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平成21年 9月定例会(第 9日目 9月 9日)

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  1. 大磯町議会 2009-09-09
    平成21年 9月定例会(第 9日目 9月 9日)


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    平成21年 9月定例会(第 9日目 9月 9日)   平成21年        大磯町議会9月定例会会議録(第9日目)   平成21年9月9日、大磯町議会9月定例会は、大磯町議会議場に招集された。 議事日程第3 平成21年9月9日 午前9時開議 日程第1       一般質問 日程第2 議案第47号 平成20年度大磯町一般会計歳入歳出決算の認定について 日程第3 議案第48号 平成20年度大磯町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定            について 日程第4 議案第49号 平成20年度大磯町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第5 議案第50号 平成20年度大磯町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定に            ついて 日程第6 議案第51号 平成20年度大磯町介護事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第7 議案第52号 平成20年度大磯町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定につい            て
    本日の会議に付した事件ならびにその結果 1 一般質問 出席議員  14名   1番   山 口 陽 一 君   2番   清 水 弘 子 君   3番   三 澤 龍 夫 君   5番   鈴 木 京 子 君   6番   百 瀬 恵美子 君   7番   奥 津 勝 子 君   8番   高 橋 英 俊 君   9番   山 田 喜 一 君  10番   浅 輪 いつ子 君  11番   竹 内 恵美子 君  12番   坂 田 よう子 君  13番   柴 崎   茂 君  15番   土 橋 秀 雄 君(遅刻)  16番   渡 辺 順 子 君 欠席議員  な し 地方自治法第121条の規定による説明のために出席した者の職氏名  17名  町長            三 好 正 則 君  副町長           吉 川 重 雄 君  教育長           福 島 睦 惠 君  政策課長          相 田 輝 幸 君  総務課長          鈴 木 一 男 君  財政課長          岩 本 清 嗣 君  税務課長          増 尾 克 治 君  町民課長          福 島 伸 芳 君  保険福祉課長        柳 川 正 夫 君  スポーツ健康課長      原   俊 清 君  環境経済課長        島 村 行 成 君  建設課長          二梃木 敏 行 君  都市計画課長        矢 野   孝 君  子ども育成課長       二挺木 洋 二 君  生涯学習課長        和 田 勝 巳 君  消防長           二 宮 栄 治 君  監査委員事務局長      柳 田 國 光 君 職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長        穂 坂   優  議会事務局長代理      岩 田 隆 吉  書記            齋 藤 永 悟  (午前 9時00分)  開会 ◎開議の宣告 ○議長(山田喜一君)  おはようございます。定刻に御参集いただきまして御苦労さまです。  ただいまの出席議員は13名であります。土橋議員は午前中欠席です。これより9月定例会第9日目の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配布したとおりです。 ◎日程第1 一般質問 ○議長(山田喜一君)  日程第1、引き続いて一般質問を行います。質問と答弁は、簡単明瞭にお願いいたします。  1番・山口陽一議員、お願いいたします。 ○1番(山口陽一君)  1番・山口です。  まず最初に、大磯町の防災体制についてお伺いいたします。細かく以下5点についてお伺いしたいんですが。  まず第1点は、大地震が発生したときの町民への緊急連絡体制はどのようになっているんでしょうか。  2番目、いざというときに町民が避難する場所、これは本当に安全なところが確保されているんでしょうか。また、避難生活者への生活支援物資は、十分に整っているんでしょうか。  3番、特にこのような災害時にお年寄りとか障害者である要支援者対策、これはどのようにいまなってるんでしょうか。  4番目、当然大磯町だけですべてを解決するのは難しいことで地区の町内会、自主防災会との連携が非常に大事だと思うんですけど、この辺が連携体制についてはどのようになってるんでしょうか。  最後に、ほんとに防災についていろんなことがあると思うんですが、大磯町として今後必要な重点対策について。例えば耐震補強支援などもこれからどう強化するとか、救急医療なんかについてもどのように今後確保していくのか。いろいろな点があろうかと思うんですが、以上の5点についてよろしくお願いいたします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  おはようございます。1番・山口陽一議員の御質問にお答えいたします。  「大磯町の防災体制について問う」の「大地震発生時の緊急連絡体制」につきましては、地域防災計画に基づきまして東海地震の警戒宣言や津波の避難勧告など緊急時の放送は町内一斉にサイレンを鳴らしまして、町民の対応行動について放送することになっております。また、広報車などによります巡回放送も同時に実施いたします。  次に「避難場所は安全な所か、また避難生活者への支援物資は万全か」につきましては、いわゆる広域避難場所、避難所については収容人数等から算定いたしまして、安全が確保できる広い空間を持っております。避難生活の支援物資としましては、町の防災倉庫に非常食や毛布等を備蓄いたしまして、また飲料水は町内3ヵ所の耐震性貯水槽県企業庁配水地2ヵ所確保いたしまして、その他、災害時の生活必需物資の調達について町内のスーパーや姉妹都市等と協定を結び物資の確保を図っております。  次に「災害時、要支援者対策はどうなっているか」につきましては、7番議員にお答えしたとおり、整備した登録台帳をもとに要援護者の所在や安否確認、避難誘導の訓練を実施したいと考えております。  「町、町内会や自主防災会など連携体制は」につきましても、7番議員にお答えしたとおり、災害に備え町、町内会、自主防災会などの連携を図っております。  次に「耐震補強支援など、今後必要な重点対策は」については、この4月に策定いたしました大磯町耐震改修促進計画に基づき、今後も安心・安全のまち大磯町の実現に向けまして、住宅、特定建築物、公共建築物の耐震化を進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  1番・山口議員。 ○1番(山口陽一君)  それでは、再質問させていただきます。  昨日関連した質問がありましたので、なるべく重複を避けて違った角度からいろいろとお伺いしていきたいと思うんですが。緊急連絡体制についてはサイレンを鳴らすとか広報車で連絡をすると。具体的なこのサイレンというのはどういうサイレンを鳴らすんでしょうか。町民にとっては、大地震の時はこういうサイレンですよ、というようなことは、周知されているんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  いま議員のほうからサイレンの関係が出ました。当然のごとく、現在、山口議員も御承知のとおり、一般の、例えば振り込め詐欺だとか、ピンポンパンポンとか、その後に文言が続きます。また、災害のときには警報等も鳴らしてございますが、いま山口議員からおっしゃいました緊急の地震ですとか、それから今後予定されてます瞬時のその通報システム等を入れますと、サイレンが鳴るわけでございますが、現在まだ大磯町、導入されてもおりませんけども、そのサイレン音につきましては今後導入するものによりまして、当然、町民の方々に今後こういうのが導入されるとこういうサイレンが鳴りますよといったような周知を私どものほうはしたいと、このように考えております。 ○議長(山田喜一君)  1番・山口議員。 ○1番(山口陽一君)  ちょうど私が、自治会長をやっているときには防災無線で、区長にも知らせるということで、その実験をしましょうということで、役場のほうから防災無線を持って来られまして、上手くいくかどうかということを実験したことがあるんです。その後持ち帰っちゃうんですね。どうするんだと言ったら、まだ個数が少ないんで、山口さんに置いていくわけにはいかないんだと。それじゃあ、あんたが持って帰ったあと、そんな緊急事故があったらどうするんだと言ったら、それはいたしかたないと。すでに退職された人なんですが、ちょっと無責任過ぎるだろうというような話をしたことがあります。  いまはその防災無線であるとか、区長であるとか、自主防災会の会長であるとか、そういう方に対しては別個に、緊急全体に知らせると同時に、それぞれの防災担当に関係するような人に直接、例えば携帯電話であるとかいろんな連絡方法、その辺はいまどうなってるんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  そのあたり、詳しく調べておりませんけども、いま山口議員から御指摘されたとおり、やはり昨日から御答弁させていただいておりますけども、緊急時、やはりもちろん町の組織も大事、町役場の全体の大事でございますけども、やはり地域の力というのは我々行政の力よりもはるかに大きいという観点からしましても、ただいまおっしゃいました消防団ですとか、それから自主防災組織、そういった防災関連の団体の方にスムーズにやはり連絡がいくように、これからそのあたりをマニュアル化しましてきちんとしていきたいと、このように考えております。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  具体的には、昨日も私、課長の話を聞きながら早急に対応したいとかいろんな御回答があったわけですが、やはり大事なことは、いつまでにと。いつまでにそれをやりますよということが一番、特に防災については必要なんで、これについてはまた後ほど時間あったらお伺いしたいと思うんですが。  そういう中で、まずは避難場所は安全なところかということで、避難場所といってもいろいろあると思うんですね。第1次避難所、緊急避難所であるとか、長期的に避難するところであるとか。それから広域のように大地震による火災の時に避難するところだと町が指定している運動公園とか城山公園とか大磯ロングビーチとかあるわけですが。前にも私、大磯ロングビーチなんかについては本当にあそこで大丈夫なのかと。大磯町では、あそこの前に葛川が流れていますね。葛川というのは、あそこから津波が逆流してくる可能性が非常に強い危険な川である。そのように認識されてるのにもかかわらず、その葛川を渡ってさらに海岸のほうに避難しなさい。しかも火事の時ですと、普通の火事じゃなくて大地震による火事ということは、大地震というのは全部入ってるわけですよ。当然、津波というのはリンクしてるわけでしょう。例えばそういうことなんかについて、本当にねえ、大磯町は考えてるんだろうか。  また、私は馬場地区に住んでおります。馬場地区は、広域避難所は運動公園なんです。運動公園。しかし、これは鈴木課長も御存じのように馬場地区の祇園塚地区なんかというのは、国府小学校まで五、六分あれば行けるところです。運動公園って行ったら20分以上かかる、お年寄りであったら30分以上かかる。ついこの間も、祇園塚のあるお年寄りが、山口さん大磯町は一体何を考えておるんだろう。おれたちはすぐに目の前に国府小学校があるのに、なぜ運動公園まで行かなくちゃいけないのよと。こういうことについて防災担当として、本当に現地というものをよく見て、これを広域避難所に指定した後でもいいですよ。指定して変更しても。地区の防災会であるとか町内会と相談したことあるんでしょうか。いかがですか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えします。  いまの御質問の前段で、当然大きな地震、災害はそういったものが発生しますと、当然やっぱり皆さん、だれしも私も含めて不安に駆られてどうすんだ、どうすんだというような当然状態になろうかと思います。この状態の町民の方々を可能な限り短時間に安全なところへ何とか避難させるために、本来でしたら至近距離に近いところにそういう避難場所ですとか、その避難所があれば一番いいわけでございますけども、御承知のとおり西部地区におきましては、宅地化が大分進んでおりまして、避難所と避難地というふうなところとなる空き地が非常に減少しているというのが1点と、東部地区におきましては御承知のとおり丘陵と、海岸までその間の現地の距離が短いといった中で、その間に住宅が張りついているという状況の中で、なかなか広域避難場所として適しているところがないという実態がございます。  いま議員のほうから、大磯ロングビーチのそういう話しですとか、さまざま出ました。当然、大規模地震の延焼火災から逃れるための当然一時的な避難場所として指定しているわけでございますけども、津波がもし想定される場合は防災無線で避難しないように呼びかけをいたしますけども、私も含めまして一時的なそういう津波がきた場合に、ぱっと思いついて、私も馬場でございますのですぐ城山へ、広域避難場所の城山公園へ行くかと、そういうふうに一人ひとりに聞いた場合、行く人ってのは恐らく少ないんではないかと思うんですよ。やはり災害が起きると、まず御自宅の様子を見る。それから、御近所で集まる。そうしますと想定されますのは、馬場公園ですとか馬場の老人憩いの家ですとかそういったところに恐らく集まる。そういうふうに思います。  また、そのようにするというのが、これから修正見直しをかけていくこの地域防災計画の中にもそう書かれております。そこでしばらくおりまして、その後町の誘導でそれぞれ所定のところに誘導したりとかいう手はずになっているわけでございますが、最後の御質問の中で、そういった地域の実態に即したそういうのを基に、こういうのをつくっているのかというような御質問でございました。今後これは見直しをこれからかけて当然いくわけでございますけど、やはり最近ですと、その地域の実情に合ったその場所にきちんとそういう避難所、広域避難場所、指定避難所を設けなさいというふうになっておりますので、よく聞きまして、この改定されるであろう地域防災計画の中に活かしていきたいと、このように考えておりますし、いま、昨日も御答弁させていただきましたけど、津波と洪水のハザードマップを3月までの間に全戸配布する予定で事務を進めております。それには、対象地域となります地域にお伺いしまして、こういう場合にはどこに避難したらいいのかというその避難場所と避難経路の図もその中に入れ込みますので、そのときに、地域の実情に応じてこの地区はここ、この地区はここというようなこともできますので、その際そういう地図の中にも活かしていきたいと、このように考えております。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  鈴木課長と私、近くに住んでいるんでね。馬場の実態もよく御存じだと思うんですが、あまりにも実態とかけ離れたこういう計画書はもう何年も続いてる。  私は年に一遍は必ず防災について質問をし、こういうことを指摘している。そのたびに担当者が検討します検討しますと、全く検討なんかしてないんですよ。例えば新宿の人であれば六所神社へ逃げ込んだほうがずーっと安全ですよ。東部地区なんかっていうのは、馬場なんかってのはむしろ火災によって運動公園に行かなきゃいけないって人はほとんどいないんですよ。ちょっとした馬場公園なんかに避難すれば十分なんだと。それに対して9月号の大磯町の広報。皆さんもお読みになってると思うんです。高麗・東町・長者町・山王町の4地区については、広域避難場所がないんで近くの公共施設等一時的な避難場所としてご利用ください。むしろこっちのほうがずっと密集地帯が多いわけですよ。例えば私は東部地区についてはよくわかりませんが、高来神社の境内にちょっと逃げ込むとか、あまりにも職員が現地を見ていない。全く知らない。これでは本当にいざという時に町民の安全は守られるんだろうか。もう少しで真剣にそういうところを考えていただきたいなと、このように考えております。  ですから、まず、逃げろーと言ったときにはね。普通考えるのは、近くの公民館に逃げようということで、ただ公民館の中にも耐震補強の済んでいないところがいっぱいあるわけで。昨日は町長が万台こゆるぎの森に行く道路について、山口が反対したんで計画が頓挫してしまって非常に残念だというようなことおっしゃってますけど。私があの道路は必要ないなんか、一言も言ってないですね。いま必要はないけれどももっとほかに回す予算があるんじゃないのかと。そこをしっかりと僕は、ここは町長以下、現地を見ていただきたいと思う。  そういう中でこれも前に私が質問した平成16年に出た新聞記事なんですが、県内の各市町村の毛布であるとか水であるとか、そういう備蓄状況が載っていたわけです。これなんかについても平成16年当時は大磯町が3万3,000人の人口に対して毛布が900枚程度。いまから4年前、5年前ですよ。それに対して二宮町はもう、7,000枚も用意してありますと。一体どうなっているんですかと。こんなことで冬、避難所に行って、本当に町民の命を守れるんですかって言ったら、毛布予算を大幅に増額してどんどん毎年増やしますと。このような御回答いただいているんですけど現実に、現在、5年経って、どのくらい増やされたんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。
    ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  現在、いま議員の御質問の毛布につきましては約1,300枚ほどございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  大磯町のこの地域防災計画によりますと、国府津松田断層による地震のときには、大磯町には木造家屋が一万二、三千程度あります。そのうちの5,000が倒壊の危険性、大破の危険性がありますよと。町民としても避難所に避難しなくちゃならないのが6,000名程度いますということが、この計画書に書いてあるんですよ。  例えば、冬ですよ。体育館に行って、阪神大地震も冬の本当に寒い早朝にあったわけですが。一体例えば国府小学校に何人の人が行って、どうなるんですか、1,300枚ぐらい6,000人の人が避難したとして、5人に一人しか毛布はないよと。これが大磯町の言う安心安全なまちづくりなのかと。ぼくは、もっともっと町民の命というものを大事にしていただきたいなと思うんですが。  その中で特にお年寄りの要援護者については昨日もいろいろ出ました。いろんなマニュアルを作ってるとか、該当者は結構いるが個人情報の問題なんかもあって、なかなかまだ登録者も少ないよというお話聞いたんですが。やはりこういうものももう少し登録する以上はというようなことで、ついこないだも、お年寄りに聞いたら根堀り葉掘り個人情報を言わなくちゃいけないんだと。なぜそこまで生年月日まで言わなくちゃいけないんだよ。そんなことはいらないだろう、極端に名前とそのくらいだけで。だから私はいざというときにはぜひお願いしたいよということぐらいでもっと気楽に登録させてきたらいいんだけど。登録をする以上はあれも書け、これも書け。なんか最後は身元調査から財産調査までされるんじゃないんですか。まあ、お年寄りが、特に一人暮らしの方なんかですと、不安材料があるわけなんです。やっぱり、そういうものも、民主委員の人だけにお任せするのではなくて、本当に一緒に役場の職員が行って、お年寄りの気持ちを把握するということによって、登録者も増えるだろうし。  また、私は、昔、古い人間ですから向こう3軒両隣ということでね。いざというときに、隣組というもので助け合いをしようよと。現在もそういう組制度があって、回覧が中心だけど冠婚葬祭なんかのときにそれぞれ助け合うような仕組みになっているんだけど。やっぱりねえ。遠い親戚よりも近くの他人ではないんですが、その組制度というものをもっともっと活用して。私は例えば南町の4組に所属しているんですが、そこに9世帯いるんですね。でそういう中で私なんかのほうの組は、どういう人が該当してるんだろうかなということでやってみるとか、もう少しきめの細かいものが必要なんではなかろうかとこのように思ってるわけですが。  それと同時に町内会や自主防災会との連携体制、これも昨日も出たんですが、しっかりやって行きますということでなくて、現実にこの防災なんかについて危険場所がどうであるとか、町としてもいろいろと把握されてるんですが、そういうのは自主防災会や町内会のそれぞれで役員と一緒に現場を見てここは危険な場所であるとかそのように把握されてるんでしょうか。地元の人間と一緒に全部現地を見た上でここは危険な場所であるというふうに指定しているんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  いま議員のほうから危険箇所の関係出ました。これは神奈川県等が調査をして地図化されているということで、特にお住まいの地域の方に聞いたとかいうことではございません。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  町長、ぜひお考えいただきたいんです。県が言ってきてるとか、そんなことはどうでもいいことなんですよ。一番実態を知っているのは地元の人なんです。地元の視点が毎日自分が通ってる道路がどうなのか、こうなのかと。これは、ちょっと矢野課長かな、二梃木課長が、万台こゆるぎの森の馬場地区での住民説明会があったときにおいでになったときに、ある町民が、おれはあんなことはどうだっていいんだ、それよりも裏山がどうなるか心配なんだというようなことでね。あんたがた、現場を見たことがあるのかって相当強硬に何か言った方がいらっしゃいました。ちょっときょうとテーマが違うんだからと、地元の議員がだらしないからこうなんだよ、なんて私にまで八つ当たりされて、困ったんですが。  やっぱり、大事なことというのはもっともっと、特に防災については現場を見ていただくということが大事なんではなかろうかなと。馬場地区については御承知のように大磯町の中でも一番進んでいる自主防災会の一つだろうと、こう思っております。我々なんかのに対しても、我が家の防災メモであるとか、防災カードというのが配られてきたり緊急連絡先なんかも全部、こう来てこれをこう持って行ってくださいよというようなことがあるんですが。ただ、こういうときなんかに本当は広域避難場所とか、風水害公共施設、町が適時指定。具体性が書いてないんですね。だからやっぱり、これをもらう以上は、まずは、馬場公園に避難してください、馬場の憩いの家に避難してください、すぐ近くに横溝記念館があるからそこへ避難してくださいよと、やはり具体的な名前を本当は書いていただくと。パニック状況ですからまず逃げろと言ったようなときにこうわかりやすい。だから皆さん方に特に若い人でなくてお年寄りというのは、非常に歩行速度も遅いし、いろんな意味において、耳が聞こえづらいとかそういうのがあるわけなんでね。なるべく近くにこういうものが必要であろうというようなことがあるわけなんです。ぜひその辺も考えていただきたいんですが、そういう中で今後必要な重点対策についてもう少しお伺いしたいんですが。  今年度から非常に単なる耐震診断だけでなくて耐震補強なんかについても町が補助金を出そうということで相当そういう意味においては進んできたなと。ただ横浜市なんかみたいに200万とか250万とか出そうって言うんじゃなくて金額的には財政状況もあるんですが、具体的にこういうことによってこういうものを利用しようというような方というのは、どのくらいいまのところいたんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  都市計画課長。 ○都市計画課長(矢野 孝君)  お答えいたします。  この耐震診断につきましては、平成18年度から制度を設けまして、20年度まで12件の方が御相談に来られまして、それで診断を進めてまいりました。ここに議員が御質問のとおり21年度から促進計画をつくり直しまして、それに合わせまして補助制度も変えて耐震改修まで含めた補助制度といたしました。おかげさまで、これによりまして今回10件の方がお申し出なられまして、今までの3ヵ年の中で進めていた内容と、ことし1年、促進計画をつくった状況と比べますと相当な関心度が高いというふうに考えております。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  山口です。  それじゃあ、それに関連して5,000戸程度の倒壊の可能性が非常に強いということなんで、私はもっともっと防災担当が現地を見て歩くと。だから当然町としましては、全部把握されているわけですよ。どこの家がいつごろ出来たってことはわかってるわけでしょう、いつごろ建てられたと。そういう中でこの辺はどうなのか、また、その家でお年寄りが住んでるであろうということを本当に町で考えてわかるわけで。やっぱりそういうところに大磯町の職員と防災担当職員と地区の町内会の役員、防災会の役員が行って、いかがですかとこういう制度を御存じですかとか、どうなんですかと、やっぱりそういうこと言うとそんな制度があったんですかというようなことがわかるんじゃないかと思いますが。当然ながら、そのためにはもっともっと防災担当に現場を見てもらわなくちゃいかんと。それにもかかわらず、この4月から防災担当が総務課の所属になっちゃったんですね。私はその時は、相当クレームをつけました。総務課というのは机の上で仕事をするところで、総務課の人っていうのは書類をみるのは得意だけどほとんど現場に行ってる人はいないだろうと言ったら、それはそうだけどいろいろと災害のときに指令をするところなんでそれで総務にしたんだとお話があったと思います。現場を知らないで本当にいい具体的な的確な指令ができるのかなとこう思うんですが。総務課のままで問題点はないのか。例えば、町民課の中のすぐやる室というのがありますね。すぐやる室なんかとの連携をもっともっと強めるために、その隣に席を移すとか。もう少し実践的な活動ができるような対策室にしたほうがいいと思うんですが。その辺は何かお考えでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  いま議員のおっしゃったとおり、ことしの4月に従来、町民福祉部の地域協働課の中にありました防災対策担当というところを総務課の防災対策室ということにしたわけでございます。この防災の業務につきましてはちょっと古くから調べてみましたらあるときは総務部、あのときは町民福祉部に属するなど、その時代時代でさまざまでございました。特にいま議員の御質問の中で、阪神淡路大震災のときにやはりこれで大磯町の一環ということで、そこに担当参事を置いて室をボリュームアップした経緯がございます。  しかしながらその後目立った余り大きな災害がありませんと、この昨今の定員適正化の中で順次人が削られていったような、そういう形跡がございました。そこで今回総務課に置いたという理由がいま議員の言ったとおりございますけども、やっぱり最近は各地でとんでもない風水害が起きたり、やれ、ミサイル問題だとか、そういったことで全般的に危機管理機能を持たせる意味で総務課のほうにいま置いているわけでございます。  いま議員が御質問の中で、町民課との連携はどうかということでございますけども、やっぱり町民の安心安全という部分におきまして、いわゆる防犯ですとか、それから交通安全といった、いわゆる地域と本当に密接な関係を持つ分野、もっと言えば日ごろから、あうんの呼吸で、その自治会長さん初めその地域と密接な関係があるわけでございますけども。そこは以前は全部いわゆる地域協同課、いまの町民課が受け持っていた分野、そこから防災がポンと離れたんで、それで大丈夫なのかといったような質問の御趣旨かと思います。で、これにつきましても、いま検証ヒアリングやったりさまざまなことを内部でやっておりますので、やっぱりそんなに大きな組織ではございませんので、このあたりは従来以上に町民課と連携をとって、連絡を密にしていま現行もやってきていると。これからもやっていきたいとこのように考えております。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  そして最後に大きな災害があったときには救急医療が大きな問題になると思うんで。前にも質問したときに大磯町の半数以上は東海大学大磯病院に救急車を依頼して、いろいろとお世話になってますよということなんですが、聞いてみると大磯町と東海大学と一部ぎくしゃくしているらしいと。特にこれから大事な子育て支援をやっていこうというようなその担当が撤退するらしい、こういう噂をそれを聞いております。これは深刻な問題ですよ。大磯町は、いま各自治体は土地などをみんな無償で提供しますからよろしくお願いしますと、補助金も最大限医療機関にお渡ししますと言って極端なことを言えば何とかその町の医療体制を充実させたい。平塚でも、小田原でも、厚木でも一般財源から数億のお金をつぎ込まざるを得ないといけないという中で本当に東海大学との関係というものについては、救急医療を含めて町は十分なコミュニケーションが図られてるのかどうか。またコミュニケーションをする上にどの程度、いろいろと東海大学との打ち合わせであるとか、経営会議であるとか、そういうのを持ってるか。それについてちょっと最後に御説明いただきたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  スポーツ健康課長。 ○スポーツ健康課長(原 俊清君)  お答えいたします。  東海大学小児医療のことでの御質問でございますが、その中で東海大学とどういうような打ち合わせ等を行っているかというようなことのようでございますが、ことあるごとに今般7月に補正させていただきましたがん検診の関係ですとか、5月に発生しましたあのインフルエンザの関係ですとか、いろいろな形で東海大学のほうとは事務レベルでの打ち合わせはさせていただいております。また、この撤退というふうなお話しですが、平成20年の3月に町のほうからも要望書を出してございますのでそういう関係で機会あるごとにそのお話はさせていただいてるというようなところでございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  事務レベルというお話があったんですが、僕は、やっぱりそういう町民の命を守るのについてはやっぱり町長、副町長が先頭になって、やっぱり、最重点のものとして取り組んでいただきたいし、またお年寄り問題なんかについても火災警報器の補助であるとか、いろんな形での今後の予算というものを御検討いただきたいということで、2番目に移りたいと思います。  それでは2項目、広域行政推進協議会についてお伺いいたします。3市3町による、この協議会が設置された目的について。目的を達成するためにどのようなことをしているんでしょうか。特に、大磯町に関係する要望事項、またそれに対する達成状況はどうなっているのか。特に関係の深い主要な要望項目を逸して、現在までどうなってるかということですね。