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令和3年第3回(9月)定例会(第26日目) 名簿
令和3年第3回(9月)定例会(第26日目) 本文

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  1. 二宮町議会 2021-09-26
    令和3年第3回(9月)定例会(第26日目) 本文


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    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年第3回(9月)定例会(第26日目) 本文 2021-09-28 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 201 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 2 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 3 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 4 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 5 : ◯町長【村田邦子君】 選択 6 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 7 : ◯政策担当部長【志賀道郎君】 選択 8 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 9 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 10 : ◯4番【野地洋正君】 選択 11 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 12 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 13 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 14 : ◯町長【村田邦子君】 選択 15 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 16 : ◯4番【野地洋正君】 選択 17 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 18 : ◯町長【村田邦子君】 選択 19 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 20 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 21 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 22 : ◯4番【野地洋正君】 選択 23 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 24 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 25 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 26 : ◯1番【二宮節子君】 選択 27 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 28 : ◯財務課長【須田泰弘君】 選択 29 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 30 : ◯1番【二宮節子君】 選択 31 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 32 : ◯町長【村田邦子君】 選択 33 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 34 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 35 : ◯2番【羽根かほる君】 選択 36 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 37 : ◯財務課長【須田泰弘君】 選択 38 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 39 : ◯政策担当部長【志賀道郎君】 選択 40 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 41 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 42 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 43 : ◯2番【羽根かほる君】 選択 44 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 45 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 46 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 47 : ◯教育長【森 英夫君】 選択 48 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 49 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 50 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 51 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 52 : ◯企画政策課長【神保和美君】 選択 53 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 54 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 55 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 56 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 57 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 58 : ◯企画政策課長【神保和美君】 選択 59 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 60 : ◯産業振興課長【小宮正嗣君】 選択 61 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 62 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 63 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 64 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 65 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 66 : ◯産業振興課長【小宮正嗣君】 選択 67 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 68 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 69 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 70 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 71 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 72 : ◯総務課長【西岡英明君】 選択 73 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 74 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 75 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 76 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 77 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 78 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 79 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 80 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 81 : ◯教育長【森 英夫君】 選択 82 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 83 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 84 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 85 : ◯教育部長【黒石徳子君】 選択 86 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 87 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 88 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 89 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 90 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 91 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 92 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 93 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 94 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 95 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 96 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 97 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 98 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 99 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 100 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 101 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 102 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 103 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 104 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 105 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 106 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 107 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 108 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 109 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 110 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 111 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 112 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 113 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 114 : ◯4番【野地洋正君】 選択 115 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 116 : ◯2番【羽根かほる君】 選択 117 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 118 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 119 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 120 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 121 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 122 : ◯6番【坂本孝也君】 選択 123 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 124 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 125 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 126 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 127 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 128 : ◯3番【松崎 健君】 選択 129 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 130 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 131 : ◯13番【一石洋子君】 選択 132 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 133 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 134 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 135 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 136 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 137 : ◯1番【二宮節子君】 選択 138 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 139 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 140 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 141 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 142 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 143 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 144 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 145 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 146 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 147 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 148 : ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 選択 149 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 150 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 151 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 152 : ◯3番【松崎 健君】 選択 153 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 154 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 155 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 156 : ◯6番【坂本孝也君】 選択 157 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 158 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 159 : ◯6番【坂本孝也君】 選択 160 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 161 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 162 : ◯13番【一石洋子君】 選択 163 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 164 : ◯2番【羽根かほる君】 選択 165 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 166 : ◯4番【野地洋正君】 選択 167 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 168 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 169 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 170 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 171 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 172 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 173 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 174 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 175 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 176 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 177 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 178 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 179 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 180 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 181 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 182 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 183 : ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 選択 184 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 185 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 186 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 187 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 188 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 189 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 190 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 191 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 192 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 193 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 194 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 195 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 196 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 197 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 198 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 199 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 200 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 201 : ◯議長【善波宣雄君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                             午後1時00分 開議 ◯議長【善波宣雄君】 皆様、こんにちは。  ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  ────────────────────────────────────────────  日程第1 議案第48号 令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号) 2: ◯議長【善波宣雄君】 日程第1「令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号)」町長提出議案第48号を議題といたします。 3: ◯議長【善波宣雄君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 4: ◯議長【善波宣雄君】 町長。 5: ◯町長【村田邦子君】 議案第48号の提案理由を説明いたします。  「令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,760万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ93億842万7,000円とするものです。  内容につきましては、政策担当部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 6: ◯議長【善波宣雄君】 政策担当部長。 7: ◯政策担当部長【志賀道郎君】 ただいま町長より提案いたしました議案第48号についてご説明申し上げます。  事項別明細の説明をさせていただきます。6ページ、7ページをお願いいたします。  歳入です。国庫支出金の国庫補助金です。総務費国庫補助金、地方創生臨時交付金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金ですが、国から新型コロナウイルス感染症の影響に対する事業者支援分として、市町村ごとの交付額が示されたため、追加をするものです。  なお、事業者支援分と今申し上げましたが、今回の交付対象事業は、感染拡大の影響を受けている事業者に対する支援、事業者または地方公共団体が実施する感染症対策の強化に関連する事業のいずれかに充てるとされております。  次に歳出です。8ページ、9ページをお願いいたします。  総務費の総務管理費です。企画費、地域公共交通推進事業のタクシー事業者感染症対策支援金は、新型コロナウイルス感染症に対する安全対策を図るため、町内のタクシー事業所に対し、タクシー1台当たり2万円を補助するためのものです。  商工費の商工費です。商工振興費、商工業振興対策経費の第2次中小企業等事業継続支援金です。第2次中小企業等事業継続支援金につきましては、お手元に事業者向けの案内チラシに補正予算の内容を追加した資料を配付させていただきましたので、ご覧ください。
     この支援金は、売上げが一定程度減少している町内事業者に対し、昨年度に実施しました中小企業等事業継続支援金に続き支援金を交付するものです。支給要件及び支給額といたしまして、本年4月から9月までの各月の売上げを前年または前々年の同月と比較し、減少率5%以上50%未満のひと月に対し5万円、減少率50%以上のひと月に対し2万5,000円を、対象期間において最大3か月分支給するものです。  資料の支給額の欄に示した支給例では、支給額5万円、2万5,000円に該当する月がそれぞれひと月ずつあるということになりますので、合計7万5,000円が支給されることになります。  支援金の額につきましては、資料下段の表のとおり、減少率50%以上の事業者には国及び県の支援が既にありますので、国、県の対象とならない減少率5%以上50%未満の事業者に対して、手厚い支援を行うことといたしました。  なお、休業あるいは時短など県の要請に従うことで、県の拡大防止協力金を受給する事業者につきましては、本支援金の対象外としております。  予算額ですが、ひと月5万円を3か月分受給できる対象者を120件で合計1,800万円、ひと月2万5,000円を3か月分受給できる対象者を20件、合計150万円と見積もりまして、総額を1,950万円とさせていただいております。  次に、教育費の保健体育費です。こちらにつきましては、先日、検証結果を議会にご説明をさせていただいた内容になります。  保健体育総務費、一般経費の会計年度任用職員報酬及び会計年度任用職員費用弁償は、町立体育館及び町民運動場の受付管理を2月1日より直営に変更するため、必要となる報酬及び通勤にかかる交通費を計上するものです。  体育施設費、町立体育館施設管理運営事業及び町民運動場施設管理運営事業の体育館管理委託料及び町民運動場管理委託料は、直営化に伴い2月1日以降の管理委託料を減額するものです。  予備費です。今回の補正に伴いまして98万1,000円を減額し、総額を1,771万9,000円とさせていただくものです。  10ページをお願いします。  給与費明細書です。1、一般職の(1)総括です。  比較欄をご覧ください。  職員数は、会計年度任用職員9名の増です。  給与費は、報酬は148万3,000円の増で、合計も148万3,000円の増となります。  ア、会計年度任用職員以外の職員に変更はありません。  イ、会計年度任用職員の比較欄をご覧ください。  (1)の総括と同様、人数と報酬が増になっております。  報酬の増額理由は、町立体育館及び町民運動場の受付管理を直営に変更するため、新たに会計年度任用職員を任用することによるものです。  以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 8: ◯議長【善波宣雄君】 これより質疑に入りますが、本会議場では質疑は最初に挙手をした方のみとなっておりますので、よろしくお願いいたします。  質問のある方。 9: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 10: ◯4番【野地洋正君】 9ページ、保健体育費ですね。委託の関係になります。  2つ質問をいたします。  1つ目なんですけども、6月の補正予算提出までの経緯をちょっと整理、確認をしたいと思います。間違いがあればご指摘をいただきたい。2つ目はちょっと金額に入ります。  1つ目の質問です。ちょっと聞いてくださいね。  令和2年度予算編成に当たり、シルバー人材センターほか委託可能な事業者を模索していたが、時間を失い、結果、専門業者と1年6か月、おおよそ2,600万円の随意契約をした。  令和3年度予算編成では、委託の有効性に疑義あると分かっていたにもかかわらず、その検証が十分できないまま、昨年同様、予算編成の期限を迎えてしまい、取りあえず令和6年までの5,300万円、長期継続契約の方針を維持することにしておこうと、まずは予算の確保を優先した。  予算承認された直後の4月には集中して検証に入り、結果、計画が十分に練られていない浅はかなずさんなものであったため、当初の予定より費用が増してしまうにもかかわらず、目的は達成されないことが確認され、9月の契約終了には早期に町直営へ戻す必要があると判断、6月補正を目指した。が、またしても時間がなく、正副議長による、3月承認、6月補正でいきなりの方針転換では、議会の理解は得られないのではないかとする助言を聞き入れず、コロナ対策費と抱き合わせであれば賛否は分かれるものの可決すると読み、事前説明もないまま補正予算の提案へと踏み切ったに間違いがあればご指摘ください。  2つ目ですけど、保健体育費、6月補正時の時点の予想では、会計年度任用職員等の一般経費は上がってしまいますが、管理運営事業費は減りますので、当初予算から約400万、予算が余ります、これを予備費に入れましょうと、ご提案だったかと思います。今回の9月は3か月の9月なんですが、同じく差引きすると、当初予算は150万弱残りますから、予備費に入れましょう、この3か月で300万円使ったということになるのかな、差が出ております。  では、例えば、今回補正が通らなくて改めて3か月後の12月の定例会に出した場合は、今度は当初予算も不足してほかからお金を持ってこなければ、今年度の体育館事業が進まないと想定ができますが、この提示にはいかがでしょうか。以上です。 11: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 12: ◯教育部長【黒石徳子君】 では、2つご質問がありましたので、順番にお答えしたいと思います。  まず先に、これまでの委託の経緯をご説明いただきました。一部分、ちょっと違いがあるかなというところがありますので、流れをご説明したいと思います。  この委託につきましては、令和2年4月から委託ということで、町立体育館、運動場、業務委託をさせていただいております。当初、令和2年4月から委託ということで、令和2年度の予算をいただいた経緯がございましたので、通常でしたら入札ということもあるんですが、また、そこの部分が時間的に余裕がなかったということで、随意契約で業者のほうを、町の状況をよく分かっている業者のほうに委託をさせていただいております。  年度途中で会計年度任用職員、当初、雇用して行うということも考えられたのですが、やはり短期の雇用になってしまうので、あまり雇用上よろしくないという状況がありまして、年度当初から委託ということでやらせていただいております。  その状況が続きまして、1年半ということで委託をさせていただきましたが、その間、令和2年度にコロナの状況等もありまして、休館、休場ですね。運動場が休場になりますが、休場がございまして、令和3年度の予算を要求する段階でやはり検証しなければいけないというのは当然ありました。  ただ、やはり状況が、1年まだ休館もあった中で経過が十分把握ができていない、時間の経過が少なかったために状況把握が十分でないというところがありまして、3月の当初予算の段階では同じく委託を継続するという形で予算のほうをいただきました。  4月になりまして、委託の契約が1年が経過しまして、状況もだんだんと把握できる中で、やはり費用的にかなり金額がかかっていることと、成果、委託の業務状況がどうかということで、ここの段階で検証のほうを始めさせていただきました。  課内で業務の状況をいろいろ調べたり、あと、担当、関係部署との、財政課ですね。関係部署との調整等をさせていただいて、やはり費用と得られる効果を比較すると、費用対効果ですが、やはり費用的にもかなりの大きな負担だということで、6月の議会のほうに突然な提案で本当に申し訳なかったのですか、事前の説明がなくて本当に申し訳なかったのですが、そこで委託料の減額、直営に戻すという提案をさせていただきました。  それがなぜかというと、やはり9月までに委託が切れると、委託が終了するというタイミングがございましたので、6月であれば人の募集とか、そういうのを合わせて直営に戻せるタイミングだということで、6月に補正予算を提案させていただいたものです。  今回はそういう形で、6月については、議員の皆様から再度検証が必要だということでご意見をいただきましたので、その後、また状況を把握しまして、改めてここで提案をさせていただいたものです。  そして、2つ目の委託の金額ですね。  ここで、6月からですので3か月ですか、経過していますので、委託業務のほう継続して行っていますので、その支払いは行っております。2月、3月分を今回は減額するということでさせていただいております。  ただ、このまま仮に委託が継続しても、契約のほう、随意契約を今度9月で1回切れますので、契約が切れますので、また新たに契約を継続するというか、延長させていただくような形で新たに契約をします。現在いただいている予算の中でそれは対応できますので、予算が不足するということはございません。以上です。 13: ◯議長【善波宣雄君】 町長。 14: ◯町長【村田邦子君】 今のところで抜けていた部分は、私のほうから補いたいと思います。  野地議員のお話された最初の経過なのかな、議事録なのかな、その中で、正副議長がそういうことを指摘したにもかかわらずというようなお話があったと思うんですけれども、それについては、事前に意見交換をして、その中でご心配されていたというふうには受け止めておりますが、しっかりと担当含めてこれまでの経過、そしてメリット、デメリットを分かりやすくもう一度しっかり説明をしていきますということで、ご理解をいただきました。私たちのほうはそういう形でした。  そして、もう一つ、コロナ関連予算と一緒にというようなお話がありましたけれども、それは全くそういう意図はございません。 15: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 16: ◯4番【野地洋正君】 若干、違いもあったかもしれません。  2年度の入札ができなかったのはやっぱり時間がなくてということで、何も私が言っておると変わらないのに随意契約したと、改めて理解をしました。  次に、コロナで休館、休場になって検討が十分できなかったので、結果時間がなくなって、令和3年も当初の予定どおりに予算編成をした、これは私も別に言ったこと、間違っていないですね。  委託が10月、再契約10月だということで、4月に入って検証したんでしょう。しかし、ご説明の中、議事録を確認すると、会計年度任用職員、元に戻すということも検討の1つだということは議事録に書かれていますから、検討していたんでしょう。ですが、そのことについて、特に議会に対して説明はその時点ではなかったです。その言葉はありました。私的には、入札して、次は入札でやるんだなという印象しか残ってなかったのも事実です。そこは質問としません。  費用対効果はない……。ないね、まあ、いいです。ありがとうございます。  それで、町長の答弁、正副議長の助言ということに対して、心配していただいたというのは分かりました。でも、きちんと説明をして理解をしていただいたという表現があるんですが、正副議長が何を理解したか分かりませんけど、正副議長が内容を、よし、分かった、そのとおりだと言ったのか、議案を出す権限は町長にありますので、正副議長が議案を受け取らないとか、審議しませんということは、これはあり得ないんです。なので、私の理解したという言葉に含まれるのは、難しいけど出すことは出すのねということを理解したのかなと、内容じゃなくてね、というふうに考えておりますが、行き違いがあったんでしょうか。  それと、数字のことです。当初予算内では全て完結します、会計年度に変えたとしてもね、ということでしたが、要するにこの3か月で300万使ってしまうわけですね。さらに、メリットがないんだけど、約300万って勝手に思っているんですけど、メリットはないんですが、お金だけは出し続けることになる、今の契約を続けてすればと、無駄なお金を出さざるを得なくなるという理解でよろしいですか。以上です。 17: ◯議長【善波宣雄君】 町長。 18: ◯町長【村田邦子君】 ちょっとすみません、誤解というか、私の言葉が足りなかったかもしれませんけど、お二人からそういう強いご指摘ということじゃないかもしれませんけれども、その辺は意見交換をさせていただいて、こちらもご心配していただいている部分は、丁寧に分かりやすく説明をしていきたいと考えていますということは、お話させていただきました。  それをもって正副議長がどこまで理解したとか、ちょっとそういうことは、こちらからはそこではなかなか、まだまだ不安に思っていたのかもしれませんし、ご心配いただいていた部分もあるのかもしれないですし、それは私がちょっと言うことではないかと思いますけれども、その時点では本当にそういう形で資料も用意して、丁寧に分かりやすくしていきたいというお話はさせていただきました。  それと一緒で、タイミングとして、あのときはコロナ関連予算が一緒に出るようなタイミングになってしまったということです。 19: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 20: ◯教育部長【黒石徳子君】 委託を継続することになりますので、費用的にはもちろん直営に戻すよりは高くなります。無駄なお金という表現もあるかと思うのですが、委託をしたことによる得た成果の分の対価ですので、委託になるということで、事務費だったりというところで高くなってしまう部分があるということで、今回、直営に戻したいというご提案をさせていただいておりますが、委託に対する対価を払っていくということになるかと思います。以上です。 21: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 22: ◯4番【野地洋正君】 町長答弁に対してはお互い認識もあるでしょう、私、そこの場にいませんから、お互いがそういう理解をしていたということで、ずれがあったのかなというふうには承知しました。  それと、お金の答弁、もう一回行きます。  対価として支払うの当然なんですが、その対価、費用対効果、支払うお金は無駄なんですよ。言葉、悪いですけど、どぶに捨てるんですね、という私は認識があります。そんなお金を出すんですかというところに疑問があるんですが、2月、3月分のお金は継続した場合は、その分の支出は全く意味のない、どぶに捨てるようなものだとお思いですか。 23: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 24: ◯教育部長【黒石徳子君】 議員さんがおっしゃっていることは、よく分かります。  費用対効果を見て、その費用に対する効果が十分でなければ、その部分のお金を払うのは確かに無駄になるのかと思います。そこをやはり削減したい、少しでも削減したいので、より安価で同様のサービスができる対応ができる直営に戻させていただきたいというご提案をさせていただいておりますので、2月、3月、そのまま継続して払うということになれば、ちょっと言葉がきついかもしれませんけど、議員さんのおっしゃる無駄というところに当てはまることは理解できます。以上です。 25: ◯議長【善波宣雄君】 二宮議員。 26: ◯1番【二宮節子君】 まず、今、一応、野地議員の質問にもあったと思いますけども、副議長といたしまして、今、町長とのこのような議案の会話の席上でオーケーはいたしますけれども、議長も副議長も決して全てを容認したわけではないということで、今後のこともございますので、その点だけは多分、議長も一緒だと思いますから、答弁をさせていただきたいと思います。以上です。  そのほかに、このように問題がやっぱりあるさなかのこの議案なんですけれども、コロナと一緒に出されたというのが議員の皆様の質問の中というか、心の中にあると思うんですが、コロナと一緒に出さなければいけなかった理由というのは何かあるのかということですね。  それと、以前から指摘しております委託に関して、委託するのが要するに随意契約になってしまったということなんですが、町として、委託とかそういう契約に対しまして規約というのはあるのか、そして、もうこれ、既に問題が出ましてから数か月がたっております。私、本日の考えるに当たっては、この2点あるのはとても大きな問題ですけれども、規約に対して町はもう既に着手していなければ本来はおかしいのではないかなと思うんですが、現在、もしつくる段階とか、もう段階じゃないんです、つくっていなければおかしいわけです。これをどこかでつくっているのか、つくっていなければゴーサインを渡すことはできないし、一番の答えでもゴーサインを出すことができないと思っております。  この2点、お願いいたします。 27: ◯議長【善波宣雄君】 財務課長。 28: ◯財務課長【須田泰弘君】 まず、コロナの補正と直営化の補正をなぜ一緒に出したかといったような内容かと思うんですけれども、そもそも補正予算というものは、予算の調整後に生じた事由に基づいて、既定の予算、その前までの補正予算も含めてなんですけれども、予算に追加、ほかの変更を加える必要が生じたときに調整する予算のことをまず補正予算と言います。なので、こちらも補正予算は当初予算と同様に、提案する時点で生じている全ての事由に基づいて編成することになります。  これは、1会計年度における一切の収入及び支出は全てこれを歳入歳出予算に基づくものでなければならないという、地方自治法210条の総計予算主義の原則に基づくものです。  今回、追加させていただく直営化の事業及びコロナの関連の事業についても、本来であれば、今回は7号ですね。6号の前回の補正予算に本来であれば間に合えば組み込むべき内容だと考えております。ただ、こちらの内示額、国からの内示額が8月20日に示されたこと、1,760万という数字が8月20日に示されたこと、こちらの体育施設の直営化については勉強会が8月25日に行われたということで、6号補正予算には間に合いませんでした。  