寒川町議会 2022-11-01
令和4年第1回定例会11月会議(第1日) 本文
それでは、まず初めに、今日の教育課題は多岐にわたり複雑化、多様化しておりますが、そのような課題に対し、微力ではございますが、今までの経験を生かし、子どもたちのため、町民の皆様のために尽力してまいりたいと思います。
以下、私の考えを述べさせていただきます。私は、教師として新採用のときから定年退職まで寒川の教育に関わってまいりました。これまでの教師時代に経験してきた授業づくりの方法や校長時代に実践してきた組織づくり、人材育成方法など、いつの時代でも大切にすべき基本、いわゆる不易の部分についてはしっかりと指導、支援するとともに、新たな時代を切り開くために必要な教育内容、いわゆる流行の部分についてもきちんと研究し、取り入れ、適切な指導、支援ができるよう努めていくことが大切だと考えております。
また、校長を退職後、県の教育指導員として様々な学校の先生方の指導や管理職研修、あるいは教員研修の講師として教室の指導力向上や学校運営についてのアドバイスや支援を行ってまいりましたが、そこでは若い先生方や管理職から様々な生の声を聞くことができました。教師の指導力向上やよりよい組織づくりのための新たなヒントも得ることができましたが、その経験も寒川の教育発展、向上のために生かしてまいりたいと考えております。
教育委員会の仕事は、大きく分けて学校教育と社会教育の2つがありますが、まず初めに学校教育について述べさせていただきます。寒川の学校教育の抱える課題は、学力の向上やICT機器の効果的活用、外国語教育、いじめ防止、不登校対応、人材育成などがあります。学校では教師がこうした課題に対応できる専門的知識、技能を向上させるための研究や研修を行う必要がありますが、その指導や学校への支援が教育委員会の大切な役割になります。
学校が抱える課題は、教育委員会が抱える課題でもあると捉え、学校教育に必要な指導、支援の充実を図ってまいりたいと思います。そして、子どもたちの指導をする先生方の指導力の向上や若い教職員のモチベーションアップを図ってまいりたいと考えています。
今の学校教育現場で必要なのは、指導力の向上と組織づくりですが、指導力向上のためには、教える内容のポイントをつかむ工夫をすること、そしてこれができるようになると、教える内容の系統性、段階的な指導の道筋が見えてきますが、それに他の教師の優れた実践から学び、その工夫の共有化をすると、もっと良いものができると考えます。指導力が向上した教師による系統的、段階的な指導により、子どもたちの学力は向上していきます。
学校は、積み重ねることによって花開く文化の場です。日々の教育活動を丁寧に行う文化を大切にしていきたいと思います。そして、学校全体では、マネジメント力を有する管理職、校長のリーダーシップの下、地域の力を活用しながらチームとして組織的かつ効果的な対応を行いやすくする研修や支援をしてまいりたいと思います。
具体的には、スウォット分析等を活用して学校の状況を分析し、学校の特色づくりや弱点補強を考え、学校経営ビジョンを明確にする、そしてPDCAサイクルによる学校評価を行い、取組成果をみんなで共有する、そして次の目標、方向性を明確にし、学校の教育活動のバージョンアップと先生方のモチベーションアップを図るよう努めていきたいと考えています。
教育委員会が行う学力向上に向けた授業改善の研究会やICTの有効活用や外国語教育の充実などの学校からのニーズの高い研究会や研修会の実施は、そのような目的を大切にして行い、支援の充実を図りたいと考えております。
ただいま述べさせていただいたことは、教育の不易につながる部分になりますが、寒川の子どもたちがこれからの社会で活躍するのに必要な事柄、いわゆる流行の部分について述べさせていただきます。
これからの社会は、今よりもグローバル化が進み、様々な国やいろいろな民族の人たちと一緒に活動する社会になっていると思われます。また、今以上に予測困難な時代、社会に生きていくことが求められるようになります。寒川の子どもたちには、その社会で人々から好かれ、信頼され、はつらつと活動する人間になってほしいと思います。そのためにも語学力やコミュニケーション能力、ICT機器の活用能力といった
ツール面や相互理解、社会貢献意識など、人として信頼される様々な要素も身につけていってほしいと思います。
まず、語学力、コミュニケーション能力では、寒川は、令和3年度より小学生のときから1校に1名常駐配置されたFLTの先生たちが熱心に指導し、英語を楽しく学習しています。また、英語だけではなく海外の文化も学んでいるようです。これからも楽しく学習することを大切にしていきたいと思います。
また、前回の中学生の全国学力・学習状況調査の結果で、英語の4領域の中で課題が多かったのが話すことでした。即興で応じることに慣れていない生徒が多いからということから、即興でのやり取りや英語を使う場面背景も意識的に増やし、話す力をつけるよう引き続き授業を進めていく必要があると考えています。今後も楽しく英語で話す力を身につけられるよう全面的に支援していきたいと思います。
