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  1. 二宮町議会 2018-12-01
    平成30年第4回(12月)定例会(第1日目) 本文


    取得元: 二宮町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-29
    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成30年第4回(12月)定例会(第1日目) 本文 2018-12-17 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 356 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長【野地洋正君】 選択 2 : ◯議長【野地洋正君】 選択 3 : ◯議長【野地洋正君】 選択 4 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 5 : ◯地域政策課長【生井悟士君】 選択 6 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 7 : ◯戸籍税務課長【黒石俊彦君】 選択 8 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 9 : ◯防災安全課長【西山哲也君】 選択 10 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 11 : ◯福祉保険課長【下條博史君】 選択 12 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 13 : ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 選択 14 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 15 : ◯子育て・健康課長【神保和美君】 選択 16 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 17 : ◯生活環境課長【和田隆彦君】 選択 18 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 19 : ◯産業振興課長【宮嶋智也君】 選択 20 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 21 : ◯都市整備課長【宮下雅光君】 選択 22 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 23 : ◯下水道課長【安藤好幸君】 選択 24 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 25 : ◯会計管理者兼出納課長【二見敏夫君】 選択 26 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 27 : ◯選挙管理委員会書記長兼監査事務局長【神保英也君】 選択 28 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 29 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 30 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 31 : ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 選択 32 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 33 : ◯消防課長【小島 勇君】 選択 34 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 35 : ◯消防署長【秋澤孝治君】 選択 36 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 37 : ◯議長【野地洋正君】 選択 38 : ◯議長【野地洋正君】 選択 39 : ◯議長【野地洋正君】 選択 40 : ◯議長【野地洋正君】 選択 41 : ◯12番・議会運営委員長【根岸ゆき子君】 選択 42 : ◯議長【野地洋正君】 選択 43 : ◯議長【野地洋正君】 選択 44 : ◯議長【野地洋正君】 選択 45 : ◯議長【野地洋正君】 選択 46 : ◯議長【野地洋正君】 選択 47 : ◯町長【村田邦子君】 選択 48 : ◯議長【野地洋正君】 選択 49 : ◯議長【野地洋正君】 選択 50 : ◯議長【野地洋正君】 選択 51 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 52 : ◯議長【野地洋正君】 選択 53 : ◯町長【村田邦子君】 選択 54 : ◯議長【野地洋正君】 選択 55 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 56 : ◯議長【野地洋正君】 選択 57 : ◯町長【村田邦子君】 選択 58 : ◯議長【野地洋正君】 選択 59 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 60 : ◯議長【野地洋正君】 選択 61 : ◯町長【村田邦子君】 選択 62 : ◯議長【野地洋正君】 選択 63 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 64 : ◯議長【野地洋正君】 選択 65 : ◯議長【野地洋正君】 選択 66 : ◯議長【野地洋正君】 選択 67 : ◯13番【一石洋子君】 選択 68 : ◯議長【野地洋正君】 選択 69 : ◯町長【村田邦子君】 選択 70 : ◯議長【野地洋正君】 選択 71 : ◯13番【一石洋子君】 選択 72 : ◯議長【野地洋正君】 選択 73 : ◯町長【村田邦子君】 選択 74 : ◯議長【野地洋正君】 選択 75 : ◯13番【一石洋子君】 選択 76 : ◯議長【野地洋正君】 選択 77 : ◯町長【村田邦子君】 選択 78 : ◯議長【野地洋正君】 選択 79 : ◯13番【一石洋子君】 選択 80 : ◯議長【野地洋正君】 選択 81 : ◯議長【野地洋正君】 選択 82 : ◯議長【野地洋正君】 選択 83 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 84 : ◯議長【野地洋正君】 選択 85 : ◯町長【村田邦子君】 選択 86 : ◯議長【野地洋正君】 選択 87 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 88 : ◯議長【野地洋正君】 選択 89 : ◯町長【村田邦子君】 選択 90 : ◯議長【野地洋正君】 選択 91 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 92 : ◯議長【野地洋正君】 選択 93 : ◯町長【村田邦子君】 選択 94 : ◯議長【野地洋正君】 選択 95 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 96 : ◯議長【野地洋正君】 選択 97 : ◯議長【野地洋正君】 選択 98 : ◯議長【野地洋正君】 選択 99 : ◯議長【野地洋正君】 選択 100 : ◯職員【和田美穂君】 選択 101 : ◯議長【野地洋正君】 選択 102 : ◯議長【野地洋正君】 選択 103 : ◯議長【野地洋正君】 選択 104 : ◯議長【野地洋正君】 選択 105 : ◯職員【和田美穂君】 選択 106 : ◯議長【野地洋正君】 選択 107 : ◯議長【野地洋正君】 選択 108 : ◯議長【野地洋正君】 選択 109 : ◯議長【野地洋正君】 選択 110 : ◯職員【和田美穂君】 選択 111 : ◯議長【野地洋正君】 選択 112 : ◯議長【野地洋正君】 選択 113 : ◯議長【野地洋正君】 選択 114 : ◯議長【野地洋正君】 選択 115 : ◯職員【和田美穂君】 選択 116 : ◯議長【野地洋正君】 選択 117 : ◯議長【野地洋正君】 選択 118 : ◯議長【野地洋正君】 選択 119 : ◯議長【野地洋正君】 選択 120 : ◯議長【野地洋正君】 選択 121 : ◯町長【村田邦子君】 選択 122 : ◯議長【野地洋正君】 選択 123 : ◯議長【野地洋正君】 選択 124 : ◯議長【野地洋正君】 選択 125 : ◯議長【野地洋正君】 選択 126 : ◯議長【野地洋正君】 選択 127 : ◯議長【野地洋正君】 選択 128 : ◯議長【野地洋正君】 選択 129 : ◯町長【村田邦子君】 選択 130 : ◯議長【野地洋正君】 選択 131 : ◯議長【野地洋正君】 選択 132 : ◯議長【野地洋正君】 選択 133 : ◯議長【野地洋正君】 選択 134 : ◯議長【野地洋正君】 選択 135 : ◯議長【野地洋正君】 選択 136 : ◯議長【野地洋正君】 選択 137 : ◯町長【村田邦子君】 選択 138 : ◯議長【野地洋正君】 選択 139 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 140 : ◯議長【野地洋正君】 選択 141 : ◯議長【野地洋正君】 選択 142 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 143 : ◯議長【野地洋正君】 選択 144 : ◯議長【野地洋正君】 選択 145 : ◯議長【野地洋正君】 選択 146 : ◯議長【野地洋正君】 選択 147 : ◯議長【野地洋正君】 選択 148 : ◯議長【野地洋正君】 選択 149 : ◯議長【野地洋正君】 選択 150 : ◯町長【村田邦子君】 選択 151 : ◯議長【野地洋正君】 選択 152 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 153 : ◯議長【野地洋正君】 選択 154 : ◯議長【野地洋正君】 選択 155 : ◯議長【野地洋正君】 選択 156 : ◯議長【野地洋正君】 選択 157 : ◯議長【野地洋正君】 選択 158 : ◯議長【野地洋正君】 選択 159 : ◯町長【村田邦子君】 選択 160 : ◯議長【野地洋正君】 選択 161 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 162 : ◯議長【野地洋正君】 選択 163 : ◯議長【野地洋正君】 選択 164 : ◯8番【露木佳代君】 選択 165 : ◯議長【野地洋正君】 選択 166 : ◯8番【露木佳代君】 選択 167 : ◯議長【野地洋正君】 選択 168 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 169 : ◯議長【野地洋正君】 選択 170 : ◯議長【野地洋正君】 選択 171 : ◯議長【野地洋正君】 選択 172 : ◯議長【野地洋正君】 選択 173 : ◯議長【野地洋正君】 選択 174 : ◯町長【村田邦子君】 選択 175 : ◯議長【野地洋正君】 選択 176 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 177 : ◯議長【野地洋正君】 選択 178 : ◯議長【野地洋正君】 選択 179 : ◯議長【野地洋正君】 選択 180 : ◯議長【野地洋正君】 選択 181 : ◯議長【野地洋正君】 選択 182 : ◯議長【野地洋正君】 選択 183 : ◯議長【野地洋正君】 選択 184 : ◯町長【村田邦子君】 選択 185 : ◯議長【野地洋正君】 選択 186 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 187 : ◯議長【野地洋正君】 選択 188 : ◯議長【野地洋正君】 選択 189 : ◯4番【二宮節子君】 選択 190 : ◯議長【野地洋正君】 選択 191 : ◯産業振興課長【宮嶋智也君】 選択 192 : ◯議長【野地洋正君】 選択 193 : ◯8番【露木佳代君】 選択 194 : ◯議長【野地洋正君】 選択 195 : ◯子育て・健康課長【神保和美君】 選択 196 : ◯議長【野地洋正君】 選択 197 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 198 : ◯議長【野地洋正君】 選択 199 : ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 選択 200 : ◯議長【野地洋正君】 選択 201 : ◯都市整備課長【宮下雅光君】 選択 202 : ◯議長【野地洋正君】 選択 203 : ◯総務課長【松本幸生君】 選択 204 : ◯議長【野地洋正君】 選択 205 : ◯8番【露木佳代君】 選択 206 : ◯議長【野地洋正君】 選択 207 : ◯都市整備課長【宮下雅光君】 選択 208 : ◯議長【野地洋正君】 選択 209 : ◯総務課長【松本幸生君】 選択 210 : ◯議長【野地洋正君】 選択 211 : ◯8番【露木佳代君】 選択 212 : ◯議長【野地洋正君】 選択 213 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 214 : ◯議長【野地洋正君】 選択 215 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 216 : ◯議長【野地洋正君】 選択 217 : ◯財務課長【二宮雅巳君】 選択 218 : ◯議長【野地洋正君】 選択 219 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 220 : ◯議長【野地洋正君】 選択 221 : ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 選択 222 : ◯議長【野地洋正君】 選択 223 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 224 : ◯議長【野地洋正君】 選択 225 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 226 : ◯議長【野地洋正君】 選択 227 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 228 : ◯議長【野地洋正君】 選択 229 : ◯11番【前田憲一郎君】 選択 230 : ◯議長【野地洋正君】 選択 231 : ◯教育部長【志賀道郎君】 選択 232 : ◯議長【野地洋正君】 選択 233 : ◯副町長【長尾秀美君】 選択 234 : ◯議長【野地洋正君】 選択 235 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 236 : ◯議長【野地洋正君】 選択 237 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 238 : ◯議長【野地洋正君】 選択 239 : ◯財務課長【二宮雅巳君】 選択 240 : ◯議長【野地洋正君】 選択 241 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 242 : ◯議長【野地洋正君】 選択 243 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 244 : ◯議長【野地洋正君】 選択 245 : ◯財務課長【二宮雅巳君】 選択 246 : ◯議長【野地洋正君】 選択 247 : ◯都市整備課長【宮下雅光君】 選択 248 : ◯議長【野地洋正君】 選択 249 : ◯総務課長【松本幸生君】 選択 250 : ◯議長【野地洋正君】 選択 251 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 252 : ◯議長【野地洋正君】 選択 253 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 254 : ◯議長【野地洋正君】 選択 255 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 256 : ◯議長【野地洋正君】 選択 257 : ◯議長【野地洋正君】 選択 258 : ◯議長【野地洋正君】 選択 259 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 260 : ◯議長【野地洋正君】 選択 261 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 262 : ◯議長【野地洋正君】 選択 263 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 264 : ◯議長【野地洋正君】 選択 265 : ◯防災安全課長【西山哲也君】 選択 266 : ◯議長【野地洋正君】 選択 267 : ◯子育て・健康課長【神保和美君】 選択 268 : ◯議長【野地洋正君】 選択 269 : ◯産業振興課長【宮嶋智也君】 選択 270 : ◯議長【野地洋正君】 選択 271 : ◯教育総務課長【小笠原純二君】 選択 272 : ◯議長【野地洋正君】 選択 273 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 274 : ◯議長【野地洋正君】 選択 275 : ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 選択 276 : ◯議長【野地洋正君】 選択 277 : ◯都市部長【椎野文彦君】 選択 278 : ◯議長【野地洋正君】 選択 279 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 280 : ◯議長【野地洋正君】 選択 281 : ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 選択 282 : ◯議長【野地洋正君】 選択 283 : ◯6番【坂本孝也君】 選択 284 : ◯議長【野地洋正君】 選択 285 : ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 選択 286 : ◯議長【野地洋正君】 選択 287 : ◯6番【坂本孝也君】 選択 288 : ◯議長【野地洋正君】 選択 289 : ◯議長【野地洋正君】 選択 290 : ◯8番【露木佳代君】 選択 291 : ◯議長【野地洋正君】 選択 292 : ◯議長【野地洋正君】 選択 293 : ◯議長【野地洋正君】 選択 294 : ◯議長【野地洋正君】 選択 295 : ◯議長【野地洋正君】 選択 296 : ◯議長【野地洋正君】 選択 297 : ◯町長【村田邦子君】 選択 298 : ◯議長【野地洋正君】 選択 299 : ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 選択 300 : ◯議長【野地洋正君】 選択 301 : ◯議長【野地洋正君】 選択 302 : ◯議長【野地洋正君】 選択 303 : ◯議長【野地洋正君】 選択 304 : ◯議長【野地洋正君】 選択 305 : ◯議長【野地洋正君】 選択 306 : ◯議長【野地洋正君】 選択 307 : ◯町長【村田邦子君】 選択 308 : ◯議長【野地洋正君】 選択 309 : ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 選択 310 : ◯議長【野地洋正君】 選択 311 : ◯議長【野地洋正君】 選択 312 : ◯議長【野地洋正君】 選択 313 : ◯議長【野地洋正君】 選択 314 : ◯議長【野地洋正君】 選択 315 : ◯議長【野地洋正君】 選択 316 : ◯議長【野地洋正君】 選択 317 : ◯町長【村田邦子君】 選択 318 : ◯議長【野地洋正君】 選択 319 : ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 選択 320 : ◯議長【野地洋正君】 選択 321 : ◯議長【野地洋正君】 選択 322 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 323 : ◯議長【野地洋正君】 選択 324 : ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 選択 325 : ◯議長【野地洋正君】 選択 326 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 327 : ◯議長【野地洋正君】 選択 328 : ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 選択 329 : ◯議長【野地洋正君】 選択 330 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 331 : ◯議長【野地洋正君】 選択 332 : ◯総務課長【松本幸生君】 選択 333 : ◯議長【野地洋正君】 選択 334 : ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 選択 335 : ◯議長【野地洋正君】 選択 336 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 337 : ◯議長【野地洋正君】 選択 338 : ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 選択 339 : ◯議長【野地洋正君】 選択 340 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 341 : ◯議長【野地洋正君】 選択 342 : ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 選択 343 : ◯議長【野地洋正君】 選択 344 : ◯議長【野地洋正君】 選択 345 : ◯議長【野地洋正君】 選択 346 : ◯議長【野地洋正君】 選択 347 : ◯議長【野地洋正君】 選択 348 : ◯議長【野地洋正君】 選択 349 : ◯町長【村田邦子君】 選択 350 : ◯議長【野地洋正君】 選択 351 : ◯都市部長【椎野文彦君】 選択 352 : ◯議長【野地洋正君】 選択 353 : ◯議長【野地洋正君】 選択 354 : ◯議長【野地洋正君】 選択 355 : ◯議長【野地洋正君】 選択 356 : ◯議長【野地洋正君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                     午前9時30分 開議 ◯議長【野地洋正君】 皆様、おはようございます。平成30年第4回定例会開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  まずは、町民の負託を受け、議員としてご活躍される皆様方に、改めて敬意を表します。そして、改選後、初めての定例会を迎えました。議会独特のルールや慣例、議会構成、役職の変更等により、私も含め、なれない部分も多々あろうかと思いますが、質疑・意見・要望等、積極的なご発言をお願いいたします。まずはそれが活発な議会、開かれた議会の源となるのではないかと思っております。  また、執行者の皆様方におかれましても、今まで以上のご配慮、ご協力を賜り、わかりやすい、丁寧なご答弁をお願いしたいと存じます。  それでは、どうぞよろしくお願いいたします。  ただいまの出席議員は14名ございます。定足数に達しておりますので、これより平成30年第4回定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。  議会だより掲載のため写真撮影を行いますので、ご了承ください。    ────────────────────────────────    日程第1 諸報告 2: ◯議長【野地洋正君】 日程第1「諸報告」を行います。  執行者側から報告があります。 3: ◯議長【野地洋正君】 副町長。 4: ◯副町長【長尾秀美君】 おはようございます。議長の許可をいただきましたので、議会に出席します管理職を紹介させていただきます。  なお、部長級及び財務課長、企画政策課長、総務課長につきましては、先般の臨時会において紹介をさせていただきましたので、省略させていただきます。  政策総務部の課長級より紹介します。  生井地域政策課長です。 5: ◯地域政策課長【生井悟士君】 よろしくお願いいたします。 6: ◯副町長【長尾秀美君】 黒石戸籍税務課長。 7: ◯戸籍税務課長【黒石俊彦君】 よろしくお願いいたします。
    8: ◯副町長【長尾秀美君】 西山防災安全課長です。 9: ◯防災安全課長【西山哲也君】 よろしくお願いいたします。 10: ◯副町長【長尾秀美君】 次に、健康福祉部です。  下條福祉保険課長です。 11: ◯福祉保険課長【下條博史君】 よろしくお願いいたします。 12: ◯副町長【長尾秀美君】 中舘高齢介護課長です。 13: ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 よろしくお願いいたします。 14: ◯副町長【長尾秀美君】 神保子育て・健康課長です。 15: ◯子育て・健康課長【神保和美君】 よろしくお願いいたします。 16: ◯副町長【長尾秀美君】 続きまして、都市部です。  和田生活環境課長です。 17: ◯生活環境課長【和田隆彦君】 よろしくお願いいたします。 18: ◯副町長【長尾秀美君】 宮嶋産業振興課長です。 19: ◯産業振興課長【宮嶋智也君】 よろしくお願いいたします。 20: ◯副町長【長尾秀美君】 宮下都市整備課長です。 21: ◯都市整備課長【宮下雅光君】 よろしくお願いいたします。 22: ◯副町長【長尾秀美君】 安藤下水道課長です。 23: ◯下水道課長【安藤好幸君】 よろしくお願いいたします。 24: ◯副町長【長尾秀美君】 次に、出納選管監査です。二見会計管理者兼出納課長です。 25: ◯会計管理者兼出納課長【二見敏夫君】 よろしくお願いいたします。 26: ◯副町長【長尾秀美君】 神保選挙管理委員会書記長兼監査事務局長です。 27: ◯選挙管理委員会書記長兼監査事務局長【神保英也君】 よろしくお願いいたします。 28: ◯副町長【長尾秀美君】 次に、教育部です。  小笠原教育総務課長です。 29: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 よろしくお願いいたします。 30: ◯副町長【長尾秀美君】 小島生涯学習課長です。 31: ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 よろしくお願いいたします。 32: ◯副町長【長尾秀美君】 最後に消防です。  小島消防課長です。 33: ◯消防課長【小島 勇君】 よろしくお願いいたします。 34: ◯副町長【長尾秀美君】 秋澤消防署長です。 35: ◯消防署長【秋澤孝治君】 よろしくお願いいたします。 36: ◯副町長【長尾秀美君】 以上です。よろしくお願いいたします。 37: ◯議長【野地洋正君】 これをもちまして諸報告を終わります。    ────────────────────────────    日程第2 署名議員の指名について 38: ◯議長【野地洋正君】 日程第2「署名議員の指名」を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第118条の規定により、議長において、2番・羽根議員、12番・根岸議員を指名いたします。    ────────────────────────────────    日程第3 会期の決定について 39: ◯議長【野地洋正君】 日程第3「会期の決定について」を議題といたします。  議会運営委員長の報告を求めます。 40: ◯議長【野地洋正君】 根岸議員。        〔12番・議会運営委員長(根岸ゆき子君)登壇〕 41: ◯12番・議会運営委員長【根岸ゆき子君】 皆様、おはようございます。議会運営委員会の委員長報告をいたします。  平成30年第4回定例会を開会するに当たり、会期日程並びに議案の取り扱い等について検討・協議するため、去る12月7日及び本日午前9時よりの2回にわたり第一委員会室におきまして議会運営委員会を開催いたしました。  本定例会に提出されます議案は、町長提出議案12件でございます。人事議案3件のうち、2件と補正予算議案5件につきましては、本日の本会議で即決でお願いいたします。議案は後日、送付となります人事議案1件は、最終日の本会議におきまして即決でお願いいたします。  また、今議会は町長選挙後の初めての定例議会でございますので、本日、町長所信表明ののち、所信表明に対する総括質疑を行います。  次に、条例の改正議案4件は、該当の常任委員会に付託して審査をお願いいたします。  次に、陳情につきましては6件の提出がございましたが、そのうち2件につきましては、議会運営委員会で審査の結果、机上配付となっております。机上配付を除く4件につきましては、該当の常任委員会に付託をし、審査をお願いいたします。  一般質問につきましては、12月13日正午に通告を締め切りました。7名、10件の通告がありましたので、先例に従い、通告順に2日間で質問をお願いいたします。  会期日程(案)が既に送付され確認されていると思いますが、以上の内容に基づきまして会期日程について審議いたしました結果、平成30年第4回定例会の会期は、本日12月17日から12月25日までの9日間と決定させていただきました。よろしくご審議のほどお願いいたします。  本定例会の運営が円滑に行われますよう、皆様のご理解とご協力をお願いいたしまして、委員長報告とさせていただきます。 42: ◯議長【野地洋正君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 43: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。本定例会は、委員長の報告のとおり、本日12月17日から12月25日までの9日間としたいと思いますが、ご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 44: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、会期は本日12月17日から12月25日までの9日間と決定いたしました。    ────────────────────────────────    日程第4 町長所信表明 45: ◯議長【野地洋正君】 日程第4「町長所信表明」を行います。 46: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 47: ◯町長【村田邦子君】 本日、開会されました平成30年第4回二宮町議会定例会の冒頭におきまして、私の2期目の町政運営に対する所信の一端と施策の方向についてご説明申し上げます。  初めに、議員の皆様方におかれましては、ご当選の栄を得られましたことを、心よりお祝い申し上げるとともに、今後4年間、町民の負託に応えるご活躍を期待申し上げます。  私も、多くの町民の皆様からご支持とご信託をいただき、再び4年間の町政をお預かりさせていただくことになりました。引き続き二宮町のために尽力できることを大変誇りに思うと同時に、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。これまで4年間にわたり積み上げてまいりました成果を礎として、これからの厳しい時代を見据えながらも、新たな時代を切り開く覚悟を持って、町民の皆様、議員の皆様と一緒に二宮町の未来に向け、全身全霊で町政運営に取り組んでまいる所存でございますので、議員各位をはじめ、町民の皆様のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。  また、改めて、これまで二宮町の発展にご尽力されてこられた多くの方々に敬意と感謝を申し上げます。  さて、我が国においては、人口減少・少子高齢化という大きな課題に対し、女性も男性も、若者も高齢者も、障がいのある方も、だれもがその能力を十分に発揮できる一億総活躍社会に向け、さまざまな取り組みを進めているところでありますが、人口減少自体が問題なのではなく、今までの右肩上がりの成長戦略から、急速な人口減少・少子高齢化という新たな局面を迎え、これまでの制度や事業が世の中の流れに合わなくなり、生活がしにくくなっていることが問題の根幹であると私は考えています。  そのような中で、地方においては、それぞれが地域の強みを生かし、新たな人の流れをつくり、地域の活性化を図るためにさまざまな施策を展開しているところです。  二宮町においても、第5次二宮町総合計画及び二宮町総合戦略に基づき、町の強みである豊かな自然環境や温暖な気候・歴史・文化など、既にある魅力を再認識し、子育てがしやすい環境を整えることで、「住んでよかった」「住み続けたい」と思えるようなまちづくりを進めてきたところです。  その結果の1つとして、近年では人口は減少しているもののも、転入者数が転出者数を上回る転入超過の状況が続いており、一定の成果が出ているものと考えております。  本日の所信表明に当たり、この町に住んでいる町民の皆様が楽しく、幸せに暮らすためには、この町に何が必要なのかを第一に考え、選挙中に述べてまいりました私の施策をお伝えし、議員各位をはじめ、町民の皆様方のご理解とご協力をお願いするものです。  それでは、私が今後4年間の町政運営に臨むに当たり、取り組むべき6つの大きな柱をお示しさせていただきます。  初めに、「安全・安心なまちづくりの拠点づくり」についてです。  近年、全国各地において発生し、甚大な被害が出ている自然災害について、二宮町においても、特に発生が危惧される大規模地震に対する備えを強化する必要があると考えております。  そのためにも、被災時における災害対策本部として機能する役場庁舎の整備について、後回しにすることはできないと判断しました。新庁舎については、ラディアン周辺への移転・建設を進めていきます。また、整備に当たっては、現在、教育委員会事務所や保健センターなどに行政機能が分散し、町民の皆様にご不便をおかけしていることから、集約化を図ることで、利便性や質の高いサービスの提供ができる、町民にとって利用しやすい庁舎を目指します。さらに、多くの方にご利用いただいているラディアンや図書館と連携して、町の新たな交流拠点となるような整備を進めていきます。  なお、新庁舎の整備につきましては、町民の皆様と活発な意見交換をしながら進めていきたいと考えておりますので、今後、まちづくり移動町長室や地域への説明会など、それぞれの段階において丁寧に説明をしながら、ご意見を伺う機会を設けていきたいと考えております。  2つ目として、「自然の中で安心できる子育て環境の充実」についてです。  子どもたちを取り巻く環境は、急速なスピードで変化しております。そのような時代の中で、たくましく生き抜ける力を育成するために、この町の強みを生かした豊かな自然を身近に感じられる環境の中で、楽しく安心して子育てができる体制をつくり、子育てを地域と社会で応援できるまちづくりに取り組んでまいります。  既に、保健センター内に子育て世代包括支援センター「にのはぐ」を設置し、妊娠から子育て期の各段階において「かかりつけ保健師」として、顔の見える関係性を築きながら、切れ目のない支援に取り組んでおりますが、今後は、現在実施している内容を充実させるとともに、福祉や医療の分野とも連携して、支援を必要とするお子さんに対する継続的な支援や子育てに不安を感じている保護者が気軽に相談ができる体制の充実に努めることで、安心して子育てができる環境を整えてまいります。  また、「子どもとともに大人も楽しみ学べる場」としての東京大学果樹園跡地の活用や、ボール遊びができる公園の整備など、自然の中で楽しく子育てができるような整備を進めていきます。  3つ目として、「子ども・教師・保護者・地域の人々がともに学び育ち合う教育の充実」についてです。  我が国の15歳の学力は、世界でもトップクラスであると言われております。一方で、みずからの能力に対して自信を持つことができず、今まで受けてきた教育が将来に役立つと感じている子どもが少ないことも指摘されているところです。子どもたちの能力を最大限に引き出すためには、自発的に行動を起せる環境を整えるとともに、計画的な教育への投資を行っていきます。  その1つとして、小中学校へインターネット環境の整備やタブレットの導入を進めるとともに、英語教育の充実や、論理的思考力や創造性、問題解決能力などを養うプログラミング教育の導入など、魅力ある教育環境づくりを進めます。  また、記録的な猛暑が続く中、児童・生徒や教職員の健康を第一に考え、全ての小中学校の普通教室への空調設備の導入を進め、学習環境の向上に努めます。  さらに、「地域とともにある学校づくり」を目指し、全小中学校にコミュニティ・スクールを導入し、学校や保護者、地域が連携した取り組みを加速させるとともに、次世代を担う児童・生徒が楽しく学び、豊かな人間関係を築いていくため、小中一貫教育のもと、適切な規模の学校を確保するための学校の再配置を行い、あわせて通学区域の変更についても進めていきます。  4つ目として、「ひとり暮らしを支える地域づくりの推進」についてです。  2015年の国勢調査では、子ども世代との同居の減少により、80歳以上の女性と未婚の50歳代の男性のひとり暮らしが増加しているとの結果が出ています。  二宮町では、医療と介護が連携して高齢者の暮らしを支える「地域包括ケアシステム」の取り組みとして、既に各地域が主体的に実施している「地域の通いの場」で、健康づくりや介護予防事業を実施するなど、地域とのネットワークづくりが進んでおります。超高齢化の時代を迎えるこれからは、気軽に出かけられる居場所づくりと、いざというときに支え合える人間関係が重要になってくることから、二宮型「地域包括ケアシステム」を確立し、だれもが生き生きと暮らし、住みなれた地域で自分らしい生活を続けることができる地域づくりを進めていきます。  5つ目として、「第2のふるさととしての町の魅力の発信強化」についてです。  定住人口を増加させることは重要な施策の1つでありますが、日本全体の人口が減少する中で、人口の奪い合いをするのではなく、町内に移住してくる「定住人口」や、吾妻山公園などに観光に来る「交流人口」とともに、今後は二宮町に継続的にかかわりを持っていただけるような「関係人口」をさらに増やしていくことが大切であると考えます。  そのためには、この町の強みである海や山などの豊かな自然環境や暮らしやすい良好な住環境を守り、魅力あるまちづくりを進めていきます。また、暮らしやすさがこの町の魅力であり、その暮らし方を「にのみやLife」として知ってもらい、「きみのふるさとになりたい」というキャッチフレーズとともに、町内外の多くの方に関心を持ってもらい、認知度をさらに高める効果的な情報発信をしていきます。  6つ目として、「持続可能で多様性を認める共生社会の推進」についてです。  この町には、さまざまな個性を持った住民の方がたくさんいますが、それぞれを認め合い、支え合うことで、町の皆様が「響き合う」まちづくりを進めていきます。  そのためには、的確で効果的な情報発信を進めるとともに、今まで以上に現場に赴き、町民の皆様と顔の見える関係の中で、さまざまな意見交換をしながら、町民力の高い皆様と一体となった自治体運営に努めてまいります。  二宮町には、この町を大切に思うたくさんの「まちづくり応援団」がいます。町を大切に思う皆様と一緒に、持続性のある町としてさらに発展していけるよう、着実に歩みを進めていき、子どもから高齢者まで、住んでいるすべての方々が楽しく幸せに過ごせる町を目指していきます。  以上、本日は6つの分野における基本的な方針を述べさせていただきましたが、より具体的な施策などについては、年度当初の施政方針としてお示しさせていただきます。  施策を力強く進めるためにも、議員の皆様の格段のご支援とご協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げます。 48: ◯議長【野地洋正君】 これをもって町長所信表明を終わります。
