寒川町議会 2023-12-04
令和5年第1回定例会12月会議(第4日) 本文
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ウィンドウで開きます) 令和5年第1回定例会12月会議(第4日) 本文 2023-12-12 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ
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発言者一覧 選択 1 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 2 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 3 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 4 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 5 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 6 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 7 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 8 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 9 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 10 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 11 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 12 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 13 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 14 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 15 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 16 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 17 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 18 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 19 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 20 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 21 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 22 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 23 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 24 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 25 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 26 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 27 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 28 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 29 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 30 : ◯番外【町民部長 菊地高志】 選択 31 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 32 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 33 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 34 : ◯番外【町民部長 菊地高志】 選択 35 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 36 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 37 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 38 : ◯番外【町民部長 菊地高志】 選択 39 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 40 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 41 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 42 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 43 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 44 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 45 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 46 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 47 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 48 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 49 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 50 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 51 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 52 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 53 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 54 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 55 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 56 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 57 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 58 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 59 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 60 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 61 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 62 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 63 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 64 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 65 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 66 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 67 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 68 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 69 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 70 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 71 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 72 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 73 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 74 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 75 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 76 : ◯5番【
山田政博議員】 選択 77 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 78 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 79 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 80 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 81 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 82 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 83 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 84 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 85 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 86 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 87 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 88 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 89 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 90 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 91 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 92 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 93 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 94 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 95 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 96 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 97 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 98 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 99 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 100 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 101 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 102 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 103 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 104 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 105 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 106 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 107 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 108 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 109 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 110 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 111 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 112 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 113 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 114 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 115 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 116 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 117 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 118 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 119 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 120 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 121 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 122 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 123 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 124 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 125 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 126 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 127 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 128 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 129 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 130 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 131 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 132 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 133 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 134 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 135 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 136 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 137 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 138 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 139 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 140 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 141 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 142 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 143 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 144 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 145 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 146 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 147 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 148 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 149 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 150 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 151 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 152 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 153 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 154 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 155 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 選択 156 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 157 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 158 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 159 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 160 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 161 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 162 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 163 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 164 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 165 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 166 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 167 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 168 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 169 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 170 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 171 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 172 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 173 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 174 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 175 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 176 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 177 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 178 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 179 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 180 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 181 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 182 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 183 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 184 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 185 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 186 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 187 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 188 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 189 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 190 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 191 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 192 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 193 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 194 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 195 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 196 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 197 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 198 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 199 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 200 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 201 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 202 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 203 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 204 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 205 : ◯1番【新村賢志議員】 選択 206 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 207 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 208 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 209 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 210 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 211 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 212 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 213 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 214 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 215 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 216 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 217 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 218 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 219 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 220 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 221 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 222 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 223 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 224 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 225 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 226 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 227 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 228 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 229 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 230 