それから最後に、せっかく要望した以上は早期実現のため推進協議会とは別に、大磯町は、独自にどのような対応をされてきたのでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問の「広域行政推進協議会について問う」の「設置された目的は」についてでございますが、3市3町広域行政推進協議会は相互の連絡協調と融和を図りまして行政上の諸施策の協同化の推進と、広域行政策の実施によります地域の一体的な発展を図ることを目的として昭和44年に設置されております。  次に、「目的を達成するためにどのようなことをしているのか」についてでございますが、広域行政に関する諸問題を調整するため協議会を随時開催してございます。また、首長や議長、また職員を対象とした研修会の開催や国・県に対する要望活動を行っております。  次に、「大磯町に関係する要望内容と、達成状況はどうなっているか」についてでございますが、平成20年度の本庁に関係する要綱は全部で15項目ございました。主要な要望項目の時期と現在までの達成状況でございますけれども、国道271号、大磯インター入り口である県道63号の交差点の慢性的な交通渋滞の解消に向けた測量調査が県において予算化されました。今後、県と町とで協力して、交差点改良の整備を進めてまいりたいと考えております。ほかにも、平塚から二宮にかけての海岸の侵食対策として、県において、平成18年度から相模湾全体の侵食のモニタリングの調査が行われました。なお、県では平成22年度までに、侵食対策計画を策定することになっており、海岸の侵食対策に積極的に取り組んでいただいているところでございます。  次に、「要望の早期実現のため推進協議会とは別に大磯町は独自にどのような対応をしてきたのか」についてでございますけれども、本庁においては、町村会や政党を通じまして政府予算編成及び施策に関する要望をということで、県や国に対しまして要望活動を実施しております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  1番・山口議員。 ○1番(山口陽一君)  それでは再質問させていただきます。  特に、道路であるとか海岸であるとかこういうものは、大磯町だけでなくてすべてつながってるわけですから、共同でいろんなことについて対応を考えていくと。これは本当にいいことだと思うし、またそうしないことにはうまくいかないであろう。問題は例えばこういうようなものを、いろいろと要望書を出すときに、ただ書類だけを出してもなかなか現場を見ないとわからないと思うんですが、県の職員と広域連合の職員とは、例えば道路について、海岸についていろいろともろもろのことがあるわけですが、どういう形で実態調査というものがされてるんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  政策課長。 ○政策課長(相田輝幸君)  お答えいたします。  3市3町で要望を出します。こちらにつきましては基本的には知事、副知事へ首長が集まって各箇所を説明して出しているのが現状でございます。各3市3町につきましては、例えば道路につきましては平塚土木事務所が該当しておりますので、その箇所について現場を担当者の方に見ていただいて、時々議論になりますが、こういう点については用地交渉がうまくいってないんだとだから協力してやっていこうよというふうなことで各箇所ごとに確認して、県のほうもそれに対してこういう理由でできない、これだからやっていけるというふうに現場確認のうえ回答いただいてるところでございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  そうすると県の、具体的に言いますと平塚土木事務所の職員と町の職員が現場を見ながらいろいろとここが問題であるよと。そういう中にいかがですか。地元の住民の代表であるとかそういう人なんかは一緒に同席しないんでしょうか。これ、ぼくは1番は肝心だと思うんですよ。実際そこを毎日利用されている住民の方、そういう方にも町の職員といったって、きのうも小田厚のところからくることについて土橋議員から質問があったときに、私はそこを通っていないのでよくわかりませんと。一番よく知っているのは地元住民ですけど、そういうものに対して、地元住民の立ち会いというのはないんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  政策課長。 ○政策課長(相田輝幸君)  お答えいたします。  大きな箇所ですね。例えば大磯町でいうと、葛川の関係とかで平塚土木事務所さんのほうで地元の区長さんを呼んで意見を聴取したりというようなことはされております。地元のいまおっしゃられた町民の方が直接発言されることによって逆に県のほうも動いていただけるといったようなことが過去の経過で聞いております。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  これは相田課長のところは政策課ですからね。実態は二梃木さんのところであるとか、そういうとこが同席されるんだと思うんですよ。しかし残念ながら町がやっている工事、県がやっている工事についてはほとんど住民不在というかこういうものをこれから工事始めます。要するに完全に設計書ができ上がって、いついつから工事入りますから交通の整理を行いますよとそれが99%肝心なことは、つくっちゃったらもうどうにもならないわけなんだから。これは前にも相当私厳しい話をしました。不動川がいま改修工事してる中で馬場公園からヤオマサへ行くところの馬場橋というのをつくっていただいた。非常に最近は道路も整備されてよくなってきたけど、あと1m、あの橋が広がっていたら、緊急消防車であるとかそういうものがあそこを通って、いざというときの救急医療だとか火災のときに役立ったであろうと。せっかく一生懸命つくっていただきながら、地元からは何だ、俺たちの意見聞かないでと。余りそういうこと、むし返したくありませんけれど、やっぱりそういう形で、どうも地元というか住民との話し合いというか役場の職員もお忙しいんでそういう暇がないよとか、俺が全責任とってやるよと、いろいろと一生懸命おやりになってると思うんですが。結果として何かいろいろと問題は残ってしまうということもあるわけで。例えばここに、いろいろと要望事項に対する回答なども来ているわけで、政策課長のほうからいただいて、けさもちょっと私が二梃木課長や島村課長のところ行って、あれって言って。不動川っていうのは非常に未整備区間が多いよというようなことで、いろいろと堤防が崩れたり大水が出たりなんかで困るんで早く整備してほしいということを、ここで町が申請されてるわけです。そしたら県から回答に不動川は、砂防事業により平成14年度までに小田原・厚木道路から上流600m区間については完了しております。御要望のさらにその上流240m区間については、平成15年度より用地取得に努めております。そこで、きょう、ちょっと担当のところへ行ってこれどうなのと。私はたまたま不動川の河川協力員をやってるんで週に一遍見回してるわけですよ。そんなことがあったかね。不動川で。いや、これはどうも不動川ではなくて谷戸川とか、あっちのほうじゃないかと。だからやっぱり本当にこういうようなものが、たまたま不動川を谷戸川とこのようにミスプリになってしまったのかどうかということはわからないんですが、やっぱりもう少しこういうような回答などについて、特に大磯町に関係するものについては、じっくりと担当といわゆる政策課と打ち合わせというものをしてもらわなくてはいけないんじゃなかろうかと。最後に、そういうことについての今後のいろいろとせっかく要望してる以上は1日も早く実現できるように、町としては、今後どのような努力をしていくのか、それだけお伺いしておきます。 ○議長(山田喜一君)  政策課長。 ○政策課長(相田輝幸君)  お答えいたします。  議員がおっしゃられた、まずまず町民の意見はどうかというようなことも含めて、まずは担当課と今までも精査して要望しているところと自分では認識しております。ただあれもこれもという形で要望ができません。ある程度、数が絞られます。いま議員おっしゃられたことも含めてよく調整をとって首長等にもちゃんと決裁とって出しているところですが、今後も町にとって必要なものをよく精査して重点的に要望していきたいと思います。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  これ最初に防災についてもお願いしたんですが、やはり大事なことはいつまでにと、いつまでにどうするかということ。それともっともっと計画段階で、申請をする段階で、住民と十分な打ち合わせしていただくということでお願いをしていきたいとこのように思っております。  それでは3番目。この前の協議会で農産物の直売所を計画されてるということをお伺いして驚いたんで、その件について質問させていただきます。まず直売所建設の目的、規模、場所はどこなんでしょうかと。土地を提供されてくださる地権者は何人いるんでしょうか。当然直売所をつくる場合には建物が必要であるし、もしも町有地でなければ地権者からお金を借地するわけですが。その借地料はどのぐらいなんでしょうか。この運営の方法というのは町が直営でされるのか、それとも業者に委託されるのか、この方法。それから当然、相当の建設資金、また維持管理費用、こういうものがかかるわけですが、直営でなかった場合は運営委託先からの手数料で十分で町はマイナスにならない、少なくともプラマイゼロというものが確保できるんだろうか。また品揃えというものが本当に可能なのかどうか。これについては協力する農家数が何軒ぐらいで提供商品数、冬場対策、こういうものについて、どのようにいままで検討されてきたのか。最後に、あの辺の周辺には農協の直売所、地元の商店、個人の直売所がいっぱいあるんです。点在しています。そういうこととの関係についてお伺いいたします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  次に、「農産物直売所計画について問う」につきましては、一括してお答えをさせていただきます。現在、食の安心・安全や食料自給率の向上が求められている中、本町におきましても平成21年3月に大磯町食育推進計画を策定しまして、地域の特性を生かした食生活の継承と発展、環境と調和のとれた食料の生産及び消費が図れる食育を推進しているところでございます。検討中の大型農産物直売所につきましては、地場産の農作物の直売を通じまして、食育、地産地消及び食料自給率の向上を推進し、また常時販売することによりまして中小農家の掘り起こしや遊休・荒廃農地の解消、さらに農家所得の向上等も期待できるんではないかと考えてございます。建設場所につきましては、観光コースや交通の便等を総合的に勘案しまして、大磯の城山公園と運動公園との中間地点の町道21号線沿いに決定をいたしました。建設、運営につきましては、公設・民営とし、独立採算制を考えております。また、農産物の品数は冬期には品薄になることも考えられますが、地場産手作りの農産加工品や施設野菜、みかんなどの果樹類もございますので、運営には支障をきたさないものと考えてございます。また、販売物は、地場産の農産物及び農産加工品を中心に考えておりますので近隣のスーパー等とは競合しないものと考えてございます。  以上でございます。 ○1番(山口陽一君)  ちょっと質問が。回答がないですよ。建設費、借地料はどのくらいかということについて回答がないじゃないですか。 ○議長(山田喜一君)  答弁漏れですけど。 ○1番(山口陽一君)  (3)のところ。 ○議長(山田喜一君)  町長。お願いします。 ○町長(三好正則君)  すみません、答弁漏れがございました。細かいほうは担当課から説明させていただきます。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  建設費、借地料どのくらいかということでございます。建設費につきましては、詳細はこれからということで駐車場整備を含めましておよそ3,000万円ぐらいになるんではないかという想定をさせていただいております。また、借地料につきましては具体的な折衝は今後となりますが、他の賃料事例や実勢価格の参考といたしまして適正な価格で折衝していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  それでは順次、再質問させていただきます。  直売所をつくりたいというのは、町民からぜひつくってほしいと、地場産の物を食べたいんで町としてお願いしたいとこういうような要望が強かったからなんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えいたします。  住民からの要望ということでございます。こちらにつきましては、以前から議会との一般質問、決算・予算等の特別委員会でもこういう直売との関係につきましては、いろいろ御質問いただいております。そういう中で、町としても必要性、それからいま現在2ヵ所あります直売所につきましては駐車場がないということで、交通渋滞とか事故が懸念されるということも考えられております。そういう中で広い場所での直売所が必要だということを町のほうでも判断をしておりましたので、今回こういう計画をさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  町民からの要望といっても具体的に町民にアンケートをとって、こういうの欲しいとか、何かもう少し、ただ役場のほうに直売所がほしいなあというようなことじゃなくて、本当に町民からそういう声がいろいろと町民対話集会なども通じたり町がアンケートをとったらこんなに地場産がほしいんだよと、もう少しはっきりと責任ある回答をお願いしたいと思うんですが、その中であそこに決められたものについて、まず、何ヵ所ぐらい候補地を選定され、どことどことどこを選定されてそれであそこに最終的に決めたということなんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  土地の広さとか、道路に面しているとかいろんな諸条件ございます。そういう関係で、前にタイヨーという場所の食品売り場とか、あとプリンスホテルの駐車場、前西友が建っていた駐車場とか、あと道路沿い、県道沿いといろいろ検討させていただきましたけれども今回の場所につきましては、先ほど町長から説明させていただきましたように、やはり建てて、それから観光の拠点の一つという形にしていきたいという考えもありましたので、城山公園、吉田邸、それから運動公園とかそういう集客がされるような場所の近くをいいという判断で現在の場所を選定させていただきました。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  私地元なんで、あの辺のこと一番よく知ってるんです。で、いろいろと地元の人に聞いたら、嘘だろう、山口さん、あんなところになぜつくるのよ、悪い冗談言わないでよと。ほとんど100人中100人が言ってますよ。城山公園と吉田邸は観光でしょう。線路をくぐってあんなところまで観光客が来るんですか。もう少し常識的に考えていただきたいと思います。実は私が農協の仕事を手伝ってる時に、具体的な生産組合長というのを馬場地区を代表してやっていたときに、これは町のほうから大磯町としても大型直売所を計画してるんで、ぜひ皆様方に協力してほしい、ついては、本当にその大磯町の直売所が可能かどうか検討材料にしたいんでということで、農業者アンケート調査というのをして。だから、ここには配布が357で回収が274、回収率が76,8%。274の中には、私のアンケートも1枚入っているわけで。私は、一応農業者と言ってももう本当に水飲み百姓で、もう全く自分のところで消費するだけで精いっぱいのものしかないわけです。これなんかについても、アンケートをとってその後町のほうから何も言ってこないわけですよ。それで、西小磯に住んでる秋葉さんという方が、ちょっと人をばかにしているんじゃないか。アンケートをとりながら一体、町はどうなってるかの報告もないじゃん。ということを会議の席上で言われた。そうしたら1週間後にこれをばーっと送ってきた。だから町としてはもうとっくにできていたんだと。アンケートを一生懸命につくるために協力してくれた人にもこれを配らなかった、見せもしなかったというようなことで。ただ問題は、これを見ると本当に年中、十分な地場産の野菜であるとか果物であるとか、提供できるのかということについては、私は個人的には非常に難しい。現在ですら城山公園の売ってるものなんかについては3割ぐらいは地場産でないと聞いてますね。これも何回も品揃えはできないからだと。しかもあそこなんかは、土曜、日曜しか大体開いていないわけでしょう。土日だけ。しかし、こういう大型のをやるということになれば相当の品揃えが必要になってくるというわけです。問題は、町長も十分に町の持ち出しにはならないよということだったんですが、そこでまずちょっとお伺いしたいんですが、建設費が約3,000万掛かりますと。借地料については課長がはっきりおっしゃっていなかったんですが、協議会では年間400万円を予定してますということを言ってますね。それは間違いないでしょうか。面積、平米とを合わせて回答してください。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  まず、現段階での面積でございます。ただこれからまだ交渉させていただきます現段階での面積というふうに御判断いただきたいと思いますが、現在ですと1,500平米、約450坪。建物の面積としていたしましては150平米で45坪ぐらいの建物を考えております。確かに協議会の中では400万ぐらいというお話をさせていただいておりますが、あくまでも協議会の中での大まかな話をさせていただいております。これから先ほど説明させていただいたように実勢価格とか租税、それから土地の価格が農地から宅地に上がると、固定資産税とか所得税とかいろんなものが上がりますから、そういうものを加味しながら地権者のほうと折衝していきたいというふうに思っておりますので。確かそのときにはそういうお話をさせていただきましたが、大まかな数字ということで御理解をいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  課長もう少し責任ある回答をお願いしたいと思うんですが。例えば、この1,500平米を市民農園としてこの地権者が提供されたときには大磯町は、何間幾らで借地料を払うんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  環境経済部長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  市民農園の借地料ということでございますが、市民農園につきましては現在の借りているものにつきましては、農地法に基づいて、農地を農地で借りると、いう形になりますので1,000平米あたり、1万5,000円という単価が農業委員会で設置をさせていただいておりますので、農地を農地で借りる場合はそういう金額になってこようかと思いますが、今回、また、農地法が改正されます。農地法が改正されることで標準小作料がなくなります。そうすると相対の交渉となりますので、今後はこの1万5,000円が変動される。まあ、農地の場合も変動されてくると思います。今回の場合は農地を宅地として借りるわけでございますので、この市民農園の賃借料とは考え方が変わってくるというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  確かに農地で貸す場合とこういう形で貸す場合では条件が全然違うんで、ある程度の借地料の違いというのは僕は当然だろうと思うんですね。ただ農地で貸す場合にはせいぜい年間に二、三万。それが何と年間400万で町は借りようとしていると。こんなことが常識で許されると思いますか。いま私の周りも不動産屋さんなんかがいっぱい来て、私が畑にいると少しこの辺の土地を売ってくれませんかとか貸してくれませんかという方がいっぱいおるんですが。これだけの土地でいま1,500平米で農地やったってお百姓さんはほとんど儲からないんですよ。儲からないというか本当は辞めたいんだけど荒地にできないからいたしかたなく、これはしようがないから。これは山田議長にしても柴崎議員にしても、農業委員をやられてきて、そのへんの実態は十分御存じだろうと思うんです。どう考えてもこれだけの、果たして値段というものが400万でしょう、年間。それで建物が3,000万でしょう。極端なこと言えば、これは町が契約するわけですね。町が。公設民営ですから。民営である委託業者が3年でもう仕事できません、できませんと言ったら、3,000万と20年契約である借地料との関係、その辺はどうなるんでしょう。
    ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  まず、借地料が高いのではないかというお話でございますが、先ほどもお話をさせていただきましたように調整区域でなく市街化区域になります。そういう中で固定資産税が農地から宅地課税に変わること、及び借地をすることで雑所得になってくると、所得税がふえる。それに伴いましてまたもろもろの国保税等も影響をしてくるというふうに考えておりますので、そういうことを勘案しながら折衝をしてまいりたいというふうに考えております。それから、この公設民営ということでございまして、町のほうとしては組合というか組織をつくっていただいた中で運営をしていただきたいというふうに考えておりますので、途中までは採算ベースが上がるまでは町のほうで借地料等につきましては援助をしていきたいというふうに考えております。ある程度運営が賄えるようになれば、運営主体のほうで借地料を払っていただき、また初めから運営につきましても、それを出資金とか資金を参加者から集めまして運営費に充ててもらうとか、そういうふうなものを工夫しながら町のほうでそういう町の負担が永久に続かないような形をしていきたいというふうに思っておりますし、この運営主体がやめてしまうとか、そういうことにつきましては全国のいろんな事例を見させていただいております。そういう中では現在、町長からお話をさせていただきましたように、食の安心安全、それから生産者の顔が見える地場産のもの、新鮮なものということでそういうもので売れております。そういう関係で現在の直売所でもそういう形で、新鮮で新しいものということで、お客さんがついてるという内容のお話しも聞いておりますので、その直売場を統合する形での組織づくりをしていただきたいというふうな形を考えておりますのでやめてしまうということはいま失敗といいますか、そういう考えは考えがたいと思っておりますので、そういう運営規定などについても、町のほうでよく指導しながら、そういうふうにならないように指導していくという形で考えている。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  農地課税から宅地課税になる場合、どのくらい上がるかは、調べてあるんです、私。もうすべて金額も。でもここのところで余り皆さん方を追いつめたくないんで、これについて具体例は言いませんが、何とか町が借地料を援助するということですから。400万のうち、町がどのくらい援助されるんですか、当面のあいだ。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  いま、町のほうで考えているのは軌道に乗るまでということですので、長くて3年ぐらいかなという予想はさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  ちょっと具体的に400万のうち20万円は、町が補助しましょう、30万円補助しましょうということ、具体例のその辺をはっきり、ここまで計画がまとまっていれば当然委託業者、委託組合との細かい打ち合わせがすんでいると思うんでね。もう来年からやりたいわけでしょう。もう少しその辺を具体的に幾ら町は何割補助するのかお答えください。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  借地料につきましては、その3年ぐらいまでは全額町のほうで出していきたい。それから運営が軌道に乗った場合はある程度の利益が上がってくると思います。そういうものについては一部まだ町のほうに返還ということではないんですけれども入れてもらいたいという考えでおります。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  山口議員。 ○1番(山口陽一君)  いいですか。これは町長以下真剣に聞いていただきたいんです。建物の3,000万、借地料の400万はだれが出すんですか。町民の税金でしょう。町民の税金ですよ。その組合が解散しないことを希望していますとか、指導しますって。もしも、しかし、現実に3年でやっぱり採算がとれない、やめますということがあり得るわけですよ。現実に、全国的にそういうケースというのがいっぱいあるんですよ。最初の約束だけでね。そのときに町が3,000万円の建物をつくっちゃった。地権者とはその辺の違約金がどうなるか。委託業者とは一体どうなのか。  それでは最後に、農協とは相談されたんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  農協のほうとの相談はさせていただいておりません。あくまでも農家の方の自主運営ということで考えております。先ほど税金の投入というお話をされております。確かに税金、税を掛けての建設という形になります。議員御承知のように、農業施策、今までそれほど税の投入というか町の公金のほうの支出をされてないことでありますので、税の負担配分を考えますと、やはり税金の無駄遣いという形は私のほうでは考えておりません。 ○1番(山口陽一君)  大磯港活性化について昨日も話があった。なぜ国府地区ばかりですか。農協の直売所が2ヵ所、近くにあるんですよ。大磯なんかに全くないですよ。大磯港活性化ということで、大磯漁港、漁業組合とそれをやる。こういう人たちも、すべての農協と連携してやってほしいということをアンケートで言ってるんですよ。それを農協に相談をしない、勝手にこんなことをやって、大変なことになるでしょう。ぜひそういうことで。絶対に町民の税金を使わない。これで使っても絶対に、赤字は出さないというしっかりした検討を再度お願いするということで私の時間を終わりにします。  ありがとうございました。 ○議長(山田喜一君)  以上で山口陽一議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩をいたします。  (午前10時20分)  休憩  (午前10時40分)  再開 ○議長(山田喜一君)  休憩を閉じて再開いたします。  13番・柴崎茂議員、お願いいたします。 ○13番(柴崎 茂君)  13番・柴崎です。  それでは通告のとおり始めさせていただきます。1番目です。7月24日の議長、副議長の選挙を見て何か町長に教訓とするようなところとか感想ありますでしょうか、お尋ねします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  13番・柴崎茂議員の御質問にお答えをいたします。  「7月24日の議長、副議長の選挙を見て何か感想はあるか」についてでございますが、議長、副議長の職につきましては議員の皆さまの選挙により選定され、大磯町議会の活動したりするという重要な職と認識してございます。今後の大磯町の発展のため議会と町の調整役として御尽力をいただけますことを期待してるところでございます。 ○議長(山田喜一君)  13番・柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  町長の立場とするとそのようにお答えいただく、以上でも以下でもないということになるかもしれませんけど。あなたが選任されたのが平成18年の12月でしたか。平成19年6月に町会議員の選挙がありまして、そのときあなたはもうすでに町長としてそこの席に座ってられたわけですから、選挙二度、今回と含めて私たちがいまの任期をやってる平成19年の6月を第1回目とすると2回議長選を見てるわけですよね。前回の議長選と今回の議長選と本会議場でのやりとりとかも含めて、何か違いはおわかりになりますか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  私の立場から見て特に感じるものはございません。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  こちらはだれを議長にするかっていうのは私たちの問題でもあるし非常に関心ごとなのでお気づきにならないということならば、抱負を述べても抱負を述べなくても本会議上でよしと、ただし質問するのはやめようということで全協開いているときに、三澤さんがそういうふうに言われて、そのほうが格好がいいからということでそうしたんですよね。そういうことがありましたんで、いずれの日にかどこかでいろんなこと明らかにしなきゃいけないなっていう思いはあったんですけど。平成19年の6月末に招かれて7月の臨時議会で前回やったときには、立候補たらんとする者は、そこの演壇の上にのって抱負を述べて、それで質問をしたわけですね。そのとき例えば議長選の質問はその前回のときなんかもそうですけど、例えば熊木さんが出たときなんかには、清水さんと戦ったときも。そうじゃない。熊木さんが山田さんと争ったとき。そのときなんかも高麗にある町の業者のところに看板出してるけど二人ともどうするんだと言って、熊木さんはすぐ下げますと言って、山田さんも考えますと言ったきり現実にはそうされないでずっと出たばっかりだったんですね。そんなことを雑談の本会議の席ではないですけれど、出たらそんなことはどっちでもいい話しだっていうことで山田さんは言われている。  それから私たち何人かの議員の間ででてるのは、前回山口さんが議長選に立候補されたときの話なんですね。前回山口さんが何と言ってるかっていうと、私は立候補を決意したのはけさです。これ平成19年の7月の臨時議会のときに言ってんですよ。初めての初議会でいろいろなそれまで情報がありまして、私と共同歩調をとっておりました議員が立候補するということで作業進めておりましたのですが、残念ながらどうも負け戦さになりそうだということで急遽降りると。冗談じゃないと。私がどうしても公共工事に対して談合を厳しく禁じているのに、言ってる議会がまさに談合というようなことで議長を決めたり、副議長決めたり、ほんとにそれで開かれた議会っていえるんだろうかって言っているんですね。中段のところいくと、あまりにも人をばかにしてるじゃないかと、そうやって決めちゃってですね。私はいろんなことを考えた中で、これは議長としてのリーダーシップが発揮できなかったと、いわゆる年功序列、いわゆる能力でなく、単なる年功序列、多数派工作、談合、お互いにあなたを推選するから次のポストを私にくださいと副議長は私にくださいと、ああだこうだというようなことですよと。まったく旧態依然たる議員が多かったのではなかろうかと。非常に残念ですと。口出しだけはみんな町民のため、町のためと言いながら裏では本当に大磯町のことを考えている議員が何人いるのかと。失礼な言い方ですけども、もっともっと我々議員自身が反省しなくちゃならぬだろうと私は考えていますと言ったのが、前回、平成19年の7月の臨時議会のときなんですね。  それでこれを言ったというのが山口さんの会議録残っているわけですけど、今回その山口さんが副議長に壇上に行って抱負を述べて票数は7対6ですか。白票が1ありました。実はこの6のほうですけども、例えば議長選においては私たちの仲間の6人というのは、渡辺順子さん投票しました。6人間違いなく入れてるということで、あとで確認してますから7票山田氏と書いたのは渡辺順子氏は白票だったかもしれないけれども、少なくとも残りの8人の中で7人が山田氏と書いて、1人が白票と書いたっていうことですよ。それはあとまで聞いてもらえばわかるよ、何が言いたいか。そういう点からいくと町長、何か教訓を得られますかっていうのは事実をそういうことで追っていただくと、町長はそれで何か教訓得られるようなことないですかっていうことを私は聞きたいってことなんですよ。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  質問がたいへん難しくて私も何てお答えしていいかわからないのですが。