寒川町議会 > 2021-06-03 >
令和3年第2回定例会6月会議(第3日) 本文
令和3年第2回定例会6月会議(第3日) 名簿
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  1. 寒川町議会 2021-06-03
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    最終取得日: 2022-11-22
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年第2回定例会6月会議(第3日) 本文 2021-06-15 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 411 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 2 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 3 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 4 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 5 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 6 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 7 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 8 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 9 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 10 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 11 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 12 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 13 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 14 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 15 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 16 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 17 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 18 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 19 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 20 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 21 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 22 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 23 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 24 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 25 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 26 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 27 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 28 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 29 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 30 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 31 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 32 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 33 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 34 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 35 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 36 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 37 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 38 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 39 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 40 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 41 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 42 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 43 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 44 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 45 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 46 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 47 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 48 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 49 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 50 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 51 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 52 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 53 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 54 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 55 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 56 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 57 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 58 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 59 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 60 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 61 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 62 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 63 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 64 :  ◯10番【柳田 遊君】 選択 65 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 66 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 67 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 68 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 69 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 70 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 71 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 72 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 73 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 74 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 75 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 76 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 77 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 78 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 79 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 80 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 81 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 82 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 83 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 84 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 85 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 86 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 87 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 88 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 89 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 90 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 91 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 92 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 93 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 94 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 95 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 96 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 97 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 98 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 99 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 100 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 101 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 102 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 103 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 104 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 105 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 106 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 107 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 108 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 109 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 110 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 111 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 112 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 113 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 114 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 115 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 116 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 117 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 118 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 119 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 120 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 121 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 122 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 123 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 124 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 125 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 126 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 127 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 128 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 129 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 130 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 131 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 132 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 133 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 134 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 135 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 136 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 137 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 138 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 139 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 140 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 141 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 142 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 143 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 144 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 145 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 146 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 147 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 148 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 149 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 150 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 151 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 152 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 153 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 154 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 155 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 156 