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  1. 湯河原町議会 2000-09-11
    平成12年第5回定例会(第1号) 本文 開催日:2000年09月11日


    取得元: 湯河原町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    最初のヒットへ(全 0 ヒット)                             開 会  午前10時00分 ◯議長【向笠茂幸君】 定刻になりましたので、始めさせていただきます。  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、平成12年第5回湯河原町議会9月定例会を開会いたします。  日程に入ります前に若干のお時間をいただき、諸般の報告をいたします。毎年実施されております、足柄下郡議長会主催による全議員研修会が、11月1日(水)に湯河原観光会館を会場に予定されておりますので、あらかじめ日程を確保されるようお願いいたします。  続いて、同じく毎年実施されております、神奈川県町村議会議長会主催による全議員研修会が、11月16日(木)に葉山町を会場に開催されることになっておりますので、あわせて予定をお願いいたします。  これで、諸般の報告を終わります。  直ちに本日の会議を開きます。本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。  会議録署名議員は、会議規則第114条の規定により、議長において10番 原田 洋議員、11番 北村礒江議員の2名を指名いたします。  会期の決定についてお諮りいたします。  先般、本定例会について議会運営委員会を開いておりますので、委員長からその結果の報告を願います。19番 青木昭久議員。              (19番 青木昭久議員 登壇) ◯19番【青木昭久君】 おはようございます。  先般、議会運営委員会を開き、第5回9月定例会の日程等について協議いたしましたので、その結果をご報告いたします。  本定例会の提出案件は、町側から条例3件、補正予算5件、決算の認定2件、報告1件、議会側から請願1件、陳情1件、計13件であります。  なお、会期は本日から9月22日までの12日間と決定いたしましたので、よろしくお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 委員長の報告のとおり、会期は本日から9月22日までの12日間とすることにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、会期は本日から9月22日までの12日間と決定いたしました。
                     日程第1 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありますので、順次発言を許します。  質問通告第1、6番 佐々木征坡議員、ご登壇願います。              (6番 佐々木征坡議員 登壇) ◯6番【佐々木征坡君】 通告に従い、木村教育長に子供の教育について質問いたします。  最近発生した、15歳の少年による一家6人殺傷事件など、このところ異常な少年犯罪が続いております。子供の教育を学校に頼り過ぎていたツケが、いっぺんに回ってきた感があります。  昨年10月、箱根の仙石原文化センターで、足柄下郡3町の議員研修会がありました。大学の教育学部の教授が講演を行ったわけですけども、テーマは「学校と地域社会の新しい関係」というもので、内容は概略次のようなものでした。  かつて、日本の教育が成功した理由・背景は、地域社会や家庭の基盤がしっかりしており、その基盤の上に学校があった。つまり、子供たちが地域社会や家庭で学習していて、そこに学校があったというものです。現在は、子供の教育を学校に頼り過ぎている。  第2点目は、現在の子供に欠けているものは、生活体験、社会体験、自然体験で、これらを学ぶ総合的学習の場は、学校ではなく、地域社会や家庭である。  3番目は、学校は同年齢集団、同じ年頃の集団が、小学校、中学校、高等学校と平行に移動する、人為的で不自然な集団である。学校の週休2日制に伴い、いかに子供を学校から離すかが課題である。  第4番目としましては、二宮金次郎は薪を背負いながら本を読んだから、大思想家になったというものです。いまは、子供に仕事と役割を与えることが課題で、学校では難しい。週休2日制に伴い、子供にいかに仕事を与えるかが課題であると。  それから最後に、結びとして、親は子供の教育の当事者である。学校でしかできないこと、家庭でしかできないこと、地域社会でしかできないこと、以上の点を確認して、学校と社会の融合に向かって、役割分担をする必要があると。  以上が、昨年の議員研修会の講演内容の概略でありましたが、かつてのように地域社会が子供の教育に応分の役割を果たす必要があると思いますが、それには地域住民が教育現場の実態を知ることが不可欠であります。そこでまず、小学校、中学校における過去3年間の校内暴力、学級崩壊、不登校の実態を数字をもって開示していただきたいと思います。  次に、教育委員会の教育に対する理念及び重点実施事項として、どのような点を挙げているのかをお尋ねをいたします。  2年前に文部省の諮問機関である中央教育審議会が、学校の自主性を高めようとの中間報告を発表しました。つまり、国から地方への指導命令を緩和する、いわば教育行政の地方分権を進めていこうという提案でした。  その後、この中間報告が国の教育行政にどう反映されているかは把握しておりませんが、最近の動きは教育行政の地方分権とは、逆の方向に向かっているような気がしてなりません。  いずれにしましても、湯河原は豊かな自然があり、様々な祭りや伝統的行事があります。また、県下一高齢化率が高いということは、3世代・4世代の交流を可能にする等、子供が育つ環境に恵まれていると思います。教育委員会として、これらの湯河原の利点を生かし、学校をどのように変えようとしているのか、お尋ねをいたします。  最後に、幼児教育についてであります。日本には、「三つ子の魂百まで」という言葉があります。その意味を辞書で調べると、「小さいときの性格は、年をとっても変わらない。また、その人の一生を支配する性格は、3歳までにでき上がる」とありました。昔の人は、子供が生まれ、成長する過程を鋭く観察して、このような言葉を残したのだと思います。  そこで、私は子供の教育の原点は、幼児教育にあると思いますが、教育委員会としてこの幼児教育にどう取り組んでいるのかをお尋ねして、壇上での質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 木村教育長。               (教育長 木村昌夫君 登壇) ◯教育長【木村昌夫君】 6番 佐々木議員の一般質問にお答えさせていただきます。  議員のご質問にありましたように、最近、刃物を使った殺傷事件や暴行障害事件薬物乱用事件等、青少年を取り巻く様々な事件が相次いで発生しており、社会に大きな衝撃と深い悲しみをもたらしております。  これらの事件の背景には、いろいろな原因があると考えられますが、家庭、地域、学校が三者一体となって、それぞれの教育力を発揮し、青少年の心の荒廃を克服しなければならないと痛感しております。  さて、第1点目のご質問でございます「小・中学校における過去3年間の校内暴力、学級崩壊、不登校の実態」でありますが、まず校内暴力行為からお答え申し上げます。  校内暴力は、対教師暴力・生徒間暴力・対人暴力・器物破損等の行為がありますが、平成9年度は小学校3件、中学校21件、平成10年度は小学校0件、中学校は60件、そして平成11年度は小学校1件、中学校は45件でありました。この45件を詳細に申しますと、対教師暴力12件、生徒間暴力21件、器物破損12件でありました。  次に学級崩壊でありますが、過去3年度間では授業の中断はございましたが、小・中学校とも学級崩壊はございませんでした。  最後に不登校の実態ですが、平成9年度は小学生4人、中学生は24人、平成10年度は小学生15人、中学生は36人、平成11年度は小学生13人、中学生42人でございました。なお、不登校は年間30日以上学校に来なかった者を取り上げてございます。  不登校の原因は、友人関係・学業不振・家庭内の問題・心の病など多様であり、その対応も学校内における相談・指導体制、教育委員会庁舎内に開設している適応指導教室、訪問指導等多面的な対応をとっておりますが、残念ながら不登校者数は一進一退の状況であります。  次に2点目のご質問でございますが、湯河原町教育委員会は、平成12年度の基本方針を「生命と人権を尊重する教育」に置き、学校教育では「心の教育の充実」「教育内容の改善」「ふれあい教育の推進」「環境教育の推進」「情報教育の推進」などを力点としています。  国際化、情報化、少子・高齢化社会の進展等、学校教育をめぐる環境の急激な変化の中で、多様化する児童・生徒の興味・関心に、積極的に応えた教育を展開し、学校教育を活性化するためには、学校教育に社会人の活用を図っていくことが、極めて有効ではなかろうかと考えております。ともすれば、閉鎖的との指摘を受ける学校環境に社会人を迎え入れることにより、教員組織の活性化にも結び付くと期待されております。  特に、我が町の文化と伝統の価値について理解を深め、未来を開く心を育てるために、総合学習時間における郷土歴史授業、クラブ活動における伝統文化、これは祭り囃子や鹿島踊り等でございますが、の継承を高齢者のお力をお借りして、推進していきたいと考えてございます。  また、社会教育では「生涯教育の推進」「文化活動の推進」「青少年の健全育成」などを力点としてございます。  次に3点目の幼児教育についてのご質問ですが、直接幼児の教育に当たる幼稚園教育と、家庭での幼児教育を支援する家庭教育の2面に力点を置いて、幼児教育を推進しております。前者では、ご存じのように、私立幼稚園助成事業私立幼稚園就園奨励事業、また後者では各幼稚園・保育園の保護者会が中心となって開催する幼児期学級の開催など、保護者同士が子育てを共に考える機会とすることを狙いとした、学級講座の開催を行っております。  また、他の部局の開催する講座、たとえば民生部保健センター所管の「かるがも教室」「きしゃぽっぽ親子教室」などとも連携した、幅広い幼児教育を支援する場づくりも進めております。  昨今、各方面でも叫ばれている幼児教育の重要性について、町教育委員会では幼稚園・保育園児の保護者、小学校児童の保護者、そして教師等の指導者や地域などを巻き込んだ、新たな幼児教育推進組織をスタートすべく、現在準備を進めております。多くの皆さんに参加していただき、この町の子供たちをみんなの手で育んでいきたいと願っております。  しかしながら、議員も申されましたように、人の一生を支配する性格は、3歳までにでき上がるといわれており、その原点はまず家庭教育にあると思います。子供の人間形成に最終的に責任を負っているのは、家庭教育であるとの認識に立って、どの家庭でも考えてほしいことを具体的に提言していきたいと考えております。  たとえば、もう1度家庭を見直す運動として、家庭のあり方を問い直す。悪いことは悪いとしっかりとしつける。思いやりのある子を育てる。家庭で守るべきルールをつくる等、原点に返った運動を推進していかなければならないと思っております。  以上、佐々木議員のご質問にお答えさせていただきました。よろしくお願いします。 ◯議長【向笠茂幸君】 佐々木征坡議員。 ◯6番【佐々木征坡君】 どうもご答弁ありがとうございました。  まず、校内暴力についてお伺いしますけども、校内暴力には、いわゆる生徒間暴力と対教師の暴力、それから器物損壊がありますけれども、この生徒の対教師暴力ですね、この辺に対する学校の先生の対応がどういうものなのかですね、ちょっと教えていただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 木村教育長。 ◯教育長【木村昌夫君】 お答えいたします。  生徒等の先生に対する暴力でございましたが、ただいま申し上げましたように、21件の暴力がございました。このうちけがの程度でございますが、実際病院に行って治療を受けたものが6件、そして保健室で対応された軽傷なものが15件でございました。  また、道具等の使用、どういう格好の暴力が多いか。これは刃物やバットなどを使用したものはございませんで、素手による暴力行為が21件でございました。  また、偶発かどうかということでございますが、そのうち7件ほどはある程度偶発的な事象でございまして、その他14件はある程度問題が継続しており、その結果暴力行為となったもの等でございます。  また、非常に先生方とこの保護者との結び付きがだんだん強くなっておりまして、必ず何らかの形でそれらについては、保護者、それから罪を犯した子供たちが納得した解決をいま行っている状況でございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 佐々木征坡議員。 ◯6番【佐々木征坡君】 生徒が教師に暴力をしたときに、先生は絶対相手に暴力を加えてはいけないというのが、教育の原点にいまなってるわけですけども、やはり先生をですね、校長先生も他の先生もかばうという、ときには大声で怒るぐらいのね、厳しい態度を執る必要があると思うんですよね。  それはその辺にしまして、次に教育委員会が先ほど湯河原のそういう伝統文化をね、高齢者から継承して守ってくというようなこと、これは非常に大切なことだと思います。要するに、私たちが昔、何ていうんですかね、私も中学時代そんなにいい生徒じゃなくって、他の学校に殴り込みに行ったりですね、授業妨害したりしましたけども、とことん悪くならなかったのは、やはり御輿を担がせてくれた近所のおじさんとか、そういう人たちの行動があったんで、抑止力になったと思うんですね。  そういう意味で、非常に地域社会との結び付きというのは大切なんで、今後も推進してもらいたいと思います。  次に一番最後の幼児教育ですけどね、教育長は第1反抗期、第2反抗期というのをどのように捉えてるかですね、ぜひお伺いしたいと思います。第1反抗期とは、いうまでもなく、3歳から4歳になって自我の確立を目指して、いままで自分が大切にしていたものを取ろうとすると、ひどく怒ったり、物を投げたり、いろいろやるわけですね。これをいかにうまく対処して、我慢強さや忍耐強さ、そういうことをしつけるかが、やはり第1反抗期における最も大切なことで、そのことをやってないために、いま第2反抗期といわれる中学生や高校生の問題が起こってると。この辺を指摘する専門家もおるんですけども、その辺を何かいま幼児教育の話を聞いてると、何か根本的な視点に欠けてるような気がするわけですね。ぜひその第1反抗期、第2反抗期の取組み方を、教育長はどのようにお考えになってるか、お聞かせいただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 木村教育長。 ◯教育長【木村昌夫君】 お答えいたします。  子供たちを取り巻く様々な問題につきましては、ただいま申し上げましたように、周囲の大人たちが、その子が小さい頃からどんなふうに対応してきたかということが、大きな原因になってると思います。1番目にどんなしつけをしたか、どのように接したか、どのような生きざまを見せたか、つまり親の背、近隣の大人たちの背を、子供たちにどういう形で見せたかということが、中学生になってからの反動になってくるのではなかろうかと思っております。  私は、第1反抗期、第2反抗期と申しますが、これはその子供さんの成育によって、だいぶ変わってくると思います。やはりいまいいましたように、家庭の状況、あるいは地域の状況等によって、だいぶ変わってくると思います。  私も小さいころを顧みますと、小学校の頃は全員が、夏休みというと朝ラジオ体操をしました。いまラジオ体操ができるかというと、それはなかなかできない状況であります。じゃあその頃、第1・第2反抗期があったかというと、ある程度の悪さはしたけど、そういう反抗ということはなかったような気が、いまもっていたします。何かこう発散してたというようなことで、そういうことがなかったんではなかろうかと思います。  ただ、こういう情勢でございますから、私は第1反抗期・第2反抗期と区別することなく、やはり子供のしつけというのは小さいときからしないと、中学校、高校になってからのいまの社会現象が出てるんではなかろうかというふうに考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 佐々木征坡議員。 ◯6番【佐々木征坡君】 私も児童心理学の知識というのはそんなにないんですけども、第1反抗期・第2反抗期というのは、どの子供にも起こる普遍的な、子供が成長していく過程の現象だといわれていますんで、この辺はやっぱりしっかり認識しないと、なかなか子供の教育の原点が見つからないと思うんですね。その辺を私がここでいうのは、そんなに私も知識ありませんから、あれですけども。  これ、ちょっと私新聞切り抜きでいろいろ取ってるんですけど、8月15日の神奈川新聞で、青少年の健全育成を進める県民大会というのがありまして、これ読んだ方もおられると思うんですけども、「子供を非行させるコツを教えましょう」といって、桂才賀さんという落語家ですか、これが基調講演してまして、この10箇条を述べてるわけですね。これはどこでつくったかというと、小田原少年院がこしらえたものだと。それをちょっと読ませていただきますと、「幼い頃から放りっぱなしにせよ。子供がほしいものは我慢させず買い与えよ。子供が失敗したときは、有無をいわせず叱り飛ばせ。子供がどこで何をしているかも気にするな。兄弟やよその子供と比較して、お前はばかだと連発しよう。家族団欒は無駄だと考えよう。努力はほめず、裏切りや悪事を働いてうまくやったら、ほめよう。子供の前で夫婦の意見を一致させてはだめ。金こそ人生のすべてであると教えよう。子供の前で学校、役所、学校の悪口をいおう」と、こういうことをいってるわけですね。  この中で、特に私は必要だと思うのは、「子供がほしいものは我慢させず与えましょう。」と。よくデパートで子供が駄々をこねて、ひっくり返って、母親に買ってくれるように訴えてる光景をよく見ますけども、これを簡単に与えてしまうと、物に対する欲求が際限なく広がっていくと。この辺をやっばり我慢させて、すぐ買い与えないようにしなきゃならないというようなことも、専門書には書いてあるんですね。これは実に、第1反抗期の現象で、たぶんどこの子供も、程度の差こそあれ、あると思うんですね。ですから、私はやっぱり第1反抗期の対応というのが、いかにも大切だと思うんですね。  幼児教育については、要するに保育園は厚生省の管轄ですか、幼稚園が文部省の管轄になりますね。だけど、そういう行政の縦割りでは関係なく、子供たちを人生の入口から、誕生の入口から、将来社会人に育てるまで、対応していく必要があると思うんですね。  それで私はやはり、幼児教育については、子供と子供を抱える親とか、それから幼稚園・保育園の先生方と、それからその地域と一緒になって、マニュアルとはいいませんけど、その子供の対応の仕方っていうものをね、ある程度基本的なものを、やっぱりみんなでいっしょに考えてく必要があると思うんですけども、これにはやはり行政のお力もいただいて、やっぱり地域ぐるみでやってく必要があると思うんですけど、私通告していませんでしたけど、町長この点について、何かお考えがあれば、お伺いしたいと思うんですが。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 佐々木さんのご質問でございますが、私も3歳の孫を持ってまして、買い与える点では反省しなければならないことがたくさんあるところですが。  幼児教育の重要性というのは、私は以前から教育委員会等にもお話をさせていただき、いまの保育園・幼稚園、あの体制をご指摘のように、縦割りから横へとの連携を取らなければいけないというふうに思っております。それをうまく活用していけるのが、地域での一般のお年寄りを含めて教育だというふうに受け止めております。  その中で、いま湯河原町はいくつかの地域で、お年寄りを交えて、地域の文化・芸能等を教える活動が始まっております。これは、湯河原のこのくらいの規模の町ならば、必ずそういった活動が定着してくるというふうに思っております。幸い、教育現場のトップが、教育の中で、いよいよ社会人の登用といいますか、一般社会からの登用というように、あんまり私どもが突っ込めない部分を、何かある程度方針があるようでございますので、教育現場、いままで専門家だけにお任せをしていたものを、やはり一般社会からも登用して、変革をさせなければいけないというふうに思っておりますんで、側面から協力をしたいと思っておりますが、地域での教育につきましては、具体的に私の方も、教育委員会の方にある程度方針をすでにお願いをして、それについての検討を始めております。  そんな中で、佐々木さんのご指摘のように、地域ぐるみでこれからの子育てをする。それを順番にいまいろいろ聞いてみますと、子供会に入る方がだんだん少なくなっているそうでございます。これは、いろいろ聞いてみますと、役員をやるのが仕事の関係等がありまして、きつくなるので、どうしても入りにくくなるということでございますんで、今後子供を持たない親も役員として活用できるような、そんな組織づくりもしていかなければいけないと思っておりますが、地域ぐるみでこれから子供の子育てができるような、そんな環境づくりを教育委員会と一体となって進めていきたいというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 佐々木征坡議員。 ◯6番【佐々木征坡君】 どうもありがとうございました。  最後に木村教育長にちょっとお伺いしたいんですけど、私以前、ある小学校の校長先生に提案したことがあるんですけども、いわゆる小学校の先生と幼稚園・保育園の先生との交流ですね、それからあと小学校と中学校の先生との交流。というのは、子供たちはだんだんだんだん大きくなってくわけですけども、必ず、たとえば小学校の先生だったら、幼稚園の先生や保育園の保育士にですね、こういうことをもうちょっとしつけてもらいたいとか、いろいろあると思うんですね。  逆に中学校の先生にしてみれば、小学校の先生にもうちょっとこういうところをやってくれると助かるんだがなというような、そういうやっぱり、今度は縦のつながりになりますけどね、そういう一貫した何ていうかな、教育のあり方というのを、やっぱり忌憚なく話し合う場を持つ必要があるんじゃないかということを、提案したことがあるんですけど、これについて教育長はどのようにお考えになってますか。それとも、現在すでにそういうことをやっておられるかどうか。 ◯議長【向笠茂幸君】 木村教育長。 ◯教育長【木村昌夫君】 職員全体でのそういう交流はございませんが、お互いの交流っていうか、意見交換は「期」ごとにだいたいやっております。ただ、私がいま一番効果が上がっていると思うのが、東台福浦小学校と福浦幼稚園の校舎がいま一体となっております。その成果が非常に上がってるんじゃないかと、幼・小一体がもうすでに、東台、あるいは福浦幼稚園で行っておりまして、過日も小田原市の方から状況を視察に来ております。そうしますと、福浦幼稚園、いま園児数は28名、東台で250名ほどの生徒数でございます。運動会等は一緒にやって、その効果を非常に上げてるということ。そして、保護者の方たちも、幼稚園の保護者は小学校のことがわかる。小学校の保護者は、いまの幼稚園がどういうことをやってるのかわかるということで、非常に成果を上げております。  これは小学校と幼稚園だけでなくて、今後は小学校と中学校のこともございます。いま中学校では、いま「期」ごとに一般公開をしてございます。2学期も10月の末にやる予定でございますが、そういう中で先生方も実態を見る。また、保護者の方にも実態を見てもらって、うちの小学校の子供が、今度中学校になったらどんな勉強をするのかと、そういうご理解もいただけるんじゃなかろうかと思ってます。  いま佐々木議員がおっしゃったようなこと、単に小学校だけ、中学校だけ、幼稚園だけということじゃなくて、お互いに連携し合った教育が今後必要ではなかろうかと思っておりますので、何分にもよろしくお願いいたします。 ◯6番【佐々木征坡君】 ありがとうございました。これで、私の質問を終わります。 ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、6番 佐々木征坡議員の一般質問を終了いたします。  質問通告第2、13番 小澤眞司議員の発言を許します。13番 小澤眞司議員、ご登壇願います。              (13番 小澤眞司議員 登壇) ◯13番【小澤眞司君】 それでは13番 小澤眞司の質問をさせていただきます。  まず日本共産党を代表して、町民の立場から質問させていただきます。  いま地方自治は、国・県の補助金の大幅な削減により、財政が圧迫し、そのしわ寄せを行財政改革のもとで、公共料金の値上げを各自治体が行っているのが現実ではないでしょうか。さらに、開発施行型の予算を先行させて、福祉の削減や町民への負担を強いてきております。町民にやさしい、本来の地方自治の観点に立った、行政運営を行っていく必要があるのではないでしょうか。  それでは、具体的に質問に入らせていただきます。  まず第1は、地方公営企業の経営のあり方の問題点でございます。地方公営企業の目的とは、公共の福祉を増進するように運営されていかなければならないと、地方自治法でもうたっております。  しかし、公営企業は企業の優先の経営に傾き、公共性優先を後回しにしていく傾向が、各自治体の中でも見られているような気がします。特に、人間のそして町民全体の生命に関わる飲み水は、いかに安全で安い水を確保していくかが、水道事業の、公営企業の原点ではないでしょうか。  質問その1として、地方公営企業法に基づき、湯河原町公営企業の設置等に関する条例第6条に規定されている「管理者の町長」は、公営企業の経営について、どのように考えて管理をされているのかお伺いします。  質問2。今回、市民オンブズマンが発行した、土地公社・町・水道会計の土地に関する報道は事実でございますか。  質問3。この中で、1億5,000万円の土地の売買がございますが、水道会計としてはどのような借金があったんですか。その結果、水道原価にどのような影響を及ぼしているのですか。  質問4。湯河原21世紀計画後期基本計画の中で、簡易水道の統合が書かれております。既存の宮下、城堀、上野山の簡易水道組合との統合について、どのような話合いを持たれているのか、経過及びその実情について、ご説明を願いたいと思います。  第2番目は、高齢者にやさしい町の対策についてでございます。  湯河原町は気候が温暖で、緑が多く、温泉の町として、多くの方々がこの町を第2の故郷として、都会から永住する決意で、転居してきている方も多くいられます。9月9日の日に800人を集めた長寿を祝う会、湯河原では70歳以上の方々が4,149名いられます。このような、多くの先輩の知識や知恵をお借りして、ほんとに住みやすい湯河原にしていくことが大切だと思っております。  高齢者や障害者の皆さん方が、安心して散歩や買い物ができる。催し物の参加も、人の手を借りずに済むように、そういう生活環境の整備に力を注ぐ必要があるのではないでしょうか。  観光の町湯河原にお見えの人たちにも、本当にやさしい町として印象を深く刻んでいただき、再び湯河原町に来たいと思えるような町を考える必要があると思います。その中の質問の1つですが、質問、あるいは意見になりますが、湯河原町のいま駅を乗降する人たちは、約570万人いらっしゃいます。JR東日本のデータでは、降りる人しかデータとしてはカウントしておりませんが、平成11年度で約283万2,000人の方々が乗車しているそうでございます。1日に直すと、約1,600人も利用している。  これだけの多くの方々が利用する湯河原駅の中に、昇降階段が上り側の方面の階段1つだけでございます。この観光の町の玄関に、ほんとに障害者にやさしい、あるいは高齢者にやさしい昇降機の設置が必要ではないでしょうか。  さらに9日に行われた観光会館でも、階段を昇降する機械を使って、お年寄りの方々が上り、あるいは下らせていただいておりましたが、この湯河原観光会館にも昇降機を取り付けていただき、ほんとに便利で安心して使える施設、これにしっかり切り替えていく必要があるのではないでしょうか。そのためにも、予算の確保をしっかりしていただきたいと思っております。  質問その2として、湯河原の町を歩いていて、障害者用の車椅子、これを使って町の中を歩いてる方をほとんど見かけません。町内の歩道というのは、車両が出入りする部分については平坦でなく、道路側に傾斜しております。そのため、車椅子で歩行すると、車道側に車椅子が流れてしまい、非常に危険でございます。車が出入りする歩道も、既存の歩道と平行に取り付けて、障害者・高齢者にもやさしい歩道の取付けを検討し、歩道設置条例をつくって、ほんとに湯河原町に住む皆さん方、観光でお見えの皆さん方が、安心して散歩や買い物ができる歩道をつくってく必要があるのではないでしょうか。これについて、ご答弁願いたいと思います。