いわゆる前は討論をして議長選に臨んだ、また副議長に臨んだっていう場面があって、今回はそういう意味ではそういう場面もありませんでしたが、そこで議長としての主義主張と言いますか、そういう政策的なものを述べる、そういうものを聞いて選挙するとそういう場面が確かになかったのかなと。19年のとき、いまちょっと思い出してますが。そういうことからすると今回は少し議会の刷新がされたのかな。それをどういうふうに解釈していいのか、ちょっと私も思いつきません。思いついた回答としては、そのような回答でちょっと申し上げさせていただきます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  町長が教訓をこれでどう得られたかということを聞いても、なかなかまたそれも言いにくい点もあるかもしれません。だけども、私を含めて議員っていうのは実に勝手なことを言ってるってことですよ、ここは発言する場所だから。何らかの形であなたに質問という形で聞いてますけど。山口さんは前回、議長とか副議長、談合で決めるのはいけないと言ってんです。ところが自分自身は今回、質問も受けずに副議長に立候補しますと言って何の質問もなく、だって副議長になってるじゃないですか。それをだって私たちから言わせれば談合と言わずしてなんと言うですよ。  私は議員が何を言ってもすごく自由だと思ってますよ。また自由にすべきだと思ってます。発言は本人が責任を持つべきだと思ってますよ。だけども一つだけ気をつけなきゃいけないのは。町長、それは町長も政治家だから気をつけていただきたい。あなたもここで何言ってもいい。だけども前言ったこないだの発言と実は今回の答弁違ってるねということはやめていただきたい。私は議員も同じことだと思うんですよ。何でたまたま山口議員のことを話しにだすかというと、山口議員のやはり出してるビラが立派だと言って、前回の選挙の時にも私の、きょう実はその方とちょっとお話ししたら、傍聴席に来られてますけど、その方の奥方は実に山口さんのビラを褒めて、山口さんは真実の議員だって言われたんです。議員入れるならこの人しかいないと。それで書けないこととか言えないこととかいっぱいあるけど、会議録で追っていただくしかないという、それはまさに他山の石としてね。町長、あなたの発言もそういうふうに見られているということを改めて議長、副議長の選挙があったんで、それをお話ししたいということなんです。それ実に肝に銘じていただきたいと。ここでの発言はその人の責任の基にして、あとどういう形になろうが、きちんと責任はどういう形にしろやっていく。ただし一番問題なのは前の発言と後ろの発言と違っているとやっぱりまずいなということですよね。そういうことを教訓としていただけたら今回の議長選、副議長選もまた別な意味でね、おもしろくごらんいただけるんじゃないかなと思います。  ましてや、ある町民からは、その今度の議長になった方に対して、すかさず議員辞めたほうがいいだろうという陳情まで出てくるような始末なわけですから、よそ様から見れば、質問をしなかった、きれいな議会で淡々と議長選んだねっていうようなレベルではないんじゃないかなと私は感じてるんです。そういうことで、町長もぜひお気づき気を使っていただいて、その辺のことを注意していただきたいなと。改めて選挙で選ばれている公職者として、私たちも町長自身も同じ立場にあるわけですから、改めてそういうことを言いたいということです。  次の質問します。2番目です。三好町長は田中秀男商店から金銭を受領しているか。ごみの収集運搬に係るいま100条委員会とかが開かれているわけですけども、基本的に町長、副町長を証人として喚問した以外の日に特別委員会が必要ではないというふうにみてるならば、特に町長についてはお呼びしてないわけなので、100条委員会のことをきちんと把握されてるかなということを改めて確認の意味も含めてお尋ねします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  「三好町長は田中秀男商店から金銭を受領しているか」という御質問でございますが、そのような事実はございません。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  まあ、普通そのようにお答えになりますよね。それで同じようなことを町長、誰か別の方から聞かれたという記憶はないですか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  その別の方というのは一度ございました。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  差しつかえなかったら何々、どの辺の頭文字で、何さんとかって、もし差しつかえなかったら言っていただけますか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  町民の方からそういうことを確認された事実はございます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  それは1人ですか。複数の方が何回も言われましたか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  複数の方です。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  複数の方。複数の方と言われると私もちょっと何とも言えないんですけど。私は実は石神台のYさんという方に対して、あなたの就任当初そういうふうに言いました。このことは機が熟すまで、もうちょっと温めておくんだって話をしました。ところがその石神台のYさんはご夫婦でいらっしゃるんですけれども非常に町政に関心が深くて、いつもと言っていいくらい本会議には傍聴に来られるし、委員会も傍聴に来られてます。私が知ってる限り、100条委員会とかももらさず、もうすでに6回とかそういう回数いってますけれども、もらさず来られてるという方ですね。実は私はその方に言ったんですね。三好町長は受領してる可能性高いんじゃないのって。それはある話を引き合いに出したんですね。もっともそのYさんご夫婦で来られてるんですけど、その奥さんにそういうことだというような話をしたら、そのYさんの奥さんは絶対に行かないでくれよって私が頼んだにもかかわらずあなたのところに行ってしまったんですよ。それで柴崎議員がそういうこと言ってるとは言わなかったと言ってましたけども、そういう事実あるのかっていうふうに聞いてきたと。そしたらそういう事実はないよと言われたと。それで石神台のそのYさんの御主人と私は奥さんに対して、多少軽蔑の眼差しでですよ。何だよ。言いにいっちゃったのかと。そんなこと言ったって、〇〇と。〇〇というのはYさんの言っちゃった奥さんの下の名前を言ってその御主人が言ったんですね。その〇〇、そんなこと言ったって、直接聞きにいっていけないことを聞いて、そうだなんて言うわけないじゃないかと。そんなこと言ったって三好町長はちゃんともらってないと言ってましたというふうに、またその奥方が言われたんで、おい、人を殺して殺しましたって。その懺悔の念に駆られてそういうふうに言うことはあったとしても、そんなこと言うことあるわけないだろうと言って、奥さんは元気な方ですからしゅんとはしていなかったけれども、そこでしばらく黙りこくったってことがいまから2年前にあったんです。  それ私が何で話したかっていうとそのちょっと前、そこから2、3年前にその話はさかのぼるんです。実は高橋正克議員が歴代町長もらってんじゃないかって言う。私にするわけですよ。そんなと言って、実は私はそれが不正の匂いがしたりしたら、すぐに言っちゃうタイプですよ。正直言って高橋正克議員が本会議上で休憩時間中に私に言いましたから、そんなこといっても高橋正克議員と私とは当時も対立関係にいろんな意味でありましたんで、どうせ俺をはめようと思っているんだろうと思って、とりあえず取り合わないでおこうということで最後どうでてくるかなと思ってたんですけど、言わないでいたんですね。  ところが三好町長、あなたになってね。あなたずっと大磯町の職員をされてきて、実にどなたが見てもわかるような、私から比べればまさに対極の。温厚で、静かな物腰で、あなたが怒ったことなんていうのはほとんど私は見たことない。そういうようなお方ですから極論すればあなただったら直接言っちゃってもいいかなと、どっかで機会あったら聞いてみようと思ったんですね。何でそう思ってたかは副町長とよく昔は話しして。例えば田中商店の鉄千地の話が出たときには、ある昔Kという大磯町の職員がいて、その方は田中秀男商店から車をもらったことがあるとか、仕事があがった午後に行くと寿司を食いながらビールを飲んでるとか、そういう話を聞いたことがあったんですよ。その方が辞められる時、知りあいの当時議会事務局長だったTという人に、もし本当に噂の通りその方が辞めて田中秀男商店にいくというんだったら本会議上で取り上げるからなと言ったんですね。最終的には、今日頭文字言ってるのは、最終的にその方がいかなかったからです。この話は吉川副町長とかもよく御存じだし、なんでそういう話をしてるかっていえば、三澤町長に吉川副町長が議員時代にそういう話をしてたってことですね。  それで今回いろんな問題。いろんな問題といっても実はその崖が崩れたって話は、確か私も高橋英俊議員から直後に聞いてたような気がしたんですけど、まずそこが崩れたところがあまり芳しい状況ではなかったということは、後々になって聞いたもんですから、崩れたときと直されたときとその次に言い始めたときとちょっとタイムラグがあるんですけど、私はそのとき高橋英俊議員にかなり強く怒ったんですよね。そんな大事なこと何で今ごろになって言うんだと。崩れただけだっていうから、そんなんじゃ不可抗力だし自然災害でしようがないなと思ってたわけです。  それで三好町長、あなたに思い出していただきたいのは、あなたが当選した直後、まあ私と三澤さんは前から付き合いだけれども、あなたが選挙でここで出てくるという形で三澤さんと対立されて、私は三澤さんたちとはずっと対峙していたのは、もう町民広くよく御存じですから、それはあなたのことを積極的にやったとは僕は言えないけれども、三澤さんよりはいいだろうなという思いはあったからあなたのほうを応援をしてたわけです。ところが実際公約をあけてみたら、滄浪閣を買いたい。これから人口が3割も減るかもしれない、4割も減るかもしれないという日本国中の人口がですよ。そのときに箱物であるような、箱物というのはそれを買ったがために管理費が生ずるという意味で言ってますけど、土地を取得するようなことがあったら幾ら金なんかあったって足りないんじゃないかと。もしほんとの目的のように自然公園だって言うならば、自然公園は果たして大磯町レベルが整備するような話しなのかと、それは県レベルでいいだろうなというふうに思ってましたから、マリアの件では三澤さんと対立してた。  ところがあなたになったら。あなたを応援したいという気持ちもそんなになかったというのはね。それは創浪閣買いますというのはこれは大風呂敷だろうなと町民の多くの方が、三好君もちょっと風呂敷を広げすぎだよねって言うことは言ってたけど、所詮風呂敷だってことであきらめてくれるだろうなと思ってたら、真顔で公拡法、公有地の拡大に関する法律で特例でそういうことになっている法律で、先に先行取得の唾をつけたいみたいなこと言われたんで。あなたは覚えてらしゃると思いますけど、私とかなり強く対立してここでガンガンにやることになった。そのころから、それじゃあ例の田中秀男商店のこと金銭受領してんじゃないかということをY氏に話した上で、ここからそれじゃあ三好町長が一体どんな判定を下すかやっぱり見てみようじゃないかと。そのちょっと直前のときに高橋議員からもそういう話を聞いたんで、それじゃあ田中秀男商店をもし切れないような状況になるんだと言うんだったら、俺はもうこの4年間ではっきり言ってあなたとおさらばでガンガンに対立すると、何言ってんだというように思ってたわけです。  ところがあなた今回、それは変則的とは言うけど、田中秀男商店さんの従業員のことを考えたら、その今度は受け皿になる会社になるべく雇ってやってくれというような交渉を副町長にやらせたうえでやってたというのは、涙を飲んでしようがないっていうふうにしたとしても、とりあえず表向きのところはそんなような処理をするようにした。私はそれに実は敬意を払っていたんです。ところがあなたの周辺からもれてくる職員とかそういうところの声を聞くと、あなたはやっぱりそれだけじゃすまなくって田中秀男商店の新たな発注に対して、今度は別に仕事をつけてあげなきゃいけない。何よと。それじゃああなたもらってたのかよと。だったらいまのままとりあえず看板は変えたと。だけども従業員のことがあるから勘弁してくれよねと。柴崎君これは町民の生活の安寧を願う私からいったら最大限できることだよと。そしたらあなた方また別の言い方もしているみたい。この件は、議員はみんな随契で処理されてきたことわかってんですよ。だって同じ業者に大磯町内にある清掃業者に発注しましょうというのが一つの習わしという以上、文言で明文化されて要綱になってるわけですから。それは確かにごみを収集するのにどんなに安い業者がいるからって静岡からよんでくるっていうのもそれは不釣り合いの話ですよね。神奈川県内のどこかの市町村でそういうことで急に手のひらかえしたようになって収集しないといってるとこもあるけれど。  それで、吉川さんからその説明を聞いたときに、それでいいのかなというふうに思いつつ、でも従業員の生活だけはっていう思いもあったから。そしたら、こないだの100条委員会で聞いたら、何のことはない。田中社長に直に聞いたら、従業員も減らさないですんでいる。車も売り飛ばすこともない。従業員の給料も減らすようなこともなかった。町はちょっと温情だな僕は思いましたけど。少なくともそれを受けたほうの会社も吉川さんが町長から命令されたことをきちんと守ってんだなと改めて私は確認しましたよ。それなのに今回、収集業者がおかしいからといって、100条委員会開いているわけですよね。そういう点からすると一体今回この決着点どこにしようかな。  あなただってもうすでに証人としてよばれて、従業員とおぼしき人に脅しめいたような文句を言ってるとか、例えば私の発言も制限してるとか、その他もっと別に証拠はあるんですよ。それは高橋議員とか私は聞き及んでますけど、それも証拠もありますからね。だけどそのことまで出さないで終結するっていうんだったらそれでいいだろうと実はそうやって思ってます。  こんな小さな町ですから、ほんとはみんなが仲良くやっていくことは一つの大きなそれも目的だと思うんですけれども。だけども高橋正克議員が言ってたのはね。こういうことだったんですよ。片野町長と三澤町長がたたかってるときに、片野町長応援しろ応援しろっていうから、実は柴崎君、俺、片野一生懸命応援したんだと。ところが、その夜の開票で三澤さん勝っちゃったと。とんでもないことになっちゃったなと思って、俺は田中秀男のとこへ行って、夜ご注進に行ったと。そうしたら、田中はそれでいいだいいだと言ったと。俺はそれでいいじゃないかと思ったんです。そしたら、高橋正克が田中秀男のやつ両天秤かけたと。両方に金銭持ってたんだというようなことを言ったんです。金額のことはそのときも出てるけど言わないでおきましょう。 ○3番(三澤龍夫君)  議長。一方の業者を悪者にしているぞ。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。質問の趣旨に沿って、提出した事項に沿って質問していただきたいと思うんですが。 ○13番(柴崎 茂君)  それで。 ○3番(三澤龍夫君)  メンバーが100条委員会で当然明らかにするべき問題。 ○13番(柴崎 茂君)  ちょっと議長、だったら発言を許して。指しなさいよ。 ○議長(山田喜一君)  だから、柴崎議員の質問をいま聞いているわけです。 ○13番(柴崎 茂君)  でしょ。それで町長、実態はそうことだっていうことなんですよ。本来、あなただから金銭を受け取っているんじゃないかっていう思いは消えてはないけど、あなたもらってないと言うんだったら。そんなことないでしょうよ。ここでの発言はやっぱり自由に認められたうえで、問題があるんだったら名誉毀損とかなんかでやるべきじゃないですか。 ○議長(山田喜一君)  一般質問としては、町政に対する一般的質問ということで限られてますから。それに対する質問をしていただきたいと思います。 ○13番(柴崎 茂君)  だって、町長が金銭を受領しているかもしれないっていうのは重要な話しでしょうよ。 ○議長(山田喜一君)  だから聞いてくださいよ。自分の発言だけしないで。 ○13番(柴崎 茂君)  こういうことからいったら町長、あなたあらためて今後の田中秀男商店の処置の仕方も含めて、あなたの金銭もらってないということは名実ともに言えるのかどうか。それもう一度お答えください。 ○議長(山田喜一君)  町長、はっきり答えてください。  町長。 ○町長(三好正則君)  金銭をもらっていないかということについては先ほどお答えしたとおり、いただいてませんので。これははっきりとお答えさせていただきます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  それで、状況としてはそういうことになってるのでね。これが三澤町長時代のときのように吉川さんも鉄千地のこと言った。私も言った。それなのに全然対応も何もしなかった。やっぱりおかしいなという思いはありましたけど、改めて今回、あなたのとられた行動はそういうことだったので、あなたがとられてないんだろうなって思いますけど。ほんとは100条委員会は前の町長とか前前町長がもらってなかったかどうかとか。職員がそういうことはどうだったとか。逆に言えばもっと聞きたいですよ。どうして職員でそういううわさになってるのがいるのにもかかわらず。だって私の耳に入ってくるんですよ。あなたたちの職員は何かまずいことあって、大半がみんな互助会やってんじゃないですか。私の耳に職員の不備が入ってくるなんていうのはよほどのことですよ、正直いって。そういう点からするとそういうことこそ100条委員会が調べなきゃいけないんじゃないのって、あなたそういう気になりませんか。町長。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  100条委員会については委員の皆さんの中で協議していただいているという形の中でございますので、私たちからすれば一刻も早く解決してほしいっていう気持ちでございます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  このことの前に、何年も前、平成5年ぐらいだっていうからその時代でしょうけども。要するに新聞にまで載ってね。西湘で事故を起こされて田中秀男商店の運転者の方が亡くなられた。そのほか、職員の間で出回ってる話からいっても、例えば素心の子を使ってたら、当時分別してないのでパッカー車にガラス瓶が巻き込まれて割れてそのガラス瓶の破片が目に当たって片目失明したとか。そういう事故を起こしてるのにもかかわらず、あなたも美化センターの所長やったことあるなら、そういうことが町の中で業者処分対象になったかどうか。そういう話があったかどうかというのは覚えてませんか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  その当時の事故に対する件については、ちょっと私直接聞いておりませんが。ただいろいろとそういう面で事故といいますか、そういうことがあった事実は聞いておりますが、私は直接それを担当しておりませんでしたので詳細については何ともコメントできないですけど。
    ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  これで2問目の質問やめます。  3問目いきます。職員管理はほんとに適切に行われているか。7月14日に新聞報道された職員処分をはじめ職員についても処分も行われずほかに逃げ得になっているような例があるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問の「職員管理は本当に適切に行われてるかどうか。7月14日に新聞報道された懲戒処分をはじめ、職員について処分も行われず逃げ得になっているのではないか」についての御質問にお答えをさせていただきます。  町では職員の懲戒処分の指針を定めて、各課等から報告された事故内容について調査審議を行いました。公務員としてふさわしくない行為が確認できた場合には、職場内における公務員としての秩序を維持するため、関係職員に対して厳正に処分を行っているところであります。事故が発生した場合には、問題の大小や公私を問わず報告することを所属長を介して全職員に徹底させているところでございます。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  いまの2問目ね。町長途中できえましたけど、まさに職員の処分の件ですよね。私は、逃げ得になってるやつがいると思ってんです。  それで、端的な例を示します。これが7月の14日の件です。町長は、議会には議会用だとしてこういうもの出してます。これ議員みんなもらってますけど。大磯町職員の懲戒処分について議会用として。所属、建設課のみなと国県道担当室、名前はやめておきましょう。まだ働いているから。事務職員、性別は女、54歳。処分の年月日は7月の13日。非違行為の概要。平成19年4月の人事異動により1歳児の担当保育士となり保育業務に就くことになったが、日々の園児の保育関係書類の作成を怠っていたため、再三にわたり上司が注意し、指導を行ってきたが、平成20年12月まで改善が見られなかったため、職務怠慢及び職務態度の不良等で公務運営に支障を生じさせたとして、平成21年7月13日付で懲戒処分とした。なお、当該保育士は平成21年4月1日付で、現在のみなと国県道の担当の室にいってるということが書かれて出てます。  それで、平成19年4月から20年の12月まで職務怠慢行っていたといって処分されたのは21年の7月ですよ。その前の4月1日付けでは異動になってる。何でこんな遅いんですか。新聞によるとこうなってます。神奈川新聞です。7月14日付けですけども。表題は、職員減給1ヵ月。職務怠慢で大磯町。大磯町は13日職務怠慢などで建設課の女性職員54を減給1ヵ月の懲戒処分にしたと発表した。町によると女性職員は2007年4月から町立保育園で保育士の業務に就いたが、園児12人分の関係書類の作成を怠ってきた。上司が再三にわたり注意していたが、昨年12月までに改善されなかったという。ことし4月に現在の部署に異動している。女性職員は入庁以来保育業務に携わるベテラン。カギカッコになって、当時は園長を補佐する仕事が中心で現在の職場の、要するに現場感覚を取り戻せなかったというふうに話している。カッコ閉じるってことで話してるっていうことになってます。  そうすると54歳の職員が若かりしころ、勤め始めた数十年前から保育の担当ずっとしてきてですよ。園児の書類をつくることもしなかった。注意をしてた。やんなかった。12月までそうじゃなかったから職務怠慢だと思った。それで翌年の4月になって異動させた。処分は7月13日。町長、それでなったのは最後減給1ヵ月ですよ。この帳簿類をつくらなかったことで町がどんな損害が発生してますか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  いま議員のほうから懲戒処分の関係が出ました。私は19年の4月に総務のほうにまいりましたが、それ以後議員の言葉にありましたが、今年度まで11件、36人の職員の処分等を行ってきております。いまおっしゃいましたのが最後の処分でございまして、これは平成21年2月に報告を受けて、中で調査をしておりまして、結果的に7月にそういうふうな処分をしたということでございます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  総務課長、そんなこと聞いてないでしょう。どういう被害があったかって私聞いてんですよ。帳簿類つけないがために、子どもたちの管理でね。ほんとはもっと周りの人たちの職員もわかってよかったような事実を多くの人が帳簿を見てれば、保育簿なんか見てればほかの人も注意できたようなことで。例えば病気を見逃した、遅くなったことがあったら、保護者に対してどういう責任とれますか。何か被害はなかったのかって聞いてんじゃないですか。聞いてることに答えなさい。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  特に保護者等には被害はございませんでした。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  そうすると町長。前回の件でもそうですけど間違いなく素心学院の子は38歳当時のときに目を片目失明してんですよ。それでこのこと大問題にしようと思ってわかってからいろいろ調べました。ところが残念ながら時間がたってると労災のことでやってやろうと思っても。労災というのは本当にあれだね。片目がつぶれても片目が生きてるくらいだと、金額が時効を超えてもやれるような壁じゃない、もっと全然壁が高いんだよね。それで、私個人的にはやめましたけど、いろんな人に相談した結果、弁護士とかもやめました。やめたけど、片方は重大な損害出てんですよ。一人の人間の片目を失わさせてしまったんですよ。自分が片目失ったらどういうことになると思います。お先真っ暗じゃないですか。だからみんなそういうこともきちんと気をつけてやんなきゃいけない。だったら当然使ってた職員がそういうことだっていうんだったら、そのときの田中秀男商店の処分が何か記録に残ってたっていいでしょう。だから、現実に行われてるのに54歳のこの職員ね。それじゃ入ったときはずーっとこの職員は園簿をつけてて54歳になってからつけなくなったっていえますか。一体職員管理は、前の町長や前の前の町長やその前の町長やこの30年間何してきたの。54になってからね。自分が日常つけていた保育園児の記録を忙しくなったからつけなくなりましたなんてことになりますか。習慣的にやってるものが。今まで見逃してた可能性のほうが高いんじゃないかとここで言われて反論できます。いままでの職員管理は間違えなかっていうふうに言えますか。習慣的にやるような、まさに日常的ルーティンですよ。それを54歳になったらできなくなりました。そんなことあると思います。そういうことを答えてください。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  いま議員のほうからそういう御質問いただきました。確かに最近では、やはり公務能率を阻害させている職員ですとか、やっぱり改善が見込めないといった場合がおうおうにございます。そのために大磯町でも分限処分の指針をつくりまして、それは記憶よりも記録ということで各課の課長がそれぞれ各々の配下の職員に対しまして日常のチェックをして、それで改善が見られない場合はそういう分限の関係で処分もできるというような指針をつくって、それに対応させていただいてます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  町長。少なくともあなたは私の少ない期待に応えてくれた。なぜかといったら、僕はあなたを試したんだよ、田中秀男商店のことをいうことで。間違いなく歴然とした事実があんの。三澤さんと比べてあなたは間違いなく対応したよ。そういう意味じゃね。だけどもその先が問題だ。あなたがぐらぐらゆれてるみたいな話がくるから。それだって現実には田中社長に聞いたら、何の問題もなかったと言ってんですよ。あなたの措置正しかったんですよ、言ってみれば。少なくとも町民の生命、財産を守るということからいったら期待どおりのことを受託したね相手の会社なんていったかあれだったけど、そこはやってんだよちゃんと。ほかの会社については、ビンで誰かが従業員が怪我したとかパッカー車が西湘でひっくり返って死亡事故になったとか話あるんですか。正直言ってそういう記録をきちんと残さずに、それをこの7月14日に典型的にあらわれているです。54歳ですよ。20歳で短大でて勤めたとした34年間ですよ。それでここにきて1年足らずの間園簿つけ忘れた。そんなこと起こるわけないじゃないですか。  だからそういう体質でやってるんだとしたら逃げ得になって、田中秀男商店でさっき行ったように午後になったら寿司とってもらってビール飲んでるような職員、車も買ってもらったという噂があって。すでに辞めてるけど逃げ得じゃないのかってことなんですよ。  今の3番の職員管理、これ正しいと言えます。異動させといてその後3ヵ月後に処分だなんて異動された本人からとってもお前異動させるのはむいていないからだと。いずれ処分があるんだからといって、そういう形の通告は口頭でもなんでもいいからしてたのかどうかまず聞かせてください。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  いま職員の処分の関係でございますけども、当然2月6日に報告を受けたと。それから中の調査を開始して、最終的には考査委員会でそれを決めて町長に報告するという形をとります。したがいましてその間に4月の人事異動があったということで御理解いただければと思います。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  私が聞いてるのは本人に通知してたかと。異動させたのはあんたの本来業務でとったものとは違うと。だけどもそれはあんたの能力が高いからそうするんだよとか。あんたがこういうミスをやってるからいずれ処分するんだよって言って動かさなかったら。3ヵ月後に処分された本人はですよ。寝耳に水じゃないの。俺は職員の肩持ってるわけじゃないよ。そういうことを今まできちんと管理してこなかった管理者のほうが問題だって言ってんですよ。三好さんね。ぼくはあなた褒めたくはないけど、少なくとも今まで30年間ほったかされてたことがね。ここで明るみに出て改めてそうしてるっていうなら、それは褒めてあげます。ただ褒めなかったほうの歴代町長は何をしてたのかってことなんですよ。選挙対策で地元に住んでるとか、地元に親戚があるからやってなかったんだと。だから小さい町は仕方がないよねとかいうんだったら。ただ納税だけしている町民が圧倒的に多いにもかかわらず、大きな迷惑な話ですよ。そういうことになりますよね。そういうことが今回7月に起こってね、そういう問題についてもまさに垣間見れるじゃないですか。わかっちゃったからしようがないと。それじゃ、納税だけしている町民は浮かばれないですよねって話です。そうすると三好さんね。あなたもこういうってのは何だけで職員あがりだから。いざとなったときに互助会の力が働いて、なるべく処分しないでいこうねみたいなことが、力としてあなたの中に根底に働いてるじゃないかと。  さっき1番目のところで言ったように本当にさまざまな教訓が活かされて、やっぱりきちっと私この職就いてんだからこうしなきゃいけないねっていうことでね。このことやったんだとしたらいかにも何か突然なんだよね。何でこの職員がここで処分されることになったのか意味がわからない。本当に。そういういぶかしさをこう感じてるってことなんですよ。重大事故でもなければ何かあったのかと思いたいじゃないですか。ここまで注意して出来てるんだったらそれじゃ今までもできてるよねって。ところが業者管理一つできてないでしょ。できてないというのは、後づけになって知ってるとか。  もっともそれ言われたらこちらも議長自らが業者のところに看板出してんだからさ。なんとも言えない。そういう点からしたらあなたのやっぱり正しいと思うことを突き詰めて推進していただかないと議会のほうはね。時として私もそうですよ。自分に都合悪かったらぜったい言わないよここで。だけども何でお前言わないんだってそういう矛盾をつかれて、いたしかたなくなって僕は議員を辞めることになるかもしれないじゃないですか、そんなの。だけどもなるべく多くのことをしゃべってればですよ。お前あのとき言ったことと矛盾してるなってことは矛盾は露見しますよ。しゃべんないの一番利口だよ。議員になってから。間違いなく利口だって。しゃべりゃ敵も多くなるし。現に選挙やったってあんまり下世話な話してもしようがないけどね。ジュースも酒も届いたことはないよねほとんど。隣のおじさんとかおばさんが頑張れよと言って持ってくる程度だよ。