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 157 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 158 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 159 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 160 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 161 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 162 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 163 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 164 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 165 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 166 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 167 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 168 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 169 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 170 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 171 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 172 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 173 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 174 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 175 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 176 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 177 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 178 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 179 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 180 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 181 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 182 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 183 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 184 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 185 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 186 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 187 :  ◯8番【橋本修一君】 選択 188 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 189 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 190 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 191 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 192 :  ◯3番【青木 博君】 選択 193 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 194 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 195 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 196 :  ◯3番【青木 博君】 選択 197 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 198 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 199 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 200 :  ◯3番【青木 博君】 選択 201 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 202 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 203 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 204 :  ◯3番【青木 博君】 選択 205 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 206 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 207 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 208 :  ◯3番【青木 博君】 選択 209 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 210 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 211 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 212 :  ◯3番【青木 博君】 選択 213 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 214 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 215 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 216 :  ◯3番【青木 博君】 選択 217 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 218 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 219 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 220 :  ◯3番【青木 博君】 選択 221 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 222 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 223 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 224 :  ◯3番【青木 博君】 選択 225 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 226 :  ◯番外【教育次長 内田武秀君】 選択 227 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 228 :  ◯3番【青木 博君】 選択 229 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 230 :  ◯番外【教育長 大澤文雄君】 選択 231 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 232 :  ◯3番【青木 博君】 選択 233 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 234 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 235 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 236 :  ◯3番【青木 博君】 選択 237 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 238 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 239 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 240 :  ◯3番【青木 博君】 選択 241 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 242 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 243 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 244 :  ◯3番【青木 博君】 選択 245 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 246 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 247 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 248 :  ◯3番【青木 博君】 選択 249 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 250 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 251 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 252 :  ◯3番【青木 博君】 選択 253 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 254 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 255 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 256 :  ◯3番【青木 博君】 選択 257 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 258 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 259 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 260 :  ◯3番【青木 博君】 選択 261 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 262 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 263 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 264 :  ◯3番【青木 博君】 選択 265 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 266 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 267 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 268 :  ◯3番【青木 博君】 選択 269 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 270 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 271 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 272 :  ◯3番【青木 博君】 選択 273 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 274 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 275 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 276 :  ◯3番【青木 博君】 選択 277 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 278 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 279 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 280 :  ◯3番【青木 博君】 選択 281 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 282 :  ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】 選択 283 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 284 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 285 :  ◯5番【山田政博君】 選択 286 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 287 :  ◯5番【山田政博君】 選択 288 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 289 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 290 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 291 :  ◯5番【山田政博君】 選択 292 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 293 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 294 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 295 :  ◯5番【山田政博君】 選択 296 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 297 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 298 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 299 :  ◯5番【山田政博君】 選択 300 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 301 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 302 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 303 :  ◯5番【山田政博君】 選択 304 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 305 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 306 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 307 :  ◯5番【山田政博君】 選択 308 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 309 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 310 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 311 :  ◯5番【山田政博君】 選択 312 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 313 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 314 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 315 :  ◯5番【山田政博君】 選択 316 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 317 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 318 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 319 :  ◯5番【山田政博君】 選択 320 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 321 :  ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】 選択 322 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 323 :  ◯5番【山田政博君】 選択 324 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 325 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 326 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 327 :  ◯5番【山田政博君】 選択 328 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 329 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 330 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 331 :  ◯5番【山田政博君】 選択 332 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 333 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 334 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 335 :  ◯5番【山田政博君】 選択 336 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 337 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 338 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 339 :  ◯5番【山田政博君】 選択 340 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 341 