寒川町議会 2021-06-04
令和3年第2回定例会6月会議(第4日) 本文
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健康福祉部長 三橋義明君】 選択 11 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 12 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 13 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 14 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 15 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 16 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 17 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 18 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 19 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 20 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 21 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 22 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 23 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 24 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 25 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 26 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 27 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 28 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 29 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 30 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 31 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 32 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 33 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 34 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 35 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 36 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 37 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 38 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 39 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 40 : ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 41 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 42 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 43 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 44 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 45 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 46 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 47 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 48 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 49 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 50 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 51 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 52 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 53 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 54 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 55 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 56 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 57 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 58 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 59 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 60 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 61 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 62 : ◯18番【黒沢善行君】 選択 63 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 64 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 65 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 66 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 67 : ◯12番【天利 薫君】 選択 68 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 69 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 70 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 71 : ◯12番【天利 薫君】 選択 72 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 73 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 74 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 75 : ◯12番【天利 薫君】 選択 76 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 77 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 78 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 79 : ◯12番【天利 薫君】 選択 80 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 81 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 82 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 83 : ◯12番【天利 薫君】 選択 84 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 85 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 86 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 87 : ◯12番【天利 薫君】 選択 88 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 89 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 90 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 91 : ◯12番【天利 薫君】 選択 92 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 93 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 94 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 95 : ◯12番【天利 薫君】 選択 96 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 97 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 98 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 99 : ◯12番【天利 薫君】 選択 100 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 101 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 102 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 103 : ◯12番【天利 薫君】 選択 104 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 105 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 106 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 107 : ◯12番【天利 薫君】 選択 108 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 109 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 110 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 111 : ◯12番【天利 薫君】 選択 112 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 113 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 114 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 115 : ◯12番【天利 薫君】 選択 116 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 117 : ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 118 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 119 : ◯12番【天利 薫君】 選択 120 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 121 : ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 122 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 123 : ◯12番【天利 薫君】 選択 124 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 125 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 126 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 127 : ◯12番【天利 薫君】 選択 128 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 129 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 130 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 131 : ◯12番【天利 薫君】 選択 132 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 133 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 134 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 135 : ◯12番【天利 薫君】 選択 136 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 137 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 138 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 139 : ◯12番【天利 薫君】 選択 140 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 141 : ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 142 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 143 : ◯12番【天利 薫君】 選択 144 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 145 : ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 146 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 147 : ◯12番【天利 薫君】 選択 148 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 149 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 150 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 151 : ◯12番【天利 薫君】 選択 152 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 153 : ◯12番【天利 薫君】 選択 154 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 155 : ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 156 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 157 : ◯12番【天利 薫君】 選択 158 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 159 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 160 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 161 : ◯12番【天利 薫君】 選択 162 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 163 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 164 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 165 : ◯12番【天利 薫君】 選択 166 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 167 : ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 168 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 169 : ◯12番【天利 薫君】 選択 170 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 171 : ◯12番【天利 薫君】 選択 172 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 173 : ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 174 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 175 : ◯12番【天利 薫君】 選択 176 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 177 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 178 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 179 : ◯12番【天利 薫君】 選択 180 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 181 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 182 : ◯13番【横手 旭君】 選択 183 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 184 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 185 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 186 : ◯13番【横手 旭君】 選択 187 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 188 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 189 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 190 : ◯13番【横手 旭君】 選択 191 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 192 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 193 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 194 : ◯13番【横手 旭君】 選択 195 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 196 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 197 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 198 : ◯13番【横手 旭君】 選択 199 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 200 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 201 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 202 : ◯13番【横手 旭君】 選択 203 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 204 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 205 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 206 : ◯13番【横手 旭君】 選択 207 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 208 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 209 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 210 : ◯13番【横手 旭君】 選択 211 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 212 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 213 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 214 : ◯13番【横手 旭君】 選択 215 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 216 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 217 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 218 : ◯13番【横手 旭君】 選択 219 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 220 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 221 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 222 : ◯13番【横手 旭君】 選択 223 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 224 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 225 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 226 : ◯13番【横手 旭君】 選択 227 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 228 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 229 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 230 : ◯13番【横手 旭君】 選択 231 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 232 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 233 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 234 : ◯13番【横手 旭君】 選択 235 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 236 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 237 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 238 : ◯13番【横手 旭君】 選択 239 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 240 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 241 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 242 : ◯13番【横手 旭君】 選択 243 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 244 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 245 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 246 : ◯13番【横手 旭君】 選択 247 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 248 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 249 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 250 : ◯13番【横手 旭君】 選択 251 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 252 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 253 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 254 : ◯13番【横手 旭君】 選択 255 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 256 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 257 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 258 : ◯13番【横手 旭君】 選択 259 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 260 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 261 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 262 : ◯13番【横手 旭君】 選択 263 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 264 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 265 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 266 : ◯13番【横手 旭君】 選択 267 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 268 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 269 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 270 : ◯13番【横手 旭君】 選択 271 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 272 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 273 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 274 : ◯13番【横手 旭君】 選択 275 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 276 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 277 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 278 : ◯13番【横手 旭君】 選択 279 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 280 : ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 281 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 282 : ◯13番【横手 旭君】 選択 283 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 284 : ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 選択 285 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 286 : ◯13番【横手 旭君】 選択 287 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 288 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 289 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 290 : ◯13番【横手 旭君】 選択 291 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 292 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 293 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 294 : ◯13番【横手 旭君】 選択 295 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 296 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 297 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 298 : ◯13番【横手 旭君】 選択 299 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 300 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 301 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 302 : ◯13番【横手 旭君】 