       ────────────────────────────────    日程第5 所信表明に対する総括質疑 49: ◯議長【野地洋正君】 日程第5「所信表明に対する総括質疑」に入ります。 50: ◯議長【野地洋正君】 前田議員。            〔11番(前田憲一郎君)登壇〕 51: ◯11番【前田憲一郎君】 おはようございます。前田憲一郎でございます。  ただいま議長の許可を得ましたので、私の総括質疑をさせていただきます。  本年11月23日に発行されたタウンニュース1241号、大磯・二宮・中井版によりますと、テレビ局や新聞社のインタビューに応じた村田町長は、2期目に向け、責任を持って町長としての務めをしっかり果たしていくと表明され、庁舎の移転整備や東大果樹園跡地の活用などに継続して取り組む考えを示し、人口減少の中でも安心して暮らせるまちづくりを進めると抱負を語られ、所信表明の中でも、今後4年間の町政運営に臨むに当たり、取り組むべき6つの大きな柱について述べられ、より具体的な施策等については、年度当初の施政方針として示させていただきますと述べられました。  第5次二宮町総合計画後期基本計画重点的方針、及び分野別方針(案)を出され、まちづくりの方向性を4項目にまとめ、重点方針・分野別方針が上げられていますが、どの項目を見ても、ただ単に、それぞれ進めます、行きます、推進します、図りますとあるだけであり、それぞれ何を、どのような施策のもと具体的に展開していくのか、具体策がまるで見えてきません。  そこで、所信表明に関するまちづくりの方向性、1から4に掲げられている重点的方針、分野別方針等、次に上げる点について、現段階での具体策をお聞かせいただきたい。  1.「安心して暮らせるまちづくり」の1つは、まちづくり3に上げられている「交通環境と防災対策の向上」であると思います。所信表明の前段で、「子育てがしやすい環境」を整えることで、「住んでよかった」「住み続けたい」と思えるようなまちづくりを進めてきたとあり、発生が危惧される大規模地震に対する備えを強化する必要があると言われていますが、この選挙運動中に、1日平均20キロメートル余り町を歩いてみますと、車で通ったのでは気がつかず、見過ごしていた点が目につきました。至るところブロック塀に亀裂が入っていたり、傾いていたり、下の部分が割れているなど、危険な箇所が相当数ありました。また、民家に大木が倒れかかりそうな箇所もあり、震災でなくとも、大型台風による強風によって梅沢地区の町の記念物である樹齢300年の古木が根こそぎ倒れ、倉庫を破損したように、人命にかかわりそうな状況にあるところもありました。  道路の状況を見ても、「あれ、ここも穴があいている」というように、至るところ破損しています。高齢者がカートを押したり引いたり、小さなお子さんをベビーカーに乗せ歩く際に、車が引っかかってしまい、歩きづらい転びそうな箇所、自転車で高齢者や乗り始めの子どもさんが転んでけがをしてしまいそうなところや、歩道がなく、事故が起きそうな危険なところが町中至るところにありました。安心・安全に暮らしていくためには、すぐに解消すべきであると思いますが、いかが対応していくおつもりですか。  2.高齢者福祉について2点伺います。  「ひとり暮らしを支える地域づくりの推進」についてですが、「地域の通いの場」は、町の担当部署、地域の社会福祉協議部会、ゆめクラブ等のご尽力により、円滑に運営されていると思いますが、自宅から歩いて道なり1キロメートル圏内にお店がなく、買い物に困窮している方が町内各地区に多数います。移動販売車が入っている地区もありますが、このような買い物難民をなくすなど、地域で自立した生活を支援していく具体的施策をお聞かせください。  本年、視察した東京都の日の出町では、75歳以上の高齢者を対象に、町で実施している健康診断の5年受診者に医療費の無償化を行っています。小児医療費無償化だけではなく、高齢者に対する医療費無償化についても実施していくお考えはありますか。  3.健康づくりについてですが、運動習慣づくりを推進しますとありますが、どのような施策をお持ちですか。  4.子育て・教育に関する事項について4点伺います。  教育の充実について。「子ども・教師・保護者・地域の人々がともに学び育ち合う教育の充実」とあります。  そこで、まず、所信表明にはありませんが、基本計画の中にある「特色ある幼稚園教育の支援を図ります」とある幼稚園教育について伺います。現在、二宮町には公立幼稚園がなく、私立幼稚園しかないわけですが、どのような支援をし、どのような特色を出していくおつもりですか。  次に、「地域とともにある学校づくり」を目指し、町立小中学校全てがコミュニティ・スクールになるわけですが、どのような手当てで地域と学校が連携し、子どもたちを支えていくのですか。現状では地域の特定の方しかコミュニティ・スクールが始まることを知らないのではと思います。  平成27年9月議会で、小中一貫教育、コミュニティ・スクールの開校をお考えいただきたいと私は要望いたしましたが、現状を危惧しています。町側のコミュニティ・スクールに対する施策をお聞かせください。  次に、就学援助、新入学児童生徒学用品費が所得により支給されていますが、10月から始まった国の新たな生活保護基準で、関連項目の上限が引き上げられたことを踏まえ、増額した自治体がありますが、二宮町では増額をお考えになりませんか。小学校と中学校入学時に支給される額の差が少ないと思います。中学校入学時には学生服の購入など、費用がかさむと思いますが、増額するお考えはありませんか。  児童・生徒の学びの保障について伺います。  昨年度より、2020年度からの小学校英語の教科化に備え、中学校の英語教諭を英語科指導研究員として継続的に3つの小学校に派遣し、教員の英語力や授業の力量向上を支援していますが、現在、二宮町の児童生徒の水泳の授業数は、以前、申し上げましたように、学校プールが設置されている自治体の児童生徒に比べ、少ない授業数でしか行われていません。これでは泳げるようにならない、何とかしてほしいとの声を保護者間から聞いています。文部科学省は体育の授業の中で、ほかの単元での授業数を減らしてでも、水泳の授業数を10時間は確保していただきたいと言っています。このことについての見解を伺います。  5.スポーツについてですが、スポーツを通じて仲間を増やし、地域のつながりやきずなを強めることも課題となっていると、基本計画・分野別方針にありますが、この課題を克服するための施策をお持ちですか。お聞かせください。  以上、町長よりご答弁をお願いいたします。 52: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 53: ◯町長【村田邦子君】 それでは、前田議員の総括質疑についてお答えいたします。  初めに、交通環境と防災対策の向上についてです。町ではだれもが安全で安心して暮らすことができるよう、道路の整備を推進し、適正な道路管理に努めております。町道の舗装補修の実施については、地区要望や道路の利用者による要望箇所を職員の点検パトロールにより損傷度合いを確認し、交通量が多く、損傷の度合いが高い町道を優先的に取り組んできました。また、部分的に穴があいているなど、小規模な損傷については、簡易的な補修工事を随時実施しております。  しかし、限られた予算の中で適正な維持管理により通行の安全を確保するためには、補修等の必要性や優先度を考慮した計画を定めていくことが必要であるという機運が高まってきております。そのような状況下、平成26年に道路法施行規則が改正され、道路管理者は5年に1回の定期点検を実施し、道路の安全確保、及び長寿命化を図ることが義務づけられました。  このことを受けて、平成26年度よりトンネル3カ所、橋りょう60カ所の点検を順次開始し、平成28年度には町が管理する道路の延長約119キロメートルのうち、隣接市町と接続する路線や町内の各地域を広域的に横断している通行量の多い路線、いわゆる1級・2級町道を対象として、約38キロメートルの路面のひび割れや凹凸などについて、路面の点検調査を実施しました。  この調査結果を、国の示す指針に基づく路面の損傷度合いの健全度と照らし合わせることにより、優先して補修すべき箇所を明確化しました。このことにより、早急に道路補修が必要とされる箇所の優先度や費用の算定、また国の補助金確保などにつなげ、二宮町公共施設等総合管理計画に基づき、適正な維持管理を推進していきます。  なお、今後、路面状況の変化にも対応すべく、5年に1回の定期点検などの結果等により、随時、優先度等の見直しを行ってまいります。  また、この計画における舗装の修繕は、さきに申し上げましたとおり、主要な1級・2級町道となりますので、他の町道については、日常的な職員などの巡視点検や地区要望等により、補修対応を強化していきたいと考えています。  続きまして、町道沿線に老朽化したブロック塀を見受けることがあるとのことですが、これらのブロック塀は個人の所有物となっております。このため、町で直接的な対策を講じることはできないため、大阪北部地震を契機に、ブロック塀の所有者がどのような点が危険な構造であるか、わかりやすく自主点検ができるよう、国土交通省より出されているブロック塀の点検チェックポイントなどを町のホームページや広報にのみやなどでお知らせし、啓発を行いました。  さらに、このような周知だけにとどまらず、この12月議会の補正予算に、ブロック塀等の撤去工事補助を計上し、新たな助成制度を立ち上げることにより、ブロック塀所有者への支援体制を整えてまいります。所有者自身がこの補助制度を活用することにより、歩行者の通行の安全確保につながり、町民と町が連携した防災対策として具現化できると考えています。  次に、高齢者福祉についてです。自立した生活を支援していく具体策についてですが、現在、地域の通いの場で介護予防・健康づくりを目的に、各地域で町民が主体となり、週1回実施しています。  そこに参加するだけでなく、自宅でも健康づくりが実践できますよう、地域の通いの場に健康運動指導士を派遣し、支援を行っています。自宅での健康づくりを習慣化し、地域の通いの場で交流しながら楽しく継続していくことで、自立した生活につながることが重要だと考えています。  また、地域の通いの場の目的は、介護予防のほかに、生活支援の実施があります。今後、買い物などで困っていることなども、地域の通いの場で情報共有し、お互いにできることを助け合える場となるよう支援をしていきます。  買い物支援については、民間での移動販売が町内でも始まり、自宅付近で自分で商品を選び、購入ができるため、多くの方が利用しています。利用者からは喜びの声があると同時に、予約した時間どおりに移動販売車が来ないといった課題もあるようです。このような地域の課題や必要な生活支援について、町民や事業者などが集まり、小学校区単位や町全体で、情報共有・発信していく地域の協議体やお互いさま推進協議会の中で、生活支援コーディネーターを中心に活動をしています。  現在、一色小学校区に加え、山西小学校区の地域の協議体が設置され、さらに二宮小学校区も勉強会を重ね、設置に向け支援しています。  続きまして、高齢者の医療費無償化は、過去に国の制度として実施されていましたが、医療費の抑制が効かなくなり、10年で廃止となった経緯があります。持続可能な医療保険制度の構築を進める中、高齢者に対する医療費無料化は難しいと考えます。  次に、健康づくりについてです。国民健康保険加入者対象の特定保健指導と糖尿病の重症化予防事業の中で、体に負担がかからず、無理なく運動が継続できるよう、集団での運動教室を年明けには実施していく予定です。また、未病センターに来所された方にも、保健センターの専門職が運動の習慣化を勧めており、体にあまり負担のかからない運動を継続的に実施していただけるようにアドバイスをしています。  さらに、県の健康支援プログラムを活用し、民間の事業者が実施する運動教室にも申し込みをして、開催できるよう調整しているところです。  次に、子育て・教育に関連する事項のうち、まずは特色ある幼稚園教育の支援です。町内にある5カ所の幼稚園は全て私立幼稚園となっており、町では各私立幼稚園に対し、補助金を交付し、各園で特色ある幼児教育が実施できるよう支援しているところです。  次に、コミュニティ・スクールにおける学校と地域との連携についてです。  既に、今年度から一色小学校では学校運営協議会を設置したコミュニティ・スクールとしての取り組みが始まったほか、他の4校でも順調に進んでおり、広報にのみやへの掲載やPTAと連携したコミュニティ・スクール・フォーラムの開催、また学校だより等を通じてのお知らせなど、周知に努めてまいりました。  コミュニティ・スクールは、地域とともにある学校として、広く地域の皆様に学校運営に参画していただくことで、学校を含めた地域全体の力で地域の子どもを育てていくことを目指す学校教育に関する取り組みです。今後は放課後の子どもの居場所づくりなど、社会教育の部分でも地域の方のお力を発揮していいただけるよう、社会教育委員の方々にご参画いただいたり、地域と学校をつなぐコーディネーターを設置するなどの仕組みづくりを行い、学校を含めた地域全体の力で地域の子どもを育てていくことを進めていきたいと考えています。  次に、新入学児童・生徒の学用品に対する就学援助についてですが、二宮町では学校教育法の規定に基づき、経済的な理由により就学困難な児童・生徒の保護者に対して、学用品費や給食費など、就学にかかる費用の一部を援助しています。  ご質問の新入学児童・生徒の学用品費についてですが、二宮町では経済的な理由により就学困難な児童・生徒の保護者のうち、生活保護世帯を除く世帯に対し支給しており、生活保護世帯に対する支給について国が補助金を交付する際の単価を参考に支給額を決定しています。文部科学省では平成31年度概算要求の中で、その単価の引き上げを要求しているようですので、現在、その動向を注視しているところです。  次に、児童・生徒の学びの保障についてですが、学校教育については、国会で制定された学校教育法の規定を受けて、学校教育法施行規則で定められた学習指導要領により、各学校でカリキュラムを編成しているところです。特に水泳の授業数について、学校プールが設置されている自治体の児童・生徒に比べると少ないので、増やすべきというご質問ですが、授業数については、学習指導要領の中で一律に定められているのではなく、学習指導要領に基づき、地域の実情に応じて各学校で年間指導計画を作成し、適切に実施されているものと承知をしております。  最後に、要旨5のスポーツを通じて仲間を増やし、地域のつながりやきずなを強めることについてです。  平成23年に制定されたスポーツ基本法には、学校、スポーツ団体、家庭及び地域における活動の相互の連携を図りながら推進すること。地域において主体的に協働することにより、当該地域におけるすべての世代の人々の交流が促進され、地域間の交流の基盤が形成されるものとなるよう推進されることなどが掲げられています。  二宮町でも体育協会をはじめとして、子どもたちのスポーツチームや老人クラブ、パラスポーツの団体など、さまざまな世代の方々が、さまざまなスポーツを通じて交流を図られています。町でもそのような各種団体のご協力のもと、町体育祭や町内一周継走大会を開催しておりますが、地区の皆様を含めた多くの方々のご協力もあり、今年も無事に開催をすることができました。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。  それぞれ第75回、第37回を迎える歴史ある大会ですが、最近では時代の変化とともに、各地区におきまして、競技参加者を集めることが難しくなってきていることや、事業開催に伴う地区への負担が大きいという声も伺っており、ライフスタイルの変化や子どもを取り巻く環境の変化など、時代に合った見直しが求められているのだと考えています。  スポーツは人と人、地域と地域との交流を促進し、地域の一体感や活力を醸成し、地域社会の再生に寄与するものと考えており、それぞれの個人や団体で取り組まれているものが基本だと思いますので、町事業について、地区長さんをはじめ、スポーツ推進員や体育協会などの皆さんとの意見交換を通じた見直しを行うとともに、スポーツの振興における町の役割について、今後、考えていきたいと思います。  以上です。 54: ◯議長【野地洋正君】 前田議員。 55: ◯11番【前田憲一郎君】 ただいま町長よりご答弁いただきましたが、次の点につきまして、再質問いたします。  まず、道路補修計画については、本年度、補修されるみどり幼稚園から百合が丘にかけてより、荒れている町道が多々あります。車で通るなら、多少荒れていても支障なく通行することができると思います。しかし、先ほど申し上げましたように、歩いて通行するとなるとわけが違います。舗装が荒れていればつまずくし、転ぶ危険もあります。特に歩道のない、車と歩行者の区別がない町道では、その危険が増してきます。車が来たので、車を避けようと道路端に寄ろうとする際に足をとられたり、カートの車が引っかかり転倒し、事故が起る危険性もあると思います。  実際に、梅沢地区の町道7号線で、側溝のふたにステッキが引っかかり、転んでしまったひとり暮らしの高齢者の方がいます。車が来なかったから事故にはつながりませんでしたが、もし車が来ていたら、大きな事故につながった危険性があります。そのような危険性を回避するためには、一刻も早い道路整備が必要であると思いますが、いかがですか。  次に、近くにお店がなく買い物に不便を感じている方に対して、全ての地区に移動販売車を取り入れることが困難であるならば、他の自治体が行っているようなワゴン車による福祉バスを、時間を決め定期的に運行して、お店まで行くことができるようにすることはできませんか。  高齢者の医療費無償化についてですが、健康診断を5年受けた高齢者の方の医療費を無償化することで、健康診断受診率を上げ、重病になる前に、軽い段階で病気を認知させることにより、医療費抑制につながると思いますが、いかがですか。  次に、運動習慣づくりについて伺います。  運動習慣づくりをするためには、手軽な場所で手軽な運動をすることが重要であると思います。散歩の途中の公園に、例えば床面と並行ではできない腕立て伏せも、ある程度の高さにバー等があればできます。また平衡感覚・バランス感覚を保つ運動ができる器具があれば、そこに行き、運動しようという気持ちになることができると思います。  器具といっても、ある程度の高さにバーを設置するだけで、簡単に腕立て伏せができます。角材などが置いてあるだけで、そこを歩くことにより、平衡感覚・バランス感覚を養うこともできます。多額の経費をかけずとも、健康寿命の延伸につながり、また運動習慣づくりにもつながり、さらにひとり暮らしを支える地域づくりにもつながると思いますが、いかがですか。  それでは、教育についてですが、先ほど水泳の授業は適切に行われているというお答えでしたが、前回の一般質問でも申しましたように、文科省が出していますモデル計画に照らし合わせてみますと、現在の二宮町の指導計画ではまるで適合しておりません。  そこで、学校や保護者、地域の方が連携した取り組みを行うための1つの方策として、また次世代を担う児童・生徒が楽しく学び、豊かな人間関係を築いていくためにも、特色ある幼稚園教育を支援していくためにも、歩いて行くことができる範囲内にプールがあることが大事なことであると思います。  なぜならば、学校水泳の指導や幼稚園の水泳に対し、指導者としてや、見守りとして、保護者・ボランティアの地域の方を募集することにより、学校、幼稚園、保育園、保護者、地域の方の連携が生れます。幼児や児童・生徒が楽しく学びながら、豊かな人間関係を築いていくことができると思いますが、いかがですか。  先ほどスポーツについて伺いましたが、所信表明の5つ目「第2のふるさととしての町の魅力の発信強化」として、町内外の多くの方に関心を持ってもらい、認知度をさらに高め、この町の強みであります海や山などの豊かな自然環境や住環境を効果的に情報発信し、魅力ある町だということを全国に伝えるために、多くの方に来町していただくためには、ただ単に情報を発信するだけでは効果が薄いと思います。この町の特色を生かし、走力を競い合うマラソンではなく、全国的に見ても、ほかでは行われていない「海と山を走ろう 健康マラソン」を実施することにより、参加された町民はもとより、町外から参加された方がこの町のよさを実際にご自分の目で見ていただき、ボランティアとして、給水・コース案内に携わっていただく町民と触れ合うことにより、第2のふるさととしての町の魅力の発信強化につながると思いますが、いかがですか。 56: ◯議長【野地洋正君】 町長。 57: ◯町長【村田邦子君】 それでは、前田議員の再質問に順次お答えしたいと思います。  まず最初、交通環境、道路の整備についての再質問がありました。前田議員、具体的に梅沢地区の町道7号線などのところで、地元住民の方からの声があったりということでのご指摘だと思っております。  1つは、先ほどもお話ししましたように、計画的に優先順位を考え、道路整備はしていくということで、町も今年度、二宮町の公共施設等の総合管理計画に基づいて、それをつくりましたので、その中には公共施設も入っているのですけれども、インフラ整備としての町道の今後の整備についてという部分の計画もございますので、その中でより具体に、町道舗装や橋りょう・トンネルの修繕計画というのをつくりましたので、それに従ってもちろん点検し、補修・整備というのを進めてまいりたいと思います。  それも、どうしても優先順位がその状況の中で変われば、随時、しっかり見直しながら、危険の度合いの大きいところ、あとはやはり使用頻度であったり、交通量ですね。確かにバス通りのような大型車が通るところは傷みも激しくなりますし、そういったところを考慮しながらの順次の整備になっていくと思います。  それとともに、やはり私も気がつくときがありますけれども、何でこんなちょっとした穴みたいなものがあいてしまったんだろうと。道路の途中にあいている部分があることに気がつくことも皆さんもあると思います。そういったところは、本当に車はもとより、自転車であったり、バイク、そういうもの大変危ない状況ですから、歩く方にとってもですね。その辺は職員も随時点検のパトロールで見つけたいと思いますし、また皆様方からそういう声があれば、それは本当にすぐに対応して、昔のすぐやる課じゃないんですけれども、町で持っていますその中ですぐに直していくという対応はしておりますので、今後もそういった箇所はどうしても増えてくると思います。しっかりその辺は点検して、ご指摘があれば、すぐに取りかかっていきたいと思っております。  その中で、町道7号線のように、1号線から一歩入ったような、ほかにもありますけれども、主要幹線道路から1本中に入ったような道路でも、町民の方が頻繁に歩いてご利用する道路というのもありますので、そういったところの凹凸なども、あまりひどいようでしたら、やはりそこはならすような整備というのもしていきたいと思いますし、あと歩道の側溝のふたとそのすき間というのはよく言われることなんですけれども、場所によっては塞いでいる部分もありますけれども、そういった工夫もちょっとしながら、ご高齢の方のつえとか、あとバギーを押してというのは頻繁に見かけますので、ご不便にならないように工夫をしていきたいと思います。  次に、買い物です。やはりこれは買い物難民と言われて、二宮の場合はそれほど大きい町域ではないにもかかわらず、やはりご不便を感じたり、昔は隣にちょっとした小売店があったのが閉まったりということで、大変不便だという声はところどころで私も聞いております。  そういったところで、それにかわるものがコンビニであったりするところもあるのですが、コンビニでさえない、遠くに行かないと買えないという地域の方もいらっしゃるのは存じあげています。その中で、1つは民間の移動販売車ですけれども、それも1つの利用していく知恵として、今もう既に町内いろいろなところを回っていただいていますので、そういった部分もご利用していただきながらということになると思います。  あと、そういった情報は、その申し込み先も含めて、民間だから行政が出さないということではなくて、通いの場であったり、いろいろな地域の集まりの場では、民間の情報も含めて出していきたいと思いますし、ご利用していただければと思います。  また、その中で、ワゴン車による福祉バスなんですが、小さなワゴン車できめ細かくバスを走らせるという地域もあると思いますが、今、二宮の中では、コミュニティバスの「にのバス」のほうで、神奈中の路線バスと一緒に補いながら、今、路線を組んでやっておりますので、そういった中で、その部分でご利用いただいて、1本であのお店に行くということはできなくても、乗り継いでいただくと、大型の主立ったショッピングセンターといいますか、二宮の町内にある店舗のほうには幾つか行けるようなコースとなっておりますので、そういった部分もぜひご利用いただけますよう、これはまた再度、そういったお買い物の場所と、今のバス路線の結びつきというようなものもわかりやすく説明しながらご利用いただけるように、こちらも情報を出していきたいと思います。  あと、高齢者の医療費の無償化なんですが、これは先ほどもお話しさせていただきましたように、以前、国のほうでこれはやっていたんです。過去に国の制度として無償化ということもありましたし、そういうこともあったんですが、やはり医療費がどうしても膨大になる、ただでさえと言うとあれなんですが、ご高齢の方が増えている中で、やっぱりお年を召されればどこかが悪くなったりということで、医療機関にかかる回数も多くなる中では、やはりこれを無償化していくというのは厳しい状況があると思います。医療費の無償化というのは、今現在、考えておりません。  しかし、その次として、ご質問されていた運動習慣づくりですけれども、医療費を抑制する、医療を使わないためにも、常日ごろから健康増進や健康づくりに日々の生活の中で取り組むということは本当に重要だと思います。  その中で、1つのご提案として、公園の高齢の方向けの運動器具といいますか、普通、児童公園には鉄棒があったり、そういうものがあるけれども、それをちょっとアレンジしたご高齢の方が使うものだと思います。その辺も今後、公園の統廃合の中で改善もして、子どもに向けても遊びやすい公園ということでもちろん改善をしていく計画なんですが、その際、ご高齢の方でも使えるようなものがあるのであれば、多分、子どももご高齢の方も一緒に使える、そういった器具があるのかと思いますし、その辺も今後研究をしていきたいと思います。  あと、子育て・教育の充実に関するということで、ご提案の中では、各幼稚園、保育園、小学校、中学校、歩いていける距離にプールがあることというご提案だと思いますが、これは今、町の中で3つあるものを統廃合していくという方針の中で、今、それがようやくまとまってきましたので、その部分はまた町民の皆様にお示しをしたいと思っておりますが、その中で、今やっております学校の水泳の授業時間のこと、またボランティアなど学校の水泳指導や幼稚園の水泳指導に保護者やボランティア、地域の方がかかわっていくこと、そういった形でのかかわりができないかということだと思います。  また、そういう機運が生れ、またそういうことをしてもいいという方が生れてくれば、いろいろな形で水泳教室などへのお手伝いとかができると思います。昔はと言うとあれですが、今もあるのですけれども、体育協会の中に水泳協会というのがありまして、実は私も所属していたんですけれども、それこそ子どもが小さいときは、夏休みに山西プールで水泳協会がやっていた水泳教室というのが町と一緒にありまして、そこには本当にボランティアで、協会のお父さん、お母さん、私なんかも一緒に参加して、幼児に簡単な顔をつけることとか、そういうことを教えたり、一緒に水泳教室でやっておりましたので、またそういう機運が町民の皆さんの中で盛り上がり、そういう方たちがあらわれてくるようでしたら、またいろいろな形で、水泳というのはやはり危険を伴うものですから、だれもが簡単にできることではありませんけれども、一定の講習や資格を得た人であれば、また一緒にそういう水泳教室へのお手伝いなども考えられる部分があるのではないかなと思っております。  最後、第2のふるさととしての二宮の町の発信強化をしていくだけでなくて、新たなイベントと言っては何でしょうか、競技のイベントということで、「ふるさとの海と山を走ろう 健康マラソン」という、そういった構想はいかがかということなんですが、1つは、行政がそれをやっていくという時代では今はもうないと思います。そういった中では、やはりこれも民間の方であったり、町民有志の方であったり、そういったことが、どの程度、どういった形のことができるのかということがまず最初にあるのかなと思いますので、そういった可能性を皆さんでお話しいただくことも1つかなと思っております。  先ほど言いましたように、町といたしましては、今まで行ってきた町民体育祭にしても、継走大会にしても、やはり今までと同じ形で続けていくというのも、地区にもご負担がかかっているという声も聞いておりますし、さまざまな新たな参加を増やしていくという意味でも、衣がえというか、この際、内容をだんだんやはり時代とともに見直していく必要もあるのかなということも課題として受けとめておりますので、それと一緒に、また町民の皆さんの新たなそういったアイデアというのを、どういった形で実現できるのかというのも、私も一緒に聞いていきたいと思っております。  以上です。 58: ◯議長【野地洋正君】 前田議員。 59: ◯11番【前田憲一郎君】 ただいま丁寧なご答弁いただいたわけですが、まず道路整備につきまして、町長は実際に隅から隅までご自分の足で歩き、調査されたことがございますか。実際に歩いてみれば、どこがひどい状態であるか、歩道の整備が必要であるか、危険な状態にあるかがおわかりになると思います。私も今回の選挙戦で、今まで歩いていなかった町道を歩き回ったことにより、私の近くの町道7号線が一番荒れている、ひどいなと思っていたところ、「あれ、こんなところも、これは7号線以上に荒れているんじゃないのか」と思ったところもございました。  そういったようなことで、小さい町です。町道119キロということでしたので、1キロ15分ペースで歩いても、1週間足らずの日数ですべての町道を歩くことが可能であると思います。ご自分の目でご確認いただければ、町民の安心・安全な生活を守るためには、一刻も早く整備せねばとお思いになると思います。公務がご多忙であるとは思いますが、いかがでしょうか。  次に、高齢者のひとり暮らしの支援についてですが、ただいまもご答弁いただきましたが、町では交通空白地域を解消するために、コミュニティバスを運行していますが、そのコミュニティバスのバス停まで、直線距離では近いかもしれませんが、道なりに歩いていきますと、相当な距離になってしまう地区もございます。地域で高齢者が自立した生活をしていくためには、また高齢者のひとり暮らしや高齢者だけの世帯が増えてきている現状からしてみて、買い物難民になる方が出ています。こんな地区でも買い物難民がいるのかとお思いになるような地区でも出ております。  今の現状のままですと、今後ますます増えてくると思います。現在、二宮町では飲食店は増え、パン屋さんも数多くございますが、食料品、衣類ほかの日用生活品を購入できるお店は減ってきています。この現状をどう捉え、買い物難民をなくすために、どのような手だてを講じていくおつもりがあるのか伺います。  それから、高齢者医療費無償化についてですが、以前、国の制度でやっていたときには、無制限に医療機関にかかり、高齢者の医療費が増大してしまったと伺っております。この高齢者福祉に関してですが、高齢者の医療費を何か条件付で無償化することはできないものでしょうか。いかがですか。  プールについてですが、各学校に二宮町はプールがございません。プールを各校につくっていただきたいということは、現状ではとても無理な相談であると思います。山西プールが昭和57年にできたときの位置づけは、山西小学校、二宮西中学校の学校体育施設と社会教育施設の併用として建設されました。今はない百合が丘プールも昭和47年に一色小学校の学校教育用施設、社会体育用施設として設置されたわけでしたが、近くに温水プールがあるので、温水プールを一色小学校の学校教育用施設にすればよいとの理由で廃止されたと思います。  現在、休業中の袖が浦プールは観光施設でしたが、プールを各学校に設置してほしいという町民運動が起った際に、学校プールとしても位置づけられましたが、いつの間にかその位置づけは消えています。学校統合、学校再配置が結論づけられるまで、そう長い年数ではないと思います。それまでの期間だけでも、学校プールとしての位置づけをして、3つのプールを残し、その後どうするのか検討するわけにはいきませんか。  最後に、先ほど町民体育祭、継走大会のお話がございましたが、この事業は町の中のイベントであり、町外の方たちに対しては発信しておりません。そこで、町の魅力の発信についてですが、本年の湘南国際マラソンは参加した競技者だけで約2万5,000人ものランナーが参加しています。そこまでの規模では実施できないかと思いますが、二宮町の情報を全国に発信し、実際に自分の目で町を見て、町民と触れ合っていただき、魅力ある町だと認知していただくことが重要なポイントであると思います。このようなイベントを実施していきませんか。いかがですか。お願いいたします。 60: ◯議長【野地洋正君】 町長。