こちらの提出する時期が、要は完全に一致していますので、どうしてもこちらを恣意的に分けるというようなことはできるものではございませんので、一緒に出させていただいている。当然、もし前回の補正に間に合っていれば、それも両方とも合わせて出していくという形になろうかと思います。  こちらは、法律というか、予算というのはそういうものだということでご認識いただければと思います。  続いて、委託の基準についてなんですけれども、こちらについては明確化したものというものは現在はございません。ただ、このような基準、規約という話が、基本的に基準なり指針みたいなものなのかなと思うんですけど、当然やっている市町村も、かなり作成している市町村もありますので、こちらは前から説明している委託化の行革の中でやっている中で、似たような形で基本的に議論はしてきました。  それが、コア業務と周辺業務といったことになるのかとか、町が本来やるべき事務なのかですとか、そういったところのフローじゃないですけど、ある程度検証していった中で、受付事務においては、基本的には委託することは可能ではないかということの議論の中で進めてまいりました。  ただ、現状でこういったものの明記しているものが町にはございませんので、今後、こちら財務課のほうでちょっと作成を進めていけたらと考えております。以上です。 29: ◯議長【善波宣雄君】 二宮議員。 30: ◯1番【二宮節子君】 いろんな質問のところで、今後、今後ってやっぱりくるんですけれども、これ、本来手をつけていなければおかしいと思うのですが、今後は幾らでも回答できるんですよ。この問題、発覚したときに、今のフローと言いましたけれども、そのフロー、例えば行数とか、そういうの何行ぐらいあるんですか、確実にこれに伴ってやられたものなのか。現実、あるわけですよ、規約みたいのが、行革に従ってやったとおっしゃいますけれども、行革ってどのぐらいの文章があるのかって細かいことが、そこにいろいろあるからいろんな不祥事、また、後から検証しなきゃいけないということが出てくると思うんですけれども。  私が何を怒っているのかというと、これからこれからってさっきも言いましたよね、これからつくるって、もう問題が発覚して2か月ぐらいあるわけですよ。それができなかったってとても私は怒っているんですけれども、もうこれ、できた段階で議会にはもちろん教えてはくださる、ほかでできたところはもうもちろんホームページにも載っていますし、これからというのは、何でもこれからできるわけですよ。これ、私、副町長に申し上げましたよ、これが私の基準になるんだと、これをつくっていなければ駄目だということで、だから、分かりました、これからつくるということですね。 31: ◯議長【善波宣雄君】 町長。 32: ◯町長【村田邦子君】 副議長のほうから副町長のほうにそういう話、承っているのは私も担当も聞いています。  それで、実はもう今幾つかのところとか言っていますけど、実際にもうそれを集めてフロー図にして、もう着手というか、そういう形には今し始めているんです。ただ、はい、これですって今日まだ出すまでには、最後のところをやっぱりいろいろ決めなきゃいけないところがあるので、そういう状況ですけど、もう既に幾つかのところの事例とか、うちの町に引き寄せてということで、逆にまた皆様方にも分かりやすくという、それこそ複雑過ぎてもあれですから、そういったところを、今、最後の詰めをしているところで、すみません、できていないからやっぱりちょっとこれからという答弁になりましたけど、既に進行しながら、承ったお話は要綱なりその規則化に向けて実際動いていますので、皆様のほうにちょっとそれを示すのは、もうしばらくお時間をいただければ示せると思います。 33: ◯議長【善波宣雄君】 よろしいですか。 34: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 35: ◯2番【羽根かほる君】 何点かございます。  まず、先ほど歳入のところの7ページの交付金ですけれども、8月20日にこれが確定したということなんですが、これに伴っての歳出というのは、次の9ページの商工業振興対策経費がメインということなのかなと思っているんですけど、合っていますかね。  そうすると、今日頂いた資料ですと、実際の申請期間ですよ、この支援金の、これが10月11日からということで、今日、もう既に資料を頂いているんですけれども、8月20日以降でこの内容、1か月ぐらいかけて詰めていらっしゃったということなのか、これとは全くちょっと別で考えていて、交付金が出たから、そこで、じゃ、これにしようという感じになったのか、ちょっと流れを教えていただきたいのがまず1つです。  それから、体育施設の委託の件についてです。  先ほどのご答弁で、受付業務の直営化は2月からというふうなご答弁でしたけれども、そうすると、このタイミングになってしまったので委託は契約を更新して、1月末まで更新して、2月から2、3と、年度でいうと2月、3月だけ直営するということになりますか。そうすると、ちょっと言い方あれですけど、たった2か月のためにそういうことをするのかということになってくるわけですね。  私が一番いろいろ気にしているんですけど、すごく気にするのが委託先の企業ですよね。これほど振り回されちゃっているというか、そういうことを理解していただいているのかどうかということです。  当初9月でって話もしていたでしょうし、今度は1月末って話をされたのかなと思うんですが、そして、受付業務の方の雇用ですよね、委託先にいてそのまま直接雇用ということにはならないでしょうから、一旦、会計年度任用職員ですと再度募集をかけてということになりますけれども、そういう雇用のことも、やはり町として委託している先に対しては、本当失礼のないように対応しなきゃ私はいけないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の話合いが委託先とどういうふうに円滑にいっているのかどうかとか、その辺りをお聞きしたいです。それが2点目です。  それから、よく町のほうのご説明の中で、直営化すると人材不足、人材の対応がなかなか難しいということ、給食センターなどもとか、その他の施設でもお話があると思うんですが、今度、直営化したときに、その辺りのオペレーションは大丈夫なのかどうかということが3つ目です。
     それから、あと、先ほどの教育部長のご答弁の中で、4月から、今年の4月ですよね、令和3年の4月から委託に対して見直しをしたというお話ですけれども、じゃ、1年間、何もしなかったのかということをお聞きしたいです。1年たっているわけですから、なぜ4月の時点から急にそこを始めたのかが、ちょっといまだに分からない点です。  それから、あと、教育部長のご答弁の中でやっぱり費用のことをすごい全面に言われるんですけれども、勉強会の資料でも費用のことで言ってこられるんですけど、もともと委託するということは費用がかかるのはもう当然最初から分かっていますよね。それに、メリットがあると思ったから委託したんじゃないかと思うんですよ。じゃ、それはどう説明するのかなって、1年間無駄なお金を払ったのかって思ってしまいますし、あと、委託している間中にちゃんと適切にこちらが払っているだけの対価の費用対効果、そこを満たすようにこちらが指導しなきゃいけないんだと思うんですよ、こうやってほしいとかですね。それはやっていたのか、やっていないのかということもお伺いしたいです。  それから、先日の勉強会の資料で、委託化によりデメリットということで3つ挙げられているんですけどね、どれも最初からやっぱりそれは当たり前に最初から分かっているはずのデメリットじゃないかなって思うわけです。  利用者と職員との接点が取りづらい、それはそうですよね、委託が入っているわけですから。それから、施設利用が増加したため新たな事業が入る余地がない、これは結果論であって、ここでもう入る余地がなくても何とかしてもらうのが、委託業者さんだと思うんですよね。なぜそういう指導をしてこなかったのかということです。それからコスト増となるって、この3つなんですよね、デメリットって。これは当然ですよね、そうなるのは分かっていて予算を組んでるわけですから。  私が考えるに、委託化によるデメリットって言われていることは当初から分かっていること、ここで出てきた話じゃないと思うんですよね。だから、なのにたった2か月のためになぜ切り替えるのかが、やっぱりいまだによく分からないんですよね。なので、その辺りについてのお考えをご説明いただきたいです。一旦、そこで以上です。お願いします。 36: ◯議長【善波宣雄君】 財務課長。 37: ◯財務課長【須田泰弘君】 それでは、決算書の8ページ、9ページをご覧ください。ごめんなさい、補正予算書の8ページ、9ページをご覧ください。  歳入の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の充当先のところで、8ページの上の段のところ、補正額の財源内訳というのが分かりますでしょうか。そこで、国庫支出金48万円というのが企画費に入っているかと思います。企画費に48万円とありまして、商工振興費のところに1,712万円と、8ページのところです、の補正額の財源内訳というところになります。48万円と1,712万円。  こちらにつきましては、タクシー事業者の感染症対策支援金に充当しているのと、ちょっと予算がオーバーしておりますので、実際の中小企業の支援金は1,950万円なんですけれども、ちょっと全額は充当できませんので、残りの1,712万円をこちらに充当させていただいているという形になりますので、こちらの2事業に充てさせていただいているという形になっております。  それと、ごめんなさい、中小企業の継続支援金、いつ決まったのかというところのご質問があったかと思うんですけれども、こちらにつきましては、これは事業者支援分というものは、もともと国が5,000億円用意しておりまして、要は県が対象の事業になっておりました。それが、令和2年度の第3次補正の国の繰越し分のほうで、要は繰越しがあったということで、1,000億円がここで市町村に割り当てられることになりました。  先ほどご説明しているとおり、感染症拡大の影響を受けている事業者に対する支援というのが、直接的な支援というのが基本的にメインなところで、要はプレミアム商品券とかは対象外になるんです、直接的な支援をしてくださいということで、こちらの交付金が割り当てられております。  ですので、こちらの8月20日前にこういうのが市町村に来るよという話は一応情報としては入っていましたので、その時点から、内部の中で事業者支援として活用できるものはないかという、どういうものを事業に充てるかということは検討、こちらのこれがあって確かに検討を開始したというのが事実でございます。以上です。 38: ◯議長【善波宣雄君】 政策担当部長。 39: ◯政策担当部長【志賀道郎君】 それで、当然8月の末でしたので、9月議会というのが目前にありましたので、やはり他市町を見ていただくとお分かりかと思うんですが、まだ手をつけていない市町村というのもあって、いや、うちは12月でやりますよというところも散見されるんですけれども、やはり早いほうがよかろうということで、9月議会の最終日に間に合うように、担当課に検討を財務のほうから指示をしたというのが経緯でございます。以上です。 40: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 41: ◯教育部長【黒石徳子君】 まず、幾つかありますので、順番にお答えさせていただきます。  まず、2月から直営、2月、3月の2か月だけでなぜということです。  やはり雇用を組むのも、8月に少しご説明をさせていただきましたが、人を雇用するまでにどうしても数か月、2か月、3か月かかってしまうということがあります。募集をしますので。その関係がありまして、例えば4月からということもあるのかもしれませんけど、4月からですとやはり予算をいただいてから、また夏ぐらいの6月、7月ぐらいになってしまうということで、先ほど費用対効果のお話をさせていただきましたが、少しでも費用を削減するということから、少しでも早く直営にもう行きたいということで、2か月ですが、2月、3月ということで、今年度中にそれを行うには、やはり今回のこのタイミングで補正を上げさせていただかないと日数的に厳しいかなというところで、今回、補正を出させていただいております。  こういう状況がずっと続いていまして、委託業者さんには本当に不安だというか、そういうところがあるかと思います。状況を逐一ご説明をさせていただきまして、定期的に打合せもさせていただいておりますので、今後の状況も含めてお話をさせていただいております。  この後、ちょっと仮に直営の方向にできたならば、それまでの間は委託を継続ということになりますので、そのお話もさせていただいて、業者さんはおおむね方向性はご理解いただいております。ただ、そこにお勤めの方がいらっしゃいますので、そういう方の不利益にはならないようにこちらも十分配慮しながら、進めていきたいと考えております。  あと、人材不足の関係ですね。直営にすると人材不足だということで、町で募集をして雇用しなければいけないので、それに募集して、果たして応募してくださるかどうかというところがあります。  ハローワーク等を活用させていただいて、そういうところに出させていただいて、直営というか、業務の内容的には受付業務であったり、清掃業務ということですので、それほど専門性があるものではないですので、広く募集をさせていただいて、雇用のほうが順調にできたらと思っております。  1年間、何もしてこなかったのかというところですね。  令和2年の4月から委託、初めてということで、運動場、体育館、業務委託させていただきまして、最初は業者さんと調整しながら進めてきました。ただ、年度当初、始めてもうすぐ施設が休館の状態だったんですね。6月まで、4、5、6、3か月、その間、代替え業務、施設の管理ももちろんやってくれていたんですが、その間、代替え業務としてコロナに関係する業務であったりということで、業者さんのほうもいろいろ考えながら対応してくれました。なので、ちょっと前半はそういうところに終始してしまったということで、なかなかちょっと検証というところまで行きませんでした。正直言って、そんな状況でした。  予算の時期を迎えてしまったということで、先ほど野地議員のほうのご説明と重なる部分があるんですが、状況は把握しながら、年度の後半になって検証を始めてきたというような状況になっています。  費用のこととか、メリット、デメリット、最初から分かっていたことではないかということで、確かに委託をしたらこういう状況になるというのは想定できるものです。通常の委託をしたらこうなるというのは、読み物とかにも実際書かれておりますし、想定できるものです。  費用対効果で、今回、運動場、体育館についてはもう既に、前もちょっとお話しましたが、非常勤で雇用していたので、金額的にはそれほど高い金額、正規の職員が行っているわけではないので、高い金額ではないところで雇用ができていた、それを委託に移行したので、あんまり費用の面では効果は出なかったんですね。本当に当然、最初から分かっていたので、これについては当初からもっと精査すればよかったなというのは、私自身が反省しているところはあります。  それ以外のメリット、デメリットも分かっていた部分はあるんですが、やはり委託をすることで、それが何らかの形の効果が出るんではないかという期待、それはありました。ただ、やはり委託の内容が施設管理なんですよね、施設の維持管理で、あまり特別な業務ではなくて専門性が高い業務ではない、そして、うちの体育館、運動場の規模であれば、それほど大きないろんな使い方ができる施設ではないので、ある程度、活用範囲が限られてしまう、これも最初から本当にきちんと調査すれば分かったことだというのは、本当におっしゃるとおりだと思います。  なので、なかなかメリット、成果の部分が出にくかったということで、費用対効果の面から、直営でやっていたことと内容的にはあまり大きな変わりがないということで、委託をせずともできるんではないかという判断に至ったというような状況です。  すみません、ちょっと答えになっていない部分もありますが、以上の状況で判断をさせていただいたということです。以上です。 42: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 43: ◯2番【羽根かほる君】 それで、直営にすると受付担当業務についてはもちろん差があるのかもしれませんけれども、勉強会の資料にもあるように、ほかの職員が関わる労務管理上とか、事務とか、それも結局係ってくるわけですよね。だから、著しくそこは委託のほうが高かったって判断なのかもしれませんけれども、結局、町民にとって何がベストかということ、体育館をどう運営していくのがベストなのかということを、考えなきゃいけないんだと思うんですよね。  だから、委託か直営かじゃなくて、どういう運動場にしなきゃ、体育館にしなきゃいけないから、どういうことをお願いして、直営なら直営でもうどういうことをお願いしていくのかということを考えるのが大前提だと思うんですけれども、今回、そこまで考えられた直営化なのかをまず1点お聞きしたいのと、この間ちょっと直営化のメリットは、すみません、予算のときにちょっと聞いちゃったんですけれども、なのでいいですが、じゃ、その1点だけ、まずお伺いします。 44: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 45: ◯教育部長【黒石徳子君】 町民、利用者ですね。利用される方のサービスにどういうサービスが提供できるか、メリットがあるか、そこを考えるのが確かに一番重要です。そこを考えながらやっていかなければいけない。  そこを考えた場合、先ほども申し上げましたけど、やはり体育施設の維持管理の中で、やはりしっかり利用されるという方が安全で安心で快適に施設を利用していただけることが、やっぱり一番じゃないかなと思っているんですね。  体育館であればトレーニングルームとかそういう部分もありますが、だからそこをしっかりやるということで、委託でそれはもちろんちゃんとできます、業者さんに委託すればそれはもちろんしっかりできますし、今もやっていただいています。そこは特に問題ないんですが、それの内容であれば、これまでもやってきた町が会計年度を任用して雇用してやることも、もちろん職員の負担は増えます、指導したりしなければいけませんので増えますが、そこの点をしっかりやっていけばできるんではないかと。  あと、やはり、うまく職員の負担を減らすためのいろいろな設備だったり環境だったりというのが必要になってくるかと思いますが、そういうところを整えながら、連絡調整をしっかりしながらやっていけば、できるんではないかと思っています。  先ほどデメリットのところにもありましたが、やはり町民との接するところ、近いところで職員がやはりいるということが、委託に対して全てがではないと思うんですが、やはり二宮みたいな小さい施設であれば、それは大変大事じゃないかなと思っています。職員も直接町民からのいろんなご意見をいただきながら、改善しながら進めていくことが、利用者、町民の方へのサービスの向上というところにつながるはないかというところで、体育館と運動場については直営でさせていただきたいということで、町民サービス、十分考えてやっていきたいと思っております。以上です。 46: ◯議長【善波宣雄君】 教育長。 47: ◯教育長【森 英夫君】 今と同じことになってしまうんですが、部長からの答弁にもありましたけれども、やはり町民の方の声が町に直接届かないというような、そういうご意見をいただいたんですね。利用者の方、町民の方が委託業者の方に、窓口でクレームなり苦情なり相談なりをされても、それがワンクッションを置かないと町に届かないという、そういうご意見をいただきました。  そこで、やはり町民体育館とグラウンドにつきましては、直営で私たちがすぐに対応できるような体制を整えることが一番と思って、今回の提案になっております。 48: ◯議長【善波宣雄君】 よろしいですか。 49: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 50: ◯7番【小笠原陶子君】 ちょっと細かいんですけど、いろいろ出たので、私は9ページの地域公共交通推進事業タクシー事業者感染症対策支援金が1台当たり2万円ということなんですけど、私は、もう既にタクシーはそういうことをやっているのだと思っていたので、なぜここでまた2万円を出すということはどういう費用に使われるのかというのを、お知らせください。 51: ◯議長【善波宣雄君】 企画政策課長。 52: ◯企画政策課長【神保和美君】 今回、1台2万円という根拠なんですけれども、こちら、先ほどのコロナの事業者支援のお金が入ってくるという中で、既に県のほうではタクシー業者のほうに支援がありまして、感染予防のお金として1台4万円ということで、1台4万円かかるということで県は試算して、その2分の1で2万円を出しているという部分がありましたので、そこを参考に、町も2万円ということでやらせていただいております。  それで、去年も公共交通の支援はありましたけど、それはバスの事業者のみで、タクシーの部分には町のほうでは支援していなかったので、ここで事業者支援のお金が入ってきたということと、あと、タクシー事業者のほうから、神奈川県タクシー協会のほうからもこういった支援金があるんでしたら、ぜひ支援のほうをお願いしたいという要望書も来ておりますので、それで、今回タクシー業者のほうに1台2万円ということで、支援させていただく予算を取らせていただきました。以上です。 53: ◯7番【小笠原陶子君】 分かりました。いいです。 54: ◯議長【善波宣雄君】 よろしいですか。 55: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 56: ◯9番【渡辺訓任君】 まず、1点目なんですけれども、商工業振興対策についてお伺いします。  これは、実際にこの事業を進めるのは、もう町が直接進められるということでよろしいでしょうか。それとも、商工会とかそういうところがやられるのか、そこを1つ確認させてください。  それから、2番目が、タクシー事業の感染症の支援ですけれども、先ほど2万円ということだと24台なんですけどね。これは定義というか、二宮に所属するとか二宮を根拠にするとか、何かそういう把握の仕方ができるのかなと思って、それをちょっと確認させてください。  それから、あと、町立体育館、運動場の委託の件です。  