選択 303 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 304 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 305 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 306 : ◯13番【横手 旭君】 選択 307 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 308 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 309 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 310 : ◯13番【横手 旭君】 選択 311 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 312 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 313 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 314 : ◯13番【横手 旭君】 選択 315 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 316 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 317 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 318 : ◯13番【横手 旭君】 選択 319 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 320 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 321 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 322 : ◯13番【横手 旭君】 選択 323 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 324 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 325 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 326 : ◯13番【横手 旭君】 選択 327 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 328 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 329 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 330 : ◯13番【横手 旭君】 選択 331 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 332 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 333 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 334 : ◯13番【横手 旭君】 選択 335 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 336 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 337 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 338 : ◯13番【横手 旭君】 選択 339 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 340 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 341 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 342 : ◯13番【横手 旭君】 選択 343 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 344 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 345 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 346 : ◯13番【横手 旭君】 選択 347 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 348 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 349 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 350 : ◯13番【横手 旭君】 選択 351 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 352 : ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 選択 353 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 354 : ◯13番【横手 旭君】 選択 355 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 356 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 357 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 358 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 359 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 360 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 361 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 362 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 363 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 364 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 365 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 366 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 367 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 368 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 369 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 370 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 371 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 372 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 373 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 374 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 375 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 376 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 377 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 378 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 379 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 380 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 381 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 382 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 383 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 384 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 385 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 386 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 387 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 388 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 389 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 390 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 391 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 392 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 393 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 394 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 395 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 396 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 397 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 398 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 399 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 400 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 401 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 402 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 403 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 404 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 405 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 406 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 407 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 408 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 409 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 410 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 411 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 412 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 413 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 414 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 415 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 416 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 417 : ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 選択 418 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 419 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 420 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 421 : ◯番外【企画部長 深澤文武君】 選択 422 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 423 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 424 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 425 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 426 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 427 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 428 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 429 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 430 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 431 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 432 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 433 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 434 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 435 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 436 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 437 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 438 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 439 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 440 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 441 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 442 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 443 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 444 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 445 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 446 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 447 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 448 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 449 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 450 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 451 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 452 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 453 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 454 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 455 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 456 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 457 : ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 458 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 459 : ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 460 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 461 : ◯14番【杉崎隆之君】 選択 462 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 463 : ◯議長【佐藤一夫君】 選択 464 : ◯議長【佐藤一夫君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 午前9時00分 開議
◯議長【佐藤一夫君】 おはようございます。これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程はお手元にお示しのとおりであります。
──────────────────────────────────────
日程第1 会議録署名議員の指名
2: ◯議長【佐藤一夫君】 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により議長において、橋本修一君、柳田 遊君を指名いたします。
──────────────────────────────────────
日程第2 一般質問
3: ◯議長【佐藤一夫君】 日程第2「一般質問」を行います。昨日に引き続き、これより質問を許可いたします。18番黒沢善行君、黒沢議員。
〔18番(黒沢善行君)質問席へ移動〕
4: ◯18番【黒沢善行君】 それでは、ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告の順位に従いまして一般質問させていただきます。今回の私の質問は、大きく2点となります。
初めに、新型コロナウイルス感染症の後遺症対策について伺ってまいります。
新型コロナウイルスに感染し、治療や療養を終えた後も、長期間倦怠感や味覚、臭覚の異常などの後遺症に苦しむ方が少なくありません。
厚生労働省は、コロナウイルス感染症の後遺症については、疫学調査が十分でなく、ウイルスと後遺症の因果関係は不明としておりますが、国立国際医療研究センターが行ったコロナ回復者への電話調査では、発症から2か月後の48%、4か月後の27%の方に何らかの後遺症が残り、呼吸困難と倦怠感、嗅覚障害、脱毛などの後遺症が多く見られるとされております。同様の後遺症は外国でも報告されているとのことであります。こうした後遺症に悩む方々は、治療が長引いたり、完治の見通しが立たないことが原因で精神面に影響が出るケースもあることから、新型コロナウイルス感染症の後遺症に悩む方々の不安に寄り添う姿勢、また対策が必要と考えます。
そこで、感染症後遺症の実態把握、また相談窓口の開設、さらに対策の必要について町の考えをお聞かせください。
次に、「子供・若者育成支援推進大綱」の策定について伺ってまいります。
第3次子供・若者育成支援推進大綱が本年4月6日に策定されました。本大綱には、教育や福祉、保健、医療などの分野別の政策を子ども、若者育成という観点から横断的に取りまとめたものとなっており、期間はおおむね5年とされております。
第3次大綱策定の背景として、新型コロナウイルス感染症の流行というまさに国難とも言うべき事態が発生し、さらには情報化、国際化、少子高齢化が急激に進行するなど、子ども、若者を取り巻く状況が大きく変化し、多くの子ども、若者は不安を高め、孤独、孤立の問題が顕在化し、より深刻さが増しているとしております。
第3次大綱を策定することで全ての子ども、若者が自らの居場所を得て、成長、活躍できる社会を目指し、子ども、若者の意見表明や社会参画を推進しつつ、社会総がかりで子ども、若者の健全育成に取り組む必要があります。
そこで、第3次子供・若者育成支援推進大綱が策定されたことを、町はどのように捉えていますでしょうか。また、大綱策定を受けて、今後どのような対応をされていくのか見解をお聞かせください。
5: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
6: ◯番外【町長 木村俊雄君】 おはようございます。それでは、通告順位6番黒沢議員の質問にお答えいたします。
まず大きな1点目、新型コロナウイルス感染症の後遺症対策についての1点目として、後遺症の実態把握の考えはとのお尋ねにお答えいたします。
現在神奈川県内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は、大幅な増加傾向にはないものの、町はまん延防止等重点措置区域に指定されているところであります。そのような中、町内における感染者数の累計でございます。6月1日現在で252名となっており、その後は、一昨日の14日までに3名の新規感染者の発表がされております。議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症に感染した方が回復後も後遺症に悩まされるケースにつきましては、国内外の調査で報告されており、現時点では原因も治療法も確立していないものと認識しております。
最大の後遺症予防策は、感染症に罹患しないことでありますから、引き続き感染予防の取組を徹底いたしますが、長期化するコロナ禍において、後遺症の実態把握も大変重要なことと考えております。
次に、2点目の後遺症の相談窓口の開設の考えはとのお尋ねにお答えいたします。
本町におきましては、保健師など医療職の職員による昨年度発足させた保健対策ケアチームがございます。このチームでは、コロナ健康相談として、コロナに関連する相談事を広く受け付けておりますので、これを活用できるのではないかと考えております。
次に、3点目の後遺症対策の必要性について町の考えはとのお尋ねでございます。
先ほども申し上げましたとおり、後遺症の詳しいメカニズムは不明で、治療法も確立しておらず、後遺症の症状がある方は、大変不安な思いを抱えていることと思います。こうした方に寄り添うことは町として大事なことであり、後遺症対策の必要性を感じるところでありますが、具体的な対策につきましては、国や県の動向を注視してまいりたいと考えております。
次に、大きな2点目、子供・若者育成支援推進大綱の策定についての1点目として、第3次子供・若者育成支援推進大綱が策定されたことを、町はどのように捉えているかとのお尋ねでございます。
今回の第3次大綱は、第2次大綱期間中における新型コロナウイルス感染症の拡大など、国民に重大な影響を与える事象が発生し、そのことによって多くの子どもや若者が不安を高め、孤独、孤立の問題が顕在化するなど、彼らを取り巻く状況が深刻さを増しているということが策定の背景にございます。
第3次大綱では、そのような子どもや若者に対し、幼年期、若年期を健やかに過ごし、生き抜く基盤を形成するための育成や困難な状態を速やかに克服、軽減しつつ成長していけるよう、家族も含めて支援すること、また家庭、学校、地域等がよりよくなるための環境整備、そして成長を支えるための担い手を養成し支援していくことを、育成支援の基本的な方針、施策としております。
コロナ禍などにより、人と人とのつながりが希薄化し、不安を抱えた若者の孤立感が一層深刻化していると認識するところであります。
続いて、2点目の大綱策定を受けて、町では今後どのような対応をしていくのかとのお尋ねにお答えいたします。
町でも様々な取組を行っているところでございますが、県においても国の大綱を勘案して神奈川青少年育成支援指針を策定し、取組を進めている状況にございます。今回の第3次大綱を踏まえた改定について、今年度中に作業を進めると聞いておりますので、町といたしましても、県の動向を踏まえながら対応してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
7: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
8: ◯18番【黒沢善行君】 それでは、これより一問一答に入らせていただきます。
ただいま町長より、新型コロナウイルス感染症の後遺症につきましては、実態を把握し、相談体制を整え、対策の必要を感じているというご答弁がございました。
新型コロナウイルス感染症の治療、療養が終了した方々への保健所や町のその後の対応はどのようになっていますでしょうか。
9: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
10: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 まず、新型コロナウイルスに感染した方への対応ですが、保健所が主体となりまして、症状に合わせた治療や療養の相談と支援を行っております。また、感染拡大防止のために濃厚接触者の調査及び特定を行っております。
感染した方は、治療、療養を終えますと元の家庭生活、社会生活に戻るわけでございますけども、その後の追跡調査等その後の症状を確認する作業は行っていないと聞いております。町においても、感染した方の住所、氏名等の個人情報を把握していないため、療養を終えた方に接することはしておりません。
11: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
12: ◯18番【黒沢善行君】 ただいま答弁があったとおり、保健所についての追跡調査はできないというか、しない、町も個人情報の観点から、そういったことはできないことになっている、実際には治療、療養を終えた方々へは何もできていない、できないというのが実態だと思いますけども、こうした状況を町はどのように考えているのかお聞かせいただきたいと思います。
13: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
14: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 これまではコロナウイルス感染症対策としまして、感染予防対策として感染しない、させないことを中心に行ってまいりました。長期化するコロナ禍で誰もが感染する可能性が常にある中では、感染予防の呼びかけや注意喚起だけではなく、感染した方に対する支援も必要であると認識しているところでございます。
15: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
16: ◯18番【黒沢善行君】 何らかの手段を使って後遺症に悩む方にも対策をしていく必要があるというお答えであったかと思います。
町としては、治療や療養が終わった後の方たちのことも、そういった方たちに寄り添って悩み解決に取り組んでいきたいということだったかと思います。
それでは、実際にこれまでの間に、後遺症等の相談を町として受けたケースというのはあったでしょうか。
17: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
18: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 昨年度から開設しておりますコロナ健康相談においては、これまでのところ感染した方からのそういったご相談はございません。
19: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
20: ◯18番【黒沢善行君】 町のコロナ相談窓口では受けていないということでございますけども、冒頭触れたように、治療、療養が終わっても、感染から2か月後の約半数の方に何らかの後遺症が出ているというデータがある以上、町内の感染者の方々も同じような確率で後遺症が出ているものと捉えるべきと考えております。そうした相談がないというのは、感染症に罹患した後に後遺症があることすら、まだまだ世間では知られていないのが実態であるからだと思います。
町としてできることは、まずは新型コロナウイルス感染症に罹患した後治療、療養が終わっても、後遺症があるということを知っていただくという作業からになろうかと思います。後遺症に関する広報等については、何か考えはございますでしょうか。
21: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
22: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 感染し療養を終えた後、後遺症で元の生活に戻れず不安や焦りなど苦しい思いを抱えていらっしゃる方が現にいらっしゃることは、報道等で把握しているところでございます。町におきましても、実は同じようなつらい思いをしている方がいらっしゃるのではないかと感じておりますので、後遺症に関する周知は必要なものと考えます。
取組の第一歩といたしまして、「広報さむかわ」等で、コロナ感染症の後遺症について町民の皆様に広く知っていただくよう、啓発活動と後遺症に関する相談を受けるコロナ健康相談の周知を図ってまいりたいと考えております。
23: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
24: ◯18番【黒沢善行君】 ただいまお答えがあったように、町からも広報等を通じて新型コロナウイルス感染症の後遺症について多くの方に知っていただけるような活動を行っていくということでございました。そうした後遺症があるということをしっかりと世間の皆様に知っていただくことによって、少しずつではあろうかと思いますけども、そういった後遺症に悩んでいる方、不安を抱えている方の声が寄せられてくるんだと思います。
そうした中で町の実態も明らかになってくると思いますし、また、そこから必要な対策、町としてできることというのも見えてくるのかなと感じております。そうした声に寄り添い、実態を把握しながら、さらに町としてできることを考えていく必要があると思っております。
さらに専門外来の設置や後遺症に関する具体的な対策としては、町単独でできることは限られてくるので、町の状況をしっかりと把握した上で、必要な施策、国、県等で行っていただかなければならないようなものについては、町から積極的に要望等を行っていく必要があると考えるわけですけども、その辺についての町の見解をお聞かせいただきたいと思います。