    61: ◯町長【村田邦子君】 それでは、再質問にお答えしたいと思います。  最初の町道です。1キロ15分で歩けば、すべて回れるということでした。確かに車のほうからではなく、実際歩いてみると、やはり微妙なでこぼこであったり、やはり欠けているところであったり、また再度、先ほどお話のあった民間ですけれども、ブロック塀のそういった危険箇所など、やはり気がつくことが多々あると思います。議員のように走ることはちょっとできないと思いますけれども、私も公務でもプライベートでも、いろいろなイベントで町内各所に出かけることはありますので、その前後、ぜひそういった形で町道のほうもしっかりと見ながら、歩いて現場を確認していくことに努めていきたいと思います。  また、買い物難民ですね。これはやはり今後、いろいろな意味でご高齢の方が増えれば、やはり出歩くことが困難になるというのは、自然とそういうのは増えてくると思いますので、それを補うということは情報発信しなくてはならないと思います。  そういった中では、バスをこまめに運行してというのも1つだとは思いますが、今ある神奈中の路線バスとコミュニティバスのうまい融合の中で買い物に出かけていただく、そういったところを1つはご利用いただいて、コミュニティバスの運行も利用して支えていただきたいと思いますので、それに向けては、先ほども言いましたように、乗り継ぎの方法も含めて、わかりやすい情報発信、ご利用いただけるように努めていきたいと思います。  もう1つは、小売店、駅前にもありますし、全くないわけではないので、1つは、やはり町内に残っているお店でいろいろなものを、食料品を含めて、日用品、買い物してそのお店を支えていくということも重要だと思いますので、そういったことも町民の方にご協力を求めていきたいと思います。  それとともに、もう一方では、先ほど言った移動販売車、民間の移動販売車の利用であったり、あと宅配、さまざまなところで申し込んで配達してもらうという方法もありますので、その辺をわかりやすく情報をさまざま出して、幾つかの部分を、その人に合ったやり方で使っていただく。そういった情報を丁寧に今後もご説明をしていきたいと思っております。  あと、高齢者の医療費の無償化ですが、これはやはり現状、大変厳しいことだと思いますので、この部分というのは、条件をつけてということでも厳しいと思いますが、むしろ条件をつけるということでありますと、やはり介護予防であったり、健康づくりであったり、医療費を使う手前で、やはり医療費の抑制というのは、どっちにしても一方では進めていかなければならないので、医療にかからない生活を支えていくということの部分では、介護予防であったり健康づくり、通いの場を通じてでもそうですし、さまざまな運動教室なども、これから年齢に合わせた形でご利用しやすい教室などもご紹介をしていきたいと思いますので、そういったことでの医療費の抑制に努めていきたいと思います。  またプールです。プールはこの二宮町、逆にこの町域3キロ・3キロの中に、温水プール、屋外プールという形で、今までさまざまにあった中でご利用いただいていたわけですけれども、やはり今回、見直しの中では、3つを2つにしていくという方針を出させていただきたいと思っております。  その中で、学校プールとしての授業のお話もありました。位置づけは、今、温水プールで、逆に言うと、夏の授業のとき、雨が降っても授業のプールの時間は確保できるという状況があります。そして、またプールの学校授業の時間数も、そこだけ増やすと、ほかの授業にもしわ寄せが来ますので、今後、全体的な授業数の見直しであったり、休みをどこまで調整できるのか。そういった議論の中で、教育委員会のほうでも工夫をして、なるべく水泳プールの時間というのもしっかりそこには確保していきたいとは思いますので、今後の課題だと捉えております。  マラソン大会ですね。こういったイベントは、やはりまず湘南マラソンを見ましても、簡単に行政とボランティアでやれるようなものでもないと思いますので、やはりどういった形で、町民の方のご協力があってできるのかとか、そういった部分もぜひご検討いただいてのこのイベントのあり方なのかなと思いますので、こういった可能性もあると思います。  ただ、その規模と、湘南マラソンも民間の会社が入って、やはりあれだけのことができますし、参加料をもちろん取った中での、事業として1つうまく成功しているマラソン大会だと思います。それが二宮の中でそういったことが実現できるのかは、今後の検討といいますか、そういった可能性を町民の皆さんからまたいろいろご意見をいただきたいと思っております。 62: ◯議長【野地洋正君】 前田議員。 63: ◯11番【前田憲一郎君】 それでは、最後に要望させていただきます。  所信表明で述べられたことを現実のものとしていくためにも、町の現状、町民が何をどのようなものにしてほしいと思っているのか、町民目線で問題点等を的確に把握された上で判断し、町の従来の各事業を十二分に見直し、検討された上で、町民の声を反映し、町民に有効な施策を立て、町民にとってより満足できる、よりよい方向に向かって町政を推し進めていただきたい。  以上で私の総括質疑を終わります。 64: ◯議長【野地洋正君】 これをもちまして前田議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は11時から始めます。                          午前10時49分 休憩    ────────────────────────────────                          午後11時00分 再開 65: ◯議長【野地洋正君】 休憩前に引き続き会議を始めます。  では、次の方、お願いします。 66: ◯議長【野地洋正君】 一石議員。             〔13番(一石洋子君)登壇〕 67: ◯13番【一石洋子君】 それでは、私の総括質疑を始めさせていただきます。  村田町政4年間に町民が円卓に集い、さまざまなテーマで対話、意見交換、議論する場面が格段に増えました。また、町長みずから、あるいは高齢介護課の職員が地域の真ん中に入り、情報共有を図り、地域資源の尽力を得て、地域包括ケアシステムの第一歩である「通いの場」が全町で立ち上がったこと、保健センターにおけるコミュニケーションに特化した母・子のサポート事業が、今まで手の届かなかった受援者を増やすなど、ケアを広げる施策についても評価するところです。  行政が町民の中に入って、会って、話して、円卓でまちづくりをする機会が増えたと感じております。  施政方針にあるように、多くのひとり暮らしの高齢者の方々は通いの場に行くことはないし、多くの子どもやケアに疲れた大人が孤独な食事をとり、さまざまな福祉的サービスを選ぶ、つながる機会も恵まれないでいる。母親支援、ひとり親支援、不登校の子どもたち、青年・高齢者の社会的な居場所づくり、買い物難民、移動支援、すべてを包括する地域福祉の形、まだまだこれからというところです。  しかしながら、所信表明で言及されているように、町内にすばらしい方々が本当にたくさんおられます。人生経験を経た見識・技量を持って、社会とかかわりながら生活されている。私はこの4年間に、みずから感じ、考え、動く多くの方々と出会いました。あるいはシステムに疑問やジレンマを感じながら、自分にできることを模索される方々に。  人生100年時代に向けて、団塊の世代の方々が地域社会にコミットできる状況を本当につくるために、貴重な、おそらく私たちのこの4年の任期中が大きなチャンスであると考えます。  最初に、町民の方々と一体となった自治体運営、「響き合う」まちづくりのためには、新たな仕組みが必要ではないかと問います。  長い歴史を経て岐路に立つと言われる今、私たちの本当のあり方について、人間とは、平和とは、政治とは、福祉とはと、大もとの原点、本質を掘り下げて打開策を求めていく時代であるように思います。地域福祉もコミュニティ・スクールも、いわば現形と言うべき、本来あったものです。それならば、政治の現形とは、たどれば人は寄り添ってどうしようかと知恵を合わせる、まさに地域に根ざした営みであったと思います。自治政府と地域を回していく責任、あり方が、どうすれば本当に私たちの安心・安全と幸せにつながるのか、掘り下げるときが来ていると思います。  庁舎とは、まさに二宮のまちづくり、政治のシンボルであり、未来に向けたメッセージでもあります。また、財政的な危惧から、この計画に反対される町民の方々、代案を持たれる方々が多くおられることも事実です。新庁舎整備についても、町長は町民の皆様と活発な意見交換をしながら進めるとあります。  2番目の質問として、新庁舎についての町民との意見交換をどのように設定するのか。また、成果をどのように受けとめるのかを伺います。  「自然の中で安心して子育てできる環境」、豊かな自然環境、良好な住環境を守ると述べられております。町内の自然環境は思いのほか荒れています。自然を活かした健やかな暮らしについて、もっと踏み込んだ施策を打ち出したいところです。これこそは、この都市化のボーダーラインを守る二宮町の価値を高めるというような、一歩踏み込んだ施策はないのか、伺います。 68: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 69: ◯町長【村田邦子君】 それでは、一石議員の総括質疑についてお答えします。  まず初めに、町民の方々が誇りを持ってまちづくりの力を発揮できる仕組みについてです。先ほどの所信表明でも述べさせていただきましたとおり、人口減少という課題については、それ自体が問題なのではなく、今までの拡大を前提につくられてきた社会が、人口減少という新たな局面を迎えて、これまでの制度や事業が合わなくなり、暮らしにくくなっていることが問題であると私は考えております。  そのような中で、住んでいる方々が幸せに暮らせるよう、持続性のあるまちづくりにかじを切っていきたいと考えていますが、そのためには、町民力の高い皆様と一体となって進めていくことが大切であると考えております。  現在、町では町民の方々にまちづくりに参画していただくため、また活動が円滑に行われるよう支援するための制度も整えてきています。町民参加と町民活動の推進を目的とした二宮町町民参加活動推進条例では、町民による自発的・自立的な活動を支援しています。町民活動の拠点としては、既に町民センターに「二宮町民活動サポートセンター」を設置しています。サポートセンターでは各種相談に応じられるよう、まちづくり推進員を配置して、団体が交流できるスペースとして交流コーナーを設けて、いつでも無料で使用できるようにはなっています。  こういうコーナーでは、町に登録している団体の情報や町民活動団体を対象とした公的、または民間の補助金の情報を掲示して閲覧できるようにしています。  一方、財政的な側面からは、町民活動推進補助金により支援しており、主に設立されて間もない団体が活動を軌道に乗せるための町民活動スタート支援、団体活動が継続的に発展していくための町民活動ステップアップ支援の2つのメニューを設けています。  地域においては、既に町が行うさまざまな取り組みにおいて、多くの町民の方々に参画をいただいており、それぞれのところで成果が出ております。お互いに支え合い、住みなれた地域で自分らしい暮らしをするための仕組みである「地域包括ケアシステム」においては、地域福祉協議体が設立され、開催されている「地域の通いの場」を通して、お互いさまの支え合いにつながっています。  一方、一色小学校では、他校に先んじて学校運営協議会が設立され、コミュニティ・スクールとして、地域全体で子どもたちを育てていく取り組みが始まりました。平成31年度からは他の小・中学校でもコミュニティ・スクールを導入して、地域と協働した学校づくりを目指しています。今後も町民活動や地域・行政を取り巻く環境は変化していくと考えています。私はもちろんですが、職員一人一人が町民の皆様とともに進めるまちづくりのコーディネーター役としての意識を高く持ち、町民の皆様にもそれぞれの個性を生かしていただき、認め合い、支え合いながら、「響き合う」まちづくりを進めていきたいというふうに考えています。  続いて、新庁舎整備に伴う町民の皆様との意見交換の手法についてですが、まずは新庁舎の整備に至る背景や経過についてお答えしたいと思います。  現庁舎については、昭和53年に竣工以来、約40年が経過しており、平成8年度、及び平成26年度に実施した耐震診断調査や設備等評価においても、耐震の脆弱性や施設及び各種設備の老朽化が指摘されるなど、多くの課題を抱え、長年の懸案事項となっていました。  その中でも、耐震性の不足については、旧耐震基準で建設された庁舎ということもあり、極めて低い診断結果となっており、震度6から震度7程度の規模の地震が発生した場合には、1階及び2階部分は倒壊または崩壊する危険性があることが調査結果から確認されております。  また、東日本大震災や熊本地震などの大規模災害などにおいて、役場庁舎などの防災拠点が損壊し、行政機能を確保できない自治体があり、同様の災害が発生した場合、二宮町の庁舎においても大きな損壊が予想されることから、災害時の行政機能と災害対策拠点の確保は急務であると判断しました。  これにより、平成29年度に現庁舎の耐震補強、現庁舎位置での建てかえ、町有地であるラディアン周辺、東京大学果樹園跡地への移転について比較検討した結果、利便性、事業性、安全性において、ラディアン周辺への移転が最善であるとの結論を得たところです。  その結論に基づき、本年4月に広報にのみやで移転の方向性を示したほか、5月には新庁舎整備に対するアンケート調査を実施して、6月のまちづくり移動町長室においても、基本理念や基本的考え方をお示ししながら、町民の皆様のご意見を伺ってきました。  特に、その中でも、アンケート調査については多数の回答をいただいており、現庁舎に対する安全面の不安や設備面での不便さ、坂の上にある立地についても不便であるとのご意見を多数いただいたところです。  また、新庁舎に求める機能としては、防災拠点として安全・安心であることや、駐車場が確保されていること、わかりやすい案内の充実などの意見を多くいただいたほか、コスト面については、建設・維持管理費の抑制や必要最低限でよいなどのご意見も多くいただいたところです。  さらに、窓口の集約化による利便性の向上や省エネルギーなどによる地球環境への配慮、プライバシーの対応、町民の交流スペースの確保などに対してもご意見があったことから、関心の高い分野であると認識したところです。  そのようなご意見を踏まえ、11月末には基本構想・基本計画(案)を作成して、11月28日から12月28日までの間、パブリックコメントを実施するとともに、新庁舎建設町民検討会を設置し、有識者や地区代表者、公募町民の方々にお集まりいただき、新庁舎建設に対しご意見を伺っていきます。  さらに、基本構想・基本計画(案)に対する説明会を2月16日の午前10時より、温水プール2階多目的ルームで行い、また同日16日の午後14時より町民センター大ホールで行い、また2月17日の午前10時より山西小学校体育館で開催し、意見交換を町民の皆さんとしていく予定であります。  パブリックコメントや町民検討会、説明会などで出されたご意見について、しっかりと受けとめ、精査した中で、基本計画の中に反映をしていきたいと考えています。  また、今後については、基本構想・基本計画(案)でもお示ししているとおり、平成31年度には基本設計、32年度には実施設計へと進んでいく予定となっていますが、この新庁舎建設に当たっては、さまざまなタイミングや場面を捉えて町民の方々に丁寧に説明をし、その思いを伺い、ご意見を伺い、それを生かしながら進めていきたいと考えております。  今回の新庁舎建設については、町としても非常に重要な、また大規模な事業であり、あわせて町民の安全・安心のため、スピード感を持って取り組むべき事業ではありますが、多くの町民の方々に関心を持っていただき、町民の方々の思いと一体となった新庁舎となるよう進めていきたいと考えております。  次に、町内の自然環境の保全と生かし方についてですが、町には海・川・山・畑など多くの自然環境があります。これらは町の大きな財産であり、海や川はそれぞれの管理者と、また山などは土地所有者とともに保全に努めていくことが町の責務であると考えています。  海につきましては、管理者である神奈川県とともに、国への要望活動を行い、現在、国の直轄事業として砂浜の保全・再生整備が着手されていることはご承知かと思います。川についても、現在、神奈川県において葛川整備計画の策定が着手されています。この計画により、今後、順次、整備がされ、保全が図られると思いますので、整備後の活用も含め、新たな生かし方などを研究していく必要はあると考えています。  山や畑、田んぼにつきましては、里山の再生・育成を行っている里山づくり推進協議会の活動や、農業委員会と連携・協力して実施している遊休荒廃地対策による農業の担い手確保や新規就農者への農地のあっせんなどにより保全に努めているところです。  また、里山や農業に対する普及啓発活動として、里山に再生させた田んぼを使い、町内の幼稚園や保育園の園児を対象にした田植えや稲刈りの体験、町民を対象にした間伐材を利用するシイタケ植菌教室を開催しているほか、小学校の農業体験学習の場として、ミカン狩りやタマネギの定植・収穫体験を実施しています。このような普及啓発活動により、子どもたちが農業に触れる機会を今後も継続して実施していきたいと考えています。  今後の二宮町の価値を高める施策についてのご質問ですが、町の自然環境は、先ほども申し上げたとおり、国や県、個人の土地所有者が権利を持っているもので構成されています。また、海は海岸法、川は河川法、山は森林法、畑・田などの農地については農地法及び農業経営基盤強化促進法など、それぞれが法律によって守られ、保全されている一面もあります。このようなことから、それぞれの権利者の理解を求めながら、各種法令を遵守し、町の価値を高めることのできる施策を今後も研究・検討していきたいと考えています。 70: ◯議長【野地洋正君】 一石議員。 71: ◯13番【一石洋子君】 再質問いたします。  まずは新しい仕組みについてです。施政方針の前段、今、町長が言われたとおり、急速な人口減少・少子高齢化という新たな局面を迎え、これまでの制度や事業が世の中の流れに合わなくなり、生活がしにくくなっていることが問題の根幹だと述べられながら、抜本的な改革の議論がないと感じました。  税をまちづくりにいかに投入するのか、どのような仕事が求められていて、どのように価値を置いていくのか。全町的な、抜本的な改革についての議論が必要と思われます。  安易な経費削減の議論では済まないと思います。仕組みはそのまま手をつけず、ボランティアで働く人を増やすということでは、住民自治の誇り、インセンティブが働かないと思います。みんなでまちづくりをする、自治体運営をするという形はどのようなものでしょうか。国からおりてきたひな型に町民を当てはめていくのではないやり方、そのような独自の議論が必要だと思います。私たちは100万、何十万もの人口がいる市と一律の政治形態を持っています。しかしながら、町村では二元代表制にこだわる必要はないと、地方自治の専門家の説明が議員必携にもあるところです。  二宮町は、顔の見える町、必要ならだれでも行政と円卓会議ができます。つまり住民によるまちづくり、すなわち政治が可能な町ではないかと思います。リタイアされた専門知識のある優秀なホワイトカラーの方々、多くの人材は、専門的な審査・監視能力にも事欠かないと思います。  もちろん一朝一夕にそのような改革が可能ではありませんし、議会も今後さまざまな議論を展開していく必要があると思います。しかしながら、この町はそうしたトップランナーになるべき素養があると考えます。  町長は4年前の公約で、退職金について廃止にすると公約しました。また、今回の対立候補の1人も、首長の歳費を半額にすると表明いたしました。議員の定数についても減らすべき、また歳費を減らすべきとの意見は多くの町民から聞きます。  隣の大磯町では、今年の町議選は行われませんでした。高知県大川村では数年前から定数に達しない可能性が高いことから、村長が村民総会設置に関する研究を開始し、全国ニュースにも取り上げられました。地方自治について大きな変革が求められる時代に、また民主主義の根幹を問うトピックとして大きく話題を投げかけました。住民自治に向けた胎動は各地でさまざまな形で起っているところです。  実は、大川村村長が危機意識を共有するために、議会よりも住民総会、二元代表制、いろいろな形よりも、住民総会だと考えを固めたことの発端は、2014年衆議院総務委員会で片山総務相がインターネット時代になれば町村総会は生まれ変わるとの答弁があったことだそうです。時期尚早とのことで、村議会は不採択にしたそうですが、議会継続を決めながらも、模擬住民総会の計画もあるとのこと。また、地方自治法94条、95条、法整備についても問題提起をしております。大川村はそもそも地域おこし協力体やUターン者など、若手が流入し、ここ五、六年で7%の社会増に転じているとのこと。小さな地域がどう生き残るか、真剣に考えた問題提起であったこと、チャレンジする町村が若者の人口を増やす傾向を持つという事実もあります。  やるべきことに予算をつけるという公の議論としては、経費を減らすという対応策よりも、持続可能なシステムについて根本的な議論が必要なのではないでしょうか。この町の政治の形が、この顔の見える優秀な人材あふれる町に合わないのではないか、このことについて町長のお考えを伺います。  新庁舎に向けた意見交換についてです。4年前の総括質疑で、村田町長からラディアン建設時の白紙からの住民参画の計画の話が大変印象に残っております。ラディアンがこの町の価値を高め、町民の生活の質を長年にわたって高めてきました。ラディアンを維持することが財政の負担になっていることも事実です。しかしながら、私はラディアンの存在について異を唱える人に会ったことはありません。プロセスが大事だと思います。また、行政の自治の形も変革が求められています。総務省からはよりスマートな行政に、またプラットフォームビルダーになることが提案されています。これからの町の政治の場は、市場のように開かれていくべきなのかもしれない。財政の厳しさが増す中で、行政コストの大部分が人件費であり、福祉・医療など多様化する行政サービスのコストが肥大化する中で、行政コストを削減することは至上命題です。今後、電子化が進み、窓口を訪れる町民の数は減るでしょう。まして合併の可能性もある。庁舎の建設はこのようにして後回しにされてきました。そして、熊本地震の徹を踏まぬようにと、一気に庁舎建設が全国で進められています。二宮町もその方向性を選ぼうと一歩踏み出したところです。  しかしながら、限界なのは庁舎だけでなく、政治・福祉の仕組み、教育環境、地域防災組織、知恵を絞って税を投入し、町民一人一人が正しい現実認識のもとに、今、生きる子ども、高齢者、若い人たち、未来の人たちを救えるはずである施策も含め、税の配分を考えなければなりません。  議会に意見交換に見えた方が、この財政が収縮する時代に箱ものを建てることなど論外で、寂れている商店街にその機能を持たせたらよいと言われていました。一笑に付すのは簡単ですが、おもしろい視点と思いました。システムがこれからの時代に合わないのに、これを踏襲する箱ものを、しかも従来の機能に即してつくることはいかがなものか、より新しいシステムを考えるチャンスと捉えたいと思います。  その議論の上で、公助よりも自助・共助が住民の生死を分けると言われる時代に即した、災害に強い・住みたい自治体をつくれるかもしれない。新庁舎について本気で議論する場と、それを生かす柔軟で創造的なリーダーシップを求めたいと思いますが、いかがでしょうか。  それから、二宮の自然、風土を生かしたまちづくりについてです。  農について、新しい切り口を示すことが大きな社会に貢献する自治体になれるのかと考えています。先ほどさまざまな法律がある、しかしながらその法律がシステムとしてなかなか今後の発展に難しいという議論があることも事実です。二宮の自然・風土を生かしたまちづくり、かつて吾妻山や丘陵のふもとには田んぼがあり、田んぼ、そして畑は大地の柔軟で回復する力を高めてきました。土中の水脈を整え、遊休農地を田んぼや畑に再生することは、防災という重要な目的を果たしながら、結果として結いの仕事というコミュニティをつくります。  また、町の水辺に注目することも非常に重要です。水は大地にも脈々と流れ、これを操ることが農の大事な視点です。水の持つリスクを体感して、楽しみ、いやされながら、性質について学ぶことになります。葛川で以前は学校ぐるみで行われていた子どもたちの体験学習もなくなっています。葛川の自然を守る会の方々が親水環境について要望を出されました。議会でも県に意見書を上げたところです。  海岸の様相については危機を極めています。海辺の町として、地球温暖化、自然の摂理に抗った人間の営みについて学び、警鐘を鳴らして、自治の力で回復する一助を提案する政策が欲しいと思います。国への要望も、やって見せてこそ強くなると思います。そして初めて、子どもたちに生きる力を教えられる町になるのではないでしょうか。お母さん、子どもたち、命、環境、若者の中間的自立支援、障害のある方々の社会的居場所、人生100年時代のライフワークとして、農の持つ可能性ははかり知れないと思います。特に川匂、釜野、一色地域で展開したいものです。東大農業試験場のあった二宮の物語にふさわしい事業だと思います。伝統ある農家の方々と大いに交流して、農地を生かし、里山を整備し、土の中にも風を通し、大地・植生を強くすることは、防災のみならず、鳥獣被害に対しても効用のあることと思います。町のそこここで起る出水についても、対応策でない、根本的に水を読む治療が必要でしょう。農を生かしたまちづくりをすることについて伺います。 72: ◯議長【野地洋正君】 町長。 73: ◯町長【村田邦子君】 順次、お答えをしたいと思います。  最初に、町民と一体となったまちづくりのやり方で、1つは、住民総会というお話もありましたけれども、行政と町民、そこに議会、どういった形がそこが機能していくのか、より機能するべきなのかというご提案だと思います。  その中で、1つは円卓会議という表現もされましたけれども、私もやはりいろいろな場面において、町民の方と意見交換というよりも、ご提案をしっかりと聞いて、それは私が聞くだけではなくて、行政としてご提案を聞いて、どういった形で一緒に協働ができるのか、取り入れることができるのか。それとも、まずはその提案は町民サイド、市民側でやるべき事業なのかとか、それは民間に任せたほうがいいのではないかとか、さまざまなやり方があると思うんですけれども、そういったところをしっかりと議論をする場というのは重要かなと思っています。  そういった部分では、今やっている移動町長室なんかも、どうしても地域ごとの、大きいくくりの時間帯の中での意見交換になってしまいますので、ピンポイントでさまざまなテーマでもやる必要があるということで、そういったことも時間をとっていますので、それはこれからも個人でも団体でも、地域でも、場を設定して、一緒にお互いに、こちらも聞くだけ、言うだけ、そのような関係ではなくて、やはりその中でどういう課題に対して、お互いにそれを解決するためにプロセスを踏んでいくことができるのかという、それは1回で終わらないと思いますけれども、そういう時間をしっかりととって、本当にそれは町のためであって、町のいろいろな課題を解決するための多分の時間の共有化になると思うので、そういった場は丁寧に持っていきたいと思っています。それが1つですね。そういった形で、話し合いというよりも、議論を交わして、1つの解決に方向を見定めていくというプロセスなのかなと思うので、それはしっかり取り組んでいきたいと思っています。  それは1つ、そういうやり方を今後もしっかりと続けていきますので、時間帯、やり方、そういったご提案はさまざまあると思うので、言っていただければ、そういった形に応えるよう努めます。  別に私だけが行くのではなくて、課題によっては、職員でいろいろやりとりする場もあると思いますので、しっかり何が課題なのかを受けとめる力を職員もつけて、また職員もこちらがやろうとしていることをわかりやすく説明をしてご理解をいただくということもしていかないといけないと思いますので、それがすべてできているかというと、いろいろな事業においても、なかなか説明もし切れていないこともあると思いますので、そこは職員の力もつけていきたいと考えています。  あと、ラディアンの建設のプロセス、昔のお話をされていましたけれども、白紙から決めていく、そういったところで、今回の庁舎に関しても、私は基本的などの場所にというのは、こちらでいろいろな調査をして、比較検討した中で、ラディアン付近への移転というのは決定しましたけれども、その後、今、お示ししている構想と基本計画についても、まだまだ本当にあらあらなものなので、これから具体的に町民にとって有効な庁舎となるようというのはこれから始まるのだと思っておりますので、そこは丁寧に時間をかけて説明をまずはして、皆さんのやはり要望であったり、思いであったり、使い勝手1つとっても、それぞれの立場の人にとって、使いやすい、使いにくいというのがあると思いますので、その辺は丁寧にやりとりをしていきたいと考えています。そういったプロセスをとってやっていくという時間をとりたいと思います。  最後、農についてです。一石議員は二宮の自然環境の中でも、特に農を中心とした、そういった農に親しむ、農を生かしていくまちづくりというのが重要であるというお考えだと思います。  農業として、それをしっかりとなりわいとしていらっしゃる農業者の方がいらっしゃって、それになっていただき、荒れた農地であったり、なかなか使われていない農地を使っていただく、そういった事業としては、町も今やっておりますので、大幅に毎年10人も20人も新規就農者が増える状況ではないんですけれども、そこの部分は1人、2人と農地を利用していただいている新規就農者の方、増えていますので、その部分はこれからもしっかりと支援をしていきたいと思います。  もう一方では、農業をなりわいとしないでも、やはり農を楽しみながら生活をしていくとか、農に親しんで、土に親しみ、この二宮で暮らしたいという方がたくさんいらっしゃるのは存じ上げています。  そういった中で、今、二宮の町の行政としてやっている部分は、貸し農園、市民農園のような部分は本当にわずかな部分になっていますけれども、町民の方の中で、農家の方から援農というか、そういった形で耕作放棄地を1つでもなくすためにということでやっていらっしゃる活動もあると聞いておりますので、そういった部分も今後もどのような形で応援ができるのか、それはまた考えていきたいと思います。  まずはやって見せてこそとさっきおっしゃっていたので、私は逆に、町民の方もいろいろな土地改良というか、農地改良に取り組んでいらっしゃるグループというか、そういう農地を持っていらっしゃるグループの方たちの存在も知っていますので、それもまずはやって見せて、そしてその中でどういう変化が起きるのか、その結果を受けとめて、また周りのまだそういった手が入っていない、ちょっと荒れてしまっている農地を持っていらっしゃる方とか、その方たちもこの先どうしたものだろうと、やっぱり困っている部分はあるんですよ。  自分としては農家としてはなかなかできないけれども、農地を持っている中で、どういった形でそれを次の世代につなげていくのかというのは、やはり農地を持っていらっしゃる方の課題でもあると思いますので、それはどういった方法が逆にあるのか、それは真剣に考えていきたいと思いますし、農業委員会などでも、やはりその辺は現実を見て、やはり農家として次の世代につなげていける農家さんと、なかなか次の世代がいないという農家さんも現実ある中では、荒れ放題になる農地が増えてしまうというのは、これはやはりよくないし、課題と受けとめているところもあるので、行政も一緒になって、より現実的な方法というのを今後しっかり捉えて、考えていきたいと思います。  そこに多くの町民の、そういった農に親しみたい、土に親しみながら暮らしたいという方、そういった希望もそこにうまくマッチングできれば、そういう方法がこれからつくれるかどうかが課題だと思っております。そういう受けとめをしています。 74: ◯議長【野地洋正君】 一石議員。 75: ◯13番【一石洋子君】 では、再々質問させていただきます。
     仕組みについて、すばらしい町民力を持つこの町が本当に生かしているのか、こういう仕組みのあり方について、まだちょっとご答弁が……。そこまでのビジョンというのがなかなか難しいのかなと思いますが、やっぱりその町民力を生かすという仕組みがこの町にはまだできていないということをちょっと確認させてください。  それから、農については、それこそいろいろな課題があって、本当にやって見せるしかないねということは町民の方々とよく話すことです。  おもしろいことに、県の住宅供給公社の理事長が、二宮の団地経営について、農に注力するというふうに言われました。農具をしまえる倉庫、月々、安価な賃貸しについて、若い農業者の方が大変ニーズがあると言われていました、これから打ち出そうとしている県公社の政策にですね。  本当に若い農業者の方々、あるいは農に転業される方々は、まちづくりの意欲、社会参加の意欲が非常に強いです。実際に移動販売とか地域支援事業に参画する意欲を持たれています。そもそも百姓という言葉の由来は、100の仕事をするというジェネラリストをあらわしているんです。このような方々を公社とともに町に移住していただき、新しい人の流れをつくるということは有効と思われます。そういうようなことについては、いかがでしょうか。  それから、自然環境、安心・安全な子育てをする環境について、再々質問させていただきます。  自治の町として、子どもたちの安心・安全のために、健康を守るために、自治事務として予防接種事業が行われています。1歳になる前に、任意を含めると16回も接種する状況について、しっかりと説明が必要だと思います。2人に1人がアレルギーを持つという今、本当の免疫力をつけるための情報と、それから副反応を回避するための詳細な注意事項、それから説明も必要です。  また、副反応が起きたときの補償についても、法に基づき、被害者である主権者のためにしっかりと声を上げる立場を貫いてほしいと考えています。  資本を最優先にする科学技術の発展が、本当に私たち人間の安心・安全、また健康寿命、幸せに暮らす生活の質を守るのか、注意が必要な時代であると考えています。  主権者である専門家でない住民が、先端の科学技術を学んで、人間を幸せにする科学技術について行政に提案書を出すという動きが、サイエンスカフェとして世界各国で広まっているところです。ボトムアップの潮流とともに、国連が「家族農業の10年」という2度目になるキャンペーンを2019年から始めると決定しました。今後60年後に世界から土がなくなるとの専門家から声が上がっています。持続性のある小規模の農が、食と土、環境を守り、種を守り、世界の食を支えている事実と、大規模化への危惧を訴えているところです。  地球温暖化対策についても、未来への負荷を憂えた10代の若者たちが、裁判所に訴える事例が欧州で増えていることなど、生活する立場から、安心・安全な自然に配慮する持続可能を暮らしを求める潮流が起きているところです。  また、自然エネルギーと自治は切っても切れないかかわりがあります。市民からのボトムアップがもはや国策として展開している世界の潮流から、二周も三周もおくれている日本です。自治体として自治の機運を強め、勇気と誇りを持って存在感を示したいと思っております。折しも二宮初の市民発電所が実現するというところです。住民を、そして環境を健やかに導くためのワクチンと免疫の情報提供と副反応被害に対する補償、それから自然を学ぶ農について、それから自然エネルギー推進について、村田町政のスタンスを伺います。 76: ◯議長【野地洋正君】 町長。 77: ◯町長【村田邦子君】 ちょっと多岐にわたることなので、またあれですけれども、1つ目の町民の自治を応援する仕組みというのがまだできていないとおっしゃっていました。仕組みというよりも、これは古くて新しい問題なのかなと思っていて、自治って簡単になし遂げられるというか、そうではないと思います。  その中で、今やはり行政だけで何でも税金でやれる時代ではない中では、そこに住んでいる方のいろいろなパワーも、知恵も、そういったものも一緒になってまちづくりの課題に取り組まなきゃいけない時代に来ているというのは、職員一同、本当にわかっているところで、しかし町民は町民で、やはり自分たちのやりたい方向性があったり、活動があったり、それがもちろん自由にあることが自治だと思いますから、あるんだと思うんです。  その中でどう接点が持てるか、ある団体は自由に自分たちの責任でやっていくということもあろうかと思いますし、行政と協力しながらやるほうが効率がよかったり、その成果がより出てくるということもあると思うので、何でもかんでもこちらが、逆に町民にやってもらうでもなし、また町民のほうもすべて行政とこれもタイアップ、あれもタイアップということではない。そこをしっかりと議論していくことが、これからは大切なプロセスだと思います。  そういった中では、これはやはり時間をかけて、その場を持って議論していくということに尽きるのかなと思っているので、その場を設けるというと、やはり職員も出ていく時間というのは限られてしまいますので、その時間をとるというのは、確かにこれから大変なことだと思うのですけれども、しかしその効果を考えれば、そこには労を惜しまずに、一つ一つ議論をしながら見極めていくということが必要なのかなと思っています。  今回、もうすぐに出ると思うんですけれども、3つのプールの見直しのあり方なども議論させていただいて、参加者はやはりプールという限定された施設でもあるせいか、100人ワーッと来る状況ではなかったですけれども、そこで改めてこれまでのことをお話ししたり、意見をもらったりすることが重要であったかなと思いますし、そのプロセスは一つ一つのことに関して、これからも私たちも出向いていく、皆さんにも来ていただくということを繰り返しやり続けていくことだと思っています。  よく事業の見直しって、これからこちらも課題になっているわけですが、その見直しはこちら側で一方的に、この効果は今こんな状況だから、これはもうこの事業は要らないだろうとか、見極めるのではなくて、やはりその一つ一つの事業にはそこを使っていらっしゃるとか、サービスを受けていらっしゃるとか、いろいろなことをそこのことによって生活が成り立っているやはり町民の方がいらっしゃるわけですから、どんな事業を見直すについても、やはり町民の方と向き合ってお話ししていかないと、見直すこと1つできないわけです。ですから、そのプロセスというのは大変なようでもありますけれども、私は丁寧に、やはり一つ一つやっていくし、こちらの状況も説明をしながら、そしてなぜこの事業が、例えばですけれども、増えていくのか、この事業を減らしていくのか、そういったところの意見も逆に町民の方にいただきながら、こちらも責任を持ってこれからも説明をして、その中で結論を出していくということを繰り返していきたいと思っています。  そういうことで、今、いろいろな事業の見直しや、ここでちょっとその形態を変えていったほうがいいのではないかということは、近々にいろいろ出ておりますので、4月からの年度、この3月までの間でも庁舎のことに関しては、3回ですけれども、場所と時間を設定してやりとりしますし、そういったことを含めて、いろいろなやりとりをさせていただいて、何を町民の方は望んでいるのか、それがなぜできるのか、できないのかということもこちらも責任を持って説明をしていく場にしていきたいと思いますので、時間の設定、回数、また持ち方、そういったことはそのテーマによっていろいろあると思うので、どういったやり方が、そのテーマに沿った当事者の町民にとっては一番いいやり方なのかは、またいろいろ議員の皆さんからもご意見をいただいて、セッティングをしていきたいと考えています。そういった形で出向いて、顔を見合わせ議論をしていくというのが基本だと思っています。  そして、さっき言った農に親しむ、そういった形の若い方も出てきている。県公社もあそこに住んでいただいて、農と親しむ、農と近い住まいというあり方をコンセプトにして、県公社の持っていらっしゃる田んぼとか、そういうところを使って、体験も一緒に含めてやっていらっしゃるので、それも1つのこれからの、ある意味、住んでいただくプラスアルファの魅力として打ち出していくというのは重要なことだと思っています。  その中で、新しい若い農業者の参画もある、それは魅力的なことですし、二宮町もさっき言った就農者の制度はあって、それは後押ししています。新規就農者はやはり農業者として自立して、それをなりわいとしていく、農業者ですから、趣味ではない部分。というのは、やはり一定の1年なり2年の経験を踏んでいただいて、農業者になっていただかなきゃいけないので、その制度はもちろんあります。  ただ、それもすごくハードルが高いわけではなくて、1年なり2年、やはり農業をしっかり営んでいただき、既に農業者となられている方からのレクチャーなども受けながら、経験を踏まえて新規就農としてやる制度がありますので、それを活用していただいて、ぜひ新規就農、いろいろな形で増えていっていただくことはありがたいことかなと思っています。  それとともに、またそこまでは行かないけれども、家庭菜園なり、そういう意味も含めて、生活しながら休日には農業をやってみたいなとか、農に親しんでみたい、自分でもちょっといろいろなものをつくってみたいという方も多くいらっしゃるのは、今の世の中ですから、その辺は分けながら、そういう方たちにとってはどういった形のサポートができるのかというのを行政としても、あといろいろNPOの農業法人などをとっていただければできるという制度もあるし、全部行政がやるのではなくて、民間のところでも、そういった貸し出しの農地みたいなものをやっていらっしゃる会社も既にあるというふうに聞いておりますので、そういった形で何が二宮で農に親しむ生活というのが実現できるのかというのも、これから具体的にいろいろ考えながら、あとそこではまずやってみようという、その主体の方がどこにいらっしゃるのか、それも重要だと思いますので、全部、行政がお膳立てをしてバックアップしていく時代でもないと思いますので、その辺はそういう主体の方ともお話ししながら、これからも進めていくという方向は変わっていません。そうしていきたいと考えています。  最後に、予防接種のこともおっしゃっていましたけれども、それも含めて、やはり子どもたちが、そして親御さんも含めて、安心してここで生活していくということの中では、健康に対するいろいろな情報発信、正しい情報のとり方というのも重要だと思いますので、これまで以上に、国や県では専門的なそういったホームページ上の情報も多く出ていますので、しっかりそういったところにアクセスできるようにご案内をしていきたいと思いますし、図書館などもご利用いただければ、受けるか受けないかも含めて、一つ一つの予防接種の有効性のこと、また副反応についても、いろいろ書かれた本・雑誌がたくさんありますので、司書に言っていただければ、すぐそれは紹介して、10冊、20冊とすぐ出せる状況だと思います。  