清川村議会 2018-06-06
平成30年 6月定例会(第1号 6月 6日)
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午前 9時42分 開会
○議長(笹原和織君) どうもご苦労さまでした。
ただいまの出席議員は9名で、議員定数の半数に達しております。
ただいまから、平成30年清川村議会6月定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
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○議長(笹原和織君) 議長の諸報告並びに監査委員から報告がありました、平成29年度第2回定期監査及び平成30年1月分・2月分・3月分の例月出納検査の結果は、お手元に配付のとおりですので、朗読を省略いたします。
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○議長(笹原和織君) これから議事に入ります。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。
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○議長(笹原和織君) 日程第1、
会議録署名議員の指名についてを行います。
本定例会の
会議録署名議員は、
清川村議会会議規則第125条の規定により、
3 番 山 口 進 議 員
4 番 川 瀬 征 夫 議 員
を指名いたします。
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○議長(笹原和織君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日6月6日から6月14日までの9日間としたいと思います。これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(笹原和織君) ご異議ないものと認めます。したがって、会期は9日間と決定いたしました。
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○議長(笹原和織君) 日程第3、諸般の報告についてを行います。
5月22日、
神奈川自治会館で開催された、
町村議会委員長・副委員長・
事務局長研修会及び5月28日、
東京国際フォーラムで開催された町村議会議長・副議長研修会に、それぞれ記載の議員を派遣しましたので、その概要をお手元に配付しております。
なお、ただいま報告しました2件の議員の派遣につきましては、
清川村議会会議規則第126条第1項ただし書きの規定により派遣を決定しましたので、あわせて報告いたします。
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○議長(笹原和織君) 日程第4、一般質問を行います。順次、質問を許します。
5番、細野洋一議員の発言を許します。5番、細野洋一議員。
〔5番
細野洋一議員登壇〕
○5番(細野洋一君) ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、
一般質問通告書に従って順次質問をいたします。
本日は、早朝から傍聴の皆様、大変ご苦労さまでございます。
それでは、私のマニフェストの達成を目指して、今回4項目について質問をいたしますので、よろしくお願いをいたします。
1項目め、将来を見据えた活力ある観光振興について、お伺いをいたします。
本村の観光の課題は、通過型観光が中心であって、滞在型の観光形態への変更が課題ということであります。このため、総合的な観光施策の展開により、観光の活性化を目指しているところでありますけれども、その取り組み状況をお伺いをいたします。
1点目は、水の郷地区の再編の指針となる「宮ヶ瀬水の
郷再編基本計画」の進捗状況と今後に向けた再編方針をお伺いいたします。
2点目は、宮ヶ瀬湖畔を中心とした観光の現状について、どう認識をされておられるか。また観光客の定着、回遊性の向上に向けた取組状況と水の
郷商店街店舗等の村施策への協力等についてお伺いをいたします。
2項目め、村の
地域拠点整備事業について、お伺いをいたします。
村をめぐる情勢変化に対応するため、地方活性化、
地方創生拠点整備交付金などを活用して、積極的に事業展開を図っているところでありますが、人口減少社会の中で、村民が安心して元気に暮らせる活力ある地域を創出することは、私も最も大切な、重要なことと認識をしております。この拠点整備は計画書の策定から、交付金の申請、事業採択、事業に係る連携協議、あるいは用地補償など、短期間の取り組みでございました。そこで、この事業の必要性、緊急性も含めてですが、そうした整備目標ですね、整備成果、成果目標についてお伺いをしたいと思います。
1点目は、
ローカルイノベーション拠点施設整備事業は、なぜこの清川村に必要なのか。また、この施設の整備の目的、整備の方法、施設使用者の選考などについて、お伺いをいたします。
2点目、
拠点施設整備計画に位置づけられた各施設の業務等の内容、それと施設の使用契約ですね、あるいは期間とか、瑕疵責任とか、いろいろあろうかと思いますけれども。それから、その施設の賃貸料等、お伺いをしておきます。それから、将来にわたる
ランニングコストについてお伺いをします。
3項目め、高齢者が生き生きと暮らせる地域づくりについて、お伺いをいたします。
本村の高齢化率、約34%になろうとしておりますけれども、今後も上昇することが推計をされております。高齢者が生きがいをもって暮らせる社会を構築するために、各種生活支援が求められているところであります。前期基本計画の基本施策で掲げている施策の進捗状況、そして今後における重点施策の取り組みの考え方をお伺いをいたします。
1点目、高齢者の
生きがいづくりと社会参加の促進並びに就労の場機会の充実の取り組み内容と成果について、お伺いをいたします。
2点目、今後のというか、長期的視野で高齢者の
生きがいづくりと生活支援施策の重要度について、今後の実施計画の位置づけ等、お伺いをいたします。
4項目め、村長の村政運営に対する評価と村の将来展望について、ご所見をお伺いいたします。今年度は、村長就任3期目の最終年度ということでございます。近年、人口減少、そして少子高齢化の進行に伴う諸課題が山積する中で、大変厳しい村政運営となっております。そうした中にあって、村長、長年の行政経験、そして卓越した政治手腕を発揮され、村の発展と住民福祉の増進に大きな成果を上げてこられましたことは、周知のとおりでございまして、私も大いに評価をしているところでございます。そこで、現状での村政運営について、どう評価されているのか。また、村が将来にわたって持続可能な基礎自治体として、どのような展望をもっていらっしゃるか、村長のご所見をお伺いいたします。
以上で、登壇しての質問といたしますけれども、再質問につきましては自席で行わせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(笹原和織君) 大矢村長。
○村長(大矢明夫君) ただいま小降りになっておりますが、昨夜から雨が降り始め、このまま関東地方も梅雨入りとなるのでしょうか。
おはようございます。きょうから6月定例会、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。
私事でございますが、不覚にも体調を少し崩しまして、議会や村民の皆様、そして職員の皆さんに大変ご心配やご迷惑をおかけしておりまして、大変申しわけなく思っておるところでもございます。幸いに議会、村民、職員に支えられて、29年度、あるいは30年度の事務事業は順調に進めてまいっております。これからも、どうぞよろしくご理解とご協力をお願い申し上げたいというふうに思います。
また、傍聴の皆さん、本日はどうもご苦労さまでございます。
それでは、細野洋一議員さんから一般質問4項目についてご質問をいただいておりますので、順次お答えをしてまいります。
最初に、1項目めの将来を見据えた活力ある観光振興についてでございます。
要旨1点目の水の郷の再編に向けた取り組みの指針となる「宮ヶ瀬水の
郷再編基本計画」の進捗状況と今後の再編方針についてのご質問にお答えをいたします。
「宮ヶ瀬水の
郷再編基本計画」でございますが、平成23年度に村の臨時職員を1名常駐させ、水の郷地区の商店経営者と土地所有者の皆さんの17名で組織する「宮ヶ瀬水の郷地区
再編活性化研究会」を立ち上げ、地元と村が一体となった再編に向けた検討をいたしました。研究会では、定期的に会議を開催し、アンケートや
ヒアリング調査を実施し、基本計画という形で報告書を取りまとめております。計画には地元の課題や理想的な要望が集約されているほか、及沢や小中沢といった村の管理区域以外への施設整備の提案もされておりますが、実現が難しい提案も含まれており、村といたしましてはプロムナードの再整備、公衆トイレの改修や新設、サイン看板などにつきましては、以前から要望をいただいておりましたので、平成26年度から順次整備を、あるいは改修を行ってまいりました。
また、村の管理区域以外の部分では小中沢の多目的広場や湖畔園地の
グラススライダー、子供広場の整備、遊覧船のリニューアル、さらにセグウェイやEボートなど、既に県や
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団において整備も終わり、新たな観光アイテムとして来訪者に喜ばれているところでございます。
今後の再編方針でございますが、報告書に掲げられている温泉施設や
全天候型集合店舗などの新たな施設整備については、整備資金の問題、さらには土地所有者や経営者の考え方にも温度差があることなどから、強いリーダシップ並びに意見集約のできる体制づくりに時間をかけて検討を重ねる必要があると考えております。
要旨2点目の観光の現状認識と観光客の定着、回遊性の向上に向けた取り組みと、水の
郷商店街観光営業者の協力等についてお答えをいたします。県の観光入
込客調査速報値では、本村の平成29年度観光入込客数は、218万1,040人で、平成28年度の比較では、27万1,706人、14.2%の増をカウントしております。また、観光客の消費額も約2億2,000万円と5%の増となっている報告を受けてございます。
観光客の定着及び回遊性向上の取り組みでございますが、先ほどの答弁で申し上げましたが、子供遊具やEボート及び
ミニアスレチック、
グラウンドゴルフ場やセグウェイ、遊覧船のリニューアル、
グラススライダーなどの整備など、観光客の滞在時間や回遊性を高める取り組みにより、観光客増加の効果があらわれているものと思っております。
水の郷商店街の協力につきましては、
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団が地域の稼ぐ力を引き出し、
観光地域づくりのかじ取り役を担う法人として、平成29年11月28日付で官公庁より
日本版DMO法人として登録を受けております。
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団では、日本版DMOの具体的な取り組みを推進するため、周辺市町村の観光事業者、交通事業者、行政などの関係機関で組織する仮称でございますけど、
宮ヶ瀬湖周辺DMO推進ネットワーク会議を夏までに立ち上げる予定と聞いております。
宮ヶ瀬水の郷商店街各店舗の方々にも新たな時代に対応できるよう、一致協力した考えを持っていただき、
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団が中心となって行う取り組み、並びに関係事業者等々、積極的に連携し、活性化に向けた
地域観光づくりに挑戦をしていただきたいと思っているところでございます。
次に、2項目めの村の
地域拠点整備事業の推進について、要旨1点目の
ローカルイノベーション拠点整備の必要性と各施設整備の目的、施設整備の方法や施設使用者の選考についてのご質問にお答えをいたします。
ローカルイノベーションとは、地方が社会的に大きな変革をもたらすことと考えますが、日本全体が人口減少、高齢化が急速に進む中、持続可能な人口維持のため、各自治体が特色あるアイデアから、価値を創造し、大きな改革をもたらす考えのもと、村の
ローカルイノベーション拠点整備事業は、活力ある村をつくり、将来的に移住、定住者の増加につなげることを目的としております。
まず、歯科医院は安定した医療体制を確保することを目的として、住居一体型の施設を整備することにより、安心して過ごせる村づくりの推進とともに、
県立煤ヶ谷診療所とあわせて、地域医療拠点として整備をしてまいります。
次に、
特産品研究拠点でございますが、村で取れる野菜、果物、豚肉等を加工し、新たな特産品として商品化し、付加価値を向上させる6次産業化を目的としております。開発した特産品は道の駅清川やカフェ&レストラン等で販売し、村の安定した特産品に育て上げ、ふるさと納税の返戻品やお土産としての活用など、幅広い施策の展開を目指してまいります。
カフェ&
レストラン施設は、村の特色を生かした従来の特産品及び研究拠点で開発した加工品等を使用したメニューの提供などにより、村の魅力を高めるとともに、生産者の生産意欲向上などを目的としております。
最後に、
サテライトオフィス施設は情報通信設備を整え、都市部の企業の遠隔勤務場所として誘致し、入居企業の従業員や新規雇用者をターゲットとした効果的な移住定住施策を行い、人口増を図ることを目的としております。
村は
自然公園内規制などにより、大規模な工場等の進出が難しい状況にありますので、自然を生かした
サテライトオフィスとすることで、都市部の企業を誘致することにより、税収増にもつなげたいと考えております。
施設整備業者の選定でございますが、
特産品研究拠点、カフェ&レストラン、
サテライトオフィスの建物は、設計、施工を一括発注の
公募型プロポーザル方式で選考を行いました。この建物は三つの異なる施設が複合しているため、各々の騒音対策が必須で鉄骨づくりとしておりますので、村内業者では建設が難しいことから、公募型の
プロポーザル方式といたしました。
歯科医院は設計、施工一括発注の
指名型プロポーザル方式で選考を行いました。この建物は1名の運営者にお貸しするもので、木造2階建てとし、村内業者へ発注することにより、地域経済の育成、循環を目指した
村内業者指名型プロポーザル方式といたしました。
また、使用者はカフェ&レストラン及び歯科医院の運営者ともに
公募型プロポーザル方式で募集をいたします。カフェ&レストランにつきましては既に選考を終えてございます。これら四つの施策は互いに関連、連携するもので、
特産品研究拠点で開発した特産品をカフェ&レストランで販売し、ニーズの高い商品を
サテライトオフィス入居企業が広く販路を展開するなど、相乗効果を狙えるものと考えており、地方創生の理想的な先行事例となるよう、精いっぱい取り組んでまいる所存でございます。
次に、要旨2点目の歯科医院、カフェ&レストラン、
特産物研究施設、
サテライトオフィス、駐車場の業務内容と契約、賃貸借料及び
ランニングコストについてお答えをいたします。
契約につきましては、歯科医院及びカフェ&レストランは
公募型プロポーザル方式で選定した運営者と賃貸借契約を締結し、
サテライトオフィス企業については、オフィス誘致の経験、実績のある企業に委託をし、入居企業を募る予定でございます。
サテライトオフィスは今後サテライトとしての機能のみならず、村内での事業展開を希望する、いわゆる村内起業家の募集も検討してまいりたいと思っております。
特産品研究施設については、衛生面の管理を一体的にカフェ&レストランの運営者に任せ、運用に当たりましては、隣接する相模原市内の相模女子大など、既に事業の一貫として、地域貢献活動を通じた課題に取り組んでおられ、各地の特産品を生かしたコラボ商品も数多く誕生させている実績があるため、相模女子大を初め、協力いただける県内の大学や企業等々、協働で連携した取り組みを検討しているところでございます。
賃貸借料の設定及び
ランニングコストでございますが、本事業は国の地方創生交付金や県の補助金が活用できることから、村が支出する一般財源分については、施設の耐用年数であるおおよそ20年の間に回収可能な賃貸料設定とするよう検討をしたいと思っております。
次に、3項目めの高齢者が生き生きと暮らせる地域づくりについて、要旨1点目の
生きがいづくりと社会参加の促進並びに就労の場機会の充実の取り組みと成果について、お答えをいたします。