25: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
26: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 新型コロナウイルスは、現在も未知のウイルスであるために、解決策を見出すことは容易ではございませんけども、これから行います広報による啓発活動、また健康相談に届く声、訴えを受け止めまして、町としてできることをよく考えて、合わせまして県や国に対しても対策の要望を行ってまいりたいと考えております。
27: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
28: ◯18番【黒沢善行君】 こういったことで悩み、不安を抱える方々に寄り添っていく姿勢が大事だと思っております。新型コロナウイルス感染症の後遺症については、これから調査研究が進む中で、国や県からも様々な対策が構築されているものと考えております。町としては、正しい情報を町民の皆様に知らせるとともに、町としてできること、すべきことを考え続けていく必要があると思ってございます。
町として今後新型コロナウイルス感染症の後遺症に悩み、不安を抱える方々に対してどのような対応を行っているのかお聞かせいただきたいと思います。
29: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
30: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 先ほども申しましたとおり、既に健康づくり課で開設しておりますコロナ健康相談がございますので、この中で後遺症についても相談できることの周知を図りまして、感染した方が不安な思いを抱え続けることがないように努めてまいりたいと思います。
コロナの収束が見えない中、町民の方々が感じる心配事、心の揺れに寄り添えるよう取り組んでまいりたいと考えております。
31: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
32: ◯18番【黒沢善行君】 ケアチームでしっかり相談も受けていく、また町として正しい情報をしっかりと広報していくというお答えでございました、これまでの質問の中で。後遺症に苦しむ方の声を聞くと、いろんな病院を転々としてしまうというケースもあるそうです。また、コロナに感染したということを病院で言うことも、かなりの勇気が要ることだと伺っておりまして、病院でも、そういうことがなかなか表に出てこないので、対応に困っている部分もあろうかと思います。ただ、この感染症には後遺症がある、そういった悩んでいる方については不安を取り除いていくというしっかりとした町として体制をつくっていくことが大事だと思ってございますので、この点については対応をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、2点目の一問一答に移ってまいります。
ただいま子供・若者育成支援推進大綱策定について、町長から町の見解をお答えいただいたところでございます。今回私がこの質問を取り上げたのは、本策定で大きな課題として特に若者、大綱の中では定義としておおむね18歳から30歳未満としておりますけれども、若者の孤立や孤独からくる様々な不安が深刻化していることから、若者世代や年代と捉え、その悩みや不安にどのように寄り添っていくのか、また行政として何ができるのかということを考えていかなければならないと感じたからでございます。
町は、これまでの1次、2次の大綱に沿ってどのような取組をされてきたのか、まずはお聞かせいただきたいと思います。
33: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
34: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 学び育成部として所管してございます、まず子育て支援課では、家庭と地域での子育て支援という部分での取組でございます。核家族化、少子化が進む中で不安を抱えた中での妊娠も多いことから、妊娠届出時の母子保健コーディネーターによる面接や妊娠期の電話等での支援、出産後の助産師、保健師による全戸訪問やその後の産後ケア事業等による一人一人に寄り添った形での家庭支援を展開するとともに、月齢や年齢に沿った育児相談や健診事業を行い、発達段階に応じた切れ目のない支援に努めております。児童虐待防止の観点からは、心配な家庭を把握し、養育支援訪問を行うとともに、関係機関とのネットワークにより連携しながら、子どもが18歳になるまでの見守り支援を行ってございます。また、地域で子育て支援をする環境、気運を醸成するために、子育て支援に関する活動を行う団体に補助金を交付するなど、家庭や地域を通じての子ども及び保護者世代の支援に取り組んでございます。
学び推進課では、青少年育成の分野としまして放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育の実施により、保護者が労働などで昼間家庭にいない児童の健全育成を図るとともに、さむかわふれあい塾を実施し、家庭と学校、地域が連携して児童の遊び場や体験の場を通して異年齢児童の交流を促進してございます。
また、青少年問題協議会や青少年指導員の活動を通じまして、地域内の青少年の社会生活の指導や、町内各学校や関係機関と密接に連携した青少年の育成に努めるとともに、成人式実行委員会による成人式の企画、開催を通じて、若者の達成感や参画の意識の醸成を図ってございます。
さらに生涯学習の分野においては、あらゆる年代に向けた生涯学習推進計画を策定し、生涯学習を通じて個人と個人がつながり、地域社会へつながり、地域コミュニティの活性化や地域教育力向上を図ることが重要との考えの下、乳幼児期、青少年期、成人期及び高齢期における学習機会の提供、生涯学習の充実を通じたつながるという観点での取組を行ってございます。
なお、県の事業としまして、ひきこもりや不登校、非行など様々な悩みを抱える子ども、若者や家族、関係者が利用できる相談窓口を設けており、昨年度から2年間のみでありますが、当町の町民センターを開設場所としまして、毎月第2、4木曜日に13時から17時まで相談員2名が対応してございます。
35: ◯議長【佐藤一夫君】 三橋
健康福祉部長。
36: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 続きまして、健康福祉部福祉課での取組でございます。
福祉課では、精神保健福祉の視点から、精神疾患や障害を抱えることが疑われる場合と生活問題が課題の場合など様々なケースがございますが、中でも、成人になるまでに障害福祉サービスの利用がなく、就労されていない、ひきこもりの問題と重複した困難を抱える相談等がございます。
こうした重複した困難を抱える当事者や家族には、一つ一つの問題を解きほぐし、その一つ一つに寄り添い、伴走型の援助が必要となります。そのため福祉課に配属されている精神保健福祉士により当事者や家族の状況に応じ、医療や福祉等の支援機構の情報提供や支援が途切れることのないよう、次の相談機関へ橋渡しを行う相談援助を行っております。
37: ◯議長【佐藤一夫君】 菊地環境経済部長。
38: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 それでは、産業振興課での取組になります。若者も含めた就労に関する支援を行っております。就労施策に関しましては、ニーズや効果を考慮いたしますと、町単独での実施が難しい事業が多く、就職面接会などでは、3市1町、藤沢、茅ヶ崎、鎌倉、寒川でスケールメリットを生かし、合同での面接会を毎年実施しております。また、若者からの就労に関する不安などのご相談は、町の窓口ではほぼございませんが、ハローワーク藤沢では、いわゆる就職氷河期世代の再チャレンジを目的とした就労応援コーナーを設置しているほか、働くことに悩みを抱えるニートなどの若者を包括的に支援する地域若者サポートステーションでは、就労に関する専門的な相談や協力企業による就職体験など、多様な支援を行っておりますので、町の窓口へのご相談の際にはニーズに合った支援機関へおつなぎしております。
39: ◯議長【佐藤一夫君】 内田教育次長。
40: ◯番外【教育次長 内田武秀君】 それでは、教育委員会の取組でございます。
まず、学校教育では、確かな学力の育成に向け、基礎的、基本的な知識、技能の習得、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等の育成を図り、学習意欲の向上や学習習慣の確立に向けて、主体的、対話的で深い学びの視点に立った学びの推進を行ってまいりました。
また、基本的な生活習慣の形成や特別の教科、道徳を核とした規範意識の育成や体力の向上、豊かな人間性、社会性を育むための体験活動や読書活動の推進、学校生活での不安や悩みについてスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等に相談しやすい環境を整備するなど、学校における相談体制の充実にも取り組んできたところでございます。
さらには子どもたちの健やかな育ちのために地域と学校が連携したコミュニティ・スクールについても導入を進め、令和元年には寒川小学校、そして今年度は小谷小学校、寒川東中学校に設置し、運営が始まっております。このように児童生徒が安心して学校へ登校し、学習できるよう、環境整備に努めてきたところでございます。
次に、社会教育の分野では、公民館や図書館等の社会教育施設を拠点に、学びを通じた住民相互のつながりだけではなく、地域における自らの居場所となることを目指し、各種講座の実施やサークル活性化支援のほか企業、団体、学校等と連携した企画展示等を行ってまいりました。
また、全ての教育の出発点である家庭教育については、近年の核家族化や都市化により、親族や地域からの子育てへの支援が得にくい状況となっていることから、公民館における親子を対象とした講座のほか、図書館におけるお話し会の実施や児童、青少年向けの図書の購入等に取り組むなど、家庭や学校、地域、行政など多様な主体が連携して、大人と子どもが触れ合いながら充実した時間を過ごせるよう、その環境づくりを目指してきたところでございます。
第3次子供・若者育成支援推進大綱では、第2次の大綱に引き続き、全ての子ども、若者が自らの居場所を得て成長、活躍できる社会を目指し、子ども、若者の意見表明や社会参画を促進しつつ、社会総がかりで子ども、若者の健全育成に取り組んでいくことが目指されております。その重要な役割の一端を学校教育及び社会教育が担っているものと認識し、これまで同様に取り組んでまいりたいと考えております。
41: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
42: ◯18番【黒沢善行君】 ただいまそれぞれの部署で、この大綱に関係する様々な施策をお答えいただいたところでございます。
各部署では、これまで第1次、第2次の大綱に沿った形で関係部署がそれぞれの立場でこういった子ども、若者に対する対策、施策というのを実行してきたものだと思ってございます。
これまでの取組の中で、様々な事業、施策につながっていっていただいた方は、解決に向かっていったと感じるわけですけども、ただ、3次の大綱が出た背景としては、特に若者の孤立とか孤独、こういったものが顕在化して、より深刻化しているということでございます。その1つの原因としては、若者というくくりでその世代としてなかなか捉え切れていない、大人の一部として施策が展開されているということが、1つ問題としてはあるのかなと思います。また、その年代の方たちに対しては、町としてできることというのは、相談は受けますけども、深刻な問題が多くなっていくことから、町は相談の中継という形で次の段階へつなげていくという役割が多くなってしまうというようなお答えだったかなと思います。
今回の第3次大綱策定の背景で、特に若者の孤立や孤独による問題の深刻さが提起されているわけですね、こういう状況があるので。町としてこれまで本大綱の1次、2次の様々な取組の中で、特に若者に対する町としての課題をどのように捉えているのかお答えいただきたいと思います。
43: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
44: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 国の大綱で示す若者世代と県の神奈川青少年育成支援指針で示されている若者の年代は少し異なることから、若者世代の対象年齢は、中学生から40歳前くらいなどと幅広く、捉え方は様々となってございます。
そのような背景もあることから、町のこれまでの姿勢としては、大きなくくりとして、大人を対象とした取組や具体的な対象者の中の一部に若者が含まれているという取組として、それぞれの施策、事業を実施しているところでございます。さらに若者世代に焦点を当てた取組となりますと、的確な取組として当てはるところがございません。
このような現状そのものが、町としての若者世代に対する課題であると認識してございます。
45: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
46: ◯18番【黒沢善行君】 若者に焦点を当てて課題を解決していくには、縦割りの行政ではなかなか困難であるということは承知しておりますけれども、今回、国においても、この大綱については1つの省庁に収まり切らないことから、内閣府から出されております。これは、寒川町だけではなく、行政の課題として若者を世代として捉え切れていなく、それを統括する部署が存在しないということが、先ほどあった若者に焦点を当てた取組については、的確な取組に当てはめることがないというお答えになったのかなと感じます。
このような現状が続いてきた中で、町としては、若者に対してどのように取り組んできたのかということをお聞かせいただきたいと思います。
47: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
48: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 各自治体におきましても様々な部署にわたっていることから、国でも内閣府から大綱が示されているということでありますが、当町においても若者世代に当てはまる部署となりますと、青少年というくくりに当てはめることが一番近い部署であり、それを所管する学び推進課が主な窓口であると捉えてございます。
しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、若者世代は幅広く、内容に応じて1つの部署だけでは対応することが難しいのが現状であります。そのような場合におきましては、関係する部署との連携を取りながら、求める内容に合った施策、また属する事業の中で若者世代に対し取組を行っているところでございます。
49: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
50: ◯18番【黒沢善行君】 若者に対しての様々な取組の中で、これまでの対策とか施策で行政機関とつながることができた方については、課題解決に進んでいったし、進んでいっている途中の方もいらっしゃると思いますけども、そういう方向が見えてきたんだと思います。
しかしながら、これまでの対策ではなかなかつながることができない方が増えているので、今回のこの大綱の中でも、特に若者の孤立とか孤独が顕在化して、より深刻化しているんだよというような背景がうたわれているわけであります。そうした方々にどうやってつながっていくのか、またつながっていただくのかということを、孤立とか孤独を事前に回避するために、町としてこれまで以上に意識して考えていかなければいけないと感じております。
こうした若者の孤立、孤独を事前に回避するために、どのように取組がされているのかお聞かせいただきたいと思います。
51: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
52: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 町に足を運ばれ相談される方々につきましては、自分自身の求めるものを探しに見えることで人とのつながりも広がっていくという点からは、あまり心配するところではないと認識しているところでございます。
課題となりますのは、相談したいけれども人とのつながりを持たず、孤立している方々で、その方々とどのようなつながりを持つかということが非常に難しいことであり、また重要であるとは受け止めてございます。
しかしながら、このような方々に寄り添い、情報をつかむことは、かなりハードルが高いのではないかとも感じてございます。また、情報の共有は個人情報の観点もございますので、今後慎重に検討していく必要があると考えてございます。
53: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
54: ◯18番【黒沢善行君】 こうした方々に町がつながっていく、またつながっていただくということに関しては、近隣でも先進的な取組をしているところもございますので、そういった事例も調査研究していただいて、町としてどのような形で進めていくのかということは、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
本大綱のサブテーマであります「全ての子ども、若者が自らの居場所を得て成長、活躍できる社会を目指して」であります。孤立や孤独によって様々な不安がより一層深刻化することから、年代ごとの居場所づくりの重要性も提起されておるところでございます。
年代ごとの居場所づくりに関しての町の見解はいかがでしょうか。
55: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
56: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 先ほど来申し上げているとおり、町では各部署が必要に応じて関係する部署と連携を取りながら、これまでの施策等の取組を行ってまいりました。しかしながら、孤独や孤立によって人とのつながりのない方々への取組になりますと、今までのように、役場に見えた方に対してだけではなく、これからはSNS等のネット空間や若者の相談や支援に実績のある民間団体との連携、また他自治体の先進事例なども参考に、年代に合った居場所づくりについて調査研究を進めていくことが必要であると考えてございます。
57: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
58: ◯18番【黒沢善行君】 町として若者の不安に寄り添い、様々な施策展開をこれまで以上に行っていく必要性を感じるところでございますけども、若者支援に関しましては、関係各課多岐にわたることになりますので、組織の在り方についても1つ考察する必要があるかなと感じておりますけども、組織の見直しとか在り方について、町としての見解をお聞かせいただきたいと思います。
59: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
60: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 若者世代は、対象年齢も幅広く、内容に応じて1つの部署だけでは対応することが難しい、このように捉えておりますが、関係する部署が連携を取り合いながら、求める内容に合った施策、また属する事業の中で、若者世代に対しまして取組を行っているのが現状でございます。
これまでのように組織の連携により取り組むことで、各部署との横のつながりが強化されるというメリットがありますが、個人情報の取扱いなども考えますと、新たな組織の展開をすべきであるかも含めまして、どの形が住民に寄り添う上でよりよい形となるのかを、これからしっかりと考えていく必要があると思ってございます。
61: ◯議長【佐藤一夫君】 黒沢議員。
62: ◯18番【黒沢善行君】 今回この質問を取り上げた私の思いとしては、若者に対しての具体的な施策展開がされていないという実態もありますし、またさらには若者という世代で捉えたときに、こういった世代の方々の孤立とか孤独の問題が顕在化している中で、町としてもっともっと積極的にできることがあるんじゃないかという問題提起をさせていただくような質問とさせていただきました。
最後に町長に見解をお伺いしたいと思いますけども、今回の大綱策定の背景の大きな課題の1つとして、若者の孤立や孤独の問題が顕在化し、より深刻さが増していることから、若者に焦点を当てた質問とさせていただきました。これからの町の発展を考えるとき、若者の熱と力に頼らざるを得ないと考えております。
町は、地方創生の中でも若者の転出減少や流入増加をうたっております。これまで以上に若者につながっていただくために、何が必要かを考え続けていく必要があるのではないでしょうか。若者を世代として捉え、若者に対しての施策の充実、悩みや不安に寄り添う対策の強化が必要であります。
最後に、町長から若者に対する見解をお伺いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。
63: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
64: ◯番外【町長 木村俊雄君】 ありがとうございます。先ほど来各担当からもお話ししておりますように、町では現状として必要に応じて関係するセクションと連携を取りながら、施策や属する事業の中で若者世代に対し取組を行ってきているところであります。
しかしながら、コロナ禍、あるいはインターネット社会により人と人のつながりが大変希薄化しておる、不安を抱えた若者の、いわゆる孤立感の増加、その状況が深刻化している状況だと認識しております。
ある調査によりますと、家庭や学校、インターネット空間など、ほっとできる居場所を多く持っている人ほど自分を好きだと、ある意味自分の存在を認める的に感じる割合が高い傾向があるというような結果も出ております。若者、彼らに対する居場所づくりも含めて支援が必要であると感じるところであります。どうぞよろしくお願いいたします。
65: ◯議長【佐藤一夫君】 以上で、黒沢善行議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は10時5分からといたします。
午前 9時46分 休憩
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午前10時05分 再開
66: ◯議長【佐藤一夫君】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、12番天利 薫君の質問を許可いたします。天利議員。
〔12番(天利 薫君)質問席へ移動〕
67: ◯12番【天利 薫君】 それでは、議長よりお許しをいただきましたので、通告順位に従いまして、2年ぶりの一般質問をさせていただきます。今回の質問は2点でございます。
まず、1点目の防災体制についてお伺いいたします。
ようやく梅雨に入り、我が町寒川に四季折々の色合いを見せる美しい田んぼが眼下に広がりつつ、この季節の雨が恵みの雨になるかは気象次第で、今日も東京23区で大雨洪水警報が発令されております。
このように近年発生している災害は、気象災害であり、毎年全国各地で大規模な災害が頻発して災害列島と言われるほど甚大な被害があることから、今年5月、災害対策基本法が改正されました。自助の意識を持ち、自らの判断で避難行動を取ることが求められております。新型コロナウイルス感染症が蔓延している状況で、感染リスク対策を講じた町民主体の防災意識の高い地域社会を築くことが急務と考えます。
町民の安全をどのように確保するか、3点お伺いいたします。1、災害対策基本法の改正に伴う、避難指示の対応についての取組、2点目、避難所の在り方についてどのように運営するか、3番目、避難所情報の発信手段の取組は、4番目、防災教育推進の取組はでございます。
次に、大きな2点目、役場南側複合施設建設についてお伺いいたします。
我が町では、(仮称)健康福祉総合センター用地に、公共施設の老朽化等を踏まえ、公共施設再編計画に基づき、本年度より複合施設の建設を進める予定となっておりますが、現在コロナ感染症による地域経済への影響を見据え、優先すべきは何か、いま一度立ち止まり、町民の理解を得ながら目指すものは何か、建設時期の是非を改めてお伺いいたします。
まずは、以上2点でございます。
68: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
69: ◯番外【町長 木村俊雄君】 それでは、通告順位7番天利議員のご質問にお答えいたします。
初めに大きな1点目、防災体制についての1点目として、災害対策基本法の改正に伴う避難指示の対応についての取組はとのお尋ねにお答えいたします。
災害対策基本法の改正につきましては、災害時に市町村が発令する避難勧告を廃止し避難指示に一本化することで、住民への呼びかけを分かりやすくし、逃げ遅れを防ぐためのものであります。避難先につきましては、改正法に合わせ国が公表したガイドラインでは、自治体が指定した避難所を基本としておりますが、その一方で、洪水などの水害については、自宅に倒壊の危険がなく、浸水しないことがハザードマップ等で確認できれば、自宅の上の階にとどまる屋内安全確保や安全な親戚や知人宅も選択肢として示しております。これらのことを町民の皆様に周知徹底をしてまいりたいと考えております。また、避難指示の発令につきましては、防災気象情報や町の現地確認情報等を有効に活用し、災害発生前に避難所等への避難ができるよう、早めの避難情報の発令を判断してまいります。
次に、2点目の避難所の在り方についてどのように運営するかとのお尋ねでございます。
災害時に円滑な避難所運営を行うため、基準となる避難所運営マニュアルを新型コロナウイルス感染症を踏まえ策定いたしました。今後は、変更された避難情報の発令の変化から、避難者の増加も見込まれることから、このマニュアルを基にして各避難所にあるマニュアルの再整備を行い、避難所運営の実効性をより高めてまいります。
続きまして、3点目といたしまして、避難情報の発信手段の取組はとのお尋ねでございます。
災害時の情報伝達につきましては、気象や河川水位情報等避難情報が町民一人一人に伝わるよう多様な情報伝達を行うため、町防災行政用無線、町ホームページ、メール配信サービスなどを活用して行っておりますが、さらに町のLINE公式アカウントを活用し、情報発信の強化に努めてまいります。
次に、4点目の防災教育推進の取組はとのお尋ねにお答えいたします。
自らの命は自らが守るという自助意識が醸成された地域社会を構築するには、子どもの頃から地域の災害リスクを知るとともに、命を守る行動を実践的に学ぶことが重要であります。そのため小学校での防災教育を実施しておりますが、今後につきましては、災害時に取るべき避難行動への対応も含めその促進に努めてまいります。
次に、大きな2点目、役場南側複合施設の建設についてのお尋ねにお答えいたします。
(仮称)健康福祉総合センター用地は、平成21年に取得後、リーマンショックに伴う町の緊急財政対策や国からの公共施設等総合管理計画策定の要請により、用地の活用が進まずに現在に至っているところであります。
議会には公共施設等総合管理計画の進捗と合わせ経過等もご報告してきたところでありますが、現状老朽化が著しい健康管理センターの機能移転に加え、子育てサポートセンター、社会福祉協議会、ボランティアセンターを集約し、さらには県の福祉事務所の誘致も進めつつ、リースによる建物の建設について来年度中の完成を目指しているところであります。
お尋ねの建設時期の是非についてでありますが、確かにこのコロナ禍で町でも地域経済への影響は免れられず、税収の減少も見込まれる中、町の財政状況も予断を許さない状況であります。また、平塚保健福祉事務所茅ヶ崎支所の建て替えが早急でなくなったことや、民間から借用している子育てサポートセンターの建物の取壊しも早急ではなくなるなど、集約施設建設にかかるこれまでの前提条件が変化してきております。
このようなことを含め、議員のご質問の趣旨は私もよく理解できますので、様々な状況をよく整理しまして、町民の皆様の理解が得られるよう検討を深めた上で、建設の時期について見極める必要があると考えるところでございます。
70: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
71: ◯12番【天利 薫君】 今答弁いただきました1点目の防災体制についてですが、令和元年の台風19号で広範囲的に甚大な被害が発生し、迅速な避難に課題が残り、自助の意識が十分に理解できなかったことから、警戒レベルの表現を避難行動が取れるように明確化することや、個別避難計画を市町村に努力義務化して、災害から高齢者の命を守ることが盛り込まれていると考えております。
2点目の役場南複合施設建設については、今、町長から答弁いただきまして、一歩踏み込んだ前向きな答弁をいただきまして、これから一問一答に移るんですが、なかなか結びつかなくなっちゃいまして、困惑している状況なんですが、コロナ禍が収束しても、非常に厳しい財政運営が待ち受けていることには変わりはないということでございます。また、集約施設の前提条件として変化しているということでございますので、ここでもう一度立ち止まって再検討すべきだと私も考えております。
それでは、順次一問一答してまいりたいと思います。
まずは防災体制について関連してお伺いいたします。避難指示が発令される具体的な判断基準は何かお伺いいたします。
72: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
73: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 避難指示を発令する具体的な判断基準についてのお答えをいたします。
避難指示などの各種避難情報等を発令する具体的な判断基準につきましては、気象庁が発表いたします気象警報等の情報に加えまして、国土交通省、また神奈川県等の各河川管理者が基準水位観測所に設置してございます雨量のテレメーター、あるいは水位計、あるいは河川監視カメラ、そして町職員や水防団からの現場の状況等によりまして、河川の状況を十分に把握し、適切な判断行動を取ることができるタイミングで発令しているところでございます。
以上です。
74: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
75: ◯12番【天利 薫君】 今回の災害対策基本法が改正された重要なところは、避難行動発令がいつのタイミングで適切に出せるかによって、町民の命を守れるかにかかっていると思います。
近年多様化する災害は、気象災害とも言えます。天気予報士のような専門的な知見を有した人材も登用すべきだと私も考えております。
2番として質問いたします。
市町村の行政界を越える広域避難の考えをお伺いいたします。
76: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
77: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 行政界を越える広域避難所の考えにつきましてお答え申し上げます。
避難者の居住されます地域や利便性、生活実態等に応じまして、隣接いたします自治体の避難所での生活を送ることが精神的、肉体的負担を軽減する場合もあると考えてございます。こういったことを踏まえまして、現在藤沢市、茅ヶ崎市と寒川町で構成いたします防災対策所管課との意見交換会におきまして、災害対策本部間の連携に加え、行政界を越えた広域的な避難についても検討しているところでございます。
引き続き隣接いたします自治体と最善の連携方法を確認しながら、避難場所の共同利用を含め、体制の整備に努めていきたいと考えてございます。
以上です。
78: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
79: ◯12番【天利 薫君】 近年大規模な自然災害が多発している中では、避難所の確保が非常に難しくなると思っております。近隣の自治体の行政界を越えた広域的な避難も必要であると考えます。意見交換会が開催されるということでございますので、広域避難所の在り方について、早急に検討していただきたいと考えております。
3番目としまして、次に移ります。
避難所の開設基準において職員の確保についてお伺いいたします。
80: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
81: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 まず、避難所開設基準につきましてお答えいたします。
水害時の避難所開設基準につきましては、先ほど申し上げましたとおり、気象警報等の情報や各河川管理者及び町職員等からの水位情報等によりまして、河川状況を十分に把握し、避難指示等の避難情報を発表することに合わせまして、迅速な避難ができますよう早期に避難所の開設を行っております。