私自身、予防接種の副反応の問題が起きたとき、やはり司書の方からすぐ20冊ぐらい、それは功罪含めてです。いいという学説もあれば、これはよくないというものもありますけれども、両方やはりしっかり自分として受けとめて、それは親として判断していかなくてはならないと思いますので、そういった部分もたくさん資料がありますから、そういったことも利用していただきながら、行政としてもさまざまな情報をタイムリーに発信をしていく努力を続けたいと思います。  その中で、最後、自然エネルギーの方向性とおっしゃっていましたけれども、そういったことも含めて、やはり今は住民の方たちの力でそういうものを進めようということが実際にもう動いておりますので、そこをどう行政がバックアップしていけるのか、それが予防接種であったり、自然エネルギーであったり、農のある生活であったり、さまざまなテーマの活動が今動いている中で、行政がどうバックアップしたり、一緒に協働していけるか、それはやはり場を持ってこちらもお話を聞いて進めていきたいと思っています。  ある団体ということではなくて、それに関してはさまざまな団体が多分あると思いますので、そういったところも分け隔てなく、いろいろな場を通じて、こちらもしっかり勉強していきたいと思っています。そういう受けとめる場というのは、時間の調整の中でしっかり行政もつくってこれからも行きたいと思っています。 78: ◯議長【野地洋正君】 一石議員。 79: ◯13番【一石洋子君】 それでは、要望させていただきます。  だれのためでもない、自分たちとその子、孫の世代のために、できることを一緒にやるという自治政府ですね、自治はなかなか難しいとおっしゃいましたが、自治政府と地域を運営していくために、政治システムを見直すという抜本的な変革も視野に入れて、町民が主役であると訴える町長の真骨頂を見せていただきたいと思います。  新庁舎に関する意見交換については、結論ありきではなく、判断材料である情報共有を広く進めて、さまざまな可能性を視野に、プロセスこそ町の防災力、自治力を高めるとの気概を持って、柔軟かつ真剣に取り組んでいただきたいと思います。  自然の力を学び、みずから考え、生きる機運を高めるためにも、自然の知恵を里山再生・防災・教育・健康増進・コミュニティ構築に生かす事業を強く支援していただき、きみのふるさとになる資格を強くアピールしていただきたいと思います。  また、子育ての安心・安全を守る予防接種については、判断材料である情報提供をさらに進め、先ほどの町長のお話などももしホームページに載せていただければ、いろいろ考えるお母様方もいらっしゃると思います。副反応に対する自治体損害補償保険についても、様子見をして伺いを立てることよりも、法令に従い、主権者の人権を守る自治体の責務を果たしていただけるよう要望いたします。 80: ◯議長【野地洋正君】 これをもちまして一石議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後1時から始めます。                          午前11時53分 休憩    ────────────────────────────────                           午後1時00分 再開 81: ◯議長【野地洋正君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、次の方、どうぞ。 82: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。             〔9番(渡辺訓任君)登壇〕 83: ◯9番【渡辺訓任君】 こんにちは。私は日本共産党議員として、町長所信表明について総括質疑を行います。私は通告に基づきまして、子ども・子育て支援、学校教育、高齢者の暮らしに対する支援、地域経済の活性化、行財政運営の5つの分野に触れてまいります。  まず、子ども・子育ての支援についてです。町長は自然の中で安心できる子育て環境の充実を上げておられます。子育てを地域と社会で応援できるまちづくりを進めるという方向性は私も同感であります。さらに支援を必要としているお子さんを保護される方に対しての支援の強化も大切と認識しております。  妊娠から子育て期の切れ目のない支援についても、引き続きの充実を進めることに異論はございません。しかしながら、実質収入が上がらない、少なくない町民が暮らし向きが悪くなったと感じている中、子育て世代も例外ではないわけで、経済的な支援を強く求めています。  経済的支援には、児童手当や就学援助などがありますが、私は2つの点を求めていきたいと思います。1つ目は小児医療費助成制度の拡充です。およそ4年前に中学校卒業までの拡充が実現いたしましたが、もう一歩先に進んで、所得制限の撤廃、そして18歳までの拡充について進められないかという点です。  そして、2つ目は国民健康保険税について、子どもの均等割の減額廃止、この点についてはいかがでしょうか。また、この町の強みとして、豊かな自然を身近に感じられる環境を上げておられます。しかしながら、この間、国道の南側の景色・環境は大きく変わってまいりまして、緑が丘には墓地ができて景観が大きく変わってくるなど、安閑としていられない思いです。この環境を守る施策について、具体的な考えをお示しください。  次に、学校教育についてです。町長は子ども・教師・保護者・地域の人々がともに学び育ちあう教育の充実を掲げて、自発的に行動を行こせる環境を整えることと、計画的な教育への投資を施策の柱として上げておられますが、これらは具体的にどういうことなのでしょうか。  さらに、コミュニティ・スクール化と小中一貫教育の取り組みが同時に進められようとしています。コミュニティ・スクールについては、平成28年度から研究が始まって、今年度から一色小学校で先行してスタート、来年度からはほかの小・中学校でもスタートの予定です。  しかしながら、一方では学校再配置について、10年以内に一色小学校と山西小学校を統合するという案も出されております。コミュニティ・スクールは地域との連携なしでは進められないと考えていますが、果たして学校規模の適正化と再配置、これを急いで進める必要はあるのでしょうか。  3つ目は、高齢者福祉の分野です。ひとり暮らしを支える地域の推進にうたわれていますが、「二宮型地域包括システム」とされているのは、二宮型というのはどういうものでしょうか。この点、ご説明ください。  また、選挙政策のほうでは、特に早期の認知症対策と認知症対応型施設の整備を取り上げておられましたが、町で地域密着型グループホームを運営してきた恒道会が破産手続開始の申し立てをいたしました。町として今後、どのように対応するのか、お伺いいたします。  また、高齢者の方々からは買い物不便解消という要望が寄せられています。移動の自由を保障するという観点もあわせて、コミバスの充実についてはどのようにお考えでしょうか。  4つ目は、地域経済についてです。所信表明ではこのことについて触れられておりません。経済産業省の取りまとめているデータでは、町の経済循環率は45.1%と低くなっていますが、この点についてどのように考えておられますでしょうか。  また、これから新庁舎建設や小・中学校普通教室へのエアコン設置などが町として取り組まれるということになりますが、これらの大きな事業が地域経済に与える影響、効果についてどのように想定しているか、お聞かせください。  最後に、行財政運営に関連してです。公約の中では、低成長時代をたくましく生きる、持続可能で多様性を認める共生社会、これをうたう中で、事業の見直しと職員の働き方改革について触れておられましたが、所信表明の持続可能で多様性を認める共生社会の推進では、このことについて触れられてはいません。事業の見直しとは具体的にどのような見直し、方向性を考えておられるのでしょうか。見直しによって、町民サービスが削られることにならないか、こういう心配の声もあるわけです。時間外労働の増加は、根本的には仕事量が増える中でも人減らしを進めてきたこと、このことに原因があるのではないでしょうか。  以上、5つの分野についてご答弁をよろしくお願いいたします。 84: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 85: ◯町長【村田邦子君】 それでは、渡辺議員の総括質疑についてお答えします。  初めに、子育て支援、及び自然環境の保全についてです。小児医療費助成事業は私が就任当時は、通院・入院ともに小学6年生までが対象となっておりましたが、平成27年10月より対象を中学3年生まで引き上げ実施しています。  なお、小学生以上は所得制限を適用しています。  神奈川県内の市町村の状況を見てみますと、入院は1市町村が高校3年生まで、その他の市町村は中学3年生までを対象としています。通院につきましては、中学3年生までが12市12町村で、そのうち所得制限を適用しているのが10市3町村となっています。  小児医療費につきましては、国の補助制度はなく、県単独で就学前のみを対象に所得制限を設け、市町村へ2分の1の補助を行っております。町はこれまでも県を通じ、統一した全国的な制度とするよう国に要望してまいりましたが、なかなか進展しておりません。  今後は、各市町村の動向を注視し、現在の制度を継続していきたいとも考えています。  子どもにかかる国保税均等割額の軽減については、一部の自治体において導入の動きも見られますが、所得割に転嫁している例もあり、他の被保険者への影響が出てしまいます。  一方で、全国知事会などから、国の制度として軽減措置を導入するよう求める声も上がっていることから、町として国の動きを注視しながら、県が算出する標準保険税率を参考に適正な保険税の算定に努めてまいります。  続いて、豊かな自然を身近に感じられる施策についてですが、私は豊かで多様な自然環境や歴史・文化が多数存在し、その環境が暮らしの中に取り込まれている住環境が二宮町の魅力であり、強みであると考えています。  その魅力や強みを生かした暮らしを「にのみやlife」として町内外に発信し、多くの人々に知ってもらい、感じてもらえるようなまちづくりを進めていきたいと考えているものです。  その1つとして、東京大学果樹園跡地を活用した、子どもとともに大人も楽しみ、学べる場があると考えています。この東京大学果樹園跡地の活用については、平成29年度に町民ワークショップを開催し、課題や資源、ポテンシャルなどについて話し合いを行い、どんな場所にしていきたいか、どこで何をするのか、だれが担い、どのように進めていくかなどを検討し、活用のイメージを形にして共有してきたところです。  私もそのワークショップに出席しましたが、参画された町民の方々の思いは、自然の中で伸び伸びと楽しく遊ばせることができ、子どもたちを中心とした交流の場としての活用をしていきたいとの強い思いを感じたところです。その思いを大切にするため、平成30年度には活用方法を検討するための会議体を引き続き実施しており、活用のコンセプトを「子どもとともに大人も楽しみ学べる場」として、多世代が交流し、多目的に活用できる事業を、小規模な活動から段階的に拡大していくこととして進めているところです。  その一環として、検討会に参加している町民の方や星槎学園の生徒さんにも協力していただき、11月10日には「二宮市(にのみやいち)」を開催して、多くの方に東京大学果樹園跡地を体感していただき、認知していただきました。  今後は、現在の検討会に参加している町民の方々を中心に、来年度に向けて、町民が主体となった管理運営組織を設立し、日常の活動範囲を広げながら、利用者を増やし、にぎわいを創出し、だれもが利用したくなる魅力ある場所となるような場の整備や検討会への支援を進めていきたいと考えています。  また、東大果樹園跡地だけでなく、青い海や緑豊かな山などの自然の中で、伸び伸びと子育てができる現在の環境をしっかりと保全していきたいと考えています。  次に、学校教育についてです。日本の15歳の学力は世界でもトップクラスと言われながら、自らの能力に対して自信を持つことができず、今まで受けてきた教育が将来役に立つと感じている子どもが少ないことが指摘されています。  二宮町の子どもたちについても、今年、実施された全国学力・学習状況調査において、自分にはよいところがあると考えている割合は全国平均よりも高くなっていますが、将来の夢や目標を持っていると答えた割合については、中学生では全国平均をやや上回ったものの、小学生では全国平均を下回る結果でした。自己肯定感は決して低くはないのですが、夢や目標といった将来への展望を持つまでの自信にはまだつながっていないのが実情なのではないかと感じているところです。  今回の学習指導要領の改訂でも、子どもたちが未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成すること、その際に求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、連携する教育課程を重視することが掲げられていますが、子どもたちに成功体験を積み重ねさせることで、自己肯定感を育んでいくことが求められているのだと思います。  また、自発的に行動を起すということは、夢や目標を実現したいという内的な動機づけに基づくものであり、その実現には、新学習指導要領に示されているように、主体的・対話的で深い学びとしてのアクティブ・ラーニングができるような学習環境を用意することや、地域における体験活動等、児童・生徒のキャリア教育を進めることが必要だと考えています。  これらを踏まえて、計画的な教育への投資として、全小中学校の普通教室へのエアコン設置の実施、インターネット環境・プログラミング環境の整備とタブレットの導入、小中一貫教育による英語教育、インクルーシブ教育の充実・強化、学校の統廃合や通学区域の変更による学校規模の適正化、そして地域と連携したコミュニティ・スクールの推進の5つの施策を掲げました。  全小中学校の普通教室へのエアコン設置については、既に国の交付金の内示をいただき、この補正予算に普通教室だけでなく、特別教室など、通常使用することが想定される全ての教室などについて、工事費を計上させていただきました。詳細につきましては、また補正予算をご審議いただく際にお願いしたいと思いますが、来年の夏までを目指し、しっかりと設置を進めていきたいと考えています。  さて、学校の統廃合や通学区域の変更による学校規模の適正化について、急いで進める必要があるのかというご質問ですが、現在、教育委員会では外部有識者や地区の代表、学校・PTA代表からなる小中一貫教育校推進研究会を立ち上げ、議論を深めていただいているところです。その成果は今年度中に研究会報告として取りまとめられ、これを受けて、教育委員会で二宮町立学校再配置実施計画を策定すると聞いておりますが、実施計画としてまとまるまでには、地域の方々や保護者の方々へ丁寧に説明し、ご理解をいただく必要があると考えています。  この検討の背景には、二宮町として小中一貫教育を進めたいということのほかに、少子化が進む中、平成32年度には一色小学校の全ての学年で1学級となる単級化が発生するため、切磋琢磨できる集団の観点や教職員のバランスのよい配置などの教育的課題に対応する必要があること、そして公共施設再配置・町有地有効活用実施計画でお示ししたとおり、今後、二宮町が5校全ての学校を維持し続けることは、財政的に困難であるということがあります。  今後、実施計画を取りまとめ、実行に移すには、先ほど申し上げたとおり、地域の方々や保護者の方々のご理解が欠かせませんので、さまざまな機会を活用し、丁寧に説明を続け、私の任期中に、将来の二宮町の学校の姿に近づく実施計画の実現に努めてまいりたいと考えています。  次に、ひとり暮らしを支える地域づくりについてです。  初めに、二宮型「地域包括システム」についてですが、二宮町では厚生労働省の地域包括ケアシステムの構想に基づき、国が示したスケジュールどおりに、着実に推進しています。地域の特性を取り入れた二宮町の地域包括ケアシステムの姿のイメージ図を作成し、町民や事業所、医療機関など、多くの関係機関とともに、さらなる地域包括ケアシステムの推進に努めています。  町の取り組みとしては、介護予防、健康づくり、生活支援を目的として「地域の通いの場」や、高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センター、生活支援サービスについての情報共有・発信など、お互いさま推進協議会や学校区単位での地域の協議体における活動支援、医療と介護の連携の推進、認知症対策などを行っています。  「地域の通いの場」は、昨年度から町内全域18カ所で週1回開催され、その企画から運営までのすべてを地域の方がきめ細やかに行っています。まさに地域力によって各地域で特色のあるレクリエーションや、どの地域も共通して必ず実施している毎回30分以上の健康体操、そしておしゃべりなど、皆さんが交流することで、個人だけでなく、地域全体の元気度がアップしています。  今後、「地域の通いの場」だけでなく、地域とつながりを持ちながらも、身近な場所で仲間と気軽に健康づくり等ができるような取り組みが地域全体に広がるよう支援していきます。  町内の地域密着型サービスであるグループホーム「かわわの家」については、12月6日付で破産手続の開始の申し立てが行われ、休止の方向で検討されています。町はこれまでも県と大磯町と連携して運営状況を確認し、適正な運営を行うよう指導してきましたが、「かわわの家」では管理者が8月に変更してから、利用者の状況に適した介護サービスが受けられるようにと改善を図ってきました。要介護4・5の重度の方から、順次、ご本人とご家族に相談しながら、受入先との調整を行い、12月には9名の利用者になっています。現在も受け入れ先の調整が早急に行われ、入所先の確保ができています。  町としては、利用者の安全と職員が安心してケアができることを第一に考え、施設と何度も連絡を取り合い、訪問し、状況を確認し、指導を行っています。  施設では、職員がご本人と家族と相談しながら、現在、利用している方全員の受入れ先を調整していますので、町としては常に状況を確認しております。  現在、東京地方裁判所より選任された保全管理人が法人の運営並びに職員と利用者の家族に対する説明や対外的な対応など、すべて行っています。今後、県と情報共有しながら、利用者へのサービス提供や職員の勤務などの状況を確認していくとともに、今後のグループホームの動向を注視していきます。  続いて、コミュニティバスの充実についてですが、平成29年10月から、ニーノとミーヤをラッピングしたバスにより再編したコミュニティバスの運行を開始いたしましたが、皆様のご協力により、再編前と比較すると、大幅に利用者が増加しています。  今回の再編に当たっては、利用実績に応じて、定期的な見直しができるように、乗降データを蓄積することとしており、その蓄積したものを検証した結果、当然のことながら駅での乗降が一番多くなっていますが、その他では団地中央や中里なども多いことから、日常の外出や買い物などにもご利用いただいていることが推測できます。  このことからも、買い物不便解消や外出に対する移動手段の確保が一定程度図られているものと考えます。なお、利用の実績は増加傾向ではあるものの、二宮町地域公共交通計画での目標は達成できておらず、また運行費用に対する運賃収入についても2割程度となっていることから、現状でのコミュニティバスを増便することは、財政的な観点から非常に厳しい状況ではないかと考えております。  次に、大規模事業が地域経済に与える効果についてです。  まず、町の地域経済循環率ですが、ベッドタウンとして発展してきたこの町の特性から、地域内での産業基盤が小さく、また多くの町民が地域外で働き、これによって得た所得の割合が高いことから、地域経済循環率は比較的低い状況にあります。町の特性から、やむを得ないものと承知しているところですが、公共部門である町の投資や消費については、可能な限り町内の事業者を利用するよう努めているところであり、今後もこのように事業を進めていく方針です。  新庁舎建設や小中学校へのエアコン設置工事が地域経済に与える影響ですが、それぞれ町としては大変規模の大きい事業となりますので、地域経済循環率を意識した事業発注としていかなくてはならないものと考えているところです。よって、さまざまな課題があるものの、町内事業者が各事業の一部にでも参画できるよう、事業発注においては一定の配慮をしてまいります。  次に、事業見直しと職員の働き方改革についてですが、効率的な行財政運営を進めるために、既存事業の見直しと職員の働き方改革の取り組みは不可欠なものと考えております。  事業の見直しについては、平成27年に策定した第4次二宮町行政改革大綱において、持続可能な財政の確立として、事務事業の見直しやイベント的な事業のスクラップ・アンド・ビルドを位置づけ、推進しています。また、毎年、実施している行政評価においても、妥当性や有効性、効率性などを考慮した評価を行い、事業の見直しを実施してきました。その他にも、平成29年度には職員提案による事務事業の改善や行政サービスの向上を図るための制度を運用し始めたところです。
     働き方改革については、職員の時間外勤務手当の未支給の件で、職員をはじめ、町民の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。今回の問題以前より、長時間労働の是正やワークライフバランスの実現など、働き方改革についての取り組みを進めてまいりました。  平成29年度には、管理・監督職は所属職員の業務状況を把握することで、過度な時間外勤務とならないよう、時間外勤務命令簿の様式を見直し、事前命令と事後確認の徹底を図りました。また、今年度は外部講師を招いて、働き方改革研修を実施し、業務の効率化や管理・監督職のマネジメント力の向上を図っております。  こうした取り組みにより、平成28年度に職員1人当たり、月平均22時間であった時間外は、平成29年度には19時間に減少しており、平成30年度の11月末時点においても19時間となっていますが、12月以降は比較的時間外が減少する傾向にあることから、さらに減少するものと思われ、着実に成果が出ていると感じております。  また、今回の時間外勤務手当未支給の問題を受けて、管理職以外の全職員に対し、ヒアリングを実施し、業務実態の把握を行いました。そこで職員から出された問題点や改善策についての意見は、現在、集約をしており、今後、課長ワーキングにおいて検討を進めてまいります。  今後も引き続き行政評価等に基づく事業の見直しを進めつつ、業務の効率化に取り組むことにより、時間外の縮減と働き方改革を進めながら、町民サービスを低下させることなく、また職員にも過度な業務負担とならないよう、行財政運営に取り組んでまいりたいと考えております。 86: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 87: ◯9番【渡辺訓任君】 それでは、順番にまたお伺いします。  まず、子どもの経済的な支援についてです。小児医療費助成というのは中学校までと説明ございましたけれども、来年で4年になるということで、これについては定着をしてきたと感じています。  ただ一方で、やはりどうしても税金に関しては応分に払っている。だけども、こういう制度を受けるときには区別をされる。そういうことで、不公平感というのを訴えられるわけです。  それと、もう1つ、子どもの分の均等割につきましては、うちの町の場合は、子どもがいらっしゃいましたら、1人頭、均等割ということで、医療分が2万4,000円、あと後期支援分が8,000円ということで、自動的に3万2,000円かかってくるということです。子ども2人、40代の保護者夫婦ということで、年収400万円ぐらいということをモデルケースで試算をしてみます。そうすると、会社に通われて協会けんぽに入っているところでは、保険料22万円ぐらいかなと。  ただ、二宮町で国保加入だと40万円を超えてくるわけです。これだけの差があるということは、大変負担も重いし、あとそういう不公平感というのはやはり禁じ得ないと思います。  まさに国保税が高過ぎるというのは、私も何度も指摘をしていますけれども、この均等割にあるんじゃないかと考えているわけです。均等割につきましては、軽減制度、これもあるということで、5割減免とか7割減免とかありますけれども、5割減免が適用される場合でも、子ども1人当たりの均等割ではやはり1万6,000円という負担は残っていくわけで、本当に重い負担だと思います。  2015年の社会保障・人口問題研究所の調査で、もうけたい子どもの数と現実のギャップの原因として、子育て・教育にお金がかかり過ぎるが非常に大きな部分を占めていますし、それから町のアンケートでも同様の結果が出ていたと思うんです。  本当に制度的な支えというのは非常に重要なんですが、やはり私はこの経済的なところというのが本当に重要になっているんじゃないか。子育て支援というところでは鍵になってくるんじゃないかなと思うんです。  もう1つの問題ですけれども、以前、この環境を守るということに関して、今、町長のご答弁では、東大跡地とかを活用していくということで、これは本当にいいことだと思うんですけれども、緑が多い、環境がいいということを前面に出すのであれば、先ほどの午前中のやりとりでもありましたけれども、足元が揺らいでいるような、そういうふうな状況を感じるわけです。以前もまちづくり条例について、さらに規制をどうするのかという、そういう論議もあったと思うんですが、この辺についても、やはり進めていく必要があるんじゃないかなと感じています。  この子ども・子育てのことで伺いますと、1つは、子ども・子育て支援に関して、経済的な支援、これを強めることについてどういうふうに考えておられるかということをまず確認をしたいと。  それから、もう1つは、自然環境については、やはり墓地の許認可なんかも、これは県から移譲するという作業も進んでいますけれども、町としてさらに開発を規制していくということに関して、考え方としてどういうふうに持たれているか、その辺について確認をしていきたいと思います。  あと、学校教育についてなんです。アクティブ・ラーニング、こういうことをする。それから自己肯定感を強める。私もやはりショックだったのは、実は総合戦略評価委員会が意見書を出されている。その中で、将来の夢や目標を持っている児童生徒の数が、基準地が57.1ですが、一旦ちょっと上がった後、また平成29年度では54.2%に下がっているという、こういう指摘をされています。やはり私もショックだったのは、この夢や目標を持っている児童・生徒が6割を切っている。目標が7割ですけれども、それがさらに下がってしまっているという、そういうふうなことが非常にショックです。  学校再配置につきましても、教育委員会のほうで今年の夏にアンケートをとっておられると思うんですが、私ども議会のほうも町民の方からいろいろ話を伺う場所を設けまして、いろいろな話を伺いました。  まず1つは、保護者の方の受けとめとしては、アンケートから学校再配置・統廃合というのが前提になっているんじゃないかという、そういう受けとめをされている方が非常におられる。  もう1つ、アンケート結果を拝見していますと、やはり小規模校の評価をどうするか。今回、学校の再配置を進める前提になっているのが、やはり1学年1学級、こういう小規模校ではやはりよくないという、そういうところから出発している感じがするんですけれども、アンケート結果を見る限りは、そういうわけではないと。規模校のほうが、よりきめ細かいお世話が期待できるんじゃないか。そういうことと、もう1つありますのは、やはり小規模校では切磋琢磨する機会が減ってよくないと、そういう意見が数字の上でも拮抗していたと思うんです。  あと、先生方のほうもやはり学校の再配置が必ずしも必要じゃないんじゃないかと。通学範囲、学校区を調整することでやっていけるんじゃないかという、そういうふうに私はこのアンケートを見ますと、まだまだやはり議論が必要なんじゃないかなという、そういう印象を受けております。  先ほど町長のご答弁にありました32年度中には再配置の実施計画にまとめていきたいということなんですが、私のほうは、まだ今の段階でそういう意見が父兄の方にたくさんあるということについて考えますと、もう平成30年度も終わろうとしているわけで、平成30年度に研究会で一定の報告を出して、それから父兄の皆さんに説明をするということだったんですが、現実的に保護者だけじゃなくて、教職員、地域、こういうところで合意をつくっていこうと思うと、今のスケジュールに固執すると、ちょっと厳しいんじゃないかなという感じを持っています。それが1つです。  あと、先ほどインターネット環境を整備する、それからタブレットを導入するということだったんですが、これは平成26年度から29年度まで、文部科学省のほうはたしか地方交付税に予算措置をして、どちらかと言うと事業を文部科学省のほうも進めようとしていたんじゃないかなと思うんです。  ですから、決してこれは二宮らしい、そういう教育につながっていないんじゃないかなという。内容自身は間違っているということではないんだけれども、もともと文部科学省が言っていることであれば、二宮らしさを押し出す、そういう内容になっていないんじゃないかなということを感じるわけなんです。ですから、インターネット、タブレットを導入すれば進むというものじゃなくて、もちろん学校の規模の論議があったり、あと先ほどまでの議論でもありましたけれども、自然環境を生かすとか、そういう二宮らしい教育とどう結合していくかという、そこのところが私にはまだちょっと見えてこないんです。  この学校教育の問題で2つお伺いしますけれども、1つはインターネットの環境の整備、タブレットの導入について、二宮町らしい教育とどういうふうに結びついていくのか、ここをお伺いしたい。それから、学校教育の点でもう1つ伺いたいのは、本当にこのスケジュール、32年度内に実施計画までまとめていくということ、これをもう絶対やっていくのかということなんです。  あと、高齢者福祉の件です。最初に恒道会のことについてちょっと申し上げておきます。この破産手続というのが急に起ったということに関しては、私もずっと経営の悪化というのは指摘してきたところなんですけれども、どうして民事再生とかそういう措置をとらなかったのか。いきなり破産になったのか、その辺についてはまた別途、お伺いする必要があると思っていますけれども、豊友会というのは山口県の法人だというふうに言われています。帝国データバンクの調べでは、高齢者福祉事業者の倒産というのはやっぱり近年増えているという指摘をされています。一昨年のデータでいきますと、全国で91件あったと。  ところが、社会福祉法人の倒産は1件だけなんです。というのは、社会福祉法人の場合、ほとんどの場合は、当然、法人自身は県が所管している。許認可権があるということで、合併をさせたり、解散をしたり、いろいろな措置があって、最終的には倒産ということには至らない。町からも、議会からも、先ほど町長からもお話がありましたけれども、指導の強化も求めたり、それから「かわわの家」、「もとまちの家」に関しては、直接行って、指導・相談するとかされていたと思うんですけれども、ただこれはやはり5年間、ずっと有効な指導をしてこなかった。倒産に至ってしまったという、そこの県の責任というか、これは私は免れないんじゃないかと思っているんです。  ぜひ象徴的な出来事がありましたので、これは紹介しておきたいんですが、昨年、夏から秋にかけて、退職を希望されている職員がいらしたんです。そこで入居者が困ると。職員が足りない。だから何とかいてくれと、それでいたんですよ。退職を3カ月延ばした、6カ月延ばした。そうすると、そのときにやめた人は退職金をもらっているんです。だけど、3カ月、6カ月、私がいなかったら困るだろうと思って、そこで残っている人が退職金をもらえない事態に直面しているわけです。これは本当にあってはいけない、まかり通っちゃいかんと思うんです。その点について、何とか私は県のほうの責任については町からもやはりはっきりさせていただきたい、追求していただきたいと思います。  あと、地域のネットワークづくりなんです。先ほどの学校の再配置と、何回も言っているんですけれども、これは裏表で、先ほど二宮らしい包括ケアというのが、はっきりとした定義ではないけれども、おそらく厚生労働省も示してきた1つのモデル的なパターン、これが二宮らしさになっているのかなと。  あと、地域の力というか、そういうところに依拠するのが二宮型なのかなというふうに伺ったんですが、そうしますと、やはりこの拠点をどうやってつくっていくか。拠点をどう確保するか。  最近、山西小学校区のほうでも、この協議体ができるということを先ほども伺いましたけれども、タンポポ何とかでしたっけ、そっちもあるんですけれども、結局、考え方の基本というのはやっぱり小学校区なんですよ。小学校区なり、その学校区を基本にしていると思うんです。ですから、その辺のかかわりも今後、地域福祉の拠点というか、どういうふうに組み立てていくのか、それと学校区との絡みですね。それをどういうふうに解決していくのか、そこをやはりお聞かせ願いたいと思います。  コミバスにつきましては、1つ、どうしても出ているのは、利用する立場からすると、やはり便数が足りない。コースはよくなったんだけれども、便数が足りない。1つ、ちょっと細かくなるんですけれども、山西小学校をぐるっと回って、今、山西小学校から団地中央に行くルートと、それから峠公園から行くルートが2つ分かれていますよね。ですから、結局、1日2便しかないという、そういう認識なんです。これはぐるっと回したらどうなんだろうと。ぐるっと回って行けば、1日4便確保できるんじゃないかと。その方は実際に走ってみた。走ってみたら5分もかからない。そういうこともあわせて工夫してもらえないだろうかと。ですから、通る頻度、それを高めるような工夫というのはできないのだろうかということについても、今後の検討方向とともにお聞かせ願いたいと思います。  あと、地域経済についてなんです。実態としては、今、町長がお話しいただいたところだと思うんです。1つは、最近、グリーンエネルギー湘南、これがようやく事業認可を得たということで、脱原子力発電と再生エネルギーの活用、ここから出発されていると思うんですけれども、やはり明確にこの中でエネルギーの地産地消ということをうたわれていると。これはやはり言葉だけじゃなくて、一歩踏み出しているというところになると思うんです。  収入としては、やはりまだまだ小さな収入しかないので、大体2013年のデータで言うと、二宮町の総付加価値が390億とか言われていますけれども、それからいくと0.0数%ぐらいしかならないんですけれども、少なくともそういう一歩を出そうとしている。  入札の状況も見ていますと、やはりシステムを通して見る限りは、土木工事以外、ほかの業種ではほとんど見る影がないんですよ。随意契約のほうでカバーされている額というのはちょっと押さえられませんけれども、ですから、全体もシステム登録するだけの利幅が確保できないと。年間3万円ですか、そういうことも事情としては1つあるという指摘もありましたけれども、やはり私、この地域経済で見たときに、町長ご自身も町の発注というのはすごく大きな部分があるというお話でしたので、そこからザアーザアーとお金が漏れちゃっているという状況は見ていられないという、そういう感じです。  1つは、先ほど発注について配慮を進められるということですけれども、まず実態をつかむというところが必要なんじゃないかと。経済循環の具体的な状況、それに基づいて定量的な目的というか、これをつくると。総合政略ではKPI、KPIと言っていましたけれども、これをやっぱり設定することが重要じゃないかと思うんです。調査をして実態をつかんだ上で、地域経済の循環に関して具体的・定量的な目標を立てると。このことに関しては、町長ご自身はどうお考えでしょうか。  あと、5つ目の行財政運営です。先ほどお話を伺いました。本当に私企業の場合は、業務を減らすというやり方があるんですよね。私の経験でも、それまで1ケース単位で受注をしいていた。だけど、いかに社員の業務を減らすためにということで、注文を10ケース単位にしますとか、そういうことを民間だったら平気でやっちゃうわけです。  もう1つあったのは、営業所で受けていた電話を、それをもう東京1本にしちゃったんです。東京1本にしちゃったら、要するに電話を受けていた担当も減らせるわけですから、コストを減らせるという、そういう発想でしかなかったんです。  そうすると、東日本大震災で大変なことになっちゃった。結局、お客さんの要求には全然応えられなかったわけです。ですから、最終的には機能を分散することになったんですけれども、本当にワークライフバランスというものを進めるということと、あと町民サービスをどう維持するかということは、一般的に町民からすると、本当に心配な部分だと思います。  町長ご自身がやはり移住・定住競争を進めても、日本国内でこっちで人口が減って、こっちで人口が増えるだけじゃないかと、そういうふうにおっしゃっているのですけれども、地方創生の関連についても、これは何回も指摘してきたんですけれども、やはり人口ビジョンや総合戦略に、この間もやはりお金と時間というのは結構費やしてきたと思うんです、町としては大きな部分を。これに関しても、やはりどれだけの結果が出てきたかというのは総括が必要だと思うんです。  先ほど引き合いに出しましたけれども、総合戦略の評価委員会も決して手放しでよかったと言っているわけじゃなくて、厳しい指摘をされていると思います。やはり国からおりてきたそういう施策を急いで事業化して進めるということが、町民の視点やニーズがどこかに行ってしまっているんじゃないか、そういうことを私は非常に心配をしています。  ここから質問です。1つは、職員の方と業務実態についても面接もされて進めてこられたと、そういうご説明だったんですが、私、話を聞いていると、職員さん自身が事業の見直しだとか働き方改革について、どういうふうに感じているか。主体的にどういうふうに変えていこうかって、そういうことをどういうふうに取り上げられているか、その辺についてわからないんです。その辺についてお尋ねをしたいと思います。 88: ◯議長【野地洋正君】 町長。 89: ◯町長【村田邦子君】 多岐にわたりますので、抜けないようにお答えをしたいと思います。  最初の部分、1つは、この部分はお話がありましたけれども、これは再度になってしまうと思いますけれども、小児医療費の部分、これは現状を維持していくというところにとどまっていくというふうに考えております。やはりこれはどうしてもそれ以上でもなくというところでの状況になっています。  もう1つは、子どもにかかる国保税の均等割額の軽減についても、私も担当のほうに調べてもらって、ほかの自治体の状況なども聞いてはいるのですけれども、まだ多くの自治体という状況でもありませんし、この部分も国の制度としてやはり導入を求めていくという、この小児医療費の助成のほうもそうですけれども、1自治体で競争しているということではなくて、やはり国全体での動きというのを要望していくのと同時に、国の動きを見ながら、今後、考えていきたいということになっていくと思います。  この最初の部分の是正のところは、そういうお答えになると思いますので、よろしくお願いします。  