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 342 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 343 :  ◯5番【山田政博君】 選択 344 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 345 :  ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】 選択 346 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 347 :  ◯5番【山田政博君】 選択 348 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 349 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 350 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 351 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 352 :  ◯番外【町長 木村俊雄君】 選択 353 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 354 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 355 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 356 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 357 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 358 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 359 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 360 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 361 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 362 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 363 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 364 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 365 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 366 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 367 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 368 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 369 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 370 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 371 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 372 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 373 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 374 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 375 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 376 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 377 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 378 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 379 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 380 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 381 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 382 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 383 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 384 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 385 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 386 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 387 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 388 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 389 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 390 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 391 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 392 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 393 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 394 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 395 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 396 :  ◯番外【町民部長 戸村 孝君】 選択 397 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 398 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 399 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 400 :  ◯番外【副町長 畑村正樹君】 選択 401 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 402 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 403 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 404 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 405 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 406 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 407 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 408 :  ◯11番【柳下雅子君】 選択 409 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 410 :  ◯議長【佐藤一夫君】 選択 411 :  ◯議長【佐藤一夫君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                  午前9時00分 開議 ◯議長【佐藤一夫君】  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元にお示しのとおりであります。    ──────────────────────────────────────      日程第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長【佐藤一夫君】  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員は会議規則第116条の規定により議長において、橋本修一君、柳田 遊君を指名いたします。    ──────────────────────────────────────      日程第2 一般質問 3: ◯議長【佐藤一夫君】  日程第2「一般質問」を行います。通告順位に従い、これより質問を許可いたします。10番柳田 遊君、柳田議員。              〔10番(柳田 遊君)質問席へ移動〕 4: ◯10番【柳田 遊君】  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告順位に従いまして一般質問させていただきます。柳田です。  まず、質問の前に、新型コロナウイルス感染症対応のため、そしてワクチン接種対応のため、最前線で日夜奮闘されている医療従事者の皆様、関係各位、そして全ての皆様に深く敬意を表すとともに、心より厚くお礼を申し上げます。  さて、今回の一般質問では、町の都市計画についてお伺いします。  今回の一般質問のために都市計画について調べていくと、生き物と都市は非常によく似ていると思いました。心のバランスや健康バランスを考えることは、日々生活する上で重要であります。そしてまちづくりも同じようにバランスが重要だと思います。  生物模倣学という生物の構造や機能、生産プロセスを観察、分析し、そこから着想を得て、新しい技術の開発やものづくりに生かす科学技術があるように、まちづくりも、人口に対して都市が拡大し過ぎても縮小し過ぎてもよいわけでもなく、人口増減を考えてバランスのよい都市計画をしなければならないと思います。今後将来少子高齢化が進み、人口が減少すると予想される過程で都市の機能が拡大し続けてしまうと、都市サービスやインフラにコストがかかる反面、将来実際に人口が減少したときには使わなくなる建物、土地が増え、都市サービスの提供効率や費用対効果が悪くなるため、人口に合わせて都市の機能を集約するコンパクトシティ化の取組を政策としている自治体の数が近年増加していることも統計上の傾向として裏づけられるように、将来を見据えて町の人口増減を考え、バランスのよい都市計画を進めなければならないと思います。  寒川町の都市計画マスタープランには、様々な視点で寒川町に住んでいる皆様の意見を集めて現状の問題と課題が提起されています。例えば町民意識調査のアンケートでは、住みやすい理由として44%の町民の方々が「自然環境が良い」と答える一方、住みにくい理由として78%の町民の方々が「交通が不便だ」と答えています。ほかにも開発に関して、子育てに関して、防災に関して、自然環境に関してなど、様々な町民の方々の意見から町の課題が見えてきます。  そのため町の将来都市像である「人が環境とともに生きるまち湘南さむかわ」の実現を図ることをまちづくりの目標としている中で、現在の町の問題、課題の解決、コロナ禍での新しい生活様式への適応、そして未来の革新技術や社会課題に対応した都市計画の取組が自治体運営に問われます。  将来次の世代の子どもたちによりよい町を残すために、人がつくる最大のものの1つである都市をどのように計画し、まちづくりに取り組んでいくのか、寒川町の都市計画の取組をお伺いします。 5: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 6: ◯番外【町長 木村俊雄君】  おはようございます。本日と明日と2日間にわたりまして一般質問をお受けいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
     それでは、通告順位1番柳田議員のご質問にお答えいたします。町の都市計画についてどのように取り組むのかとのお尋ねでございます。  近年、寒川町を取り巻く都市環境の状況は大きく変わり、人口減少や高齢化などの変化が生じ、さらには先ほどもお話がございましたウィズコロナの生活様式の中で様々な活動を継続しなければいけない状況となっております。まちづくりの基盤である都市計画への取組に関しては、ご質問にもございますように、将来の寒川町を思い描く中で、大変重要であると認識するところであります。  町の将来都市像である「人が環境とともに生きるまち湘南さむかわ」を実現するためにも、町民の皆さんと町が連携し、協働の取組を進めることが欠かせません。地域課題の解決や地域活力の向上を目指し、まちづくりの体制づくりや取組を推進するための仕組みづくり、制度の在り方などのルールづくりを進めてまいりたいと考えております。  改定された都市マスタープランでお示ししております働きやすい、子育てしやすい、暮らしやすい、そして何よりも安全安心であること、これらを目指し、各施策に取り組むことがよりよい町、持続可能な都市として次世代への継承につながるものと考えているところであります。 7: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 8: ◯10番【柳田 遊君】  それでは、町長の答弁をいただきましたので、一問一答に入らせていただきます。  まず拠点に関しての質問です。  都市計画マスタープランでは、都市づくりの基本となる考え方として、将来の都市構造を構成する拠点や都市軸などを位置づける将来都市構造を定めています。都市機能を効果的に配置するため、暮らしやすさを支える商工業業務機能やサービス機能の集約を図るとともに、町の魅力を生み出し、発信する機能を充実させていく地区を拠点として位置づけることが都市計画では重要だと考えられますが、町の都市計画ではどのような拠点の位置づけをしているのかお伺いします。 9: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 10: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  町では、都市機能を効果的に配置するために、暮らしやすさを支える商工業業務機能やサービス機能の集積を図るとともに、町の魅力を生み出し、発信する機能を充実させていく地区を拠点として位置づけております。  町内で拠点として位置づけられている地区は3地区ございます。まずは、寒川駅周辺の生活中心拠点でございます。こちらは、既存の機能集積を生かして商業施設や生活利便施設の集積を図るとともに、町の中心地として魅力的な空間となるよう機能充実を図ることで町民の暮らしを支えています。  次に、都市未来拠点でございます。こちらは、東海道新幹線新駅の設置を目指している倉見地区でございます。神奈川県の総合計画かながわグランドデザインやかながわ都市マスタープランで神奈川の南のゲートとして位置づけられ、平塚市大神地区と一体的なまちづくりを行うツインシティの実現に向けた検討を進めており、新駅誘致とともに圏央道の寒川北インターチェンジ周辺のポテンシャルも生かした広域的な交流機能を担う新たな交通結節点としてふさわしい文化、交流、商業、業務などの機能集積を図り、必要な都市基盤整備等に取り組んでおります。  最後3点目は、寒川南インターチェンジ周辺の産業集積拠点でございます。こちらは、交通の要衝としての特性を生かしつつ、周辺環境に配慮した良好な産業集積を図るとともに、継続的に育成、発展させていく拠点としております。  以上です。 11: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 12: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、都市ネットワークについての質問です。  町内の方々の暮らしを支えるためには、町内の各地から生活中心拠点などの日常の生活を支えるサービス機能を持つエリアへ円滑にアクセスできることが大切だと考えられますが、町の都市計画では、暮らしを支える重要なネットワーク機能を向上させるために、どのように都市ネットワークを位置づけているのかお伺いします。 13: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 14: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  町では、町民の暮らしやすさを支えるため、町内各地から駅前等の生活中心拠点などの日常の生活を支える利便施設や、サービス機能を持つエリアへ円滑にアクセスできることが大切であると考えております。また、周辺都市との連携を支える道路や緑等についても、暮らしを支える上で重要なものとしてネットワークと位置づけ、それぞれの機能向上を図っております。  町内で都市ネットワークは3種位置づけられてございます。まず1つ目が、広域都市ネットワークでございます。こちらは、広域都市圏のつながりとして各都市を自動車交通でつなぐ屋台骨となるさがみ縦貫道路、茅ヶ崎市・海老名市方面を結び、さがみ縦貫道路と平行に位置する県道46号線、平塚市方面は神川橋、湘南銀河大橋のほか都市計画道路倉見大神線、藤沢市・茅ヶ崎市方面を結ぶ都市計画道路宮山線、県道45号線、都市計画道路寒川下寺尾線がございます。広域都市ネットワークは、これらの広域都市とのつながりを構成するものとして位置づけてございます。  2つ目が、町域交通ネットワークでございます。こちらは、日常的な通過交通や町内交通の混雑などへの対応に加え、大規模災害などの非常時のネットワーク等も考慮し、町内各地と拠点、ゾーン間が円滑に移動できるよう、主要な道路網等をネットワークとして位置づけるものでございます。  3つ目が、水と緑のネットワークでございます。相模川、目久尻川、小出川の水辺周辺の緑やまとまりのある農地、緑地、緑道、水路、点在する社寺林などの緑は、寒川町の水と緑の骨格を形成する要素として保全しつつ、人々の憩いの空間を構成するネットワークとして位置づけるものでございます。  以上です。 15: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 16: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、土地利用についての質問です。  町の土地利用は、大きく住宅地、商業地、工業地、集落地、農地に分けると、住宅地では、宅地の細分化による密集化などの住環境の変化への対応、商業地、工業地では、住宅系土地利用との共存の在り方、集落地、農地では、まとまった自然緑地や農地の保全の課題があり、適切な土地利用や都市機能配置などの観点から、寒川らしさを大切にした暮らしやすさに配慮したまちづくりの実現が求められます。そのため町の都市計画では、どのように秩序と活力のある土地利用の誘導と保全に取り組んでいくのかお伺いします。 17: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 18: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  秩序と活力のある土地利用の誘導、保全にどのように取り組んでいくのかというお尋ねでございますが、こちらにつきましては、基本方針を定めてございます。基本方針の内容としましては、町を取り巻く状況に応じた土地利用の整除を図るとともに、これまでの都市計画の指定状況を踏まえ、これに即した土地利用の推進を図ります。  田端西地区については、寒川南インターチェンジに隣接する工業地としての活用を進め、ツインシティ倉見地区については、新幹線新駅設置に係る鉄道事業者の動向を踏まえつつ、土地利用の再編等を検討します。  また、新たな市街地形成の際は、地区計画等の策定により適正な土地利用の誘導、保全を図るとともに、大規模工場跡地など大きく土地利用転換が行われる際には、原則として従前、または周辺環境と同様の土地利用となるよう誘導していくものでございます。  