そして、その避難所に従事いたします職員の確保につきましては、避難所運営委員長1名、避難所従事職員3名を平時から確保することに加えまして、想定を上回る避難者が避難した場合等不測の事態に備えまして、避難所の従事職員に加え庁内各部より2名を選出し、避難所従事を行うこととなってございます。
以上です。
82: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
83: ◯12番【天利 薫君】 今答弁いただきましたが、避難所のマニュアルには役割分担が明記されております。避難所の状況によっては多くの従事者が必要になる場合がございます。災害時には混乱状態で実効性が要求されてくるかと思います。平時より開設シミュレーションを計画していただきながら、適切な人数を確保していただきたいと思います。
次に移ります。
避難所開設準備に要する時間はどのくらいを見ているのかお伺いします。
84: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
85: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 避難所開設準備に要します時間につきましてお答えいたします。
水害時における避難所の開設につきましては、基本的に気象警報等が発令される前より職員は登庁しているため、災害対策本部の判断の下、避難所従事職員により早期な開設が可能となってございます。また、夜間等の突発的なゲリラ豪雨等による避難所の開設につきましても、避難所従事職員が自宅より直接避難所へ参集するため、おおむね1時間程度での開設が可能となってございます。
以上です。
86: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
87: ◯12番【天利 薫君】 大体1時間程度で参集が可能だと伺っております。大分古いデータなんですが、23年に実践した訓練のときには、約1時間以内に職員の78%が参集可能になっていると聞き及んでおります。データが古いんですけども、そういった形になっておりますので、避難所を開設する時間というのは、大体1時間以内に開設できると判断いたしました。
一番大事なのは、突発的な災害時の初動態勢が重要だというところです。避難所の開設は多岐にわたって準備が必要ですので、避難所の運営訓練から適切な人員配置を図り、避難者が迷わず避難できる環境をぜひ整えていただきたいなと思っております。
次の質問に移ります。
避難所の受入体制についてお伺いいたします。
88: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
89: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 避難所の受入体制についてお答えいたします。
令和元年東日本台風時には、想定を大きく上回る避難者が避難され、シンコースポーツ寒川アリーナでは過密状態となりました。このことを踏まえまして、避難所においての3密を避けるなど、感染症の蔓延を防ぐことがとても重要と考えておりまして、現在避難所において初めに感染のリスクを軽減するため、受付時での感染の疑いがないか、体温測定や体調についての聞き取り調査を実施することとしてございます。また、その調査を行った結果、発熱や体調不良等健康状態に不安のある方につきましては、別の教室等を活用いたしまして一般避難者への感染リスクに配慮した場所に避難していただきまして、感染症予防対策に配慮いたしました避難所の運営に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
90: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
91: ◯12番【天利 薫君】 避難所における感染の予防対策が非常に重要だと考えております。
令和元年度の台風19号では、ご答弁いただきましたように、予想以上に多くの方が避難されたということです。感染リスクの軽減を踏まえまして、ICTの活用、避難所の入退室管理システムや全世帯の安否確認システムの導入も喫緊の課題と考えておりますが、ぜひそういったところに取り組んでいただければと思います。
次の質問に入ります。
一時避難所の26か所と10か所の避難所がありますが、10か所の避難所の収容可能な人数というのはどのくらいなのかお伺いいたします。
92: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
93: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 避難所の収容可能人数についてお答えいたします。
本年度町の地域防災計画を改訂してございまして、その中で避難所でのいわゆる3つの密を避けるため、家族ごと2メートル程度の距離を確保することや発熱等の症状がある方のための専用スペースを設けるなど勘案しながら、現在算出しているところでございます。
具体的な収容可能な避難者数につきましては、各避難所において避難施設として使用できる面積の算出を行い、地域防災計画を改定する中で、できるだけ早期に公表を行いまして、避難所の対応が適切にできるようにしていきたいと考えてございます。
以上です。
94: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
95: ◯12番【天利 薫君】 避難所の運営で、こういう時期でございますので、スペースの確保が一番難しいと認識しております。東日本震災や熊本地震では避難生活が原因で多くの方が体調を崩したと報告されております。これから避難所の運営等の防災計画を改正されるということでございますので、ぜひそういったところを加味しながら取り組んでいただきたいと思います。
近隣市では、避難所の維持とか、開設状況、混乱状況を4段階に分けて避難所の可視化システムを導入されているケースもございます。ぜひ我が寒川でも、コロナ禍の中で避難所に行ったら避難所に入れないという、そういったことがないように、システムの構築を検討していただきたいと思っております。
次に、7番目の質問に移らせていただきます。
高齢者災害時要援護者の個別計画の作成はされているのかお伺いいたします。
96: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
97: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 高齢者災害時要援護者等の個別計画についてお答えいたします。
町では、災害対策基本法に基づきまして、平成28年度より寒川町地域防災計画の下位計画として位置づけた寒川町避難行動要支援者きずなプランを策定いたしまして、災害時の避難行動要支援に取り組んでおります。
災害発生時避難行動支援者の避難支援、誘導を迅速、かつ適切に実施するため、あらかじめ避難などについて人的な支援を要する要支援者一人一人に関しまして、その状況を把握しておくことが必要で、避難支援に配慮しなければならない事項が記載された個別支援プランを作成しております。
この個別支援プランには、要支援者の住所、生年月日、連絡先、家族構成、そして配慮しなければならない事項として、立つことや歩行ができない、音が聞こえない、物が見えない、言葉や文字の理解が難しい等を記載していただいております。
このたびの災害対策基本法の改正によりまして、地域防災計画の定めるところにより支援が必要な高齢者等一人一人について、より実効性のある個別避難計画の作成に関しまして自治体において作成することが努力義務となり、法施行5年程度で介護支援専門員や相談支援専門員という福祉専門職等と連携して作成する必要があることが明確化されました。
町におきましても、このことを受けまして、避難支援関係者である自治会や民生委員及び町の町民安全課と福祉課で構成している調整会議において、今後課題として取り上げてまいりたいと考えております。
98: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
99: ◯12番【天利 薫君】 避難行動の支援名簿というのは、各市町村でほぼ完成はしているんですが、まだまだ高齢者の被災が多く、避難の実効性が課題となっておりまして、今回法改正で努力義務になっているということなので、調整会議の場でできることから取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
次に、高齢者のコロナ感染等を踏まえて、車での避難も考える町民も多くなると思いますが、受入れの対応をお伺いいたします。
100: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
101: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 車による避難への対応につきましてお答え申し上げます。
車による避難は、感染予防等をする上で非常に有効な手段と考えております。現在そのスペースといたしまして、避難場所における学校の校庭や公共施設の駐車場を開放することとしておりまして、各避難所における車中泊の指定場所などを今後の避難所運営マニュアルに反映する予定となっております。また、今後につきましては、学校の校庭や公共施設の駐車場だけでなく、企業や商業施設の駐車場等も利用できるよう努めてまいりたいと考えております。
以上です。
102: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
103: ◯12番【天利 薫君】 私も今の非常事態の中では、車での避難というのは有効な手段と考えております。また、最近ペットと一緒に避難を希望される方が多くて、最近ニュースになりましたニシキヘビという爬虫類関係のペットを飼う方が多くなってきていることは聞いております。その中では、車での避難は必要不可欠だと思っております。
町内の企業、商業施設の駐車場の利用を可能にしていただきたいのですが、今後の課題として誘導する人材の確保とか、その中でトラブル等が発生したときの対応、こういうことも今後検討しなければいけないのかなと思うんですが、そういうのを含めまして検討していただきたいと思います。
次に、9番目として、町民の方々が的確に避難ができる情報を提供する手段として、防災無線がありますが、災害時には聞こえないという指摘が毎回ございます。多様な伝達手段を採り入れた内容はあるのかお伺いいたします。
104: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
105: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 避難情報の発信手段につきましてお答えいたします。
防災行政用無線につきましては、災害情報を全町民に直接伝達する最も有効な情報提供の手段の1つと考えております。特に台風などの災害情報につきましては、音量を大きくするなど、より聞き取りやすく、聞き逃さないように努めているところではございますが、議員がおっしゃるように、気象条件や住宅の密閉度が高まったことなどにより、聞こえない、聞き取りにくいなどのご意見も寄せられているところでございます。
そういったことから、町の災害情報の提供につきましては、防災行政用無線、その放送内容が電話で再確認が行える音声応答装置のほか、町ホームページや携帯電話やパソコンへのメール配信、ツイッター、ジェイコム湘南の端末機器による情報提供など、様々な情報伝達手段を用いまして情報提供に努めております。また、このような災害情報提供のためのツールや手段につきましては、広報や町ホームページをはじめ自主防災訓練、産業まつりなどのイベント開催時に職員が説明することに合わせまして、チラシを配るなど周知を図っておりまして、聞こえないというご意見は少なくなってきている状況でございます。
しかしながら、防災情報をいち早く確実に町民の皆様に提供することが町の使命と考えております。今後町のLINE公式アカウントの活用など、新たな情報伝達手段の調査研究を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
以上です。
106: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
107: ◯12番【天利 薫君】 今回の災害対策基本法の改正では、高齢者の避難が遅れて、それが浮き彫りになりまして、警戒レベル3で高齢者等の避難を早めに促すことが基本になっていると思います。町民の方々に多種多様な災害の情報を伝える手段として、選択肢を広げることは非常に理解いたしました。近隣市では、災害時に固定電話で緊急情報を発信するサービスを開始しているということです。デジタル化に不慣れな高齢者、そして耳が不自由な方にはファクスと、確実に情報が提供できるような取組を実施しているというところでございますので、ぜひ我が町もそういったところに取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に10番目、今後の町の防災訓練の狙いについてお伺いいたします。
108: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
109: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 今後の町の防災訓練の狙いについてお答えいたします。
防災訓練において、消防署との連携につきましては、台風や大雨が予測できる災害への対応訓練や突発型の予測できない地震などの災害に災害対策本部を立ち上げ、消防署との連携を図る訓練の計画を考えてございます。
来年度から、消防の広域化後も引き続き防災訓練には寒川分署から消防隊、緊急隊が訓練に参加するよう申合せができてございます。さらに訓練内容によっては、茅ヶ崎市消防署の救助隊のはしご車や救助工作車も訓練に参加していただきまして、寒川町との連携強化につなげてまいります。また、町の防災訓練では、従来より行っております防災関係機関や協定事業者等との連携訓練も重要とは考えておりますが、現在のコロナ禍の状況に鑑みして、避難所運営委員会や地域の自主防災組織の協力をいただきながら、各避難所の運営を主軸とした小規模な訓練を繰り返し実施していきたいと考えてございます。
以上です。
110: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
111: ◯12番【天利 薫君】 先ほど答弁いただきました令和4年、来年ですね。消防の広域化がいよいよ始まるということでございますので、広域化としての総合防災訓練というのは重要と考えております。また、答弁の中では、個別訓練、避難所開設とか、そういったものを個別的にやられているということは、防災の意識が高まるんではないかなということで、これもぜひ継続してやっていただければと思います。
11番目に被害の確認として、ドローンを活用を視野に入れた訓練についてお伺いいたします。
112: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
113: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 ドローンの活用を視野に入れた訓練についてお答え申し上げます。
大規模災害時に救助など災害対応を円滑に実施するためには、正確な被害状況を迅速に把握することが重要でございまして、熊本地震においても、ドローンが、遠隔操作により人や車などが入ることの難しい危険な場所の調査などに活用されました。
これまで町では、総合防災訓練で協定事業者によるドローンのデモンストレーションを行っておりましたが、昨年度町におきましても、ドローンの購入に合わせまして、実際に活用されていらっしゃる町内企業と連携いたしまして、町としての総合的活用を目的とした飛行に必要な座学及び実技講習を職員向けに実施いたしました。今後につきましても、町職員によるドローンを活用した情報の収集訓練等を実施していきたいと考えております。
以上です。
114: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
115: ◯12番【天利 薫君】 ドローンの関係につきましては、熊本の震災においても実効性が実証されたところでございます。災害時に迅速な被害の状況を把握する初動対応力というところではメリットが大きいと考えております。
ただ、天候に左右されるので、使用制限があるということはデメリットでございます。日頃から情報収集等の訓練を行ってございますので、災害時にドローンがどこまで活用できるのかというのをぜひ検証していただきたいと思っております。
次に、質問ですが、平時から避難行動が取れるようにするために、町民にどのような啓蒙活動をしているのかお伺いいたします。
116: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。
117: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 町民の皆様への啓蒙活動についてお答え申し上げます。
現在洪水ハザードマップを作成いたしまして、全世帯へ配布するなど水害時の浸水状況や避難方法などの周知に努めることに合わせまして、各家庭において発災時に取るべき避難行動をまとめておくマイ・タイムラインの作成が大変有効であると考えておりますので、自主防災組織や各種団体の訓練等の様々な機会を通じて、啓蒙活動を実施していきたいと考えております。
また、本年5月20日に、天利議員がおっしゃられた災害対策基本法の一部を改正する法律が施行されまして、これまで発令されました避難勧告と避難指示が避難指示に一本化されたことにつきましても、今月6月号の広報に、避難指示に関しますリーフレットを折り込みまして全戸配布しております。さらに来年の7月号の広報にも避難指示に関します内容を掲載いたしまして、町民の皆様が的確、かつ迅速な避難行動が取れるよう今後も啓蒙活動をしてまいります。
以上です。
118: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
119: ◯12番【天利 薫君】 日頃から家族でハザードマップを活用して、避難経路の確認やマイ・タイムラインの作成で防災の意識を高めるということは重要でございます。月に1回、家族防災会議の日でしたっけ、それをやっているんですが、そういうことも重要と考えております。
あと東日本大震災の教訓から、子どもの頃から防災の意識を持つということも重要と思っております。各学校でも、防災計画の基本法に基づき防災教育訓練に取り組んでいると承知しておりますが、生徒が身をもって自発的に避難行動を取ることで、自分の命を守ることにつながる意識づけが大事だと私は思っております。
防災訓練の目的は、命を守ることで、マニュアルどおり訓練をすることではないと考えております。今いる状況で災害が起きたらどうするなど、学校内でケーススタディーをし、最適な行動を考える、そんな授業も各学校で必要ではないでしょうか。
近隣市では、学校内あらゆる場所で地震を想定した災害学習で意識を高める訓練を近隣の小学校と連携して実施しております。また、他市では、高学年を対象に少年消防クラブを発足し、年間を通じて防災意識を習得し地域の防災の担い手の育成に力を入れているそうでございます。こういった取組、ある意味では積極性、主体性、コミュニケーション能力を求められるグローバル教育にもつながるのではないなと思っております。ぜひこういった取組も町全体で取り組んでいただければと思います。
次に、大きな2点目の一問一答に入りたいと思います。大きな2点目として、役場南側複合施設建設について一問一答に入らせていただきます。
長期化する新型コロナウイルス感染症による地域経済への影響を踏まえ、今後の町財政状況の変化をどう捉えているのかお伺いいたします。
120: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
121: ◯番外【企画部長 深澤文武君】 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けまして、現段階で地域経済の先行きは見通せない状況でございます。一部報道等によれば、今後経済悪化のおそれがあるとされている中で、田端西地区土地区画整理事業等の大型プロジェクトも控え、公共施設の老朽化が進み、高齢化の進行に伴う扶助費等の負担もあることから、厳しい財政状況が続くものと予測されている状況でございます。
以上です。
122: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
123: ◯12番【天利 薫君】 今答弁いただきましたが、コロナ禍で確実に地域経済は悪化状態に進み、コロナが収束しても厳しい財政運営が続くと私も考えております。そういった中で、建設が本当にいいのかどうか考えているところでございます。
次に、行政組織の見直しを行っていると思いますが、4月に、改めて確認しますが、集約施設の所管をする担当部署はどこになるかお伺いいたします。
124: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
125: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 健康管理センター等保健福祉の集約施設、こちらの建設を所管する担当課につきましては、健康福祉部健康づくり課となります。
126: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
127: ◯12番【天利 薫君】 一番忙しい部署に今回私は一般質問してしまったので、大変申し訳ないなと思っておるんですが、その中で集約施設、前回伺ったんですが、公募型のプロポーザル方式を採用すると伺っているんですが、こういう方式は、事務作業は軽減されるということは皆さん分かっていると思いますが、業者の選定のプロセスに手間と時間が非常にかかるんですね、この方式だと。そういったところで、今こういった準備が担当部署に任せられるのか、本当にキャパシティがあるのか、現状への不安が残っている状況でございますので、そういったところを再考していただければと思っております。もしやるのであれば、全庁的に横断しながらプロジェクトとか、そういったものを考えながらやるということが前提だと思います。
3番目に移ります。
以前ご説明いただいておりますが、再確認しますが、建設を予定している集合施設に入る機能、これはどういうものがあるのかお伺いいたします。
128: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
129: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 老朽化の激しい健康管理センターの機能移転に合わせまして、公共施設の複合化により効率的な施設運営を図るため、子育てサポートセンター、社会福祉協議会、ボランティアセンター等を集約するとともに、現在茅ヶ崎市保健所内に所在いたします県の福祉事務所を誘致する予定となっております。
130: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
131: ◯12番【天利 薫君】 以前の説明では、そのほかに関連部署、利用者の利便性の向上が見込まれるというところで、役場の関連部署の集約施設も入ると伺っていたんですが、今回その内容が含まれていなかったんですが、役場を見ますと、私もあまり来たことがなかったんですが、今までも窓口の分散が非常に多くて、どこへ行っていいか分からないところがございまして、そういった意見があるのと、あと私も5年間役場に来ておるんですが、まだ4階に入ったことがないので、どういう形でこの役場が建てられたのかというのがよく分からない部分があるので、利便性とか、そういったものを含めまして、当時は立派な建物で、モダンな建物だと思うんですが、現状ですと、非常に使いづらいところもあるとは思いますので、そういったことを踏まえながら、ぜひ検討していただければと思います。
次に移りたいと思います。
健康福祉総合センターの老朽化の現状は、どのような状況になっているのかお伺いいたします。
132: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
133: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 健康管理センターにつきましては、本館が昭和56年に、新館については平成2年に建設されておりまして、各種修繕等を行いながら施設維持管理を図ってきたところであります。老朽化が著しく、雨漏り等が発生いたしまして、早急の大規模修繕、もしくは移転を余儀なくされている状況であります。
以上です。
134: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
135: ◯12番【天利 薫君】 大変失礼しました。健康管理センターでしたね。私、間違えまして申し訳ございません。
今答弁いただきました健康管理センターは、新館と旧館があるということなんですが、基本的には老朽化が激しいのは新館と伺っております。新館、旧館とも耐震性があるということで、耐震補強というのが不要ということでございますので、つまり最大の問題というのが雨漏りということになるかと思います。私は専門家ではないんですが、築が10年新館と旧館で違うことで、それを一緒に使っているところでございますので、素人が考えると、そこから雨漏りしているかどうか分からないんですが、雨漏りの可能性というのは非常に高いのではないかなと思っております。
この施設だけではなくて、いろんな公共施設があるんですが、定期的に点検していけば、こういう問題も防げたのではないかと今感じているところでございます。集約施設の建設が完了いたしまして、その後あの場所は解体するという計画になっておりますが、解体した後の活用というのは、まだ報告は受けていないんですが、多分駐車場ぐらいにしかならないのかなと思っております。
修繕費も3,500万円と当時提示されておりますが、現状どういう金額になっているか試算はされていないようですが、利用者等の安全確保を優先にして、施設を長期的に利活用できるような長寿命化への検討をし、健康に関する施設として活用すべきと私は考えておるんですが、そういった検討もぜひしていただければなと思います。
次の質問に入ります。
県の福祉事務所の町への移転は実行性があるのかお伺いいたします。
136: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
137: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 福祉事務所に関してのお尋ねでございます。
これまでの県担当者との協議の中では、福祉事務所の移転の必要性については認識されておりまして、県庁の内部で検討すると伺っているところでございます。
138: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
139: ◯12番【天利 薫君】 まだ未定だと思いますので、引き続きこの福祉事務所が寒川町に移転することによって、福祉事業の円滑化が予想されると思います。また、寒川町に来るとなると、県との関係の強化にもつながると思いますので、ぜひこういう要望を強くしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、子育てサポートセンターの施設借上げの契約は、延長を申し出た場合、所有者の意向は確認されているのかどうかお伺いします。
140: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。
141: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 子育てサポートセンターの賃貸借契約につきましては、本年3月末をもって20年にわたる長期継続契約が終了しました。本年4月1日からは単年度契約により施設を借用しているところでございます。所有者に対しましては、建設予定の集約施設が供用開始となる時期までは、現在の子育てサポートセンター施設を貸していただけるとのお話をいただいております。が、仮に建設時期が今の予定よりも遅くなるという状況が生じるようであれば、それが明らかになる段階で事情をご説明申し上げて、契約延長のお願いをする必要があると考えてございます。
以上です。
142: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
143: ◯12番【天利 薫君】 とにかく単年度でも貸していただけるという意向があったので、本当に助かっているので感謝するしかないと思いますが、コロナ禍が収束しても状況は多分変わらないと思うんですが、建設時期は多分遅れるのではないかなと思っております。こういったところを踏まえまして、早めに結論を出していただきまして、その方にご迷惑がかからないように契約の延長もしていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
次に、7番目として、学校施設の統廃合を進める方針とあるが、具体的な方針はいつ決定されるのかお伺いいたします。
144: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。
145: ◯番外【教育次長 内田武秀君】 このたび策定されました寒川町公共施設再編計画では、現状小中学校8校から将来は6校への再編が適正とされ、具体的な手法につきましては、2021年度以降に検討組織を設置し、ソフト面、教育面、ハード面、物理的な面、財源面を踏まえて、おおよそ2年程度の間に結論を出すと示されました。
これを受け、町教育委員会といたしましては、本年4月に設置いたしました寒川町立小中学校適正化等委員会において、良好な教育環境の実現に向け、これからの時代に小学校、中学校の9年間で求められる教育内容のほか、望ましい規模や適正配置等について検討してまいりたいと考えております。
146: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
147: ◯12番【天利 薫君】 学校の関係はちょっと難しい問題だと私も考えております。地域社会と密接につながっている学校は、多様な地域社会において、適正規模を行政や学校、そして保護者、地域の皆様が議論することが望ましいと思っております。
今回適正委員会において統廃合を論じるということでございますので、統廃合の課題や期待する効果等の意見を集約して、地域の皆様のご理解を得られるような結論を出していただきたいと考えております。
次に、隣接する商工会の建物の老朽化の現状を把握しているのかお伺いいたします。
148: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
149: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町商工会の建物の老朽化状況についてのご質問でございます。
寒川町商工会の建物につきましては、昭和55年に建設され、既に40年程度が経過しており、建設当時の取得価格は1億869万円となっております。なお、老朽化の状況でございますが、既に40年程度が経過していることから、施設内外ともに老朽化は進んでおります。耐震につきましては、対応済みと確認しております。現在のところ大規模改修の計画は聞いておりませんが、トイレの改修工事を近々実施していきたいと伺っております。
150: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員、若干複合施設からいろいろと波及しているところもあるんですが、関連づけた形での質問としていただきたいと思います。優先すべきは何かで今の一問一答に入っているということでよろしいんですか。天利議員。
151: ◯12番【天利 薫君】 失礼しました。今ご答弁いただきましたが、築40年経過しますと、老朽化は進んでくると思います。その中で耐震対策済みでございますので、商工会につきましては、当分の間使用は可能だと感じております。
続きまして、観光協会の事務所の借上げ料について、どのくらいかお伺いいたします。
(「質問から外れている」の声あり)
152: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員、若干拡大していると思いますが。天利議員。
153: ◯12番【天利 薫君】 大変失礼しました。それでは、ちょっと飛ばさせていただきます。
11番目の健康福祉総合センターに隣接する県道沿いの三角地について、所有者が売却の意思を示していると伺っておりますが、総合的な土地の活用として有効と考えますが、町の購入の考えはあるかどうかお伺いいたします。
154: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。
155: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 ご質問の(仮称)健康福祉総合センター用地と商工会の間にある三角地についてでございますが、土地所有者の方は売却の意向を示されていると聞いております。
当該地は、(仮称)健康福祉総合センター用地や商工会、それから総合図書館とも連檐する立地条件にありますので、一体的に利用すれば、多様な土地活用の展開や可能性の広がり見込まれるものと考えております。
