そんなことも含めて市長にはちょっと意見を言ってもらいたい。 それから,まだいっぱい言いたいこともあるけども,あと6分。私はすぐメモをする癖があるんです。きょうはそのメモを持ってきました。残りの時間を,メモというよりもひとり言集と書いていますね,言いたい放題。これはちょっと問責決議されるような内容の部分もあるかもしれんけども,もうお許しいただいて言いたいことをちょっと言わせてもらいます。 これは,去年の8月30日の朝日新聞の記事ですが,有権者がマニフェストを見て決めたという人の中から,子ども手当に賛成か反対かは賛成31%,反対が49%。高速道路の無料化に賛成か反対かは賛成が20%で,反対が65%。これはちょっとおかしいと思いませんか。大体民主党のあの耳ざわりのええマニフェストに踊らされて民主党に投票した有権者が,結果を聞いたらこういうことなんですよ。あれはどうも私どもの本音じゃないということを示していることでしょうけどね。もらうものはいただきましょうと。あなたに一たんは投票しましょうということだと思います。 それから,いろいろありますが,鳩山由紀夫は本当のばかかと,これは週刊誌だったかもわかりませんが,気違いか,いややっぱり宇宙人かという活字が躍っておりました。よく考えてみると,小沢一郎を何とかできるのは鳩山由紀夫しかいないと私は考えます。理由は,あのお坊ちゃまはお金が特に要らんからね,だから小沢さんには物を申すことができるんじゃないかと思います。そんなことを考えながら,まあ言ってみても今さらしょうがない,鳩山さんのことを。 ただ,菅直人のパクリ精神というか,自民党が消費税10%と言うと,乗った。後ろから乗ったらバッシング受けんなと思ったら真っ先に国民から,有権者からたたかれたね。感覚的にあの男はわかってない。それから,テレビで洗濯のシーンをごしごし洗うやというてやって龍馬にあやかろうとした。これも全然あやかれなかった。龍馬の日本を洗濯いたし候,これをパクったつもりだろうけどね,全然効果もなかった。そんなことを書いています。 それから,これは市長にちょっと苦情になるけども,長崎は龍馬弁当として売り出したら長蛇の列ができたという記事が載ってました。高知市は何をやったか,高知県は何をやったか。龍馬弁当というのは高知がやらないかんことよね。これをやってない。長崎にとられてしまった。情けないですね。 それから,自民党は老朽住宅,民主党は仮設住宅,どちらも永住できない。これはちゃんとそういう記事が載ってましたよ。これは両方に対する皮肉ですけどね。加えて,共産党は政権を目指すと言ったことは一度もない。万年野党。しかも,確かな野党としていまだに数%の議席を保っているのであります。 それから,これは市長に言っておきたいけど,政治家に望むことというのは何かやってくれそうなと,これは皆さんも選挙があるから,そういう印象を有権者に与えないかんですよ。私なんかまあ下のほうでも当選したのは,この人は何かやってくれそうなという印象を与える。だから選挙は結構強かった。そうですよ,上位当選はないけどね。最下位当選が2回やからね。それから,そういうものを感じさせるものがないと有権者はついてこない。気迫,気概,熱意を,これは小泉さんとかさっき言った田中角栄にはあった。とことんやるぞと,命がけでやるぞというものを感じた。 市長さんよ,あなたには余りそういうものを感じん。一心不乱で取り組む心を持っていただきたい。これは大分前に私がメモしたことですがね。 もう時間ないね。いろいろ言いたいことが,いっぱいありますけども,また次の機会にでも御披露しましょう。時間も参りましたので,2問の何十秒かはちょっと残して終わります。どうもありがとうございました。 ○副議長(山根堂宏君) 岡崎市長。 ◎市長(岡崎誠也君) 段々の御質問いただきましたので,順次お答え申し上げます。 まず,トップリーダーの資質ということで,一番最初と一番最後にいただきました。 御紹介いただきました田中角栄氏は,本当に我々も知恵者であるというふうに思っております。今の道路整備のためにガソリン税を創設して,しかも一般会計ではなくて特別会計で整備をしたとか,さまざまな法律を議員立法で整備しておりまして,衆議院議員の延べの議員立法については100本以上ということでございますので,相当の知恵者であるというふうに今でも思っております。 また,道路法は,我々も日常的に今使っておりますけれど,道路法自体が田中角栄氏が議員立法でつくった法律でございますので,その法律が今まで継続をしてずっと使われているということも,やっぱりすごいことではないかというふうに思っております。 やはりトップリーダーは,将来を見通すということが非常に重要ではないかというふうに思っておりまして,ただそれぞれタイプがございますので,私は髪振り乱してということではないタイプでございますが,将来を見通しながら,粛々とそれに向かって全員で進むというところが,トップリーダーとして一番大事なところではないかというふうに思います。 そのためには,多くの職員の方々や議員の皆様方からのお知恵をいただきながら,方向性を誤らないようにしていかなければならないということでございます。広くいろんなお知恵をいただきながら,最終的に決断したらぶれないというところがリーダーとしても大事なところではないかというふうに思いますので,そういう点を心にとめて頑張っていきたいというふうに思っております。 