業者は一人も来ない。そんなことやってたら損になるに決まってるでしょう。だけども納税者のこと考えたら途中でやめるわけいかない。ぜひ町長にもそうしていただきたいんです。それで、ちょっと職員の処分についてはほんとは隠れた何かが私はほかの職員にもあると思ってます。問題はやっぱり逃げ得にさせない。辞めたとしてもあとで問題が発覚したならば、必ずペナルティを加える何かやはり辞めてしまったから何のお咎めがないよという逃げ得だけは絶対許さないでください。それだけは言っておきます。  4番目にいきます。都市整備は生活が第一の視点で行われているか。民主党が勝って得票こそ多少減らした程度でね。比例とかのてこの原理働くのでこういう事態になってますけど。それは前回の自民党がとったのと同じことで、そういう意味では民主党がとったからには生活第一ということで政府は表明はしているわけですから。せめて大磯町は生活が第二だとか第三だとかという行政はやめてほしい。そういうことで都市整備がなされているかどうかお尋ねします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問の「都市整備は生活が第一の視点で行われているか」についてお答えをさせていただきます。  都市基盤の整備、特に道路につきましては、第4次総合計画にも位置づけておりますが、町民が生活する上での利便性、安全性を確保するために、幹線道路網のほか生活道路についても計画的に整備を進めるとともに、誰もが歩きやすい人に優しい道路環境の維持改善に努めているところであります。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  私はいま、生活の第一というふうに見た時、個人の方はそれぞれ能力に応じてお勤めして収入を得たりさまざまなことしてますよね。それで、憲法25条でしたっけ、この国の国民はすべて健康で文化的な生活をおくる権利を有するみたいなこと書いてありますけど。そこには自助努力がなければそうはならないわけで。何でも頼っていきましょう。その意味ではこの国の制度の中に一生懸命働いた国民年金よりも納めた国民年金よりも生活保護もらったほうが金額が多いという地域があるわけですよね。それはいま北海道の果ての果ての生活費の少ないところとか九州の果てのほうの物価が安いようなところとかと比べていませんけど。少なくともこの辺で住む限りはそうです。それを私は、生活第一でやってるかというふうには言いません。  例えば、大きな課題である、ここで地球温暖化のための1990年比で何%削減するかということを多少話題になってますけど、1990年に比べて民主党の党首は何年を町長何%削減すると言ってるか御存じですよね。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  25%削減するという発言をされたと聞いてます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  1990年というのは、それじゃどういうような日本は年だったか御存じですか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  記憶は定かではないのですが、バブル景気の最盛期だったかなと思ってます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  そのとおりですね。1989年の11月の9日にベルリンの壁が崩れてそれで世界が単一市場になったと本によるとね。それで結局自動車メーカーとか世界に物を輸出したり運搬できるような会社は基本的に1社だけ残ればそこが効率的な生産すればそれで足りるみたいなものがあって。その後ベルリンの壁が壊れて単一市場になったんで、効率的でない業者がつぶれはじめて当然日本のバブル崩壊はそういうことに結びついてくるということで、その時点からするとちょうどことしで20年。2020年までに25%削減すると言ってるわけですから、あと10年ですよね。だけども実はバブル最盛期だったということからすると。産業界とかは無理だって言ってますけど、実に簡単な話なんですよ。そういう点からするとね。いま特別委員会の中の広域でごみ処理する委員会の中で、こないだ、総務建設常任委員会の中で協議会の中で発表されましたけど、バイオマスタウン構想についてね。それからそのとき三澤さんなんかは時期尚早だみたいなこと言ってました。それで広域の委員会の中でも、何人かの議員の中からまだ1回しかやってませんけど、出てますけど。平塚ですでに315トン炉を燃しましょうって炉をつくって実は来年から着手すると。平成28年、いまから7年後のところからね。22年の4月からつくることにすれば6年後ですけど、6年後に厨芥類の資源化施設バイオガスの資源化施設を大磯につくってくださいと。315トン炉の中から出すのを後付けで出しましょう。普通は、先に厨芥類の資源化施設をつくって315トン炉はそれでもごみがあるからつくりましょうねと言わなきゃおかしいのにですよ。先に焼却する炉を作って、焼却しているものの中から一部分けましょうなんていう論が通るわけないですよね。そういうことからいったら、あなたがかつて私に、どっかの立ち話で言ったバイオマスタウン構想をきちんとやっていきたいと言ったのはいいんですよ。だけどもあと10年しかなくてですよ。それをいますぐ決めたらいろんなところと協議しなきゃいけないとか、ああじゃないとかこうじゃないとか言って。そういうことを遅いと思いませんか。あなたの任期はちょうど1年後のこの議会をやっているころには、次の選挙に出るんですか出ないですかってみたいなことを誰か議員が聞いてですよ。与党議員か誰かが聞いてね。私出ますと。実は反対候補も出揃ってるみたいですと言って意見を対立させていただいて、民主党で自民党が今回こういうふうになったと同じような形で選挙やっていただいて。何が正しいかねといって選択をするのがまさに正しい選挙のやり方じゃないですか。あなたの任期なんかもうわずかしか残ってないですよ。それを自分で自ら口でこの間の委員会でも言っておきながらですよ。その半年か1年前には私にそういうことを言っておきながらいつまでたっても協議が必要だって。ほかの仕事があるから。そんなの町長とおるわけないじゃないですか。  いま、世界はこのことのために水没してしまうって島国だってあったっていろんなことがあるわけですよ。25%削減したらそんなのとてもじゃないけど無理だって産業界は言ってる。そんなこと言ったって景気が最高の所でエネルギーばんばん使っていたところ、最も問題なのはそれよりもいまのほうが使ってるってことですけど。でも緩い基準を設けてるんですよ。はっきり言って僕に言わせれば。もっと景気が悪かった底みたいなところでそこから20%、25%削減しますよといったほうがよっぽどつらい話ですよ。そういうことからしたら、大磯町がやるべき責務、あなたの町長としての責務とかそういうことから考えたら、即座にやったって当たり前じゃないですか。ましてや315トンの炉は4月以降つくるんですよ。こんどその中から別の厨芥類施設をつくる、自分の言ってることの。私は町長言ってることがほんとに首尾一貫してるかどうかってのは理想だけ高く並べるんじゃなくて重要なことだと。あなたそういう意味でいったらバイオマスタウン構想を時期尚早だって、三澤町長、前町長に言われたら。ずっと先延ばしするつもりなんですか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  このバイオマスタウン構想については、時期尚早とは思っておりませんで、もうすでにエコの町大磯を目指す中で、この広域にも絡んでくることは確かなんですが。ただ世の中が環境問題にこれだけ深くかかわってくる。またましてやここで政権交代があったにしても民主党のほうで25%削減を言っている。そういう中で考えると、町としても急いでやらなきゃいけないという事実はございますでしょうし、町民の皆さんもそういうところで期待をしてるところもあるんじゃないかというところもございます。そういうことを総合的に判断しますと、やはりバイオマスタウン構想というのはそんなにゆっくりもしてられない。そういうふうに思ってます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  町長。あなたは就任当初、環境、観光、教育でしたっけ、順番違ってるかもしれないけど、そういうふうに言われましたよね。それじゃ教育とか環境とか観光でどれほどの成果ありましたか。それは、時間短いと言われればそれまでですよ。私はあなたが選挙狙いで来年の4月になって予算を組んだりするときに、実は今年最後の年ですけどこうしますなんていうようなことは絶対認めたくない。なぜかといったらそんなの選挙対策で言ってんでしょと、やるつもりもないのにと。当然私はそう判断します。だったらなるべく早くそれをやるということ心がけるくらい。町長、私たちここいる14人の議員もあなたもですよ、任期は4年しかないんですよ。4年の間に来るべき将来の人口減少のことを考えたらどうやって経費を削減する道筋を立てていくか。そういう長期の見通しに立って、システム変えましたよってことがまさに私たちの仕事じゃなかったらおかしいじゃないですか。町長がきちんとそういうことができていればね。どっかの職員が保育園簿つけなくて処分されたと言ったら、わざわざここでそんなこと言わなくてすみますよ。だけども2番目の質問に絡めて言うならばですよ。職員の処分だって実は30年間やられてこなかった可能性もある。だからだめだと言ってんです。ただそれでもやんなかったらやったほうがいいのかもしれないよ。でもそのレベルの話じゃないですか。この職員が処分されたからって、町を公平に公正に職員を管理していくよという意味では示す必要があるけれども。本当に重要なことっていったらやはり政治家に一番必要なことは、昨日も奥津さんと話したんだけど、やっぱり先読みすることだよねって。  柿沢市長だったか何かが、平塚市の平商の前の通りつくったときに、秦野街道何か平塚江南高校の前あるのに何でこんな田んぼの真ん中に道つくったのかねって言われたの私子どもながらに覚えてますよ。そうしたら何よ。それから何年もたたないうちに、あそこに道があったからこそまさに秦野街道のほうも多少機能してるんであって、あの道がなかったら秦野のほうなんか全然行けないじゃないですか。あと二宮のほうへ抜けていくとか。そういうことを考えると、改めて先読みだと思う。地球温暖化のことぐらいお金かかるかもしれないけど、大磯町のできる最低限のことはどんどんどんどん進めていかなかったら私たちは任期4年でそこで命終りなんですよ。そう思わないと町長、やっていけないですよ。これは次のまた選挙に出て当選するためには誰も悪者にしないほうがいいとか。次出たときにあいつを議長にして、こいつを副議長にして、こいつを農業委員にしようとかね。そんな計算成り立つわけないでしょう。やれるべきことを将来見据えてきちんとやるんですよ。将来見据えなかったらそれは落選していただくしかないじゃないですか。まさに前任も前任もそのまた前任だって、そのまた前任だって落選しなくて町長かわったという例は大磯には珍しいですよ、ほんとに。中島町長とそれこそ豊田町長ぐらいじゃないですか。その後はみんな落選で辞めてんじゃないですか。そんなことになったらどうするのってことです。そんな恥かきたくないでしょうって。それはやってることが正しいか正しくないとか、右肩上がりの時代だったからよかったとかということに比べたら、きちっとやはりやっていただくことをやってもらわないといけない。改めてそう思うんですけど。  例えば道の整備についてもそうです。これは僕は山口議員はあまり好きじゃないけど、山口議員の言ってるとおり生活者が使ってる道を何で舗装できないというのはすごく僕は不思議なことです。町長もそう思われませんか。例えば横浜とか平塚とか駅周辺で細い道が飲み屋の間にあったりするけど、そういう道もきちんと一応は舗装されてるじゃないですか。何か問題はあるけど乗り越えて舗装してんですよ。生活者の道だからということで。通勤客の道だからということで。そういうことを考えたとき、舗装基準を何段階に分けても大磯町もきちっとやるということは言えないんですか。年寄りがどんどんどんどん増えてってんのに車いすじゃなきゃ出られないというお年寄りだっているはずですよ。そういうことを考えたら、都市整備、生活第一に考えてるか。道の整備はきちんとされてると思いますか。町長。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  そうですね。いま御指摘のとおり確かに特に西部地域については生活道路といわれるところで大変東部に比べたらやはり未舗装率が高いです。舗装率が低いです。そういうことを考えますとやっぱりこれからは、生活第一というものを考えていかなきゃいけないんじゃないかな。要するに実態に即した中で道路というものを整備していく必要があるんじゃないかというふうに思います。現在、規定についての見直しも進めておりますが、そんな中で先日も議案が否決されてしまいましたが、マリア道についても先ほど議員がおっしゃるとおり、先を見通した中でやはり道路の整備もしていかなきゃいけない。そういう部分も含めて生活道路については整備していきたいというふうに思ってございます。 ○議長(山田喜一君)  建設課長。 ○建設課長(二梃木敏行君)  お答えさせていただきます。  町内、現在、認定かかっている路線だけでも561路線、延長にいたしまして12万9,000m以上ございます。そういった中で町長からも答弁させていただきましたとおり、緊急度、優先度を勘案しながら舗装あるいは維持補修を行っている状況でございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  いま、町長、頼んでないのに職員は維持補修だなんてレベルで言ってますけど、維持補修なんてあったりまえな話じゃないですか。そこを舗装したんだから。そうじゃないでしょう。僕は山口議員の言ってるとおり本当に生活者第一だっていうふうに考えるんだったら、今後高齢化率がどんどん増えてって、年寄りは最後二人で住んでても一人になるんですよ。どっちかがいっぺんに死ぬことはないから。必ず誰か一人ずつ亡くなっていくんだから。そうなったときにそれじゃ一人で車いすで出かけようといったときに、その意思を道路ががたがただからやはり車いすで出てもつらいしな、なんて思わせるようなことはやめたほうがいいでしょ、どう考えたって。そういう意味で、舗装の基準を町道基準を満たさないとだめだなんていうふうに言ってますけど、そういう基準を緩和して生活者が一人でもとりあえずできるようなそういう道の基準を設けて町が舗装できるようなことをしてやったって僕は罰は当たらないと思いますよ。せめてそこに家も建たさせて、納税もさせてるわけでしょう。だとしたら、道の基準はほぼ道路基準を満たすようになったから多少緩めてやって。それじゃ道路舗装基準ちょっと全体に緩めましょうぐらいことを何で言えないのかなって積極的に。そう思うんですけど。  もう一度聞きますよ。維持と補修をするのがどうこうなんて僕聞いてません。全然未舗装なところを舗装してあげるべきじゃないのかなって言ってんですよ。ただし畑の真ん中舗装しろなんて言ってる意味じゃないですよ。生活を第一に考えるんだったらそういうことでしょう。残されただってもし御夫婦一人で住んでるとしたら残された人生じゃないですか。車いすで一人で行きたいところがあったら自由に行かしてあげりゃいいじゃないですか、そんなもん。いつも誰か呼ばなきゃいけないような。だったら道ぐらいきちんと僕はさせるといって町長がそこで任命権の上で。  そうだ。思いだした。昨日も私えらくあなたの発言で気にいらないことがあったんですよ。あなたが誰かの発言のときに、一般質問のときにそれは職員の資質がある、誰だっけ職員の資質の問題で私には責任がないみたいな最後になって私の監督もちょっと足りてないみたいなこと言って。選挙やって大統領制敷いてあなた町長やってんですよ。あなたの任命権のもとに動いてんですよ。すべての職員は。これをやれ、あれをやれって言って。やらなかったら怒鳴り飛ばすのも必要だと僕は思いますよ。だけども職員が足りてないから資質の問題だなんて言ったら、あんた責任放棄だよはっきりいって。あなたがここで明言したことは、まさにやられなかったらおかしいじゃないですか、そんなこと。そういう意味で道路の部分はどうかということを聞いてんですよ。どう思いますか。はっきり答えてくださいよ。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  お答えします。  職員の資質の問題については、私たちの管理が行き届かなかった結果についての職員の資質の問題ということで私申し上げたんであって。決して逃げてるわけでありませんで御理解いただきたいと思います。それと道路の整備は先ほど申し上げたように生活が第一であるということを考えますと、実態に即した中で道路の整備を進めていく必要があると申し上げてるんです。道路の維持補修で穴っこあいたから補修すんじゃなくて、やっぱりそういう生活第一を考えた中で未舗装があれば、未舗装部分を舗装するとかそういうものをもう一度考え直していくと申し上げています。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  私が言うところの都市の整備というのは道路行政とか、あなた一般論としてそういうふうに言われるかもしれない。だけども、三澤町長まで都市整備という名前でやってたところを長が変わったら今度、建設課としたりね。町民のほうの私たちから見れば、極めて本当に面倒な話です。都市整備だって一度決めたら都市整備にしておいてほしいし、建設課って決めたら建設課にしておいてほしいですよ。それで、都市整備というのは、建設のことを私はもちろん言ってるわけじゃないです。  あと一番気になってることは、いま全国で2万5,000人待機児童がいるという保育園の問題です。保育園の問題が保育園の定数以上に重要だというのはあなた、ずっとどういうふうに考えてますか。私は保育園の定数以上に保育園を充実させることは極めて重要だと。ましてや待機児童がいるなんてとんでもないと思ってますけど、あなたの認識はどうですか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  議員御指摘のとおり、いまこういう社会経済情勢になってきますと、待機児童が増えてきている状況、これよく私たちも把握しておりまして、やはりこれは大変必要な問題、解決していかなければいけない問題だというふうに考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  私が聞きたいのは、町長、そういうことじゃないです。まあ、もちろん町長はそういうこと承知の上で言われてるかもしれませんけど。私はいま、民主党が自由民主党からよく言われているように、例えば税源を考えてないとかって揶揄されてきました。だけど結局民主党が勝ちました。多くの国民の人たちが自由民主党を一度変えてやんないとあいつら懲りないよねと。そういう思いが私は強く出ているんじゃないかと、また次は別の振り子がふれる可能性高いのかなという思いはするんですけど。ただ、その中で2万5,000人の全国に待機児童がいて、それは前年よりも30%増えてる。その待機児童を抱えている保護者の方たちというのは、自分で自助努力で働きたいと。働く場所さえあれば探しに行きたいんだと。だけどその前に子供を何とか預けないとどうにもならないよと。これから高齢化がますます進んで人口は最終的には9,000万人を割るといってます2055年にはね。2055年という年数を考えると、いまから40年後になりますから、私も100近くになってしまうし、そう考えるといない世界なのかもしれない。  だけども、先ほど言ったように政治家の役目っていうのはやっぱり先読みをすることなんですよ。315トン炉いま必要だからってつくるのは政治家のやる仕事じゃないんです。だけども公務員のやる仕事であるんですけど、それは政治家が管理しなきゃいけない仕事ですよ。そんなことやっててなるべく人口が減るんだから民設民営でやるべきことは民間にやってもらって、利益を上げてもらってもそのほうが職場も増えるし、いいだろうと思うのがいま私の考えです。そういう点からいったら民設民営はなるべく推し進めるような形にするのが、税を投入しなくてもいい社会ができる最大の根拠なのにですよ。一番働く寸前のところにある自助努力をどうやってしてもらうか、その自助努力をしてもらう一番しょっぱなは何なのかといったら、道がいいわけでも何でもないんだ。とりあえず待機児童を減らすってこと。それは大磯町が積極的に減らすよりももっと大きな自治体があるからそこが責任を持つんだとあなたは思うかもしれないけど。一番勤めやすい環境、駅に近いのはどこなのかとか、やりやすいのはどうなのかといったら。そういうことを常に念頭に置いて絶対大磯に住んでもらったら勤めやすいし、働きやすいし、子供も育てやすいよと。場合によったら二人親じゃないほうが大磯だったら一人親のほうが育てやすいかもしれないよぐらいの自治を目指すという形でなかったらやってる意味がないでしょ。町長そう思いませんか。  あえて道路と地球温暖化のことと保育園のことについて言いますけど、保育園のこととか特に働かなきゃならないと思ってる保護者で子どもを預かる場所があるならばぜひそうしたいと思ってるまじめな親御さんたちは大勢いるんですよ。そういうことを保育園がないからしようがないねって言って無にしてるわけじゃないですか。そういうこと考えたら本当に行政優先順位、改めてあなたの人生観がすべて行政の優先順位に現れてくるんだという考え方でやらないと、それこそ1年後には見限ることになるんですよ。私はあなたと一度創浪閣のことで対立してるから、いつ対立することになっても全く躊躇はないです、はっきり言って。あなたがきちんとやるようなまさにここで人生観を闘わせて、一番優先順位上位にするべきものは何なのかというようなことを予算をもってまた法律をもって条例をもってここに出せないようだったら、それこそもう限界にきてんですよ。はっきりいって国民や町民や市民は。そういうことをあなたはどう考えているか、最後にちょっとお話しいただけますか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  いま、御指摘いただいたとおり、私は就任当初から、いわゆる生活基盤はきちんとやっぱりやっていかなければいけない。それと、子育てっていいますか、その辺もしっかりやっていかなければいま議員のおっしゃるとおりではないかと思います。そういう中で、私いま、特に西部の時代というふうに申し上げさせていただいて、西部の基盤整備が非常に遅れてると、そういう中でできるだけ西部のほうに重点的にいま実施しております。その中でまた子育て支援については子育て支援総合センターもここでつくらせていただくわけでございますが。それも含めてやはりこれから次代を担う子どもたちというのは非常に大事なものであります。子育てしやすいまち大磯をめざしていく必要があるんじゃないかなと思ってます。人口はいま減っていく少子高齢化の中で逆ピラミッド型にはなっているんですが、逆に子育てについて保育園の需要は伸びてるという状況そういうことを考えると、反比例現象でありますけれども、やはりその必要性というその時代時代にニーズに応じたそういう行政を臨機応変にやってく必要があると思います。 ○議長(山田喜一君)  柴崎議員。 ○13番(柴崎 茂君)  終わります。 ○議長(山田喜一君)  以上で柴崎茂議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩をいたします。  (午前11時49分)  休憩  (午後 1時00分)  再開 ○議長(山田喜一君)  休憩を閉じて再開いたします。  5番・鈴木京子議員、お願いいたします。 ○5番(鈴木京子君)  5番・鈴木京子です。  本日の一般質問は、5項目質問をいたします。まず最初の質問、図書館のあり方について伺います。今年度の文化の発信地図書館への当初予算措置は不十分と考えるものですが、どうでしょうか。また、10月からの窓口業務の委託等で住民サービス向上は図られるのでしょうか。子ども読書活動推進計画はどうなるんでしょうか。以上伺うものです。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  5番・鈴木京子議員の御質問にお答えいたします。  「図書館のあり方」について、「当初予算措置は不十分と考えるが、どうか」との御質問につきましては、平成20年度に町史編さん事業が終了したことから、予算全体では減額となっているものの図書館の業務執行に必要な予算は措置しております。  そのほか「窓口業務委託等で住民サービスの向上は図られるのか。子ども読書活動推進計画はどうなるのか」につきましては教育長のほうから答弁させます。よろしくお願いします。 ○議長(山田喜一君)  教育長。
    ○教育長(福島睦惠君)  お答えいたします。  図書館のあり方についての御質問ですが、はじめに「窓口業務委託等で住民サービスの向上は図られるのか」につきましては、社会教育施設であります図書館に対する町民のニーズにお応えをし、良質で幅広いサービスが提供できるよう窓口業務等の委託を行ってまいりたいと考えております。  次に、「子ども読書活動推進計画がどうなるのか」につきましては、本町の子どもたちが自主的に読書活動を行える環境が整うように今後も取り組みを進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  5番・鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  それでは、再質問いたします。  まず予算措置については、町史編さんが終わったので必要額が措置されたというふうに伺いました。これは予算特別委員会のときにもそういうお話がありました。しかし町史の編さんが終わってもまだ今年度はそのダイジェスト版をつくったりとか、それからいろいろな残務整理ですとかそういうのがあると思います。  それで伺いたいのは、まず教育委員会のほうで予算要求をされた額とそれから実際に措置をされた額、この二つをまずお答えください。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  まず、当初予算要求に係る予算措置で教育委員会からどのような要求があったかということになりますが、全体的に予算要求は前年度を下回ってございます。これは先ほども言いましたように町史編さん事業の終了がありましたことと図書館に係わるコンピュータ・ネットワークシステムのほうが更新期間を終了いたしまして追加となっておりますことから、全体的に予算のほうがまず要求額が下がっております。その中で事業運営に必要な予算は先ほど町長から答弁がありましたように、ほぼいただきました。いただけなかった部分というかもう少し事務側としてあると、というところは全体的な予算の厳しい状況の中で削減が他の事業と同じようにされましたことと、投資的事業が若干満額まで至らなかったという部分でございまして、その他通常の年間の事業執行に必要な業務は全部措置をいただきました。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  その当初予算で枠がはめられておりますので、全体が下がってるということはいなめないと思います。それで、私は職員の数について伺いたいと思うんですが。職員がどんどん減っていると、図書館に行くたびに感じるわけです。それで、とりあえず平成16年と平成20年、平成21年の正規の職員とそれから臨時の方、そのうち司書の資格を持ってらっしゃる方こういう形で人数をとりあえず伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  まず、平成16年につきましては、正規職員は9名おりました。うち資格の所有者は7名でございます。臨時職員につきましては13名を雇用いたしまして、本館に4名、分館に1名配置をしておりました。分館につきましては、職員が1名行っておりましたので本館に4名の臨時アルバイトの方と2名配置をしていたという形になります。平成20年度につきましては、正規職員につきましては6名でございますが、いま1名休職中がおりますので実際には5名ということになります。  臨時職員につきましては17名を雇用し、本館には4名、分館には2名同じく配置をしておりました。アルバイトさんは平均をとるということになります。平成21年、今年度につきましては、正規職員につきましては5名になりますが、私が兼務となりますので、現状4名ということになります。臨時職員の方は、昨年と同じく17名を雇用いたしまして、常時4名と2名の配置をしてるという状況でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  そういうことなんですが。とにかくこのところ図書館を利用されている方がいろいろ心配をされてるんですね。一つは4月28日の臨時会で10月から窓口業務が委託されるらしいと。これは可決をされましたのでそういうことになると思いますけれども。それから、どうもこのごろ活気が薄れているんじゃないかという心配。それから、もう何が原因なのかこの時期に考え直すことが必要ではないかという声も届いているわけです。  それでいま職員数をお伺いしましたけれども、やはり同じ業務を行おうとしたときに職員数も定員適正化計画ということで、どんどん減らされておりますけれども、図書館がこういう状態でいいのかということをもう一度考え直さなきゃいけないと思いますね。それで、いまとにかく、これだけ少なくなっているという実態はわかりました。それで、この10月からの業務委託に移るんですが、まずこの4月の臨時会のときの補正額が1,150万円でした。これはすべてふるさと再生基金ということで県から100%おりてくるものを使うと思いますが、補正額が1,150万円でこれを臨時の職員などに充てるということでした。当初の臨時職員の金額を見ますと783万円です。これを大体大きく見積もると800万円としようと。この半年分は半分の400万円になります。1,150万円から400万円を引いた750万円というのがこの半年に多く使われるという計算が成り立つんですが、このプラスアルファ分は一体何に使われるのか、まずお答えください。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  図書館の運営に必要な783万円をアルバイト賃金としていただいておりまして、現状、職員の手が回らない部分を窓口のカウンター業務として臨時の方にお願いをしてまいりました。ただ現実的には職員のほうも順番にいま立っているというような形になりますので、カウンター業務については図書館の職員とアルバイト臨時の方があわせてシフトに入って運用しているという状況でございます。  今回委託化にいたしますのは全体的な運営が大分職員数が減っておりますから、行き詰ってきてる状況があると。今後もこのままの図書館の運営を続けるのかどうかということが昨年来ずっと課題となっておりましたので、今回はそういった部分を全面的に委託する費用として1,150万円を要求しているものです。そのため、増額分につきましては追加の事業ございますが、全体的には職員が入らずに、窓口業務を円滑に運営するための経費として、要求させていただいたということでございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  図書館の運営が行き詰まっているという答弁でしたが。私もこのあいだ本を捜して借りにいったときに、何回か利用している中で正規の職員が図書を配架している、本棚にきちんと番号順に並び変えて本を入れている光景を見ましたし、私が必要な本を探してくださいといういわゆるレファレンスを行っているとき、その瞬間は窓口がゼロになりました。誰もいない。こういう形になっています。それで、その図書館の重要性というのは、十分皆さん御存じだと思いますし、図書館がどんなに身近で必要な施設かっていうのを、また知らない方にもわかっていただくそういう努力をしていかなくてはならないと思います。  それで、カウンターを正規でやらないということなんですが。