高齢者への施策につきましては、第3次清川村総合計画前期基本計画実施計画の基本施策として掲げており、これを受けて清川村高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画に反映して、高齢者の外出支援の施策や
生きがいづくり施策、介護予防施策など、実態にあわせて、取り組んでおるところでございます。
事業の成果を申し上げますと、高齢者の外出支援として70歳以上の方を対象に、高齢者バス割引乗車券、いわゆる「かなちゃん手形」の購入費助成を行っておりますが、昨年度は220名の方がこの助成制度を利用されております。
また、65歳以上の方を対象とした、ふれあいセンター入館料が減額できる、いわゆる700円の料金を100円で利用できる、いきいきわいわいカード、これは昨年度1年間で7,067名が述べ利用されました。また、村内の公共施設等を巡回するふれあいセンター送迎車は、同じく昨年1年間で2,012名に利用いただき、高齢者の外出機会を推進しているところでございます。
高齢者の生きがいや健康づくり事業では、清川村緑ことぶき連合会を通じて、グラウンドゴルフやゲートボールなどのスポーツ活動を初め、世代間交流事業、カラオケや陶芸の趣味活動への支援を行っております。本年4月末の60歳以上の方は1,268名おられますが、清川村緑ことぶき連合会の会員数は72名でございまして、加入率は5.7%と低く、事務局の社会福祉協議会におかれても加入促進に努力をしておられるようでございますが、会自体としても会員増に大変苦慮されているところと聞き及んでおります。
今後さらなる高齢化が進む中、要支援者などへの多様な生活支援ニーズに対応する介護予防、生活支援サービスにつきましては、保健福祉センターやまびこ館において高齢者の閉じこもりや、介護予防を目的とした通所型サービスを実施しており、年間延べ1,150名の方が利用され、要介護状態にならないよう、高齢者の機能維持や外出機会の拡大を推進しているところでございます。
また、高齢者の豊かな経験や知識を社会に役立て、同時に高齢者自身で生きがいを見出していただくことを狙いとした清川村生きがい事業団は、平成29年度の会員数は56名、加入率4.4%、受託件数89件、就業延べ人数5,214人の活動実績となっております。
主な業務内容は、草刈りや清掃業務、宮ヶ瀬霊園や運動公園の管理、給食センターやふれあいセンターの運転業務などを行っておりますが、会員の高齢化も進み、60歳以上で健康で働く意欲のある人が不足をしておりまして、引き続き受託することが困難となっている業務もあると聞いており、会員募集に引き続き努力をしていただくようお願いをしているところでございます。
次に、要旨2点目の今後の高齢者の
生きがいづくりと生活支援の施策、重要度と実施計画の位置づけについてのご質問でございますが、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らし、生きがいをもって住み続けられるためには、多様な主体による生活支援、介護予防、サービスや地域住民による支え合いの取り組みが重要となってまいります。そのため平成30年3月に策定いたしました清川村高齢者保健福祉計画及び第7期の介護保険事業計画では、従来の取り組みに加え、地域で高齢者を支援する関係機関や団体等のネットワークづくりと地域資源の活性を図ることを目的として、具体的な地域の課題を把握、共有し、生活支援、通いの場、見守りなど、住みやすい清川村づくりの実現に向けて話し合いを行う共同体を本年度設置をいたします。
高齢者が要介護状態にならないよう、みずからも進んで健康づくりに取り組んでいただき、地域において人とつながり、生きがいや役割をもって生活していただくことが必要でございます。また、地域での見守りや支え合い活動、担い手の育成を含めて、ボランティア活動の推進も重要となってまいりますので、地域包括ケアシステムの充実や高齢者の
生きがいづくり、社会参加、生活支援などの事業を推進してまいります。
また、介護老人福祉施設及び介護老人保健施設は、施設入所の補助対象件数が入所者数を満たしておりますが、認知症高齢者が増加している中で、認知症高齢者が共同生活を営む住居で日常生活上の介護や機能訓練などを行う認知症対応型共同生活施設、いわゆるグループホームでございますけど、この利用者数10人を見込みまして、今後できるだけ早い時期に施設整備に努めてまいりたいというふうに思っております。
最後に、村長の村営運営に対する評価と村の将来展望について、現状での村政運営をどう評価しているのか、また将来にわたって持続可能な基礎自治体としての展望についてのご質問にお答えをいたします。
私は、平成19年2月に議員各位を初め、村民の皆様、関係各方面からの深いご理解とご支援をいただき、村長に初当選をさせていただきました。そして、将来にわたり持続可能で安全で安心した村づくり、特に少子高齢化対策に重点を置き、清川独自の子育て支援施策や高齢者対策など、私の全身全霊をかけて取り組んでまいりました。
3期目となりました平成27年度からは、村道、そして県道整備の促進、消防の広域化への取り組み、認可保育施設あおぞら保育園に続き、小規模保育施設にじいろ保育園の開所、清川幼稚園での夏季休暇中など、長期休暇を含めた幼稚園型一時預かり保育などの子育て支援施策の実施、子育て型村営住宅プレミール中根の整備、ドラッグストアクリエイトの誘致、平成9年以来課題でございました清川クリーンセンターの取り壊し、そしてその跡地にリサイクルセンターの整備など、急速に変化する社会需要を読み取り、国の交付金等を最大限活用しながら、各種事務事業を展開してまいりました。これもひとえに村民各位、そして村議会議員の皆様の多大なるご支援、ご理解の賜物と深く感謝申し上げるところでございます。
我が国の歴史の中で経験したことのない人口減少、少子高齢化が進む中、村営住宅に新しい住民を呼び込み、さらに、商業施設の誘致や道の駅清川に駅長を常駐させた指定管理により、住民生活の利便性も高まり、新たなにぎわいや活気が生まれていることは大きな評価としていただけるのではないかと思ってございます。
将来にわたり持続可能な基礎自治体としての展望でございますが、毎年9月に決算に基づく健全化判断比率の報告をさせていただいており、これらの指標では早期健全化基準及び財政再生基準を大きく下回り、財政の健全化が維持されていると考えております。
一般的に地方税収は人口規模が大きく、また企業数が多い勤労世帯の割合の多い都市部で税収が多くあり、その反面、人口規模が小さい団体ほど少ない傾向にございます。このため、全国的に一定な行政水準を確保するために、必要な財源を補償する地方交付税制度がございます。必要な財源が保障され、基礎自治体として我が清川村も引き続き確立していけるものと考えてございます。
今後も大きな歳入増は見込めないことから、地方創生により投資した事業の活性化、そして村税などの安定的財源が増収となるよう、事業を推進するとともに、今後さらなる国・県補助金を獲得し、最小の予算で最大の効果が得られるよう、事業執行に努め、将来にわたり魅力ある元気な清川村づくりに努めていきたいと考えているところでございます。
細野議員の一般質問にお答えをいたしました。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) それでは、若干再質問をさせていただきたいと思います。
まず、観光振興についてでありますけれども、村長がご答弁のとおり、水の郷地区の活性化に向けて観光施設、先ほどトイレとか看板類のことをお話しされましたけれども、施設、設備の改修も含めて、長年推進をしてこられたということ、私も承知をしております。
それで、再編計画については何か商店街というか経営者といわれるか、考え方、要するに計画に対しての考え方に相違が出てきているのかなということで私は受け取りましたけれども、その再編に向けてはちょっと時間がかかるのかなと、こういうことであります。
これ、平成25年にたしか策定をされています。そういう中で今もう5年近くたとうということでありまして、村長一生懸命活性化の提案をされているということを私もつくづく感じるんですよ。それに対して言い方は悪いですけど、地元が余りついて来ないのかなという、そんな受け取り方も私はしています。
ちょっと中身をお伺いしたのは、結局さっき言いましたように、もう5年もたっているんですから、商店街の中身が、経営者というか店舗というか、昔から要するにダムの建設以前から営業していらっしゃる方、あるいはその後、この水の郷に進出をされた方、現状でちょっと私も見てみましたけれども、中断されているというか、休業されているというか、そういうところも見受けられますけれども、その辺の内容ですよね。中身をちょっと伺っておきたいのと、要するに今、店舗数がどのくらいあって、それで、その商店街が今現在、再編計画でもいいんですけど、自分たちの経営についてでもいいんですけど、どういう意向とか考え方をもっておられるかということをいまいち私は理解できないので、その辺がおわかりでしたら、ちょっとお答えをいただければと思います。
○議長(笹原和織君) 折田政策推進課長。
○政策推進課長(折田克也君) ただいまいただきましたご質問にお答えさせていただきます。
現在の水の郷の店舗でございますが、11店舗ございます。このうち1店舗が休業状態となっております。営業しております10店舗のうち、ダム建設以前から営業されているお店が2店舗、後からお店を始めたのが8店舗となります。
商店街の意向の確認でございますが、議員今ご質問がありましたとおり、25年度1月の策定の際の前なんですけども、23年11月に店舗経営者と土地所有者の18名の方にアンケートという形で実施させていただきました。
回答がありましたのが18人中10名で、回答率が58.8%ということになっております。10名のうち、水の郷地区の再編の必要性を感じている方は5名、残りの4名は再編の必要なし、1名が未回答という結果でございました。また、再編した場合に引き続き営業の意志のある方、こちらが2店舗、3店舗は意志がなく、5店舗は未回答という回答結果でございました。自由意見をいただきましたけれども、この中でも資金面に不安を感じている意見もあり、再編に消極的な意見もあったところでございます。
約6割の回答の中で、これだけ回答の中に温度差が見られることから、やはり先ほど村長の答弁にもございましたが、やはり時間をかけて検討を重ねる必要があるというふうに考えております。
以上です。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) 私も今、答弁を聞いてちょっとびっくりしたんですけれども、今、11店舗で1業者休業ですから10店舗が営業されていて、従前から営業されている方が2店舗しかなくなってしまったということなんですね。ということは、残りの8店舗というのは他の市町村から来てやっていらっしゃるということなんでしょうね。
それでまた何か、振興についての意向が何か余り前向きではないように今受け取っちゃったんですけど、だから私も村長がさっきご答弁いただいたように29年度で幾らでしたっけ、218万人観光客がふえた。売上が2億2,000万、約ね。これも私、前に聞いたときにたしか1億8,000万くらいですから、相当ふえているんですよね。村で滞在型にいわゆる変換するような施策をどんどん推進してきて、こういう成果を上げてきているんですよね。それで地元がいまいち反応がないというのは、私もちょっと不思議に思っていますけれども。
私は、前にも商店街のいわゆる再編計画の中で、商店街の経営者に要するに一致団結してそういった取り組みを期待するよというような記述があるんですよね。当時からそんなような状況があったと私は理解していますけれども、それがまた何か今も続いちゃっているということで、ちょっと私も不思議に思っております。
それで、じゃあ例えばそういった村が一生懸命やって観光客を218万人ふやしてきた。そういう努力によって、いわゆる村がそれだけ投資をしているということですよね。イベントにしてもそういった整備にしても。そういう投資効果とか経済効果、こういったものを地元がどう認識しているのか、1回お伺いしたいとは思いますけれども。
それと、もう一つは、村がこれだけの、要は私が言いたいのは観光だけ何か突出した支援というように私は前からそう受け取っていますけれども、これはちょっと国有地、所在市町村交付金というのがありますよね。それとの関係があるのか、ないのか、その辺もちょっと伺いをさせていただきたいと思いますけれども。
それと、再三申し上げますけれども、やっぱりそれだけの投資をしていくということは村にとったって、その投資をする理由がなくなってしまいますよね。地元に取り組みの意志が余りなくて、村がじゃあこの観光をどうしていくんだと、行政だけ一方通行で走ったってしようがないわけですから、この辺については、そうした現状というものをよく村長が受けとめていらっしゃるので、これからそういう支援等について行革、あるいは今後の財政配分、それから場合によっては観光業者以外の方、そういった方も含めて、さっきの研究会ですか、そういったところにも参加をさせて、意見をどんどん言っていただいたらいいと思うんですよね。ですから、相対的にはそういった検討を私はしていただきたいと思いますけれども、財政面とか、計画の推進方法とか、地元の考え方なんですよね。その辺のことをちょっとお考えがあればお伺いしておきます。
○議長(笹原和織君) 大矢産業観光課長。
○産業観光課長(大矢 正君) 宮ヶ瀬地域、特に商店街の活性化ということでございますが、もともと前の総合計画の中から観光立村というところを打ち出した時期もございまして、宮ヶ瀬地区の観光には村としても力を入れてきたところでございます。
宮ヶ瀬ダムという大きな自然を生かした観光拠点に多くの方が訪れていただいて、地域を活性化することが村全体の活性化につながるものと考えておるところでもございます。これまで行ってきたイベントへの支援等での効果といたしましては、各商店街の店舗の売り上げ増のほか、村外からも非常に多くの人が訪れてきていただいてございますので、村を広くPRするですとか、村の魅力を高めるという効果が出ているのではないかというふうに考えてございます。
今後、こちらのほうの支援、全体的にどうしていくのかというご質問でございますが、イベントなどについてはかなり長い間続けてきているイベントで、多くの人たちへの認知度も高くなっていますが、こちらのイベントの運営の方法、開催経費を含めましたものにつきましては、引き続き地元のほうと協議をしながら進めていきたいとも思ってございます。
また、地元の商店街の考え方でございますが、先ほど村長の答弁の中でもございましたように
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団が中心となって進めている日本版DMOの中で、今後、仮称でございますが、
宮ヶ瀬湖周辺DMO推進ネットワーク会議を立ち上げていくということになってございます。そういうところでは村内の団体だけではなく、村外の事業者等も入った中での宮ヶ瀬湖周辺の活性化ということが検討されていくことと考えられますので、そういうところにぜひ商店街の皆さんも他の意見を聞きながら、参考にもしながら地元の活性化に努めていただくように努力していっていただければいいというふうに考えてございます。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) 依然として村の観光振興に対する思いは理解をしました。私もむげに観光振興を積極的にやらなくていいと言っているわけではなくて、やはり観光振興している上ではやっぱり村できちんとした根拠、住民に説明できる根拠、そうしたものが私は必要だと思います。そして、何よりも投資効果ですね、費用対効果。これがないところに投資するということは私の考え方ではあり得ない。そんな思いがしています。
それで、ちょっと長くなって恐縮なんですけれども、要するにイベントなんかをやるときに、地元の参加が少ない、特に若い人の参加が少ないということを指摘していますよね。それと、もう一つは、清潔な店舗とか、あるいは接客態度とか、食事のメニューの改善だとか、そういうものが求められているよというものを言っていますよね。そういうものの改善がなされているのかどうか。これも一つの投資効果になると思うんですけれども。それで、私の感想から言わせてもらうと、余り投資効果が期待できないのかなと、こういうふうに思っています。
