寒川町議会 2024-03-05
令和6年第1回定例会3月会議(第5日) 本文
(「なし」の声あり)
9:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
10:
◯議長【
天利 薫議員】 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第28号については、会議規則第35条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
11:
◯議長【
天利 薫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、議案第28号は委員会の付託を省略することに決しました。
12:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第28号を採決いたします。この採決は無記名投票をもって行います。
議場の出入口を閉鎖いたします。
(議場閉鎖)
13:
◯議長【
天利 薫議員】 ただいまの出席議員は16人であります。
これより投票用紙を配付いたさせます。
(投票用紙配付)
14:
◯議長【
天利 薫議員】 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
15:
◯議長【
天利 薫議員】 配付漏れないものと認めます。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
16:
◯議長【
天利 薫議員】 異状ないものと認めます。
念のため申し上げます。投票は無記名です。投票用紙には、本案を可とする議員は賛成、否とする議員は反対とご記入願います。なお、白票は否とみなします。
これより点呼に応じ順次投票を願います。点呼を命じます。
(点呼に応じ投票)
17:
◯議長【
天利 薫議員】 投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
18:
◯議長【
天利 薫議員】 投票漏れないものと認めます。投票を終了いたします。
これより開票を行います。
19:
◯議長【
天利 薫議員】 お諮りいたします。会議規則第29条第2項の規定により、立会人に柳下雅子議員、小泉秀輔議員、橋本修一議員を指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
20:
◯議長【
天利 薫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、立会人に柳下雅子議員、小泉秀輔議員、橋本修一議員を指名いたします。
立会人の立会いを求めます。
(開票)
21:
◯議長【
天利 薫議員】 開票結果を報告いたします。投票総数16票、うち有効投票16票、無効投票ゼロ票、有効投票中賛成12票、反対4票、以上のとおりであります。よって、本案は同意することに決しました。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
22:
◯議長【
天利 薫議員】 ただいま副町長に選任することに同意いたしました深澤文武氏から、皆さんにご挨拶をしたい旨の申出がありましたので、発言を許可いたします。
〔深澤文武企画部長 登壇〕
23:
◯番外【新副町長 深澤文武】 皆様、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一言ご挨拶をさせていただきます。
ただいま副町長選任案件につきまして、ご同意を賜り、誠にありがとうございます。厚く御礼申し上げます。私にとりまして身に余る光栄に存じますとともに、その責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
もとより浅学にして微力ではございますが、木村町長の下、職員一丸となって町民皆様のため、そして寒川町の発展のために誠心誠意職務を全うする所存でございます。
議員皆様におかれましては、これまで以上のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、お礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
──────────────────────────────────────
日程第3 議案第13号 寒川町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関
する条例及び寒川町職員の育児休業等に関する条
例の一部改正について
──────────────────────────────────────
日程第4 議案第26号 寒川町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関
する条例の一部改正について
──────────────────────────────────────
日程第5 議案第27号 寒川町消防団員等公務災害補償条例の一部改正に
ついて
24:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第3議案第13号「寒川町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例及び寒川町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について」、日程第4議案第26号「寒川町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について」、日程第5議案第27号「寒川町消防団員等公務災害補償条例の一部改正について」を一括議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。総務常任委員長、黒沢委員長。
〔総務常任委員長(黒沢善行議員)登壇〕
25: ◯総務常任委員長【黒沢善行議員】 ただいま議題となりました総務常任委員会の審査報告をいたします。
本委員会は、2月20日に付託されました議案を審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第71条の規定により報告いたします。
議案第13号、寒川町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例及び寒川町職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
議案第26号、寒川町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
議案第27号、寒川町消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
それでは、議案第13号の審査概要について報告いたします。
本案は、地方自治法の一部改正に伴い、会計年度任用職員に勤勉手当を支給するため提案されたものです。
審査の中では、勤勉手当支給に伴う影響額や条例施行以前から任用されている方に対する勤勉手当支給の考え方はなどの質疑がありました。質疑の後の討論はありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
次に、議案第26号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、機能別団員制度並びに消防団員の休団制度及び定年制度を導入すること等により、消防団の充実強化を図るため提案されたものです。
審査の中では、機能別団員制度については、定員、募集方法、訓練内容及び指揮系統、また職務に従事する場合のマニュアルの有無について、休団制度については、休団した場合の定員数の考え方などの質疑がありました。質疑の後の討論はありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
次に、議案第27号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、所要の措置を講ずるため提案されたものです。
質疑及び討論については特段ございませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
以上で、審査報告を終わります。
26:
◯議長【
天利 薫議員】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
27:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
28:
◯議長【
天利 薫議員】 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
29:
◯議長【
天利 薫議員】 これより採決を行います。なお、議案第13号、議案第26号及び議案第27号の採決は採決システムにより行います。
これより議案第13号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
30:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
31:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
32:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第26号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
33:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
34:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
35:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第27号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
36:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
37:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
日程第 6 議案第15号 寒川学校給食センター条例の制定について
──────────────────────────────────────
日程第 7 議案第16号 寒川町特定教育・保育施設及び特定地域型保育
事業の運営に関する基準を定める条例の一部改
正について
──────────────────────────────────────
日程第 8 議案第17号 寒川町国民健康保険条例の一部改正について
──────────────────────────────────────
日程第 9 議案第19号 寒川町指定地域密着型サービスに係る基準を定
める条例の制定について
──────────────────────────────────────
日程第10 議案第20号 寒川町指定地域密着型介護予防サービスに係る
基準を定める条例の制定について
──────────────────────────────────────
日程第11 議案第21号 寒川町指定介護予防支援事業者の指定に関し必
要な事項並びに指定介護予防支援等の事業の人
員及び運営等の基準等を定める条例の制定につ
いて
──────────────────────────────────────
日程第12 議案第22号 寒川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運
営に関する基準等を定める条例の制定について
38:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第6議案第15号「寒川学校給食センター条例の制定について」、日程第7議案第16号「寒川町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」、日程第8議案第17号「寒川町国民健康保険条例の一部改正について」、日程第9議案第19号「寒川町指定地域密着型サービスに係る基準を定める条例の制定について」、日程第10議案第20号「寒川町指定地域密着型介護予防サービスに係る基準を定める条例の制定について」、日程第11議案第21号「寒川町指定介護予防支援事業者の指定に関し必要な事項並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営等の基準等を定める条例の制定について」、日程第12議案第22号「寒川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について」を一括議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。文教福祉常任委員長、佐藤委員長。
〔文教福祉常任委員長(佐藤一夫議員)登壇〕
39: ◯文教福祉常任委員長【佐藤一夫議員】 ただいま議題となりました文教福祉常任委員会の審査報告をいたします。
本委員会は、2月20日に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第71条の規定により報告いたします。
議案第15号、寒川学校給食センター条例の制定について、審査の結果、原案可決であります。
議案第16号、寒川町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
議案第17号、寒川町国民健康保険条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
議案第19号、寒川町指定地域密着型サービスに係る基準を定める条例の制定について、審査の結果、原案可決であります。
議案第20号、寒川町指定地域密着型介護予防サービスに係る基準を定める条例の制定について、審査の結果、原案可決であります。
議案第21号、寒川町指定介護予防支援事業者の指定に関し必要な事項並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営等の基準等を定める条例の制定について、審査の結果、原案可決であります。
議案第22号、寒川町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について、審査の結果、原案可決であります。
それでは、議案第15号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、学校給食センター内の食育ホールを町民の利用に供し、もって町民の食育の推進を図るため提案されたものであります。
審査の中では、使用料の根拠や減免対象者について、学校給食研究会を条例で位置づける検討を行ったのか、また本条例に上位法を記載していない理由や学校給食センターを中心とした食育についてなどの質疑がありました。質疑の後の討論はありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
次に、議案第16号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い所要の措置を講ずるため提案されたものです。
審査の中では、改正案23条、掲示方法について、また該当する施設にホームページはあるのかなどの質疑がありました。質疑の後の討論はありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
次に、議案第17号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い所要の措置を講ずるため提案されたものです。
質疑及び討論については、特段ありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
次に、議案第19号、議案第20号、議案第21号及び議案第22号の審査概要について報告いたします。
議案第19号、議案第20号、議案第21号及び議案第22号は、いずれも介護保険法に基づく各事業の基準をサービスごとに町が定める条例で、これらの基準は3年に一度の介護保険報酬に係る改定に合わせて社会保障審議会介護保険給付費分科会の審議を踏まえた改正が行われており、今回令和6年度の介護報酬の改正がされることに合わせ、関係条例の条文の整理を図るため提案されたものですが、関連性があることから一括して審査を行いました。
審査の中では、介護報酬の規定や処遇改善に対する取組内容についての質疑がありました。質疑の後の討論はありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
以上で、審査報告を終わります。
40:
◯議長【
天利 薫議員】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
41:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
42:
◯議長【
天利 薫議員】 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
43:
◯議長【
天利 薫議員】 これより採決を行います。なお、議案第15号、議案第16号、議案第17号、議案第19号、議案第20号、議案第21号及び議案第22号の採決は採決システムにより行います。
これより議案第15号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
44:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
45:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
46:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第16号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
47:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
48:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
49:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第17号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
50:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
51:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
52:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第19号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
53:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
54:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
55:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第20号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
56:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
57:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
58:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第21号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
59:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
60:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。
61:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第22号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
62:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
63:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
日程第13 議案第18号 寒川町介護保険条例の一部改正について
64:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第13議案第18号「寒川町介護保険条例の一部改正について」を議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。文教福祉常任委員長、佐藤委員長。
〔文教福祉常任委員長(佐藤一夫議員)登壇〕
65: ◯文教福祉常任委員長【佐藤一夫議員】 ただいま議題となりました文教福祉常任委員会の審査報告をいたします。
本委員会は、2月20日に付託された議案を審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第71条の規定により報告いたします。
議案第18号、寒川町介護保険条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
それでは、議案第18号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、介護保険の第1号被保険者に係る保険料を改めるため提案されたものです。
審査の中では、全体的に保険料の負担が増えるが、保険料を引き上げない対策は検討したのかなどの質疑がありました。質疑の後の討論では、3年ごとの見直しで低所得者の保険料は軽減されるが、全体としては増となる、町は基金繰入れを行っているが、国の責任として負担軽減を図るべきとの反対討論に対し、町は基金の繰入れを行い対策を講じているが、少子高齢化の進展に伴い介護保険を受ける人が増加傾向にあり、保険料の増加は避けられない状況であることから賛成するとの賛成討論がありました。採決の結果、賛成多数で可決されました。
以上で審査報告を終わりといたします。
66:
◯議長【
天利 薫議員】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
67:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
68:
◯議長【
天利 薫議員】 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、まず原案に反対の議員の発言を許可いたします。山田議員。
69: ◯5番【山田政
博議員】 それでは、議案第18号、寒川町介護保険条例の一部改正について、反対の立場で討論いたします。
今回の条例の一部改正は、3年ごとの保険料改正で、令和6年度から8年度は第9期になります。今回は10段階から13段階に広がり、平均保険料では年間で6万2,400円、前期より1,200円増、1か月では100円増となり、低所得者の保険料は軽減されていますが、全体としては保険料は増えています。
介護保険制度が始まって23年の間に保険料は2倍以上になっていることが厚労省の資料でも明らかになっています。利用控えが発生して利用者の健康状態が悪化していく可能性もあります。町としては基金の繰入れを行って努力はしていますが、物価高騰など生活の状態悪化の中で高過ぎる保険料や利用率の引下げは喫緊の課題です。国の責任として、介護保険料の負担軽減をすべきとして、議案第18号、寒川町介護保険条例の一部改正については反対といたします。
70:
◯議長【
天利 薫議員】 次に、賛成の議員の発言を許可いたします。橋本議員。
71: ◯12番【橋本修一議員】 議案第18号、寒川町介護保険条例の一部改正について賛成の立場で討論いたします。
本議案は、第9次寒川町高齢者保健福祉計画である令和6年度から令和8年度における介護保険第1号被保険者に係る保険料を改めるための条例改正であります。超高齢社会の進展は、我が国全体の課題であり、高齢者、要支援、要介護認定者の増加は、寒川町においても統計から明らかとなっております。
町からの説明では、計画期間の3年間における介護保険給付費の総額について、111億7,634万6,000円、その保険給付費に第1号被保険者法定負担割合23%を乗じた額に調整交付金や基金の取崩しを加味した3年間に必要な保険料総額を25億9,671万5,000円に、3年間の見込収納率及び被保険者数で除した金額、第1号被保険者1人当たりの年間保険料基準額6万2,400円、月額にすると5,200円と、100円上がる1.96%の増額とのことでした。
物価高騰等で家計が大変厳しい中、保険料の増額は避けなければならない面はありますが、介護保険制度のサービスを安定的に運営し、それを支える介護人材の処遇改善など雇用の安定を守るためには、国、県、町の負担と第1号被保険者の皆様の応分負担が必要となります。それに対して介護給付費等準備基金4億3,000万円を取り崩し、保険料多段階化による低所得者の保険料が抑制され、必要最低限度の保険料上昇に抑えられている面があります。
2040年まで超高齢化が進むことが予測される中、介護保険制度の持続可能性の確保、制度化のサービスの供給をその質とともに安定的に支えるために当議案を賛成といたします。
以上、賛成討論といたします。
72:
◯議長【
天利 薫議員】 これをもって討論を終結いたします。
73:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第18号を採決いたします。この採決は採決システムにより行います。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
74:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
75:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成多数であります。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
日程第14 議案第23号 茅ヶ崎都市計画事業寒川駅北口地区土地区画整
理事業施行条例の廃止について
──────────────────────────────────────
日程第15 議案第24号 寒川町空家等対策協議会条例の一部改正につい
て
──────────────────────────────────────
日程第16 議案第25号 寒川町下水道事業の設置等に関する条例の一部
改正について
76:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第14議案第23号「茅ヶ崎都市計画事業寒川駅北口地区土地区画整理事業施行条例の廃止について」、日程第15議案第24号「寒川町空家等対策協議会条例の一部改正について」、日程第16議案第25号「寒川町下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」を一括議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。建設経済常任委員長、横手委員長。