次に、GIGAスクール構想により令和2年度に小中学生に1人1台の端末が配備されました。学校でもICT機器を使用した分かりやすい授業展開の研修、研究を行っているところです。教育委員会でも、教職員研修会を実施して支援したり、周辺機器を計画的に導入するための予算化をするなどして、GIGAスクール構想を推進しているところです。今後さらにICTの活用が大幅に増え、デジタル機器活用の技能にも優れたグローバルな人材が育つよう支援を進めてまいりたいと思います。
次に、教職員の多忙化の解消についてでございますが、皆様よくご存じのように、学校の多忙化解消は全国的な課題になっております。「忙しい」という字の左側のりっしんべんは心という意味ですので、右側の「亡」はなくすという意味でございますが、多忙化とは心をなくすことが多くなるということになります。教育は人が行うものですが、忙しくなり、心がそこになくなると、子どもたちの声を聞く心のアンテナは鈍ってしまいます。また、子どもたちにぜひ伝えたいという内容の心のスピーカーが弱くなってしまうと、子どもたちに大切にしてほしい心が届かなくなってしまいます。
教師は、常に子どもたちと向き合い、声を聴き、大切なものを与えていくことが必要です。多忙化の解消は、教師にとっても子どもたちにとっても重要なことです。そして、教育で大切な授業などの教育の質、これを下げない努力やシステムづくりが大切になります。今学校で行われている行事や特別活動の中には、見直しが必要なものも幾つかあります。コロナ禍での行事や活動の精選の経験を生かし、何の目的で行う行事なのか、これをもう一度はっきりさせ、行事の精選を行い、多忙化の解消につなげたいと思います。
また、今全国的に教員不足の状態にあり、学校の教育活動への影響を心配しているところです。そのような状況の中で教員確保や補充は十分ではありませんが、非常勤講師を増やすことや県が行っている大学生派遣事業などを活用し、学校に余裕を持たせたいと考えています。教師、学校にゆとりができ、笑顔で子どもたちと接し、笑顔で子どもたちがほほえみを返す、教師は一人一人の子どもの成長、変化に目を向ける時間を確保する、そんな教育活動を維持することによって、子どもたちが先生や学校が好きになり、信頼し、心を開いていく、そして子どもたちのことをうんと好きになる先生、教師、指導力が向上して楽しく分かる授業をする教師、これらをたくさん育て、寒川の教育を発展させていきたいと思います。
次に、今町内公共施設の老朽化や少子高齢化、人口減少社会に備えていくことが求められています。寒川の町立小・中学校もその適正化について将来の寒川の子どもたちにとって目指すべき望ましい教育環境づくりのための検討をしっかり行っていきたいと考えています。
学校の適正化については、学校規模が小さいほど教育効果が高いという社会学者の報告もありますが、小さければ小さいほどよいのかというと、そうでもありません。学校規模が小さくなり過ぎるとクラス替えができないケースが発生したり、学級メンバーが固定されることによって、いじめが発生した場合などに立ち行かない状態になってしまったりということにもなりかねません。
また、教師は授業を行う以外に校務分掌の業務があります。学校規模が小さくなり過ぎて分掌業務に人手が足らなくなったり、緊急時の人手が足らなくなったりしては、学校の教育活動は立ち行かなくなり、子どもたちに影響が出てしまいます。
今後適正化検討委員会の報告を受け、その方向性について協議し、将来の寒川の子どもたちにとってよりよい教育環境の方向性、これを決めていきたいと思います。未来の寒川で活動している寒川の人たちが、未来の世界から現在を振り返ったときに、ああ、あの時、町長をはじめとする行政の人たちや議会の皆さんが適正な規模の学校づくりのために尽力してくれたから良い状況になっているんだ、そう思えるよう学校の適正化を進めてまいりたいと思います。
次に、令和5年9月の運用開始を目指す給食センターについてです。ウクライナ危機や円安、物資価格の高騰などにより、当初の予定どおりにいくのか心配な面もありますが、児童生徒の健康面や保護者の負担等を考え、予定どおりの給食の供用ができるように準備してまいりたいと思います。この給食センターに関わる事業については、食育の観点以外に自分なりに感じていることがありますので、少し述べさせていただきたいと思います。
原油、穀物などの輸入品価格が高騰するなど、不安定な世界情勢による食料の安定確保について、日本の食料自給率は37、8%、これはカロリーベースでございますが、と甚だ心配な状況にあると思います。これからは国産、しかも地産地消の取組を増やしていくことで食料自給を増やしていくことが大切だと思います。しかも、新鮮なものが食べられる町は魅力的だとなり、みんなが住みたいと思うまちづくりの一助に貢献するのではないかと考えます。
寒川の地場産の食材を給食センターで調理することは、大量の旬の野菜を運搬費も少なく安く納入してもらうことが可能になります。これは、町にとっても育ち盛りの子どもたちにとっても有益なことだと思います。そのような利点が得られるかどうかは、給食の献立づくりによって左右されますが、それをよりスムーズに進めるには生産者の協力も必要です。発注者と生産者との協力連携システムを整備し、コーディネートしていけば、給食を食べる子どもや保護者にとっても、そして生産者にとっても良い状況をつくり出せると思います。