これ、今、勤められている方、雇用の継続は先ほど進めたいというお話だったんですが、私、これは町の都合で身分が変わるわけで、これはやはり町としては保証しなくてはいけないのではないかなと思うんですが、希望がある方については全員移籍ができるとか、そういう形を考えておられますか。お願いします。 57: ◯議長【善波宣雄君】 企画政策課長。 58: ◯企画政策課長【神保和美君】 タクシー事業者の感染症対策支援金の件ですけれども、こちら2万円で24台分になります。こちらは、二宮町内にあるタクシーの事業所で、神奈中タクシーの二宮営業所がございます。そこで所有している台数が24台ということが分かりましたので、それで予算計上させていただいております。以上です。 59: ◯議長【善波宣雄君】 産業振興課長。              (「中小企業等事業継続支援金」との声あり) 60: ◯産業振興課長【小宮正嗣君】 支援金についての申請窓口は、町が直接の申請窓口になります。以上です。 61: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 62: ◯教育部長【黒石徳子君】 委託のほうの関係の雇用の関係です。  先ほど申し上げましたが、やっていただいている方の不利益にならないように、もう現在は委託会社の職員ということで雇用されておりますが、委託業者さんのほうにもお話をさせていただいて、そういうご希望があるかどうかお話を伺いながら、対応のほうは進めていきたいと考えております。以上です。 63: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 64: ◯9番【渡辺訓任君】 雇用のほうですけど、やはり会社さんが1人連れてくると働く時間が少なくなっちゃった、そのことでやっぱり生活に影響が出てくるとか、そういうふうな厳しい状況が一方にありますので、ですから、これ、本当に約束していただきたいんですよね、もう必ず。  それと、もう一つお伺いしたいのは、今ある処遇、それで、もともと町の臨時雇いの方もいらっしゃいますよね。でも、結局新しく会社が移った時点でそこからやり直しというか、そういう状況になっていると認識しているんです。ですから、元に今度、再任用職員でまた町に帰ってくるとき、どの時点をもってまた振り出しから処遇を考えるのか、それとも、それまでの経験ですよ、だってもうずっと長い間やっているわけですから、単に現場の対応だけじゃなくて、自分たちである程度はやられる方々もいらっしゃるわけですよね。そういう方に対する処遇というのも、もう一回最初からやっていくのか、その辺についてもどう判断されるのか、お聞かせ願えればと思います。  それと、あと、商工業の振興対策について、町が直接やられるということになると、要するに商工会商連に加盟する加盟しないは、関係なく扱われるということですね。そうすると、今後、周知徹底という問題が、商工会に通じていればそういうところで入っていくんでしょうけど、未加入の方とかそういうところ、どういうふうにされるのか、そこもちょっとお聞かせいただきたいと思います。お願いします。 65: ◯議長【善波宣雄君】 産業振興課長。 66: ◯産業振興課長【小宮正嗣君】 今回の周知についてなんですが、当然、今までのように商工会を通じて行う部分もありますし、町としては広報紙、町ホームページについての周知が行っていくと。また、金融機関さんのほうにも事業の内容を説明させていただいて、対象とみなす事業者さんがあれば声かけをしていただくという形になります。  また、昨年から今年度の5月末まで事業がありました第1弾のほうの実績もありますので、その事業所については、町から直接的に通知文等を出していきたいと考えているところです。以上です。 67: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 68: ◯教育部長【黒石徳子君】 議員さんのおっしゃることは理解できます。  それで、町の会計年度任用職員ということになりますので、ほかの同じような状況の会計年度任用職員さんもいらっしゃいますので、そこら辺のバランスも考えながら、人事の関係ですので、総務のほうとも確認していきたいなと思っております。以上です。 69: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 70: ◯9番【渡辺訓任君】 なかなか会計年度任用職員の採用というのは公募が原則になっていますけど、そうすると明らかに矛盾するんですよ、こういう状況のときに。継続して採用するというのは、企業なり、町も企業と考えればこういう状況のときは義務ですよね。一方で、公募はしなくちゃいけないということもあって、そういう例ってほかの市町でも起こっていないものなんですか。それだけちょっと1つ、最後に。 71: ◯議長【善波宣雄君】 総務課長。 72: ◯総務課長【西岡英明君】 会計年度任用職員の採用の関係なので、私のほうからお答えします。  会計年度任用職員の採用に当たっては、原則公募ということになっているので、これ、全て公募、絶対にしなきゃいけないという決まりではありませんので、今回みたいな例でいけば、採用の継続という意味では、継続することは可能なのではないかというふうには感じております。以上です。 73: ◯議長【善波宣雄君】 よろしいですか。 74: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 75: ◯10番【大沼英樹君】 まず、令和2年の3月予算のときに、相当いろいろな議員から委託のことについて注意がなされた、それに伴って審査意見というものも出されていたと思います。その中で1年やってきて、今年度の予算審査のときにも多くの質問だったりとか、要望だったりとか、いろんなものがあったと思います。その中で、委託を継続するというような回答はしたわけですね。  それが終わった6月に補正予算ということで、委託から直営に戻したいという議案が出されました。その中で、議会ではそれは認められないということで、修正ということがされました。それから、また3か月、今回、同じこの議案が出されているわけですけど、これ、町のこういう定義の仕方というんですか、そういうものが本当に胸を張って正しいと思って出されているのか、そのことをちょっと伺いたいと思います。 76: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 77: ◯教育部長【黒石徳子君】 6月に議案を提出させていただきまして、突然の提出で大変申し訳なかったんですが、そこでご指摘をいただきまして、再度ここで出させていただいております。  今回の委託につきましては、検証する期間が十分でなかったというお話をさせていただいているところですが、やはり先ほどから申し上げていますとおり、費用対効果を考えて、お金に見合った成果、効果を考えると、できるだけ早い時期に見直ししたほうが、さらに町民の方々へのサービスの提供だったりができるという判断をさせていただきました。  そして、9月という現在の委託の期限が切れるというタイミングがありましたので、まず6月に出させていただきましたが、それが難しい状況でしたので、やはり先ほどの費用対効果を考えますと、できるだけ早い時期に、今年度中に方向を見直すには、この時期に、この9月に補正予算を提出させていただきたいということで、今回、出させていただいた経緯がありますので、町としては、一応、整理をさせていただいた中で、提案をさせていただいているというものでございます。以上です。 78: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 79: ◯10番【大沼英樹君】 今回の決算審査の中でも、そういった事業運営がおかしいというようなことについて多数意見が出ておりまして、その中で、委員会のほうの意見の中にもそういうことが盛り込まれているところですね。  そういう中で、言ってみれば、当初令和2年のときに委託に変えたと言いながらも、そのときに、その以前、直営でやられた職員の方々が委託、会社を変わって勤められたということで、言ってみるとそこのところで特別なサービスの向上とか、そういうものが見込めるということ自体が少ないんじゃないかなと思うんですね。  それでいて、要は結果的には効果がなかったと、委託費のほうが要はかかるだけで、有効性がないということで直営に戻したいんだということですけど、それで、また同じ職員をまた直営でやっていくということになってくると、体育関連の施設についても町は諦めちゃった、そういうふうなことになるのかなというふうに思うんですね。費用を削減するのか、サービスを向上させるのか、そういう努力ももうできないというそういう結論に至ったということなんでしょうかね。  もしそうだったとしたなら、当初、2年度に取り組んだ委託が間違いだった、そのことについてしっかりとけじめというか、されていけば、議会のほうでもそうかということで納得はつくんだと思うんですけど、実際、今現状のところ、いろいろそういう細かなことに対してこうだった、ああだったということはありますけど、みそぎが済んでいないんですね。なので、議会からおかしいということがこれだけ出ているわけですから、その辺りのところはどういうふうに考えておられるのか、お答えください。 80: ◯議長【善波宣雄君】 教育長。 81: ◯教育長【森 英夫君】 先ほどからの部長のほうからも答弁させていただいておりますけれども、今回の野地議員さんからのお話にもありました、どぶに捨ててここからもっと増えるのかという、そういうことだと思うんですね。  私たちは、最善を尽くして議案提出しているわけですけれども、検証が甘かったり、議員さんたちへの説明が足りなかったりすることがあったことは事実です。ただ、それをいつまでもこのまま続けていくことは決して町の財政にとってよくないし、当初考えていた、生涯学習課の職員がそこに行かなくても委託の職員がやっていただけることで、例えば職員が病気で休んだときに代替の職員が、そこのところは委託業者だったらばフォローできるとかという、そういうところの期待もあったわけです。ただ、そういったことは、今回コロナのこともありましたけれども、あまり起きなかったということもあって、これだったら町の職員でも十分対応できるんではないかという判断もありました。様々な新しい事業を、委託業者に期待をしていただきたかったところもありました。その指導が足りなかったといえば、確かにそうかもしれません。  ただ、町の人たちが利用できる状況については、委託から直営に戻しても今までと同様に利用していただけるという確信がありますので、今回しっかりと戻させていただいて、どぶに捨てるようなお金が少しでも少なくなるようにというふうな思いで、議案提出をさせていただいているといった事情です。よろしくお願いいたします。 82: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 83: ◯10番【大沼英樹君】 職員さんのところの部分で、それをなかなか実現するって難しいところもあるのかもしれないんですけど、私はちょっと気になっているところは、各施設の長に当たる方々というのは、町の職員だったりとか、そういう関係の方から施設長とかということで入っておられる方、多いと思うんですね。別にそういう形で再任用というのか、定年後の例えばそういった仕事に就くのも悪いことじゃないと思うんです。  そこで、町のことをよく知っている、いろんな経験がある方ですから、もっとよりよく改善する方法がその方だったらあると思うんですよね。でも、それが生かされていないというのが、残念なところだなと思っているところです。  それで、6月に修正で削除されたという流れの中で、3か月の間に何が変わったんでしょう。何が変わったんでしょうか、6月から今回で。変わったことを教えてください。
    84: ◯議長【善波宣雄君】 教育部長。 85: ◯教育部長【黒石徳子君】 変わったところ、まず1回、これまできちんと議員さんのほうに説明をしてこなかったので、まずは8月に1回ご説明をさせたというところと、それ、直接委託と関係ないところですが、あと、その間、やはり6月、7月、8月にやはり状況は再度いろいろ確認をさせていただいております。  今、施設自体は休館をしておりますが、大きな変化はなく、多少の苦情等はありますが、運営のほうはできているような状況です。検証してきたという、早く言えば検証してきたという状況です。利用者はどうなのか、利用状況は増えているのか、コロナ禍であっても利用状況はどうかというところで、確認をしてまいりました。  それと、あと、やはり委託に対する考え方を改めて整理をさせていただいております。先ほども羽根議員のところで申し上げさせていただきましたが、やはり一番やはりしなければならないことは町民サービス、そこに視点をしっかり当てて、じゃ、どういうふうに施設を運営していったらいいかというところを、改めて考えました。  その中で、やはり同じような答弁になってしまって恐縮ですが、二宮の運動場であったり、体育館であったりというような施設の規模、状況であれば、施設管理をしっかりやっていく、快適に利用していただけるように日々の管理業務をしっかりやっていくというところを考えると、直営でもできるということを改めて整理をして確認をしたというのが、この3か月の状況でございます。以上です。 86: ◯議長【善波宣雄君】 暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後2時30分から始めます。                                   午後2時18分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後2時30分 再開 87: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  ここでご報告します。「令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号)」町長提出議案第48号について、大沼議員、羽根議員、松崎議員、坂本議員から、本日付で修正動議が文書をもって提出されております。お手元に資料が配付されておりますが、本動議については、既に所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  よって、本動議を日程に追加し、直ちに議題といたします。  ──────────────────────────────────────────── 88: ◯議長【善波宣雄君】 提出者から提案説明を求めます。 89: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 90: ◯10番【大沼英樹君】 町長提出議案第48号「令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号)」について、修正案を提案させていただきます。  議案第48号の中に記載の町立体育館、町民運動場の直営化に伴う減額については、6月にも補正予算が提出されましたが、施設管理運営事業については、検証結果を改めて審査すべきであるとして、多数の議決より修正、削除されております。6月にですね。その後、8月の議員全員協議会において、体育関連施設の業務状況の調査と検証について執行者から説明がございましたが、検証はされたようには感じず、不十分なものだったと理解しています。  今回の決算審査の中でも大きく問題視され、多くの委員から質問が出され、委員会から出された判断は不認定です。そして、審査意見項目の3番目に、町民運動、町立体育館を含む施設の管理委託については、明確な数値化等を行い直営との比較検証結果を示されたいと、委員会報告が取りまとめられているところです。  決算審査特別委員会の審査で、大多数がこのような行政運営について不手際を指摘している中にあって、本議案をこの9月議会で審議するには不適当であると思います。  業務委託を開始する令和2年度の予算審査特別委員会の審査意見でも、1番目に、業務の委託化が町民サービス向上につながるよう留意されたいと、注意喚起されていた事柄です。  町民参画、町民の意見を重視するという村田町政の理念からすれば、議会の承認を得る前に、まずは施設利用者にアンケートを実施し、町民の意見を募り、サービスの比較検討を行うなど、取るべき方法があったのではないでしょうか。そのような実証の上で、費用の比較などももって計画の変更が提案されるべきだと思いますので、本議案内の保健体育費契約139万9,000円及び予備費減額98万1,000円を削除した修正案にご賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。  修正箇所と内容は、次のとおりです。  議案第48号「令和3年度二宮町一般会計予算補正予算(第7号)」の一部を次のように修正する。  第1表をご覧ください。  歳入歳出補正予算の一部を次のように改めます。  歳出、教育費の款教育費、項保健体育費、補正前の金額が26万、ごめんなさい、2億6,801万3,000円ですか、それを補正額のところで139万9,000円の減額を削除してゼロといたします。合計は2億6,661万4,000円を削除し、2億6,801万3,000円となります。  それと、次に予備費です。  款12の予備費、項1予備費ですね。補正前の金額が1,870万、これの補正額98万1,000円の部分を削除し、補正額が238万円、合計が1,632万円となります。  歳出合計が92億9,082万7,000円、補正額が1,760万円、合計が93億842万7,000円にしていただくよう、お願いいたします。以上です。 91: ◯議長【善波宣雄君】 これより提出者の質疑に入ります。 92: ◯議長【善波宣雄君】 前田議員。 93: ◯11番【前田憲一郎君】 それでは、大沼議員に質問させていただきます。  委託前と委託後の生涯学習課の町民運動場、町立体育館に対する仕事内容、仕事量を、コア業務、周辺業務としてお調べになりましたか。  2点目、直接働いている方の声を聞いたことがおありですか。  3点目、委託前、委託後に、町民運動場、町立体育館を利用されたことがおありですか。  4点目、昨年の受付業務担当者の報酬は、一昨年に比べ2割減になったということです。実際の報酬は委託料に含まれていますので、単純に昨年の管理委託料から一昨年の報酬分を引いた額、本年の管理委託料から一昨年の報酬分を引いた額をお聞かせいただきたい。お願いします。 94: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 95: ◯10番【大沼英樹君】 前田議員の質問にお答えいたします。  コア業務と窓口業務、周辺業務、そのことについては、以前、私も町のほうにその話をしたことありますけど、窓口業務とかというのは周辺業務だと私は思っていません。むしろ、コア業務なんじゃないかというふうに認識しております。  それと、あと、働いている方の声ですね。私は、特に知っている方からは声を聞いたことはありません。  あと、委託前と委託後の変化、利用に対する変化。私もちょっと今該当する施設を利用したことは特にないので、ちょっとその辺りも確認しておりません。  受付をされている担当者の報酬が、2割減額されているというようなお話でした。その辺りのところについては、やはり当初から委託にするということではないということは、話にはしていたところでしたので、そのことについては、それだけ下がっているというのは問題だと思います。  ただ、その中で、今までの提案理由の中でも申し上げたとおり、やっぱり経緯がしっかりと整っていないというところが一番の問題ですので、やはりそういう生活に関わるところの部分についても、しっかりと委託する前に調査をして、そのことに対してもしっかりとした対応するなり、やっぱりするべきだったんだなというふうに、町は反省するべきなんじゃないかなと私は思いますね。以上です。 96: ◯議長【善波宣雄君】 前田議員。 97: ◯11番【前田憲一郎君】 1問目の今の4点目ですけれども、昨年の管理委託料から一昨年の報酬分を引いた額、及び本年の管理委託料から一昨年の報酬分を引いた額をお聞かせいただきたいと質問いたしたのですが、お答えがございませんでした。  そこで、私のほうから申しますと、単純に昨年の管理委託料から一昨年の報酬分を引いた額は、町民運動場234万6,000円、町立体育館398万5,422円、本年の管理委託料から一昨年の報酬分を引いた額は、町民運動場291万9,000円、町立体育館437万5,422円です。  これは、町民からお預かりした税を生かして使っていただくためにも、委託と直営の比較検討をしていただきたいと大沼議員は言われますが、確かに我々議員に対する今までの説明では、この2つの施設を利用されていない議員の方々にとりましてはめちゃくちゃな説明内容で、中身のない本当に委託前と委託後の比較をしたのか理解しにくい、何もしていないんじゃないかと思われるような説明であったと思います。何はともあれ、比較検討した結果、このまま委託を続けては税の無駄遣いと判断できたので、ここで提案されたのではないかと思います。その点、いかがですか。  2点目、この729万4,422円を、学校施設備品の危険を事前に回避できるように安全整備に回すことができれば、十二分に学校施設備品の安全整備ができ、お釣りが来る額だと思いますが、いかがですか。  2点、お願いします。 98: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 99: ◯10番【大沼英樹君】 私は、今、前田議員からおっしゃられているところの部分の細かい金額について、しっかりと把握をしていないというところは反省すべきところかなとは思います。  その中で、やはりおっしゃられるように、委託へ伴ってかかる費用が増大したにもかかわらず、サービスとか利便性の向上が図られなかったということは、確かにこの金額、しっかりとほかの事業にも十分使えるものだったんだなと、やっぱり遺失してしまった原資というか、お金、そのことについてもう議会に対しては、やはり明確な執行側からの説明とかもありませんので、そうすると、やはりそういうところをしっかり議会に対してけじめをつけた形でこういう議案を進めていくということが、私は正しいと思っているところでありますので、その辺りのところは議員のほうもご理解いただけるようにお願いしたいと思います。以上です。 100: ◯議長【善波宣雄君】 よろしいですか。 101: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 102: ◯9番【渡辺訓任君】 1つだけお伺いしたいのは、委託のほうがよいというお考えなんでしょうか。