これを、やっぱり村が今ダム交付金の関係というのが2%くらいずつ減額されていますよね、交付額の。やっぱり村の財政状況をよく見てみると、やっぱり義務的経費、これから財政負担が多くかかってくる部分が結構あるんですよね。それなんかをやっぱり精査したときに、また、この村は今さっき私が質問しましたけれども、高齢化という中で、介護、医療だとか、その部分の負担も結構上がってきているわけですよね。そうしたら、私は住みよい生活というものを優先していくべきだと思うんですよ、考え方として。インフラとか、そういう部分についてはやっちゃいけないということじゃないけれども、そういうものを優先した中でやっていかなきゃいけないのかなと、こういう考え方なの。
だから、こういった大型の事業、そういったものについては、ぜひ、いわゆるスクラップ&ビルドといいますか、そういう中で進めていただきたいなと思いますので、これは要請しておきますけれども、先ほどの工夫とか、そういう部分について若干お答えをいただきたいと思います。
○議長(笹原和織君) 大矢産業観光課長。
○産業観光課長(大矢 正君) 特に活性化のほうについては、先ほども答弁の中で申し上げましたように、観光客に多く来ていただく環境というのは非常に整えてきているところだと思います。やはりそこに来ている観光客をどういうふうに自分たちの各店舗に引き入れるか、そういうところについてはやはり各店舗の努力がないと、行政だけではなかなか解決できない問題になると考えておりますので、その辺も含めまして引き続き地元のほうとも話し合いを進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) そのとおりです。企業努力がなかったら物事は前に進まないと思います。要するに、人頼りでイベントによる集客をあてにして営業しているようでは、私はだめだと思いますよ。衰退するのが目に見えていると思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それでは、次に、
地域拠点整備事業の推進について、若干お伺いをさせていただきたいと思います。まず、活力ある村づくりということで、こういう事業を進めていくということでありますけれども、私は総合計画にありますけれども、そうした村の将来像があって、この村にはどういう機能が必要なんだろうな、そういう機能を充足したときにこの村が自立して継続していくんだろうなと、こんな考え方を持っています。
それで、この拠点整備については、村づくりに必要な機能の一つとして私は理解していますけれども、この整備にとって、要するに村民にとって、私はいまひとつ、どういう効果を想定されているのか、よく理解できないので、その辺の部分については、いわゆる交付金なんかの整備に対して国に交付金を申請していますよね。そういう中の理由にもあろうかと思いますけれども、整備事業の成果目標、ちょっとこういうものをお伺いさせていただきたいと思います。
それと、さっきちょっと言いましたけど、そういったいわゆる自立した村づくりという部分については、今後またそういった地域拠点の整備、あるいは集積がさらに必要なのかどうかということについてと、それから、今後そうしたものがあった場合には、今後そういう地域の活性化とか創生、そうした地域拠点の整備をこれからさらにまた進めていく部分について、どう考えていらっしゃるのか、お伺いをしておきたいと思います。
○議長(笹原和織君) 政策推進課長。
○政策推進課長(折田克也君) お答えさせていただきます。
まず、まち・ひと・しごと創生法、これに基づきまして、現在事業を進めておりますけれども、この「しごと」でございますけれども、安定した雇用形態で相当の対価が支払われ、やりがいのある仕事、特に若者にとって魅力のある質の高い雇用、これをふやしていかなければならないというのが基本的な考え方でございます。
同様に「まち」につきましては、単に行政単位ですとか、地理的エリアだけの「まち」という意味ではなく、一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる場所。
また、「ひと」につきましては、単なる生物ですとか、法律上の主体としての「ひと」ではなく、地域で活躍して地域づくりを担う人材というような意味が込められております。
本事業につきましては、国に示しておりますKPI、こちら重要業績評価指標でございますが、5年後の目標といたしまして、当施設における新規雇用者を5人、地域特産物や地域連携企業を利活用して、新たな商品開発数を10品目、レストランメニューにおける地域の野菜等、生産者の連携者を15人としております。
目標達成のためには多くの村民の方と連携・協力も必須であるため、この目標の達成に近づくにつれまして、先ほども申し上げました魅力ある雇用や、一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる場所が生まれ、また、その場所で活躍する人材、地域づくりを担う人材が生まれてくるものと考えております。
また、将来に向けて、必要となる機能でございますが、やはり現在担当といたしましては、雇用、また住まい、こういったものが若干課題ではないかというふうに感じております。参考までに内閣府で今回の申請で交付対象として決定された182事業のうち、
ローカルイノベーション拠点整備事業につきましては、特徴的な取組事例の中の17に挙げられておりまして、今後の横展開の事業に対しても円滑に進めやすくなるものと考えております。
これら目標達成のために、また今後の横展開の事業を広げるためにも、今回の計画にしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) ありがとうございます。そうですよね、人口増加、そしてまた新たな産業の創出によって、いわゆる雇用とか、産業振興を図っていくということであろうと私も思います。
それで要は、さっき言いましたように雇用の創出と、それから特産品の今10品目ですか、それから、それにかかわる生産者15人とおっしゃいましたけれども、結局だから、それが今後地域の活性化と地方創生というか、そういうものとどう結びついていくのか、そこら辺がいまいち何かちょっと理解できないので、それをだから、じゃあこれだけでいいのかといったら、いやもっと雇用をふやしていかなきゃいけない、さっき言いましたように、雇用と住宅が今後の課題とおっしゃいましたよね。だとしたら、また次の機能を考えていかなきゃいけないじゃないですか。特産品これだけじゃない。もし特産品じゃないのかもしれないけれども。だから、そういう考え方が私はあるんだろうと理解をしましたけれども、それでよければ答弁はいりません。
それで、あと拠点整備の関係は時間がないので、ちょっとはっしょってやりますけれども、内容については、おおむね理解をさせていただきました。
それで、施設の設計施工、これプロポーザルというのは私も前から競争性がないというか、そういう認識を持っていますので、それとプロポーザルというのは特殊な建築物とか、いわゆる美術館であるとか博物館であるとか、そういった部類に私は適用するんだろうなと思っています。単なる建物にプロポーザルが果たしていいのか悪いのかという、こういう問題は私はあると思っていますので、それだけはお伝えをしておきたいと思います。
ちょっと時間の関係で、はしょらせていただきたいと思いますけども。
あとは拠点施設として歯科医院だとかカフェ・レストランだとか、ありますよね。どうも私もいろいろ聞いていると何か施設ありきのような計画、じゃあ、その計画というのは民意というか、村民の意向とか、あるいは計画上の整合性とか、そういった選定の根拠とか、そういうものがどうなっているのかなと、常々ちょっと疑問に思っていますので、その辺と、そういった募集とかいろんな手続がありますけれども、その辺の方法について、ちょっともう一度お伺いをしておきたいのと。
それと、まず効果の面で完成後にいわゆる、これからも先、財政負担が村にあるのかどうかということとかね。それから、これが完成したことによって村にいわゆる、さっき村長がおっしゃいましたけど、財政の関係、収入ですよね、税収。こういうものに影響が出てくるのかどうか。この施設がいわゆる歯科もそうですけれども、地域貢献の面でどういう役割を果たしていくのかということだと思うんですよ。歯医者さんなんかは村にあればいいなということは私も思いますけれども、やはりこれから先、高齢者がふえてくるわけですから、部分的には訪問治療だとか、そういうところまでいって、地域貢献してもらえればありがたいなと、こういう思いもしますし、また、カフェ・レストランなんかでも、食事の提供とかいろんな部分の中でそういったところにも地域貢献をしていただきたいなと思いますけれども、その辺についてちょっとお伺いをさせていただきたいと思います。
○議長(笹原和織君) 折田政策推進課長。
○政策推進課長(折田克也君) それではまず、複合施設についてお答えさせていただきます。
複合施設につきましては、前期基本計画や総合戦略におきまして、周辺大学との連携における地域産業の活性化の推進、新たな特産品の開発支援及び特産品の販売経路の確保、
サテライトオフィスの誘致などの取り組みを掲げておりましたところ、昨年、生産性革命に資する拠点整備交付金が平成29年度補正予算に計上されまして、交付金の対象事業となりますように事業内容を精査し申請をしたところ、採択されたところでございます。
事業運営者の選定につきましては、事業者選定プロポーザル実施要領を定め、この要領に基づき、選定事務を進めてまいりました。この要領でございますけれども、ホームページ上において、4月26日から3週間の期間で公募させていただきました。
応募者は、村で地域おこし協力隊として活動している稲葉智美氏、お一人でございました。5月31日に選定委員会を開催いたしまして、料理の試食による実技審査、運営についてのプレゼンテーションを受けまして、7人の委員で内容を審査させていただいたところでございます。
審査内容につきましては、実施体制、業務の理解度、地域の理解度など、六つの視点から実施いたしました。提案の内容は前菜やパスタ、デザートなどのオリジナルメニューが提示されまして、また運営に当たっては、村民の方を対象とした割引制度の実施ですとか、村の子供たちを対象としたジェラートづくり、また親子料理体験教室など、住民へのサービスや地域貢献活動なども盛り込まれておりました。
業務実施体制などとしての人員配置など、提案に若干心配な点もありましたが、業務の理解度、意欲、料理に対する評価は高い結果でございました。審査員7名の採点の平均点が79.63点で、全員の評価が合格点の70点を超えていることから、選定委員会では稲葉氏を選定し、その結果を受け、最終的に村長が決定したところでございます。
また、家賃の考え方でございますが、村長の答弁にもございましたとおり、施設整備において村が負担いたしました一般財源部分、こちらを施設の耐用年数で割り返した額を家賃とする考え方でございます。
また、
サテライトオフィスでございますが、法人村民税、こういったものが期待されております。企業の業績によりまして税率がさまざまで一概には申し上げられませんが、一番規模の小さい1号区分という区分で法人税が課税される企業であった場合には、28年度の決算ベースで、おおむね13万円弱の法人村民税、こういったものが期待されるというふうに考えております。
以上です。
○議長(笹原和織君) この際、暫時休憩します。午前11時5分まで休憩いたします。
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午前10時51分 休憩
午前11時 5分 再開
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○議長(笹原和織君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。
折田政策推進課長。
○政策推進課長(折田克也君) 先ほど、まち・ひと・しごと創生法というふうに答弁させていただきましたが、正しくは地域再生法の誤りでございました。大変失礼いたしました。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) 休憩前にちょっと質疑をしていましたけれども、ちょっと記憶から消えてしまいましたので、ちょっと要望だけさせていただきたいと思います。
先ほど、カフェ・レストランの関係、応募が1人ということだったですよね。応募が1人で果たして経営が成り立つのかなとちょっと心配をしています。
それからもう一つは、施設の運営なんかについて、いわゆるプロポーザルで選定した経験のある企業と経営者というか、そういう人にお任せしちゃうという話なんですよね。そうなってくると、私が心配するのはそういった村の意向とか、あるいは今後の運営責任とか、あるいは費用負担とか、そういうものは契約の中できちんと整理をされるんだろうと思いますけれども、ちょっと時間がないんであれなんですけど、そういうところはぜひ慎重に取り扱っていただきたいなと思いますし、またさっきの応募の話、3週間という話でありますけれども、やはり村民への説明責任といいますか、広報紙なんかもあるわけで、臨時号を出したって何出したっていいわけですから、ぜひ多いくらい情報を流してやっていただければと思います。
というのは、いろいろそういう話を聞くんですよ。私も聞かれて困ることがいっぱいあるんです。ですから、ぜひ情報を流していただきたいなと。これ、だから要望にして終わりにしたいと思います。
それから、高齢者の関係であります。やはり60歳、あるいは65歳を過ぎますと、私もそうでしたけれども、会社員であれば会社に生きがいを感じていた部分が、これからは地域に戻って活動拠点を探していかなきゃいけないわけですよね。だから、そういう
生きがいづくりというのは、大変重要なことだろうと思いますし、さっきの答弁だと60歳以上が1,268人ということは、全てが対象とは思いませんけれども、約総人口の4割ですよね。
私も村が介護だとか医療だとか、そういった取り組み、あるいはさっきご答弁いただきましたお出かけ支援や健康づくりとか、お年寄りの関係のそういったイベントだとか、そういう組織づくりだとか一生懸命やっていらっしゃるということは私も評価をさせていただいている一人でありますけれども、いずれにしても私は概要というものがつかみ切れないので、ちょっとお尋ねをさせていただきますけれども、例えば清川村でさっき60歳以上1,268人、あるいは65歳以上968人でしたっけ、そういう方がおられるけれども、その中で、いわゆる健康で働く意欲のある高齢者の人がどのくらいいて、どのくらいの人がそういう例えば仕事にしても何でもいいんですけど、ついているのか。わかれば、仕事ならどこで就業しているのかということをお伺いさせていただくのと、それから生きがい事業団の話がさっき出ましたけれども、会員が56人で加入率4.4というのは、いかがなものかなとは思っていますけれども。
要するに、生きがい事業団のいわゆる受託金額とか、要するに事業実績ですよね。これが果たしてこれから収入にしたいという高齢者の期待に果たして答えているのかどうかというのが、ちょっと疑問なので、事業団が今果たしている役割。それから、村が幾らでしたっけ、予算書で300万でしたっけ、支援していますよね。その支援内容、どういうことにどう支援しているのかという内容。また、私はこれからそういう事業団の中の役割というのは増大してくると思うんですよ。だから、そういう部分については、例えばそういった支援を拡大する考えがあるのかどうか。
それと、もう一つは、男女共同参画という面の中で、高齢者といっても女性の方が半分以上いらっしゃるんだと思うんですよ。だから、そういう方の就労機会の提供状況といいますか、そういうものも含めてお伺いをさせていただきます。
○議長(笹原和織君) 山田保健福祉課長。
○保健福祉課長(山田晴久君) ただいまの細野洋一議員からの質問にお答えさせていただきます。
高齢者の全体人数につきまして、先ほど、今ございましたように、65歳以上では995名で60歳以上については1,268名おられます。また、実就業者数及び就業先は把握できておりません。
それから、生きがい事業団の役割についてと運営費の支援内容につきましてなんですが、生きがい事業団の役割は健康で働く意欲を持っている高齢者などが、その経験、能力及び希望を生かし、相互の協力の下に働く機会を提供することとなっております。また、高齢者の就業機会を確保するだけでなく、地域社会への参加を通じて生きがいを見出し、あわせて相互の交流促進による高齢者福祉の向上に大きな役割を果たしていると思います。
運営の支援内容につきましては、村補助金としまして、平成29年度は330万円を交付させていただいております。補助金の対象としましては、清川村生きがい事業団運営費補助金交付要綱に基づき、生きがい事業団の職員雇用費、活動旅費、事業費、役務費、備品、その他事業団事業の運営に直接必要と認められる経費となっております。