新しい給食センターができるのを機会に、その方向性の道を太くできればすばらしいと思っております。また、この連携強化は、食育やコスト面以外に、小中学生の職場体験学習の手配や子どもたちの将来を見据えた活動にプラスの影響が出ることが期待されます。寒川の地場産の食材をできるだけ多く使用する取組は持続可能なもので、地域活性化、教育活動充実の一助となり、様々な活動に発展させることができ、今後今以上に重要になってくるものと考えています。
次に、社会教育についてですが、現在公民館や総合図書館は指定管理者に運営をお願いしていますが、皆さんしっかりと活動し、良い方向に運営がされていると感じています。公民館活動や図書館活動は、寒川のスポーツ、文化の発展に大きく寄与するものであり、大切なものであると考えており、そこで行われているサークル活動やボランティア活動の活性化は、町の文化の下支えとなり、町民の皆さんの前向き志向を助けてくれます。ウイズコロナ、アフターコロナの時期での活動が充実したものとなるよう、これからも指定管理者に対し、しっかりと指導してまいりたいと考えています。
以上、私の考えていることを述べさせていただきました。これは、町長をはじめとする行政の皆様や議会の皆様のご協力、ご支援があって初めて成り立つものであると考えます。町長の教育についてのお考えは、寒川町教育大綱にまとめてありますので、それらを受けて総合教育会議の中で様々な教育課題についてしっかりと協議をしながら、また議会の皆様には様々なご意見やアドバイスをいただきながら、寒川町の子どもたちのため、町民の皆様のために取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
令和4年11月10日。教育委員会
教育長候補者、
大川勝徳。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
〔
教育長候補者(
大川勝徳氏)退出〕
7:
◯議長【
佐藤一夫議員】 暫時休憩いたします。
午前9時23分 休憩
──────────────────────────────────────
午後1時15分 再開
8:
◯議長【
佐藤一夫議員】 休憩を解いて会議を再開いたします。
休憩前に提案説明のありました議案第54号、教育委員会教育長の任命についての質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
9:
◯議長【
佐藤一夫議員】 質疑なしと認めます。
10:
◯議長【
佐藤一夫議員】 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第54号については、会議規則第35条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
11:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、議案第54号は委員会の付託を省略することに決しました。
12:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これより議案第54号を採決いたします。この採決は無記名投票をもって行います。
議場の出入口を閉鎖いたします。
(議場閉鎖)
13:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ただいまの出席議員は17人であります。
これより投票用紙を配付いたさせます。
(投票用紙配付)
14:
◯議長【
佐藤一夫議員】 投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
15:
◯議長【
佐藤一夫議員】 配付漏れないものと認めます。
投票箱を改めさせます。
(投票箱点検)
16:
◯議長【
佐藤一夫議員】 異状ないものと認めます。念のため申し上げます。投票は無記名です。投票用紙には、本案を可とする方は賛成、否とする方は反対とご記入願います。なお、白票は否とみなします。
これより、点呼に応じ順次投票願います。
点呼を命じます。
(点呼に応じ投票)
17:
◯議長【
佐藤一夫議員】 投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
18:
◯議長【
佐藤一夫議員】 投票漏れないものと認めます。投票を終了いたします。
これより開票を行います。
19:
◯議長【
佐藤一夫議員】 お諮りいたします。会議規則第29条第2項の規定により、立会人に岸本 優議員、吉田悟朗議員、太田真奈美議員を指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
20:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、立会人に岸本 優議員、吉田悟朗議員、太田真奈美議員を指名いたします。
立会人の立会いを求めます。
