本日の日程はお手元に配付のとおりです。
初めに、
まちづくり局関係の陳情の審査として、「陳情第102号 川崎駅
東口中央タクシー乗り場構内混雑改善に関する陳情」を議題といたします。
それでは、まず事務局から陳情文について朗読をさせます。
◎綾部 書記 (陳情第102号朗読)
○
山崎直史 委員長 次に、理事者の方から説明をお願いいたします。
◎金子
まちづくり局長 それでは、これより「陳情第102号 川崎駅
東口中央タクシー乗り場構内混雑改善に関する陳情」につきまして御説明させていただきます。
内容につきましては、
北村拠点整備推進室担当課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 それでは、陳情第102号につきまして御説明させていただきます。
初めに、資料1の位置図をごらんください。方位といたしましては、図の上側が北でございまして、中央にJR川崎駅がございます。下段の凡例にありますように、川崎駅の東側の網かけしている範囲が
東口駅前広場となります。位置は、川崎区駅前本町地内、面積は、3万900平方メートルでございます。
次に、
東口駅前広場再編整備に関する概要につきまして御説明させていただきますので、資料2をごらんください。
初めに、1の位置及び2の面積につきましては、ただいま御説明した内容でございます。
次に、3の
再編整備の背景等でございますが、昭和62年3月に当初の
駅前広場が完成しました。その後、約20年が経過し、さまざまな課題が顕在化してまいりました。
駅前広場における主な課題といたしましては、施設の老朽化や、歩行者と自動車を分離した動線とあわせ、
バス乗り場が7つの島に分散している構造となっており、
バス乗り場へは地下街から階段でアクセスし、また、
既成市街地側へは、地下街または広場を迂回するなど、歩行者の
移動円滑化が課題となっており、歩行者の滞留空間が少ないなどもございます。
このため、平成16年7月に学識者、
地元商業者、
交通事業者等で構成する川崎駅
周辺総合整備計画策定協議会を設置し、
駅前広場の改善に向けた検討を進めてきたところでございます。
その取りまとめとして、平成18年4月には川崎駅
周辺総合整備計画を策定し、この中で
北口西バス乗り場への
バス機能の一部移転とともに、
東口駅前広場の
再編整備を位置づけ、平成21年6月に着工し、平成23年3月に現在の
駅前広場の
再編整備が完成しております。
次に、4の
再編整備の概要でございますが、(1)の
基本コンセプトといたしまして、
バリアフリーと環境配慮をキーワードに、川崎の顔となる景観にも配慮しながら、往来しやすく使い勝手のよい、にぎわいとゆとりある
空間整備を行ったものでございます。その具体的な
整備内容につきましては、次ページの図面にて御説明いたしますので、資料3の現況図をごらんください。
右側下段にあります
再編整備の内容と図に示す番号が連動しております。初めに、図①の
バス乗り場につきましては、方面別に2つの島に集約し、愛称として、左側を海島、右側を空島といたしました。次に、
中央下段の②には、
バス乗り場や
既成市街地へ地上部にて円滑に平面で移動できるよう、横断歩道を設置いたしました。次に、③として、駅からバス島に至る主要動線を屋根で接続しております。次に、④として、地下と地上部との
バリアフリー化を図るため、エレベーターやエスカレーターを増設いたしました。次に、⑤の
広場中央部には、まとまりのある空間を配置するとともに、
ガラス素材を導入することで見通しを確保しました。また、⑥として、
駅前広場全体において
太陽電池パネルによる
自然エネルギーの活用や
光触媒塗装、
LED照明等の環境技術を導入いたしました。また、左上⑦の
東西連絡歩道橋の
バリアフリー化を図るなど、これらの整備により、誰もが利用しやすい
駅前広場の再編を行ったものでございます。
次に、
中央上部をごらんください。このたびの陳情要旨を記載してございまして、海島にあります
タクシー乗り場の業務効率の改善と
交通渋滞の解消などを求めるものでございます。具体的には、通勤時間帯における
一般車両の
入構制限や、
一般利用者のマナー、駅構内からの
信号待ち回数、
ロータリー出口付近における
路線バスの進入でございます。
これらに対する今後の対応といたしまして、右側をごらんください。まず、1の基本的な考え方といたしましては、
当該駅前広場においては、朝夕のピーク時間帯や雨天等の特異日においては、
一般車両等による運行上一定の
交通混雑が見受けられますが、それ以外は
駅前広場全体において、大幅な
混雑状況にはないことを確認しておりますので、現状の
交通規制を維持してまいりたいと考えております。