その中でも大きな経費は、事務局職員2名の人件費が231万390円となっております。今後、生きがい事業団の会員数や就業実績を考慮させていただき、活動の支援内容については検討させていただきたいと考えております。
最後に、女性に対する就業機会の提供の状況につきましては、現在、女性の会員は平成29年度末で9名になっております。主な仕事の場所につきましては、ゴルフ場の施設の清掃が3名、それから、水道の検針が2名などが主な作業になっております。
以上です。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) ありがとうございました。ちょっと時間の関係で、あと何点かお伺いしようかと思いましたけれども、ちょっとお話だけ若干させていただいて終わりにしたいと思います。
いずれにしても65歳以上は約1,000人近くいらっしゃるということですから、これから地域活動とか、そういう高齢者の活動なんかにぜひ力を入れていただきたいなと思っております。
ちょっと時間の関係で以上とさせていただきますので、よろしくどうぞお願いします。
それから、最後の村長の村政運営について時間がオーバーするかもしれませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。
大矢村長は村の職員、そして助役、そして村長として3期目ということでございまして、行政経験、そしてまた、村政運営については50年を超えるということであります。村長就任中、総じて持続可能で安全安心な村づくり、こういったことに傾注してこられたのかなと思っております。ご答弁にありました人口減少社会に対応すべく、いろいろ少子高齢化対策を初め、インフラとか消防署、保育所、いろいろな面で村の発展、そして住民福祉の増進に、大変難しい状況の中で、私は大きな貢献をされてこられたなと、こんなふうに思っております。そしてまた、こういう部分については、村民の部分についても周知の事実ということで、私は認識をし、村政運営を高く評価している一人であります。
私は、先ほど言いましたように、機会があるごとに基礎自治体の将来展望について村長にお伺いをしてまいりました。やはり人口減少、そして高齢化の状況を踏まえると、村の将来を心配する村民の方の意見というか、声を私もよく耳にするところでありますので、こういった質問を折に触れてしてきたわけでありますけれども。
ちょっと意見が違うところといいますか、最終的には、いろんな財政問題、いろんな部分の中で財政的にはいわゆる地方交付税制度というか、そういうものがあるんですけれども、これはいわゆる隣に相模原さん、愛川さん、厚木市さんがありますけれども、やはりそこの持っている自治体の財政力によって私は行政レベルに格差が出てくるんだろうなと、こういうふうに思っております。また、そういう面についても将来的には危惧をしているところであります。
それで、ちょっともとに戻りますけれども、村長の先ほどの評価ということでありますけれども、村にいろんな部分でにぎわいが生まれてきているんだから、これについてはこれが評価という、ちょっと表現だったのかなと思いますけれども、そこで、先ほど将来にわたってそうした魅力ある村づくりに努めていかれるというようなご答弁でありまして、私も力強く感じた次第ではあります。
清川村は、今、大変難しい時期なんですよね。ここでちょっと方向が違っちゃうと大変なことになるなというのは、いつも私は危機感を感じながら議員活動をしていますけれども、そういった中でやはり村長の豊富な行政経験と卓越した政治手腕というものは、やはり村づくりには私はなくてはならないものだろうなと、こういうふうに理解をしております。
それで、3期目の任期中ということで大変恐縮ですけれども、村長が今までずっと進めてこられたいわゆる村の将来像の達成、これについては来年度を初年度とするいわゆる後期基本計画ですよね、これに部分的には委ねていって、将来計画を達成してくるというようなことになろうかと思いますけれども、改めて村の将来、村づくりについて、簡単にいえば村づくりの総仕上げですよね。そういったものに対する村長のご意欲とご決意というものをお伺いできればと思います。よろしくお願い申し上げます。
○議長(笹原和織君) 一つご確認させていただきます。
当議会の一人の議員の質問時間の持ち時間は運営会議規則慣例、申し合わせ等によって、90分となっております。そして、自席からの再質問に関しては、大項目について2回までというふうになっておりましたが、私の議長の裁量として皆様からのご要望もあり、そして皆様のご承認をいただいて90分の持ち時間であれば、存分に質問をしていただくということが了解されております。
時間は休憩を挟みましたので、細野議員の持ち時間は11時29分までということですので、存分に権能を果たされていただきたいと思います。
大矢村長。
○村長(大矢明夫君) 大変暖かいお言葉をいただいて大変感謝しているところでございます。村づくり、そして、この村政運営そのものは永遠でエンドレスというふうに考えております。やはりどこで次の方にバトンを渡すか、これは必然的なことでございまして、私も議会の皆様方、村民の皆さん、そして職員とも十分相談をしながら多少古くなった頭脳をやはり新しくするというふうなことも大変重要なことであると思いますし、また、そういった決断も時期を見てしなければいけないというふうに思っております。
現時点ではまだ白紙でございますけれども、とりあえず任期中につきましては、全身全霊をもって村政運営に邁進をしてまいりたいと、このように答弁をさせていただきます。
○議長(笹原和織君) 5番、細野洋一議員。
○5番(細野洋一君) ご丁寧にご答弁いただきましてありがとうございました。
やはり先人の築かれた歴史とか伝統、こういったものは私たちもずっと守っていかなきゃいけないんだろうなと思います。また、今、村長に考え方をちょっと述べていただきましたけれども、私もさらなる清川村の発展のために残りの任期、3年くらいあるんですかね。ぜひ全力で進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上で、私の一般質問は終わります。どうもありがとうございました。
○議長(笹原和織君) 1番、細野賢一議員の発言を許します。1番、細野賢一議員。
〔1番 細野賢一議員登壇〕
○1番(細野賢一君) 議長からの発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。
本村の村域の89%が森林で、真の自然を提供している本村は自然や動植物の宝庫でもあります。煤ヶ谷に小鮎川、宮ヶ瀬に中津川と早戸川が流れ、それぞれ渓谷美や清流をつくっています。
今から61年前、新しい村名となった清川の由縁は、「山に生きるこの村は、ますます山林の緑化に努め、水源をかん養し、もって中津川、小鮎川の自然の清らかさをとこしえに保ち、人情をしてこの川のごとき、おおらかさを培い、かつ水のごとくやまざる意気をもって文化産業を振興する」という理想像から名づけられたそうです。
また、本村の目指す姿は、豊富な森林と美しい清流を保全し、良好な自然環境の中、地域のみんなの心が通い、支え合う暮らしを維持しながら、誰もが安心して暮らし、安全な村であり、水と緑の心の源流郷となっています。
私は煤ヶ谷地区の出身ですが、昭和40年、50年代、小鮎川や谷太郎川で泳いだり、ウグやハヤなどの魚とりなどをして、先輩、同級生、下級生などと川と親しみ遊んだ大変よい思い出がありますが、養豚施設からの排水や家庭排水などの水質が悪化し、小鮎川で遊ぶことが制限されておりました。
近年では、先人、先輩議員のご努力により、公共下水道の整備や養豚施設の排水対策により、小鮎川の水質は改善されていると聞いておりますが、現在も谷太郎川では、釣りや川遊びをしている方を多く見ることがありますが、なかなか小鮎川で地元の子供たちが川に親しみ、遊んでいる姿を見ることはありません。小鮎川には、青龍伝説など、昔の話も伝承されており、昔から小鮎川は本村にとって大変重要な役割を担っているように思います。そこで、本村の地域資源でもある小鮎川を活用した村づくりについて、次の点についてお伺いします。
1点目、小鮎川河川の水質状況についてお伺いします。村の広報紙等でも報告がされておりますが、小鮎川の河川環境は実際どの程度改善されているんでしょうか。魚や昆虫など、動植物がしっかりと生存できる状況なのかについてお伺いします。
また、隣の飯山地区を初め、小鮎地域では青少年健全団体が主体となり、毎年小鮎川と親しむリバーフェスタというイベントが開催され、子供たちが安全で小鮎川に親しむ取り組みがなされております。そこで、本村の流域では子供たちが安全で川で遊べる環境なのかについてお伺いします。
2点目に、小鮎川の河川利用についてお伺いします。小鮎川は河川法により県の管理となっていると思われますが、近年では国が河川空間を利用した地域活性化などにも積極的に取り組み、親水施設やカフェ、バーベキュー施設の先進事例なども紹介されております。そこで河川を利用するには、規制が厳しく、なかなか有効活用ができないなど、ハードルが高いようなお話をお聞きしますが、小鮎川を利用して地域づくり、魅力づくりを進めるために、過去に検討されてきた経緯があるのか。また、その中で課題などを整理されているのかをお伺いします。
また、NPO法人きよかわアウトドアクラブは、谷太郎川を活用したリバートレッキングなどを開催し、清川の自然を生かした取り組みが行われているとお聞きしております。そこで道の駅の下の小鮎川は比較的水の流れも穏やかで、子供たちが川に親しむ場の一つと考えておりますが、村や新たに指定管理の変わった道の駅清川との連携、または主体となった清川の自然を生かした体験型イベントや自然観察会などの開催の考えがあるのかについて、お伺いします。
最後になりますが、3点目として、河川環境の現状と今後についてお伺いします。
本村の地形上、火災時での活動において自然水利は大変重要な役割を担っております。そこで小鮎川を初め、自然水利が利用できる場所を村はしっかりと把握され、点検などを行い、利用できる環境になっているのかについてお伺いします。
壇上での質問は以上となりますが、再質問がある場合は自席から質問させていただきますので、よろしくお願いします。
○議長(笹原和織君) 大矢村長。
○村長(大矢明夫君) 細野賢一議員さんから、小鮎川河川を利用した村づくりについて、ご質問をいただいておりますので、お答えをいたします。
最初に、要旨1点目の小鮎川河川の水質状況について。どの程度改善されているのかのご質問でございますが、村では毎年2回、基本的な水質項目の検査を実施しているところでございます。片原橋の下流と寺鐘橋の下流の状況を下水道事業が供用開始される前の平成8年度と供用開始後の平成29年度に実施した水質検査の結果を元にご説明いたしますと、水のきれいさを示す代表的な手法であります生物化学的酸素要求量、略称ではBODと言っておりますけど、片原橋下流では平成8年8月に1リットル当たり4.1グラムだったものが、21年後の平成29年9月では、0.5ミリグラムとなり、約8分の1の値となり、寺鐘橋下流におきましても1リットル当たり4.0ミリグラムだったものが0.4ミリグラムとなり、10分の1の値となりました。
なお、水質検査の結果は毎年広報7月号でお知らせをしておりますが、小鮎川では環境基準が定められておりませんので、相模大橋付近、これは厚木市ですね。水域類型Aを目標値としておりますと、どちらの場所も環境基準を満たしているという数値でございます。
また、子供たちが安全に川で遊べる環境についてでございますが、近年の状況では、夏季の大腸菌群数が環境基準の目標値より高い数値となっておりますので、片原橋下流及び寺鐘橋下流の2カ所ともに夏季に小鮎川で遊んだ後は、手足や体をよく洗っていただくことが必要だというふうに思います。
次に、要旨2点目の小鮎川の河川利用についてのご質問でございますが、小鮎川は神奈川県厚木土木事務所が所管する一級河川でございます。河川は公共的空間であるため、原則自由使用となっておりますが、独占的な使用や水の取水及び工作物の設置、土地の形状変更などにつきましては、河川法による制限がありますので、河川管理者の許可が必要となります。
小鮎川の利用検討の経緯でございますが、住民の方に河川に親しんでいただくため、県が河川改修工事を行う際に、清川村運動公園周辺の護岸を親水護岸に整備していただいたこともございます。小鮎川の河川利用につきましては、広い河原もなく、河川法による制限のほか、洪水等による災害の防止や軽減など、重要な役割もございますので、それらを踏まえてのどのような形で利用ができるか、今後も検討してまいりたいというふうに思っております。
また、自然を生かした体験型イベントや自然観察会などの考えについてでございますが、体験イベントや自然観察会は
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団や清川アウトドアスポーツクラブなど、各種の団体が主体となり、カヌー体験教室やトレッキング及び星空観察会、昆虫観察会など、清川村の自然を活用したさまざまな取り組みが行われているところでございます。
村が主体となり、道の駅清川と連携し、自然を生かしたイベント開催の考えでございますが、
宮ヶ瀬ダム周辺振興財団は、日本版DMOの取り組みとして、各種関係団体と連携して地域活性化を図っていくとしております。道の駅清川も日本版DMOの関係団体に含まれておりますので、小鮎川原下の清流の利用について、各種団体等々、連携を図っていくことが清川の自然を生かした地域活性化につながるものと考えております。村といたしましても、協力が必要な事業につきましては、できる限りの支援、そして村主導も含めて、この取り組みに力を入れてまいる必要があるというふうに考えております。
次に、要旨3点目の河川の環境の現状と今後について、火災時の小鮎川で自然水利の把握と、利用環境についてのご質問でございますが、消防水利は消防法に基づき基準が定められており、本村では河川などの自然水利を消防水利として位置づけておりませんが、細野賢一議員さんのご質問のとおり、小鮎川を含めて本村に存在する豊富な自然水利は防火水槽、消火栓といった人工水利と並んで消火活動時の水利として大変重要な役割を担うものと考えております。
本村の消防団では、日ごろから小鮎川を初め、宮ヶ瀬湖や農業用水路、沢など、消火活動時や緊急時に利活用できる水利として、常に利活用できる場所の確認を行い、有事に備えているほか、村といたしましても、消防団の情報や河川の占用許可などを含め、河川や沢に小型動力消防ポンプが設置できる場所などを把握しているところでございます。
また、台風などにより、川の流れや環境が変わり消防水利として取水が制限される箇所などにつきましても、常に消防団と一体となって把握をしているところでございます。今後も消防団や厚木市消防、清川分署などと情報を共有し、有事に備え、万全を期してまいりたいと考えております。
また、村内の河川環境の現状把握についてのご質問でございますが、最初にお答えいたしましたように、村内の河川につきましては、夏季のみ大腸菌群数が高い数字となっております。これは河川の水温、水量、そして鳥獣のふん尿、流域の生活排水など、さまざまな影響が考えられるところでございます。今後も水質検査を実施しながら状況を注視し、できるだけこの豊かな自然を清川村民、特に子供たちが記憶に残る環境として状況整備を図っていくことが重要だと考えておりますので、そのように対応、対策をやってまいりたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(笹原和織君) 1番、細野賢一議員。
○1番(細野賢一君) 丁寧な村長からのご答弁ありがとうございました。少し再質問させていただきます。
小鮎川河川の環境基準は定められていないという答弁でありましたが、相模川の環境基準で比較すると、片原橋付近、御門橋付近のどちらの場所も環境基準を満たしているということですので、河川環境も維持され、自然環境のよい清川村にふさわしい状況になっているところで少し安心したところでありますが、子供たちが安全に川で遊べるという環境については、夏季には大腸菌群の数が環境基準を上回り、まだまだ完全に安心して遊べる状況ではないですが、小鮎川で遊んだ後に手足や体をよく洗うことで川遊びができる状況にあるという答弁だったと思います。より一層の水質保全や河川環境に配慮していただき、村内の小鮎川河川全域で子供たちが安全に川で遊べる環境にしていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