(開票)
21:
◯議長【
佐藤一夫議員】 開票結果を報告いたします。投票総数17票、うち有効投票17票、無効投票0票、有効投票中、賛成14票、反対3票、以上のとおりであります。よって、本案は、同意することに決しました。
議場の閉鎖を解きます。
(
議場開鎖)
22:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ただいま教育委員会教育長に任命することに同意いたしました
大川勝徳さんから皆さんにご挨拶したいと旨の申出がありましたので、
発言を許可いたします。
〔
教育長候補者(
大川勝徳氏)登壇〕
23:
◯番外【
教育長候補者 大川勝徳】 ただいまご承認をいただきました大川でございます。議長のお許しをいただきましたので、一言ご挨拶申し上げます。
このたびは教育委員会教育長としてご承認をいただき、誠にありがとうございました。今その職の責任の大きさを痛感しているところでございます。これから町長と連携を深め、そして議員の皆様のご教授を賜りながら、様々な教育問題に対してしっかり向き合い、教育長の職責を果たしてまいりたいと思います。どうぞ皆様よろしくお願いいたします。
〔
教育長候補者(
大川勝徳氏)退出〕
──────────────────────────────────────
日程第3 議案第56号 財産の取得について
24:
◯議長【
佐藤一夫議員】 日程第3議案第56号「財産の取得について」を議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。木村町長。
25:
◯番外【町長
木村俊雄】 ただいま議題となりました議案第56号は、財産の取得についてであります。
バリアフリー卓球台を条件付一般競争入札の結果、契約金額913万880円をもって、神奈川県海老名市今里一丁目11番1号株式会社ミヤダイ中央社代表取締役宮台俊郎氏から取得いたしたく、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、提案申し上げるものであります。
以上、提案の概要を申し上げましたが、詳細につきましては、企画部長及び学び育成部長が説明いたしますので、よろしくご審議の上議決賜りますようお願い申し上げ、提案の理由といたします。
26:
◯議長【
佐藤一夫議員】 深澤企画部長。
27:
◯番外【企画部長 深澤文武】 それでは、議案第56号、財産の取得についての契約部分の説明を申し上げます。企画部財政課資料に基づいて説明させていただきますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
タブレットでの通し番号1ページ目につきましては、ただいま町長から申し上げました議案となります。
2ページ目は、議案別紙といたしまして、バリアフリー卓球台の品名、規格、形式等、数量を記載しております。
資料3ページの物品供給仮契約書でありますが、条件付一般競争入札の結果、資料7ページのとおり、株式会社ミヤダイ中央社代表取締役宮台俊郎氏と仮契約を締結いたしました。本案件につきましては、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定による契約となることから、仮契約とし、議会の議決がなされたときに本契約が成立するものでございます。
資料8ページの入札結果でありますが、現在町の入札制度におきましては、条件付一般競争入札と指名競争入札の2種類で行っているところでございます。条件付一般競争入札につきましては、130万円を超える入札案件の工事と50万円を超える入札案件のコンサルタント業務、100万円以上の入札案件で指定する業種種目等の委託、700万円以上の入札案件で指定する営業種目等の物品となっておりまして、ただいま申し上げました金額以下の案件につきましては、指名競争入札となっております。
今回の入札に当たりましては、寒川町条件付一般競争入札取扱基準に基づき、神奈川県電子入札共同システムにおいて9月14日に公告し、1社の参加申請がございました。その後10月4日及び10月5日に入札、10月6日に開札し、1回目の開札により税抜きの設計積算額922万5,019円に対し、税抜きの入札額830万800円、設計積算額に対しまして89.9%で株式会社ミヤダイ中央社が最低額落札者となったものでございます。
資料9ページは、入札概要書でございますが、こちらを9月14日から9月20日まで、かながわ電子入札共同システムの入札情報サービスシステム及び役場2階の掲示板に掲示する方法により入札公告を行いました。
資料10ページから12ページは、法人登記の履歴事項全部証明書、いわゆる登記簿謄本でございまして、資料10ページには商号や本店所在場所、発行可能株式総数や資本金の額等が、11ページには、役員に関する事項といたしまして取締役の氏名などが記載されております。
13ページは、競争入札参加資格認定通知書でございます。こちらで業種区分、物品、営業種目、運動用品の入札参加資格の認定を受けていることを確認しております。
