二宮町議会 2018-09-25
平成30年第3回(9月)定例会(第25日目) 本文
工事の概要ですが、資料3
の23ページ
の次
の図面、No.
1の二宮町環境衛生センター全体配置をごらんください。
中央
の赤くなっている箇所に位置している
し尿処理
施設は、昭和5
1年
の竣工より4
0年以上が経過し、かなり老朽化が進んでいます。今回
の工事では躯体
の補強を行うとともに、
施設で処理した処理水を河川放流から公共下水道へ
投入する
し尿等下水道
投入施設として改修を行うものです。
本件
の主な
工事内容は、機械
工事、電気
工事、土木建築
工事、
し尿処理
施設内
の焼却炉
の解体
工事となっています。
具体的な
工事の詳細につきましては、以降
の図面に基づき、生活環境課長より説明いたしますので、ご審議
の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
8:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
9:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】 それでは、本件
工事の詳細
について説明させていただきます。
A3
の右上にNo.
2と記載された次
の図面をごらんください。
今回、赤字
の箇所が更新する機器
等でございます。以降
の図面も同様となっています。
説明は、上部に示してある○数字
の列ごとに、主な機器
等についてご説明いたします。
こちらは
1階設備平面図で、
施設1階部分
の改修箇所
の図面となっております。まず、7)と8)
の間
の中下段にある
投入室
のシャッター
については、現在、入り口と出口に重量シャッターを設置してありますが、搬入車両
の出入りがある関係で常時開放されています。今回
の改修
工事では
投入室
の出入り口
の3
01と3
02に高速ターボドアを設置し、臭気が外部に漏れないよう対策を講じます。また、
投入された
し尿等に含まれている紙やビニール
等の異物を取り除く前処理機
については、5)と6)
の間
の下段にある
13
2の夾雑物除去装置と
133
の夾雑物脱水装置
の更新をいたします。
なお、同じく5)と6)
の中段にある黒字で記載された
120の汚泥脱水機
については、既存
の設備をそのまま使用いたします。
続きまして、
1枚めくっていただいて、No.3地下設備平面図です。
これは
施設の地下
の改修箇所となっております。5)から7)
の真ん中に緑色で囲ってある4つ
の水槽があります。現在、
投入された
し尿等を前処理機で処理したあとにためておく水槽として、括弧書きでお示ししました(旧生
し尿貯留槽)と(旧浄化槽汚泥貯留槽)
の2つ
の槽を使用しています。
搬入量が処理能力
の半分ぐらいに減ってきていることもあり、(旧生
し尿貯留槽)を貯留槽として残し、(旧浄化槽汚泥貯留槽)
については、脱水処理をしたあと
の処理水をためる水槽として使用いたします。
処理後
の処理水を井戸水
等で
希釈するため
の希釈調整槽
については、(旧ろ液槽)を使います。また、下水道に
投入する前
の槽である放流水槽は、(旧汚泥貯留槽)を使用します。
なお、これら
の槽
については、防食塗装を行うことにより、水槽
の壁面
の腐食を防ぎます。
4)と5)
の中段にある焼却炉室
については、焼却炉
の撤去を行い、脱臭設備と薬品を置く部屋として使用いたします。
2)から3)
の(旧曝気槽)及び3)から4)
の(旧酸化槽)
については、生物処理をするために使用していた水槽ですが、最終処分場浸出水を貯留するため
の槽として再利用いたします。
なお、(旧曝気槽)は水密性を高めるため防水塗装しますが、(旧酸化槽)はそのまま使用します。
なお、3)から左側
の機器
等については、一部を除き使用しなくなります。未利用
の水槽
については、水張りを行い維持管理します。
続きまして、次
のページ、No.4になります。
2階設備平面図です。こちらは
施設の2階部分
の図面となります。
主なものといたしまして、6)と7)
の下段にある電気室
の高圧
の変電受電盤
の更新と、7)と8)
の中段にある事務室に中央監視設備
の設置をします。
最後に、もう
1枚めくっていただいて、No.5です。
こちらは
施設整備スケジュール予定です。9月5日に入札を行い、株式会社クリタスが落札業者となり、同日付で仮
契約を
締結し、本日、議会
の承認を得られれば、本
契約をする予定でおります。
今回
の改修
工事は、以前説明させていただいたとおり、設計書による発注ではなく、一定
の要件を定めた仕様書による性能発注としております。性能発注で施工することで、既存
の施設を利用することや、
請負業者
のノウハウを活用することにより、
工事費用を安価に抑えることができます。
契約後、
請負業者
の株式会社クリタスが性能発注に基づき、
施設改修
の具体的な実施設計を10月から12月
の3カ月間で作成し、
工事の着工
については、来年
の1月ごろを予定しています。
また、今年度は各機器類
の製作
等を行い、本格的な現場
の工事については来年度に予定しています。
なお、
工事の完成
については、性能試験を受けて、
平成3
2年3月末に完了する予定ですが、実施設計をする段階で工程
の変更がある場合もありますので、ご承知願います。
以上が、今回
の二宮町
し尿等下水道
投入施設改修
工事の工事内容詳細になります。施工に当たり、関係機関と十分協議し、近隣住民及び
施設利用者へ
の周知を行い、安全性
の確保を図りたいと考えております。
以上で説明を終わります。ご審議
のほど、よろしくお願いいたします。
10:
◯議長【
二見泰弘君】 これより質疑に入ります。
11:
◯議長【
二見泰弘君】 根岸議員。
12: ◯
11番【
根岸ゆき子君】 今回、入札ということですが、第
1回目
の入札ができなかったというあたり
の理由を教えてください。
13:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
14:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】
1回目
の入札が不落になったということ
のご質問でございますが、今回、数量発注ではなくて、性能発注ということで、その仕様書
の内容、町
のほうに入札をする業者が過大に要求されてしまったというふうな判断をしてしまった、これが原因だと思われます。そのため、再入札に当たっては、監理委託を行っている一般財団法人日本環境衛生センター
の助言を受けまして、仕様書で過大要求と思われる部分
の表記
の変更を行ったことでございます。
15:
◯議長【
二見泰弘君】 根岸議員。
16: ◯
11番【
根岸ゆき子君】 過大要求という
のですけれども、普通
の入札で行けば、あまりそういうことは起こらない
のかなというふうに思うんです。老朽化がかなり激しいものですから、難しいというか、工夫が必要な
工事になっているかと思います。
私がちょっと心配している
のは、7億という金額は高いにもかかわらず、それでもかなり既存
のものを活用してという結果でこのお金になりました。そういうやり方をして、耐用年数
のほうとかは、どれぐらいを見ている
のかなというあたり
の質問にします。
17:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
18:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】
施設の改修実施計画では、
18年
の計画となっております。
19:
◯議長【
二見泰弘君】 根岸議員。
20: ◯
11番【
根岸ゆき子君】
18年、それでも改修をする箇所、箇所が出る
のかなと思いますが、安全な運転をしていただきたい。
あともう
1点、これに付随して確認ですけれども、水
の確保
のほうは大丈夫なんでしょうか。
21:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
22:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】 今回、下水道
投入施設とするに当たりまして、脱水方式というものを採用しておりますので、4倍
の希釈ということになります。現在
の井戸水で賄える量なんですが、現在、井戸が
2本ありまして、そのうち
の1本が休止しております。本
年度、その休止している井戸
のほう
の揚水試験を行いまして、そちら
のほうが揚がるということがわかりましたら、その井戸を復活させて水量を安定させるということを考えております。
(「了解」と
の声あり)
23:
◯議長【
二見泰弘君】 渡辺議員。
24: ◯
9番【
渡辺訓任君】 2つ、お伺いします。
1点目、先ほどもちょっと触れられましたけれども、
工事の監理
についてです。これはどういったところに委託をされた
のか。
もう
1点は、この費用につきましては、予算継続事業となっておりますが、それよりも少し少なくなるんですが、町債
の発行を一応
1億5,8
00万円、予算されていたと思うんですが、これ
のほうはどういうふうにされますでしょうか。
25:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
26:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】 まず、この
工事の監理委託先なんですが、先ほど申し上げました一般財団法人
の日本環境衛生センターに委託しております。こちらは5月
の入札で
契約をさせていただいております。
内容につきましては、設計監理
の業務ですとか、施工監理
の業務ということになります。当然、今回、性能発注ということですので、施工業者
のほうから出された実施設計がこちら
の要件に見合ったものな
のか、そういったことを審査していただいて、なおかつ
工事中
の監理をしていただく、そういう
契約になっております。
27:
◯議長【
二見泰弘君】 財務課長。
28: ◯財務課長【二宮雅巳君】 私
のほうからは、町債
の関係をお答えいたしたいと思います。
予算に比べまして、若干ですが、数字に動きがございます。その動きに基づいて、地方債もしかるべきタイミングで補正
等を行う予定でございますが、今、当初予定していた地方債
のメニューそのものを変更するということも調整中でございますので、場合によっては、地方債
の額が引き上げとなることもあり得ると今は想定しております。
29:
◯議長【
二見泰弘君】 渡辺議員。
30: ◯
9番【
渡辺訓任君】 それでは、監理
の件です。5月に入札で決定されたということで、監理
の役割としては、この改修
工事の請負契約から見ていただいているという、そういう理解でよろしいでしょうか。
あと、町債発行なんですが、単純に計算すると、
1,
000万円ぐらい違ってくるかなと思いますので、その点はぜひ発行を抑制するものであれば、この件
については抑制をされたらどうかと考えています。
31:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
32:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】 こちら
の監理委託につきましては、
契約の内容で、設計
の施工、工法
の監理
のほかに、
契約の支援業務というものも入っておりますので、そちら
のところ、
契約のところから支援していただいているということでございます。
33:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
34: ◯
13番【添田孝司君】 この
し尿処理
施設の老朽化というものは十分わかっている
のですが、しかしこの
し尿等下水道
投入施設が約7億円、6億
9,
000万円という高額であるということで、この場に及んでという
のは承知しながら、1つ、2つ質問をさせていただきたいと思います。
これは数年というか、一、二年前からこれ
についてはいろいろやられようとしている
のは知っているんですけれども、下水道に
投入ということで、こんなに高額になるとは予想はしていませんでした。それで、今
のし尿処理
施設の耐久性がもう限界で、どうしてもすぐにこの
し尿等下水道
投入施設をつくらなければならない状態な
のか。
といいます
のは、こう言っちゃ何ですけれども、12月以降、この調整が続くわけでもない、そういう中で、今こういうような決断をするという状況になっているわけです。そういう中で、このようなことを今、決断しなきゃならないくらい老朽化が激しい
のだろうかと。
もう1つは、これはちょっと忘れたんですけれども、これは国か県
の補助金が出る
のか。それから、もう1つ、合併浄化槽は国は補助しているので、当然
のごとく、こういう処理
施設が各自治体に必要だということなので、多分、そういう意味では国や県
の補助金が出る
のかというふうに理解しているんですけれども、ちょっと忘れたので、補助金は出る
のかということをお伺いします。
それから、このような
施設は今後、量がどんどん減っていく。そういう状況
の中でつくっていくわけです。なおかつ、このような7億円という、それも今ある
施設を利用してつくるということで、耐用年数が
18年と短いものにもかかわらず、7億円という金額を
投入するわけです。そうした場合に、他
の自治体と
の共同とか広域化とか、それから県や国にこういう事態を今まで相談した経緯があるんでしょうか、その辺をお伺いします。
35:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
36:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】 まず、
し尿処理
施設、ご存じ
のとおり昭和5
1年に
建設しまして、もう4
0年経過しているということです。一般的な
施設の耐用年数という
のは約3
0年と言われております。それを大幅に超えているということで、こちらは
平成28
年度に改修実施計画を委託したときに、一緒に精密機能検査、これは3年に
1回、法律で定められて、しなければいけないものなんですけれども、その中でも、いろいろな機器がかなり老朽化していて、一部には陳腐化しているものがあるというふうな指摘も受けております。
そういった中で、もちろん今すぐ
し尿処理がとまってしまうというわけではありませんけれども、やはりここはアクションプランが策定されて、
し尿の処理量もほぼわかってきた中で、このタイミングで改修すべきというふうな判断をさせていただいたということでございます。
2点目
の、国
の補助金につきましては、こちらはございません。
3点目
の、合併処理浄化槽
については、国
のほうで3分の
1補助となりますから、今年度よりアクションプランにより浄化槽区域となってしまった方を対象に補助を行うということでございます。
また、4点目
の他
の自治体と
の広域化という話だと思うんですけれども、それにつきましては、ご存じ
のとおり、今、二宮町は平塚市・大磯町と
の1市
2町
の広域化ということでやっております。
平塚市と大磯町
のし尿については、大磯町
のし尿処理
施設で処理しております。二宮町は外れております。これから二宮町
のし尿を大磯
の処理
施設で受け入れてくださいという話をしましても、既に処理量がいっぱいですので、受け入れることはできません。また、将来的には大磯
のし尿処理
施設も下水道
投入施設というふうな構想もありますので、その段階で、二宮町は下水道
の流域が酒匂川、そして大磯・平塚は相模川という違いがありますので、その流域
の違いを超えて入れることはできないという県
の回答がありますので、ちょっと難しいかなということでございます。
また、ほか
の酒匂川
の西域
の自治体と
の流域という話もあるかと思うんですけれども、それにつきましては、やはりそれぞれ
の市町で既に処理はできておりますので、広域化という話はなかなか難しい。二宮町がやりたいと言っても、ほか
の市町村が受けてくれないというふうなことがあると思います。
広域化という
のは、やはりそれぞれ
の市町村が公平に
施設を分担しなければいけないという原則がありますので、もう既に二宮町は、平塚・大磯・二宮
の1市
2町
の中で広域が成立しておりますので、新たに
施設をつくるということはちょっとできないということになりますので、西
のほう
の市町村と
の広域という
のもなかなか難しいということがございます。
また、県とか国にそういったものを相談した
のかという話でございますが、県
のほうには下水道
の話で相談はしていますが、特に国
のほうにそういうふうなことを相談ということはしておりません。
37:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
38: ◯
13番【添田孝司君】 何といいますか、先ほど言いましたこの場に及んでなんですけれども、これはある程度
のところで妥協してというか、まあ、いいやというような金額ではない。要するに6億
9,
000万円という金額なんで、例えば下水道
の流域、酒匂川と相模川でしたか、そういうことは知っている
のですけれども、もう少しちゃんと国や県、または他
の自治体と
の協議というものをすべきではないかと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。
という
のは、あまりにもこれはこれから使われる
施設ではない。これからどんどん減っていく
施設である。ですから、
18年でいい
のかという
のもあるんですけれども、合併浄化槽を二宮町は市街化調整区域につくっているわけで、これは永久になくならわけですよ。
そういう状況
の中で、この
18年という
施設の耐久性が適当な
のかという問題もありますし、そういう面では、これはもう少し慎重に事を運ばなきゃならない