     その3として、昨年の6月の議会の中で、佐々木議員の質問の回答に、「すべての人にやさしい町づくりは、私の念頭にある理念の1つでございます」、このような答弁を町長がしております。  それから15か月、念頭の理念に向かって、具体的な実践はなさってきているのですか。これらについて、ご質問いたします。  以上で、質問内容を終わりにさせていただきます。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 13番 小澤眞司議員のご質問にお答えさせていただきます。  初めに、通告では「購入までの経緯の説明を」と書いてございますが、いまの質問の中には入っておりませんでしたが、事実であるならば、正確にその経緯っていうのが、いまのご質問の中にはいらないんですか。このとおりでよろしいんですか。              (「そのままでいい」の声あり) ◯町長【米岡幸男君】 それでは、お答えさせていただきます。  質問のまず1番目の、地方公営企業の経営の考え方でございますが、地方公営企業法では経営の基本原則として、「公営企業は常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならない」とされており、また水道法も「適正かつ能率的に運営に努めなければならない」と記されております。法の趣旨に沿って、企業の経済性追及と公共の福祉増進を、車の両輪として運営していくべきものと考えております。市民オンブズマンの記事による土地の取得でございますが、1つ目は昭和60年5月10日付けで、日本ランドシステム株式会社から、町道桜山線拡幅改良工事に関連して、湯河原町宮上字尾畑下759番地ロの2の乙及び字小腕ケ沢760番地の1外6筆の寄附を受けましたが、これは日本ランドシステム株式会社が、分譲地内の道路等を町に委譲したことにより、将来にわたり維持管理費等で町に負担をかけることになるので、その意味を含んで寄附をされたという経緯がございます。  寄附された土地尾畑下759番地ロの2,327.81m2のうち、道路敷きを除いた220.49m2を水道事業会計へ時価を勘案して売却し、その歳入を一般会計において活用いたしました。水道事業会計では、将来改築、増設等の必要が生じることとなるため、現在のポンプタンク施設敷地の隣接地を購入したものでございます。  取得した土地の一部を売却したことにつきましては、当初全部ほしいという申入れがありましたが、増設用地としてポンプ場改築に必要な最小限の土地を残して売却をしたもので、温泉場区からの大型車両の通行をさせないでほしいという、要望に対する措置も勘案したものでございます。  2つ目の尾崎浄水場用地につきましては、平成9年3月25日、日本国有鉄道清算事業団から湯河原町土地開発公社が7,314万240円で、門川字尾崎442番地の4外3筆、3,047.51m2を購入いたしました。平成9年6月23日、湯河原町土地開発公社から湯河原町が3,983万1,841円で、門川字尾崎442番地外3筆、1,652.89m2を購入いたしました。平成9年6月23日、湯河原町が1億5,000万円で、門川字尾崎442番地外3筆1,652.89m2を、湯河原町上水道事業へ売却いたしました。  以上が購入から売却までの経緯でございますが、この土地への進入路は、城堀ガードからJR沿いにJR変電所までのJR所有の道路を利用しており、清算事業団から土地を取得する際に、JR道路用地に地上権を設定して、町道認定をさせていただいております。道路幅員が4m未満のところもあり、将来町道としての整備が必要になります。  また、これを接続する道路の築造にも、多額な費用を要したものでございます。加えて本町は、町営水道だけでなく簡易水道もあり、公平性の観点から、通常の売買取引として、時価に沿った価格で売却をいたしました。  また、一般会計で収入することにより、住民サービスとして、広く町民の皆様へ還元できるものと考えております。  なお、この土地の取得につきましては、県補助金2,333万8,000円、起債1億2,050万円、水道会計支出金216万2,000円、計1億5,000万円となっており、用地取得費にも県から補助金の交付を受けております。起債分につきましては、年利1.3%ですので、年間156万6,500円の利息の負担が生じます。  しかし、当初門川簡易水道統合のための浄水施設整備計画では、鍛冶屋地内に坪当たり70万円で、300坪の用地取得を計画し、用地費2億1,000万円を水道会計で予定しておりましたが、計画よりも6,000万円用地費を減少することができたことから、これによって水道原価の引き上げの要因にはなっておりません。  次に簡水の統合についてでございますが、町内の水資源を適切に配分し、有効に使用するため、町内の簡易水道組合に呼び掛けた経緯があり、宮上、理想郷、君が里簡水等が町営水道に統合されました。  さらに昨年7月1日から、門川簡易水道組合が県の特別枠による、公益水道施設整備事業費補助金を受け、施設整備の完了と同時に統合をさせております。  今後、宮下、城堀、上野山各簡易水道組合についても、町は統合に向けて努力をする考えでおりますので、統合について協議を続けてまいりますが、現状では県の補助が見込めないため、実現はかなり難しいと認識しております。  障害者・高齢者にやさしい町の対策についての第1点目でありますが、湯河原駅への昇降機の設置化問題は、従来からJRに要請を続けてまいったところですが、本年6月にJR東日本と協議が進みまして、民営鉄道駅舎福祉施設整備費補助事業を利用し、平成14年7月頃から工事に着手し、同年度内に工事が完成するスケジュールで、いま調整を進めているところでございます。ただし、エレベーターの設置になるのか、エスカレーターの設置になるかは、今後の調整でJRから提案される見込みであります。  次に観光会館への昇降機設置の問題でございますが、観光会館へエレベーターを設置する場合、建築基準法第20条により、建物全体の安全確認をしなければならないと規定されております。安全確認とは、構造計算によるもので、昭和56年以前の建物については、耐震診断が必要となってまいります。観光会館は昭和56年以前の建物なので、耐震診断が増築の確認申請とともに必要となってきます。この場合、かなりの補強が必要になると思われます。  また、エレベーター塔を外付けで別棟扱いにすることは、国の耐震改修促進法との絡みもあり、難しい状況でございます。  以上のことから、観光会館にエレベーターを設置する場合は、エレベーター自体の建設費用の他に、耐震診断費用とこれに伴う補強費用が発生し、大きな負担となることが想定されます。今後、長期計画の中で検討していかなければならないと考えております。  2点目の歩道整備につきましては、車椅子の通行に供するため、歩道のタイル工事にあわせ、交差点での改良等を実施してまいりましたが、すべての箇所の改良ができていない現状となっております。今後は平成11年4月に、県が定めております福祉の町づくり整備の指針であります、神奈川県福祉の町づくり条例に定義付けられている歩道の基準に基づき、地形的な制約もございますが、年次計画により実施していくことで、高齢者や障害者の方々が安心して外出、安全・快適に生活ができるように、取り組んでまいりたいと思います。議員提案の歩道設置条例の制定につきましては、いまは考えておりません。  最後に、すべての人にやさしい町づくりの理念の内容についてでございますが、湯河原21世紀計画の中で、「高齢者や子供・障害者にとっても、住みよい環境づくりに努める。安全で快適な町づくりは、住環境が基本である」との基本目標を定めております。これを受けて、高齢者や障害者の方が、在宅や地域で自ら生活ができるよう支援するため、それぞれの方が自分にあった制度を利用できるよう、多くの施策を行っております。  高齢者対策では、介護保険制度で「自立」と判定された高齢者に、生活支援ホームヘルプサービス、通所による生きがい型デイサービス、介護を受けることが一時的に困難になった方を一時入所させる高齢者短期入所事業、配食サービスなどを実施しております。  また、交通不便地域にコミュニティバスを運行し、エリア内の多くの高齢者にご利用いただいております。  心身障害者対策では、身体障害者のいる家庭へホームヘルパーを派遣するホームヘルプサービス事業、重度心身障害者訪問入浴サービス事業、在宅重度障害者等福祉タクシー利用助成事業、在宅での生活が困難な方を自立・更生させるための身体障害者更生援護施設措置等給付事業等の制度を利用していただいております。さらに、障害者地域作業所運営費の助成を行い、在宅障害者の作業活動の支援も行っております。  今後もすべての人たちにやさしい町づくりの理念のもと、心のこもったソフト事業を中心に、きめ細かな施策を展開してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 水道会計のですね、1億5,000万円の経緯についてはよくわかりましたが、この1億5,000万をですね、水道会計に負担させるということと、それから町道にですね、町の税金を使うんだということについてのこの道理は、別のものではないか。  いま、町長は「156万の利息ですよ」とこうおっしゃっておりましたが、水道会計のですね原価、1円、あるいは何10銭というですね、非常にシビアなお金を論議している水道会計の中でね、行って来いで約300万以上のですね金利負担になるわけですから、そういう意味では原価の引き上げにつながっていると思いますが、水道会計の原価について、その1億5,000万がどのような、正確にいえば、いまの町長の答弁でいきますと、1億2,050万と216万ですか、その辺についてですね、水道会計として、実際のですね、原価の引き上げはどの程度になっているのか、それをまず確認させていただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 1億2,000万円強の公営企業債が水道企業の経営に与える影響というご質問と判断してよろしいかと思いますけども、利息が、約160万円ほどの利息がですね、事業費用として計上されますので、その分は当然、水道事業の単価に当面は関わってくわけでございます。それを計算してみますと、単価で考えますと、1m3当たり約25銭くらい影響いたしますけれども、門川簡水の事業が始まっておりますので、基本的に門川簡水の従来の区域の方へ供給するための部分でございますので、その水道料収入の中で吸収ができるというふうに考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 吸収ができるというご答弁をなさっておりますが、いまの町のですね、上水道について、引き上げを検討なさっていらっしゃるわけですから、それが吸収されたとしても、吸収されるということは、引き上げがあった後の吸収なのか、それとも現状の事業の中で十分吸収されるのかですね、その辺がまだ定かでないと思いますね。その1点と。  それから、ほんとにこういうですね、先ほど冒頭の質問の最初の中でいいましたけども、上水道会計の問題と土地の問題を一緒にするということ自体は、これは問題ではないかと思うんですね。ですから、清算事業団から借り受けた原価に近い形でですね、水道会計にですね、やっぱりそれは買ってもらう。これがまず1点、なぜこれをしなかったのか。  2つ目は、その上水道のですね、町道の開発とはまた別の問題ですから、それはそれなりのですね、別の予算を明確に立てて行う、別々の事業だと私は思ってるんです。それをですね、一緒にして、財源をですね水道会計に求めた、これがあり得るんじゃないかと思います。これについてはどうですか。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 基本的な問題として、水道企業会計というものは、受益者負担が原則となっております。この中で、湯河原町で当時門川を入れないと、32%の方が町営水道に関与してない方たちでございます。残る68%の人たちのために、この一般会計からのものをあてがっていいのかということでございますが、その論議に入ります。  そうなりますと、たとえば清算事業団から買った値段で、そのまま水道会計へ売ったとして、この32%の簡水の利用者が、自分たちの財産をどうしてそんな安く処分したんだという、そういう理論にもつながってまいりますが、その点で公平さをということで、それでも時価30万でございますので、できればもっと高い料金で売買をして、その収益を一般町民のために、全体の中でサービスに向けるというようにしたかったところでございますが、30万円の価格で売買をしたというふうにご理解をいただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 いまの町長の答弁ですけども、逆にいえばですね、いまの町営水道を使ってる方々が、高いものを買わされたという角度でとらえても、おかしくはないわけですね。町長の答弁の逆を使えばですね。そうするとその結果、水道料の引き上げは別にしても、逆にですね、不当な土地の売買につながったと、買収につながったというふうにね、いま町営水道を使ってる方々はね、怒ってもこれはおかしくないと思いますね。これは意見として。  それともう1つはですね、先ほどの水の原価の問題ですけども、ほんとに安易にですね、原価を引き上げるようなね、やっぱり政策、手法をですね、やっぱり求めちゃいかんと思うんですね。  たとえば今回、私ども水道事業の方々、課長に聞かせてもらいましたけども、門川簡易水道がですね、現状では要するに給水とお金をもらう水の量の比率がですね、56%と非常に低いわけですね。他の湯河原、あるいは吉浜水系は8割近く、もらえるようになっているわけですけども、非常にですねこういう簡易水道自体が56%という、非常に低い状態でですね、さらに町が簡易水道を買うこと自体は否定しませんが、こういう実態をですね、正確に把握した上で、やっぱりこれから先門川簡易水道の漏れの対策をしていくわけでしょうから、こういうですね、事業費も当然水道会計に負担されてくるわけですね。そういうことも考えていくと、いまの検討なさってる原価というのは、さらに引き上げられる可能性があるんじゃないかと思うんですけれども、民生部長どうですか。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 まず水道事業会計へ、その土地を買ったこと自体の影響ということでございますが、この門川簡水の統合に際しまして、当然施設整備が必要になるわけです。で、その土地を購入計画を立てておったわけでございますが、そういう中でこの現在取得してございます尾崎の浄水場の土地がなければ、別の土地を購入する計画だったわけでございます。  町長が冒頭、回答の中で申し上げましたように、当初の計画よりも6,000万円ほど、その取得費が安くなっております。そういう意味では、その土地を買ったこと自体が、給水原価に影響を与えたということはないというふうに判断してるわけです。本来ならば、もう少し高く影響が与えられているはずだということでございます。  それと、門川簡易水道組合の有収水量率が56%と非常に低い状況でございますが、これは門川簡易水道組合が非常に古い施設でございましてですね、従来はもっと低い有収水量率だったわけでございますが、統合に当たりまして、約200万ほどの経費をかけまして、配水管路すべて漏水調査などもしたわけでございます。そういう中で調査をした上で見つけられたところについては、整備をしてこの56%の有収水量比率というふうになってるわけでございます。これから先の中で、その比率をさらに高めるための施設整備をする考え方ではおりますけれども、議員おっしゃられた、現在の水道料金の改定の考え方の中では、門川簡水区域だけでなく、町全体の有収水量を高めるための施設整備も含んだ考え方で、検討を進めております。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 先ほど意見として述べられたことでございますが、大事な部分ですので、私の方からも答弁をさせていただきますが、公有財産を購入、あるいは処分をするときには、当然議会の議決が必要でございます。その処分をする中で、適正な価格で処分をしなければいけないという1項目がございます。この中で、購入した金額でそのまま処分するのが適正な価格なのか、あるいはそれに関わる経費を加え、あるいは時価に合ったものとして適正価格とするのか。これは私どもの方は、時価に沿って、あるいはそのときの設備費・整備費等も含めての価格設定をさせていただきましたので、その辺の基本的な考えの持ち方によっては、公営企業の中でも、あるいは一般公有財産の中でも、それは買った値段で処分するべきだという議論が出たときには、おそらくたとえ購入価格であっても、処分した形になったかも知れませんが、議会にお諮りしても、やはり適正な価格ということを判断していただいたというふうに私は受け止めております。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 いまの米岡町長の最後の答弁ですけども、議会にですね諮ったと、こうおっしゃっておりますね。1億2,000、ね、これ議会に諮った記録はございますか。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 議会での審議の状況ということですが、お答え申し上げます。  この尾崎の浄水場を公営企業が買うに当たりまして、町が土地開発公社から購入し、それから売却をするために、補正予算を組んでおります。これは平成9年の6月議会で、補正予算の審議をしていただいて、可決されております。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 それではですね、地方自治法の第96条、この中で、町がですね、取得する面積、あるいは金額が規定されておりますね。金額では700万、町の場合だと5,000m2以内ですか、これを議会議決にかけなさいと、こういう条例でございますよね。  で、私ちょっと疑問を持つのはですね、いまの時勢で700万で土地を買う。5,000m2の土地を買う。これ湯河原ではいまないですよね、実際ね。5,000m2。尾崎の場合でも約1,600m2ですから。ですから、こういうね、条例、法律自体がね、現状にそぐわないんじゃないかと私は思うわけですね。というのは、1億2000万もですねお金を動かしてて、土地を買っててですね、それを補正予算の中に組み入れたから、あるいは水道会計の予算の中にですね入れてあるから一括審議だと、これではやっぱりちょっと、町民の財産をですね、安易に考え過ぎているんじゃないかなと、町が買うのもしかりですけども、この法律のですね制約もやっぱり、町としてもう少し現実にあったですね、規制に変えていくことをお考えなのか、それについてちょっとお伺いしたいんですけど。 ◯議長【向笠茂幸君】 横井助役。 ◯助役【横井彦之君】 政令に定められている5,000m2以上かつ700万以上の場合には、議会の議決が必要だという、その基準の数字を上げろと、上げる姿勢を…。 ◯13番【小澤眞司君】 現状に即しているかという質問ですよ。 ◯助役【横井彦之君】 それはいろいろ解釈があると思いますけども、現実的には政令に定められている金額でやらざるを得ないというところでございます。  で、「かつ」でございますんで、両方をクリアするというものが、数が少なくなっていることは事実だと思います。  ただもう1つですね、水道会計の場合には、この地方自治法の規定が該当いたしませんので、議会の議決の必要が、もし超えておっても必要がないわけでございますんで、その辺のところもご理解をいただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 地方財政法第7条にですね、こううたってんですね。「公営企業について、歳入歳出決算剰余金を生じた場合においては、今回剰余金はありませんが、議会の議決を経て、その全部または一部を一般会計または特別会計に繰り入れることができる」と、こううたってんですね。  で、なぜこういう角度で質問するかというとですね、いま温泉会計は赤字、赤字ではなく黒字になっておりますか、水道会計は赤字になっておりますがですね、公営企業のお金をですね動かすに当たってね、やっぱりただ単に水道会計の予算の中に、町からの何々を買う、何々を買うというんではなくて、もっとオープンにですね、開かれた財政をしていただきたいなと。そのためにもやっぱり議会の中でですね、先ほどの質問128条の2項ですけれども、この辺についてね、もう少し湯河原町として現状に即してないということをですね、今回のですね、地方自治法第99条の中に、国及び各省に申し入れることができるわけですから、そういう角度で申し入れていただきたいというのが意見でございます。  それから、2点目のですね、障害者・高齢者の問題でございますが、エレベーターをですね、今年の7月から工事で年内完成ですか。               (「14年です」の声あり) ◯13番【小澤眞司君】 14年か。そうすると、やっぱりこれについては、ほんとにいいことだと思います。それで、ぜひですね湯河原町として、それに対するその回りの、ほんとにバリアフリーについての検討をですね、具体的に進めていただきたいなと思っております。  それから、車椅子の問題ですけど、ほんとにですねやっぱり難しい。実際にですね歩いていて、ほんとに車椅子が使えない状態ですよね。特に、駅下もしかりですし、今回できた運動公園でもですね、やっぱり道路の取付けの仕方っていうのはやっぱり、基本的には車が入れるような、車にやさしい、人に難しいですね、歩道になっているのが実態ではないかと思います。  そういう意味では、湯河原町としてですね、これだけの600万近い乗降者、300万近い観光客が入る町として、もう1度ですね歩道条例をですね、「設定できません」という町長答弁をしてましたが、やはりそういう観点から、人にやさしい歩道をつくるための条例をですね、ぜひつくっていただきたい。このように思ってますが、いかがですか。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 ご指摘のように駅前、あるいは吉浜の海岸線、どこを見ても当時の歩道の設置要綱からいくと、いまとはだいぶそぐわないなという、車椅子だけではなく、普通に歩いてる人も危険な状況があるということが、何箇所もございます。これも、先ほどの答弁の中にありましたように、県の新しい条例等にも含まれますので、その中で十分対応できますから、改めて町が条例をつくるということは、いまのところは考えておりません。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 それでは私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、13番 小澤眞司議員の一般質問を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。15分に再開いたします。                             休 憩  午前11時11分                             再 開  午前11時17分 ◯議長【向笠茂幸君】 休憩中の議会を再開いたします。  質問通告第3、17番 丸山孝夫議員の発言を許します。17番 丸山孝夫議員、ご登壇願います。              (17番 丸山孝夫議員 登壇) ◯17番【丸山孝夫君】 それでは、一般質問を行います。  この問題は、もう大変前からの課題でございまして、なかなか解決策がなかったものでございます。各地区で行われる町政懇談会の席上で、これは必ず聞こえない、多くの人から聞こえにくい、その日の風向きによって聞こえないとか、あるいは鍛冶屋地区の町政懇談会でございましたが、放送中に列車が通るとそれで聞こえないとか、そういうですね、それから今度は逆に、一部の人でございますが、うるさいと。ラッパを向こうへ向けてくれとか、あるいはかつて私も行政の立場におったときでございますが、夜勤で帰ってきたら、がなられて目が覚めたといって怒ってですね、何か刃物をちらつかされたこともございますが。  こういうようなことで、いままで町政懇談会でも聞こえないというような例が出ても、なかなかこれに対応ができなかった。で、一時、今回取り上げるような、放送の内容を電話で問い合わせるシステムを検討したことがございますが、大変な金額がかかるという。  当時は、たとえばいっぺんに30本集中すれば、30本の電話を用意しとかなきゃいけない時代、そういうこともあって、大変経費がかかるということでやめたことがございますが、最近IT時代でございまして、1本の電話を契約いたしますと、いっぺんに1,000本近くかかっても対応できるという、そういう時代でございます。  そういう専用の電話もできまして、0180-99-そして町が契約する4ケタの番号をやれば、放送された、放送しているときにそのままICへ録音されまして、で、町民が電話をかければ、その内容を知ることができるということで、話し中ということがほとんどないという、そういうことでございます。  また、経費も契約1本ですから、そして町の負担も毎月5万円程度でございます。ここで、私が特に強調しておきたいことは、この屋外放送だけで、情報を町内の全世帯に周知徹底させることはできない、無理なんだと。物理的に無理なんだということを、まず認識することが第1であります。そして、じゃあそしたらどうしたらいいかという対策を立てることでございます。  実は、私の家は屋内の受令器がございますからいいんですけども、放送がその日によって聞こえてきたり、真鶴のが聞こえてきたり、あるいは川堀のが聞こえてきたり、その日の風向きによって、放送がいろいろ聞こえてまいります。それから、温泉場地区では熱海の、いわゆる泉地区の情報と交錯したり、で、宿泊客がびっくりしたり、いうこともあるわけです。  ですから、そういうことも考えていく必要がある。特に、火災が起きたときに、どこどこの付近とか、その「どこどこ」ということが聞き取りにくいと、大変町民は不安になるわけです。自分の親戚だろうか、あるいは知人だろうか。そういうことがわからないということで、大変不安になる。そこで、消防本部へ電話をかける。一斉に集中する。そして、電話が話し中だというようなこともあるわけです。  ですから、そういう町民のですね、情報から阻害された不安を解消していく必要がある。  で、いまのように、今朝も東海道線が不通だと。きょうは大変よく聞こえましたが、これは雨のあとで大気が澄んでるんだかどうだか知りませんけど、きょうは大変よく聞こえましたが、大風の吹いてるとき、いろいろその日の風向きがありますので、聞こえないけど、何かいってるけど聞こえないときには、その内容を電話によって確認することができる。  いま、たとえば天気予報、あるいは時間なんかも117番とか、あるいはそういうその決められた番号へかけますと、自動的に聞くことができる。まあこのような施設でございます。  そして、いろいろチャンネルが1~9までありまして、1分間以内とか、あるいは5分以上とかいろいろありますが、とりあえず1分間と5分間ぐらい、2つの契約しておけば、そして放送されてこれがまた大変よくできておりまして、たとえば10分後に鎮火しましたっていうと、前のが消えて、今度その鎮火しましたっていうところに、どこどこの火事はどうなってとかっていう、それに切り替わっていく。そして、1時間立つと消えてしまうと、自動的に。1時間過ぎてから聞いてもしょうがないわけですから。  そういう点、大変この便利なものが現在できております。こういうものを設置すれば、今年の秋の町政懇談会でも、ある程度ですね、答えることができるのではなかろうかなということがございます。  それから、きょうも2回に分けて放送しておりましたが、これはたとえば谷合なんかだと、両方の放送が交錯して、こだま現象で聞こえないから、ずらして放送しておりますが、この辺についても一考、考えないと、前のが消えてしまうのかなと、その辺の技術的なことは私もよくわかりませんが、そういうその時間差で放送する場合の対策なんかも、解決していかなければならないだろうというようなことがございます。