資料14ページからは、株式会社ミヤダイ中央社の決算報告書でございまして、資料15ページ及び16ページは、貸借対照表で、資産の部、負債の部、純資産の部でそれぞれ記載されております。
資料17ページから18ページは、損益計算書で、売上高や売上総利益、営業外収益、営業外費用、特別損失等が記載されてございます。
資料19ページは、株式会社ミヤダイ中央社における本案件と類似する案件の履行実績が記載されてございます。神奈川県内の自治体で実績があることを確認してございます。
説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
28:
◯議長【
佐藤一夫議員】 伊藤学び育成部長。
29:
◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 それでは、財産の取得理由とその内容につきましてご説明申し上げます。
現在シンコースポーツ寒川アリーナにおきまして利用されている卓球台は、平成10年の開所当初に納入され、24年が経過し、劣化が著しい状態でございます。保有している37台のうち使用に支障を来している23台を処分し、今回新たに車椅子の方にも利用しやすいバリアフリー卓球台を32台購入する予定でございます。卓球台は合計46台となり、利用者の皆様に快くご利用いただくとともに、さらなるサービスの向上につなげるものでございます。
それでは、タブレット議案20ページ、資料1をご覧ください。購入予定のバリアフリー卓球台の特徴は、外側の脚部が天板の端から40センチメートル内側に配置されており、車椅子の方がプレーしやすい構造となっております。
なお、国際卓球連盟公認で国際大会にも使用可能な規格となってございます。
説明は以上でございます。ご審議の上議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
30:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
31:
◯議長【
佐藤一夫議員】 質疑なしと認めます。
32:
◯議長【
佐藤一夫議員】 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第56号については、会議規則第35条第3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
33:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、議案第56号は委員会の付託を省略することに決しました。
34:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
35:
◯議長【
佐藤一夫議員】 討論なしと認めます。
36:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これより議案第56号を採決いたします。この採決は採決システムにより行います。参加ボタンを押してください。本案を原案のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
37:
◯議長【
佐藤一夫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
38:
◯議長【
佐藤一夫議員】 賛成全員であります。よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
日程第4 議案第55号 寒川町営さむかわテニスコート条例の制定につい
て
39:
◯議長【
佐藤一夫議員】 日程第4議案第55号「寒川町営さむかわテニスコート条例の制定について」を議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。木村町長。
40:
◯番外【町長
木村俊雄】 ただいま議題となりました議案第55号は、寒川町営さむかわテニスコート条例の制定についてであります。寒川町営さむかわテニスコートを設置することにより、スポーツの振興を図り、もって町民の心身の健全な発達に寄与するため提案申し上げるものであります。
以上、提案の概要を申し上げましたが、詳細につきましては、学び育成部長が説明いたしますので、よろしくご審議の上議決賜りますようお願い申し上げ、提案の理由といたします。
41:
◯議長【
佐藤一夫議員】 伊藤学び育成部長。
42:
◯番外【学び育成部長 伊藤 研】 それでは、議案第55号、寒川町営さむかわテニスコート条例の制定についてご説明申し上げます。
現在寒川町営さむかわ庭球場は、令和5年度のリニューアルオープンを目指し、鋭意改修工事を行っております。新しい庭球場は、雨など悪天候に強く、体に優しい砂入り人工芝コート4面を配し、照明完備により夜間利用が可能となります。管理に指定管理者を当てることとし、町民等以外の方の利用も可能とするなど、利用者の拡大と施設の有効利用を図るため、現行の寒川町営さむかわ庭球場の設置、管理等に関する条例を改正するものでございます。