のではないかと思うわけです。ですから、そういう面で、まだまだ国・県と
の交渉とか、他自治体と
の交渉
の余地が少しでもある
のかということをお伺いします。
39:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
40:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】 まず、広域化
の難しいところで1つあります
のが、
し尿という
のはなかなか広域
の枠に入れてもらえないというところがあります。広域はそもそもどういったことで広域化が進んでいる
のかということを申し上げますと、まずは主眼とする
のが焼却
施設です。各市町村に小さい焼却
施設があることによって、当然、排ガスですとか、ダイオキシン
の問題があるということがありますので、国や県は連続運転を求めるために、要するに小さい市町村で分けなくて、もう少し大きな枠でごみ量を集めなさいということで広域化が始まっております。まずはごみをどうかしていこうというふうなことで広域化が進んでおります。
ただ、
し尿につきましては、それぞれ
の市町村によって事情は違いますし、それぞれ
の市町村で処理できるという前提がありますので、なかなか広域が進まないということがございます。
例えば秦野と伊勢原市、それぞれ組合をつくってごみ
の処理はやっているんですけれども、
し尿についてはそれぞれ別々につくっているということがありますので、
し尿はごみじゃないという、少し違う観点で話が進んでしまっているということがございます。
41:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
42: ◯
13番【添田孝司君】 最後に1つお聞きしますけれども、これは単に水に
希釈して
投入するという、本来単純なものではないかと思う
のですが、このようなある一定
の処理をしなければならない二宮
の施設というものは、何か二宮に特徴的なものがあって、こういう
施設をつくらなきゃならない
のか。例えば単純に考えれば、こんなところにあって、水で4倍に
希釈して流せばいいではないかみたいな単純な考え方もあるわけですけれども、こういうような
施設をつくるということは、二宮
の特殊事情が何かあるんでしょうか。
43:
◯議長【
二見泰弘君】 生活環境課長。
44:
◯生活環境課長【
和田隆彦君】 二宮町
の特殊事情と申しますか、
希釈するだけ
の施設については、もう何回か説明してある
のですけれども、
20倍に
希釈しなければいけないということがございます。
20倍に
希釈するためには、今
の井戸では水量は足りませんから、当然、もう
1本井戸を掘って、そこまで
の配管を通してというふうな話になりますので、その分
の費用が高額になってしまうということがあります。
また、井戸を仮に掘ったとしても、その井戸が
100%出るかどうかという保証はございませんので、そうすると井戸屋さんなどにいろいろ聞いてみてはいる
のですけれども、二宮
の地形からして、ここを掘れば必ず出るという保証はできないというふうな話がありますので、なかなか難しい。そこで、方法としましては、先に脱水して、それで4倍に
希釈する、そういう方式を採用しているということでございます。
45:
◯議長【
二見泰弘君】 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
46:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
47: ◯
13番【添田孝司君】 今まで
の質疑でおわかり
のように、この
施設、今ある
し尿処理
施設が急にだめになるということではないという、このような状況
の中で、例えば他自治体と
の協議、それから県・国と
の協議、それから処理
の仕方、水
希釈だけでいい、そういうようなまだまだ確認できるというか、まだまだもう少しそういうような調査、それをしてもいい
のではないか。
という
のは、あまりに高額で、
18年間という短い期間
のものであって、この
施設は将来的にどんどん有用性が低くなっていくというような
施設なので、これに関しては、ましてや今みたいな町政4年間が終わろうとしているような時期なので、この時期にはこのものを一旦ここで凍結し、新たにもう少し検討したのちに、ちゃんとしたことをしたほうがいい
のではないかと思うので、反対といたします。
48:
◯議長【
二見泰弘君】 これをもって討論を終結いたします。
これより町長提出議案第54号を採決いたします。本案を原案
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
49:
◯議長【
二見泰弘君】 起立多数であります。よって、議案第54号は原案
のとおり可決されました。
────────────────────────────────
日程第
2 議案第55号 特別職
の職員
の給与に関する条例
の一部を改正
する条例
50:
◯議長【
二見泰弘君】 日程第
2「特別職
の職員
の給与に関する条例
の一部を改正する条例」町長提出議案第55号を議題といたします。
51:
◯議長【
二見泰弘君】 提出者から提案理由
の説明を求めます。
52:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
〔町長(
村田邦子君)登壇〕
53:
◯町長【
村田邦子君】 議案第55号
の提案理由を説明いたします。「特別職
の職員
の給与に関する条例
の一部を改正する条例」
についてですが、職員
の時間外勤務手当
について、3
0年以上にわたり上限を超えた手当額を未支給としていた問題に対し、その責任を明らかにするために、町長
の私と副町長、及び教育長
の給料
について、減額することをお願いさせていただくものです。町民
の皆様、そして職員に対しましては、改めて深くおわび申し上げます。
今回
の件につきましては、今後、職員に説明をさせていただきます。また、時間外勤務
の適正な管理と運用を行い、信頼回復に努めてまいりたいと存じますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
それでは、資料4
の新旧対照表をごらんください。現行条例
の附則に3項を追加し、条例第
2条第
1項に規定する町長、副町長、及び教育長
の給料月額
について、本年10月、及び11月に支給する額をそれぞれ3
0%減額させていただくものです。
恐れ入りますが、議案にお戻りください。
附則です。この条例は公布
の日から施行させていただくものです。
以上、ご審議
の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
54:
◯議長【
二見泰弘君】 これより質疑に入ります。
55:
◯議長【
二見泰弘君】 野地議員。
56: ◯8番【野地洋正君】 このたび
の上程ということ、責任を持ってというお言葉がございました。私は個人的に責任をとるときに、例えば頭を丸めるとか、お金で解決しようということをあまり好んでいないものとして
の質問なんですが、そもそもこの3名
の方
の減給、3割なんですけれども、しなければならないものな
のか。形的にしておかなければならないものな
のか、これによって責任を果たしたという理解をされる
のか、その3点をお伺いします。
57:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
58:
◯町長【
村田邦子君】 3点ですけれども、一括してになるかもしれませんけれども、お答えをしたいと思います。
今回
のこの減給ということで、すべて
の責任であり、それを解決したというふうには全く思っておりません。任期中に速やかに、まずは責任を明らかにしたいということ
のきょうはこの議案でございます。
重ねてにはなりますが、これですべて解決というわけではない中で、今後に向けては、この問題を組織全体として捉え、まずは職員
の健康管理と適正な労務環境
の整備というものをしっかり整えていく。それはきょうだけでもちろん終わることではないと思っておりますので、今後、そういったことを速やかに、業務改善とあわせて一体的に、全体的に見直しをしっかりと図っていきたいと思っているわけでございます。
59:
◯議長【
二見泰弘君】 野地議員。
60: ◯8番【野地洋正君】 一番
の責任は、今後どうするかということだと私は当然ながら思っております。それは今も町長
のご答弁があったんですけれども、その中
の質問、もう
1回だけさせてください。それが一番
の責任なんですね。これからどうしていくかということを進めていかなきゃいけない。
だけども、この3名
の方
の特別職
の減給は、形式上やむを得ないと考えていらっしゃいますかということをご質問させていただきます。しなくてもよろしいんじゃないですかということを投げかけているわけなんですが、もう
1度、そのご見解をお伺いします。
61:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
62:
◯町長【
村田邦子君】 今後、もちろん改善策というものをしっかりととっていきたいと思っております。今回
のこの責任
のとり方、これですべてではないということで、ただ
2カ月ということ、任期中ということでもあります。そういったところでは、まずはこれは1つ
の責任
のとり方としてお示しをしたいということで、今回、議案を出させていただきました。
これ
については、重ねてにはなりますが、今後に向けて職員
の労務環境
の整備、そういったことを役場挙げて、しっかりと町民
の皆様にもお示ししたいと思いますし、職員全体でその辺しっかりと整えながら、改善に向けて邁進していきたいと思っております。
(「結構です」と
の声あり)
63:
◯議長【
二見泰弘君】 根岸議員。
64: ◯
11番【
根岸ゆき子君】 私、ちょっと計算はしていないんですけれども、金額
の数字としては、これで幾らぐらいになるんでしょうか。
そのお金は、要するに不支給
の分に戻るというか、入るというか、還元されるというか、そういう考えでよろしいんですか。
65:
◯議長【
二見泰弘君】 総務課長。
66: ◯総務課長【松本幸生君】 今回
の金額につきましては、町長は月額給与76万6,
000円
のうち
の3
0%、
22万
9,8
00円が減額
の月額となります。
なお、11月分につきましては、町長
の任期が11月
29日まで
のため、こちら
については日割り計算をさせていただくこととなりまして、減額
の結果、3
0%に当たる部分につきましては、
21万8,857円となります。
副町長につきましては、月額給与が63万
2,
000円
のところ、3
0%減額
の額が
18万
9,6
00円、これを
2カ月分となります。
教育長につきましては、月額給与58万
1,
000円
のところ、減額3
0%
の額が
17万4,3
00円
の2カ月ということになりまして、3名
の合計が
117万6,457円となるものです。
なお、こちら
の金額が不支給額
のほうに還元されるかということですが、不支給額は不支給額として、新たにきちんと計算
の上、補正予算なり
のお願いをしたいということで考えておりまして、これはあくまで今回、町長以下が責任を明確にするということで、減額をした額ということになります。
67:
◯議長【
二見泰弘君】 根岸議員。
68: ◯
11番【
根岸ゆき子君】 ちょっと今、不支給
の審議をするところじゃないんですけれども、例えば私は誠意を示すということであれば、
2年間分ではなくて、わかっている5年間分を払うという検討もあってもいい
のかなと考えたりもする中で、この3
0%という
のは、どういうふうに見たらいい
のかなと思うんですけれども。それでお答えもらえますか。
69:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
70:
◯町長【
村田邦子君】 そのさかのぼり
の部分もございますし、その額
の問題なんですが、3
0%ということですが、これは別に基準なり、そういうものがあるわけではございません。過去であったり、近隣、そういった事例なども参酌、参考にさせていただきながら、行政
の責任者として
の反省を込めた責任ということを、任期中に速やかに明確にお示しをしたいということで
のこの減額
の条例(案)ということを考えていただければと思います。
71:
◯議長【
二見泰弘君】 渡辺議員。
72: ◯
9番【
渡辺訓任君】 先ほど野地議員からも、今後
の問題が重要だということで指摘がありましたが、決算審査
の委員会
のほうでも、この未払い金
については、12月
の定例議会に向けて、きちんとした上で提案をされる、そういう予定で伺っています。
先ほど町長ご自身から、労務環境
の整備、健康管理、あと業務改善もあわせて進められるというお話があったんですけれども、このときに、実際に補正を組むときには、金額に関しても、過去
2年をさかのぼるということに関しても、やはりある程度、納得しなくちゃいけない。そうすると、その時点で先ほど検討を進められるという、そういう改善策という
のは、今度
の補正予算
の提案
のときまでにどの辺まで進められる
のか、その辺
についてちょっと確認をしたいと思います。
73:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
74:
◯町長【
村田邦子君】 今後
の対応ということなんですが、もちろん金額
については、それぞれ
の事情なりがございますので、丁寧にその部分は調査をしていくということになります。そして、全体
の今後に向けて
の対策といたしましては、まずは職員に対する説明と、あとヒアリングという
のを行っていきたいと思います。
もう一方では、やはり委員会
の中でもお話しさせていただきましたが、部・課それぞれによって、働き方であったり、業務
の形態が違ったりということもございます。そういった中では、改めまして、今までもその部分
の把握はさせていただいてはいたんですが、業務実態
の把握をまた改めてしっかりとしていきたいと思っております。
その上で、一方では管理監督職、管理職
のほう
のマネージメント力
の向上、それぞれ
の特徴、部
の働き方
の特徴がある中で
のマネージメント力
の向上という
のも一方では検討をしっかり進めていきたいと思います。
また、あと、今までもやってきたんですが、不十分であったということも踏まえて、出退勤
の管理方法
の是正、見直しといったことも今回を機に検討を進めていきたいと考えております。そういった意味で、それを並行して進めながら、12月議会には補正予算
のほうを上げさせていただきたいということで、今、鋭意進んでいるところです。
75:
◯議長【
二見泰弘君】 渡辺議員。
76: ◯
9番【
渡辺訓任君】 今、改善
の方向
についてはお話を伺ったんですけれども、実際、現実問題になると、今度は時間
の問題がありますよね。ですから、今、お話がありましたところにつきまして、本当に
2カ月ですよね。その間にやられる
のか。
2カ月で集中して取り組まれるというようにお伺いしてよろしいでしょうか。
77:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
78:
◯町長【
村田邦子君】 担当課を含めて、12月議会目途ということで、今現在、既に進行形で進んでおりますが、しっかりと今後
の対策とその改善策、そういったことに向けて進めていきたいと考えております。
79:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
80: ◯
13番【添田孝司君】 皆さんとほとんど同じような質問なんですけれども、確認
の意味で質問させていただきます。
町長、先ほどから責任を明らかにするためにという意味なんですけれども、明らかにするという意味は、どういう意味な
のかということです。それは
1人ではなくて、執行者
の3人
の方、町長、副町長、教育長、この3人
の方が減給されるということで責任
の明らかという
のは、3人
の責任で明らかという
のは、どういう責任
の明らかなんでしょうか。
といいます
のは、決算特別委員会で
の発言を聞いていますと、それぞれ
の責任
の感じ方という
のは違っているように思えて、そのような中では、例えば教育長は決裁はしなかったというような
発言もされていますし、そういう意味では、3人
のそれぞれ
の認識という
のはあまり共通化していない
のではないか。
そういう中で、どうしてこの3人を一律にしてこういうような形にする
のかと。そういう形で、要するに責任を明らかにするという意味からして、3
0%カットという
のは、どの辺
のところから
2カ月、3
0%
のカットと、そこに至った
のでしょうか。
81:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
82:
◯町長【
村田邦子君】 まずは、私、町長と副町長、そして教育長ということで、これは行政
の責任者であります三役が責任をとるということで、3人
の減給ということを提案させていただいております。
重ねてにはなりますが、今回
のこと、もちろん現在、私が長をやっていますので、責任はもちろんある中ではありますが、やはりこれまで
の、これは3
0年以上というふうに発表されていますが、本当に長い間、町
の中で続いてきてしまった部分もあります。それも含めて、責任をしっかり今回明らかにして、ここでしっかり改善策を、またこれも含めて明らかにとっていきたいということ
の提案です。
その中で、3
0%、先ほど根岸議員
の質問にもございましたが、別にこれは基準はございませんが、そういった部分で、過去、近隣、そういった事例も参酌しながら、今回
の責任として、任期中にということで、まずは速やかに責任ということを明確にしたいということから、今回
の3
0%
の減ということで提案をさせていただいております。