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 231 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 232 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 233 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 234 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 235 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 236 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 237 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 238 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 239 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 240 : ◯番外【企画部長 深澤文武】 選択 241 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 242 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 243 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 244 : ◯番外【環境経済部長 原田健一】 選択 245 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 246 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 247 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 248 : ◯番外【環境経済部長 原田健一】 選択 249 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 250 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 251 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 252 : ◯番外【環境経済部長 原田健一】 選択 253 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 254 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 255 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 256 : ◯番外【環境経済部長 原田健一】 選択 257 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 258 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 259 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 260 : ◯番外【環境経済部長 原田健一】 選択 261 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 262 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 263 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 264 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 265 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 266 : ◯18番【黒沢善行議員】 選択 267 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 268 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 269 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 270 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 271 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 272 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 273 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 274 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 275 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 276 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 277 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 278 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 279 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 280 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 281 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 282 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 283 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 284 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 285 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 286 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 287 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 288 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 289 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 290 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 291 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 292 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 293 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 294 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 295 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 296 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 297 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 298 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 299 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 300 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 301 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 302 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 303 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 304 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 305 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 306 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 307 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 308 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 309 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 310 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 311 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 312 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 313 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 314 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 315 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 316 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 317 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 318 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 319 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 320 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 321 : ◯番外【教育次長 内田武秀】 選択 322 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 323 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 324 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 325 : ◯番外【教育長 大川勝徳】 選択 326 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 327 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 328 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 329 : ◯10番【柳下雅子議員】 選択 330 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 331 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 332 : ◯19番【関口光男議員】 選択 333 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 334 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 335 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 336 : ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 選択 337 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 338 : ◯19番【関口光男議員】 選択 339 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 340 : ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 選択 341 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 342 : ◯19番【関口光男議員】 選択 343 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 344 : ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 選択 345 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 346 : ◯19番【関口光男議員】 選択 347 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 348 : ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 選択 349 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 350 : ◯19番【関口光男議員】 選択 351 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 352 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 353 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 354 : ◯19番【関口光男議員】 選択 355 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 356 : ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 選択 357 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 358 : ◯19番【関口光男議員】 選択 359 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 360 : ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 選択 361 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 362 : ◯19番【関口光男議員】 選択 363 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 364 : ◯番外【環境経済部長 原田健一】 選択 365 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 366 : ◯19番【関口光男議員】 選択 367 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 368 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 369 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 370 : ◯19番【関口光男議員】 選択 371 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 372 : ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 選択 373 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 374 : ◯19番【関口光男議員】 選択 375 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 376 : ◯番外【環境経済部長 原田健一】 選択 377 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 378 : ◯19番【関口光男議員】 選択 379 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 380 : ◯番外【町長 木村俊雄】 選択 381 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 382 : ◯19番【関口光男議員】 選択 383 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 384 : ◯議長【天利 薫議員】 選択 385 : ◯議長【天利 薫議員】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前9時00分 開議
◯議長【天利 薫議員】 おはようございます。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元にお示しのとおりであります。
──────────────────────────────────────
日程第1 会議録署名議員の指名
2: ◯議長【天利 薫議員】 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は、会議規則第116条の規定により議長において、太田真奈美議員、黒沢善行議員を指名いたします。
──────────────────────────────────────
日程第2 一般質問
3: ◯議長【天利 薫議員】 日程第2「一般質問」を行います。昨日に引き続き、これより質問を許可いたします。5番
山田政博議員、山田議員。
〔5番(
山田政博議員)質問席へ移動〕
4: ◯5番【
山田政博議員】 おはようございます。通告順位に従い、日本共産党議員団の一員として一般質問を行います。
本日の一般質問は、大きく2点になります。
まず1点目、自転車の通行環境整備について。まちづくり・交通政策としての自転車の通行環境整備について。
自転車は経済的であり、環境負荷も低く、交通渋滞、交通事故の減少にも寄与し、健康にもよいなど、様々な面で利点が多いです。また、公共交通中心の交通体系の移行、寒川町のような小さな町での活性化にも必要不可欠な移動手段です。しかし、現状は、自転車は基本的に車道の左側を通行することになっていますが、車道は車が怖くて走れず、歩道は歩行者との接触が危ないからと、走ることをちゅうちょします。結局、自転車は怖い思いをして、段差がある車道と歩道を行ったり来たりしながら走っているのが現状です。
町で策定している寒川町都市マスタープランの中では、安全・安心に暮らし続けられるまちという項目で、これからの居住地を選ぶ上で安全と安心は重要な要素です。毎日の生活を送る上での基本となる安全を保ち、町民が安心感を持てることで、日々、快適な生活を送ることができる町になることを目指します。
道路・交通体系の方針では、2として、身近な生活道路の質的改善と快適な歩行者、自転車ネットワークの形成。歩行者、自転車利用者が安全に通行しやすい道路ネットワークを構築し、道路環境の適正な整備、維持管理、生活道路ネットワークの形成、安全な歩行者空間、自転車通行空間の形成や確保に努めますとあります。
そこで、1として、まちづくり・交通政策において、自転車交通の基本的な位置づけについて、2、町における自転車の通行環境整備についてお伺いします。
次に、大きな2点目です。道路行政についてです。
令和3年4月に寒川町舗装維持修繕計画が策定されました。会派の同僚議員が昨年、同様な質問をしていますが、策定されてから2年半でどれだけ進んだのか。計画どおりに進んでいるとは思いますが、町民の方からは道路の舗装の損傷を指摘されることがあります。それと、道路に引かれている停止線など白線が消えて、安全確認が遅れて交通事故などが発生することがあります。町民の方から、交差点やT字路などで危険なので、早く引き直してほしいという要望もあります。
そこで、1、舗装の改修状況の現状と今後について。2、停止線など白線、道路標示の現状と今後について。
以上、1回目の質問とします。
5: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
6: ◯番外【町長 木村俊雄】 おはようございます。通告順位6番山田議員のご質問にお答えをいたします。
初めに大きな1点目といたしまして、自転車の通行環境整備についての1点目、まちづくり・交通政策において自転車交通の基本的な位置づけについてのお尋ねでございます。
町の交通政策における自転車交通の基本的な位置づけにつきましては、昨今の交通事情などから自転車の交通に対する対策の必要性は感じているところでございますが、現状、自転車交通に関する個別計画の策定までは至っていないのが状況でございます。しかしながら、寒川町都市マスタープランにおける道路・交通体系の方針も踏まえ、歩行者や自転車が安心して通行できる歩行者、自転車ネットワークを形成するための計画策定に関わる検討が必要であると考えているところであります。
次に、2点目の町における自転車の通行環境整備についてでございますが、前段の答弁でお答えしました検討を進める中で、歩行者や自転車が安全で快適に利用できる道路環境の形成に向けた取組をしてまいりたいと考えております。
続きまして、大きな2点目、道路行政についての1点目として、舗装の改修状況の現状と今後についてのお尋ねをいただきました。
道路は、誰もが安心して通行できるよう、常に道路の状況を把握するため、職員や委託業者によるパトロールの実施や町民からの情報提供により、日々、適正な維持管理に努めているところでございます。なお、舗装道路の改修につきましては、策定した寒川町舗装維持修繕計画に基づきまして、計画どおり実施しているところでございます。
次に、2点目といたしまして、停止線など白線、道路標示の現状と今後についてのご質問にお答えをいたします。
道路標示は、道路法に基づき道路管理者が設置管理するものと道路交通法に基づき公安委員会が設置管理するものに分かれておりまして、それぞれの管理者が、視認性が悪くなっている道路標示の引き直しを実施しているところであります。あわせて、町では、道路課職員パトロールのほか、全課の職員による危険箇所点検にて現地を調査し、道路標示の補修に努めております。
今後も町民が安全で安心して道路を通行できるよう、日々、維持管理に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
7: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
8: ◯5番【
山田政博議員】 それでは、町長答弁が終わりましたので、一問一答に移ってまいります。
まず1点目、自転車の通行環境整備についてです。
自転車交通には対策の必要性を感じているということでしたが、個別の策定については、まだ至っていないということでした。私も述べましたが、町長答弁でも都市マスタープランでは計画策定の検討が必要と感じているということでありました。
それで、1つ目の質問です。2017年5月に自転車活用推進法が施行されて、神奈川県では自転車活用推進計画を2020年に策定し、また、2023年3月に改定しています。そこで質問ですけれども、近隣自治体でも自転車活用計画などを策定していますが、寒川町での計画の進め方について、どのようなことが必要なのかお伺いします。
9: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
10: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 自転車の交通に関する計画の策定につきましては、寒川町都市マスタープランにおける都市づくりの基本方針の中で、身近な生活道路の質的改善と快適な歩行者、自転車ネットワークの形成について定めております。先ほど、町長の答弁でもございましたが、歩行者や自転車が安全で快適に利用できる道路環境を形成するための計画等につきましては、将来に向けた町の交通施策の方針とすべく、現在策定を進めております寒川町地域公共交通計画も踏まえながら、早い段階で取り組んでまいりたいと考えてございます。
11: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
12: ◯5番【
山田政博議員】 計画の策定については、寒川町都市マスタープランの都市づくりの基本方針の中で、身近な生活道路の質的改善と快適な歩行者、自転車ネットワークに定めてあるということで、今後の計画については、寒川町地域交通計画を踏まえながら調査研究をしていくとのことでした。
ちなみに、神奈川県自転車活用推進計画では、第2章、自転車を巡る現状及び課題として、自転車利用の現状、観光やサイクルスポーツなどでの自転車利用の現状、自転車通行空間整備の現状、自転車関係事故の発生状況、自転車活用に関する取組状況、自転車を取り巻く環境、そして、第3章では、自転車活用の推進に関する目標及び実施すべき施策として、自転車を快適に利用できる環境の整備、自転車活用を通じた未病改善の推進、観光、サイクルスポーツの振興による地域の活性化、自転車事故のない安全で安心な社会の実現と、4つの目標を掲げています。
また、近隣自治体では、藤沢市で2014年に、自転車の快適な利用環境を目指していくために、都市交通の役割を担える安心・安全な環境づくり、市民生活を支える身近な交通手段の環境づくり、自転車利用による健康増進の促進、環境にやさしい交通手段の環境づくりと、4点を目的として、ふじさわサイクルプランを策定しています。
また、隣の茅ヶ崎市では、2004年にちがさき自転車プランを策定して、2014年に第2次ちがさき自転車プランを策定し、2015年に茅ヶ崎市幹線道路維持保全計画の中で自転車ネットワーク計画を策定しています。このことを踏まえて、茅ヶ崎市では自転車通行帯を設置しています。
モニターを映してください。
この写真は、茅ヶ崎駅へ向かう途中の道路なんですけれども、この青いところが自転車通行帯です。そして、これは自転車通行帯の途中のところですが、この青いところが、矢羽根と言われますけれども、自転車の通行の進路を示すものになります。
モニターを閉じてください。
そこで質問ですけれども、寒川町で自転車通行帯を設置するには、どのような条件があればできるのかお聞きします。
13: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
14: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 自転車通行帯の設置につきましては、まずは歩行者や自転車が安全で快適に利用できる道路環境を形成するための計画等に位置づける必要があると考えております。その上で、現状の道路幅員や交通状況などを鑑み、設置可能な箇所を選定し、道路管理者と協議が調った場合と考えております。
15: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
16: ◯5番【
山田政博議員】 歩行者や自転車が安全で快適に利用できる環境を形成する計画が必要で、道路管理者との協議が必要だとのことでした。また、それを推進するために自転車活用計画が必要になってくると思います。やることが様々増えると思いますけれども、良い計画を期待いたします。
また、現在、自転車の通行環境が整備されている場所として、さがみグリーンラインがあります。私も時々自転車で走行しますが、そこで、さがみグリーンラインの現状についてお聞きします。
17: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
18: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 さがみグリーンラインにつきましては、県道409号、相模川自転車道として神奈川県が整備を進めている道路であります。
整備状況でございますが、圏央道に並行している区間、約10キロメートルを先行整備区間とし、そのうち、約6.1キロメートルが供用されております。寒川町内では、海老名市との行政界から倉見スポーツ公園までの区間と、宮山及び一之宮地内の神奈川県企業庁寒川浄水場に接する区間が供用開始されております。
19: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
20: ◯5番【
山田政博議員】 さがみグリーンラインというのは県道で、神奈川県が整備している道路ということで、約10キロの先行区間のうち、約6.1キロが供用されているということでした。