このたびの改正は、範囲が広く、改正事項が全条項に及ぶことから、一部改正の方式では煩雑で分かりにくくなります。また、庭球場施設及び管理等は継続しますので、現行の当該条例を廃止し、新たに条例を制定するのではなく、現行の条例を全部改正し、制定といたします。
それでは、議案寒川町営さむかわテニスコート条例をご覧ください。まず、庭球場の新装再開を機に、施設名称を「さむかわ庭球場」から「さむかわテニスコート」に改め、これより条例名も表記のように改めます。題名の次に全部改正の趣旨を明らかにする制定文を付しております。
第1条では、条例制定の趣旨を、第2条では、テニスコートの設置目的と所在地を定めてございます。第3条では、施設の管理を指定管理者が行うこととすることを定めております。そして同条第3項で、指定管理者の指定の手続については、寒川町公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例の定めるところにより行うこととしてございます。第4条では、利用手続とその承認について、第5条では、利用制限について定めております。第6条では、テニスコートと夜間照明の利用料金を定めております。利用料金は、別表により町民等はテニスコートは1面2時間1,500円、夜間照明利用料は1時間当たり300円とし、この額を上限に指定管理者が町長の承認を得て利用設定することとしております。これは、利用の促進や利用者拡大を念頭に料金設定について指定管理者の組織努力、創意工夫等を発揮していただくことを狙い、裁量のある形を取ってございます。また、テニスコートについて新たに町外者の利用料金も同表で定めております。併せて別々では、備考の第2項において、営利目的または参加料徴収時の利用についての料金設定をしてございます。また、利用料金収入は、同条第2項で指定管理者の収入とすることを定めております。
条項を戻りまして、次に、第7条では、利用料金は減免できることを定め、第8条では、利用の取消しや利用の中止とする場合を定めてございます。続いて、第9条では、利用者に利用後の原状回復を課し、第10条では、施設設備を損傷、滅失させたものに対しての損害賠償の義務を定めております。第11条は、規則への委任規定となっております。
最後に、附則でございます。第1項において、本条例の施行期日を令和5年4月1日からと定め、第2項では、準備行為として、指定管理者の指定に必要な行為は、本条例施行日前においても行えること、第3項では、経過措置として、本条例の施行日前日までに従前の条例の規定によりなされた許可等の処分にその他の行為は本条例の相当規定によりなされたものとみなすことを定めております。
説明は以上でございます。
43:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
44:
◯議長【
佐藤一夫議員】 質疑なしと認めます。ただいま議題となっております議案第55号については、会議規則第35条第1項の規定により、文教福祉常任委員会に付託いたします。
暫時休憩いたします。
午後1時44分 休憩
──────────────────────────────────────
午後3時20分 再開
45:
◯議長【
佐藤一夫議員】 休憩を解いて会議を再開いたします。
46:
◯議長【
佐藤一夫議員】 お諮りいたします。文教福祉常任委員会委員長より、議案第55号、寒川町営さむかわテニスコート条例の制定についての審査報告書が提出されましたので、これを日程に追加し、議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
47:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、議案第55号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定いたしました。
──────────────────────────────────────
追加日程第1 議案第55号 寒川町営さむかわテニスコート条例の制定に
ついて
48:
◯議長【
佐藤一夫議員】 追加日程第1議案第55号「寒川町営さむかわテニスコート条例の制定について」を議題といたします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。文教福祉常任委員長、岸本委員長。
〔文教福祉常任委員長(岸本 優議員)登壇〕
49: ◯文教福祉常任委員長【岸本 優議員】 ただいま議題となりました文教福祉常任委員会の審査報告をいたします。
本委員会は、11月10日に付託されました議案を審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第71条の規定により、報告いたします。
議案第55号、寒川町営さむかわテニスコート条例の制定について、審査の結果、原案可決であります。
それでは、議案第55号の審査概要につきまして報告いたします。
本案は、寒川町営さむかわテニスコートを設置することにより、スポーツの振興を図り、もって町民の心身の健全な発達に寄与するため提案されたものであります。