結局そのプラスアルファ分の750万円がまだ私はどういうふうに使われるのかわからないので、もう一度説明をしてください。  それで、この10月から3月ということになるんですが、結局この委託内容、それから期間は10月から3月までということになると思うんですが、それでいいのかどうか。  それから、発注時期も10月目前に迫ってますけれどもどうするんでしょうかということですね。それから、それとあわせて今まで働いてきた方の処遇はどうなるんでしょうか。その4点をまずお答えください。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  まず、現状の状況で申しますと職員、子ども読書推進活動計画等ができまして、読書離れや活字離れが進む中で、図書館の今後の活動も含めますと、そういった部分を多く町民の方に投げかけていかなければいけないという業務が大分増えてまいりました。一方、集中改革プラン以降定員の適正化を図っておりますので、職員全体は削減傾向となっております。当然、業務が増えて人がおりませんから、そういった部分を臨時の方に多くお願いをしてきたという状況であります。ただここまできますと、これ以上削減していくわけにはいきませんので、どこかで見直しをかけなければいけない必要が出てきたと。そうすると、ある程度アウトソーシングをかけながら、町が本来これから計画に基づいてやるべき業務をしっかり見きわめている必要があるということで、今回、この事業化に踏み切ったということが第一の状況であるかと思います。  続きまして、委託の内容でございますが。4月に補正をお認めいただきまして、町全体として緊急雇用対策事業の要求を行いました。ふるさと雇用につきましては、8月の中旬に入りまして交付決定がまいりましたことから8月にすぐ発注準備をかけております。交付決定を待って発注準備をしたものですから現実問題、今月の執行となるかと思います。そうしますと当初の予定でした10月の執行は若干遅れがでるかと思っています。これはこれから雇用を確保したりとか今までと同じようなサービスをしていただいていませんからそういった部分の研修期間を少し設けますと、若干1ヵ月程度は遅れてしまうのかというようなことで考えております。  準備が整い次第、入札による執行を予定しておりますが、今回委託する内容につきましては、本館と分館における図書の貸し出し返却などを中心としました窓口周辺のカウンター業務、それと先ほど話出ましたが蔵書や書架の点検整理、また簡易な相談業務などを委託事業者のほうにしていただきまして、図書館の運営方針に基づいた先ほどの根幹となるような読書の推進とかそういった事業計画はそのまま町が続けていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  10月から遅れが出るかもしれないと。これは私は急ぐ必要がないと思っています。  それで、一番の心配は4月の補正のときにも質問したんですけれども、結局他の会社なりいわゆる法人ですね。法人に頼むとなると命令系統が別になるんじゃないかと。派遣だとか偽装請負とかいうことが社会問題になっていますけれども。ここで偽装請負というようなことがよもや公の施設で起こらないようにする必要があると思います。これは、結局誰から命令を受けて、どういう業務をするのかというところはしっかりとやはりすみ分けをしなければいけない。しかし、すみ分けをすることによって図書館のような施設はやはり住民にとっては混乱することにつながると思うんですね。だから私は、あそこのときに反対をしたんですけれども、ここまで進んでしまったらいかにその内容をよくするかという形しか取れないと思いますので、こういう質問をしているわけです。  それで、まだまだ遅れが出るということで固まらなければいけないことが出てくると思うんですが、最後に要望があります。図書館のあり方、図書館の将来像、いま課長が答えられたように職員は減る、サービス料は増える、こういう反比例の関係がどこの部署でも出てきているわけですね。この機会に図書館の将来像をきちっと描くことをしていただきたいんです。このふるさと再生基金を使うと結局、2年半先までこれを使うということに国県との約束でなってってしまうわけですね。そうしたときに、2年半後に一体何が起きるのかとこういう不安も皆さん持ってらっしゃるわけです。それなのでそこを将来像を描くためには、まず、図書館の協議会の方がいらっしゃいますね。あとボランティアの団体。それから指定管理者制度を導入するときに検討委員会というのがありましたので、そこでいろいろ意見を言ってくだすった方に声をかけるとか。それから学校図書館図書支援員さんとか司書教諭もいらっしゃると思います。それからいまちょっと設立の話が届いているNPO法人、こういった方も含めてこの半年間でやはり協議をして、しっかり文化の発信地図書館というものをもう一度組み立て直す。こういうことを求めていきたいんですが、どなたかお答えください。課長ではなくて、教育長なのかよくわかりませんが、お答えください。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  今までいろいろな協議検討を行った上で業務の委託化をここでしていくわけですが、当然経過があった中でいろいろな外部の方の御意見とかもいただいてまいりました。今回の委託化に際しましても図書館協議会の方にいま伊勢原市も秦野市も一部委託化に踏み切っておりますので、そういった現状を見ていただきまして、町がしていく方向が誤らないようにいろいろな状況を見ていただいております。  これから委託化はしていくわけですが、そういった部分もこれからよく見ていただきまして、先ほど言われましたような団体もいろいろございますのでそういった御意見をいただきながら2年半ありますので、よりよい状況になるように考えていきたいと思います。全体的にその将来像というのは2年半ありますので、そういった中で見て、そこの段階で、再度検証していくようになるのかなというふうには考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  私は決して2年半あるとは思っていません。せめてこの半年くらいの間にいろいろな所に声をかけて、そして、そういう協議をする場をまず設ける。その方たちの意見で2年半先を見ればいいというふうになるのかどうかはわかりません。そこはやはりその方たちの意見を私は大事にしていかなくてはならないと思いますので。ただ、2年半あるというような悠長な気持ちだと、これは皆さんそうではないとおっしゃると思いますので、そこをもう一度お答えいただきたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  当初、指定管理者を検討したときも近隣に実績がないとかで大分紛糾してまいりました。ただ、ここまで1年ちょっと経ちますと大分外部の状況も変わってきております。そういった中で、町も進めていきますので委託が2年半ということになりますので、そういった中で、状況をよく検証して進めていきたいと考えております。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  なかなか質問が閉められないんですが。実は生涯学習課のほうで持っている部分というのは図書館協議会、それからその前に指定管理者のところを議論したところなんです。それでこの図書館の、指定管理者制度の導入のときには、図書館協議会は平成18年の5月30日にこの制度は図書館とはなじまないという答申を出されました。  それでもう一つ、その時の当時の教育長が考えつかれて、それで、その検討会だと思います、正式な名称はちょっと忘れましたけれども、そこで利用者の方などを入れてもう1度指定管理者制度について議論をしていただいたわけです。それで、そこでも窓口業務委託とか委託というのはなかったはずです。しかし最後の最後の教育委員会のところになって、その委託というのが私に言わせればするりと入り込んできた。そういう状態だと思うんです。ですから、私はこれ教育長に教育委員会の一人でもある教育長にお答えいただきたいんですけれども、そういうところも含めて最後は教育委員さんのところも含めて議論をしていかないと。非常に歴史のある大磯の図書館、この歴史を大事にしながら、また未来を見つめていかれるような図書館をつくり上げるためにも必要だと思うんですが。ぜひともそこはよろしくお願いしたいんですが、どうでしょう。 ○議長(山田喜一君)  教育長。 ○教育長(福島睦惠君)  お答えいたします。  指定管理者制度の検討していた折にいま議員の御指摘のような結論としてはそういう形でなじまないということでの一つの結論が当時出ました。ただその中でも住民の図書館に係わるサービス向上については、窓口業務等も含めて委託を含めて考えていきたいと、より一層の利用者サービス向上につながるためにはそういう方向も一つあるだろうというのがその当時の結論だったというふうに認識をしております。  いずれにいたしましても、図書館の適切な運営等についていま議員の御意見にもございましたが、特に図書館協議会にはそのあたりについてお知恵をお借りしながらよりよい図書館運営をしていきたいと、こうに考えております。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  それでは、いろいろな関係者の意見をぜひ聞いていただきたいと。行なっていただきたいと思います。  それでは、2点目に移ります。保育園の待機児童解消について伺います。保育園の入所希望者が増えていると思いますけれども、実態と解決策について伺うものです。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  「保育園の待機児童解消について」の御質問でございますが、本町においても保育園の待機児童が増えていると認識しており、子育て支援策として重要な課題であり、解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。詳細につきましては教育長のほうからお答えさせていただきます。 ○議長(山田喜一君)  教育長。 ○教育長(福島睦惠君)  お答えいたします。  「保育園の待機児童解消について」という御質問ですが、大磯町における待機児童は8月末現在12名となっております。本町におきましても昨今の社会情勢等から保育所入所の需要は増えてきている、そういう現状であります。待機児童の解消策といたしましては、既存の保育所定員の増員や新たな事業の検討を進めております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  保育園の質問を教育長がお答えになるという機構改革の結果なんですけれども、いま直近の待機児童数を8月で12人とお答えいただきました。それで実は待機児童という場合とそれから入所希望者というくくりは別ですよね。定義と一緒に平成20年度の当初待機児童者数それと入所希望者数、それから21年度の当初の待機児、入所希望児。それから、直近の8月の待機児童数はいま12人といただきましたので、入所希望者数、これもあわせて伺います。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  手持ちの資料でお答えさせていただきたいと思います。待機児童者数につきましては、平成20年の4月1日で7名いました。それで、21年の4月1日が6名ということで。先ほど教育長のほうから答弁いたしました現在が12名というようなことになってございます。  それと定義というふうな御質問でございますけども、定義につきましては、働いて、保育が必要なものといえば大きな定義がございます。その中でも、待機児童数に数えないというような国のほうの、あれは2003年度でしたか、大きな変更ございまして、ほかの何らかの施設に入っている場合等については、待機児童数には含めないという大きな改正がございまして、それでそういった方を含めますと、平成21年9月1日現在は21名、先ほどの12名に合わせて9名の方が待機児童という定義からは外れた方が9名いらっしゃいますので、いま申し込みについては21名というような状況でございます。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  待機児童というのは、もういわゆる保育に欠けるとよく言うんですけれども、そういう状態です。だからもう、保護者が働いている、それでどうしても保育が必要な状態にいるのに入れないという方が12人いるということですね。それからこの21人というのが平成20年の当初と21年度の当初とをあわせてこの入所希望者があったのかどうかっていうのも伺いたいんです。って言いますのは予算、決算のところで、よく議会で伺います。いま、待機児どのぐらいですかとか。そのときに私の印象ですと、ずーっとわりあい年度当初は非常に少ない。ゼロとか二、三人ぐらいがずっと続いていたと思います。これは待機児ですね。で、ところがこれがどんどんいま増えている、こういう社会状況ですから増えて当たり前だと思います。それで21人の児童については、例えば保護者ができることなら働きたいとか、それで申し込みしたいとか、そういう状態に置かれている人が21人いるというふうにいま理解をしていいと思います。  それで、やはりどんどん増えていると思います。保育所のほうのこの機構改革ですぐに出てこないんですけれども、1階に室ができまして、そこの方に伺いますと、やはりどんどん増えている状況ですと。それから相談に見える方も増えていますという状況です。それで、やはりここは何とか解決していかないと。やはり小さいお子さんに十分な保育する、これは社会としてやっていくという仕組みになっていますので、ここを何とかしたいと私は思ってるわけです。  それで、いまは既存の保育園の増設という一つお答えがありましたので、この既存の施設をどのくらい改修すればどのくらいのお子さんを受け入れられることができるのか、そこら辺のシミュレーションをしているのかどうか伺います。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  先ほど教育長のほうから答弁いたしましたように、ある程度施設についても認可施設、サンキッズ大磯でございますけども、この辺とも増築等の検討もしてございます。  それで待機児童の年齢につきましても、ほとんどがゼロ歳、1歳、2歳というような状況でございます。ですから、それでサンキッズのほうも国府保育園のほうも90名の定員にはなってございますけども、それを超えた人数をいま入所をしてございます。現在サンキッズでは90名のところ110名。それと国府保育園も90名のところ99名ということで、人についてはある程度張りつけできるんですけども、やはり施設基準というのがございまして、そこがいかんともしがたくて、できるだけ多くをやりたいんですけども施設基準で、ここら辺が目いっぱいと。そうなりますと、やはり、何らかの増築をしていくと。で、増築についても、ゼロ歳児、1歳、2歳児、一人につき3.3平米程度の増築になりますので、その辺、それほど大きな増築をしなくてもその長期的な解決策にはなりませんけれども短期的な解決策にはある程度はなるかなという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  大磯はサンキッズになりましたけれど、東の地域の待機児童が増えているというふうに私も伺っております。それで、まずできるところからやはりやっていかなくてはいけないと思いますので、まず、サンキッズの増設についてはいろいろ契約内容等ありますので、町が負担していくところも出てくる思うんです。そこら辺を早く計画をまず机上でやらなきゃいけないと思いますけれども、そういうことをやって、議会に早く投げかけていただきたいというふうに思います。委員会のほうに投げていただきたいと思いますがどうでしょうか。  それと同時に保育ママの制度という、そういうところをもう少し拡充するとか、それもあわせて考えていっていただけないかということです。それから、政権がかわりましたので、国策が変わるということも考えられるわけです。ですからそういうところも勘案しながら国の動向を注視していく必要がこんどまた地方自治体、出てきたというふうに私も思っております。  それでやはりこの公設公営のところについては、国の補助金のがくっと減らされましたね。もう官から民へという流れの中で保育補助関係もそこに巻き込まれたわけですよ。それだから、そこのまた、もしかしたら流れが変わるかもしれない。それで、それと一緒にやっていただきたいのはやはり国に申し入れをしていかないといけないと思います。やはり、こういう制度は国としてまず持っている制度ですから、それを地方自治体が別に機関委任事務ではないですけれども、そういうとこではないかもしれないけれども、とにかく一番身近な自治体が行っているという状況なので、その実態をきちっと最初が肝心なので国にも申し入れをして行っていただきたいというふうに思うんですが、どうでしょう。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  まず1点目の議会等への投げかけをという御質問でございますけども、現在第2期の次世代育成行動計画をつくってございます。待機児童の解消につきましては、待機児童というよりも子育て支援としてこの計画の中に盛り込んでいきたいと。待機児童の解消策いろいろございます。施設計画もございますし、新しい制度、先ほど教育長のほうから具体的には出ませんでしたけども、例えば、パートタイムをされてる御家庭に対しては、特定保育というような制度もございまして、それぞれの御家庭や働きに応じた支援策があるかと思いますので、その辺につきまして計画の中に盛り込んで議会等にもこういうことをやっていきたいということをお示ししていきたいと思っております。  それと、その中の一つとして保育ママというようなことで、これは政権をとられました民主党のほうでもそういった拡充をという話がございます。それも施設の受け皿としてはあるんですけども、家庭保育、福祉の事業の実態としては、神奈川県では大磯町と厚木市と横浜市ですか、それぐらいしかやっていないという、それほど制度的になり手もいないということで法律改正等も行いましたけどもなかなかなり手がないということでございますが。まあ、受け皿としても一つつくっているのかと思ってございます。それと、公費負担施設に当たっても保育園の民営化についても根本的な問題がやはり運営費の公費負担がなくなったことが大きな問題だと思います。で、施設の整備に当たっても、もう他力本願で民間にお願いするしか、いまのところないのかなと思っておりますけども、もろもろの制度につきましても、公立の保育園でやる場合。公費がつかないという現状になっておりますので、新たな政権になったことから国への申し入れということもありましたけども国のほうの動向を見ながら、市町村の実態を踏まえた申し入れもしていくことも必要かとさえ感じております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  それでは最後に町長に伺いたいんですが、いま次の質問にも関係するんですけれども、小磯幼稚園をまた民間に無償で貸し出したり、建物を無償で差し上げましょうということになっていますけれども、こういう事態が流動的なときにそれを拙速にしていただきたくない。保育園の受け皿として、もしかしたらまた小磯幼稚園というところを有効に使えるかもしれないと。そこをどういうふうに考えてらっしゃるのか伺いたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問のほうは小磯幼稚園のほうを有効に使ってということですか。 ○議長(山田喜一君)  もう一度、明確にお願いします。 ○5番(鈴木京子君)  小磯幼稚園は、いま保育園の施設もどんどん足りなくなってくると思われますので、この実態が流動的なときにすぐに貸してしまうとか、建物を無償で民間の誘致先に譲渡するとか、そういうことをもう一度考え直していただきたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  保育園については、いま待機児童が大分出てきていると。今後においても、そういう状況が続いていくんじゃないかというところを考えまして、小磯幼稚園あそこは廃園しないで存続させていくと。民間の事業者誘致してでも存続していくと。そういう中で考えて保育施設についてはまた別途そういうものを考えていく必要もあるんじゃないかというふうに私は思っておりますので。いまサンキッズあるいはまた国府保育園のほうも経営しておりますが、これは町立でございますけれども、いろいろその辺のサンキッズにも協力いただきながら、待機児童の解消を図っていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木委員。 ○5番(鈴木京子君)  それでは、3点目に移ります。小磯幼稚園の今後について伺います。町長は、教育委員会からの要望をどの程度、受け入れていくのでしょうか。また、民間幼稚園の決定を、なぜ町長部局で行うのか伺うものです。これは国府地域への考え方もあわせて伺います。教育委員会は要望が受け入れられない場合はどうするのでしょうか。  以上です。
    ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  「小磯幼稚園の今後について」の御質問でございますが、教育委員会と協議いたしまして、保育料の補助等の要望について配慮をしていきたいというふうに考えてございます。なお保育料、入園料については、卒園するまでの間3年間については町立幼稚園と同額の負担で済むように配慮していきたいというふうに考えております。私立幼稚園の選考につきましては、保護者の代表や教育委員などによる選考委員会の選考内容を尊重いたしまして教育委員会と調整しながら決定していきたいというふうに考えております。国府地区への考え方、教育委員会として要望として受け入れられない場合の対応については、教育長のほうから答弁させますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山田喜一君)  教育長。 ○教育長(福島睦惠君)  お答えいたします。  「国府地域の考え方については」ということでございますが、これにつきましては小磯幼稚園の統廃合、誘致された私立幼稚園の状況等、十分考慮した中で検討していきたいというふうに考えております。もう1点、教育委員会として要望が受け入れられない場合についての御質問ですが、ただいま、町長の答弁にありましたような方向で、要望につきましては町部局と十分協議をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  実は、議会のほうに渡されているスケジュールを見ますと、この決定というのが町部局になっているんですね。そうしますといまの答弁ですと、町部局と教育委員会部局とが一緒になって選定をしていくという考えで、受け止め方でいいのかどうか伺います。それであるならば、なぜ議会や保護者、関係者に示された一連のフロー図が、町がその選考をするというふうにその時点でなっていたのかを伺いたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  スケジュールでございますけども、スケジュールについては協議会でしたか、お示ししましたように、選定については、町部局の中に入ってございますけども、これはある程度設置者ということで、最終決断は町というようなことで教育委員会のほうはある程度の幼稚園の運営等の管理をされておりますけども、実際設置者は町長になりますので、ここでは町ということで置いてございますけども、それの新しい幼稚園の選考に当たっては、先ほど町長からもありましたように、町、それと教育委員会、それと保護者。いま予定としては昨日お答えしましたように、選考委員会の中には保護者の方も入ってもらってある程度学識経験者等も入れた中で選考していきたいと、このように考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  ちょっと細かいところから一つひとつ答えていただいて、必要のない質問はもうやめるということにします。国府地域の考え方もあわせてということで、小磯幼稚園の状況等を考慮した中でみていくということなんですが、ここら辺の判断基準はどのように考えていらっしゃるのか。例えば私はもうこの民間誘致というの、最初から反対なんですが、これも動いてますので質問をしているんですが、どういう状況だったら国府地域を行っていくのか。そこら辺のお考えをまず伺っておきたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  保育園の民営化のときにも民間で任せていいのかというようなお話もございました。その中でもやはり1年、2年、まあ2年経ってないですが、経ってみて、ある程度、民間でもいいんではないかというお声もいただいております。そうした幼稚園、大磯公立が4つございまして、民間幼稚園もございましたけども公立の幼稚園を民間にするというのは初めてのことでございますので、その辺、小磯幼稚園が民営化になった場合に、町民の方への影響ですとか評判ですとかそういったものがどうなるかということを見据えた中で、西部地区についても民間誘致をしていきたいというようなそういう状況でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  そうしますと、始まってから二、三年はやはりその答えが出るのにかかるというふうに見ていらっしゃるという受けとめ方でよろしいか。要するに、もし23年に民間になった場合にですよ。何とか私、思いとどまっていただきたいと思ってるんですが、もし、23年の場合はやっぱり五、六年が国府のほうに来るんだとそういう形で考えていていいでしょうか。というのはやはりこういうことが起こっていますと国府地域の方も一体どうなるんだろうって不安を必ずやっぱり感じるんですよ。そのときに、ある程度見えていればそういう心配をしなくても済むという状況になりますので、お答えいただきたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  小磯幼稚園についても、教育委員会としては方向性は平成17年、18年に方向性出しましたけども具体的にはいつかということで大変御迷惑かけたかと思います。今度、西部地区につきましてはその辺もございまして、ある程度のやはり方向性というか、もし統合するというような状況を見きわめ、統合することとなればある程度の年数をかけて移行していくというのはしていきたいと考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  いまの段階で何年かということを答えなさいっていうのは難しいと思いますので、とりあえず、もうちょっと国府地域については時間があるんだという感触を得ました。それで伺います。検討会には、教育委員会の方が事務局として入っているんですけれども、やはり財政的なところを答えるのは、町部局なわけです。町長しか予算提案権持っていませんので、そういうところの説明がきちんと検討会などでされているのか伺います。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  財政的な面ということでございますけども、保育料のことでよろしいでしょうか。じゃなくて財政的な面というのは、ちょっと少し具体的に。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員、もう一度詳しく説明してください。 ○5番(鈴木京子君)  それでは詳しいところに入るということで、8月の教育委員会の定例会のときに出された資料、平成23年3月末に統廃合される幼稚園の概要及び誘致の条件、これは案と私は理解をしておりますけれども、それを一つひとつちょっと伺っていきたいと思います。まずこれ、案なんですけれども、定員が190名となっております。いまの入園者数は68名ですが、190名というのは一体どうして出てきた数字なんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  検討委員会で申し上げた案となってますけども、たたき台としてお示ししたものでございます。保育園の民営化のときにも意向調査みたいなものを各法人にとっていたというような。昨日もお答えいたしましたが、それで検討委員会の中で素案を出して、こういった条件をという、この条件につきましても作業部会等で出された条件は、まとめたということでございます。  それで190名の件でございますけども、190名の件は実は教育委員会のほうで御質問ございまして、これは、いわゆるいま町立小磯幼稚園の定員は190名という条例上なっておりますので、190名で所在地が西小磯286番地にあるというような形で単に示したものでございます。実際には、入園数が68名で保育室は四つ、職員室だよということで示したものでございます。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  これは検討会のほうで、もっとその実態にあったその190名というのは多分小学校、中学校でいう1学年45人いたぐらいのそれぐらいの規模を考えると190人になるかもしれませんけど。いまの教育環境を考えると、全然現実的な話しではないと思いますので、検討会のほうでも意見が出ているんだったら見直しをされると思います。  次、統廃合の時期が平成23年3月31日で私立幼稚園の誘致が4月1日というふうになっているんですが、12月に議会に条例案の改正が出てくるということで、これも閉会中の常任委員会の審査ということでやっていく方向なんですけれども、ちょっとここで一つだけ伺っておきたいのは、結局条例を、統廃合をするのは2年前に決めておくけれど、施行年月日が2年後だよと、2年3ヵ月後だよというそういうことなんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  前回のときにも御質問ございまして、先にというような御質問がございました。いま本日御質問があったのは、施行はということで、おっしゃるとおり施工年月日を23年3月31日をもっててなことで廃止というなことで考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  これはいろいろまだ、たくさん伺いたいことがあるんですけれども、いま特に検討会の中で言われている、町が負担するから、そんなに保護者負担がしなくて済むからいいじゃないか、ということでいま進んでいるとは思うんですけれども、結局先ほどの答弁にあったように、3ヵ年だけは見ていくよと。あとはまあ普通の民間の就園援助金というような活用しなさいよとそういう形になっていってしまいそうなわけですよね。それで、結局、その検討会のほうで、まだまだこれはたたき台ということなのでいろいろ意見をまだ聞いてくんだとは思うんですけれど、この誘致の条件というのを固める、そのいついつまでに固めようというのは、いまどんなスケジュールでいま動いているんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  新しい私立幼稚園の誘致でございますけども、これにつきましても、スケジュール表でお示ししたように、検討会である程度、今回のアンケートはあえて意向調査のアンケートでございまして、それらを固めまして、それからある程度条例改正等の承認を得て、具体的な仕様書につきましては公募する場合は選考委員会の中で最終的には決めていきたいというような状況でございます。選考委員会のメンバーにも検討会の保護者の方にメンバーになってもらって、その辺をわかった中で選定委員会でもお示しをして最終的に決めたいと、このように予定をしてございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  やっぱり一抹の不安を黙秘されません。といいますのは、この案の中に、一番最後に、今後応募要領を作成する際は、条件が変更されることがありますというふうに書いてあるんですね。で、この条件が変更されるというのが、がらっっと変えられたら、思ってもみない条件が出てくるやもしれないという危惧を覚えるわけなんですが。