     そのようなことで、こういう大変近代的なものが設置されております。そして、通話料はこれはもうかけた方の町民の負担でいいんではなかろうかと、0120にしなくてもいいんじゃなかろうかというようにも、私は思っております。  あとはいろいろ再質問いたしますが、その辺の最初の基本的なことにつきまして、町長の回答をお願いをいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 17番 丸山議員の一般質問にお答えさせていただきます。  現在、防災行政無線の放送は、屋外に設置してある59本の子局で行われ、さらに保育園・学校等の公共施設を始め、各区長宅等に設置している104個の戸別受信機にて受信しておりますが、湯河原町の地形上、一部聞こえにくい地域がございます。  議員のご質問は、大量情報サービスのテレドームと呼ばれるシステムかと思いますが、この設置費及び工事費は約40万円、その他に契約回線料も必要になると伺っております。湯河原町における現在の難聴地域を、いますぐ解消するには、かなりの事業費を要することと、放送設備もまだ使用できることから、現在のシステムでいかに難聴地域をなくしていくかが課題だと思っております。  このような状況を勘案いたしますと、このテレドームは町民に情報を伝達する手段の1つとして、十分検討に値するシステムと考えられます。また、テレドームは9チャンネルから構成されておりますので、チャンネルを操作することにより、町外の方にも観光行事等の紹介ができる、テレホンサービスとしての活用が期待できることも考えられますので、今後技術的な問題もございますが、実現に向け、準備を進めたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 確かにその9チャンネルありますから、他の情報も、町民が知りたい情報があれば、たとえば梅の宴がいつからいつまでとか、いろんなそういうことも聞くことができればですね、そういうことにも大いに利用していかれると思います。  そこでもう1つですね、これは解決しなきゃならない問題なんですけども、実は川堀とか福浦は、その地域だけの放送をするのに、地域にある農協の支所が持っている放送施設を借りてやってるわけです。他の地区でもそういうとこがあると思います。その地区だけの伝達事項、きょうは盆踊りがあるとか、きょうは区の総会があるとかですね、やってます。これはですね、町民はそういうこと知らないで、それも何だか聞こえないからっつって電話かけちゃう場合もあると思うんですね。それで、だからその辺に対する対策、どうするかって問題、それと同時に福浦とか川堀は、支所が今度なくなるんですよね、農協の支所が。そうすると、その地域だけの連絡する放送ができなくなってしまうんで、これをどうするか。  たとえばその施設を、建物は残るわけですから、その建物の中からやってますから、町がその施設を買い取って、維持管理費を出してやっていくかですね。地域のコミュニケーションの問題があるんです。これは他でもやってるはずですけど。それに対してですね、どうなるんですかという、いろいろ質問もありますので、この地域だけでやっているこのいわゆるスピーカーによる放送、これは電話でも聞くことはそれは無理だということはわかってますけども、これに対してどういうふうにしていくかということ、まずこれをちょっと、わからなければ結構ですけど、何か考えがありましたら、これは担当でもいいですよ。企画担当あたりでちょっと。 ◯議長【向笠茂幸君】 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 まず、役場から放送する場合には、各地区ごとに系列ごとに放送エリアを定めることができますので、福浦地区、あるいは川堀地区だけという放送もできますので、その辺は各会館の放送設備が失われても大丈夫だというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 ちょっとね、それ、そうするとね、福浦だけの放送するのに、川堀だけの放送するのにね、役場まで来なきゃなんないという、いまはそのね会館の中で、休みのときでもね、鍵を預かって、放送施設はちょっと外にあるんですよ、農協の中に入れないようにね。だからそういう形でやってんですけど、いまの答弁だと、その地域の放送が分けられるのはわかってんだけど。と、役場まで、あるいは消防まで行ってね、やんなきゃなんないということなんですよ。地域だけでやってんですよ、いくつかがね。これが、支所が廃止になれば、これもなくなっちゃうんじゃないかっていう不安があるわけです。ただ会館が残ってますのでね、町の施設として、その維持費がどのくらいかかるかわかりませんけども、そういうのを残していくつもりはありませんかということを聞いてるわけです。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 基本的には、両方の農協とも、施設をそのまま残していってくれるということが予測されますので、当然町が引き受けていきたいというふうに思っております。  また、この管理面につきましては、いま計画しているのが町が管理をして、町の行事を優先的にどこの会館も行っております。これによって、地域で非常に使いにくいという意見も入っておりますので、管理を含めて各地域にお願いしたいという、条例の改正等を考えていかなければいけないかなというふうに思っておりますので、地域に管理をしていただくことで、これが解決できるかなというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 それでは今度は視点を変えましてですね、いま町のこの庁舎の中で放送するということと、消防の方と両方でやってるはずですけどね。この町で放送するのは、当然原稿を書くわけだから、それをファックスを送って、消防で放送してもらえるようにすれば、このシステムができたとき、すぐそこで録音されると思うんだけど、それが両方でやっているという点がちょっとね、解決が難しいんじゃなかろうかと。で、当然設置する以上は、消防は24時間ですから、こっちは昼間だけですからね。  そういう点で、この録音装置、応答装置っていうんですかな、こういうのは消防へ置くべきだと思うんですけどもね、その場合にいろいろその防災行政無線ということになっていきますと、その防災課っていうのがこの役場にあって、消防が向こうっていうと、昔みたいに消防がここにある場合にはいいけど、今度分かれたところにある場合ね、やっぱりこの町のいまこっちにある防災課っていう、いろんな防災業務も消防本部の中に置いて、そこで一体でやった方が、24時間で動いてるところだから、いいような気がするんですけどもね、そのいわゆる防災課をこっちに置かないで向こうへっていうのは、その辺についての、これも前々から出てた話だと思いますけどね、ちょっと考え方を聞かせていただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 前からの課題になってると思いますが、現在のところですと、施設の整備等の費用がかかるというようなことで、躊躇している状況でございます。消防の方へ防災を置くということにつきましては、これからもそういう向きで調整をしていきたいというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 何とか一刻も早くそういう形にした方が、いろいろ動きがスムーズにね、いくと思うんで、こういうことを取り上げたわけでございます。  それでですね、たとえばどこどこの火事だって、聞こえない人が一斉にかける、そういうその1か月間にどのぐらいの人がアクセスしたかっていうの、これは毎月このこっちから報告があるんだそうですよ。これでまあわかると思うんですけどもね。  それで、話し中というのはほとんどないわけですから、いままでみたいに、これはまあNTTの方はその要するに、使用料を稼ごうということだと思いますがね、そういう点でも向こうからそういう報告が来るということは、大変このいわゆる情報化時代で、ある程度そういうものもね、つくったはいいけど、いったいどのぐらい利用されてるかっていうのが毎月報告があるっていうのも、これも大変いい制度だと思います。  そこでですね、さっき屋外放送も順次その聞こえるように改良していくっていうけど、それはもちろんのことなんだけども、もともとその屋外放送だけでその解決はできない。さっきも申し上げたけども、要するにそのあんまり音を大きくすれば、スピーカーの下に住んでる人はうるさいっていうしね。で、あんまり大きくすれば、今度は反響も大きくなるんで聞こえにくいというような問題もあって、それからスピーカーの向きをあっち向けたりこっち向けたり、いろいろやってることも知ってます。  そこでね、ちょっといつか何かこのアンケートをとる機会があったら、町の屋外放送がですね、「よく聞こえる、ときどき聞こえる、聞こえない」とかそういうアンケート。こっちは全部知ってると思って放送してると思うんですよ。通じてると思って。ところがね、まあいままでアンケートをとるのが怖かったですよね。聞こえないなんていっぱい出てきちゃったら、どうしていいかわかんないからその。  だけど1度はね、いったいその町が放送してんのは、どのぐらいの町民が聞いてんのか。たとえばいま1万2,000世帯ですか、その世帯数のたとえば6割が聞こえてんのか、あるいは4割しか聞こえてない、あとはときどき聞こえるときと聞こえないときがあんのか。全く聞こえないのか。そういう点のね、何かのこの調査する方法ってあると思うんですよ。いままではうっかり調査するとね、対策立てなきゃいけなかったけど、今度はね、やっぱりそういうことを知る必要があると思うんですよ。放送してる以上はね、いったい何割ぐらいの人に周知徹底してんだろうかというね。ただ放送してりゃいいってもんじゃないと思うんですよ。  だからその辺で、何かいままでもあったじゃないですか、アンケートをとる機会とかいろいろね。だからそういうことで、いったいそのいまの防災行政無線六十何本だかあるってけど、これが「いつでも聞こえる、ときどき聞こえる、聞こえない」この3つぐらいに分けてね、町民のリアルなアンケートをとる必要があるということを感じるんですよ。それによって、また対策も立てなきゃいけない。だから、そういうつもりがあるかないかどうか、ひとつその辺をお聞かせ願いたい。 ◯議長【向笠茂幸君】 鈴木企画調整部長。 ◯企画調整部長【鈴木 譲君】 いま議員がいわれます屋外放送の感度に関する調査というのは、当然やっていかなければいけないことだと思っております。これを機会に早速にさせていただこうかというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 先ほども申し上げたけど、あとは熱海の場合、泉のね、放送が聞こえたりして、何か向こうも訓練なんかやると、こっちと違うから。こっちの場合は、訓練があるからとか、サイレンを鳴らすとかって、事前に回覧板回ったりしますからいいけど、いきなり向こうはやると、宿泊してるお客さんが飛び上がって、何が起きたかというようなね。  こういう問題もあると、湯河原のような地形だと、泉との話合いもあると思うんですね。いたずらにその向こうもボリュームを上げないで、やっぱり向こうだって電話で聞こえるような方式にしてもらってね、やんないと。むしろ、泉のは湯河原から放送した方が聞こえるわけですよ。で、泉で放送されるとこっちがうんと聞こえちゃってね、そうすると、いろいろその情報が交錯して、迷惑したりする人も出るんで、これはまた熱海との話合いも出るだろうし。でまあこういう制度があれば、真鶴だってこういう制度は入れると思うんですね。だから、電話によっての、聞こえない人は確認するということになってくれば、だいぶよくなるだろうと。  そして、この情報があふれている中で、やはり自分が情報から取り残されて、「何だろうな、何だろうな、よくわかんないな」ってことは、非常に町民は不安だと思います。これからそのいろんな事件とか、いろんなことも起きることもあろうかと思いますが、そういう点で、一刻も早くこの制度が設置されて、そして大いに利用されることを期待するわけです。いまのところは、残念ながらPHSや携帯電話からのアクセスはまだできないという、新しい交換器が入らなきゃだめらしいです。この制度は、一般の加入電話でしか、まだ残念ながらできないということをいっております。  ですから、以上申し上げまして、答弁のもういままでので結構でございますから、一刻も早くいろいろ困難なものをクリアをしてですね、実現されることを期待をいたしまして、質問を終わります。 ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、17番 丸山孝夫議員の一般質問を終了いたします。  ここで、暫時休憩いたします。午後は1時から再開いたします。                             休 憩  午前11時37分                             再 開  午後 1時00分 ◯議長【向笠茂幸君】 休憩中の議会を再開いたします。  質問通告第4、1番 冨田幸宏議員の発言を許します。1番 冨田幸宏議員、ご登壇願います。               (1番 冨田幸宏議員 登壇) ◯1番【冨田幸宏君】 議員という職に選ばれまして、まだ日の浅い私に、発言の機会をいただき、議長並びに先輩・同輩議員に対しまして、心より感謝を申し上げ、通告に従いまして、米岡町長さんに温泉事業に関する内容につきまして、3点ほどお尋ねをいたします。  さて、当湯河原町におきましては、昭和31年より温泉観光地の最重要資源である温泉の、適正・有効な利用を確保するために、現在の前身となる町営温泉事業、いわゆる温泉統合を進めてまいりました。  その後、昭和61年に財団法人 中央温泉研究所に委託をし、当時の温泉事業現況調査を実施されました。その指摘内容は、当時の既存の給配湯施設の劣化による漏湯と断熱機能の大幅な低下が主な原因であり、その対策として、駅下地区の配湯施設改良計画を実施し、その改良工事には一定の成功を収め、その改善効果を踏まえ、町内全域の給配湯施設を同様な考え方に基づき、第1期工事を昭和62年度から平成元年度の3か年に、総事業費約6億5,000万円、第2期工事として平成2年度から平成5年度の4か年では、総事業費約5億6,000万円、合計約12億円を投資し、現在の温泉集中管理給湯システムの整備がされました。  この事業を進めるに当たり、当時いくつかの解決をしなければならない問題があったように記憶をしております。温泉供給のバランスが悪いため、職員の方々が、冬場寒い夜に出勤を迫られ、大変厳しい労働条件があったということ。また利用者に対しては、安定した温泉供給ができないために、温泉使用料を戻すなど。そして、一番重要な問題、また目的であった温泉の枯渇現象に歯止めをかけねばならないということなどがありました。その問題点は、現在どのようになりましたか。お聞かせいただきたいと思います。  続きまして、2点目としてお尋ねしたい点は、これまでこのような大規模な設備投資に対し、当町としましては、一般会計またはその他の方法にて、工事費の支出・負担をされた状況はございますか。すべてのことは結構ですが、いまお尋ねをしております、約12億円を投資しました現在の給配湯設備の工事に関して、どのような状況だったかをお聞かせいただきたいと思います。  最後にもう1点お尋ねをいたします。温泉利用状況という表現で、平成11年度湯河原町温泉事業会計決算審査意見書に、平成11年度利用状況が、流入に対し、約75%と明記されていますが、この数値は平均的なものなのでしょうか。もしそうだとするならば、年間を通じ、流入に対する利用状況は、ある程度幅のあるものだと思います。どうぞ最高の値、また最低の値をお示しいただければと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 1番 冨田議員の一般質問にお答えさせていただきます。  温泉資源保護対策事業は、温泉供給事業が温泉水位の低下、泉質の劣化等源泉の枯渇現象が起こり、流入源泉の有効熱量と湯量が減少して、不安定な供給状態となったため、恒久的な受給バランスを配慮し、集中管理方式を計画し、順次実施してまいりました。  昭和62年度から、権現山サービランスから土肥地区までを第1期事業とし、また広河原方面を第2期事業とし、限りある温泉資源を有効に利用し、温泉資源保護と受湯者への安定供給等を目的として、集中管理による供給システムを導入し、温泉供給システムを改良してまいりました。さらにこの改良により、給湯温度の低下を防ぐことが可能となり、良質な温泉の供給も実施しております。  受湯者への安定供給につきましては、利用者の方々のご協力により、いままで24時間流出していた定量制をメーター制に切り替えたことにより、必要量だけを使用するため、以前のような絶対量が不足するということは起きていませんので、目的は達せられたと思います。  現在では、町営源泉5本の揚湯をしないで、地下へ還元しております。しかしながら、温泉買上げ料と送配湯量とのバランスが悪く、今後総合的な改善の必要が残っておりますので、この工事に対して、源泉所有者等との協議をしていく考えでございます。  第1期・第2期事業として、事業費合計14億6,000万円ほどかかっております。財源の内訳として、起債が7億600万円、県補助金として3億2,481万円、一般会計から3億2,481万円を補助金として支出しています。決算書に記載してあります業務の流入量及び配湯量は、年間を通した平均の湯量を示してあります。  流入量につきまして、最大流入月は10月の2,513.10リットル/分、最小流入月は4月の2,224.80リットル/分。配湯につきましては、最大配湯月が3月で2,073.82リットル/分、最小配湯月は6月で1,609.90リットル/分でございます。  以上、ご質問にお答えさせていただきました。 ◯議長【向笠茂幸君】 冨田幸宏議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 再質問をさせていただきます。  配湯状況に関しましては、ある程度の安定した状況が、長年確立をされ、現在もそういう状況に至ってるという、継続をされてるというふうな理解をしております。  利用状況の部分でですね、リッター数でいまお示しをいただいたんですが、流入に対して配湯、いわゆるそれが何%ぐらいになるかということを、もしおわかりになれば、ここでそういう表現の形でお示しをいただけると、ありがたいと思います。  そしてもう1点、財源の部分でですね、補助金またいわゆる町の一般財源からも、支出を負担をされたということでございますが、県等の補助金に関しまして、補助金という性質上、目的、何かそういったものがあるから、故に補助金というものを受けることができるんではないかと理解しておりますが、その辺の目的がどういう目的であったかを、お示しいただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 まず使用割合でございますけれども、10月の時点で67.6%でございます。3月が一番少なく、これは3月は90.9%と非常に高率な利用がされております。  あと補助金でございますが、資源エネルギー財団というところがですね、これは温泉資源の保護ということで、地下資源を温存させるというのが大きな目的であったんでございますけれども、そちらの資源エネルギー財団を経由しての補助金で、県からの補助金でございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 冨田幸宏議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 ありがとうございました。  いま確認をしたいんですけれども、90.9%という3月ですね、これは効率がいいというより、逆に入ってくるものと出るもの、いわゆる使用の比率が高いということだと思うんですけど、いかがなんでしょうか。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 使用効率がいいという意味でいわせていただきまして、3月は流入量が2,281.19リットル/分、配湯量が2,073.82リットル/分ということで、その差が少ないので、それだけ利用されているという意味の「効率がいい」という意味でございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 冨田幸宏議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 いわゆる企業会計上ではそういう表現に当たるかと思いますけれども、地下資源保護という意味で考えますと、いわゆるその比率は低い方が、有効に使われるといいますか、まあ入ってくるものが同じなんで、そこの部分をまたあとでご質問をいたしますけれども、そういう意味で考えますと、いわゆる高いから効率がいいというのは、ちょっと私の認識と違うんですけども、そこの辺をもう少し教えていただきたいと思うんですけども。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 使用量とそれから流入量の、配湯量と流入量の比率でございますので、10月に67.62%と低いのは、これはそれだけ使ってないということになりますので、その分当然流入量を減らせばですね、温泉資源保護になるわけです。そういう意味で、67.62%という低い利用率でございますので、その残りの30%強をですね、揚湯をしないで下に残せば、それだけ温泉資源保護にはなるというふうに考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 冨田幸宏議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 いまのご説明で理解いたしました。  いまのいわゆる「入り」と、まあ簡単な表現で、入ってくるものと出てくるものの比率の、いまお尋ねをしてるわけですけども、いわゆる「入り」に対して「出」の部分の比率がいわゆる高いと、いわゆる地上では効率がいいというふうに理解できるわけですけども、いわゆる入ってくるものが1年間を通して、もし一定ならば、地下資源保護というものは、これからどのような方向で進めていくことがいいのか、またどのような形で進められるのか。  その辺はやはり、約10年とはいいませんけど、10年近くこの施設が改良されている中で、先日、昨年の資料なんですけども、温泉に関する講習会ということで、源泉所有者を対象に小田原保健所と湯河原町さん等で、いろいろそういった講習会を開いておりますが、その水位調査の中で、昭和62年から平成9年までの状況というのは、やはりいわゆる横這い、水位でいうとだいたい82mぐらいの状況が、まあ10年間続いているわけですけども。  これはもちろん、見方によっては歯止めがかかってるっていう理解もできるかと思いますけども、この辺の状況、いわゆる流入に対してこれからどのようにするかということを、やはりもう1歩踏み込んで考えていただかねばならないんじゃないかと思います。  たとえば、現在その平成11年度のですね、温泉事業会計決算審査意見書にですね、いわゆる年間を通して先ほどの、冒頭に申し上げました75%の利用ということは、単純に考えますと、日にして600リットルの余剰分が地上で余っているという計算になるかと思うんですけども、もし1本の源泉を、許可量50リットルという仮に源泉があるならば、それを10本ぐらい仮に止めても採算が合うという、いわゆる机上だけの計算ですね。  そういう状況にあるということが、この意見書を見るととれるわけですけども、私としましては、いわゆる余ったものが現在、いわゆる町民の方々を含め、温泉が余っているという状況がですね、非常に認識、そういった認識を非常に強く持ってらっしゃる状況を、非常に感じるときがございまして、要はそれは温泉が余っていることではなくて、いわゆるこの大きな投資をして、いわゆる施設が整備充実され、決してそれは悪いことではなく、すばらしいことかと思いますけども、いわゆる本来手を付けなきゃいけない部分が、いまだ、まあ町の5本は休止をしているという状況にあるわけですけども、そのもう少し踏み込んだ段階でですね、やはり地下資源の保護ということは、やはり進めていくべきではないかと思います。  もう、答弁は結構でございますけども、やはりこの部分、私も多少温泉のことを、まだ勉強したばかりですけども、やはり生産者がいたり、学術的に、いわゆる学者、保健所とか温泉地学研究所の立場からの地下資源保護、そして企業会計上という3つの部分がですね、非常に複雑に絡み合っていて、なかなかその辺に手を付けられないというのが実情のような感じを受けてるわけでございます。  そんな中で、やはり湯河原にとりまして、世帯数では配湯されてる世帯数でいいますと、346という表現があります。まあその枝があったとしても、せいぜい500には満たないんではないかというふうに予測されます。湯河原の世帯1万1,938世帯から比べますと、5%にしか満たない状況ではありますけども、やはりこの温泉、たとえば入湯税からの平成11年度の状況を調べてみますと、約105万人の入湯税のいわゆる納税がされてると。  それ以外にかなり多くの方が日常使われている状況もあるということを考えますと、世帯で考えるとわずかな部分の状況かも知れませんが、やはり町全体で考えたときに、この温泉がやはり枯渇をする、枯渇に歯止めがかからないということは、将来10年・20年後に、やはり大きな問題となって、我々より若い世代の人たちにとっても、大変厳しい温泉事情になってしまうんではないかと考えます。  ですから、私が今回この質問をさせていただいた意味には、やはり1つの表現として、温泉は触ると火傷をするというような表現をされておりますけども、ぜひひとつそういった、いわゆる町の町営温泉に関わる源泉所有者だけではなく、湯河原に168本温泉が許可を受けております。実質的には100本程度の源泉が毎日揚湯してるんではないかと思います。そのうちの三十数本がこの町に流入をしてるわけですから、まずこの三十何本の源泉を、何かいい方法で地下に戻す、いわゆる地下に蓄える考え方の、またそういう議論をする場をぜひ確立をしていただきまして、もう少し踏み込んだ形で、せっかくこれだけすばらしい施設を整備されたわけですから、これをやはりただそれだけで終わることなく、もう1歩踏み込んだ形で、地下資源保護ということを掲げるだけではなく、現実に近いものに、ぜひしていただきたいというふうに思います。  決して、まあ一般質問の性質上、あまり料金的な件に関して、細かい部分に関しましては、あまり質問をすることはどうかと思いますので、料金の部分に関しましては、今回はご質問をしませんが、ただ1つ私の印象としましては、その12億円のいわゆる起債、当時の設備投資の回収をするために、平成5年に温泉料金が大幅に改定された経過がございます。  いま水道料金の値上げ等も、大きな案件としてこれから話題になるかと思いますけども、やはり当時平成5年の料金改定、どう見ても二百五十何%の施設使用料の値上げというのは、もし水道に置き換えるならば、大問題になるような、そんな性質ではないかという状況がございます。  施設がよくなり、そして温泉会計の方もある程度、我々民間人でいう債務、起債の部分が減少しつつ、1つの峠を越えたような感がございます。ぜひそういった柔軟性のある、物事を考える時間が来たんではないかと思います。そういった学術面、また実際の生産者、そしてやはり町民の皆様方の、やはり長く有効に温泉が利用できるという三者が泣き笑いを一緒にするような状況ができることを、ぜひ米岡町長にお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、1番 冨田幸宏議員の一般質問を終了いたします。  質問通告第5、3番 半川義輝議員の発言を許します。3番 半川義輝議員、ご登壇願います。               (3番 半川義輝議員 登壇) ◯3番【半川義輝君】 湯河原町都市公園条例に基づく利用と管理について、今回は16か所ある都市公園の中から、特に私が毎日観察している、総合運動公園(ゆめ公園)の利用と管理についてお尋ねをします。  「海を望み、山に囲まれた」と題して、「施設の整備に当たりましては、野球、サッカー、陸上競技など多種多様なスポーツを広く町民の皆様に楽しんでいただけるよう特に配慮いたしました。従来、スポーツの場をほとんど学校施設に委ねてきたとは言え、このような施設に対する投資は、回収が不可能なため極めて難しいものがあります。  しかし、将来を見据え心身の健康、そして地域活性化のため、困難を承知で英断された諸先輩方の勇気にはただ敬服するばかりです。今後、真鶴半島や伊豆半島の相模湾を望み緑に囲まれた本施設が、家族や仲間の憩いの場として十分に活用されますことを期待してやみません。」とあります。  この挨拶文、町長、ご記憶ありますか。確かに、町長のご期待どおりに、野球、サッカー、ゲートボール、ソフトボール等の球技及びアーチェリー競技に利用されております。昨年は、野球が64件、サッカー47件、ソフト5、ゲート5、今年は9月6日現在ですが、野球32、サッカー27、ゲート2という状況です。これは、町へ届け出た件数であります。