以上です。 19: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 20: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、自然環境についての質問です。  町民意識調査での寒川が住みよいと思う理由として、「自然環境がよい」という意見が最も多く、44%でした。町では、身近な小規模公園を含め43か所の都市公園などを整備していますが、人口規模に対応した公園整備、維持管理、利活用の活性化、防犯対策などが課題となっています。  自然環境を考える上で緑を考えるということは、環境問題を理解するという面でよい機会になります。例えば良好な生活環境を確保する上で、町内で近隣に手入れの行き届いた緑豊かな公園があることは望ましいことだと思います。  持続可能な開発目標SDGsでも、例えば水に関する目標をはじめエネルギーに関する目標、インフラ、産業イノベーションに関する目標、都市に関する目標、消費と生産に関する目標、気候変動に関する目標、海洋と海洋資源に関する目標、陸上生態系に関する目標など、実に多岐にわたります。その背景には、地球温暖化の進行に伴う世界各地での異常気象の頻発、資源の枯渇や生物多様性の減少など環境問題の深刻化があり、もはや環境問題解決なくして持続可能な社会は築き得ないということの表れであり、都市計画において自然環境がよいということは、持続可能な都市をつくる上で必要不可欠だと思います。そのため町の都市計画では、改定された緑の基本計画を生かしながら、町の財産の1つでもある自然環境をどのように保全、創出していくのかお伺いします。 21: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 22: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  自然環境の保全、創出についてのご質問でございますが、寒川町は、相模川、小出川の間に位置しており、町内を目久尻川が縦断しております。土地改良を行った農地も多く、水田などの水辺空間や農地、樹林地が市街地と市街地の間にあり、市街地と農地等との距離がとても近い位置にあります。  町内の自然環境として、寒川神社の周辺と越の山地区周辺に樹林地としてのまとまった緑がございます。また、農地は水田や畑としての利用のほか、花木栽培も盛んで、農業用のハウスも多くあるものの、これらの農地は年々減少しており、自然環境の効果的な保全、創出が求められています。  この中で町では令和3年4月に、改定寒川町緑の基本計画を策定いたしました。この中では緑の基本施策といたしまして、河川の緑の保全、生物多様性の保全、まとまりのある樹林地の保全、社寺林や屋敷林などの小さな樹林地の保全、農地の保全、活用、大規模な民間施設の緑化、計画的な都市公園等の整備、身近に緑に触れ合う場の整備を定めてございます。  また、この緑の基本計画では、緑の整備のための課題として、町の特徴となる公園緑地の整備や身近な公園の適正な配置と維持管理を掲げており、近年では本町の公園管理にご協力いただき、主に公園の美化活動、維持管理活動や公園愛護思想の普及啓発に関する活動に携わっていただく寒川町公園愛護会制度を発足いたしまして、令和2年6月30日現在で8団体が設立されております。  町では、この緑の基本計画に基づいた緑の保全についての取組を進め、河川の水辺や広がりのある農地、拠点に準じる寒川神社周辺や越の山地区周辺などのまとまりのある緑の整備、保全を行ってまいります。 23: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 24: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、景観についての質問です。  都市計画マスタープランの町民意識調査によれば、寒川町の特徴を「富士山がきれいに見える」「有名な神社がある」「自然、緑が多くのんびりしている」など、町の歴史や景観に価値があると思う町民の方々が多いことが分かります。都市全体のデザインや歴史、景観を考えていくことは、町の豊かな空間づくりの1つになると思います。  2004年に制定された景観法だけでなく、既存の都市計画法や高さ制限などの建築基準法という関連の法律も深く関係している中で、町の都市計画ではどのように寒川町の持つ歴史と自然を生かした景観を保全していくのかお伺いします。 25: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 26: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  都市計画でどのように寒川町の持つ歴史と自然を生かした景観を保全していくのかとのお尋ねでございますが、寒川町らしさが感じられる環境、景観形成上の課題といたしましては、町民意識調査によりますと、寒川町の特徴を「富士山がきれいに見える」「寒川神社が自慢できる」「自然、緑が多くのんびりしている」と感じている町民が多いものの、これらの特徴を生かした施策展開が不十分だと捉えられております。このため新たな都市施設の整備等を進める際には、こうした特徴を生かした取組を検討することが必要とされております。  市街地内の町並み景観の形成や緑の環境の育成には、個々の建物周辺の緑化などの自主的な取組や寒川らしい景観形成に向けた意識づくりが必要とされています。  子育て世代からは、歴史ある文化、資源や河川沿いの緑などが身近に感じられる環境づくりが必要とされております。町の景観形成の基本方針といたしましては、町の特徴を生かし、富士山への眺望、幹線道路沿道や参道の並木、寺社仏閣境内の風情、駅前空間、住宅地の町並み景観などの保全等を進めてまいります。また、寒川町らしさが形成されている風景と町に住む人々が親しみを込めて住みやすいと思える環境と連動した空間づくりを進めてまいります。  以上です。 27: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 28: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、防災に関しての質問です。  町は、3つの河川の間に位置しており、標高の低い平坦地が多いことから、市街地において浸水、冠水などの被害が発生する可能性があり、都市計画マスタープランの安心安全に暮らし続けられる町の項目では、河川が氾濫して水害を受けている地域もあり、これを何とかしてほしい、河川上流域の市街化の進行など、町内の局地的な水害も発生しているため、具体的な対策が必要ではないかという住民の方々の意見があるように、地震や水害などの災害に関して不安に思う町民の方々も多いのではと思います。そのため町の都市計画では、災害危険度の高い地域に対する土地利用制限をするなど、どのように災害時における対応に取り組んでいるのかお伺いします。 29: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 30: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  都市計画上での災害時における対応についてのお尋ねでございますが、災害危険度が高いエリアに対する土地利用制限等につきましては、基本方針といたしまして、ハザードマップ等により災害危険度が高いことが予想される場所における土地利用については、条例等を通じて災害時の適切な対応策を講じるよう努めることとなってございます。  こちらにつきましては、大規模災害時の危険性があらかじめ予測される地区につきましては、新たに宅地化する場合の安全基準を定めるなど、一定の強制力を持った開発誘導策を検討することや建築確認や開発許可等の事前協議体制を強化し、建築行為を機に市街地の安全性や防災力を高めることができるような誘導策を検討するなど、一定の強制力を持った開発等調整手法を検討することとしてございます。  以上です。 31: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 32: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、歩道などの人が歩く歩行空間に関しての質問です。  都市計画マスタープランには、町民の方々の声として、トラックが通行する区間道路だけは、通学路だけでもガードレールや一方通行を検討してほしい、子どもの登下校や身近な公園などの遊びに行く道に歩道が少なく危険を感じるなど、歩道に関して住民の方々の意見がございます。地権者のご協力が必要不可欠な上で、予算と時間を考えても、既設の道路に歩道の設置や拡張することはなかなか難しいとは思いますが、現実に歩道のない道を通学で利用するのは地域の子どもたちです。そのため新しい道路を造る際に、歩道の設置はもちろんですが、既設の道路においても歩行者と車の分離を進めるために、町の都市計画ではどのような歩行空間を形成する取組を考えているのでしょうか。お伺いします。 33: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 34: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  町の都市計画での歩行空間等の形成についてのご質問でございますが、昨今の交通事故の報道等により、通学路でのガードレールの設置や車道の一方通行化など、歩行空間の安全性の確保や歩きやすい歩道の整備の必要性は、町としても認識しているところでございます。既存道路については、安全確保策の1つとして通学路を主としてグリーンベルトの設置等にも取り組むところでございます。  また、都市計画としての歩行空間の確保といたしましては、寒川駅北口地区では、地区整備計画に歩道状空地を定めております。また、田端西地区土地区画整理事業区域では、地区施設として歩行者専用道路を配置する予定となっており、そのような方法で歩道の確保を実施しております。また、今後は自転車専用の走行帯の設置、自転車ネットワークの形成など、交通に係る計画等、歩者分離についての検討を進めていきたいと考えております。  以上です。 35: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 36: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、空き家、空き地に関する質問です。  人口が減少していくと予想される中で、将来の社会課題として、空き家や空き地が増えることが懸念されています。地域の防犯面での課題にもなります。  全国の自治体が空き家を購入したい人に物件を紹介する空き家バンク制度、空き家を小規模通所介護施設として使用しているある自治体の例、都市計画マスタープランにも防災広場や子育て施設などの空き家や空き地の利活用の例が紹介されています。事前に空き家や空き地が増えることを防ぐことや利活用するなど、今後の人口の推移を予想して社会課題の解決に取り組まないといけないと思いますが、町の都市計画では、どのようにこれから増えていくと予想される空き家、空き地に関して対応していくのかお伺いします。 37: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 38: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  空き家、空き地の対策についてのご質問でございますが、寒川町では、現在空き家等対策計画の策定に向けた作業を進めているところでございます。この計画の中では、基本的な取組方針といたしまして、空き家の発生抑制としての1、予防、2、適正管理、3、除却、利活用を掲げております。  現在行っております予防、適正管理についての施策といたしましては、昨年設置されましたお悔みコーナーを活用し、空き家の相続人の方への周知、啓発活動や実際に事例がございますマッチングを通した空き家の活用などがございます。  今後も他市での事例等を参考に、空き家、空き地等子育てや防災施設として利用することや、除却や利活用に係る各種支援制度の導入などを検討していきたいと考えております。  以上です。 39: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 40: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、子育てのまちづくりに関しての質問です。  寒川町が湘南地区で最も子育てがしやすい町を目指す中で、自然環境、公園、歩行空間がしっかりと形成された道路があることなど、町の環境が安心安全であることは、よりよい子育て環境につながると思います。子育て環境がよければよいほど、自治体には子どもが増え、地方自治体の社会課題の1つである少子化の解決にもつながると考えられます。そのため町の都市計画ではどのように伸び伸びと元気な子どもを育てられるまちづくりに取り組んでいくのかお伺いします。 41: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 42: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  伸び伸びと元気な子どもが育てられるまちづくりへの取組についてのご質問ですが、町では、子育てしやすい環境づくりや子育て世代や子どもたちのまちづくりへの積極的な参画を促進しております。そして保護者はもちろん学校や地域社会等が連携して、子どもたちを健やかに育むための体制や環境づくりなど、子育てしやすく、子どもが伸び伸びと育つ町の実現を図っております。  公共公益施設等を活用した子育て世代が安心して楽しめる子どもたちの居場所づくりにより、子育て環境を充実させること、地域の歴史やまちづくりの学習、体験の機会の場の創出、促進により、寒川の地に根差した多様な体験機会の創出により地域コミュニティを大切にすることなどを進めております。  以上です。 43: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 44: ◯10番【柳田 遊君】  続きまして、公共交通に関しての質問です。  都市計画マスタープランの町民意識調査では、住みにくい理由として最も多い78%の住民の方々が「交通が不便」だという回答をしています。買物であり、通勤であり、通学であり、公共交通の利便性は生活の利便性に関係します。しかし、多くの地方自治体には移動の不便さという共通の課題があり、さらに今回のコロナ禍の影響で公共交通が減便になった例もあります。移動手段の機会が減ると、買物や通勤、通学などの日常生活にも支障が出ます。さらに今後人口が減少し、より少子高齢化社会になると予想され、多くの高齢者の方々が免許を返納されたときに、移動手段がなく、日常生活に支障が出ることも懸念されますので、公共交通の利便性の向上は必要不可欠だと思います。  先ほどお伺いした子育てに関しても、公園や子育て支援センターに遊びに行くことや買物に行くためにより利便性のある公共交通の手段がもし町内にあれば、よりよい子育て環境の向上につながります。人口を支えるだけの公共交通があり、必要な都市サービスまで車に頼らないでも快適に生活できる都市づくりが必要であると思います。そのため町の都市計画では、どのように誰もが円滑に利用できるコミュニティバスやデマンドタクシーなどの公共交通の利便性を向上させる取組をするのかお伺いします。 45: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 46: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  公共交通の利便性向上に関する取組についてのご質問でございますが、一般的に交通不便地域とされる鉄道駅から1キロメートル、バス停から300メートルのいずれにも該当しない地域は、寒川町内ではほとんどない状態にはできたところでございます。しかしながら、公共交通間での接続や待ち時間等、改善するべき問題があることは認識してございます。これからの社会状況の変化や免許を返納された方の交通手段等の確保のため、また町の魅力の向上の観点からも、公共交通の充実は町の解決するべき課題となります。  他市の事例を参考に、バスロケーションシステムの導入によるバスの接近案内やデマンド型交通の導入による利用時間の指定、サイクル・アンド・バスライドを活用した自宅からバス停までの移動方法の確保、シェアサイクルによる他公共交通機関への接続など、利用者にとって利用しやすい公共交通の導入を検討していきたいと思います。  以上です。 47: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 48: ◯10番【柳田 遊君】  町の社会実験や実証事業の取組に関しての質問です。  その地域の特性によってコミュニティバスが適しているのか、タクシーが適しているのかなど試行錯誤し、検証したデータを集めない限りは判断するのは難しいと思います。都市計画マスタープランでは、社会実験から実証事業の推進に関して、できることや小さなことから取り組んでいくこと、失敗を恐れずチャレンジし、少しずつ実績を積み重ねていくことが大切であり、地域が主体となって検討協議を行い、地域資源の活用方策などに関する社会実験や実証するための取組などについて検討しますとの記載があり、社会実験の例として、交通規制などによる道路の歩きやすい環境づくり、コミュニティバスの運行とあります。そのため町の都市計画では、例えば一定期間社会実験として、コミュニティバスを朝の通勤時間帯から電車の終電時間帯まで5分に1本のペースで1日中走らせると、どれだけの需要が生まれ、渋滞の緩和につながるかどうかなどを検証する社会実験や、バスやタクシーや電車などのあらゆる交通手段がニーズに合わせてパッケージ化され、低額で提供されるMaaSの取組の実証実験を始める自治体もある中で、どのようなコミュニティバスの運行やデマンドタクシーの運行などの社会実験をして、町の地域の特性を判断しているのかお伺いします。 49: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 50: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  地域の特性に応じたコミュニティバスの取組についてのご質問でございますが、コミュニティバスにつきましては、平成15年より事業を開始し、当初は試験運転として片方向や双方向運転等の試行錯誤をし、その結果を基に検討委員会で議論し、平成21年より本格運行が開始されました。その後も平成27年から土日運行を開始し、現在の東ルート上での小動北への実証運行などの取組を進めているところでございます。  また、こちらは路線バスになりますが、海老名駅・寒川駅間路線バスにつきましては、寒川町と海老名市を結ぶ路線バスの系統廃止、災害時等での鉄道運休時の代替手段の確保、コミュニティバスでの運行継続条件の不達成等の問題を解決するため、寒川町、海老名市が連携し、バス事業者2社が共同で運行、平成26年より実証運行を開始し、平成29年より本格運行を開始いたしました。  今後もデマンド型交通方式やシェアサイクルの導入など検討できるものはまだまだございます。昨今のコロナ禍での交通に対するニーズも変化するかもしれませんので、それらを踏まえ、ニーズ調査等を進めた上で、公共交通計画等総合的な視点で町の特性に合った形での公共交通の検討を進めていきたいと考えております。  以上です。 51: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 52: ◯10番【柳田 遊君】  自動運転技術と公共交通に関しての質問です。  自動運転は、様々な方式で開発され、例えばレーザー光を照射して物体に当たって跳ね返ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離や方向を測定する光センサー技術LiDARを使い、高精度3次元地図の中を走らせるジオメトリ方式を採っている自動運転技術では、人の運転操作が不要になる高度運転自動化レベル4で走行でき、また、自動車に設置されている超音波センサーとカメラを使い、リアルタイムに見たものを機械学習した人工知能が判断し走らせるビジョン方式を採っている自動運転技術は、現在レベル4、そして完全運転自動化レベル5の実現時期であります。