町内では、海老名から倉見スポーツ公園までと、それから、宮山から浄水場の辺りまで供用がされています。
モニターを映してください。
写真は、ちょうど神川橋の北側、川とのふれあい公園の横のところのグリーンラインです。これは歩行者用の矢印と、それから、真ん中の青いところが矢羽根、自転車の通行を促すところの写真であります。これは宮山駅の裏側のところですけれども、ちょうど途切れたところ、間もなく終点というところの写真になります。これは行き止まりの手前のところで、ちょうど宮山駅の裏、中里の交差点につながる道のところになります。
では、モニターを閉じてください。
圏央道の寒川北インターの裏側から新幹線の橋の辺りが使えない状況で、サイクリストの方からも、いつ完成するのかと聞かれることがあります。
そこで質問です。さがみグリーンラインの未整備区間について、完了まで、あとどのぐらい期間がかかるのかお聞きします。
21: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
22: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 さがみグリーンラインの未整備区間につきましては、現在、倉見地内において国土交通省が築堤の工事を行っているため、その工事完了後に倉見と宮山の区間、神川橋の南側につきましても順次整備を進めていく予定と伺っておりますが、いつまでにといった具体的な時期までは示されておりません。
23: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
24: ◯5番【
山田政博議員】 倉見地区内で国交省の堤防の築堤工事を行っているということで、工事の完了後には順次整備を進めていく予定ということでした。まだ国交省からも具体的なことは示されないということですけれども、完成するのを楽しみにしています。
次の質問ですけれども、自転車の環境整備の方針では計画は策定されていませんが、道路整備等は行っているわけです。現状の取組の中で自転車の通行に配慮した環境整備の工夫策についてお聞きします。
25: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
26: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 現状における工夫策としましては、町道においては側溝蓋を現場打ちにすることや、自転車のタイヤが入り込まないスリット幅の狭い側溝での整備を行うなど、自転車の通行に配慮した改修、整備に取り組んでおります。
27: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
28: ◯5番【
山田政博議員】 町道においては側溝蓋の現場打ちや、また、スリットの狭い側溝の整備を行っているということでした。
自転車は軽車両で、道路の左側を通行するのが原則です。実際、路肩を走行すると、ちょっとした段差やわだちにハンドルを取られて転倒しそうになることもあります。十分に配慮した道路整備をしていただきたいと思います。
次の質問ですけれども、町のホームページで公開している2018年5月にeモニターの方にお願いした町で取り組んだ自転車のルールに関するアンケートの集計結果について、町としてはどのように考えているのかをお聞きします。
29: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地町民部長。
30: ◯番外【町民部長 菊地高志】 自転車のルールに関するアンケートの集計結果では、道路交通法などの自転車に関する交通ルールを正しく理解されていない方がいる現状がございます。町としては、警察、関係機関、関係団体の協力を得ながら各種キャンペーン等におきまして啓発活動を実施しておりますが、今後につきましても継続的に広報、啓発活動を通じて交通ルールが浸透され、交通事故がない、安全・安心に暮らせるまちづくりの実現を推進してまいりたいと考えております。
31: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
32: ◯5番【
山田政博議員】 アンケートの集計結果では、自転車の交通ルールを正しく理解されていない方もいる状況は町としても認識しているわけです。町としては、警察、関係機関、関係団体との協力で各種キャンペーンなど、啓蒙活動を行っているということで、交通事故のない、安全・安心に暮らせるまちづくりを推進していただきたいと思います。
また、アンケートの回答内容を見ますと、自由回答では「基本的には車道の左側を走りますが、通行人が歩道を歩いていないときは歩道の左側を走ることもあります」とあります。また、「車道のみの場合は左側、歩道のある場合は主に歩道を利用」、「子どもを後ろに乗せているので、歩道があるときは歩道を走行している」、「走る道路の状況によって使い分けている。広い歩道のときには歩道を走る、歩行者に気を遣う。狭い歩道では車道の左側を走る」、「基本、車道。ですが、車が速度超過で怖いので、歩行者がいなければ歩道を走っています」、「歩道の狭いところは車道の左側、歩道の広いところでは歩道の車道側を走行しています」とあります。
また、町のコメントでは、「町内の各小学校で交通安全教室を開催したり、日頃から朝会等で子どもたちに交通ルールの遵守について指導しておりますが、学校以外でも交通安全の意識高揚に向け、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけていただく取組を推進していきたいと考えております」とあります。
そこで、次の質問ですけれども、自転車の交通安全教育の中で、車道の左側を通行することの周知についてどのように行っているのかお聞きします。
33: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地町民部長。
34: ◯番外【町民部長 菊地高志】 自転車に対する交通安全教育についてのお尋ねですが、令和2年度及び令和3年度につきましては、新型コロナウイルス感染症により、交通安全教室については開催を中止しておりましたが、昨年度の令和4年度から、町内の全小学校1年生と3年生を対象といたしました交通安全教室を再開しております。
小学1年生は歩行教育、小学3年生は茅ヶ崎警察署交通課職員による自転車教室を行い、交通安全に対する意識づけを行っております。また、教室の中でも、歩行者は右側を歩くこと、自転車等の車両は左側を走行することをお伝えしております。
35: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
36: ◯5番【
山田政博議員】 令和2年、3年はコロナウイルス感染症の影響で中止していたということですけれども、令和4年度から町内の小学校で交通安全教室を再開しているとのことで、3年生は茅ヶ崎警察署の職員による自転車教室で交通安全の意識づけを行って、歩行者は右側歩行、それから、自転車は左側を走行することを伝えているということでした。ただ、実際は、なかなか定着していないのが現状だと思います。
次の質問ですけれども、4月から、道路交通法の改正に伴い、自転車用ヘルメットの着用が努力義務化になりました。町も7月からヘルメットの購入助成を行っています。このヘルメットの助成について、申請状況はどのようになっているのでしょうか。お聞きします。
37: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地町民部長。
38: ◯番外【町民部長 菊地高志】 令和5年4月より、道路交通法の改正に伴い、自転車を運転する際、自転車用ヘルメットの着用が努力義務となりました。これに伴いまして、町といたしましても、7月より自転車用ヘルメットの購入費の助成を行っております。申請件数につきましては、11月末現在で300件を超える申請を受け付けております。
39: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
40: ◯5番【
山田政博議員】 11月末では300件を超える申請を受け付けているということで、かなり周知が進んでいるのかなと思います。
先ほどのアンケートの自由回答の中で、「車の通行が多い道路だが、歩道が狭く、側溝蓋の凸凹がひどい。自転車走行する際に転倒しそうになるが、すぐ横を車が走行しており、身の危険を感じることが度々ある」という回答もあります。ヘルメットの重要性も、さらにこれで認識されていくのではないかと思います。
次に、道路行政の質問に移ってまいります。
町長答弁では、既存道路の老朽化が進む中、職員や委託業者によるパトロールの実施や町民からの情報提供で維持管理を行っていて、計画的に維持修繕を進めていくということですけれども、これまでの実績についてお聞きします。
41: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
42: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 寒川町が管理しております道路延長は、約190キロメートルあり、そのうち、舗装されている道路は約160キロメートルございます。
既存道路の老朽化や道路の維持管理を取り巻く財政環境が厳しい中、平成19年度に、幹線町道を中心に職員による現況調査を開始し、計画的に舗装の維持管理に努めてまいりました。また、平成24年12月の中央自動車道笹子トンネルでの天井板落下事故以降、国土交通省では道路法の改正や道路の維持修繕に関する省令や点検要領の策定などに取り組んでおり、当町においても、そのような背景から、外部委託により、全ての舗装道路を対象とした路面性状調査、診断を実施し、平成27年度から令和2年度までの6か年の舗装維持修繕計画を策定し、修繕が必要な延長約8キロメートルにつきまして、全て修繕を実施いたしました。
その後、令和3年度から令和7年度までの新たな計画を策定し、老朽化した施設の点検、診断、工事、記録といったメンテナンスサイクルを構築し、中長期的な維持管理等に関わるトータルコストの縮減や予算の平準化に努めているところであります。
43: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
44: ◯5番【
山田政博議員】 2012年12月2日の笹子トンネルの天井板落下事故から11年が経過しています。この痛ましい事故を契機に、国では道交法の改正や、道路維持修繕の奨励や点検要領の策定に取り組んでいます。町としても道路舗装の路面調査、診断を行って、平成27年から6か年の舗装維持修繕計画を実施して、計画どおり行っているということです。
また、舗装維持修繕計画の中で、令和3年度以降の計画については令和3年度から7年度の5か年計画を策定し、維持管理をしているわけですが、5か年で約10キロの修繕を行っているわけですけれども、現在の進捗状況についてお聞きします。
45: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
46: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 現在の進捗状況でございます。令和3年度から令和7年度までの5か年計画につきましては、令和元年の現地調査及び損傷原因の診断結果を基に、修繕計画延長を約10キロメートルとしております。
現在の進捗状況といたしましては、令和3年度は修繕計画延長約2キロメートル、令和4年度は修繕計画延長約1.8キロメートルに対し、100%の修繕を実施しております。また、本年度につきましても、修繕計画延長約1.9キロメートルに対しまして、既に100%の修繕が完了しており、5か年計画のうち3年経過した時点で全体の60%が完了し、計画どおりの進捗となっております。
47: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
48: ◯5番【
山田政博議員】 ただいま答弁いただきました。3年度が2.0キロメートル、そして、4年度が1.8キロメートルということで、計画どおり実施されているということで、100%実施されているということでした。また、本年度は1.9キロメートルということでありますけれども、それでも100%行っているということで、3年経過しまして、全体の約60%が完了とのことでした。
計画どおり進んでいるわけですけれども、現在、この道路補修の維持に関して課題になっていることは何かあるのかお聞きします。
49: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
50: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 現在の舗装維持修繕計画は、路面性状調査において、ひび割れ率、わだち掘れ量や交通量、要望の有無や、市街化区域か市街化調整区域かなどを総合的に判断し、優先順位を付し、修繕箇所を選定しておりますが、事業に当たっての財源確保がやはり課題であると認識しております。
51: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
52: ◯5番【
山田政博議員】 課題としては、調査単位が100メートルスパンということで、計画に反映されない箇所も存在するということです。部分的な損傷に対しては急施工事や補正予算で対応しているという状況ですけれども、これに対し、細やかなパトロールで早急な発見をして対応することが大切じゃないかと思います。
次の質問ですけれども、この課題を踏まえて、今後の舗装維持修繕計画の予定についてお聞きします。
53: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
54: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 現在の舗装維持修繕計画につきましては令和7年度末までの計画となっており、令和8年度以降も引き続き計画的に修繕を進める必要があります。現在、先ほど申し上げました国土交通省の舗装点検要領に基づき、次のメンテナンスサイクルの準備を進めております。
具体的に申し上げますと、令和6年度に舗装済み道路の全線におきまして路面性状調査及び機能診断を実施し、新たな舗装維持修繕計画を策定し、また、令和7年度に舗装支持力調査を実施し、補修工法の検討や事業費の算出などを実施する予定でございます。
55: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
56: ◯5番【
山田政博議員】 令和6年度、来年度には舗装済みの道路全線で路面性状調査と機能診断を実施し、舗装維持修繕計画を策定するということで、令和7年度には舗装支持の調査をして、工法や事業費の算出を行う予定だとのことでした。日々、舗装は傷んでいます。しっかりとした調査と計画を望みますので、よろしくお願いします。
次の質問ですけれども、道路標示についてですが、こちらも損傷が激しく、町民の方からも要望が多い案件です。
ちょっとモニターを映してください。
これは、一之宮のところの止まれの道路標示です。次は、これは倉見のところで、ほとんど見えなくなっている道路標示になります。それから、こちらも同じく倉見のところで、止まれが見えていないというところで、この場所においては止まれの道路標識もあるんですけれども、これも見えない状態になっている場所であります。
では、モニターを消してください。
ここで質問ですけれども、停止線とかの白線が薄くなったり道路標示が消えている場所がありますが、道路標示の補修の現状についてお聞きします。
57: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
58: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 白線などの道路標示には、道路法に基づき道路管理者である町が設置管理するものと、道路交通法に基づき交通管理者である神奈川県公安委員会が設置管理するものがあります。
町が管理しております白色のセンターラインや路側線、交差点の十字やT字のマーク、減速マークなどに関するものは、必要に応じて道路課にて工事発注し、補修しております。
また、神奈川県公安委員会が管理しております横断歩道や停止線、黄色のセンターライン、速度表示などは、町民安全課より茅ヶ崎警察署へ補修等の依頼を行っており、茅ヶ崎警察署では、現場確認を行った上、県公安委員会へ上申し、県公安委員会は交通量や摩耗程度などを総合的に判断し、補修対応を行っております。
なお、神奈川県におきましては、本年度より道路標示等を早期に補修するため、横断歩道等の消えかけた道路標示につきまして、道路標識点検車両にスマートフォンを搭載し、撮影した画像を基に摩耗状況の自動検知、判定などを行うAI技術を導入しており、おおむね6割が消えている横断歩道について、本年度内に約90%の補修を進め、令和6年度中には補修を完了させることを目指しているとのことでございます。
59: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
60: ◯5番【
山田政博議員】 道路標示では、道路法で道路管理者である町が設置管理するものと、道路交通法に基づく公安委員会が設置管理するものがあると詳しく説明していただきました。
町で行えることは必要に応じて補修しているということで、公安委員会が管理している道路標示については様々な手続があるために時間がかかるような気がします。この点が早くなると、町民の方も安心できるのではないかと思います。
県では、AIを使った道路標示の点検、補修を行っているとのことですが、横断歩道の約6割ほどが消えているということでした。これでは住民からの要望も多く出るわけです。早急な対応をしているということですけれども、道路標示がきれいになっているのは最近納得できました。
モニターを映してください。
これは倉見のところで、道路標示が止まれのところですね、きれいに引かれているところです。ここは町道の寒川橋から馬場交差点に向かうところの道路ですけれども、ここも道路の舗装の打ち替えが行われた後に白線が引かれているということで、きれいな白線になっています。
それから、ここですが、先ほど、止まれの表示が消えかかって、ほぼ消えている場所ですけれども、この一般質問の準備をしている間に、ここも止まれの道路標示がきちんときれいにされたということで、これで町民の方も安心できるのはないかと思います。
では、モニターを消してください。
次の質問ですが、県では、AIを使った道路標示の点検、補修を行っていますけれども、町としてはどのように点検とか補修を行っているのかお聞きします。
61: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
62: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 町が管理しております白線などの道路標示の点検につきましては、道路課職員によるパトロールのほか、全庁的に行う危険箇所点検にて現地を調査しております。
なお、点検等で把握した視認性が悪くなった道路標示につきましては、道路課にて交通安全対策工事で補修するほか、舗装打ち替え工事に合わせ、引き直しを実施しております。
63: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
64: ◯5番【
山田政博議員】 道路課の職員のパトロール、そしてまた、町民安全課では年1回の全職員の中から30人の全課対象で危険箇所の点検を行っているということでした。また、視認性の悪くなった道路標示については安全対策工事で補修しているということでした。
また、舗装の打ち替えのときに白線の引き直しを行っているということでしたけれども、最近の白線は、なぜか薄くなるのが早くなっているような気がしないでもありません。早期な対応が求められるのではないかと思います。
次の質問ですけれども、県ではAIを使った道路標示点検を行っているほか、スマートフォンを使った道路損傷通報アプリを提供していますが、町としては、導入の考えはあるのでしょうか、お聞きします。
65: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
66: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 神奈川県では、舗装に穴が空いているなどの道路の損傷等について、スマートフォンから通報できるアプリの運用を令和3年9月より開始しておりますが、町といたしましては、町独自の通報システム導入に向け、現在、勉強会を行うなど、検討を進めているところでございます。
67: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
68: ◯5番【
山田政博議員】 県からも導入の打診があったということですけれども、検討した結果、見送ったということでした。試しにそのアプリを私もインストールしましたが、結構いろいろなところで情報提供されるなと思います。また、町内の方も登録されている方がいまして、町内の県道のところに特化されますけれども、そういう情報提供もあったなと思います。
町で独自の情報システムを検討中ということで、また公式LINEもあるということですから、もっと効率的なシステムを期待します。
最後の質問ですけれども、白線など道路標示を含め、道路の安全を確保していく上での今後の予定についてお聞きします。
69: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
70: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 道路の安全確保につきましては、誰もが安全で安心して通行できる道路を目指し、危険箇所点検等にて要望が提出された案件については路側線やグリーンベルト、カラー舗装などの道路標示や車止めの設置など、各関係機関と調整し、補修や整備を進めてまいります。
あわせて、日頃の職員及び委託業者のパトロールによる舗装の穴埋めや破損した溝蓋の交換など、軽微な補修をはじめ、道路維持補修作業委託を通じ、迅速な対応に心がけ、事故を未然に防ぐよう、引き続き努めてまいります。
また、主なハード事業としましても、引き続き、大曲14号線歩道整備事業や小谷交差点改良事業を進め、通学路の安全確保に努めてまいります。
71: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
72: ◯5番【
山田政博議員】 関係機関との調整、または補修の整備を進めていくということでした。
先ほども述べましたけれども、アンケートでも「車の通行が多い道路ですが、歩道が狭く、側溝蓋の凸凹がひどい。自転車で走行する際、転倒しそうになるが、すぐ横を車が走行しており、身の危険を感じることが度々ある」ということも言われています。いずれにしろ、早急な対応が必要だと思います。
今回の質問は自転車の通行環境整備と道路行政についてでしたけれども、安全と安心という観点では両方とも密接に関係しています。よりよいまちづくりにつながると思います。
最後に町長に見解をお聞きします。
73: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
74: ◯番外【町長 木村俊雄】 様々、今お話がございましたけれども、確かに一旦停止、あるいは横断歩道、こういった規制線については従来から県の公安委員会が所管しているという部分で、なかなか町でも消えかかった規制線も数多くあったんですね。毎年のように県に対する要望として、早い対応ということで要請を重ねてきましたけれども、ようやく今年度から、そういう対応が少し早まってきたなと、やれやれというところでございますが、やはり寒川町は非常に通過車両が多いエリアでもあり、最近は特に大型車が非常に多く通っておるということもあって、よりその必要性が再認識されているところであります。
いずれにしても、今後とも自転車利用者のマナー啓発なども含めまして、町民が安全で安心して利用できる道路環境となるよう、取組を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
75: ◯議長【天利 薫議員】 山田議員。
76: ◯5番【
山田政博議員】 町長答弁もありましたけれども、より町民の安全と安心という観点で、これからも努めていただきたいと思います。
これをもちまして、私の一般質問を終わります。
77: ◯議長【天利 薫議員】 以上で、
山田政博議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は10時から行います。
午前 9時44分 休憩
──────────────────────────────────────
午前10時00分 再開
78: ◯議長【天利 薫議員】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、1番新村賢志議員の質問を許可いたします。新村議員。
〔1番(新村賢志議員)質問席へ移動〕
79: ◯1番【新村賢志議員】 大志会所属、新村賢志です。
それでは、議長の許可をいただきましたので、通告順位に従い、一般質問をさせていただきます。
今回の質問は、大きく2つの質問をさせていただきます。
1つ目ですが、幼児保育に関してです。令和5年度9月寒川町議会第1回定例会より、木村町長の所信表明にて、主要施策の1つ、より充実したまちづくりの施策、その中で子育て支援の取組ということで、子どもに優しい社会は全ての人に優しい社会との思いから、湘南地域で最も子育てがしやすいまちを標榜し、国のこども家庭庁と連携した取組のほか、待機児童の解消を図るなど、様々な保育ニーズに対応することで、子育て世代が安心して子どもを産み育てやすい環境づくりを進めていくと、町長はおっしゃっております。すばらしい主要政策であると思います。現在は、女性が働きに出るという全体的な社会の流れです。数年前に比べて、この寒川町の保育の枠が増えたことにより、保育園に入れるという希望を持ち働く女性が増えた、これはすごくいいことだと思います。しかし、保育の枠が増えたのは、高年齢児の枠が多くてゼロから2歳児の低年齢児の枠があまり増えていない、保育の枠が数年で多くなったのにいまだにこれだけ未入所児童がいるのはなぜか。町長の見解を答弁いただきたいと思います。
また、2点目の、子どもたちの学力向上のため、公営学習塾に関してですが、現在、全国自治体約170の自治体が公営塾というものを取り組んでいる状況であります。公営は字のとおりですが、各自治体の行政が運営を行っている塾になります。今、町の中で、立地や経済的な理由から塾に通えない子どもたちがいると思います。また、現在公営塾に関しては町が主体というよりはボランティア団体がメインとしての公営塾がある状況です。町としては、公営塾などの学習塾を積極的に行うことにより子どもたちの学力向上につながると考えますが、町としてはどうお考えでしょうか。
以上2点をお聞かせください。
80: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
81: ◯番外【町長 木村俊雄】 それでは、通告順位7番、新村議員のご質問にお答えをいたします。
まず、大きな1点目、幼児保育について、町の未入所児童・待機児童について、課題と取組のご質問にお答えをしたいと思います。
本町の国が定義する待機児童数は、令和5年4月においては2人となっておりますが、希望した保育施設へ入所できない未入所児童数は、令和5年4月入所時点においては36人生じております。国が定義するところの待機児童数は、未入所児童数から特定の保育所等を希望している方など、各要件に当てはまる方を除いて算出をするところであります。本町の待機児童数は2人と少ないのにもかかわらず、希望する保育施設に入所できないなど、保護者の心情的な隔たりを感じているケースなどもあると認識をしております。こうした観点も含め、町といたしましては、待機児童の解消はこれまで一定の目標としてきたものではございますが、その達成のみをもって全ての保育需要を漏れなくカバーするものではないと捉えておりまして、この間、継続的に今後の保育需要を鑑み、新たな受皿確保策を検討するなど、保育需要への対応を進めてきたところでございます。
本町の保育需要には地域性や児童の年齢などの偏りもあることから、さらなる受皿確保に当たっては、供給過多を招くことのないよう、慎重な対応が必要となっております。こうした課題を前提に、町としましては、保育コンシェルジュによる入所施設のご案内など、これまで以上にきめ細やかな利用者の入所支援を行うとともに、新たな受皿確保に当たっては、保育需要を見極めながら、課題に即した、より有効な方策を検討してまいりたいと考えております。
次に、大きな2点目、学習塾についてのお尋ねにお答えいたします。
本町が活力と豊かさに満ち持続可能なまちづくりを進めていくためには、時代を担う子どもたちの健やかな成長が大変重要となってまいります。子どもたちが確かな学力を身につけるための環境づくりについて、教育委員会と協議しながら取り組んでまいりたいと考えております。なお、このたびお尋ねいただきました内容の具体的な部分につきましては、教育委員会よりお答えさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
82: ◯議長【天利 薫議員】 内田教育次長。
83: ◯番外【教育次長 内田武秀】 それでは、町長の補足答弁をさせていただきます。
現在、小学校5、6年生と中学校1から3年生を対象に、寒川にこにこ学習会を町民センターにおいて開催しております。このにこにこ学習会は、いわゆる公営の学習塾ではありませんが、町民センター指定管理者が地域の参画を得て開催している事業でございます。学校で学ぶ内容の予習や復習のほか、宿題や分からない点についての指導や勉強の仕方についての相談対応など、学習を進めていく上でのサポートを行っている状況です。このほかにも、児童生徒の学習サポートには様々な形があるかと思いますが、にこにこ学習会については、塾など学校以外の場所での学習支援等を希望しつつも、諸般の事情により、それぞれなかなか難しい児童生徒の受皿として一定の役割を果たしているのではないかと考えております。