そして、重ねてにはなりますが、これで逆に言えば、私を含めて、副町長、教育長も含めて、責任をとったというふうに、完結したとは全く思っておりません。今回
のこと、これをきっかけに、改めまして、先ほども言いましたが、職員
の健康管理、業務環境
の整備、そういったことをしっかりと取り組んでいく、働きやすい役場にしていく、そういった部分を、12月を一応目途にしていますが、それまでに取り組んでいく。それを取り組むことで、また完結する
のではなく、多分、今後もさまざまにいろいろと改善・工夫を重ねながら、職員と向き合いながら、町民
の皆さんへ
のサービスを落すことなく、その部分、しっかり取り組んでいきたいと考えております。
83:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
84: ◯
13番【添田孝司君】 また、今、3
0年という言葉が出ましたが、私たちが感じている
のは、たとえ慣習化したようなものであっても、条例違反がわかった時点で、それに対処すべきであった。そこに責任をとっていただきたいという
のが1つです。
先ほど、いろいろな改善策をお話しになっていましたけれども、出退勤
のどうとかこうとか、メカニカルな問題ではなくて、職員
の仕事量は事業によるわけです。ですから、町長は当初から事業
のゼロから
の見直しという形でおっしゃっていましたが、仕事量は事業
の量、事業
の質によるわけです。そういう面から考えて、そのことがわかった時点で、そういう点からも、事業、予算
の事業編成を今までちゃんと責任を持ってやってきた
のでしょうか。
85:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
86:
◯町長【
村田邦子君】 今、今後
の対応策というところで、幾つかお話をしてご説明をさせていただく中で、出退勤
の管理、それは本当に1つ
の事例ですし、そういう部分
の改善も含めてということですから、根本におきましては、もちろん働き方、業務
の実態、働き方
の把握もそうですし、逆にどういう業務がそこに存在して、どういう形で行われているかという
のをこれまでも把握をしてきたわけですが、改善策をそれぞれ
の部・課において、鋭意努めてきたわけですが、これを機会に、さらに進めていかなくてはならないと思っております。
その中では、やはり事業そのもの
の量と質、そういったものももちろん改善をしていかなくてはならないと思っておりますから、これまでも全くしてこなかったわけではなく、職員もそれぞれ
の部・課において、さまざまに工夫・改善を行いながらやってきたわけですが、そういった中で、どうしても残業が増えてしまうという
のも、一方では業務によっては存在しておりますので、そこをどう改善していくか。今後はその部分、これを機会に、しっかりとさらなる改革として取り組んでいきたいと考えております。そこにおいては、事業
の内容
の見直し、その事業
の行い方
の見直し、そういったことも含めながらやっていきたいと考えております。
87:
◯議長【
二見泰弘君】 露木議員。
88: ◯7番【露木佳代君】 私
の疑問は全体としてなぜ今な
のか、なぜ今な
のかというところが視点としてございます。
今後はというお話を、先ほど議員が質問しているから、されているわけですけれども、ちょっと私はその今後というお話を聞く前に、これまで
のことを淡々とというか、確認をしたいというふうに感じております。
総務課
の決算審査がされた
のが9月
25日火曜日でございます。このときに、副町長、町長と
発言をされ、そこでもちょっと温度差というか、そういうものがあるんだなという
のを感じました。
その
2日後に、今度は教育部
の決算審査がございまして、そのとき
の教育長も、先ほど添田議員も言っていましたように、そこでお話があり、やはりこの三役
の認識
のずれというか、そういうものがあるなという
のは思いました。
もちろん、それはその時点で
のご自身
の認識であるので、差がある
のは正直なところかなと思うわけですが、ただこの議案が上がってきた
のは、教育長にお話を聞いた日
の夕方には議運
のほうに上がってきております。ということは、その日にはもう共有をされたという意味では、
25日、そして
27日
のスケジュール
の中で、こういった差がある中で、いつ、どのようにこの議案をこのように出そうということをお話しされた
のか。この問題
の共有をいつした
のか、まず1つ目。
それから、2つ目は、先ほどからも出ていますけれども、立場も違う中で、一律で3
0%カットになったということで、それは質問がありましたので、それプラス、3
0%カット、近隣なんかを見て参考にしてということだったんですけれども、わりと自治体
の処分って、一般
の人から見ると、そんなに重くないんじゃないかなと感覚で思うことがよくあるわけですけれども、この3割カット、近隣でもしあったという
のであれば、その事例を教えていただきたい。これが2つ目です。
そして3番目です。この条例改正
の内容、割合とか期間、それから上程
のタイミングですね、これはいつ、どういう場で、だれ
の間で共有して決定された
のでしょうか。
また、4つ目、弁護士
のかかわりはあった
のでしょうか。
それから、今
の現役
の三役で責任を速やかにとるという表明だということなんですが、例えばそうなると、すべて
の決裁を持っていた総務部長、その他部・課長
の処分というものはしないと決めた上で
の今回な
のか、それともこれからな
のか。それが5つ目です。
それから、自己責任とかいう部分もあると思うんですけれども、例えば
24
0時間以上、書いてももらえないから書かなかったとか、もしくは時間外を書くなと言われたから書かなかったというような新たな課題が出てきた場合に、どう対処するかということ。
6番目ですが、職員から幾つか
の想定し得る問題、課題が出てきた場合に、その対策まである程度決めたから、今回
の条例案が出てきていると思っていい
のか。
それから、7つ目、これは先ほどから回答があると思う
のですが、総括があった日から今日まで
の間に、新聞報道があったり、職員へ
のイントラ
の掲示板で報告なんかもされているようですが、総括
の日からきょうまで
の間に、職員へどのような説明をされて、それがどのような内容だったか、改めてお聞きします。それが7個目。
それから、8個目、やはり私としては、今どうしてというところが大変気になっております。臨時議会という
のは、町長
の権限で開会
の3日前に告示すれば開ける
のではありませんかというところです。それは8つ目。
それから、9つ目は、例えば臨時議会で、例えば11月とかで、過去数カ月分を遡及して報酬カットするという条例ではだめだったんですかということです。
89:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
90:
◯町長【
村田邦子君】 ちょっと順番が狂ったら、ごめんなさい、順次きちんとお答えしたいと思います。
いつ、今回
の議案
の提出に至ったか、その経過だと思う
のですが、まずは私
の判断で三役
のほうに相談をして、提出をさせていただいております。その中において、先ほども言いました3
0%
の例は職員
のほうから、私もどこどこ町
のどこどこというところまでは、すみません、今、手元に資料がないので答えられないんですけれども、そういった中で、今回、判断をしたということです。
決算委員会がございましたから、その中でも資料も出させていただいて、この間
の残業
の数
の多さとか、それぞれ
の委員
の皆さんからは、それぞれ
の部・課において、どういう状況かというご質問も細かくいただいて、お答えをさせていただきました。そういった中で
の判断です。
それと、ちょっと違ってしまうかもしれない
のですけれども、その中、新聞報道ももちろんございました。その中で、ちょっと先に8つ目になる
のかな、臨時議会とかというお話もございましたが、私としては任期
の中で、まずは今回、責任を明確にしたいということから、三役で
の減額という今回
の提案をさせていただいております。
これでおしまいとか、そういうつもりは、先ほども説明させていただきましたように、毛頭思っておりません。この責任をとるということは、今後に向けて、やはり職員がしっかりとした業務改善をして、そこで健康管理も含めて、職員が働きやすい、そういった環境を整えていくということが、逆にこれまで長く続いてきた部分に対して
の責任だと思っておりますので、それは今後も続いていくということです。
今回
のことは、任期
の中で
の、これは
2カ月になってしまっています
のは、そういうところで
の一定
の責任を明確にしたいということから、今回、提案をさせていただいております。
そして、その後、職員から
の新たな申し出
のようなこととおっしゃっていました。そういったこともあれば、またそれに対応していかなきゃいけない部分も出るかもしれませんし、総務部長、課長
の責任というお話もありましたけれども、それも今後、そういうことが考えられる
のであれば、また考えなくてはいけないと思っておりますが、今回
の中では、それも含めて、私
のほうで責任をしっかり明確にしたいということで
の提案です。
そして、弁護士
の相談ということがございましたが、それは別にしておりません。
あと、この間、職員にどういう説明を行ってきたかということで、その都度、タイムラグは少しありますけれども、
1回目、イントラ
の中で、今回
のこと
についての謝罪とともに経過
の説明を載せさせていただきました。
町民に向けても、ホームページで発表させていただきましたので、その辺、ちょっとタイムラグはありますけれども、同時期にやっておりますし、その後、今回、きょう
の議案を出していくということも説明をさせていただいています。それはイントラ
のほうで。
あと、部長級
の会議がありましたので、そこで
の謝罪と説明、今後に向けて
の対策をお話しさせていただきましたし、先日、先週何曜日でしたか、金曜日、課長会議という
のがございまして、全部
の課
の課長が出ますので、そこでも同じように職員に向けて
の謝罪とともに、今後に向けて
の対応策、改善策というものも説明をさせていただきまして、政策会議、そしてその課長会議においても、さまざまにご意見もいただきました。
そういったことを踏まえて、今後、一層
の改善に向けて進んでいかなければならないと改めて思いましたし、そういった改善に、今、鋭意進んでいるというふうに思っていただければと思います。
何か漏れがございましたでしょうか。幾つか一緒に答えたところもあると思う
のですが。
91:
◯議長【
二見泰弘君】 政策総務部長。
92: ◯政策総務部長【田嶋康宏君】 私
のほうからは、3
0%カット
の事例
の関係
について。それと、あと遡及して減額ができないかという
2点
についてお答えさせていただきます。
まず、事例
のほうですけれども、これは首長
の判断や施策上
の問題で減額をしたという
のが近々の事例ですと、川越市
のほうで自然災害に対する初動対応
の遅れというようなことで、やはり3
0%
の2月
の減額といった事例がございます。
また、職員
の不祥事というような部分におきましては、三浦市
のほう
のスポーツ大会で不適正支出ということで、こちらは3
0%
の3カ月
の減額、また相模原市
のほうで、下水道使用料
の徴収漏れといったような事案に対して、3
0%
の1月減額といったような事例がございました。
それから、遡及
の問題ですが、これは給与
の制度
の中で不利益・不遡及と申しまして、いわゆる減額をする、本人に不利益になる扱いという
のは、遡及して行ってはならないというような原則がございますので、遡及して減額をするということは、我々、職員も含めて、できないような仕組みになっているというところでございます。
93:
◯議長【
二見泰弘君】 露木議員。
94: ◯7番【露木佳代君】 わかりました。時期的なといっても、この間、とても短い
のですけれども、最初に認識に多少
のずれがあって、でも3人で責任をとるというところは共通していて、じゃあ、その認識
のずれみたいなところから、処分を一括でするということは、そこで私はこう思っていた、私はこう思っていた、だけども、こういう形にしますよという話は当然するわけですよね。それが、さっき町長が副町長、教育長へ相談しましたという話でしたが、これはいつ
のことなんでしょうか。
それから、ちょっと今、残念だった
のは、3
0%カットしたという部分で、やっぱりこの事例を町長が知っていなかったという
のは、知っているけれどもということですか。総務部長
のほうが詳しいから、総務部長にお答えをお願いしますということだったんですね。それならいいんですけれども、わかりました、その点はいいです。
先ほど
の、例えばほか
の人たち
の責任問題をどうする
のかとか、あとは職員からこういう課題が出たときにどうするかという
のも、特にこれからだというような印象を受けたわけです。それが私は後回しになっていることがすごく不思議でして、ただ、今、総務部長
の話を聞くと、遡及してカットはできないというお話でしたね。じゃあ、例えば減額で何か責任をとるとなった場合に、ほかにやり方は
100%ないんですか。今、この議会で、私は11月に臨時議会を開いて、例えば3
0%を、6
0%、7
0%にすればいいじゃないと思っているんです。それを
2カ月にして、今やるべき理由を教えてください。
95:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
96:
◯町長【
村田邦子君】 すみません、川越市とか、そういうところがあやふやだったものですから、申しわけございませんが、そういう近隣
の過去
の事例などは参考にさせていただきました。
そして、今後
の対応ということですけれども、先ほども何度もお話しさせていただいている
のですが、今回、
2カ月という
のは任期中ということですから、
2カ月
の減給ということです。この中で、12月までにはさまざまな対応策、もちろん改善策をとっていくということですが、その中で不自由な部分も出てくるかもしれませんし、今後に向けて新たな課題がもちろん出てくるかもしれません。そういった部分はしっかりと真摯に向き合っていきたいと思っておりますので、これですべて解決というふうには思っておりません。
その中で、何十%、臨時議会でもというお話がございますが、私、逆に言いますと、過去にさかのぼって考えれば、何十%減額したからといって、今まで働いてきた職員
の皆さんに対して、それで償いというか、謝罪が済むとも思っておりません。そういった意味では、この改善策という
のは今後に向けて、やはりしっかりとした働き方
の環境、健康管理、業務
の見直し、事業
の見直し、そういったことをしっかり含めた中で
の改善策をしっかりとっていくということが本当に責任だと思っておりますので、そういった形で進んでいきたいと考えております。
97:
◯議長【
二見泰弘君】 露木議員。
98: ◯7番【露木佳代君】 町長がおっしゃることはわかるんです。理解もできるんです。今後もこうします、ああしますとおっしゃることも、もちろん理解はできるんです。
できる
のですけれども、11月、12月、まずは任期中になるんだと思うんですけれども、課題を解決していって、今後
のことも考えていって、職員
の聞き取りもしてというお話がありましたよね。説明もして、聞き取りもしてと。
それを、なぜ今なんですか。
1カ月後じゃ何でいけなかったんですかと思うんです。という
のは、速やかに明確にと先ほどからおっしゃっていますけれども、これからやろうとしていることがこんなに残っているのに、なぜこんなに急いで、ご自身たち
の給与を3割と決めてカットしてしまうんでしょうかという
のが非常に疑問なんです。
なので、なぜ今、
1カ月後でもなく、任期直前
のぎりぎり
の日に議案を上げるでもなくなんでしょうか、もう
1回、教えてください。
99:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
100:
◯町長【
村田邦子君】 逆に、任期ぎりぎり
のところで責任をとりますという
のは、私は職員にもちろん、これまでを含めて、4
0年間なり
の職員に対して、もちろん謝罪をしているわけなんですが、町民に対しても、今回
のことは著しく行政に対する信頼を損ねてしまったと本当に心から思っております。
そういった意味で
の謝罪と責任を示す意味で、やはり今だと逆に考えておりますので、今回、この最終日にはなりますけれども、露木議員
の総括質疑で
のご指摘にあって、やはり今回
のことが改めて私たちに突きつけられたということ、それを真摯に受けとめて
の私なり
の責任、そして謝罪
のとり方というふうに受けとめていただければと思います。
これで、重ねてにはなりますけれども、すべてが解決したとは本当に思っておりません。今後に向けて
の、なお一層
の改善・改革、そういったものを進めていきながらにはなりますけれども、まずはこの時点でしっかりとした責任、そういったものを表明して、明らかにしていかなくてはならないと考えて
の今回
の議案
の提出でございます。ご理解いただけますように、よろしくお願い申し上げます。
101:
◯議長【
二見泰弘君】 小笠原議員。
102: ◯
1番【小笠原陶子君】 大体、皆さんが質問してくださったので、1つだけ伺います。
露木議員が総括質疑をしたときに、町長は責任を感じているようなことを、一応、答弁なさいましたよね。ですけれども、今後こうしていきたいということがそこであまり強く印象に残らなかったんですけれども、ちょっとその辺
のところはどうだった
のかという
のがあるんですね。
通告を出してから何日かあって、そして総括質疑
の本番があったわけですから、そこまででやっぱり庁内というか、担当がこういう質問がある中で、今後どうしていかなくちゃいけないということをご相談なさった
のではないかと思うんですけれども、その辺
の経過という
のはいかがだったんでしょうか。
103:
◯議長【
二見泰弘君】 町長。
104:
◯町長【
村田邦子君】 今回
のご質問をいただいて、それに対して