〔建設経済常任委員長(横手 旭議員)登壇〕
77: ◯建設経済常任委員長【横手 旭議員】 ただいま議題となりました建設経済常任委員会の審査報告をいたします。
本委員会は、2月20日に付託されました議案を審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第71条の規定により報告します。
議案第23号、茅ヶ崎都市計画事業寒川駅北口地区土地区画整理事業施行条例の廃止について、審査の結果、原案可決であります。
議案第24号、寒川町空家等対策協議会条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
議案第25号、寒川町下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、審査の結果、原案可決であります。
それでは、議案第23号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、茅ヶ崎都市計画事業寒川駅北口地区土地区画整理事業の完了に伴い、茅ヶ崎都市計画事業寒川駅北口地区土地区画整理事業施行条例を廃止するため提案されたものであります。
審査の中では、清算業務におけるトラブルや土地区画整理区域外の飛び地について、また事業に対する行政評価についてなどの質疑がありました。質疑の後の討論では、平成元年3月に都市計画決定してから4代にわたる町長による事業が令和5年に全て終了した、今後駅前を活性化し、どのようににぎわいを創出していくのか、さらなる行政の尽力を期待するといった賛成討論がありました。採決の結果、全会一致で可決されました。
次に、議案第24号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部改正に伴い条文の整理を図るため提案されたものであります。
質疑及び討論については特段ありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
次に、議案第25号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、地方自治法の一部改正に伴い条文の整理を図るため提案されたものであります。
質疑及び討論については、特段ありませんでした。採決の結果、全会一致で可決されました。
以上で、審査報告を終わります。
78:
◯議長【
天利 薫議員】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
79:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
80:
◯議長【
天利 薫議員】 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。
81:
◯議長【
天利 薫議員】 これより採決を行います。なお、議案第23号、議案第24号及び議案第25号の採決は採決システムにより行います。
これより議案第23号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
82:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
83:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。
84:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第24号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
85:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
86:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。
87:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第25号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
88:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
89:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。
暫時休憩いたします。再開は11時10分です。
午前10時50分 休憩
──────────────────────────────────────
午前11時10分 再開
90:
◯議長【
天利 薫議員】 休憩を解いて会議を再開いたします。
──────────────────────────────────────
日程第17 議案第 8号 令和6年度寒川町一般会計予算
──────────────────────────────────────
日程第18 議案第 9号 令和6年度寒川町国民健康保険事業特別会計予
算
──────────────────────────────────────
日程第19 議案第10号 令和6年度寒川町後期高齢者医療事業特別会計
予算
──────────────────────────────────────
日程第20 議案第11号 令和6年度寒川町介護保険事業特別会計予算
──────────────────────────────────────
日程第21 議案第12号 令和6年度寒川町下水道事業特別会計予算
91:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第17議案第8号「令和6年度寒川町一般会計予算」、日程第18議案第9号「令和6年度寒川町国民健康保険事業特別会計予算」、日程第19議案第10号「令和6年度寒川町後期高齢者医療事業特別会計予算」、日程第20議案第11号「令和6年度寒川町介護保険事業特別会計予算」、日程第21議案第12号「令和6年度寒川町下水道事業特別会計予算」を一括議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。予算特別委員会委員長、柳田委員長。
〔予算特別委員長(柳田 遊議員)登壇〕
92: ◯予算特別委員長【柳田 遊議員】 ただいま議題となりました予算特別委員会の審査報告をいたします。
本委員会は、令和6年2月20日に付託された議案を3月8日から18日の間の計5日間で審査を行った結果、次のとおり決定したので、会議規則第71条の規定により報告いたします。
議案第8号、令和6年度寒川町一般会計予算、議案第9号、令和6年度寒川町国民健康保険事業特別会計予算、議案第10号、令和6年度寒川町後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第11号、令和6年度寒川町介護保険事業特別会計予算及び議案第12号、令和6年度寒川町下水道事業特別会計予算の5議案は、審査の結果、賛成多数で原案可決であります。
それでは、審査意見書の朗読をもって報告に代えさせていただきます。
令和6年度一般会計予算及び4特別会計予算の総額は、298億4,581万3,000円、対前年度比4億5,869万6,000円、1.6%の増、また、一般会計予算の総額は、176億2,000万円、対前年度比2億9,500万円、1.7%の増となり、一般会計予算額が170億円台となった令和5年度予算と同じく令和6年度は過去最大規模の予算額でありました。
まず歳入について、一般会計の49.9%を占める町税では、町税全体で87億8,370万円、対前年度比5,000万円、0.6%の増、町民税が減となり、固定資産税が増となりました。特に固定資産税の償却資産が10億円台の予算となり、町民税が下がる中でも安定した固定資産税により支えられた税収が確保されていることは、財政基盤の礎を築いた先人の施策によって今も寒川町の財源が支えられていることが分かります。
また、国庫支出金は、23億8,182万1,000円、対前年度比1億3,136万1,000円、5.8%の増、そして、県支出金は、12億7,216万2,000円、対前年度比6,885万1,000円、5.7%の増となり、主に算出されているのは、子ども子育て、教育、保育、医療に係る補助・負担金、デジタル化の推進、防災に係る特定財源であります。
湘南地域で最も子育てがしやすい町の実現、町民の利便性の向上、そして町民の防災基盤の強化のため、各事業に対して補助対象事業を適切に把握し、細かい条件がある国庫支出金及び県支出金を特定財源として積極的に歳入の獲得を図り、財源を確保していることは、町民福祉向上のため財源の確保が図られているものと判断できます。
歳入の評価としては、豊かな固定資産税の
もと、増となった税収により一般財源を確保し、寒川町の税収基盤の安定さが令和6年度予算でも見受けられ、特定財源におきましても適切な財源の確保をしていることにより、普通交付税不交付団体として長い間維持している寒川町の堅実な財政運営を予算歳入に関して評価することができます。
