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  1. 川崎市議会 2018-10-09
    平成30年 10月大都市税財政制度調査特別委員会−10月09日-01号


    取得元: 川崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成30年 10月大都市税財政制度調査特別委員会−10月09日-01号平成30年 10月大都市税財政制度調査特別委員会 大都市税財政制度調査特別委員会記録 平成30年10月9日(火)  午後3時00分開会                午後3時13分閉会 場所:502会議室 出席委員橋本 勝委員長、かわの忠正副委員長斎藤伸志、末永 直、矢沢孝雄田村伸一郎、      河野ゆかり堀添 健、木庭理香子松井孝至、渡辺 学、宗田裕之、片柳 進各委員 欠席委員:なし 出席説明員:(財政局三富財政局長佐賀税務監竹花財政部長田村税務部長、        石田庶務課長谷村資金課長小関資金課担当課長竜澤税制課長 日 程 1 指定都市大都市財政実態に即応する財源拡充についての要望平成31年度)(通称青本)」について     2 その他                午後3時00分開会橋本勝 委員長 ただいまから、大都市税財政制度調査特別委員会開会いたします。  日程につきましては、お手元タブレット端末のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。  それでは、委員会における調査研究といたしまして、日程第1の「指定都市大都市財政実態に即応する財源拡充についての要望平成31年度)(通称青本)」について」を議題といたします。  本日は理事者の方に御出席いただいておりますので、それぞれ御説明をよろしくお願いしたいと思います。
     それでは、お願いいたします。 ◎三富 財政局長 それでは、大都市財政実態に即応する財源拡充についての要望につきまして御説明させていただきます。  国家予算等要望活動につきましては、指定都市市長会指定都市議長会が共同で、例年おおむね7月と10月に政党関係省庁に対しまして実施いたしております。一つは、8月9日の本特別委員会において御説明させていただきました、通称白本」と呼ばれるものでございまして、各省庁概算要求の時期に合わせて要望活動を実施したところでございます。もう一つは、本日これから御説明させていただきます通称青本」と呼ばれるものでございます。  それでは、お手元タブレット端末資料表紙を1枚おめくりいただきまして、資料1をごらんください。まず1、趣旨及び概要でございますが、都市税源拡充強化などによる大都市実態に即応した税財政制度確立目的といたしまして、国の予算編成時期に合わせて、政党関係省庁に対して要望するものでございます。  次に、2(1)取りまとめの経過でございますけれども、7月中旬から8月にかけて要望文案を作成いたしまして、おおむね9月中に各市の市長及び議長了承をいただきまして、要望文を確定するものとなっております。本市におきましても、先日、正副議長に御説明し、了承をいただいたところでございます。  次に(2)今後の要望活動でございますが、政府・政党及び衆議院・参議院総務委員会への要望につきましては、本年度の幹事市でございます浜松市が実施する予定でございます。また、今月30日には指定都市税財政関係特別委員長会議が開催されますので、本市からは、橋本委員長会議への出席をお願いするところでございます。なお、この会議におきまして各政党への具体的な要望方法等について協議、決定されることとなっております。その後、11月に各政党への要望活動通称党派別要望」が実施される予定でございますので、本特別委員会委員皆様から所属政党国会議員に対しまして要望を行っていただく予定となっております。  それでは、要望内容につきまして、資金課担当課長小関から御説明させていただきます。 ◎小関 資金課担当課長 それでは、要望内容について御説明させていただきますので、1枚おめくりいただいて、資料2をごらんください。青本表紙となっております。表紙を1枚おめくりください。左側ページの目次でございますが、上から、重点要望事項要望事項、それぞれについての詳細説明、最後に資料編という構成となっております。  右側ページ上段には、本要望趣旨を記載しております。1段落目には、財政需要の増加や地方法人税の影響により、都市税源確保はさらに厳しい状況となっていること、2段落目には、厳しい社会経済状況の中でも、指定都市圏域中枢都市として、先駆的かつ先導的な役割を果たすため、少子・高齢化対策などの緊急かつ重要な施策を積極的に推進していく必要があること、3段落目では、国と地方の新たな役割分担に応じた税の配分となるよう、地方税財源拡充強化都市税源拡充強化など、大都市実態に即応した税財政制度確立要望するとしております。なお、この要望は、下段に記載のとおり指定都市市長議長連名での要望となってございます。  1枚おめくりください。要望書の1ページでございます。重点要望事項要望文でございますが、左側税制関係右側財政関係、それぞれ3項目ずつございまして、昨年度と同様の項目数項目内容となっております。内容につきましては、後ほど御説明させていただきます。  1枚おめくりいただきまして、3ページをお開きください。重点要望以外の要望事項でございますが、税制関係で6項目財政関係で2項目となっておりまして、項目数要望項目は昨年度と同様となっております。  それでは重点要望事項について御説明いたしますので、2枚おめくりいただいて、7ページをお開きください。税制関係要望の1、「真の分権型社会の実現のための国・地方間の税源配分是正」でございますが、まず、右側ページ上段の図をごらんください。