そこを1つ確かめさせてください。 103: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 104: ◯10番【大沼英樹君】 私も、当初、令和2年度の予算のときから、もう委託についてはかなり神経質に町に対して質問もしておりますし、要望も何度も要求してきたはずです。ですから、委託をするということには相当な覚悟というか、望むものが、得られる成果があるということが判断できなければやるべきではないというふうに考えているからこそ、今までそういう発言をしてきたわけですね。  もちろんその中で今回、そこへ同じ仕事をしていて時間を今までよりも切られてしまったり、賃金がそれに伴って下がってしまうなんていうことが発生していること自体が、初めから考えていなかったのかすごく疑問になるところですし、本当に実際に毎月の給与というか、収入が減っちゃった方にとってはものすごく切実な問題だというふうには認識しています。  ですので、例えば、これから直営に戻すというような話があるのであれば、じゃ、直営にしたらどういうふうな今後メリットや変更点が見いだせるのかということもしっかりと明らかにするべきだというふうに思っているので、ここで私は決定することにちょっと違和感を感じているところでもあります。以上です。 105: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 106: ◯9番【渡辺訓任君】 私のほうは、町から説明を受けている内容と、現状が改善されるということで理解をしているんですけれども、それではやはり町の説明では不十分であったと、それから、審議も足りなかったと、そういうお立場ですね。  それで、先ほど前田議員に対する答弁の中で、けじめをつけるためにということがあったんですが、これによってやはり税金が、先ほどの論議でもありましたけど、言葉としては、ちょっとドブに捨てるというのはあんまり使いたくないですけど、無駄にする、そのこととご自分がけじめをつけるということ、けじめをつけるということはやはり重要視されていると、そういうふうに受け止めていいですか。 107: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 108: ◯10番【大沼英樹君】 やはり、今、委託をしているということで、全く無駄というわけではないのかなというふうに思うところも期待したいところなんですけど、やっぱりはっきりとさせない、もともと直営だったものを委託にして、また、それを直営に戻すということなんですから、何か要は判断に誤りがあったということははっきりしていることだと思います、行動としては。だけれども、それについて、議会に対して、こういうことが誤りだったとかということは、ちょっと説明というか、そういう態度を示されたというような認識はないんですね。なので、ちょっとそういう状況のまま議案として進めるということが、ちょっと私は承服しかねるというところがあります。 109: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 110: ◯9番【渡辺訓任君】 いいです。 111: ◯議長【善波宣雄君】 いいんですか。  これをもって質疑を終結します。  暫時休憩いたします。                                   午後2時49分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後2時53分 再開 112: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより討論に入ります。  討論については、先ほど申したように、原案に賛成の議員の方で討論する方。             (「挙手を求めたら、議長。挙手を」との声あり)  挙手。                (「討論について」との声あり)  討論について。                  (「4人ね」との声あり)  原案について4人ね。4人で……。  野地議員。              (「まだ順番にいってからです」との声あり)  ごめんなさい。  2番目、原案、修正案の両方に反対の議員の方。  修正案に賛成の議員の方。3人。  初めに議案に賛成の議員の方の討論から入ります。 113: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 114: ◯4番【野地洋正君】 議案第48号、一般会計補正予算(第7号)に対し、悩んだ末、賛成の立場で討論いたします。  第2回定例会、一般会計補正予算(第2号)の審議では、町民体育館及び町民運動場の管理運営事業に関してきちんと検証すべきであるとして修正案を提出、可決いただき、8月25日に執行者側から改めて報告、説明の機会をいただきましたことをまずは感謝申し上げます。  行革の一環とした公共施設のアウトソーシング、業務委託、そのままの妥当性についてはいまだ不明な点はあるものの、今回の審議事項でもある体育館、運動場の管理委託については、このまま委託契約を継続してもメリットはなく、無駄な費用の支出が続くだけで目的は達成されない、支出する意味がないことだけは理解いたしました。  調査内容に対する不満、不信が残るものの、その部分は引き続き追求するとして、まずは町直営へ戻し、これ以上貴重な血税を無駄に支出させることができない、それが町のため、町民のためになると判断せざるを得ず、この補正予算には賛成いたします。  しかし、令和2年度予算では時間なく仕方なく随意契約、令和3年度予算においても、その有効性に疑義を抱いていたにもかかわらず、予算審査ではその点を説明せず、令和6年までの長期継続契約5,300万円を示しながら、取りあえず予算を確保しておこうと前年度の反省が生かされず、またしても同様の失態。さらには、予算承認僅か2か月前に何の説明もなく、委託をやめ直営に戻すと、その場しのぎと思わざるを得ない突然の方針転換、ずさんな計画に加え、検証も十分行わず、情報もきちんと開示しないなど、度々の指摘にもかかわらず依然として変わらない町政運営、閉鎖的体質の表れであり、改めて猛省を求めるものです。  新型コロナウイルス感染症対策関連予算については、今後もしっかり取り組むべきであり、異議はございません。以上です。 115: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 116: ◯2番【羽根かほる君】 私は、「令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号)」の修正案のほうに、賛成の立場で討論をさせていただきます。  商工業振興対策経費などはぜひ進めていただきたいと思いますが、体育施設の委託関連についてです。  今日のご答弁、いろいろいただきましたけれども、いまだにやはり直営化する理由が私には分かりませんでした。本当に町民の声が届かないなどのお話もありましたが、やっぱり町の努力によってこれは変わる、委託をしていても変わると思いますし、本当の理由とはちょっと思えにくいです。  当初の予算で委託をすると決めたわけですから、やはり企業のこともありますし、そこでの雇用もありますので、責任を持ってやはりどうにかうまく生かせることを考えていただきたかったというのが、本当のところです。  委託をやめていってしまうということ、私はやはり前回も申し上げましたけれども、後退だと思います。町政の運営に対して前進していない。やはり外部の企業を委託をしていて、専門の知識を入れて、今回の体育施設であれば、例えば、今、町外の利用が多いというお話もちょっと体育施設のことは聞きましたけれども、例えば魅力的なプログラムをつくるとか、何かそういうものを提案してもらうとか、いろいろな方法は委託をしていく以上はあるはずなんですよね。今回は受付業務ということですけれども、いろんなことを考えながら、いかに町民に来ていただくかということを考えてもらいたいんです。
     先ほど快適に利用してもらうというお話がありましたけれども、それはちょっと正直当たり前だと思うんですね。もっと魅力ある体育施設にするためには、委託を何とか今回の委託企業なのかどうか分かりませんけれども、やっぱり模索していってもらいたい。直営に戻るということは、私にとっては後退だなというふうに思います。  ですので、費用対効果だけではないんだと思うんですね。費用だけではないと思います。町民にとってメリットのある体育施設というのはどういうものなのかということを考えて、直営化になったからってそれがなると私は思えないんですよね。なので、責任を持って委託をしていって、魅力ある体育施設になって、町民の方の利用が増えたというような形に持っていっていただきたいと思いまして、今回の修正案に賛成ということにいたしました。以上です。 117: ◯議長【善波宣雄君】 次に、原案に賛成の議員。 118: ◯議長【善波宣雄君】 前田議員。 119: ◯11番【前田憲一郎君】 原案に賛成の立場から討論させていただきます。  体育施設の管理委託料について述べさせていただきます。  昨年度、町民運動場、町立体育館の管理運営を、高額な委託料を支払い委託したことは、具体的に深く掘り下げもせず、検討もせず、町民からお預かりした税を生かさず、無駄に使ったとしか言いようがありません。このことは、確かに大沼議員がおっしゃったように体質に問題があると思います。  その1つの例として、昨年の3月議会で、委託業者の決め方は入札で行うのか、随意契約か、どちらで行うのかと私が午前中に質問した際には、当時の生涯学習課長は入札で行いますと答弁されましたが、午後に野地議員が同じ内容の質問をした際に、答弁は、生涯学習課長は時間がないので随意契約で行いますとの答弁であり、同じ内容の質問に対し午前と午後で全く異なる答弁でした。このことを見ても分かるように、体質自体に大きな問題があり、生涯学習課内で十分な深く掘り下げた検討をせずに、安易に委託したとしか言いようがありません。  1年が経ち、委託をしたが費用対効果等は見られず、業務内容も思ったほど減にならず、変わらず、委託前と比較し、安易に細部にわたり検討をせずに委託したことは、税金の無駄遣いであったと町側は判断し、単純に昨年の管理委託料から委託前の報酬を引いた町民運動場234万6,000円、町立体育館398万5,422円、合計633万1,422円、本年の管理委託料から委託前の報酬を引いた額は、町民運動場291万9,000円、町立体育館437万5,422円、合計729万4,422円は、まさに町民から預かった税金を無駄に使ってしまったとの反省の下、契約期間満了で委託業務を打ち切り、直営に戻すとの判断に達した結果の提案であり、委託と直営の比較検討をしていただき、同様の過ちを繰り返さないようにすることが肝要だと思います。このまま委託を続けていくことは、税金の無駄遣いになってしまいます。  実際に町民運動場、体育館を使っていますが、何も変わっていません。働いている方の声を聞いても、報酬は2割減になったにもかかわらず、受付業務以外の仕事をやらされ、仕事量が増えて大変だと言われました。  このようなことから、この件はもともと委託料を支払ってまで委託する必要のないことであったわけで、体質自体に問題があり、その点を大いに反省していただき、今後、同じ過ちを繰り返さないようにしていただきたく思い、原案に賛成いたします。 120: ◯議長【善波宣雄君】 次に、修正案に賛成の議員。 121: ◯議長【善波宣雄君】 坂本議員。 122: ◯6番【坂本孝也君】 今、前田議員の賛成討論、いろいろ賛成する方々の理由は無駄だと。行政って全部がプラスになる事業なんていうのはない。無駄と思われるようなこともたくさんやっているんですよ。税金の持ち出しでやっている事業って、たくさんあるんですよ。  今回、今、いろいろ前田議員は指摘しましたけれども、そういうことに賛成したのが前田議員なんですよ、最初に。3月議会、賛成しているんですよ。それで、今、ここへ来て無駄だから反対します、何か整合性が合わない、言っていることが。  私は、今の委託がそれだけの大きな持ち出しになるということを捉えれば、じゃ、無駄だから直営に戻しましょうという、ものすごく幼稚園みたいな発想ですよ、短絡的。一度行政がこういうことで決めた、そうしたら、どうしたら持ち出しを少なくできるか、どうしたら町民に喜んでもらえるかというような、そっちのほうにシフトするのが普通なんだよ、ものすごく短絡的。赤字が大きいからやめます、じゃ、吾妻山も温水プールもみんなやめなくちゃいけない、そうじゃない。  前にもこのことについて言いましたけれども、委託業者ともっとすり合わせをして、ノルマをたくさん与えて、委託のお金の中で今までできなかったことがたくさんあるんですよ、グラウンドでも体育館でも。それは、働いている人が、前田さんのお友達なんだけど、それを楽でお金が多いほうがいい決まってんだ、でも、それじゃ駄目なんだ。だから、ここで短絡的にもったいないからやめます、じゃ、みんなやめなくちゃいけないじゃん、そういう考えじゃ駄目なんだ、行政は。  意地張っても一回決めたことは、よほどの大きな事故とか何か起きるまでは頑張ってやるんですよ。そういうことにちゃんと委託の評価が出るんですよ。ちょっとやってつまずいたらもうやめ、それじゃ信頼性がなくなっちゃう、役場に対して、町に対して。せめて二、三年やって、どうしても駄目だというなら今の結論を出せばいいと思う。それまでは歯を食いしばっても、委託業者と担当課が密ないろんな会議をしながら、どうしたら二宮の体育館、どうしたら運動場がみんなに喜ばれて使われるかという方向に行くべきだと思うんですよ。  みんな、すごく短絡的に無駄だと、無駄なんていっぱいあるんだよ。だけど、それをいかに有効にするのが行政の手腕なんですよ。そういうことで、私は修正案に賛成。 123: ◯議長【善波宣雄君】 次に、原案に賛成の議員。 124: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 125: ◯9番【渡辺訓任君】 私は、議案第48号、一般会計補正予算案(第7号)に原案賛成の立場で討論をいたします。  まず、第2次中小企業等事業継続支援金についてです。  第1次の事業継続支援金がございましたが、これについては、事業者からは非常に評価の声が高かったです。コロナ禍で経営が厳しくなる中で、国の制度ではカバーできない、そういった事業者の方がこの町の制度ではカバーされるということで、本当に助かったという声を聞いています。  商工会会員以外の周知については、ちょっと難しい部分はあると思いますけれども、町のほうで責任を持ってぜひ進めていただきたいと思います。  そして、町立体育館、町民運動場の施設管理運営についてです。  委託を取りやめ、直営に戻す提案だと理解しています。私は、委託に関しては、やはり何が何でも進めなくてはならないという立場は取っておりません。令和2年度の予算につきましても、この点については問題があるという指摘をしておりました。  直営に戻すということについて、やはり一番の大きな点は、町職員と利用者のコミュニケーションを促進することができる、元に戻す以上のことを期待しています。それから、これは働いている方々の処遇も改善される、そして経費総額が抑えられる、この3つを期待するものです。  雇用の継続については、先ほどの質疑でもありましたけれども、町がぜひ責任を持っていただきたいと思います。  今回の補正では地方創生推進交付金の活用ということで、町も予備費から一部を支出します。このことも大いに評価されるべきだと考えます。  コロナ対策としては、事業者への支援ということになりますが、今後、生活者、特に就労状況が悪化している世帯、こちらへの支援を進めることも検討を進めていただきたい、そのことを求めて討論といたします。 126: ◯議長【善波宣雄君】 次に、修正案に賛成の議員。 127: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 128: ◯3番【松崎 健君】 それでは、修正案賛成の立場で討論させていただきます。  施設管理運営事業、町立体育館、町民運動場をめぐりましては、そもそも令和3年度当初予算でそれぞれ委託料が可決、成立しています。まず、この事実を重く受け止めるべきです。  令和3年度予算審査特別委員会の審査意見では、以下のようなものが出ております。業務委託の導入の継続は、費用対効果などが明確になるものに限定されたい。  そして、その後、6月定例会では、長期委託料の減額を含む補正予算が上程されるのですが、これ、実に奇妙な話として私は受け取りました。議会側からの行政に対する要望の機会は多々ありますが、いずれも強制力を伴うものではなく、これまでも気前よく要望に応じている印象はありません。そもそも、意見書では直ちに業務委託をやめることを求めてはいないのです。そう考えたのは私だけではないようで、委託料の減額のみが削除された修正案が可決されております。  そうした中で、8月25日に、生涯学習課より体育施設管理委託の検証についてと題する文書が示されました。ここで、町立体育館と町民運動場のみがピンポイントで検証されています。その内容は、審査意見が反映されたものとは言えません。そして、今定例会で追加上程された補正予算7号においても、両施設をめぐり管理委託料を減額するとしています。  令和2年度の決算を見ると、委託料が随所に現われます。業務委託を増やすことが国の指導とも聞いていますが、常に費用対効果を念頭に進むべきであることは言うまでもありません。  令和2年度決算審査特別委員会で、先ほど大沼委員から話がありましたように、以下のような文言が盛り込まれるという話でした。町民運動場、町立体育館を含め施設等の管理委託については、明確な数値化等を行い、直営との比較検証をし、今後の委託業務の在り方の基準を示されたい。  そして、8月25日の文書には以下の記述があります。委託化により生じる人件費の増額分は、生じるメリットとデメリットを考慮すると、負担するにはあまりにも大き過ぎるという判断に至った。ところで、この数字は既に令和3年度当初予算の段階で分かっていることで、決して新たに判明したことでも何でもありません。  改めて、僅か1票差で可決した令和3年度の当初予算が誤りであったことを認めているのでしょうか。先ほどみそぎという言葉も現れました。そもそも何ゆえ多くの業務の中で、この2つのみをピンポイントで評価したのか分かりません。  この当初予算をめぐって、6月定例会において指摘もありました。具体的には、当初予算に反対を示唆していた議員に委託料の減額を持ちかけ、議員はそれに応じ、結果的に一般会計当初予算は1票差、7対6の可決に至りましたとするものでした。  今定例会の総括質疑において、このような事実は存在しないとの答弁もありました。そうした中で示された8月25日、この内容は、8月25日の文章、この内容をどう読んでも、反対した議員の考えを変えるような新たな事実というものは、この中には含まれていません。そうしますと、このロジックから考えると、本来、この原案は可決するわけはないのです。本来ならば可決するはずのなかった委託料減額に、成立のめどが立ったので再上程することになったとの声も聞こえてきます。一本釣りという言葉も聞こえます。  町長サイドが政策を実現するために議員を説得すること自体、決して悪いことではありません。問題は一本釣りに使用する餌です。10年後、50年後のこの町のビジョンを示すことと引き換えに、そのためにはこの議案の成立が必要だと説明され、議員が理解を示すに至るということはあるでしょう。一方、プライベートな要求を満たすことを餌に、議案への賛成に応じることは許されないと考えます。  ただ、前者の場合、一本釣りする必要はなく、公明正大に説明すればよいことであります。一本釣りするということは、知られたくない餌を使っているのではないかと疑われても仕方ありません。水面下の動きで何かあるとしたら、議員は改めてその振る舞いを考えるべきでしょう。以上です。 129: ◯議長【善波宣雄君】 次に、原案に賛成の議員。 130: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 131: ◯13番【一石洋子君】 私は、「令和3年度二宮町一般会計補正予算(7号)」を、賛成の立場で討論いたします。  事業者へのコロナの支援、歓迎いたします。ぜひ進めていただきたいと思います。  それから町民運動場、それから町民体育館の管理について、これで3回も同じ質疑を持ちました。何でこんなに、こんなことで時間を取らなきゃいけないのか、私は議会にも非常に責任があると思います。  私は、教育部長が、コロナ禍、大変な労力をつぎ込んで、大変疲弊しているのかかわらずこれを提案したことは、よっぽどのことがあると思います。私はよっぽどのことを理解しています。当初から、町民運動場は委託前から非常に優秀な方々が管理業務を担っておられて、私はどこを切っても金太郎あめのような企業型の委託に、そもそも疑問がありました。ぜひ生涯学習課にふさわしい、町民の働く場を創出する機会だというふうにも、私、この議場で申し上げたことがありました。  やはり、町民の方の本当の健康増進に資するような施設の運営が、その委託業者ができるか、私は方向性が違うと思います。町民の方々が健康増進に思う存分使えるようなプログラムを持つ公共施設への方向転換、まずは町直轄にして、町民の総意を聞く場を持っていただきたいと思います。福祉の増進や防災・減災に生かす新しいチャレンジに向けて、ぜひとも町民の方々、それから、現場での本当に泥くさいような議論の場を持つべきだと思います。  やはり生涯学習課スポーツ班が管理するのではなく、戦略的な部署が対応することが必要だと思います。ぜひ現場で円卓会議を持っていただきたい。これ以上の机上の議論は本当に不毛であり、町民の福祉と利益に反することだと思います。以上です。 132: ◯議長【善波宣雄君】 次に、修正案に賛成の議員。 133: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 134: ◯12番【根岸ゆき子君】 私は補正予算に対し、修正案に賛成をいたします。  新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の施行につきましては、速やかに進めていただきたいというところで、修正案に賛成でございます。  現段階での説明は尽くされたと私も思っています。  