こういうことも含めて、じっくりとここは検討会の保護者の皆さんがいらっしゃる中でやっていただかなきゃいけないと思うんですが、それをやっていただけるでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  お答えいたします。  今回の意向調査のアンケートに当たりましては8月の2回目の検討会で素案をお示ししたわけですけども、具体的な細かい検討については作業部会をまた開きまして、まだ細かい部分については再度事務局と保護者の方と改めて確認作業をしていきたいとこのように考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  ともかく、この検討会議の第2回目は、ちょうど議会と重なってしまったので傍聴にいかれませんでしたけれども、やはりなぜ私たちがここで、こういうことをやっていなければいけないのかわからない、と言った保護者の方がいらっしゃいましたけど、すごくそれが印象的でしたし、全部をそこに集約してるんじゃないか。またなぜここでこういうふうにならなきゃいけないのかというのが小磯の関係者、保護者だけではなくて、小磯幼稚園をつくるときに関わった方、そういう方もたくさん、どうしてだろうとか考えていらっしゃると思いますので、そういうところも大事にしながら進めていっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょう。 ○議長(山田喜一君)  子ども育成課長。 ○子ども育成課長(二挺木洋二君)  民営化、誘致につきましては、町のある程度の方向性を決めて進んでいる状況でございます。保護者の方、まして、22、23、24というのは、当事者の方はそういったお気持ちもあるかと思いますけども、やはりどこかで幼稚園の統合等については進めていかなければいけない事項だと思っておりますので、その辺保護者の方ともよく協議しながら進めていきたいと、このように考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  それでは、この関係はまた閉会中にお願いしたいと思います。  4点目に移ります。後期高齢者医療制度についてです。制度が始まり約1年半が経過します。制度が廃止を求める声が大きくなっていますけれども、大磯町の保険料の納付状況はどうなっているでしょうか。制度導入の前後を比較して詳細を伺うものです。また、健康診断の受診者数の推移と受診抑制がないかについても伺うものです。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問の「後期高齢者医療制度」についてお答えをいたします。平成20年度におけます大磯町の後期高齢者医療保険料の収納率は99.2%となっております。次に、「健診の受診者数の推移及び受診抑制がないか」につきましては平成20年度では177人の方が受診され、今年度は296人の方が申し込みされております。また、制度改正に伴う受診抑制はないと考えております。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  まず、この後期高齢者の医療制度については、本当に75歳になって、どうしてほかの制度に移らなくてはいけないのか。今まで、家族の扶養としていられた方が独立して入らなくてはならないとか、御夫婦で国民健康保険に入っていたけれども、どちらかが75歳に達したためにばらばらになって均等割を払わなくてはいけないとか、そういう事態になっているということですね。それから、あとはもう特別徴収、いわゆる天引きが進みまして、これに対する怒りというのも大変なもんですね。やはりこういうものは納税義務がある人たちが、能動的に払ってしかりじゃないかというふうにも言われるわけです。  それで、いま、この後期高齢者の医療制度ではいわゆる普通徴収といいまして、年間の年金が18万円以下の方について町が徴収するという制度になっています。それで今まで99.2%の方が保険料納入されているというので、ほんとにこれは驚きました。これは、ほんとにまじめに払ってられるんだなと。しかし、月額その保険料が1万5,000円の中から、確か七、八百円だと思うんですけれども、9割軽減を受けた方は年間で3,980円だと記憶をしているので、それを12で割れば1,000円以下にはなるんですけども、それにしても、年金というのは1円も多く入ってこないですから、その中では大変なものだなと改めて感じます。  それでこうした中で保険料を払って、いま窓口負担が1割、3割ですよね。それを考えると、どうしてもお医者さんにかかるのをちゅうちょしてしまうという方がいない、というふうに町は考えていられるようですけれども、そうではないんではないかと。その方は直接言うことはできないかもしれないけれども、そういうことでお医者さんにかかるのを見合わせている方がいてもおかしくない状況です。ですからこういうところをまずどうやっていないというなら本当にいないのかどうかそれを確かめる手立てをやはり制度的に考えないと、重篤な状態に陥って医療機関を受診するということになると、医療費やっぱりかかってしまうんですよね。それと御本人も痛いとか苦しい思いをされると。こんなことがやはりあってはならないと思いますので、そこをどうゆうふうに考えるのか。  もっと言えば、この間、精神障害者の方の通院費の医療費5%が削減されて、それでは困りますという陳情が出てきまして採択しましたけれども、そのときにも前は5%がなくても働いているから大丈夫だと思いますっていうなことを言われましたので、やはりそういう実態のつかみ方というのは真摯にやっていただかないといけないと思うんですが、そこをどういうふうに工夫されるのか伺いたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  保険福祉課長。 ○保険福祉課長(柳川正夫君)  お答えします。  議員、御指摘のとおり、いままでの後期高齢者医療制度、昨年の4月から制度ができまして、それ以前は老人保健という形でやっておりました。そのとき国民健康保険あるいは社会保険に入っておられまして、ましてその被扶養者につきましては、社会保険被保険者は先ほど議員御指摘のとおり保険料というものは一切負担されていなかったわけで、後期高齢者医療制度になりまして、額は少ないにしろ保険料の負担が増えております。そういう中で年金受給者の方については年金の額は変わらない中で、その介護保険料を3年に1度は見直しさせていただいておりまして、現実的には少しづつですが上昇しております。  それで、今度の後期高齢者医療制度ができたことによって、さらにまた保険料は引かれるということで。昨年の10月、ことしの4月から特別徴収いわゆる天引きと普通徴収のその選択制がかなり緩和されまして、すべて特別徴収天引きではなくて普通徴収にもできるようになっておりますけど、どちらにしても保険料は納めていただくということは変わりございませんので、そういう中では議員御指摘のような間接的に受診抑制が働いている可能性はなくはないかと思います。  それで、国民健康保険特別会計におきましても、20年度は前年度に比べまして医療費は下がってるという、今までずっと上がっていた中で20年度は下がった。これも全国的な傾向だそうです。それで町の19年度の老健と20年度の後期高齢も医療費を比べましてもまた若干下がっているということがありますので、制度の移行期ということもあるかもしれませんけど、議員が言われるそういう間接的にちゅうちょされている方もあるのかという可能性はなくはないと思いますけれども、それはどういう形で調べるかということはちょっと検討とさせていただきます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  検討して、とにかくきめ細かく見て行っていただくということだと思います。それで、最後、健診のほうの人数を先ほど平成20年度は約177人、21年度が296人申し込みがあって、まだまだちょっと期間があるので296人申し込まれたということは、数はこれやっぱり増えてよかったと思うんですね。で、ここはこの後期高齢者の医療制度の怒りの内容の一つになっているが健康診断のことですね。で、この健康診断は、結局、血圧を下げる薬、心臓関係の薬、それからコレステロールを下げる薬、血糖値を下げる薬、というか、下げたり上げたりしなきゃいけないのもあるんですが、その4つの薬を飲んでいる方は結局受診できませんというふうに堂々と書いてあるわけですよね。それで、手挙げ方式ですから、とにかくそういうところでやっていかれなければ、診ていかなければならないと思うんですが、結局、その国としてはこの制度設計として、このうちの一つの薬を飲んでいれば、ほかのところは医療機関で診てもらってるだろうというそういう前提のもとにこういう健診にしてしまったわけですよ。ところが医療関係者に聞きますと、ここはあくまでもグレーゾーンで、医者として例えばコレステロールを下げる薬を飲ませていたから、じゃあ糖尿の方を診なくてはいけないかというと、そういう仕組みにはなっていないというような状況がありますので、ここもあわせてやはり重篤な状態に陥らないようにいろいろな手だてを講じて、受診率がもっと上がるようにしていただきたいと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(山田喜一君)  スポーツ健康課長。 ○スポーツ健康課長(原 俊清君)  お答えさせていただきます。  薬を処方されている方の考え方につきましては、いま議員がおっしゃられた考え方であると思います。後期高齢者健診の目的については生活習慣病を早期に発見しまして、これを医療につなげていくことで、その重症化を予防することが重点化として定められておりますので。そういうような観点から本来後期高齢者の方におきましても健診等を受けていただきたいというのはやまやまなんですけれども、そういうような方針の中からいまのところ高血圧、高血圧症などの治療を受けている方、またその治療による薬を処方されている方については医学的管理の一環として見守りがされているというふうな観点から対象から外しているものでございます。国の方針等がまた変わりましたら、そういうような形で対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。残り10分です。 ○5番(鈴木京子君)  後期高齢者医療制度については、さきの総選挙では政権をこれから担うことになる民主党も参議院では廃案という形でやってきましたので、どうなるかわかりませんが、とにかくいま現在動いている毎日毎日その暮らしている方にとってはほんとに安心して医者にかかれるようにして、そういうふうになっていかなければいけないというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。  それでは5点目にいきます。国府本郷西小磯1号線(通称)マリア道について伺います。不要不急の道路の新設改良事業と考えますが、以下の4点を伺います。  1点目、情報公開は十分だったでしょうか。2点目、事業費の内訳は。3点目、環境面、農業振興の観点からどう考えるのでしょうか。4点目は、今後の進め方について伺います。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問の「国府本郷西小磯1号線(マリア道)について」は昨日の2番議員にお答えしたとおり、町は本道路整備を西部地区の基幹事業の一つと位置付け、国の交付金を活用し、今年度から本格的に整備を進める予定を立てておりました。関係地権者との調整も進んだことから道路整備に係る用地取得費用を盛り込んだ補正予算案を先般議案として上程させていただきましたが、本道路の用地取得費を盛り込んだ補正予算案は否決され、用地取得費を除いた修正案が可決されることとなり、事業継続が事実上不可能となってしまいました。  現状では、まちづくり交付金の抜本的な見直しについて今後国や県と協議をすることになりますが、いずれにいたしましても、今後再度国の補助金を当てにすることは極めて困難であると考えられますので、整備を心待ちにされていた町民の皆さまにはたいへん御不便をおかけいたしますけれども、国の補助金を使っての事業の凍結を選択せざるを得ないものというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  この通告を出したときと状況ががらっと変わったということになると思います。私はもちろん、この1,900万円の用地取得については削減について賛成をいたしました。それでいま少しづつこの関係で伺っていきますけれども、地権者の調整ができたということなんですけれども、どのくらい地権者と調整できていたんでしょうか。当初予算に750万円の用地買収費を見込んでいたと。それから今度1,900万円、その見込まれていたということで、結局、私、情報公開をしてかなりの詳細な情報を得たわけです。その中でまだ例えば境界画定がされてないですとか、それから土地にいろいろなものが付いていてきれいにしなきゃいけないとかというところはたくさんありましたけれども、そういうのも含めて地権者と調整がついていたんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  建設課長。 ○建設課長(二梃木敏行君)  お答えさせていただきます。  いま議員お話の内容は1,900万と申しますのが、この9月補正のほうで町のほうで見込んでお願いした金額かと思います。この根拠といたしましては、今回新設する運動公園の南側に現道からつながってくる道路の部分につきまして、32筆、9地権者の用地の購入を、まず新設の部分からということで考えまして、予算要求させていただいたものでございまして。総計でこの部分的については2,650万かかるという見込みの中で、当初予算では750万円いただいてございましたんで、差し引きで1,900万という形で要求させていただいたという状況でございますけれども、いま町長から答弁させていただきましたとおり、この予算についてはいただけなかったと、否決という形になりましたので凍結という形で考えております。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  過去形であっても、やはり聞かないわけにはいかないんですね。2,650万円、これ面積は何平米で平米単価いくらで積算してたんでしょうか。これは補正の質問でもありますけれども、一般質問は何でもできますので、お答えください ○議長(山田喜一君)  建設課長。 ○建設課長(二梃木敏行君)  お答えさせていただきます。  あくまでもこれは積算上のお話でございますけれども、面積といたしましては合計で2,835.46㎡、この内容で計算してございます。この中には宅地、あるいは田畑というのがございまして、当然単価については鑑定をもとにして予算要求させていただいたという内容でございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  ここの新設部分についてはほんとに副町長の1親等内の、それこそ除籍を受けるような方もお持ちだというのも、私もきちんと調べておりますが、心待ちにされている方がいらっしゃるということだったんですが、心待ちにされている方というのは具体的にどういう方なのか伺います。 ○議長(山田喜一君)  建設課長。 ○建設課長(二梃木敏行君)  お答えさせていただきます。  補正予算の審議の中でも答えさせていただきましたけれども、この現道の中に土地があって境界確定も行われておりますけれども、民地の中を道路が現況として通ってしまっているというところもたくさんございます。また隣接して土地を持ってらっしゃる方については運動公園等に通る車が大分増えまして、すれ違いも困難な部分もございますので、そういった部分についてやはり早急な改善を望みたいという話もいただいてございました。また用地につきましてそういった整理をしたりあるいは今までより民地のほうに入りやすくなるような改良、あるいは現地には水路等もありますので、そういった部分の改良を望まれている方もいらっしゃるかと思い、私どもが境界立会等で接触した限りでは、そういった反応があったという認識をしてございます。
     以上です。 ○議長(山田喜一君)  鈴木議員。 ○5番(鈴木京子君)  運動公園に行き来する車が非常にスピードを上げてちょっと接触事故などを起こしそうになったとかいう話は私も耳にしておりますので、その関係はやはりきちっとほかの手だてを打たなければいけないんだと思います。で、運動公園の利用者に周知徹底をして、絶対スピードを出さないとか何かそれはする必要があります。それでそういうところもやっていかれるのかどうかを伺います。それから道水路について改良をするということも農業者の中には待たれている方もあると思うんですね。それでこれはそのためにそのマリア道を広げるっていうんではないはずなので、それはそれとして要望はきちっとできる限り、解決をするというのが求められておりますけれども、そこはやっていかれるのかどうか伺います。 ○議長(山田喜一君)  建設課長。 ○建設課長(二梃木敏行君)  お答えさせていただきます。  道路がいまの状況から当面改善の見込みがなくなったという状況の中で、当然通行される車につきましては安全な運行、運転を求めていくという道路管理者としてまた必要なことかと考えてございますので、そういったことも訴えていかなければいけないと思っております。またいまお話しいたしました水路の改良等につきましては当然、水路改良として行わなければいけないことではございますけれども、その道路改良に伴いまして根本的な改良も望まれている方もいらっしゃったということで、お話しさせていただいた内容でございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  以上で鈴木京子議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩をいたします。  (午後 2時20分)  休憩  (午後 2時40分)  再開 ○議長(山田喜一君)  休憩を閉じて再開いたします。  16番・渡辺議員、お願いいたします。 ○16番(渡辺順子君)  16番・渡辺順子でございます。  本日は3問質問いたします。  まず第1番目に町有施設の整備、運用について伺います。町有施設の使用料は財源確保の大きな部分を占めていますが、昨年、使用料金の見直しを検討していると報告を受けました。その後どうなっておりますか伺います。対象施設有料化、いま無料のところを有料化するということ、それから利用料金の見直しというのは、いま有料化ですが料金を見直すということですね。それから町内外料金の設定について、それから減免基準などについて伺います。それから次に、大磯町には体育館や文化施設がないため他市町の施設を利用しなくてはならない方から施設の充実を望む声が多く届いております。高齢化社会、団塊世代がリタイヤの時期を迎え、このようなニーズに町長はどう応えていくのか伺います。以上です。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  16番・渡辺順子議員の御質問にお答えをいたします。  「町有施設使用料は財源確保の大きな部分を占めております。昨年使用料金の見直しを検討していると報告を受けましたが、その後どうなったか」については昨日11番議員に答弁させていただきましたが、町では専門部会を設置し、各施設について利用のあり方や利用料の設定について検討をしております。現在、一般の利用に適した施設の積極的な開放や無料開放している施設の有料化、利用料が設定されてる施設の利用料の適正化を検討しておりまして、平成22年度の施行を目指していきたいと考えております。  次に「体育館や文化施設のニーズにどう応えていくのか」の御質問でございますが、町では大磯運動公園や生涯学習館の整備、学校施設の開放などで、スポーツや文化活動のニーズに応えてきました。文化の町でありながら、文化ホールも体育館もないという現状ではありますが、今後とも近隣、市、町との広域的な連携を推進し、施設を相互に利用できるよう関係市、町と協議を進め、住民のニーズに対応し、できるように努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  16番・渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  昨日同じような質問の中で、例えばふれあい会館などはこれから大規模改修を行ってから値上げをすると、有料化を、改正を考えていくというお話しでしたし、またさざれ石などは、生涯学習館などは、これから開放したり、それから有料化に向けて検討していくというお話だったんですね。それで料金の見直しという考え方、有料化とかそういう見直しの目的、それをまず伺いたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  財政課長。 ○財政課長(岩本清嗣君)  それではお答えいたします。  専門部会で公共施設の有効利用という観点で検討をおこなってます。その専門部会の名前自体が、公共施設等の有効利用研究専門部会ということで。第一に町のほうの全公共施設を洗い出しまして、まず有効利用が図られているかどうかっていうのをいま再検証しております。ですから、まず有効利用っていうのが第一になってます。そしてそれに合わせてほとんどの、多くの施設で設置当時から料金が変わってないとか、あと全体のばらつきがあるってことで、全体の料金についても受益者負担の原則も絡めまして、適正化を図りたいということで料金設定についても検討しているということでございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  その有効利用ということを考えるということは、その使用料などを値上げして、その財源をこれから確保していこうという点と、それから町民サービス、やはり施設が足りないので町民の方に多く開放して、町民サービスを上げていこうというふうな考え方だと思うんですが、例えば現状のまま、その料金を何もその施設整備をしないで、このまま料金の見直しとか有料化していくという施設などと、それから先ほど言いましたようにふれあい会館などのように大規模改修を行っていくという、そういうふうに施設を洗い出したときにそういう見方があるんですが、その他に例えばいまもっとある施設を小規模改修的なものをして、それからもうちょっと利用を広げられる、そういうこともあると思うんですが、そういう点は考えていられますか。 ○議長(山田喜一君)  財政課長。 ○財政課長(岩本清嗣君)  お答えいたします。  専門部会での議論の中で、先ほど申し上げましたようにまず有効利用っていうのが第一です。といいますのは、実際に施設によって設置目的がございます。昨日出ました福祉センターのさざれ石についても、利用目的としては福祉目的ですので、その目的内で利用するのが原則で無料という規定になっています。今回検討しましたのはそうではなくて、毎日ずっと10時間使用してるわけではございませんで、空いてる時間は目的外であっても適正な料金をとって有効活用を図っていくってのが検討課題の第一ですので、それについて検討しております。検討をしている協議の中で、単にそういう町民負担が生じるのも出てきます。有料化ってことで出てきますので、単に上げるだけでいいのかという議論がなされました。そうしますと昨日も出ましたように老朽化してる施設についてはある程度の改修をするとか、あと改修に至らなくてもサービス向上策をセットで考えましょうということで検討しております。  それで実際に図書館については開館時間を拡大したり、あと生涯学習館とふれあい会館については原則月曜休館をなくすというサービス向上策が検討されて、これについてはことしの4月から先行でサービス向上策をしております。それぞれ各施設においてサービス向上策と一部の改修が出てくると思いますけども、料金の適正化あわせてセットで考えていきたいということでいま検討中でございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  町民からの希望が多いのは文化施設もないものですから、郷土資料館をもっと有効利用したいとかそういう話しもかなり伺うんですね。そうするとつくられた目的の他に、やはり所管が違うのでここは教育委員会になるんでしょうか。所管が違うので、例えば申し込んでもなかなか受けられないとか、今までも随分どこに申し込んだらいいのかわからないとか、町のほうに申し込んでもなかなかその規制があって受けられないとかっていうことなんですが、やはり町民サービスをあげていくっていうことからすると、これからもっとどんどんこういう所管が違うからとか目的が違うからとかっていうことをだんたん外していって、やはり施設が足りないんですから、そういうところで有効利用を図って町民に提供していくという考え方をしていただきたいと思うんです。それでやはりメンテナンスをするとか小規模改修でもいろいろお金もかかりますし。ですけどやはり町民がこれからどんどん元気にスポーツとか文化活動を通して生きがいを見つけたり、元気に毎日過ごしていただくというためには、やはり長、中期的な大磯町のそういう施設の有効利用というものをもっと計画的に考えて、将来展望を持って進めていただきたいと思うんですが、そういうふうなところで今回の見直しをなさっていかれるのかどうか。その点を伺うのと、それから体育施設がないものですから、岩田記念室内競技場などは、もっとここに適したスポーツをやれる方はちょっと床を改修すればできるとか、そういう考え方もできると思うんですが、そういう意味で大きな展望を持って計画立てながら変えていくということをするおつもりがあるのかどうか、その点を伺います。 ○議長(山田喜一君)  財政課長。 ○財政課長(岩本清嗣君)  お答えいたします。  今回12月の15日ですか、昨年度。一応途中経過ということで議会にお示ししたものがあります。それについて全体の施設を見直した中で一般の利用に適さない施設を除いた17施設について検討を図っております。今回の専門部会で全体の施設を見たということは議員おっしゃられるとおり、個々の施設で云々ではなくて、全体として町民の方にまずこういう会議室、こういう施設があるんですよってまずPRしたいと。それで先ほど申し上げましたように、個々の目的でつくってますので、そうしますと福祉だけ体育だけとかそういうふうになりますので、そうではなくて全体として体育施設であっても、またそういった福祉施設であっても空いていれば皆さん使えますよ、使ってくださいというふうに、全体的に大局的に検討図る上で検討しております。  ですので、今回いまの時点ですとふれあい会館、例えば使うとしたら、団体登録がふれあい会館だけの団体登録ということになってますけど、そうではなくて使える施設を一覧表にしまして、例えばですけど、1回団体登録すればすべての施設空いてるところを探せる、使えるっていうような形で、共通の申請書みたいなものを検討課題として出てますので、町全体の施設を本当に有効利用、町民の方にまず知っていただいて、有効利用を図るということで検討しております。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  ぜひそのお金を使って費用対効果を考えながらやはり町民サービスをあげていくという意味で、そのままではなくてどこかを改修しながらやはり使いやすくしていく、段差をなくせばもっとほかの利用ができるとか、そういう意味でもそういう考え方で進めていただきたいと思うんですが、先ほど22年度に施行するということは多分23年にするのかどうかちょっとその辺のところ。ふれあい会館は大規模改修するのでその全体計画、あの全体の全部が22年ではないと思います。できるところから22年から始めていくということなんですが、やはりこういうことを考えると全体のスケジュールというのが大事になってくると思うんですが、それに向かってやっていただけるのかどうか、その点はどうなんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  財政課長。 ○財政課長(岩本清嗣君)  お答えいたします。  この専門部会については20年度に立ち上げております。いま現在、途中経過ですけど、ある程度固まっております。それについては22年度、町長答弁にありましたように22年度内にはその施設についてすべてかどうかはこれからまた細部については検討としますけど、22年度中には一遍にやるのか。またあの個々に、別々になるかもしれませんけど、22年度中には形のうえでそういう有効利用が図られるように条例改正ある場合には、その条例改正の上程等、それについては準備をしたいと考えております。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  目標年度をしっかり捉えて早急に進めていただきたいと思うんですが、もともと大磯町にはこの体育館とか文化施設がないということは、町民の方からほんとに同じ税金を払っていても、お隣の二宮などと比べるとほんとに少なくて困っているという声を私も何べんか伺って、今回こういう質問するようになったんですが、例えばいま五十代から七十代前半ぐらいの方の人口がどれくらいあって、その中でスポーツとか文化活動とかってことをどのくらいの人数の方がされているのかというのが、おわかりになってますでしょうか。推測でもいいんですが。 ○議長(山田喜一君)  保険福祉課長。 ○保険福祉課長(柳川正夫君)  お答えします。  50歳からではなくて、私のほうの課でとらえているのは65歳、いわゆる高齢者の人口でございまして、65歳以上が大体8,500人ぐらいでございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  65歳以上からこういうことを始めるわけではなくて、大体50歳ぐらいから、こういうちょっと自分の時間ができたとか、ちょっと何かをしてみたいとかっていう生涯学習の方向に取り組むという方が増えてくると思うんですね。ですから私はそれを平成20年でちょっと考えたんですが、いろいろ調べましたが50歳から大体70歳ぐらいまでの方っていうのが、約1万5,589人ほどいらっしゃるんですね。それでその中で介護とか要支援とかそういうものの認定を受けてらっしゃる方が1,339人いらっしゃるんです。ですから50歳から70歳前半ぐらいまででスポーツとかそういういろんな自分のいろんなことができるという方が1万人位いらっしゃるんじゃないのかなと推定されます。  それに比べて施設がどうかということを見てみますと、例えば先ほど町長答弁されましたが、大磯町で体育施設というとプール、それから運動公園の中にテニス場があって多目的グラウンドがある。岩田記念室内競技場も少々スポーツには使えますけれども限定されてゲートボールということが多いと思います。それから比べてみると二宮町は町民体育館、それから町民武道館、町民運動場、それからプールが3施設、それに温水プールがあるんですね。それにまあラディアンという文化施設があると。で寒川をみますとアリーナが二つある総合体育館、武道競技場、野球場が3施設があって、サッカー場、多目的グラウンド、テニスコート、それからトレイニングルームですね。総合体育館のなかにはいろんな会議室とか、そういうものも備わっています。それから中井を見ますと、目的ホール、野球場、多目的グラウンド、テニスなどそういう設備が非常に整ってますね。それで文化施設というと、まあほんと二宮はラディアンのほかに公民館、それからホールもあるわけです。それから寒川も中井も公民館はきちんと整備されてます。公民館の中には音楽室があったり、工芸室とか図書館とかコミュニティーセンターが一緒に併設されていると。その点から見ると本当に大磯町はこんなに少ないんだと私も非常にびっくりしました。  それで公民館の施設というのが多分一番身近で皆さんがいろんなこういう生涯学習をするのに、あの会議室とかそういうものを利用できるというので、せめて大磯町にも公民館ぐらいはあってしかるべきではないかなと思ったんですが、そういう不足をしているということを皆さんが捉えていらっしゃるでしょうか。その点、どういうふうに今まで捉えていらっしゃるか、その考え方をお伺います。