しかしながら、現段階では、長引くコロナ禍により今後の財政状況も不透明な中、庁舎移転等を含めた施設建設の全体像が明確となっていない状況にあります。このようなことから、町民への説明責任を果たせるのかどうかなど、様々な要素を基に十分に考える必要があるものと認識しております。
以上です。
156: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
157: ◯12番【天利 薫君】 今答弁いただきまして、現状ですと、購入する理由がないので、町民の理解が得られないというところでございます。将来的にあの場所には庁舎が建てられると伺っておるところでございますので、総合的に町の姿を見ますと、全体像を見ますと、そういった丁寧な説明をしますと、理解が得られるのではないかなと思っております。
次に、現在新型コロナウイルスワクチン接種の対応に、町長はじめ多くの方が全庁を挙げて取り組んでいる状況で、プロポーザル方式での集団の集約施設の建設をしていくには、人的、時間的にも対応できないのではないか、お伺いいたします。
158: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
159: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 ご承知のとおり、現在はワクチン接種に庁舎一丸となって取り組んでいる状況でございまして、まずは町民の生命と安心な暮らしを守ることを最優先している状況でございます。高齢者への接種が始まったところでありまして、全町民への接種に向けて、まだまだ人手が必要な状況は続くものと認識しておるところでございます。
このような状況の中、利用者の意見を聞き、関係機関との調整を図るなど、集約施設建設に向けた作業を進めることは、議員ご指摘のとおり、大変厳しい状況ではありますが、全庁的な応援体制について引き続き人事課等と協議してまいりたいと考えております。
160: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
161: ◯12番【天利 薫君】 今まさにワクチンの接種に職員が一丸となって取り組んでおられるところでございます。これから接種者の広範囲的なところが出てくると思いますので、人的な確保を進めないといけないところでございます。
当然町民の命を守るというところを優先すべきだと私も考えております。順調にワクチンが入手できれば、年内には希望者には接種が終わると考えられます。集約施設の建設の準備については、遅れを取り戻すような単純な内容のものではないと考えております。
ワクチンの問題につきましては、これから同会派のワクチン担当の横手議員から専門的な視点から質問をいたしますので、バトンタッチをいたしたいと思います。
私は、次に進んでまいりたいと思います。
様々な気になった点について伺いましたが、役場南側用地について公共施設の集約施設が示され、庁舎複合施設の建設を行おうとしておりますが、我々議会にも多くの時間を費やして説明をいただきました。理解したところでございます。本年度の当初予算においても、債務負担行為の設定を決議したところでございます。現在コロナ禍で地域経済が疲弊し、行先も見えない中、長期財政推移の見直しも必要であり、コロナ禍の対応を踏まえると、集約施設の建設時期について見直しすべきと考えるが、これについて見解をお伺いいたします。
162: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
163: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 行政サービスは町民のものでありまして、様々な取組につきましては、町民にとって有益なものでなければなりません。議員のご指摘については、まさに現状を把握した中でのご提案と受け止めさせていただきます。町といたしましても、一旦決定したものだからといって、町民不在で進めていくものではありませんので、直近民意を傾聴しつつ、今後の財政負担を含め熟慮に熟慮を重ねまして、時勢の変化も踏まえながら結果を出してまいりたいと考えております。
164: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
165: ◯12番【天利 薫君】 今、部長のご答弁をいただきまして、真摯な姿勢を感じました。財政推計の見直しを含め、ぜひ町民のご理解と次世代を担う子どもたちにとって有益な施設を推し進めていただきたいと思います。
次の質問に移ります。
建設の見直しを検討するのであれば、財政推計の見直しを行い、集約施設だけではなく、頻繁に起こり得る自然災害のときの防災拠点の重要な役割を備えた本庁舎機能や隣接する関係が深い拠点を含めて、また人の交流を生み出しているわいわい市などを視野に入れながら、全体的に見直すべきではないかお伺いいたします。
166: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
167: ◯番外【企画部長 深澤文武君】 ただいまのご質問でございます。公共施設等総合管理計画の方針につきましては、公共施設による町民への便益を維持しつつ、肥大化した施設管理コストをいかに圧縮するかという高度の今日的行政課題への対応を示したものでございます。
また、当該計画を着実に推進するための財政的裏づけとなる長期財政推計の見直しにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、現段階で地域経済の先行きが見通せない状況ではあるものの、火急的速やかに見直しを進め、必要に応じて町総合計画や公共施設等総合管理計画などを見直す必要がございます。
そうしたことを踏まえると、議員のご指摘にあるように、様々な機能を集約し、人の流れを集中化させることは理にかなっているものと考えてございます。
今後各団体、関係機関とも十分に協議を進めながら検討を深めて、議員のご質問に対する答えを出していきたいと考えてございます。
以上でございます。
168: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
169: ◯12番【天利 薫君】 今ご答弁いただきました。コロナ感染拡大の状況で前提条件も変化しており、絶対条件である財政推計を見直すべきであります。本当に集約施設が町民にとって今必要なのか、集約施設の建設後に将来的に役場庁舎との一体利用を想定していると説明がございました。町の全体像を見ながら、本町のあるべき姿をしっかりと示すべきと思っております。
次の質問に入ります。
本年度よりスタートしました総合計画2040都市マスタープランに、にぎわい交流創出ゾーンに位置づけられている町の中心部に民間施設も含めた立地最適化計画等を策定しながら進めていくことで、国、県の補助金制度の活用ができないかお伺いいたします。
(「暫時休憩」の声あり)
170: ◯議長【佐藤一夫君】 公共施設再編計画の何を優先すべきかに関連づいた質問ということでよろしいんですか、この要旨に書かれている。
171: ◯12番【天利 薫君】 はい、そうです。
172: ◯議長【佐藤一夫君】 それでは、ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
173: ◯番外【企画部長 深澤文武君】 ただいまご質問にありました点でございます。立地適正化計画につきましては、国土交通省が所管し、コンパクトシティ・プラス・ネットワークを推進するものでございまして、居住機能や医療、福祉、商業、公共施設等の様々な都市機能の誘導によりまして、都市全域を見渡したマスタープランとして位置づけられる市町村マスタープランの高度版でございます。
この計画によりまして、市町村の主体性と都道府県の広域調整を確保しつつ、都市計画と公共交通の一体化、都市計画と民間施設誘導の融合を図り、市街地空洞化の防止のための新たな選択肢として活用することが可能であると考えます。
しかしながら、町域は狭く、都市機能として極度の分散化が見られない本町といたしましては、立地適正化計画策定の必要性については、定性的、定量的の両面から十分に検討する必要があると認識しておりますが、議員ご提案の国県補助金等の獲得につきましては、先ほど複合施設等の建設に向けての部分を含めてということで受け取りましたが、補助金の獲得については、いろいろ取り組んでまいったところでございますので、今後につきましては、様々なチャンネルを通じて全力で対応してまいりたいと考えます。
以上です。
174: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
175: ◯12番【天利 薫君】 ぜひ全力で取り組んでいただければと思いますので、次の質問に入らせていただきます。
3月の特別委員会でもお話しいたしましたが、開成町では、新庁舎を安価で建設できたと伺っております。こうした手法を参考にしても、この4月に茅ヶ崎と気候非常事態共同宣言をうたったところですが、国が進めているカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、公共施設の建設を目指し、環境共生社会の構築に向けて我が町寒川が先頭を切って進めることが重要なのではないか、こうした考えを基に、コロナ感染症による地域経済の影響を見据えた中で、役場庁舎の建設や学校編成を視野に入れつつ、現在進めている集約時期の見直しについて町長の見解をお伺いいたします。
176: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
177: ◯番外【町長 木村俊雄君】 まさに様々な観点からご意見をいただいたところでございます。
これまで各担当部長からも答弁したように、集約施設の必要性に変化はございません。しかしながら、この集約施設の決定を行った時点から新型コロナウイルス感染症拡大の影響は非常に大きい状況と変化しております。また、ワクチン接種に今現在は全力を投じているという状況にもございまして、そういったことも当然ながら勘案しなければならないという判断をしてございます。
集約施設の建設につきましては、議員はじめ各方面と調整を図り、答えを出してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
178: ◯議長【佐藤一夫君】 天利議員。
179: ◯12番【天利 薫君】 集約施設の建設におきましては、前提条件の変化が生じているということは、町民の皆様も分かっていらっしゃると思っております。そういったところから見直しを図るべきと私は感じております。
今回気象非常事態宣言では、行政の責任と権限として、気候変動がもたらす脅威から町民の生命、財産、健康を守る使命があると示されているということでございます。コロナ禍で厳しい財政運営を考えると、慎重にならざるを得ません。将来を見据えた行政の施設、地球環境に配慮し、ライフサイクルコストの縮減や防災拠点とした機能が維持されることと、町民に愛されるブランドイメージを備えた多面的な機能を有した施設が望ましいと考えます。各方面から調整を図り、次世代に託せる我が町寒川をつくっていっていただきたいと思っております。
以上をもちまして、私の一般質問を終わります。
180: ◯議長【佐藤一夫君】 以上で、天利 薫議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は13時15分からといたします。
午前11時12分 休憩
──────────────────────────────────────
午後 1時15分 再開
181: ◯議長【佐藤一夫君】 休憩を解いて会議を再開いたします。
次に、13番横手 旭君の質問を許可いたします。横手議員。
〔13番(横手 旭君)質問席へ移動〕
182: ◯13番【横手 旭君】 議長のお許しが出ましたので、通告順位に従って一般質問させていただきます。改めまして、会派さむかわ自民党の横手でございます。
本日は大きくは2つ、ごみの問題とワクチン接種についての質問をさせていただきます。
ごみの問題につきましては、実際にごみの収集作業に携わらせていただきまして、現場で現状をしっかりと見てきた上で、問題、課題、そして町民ニーズを浮き彫りにし、解決策を提案させていただく予定でおります。また、ワクチン接種については、様々な数値をエビデンスとして、今後の接種計画全般に対する各種計画案や課題解決策を提案させていただく予定でおりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、まず最初の質問になります。ごみ問題の解決についてです。
気候非常事態宣言を茅ヶ崎市と共同で表明いたしましたが、特にごみの減量化を含め、町が抱える様々なごみの問題に取り組まなければならないと考えます。町の方向性を問います。
2つ目、新型コロナウイルスのワクチン接種についてです。
新型コロナウイルスのワクチン接種を進めていく上で、プロジェクトチームの人員配置、労働環境、そして今後の接種スケジュールを一体どのようにお考えなのか、町の見解を問います。
以上を1回目の質問とさせていただきます。
183: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
184: ◯番外【町長 木村俊雄君】 それでは、通告順位8番横手議員のご質問にお答えいたします。
まず1点目、ごみ問題の解決についてのご質問にお答えいたします。
本年4月1日に、ゼロカーボンシティの趣旨も盛り込んだ内容での気候非常事態宣言を茅ヶ崎市と共同で表明したところであります。町では、これまで循環型社会の推進を目指し、一般廃棄物処理基本計画を策定し、リフューズ、リデュース、リユース、リサイクルの4Rの取組を中心としてごみの減量化、資源化に努めてきたところでございます。また、本年4月よりスタートした新たな環境基本計画におきましても、資源が循環する仕組みの構築を目指し、4Rの推進に取り組むこととしております。
4Rは、ごみの発生抑制の基本であり、消費生活や事業活動に伴う生産や輸送、処理、処分のための温室効果ガス排出量の削減につながることから、使い捨て型の消費の見直しに向け、さらなる意識改革に努める必要があると考えております。
一方、町民の皆様よりごみに関していただくご意見としては、資源物置場が遠い、ごみの出し方の悪い人がいる、資源物の収集回数を増やしてほしい、置場を分けたいが適地が見つからない、カラス被害、また不法投棄など日々の生活に直結する問題であり、様々な声をいただいております。
ごみ集積所に排出するステーション方式から戸別収集に切り替えることで、ごみの量の削減や高齢者の負担軽減など、様々な問題を解消できることは認識しておりますが、収集を民間委託している町にとりましては、委託ならではの課題や町民の皆様に対してさらなる費用負担を求める必要があることから、現状の収集体系の継続をご理解いただき、各自治会の皆様にもご協力いただいている現状がございます。
いずれにいたしましても、ごみの発生抑制や町民の皆様からいただいている課題や問題を改善し、より快適に過ごせる環境づくりに努めてまいります。
次に、2点目の新型コロナウイルスのワクチン接種についてのお尋ねにお答えいたします。
新型コロナワクチン接種事業は、各種予防接種事業の担当である健康福祉部健康づくり課が所管しております。また、保健対策ケアチームの保健師など医療職の職員も応援体制に加わっておるところであります。
ワクチン接種事業は、旧組織の健康・スポーツ課が昨年度から準備を進めておりまして、昨年度2月には兼務職員を配置、今年度に入り4月には、人事異動により人員を拡充、さらには5月にも兼務職員を配置したところであります。
このほか接種の予約開始日に合わせて各部から応援職員を集め、問合せに対応する体制を取ったほか、現在は集団接種会場での運営スタッフにも応援職員を充てておりまして、担当職員の負担軽減に努めている状況であります。
ワクチン接種事業は長期間に及び、今後若い方のワクチン接種が始まれば業務量が増大する可能性もあることから、引き続き全庁的な応援体制を図ってまいります。
また、今後の64歳以下の方の接種スケジュールにつきましては、ご案内までもうしばらくお待ちいただきたいと思っております。これまで町民の皆様よりいただきましたご意見を生かし、他の自治体の情報収集も進めながら、よりよい方法で実施いたします。接種開始時期や予約方法が決まり次第、町ホームページや広報等によりまして町民の皆様へご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。
185: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
186: ◯13番【横手 旭君】 2つの大きな質問に対する答えをいただきました。
それでは、1つずつ一問一答に移らせていただきたいと思います。
まず、ごみの問題からです。今のお答えの中で、恐らくゴールになるところは、当然戸別収集だと思いました。ただし、なかなか戸別収集にいくには大変な道のりであるということ、またその前段階で何ができるかというところをしっかりと浮き彫りにして提案していきたいと思います。
まず、町民からのごみの問題で不満の多いものは一体何か教えてください。
187: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
188: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町長の答弁と重なる部分がございますが、町民の皆様からご意見をいただく案件といたしましては、分別しない、違反ごみを出す方がいる、ごみ置場に不法投棄された、ネットをかけない人がいてカラスに荒らされる、資源物置場が遠い、資源物の収集回数を増やしてほしい、衛生指導員の負担が大きい、置場がいっぱいなので分けたいが適地が見つからないなどの声をいただいております。
189: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
190: ◯13番【横手 旭君】 今の不満に対して、その不満を解消すべく問題解決を行っているのか、それについてお答えください。
191: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
192: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 分別していない違反ごみや不法投棄につきましては、町民の方からの情報や袋の中を確認し、出した人が特定できた場合にはご自宅を訪問し、出し方のルール説明をしております。出した人が特定できない場合には、そのごみを処理するとともに置場へ警告看板を設置し、対応しているところでございます。
また、カラス対策につきましては、ごみと資源物の正しい分け方・出し方の中で対策方法やネットボックスの紹介をしているところですが、要望に応じて利用者に対してしっかりネットをかけるように促す看板を作成し、対応しているところでございます。
資源物の場所は、収集回数、衛生指導員の負担に関しましては、資源6種類が出せる広さの場所が必要なことやリサイクルセンターに直接持ち込みができること、衛生指導員の役割などを説明し、ご理解を求めているところでございます。
193: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
194: ◯13番【横手 旭君】 実は、私が町を歩いていて一番多く声を聞くのが、資源ごみの回収回数があまりにも少な過ぎる、それと場所が遠いということ、これに対していつになったらそれなりの解決をしてくれるのかというような不満の声を多く聞いております。解決に向けて動いてはいるんでしょうが、それが見えてこないのが大変残念です。
それでは、次の質問です。
カラス被害を防ぐという話がありますが、今はやっているボックス型ネットについては、町から補助金を出すというような考え方、またそのような要望は特にございませんでしょうか。
195: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
196: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 数は少ないですが、そのようなご要望をいただくこともございます。しかしながら、ネットボックスは、道路事情などで置ける場所、置けない場所があることや、既に利用者や自治会において設置しているところも多くあり、不公平感があることから、補助金支出は考えておりません。引き続きその場所、状況に合ったカラス対策を利用者や自治会で検討していただくようお願いしてまいります。
197: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
198: ◯13番【横手 旭君】 今の回答だとあまり優しさが感じられないなというのが本音でございます。
それでは、もう一つ次の質問をさせていただきますが、特に最近外国人居住者の方たちが増えてきています。すごくよく分かるのが、ベトナムからの研修生の方たちが、コンビニとかでよく買い物をされていて、随分増えたなという実感があります。外国人居住者に対するごみの出し方、分別の広報、啓蒙はどのようになっているんでしょうか。
199: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
200: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 企業などの外国人労働者や研修生の受入れにより、ごみ、資源物の出し方が分からないことが元で、地域でのトラブルが起こる場合がございます。共同住宅などを会社の寮として利用しているケースで、外国人がごみ置場に違反ごみを出しているのに、地域の方もコミュニケーションを取ることが難しく困っている状況があることは聞いております。会社によっては日本人や言語を理解できる指導者を置いているところもございますが、そこでは分別や出し方もしっかりとできております。分別できていない違反ごみの相談があれば、ごみと資源物の正しい分け方・出し方の英語表記ページやホームページの多言語表記、現在では英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語のごみ、資源物の分け方・出し方を利用して戸別に訪問するなどの指導を実施しておりますが、勤務先が分かる場合には、直接会社にも指導、協力を依頼しております。
201: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
202: ◯13番【横手 旭君】 多言語でやっているという中で、今ベトナムの方が増えてきている、しかも2018年のたしか調査で一番多く住んでいるはずなのに、ベトナムの方たちが読める言語はないということですよね。分かりました。
茅ヶ崎市と共同声明を行った以上、ごみの発生抑制のため今後ごみの種別等の統一を行うべきと考えます。特に、僕はごみの収集作業を5回ほど手伝わせていただきました。完全に本当に普通に作業をやらせていただきました。例えばただパッカー車の助手席に乗っているんじゃなくて、しっかり降りて、しっかりごみを収集するという作業をやらせていただいたんですが、正直なところ、茅ヶ崎市と種別が別になっていることというのもかなりネックになっている、それは今後様々な場面でいろいろと足を引っ張ってくると思います。改めて茅ヶ崎市とごみの発生抑制のためにも今後のごみの種別の統一を行うべきと考えますが、お考えは。
203: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
204: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 寒川町独自の分類種別といたしましては、可燃粗大ごみがございます。指定収集袋には入らないんですが、大型ごみには分類されない大きさの可燃ごみが対象となっております。町の可燃粗大ごみは、茅ヶ崎市では可燃ごみ、あるいは大型ごみに分類されております。また、茅ヶ崎市独自の分類種別といたしましては、特定粗大ごみと本年度より新たに加わった剪定枝という分類がございます。特定粗大ごみは、収集運搬時に火災やけがの可能性のあるものが対象になっておりますが、町では不燃ごみ、あるいは資源の金属類に分類しております。また、茅ヶ崎市と共同表明いたしました気候非常事態宣言の取組の1つに、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指すこととしておりますので、分類種別の統一というよりは、お互いにいかに出されるごみを減らすかというところに主眼を置き、取り組んでいきたいと考えております。
205: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
206: ◯13番【横手 旭君】 分かりました。そういうことですね。
では、お伺いしたいのは、特に粗大ごみ等なんですけども、見ていると、茅ヶ崎市では有料、しっかりとお金を取っているけども、寒川町ではお金を取っていない、正直言って、住民の方たちに対してはとても優しい自治体なんだとは思います。だけれども、何度も言いますけど、多分これがきっと後々足を引っ張ってくることになる、そうならないためにも有料化を進める、進めるものは進めるべきだと思いますけれども、それについていかがお考えでしょうか。
207: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
208: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 いずれにいたしましても、分類が違うということで、住民の方に負担をいただていないというところがありますので、そういった部分で住民に負担をいただく部分につきましては、しっかりと検討したいと思います。
209: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
210: ◯13番【横手 旭君】 そうしたら、寒川では無料だけれども茅ヶ崎では有料だというものを挙げていただけませんか。
211: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
212: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 茅ヶ崎市では、大型ごみとして有料となっているものは、アルミサッシ、一輪車、ウッドカーペット、ウッドデッキ、カーペット、車椅子、ござ、こたつ布団、自転車、じゅうたん、スノーボード、天体望遠鏡、ひな壇、ひな人形、布団が該当しております。また、収集運搬時に危険物としての判断から特定粗大ごみとして有料になっているものは、オイルヒーター、カセットコンロ、ガステーブルレンジ、給湯器、石油ストーブ、石油ファンヒーター、ダンベル、チェーン、鉄アレイ、湯沸かし器がございます。
しかしながら、寒川町でも集積所に出せる基準を超える大きさのものは、大型ごみに分類され、有料になります。逆に茅ヶ崎市の大型ごみでも基準サイズ以下であれば、可燃ごみや不燃ごみに分類され無料になるものもございます。
213: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
214: ◯13番【横手 旭君】 大変細かく丁寧にお答えいただきました。
どうしてもよく分からないのが、普通に考えて、なぜ環境事業センターとか、リサイクルセンターとか、同じところで処分しているのに、集積しているのに、共同で運営しているのに、何で茅ヶ崎市と違いが出ているのか、これは普通に考えておかしいと思うんですけど、なぜなんでしょうか。
215: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
216: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 収集できるサイズの違いによるものと収集運搬時に危険かどうか、あるいは資源物として売却するかどうかという判断の違いによるものでございます。
寒川町では、可燃粗大ごみの分類で50センチ掛ける50センチ掛ける50センチを超えるもの、不燃ごみの分類及び金属の分類で80センチ掛ける50センチ掛ける50センチを超えるもので2メートル以下のものを大型ごみとして有料で回収しております。茅ヶ崎市では、1辺の長さが50センチメートルを超え2メートル以下のものを大型ごみ、収集運搬時に危険性があると判断したガス調理器具や灯油やガスを燃料とする暖房器具などを特定粗大ごみとして有料で回収しております。
寒川町では、収集にパッカー車を導入する以前、平ボディのダンプで収集していた頃のサイズを現在も継続し、大きな問題もなく収集できております。有料の大型ごみに変更することで町民の負担が増えることから、このサイズを継続しております。さらに茅ヶ崎市で特定粗大ごみに分類しているものの多くは、寒川町では金属類として売却できていることから、無料での回収となっている違いがございます。
217: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
218: ◯13番【横手 旭君】 分かりました。平ボディとパッカー車でどのぐらいの容量の違いがあるか分かりますか。2倍違うんですよね。パッカー車は2倍入るわけですよ。だからそういうことも少し考えなければいけないと思うんですが、このようなことを含めてこれまでに解決を試みたこというのはあるんでしょうか。
219: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
220: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 現状平ボディの頃からの継続をしておりますので、そちらについては、今まで考えたということは、これで継続という形で考えておりましたので、考えていないと思われます。
221: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
222: ◯13番【横手 旭君】 町民向けに出している冊子等があると思うんですけども、これをどのぐらいのペースで大体更新しているのかとか、どのぐらい出しているのかというのを教えてもらえますでしょうか。
223: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
224: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町民へのごみの出し方の冊子でございますけれども、そちらは3年に1回更新という形になっております。
なお、大きな変更がある場合には、随時発行するという形を取っておりますので、よろしくお願いいたします。
225: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
226: ◯13番【横手 旭君】 3年に1回ということは、3年に1回全く何も変化がないということで、取りあえずやっているような感じがしますが、それだけお伝えしておきます。
ちょっと視点を変えて、今後高齢化が進んでいく中で、もちろん最初に挙げた戸別収集というのは最後の目標なのかなと思っていますが、町は、実際高齢化が進む中でのごみ問題を大きくどのように捉えているのかお聞かせください。
227: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
228: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 高齢化、人口減少などにより、ごみは減少していく傾向にあると考えられます。しかしながら、置場が遠いことで出すことができなかったり、そのことで生活環境が悪化することのないよう、高齢福祉の所管とも連携を図り、対応していく必要があると考えております。
229: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
230: ◯13番【横手 旭君】 来年4月からですが、指定収集袋が茅ヶ崎でも導入されます。要はごみの有料化が茅ヶ崎でも始まる、しかしながら、だからといって戸別収集があるとか、そういうわけではなくて、とにかくごみの有料化が始まるということらしいんですが、寒川町の現在の指定収集袋の金額を近隣自治体と比較した場合に、寒川町の指定収集袋の金額をどのように捉えているでしょうか。
231: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
232: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 寒川町は、昭和56年から指定収集袋を導入しておりますが、現在県内で指定収集袋を導入している自治体は、33市町村のうち約半分の18市町でございます。そのうち条例で指定収集袋を手数料として位置づけている自治体は6市町となっております。寒川町と同様に物品として販売している12市町と指定収集袋の導入がされていないところが15市町村ある中では、平均的な金額ではないかと考えております。
233: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
234: ◯13番【横手 旭君】 分かりました。