この基本的な考え方をもとに、2の今後の対応でございますが、1点目として、一般車及び
タクシー走行部の
路面標示が見えにくくなっていることから、改めて
路面標示の補修による視認性の向上を図ってまいります。また、
一般車両向けの
誘導案内看板の設置や
チラシ配布による
運転マナーの普及・啓発を図るほか、
タクシー協会に対しても、運転手の一層の
マナー向上について
申し入れを行ってまいりたいと考えております。
2点目として、海島を発着する
バス路線のうち、図左下の川崎駅前
南交差点を小川町線へ右折する路線につきましては、緑色の破線表示のルートを走行する必要がございますが、この
バス路線以外に
回送車両も利用するケースが見受けられますので、
バス事業者に対し、安全性を考慮し、
回送バスができる限り利用しないよう
申し入れを行ってまいりたいと考えております。
3点目として、
マナー向上に向けて
交通管理者と連携し、パトロールの強化に取り組んでまいります。また、川崎駅前
南交差点を通過する
信号待ちにつきましては、通常時は1回で通過できておりますが、特異日などにおいては2回程度となる状況もございます。このため、これらの対応とあわせ、駅周辺の幹線道路への影響も考慮しつつ、
当該交差点の信号現示の運用についても、
交通管理者と調査を行ってまいりたいと考えております。引き続きこうした取り組みにより、安全・安心で誰もが利用しやすい
駅前広場の
環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
説明につきましては以上でございます。
○
山崎直史 委員長 説明は以上のとおりです。
ただいまの説明につきまして質問等がございましたらお願いいたします。また、意見・要望等がございましたら、あわせてお願いいたします。
◆
矢沢孝雄 委員 御説明ありがとうございました。少し具体的に今後の対応だったり考え方の部分を補足して教えていただきたいんですけれども、
マナー向上の部分で、
誘導案内看板設置とチラシの配布とありますけれども、具体的にどういった内容のものを今お考えなのかというのを聞かせていただけますか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 具体的な
マナー向上に関する御質問でございますが、初めに、
誘導案内看板の内容につきましては、現状、一般車の方が一般車の停車場で駐車している状況も見受けられますので、ここについては、停車場であるという旨と、あわせて空島、あるいはルフロン前にも停車場がございますので、そういった周知も図ってまいりたいと考えてございます。チラシにつきましても、看板と同様な内容を
交通管理者とも連携しながら、具体的に
一般利用者の方に周知、普及・啓発を図ってまいりたいと考えております。
◆
矢沢孝雄 委員 プラスして
タクシー協会に対する
マナー向上の
申し入れとありますけれども、願意から見るとこちらの
一般車両のお話が多いわけですけれども、
タクシー協会に対してはどういった部分でプラスしてマナーの向上を
申し入れるのでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 タクシー協会に対する
マナー向上の
申し入れでございますけれども、
タクシーにつきましては、現在、
タクシー乗り場2台と
タクシーの降車場1台分、ここに大体4台程度、
タクシー待ちをしている状況を見受けられますので、
タクシー協会に対しましては、加盟者に対して
タクシー協会のほうから文書による指導ですとか、あるいは現場に立っていただいた
街頭指導等も行っていただけるように、
タクシー協会に対して
申し入れを行ってまいりたいと考えております。
◆
矢沢孝雄 委員 わかりました。
あと、
バス事業者への
回送バスの
走行ルートの
申し入れとありますけれども、これはできる限り
ロータリーの出口を利用しないよう
申し入れると。これは現実的に緑の線の部分を変えるといった話かなと思うんですけれども、できる限りという表現もあるとおり、どの程度まで現実的に可能なのか。晴れのときに行きましたけれども、確かに雨天のときなんかは混雑している中で、さらに右折で入ってくるというのは非常に危険なのかなと思うんですが、これは現実的にどこまで本当に変えられるような話なんでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 ただいま御質問ありましたバスのルートの件でございますけれども、まず、通常の
路線バスにつきましては、1日160本程度、この緑色のルートを使いまして小川町線方面に走行している系統がございます。こちらにつきましては変更するつもりはございませんが、その中で、1日当たり四、五本程度ですけれども、