また、役場や幼稚園の下や谷太郎川、片原橋や御門橋は昔から水質はきれいで、子供たちが安心して遊べる環境だと思っていますし、全国の道の駅などでは、周辺の自然環境を活用した取り組みが行われています。村長の答弁にありましたとおり、ぜひ道の駅や日本版DMOなどと連携し、小鮎川の河川空間の利用検討をしていただけるということでありましたので、清川村の魅力の一つとして、また、村づくりの一環として積極的に検討を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、河川環境の現状では、消防水利の質問をさせていただきましたが、小鮎川を含め本村に存在する豊富な自然水利は防火水槽、消火栓といった人工水利と並んで消火活動の水利として大変重要な役割を担っており、消防団などと情報共有が図られ、有事に備えているということでありました。台風などで川の流れなどが変わり、消防水利として利活用が制限される箇所なども出てくることが予想されますので、消防団や消防機関と連携され、点検などもしっかりとしていただき、有事に万全を期していただきたいと思います。
小鮎川河川は村の管理ではないという認識をしているところですが、防災面などで関連がございますので、再質問させていただきますが、先日、古在家地区付近で河川法面が崩落し、土砂が河川に流れ込んでいる箇所を確認しております。河川の環境に少なからず影響があったと思いますが、その後、どのような対策をとられているのか、お聞きします。
また、村内の河川の周辺の立ち木は年々大きくなっていきますが、今後どのような対策がとられるのか、お伺いします。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) それでは、細野議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。
法面の崩落箇所につきましては、4月27日未明ですか、古在家地区護岸の外側にある民地法面が崩落し、土砂と転石が河川に流出してございます。
和田川は県の防災砂防区域に指定されておりまして、維持管理につきましては神奈川県厚木土木事務所が所管してございます。河川の流出した土砂や転石等、法面保護について管理者に確認を、相談に行った結果、現在のところ河川の影響はなく、河川構造物が壊れていないという状況なので、対策はとれないという状況の回答でございました。
ただ、今後、大雨等が降りますので、見ましても崩れた法面は民地でございますので、村で応急措置として、和田堀に土砂が流れるように上流と下流に堀の土留めを設置いたしました。そして、崩落した法面の上には大きな立木が多くあります。それが倒れてくる場合がありますので、対岸の人家に影響が考えられますので、土地所有者の方にお願いして、伐採をして撤去してございます。そんな状況です。
次に、村内の河川の周辺の立木の対策なんですけど、村が管理する小規模河川につきましては、今後、河川周辺の立木等も年々大きくなって倒木により河川の閉塞等になり、近隣への支障が考えられますので、基本的には土地所有者さんが管理するものでございますが、昨年度から行っている金翅沢の立木の伐採同様、環境等に支障があると考える場合は対応を検討したいと思ってございます。
また、神奈川県厚木土木事務所が所管している河川につきましては、河川の樹林化対策を含め対応していただくよう、引き続き今後も要望させていただきます。
以上です。
○議長(笹原和織君) 1番、細野賢一議員。
○1番(細野賢一君) ありがとうございました。村の地形や河川周辺の木が巨木化している状況も理解するところでありますが、村民の生命、財産を守るためには、村が管理していないということでは済まされないこともあると思いますので、これからも県や所有者を含め、しっかりと対応していただきたいと思いますし、すばらしい清川村の自然を後世に引き継ぐためにも河川の水質を保全し、環境を維持することをお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
○議長(笹原和織君) この際、暫時休憩します。午後1時まで休憩いたします。
―
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午前11時44分 休憩
午後 1時00分 再開
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○議長(笹原和織君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。
8番、山本雅彦議員の発言を許します。8番、山本雅彦議員。
〔8番 山本雅彦議員登壇〕
○8番(山本雅彦君) 議長のお許しが出ましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。
児童生徒の安全対策について。
新潟での女子児童殺害事件が報道されましたが、子供を失ったご家族のことを思うと言葉にならないほど怒りを感じます。また、近年本村においても、不審者の事案が発生しているため、児童生徒の安全対策に関して、次の点について伺います。
1、児童生徒の安全確保のため、通学路などに防犯カメラを増設することができないか。
2、登下校時の安全対策について、現在の取り組み状況と警察や各種団体との連携はどのようになっているのか。また、どのような課題があるのか、お伺いします。
以上で、壇上での質問は終わりますが、必要な場合によっては自席にて再質問させていただきます。
○議長(笹原和織君) 大矢村長。
○村長(大矢明夫君) 山本雅彦議員さんのご質問にご答弁申し上げます前に、本年5月7日、新潟市で発生いたしました小学校2年生の女児殺害遺棄事件につきまして、大変痛ましく私もショックを受けているところでございますが、また先週も14年前の事件になりますが、岡山県津山市の小学校3年生の女児殺害事件の犯人が逮捕される報道がありました。本当に私たちが思いもよらないような残虐で痛ましい事件を繰り返し起こす犯罪者たちに、怒りが込み上げてくるところでございます。
被害に遭われました、そして亡くなられました大桃珠生さん、筒塩侑子さんのご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族のご心痛、一日も早く和らぎ安心して落ちついた生活が取り戻せますよう、お祈りを申し上げたいというふうに思います。
それでは、山本雅彦議員さんからの児童生徒の安全対策についてのご質問にお答えをいたします。
最初に、要旨1点目の児童生徒の安全確保のため、通学路などに防犯カメラを増設することができないか、についてお答えをいたします。
現在、村内には村民の皆さんが犯罪被害に遭わず、安心して安全に暮らせるよう、神奈川県の設置マニュアルや本村の防犯カメラ等の設置及び運用に関する要綱に基づいて、計8カ所15基の防犯カメラを設置し、運用をしておるところでございます。
設置場所はいずれも県道や村道などの幹線道路沿いで、児童生徒の通学路でもございます。しかし、当初の設置目的が防犯や不法投棄の防止、警察との連携で暴走族の撲滅を目指しておりましたので、村内を出入りする主要道路の県道沿いに主に設置をしております。また、役場では25台の庁用車にドライブレコーダーを搭載してございますので、これらも有事には有効に活用できるものと思っております。
山本議員さんが申されます通学路という意味では、全てをカバーしているわけではございませんが、中でも尾崎の交差点や道の駅清川などは、特に効果を発揮している場所であると思っております。
各地で発生する事件や事故を考えますと、防犯カメラを設置することで効果も期待されますが、機器等の管理や防犯カメラを設置することで誤った認識、要は簡単に安心感を得てしまい、本来私たちがするべき行動、いわゆるソフト面になりますが、見守り、こういったものを含めて、これらがおろそかになってしまっては、元も子もございませんので、両者が相互にバランスを保ち、最大の効果が発揮できなければならないと考えております。
そのようなことから、通学路への設置につきましては、学校や保護者、教育委員会、また警察や防犯関係機関などとも相談をし、さらなる増設、こういったものの設置について検討を前向きに考えていきたいというふうに思っております。
次に、要旨2点目の登下校時の安全対策について、現在の取り組み状況と警察や各種団体との連携や課題についてお答えをいたします。
まず、現在の取り組み状況につきましては、学校では子供たちに対し、日ごろから登下校についての指導を行っていただいておりますが、警察や保護司、学校や保護者を初めとする24団体で組織する「清川の子どもを育てる会」でも、子供たちの安全対策についての協議、検討をいただいており、さらには交通安全指導隊、教師、そして保護者、また「水無の会」などの見守りボランティアのご協力により、尾崎の交差点を初め、通学路の要所におきまして、子供たちが事故や犯罪に遭わないよう、地域ぐるみで子供たちの安全対策を行っているほか、村の防犯指導員や駐在所の駐在員などによる防犯パトロールも定期的に行っていただいているところでございます。
また、電子メール「きよかわ安全・安心情報ネットサービス」でも防犯にかかわる情報を配信して注意喚起を行っており、特に子供たちや保護者に注意をいただきたい情報は警察などから防犯担当である役場、総務課に情報がいち早く入りますので、その入手情報をメール配信するとともに、防災行政無線による村民への情報提供や青色回転灯積載車での巡回パトロールを行っておるところでございます。
また、学校や幼稚園、保護者等への連絡につきましても、教育委員会を通じて相互間の連携をとり、情報の共有化を図っております。このように、情報を含め、村や警察、学校、保護者、防犯関係機関などの連携体制はしっかりとできているものと認識をしているところでございます。
次に、登下校時の安全対策の課題でございますが、残念ながら子供が絡む痛ましい事件や事故は、全国各地で起きております。犯罪に遭わないための対策を児童・生徒にどのようにしていくかが一番の課題であると思っておりますが、このことは学校だけでなく、何といいましても、家庭や地域の力も大変重要であると考えております。
村の宝であります子供たちを地域全体で守っていくこと、そしていただくことが必要不可欠となりますので、機会あるごとに地域の方々にもご協力を呼びかけてまいりたいと思っているところでございます。
以上、ご答弁を申し上げました。
○議長(笹原和織君) 8番、山本雅彦議員。
○8番(山本雅彦君) 現在の設置数で、対応できるのか。また、それについて、根拠はどういうものか、また、不安に応えられると言い切れる証拠として、住民は、村の考え方を知りたいと思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(笹原和織君) 川瀬総務課長。
○総務課長(川瀬久弥君) 村内の防犯カメラの設置数と、その設置箇所についてのご質問を先にお答えします。
現在の防犯カメラは、先ほど村長の答弁にありましたとおり、村内8カ所15台設置してございます。設置箇所につきましては、主に県道沿いの舟沢地区の下水道圧送センター前に、県道側に2台、村道側に1台、尾崎交差点に2台、臨時ヘリポートの県道側に2台、運動公園こども広場に1台、道の駅清川の県道沿いに2台、やまびこ大橋交差点に1台、宮ヶ瀬三叉路北原交差点に2台、水の郷管理事務所の前の県道に2台を設置してございます。
これにつきましては、村内の出入り口につけるということで、当初の目的でございます防犯とか、暴走族の対策とか、そういうのに活用しているところでございまして、先ほどの村長の答弁にございましたとおり、通学路と限定したものとなってございません。
村長の答弁にもございましたとおり、今後、関係機関と合わせまして検討させていただきたいと考えております。
以上です。
○議長(笹原和織君) 8番、山本雅彦議員。
○8番(山本雅彦君) 今、防犯パトロールのジャケットとかあるのでしょう。ああいうのを地域住民に配って、犬の散歩とか、何かするときなどに着てもらったら、村全体が防犯に気を遣っているような、そういうふうな村に見えると思うんですけど、そういう考えはありませんか。
○議長(笹原和織君) 川瀬総務課長。
○総務課長(川瀬久弥君) ただいま、防犯のジャケットとか、帽子とかというところのご質問だったと思いますけど、本村では、そのものを自治会長さんには配ってございますし、先ほど、村長の答弁にございましたとおり、ボランティアの方にも配っております。
また、地域で、そのような活動をお願いできる方がおられましたら、ぜひ総務課のほうに申し入れていただければ、貸し出しができる体制を整えてございますので、ぜひそういうような形を進めていただきたいと考えております。
○議長(笹原和織君) 8番、山本雅彦議員。
○8番(山本雅彦君) 駆け込みオーケーとか、安全パトロールの現在の状況は、どうなっているんでしょうか。
○議長(笹原和織君) 杉山
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(杉山義則君) それでは、先ほど村長からもご答弁の中に入っておりましたけれども、清川の子どもを育てる会で、子供たちの安全対策について協議、検討していただいているということを申し上げましたけれども、この清川の子どもを育てる会の中で、安全パトロールということで、実は駆け込みオーケーの家というのは現在、事業所、それから個人のお宅を含めまして、100カ所程度ございます。
自治会長会議が年度当初ございましたけれども、こちらについてのまたご協力をお願いしている経緯もございまして、実は県道沿いは非常に駆け込みオーケーの家がございますけれども、少し奥まったところが、どうしてもご協力を得られない状況でして、毎回毎回、自治会長会議のときにはご協力をお願いしているところでもありますし、また、年3回、清川の子どもを育てる会で発行している「清川っ子」という子供の情報紙がございますけれども、そちらにおいても常に住民の方たちにお願いをしているところです。
パトロールにつきましても、実は車に設置できるようなステッカーをつくってございまして、村内を走行する、特にPTAの保護者の方が多いんですけれども、車に設置していただいて、村内を走るときには、それをつけていただいて、村の中で常にパトロールをしているというふうな、犯人というか、犯行を考えているような方たちが犯行をしないような抑止力効果もその辺の部分で出てこようかと思いますので、そういったことも行っているところでございます。また、村民もそちらの部分についても、お願いをしているところでございます。
○議長(笹原和織君) 8番、山本雅彦議員。
○8番(山本雅彦君) よくわかりました。目に見える形で防犯に力を入れているような村、そういうふうにしていったらどうかなと思うんですけど。村全体で、防犯協力をジャケットとかジャンパー、そういうのを持たせてある程度、自治会長だけじゃなくて、ある程度、住民にも配れるような感じはできないですか。
○議長(笹原和織君) 川瀬総務課長。
○総務課長(川瀬久弥君) 先ほども答弁させていただきましたけど、住民の方に配布ができる制度がございます。全てのお宅へ配っていることではなくて、やはり地域力の中でそれを担っていただく方に配れる制度を持ってございます。現在も防犯パトロールベスト、防犯腕章、車両用のマグネット、防犯キャップなど貸出をしてございますので、ぜひそのような意思のある方がございましたら、総務課のほうにお問い合わせをいただければ貸出が可能になりますので、よろしくお願いしたいと考えてございます。
○議長(笹原和織君) 8番、山本雅彦議員。
○8番(山本雅彦君) どうも、わかりました。私もこれで質問は終わります。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員の発言を許します。6番、岩澤敏雄議員。
〔6番 岩澤敏雄議員登壇〕
○6番(岩澤敏雄君) ただいま、議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき一般質問をさせていただきます。今回、水に関係する質問でありまして、安全・安心で持続可能な簡易水道事業についてということで、よろしくお願いをいたします。
本村の簡易水道事業は、昭和39年に煤ヶ谷地区を給水地区として辺室沢を水源とする煤ヶ谷地区簡易水道の創設に始まり、その後、水源や上水施設の改良、増設など、先人のご苦労、努力により、昭和56年から宮ヶ瀬地区を含めた清川村簡易水道事業として進展してまいりました。