次に歳出では、まず目的別歳出における議会費、総務費、民生費、衛生費、農林水産業費、商工費、土木費、消防費、教育費及び公債費の中で、最も構成比が高い支出は民生費であり、67億5,481万3,000円で、全体の38.3%であり、内容としては、倉見幼稚園の認定こども園化整備事業に伴う就学前教育・保育施設整備事業費補助金が2億293万円の増、令和6年10月の児童手当制度改正に伴う支給対象者数の増などにより、児童手当扶助料が1億1,246万円の増など、対前年度比6億262万4,000円、9.7%の増となりました。
また目的別歳出で最も対前年度伸び率が高い支出は衛生費であり、25億9,504万3,000円で、構成比は全体の14.7%、そして対前年度伸び率は52.4%の増で最も高い伸び率であった。内容としては、健康管理センター代替施設の建設工事が6億円の増など、対前年度比8億9,236万円の増でありました。
これらの民生費や衛生費など、少子高齢化の進行に伴う共働き世帯の増に対応した子ども子育てのための予算や老朽化が進んだ公共施設更新に係る予算などの増加が見られる中で、そのほかにも、未来に向けたまちづくりや、町民の健康、地域の安全、新たなニーズを踏まえた取組を進めるための予算も計上されていました。
例えば、防災として、避難所用マンホールトイレなどの庁用器具購入費、災害時にも活用できる車両としてホイールローダーを購入するための自動車購入費、消防費では、緊急通信指令システムの整備や特殊災害対応自動車の購入費のほか、茅ヶ崎市消防署宮山出張所建設工事費など、地域の防災・安全を強化するための取組を進めていることは、いざというときに備えた予算計上であり、町民の安全に寄与する歳出予算であると評価できます。
そのほかにも、未来に向けたまちづくりのため、土木費では、ツインシティ倉見地区まちづくりの検討に当たり、実態調査、測量、基本設計などを行うためのまちづくり事業調査委託料の計上、町民の健康のために、衛生費では、帯状疱疹予防接種の助成開始に伴い高齢者予防接種事業の予防接種委託料の増、新たなニーズのため、デジタル地域通貨導入に伴う商工会補助金の増など、まちづくり、町民の健康、そして地域経済の取り組みを進め、町民福祉向上に寄与する歳出予算であることを評価できます。
また予算特別委員会の審査では、予算計上に係る算出根拠や予算の効果に関する審査だけではなく、予算範囲の中で行政に足りていない支援に関しての意見や指摘そして提案がありました。例えば、実施計画における指標の算出方法に関しての指摘、屋外でのAEDが置いている場所がないので、本当に必要なときに対応できるようにするための、AED屋外設置や管理に関しての提案、通級指導教室に関しては、令和6年度予算で小学校全校にことばの教室が設置される中で、中学校にはことばの教室がないため支援拡充の必要性の提案、シンコースポーツ寒川アリーナ・さむかわ中央公園の利用者がトイレや駐車場などの施設整備の課題に関する指摘、加入率が低下している自治会における若い世代の加入促進に向けた意見、児童クラブ運営事業に関してさらなる待機児童解消への取り組みへの意見、総合図書館運営事業費に関して本の貸出数減少の課題の指摘、そして産業振興事業に関して、町全体を通して全ての世代がデジタル地域通貨を使用できるようにするための意見など、審査の過程で委員から様々な意見・指摘、そして提案がありました。予算を執行する中で十分に配慮し、町の課題解決につなげていただきたいと思います。
令和6年度予算の留意点としては、性質別歳出における扶助費などの義務的経費の増加は留意する必要があり、前年度と比べると扶助費は2億7,061万1,000円の増で、40億6,736万1,000円となり、義務的経費の推移から見る扶助費の増は顕著でありますが、福祉の向上に寄与するものであるからこそかかる財源でもあります。また人件費の1億4,064万円の増や、委託費を含む物件費の3億4,179万円の増は、行政サービスの多様化に対応する予算でもあるため、費用対効果を検証しながら予算を執行していただきたいです。
また公共施設再編などに係る必要な財源として、町債や債務負担行為があり、町債が赤字補填債ではなく建設地方債であることは、健全な財政運営としては大前提ではございますが、将来世代の負担の観点において、令和6年度予算では、町債は11億4,130万円、対前年度比30.1%の減となり、町債発行額は令和5年度の15億2,870万円と2年連続で10億円を超え、令和6年度末現在高は75億5,794万6,000円となり、令和4年度には68億円台まで減った町債年度末借入残高も増加傾向であることや、また債務負担行為に関しては、令和6年度予算では、広域リサイクルセンター長期包括運営事務委託料と路線バス維持対策事業負担金が新たに2件追加され、限度額の合計は27億8,677万6,000円であり、今後の財政運営において、これらの町債の借入残高及び債務負担行為の支出予定額を合算した将来負担額の推移には財政硬直化の観点では懸念されることであるため、令和6年度は過去最高の予算規模であることは理解できるが、財政健全化判断の観点では十分に留意すべきであると思います。
最後に、予算は、寒川町の1年間の収入と支出の見積りであると同時に、町民に対しては、令和6年度にどれほどの公租公課を義務付けることになるのか、また、その見返りとして、どのような行政サービスを行い福祉向上に努めることにするのかを約束するものであると言えるため、町民のものとして町民のためにつくられる予算を執行する上で、持続可能な行財政運営のため、町長の施政方針にある施策や、総合計画2040第1次実施計画の最終年度の取り組みを実施し、令和6年度予算が最少の経費で最大の効果をあげ、町民の福祉向上に寄与する予算になることを期待し、令和6年度予算・審査意見といたします。
93:
◯議長【
天利 薫議員】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
94:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
95:
◯議長【
天利 薫議員】 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、まず原案に反対の議員の発言を許可いたします。青木議員。
96: ◯3番【青木
博議員】 それでは、議案第8号、令和6年度寒川町一般会計予算、議案第9号、令和6年度寒川町国民健康保険事業特別会計予算、議案第10号、令和6年度寒川町後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第11号、令和6年度寒川町介護保険事業特別会計予算及び議案第12号、令和6年度寒川町下水道事業特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。
賃金の伸びが物価上昇に追いつかず、目減りが続いています。1月10日に公表された2023年11月の実質賃金は、前年同月比3%減と20か月連続のマイナスでした。実質賃金が1996年をピークに低下し、暮らしに困難をもたらしたことが、失われた30年と言われる経済の停滞を生んでいます。そこを襲ったのが急激な物価高です。さらに能登半島地震の被害が追い打ちをかけているなどの要因で、経済の格差は広がっているのではないでしょうか。
日銀が3か月ごとに実施している生活意識に関するアンケート調査で、1年前と比べて暮らし向きにゆとりがなくなってきたとの回答は、直近の2023年9月調査で57.4%とリーマンショック後に迫る高さです。GDP、国内総生産の5割以上を占める消費が落ち込んだため、国内経済が弱体化しています。
昨年末内閣府が公表した1人当たり名目GDPの国際比較2022年で、日本は主要7か国G7中最下位でありました。円安によってドル換算の金額が減った要因はありますが、2000年代初めに米国に次いで2位でありました。日本経済そのものが成長しなくなっています。世界のGDPの中で日本が占める比率は4.2%であります。これも2000年代初めは10%を超えていました。また、消費税は物価高に苦しむ国民の負担をさらに重いものにしています。能登半島地震の被災者にも容赦なくのしかかります。そのような背景の中、町民の生活を少しでも向上させることが最重要課題であることを認識して、町民の立場に立った税金の使い方、生活支援を基本と考え、審査を行いました。
寒川町令和6年度一般会計の概要では、3つの予算編成方針を定め、これらの基本方針を踏まえ事業の選択と集中により、令和6年度の一般会計当初予算規模を176億2,000万円と、前年度最高だった予算を上回り、最高の予算額となっています。
歳入では、町の太宗をなす町税は、総額87億8,370万円となり、前年比0.6%増としています。個人町民税は、個人所得税が増加傾向にあるものの、定額減税などの影響などを見込み減、法人町民税は、町内アンケート調査結果などを踏まえ、企業収益の動向から2,000万円の減、町民税全体で6,300万円の減としています。中小企業は、各地の年金事務所を通じて従業員の厚生年金保険料や協会けんぽの医療保険料などを納付しています。コロナ禍で収入が減るなどした業者には、2020年から特例猶予として社会保険料納付を最長2年間猶予してきました。年金事務所は、事業者の状況などを踏まえ分納などに積極的に応じてきました。ところが、年金機構は、特例が終わったとして徹底して納付を促す立場に転換しました。中小企業の経営環境は、コロナ後も物価高騰や人手不足などの影響で悪化しています。先行きが見通せない状況で、町税減の見込みが示すとおり、企業経営や町民の暮らしが困難になるのではないかと懸念されます。