回送バスがこの
緑色ルートを通って小川町線方面に右折するケースも見受けられますので、バスの
安全性等も考慮しながら、できる限り直進して
新川通り方面に走行するように、
バス事業者に対しまして
申し入れを行ってまいりたいと考えております。
◆
矢沢孝雄 委員 わかりました。見ていてバスの
走行ルートは、確かに願意にもあるとおり、余り考えられない動線というのは、こういう言葉が適切かどうかは別として、珍しいのかなと思いましたので、ちょっと検討していただきたいなと思います。基本的な考え方の部分で、
一般車両の
入構制限の部分なんですけれども、例えば現状の
交通規制を維持していくというお考えという御説明をいただきましたが、時間帯だけでも制限をかけるといった考え方、もしくは検討がされたのかどうかというのは伺えますか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 資料2のところでも御説明いたしましたように、この
東口駅前広場の
再編整備に当たりましては、
交通事業者を初め
交通管理者、それから地元の町内会、あるいは障害者の団体等で構成する協議会を設置いたしまして、その中でかなり多くの時間をかけまして、具体的にどうあるべきかを議論して、最終的に
東口駅前広場の歩行者と
自動車交通の分離している状況を
バリアフリーという観点で、地上部でも平面で歩行者が移動できるような形で計画をつくっているような状況でございます。したがいまして、
一般車両の
入構制限ということにつきましては、さまざまな方から御意見をいただいた中で、現状の配置計画を行い、
再編整備を行ったものでございますので、まずは先ほど御説明しましたような
マナー向上の取り組みにつきまして関係者と調整して、できる限り早急に対応できるように考えてまいりたいと考えております。
◆
矢沢孝雄 委員 わかりました。
◆林敏夫 委員 今の
矢沢委員の質疑ともちょっとかぶりますけれども、
先ほど回送バスが1日四、五本、この緑のラインで行くと言っていましたけれども、ルール上はどうしているのかということと、多分全部ではなくて真っすぐ行く
回送バスもあると思うんですが、その辺の割合と、
回送バスはどこに戻るのかというのを確認させてください。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 回送バスの右折での運用上のルールにつきましては、具体的には川崎駅に向かうバスが、この海島に到着をして、速やかにもともとの起点である、ここですとJFEですとか
カワサキアイランドスイートのほうに、通常では同一のルートを使って回送として戻り、起点でお客様を乗せて川崎駅に向かう、そういったルールで行っていると聞いてございます。したがいまして、
回送バスの直進の
申し入れを行ってまいりたいと考えてございますが、あくまでも安全性というのは非常に重要な観点でございますので、そういった意味で、できる限り右折しないような形で
バス事業者のほうに
申し入れを行ってまいりたいと考えております。
◆林敏夫 委員 ということは、JFE行きの、もともとこの緑のルートで通る
回送バスだけがここを回送しているという理解でいいですか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 そのとおりでございます。
◆林敏夫 委員 そこはわかりましたけれども、1点、その前に質問した回送して戻るのはどこまで戻るのですか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 回送バスの戻る行き先ですが、
カワサキアイランドスイート並びにJFEでございます。
◆林敏夫 委員 わかりました。けさもちょっと見てきたんですけれども、やっぱりJFE行きのバスが入ってくるんですけれども、
一般車両が停車して人を待っているような状況も多く見受けられるので、その辺の指導が大事かなと思います。それぞれ
タクシー協会にも
申し入れ、
街頭指導をということでありますので、ぜひしっかり対応していただきますようお願いします。
◆
小田理恵子 委員 確認なんですけど、今後の対応ですが、ざっくりした
スケジュール感はどういったところをお考えなのか教えてください。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 今後の対応の
スケジュールでございますが、まずは(1)にあります
路面標示の補修によります視認性の向上並びに
タクシー協会、それから一般車に対する
マナー向上につきましては、関係者と調整を図り、年度内に実施してまいりたいと考えてございます。