平成11年に第3次拡張事業により、現在の清川村の簡易水道事業も確立され、安全・安心で大変おいしい飲料水の提供がなされており、おいしい水道水は村の自慢と誇りで、清川村のブランドの一つとなっておるところでもあります。
そんな中で、村では7年前からおいしい水をペットボトル化しまして、村の魅力のPRのアイテムとして販売、活用し、好評を得ているともお伺いをしております。
今、我が国が少子高齢化という国難とも呼ぶべき危機に直面していると言われています。この国難と言われる少子高齢化、人口減少により、本村においてもさまざまな課題に直面していると考えられるが、特に簡易水道事業においては、今後、人口減少による料金収入の落ち込み、老朽化施設の増加などにより、経営環境が厳しさを増すことが見込まれると考えております。
このような中、国、総務省は、水道事業の持続的な経営を続けるために、必要な対応策などについて検討を進める研究会を立ち上げ、ことしの10月ごろまでには報告をまとめるということになっております。
そこで、本村の安全で安心で持続可能な簡易水道事業について、お伺いをいたします。その1点目といたしましては、現在、保有している水道施設をライフサイクルコストや財政収支等を増すが、本村の簡易水道事業の現状と課題をどのように捉え、分析されているのか、お伺いします。
2点目としては、本村の簡易水道事業の現状と課題を分析され、今後、安全・安心で安定供給を確保するためには、さらに水道サービスと水道料金のバランスのとれた事業運営が求められます。
将来、人口や給水量の減少による水道料金収入の減少は避けられないと考えますが、施設、道路の保守・更新等に必要な資金を確保する方策の検討も必要不可欠と考えます。新たな水道水を活用した事業、ビジネスなどの考えはあるのかをお伺いいたします。
3点目として、平成28年3月に策定された神奈川県水道ビジョンでは、県内全域を対象区域とし、50年先を視野に10年計画を策定されております。その中では、持続可能な水道、安全な水の供給、強靱な水道の三つの柱を立て、取り組みの方向性などを示されています。
このビジョンの中では、県の役割として県全域で水道事業のさらなる広域化の実現に向けた取り組みを推進することや、協議の場を設置し、具体的な広域方法の検討を行うことが示されております。
本村の持続可能な簡易水道事業を展開する中で、神奈川県水道ビジョンに示された広域化は、具体的にどのように進められるのか、お伺いをいたします。
壇上での質問は以上ですが、再質問については自席にて行いますので、よろしくお願いします。
○議長(笹原和織君) 大矢村長。
○村長(大矢明夫君) 岩澤敏雄議員さんからの、安全で安心なおいしい水道水の持続的、安定的な供給についてのご質問にお答えをしてまいります。
要旨1点目の、簡易水道事業における現状及び今後の管路の老朽化に伴う計画的な対策についてのご質問にお答えをいたします。
清川村簡易水道の現施設は、水源地域特別対策措置法の適用を受け、中津川最上流部に取水施設を整備し、平成2年度から宮ヶ瀬地区に、そして平成7年1月から煤ヶ谷地区に順次給水を開始し、以来、安全な水を供給するため、水道法に基づく水質検査のほか、職員が毎週1回、施設等の点検を行い、安定した給水が確保されておるところでございます。
施設整備は、昭和55年度から事業に着手し、平成10年に完成し、以来、これまで事故もなく、供給しておりますが、機械類や電気設備などの故障や老朽化に伴い、平成19年度から平成28年度を計画期間とした第1期の簡易水道施設設備更新事業計画により改修を行い、平成29年度から第2期の簡易水道施設設備更新事業計画による施設の長寿命化対策として、計画的な改修を行っておるところでございます。
経営面につきましては、ダム関連整備事業として受水者負担もいただいて整備したもので、負債もなく特別会計として使用料で賄えておりまして、基金の積立もございますが、施設の老朽化に伴い、更新により基金は毎年わずかながら減少傾向にございます。
また、人口の減少に加え、東日本大震災以降、使用料も減少傾向にありますので、財政状況を見据えた経営に努めているところでございます。
次に、今後の管路の老朽化対策でございますが、現在、導配水管の総延長は3万7,612メートルで、主に内径を250ミリから75ミリの鋳鉄管を使用しておりますが、そのうち、清水ヶ丘地区の配水管につきましては、ダム関連整備事業以前の昭和50年ごろの造成工事により敷設されたものでして、既に42年が経過をしております。
管路の更新は、国で定める処分制限期間の40年が目安となっておりますが、幸いに老朽化による本管からの漏水事故は現在、発生しておりません。当面の事業計画としましては、平成29年度から平成38年度を計画期間とした第2期の簡易水道施設設備更新事業計画により、機械設備等と合わせて、清水ヶ丘地区の配水管路の更新を予定してございます。
将来的に、導配水管路の老朽化による更新の必要がありますが、管路の更新には高額な事業費も必要となりますので、財政計画を踏まえた更新計画を策定し、しっかりとした更新を進めていきたいと考えております。
次に、要旨2点目の清川の安全でおいしい水道水を清川ブランドとして確立し、料金収入の増加にもつながる人口増を図るため、さらなる積極的なシティープロモーションによる移住・定住促進の考えについてとのご質問にお答えをいたします。
村は、平成23年度に地域セールス事業の一環として、村のPRやイメージアップを図るため、ペットボトル入り飲料水、「きよかわの惠水」を製造いたしました。「きよかわの惠水」は、道の駅清川で販売しているほか、イベントの際に利き水体験として、市販のミネラルウォーターと飲み比べていただく企画で、平成29年度中に四つのイベントで実施した結果、延べ257人の方に試飲をしていただき、一番おいしい水「きよかわの惠水」と評価した人が約38%と非常に高い評価を得たところでございます。
このことから、安全でおいしい村の水環境は、村への移住・定住を考える上での重要なファクターになると考えており、今後も積極的にPRをしてまいります。
私も今、きょう、ここで飲ませていただいている、このお水も清川の村営水道の水でして、大変おいしい、私は横浜へ行っても余り水なんて飲みませんけど、清川の水は本当においしいと心から思っております。
また、安全でおいしい水は、個人の移住・定住希望者に加え、飲食店や食品メーカーを初めとする多くの企業が求めているものであり、企業誘致の際のアピールポイントとしての活用も考えられます。
次に、要旨3点目の、神奈川県水道ビジョンに示された水道事業者間の連携強化による管理業務等の共同化や共同発注の検討状況、また、包括的民間委託や指定管理者制度など、民間活用の導入の考えについてとのご質問にお答えをいたします。
神奈川県水道ビジョンは、社会環境の変化や東日本大震災の教訓を踏まえ、県内全域において持続可能な水道、安全な水の供給、強靱な水道の三つの視点から、おおむね50年先を視野に入れ、平成28年度から平成37年度までの10年間を計画期間として、平成28年3月に策定をされました。
水道事業者間の連携強化による管理業務等の共同化や、共同発注の検討状況でございますが、村営水道は宮ヶ瀬浄水場のほか、全ての施設において、終日、自動運転をしており、施設数が少ないことから、少人数の職員で管理業務の対応ができておりますので、共同化や共同発注につきましては、現在、考えておりませんが、今後、維持管理面において必要が生じた場合は、近隣の水道事業者との協議をしてまいりたいと考えております。
また、包括的民間委託や指定管理者制度など、民間活力の導入につきましても、水道施設運営については、少人数の職員で対応できておりますが、今後、世代交代が進む中で、技術力の確保が難しくなった場合においては、民間活力等の導入を視野に入れることが必要だと考えております。
本村の簡易水道の給水状況を申し上げますと、年間を通じて1日の最大使用量は能力の約60%で、年間平均でも約50%でございますので、まだ十分に余裕がございます。したがって、良質な水を使った事業所、例えば豆腐工場とか、あるいは最近では国内外に展開をしているラーメン店舗チェーン店、このセントラルキッチンなどの進出が見込まれてございまして、この水を使った村の活性化にも努めてまいりたいというふうに思います。
また、一般家庭における平均的な使用量50立米で比較いたしますと、県下自治体で6番目に低い料金設定となってございます。今後も、おいしい水を使った、そして適切な維持管理はもとより、村民の皆さんが安心してお使いいただけるよう、職員一同、管理運営に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) それでは、1、2点、再質問をさせていただきます。
今、ご丁寧なご答弁をいただきまして、まことにありがとうございます。その中で、最初に、老朽化が激しい清水ヶ丘地区ですね、すぐに更新を進める必要があると思いますけれども、ただいま村長の答弁の中にも、清水ヶ丘地区におきましては42年を経過しているということの中で、これを更新していくには多額な費用がかかるということでありますが、更新を進めていくということの中で、もう少し具体的なお答えをいただければなと思いますけれども、どんなふうな計画でおられるのか、お願いいたします。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) 岩澤議員の質問にお答えします。
先ほど、村長が答弁を申し上げた、清水ヶ丘地区の配水管については、造成工事に合わせて、昭和50年ごろ敷設されたものでありまして、既に42年が経過をしてございます。
法定耐用年数は40年とされてございますが、土壌など埋設環境により寿命は変わってくると思ってございます。村内で一番古い配水管は清水ヶ丘地区のダクタイル鋳鉄管でございます。第2期の清川村簡易水道施設設備更新契約により、施設の長寿命化対策で更新を実施してまいります。
期間としましては、今年度、更新工事の基本設計を行い、管種などを検討して、施工方法等を決定します。それから、平成31年から平成35年の5カ年で工事を予定してございます。
以上です。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) じゃあ、今年度から計画して平成35年までに、清水ヶ丘はどれぐらいの範囲を更新していくあれですか。ちょっとお願いします。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) 清水ヶ丘の範囲は1区から5区を予定してございます。
以上です。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) 1区から5区までという、何世帯分ぐらいになるの、これ、1区から5区。それと、どのくらいの費用とか、そういったものは、これから具体的に出されるわけですか。その辺をわかる範囲でお願いします。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) すみません、世帯数がちょっと今、ないんですけど、費用が5カ年で平均2,000万円を予定していますので、約1億円を想定してございます。
以上です。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) じゃあ、1区から5区までの範囲で、平成31年から35年までかけて1億円ぐらいの予算の中でやると、工事を進めていくということで、それでよろしいですか。1億円じゃあ安いような気もするんだけど、大丈夫かな。じゃあ、ちょっとその辺、お願いします。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) 今の目安で1億円ということですね。ことし、基本設計をやりまして、これが若干、変動するか、今のところ予定では1億円ということですので、実施設計をやった場合、多少前後することもありますので、これからどうなるかは、一応、目安として1億円でございます。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) わかりました。何か随分、安くできたら本当に助かるんじゃないかなと思うんですけど、そういうふうに言われれば。わかりました。
そこで、今、人口も3,000人弱ということでありますけども、この給水計画というのは、人口6,000人対応の中で整備されておるわけですよね。その中で、村長の答弁の中にもございましたように、通常で50%ぐらいだということなんですけども、十分余っているよという理解だと思うんですけども、そういった余ったお水をいろいろと活用するようなお考えはあるのかどうか、ありましたらひとつよろしく、ビジネスとして考えられるんじゃないかなと思う、もちろん今、清川の水も出ていますけども、ほかに何かそういった考えがあるかどうか。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) 先ほど、村長が答弁したとおりでございますけど、今、本村でも「きよかわの惠水」をPR有効活用してございます。清川の水のブランド価値を一層高めるため、環境省が実施する名水百選などの募集があった場は、それに応募していきたいと思います。
また、PR活動は継続をさせていただきますけど、まさに今、言った有効活用については、検討課題として考えていきたいと思ってございます。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) なかなか大変だろうと思いますけれども、できればいい、そういった水を余っているのであれば、利用していただければなというふうに思いますので、ぜひ検討してもらって、お願いしたいなというふうに思います。
○議長(笹原和織君) 折田政策推進課長。
○政策推進課長(折田克也君) 先ほど、村長の答弁にもございましたとおり、ラーメンですとか、豆腐工場ということで、清川村の水を求めて、やはりこういった企業が進出してございますので、こういった企業が立ち上がった際には、やはりうちの水を積極的にPRしていただきながら、企業も積極的に売り上げを上げていただきながら、水も一緒にPRしていただくということに努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) すばらしいことだと思いますので、ぜひ余力がある水を大いに宣伝して、またビジネスチャンスにつなげていただければなというふうに思います。ひとつよろしくお願いをいたします。
そして、今、職員の方の世代交代が現在、結構進んでいると思いますけれども、そういった中で、適切に技術の継承がなされて、適正な管理、事故等の対応ができる体制が確保されているのかどうか、技術力の確保が必要不可欠となるほか、民間活力の導入なども検討が必要となるが、これからのコストのバランスとか、安全性の確保などにおいて、現時点で問題は大きいと思いますけれども、これらのことを技術者の派遣など、どのように考えておられるのか、お伺いをします。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) 水道の維持管理につきましては、技術力の経験は不可欠となってございます。現在、主に従事している職員は2名でやっています。水質検査の徹底と毎週欠かさず施設の点検を行っているところでございます。
また、日々の実践による積み重ねなどで技術力も身につけてございます。なお、水道事業の管理については、技術情報、業務を担当するためには、水道法により水道技術管理者を1名置かなければならないという規定となってございまして、高等学校卒業であれば4年以上、大学卒であれば2年の水道の監督技術の実務に従事した経験が必要となってまいります。
現在、従事している職員につきましては、実務経験を有し、先輩職員から教えをいただいたり、水道協会主催の研修会、神奈川県公益水道事業事務連絡協議会の勉強会へ参加するなどして、自己研さんに努めて、現場等の経験を積んだ職員が維持管理を現在行っておりますので、現在は体制がとれているという状況でございます。
今後、先ほども申しましたけど、世代交代が進む中で、技術力の確保が難しくなった場合については、民間活力の導入も視野に入れて考えていきたいと思ってございます。
以上です。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) なかなか技術者がいないというのが現状で、細野会計管理者なんかも結構、水道なんか技術者のあれで詳しいんじゃないかなと思いますけれども、非常にそういった事故だとか安全の対応に、そういった技術者がいないと、なかなか安全・安心なおいしい水が供給できないというようなことであろうかと思います。