     それに伴い、家族や仲間の憩いの場として、徐々に人影も見られるようになってきました。小グループの競技の練習、グラウンドを走る、散歩でグルグル回っている、いろいろと多彩な模様になってきました。  駐車場では、自転車を練習する親子、乳母車を押すお年寄り、ローラースケートの子供、よちよち歩きの幼児に、ゴムボールを投げ合う子供たち、そこへ突然四駆自動車がけたたましい音で走り抜けたら、どうなりますか。想像してみてください。  赤ん坊・幼児は泣き出し、子供は脅えて立ちすくんでしまいます。駐車場ですから、車は我がもの顔で走り回っています。私はこの矛盾が、心身の健康そして地域活性化を渇望する、諸先輩方の意思に反する現状ではないかと思いますが、いかがでしょうか。  ゆめ公園は、大きく分けると3つのゾーンに分けられています。芝のグラウンドと上の西駐車場と下の南の駐車場の3か所です。体育の日や町を挙げての行事以外は、南の駐車場まで使用することは、ほとんどありません。そこで、下の南の駐車場を子供広場に設定し、開放してはいかがでしょうか。憩いの場として、最大に活用すべきです。  芝のグラウンドの利用条件についても、お尋ねいたします。グラウンドの使用は有料になっておりますが、夜間の照明以外は無料開放にした方がよいと思いますが、いかがでしょうか。小人数のサッカーの練習、キャッチボール等、子供たちは遠慮がちに遊んでいますが、無断で利用という控え目のせいでしょうか。1時間につき半面使用1,000円、全面使用2,000円ですが、すべて無料開放して、町民の皆様に楽しんでいただけるよう、配慮すべきです。  管理について、お尋ねいたします。今年は特別暑い夜が続いていますが、誰もが眠りにつくまではひと苦労しているのに、やっと寝入った夜半、南と西の両駐車場がサーキット場に早変わり。タイヤの軋む音、改造したエンジン音を唸らせながら、走り回る音に起こされてしまいます。彼らが来ない夜は、ロケット花火のオンパレード、それはそれは寝られない夜が続きました。  近隣の方々から、苦情の電話や訪問を受けております。この苦情は、たまりにたまったストレスの氷山の一角でしょう。警察に連絡しましたら、公園内は一般道路と違い、管轄外と避けられ、役場には委託の夜警さんで、ストレスのたまる一方です。  特に花火は危険です。周囲はみかん畑で一面かや敷きなので、火が着かないかと心配しております。鍛冶屋のみかん畑から出火して、南郷星ケ山ゴルフ場をなめ尽くした山火事を想像してしまいますが、山火事では済まされず、人身にまで罹災が及ぶことを憂慮すべきです。  子供のサッカー競技のあと、父親がユニホームにべっとりと糞が付着していたと憤慨していました。お年寄りが散歩中に転んで手と膝に、幼児を抱き上げたら靴に付いていて、両手と衣服にと、多くの糞害を聞きました。また、放し飼いの大型犬に倒された子供や、散歩もままならない放し飼いの箇所もあり、マナーの欠如が目立ちます。ポイ捨てやごみ放置も、夜間の車両の乗り入れによる被害です。特に月曜の朝は目立ちます。  私は、幕山公園のクリーン作戦に毎月参加しております。フレンドリー湯河原という名称のボランティア団体ですが、参加する度に植え込みの中のポイ捨て缶まで回収しており、美化活動は極めて順調です。それは、キャンプ場や梅林を抱えているので、ごみ収集スペースもまた確保されています。  しかし、ゆめ公園は体育の場ということで、自動販売機のボックス以外のごみ箱1つありません。持ち帰りが原則ですが、夜間車での乗り入れは、開放感のためか、たばこで一服ポイ、飲み物空き缶ポイ、それも遠くへポイなので、回収に手間がかかります。植え込みを傷めてもしまいます。一部の迷惑な行為により眠れぬために、心身を害し、火災の心配をし、糞害に耐えている町民の声を、町長はどう対応するのかお答えをください。  沖縄サミットで朗読されるはずだった、上原ゆかりちゃんという糸満小学校6年生の女の子の詩に、「心の平和」と題した詩の一部を朗読します。  『いろいろな自然破壊  私の回りには、人間のわがままがいっぱい  でも、一人ひとりのちょっとした心がけでよくなるものばかり  みんなが心からよくしようと努力すれば、大丈夫  平和な心から願い、わがままをなくせば  戦争なんて起きないよ』 とあります。  私は、本施設が笑顔で挨拶を交わす町民の皆さんの、本当の憩いの場として活用されることを切望して、壇上での質問を終わります。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 3番 半川議員の一般質問にお答えさせていただきます。  湯河原町における都市公園の利用につきましては、湯河原町都市公園条例の規定に基づき、管理を行っております。公園は基本的には、開放された自由な広場及び憩いの場所として、住民の皆様のご利用を拒むことができない施設でありますが、公園を保全し、利用者の危険を防止するために、禁止行為・許可行為を定めています。  利用についての注意は、一般社会の常識であることから、看板等は設置してありませんが、公園内で犬を放すことが大変多く見受けられましたので、注意看板を取り付けました。  また、ごみ等の放置につきましては、町職員が定期的に処理を行っているほか、委託業者が週1回、回収作業を実施しています。今後の対応といたしましては、注意看板の設置及び公園監視指導員の育成に努め、管理指導の強化を図りたいと考えております。  夜間の車両の進入につきましては、総合運動公園のことと思いますが、夜間は無人であり、規制することが大変難しい状況ですが、危険な行為や他人の迷惑となるような行為が頻発しているようでございますので、条例の規定等により、利用の禁止や制限を今後検討していかなければならないと考えております。  また、子供の広場としての駐車場の開放、あるいはナイター以外の無料化、あるいはすべてを無料開放にするというような内容のものもございましたが、この件につきましては、今後十分に検討していきたいというふうに考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 半川義輝議員。 ◯3番【半川義輝君】 町長にお尋ねします。  「ここの公園において次に掲げる行為をしようとする者は、町長の許可を受けなければならない」とあります。その中の項目に、「花火等火気を使用すること、キャンプ及びバーベキューを行うこと」とあります。きょうは月曜、昨日は日曜日、一昨日は土曜日でした。土曜日、公園の管理棟の前に3張のテントを張って、キャンプをしている者がおりました。それから、花火等火気を使用すること、これは先ほどの質問の中で話しましたが、この許可を得なければならない花火等をやっているということは、町長の許可を受けているのかどうかということもちょっとお尋ねをいたします。  それと、キャンプの場合も、たとえば運動公園内のキャンプ使用は、どこにもここがキャンプ場とは書いてありませんし、これも違反行為じゃないかと思います。これも、もし町長が許可しているのであれば、この返事も聞かせていただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤経済建設部長。 ◯経済建設部長【小澤 稔君】 お答えさせていただきます。  ただいまのご質問の花火等の火気、それからキャンプ、テント等の使用ですね、それからバーベキュー等については、この運動公園については、許可行為といいますか、ここをそういう意味での活用をするということはなっておりませんので、ただいま許可をだしておるのかどうかということにつきましては、無許可で無断使用というような形になります。 ◯議長【向笠茂幸君】 半川義輝議員。 ◯3番【半川義輝君】 私たち、近くに住んでる者はですね、いつも目に付くわけです。これを、たとえば町の管理の方、行政の方に連絡しようとしましても、先ほども話しましたように土曜日、まして夜間、行政の方の受け答えの体制というものがありません。私たちはこれに対して、どこへその憤懣やるせないこのやり場を持っていけばいいのか、非常に困っております。  そういうことで、できることでしたら、夜間の1つの連絡でも、どうにか対応していただける態勢というものを、考えてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤経済建設部長。 ◯経済建設部長【小澤 稔君】 ただいまのご質問ですが、町内いくつかの当然公園がございますけども、特に幕山公園等につきましては、許可を出している部分がございますけれども、それ以外でもかなりやはり迷惑的な行為があったりということで、ご連絡をいただく際がございます。これは夜間であったり、土曜日であるとか日曜日であるとか、職員の勤務をしない日に当たってる場合が往々にしてございます。  これにつきましては、まあ連絡網というきちんとした整備ではございませんけれども、役場の方にご連絡をいただきますと、速やかに担当課長の方に連絡が回りまして、それなりにたまたま休みの日であるとするならば、複数の職員が当然いるわけではございませんので、連絡が付く職員が速やかに対応させていただいてるというのが実態でございますので、そういった形での対応は十分可能かなと思っております。  以上でございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 半川義輝議員。 ◯3番【半川義輝君】 いまのご返事に、とやかくいうつもりはありません。私も何度か連絡しましたが、その結果、いまの回答の結果は得られてないことがたびたびありました。それで、いま質問させていただきました。  では、町長にちょっとお願いいたします。町長のご回答は、いま検討されているような趣旨でございましたが、何項目か挙げますので、これに対して、ひとつひとつちょっとお答えしていただきたいと思います。  まず、普段は西駐車場を駐車場として、満車のときに南の駐車場も使う。  1つ、グラウンドのナイター終了後、車両の進入を停止し、公園内の治安と安全を確保する。  1つ、ペット用のゾーンを指定する。  1つ、火気使用は絶対厳禁する。  それから、1つ、クリーン作戦のボランティアを推進する。  以上の点を1つずつお答えしていただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 駐車場の件につきましては、私がここで今後の運営の方法まで、はっきり返事するわけにいきませんが、いまご指摘の中で、十分いいことだと思ってますので、委員会等にも諮りながら、決定をしていきたいと思っております。  それから、ナイター終了後も、これもそのような方法を取ることは可能でございますので、これも町の方で提案をして、委員会等でも検討をしていただきたいと思っております。  それからペットゾーン、火気の使用禁止、それからクリーン作戦のボランティアの今後の対応だと思いますが、これは他にもボランティア制度を活用しておりますので、ここに限らず、全体の中でも考えていかなければならないと思っておりますが、これがたまたまそういう決まりをつくっても、問題は守ってくれるかくれないか、あるいは監視状況をどのようにするかということで決まると思っておりますが、現在のところ、ご指摘のように連絡をいただいても、なかなかうまくいかないのが土・日等の対応だと思ってますし、また夜間の対応も必ずしも、すべて満足がいくようなことはできないと思っております。  予算さえあまりかからないことならば、できればガードマン等の会社に委託をして、夜間を通じて連絡が入ったときには、すぐにパトロールに連絡が取れるというような、そんな体制もこれから考えていかないと、規制に対して監視ができないと思っておりますので、それらも含めて行政の方で検討して、議会、あるいは委員会等で皆さんにもご発言をいただきながら、改善をしていきたいというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 半川義輝議員。 ◯3番【半川義輝君】 私は、本施設が笑顔で挨拶を交わす、町民の皆さんの本当の憩いの場として活用されますことを切望して、質問を終わらせていただきます。すべてにやさしい町づくりを望む町長の、本当の思いどおりの町づくりに役立てていただきたいと思っております。  以上です。 ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、3番 半川義輝議員の一般質問を終了いたします。  質問通告第6、2番 内藤陽子議員の発言を許します。2番 内藤陽子議員、ご登壇願います。               (2番 内藤陽子議員 登壇) ◯2番【内藤陽子君】 新人の内藤陽子でございます。貴重な時間をいただきまして、一般質問をさせていただきますことに、感謝申し上げます。  まず、湯河原は自然に恵まれた環境のもとにございますけれども、公園等につきまして、ごみの不法投棄、その状況と対策をお伺いしたいと思います。  次に、幕山梅林の仮称ではございますが入園料及びアクセスについて、お伺いしたいと存じます。  幕山梅林に関しましては、すばらしい植林で、最初に関わってくださいました方には、深く敬意を表しております。平成11年度には40万人の観光客に来訪いただきました。その中で、必然的にし尿問題、それから持参されたごみ、残飯等の処理の問題、また水道にもかかわってまいります。  条例で梅基金が制定されましたけれども、それは次の世代に残す育成保護、それらに使われるものだと思っております。それにつきまして、梅の宴の期間だけでも、まあ例でとりますならば、観光客は100円から200円、町民の方は半額、子供は無料、そして駐車されます方は、町民と同じお金と駐車料のセット料金で徴収できれば、町の財政も逼迫しておりますので、それについて町長はどういうお考えなのか、お伺いしたいと存じます。  また、マスメディア等で、湯河原の名所梅林はすばらしいものになってきております。駐車場の問題もありますし、環境汚染の問題もあります。その中で、JRで見えました観光客、また地域の住民の必要性にも応じまして、これから路線バス等の運行も考えていかなければならないと思っておりますが、それに対しての町長のお考えもお伺いしたいと存じます。  壇上での質問は、以上です。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 2番 内藤議員の一般質問にお答えさせていただきます。  第1点目の公園におけるごみ処理についてでございますが、現在公園における清掃等につきましては、都市公園では町内業者に週1回、14か所について委託し、その他の児童公園等につきましては、町の担当職員による定期巡回を行い、清掃及びごみの収集を行っております。  また、各地区にあります小さな緑地等についても、町の担当職員と地元住民のご協力によりまして、美観を保持するよう努力をしているところでございます。粗大ごみにつきましては、その都度担当職員及び委託業者が速やかに回収作業を実施しており、最近では定期巡回の成果が出てまいりまして、大量の不法投棄は見受けられなくなってまいりました。  今後の対応といたしましては、町担当職員による巡回の徹底と、注意看板や警告及び通報等の貼紙などを設置し、さらに住民の皆様のご協力を得て、美観の保持を図りたいと考えております。  次に幕山梅林の入園料及びアクセスについてでございますが、「四季彩のまち ゆがわら」にふさわしい幕山梅林の優雅な情景と、その貴重な共有財産を次世代に引き継ぐために実施する、保護育成や整備事業の財源とするため、6月定例議会におきまして、湯河原町梅基金条例を制定いたしました。  最初の基金として、今年の梅の宴の西暦2000年記念事業として販売いたしましたバッジ、キーホルダーの収益を充て、スタートいたしました。入園料につきましては、現在来年の第6回梅の宴の実行委員を公募しており、実行委員会が組織されたあと実施計画を策定する中で、入園料等についてもご審議をいただき、議会及び経済建設常任委員会に諮り、決定したいと考えております。  梅の宴期間中の交通手段につきましては、今年の場合、駅から臨時バスを1,342本運行し、埋立て地からのシャトルバスを32台、会場周辺の駐車場は200台で運営をいたしました。来年の交通対策につきましては、埋立て地約200台分が収容できないため、その代わりとして会場周辺の新たな駐車場の確保や、湯河原町総合運動公園駐車場などを検討しております。  次に日常における幕山公園に、電車で訪れた観光客、または地域の人たちの利便さを考えた、今後の路線バス等の交通手段の整備につきましては、幕山公園内道路の一部が公園通路扱いになっていること及び一部狭隘区間が存在するため、黒石農道経由の循環型路線バス等の運行は、不可能であります。  なお、平成17年度に予定されている広域農道及び黒石農道が整備されますと、既存の鍛冶屋路線の延長が可能であることを、バス事業者から確認を得ております。  現在、幕山公園通り沿いにはかなり住居が増えてきたことから、1日32往復運行されております五郎神社までの既存路線のうち、何便かをエクセレントプラザ6号館付近まで、路線変更して運行することにつきましては、今後バス事業者と協議をしていきたいと考えております。  また、コミュニティバスの運行を考えた場合、既存の路線との重複区間が多いため、運輸省自動車交通局長の通達から、新規路線の許可は非常に困難だと思われておりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 内藤陽子議員。 ◯2番【内藤陽子君】 前向きなご回答をいただきまして、ありがとうございました。  さて、湯河原は観光の町湯河原、いまも町長さんもおっしゃっておりましたけれども、「四季彩のまち ゆがわら」と銘打ってございます。その中で、幕山梅林というのは、ものすごい名所になってきたと思っておりますけれども、いま私は期間を限定して料金の徴収をと申し上げましたけれども、今後1年を通じまして、幕山にいろんな企画を持ってっていただけたらなと思っております。  まず1つは、「四季彩のまち ゆがわら」にふさわしく、梅が終わりましたら、いまもシャクナゲが咲いておりますけれども、アジサイとかシャクナゲ、また1年中花が見られますミニバラ園、それからハーブ、そのハーブは来訪者の方に無料でハーブティーなどを出して、喜んでいただけるような、そういうような企画も今後ともやっていただきたいなと思っておりますけれども、1年中観光客に訪れていただくには、やはりいろいろな催し物だけではなく、1年中というのは「いつでも」というとらえ方をしていただいて、湯河原独自の満足して帰っていただけるようなところをつくっていただけたらなと思っております。  今後、足湯ができましたので、路線バスが駅から通りますれば、幕山公園と足湯がバスでつながったら、まあ駅で切離しはするんですけれども、いいなと考えておりますが、その点はどうでしょうか。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 幕山公園の年間を通じての活用というご意見だと思いますが、幕山公園につきまして、確かに梅が終わったあとは、あまり花等で訪れるお客さんは、梅ほどはございません。  そんな中で、夏のキャンプ等は、先ほども半川議員の質問にもございましたが、幕山公園もこれからの活用について検討していかないと、キャンプ、あるいは違法駐車等で、住宅地が近くにないんで、それほどの苦情はまいりませんが、現場を見てみると、何か対応しなければいけない時期に来ているというふうに思っております。  その中で、梅に代わって四季を通じてのというのは、いまも考え中でございますが、一気にすべてということにはまいりませんので、現在あるシャクナゲ、あるいはいつぞや皆さんに植えていただきましたイロハモミジ等、こんな既存の花等を整備しながら、新しい企画もいまございますので、その企画等も今後委員会等にお諮りしながら、梅だけではなく、梅が終わったあと、引き続き幕山公園が大勢のお客様に来ていただけるような、そんな公園として整備計画を立てていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 内藤陽子議員。 ◯2番【内藤陽子君】 以上をもちまして、私の質問を終らせていただきます。  ありがとうございました。 ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、2番 内藤陽子議員の一般質問を終了いたします。  質問通告第7、4番 長谷川俊子議員の発言を許します。4番 長谷川俊子議員、ご登壇願います。              (4番 長谷川俊子議員 登壇) ◯4番【長谷川俊子君】 通告に従いまして、子育て支援の観点から、大きく3つに分けて質問させていただきます。  まず、1番目といたしまして、児童虐待防止についてでございます。親によって、心身に傷を受けたり、尊い命が奪われる等、近年児童虐待が深刻な社会問題となっております。家庭という密室で起きる悲劇であるため、なかなか表面に出にくく、またそれがどこまでがしつけの範疇であるか等、大変難しいものがあります。  厚生省の調査によりますと、1998年の全国児童相談所に寄せられた、児童虐待に関する調査には、過去最高6,932件に上り、10年前の6.3倍に達しております。また、昨年県内では、7人の児童が虐待により命を落としております。その対策が急がれます。そこで、本町における防止対策について伺います。
     1点目に、本町における実態は掌握されているのでしょうか。  2つ目に、相談の窓口は、どのような形で設置されているのでしょうか。  3点目、関係機関とのネットワークの整備はされているのでしょうか。  4点目に、虐待防止に向けた広報活動をどう考えておられるのでしょうか。  以上、4点について伺います。  大きな2番目といたしまして、産褥期のヘルパー派遣について。  産褥期と申しますのは、子供を出産したあと、妊婦がもとの体調に戻る期間、おおよそ6,週間から8週間といわれております。核家族の増加している現状の中で、出産後自宅に戻った若いお母さんは、身体的機能の回復が十分でないにも関わらず、育児の他身の回りの家事もやらなければならないため、肉体的にも精神的にも負担が大きいものがあります。  安心して子育てをできる環境にないことが、少子化の原因ともいわれております。そこで、少子化対策として、ヘルパー派遣制度を創設することについて、町長はいかがお考えでしょうか、お聞かせください。  大きな3点目といたしまして、父子手帳の配布をしてはいかがでしょうか。  少子化の中で、出産・育児に悩み、孤立しがちな母親の存在が、心身健全な乳幼児の発育に、大きな妨げになる事例が指摘されております。いままで子育てに直接関わる機会が限られがちだった、父親の育児参加が重要であるとやっといわれ始めました。そこで、父親の育児参加の必要性・啓発・普及のためにも、母子手帳とあわせて父子手帳を配布してはいかがでしょうか。お考えをお聞かせください。  以上で、1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 4番 長谷川議員の一般質問にお答えさせていただきます。  児童虐待につきましては、ご指摘のとおり、平成10年度に全国の児童相談所に寄せられた相談件数は6,932件で、前年度に比べ1,500件以上増えているとの統計が公表され、若い夫婦による、子供がいうことを聞かない、夜泣きしてうるさいなどによる身体的虐待を始め、性的虐待、保護の怠慢・拒否、心理的虐待など、児童に対する虐待が深刻化している状況となっております。  児童の虐待は、一部の家庭からのみ起こる問題ではありませんので、学校、幼稚園、病院、児童委員、保育園及び保健センターによる乳幼児検診により、早期発見に努め、児童相談所との連携により、虐待から子供たちを守っていきたいと思っております。  第1点目の本町での実態でございますが、小田原児童相談所における湯河原町の相談件数は、平成9年度から平成12年度まで、各年度それぞれ1件で、その内容は小学生に対する親の心理的虐待や身体的虐待であります。  次に相談窓口でございますが、直接的な相談窓口は小田原児童相談所、小田原保健福祉事務所になりますが、町の相談窓口としては、福祉課で保育園、保健センター、教育委員会で幼稚園・小中学校も含まれ、児童委員が相談を受け、小田原児童相談所に通告することになっております。  第3点目の関係機関とのネットワーク整備の問題でございますが、本町の児童虐待の取組みを強化するため、保健、福祉、医療、学校等の連携するネットワークを整備していきたいと考えております。  最後に児童虐待防止の広報活動でございますが、子供を虐待から守る対策として、相談窓口の案内など、広報活動の重要性は認識しておりますので、町広報も今後活用したいと考えております。  2番目のご質問の産褥期のヘルパー派遣でございますが、出産後の産婦の身体的な機能の回復に不安があり、一定期間助産所に入所させて、母体の保護・保健指導等のサービスを提供する、産後ケア事業が国の補助事業としてあります。議員のおっしゃられるヘルパー派遣につきましては、出産後自宅で家事や育児を援助してくれる人がなく、家事や育児のすべてが、出産後の本人に負担がかかる場合と考えられますが、夫が労働者であれば、育児休業が取れる仕組みと制度になっております。  男女共同参画社会にあっては、妻の出産後は夫も共同して、育児や家事に当たることが必要との観点から、夫の育児休業を積極的に取れる環境づくりも大切だと思われます。それでも、本人にすべての家事・育児の負担がかかる事情があり、このことの不安から子供を産むことをやめている人が実際にいることも事実でございますので、町にヘルパー派遣制度があれば、安心して子供を産み育てることができ、少子化対策になると考えられますので、検討していきたいと考えております。  最後の父子手帳の配布についてでございますが、現在妊娠の届け出をした妊婦に、母子健康手帳が交付されます。この手帳は、妊娠・出産・育児に関する記録帳であり、妊娠中の状況、出産時や産後の母体の経過、乳幼児から6歳になるまでの成長の過程や保健指導、健康審査の結果等について、本人や保護者、医師、保健婦等が記録できるようになっております。  また、予防接種を受けた場合には、母子健康手帳に必要な事項を記入することによって、予防接種済み証に替えられると、予防接種法施行規則に定められています。  このように、母子健康手帳は母と子の健康と成長の記録であり、またこの記録を参考として、保健指導や健康審査が行われるもので、母子保健対策を進めていく上で、重要な意義を持つものでございます。  父親の育児参加の必要性を啓発・普及するために、母子手帳とあわせて父子手帳を配布してはどうかとのお尋ねでございますが、ただいま述べましたように、母子健康手帳は妊娠・出産・育児に関する記録であり、保健指導や健康審査の重要な資料となるものであります。  父親の育児参加については、父親の役割や育児の実際を啓蒙・啓発をすることを中心としたパンフレットや冊子の配布を、母子手帳の交付時に渡せるよう検討したいと考えております。  なお、保健センターでは妊産婦を対象としたマタニティクラスに、父親の参加も奨励しており、最終日の沐浴の実習やティーパーティーに参加する父親もおります。また、核家族化・少子化により、乳幼児と触れ合う機会が少なくなった思春期の子供たちに、乳幼児との触れ合いを通して、生命の尊さを学び、親の愛情を知り、感謝の気持ちを持つように意識付けることを目的とした「子育て保育体験講座」を実施し、子供のころから男女の別なく、子育て・育児体験をしてもらうことをいま検討中でございます。よろしくご理解のほどお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 長谷川俊子議員。 ◯4番【長谷川俊子君】 ご答弁ありがとうございました。  児童虐待防止法ですけれども、これは本年の5月に議員立法でもって法制化して、また年内には施行されるのではないかという、そういう運びになっているようでございます。本当にこれは、先ほど湯河原町では年に1件ずつの報告があったとお聞きいたしましたけれども、やはり表面に出ない、出にくいという部分で、この数で出てきたのはほんとに氷山の一角ではないかと、そのように考えます。それが少なければ、それはそれで越したことはないんですけれども、新聞等にも5月の読売新聞には、このような記事が出ておりましたので、ちょっと紹介をさせていただきます。  『かすかに聞こえる泣き声や身体のあざ、氷付いた眼差し、家庭という密室から無力な子供が発するわずかなSOSを、なぜ受け止められなかったのか。なぜ愛児に手をかける親がいるのか。公判記録や関係者の証言などから、現代の病を検証する』という書き出しで、この連載は始まっております。『K君という子供が横を向くと、今度は力いっぱいの平手が頬に飛んだ。身長96cm、体重12kgの小さな身体は、あっさりとフローリングの床に倒れ込み、いきおい右側頭部を強く打った。母親のK子は24歳、K君の耳にあざがあるのを見つけたのは翌朝だった。「K君、パパに投げられた」とお母さんのK子がいうと、父親のHは「ごめんね」と頭を下げた。夕方になると「K君の声が小さくなり、ろれつが少し回らない」という。それでも母親は、父親にK君を預けるまま勤めに出かけた。再び夜を迎えたK君は意識を失った。ようやく病院に運ばれたものの、すでに頭を打ってから22時間が過ぎていた。医師は、植物状態より悪い最低症の重度傷害と診断し、人工呼吸器を付けた。父親は医師に、「ティッシュペーパーを隣の部屋に捨てに行ったK君が戻ってこないので、変だと思って見たら倒れていた」と説明した。しかし、医師は虐待と見られるK君の全身のあざを見て、警察に通報し、父親は暴行の容疑で逮捕された』これはほんとに特異な例だと思いますけれども、このようなニュースが何件か重なって起きておりました。  また、母親の虐待という点では、母親がストレスの捌け口から、2歳の我が子を殴り、死に至らしめた母親、夫に対する不満から、1歳に満たない子供に熱湯をかけ、むりやり食べ物を口に押し込み、殴り、死なせてしまった母親、「この子さえいなければ人生が変わった」と我が子に「お前が産まれてこなければ」と言葉を浴びせ、心理的虐待を繰返し、子供の心をずたずたにした母親の例など、赤裸々に綴られております。  私も、自分のことをいってはなんですけれども、4人の子供を育てて、ほんとにこの虐待は、子育ての延長線にあるということを実感しております。振り返ってみますと、やはり自分の身体の調子が悪かったり、その他のちょっとした悩みごとがあると子供を叩いていて、叩きながら自分の感情をそれに押し込めているというか、自分の捌け口でやってるなという、そんな経験したことが実際にございました。  やはり相談の窓口というか、横の連携というか、そういうものを法制化されたのちには、また積極的に防止の最大の努力をしていただきたい。これは、ほんとに課題として強く要望をさせていただきたいと思います。  そして、2点目のヘルパー派遣でございますけれども、これも厚生省では今年の概算要求に、6,900万という概算要求を出しまして、1日4時間で10日間という日にちを限定しておりまして、補助率といたしましては国が3分の1、県が3分の1、そして町が3分の1というような、そのような概算要求を出されております。  やはり、先ほど町長が、父親の育児休業というお話をされましたが、それはほんとにもっとも、これからどんどん休業を取っていただいて、両親で子育てをするという、それが大事なことですけれども、現実には果たして男の方が育児休業を取りやすくできるのかというと、これも課題としてありますけれども、いま現実としてはなかなかそれが思うようにいかないという、それが現状ではないかと思うわけです。  そこで、どこか先進地があるかと思いまして調べましたら、千葉県の我孫子市でもって、社会福祉協議会がやっておりましてね、町がこの方は必要と見られるという、そういう判定のもとに、個人が希望する方には、1日1時間500円ということで、町の保育士さん、または子育てをした先輩という方を募りまして、町にも生きがい事業団だとかボランティアとか、そういうものもございますけれども、その辺の連携を取りながらヘルパー派遣、まあいまヘルパー派遣と申しますと、高齢者の派遣というのが通説になっておりますけれども、先ほど町長も障害者への派遣も考えたいということをおっしゃっておりましたけども、高齢者、障害者、その中に子育てのヘルパーということも、ぜひ入れていただきたいと要望をさせていただきます。  それから、3点目の父子手帳でございますけれども、確かに妊婦が妊娠をいたしましたと町に届けますと、この母子手帳が渡されます。そして同時に、この「赤ちゃんの幸せのために」という諸々の細かく書いたものがあるんですけれども、その中を見ますと、父親向けには「父親の育児参加と家族」というこの項目の中に、1ページとしてあるだけなんですね。  先ほど町長は、「この中に書いてあるものを全部お父さんも見て、子育てを」というふうにおっしゃいましたけど、現実に父親学級などにどのぐらいの方が参加されているのか、ちょっとわかりませんけども、ちょっとあとでご説明をお願いしたいと思いますけど、直接「これはお父さんに見ていただく資料ですよ」というふうにお渡しした方が、父親としても、まあ希望する方だけでよろしいかと思うんですけどね、やはり父親のためというような形として表すことが、これは必要ではないかというふうに私は考えます。  今回の質問は、子育て支援ということで、虐待もほんとに特別なことでなく、お母さんがストレスから始まって虐待をしたという、そういう例もいっぱいあるわけですから、ほんとにお父さんも積極的に子育てに参加をして、そういう虐待も防げるのではないかという、そういう観点から私今回の質問、ヘルパーの派遣と父子手帳の配布という、そういうことで質問をさせていただきました。  そういう意味で質問をいたしましたけれども、湯河原町における父親学級には、どの程度の方が参加をされているんでしょうか。わかりましたら、お聞かせください。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 恐縮でございます。保健センターで行っていますマタニティクラスに父親の参加はいただいておるんですが、実際に何人参加したという実績は、いまここに持ち合わせていないので、のちほど報告させていただきたいと思います。  