次に,阿久根市長と名古屋市長さんの今の行動についての見解ということでいただきました。 阿久根市長につきましては,竹原信一市長でございますが,議会を招集せずに専決権限を乱発しておりますので,我々が見ましても市長の権限を逸脱しているという感を持っております。市長の権限の濫用というところまで近い状況ではないかというふうに思っておりまして,ああいう状況はふさわしくないというふうに思っております。 また,名古屋の河村市長でございますが,減税という主張はわかりますけれども,市長みずからが議会のリコールに立つということはいかがなものかということもございます。市長,そして議員の皆様方はそれぞれ選挙で選ばれておられます。それぞれが市民の代表ということでございますので,市長みずからがリコールの先頭に立つというのはいかがなものかということがございます。やはりそれぞれが拮抗してどうしても対立したときには,法的なそれぞれの対応措置があるわけでございますので,ちょっと行き過ぎた対応ではないかという認識を持っております。 昨日も論議がございましたけれども,執行部と議会の二元制という立場に立っておりまして,やはり議会としてはチェック機能というところで大事な機能を果たしていただいておりますので,それぞれ自治法の本来の規定というものを尊重すべきだというふうに考えております。 次に,生活保護行政でございますが,生活保護はこれまでも最後のセーフティーネットということで,国民の皆様方の生存権を確保してまいりました。今,時代の変化に伴いまして,生活保護の機能も変わりつつあるところでございますが,やはり抜本改正がこれまでなされていないということが大きな課題ではないかというふうにも思っております。 生活保護の法律はかなり古くて,昭和25年に制定されて以後抜本的な改正はされておりません。我々も,三位一体改革で国の4分の3の補助率を3分の2にするという国の方針を受けて国と厳しく対峙をしたんですが,その中でも非常に厳しく申し上げたところでございますが,やはり国民の最後の命を守る生存権の確保という意味では生活保護は非常に重要な役割を果たし,しかもそれは国の責任であるということを強く申し入れしたところです。 ただ,生活保護も制度疲労を感じるところでもございまして,さまざまな生活保護のあり方について私たちも提言をしております。高齢者の皆様方の生活保障のあり方,また今の失業の方々のように一定の期限を設けた生活保護の中で,もう少し早期に緩やかに生活保護の適用ができる方法はないかどうかということも含めて提言をしたところですが,国は今の段階でそういう本格的な検討に入っていないということで,残念に思うところです。 御指摘いただいたように,適正保護ということは重要になりますので,多くの市民の皆様方の誤解を招くことのないように,適正な指導ということは必要になろうかと思います。生活保護に関しては,今後とも地方から国に対して意見を申し上げていきたいというふうに思うところでございます。 次に,図書館の件が少し出ましたが,すべて白紙に戻すというところまでは考えていないところでございますが,県,市図書館のあり方につきましては非常に多くの市民の関心がございますので,今後の意見の動向を注視しながら,あるべき姿というものを探っていきたいというふうに思っております。 また,学校用地だから図書館という単純な考え方ではございませんので,最終的に追手前小学校の跡地が今の最終の適地として残ったということで,御理解を賜りたいというふうに思います。 次に,メタンハイドレートの件でございますが,当初から非常に注目をしておりまして,本年の8月にも高知大学の安田教授を招きまして勉強会も開いたところでございます。 メタンハイドレートは,国策として着実に進んできておりまして,全体としましてはメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムということで,エネルギー庁が大体主導を持っておりまして,粛々と進んでおりまして,2011年の現段階では海洋の産出試験をどういうふうに行うかということが具体的に論議をされておられるところでございます。いわゆるフェーズ2というふうに言われておりますが,第2段階に本格的に入っているところです。フェーズ2は何をやるかということでございますが,メタンハイドレートの生産技術の実証実験と商業生産のための技術の課題抽出,また経済的,効率的な採取方法の提示,メタンハイドレートをどうやってとり出すかということの検討,そしてメタンハイドレートが日本の国内のどういう部分に厚く堆積しているかという実態調査の把握,これをフェーズ2で行うということになっております。 当然,日本の近海では土佐沖が一番濃厚にあるということでございますので,その詳細な調査ということもこのフェーズ2の中で行われるということになっておりまして,フェーズ2は平成27年度までということになっております。日本のガス燃料の約90年分ということが言われておりますので,非常に注目をしてまいりたいというふうに思っております。 直接事業化ということにはならないかもしれませんが,いろんな研究施設を例えば高知に立地をしていただくとか,それから前回も御質問がございましたが,高知新港からバックアップする支援の機能とかさまざまな可能性がございますので,注視をしてまいりたいと思っております。 最後になりますが,龍馬伝のクライマックスでの選挙のテロップについて申し上げます。 