の答弁ですけれども、ちょっと細かい部分は、答弁書を私も今、持っていないので、一言一句あれなんですが、これまでもやってきた、ある意味、それは根本的にはもちろん未払いということが残っていて
の改革になってしまいますから、やってきたということには言えないんですけれども、その中でも、残業をやはり健康管理
の意味でも増やしていく
のはよくないともちろん思っておりますので、そういった部分で
の改善というお話を答弁
の中でお話をさせていただいたと思っております。
ただ、その部分がすごく明確にというと、伝わらなかったというか、ちょっとそこ
の部分が弱かった
のかなというふうに思っております。これまでやってきたことを、先日
の露木議員
の総括質疑
の中ではお話をさせていただいたということです。
105:
◯議長【
二見泰弘君】 小笠原議員。
106: ◯
1番【小笠原陶子君】 今
の答弁、いまいちはっきりしませんけれども、とにかくこの
2カ月
の減給だけですべてが終わるんじゃないということを理解しました。
107:
◯議長【
二見泰弘君】 これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
108:
◯議長【
二見泰弘君】 渡辺議員。
109: ◯
9番【
渡辺訓任君】 私は議案第55号「特別職
の職員
の給与に関する条例
の一部を改正する条例
について」、賛成
の立場で討論します。
時間外手当
の不支給
については、法令を遵守する立場であり、また生き生きとした働き方を進めようと取り組んでいる行政が行ってきた、そういうところでは認められないことであります。3
0年間を超える期間、そういった慣行が行われていたこと
について、現在
の行政
の責任は免れないと考えています。
そもそも町財政
の運営上、また一部職員
のモラルハザードもあって、この慣行が始まったと、そういう指摘がされています。3
0年前には国に方針に沿った形で、町でも第一次行政大綱が策定されて、業務
の効率化、人減らし、人件費
の抑制が推し進められることになったと思います。また、時代が下っても、一般的に言われる公務員バッシングであるとか、民間企業でもリストラが横行したり、サービス残業が普通に行われる状況などが、この慣行が当たり前となった背景
の1つであったと私は考えています。
しかし一方で、町
の行政
の業務も非常に複雑になり、量・質ともに増加していることがあると考えています。私はこういうところにもぜひ切り込んで、この仕事
の分析
については進めていただきたいと思います。そして、次期
の行革大綱を出す必要はないと考えている
のですけれども、少なくとも総人件費抑制目標などは抜本的に見直すことを求めてまいります。
先ほど12月
の補正予算に向けて、具体的な提案、そして職員
のヒアリングも含めて、これから取り組みを進められるということを伺いましたので、町三役
の皆様が責任
の意を示されるものと受けとめて、私は賛成をいたします。
110:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
111: ◯
13番【添田孝司君】 三人
の減給を諮る議案ですが、それぞれ
のお3人が今まで何をやった
のか、また何をやらなかったからこの事態になった
のかという説明が極めて不十分であります。ですから、そういう中では、責任を明確にとおっしゃいますが、明確にはなっていませんし、今後
の改善策につながるものではないと思われます。
そういうことで、減額
の額
の妥当性も結局は理解されず、わからず、この議案
の意味があまり感じられないので反対といたします。
112:
◯議長【
二見泰弘君】 根岸議員。
113: ◯
11番【
根岸ゆき子君】 私は時間外勤務手当
の支払い
の議論
のほうをもっと丁寧にやるべきかなとは思っております。先ほどから
の答弁で、任期ある中で、責任を明確にしたい。これがすべてではないということにおきまして、初動
の対応といたしましては、町長
の言うとおりであるというふうに私は受けとめて賛成をいたします。
114:
◯議長【
二見泰弘君】 露木議員。
115: ◯7番【露木佳代君】 私は反対
の立場で討論します。
やはり今やるべきな
のかという思いです。意図としては、速やかに、明確に責任というところで示していきたいということだとおっしゃっているし、そうだと思うんです。事態をよい方向に持っていこうというあらわれだとは思うんですけれども、ただ、これから、これからという、私がこういう場合はどうするんですか、こういう方々はどうするんですかと言うと、これからというところが出てくるわけで、そういう説明という
のは、やっぱり聞いているものに対して
の丁寧さに欠けているというふうに思ってしまいます。
やはり丁寧さに欠けるということは、三役以外
の、もしくは管理職
の方々以外
の職員
の気持ちが置いていかれているというようにならないかというふうに思います。今後、働き方をどうするかという検討とか改善という
のはやっていくというお話で、それはよくわかったんですが、私は入る前
の、つまり今
の段階で十分過ぎるぐらい
の時間をかけて、まずはこの問題
のそれぞれ
の認識と気持ち
の入れかえといいますか、それを管理職一丸となってやっぱり行ってほしいですし、そのためには責任
のとり方というか、それを決める
のは今ではないというふうに思っております。
三役
の本意とは違っても、三役だけがすっとおりてしまっているような感覚を抱かせないかというふうに思います。そういうふうに危惧してしまいます。それは、例えば聞き取りも今、職員はされていない状況で、職員
の意識をよい方向に持っていくのに、果たしてプラスに働くんだろうかというふうに思います。
時間を確かにかけたからといって、これがどうする
のか責任
のとり方な
のか、また減給
の割合も含め、報酬カットが最善な
のか。三役だけでいい
のか、どこ
のだれまでが何をすべきな
のか、それは第三者を入れても難しい問題ではあるんだなというふうには私も感じておりますけれども、ただ、だからといって、今、この議案が上がってくるということに疑問を持ち、やはり反対とさせていただきます。
116:
◯議長【
二見泰弘君】 小笠原議員。
117: ◯
1番【小笠原陶子君】 この給与に関する条例
の一部を改正する件に関して、3
0%
の削減ですね。私も役職で一律という
のもどうな
のかなという
のもよくわかりませんでしたけれども、この時期に責任を感じているということをあらわす意味で、これが出ているということに関しては、妥当かなと思いますし、私、この決算特別委員会
の委員長をやらせていただいて、その総括
のとき
のことが問題になって、新聞記事になったことを踏まえ、時間外勤務手当
の課別未払い状況という
のを委員会
のほうに出していただきました。
平成28年
の未払い分が時間数としては
1万3,4
12あった中、
平成29年
の未払い分は6,
248ということで、半分以下に減らす努力をしているということが見えたわけですございます。課によって、健康づくり課に関してだけは、どうしても業務上、いろいろな改革があって難しかったようでございますが、そういうところでは、本当に数字として未払い分が削減できているというところは評価できるというふうに考えております。
ただし、これが本当に正しい数字な
のかどうかというところがクウェスチョンマークではあるわけです。それは残るんですけれども、この3
0%削減という姿勢に関しては、私は一定
の評価をしたいというふうに思います。そういうところで賛成いたします。
118:
◯議長【
二見泰弘君】 これをもって討論を終結いたします。
これより町長提出議案第55号を採決いたします。本案を原案
のとおり可決することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
119:
◯議長【
二見泰弘君】 起立多数であります。よって、議案第55号は原案
のとおり可決されました。
────────────────────────────────
日程第3
平成3
0年
陳情第3号 二宮町立小中学校普通教室へ
のエアコン設置に
関する陳情審査
について
120:
◯議長【
二見泰弘君】 日程第3「二宮町立小中学校普通教室へ
のエアコン設置に関する陳情審査
について」
平成3
0年陳情第3号を議題といたします。
121:
◯議長【
二見泰弘君】 職員をして朗読させます。
122: ◯職員【和田美穂君】 (朗 読)
123:
◯議長【
二見泰弘君】 委員長
の報告を求めます。
124:
◯議長【
二見泰弘君】 前田議員。
〔
2番・教育福祉常任委員長(前田憲一郎君)登壇〕
125: ◯
2番・教育福祉常任委員長【前田憲一郎君】 教育福祉常任委員会
の委員長報告を申し上げます。
去る9月7日
の本会議において、本委員会に付託されました陳情第3号「二宮町立小中学校普通教室へ
のエアコン設置に関する陳情」を議題として、9月
10日、第一委員会において委員会を開催いたしました。
出席者は委員全員、議長、町長、副町長、教育長、教育部長、教育総務課長、教育総務班長、指導班長、及び傍聴議員でした。
陳情者から
の説明
ののち、直ちに質疑に入りました。概要は次
のとおりです。
委員「児童・生徒
の命
の安全というところで、近年
の気温が上がっている対応として、エアコン
の設置だと思うが、いろいろなアイデアも寄せられているということだが、町全体
の温暖化対策
等の観点から
の意見は寄せられている
のか。」陳情者「環境に負荷をかけないまちづくりを目指してほしいとコメントが寄せられている。省エネやエネルギー問題も、エアコンをつけるだけでなく、同時に取り上げてほしいという意見があった。」委員「水筒はもちろん、随時、飲める状況は大事である。水道
の水は日本では飲めるようになっており、水道
の水でも抵抗なく飲めるような風潮でないと水分不足になる。水道水を飲むことが恥ずかしいという文化があるとよくない。神奈川県も県営水道があって、飲めるように給水しているが、保護者
の方たちはどう考えておられる
のか。
1回タンクにためて水を配給しているということから、普通
の水より汚れている
のではないかという危惧を保護者は持つと思うので、管理はきちんとしなければいけない。基本的には、水道水は体に悪くないということを普及していく必要があると思うので、よろしくお願いする。」陳情者「校長先生と話をした。冷水機
の話もしたが、一色小学校にはついていない。衛生問題もあり、撤去
の動きになっているということである。浄水器が普及してくると教えているわけではないが、手を洗う用と飲む水用ということで使い分けができてしまう。家庭でもそうだが、学校として、水道水を水筒に補給するよう声かけが必要かと思う。放っておくと飲まないと思う。」委員「エアコン
のこと
について、先生ともお話をされたか。先生
の感触や学校で行っている現状
の対策やどのように夏を過ごしているか
等のやりとりがあれば、教えていただきたい。陳情項目3
については、
定例会初日に意見書が出されたということはご存じか。」陳情者「陳情を出そうかという段階で、校長先生と話をしている。先生によって対応が異なる
のだと知り、こういう状況なので、できるだけ手元に置き、随時、飲めるようにしてほしいと伝えた。一色小学校は幸い学級数が少ないため、暑い日はエアコンがついている特別教室を振り分けて、交代で使用しているとおっしゃっていた。意見書が出されたことは存じています。」
以上で質疑を終わり、執行者側へ
の参考質疑に入りました。
委員「暑さ対策や、それに関係する環境対策
について、空調設備設置とともに考えるという話があったが、考えてきた
のか。ランニングコストや財源、これは一般財源だけでなく、ふるさと納税や一般
の寄付や交付税措置、国
の補助
等のいろいろな方法があるが、どのように考えてきた
のか。今回、このような状況になって、変えようと思っている点、変わった点。今回、補正が出ているが、一般教室
の空調
の設置は今まで
の方針とどのように変わっている
のか。ランニングコストを抑えられるような方法も含めて、今まで考えてきた
のか。設置に当たり、リースにするとか、ガスにするとか、計画的に考えたランニングコストというものを今まで考えてきた
のか。陳情者は環境負荷というものを非常に考えているが、今まで環境負荷
について考えていなかった
のか。財源
について、交付税措置は検討された
のか。これは確認だが、学校
の統廃合を優先するということで、一般教室には入れないという決定だった
のか。」執行者「暑さ対策
について、町
の取り組みとしては、
平成22年から
25年に扇風機をつけたという経緯がある。遮熱・断熱
の話が出たが、ガラス面ではないが、カーテンを順次更新している。陽差し避けという観点もあるが、遮熱
の一端として取り組んでいる。学校
の統廃合があるため、それを待って行いたいと、エアコン
の必要性は認めつつも、そのような答弁を続けてきた。一方で財源
の部分、国庫補助
の部分だが、申請しても認められない場合が多かった。ここに来て、国がその補助金を空調に特化してやろうとしているこの機を捉えて、今回、補正予算として上げさせていただいている。再配置と合わせたという説明をしていたということは、設置に向けた具体
の検討をしていないということである。交付税措置は検討する、しないというものではなく、補正予算債という
のは、国
の補正予算で補助がついた場合に使えるものである。当然これまでも承知していた。今後、統廃合を進めていく中で、学校
の大規模改修
等もある。そういった場合には、暑さ対策というよりは、抜本的な屋上断熱
等も考えていかなければと思った。グリーンカーテン
等のソフト面
については、コミュニティ・スクールも始まっており、保護者と学校一緒に取り組んでいければと想像している。」委員「9月はまだ猛暑が続く中、教育委員会として、乗り切るため
の方針が決まっていたら教えていただきたい。よしずやシェード
等、少しでも和らげたらどうか。総合教育会議でもあまりに暑い日、授業短縮、休校など検討されているような話だった。厳しい異常な暑さが出たとき
の対応
についての方針はどうか。陳情者
の方は広い視点でエアコン
の問題を捉えているが、エアコンがつけられることになると、児童・生徒にとってもいろいろ考える材料になると思うが、どのような形で教育に生かしていく
のか、お聞かせいただきたい。」執行者「学校が始まった初日に、各学校で児童・生徒に熱中症予防
の対策
について配布した。一色小学校だけは学校だより
の中に入れている。8月
の校長会で、例えば授業時間を少し短くし、休憩時間を長くする対応や、部活動
についても休みにする
等、教育長から各学校にお願いしてある。グリーンカーテン
等、学校
の中で取り組めるかもしれない。子どもたちへ
の環境教育として活用できると思うので、各学校にそういった視点でも取り組んでいただくよう伝える。」委員「エアコンがついている特別教室
の運用はどうなっている
のか。温度
の基準がある
のか。学校や先生
の判断な
のか。部活が夏休みに入っており、体育館は相当暑いと思うが、体育館にはエアコンはつかない。それぞれ
の部活で難しい点はあると思うが、部活
の運用
について、何か決まりはある
のか。普通教室につければ、いろいろと出てくる問題だと思うが、温度設定
の前に、何度ならつける
のか、運用は大事にしていただきたい。体育館
の風通し
等、部活動
についても対策をしっかり行っていただきたい。」執行者「各部活で何度になったらという明確な基準を定めているわけではないが、健康、安全が第一であり、そのときごとに学校で検討し、対応している。音楽室や図書室
についても決まりはないが、望ましい温度設定があるので、意識しながら温度設定を各学校で行っている。」委員「陳情項目
1には、早急にエアコンを設置することとあり、町側や国も来夏と言っているが、来夏にはすべて
の普通教室に、何があっても全部つけるという覚悟、考えはある
のか確認させていただきたい。」執行者「その方向で進めたいと考えている。」委員「今、コミュニティ・スクール
の説明をされているが、運用というか、そういったものを生かしていく、共有していく方法で進めていただきたいが、いかがか。コミュニティ・スクール
の説明よりも、実際に出てきたいろいろな意見、議会
の意見交換会でも保護者
の方たち
の意見がたくさんあるが、これから
の運用でいろいろな可能性を開いていく方向
について、どう考えている
のか。」執行者「コミュニティ・スクールは、文字どおり学校運営協議会ということで、学校
の運営もする。どうするかを学校と保護者、地域
の方々と考えていく仕組みであるので、そういった中で話し合いが進むことが期待している。」
以上で、執行者側へ
の参考質疑を終了、意見交換、討論はなく、陳情第3号を採決したところ、全員賛成により、陳情は原案
のとおり採択されました。ご審議
のほどよろしくお願い申し上げます。
126:
◯議長【
二見泰弘君】 ただいま
の委員長
の報告に対する質疑に入ります。
(「異議なし」と
の声あり)
127:
◯議長【
二見泰弘君】 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
128:
◯議長【
二見泰弘君】 渡辺議員。
129: ◯
9番【
渡辺訓任君】 私は陳情第3号「二宮町立小中学校普通教室へ
のエアコン設置に関する陳情
について」、委員長報告、陳情ともに採択
の立場で討論いたします。
陳情者からは、直近
の酷暑
の中、児童・生徒が授業に集中できないどころか、健康上
の危険を指摘した上で、町内
の小中学校
の普通教室へ
のエアコン設置とエアコン設置が実現するまで
の児童・生徒
の健康を守る措置、国に対する財源補助
の措置を求める意見書
の提出
の3つを求めたものであります。いずれも委員長
の報告どおり、願意は妥当であると考えます。
陳情者は、また財源と町財政に関する心配を示しておられます。またエアコン設置
のために、教育を含めて、ほか
の事業を縮小すべしと
の声も聞かれます。私は財源
については国
の補助金
の活用、今年度末には