それから先ほどの父子手帳の件でございますが、町長が回答の中でも申し上げましたように、パンフレットや冊子の配布を考えたいということで、そのパンフレット・冊子の名前が父子手帳になるかどうかは、またこれは別の問題でございますが、それは議員のおっしゃる意味のですね、目的に使えるような、そういうものをつくって、母子健康手帳と一緒にあわせて配布したいと考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 長谷川俊子議員。 ◯4番【長谷川俊子君】 積極的にその方向でやってくださるということですので、大いに期待をしていきたいと思います。  で、ほんとに残念だと思うのは、これはちょっとあれなんですけど、そちら側に座ってらっしゃる中に、女性の管理職の方がいらっしゃらないということが、私はすごく残念なんですけども、まあそれはしょうがないといたしましても、今後の課題として、男女共同参画社会の中で、町長も大いに進めていらっしゃるし、また部長、会長ですか、助役さんがその先頭に立っていらっしゃるので、ぜひその方向をよろしくお願いいたしたいと思います。  これで、質問を終わります。ありがとうございました。 ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、4番 長谷川俊子議員の一般質問を終了いたします。  これをもちまして、通告にありました一般質問は、すべて終了いたしました。  ここで、暫時休憩いたします。2時25分ごろ始めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。                              休 憩  午後2時15分                              再 開  午後2時28分 ◯議長【向笠茂幸君】 休憩中の議会を再開いたします。                  日程第2 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第2、議案第52号「湯河原町火災予防条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  職員をして、議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第52号の提案理由を申し上げます。  建築基準法施行令の一部を改正する政令が公布され、これに準じた措置を講ずるため、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の警防課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【向笠茂幸君】 山橋警防課長。 ◯消防本部総務課長兼警防課長【山橋信治君】 議案第52号の内容について、説明させていただきます。3ページの参考資料の3-1をご覧いただきたいと思います。左側が現行で、右側が改正後でございます。  中段におきまして、第3条の2、第1項 第1号 イにおいて、「又は建築基準法施行令第108条第1号に規定する防火構造」を「であって、間柱、下地その他主要な部分を不燃材料で造ったもの、又は耐火構造以外の構造であって、間柱、下地その他主要な部分を不燃材料で造ったもの」に改めるものでございます。  次のページ、参考資料3-2をお願いいたします。第10条 第1号において、「不燃材料又は」及び「(建築基準法施行令第1条第5号に規定する準不燃材料をいう。以下同じ。)」を削るものでございます。  第31条の3 第1項 第1号において、「耐火構造若しくは」を削り、「防火構造」の次に「(建築基準法第2条第8号に規定する防火構造をいう)」を加えるものでございます。  次のページ、参考資料3-3をお願いいたします。第37条 第7号 ウにおいて、「不燃材料、準不燃材料又は」を削り、第41条 第1号においては、「閉鎖」の次に「又は作動」を加えるものでございます。  その他の条文につきましては、用語の改正、文言の整備でございますので、省略させていただきたいと思います。  なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。  以上、簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。 ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 この法案についての改定そのものではないんですけども、この湯河原町の火災予防条例にですね、該当する施設、あるいは建物、これらについてはどの程度、実際いままでにおいて確認しあってきたのかということと、2点目はですね、34条2項、特別条項があるんですけども、これにつきまして、発生の恐れがない場合はですね、検査を、簡単にいっちゃえば、適用しないという項目なんですけども、こういう適用しないというのは、我々としてみればですね、ちょっと不安を感じますので、どういうような基準でそういうものが適用されてないのか、あるいは町内にはですね、そういうような器具設定を適用しない建物を、実際にいままで認可してきたのか、その2点についてちょっとお伺いします。 ◯議長【向笠茂幸君】 山橋警防課長。 ◯消防本部総務課長兼警防課長【山橋信治君】 13番 小澤議員の質問にお答えします。  まず1点目の公衆の出入りする場所等の指定ですが、火災予防条例の別表第1におきましては481件。なお参考までに消防施行令、別表第1のいわゆるマンション、複合用途対象物すべて含め、舟車も含めますと、1,351件でございます。  2点目のこの特例基準ですが、湯河原町においては、過去火災予防条例において、特例を認めた事例は1件もございません。また、これは国の準則どおりの特例ですので、近隣を調べてみました結果、準則どおりであって、特段この指定数量未満危険物等の取扱い貯蔵についての特例事項は、設けてございません。  また、大都市の消防本部の例規集を調べたところ、この指定数量未満危険物については、やはり特段、条例で特例基準を定めたところはございませんでした。  以上です。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 どうもありがとうございました。いいです。 ◯議長【向笠茂幸君】 他に質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  討論を省略し、これより議案第52号を挙手により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の方は、挙手願います。                   (挙手全員) ◯議長【向笠茂幸君】 全員賛成。  よって、本案は原案のとおり可決されました。                  日程第3 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第3、議案第53号「湯河原町都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第53号の提案理由を申し上げます。  現在建設中の万葉公園足湯施設を、来年1月から有料公園施設として使用開始するため、施設の位置付け及び使用料を定めることについて、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。
     細部につきましては、担当の観光産業課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【向笠茂幸君】 村田観光産業課長。 ◯観光産業課長【村田義秋君】 議案第53号につきまして、ご説明させていただきます。  ただいま町長が申し上げましたとおり、21世紀の幕開けとなります2001年1月より、足湯施設、愛称「独歩の湯」をオープンすることに伴いまして、有料公園施設の位置付けと使用料を定めるためのものでございます。  1枚おめくりいただきます。第7条では、有料公園施設の位置付けでありまして、当町では湯河原海浜公園と湯河原町総合運動公園があり、新たに「万葉公園」を追加し、有料公園施設の種類には「足湯施設」とするものでございます。  別表第3では、都市公園条例の15条関係で、使用料を定めたもので、「町内の者 1人につき100円、町外の者 大人1人につき300円、子供1人につき200円」とするものです。  なお、この条例は平成13年1月1日から施行するものでございます。  簡単ではございますけれども、説明を終了させていただきます。 ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。4番 長谷川俊子議員。 ◯4番【長谷川俊子君】 使用料について伺いたいんですけれど、高齢者の方に、大勢の方に来ていただいて、温泉に足を付けて、元気になっていただいて、お医者さんにかからないという、そのような観点からでは、無料というようなことは考えられないでしょうか、高齢者に対して。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 条例でなく、規則の方で考えておりますが、いまのところ町内の70歳以上の方を無料開放ということで考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 4番 長谷川俊子議員。 ◯4番【長谷川俊子君】 70歳以上から考えておられるということですけど、いまはどこへ行っても、高齢者65歳からが無料というようなことですので、何でもタダにすればいいというわけではありませんけれども、私は65歳がいいかなというふうに思っています。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 私もあと2年で65歳になりますが、まだまだ65歳ですと、70になっても稼ごうかなと思ってますんで、十分支払いには耐えられると思ってますし、医療費等が70歳からが無料になってるということで、70を基準にさせていただきましたが、今後委員会等でもよく検討していただいて、また年齢について皆さんのご意見をお伺いしながら、決定したいというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 よろしいですか。他に質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本案については、細部にわたる審査が必要と認められますので、会議規則第36条の規定により、所管の経済建設常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、本案については経済建設常任委員会に付託することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま経済建設常任委員会に付託されました議案第53号については、湯河原町議会会議規則第43条第1項の規定により、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第53号については、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることに決定いたしました。                  日程第4 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第4、議案第54号「湯河原町水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第54号の提案理由を申し上げます。  現在の水道料金は平成5年度に、平成6年度からの3か年の事業計画を踏まえて改定したものであります。この間、職員の削減等、効率的な経営に努めるとともに、安定した水道供給に向けた施設整備を進めてまいりました。  今回の水道料金改定につきましては、累積欠損金を解消し、経営基盤の強化を図るとともに、今後の配水管の改良事業等に対応するため、水道料金を引き上げることについて、条例に改正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の公営企業課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【向笠茂幸君】 菅沼公営企業課長。 ◯公営企業課長【菅沼信行君】 議案第54号について、説明いたします。恐れ入りますが、2枚ほどめくっていただき、参考資料の新旧対照表により説明させていただきます。  第23条の料金でございます。料金は1ヵ月につきまして、10m3まで「550円」を改正後に「640円」、11m3から30m3まで、1リットルにつき「60円」を「70円」に、31m3から50m3まで、現行「65円」を「75円」に、51m3から100m3までを現行「70円」を「81円」に、101m3以上「75円」を「87円」に、平均16%値上げするものです。  また、第23条の2項は、第1項により料金の徴収ができない世帯に対する1ヵ月の料金表でございます。1世帯につきまして、3人まで現行「1,400円」を「1,620円」に、4人から5人までの世帯を、現行「1,900円」を「2,200円」に、6人から7人まで現行「2,550円」を「2,960円」に、8人から9人までの「3,300円」を「3,830円」に、9人を超え1人増すごとに、1人につき「400円」を「460円」に改めるものです。平均のアップ率は16%でございます。  附則といたしまして、この条例は平成13年1月1日から施行するということ。また経過措置といたしまして、この条例の施行後最初に行われる使用水量の点検に係る水道料金の算定における改正後の湯河原町水道事業給水条例第23条の規定の適用については、町長が別に定めるところによるというものです。  以上、簡単ですが説明を終わらせていただきます。 ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。17番 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 このですね23条の2項について、お伺いをいたします。  いままでですね、値上げのたびに、こういう形で、少しこのこちらの方の値上げ率を大きくするというようなことで、順次メーター制に切り替えてもらうというようなことでやってきましたけども、その割に効果が上がっていない。  だから、今回こういう方法ではやはり、またいまのままでいってしまうという懸念があるんで、そのことについてですね、はっきりしておかなきゃならないことがあるんで、お伺いいたしますが、このこういう制度をつくったのはですね、昭和31年5月24日付けです。この覚書がございますが、この中の第2条に、「メーター制を使用しないでほしい」ということでやってきてるわけですけども、私も実は行政に携わった者の1人としてですね、当時議員でございましたが、62年、幕山から真鶴へ水が行ったわけでございますけども、この覚書の12条の中に、「真鶴・岩合併後にも、新崎川を水源とする水道計画は立てないこと」と、こういう覚書がございます。  それで、当時鍛冶屋の長老議員であります内藤正則さんや、あるいは常盤正雄さんたちが、真鶴に友情給水というような形で最初は行きまして、いま恒久化してですね、やはりこの覚書からいったらば、新崎川の水を真鶴にやんないということを約束してるわけですから、この覚書に反してるわけですよね。だからそうするとですね、やはりこの覚書は、もう新たに結び直さなきゃいけないということになると思う。  また、その後昭和62年のときは、まああまりにも生々しいことだから、しかしそれから13年もたっているわけですから、そういう点でこの新崎川の水はやらないということの覚書でありますけど、現に行っちゃってるわけです。だから、もしこの覚書が生きてるというならば、明日にでも切らなきゃなんない。しかしそれができないというならば、この覚書はやっぱり、もう書き替えなきゃいけないという、ここの認識をですね、はっきりしないと、これからの解決策は出てこない。  そこで、この覚書、生きているという認識に立つのか、それともやはり、これはもう時代の流れでこういう形になっているから、新たな覚書を結び直さなきゃいけないんだという認識に立つか、このどちらかだと思うんです。その点で、一部これが生きてるというような形で煽っちゃって、そういうこともあるんですけども、それはひとつそういう人には水をかけてもらってですね、新たにそのもう感情的な問題は抜きにして、新たな時代に即した、やっぱりこの覚書を結び直さなきゃいけないだろうということで、取り上げておるのでございます。  だからそういう点で、いままでのいきさつはもうともかくとしてですね、これからのやはりことを考えると、これ以上、やっぱり関係を悪くするわけにはいかないんで、あえて私が申し上げてるんですけども、この覚書が生きているなら、真鶴の給水は切らなきゃなんない。だけども、新たに切り替えるという認識に立っているならば、そこで議会と行政が話し合って、いい方向を見出していくことができると思うんです。だからその点で、この覚書に対する考え方を、まず示していただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 当時の覚書の中で、その問題ははっきりとしておくべきだったと思いますが、そのことで友情給水という歌い文句で現在に至っていると思います。この辺につきまして、この真鶴を切るということは、基本的にはこちらでお示しするわけにもいきません。この覚書どおりならば、真鶴をやめるというようなお話は、この放任給水の方にするわけにいきませんが、理屈からいくとそのとおりだと思いますので、この現実をそのままぶつけないで、いかにいまの状況からメーター制にしていただくかということは、話し合いを続けるしかないかなっていうふうに思っておりますので、この料金の改定とは別にでも、何回かそのような会をつくって、メーター制に切り替えていただくような方法は、今後も取っていきたいというふうに思っておりますが、基本的には当初の真鶴に友情給水の時点で、この契約を改正するべきところは、改正しなければいけなかったというふうに受け止めております。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 この真鶴、最初は友情給水で、いまはもう恒久化したというふうに考えるべきだと思いますけどもね。  私がいってるのは、行政の側も、まあ町長のいうとおり、そのメーター制は順次替えていただきたいという気持ちを述べてましたけどもね、行政側はもうやはり、この真鶴、この覚書にあるように、真鶴にはやんないってやつを、行っちゃっといてこれを切るわけにはいかないという認識にまず立つということ。これはもうしょうがない、そういうことですから。それで、このやっぱり覚書は変えなきゃいけないという認識。  それで、議会側もですね、議会の中に、「やあこれは生きてんだよ」「いや死んでんだよ」と、こういう認識があったんじゃあ、やっぱり物の解決は出てこないと思います。これは改めてまた全協の機会か何かでね、議会側の意思統一というのはやる必要があると思います。  もしもですね、これが生きてるといっているならば、内藤正則さんや常盤正雄さんがやったことはとんでもないことだということになってしまうと思うんですよ。だからね、やっぱり町長がさっきいったように、その水を真鶴へやったときに、すぐこれをってわけにはいかない。またそういう生々しいときは、一定のいわゆる冷却期間というのは必要なんです。だからそのときはですね62年ですけれども、議会も真鶴にやることについては賛成して、行政が提案したものについてやってきたわけですから、やっぱりもうそれから13年もたったんだから、やっぱりもうそのいまの真鶴へ水、いまやってるものをいまさらやりませんよっていうわけにはいかないわけですから、そして真鶴も湯河原の地内に新崎川水系から水を取るために、真鶴もお金を出してやってるわけですから。ただ、水を売ってるだけじゃないわけですからね。  そういう点も考えまして、やっぱりこれは行政側も議会側も一致した認識のもとに、解決策を考えていく。それにはやっぱり、もうこの覚書は新たに結び直さなきゃいけないという、この認識がはっきりしなかったら、解決策は出てこないと思うんです。だから、議会側についてもやっぱり認識を持つ必要があるし、もし持たないなら真鶴を切らなきゃなんない。これは曖昧さは許されないわけです、どっちつかずってことは。でまた、覚書の性格っていうのはそういうもんであってね、こっちは守れと、こっちは守らないってそういうことはできないわけなんです。  だから、時代の流れでもう違ってきたら、いまの時代に即した新たな覚書を結んで、明日っからメーター付けるっていうわけじゃないんだから、そういう点で、やはり覚書を結んで、順次具体的な方法でメーター化していくというような、やっぱり覚書を結び直す必要があるから、こういうことを申し上げているわけでございます。  だからその辺の認識、やはり62年のころの議員も何人か残っているわけですね。そういう人たちはいきさつも知ってるわけです。ですから、大先輩がやったことが間違いだったっていうのか。それとも、正しかったっていうのか。それがいま生きているのか、生きていないのか。そういう点でですね、これは曖昧さは許されない。そして、そういうことをもとにし、いままでの感情問題はなるべく鎮めるようにしながら、みんなが納得するような形を模索していく必要があるということで、あえて申し上げている次第です。  だからその辺の、行政側の考えを聞いてるわけです。だから、もうそろそろはっきりしたことをいっちゃった方がいいし、そのいったことをもとにして、議会と行政が一緒に苦労して、解決策を見出していくべきだと私は思うんですよ。その辺のところを、はっきりとした態度を表明していただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 私も曖昧さというのは、いつまでも続けることではないと思っておりますが、いままでにも料金の改定が行われるたびに、この問題が持ち上がっておりましたが、その都度そのときの担当する首長は、うまくかわして、現在に来たというふうに私は受け止めております。  ただ、いつまでも、どこかで誰かが手を付けなければならないと思っておりますので、これはただいま丸山議員がおっしゃったようなものも含めまして、ただ真鶴への給水とこの問題と一緒にして、この問題がだめだから真鶴がだめだというような形とはちょっと、真鶴とは別の形で協定を結んでおりますので、これとは切り離した形で、この九十何件の方たちと、今後話合いの場は進めていきたいと思いますが、基本的にはそのような考え方で進んでいきたいというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 いままでの値上げのとき、私も携わってきましたけどね、たとえば一般の町民の10%上げるならば、こちらの方を15%にするとかっていう差を付けていくことによって、だんだんとメーター化していくという。それを私も信じてきました。だけど、経過を見てみると、効果が上がってないんですよ。  今回もですね、この程度の値上げでは、「ああこれなら、メーターがない方がいいや」というぐらいの数字なんです、これは。だから、引き続き努力していくっていうようなことを当然いいます。いままでやってきた中で、こういう方法では成果がないということがわかってきたから、まあたとえば今回の場合倍にするとかね、そういうようならまあいいかもしんないけど、この程度の値上げでは、「ああ、それじゃ付けない方が得だ」という数字なんですよ。  だからそれでね、いままで何回かやってきて、成果が上がってないから、この際はもうそろそろそういう、こういう方法ではなくて、別の方法でいくべきではありませんかということを申し上げてるわけです。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 私の方も、そういう話し合いを持ちたいということで、上げ幅も最低に抑えて、その中で話し合いができる、感情的なものも含めて残しておきたかったと。これを一気に上げることで、果たしてつなぐことに、メーター制にすることにつながるかといいますと、決してそうではないと思っておりまして、この率にさせていただきましたんで、これは十分話し合いができる態勢だというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 よろしいですか。11番 北村礒江議員。 ◯11番【北村礒江君】 ───────────────────────────────              (「寺井武雄さんだ」の声あり) ◯11番【北村礒江君】 ─────────────────────────────── ◯議長【向笠茂幸君】 暫時休憩いたします。                              休 憩  午後2時49分                              再 開  午後2時50分 ◯議長【向笠茂幸君】 それでは、休憩中の議会を再開いたします。  18番 北村幸則議員。 ◯18番【北村幸則君】 町長並びに民生部長にご質問したいと思います。  まず、資料がちょっとこれでは少な過ぎるというような、私は感じを持ってます。  で、私の認識ではですね、いま国の堺屋太一経済企画庁長官が、日本の経済がだいたい底を打っただろうというようなことを申されてますが、私ども湯河原に住んでる地方の議員から見れば、とんでもない話で、まだあと一、二年はそういう経済状態にはならないんじゃないかという考えを持ってます。  特に湯河原の場合は、いままでに想像もしなかったような、西相信用金庫がつぶれるというようなことで、今後来年度にかけて、この悪い波及効果がどのように出てくるかということは、町民も大変な関心を持っていることでありまして、特に水道料金というのは、すべての人間、町民に大きな影響を与える公共料金です。  それに対してちょっとね、資料がこれだけでね、論議をしろっていうのは、失礼な資料の出し方だと思います。ですから、これから暫時いろいろ質問いたしますが、まず町長に私のそういう経済的認識でいいかどうか、お伺いしときます。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 特に観光地でございますので、景気の回復がされても、一番最後にその影響が出てくる産業を多く抱えておりますんで、ご指摘のように、すぐによくなるということは受け止めておりませんので、議員のおっしゃるとおりだというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 北村幸則議員。 ◯18番【北村幸則君】 それでは、質問いたしますけれども、11年度の給水原価と供給単価を教えてください。 (「議長、その都度調べるのは大変ですから、暫時休憩していただきまして、その間に調べてもらって、その資料を一括で出していただいたらいかがなものでしょうか」の声あり)               (「いい意見だね」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 暫時休憩いたします。  18番 北村幸則議員、質問事項を言ってください。 ◯18番【北村幸則君】 先程いったことが、まず一つ。  次にね、値上げ幅の年度別のね、13年から、来年度13年から17年度までの、引き上げ幅がありますから、今回は16%引き上げるわけですから、それの供給の単価と給水の原価がね、どういう推移で17年度までいくか、データが出るはずです。  次にね、使用水量別のね料金表、これ一番大事なとこなんです。10m3、20m3、30m3、40m3、50m3、60m3、70m3、80m3、90m3、100m3、ここでひと区切り、それから150m3、それから200m3、それから500m3、1,000m3、1,200m3。過去のね論議ではね、全部こういう資料出してるんです。ですから、まずそれを出していただきたい。  それでその上で、じゃあ一番対象になる、たとえば30m3から50m3の、全体のね対象戸数は何世帯、戸数ぐらいになるのか。これは政治判断するのに大事なとこなんですよ。どこに影響があるかっていうのが。そういうね、戸数を出してもらうのと、それと戸数をできればパーセントでさ、それが何%になってるか。それの現行料金と値上げの料金体系。  次にね、複式だから非常に難しいんですよ。一般会計の予算と違って。収益的収支の計画書、それはね、給水原価を計算するために、まず水道料金というのがあるわけでしょう。まず料金を出してもらって、それでいまその他に水道料金の加入金を取ってるわけだ。地元の人たちがメーターを付けた場合いくら、外から来た人たちがいくら、それが水道の加入金ですよ。水道料金に加入金がいくら。それでその他のものがありますから、それは若干でしょうけども、それがまず水道料金のもとですよね。