それでは、モニターを映していただけますでしょうか。(資料を表示)モニターを見ながら説明させていただきたいと思います。ごみ問題の不満の解決策ということで、本来解決すべきは、この4つなのかなと思っております。きめ細かい広報と啓蒙、茅ヶ崎市との回収品目の共通化と有料化、また資源ごみの回収場所増設及び回収回数の増加、そしてさらにそのために財源をどうしていくか、ここにちゃんと着眼していかなければいけないのかなと思っております。
まず、必要なのは、きめ細かな広報と啓蒙、特に外国人居住者対策というのが必要だと思います。それからごみがいろいろと間違って出されていることもあります。きめ細かく分かりやすく広報と啓蒙をしっかりと行っていくこと、ごみの先ほど3年に1度と言っていましたが、あのパンフレットはもっと頻繁に改定して出していくべきだと思います。さらにSNS、インタラクティブメディアの有効活用、LINEのプッシュ機能を使ったり、それからホームページを多言語化していくべきだと思います。さらに先ほどから何度も言っていますが、町内在住の外国人居住者への丁寧な対応です。情報の多言語化、そして事業者向け、事業所向けの多言語資料を作っていくべきだというものです。さらにもう一ついうならば、茅ヶ崎市との回収品目の共通化も必要になってくると思っています。
こちらを見ていただきたいんですけども、先ほどの話を一覧表にしてみると、大体40品目ぐらい茅ヶ崎と回収の仕方とか金額とかが違ったものがございます。これを今後は共通化、それからできることであるならば、有料化できるものは有料化していくべきだと思っています。その中で特にこの8つ、オイルヒーター、カセットコンロ、ガステーブルレンジ、こたつ布団、自転車、石油ストーブ、石油ファンヒーター、布団については、今寒川は全く料金を取っていませんが、茅ヶ崎ではこのような形で料金を取っております。もちろん大きさもありますけれども、これをぜひ茅ヶ崎と共通にまずしていくこと、ここから始めてみたらどうかなというものでございます。これをまず提示させていただきたいなと思います。
それから、資源ごみの回収場所の増設と回収回数の増加、これも大きな課題というか、問題、それからニーズでありますが、これを見ていただきたいんですけど、まず資源ごみ回収場所の設置数の現状はご存じでしょうか。基本的には4つのエリアに分かれていて、可燃ごみが1,580に対して213今資源ごみの回収場所が設置されています。特に町内全体で1,580の可燃ごみに対して資源ごみは213で、問題のところが幾つかありまして、例えば岡田八丁目、可燃ごみ置場24に対して資源ごみ置場が1、この一番の問題は、最も遠い方が500メートル超ある、500メートル以上離れているということです、ごみを持っていくまでに。それから大曲一丁目と二丁目の本当にごく一部なんですが、二丁目については。45か所の可燃ごみ置場に対して1か所の資源ごみ置場、実は、これは一番最初に資源の回収に行ったときに、自転車が出ていたんですけど、最初、正直なところ、自転車置場かと思いました。そのぐらい自転車が捨てられていた、捨てられていたという言い方がいいのか分かりませんけど、だから先ほど、自転車も今後は有料化していくべきじゃないかということを出させていただいた次第です。
そして当然今資源ごみを2回にできないかという意見がありますので、それをどうしていくかというところなんですが、これはやってやれないことはありません。可燃ごみ置場に資源を置いて月2回やることは可能です。現状例えばエリア1を見ていただきたいんですけども、29の資源置場を4つに分けて月1回ずつやっていますが、これをペットと鉄類、また缶と廃油、そして瓶と蛍光灯という形で分けてみれば、可燃ごみ置場に月2回置くことができる、そのような形が決してできないことはないということ、エリア2もそうです。エリア3もそう、エリア4もそう、そして、もし可燃ごみ置場で資源ごみを回収するということになると、恐らくパッカー車は2台ないし3台必要になってくる、そうするとそれに伴ってパッカー車1台につき2人の人員が必要になってくるということで、最低4人以上の人員が必要になる、当然お金がかかってくる、その財源をどこに求めるかということで、やはり僕は指定収集袋の料金の見直しを行うべきじゃないかなと思います。近隣の自治体、藤沢と海老名は戸別収集をやっておりますが、茅ヶ崎はやりません。それから同じような規模のところで逗子も、実は見ていただきたいのはリッターのところ、リッター当たりの単価が2円、寒川町は本当にいい町だと思います。リッター当たり最も大きなもので0.5円ということで、非常に住民のことを思った自治体であることは間違いないんですが、何度も言いますが、これは後々多分この状況が足を引っ張ってくる可能性があるから、今のうちに受益者負担のできることはやっていこうということで、これをあえて出させていただきました。
そしてこれから提案を5つさせていただきます。まず1つ目の提案です。広報、啓蒙活動、特に配布のパンフレットの充実、SNSの活用、多言語対応など、しっかりと広報、啓蒙活動を強化してみてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。
235: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
236: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 きめ細やかな広報と啓蒙についてご提案いただきました。
町では、「ごみと資源物の正しい分け方・出し方」を、先ほどもご説明しましたとおり3年に1回発行し、全戸配布しておりますが、その間に出し方や収集方法の変更があった場合には、環境課から発行の機関紙「ゴミ野ゲンゾウ見聞録」などを活用して町民の皆様に変更点を周知しております。また、大きな変更が予定される場合には、3年に1回のタイミングに合わせて行うこととしておりますが、タイミングが合わない場合には、変更時期に合わせて発行することも考えられます。
また、SNS等の有効活用につきましては、6月14日から正式運用を開始いたしましたLINE公式アカウントにより、ごみの分け方や出し方などが検索できるサービスをスタートしましたが、今後は町から、情報発信などの機能の活用やホームページの多言語化につきましても、関係各課と調整を図って考えていきたいと思っております。
また、情報の多言語化につきまして、多言語資料につきましては、町職員の自力では作ることができせんので、専門業者に委託、あるいは外国人の方に協力をいただくことが必要と考えられます。また、完成品が正しく記載されているかどうかの確認も職員ではチェックすることができないと思いますので、作成方法や予算、事業所の協力、他の方法での啓蒙など他市町の事例なども参考にしながら調査研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
237: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
238: ◯13番【横手 旭君】 もう一回モニターを映していただけますでしょうか。
(資料を表示)では、2つ目の提案になりますが、茅ヶ崎市との回収品目の共通化、そして有料化を行うべきではないか、まず8品目出させていただきましたが、1品目からでもいい、とにかく共通化、有料化を図っていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
239: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
240: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 茅ヶ崎市との回収品目の共通化及び有料化についてのご提案をいただきました。
分別する種類が違っていても、茅ヶ崎市環境事業センターなどの処理方法が同じであるならば、町民の皆様が混乱するような変更は現状においては必要ないのではないかと考えているところでございます。
大きさなどの判定の基準を統一し、単純に種別を合わせることは可能ですが、今まで置場に出すことができていたごみや資源を有料で家庭に収集に伺うことになりますので、町民の皆様の負担増につながります。
ご提案いただきました8品目につきましては、改めて事業センターでの処理の仕方や収集運搬時に危険を伴うかどうかも含めまして、内容を精査し、収集に伴う委託料の増額がどれぐらいになるのかも試算した上で、種別の統一や収集方法の見直しなどについて考えていきたいと考えております。
241: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
242: ◯13番【横手 旭君】 またモニターを映していただけますか。
(資料を表示)部長、2つ目の質問ですが、危険は伴います。
3つ目の提案です。資源ごみの回収回数の増加と可燃ごみ置場の変換を行ってみてはどうか、様々な提案を4エリア分させていただきました。これを見てどのようにお考えになるかお聞かせください。
243: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
244: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 ごみ問題、財政的なもの、町民のニーズに応えるために、この提案について検討していきたいと考えております。
245: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
246: ◯13番【横手 旭君】 すみません、もう一度映していただけますでしょうか。(資料を表示)ばたばたして大変申し訳ありませんが、しっかり映して皆様に見ていただきたいので、こうさせていただいております。
4つ目の提案になります。資源収集袋をはじめとする受益者負担の在り方の見直し、要は財源が必要になってくる、なぜなら、先ほど申し上げましたけれども、パッカー車が2台から3台必要になる、それに伴って1台当たり2人の人員が必要になるから、やっぱりちゃんと財源も求めていきましょう。
そこで、受益者負担の在り方というのをもう一回見直してみてはどうかと思いますが、町のお考えはいかがでしょうか。
247: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
248: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 回収回数増に伴います財源の確保といたしましては、指定収集袋の料金の見直しについてのご提案をいただきました。
町民の皆様の理解を得るには、戸別収集など大規模な収集方法の見直しを行うタイミングでなければなかなか難しいのではないかと考えております。
ご提案の中にありました自治体は、手数料として収集袋を販売し、料金設定もおおむね1リットル2円ということで、かなり高額でありますが、県内自治体でも寒川町と同程度の価格であったり、袋を導入していない自治体もありますので、大きな見直しにつきましては、現状維持という方向で考えております。
しかしながら、現在ごみとして処理している不燃ごみや可燃粗大ごみにつきましては、指定収集袋の使用を条件としていないことから、町民の皆様には受益者としてのご負担をいただいておりません。その部分につきましては、指定収集袋の利用をお願いすることで皆様にご負担を求めるというのも、財源を確保する上では1つの方法ではないかと考えております。
249: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
250: ◯13番【横手 旭君】 もう一度モニターを映していただけますでしょうか。
(資料を表示)財源の考え方を、1つ、2つではなく、しっかりと考えていただけているのかなと思っております。
少し先に参りますが、今のご意見をいただきましたので、ある程度いいのかなとは思うんですけれども、町民のニーズが最も多い資源ごみの2回回収で、それを可燃ごみ置場でできるかどうかというのも含めて、ぜひ資源ごみの回収回数及び設置場所の増加について、エリアを限定した形でトライアルテストを行うべきではないかという提案をさせていただきます。もちろんこのときに効果測定が必要になってきます。町民ニーズと満足度がどうだったのか、それからごみの減量化がちゃんと図れているのか、さらに一番重要な経費負担がどうなのか、これらもしっかりと効果測定した上で、するためにトライアルテストを行うべきと考えますが、いかがでしょうか。
251: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
252: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 資源物の回収回数及び設置場所の増加について検討に向け、トライアルを実施すべきとご提案いただきました。
一部の地区を定めてのトライアルを実施することは可能と考えております。しかしながら、現在委託業者の収集車両は、フル稼働している状況と認識しておりますので、増車や増員せずにトライアルができるかどうか、またトライアルに伴う追加経費が必要となるかどうかなど、委託業者とも協議して実施が可能かどうかに向けて考えてまいりたいと思います。
また、地域の自治会の協力なくしてはトライアルの実施はできませんので、ご協力いただける自治会と調整を図りながら進めていきたいと考えております。
資源物の月2回の収集を検討するに当たっては、置場の停車時間の延長による交通渋滞の状況や利便性の向上に応じた受益者負担に対する町民の皆様の考え、町内全域で実施する場合の増車や増員の規模、あるいは町民の皆様の負担が増すことによって、ごみの排出量が抑制されるかどうかなどについても、できる範囲で把握する必要があることから、まずは資源物のトライアルの実施につきまして調査研究し、検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
253: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
254: ◯13番【横手 旭君】 いろいろと提案させていただきまして、ありがとうございます。様々なお答え、しっかりと前向きに答えていただけたのかと思っております。
それでは、2つ目の質問、ワクチンの質問について一問一答に移らせていただきたいと思います。
まず、いろいろとお答えいただきましたが、最初の質問で、現在のプロジェクトのメンバー数が何人なのか教えてください。
255: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
256: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 ワクチンの接種業務は、兼務の職員を含みます健康づくり課健康づくり担当と健康づくり課以外の保健対策ケアチームのメンバーで行っております。健康づくり課の本務職員が11名、兼務職員が6名、合計17名でございます。そして保健対策ケアチームの保健師、助産師が計9名でございます。そのほかに予約開始日の電話対応ですとか、集団接種会場の運営のために全庁的に各部から随時応援をいただいておる状況でございます。
257: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
258: ◯13番【横手 旭君】 今26名携わっている方がいらっしゃる、兼任も含めて。プロジェクトの人員配置の推移を教えていただけますでしょうか。
259: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
260: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 令和2年12月からワクチン接種事業が始まりまして、当初は当時の健康・スポーツ課健康づくり担当の7名で行っておりましたが、令和3年1月より兼務6名を増員いたしまして、2月からはさらに3名の増員を行いました。令和3年度4月からは、組織の見直しに伴いまして健康づくり課健康づくり担当として兼務職員を異動させるなど、本務職員を11名、兼務4名の合計15名の体制となりました。また、さらに5月には、兼務を2名増員し、合計17名の体制になっております。
261: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
262: ◯13番【横手 旭君】 今の26名の主な業務内容をお聞かせください。
263: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
264: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 国から示されております新型コロナウイルス感染症にかかる予防接種の実施に関する手引き、これにより市町村に求められている役割といたしまして、1つ目に、医療機関等との委託契約や接種費用の支払い事務、2つ目に、医療機関以外の集団接種会場の確保等、3つ目に、住民への接種勧奨、情報提供、相談受付、4つ目に、高齢者施設等の入居者等への接種体制の構築、5つ目に、健康被害救済制度の申請受付、給付、6つ目として、ワクチン等の割当てでございます。以上の業務を中心に行っております。
265: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
266: ◯13番【横手 旭君】 業務内容は分かりました。
では、業務ごとに担当制をどのように取っているのかお聞かせください。
267: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
268: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 組織上の担当は1つではありますが、業務を大きく5つに分類しております。1つ目が予算について、2つ目にシステムについてです。3つ目として接種券に関すること、4つ目として医師会との連携について、5つ目として接種体制の構築についてと大きく5つに分けまして、それぞれに担当を割り振って業務を行っております。
269: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
270: ◯13番【横手 旭君】 担当制で5つに割り振っているというものは、業務ごとに業務量の隔たりみたいなのはありませんか。
271: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
272: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 先ほど答弁で申しました。業務によってそれぞれの進捗によって業務量に差が生じてまいります。業務量が過多になった時期は、互いを補い合いながら業務を遂行しているため、どの分担も平均した業務量にするように努めております。
273: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
274: ◯13番【横手 旭君】 分かりました。あえて聞きたいんですけども、プロジェクトメンバーの2月から5月の月別の残業量の平均を教えていただけますでしょうか。
275: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
276: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 健康づくり課における時間外勤務全体での時間数の把握となりますけども、各月の平均で2月は18時間、3月は26時間、4月は44時間、5月は58時間でございます。
277: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
278: ◯13番【横手 旭君】 4月以降激増している、そして多分6月、7月については、さらに休日出勤も増えていくんじゃないかなと思います。それは後でまたお話しさせていただきます。
では、プロジェクトメンバーの残業時間についてですが、職員平均とプロジェクトメンバーの平均を比較すると、2月から5月はどのようになるのか教えていただけますでしょうか。
279: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。
280: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 それでは、時間外勤務時間における職員の平均時間と健康づくり課職員の平均時間での比較についてお答えいたします。
時間外勤務の時間数につきましては、職員全体で見ますと、年度切り替えに伴う事務量の増などによりまして3月、4月が増加し、5月は減少しているところでございますが、健康づくり課の時間外勤務時間数は、先ほど
健康福祉部長が答弁したとおり、2月から5月まで増加を続けている状況となっております。平均時間数での比較でございますが、健康づくり課の時間数は、2月それから3月につきましては、職員平均よりも数時間多い状況となっておりますが、4月は2倍程度に、そして5月には4倍弱多い時間数となっている状況でございます。
281: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
282: ◯13番【横手 旭君】 正直、一番多忙なときに、私の質問に対するお答えも本当に丁寧に真摯にやっていただいていることには、本当に担当部署の皆様には心から感謝を申し上げる次第であります。
今後プロジェクトに関わる人員を増員する予定というのはあるんでしょうか。
283: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。野崎総務部長。
284: ◯番外【総務部長 野崎 誠君】 健康づくり課職員の増員につきましては、今後の業務量の推移を見据えつつ、担当部署における具体的な必要人員を見通した数字を踏まえ、全庁を挙げて応援体制の拡充を図ってまいりたいと考えております。つきましては、引き続き担当部署との情報共有に努めてまいります。
以上です。
285: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
286: ◯13番【横手 旭君】 分かりました。総動員という言い方がいいのか、総力戦という言い方がいいのか分かりませんが、しっかりとそれをやっていただければなと思います。
では、ワクチンの予約について聞かせてください。ワクチンの予約について特に電話での苦情が多かったと思いますが、ちなみに5月31日の予約がありましたけども、そのときの電話のいわゆる対応回線数というのは幾つあったのか教えてください。
287: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
288: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 ワクチンの予約については、コールセンターにつながらないというような状況で、たくさんのご意見をいただきました。ご質問の5月31日までのコールセンターの回線数ですが、5回線でございます。
289: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
290: ◯13番【横手 旭君】 では、5回線というのは分かりましたが、この回線数に決めた根拠は何か教えてください。
291: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
292: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 回線数を決めた根拠ということですが、令和2年度に実施いたしました特別定額給付金事業のときの状況を参考に5回線といたしましたが、極めてつながりにくい状況となりまして、想定に甘さがあったことは大きな反省点だと思っております。
293: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
294: ◯13番【横手 旭君】 では、この回線数に決まったのは一体いつなのか、それをお聞かせください。
295: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
296: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 契約時期は令和3年1月末でございまして、そのときに回線数も決定しております。
297: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
298: ◯13番【横手 旭君】 4月に行われました報告においても、私と数名の委員の方から、この回線数で大丈夫なのかということ、私に関しましては、特に広告会社時代に通信販売の企業をやっておりまして、とてもこの数はないなということで、もっと増やすべきだというような改善要求を行いました。なぜ4月12日に改善要求を行った時点でそれに対応いただけなかったのか、その理由をお聞かせください。
299: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
300: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 4月の議会への報告の際に確かにご意見をいただきました。回線を増やすべく検討はいたしましたけども、当時の社会情勢ですとか、契約上の問題で、最初の予約開始時にはオペレーターの増員ができない状況でございました。
301: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
302: ◯13番【横手 旭君】 契約をしたのもあるでしょうから、それを変えるというのも、予算ありきの話で難しかったのかなというのは理解しますが、うーん、というのが本音でございます。
では、未来の話をさせていただくと、今後の電話、それからウェブ、LINEも含めなんですが、ともに予約対応はどのようにしていく予定なのか、大枠を教えていただけますでしょうか。
303: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
304: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 今後についてですが、コールセンターにつきましては、6月3日より増員された10名体制になりまして対応しております。ウェブにつきましては従来どおりですが、6月14日からはLINEによる予約の受付も始まりまして、様々な方法により予約に対応しているところでございます。
305: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
306: ◯13番【横手 旭君】 しっかりとご対応いただければと思います。
いろいろとあった話の中で、キャンセルによって余剰分となったワクチンを誰が打った、彼が打ったというので、いろいろとマスコミも話題にしていたりしましたが、寒川町においては、キャンセルがあった場合には、余剰は出ますけども、どのような対応をしているのか教えてください。
307: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
308: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 いわゆる余剰ワクチンの取扱いにつきましては、次の順番で接種を行いまして、ワクチンの廃棄につながらないようにしております。まず最初に、1番目に集団接種会場の従事者、2番目に高齢者施設等の従事者に含まれる在宅サービス事業者の従事者の方、介護在宅サービスや障害訪問系のサービスの方、3番目に保育園保育士等、4番目に幼稚園の教諭等、5番目に小中学校の教諭等と考えておりまして、現在のところは最初の集団接種会場従事者と高齢者施設等の従事者等に含まれる在宅サービス事業者の従事者の辺りで対応しているところでございます。
309: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
310: ◯13番【横手 旭君】 政府が決定いたしました接種の報酬増額がございました。1週間に100回で1人当たり1回当たり2,070円だったものが4,070円、150回で1回当たり2,070円だったものが5,070円になる、さらに1日50回の接種をしていただければ、その医院には10万円がさらにというような話だったと思いますけれども、政府が決定した接種の報酬増額により1週間当たりの接種可能回数、これは医師の方たちに失礼な質問になってしまうかもしれないんですが、接種可能回数が増えると見込んでいるのかどうか、それについてお聞かせいただけますでしょうか。
311: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
312: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 現在医療機関における接種回数は、1回目接種、2回目接種を合わせまして約2,200回となっております。当初より増えているわけですけども、報酬の増額の報道が出る前より、医療機関からは町内接種回数を増やすために接種回数の増を申し出ていただいている状況でございまして、報酬が増えることだけが要因で接種回数が増えるとは見込んではございません。また、神奈川県の病院機構から医師が派遣されまして、集団接種会場についてこれまでの木曜、土曜のほか7月中には日曜日も接種ができることになりまして、約1,600人分増加するような状況でございます。
313: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
314: ◯13番【横手 旭君】 では、モニターを映していただけますでしょうか。
(資料を表示)では、ここからワクチン接種について最終的に提案に持っていきますが、その前に様々なエビデンスと申しましたが、数値も見ていただきながら提案をさせていただきたいと思います。
いろいろなことがよく分かりました。ワクチン接種で表面化した問題というものをもう一回おさらいしておきましょう。予約方法への不満や不備、職員の多忙化、過重労働化、キャンセル分の活用等と様々なワクチン接種においての表面化した問題が出てきております。
まず、予約方法を今後の64歳以下の方たち、もちろん基礎疾患を持った方たちもあるんですが、どうやっていくか、反省の意味を含めてこの数字を皆さんにお教えしておきます。この数字が何かご存じでしょうか。56.4%と43.6%、見ていただくと分かるんですが、寒川町で行ったプレミアム商品券の2回目の申込みの比率です。ネットが56.4%、それから電話が43.6%ということは、どう考えても電話が多いという町、自治体だということは誰でも予測がついたはずで、5回線というのはあり得ないと言いたいところなんですが、それは過去の話なので、前を向いていきたいので、多分対応回線数は今10でも、もしかしたら足りないかもしれないので、そこのところをしっかりとお考えいただきたいなというところであります。それからワクチンの接種は、よく7割接種すると集団免疫ができると言いますが、実際ニーズがどのような感じになっているのかというのをヤフージャパンのみんなの意見から拾ってきました。
新型コロナウイルス対策の切り札とも言われているワクチン接種が、高齢者を対象に始まっています。接種対象者は順次広がっていく予定です。接種についてあなたはどう考えますかというと、見ていただきたいのは、一番上のすぐに打ちたいが43.6%、当面受ける気はないが30.8%、様子を見てから打ちたいが22.5%、どちらとも言えないが3.1%、割とポジティブな反応を示したのが66%で、どちらとも言えないを入れると約70%なんですね。約7割なので、おおよそ集団免疫をつくるための7割の数字というのは、大体こういう数値からも出ているのかなと思っています。
それで、今後どのようなスケジュールを組んでいくかという提案をさせていただきたい。というのは、議員が何々を上げろとか、増やせとか、もっと接種数を増やせだけじゃなくて、具体的に議員から、私から提案させていただきます。こういう提案をする議員がいるから、ちゃんと考えてねということだと思っていただければと思います。
寒川町の人口構成をまず5歳刻みにしました。本来16歳からなんですが、5歳刻みなので15歳から64歳まで、人口は2万9,326人、これは住民基本台帳令和3年4月30日現在の数字を基にしています。そして先ほど言った、集団免疫ができる70%の接種目標を設定すると2万529人、そしてこの人口グループを見ていただきたいんですけども、しっかりと見ていただいたほうがいいんですが、実は15歳から34歳、それから35歳から49歳、また50歳から64歳で、おおよそグループ案、今言った15歳から34歳が6,785人、35歳から49歳グループ2が7,388人、50歳から64歳グループ3が6,356人と、大体なんですが、年齢を1歳とか微調整することでかなり数字が整ってきます。微調整は必要ですが、この年齢区分を基本として、7,000人というのを1つの数の目標にしていただきたい、その人数をおおよそのグループ化の目安としていったらどうかというものでございます。