◆
小田理恵子 委員 わかりました。
あともう少し、「川崎駅
東口中央タクシー乗り場」と陳情のほうに書いてあるんですけど、今、図面を見ますと
タクシー乗り場は空島と海島と両方あるんですけど、これはどこのことを指しているのでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 「
中央タクシー乗り場」と書いて陳情を申し出されてございますが、その中で図面がついてございまして、海島側の
タクシー乗り場ということになってございましたので、今回、その陳情の図、資料3の中央上にあります海島の
タクシー乗り場という表現で資料は御説明させていただきました。
◆
小田理恵子 委員 わかりました。今回では、陳情者は海島側の課題について出されているということで認識してということだと思うんですけれども、やはり空島側も気になるんですけど、空島側も同様の課題はあるんでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 空島側の乗り場の状況でございますけれども、海島側と同様に、
タクシー並びに一般車のマナーといったところにつきましては、同様の課題があるというふうに確認してございますので、こちらにつきましても、同様の対応をできるだけ早くしてまいりたいと考えております。
◆
小田理恵子 委員 確認ですけど、それは海島と空島とあわせて同時に実施するということでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 同様に実施してまいりたいと考えてございます。
◆
小田理恵子 委員 最後ですけど、そうしますと、空島側はバスについての課題は、海島側ほどの課題はないという認識でよろしいのですか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 空島側のバスの発車の上での課題につきましては、海島と形状が異なってございますので、ないと考えてございます。
◆
小田理恵子 委員 ありがとうございます。
◆
沼沢和明 委員 一般車のマナーが悪いというお話が挙がっていますけれども、これは一般車の停車場に長時間とめて待っているということでよろしいですか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 委員が今御指摘のありましたように、一般車につきましては、人をおろして待っていたり、あるいは
通勤通学等で帰りを待っているというふうな状況、あるいは大きな荷物を持って駅まで向かっている間に、現状は運転手が不在のまま駐車しているような状況も中には見受けられましたので、そういった観点で、一般車に対します
マナー向上については非常に重要だと思ってございますので、こちらにつきましても早急に対応してまいりたいと考えてございます。
◆
沼沢和明 委員 わかりました。現地を見させていただいて、要は一般車もそういうマナーが悪い点が見受けられるということでございますが、見た限りでは、
タクシーのほうのマナーのほうが悪いと私は思っています。乗車場が空島も2つ、こちらも2つということですね。その後ろに連なってしまうために、
タクシーがここで人がおろせなくて、前のほうに行く、前のほうに行って一般車が出し入れしていると真ん中にとまってしまって客おろしをする、そうすると、一般車が後ろにつかえて進めない、こんな状況かと思うんですね。空島のほうも
タクシーが2台でありますけれども、実際にはもっと待っていますよね。それで問題なく動いているということなので、要は降車場の位置が悪いんだと思うんです。要するに、2台とまって、その後ろで
タクシーをおろすというのが、非常に手間ではないけど、ぎりぎりまでつけてしまうとバックして右に出なければいけないような事態も発生するので、降車場の移動が適切なのかなと思います。一般車がずっととまりっぱなしでは困りますけれども、
タクシーのドックがありますよね。角度が後ろ向きで、運転手さんから
タクシーの待ち状況が、1台なのか2台なのかというのがここから見えない状況だと思います。だから、この視認性を高めるのも1つだと思いますし、あいているのかなと思って行ったら、2台まだとまっていたというと、途中でとまれないわけですから、どうしても後ろにつけざるを得ない、このような状況が発生するので、
タクシーの乗車場を1つずつ後ろにずらして、降車場を広くして一般車も
タクシーもここで降車線を進めば解決するのではないかと考えています。
タクシーの運転手さんは、特におろすところ、それから待ちを