審査の中では、指定管理者導入によるメリット、デメリットや自主事業の実施について、またマーケティングサービスの運用についてなどの質疑が行われました。質疑の後の討論では、民間企業は営利目的で運営されることから、公の施設を利用して利益を上げることになる、また撤退による利用者の混乱も懸念されることから反対するといった反対討論に対し、民間の活力を大いに活用することで利用者の利便性向上が図られ、利用の増加も考えられることから賛成するといった賛成討論がありました。採決の結果、賛成多数で可決されました。
以上で審査報告を終わります。
50:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
51:
◯議長【
佐藤一夫議員】 質疑なしと認めます。
52:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これより討論に入ります。討論の通告がありますので、順次
発言を許可いたします。まず、原案に反対の方の討論を許可いたします。山田議員。
53: ◯5番【山田政博議員】 それでは、議案第55号、寒川町営さむかわテニスコート条例の制定について。
テニスコートは、スポーツ振興、町民の健康福祉増進に必要な施設です。地方自治法でも、公の施設は住民の福祉を増進する目的をもってその利用に供するために設けられた施設です。寒川町営さむかわテニスコート条例では、指定管理者による管理ができるようになります。民間企業の参入も考えられます。民間企業は、営利目的で運営されているわけで、公の施設を利用して利益を上げることになります。また、撤退による利用者の混乱も懸念されます。さむかわ庭球場は、行政と町民がつくり上げた施設です。町直営で運営するべきとしまして、反対といたします。
54:
◯議長【
佐藤一夫議員】 次に、賛成の方の
発言を許可いたします。天利議員。
55: ◯12番【天利 薫議員】 それでは、議案第55号、寒川町営さむかわテニスコート条例の制定について、賛成の立場から討論をさせていただきます。
現在の寒川町営テニス場につきましては、昭和61年神奈川県企業庁により建設され、建設の老朽化が著しいことから、悪天候に強く、体に優しい砂入りの人工芝コートへの改修や新たな夜間照明を配置するなど、令和5年度にリニューアルオープンに向けて利用者の声を反映した施設整備が進められております。こうした中、このたびの寒川町営さむかわテニスコート条例の制定については、主に指定管理者制度の導入を可能とする改正が行われております。これまでも町の多くの施設につきましては、施設管理に民間のノウハウを活用することで、町民サービスの向上と経費の削減を図ることを目的に指定管理者制度が導入されており、その実績は既に明らかになっているところでございます。
こうしたことを踏まえ、当該施設への指定管理者制度の導入を行うことにより、スポーツ交流コミュニティの活性化のみならず、地域の社会経済の活性化につながるものであると思われます。また、料金設定についても、利用者に優しい料金設定となっているなど、配慮されていることから、このたびの条例制定につきましては、多くの町民の皆様からもご理解いただけるものと考えます。また、今後のスポーツ振興に大きく貢献できることを期待し、賛成討論とさせていただきます。
56:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これをもって討論を終結いたします。
57:
◯議長【
佐藤一夫議員】 これより議案第55号を採決いたします。この採決は採決システムにより行います。参加ボタンを押してください。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は青のボタンを押してください。
(採決システムによる採決)
58:
◯議長【
佐藤一夫議員】 採決を確定いたします。
(採決結果を表示)
59:
◯議長【
佐藤一夫議員】 賛成多数であります。よって、議案第55号は原案のとおり可決されました。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
60:
◯議長【
佐藤一夫議員】 お諮りいたします。明日11月11日から11月24日までの14日間を休会とし、次回の会議は11月25日午前9時に開きたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
61:
◯議長【
佐藤一夫議員】 ご異議ないものと認めます。よって、明日11月11日から11月24日までの14日間を休会とし、次回の会議は11月25日午前9時に開くことに決しました。
本日はこれをもって散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後3時29分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
寒川町議会 議 長 佐 藤 一 夫
同 署名議員 吉 田 悟 朗
同 署名議員 太 田 真奈美
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