そして、一般的には人口5万人程度の自治体では、なかなか運営していく難しさがあるというようなことも聞き及んでおりますけれども、本村がどうのこうのということじゃないんですが、本村においても基金が多少なりとも減収の兆候にあるというようなことなので、これから人口減少等が著しくなっておるわけでありまして、将来にわたって、安定的なサービスを確保していくために、現在の経営形態のあり方を見直し、今後、本格的な改革を検討する必要があるんじゃないかと思いますので、その辺をどのように捉えているか、一言答えていただければと思います。
○議長(笹原和織君) 髙足
まちづくり課長。
○
まちづくり課長(髙足光明君) これから、基金が17億円ほどございます。失礼しました。1億7,000万円ほど基金が、失礼しました。第2期の更新計画で10年間の計画を立てて、10年間の収支バランスを見て、財政計画を作成しまして、その中で第2期は更新計画をつくっていく、その中に清水ヶ丘地区のほうの計画をつくってございます。
基金は、年々減少するわけですが、更新事業がないときは積み立てることも可能となってきます。ですので、今後、基金の減少を踏まえて、財政計画を見直して、検討したいと思ってございます。
以上です。
○議長(笹原和織君) 6番、岩澤敏雄議員。
○6番(岩澤敏雄君) 基金は1億7,000万円あるということだけど、さっき言われたように、清水ヶ丘のちょっと工事をやっても1億円かかるというわけなので、そういったことを考えると、やっぱり今後の今までの経営形態を十分検討されて、安定的な経営ができればというように思いますので、その辺、今後、なお一層検討していただいて、進めていただけたらなと思います。その辺をお願いいたしまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(笹原和織君) 7番、藤田義友議員の発言を許します。7番、藤田義友議員。
〔7番 藤田義友議員登壇〕
○7番(藤田義友君) 私は、日本共産党と清川村民を代表して、一般質問をいたします。道の駅清川の運営等について伺います。
道の駅清川については、ことし4月から新しい指定管理者になりました。お客さんも大変多くなってにぎわっております。私も1日置きぐらい、100円の野菜を買いに行っているところでございます。
これを踏まえて、今後の発展に期待しているところですが、その運営等に関して、次の点について伺います。
一つは、野菜等の納入について、生産者(農業部会)と指定管理者とで、どのような協議がされているのか。また、村はどのような指導をされているのか。
二つとして、生産者が納入する野菜や加工品等の質の向上と安定した納入、また、後継者の育成を村はどのように考え対応していくか、伺いたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(笹原和織君) 大矢村長。
○村長(大矢明夫君) 藤田義友議員さんから、道の駅清川の運営等についてご質問をいただいておりますので、お答えをいたします。
道の駅清川の指定管理者につきましては、平成30年3月31日に指定管理期間が満了することから、平成29年8月に公募を行い、平成29年12月議会におきまして、株式会社アグリメディアを指定管理者とするご議決をいただきました。
村とアグリメディアは、指定管理の移行を円滑に進めるため、前指定管理者との事務引き継ぎや2月中旬から生産者説明会の開催、生産者との個別面談を行ってまいりました。また、4月1日から駅長を常駐させたことにより、責任の所在を明確にし、特に野菜類は午前中に売り切れることのないよう、工夫をお願いしているところでございます。
要旨1点目の、野菜等の納入について、生産者と指定管理者とでどのような協議がされているかについてでございますが、株式会社アグリメディアでは、道の駅への登録や出荷の方法、手数料などのルールを定める道の駅清川出荷者協議会規約を作成し、生産者の理解を得た上で、生産者と指定管理者とで出荷及び販売契約書を締結してございます。
村の指導につきましては、4月の初めにおいて仕入れ野菜が多く陳列されましたが、地場産の農産物等の販売を促進し、地域の活性化に資するほか、生産者との話し合いも行いながら、円滑な管理運営を行うよう指導をしておるところでございます。
また、仕入れ野菜の廃棄も多く見られたことから、適正規模の仕入れにとどめ、無駄を出さないよう指導をしてございます。
次に、要旨2点目の野菜や加工品等の質の向上と安定した納入につきましては、お客様に安全な商品を安定的に供給するため、出荷者協議会規約において、農産物では農薬の使用履歴等を記載する農産物栽培履歴表や出荷予定表の提出を生産者にお願いをしております。
加工品につきましては、原材料や内容量、賞味期限、保存方法などの表示を義務づけており、質の向上に努めておるところでございます。
清川産の品を使った加工品や道の駅清川ならではの特産品を出品いただくよう補助制度を創設し、機会あるごとにお願いをしているほか、平成30年度で新たな特産品を発掘するための6次産業化特産品コンテストを計画しており、今後に期待をしたいと考えております。
次に、後継者の育成の対策についてでございますが、道の駅の生産者も高齢化が進んでおり、生産量の減少のみならず、荒廃農地の増加が懸念される中、大きなこれが課題であると捉えてございます。
新たな担い手の確保につきましては、村農業委員会が策定を進めてございます遊休農地の解消や新規参入の促進などを定める、農地等の利用の最適化の推進に関する指針の取り組みを基本といたしまして、県で行っております農業ファーマー制度の活用や、農業法人の参入なども視野に入れ、関係機関と連携を図り、農業振興に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
以上、お答えを申し上げました。
○議長(笹原和織君) この際、暫時休憩します。午後2時15分まで休憩いたします。
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午後 1時59分 休憩
午後 2時15分 再開
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○議長(笹原和織君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。7番、藤田義友議員。
○7番(藤田義友君) ただいま、村長のほうから基本的な考えを聞きまして、全く同感でそのとおりだと思います。それで、再質問させていただきます。
今回、道の駅の関係で質問、生産者のほうから指定管理になった会社との協議をなされてなかったんです、最初。それで、生産者のほうから早くしてほしいという話になって、要求をして、多分、課長知っていると思うから。それで、初めて協議されたというあれなので、先ほどあったけど、きれいごとだったので、もう少し具体的に生産者の会、農業部会の関係がどういうふうになって、その辺についてどういう内容でなってこういうふうにされて、どうなっているのかというのを、前回、村の経営なので、なあなあでもよかったわけですよ。今度、やっぱり指定管理は会社なわけですから、法人なので、それと法人と納入しているわけですから、部会のほうもしっかりしていかないと、両方ね。その辺について、どうなっているのかだね。
そして、それについて今後、農業部会と経営者の関係をどう保たれて、どういう単なる格式ばった協議しているのか、それとも本当に将来に向けた内容の濃い生産者の内容になっているのか、その辺の指導は、村はどうなって、その辺について、もう少し具体的に聞きたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(笹原和織君) 大矢産業観光課長。
○産業観光課長(大矢 正君) 道の駅清川につきましては、当然のことながら、生産者がいて成り立っているものだと思ってございます。
4月の当初にございました指定管理者が変わったことによりまして、若干の運営方針ですとか、そういうのがこれまでとは違った形態がございまして、生産者からの戸惑いもあったように、私としては受けとめておりまして、4月28日だったと思うんですけど、指定管理者のほうにも話しまして生産者全員を集めていただいて、意見を聞く場をもってほしいということで、生産者会議というのを開催しました。
その中で、生産者からの意見も数多く出たところでございますが、指定管理者のほうも先ほど村長の答弁の中で説明をいたしました、出荷者協議会規約という中で、それぞれ道の駅で売っているもの、野菜ですとか、加工品、そのほかのものがございますので、それぞれの部会を設けて、なかなか全員を集めるのがちょっと困難なので、部会の代表者を選定していただいて、定期的に打ち合わせの場を設けていくというふうに説明会の中では行っておりまして、まだ、正式にその部会が立ち上がったというご報告は受けていない状況ではございますが、定期的な運営状況の報告であったり、皆さんの意見を聞く場を設けていくということで指定管理者のほうから伺っております。
また、あわせまして年1回は生産者を全員集めた会も開始をしていくということでございますので、その辺の開催状況を踏まえて、皆が指導が必要なときには指導のほうを行っていきたいと、そういうふうに考えてございます。
○議長(笹原和織君) 暫時休憩いたします。自席で休憩をお願いいたします。
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午後 2時19分 休憩
午後 2時19分 再開
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○議長(笹原和織君) 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。
大矢産業観光課長。
○産業観光課長(大矢 正君) 申しわけございません。先ほど、28日に説明会をやったということですが、その前には答弁書の中にもございましたように、指定管理者が変わることによる関係で、2月から実際に生産者説明会というのは、3回ほど開催したのと、生産者の個別面談等も行ってきたんですが、実際、運用に入ってみて、生産者の中からのご意見もあったということで、4月に説明を開催したところでございます。
○議長(笹原和織君) 7番、藤田義友議員。
○7番(藤田義友君) それで、基本的に私聞きたいのは、部会と経営者との関係で、今、部会があると、農業部会ですか、今、年に1回は全員から話を聞いて、それはすばらしいことだ。ただ、部会に責任をとらせるという意味で、やはり部会の中で方針を決めて、トップと話をするといっておかないと、責任分野が何でもかんでもそっちに、ただ文句を言えばいいんだというふうになるので、お互いに責任を持って、これは経営ですからね、お遊びでやっているわけじゃない。先ほど、村長はいろんな今後の特産物開発にお金を出しているという話になるわけだから、それはつながっているわけですよ。
だから、部会も自覚を持って、経営者とどうして発展させるかというと、その辺をどのようにやはり、この部会の責任者は誰かわかりませんけども、そこら辺、指導するのは村のわけだから、それについてはどういう課長として考えを持っておられるのか、それについてお伺いしたいと思います。
○議長(笹原和織君) 大矢産業観光課長。
○産業観光課長(大矢正君) 道の駅の一番の目的は、やはり地域の活性化というのを大きい目的としておりますので、今、藤田議員がおっしゃられたように、生産者の方も地域の活性化につながるような意見を指定管理者のほうと、意見交換ができるような形で村のほうとしても生産者の意見、そういうところについては、指導なり意見を聞くことを行っていきたいというふうに考えてございます。
○議長(笹原和織君) 7番、藤田義友議員。
○7番(藤田義友君) 課長が基本的な考え方ですけども、やはりどちらも初めての経験なんですね。経営者も初めてこの道の駅を経営するわけですよね。生産者のほうも、農業部会のほうも、過去は別として、初めてそうなるわけで、初めての経験を村としてもしているわけですよね。
その辺は、あらゆる手段や状況を聞きながら、やっぱりせっかくできて、これだけ盛況になっているわけですから、これは前向きでぜひしていただきたいということであります。
それで、今度、野菜も次に入りますけど、具体的な話。やっぱり品質向上、これは無農薬といって、農薬が少ないからというだけのね、だけどやっぱり品質も向上していかないと一般に、前も言いましたけど、村長のほうにね。農協なんかを含めてちゃんと競争原理がないと、いいものは長く続かないですよね。
虫食いだからいいんだと、無農薬だ、だけじゃない、それは自己満足な話であって、やっぱりちゃんとしたものをつくって、安定的に供給できるということでね。
それで、次、後継者の育成に入るわけですよね。だから、その辺も含めて、今後、これを継続するということは、今、村の野菜は足りないわけですね、それは別に問題ない、別にそれをどんどん持ってきて競争原理ですから。それをしたら、やっぱり村の地場産も一緒に他から入るものに負けないようにするんですね。これは、なかなか大変だと思いますよ。それをするには、やはり村長も先ほど、その中でいろいろ技術者と。だから、私、この話、予算の中で農協のタイアップ。例えば協力隊の関係者の、今度、やっぱり協力隊なんかも農業を従事できる人を募集してやったほうがいいんじゃないか。それは、国から2年か3年、お金が来るわけだから、やはりある程度、なぜかというと、今の村の農産物をつくる人たち、専業農家じゃないわけですよね。専業農家はないわけだろう。たまたまリタイアした人たちが村のために何とかして一生懸命やっていただいているわけですよ。だから、そこら辺を含めて、若い人が来られるような状況をつくって、せっかく協力隊も来て、その辺について考えられるんじゃないかなというふうに私、思っているんですよ。そうすると、協力隊含めた若い人も意外と全国での農業をやり手は結構、そういうのがふえているのよ、若い人がね。だから、これだけの狭い村でも耕作地は結構あるわけですから、そこら辺を含めて考えていただきたい。
そして、できる今でも農業何とかということで、梅をつくろう、栽培しようと、羊も飼いましたよね。いろいろ試験はやっているんですよ。だから、今後も諦めないで、あらゆるものをやってみて、特産物、名産地している。
例えば、私、田舎の出身で、たらの芽というのは結構いいんです。多分、この辺も、急斜面の山でたらの芽、なかなか難しいんだけど、たらの芽なんかやるとか。あと、今、エゴマというのがあるんです。これは、すごく体にいい油がとれるそうなんです。これ、ところが生産が難しいんですよね。そこら辺も含めて、せっかくお金を出したから無駄なお金を使わないで、生きる金を試験的にやってみて、だめならしようがない。そうしたら、また新たに。そういう研究をやはり農業部会ですか、その人たちも提案しながら。今、個々にやっているわけですね。
だから、集団的に、お茶が、大型茶園をやっていますね、ああいう形で、相手の農業部会も10人いたら、元気な人、3、4人でも、みんなで栽培しながらというのを、それは農協なんか知恵を借りればできるんじゃないかと思うんだよね。
やっぱり、そういう知恵がまだまだ村が担当が任せっきりだから、ぜひ課長、自分も俺が、よし、農業を守って育てる、毎日、俺、というぐらいの気持ちになれば、解決すると思う。
やっぱり、せっかく今、相乗効果、クリエイトもすごいお客さんが来ています。また、クリエイトも行っていますよ。なかなかすごい相乗効果で加速されています。これは、村長、先ほど要旨3の話の中で、私らもやっぱりこうなっている。そのとおりで、ぜひそこら辺、明るい未来はありますよ、村が。悲観ばかりしないで、遠い未来を見るという形で、やはり議会も理事者の方も夢を持ってやるという立場で、今、私、言ったので、答えられるかどうか、そういう展望を持っているか、課長、よろしくお願いします。
○議長(笹原和織君) 大矢産業観光課長。
○産業観光課長(大矢 正君) 今のご質問でございますが、まず、地域おこし協力隊についてですが、藤田議員おっしゃるとおり、今、村のほうでも農業に従事していただくことという形の条件のもとに、地域おこし協力隊の募集もしているところでございます。
昨年度、同じような形で茶業支援という形で農業に携わっていただく方を1名採用いたしまして、現在、茶業のところをチャピュア清川さんのほうが中心となってやっておられるところですが、自主的にそういう意欲のある方が、ぜひ清川に参入していただけることは大変好ましいことかと思っております。
また、農協のほうにも営農指導等はお願いをしている部分もございますし、特産化の部分につきましては、先ほどの細野議員の面とかもございましたように、