タクシー会社のほうにも徹底をしていただきたいと思います。それで解決をしないということであれば、乗車場を後ろにずらして降車場を広くするというふうな方策がいいと思うので、ぜひ御検討を願えればと思います。空島のほうは降車場と乗車場が離れているから、そんな問題が起きないわけで、僕はすぐ後ろに降車場があるから、こういう事態が起きてしまうと思いますので、もし
マナー向上とか
申し入れだけで解決しない場合は、降車場の位置をずらす、または共通にする、それで
タクシーの乗車場を1つずつ後ろにずらす、このような方策もちょっと検討願いたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆
井口真美 委員 ちょっと基本的なことを教えていただきたいんだけど、対応の1番で、朝夕のピーク時間帯や雨天等の特異日については混雑が見受けられたんですけど、これの具体的な数字はあるんですか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 朝の時間帯で申し上げますと、7時半から8時半までの間で実際に調査をいたしまして、
タクシーにつきましては約130台、一般車につきましては約100台、バスにつきましては18台、この海島側と
ロータリーから出ているような状況でございます。雨天時等におきましても同様のケースでございました。
◆
井口真美 委員 わかりました。構造からいうと、バスと一般車が交錯するというのは、確かに珍しいケースだと思うので、大体普通は一般車と
タクシーが交錯して、駅前というのは混雑したりとか危なかったりとかというのが起こるのが一般的な話で、
タクシー130台、一般車100台というのが多いか少ないかというのは、広さや道の幅によっていろいろあると思うんだけれども、でも、やっぱり一般的にちょっと考えると、この狭いところに1時間に200台以上の車が入ってくるというのは、特に乗りおりが、とまったり発進したりというのはなかなか大変ではないかなと思うんですね。できれば一般車と
タクシーを分けるなり、動線を変えるなりというのが本当はいいのかなと思うんですが、最初のころ、その辺はどういう議論がされてこうなったんでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 一般車と
タクシーの分離、配置についての御質問でございますけれども、先ほども申し上げましたように、さまざまな方から御意見をいただきながら、この
東口駅前広場の
再編整備計画をつくってございますので、現状におきましては、現在の配置におきまして、先ほど御説明いたしました
タクシー協会に対しましては、文書指導、あるいは現場での
街頭指導を行っていただくとともに、一般車に対する
マナーアップについて、早急に対応してまいりたいと考えてございます。
◆
井口真美 委員 最初に皆さんが考えられたことが徹底できるようにしっかりやるべきだと思います。1個だけちょっと伺っておきたいのは、先ほど出ました空島のほうなんですけど、今度、川崎駅北口ができますよね。それで、一般車が駅に人を送っていきたいと思ったときに、なるべく自分が乗りたいところの近いところにおろそうと思うと、空島側もまた一般車がふえるのではないかというような懸念を一般的にするんですけれども、その辺の予測というか影響なんかはどう考えていらっしゃいますか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 北口の改札通路の供用が1カ月を切った状況でございますが、供用後における人の流れ等につきましては、現状どれぐらい一般車がこの空島を利用されるかということについては予測してございませんので、今後把握してまいりたいと考えてございます。
◆
井口真美 委員 ぜひそのあたりは、駅に人が集まる、そこに車も使って来るということが、やっぱり今、当然になってきているので、そのあたりをぜひよく見ていただいて、安全を確保していただきたいと思います。結構です。
◆
月本琢也 委員 今の
井口委員の質問の中で、ピーク時間帯の台数という説明をいただいたんだけれども、
交通混雑とか大幅な混雑とかという言葉が出てくる中で、例えば高速道路の渋滞だと定量的に時速何キロというのがありますけれども、例えば信号を何台待たなければいけないとか、そういった定量的な定義というのは、こういう駅前の混雑について、何か指標はあるのでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 混雑、あるいは渋滞等の定義についての御質問でございますけれども、渋滞等についてはさまざまな定義がございまして、
一般道路における走行速度が時速20キロ以下になった状態、こちらについては警視庁で定めている定義でございます。また、