その前に、すみません、先ほどちょっとどぶに捨てるというご発言があったんですけれども、これまでメリットも委託費も言ってきた内容を、あたかも否定したかのように私としては聞こえてしまいましたので、ちょっといささかショックを受けた次第だなということを申し述べておきます。  そして、討論は、体育施設委託化から直営化への件で申し上げます。  総括質疑と決算委員会審査、そして全協前の説明会から見えたことで討論です。  まず1点目は、総括でも申し上げたとおり、予算編成の工程を無視しているということです。  タイムリーにかつクイックに予算の見直しを提案してほしい旨、町長の方針として持っていればまた違うかと思います。その場合、議会としても、では通年議会にしたほうがいいよねという議論もできるかもしれません。少なくとも令和3年3月の当初予算時は、9月以降も委託化でいくことが行政内部では当たり前だと思われていたのではないでしょうか。  総括では、編成時には委託直営の議論はほとんどないというような、町長答弁をいただいていたかと思います。そして、予算が単年度の中で足りなくなる不測の事態には、予備費や基金を使い専決処分や議決を通す、どうしても一時的に必要でそれでもやりくりできるものは、財政調整基金を出したり入れたりして調整するものもあります。かつて、財務課はマジックを使うかのように数字を出してくるなと思ったこともありました。それを、一刻も早く9月で契約が切れるからという理由がなぜしっくりこないのか、思うに委託化か直営化かという考えを整理することと、その時期をどうするかということは別物ではないでしょうか。  時期を半年待つことなく早い決断としたのは、少しでも早く多くかかる費用を減らしたいから、時期を早める理由はここにあるという説明になったかと思います。最もらしい理由ではありますし、頂く税金を大事に使うことは必要です。もし行政運営が、そのようにスピーディーで迅速な対応をしていただけるのなら、ぜひとも村田町長からそのように発信をして、職員提案を積極的に受け入れていただきたい。  そして、判断材料となったおよそ600万円はどう使われるのでしょうか。この補正予算が通るようでしたら、私は、予算時には入れることができない庁舎整備基金に積み立ててほしいと思います。  2点目、委託化か直営化かという話ですが、今後もデメリットとメリットの洗い出しをして負担するには大き過ぎる金額であるという判断で進めるのでしょうか。でも、体育施設に関しましては、貴重な人材がいらしたというようには思います。  わたしは、委託化でも直営化でも、システムの活用はどちらでもよいというスタンスです。確かに議会はメリット、デメリット、費用対効果を要求する節はありますが、今後、委託化を進めるに当たり、何をもって金額の多寡を説明するのか、そして我々は何をもって金額の多寡を納得するのか、難しいなという感想です。というのは、委託化はそもそも金額は増えると聞いています。人材確保の安定化、人員管理、会計処理で成果があったことは、十分町民サービスを安定供給できることにもつながるのではないでしょうか。  そして、職員の働く負担感については、そもそも図ることが難しいというか、分からない。あるじゃないか、ないじゃないかという議論になりにくいのではないでしょうか。  しかしながら、町は業者への丸投げ感というものも決算審査からかいま見えるものもありました。そこは丁寧にする必要があるでしょうし、体育施設管理の委託化初年度で、もし体制づくりに問題があるとしたら、落ち着くまで職員はきちんと関わる、切換えのときに調整をかけていくというのは、仕事としてあると思います。それも問題のない移行が可能となったとの説明にはあるわけですが、ご苦労もあったかもしれません。  そして、次に、新規事業の導入で、利用者サービスを向上する目的があったという説明もありました。  委託の仕様書の中の業務内容という項目を見てみますと、全くそれには触れられていません。せめて業務内容に新規事業の企画という一行があれば、事業者と未来を描こうとしていた痕跡が残されたのではないかと思うわけですが、それはありません。  直営に戻した理由は3点ありました。1、費用、2、ノウハウを生かした専門性、3、新たな事業の創出です。費用の点では、前段で申し上げたことに加え、節約という価値観に見える町長の意思にどう統一性を見たらよいかが分かりませんでした。そして、新たな事業の創出の点では、多分ですけど最初から考えられていなかった。  気がついたときに見直す姿勢は常に必要です。その意味では、委託化でいいのか、直営化でいいのかという問いかけをした期間と、今年4月から検証し始めた僅かな時間は無駄ではなかったと思いますが、オンライン予約の開始やコロナ禍であったという時期の検証内容に、間違いとか正しいとかがあるのだったのだろうか、大変な中、無事な運営をありがとうございましたという事実以外ないと私は思っています。それも含めて総合的判断とするなら、せめて令和4年度予算だったのではないかと思う次第です。  ということで、このプロセスで議案を出す根拠に賛成はし難いということで、討論を終わります。 135: ◯議長【善波宣雄君】 次に、原案に賛成の議員。 136: ◯議長【善波宣雄君】 二宮議員。 137: ◯1番【二宮節子君】 私は、「令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号)」に、賛成の立場で討論いたします。  とても非常に悩みました。先ほど野地議員もおっしゃいましたけれども、私も非常に悩みました。その悩みどころはといいますと、今回、コロナウイルスと、このとても問題を多く含んでいる町立体育館が共に乗ってきた。先ほど職員の方から説明を受けましたけれども、そのほかにやり方というのは完全にあったと思っております。このような出し方をされるというのは、とても私は不愉快でありました。コロナ感染対策、とてもすばらしいことが乗っております。それと、これだけ問題の多いもの。  では、なぜ賛成をしたかと申しますと、やはりもともとこの問題が提起されましたのは、令和2年の契約時、約款って、定款やプラン、フローがない、要するに職員さんの仕事の進め方、また、相手との何を見るかというそういうものが全くなかった。私、今回、この問題が出たということは大変よかったと思います。全く間違いなくてこのまま行くというのは、2つ目、第2、第3のものが浮上してくるんだと思っております。  それと、先ほどもありましたけども、税金を無駄に使わないという、直営に戻すということは、今、本当に収入の少ない方がこれからますます増えてくると思いますので、ぜひこのような浮いた場合は、基金とか何かに行かずに、町民の皆様に直接届くような村田町長の采配をこれから見守りたいということでございます。  何しろ、これ、一番初めの問題は、一番初めに管理委託に関してとても甘かった、それは議会もそうですし、職員の方はもっと反省していただきたいと思います。その1点からずーっと来ていますから、これ、今、私が思うのは、町立体育館、町民運動場ということになっておりますけれども、ほかにもまだまだ見直すところはあるのではないかなと、それがとてもいい契機になったのが今回ではなかったかなと思います。  いずれにしましても、いろいろな問題が出たということで、税金も無駄に今後は使わないという、これに対しましては反対意見がございますけれども、そういった意味で今回賛成といたします。  最後に、できることならばコロナウイルス対策とは別に出していただきたかったということです。以上です。 138: ◯議長【善波宣雄君】 これにて討論を終結いたします。 139: ◯議長【善波宣雄君】 これより、「令和3年度二宮町一般会計補正予算(第7号)」議案第48号を採決いたします。本案に対する大沼議員ほか3名から提出された修正案について採決いたします。修正案に賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 140: ◯議長【善波宣雄君】 起立少数であります。したがって、修正案は否決されました。  次に、原案について採決いたします。原案に賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 141: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後3時45分から始めます。                                   午後3時32分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後3時45分 再開 142: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  ────────────────────────────────────────────  日程第2 議案第43号       議案第44号
          議案第45号       議案第46号       議案第47号 令和2年度決算の認定について 143: ◯議長【善波宣雄君】 日程第2「令和2年度決算の認定について」町長提出議案第43号、第44号、第45号、第46号、第47号を一括議題といたします。 144: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 145: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 146: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 147: ◯議長【善波宣雄君】 二宮議員。 148: ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 令和2年度決算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  令和2年度決算審査特別委員会は、定例会第11日目、9月13日に付託を受けた町長提出議案第43号「令和2年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第44号「令和2年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出の決算の認定について」、町長提出議案第45号「令和2年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第46号「令和2年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第47号「令和2年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を、令和3年9月17日、21日、22日、24日の4日間にわたり、議事堂において町長、副町長、教育長、部長、課長、以下担当職員の出席を求め、審査いたしました。  特別委員会では、決算書、監査委員の意見書、説明資料を基に、令和2年度歳入歳出決算の執行実績、及び適否を審査するため、質疑応答を行い、採決の結果、町長提出議案第43号は賛成少数で原案を否決、第44号、第45号、第46号、第47号については賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定し、次の審査意見を提出するものであります。                  令和2年度決算審査意見 1.東大果樹園跡地活用事業については、協議会の運営を含め、着実に事業を進められたい。 2.学童保育や子育てサロンの業務委託については、業者の選定や運営管理等再度、幅広く見直し・検  討をされたい。 3.町民運動場、町立体育館を含めて、施設等の管理委託については、明確な数値化等を行い、直営と  の比較検証をし、今後の委託業務の在り方の基準を示されたい。 4.子育てに関する事業については、LINE等を活用した相談手法を取り入れ、妊婦健康診査補助金  に改善を加えるなど、切れ目のない支援を充実されたい。 5.民生委員・児童委員の活動に際しては、コロナ禍においても実態に則した活動の支援をされたい。 6.学校教育では、コロナ禍においても基礎的な教育が必ず受けられるよう、オンラインや動画教材等、  環境面の早急な整備をされたい。 7.庁舎内に無線LANを構築し、各種審議会・委員会の運営にあたっては、庁舎内外を結んだオンラ  イン会議の開催の検討をされたい。 8.ウッドチップセンター運営事業は、委託事業者の運営状況等を把握した上で、適正な管理監督に努  められたい。  以上が、決算審査特別委員会の審査意見のまとめでございますが、このほかにも、委員会の審査では多数の要望、提案、意見が出されておりましたので、執行者の皆様におかれましては、今後の予算執行及び来年度の予算編成に向け、それらの内容を十分に検討、調査、研究されますようお願い申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 149: ◯議長【善波宣雄君】 ただいまの委員長の報告に対する一括質疑に入ります。                  (「なし」との声あり) 150: ◯議長【善波宣雄君】 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。  反対からですね。反対からだね。 151: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 152: ◯3番【松崎 健君】 それでは、一般会計の決算のみ反対の立場で、あと特別会計は賛成の立場で討論させていただきます。  4日間にわたる決算審査を傍聴いたしました。決算の数字以外に、より深い問題が明らかになった感があります。  4点あります。  シンボル事業である東大果樹園跡地活用事業をめぐっては、管理者が入札の結果、決まったとするも、全体会議は開かれず、議会への報告もありません。  2点目。中里キッズクラブをめぐっては、改修工事をするとするも、工事をしている気配はなく、届けも受けていません。  3点目が、ウッドチップセンターをめぐっては、道交法違反の過積載を知っていながらうやむやにしているという事実が明らかになりました。  4点目が、町立体育館、町民運動場業務委託をめぐっては、事の発端は随意契約による業務委託であったことから始まるとして、その後3月定例会で可決、6月定例会で委託料の減額が棚上げ、9月定例会で委託料の減額を再上程へといった流れがあります。  これら4点につきましては、決算審査特別委員会最終日の討論でも多くの委員が取り上げて、私自身も問題意識を持っています。ただ、自身は総括質疑をしておりまして、むしろそちらのほうを軸に反対討論をさせていただきたいと思います。  まず、令和2年度の定住人口の確保をめぐっての取組に関し、そもそも定住人口確保の目的は、自治体が消滅するのではないかという危機感からという答弁がありました。  人口ビジョンに示した目標、これは2060年に二宮町の人口1万7,000人以上、これを達成することで、この町の消滅を回避できるとする根拠は示されませんでした。その中での定住人口の確保の取組にどれだけの意味があるのか、私には理解できません。  次に、令和2年度を含む一色小学校区地域再生協議会の取組に関して、これは失敗だったとする議員の指摘がありましたが、答弁では、地域コミュニティが活性化したことを根拠に反論する一幕もありました。  この件につきましては、私の総括質疑の中で結論が出たと考えています。すなわち、一色小学校区地域再生協議会の取組を含む地方創生推進交付金による事業、東大果樹園跡地活用事業も含むのですけれども、これは一定期間、再生協6年間で自立することが求められています。  また、実績の評価は、KPI、重要業績評価指標、これは目的を達成するための取組の進捗状況を定量的に測定するための指標ということになっておりますが、この設定により行われますが、これは客観的な成果を表す指標であることが求められています。  内閣府のホームページでは具体的に示されていて、イベント参加者数といった指標はいいんですけれども、イベント参加者の満足度といった、こういった抽象的なものはいけないというふうに明記されております。  地域コミュニティが活性化したという数値化できないKPIは不適切ということになります。その上で現在求められていることは、残り1年で自立することです。自立できるか否かは、今後の展開に大きく影響します。  一色小学校区地域再生協議会の事業も東大跡地活用事業も町の事業です。これらの事業が自立できれば、今後、地方創生推進交付金の申請に際して受けやすくなり、自立できなければ受けにくくなることは、私は確認しております。  残すところ1年で、地方創生推進交付金による事業を必ず自立することが求められ、そのために精いっぱい努力することが求められている状況であることを、総括質疑で町長から確認を得ました。したがいまして、地域コミュニティが活性化したなどと言っている場合ではないのです。  次に、令和2年度中に開催した新庁舎建設基本計画策定に伴うワークショップですが、私はいまだに何の意味のあるワークショップなのか理解できていません。  次、これが最後になりますが、令和2年度の新型コロナ禍をめぐる経済活動支援対策では、店舗家賃補助で予測を誤り、プレミアム商品券では、答弁では好評とのことでしたが、いまだに町民の方から、これに反する声が私のほうには届いておりますので、今後、真相を見極めたいと思っております。  いずれにしましても、企画に際して、町民の元に出向く姿が見られなかったこと、そして同じようなことを繰り返すべきではなく、将来を見据えて業態変更を促す方向にかじを取るべきだと考えます。  以上で反対討論を終わります。 153: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 154: ◯7番【小笠原陶子君】 私は、一般会計も特別会計4会計も賛成の立場で討論いたします。委員会でも討論したので、その部分と多少重なるところがありますが、よろしくお願いいたします。  第43号、令和2年度に二宮町一般会計歳入歳出決算でございますが、令和2年度は新型コロナウイルス感染で世界中が振り回され、歴史的にも人類全体の変換期となりました。今までの常識や当たり前が大きく覆されました。前例を見て事柄を進めればよいという時代ではなくなったのです。試行錯誤の1年だったと思います。そもそも島国日本のコロナ対策の要は検疫の強化が最重要でしたが、政府決断が遅く、ずるずるとウイルス感染拡大をさせてしまいました。政府には台湾を見習ってほしいと思っています。  さて、昨年の最大の被害者は子供たちだと思います。突然の義務教育の休校指示、仰天しました。教育委員会の教育総務課は情報収集に非常に苦労されたし、また、対策の制度設計も困難だったと思います。しかし、我が町は学童保育の延長を速やかに決断し、委託業者の協力もあり、子供を預けなければ働けない保護者には大きな救いでした。高く評価いたします。  令和2年度は、国から新型コロナウイルス対策で何度も補助金が下りてきたために、町は各課で有効に活用するために知恵を絞りました。金額的に大きかったのは特別定額給付金事業です。町ではプロジェクトをつくって対応しました。28億5,200万円のうち、給付した額が28億4,140万円、未受給者は70名、その中で受け取らないと断った方が16名、死亡10名ほか、よく頑張った数字だと評価します。  産業振興課は、休業要請協力金の上乗せ支給、緊急事態宣言による県からの要請に伴い、休業や営業時間の短縮を行った中小企業及び個人事業主に対して、県が行う休業要請協力金に上乗せする形で、さらに10万円の助成金を支給しました。また、飲食店応援クーポン券発行事業やプレミアム付商品券発行事業など、商業者支援を評価します。  教育委員会その他の答弁でも、今まで予算がなくてできなかった学校の備品、顕微鏡はじめICT関係の整備は一挙に進められましたとのことです。ピンチをチャンスに変えました。令和2年度だけでは、ハードは、パソコン系について、ハードは整備されても、ソフトの部分で子供たちが速やかにタブレットを使って、遠隔地からの授業を受けるという状況にはなりませんでしたが、令和3年で何とか整備が進んでいることに期待しております。  町全体の施設の老朽化対策のため、令和2年には施設再編課をつくり、計画づくりが一歩進みました。まず、地域の老朽化する老人憩の家や児童館の耐震診断をしたことで、遅れていた整備が進むと思われます。二宮町は、他の町に比べて公共施設が多く、近隣市町村からも便利に利用されています。コロナウイルスで閉鎖が続く中でも、臨機応変に活用できるよう努力したことは、町民の健康維持に有効でした。また、財政課の決算にありますが、二宮ホテルを1億150万円で土地購入したことは、今後のまちづくりに有益な取得と評価いたします。  今回の決算特別委員会の中で、今日もですけれども、町民運動場と体育館の委託について、何度も委員から質疑がありました。令和2年は直営から委託にしました。今年6月の補正で委託変更案が出ましたが、反対議員から修正が出て、委託から直営に戻すことはできませんでしたが、もともと現場で働く人のために仕組みを戻すことは正しい判断と私は考えております。6月議会でも申し上げましたが、改むるにはばかることなかれであり、手続論に終始していることは行政を疲弊させ、町民のためになりません。費用対効果を見て、結論は町民の皆様の多数の理解を得ると確信しております。  新型コロナウイルス感染対策で企業のリモートワークが進み、町は官民一体となって、新住民獲得に努力されました。若い方々が、二宮町の自然環境と人の温かさを求め、移住されてきております。ホームページを開けたら、この町は対話型で進めているということが分かるような形にしてください。現在の町の事業運営では、紙ベースだけでは回っていかず、あとはホームページを見てくださいということになりがちです。あくまでも、見やすいホームページにすべきと考え、予算をつけて改善を図ることを望みます。  そして、ただいま頼る親戚のいない保護者を、むしろ真剣にフォローするのは、どんな制度や仕組みが重要か、総括質疑の中でも申し上げましたが、いま一度、しっかり考え、対応していただきたいというふうに思います。  以上、令和2年度の一般会計の決算は、厳しい状況の中で頑張ったと評価し、賛成といたします。  次に、第44号、国民健康保険特別会計です。  コロナウイルス感染を恐れて受診控えが起こったことと、被保険者の減少で歳入も歳出も、大ざっぱに入れると、全体の約1割の減となっております。歳入の減は28億3,163万円、歳出は28億443万円です。病気は悪化する前の予防が重要です。必要な医療を必要なときに受けることの大切さを、あらゆる場面で伝えていただくことを要望し、賛成といたします。  