それと、子育て支援の部分、さまざまにあるという中で、町としてもいろいろ子育て支援はやっている中では、これから国のほうでも保育の無料化が来年の10月以降に始まるということで、そういったニーズが多分これでまた増えてくると思いますので、そういった部分をどう自治体として、そういうお子さんを育てる方々のニーズに応えていけるかというのをしっかり見ていかなくてはならないと思いますので、それが逆にこれから準備、いろいろ国の方針も入れながら、どういうニーズがどれだけ出てくるのかということもしっかりと調査しながら準備をしていきたいと思います。  あと、子どもに関する自然環境の保全、子どもだけではないですけれども、二宮の中で暮らしていく中での自然環境の保全ですね。その中で環境を守っていくというところでの、住環境を守るという、特にそういうところでのまちづくり条例の今後というのもありましたけれども、今の段階では開発に対する条例をつくりましたので、それをしっかり使いながら、今後どういった形の課題が出てくるかということに向かっていきたいと思いますので、今のところはこの開発の規制条例の部分をしっかりと運用していきたいというふうに考えています。  2つ目の学校教育です。特色ある学校教育ということで、二宮らしいというところで、いろいろこれからの施策というのをお話しさせていただいたんですが、先ほど言った5つ、エアコン、インターネット環境、小中一貫教育とか学校統廃合、コミュニティ・スクールと5つ述べさせていただいて、その中ではもちろんエアコンについては、これは全国的に今はもう国のあれも入れていますから、ほかの自治体でも順次進めていくでしょうし、インターネット環境、プログラミング教育の推進も、これは国が言っていますから、もちろん国の文部科学省、経済産業省のほうも、こういった形でこれからの未来に役立つ子どもの教育というのを進めていってほしいということで進めていますから、それを二宮も二宮の状況に合わせて取り入れていくということになっていくと思います。  その中で、いろいろこれから具体的になっていきますと、学校でどう逆にそれを使いこなして、子どもたちにプログラミング教育であったり、タブレットのそういう機器を使った有効な教育ができるのかというのを、今ももう既に教職員のほうで研究していますけれども、それをさらに充実していくような形で、まずは先生方のほうの準備というのをしっかり当分進めていかなければ、機器が入ったから、そういう環境が整ったから、一足飛びに充実するというものでもないと思いますので、むしろその辺をしっかりと準備していきたいと考えています。  さっき未来に希望が持てないというのがありました。学力調査の結果で、ショックであったと。確かに中学校では全国平均を上回っているのですけれども、小学校ですと、残念ながら将来の夢や希望、目標を持っているという割合がちょっと全国平均よりも下回っていたという結果が出ています。今後、その辺も希望を持ってもらえるように現場は頑張っていかなきゃいけないと思うんですが、その中で1つ、やはり私は二宮というか、全国から見ても特徴があるのが、その他の説明もある中で、授業で地域学習や地域の人と触れ合う機会があったという設問があって、そのパーセンテージが学校も中学校も全国平均をすごく上回っているわけなんです。私は今、実際にコミュニティ・スクールが始まっていますし、その前からも、さまざまに地域のいろいろな活動をされている方が、総合学習という時間も設けられて何年もたちますけれども、多分、それを有効に学校の現場の先生も使い、また地域の方もうまくそこに自分たちの活動の課題のテーマを持ち込んで、そこをしっかりコラボして、3小学校とか2中学校全部でやっているわけではないんですけれども、この教育はこの学校で、あの教育はこの学校でというようなテーマ別ではありますけれども、地域のさまざまな方々のそういうノウハウであったり、グループのお力をかりて、地域学習というのが進んでいる。結構それも私は二宮は進んでいると思いますので、それが有効に活用して、これからのコミュニティ・スクールもそれにプラスして、地域のさまざまに持っている皆さんのそういう資源、人材の豊富な二宮町の力をかりて、コミュニティ・スクールも進んでいくんだと思います。  これが今後、二宮の学校学習の中でも特色となっていくのではないかなと思っています。ぜひその部分は今後も緩やかで、そんなに一足飛びではないかもしれませんけれども、応援をしていきたいと思いますし、膨らませていきたいと考えています。  あと、学校統廃合、学区の編成、32年度までの計画を決めて、すぐ始めるのかというお話でしたけれども、これは一応、何でも目標年度というものをつくりませんと、いつまでにそれをつくっていくんだということになってしまいますから、一応、目標年度は32年度ということで、一定の1つの区切り、またその先にまた次の区切りが出てくるんですが、まだこれも今年度、あと数カ月ですけれども、まとめが出てくると思います。それによって、また今度は地域の方、保護者の方、そしてまたさらには児童・生徒に対しても説明をしていきながら考えていくことなので、こちらも一生懸命また現場に出向いて、いろいろな場を通じて説明をして、意見交換をして議論をしながら、どういう枠組み、どういう規模、どういう適正な再編が一番、今の子どもにとっていいのかということを議論していきたいと思いますので、その経過の中では、早急だとか、もう一度立ち戻ってこうしてほしいとか、多分さまざまなご意見が出てくると思いますので、それは真摯にきちんと受けとめて、じゃあ、ご意見をいただきました、でもこれでまとめますなんていう感じで、こちらが一方的に結論を出すつもりもないので、もしかしたら行ったり来たりということで、この32年度というところでは間に合わないかもしれないです。  ただ、これはやはり議論をしていかないと、少子化というのは二宮だけでなく、日本全体の中で起きている課題ですから、それに向かっていく意味でも、どういった規模で、その中身の教育はどういったことがいいのかということも含めて議論はしていかなきゃいけない宿題だと思っていますので、これは進めていきたいと思います。  そういったところでは、例えば何回かやって、これじゃ足りないというのであれば、再度、またもう一度、持ち帰って、練り直しながら、またそれを戻して説明をするとか、そういったやり方を何度かちゃんと丁寧に繰り返していきたいと思いますので、いろいろな機会を捉えて、そういう説明会、意見交換会をこれから進めていく覚悟です。  あと、恒道会です。恒道会の部分においては、今回、こういった状況になり、町としても大変心配している部分はたくさんあります。ただ、先ほどの答弁の中でもお話ししましたように、県と大磯・二宮、私も10月ごろにも一度、県の局長のほうにも行きましたし、先週、向こうからも副局長と部長が来たんですけれども、私のほうももう1回、行きまして、局長や、あと知事、副知事にもお話ししてきました。  やはり知事、副知事初め、トップのほうも大変な問題だというふうに受けとめていますし、やはり共通していることは、利用者の皆さんプラスご家族の方、あと働いている方々の安心・安全と今後というのが一番大きな問題だというふうに認識しているところは一致しておりますので、その部分はしっかりとこれからも連携を図り、進めていきたいと思っています。  町といたしましては、さっき答弁でも申しましたように、「かわわの家」に入居していらっしゃる方に対しては、今後の行き先といいますか、それはもう既にご家族の方とも丁寧にお話ししていますので、その部分はこれからも丁寧に進めていくということ。  あと、やはり職員の方への給与の支払い状況、その部分はまた県ともしっかり情報交換をして、今後どういった形で支払われる状況なのかというのは、常に常に確認をしていきたいと思っています。その部分はしっかり今後も町としての責任を果たしていきたいと思っております。  あと、二宮型の地域包括ケアシステム、大体、今、小学校区単位にお互いさま協議会であったり、そういうものも始まっているのですけれども、今、この福祉の協議体だけでなくて、コミュニティ・スクールという枠組みもありますし、今20地区ありますよね、二宮の町の地区。これも早急ではないですけれども、将来に向けては、この20地区に散らばっていても、やはり効率的に進まないことも多々ありますので、あと、やはりどうしても小さな地区には、既にさまざまな行事なども参加できなかったりという、ちょっとそういう部分もあったりしますので、地区の見直しということに行政としても取り組んでいこうというふうに、もう既に準備を、庁内のほうでは課題の整理というのを始めています。  昨年、一昨年と地区長会のほうでも、地区の大きな見直しという研究会がありまして、そこでの一応、地区長会としての提言はいただいているんですね。大きな4地区に分けてみたいな。これは福祉が中心でしたけれども、そういうご提言もいただいておりますので、町としても、福祉だけでなく、学校教育、あとさまざまな防災の点からも、どういった地区割りでというのもあると思いますので、そういった各課横断的に地区に関する課題というのを今出してもらって、次年度に向けて、そういう地区のあり方に対する研究会といいますか、研究も続けていこうと考えております。  今後、そういった中で、またこの福祉の部分の協議体であり、それがどう地区とまたかかわっていくかということも整理されてくるのではないかと思います。  あと、コミバスです。コミバスの部分は、これはわかります。便が少ないから乗らないんだ、利用ができないんだ、そういう声があるのもわかるのですけれども、単に増やしても、そのニーズがあるのかということもありますので、実際、また今年度、各停留所別に時間で何人乗っている、おりているというデータをとっていますので、それをもとに、やはり使われているところは強化していくし、使われていないところは、時間帯がまずいのか、何がまずいのかというのも調査をしながら、あまりにも使われていないところはなくなっていってしまうこともあるかもしれませんけれども、ニーズがそこに何があるのかということも、また地域の方とヒアリングをしながら、今後に向けて考えていきたいと思います。コミバスは今やっている状況がそのままということではなく、今も鋭意、調査、そういうデータをとっていますので、今後に向けての改善は考えていきたいと思っています。  あと、自然エネルギーなどを含めて、そういう地域でのいろいろな事業が起きているということ。その部分は、先ほど一石議員の質問にもありましたけれども、地域のさまざまなそういう活動団体、そしてまたそれがさらに事業として進んでいく中で、しっかり町もコミットできるところはしていく、応援できるところは応援していくということを研究していきたいと思います。  あと、町の事業でシステム登録、そういう料金も中小の小さいところだとばかにならなくて、なかなか参加できないという声があるというのも聞いております。その一方で、一定のルールというのもどうしてもある中では、町も地元のさまざまなところを、どうしたら逆に使えるのか。地域の中でのしっかりとした地域循環というのを回していくということは考えていきたいと思いますので、一定のルールの中で、どういった工夫ができるのかというのを、さらに工夫はしていきたいと思っております。  あと、職員の働き方改革のところです。今、いろいろ課題も出てきていますし、その中で、どうしたらそれが直っていくかというのは、今、課題を抽出して、対策をつくっているところになっています。職員一人一人の中での事業の見直しとか、そういうことに対しても、どういう提案ができるのか、あるのかというお話だと思うのですけれども、職員の中でも、例えばある事業がこのままでいいとそのまま思っているようなところはないわけで、常にどういう見直しが有効なのかというのは提案として出てきています。  やはりそこには相手が利用している町民の方だったり、何かしら関連のある事業所があったりとか、そういう現実があるわけで、その中での改革になっていくので、相手があることなので、こちらとしてはこうしたい、一方的にこうだと言うけれども、やはり相手の方にとってどうなんだろう、町民にとってどうなんだろう、その費用対効果として、これは今のままでいいんだろうかという議論だと思いますので、そういった部分では、職員もその辺はそれぞれの中で、いろいろな事業に対しての見直しの提言も今回もいろいろ出てきています。その中で、一足飛びにこれをやってみようというのもできますし、実験的に、ある程度、私もやりながら、その利用者があったり、その対象者がある中で考えていきたいと思いますので、今回の予算の編成の中でも、班であったり、課のほうからもさまざまな事業の見直しなり、あり方の提案みたいなものも出てきておりますので、そういったことを、前例に本当にとらわれることなく、実験的にも含めて取り入れていきたいと思っています。  そういったところと、あとは職員の働き方そのものの工夫であったり、見直しというのも、一方ではちゃんと指摘をしていかなきゃいけないと思いますので、そこのところは、課の特徴や班の特徴もありますけれども、個人の資質であったり、向き不向きということもある中での仕事のやり方というのも起きますので、その辺は上司というか、上の管理職の部長、課長と一緒によく話を聞き、そしてまたそちらからの意見も聞きながら対応をしっかり考えていきたいと思っています。  個別には、本当に具体的にいろいろな問題が出てきていますので、それをしっかり受けとめ、改革に結びつけていきたいと考えています。 90: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 91: ◯9番【渡辺訓任君】 それでは、3回目の質問をさせていただきます。  まず1つ、子ども・子育ての支援です。先ほど財政的なこともある、それから国の動きも見ていくという、そういうお話がございました。小児医療費の助成についても、もともと国がやれと言ったわけじゃなくて、それぞれの自治体で要望があって、それを大変な中、どこの自治体も一つ一つ実現してきた、そういうことがあると思うんです。  私はやはり来年やれとは言わないんですけれども、行く行くはこの国保税については、子ども向けの均等割については廃止をしていく必要があると考えています。  差し当たって、多子世帯ですね、2人で線引きしている自治体もあれば、3人以降というところで線引きをしている自治体もあると思いますが、差し当たって多子世帯を対象とすることで、世帯としての負担軽減、これを図っていくという考え方についてはいかがでしょうか。それがまず1点目です。  あと、学校教育についてです。学校教育については、先ほどタイムライン的な、時間的なものを1つ目標として定めている。実際には今後やりとりをされるということだったと思うんです。保護者の方、それから地域のほうともやりとりをされるという、そういうお答えがございました。私はやはりここについては、ぜひこのままじっくり時間をとって論議を進めて、合意づくりをしていただきたいと思います。  あと、高齢者福祉の点で、1つ確認をしたいんですが、計画上はやはり高齢者の認知症対応のグループホーム、これは36人というのが第7期の計画でもあったと思うんですけれども、そのうち18人分がなくなっちゃうわけですね。決して認知症のグループホームに対するニーズがなくなったわけじゃないと思うんですが、今後、これをどうしていくかということについては、1つお聞かせを願いたいと思います。  あと、もう1つ地域経済の点について、これは地産地消って普通言うんですけれども、地消地産という考え方がありますよね。ここでこういうものが必要だから、これを地域でつくっていこうという。  例えば、学校の食材の購入費というのが年間1億円ぐらいだったと思うんです。私、勝手に計算してみたら、8,000万円ぐらいは町内で調達する可能性があるんじゃないかなと、そういうふうに計算してみたんですが、給食の内容についても、やはりこれははっきり把握していけば、どれだけのものが町でつくれて、供給してほしいという、こういう計画の立て方もできると思うんです。  実は地消地産というのは、エネルギーもそうですし、ものだけじゃなくて、高齢者に対するサービスとかも、こういう考え方というのを適応できる可能性があると思うんです。例えば高齢者福祉でも、どれだけのサービスが将来必要になるから、それを今、ボランティアで賄っておいて、将来はその人たちが今度、ボランティアで受けられるとか、そういうふうな制度設計というのができないかと思うんですが、その地産地消じゃなくて、地消地産という考え方について、町長、どういうふうに考えておられるか、この辺についてちょっとお伺いしたいと思います。  あと、行財政運営、働き方改革についてなんです。これは私、5つ、提案したいと思うんです。1つは、国とか県からおりてくる事業については、もう町民のニーズに合わないものは受けない。2つ目は、職員の主体性を育てていくために、職場衛生委員会、こういったところをきちんと設置して、職員を参加させて意見をもらう。あと、前回もこれは必要性は法律上はないと言われていますけれども、36協定に似たような、そういう協定を、同様に時間外労働に関して、従業員の代表と決まりをきちんとつくっていくと。あと、仕事の分析・見直しですね。これはもうきちんと進めていく。それから常勤・非常勤職員の比率も、これがやはり本当に今の比率がいいのか、それから再任用職員のあり方、定員の見直し、こういったものについても、やはり責任を持って進めていく。この5つについて私は提案をしたいと思うんですが、これについてお考えがあれば、お聞かせ願いたいと思います。 92: ◯議長【野地洋正君】 町長。 93: ◯町長【村田邦子君】 順番にお答えしたいと思います。  最初は、再度、ちょっと重なる部分もあるのですけれども、国保税軽減の部分についてですけれども、国の制度としての導入を求めていくということと、国の動き、それを注視しながら考えていきます。そして、現在、神奈川県内で子どもにかかる均等割というのを減額している市町村は、現時点ではないということもありまして、そういった動向も見ながらという状況になると思います、この部分は。  そして、次、学校、これは要望でよろしいんですか。時間をかけてしっかりということで。丁寧にやっていくつもりですので、よろしくお願いをいたします。  あと、高齢者の部分は、このグループホーム「かわわの家」が現実的には廃止になっていくという状況の中で、今後どうしていくのかということだったと思います。その部分では、今後、今の豊友会ですか、その部分が引き継いでいく予定ということの中では、そこの部分の話し合いには出ていきますけれども、今後、県と大磯、二宮でしっかりその辺、事業の譲渡がどう行われていくのか、そういったことをしっかり見ていきたいと思っています。  町といたしましても、どこかの法人に移ったとしても、やはり認知症型のグループホームというのは地域にもちろん必要だと思っていますので、その辺の継続ということをお願いをしていきたいとは思っています。  先ほどの地域経済の中での地消地産に対する考え方です。確かに自然エネルギーなども、ここで生み出して、ここで使っていく。ここにお金を落していくという考え方の上で始められているんだと思いますし、今、例に挙げられた学校給食なども、例えばこの二宮ですと、タマネギなどもたくさんつくっているわけですから、タマネギを年間何トンつくってもらって、地域の農家から買い上げてということだと思います。やはりそういったところから経済を地域の中で回していくということの1つの例だと思いますから、できるところから始めていくべきだと思うので、その部分は可能性があるところというのを別に排除するつもりはありません。  ただ、えてして最後の価格のところでなかなか折り合わずに、別のところで一遍に買ったほうが安かったりとか、電力なんかもやはり自然エネルギー発の電力を公共施設で使う、RE100でしたか、今、そういう考え方が進んでいる中で、それも研究したんですけれども、あまりにも電気を買う料金が高いものですから、1,000万円以上開きが試算したときにあったものですから、ちょっと今は無理だなということでやめた経緯がありました。  そういったところで、実際、やはりどうしても最後のところでは価格競争も1つの選ぶ、地域の経済で、地域からものを買うというのも必要なんだけれども、あまりも高いと、その部分、払うのは税金なものですから、皆様の税金を有効に使うという点で、どこまで許されるのか、どこまでならそこで買っていくべきなのかということも一方ではあると思いますので、その辺もしっかりと研究しながら、地消地産、研究していきたいと思います。  最後、行財政改革、働き方改革の中での5つのご提案、もちろんおっしゃっていることの中で、国から何でもかんでも受けないというのは、もちろん国・県もそうですけれども、そういうことはもちろん、そういう余裕もありませんし、その辺は精査していきたいと思います。  あと、衛生委員会などは既に今ありますので、その部分をよりうまくそこを使っていくということだと思います。  あと、組合、これは行政側で、こちら側でつくるのつくらないのというお話ではないのかなと思いますので、そこの部分はそういうことです。  あと、再任用の職員のことなども含めて、あと非常勤とか嘱託のあり方、それも32年からはまた制度が変わっていきますので、今、それを鋭意、それぞれ一つ一つの職種に対して、どういう形で続けていくかというのを、今、調査し、研究しているところです。次年度以降には、それがいろいろな形でうまく活用できるようにしていきたいと考えています。 94: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 95: ◯9番【渡辺訓任君】 それでは、最後に要望させていただきます。  町長は所信表明で取り組むべき6つの柱を示されたわけですが、私も人口減少・少子高齢化そのものは情勢として受け入れなければならないとは感じているんです。子育て・教育・福祉を充実させることと同時に、やはり町の経済、どういうふうに元気づけていくか、これをやはりどこかに位置づける必要があると私は感じています。  そして、もう1つ、町役場という自治体での職員の働き方というのは、これは住民サービスと裏表ですから、住民目線に立って、地方自治の本質である住民の福祉の向上という視点を忘れずに進めていくことが必要だと考えています。  町職員の働き方というのは、町全体の働き方や一人一人の暮らし方にも影響していくということであると私も理解をしております。
     もう1つは、先ほどもありましたけれども、国の方針にとらわれず、よいことはよいと、小児医療費の助成の例も引きましたけれども、各自治体の動きが国の姿勢を変えていくということもあるわけですから、これはやはり住民のニーズに立って進めていただきたい。  それから、やはり二宮らしいというところになりますと、先ほどの論議、それから午前中の質疑でもありましたけれども、やはり地域というものがどうしてもこれは重要な役割、期待をしているわけで、そういう意味では、学校の再配置、公共施設についても、ここと切り離さずに検討を進めていただきたいと思っています。  グループホームの継続確保については、これは絶対に力を緩めずに進めていただきたい。  私、今後の町政運営に当たって、地域経済の活性化、それから職員の働き方改革と事業の見直しの視点、この2つをもう2つの柱として意識して取り組んでいただきたい。このことを求めまして、私の質疑といたします。 96: ◯議長【野地洋正君】 これをもちまして渡辺議員の総括質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後2時35分より始めます。                           午後2時22分 休憩    ────────────────────────────────                           午後2時35分 再開 97: ◯議長【野地洋正君】 休憩前に引き続き会議を開きます。   ────────────────────────────────    日程第6 平成30年         陳情第4号 「介護労働者の労働環境及び処遇の改善」の               ために国に対し意見書の提出を求める陳情 98: ◯議長【野地洋正君】 日程第6「介護労働者の労働環境及び処遇の改善」のために国に対し意見書の提出を求める陳情」平成30年陳情第4号を議題といたします。 99: ◯議長【野地洋正君】 職員をして朗読させます。 100: ◯職員【和田美穂君】 (朗  読) 101: ◯議長【野地洋正君】 お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第4号は教育福祉常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 102: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ────────────────────────────────    日程第7 平成30年         陳情第5号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労               働の改善を求める陳情 103: ◯議長【野地洋正君】 日程第7「安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める陳情」平成30年陳情第5号を議題といたします。 104: ◯議長【野地洋正君】 職員をして朗読させます。 105: ◯職員【和田美穂君】 (朗  読) 106: ◯議長【野地洋正君】 お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第5号は教育福祉常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 107: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ────────────────────────────────    日程第8 平成30年         陳情第6号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求               める陳情 108: ◯議長【野地洋正君】 日程第8「国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情」平成30年陳情第6号を議題といたします。 109: ◯議長【野地洋正君】 職員をして朗読させます。 110: ◯職員【和田美穂君】 (朗  読) 111: ◯議長【野地洋正君】 お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第6号は教育福祉常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 112: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ────────────────────────────────    日程第9 平成30年         陳情第7号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提               出を求める陳情 113: ◯議長【野地洋正君】 日程第9「神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情」平成30年陳情第7号を議題といたします。 114: ◯議長【野地洋正君】 職員をして朗読させます。 115: ◯職員【和田美穂君】 (朗  読) 116: ◯議長【野地洋正君】 お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第7号は教育福祉常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 117: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ────────────────────────────────    日程第10 議案第57号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めるこ                 とについて 118: ◯議長【野地洋正君】 日程第10「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」町長提出議案第57号を議題といたします。 119: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 120: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 121: ◯町長【村田邦子君】 議案第57号の提案理由を説明いたします。「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」ですが、平成31年3月31日をもちまして、要 司委員の任期が満了となります。このため、引き続き委員として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものです。  要氏は、平成19年4月に人権擁護委員として委嘱されたあと、4期12年間、その業務をつつがなく遂行され、人格・識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護について理解があり、公正中立な判断の持ち主でおられます。  委員活動においては、相談活動や街頭啓発活動等の各種活動に積極的に参加するなど、その職務を遂行されてこられ、人柄においても極めて誠実な方であります。  5期目の任期においても、人権意識の高揚にご尽力いただけるものと確信しております。  なお、委員の任期は3年です。ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 122: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 123: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「省略」との声あり) 124: ◯議長【野地洋正君】 討論なしと認めます。  これより町長提出議案第57号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 125: ◯議長【野地洋正君】 起立全員であります。よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第11 議案第58号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めるこ                 とについて 126: ◯議長【野地洋正君】 日程第11「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」町長提出議案第58号を議題といたします。 127: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 128: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 129: ◯町長【村田邦子君】 議案第58号の提案理由を説明いたします。「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」ですが、平成31年3月31日をもちまして、飯島貴夫委員の任期が満了となります。このため、その後任として、谷本喜代子氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものです。  谷本氏は、昭和50年4月に教諭として平塚市の小学校に着任されたのち、昭和54年4月以降は二宮町内の小学校教諭として長く勤務し、定年退職後の平成25年5月から平成30年3月までは一色小学校で非常勤講師として活躍されました。  谷本氏は、教育関係に長く携わられ、子どもや保護者にかかわるさまざまな問題に向き合ってこられた経験から、人格・識見が高く、広く社会の実情に通じておられます。  また、これまでの経験から、家庭・地域・学校・社会における人権擁護についても理解があり、公正・中立を判断の持ち主で、人柄においても極めて誠実な方です。  このことから、人権擁護委員として適任であり、人権意識の高揚にご尽力いただけるものと確信しております。  なお、委員の任期は3年です。ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 130: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 131: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「省略」との声あり) 132: ◯議長【野地洋正君】 討論なしと認めます。  これより町長提出議案第58号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 133: ◯議長【野地洋正君】 起立全員であります。よって、町長提出議案第58号は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第12 議案第59号 二宮町一般職の任期付職員の採用等に関す                 る条例の一部を改正する条例 134: ◯議長【野地洋正君】 日程第12「二宮町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例」町長提出議案第59号を議題といたします。 135: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 136: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕
    137: ◯町長【村田邦子君】 議案第59号の提案理由を説明いたします。「二宮町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例」ついてですが、人事院勧告に基づき、特定任期付職員の給料表及び期末手当の支給割合を改正することに伴い、本条例に必要な改正をするために提案するものです。  内容につきましては政策総務部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 138: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 139: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第59号についてご説明申し上げます。  今回の改正につきましては、人事院勧告に基づき、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、この改正に準じて特定任期付職員の給料表及び期末手当の支給割合について改正を行うものです。  なお、条例の施行日が異なりますので、それに合わせて本条例の改正を2段に分けて行うものです。  それでは、資料1の新旧対照表をごらんください。  まず、第1段目の改正で、公布の日から施行させていただく部分です。  改正条例の第1条関係となります。第7条第1項は、高度の専門的な知識・経験、またはすぐれた識見を有するもので、任期を定めて採用された、いわゆる特定任期付職員の給料月額について、それぞれ「1,000円」引き上げるものです。  第8条第2項ですが、12月に支給する特定任期付職員の期末手当の支給月数を「100分の165」から「100分の170」に改めるものです。  次のページをお願いいたします。続きまして、第2段目の改正で、平成31年4月1日から施行させていただく部分です。  改正条例の第2条関係となります。第8条第2項ですが、特定任期付職員の期末手当の支給割合を「100分の167.5」に改めるものです。  恐れ入りますが、議案にお戻りください。  附則です。第1項です。この条例中、第1条の規定は公布の日から、第2条の規定は平成31年4月1日から施行させていただくものです。  第2項です。第1条の改正は平成30年4月1日から適用させていただくものです。  第3項は給与の内払について規定するものです。  以上、ご審議賜りますようお願い申し上げます。 140: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。 141: ◯議長【野地洋正君】 大沼議員。 142: ◯10番【大沼英樹君】 すみません、ちょっとお伺いいたします。  特定任期付職員というのは、この二宮町の中にあってどんな職種になりますか。 143: ◯議長【野地洋正君】 議会運営委員会から提案がありましたとおり、これは付託議案とさせていただきますので、委員会の中でご質問していただきたいと思うのですが、よろしいでしょうか。              (「はい」との声あり) 144: ◯議長【野地洋正君】 その他に質疑ございますか。              (「なし」との声あり) 145: ◯議長【野地洋正君】 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第59号は会議規則第37条の規定により、総務建設経済常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 146: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ────────────────────────────────    日程第13 議案第60号 特別職の職員の給与に関する条例の一部を                 改正する条例 147: ◯議長【野地洋正君】 日程第13「特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」町長提出議案第60号を議題といたします。 148: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 149: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 150: ◯町長【村田邦子君】 議案第60号の提案理由を説明いたします。「特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」についてですが、期末手当の支給月数の割合の平準化、及び職員の時間外勤務手当未支給問題に対し、その責任を明らかにするために、9月議会において、町長の私と副町長及び教育長の給料について、10月及び11月の30%減額をお認めいただきましたが、引き続き1月から3月分までの給料について、30%減額をさせていただきたくお願いするものです。  内容につきましては政策総務部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 151: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 152: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第60号についてご説明申し上げます。  今回の改正につきましては、特別職の期末手当の平準化と給料月額の減額について改正を行うものです。  それでは、資料2の新旧対照表をごらんください。第3条第2項の期末手当の支給割合ですが、現在、6月と12月に支給する割合が異なっていますが、両月における支給割合を「100分の205」に改め、平準化を図るものです。  また、現行条例の附則に3項を追加し、条例第2条第1項に規定する町長、副町長、及び教育長の給料月額について、来年1月から3月までの間に支給する額をそれぞれ30%減額させていただくものです。  恐れ入りますが、議案にお戻りください。  附則です。この条例は公布の日から、第3条第2項の改正規定は、平成31年4月1日から施行させていただくものです。  以上、ご審議賜わりますようお願い申し上げます。 153: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 154: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第60号は会議規則第37条の規定により、総務建設経済常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 155: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ────────────────────────────────    日程第14 議案第61号 職員の給与に関する条例の一部を改正する                 条例 156: ◯議長【野地洋正君】 日程第14「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」町長提出議案第61号を議題といたします。 157: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 158: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 159: ◯町長【村田邦子君】 議案第61号の提案理由を説明いたします。「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」についてですが、人事院勧告に基づき、給料表及び勤勉手当等の支給割合等を改正することに伴い、本条例に必要な改正をするために提案するものです。  内容につきましては政策総務部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 160: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 161: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第61号についてご説明申し上げます。  今回の改正につきましては、人事院勧告に基づき、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、給料表及び勤勉手当等について改正を行うものです。  なお、条例の施行日が異なりますので、それに合わせて本条例の改正を3段に分けて行うものです。  それでは、資料3の新旧対照表をごらんください。  まず、第1段目の改正で、公布の日から施行させていただく部分です。改正条例の第1条関係となります。第16条第2項の勤勉手当の12月に支給する支給割合ですが、一般職員にあっては「100分の95」に、特定幹部職員にあっては「100分の115」に、再任用職員のうち、一般職員にあっては「100分の47.5」に、特定幹部職員にあっては「100分の57.5」に改めるものです。  次のページをお願いいたします。別表第1及び別表第2です。人事院勧告に基づき給料表を平均0.2%引き上げる改定を行うものです。10枚おめくりいただき、新旧対照表の12ページをお願いいたします。  続きまして、第2段目の改正で、平成31年1月1日から施行させていただく部分です。改正条例の第2条関係となります。第10条第1項の時間外勤務手当の支給割合ですが、現在、正規の勤務時間外に勤務した時間について、1時間当たりの給与額の「100分の125」、深夜の場合には「100分の150」を支給しておりますが、新たに第1号に規定する正規の勤務時間が割り振られた日と、第2号に規定する第1号に掲げる勤務以外の勤務、いわゆる週休日における勤務に区分し、その支給割合については、規則に委任するものです。  追加する新たな第2項ですが、週休日に勤務を命ぜられ、同一週において当該週休日を振りかえることができない場合について、1時間当たりの給与額に「100分の25から100分の50」までの範囲内で、別に規則で定める割合の額を時間外勤務手当として支給することを規定するものです。  次のページにまたがりますが、新たな第3項から第6項につきましては、引用条文等の整理を行うものです。  14ページをお願いいたします。  続きまして、第3段目の改正で、平成31年4月1日から施行させていただく部分です。改正条例の第3条関係となります。第15条第2項、及び第3項の期末手当の支給割合ですが、現在、6月と12月に支給する割合が異なっていますが、一般職員にあっては「100分の130」に、特定幹部職員にあっては「100分の110」に、再任用職員のうち、一般職員にあっては「100分の72.5」に、特定幹部職員にあっては「100分の62.5」に改め、両月における支給割合の平準化を図るものです。  第16条第2項の勤勉手当の支給割合ですが、一般職員にあっては「100分の92.5」に、特定幹部職員にあっては「100分の112.5」に、再任用職員のうち、一般職員にあっては「100分の45」に、特定幹部職員にあっては「100分の55」に改めるものです。  続きまして、資料4をごらんください。二宮町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の新旧対照表です。  給与条例の改正に伴い、当該条例から引用している条項の整理について、本条例の附則において改正を行うものです。  続きまして、資料5をごらんください。二宮町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の新旧対照表です。こちらにつきましても、育児休業等に関する条例同様に、給与条例の改正に伴い、当該条例から引用している条項の整理について、本条例の附則において改正を行うものです。  恐れ入りますが、議案にお戻りください。  11ページです。附則です。第1項です。この条例は公布の日から施行させていただきますが、第2条、附則第4項及び第5項の規定は平成31年1月1日から、第3条の規定は平成31年4月1日から施行させていただくものです。  第2項です。第1条の規定につきましては、平成30年4月1日から適用させていただくものです。  第3項は給与の内払について規定するものです。  第4項及び第5項です。先ほどもご説明申し上げましたが、給与条例の改正に伴い、二宮町職員の育児休業等に関する条例、及び二宮町職員の勤務時間、休暇等に関する条例中の規定において、引用条項の整理を行うものです。  以上、ご審議賜わりますようお願い申し上げます。 162: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。 163: ◯議長【野地洋正君】 露木議員。 164: ◯8番【露木佳代君】 今回のこの議案に関して言うと、資料3、4、5となっていて、連番があるのはわかりやすいのですけれども、議案番号がないというのが、やっぱりどうしても……。全体的な話で、議案に対して資料がついていると思うんですけれども、すべて連番になっているだけで、議案番号がないんです。これが見たときに非常にわかりづらくて、これはお願いなんですけれども、何とか議案番号を資料に入れていただけないかと思うのですが、いかがでしょうか。 165: ◯議長【野地洋正君】 露木議員、この資料3というところに、どの議案の分の資料かがわかるように、今後、示していただけないかというご質問でよろしいでしょうか。 166: ◯8番【露木佳代君】 特に、4、5とかになりますと、わかりづらいなと思いまして、お願いなんですが。 167: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 168: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 提案理由の中で、順次、ご説明させていただいているところですが、資料番号については、ご指摘のとおり、議案番号何号の資料というふうに入っていないというふうなお話でございますので、今後、資料の調整の際に、議案第何号関係というふうに表示をさせていただくように検討させていただきたいと思います。            (「お願いします」との声あり) 169: ◯議長【野地洋正君】 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第61号は、会議規則第37条の規定により総務建設経済常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 170: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。    ────────────────────────────────    日程第15 議案第62号 二宮町税条例の一部を改正する条例 171: ◯議長【野地洋正君】 日程第15「二宮町税条例の一部を改正する条例」町長提出議案第62号を議題といたします。 172: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 173: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 174: ◯町長【村田邦子君】 議案第62号の提案理由を説明いたします。「二宮町税条例の一部を改正する条例」についてですが、地方税法等の一部が改正されたことにより、個人町民税における配偶者控除、及び配偶者特別控除の見直しに伴う用語の定義の改正、法人町民税法人税割の税率変更、及び固定資産税における課税標準の特例措置の適用延長に伴い、本条例に必要な改正をするために提案するものです。
     内容につきましては政策総務部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 175: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 176: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第62号につきましてご説明申し上げます。  今回の改正は、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、二宮町税条例の一部を改正するものです。  それでは、資料6の新旧対照表をごらんください。  まず、第9条の2の改正ですが、平成29年3月31日に公布された地方税法等の一部を改正する法律が平成31年1月1日より施行されることに伴い、改正するものです。  今回、控除対象配偶者の定義が改められ、改正前の「控除対象配偶者」に該当するものは「同一生計配偶者」という名称に変更されたことに伴い、関連する条文の名称を変更するものです。  次に、第13条の改正ですが、平成28年3月31日に公布された地方税法等の一部を改正する法律により、平成31年10月1日以降に開始する事業年度から、法人税割の税率を「9.7%」から「6%」に改正するものです。  次に、附則第15項の改正ですが、地方税法等の一部を改正する法律が平成30年3月31日に公布され、平成30年4月1日より施行されたことに伴う改正です。これらは固定資産税の課題標準の特例に関する内容で、地域決定型地方税特例措置、通称「わがまち特例」に関連するものです。  まず、附則第15項第1号につきましては、汚水または廃液処理の公害防止設備に関して、特例割合が改正前は「3分の1」でしたが、法改正により現行の割合から「2分の1」の特例割合に改正するものです。  次に、改正前の第3号につきましては、地方税法の改正により適用対象から除外されたことにより、条項を削るものです。  次に、改正前の第4号から第6号までを1号ずつ繰り上げる改正を行い、改正後の第3号につきましては、地方税法の条項改正により、条文中、第7号が第6号に改められたことに伴い改正するものです。  第4号は地方税法附則第15条第32項第1号イに規定される太陽光発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「3分の2」から「2分の1」に改正するものです。  次に、改正前の第9号を削り、第8号を第10号とし、第7号を第9号とし、第5号の次に第6号から第8号を加える改正を行うものです。改正後の第6号は地方税法附則第15条第32項第1号ハに規定される水力発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「3分の2」とするものです。  第7号は地方税法附則第15条第32項第1号ニに規定される地熱発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「3分の2」とするものです。  第8号は地方税法附則第15条第32項第1号ホに規定されるバイオマス発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「3分の2」とするものです。  第9号は地方税法附則第15条第32項第2号イに規定される太陽光発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「2分の1」から「12分の7」に改正するものです。  第10号は地方税法附則第15条第32項第2号ロに規定される風力発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「2分の1」から「4分の3」に改正するものです。  恐れ入りますが、2ページ目をお願いいたします。改正前の第13号を第17号とし、第10号から第12号までを4号ずつ繰り下げ、新たに第11号から第13号を加える改正を行うものです。  改正後の第11号は、地方税法附則第15条第32項第3号イに規定される水力発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「2分の1」とするものです。  第12号は地方税法附則第15条第32項第3号ロに規定される地熱発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「2分の1」とするものです。  第13号は地方税法附則第15条第32項第3号ハに規定されるバイオマス発電設備にかかるもので、課税標準の特例の割合を「2分の1」とするものです。  恐れ入りますが、議案にお戻りください。附則です。  第1項の施行期日ですが、公布の日から施行し、第9条の2の改正規定につきましては、平成31年1月1日から、第13条の改正規定につきましては、平成31年10月1日から施行するものです。  第2項及び第3項につきましては、町民税に関する経過措置です。第2項における第9条の2の規定は、平成31年度以降の年度分の個人の町民税について適用し、平成30年度分までの個人の町民税については、従前の例を適用する旨を定めたものです。  また、第3項における第13条の規定は、平成31年10月1日以降に開始する事業年度分の法人の町民税及び同日以後に開始する連結事業年度分の法人の町民税について適用し、同日前に開始した事業年度分の法人の町民税及び同日前に開始した連結事業年度分の法人の町民税については、従前の例を適用する旨を定めたものです。  第4項は固定資産税に関する経過措置ですが、附則第15項の改正規定は、平成31年度以降の年度分の固定資産税について適用し、平成30年度分までの固定資産税については、従前の例を適用する旨を定めたものです。  以上、ご審議賜りますようお願い申し上げます。 177: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 178: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第62号は、会議規則第37条の規定により総務建設経済常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 179: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後3時40分から始めます。                           午後3時24分 休憩    ────────────────────────────────                           午後3時40分 再開 180: ◯議長【野地洋正君】 休憩前に引き続き会議を開きます。    ────────────────────────────────    日程第16 議案第63号 平成30年度二宮町一般会計補正予算(第                 4号) 181: ◯議長【野地洋正君】 日程第16「平成30年度二宮町一般会計補正予算(第4号)」町長提出議案第63号を議題といたします。 182: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 183: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 184: ◯町長【村田邦子君】 議案第63号の提案理由を説明いたします。「平成30年度二宮町一般会計補正予算(第4号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億9,738万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ84億9,947万1,000円とするものです。  内容につきましては政策総務部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 185: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 186: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第63号について、内容のご説明を申し上げます。  5ページをお願いいたします。第2表の継続費補正です。総務費、総務管理費の防災行政無線設備機器更新事業は、当初予算で設定したものですが、事業に対する財源に関して、より効率的に執行するために継続費を廃止とするものです。  次に、第3表の繰越明許費です。本年度中に事業が完了する見込みがないため、翌年度への繰越事業とさせていただくものです。  消防費、消防費の消防職員被服購入事業は、平成31年度新採用消防職員の被服を購入するものです。消防費、消防費の消防団員被服購入事業は平成31年度新入団者用の被服を購入するものです。いずれの事業についても、一部の被服において年度内に納品が間に合わない見込みのため、繰越明許とするものです。  教育費、教育総務費の小中学校空調設備整備事業は、すべての小中学校の普通教室等にエアコンを整備し、近年の猛暑が続く中、児童・生徒の健康を考慮し、学習環境の向上に努めるものですが、年度内に工事が完了する見込みがないため、繰越明許とするものです。  6ページをお願いします。第4表の地方債補正です。  まず、追加分は第3表の繰越明許費にありました小中学校空調設備整備事業について、新たに2億9,600万円を借り入れるものです。  次に、変更分は臨時財政対策債で、借入の限度額を3億5,000万円から4億2,500万円へ7,500万円の増とするものです。  続きまして、事項別明細の説明をさせていただきます。10ページ、11ページをお願いいたします。  歳入です。国庫支出金、国庫負担金です。民生費国庫負担金、社会福祉費負担金、自立支援給付費等負担金及び障害児入所給付費等負担金の増は、自立支援給付費が増となったことによるもので、補助率は2分の1です。  国庫支出金の国庫補助金です。教育費国庫補助金、教育総務費補助金のブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金は小中学校のエアコン整備に関するもので、児童・生徒等の熱中症対策として、1年限りとして新規に創設されたものです。  県支出金、県負担金です。民生費県負担金、社会福祉費負担金の自立支援給付費等負担金、及び障害児入所給付費等負担金の増は、自立支援給付費が増となったことによるもので、補助率は4分の1です。  県支出金、県補助金です。衛生費県補助金、保健衛生費補助金の風しん予防接種事業費補助金の増は、予防接種者の増加に伴うもので、補助率は3分の1です。  県支出金の委託金です。総務費委託金、統計調査費委託金の統計調査費委託金の増は、住宅土地統計調査の調査区の増加に伴うもので、補助率は10分の10です。  繰入金の財政調整基金繰入金の増は、本補正予算の財源に不足が生じるために繰り入れるもので、繰入れ後の残高は約8億7,400万円となります。  12ページ、13ページをお願いいたします。諸収入の雑入です。  雑入、雑入、消防団員安全装備品整備等助成金は、消防団員等公務災害保障等共済基金から安全装備品の購入に対して助成を受けられることとなったものです。  町債です。臨時財政対策債の増は、本補正予算の財源を補てんするためのものです。  教育債の小中学校空調設備整備事業債は、小中学校のエアコン整備に伴うもので、元利償還金の一部が後年度の普通交付税の基準財政需用額に算入されるものです。  14ページ、15ページをお願いいたします。歳出です。  各事業における臨時雇賃金の増については、平成30年10月からの最低賃金引き上げに伴うもので、二宮町の最低賃金は10月1日より956円から983円に変更いたしました。また、特別職及び一般職の給与費、共済費などの人件費についても、給与費明細書の部分でまとめて説明させていただきますので、この部分の事項別説明は割愛させていただきます。  総務費、総務管理費です。一般管理費、一般経費の県市町村職員退職手当組合負担金の増は、職員の異動等によるものです。時間外勤務手当遅延損害金は未支給の時間外勤務手当の支払いに伴うものです。  安全対策費、交通安全施設維持・整備事業の光熱水費の増は、住民からの要望により、釜野トンネル内の照明灯を部分点灯から全部点灯に切りかえたことによるものです。  18ページ、19ページをお願いいたします。  民生費、社会福祉費です。国民年金費、一般経費の国庫支出金等返還金は平成29年度に概算で収入した委託金を精算し、返還をするものです。  障がい福祉費、自立支援給付事業の自立支援給付費の増は、平成30年4月にサービスの報酬改定があり、生活介護は就労移行支援に関するサービス費が増加したことによるものです。  老人福祉費、介護保険居宅サービス支援事業の国庫支出金等返還金は、過年度分の収入について精算し、返還をするものです。  国保特別会計繰出金、国保特別会計繰出金の職員給与費等繰出金の減は、一般職の人件費分です。出産育児一時金繰出金の増は、これまでの出産件数と今後の出産見込みを考慮し増とするものです。  後期高齢者医療特別会計繰出金、後期高齢者医療特別会計繰出金の職員給与費等繰出金の減は、一般職の人件費分です。  介護特別会計繰出金、介護特別会計繰出金の職員給与費等繰出金の増、地域支援事業介護予防繰出金の減、及び地域支援事業包括的支援等繰出金の増は、一般職の人件費分です。事務費繰出金の増は、普通旅費の増に伴うものです。介護給付費繰出金の増は、介護サービス利用者の増加によるものです。  民生費、児童福祉費です。母子福祉費、子育て世代包括支援事業の妊婦健康診査補助金の増は、償還払対象者が増加したことによるものです。  保育所費、百合が丘保育園維持管理経費の保育室等改修工事の減は、保育室の床面工事等が完了し、経費が確定したことによるものです。外溝等改修工事は木の根の成長により、擁壁の一部に亀裂が生じているため、擁壁を改修するとともに、駐車スペースを改良するものです。  20ページ、21ページをお願いします。  衛生費、保健衛生費です。予防費、予防接種事業の風しん予防接種委託料の増は、風しんの流行に伴い、予防接種者の増加によるものです。予防接種補助金の増は、里帰り出産等に伴い、町の契約医療機関以外での接種者が増加したことによるものです。  衛生費、清掃費です。清掃総務費、環境衛生センター維持管理経費の光熱水費の増は、燃料調整費の増に伴うものです。  じん芥処理費、ごみ積替施設運営事業の光熱水費の増は、燃料調整費の増に伴うものです。  22ページ、23ページをお願いいたします。  農林水産業費、水産業費です。漁港施設費、漁港整備事業の漁港区域内廃棄物撤去委託料の増は、海岸漂着物の撤去を行うものです。  土木費、道路橋りょう費です。道路維持費、道路維持管理経費の町道維持管理工事の増は、台風による倒木の対応や路面清掃等、想定していなかった工事が発生したため、予算に不足が生じる見込みがあり、緊急の修繕に対応できるようにするものです。  道路新設改良費、狭あい道路等拡幅整備事業の物件調査委託料の減は、入札の執行により経費が確定したことによるものです。狭あい道路整備工事の増は、整備面積、及び道路構造物の設置が増加したことによるものです。土地購入費及び補償金の減は、当初の想定よりも申請件数が減となったことによるものです。  土木費、都市計画費です。都市計画総務費、耐震診断等事業のブロック塀等撤去工事補助金は、ブロック塀の撤去促進のため、撤去及び改修に対して補助金を交付するものです。  24ページ、25ページをお願いいたします。  土木費、都市計画費です。下水道事業特別会計繰出金、下水道事業特別会計繰出金の下水道事業特別会計繰出金の減は、一般職の人件費分です。  消防費、消防費です。常備消防費、消防庁舎維持管理経費の光熱水費の増は、夏の猛暑により電気代に不足が見込まれるものです。一般経費の消耗品の増は、平成31年度の新採用職員の被服等を調達するためのものです。消防車両管理経費の燃料費の増は、救急件数の増加等により不足が見込まれるものです。  非常備消防費、消防団運営経費の消耗品費の増は、平成31年度新入団者用の被服等を調達するためのものです。  教育費、教育総務費です。教育振興費、小中学校空調設備整備事業の空調設備工事監理委託料及び空調設備工事は、近年の猛暑対策として小中学校5校の普通教室等にエアコンを整備し、児童・生徒等の健康に配慮し、学習環境の向上を図るためのものです。  教育費、小学校費です。小学校費及び中学校費のエアコン設置工事の減は、工事の完了により経費が確定したことによるものですので、各事業での説明は割愛させていただきます。  学校管理費、二宮小学校教育施設整備事業の修繕料の増は、消防設備機器点検により指摘を受けた箇所を修繕するものです。山西小学校教育施設整備事業の修繕料の増は、強風を伴う雨による雨漏りを防止するために、窓枠の修繕を実施するものと体育館の放送設備が故障しているため修繕するものです。校庭鉄棒復旧工事は台風に伴う倒木により、鉄棒が破損したため、復旧をするものです。  教育費、中学校費です。学校管理費、二宮中学校教育施設整備事業の修繕料の増は、消防設備機器点検により指摘を受けた箇所を修繕するもの、及び体育館の雨漏り等を修繕するためのものです。  教育費、社会教育費です。文化財保護費、文化財保護普及啓発事業の町指定文化財管理補助金の増は、町指定史跡名称天然記念物に指定している蘇峰堂の庭園にある梅の木が台風により被害を受けたため、復旧にかかる経費を要綱に基づき助成するものです。  生涯学習振興費、生涯学習センター管理運営事業の光熱水費の増は、猛暑の影響によりエアコンの使用が増加したことにより、電気料に不足が見込まれるものです。
     28ページ、29ページをお願いいたします。  教育費、保健体育費です。体育施設費、町民温水プール施設管理運営事業の光熱水費の増は、猛暑の影響により電気使用量の増加と機器の故障等の影響により電気料、水道料、及びガス料に不足が見込まれるものです。加圧給水ポンプユニット交換工事は2台あるうちの1台が故障したため、交換を実施するものです。男女更衣室エアコン設置工事は既存のエアコンが故障したため、新規にエアコンを設置するものです。  学校給食費、学校給食施設管理運営経費の自動車借上料において、当初予算の見込みでは、給食配送車の入れかえを実施する予定でしたが、2度の入札の不調により、今年度中の納車が不可能となったため、自動車借上料を減とし、現行の車両を継続使用するための車検の経費として、修繕料、手数料、自動車保険料、及び自動車重量税を増とするものです。  予備費です。今回の補正に伴いまして、1,867万8,000円を減額し、総額を1,610万8,000円とさせていただくものです。  30ページをお願いいたします。  給与費明細書です。1の特別職の表の区分欄、一番下の比較欄をごらんください。その他の特別職の欄です。職員数は統計調査員が当初の任用予定人数より2名の減となります。給与費の報酬は住宅土地統計調査の調査区が当初の予定よりも増えたことにより、1万6,000円の増となります。給料は特別職3名の給料減額により、121万2,000円の減額となります。共済費ですが、負担率の変更に伴い、2万9,000円の減額となります。  続いて、2.一般職の(1)総括です。比較の欄をごらんください。  職員数の増減はありません。給与費は給料が1,100万円の減額で、職員手当が4,843万7,000円の増額です。  共済費は1,135万6,000円の増額で、合計4,879万3,000円の増額となります。  職員手当の内訳は下の表のとおりとなっており、時間外手当の括弧内の4,181万3,000円が過年度未支給時間外勤務手当の額となります。  31ページをお願いいたします。  (2)給料及び職員手当の増減額の明細です。  給料は給与改定に伴う増が195万4,000円、職員の異動等に伴う減が1,295万4,000円です。  職員手当は給与改定に伴う増が386万1,000円、職員の異動等に伴う増が276万3,000円、過年度未支給時間外勤務手当が4,181万3,000円です。  (3)給料及び職員手当の状況です。アの職員1人当たり給与は、平成31年1月1日現在での補正後・補正前の比較です。  イ.初任給は記載のとおりの金額となります。  32ページをお願いいたします。  ウの級別職員数です。一般行政職、消防職、技能労務職、それぞれ補正後、補正前で職員数の変更ありません。それぞれの級別の職員数の状況は記載のとおりです。  33ページをお願いいたします。  エ.昇給です。職員数及び昇給にかかる職員数に変更はありません。号給数別内訳については記載のとおりです。  オ.期末手当・勤勉手当です。支給期別支給率の12月について、補正前の2.275月分から、補正後の2.325月分への変更で、0.05月分の増となります。  カ.特殊勤務手当については記載のとおりの比率となります。  34ページ、35ページをお願いいたします。  継続費についての調書になります。第2表の継続費補正による防災行政無線設備機器更新事業の廃止に伴う調書となります。  36ページ、37ページをお願いいたします。  地方債の現在高の見込みに関する調書です。表の一番下の合計欄をごらんください。本補正予算において3億7,100万円を増額いたしますので、当該年度中起債見込額の合計が補正後は9億1,600万円となります。これにより、当該年度末現在高見込額については、補正前の額70億3,760万2,000円から、補正後の額が74億860万2,000円となるものです。  以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 187: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。 188: ◯議長【野地洋正君】 二宮議員。 189: ◯4番【二宮節子君】 1点、教えていただきたいのですけれども、23ページの上の農林水産業費、トータルすると600万円ぐらいになるんですが、これより少なくならないものかと思いまして、この95万3,000円のもう1度、詳しい内容をお願いいたします。 190: ◯議長【野地洋正君】 産業振興課長。 191: ◯産業振興課長【宮嶋智也君】 それでは、二宮議員のご質問にお答えさせていただきたいと思います。  こちらの漁港区域内の廃棄物撤去委託料ということで、二宮漁港区域、いわゆる梅沢海岸のところになりますけれども、こちらに関しては、産業振興課のほうで管理をしている場所になります。  こちらで近年、台風ですとか、高波でいろいろなものが流れ着くんですけれども、流れ着いたときに、通常ですと、かながわ海岸美化財団、こちらに協力していただいて、ある程度、片づけはしているんですけれども、どうしても大型のものですと、美化財団のほうでも片づけられないということで、通常は漁業に支障のない一カ所に集めて、毎年、ちょっとずつ片づけをさせてもらっています。  今年も、当初予算54万円で撤去するものを予定していたんですけれども、4月、5月に波が高い時期が続きまして、そのときに大分砂を持っていかれた影響で、地面に埋まっていた網、漁業に昔、使っていた網が大量に出てきてしまいまして、そちらを片づけるのに、そのままにしておくわけにいかないので、急遽、もともと予定していたものを先送りにして、そちらを片づけるということで作業に入ったんですけれども、予想以上に大きな網で大量に出てしまいまして、当初予算で撤去できる分はしたんですけれども、撤去できなかった分をそのままにしておくわけにもいかないので、今、環境衛生センター、桜美園のほうで仮置きをさせていただいています。それを今回、片づけるために補正をお願いしているというような状況です。              (「了解」との声あり) 192: ◯議長【野地洋正君】 露木議員。 193: ◯8番【露木佳代君】 まず、11ページの国からの補助金のブロック塀・冷房設備、1年限りの創設ということでしたけれども、これは二宮町ではブロック塀というよりは、エアコンに全額使う補助金と思っていいですかということ。  それから、19ページの一番下の百合が丘保育園の維持管理経費のところで、擁壁の部分がということで、私が想像しているところであるならば、去年かな、ちょっと見たときに、もうこれはまずそうだなとわかったわけなんです。それは私の目視なんですけれども。ちょっとこれはまずそうだなと思っていて、やっぱり補正で出てくるというのは、もう少し前にここは危険だというふうに見られなかったのか、もしくはこの駐車場とかの整備というところで一緒にやろうということだったのかというのをお聞きします。もうちょっと早い対策が必要だったんじゃないかということです。  あと、23ページのブロック塀の撤去工事補助金のところは、対象となるブロック塀を教えていただきたいです。  29ページ、温水プールなんですけれども、温水プールの故障の部分ですね。前の補正でも別の施設か、温水プールだったか、故障しましたね。どの程度、予期できた故障なのかなというところをお聞きしたいです。点検等もやられていると思うので。  あと、もう1つが、15ページ、時間外勤務手当遅延損害金のところです。これについてなんですが、職員にこの遅延損害金を請求するかしないかということを聞いていると思うんです。これを聞いた理由は何でしょうか。  以上です。 194: ◯議長【野地洋正君】 子育て・健康課長。 195: ◯子育て・健康課長【神保和美君】 私のほうからは、19ページの百合が丘保育園維持管理経費の外溝等改修工事の件についてご説明させていただきます。こちらは場所は百合が丘保育園の裏というか、駐車場、今2台分とめられるところの角にある擁壁の部分です。上に桜の木があるんですけれども、そこの根っこが張り出してきまして、擁壁の間にすき間ができているような状況で、今年の年度初めからちょっとすき間があるなという認識ではいたんですけれども、特に緊急性をそのときは感じず、今年度、ほかに百合が丘保育園の園舎の中の保育室等の床の張りかえの工事とかを行ったんです。その予算が250万円ほどありまして、そちらを終わったあとに、入札で残りのお金がありまして、その関係で、あそこの駐車場、段差がありまして、なかなか車をとめづらいというところもありまして、その段差解消をそのお金でやろうかなと思っていろいろ調べていたところ、ブロックというか、擁壁のすき間ですね、そこが一部剥がれている部分とかも見つかりまして、そこも修繕しないといけないねという話の中で、駐車場の段差の件もありましたので、思い切って桜の木を抜根してとってしまおうということで、そこをとると、隣に大きな物置があるんですけれども、そちらも移動させていただいて、その桜の木を撤去したあとに、できればそこの擁壁を崩して、もう1台、車をとめられるような形で、今現在、2台とめられるところを、3台分確保して、とめさせていただこうかなということで、今回、補正を出させていただいております。 196: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 197: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 11ページ、教育総務費補助金のブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金についてです。  先ほど議員さんのおっしゃいましたとおり、こちらの特例交付金、公立学校のブロック塀の修繕、それから撤去、それから空調設備に関しての臨時特例交付金ということで、今回、二宮町については、公立小中学校の空調設備についての交付金となります。 198: ◯議長【野地洋正君】 生涯学習課長。 199: ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 温水プールの故障についてでございます。  加圧給水ポンプが故障になりました。今年に入りまして、5月に受水槽がありまして、受水槽から加圧給水ポンプで水を引っ張るわけなんですが、その受水槽の中に水がなかなかたまらない状況があったということで、原因がなかなか特定できない中、8月から9月ごろにかけまして、ポンプの不具合が原因であるというのがわかってきました。  現在、2台を通常であれば使っているのですが、1台で稼働しておりまして、一般的にはなかなか発見しづらい部品ではあると確認をしているところです。 200: ◯議長【野地洋正君】 都市整備課長。 201: ◯都市整備課長【宮下雅光君】 先ほどご質問にありましたブロック塀の撤去工事補助、こちらになります。