日本道路交通情報センターの定義といたしましては、時速10キロ以下ということになってございまして、基本的には私どもはピーク時間帯等において
信号待ちについて、1回ではなく2回程度発生している状況でございますので、渋滞しているという状況にはないというふうに考えてございまして、混雑という表現をさせていただいてございます。
◆
月本琢也 委員 ありがとうございます。この混雑という言葉をそういう意味で使われているということなんですけれども、この
ロータリーをつくるに当たって、協議会でさまざまな地域の方や有識者の方、あるいは関係の団体の方が参加をされて、この配置を検討していくに当たって協議をされたと伺っているんですけれども、実際できてみて、混雑の課題でこういった参加をされていた団体さんとか有識者の方から、この混雑に対する指摘はあったのでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 策定協議会に参画されましたメンバーの方から、具体的に混雑に対する課題等の御要望については、今のところ受けてございません。
◆
月本琢也 委員 ありがとうございます。陳情ですので、やはり利用者の方の御意見というのは大切に我々も酌みとって審査をしていかなければいけないのかなと思います。ただ、やはりどうしても主観的な部分とか感じる部分というのは人それぞれの部分もございますし、私なんかは逆に新百合ヶ丘駅をよく利用していると、そちらの渋滞、混雑のほうと比較した場合、何がいいのかというところもありますし、現地視察させていただいて、UD
タクシーのところに
タクシーが待っているというところとか、今回、行政側のほうで対応について御説明いただきましたけれども、この対応が今速やかにできる対応なのかなと思います。それぞれの委員から細かくいろんな点の御指摘があったと思うんですが、ともかく年度内にやられるということですので、しっかりと進めていただいて、陳情者の方もそういったところで願意は酌みとってもらえるのかなというところはありますので、ぜひ速やかな対応をしていただければと思います。
◆堀添健 委員 基本的なことで教えてほしいのですが、一般車の停車場にいろんな形で使われているということが先ほど御説明があったんですけれども、これは法的にこういうような使い方をしなければいけないというような規定があるんでしょうか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 法的根拠はございません。
◆堀添健 委員 先ほど、短時間だと思うんですけれども、例えば大きな荷物を持っている方が車をあけて出していくことも、別にそれは規制の対象にはなっていないということですね。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 基本的にこの
ロータリーの中につきましては、駐車ができない規制をかけてございますので、そういった意味で停車場という取り扱いになってございます。
◆堀添健 委員 そうしますと、運転手さんがいない場合には駐車になりますからだめですけど、いる限りであれば、例えば5分、10分、15分、30分とかいても、直ちに違反になるわけではないということなんですか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 停車につきましては5分という規定がございますので、今、委員のおっしゃられた10分、15分といったところについては、これは駐車という扱いになりますので、そこは速やかに
ロータリーから出ていただく、あるいは警察等の指導ということになっております。
◆堀添健 委員 そうしますと、5分以内であれば、法律上は合法であるということでよろしいわけですね。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 そのとおりでございます。基本的には、停車でございますので、運転手が車から離れて速やかに移動できない場合は駐車という扱いになります。
◆堀添健 委員 あと、あわせて、たまたま現地を見たときに身体障害者用のところにとめている一般車がありまして、御高齢の方だったので、もしかしたら身体障害者の方かもしれないんですけれども、そういう場合は身体障害者用の停車場に
一般車両がとまることについてはどうなんですか。
◎北村
拠点整備推進室担当課長 法律上の規定はございませんが、そこは今後、早急に対応いたします
マナーアップの中で、具体的にここは身体障害者の停車場であるという旨も含めて、
マナーアップの取り組みを進めてまいりたいと考えております。
◆堀添健 委員