歳出では、1点目に、児童クラブ運用事業費であります。待機児は、寒川小学校あおぞらクラブ以外の4校を合わせて64名で、待機児童解消につなげるには多くの課題を一つ一つ解消できるよう関連部署と調整を図り進めていくとありました。伴走型の子育て支援に努めている町として、待機児童解消は喫緊の課題であります。
2点目は、スポーツ活動応援事業費ストリートスポーツであります。他市町村にない町の新たな魅力として、地域の活性化につなげていくのが目的との答弁でありました。成果は、町の認知度、来訪、交流の促進、地域経済の発展、活性化に貢献とのことでありました。この事業の予算に対し効果を具体的に数字的に示す調査をすべきと考えます。
3点目は、保健衛生事務経費、健康管理システム標準化とガバメントクラウドです。高い水準の情報セキュリティを担保した環境を構築されるとの答弁でありましたが、万全なセキュリティはありません。慎重な対応が求められます。
4点目は、東海道新幹線新駅整備基金積立てについてです。新幹線新駅誘致を倉見地区に決定してから26年の長い年月がたち、多少の前進があったものの未確定要素が多いので、まだ新駅設立にはほど遠い状況です。積立ての理由として財政の平準化との答弁でありましたが、これもいつまで5,000万円を積立てするかも未確定で、積立て根拠の是非が問われます。
5点目は、総合図書館運営事業費、貸出冊数増についてです。平成21年をピークに貸出冊数は減少の一途をたどっております。減の要因は、近年の読書離れ、活字離れとの答弁でした。しかしながら、紙の本での読書は、町民全体の方々に重要と考えます。取り分け子どもたちにとって字に触れ、読むのは重要な教育と考えます。今回の予算でその点について取り組んでいくようでありますが、さらなる施策が必要です。併せて冊数増の研究を進めていくべきです。
6点目は、教育活動充実事業費、水泳授業についてです。自校、町営プール、民間プールと授業の格差があります。しきりに費用対効果を強調していましたが、子どもたち第一の寄り添った水泳授業とするべきです。
以上、議案第8号、令和6年度寒川町一般会計予算の反対討論とします。
続きまして、議案第9号、令和6年度寒川町国民健康保険事業特別会計予算についてです。
国保加入者は、前年度に比べ減少している影響から、歳入総額では前年度に比べ0.2%減少しています。資格確認書等の発送に伴うシステム改修の委託がありますが、現在ある保険証を廃止し、マイナ保険証発行に伴うことから、マイナンバーカードを取得していない人やマイナンバーカードを保有しているが健康保険証利用登録を行っていない人などに発行される証明書になると思われますが、紙の保険証は存在させるべきです。国保財政調整基金の繰入れは前年度と同規模の繰入れで、保険料の増額を抑えたことについては評価できますが、コロナ感染に限定した傷病手当金は5類感染となりましたので、全ての傷病に対応し、事業主への手当とするべきです。国保加入者の負担軽減で安心して医療を受け、保険料を納められる国民健康保険にするには、国、県の財政負担増を求めるべきとして反対いたします。
議案第10号、令和6年度寒川町後期高齢者医療事業特別会計予算についてです。
令和4年10月から病院等の窓口負担が1割から2割に引き上げられたことにより、高齢者への負担が増しています。さらに年金も実質削減される上、物価高騰などで高齢者の生活は苦しくなる一方で、受診控えも懸念されることから反対とします。
議案第11号、令和6年度寒川町介護保険事業特別会計予算についてです。昨年10月段階で高齢化率27.5%と、若干でありますが、高齢化率が進んでいます。認定者数では2,326人と前年度より153人増えています。第9次計画の初年度で低所得者の保険料は軽減されますが、全体として保険料は増となります。介護保険制度が始まって23年間に保険料が2倍以上になっていることが厚労省の資料で明らかになっております。利用控えが発生して、利用者の健康状態が悪化していく懸念があります。町として基金の繰入れを行った努力はされている、その点については評価いたしますが、物価高騰など生活状態悪化の中で、高過ぎる保険料や利用料金引下げは喫緊の課題であります。町は、国の責任として国負担増を求め、介護保険料の負担軽減をするべきとして反対といたします。
議案第12号、令和6年度寒川町下水道事業特別会計予算であります。下水道事業は、汚水私費の原則で、独立採算制とはいえ、利潤を生みだす事業ではなく、採算のとりにくいところで事業をやらなければならない性格のものであります。段階的には料金の値上げは行われていますが、予算ベースでは13.3%の下水道使用料の値上げの見込みであります。それに伴い消費税も増えていくこととなります。生活費非課税の観点からも反対といたします。
以上、反対討論といたします。
97:
◯議長【
天利 薫議員】 次に、賛成の議員の発言を許可いたします。岸本議員。
98: ◯15番【岸本 優議員】 それでは、議案第8号、令和6年度寒川町一般会計予算について、賛成の立場で討論させていただきます。さむかわ自民党の岸本でございます。よろしくお願いいたします。
まずは、令和6年1月1日に発生した石川県能登半島地方を震源とする地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された数多くの皆様及びそのご家族、ご関係の方々に心よりお見舞い申し上げます。
今なお被災地域では地震活動が続いており、町からも職員の方々が支援に行っていただいていることに心から敬意と感謝の意を表します。震災の支援は必ず長期戦になりますので、我々議会も今後も長期でできる支援を考え続けながら、被災地域の皆様の安全確保と一日も早い復旧復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、消費者物価指数などは依然として高水準を維持しており、新聞報道などでは空前の株価上昇、企業収益の増加といった話題を耳にし、また国から発表されている月例経済報告によると、景気はこのところ足踏みも見られるが、緩やかに回復しているとの基調判断が示されていました。
このような状況の下、令和6年度の予算編成方針は、「町総合計画第1次実施計画の最終年度を踏まえた取り組み」、「将来を見据えた取り組み」、「持続可能な行財政運営の取り組み」といった3つの基本方針の下、町民の生命や財産を守る体制を強化し、一歩先の安心を感じることができる、また未来に向けての新たな取組を町民とともに進めていけるよう、過去最大の積極予算を編成したと予算特別委員会冒頭に町から説明がありました。
その結果となる令和6年度一般会計予算の総額は、176億2,000万円で、前年度比2億9,500万円、率では1.7%の増となりました。この予算の審査に当たり、私の視点として歳入では、歳入の太宗を占める町税は、社会経済情勢に照らし合わせ、適切な規模で見積もられているか、国、県補助金等は積極的な財源確保が行われているか、町債は過剰となっていないかなど、また歳出においては、予算編成方針に従って計上されているか、町総合計画を達成するための予算が組まれているかなど様々な角度から審査いたしました。
結果として令和6年度の予算編成方針における「町総合計画第1次実施計画の最終年度を踏まえた取り組み」としては、総合計画第1次実施計画に掲げた各種事業の目的、目標ごとに予算が計上されていることが確認できました。また、「将来を見据えた取り組み」としては、将来進むべき方向性の礎となるツインシティ倉見地区整備事業の推進のほか、防災対策の充実、産業支援、教育の充実など新たなニーズを踏まえ、様々な取組が推進されています。さらには「持続可能な行財政運営の取り組み」としては、民間活力を生かした公共施設再編事業や利用料や受益者負担の適正化など、事業の見直しや財源の確保といった視点での取組を確認できました。
このような取組が進められることは、町民の不安、不満を解消し、明るい未来を描くため予算が組まれていると判断でき、評価するものであります。なお、予算特別委員会の総括質問の中でそれぞれ意見等を申し上げた点につきましては留意いただくとともに、事業、予算の執行に当たって当初計画した目的、目標を達成する努力を重ねていただきつつも、町民の皆様の声を町政に反映し、改善すべき点は改善するなど柔軟な対応についても心がけていただきたいと思います。
木村町長におかれましては、4期目最初の予算編成となります。町民から寄せられた様々な声に寄り添った行財政運営に邁進し、この予算を通じて明るい未来を切り開いていただけるものと期待し、議案第8号、令和6年度寒川町一般会計予算について賛成といたします。
なお、議案第9号、議案第10号、議案第11号、議案第12号の4特別会計予算については、この場での討論を省略し、賛成といたします。
99:
◯議長【
天利 薫議員】 次に、賛成の議員の発言を許可いたします。新村議員。
100: ◯1番【新村賢志議員】 それでは、議案第8号、令和6年度寒川町一般会計予算について、賛成の立場で討論させていただきます。大志会所属の新村賢志でございます。よろしくお願いします。