     また、もう一つの方式として、道路に埋め込め、車線や走行ルートを維持する磁気マーカー方式での自動運転技術では、道路幅員の確保などの課題もございますが、実証実験で専用道の幅員が3メートル15センチに対して、全幅2メートル50センチのバスが時速50キロで自動運転できるほど、1検出精度プラス・マイナス5ミリ以下の高精度な技術であり、手動の運転よりも正確な走行が可能になります。  このように技術の発展が進む中で、実際に自動運転バスが使用されている自治体の例として、茨城県境町では、自動運転バスが実際の公道を走行しています。地域の課題として高齢化に伴う免許を返納された方の増加や鉄道駅の不足、バスやタクシードライバーの不足などの課題を抱えており、移動手段を拡充するための自動運転ができるバスを運行させ、住民が無料で便利に移動できる環境を構築しています。未来の革新技術で社会課題を解決しようとする取組の実例であると思います。そのため町の都市計画では、同じように人口減少、少子高齢化、免許を返納される方の増加が予想され、交通の不便さという社会課題がある中で、どのように未来の革新技術を捉え、町の課題解決に生かそうと考えているのかお伺いします。 53: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 54: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  未来の革新技術を用いた町の課題解決についてのご質問でございますが、自動運転技術は、目覚ましい進歩を遂げておりまして、その内容は頻繁に報道で取り上げられております。近隣では江の島周辺での自動運転バスの実証実験が取り上げられておりました。自動運転技術は、コスト面や運転士不足などの課題に対応でき、ヒューマンエラーから発生する事故を防止できるメリットもありますので、公共交通の面からも大変期待を寄せている分野ではございます。  しかしながら、現行では道路に埋められた磁気マーカーを車両のセンサーで感知し、車線や走行ルートを維持するものや専用レーンを走行するものなどが多いため広い道路を必要とするなど、立地の条件等が厳しく、現行の倉見大村及び南ルート上は幅員が狭いところもございますので、安全の確保が課題となってくると考えられます。  自動運転の移動サービスにつきましては、2025年頃のサービスの全国展開が政府目標とされておりますので、今後も最新の情報を収集し続け、町の問題解決に生かしていきたいと考えております。 55: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 56: ◯10番【柳田 遊君】  未来の革新技術と地域特性についての質問です。  太陽光パネル、EV蓄電池容量増加、充電速度高速化、EV走行の効率化など、発展する未来の革新技術によってまちづくりも変わってくると考えられます。自然環境保全が未来への課題の中で、例えば太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスという再生可能エネルギーの利用を促進するための基盤技術としてスマートグリットがございます。住宅の蓄電池を活用するための太陽光エネルギー有効利用において、どのような地域がスマートグリットに向いているのか調べるため、圏域特性や土地利用規制、人口密度、駅からの距離を因子とした実験計画法を用いて、特性の異なる23の街区を分析対象街区として設定した研究では、タワーマンションが並ぶタイプの都市が最もスマートグリットに適していなく、一軒家の住宅が並ぶ地方都市が最も適しているという結果になった研究がございます。もし将来、今よりも性能効率が上がった太陽光パネルが普及した場合、高さ制限の利点もあり、住宅が広く並ぶ寒川町は、スマートグリットに非常に適した地域体制があるのかもしれません。そのため町の都市計画では、未来の革新技術や地域特性をどのように捉え、まちづくりに生かしていこうと考えているのかお伺いします。 57: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 58: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  地域の特性に応じた未来の革新技術のまちづくりに対する活用についてのご質問でございますが、地域の協働によるまちづくりを実践していくためには、できることや小さなことから取り組んでいくこと、失敗を恐れずチャレンジし、少しずつ実績を積み重ねていくことが大切であると認識しております。  これらを実践していくため、地域が主体となって検討協議を行い、地域資源の活用方法等に関する社会実験や実証するための取組等について検討してまいります。  以上です。 59: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 60: ◯10番【柳田 遊君】  まちづくりのルールに関しての質問です。  都市計画マスタープランに記載されている、町に住み、働く皆様の声の項目では、住まいの周りでのミニ開発が進み、緑やゆとりが減ってきた、最近の住宅地開発では行き止まり道路が増えるなど、好ましくない状況があり、開発などの際に民間側と協議の場を持てるといいなどの住民の方々の意見から、開発に関しての課題が見えてきます。  都市計画法29条に係る開発許可について、寒川町は許認可権限を持っていないので、許可権者が神奈川県となります。そして都市計画法で定められている基準は必要最低限のものであるため、一般的にそれ以上の基準については、各自治体が条例を制定して様々な基準規定をつくっています。寒川町には条例がないので、開発指導要綱という形で規定しています。しかしながら、開発指導要綱では、都市マスタープランに記載されている住民の方々のご意見があるように、まちづくりの誘導には限界があり、今後さらなるまちづくりを進めていく上においては、寒川町独自の開発ルールが必要であると思います。そのため町の都市計画では、開発のルールに関わる取組をどのように考えているのでしょうか。お伺いします。 61: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 62: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  寒川町の開発に係る取組に関するご質問でございますが、一般的に開発指導要綱は、高度経済成長期の人口増加に伴う宅地需要に対応するため、全国で制定されたと言われております。社会状況の変化や技術の進歩により開発指導に求められる内容は、これまでとは違ったものとなってきており、要綱でのまちづくりの誘導には限界があるのはご指摘のとおりでございます。  これからのまちづくりを実現するためには、地域の住民による協働の取組が欠かせないものであり、その上で、良質な地域環境形成に向けた基準をつくっていく必要がございます。そのため都市計画や土地利用調整などの開発関連分野や住民参加によるまちづくりなど、総合的なまちづくりに関する条例の制定を目指し、検討を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 63: ◯議長【佐藤一夫君】  柳田議員。 64: ◯10番【柳田 遊君】  住民の皆様が住みやすいようにしっかりと形成されたまちづくりは、自治体の価値を上げることにつながります。自然や公園などくつろげる空間があり、歴史や景観が維持され、災害にも強く、医療、教育、子育て、公共交通など、様々な都市サービスが日常生活圏内で適切に提供される利便性のある町であれば、住民の方々の満足度の向上につながり、まちづくりにおいて必然的に町に価値をもたらし、よりよい町になることにもつながります。  今回の一般質問でお伺いしましたように、現状、そして未来の社会課題を解決する寒川町の都市計画の取組が、よりよい町を次の世代に残すために極めて重要であることを、いま一度共有できればと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。 65: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、柳田 遊議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。                 午前 9時45分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午前10時10分 再開 66: ◯議長【佐藤一夫君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、8番橋本修一君の質問を許可いたします。橋本議員。              〔8番(橋本修一君)質問席へ移動〕 67: ◯8番【橋本修一君】  議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問させていただきます。幸福実現党、橋本修一です。  2月の選挙で初当選させていただいた後の初めての一般質問となります。至らない点や不手際などがあるかと思いますが、ご容赦のほどよろしくお願いいたします。  今回の一般質問は、川とのふれあい公園サッカーグラウンド整備について、1、整備基本構想について、2、整備実施計画について、町の考えを問います。  最初に、質問の背景についてお伝えします。  川とのふれあい公園サッカーグラウンドは、以前より、雨天後数日大きい水たまりが何か所もできるため、グラウンドが使用できない日があり、その整備や改善について幾度となく話合いがされてきました。直近では、令和元年9月10日に寒川町サッカー協会から議会に陳情があり、雨水排水が行われるグラウンド表面の改良、排水溝等を整備するよう町に働きかけがありました。  平成30年は、土日に84日間の使用計画がありましたが、雨天にもかかわらず12日間もグラウンドが使用できない日があり、協会主催招待大会などにおいても、延期のため招待チームが参加できないなど計画運営に支障を来しております。また、小学生からシニアまでの寒川リーグを開催しておりますが、小雨後、関係者による排水対応を行った後、プレー中の水たまりやぬかるみが原因でボールが動かず、サッカー本来の楽しみが持てない現状があります。また、少年サッカーリーグでは、低学年のプレーヤーや女性の応援者に配慮したトイレ、手洗いなどの構造、配置ではないため、トイレを我慢し、健康を損ねる事態も発生しております。そしてサッカー競技はグラウンド状態がよければ猛暑でも雨天でも実施されるため、プレーヤーの休憩、ゲーム後の着替え、私物の管理に更衣室の要望が出ておりました。  議会では、陳情が継続審議され、課題解決に向けて行政、担当課が推進され、地元のサッカー協会やスポーツ関係者の地道な陳情活動やグラウンド整備の署名活動の結果、3月議会においてグラウンド整備の予算の承認につながったと思います。  町長は、令和3年度施政方針、公園緑地等の充実の中で、「川とのふれあい公園のサッカーグラウンドを芝生化再整備により高質化を図るとともに、公園に接する相模川堤防については、県がさがみグリーンラインの整備に着手しており、にぎわいや交流の場として一層の期待を寄せる」と話されております。また、スポーツ、レクリエーション活動の推進の中には、「スポーツは多くの町民に夢や希望、元気を与えてくれます。今後とも町民のスポーツ活動を促進し、本町の活力を高めてまいります」とうたわれております。また、寒川町は健康都市宣言を掲げ、「豊かで住みよい生活環境の確保と健康づくりを積極的に進めていく」、「町民一人一人が生涯を通じて健全な心と体を育てることに努める」と宣言もされております。  私は、今回のグラウンドの整備は、川とのふれあい公園を利用する多くの方々をはじめサッカー、スポーツ関係者の期待や希望があり、町民の幸福増大につながる町としての大きなプロジェクトであると感じております。  そこで、川とのふれあい公園サッカーグラウンド整備に対する考え方や整備の具体について、町の見解をお聞きします。 68: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 69: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位2番橋本議員のご質問にお答えいたします。  川とのふれあい公園サッカーグラウンド整備についての1点目でございます。整備基本構想について町の考えはとのお尋ねでございます。既に都市公園として供用開始しておりますので、整備の考え方としてお答えいたします。  川とのふれあい公園のサッカーグラウンド整備につきましては、長年の利用により暗渠排水機能が低下する中、町サッカー協会からの陳情を受け、同協会をはじめ神奈川県サッカー協会との協議を進めるとともに、現地の再確認や整備方法の調査検討に取り組み、実施に、今日に至ったものでございます。  この整備につきましては、町の「スポーツを取り巻く新たな環境整備に関する基本方針」に示されております協会等の維持管理を基本に、施設利用者自身が施設を愛し、育てていくという理念に即した事業であり、モデルケースとして今後の展開にも期待を寄せているところでございます。  続いて、2点目の整備実施計画について町の考えはとのお尋ねでございますが、具体の整備としてお答えいたします。  整備に当たっては、課題となっておりますグラウンド排水機能の改善及び芝生管理に要する給水施設の充実、防球ネット等の更新により利便性の向上を図るものでございます。また、芝生化につきましては、利用者自らが定植に携わるなど、官民協働事業としての一面を強く有するものでございますので、よろしくお願いいたします。 70: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 71: ◯8番【橋本修一君】  町長より答弁をいただきました。この整備に関しては、町の基本方針の理念に即した事業であり、モデルケースとして展開にも期待を寄せるという答弁をいただきました。  町民の方より、グラウンドの整備をするのは分かっているが、どのようなグラウンドになるのか見えてこないというご意見もいただいており、今回は川とのふれあい公園サッカーグラウンドの全体像について、町民の皆様にご理解していただけるような内容をお伝えできればと考えております。  また、具体的な計画が分かることで、町民参加型の取組にもつながっていくものと考えられますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。  それでは、1、整備の考え方について一問一答に入らせていただきます。  グラウンド整備の前提として、川とのふれあい公園サッカーグラウンドは、寒川町在住の方だけではなく、湘南地域を中心に招待試合や公式戦など広く多くの方々に現在利用されていると思います。  そこで、サッカーグラウンドの過去3年間の使用率はどのくらいなのでしょうか。 72: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 73: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  それでは、川とのふれあい公園サッカー場の使用率でございます。過去3年度分についてお答えさせていただきます。  令和2年度の年間の日数使用率は86.3%、令和元年度の年間の日数使用率は84.15%、平成30年度の年間の日数使用率は84.11%となってございます。  以上です。 74: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 75: ◯8番【橋本修一君】  今過去3年度についてのご説明をいただきました。8割以上の使用率であることが分かりました。  現在サッカーグラウンドを利用しているサッカー以外の使用状況はどのようになっているのでしょうか。 76: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 77: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  サッカー以外の使用につきましては、競技名としてはグラウンドゴルフがございます。町内の2団体が使用してございます。使用状況といたしましては、毎週月曜日、火曜日、水曜日と金曜日の平日に使用してございます。  以上です。 78: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 79: ◯8番【橋本修一君】  シニア層の方々がグラウンドゴルフで主に平日使用していることが分かりました。土日はサッカー練習や試合に使用されているようですので、これで団体ごとの使用状況が分かりました。  寒川町内のサッカー人口について、小学生、中学生、高校生、大学生、一般、シニア区分ごとの内訳とそのうち女性の人数はどのくらいか教えてください。 80: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 81: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  町内のサッカー人口でございます。小学生につきましては、令和2年度男性470名、女性30名でございます。中学生につきましては、町内中学校のサッカー部所属の人数となってございます。令和2年度男性85名、女性2名、計87名でございます。高校生につきましては、県立寒川高校サッカー部所属の人数となってございます。令和2年度男性25名、女性ゼロ、計25名でございます。大学生につきましては、男性30名、女性がゼロでございます。一般社会人につきましては、男性300名、女性ゼロでございます。シニアにつきましては、男性50名、女性ゼロでございます。合計いたしまして、男性960名、女性32名、合計992名となってございます。  なお、小学生、中学生につきましては、クラブチームに所属している人数、高校生につきましては、町外の高校及びクラブチームに所属している人数自体は把握してございませんので、よろしくお願いいたします。 82: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 83: ◯8番【橋本修一君】  合計で男性が960名、女性が32名、合計992名の方が分かっており、それ以外にクラブもありますので、少なくとも1,000名以上はサッカー人口があることが分かりました。  地元の新聞では、1万平米の天然芝を整備するとしておりますが、芝を植える広さは、公式戦として認められるサイズをカバーできているでしょうか。参考に、日本ではワールドカップ、オリンピック、Jリーグなど、縦105メーター、横68メーターが標準となっております。 84: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 85: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  日本サッカー協会の競技規則に定められているグラウンドの大きさは、縦幅が90から120メートル、横幅が45メートルから90メートルとなっております。今回の芝生化では、縦が115メートル、横が80メートルでありますので、公式戦での利用が可能でございます。  以上です。 86: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 87: ◯8番【橋本修一君】  大きな大会や公式戦でも使用できることが分かりました。  整備に伴って今回の一番の課題であった排水の問題、雨天後数日水たまりができてしまう問題は解決できるのでしょうか。 88: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 89: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  今回の整備においては、グラウンド及びその周辺の土砂擦りつけによりグラウンド表面に勾配を設け、雨水を処理する計画でございまして、水たまりやぬかるみ等の課題を解決いたします。  以上です。 90: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 91: ◯8番【橋本修一君】  長年の課題であった排水、水たまり、ぬかるみの問題が解決することが分かりました。  先ほどの質問において、サッカー以外にグラウンドゴルフでも利用されているとのことですが、天然芝生化することで、ほかのスポーツ等での利用を視野に入れているのでしょうか。 92: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 93: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  将来的に川とのふれあい公園の施設を指定管理者制度等を活用して民間の管理運営を行うという際には、サッカー以外の利用について、指定管理者等と、また関係団体を交えまして、施設の特性を踏まえながら検討していく必要があると現段階で考えてございます。 94: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 95: ◯8番【橋本修一君】  将来的には指定管理者制度等を交えて施設の特性を踏まえ、検討していくとのお答えでした。  今回のグラウンド整備は、税金が使われます。多くの町民の皆様に利用していただくためにも、工事前に多様な使用が可能か検証した上でぜひ整備に入っていただきたいと、要望としてお伝えさせていただきます。  3月議会で2,600万円の予算が決まりました。この予算は、グラウンド整備の中でどのようなことに使われるのでしょうか。 96: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 97: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  グラウンド整備費の内訳でございますが、グラウンドの整地、防球ネットの設置、給水設備、散水設備の設置、安全費でございます。  以上です。 98: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 99: ◯8番【橋本修一君】  工種の内訳が分かりました。  この工事費に対して、日本サッカー協会の助成を受けることとしているのでしょうか。受けるのであれば、対象はどの範囲となりますか。