84: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
85: ◯1番【新村賢志議員】 それでは、町長と教育次長にご答弁いただきましたので、これより一問一答に入らせていただきます。
まず、未入所児童・待機児童についての質問です。
現在の未入所児童・待機児童について、過去5年間の推移を教えていただけますでしょうか。
86: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
87: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 未入所児童・待機児童の過去5年の推移でございます。
まず、待機児童の推移です。平成31年4月現在5名、令和2年4月4名、令和3年1名、令和4年7名、令和5年2名となっております。
続きまして、未入所児童の推移でございます。平成31年53名、令和2年44名、令和3年56名、令和4年85名、令和5年36名となってございます。
以上です。
88: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
89: ◯1番【新村賢志議員】 今5年間の推移をお聞かせいただいたのですが、令和4年度の未入所児童が極端にすごく多く感じるんですけども、令和5年度に数字が大幅に減っている原因を教えていただけますでしょうか。
90: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
91: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 令和4年4月の未入所児童につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減となったことや、認定こども園が1施設開園し、開所し、定員が増となったことなど、様々な要因により入所申込み数が例年よりも増えたと考えております。また、令和5年4月の未入所児童につきましては、小規模保育事業が開所したことと、定員以上の受入れをしていただいた施設があったことが減となった原因と捉えてございます。
92: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
93: ◯1番【新村賢志議員】 確かに認定こども園が1か所開所をしたのは、私も把握しております。では、過去に、町として未入所児童・待機児童の改善に関して取り組んできたことというのを教えていただけますでしょうか。
94: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
95: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 過去の待機児童の改善に取り組んできたことについてのお尋ねでございます。
平成27年4月に90名定員の認可保育所が1施設開所しました。認可保育所4施設、定員630名となっておりました。平成29年度から平成30年度にかけて、家庭的保育事業が1施設、認定こども園が1施設、小規模保育事業が1施設開所し、定員といたしましては74名増となり、全体の定員は704名となりました。また、令和4年4月に認定こども園が1施設開所し、令和5年4月に小規模保育事業が1施設開所し、定員といたしましては65名の増となりました。令和5年4月の定員は769名となりました。施設整備による定員増のほかには、町として新園を開所しようとする事業者に対しまして施設開所の支援を行い、利用者に対しては、保育コンシェルジュによるきめ細やかな入所支援を行っているところでございます。
以上です。
96: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
97: ◯1番【新村賢志議員】 確かに町のほうで令和4年度に認定こども園1か所開設と小規模事業者が今年の4月に開所して、確かに定員数自体は増えていると思うんですけど、その結果、未入所児童・待機児童の数は減ったかどうかというのをお尋ねいたします。
98: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
99: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 5年前の平成31年4月の待機児童数は5名でしたが、令和5年4月につきましては2名となり、3名の減となりました。また、未入所児童につきましては、平成31年4月に53名でしたが、令和5年4月には36名となり17名の減となったところでございます。
100: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
101: ◯1番【新村賢志議員】 確かに、未入所児童の数を見ると減っているように感じるんですけど、ゼロ歳児、1歳児、2歳児クラスが今入所できない状況について、どのような理由なのかというのを教えていただけますでしょうか。
102: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
103: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 ゼロから2歳児につきましては、保育士配置基準により、1人の保育士が保育できる児童数が少ないため、多くの保育士を配置する必要があり、定員も3から5歳児に比べると少ないか同数となっている現状であります。
ゼロ歳児については、兄弟同園同時期の入所希望で、上のお子様が入所できなかったために未入所児童となった方以外は、例年4月時点では入所ができている状況ですが、1歳児、2歳児については、入所申込みが年々増えている状況もあるため未入所児童が存在していると、こういった状態でございます。
104: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
105: ◯1番【新村賢志議員】 確かに、町としていろんなことを行ってきていると思うんですけども、過去、改善に向けた動きとして、やってきたことに対して町としての評価というのは、自己採点というか、自分たちで、どのようなことを行っていったかの評価を教えていただけますでしょうか。
106: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
107: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 評価でございます。
平成27年度、当時と比較しますと、施設数、施設の種類も増え、定員も増となったところでございます。また、令和元年10月から開始された幼児教育保育の無償化によりまして、幼稚園に通いながらも一時預かり事業を利用しながら就労することも可能となり、就労形態などにより、保育所等にするか幼稚園にするかなど、選択肢が増えてきました。これまでの取組によりまして、待機児童や未入所児童が減少となったことで一定の評価をできると考えております。が、待機児童解消には至っておりませんので、今後も待機児童解消に向けまして、引き続き取り組んでまいります。
108: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
109: ◯1番【新村賢志議員】 先ほどの質問とかぶる部分があるんですけども、制度改革があった2015年当時に比べ、保育所等の定員はどの程度増えたのかというのを教えていただけますでしょうか。
110: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
111: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 平成27年度当時の定員は630名でしたが、現在、令和5年4月現在の定員は769名となっておりまして、139名の増となってございます。
112: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
113: ◯1番【新村賢志議員】 139の増ということで、その中で、現在の年齢ごとの定員数の構成はどのようになっていますでしょうか。
114: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
115: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 令和5年4月現在の定員769名の年齢ごとの定員構成につきましては、ゼロ歳児61名、1歳児112名、2歳児146名、3歳児150名、4歳児150名、5歳児150名となっております。
116: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
117: ◯1番【新村賢志議員】 今おっしゃっていただいた定員構成に関して、その定員に対して、どの程度の方が入所しているのか、また、定員割れが起きているのではないかと思うんですけども、いかがでしょうか。
118: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
119: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 令和5年の11月現在の入所児童の状況でございますが、町外からの児童も含めまして、ゼロ歳児64名、1歳児123名、2歳児151名、3歳児165名、4歳児146名、5歳児172名、合計821名となってございます。
施設によっては定員に満たない年齢もございますが、町からの依頼に多くの施設からご協力をいただきまして、面積要件、保育士配置基準を満たす範囲内で定員以上の児童を受け入れていただいているところでございます。
120: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
121: ◯1番【新村賢志議員】 今ちょっと定員数に関して答弁いただいているんですけど、例えば、今、定員割れが起こったときの影響として、例えば事業者の経営の悪化、それによる廃業や保育士の質の低下など、こういうことが起こるかと思うんですけど、いかがでしょうか。
122: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
123: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 定員割れが起きたときの影響についてのお尋ねでございます。
毎月、町から施設に給付する委託料や給付費は、在園児童数によって算定されるものなので、定員割れが起きている月の委託料や給付費は、定員を満たしている月よりも減額となってしまいます。それでも定員を受け入れるだけの保育士を配置しなければならないので保育所運営に影響が出ると、このように予想はしてございます。
124: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
125: ◯1番【新村賢志議員】 その定員が、正直増えているという状況だとは思うんですけども、定員が増えた割に、現状として未入所児童が減っていない理由というのは、原因はなぜなんでしょうか。
126: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
127: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 1、2歳児につきましては、定員増以上に入所申込みが多くなっている傾向がございます。定員が増えることによって、そのことが呼び水になりまして入所申込みが増えていって、未入所児童が増えてしまうといったことになると捉えております。また、未入所児童の中には、例えば1園のみ希望されているため、他の施設に入所できる可能性を狭めてしまっている児童など、申込みをされて入所できない児童は全て含まれておりますので、結果的に未入所児童が増えているといった現状がございます。
128: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
129: ◯1番【新村賢志議員】 寒川町に限ったことではないとは思うんですけども、3号認定、ゼロ歳児から2歳児の未入所児童がやっぱり多いという現状だと思うんですけども、それはなぜでしょうか。
130: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
131: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 断定的なことは申し上げられませんが、満1歳になったタイミングで、育児休業からの復職するために保育所等の入所申込みをする方が多くいらっしゃいます。結果、定員以上の申込みがありまして、未入所児童が多く存在することとなると、このように捉えてございます。
132: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
133: ◯1番【新村賢志議員】 既存の保育所等の3号認定に対する定員の割り振りを増やすことというのは、制度的には可能なのでしょうか。例えば利用定員の見直しなどです。
134: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
135: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 制度的には可能でございますが、例えばゼロ歳児の定員を増やすと、ゼロ歳児以降の年齢の定員も見直す必要が生じてしまいます。年齢が上がるにつれまして、定員を増やすか同数にしないと、継続入所ができなくなってしまいます。また、定員を増やすと、保育士配置基準を満たすために、保育士を新たに雇用する必要も生じてしまいます。
136: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
137: ◯1番【新村賢志議員】 もし、できるのであれば、本気で未入所児童の解消を取り組むなら、町として、既存の保育所等と調整していって、話合いなり、いろんなことができると思うんですが、そういうことが必要なんのではないかとは思うんですけども、いかがでしょうか。
138: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
139: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 毎月の入所児童を決定するに当たっては、各施設に年齢ごとの受入れ可能人数を確認し、保育所の入所選考基準に沿った審査を行っております。各施設ではなるべく多くの児童を受け入れられるよう、面積基準及び保育士配置基準を満たす範囲内で受入れ可能人数を示しており、可能な限り町からの要望にお答えいただいているところでありまして、定員以上の受入れをしていただいているといった状況でございます。
140: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
141: ◯1番【新村賢志議員】 確かに保育所等に関してはすごく協力いただいている状況だと思うんですけども、保育所等の経営的に見ると、ゼロ歳児から2歳児、3号認定の子たちを増やすことにより、枠を増やすことにより、経済的にというか、そういう部分で、現状としては、保育所側としては増やしづらい状況にあるのではないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
142: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
143: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 町独自の対策についてのお尋ねと理解してございますが、町独自の補助といたしましては、1歳児の国の保育士の配置基準を1対6よりも手厚く、1対4で配置をし、要件を満たしている場合は人件費分の補助を行ってございます。保育士確保に対する部分につきましては、潜在保育士の発掘を目的としまして、これまでも窓口の掲示やホームページにおいて各保育所での保育士募集状況を周知してまいりましたが、今年度から新たに保育士就職相談会を開催するなど、各施設と連携をしながら対応しているところでございます。
144: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
145: ◯1番【新村賢志議員】 たくさん一問一答で答弁していただいたんですけども、結論として、今後見通しに関しては、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。待機児童に関しては、減るのか減らないのか、減るか増えるか、そちらのほうに関して教えてください。
146: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
147: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 令和7年の4月に幼稚園から認定こども園に移行を予定している施設がございます。令和5年度から施設整備に対する補助を行い、町としても支援をしている状況でございます。保育所部分が新設され、低年齢児も含め定員増となる予定でございますので、待機児童解消につながる事業と認識をしております。待機児童は減になると、このように想定をしているところでございます。
148: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
149: ◯1番【新村賢志議員】 部長のほうから、今後減になるという話でしたので、正直安心はしているんですけども、特に今後ありそうな私立幼稚園、令和7年の4月にも認定こども園を1つ増やすということなんですけども、年齢ごとの定員については、やっぱりゼロ歳児、2歳児が少ない現状にあると思うので、もっと園と、緊密な調整をすべきではと考えるんですけど、いかがでしょうか。
150: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
151: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 今まで開所してきていただきました認定こども園2施設が開所する際にも、定員については、待機児童数や未入所児童数の推移や入所申込み数などを勘案し、施設と十分に調整をしてまいりました。定員については、町の子ども・子育て支援事業計画にも影響があり、施設の意向のみで定員が決まるものではございませんので、今後解消予定の認定こども園につきましても、事業者と町と協議を重ねて定員を決めております。
今後も、認定こども園化や保育所等開所のご相談があった場合には、そのように協議をしながら進めてまいります。
以上です。
152: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
153: ◯1番【新村賢志議員】 しっかりと園のほうとも打合せをしていただけるということで、引き続きよろしくお願いします。
こちらの質問1の、最初の大きな質問の1つの最後の質問になります。
現在、この寒川町では、公営公設の保育園はない状態です。全てを民営に任せている状況ですが、町として、基幹的な保育施設がないことに関して、ちょっと物足りなさを感じている現状であります。町の幼児保育に関して各園との連携を取り、リーダー的な役割を持っていけるような施設があってもいいと思います。例えば、公設の保育施設を設置、また、町として保育士を採用することなど、責任を持つ必要があると思うんですけど、いかがでしょうか。
154: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
155: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 平成26年度に、町内にございました認可保育所について、公設民営から民設化をいたしたところでございます。民設化に至るまでには、公募の町民や学識経験者が入る検討委員会を開き検討した結果、未来を担う子どもたちに対する保育サービスの充実を図るため、民設化することは有効であるとの結論に至りました。また、パブリックコメントや保護者説明会、議会の皆様から様々なご意見をいただき、議論を重ねて決定したものでございますので、現在10年を迎えようとしているところで、公設公営の保育所を新たに設置という考えは持ってございません。各施設との連携を取るために、今年度から、町内の幼稚園、保育所等の園長をメンバーとする乳幼児施設連携協議会が開催され、共通の課題などを検討し、情報共有がなされております。保育に対する責任は町にあって、指導監督する立場なので、認可や確認に伴う監査を実施し、各施設の状況を把握しております。施設からも、事故などの報告義務がございます。また、保育資格を保有している保育コンシェルジュを配置しておりまして、月1回程度各施設を訪問し、状況確認などを行っております。そういった部分で、町としても責任を果たしていると考えているところでございます。
156: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
157: ◯1番【新村賢志議員】 今おっしゃられたように、現場の声として、情報共有や相談できる機会が少ないということから今年度は、町内の幼稚園、保育助等の園長をメンバーとする乳児児童施設連携協議会が開催されることについては、大きな前進だと思います。
確かに、10年前に様々な関係団体や皆様が考え決まったことに関して、公営という部分に関して今考え直すというのは時期尚早かもしれませんが、ただ、現状として、保育コンシェルジュが月に1回程度の施設訪問では、現場での意見を吸い上げるという部分に関しては少ないと思います。また、町の多くの保育施設には、保育士不足をはじめ、いろんな悩みや問題があると思います。それを解決することが、待機児童・未入所児童の解消につながると考えていますので、子育てしやすいまち、選ばれるまちにするということなので、今以上の取組をしていただければと思います。
1つ目の質問は、以上で終わります。
次の、2つ目の質問です。
公営学習塾についてです。一問一答させていただきます。この寒川町の学力状況に関してですが、現状として、国と比較してどのような状況なのかをお教えください。
158: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
159: ◯番外【教育次長 内田武秀】 国と寒川町の子どもたちの学力状況を明確に比較しているデータはございませんが、学力の一部を示す全国学力・学習状況調査の結果についてお答えさせていただきます。
今年度、小学校の教科調査、国語科、算数科においては全国平年並み、中学校の教科調査、国語科、数学科においては全国平均より少し下回り、英語科においては全国平均並みとなっております。
また、児童生徒質問紙調査の結果からは、相手にうまく伝わるように考え、授業の中で、自分の考えを発表しようとしていること、タブレット端末を活用した事業が積極的に行われ生徒の学びに役立っていること、英語の勉強が好きな児童が育まれていることなどが、国の平均よりも高く、寒川町の強みと考えられます。
160: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
161: ◯1番【新村賢志議員】 確かに前回、前々回のデータと前回行われた全国学力・学習状況調査の結果について、私も中身を確認して、改善、よくなってきていると感じてはいるんですけども、現在町が取り組んでいる学力向上の施策についてお教えいただけますでしょうか。
162: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
163: ◯番外【教育次長 内田武秀】 教育委員会といたしましては、学力向上に向けた主体的、対話的で深い学びの視点による授業改善の充実を重点施策として掲げております。
具体的な取組といたしましては、教職員の資質向上を図るために、各校の児童生徒の実態に基づいた研究テーマの下、外部からの専門的知識を備えた講師を招聘し、校内研究会の充実を図っています。また、今日的教育的課題をテーマとした寒川町教育研究員研究会を実施するとともに、さらに、学習形態や指導方法等の工夫を通した、一人一人に応じたきめ細やかな指導を行う少人数教育や、小学校高学年における教科担任制の取組の推進を行うことによって、寒川町の子どもたちの学力向上を図ることを目指しております。
164: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
165: ◯1番【新村賢志議員】 確かに今、教育次長がおっしゃったように、いろんなことに取り組んでいらっしゃるという状況だとは思うんですけども、貧困層や、学習環境に恵まれない子どもたちへの教育アクセスの平等化を解決するため、取組として、例えば公営塾を設置する必要性などがあるのではないかと考えるんですけど、いかがでしょうか。
166: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
167: ◯番外【教育次長 内田武秀】 子どもたちへの平等な学習機会の提供ということだと思いますが、義務教育として各小・中学校において行っており、まず、それが基本と考えております。
こうしたことから、学校外で行う社会教育活動としては、子どもたちの学習場所の確保のほか、家庭や学校以外で安心して過ごすことができる居場所などの環境づくりと自立に向けて、生きる力や人と人のつながりを育むような支援が望ましいと考えております。
今後も引き続き、このような視点を持ちながら、にこにこ学習会や図書館の学習室利用など、地域で自己学習ができる機会の提供に努めてまいります。
168: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
169: ◯1番【新村賢志議員】 確かに学校教育というのは、義務教育であり、すごく重要なことだと思うんですけども、学校教育だけでなく、家庭での学習環境の違いが学業成績に影響すると考えております。例えば、家に帰っても兄弟がたくさんいて学習する場所がないとか、ヤングケアラーじゃないですけども、その子どもたちが親の手伝いをしていて家で学習できないとか、いろんな環境があると思うんですけど、その点については、どうお考えでしょうか。
170: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
171: ◯番外【教育次長 内田武秀】 家庭での学習環境の違いが学業成績に影響するのではないかとのご指摘ですが、そうした影響が、可能な限り出ないようにすることが肝要であると考えております。こうしたことから、家庭環境の多様化や、人と人とのつながりの希薄化による社会的孤立の拡大などの課題により、学ぶ環境が整わない子どもたちのために、学校、家庭及び地域が相互に連携、協力に努める必要がございます。学校と家庭以外で学ぶ第三の場が地域にあることで、子どもたちにとっても、地域社会の存在に気がつくきっかけとなるとともに、地域のつながりの中で学ぶことで、将来は自分の力で社会をよくし、自らの人生も豊かなものにしていくことができるという実感を持つ機会とすることにもつながることと考えております。
以上でございます。
172: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
173: ◯1番【新村賢志議員】 私が直接体験した分じゃないんですけども、町で過去に行っていた、にこにこ学習会という塾がありました。それが一度なくなっております。その理由を教えていただけますでしょうか。
174: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
175: ◯番外【教育次長 内田武秀】 以前学校教育課が主催しておりましたにこにこ学習会でございます。これにつきましては、町内に民間団体が運営する未来塾と、福祉事務所のほうが提供している育み塾があり、それらは、必ずしもにこにこ学習会と同一とは言えないところもありましたが、似たような場があるということで、事業の選択と集中の観点といった側面と、新たな総合計画に向けた事業を進めていく中で、町のグローバル教育を推進していくというところに重点を置いて取り組んでいくため、令和2年度で終了といたしました。
176: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
177: ◯1番【新村賢志議員】 そのにこにこ学習会に関しては、私がいるときにあったものではないんですけども、とてもいい活動だったと思います。また、ほかに活動している塾などがあるということなんですけども、その塾などの活動状況というのを教えていただけますでしょうか。
178: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
179: ◯番外【教育次長 内田武秀】 町内では、民間事業者が運営する、いわゆる塾も多数ありますが、公民館等を利用して無償で活動している学習支援活動といたしましては、先ほども少し触れましたとおり、神奈川県平塚保健福祉事務所、茅ヶ崎支所の主催による小学生から高校生までを対象とした育み塾と、非営利一般社団法人が運営する、中高生向け、英語、数学の未来塾がございます。それぞれ週1回活動をしていると伺っております。
180: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
181: ◯1番【新村賢志議員】 にこにこ学習会、未来塾、育み塾というのはあるんですけど、育み塾に関しては非営利団体の一般社団法人が運営されているということなんですけども、ニコニコ学習会と未来塾というのは、ボランティアの方々が主体でやられているということなんですけども、子どもたちに学びの場が必要だと思い行動していただいてやっていただいていると思うんですけども、町としてバックアップという部分で、何かできることがないのかとは思うんですが、いかがでしょうか。