10億円に近くなると見積もられている一般会計財政調整基金
の一部
の活用、さらに臨時財政対策債
の発行枠
の活用を組み合わせれば、確保できると考えています。
設計予算が補正予算で確保されましたので、その後、それに続く事業予算
の編成に当たりましては、ほか
の教育事業、施策を削ることがないよう、またこの討論でありましたけれども、エアコンのみではなくて、トータル
のグリーンカーテンなどを含めた省エネルギー策もあわせて検討するよう求めて討論といたします。
130:
◯議長【
二見泰弘君】 これをもって討論を終結いたします。
これより
平成3
0年陳情第3号を採決いたします。本件に対する委員長
の報告は採択であります。本件を委員長
の報告
のとおり採択とすることに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
131:
◯議長【
二見泰弘君】 起立全員であります。よって、本件は報告
のとおり採択と決しました。
暫時休憩いたします。休憩後
の会議は午後
2時5
0分から始めます。
午後
2時4
0分 休憩
────────────────────────────────
午後
2時5
0分 再開
132:
◯議長【
二見泰弘君】 休憩前に引き続き会議を開きます。
────────────────────────────────
日程第4 議案第4
9号
議案第5
0号
議案第5
1号
議案第5
2号
議案第53号
平成29年度決算
の認定
について
133:
◯議長【
二見泰弘君】 日程第4「
平成29年度決算
の認定
について」町長提出議案第4
9号、第5
0号、第5
1号、第5
2号、第53号を一括議題といたします。
134:
◯議長【
二見泰弘君】 職員をして朗読させます。
135: ◯職員【和田美穂君】 (朗 読)
136:
◯議長【
二見泰弘君】 委員長
の報告を求めます。
137:
◯議長【
二見泰弘君】 小笠原議員。
〔
1番・決算審査特別委員長(小笠原陶子君)登壇〕
138: ◯
1番・決算審査特別委員長【小笠原陶子君】
平成29年度決算審査特別委員会
の委員長報告を申し上げます。
平成29年度決算審査特別委員会は、
定例会第8日目、9月
14日に付託を受けました。町長提出議案第4
9号「
平成29年度二宮町一般会計歳入歳出決算
の認定
について」、町長提出議案第5
0号「
平成29年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算
の認定
について」、町長提出議案第5
1号「
平成29年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
の認定
について」、町長提出議案第5
2号「
平成29年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算
の認定
について」、町長提出議案第53号「
平成29年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算
の認定
について」を
平成3
0年9月
21、
25、
26、
27日
の4日間にわたり、第一委員会において町長、副町長、教育長、各部長、各課長、以下担当職員
の出席を求め、慎重審議いたしました。
特別委員会では決算書、監査委員
の意見書、説明資料をもとに、
平成29年度歳入歳出決算
の執行実績、及び適否を審査するため、活発なる質疑応答を行い、採決
の結果、町長提出議案第4
9号、第5
0号、第5
1号、第5
2号
については賛成少数で不認定、第53号
について賛成多数で原案
のとおり認定すべきものと決定し、次
の審査意見を提出するものであります。
平成29年度決算審査意見
1.町職員
の働き方改革に関し、実情を把握
の上、勤務体制
の最適化を図られたい。
2.各種事業は目的と効果を検証し、整理・統合を急がれたい。
3.役場新庁舎は町民
の利便性に加え、町
の価値を高める整備を求める。
4.防災支援にかかる情報難民、買い物難民
の解消を図られたい。
5.子どもや高齢者などへ
の虐待防止策を強化されたい。
6.選挙における移動困難者
のために、巡回投票など、サポート策を検討されたい。
7.エアコン設置に伴い、あわせて環境負荷軽減策を検討されたい。
8.吾妻山公園
の管理運営経費
の見直しを図られたい。
以上が、決算審査特別委員会
の審査意見
のまとめでございますが、このほかにも、委員会
の審査では多数
の要望、提案、意見が出されておりますので、執行者
の皆様におかれましては、それら
の内容を十分に検討、調査、研究され、前向きに実施
の方向で努力していただくようお願い申し上げまして、委員長報告とさせていただきます。
よろしくご審議
のほどお願い申し上げます。
139:
◯議長【
二見泰弘君】 ただいま
の委員長
の報告に対する一括質疑に入ります。
(「なし」と
の声あり)
140:
◯議長【
二見泰弘君】 質疑なしと認めます。
これより一括討論に入ります。
141:
◯議長【
二見泰弘君】 一石議員。
142: ◯
10番【一石洋子君】 私は
29年度決算一般会計と下水道特別会計以外
の特別会計に反対
の立場で討論させていただきます。
9月議会総括質疑で、長年にわたり職員
の時間外手当不払いであったと
の条例違反が明らかになりました。時間外手当不払いが発生している一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計に反対いたします。
下水道特別会計につきましては、未払いに当たらないと
のことですので、事業内容を妥当と判断し、賛成いたします。
今後は時間外手当を適正に支払うことで、町民サービスへ
の低下が発生しないよう、これまでメスを入れられなかったさまざまな慣例を洗い出し、パソコン
のネットワーク
等、縦横無尽に知恵を結集するボトムアップ
の職場改革を遂行いただきたい。
また、少子・高齢化、生産年齢人口
の減少という重大な危機に向けて、二宮町がなすべき方策につきましては、これを機に大胆な町民協働を行い、二宮町民
の見識
の高さ、先進性にふさわしい新しい公に向けて、失敗を恐れず、情報を開き、学び、勇気を持って取り組むことを求めます。
二宮町は、明らかにほかにはない人を生かし、人がつながるふるさとであること、これを証明するリベンジを祈念しまして、私
の反対討論とさせていただきます。
143:
◯議長【
二見泰弘君】 桑原議員。
144: ◯3番【桑原英俊君】 私は
29年度町長提出議案第4
9号「二宮町一般会計歳入歳出決算
の認定
について」、議案第5
0号「二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算
の認定
について」、議案第5
1号「二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
の認定
について」、議案第5
2号「二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算
の認定
について」、議案第53号「二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算
の認定
について」に対し、原案
のとおり賛成
の立場から討論を行います。そして私は先ほど職員
の残業手当
については、やはり我々議会側
のほうにもある程度
の責任があると思いますので、それ
について言及しながら発表させていただきます。
平成29年度は「第5次二宮町総合計画」
の中期3年計画
の2年目として、基本構想にかかげる将来像「人と暮らし、文化を育む自然が豊かな町」
の実現に向け、4つ
のまちづくり
の方向性に基づき、各事業に取り組んだことを評価いたします。
平成29年度の一般会計と特別会計を合わせた決算総額は、歳入が前年度より6億6,6
09万8,4
94円増
の165億
1,
038万755円、歳出が前年度より7億
2,46
9万8,8
10円増
の15
9億7,
087万3,78
0円でした。
まず、一般会計
の歳入
については、予算現額83億5,483万4,353円に対して、決算額は83億7,335万5,67
2円で、収入率は
99.
2%となりました。この内訳は自主財源が6
0.7%、依存財源は3
9.3%
の構成となっています。
前年度と比較すると、依存財源比率が4.8ポイント増となりましたが、これは前年度、町税
の一時的な増加と地方交付税
の減額、町債発行
の繰り越しという特殊要因があったもので、これを除くと、ほぼ例年並み
の財源構成となります。
次に、社会全体が成長から成熟へ移行する中で、
平成29年度は必要な施策
について、
選択と集中
の視点を持って見直し、中長期的な視点を持って未来につながる施策を推進することで、ずっと住み続けたいまちづくりとして取り組んだことを評価します。
公共
施設の総量
の縮減と質
の見直しを行い、災害に強く、利便性
の高いまちづくりを推進し、「公共
施設再配置と町有地有効活用実施計画」を策定しました。県や民間事業者、町民団体とも連携した健康づくり・未病改善事業を推進し、子どもから高齢者まで
の体力向上と健康増進を図り、健康寿命
の延伸を目指しています。
特色ある学校づくりに取り組むとともに、児童・生徒
の学習環境を整備し、小中学校特別教室へ
の冷暖房設備
の設置です。防災・減災
のまちづくりを推進し、消防活動体制
の強化を推進し、消防ポンプ自動車
の更新をしました。二宮
の強みを生かした、魅力ある暮らしを提案し、にのみやlifeシティプロモーション戦略で定め、ターゲットに向けて効果的なプロモーション活動を行い、移住を促進してきました。
若い世代
の結婚・出産・子育て
の希望をかなえ、子育てを楽しめる環境づくりを推進し、子育て世代包括支援を実施し、切れ目
のない支援体制を構築してきました。
しかし、町税
については、休日納付窓口
の開設や滞納者対策として滞納処分を実施するなど、集中的に納付勧奨した結果、徴収率がさらに向上したことは、職員各位
のたゆまぬ努力
の結果であり、大いに評価するものです。
限られた財源
の中で、二宮町
の活性化
のために、将来を見据えた挑戦をしていくという姿勢
のもと、必要となる事業
については積極的に展開しつつ、非常にバランス
のとれた取り組みがなされたことであると評価いたします。
基本協定を
締結し、安定・安心・安全なごみ処理に向けて、大いなる前進を見たことは、大変喜ばしい限りです。ごみ
の減量化、資源化
についての成果も上げ、ごみ
の安定処理をさらに着実なものとしていただくよう期待いたします。また、広域事業へ
の取り組み
については、効率的・効果的な観点から、他
の分野でも新たな進展が見られることを望むものです。
また、災害対策として、防災行政無線屋外子局
の増設を行い、難聴地域
の解消に努めたほか、地域
の自主防災組織
の支援や災害弱者に対する支援体制
の整備にも取り組みました。いつ起こってもおかしくない自然災害は、何よりも事前対策が重要であると思います。こうしたことに率先して取り組んだことは、町民にとって大変心強いものです。
下水道事業特別会計は、釜野、百合が丘一丁目地区を中心とした面整備を引き続き行うとともに、その他地区
の下水未整備箇所
についても、整備可能な箇所から積極的に、計画的に整備を進め、公共下水道区域
の拡大に向けて着実に取り組まれたことです。普及率は着実に伸びておりますが、これからも接続率
の向上をお願いいたします。
以上、
平成29年度一般会計及び
平成29年度特別会計、計5会計
の決算
の認定
については、原案に対して賛成
の討論といたします。ありがとうございました。
145:
◯議長【
二見泰弘君】 露木議員。
146: ◯7番【露木佳代君】 私は
平成29年度一般会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計に反対、下水道特別会計に賛成
の立場で討論いたします。
まず、一般会計です。町は財政難というふうに言い続けておりますが、そのわりに事業、業務
のスクラップが進んでいないという感覚を私は持っております。全体的に事業
の見直しが甘く、例えばその業務
の目的と効果という観点なく実施している印象を受ける事業もありました。
さて、ふたみ記念館
の屋根に設置されている太陽光
の発電収入は、
12万5,8
08円ですが、それよりも使用料、観覧料
の収入
のほうが低いというような
施設をそのままにしておいてはいけません。観覧者数、利用者数増
については工夫
の余地があると答弁されていましたが、ならば大胆に実現していただきたい。開館して既に7年が経過している今、その猶予はないと考えるべきではないでしょうか。
空き家バンク
については、
平成28年に開始された制度ですが、
2年半が経過して、現在登録は5件、成約が
2件であります。目的が曖昧で、効果も感じられません。そもそも小さな町では登録数が増えませんし、制度自体、必要ないと考えます。
かつて
の担当は、大した業務ではありませんというふうに言いましたが、そういった問題ではありません。そのような少しずつ
の業務をたくさん抱えるから、業務改善が進まない
のだと考えております。
もちろん特定空き家
の適正管理は重要なことです。同居・近居推進事業は、
平成3
0年度から都市整備で担当する住宅リフォーム助成事業へ統合されました。この同居・近居推進事業や住宅リフォーム助成事業は、所得制限もありませんし、私はこうしたから補助をくださいというような事業は、利用者
の数にかかわらず、徹底的に見直しをすべきと考えております。助成があるから同居・近居を決めた
のか、住宅リフォームを決めた
のかということもそうですし、町には町内で起業して頑張ってくださっている方もいれば、会社勤めをして税金を収めている人もいるわけで、個々
の財政力もさまざまです。そういう中で、どのように町が町内
の事業者や町民をできるだけ公平な形で支援できるかは、財政状況や時代
の流れとともに、常に見直しをかけていかなければなりません。
児童手当
の現況届や保育所
の申請などが、自宅からできるという子育てワンストップサービス
についてです。これは
平成29年
の補正予算で上がってきたものです。
平成29年度と3
0年度は特別交付税
の対象になっても、回線使用料
については、補助金や交付税
の対象にならないことや、導入
については町
の裁量で決定できたこと、当時
のマイナンバーカード普及率が
11.84%で、その中に子育て世代
の割合がどれくらいいる
のか。申請にはカードリーダーを利用者が購入しなければならないという条件がある中で、利用者
の見込みを調べていないことなど、導入するに当たって
の調査もほぼされておらず、軽率な導入決定だと感じました。
決算審査では、
29年は利用できる期間が短かった影響かはわかりませんけれども、
2件しか利用することができなかったという報告もあり、マイナンバーカード
の全体
の普及率は現在
13.3%で、ワンストップサービス導入から
1.46%しか増加しておりません。
平成29年度は
2カ月分
の接続使用料で、
10万3,68
0円で決算額となり、3
0年度は年間になるので約6
2万円分が計上されています。これは1つ
の例としてしっかりと捉えていただきたい。厳しい言い方をさせていただくと、国から話があって、それを町が絶対にやらなくてもいい
のにもかかわらず、「ああ、これ、やる
のね」と、軽率に導入を決めたと言わざるを得ない結果が、毎年6
0万円
の使用料
の支払いになったわけです。
しかも、マイナンバーが存在する限り、永遠にでしょうか。本当に必要な事業な
のか、導入前に会議には上がらない
のでしょうか。財務課は担当課
の申し出を精査しない
のでしょうか。導入決定まで
の手続
の流れがあっても、だれも問題視しない
のであれば、会議を通す意味がありません。それぞれが他人事
のような問題意識
の薄さが、今回
の時間外手当
の不払い
の実態にもつながっている
のかもしれないというふうに思わざるを得ません。
続いて、消防です。
平成29年度は平塚市・大磯町と
の指令
の共同運用を開始した初年度となりました。共同運用における課題解決に対して、スピード感が伴わないことや、3部制になったことで、結果的に人員不足を招いたことは、町民
の安心・安全
の低下に結びついてしまったと考えます。整備計画は全体におくれが目立ちますが、現在、改定しているであろう
平成3
1年度から
の計画は現実的なものとしていただきたいと思います。
さらに、「まちづくり総合調整事業」
の総合計画後期基本計画
の策定委託料
136万8
00円や、公共
施設再配置・町有地有効活用
等支援委託料
97
2万円など、コンサルへ
の委託料に関して
の担当課と
の質疑内容は、ここ数年、いつも同じです。しかし、事業を進めていく上で、人海戦術で対応できる業務がある
のであれば、臨時で人を雇い、ファシリテーション的な役割や情報分析
の力が欲しい
のであれば、それのみを
契約すればよく、抱き合わせで高額な委託料としてプロポーザルを行うことが間違っていると思われます。
委託は高額であることに加えて、
年度が終わってから、それが切れたとき、あとは「町民、よろしくね」という流れになりかねません。そういうおそれもあって、町民がどこまで力を注ぎ続けてくれる
のか、私はそれが不安でなりません。それは職員も感じていて、何とか町民が離れないようにと、フォローしていく労力も大変大きなものです。そういった方法やその判断は、トップ
の考え方を示さないことには、担当課でもなかなかやりようがない
のではないでしょうか。
さて、各担当課が持っている講演会や展示・式典など
の催しは、課を超えて総合的に見ると、数はあります。事業実施
の本来
の目的を達するために、それぞれ
の担当が担う
のは当然といいますが、本当に縦割りで、それぞれが持っていなければならない
のかを考えていただきたいです。
もっと大きなことで言うと、例えば近年、発生している大きな災害では、その対策をする