このたび令和6年度の予算の審査に当たって全体を細かく審査してまいりましたが、健康と子育ての町の実現に向け町はどのように取り組んでいくのか、また、今年1月1日に発生した能登半島地震を踏まえ、安全安心のまちづくりに向けどのように進めていくのか、また、これから町が商業、農業の発展に向けてどのような施策を行っていくかを1人の町民として、また町民の代表として、町の皆様の生活に寄り添った予算になっているかという視点で審査に臨みました。
その結果でございますが、健康と子育ての町の実現に向けて、健康分野では、帯状疱疹ワクチンの予防接種助成が開始されるなど、健康増進対策の充実が図られるとともに、子育て分野では、お父さん、お母さんに向けた子育て事業支援の利用者増を見込んで予算を設定されていること、また倉見幼稚園の認定こども園化の整備事業に対する補助のほか、寒川小学校区の児童クラブの新設に伴う運営委託料の増額など、保育環境の充実が図られます。またかねてから課題となっておりましたが、子どもたちの健康を守るための施設でもある健康管理センターの老朽化問題に対して、ついに代替の施設の建設に向けた取組が始まります。さらに教育面に目を移してみると、教育環境の改善として、これまで一部の小学校でしか実施していなかったことばの教室を町内全小学校で実施するための予算が組み込まれるなど、健康と子育ての町の実現に向け数多くの新たな取組が確認できました。
次に、安全・安心のまちづくりに向けては、過去の災害状況を踏まえ、避難所のマンホールトイレやテントなどの防災資機材購入費のほか、緊急通信指令システムの整備、さむかわ安全・安心フェアの開催など、教訓を生かした防災対策の充実が図られ、安全・安心のまちづくりに進むことが確認できました。
次に、この寒川町で商売や建設などの事業を営んでいる皆様と利用される町民の皆様を対象としたデジタル地域通貨の導入に向けて、予算編成などの町の産業を盛り上げていこうとするような施策が確認できました。そのほかの事業については、全体を通して適切な規模で予算が編成されていると判断いたしました。その結果、令和6年度一般会計予算の総額は176億2,000万円で、前年比2億9,500万円、率では1.7%の増となり、過去最大の予算規模となりましたが、木村町長は日頃から、健康、環境、安全・安心が行政の基本政策となるとおっしゃっており、令和6年度予算は基本政策と時世を適切に捉えた予算と評価するところであります。よって、議案第8号、令和6年度寒川町一般会計予算について賛成といたします。
なお、議案第9号、議案第10号、議案第11号、議案第12号の4特別会計予算については、討論を省略して賛成といたします。
以上です。
101:
◯議長【
天利 薫議員】 これをもって討論を終結いたします。
102:
◯議長【
天利 薫議員】 これより採決を行います。なお、議案第8号、議案第9号、議案第10号、議案第11号及び議案第12号の採決は採決システムにより行います。
これより議案第8号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
103:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
104:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成多数であります。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
105:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第9号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
106:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
107:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成多数であります。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
108:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第10号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
109:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
110:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成多数であります。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
111:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第11号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
112:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
113:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成多数であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
114:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議案第12号を採決いたします。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
115:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
116:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成多数であります。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
日程第22 議員提出議案第1号 寒川町議会政務活動費の交付に関する条
例の一部改正について
117:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第22議員提出議案第1号「寒川町議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。吉田議員。
〔16番(吉田悟朗議員)登壇〕
118: ◯16番【吉田悟朗議員】 ただいま議題となりました議員提出議案第1号は、寒川町議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてでございます。
それでは、朗読をもって提案に代えさせていただきます。
寒川町議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正を次のように定める。
令和6年3月21日提出。提出者寒川町議会議員吉田悟朗、賛成者寒川町議会議員新村賢志、同山上秀樹、同青木 博、同山田政博、同佐藤一夫、同茂内久代、同柳田 遊、同柳下雅子、同小泉秀輔、同橋本修一、同横手 旭、同岸本 優、同太田真奈美、同黒沢善行、同関口光男。
提案理由でございますが、議会の透明性をより高める観点から条文の整備を図るため提案するというものでございます。
それでは、内容についてご説明させていただきます。寒川町議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例、寒川町議会政務活動費の交付に関する条例(平成13年寒川町条例第2号)の一部を次のように改正する。
第12条中「報告書」の次に「及びこれに添付された領収書等(以下収支報告書等という。)」を加え、同条に次の2項を加える。
第2項、議長は、収支報告書等を一般の閲覧に供しなければならない。
第3項、前項の場合において、収支報告書等に寒川町情報公開条例(平成11年寒川町条例第24号)第5条各号に規定する非公開情報が記録されているときは、同条第6条の規定の例によりそれに閲覧に供しなければならない。
附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
若干の補足をさせていただきます。政務活動費につきましては、第7期議会改革推進委員会内部改革検討部会での議論を経て、令和元年より表紙と記録のみを公開してまいりました。この公開については、寒川町情報公開条例第32条の情報の提供を適用し、議会図書室で閲覧できるようにしてきたところでございます。この改正により報告書だけでなく領収書等も対象となり、閲覧につきましても、情報公開コーナーにおいて閲覧できる状況となります。
以上、よろしくお願い申し上げます。
119:
◯議長【
天利 薫議員】 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
120:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
121:
◯議長【
天利 薫議員】 これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