182: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
183: ◯番外【教育次長 内田武秀】 にこにこ学習会の講師には、現在9名の方が登録されております。そして、運営にご協力いただいております。
にこにこ学習会につきましては、令和2年度で一旦終了となったものの、講師の方々から再開を望む声があり、町民センター、指定管理者が、地域の参画を得て開催できる事業として企画し、令和4年度からの再開に至っております。講師の方からは、参加している子どもたちが、初めの頃より学ぶことに前向きになってくれてうれしいといった声のほか、学校とは違う面で、勉強の強みを気軽に相談できる場になっている。子どもたちが勉強する習慣が身につくように、かつ楽しく学べる場であるように工夫しているといった声などをいただき、講師の方も、子どもたちの学びの支援をすることに生きがいを感じていただけるようでございます。
このように、地域の方々が講師として主体的に参画できる場づくりを行うことで、学びの成果を生かした豊かで活力ある地域社会の実現につなげてまいりたいと考えております。
184: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
185: ◯1番【新村賢志議員】 今次長がおっしゃっていただいたにこにこ学習会に関して、講師の方々から再開を望む声が出て、実際に再開できたことは本当によかったと思います。
次の質問ですが、例えば、先ほども言ったように、兄弟が多くて自分の部屋もなく勉強する場所がないなど、いろんな家庭環境があると思いますが、町は子どもたちの学習する環境という部分に関して、例えば公共の場などで提供している部分があるのかというのを教えてください。
186: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
187: ◯番外【教育次長 内田武秀】 学習する場ということですが、従来より総合図書館の3階に50席ある学習室は、学生の利用も多く、学習環境の充実に継続的に取り組んでいきたいとの考え方。今年の10月から、総合図書館の2階に、個別型の学習席を新たに23席増設いたしました。2階と三階の学習席では、座席の自動申込みシステムを導入いたしましたが、図書館利用登録カードにより申込みいただくと、2時間単位で使用申請や延長手続ができるようになり、フリーWi-Fiの利用もできることから、若者の利用者が以前よりも伸びてきたと感じているところでございます。また、町民センター、北部南部公民館では、開館日はロビーで学習をすることもできますが、夏休み期間中には、夏休み学習室開放として、予約の入っていない部屋を学習室として開放している状況でございます。
188: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
189: ◯1番【新村賢志議員】 確かに多くの学習する場があるということで、私も把握してない部分があったんですけども、知れてよかったんですけども、公営塾、結局話戻るんですけど、公営塾に関しては地域の子どもたちの教育の機会というのは提供するのはもちろんなんですけども、例えばそこで友達ができたり、また、新しいコミュニティーの作成の機会になるのではないかと思うんですけども、町としてはどうお考えでしょうか。
190: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
191: ◯番外【教育次長 内田武秀】 にこにこ学習会は、先ほども申し上げさせていただきましたが、講師の方々から再開を希望する声があり、再び運営体制が整備できたことから、令和4年度から再スタートすることができました大きな理由となっております。
このように、現在のにこにこ学習会は、地域の大人が子どもたちの育成に関わる機会となっており、多様な人材が関わることで、地域活動の参画や横のつながりを深める活動にもなっております。また、子どもたちにとりましても、にこにこ学習会に継続して通うことで、自分が通う学校以外の児童生徒や家族以外の地域の大人たちとの知り合う第三の居場所となっており、社会性を育む場にもなっていると考えておりますので、豊かなコミュニティーの醸成につながるものと期待をしているところでございます。
192: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
193: ◯1番【新村賢志議員】 にこにこ学習会などで学んだその受講生たちが、今後、同じように公営塾の先生になるような、将来社会貢献できる若者を育成するための場所としては有効ではないかと考えます。この寒川町の公営の学習会で学んだ人たちが同じように公営塾で教えていただけるような環境をつくって次世代につなげていくという環境が重要だと思いますが、その辺に関してはいかがでしょうか。
194: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
195: ◯番外【教育次長 内田武秀】 生涯学習社会の実現に向けて、誰もが生涯にわたり必要な学習を行い、その学習成果を個人の生活や地域での活動に還元できていることが重要であるとされております。第2次寒川町教育振興基本計画におきましても、町の社会教育が目指す姿として、町民が地域で学び、その成果が、人づくり、つながりづくり、まちづくりに生かされているとしておりますので、多様化する家庭環境や変化の激しい社会環境に対応しながら、子どもたちの健やかな成長を地域全体で支えるため、学校、家庭、地域、行政など、多様な主体が連携協力して、大人と子どもが触れ合う機会の充実を図っていくことが必要でございます。
にこにこ学習会や子どもの体験活動など、地域の中で様々な立場の大人や仲間に支えられて学んだ子どもたちが、いずれ教える側、支える側となり、地域社会に貢献してくれることを私どもも期待しているところでございます。
196: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
197: ◯1番【新村賢志議員】 公営塾、学習会に関して多くの答弁をいただいたんですけども、結論として、今後、町として、公営塾に関してすごくいい活動だと思いますし、すばらしい取組だと思うんですけども、もっとこういう公営塾を増やしていったほうがよいのではないかと私は考えるんですけども、町としての見解を教えてください。
198: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
199: ◯番外【教育次長 内田武秀】 にこにこ学習会につきましては、町民がこれまで学んだ成果経験を地域に還元し、それが人づくり、まちづくりに生かされていくことを目指した社会教育活動として行っているものであり、民間の塾のように学力向上を目的に行っているものではございませんが、そうした中、さらなる学習サポートが必要ではあるものの、諸般の事情により、民間の塾等に通うことが難しい子どもたちへのサポートとして、補完的な意味も含めて、現在のにこにこ学習会を行っているところでございます。
現状といたしましては、特に定員オーバーの状況でもないことから、まずは現状を維持してまいりたいと考えておりますが、利用者や講師の方々から寄せられるご意見等もお聞きしながら、必要な見直しについては適宜行ってまいりたいと考えております。
200: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
201: ◯1番【新村賢志議員】 今次長からご答弁いただいたように、この塾自体はとてもすばらしい活動だと思いますし、また、講師として、塾で子どもたちの勉強見ていただいている方々にはとても感謝しております。
ただ、今回の公営塾に関して、町民の認知度、正直私、今回この質問するまでは、公営塾というのがあることを知らなかった。私の勉強不足なんですけども、これを町民への認知度とか、また、子どもたち、親への情報発信をする方法、周知の方法をもっと増やしていき、これを受講できるような子たちが増えていくようにするべきではないのかと思うんですけども、町としての見解を教えてください。
202: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
203: ◯番外【教育次長 内田武秀】 このにこにこ学習会の周知につきましては、募集チラシを町内の各小・中学校を通じて対象学年のご家庭にお配りしておるところでございますが、今後につきましては、LINEのプッシュ通知等も活用して、周知の拡大を図ってまいりたいと考えております。
いずれにしましても、先ほどお答えしましたが、まずは現状を維持し、必要に応じて見直しを図ってまいりたいという考えでございます。
204: ◯議長【天利 薫議員】 新村議員。
205: ◯1番【新村賢志議員】 今回の一般質問により、公営塾を増やすのは、今のところ現状維持ということで難しいということに関してですが、公営塾に関して周知拡大に関しては図っていただけるということでしたので、今後この公営塾の需要がもっと増えることにより、例えば増設することなども考えていけるようなきっかけにはなったと思います。
引き続き、子どもたちが、この寒川町で学力向上のため町が教育環境を整えていただけるように願い、今回の一般質問を終了とさせていただきます。
206: ◯議長【天利 薫議員】 以上で新村賢志議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は11時10分から行います。
午前10時53分 休憩
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午前11時10分 再開
207: ◯議長【天利 薫議員】 休憩を解いて会議を再開します。
次に、18番黒沢善行議員の質問を許可いたします。
〔18番(黒沢善行議員)質問席へ移動〕
208: ◯18番【黒沢善行議員】 それでは、ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、通告順位に従いまして一般質問をさせていただきます。
今回の私の質問は、奨学金返還支援制度創設について伺ってまいります。
この件に関しましては、令和3年9月に一般質問をさせていただきましたが、改めて奨学金返還支援制度に触れておきたいと思います。
国は、これまで学びたい人が経済的理由等により進学を諦めることのない社会を目指して、奨学金制度の拡充や、返済不要の給付型奨学金の創設に取り組んでまいりました。こうした取組を進める中で、現在、大学生の2人に1人、年間約128万人が奨学金を利用するまでに制度が充実してまいりました。しかし、卒業後の奨学金返済が若者にとって負担が重いとの声が多くなっております。2019年の奨学金返還延滞者数は32万7,000人となっており、その原因は、低所得や延滞額の増加が指摘されております。こうした若者の負担軽減に向け、奨学金の返還を肩代わりする制度が2015年から始まりました。
奨学金返還支援制度には、大きく分けて自治体型と企業型があります。自治体型については、奨学金を返済している若者に対して、一定期間の定住や地域への就職を条件に、返済額の一部を自治体が肩代わりするものとなります。見込まれる効果としては、若者の負担軽減、若者の流入促進、流出抑制、郷土愛の醸成、自治体のイメージアップ等が考えられます。2015年のスタート時には基金の設置が条件となっており、国からの特別交付税での支援も、自治体負担額の2分の1としておりましたけれども、2020年からは基金の設置が不要となり、国の特別交付税での支援も、上限はありますけれども、自治体の負担額の全額に拡大されております。
企業型の返済支援制度については、企業が従業員に代わって奨学金の返還を行うというものです。スタート時は、従業員の給与や賞与に奨学金の返済分を上乗せし、受け取った従業員が、日本学生支援機構等に支払う仕組みに限られておりました。この形ですと、上乗せ分が所得の増額分とみなされ、所得税、住民税、社会保険料が大きくなることから、2011年からは、企業から直接日本学生支援機構等への返還が可能となりました。企業側のメリットとしては、優秀な人材の確保、早期離職の抑制、企業のイメージアップ等が考えられます。
2年前に質問させていただいたときには32府県、423市町村の導入と紹介をさせていただきましたが、2022年6月時点で36都道府県、615市町村が奨学金返還支援に取り組んでいる状況で、全国的にも、徐々にではありますけれども、広がりを見せているところでございます。前回の一般質問を行った際に、自治体支援制度の創設については、町にとって有効な取組であるか検討を行う。企業型支援制度については、町内企業のニーズ把握をするなど、調査研究を行うとの答弁をいただいておりますので、その後の庁内での検討結果、また、企業のニーズ把握の状況について、まずはお答えいただきたいと思います。
209: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
210: ◯番外【町長 木村俊雄】 それでは、通告順位8番、黒沢議員の若者支援施策の創設についてのお尋ねにお答えいたします。
まず、奨学金返還支援制度のうち、自治体型支援につきましては、先行自治体の例を参考に、制度創設に対する課題について検討を進めてきたところでありますが、その現状等につきましては、企画部長より答弁をさせていただきます。
次に、企業型支援につきましては、令和3年9月の一般質問において議員よりご質問いただいた後、町内の大手企業に制度の目的をお知らせするとともに、利用状況や今後の導入予定等についてアンケート依頼をしたところでございます。その回答内容といたしましては、回答いただいた全ての企業から、アンケート時に制度の利用はなく、今後の導入についても現状では予定がないとのことでございました。
この制度につきましては、若者が減少していく中で、地元企業への就職支援や人材不足に悩む企業への就職促進の有効な手だてであることは認識しておりますが、まずは、国や県、近隣自治体の状況把握に努めているところでございます。
よろしくお願いいたします。
211: ◯議長【天利 薫議員】 深澤企画部長。
212: ◯番外【企画部長 深澤文武】 それでは、町長の補足答弁をさせていただきます。
奨学金返還支援制度の創設に係る自治体型支援についてでございますが、先行自治体の例を見ますと、個人に対する支援策などがあることは承知しているところでございます。こうした支援策は、大都市圏というよりかは、どちらかといえば地方都市において実施されている状況が見受けられるところであり、全国的に広く普及しているとは言えない状況と認識しているところでございます。
しかしながら、奨学金の返済等の影響が未婚、晩婚化の一因となっており、結果として少子化に拍車をかけているといった現状の中、令和4年度に入ってから、全国の自治体でも徐々に奨学金返還支援制度の導入が進んでいることも承知しているところではございます。
令和3年9月の一般質問において、黒沢議員より、奨学金返還支援制度についてのご質問を賜り、庁内で検討を進めてきたところでありますが、町といたしましては、本町の人口ビジョン及びまち・ひと・しごと創生総合戦略の下、限りある財源の中で、少子化対策の一環として、子育て支援や教育環境の充実を優先し、湘南地域で最も子育てしやすいまちを標榜し、積極的な取組を展開してきたところであります。
なお、奨学金返還支援制度の導入につきましては、条件によっては、支援されない方にとって不公平感を抱かせることにもなりかねないため、近隣自治体の導入状況を踏まえつつ、ニーズ把握と、確かな支援となるための制度設計に十分な検討が必要と考えているところでございます。
以上です。
213: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
214: ◯18番【黒沢善行議員】 この奨学金返還支援制度につきましては、直接的な若者の支援につながっていくものでございますので、まず、寒川町の20代から30代前半の若者の動向ですか、こういったものに関して、町の状況をお知らせいただきたいと思います。
215: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
216: ◯番外【企画部長 深澤文武】 町内における若者の流入流出の動向といったご質問だと思いますが、20歳から29歳の若者の流入流出の動向につきましては、平成30年度から令和2年度までは転入超過で、令和3年度は転出超過となりましたが、令和4年度には再び転入超過となるなど、二転三転しているところでございます。
なお、令和5年度は、9月末時点でございますけども、転入者が395人、転出者が343人で転入超過の状況となっております。
以上です。
217: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
218: ◯18番【黒沢善行議員】 ただいまお答えいただいたように、ここ近年を見ても、若干転入が超過している状況と言えるのかと思います。
ただ、しかしながら、20代、30代前半ぐらいの若者の動きというのは、かなり激しいのではないかと思っておりますし、転出についても、決して少ない状況ではないと捉えます。
こうした中、転出の主な要因については、町はどのように把握されていますでしょうか。
219: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
220: ◯番外【企画部長 深澤文武】 転出の理由といったところでございますが、令和2年6月になりますけども、実施いたしました転出者アンケートの結果によりますと、転出の理由として最も多い回答は、就職や転勤、転職となっているところでございます。
以上です。
221: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
222: ◯18番【黒沢善行議員】 このアンケートの中で明らかになったことは、やはり就職、また転勤等で町を離れる若者が多いということでございますけども、入ってくる若者も多い状況はありますけれども、こうやって転出そういった理由で転出していく若者が多くいるという状況を、町としては、どのように捉えていますでしょうか。
223: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
224: ◯番外【企画部長 深澤文武】 ご質問として、若者の動向といったご質問だと思いますが、町の若者の動向につきましては、他の年代に比べて、20代及び30代の転入及び転出が多い状況となってございます。令和4年度の転入状況を見ますと、転入者2,207人のうち、20代が801人と最も多く、次いで30代が501人転入されております。令和4年度の転出状況も同様に、全体の転出者でございますけど、1,952人のうち、20代が769人と最も多く、次いで30代が425人転出されております。特に20代は、年齢別に、人口に対して、転入転出ともに10%以上を占めておりまして、20代の10人に1人以上が転入または転出しており、移動が多い年代と捉えております。
以上です。
225: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
226: ◯18番【黒沢善行議員】 ただいまご答弁いただきまして、転入転出ともに20代、30代が多くを占めているということでございました。今後の町の発展や人口ビジョンを考えたときに、若者の流入増加、それから流出抑制に対する対策が必要と考えますけれども、町の見解としてはいかがでしょうか。
227: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
228: ◯番外【企画部長 深澤文武】 町では、人口ビジョンに掲げた目標人口の実現に向け、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、少子高齢化、人口減少の対応として移住定住の促進、安定した雇用の創出をはじめ、町の認知度向上、子育て支援や教育環境の充実、安全安心なまちづくりに注力しているところでございます。特に20代の若者の転入転出が多い状況を踏まえ、流出抑制対策が必要であると認識しておるところでございます。
以上です。
229: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
230: ◯18番【黒沢善行議員】 ただいま若者の流出抑制への対策が必要という見解をいただいたところでございますけれども、この若者の流出の抑制に対する具体的な政策の検討等は行っていますでしょうか。
231: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
232: ◯番外【企画部長 深澤文武】 若者の流入増加、転出抑制のための施策検討につきましては、先ほど申し上げました転出理由に対抗できる効果的な対策の立案は非常に難しく、いまだ効果的な一手となる施策の構築はできてない状況でございます。今後も、先進自治体の事例を研究しつつ、若者からも住み続けたいと思っていただけるよう、町の特性、強みを生かした施策を検討してまいります。
以上です。
233: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
234: ◯18番【黒沢善行議員】 現在、町としては、就職や転勤、転職を理由に転出していく、町から離れる若者を寒川町にとどまってもらうための効果的な施策を見いだすのは非常に困難であると理解いたしました。
しかし、これは寒川町だけの問題ではないかと思っておりますし、全国の多くの自治体が同じような課題を抱えていると考えます。そうした中で、直接的に若者を支援し、少しでも地域から若者の流出を抑制できる可能性があることから、全国的に奨学金返還支援制度を創設する自治体も増加しているものと考えます。36都道府県、615市町村が奨学金返還支援制度、これは全国の自治体から鑑みると約3分の1の自治体が、何らかの形で、若者が奨学金返還に対する支援を受けられる体制が整っている状況にあると思いますけれども、全国に広がりを見せている状況を、町としてはどのように捉えますでしょうか。
235: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
236: ◯番外【企画部長 深澤文武】 奨学金返還支援制度につきましては、ただいま黒沢議員からお話のありましたとおり、全国的には約3分の1の自治体が導入しているところでございます。
しかしながら、神奈川県内では、神奈川県のほか、33市町村のうち、小田原市、厚木市、綾瀬市、箱根町及び愛川町の3市2町の導入にとどまっているところでございます。さらに、制度を導入している県内自治体の要件を確認いたしますと、対象者を看護業務や保育士、福祉職や町の奨学金利用者に限定しているなど様々で、かつ、限定的な状況が多いことからも、全国的に広く若者に対する支援策として普及していると言えない状況ではないのかと認識しているところでございます。
以上です。
237: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
238: ◯18番【黒沢善行議員】 ただいま深澤部長から、県内の状況の紹介がありました。確かに、県内での奨学金返還支援制度を創設している自治体は極めて少ない。特に全国で見ると神奈川県は極めて少ない状況にあると私も承知をしているところでございます。
しかしながら、いまだ県内に導入する自治体が少ないからこそ、やはりこの制度を早期に創設するチャンスがあるんだと私は考えております。なぜ、県内の市町村と足並みをそろえる必要があるのでしょうか。近隣市に先を越されてしまえば、当然、流出超過がさらに増えていく可能性もあると考えます。町として、若者に対する支援策を早急に見いだすべきでありますし、その1つの施策となり得る奨学金返還支援制度を早期に創設すべきと考えますけれども、町の見解をお聞かせください。
239: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
240: ◯番外【企画部長 深澤文武】 町の見解でございますけども、少子高齢化、人口減少への対応といたしまして、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、移住・定住の促進、安定した仕事の創出をはじめとする対策を講じている中、奨学金返還支援制度につきましては、若者に対する直接的な支援策としてその効果は認識するものの、ニーズの把握や十分な成果が期待できるのか、限りある財源の中で、事業優先度を踏まえながら見極めていく必要がございます。
しかしながら、令和3年度の、議員からのご質問以降、全国自治体の状況変化や、コロナ禍を超えて多様な価値観の変化のほか、顕在化する企業の人材不足など、様々な要因を適切に捉えまして、今後、先ほど黒沢議員からお話がありましたが、先行自治体としての強み、そういったものを踏まえながら、奨学金返還支援制度に係る課題整理などについて検討を進めてまいりたいと考えます。
以上です。
241: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
242: ◯18番【黒沢善行議員】 それでは、自治体型奨学金返還支援制度については、一旦ここで終わりまして、次に、企業型の奨学金返還支援制度について、伺ってまいります。
町内企業に対しましてアンケートを行っていただいたとのことでございましたけども、そもそも、この企業型奨学金返還支援制度の内容を理解している町内企業はありましたでしょうか。
243: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。原田環境経済部長。
244: ◯番外【環境経済部長 原田健一】 アンケート結果から、企業型の奨学金返還支援制度の内容を理解している企業はあったかとのご質問でございます。
令和4年4月に、町内大手企業12社にアンケートを送付し、5社からのご回答をいただきました。その中で、企業から直接日本学生支援機構に送金できる新たな奨学金制度をご存じでしょうかという質問をさせていただいたところ、制度開始から間もないこともございまして、5社ともに制度については理解されてないとのご回答をいただいております。
245: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
246: ◯18番【黒沢善行議員】 この制度スタートして時間もたっているわけですけれども、なかなか企業さんにその情報が届いてないというのが現状ではないかと思います。これは、寒川町だけの問題ではなくて、全国的に国からの広報等がしっかりと届いてない。また、こういうことを企業さんが進めることによって、人材確保、優秀な人材確保につながっていくというようなことがしっかりと伝わってないのが現状かと思います。
しかしながら、町内にある地元企業さんの人材の確保、こういったことに関して、何かご意見等は伺っていますでしょうか。
247: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。原田環境経済部長。
248: ◯番外【環境経済部長 原田健一】 町内企業の地元人材の採用についての考えについて、ご質問にお答えさせていただきたいと思います。
先月行われました、寒川町工業協会との懇談会の中でも、地元雇用についてという議題があがっておりまして、地元の方の採用を強く望まれている企業の方もいらっしゃることは十分に把握しております。そのようなご意見をいただいていますことから、来年3月には、ハローワーク藤沢との共催で、町内企業6社程度を対象といたしましたミニ面接会を新たに開催する計画を予定しておるところでございます。
249: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
250: ◯18番【黒沢善行議員】 地元企業からも、地元の人材採用を強く望んでいる企業もあるというお話がありました。そういった企業にお応えするために、要望に応えるために、ミニ面接会を行うという予定でございますけれども、今、社会的には、様々な場面で、人材不足でありますとか、それが企業さんが人材を確保することがなかなか困難な状況にあると言われておりますが、町内企業さんの状況については、どのようになっていますでしょうか。
251: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。原田環境経済部長。
252: ◯番外【環境経済部長 原田健一】 若者の早期退職等の状況についてお答えさせていただきたいと思います。
町内の事業所に勤務する労働者の勤務実態を明らかにするため、町では3年に一度、勤労者実態調査を実施しております。今年度実施いたしました調査では、95社より回答をいただいているところでございます。町内の事業所におけます従業員の令和2年11月以降のおよそ3年間の退職状況といたしましては、10代では2.8%、20代では20.5%、30代では19%の方が退職しており、10代から30代の合計で42.3%の方が退職されているということになっております。また、厚生労働省が発表しております高卒、短大卒、大卒の3年以内の離職率でございますが、コロナ前の令和元年度では、高卒では約35.9%、短大卒では約41.9%、大卒では31.5%となっております。今後、少子化により労働人口が減少していく中で、採用した職員の皆様には、少しでも前向きに長く勤めてもらいたいというのが企業の思いであり、長く勤めてもらうことで、安定した育成につながるものと考えております。
253: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
254: ◯18番【黒沢善行議員】 すみません、今お答えいただきましたけど、次に質問する内容をお答えいただいたので、町内企業としては、人材確保については、ご多分に漏れず、全国の状況にあるんだと思います。さらには、今言われています若者の早期離職者がかなり多くなっているという状況の中で、そういったことも含めて、やはり長く人材を確保していくことが、なかなか企業さんにとっては大きな課題となっているということがあるんだろうと思います。この若者の早期退社、離職については、全てを否定するつもりは全くございません。当然自身のスキルアップでありますとか可能性を伸ばすための、前向きな転職をされる方も多くいることだと認識をしております。