のは消防や防災安全課だけではありません。子ども・高齢者・障がい者などは健康福祉部が深くかかわり、避難所や児童・生徒
のことは教育部が深くかかわり、インフラ
の確保は都市部となります。そのように考えてみると、乱暴に聞こえるかもしれませんが、実は防災安全課は災害対策を担当しないとするほうが、ほか
の課が自分事として、その対策をどうするかを捉えるかもしれません。これは現状、防災安全課以外
の職員
の意識が低いなどと言っているわけではありません。そのぐらい
の抜本的な捉え方で、機構改革や業務
の整理・改善を行わないといけないところまで来ている
のではないかという意味です。
総括では、町民参加・町民参画
について、町長
の考え方を聞きました。私は町民参加・参画をさらに推進するために、各課が行って集めた町民
の声を受けとめ、その経過まで
の総括を含め、部署横断的に進めてほしいということや、新しい制度
の導入、例えば常設型
の住民投票条例や予算編成に対するパブリックコメント制度などを要望いたしました。決算審査時に申し上げましたが、寒川町
の協働文化推進課では、住民活動保証制度があり、これは町が保険料を負担し、自治会活動や福祉・奉仕活動など、住民活動中に起きた事故などを保障するもので、事前登録や申し込み、利用者
の支払いも不要です。こういった細かな制度を整えることにもお金はかかりますが、逆に、その何倍も
の町民
のパワーが返ってくることは間違いなく、ぜひ町民参画・参加を推進していただきたいと思います。
平成29年は学童
の民営化が実施され、保護者
の負担が大幅に減りました。ようやく保護者
の方々
の念願がかなったことになります。どうしてもトラブル
のようなものが発生しないと、課題や改善すべきことが見えてこないという
のはありますが、その都度しっかり対処し、その機会を前向きに捉え、よりよい運営となりますよう期待しております。
保健センターにあります「に
のはぐ」も、妊娠したとき
の申請窓口も変更され、妊産婦から切れ目
のない支援が具体的に実施されるようになっています。例えば保育園
の申請など、子どもにかかわる業務
の中で、「に
のはぐ」という1つ
の窓口で実現していく
のが理想なものもあると考えられますので、役場庁舎
の整備に当たり、ますます
の町民サービス向上を目指していただきたいと思います。
さて、今、述べてきた一般会計に加え、国民健康保険特別会計
の反対理由は、保険税
の引き上げがありましたけれども、それにおいて税
の算定に工夫ができる余地があった
のではないかと考え、こちらは反対いたします。
さらに、今、述べてきた一般会計に加え、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計
の共通した反対理由は、月
20時間、年
24
0時間以上
の時間外手当が不払いだったということに起因します。
総括でも申し上げましたが、これまで
の事業や業務
の見直しは、人件費
については真剣に考慮していなかったと考えざるを得ません。どれだけ職員が大変な思いをして業務を行っていても、手当
の上限が
24
0という制限があれば、管理職は財政的な危機感を本気で感じることがありませんから、それに対する人員配置
の適正化や事業・業務
のスクラップ・エンド・ビルドは言葉だけ
の中身
のないものになりかねません。
間違っていたことを正しい状態に戻す、それまで
の職員
の声を聞く、現状把握をする、業務を見直す、部下にやらされ感を持たせてきた管理職
の意識を変える、それらを行って初めて、今後はどうする
のかというスタート地点に立ちます。どうか気概
のある管理職
の皆さんに立ち上がってほしい、そして部下たち
の見本として、しっかりと気持ちを切りかえてほしい。
私がいると、部課が帰りづらいから先に帰りますではなくて、部下でも上司でも、いづらいとか、帰りづらいとか、やりづらいとか、言いづらいとか、皆さん、そんな薄っぺらな人間関係ではないと思います。三役、そして町職員
の方々に本気
のエールを贈りたいと思います。
そして、私自身、条例違反
の状態だったことに気がつくまで4年を要しました。それを猛省しまして、改めて気を引き締めて議員活動、議会活動をしていく所存です。
下水道特別会計
については妥当とし、賛成といたします。
147:
◯議長【
二見泰弘君】 前田議員。
148: ◯
2番【前田憲一郎君】 私は町長提出議案第4
9号「
平成29年度二宮町一般会計歳入歳出決算」、並びに議案第5
0号「
平成29年度二宮町国民健康保険特別会計」、議案第5
1号「
平成29年度二宮町後期高齢者医療特別会計」、議案第5
2号「
平成29年度二宮町介護保険特別会計」、議案第53号「
平成29年度二宮町下水道事業特別会計」
の4特別会計歳入歳出決算を認定することに賛成
の立場で討論を行います。
賛成討論
の前に、ここで問題になっています役場職員
の時間外勤務手当
の件
について、一言述べさせていただきます。
私は公務員、公立学校教諭として、長年、勤務してきたわけでございます。採用時に全体
の奉仕者として誓約書を提出し、皆様方
の税金から給料をいただいていたわけなので、時間外勤務という認識もなく、時間外手当はほとんどなくとも、子どもたち
のためならば当たり前、全体
の奉仕者として
の考え
のもと、長期休業期間以外、
1日ほぼ
12時間にわたる勤務、土日
の部活動指導、大会引率
等の業務をこなす
のが当然であり、当たり前と
の思いで勤務してきた次第でございます。
そのようなことからいたしまして、町職員が全体
の奉仕者として、3
0年ほど前からと伺いましたが、聞くところによりますと、5
0年ほど前からという話でもありますが、少ない給料にもかかわらず、時間外勤務手当を全額もらわずとも、町民
の皆様方
のために、全体
の奉仕者として
の奉仕
の精神から時間外勤務をしているものだと思っておりました。
しかし、立場が変わり、町議会議員として
の立場からは、法律にのっとり時間外勤務手当を全額支給するべきであるとしなかったことに対して、反省いたしております。
それでは、賛成討論に入りますが、まず一般会計
の歳入
については、予算現額83億5,483万4,353円に対し、決算額は83億7,335万5,67
2円で、前年度と比較し6.
2%、4億
9,
07
1万3,
000円
の増となりました。分担金及び負担金や交付金という流動的な面を初め、それぞれ基金から
の繰入れを抑制するなど、幅広い項目において減となった結果ですが、決算額
のうち、自主財源は
15.3%、6億7,
236万円
の増、依存財源は5.
2%、
1億8,
164万7,
000円
の減となり、自主財源
の決算額に対する割合は6
0.7%で、前年度に比べ、4.8ポイント
の増加となりました。
自主財源
のうち、歳入全体
の5
1.4%を占める町税は、前年度に比べ、当
年度に限ってと見込まれますが、個人町民税における株式譲渡所得
の増により
20.3%、7億
2,5
29万
2,
000円
の増となりました。現年課税分
の収納率は
98.4%と、前年度比較
0.4ポイント増
の高い収納率であり、新たな滞納を増やさないように努めたことや、滞納処分など財産調査を経て、積極的に行っこことなど、税を収める公平性
の精神、歳入確保に強い危機感を持って取り組んだ結果であると評価できるところです。
次に、歳出ですが、予算現額83億5,483万4,353円に対し、決算額8
0億
9,7
23万4,7
26円と、前年度に比べ6.
0%、4億6,
083万
1,
000円
の増となったものの、この財政運営には大変苦慮されたところであり、効果的な事業運営、効率的な財政運営であったと思います。
平成29年度は、「第5次二宮町総合計画」
の中期3年間
の中間
年度として、基本構想に掲げる将来像「人と暮らし、文化を育む自然が豊かな町
の実現」に向けて、4つ
のまちづくり
の方向性に基づく事業が展開され、生活
の質
の向上と定住人口
の確保においては、にのみやlife全国展開シティプロモーション事業移住関係
のイベントへ参加し、住民
の生
の声を移住希望者に届けたりすることで、町
の魅力を効果的に発信し定住促進を図るなど、定住人口
の確保に対する積極性が昨年にも一層増して感じられました。
また、町民
の健康寿命
の延伸を目的に、保健センター内「未病センター」、子育て世代包括支援センターを開設し、町民
の健康管理、健診や相談、各種教室
の開催、妊娠期から子育て期における切れ目
のない支援体制を構築するなど、健康づくり体制
の確立をしたことに対し、評価しております。
次に、環境と風景が息づくまちづくり
については、子育て支援
の促進と放課後児童対策
の充実として、各学童保育所
の運営を民間事業者へ委託し、補助金を民間
の学童保育書に交付することで、保護者
の負担軽減を図ったことに対しても評価いたします。
交通環境と防災対策
の向上、戦略的行政運営においても、公共
施設の再配置・町有地
の有効活用を図るために、内容はともあれ、向こう
10年間に具体的に実施する内容をまとめた「公共
施設再配置・町有地有効活用実施計画」を策定したこと、及びリサイクルセンター整備が完了、消防指令センター
の共同運用を開始し、平塚市・大磯町と
の連携強化を図り、町単独では実施できなかったことも実施できるようになったことを評価いたします。
以上
のとおり、一般会計につきましては、限られた厳しい財源
の中にありながら、各施策実施
のために真摯に取り組まれた内容であることが、十二分にうかがえました。
二宮町国民健康保険特別会計は、国民健康保険税につきましては、税率
等の改正により、被保険者
の負担増はあったものの、保健給付費は高額療養費、療養給付費ともに減となっており、データヘルス計画
等、未病改善策
の賜物であると思います。今後も医療費適正化を目指し、県とともに財政安定化に努めていただきたい。
後期高齢者医療特別会計ですが、被保険者が年々増加していく中、保健事業で実施している健康診査
の充実
等、神奈川県後期高齢者医療広域連合と緊密に連携し、効果的な事業
のより一層
の推進を図っていただきたい。
介護保険特別会計ですが、高齢者
の増加
の中、新たな介護予防事業を企画・実施し、認知症予防
等に努めていただきたい。
下水道事業特別会計は、接続したくとも下水道が設置されてない地域もあるわけで、設置されている地域では下水道接続率
の向上を図り、接続率
100%にすべく、普及啓発を一層推進していただきたい。
以上、
平成29年度二宮町一般会計歳入歳出決算、並びに4特別会計歳入歳出決算につきまして、認定すべきものとして賛成討論といたします。
149:
◯議長【
二見泰弘君】 野地議員。
150: ◯8番【野地洋正君】 私は町長提出議案第4
9号「一般会計」に反対、議案第5
0号から議案53号
の4特別会計
については賛成
の立場で討論いたします。
一般会計では、にのみやlife全国展開シティプロモーション事業として、移住・交流・体験イベントなど、結果
についてはまだ満足するものではありませんが、新たな事業に挑戦し、二宮
の存在を知り、二宮を行き来される方は確実に増えていると感じました。地道な努力を継続することにより、将来に向けて、その成果はさらに上がるものと考えます。
商店連合会JOYカード
の連携事業
については、カード
の周知、利用促進と絡め、健康づくり・未病改善を目的として連携活動を試行、試しに行いました。目標へはまだまだ届かなかったものの、移住者へ
の満点カード
の提供など、新たな展開も具体的に進むなど、商店連合会と
の連携強化は図られ、商店
の発展、町事業
の促進など、双方へ好影響を及ぼすものとして期待でき、さらなる展開、予算確保を期待するものです。
また、公設公営、民間事業者へ
の運営委託へと、大きな改革を行った学童保育事業は、保護者
の負担軽減はもとより、要望しておりました3学童
の統一した運営、サービス提供が図られ、大いに評価いたします。あくまでも事業主、経営者は町であることを意識し、さらなる充実を図っていただきたいと思います。
以上、3つ
の施策を主に申し上げましたが、その他、随所に成果はあらわれていると認めます。
しかし、以下
2点
について指摘させていただき、反対
の理由といたします。
1つは、公共
施設再配置・町有地有効活用事業です。将来
のまちづくり、人
の流れが決まる大変重要な事業であり、財政再建という意味でも、早期に内容を深めていくべきであると考えておりますが、お金と時間が浪費される
のではないかと危惧し、
平成29年度予算には反対をいたしました。総括質疑でも申し上げましたので、詳細は割愛いたしますが、予算時
の目的を達成しただけ
の決算では賛成いたしかねます。
2つ目は、残業
についてです。この決算審査特別委員会において、各課よりヒアリングをさせていただき、それぞれ
の課が残業縮減に向け、意識を持ち努力しているものの、町民サービス
の維持、向上
のためには、やむを得ない事情もあることは理解いたしました。職員
の方にはご苦労様と申し上げたいと思います。
しかしながら、現実として、
29年度には8
1人に対し、おおよそ6,
248時間
の残業代が支払われておらず、執行者による条例違反があったとする
のは事実です。理由はともかく、この事実が明確となった以上、賛成するわけにはいきません。
今後は、各課
の事情を考慮しながら、班
の垣根を取り払い、可能な業務には積極的に応援に入り、シフト制やフレックスタイム
の活用も望むものです。
4特別会計です。介護保険特別会計は地域
の「通い
の場」づくりへ
の丁寧な支援、対応、下水道事業特別会計は計画に沿った整備執行であったと認められ賛成、また国民健康保険特別会計、後期高齢者医療
の両特別会計においても、各種事業において、残業不払い
の事案は少なからずあったものの、各種事業においてはおおむね妥当と判断し、賛成といたします。
以上、ご賛同
のほどよろしくお願い申し上げます。
151:
◯議長【
二見泰弘君】 根岸議員。
152: ◯
11番【
根岸ゆき子君】 私は5会計に賛成
の立場です。
既に議会選出
の監査委員として、代表監査とともに審査意見書を皆様にお配りさせていただいております。
平成29年度は予測していなかった高額納税により、地方交付税、およそ3億円
の減額と、財政調整基金およそ4億円
の積み立てが発生いたしましたが、おおむね各種事業
については、予算に基づいた執行がなされたと考えております。
しかしながら、今回
の決算特別委員会で、各課通して質疑された時間外勤務手当
の不支給にまつわるやりとりがありましたので、ここで討論をいたします。
委員会
の質疑応答では、地域ぐるみで対策する仕事
のため、事務仕事はどうしても役場に帰ってきてからになる。会議をする相手
の団体が夜間でないと時間がとれない、時期的な繁忙期があるなど、各担当課から時間外になる
のは、それなりに理由があると説明をされました。
これに対し、町も健康管理や業務改善
の推進によって、残業は減らすべくしていて、特に時間外勤務手当
の未払い状況においては、
平成28年は
1万3,4
12時間から、
平成29年は6,
248時間と、時間数を半減させた成果は目覚ましいです。
何よりも担当課という枠組みを超えて、応援職員を増やして職務に当たったことは、役場職員
のチームワークが示されたということが言えると思います。
しかし、減らそうが増やそうが、未払いであったことには変わりがありません。事務にしても、地域にしても、現場をこなす職員
の頑張りに、私、個人
の議員としても申しわけないことをしていたと大変深く反省
の念を感じたところです。申しわけございませんでした。
さて、今回
の件は、不作為
の罪があったかと思います。国で言えば、薬害C型肝炎、アスベスト、ハンセン病、水俣病
等、簡単に言うと、見て見ぬふり、この罪をどこまで問える
のでしょうか。条例に罰則はなかった。そして、今後も法による罰に価することが出てくれば、そのときは受けると。あるいは、
29年度決算
の反対者が多いであろうことは、1つ
の結果としてあらわれるということにもなります。
私は不作為
の罪という言葉を、桜美園問題にかかわっていたとき
の弁護士からお聞きしました。行政が何もやらない罪があると。同時に、住民側も働きかけないばか者であってはばかな町になると。言葉が悪くて申しわけございません。これを今回に当てはめるとすると、支払い
の責任あるものは、支払いを怠った罪があり、支払われるべき責任
のあるものは、主張を行った罪があると言えると思っております。ルールはそのようにあると。
ただ、私は桜美園問題を経験してみて、職員にしても、住民にしても、ルールを使って自分
の立場を通そうとするあまりに、相手
の気持ちに向き合うことを忘れたら、恨みや空しさを残すだけにすぎないとも感じております。それはボタンも見えていない、そしてボタン穴も見えていない、えてしてボタン
のかけ違いによって起こる
のではないでしょうか。
このたび、3
0年以上にわたる内部統制ルールによった見過ごしと諦めは、昨年度決算だけに集約し切れるものでもなく、かといえ、知った時点でけじめをつけるためにも、容認するわけにはいかないという、このはざまを議決が託されたタイミングとなりました。私はお互い
の自己保身を正当化することなく、我々議会も含めて、未熟な組織であることを認識しながら、前に歩みを進めるしかないと思っております。そして、何よりも町民と向き合うことが大事かと考えます。そのために、今
の職員
の真面目に働く土壌を生かして、これから
の働き方を生き生きとしたものに、町民と
の創造あふれるまちづくりに変えていただきたいと願い、決算に賛成といたします。
153:
◯議長【
二見泰弘君】 渡辺議員。
154: ◯
9番【
渡辺訓任君】 私は日本共産党議員として、町長提出議案第4
9号から第53号まで
の各会計歳入歳出決算(案)につきまして、一貫して討論をいたします。
議案第4
9号「
平成29年度二宮町一般会計歳入歳出決算
の認定
について」は反対をいたします。本
年度は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」計画期間5年と、町総合計画中期基本計画
の3年