     それに対して経費、営業経費がどのぐらいかかるかっていうのが収益的支出ってやつでしょう。それは人件費があって、人件費がいくらかかるのか、動力費がいくらなのか、薬品代はいくらか、消耗品がいくらか。修繕費はどのぐらいかかるのか。減価償却はどうなのか。それから、支払い利息をどのぐらいみているのか。これが費用ですよ。それで給水原価と供給単価っていうものが出てくるわけですから、そういう資料がないとね、論議にならないよ。論議にならないんです。  もう1つもう1点ね、できれば出してほしいっていうのは、さっきいった複式ですから、結局もう1つ資本的収支の計画書がないんですよ。資本的収支の計画書っていうのが、まず今年なら今年ね、事業をするためにはどのくらいの企業債、お金を借りるのかと。2億なら2億、企業債っていうのがあるわけです。  それから、真鶴とかいろんな工事の負担金があるわね。それで今年は他会計って、地震対策は500万一般会計から繰り入れてるけれども、他会計からの繰入等があって、それに今度は資本的支出って今度はさ、こっちでまた出るわけでしょう。拡張工事をどうするのか、どこのところの配水管を直すのか、配水池を直すのか、それで企業債の元金返済はどうすんのかって、これは資本的支出の方ですよ。  こういうものが全部出て、初めてね、じゃあ本当に給水原価が76なのか。それで供給単価が、いま売ってるのが70円で、6円もいま赤字が出てるのか。もう少し抑えてね、ぎりぎりに抑えて4年、まあ5年ぐらいでいいんですが、ぎりぎりに抑えて、経費をですよ。たとえばこの16じゃなくって、18でもしょうがないときもあるでしょう。17かもしんない、15かもしんない。  そういう判断ができるね、資料っていうのを提出しないとね、今回はいつもと違うんです。先ほど町長がいったように、一番日本の国が経済的に悪い時期で、湯河原は特に西相信用がつぶれたと。それで公共料金だから、これによって旅館から民宿から、頭を刈る散髪屋さんからね、仕出屋さんからすべてね、水を使う人に影響が出るんで、それが悪い影響が出ちゃいけないから、こういう問題は湯河原町の議会と行政でね、こういう経済はある程度ね、いい方向に持ってかれるんです、国のことじゃないから。水道の料金は。 ◯議長【向笠茂幸君】 わかりました。それでは、1時間ほど休憩して、資料を揃えられるだけ揃えてください。 ◯18番【北村幸則君】 だから無理だったらね、もうどっちみち民生に付託するんだから、だいたいそういうことは。 ◯議長【向笠茂幸君】 1時間ばかり努力してみましょう。                              休 憩  午後3時02分                              再 開  午後3時44分 ◯議長【向笠茂幸君】 休憩中の議会を再開いたします。  資料はお手元に届きましたでしょうか。質疑を続けます。18番 北村幸則議員。 ◯18番【北村幸則君】 大変に立派な資料をいただきまして、よくこれを検討させていただきまして、この条例を最終的に民生等にいずれ付託をされるでしょうから、検討したのちに、本会議で採決のときに、また意見を述べさせていただきたい。私はこれで結構です。 ◯議長【向笠茂幸君】 他に質疑はございませんか。13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 先ほどの福浦上水道計画書についての覚書について、二、三確認したいと思います。  第2項で確かに、メーター制を採用しないでほしいという要望に対して、家庭用水については採用しないが、家庭用水以外についての採用の方針であるというのが、その当時の湯河原町長八亀さんと議長寺井さんとの間に取り交わした、中身でございます。  偶然でございますが、この覚書書を当時つくった方にお会いしましてですね、この2項目目の家庭用水以外について、採用の方向であるという、この具体的な中身についてお伺いしたことがございました。  彼がいうには、「散水、畑の水、あるいは池に使う水」これらをこの文章は指しているということでございました。それで、さらにもう1つ、その当時の覚書書をつくった本人がいうには、46年もたっている現在ですね、このメーター制を採用しないということについては、ほんとにおかしいんではないかと。と同時に、これを撤廃させるべきだということと同時に、これを通すことに、改めてまた通すとするならば、議会にも大きな責任があるということを、彼はお会いして私にお話してくれたわけですけれども。  この協定書でいくならばですね、このメーター制、家庭の上水道以外の用水でのメーターを、私は付けるとは思っておりませんが、行政としてこの当時の覚書書を忠実に履行するとするならば、どういうことになるのか、ご答弁願います。 ◯議長【向笠茂幸君】 すいません小澤議員、もう1度簡単に。 ◯13番【小澤眞司君】 第2項のですね、メーター制を採用しないでほしいという、鍛冶屋地区の皆さん方の要望に対して、家庭用水については採用しませんと、メーターを付けませんっていってんですね。で、家庭用水以外については採用の方針であると、こういってるんです。  ということは、メーター制を採用しないという言葉にかけてみれば、家庭用水以外の水については採用したいですよという、その当時の町長八亀さんと寺井さんの確認書なんですね。で、この2項目目の回答についての、現在の行政の角度から、どういうふうにお考えなのかという質問なんです。 ◯議長【向笠茂幸君】 横井助役。 ◯助役【横井彦之君】 この問題につきましてはですね、この前話し合いをした経過がございますけれども、実際に散水や池や何かにですね、使ってんのがあるんじゃないかと。メーター器が付いてないわけですから、その実証がないわけですから、そういう質問をこちらから投げかけたときにはですね、そういうものには使ってないよと。それで、現在では節水にも協力してるんだというような言い方をされておりますけれども、現実にはかなりまだ使ってるところがあるんじゃないかというような予測はしております。  ですから、話し合いの中でですね、そういうものに使ってるようなところは、すぐにでも切り替えていただこうというような方針は持っておりますけれども、現状をつかまえておりませんので、今後の課題として取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 現在この、放任という表現はあんまり使いたくないんですけど、メーターを付けてないご家庭のですね、料金は一応いただいているわけですから、その有収水量はですね、水道の企業会計としてどの程度を見込んでいるのか。それをちょっと教えてください。 ◯議長【向笠茂幸君】 菅沼公営企業課長。 ◯公営企業課長【菅沼信行君】 一応有収水量の中に入れてる数字といたしましては、1ヵ月1世帯について31m3で計算しております。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 年間ではどのくらいお考えですか。 ◯議長【向笠茂幸君】 菅沼公営企業課長。 ◯公営企業課長【菅沼信行君】 この31m3というのは、定額料金の平均にした料金という形で31m3という数字を出しております。それで1年間におきましては、94世帯で見てますんで、今年度の有収水量率は、この3万5,000m3を有収水量率の中に入れております。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 3万5,000m3というのは、現在有収水量の500万m3の3.5でよろしいんですね。  そして、このですね、絶対数は別にしましても、その約1,100戸の戸数がある湯河原町の中でですね、九十何世帯ということの。             (「1万1,000世帯」の声あり) ◯13番【小澤眞司君】 あ、ごめんなさい、1万1,000世帯、まあ正確にいえば、湯河原水道会計は8,000世帯、そうですね、ぐらいだと思いますけども、やっぱりですね、すべてのやっぱり皆さん方がメーターを付けているわけですから、行政としてもですね、まずしっかりメーターを付けて、水利権とこのメーターを付けることをですね、別の角度で見る必要があると思うんですね。権利と義務という角度でメーターを付けてもらう。その一方で、水利権というですね権利については、また別の角度でですね、やっぱり正確なるその当時の農民の皆さん方の主張をですね、いまの行政の角度からとらえて判断していくというふうに考えていくことが大切だと思います。  それから、真鶴町へですね、年間約91万2,000m3の供給水量、日に2,500m3のですね、協定を結んでおりますが、真鶴と湯河原の間で、この値上げの問題について協議を開かれているのかどうか。いまの場合ですと16%の値上げ案を出してきておりますが、これをもろにぶつけてですね、真鶴の負担を増やしていくことをお考えになった、あるいは、負担率を下げていくのか、それについてご答弁願いたいと思いますけれども。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 お示ししてあります16%の改定の場合には、真鶴の料金については、現行の2,500m3で5,566万2,500円最低で年額入るという、それを前提にして積算をさせていただいております。この料金改定とあわせまして、真鶴側との協議は今後続けていくようになると思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 真鶴ではですね、私の聞くところによりますと、小田原の水系と、それから自前でですね水系を持とうとして、あるいは持ったのか正確ではありませんが、そういう体制を整えているという話を聞いているわけですけれども。  そうしますと、実際にですね、このいま値上げする幅が高い、安いは別にしても、真鶴のですね契約水量が大幅に減ればですね、この湯河原町の水道会計も、ほんとにひどい状態になるんではないか。こういう長期的なですね、ビジョンも考えた上で、今回のですね値上げを、あるいは今後の水道の事業計画をお立てなのか。せっかくこの計画書を見せていただいておりますがですね、そういうような水面下、あるいは真鶴に対するですねm3当たり61円、5,500万のですね収入がダウンすれば、当然そのダウンした分は上がるわけですから、そういうことをいま質問すれば、「考えていません」という答弁だと思いますけれども、その辺を危惧した上での計画なのかどうか、ご答弁願います。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 先ほど申し上げましたように、真鶴町への水道の供給につきましては、平成6年に単価の改定をさせていただいて、それ以前に2,500m3の責任水量を課した協定が結ばれております。この協定に関しては、期限が付けてないわけでございます。したがいまして、今後協議によってどう動くかは別にいたしまして、現在の状況では、責任水量2,500m3で、年額最低でも5,566万2,500円が歳入となるという、そういう、協定書の段階ではそうなっておりますので、それで料金改定の段階では見込んでございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 真鶴ではですね、○○○○○m3ぐらいの湯河原からの供給量というようなことを考えているわけです。そうすると、約現状の2割ですか、4割ですか、約3,000万ぐらい減額になるわけですね。3,000万の負担分を町民が背負わなければならないということを、私は想定してるわけですけれども、そういうようなことまでですね、やっぱり、逆にいえば議会に対して、こういう16%引き上げるとか引き上げないという問題ではなくてね、もっと長期的なですね、青図を町民なり議会にちゃんと提示し、やっぱり真摯な論議をして、それで納得するところは納得する。やっぱりそういう角度でですね、ほんとに生命に及ぼすような水道ですから、しっかりした青図をつくっていただきたいと思います。それについてはどうですか、青図の計画については。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 もちろん、いま民生部長がお答えしましたように、真鶴町の料金は変わらないという前提で、町の料金設定を積算をしております。その中で、ただいま議員のご質問の中に、○○○○○m3という真鶴のお話がございましたが、この場でそれを議論することがいいことなのか。その前に真鶴と湯河原との協定が結ばれておりまして、安易にその、真鶴のどなたが申したかわかりませんが、○○○○○m3とかそのm3数を、協定以外に発言をするというのは、私も答弁することを控えなければなりませんし、今後真鶴との関係にまで影響が出てくると思いますので、ぜひその辺はお控えいただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 じゃああの具体的なm3数については、削除してください。  それでですね、ただ私が質問したかったのは、そういうような背景があって、だから湯河原町として青図をしっかり描くということ、いま町長の答弁には、その青図の絵が出ておりませんでしたので、改めてその長期的なですね、上水道についての事業計画、ただ単にですね、何%上げればこうなるというような収支だけではなくて、漏れ量も門川の問題もそうでしょうし、そういうようなですね、全体的な対策を数年間の間にどういうふうに進めていくのか、それがわかるようなですね、具体的に我々にわかるような青図の提出をお願いしたいと思いますけど、いかがですか。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 具体的にどのようにお示しされてるのかちょっとわかりませんけれども、基本的には真鶴から入ってくる料金は現行料金という形で考えております。  あと、湯河原町がその料金設定をする中で、どのような形で今後事業計画をやっていくのかというのが盛り込まれているかというご質問と判断をしたんですけれども、先ほどお答えさせていただきましたけれども、この料金設定をするに当たりましては、当然平成12年現在整備を進めてるわけでございますが、16年度までの予定事業量、そういうものを見込みまして、それに必要な経費等も含んだ上で、資本的な費用、そういうものも含めて考えて入れてございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 「資本的な」という表現をお使いになったんですけども、その現状ではほんとに金利が1億3,000万、で、減価償却費が1億6,000万というですね、ほんとに高額なお金の負担があるわけですね。  ですから、今後の事業計画においてもですね、漏れ量についての上限を上げていくということについては、よくわかる話ですけれども、それ以外の事業についてですね、現状の有収水量は大幅にですね、引き上がらないとこう思って、これ2.3%の引上げ率で計算してるみたいですけれども、そんなに大幅に引き上がらないと思いますので、その辺の事業計画をも見直すようなですね、計画を提示願えればと思いますけど。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 減価償却費につきましては、法定のそれぞれの施設の耐用年数がある程度の一定の枠がございます。その中の一番長い枠の中で、耐用年数を定めて、減価償却の率を定めております。そういう意味では、他の水道事業体と同様の考え方で、減価償却を進めております。  それから、有収水量を高めるための施策としましては、老朽管の布設替えを今回の事業計画の中でも位置付けておりまして、平成14年度から16年度まで3か年、毎年8,000万円ずつ、それから13年度では3,000万円ほどこのような形で老朽管の配水設備を直していこうというようなことで、計画の中に入れてございますので、現段階では有収水量が約80%ぐらいでございますけれども、この引き上げを順次図っていきまして、全国的な公営企業の健全な考え方でございます、90%に極力近付けたいというふうに考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 質問を終わります。どうもありがとうございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 他に質疑はございませんか。1番 冨田幸宏議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 今回議案の第54号ということで、水道料金の条例の改正が提案をされて上程をされておりますが、基本的な部分をお尋ねしたいと思います。  提案理由の中に、「平成5年度に平成6年度から3か年」という表現がございますが、この現行の現在の水道料金は、いわゆるその6年度から現在まで至っているのかという点と、それが何年間かということとですね、累積欠損金、額は結構でございますが、それがいつごろからいわゆる累積されてるかということを、お尋ねしたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 畑民生部長。 ◯民生部長【畑 敏明君】 まず現行料金でございますが、平成6年4月から現在の料金が適用されております。したがいまして、7年度目ということになります。  それから、累積欠損金でございますが、11年度決算の段階で、5,459万6,690円でございます。  欠損が生じましたのは、平成9年度から生じております。 ◯議長【向笠茂幸君】 冨田幸宏議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 端的に町長にお尋ねします。  いろいろな側面から考えますと、公共料金というものは、経済事情、いろいろな観点から、いろいろなことを考えながら、最終的に結論を出すものかと思いますが、まだ私もこういう立場になって日が浅いもんで、いわゆる本来の公共料金という意味から考えた場合、いろいろな公共料金ございますが、湯河原の場合、先ほど一般質問させていただきました温泉もございますが、水道料金という意味で考えた場合、いわゆる7年間据え置かれてきた。この今回お示しをされている、この十五、六%のいわゆる案でございますが、たとえば3年ごとに見直すことによって、一時的な値上げの幅が縮小、これからできる可能性があるかということと、そういうものの考え方といいますか、そういう部分の基本的な考え方を、私個人といたしましては、やはりいろんな事情があってこういう経過になったかとは思いますけども、やはりいまの他の方々の質問に対しての答弁の中のお話を聞いても、ある程度施設がもう充実をされてるということでありますんで、今後やはり公共料金の値上げというのは、やはり数字を抑えて、3年とかある一定の期間をスパンに考え直すということも、1つの考え方としてあるんではないかと、そんなように思うんですけど、その辺のお考え方、どのように思ってらっしゃるか、町長にお尋ねいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 米岡町長。 ◯町長【米岡幸男君】 ご指摘のように、平成6年の料金改定改正のときには、平成9年、3年で見直しをしようという中での最低のアップ率にして、決定をした経過がございますが、これが9年にやるべきことを、たまたまバブルの崩壊期にぶつかりまして、延ばし延ばしできょうまで来た経過がございます。  ご指摘のように、できるだけ3年くらいのスパンで、最低の値上げ率で改正をしていくということが望ましいと思いますが、今回の場合ですと、このお示しした16%でやって、平成17年に黒字になるというのは、いままで3年の計画を上げずにきたツケが、平成17年まで黒字に転換しないという結果でございますので、今後の計画としては、3年ごとに値上げをしていくというのが、当初6年のときにやったのと同じように、理想的であるというふうに受け止めております。 ◯議長【向笠茂幸君】 冨田幸宏議員。 ◯1番【冨田幸宏君】 ほんとに初歩的な質問で大変失礼だと思いますけども、やはりいろいろな外部要因、考えなければいけないことは、本当に重なりますけども、あると思います。  ただしかし、これからいろんな一般の企業を見ましても、やはり地方公共団体を見ましても、もうある程度熟成期に入ってるものに関しては、やはりきちっとした予測を立てながら、やはり負担を少しでも軽くすること、やはり公共料金、もちろん上げなければ、それに越したことはないことでございますけれども、やはりぜひそういったことを視野に入れながら、ぜひ今後の公共料金の改定等の考え方をまた進めていただきたいと思います。  これで終わります。ありがとうございました。 ◯議長【向笠茂幸君】 他に質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本案については、細部にわたる審査が必要と認められますので、会議規則第36条の規定により、所管の民生常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、本案については、民生常任委員会に付託することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま民生常任委員会に付託されました議案第54号については、湯河原町議会会議規則第43条第1項の規定により、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第54号については、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることに決定いたしました。                  日程第5 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第5、議案第55号「平成12年度湯河原町一般会計補正予算(第2号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第55号の提案理由を申し上げます。  一般会計補正予算(第2号)は、歳入において地方特例交付金の減額、地方交付税の増額、独歩の湯使用料の計上、児童手当の就学前児童までの支給拡大に伴う、国庫・県支出金の増額、普通財産売払収入の増額及び繰越金の減額等であります。
     歳出においては、財政調整基金積立金の増額、真鶴聖苑にかかる負担金の増額、緊急地域雇用特別対策事業費の増額、独歩の湯運営委託料及び観光宣伝委託料の計上、職員の異動等による人件費について、歳入歳出予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の財政課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。 ◯議長【向笠茂幸君】 高橋財政課長。 ◯財政課長【高橋茂雄君】 議案第55号の説明をさせていただきます。  1ページをお願いいたします。第1表 歳入歳出予算補正でございますが、8款 地方特例交付金におきましては、1,315万3,000円の減額となります。  9款 地方交付税におきましては、2億2,119万6,000円の増額でございます。  12款 使用料及び手数料におきましては、使用料、手数料あわせて220万円の増額でございます。  13款 国庫支出金におきましては、国庫負担金、国庫補助金、委託金あわせまして、2,030万円の増額でございます。  14款 県支出金におきましては、県負担金、県補助金あわせまして、1,843万6,000円の増額でございます。  15款 財産収入でございますが、財産運用収入、財産売払収入をあわせまして、1,646万3,000円の増額でございます。  16款 寄附金でございますが、80万円の増額でございます。  18款 繰越金におきましては、3,201万2,000円の減額でございます。  19款 諸収入におきましては、雑収入で525万6,000円の増額となります。  歳入合計といたしまして、86億4,438万4,000円に2億3,948万6,000円が増額されまして、88億8,387万円となるものでございます。  次のページをお願いいたします。歳出でございますが、議会費におきましては1,075万円の減額となります。  2款の総務費でございますが、総務管理費、徴税費、戸籍住民基本台帳費、選挙費あわせまして、1億5,527万3,000円の増額でございます。  3款 民生費でございますが、社会福祉費、児童福祉費あわせまして、1,164万3,000円の減額でございます。  4款の衛生費でございますが、保健衛生費、清掃費あわせまして3,122万7,000円の増額です。  第5款 農林水産業費でございますが、農業費、林業費、水産業費あわせまして、1,966万3,000円の増額でございます。  第6款 観光商工費におきましては、観光費、商工費あわせまして1,721万3,000円の増額です。  第7款の土木費におきましては、土木管理費、道路橋梁費、都市計画費あわせまして2,710万円の増額でございます。  8款の消防費におきましては、消防費、防災費あわせまして1,023万2,000円の増額となります。  第9款の教育費でございますが、教育総務費、湯河原小学校費、吉浜小学校費、東台福浦小学校費、中学校費、幼稚園費、社会教育費、保健体育費あわせまして155万3,000円の減額となるものでございます。  12款の予備費におきましては、272万4,000円の増額となるものでございます。  歳出総額86億4,438万4,000円に2億3,948万6,000円を加えまして、88億8,387万円となるものでございます。  恐れ入りますが、8ページをお願いいたします。歳入から説明させていただきます。  8款 地方特例交付金におきましては、目1 地方特例交付金、確定によります減額で、1,315万3,000円の減額となるものでございます。  9款の地方交付税におきましては、2億2,119万6,000円の増額、これは確定による増額となるものでございます。  次のページをお願いいたします。12款 使用料及び手数料の目2 観光使用料でございますが、節4で独歩の湯使用料を計上させていただきまして、206万円のこれは新規の計上でございます。  次の4目 土木手数料におきましては、6月議会におきまして手数料条例を改正させていただきましたが、屋外広告物の許可申請手数料が見込まれるものの増額でございます。  次のページをお願いいたします。国庫支出金でございますが、目1の民生費国庫負担金でございます。節2 児童福祉費負担金におきましては、児童手当負担金が3歳未満児までだった給付を、就学前まで拡大されたことに伴います1,607万6,000円の増額となるものでございます。  目2の衛生費国庫補助金でございますが、保健衛生費補助金としまして335万3,000円、地域保健推進特別事業補助金としまして、平成11年度に実施しました、厚生省の100%補助に対する補助がここで確定しましたので、335万3,000円を増額させていただくものでございます。歳出にも同額が支出されてございます。  次のページをお願いいたします。民生費委託金でございますが、こちらも先ほどの児童手当の増額に伴いまして、事務費が増額されるものでございます。  県支出金に移りまして、民生費県負担金でございますが、こちらも児童手当負担金が6分の1増えるものでございます。  次のページをお願いいたします。主なものだけ説明させていただきますが、目9の緊急地域雇用市町村補助金におきましては、1,453万4,000円の追加が決まりまして、こちらにつきましては古木伐倒事業405万円、ハイキングコース管理事業に500万円、案内板書換事業に300万円、図書館資料管理事業に248万4,000円を増額させていただくものでございます。これも、歳出の方で出てまいります。  15款の財産収入でございますが、財産の貸付収入といたしましては、土地建物の貸付収入として、川堀会館理容室の建物貸付料が計上してございます。  利子及び配当金におきましては、公共公益施設整備基金利子が増額されましたので、152万7,000円の増額をみております。  次のページをお願いいたします。不動産売払収入でございますが、土地売払収入といたしまして、1,451万6,000円の増額でございます。これは宮上駐車場隣接地の土地と城堀の城願寺の上の土地を売却するものでございます。  続きまして寄附金でございますが、一般寄附金としまして、門川区から防犯灯の改修費の一部としまして、80万円の収入を計上させていただいたものでございます。  次のページをお願いいたします。繰越金におきましては、前年度繰越金の確定によります減額でございます。  諸収入の雑入でございますが、説明欄にございます総務費雑入としまして、一般コミュニティの助成事業をいただきまして、歳出でもご説明させていただきますが、区長連絡協議会への助成をさせていただくものでございます。  土木費、都市計画費の方へ支出がございますが、緑化推進コミュニティ助成事業の採択をいただきましたので、この200万を計上させていただいたものでございます。  消防費雑入におきましては75万6,000円、こちらは消防団員等公務災害防止対策推進事業の採択をいただきまして、のちほど歳出でも説明させていただきますが、歳入が見込まれたための計上でございます。  次のページをお願いいたします。4月1日の人事異動に伴いまして、人件費補正分が各費目に入っております。あらかじめご了承いただきたいと思いますが、ここで説明させていただきます。  まず議会費におきましては、このほとんどが人件費でございます。  一般管理費におきましては、職員の異動等による人件費の他、右にございますが車両修繕料等でございます。  次のページをお願いいたします。財政管理費におきましては、地方交付税の増額等に伴いまして、財政調整基金へ1億5,000万円の積み立てをさせていただくものでございます。  企画費におきましては、ハイブリッドカーの要望が多いということで、5台分の増額補正をさせていただくものでございます。  まちづくり推進費でございますが、親善交流推進事業の執行のために、100万2,000円を増額させていただくものでございます。内容は、大韓民国忠州市の武術祭への訪問ですとか、忠州市から女性訪問団が来町した際の経費でございます。  諸費でございますが、過年度支出金、こちらにつきましては、税の過年度還付が生じたために、327万円の増額補正を計上しております。  区会助成事業でございますが、歳入でもご説明させていただきました一般コミュニティ、これは財団法人自治総合センターが行います、宝くじの還元事業でございますが、250万円をいただきまして、各地区に、3地区ございますが、掲示板を掲出するものでございます。  防犯灯維持管理につきましては、門川区からいただきます寄附金をあわせまして110万円にして、維持管理に回すものでございます。  次の過年度支出金につきましては、地域保健推進特別事業といたしまして、昨年度厚生省の100%補助をいただきました事業でございますが、そちらの執行残分を返還するものでございます。  次のページをお願いいたします。税務総務費におきましては、人件費でございます。  賦課徴収費につきましては、主な内容が償還金利子及び割引料39万5,000円がございますが、過年度還付増によります増額補正でございます。  次のページをお願いいたします。戸籍住民基本台帳費及び選挙管理委員会費につきましては、人件費でございますので、省略させていただきます。  次のページをお願いいたします。