後期高齢者医療に関しては妥当と判断し、賛成いたします。  介護保険特別会計に関しましては、介護予防に我が町は通いの場を造って、健康寿命を増進するために努力してまいりました。やはりコロナウイルスの対策の感染のために閉鎖したりしておりますけれども、極力開設できるように働きかけていただきたいと要望いたします。  次に、最後に、47号、下水道特別会計ですが、町債のピークが昨年で減少傾向にあるということと、また下水道50年と言われている中、補修して75年に延命していくとの答弁です。妥当な運営を、また加入率も順調に推移しておりますことを評価し、賛成といたします。以上です。 155: ◯議長【善波宣雄君】 坂本議員。 156: ◯6番【坂本孝也君】 令和3年9月決算議会、一般会計に反対の立場で討論します。特別会計には賛成します。  4日間の決算審査を振り返って、こんなに多くの指摘事項が出る結果になったのは、元をただせば、3月予算議会の結果が、負の結果が現れたんじゃないかと、こういうふうに感じております。あのときに1票差で議決した予算の中に、今回決算で指摘するようなことがみんな盛られていたわけです。修正案を出して、そこをやり直していたら、今回の決算議会は全員が賛成というようなことになったんではないかなと、そういうふうに今思うわけです。  もう結果論ですから、まず、その中に目立ったものは、一色小学校地域再生事業、民間団体への丸投げ事業という感じの補助金が、最終年を前にして、あと1年というところでの決算。自立への誘導、行政としての自立への誘導が、もう少し積極的にあったらよかったんじゃないかなと。民間の人たちだけでは、補助金が潤沢にあるうちはうまく進んでいけれるんですけど、今年度の最終年度の事業成果はどういうふうになるのか、不透明な状態だと感じております。  もう一つは、シンボル事業でいる東大果樹園跡地活用事業、一般質問でもやりましたけれども、これもまた民間団体の自立を目指した地方創生の補助金事業。やはり補助金が打ち切られる寸前の1年間です。やはりもう少し行政側の指導があったら、こんなふうにならなかったんじゃないかなと思うんですけれども、内部的な役員さんの意思統一ができないで、いまだに事業が止まったまま、一部の仲よしクラブの事業では、行政の持っている財産を私物化しているようにも見えて、きちんとした手続が最低限ないといけないんじゃないかというふうに感じております。  二小の学童保育は、いまだに百合が丘の一色小学校に児童をバスで移動させながらの間借り状態。私が調べた結果では、委託先の業者は、令和元年4月に見学会としてオープンしたんですけど、用途変更の申請が県に出ておらず、今年8月、今年8月に正式に出され、8月27日に県の開発審査会で了承されたと。しかし、まだ事業計画の訂正の必要があり、県は書類の提出を待っている状況だというのが、9月22日現在の調査結果です。いまだに提出されてないという。ところが、役場との協議は、始まったときからすり合わせをしているという県の見解です。  こういうような状況が分かった以上、速やかに書類をそろえて県の認可を受け、少なくとも来年4月1日からは、最初のとおりの学童保育が中里のあそこでスタートできるように、サポートを行政はしなくちゃいけないなと。要するに2年かかっちゃったね。だから、もっと早くできたんじゃないかなと。  ウッドチップセンター、広域事業、ごみの1市2町の広域事業がその1つとして、工業団地の中にありますけれども、内部の職員さんからいろんな情報が来て明らかになったことの中に、やっぱり過積載、多く積んで、群馬や千葉に届けに行っているということが、行政のほうでも5年間に5回あったという調査が、行政ではできております。  その中身については、厳重注意をし、過積載ができないような機械の取替えをしたというようなことは聞いておりますので、今後、厳しい態度で町、行政がやっぱり監督しなくちゃいけないなと思っているんですけれども。やっぱり過積載というのは道交法違反というようなことにもなるので、これを黙認するというのはちょっとまずいんじゃないかなというふうにも思っております。  町立運動場、体育館委託事業は先ほど結審しましたので、直営に戻るということに、これまた1票差で決まりましたけれども、あっ2票差か、5対7だな、決まりました。それはそれで多数決ですから、尊重しなくちゃいけないんですけれども。やはり議会がね、何か僅差で決まっていくんですよ、どっちにしても。そういうことの原因は何なのかなと、こういうふうに振り返ったときに、やはりもっと議案一つ一つについても、よく行政と議会が理解し合える場が欲しいなと。それさえなければ、そんなに僅差でというようなことが起きないんじゃないかなと思うんですけど、今後、そういうことを気にしながら、決算の意見として、私は認定できませんということです。よろしく。 157: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。                   (発言する者あり) 158: ◯議長【善波宣雄君】 坂本議員、4特別会計については。 159: ◯6番【坂本孝也君】 それは賛成。 160: ◯議長【善波宣雄君】 賛成ですね。 161: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 162: ◯13番【一石洋子君】 私は令和2年度決算一般会計及び4特別会計について賛成の立場で討論いたします。  令和2年度は、世界を席巻した新型コロナウイルス感染症の影響が、市民生活と地域経済に大きな影を落としていました。また、膨大な対策業務に少ない職員が追われ、エッセンシャルワーカーとして緊急の業務に、アメーバのように協力体制をつくってカバーしたと聞いています。国も、私たち住民も、そして町もそれぞれ大きな変化と崩れのおそれにおびえながら、それぞれが必死に困難に向かった1年でした。  決算収支の状況や各課の施策は決算審査委員会の傍聴で理解しました。令和2年度として、行財政決算は健全な範囲であり、国のコロナ政策に係る多くの町民、また事業者支援策遂行業務とともに、今までなし得なかった児童生徒一人一人のタブレット端末や学校教育機材を整えることができるなど、激務をチャンスとして捉えた経緯と、粛々と遂行された通常業務の様子を確認しました。  決算委員会では否決という結果となり、その論点は、町民の自治に関するチャレンジである東大果樹園跡地、一色小学校区地域再生協議会、そして新庁舎建設に関わる点と町民運動場の委託に関わるものであったことは、いささか驚きました。  私の論点を述べ、賛成する理由とさせていただきたいと思います。  まずは、新庁舎整備事業です。沸き上がった反対の声と庁舎建設を望む声を地域を回って捉え、基本計画を白紙化、町民新庁舎ワークショップは、無作為抽出アンケート回答者の有志の町民の方々、そして3人の防災都市計画、新しいICTコミュニティデザイン、また建築家の先生とファシリテーションの専門家と企画政策課職員で3回のワークショップが開催されました。  議員は、早く申し込んだ私だけが参加しましたので、町民の方々がいかに、その参加された町民の方々、いかに素晴らしかったか、そして職員の方々が様々な準備にいかに奔走したか、そして、専門家の方々が本当に真剣に関われたことを町民の皆様にお伝えしなければならないと考えています。  激甚化する風水害や必ず来る巨大地震に備え、防災もある計画、災害対応込みの避難する町民のシェルターとなる、また時代の変化に対応できる臨機応変に使い回せる建築、また住民の居場所であり、生活シーンであり、また子供たちのふるさとの記憶となるような建築も含めたグランドビジョン、ランドスケープ、二宮町民の民度にふさわしいホールでの公開ワークショップは、それまで反対運動されていた方も、これが最初にあればよかったと言わしめた内容でした。  これに応え、さらにエリアを広げ、駅北口からラディアン周辺の公共施設のデザインに視野を広めたことは、誠実に町民の声を聞き続けた行政の成果と思うところです。特に防災都市計画の専門家の方が言われた、スリム化してきた行政の隙間をいかに住民と協働で埋めていけるかが問われるとの言葉が、今後この町がすべきことの全てであると思われます。  私が7年間この町の議員を続けてきて思うのは、この町という小さい自治体を持続する価値は、上からの統治ではなく、ボトムアップの本来の、群民的なといいます、これ、群民というのは住む人が群れるという漢字を充てますが、住む人がつくる自治の力をいかに生かせるか、見せていけるか、それがこの町の存在価値であり、未来に向けて最もチャレンジングな一縷の望みである方向性だと思っています。総括質疑では、この動きが世界の注目すべき潮流であることも紹介させていただきました。これを理解する議会及び首長が育たないのであれば、町民にとって非常に不幸であると思うほどです。  東大果樹園跡地は、数年前の町民のワークショップから生まれたこの町の社会実験です。子育て世代の方々の二宮独自の子供の自然の力を生かし、自然の中で遊ぶことで、大人も巻き込んで育てたいという思いを持つ方々のコミュニティーが、企業型ふるさと納税の補正予算の議会審議の傍聴席にあふれるほど詰めかけたことをご存じない町民の方々もおられることでしょう。  協議会の合意形成が困難であることを外でことさら騒ぎ立てるよりも、町民同士それぞれの思いを持って、大人らしく落としどころを築けると模索する人間らしい信頼が生まれるように応援しなければならないでしょう。
     生活環境課と環境団体協働でつながるエコフェスタにのみやでは、令和2年度、すばらしい輪でかつてない一歩を築きました。行政は全人間的に、もう愛情あふれるコミュニケーションを果たしました。そのエネルギーは、ホームページにも見られたらよいと思います。初めての企画をつくる場に必須のカオスのようなシーンもありましたが、子供たちと若者と新たな助っ人が助けてくれました。子供たちを真ん中に、コミュニティーが渦をもって広がるような体験をいたしました。舞台美術や演劇に関わるアーティストの方々が企画に加わりましたが、仕上げ直前まですったもんだするのは、創作活動には当然で、それがよかったと言われたことが印象的でした。事をつくるという人間の泥くさい、しかし芸術的なプロセスを私たちは学ばないでいるのではないかと気がついた次第です。  総括でも言及しましたが、エコフェスタの一環で、その中で、デンマークのロラン島に住むジャーナリスト、ニールセン北村朋子さんという方と、2回、子供たちも一緒にZoomヒアリングが持たれたことも興味深い交流でした。二宮中学校の多文化共生オンラインセミナーが、学校連携協議会、つまりコミュニティ・スクールの枠で企画されたイベントでつながった枠です。  デンマークは、国民の幸せ度が世界2位、SDGsも世界2位という世界のトップランナーですが、ニールセンさんは、デンマークの国民は、ヒーローは要らない、一人一人が考えつくっていく、そして、みんなで一番よい落としどころを合意していけるという信頼を持っていると。これは、子供たちが保育園や幼稚園に行く最初の日から、内発的な自分というものを尊重することから、日々築かれていくと言われました。この小さな二宮町が、人口6万人のデンマーク・ロラン島と交流し、学べるところは非常に大きいと考えます。個性豊かなPTA会長、そしてコミュニティ・スクール関係者の方々は、子供を真ん中に地域人材の鉱脈をつなげることができます。  一色小学校区地域再生協議会とPTA会長、コミュニティ・スクールの連携はすばらしい動きを見せています。コロナ前に通いの場で起こったようなことが、これからコミュニティ・スクールで起こってくる可能性があります。各小学校区には、すぐれて多様なまちづくりに寄与する方々がおられます。一色小学校区地域再生協議会が耕した一色、緑が丘地域のコミュニティーは、例えば三鷹で学校と地域の連携の先進事例が起こったような様相を感じます。  不登校児童生徒が増えています。学校はさらに変わらなければならないでしょう。今までどおりではいけません。コロナをチャンスに、変革を先に進めていただきたい。教育委員会の施策で、赴任された川崎市で実績のある教育者のコミットが、山西小で非常に明らかに効果が出ています。これからも、さらに福祉においては、ケアの必要な家族、家庭や母子家庭の支援も重要です。県や国とつながり、セーフティーネットを町民参画、他課連携で張らなければなりません。  強いニーズには個々に応え、子供たちの深刻なDVなどの被害は町内で出ていないと担当課の答弁でしたが、広く、特に子供の健康というセーフティーネットである現物支給ができるよう、給食の地産地消、自然免疫に資する野外の自然遊びと、農業に子供から大人まで巻き込む視点、これはまさに東大果樹園跡地のビジョンだと思いますが、町民と他課連携で取り組んでいただきたいと思います。  町内に昼間、在宅で仕事や学びをする住民が増えました。激甚化する災害対応の防災こそ、危機対応計画に意識の高い新たな町民コミュニティーとつながっていただきたい。新庁舎ワークショップやコミュニティ・スクール、東大果樹園跡地の展開にも、広く水平的に創意を集めたいところです。ウィズコロナの視点からも、教育、防災、創意あるまちづくりにウェブを活用する研究はぜひ進めていただくことを要望します。  令和2年度の1年間のたゆまない行政と町民の尽力にエールを送り、賛成といたします。  国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、下水道特別会計、後期高齢者医療特別会計は、妥当として賛成いたします。以上です。 163: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 164: ◯2番【羽根かほる君】 私は、令和2年度一般会計決算に反対、4特別会計には賛成の立場で、委員会での内容と重なっていますが、討論をいたします。  新型コロナウイルス対策関連では、感染症対策、商工業への支援対策、子育て世代への支援対策を速やかに行われた点、また、空き家対策に対する町の積極的な事業展開、職員の就業環境の改善に向け、新たな相談窓口の情報周知を行った点については評価いたします。  しかし、町の委託事業者の管理方法、また町民と共に行う事業の予算の活用内容について、理解を進めることができない点が何点かありました。  東大果樹跡地活用事業は、令和2年度に基本計画を策定しましたが、町民に開かれた跡地の活用にはいまだになっていません。また、その事業内容の優先順位についても、どこにどう町民の税金を投入するかという点について、その根拠の説明が的確になされておらず、町民の理解を得られていません。これは一色小学校区地域再生協議会も同様と考えます。行政が主となって関われない事業にも、全町民の税金が使用されているわけですから、その費用対効果を分かりやすく町民に説明をし、理解を得る必要があると考えます。  次に、事業の運営委託についてです。  中里キッズクラブの学童保育の運営について、町が用意した別の場所での運営が長期間にわたっており、委託料を支払っているにもかかわらず、住民サービスの低下となっています。また、ウッドチップセンターについて、過積載についての町の事業者に対し、適切な運営を行っているかの確認や指導に問題があります。また、公的には、この決算審査のときに初めて報告があった内容でもあります。  体育施設の運営管理委託についても同様に、町の委託事業者との交渉や委託の業務内容についても的確ではなかったと考えます。事業を外部に委託するのであれば、費用対効果を常に確認しながら、町が責任を持って適切な指導をしていく必要があります。  以上の点から、令和2年度の予算で計画してきた大きな事業の幾つかが、町民のサービスの向上につながっておらず、町の費用対効果の検証不足、また、町民、議会への説明不足と考えます。  では、これをこのままにしておいてよいのかと考えたとき、いま一度立ち止まり、その予算の使途について、全町民に公平なサービス向上になるような事業展開、また運営の委託については、費用対効果を常に考え、委託業者に対して、運営状況の確認等適切な指導が行える行政運営になるよう見直しが必要と考え、反対といたしました。以上です。 165: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 166: ◯4番【野地洋正君】 議案第43号、令和2年度一般会計歳入歳出決算の認定については反対、44から47号の4特別会計においては賛成の立場で討論いたします。  一般会計です。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の流行で未曽有の危機に直面する中、次亜塩素酸水の配布、子育て世帯支援、学童保育所受入れ確保、店舗家賃補助等、町民の健康、生活、商工業の振興等に対し町独自の支援策を加え、全庁挙げて取り組まれたことは大いに評価します。  また、国策である特別定額給付金給付事業においても、未給付者70名の町民に対し、一人一人きちんと追求し、その意思をしっかり確認された点については、あの混乱期によくやったと感謝するところです。  しかしながら、相も変わらず情報を開示しない閉鎖的体質、いとも簡単に突然方針転換をする思いつき体質など、議会から度々指摘を受けているにもかかわらず、令和2年度も改善を示さなかった町政運営を認めるわけにはいきません。  主に3つの事業を挙げさせていただきます。  1つ目。新庁舎整備事業は、白紙とした基本計画案を3回の町民ワークショップを経て、年度内には策定する、そのための予算であると説明しておきながら、いざ執行したら、わずか1か月後には、やっぱりやめて、新しい計画が必要となった、次年度に改めて予算計上すると、数年をかけて検討し、審議されている重要課題にもかかわらず、このような軽い対応で、その上、反省もない。あまりにもひどく、理解に苦しみます。  2つ目です。体育館、運動場管理委託です。十分な検討、準備がないまま、時間がないからとして1年6か月の随意契約をしてしまったとする反省を軽んじ、またしても時間がなく、きちんとした検証ができないまま、取りあえず当初の予定どおり、令和6年までの長期契約を前提に3年度予算案を編成、結果はこの始末です。  3つ目です。東大果樹園跡地活用事業です。令和2年1月の臨時会補正予算審議において、5,000万円ものふるさと納税を活用させていただく事業提案にもかかわらず、協議・計画の不足、行政手続や費用対効果への懸念など6名の反対があり、賛成議員の中からも、基本的にこの事業には矛盾がある、管理運営制度については精査せよ等多くの不安感、不信感が表明され、改善を求められたものの、きちんとして対応せず、令和2年度、それらの疑念を払拭するどころか、さらに心配、不安を増大させてしまったと感じております。  数年にわたり賛否が拮抗、議論し続けている新庁舎、行政改革に基づく業務委託の長期契約、シンボル事業と位置づけた東大果樹園跡地、目的を達成するための予算の執行がこのような形、結果では、評価には値せず、とても認められません。議会の声は町民の声と真摯に受け止めるべきです。  以上の点から反対いたします。  4特別会計については、異議なく賛成といたします。以上です。 167: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 168: ◯10番【大沼英樹君】 令和2年度決算について、一般会計に反対、4特別会計には賛成をさせていただきます。  討論は、一般会計についてのみ申し上げます。  まず1つ目に、各担当部署の予算に対する不用額が多く、期中及び期末に多額の基金を積み上げていることです。基金積み上げが悪いと申しているわけではありません。長期的な財政計画の中で目標を定め、十分な説明と理解の上で積み上げることが必要だと考えています。今決算で不用額について質問いたしましたが、予算に余裕を持たせるとの回答です。しかし、年度中、予算に余裕があるなどの話を聞いたことはありません。聞くのは、予算がないという言葉です。  このような予算で危惧されることは、1つ目に、事業計画に税収が相応せず、行政サービスが不足をするのではないかということ。2つ目に、予算の精度が悪く、丼勘定で無駄な支出を誘発する可能性があるということが心配されるわけです。  今期末では3億7,000万円の不用額が発生し、3億4,000万円が基金に積み上げられています。平成31年3月に庁舎整備基金が設立されましたが、当初は8,000万を5年間で4億円積み上げるという説明でした。しかし、2年半の間に3億2,000万円が積み上げられているのです。  今年3月の総括質疑の中で、庁舎整備基金の積み上げ目標額を事業費の50%に修正したとのことですが、この説明がいつされたのか記憶がございません。過去の説明では、税負担の平準化や公平性の観点から、長期債務を併用することが望ましいとのことでしたが、現状とは大きく相違があり、過去の説明に詭弁の疑いが持たれます。  庁舎計画難航の大きな問題は予定地であり、土砂及び災害、浸水災害の危険性であることは周知のことと思いますが、否決を受けても真摯に向き合わず、構成を変更せずに無駄な時間を発生させ、令和2年度末までとされていた建設費の2割に及ぶ補助金申請期限を逸失したことは、現体制の大失策だと思います。  今までも申し上げているように、新庁舎建設に盲目的に暴走する現町政という印象ですが、この暴走に対して苦言や制止ができない執行体制だとしたら、部下を思いやり、上司に苦言のできる参謀職員は不在なのではないでしょうか。  今回度々、残業の多い部署に、仕事量と人員は適正か尋ねておりますが、残業が多い事実がありながらも、人員困窮の回答はごく僅かであり、現町政内部の風通しの悪さを感じました。複数の職員が退職し、他の自治体へ転職していることが問題視されておりますが、理由には、このような体質が大きく影響しているのかもしれません。  さらに、都市計画法不適合で開園難航中の学童保育について積極的な説明はなく、ウッドチップセンターでは、過積載搬出の事実を確認しながらも、適切な指導と警察への届出などがされていなかったようでした。このとき、過去のことと封印するような発言がございましたが、それを聞いてちょっとモラルの低さを感じました。  ほかにも、東大果樹園跡地活用事業に出されている補助金では、予算額の何倍もの備品を年度末に駆け込みで買い込むなど、皆様からお預かりしている税金、それが補助として回っているわけですから、その使い方としては適正なのか疑問があります。  運動施設関連の委託については、明確な費用対効果の説明が求められていましたが、明確な説明は受けたような印象はありません。精査と結果の集約、それとともに反省がなされていなければ、また同じような過ちを繰り返すのではないでしょうか。