の双方
の中間年に当たったと思います。
大きな流れでは、
2017
年度、
平成29年度は地方創生公共
施設再配置など、国・県
の施策・事業が町施策・事業に大きく影響したと感じています。
平成27
年度から
の繰越明許で、前年度に実施された地方創生関連3事業
のうち、地域再生事業は
平成28
年度の国支出金
1,
100万円が、
平成29年度には国・県支出金33
0万円と一般会計から68万円、公共
施設再配置事業
については、国庫支出
の1,55
0万円が国・県支出金66
0万円と一般会計3
28万円
の事業へと、総額を減らした上に、さらに町
の支出を増やしています。
私は町
の総合計画中期計画で設定した目標は、「総合戦略」で掲げられた4つ
の基本目標を既に含んでいたと考えています。決算
の概要も4つ
のまちづくり
の方向性に基づいています。しかし、施政方針や予算説明では、もともと
の4つ
のまちづくり
の方向性と総合戦略でうたっている、本当に近隣
の自治体
のものと区別がつかないような4つ
の基本目標が同等に扱われており、町民にとってはわかりにくいものになっていた
のではないでしょうか。一体、町
の自主性とは何だった
のかを投げかけるものでありました。
公共
施設再配置に関しては、
平成29年度は約
1,
000万円を使って、公共
施設再配置・町有地有効活用実施計画が策定をされました。町負担3分の
1で
の事業ですが、面積削減ありきで、町
のビジョン、教育、福祉、防災など
の拠点がどのように配置されるかなど、町民
の暮らしという視点からまちづくりをどう進める
のかという姿が見えませんでした。さらに、本来、コミュニティ・スクールや小中一貫教育
の進め方をしっかり地域で議論した上で進められるべき学校再配置が、逆に公共
施設再配置ありき
の論議になっていることを危惧しています。
個人番号カード
の交付
については、8月末で
の普及率は
13.3%にとどまっています。プライバシー
の保護、個人情報
の管理など
の観点から、多く
の問題が指摘されている上に、町民
の要望に合っていないことを示していますが、国から
の委託事務とはいえ、職員へ
の負担も増やす個人カード
の委託事務へ
の支出は不適切であると考えます。
さらに、個人番号
の扱い
については、
平成29年度はまさに質的に転換をいたしました。社会保障・税番号制度システム改修も、
28
年度以前は全額国で支出がされていましたが、
平成29年度からは町一般会計
の支出が発生、さらに子育てワンストップサービス、これは
10万4,
000円ですが、年
1度
の児童手当
の申請
のために、カードリーダーを購入する必要があるサービスで、利用者も
2件と少ない様子です。これも任意
の事業であり、利用件数も少なく、町として進めるべきではなかったと考えますので、事業見直しを求めます。
子育て地域センター
については、母子手帳交付
の窓口を一本化したとはいえ、従来
の業務をまとめて、看板をかけかえたものではなかったかと考えます。
温水プールへ
の送迎で
23
0万円が支出されていますが、これはシーズン3回
の水泳授業を前提にしており、水泳授業を充実させるとすれば、学校に対応するプール
の配置を考えるべきだと考えます。
生活道路、歩道
の傷みはあちこちで指摘されています。教育
施設を初めとした町
施設の頻繁な機器
の故障、雨漏りなども行っています。これら
の予防・補修が追いついていない状況は問題と考えます。
保護者負担
の軽減につながる学童保育
の公設公営化、小中学校
の特別教室へ
のエアコン
の設置、買い物など
の利便性を改善し、運行エリアを拡大したコミュニティバス
の見直しスタート、開発事業における手続及び基準に関する条例
の制定作業
の前進、中里第一架道橋
の改修、耐震
工事改修、リフォーム制度
の継続、広域ごみ処理
の推進、消防体制
の整備、再生可能エネルギーにかかわる研究
のスタートなど、町民要求に根ざした諸施策が進んだ点を評価いたします。
この間、職員
の時間外手当
の不支給部分があったことが明らかになりました。職員
の働き方を率先して進めるとしていた町が、法令に反することを行っていたことは、一般会計と下水道事業を除く3特別会計で
の不適正な予算執行であります。財政上
の問題、服務規律上
の問題など、この慣行が始まった背景で、つまびらかになっていない部分もありますが、3
0年前に始まった行政改革で人減らしや総人件費
の抑制をうたい、それに伴って職員
の業務量が増えていったという背景も指摘されています。徴税事務を初め、多く
のシステムが導入されていますが、ミスを防ぐために、チェック
のプログラムを増やすなど、必ずしも仕事を減らすことにつながっていない点も明らかになっています。今後、町は業務
の見直しや、職員
の労働環境・労務環境
の改善を進める一方で、私は町職員みずからがワークライフバランスと町民サービス
の向上、この
2点に取り組んでいくことを期待するものです。
議案第5
0号「国民健康保険歳入歳出決算(案)
の認定
について」は反対です。
平成29年度、
2017
年度は加入世帯、平均5,
000円
の国保税が値上げをされました。このことで、
2,
200万円
の増収、実質単
年度収支で見ても、
1,6
00円
の増収となっています。
その一方で、
1億円
の基金を積み立てることになりましたので、今回
の値上げは必要がなかったものと考えています。
低所得者対象に7割、5割、
2割
の法定減額を実施・拡大したことは、一定
の評価をいたしますし、同時に、限度額を引き上げたことに対しては、負担感を重くすることにつながったと考えています。
データヘルス計画、
24
0万円を使って策定をされました。糖尿病がほか
の生活習慣病
の原因になるとはいえ、がん、心疾患、精神疾患など、頻度
の高い疾病
の予防ではなく、人工透析と一緒に医療費
の支出が多いということで、やり玉に上がっています。国保加入者、町民
の健康増進というよりも、支出削減ありき
のデータヘルス計画は見直しが必要です。
また、問題
の多い資産割
の廃止、減額、負担感軽減
のため
の徴収回数
の増加も、
29年度には実現いたしませんでしたので、この点
の早期
の実現を求めるものです。
議案第5
1号「後期高齢者医療制度歳入歳出決算(案)
の認定
について」は反対です。
私はこれまでも75歳で高齢者を分けること
の差別性、またほか
の保険制度へ
の負担増など
の問題から、この制度自体には反対しています。さらに、
29年度はデータヘルス計画
について、後期高齢者医療制度でもつくられているということで、国保
の計画と比較をいたしました。
広域連合が示している、後期高齢者医療データヘルス計画と町
の国民健康保険
のデータヘルス計画には連続性、整合性がなく、本当にこの差別的な性格を示していると思います。本来、高齢化に伴い、多発する疾病を予防していくということが大切にもかかわらず、75歳という年齢で切ることで、本当
の姿、つながりが見えなくなっています。
議案第5
2号「介護保険歳入歳出決算(案)
の認定
について」は反対です。
地域包括支援
の体制がつくられつつあることは評価いたします。7,5
00万円を基金に積み立てることになり、約3億円が基金残高となりました。
一方、
施設介護
については、サービス提供がまだ加入者
の要望に見合ったものになっていない点を指摘いたします。特別養護老人ホーム
の待機者も多くは減っていないと
の状況もあり、認知症通所介護事業所
の減少などで、利用したいときに利用できないということになれば、財政運営は安定しても、何
のため
の保険な
のかということになってしまいます。今後も引き続き、
施設介護・居宅介護とも、加入者
の要望を満たす方向で
の整備を求めてまいります。
最後に、議案第53号「下水道事業歳入歳出決算(案)
の認定
について」は賛成をいたします。下水道事業
については、適切に運営、予算執行されたと考えます。引き続き接続率
の向上に努められることを求めます。
平成3
0年度には既存
の下水道
について調査が進められ、今後
の長寿命化改修
についてのデータが得られるということです。既存
の下水道
の長寿命化改修
についての、中長期
の財政計画を立てられることを求めます。
以上をもちまして、討論といたします。
155:
◯議長【
二見泰弘君】 添田議員。
156: ◯
13番【添田孝司君】 私は一般会計
については、委員長
の報告不認定に賛成
の立場で討論いたします。
幾つか気になるところはあるんですけれども、1つ目
の理由は、
平成29年度の一般会計でも、やはりコンサルタント依存が気になります。最近、一般町民にも町
のコンサルタント委託へ
の批判が多くなってきているように思います。先ほど渡辺議員が一例で、総合計画
の件だと思いますけれども、他自治体と変わらぬ計画内容ではないかという
のに同義だと思いますが、例えば他自治体
のコピー・エンド・ペーストではないかと。また、この程度なら私にもできるというものです。
例えば、庁舎整備手法調査委託料3
13万円には、専門性は全く見られません。さらには、このような大事な決定を、要するに庁舎をどこに移設するかとか、そういう大事な決定をコンサルタントに依存するという
のはいかがなものでしょうか。
もう1つは、公共
施設再配置計画関連です。
平成28
年度は公共
施設再配置・町有地有効活用実施計画策定を策定するため、
1,
178万円がコンサルタントに支払われました。そして、それに続き、
平成29年度は公共
施設再配置・町有地有効活用実施計画策定を目的として、コンサルタントに
97
2万円が支払われています。
しかし、これら
の計画はやはり
平成24年、
25年に作成された公共
施設白書、それから基本方針から大きく変わる進展が見られるものではありません。なぜならば、一番重要な将来
の町公共
施設全体像を示すものではないからです。先ほど野地議員も今後
の10年間云々というものであって、そのようなものではなくて、ここで示さなくてはならない
のは、将来
の町
の公共
施設の全体像を示すものでなければならないものであるということです。
ですから、このようなものでは、得られた結果からは、高額に見合うものとはとても思えません。
また、公会計システムに毎年、多額な経費がかっているにもかかわらず、全く利用していません。これは決算特別委員会で
1人
の議員が指摘していましたが、まことに惜しいものであります。二宮町
の公会計はかなり進んだシステムであります。この公会計、要するに公共
施設計画というものは、まさに町
の資産
のマネージメントであります。資産管理であります。その意味においては、この公会計、特に貸借対照表、バランスシートはこの利用には非常に有効なものだと思っています。そういう意味では、町民へ
の資産戦略
の説明資料、または職員教育、要するに公会計を使った資料
の作成という意味では、実際
の町
の行政には有効な手段でありますので、それ
の職員教育にも使える
のではないでしょうか。
町
の計画は、今後
のまちづくりに非常に重要なものであります。こういうものは自分たちで作成して初めて当事者意識が生れ、そして達成に向けた意気込みを感じることができる
のではないでしょうか。
2つ目
の理由は、学校教育です。ICT化や国際化
の中で、ICT設備
の充実や英語教育
の町
の教育方針が求められています。そして、エアコンを初めとする教育環境
の改善が求められています。学校教育
のICT化
については、いまだに普通教室で
のインターネット接続ができません。また、英語教育においても、英検奨励金だけでよい
のでしょうか。
また、その他に予算執行においては、相変わらず無駄があります。無駄というか、不正確があります。例えば学校関係
の高熱水費で、
200万円ぐらい
の執行残があります。それから、エアコン
の設置においては、5校で約4
00万円以上
の執行残となっています。執行残はいいものではなくて、これをやると予算時にほか
のところに予算が立てられない。
要するに、執行残があるということは、お金が残ってよかったなというものではなくて、予算を立てるときに、そのお金がほか
のところに充当できたら、本来できることができる
のです。これをやることによって、本来すべきことができない。その結果としては、要するに雨漏りを放置したという結果になっている
のではないでしょうか。
最後
の理由は、もちろん条例違反である時間外手当
の不払いを含んだ一般経費となっていることです。これは議会として
の責任で、要するに条例違反となるような決算、これはやはり議会としては認めるわけにはいきません。
以上より、一般会計決算
の認定
については反対です。
次
の国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険
の各特別会計は事業
の執行、事業
の実行や予算執行に一生懸命努力された職員には大変恐縮ですが、同様に、やはり時間外手当
の不払い
の一般経費が含まれているということで、やはり同様もこれも認定には賛成できません。
そして、ただ1つ、下水道特別会計には賛成といたします。
以上で私
の討論を終わります。
157:
◯議長【
二見泰弘君】 小笠原議員。
158: ◯
1番【小笠原陶子君】 私は町長提出議案第4
9号から第53号まで、4
9号は一般会計、そして5
0号から53号特別会計すべてに賛成
の立場で討論させていただきます。
町
のこういった決算・予算、すべて
の事業をまとめて賛成か反対かということになりますので、反対する部分も多々あったりしますけれども、私は今回は一定
の評価をして、賛成したいというふうに考えます。
私、決算議会で委員長をやらせていただきまして、委員会
のほうでは4
9号から5
2号まで、委員
の方たちは賛成少数ということで否決されましたけれども、私は原案
について賛成ということでございます。
その主な理由は、私はこの二宮町を年をとっても安心して住み続けられる町、また子育てしやすい町にしてほしいという観点でずっと活動してまいりました。町は総合計画をもって、4つ
の大きな方針
のもとに進めてきております。
29年度においては、生活
の質
の向上と定住人口
の確保ということで全国展開しまして、にのみやLifeシティプロモーションということです。これに関しては、私は一定
の成果を上げることができた
のではないかというふうに考えております。自然に亡くなる方、お年を召して亡くなる方は自然減と言いますけれども、いろいろな事情で引っ越しされたり、また転入されたりする方を社会増と言いますが、社会増が増えてきているということで、その数字にあわれているところで評価したいというふうに思います。
また、年をとって一番大事な
のは、移動手段をどう求めていくかということなんですが、ずっと懸案だったコミュニティバス、地域公共交通推進事業に関しまして、
29年度の見直し
の前は、4月から9月までは
1日利用者が37人だったというところが、3
0年
の4月から7月までは
1日7
2名、目標は
100名ということですけれども、一定
の人数が増えるということができたし、また乗り支え
のため
の手形もよかったということでございます。
そして、やはり健康寿命という
のは非常に重要なんですけれども、保健センター事業
の中で、未病センター
の設置ですとか、その利用がまだ少ないんですけれども、これから広報・宣伝を頑張っていただいて、ご自身
の健康をしっかりご自分で、お医者様に行かなくても、自分
の力で健康をチェックして、またそれを進めていくというところで、これから
のまちづくりに一定
の成果が出ている
のではないかというふうに考えます。
この決算審査特別委員会
の中で、やはり学校教育に関しまして、不登校
のお子さんが小学校では
29年度は
9名、中学生は
23名、3
0日以上休んでいる方がいて、合わせて3
2名
のお子さんが不登校だったというところで
の質疑という
のもいろいろあったんですけれども、別に学校に行くことがすべてではないと思いますので、不登校
のお子さん
のサポートという
のをしっかりしていただきたいなということと、また委員会
の中でも出ましたが、中学校を卒業したあと、高校に行けば、またそこ
の高校でフォローしていただける部分もある
のですけれども、やはり進学できなかったお子さんとか、そういうすき間に陥っている方たち
のフォローという
のは重要ではないかと思いますので、その部分に関しては、この町としてもしっかり考えていっていただきたいというふうに思います。
新人議員
の方は、年間
24
0時間働いた、それ以外
の残業手当
について、未払いだったという
のは一切知らなかったという方が結構多くて、今回
の決算審査特別委員会
の中でも、それが理由で、きょうもですが、反対する方が大変多いんですけれども、私はもう
12年前に教育委員会でみずから命を絶った方
の事件があって、そこ
のときに議員でいた方はもう十分それは承知していらっしゃると思って、今まで知らなかったということは私は許されないというふうに思います。
私自身は、
28
年度の決算、つまり去年
の9月議会でも、町職員
の方
の加重な残業ですね、去年、私が言わせていただいた
のは税務課が、毎日、夜
10時まで、そして土日も出て、一定期間ですね。年間365日じゃありませんけれども、そういう非常に厳しい、小さいお子さんがいたら、奥様とかは家庭が本当に崩壊寸前ではないかというような働き方を強いられているということに対して、私は意見を言わせていただいて、そして審査意見
の中に、町職員が身心ともに意欲を持って働けるよう、働き方改革を推進されたいというふうに申し上げて、そういうふうに皆さんで意見書をまとめました。そして、町はその前より後
のほうが、多分、今回出てきている数字でも、残業が少なくなっている
のでないかというふうに思います。
そういう部分で、一遍にはできないでしょうけれども、変えていただきたいと思いますし、本会議場で新聞社が来なければ、大きな改革にならなかったということがとても残念ですけれども、今まで
の議員が全然問題意識を持たず、全く知らなかった
のではないかというふうに思われることも大変残念でございます。議会は議会