社会福祉総務費と老人福祉費につきましては、人件費でございます。地域福祉会館費におきましては、会館の維持管理修繕料を増額させていただくものでございます。  次のページをお願いいたします。児童福祉総務費につきましては、人件費でございます。児童措置費につきましては、歳入でも説明させていただきました、児童手当が未就学前児童まで拡大されたことに伴います支出でございます。  次のページをお願いいたします。保健衛生総務費におきましては、人件費の他右の説明欄にございますが、地域保健推進特別事業といたしまして、厚生省の全額補助でいただきまして、12年度に実施しました補助事業の充実を図るための経費335万3,000円を計上させていただいております。  次の環境衛生費でございますが、真鶴聖苑関係維持管理費につきましては351万、真鶴聖苑整備事業としまして、シンボルモニュメント設置に362万円を計上させていただいております。  次のページをお願いいたします。塵芥収集費でございますが、人件費の他、主なものにつきましては、ごみステーションボックスの設置費助成事業がございます。  し尿処理費につきましては、真鶴町へ委託しておりますし尿処理委託料の増額でございます。これは、貯溜槽・マンホール等の改善に伴います委託料の増額でございます。  次のページをお願いいたします。林業総務費におきましては、緊急地域雇用特別対策事業といたしまして、歳入そのまま全額支出でございますが、405万円の増額をさせていただいております。古木伐倒委託料でございます。この内容の中には、城堀の山の神の樹叢ホルトがいま枯れておりますが、そちらの伐倒もここでやらせていただく予定でございます。  次の漁港施設費でございますが、福浦漁港局部改良事業ということで、6月補正をいただきました費用対効果・静穏度解析調査委託、そちらの執行残を減額しまして、13年度以降、13・14・15年度事業に向けての東防波堤延伸に伴います基本設計を、100万円計上させていただいたものでございます。  次のページをお願いいたします。観光総務費におきましては、人件費の補正でございます。  観光振興費におきましては、経済対策といたしまして、年末年始の誘客集客対策としての観光宣伝事業500万円を計上させていただいております。  観光施設費でございますが、緊急雇用で800万、内容としましては、ハイキングコースの管理委託料、これは幕山を含めて、周辺の草刈りですとかそういった事業を、500万で実施させていただきます。案内板の書換委託料につきましては、かつてフレッシュゆがわらが設置しました看板の板面が傷んでおりますので、そちらの書換に300万を計上させていただいております。  6目の万葉公園費につきましては、湯河原ゆかりの文人作品案内板の製作委託事業としまして、独歩の湯へのアプローチとして、50万円でゆかりの文人の案内板を作製するものでございます。  9目の独歩の湯運営費でございますが、独歩の湯が稼働することに伴いまして、新たに目を設けさせていただいたものでございます。運営委託料と独歩の湯の観光宣伝事業でございます。  次のページをお願いいたします。次の商工業総務費と土木総務費につきましては、人件費でございますので、省略させていただきます。  次のページをお願いいたします。道路維持費でございますが、道路維持管理修繕料、各地区からの要望箇所を修繕するということで500万、道路の掘削跡復旧事業で350万を計上させていただいております。道路新設改良費におきましては、吉浜213号線、新しい名称が黒石線という名称でございますが、そちらの建物補償費として171万円、城堀20号線、こちらは城願寺の上でございますが、そちらに934万4,000円、川堀鍛冶屋線、これは旧吉浜1号線でございますが、そちらの道路用地の取得で120万円計上させていただいているものでございます。  次の都市計画総務費でございますが、人件費の他公共公益施設整備基金積立金としまして、歳入の方で説明させていただきました、基金利子分から152万7,000円を積み立てさせていただくものでございます。  次のページをお願いいたします。城山公園ピクニックグラウンド休憩所が傷んでおりますので、板吹き屋根の改修に100万円計上させていただいております。  緑のまちづくり事業費におきましては、湯河原さつきの郷づくり事業、当初予算で800万委託料を計上させていただいておりますが、緑化推進コミュニティ助成事業の採択をいただきましたので、200万円を財源変更させていただくものでございます。  幕山公園費におきましては、幕山公園の一部に臨時駐車場をつくらせていただくために、300万円を計上させていただいております。  総合運動公園費におきましては、目土散布機を購入する経費を計上させていただいております。  次の常備消防費におきましては、人件費のほか消防水利の修繕料等でございます。  非常備消防費につきましては、消防団員用の保安帽ということで、歳入の説明をさせていただきましたが、そちらに加えまして、保安帽を条例定数分の240個を126万円で購入させていただくための予算でございます。  次のページをお願いいたします。真鶴分署費、防災総務費につきましては、人件費でございますので、省略させていただきます。  次のページをお願いいたします。9款 教育費の事務局費、湯河原小学校費の学校管理費でございますが、いずれも人件費でございますので、省略させていただきます。  次のページの吉浜小学校の学校管理費、同じく東台福浦小学校の学校管理費につきましても、人件費でございますので、省略させていただきます。  中学校費でございますが、学校管理費でございますが、人件費のほか生徒派遣費といたしまして、女子バレーボール部が関東大会に出場いたしますので、この経費として50万円を計上させていただいたものと、落雷事故に伴います電気設備等の修繕を要しますので、その経費を計上させていただいております。  次のページをお願いいたします。社会教育総務費につきましては人件費、青少年育成費につきましては廃車に伴う経費、図書館費につきましては、緊急地域雇用特別対策事業として、図書館の資料管理委託料248万4,000円を計上させていただいております。  次のページをお願いいたします。ヘルシープラザ費でございますが、維持管理修繕料として35万5,000円を計上させていただいております。  12款の予備費でございますが、予備費に272万4,000円を積ませていただきまして、2,822万5,000円とさせていただくものでございます。  以上、簡単でございますが、説明を終わらせていただきます。 ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  本日の会議時間は、都合によりあらかじめこれを延長いたしますので、ご承知置きください。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。17番 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 まずね、45ページ、道路維持修繕とか新設とかいろいろあるわけですけどね、これはどっちみち経済建設の所管ですから、そちらで引き続いてやりますけど、そこには町長や助役が出ないもんで、出席しないもんですから、この席で考え方だけを聞いておきたいと思いますが。  実はですね、いま家を建てるのに、前に比べまして、セットバックっていうのが大変厳しくなりまして、中心から2m下がらないと、建築確認が下りないという、家を建てられないということが各地で出てまいりました。そこでですね、建築、家を建てるために、下がった部分を町に無償で寄附しますというような覚書を、たしか覚書か何かそういうものを約束事を入れてね、やってるわけなんですけど、この下がった部分について、たとえば小田原とか箱根とかそういうところでは、いわゆる買い取る条例とか、いろんなそういうのができてるわけですよね。  で、家が建たないから、しぶしぶ寄附しますっていうようなことだけど、やっぱり憲法で財産権を保障してる中でね、タダでやっぱり出させるっていうのはあまりいいことじゃないし、行政に対して反感を持つようなことでもいけないから、そのセットバックした部分を、予算の範囲内で、必要に応じて、買い取るというようなね要綱とか、あるいは何かそういうものをね、つくる必要を痛感するわけ。  まあ、こうやっていろいろ道路維持修繕とか、いろいろこういうのを一生懸命やるっていうのは結構なことなんです。で、またこのセットバックっていう制度も、私は町づくりからいえば、悪い制度じゃないと思ってます。そういうのを進めたいと思うんですけども、箱根や小田原では、その部分を買い取るような要綱等を持っていますけど、湯河原にはないんです。  そこで、その辺を町長はですね、どう考えているか、そのお考えを聞いといて、これからの所管の委員会で話を進めていきたいと思うんで、こういうたとえば小田原ではですね、建築行為等に関する後退、いわゆるセットバック用地の確保ですね、要綱みたいのがあって、箱根町でも箱根町の建築行為等に関わる道路後退用地整備要綱という取扱い、まあそういうような要綱でやってるとこが多いんですけどもね、そういうものを湯河原でもやっぱりつくって予算化してですね、その予算の範囲内で、順次購入していくと。そういうことについて、どういうお考えをお持ちかどうか、それをまずお聞かせ願いたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 横井助役。 ◯助役【横井彦之君】 いま質問のありましたセットバックにつきましてはですね、小田原市とか箱根町がやってるのは承知をしておりまして、いろいろ検討してきた事項でございます。  基本的にはですね、セットバック部分につきましては、町が何らかの方法で取得をして、それでできるだけ安い金額でですね、協力をしていただければというような考えで、基本的には進んでおります。  まあこれは2号道路の時代から、ずっと検討しておりますけれども、今度新たに2m以下の土地の取扱いが出てきておりますので、これらをあわせてですね、もう1度再検討をしようということで、担当部の方にはですね、いろいろ資料を集めてもらったりなんかをすでにしておりますので、できるだけ早い時期に結論を出していきたいというふうに思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 17番 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 すでにセットバックをしてね、それで家を建ったと。その部分がいつの間にかね、またもとのとこへこのフェンスをつくっちゃった人もいるんですよ。
     そうかと思うとね、ま、そうするとね、1回つくっちゃうとね、たしかその覚書なんかにはね、そういうのつくっちゃいけないとか、つくったときには自分で壊すとかって書いてあんだけど、やっぱり1回つくっちゃうとね、なかなかこの撤去っていうのは難しくなる。  それから、新たに塀をつくって、ある新築の家なんだけど、家の中にこう赤い線があるから、鋲が打ってあるから、「これは何」っていったら、「いや、ほんとはここまでセットバックしなきゃいけないんだけども、まあ町が必要なときはやるけんども」、もとのとこへその新しい塀をですよ、やっちゃってあるというようなこともあってね、やっぱり無償で出させるって、いわゆる公衆道路にするためですからね。お互いに2m中心から下がって、4mにして、これはね本当にいい制度だと私は思います。これを実現していくにはやっぱりね、タダで出させるっていうのはやっぱり非常にね、いろいろ問題があるし。  それから、家に住んでてね、セットバックしたとき住んでて、そこを誰かに売っちゃったと。そして、買った人からみるとね、まだあれがこん中にあるんだというようなことで、いろいろそういうトラブルも起きてるんですよ。  だからそういう点で、ぜひこの買い取る要綱をね、早急につくっていただきたい。まあいま助役の答弁で、あとは委員会でやりますから、それでもう結構です。  それから、もう1点。今度はね、46・47ページの常備消防費、この中でね、この間の広域行政のときにもいっといたんだけども、119番へのいたずらが年間300件ぐらいあるっていうんですけど、実はうちの近所でも、ときたまその若い子ですけどやるんですよ。119番にかけて来て、まあ何回かあったから、もう最近はひっかかんなくなったけど。  そこで、この間もどこかの町であったけども、身体の不自由な人、言葉も不自由だったんだけど、119番かけたけども、何かウーウー唸っていたので、いたずら電話だと思ってそのままにしておいたらば、本人が這いずって玄関まで出てきて、近所の人に助けられて、連絡したけど来てもらえなかったってなこと、こういうこともあるわけです。  そこで、119番がかかったら、その何番からかかったっていうのが、いま表示がすぐ出るんですよ。それでそのかかったあと、その人がたとえば失神しちゃったとか、それでもそのかかったのがわかってれば、こっちから行ったり、そこのうちに行ったりかけたりすることができる。それからいたずら電話がかかれば、誰がかけたってすぐ何番か出ちゃうわけで、それは記録に残るわけです。  だからそういう制度、そんなにお金がかかる制度じゃないんで、119番だけ、これは小田原あたりではみんなそういうようにやってるわけだけども、119番だけでもそうすれば、それが相手のかかってきた人の、これはプライバシー関係ないと思うんです。向こうからかけてきてるもんだから、別にその自分の番号が知れちゃ困るってことはないと思うんです。  そういうのが、きたらこちらに記録が残る、で、もし途中から話がおかしくなったら、こっちからかける。いたずら電話を防ぐっていうことにもなる。そういう点で119番に、そのいわゆる相手のわかる、電話番号のわかる機械、そしてそれがこっちへその番号が残る。記録として残る、こういうのをそんなにお金がかかることじゃないと思うんで、設置すべきだと思うんで、この辺のところのお考えを示していただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 山橋警防課長。 ◯消防本部総務課長兼警防課長【山橋信治君】 発信地の探索システムのお答えを申し上げます。  現在、指令装置には補助対象で、いわゆるうちの湯河原町の人口に応じた指令システムのI型という装置がございます。その補助対象の中に、発信地の逆探査のシステムが入っていますが、平均的な価格で約2,100万円ぐらいかかります。  もう1点の問題として、一般加入からの加入者が、NTTにいわゆる自分の電話番号を相手に知らせてよろしいですよというシステムについては、現在たとえば、湯河原の管内の一般加入電話が、たとえば9,000回線、1万回線ありますが、その中の顧客自体がNTTと契約をしてない限り、仮にうちの加入電話の3回線に表示したとしても、すべての加入電話の住民の登録された電話番号が表示できるわけではございません。  また、119番につきましては、逆信しますと、うちの回線がつながった状態でやりますと、10分から30分くらい時間を要するのが現実でございますが、NTTに確認したところ、119番では逆探知はできますけど、加入電話においては、顧客自体がそのいわゆる契約をしてない限り、加入電話が回線がつながった状態においても、いかなる状態においても、逆発信はできないシステムになっているそうです。  また参考までに、119番並びに加入電話で仮にわかったとしても、火急たとえば火災とか救急とか、諸々の緊急事案が重大的な要素を絡む案件については、逆探はある程度教えていただけますけど、通常の形の曖昧な形の発信地の検索については、電気事業法等諸々の法律の関係において、公表できないシステムになっているのが現況でございます。  以上です。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 いま一般の電話でもね、たとえば私がある人に電話かけたと、そうしたら、ただいま外出中だからっつって、で、こっちはその何にもいわないで切っても、その人が帰ってくるとね、そのそこに何かこっちの番号が残ってるらしくってね、「何だい」っつって電話がかかってくるわけですね。で、それは別にそんなお金はかかる装置じゃないんですよ。そういうその相手の番号がね、かけた人がね、自分の番号が消防に知れちゃ困るなんて人はいねえわけなんだよ、これ責任持ってかけてんだからさ。  だからそういうね、受信、かけた人のもう、一般家庭にその簡単にあるんだよ、いまは。そういうものがね、そんな2,100万とかそんなんじゃなくてさ、あるはずだよ。もう少しその勉強して、相手の記録がね残るものは、何もそんな難しいことじゃないですよ。 ◯議長【向笠茂幸君】 山橋警防課長。 ◯消防本部総務課長兼警防課長【山橋信治君】 再三申しますけど、あくまでも加入電話の、相手の電話番号を逆探する方法は、NTTのいまの現在のシステムでは、構築されておりません。私が申してるのは、119番の回路については、確かにいまの状態でも、逆発信の信号のリレーを送りますと、向こうの中継局の職員が常駐してるところで、その回線がどこからかかったかということの逆探知はできます。ええ、さっきいいましたように、15分とか30分かかります。  で、丸山議員のおっしゃってる一般加入の場合については、相手がNTTといわゆる契約した段階で、電話番号を表示してもよろしいですよという契約をしてない限りは、うちの電話をそういう表示システムに切り替えたとしても、相手が契約してない限りは、表示されません。したがいまして、すべての電話番号を把握することは、技術的にいまの段階では困難だと思ってます。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 あのね、消防がNTTと契約すれば。私がかけてだよ、留守の人、何人か、いままで何回かありますよ。でも、こっちが何にも一言もいわねえのにね、「何だい」ってこうかかって来るってことは、向こうに記録が残ってるわけですよ。と、俺は別に何も契約なんかしてないよ。でも、その人がNTTと、「私にかかってきた電話は全部記録、わかるようにしてください」って契約してんだと思うんだよ。消防だってそうすればいいじゃない。 ◯議長【向笠茂幸君】 山橋警防課長。        (「よく総務の委員会で検討するから、もうわかった」の声あり) ◯17番【丸山孝夫君】 わかった。じゃあね、私もね、大いにこれは勉強します。研究します。いまのそんな答弁じゃ、とても納得できないよ。 ◯議長【向笠茂幸君】 山橋警防課長。         (「いいってもう、そんな同じこと何回も」の声あり) ◯消防本部総務課長兼警防課長【山橋信治君】 消防と契約することは、先ほどいいましたように、3回線は可能なんです。でも、相手が契約してない限りは、うちが契約しても表示がされないんですよ。 ◯議長【向笠茂幸君】 ちょっと趣旨が違います。  この質疑に対しては、のちほどお願いいたします。  他に何か質疑はございませんか。13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 39ページ、38ページのですね、福浦漁港の改良工事に設計費として100万付いてきて、付いているわけですけれども、調査委託料としてですね。  このまず福浦漁港のですね、西部沖地震の問題で、いま港に入る最大のトン数というのは何トンぐらいで、実際何人ぐらいの乗客が乗れる船が入れるのか。まず、その1点をお伺いしたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 村田観光産業課長。 ◯観光産業課長【村田義秋君】 トン数については、ちょっと申し訳ございませんけれど、あとでお答えします。  一応福浦漁港では、現在41隻ということになっております。 ◯13番【小澤眞司君】 それでですね、関東大震災のときにも、根府川から柏山にですね向けて船を出してですね、食料品を、その当時9月ですから、米を持ってきたらしいんですけども、湯河原町には福浦漁港しか1つしかないわけですね。そういう意味で、今回ですね、こういう設計料をどういう角度で設計委託してるのかわかりませんが、そういう意味でですね、大きい船が入って、それでですね、そういう意味での人命救助、あるいは食料運搬というような角度でですね、検討なさっていただいているのかどうか、その辺はどうなんですか。改良設計費として。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤経済建設部長。 ◯経済建設部長【小澤 稔君】 お答えさせていただきます。  たしか先ほどのご質問の関係につきましては、6月の静穏度調査等の際にお答えさせていただきまして、ちょっといまその資料がございませんので、だぶったことの中で、違うお答えをしてもいけないと思いますので、ちょっとその数字的なものは控えさせていただきたいと思いますが、今回につきましては、先の静穏度調査等の関係は、今年度の港の浚渫というようなことでお願いをしておるところでございます。  ここでお願いをいたしますものにつきましては、前回ご説明をさせていただきましたけれども、東防波堤を2年度間に10mずつですか、これを延長させていただくということについての設計ということになるわけでございますけれども、当然このある程度の、そのこういう時代での防災対策ということは、考慮していかなければならない問題でございますので、その静穏度調査等のものを受けながら、たしか1隻80人ぐらいが乗れるようなですね、人の運搬でありますとか、それから物資ですね、医薬品・食料そういったものの運搬等に耐えられる、耐えられるというか使用可能な形での設計、考え方を含んだ形を考えてるということでございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 13番 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 前回は浚渫ということでね、1.5mを2.5mにしますよという工事だけだったから、あえて質問しなかったんですけれども、今回は改良工事ということで、総額約3億という話を聞いてるわけですけども、その工事の中で、テトラも含めてですね、福浦に積んであったテトラが崩れたっていう実態もあるそうですから、そういう安全対策も含めてね、西部沖地震に対しての観点から、できるだけ大きい船が入って、安全な要するに運搬なりですね、人の運搬なり、食料の搬入なりをですね、できるようなね、大きな船がね、入れるような形での改良工事をということで質問しているわけでね、そういう角度でこの事業についてですね、県と再度打合せいただきたいと、こう思います。  それから、45ページのですね、工事請負費、道路取得費がですね、面積74m2で400万、片や同じような道路取得費で32m2で1,200万と、すごい差があるんですけども、この用途のですね、地目及びこの辺の時価による差なのか、それについてちょっとご答弁願いたいと思います。答弁だけで結構です。 ◯議長【向笠茂幸君】 数字が違ってます。 ◯13番【小澤眞司君】 あ、ごめんなさい、勘違いしました。じゃあ訂正します。まあ、いいや、金額的に違うんで、その単価、単価っていうか地目についてはですね、どうなのか、その辺ちょっと確認させてください。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤経済建設部長。 ◯経済建設部長【小澤 稔君】 お答えさせていただきます。  土地のこの単価につきましては、当然それぞれの鑑定評価がございますから、これが基本的に単価の違いということになってまいります。  それから、先ほどの74.13m2の404万4,000円ですか、こちらにつきましては、城堀のバーディーゴルフさんの上側を道路改良するという形の中で、公社に先行取得していただいてますものを、その単価でそのまま町が買い戻すという意味のものでございます。  それから、下の120万円の道路用地取得費の32.48m2、これにつきましては、川堀、旧1号線ですが、鍛冶屋から川堀につながってる道路でございますけれども、これが当時バス路線化というようなことで、拡幅改良させていただいておりますけれども、当時相続の問題がございまして、現在までその名義上の変更ができなかったというようなことがございまして、それでここで正式に相続人が確定したということで、当時の金額でのやりとりをさせていただくということで、ご了解を得ていますので、そういうようなことから、かなり単価的に見ると、差違が感じとして受けるということがあろうかと思っております。  以上でございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 最後の質問で、47ページのですね、総合運動公園の目土散布機というのが128万で購入されておりますが、この目的というのはどういう用途に使うのか、ちょっとそれをまず教えていただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤経済建設部長。 ◯経済建設部長【小澤 稔君】 総合運動公園の管理機械購入事業ということで、目土散布機ということでございますが、現在グラウンドといいますか、全部芝生でできております。これは、当然この逆に芝生の刈り込み等があるわけでございますけれども、現在使用中の状況が、野球・サッカー・ソフトボール・ゲートボールというようなことで、それぞれの使い道によって、芝生のある部分とない部分とがございますけれども、基本的に全体的にご承知のように芝生でございます。  刈る方のものと、逆にこれはその芝生を育成するための目土を、毎年これを散布しなければならないわけで、それをすることによって、芝生が育つということになりますので、あれだけのご承知のように広い面積でございますので、この機械を利用してやらせていただくことによって、人工が1人で済むというようなことがございまして、管理上からお願いを申し上げている次第でございます。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤眞司議員。 ◯13番【小澤眞司君】 いまこの運動公園のですね、大きいグラウンドの東側の部分が、非常に水捌けが悪いわけですね。それはご存じかとは思いますけれども。  この間のゲートボール大会でもですね、お使いになってくださったわけですけども、非常に水捌けが悪いと。実際に私も何回か見てるんですけども、野球の面から見れば、3塁側からのライトにかけてですね、その辺の部分の水捌け工事についてですね、具体的に何か対策を考えていらっしゃるのかね、その辺を関連質問としてお願いしたいんですけど。 ◯議長【向笠茂幸君】 小澤経済建設部長。 ◯経済建設部長【小澤 稔君】 お答えさせていただきます。  当初ですね、運動公園の建設に当たりましては、いろんな検討の中で、国体のアーチェリーに関しては芝生がよいというようなことで、その1つの検討がありました。それで、その後にですね、芝生を取ってしまうというような1つの検討もあったんですが、そういった改築等の費用の問題等のいろんな検討の中で、その辺の中学校のグラウンドのような、その水捌けのよい地下埋設の配管等というような計画もありましたけれども、いろんな建設費といいますか、そういう工事費の負担というのがかなりの金額になるというようなことで、現在そのままの芝で使用したいというような状況で、今日に至っております。  そんな関係から、確かにご指摘の水捌けが悪い部分が生じてしまっている可能性としては、十分ございます。私どもも、あそこのオープニングのときに、やはり子供さん等がですね、たまたま雨が降ったあとでオープニング等行いまして、その辺も承知をしておるつもりでございますので、今後その辺についての、またいかに費用等を勘案しながら、その辺の水捌けについては、今後検討させていただきたいなと思っております。 ◯議長【向笠茂幸君】 他に質疑はございませんか。3番 半川義輝議員。 ◯3番【半川義輝君】 ──────────────────────────────── ◯議長【向笠茂幸君】 暫時休憩いたします。                              休 憩  午後4時53分                              再 開  午後4時54分 ◯議長【向笠茂幸君】 休憩中の議会を再開いたします。  他に質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本案については、細部にわたる審査が必要と認められますので、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、本案については予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定いたしました。  なお、お諮りいたします。ただいま設置されました予算審査特別委員会の構成人員については、湯河原町議会運営申合せ事項により、10名の委員をもって構成することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、10名の委員をもって構成することに決定いたしました。  選任方法については、議会運営委員会より推薦の名簿が提出されておりますので、ご報告いたします。  4番 長谷川俊子議員、5番 岩本和巳議員、7番 土屋誠一議員、9番 杉本光明議員、11番 北村礒江議員、13番 小澤眞司議員、14番 二見康男議員、16番 松野 満議員、17番 丸山孝夫議員、19番 青木昭久議員、以上10名を指名したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました10名を、予算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま予算審査特別委員会に付託されました議案第55号については、湯河原町議会会議規則第43条第1項の規定により、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第55号については、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることに決定いたしました。  なお、本予算審査特別委員会は、付託された事件を審査の上、その結果の審議が終了した時点で消滅することを申し添えます。                  日程第6 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第6、議案第56号「平成12年度湯河原町国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第56号の提案理由を申し上げます。