さらにグループ4として、一番最初に実は今後受けなければいけない基礎疾患のある方、これは人口の6.3%が想定されて2,157人、高齢者施設の従事者は人口の1.5%が想定されて734人で、それぞれ70%想定で計2,671人ですが、想定数から最低5%から10%程度の離脱が考えられますので、これは正直言って2週ぐらいで何とか終わっていくのかなと思います。接種及び接種券発送、予約スケジュールのシミュレーションというのを作ってみました。8月1日から、今言った基礎疾患を持つ方たちのグループ4の接種を開始する、ちなみに予約は本当に今すぐにでも募って、7月中旬には発送と予約をすべきだというもの、これが後ろ倒しになるか、前倒しになるかはこれからだと思いますが、グループ3、64歳から50歳については、8月15日から週1,000人から1,200人ぐらいを目安として、おおよそ7,200人ぐらいをはめ込んでいくというもので、大体6週で1回目の接種を終える、そして3週スライドした後でまた6週、すなわち計9週の1つのグループをつくってスケジュールを組んでみました。そうなると、もしも最長で一番かかっても、恐らく1月2日の週で寒川町は終わる。当然今ワクチンの数も多く供給されてくる、さらに大規模接種であったり、職域接種に行くでしょう。そうなると、これはさらに上がっていくものなのかなと思っています。
今後のワクチン接種に対する基本的な考え方は4つあります。接種の順番は年齢の上から順に、接種可能な予約ワクチンに合わせた年齢層のグループ化を行い、接種券の発送と予約を行っていくべきである、2番目、大規模接種会場、職域接種を受ける予定の町民の方には、まずナンバーをしっかりとお知らせする、その後に接種券を発送する、この仕組みをつくっていくべきではないか、また今後アクセスが増加するインターネット、なぜなら、年齢層がどんどんさがっていきます。どういうメディアにアプローチするかというと、当然インターネットメディアにアプローチする、そこのインターネットにおける情報発信の充実は不可欠になってくるだろうと思います。
さらにコールセンターですが、先ほど一番最初に嫌な数字をあえて見せました。10回線では恐らく足りない、そしてさらに問合せは今後増えていくでしょう。そういうところにうまくコールセンターを活用していくべきではないかというものでございます。
そして、業務分担の考え方についても触れておきたいと思います。ワクチン接種担当チームの月別残業平均時間2月、3月、4月、5月を書いてみました。2月を1とした場合に1.4、2.4、3.2となります。本来であれば3月の時点でもっとなすべきことがあったのではないだろうかと一言申し上げておきたいと思います。
それから組織体制と業務分担についてです。部長、マネジャーがいて、3人のリーダーがいる、感染防止対策、医師との調整業務、さらには対策予算の編成、医師会への依頼、交渉、広報、それからCRMと書いてありますが、これは町民対応管理です。町民からの苦情にしっかりと対応していかなきゃだめだというところ、そして、それに全てのメンバーで対応していくべきだということで書かせていただきました。また予約システムの体制の整備、発送アンド予約の的確化というものをしっかり行っていってはどうかというものでございます。
この9つの提案をさせていただきますので、一つ一つの提案についてご意見、お考えを聞きたいと思います。まずはワクチン接種に対する提案内容をまとめたもので1つ目、接種の順番は年齢の上から順に、何度も申し上げていますが、年齢の上から順に接種可能な予約枠数に合わせて接種券の発送と予約を行うべきと思いますが、いかがでしょうか。
315: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
316: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 接種の順番でございます。64歳以下の方についても年齢順にというご提案ですけども、こういった案は比較的多くの方が受け入れやすいものと私も思いますが、接種券の発送時期をずらしたりですとか、または接種券番号によって予約開始時期をずらすなど、いずれにいたしましても、予約可能枠数に応じた運用をしてまいりたいと考えております。
317: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
318: ◯13番【横手 旭君】 では、またモニターをお願いいたします。
(資料を表示)では、2つ目の提案になります。大規模接種会場、職域接種を受ける予定の町民の方には、先に接種番号を伝えて、それから接種券を発送する、この仕組みをつくってみたらいかがでしょうか。
319: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
320: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 大規模接種や職域接種への対応ですけども、担当課には既にお問合せが幾つかあるようで、希望する方がスムーズに接種できますよう、柔軟に接種券の交付に対応したいと考えております。
321: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
322: ◯13番【横手 旭君】 では、あわただしくて申し訳ないんですけれども、またモニターを映していただけますでしょうか。
(資料を表示)3つ目の提案になります。職員の業務分担に当たっては、専門分野の知識を生かしつつ、それぞれがフォローできる体制をしっかりと構築していただきたいと思いますが、いかがですか。
323: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
324: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 業務分担についてですが、ご提案のとおり、互いがフォローする体制は必要かと考えております。健康づくり課では、ワクチン接種事業と例年の健診事業等を並行して進めておりまして、現状でも兼務職員や保健対策ケアチームの職員、また全庁的に応援職員を集めて対応しているところでございます。部課長のマネジメントの下、効率的な業務分担を進めてまいりたいと思います。
325: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
326: ◯13番【横手 旭君】 では、モニターを映していただけますでしょうか。
(資料を表示)提案の2となります。課題と解決方法の方向性、これも3つございます。今後接種の迅速化を図るために解決すべき課題として3つ挙げております。まず1つ目、1週間当たりの合計接種回数の増加を行うきだと思います。それに当たっては、医師会への依頼及び交渉、関係強化をしっかりやっていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
327: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
328: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 接種回数の増加についてでございます。ワクチン接種事業につきましては、接種がスタートしたときは1週間で約2,000回ということでありましたけど、各医院の先生方も初めのワクチンで、慎重にスタートした面もあるかとは思います。しかしながら、順次各医院での回数を増やしていただいておりまして、現在週当たり200回程度予約枠が増加しておるところでございます。まだまだワクチン接種事業は継続いたしますので、議員ご提案のとおり、今後も医師会とは関係を強化して連携してまいりたいと思います。
329: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
330: ◯13番【横手 旭君】 また、お願いいたします。
(資料を表示)2つ目の提案になります。正確かつ迅速な情報公開アンド情報提供が必要だろうと、そのためには広報体制を強化し、特にウェブを強化していくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
331: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
332: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 ご提案のとおり、大変重要な問題だと思います。現在も広報の担当課には、場所が隣というのもありますけども、全面的なバックアップをいただいておりまして、何かにつけて心強い存在であります。今後とも情報提供、情報公開に努めてまいりたいと考えております。
333: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
334: ◯13番【横手 旭君】 また、モニターをお願いいたします。
(資料を表示)接種の迅速化を図るため解決すべき課題としての3つ目、不確定情報への対応です。特にいろいろな不確定な情報はありますが、あらかじめ想定して、ある程度のシミュレーション、さらにそれに対するリスクヘッジ、危機管理をするべきだと、その機能の強化をしていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。
335: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
336: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 不確定情報への対応ということでございます。
これまでも、ワクチンの供給量の情報のように、なかなか確実な情報がつかめないということがございました。昨年来準備を進めてきたワクチンの接種事業は、様々な課題をその程度繰り出してきたわけでございまして、ご提案のとおり、数種のシミュレーションを策定できていれば、安定した業務遂行が可能になるかと思っております。
町長からも、若い世代の接種については早急に案を示すようにと指示を受けておりますので、一日でも早く町民の皆さんにお示しできるよう対応したいと思います。
337: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
338: ◯13番【横手 旭君】 では、モニターをお願いいたします。
(資料を表示)今後すぐにでも取り組むべきものを取り上げさせていただきます。これも提案させていただきます。まず1つ目は、公共インフラ、特にごみの収集及びごみの集積の作業に携わる方たちへの早期接種の実施です。もしこの方たちがコロナにかかったら、正直、立ち行かなくなるということ、ですからこれを提案させていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
339: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
340: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 ご提案のとおり、ごみ収集などに携わる方々がクラスター等で業務の継続ができなくなれば、町民生活に多大な影響を及ぼすということでございますので、ぜひ検討すべきご提案と考えております。
341: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
342: ◯13番【横手 旭君】 では、またモニターをお願いいたします。
(資料を表示)すぐに取り組むべき2つ目の提案ですけども、今商工会議所が中心となっていろいろとやっていますが、寒川町も商工会が中心となって町内の飲食事業者や、また中小商工事業者への接種が受けられるような実施の働きかけを町から行っていくべきではないかと思いますが、いかがでしょう。
343: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
344: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 現在大変な思いをされている飲食業事業者ですとか、中小商工事業者の皆さんですが、商工会が中心となって接種が進むことになれば、事業者の皆さんの支援となるかもしれませんし、全体のスピードも加速されると考えておりますので、こちらについてもよく考えていきたいと思っています。
345: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
346: ◯13番【横手 旭君】 もう一度映していただきたいと思います。
(資料を表示)それでは、3つ目です。高齢者夫婦世帯、また高齢者独居世帯、特に外出するのが非常に困難な方がいます。そういった方たちが接種場所への交通手段の確保と補助、まずこれを何とかならないものかなという声をたくさん聞いていますが、何とかならないものなんでしょうか。
347: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
348: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 様々な理由で外出が困難な方々に対する支援ということだと思いますけども、現在のところは行っておりません。希望する方全ての接種が終わるまで支援するというのが基本的な考え方でございますので、ご提案の手法が全て実現するかどうかは、この場ではお答えはできませんけども、希望する方全ての接種が実現するよう、必要な方法を考えてまいりたいと思っています。
349: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
350: ◯13番【横手 旭君】 最後にもう一度映していただけますでしょうか、モニターを。
(資料を表示)もう一つだけ、今のまさに外出が困難な方たちに対しては、訪問接種というのがあると思います。これを何とかすることができないか、考えられないかどうかお考えをお聞かせください。
351: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋
健康福祉部長。
352: ◯番外【
健康福祉部長 三橋義明君】 訪問接種につきましては、報道等によれば、実現しているところもあるやには聞きます。ただ、町の属する医師会等との話も必要でございましょうし、まだ詳細には検討は進んでいませんので、これから研究させていただきたいと思っています。
353: ◯議長【佐藤一夫君】 横手議員。
354: ◯13番【横手 旭君】 以上で、私の2つのごみと、それからワクチン接種に関する提案は終わらせていただきます。特にワクチン接種につきましては、本当は副町長とか町長にいろいろ聞こうかなと思ったんですけど、今回は新任の部長の方たちから、かなりしっかりとしたお答えをいただけたので、あとはしっかりやっていただければなと思います。日頃より特にワクチン接種についてお力添えをいただいている医療従事者の方、また会場で働いている方々、これからもよろしくお願いいたします。
以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
355: ◯議長【佐藤一夫君】 以上で、横手 旭議員の一般質問を終了いたします。
暫時休憩いたします。再開は14時50分からといたします。
午後2時27分 休憩
──────────────────────────────────────
午後2時50分 再開
356: ◯議長【佐藤一夫君】 休憩を解いて議会を再開いたします。
次に、14番杉崎隆之君の質問を許可いたします。杉崎議員。
〔14番(杉崎隆之君)質問席へ移動〕
357: ◯14番【杉崎隆之君】 議長よりお許しをいただきましたので、これより一般質問させていただきます。今回の質問は、大きく3点でございます。まず1点目の令和3年4月に茅ヶ崎市と共同表明した気候非常事態宣言について質問をいたします。
国が進める2050年までのカーボンニュートラル、脱炭素社会の構築に向けて、茅ヶ崎市との気候非常事態宣言は、この地域においてどのような社会をつくろうとしているのかお伺いいたします。
次に、2点目の農業政策と財源確保について質問いたします。
町の魅力として常に上位を占める自然環境との共生は、町内に点在する農地が担う役割が多いと考えるが、後継者不足等の理由による営農者の減少を踏まえ、町の農業政策と財源確保の考えについてお伺いいたします。
次に、3点目の学校内におけるいじめ対策について質問いたします。
現在進めている町の地方創生を踏まえつつ、特色ある教育として新たにグローバル教育を強力に推進していくことは重要であると考えます。しかしながら、安心して学校生活を送れる環境を確保するための基本的人権に、尊重、いわゆるいじめのない環境が最も重要と考えますが、町の見解をお伺いいたします。
358: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
359: ◯番外【町長 木村俊雄君】 それでは、通告順位9番杉崎議員のご質問にお答えいたします。
初めに、環境行政についての令和3年4月に茅ヶ崎市と共同表明した気候非常事態宣言についてのご質問にお答えいたします。
令和元年度に関東地方に上陸し、各地に大きな被害をもたらした台風15号及び19号によって、気候変動に伴う異常気象が引き起こす自然災害の甚大化、頻発化について否応なく認識したところでございます。
このような地球規模で進行しつつある地球温暖化と気候変動に的確に対応していくため、町も、令和2年2月7日に神奈川県が発表した神奈川気候非常事態宣言に賛同するとともに、本年度よりスタートする第3次寒川町環境基本計画におきまして、気候変動の影響に適応した町をつくるという取組方針を位置づけたところであります。
このような状況を踏まえ、令和3年4月1日に、ゼロカーボンシティ宣言の趣旨を盛り込んだ茅ヶ崎市・寒川町気候非常事態宣言を表明したところであります。今後は両市町の住民、事業者、団体、そして行政が連携協力して、2050年までの二酸化炭素排出実質ゼロの実現に向けて取組を進めるとともに、町民の皆様が自然災害などの被害を回避、軽減でき、安全で安心な暮らしを生涯にわたって送れるよう、持続可能な環境共生社会の実現に向けて気候変動対策の取組を進めてまいります。
続きまして、2点目、農業政策についてのお尋ねでございます。農業政策と財源確保についてでございます。
農業は、食糧を供給する役割だけではなく、その生産活動を通じ自然環境の保全、良好な景観の形成、水源の涵養等様々な役割を有しており、その役割による効果は、地域住民をはじめ町民全体が享受しております。
本町の農業の現状と課題は、都市化の進行等に伴い土地利用の多様化、混在化が進み、農業経営においては、担い手不足や農業従事者の高齢化等によりまして耕作放棄地や遊休農地が増加し、環境保全への配慮や周辺住民との良好な関係の構築が必要となってきております。また、多くの農業者は、農業以外の収入がなくては農業経営や生活が厳しい状況であることなどが挙げられます。
このようなことから、今後とも農業者の声を聞き、農業協同組合をはじめとした農業関係団体とも連携し、地域の中心となる経営者の確保や経営体へ農地集積の取組を進めていくとともに、新規就農者への受入支援体制や生産物の高付加価値、高品質化につながる支援などのほか、農業用水路等の農業基盤施設の改修等を通じて営農環境の充実に努めてまいりたいと考えております。
なお、農業政策を進めていく上で財源確保は重要であると認識するところであります。今後とも国、県補助金等のほか、様々な歳入確保策を検討してまいります。
次に、3点目でございます。教育行政について、学校内におけるいじめ対策についてのお尋ねにお答えいたします。
まず、ここ数年社会問題として挙げられていますいじめにつきましては、重大な問題であると認識しております。寒川町教育大綱の学校教育には、知徳体の調和の取れた児童生徒を育てますと掲げ、その具体として、いじめのない集団づくりに向けていじめの早期発見と情報共有を徹底し、安全に、かつ安心して学校生活を送れる環境づくりを推進しますとしております。
いじめは絶対に許されない人権侵害行為であるという前提に立ち、町では、子どもたちの心身の成長段階に応じて互いに認め合うことのできる人間性、道徳心の育成を大切にしております。
なお、詳しい内容につきましては、教育委員会よりお答えいたします。
360: ◯議長【佐藤一夫君】 大澤教育長。
361: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 学校内におけるいじめ対策について、町長の補足答弁をさせていただきます。
平成31年4月に、寒川町いじめ防止基本方針を一部改正したところでございますが、その中にありますように、寒川町及び寒川町教育委員会が取り組むべきことと町内小中学校で取り組むべきことを掲げ、日常的にいじめの未然防止に努めております。
学校では、常に児童生徒の人間関係の状況を把握し、いじめを発見するアンテナを張り、早期発見、早期対応に努めております。また、必要に応じて町教育委員会の心理相談や他機関への相談をつなげることも可能な体制を整えています。さらに教育委員会としましては、寒川町教育振興基本計画の重点施策の1つに、いじめの防止と人権教育の推進を掲げております。
今後も一人一人を大切にできる学級づくり、互いの違いを認め合い、互いに強調し合える学校の風土づくりに努めていきます。
362: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
363: ◯14番【杉崎隆之君】 それでは、順次一問一答をさせていただきます。
まず1点目の茅ヶ崎市との気候非常事態宣言についてでございます。
地球規模での気候変動について国際的な動きもある中、国、県、町それぞれの責務、役割についてどのような認識を町では持っているのかお伺いいたします。
364: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
365: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 国では令和2年11月、県では令和2年2月に、それぞれ気候非常事態宣言を表明いたしました。この中で国は、一日も早い脱炭素社会の実現に向けて経済社会の再設計、取組の抜本的強化を行うこととしており、県では、今の命を守るための風水害対策等の強化、未来の命を守るための2050年までの脱炭素社会の実現、気候変動問題の共有に向けた情報提供、普及啓発の充実を行うこととしております。
町といたしましても、これら国及び県の動向を踏まえ、第3次寒川町環境基本計画に位置づけた気候変動の影響に適応した町をつくるという取組方針にのっとり、自然災害対策の推進や健康対策の推進に取り組んでまいります。
366: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
367: ◯14番【杉崎隆之君】 認識については理解いたしました。
それでは、これまでの町の取組についてお伺いさせていただきます。
町では、総合計画2020プランの重点プロジェクトや環境基本計画に基づき、様々な施策を推進してきましたけども、気候非常事態宣言に至るまでの具体的な取組はどのようなものかお伺いいたします。
368: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
369: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町では、平成21年度より町民に向けた取組といたしましては、2市1町の広域連携である湘南エコウェーブにおきまして、地球温暖化防止及び気候変動適応策の推進に向けた森林の中で生物観察などを行う緑の保全セミナーや、環境保全に先進的に取り組む工場等を見学する環境バスツアーなどの啓発事業を展開してまいりました。
また、町も一事業者といたしまして、平成25年4月に、地球温暖化対策実行計画行政編を策定し、役場庁舎への省エネルギー機器の積極的導入などの取組を通し、町の事務事業に伴い発生する二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの排出量削減に取り組んでまいりました。その結果といたしまして、各年度における削減目標を達成することができました。
370: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
371: ◯14番【杉崎隆之君】 次に、共同宣言に至った経緯についてお伺いさせていただきます。
気候非常事態宣言については、茅ヶ崎市との共同宣言でありました。なぜ、より連携効果の大きな藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町の2市1町による共同宣言か、町単独宣言ではなかったのか、茅ヶ崎市との共同宣言となったのか、その考え方についてお伺いいたします。
372: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
373: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町は、令和2年2月の県による神奈川気候非常事態宣言に賛同しており、改めて宣言を表明する選択肢といたしまして、他の自治体の宣言の例を参考に町単独での宣言を表明することを検討しておりましたが、町と茅ヶ崎市は、従来よりごみやし尿、資源物の広域処理など環境の分野で積極的に連携し、取組を進めてきた背景を踏まえ、この気候危機とも言える非常事態に際し、茅ヶ崎市と危機意識の共有を図り、ともに生涯にわたって持続可能な社会の実現に向けて取り組むため、また両市町の新たな環境基本計画の計画期間が本年4月1日にスタートすることから、このタイミングを捉えて茅ヶ崎市・寒川町気候非常事態宣言を表明いたしました。
374: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
375: ◯14番【杉崎隆之君】 茅ヶ崎市との共同宣言に至った経緯については分かりました。
では、1市1町の役割と取組についてお伺いしたいと思いますけども、茅ヶ崎市との共同宣言を行うに当たって、それぞれ市町の役割について、どのような協議がなされ、共同、もしくは町単独の取組の先に、改めて伺いますが、どのような社会を見据えているのかお聞かせください。
376: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
377: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 今回の茅ヶ崎市・寒川町気候非常事態宣言を表明したことに伴い、行政の取組として、ごみの焼却量の削減に伴う二酸化炭素排出量の削減、節電、節水などの省エネ行動の推進をより一層連携して進めてまいります。また、1市1町の広域処理施設である寒川町美化センター及び寒川広域リサイクルセンターに再生可能エネルギー100%由来の電力を導入し、二酸化炭素排出をゼロに削減する取組などを進めてまいります。
また、この宣言の主たる目的は、気候非常事態への危機意識を両市町全体で共有し、住民、事業者、団体、行政などのあらゆる実施主体が連携、協力し、二酸化炭素排出量の削減及び気候変動に対する適応策の推進に取り組んでいくことにあります。よって、住民、事業者、団体に向け地球環境に優しい新たなライフスタイル、また事業活動に関する情報発信に努めるとともに、洪水ハザードマップなどの周知徹底を図るとともに、地域の自主防災活動を積極的に支援し、防災意識の向上に努めてまいります。
378: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
379: ◯14番【杉崎隆之君】 市町全体で共有して、事業者、住民、団体、行政など、あらゆる実施主体が連携協力していくということで、分かりましたけども、目指す社会について、それを実現するための町の取組について、いつまでに何をどのようにするのか、具体的な年次目標がないと絵に描いた餅、ただの宣言、形骸化した理念目標となってしまうおそれがあるのではないかと思いますけども、成果目標としてKPIを含めながら説明をいただきたいと思います。
380: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
381: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 今回の宣言の中に盛り込んだ内容の1つである2050年度までの二酸化炭素排出実質ゼロに向けて、現在具体的なロードマップの策定のために国・地方脱炭素実現会議において、どのように策定していくべきなのかの議論が始まったところでございます。
町も、この国・地方脱炭素実現会議に対し、地方の直面する共通課題や国への要望等を取りまとめて提言するゼロカーボン市区町村協議会に加入しており、この協議会を通して具体的なロードマップの策定に向けて取り組んでまいります。
なお、当面はこのたび策定した第2次地球温暖化対策実行計画行政編に基づき当該計画の最終年度である令和14年度2032年度までに、町の事務事業に伴い発生する二酸化炭素排出量について、国基準年度である平成25年比2013年度比で48%の削減という目標に向けて取組を進めてまいります。
382: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
383: ◯14番【杉崎隆之君】 先ほどの答弁の中で、様々事業者などと連携強化、協力もしていくというようなお話がございました。この取組については、当然ながら行政のみで対応できるものではないと考えますけども、民間企業に対してはどのような協力を求めていくのかお伺いいたします。
384: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
385: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町では、二酸化炭素排出量の削減のために町公共施設の照明のLED化をはじめ、高効率の省エネ型空調機の導入を進めております。また、小中学校などに太陽光発電設備及び蓄電池を設置するとともに、再生可能エネルギー100%由来の電力を導入し、二酸化炭素排出量をゼロに削減する取組を進めております。
これらの省エネルギー化や再生可能エネルギーの利用につきまして、町内の企業に積極的に発信し、協力を求めていくほか、災害時に備えた食糧や生活必需品の備蓄及び事業活動における熱中症対策の徹底など、従業員の生命を守る取組についても協力を呼びかけてまいります。
386: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
387: ◯14番【杉崎隆之君】 では、町民に対してはどのような協力を求めていくのか、町民一人一人の取組が当然ながら必要と考えますけども、町民に対してどのような協力を求めていくのかお伺いいたします。
388: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
389: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町民に対しましては、補助制度の周知をはじめ、日常の生活の中での省エネ行動の実践やエネファームなどの省エネルギー機器の導入、また太陽光発電設備などの再生可能エネルギー設備の設置など、二酸化炭素排出量の削減に向けた取組を行っていただけるよう呼びかけを行ってまいります。また、防災に対する意識を高めていただくために、洪水ハザードマップ等の情報の把握や防災グッズの準備及び地域の防災活動への参加などのご協力を呼びかけてまいります。
390: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
391: ◯14番【杉崎隆之君】 それでは、1点目の最後の質問とさせていただきます。
先ほどの町長答弁でも国、県補助金の獲得に向けてというような答弁がございました。現在国においては、2050年までのカーボンニュートラル、脱炭素社会の構築に向けて積極的に動いておりますけども、町としても、今回の気候非常事態宣言に基づき国や県と連携しながら積極的な展開をしていく必要があると思いますけども、その施策実施に伴う財源確保は急務であると考えます。
例えばCO2削減に向けて国のグリーン住宅ポイント制度を活用した補助制度を創設して、民間における環境共生意識の醸成を図るなど、町長が最初に就任した際に公約であったエコタウン計画の実現にも近づくと考えられますけども、その財源の確保が課題となるのではないかと思います。
こうした施策実施に向けては、国、県補助金の獲得が必要不可欠であると考えますけども、町としてどのような動きを出していくのか、我々さむかわ自民党も町執行部と一緒になって努力していきたいと考えておりますけども、町長のお考えをお伺いいたします。
392: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
393: ◯番外【町長 木村俊雄君】 文字どおり、まちづくりに対しての環境対策、これは大きな柱の1つでもございます。また、常々私からも皆さんに機会あるごとにお話しさせていただいております。
先ほどロードマップの策定に向けた取組が始まったことにつきまして、部長より説明をさせていただきました。これに合わせて、環境省をはじめとした国からの地方への支援の在り方について、補助金だけではなく、人材の派遣なども含めた望ましい支援の在り方について検討が始まったところでもございます。