122:
◯議長【
天利 薫議員】 討論なしと認めます。
123:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議員提出議案第1号を採決いたします。この採決は採決システムにより行います。参加ボタンを押してください。本案を原案のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
124:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
125:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議員提出議案第1号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
日程第23 議員提出議案第2号 寒川町議会議員の請負の状況の公表に関
する条例の制定について
126:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第23議員提出議案第2号「寒川町議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定について」を議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。吉田議員。
〔16番(吉田悟朗議員)登壇〕
127: ◯16番【吉田悟朗議員】 それでは、ただいま議題となりました議員提出議案第2号は、寒川町議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定についてであります。
それでは、朗読をもって提案に代えさせていただきます。
寒川町議会議員の請負の状況の公表に関する条例を次のように定める。
令和6年3月21日提出。提出者寒川町議会議員吉田悟朗、賛成者寒川町議会議員新村賢志、同山上秀樹、同青木 博、同山田政博、同佐藤一夫、同茂内久代、同柳田 遊、同柳下雅子、同小泉秀輔、同橋本修一、同横手 旭、同岸本 優、同太田真奈美、同黒沢善行、同関口光男。
提案理由でございますが、寒川町議会議員が寒川町に対し、請負をする者又はその支配人である場合における請負の状況の透明性を確保し、もって議会の運営の公正及び事務の執行の適正を図るため提案するというものでございます。
初めに、条例制定の背景でございますが、令和4年12月10日に、地方自治法の一部を改正する法律が成立し、令和5年3月1日施行で、議会の議員に係る請負に関する規制の明確化及び緩和がなされました。改正前の地方自治法第92条の2の規定では、議員個人と町との請負が認められていませんでしたが、今回の法改正により、政令で定める一定金額として300万円までは議員個人による町との請負が規制の対象から除かれることとなりました。
本条例は、町議会議員と町との間の地方自治法第92条の2に規定する請負の状況を公表すること等により、請負の状況の透明性を確保し、議員の運営の公正及び事務の執行の適正を図ることを目的としています。
それでは、内容についてご説明いたします。タブレット3分の2ページをお開きください。第1条は、この条例の目的を定めています。
第2条は、前会計年度中に町と請負した議員は、議長に対し、請負の状況を報告しなければならないことを定めています。
タブレット資料3分の3ページをお開きください。第3条は、議長は、請負の状況の報告の一覧を作成するとともに公表しなければならないことを定めています。
なお、公表については、広く住民が知り得る状況を考慮し、議員図書室での閲覧やホームページ、「議会だより」への掲載などを想定しています。
第4条は、報告及び訂正の保存及び閲覧等について定めており、第1項は、第2条の規定による報告及び制定の保存期間を報告すべき期間の末日の翌日から起算して5年を経過する日までと規定しています。
第2項は、誰でも議長に対し、前項の規定により保存されている報告及び訂正の閲覧及び写しの交付が請求できることを想定しています。
第3項は、手数料について。
第4項は、写しの交付を受ける場合の費用について定めています。
第5条は、条例の施行に関し、必要な事項は議長が定めることとしています。
附則として、令和6年4月1日から施行し、この条例がどの会計年度から適用されるかを明確にするため、令和5年4月1日から始まる会計年度における請負から適用することを定めています。
以上、提案とさせていただきます。
128:
◯議長【
天利 薫議員】 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
129:
◯議長【
天利 薫議員】 質疑なしと認めます。
130:
◯議長【
天利 薫議員】 これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
131:
◯議長【
天利 薫議員】 討論なしと認めます。
132:
◯議長【
天利 薫議員】 これより議員提出議案第2号を採決いたします。この採決は採決システムにより行います。参加ボタンを押してください。本案を原案のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
133:
◯議長【
天利 薫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
134:
◯議長【
天利 薫議員】 賛成全員であります。よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
日程第24 常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の所管事務調査に
ついて
135:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第24「常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の所管事務調査について」を議題といたします。
136:
◯議長【
天利 薫議員】 お諮りいたします。常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の所管事務調査については、各委員会から、令和6年度中に所管に関する事務について先進市町等の状況を調査したい旨の申出があります。よって、所管事務調査については、各委員会において、調査の時期、調査地等を協議の上、会議規則第67条の規定により、議長の承認の下に実施することにいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
137:
◯議長【
天利 薫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、所管事務調査については、各委員会において、調査の時期、調査地等を協議の上、会議規則第67条の規定により、議長の承認の下に実施することに決しました。
──────────────────────────────────────
日程第25 議員派遣について
138:
◯議長【
天利 薫議員】 日程第25「議員派遣について」を議題といたします。
139:
◯議長【
天利 薫議員】 お諮りいたします。議員派遣については、会議規則第117条の規定によりお手元にお示しのとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
140:
◯議長【
天利 薫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、お示しのとおり決しました。
なお、ただいま議決されました事項について変更が生じた場合は、議長にご一任願いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
141:
◯議長【
天利 薫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、変更が生じた場合は、議長に一任していただきます。
これをもって3月会議に付議された案件の審議は全て終了いたしました。
142:
◯議長【
天利 薫議員】 お諮りいたします。明日3月22日から3月28日までの7日間を休会とし、次回の会議は3月29日午後1時15分に開きたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
143:
◯議長【
天利 薫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、明日3月22日から3月28日までの7日間を休会とし、次回の会議は3月29日午後1時15分に開くことに決しました。
それでは、以上をもって、令和6年寒川町議会第1回
定例会3月会議を散会といたします。
大変お疲れさまでした。
午後0時03分 散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
寒川町議会 議 長 天 利 薫
同 署名議員 山 田 政 博
同 署名議員 佐 藤 一 夫
発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...