こちらの対象につきましては、個人が所有するブロック塀、公道──国道・県道・町道、これに接する面のブロック塀の撤去が対象となります。基準といたしましては、道路面から60センチを超える高さのブロック塀等の補助を対象としております。  あと、公道になりますが、道路の幅が4メートル以上の道路を対象としております。 202: ◯議長【野地洋正君】 総務課長。 203: ◯総務課長【松本幸生君】 15ページの遅延損害金について、職員に請求するかどうか聞いた理由ということでございますけれども、今回、この未支給の時間外を支給するに当たって、遅延損外金の発生等につきまして、町の顧問弁護士のほうにも相談をさせていただきました。その中で、遅延損害金については、請求権を有するということで、一般的には組合等がある会社等ですと、何かこういうことがあった場合に、組合が間に入って調整をするということが一般的ですと。その場合に、雇用者側は未払分は払います。一方で、組合側は遅延損害金までは請求しませんみたいな形で和解が成り立つようなケースが多いですというようなアトバイスもいただきました。  ただし、二宮町の場合、組合がございませんので、どのような形ですればいいか、相談した中で、そうなってくると、もう一人一人に聞くという形になりますねということで、今回は一人一人にそこの意思を確認をさせていただきました。  なお、こうした点についても、説明をしながらこの意思確認をさせていただいたところです。 204: ◯議長【野地洋正君】 露木議員。 205: ◯8番【露木佳代君】 温水プールの件は、温水プールに限らず、修繕計画を早く立ててしっかりとやっていただきたいと思います。  ブロック塀なんですけれども、これは募集とかというのは、いつから始めるとか決まっていたら、教えていただきたいです。  百合が丘保育園に関しては、駐車場が広くなるのはいいと思うんです。ただ、やっぱり1年ぐらい前でしたか、見たときに、これは危険だなというのはやっぱり私たち感じたものですから、子どもに関することですし、できるだけ早い対応をお願いいたします。  それと、時間外の遅延損害金です。これは職員に時間外勤務手当未支給分の遡求についてという紙をお渡しして、これで面談をされたんだと思うんですけれども、これが私のところのポストにピロッと入っていたわけです。おそらく職員の方が入れたんだと思うんです。  これを見たときに、別にお手紙がついていたわけでも何でもなくて、これだけ1枚、ペロッと入っていて、何が問題なのと思って見るわけですよ。そうしたら、やっぱり2番のこの遅延損外金について、請求します、しませんが私の中で引っかかるわけです。それ以外のところは詳しく言いませんけれども、特に問題はなさそうというか、聞いて当然かなと思うところなので、そうだなと思っていて、2番が気になるなと思ったときに、今、顧問弁護士のほうにお聞きしたという話だったのですけれども、私は私で労働関係に強い弁護士に聞いたんです。  コメントをいただきまして、この時効について2年分支払うということに関しては、あくまで法律に基づいて時効を主張しておきながら、遅延損害金については選択性にするというのは、不均衡・不合理であると。請求するか否かをあえて聞くのは、できれば払いたくないと、町側の意図を事実上、表明しており、そのことが職員にも伝わるために、記名する形式のものであれば、本来、請求したくても、遠慮してしまう危険性がある。これは悪質な時間外勤務手当未払いのケースのため、遅延損害金も含めて選択性にせず支払うべきだと考えるというふうに私の知っている労働関係に強い弁護士はこういうふうにコメントしているわけです。  2年分を支払うといった、これは法律に基づいておきながら、遡求のほうは選択性にするといのことに不合理、不均衡であるというふうに言っているのですけれども、それについてはどうお考えでしょうか。 206: ◯議長【野地洋正君】 都市整備課長。 207: ◯都市整備課長【宮下雅光君】 このブロック塀の補助につきましては、今年度、この12月の補正で提案させていただいております。これが可決され次第、1月より要綱を制定しまして始めていくというところです。 208: ◯議長【野地洋正君】 総務課長。 209: ◯総務課長【松本幸生君】 今回の遅延損害金につきましては、先ほど申し上げましたように、職員に事情を説明した上で、それで最終的に請求するしないは個人の意思ですということをしっかり伝えた中で行っていますので、適正にやったものということで考えております。 210: ◯議長【野地洋正君】 露木議員。 211: ◯8番【露木佳代君】 遡求の話だけします。遅延損害金、全協でご説明いただきました。このときに金額が101万3,487円ということで、これは何人分なんですかとお聞きしたら、答えられませんというお答えでした。なぜかというと、それは職員が言わないでほしいと。人数も言わないでほしいと言ったということは、やはり職員のほうとしては、請求することに勇気が要っているわけです。なので、私はそれは本当によかったのかなというふうにすごく疑問が残るわけですが、最後、いかがでしょうか、もう1回、お聞きします。 212: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 213: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 職員個々にヒアリングをした際に、この遅延損害金について意思の確認をした経過は、先ほど総務課長もご答弁申し上げましたとおり、この請求権のあり方とか、そういうものについて弁護士さんにご相談をした中で、ケースとしてですけれども、いわゆるそういう未払いの関係の紛争があった場合に、組合が間に入って和解というか、話し合いをする。  ただ、二宮町は組合がないから、個々に聞くしかないですねというご指導のもとにあったわけですが、当然、ヒアリングそのものも含めて、やはりこの間、全協でもお話しさせていただいたとおり、職員のほうが変に話しにくいとか、言いにくいという状況にはなってはいけませんので、この辺の遅延損害金についても、本来、請求権があるというところをきちっと説明した上で、改めてこの辺について、そういう労働紛争があったときは、こういうケースとして和解が成立するというケースもあるんですよ。その上でいかがでしょうかというふうに、決して強制したり、変に言いにくいような状況にならないように、きちっとした説明をした上で意思確認をさせていただいたということで、先ほど総務課長もご答弁申し上げましたが、適正に確認ができているものというふうに考えております。 214: ◯議長【野地洋正君】 前田議員。 215: ◯11番【前田憲一郎君】 まず、6ページの地方債補正についてですが、小中学校空調設備整備事業債2億9,600万円の内訳、及び償還額の内容、方法等についてお聞かせください。  それから、10ページ、ここの11ページに書いてあるわけですが、冷房設備対応臨時特例交付金についてですが、何に対して、どのような割合で交付金の額が決まってくるのか、内容をお聞かせください。  それから、24ページ、同じく09教育費のところです。(14)小中学校空調設備整備事業についてですが、29年度、今年度の予算ではエアコン設置工事費が学校管理費で計上されていましたが、今回の補正では教育振興費で上げられています。その理由をお聞かせください。  同じく、(14)小中学校空調設備整備事業、空調設備工事監理委託料について説明してください。  27ページ、同じく教育費です。先ほどのご説明では、小学校費、中学校費の各学校のエアコン設置工事費がすべて減になっていますが、その理由と、本年度設置した機種は昨年度と同様のものを設置したのかどうか、お聞かせください。  29ページ、町民温水プールについてですが、ここの男女更衣室エアコン設置工事152万7,000円とありますが、これは男女の更衣室それぞれ各1台ずつ、2台設置したものでしょうか。  同じく、温水プールのところの光熱水費が猛暑のためという先ほどのご説明でしたが、366万4,000円、29年度と比較いたしましても246万円もの増になった理由を改めてご説明ください。  生涯学習センターの先ほど猛暑によるエアコン等の使用での153万8,000円の増になったというご説明がございました。それに比べても、この温水プールの増加があまりにも大きいものですから、お願いします。  その下、学校給食費のところですが、自動車借上料が0円となった理由をお聞かせください。  以上、お願いします。 216: ◯議長【野地洋正君】 財務課長。 217: ◯財務課長【二宮雅巳君】 私のほうからは、今回のエアコンに関する地方債の件についてお答えをさせていただきます。  今回、合計で2億9,600万円ですが、このうち、今回の国の補正予算に伴う補正予算債と言われるものの充当率が100%、この部分が7,200万円です。いわゆる補助裏と言われる部分、補助事業の国庫補助金を除いた金額の部分に7,200万円の補正予算債を充てます。  さらに、それに足して、学校教育施設整備事業債というものを2億2,400万円つけ加えます。合わせて、先ほど申し上げた2億9,600万円という数字になってございます。  ただ、4億を超える事業費から国庫補助金と地方債を引いても、なお事業費には足りておりませんので、今回、臨時財政対策債を追加して起債をするという予算もあわせて計上させていただいているといったところでございます。  なお、この償還に当たりましては、いわゆる箱ものの地方債ではありますが、エアコンという設備系の整備になりますので、法定耐用年数がエアコンですと13年というのが一般的に定められた年数でございますので、この範囲での償還という形になろうかと想定しております。 218: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 219: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 それでは、24ページ、25ページ目、教育総務費の小中学校空調設備の整備事業についてですが、29年度、30年度予算では学校管理費ということで計上させていただいておりますが、今回はすべての学校の普通教室等に一気にこちらの工事をさせていただくということですので、改めて新しい事業ということで、こちらのほうに位置づけをさせていただきました。  それから、今年度、設置いたしましたエアコンに関してなんですが、今年度は一色小学校のみ、音楽室ですね。それ以外のところについては、図書室のほうに設置をさせていただきました。それぞれ8馬力から10馬力の機種のほうを入れさせていただいております。  昨年度と全く同じ機械かどうかというところはあるのですが、馬力については8馬力、または10馬力ということで、部屋の広さによってこちらのほうを設置させていただいております。  それから、29ページ目、学校給食費の自動車借上料、こちらがゼロになったということに関してですが、先ほど説明がありましたとおり、2回、入札のほうをさせていただいたんですが、結果的に不着、あるいは辞退ということで成立いたしませんでしたので、こちらについては、今年度、新しいトラックのほうは導入ができないということになりましたので、既存のものを車検を通させていただきまして、来年度、またしかるべき方法で計上させていただきたいというふうに思っております。  それから、10ページのところのブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金についてですが、こちらの内訳ですが、こちらに関しては国から交付される交付金なんですが、1つ、実工事費、または施工する面積に国が定めた単価を掛け算した金額のいずれか低いほうが採用されることになります。その金額の3分の1が国庫補助金というふうなことで、こちらのほうに入ってまいります。 220: ◯議長【野地洋正君】 生涯学習課長。
    221: ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 温水プールのエアコンでございます。男女1つずつ設置をさせていただきます。  光熱水費の増でございます。政策総務部長より、猛暑と、あと機器の故障などによりということも含めてご説明をさせていただいてございます。  まず、電気料につきましては、前年と比較しても増加しているところでございまして、こちらについては夏場のエアコン、各部屋の使用が主な原因と考えております。また、上下水道、上水道・下水道、両方兼ねるものなんですが、そちらについては、先ほど話しした加圧給水ポンプの故障により、過剰に水を供給してしまったことが影響されていると考えてございます。  その他、猛暑の関係で水道水の利用が増加したことも影響していると思いますし、あと、10月の台風の関係でも停電がありまして、若干、多目的プールの水がちょっと抜けたということ。  あと、女子更衣室の、ちょっとここも発見が難しい箇所であったんですが、洗面台の下からも若干、水が漏水していた、そのような原因で、あとそれに伴いまして、ガス代のほうも費用がかかるというものでございますが、昨年度、29年度の決算額がございますが、本年度につきましては、それよりも120万円ぐらい低い価格の中でスタートした状況で現在に至るということです。 222: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 223: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 25ページ、監理委託料なんですが、こちらの監理委託料につきましては、専門的な技術的見地の活用に加えまして、施工におけるさまざまな調整を委託することで、この工事の確実かつ円滑な実施のために、工事期間中、委託するものでございます。よろしくお願いいたします。 224: ◯議長【野地洋正君】 前田議員。 225: ◯11番【前田憲一郎君】 まず、ただいまの空調設備工事監理委託料についてですが、今年度は1台ということで、特にこういった監理は要らないと判断され、特に1台だろうが、10台であろうが、50台であろうが、同じだと思うんですよ。その金額が638万円余りという莫大な金額なわけで、なぜこれをつけなければ画一にできないのか。施工業者は確実に施工するのではないんですか、監理しなくても。監理できないような施工業者を選部わけですか。当然、施工業者は責任を持って施工されるんじゃないですか。その辺、お願いします。  それから、先ほどの27ページの一色小学校は音楽室、その他は図書室ということで、8から10馬力を設置されたということです。29年度はすべての教室につけたところ、音楽室、図書室関係なしに10馬力を設置されています。この3月の予算委員会でご説明を受けましたときに、同じものを設置するのかと質問いたしましたときに、29年度と同じものを設置されるとお答えになっています。その変更した理由については説明がございませんでした。また、昨年、10馬力をつけ、今年度の予算から見ての減額が、2馬力小さいものをつけたのにもかかわらず、逆に言いますと減額が少ないです。その辺のところについて、ご説明ください。 226: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 227: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 まず、監理委託に関してなんですが、昨年度、それから今年度に関しては、1台ずつの導入ということですので、そういった複雑な進行監理というのは必要ないかと思うんですが、今回、新しく入れるものに関しては、例えば20台であったり、かなり大きな数のエアコンを入れることになります。そうしますと、学校現場との調整であったり、それから入る業者さんの人数であったり、人数的にたくさんの人たちが動きますので、そういった人たちを円滑に動かすということに関しては、こういった監理委託がどうしても必要になるかということで、計上のほうをさせていただいております。  3月の予算の審査に関しまして、平成29年度と同じものを設置するということで計画のほうを立てておりましたが、業者との綿密な打ち合わせをしたところで、8馬力のものでも大丈夫というふうなことがまた出てきましたので、こちらに関しては、8馬力のものを入れさせていただいております。  小さいものを入れたのに、金額が少なくなっていないのではないかというご指摘に関してなんですが、こちらのほうは、その時々の入札の額によりますので、今回、入札をさせていただきましたが、結果的には昨年度より少し金額が増えているというふうな状況になっております。 228: ◯議長【野地洋正君】 前田議員。 229: ◯11番【前田憲一郎君】 ただいまお答えいただきましたが、これは町の通常の工事すべて、こういったような例えば工事人が多いから、安全性を高めるために監理委託をして、それを業者に頼むと。別途お金を払っているわけですか。通常ならば、請け負った業者がすべて、道路工事や何かもすべてそうだと思うんですけれども、受けた業者がすべて持つんじゃないんでしょうか。その辺、いかがですか。  それから、先ほど8から10馬力をつけたと1回目にお答えになっていましたが、2回目のお答えでは変わっています。すべて8馬力と今おっしゃいました。1回目と2回目、お答えが違うのはおかしくないですか。1回目に8から10馬力をつけましたと。一色は音楽室、その他は図書室、そういうご説明でしたので、音楽室には8、図書室は10だと判断しておりましたが、今のお答えでは、すべて8馬力をつけたと。  ということは、昨年10馬力をつけたものが誤っていたということをお認めになっているわけですね。いかがでしょうか。その辺のところを詳しくご説明いただきたい。  回数が限られていますので、納得しなければ、また一般質問等でやらせていただきます。 230: ◯議長【野地洋正君】 教育部長。 231: ◯教育部長【志賀道郎君】 まず、監理委託ですね。こちらは第三者が入ることによって、こちらが設計した、今、先般の補正で設計をしているわけですが、設計どおりに工事ができているかということを第三者に見ていただくということをやっていただいています。  もちろん今回、今年やっているような工事、エアコン1基ですので、職員がやっておりますが、今回、見積もりの数量としましては、監理委託として延べ80人の人が動くということになっておりますので、やはり80人、1日7時間45分、職員が80日動くということはできませんので、この委託をさせていただいております。  あと、10馬力か8馬力かという問題ですが、二宮小学校が10馬力、一色小学校その他、二宮小学校以外が8馬力になります。先ほど課長のほうで全部8馬力と言ったのは、すみません、誤りになります。  部屋なんですけれども、一色小学校だけが音楽室、あとは図書室になります。 232: ◯議長【野地洋正君】 副町長。 233: ◯副町長【長尾秀美君】 工事を監理委託するということについては、土木工事については、もう職員の経験とか、そういう職員を採用しているんです。  ところが、建築・電気、そういうところについては専門職がいないんです。それで、今回は4億という工事の規模ですよ。エアコンを設置するだけではなく、キュービクル、電源を直さなきゃいけないというような工事もあって、やはり担当職員だけではとても対応し切れないということで、今回、工事監理委託をするということでございます。 234: ◯議長【野地洋正君】 根岸議員。 235: ◯12番【根岸ゆき子君】 まず、このエアコンの工事はいつから取りかかり、工事の期間はいつですかということです。  それから、今の監理委託業務も入札ですか。そして、80人とおっしゃいましたか、80日と言ったのか。ちょっとごめんなさい、よくわからなかったんですが、工事のほうの入札自体は、要するに効率よくやろうという工事になるはずです。要するに不調が生じないような工夫とか、要するに効率よくできるようなやり方についても、何かご検討いただいているのかどうかというあたりがあれば。業者の数が多いということだと、何件も入札にかけるようになるのかとか、ちょっとそのあたりの見通しを教えていただきたい。見通しというか、考えについてですね。  それから、どうしても事業債が多いものですから、返済計画は臨時財政対策債をなくして、それ以外を13年マックスで返すということでよろしいんでしょうか。 236: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 237: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 エアコン工事、いつから取りかかるかということなんですが、こちらの補正予算のほうをお認めいただけましたら、なるべく早目に入札のほうの手続に進めさせていただきたいということで、財務当局とも調整しながら進めていきたいというふうに思っております。  今、12月ということですので、入札がおそらく年明け以降になるかと思うのですが、なるべく早くそちらの入札をしまして、契約、それから最終的には6月下旬、7月が暑くなりますので、そのときにエアコンが稼働できるようにということを目指して、工事のほうを進めていきたいというふうに思っております。  それから、監理についてなんですが、こちらのほうも現在のところは入札になるかというふうに考えております。  それから、先ほどの監理の80人ということについてなんですが、延べ80人というふうに考えております。  それから、入札が不調にならないための工夫はというご質問をいただきました。こちらについてなんですが、確かに5校分をすべて別々に発注するという方法であったり、あるいはすべてを一括して入札をするのか、それとも小中学校を分けて入札するのか、いろいろ方法はあるかと思いますが、今、全国、神奈川県内も含めてなんですが、いろいろなところがこちらの空調の設置に動いております。神奈川県内でも360を超える学校や幼稚園が設置に向けて動いておりますので、そういった中で、二宮町としてもこういった不調がなるべく出ないような方法を考えて、入札のほうをさせていただきたいというふうに考えております。 238: ◯議長【野地洋正君】 財務課長。 239: ◯財務課長【二宮雅巳君】 私のほうから、地方債の件についてお答えさせていただきます。  このエアコンに関する地方債については、先ほど申し上げたとおり、法定耐用年数の13年が償還の上限になるかと思います。この範囲で国・県と相談しながら償還計画を立てていく形になるかと思います。  臨時財政対策債の誤解があるといけないので、改めてもう1度、申し上げますが、今回は臨時財政対策債を増発いたします。当初3億5,000万円だったものを4億2,500万円まで引き上げるということになります。この引き上げた分が、今回のエアコン工事で不足する財源に充てているといった形で捉えていただいて結構かと思います。 240: ◯議長【野地洋正君】 根岸議員。 241: ◯12番【根岸ゆき子君】 これからという部分もあるようなので、わかりました。ぜひ安全な工事と、あと良好な学校環境に努めていただけるようお願いいたします。 242: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 243: ◯9番【渡辺訓任君】 まず、今、地方債の話が出ていましたので、1つだけ確認させていただきたいのは、2億9,600万円に関して、13年償還ということになると、大体、1年当たり、利率とか、条件によっては変わってくると思うのですが、後年度負担が1年当たりどれぐらいなるか。それについて、おおよそのところでよろしいですので、教えていただけたらと思います。  あと、もう1つありますのは、23ページの土木費のプロック塀のところです。これは説明があったんですけれども、実際には何件ぐらいというか、上限とかもあると思うので、幾らぐらいを上限として、何件ぐらいを対象にしてこの補助金を提案されるのか、内容についてももう少し教えてください。  あと、土木費のほう、その上なんですが、狭あい道路の拡幅整備事業、これは教泉寺のところから思うんですけれども、教泉寺のところでいいんですか。  教泉寺のところになると、先ほど27ページに文化財保護普及啓発事業ということで、蘇峰堂の梅の木が倒れてということで、これはちょうど教泉寺の工事現場と蘇峰堂が裏表の関係になっていたと思うんです。現場のほうが、今、工事中で、すごくワーッとしているんですけれども、最終的にあの辺の雰囲気をきちんとされるのかどうか。蘇峰堂の中から見たときの景観と、教泉寺のあそこの道路の景観というか、うまく整備されるのか、そういうことも見ておられるのかについて、ちょっと確認をしたいと思います。  あと、もう1つ、先ほどから時間外のことが触れられていまして、15ページです。15ページの総務費です。あと、関連して30ページの給与費明細です。ここについて1つ確認をさせていただきたいのは、時間外手当としては、当年分として約1,140万円、過年度分として、28年度・29年度というくくりで4,180万円と、そういうことで確認をさせていただいてよろしいでしょうか。  先般、年度であくまでもくくっていくと。遡求される時点から2年さかのぼるのでみなくて、2年度にわたってさかのぼるというお答えだったんですが、そういう意味では、当年分としては1,140万円、そういうふうなことでよろしいでしょうか、増加として。 244: ◯議長【野地洋正君】 財務課長。 245: ◯財務課長【二宮雅巳君】 エアコンの地方債の償還額、おおよそで申し上げます。13年で仮に償還しようとしますと、借り入れた利率等によるのですが、近年の利率等で計算いたしますと、1年当たり二千数百万円、2,500万円以内の償還にはなるとは思います。 246: ◯議長【野地洋正君】 都市整備課長。 247: ◯都市整備課長【宮下雅光君】 先ほどのブロック塀の補助に関するご質問にお答えさせていただきます。  ブロック塀の補助の内容ですが、基本的には工事費の2分の1、上限を10万円として定めます。それと、そのほかに通学路、いわゆる小中学校の生徒さんたちが通るような通学路ですね、こちらのほうに関しましては、4分の3を基本としまして、上限額を15万円という形での補助の内容を考えております。  基本的には、通学路を対象とするものに関して言えば、15万円マックスとしますと、5件分ほどを今の段階では考えております。  もう1点、狭あい、こちらの事業につきましては、今回のこの補正に関する内容につきましては、教泉寺のほうとはまた別物の工事内容となっておりますので、追加の工事箇所が出てきております。それにちょっと不足が生じておりますので、そちらの分を増とさせていただいて、ほかの事業での執行残等々があるものを減額して、中での数字は抑えさせていただいております。  あと、景観ということなんですが、こちらのほうは、工事をやる前から一応、地権者といいますか、蘇峰堂さんともいろいろとお話をさせていただいて、お互い納得したものの内容で工事を進めておりますので、そんなにそぐわないというようなものはないと考えております。 248: ◯議長【野地洋正君】 総務課長。 249: ◯総務課長【松本幸生君】 時間外の関係になります。30ページの給与費明細でちょっと説明をさせていただきたいと思います。  30ページの一番下の欄、職員手当の内訳の真ん中辺に、時間外手当の欄がございます。それの一番下、比較の欄で、今回の時間外手当の補正が5,320万7,000円、そのうちに過年度分は議員おっしゃられたとおり、平成28年度、29年度、つまり平成28年4月分から29年度ですから、30年の3月分までというのがこの4,181万3,000円になります。この5,300と4,100の差引きした金額、約1,140万円、こちらについては、今年度分の時間外手当の補正額、これについては現年として10月の時点で4月にさかのぼって支給しましたといった分を含めて、今年度の見込みを今回、補正をさせていただくというものでございます。 250: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 251: ◯9番【渡辺訓任君】 まず、空調のほうの返済額見込みが2,500万円以下ぐらいだろうということで伺いました。実は私、話を聞き落としていたかもしれないんですが、25ページに空調設備の事業として、先ほど工事監理委託については、るるやりとりがあったんですが、4億円の中身ですね。大体こういう形で設置する台数、先ほど概要説明にあったときも、普通教室等という説明もありましたものですから、普通教室というのと、普通教室等でもまた変わってきますので、その辺の工事の概要についても、何校で何台ぐらいで、対象になっているのは普通教室だけでなければ、体育館等についても、これは要望もあるわけで、そういうところまで含むのかとか、そういう概要もちょっと教えていただきたいと思います。  あと、工事に関してはわかったんですが、1つ、時間外手当の問題です。実質的には2年と9カ月分ぐらいがさかのぼって支払われるという、そういう理解をするのですが、実際にはやっぱり町民の感情としては、なかなかそれが正しいことだとはわかりつつも、5万円の補助金がなかなかおりないとか、サークルの補助金が減ったとか、そういうふうなことを言っているときに、やっぱりまとまって4,000万円ということになると、なかなか気持ちの問題としては納得いかないという、そういうこともたくさん聞くわけです。  ですから、来年度以降の予算としては、大体1,200万円とか、それぐらいが上乗せになってくるだろうということも想定されるんですが、先日の全員協議会のほうでもありましたけれども、基本的には、命令簿による管理は続けていくと。それに加えて、PCでの時間管理、これを参考としていく。職場でコミュニケーションをよくすることと、働き方の見直しを進めていくと。そういうことで、今後こういうことが起らないということが担保されるという、担保されるにそういうことをするんだということをやはりはっきりと、この予算を前にして確認しておく必要があるんじゃないかなと思うんですが、その辺について、それだけで今後の未払いが起らないということを担保できるかどうか、その辺について確認をさせてください。 252: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 253: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 それでは、各小中学校の空調の設置の部屋数についてご説明をさせていただきます。  まず、普通教室になりますが、こちらはすべて新設となります。二宮小学校が25部屋、一色小学校が10部屋、山西小学校が15部屋、二宮中学校が13部屋、二宮西中学校が11部屋、合計で74となります。  それから、特別教室なんですが、特に使用頻度が高い理科室のほうに導入をさせていただきたいと思っています。二宮小学校が2部屋、一色小学校が1部屋、山西小学校、二宮中学校、それから二宮西中学校が2部屋ずつということで、全部で9部屋になります。  それから、校長室になります。こちらも新設ということで、各学校1部屋ずつということで、合計で5部屋になります。  それから、職員室になりますが、こちらは更新というふうになります。5校で5部屋というふうになります。  それから、作業員が使う作業員室ということで、こちらについても、各学校1部屋ずつということで、合計が5部屋。  会議室になりますが、こちらは更新と新設と入っております。まず二宮小学校のほうは新設が2部屋、一色小学校が新設1部屋、山西小学校、こちらも新設で2部屋、二宮中学校と二宮西中学校に関しましては1部屋ずつ、こちらは更新となりますので、全部で7部屋となります。  それから、保健室、こちらはすべて更新ということで、5校で5部屋になります。  事務室になりますが、こちらは新設となります。二宮小学校、一色小学校、二宮中学校の3部屋につけます。山西小学校と二宮西中学校は職員室と続きになっておりますので、単独での設置はございません。こちらのすべてを合計しますと、113部屋への設置となります。 254: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 255: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 時間外勤務の関係でございますが、この時間外勤務の関係については、2点、重要な部分があると考えております。  1つは、時間外勤務そのものの管理、もう1つは業務改善というところになるかと思います。時間外勤務の管理につきましては、先ほど議員さんからもご指摘がありましたとおり、従前から行っております事前命令、これの徹底、これは当然のことながら、プラスして、確認行為としてのパソコンのログ記録等による確認、こういったものを徹底して、適正な時間外勤務の管理に努めていくということと、もう1つは、業務改善、この部分については、何度かご答弁申し上げているとおり、職員のヒアリングを通して、さまざまな課題が出てきておりますので、こういった課題を今後検討していく中で、時間外そのものが減っていくような取り組みを進めていかないといけないというふうに考えてございますので、その両面からしっかりとした時間外勤務に対する管理を行っていきたいというふうに考えてございます。 256: ◯議長【野地洋正君】 お諮りいたします。5時以降もこのまま会議を続けたいと思いますが、これにご異議ございませんか。             (「異議なし」との声あり) 257: ◯議長【野地洋正君】 ご異議なしと認めます。よって、このまま会議を続けます。 258: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 259: ◯9番【渡辺訓任君】 あと、空調設備について、74教室というのが頭にあったものだから、それ以外に40室、そういうところがあるということと、常識的に考えると、先ほどキュービクルというお話もありましたけれども、電気設備、付帯工事というか、その辺の、先ほど監理が入っているということなんですけれども、これだけ大きな額になりますので、妥当性をどういうふうに私ども理解したらいいのか、そこのところをちょっと教えていただきたいと思います。4億円という額が妥当だという、その部分ですよね。  あと、もう1つ、この時間外につきましては、今、お話がありましたので、ぜひその方向で徹底をしていただきたいということをお願いするだけです。 260: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 261: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 空調設置の金額についての妥当性ということでご質問をいただきました。9月の補正で設計委託ということで計上させていただきました。こちら専門の知見を有しているものが設計しておりますので、こちらについては、金額の妥当性があるかというふうに考えております。 262: ◯議長【野地洋正君】 小笠原議員。 263: ◯7番【小笠原陶子君】 細かいですけれども、ちょっと参考のために確認しておきたいというのがあって、まず1つは、15ページの釜野のトンネルの部分照明から全部照明にしたのは半年だけで42万円、電気代がかかるという話なんですが、多分、10月ごろに全部つけるように、不審者が出たということで、すぐやっていただいたのはいいんですけれども、そのときにLEDにして電気代の節約という、どうせやるんだったら、業者がいじるんだったら、そうすべきだったのではないかと思うのですけれども、その辺、LEDの絡みはどうなっていますか。  それから、19ページの百合が丘保育園の維持管理経費の外溝等改修工事の447万2,000円は、どのような工事をするかというお話はわかったんですけれども、いつやるのかというのも、とにかく今現在もとてもみんな不便しているので、ガタンと上らなくちゃいけなくて、車の裏がすれちゃって、何人も嫌な思いをしているみたいなんですけれども、あと、締める蛇腹付のあれも壊れていて締めづらいとかと言って、要するに非常にもう使えないような状況なのを一生懸命使っているようなところが今現在あるから、早くやってほしいわけだけれども、子どもたちを預かる中で、大体、学校とかだったら夏休みとかにやりますけれども、どういうふうに工事を進めるのかというのと、桜の木を掘ってつくるに当たって、アッセンブリーで値段が出ちゃっているのか、要するに全部一括で出ているのか。部分的に、この部分は幾らかかって、その積算の状況がどうなっていて447万円になったのかというのを確認したいと思います。  それと、23ページの海岸漂着物について状況は伺ったんですけれども、非常に疑問に思うのは、波でごみで来ちゃったのは、もう避けようもないし、また日本も韓国のほうにごみが行っていたりとか、いろいろあるから、やむを得ない部分はあるけれども、出てきたのが網だということは、漁業者だなということがわかって、なりわいでやっている人たちが、それで商売してもうけてきているわけだから、今現在、もうかっているかどうかは別として。漁業組合が一定の負担をしてそれを除去するとか、何でもかんでも何でみんなの税金で一部の人のものをやるのかなというのは不思議に思うわけですけれども、その辺を確認したいというふうに思います。  それから、27ページの山西の校庭の鉄棒を直していただくのはありがたいなと思うのですけれども、どういう木が倒れたのかというのは、非常に根の張りぐあいとかがあって、そういう事例があったときに、もちろん他の学校もそういう遊具の周りにどれだけ木があって、でもこの木だから大丈夫だけれども、この木はだから倒れたんであってとか、西風とか風の向きの状況とか、とにかくこれから日本は地球の温暖化で台風の発生も遠くで発生していたのが、太平洋でも日本海側に近づいたところから突然発生して、ガーッと来るので、これからはますます被害が多くなる可能性は大きいんですけれども、今回はわりあいと安く、81万円で済んで、要するに木を切るのもお金がかかるじゃないですか。だから、バランスを見てやっていかなくちゃいけないんだけれども、もう危なそうな木は最初から切ったほうがいいんじゃないかとか、遊具って結構高いものは高いですから、それを守るための方策を、私は緑を守りたいタイプですけれども、でも明らかに危なそうなものは最初から切ったほうが、予算がかからないという物の考え方がありますよね。そういうことに関して、他の小中学校では大丈夫なのか。二はあまり木がないから、大丈夫かなと思うんですけれども、一色とか西中とか、あと山西もまだほかの部分で危なくないのかとか、そういうのをちょっと確認したいというふうに思います。遊具だけじゃなくて、建物に対してもどうなのかなというのはありますけれども。倒れた木と同じような木が植わっていたら危ないなと思うので、ちょっと確認したいと思います。  それから、29ページの学校給食の自動車を2回の入札が不調で、次年度は考えていきますというお話だったんですけれども、どういうふうに次年度考えると入札がちゃんとできるのか。要するに値段をぐっと上げるということなのかなとは思うんですけれども、ただ抽象的な答えだったので、もっと具体的な答えを伺えればというふうに思います。 264: ◯議長【野地洋正君】 防災安全課長。 265: ◯防災安全課長【西山哲也君】 釜野トンネルの光熱水費の関係なんですけれども、先ほど説明の中では、釜野トンネルということでお話しさせていただいたんですけれども、これは主なものということで、実際は富士見が丘から石神台に抜けるトンネル、あちらに5本あります。また田原・橘に抜けるところのトンネルもございまして、そちらにも24基ほどございます。釜野トンネルが今まで22基あったもののうち、12基をつけておりまして、それを全灯したということで、釜野トンネルだけではないんですけれども、今回、光熱水費が上昇したということで、補正のほうをさせていただいているというような経過がございます。  また、LEDのほうの関係につきましては、道路関係と今後、調整しながら検討していきたいというふうに考えてございます。 266: ◯議長【野地洋正君】 子育て・健康課長。 267: ◯子育て・健康課長【神保和美君】 百合が丘保育園の工事の関係です。工事の内容といたしましては、駐車場拡張のための木の伐採、あとその隣にあります物置の移設、擁壁の撤去、もう1回、擁壁を組むというのと、既存の擁壁の上にフェンスがありますので、それの撤去・設置、あと段差解消のためのコンクリートを取り壊し、もう1度打ち直すというような工事。あと、先ほど議員さんがおっしゃられた入り口の扉、あれも撤去して、今度、扉ではなくて、ポール形式のものを設置する予定でいます。  こちらも、工事期間としては1カ月半から2カ月ぐらいかかるということで、こちら補正のほうが通りましたら、速やかに工事に移りたいと思っていますが、3月の下旬に卒園式がありますので、そこまでには間に合わせて、新しいものにしていきたいというふうに考えております。 268: ◯議長【野地洋正君】 産業振興課長。 269: ◯産業振興課長【宮嶋智也君】 漁網の撤去についてなんですけれども、こちらについては、おっしゃるとおり、町のほうも網が出たときから、時間をかけてその網の所有者を探しました。これが、実際にはおそらく地引き網で使っていたものじゃないかというような網なんですけれども、地引き網、一昔前はかなり業者がいたんですけれども、皆さん、廃業されていまして、今ある網元さんにも確認したんですけれども、だれのものかわからないというようなことで、今回は景観ですとか、あとそのままにしておいて、その場所から不法投棄が始まっていくというようなことを恐れて、撤去のほうを町のほうで優先させていただきました。