     国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、歳入におきましては、退職被保険者数の増加に伴います保険料の増額、療養給付費交付金の増額と職員の異動に伴う人件費相当分の繰入金の増額及び前年度繰越金の確定に伴う繰越金の増額を、歳出におきましては、職員の異動に伴う人件費の増額、退職被保険者等の療養給付費及び高額医療費等の増額につきまして、予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  提案理由で細かく説明いたしましたが、細部につきまして職員の説明が必要な場合には、職員に答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本案については、細部にわたる審査が必要と認められますので、予算審査特別委員会に付託の上審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第56号は予算審査特別委員会に付託の上審査することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま予算審査特別委員会に付託されました議案第56号については、湯河原町議会会議規則第43条第1項の規定により、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第56号については、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることに決定いたしました。                  日程第7 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第7、議案第57号「平成12年度湯河原町吉浜財産区特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第57号の提案理由を申し上げます。  吉浜財産区特別会計補正予算(第2号)は、繰越金の増額が確定し、その一部を桜郷地内の除伐、間伐、枝打ち事業に充当することについて、歳入歳出予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の財政課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。             (「細部説明はいらないよ」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本案については、細部にわたる審査が必要と認められますので、予算審査特別委員会に付託の上審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第57号は予算審査特別委員会に付託の上審査することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま予算審査特別委員会に付託されました議案第57号については、湯河原町議会会議規則第43条第1項の規定により、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第57号については、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることに決定いたしました。                  日程第8 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第8、議案第58号「平成12年度湯河原町下水道事業特別会計補正予算(第1号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第58号の提案理由を申し上げます。  細部説明を要しないよう、細かく理由を申し上げますので、よろしくお願いいたします。  下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入におきまして、県補助金の内示変更等による減額、繰越金につきましては、平成11年度決算の確定に伴う増額、手数料につきましては、指定工事店新規登録件数の増に伴う増額分を、また諸収入につきましては、自動車事故による共済保険金収入を、歳出につきましては、総務費で浄水センター施設緊急用機械修繕料の増額、ダイオキシン類特別措置法の改正に伴う水質分析委託料の増額、人事異動に伴う職員給与等の減額を、予備費につきましては、歳入歳出の差引額を今後の財政運用上、留保することなどについて、歳入歳出予算に補正を要するため、本案を提出するものでございます。  よろしくご審議のほどお願いいたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本案については、細部にわたる審査が必要と認められますので、予算審査特別委員会に付託の上審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第58号は予算審査特別委員会に付託の上審査することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま予算審査特別委員会に付託されました議案第58号については、湯河原町議会会議規則第43条第1項の規定により、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第58号については、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることに決定いたしました。                  日程第9 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第9、議案第59号「平成12年度湯河原町介護保険事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。  職員をして議案を朗読いたさせます。                  (職員 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 提出者から提案理由の説明を求めます。米岡町長。               (町長 米岡幸男君 登壇) ◯町長【米岡幸男君】 議案第59号の提案理由を申し上げます。  介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、職員の異動に伴います人件費の減額について、予算に補正を要しますので、本案を提出するものであります。  細部につきましては、担当の保険課長が説明いたしますので、よろしくご審議の上ご賛同いただきますようお願い申し上げます。               (「説明はいいよ」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わります。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。                (「質疑なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本案については、細部にわたる審査が必要と認められますので、予算審査特別委員会に付託の上審査することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第59号は予算審査特別委員会に付託の上審査することに決定いたしました。  お諮りいたします。ただいま予算審査特別委員会に付託されました議案第59号については、湯河原町議会会議規則第43条第1項の規定により、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、議案第59号については、9月21日までに審査を終了するよう期限を付けることに決定いたしました。                 日程第10 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第10、平成12年請願第1号『「食料品を非課税「消費税を3%に戻し」と、「さらなる消費税の増税の中止」を、国への意見書として採択を求める請願』を議題といたします。  事務局をして、要旨を朗読いたさせます。                 (事務局長 朗読) ◯議長【向笠茂幸君】 請願第1号については、紹介議員が2名おります。  代表して、17番 丸山孝夫議員に提案理由の説明を求めます。17番 丸山孝夫議員。              (17番 丸山孝夫議員 登壇) ◯17番【丸山孝夫君】 ただいま局長が申し上げたことなんでございますが、特に私が強調しておきたいことは、消費税が3%から5%に上げられたときに、大変経済が低迷しました。それは、国民は生活防衛のために、最低その生きていくための水とか食料、これはもう消費税が上がろうが何だろうが食べなきゃいけない。そうなりますと、いきおい観光なんていうことには、影響がもろに来ます。  そういう点で、観光地に住んでいる我々としては、この消費税をほんとは3%に戻していただきたいというその願い、それから先ほど申し上げた水、生きてくために必要な水にまで税金をかけるというような、こういうようなものはやっぱりやめさせていただきたい。消費税のその食料品を非課税にする。それから、さらにこれが消費税がいまの5%を上げられれば、この観光地にとっては、ますますお客さんが来ない、そういうことが目に見えておりますので、この請願書の紹介議員になりました。  どうか、皆さん方のご審議をお願いし、採択していただきたいことをお願いを申し上げまして、提案理由といたします。 ◯議長【向笠茂幸君】 これをもって提案理由の説明を終わりますが、紹介議員である丸山議員、そのまま登壇を願います。  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。18番 北村幸則議員。 ◯18番【北村幸則君】 いま丸山紹介議員さんから、3%から5%に引き上げたから、経済が非常に低迷したというようなお話がございましたけれども、私はそういう考えを持ってないわけです。この消費税3%にするときの議論というのは、いま本当に子供たちを教育して、高校・大学へ入れてる40歳の一番の働き盛り、この人たちに対して、直接的な所得税を給料から天引きされてしまう、それがあまりにもきついんじゃないかということで、間接、直間比率を見直そうということで、この消費税が間接税としてできたわけで、いま丸山議員のいわれたように、そのために経済が悪くなったというようなことは、私は考えておりません。この辺もう1度答弁をお願いいたします。  もう1点、もう1点ですがね、この消費税の論議は、私が議長のときから何回もやりまして、こちらの会からもう14回ぐらいですか、出てきて、いままで陳情書で出てきてますから、いろいろ机上配布というような形で論議をしてきました。  ただ、その論議の過程の中でね、私たちが国に厳しく求めたいのは、これから高齢化社会が間違いなく来るわけです。その高齢化社会の中で一番不安に思っているのは、まず私たちの年金は果たして定年後に大丈夫なんだろうか。病気にかかったときに、医療にかかったときに、果たしてね、本当に十分な医療がかかれるのだろうか。負担は多くなるんじゃないか。それから、倒れたときから自分の手が不自由になって、私もちょっと病院で腹切りましてね、非常に介護っていうのを勉強してきましたがね、介護っていうのは大変です。その年とって介護した、この3つね。これが大きな不安です。  それに対して、消費税を福祉目的税としてそこに限定をしてね、他に使わないというような形の論議がいままで議会の中にありますが、こういう考え方に対して、丸山議員のご意見はどういうご意見か、お聞かせいただきたいと思います。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 お答えいたします。  まず第1点につきましては、3%、私も商売やっておりましたが、3%のときは、「まあ3%ぐらいしょうがない」ってんで、売る人が自分がそのしょっていたとか。で、今度5%になると、とてもしょい切れないってんで、今度はそのそのままかぶせて、売るというその違いが1つは大きかったわけです。3%だったら、まあ泣こうと。売る方がね。お客さんからもらわねえでもいいだろうと。  しかし、今度5%になると、もう国へ納めなきゃいけませんから、それでそのいわゆる逆にその価格の中に折り込めなくなっちゃって、5%一斉にもらうと。そういうようなことがですね、やっぱり大きな経済の、みんなが結局生活防衛のために、これはずいぶん聞いたことですけど、「5%ってのはやっぱりきついよ」ということで、生活防衛のために最低限のものしか買わなくなってきた。これが結局、経済が動かなくなって、経済が低迷したというふうに私は考えております。
     それからもう1点、ここにも書いてございますが、福祉目的税っていうのは、政府税制調査会そのものが、消費税を福祉目的税にすることには反対だといってるわけです。で、その理由はですね、あんまりはっきりは出てきておりませんけども、将来この福祉目的税にすると、上げるときに、「あの年寄りがいるから、こんなもんが上がっちゃうんだ」とかってことで、あんまりその消費税というものがはっきり目的税化しちゃうと、上げにくいというようなことで、いろんなものに使うんですよといっておいた方がいいという、どうもそういう考えでいるようなんですよ。  だから、それで福祉目的税には、いわゆる、やるとあとで増税等がうんとやりにくくなるということで、そのもらう者と払う者の対立っていうような、そういうようなことで福祉目的税には政府税制調査会でも反対だといっているんではなかろうかと、私はそういうふうに解釈しております。 ◯議長【向笠茂幸君】 直接税についてはいいですか。 ◯17番【丸山孝夫君】 直間比率ですか。  直間比率につきましては、実は私もかつてそういうその税金の勉強をいたしましたが、たとえばヨーロッパなんか、たしかアメリカでもそうですけど、消費税は日本より高いです。その代わり、いわゆる日本では所得税、これを納めておりますけど、アメリカとかフランスとかっていうのは、所得税っていうのはきわめて取りにくい税金なんです。なぜかっていいますと、俺の収入だとか、俺の財産は何人といえども除くことはできないというような風潮があるんです。だから、消費税で取らざるを得ない国なんです。  日本の場合は、その点がお上が中心で強くやってきましたから、その所得税をたとえば申告しても、少なきゃあ調査とかいろいろあってですね、それでその所得税が日本の場合は取りやすいと。それで取っているから、消費税の方は低いと。  で、欧米諸国では逆に、所得税が取りにくいから、消費税、あるいは蔵出税、こういうところに高い税率をかけていると、こういうふうに勉強をしております。直間比率につきましてはそういう考えでですね、だから消費税をやったから、所得税を低くっても、それはほんの見せかけであって、実際には両方とも重税であるというふうに考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 他に質疑はございませんか。14番 二見康男議員。 ◯14番【二見康男君】 1点だけ確認をさせていただきたいと思います。  ちょっと議長にお尋ねしたいんですが、万が一、丸山議員がお答えできない場合もあろうかと思いますが、そのときには小澤議員でもよろしいわけですか。  請願の趣旨に、消費税を3%に戻すということになってございますですね。それがですね、第1回のときにはですね、あれでございます、消費税の廃止だっていうことで、陳情が来ております。それはたぶん、間違いはないはずでございます。  ですから、丸山議員は3%の消費税はもう認めると、そのように考えておるわけでございましょうか。その1点だけでございます。 ◯17番【丸山孝夫君】 私はですね、本来は、ここにも逆累進制って書いてありますね。消費税っていうのはそういう性格を持っている。その逆累進制っていうのはどういうことかっていうと、時間がかかるからいま説明しませんけども。  そういう点からは、私はあまりその理想的な税金ではないと思います。だけども、やっぱりいまのいわゆる日本の経済情勢、あるいは政治の実態、そういうのを見ましてね、せめて3%に戻してもらいたいというこの願い、それは聞くべきだという考えで、それでそのいわゆる認めるか認めないかにつきましては、私はこの3%でさえもあまりいい税金ではないという考えを持っておりますが、この請願書は3%に下げてくれというその部分については、私はいまの段階では納得するから、紹介議員になったわけでございます。それでよろしいでしょうか。 ◯議長【向笠茂幸君】 他にはよろしいですか。6番 佐々木征坡議員。 ◯6番【佐々木征坡君】 この請願書を出された牧野さんの出したかわら版を、私はずっと大切に持っておるんですけれども、このNo.17・No.18・No.19にあるですね、このOECD統計から取ったと思われる、各国のその消費税の基本税率と食品の税率が書いてありますけども、まずフランスの場合は、基本税率が20.6%、で食料品が5.5、それからイタリアがですね、基本税率が19%、食料品が4%、スイスは基本税率が6.5で、食品が2%、それからアイルランドは基本税率が21%で、食品は0、それからイギリスについては基本税率が17.5で、食料品の税率が0、カナダについては基本税率7%で、食料品の税率が0と、まあ基本的には0ないし5.5がここに出てくる最高ですけど、日本はちなみに基本税率・食料品とも、税率が5%ですけども、この数字というのは間違いございませんか。 ◯17番【丸山孝夫君】 それはいまここで、私に聞かれてもですね、ちょっと。 ◯6番【佐々木征坡君】 それはまたあとで、結構でございます。  次にですね、食料品を非課税にするとありますけども、どのようなね食料品を対象にしてるかと。たぶん生鮮食料品はたぶんこれ、なると思うんですね、0に。あとですね、1人暮らしで料理がままならないっていう人は、たとえばヤオハン行って、折り詰めの寿司を買いますね。これは、生鮮食料品を加工したもんなんだけど、これはその対象になるのか。同じ寿司でも、お寿司屋さんに行って食べた寿司はどうなのかと、まずその辺の範囲をですね、日本ではまだないわけですから、海外のアイルランドとかイギリス、メキシコ、カナダ、こういうところでその食料品に対して0というのは、どういう範囲で適用されてるかですね、もしご存じでしたら、教えていただきたいと思います。 ◯17番【丸山孝夫君】 ここにも書いてあるとおりですね、政府税調でも食料品の非課税というのは非常に難しいと、確かにそうだと思います。たとえばですね、普通の商店でいろんなもの売ってますわね。これは食料品だから、こっちはそうじゃないと、これはもうレジスターのとこが大変ですよ、それは。で、これはどっちだろうっていうものもきっとあるんじゃないか。例えば、チューインガムなんていうのは口にはいれますけど、吐き出しますわね。これが食料品かどうかというようなことね。何でも口に入るものは食料品て、そうとは限らない。  だから、この食料品であるかないかのこの分け方も非常に難しいだろうと。実際やるに当たってはね。特にその売る現場ではね、これは大混乱になると。だけども、人間が生きてく上でね、食べずにはいらんないわけですよ。だから、特にあの水道の水ね、こういうのはできると思うんですね。公共料金だし、非課税ってのは。  だから、食料品の非課税っていうのはやらなきゃいけないと思います。たとえば1億円の収入がある人も、たとえば100万円の収入がある人もね、じゃあ水をそんだけたくさん飲むかっていうと、やっぱり飲む量はあんまり違わない。ということは、所得の低い人ほど、その食料品の場合は特に負担率が高くなる。これが逆累進制っていうんですけどね。  だからそういう点で、食料品であるかないかと分け方は極めて難しい。それからもう1つは、課税した場合、売る現場でのその売るのも大混乱。だけども、やらなきゃいけない。だから、何かそこは人類が知恵を出して、食料品が非課税、あるいは低減税率ですね、いまおっしゃったとおり、よその国でも2%とかやってますけども。それは、これからの知恵を出し合っていくし、やった中で変えていかなければならないだろうと。  やっぱりこの食料品の非課税っていうのは、ぜひやってかなきゃいけないだろうということを、私は特にこの3項目の中では痛感しております。 ◯議長【向笠茂幸君】 佐々木征坡議員。 ◯6番【佐々木征坡君】 私の家もエンゲル係数が高いもんですからね、食料品が0になればいいんですけど。  実際にね、やるに当たっては、やはり他の国の0のところがあるわけですから、そういうのもやっぱり事前に研究しておく必要があるんじゃないかと思うんですね。  それから次に質問ですけどね、消費税の5%のうち、4%が国税で、あと1%は都道府県税ですよね。で、1%は市町村に返ってくると。で、湯河原でも12年度の湯河原町の予算書にも、地方消費税の交付金として、2億5,800万計上されてるわけですね。これが消費税が5%から3%に戻ると、この財源がなくなってしまうと。この財源をどうするのかっていうのも1つの問題なんですけど。  さらにいま4%の中にもですね、地方交付税としてやっぱりいくらか入ってるわけですよね。だから合計で、この5%の消費税の中に、2.18%のお金が返ってくるんですよ、町に。この財源をどうするかということを、お答えいただきたいと思います。 ◯17番【丸山孝夫君】 別の観点になるかも知れませんけどもね、いま南北朝鮮がああやって手を結んでいる時代でございますから、やっぱりその緩和、緊張緩和の中でね、やっぱり自衛隊、軍事なんかに使っている莫大な予算を、そういういまおっしゃったような方向へ回していけばね、この問題も解決できるだろうと。で、世の中はいま、そういう方向に世界が向かっておりますから、いわゆるその明日攻めてくるかもしれないっていうことで、莫大な軍事費を使っておりますけども、こういうものを人類の知恵でもういい加減にやめようという、そういうのを回してくれば、十分賄えるだろうというふうに考えております。 ◯議長【向笠茂幸君】 佐々木征坡議員。 ◯6番【佐々木征坡君】 だいたい予想した答弁でございました。  最後にですね、この請願書のかがみの部分には、意見書をその国へ出すと。この趣旨説明の中には、国会に意見書を出すと。これは99条でどちらでもいいんですけど、これは国会ということで了解してよろしいですか。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 国会だけじゃなくて、各省、大蔵省とかそういうとこへ出すのが、一番効果があると思っております。 ◯6番【佐々木征坡君】 はい、わかりました。  以上で、質問を終わります。 ◯議長【向笠茂幸君】 他に質疑は、2番 内藤陽子議員。 ◯2番【内藤陽子君】 私も個人的に思いまして、この経済状況も厳しい中、5%の消費税をすべてのものにかけるというのは、公平さにはあっていると思いますけれども、大変なことだと痛感しております中で、これだけのことが現実になるかどうかわかりませんけれども、プラス要因だと、5%に比べれば要因だと思っておりますので、そういうふうに考えております。それで紹介議員として引き受けたのでしょうか。 ◯17番【丸山孝夫君】 そうです。 ◯2番【内藤陽子君】 わかりました。 ◯議長【向笠茂幸君】 ほかに質疑はございませんか。                 (「なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 質疑がないようですから、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本請願については、湯河原町議会会議規則第86条第1項の規定により、総務文教常任委員会に付託し、審査が終了するまで閉会中の継続審査にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                (「異議なし」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 ご異議なしと認めます。  よって、本請願は総務文教常任委員会に付託し、審査が終了するまで閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。                 日程第11 ◯議長【向笠茂幸君】 日程第11、陳情の委員会付託についてを議題といたします。  本定例会に付議すべき陳情は、お手元に配布いたしました陳情付託表のとおりであります。  本陳情は、まちづくり21特別委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。  16番 松野 満議員。 ◯16番【松野 満君】 ─────────────────────────────── ◯議長【向笠茂幸君】 私がお答えいたしましょうか。それとも、議運の委員長さんから。            (「議運の委員長がやればいい」の声あり) ◯19番【青木昭久君】 陳情の内容がですね、老人会から出たということと、もう1点は経済関係の建物についての問題と、2つの意味を兼ねて、まちづくり21へ付託したというふうに私は解釈したわけです。  以上です。 ◯議長【向笠茂幸君】 16番 松野 満議員。 ◯16番【松野 満君】 ───────────────────────────────            (「難しくない、やさしいよ」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 どなたが答えますか。18番 北村幸則議員。 ◯18番【北村幸則君】 質問じゃないですから、質問するわけじゃない。私も元議運の委員長ですしね、いまの松野議員の意見には、あんまり賛成できないんですよ、今回は。  と申しますのはね、老人会が3,400人賛同の陳情書を持ってきたと。これは民生に関係してることです。お年寄りのことですからね。で、そのお年寄りが、エレベーターがないと、非常にもう足の悪い人もいるから、3階まで上がっていくのは大変だという陳情書です。だから、民生ですよね。  ところが、観光会館そのものの耐久性とか、その横にエレベーターを付けるという問題になってくると、経済建設の問題で、これは両方にまたがると。そこで、議運としては、まちづくり21というね、特別委員会がここでつくられているんですから、ここが中心になっていま検討してるのが、総合計画です。2001年から10年までの構想と、2005年までの基本計画と、3の実施計画等をいま慎重に審議をこれからしていくわけです。  そこで、こういう問題も含めてね、総合計画の中に入れたらいいのか、またそれをどういう形でね具現したらいいのかという論議をするのには、多い方がいいんで、10人もいるんでね、この特別委員会。そこできっちり論議をしていただければ、私は何も問題がないということでですね、議運ではまちづくり21に付託をすることに決定をしたということです。 ◯議長【向笠茂幸君】 16番 松野議員。 ◯16番【松野 満君】 ─────────────────────────────── ◯議長【向笠茂幸君】 北村幸則議員。 ◯18番【北村幸則君】 合同審査っていうのはね、よほどのことがなければね。例えば、経済建設に付託して、それで民生が関係してるから、両方で合同審査っていうのもありますけれども、それはね、付託されたとこが中心であって、付託された委員会がそれを要望しなければね、なかなか難しいことなんです。現実に、まちづくり21という特別委員会が、常任委員会の上ですよ。必要だからつくってんですから。それがなければ、いまいった松野議員がいうような意見も、私はね、議運で発言したと思います。  ところが、きちっとね、特別委員会が常任委員会の上につくられていて、すごく大きく幅広く論議をしなければならないとこなんで、私はですね、まちづくり21で結構と、こういうことなんです。 ◯議長【向笠茂幸君】 丸山孝夫議員。 ◯17番【丸山孝夫君】 私は議長に聞きたいんだけどね。             (「休憩したほうがいい」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 それでは、暫時休憩いたします。                              休 憩  午後5時35分                              再 開  午後5時40分 ◯議長【向笠茂幸君】 休憩中の議会を再開いたします。  ご異議なしでよろしいですか。                (「いいです」の声あり) ◯議長【向笠茂幸君】 それでは、ご異議なしと認めます。  よって、本陳情は、まちづくり21特別委員会に付託することに決定いたしました。 ─────────────────────────────────────────── ◯議長【向笠茂幸君】 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。  明日、9月12日は、午前10時から本会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。長時間お疲れ様でした。                              散 会  午後5時41分 当サイトのあらゆるコンテンツは、日本国における著作権法および国際条約によって保護されています。 Copyright(c) YUGAWARA TOWN ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ページの先頭へ...