ローカルイノベーション事業の中で、特産品の開発拠点等もできてまいりますし、村でも昔からある柚子ですとか、梅ですとか、まだ利活用されていない部分も多くあると思っておりますので、その辺を村の特産品になるような形のものを、引き続き住民の協力も得ながら行っていきたいなというふうに考えてございます。
○議長(笹原和織君) 7番、藤田義友議員。
○7番(藤田義友君) どうもいろいろありがとうございます。やはり、議会も、皆さんも全部、支援すると思いますよ、全面的に。そして、みんなでやっぱり村をつくっていかなければ、批判ばかりしても村は成り立たないから。批判は誰でも簡単にできます。やはり、前向きに夢を持って、積極的に住民の皆さん一体となって、我々は今後、村づくりを進めないといけないというふうに立場に私は立っています。ぜひ、村長を初め、一緒にすばらしい村をつくっていこうではありませんか。
以上をもって一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(笹原和織君) 以上で、一般質問を終結いたします。
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○議長(笹原和織君) 日程第5、陳情第30-2号、「所得税法第56条を見直すことを求める意見書」を国に提出することを求める陳情書を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております陳情第30-2号については、
清川村議会会議規則第94条の規定により、
総務文教常任委員会へ付託し、休会中の審査に付したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(笹原和織君) ご異議ないものと認め、
総務文教常任委員会へ付託の上、休会中の審査に付することに決定いたしました。
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○議長(笹原和織君) 日程第6、陳情第30-3号、神奈川県
最低賃金改定等に関する意見書を国に提出することを求める陳情を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております陳情第30-3号については、
清川村議会会議規則第94条の規定により、企画振興常任委員会へ付託し、休会中の審査に付したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(笹原和織君) ご異議ないものと認め、企画振興常任委員会へ付託の上、休会中の審査に付することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。自席で、休憩をお願いいたします。
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午後 2時30分 休憩
午後 2時32分 再開
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○副議長(川瀬正行君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
ただいま、笹原和織議長から、議長の辞職願が提出されました。
お諮りいたします。
議長の辞職についてを日程に追加し、追加日程第1として、直ちに議題とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○副議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、議長の辞職についてを日程に追加し、追加日程第1とし、直ちに議題とすることに決定いたしました。
――
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○副議長(川瀬正行君) 追加日程第1、議長の辞職についてを議題とします。
地方自治法第117条の規定により、笹原和織議長の退場を求めます。
〔笹原和織議長退場〕
○副議長(川瀬正行君) 事務局長に辞職願を朗読させます。
○事務局長(山田明男君) それでは、辞職願を朗読させていただきます。
平成30年6月6日。清川村議会副議長様。清川村議会議長、笹原和織。
辞職願。このたび、一身上の都合により、議長を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
以上でございます。
○副議長(川瀬正行君) お諮りいたします。
笹原和織議長の議長の辞職を許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○副議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、笹原和織議長の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
笹原和織議員の入場を許可いたします。
〔笹原和織議員入場〕
――
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○副議長(川瀬正行君) ただいま、議長が欠けました。
お諮りいたします。
議長の選挙についてを日程に追加し、追加日程第2として、直ちに選挙を行いたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○副議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、議長の選挙についてを日程に追加し、追加日程第2として、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○副議長(川瀬正行君) 追加日程第2、議長の選挙についてを行います。
選挙は、投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○副議長(川瀬正行君) ただいまの出席議員数は9名であります。
次に、立会人を指名いたします。
清川村議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に1番、細野賢一議員及び3番、山口 進議員を指名いたします。
投票用紙を配付します。念のため申し上げます。投票は、単記・無記名であります。
〔投票用紙配付〕
○副議長(川瀬正行君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(川瀬正行君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検します。
〔投票箱点検〕
○副議長(川瀬正行君) 異状なしと認めます。
ただいまから、投票を行います。
事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、順番に投票願います。
〔事務局長点呼〕
○副議長(川瀬正行君) 投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(川瀬正行君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。
細野賢一議員及び山口 進議員、開票の立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○副議長(川瀬正行君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数9票、有効投票8票、無効投票1票です。
有効投票のうち、川瀬正行議員8票。
以上のとおりです。
この選挙の法定得票数は2票です。したがって、川瀬正行が議長に当選いたしました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
○副議長(川瀬正行君) この際、議長当選の承諾、並びにご挨拶をさせていただきます。
一言ご挨拶申し上げます。
ただいま、同僚議員の皆様から温かいご厚意により、議長に就任いたしました川瀬正行です。
何分にも、ふなれではございますが、議会と行政が一体となり、清川村全村民の皆様のよりよい暮らしと、さらに村の活性化ができますよう、全力を尽くし、村政に邁進していく決意でございます。
本日、ここに在籍の議員の皆様、そして村長を初め、職員の皆様のご協力を心からお願いを申し上げまして、議長の就任の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
それでは、議事を続行します。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(川瀬正行君) ただいま、副議長が欠けました。
お諮りいたします。
副議長の選挙についてを日程に追加し、追加日程第3として、直ちに選挙を行いたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、副議長の選挙についてを日程に追加し、追加日程第3として、直ちに選挙を行うことに決定いたしました。
――
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○議長(川瀬正行君) 追加日程第3、副議長の選挙についてを行います。
選挙は、投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(川瀬正行君) ただいまの出席議員数は9名であります。
次に、立会人を指名いたします。
清川村議会会議規則31条第2項の規定により、立会人に4番、川瀬征夫議員及び5番、細野洋一議員を指名いたします。
投票用紙の配付をお願いいたします。念のため申し上げます。投票は、単記・無記名であります。
〔投票用紙配付〕
○議長(川瀬正行君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) 配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検します。
〔投票箱点検〕
○議長(川瀬正行君) 異状なしと認めます。
ただいまから、投票を行います。
事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、順番に投票願います。
〔事務局長点呼〕
○議長(川瀬正行君) 投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票をお願いします。
川瀬征夫議員及び細野洋一議員、開票の立ち会いをお願いします。
〔開票〕
○議長(川瀬正行君) 選挙の結果を報告いたします。
投票総数9票、有効投票6票、無効投票3票です。
有効投票のうち、山本雅彦議員6票。
以上のとおりです。
この選挙の法定得票数は2票です、したがって、山本雅彦議員が副議長に当選されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
○議長(川瀬正行君) ただいま、副議長に当選されました山本雅彦議員が議場におられますので、本席から
清川村議会会議規則第32条第2項の規定により、当選の告知をいたします。
この際、山本雅彦議員に、副議長当選の承諾並びにご挨拶をお願いいたします。
○副議長(山本雅彦君) このたび、副議長ということになりましたので、皆さん、これからもよろしくお願いします。
○議長(川瀬正行君) この際、暫時休憩いたします。
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午後 3時01分 休憩
午後 4時15分 再開
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○議長(川瀬正行君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
お諮りいたします。
山本雅彦副議長から
議会運営委員の辞任の申し出がありますので、この際、山本雅彦副議長の
議会運営委員の辞任についてを日程に追加し、追加日程第4として、直ちに議題にしたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、山本雅彦副議長の
議会運営委員の辞任についてを日程に追加し、追加日程4として、直ちに議題とすることに決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――
○議長(川瀬正行君) 追加日程第4、山本雅彦副議長の
議会運営委員の辞任についてを議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、山本雅彦副議長の退場を求めます。
〔山本雅彦副議長退場〕
○議長(川瀬正行君) 6月6日、山本雅彦副議長から、一身上の理由により、
議会運営委員を辞任したいとの申し出があります。
お諮りいたします。
本件は、申し出のとおり辞任を許可することに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、山本雅彦副議長の
議会運営委員の辞任を許可することに決定いたしました。
山本雅彦副議長の入場を許可いたします。
〔山本雅彦副議長入場〕
○議長(川瀬正行君) お諮りいたします。
この際、
議会運営委員の選任についてを日程に追加し、追加日程第5として、直ちに行いたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、
議会運営委員の選任についてを日程に追加し、追加日程第5として、直ちに行うことに決定いたしました。
――
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○議長(川瀬正行君) 追加日程第5、
議会運営委員の選任についてを行います。
お諮りいたします。
議会運営委員の選任については、清川村議会委員会条例第7条第4項の規定により、1番、細野賢一議員を
議会運営委員に指名したいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、ただいま指名しました、1番、細野賢一議員を
議会運営委員に選任することに決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
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午後 4時18分 休憩
午後 4時40分 再開
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―――――――――――――――――――――――――――
○議長(川瀬正行君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
お諮りいたします。
議長、副議長及び
議会運営委員長が決定したことに伴い、先例により議長の議席を10番、副議長の議席を9番、
議会運営委員長の議席を8番とする取り決めがありますので、この際、議席の一部変更についてを日程に追加し、追加日程第6として、直ちに議題にしたいと思います。
これに、ご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(川瀬正行君) ご異議ないものと認めます。
したがって、議席の一部変更についてを日程に追加し、追加日程第6として、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長(川瀬正行君) 追加日程第6、議席の一部変更についてを議題といたします。
清川村議会会議規則第3条第3項の規定により、私、川瀬正行を10番、山本雅彦議員を9番、岩澤敏雄議員を8番、笹原和織議員を6番に、それぞれ変更いたします。
議席の移動をお願いいたします。
この際、暫時休憩いたします。
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午後 4時41分 休憩
午後 4時41分 再開
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○議長(川瀬正行君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。本日は、これをもって散会いたします。どうもご苦労さまでした。
午後 4時41分 散会...