私も非常に期待を持って見ておった一番いい瞬間でテロップが流れて,テレビの前で大声でおいというふうに叫んでしまったところでございますが,本当に一番いい見せ場であのテロップはないだろうというのが,正直なところ思ったところでございます。松山の前市長とは非常に懇意でございまして,松山の前市長が御当選されたことは心からお祝いを申し上げますけれども,あのタイミングは非常にどうかということで,後日酒井局長さんに会ったときに,あれはちょっとまずかったねと言ったら,酒井局長も謝っておりましたけれど,ルールがありまして,基準どおりに出したということだそうでございます。 ただ,最終回,非常に楽しみに見られておられました。視聴率も21%ということですので,国内でも恐らく2,000万人ぐらい見られたんじゃないかと思いますので,やはりちょっといかがなものかという感じは抱いたところでございます。 その他の御質問につきましては,担当部長からお答えを申し上げます。 ○副議長(山根堂宏君) 中澤総務部長。 ◎総務部長(中澤慎二君) 南海地震に備えた庁舎の整備についてお答えします。 現在の本庁舎は昭和33年に,また南別館については昭和50年に建設されておりまして,それぞれ築52年,築35年を経過しております。ともに老朽化が進み,耐震性にも問題がありますことから,来庁される市民の皆様や職員の安全を守るためにも,耐震整備が課題となっております。 庁舎の耐震化につきましては,平成20年7月に策定しました高知市南海地震中長期計画において,24年度までに耐震診断を行うこととなっておりますが,厳しい財政状況から現在のところ実施には至っておりません。 一方,高知地方裁判所や四国森林管理局,高知地方法務局などの国の施設や県庁など市役所周辺の官公庁は,既に南海地震対策として建てかえや耐震化に向けた整備が進められておりますので,市役所庁舎だけができていない状況となっております。 こうしたことを踏まえまして,市民の皆様の安心,安全の確保はもとより,災害時の危機管理体制に万全を期すためにも,早急に本格的な庁舎の耐震化に取り組む必要があると考えておりまして,来年度の庁舎の耐震診断実施に向けて検討を行っているところでございます。 ○副議長(山根堂宏君) 島崎利幸議員。 ◆(島崎利幸君) 答弁ありがとうございました。 ただ,やっぱり市長ね,NHKのあのテロップ,あなたの知り合いかもしれんけども,中村知事が当選したと,お喜びは結構ですわ。けんど,もうちょっとかっかしてもらえるかなと思ったけども,冷静やね。抗議する気はないね。これは,きょうNHKは見ているはずです,通告してありますから,けしからんというて。おまえら何考えちょらあというてね。まあけんどそれだけで終わるようですけども。 それから,庁舎については,一番最後になって,まだ何にも手をつけてないと。これはいかがなものか,早急に検討をしていただきたいと思います。 以上で,私の質問すべてを終わります。ありがとうございました。 ○副議長(山根堂宏君) 以上で通告による質疑並びに一般質問は終わりました。 これにて質疑並びに一般質問を終結いたします。 ただいま議題となっております市第117号議案から市第135号議案までについては,お手元に配付してあります議案付託表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  ────────────────  第424回高知市議会定例会議案付託表 総務委員会市第117号 平成22年度高知市一般会計補正予算中      第1条 歳入歳出予算の補正中       第1項       第2項中        歳入全部        歳出第1款 議会費          第2款 総務費中           第1項 総務管理費(第10目交通安全対策費,第11目消費者行政費及び第12目市民活動費を除く)           第2項 徴税費           第4項 選挙費           第5項 統計調査費           第6項 監査委員費          第9款 消防費          第12款 公債費      第2条 繰越明許費の補正中       追加中          第2款 総務費          第9款 消防費      第3条 債務負担行為の補正(歩きたばこ等防止啓発業務委託を除く)      第4条 地方債の補正市第127号 高知市火災予防条例の一部を改正する条例議案 建設委員会市第117号 平成22年度高知市一般会計補正予算中      第1条 歳入歳出予算の補正中       第2項中        歳出第6款 農林水産業費中           第1項 農業費中            第8目 農業集落排水費          第8款 土木費中           第1項 土木管理費           第2項 道路橋梁費           第3項 河川費           第5項 都市計画費(第6目公園費,第7目住居表示費,第8目地籍調査費を除く)           第6項 住宅費          第11款 災害復旧費中           第2項 土木施設災害復旧費      第2条 繰越明許費の補正中       追加中          第8款 土木費中           第2項 道路橋梁費           第5項 都市計画費中            第3目 街路事業 費           