    100: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 101: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  直近の県サッカー協会との協議においては、整地、給水設備については、助成対象となることが示されました。今後申請に向け、引き続き協議を進めてまいります。  以上です。 102: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 103: ◯8番【橋本修一君】  今回助成対象になることが分かりました。申請、協議が円滑に進むよう対応していただきたいと思います。  天然芝によるグラウンド整備後、維持管理の具体的な作業はどのような内容が発生し、どの程度の維持管理の年間費用を見込んでいるのでしょうか。 104: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 105: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  天然芝によるグラウンド整備後の維持管理の作業内容につきましては、町の委託業務及び町サッカー協会のご協力をいただきつつ、芝刈り、施肥、除草剤散布、病害虫防除、散水等を行ってまいります。また、維持管理に要する費用につきましては、これは試算でございますけども、年間約500万円程度を要するものと考えてございます。 106: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 107: ◯8番【橋本修一君】  芝に肥料を与えたり、除草剤を散布、病害虫対策、散水などの作業、そして年間、試算ではありますが、約500万円が維持管理にかかることが分かりました。  次に、グラウンドの維持管理に必要となる機材は、どのような機材を想定し、その機材を保管する場所が必要かと思いますが、その点に関してどのようにお考えでしょうか。 108: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 109: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  維持管理に要する機材につきましては、現時点では乗用型の芝刈り機や散水機、ホース等を想定してございます。なお、保管場所については、河川区域内の高水敷で河川法の規制もあることから、現時点におきましては、当該地に新たな建物等を設置することは考えてございません。  現在グラウンドに保管施設がございますので、その中で有効活用していけるよう関係団体と協議を進めてまいりたいと思っています。 110: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 111: ◯8番【橋本修一君】  芝刈り機、散水機、ホース等があることが分かりました。また、河川法により新たな建物設置は難しいとのことで、既存の保管施設を有効活用していく方向性が分かりました。  町は、今後グラウンドの維持管理体制について、将来的に民間事業者への委託と具体的な方針はあるのでしょうか。 112: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 113: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  天然芝整備後につきましては、町及び町サッカー協会の協働による維持管理体制により取り組んでまいりたいと思います。  しかしながら、将来的には利用者の増加やスポーツの活性化及び施設の維持管理の充実を目的に、指定管理者制度等の導入など、効果的な体制づくりに向けた調査研究を進める必要があると考えてございます。 114: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 115: ◯8番【橋本修一君】  指定管理者制度等の導入などを検討されるという答弁をいただきました。  天然芝整備後の維持管理費用の捻出のため、サッカーグラウンドの使用料徴収等の考えについてお聞かせください。また、それに関して考えているのであれば、その金額は町内のほかのグラウンドや近隣のグラウンドとの比較は行っているのでしょうか。 116: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 117: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  良好な状態でグラウンドを維持管理していくための費用確保は、重要な課題であります。使用料の徴収は、その対策として検討が必要であると考えております。検討に当たっては、さきのご質問にもご回答いたしましたけれども、将来的に指定管理者制度等の導入や町内外の同様施設の把握、また施設利用状況などを含め検討を行ってまいりたいと思ってございます。 118: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 119: ◯8番【橋本修一君】  使用料は重要な課題であること、近隣のグラウンドとの金額の比較は、検討を進めていくとの答弁をいただきました。  次に、グラウンドを利用するに際して、寒川町の町民が優先的に利用できるような措置は考えているのでしょうか。 120: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 121: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  現在の川とのふれあい公園サッカー場の利用につきましては、町内団体のみ利用可能となってございます。将来的に指定管理者制度等を導入した場合は、現在の田端スポーツ公園と同様に、町内団体には先行して利用予約システムから抽選申込みが可能とし、その他の一般団体は、町内団体の抽選決定確定後の空いている日時のみ申込みできるシステムとして、町民の優先的利用を図ってまいりたいと考えてございます。 122: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 123: ◯8番【橋本修一君】  町民の皆様がこのグラウンドを優先的に利用できる制度を導入していくことが分かりました。  運営資金調達の手段として、ネーミングライツの導入は検討されていますか。 124: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 125: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  ネーミングライツにつきましては、維持管理費の確保及び施設の認知度向上の策として、その効果が期待されるものでございますので、整備後の利用状況等を踏まえ、その導入についての調査検討を行う必要があると考えております。  以上です。 126: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 127: ◯8番【橋本修一君】  ネーミングライツに関しては、維持管理費の確保、認知度向上の効果が期待されるとの答弁がありましたので、導入についての調査検討をぜひ進めていただきたいと思います。  グラウンドにスポンサー企業等の看板設置などのお考えはありますか。 128: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 129: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  さきのネーミングライツ導入のご質問と同様、その導入については、調査検討を進める必要があると考えておりますが、河川区域内であるがゆえ、河川法の許可が前提となるものと考えております。  以上です。 130: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 131: ◯8番【橋本修一君】  河川法の許可が前提とのことですが、導入については、調査検討を進める必要があるという答弁をいただきました。  次に、川とのふれあい公園サッカーグラウンド整備の中で、周辺設備に関してお聞きします。防球ネットが破損しており、隣接の野菜や公園内の花畑を荒らしているとの陳情に対して、この対策の取組についてお聞きします。 132: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 133: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  防球ネットにつきましては、今回の芝生化に伴い、高さ1.5メートルのネットを400メートル設置する予定でございますので、一定の効果があると認識しております。  以上です。 134: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 135: ◯8番【橋本修一君】  高さ1.5メートルのネットを400メートル設置する予定があることが分かりました。  グラウンドが相模川河川敷にあることで、規制による建物は建てられないと聞いておりますが、現在のトイレのように移動式のものであれば可能と考えます。  そこで、移動式の更衣室の設置についてお考えをお聞きします。 136: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 137: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  ご質問のとおり、サッカーグラウンドをはじめ野球場、イベント広場等により構成されております川とのふれあい公園につきましては、河川占用許可を得て供用利用しているものでございます。そのため増水時等の緊急時には、既存施設の移動や撤去等が必要となりますが、現状の施設数及び維持管理体制においては、可動式とはいえ、更新も含め新たな施設設置の考えはございません。 138: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 139: ◯8番【橋本修一君】  増水時による移動、撤去等が必要となり、管理体制の面から、現在設置の考えはないとのお答えでした。  県がさがみグリーンラインの整備に着手しており、川とのふれあい公園グラウンドが整備されることで、イベントや行事などを計画することで、にぎわいや交流の場が広がると思いますが、町としての考えをお聞かせください。 140: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 141: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  サッカー場を含む川とのふれあい公園につきましては、現状においても球技、マーチングバンド、犬の各種競技、ふれあい花壇でのガーデニング、散歩や休養などの利用がなされております。合わせて隣接する相模川の堤防では、歩行者、自転車専用道路の整備が進んでおり、一層の人の流れが予想される状況となっております。そのような中において、既存の利用はもちろんのこと、川とのふれあい公園の認知が広がることで生じる新たな利用者、利用方法に期待するとともに、にぎわいの創出の場としてより利用しやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上です。 142: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 143: ◯8番【橋本修一君】  公園内のグラウンド、さがみグリーンライン、自転車専用道路の整備に伴ってのにぎわい創出、環境づくりへの考え方が分かりました。  次に、さがみグリーンライン、スポーツ、イベント利用者のために、そして衛生面、誰もが利用しやすいトイレを近くの県道スペースに法律的に設置することは可能でしょうか。 144: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 145: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  道路用地へのトイレの設置は、適法な設置が可能と判断しております。  以上です。            〔3番(青木 博君)退席 午前10時41分〕 146: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 147: ◯8番【橋本修一君】  法律的に設置することができるのが分かりました。  冒頭の陳情の中でも、低学年のプレーヤーや女性に配慮したトイレの希望があることや、直前の答弁でも、一層の人の流れが予想される、より利用しやすい環境づくりに向けて努めていくとありましたので、設置に向けての取組を進めていただきたいと思っております。  同様に道路用地への更衣室の設置は法律的に可能でしょうか。 148: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 149: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  更衣室につきましては、規模や用途など諸条件についての設定及び検証が必要であり、現状において適法か否かの判断はいたしかねますので、よろしくお願いします。            〔3番(青木 博君)着席 午前10時42分〕 150: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 151: ◯8番【橋本修一君】  諸条件についての設定及び検討が必要であり、法律的にも現状では判断できないとの答弁でした。  冒頭の陳情の中でも、サッカー競技は、グラウンド状態がよければ猛暑でも雨天でも実施されること、プレーヤーの休憩、ゲーム後の着替え、私物管理などの更衣室の要望が出ております。「スポーツを取り巻く新たな環境整備に関する基本方針」の「既存スポーツ施設関連」の中で、スポーツ、イベントに適した高質な環境整備を図ることで、スポーツを快適に楽しめる環境を整え、町の魅力向上に努めますと掲げております。法律的に可能と判断できれば、検討を進めていただきたいと要望いたします。  1つ目の整備に対する考え方の最後の質問になりますが、近隣では、茅ヶ崎市においては、柳島のしおさい公園、柳島スポーツ公園、平塚市では、馬入ふれあいサッカー場、海老名市中野公園人工芝グラウンドなどが整備されております。グラウンド整備の先行事例、調査研究はどのようにされているかお聞きいたします。 152: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 153: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  グラウンドの整備手法の先進事例でございますが、近隣でポット苗による天然芝生化グラウンドの実績がある大和市のゆとりの森の事例を参考とし、整備手法や芝生の育成期間を決定しております。  以上です。 154: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 155: ◯8番【橋本修一君】  大和市のゆとりの森の事例を参考にされていることが分かりました。  それでは、2つ目の整備の計画具体についてに移ってまいりたいと思います。  整備を実施していく上で、確認ですが、行政の担当課は都市計画課でよろしいですか。 156: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 157: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  グラウンドの基盤整備につきましては都市計画課、管理運営につきましては、スポーツ課が所管しております。  以上です。 158: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 159: ◯8番【橋本修一君】  都市計画課とスポーツ課が所管であることが分かりました。  民間のどのような団体や関係者が関わり、このプロジェクトの話を進めていくのでしょうか。 160: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 161: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  現在協議を進めている外部団体につきましては、寒川サッカー協会及び一般社団法人神奈川県サッカー協会でございます。  以上です。 162: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 163: ◯8番【橋本修一君】  町、そして寒川サッカー協会、一般社団法人神奈川県サッカー協会であることが分かりました。  このグラウンド整備は、いつから始まり、完成予定、使用開始時期など、大きな流れでよいので整備の計画を教えてください。 164: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 165: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  グラウンド整備のスケジュールにつきましては、グラウンドの整地工事を令和3年12月に一般競争入札により発注する予定でございます。契約後、令和4年5月末までにグラウンドの整地を完了し、令和4年6月にポット苗の定植ができるように準備を進めております。その後、令和5年3月末まで芝生の育成期間を設け、令和5年4月からの天然芝生化グラウンドの利用開始を目指してまいります。  以上です。