審査中に判明した委託や町補助団体の不適正な管理状況は、行政運営として不適当と思われますので、事業運営の内容から見て、一般会計決算を認定することはできません。  以上で討論を終わります。 169: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 170: ◯9番【渡辺訓任君】 私は、日本共産党議員として、議案第43号から第47号、一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、下水道事業特別会計の決算認定について、一括して討論をいたします。ほかの討論者と重なる点がございますことをご容赦願います。  一般会計については反対です。2020年、令和2年度の予算は、当初79億8,500万円と予算規模は前年度に比べて3.4%縮小する形で組まれていました。ところが、感染拡大防止と経済対策を、コロナ関連も含めた12回の補正を含め、決算としては119億2,500万円と、前年比で30%増と転じました。前年度のし尿処理施設改修、河原橋の改修などの大型投資事業がない中、コロナ関連の32億円を超える支出を除いても、財政上の支出や積立てを除いた事業に、前年度を超える53億円程度が支出されました。  コロナ禍の中で、職員も町民も一緒になってコロナ対策に当たりました。突然の休校、各事業者の営業自粛や感染対策の要請、特別定額給付金給付事業やワクチン接種の準備、学童保育の延長、施設庁舎の対策や物品の確保など、誰にとっても初めてとなる取組でした。国からの補助金が、それらの事業の大きな部分を支えたとはいえ、町からは財政調整基金約1億円を取り崩して対応された、このことは評価するところであります。  本決算で、私は3つの大きな問題があったと考えています。行革方針にある業務委託ありきの施策、新庁舎整備の遅れを招くことになったワークショップの運営、小中一貫教育の推進継続、この3つであります。  これらは、町民の生活、要望にそぐわない予算執行であったのではないでしょうか。運動場、体育館での業務委託がされましたが、従業者が臨時雇いから身分変更になっただけで、町とのコミュニケーションも難しくなり、処遇が悪くなる状況も生まれました。これでは、期待されたように、受託事業者の専門性を生かすことも難しく、受託業者の利益だけが町民の負担として増えただけではないでしょうか。  また、東大果樹園跡地利用については、C地区をみらいはらっぱとして整備する事業が補正予算で組まれ、ふるさと納税も活用し、スタートをいたしました。指定管理者を設定する方向性も示されていましたが、町有地活用のワークショップから発足した協議会の運営は、順調に進んだとは言えず、ようやく町が整備されたC地区の借受人が、最近決まった状況です。  この2つの事業での根っこにあるのは、町の行革大綱でうたう、コア業務と周辺業務の振り分けと窓口業務の委託化や指定管理制度の導入、これらを前提もしくは想定で事業が拙速に進められたことだと考えています。町民との接点は、全体の奉仕者としての町職員の中核事業として位置づけられるべきであり、管理体制にこだわらず、町と町職員が本領発揮し、町民の主体性と持てる力をまとめあげて事業を進めることが重要だと考えます。  次に、新庁舎整備についての町民ワークショップについてです。新庁舎整備の必要性は、立地について町民の理解を得つつ、機能や在り方を検討しました。しかし、得られたものが、駅前施設と共にまちづくり計画を策定するということになり、整備は遅れるということになりました。このことは非常に大きな問題であると考えています。コロナ感染対策も、新庁舎整備も長引くということであれば、庁舎訪問者の安全、職員の就労環境についてもさらなる改善が必要ではないでしょうか。県道沿いに新しく取得した土地の活用についても、地域との話合いを大切にしていただきたいと考えます。  さらに、小中一貫教育校については、分離型という形で調査研究が継続されています。分離型では、教員の特別の負担が指摘され、教員のコンセンサスが必ずしも得られていないとする指摘もあり、目指す子供像の実現には、一貫校が必ずしも必要ではなく、小学校、中学校連携を深めることで達成できるという考えもあります。  これらの3点に加えて、神奈川発の未病産業の創出を図るとともに、県民への未病概念の浸透、行動変容の促進を図るとするME-BYOサミットへの支出は、町民の利益にどのように関わったかという点で疑問が残ります。  各施設の現況調査と、それに基づく長寿命化計画も進められました。このことで老朽化が進む各公共施設の個々の状況が明らかになり、課題も明らかになりました。今後、学校や地域集会施設については、地域地区の在り方とともに検討を深める必要があると考えています。  もともと消費税を10%に引き上げた後の経済対策としてスタートしたGIGAスクール構想は、コロナ対策、家庭での学びの保障という位置づけに変わりました。児童生徒一人一人へのタブレットの配置や家庭での接続環境の整備、緊急時のオンライン授業などの準備もできつつあります。教育でのICT利用拡大に当たっては、無理やり目標ありきで進めるのではなく、教職員、保護者の活用目的、目標について合意をつくりつつ、教職員への支援や目標に見合った体制づくりを進めていただきたく、お願いいたします。  財政指標として、将来負担比率が21.2と前年よりさらに下がりました。これは国、県などの支払いの裏づけのある事業により多く頼っている状況を反映しているものだと考えます。ですから、決して安心できるものではないと思います。国補助金の活用は大変有用なことであります。今後、新庁舎整備を含め、投資的事業が増大することを想定いたしますが、補助金の有無を優先し事業を決めることのないよう、町の自主性を堅持することを求めます。  コロナ禍での減収に対して、事業者に対する支援として、町独自の家賃補助、国、県でカバーされない対象に事業継続給付金を提供しました。また、給食費の無償化や子育て世帯経済活性化給付支援事業など、子育て世帯への支援も行われました。これらは本当に大きく評価されます。一方、これらの支援策が一定の期間で終了した後、さらに感染の状況が厳しく、また就労環境も厳しくなっている中、継続されなかったことは残念であります。子供や高齢者を含め、社会的弱者に対してコロナ禍の影響が集中いたします。町からの直接の支出も増やし、困っている方々に町として寄り添う姿勢をさらに示すべきだと考え、これらを引き続き求めてまいります。  さて、国民健康保険特別会計については反対をいたします。コロナ禍で受診控えなど状況が変わる中、一概に前年との比較は難しいと感じています。県への財政一本化から2年目で、制度変更の影響も受けています。本決算では、保険税の値上げをしなかったことを大きく評価いたします。協会けんぽとの比較では、倍ぐらいの負担である状況は変わりないと思われますが、国保税収入は歳入の24%を占め、昨年度よりも比重を増しました。応益割で軽減措置を受けている世帯は、コロナ禍の影響もあると思われますが、5割に迫る状況です。やはり制度そのものに問題があり、基金の活用も含め、子供の均等割の減額などの改善を、町が保険者として主体的に取り組むことを求めます。そして、保健事業については、特定健診科目の拡大、受診率の向上にとどまらない施策の拡充を求めていきます。  後期高齢者医療特別会計については反対です。高齢者医療制度については、殊さらや75歳以上の高齢者を切り離す差別的な制度であり、ほかの保険制度への影響も問題があるとして、反対をしています。さらに、当該年度では、保険料は8%も値上げされました。引き上げられました。直接影響を被る高齢者の年金収入が実質的に目減りしている中での引上げがされたことは問題です。  介護保険特別会計については反対です。入所施設介護の順番を待っている方々が減っていることを評価いたします。介護予防、認知症対策についての前進を期待し、予算には賛成をいたしました。しかしながら、要望の強い地域密着型施設の充実や小規模多機能型サービスの回復について、期待どおりの進捗がありませんでした。運営事業者の方針や介護従事者の確保など、ハードルが大変高いことは認識しています。しかし、要望が大きいサービス実施が進まない中で、基金積立ての増加は問題と考え、引き続き、要望の強いサービスの充実を図ることを求めていきます。  下水道事業特別会計については反対です。事業運営については問題がないものと認識しています。今後、施設整備から維持保全にスムーズに軸足を移すことを期待しています。  一方で、地方公営企業法適用を進めることについては、人口3万人以下の自治体について、従来のできるだけとしていた移行を、令和5年度までに移行するように国の方針が変更になったことを受けています。国も狙いの中で、経営状況の透明化、経営計画の策定以外に民営化、公益化を含めた抜本的な改革を示しています。民営化、広域化につながる可能性があります。  さらに、下水道の管理補修については、財務諸表の上の簿価ではなく、実態に即した計画が重要で、公会計が必要とは限りません。国事業とは言いつつも、地方公営企業法適用は、町にとっては不要不急の事業と考えます。この考えを示すために反対といたします。以上です。 171: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって討論を終結いたします。  お諮りいたします。5時以降もこのまま会議を続けたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」との声あり) 172: ◯議長【善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、このまま会議を続けます。  これより「令和2年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第43条を採決いたします。本案に対する委員長の報告は不認定とすべきものであります。よって、原案について採決いたします。議案に賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 173: ◯議長【善波宣雄君】 起立少数であります。よって、議案第43号は不認定とすることに決しました。  これより「令和2年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第44条を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 174: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第44号は原案のとおり認定されました。  これより「令和2年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第45号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 175: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第45号は原案のとおり認定されました。  これより「令和2年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第46号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 176: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第46号は原案のとおり認定されました。  これより「令和2年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第47号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 177: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第3 総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について 178: ◯議長【善波宣雄君】 日程第3「総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 179: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 180: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 181: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 182: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 183: ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 総務建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。  令和3年8月25日11時より、第1委員会室において、委員全員、議長、議会事務局長、議会事務局庶務課長出席の下、委員会が開催されました。  現在までの経緯としては、遊休荒廃農地対策事業、農業振興事業、有害鳥獣対策事業に関連する遊休荒廃地の有効活用について、中里、峰山周辺と旧園芸試験場第2圃場付近の農道通路整備について調査研究を進めてまいりました。  令和3年8月2日に開催した調査研究会では、担当部署から提供いただいた峰山周辺の現況図を基に意見交換が行われ、委員から「周辺環境問題の改善には道路が必要である。また、第2圃場の放置は問題であり、荒廃地の解消は必須である。環境センター方向へ向け、南北を結ぶ通路の整備が必要である。第2圃場隣接地を町が取得し、活用の幅を広げる必要がある。峰山南側の農道から第2圃場を経由し、環境センター方向へ、ちょうど103号線へ農道を整備し、利便性を高めることで荒廃地を解消したい。第2圃場に駐車場を設け、民間での活用も視野に入れた整備が必要である。売却検討も必要」などの意見が出されました。  その後、8月25日の委員会では、「農業従事者及び地権者の方から意向を聞いて、通路整備の必要性の確認をする必要がある。荒廃地を有効に活用できる実例を継承するためにも、地域を絞って取り組む必要がある。町担当部署との意見交換とともに、農業委員会の方々とも意見交換をするべきである。長期継続計画として、町の政策に載せていただけるよう委員会で取りまとめ、予算化を目指したい。農業従事者は高齢化しており、民間での活用も視野に入れていただきたい」などの意見が出されました。  以上のことから、総務建設経済常任委員会の継続審査については、地域を絞り、関係者と意見交換をしながら、深く掘り下げた議論に進むよう、中里、峰山周辺の研究と課題抽出を行い、地権者及び利用者の要望を基に委員会を進めてまいります。  以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
    184: ◯議長【善波宣雄君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                  (「なし」との声あり) 185: ◯議長【善波宣雄君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。                  (「なし」との声あり) 186: ◯議長【善波宣雄君】 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 187: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第4 教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について 188: ◯議長【善波宣雄君】 日程第4「教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 189: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 190: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 191: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 192: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 193: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 では、教育福祉常任委員会閉会中の継続調査について報告をいたします。  6月18日金曜日、不登校あるいは学校へ行くのがつらいと思うお子さんを持つ保護者の方々のヒアリングをいたしました。参加者は保護者6名、議員6名です。  6月25日金曜日、保護者の方々のヒアリングの振り返りを意見交換いたしました。「スクールソーシャルワーカーの充実、学校での居場所ができないか、学校だけの対応は大変なので、コミュニティ・スクールをもっと活用できないか、先生方の不登校に対する認識にばらつきがあるようにも感じる。やまびこへ送迎できない家庭のお子さんは通いづらい」など、当事者の声と各議員が持っている情報などを合わせながら、課題を出し合いました。  7月29日木曜日、不登校対応について教育総務課にヒアリングを行いました。スクールカウンセラー、心理教育相談員、スクールソーシャルワーカーの役割や連携、対応などを主に聞き取り、25日に出た課題についても確認をいたしました。  8月30日月曜日、教育総務課へのヒアリングの振り返りを意見交換いたしました。やまびこを生かした提案ができないか、学校の場において何らかの人材の充実が必要ではないかなど、不登校児童生徒にとって選択肢が増えることが大事ではないのかという意見が出されました。  以上が経過報告となります。  今後の予定ですが、10月20日水曜日10時より、教育力向上アドバイザーの吉新氏から「一人も取り残さない集団づくり」の取組についてお話を伺います。これは委員以外の議員の方にもぜひ一緒に聞いていただけますようお願いを申し上げます。そして、町内のフリースクール2件の現状について、現場の先生をお呼びして話を伺います。  10月11日月曜日13時半より星槎学園、10月14日木曜日13時半よりとどまる学園となっております。こちらも、委員以外の議員の方の傍聴をお待ちしております。3日間とも場所は、役場3階第1委員控室となります。  引き続き、継続調査とさせていただきたい旨、ご審議お願いを申し上げます。よろしくお願いします。終わります。 194: ◯議長【善波宣雄君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                  (「なし」との声あり) 195: ◯議長【善波宣雄君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。                  (「なし」との声あり) 196: ◯議長【善波宣雄君】 討論なしと認めます。  これより採決に入ります。教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 197: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第5 議会運営委員会の閉会中の継続審査について 198: ◯議長【善波宣雄君】 日程第5「議会運営委員会の閉会中の継続審査について」を議題といたします。  議会運営委員長より次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項審議のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨の申出がありました。  賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 199: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。  ──────────────────────────────────────────── 200: ◯議長【善波宣雄君】 これにて本定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。  令和3年第3回二宮町町議会定例会を閉会するに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。着座のまま失礼いたします。  令和3年第3回二宮町町議会定例会を閉会するに当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。  本定例会においても、コロナ禍によりいろいろご不便をおかけしたことと思います。また、決算審査特別委員会については、審査方法において新たな取組もさせていただきました。そのような中、皆様のご協力により、本日ここに無事閉会することができました。改めて感謝申し上げます。  さて、現在発令中の緊急事態宣言については、今月末をもって解除される見込みとなっております。解除後におきましては、議員の皆様方には、公人としての責任と自覚を持った活動をお願いしたいとするところでございます。  簡単ではございますが、以上をもちまして閉会のご挨拶をさせていただきます。26日間にわたる長きにわたりまして、大変お疲れさまでした。ありがとうございます。  ──────────────────────────────────────────── 201: ◯議長【善波宣雄君】 これをもちまして、令和3年第3回二宮町町議会定例会を閉会いたします。  なお、この後、5時20分より議会全員協議会を開催しますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                                   午後5時08分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。       二宮町議会  議  長  善 波 宣 雄              署名議員  杉 崎 俊 雄              署名議員  渡 辺 訓 任 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...