しかしながら、企業側としては、採用をした従業員の皆様には、できるだけ長く勤めていただきたい。そうしたことで安定した企業経営につながり、企業の発展につながるということになるということだろうと思います。
寒川町は、今、田端の区画整理を進めながら、今後、企業誘致を進めていくわけでございますけれども、企業の地元雇用に対して、町の見解としてはいかがでしょうか。
255: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。原田環境経済部長。
256: ◯番外【環境経済部長 原田健一】 大変失礼いたしました。人材確保に対する課題の部分が少し抜けていたかと思います。
まず、人材確保に対する課題についてでございますが、こちらにつきましては、エコノミックガーデニング推進事業の中で実施しております企業訪問であったり、町工業協会との懇談会を含めて、様々な場面で人材不足が課題であるというようなお話を伺っているところでございます。今年度におきましては、湘南広域都市行政協議会の産業振興部会の中でも人材不足のセミナーを実施いたしまして、町内企業にもご参加いただいたところでございます。また、ただいまご質問いただきました企業誘致を進めていく中での、地元採用についての考えについてもお答えさせていただきたいと思います。現在も、企業立地等の立地促進に関する条例におきまして、既存企業の町内での投資や、新規立地等をする企業に対しまして、町民を常勤の社員として雇用した場合には雇用奨励金を交付する支援対策を行っているところでございます。町に住み、町内の企業に就職をし、町に愛着を感じ、根づいていただけることは、地域活性化にもつながり、大変ありがたいことだと考えております。
257: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
258: ◯18番【黒沢善行議員】 町としては、地元企業の皆さんが、地元の方たちを採用した場合については、今後もしっかりと支援を続けていく、また、多くの町民の方が町内企業に勤務していただくことで町の活性化につながると期待しているということだと思います。
寒川町は、これまで多くの企業が町内に立地をしていただいたことで、人口も増え、町も発展し続けていると認識をしておるところでございます。これから企業誘致をさらに進めていくことで、企業も増え、町内在住の方が地元に就職される際の選択肢も豊富になることと思います。特に、若者が就職先として地元企業を優先的に選択していただければ、これは大変ありがたいことだと考えております。多くの町内企業に奨学金返還支援制度を創設していただくことで、若者の就職先を最優先に地元企業を選択していただくことを期待したいと思いますけれども、学生支援機構等のホームページで確認しますと、企業の奨学金返還支援制度を創設しているところを見ますと、基本的にはやはり企業も、自治体からの何の支援もない中でやっているところというのは、基本的にはありません。やはりこういった企業が、企業独自で奨学金の返還支援制度を導入した場合については、自治体が支援しているというのがほとんどであります。先ほど部長のほうからの答弁で、首都圏にはなかなか少ないということでありましたけれども、前回紹介させていただいたときに、東京都は入っておりませんでしたけれども、現在は、こういった奨学金返還支援制度を行っている企業に対して、東京都も支援を進めているところでございます。例えば、こういった、企業が奨学金を払っている従業員に対して奨学金の返還支援を行った際に、町としてその企業を支援していくような考えというのは持てないでしょうか。
259: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。原田環境経済部長。
260: ◯番外【環境経済部長 原田健一】 企業が奨学金返還支援制度を創設した場合、町がその企業を支援することは考えられないかとのご質問だというふうに認識しております。
奨学金返還支援制度につきましては、人材確保の有用な手段の1つではございますが、町としまして、現段階では、企業に対する支援についてまでは考えていないという現状でございます。今後、町商工会等と連携をいたしまして制度の周知に努めるとともに、ニーズ把握を行っていきたいと考えております。
また、企業への地元雇用に対する支援につきましては、各市町村が独自の施策を進めていくより、県レベルでの地元雇用施策を実施していくことのほうが、より効率かつ効果的であるという現状もございますので、県に対して支援実施の要望を行ってまいりたいと考えております。
261: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
262: ◯18番【黒沢善行議員】 こういった制度を導入した企業に対して、町が支援していくというのはなかなか難しいという見解でございました。
最後に、これまでを通して町長に見解を伺ってまいりたいと思います。これまでの質問を通しまして、町としては、若者に対して流出抑制の対策が必要だけれども、効果的な施策を見いだすことは困難であり、現在も、そういった直接的な若者に対する支援策は行われていない。それから、町企業につきましては、地元採用を望んでいる企業もあるけれども、人材確保、人材不足、また、若者の早期退社などを課題として抱えている企業があるということが明らかになったかと思います。町と企業が抱える課題を少しでも軽減するために、町として、まずは町が行政型の奨学金返還支援制度を創設すべきと考えております。
先ほど部長の答弁でも紹介がありました厚木市の取組について少し触れさせていただきたいと思いますが、厚木市は、今年度から、自治体型の奨学金返還支援制度を導入いたしました。厚木市では、市内在住、また、市内勤務、卒業後5年以内の方に、1年間の奨学金返済額の2分の1、上限12万円、最長7年間交付との内容で、奨学金返還支援制度を創設しております。厚木市は大学も多くあり、進学を機に市内に転居してくる学生も多いことと併せ、市内にも就職先が多くあることから、支援制度の創設をしたものと考えております。
奨学金返還支援制度は、町の課題である若者支援策の創設、流出抑制、企業の課題である人材確保、早期退社に対して効果が見込める施策であると考えております。さらに、この制度は、近隣市が行う前に創設しなければ効果が薄れてしまう施策であります。これから企業誘致を進め、就職先が増えていくこの時期に、寒川町がこの制度を創設する意味は非常に大きいと考えております。子育て支援策を充実させ、これまで選ばれる市になろうと、必死に寒川町は子育て支援施策を進めてまいりました。しかし、結婚する前に、若者たちが、子育て支援が充実されているからこの町に住み続けようと直接に考えることは、もしかしたら少ないのかもしれない。むしろ、子育てをする前段階の若者に対して直接的な支援をすることによって、寒川町は若者にもしっかりと目を向けているというアピールを行っていく必要があると考えております。
若者の定住が増加することで、これまで進めてきました寒川町の子育て支援策がさらに意義があり光を増すことになると考えておりますけれども、奨学金返還支援制度を町として創設することにつきまして、町長の見解を伺いたいと思います。
263: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
264: ◯番外【町長 木村俊雄】 今、様々ご提案いただきまして、ありがとうございます。確かに20代、先ほど数値のお話もしましたけども、20代、特に若者が社会人として働き始め、これから社会を支える大切な人材でもあります。町といたしましても、若者に対する施策を展開する必要性は十分認識するところであります。
町内、産業構造においても、ある意味、特化とまではいきませんけども、工業職が非常に強くなってきている産業構造にあります。そういった中で、企業さんも地元採用、地元雇用を非常に望んでいる、そういった背景、ご意見もいただいております。そういったものを踏まえますと、この奨学金返還支援制度、決して横並びではなくて、町として必要性を感じている部分もございます。確認すべき点もあります。議員ご指摘のように、若者に対する直接的な支援策について改めて検討を進めるように、関係各課に指示をしてまいりたいと思います。
265: ◯議長【天利 薫議員】 黒沢議員。
266: ◯18番【黒沢善行議員】 ただいま町長から、今後も引き続き検討を進めていくというご答弁をいただいたところでございます。この奨学金返還支援制度につきましては、当然それぞれの自治体によってまちの特性が違いますので、条件等が違っていたり、様々な形で取組をしているというのが現状であります。
寒川町も、寒川町の特性をしっかりとつかんだ上で、早期に寒川町の奨学金返還支援制度が創設されることを望みながら、私の一般質問を終わらせていただきます。
267: ◯議長【天利 薫議員】 以上で、黒沢善行議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は13時15分から行います。
午前11時48分 休憩
──────────────────────────────────────
午後 1時15分 再開
268: ◯議長【天利 薫議員】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、10番柳下雅子議員の質問を許可いたします。柳下議員。
〔10番(柳下雅子議員)質問席へ移動〕
269: ◯10番【柳下雅子議員】 それでは、通告順位に従いまして、一般質問をいたします。会派フォーラム寒川の柳下です。
私の質問は、より充実した子どもの読書活動の推進策についてです。
4期目の木村町長の所信表明で最重要課題と位置づけた施策は、未来に向けたまちづくりです。今回の一般質問で、未来のまちづくりを担う子どもたちの学力向上に向けて何ができるのか、どうすればよいのか、私たち大人一人一人が考えるきっかけとなればと思います。
寒川町総合計画の政策の一つに教育の推進があり、2期目の寒川まち・ひと・しごと創生総合戦略の施策の項目には魅力的な教育環境の充実とあります。さらに、令和5年度の寒川町の学校教育の重点政策は、学力の向上に向けた主体的・対話的で深い学びを視点とした授業の改善を図ることであり、社会教育においては、これまで以上に人々の学びや学びを力にした地域づくりの取組を進めるとしております。
学校図書館や寒川総合図書館における読書活動は重要な「学び」の土台であると考えますが、どのような活用・連携が図られているのでしょうか。
また、町は平成18年に寒川町子ども読書活動推進計画を策定しましたが、その成果と課題は何であったのか。DX社会の進展は目覚ましく、新たな計画策定に向けた見直しが必要ではないかと思います。
町の子どもたちの読書活動の現状と課題、そして、施策推進に向けた今後の取組についてお伺いをいたします。
270: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
271: ◯番外【町長 木村俊雄】 それでは、通告順位9番柳下議員のより充実した子どもの読書活動の推進策についてとのお尋ねにお答えをいたします。
寒川町総合計画2040では「つながる力で新化するまち」を基本理念としておりますが、つながる力によるまちづくりにおいて最も重要なものは人づくりであります。まちづくりの主体である町民が誇りと生きがいを持って生涯にわたり学びながら自分らしく暮らしていくことで、まちづくりの原動力となる人の力を創出すると考えておりますことから、子どもたちの教育についてもこの考え方の基に展開をしているところでございます。
また、地方教育行政の組織及び運営に関する法律では、地方公共団体の長は、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱を定めることとされており、本町におきましては寒川町教育大綱として定めているところでございます。
実際の教育行政については町教育大綱の内容も踏まえながら進められておりますが、町の子どもたちの読書活動の現状と課題など、詳しくは教育委員会よりお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
272: ◯議長【天利 薫議員】 大川教育長。
273: ◯番外【教育長 大川勝徳】 それでは、より充実した子どもの読書活動の推進策について、町長の補足答弁をさせていただきます。
教育大綱における子どもの読書活動については、学校教育の内容として、「読書活動を充実させるとともに、読む力・書く力の育成を図ります。」と規定されるとともに、社会教育の内容としては、「子どもたちの豊かな心を育むために、地域での体験活動や読書活動の充実を図ります。」と規定されております。こうした中、子どもたちの読書活動については、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造性を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠かすことのできないものとされており、教育大綱を踏まえながら、教育振興基本計画や各年度の教育委員会の重点施策に基づき、町内の小・中学校及び総合図書館等において各種取組を進めているところでございます。
一方、我が国においては、子どもの読書離れが言われて久しく、本町におきましても同様の状況でございます。この点につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大やGIGAスクール構想による学校のICT環境の整備等により子どもたちを取り巻く環境が大きく変化しており、子どもの読書活動にも影響を与えている可能性があるとも言われていることから、そうした点も踏まえながら状況の改善を図っていく必要があると考えております。
また、寒川町子ども読書活動推進計画の成果といたしましては、各学校で朝の読書、読み聞かせなどの子ども読書活動推進のための取組など、子どもたちの読書活動の充実や環境整備が進んだ一方で、学校図書館担当職員や学校図書館の資料・蔵書等の整備充実に引き続き努めるとともに、昨今の教育分野におけるDX推進を鑑みると、学校図書館のデータベース化などについては今後の課題であると認識しております。
274: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
275: ◯10番【柳下雅子議員】 教育長のご答弁の中に状況の改善を図っていく必要があるという、この中身についてはまた後ほど具体的にどのような改善を図っていけばよいのかについてお尋ねをいたします。そして、今後の課題として認識している部分についても具体的な解決策についてお伺いをしていきたいと思います。
まず、これから一問一答に入りますが、この質問をするに当たっていろいろな方にヒアリングをいたしました。寒川町の子どもの読書環境、そして、教育力の向上、いろいろな視点からご意見をいただきました。それに基づいてこの一問一答に入りますが、その前に生の声を皆さんに聞いていただければと思って、かいつまんでお知らせをしたいと思います。
教育委員会はこの計画に基づいた活動をしていると思うけれども、ほとんどの人が知らないのではないか、そして、今おっしゃられてくださったコロナ禍における読書活動、英語活動、ICT教育の導入などで読書活動に日が当たらなく、十分な指導ができているのか、そして、一義的ではあるけれども、子どもの読書離れが進んでいるように感じます。
また、学校図書館の資料の充実で、新刊の図書が不十分ではないのか、読書スペースの整備が不十分ではないのか、あるいは、建設的なご意見として、学校と総合図書館とでネットでつながるようになれば、大変便利になるのだがというご意見もありました。
また、利用促進については、家庭、地域、学校が一体となって子どもたちの読書活動を推進する環境づくりを進めていくことが問われるのではないか、具体的にどう進めようとしているのかがまだ見えてきませんというご意見がありました。また、大きな視点で捉え、関係者を巻き込んだ取組が求められるのではないか。例えば、コミュニティ・スクールで情報を共有し、話し合うことも一案ではないかという建設的なご意見がありました。
また、実際に総合図書館で行っているイベントなどの周知について、学校へは配布しているものの、子どもたちや家庭への周知までには至っていない、多分持ち帰っても読書に関心を示さない家庭が多いと思う、こういった声も寄せられております。
家庭では本を読む時間が確保されていない、子どもと一緒に読書を楽しむ家庭が少なくなっている、読書への関心が薄く、話題にならない、親も子も主流は、携帯、ゲーム、ユーチューブなど、そうした傾向が見られるのではないか。
学校現場では、朝読、読み聞かせなどPTAや地域のボランティアさんたちでやってくださっている、だけど、課題としては、本は好きだけど、図書室の本を借りている子が少ないのではないか、調べ学習ではタブレットや携帯の利用が増えている、それは高学年とか中学生に見られると思う、読書の確保が難しいのではないか、ゲーム、携帯に夢中になって本を読む児童・生徒が少なくなっているのでは。
そういった生のご意見を基にこれからの一般質問に入ってまいりたいと思います。
その一つとして、町は平成18年度に策定した寒川町子ども読書推進計画、その後の検証、そして、これからそれを公表することは義務として、推進計画、法律ができたときに、やりなさいということを書かれておりますので、教育委員会としてその後の検証はどうであったのかをお知らせいただきたいと思います。
276: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
277: ◯番外【教育長 大川勝徳】 まず、町民の皆様のお声よくお聞きして、できるところからしっかりと対応のほうしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、寒川町子ども読書推進計画の成果と課題についてお答えさせていただきます。
寒川町子ども読書活動推進計画の成果といたしましては、平成17年の調査におきまして、寒川町の子どもたちが1か月に読む本の冊数、これは1から3冊の割合が最も多く、その割合は、小学生で38%、中学生では57%となっておりました。その後令和4年度の調査におきましても、以前と同様に1から3冊の割合が最も多い結果となりましたが、その割合は、小学校では40%、中学校では74%と小・中学校ともに読書をする子どもが増えたと言うことができます。この要因としましては、各学校で読書活動、読み聞かせのほかに、学校図書館の書籍の入替えが進んだことも考えられます。
この推進計画のおかげで、継続して取り組まなければならないことも幾つか課題として見えてまいりました。
1つ目は、学校図書館の資料・蔵書等の整備・充実です。情報が目まぐるしい速さで移り変わっていくのと同様に、書籍も次々に新しいものが出版されます。学校図書館の情報センター及び学習センターとしての機能を果たすためには、常に新しい書籍からそのときその時代の情報や資料を提供できるようにしなければなりません。
2つ目は、学校図書館担当職員の整備と充実です。現在、県費の図書司書教諭のほかに、町独自で2校に1人読書指導員を配置しています。現在、読書指導員は、子どもたちの読書推進のために、また、教職員の働き方改革のためにもなくてはならない存在となっております。
3つ目は、教職員等の意識・資質の向上を図るための子どもの読書に関する教職員向けの研修の実施です。学校図書館の学習センターとしての機能や情報センターとしての機能を利用した授業づくりなどの研修を今後も継続して行うことが授業における学校図書館の活用を推進していくために必要となります。
読書推進計画の検証から見えてきた継続しなければならない課題に対して、途切れることなく改善に向けて努力し、子どもたちの読書推進を図ることが教育委員会として大切であると考えております。
278: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
279: ◯10番【柳下雅子議員】 大事なことは、継続してそのまま同じことをやるのかという疑問も湧きます。なぜかというと、それを充実させて子どもの学力の向上に結べるような施策を実践することが、私は言っていることがきちんと成果として現れるのではないかと思います。後ほどまたこの件に関してはまとめてお伺いをいたします。
次の質問です。
これは令和5年度の全国学力・学習状況調査において、国語の結果が寒川町は国平均、県平均に届きませんでした。教育委員会としてはこの結果をどう捉え、今後どのような取組をもって改善して、学力の向上に結びつけようとしているのかについてお伺いをいたします。
実際の数字といたしましては、これは私は一番大事な、時宜を得た文科省の設問だと思うのですが、唯一大きく平均点と開きがあった項目が、言葉の特徴や使い方に関する事項、つまり、言葉というものはとても重要な役割・機能を持っています。それをきちんと使うという事項が寒川町は、中学生ですけれども、マイナスの、国平均よりも13.7ポイント低かった、正答率が、そういったことを、大変私は大事なこの数字の意味があると思いますので、この結果をどう捉え、今後どのように取り組んでいくかについてお尋ねをいたします。
280: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
281: ◯番外【教育長 大川勝徳】 令和5年度の全国学力・学習状況調査の国語科において、小学校は全国平均と有意差は見られず、全国平均並み、中学校においては全国平均と若干有意差が見られた結果でございました。
寒川町の国語科の課題としましては、目的に応じて文章と図表を結びつけるなど、必要な情報を見つけること、そして、自分の考えが伝わる文章になるように、根拠を明確にして書くことといった記述式の問題に対して情報の読解力に課題があると捉えております。
今後の改善策としましては、児童・生徒がどこの段階でつまずいているのかを把握し、情報を読み取らせるような問いや仕掛け、これを意図的に授業に位置づけ、指導していく必要があります。また、要旨や概要など、全体を捉える活動、理解したことや考えをまとめる活動、考えを発表し合う活動を授業の中に取り入れ、情報を読み取る力を伸ばし、書く力につなげていきたいと考えております。
282: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
283: ◯10番【柳下雅子議員】 ぜひともこの国語の言葉の特徴や使い方に関する事項のみならず、今年は中学生・小学生ともに、書く、読む、そして、話す、そうした項目も正答率は県に至れませんでした。ですので、最後におっしゃってくださった、その書く力も寒川町の子どもにとって取り組むべき課題だと思いますので、ぜひとも力を入れて授業の改善を図って指導していただきたいと思います。
それともう一つ、全国学力・学習状況到達テストのみならず、町では基礎的・基本的な知識・技能の習得に関わる学年別評価問題を毎年やっております。ここから寒川の子どもたちの国語力、どのような課題があり、であるから、このような力を身につけてほしいというところはあるのでしょうか。
284: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
285: ◯番外【教育長 大川勝徳】 基礎的・基本的な知識・技能の習得に関わる学年別評価問題についてお答えいたします。
基礎的・基本的な知識・技能の習得に関わる学年別評価問題は、毎年2月から3月の上旬頃に実施し、1年間の基礎力の定着度がどのぐらいついているのかを確認し、苦手な部分については重点的に取り上げ、定着が図れるよう復習の授業等に生かしております。
この問題の目標値は70%として設定しているところであります。令和4年度寒川町基礎力定着度問題の小学校の国語の正答率は73.1%でした。中学校の国語科の正答率は64.7%でした。同音異義語等の漢字を書くことが苦手、説明文の趣旨を捉えることが難しい、古文の読解力が低いといった課題が見えていますが、その年度の中で課題が克服できるような取組を行っております。
子どもたちには、聞く、話す、読む、書くという言語活動を通して、考える力、感じる力、想像する力、表現する力など、言葉の魅力を感じ、言葉を使って自分の考えを表現したり、言葉に表れていない思いを察することができたりするような国語力を身につけてほしいと考えております。
286: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
287: ◯10番【柳下雅子議員】 この基礎的・基本的な知識・技能の習得というと、本当に基本的な問題かなと思いましたらば、文書館で見たら、すごく難しいということが分かりました。毎年毎年こうして、本来ならば、これの課題は何かという正確な根拠づけとすれば、経年的な数字とか何かを見ないと、正しい判断、それに適切な指導には結びつけられないと思うので、ここではそこまでは言及できないで申し訳ないんですけれども、最後に話したこれ、見につけてほしいと、それは教育委員会の願望であって、やはり身につけさせる、実践をしておかないと、実際に子どもたちのこの基礎学力の向上にはならない、素人考えですけれども、ならないのではないかと思いますが、これからはこの経年的なデータとして、毎年やっているのですから、そこのところは正確な、より適切な政策に結びつくような分析をしていただければと思います。
次の質問は、寒川町は低学年、たしか1年生、2年生、3年生、4年生くらいまでは図書の時間を使って読書習慣を身につけさせていると思いますけれども、高学年になると、ないし中学校になると、より読書離れ、本離れが進んでいる。そういったことに対し、読書の習慣がそこで切れてしまうのではないか、切れているのではないか、つまり、町としてはブックスタートがあり、保育園に行って聞きましたらば、毎日子どもたちに読み聞かせをし、小学校の低学年では図書の時間があって、自分の好きな本を選んで読む時間がある。だけど、現状は分かりますよ、いろいろ時間だとか何とか、だけど、この読書習慣を継続させるためにどのような工夫が私は必要だと思いますけれども、教育委員会のお考えはいかがでしょうか。
288: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
289: ◯番外【教育長 大川勝徳】 ありがとうございます。いろいろとご指摘いただきました。
小学校高学年以降の子どもたちの読書習慣継続のために、どのようにして読書の時間を確保していくのかというご質問にお答えさせていただきます。
現在の高学年の教育課程を鑑みますと、授業時数の増加や授業内容の高度化などのために、教育課程内で読書に特化した時間を確保するということは非常に難しい状況にあります。しかし、教育課程外での読書を推進するために、読書指導員が中心となり、司書教諭を含む教職員と連携を図りながら、児童・生徒の目に触れるところにお勧めの本や新しく学校図書館に入荷した本の一覧を掲示したり、それらを館内入り口付近の児童・生徒が手に取りやすい棚に陳列したりして、視覚的に児童・生徒が本を手に取って読んでみたくなるような仕掛けを施しております。
今後も長期休業前に積極的に本の貸出しを行ったり、家庭での読書活動の啓発をしたり、総合図書館と連携を図るという取組も含めまして継続して行ってまいりたいと思います。
290: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
291: ◯10番【柳下雅子議員】 次の質問に入る前に、スライドをお願いいたします。
このスライドは、文科省の第6次の学校図書館図書整備等5か年計画、それで、ここにある図書とか新聞とか学校司書、これは何を意味するのか、次に、見てください。これの中身は何かというと、令和2年度の学校図書館の現状を調査したものです。
なぜこれを調査したのかというと、一番左の、この中身は図書の整備と書いてあります。どういうことかというと、図書館で新しい本がどのくらいあり、古い本をどういう基準をもって廃棄するか、そうした基準を設けてください、それに国はお金を出してくれるという一つの事業です。
次の真ん中は、新聞が配備されている学校の数値です。それはどういうことかというと、18歳に選挙ができるようになって、いわゆる主権者教育、そのためには新聞を読みましょう、そのために国はこういう政策に対しお金を出しますということです。
それと右のところは学校司書の配置となっております。これは学校司書を置くことによって、いわゆる名ばかりだけ、あるいは担任を持っていたり教科を持っていたりするのではなく、もう専門職を生かした学校図書館の運営に当たってください、そのために学校図書館を配置してください。
国、文科省は、こうした事業を、最初にありました令和4年から8年間で、1年間で約480億、その金額を用意しております。
次のスライド、これは学校図書館の現状に関する調査です。黄色は何かというと、本をたくさん購入しているところは、先ほど言った図書の選定基準とか、配架基準の策定率が高いということを示しております。どういうことかというと、やはり古い本より、時代がこんな目まぐるしく変わり、時代の要求が変わるから、新しい本をきちんとした割合で置いてくださいと、そのために国はお金を出しますということです。
次のスライドです。この三角は学校司書の配置が高い、これはすべからく市町村ではありません、都道府県です。これは図書の購入が多いというところで、多い学校はその基準をつくっているところも多く、新聞の配備率が高いという、表というか、分析したところです。
ここで、次の学校図書館整備に当たっての留意事項、その中でここを注目していただきたいんですけれども、今言ったように、計画的な整備をしてください、新聞を複数取ってください、図書館司書の適切な配置をお願いします、それと、最後の教育委員会における支援の充実、ここのところで、では、教育委員会はどういうことを、文科省は望んでいるかというと、学校図書館担当指導主事の配置となっております。もちろんこれには人件費やら何やらいろいろかかりますので、国はそれなりの、先ほど申しました、1年間で480億という予算づけがあります。
しかしながら、寒川町は不交付団体ですので、サンタさんが、いわゆる打ち出の小づちは持ってこられない自治体です、残念ながら。しかし、そこを工夫して何とかやって、例えば、ふるさと納税を利用して図書費を捻出しているという自治体がありますので、財源措置にとっては町の教育委員会の頑張りが必要かなと思います。