    166: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 167: ◯8番【橋本修一君】  令和3年12月に一般競争入札による発注、令和4年5月末までにグラウンドの整地完了、令和4年6月、ポット苗の植えつけ、令和5年3月まで芝生の育成期間、そして令和5年4月から利用が開始されるという大きな流れを確認させていただきました。  このポット式の芝生をグラウンドに植えて、根を張らせる予定となっておりますが、主に誰が、どのような形で進めていくのでしょうか。 168: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 169: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  ポット苗につきましては、寒川町サッカー協会をはじめボランティアの方々を募り、植えつけを行う予定としており、時期については、先ほどの工程で申し上げたとおりでございます。植えつけ方法の詳細につきましては、町サッカー協会と引き続き協議を進めてまいります。  以上です。 170: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 171: ◯8番【橋本修一君】  寒川町サッカー協会をはじめボランティアの方々を募るとのことでした。  冒頭での町長の答弁にもありましたように、施設利用者自身が施設を愛し育てていくという理念や官民協働事業としての面からも、サッカーやグラウンドゴルフの方々、そして町民の方々に広く告知して、参加型の取組をすることで一体感が生まれてくるものと思いますので、協議をぜひ深めていただきたいと要望いたします。  次に、川とのふれあい公園サッカーグラウンド整備に向けてのPR戦略についてのお考えをお聞きします。 172: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 173: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  サッカーグラウンドのPRにつきましては、町の広報紙、ツイッター、ホームページ等により利用に必要な情報を提供してまいりますので、よろしくお願いします。 174: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 175: ◯8番【橋本修一君】  広報紙、ツイッター、ホームページ等が媒体となるお答えでした。  次に、サッカーグラウンドを天然芝に整備することにより、令和4年6月、ポット苗の準備から令和5年3月末まで芝生の育成期間が約10か月間あります。利用できない期間におけるグラウンドの代替についてどのようにお考えでしょうか。 176: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 177: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  町内には中学生以上を対象としました公式試合が開催可能である町管理のグラウンドにつきましては、限られてございます。今後、町サッカー協会とグラウンド整備期間中における代替措置については、協議を行ってまいたいと、このように考えております。 178: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 179: ◯8番【橋本修一君】  10か月は長い期間となります。利用されている町民の皆様、関係者の皆様に支障を来さないよう、場所の提供を含め協議をしていただき、丁寧な説明と情報伝達ができるようお願いいたします。  現在コロナ禍ではありますが、開園セレモニーや当日のイベントについてのお考えをお聞かせください。 180: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 181: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  現時点では、令和5年4月からの供用開始としており、オープン時のセレモニーやイベントについての具体はございません。今後の検討事項とさせていただきますので、よろしくお願いします。 182: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 183: ◯8番【橋本修一君】  約2年後ということで、今後の検討事項との答弁でした。  今後詰めていかれるということだと思いますが、地元出身のJリーグの選手を招いたり、様々な企画を通して、官民でともに盛り上げていく大切な機会だと考えておりますので、取組に向けて検討を進めてほしいと思います。  次に、先進事例として岩手県紫波町についてご紹介したいと思います。  人口3万3,000人の町で、インフラ整備の財源不足や人口減少に直面、自治体が消滅の話題も上がり、2009年に民間主導による公民連携PPPを始めています。PPPとは、公民連携のことで、行政と民間とが連携し、より効率的で質の高い行政サービスの提供を目指すという考え方です。岩手県紫波町では、2011年に世界最高水準のロングパイル人工芝を採用し、日本サッカー協会公認のフットボールのグラウンドが造られました。運営主体は、民間団体の岩手県サッカー協会で、民間主導の公民連携PPPを実施、町は整備費用として6,000万円を補助する代わりに、町有地を協会に20年間貸し出し、年間300万円の地代収入を得ています。収支はとんとんになり、にぎわいは生まれ、その後、町有地に役場、図書館、ホテルなどを集積させ、日本初のバレーボール専用コートなど、町全体の魅力が向上し、2016、2017年度には、最も行政視察があり、年間で100万人近くの方が訪れております。  これからの時代、町を繁栄させていくために経営能力が求められると思います。寒川町は、紫波町とバックグランドや取組方が異なる面はあるかとは思いますが、既に寒川町においてもPPPを実現するために指定管理者制度等が導入されております。今回のグラウンド整備やにぎわい創出や交流の場をつくり、運営経営していくための町のお考えを改めてお聞かせください。 184: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 185: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  当該地につきましては、河川法の遵守と合わせ借地による利用が前提となっており、通常の土地利用以上に制約が多い状況でございます。それらを含め、さきのご質問にもございましたように、管理手法については、現状の委託や指定管理者制度等それぞれのメリット、デメリットを考慮しつつ、様々な管理手法について比較検討し、利便性の向上を図る必要があると考えておりますので、よろしくお願いします。 186: ◯議長【佐藤一夫君】  橋本議員。 187: ◯8番【橋本修一君】  寒川町にとって最適なサービスの提供につながるスキームをぜひつくって進めていただきたいと思っております。  最後の質問となりますが、私は、町民皆様のご要望もあり、この川とのふれあい公園グラウンド整備について、様々な場面で整備を訴えさせていただきました。これは、「スポーツを取り巻く新たな環境整備に関する基本方針」の中にもある、スポーツを活用した町の認知度向上、高齢者の健康寿命の延伸、寒川町への移住定住の促進にもつながるものと考えております。  グラウンド整備によって多くの方々がスポーツを楽しみ、さがみグリーンライン自転車専用道路の利用者やイベントなどでにぎわいや交流が進み、町民の皆様に喜んでいただけるような場になることを強く願っております。  最後に木村町長に、川とのふれあい公園グラウンド整備、そしてにぎわい創出や交流の場への実現の思いを聞かせていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 188: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 189: ◯番外【町長 木村俊雄君】  多岐にわたってご質問をいただいたところでございます。川とのふれあい公園は、様々な部分で多くの方がまさに名称どおり触れ合える場、スポーツを通じてですけども、そういったオープンスペースだと私も思っております。  しかしながら、それぞれ部長がお話しのように河川法、河川区域内にあるという非常に大きなハードルもあります。河川の機能を損なわないような利用の仕方、特にグラウンド面といっても造成すらなかなか許可が難しい、外からの土砂の搬入はなかなかできない、そういった部分がある中で、本来であれば、あれだけのスポーツエリアがありますから、便益施設も備えたいんですけども、河川区域であるがゆえに、それもできない、そのために利用者の方にはご不便も来してはおりますけども、お話にある県のさがみグリーンラインの整備に伴って若干状況が変わってきております。河川区域外、隣接するところにそういったものができないかどうか、これは県とも調整は進めておりますけども、いずれにしても、そういった様々な利用規制がある中ではありますけども、あの場所は、ご存じのように、相模川が前面にあるということもあって、非常に富士山がきれいに見える、眺望がすばらしい場所だと思っておりますし、ある意味寒川の魅力の1つ、シンボルエリアだと思っております。  そういった点も含めて、今後の整備に当たっては、関係機関、河川管理者はもとより、関係団体、あるいはサッカー協会等の団体も含めて、多くの方のご協力を得なければなかなか実現に向けられないという状況もございます。そういったことも踏まえて、町として、相模川、川のある町としての新しい施設整備に私も鋭意取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 190: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、橋本修一議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は1時15分といたします。                 午前10時58分 休憩    ──────────────────────────────────────                 午後 1時15分 再開 191: ◯議長【佐藤一夫君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、3番青木 博君の質問を許可します。青木議員。              〔3番(青木 博君)質問席へ移動〕 192: ◯3番【青木 博君】  それでは、通告順位に従い、会派日本共産党の一員として一般質問を行います。今回の質問は大きく分けて2つでございます。  まず1つ目に、生理の貧困についてです。  生理をめぐる不平等に向けてジェンダー平等を実現していこうと、世界各地で取組が進んでおります。5月28日は世界月経衛生デーです。この日を前に世界各地でイベントが取り組まれ、コロナ禍でさらなる苦境に置かれる人たちに支援を強め、生理の貧困をなくそうと交流が行われました。  ヨーロッパでは、全ての人が生理用品を入手できるよう、生理の貧困の解消を目指し、草の根団体が活発に活動しております。英国では、14万人近くの学生が生理用品を入手できず、学校を休んだ経験を持ちます。英スコットランドでは、昨年11月に生理用品を無償提供する法律が成立しました。英政府は、今年から生理用品を非課税とし、問題解決に向けた動きが出始めています。5月26日に行われたヨーロッパの生理の貧困オンライン討論で、生理についての社会の理解を促す取組や女性の社会進出の観点からアプローチする必要があるとの発言がありました。別のNGO団体は、生理の貧困には、1、生理用品の購入費、2、月経衛生、健康についての教育の欠如、3、生理にまつわる羞恥心、ステグマ、負の烙印、タブーの存在と3つの要素があるとしています。問題の根本解決のためには、教育や社会的な認識の変化が必要だと指摘します。  アジア、アフリカでも同様のオンライン会議が開かれました。ギニア政府代表は、生理に関するタブーが根強い上、生理用品の入手が困難で、学校ではトイレ設備も十分に整備されていない環境から、サハラ以南では10人に1人が生理中は学校に通えないと指摘しております。少女たちにとって調和の取れた開発が必要で、月経衛生は最優先にされなければならないと語っています。  ほかにナイジェリア、ベナン、ギニア、セネガルなどで、月経衛生教育に携わる若い活動家の報告で、どの国も1つ目に、タブーを破り、生理に関する正しい知識を広めること、2つ目に、学校施設での衛生的な水や石けん、生理用品の確保が共通課題として取り上げられました。  ユニセフは、東アジア太平洋地域で5月21日から27日に、月経衛生週間としてオンラインセミナーを実施しました。ユニセフの代表は、コロナ禍の影響で月経衛生教育に支障が出ている実態を報告し、支援を強める必要性を強調しました。月経衛生デーを中心とした世界の動向や生理の貧困の問題の点を述べさせていただきました。  ちなみに世界月経衛生デーとは、全ての人の月経衛生、健康を促進するための日として、1つ、沈黙を破り、生理に対する否定的な社会の意識を変えよう、2つ目に、月経衛生を政治の優先課題にと国際NGO、WASHUnitedが2013年に提唱しております。  平均的な月経期間5日と周期28日から5月28日となりました。同日を世界月経衛生デーとして祝う取組が続いております。事務局WASHUnitedによりますと、2021年、700を超える国際政府機関、NGOや民間機関が参加しております。日本でも今年の世界月経衛生デーは、生理用品の無償配布が進む中で迎えました。  今年3月4日に20代でつくります#みんなの生理が公表したオンラインアンケートが日本社会に衝撃を与えました。5人に1人の若者が金銭的理由で生理用品を買うのに苦労したとの回答がありました。これを機に、国会や地方議会で生理の貧困についての議論が活発化しました。3月8日の国際女性デーから現在に至るまで、多くの自治体が生理用品の無料提供の取組を公表しております。  そのような中で、私たち日本共産党会派は、5月6日に町へ生理用品の無償配布と相談環境の整備を求める要望書を提出しました。生理用品は、衛生的な生活を送るための必需品にかかわらず、トイレットペーパーで代用して、経血で服や椅子を汚すことが不安で登校できない事例や、ネグレクトで保護者に生理用品を買ってもらえない実態等の報告があること、国においては、2020年度の予備費から13億5,000万円の支出を決定したことを伝えて、日本での切実な生理の貧困について町に取り組んでいただくように申入れを行いました。  そういった点を加味しまして、今回の生理の貧困について、町の現状と現状を踏まえた今後の考えをお尋ねします。  次に、2つ目の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の予約についてでございます。  新型コロナウイルス感染症の封じ込めに向けて、日本でも医療従事者に続き、高齢者へ国の事業としてワクチン接種が全国で始まっております。町も5月17日に新型コロナウイルスワクチン接種の予約が始まりました。  そもそも今回の新型コロナウイルスワクチンとは何でしょうか。日本では、米ファイザー社、ドイツビオンテック社製に加え、米モデルナ社製、英アストラゼネカ社製のワクチンが新たに5月21日に特例承認されました。ファイザー社とモデルナ社製のワクチンは、メッセンジャーRNAを使ったワクチンで、仕組みは、新型コロナウイルスの遺伝子情報を注射して、人の細胞内で新型コロナウイルスのたんぱく質を作り、それに対して免疫ができる仕組みとなっております。  対して、アストラゼネカ社製のワクチンは、チンパンジーの風邪の原因であるアデノウイルスをベクター、遺伝子の運び屋に使い、人の細胞内で新型コロナウイルスのたんぱく質を作り、それに対して免疫ができる仕組みとなっております。  ワクチンは、感染症に対する免疫をつけたり、免疫を強めたりするためのものです。感染を完全に抑えることが目的ではなく、主な目的は重症化を抑えることです。インフルエンザのワクチンも重症化を抑えるためのワクチンです。  新型コロナウイルスは高齢者ほど重症化しやすいことが分かっております。重症化を抑えるためにまず高齢者を接種対象者に重症化を抑え、医療逼迫を起こさないことが重要であります。また、接種後の反応については、全身性反応は1回目より2回目のほうが強く表れると言われています。ワクチンによる望ましくない反応を副反応と呼び、免疫を得る望ましい効果を主反応と呼びます。どちらも別の反応というわけではありません。ワクチンの炎症反応は、免疫を調節するたんぱく質サイトカインによるもので、抗体などの獲得免疫につなげる橋渡しの役割を果たしております。ある程度の副反応は免疫獲得と一体のものではないでしょうか。免疫の過剰反応であるアナフィラキシー、全身性のアレルギー対応は、放置することは非常に危険です。治療など迅速な対応が必要です。  5月13日に集団接種の会場を視察しましたが、アナフィラキシー対応について万全かと思いますが、万が一ということもあります。その点について留意していただきたいと思います。  このワクチン接種事業については、急がなければならない事業でもあります。だらだらとワクチン接種を続けると、ワクチン接種が一部の人にとどまり、感染の広がりを抑えることができない状況になる可能性があります。一部の人だけが抗体を持っている状態となり、この抗体から逃れる変異株が出てきやすくなります。  南アフリカ型やブラジル型、インド型は、感染力が強い上に免疫から逃れる性質を持っております。仮に新たな東京型の変異株が発生すると、感染を抑えらなくなるおそれがありますので、できるだけたくさんの人が一定期間に接種することが、新たな変異株を発生させないためにも重要であります。  新型コロナウイルスを抑える上で、ワクチン接種は迅速に滞ることなく進める事業だと思います。これまで町では5月17日を皮切りに、5月31日、6月14日、昨日ですね。3回接種予約が行われました。接種自体は5月27日の集団接種から始まり、個別接種が同31日から順次始まっております。予約については、1回目が終わった時点で相談や要望があり、2回目と3回目は、私自身、インターネットを使えない方々を対象に予約の代行などをしました。1人で身寄りがない方に感謝されました。  ワクチン接種が遅れ、混乱するのは、ワクチン接種の計画も体制も、現場である自治体に丸投げしている国ではありますが、あえて問います。予約の現状についてと今後の取組についてお尋ねします。 193: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 194: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位3番青木議員のご質問にお答えいたします。  初めに、大きな1点目、生理の貧困についての1点目として、町の現状はとのお尋ねにお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、経済的な理由で生理用品を購入することができない、いわゆる生理の貧困が問題となっております。これまで町民の方よりお問合せやこれに関するお困りごとのご相談はいただいていないのが現状であります。しかしながら、食糧などの支援と比べ当事者が声を上げづらいという特性があり、他の貧困問題とは並列ではなく、今回の生理の貧困問題は、女性にとって不安を助長させかねない社会問題であると認識しております。  こうした中、町社会福祉協議会において、寄附を基に生活困窮者のための緊急配布用として、食料品のほか生理用品をはじめとする衛生用品に関しても無償提供しております。  次に、現状を踏まえ、今後の考えはとのお尋ねにお答えいたします。  先ほども申し上げましたが、生理の貧困の問題は、困っているものの声を上げづらく、どこにも相談できずに不安感を助長されている状況にあると認識しております。今後におきましては、そうした状況を把握し、その内容に応じた必要とされる支援につなげていくことが重要であると考えますので、関係機関とも連携協力しながら取り組んでまいります。  続いて、大きな2点目の新型コロナウイルスワクチン接種予約についての1点目といたしまして、予約の現状を問うとのお尋ねにお答えいたします。  ワクチン接種の予約につきましては、先月5月17日より受付を開始いたしました。コールセンターにつながりにくい状況が続き、大変ご迷惑をおかけしましたが、昨日の分も含め、これまでに第1回目の接種分として、約1万2,600回分の予約受付枠を設定したところでございまして、これは65歳以上の高齢者の約90%に当たります。  予約方法につきましては、当初コールセンターとウェブにより行ってまいりましたが、昨日の6月14日の予約受付分からは、LINEによる予約も開始したところであります。  次に、今後の取組についてお答えいたします。  ワクチン接種につきましては、感染拡大防止の切り札になるものとされており、町民の皆様の期待も大きいものと認識しております。そのような中で、64歳以下の方への接種につきましては、町民の皆様よりいただきました様々なご意見を基に、また近隣自治体等の状況を把握し、高齢者への接種の進捗を見極めた上、順次接種券を送付させていただきます。皆様方に安心して接種していただけるよう、鋭意準備を進めておりますので、よろしくお願いいたします。 195: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 196: ◯3番【青木 博君】  それでは、1つ目の生理の貧困について一問一答に入ります。  町長への質問でも述べましたが、#みんなの生理が明らかにした若者の実態が日本社会に衝撃を与えたのを機に、地方議会でも生理の貧困について議論が活発化しております。そのような流れの中で、この問題に対して対策に取り組んでいます全国の自治体数をお尋ねします。 197: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 198: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  全国で対策を行っております自治体数といたしましては、内閣府が発表しておりますアンケート結果がございまして、それによりますと、対策を実施済み、または検討している自治体数は、本年5月19日現在において255団体となってございます。なお、実施済みの各団体の生理用品につきましては、防災備蓄を使ったケースが最も多く、次いで予算措置で確保したケース、そして企業や団体、住民の方からの寄附の活用となってございます。  以上です。 199: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 200: ◯3番【青木 博君】  255団体と、この問題に対策されているということがよく分かりました。この問題が深刻なことがうかがえます。これだけの全国の自治体数が取組を行っていますと、県内でもかなりの自治体数がこの問題に対して対応されていると思いますが、県内で生理の貧困対策を取られている自治体数をお尋ねします。 201: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 202: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  県内において対策を実施している、あるいは検討している自治体数は、先ほどの内閣府の発表では15自治体でございまして、実施している団体は、そのうち8自治体となっております。  以上です。 203: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 204: ◯3番【青木 博君】  県内では全33自治体がありますが、そのうち15市町が半数近くを占めているということが分かりました。先ほどの全国の自治体数に基づいてのことでしょうから、今年5月19日時点ということになりますから、さらに取り組まれている自治体があるのではないでしょうか。  それでは、生理の貧困対策に取り組んでおられる自治体の内容は把握されていますでしょうか。把握されていれば、その内容をお尋ねします。 205: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 206: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  取組内容といたしましては、生理用品の配布となってございまして、配布場所としては、庁舎等の公共施設での窓口で行っているほか、社会福祉協議会と連携して行っているものでございます。また、児童生徒への対策として、小中学校への配布も行われております。  なお、先ほど申したましたとおり、配布しております生理用品につきましては、防災備蓄の在庫、予算措置されたもの、企業、団体等からの寄附を活用されているということでございます。  以上です。