の立場で、町
のほうに提言してきたというふうに私は考えております。
そういった意味で、ここで反対する
のであれば、今までもずっとそれを反対してくるべきであったというふうに思いますから、それだけが理由でこの決算に反対する
のだったら、そういう理屈になると私は思います。
12月
の補正予算に向けて、12月議会にいる議員
の方たちはしっかりその辺は精査していただきたいと思いますが、私はこの
29年度の決算に関しては、賛成
の立場で討論させていただきました。
そして特別会計
のほうなんですけれども、無理やり
29年度は通い
の場を始めて、本当に準備期間が少ない中、始めたことによって、地域
の方たちは本当に混乱しながら一生懸命、それでもミニデイサービスがなくなるんだから、そこに来ていた人たちをしっかりケアしてあげたいという心で、この町
の多く
の皆様が一生懸命取り組んだというふうに考えます。今が3
0年度で
2年目で、続けていく中でいろいろな課題も見えてきているというふうに思いますから、やっぱりその部分はしっかり担当課も取り組んで、前向きにその課題を見詰めていると思いますけれども、そこをしっかりやっていかなければならないというふうに思います。
そして、きょうNHK
のほう
のニュースで、介護保険も抑制するため
の動きがすごく出てきているということで、ケアマネさんがサービス料を、ケアマネさん自身
の判断で減らしていく危険性があるということが言われました。そこ
の部分で、今、認知症
の方も自宅で一人で暮らすというような時代になっておりますので、やはり過重なサービスを出し過ぎるのはもちろんいけませんけれども、絞り過ぎたことによって弊害が出ないことを、介護保険
の運用に関しては、しっかりやっていただきたいというふうに思います。
ほか
の部分
の賛成
については、賛成した今まで
の議員と同じですので、省略させていただきます。
159:
◯議長【
二見泰弘君】 これをもって討論を終結いたします。
これより「
平成29年度二宮町一般会計歳入歳出決算
の認定
について」町長提出議案第4
9号を採決いたします。
本案に対する委員長
の報告は不認定であります。したがって、原案
について採決いたします。町長提出議案第4
9号を原案
のとおり認定することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
160:
◯議長【
二見泰弘君】 起立多数であります。よって、議案第4
9号は原案
のとおり認定されました。
これより「
平成29年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算
の認定
について」町長提出議案第5
0号を採決いたします。
本案に対する委員長
の報告は不認定であります。したがって、原案
について採決いたします。町長提出議案第5
0号を原案
のとおり認定することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
161:
◯議長【
二見泰弘君】 起立多数であります。よって、議案第5
0号は原案
のとおり認定されました。
これより「
平成29年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
の認定
について」町長提出議案第5
1号を採決いたします。
本案に対する委員長
の報告は不認定であります。したがって、原案
について採決いたします。町長提出議案第5
1号を原案
のとおり認定することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
162:
◯議長【
二見泰弘君】 起立多数であります。よって、議案第5
1号は原案
のとおり認定されました。
これより「
平成29年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算
の認定
について」町長提出議案第5
2号を採決いたします。
本案に対する委員長
の報告は不認定であります。したがって、原案
について採決いたします。町長提出議案第5
2号を原案
のとおり認定することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
163:
◯議長【
二見泰弘君】 起立多数であります。よって、議案第5
2号は原案
のとおり認定されました。
これより「
平成29年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算
の認定
について」町長提出議案第53号を採決いたします。
本案に対する委員長
の報告は認定すべきものであります。本案を委員長
の報告
のとおり決することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
164:
◯議長【
二見泰弘君】 起立多数であります。よって、議案第53号は原案
のとおり認定されました。
────────────────────────────────
日程第5 総務
建設経済常任委員会
の閉会中
の継続調査
について
165:
◯議長【
二見泰弘君】 日程第5「総務
建設経済常任委員会
の閉会中
の継続調査
について」を議題といたします。
166:
◯議長【
二見泰弘君】 職員をして朗読させます。
167: ◯職員【和田美穂君】 (朗 読)
168:
◯議長【
二見泰弘君】 委員長
の報告を求めます。
169:
◯議長【
二見泰弘君】 野地議員。
〔8番・総務
建設経済常任委員長(野地洋正君)登壇〕
170: ◯8番・総務
建設経済常任委員長【野地洋正君】 総務
建設経済常任委員会
の閉会中
の継続調査
について報告いたします。
平成3
0年第
2回
定例会において承認されました「新役場庁舎整備
について」ですが、
平成3
0年7月4日、開成町役場視察研修を実施いたしました。開成町とした理由は、本
年度、着工された新庁舎が全国で初めてゼロエネルギービル庁舎として認証を受け、補助金対象となっていることや、近隣でほぼ同規模
の自治体であることからです。また、目的は新役場庁舎整備計画策定過程における、町民意見集約・反映、事業費、規模、機能、エネルギー、補助金
についての聞き取り調査であります。
質問項目においては、お手元
の報告書をごらんください。
開成町は、
平成22年、新役場庁舎
建設にかかる町民アンケートを実施してから、本
年度の着工に至るまで、全
13
の自治会へ出向き、基本計画、基本設計、資金計画
について説明会を開催するなど、8年をかけて町民に対し十分な説明を行ないながら準備を進めてきたという印象を持ちました。
その後、8月6日、8月
24日、委員会を開催し、開成町視察研修報告書
の確認とともに、今後
の調査・研究
について意見交換を行いました。
今月末にも、基本構想・基本計画
の素案が公表されるであろうことから、引き続き調査・研究を深める必要があるという点で意見は一致いたしましたが、次回
定例会が改選後となるため、現委員会では、この報告をもって一旦終了し、次期議会における活発な議論を期待することといたしました。
以上、報告とさせていただきます。
171:
◯議長【
二見泰弘君】 ただいま
の委員長
の報告に対する質疑に入ります。
(「なし」と
の声あり)
172:
◯議長【
二見泰弘君】 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
(「なし」と
の声あり)
173:
◯議長【
二見泰弘君】 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。総務
建設経済常任委員会
の閉会中
の継続調査
について、委員長
の報告
のとおり決することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
174:
◯議長【
二見泰弘君】 起立全員であります。よって、本件は報告
のとおり可決されました。
────────────────────────────────
日程第6 教育福祉常任委員会
の閉会中
の継続調査
について
175:
◯議長【
二見泰弘君】 日程第6「教育福祉常任委員会
の閉会中
の継続調査
について」を議題といたします。
176:
◯議長【
二見泰弘君】 職員をして朗読させます。
177: ◯職員【和田美穂君】 (朗 読)
178:
◯議長【
二見泰弘君】 委員長
の報告を求めます。
179:
◯議長【
二見泰弘君】 前田議員。
〔
2番・教育福祉常任委員長(前田憲一郎君)登壇〕
180: ◯
2番・教育福祉常任委員長【前田憲一郎君】 教育福祉常任委員会
の議会閉会中
の継続調査
についての報告を申し上げます。
調査事件、「地域と学校
のあり方
について」、次
のとおり報告いたします。
1.第
2回
定例会以降
の継続調査
についてですが、6月
19日、8月3
1日
の2回、委員会を開催いたしました。
7月
12日、埼玉県宮代町にて、
1.小中一貫教育推進
の背景と成果
について。
2.宮代町小中学校
の適正配置及び通学区域
の編成
等に関する審議会
の構成、運営、及び合意形成
の手法
について。学区
選択性
について。3.英語教育
についてをテーマとして、視察研修を行いました。
宮代町は
1について、
平成24、
25年
の2カ年にわたり、小中一貫教育
のモデル事業を埼玉県より委嘱を受け、小中一貫教育
の見直しを行いました。児童・生徒
の落ち着き
のある生活、意欲的な態度からは、小中一貫教育が根づいていると感じていると
のことでありました。
2について、
平成24年12月、小中学校
の適正配置
の審議会が設置され、PTAから7名、地区から4名、小中学校から学校長が各
1名、有識者3名、公募3名
の合計
19名で構成されていました。
平成26年に答申があり、地域説明会を何度か実施、地元
の中学校がなくなるかもという話になると、今まで聞こえてこなかった声が聞こえるようになったと
のことでありました。
3
について、文科省
の指定を受け、
平成19年から
21年度、小学校における英語活動
等国際理解活動推進プラン
の拠点校となり、
平成26年から
29年度、外国語教育強化地域拠点事業
の拠点校となり、
平成3
0から3
1年度は4小学校が教育課程特例校となりました。独自
の研究、実践を試みた成果としては、児童はコミュニケーションへ
の関心、意欲が高まり、英語を英語で理解し、会話する力がついたと
のことでありました。
また、学区再編成、学校再配置をテーマといたしまして、「シェアにのみや」を8月
21日、8月
23日、8月
24日、町内5カ所にて開催いたしました。その他、勉強会を8回開催いたしました。
2.経緯
についてですが、本委員会が地域と学校
についてを継続調査とした背景は、前議会が児童・生徒数を調査したところ、今後
の少子化に対応する学校をどうするかという課題が浮き彫りとなり、「小中学校
の将来ビジョン
について」と「子育て
について」を引き続き研究していただきたいという申し送り事項があったためであります。
今後
の学校
のあり方としては、コミュニティ・スクール化、小中一貫教育
の導入、学区再編、学校統合、小保連携など
の校舎
の有効利用など、さまざまな取り組みが各地で行われており、それを課題として研究をすることとしました。
平成27年は、秦野市
の小中一貫教育
のメリット・デメリット
について、秦野市教育委員会より話を伺いました。
平成28年は、懸案であった百合が丘保育園
の施設老朽化と立地問題へ
の解決に向けて、保育園、小学校を同一敷地内で開設している東京都杉並区に視察研修を行い、実態を視察いたしました。
また、
平成29年にはコミュニティ・スクール、小中一貫教育
について、先進地である東京都三鷹市を視察し、コミュニティ・スクール、小中一貫教育を推進した事情、現状
等について研修を行いました。
本年6月
定例会閉会後、上述
のとおり、視察及び委員会を
2回、勉強会を8回、地域と学校
のあり方
について、「シェアにのみや」を開催し、調査を進めてまいりました。
3.そのまとめといたしましては、(
1)町民は子育て、教育
のビジョンがはっきり見えるまちづくりを求めている。(
2)町民は町教育委員会から
の情報を求めている。早い段階で
の情報発信による信頼関係
の構築、意見
の聴取、対話など、児童生徒を含め、多く
の町民が参画できるような場づくりを進めるべきである。(3)「シェアにのみや」へ
の参加者は限られたが、出された意見を定量的に評価することは難しいが、すべて町民
の見識・関心を示す重要な意見であった。二宮町
の誇りとなるような児童生徒・保護者・地域
のため
の学校
のあり方へ
の町民合意形成に向け、議会
の役割を果たすべく、研究、対話を進める必要がある。
現委員会では、この報告をもって継続調査を終了し、次期議会において、重要な課題として継続して取り組むことを期待するものでございます。
以上、ご審議
のほどよろしくお願い申し上げます。
181:
◯議長【
二見泰弘君】 ただいま
の委員長
の報告に対する質疑に入ります。
(「なし」と
の声あり)
182:
◯議長【
二見泰弘君】 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
(「なし」と
の声あり)
183:
◯議長【
二見泰弘君】 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。教育福祉常任委員会
の閉会中
の継続調査
について、委員長
の報告
のとおり決することに賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
184:
◯議長【
二見泰弘君】 起立全員であります。よって、本件は報告
のとおり可決されました。
────────────────────────────────
日程第7 議会運営委員会
の閉会中
の継続審査
について
185:
◯議長【
二見泰弘君】 日程第7「議会運営委員会
の閉会中
の継続審査
について」を議題といたします。
議会運営委員長より、次期議会
の会期日程
等の議会運営に関する事項審議
のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨
の申し出がありました。
賛成
の議員
の起立を求めます。
(賛成者起立)
186:
◯議長【
二見泰弘君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。
────────────────────────────────
187:
◯議長【
二見泰弘君】 これにて本
定例会に付議されました案件
の審議はすべて終了いたしました。
平成3
0年第3回二宮町議会
定例会を閉会するに当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
本
定例会は、町長、議員諸君
の1期4年最後
の議会といたしまして、9月7日より10月
1日
の25日間にわたり行われました。本
定例会は
平成29年度の決算審査を主とした議会でもありましたが、当初
の話題はもっぱら猛暑と学校へ
のエアコン設置に関するものでしたが、会期
の後半は職員へ
の時間外手当
の未払いに関する話題が他を圧倒しておりました。この件
について、町長は決算審査特別委員会
の冒頭でも謝罪され、対象者にも謝罪とともに、しかるべき措置をされたことで、それ自体は遺憾でありますが、これが旧来
の陋習を打破する機会となり、新たな出発点となることを願ってやみません。
最初は疑問に思うことでも、常態化することで、声を上げなくなる風土が二宮町役場にあるとすれば、町にとって危険で不幸なことです。予算・決算
の審査を行う二宮町議会においても、この問題
については、今日に至るまでさほど問題視せず、数十年
の長きにわたり看過していたことは否めません。監視機能を担う二宮町議会として、責任
の一端を感じ、反省するところでありますが、それは次期
の議会を構成する議員諸君に申し送ることで、町民
の皆様にはご理解を賜りたいと存じます。
人口減少
の中、行政サービス
の担い手となる職員は、町
の大切な財産であり、我々・議員と立場は違えど、住民福祉
の向上を目指すという点においては同士であります。議会には行政監視機能、議決機能に加え、近年では政策提案機能も求められております。議会も積極的に提案していく所存ですが、職員
の皆様も旧弊にとらわれず、積極的に声を上げ、町民
のために創意工夫に満ちた提案を積極的に出してほしいと願っております。
また、町長初め、執行者
の皆様方には真摯な態度で審査にご協力をいただき、ありがとうございました。
なお、総括質疑、一般質問、決算審査特別委員会から出ました議員から
の要望は、
平成3
1年
の予算編成
等に十分反映されますように要望いたします。
さて、私たち議員
の任期もわずかとなり、11月に改選
の運びとなりました。議員
の皆様には体に十分留意されまして、それぞれ
の立場でご活躍くださいますよう、お祈り申し上げます。
最後になりますが、議長として
2年間、議員
の皆様、執行者
の皆様
のご指導、ご鞭撻をいただきまして、最後
の定例会まで務めさせていただきました。心から厚く御礼申し上げます。
────────────────────────────────
188:
◯議長【
二見泰弘君】 以上で、
平成3
0年第3回二宮町議会
定例会を閉会いたします。
なお、この後、午後4時5
0分より議会全員協議会を第一委員会室で開催いたしますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。
午後4時36分 閉会
地方自治法第
123条第
2項
の規定により、ここに署名する。
二宮町議会 議 長 二 見 泰 弘
署名議員 杉 崎 俊 雄
署名議員 渡 辺 訓 任
発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文
の先頭へ...