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  確かに大磯町内には公民館はございませんので、よく聞きますと平塚とかのように各地区に学校単位になりますが、公民館がございまして、そこを中心に公民館事業が行われるというような状況になっています。町の場合には公民館がございませんで、生涯学習課が集約した事業を生涯学習館とか各施設を使ってやってるというようなことになりますので、公民館で行われるような事業がないという状況が、こちらでは把握しておりますので、いまそれに変わるような事業展開をする中で、将来的にはそういう部分も地域ごとにいろいろな活動ができる場として必要になるかなというような形で考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  てことは将来的には必要であると、いま不足していると考えているよというようなお返事だと思ってよろしいですか。ごめんなさい。ちょっとその点。 ○議長(山田喜一君)  生涯学習課長。 ○生涯学習課長(和田勝巳君)  お答えいたします。  施設がということではなくてやはり公民館事業というものが町にないというところになるかと思います。ですから事業が十分活用できるような場所があればそれはそれでよろしいのかもしれませんけど、まず拠点となるような施設がありますとよけい事業が進んでまいりますので、そういった意味でということです。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  体育施設についてはどういうお考えをお持ちですか。今度スポーツ課も町ではできたことですし、スポーツ振興していこうというそういう意気込みの表れと思うんですが。 ○議長(山田喜一君)  スポーツ健康課長。 ○スポーツ健康課長(原 俊清君)  お答えします。  体育施設につきましても運動公園に多目的広場、テニスコート、野球場を整備いたしましたところでございますが、議員御質問の体育館だとか室内プールだとかいうようなところにつきまして不足していると。施設としてまたそれを行う事業の場として不足しているというようには考えてございますが、いまある施設の中でできるだけの事業を展開して進めていきたいと考えてございます。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  いまある事業を展開してそういう方に使っていただきたいと思っても、今まで考えるとその1万人強の方がそこで十分にできるとは私はあまり思えないんですね。ですけどもちろんこれから体育施設をつくるということは非常に大変なことですし、ほんとに欲しいということはわかりますが、一体いま使用料とか値上げになったりいろいろ維持管理費が大変だと思って各自治体も料金の値上げとかを始めているんですが、それはバブルの頃につくったとか過大な施設をつくったので維持管理費が大変になってるとか、起債残高がすごく残っているとか、そういう理由があると思うんですが、身の丈に合ったほんとに町民が使いやすいものをつくるとしたら、どれくらいの建設費でできるとかって考えられたことありますか。 ○議長(山田喜一君)  スポーツ健康課長。 ○スポーツ健康課長(原 俊清君)  お答えいたします。  体育館の規模にもよりますが、近隣の例でいきますと、ちょっと古いんですけれども、二宮町南のほうにあります体育館が昭和60年の建設で3億4,000万ぐらいということでございます。最近のもので言いますと、これも平成10年の町内の施設で国府小学校の体育館が規模的に二宮の体育館と床面積が同じぐらいでございまして、それが5億8,000万、約6億円ぐらいです。もともとあの運動公園に計画されていましたプールだとか体育館、先ほど武道場だとかトレーニングルームだとか、そうゆうのが併設されたものの総合体育館といわれるものにつきましては、その当時平成7年の基本設計の中では42億3,000万というような数字が出ております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  そうですね。私も二宮の決算書を見て二宮町の体育館を調べたんですが、その施設の建設費は多分もう終わっているというように思うんです。決算見るとね。ただその用地取得をした用地取得費がまだ少々残っていて、年間1,075万円ぐらい維持管理費がかかっていて、それに比べると320万ぐらいの使用料があって、その建設費は終わっているので用地取得の1,670万が残っているというような状況でした。ほんとに二宮町はそれで温水プールもつくっておりますから、温水プールにしては本当に5億6,000万ぐらいかけてつくっていて、起債残高が2億3,500万、それで施設整備費が6,900万かかっていて収入が1,650万、ほんとに他の施設は維持管理費が大変なんだなということはよくわかるんですが、これだけの二宮町の方が本当にここをよく利用して、大磯の方もここを利用しなければ運動ができないという方もいっぱいいるんですね。だからこういうところの考え方として、ぜひ体育館はほしいという気持ちはわかるけど、なんだか別の形でそういう方が利用するところを、広域というか連携というか、そういうものをして、大磯町の町民の方にもうまく使っていただけないかというお考えがあるかどうか伺いたいんですが。と言いますのは、どこの施設も今年の4月から使用料値上げしてるんですね。それで二宮のいまの体育館も二宮の方が例えば全面体育館利用すると2時間2,000円で借りられるのが、大磯の方は4,000円になってしまうと。2倍になっているんです。それで予約をするときも町内の方は2ヵ月前から予約ができるけれども大磯町内の方は1ヵ月前でしかできない。だからほんとにとりにくくなっているし、やっととれても料金は倍払わなければいけない。ほかのところもみんなテニスコートなんかもそうなんです。武道館などは町外の人は使えませんということになって使わせていただけないんですね。それでラディアンにいたってはほんとに町外と町内の利用料金の表が別々になっておりまして、それで大体4,000円から1万円ぐらいの利用料の差がついてるんですね。  こういうふうに大磯の方がよそでほんと何か使うときにはほんと申し訳ありませんね、使わしてくださいと言って頭をペコペコ下げながら使っているのよって運動なさっている方がおっしゃるんです。だからそういう方たちにほんとに元気に身近でそういう場を私は整えてあげられたらほんとに皆さんが元気でいられていいんじゃないのかなと思うんですが、何かそういうことに関して大磯町でこういうふうに取り組んでいこうとか、さっき連携というようなことをおっしゃったような気がするんですが、そういうところで町の中でどういう話がされているのか伺いたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  政策課長。 ○政策課長(相田輝幸君)  お答えいたします。  広域の連携ということで、先ほど山口議員からも御質問いただきました3市3町広域行政推進協議会というのがございます。でこちらにつきましてはいろいろな広域にかかわらず一体として、市、町がよくなるようにいろんなことをやってきております。近年、広域という地方分権に倣って状況が出ておりまして、その中でいろいろなことを検討していこうと。  実際には観光ツアーとかそういうのもやっているんですが、具体的に公共施設の、何ですか、連携っていうんですか。簡単にいうと大磯町の人が平塚市の施設を使ったり、二宮町の施設を使うと。逆に二宮の方が使いにくるというようなことを検討していこうということで、昨年から担当者会議に載せられました。で、こちらにつきましては、まず大磯町でちょうど料金改定を先ほどの御質問の中でも財政課長も申し述べましたように検討しておりますので、そういうのも含めて町内町外の料金利用についてみんなが使えるように勉強をしているところでございます。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  会議に載せたといっても、それは載ったばっかりで、その目標とかそういうのあるんですか。例えばこういう方は早く欲しいんですよね。それで中井と二宮なんかだとその施設が両方お互いに非常に行き来があるので、料金が同一になっているとかそういう連携をしてるんです。ただ大磯は体育館がないからよその方が体育館使うってことがないんですよ。だから大磯の方だけはいつもその他との連携ができないし、同じ扱いがされないので非常に困っていると。だから連携をするといってもやっぱりその条件が大磯は整ってないので、ほかの人も受け入れるという整備が整ってないわけです。施設が、だからもっとその積極的にそういう方を支援して元気でその何かやってもらおうという時は、もっと積極的な町のそういう考え方が必要だと思うんですよ。体育館ができれば私は1番皆さん喜ばれるとほんとに体育館欲しいと切に皆さんから言われてるので、ほんとに皆さんの気持ちが熱いんだということ。だからほんとはできればいいんですけど、そういうところも皆さんもよくわかってらっしゃるか、無理は言わないけれども、けど欲しいのよとおっしゃるんですね。  それでラディアンのほうも今度料金を2倍にしちゃったので実を言うと利用が減るんじゃないかという心配がありますって、おっしゃてるんですね。4月から始めてまだ数ヵ月しか経ってないけれども、今度その値上げしたために,この町外の方から利用が減るんじゃないかとそういう懸念もちょっとありますけども、あえてその断行しましたということをお話しされてたんですね。  だからもっと大磯町がそういう方のために何かそのバックアップ、何か積極的に援助してあげるとか、昨年から担当者会議に載せたんではちょっとまだ積極性が感じられない。どういうふうにやってあげようかってそういう気持ちがあるかどうか、ほんとにそれに取り組んでいこうかどうかそういうことを伺いたいんですが、いかがですか。 ○議長(山田喜一君)  政策課長。 ○政策課長(相田輝幸君)  お答えいたします。  私の発言でちょっと消極的にとられて申しわけないんですが、順番がありまして、まず担当者会、それから幹事会というふうに取り上げてきます。それで政策企画サイドの3市3町の担当者の話によりますと確かに大磯町として体育館の話もしております。そういうところを使いたいんだけれども。ただ大磯町のほうでなかなか他市町の方に御利用いただける施設も限られてるんだけれどもというお話をしたところ、他市町の方は大磯運動公園のテニスコートとか野球場、非常に利用させていただいてるというようなことがございまして。本当に素直にバーターで大丈夫だよという声をかけていただいておりますので、うちのほうも積極的に早期に役に立つように政策企画サイドというのは考え方を決めて担当におろしますので、早目に決めて実践できるように動いてきたと思います。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  運動公園は料金の差はないけれども優先順位で町民優先みたいな形になっているそうですね。いま課長がおっしゃったように、皆さんの切実な声を一心に受けて頑張って、早期に実現してもらえるようにやっていただきたいと思います。本当に身近なところでスポーツができるというのは、大磯町の高齢者、高齢化社会の向けてすごく大事なことだと思いますので真剣に取り組んでいただきたいと思います。まあ、本当に無駄なお金を使うんでなくて3億円ぐらいで体育館ができれば私は長い目で見ればいいのかなというようなところもありますが、そこはいろいろ財政的な問題もあるでしょうから、まずはその有効利用を図ってもらえるならば、そういうところで連携を図っていく、そういうふうにやっていただきたいと思います。  それでは次の質問に移ります。きれいな町大磯をつくる条例について。ペットの糞とか、空き缶やたばこの吸い殻のポイ捨てなどのないきれいな町大磯をつくる条例を21年度中に定めると3月議会で答弁されました。条例の内容などと進捗状況を伺います。また、海浜を対象として、海水浴発祥の地として全国にアピールできる独自の条例を考えてはどうかと思いますが、町長のお考えを伺います。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  「きれいな町大磯をつくる条例」についての御質問でございますが、清潔なまちづくりのため、空き缶やたばこの吸い殻等のポイ捨て、飼い犬等の糞の放置などの迷惑行為に対して、(仮称)清潔な大磯町条例を制定し、住みよい環境づくりを推進いたします。  今後、早急に町内策定委員会での検討、パブリックコメントなどを行い条例骨子案の策定を今年度中を目途に進めてまいりますが、海水浴場を含む砂浜も視野に入れて考えてまいります。
     以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  ちょっとわからないんですが。平成19年3月に高橋議員が一般質問されて、そのときに20年の12月議会に上程しますというお話しだったんですね。それで、ことしの21年3月議会で浅輪議員が一般質問されて、そのときは21年度を目途にということで、22年3月に条例制定をしますと言われたんですが、実際のところこれが条例制定されるのはいつだと思っているんですか。ちょっとその辺、明確に答えてください。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  今後の予定でございますが、規制項目、それから罰則規定を定めた骨子案を、策定方法等の決定をさせていただき、先ほど町長がお話をさせていただきましたように、庁内の条例策定委員会での検討、それから条例方針の決定、素案の作成と議会への報告をしたあとにパブリックコメント、それと区長連絡協議会など、各種団体の意見を聴取してまいります。その意見を聴取した中で今年度中に条例案をまとめられたらいいというように考えております。そのあとにこの条例を策定上程するというためには環境審議会にかけなくていけませんので、その環境審議会の諮問答申をいただくということになると、まことに21年度中にというお話をさせていただいてるんですけど、若干ずれて来るのかなというふうに事務担当のほうでは思っておりますが、なるべく早くできるように努力をしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  明確にいついつというのとは若干ずれてという、そういう答弁なので、私ももうちょっと。もちろんこれは本来マナーによるものですから、条例などで規制するということはあまりどうかなという点もあるんですけれども。こういうマナーが乱れていて海岸に行ってももう本当に犬の糞があっちこっちにあったり、みなさん不愉快な思いをすることも多いですし、町長も公約に掲げているので、いつごろできるのかなということを思っていたんですが、どんどん先延ばしになって、結局19年に質問したときから3年も先延ばしになってるんですよね。本当はこれ、どういうふうにだれがどうやってどういうふうに決めているんだというところを私はもう具体的に聞きたいんですが、ちょっと時間がないので19年の高橋議員の一般質問の中で、町長が平成19年4月から神奈川県の廃棄物不適正処理防止等に関する条例が施行されるので、その条例と整合性を考慮して、規制されていない部分も検討したいと答弁されてるんですが、そういう町独自の何かものっていうのを今回考えていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  町独自のというお話でございます。ポイ捨て条例という条例になってきております。そこで現在、神奈川県のほうでは海水浴の禁煙・喫煙禁止をしていこうという話を進めております。町のほうでもこのポイ捨て条例ですけれども、この中での位置付けをしていこうかと考えています。  というのは、このポイ捨て条例ですから喫煙禁止条例ではないわけですので、この喫煙禁止にするためには重点地区というのを設けてその中で喫煙禁止という位置付けをさせていただくような形になろうかと思いますので、そういうものを今回取り入れていこうかというふうに考えておりますし、県のほうでも海水浴場だけの喫煙禁止というのをこれからつくっていこうという考えもありますので、それとリンクする場合もあろうかと思いますけれども、町は町としての考えを進めていきたいなと考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  海水浴場は、本当皆さん水着でいらっしゃるところだから、こういうところで部分的に喫煙の場を設けるとか、そういうことが安心安全の意味からも非常に喜ばしいことだと思いますし、海岸のごみというのが約50%がたばこのポイ捨てだということですので、そういうものがやはりなくなるということは、大磯の海水浴場のイメージアップにもなりますし。何か、このあいだ、その独自の海水浴場というのをいろいろ模索して、独自の海水浴場をつくったらその利用者が非常に上がったというような、ちょっとそういうことを新聞で読んだ気がするんですが、やはり今までの海水浴場というイメージから脱却して、やはり大磯独自で皆さんに喜んでいただける、清潔でその本当に安心して泳げるというような、何かイメージアップを図るようなことをぜひやっていただきたいと思うんですね。  それで、これは、川とかずっと繋がってるわけですから海だけでなくて川もきれいでないと海も全然きれいにならないわけですけど、このあいだの6月の環境月間ということで、そのいろいろ数値が出てましたね、広報で。非常に川の汚れが血洗川とか非常にBOD数値が高かったり、また港の外の大腸菌が異常に高くなってるというこういうその数字が出ると、町民の方は非常に心配して、大磯の海って汚いのねえ、川もきたないのねえって言われるんですよね。で毎月毎月この数値を公表しているだけで、その原因が何であったかとか、こういうふうにやったらきれいになったりとか、そういうことは全然町民に知らされてないんですけど、やはりポイ捨て条例というものをつくろうというからには、大磯全体をきれいにしようということですから、こういうところも町の職員の意識がきちんとなければ、条例つくっても周知とかそういう運用とかがよくやれていないんじゃないかと。  このあいだ、うちの近所の三沢川のところでウナギが5匹くらい死んでしまって、魚も30匹ぐらい川に浮いて死んじゃったと。それで職員が調べに来たけど、匂いも何もしなかったから大丈夫だって帰っちゃったっていうんですよね。それで私、1週間くらい経って聞いてびっくりしてどういう処置をしたのかと聞いたら、本当にそういう返事だったんです。でも町民の方が、下に砂がいっぱい残っているからこの砂でも取ってくれて調べてくれれば原因が分かるんじゃないのって言われたので、町のほうにそういうふうにやったらどうかと言ったんですけど全然やらなかった。そういうやはり、そういうものに対する意識そういうものもきちんと向上させて条例がきちんと運用できるようにやっていただきたいと思うんですけどその辺はいかがですか。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  この条例をつくって、その後、何もないという、まあ、ないというんではなくて、守られないということもございますので、この条例を作成する中ではやはり、罰則を定めていくのかなというに考えています。違反行為を行った場合の罰則金等の規定を設けていきたいと考えて、その罰則規定を設けるためには横浜中央警察署との協議を十分して行っていなきゃいけない。  それから、この条例の運用に際しては、施工前にやはり住民に十分周知した中で守っていただくという形を進めていきたいというふうに思いますので、条例ができたらいいのかというわけじゃなくて、できた暁には住民説明会等で周知図っていくというふうに考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  私、今度こそちゃんとスケジュールどおりにできるのかということと、それからいまの先ほど申し上げた川の汚れとか海の汚れとかそういうものに対してきちんと住民に説明できるように調査、報告をして、ほんとに大磯町がきれいであるようにしていただきたいと思いますが、その辺、最後にそれだけ伺ってこれは終わりにしたいと思いますので、答弁を求めます。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  ただいま議員のほうから御質問、御指摘ございました内容につきましては、よく職員、それから住民への周知を行いながらしっかりとやっていくというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  それでは3番目に移ります。  災害時の弱者対策について伺います。近年の災害による犠牲者のうちに高齢者の占める割合が増えています。総務省の発表で大磯町は要援護者全体計画は策定済み、それから要援護者名簿は整理中、個別計画は策定中となっておりました。取り組みから数年たっておりますが弱者対策は進んでいるのでしょうか伺います。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  ご質問の「災害時弱者対策は進んでいるか」につきましては、7番及び1番議員にもお答えしたとおりでございます。要援護者台帳については、整備済みであり、今後も新しい情報を把握するため定期的に更新を行うとともに、地域の支援者による要援護者の所在や安否確認、避難誘導の訓練を実施する予定でございます。また、要援護者、一人ひとりに地域の支援者や避難経路を定めた個別計画を今後整備していく予定でございます。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  この点については先ほど山口議員も質問されていたんですが、19年度に地域防災計画を修正しましたね。それからその16年ごろから私もこの弱者対策について、何回も質問しているんですが、ほんとに担当課がよく変わってしまって、今回も総務のほうになってしまって、地域協働課から変わってしまった。それでこういうことはやはり非常にその継続性、それから職員の意識、そういうものがすごく大事だと思うんです。こうふうにあまりに担当がくるくる変わったりしていて、なかなかその進んでいないんじゃないかというふうに思います。  名簿も登録を手挙げ方式で登録されて、今度はその個別計画に移っていくという、いま策定中ということなんですが、この個別計画について、きょうは重点的に伺いたいと思います。登録された方は710名でしたか、そういう方だということが昨日わかりましたが、その一人ひとりに個別計画を立てていくわけですよね。そうするとどういう内容の個別計画を立てていくのか、まず最初にその対象者というのが、高齢者もいるし障害者の方もいるし妊産婦もいるしといろいろな特性を持っていると思うんですが、それごとにやっぱり個別計画を立てていかなきゃいけないということで、非常に大変な作業だと思うんですが、まずそういう内容はどんなものかということと、この大変な作業をいまの職員配置で本当にその22年までにやるという話しでしたので、本当にできるのかどうか、その辺のところを聞かせてください。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  いま議員のほうから、その個別計画のそれぞれの中身の御質問がございました。確かに答えとしましては710名の方がいらっしゃって、当初我々のほうで情報を把握しているのが2,600人の方がいらっしゃって、そのうち手挙げ方式で、いま710名ということになっております。この内訳と申しますのは、やはり最も多いのはやっぱりひとり暮らしの高齢者の方、これはどの自治体でも真っ先に手を挙げてまいります。  それからいま議員がおっしゃられましたように、障害をお持ちの方、あと介護を必要とされてる方、さまざまでございます。また、それらの方々はそれぞれの地域にお住まいになっていらっしゃって、その地域にはその地域の特性がございまして、すべてその避難経路にしても、避難所にしても同一ではないという点が指摘できると思います。したがいまして、当然この個別の支援プランをつくっていくわけでございますけども、それに応じたものでなければ机上の上で、いくら計算して画一的にやってもこれは進みませんので、その辺が一番の課題かなというに考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  ちょっといま個別計画の内容を伺ったんですが、私の調べたところによると避難支援者、それから避難所、避難方法というものに一人ひとりその本人の同意を得ながらつくっていくというようなことだと思うので、それで本当にいいのかどうか。それからそういう方に対しては例えばお年寄りには何か災害が起こったときには避難していただかなきゃいけないんです。その情報の伝達方法、そういうものも非常に大事じゃないかと思うんです。それを特性によってその伝達方法というのがまた違ってくると思うんです。そういうものも決めていかなきゃいけないと思うんですが、いまどうふうに進んでいるんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  いま議員のほうからおっしゃいましたように、当然Aという支援を要する方がいた場合に、この方に地域の例えば民生委員さんのBさんがつく、なおかつ消防団がつく、そういったような形で避難経路も含めて当然つくっていくわけでございます。したがいまして冒頭で申し上げましたけども、そのあたりが一番、そこのところをきちんとつくらないと、やはり実際のときに役立たないということが出てきますので、いま県のほうの指針がございますので、それに従いまして、その例に倣いまして、うちのほうでこれからつくっていこうというふうに考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  職員配置は大丈夫ですかと伺ったんですが、どうでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  確かきょうの質問でもお答えしたんですが、防災というのは過去に総務にあったり、町民福祉にあったり、なおかつ、災害が起きますとそのときに例えば増員をしたりとかさまざまな経緯をして現在に至っております。最近ではやはり国民保護ですとか、そういった危機管理という点からも、町長も危機管理を一番の大元でございますので、そういった点から今回は防災対策担当から防災対策室というふうに格上げをしているわけでございますけども。今後やはりそういった全体的なことを見れば、危機管理室となおかつそのいま議員がおっしゃられたように防災についてはいつ来るかわからないわけでございますので、ある程度の備えをしておかなければいけないことと、それから、これからますます地域に密着した訓練というのが重要になってまいりますので、そういうことから考えると、やはり今後私も個人的には増員が必要で、固めておかなければいけないなというような感じは強く思っております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  私もそのとおりだと思うんです。やはり継続性、専門性、そういうものが非常に求められる分野だと思うんです。それで防災危機管理って本当に命にかかわることなので、あんまり担当が変わったりとかでなくて、やはりそのほんと専門に取り組んでくれる職員、その意気込みというものは非常に問われるところではないかと思うので、このいま室とおっしゃったけど、そこは一体何人くらい実際にいらっしゃるんでしょうか。将来どれぐらい必要だと思ってるのでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  4月1日の機構改革で町民福祉のほうから総務のほうにまいりました。防災対策室は私、室長兼務しておりますが、私と職員2名副主幹が2名おります。それで今回は総務課の中に位置付けられておりまして、なおかつ大課制を敷いたので、防災の関係につきましては総務課全体でそれについてやっていくと。例えば、先般の台風等のときでも、電話等が町民からございます。そうした場合はやはり自分の自宅の例えば目の前の道路ですとか、裏ですと、すぐに従来ですと都市整備課なり建設課なりに入ってきた電話を一括して総務課のほうで受けて、総務でそれぞれのところにどういうように、それは危機管理の初歩的なことでございますけど、そういった体制をいま整えておりますので、そうした中でいま議員のほうから将来何人ぐらい必要なのかという具体な質問があって、私もうんと答えたいところでございますが、いま地方分権と職員の定員適正化の中でそのあたりがどのあたりまで許されるのかなと、確かに非常に重要なセクションでございますので、そのあたりこれから理事者に理解を求めましてきちんと整備をしていきたいと、このように考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  人命にかかわることなので、これはそんな遠慮しないでやはりトップのほうにこれだけ必要だから、この期間内にこれ仕上げなくてはいけないという意気込みで、どんどん要求して早急にやっていただきたいと思うので、その点もよく認識していただきたいと思います。先ほど情報の伝達方法をいろいろ要援護者の特性によって違うんじゃないかというふうに申し上げたんですが、やはりこういう伝達方法って私たちがほんとに普通に読んだり見たり聞いたりすることができるんですが、その障害お持ちの方の区分によってはそういうことが不可能なわけですよね。そういう方たちにその伝達が十分できるのかどうかという、そういうところの配置、機器とかいろんなものが必要になると思うんですが、そういうものはいま十分用意されてるんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  例えばファックスですとかそういった類のことがすぐ想定されますけども、いずれしてもそのあたりは福祉部局とよく調整しまして、またいわゆるそのあたりの伝達のマニュアルというんでしょうか、この場合はこうとかそういったあたりもまだきちんとそのあたりが整理されておりませんので、マニュアル化に励みたいとこのように考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  そうですね。どういう順序で例えば避難命令がでたときに、どういう順序で、どういうことをやってその方たちに伝えなければいけないという、そこがきちんと伝わらないとできませんし、そこに支援する方がどういうふうに張りついていくのかとか、そういう非常に大事な部分だと思うんですね。ちょっと耳の御不自由な方にはやはりインターネットで知らせるとか、それから目の御不自由な方には読み上げる、いまは受信メールを読み上げる携帯電話みたいなのもあるって聞いてるんですが、そういうものを日常からそういうものを備えていらっしゃる方ももちろんたくさんいらして日常生活に御不自由のないように、生活してらっしゃると思うんですが、その辺をきちんと把握してそういう方たちにもそういう機器の準備というものが必要で、必要ならば支援して、そういうものも備えてあげるというふうなことをきちんとされていかれるのかどうかその辺だけ教えてください。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  お答えいたします。  やはり要援護者の方、またそれを支援する方、そういった両者の関係。私たちもいつ支援をされる要援護のほうにまわるという場合も考えられますので、そういった親身になって、そのあたりにつきましては関係部局と調整を図って、できますものなら予算計上してきちんとしていきたいとこのように考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  わかりました。じゃあ最後にその個別計画、やっぱりこの手挙げ方式で募集しなきゃなかなか集まらなかったということあると思うんです。それでまた一人ひとりに伺ってったらだんだん増えていったということもあるんですが、やはり個人情報ですから、こういう個人計画の更新とか管理なんかに非常に気を使っていかなければいけないと思いますし、そういうことがきちんとされてるということで、皆さん安心して手を挙げて援助を求めるということができると思うんですが、そういう管理体制についてはどういうふうに考えてらっしゃるんでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  総務課長。 ○総務課長(鈴木一男君)  いま議員のほうから個人情報の関係の御質問ございました。確かにこれは防災に関しては目的外の使用ということで、時折やっぱりこの個人情報については、個人情報を理由に出せないですとか、できないですとかいったことも大いに見られますが、逆にこれは個人情報保護制度を活かした要支援者の仕組み、それをやっぱりつくっていくのは我々行政の役目ではないかと思ってますし、その災害からの安全の仕組みってのは日常の安全に当然つながるわけでございまして、要援護者の支援の仕組みもですね。これ災害時だけでなくて日常の安心につながらなければ何の意味もないわけでございますので、その辺を念頭に入れましてそのあたりにつきましてきちんとやっていきたいとこのように考えております。 ○議長(山田喜一君)  渡辺議員。 ○16番(渡辺順子君)  最初にも申し上げましたけども、本当にこの部分は行政の仕事の中でも防災危機管理という人命にかかわる大切なとこですので、それを自覚して総力あげていま一気につくり上げていただきたいと思います。それが皆さん、手挙げ方式で、町に援助を求めた方に対する本当に安心できる体制を一刻も早くつくるということが希望されてるわけですから、その点を十分やっていただきたいと申し添えて私の一般質問終わります。 ○議長(山田喜一君)  以上で渡辺順子議員の一般質問を終了します。  最後になります。  6番・百瀬恵美子議員、お願いいたします。 ○6番(百瀬恵美子君)  6番・百瀬恵美子でございます。  通告に従いまして大きく4問について質問いたします。2日目の最終でありますが、簡単明瞭に質問させていただきます。  1問目は、本町の普通救命講習会の拡大についてです。私たちは、いつどこで突然のけがや病気におそわれるかわかりません。そんな時に、家庭や職場でできる応急手当てが病院に行くまでに行うことで、けがや病院の悪化を防ぐことができます。何も前触れもなく、心臓と呼吸が止まってしまう、このような人の命を救うためにはその場に居合わせた人が協力し速やかに正しく救命処置をすることが助かる命であります。そのために、救急の技術の習得が、大事になってきます。  そこで2点についてお伺いいたします。町の救急講習会の現在までの開催状況をお聞きします。また、町の職員の方々はどのように受講されていますか。私は平成12年の9月に質問したときは全職員は受講されていませんでした。その後、町では平成13年1月21日に第1弾として30人ぐらいで普通救命講習会を開催していると聞きました。職員に防災意識を高めてもらうことのねらいで、原則年2回に分けて3年以内で全職員が受講する機会があったとも聞きました。その後、職員の受講はどのようにされていますかお聞きします。  (2)では、生命の大切さを広げるためにも講習会の拡大計画をお尋ねします。あらゆる人にPRし拡大していくことが重要と考えます。今回は小、中学生、高校生の生徒を中心に、講習会への参加の取り組みを伺います。その他団体、業者の拡大はどうでしょうか。例えば、タクシー、バスの運転手さん、宅配業者の配達員さん、また郵便配達員、また駅員さんなど関係団体の協力を得ながら地域全体の救命率アップにつなげることが大切と思っております。こうした点についてもお伺いいたします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  6番・百瀬恵美子議員の御質問にお答えをいたします。  「町の普通救命講習会の現在までの開催状況は、また町の職員の方々はどのように受講されているか問う」については、平成20年度までに143回2,691人が受講されております。町職員につきましては13回166人が受講をしております。  次に「生命の大切さを広げるためにも普通救命講習会を今後どのように拡大させる計画かを問う」については、総合計画の中で平成27年までの目標数値を4,000人としておりますので、今後、小、中、高や関係団体等を含め、実施する計画を進めてまいります。なお、小・中学校での実施状況については教育長のほうから答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山田喜一君)  教育長。 ○教育長(福島睦惠君)  お答えいたします。  「学校での現状」についてでございますが、近年の状況では消防署職員の御協力で、小学校の総合的な学習の時間の中で、心肺蘇生法の実体験を行ったことがございます。また、中学校ではPTAの主催で保護者生徒、両方を対象として救命講習会を実施したことがございます。ただ、学校全体で子供たちを対象とした救命講習会のような形での実施はしておりません。  なお教職員につきましては各学校、幼稚園の教職員を対象に毎年約3分の1程度の先生方を対象に救命講習会を実施しております。またAEDが導入されました平成17年度からの実績で約200程度が受講しております。ほぼ先生方全員と考えてもよろしいんじゃないかと思います。また、大磯高校では毎年部活動の顧問と高校生を対象とした救命講習会を実施していると聞いております。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  消防長。 ○消防長(二宮栄治君)  お答えします。  先ほどの質問の中に今後のタクシーの運転手、郵便局駅員さん等の普及の状況はということがございましたので、いま現在の状況とその後についてちょっと説明をさせていただきたいと思います。いま現在、AEDの講習になりましたのは平成17年からでございまして、89回で1,202名。ことし平成20年度中までの数字でございますが、1,200名オーバーが受講を受けております。この講習会につきましては、主に町内にあります防火対象物、防火管理者を設けなければいけないような施設そういうふうな施設の方が行います消防用の訓練の一環として、普通救命講習をとりいれてもらっている状況が大半でございます。  そういった関係でございますので駅員の方または郵便局というような環境の中でうちのほうの普通救命講習がなかなかできてない、そういう状況がございます。今後そういった部分では議員さんが指摘のとおり町民等接する機会の多い人に積極的に講習会をして助かる命を増やしていきたい。このように思っております。  以上です。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  いま答弁の中で143回2,691人の方が受けてくださるという形です。最終目標としては 2027年までに4,000人を目標にしてるという話しでした。ぜひ職員の方の講習が私は大事だなと思っております。また、あわせてそういう関係者、そういう協力していただける事業社団体の人たちにもしっかり受けていただきたい。職員に対しましては、安全・安心なまちづくりを目指す大磯町のリーダーとして、職員は地域のリーダーしてぜひ救急救命を受けていただき救命率を上げていただくことが本当に大切と思っております。  本日、けさ消防署の前を通りましたら、本日まで出動件数が907件という表示が出ておりました。本当に目の前で急に人が倒れた時、私たちは一体何ができるか、早い通報と早い応急手当てが重要です。救急車が到着できるまでのるまでの間の時間は、全国平均で6分です。救急車の到着までの時間は傷病者の命を左右する時間でもあります。万が一のときに行動できるよう心肺蘇生法や知識を習得することを薦めます。  きょう9月9日は救急の日です。少しの勇気で救える命があります。救急講習会に参加し救命率を上げていきたいと考えます。本町のAEDの設置場所は現在で37ヵ所と聞いております。AEDの設置場所が37ヵ所あるうち、本年は両小学校と4幼稚園、また、郷土資料館の7ヵ所が新たに設置されました。AEDの使用には特別な資格は要りません。安全に適切に使用するためには、AEDに関する講習会を受けることが大切です。37ヵ所という設置場所に合わせて講習会が重要になってくると思います。  先日、岐阜県の関市の方にお話を聞きました。関市では、市内の中学校1年生全員にCPR心肺蘇生やAEDのトレーニングキットを配布し心肺蘇生法の講習会を行っています。きょうはその関市で使用しているトレーニングキットをお持ちしました。ぜひ見ていただきたいこのA4版の箱に入った手軽なものでこういう人形型にしているものです。裏側に空気を入れて、簡単に空気が入ります。こういうものです、顔の。こういうものを使って、中学1年生がトレーニングキットを使って人工呼吸や心臓マッサージなど心肺蘇生法が体験できる人形を使って講習しているそうです。これが見本でありますが、操作の手順などを収録したDVDが入っていたり、あとAEDを張り付ける、そういうものも一緒にセットになってあるそうです。この学校は先生がまず講習を受けて、先生が講師として生徒と一緒になって命の大切さを伝えているという話です。これは心臓のところにチーと押すとかちかちと音が鳴るんです。これは心臓までちゃんと心肺蘇生の力を入れないと鳴らない。きちっと力を入れることによって、こうやって心臓に、心臓マッサージが届いてるっていう、そういう実績のキットです。  ぜひ大磯町もこういうものを、キットを使っていただいて、子どもたちに命を大切さを伝えていただきたいというふうに思っております。関市では、毎年中学1年生全員に配布し、学校の授業で正しい知識と使い方などを学んでいただきたいということで使っているそうです。思春期の子どもたちに生命の尊厳を考えてもらうだけでなく、救急医療の体制の崩壊が深刻化しているなか、子どもを通じて受講者を増やし、地域の救命率向上につなげようというユニークな試みで大変感動いたしました。大磯町としてぜひ導入を推進していただきたいとこのように思っております。  関市の中学1年生の講習会に参加して感じたことや思ったことを、受ける前と受ける後での意識の変化を紹介する文章が幾つか先生から送っていただきました。で、僕は最初AEDとか面倒くさいと思っていた。DVD見て感動した。AEDや心肺蘇生法を学んでほしいと思った。見て見ぬふりをして一つの大切な命がなくなってその見て見ぬふりをした人がもし自分だったらすごく悲しい。という感想文が寄せられていたり、あと人を助けるにはたくさんの協力が必要なんだなと思いました。胸骨圧迫のときに音が鳴ってしっかりできているかなということがよくわかった。人を助けるのは勇気がいるけどやってみて助からないのとやらずに助からないのでは全く違う。家に帰っても練習して本当に必要なときに使えるようにしたい。このような感想文もいただきました。こうして子どもたちは、命の大切さを受講によって実感しているようです。ぜひ大磯町も神奈川県としては初めての試みになると思いますので、大磯町としてもぜひこういうものを取り入れて、子どもに命の大切さや救急の救命率のアップがたいへん重要と考えております。  先日、東京都杉並区で室賀くんという11歳の男の子が就寝中に突然呼吸が停止してしまった父親に対し心臓マッサージを行い奇跡的に命を救ったというテレビ報道を見ました。小学生でも指示に従って行えば、人の命を救うことができることを実感いたしました。
     不慮の事故は、家庭内で68%多く発生してることがデータでわかっています。第4次総合計画には、先ほど示されたように2010年まで4000人という目標であります。で、いまは救急車とドクターヘリの連携がスムーズにいくようになり救命率も上がっているようです。ぜひ、町の積極的な取り組みをお伺いいたします。 ○議長(山田喜一君)  教育長。 ○教育長(福島睦惠君)  お答えいたします。  先ほど子どもたちに対する救命講習会の現状についてお話ししましたように、定期的に子どもたちには救命講習会が実施していないのが現状でございます。そういう中で、いま議員から御提案いただきましたような内容でございましたら、クラスですとか学年ですとかあるいはPTA等さまざまな単位でそのお人形さんっていうんですか、ダミーを使いながら救命講習会取り入れていくことも可能かなと、こんなふうにも感じました。命の大切さを子どもたちに伝えていくためにも御提案の内容も含めて検討していきたいとこういうふうに考えております。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  最後に町長に伺います。いま教育長が積極的に考えてくださるということです。このキットは5,000円満たない金額です。全中学校1学年、全校配布しても150万満たないかなって思って、そういう金額で子どもたちに命の大切さを伝えることができるのであれば、ぜひ町として来年度予算にきちっと考えていただけないでしょうか。町長の答弁を求めます。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  人の命ですね。やはり初期の対応で大分命が左右されるそういうことを考えますと、やはりその辺のところを財政的に厳しい中でもそういうものを人の命というものを大切に考えていきたい。そういうことで、ぜひ検討していきたいというふうに積極的に考えたいと思います。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  次に大きく2問にいきます。  高齢者、障害者世帯を対象のごみ個別収集であります。集積場所をステーションまでごみを持ち出すのが困難な高齢者、障害者世帯また本当に支援が必要な方を対象にごみの個別収集を計画し、実行すべきであると考えます。取り組みをお伺いいたします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問の「高齢者障害者世帯等を対象にごみの個別収集を」につきましては、現在担当課で個別収集の方法、対象者等の検討をしております。対象者、福祉部門とも連携をとりながら、今年度中にモデル地区を指定して試行し、来年度当初からは全地区を対象に、高齢者、障害者世帯等を対象とした可燃ごみ等の個別収集と安否確認を実施したいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○16番(渡辺順子君)  いま町長の答弁の中で、モデル地区を決めて、試行的に実行していきたいというお話しでした。試行的にやるということであるので、これからまた条件だとか対象人数、ごみの集積、種類、生ごみなのか、プラスチックも含めてなのか、利用者が希望すれば申請書を受け付けて収集していくことなのか、あと予算的な措置はどのように考えているのか。先ほど町長の中に福祉的、安否確認も含めて福祉的な観点で取り組むというお話もいただきましたので、担当と福祉的な部分との連携はどのようにされてるか、よろしくお願いいたします。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  現在、検討させていただいております内容でございますが、高齢者という形でのごみの個別収集ということを考えて、在宅高齢者で要介護が2以上または肢体不自由の障害の程度が1級もしくは2級の方を対象として検討させていただいております。その方々に訪問させていただき、利用していただくということで、申し込み等をしていただいた中で実施をしていくと。  その内容といたしましては、いま議員おっしゃられるように、まずは可燃ごみを対象に実施をしていきたいと考えておりますが、やはりこのモデル事業を行った中で、やはりそれだけ不便というか物足りない。可燃だけではなくてペット、それから不燃物あるいはまたもっと大きな粗大ごみまで収集してほしいというお話もあろうかというふうに思いますので、どういうものがまた御意見等がでてくるかを、このモデル事業を行った中で、意見を聞いた中で、品物等については決めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  最終これからマニュアルを作成していくんではないかと思います。まずそういうことをつくっていく中で、課題はどのようなことを考えていますか。成功の鍵はやはり地域の皆さん、あと民生委員、ヘルパーさんの連携、また本人はもちろんですが、連携と連絡が重要と考えます。いかがでしょうか。またもしいまマニュアルの中にいろいろ検討しているんですが、検討がうまくいかない場合は来年4月から果たして時間的に、時期的に間に合うんでしょうか。そういうことも、ぜひお聞きします。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  マニュアルというか、ごみ出しとあと見守りを、町長がお話をさせていただいてるように、見守りを主にさせていただくということで、その安否確認の中での不在というか、この制度を行った中で他の自治体の先例、前例で行ってる市町村もございます。そういう中でやはり、不在の場合の安否確認ができなくなってしまう、そういうふうなもののことから、対象者の方には連絡を密にした中で事業を実施していく形になろうかと思います。そういう中でやはり安否確認をする中で地区の民生委員さんにもある程度力添えをいただき、またケースワーカー等が入っております。ケースワーカーとの連絡をしながら、この趣旨を理解していただいた中で実施をしていきたいというふうに思っておりますので、やはり安否確認をする中で連絡ができなかった場合が一番ちょっと不安です。また4月からできるのかということでございますが、このモデルをやった中で、やはり早目早目の対応ということで、そのある程度大体町のほうで判断をさせていただいて、よければ前もって地区の民生委員さんとか区長さんにお話をさせていただいて対象者を選んでいただくと。町のほうでも対象者は確認はできますけども、やはり本人が希望されないとなかなか町のほうでも入れない状況でありますので、それを踏まえた中でまずモデル事業の中では町でお願いをして集めていく。実際のときには民生委員さん等に御本人の確認をしていただきながら実施をしていくというふうに段取りを考えております。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  あと一つ、予算的な措置はどのように考えているんでしょうか。いま課題が述べられましたけど最終的に申請されるときにきちっと町があと申請される方の連絡というかお互いの疎通が大事だと思ってますけど、それと福祉課の3者でどのような協議をされていくか、その点を聞かせてください。 ○議長(山田喜一君)  環境経済課長。 ○環境経済課長(島村行成君)  お答えをさせていただきます。  予算的なことにつきましてお答えをしてなかったことに、たいへん失礼をいたしました。予算につきましては、これからその業者さんというか集めてもらえる方にちょっと、どれぐらい費用がかかるかもちょっとこれから見積もりではないんですけれども提案をさせていただいていきますので、その中で対応していきたいというふうに考えております。  それと福祉課のほうとの調整につきまして、やはり民生委員さんの関係、ケースワーカーの関係等ございまして、あと障害者の台帳、それから一人暮らしの高齢者の台帳と思っております。そちらとの連携を図りながら、その人数の把握をしていく形での連携をとっています。ただ先ほど来、ちょっと災害対策等で個別情報の守秘義務とかございます。なかなかちょっと難しい部分もございますけども、それについては情報の共有化を図りながら事務を進めていきたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  大きい2問は結構です。  次に大きく3問にいきます。大きく3問目は、女性が生涯、健康で健やかに暮らす政策をです。世の中が経済不況に突入し、社会構造の急激な変化に伴い女性の社会進出がますます進んでいくことが予測される中、女性が健康で元気であるということが一番重要であります。女性の活力が日本再生に大きな影響が与えると思います。そのためにも女性の抱えるさまざまな不安が解消されることが必要です。近年病気の原因や治療法にも性差があることが重要視されています。2001年に公立病院で初めて女性専門外来が設置されました。それ以来現在では、民間を含め、女性外来を診療科にあげている病院、診療所が数百に上ると聞いています。  女性のライフスタイルが多様化し、女性は思春期、妊娠、出産、更年期と、生涯にわたってホルモンバランスが大きく変わってきます。心身のバランスを保ち、健やかに生活していくためには自分の体をよく理解し、上手につきあうことが求められています。  さらに、女性の健康力アップを支援することが、家族や地域の健康力アップにもつながります。女性は妊娠、出産という固有の機能を有するだけでなく、女性特有の身体的特徴からさまざまな症状や心身にわたる悩みを抱えています。  本町で行っている事業は子育て中心の保健サービスが主力となっていますが、生涯にわたる女性の健康をさらに充実させていくため施策が重要と思っています。また、身近なところで気軽に相談できる体制を確立することが必要と考えます。病院で聞きたいことが多くあるのに、診療時間が短い、聞くに聞けない、もっと気楽に相談できる場所として設置してもらいたい、そうした声がたくさん寄せられています。仕事や育児などの日常的に悩みを気軽に相談できる女性総合窓口が欲しいという声も聞かれています。大磯町として女性の健康支援をするための支援センター、またそういうことに携わる研究や調査を行うことをお聞きいたします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  ご質問の「女性が生涯健康で健やかに暮らす施策」につきましてお答えをいたします。まず女性の健康支援推進の計画策定につきましては、町では女性特有の乳がん、子宮がんの検診や母子保健事業など、女性の健康支援をしております。また窓口や各種事業の際には、保健師や栄養士による健康相談などもお受けしております。計画策定については女性に対する健康支援も視野に入れて、町民の健康を維持、増進の基本となる健康増進計画を今後策定してまいります。  次に性差医療の研究につきましては、性差医療は男女の違いを考慮して男性女性の発症率の高い病気に着目して予防や治療を行うもので、日本では遅れている分野となっております。女性医療や女性外来の設置など進められている状況もあることから、性差に関するニーズは高まることが予想されます。そのため町としては医療機関と連携をとりながら、保健予防面で性差の考え方を研究してまいりたいと考えております。  次に仕事や育児などの日常的な悩みを何でも気軽に相談できる女性総合窓口の設置についてお答えします。御質問の女性からの総合的な相談については、現在町民課が総合相談窓口として関係課と連携をとりながら対応しております。また相談の内容により、必要に応じて専門機関を紹介しております。平成18年度に策定した大磯町男女共同参画推進プランでも、介護サービスや心の悩み、育児不安、仕事に対する心の相談、女性等に対する暴力等の相談などの相談体制、また窓口の拡充等を位置付けておりますので、より多様化する問題に対処できる体制について早急に対応できるよう検討してまいります。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  世代にかかわらず女性の一生を丸ごと応援したいという思いで、私は今回質問させていただきました。今後もさまざまな視点で質問させていただこうと思っております。  ある事例を紹介させていただきます。ヨーロッパ在住のある日本人女性が出産する際、現地の医師から安全な出産のため、これまでの受けた予防接種、病歴などの記録の提示を求められたそうです。その地では生まれてから自分の健康に関する記録を一冊の手帳として持っていて、例えば妊娠、出産のときにその情報を見ながら医療を受けている。しかし、日本の場合は特に結婚して家庭に入った女性は定期的に健診を受ける機会も少なく健診結果の記録の管理も十分できてない例が多い。  そこで、女性の生涯にわたる健康を守る観点から提案させていただきます。女性の健康パスポートの発行や、また病歴、妊娠、出産、健康診断、アレルギーの有無などの記録をしたもの、さらに安全な出産や女性特有の病気の予防に役立つ健康チェック的なものを考えていただきたい。このように一つの事例を持って今後大磯としてもしっかり取り組んでいただきたい。大きな問題でありますけど、国政で考えなければいけない問題でもありますが、町としては、ぜひ女性総合支援に対してしっかり取り組んでいただきたい。またあらゆる情報、アンケートや講演会、勉強など提供していただき、町としてあらゆる情報を入手して調査や研究をしていただきたい。できれば女性職員担当一人をつけて積極的に調査、研究に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(山田喜一君)  スポーツ健康課長。 ○スポーツ健康課長(原 俊清君)  お答えいたします。  健康手帳のようなものとの御質問でございますが。町では母子手帳から年齢に応じて健康手帳というものを配布しているわけなんですけれども、それにはちょっと内容的に一生涯を通じてというような手帳にはなってございません。また医療機関ではお薬手帳というような形のようなものも配布しているというような状況もございます。その辺、性差による健康だとか予防とかというふうな視点から研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員。 ○6番(百瀬恵美子君)  ぜひ考えて、これからまた何回か質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  大きく4問目にいきます。時間がありませんので。監査委員について、議会推選の監査委員についてお聞きいたします。昨日の竹内議員の質問で、町長の考え方や思いが少しわかったような気がします。監査委員としてふさわしい人を人選しうる選挙方法を大磯町はとっていますが、代表監査とか、議選の監査を町長が任命している形をとっています。権限や責任として監査結果の報告や、それに添えて提出できる意見書については、監査委員の合議により決定し意見が一致することが必要であります。いまこうした監査の機能が欠けてしまう恐れがあると思います。今後、町長としてはこの事態をどのようにとらえて進めていきますかお伺いします。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  御質問の「議会推選の監査委員」についてお答えをさせていただきます。地方自治法に規定する議員のうちから選任する監査委員につきましては、以前からの慣例として、議会で適任者の人選をお願いしておりますので、今後も同様に、推選いただいた方を監査委員の選任議案として提案したいと考えております。今回も7月24日付けで前任の監査委員の退職を承認した後に、慣例に従いまして議会から適任者としてお選びいただいた方の御連絡をいただきました。  しかしながら、昨日の11番議員からの御質問の際にもお答えいたしましたとおり、議会から推選いただいた議員につきましては、私に対しまして町長の行政行為は議会制民主主義の根幹を踏みにじる暴挙であると述べられ、また偏った行政行為を正当化した、などと述べられまして、当時副議長の要職にあって、私の不信任決議案を提出された提出者御本人ということでありました。常に公正不変、公正で偏らない態度を保持して職務に当たらなければならないということを服務とする監査委員として、私は同議員を選任しがたいと解しましたので、監査委員選任の人事議案の提案を見送っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(山田喜一君)  百瀬議員、あと5分です。 ○6番(百瀬恵美子君)  町長のいま答弁聞いて、町側としては事態をきっかり整理していただき、結論を出さなければならないのではと考えております。いま第29次地方制度調査会、その中の小委員会では、地方分権の改革の動きの中で監査委員制度の見直しについて議論されています。監査機能の充実、強化を図るために方策を議論されています。その中では、監査委員の独自性を強化するべきである、公選による方法はどうか、議選の監査は廃止することはどうか、現行どおりで議会の同意で町が選任する方法はどうなのか。行政全般にわたって幅広い見地から、執行機関をチェックするという機能と監査委員の監査機能の役割分担をどう考えるかなど、さまざまな議論がされていることなどからみると、監査委員の監査の専門性を高めることや責任も重くなってくると思います。  まだ、委員会としては結論が出ておりませんが、今後、監査委員制度についてお互いに議論が必要と思っております。大磯町は過去に議選の監査委員を罷免しております。議会も町も十分な議論をしなければ地方分権の流れ、議会改革の流れに遅れております。その問題はあれはあれ、これはこれ、ということにはならないと思います。今回のことは山田議長とよく話し合っていただき、一日でも早く正常な監査委員事務局体制を望みますが、今後の町長のお考えを再度聞かせていただきます。 ○議長(山田喜一君)  町長。 ○町長(三好正則君)  再質問として、町長は議員選出の監査委員の解任について今後どうしたいのかということでございますが、このまま議員の選出の監査委員を選任しないという事態が継続することは、私自身、昨日も申し上げましたとおり、決して本意ではございませんので、一刻も早く人事議案をあげたいというふうに思っております。改めて議長に人選の再考をお願いしてるところでございます。今後につきましては議長から改めて人選をいただき、速やかに監査委員の選任の人事議案を提出させていただきたいというふうに考えております。  議長には人事、この件につきましては協議をお願いしてるところでございますけれども、一度決めたことは変えられないということでなかなか協議にのっていただけないというのが実情でございまして、改めてここで御理解をお願いしたいところでございます。よろしくお願いいたします。 ○6番(百瀬恵美子君)  質問終わります。 ○議長(山田喜一君)  以上で百瀬恵美子議員の一般質問を終了します。  以上で本定例会の一般質問を終了します。  お諮りいたします。本日は会議の都合により、あらかじめ会議時間を延長いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(山田喜一君)  異議ないものを多数の意見と認め本日の会議時間は延長いたします。 ○13番(柴崎 茂君)  聞こえてねえのかよ。 ○議長(山田喜一君)  聞こえてますけども、多数の意見がそういうことで。 ○13番(柴崎 茂君)  だったら異議なしと、もっとでかい声で言えよ、それじゃあ。 ○議長(山田喜一君)  暫時休憩といたします。  (午後 4時19分)  休憩  (午後 5時15分)  再開 ○議長(山田喜一君)  休憩を閉じて再開いたします。 ○3番(三澤龍夫君)  動議。 ○議長(山田喜一君)  三澤議員。 ○3番(三澤龍夫君)  3番・三澤です。  本日はこれをもって散会する旨の動議を発議いたします。  その理由を申し上げます。本日、議会運営委員会等から議事日程、決定しております議案第47号から第52号まで一般会計平成20年度の歳入歳出決算並びに5特別会計の歳入歳出決算の認定というたいへん大きな議題が用意されているところでございますが、監査の認定については当然のように議会推選の議選の監査委員もこの作業にあたり、その代表監査と議選の監査連名で意見書をもって監査認定作業の前提が整ったという認識がございます。いまの状態で、監査の認定に加わるということはできないいうところでございまして、本日はここでの散会を発議いたします。 ○議長(山田喜一君)  ただいま3番・三澤議員から散会とすることの動議がありました。  賛同者の挙手をお願いします。                 (挙手者2人以上) ○議長(山田喜一君)  わかりました。2人以上でございますので、この動議は成立いたしました。  本日はこれをもって散会する動議を議題とし、採決をします。  この採決は起立によって行います。この動議のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                  (起立者多数) ○議長(山田喜一君)  起立者多数につき、本動議は可決しました。  これにて本会議は散会したいと思います。  (午後 5時17分)  散会...