    270: ◯議長【野地洋正君】 教育総務課長。 271: ◯教育総務課長【小笠原純二君】 山西小学校の倒れた木の種類については、すみません、今わからないんですけれども、各学校のほうの樹木については、委託で枝払いなど手入れのほうは定期的にさせていただいております。  そういった中で、木のほうの健康度といいますか、そういったものがきちんとしているかどうかというのは確認をしております。また、今回の台風で町役場に上ってくる坂道のプラタナスが倒れてしまったというふうなこともありました。今現在、二宮西中学校のプラタナスがあるんですが、そういったところもきちんと確認をして、また対処していきたいというふうに考えております。  それから、給食センターのトラックに関してなんですが、今回、30年度はリース契約ということを考えていたんですが、当初、予定しておりました、想定していた車種が仕様変更ということで、受注が停止してしまったというふうなことがございまして、納期的に厳しくなったということとか、それから仕様変更によって、車両価格が幾らになるのかというところが不明という点もありまして、リース業者としては、ちょっと入札のほうができなかったようなところもあるかと思います。  それから、町の各学校への給食の配送車、例えば受け入れ口の高さであったり、そういったものをかなり細かく、仕様のほうをこちらのほうとしてはお示しをしてやりましたので、そういった点もちょっと業者としては、なかなか入札しづらかったところはあるのかなと思います。  ということで、来年度に関してなんですが、またリースの契約でできるのかどうかということもちょっと不安材料としてありますので、場合によっては購入というふうなことも考えなければいけないかなというふうに、今後、また検討していきたいというふうに思っております。 272: ◯議長【野地洋正君】 小笠原議員。 273: ◯7番【小笠原陶子君】 釜野のトンネルだけで42万円は不思議だなと思ったので、きちんと最初から説明していただけるとありがたかったんですけれども、一応、防災安全課がやるから、とりあえずつければという感じなんだなと思って、やっぱり先を見て、何でも今回、電気系のこともLEDに、東京都はただで都民にチェンジするのをお渡ししているようですけれども、金持ちの自治体に住むと幸せだなと思いますけれども、やはり地球温暖化対策のためにも、LEDに進めていく時代なんだから、どうせ人件費をかけるなら、このときにやるべきだったとは私は思いますけれども、今回は暗いのを何とかしたいということが優先順位が高くて、そのまま明るくしたと思いますけれども、ぜひLED化を考えてください。担当と横の連絡もしっかり取り合ってやってください。  それから、百合が丘保育園のことはよくわかりましたけれども、常日ごろから近隣の方には大変ご迷惑をおかけしているので、工事に当たっても、どういう工事をするのかとか、結構大がかりな工事になるので、もちろん突然やらないと思いますけれども、きちんとご理解いただいて、近隣に迷惑にならないようにしっかりやってください。嫌がられないように、よろしくお願いします。  それと、1点、聞き損ねたんですけれども、27ページの蘇峰堂の梅の木に10万円ということなんです。簡単な説明だったから、よくわからなかったんですけれども、あの梅の木は価値があるので、よかったなとは思いますけれども、どういうふうに改修したことによって、管理することによってこの10万円なのか。また台風が来たら、何しろ古木ですから、めちゃめちゃ古い梅の木で、強い風には全然弱そうだし、どこまで大丈夫なのみたいな。ここでお金をかけてそれで終わるのというのを確認できればというふうに思います。 274: ◯議長【野地洋正君】 生涯学習課長。 275: ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 蘇峰堂の庭園でございます。今回の台風でかなり古い古木が通路を塞いだような形になりました。年明けに菜の花ウォッチもございますので、その間に周回ができないような状況と、あとそれを支えている支柱なども倒れてしまっていますので、まずは菜の花ウォッチングの開催に向けて、皆様に楽しんでいただけるように修復するというのがまず大前提で、今回の補正でございます。  また、その後、それに限らず、手を入れていく維持管理の部分がありますので、それについてもまた所有者の方とお話ししながら、維持管理に努めていただくというような形です。 276: ◯議長【野地洋正君】 都市部長。 277: ◯都市部長【椎野文彦君】 トンネルの明かりの件で補足をさせていただきます。  不審者とか安全面を考慮して全灯に切りかえたわけですけれども、その際に、単なる玉切れと故障という2通り考えられたんですが、実は点検した結果、玉を交換すれば直ったということで、今回は維持管理の面と経費を考えて交換させていただきました。  もし壊れて故障があれば、順次、LED化に切りかえていくような考えを持っていたんですけれども、老朽化を踏まえて、今後、LED化は考えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 278: ◯議長【野地洋正君】 小笠原議員。 279: ◯7番【小笠原陶子君】 蘇峰堂さんに関しては、価値あるお庭だとは思いますけれども、今の説明だと、1本の木にいろいろ手当てで10万円だったのか、そんなことはないんですか。全体にかかった費用の全額かどうかというのはちょっと確認したいと思います。 280: ◯議長【野地洋正君】 生涯学習課長。 281: ◯生涯学習課長【小島孝紀君】 蘇峰堂さんにつきましては、庭園全体を文化財の指定とさせていただいておりますので、今回、全体を復旧するというもので、補助率2分の1となってございます。              (「了解」との声あり) 282: ◯議長【野地洋正君】 坂本議員。 283: ◯6番【坂本孝也君】 1つだけ。例の残業の支払いなんですけれども、いろいろ皆さん、出ましたけれども、私は4,000万円を超える大きな金額になったと、こういうことを踏まえて、もっと精度の高いヒアリングがあってしかるべきではないかと。  ちょっと慌てて、1月余りでそういう調査をしたというふうに書いてありますけれども、ちょうど選挙の前はね。もっとゆっくり念を入れて職員から聞き出して、こういう査定ができたのかなと。  というのは、この間も全協で言いましたけれども、上司が残っているから帰れないんですよという残業もあるわけです。それは仕事をしているのか、待っているのかというのもあるし、もっと金額を少なくしろと言っているんじゃないんですよ、私は。その中身を、皆さん、対象者が公平に思う……。今、私が聞くところによると、ちょっと不協和音なんですよ、もらうべき人たちの中で。そういうようなことが感じられるので、やはりここは時間をかけて、もう少し皆さんが満足するという結果が出るような調査をした結果でやってもらいたいなと思います。  もう1つは、対策です。30年も続いたという、私も当事者でしたけれども、そういう悪しき伝統というか、そういうことを正常に戻すということは至難の技です。パソコン管理でタイムカードのかわりにしようとか、提案はありましたけれども、果たしてそういうことだけで正常な職場ということになれるのかなと。  今、ここに至っての短期間でも、おそらく残業をのんじゃっている職員がいますよ。申告しないんですよ。そういうようなことも配慮しながら、この問題はそう簡単に片づく問題じゃないとずっと思っているんです。大事なことだから、ここであえて結論を出すよりも、少し時間をかけて、みんなが納得して、町長はじめ、皆さんが一枚岩になれるというチームワークが大事だと思うんです、これからの行政運営。こんなことで若い連中がああじゃない、こうじゃないと言い出すというのは、すごくマイナスになると思うんです。  だから、出すのがいけないとか、そういうことを言っているんじゃないんですよ、私は。中の質、それをお互いに話せばわかると思うんです。そういうようなことをぜひやってもらいたいという、要望みたいになっちゃったけれども、どうですか、その辺は。 284: ◯議長【野地洋正君】 政策総務部長。 285: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 ヒアリングの関係でございますけれども、1つには、未支給分を支払わなければいけないということがございまして、そのための確認作業というのも一緒に同時並行して行いましたもので、早々に実施したというところでございます。  ただ、その中で、当然いろいろな課題や意見が職員のほうからも出てきた。当然このことを早急に判断して、すぐに対策してということではなく、先ほどからもそういう業務改善につなげるものは、これから時間をかけていろいろと検討していきたいということで考えているところでございます。  ただ、やはり時間外勤務は当然、事前命令ということが大前提ですから、まずはすぐにできることとして、時間外の事前命令と、その確認のためのパソコンのそういうものを活用した確認ということを早急に行うということで、すべてのことを早急に解決していこうということではなく、時間をかけるべきところは時間をかけて、対策をとっていくというようなことも含めて考えているということでご理解いただければと思います。 286: ◯議長【野地洋正君】 坂本議員。 287: ◯6番【坂本孝也君】 時間をかけて、これから修正して、正常化に臨むという、今、お答えですよ。だから、それでいいんです。時間をかけて数字も出してくださいよ、私はそういう考えなんです。  なぜここで出さなくちゃいけないのかと。慌てて、分割にしたらどうと私も思っている、払うのを。だって、そのお金が事業に使えるじゃないの。大きなお金ですよ。ですから、一朝一夕には結論は出ないと思うので、対策のほうを時間をかけようとして、いろいろなことをやるのももちろんそうだけれども、じゃあ、ここで払うものは先に払っちゃおうかと、こういうのではちょっと乱暴じゃないかなと、こう思ったんです。 288: ◯議長【野地洋正君】 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。 289: ◯議長【野地洋正君】 露木議員。 290: ◯8番【露木佳代君】 私は今回の一般会計補正予算に反対の立場で討論いたします。  今回の補正でやらなければならないこと、事業がたくさんあるのはよくわかったんですけれども、やはり遅延損害金の件で反対いたします。  先ほど組合がないために、個々にヒアリングを丁寧に行ったというお話だったんですけれども、職員にやっぱりどんなに丁寧に説明しようとも、やはり全員に支払わないためにはどうするかという意図が見えてしまうというか、私ならそう感じてしまうわけです。  先ほど労働関係に詳しい弁護士の見解をご紹介しましたけれども、ちょっとこの予算に反対する理由として、繰り返しになりますが、もう少し詳しく述べます。  まず、この支払いの請求の時効は確かに2年間分であると。しかし地方公共団体でありながら、意図的に支給せず、時効が経過したから2年分を払うというのが、時効主張を乱用的に用いている面があるという見解がそもそもあるわけです。再度、弁護士の見解ですが、先ほど申し上げましたように、時間外勤務手当の支払いの時効については、あくまで法律上に基づいて主張しておきながら、遅延損害金については選択性にするというのは、やはり不均衡・不合理であると。請求するか否かを聞くのは、できれば町の払いたくないという意図を事実上、表明しており、記名する形式のものであれば、本来、請求したくても遠慮してしまう危険性があるということです。  以上の見解は、私は非常に納得できます。また、今、大事なのは、職員のモチベーションでもありますので、やはり選択性にしたことに疑問が残りますので、今回、反対させていただきます。 291: ◯議長【野地洋正君】 これをもって討論を終結いたします。  これより町長提出議案第63号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 292: ◯議長【野地洋正君】 起立多数であります。よって、町長提出議案第63号は原案のとおり可決されました。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は5時35分より始めます。                           午後5時26分 休憩    ────────────────────────────────                           午後5時35分 再開 293: ◯議長【野地洋正君】 休憩前に引き続き会議を開きます。    ────────────────────────────────    日程第17 議案第64号 平成30年度二宮町国民健康保険特別会計                 補正予算(第2号) 294: ◯議長【野地洋正君】 日程第17「平成30年度二宮町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」町長提出議案第64号を議題といたします。 295: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 296: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 297: ◯町長【村田邦子君】 議案第64号の提案理由を説明いたします。「平成30年度二宮町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ46万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ34億7,965万6,000円とするものです。  内容につきましては健康福祉部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 298: ◯議長【野地洋正君】 健康福祉部長。 299: ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第64号についてご説明申し上げます。  6ページ、7ページをお願いします。事項別明細書の説明をさせていただきます。  歳入です。県支出金です。県補助金、保険給付費等交付金、特別交付金の増は、平成30年度の国保制度改革による都道府県単位化に伴う国保事業報告システム改修に措置される交付金です。  財産収入です。財産運用収入、利子及び配当金、国民健康保険財政調整基金利子収入の増は、不測の事態に備えるための基金を定期預金として得た額を増とするものです。  繰入金です。他会計繰入金、一般会計繰入金、職員給与費等繰入金の減は、人事異動等に伴う職員給与費等の減に伴うものです。  出産育児一時金繰入金の増は、出産予定者の増に伴うものです。  8ページ、9ページをお願いします。  歳出です。総務費です。総務管理費、一般管理費、国民健康保険運営事務事業は、国保事業報告システム改修にかかる負担金です。一般経費の減は、職員給与費等の減です。  保険給付費です。出産育児諸費、出産育児一時金、出産育児一時金支給事業は被保険者の出産に際し、一時金として給付するもので、出産予定者増見込みにより補正をお願いするものです。  出産育児一時金支払手数料、出産育児一時金支払手数料支払事業は、出産育児一時金の増に伴い、直接払制度により医療機関へ支払う際に発生する手数料を増とするものです。  基金積立金です。基金積立金、国民健康保険財政調整基金積立金事業は、定期預金の利息を基金へ積み立てるものです。  諸支出金です。償還金及び還付加算金、一般被保険者保険税還付金、一般被保険者過年度保険税還付金経費は、さかのぼって喪失手続をしたことにより過年度分となった保険税の高額還付が発生してしまったため、増額補正をお願いするものです。  償還金、国庫支出金等返還事業は、平成29年度に受けた療養給付費等負担金及び高額療養費共同事業負担金の精算に伴う返還金の増で、9月補正で返還見込みとしていた国庫支出金を返還するものです。  予備費です。本補正に伴い3,497万4,000円を減額し、予備費総額を3,192万8,000円とするものです。  12ページ、13ページをお願いします。給与費明細書です。  内容は一般会計と同様ですので、説明は省略させていただきます。  以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 300: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 301: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「省略」との声あり) 302: ◯議長【野地洋正君】 討論なしと認めます。  これより町長提出議案第64号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 303: ◯議長【野地洋正君】 起立全員であります。よって、町長提出議案第64号は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第18 議案第65号 平成30年度二宮町後期高齢者医療特別会                 計補正予算(第2号) 304: ◯議長【野地洋正君】 日程第18「平成30年度二宮町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」町長提出議案第65号を議題といたします。 305: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 306: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 307: ◯町長【村田邦子君】 議案第65号の提案理由を説明いたします。「平成30年度二宮町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ60万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億2,254万1,000円とするものです。  内容につきましては健康福祉部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 308: ◯議長【野地洋正君】 健康福祉部長。
    309: ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第65号についてご説明申し上げます。  6ページ、7ページをお願いします。事項別明細書の説明をさせていただきます。  歳入です。繰入金です。他会計繰入金、一般会計繰入の減は、職員給与費等繰入金の減によるものです。  8ページ、9ページをお願いします。  歳出です。総務費です。総務管理費、一般管理費、一般経費の減は、職員人件費の減です。  10ページ、11ページをお願いします。  給与費明細書です。内容は一般会計と同様ですので、説明は省略させていただきます。  以上、よろしくご審議賜りますようほどお願い申し上げます。 310: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 311: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「省略」との声あり) 312: ◯議長【野地洋正君】 討論なしと認めます。  これより町長提出議案第65号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 313: ◯議長【野地洋正君】 起立全員であります。よって、町長提出議案第65号は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第19 議案第66号 平成30年度二宮町介護保険特別会計補正                 予算(第2号) 314: ◯議長【野地洋正君】 日程第19「平成30年度二宮町介護保険特別会計補正予算(第2号)」町長提出議案第66号を議題といたします。 315: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 316: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 317: ◯町長【村田邦子君】 議案第66号の提案理由を説明いたします。「平成30年度二宮町介護保険特別会計補正予算(第2号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ381万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ25億6,530万1,000円とするものです。  内容につきましては健康福祉部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 318: ◯議長【野地洋正君】 健康福祉部長。 319: ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第66号について説明申し上げます。  6ページ、7ページをお願いします。事項別明細書の説明をさせていただきます。  歳入です。国庫支出金です。国庫負担金、介護給付費負担金の現年度分は、給付費の補正に関連して、国が負担すべき20%分の増額をするものです。  国庫補助金、調整交付金の現年度分は給付費の補正に関連して増額するものです。  国庫補助金、地域支援事業介護予防交付金の現年度分は、職員の給与費等の補正に関連して減額をするものです。  国庫補助金、地域支援事業包括的支援等交付金の現年度分は、職員の給与費等の補正に関連して増額をするものです。  支払基金交付金です。支払基金交付金、介護給付費交付金の現年度分は、給付費の補正に関連して、支払基金が負担すべき28%分の増額をするものです。  支払基金交付金、地域支援事業支援交付金の現年度分は、職員の給与費等の補正に関連して減額をするものです。  県支出金です。県負担金、介護給付費負担金の現年度分は、給付費の補正に関連して県が負担すべき12.5%分の増額をするものです。  県補助金、地域支援事業介護予防交付金の現年度分は、職員の給与費等の補正に関連して減額をするものです。  県補助金、地域支援事業包括的支援等交付金の現年度分は、職員の給与費等の補正に関連して増額するものです。  8ページ、9ページをお願いします。  財産収入です。財産運用収入、利子及び配当金の介護給付費準備基金利子収入は、想定していたものより一部有利な金利により基金の運用ができたことによるものです。  繰入金です。他会計繰入金、介護給付費繰入金の現年度分は、給付費の補正に関連して、町が負担すべき12.5%分の増額をするものです。  他会計繰入金、地域支援事業介護予防繰入金の現年度分は、職員の給与費等の補正に関連して減額をするものです。  他会計繰入金、地域支援事業包括的支援等繰入金の現年度分は、職員の給与費等の補正に関連して増額をするものです。  他会計繰入金、一般会計繰入金の職員給与費等繰入金は、職員の給与費等の補正に関連して増額をするものです。  他会計繰入金、一般会計繰入金の事務費等繰入金は、介護保険運営事業の補正に関連して増額をするものです。  基金繰入金、介護給付費準備基金繰入金の介護給付費準備基金繰入金は、基金の取り崩しをして財源に充てるものです。  10ページ、11ページをお願いします。  歳出です。総務費です。総務管理費です。  一般管理費、介護保険運営事業の普通旅費の増は、恒道会関連の出張増に伴うものです。  一般管理費、一般経費は職員の人件費の調整に伴う増です。  保険給付費、サービス等諸費です。介護サービス等諸費、介護サービス等諸費給付事業の居宅介護サービス給付費の減は、要介護1から5までの方を対象とした訪問介護や通所介護等の居宅サービスで対象者数が当初見込みより減となることに伴うものです。地域密着型介護サービス給付費の減は、要介護1から5までの方を対象とした小規模多機能型居宅介護や地域密着型通所介護等のサービスで、対象者数が当初見込みより減となることに伴うものです。施設介護サービス給付費の増は、介護老人福祉施設や介護老人保健施設等の入所サービスで対象者数が当初見込みより増となることに伴うものです。居宅介護福祉用具購入費の増は、要介護1から5までの方を対象とした入浴補助用具や腰掛け便座等の福祉用具の購入についての補助で、対象者数が当初見込みより増となることに伴うものです。居宅介護サービス計画費の増は、要介護1から5までの方を対象としたケアプランの作成についての費用で、対象者数が当初見込みより増となることに伴うものです。  介護予防サービス等諸費、介護予防サービス等諸費給付事業の介護予防サービス計画費の増は、要支援1、2の方を対象としたケアプランの作成についての費用で、対象者数が当初見込みより増となることに伴うものです。  保険給付費、高額介護サービス費です。高額介護サービス費は財源振替によるものです。  12ページ、13ページをお願いします。  保険給付費、高額医療合算介護サービス費です。高額医療合算介護サービス費は財源振替によるものです。  保険給付費、特定入所者介護サービス費です。特定入所者介護サービス費は財源振替によるものです。  地域支援事業費、介護予防・生活支援サービス事業です。介護予防・生活支援サービス事業費、及び介護予防ケアマネジメント事業費は、財源振替によるものです。  高額介護予防サービス費、高額介護予防サービス費相当支給事業の高額介護予防サービス費の増は、総合事業におけるサービスにて発生した高額介護予防サービスで、対象者数が当初見込みより増となることに伴うものです。  地域支援事業費、一般介護予防事業費です。一般介護予防事業費、介護予防普及啓発事業は、職員の人件費の調整に伴うものです。  14ページ、15ページをお願いします。  地域支援事業費、包括的支援事業及び任意事業費です。包括的支援事業費、一般経費は職員の人件費の調整に伴うものです。  地域支援任意事業費は、財源振替によるものです。  基金積立金です。介護給付費準備基金積立金、介護給付費準備基金積立事業の介護給付費準備基金利子収入積立金の増は、利子収入の増額を見込むものです。  16、17ページをお願いします。給与費明細書については、一般会計と同様ですので説明を省略させていただきます。  以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 320: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。 321: ◯議長【野地洋正君】 小笠原議員。 322: ◯7番【小笠原陶子君】 11ページの介護サービス等諸費の19-30と19-32がちょうど足すと19-34になるのかなというのが、振り分けて、今回の恒道会絡みで、グループホームから違う施設に移るために、このような動きになっているのかというのを確認です。 323: ◯議長【野地洋正君】 高齢介護課長。 324: ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 では、お答えいたします。  たまたま金額のほうが1,000万円、3,000万円ということで、議員さんがおっしゃられた金額についてのご質問ですけれども、恒道会の影響があるかないかと言いましたら、あるということなんですが、それ以前に、こちらのサービスの給付につきましては、当初で見込んだものよりも利用者数が減になったり増になったりということで、この金額の増減になっております。 325: ◯議長【野地洋正君】 小笠原議員。 326: ◯7番【小笠原陶子君】 漠然としたお答えでございます。  それと、あと居宅介護サービス計画費とか、要するにケアプランが要介護も要支援も増えているのは、当初の見込みより増えたということなんだけれども、どのくらいを見ていたら、どのくらいかぐらいは最初から説明していただきたいと思いますけれどもね。お願いします。 327: ◯議長【野地洋正君】 高齢介護課長。 328: ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 それでは、1つずつご説明をいたします。  まず、19-30の居宅介護サービスの給付に関してですけれども、こちらは在宅でサービスを利用している方が施設利用に移ったということがございまして、人数的には12人ほど施設のほうに移行したということで減になっております。  続きまして、19-32地域密着型介護サービス給付費の減でございますけれども、こちらは「もとまちの家」が5月から、受け入れを3つのすべての棟を利用できるということで、27人の定員でおりましたけれども、実際には10人ほど定員に満たないということで、17人ぐらいの利用となりまして、3,000万円ぐらいの減となりました。  それから、19-34の施設介護サービス給付費の増ですけれども、こちらのほうは入所者数が増加したということで、施設の介護サービスといいますと、先ほど部長の答弁にもございましたように、介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホームですけれども、こちらの利用者数と介護老人保健施設、リハビリの施設ですけれども、こちらの入所者数がともに増加をいたしまして、老健のほうが19人、特養のほうが18人ということで、合計37人の増加ということで、4,000万円の増になっております。  19-38の居宅介護サービス計画費の増につきましては、30人ほど増加したということになっております。 329: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 330: ◯9番【渡辺訓任君】 12ページですけれども、先ほど財源変更というのがぽこぽこと、額は小さいですけれども、いろいろ出ているのですが、保険料と繰入金が入れかわるということがたくさん起きているものですから、その背景に何があったのかなということを1つ教えてください。  もう1つ、16ページです。16ページに給与費明細があって、先ほど時間外手当については、るる論議があったところなんですけれども、当然、ここに町の職員の介護保険にかかわっている部分でここに載っていると思うんです。ですから、そういう意味では、先ほどの論議された部分というのがここに反映されているというふうに理解しておいてよろしいでしょうか。 331: ◯議長【野地洋正君】 総務課長。 332: ◯総務課長【松本幸生君】 給与費の関係になります。過年度未払分、28、29年度の分については、これは先ほど一般会計、総務のほうで一括で持たせていただいていますので、特別会計のほうは過年度分は設定していません。  ただし、現年度の分で240の上限でないというような形で、実績に基づいて、今回、補正を組ませていただいているところです。 333: ◯議長【野地洋正君】 高齢介護課長。 334: ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 財源内訳の変更でございますけれども、介護サービスと介護予防サービスとございますので、その辺の補正したことにより、変更が生じました。 335: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 336: ◯9番【渡辺訓任君】 介護サービスと介護予防サービスが変わるということになると、介護サービスは介護保険で負担をされて、介護予防サービスに分類をされると、これは一般会計からの繰入でカバーされると、そういう理解でよろしいですか。 337: ◯議長【野地洋正君】 高齢介護課長。 338: ◯高齢介護課長【中舘恵利子君】 議員さんのおっしゃるとおりでございます。 339: ◯議長【野地洋正君】 渡辺議員。 340: ◯9番【渡辺訓任君】 もう1つ確認をさせていただきますけれども、介護予防サービスが増えたというのは、それはどういう背景というか、そこだけ1つ教えてください。介護サービスじゃなくて、介護予防が増えたということは、それだけ介護の必要性がなくなったという、そういう背景だったのでしょうか。そこの背景だけ1つ確認をさせてください。 341: ◯議長【野地洋正君】 健康福祉部長。 342: ◯健康福祉部長【小椋淳喜君】 実際に、要支援1・2の総合事業の中で、特徴としては、介護保険を申請する人は意外と多かったんですけれども、実際に居宅でサービスを使う人が少なかった。だから、プランは上げたけれども、手前みそになっちゃうかもしれませんけれども、デイサービスが減っているとか、そういうものは、もしかしたら通いの場のほうに、実際に包括支援センターでもやっているんですけれども、そちらのほうに行ってくれというようなことをやっていますので、そういったことの影響かもしれません。 343: ◯議長【野地洋正君】 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。              (「省略」との声あり) 344: ◯議長【野地洋正君】 討論なしと認めます。
     これより町長提出議案第66号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 345: ◯議長【野地洋正君】 起立全員であります。よって、町長提出議案第66号は原案のとおり可決されました。    ────────────────────────────────    日程第20 議案第67号 平成30年度二宮町下水道事業特別会計補                 正予算(第2号) 346: ◯議長【野地洋正君】 日程第20「平成30年度二宮町下水道事業特別会計補正予算(第2号)」町長提出議案第67号を議題といたします。 347: ◯議長【野地洋正君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 348: ◯議長【野地洋正君】 町長。             〔町長(村田邦子君)登壇〕 349: ◯町長【村田邦子君】 議案第67号の提案理由を説明いたします。「平成30年度二宮町下水道事業特別会計補正予算(第2号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ588万4,000円を減額、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億7,261万8,000円とするものです。  内容につきましては都市部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 350: ◯議長【野地洋正君】 都市部長。 351: ◯都市部長【椎野文彦君】 ただいま町長よりご提案申し上げました議案第67号の内容について説明いたします。  恐れ入りますが、6ページ、7ページをお願いします。事項別明細について説明いたします。  歳入です。繰入金、他会計繰入金、一般会計繰入金です。説明欄01の一般会計繰入金の減です。職員の人件費分として588万4,000円を減額するものです。  8ページ、9ページをお願いします。  歳出です。総務費の下水道総務費、一般管理費です。(01)一般経費の減は、平成30年度給与改定及び職員の異動によるものです。  次の10ページ、11ページは給与費明細書ですが、内容は一般会計と同様ですので、説明は省略させていただきます。  以上、ご審議のほどよろしくお願いいたします。 352: ◯議長【野地洋正君】 これより質疑に入ります。              (「なし」との声あり) 353: ◯議長【野地洋正君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。              (「省略」との声あり) 354: ◯議長【野地洋正君】 討論なしと認めます。  これより町長提出議案第67号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                (賛成者起立) 355: ◯議長【野地洋正君】 起立全員であります。よって、町長提出議案第67号は原案のとおり可決されました。    ──────────────────────────────── 356: ◯議長【野地洋正君】 これをもちまして本日の日程はすべて終了いたしました。本日はこれにて散会といたします。  次回の本会議は、12月20日木曜日午前9時30分より開催いたします。  なお、あす12月18日火曜日は午前9時30分より常任委員会が開催されますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                           午後6時07分 散会 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...