こういった動向に注視し、今後町の施策において支援制度の積極的な活用に努めてまいりたいと思っております。また、グリーン住宅ポイント制度など民間に向けた国、県の補助制度の情報を積極的に発信するとともに、文字どおり、脱炭素社会の実現に向けた新たな補助制度の検討に加え、その財源確保に向け、積極的に要望してまいりますので、議会からもご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
394: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
395: ◯14番【杉崎隆之君】 それでは、大きな2点目、農業政策についての、農業政策と財源確保についてお伺いいたします。
まず、町の産業構造の変化について聞いていきたいと思いますけども、我が町寒川は、昭和30年代半ばからの高度成長期に伴い、相模川沿岸を中心に工場が相次いで進出し、住宅開発も急速に進行したことから、人口も右肩上がりに増え続けてきたところであります。
しかしながら、古来我が町の主産業であった農業は、現在は町の魅力である豊かな自然環境にも大きな役割を担っております。まずはそうした認識をするために、これまでの町の産業構造の変化についてお伺いいたします。
396: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
397: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 本町の産業は、昭和30年代半ばから人口増加による宅地開発や工場誘致による工場進出により急速に都市化が進み、第2次産業が大きく伸び進み、農作物等を生産する第1次産業から製造業などの第2次産業が主産業となってきました。
そのため農業は、農地と住居地域が隣接している典型的な都市型農業へと変化し、農業の都市化により農地と住居の混在化が進み、昭和45年では、田が217ヘクタール、畑が302ヘクタール、農家戸数738戸が、平成27年には、田んぼが71ヘクタール、畑が165ヘクタール、農家戸数が287戸となり、約45年が経過して、田んぼは約67%の減、畑は45%の減、農家戸数は約61%の減となり、農業生産環境は厳しさを増しておりますが、現在は、恵まれた気候条件や首都圏近郊を背景にした経済的、地理的好条件を生かし、稲作を中心に路地野菜や花卉などの施設園芸、ナシ、カキ等の果樹施設での農業が営まれております。
398: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
399: ◯14番【杉崎隆之君】 昭和45年から平成27年までの間に相当なものが減っているというようなことで、私も正直、衝撃を受けましたけども、それが平成27年の時点ですから、今だったらもう少し減っているのかなと思います。
現在は、第2次産業であります製造業が主産業となっております。町の財政基盤を支えていることは改めて認識しているところでございますが、しかしながら、国際的にも安価で高付加価値の工業用製品が流通し、戦後、日本を支えてきた工業輸出額も減少傾向にある中で、輸出増加傾向にあるのが日本の高付加価値農産物であると思います。
これは日本という国の特性であると思いますけども、安心安全な農業生産物を作る実直な農家の皆様の努力の賜物であると思っているところでございます。こうした国際的に高い評価を受けている農業の振興に対して、町ではどのようなビジョンを持っているのかお聞かせください。
400: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
401: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 農業を将来にわたって持続できるよう、新規就農者の受入体制を湘南広域都市行政協議会の藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町で就農要件を統一し、次世代を担う新規就農者や地域農業の中心となる担い手を確保することに合わせて、多様な経営体と大消費近郊という立地条件を生かした、営農規模は大きくなくとも、少量多品目生産や消費者等のニーズに対応した農産物を生産することで利益率の高い農業経営を展開し、新鮮で安心安全な農作物の供給地として魅力ある持続可能な農業をつくり上げたいと考えております。
402: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
403: ◯14番【杉崎隆之君】 我が町の地勢は、東京圏の一部に位置しております。都市計画区域内における都市型農業に当たると思いますけども、都市型農業については、営農という観点から高付加価値農産物が生産されており、我が町においても果樹や花卉等の栽培が盛んであります。こうした高付加価値農産物がもたらすまちづくりへの効果を町ではどう捉えているのかお伺いいたします。
404: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
405: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 町では、特産品といたしましてカーネーション、シクラメンを中心とした鉢物やスイートピー、メロン、ナシなど、これらの高付加価値農産物を中心に町とともにブランド化を進め、わいわい市を核に町内のにぎわいと町外との交流を創出することで、新鮮で安全な農産物の住民への供給や、生産者の農業経営の安定化が地産地消の取組につながり、地域の活性化を図ることが可能と考えております。
406: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
407: ◯14番【杉崎隆之君】 それでは、町の各種計画についてお伺いいたします。
令和3年度スタートした町総合計画2040における農業の振興に向けた具体的な取組としては、農業経営の安定化、新規就農者等の担い手の確保などを目標とした農業振興対策事業と農産物直売所の拡大による農業者の生産意欲の向上、近隣からの集客増加を目的とした農産物直売所活性化事業が挙げられておりますけども、都市マスタープランや農業振興基本計画など各種計画の中で、農業の在り方についてどのような方向性を持っているのかお伺いいたします。
408: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
409: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 各種計画の農業の在り方については、都市マスタープランでは、土地利用の方針として農地保全や農業環境整備であり、農業振興地域整備計画では、農用地利用計画、農業生産基盤、農業経営等を含めていますが、上位計画である総合計画2040と同様に農業生産基盤の整備といたしまして、農業用水の安定を図るための維持修繕対策や環境に配慮した農道や用水路の整備、農業経営対策の整備としては、新技術の導入や施設設備の整備により都市型農業としての経営の改善や、都市型農業の地域性を生かした花卉や果物などの高付加価値農産物を中心としたブランド化の推進、わいわい市を核といたしました地産地消の促進、農業後継者の育成を図るとともに、新規就農者の受入対応の検討、ふれあい農業の推進といたしましては、町民に対する農業への理解や農業の持つ多様な波及効果を踏まえ、多様な視点から農業の継続、活性化を図るなど農業を振興を進めてまいります。
410: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
411: ◯14番【杉崎隆之君】 次に、営農者の方と農業協同組合、行政それぞれの役割についてお伺いしたいと思いますけども、農業の振興については、農家の皆様の努力だけでは町を支える産業として育たないのではないかと私は思います。やはり営農者とともに行政、農業協同組合とも協力しながら進めていくことが肝要ではないでしょうか。
そうしたことを踏まえ、営農者、行政、農業協同組合それぞれの役割をどのように考えているのかお聞かせください。
412: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
413: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 営農者は、農作物を生産、経営すること、農業協同組合は、農業者の技術的な指導や新技術の導入、高齢者等の対策としての農作業の代行や農機具の代行運転、農畜産物の販売や営農に必要な資材や機材、種や苗の購入を協働で行い、地域経済の安定や保全に寄与すること、行政は、農道や用水の修繕や保全を行い、用水の安定的な供給、農業委員会と連携した農用地の保全や適正管理等であります。
また、近年問題になっております遊休農地対策につきましても、営農者、農業協同組合、行政が連携して問題解決に向けて推進しております。
なお、営農者、農業協同組合、行政だけでなく営農者の代表である農業委員や農地利用最適化推進委員とも情報共有し、農地パトロールや家庭菜園の運営、指導、農業の楽しさを広くPRするために関係機関が連携することが重要であると考えております。
414: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
415: ◯14番【杉崎隆之君】 3者の連携、協力体制については理解いたしました。
町では、これまでも様々な農業支援策を講じてきたところでありますけども、後継者不足などもあり、今後我が町の農業は衰退していってしまうのではないかという懸念があります。農業を第1次産業として自立して営農できる環境整備が必要と考えますけども、産業としての農業発展に資する支援策を町としてどのように考えているのかお聞かせください。
416: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。菊地環境経済部長。
417: ◯番外【環境経済部長 菊地高志君】 新たな支援策といたしましては、町では、遊休農地の解消を目的に情報提供や耕作地紹介をしており、令和3年6月、ワインづくり用の新品種ブドウ、メイブを試験的に岡田地区で2反、小動地区で1反、今年度中に新たに岡田地区で3反の作付を予定しており、同様に酒用の米の作付も実施し、遊休農地の解消に努めてまいります。
また、生産者からの要望により、町のブランドである『「高座」のこころ。』と花卉類をPRすることを目的に、スイートピー用宅配段ボールに『「高座」のこころ。』を印刷し、ブランドの促進を図っていく予定がございます。
今後は新規参入法人や新規就農者等に対しまして、既存の生産物はもちろん、生産物によっては新たな農産物の生産を希望する場合は、町で耕作地等を支援し、町とともに生産者がブランド化するなども取り組んでいく予定でございます。
418: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
419: ◯14番【杉崎隆之君】 新たな支援策を行っていただいているということでございますけども、特に花卉類のPR、また我が町が発祥と、諸説ありますけども、言われているスイートピー、段ボールに『「高座」のこころ。』を印刷して促進を図っているということでございました。
次に、町の財政計画及び財政推計における農業費の割合について聞きたいと思いますけども、支援策の考え方については説明がありましたけども、農業施策を推進するためには、それこそ絵に描いた餅とならないように、財政の担保が必要となります。
町総合計画第1次実施計画の財政計画の中での農業施策に関する経費、及び長期財政ビジョンの財政推計の中での農業施策に関する経費はどの程度を占めているのかお伺いいたします。
420: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。深澤企画部長。
421: ◯番外【企画部長 深澤文武君】 財政計画の占める割合というご質問でございます。
町総合計画2040における第1次実施計画においては、一般会計のうち農業施策に関する経費が占める割合につきましては、全体の約0.5%から約0.6%で推移してございます。また、長期財政ビジョンの財政推計の中での農業施策に関する経費につきましても同様に約0.7%から約0.8%で推移してございます。これらの割合につきましては、県内の類似団体及び近隣団体と比較してもほぼ同額程度となってございます。
以上です。
422: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
423: ◯14番【杉崎隆之君】 0.5から0.6%ということで、私としては、類似団体の中では同じような数字だということでございますけども、非常に少ないなと感じているところでございます。
農業施策の実効性を担保する財政計画において、当然ながら子育て支援や教育、都市基盤整備など様々な行政需要があることは理解しているつもりでありますけども、農業政策の拡大に向けて財政的にはかなり困難な状況にあると感じております。
しかしながら、前段で触れたとおり、我が町の第1次産業であります農業は、都市型農業として高付加価値農産物を生産しており、消費者の皆様からも高い評価を得ていることを考えれば、こうした農業生産物について、例えば農業協同組合の協力を得ながら、四季折々の贈り物としてふるさと納税の返礼品とすることで、厳しい財政状況の中でも農業施策に対する財源確保と施策推進の両面からの取組が可能となると考えますが、この質問の最後に町長に見解をお伺いいたします。
424: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。
425: ◯番外【町長 木村俊雄君】 いろいろありがとうございます。まさに農業は、本来寒川町は産業というと、工業色というか、色濃く出ておりますけども、やはり産業の原点は農業だと思っております。また、都市型農業という言葉でもございましたけども、寒川町のエリアで持つ農地の価値というのはすごく高い部分があります。ところが高齢化等によって遊休農地から耕作放棄地へと変わっていく姿は、見ていても非常に心苦しいなと思っております。
そういった中で、先ほど環境経済部長からお話がありましたワインづくり用のメイブというブドウの作付のための町内の土地、これは藤沢、茅ヶ崎でも同じような展開をされている企業さんでございます。いずれワイナリーという形で商品化するというようなお話も新聞等でも見ておりますけども、そういった部分でふるさと納税においては、花卉等を返礼品としてお送りして非常に好評を得ているわけでございますけども、今後は高付加価値の農産物を返礼品として提供できるような形、これは当然ながら生産者の方のお力によるところが大きいわけですけども、その支援として町、あるいは農業協同組合等と連携を図って、調整して、実施に向けて、より返礼品、四季折々のということもありますけど、台地の恵みでございますので、そういった農産物をその地域から生まれたものとして特産品として位置づけられるようなものができることを期待しておるところであります。よろしくお願いいたします。
426: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
427: ◯14番【杉崎隆之君】 今、町長から答弁をいただきました。
私も寒川で生まれ育ちましたので、だんだんと田畑が少なくなっていくことは本当に寂しくもあり、心苦しくも思っているところでございます。寒川町の高付加価値農産物、こちらを生かすような施策をぜひ推進していただきたいと思います。
それでは、3点目の教育行政、学校内におけるいじめ対策について一問一答をさせていただきたいと思います。
まず、いじめが個人、家族、また地域社会にどのような影響を及ぼすのか、町の地方創生の観点を含め、町のいじめに対する認識をお伺いさせていただきます。
428: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
429: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 いじめは、児童生徒の心身の健全な発達に重大な影響を及ぼすものであり、決して許されないものであると認識しております。
最近では、携帯電話やパソコン等の介在により一層見えにくいものになっています。いじめは、どの学校でも、どの子にも起こり得るものであること、また誰もが被害者にも加害者にもなり得るものであることを十分に認識しておく必要があります。
これは、いじめの問題への取組の徹底についての文部科学省通知でも示されております。いじめを把握したときには被害を受けた子どもを徹底して守り通すという姿勢で、適切、かつ組織的に対応をしていくことが大事だと思っております。
安心して通える教育環境を整えるため、学校はもとより家族や地域、関係機関が一体となった取組を推進していく必要があると認識しております。
430: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
431: ◯14番【杉崎隆之君】 では、町の学校でのいじめの発生状況について確認させてください。
432: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
433: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 毎年実施される国、県における調査において、令和元年度の本町小中学校のいじめ認知件数は、小学校が1校平均14.4件、中学校が1校平均4.6件となっています。本調査において個々の行為がいじめに当たるか否かの判断は、表面的、形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものと定義しており、各校における認知件数は多くなっております。これは、子どもが嫌だと感じた軽微なことも掌握し、早期対応に努めていることの表れであると捉えています。
434: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
435: ◯14番【杉崎隆之君】 捉え方にもよるんだと思いますけども、年々増えているというような状況かと思います。
全国で悲しいニュースとして、いじめがあって、自殺するというようなニュースもございますが、そのとき学校側が気づかなかったとか、担任の先生が気づかなかったというようなこともよくあろうかと、残念ではありますけども、そういったニュースがありますけども、いじめを見抜く力、これをつけるために教員向けの研修の実施状況について伺いたいと思いますけども、理想的な姿としては、いじめの撲滅を目指すべきであると思います。
現実的には相当困難であるため、いじめが発生した際に、いかに早期に発見し、早期対応、早期解決をしていくかが現実的であると考えます。そうした取組に欠かせないいじめを見抜く力が重要となってくると思います。
町内の各学校において、教職員のいじめを見抜く力をどのように要請し、その成果についてどのように評価しているのかお伺いいたします。
436: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
437: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 いじめの問題の未然防止及び早期発見、早期対応に対しては、教員一人一人が意識を高め、いじめ問題への対応力を身につける必要があると認識しております。
近年いじめ認知や子どもたちを取り巻く環境が多様化していることを受けて、この数年間で次の3つの観点から教職員研修会を開催してまいりました。
1点目は、児童生徒指導、いじめ防止や対応について、2点目は、児童生徒理解支援教育、そして3点目は、いじめのない学級、学校の風土づくりには欠かせない人間関係づくりや人権教育という研修会を実施してきております。
また、町内の児童生徒指導担当教員研修会においては、国や県の動向に関する最新の情報を共有したり、町内での他校の取組を学び合ったりしております。研修により、いじめの未然防止や認知とその対応、児童生徒理解について、より一層の意識が向上していると捉えております。
438: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
439: ◯14番【杉崎隆之君】 もう少し具体的に伺いたいと思いますけども、いじめの発生時から解決までのプロセスについてご説明をお願いしたいと思います。
440: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
441: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 寒川町いじめ防止基本方針に、軽微な状況であるものをレベル1として、重大事態となるレベル5までの対応について示しております。
レベル1では、1対1の比較的軽度な言葉によるからかい等の場合について、学級担任を中心に注視を継続し、状況に応じた指導を行います。レベル2では、数名による軽度な言葉のいじめ、仲間外し、無視等が非継続的に行われている場合について、学級担任、学年教職員を中心に指導を行います。レベル3では、レベル2が継続し、落書き、物を隠す、足を掛ける等を伴う実害が出ている場合について、学年児童生徒指導部対策チームをつくり、方針を共有化し、共同的な指導に当たります。レベル4では、長期間にわたり集団的な悪口、無視、強要等が続き、被害を受けた子どもが不登校になる場合について、校長を先頭に解決に向け学校全体で取り組みます。レベル5では、重大事態を想定しており、いじめにより子どもの生命、心身、または財産に重大な被害が生じた疑いがある場合や、いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがある場合について、教育委員会の指導、支援の中、警察等の関係機関との連携も含みながら校長の指導性を基軸に、学校全体を挙げて問題解決に向けて組織的な行動化を図ります。
子どもたちには、日々の生活の中で数々の人間関係のトラブルが発生しています。小さなトラブルでもいじめに発展しないように教師が見守り、支援する中で、子どもたちが自らの力でトラブルを解決していくために、問題解決能力の育成というのはとても大事になります。
いじめの状況レベルが上がるにつれ、複数の視点を持った指導を大切にしており、対応も組織としての対応を重視し、情報連携、行動連携を図ります。
442: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
443: ◯14番【杉崎隆之君】 プロセスについては分かりました。
前段でも質問しましたけども、いじめに対する対策は教育委員会のみで対応できるものではないと思います。学校内の問題にもならずに地域等で発生する可能性もあります。町長部局との連携がこの場合重要であると思いますけども、町の見解をお聞かせください。
444: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
445: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 近年、児童生徒を取り巻く環境が多岐にわたり、学校や教育委員会に寄せられる相談も多様化、複雑化しております。教育委員会としましては、就学前から学齢期における切れ目のない支援を図ることは重要であると考えております。
日頃より町の子育てサポートネットワーク会議には、教育委員会から巡回相談員、県のスクールソーシャルワーカー、指導主事も参加して連携を図るなど、関係課との連携を深めているところです。
いじめ問題の解決のためには、教職員だけでなく、保護者、地域、各分野の専門家等とともに支援体制を築き、対応していくことが不可欠です。今後も関係課と連携を緊密に取り、早期に解決が図れるよう対応してまいります。
〔19番(関口光男君)退席 午後3時43分〕
446: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
447: ◯14番【杉崎隆之君】 では、話を学校に戻しますけども、いじめから人権を守るために、まず話合いを通じてお互いの理解、尊重が重要であります。
しかしながら、最近のニュースでも取り上げられておりますけども、北海道旭川市の事例などの悲惨極まりない重大事案については、法的対応も少なからず発生する可能性もあると思われます。幸いにも寒川町ではないと思っておりますけども、法的解決として、経験の少ない教職員がどのように対応するのかお伺いいたします。
448: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
449: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 いじめ重大事態が発生した場合には、学校は教育委員会と連携しながら、いじめ問題に関する調査委員会を設置して対応してまいります。調査委員会で法律、医療、心理、福祉、または教育に関し専門的な知識、経験を有する者を調査委員として、調査、審議を行うとともに関係機関とも連携を図ります。また、いじめ重大事態に当たらない事案においても、必要に応じて町の顧問弁護士による法律相談を活用し、法的な専門的知識、経験に基づいた諸問題への相談を行います。
〔19番(関口光男君)着席 午後3時46分〕
450: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
451: ◯14番【杉崎隆之君】 法的な問題が発生したときの対応について、今の答弁で、町の弁護士による法律相談を活用するということでありましたけども、学校で発生する様々な問題について、子どもの利益を念頭に置いて法律の見地から学校に助言する、または解決し、トラブルの前段階から学校へアドバイスをするスクールロイヤーを全国に配置するとの文部科学省の方針があります。他の自治体の例では、一足早く独自にスクールロイヤーを導入した自治体もあると聞いております。
誰もがお互いを尊重し、安心して学校生活が送れるよう、こうした事例等を研究し、子どもたちの人権を守っていくセーフティネットを構築すべきではないかと考えますけども、町の見解をお伺いいたします。
452: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
453: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 学校教育において、いじめ問題をはじめ学校内の事故など様々な問題に直面した際、法的な根拠を求められ、教員の力だけでは対応が困難な事案が全国的に増加傾向にあります。
そうした中で、学校が客観性や中立性を保って法的観点から問題に対応できる弁護士と連携して法に基づいた的確なアドバイスを継続的に受けることが可能となれば、問題に直面している教職員の精神的な負担が軽減されると考えます。
結果として児童生徒と向き合う時間が増え、教育現場がより充実するものと考えられることから、教育委員会としましても、スクールロイヤーの必要性を感じております。各地で先行的に独自に採用している自治体の活用事例の成果を踏まえつつ、国、県へも要望をしてまいります。
454: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
455: ◯14番【杉崎隆之君】 国、県への要望も当然ながら強くしていただきたいなと思いますけども、独自で採用してもいいのかなと私は思っておりますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。
様々いじめについて伺ってまいりましたけども、いじめは、決して許されることではないことは明らかであります。『「高座」のこころ。』をブランドスローガンに掲げている我が町寒川の地方創生の観点からも、子どもたちを安心して学校に送り出せる環境があることは、子を持っている親の方々からして当たり前のことであり、切実な願いであります。
先ほどいじめの撲滅は現実的には相当困難であると私は申し上げましたけども、町の覚悟として、いじめゼロ宣言を行うことについて、教育長、町長の見解をお伺いいたします。
456: ◯議長【佐藤一夫君】 ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。
457: ◯番外【教育長 大澤文雄君】 いじめゼロ宣言でございますが、平成25年に、いじめ防止対策推進法の施行に伴い、いじめの定義も変更され、社会的に言う、いわゆるいじめと認識されるものから、平成25年以降は、当該児童生徒が嫌な思いをしたものをいじめとして認知することとなっております。このことを踏まえ、いじめについては、どの子どもにも、どの学校においても起こり得るものであるとの認識を持ち、対応していくことが最も重要であると認識しております。
学校での積極的な見取りと教育委員会で行っているネットパトロール等を活用し、ささいな兆候を見逃すことなく積極的に認知し、対処していくことが重要であると考えております。
今後も児童生徒が楽しく学びつつ、生き生きとした学校生活を送れるよう、どのような社会にあってもいじめは許されないという毅然とした態度で指導に当たるとともに、児童生徒の悩みを親身になって受け止め、子どもの発する危険信号をあらゆる機会を捉えて敏感に感知するよう努めてまいります。また、道徳教育や心の教育を通して、個性やお互いを尊重する態度やその基礎となる価値感を育てる指導を教育委員会、学校が一丸となって、いじめのない学校生活が送れるよう、取り組んでまいります。
これからも、いじめは絶対にしない、させない、許さないを合い言葉に、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
458: ◯議長【佐藤一夫君】 木村町長。
459: ◯番外【町長 木村俊雄君】 いじめゼロ宣言はどうだというお話でございますけども、確かにいじめにつきましては、重大な問題であると認識しております。教育委員会と連携を密にして、いじめ防止に取り組んでいるところでもございます。
また、文部科学省の通知でも示されているように、いじめは、どの子にも、どの学校においても起こり得るものだということから、いじめゼロ宣言をするというよりも、いじめに対して町を含め組織として、学校の環境づくりを教育委員会とともにしてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
460: ◯議長【佐藤一夫君】 杉崎議員。
461: ◯14番【杉崎隆之君】 いじめゼロ宣言については、町長、教育長からそれぞれ答弁をいただきました。残念ながら宣言するとは言っていただけませんでしたが、確かに人々が生きていく中で社会全体からいじめがなくなることは難しいかもしれません。しかし、それを容認していては、子どもたちの安心な学校生活を守ることはできないのではないでしょうか。
町では、これまでも核兵器廃絶平和都市宣言や健康都市宣言、環境宣言を条例に定めてまいりました。こうした宣言も、町行政のみで達成できるものはないことは明らかであります。こうした宣言は、宣言に基づいた理想の社会となってほしいという町民全体のひとしい願いが載せられたものであり、その発信を行いながら日々努力を重ねることで、理想とする社会をつくり上げていく固い決意を表すものではないかと私は思います。
私は、今回の一般質問において、子どもたちの社会環境の変化に対して、我が町は子どもたちの安心な居場所であることを町内外に強く発信し、少子化が進む中でも『「高座」のこころ。』を旗印に、人と人とのつながりを大切にすることをテーマとしてブランディングを進めているこの寒川町で子どもを育てたいと思っていただけることこそ、本当の意味でのブランディングではないかと思います。
いじめゼロ宣言をしていただくことは、今回いい答弁をいただけませんでしたけども、基本的には子どもたちの側に立ったいじめ対策認知を、ぜひしていただきたい。宣言ができなくても、いじめは絶対許さないよと、そうした強い姿勢をぜひ町、また教育委員会から発信していただくことをご期待申し上げて、一般質問を終わりたいと思います。
462: ◯議長【佐藤一夫君】 以上で、杉崎隆之議員の一般質問を終了いたします。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
463: ◯議長【佐藤一夫君】 お諮りいたします。議事の都合により明日6月17日から6月20日までの4日間を休会とし、次回の会議は6月21日午前10時に開きたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
464: ◯議長【佐藤一夫君】 ご異議ないものと認めます。よって、明日6月17日から6月20日までの4日間を休会とし、次回の会議は6月21日午前10時に開くことに決しました。
本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでした。
午後3時56分 散会
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地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
寒川町議会 議 長 佐 藤 一 夫
同 署名議員 橋 本 修 一
同 署名議員 柳 田 遊
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