マナーアップでやっていただけるそうなんですが、ただ、最終的に何らかの規制なりとかが必要な場合もあるんではないのかなと。というのは、実際、私の溝口もそうですけれども、すいているときにはいいんですけれども、割合と混んでいるときに長時間とめている車があったりとかというのは、やはりどこでも見られると思うんですけれども、そうした場合、5分以内というのは、ちょっと長い感じがしますので、そのあたり、道路管理者なり、あるいは
交通管理者の何らかの協力を得て規制することは可能なんでしょうか。
◎松元 拠点整備推進室長 委員御指摘のような対応というのも大変重要な視点かなというふうに思っているところでございます。そうした中で、まずは今回の今後の取り組みというのをしっかりと進める中で、それとあわせて現場の状況をしっかり確認していくということが大変重要かなというふうに思っておりますので、我々としては、まずは日々の改善効果をしっかり検証していきたいと思っております。その上で、まだ違法駐車等のある場合には、
交通管理者とも連携して、指導、徹底というところを行っていきたいと考えております。
◆堀添健 委員 結構です。
○
山崎直史 委員長 ほかに。
( なし )
○
山崎直史 委員長 ほかに質疑、意見・要望がなければ、取り扱いについて御意見をお願いしたいと思います。
◆
矢沢孝雄 委員 各委員からの御意見もいただきまして、今、陳情内容に対する今後の対応として、さまざまな協議会の中で御意見をいただいたことを踏まえて、現状の
交通規制を維持しながら、そして、すぐにやれるところの
マナーアップを中心とした取り組みを進めるという御説明がありましたので、その経過をしっかりと見守っていくことが大切かなというふうに思っておりますので、趣旨採択でお願いしたいと思います。
◆
沼沢和明 委員 要旨に関しては、もちろん納得できるお話なんですけれども、理由の中にはちょっと
一般車両に対してマナーが悪いというか、
入構制限とかバスのルートの変更先ですとか、ちょっと対応できない部分もあるのかなと思いますので、今後の当局の対応と
マナーアップにどれぐらいかかるのか、その推移を見守りたいと思いますので、趣旨採択で結構です。
◆
井口真美 委員 実態は、確かに駅前の朝の時間帯のことを考えると、抜本的な政策がもっと要るのかなという感じはすごくしていて、
マナーアップだとか、いわゆるソフトな対応で果たして何とかなるんだろうかという懸念がちょっとあって、それで、これでいいんだろうかというか、もうちょっと様子を見守りたいなという感じがします。もちろん言われている現状を何とかしてほしいという趣旨はそのとおりだと思いますので、私も、そういう趣旨をしっかり踏まえてやっていただくということで、趣旨採択でいいと思います。
◆堀添健 委員 皆さんと同じなんですが、理由のところでちょっと具体的に指摘がされている部分があって、これは本当にそうなのかなということも含めて、やはり確認していく必要があるのかなということは、今伺っていて感じました。ですから、そうした意味でいうと、通常であれば推移を見守るということで継続でもいいのかなと思いますが、他会派さんが趣旨採択ということであれば、私たちもそれで結構ですので、よろしくお願いいたします。
◆
月本琢也 委員 私も、先ほど定量的な判断でどうなんだろうというところでも質疑をさせていただいたのと、やはり陳情の理由の中に、要旨としては理解できるんですが、一般車のマナーの問題とか、あるいは
タクシーとの関係性のところからして、行政の対応というのは、今できる最善の対応をしていただけるような御説明はいただいているので、推移を見守るという継続でもいいのかなと思ったんですが、皆様方と多分考え方は同じなのかなと思いましたので、私も趣旨採択でお願いしたいと思います。
◆
小田理恵子 委員 今後の対応は年度内にもろもろ進めていくという行政側の御回答もありましたし、私も継続で推移を見守って、その結果をもとにとも思ってはいたんですけれども、各会派さんのほうの御意見もございますし、趣旨採択でお願いします。
○
山崎直史 委員長 ありがとうございました。各会派、無所属とも趣旨採択ということでございますので、採決をとりたいと思いますけれども、「陳情第102号 川崎駅
東口中央タクシー乗り場構内混雑改善に関する陳情」につきまして、趣旨採択することに賛成の委員の挙手を願います。
( 全員挙手 )
○
山崎直史 委員長 全員挙手です。よって、本件は全会一致をもって趣旨採択すべきものと決しました。
ここで理事者の退室をお願いいたします。お疲れさまでございました。
( 理事者退室 )
─────────────────────────
○
山崎直史 委員長 次に、その他ですが、今後の委員会日程につきまして御協議をお願いいたします。
協議の結果、2月1日(木)に開催することとした。