ということと、やはりそういう環境を整備すると一言言っても、それなりの財源、ヒト・モノ・カネを投資して子どもの学習の力となる、生きる力となる、人づくりとなる、それに投資する効果というものを文科省は図っているのではないかと思います。それは、寒川町の先ほどの町長のおっしゃってくださった、人づくりはまちづくり、その点についてのやり方としてご紹介いたしました。
それで、次のところは、これは国の話だけではなくて、国からいろんなお金が来るんですけれども、それは図書に使わないで、一般財源化しないでください、きちんと予算づけをして初めて図書とか新聞の購入費とか、そういった費用に使ってくださいということ、それと教育委員会と学校が一体的になって学校図書館の計画整備を進めることが重要です。各自治体においては学校図書館の現状把握、それに基づく適切な予算措置をお願いしますということが第6次の文科省がつくった計画です。すべからく寒川町はこれに向かっていただきたい。向かわないと、ヒト・モノ・カネ、予算、そして、人づくり、すべからくそうしたものが一体的・計画的に進められることで初めて効果が表れるのではないかということで、ご紹介をさせていただきました。
次の質問に移ります。
そういうことで、ここに書かれていた、寒川町における各学校に司書教諭という、私が聞いたときは、本当に教科を持った、クラス担任をしている方が、資格があるからというということで、司書教諭の名はもらっているけれど、現状としてこの司書教諭が専門性を生かし、学校の授業の学習に必要な本の配備を学校図書館で行い、なおかつ、学校のクラスの先生、あるいは読書指導員さんたちと連携を取って仕事をしているのかどうか、その実情、仕事の中身、今どのような仕事を司書教諭の方はなされているのかについてお伺いをいたします。
292: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
293: ◯番外【教育長 大川勝徳】 まず初めに、手前みそではございますが、本町の指導主事、忙しい中、様々な業務を抱えておりますが、この読書活動の推進に向けてもいろいろな尽力をしておるところではございます。私はそういうふうに捉えております。ご理解いただければと思います。
次に、町内小・中学校に在籍している司書教諭の実働についてお答えいたします。
司書教諭とは、小学校教諭及び中学校教諭の免許状とともに司書教諭の免許状を所持している教諭のことを指します。それぞれが学級担任または教科担任をしながら司書教諭としての職務を担っております。また、文部科学省の学校図書館ガイドラインには、司書教諭は、学校図書館の専門的職務をつかさどり、学校図書館の運営に基づいた学校図書館を活用した教育活動の企画・実施、年間読書指導計画・年間情報活用指導計画の立案、学校図書館に関する業務の連絡調整等に従事するよう努めることが望ましい、また、司書教諭は、学校図書館を活用した授業を実践するとともに、学校図書館を活用した授業における教育指導法や情報活用能力の育成等について積極的に他の教員に助言するよう努めることが望ましいと記載されております。
そこで、教育委員会では、教職員向けの研修会を開催し、学校図書館の読書センターとしての機能や学習センターとしての機能、情報センターとしての機能、この3つの機能について再確認をしております。
また、各教科における学校図書館を活用した指導法についても同研修会において周知しているところであり、司書教諭は、学校現場において各教科における学校図書館を活用した指導法について校内の教職員と共有しております。また、授業で書籍を有効活用するために、読書指導員と連携を図りながら、指導内容に関連する書籍の選出や書棚の整理、これを行っているところであります。
294: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
295: ◯10番【柳下雅子議員】 次の質問に移ります。
次の質問は、読書のバリアフリー法が成立しましたけれども、特別支援学級在籍の児童・生徒の現在の読書環境についてどのようになっているのかお伺いをいたします。
296: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
297: ◯番外【教育長 大川勝徳】 特別支援学級在籍の児童・生徒の現在の読書環境についてお答えいたします。
小学校の特別支援学級については、低学年同様、図書の時間があります。毎週1時間は学校図書館において自分の好きな本をじっくりと読む時間を設けております。
中学校におきましては、日常的に教室内に書籍をたくさん置き、生徒がいつでも読書ができる環境を整えております。
298: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
299: ◯10番【柳下雅子議員】 次の質問です。
次の質問は、新聞を読むということに関して先ほどもご紹介しましたけれども、その必要性があると私は考えておりますけれども、寒川町のクラスで新聞を、読売新聞社かな、いつもいただいて、あるけれども、それがどのような活用をされているのかどうかについてお尋ねをいたします。
300: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
301: ◯番外【教育長 大川勝徳】 ありがたいことに学校では新聞販売店からたくさんの新聞をご寄附いただいておりますが、その新聞を多くの子どもたちが目を通すことができるような工夫を行っております。
ご寄附いただいている新聞の中には児童・生徒向けの子ども新聞や中高生新聞もあります。子ども新聞については、児童・生徒がいつでも読めるよう、各クラスに配架するだけではなく、国語科等で要約の練習をする題材にしたり、小学校の朝の会や帰りの会における新聞紹介などで、日直など輪番で子どもたちが新聞の中から気になる記事を抽出し、それを分かりやすく自分の言葉でまとめ、考えや感想なども添えて発表する活動に活用したりしております。
今後も児童・生徒が主体的に新聞を活用できますよう努めてまいります。
302: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
303: ◯10番【柳下雅子議員】 次の質問に移ります。
寒川町の総合計画2040には、総合図書館運営事業が位置づけられております。読書活動推進に向けての施策とその成果と課題をどのように捉えているのでしょうか。
304: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
305: ◯番外【教育次長 内田武秀】 総合計画に関することということですので、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。
子どもを含めた町民の読書活動の支援につきましては、町総合計画2040では、第1章の「まちづくりの原動力となるひとづくり」の中の社会教育の振興という施策の一つとして位置づけております。近年は、子どもの読書離れや情報を得るための読書の機会が減少していることから、図書館の貸出点数が減少傾向にあることを課題としており、そのため、目標指標としては人口1人当たりの貸出点数としております。令和4年度の実績といたしましては、人口1人当たりの貸出点数4.6点という目標に対し、実績値としては3.7点ということで目標値を下回っている状況であり、令和4年度の来館者数につきましても22万9,922人で、前年比96%、貸出点数は28万8,213点で、前年比88.7%と減少傾向にございます。新型コロナウイルス感染症の影響による図書館の利用者離れからの回復が伸び悩んでいる状況です。
施策目標を達成するための手段である総合図書館運営事業につきましては、2つの目標指標を設定しておりますが、1つ目の図書館利用登録者数につきましては、令和4年度の目標値2万2,400人に対し、実績値としては1万8,512人であり、2つ目の子ども対象の利用促進事業の参加者数につきましては、目標値2,200人に対し、実績値としては3,903人という結果でございました。
これらの分析といたしましては、土曜日おはなし会の実施回数を増やすとともに、当日受付を再開したことによる参加者数の回復や、3年ぶりに開催した図書館まつりにつきましては、ハロウィンの時期で家族連れが多く、通常の土日の約2倍となる2,387人の来館者がありました。まずは子どもたちが図書館に足を運ぶきっかけとして、親子で参加できるイベント開催の取組には効果が見られたものと捉えております。
いずれにいたしましても、今後は新規利用登録者や来館者、貸出点数の増につなげるための取組を継続的に推進していく必要があると考えております。第2次教育振興基本計画においても子どもの読書活動推進を含む図書館活動の充実を施策として取り組んでまいります。
306: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
307: ◯10番【柳下雅子議員】 2点ほど申し述べたいと思います。
1点目は、ご存じかと思いますが、人口1人当たりの登録者といいますけれども、登録者の町外の割合はどのぐらいかはご存じですよね。登録者の、寒川町は、これは図書館報に載っていますけれども、62.3%が町内の人で、あとの38%は町外の人なんです。ですので、これは正確な数字を言っていただきたいと思います。
それと、この図書館まつりに、今度の日曜日がそうです。ぜひとも皆さん足を運んでいただいて、図書館がいかにして皆さんに楽しんでいただき、なおかつそれが貸出冊数につながるように、チケットとか、そういった工夫を凝らしているところをしっかりと見て、これだけの努力をしている、しかしながら、現実としては非常に厳しい貸出冊数減少ということを感じていただき、では、どうしたらいいかと考えていただきたいと思いますので、今度の日曜日ぜひとも図書館に足を運んでいただきたいと思います。
次の質問に行きます。
次の質問は子どもたちの読書活動の支援策についてです。具体的にどのような支援があって、どのように課題が見えてきて、それに対する改善策はどのようなものだったのでしょうか。
308: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
309: ◯番外【教育次長 内田武秀】 ありがとうございます。図書館まつりにはぜひ皆さんも足を運んでいただければと思います。
ただいまの子どもたちの読書活動に関して具体的にということでございますが、その課題、教育委員会といたしましては、各年度ごとに学校教育及び社会教育の分野における重点施策を定めておりますが、お尋ねの部分に関しましては、幼少期から読書習慣の定着を目指し、図書館に来る機会づくりの充実ということで、主な取組といたしましては、子ども対象の読書活動推進に関する事業の実施としてございます。
令和4年度の実績といたしましては、成果指標を利用登録者数における18歳以下の割合とし、目標値25%に対し、実績値25%という結果でございました。
課題といたしましては、おはなし会の参加者がコロナ前の令和元年度実績と比較して減少していたことから、子どもたちが本に親しむ習慣づくりのため、継続的な読書啓発活動や図書館未利用者への働きかけ、広報等に常に工夫をしていく必要がございます。
今後の方向性、改善策につきましては、言葉を学び、創造力を豊かにする乳幼児期からの読書習慣の形成、図書館の重要な役割であると考えております。将来にわたり大切な事業と捉え、今後もサービス向上に努めてまいりたいと考えております。
310: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
311: ◯10番【柳下雅子議員】 次の質問です。
次の質問は、寒川総合図書館と学校図書館との連携事業としてどのようなことをやっていらっしゃるのでしょうか。
312: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
313: ◯番外【教育次長 内田武秀】 ここ数年間の総合図書館と学校との連携状況についてお答えさせていただきます。
まず、令和4年2月24日には、総合図書館のスタッフが寒川東中学校に出向き、図書委員会活動でビブリオバトルを実施いたしました。これは、自分のお薦めする本を1冊選んでプレゼンテーションし、聴衆がどの本を一番読みたくなったかを多数決で決める書評合戦でございます。当日は図書館スタッフが司会進行を行いましたが、プレゼンテーションについては図書委員の代表3名が行い、参加者としては、図書委員14名、教員5名が参加いたしました。
次に、令和4年6月24日には寒川東中学校図書委員11名が総合図書館に来館し、YA展示、ヤングアダルト展示、現役中学生おすすめの本に向けて選書とPOPの作成を行いました。展示期間は令和4年7月8日から9月6日、19タイトルを展示し、期間内に61冊の貸出しがあり、大変好況でございました。
また、総合図書館では毎年夏休みにわくわく読書マラソンを事業化しております。これは、本を1冊以上読んだことを記録したカードを総合図書館もしくは各公民館の分室カウンターに掲示すると、参加賞のしおりを贈呈するというもので、さらに10冊読んだ児童には認定証として読書マラソン完走オリジナル認定カードを贈呈する事業でございます。
わくわく読書マラソンカードは町内の小学校を通じて全児童に配布しており、令和4年度の参加者数は、町内の小学生278名、その他、幼児や中学生8名の参加で、合計286名、令和5年度は、町内小学生279名、その他31名の参加で、合計310名の参加がありました。
なお、今年の6月に寒川小学校と南小学校の2年生が総合図書館の施設見学、図書館探検に来た際に、図書館イベントとしてわくわく読書マラソンを紹介し、さらに参加を促したところでございます。
総合図書館で発行している図書館だより「HAPPYだ~な通信」や、ヤングアダルト向け通信「POP'nだ~なくん」を学校図書館宛てに送付し、情報提供も行っているところでございます。
314: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
315: ◯10番【柳下雅子議員】 このビブリオバトルというのは本当に知的な、本を使っての私はとてもいい学習の方法だと思っています。そのほかにもブックトークとか、いろいろなことがあります。これだけの成果を東中だけの、私は試みとするのはとてももったいないことだと思います。やはり寒川の町、小学校が5校あり中学校が3校あり、これを拠点として成果として広げていただければと思います。
次の質問です。
それは小学校がいろいろ総合図書館に見学に来て、そこで手続をして図書の本を借りるとか、いろんな体験をするのですが、その人たちが登録率につながっているのかどうか。それで、よく言えば、その子どもたちが、やはり借りる子ども、本を読むという、そこで借りて読むという行為につながっているかどうかを知りたいんですけれども、その年代の登録率は分かりますでしょうか。
316: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
317: ◯番外【教育次長 内田武秀】 町内の小学校では、小学校2年生の授業、総合図書館と文書館の施設見学を行う図書館探検を毎年実施しております。総合図書館内の施設案内や自動貸出機などの設備の説明のほか、図書館の使い方、本の探し方などを学ぶ機会となっております。
なお、当日参加してくれた児童・生徒たちからは、これまで総合図書館に来たことがなかったけど、今日はいろいろと教えてもらえてよかったといった感想をいただいたり、早速その場で本を借りてくれるなど、図書館探検の効果は出ているものと捉えております。
また、小学校だけということではないんですが、令和4年度の実績となりますけれども、年代別の登録率ですが、ゼロ歳から5歳が1.2%、6歳から11歳が9.2%、12歳から14歳が7.6%、15歳から18歳が7.1%という状況であり、高校生までの年代については全体で25.1%という登録率となっております。
318: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
319: ◯10番【柳下雅子議員】 もっと厳しい数字があります。それは、図書館の貸出冊数がすごく減少しているんですよね。毎月20日に教育委員会のときに資料が出ますけれども、4,000冊とか、前年度比ですよ、やはりこれはすごく、だから、駄目ということは申しません。そのくらい読書離れが進んでいるということなんです。
では、どうするかということが問題になって、そこで、学校図書館の役割は非常に大きい。図書館まで足を運べずとも学校図書館の、そこで自分の好きな本を選んで、読んで楽しむ、そういった心の栄養にも本はなると思いますので、その数字から読み解くところをきっちりと理解していただければと思います。
そこで、私が今回の質問に関して非常にこれは参考になるのではないかというのが、去年の12月27日の読売新聞で、「読解力を伸ばす学校図書館」という見出しで大分県の玖珠町の取組が紹介されています。玖珠町は人口が約1万5,000人で、地域の未来を担う子どもの教育に生き残りはかかっているということで取り組んでいるところです。
この町は、例えば、中学校の例ですと、図書館活用事業計画をまずつくります。そして、教室での授業と図書館での学習を日常的に結びつけており、中でも1・2年生は国語の授業のうち週1時間ほど図書館の読書活動に充て、2年間で計70時間、秋の読書週間には各学年が本の世界を劇にしたり、調べ学習を発表したりする図書館まつりを開いています。さらにPTAでは月に1回家族でテレビやスマホを切って読書に親しむ読みニケーションを実施、各家庭は月末読んだ本や感想を書いて提出する。学校図書館の貸出冊数は、昨年度1人当たり145冊、全国平均年49冊の3倍にもなります。また、月曜日の昼休み後には15分間のぶんぶんタイムで新聞記事を読み、意見を書く、短作文、短い作文を作る、文書を写すの活動を重ねて書く力も養っている。中学生は紙の本とICTを併せて本格的な学びをしているということで、玖珠町の今年度の全国学力・学習状況調査の中で「地域や社会をよくするために何をなすべきか考える」と答えた町内の中学3年生は、全国平均より15ポイント高い56%、前年度までの授業でほぼ毎日ICT機器を使ったのは88%と、平均22%の4倍にもなる。
こうした中身ですが、ここの全国学力・学習状況調査の国語のデータを見ますと、小学生はすべからくどの項目も国平均以上です。ちょっと中学生がばらつきがある。そうしたこの記事を私は読んで、やはり寒川町はこうした先駆的な成功事例を参考にして学ぶことがたくさんあるのではないか、ぜひともここに関心を持って教育委員会は取り組んでいただきたいと思って早口で紹介をさせていただきました。
そこまで来ましたので、最後の、最後というか、まとめに入ります。
では、どうするかということですよね。具体的に学力向上に当たる読書推進活動を結びつけて、どうやるのか。私は、ここで先ほどちらっと申しましたけれども、寒川町は教育委員会に総務ではなくて学校経営、経営という言葉を使われました。やはり経営をするのであれば、それなりの成果、ステークホルダーは誰か、それは子どもたちです。その子どもたちに投資して、なおかつそうした体制をつくるのに、その中核となるのは学校図書館ではないか。学校図書館を中核とした、私は寒川町の学校教育の在り方というものを見据えましたけれども、教育委員会としては具体的にどのような体制をもって子どもの学力向上に向けての体制づくりをしていったらいいのか、ご見解をお伺いいたします。
320: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
321: ◯番外【教育次長 内田武秀】 子どもの読書活動推進体制ということですが、その前に、すみません、先ほどの私の答弁で総合計画の指標として人口1人当たりの貸出点数が3.7点ということをお答え申し上げたところですが、これにつきましては、町の在住・在勤・在学者での母数でございますので、議員おっしゃった町外の広域利用の人数については入っていない数字で計算したところ3.7点ということですので、補足として説明させていただきます。
その上で、読書活動推進体制ということですが、子どもたちの読書活動につきましては、先ほど教育長や町長の補足答弁でもありましたとおり、教育大綱を踏まえながら教育振興基本計画や各年度の教育委員会の重点施策に基づき、町内の小・中学校及び総合図書館等において各種取組を進めているところでございます。
こうしたことから、子ども読書推進計画の検証結果を踏まえながら取り組んでいくことが必要であると考えますが、改めて子ども読書推進計画を策定するということではなく、今申し上げました教育振興基本計画等の中でしっかりと取組を進めてまいりたいと考えております。
322: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
323: ◯10番【柳下雅子議員】 先ほどの数字の件は了解いたしました。
それで、教育長にお伺いいたします。ここに教育長としてなられて、一番大事なことは、やはり子どもの教育であり、人格形成だというのは言うまでもないですけれども、教育長さんご自身と、これだけはやりたいということがあったら、それとか、教育に関するビジョン、それに向かってどのようなことをなさるのかについてお伺いをいたします。
324: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大川教育長。
325: ◯番外【教育長 大川勝徳】 では、お答えさせていただきます。
これからの社会は今よりももっともっとグローバル化が進み、様々な国の人たち、いろいろな民族の人たちと一緒に活動する、そういう時代になっていると思います。今以上に予測困難な時代、あるいは予測困難な社会に生きていくということが求められると考えております。その中で寒川の子どもたちには、その社会で人々から好かれ、信頼される、はつらつと活動する、そういう人間に育ってほしいなと思っています。そのためにも、語学力とかコミュニケーション能力、ICT機器の活用能力といったツール面や、相互理解、あるいは社会貢献意識など、人として信頼される様々な要素も身につけていってほしいと考えております。
子どもたちには、読書を通じて読解力や創造力、思考力、そして、表現力等を養うとともに、多くの知識を得たり、多様な文化を理解したりすることができる、そういう人間になってほしいと、これも願っております。
では、そのために何をどうすればよいのかと、私の考えでは、いろいろなことがあります。教育委員会もいろいろな施策を持っていますが、その中でやはり今、私も教員出身の身ですから、町の総合図書館と学校図書館の連携の事業、これをしっかりしたものにつくり上げていきたいなと考えております。子どもの読書離れが言われて久しい状況ではありますが、学校の図書館、それと町の図書館、その両者とも今そういう状況を打開しようと一生懸命皆さん活動されております。大切なのは、この2つの機関、2種類の機関がありますけども、これまでの活動にプラスして、その隙間を埋めていくことが私は大切なんじゃないかなと考えております。
どういうことかというと、例えば、例えばですよ、小学校の中には、今、新規購入本の希望アンケートを取ります。そのときに、普通のアンケートだったら「どんな本が読みたいですか」で終わってしまいますが、それだけではなくて、「どんな本を周りの人に読んでもらいたいですか」というアンケートも取っています。そういうのを加味しながら本を選んでいるという状況があります。このことが、同じようなことを寒川の総合図書館でも行ってもらっています。お互いにいいんですが、ただ、その層が違っていたりしますよね、子どもであったり、一般の大人であったりとか。でも、そういうものはすごく大切なものだと思います、このデータとして。
そのデータをお互いに、そこで止まっています、今の状況では。特にこのコロナ禍があってからは、その状況がやはり、孤立してという言い方は表現として適切かどうか分かりませんけども、非常に厳しい状況にあります。それを何とかくっつけていく。そういうことによって、子どもたちもそうですが、大人もいろいろと連携体制が整ってくるのではないかと考えます。
子どもにとっては、自分の選んだ本あるいは自分が読んでほしいなと思った本が自分の図書館に配置された、同時に、もう1冊、2冊読みたいんだけども、そこから漏れてしまった。それは、でも、そういうものをいっぱい、町の公民館等は資料があれば、そこから読み取って、こんなに、1校だけでは難しいかもしれないけども、3校、4校集まってこんなにたくさん読みたいという人がいるならば、そういう本を購入しましょうということになります。そういうものが読書意欲につながっていくと私は思っていますし、同時に、そういうものが子どもたち同士で話される、そういう機会があると、子どもたちがそういう風潮というか、空気を教室につくってくれる、それが世論になっていく。今まで読書が好きというとそんなに肩身の広い、あれではないんです。でも、それが、肩身の狭い思いをしていた子たちが大きく、その世論によってそういうことができるのかとか、いろいろなことで復活していくというんですか、そういうのにもつながります。それが読書力の喚起につながっていくのではないかと期待しています。
そうやって子どもたちが自分の意見を出す、そして、大人がそれを認め、何らかの対応をしていく、そういうことによって寒川の読書活動を骨太なものにしていけるのではないかなと私は期待しております。
以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。
326: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員。
327: ◯10番【柳下雅子議員】 物すごく心に響くお言葉をいただいて、ありがたく思います。なぜかといいますと、私がある小学校に行った、図書の時間のときに、今日はみんな何を選んだかという題のところに、僕はこれを選びました、それで終わって、手続して、順番にやって、終わって、本当にこれが読書の本の時間なのかと愕然とした思いがあったので、今の本当に雲泥の差といいますか。
328: ◯議長【天利 薫議員】 柳下議員、終わりましたので。
329: ◯10番【柳下雅子議員】 ありがとうございます。終わりにいたします。
330: ◯議長【天利 薫議員】 以上で、柳下雅子議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩をいたします。再開は14時40分です。
午後2時22分 休憩
──────────────────────────────────────
午後2時40分 再開
331: ◯議長【天利 薫議員】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、19番関口光男議員の質問を許可いたします。関口議員。
〔19番(関口光男議員)質問席へ移動〕
332: ◯19番【関口光男議員】 それでは、議長のお許しをいただきましたので、ただいまより一般質問を行わせていただきます。
寒川駅北口の土地区画整理事業も終わり、また、さがみ縦貫道路、南インター、田端西地区土地区画整理事業も着手され、事業が始まりました。
寒川駅周辺の整備については、町として大事なことは、北口、南口合わせてバランスの取れたまちづくり、バランスの取れた整備が必要であります。また、併せて、にぎわいのある、活力のあるまちづくりが大事であります。
寒川町の玄関口である寒川駅周辺をどのように整備を行うか。町の玄関口としてふさわしいまちづくりが必要であります。寒川町の玄関口としての寒川駅周辺のまちづくりの今後について、1つ、駅周辺の現状と課題について、2つ、町有地の利活用について、3つ、駅周辺のにぎわい創出についてお伺いをしてまいりたいと思いますので、見解をよろしくお願いいたします。
333: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質疑に対する答弁を求めます。木村町長。
334: ◯番外【町長 木村俊雄】 それでは、通告順位10番関口議員の寒川駅周辺の今後についてのご質問にお答えをしたいと思います。
まず1点目でございます。駅周辺の現状と課題についてのお尋ねでございます。
現状といたしましては、北口地区は、土地区画整理事業により換地の確定に伴い、民有地は利活用がされ、都市計画道路、寒川下寺尾線、駅前広場などの公共施設の整備も完了しているところでございます。一方、南口は、都市計画道路、中海岸寒川線沿いにバス転回場、駅前の町道に自動車転回場がございますが、駅前広場が未整備の状況となっております。南口地区の課題といたしましては、バス転回場が駅から離れていること、タクシーや一般送迎車両の乗降場が未整備であるため、道路上に停車して乗り降りをしている状況が見受けられるなど、駅を利用される皆さんにご不便を生じさせていることが課題であると認識をしております。
なお、南口地区の現状の詳細につきましては、まちづくり担当参事よりお答えをさせていただきます。
次に、2点目の町有地の利活用についてのご質問にお答えをいたします。
現在、寒川駅北口地区の岡田交差点近くに町有地がございます。この町有地は、寒川駅北口地区土地区画整理事業の事業用地として所有し、土地区画整理事業の完成により目的を達成したものの、南口の駅前広場用地を取得するために代替地として活用を期待していたものでございます。
次に、3点目の駅周辺のにぎわい創出についてのご質問にお答えをいたします。
寒川駅周辺のにぎわい創出につきましては、議員より一般質問、あるいは予算決算の総括質疑等におきまして様々なご意見をいただいているところでございます。今後におきましても、町といたしましては、様々な団体と連携し、地域と一体となって駅前への人の流れを生む、いわゆるにぎわいのある環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
335: ◯議長【天利 薫議員】 飯田まちづくり担当参事。
336: ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 それでは、南口地区の現状について町長の補足答弁をさせていただきます。
南口地区につきましては、駅前広場が未整備となっております。以前より駅前広場予定地の地権者に対しまして用地取得の協議を行ってまいりました。しかしながら、地権者の土地利用が確実となり、当該予定地での駅前広場整備の見込みが立たなくなったのが現状でございます。