左の箱にありますとおり、現状の税の配分状況は、国が6に対して、地方が4という割合になっておりますが、一方で、右側の箱のとおり、地方交付税国庫支出金等を加味した税の実質配分は、国が3で地方が7となり、大きな乖離がございます。  こうしたことから、下段の図にありますとおり、複数の基幹税からの税源移譲を行い、国・地方間の「税の配分」をまずは5対5に、さらに、国と地方の新たな役割分担に応じ、地方税配分割合を高めていくことを求めております。  左側ページの囲みの2段落目、「また」以降でございますが、地方間の財政力格差是正については、法人住民税などの地方税収を減ずることなく、国税からの税源移譲等地方税財源拡充の中で地方交付税なども含め一体的に行うことを要望するものでございます。  1枚おめくりください。2の大都市特有財政需要に対応した都市税源拡充強化でございますが、左側ページ下段の棒グラフをごらんください。こちらは、都市的財政需要について、指定都市全国平均とを比較したものでございます。  都市基盤整備などを行います「土木費」の人口一人当たりの比較では、指定都市全国平均の1.37倍、また、生活保護費などが含まれます「民生費」では1.38倍となっているなど、人口集中・産業の集積などに伴う都市的課題から生じる、大都市特有財政需要を抱えているところでございます。しかしながら、右側ページ上段の円グラフのとおり、都市税源である「消費流通課税」及び「法人所得課税」の配分割合は極めて低い状況でございますので、これらの配分割合拡充することを要望するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、3の事務配分特例に対応した大都市特例税制の創設でございますが、左側ページ下段の枠内にございますとおり、児童福祉民生委員身体障害者福祉生活保護などの、大都市特例事務につきましては、指定都市道府県にかわって実施しておりますが、そうした事務に必要な財源については、税制上の措置が不十分な状況でございます。このため、右側ページの図にございますとおり、道府県にかわって負担している大都市特例事務に係る経費税制上の措置不足額、及び新たな事務移譲権限移譲に伴う所要額について、道府県から指定都市への税源移譲による大都市特例税制を創設するよう要望するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、ここからは財政関係要望となりまして、1、国庫補助負担金の改革でございますが、上段の枠内でございますが、国と地方役割分担見直しを行った上で、国が担うべき分野については、必要な経費全額を国が負担するとともに、地方が担うべき分野については、国庫補助負担金廃止し、所要額を全額税源移譲すること、また、税源移譲されるまでの間につきましては、地方が必要とする国庫補助負担金総額確保するとともに、事業規模や使途に関する要件を緩和するなど、制度改善要望するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、2の国直轄事業負担金廃止でございますが、国と地方役割分担見直しを行った上で、国が行うこととされた国直轄事業については、地方負担廃止すること、また、現行の国直轄事業地方へ移譲する際には、所要額を全額税源移譲することを要望するものでございます。  1枚おめくりください。3の地方交付税必要額確保臨時財政対策債廃止でございますが、地方交付税は、地方固有財源であることから、国の歳出削減目的とした総額の一方的な削減は決して行うべきでないこと、地方交付税総額については、消費税率引上げ分を含めた財政需要地方税等の収入を的確に見込むことで、新たな地方負担を生じさせることなく、必要額確保すること、また、地方財源不足の解消は、地方交付税法定率を引き上げて対応すべきであり、臨時財政対策債は速やかに廃止すること、さらに、地方交付税の算定にあたっては、大都市特有財政需要を的確に反映させるとともに、各地方公共団体における地方交付税額予見可能性確保に努めることなどを要望するものでございます。以上が重点要望事項についての説明でございます。  22ページから30ページには、重点要望事項以外の要望事項項目がございますが、要望趣旨が昨年度から大きく変わった事項はございません。  33ページ以降は、大都市特有財政需要を抱えている指定都市実態資料とともに説明しているものでございます。いずれも後ほど御参照ください。  なお、「青本」の冊子につきましては、後日、お配りさせていただきます。  大都市財政実態に即応する財源拡充についての要望平成31年度)の説明は以上でございます。 ○橋本勝 委員長 ありがとうございました。説明は以上のとおりです。  ただいまの説明につきまして、質問等がございましたらお願いいたします。                  ( なし ) ○橋本勝 委員長 よろしいですか。それでは、特にないようでしたら、以上で「指定都市大都市財政実態に即応する財源拡充についての要望平成31年度)(通称青本)」について」の調査研究を終わります。  理事者の方、退室をお願いいたします。ありがとうございました。                 ( 理事者退室 )         ───────────────────────── ○橋本勝 委員長 次に、その他といたしまして、今後の委員会日程でございますけれども、改めて御相談させていただきたいと思います。詳細については、また事務局から連絡させますので、よろしくお願いをいたします。         ───────────────────────── ○橋本勝 委員長 そのほか、委員皆様から何かございますでしょうか。                  ( なし ) ○橋本勝 委員長 それでは、以上で本日の大都市税財政制度調査特別委員会閉会いたします。                午後3時13分閉会...