第6項 住宅費市第118号 平成22年度高知市下水道事業特別会計補正予算市第122号 平成22年度高知市農業集落排水事業特別会計補正予算市第126号 平成22年度高知市水道事業会計補正予算市第135号 調停の申立てについて 厚生委員会市第117号 平成22年度高知市一般会計補正予算中      第1条 歳入歳出予算の補正中       第2項中        歳出第2款 総務費中           第1項 総務管理費中            第10目 交通安全対策費            第11目 消費者行政費            第12目 市民活動費           第3項 戸籍住民基本台帳費          第3款 民生費          第4款 衛生費          第8款 土木費中           第5項 都市計画費中            第6目 公園費            第7目 住居表示費            第8目 地籍調査費      第2条 繰越明許費の補正中       追加中          第4款 衛生費          第8款 土木費中           第5項 都市計画費中            第6目 公園費      第3条 債務負担行為の補正中       追加中        歩きたばこ等防止啓発業務委託市第120号 平成22年度高知市国民健康保険事業特別会計補正予算市第123号 平成22年度高知市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算市第124号 平成22年度高知市介護保険事業特別会計補正予算市第125号 平成22年度高知市後期高齢者医療事業特別会計補正予算市第128号 高知点字図書館事業振興基金条例制定議案市第129号 高知市暴力団排除条例制定議案市第130号 指定管理者の指定に関する議案市第131号 指定管理者の指定に関する議案市第134号 支払督促の申立てについて 経済文教委員会市第117号 平成22年度高知市一般会計補正予算中      第1条 歳入歳出予算の補正中       第2項中        歳出第5款 労働費          第6款 農林水産業費(第1項農業費第8目農業集落排水費を除く)          第7款 商工費          第10款 教育費          第11款 災害復旧費中           第1項 農林水産施設災害復旧費      第2条 繰越明許費の補正中       追加中          第10款 教育費市第119号 平成22年度高知市中央卸売市場事業特別会計補正予算市第121号 平成22年度高知市収益事業特別会計補正予算市第132号 指定管理者の指定に関する議案市第133号 指定管理者の指定に関する議案  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 市第136号和解に関する議案 ○副議長(山根堂宏君) 日程第2,市第136号和解に関する議案を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。岡崎市長。  〔市長岡崎誠也君登壇〕 ◎市長(岡崎誠也君) ただいま追加提出いたしました市第136号和解に関する議案につきまして御説明申し上げます。 本議案は,平成18年9月4日,高知市立中学校において発生した生徒による暴行事件に関する損害賠償請求事件に関し,高知地方裁判所の和解勧告に応じ,相手方と和解することについて市議会の議決を求めるものであります。 和解の内容としましては,本市に対する賠償請求を放棄するものでありまして,本市の主張が認められたものでありますが,こうした事件が発生しましたことは大変残念なことであり,再発の防止に向けまして一層取り組みを深めてまいらなければならないものと考えております。 本議案につきましては,今月8日に関係当事者が和解条項を受け入れる方向で一致いたしましたので,議案調整等に日時を要しましたため本日の提案となりましたが,よろしく御審議の上,適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○副議長(山根堂宏君) これより質疑に入るのでありますが,ただいまのところ通告はありません。質疑はありませんか。──質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております市第136号議案については,経済文教常任委員会に付託いたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~ △請願,陳情の付託 ○副議長(山根堂宏君) 本日までに受理した請願,陳情は,お手元に配付の請願,陳情文書表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託しましたから報告いたします。  〔請願,陳情文書表は269ページに掲載〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(山根堂宏君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 12月21日午後1時再開いたします。 本日はこれにて散会いたします。  午後2時39分散会...