337: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
338: ◯19番【関口光男議員】 それでは、町長にご答弁いただきましたので、ここから一問一答に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
まず最初に、駅周辺の現状と課題について今お話がございましたけども、また、担当参事のほうから南口の状況についての話がございました。
南口の見込みがなくなったということで、要は、この南口につきましてはもう随分前に、北口の整備をやっている最中に、南のほうの整備をどのような形でやっていったらいいかということを町民の意向調査、アンケート確認もした経緯がございます。そういった中で、全体的に大きく土地区画整理を、北口と同じような形でするのではなくて、違う形でということでのお話が多々あったと伺っております。そういった意味で、先ほど答弁がありましたように、南口の3倍ほどの土地がございましたけども、ここを総合計画の中にも位置づけされている位置としてロータリーの設置という、こういう経緯があったと思います。地権者の私的な活用が行われるという答弁から、行政ではここについての、南口のある意味でいうとロータリーの駅前広場、こういったものの建設が不可能になってしまったということだろうと思います。
だからといって、先ほども申しましたように、北口はあれだけの莫大なお金をかけて、あれだけの区画整理事業をやりました。しかし、南にも同じように、やはり利用者、乗降客の方たちの利便性というものを、バランスの取れた駅前の周辺の整備というものがどうしても必要になってくるだろうと思っております。北口よりも南口のほうが、若干かもしれませんけども、乗降客は多いという調査結果も出ておりますので、そういった面を考えても、やはり南の整備を、どのような形でもって乗降客の、先ほど町長も課題とされている、この部分をどうやって解決するかということが大事だと思いますけども、この点について町の方向性、こういったものも決めていかなきゃいけないと思いますが、この点についての見解をいただけますか。
339: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。飯田まちづくり担当参事。
340: ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 今後の町の方針はどのような見解かとのお尋ねでございますが、代替案を直ちにお示しすることは難しいのですが、駅前広場の機能の一つといたしまして、交通結節点の機能がございます。具体的には、鉄道、バス、タクシー、自動車及び自転車などの乗換えが近接した場所で行うことができる機能となります。現在、駅前広場用地の取得見込みがなくなったことから、バスは既存の転回場を活用しつつ、タクシーや一般車両について駅前で乗り降りできる案はないのか検討してまいりたいと考えております。
341: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
342: ◯19番【関口光男議員】 これから検討というお話ですけども、要は、今の現状を考えたときに、やはり状況は、送迎の車も、それから、一般乗降客の送り迎えの送迎の車も全部あそこ、無秩序の形での停車、発車、転回場だけはできましたので、そこを利用しながらという形になっております。そういった意味では、やはり今のままでは秩序がない。こういうことから考えても、しっかりとした南口の整備が必要だと思います。
そこでお伺いしますが、タクシーや一般車両が駅前で乗り降りできる案を考えていきたいと今担当参事の話がございましたけども、この辺について案とはどのようなものなのか、見解をいただけますか。
343: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。飯田まちづくり担当参事。
344: ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 タクシーや一般車両が乗り降りできる案はどういったものが考えられるのかというお尋ねでございますが、現状においては、車道に車を止めて乗り降りしている状況が見受けられていることから、あまり広くは確保できませんが、駅前に乗り降りするための場所を確保する案などが考えられますが、関係機関との協議も必要であり、慎重に検討してまいりたいと思います。
345: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
346: ◯19番【関口光男議員】 先ほども検討で、今も慎重に検討で、それではいけないと思います。検討だけでは。言葉の検討は我々議員から聞くと非常に嫌な言葉なんです。もう少し突っ込んだ答弁ができるとうれしいなと思います。
そこで、今、担当参事のほうから話がありました、南口を想定しますと、町道が走っていて、それから、本年の初頭ですか、転回場ができたのは、転回場ができました。民地を購入しての転回場になりましたけども、それから、あそこには県道45号線に向かっての歩道の空地が、よそと比べるとちょっと広いものがあります。あそこの部分を指してあまり広くないけどもということを言われているのかなという気がするんですが、私も現状並みのロータリーができないということになると、他の民地を購入してということではもうありませんので、そういった意味から考えますと、あの場所をどういうふうに活用していくかということになるのかなと思います。
そこで、慎重に検討していくという答弁でありますけども、私、自分自身の案をちょっと述べたいなと思います。
あの町道を、要は、転回場と併せて線路側に歩道空地があります。あの全体を使って小さなロータリーができないのかなという気がいたします。そのためには、町道を45号線、用田踏切のところ、あそこから先は車の通行を、できるかできないか分かりませんが、通行止めにして、単車であり自転車であり、それから、人というのは自由に出入りができるような形になりますけども、車だけはロータリーを伝わって、ロータリーで回転していただいて戻っていただくということで、45号線については右折も左折もできないという規制をかけることによって、あそこがある意味では面白い空地に、転回場と町道と、それから、歩道を使って一つの小さなロータリーができるのではないかと思います。そういったことも一つの慎重に検討するという検討の中に加えていただいて、そして、議論をしていただきながら、一つ一つの整備案をつくり上げていただかなければいけないなと思っております。
そういったことを、これは今の私の案ですけども、町のほうは町のほうで案はあると思いますが、しっかりと案をつくり上げていただいて、それからでないと関係機関との協議は成り立たないと思いますので、まずはしっかり案をつくっていただいた上で、関係機関とやはりしっかりと協議をしていただくということになろうかと思いますので、よろしくお願いしたいなと思います。
併せて、要は、それをやる以上は2040の総合計画の中に南口の区画整理事業のロータリー建設の、総合計画の中の位置づけがあると思います。この点についての見直しはどのような形で行うのかの見解をいただけますか。
347: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。飯田まちづくり担当参事。
348: ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 総合計画の見直しは行うのかとのお尋ねでございますが、現在、総合計画には駅前広場の整備位置、時期が位置づけられております。計画どおりに駅前広場を整備することが困難となったため、どのように対応していくのか、そういった部分も含めまして検討のほうをしてまいりたいと思っております。
349: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
350: ◯19番【関口光男議員】 総合計画につきましても早急の見直しが僕は必要だと思います。ここでも検討という言葉を使われましたけども、これはやむを得ないのかなと思っていますので、ただ、田端西地区の土地区画整理事業が始まって、7年には完成予定という、実際には8年まで行くかもしれませんけども、7年には完成予定ということを考えると、やはり南口の整備ものんびりと検討しているだけではいけないと思うんです。やはり早めに部内協議をしたり、庁内協議をしたりして、しっかりとした方向性を出して、総合計画の見直しをかけていくという形を取らないと、実際の、今度は実務に入れませんから、総合計画が上位であれば総合計画の中に載せながら整備の案をつくって、同時に案をつくって、それで、実際の動き出しをして、関係機関との協議をしていくわけですから、それが終わって初めて整備に入ってくるという流れを考えたときに、やはりのんびりしていることはできないだろう。また、新たな企業が、どういう企業が入るか分かりませんけども、それによってはやはり送迎も、いろんな形での環境変化が生じてくるだろうとも思いますので、そういった意味では、どうかしっかりとした見直しをしていただきたい。総合計画の見直しを早めに、しっかりとやっていただきたい。
こういうことから、この部分での町長の答弁をいただきたいんですが、要は南口の整備について、総合計画の見直しも、それから、町の早急な案のつくり出しも、併せて、今の課題解決のための、南口の整備をなるべく早めに行うためにも、町長のこの南口の現段階での課題を含めて、担当課にどういう指示を出されて、どのような形で進めていこうとされるのか、この南口の部分だけでの町長の答弁をいただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
351: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
352: ◯番外【町長 木村俊雄】 正直寒川駅南口の当初、駅広という場所についても、町としてもある程度考え、想定はしていたんですけども、やはり民有地の方の土地利用のかなり強くお話があって、ほぼ確定しているような状況にもございます。そういった関係で北口のような駅広の整備についてはちょっと今の現状では難しいと思います。
その中で、今、関口議員からもある意味提案がございましたけども、南口の道路につきましては、今の町道は5メートルないし6メートルぐらいあります。それから、歩道もやっぱり6メートルほどあるんです。幅員的には12メートル前後あるんですけども、その辺をいかに、車の流れを阻害しないで、駐車はできないにしても、停車を、乗り降りのための、駅利用者乗降の方のための停車するスペース、こういったものを確保する、あるいは、今転回場もありますけども、そういった場所を使いながら、取りあえずこれはあくまで暫定となると思います。恒久的なものについては、当然ながら、南口、ご存じのように店舗もあれば、住宅地も連担しておりますから、短期間の中であそこを、スペースを空けることは非常に難しい部分がありますので、将来的な形はすぐには出ませんけども、当面、やはり乗り降りされる方が非常に多い現状も踏まえますと、そう悠長に考えている時間はないと思います。
早急に対応できる案を、担当課のほうからまだ具体的なものは示しておりません。今のご議論の中でも様々、内部でも検討しなきゃならない部分ありますけども、ただ、検討、検討だけではなくて、見えるような形で早急に素案をお示ししたいと思いますので、よろしくお願いします。
353: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
354: ◯19番【関口光男議員】 今、町長から答弁いただきましたけども、どうか早急にという町長の思いもありますので、よろしくお願いしたいなと思います。
それでは、次に、通告の2番目にあります町有地の利活用についてお伺いしたいと思います。
この町有地について、現状どのような状況になっているのか、また、どのように利活用されているのか、この辺についての見解をいただきます。
355: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。飯田まちづくり担当参事。
356: ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 現在の北口の町有地、そこの利用状況についてはとのお尋ねでございますが、当該地は南口駅前広場の用地取得の協議の中で代替地として活用できる土地として位置づけられていたものでございます。よって、現在、土地の利用は行ってございませんが、年に数回、町に関係する団体のイベント時の駐車場として利用されております。
357: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
358: ◯19番【関口光男議員】 それでは、あの土地について、前は、旗状というのですか、そのような土地の状況でしたけども、ホルモン屋さんの隣のところが用地として代替された、こういう関係でもってほぼ四角く町有地がございますけども、では、これから先どのようにあれを利用していくのか。これは非常に大事なことになると思いますので、そういった意味を考えますと、あそこの土地をそのままにしておくというのはあまりにも策がなさ過ぎると思います。どのように今後利価値をしようとしているのか、この辺についての見解をいただけますか。
359: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。飯田まちづくり担当参事。
360: ◯番外【まちづくり担当参事 飯田重春】 今後その土地をどのようにしていくのかとのお尋ねでございますが、現在、南口駅前広場の整備見込みが立たなくなり、直ちにどう利活用していくのか、まだ方向性を見いだすことができていない状況でございます。しかしながら、今後、他の公共施設整備を行う際の代替地として活用できる可能性もあることから、今後の利活用について慎重に考えてまいりたいと思います。
361: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
362: ◯19番【関口光男議員】 今、今後のことについてはまた慎重にという話がありましたけども、7年、それから、8年の田端西地区の区画整理事業の進捗によって、どのような企業さんが張りつくかにもよりますけども、相当数の企業が来るだろうということから考えますと、今の送迎の車の状況からはまた違った形での送迎の車になってくる、もう少し大きめの車になったり、いろんな形での変化が生じてくると思いますけども、そうなっていったときには、一つには、この後3番目にありますにぎわい創出の部分を含めて、この土地を企業さんの送迎のために利活用させるということも、南口があまり広くありませんので、そういった意味では、北のこの土地を、町有地を使って、ここで送迎させるということも一つの案かなと。それは2年後、3年後になります。それは南口の状況がどういうふうに変化するか、開発が、整備がどのように変化するかにもよりますけども、そういったことも視野に入れるということも一つの方法かな。だけど、それはまだ2年、3年先の話ですので、今現在どのような形で利活用していくかということは、今、担当参事のほうからも話がありましたように、どうか慎重に、いろんな角度から調査していただいて、利活用のまず推進を、何も策なく、あのままにしておくということではあってはならないなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、次に、3点目の駅周辺のにぎわい創出についての、3番目の質問に入ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
現段階、寒川駅周辺のにぎわい創出については、もちろん令和2年、3年、4年というコロナ禍がありました。それで、この5年に入りまして、レベル5になったことで、いろんな形でのにぎわい創出というか、人の動きが出てまいりました。そういうことから考えると、どのような形で、要はコロナ禍の以前と言っても、当時のにぎわいも今のにぎわいもあまり変わらないなという感じはしていますけども、さらなるにぎわいをつくっていかないと、投資効果が表れてこない。それでは相ならんと思いますので、そういった意味では、このにぎわい創出の現状について、今現在の状況についての見解をいただけますか。
363: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。原田環境経済部長。
364: ◯番外【環境経済部長 原田健一】 寒川駅周辺のにぎわいの創出の現状でございます。
町観光協会をはじめまして様々な団体がそれぞれの立場で駅周辺のにぎわい創出に向けた事業を展開しております。また、寒川駅北口商店会や町料理飲食業協会におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により中止をしておりましたさむかわちょい呑みフェスティバルを9月に再開し、多くの方に楽しんでいただけたかと思っております。そのほかにも、町内商業者が中心となったマルシェ実行委員会が新たに組織されるなど、自発的な取組も多く見られるようになったと感じております。
365: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
366: ◯19番【関口光男議員】 この9月からちょい呑みもスタートさせたり、いろんな形でのにぎわいが出てきている。また、マルシェ実行委員会もいろんなところで今展開していただいています。本当にありがたいと思っています。そういった意味では感謝申し上げる以外ないんですが、実際に北口公園を含めて、あの近辺を考えますと、昔のコンビニのところ、今は運動する、小さなジムみたいな、そういうものになっていますが、その前のコンビニさんにしても、それから、その後の居酒屋さんにしても、にぎわいがないがゆえにもたないんです。ですから、どうしても、本来駅前にあるべき、そういうことを言うといけないので、それ以上言いませんが、駅前にあってもいいと思いますが、やはり本来のにぎわいが創出できるような形であれば、もっともっと違う形での事業が展開されていたのではないかなという気もいたします。そういった意味では、大事なことは、コロナを言い訳にするんじゃなくして、やはりにぎわい創出というものをしっかりとつくり上げていかないと、先ほども申し上げましたけども、莫大なお金をかけてやりました区画整理事業ですので、いろんな意味を含めてにぎわいが創出してきて、さらなる効果が表れてくるということが大事だと思います。
今年の3月の予算特別委員会でも私質問させていただきましたけども、にぎわい創出の一つの方法として、歩行者利便増進道路、通称ほこみち、この制度が国土交通省の中にあります。それで、道路法の改正によって令和2年に新規にこのほこみちという制度が動き出しをしております。そういった意味から考えて、町内においては寒川駅北口の駅前公園の周辺、あれのコンビニの、今はコンビニではありませんけど、裏側の道路とフジスーパーの脇の道路、この道路が歩行者専用道路になっておりますが、この道路がこのほこみちの活用に生かされていくのではないかと感じているんですが、道路管理者の寒川町としてこの制度についてどのような捉え方をされているのか、また、どのような見解を持っておられるのか、この辺についての見解をいただきます。
367: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
368: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 ほこみち制度についてでございます。
歩行者利便増進道路、通称ほこみちは、歩行者の利便の増進や地域の活力の創造を目的として創設されたものです。メリットとしましては、道路空間の活用について柔軟な許可が可能となり、道路ににぎわいを目的とした空間を設定し、民間事業者にオープンカフェ、露店などを出店していただき、地域のにぎわい創出につなげるものです。全国的には、通常では占用許可が出せないテーブルや椅子、小さな食事施設などの道路占用地例がございます。
モニターをお願いいたします。
こちら、この画像につきましては、国土交通省が公表しておりますほこみちの事例集より抜粋したものでございまして、横浜市内、市道中川第51号線における活用状況でございます。歩行空間を確保しつつ、テーブルや椅子の設置、あるいは露店等により利便増進を図る1例となっております。
モニターありがとうございます。
町内においては、議員ご提案のとおり、寒川駅前公園周辺の歩行者専用道路について、歩道状空地も含め幅員が5.5メートルから8メートルございます。歩道状空地については民地であるため、その利用については地権者との協議、合意が不可欠でありますが、ほこみち制度活用の可能性を有していると考えております。
369: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
370: ◯19番【関口光男議員】 ただいま
都市建設部長のほうから、歩行者専用道路であれば、ほこみちのこの制度が活用できるのではないかという答弁をいただきましたけども、にぎわい創出のために、今言われるような、横浜市の一例がモニターでもって出されましたけども、本当にああいう形でもってもし事業者が参画できるのであれば、あのようなことが可能になってくる。寒川町に、あそこは道路から離れている、一本中に入った歩行者道になっていますけども、そういった意味では、非常に歩行者が安心して、いろんな形での歩行ができる、そういう空間だろうと思っております。ほこみちの制度が活用できそうだという答弁をいただきましたけども、実施に当たってはどのような要件やら、それから、課題があるのか、この辺についての見解をいただけますか。
371: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。畠山
都市建設部長。
372: ◯番外【
都市建設部長 畠山 学】 実施に当たってでございますが、この制度を活用する際には、歩行者利便増進道路区間を道路管理者である町が指定することとなります。指定の要件としましては、快適な生活環境の確保と地域活性化に資すること、都市機能の配置状況や沿道の利用状況等から、歩行者の利便増進に資する適切な区間であること、歩行者の安全かつ円滑な通行を確保するための十分な有効幅員2メートル以上が確保できること、沿道住民や関係機関との協議により理解が得られていること、以上の要件を全て満たし、かつ、公安委員会の意見聴収も必要となります。
道路管理者としましては、この要件を満たし、この制度を利用したいという事業者等から申請があった際には協議を進めたいと考えております。
373: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
374: ◯19番【関口光男議員】 今、部長のほうから要件や課題について4点ほどあって、それをクリアすることによって、今度は警察協議、公安委員会の協議が必要になってくるということですけども、実際にはこの4点のうちの3点は道路管理者である町のほうのいろんな形での、庁舎内でのきちっとした検討を進めていけば、クリアできる問題かなと。最後のこの問題については、やっぱりいろんな形での協議が必要になってくる。最終的には神奈川県警察やら公安委員会との協議が必要だといったことであります。こういう課題をクリアしていくことがほこみち制度の活用につながっていくんだろうなと思います。
この課題の説明があった中で、制度的には寒川駅北口の駅前公園周辺の歩行者専用道路で活用ができそうであるとの答弁でございます。そういった意味では、今現在どのような形で、可能性があるという答弁が出るということは、何らかの形での協議、また、いろんな形での調査が行われているのではないかなと思うんですが、その辺についての見解をいただけますか。
375: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。原田環境経済部長。
376: ◯番外【環境経済部長 原田健一】 ほこみちに関する検討状況でございます。
寒川駅北口の歩行者専用道路につきましては、駅周辺の現状分析から始めまして、関係部署において参考となる事例の現地見学を行うなど、先進事例を基に検討を進めているところでございます。
また、今年度よりエコノミックガーデニング推進事業の中で、商業者の現状把握と課題整理のために、商業者の訪問を始めておりますので、その中で利用ニーズなどご意見を伺うと同時に、町商工会や各種団体、新たに創業を希望している方などに対しましても併せて意見を伺ってまいりたいと考えております。
なお、検討に当たりましては、将来的には町内で事業を営んでいただけるよう、トライアル的な事業展開も視野に入れて進めていきたいと考えております。
377: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
378: ◯19番【関口光男議員】 今いろんな形での聞き取りだとか調査をされているみたいなんですが、やはりこのほこみちを北口の周辺で行う、駅の周りで行うという展開をするのは、いろんな意味で、現事業者さん、商業事業者さん、こういった方たちともいろんな形での連携を取っていかないと、このほこみちだけに思いが行ってしまってはいけないと思います。やはり大事なことは、このほこみちを現在の事業者さん、商業事業者さんたちがこれを逆に利用する。やっぱりほこみちのにぎわいの部分も、それから、現段階で事業を展開されている方たちも一緒にレベルアップをしていくという形になっていかなければ、政策的に私は失敗だと思います。そういった意味では、ほこみちをやることでもって全体をレベルアップさせるという、そして、また、事業を起こす方、起業される方についても、こういうところを利用して新たに寒川町内でもって事業を展開してもらう。こういうことをやりながら、全体の底上げを図るためのほこみちでなければ意味がないと思っておりますので、その辺についての、さらなるこれからの検討もお願いしたいなと思います。
そういうにぎわい創出の中で、本当に大事なことは、同じことを繰り返しますけども、全体的に1つも2つも底上げをするということが大事になってくると思います。そういった意味で、このにぎわい創出のほこみち、町長の答弁にも、無関心じゃなくて非常に関心があるような町長の最初の答弁もありましたので、そういったことを考えて、最後に、ここで町長の見解をいただいて、本当にあの寒川駅周辺が、特に北口の部分がにぎわいが創出できる、このような形になることによって南も併せてにぎわいができるという形のまちづくりをしていかなければならないと思います。それが寒川町の玄関だという、玄関口だという形にしていくことが大事だと思いますので、町長にも思いを込めて最後の見解をいただけますか。
379: ◯議長【天利 薫議員】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
380: ◯番外【町長 木村俊雄】 今、寒川駅北口の歩行者専用道路、これをほこみちとして活用することについてのご提案をいただいたところであります。寒川駅周辺につきましては町の玄関口であります、いわゆる顔でもあります。そういった中で、駅前公園もございますけども、イベント時にはかなり人が集まりますけども、そうでない平常の中では人が行き交う程度しかないわけで、やはりにぎわいの創出、にぎわいがなくなっては困ります、喪失しては困りますので、生み出す、創出のほう、そちらはやらなきゃいけないなと思っています。
今回の活用提案につきまして、当然ながら沿道の住民の方、あるいは県の公安委員会との協議等も必要になりますけども、大変魅力的な取組だと私自身は感じております。私も日々、日頃からあそこはよく通りますので、状況的にも場所的にもあの場所の活用を、何とか利活用できないのかなという思いがございました。今後、関係団体との意見も伺いながら、ぜひ前向きに取組を考えてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
381: ◯議長【天利 薫議員】 関口議員。
382: ◯19番【関口光男議員】 ひとつよろしくお願いしたいと思います。町長、今の思いを込めて、やはり関係部局、いろんな形で指示を出していただいて、いろんな意味での検討をスムーズに進めていただいて、関係機関と協議が始められるような、まず、この体制づくりをしていただきたいなと思います。それがないと、先ほどの南口の話も同じですけども、案がないことにはやはり、例えば、この事業に参加していただく事業者にも提案もできませんし、また、いろんな関係機関との協議も進まないと思いますので、そういった意味では、今の町長の答弁の中で、あえていま一度とは言いません、十分町長もやろうという気持ちを私も今感じましたので、どうかしっかりと担当に指示を出していただいて、具体的な動きを進めていっていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で一般質問を終了いたします。ありがとうございました。
383: ◯議長【天利 薫議員】 以上で、関口光男議員の一般質問を終了いたします。
以上で本日の日程は終了いたしました。
384: ◯議長【天利 薫議員】 お諮りいたします。議事の都合により、明日12月13日から12月14日までの2日間を休会とし、次回の会議は12月15日午前10時に開きたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
385: ◯議長【天利 薫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、明日12月13日から12月14日までの2日間を休会とし、次回の会議は12月15日午前10時に開くことに決しました。
本日はこれをもって散会いたします。
お疲れさまでした。
午後3時27分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
寒川町議会 議 長 天 利 薫
同 署名議員 太 田 真奈美
同 署名議員 黒 沢 善 行
発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...