    207: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 208: ◯3番【青木 博君】  他自治体の取組についてお聞きしましたが、様々な企業、団体と連携して、この問題について取り組んでいることがよく分かりました。  次に、改めて生理用品について町の認識をお尋ねします。  生理用品の使用は、平均的な月経期間が、先ほども言いましたが、5日間で、その期間中に1日1回使用するというわけではなくて、トイレ前に使用するということを知り合いの女性からお聞きしましたけども、そうしなければ衛生的な生活を送ることができないということですね。  先ほどの#みんなの生理が行ったアンケートの中でも、高校生以上の学生たちが、金銭的な理由で生理用品の入手が困難になったことがあると回答した割合は20.1%、金銭的理由で生理用品でないものを使ったと回答した人の割合が27.1%、生理用品を交換する頻度を減らしたと回答した方の割合が37%という結果が出ています。この回答から見ても、生理用品は衛生的な生活を送る上でなくてはならない必需品と考えております。決してぜいたく品ではないと思いますが、その点の町の考えをお尋ねします。 209: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 210: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  生理用品につきましては、衛生的な生活を送る上での必需品でございまして、決してぜいたく品ではないことは認識してございます。しかしながら、コロナ禍、経済活動は制限される状況が長引き、こういった状況の中欠かすことのできない生理用品が買えず、ご苦労されている事例につきましても十分認識してございます。  以上です。 211: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 212: ◯3番【青木 博君】  町の考えは、全く自分と同じ認識であるということが分かりました。ぜひとも積極的にこの問題について取り組んでいただきたいと思います。  それでは、その考えを踏まえまして、衛生的な生活を送る上で必需品である生理用品の活用と、コロナ禍で経済的に困っている方々に対して取っておられる生理の貧困対策について、現在どのような取組をされているんでしょうか。お尋ねします。 213: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 214: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  生理の貧困の対策につきましては、本年の町議会3月会議の予算特別委員会総括質疑にて別の議員からご質問、ご意見等をいただき、国の交付金の活用など早い段階で関係課等と連携を随時行い、事業スキームの検討に着手し、しっかり取り組んでまいりますとお答えしてございます。その後、町民窓口課が、福祉課や子育て支援課、社会福祉協議会と協議を行っておりまして、その中で、生理用品にお困りの方々は、周囲にも言い出しづらく、外部からは分かりにくい状況にあるため、状況把握の困難さが課題として挙がってございます。  これらの対応策といたしまして、社会福祉協議会で実施してございます生活困窮者のための緊急支援と合わせ、生理の貧困で困っております方々の把握と情報提供等ができないかを検討してございます。また、そういった家庭環境にある児童生徒への対策の一環といたしまして、小中学校の保健室にて生理用品の配置等を行ってございます。  以上です。 215: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 216: ◯3番【青木 博君】  現在の取組の内容について、ほかの自治体同様に様々な団体と連携して、関連する課で連携して進めていくということで理解しました。社会福祉協議会で実施している生活困窮者のための緊急支援と合わせて、生理の貧困で困っている方の把握に努めていただきたいと思います。  次に、小中学校での現状についてです。  現在、今も答弁でありましたが、小中学校の保健室に生理用品を配置しているということですが、その生理用品は無料配布になっているんでしょうか。お尋ねします。 217: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 218: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  それでは、お答えさせていただきます。  これまでも学校生活において生理用品が必要となった場合は、保健室で配布しておりました。原則返却をお願いしている状況でございました。しかしながら、このコロナ禍において、いわゆる生理の貧困が問題となっており、3月会議の予算特別委員会総括質疑でも別の議員からご質問、ご意見をいただき、町教育委員会としても喫緊の課題であると感じております。生理用品が必要な児童生徒には、返却不要で配布できるように保健室の備蓄数を追加しております。今後につきましても、必要に応じて対応してまいります。 219: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 220: ◯3番【青木 博君】  このコロナ禍で生理の貧困が浮き彫りになり、教育委員会でも当初は返却としていましたが、保健室の備蓄数を増やし、必要な児童生徒に配慮することは理解できました。  一歩前進したことは評価できますが、保健室の配布となると、養護の先生に断ってからということになりますので、先ほどから述べている問題の1つであります羞恥心がハードルとなって、遠慮してしまう子どもたちもいるかもしれません。そういった点では、学校施設の女子トイレへ返却不要の生理用品を配置するべきと考えておりますが、町の考えはいかがでしょうか。お尋ねします。 221: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 222: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  生理用品でございます。デリケートに扱うものだと考えておりまして、保健衛生的な視点、あるいは児童生徒のプライバシー上の観点からも、学校のトイレに常備するというようなことは現在のところ考えておりません。 223: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 224: ◯3番【青木 博君】  具体的に保健衛生と児童生徒のプライバシーの観点からと今お答えいただいたんですが、具体的にお答えいただかなかったんですけども、子どもたちの立場で考えれば、何かしらの対策を取るべきと考えております。  実際にほかの自治体では、実践しているところもあります。県内では大和市が、ニュースにもなりましたが、小中学校28校の女子トイレに誰でも自由に使用できる無料の生理用品を設置しているということです。大和市は、急に必要になったり、恥ずかしく言い出せないなど、困窮以外の理由でも自由に使ってほしいとしているそうです。  先進的に取り組んでいる自治体を参考に研究して、実行していただきたいと思います。困っている児童生徒は必ずいるはずです。取り組むことに期待しております。  それでは、生理用品の無償配布について問います。必要としている児童生徒に、生理用ショーツを配布するべきと考えております。生理用ショーツとは、生理用品がいらず、下着そのものが吸収するショーツのことです。繰り返し使えるため、環境に優しく、経済的な下着です。このショーツの配布の考えはありますでしょうか。お尋ねします。 225: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。内田教育次長。 226: ◯番外【教育次長 内田武秀君】  現在学校や養護教諭からいろいろ聞き取りさせていただきました。児童生徒に必要となりそうな複数のサイズの生理用品を配布しているところでございます。生理用ショーツにつきましては、現在のところ配布を行う予定はございません。 227: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 228: ◯3番【青木 博君】  現在用意されている生理用品で十分と受け取れるような回答ですが、生理用ショーツについては、現在考えていないとのことでした。今後別の生理用品が必要になった場合、選択肢の1つに挙げていただきたいと思います。  それでは、次の質問です。児童生徒のメンタルについてです。  メンタルの部分をサポートするために、生理を含む体や心の悩みを気兼ねなく養護の先生に相談できる環境づくりも必要と考えております。現在どのような対応を取られているのでしょうか。お尋ねします。 229: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。大澤教育長。 230: ◯番外【教育長 大澤文雄君】  養護教諭は、児童生徒の健康面を十分に把握し、いつでも的確な対応が取れるように努めております。また、児童生徒が保健室へ相談しやすいように、明るい部屋づくりなど環境づくりにも努めています。実際、教室には登校しにくいけれども保健室ならと登校している児童生徒もおります。また、学校では、心や体の悩みに限らず、学校生活全体において明るく元気に過ごすことができるよう、全教職員で児童生徒を見守り、寄り添うようにしております。 231: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 232: ◯3番【青木 博君】  養護の先生は、児童生徒の健康面を把握し、的確な対応を取られ、環境面でも相談しやすい場所に配慮されて、全教職員に寄り添うということでした。引き続き子どもたちのことを最優先に考えていただいて、取り組んでいただきたいと思います。  児童生徒を中心に質問してきましたが、生理の貧困問題は、学生を含む一般女性に対しても対策に取り組むべきと考えております。  3月議会で社会福祉協議会を通して必要な人へ配布すると答弁されていましたが、3か月経過しまして、具体的な施策となったのでしょうか。お尋ねします。 233: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 234: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  社会福祉協議会と行っております協議の中で、生理用品を社会福祉協議会が実施してございます生活困窮者のための緊急支援と合わせて、配布を行うことについては、社会福祉協議会のご了解をいただいているところでございます。また、配布する生理用品につきましては、防災備蓄品等を活用して配布できるかを調整しているところでございまして、孤立している方々へ適切な相談先についての情報が合わせて提供できますよう、生理用品と一緒にチラシ等を配布するなどの対策を考えてございます。  以上です。 235: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 236: ◯3番【青木 博君】  すばらしい取組だと思います。社会福祉協議会を通して生活困窮者の方々の緊急支援に合わせて生理用品を配布することは、生理の貧困の問題の1つである、先ほども言いましたけども、羞恥心の懸念というのが抑えられて、気軽に受け取れるというところでは、すごくいいのではないかなと思います。また、孤立している方々にも周知の徹底をされるようですので、引き続き積極的に取り組んでいただきたいと思います。  私たちの会派でも、この申入れの中で行ったときに、要望書の中で、学生を含む一般女性に対しても社会福祉協議会を通じ無償提供することを盛り込んだことを報告しておきます。  さて、生理の貧困について最後の質問となります。  コロナ禍の影響で生活の厳しさが増す中で、町は様々なコロナ対策は取られておられますが、生理の貧困対策についても、コロナ禍に限らずですが、取り組む対策をいろいろと伺いました。この問題に対して今後の方向性、対策について最後にお尋ねします。 237: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 238: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  町といたしましては、生理の貧困対策として、生理用品の無償提供のみでは、生活困窮の根本的な問題解決には結びつきにくく、継続的な支援を実施する機関とのつながりが重要と考えてございます。また、生活困窮のみならず、様々な不安を抱える女性に対しても適切な相談先の情報提供を合わせて行う必要性も認識してございます。これらを踏まえまして、今後関係課等と連携し、女性支援に取り組んでまいります。  以上です。 239: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 240: ◯3番【青木 博君】  前向きな答弁をしていただきました。今後もぶれずに取り組んでいただきたいと思います。私もできることがあれば、協力していきたいと思います。  次に、大きく分けた2つ目の質問、新型コロナウイルスワクチン接種予約についてでございます。  5月17日の1回目の予約状況は、集団接種が1,044人、個別接種が2,688人でした。では、2回目の5月31日の内訳をお尋ねします。 241: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 242: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  では、2回目の予約開始日5月31日の予約状況でございます。いずれも1回目の接種分といたしまして、集団接種が600人、個別接種が2,238人、合わせて2,838人の方が予約されております。  以上です。 243: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 244: ◯3番【青木 博君】  2回目は若干減少していますね。ワクチンの供給量が関連すると思いますが、では、コールセンターで予約が取れた人数とウェブで予約が取れた人数の割合を1回目と2回目の予約に分けてお尋ねします。 245: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 246: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  それでは、まず1回目の予約開始日5月17日につきましては、コールセンターが約2.1%、ウェブが約97.9%でございます。続いて、2回目の予約開始日5月31日につきましては、コールセンターが10.7%、ウェブが89.3%でございます。 247: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 248: ◯3番【青木 博君】  圧倒的にウェブ予約の占める割合が多いというのが特徴ですね。当初はコールセンターの回線が4回線で、正直、心配しておりました。自分のところでも、1回目の予約当日から電話の前で半日以上粘ったんですけども電話がつながらないですとか、つながらないので、早々に諦めたなどの意見をお聞きしました。そういった点では、町にも相当な数の問合せがあったと思われますが、どのような内容の問合せがあったでしょうか。お尋ねします。 249: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 250: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  問合せの中で最も多かったご意見というのは、やはりコールセンターにつながらないという趣旨のものが多かったです。ほかには予約が取れなかったことへの不安ですとか、インターネットの使用方法、次回の予約受付についてのご意見が多くございました。 251: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 252: ◯3番【青木 博君】  やはりコールセンターにつながらない、自分も、ほとんど聞いた中でそういったところだったんですけども、つながらないということが多数を占めていたということでした。  実を言うと、2回目の予約翌日に町に用事がありましたので、そこを通ったところ、問合せをしているだろう方が多数担当課におられるのが確認できました。必ず接種はできるんですが、当事者本人はやはり切実なんですね。もっと丁寧な対応をするべきと思いました。  さて、3回目からLINEアプリによる予約も始まりましたが、町は当初初めての予約開始からLINEアプリを使う予定でした。全国的なニュースとなったのも記憶しております。大々的に話題になったLINEアプリですが、1回目からではなく3回目になった理由をお尋ねします。 253: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 254: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  LINEを活用いたしました予約システムにつきましては、全国に先駆けて導入の準備を進めてまいりましたが、個人情報管理の安全性に懸念が生じたため利用を控えることとしたためでございます。しかしながら、令和3年4月30日に、国より発出されたガイドラインによりまして安全性を確認できましたので、昨日6月14日の予約開始日から利用を開始したところでございます。 255: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 256: ◯3番【青木 博君】  LINEの中国での関連会社からアクセスできる状態になっていたということが問題だったということで、皆さんはご存じだと思いますが、国のガイドラインで安全性を確認して利用を開始したということで、万全を期したことは分かりました。  電話、ウェブに続き、LINEアプリを使用する際に、注意点などがありましたらお尋ねします。 257: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 258: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  LINEにつきましては、まず事前の準備といたしまして、寒川町公式アカウントの友達登録をしていただくこととなります。そして予約の入力の際には、10桁の接種券番号、そして西暦での生年月日、平仮名でのお名前、半角数字の電話番号を入力していただきますので、正しく入力されているかどうかご確認いただきたいと思います。予約内容の確認が表示された後、予約確定を忘れずにタップしていただくこともお願いしたいと思います。  以上の内容を含みます予約方法の説明動画を町ホームページでお知らせする準備を進めていますので、事前にご覧いただきますと、スムーズに予約を進めていただけるかと思っております。 259: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 260: ◯3番【青木 博君】  実を言うと、昨日、私もLINE友達登録させていただきました。町のホームページによりますと、持ち運べる役場を目指すとありました。コロナに限らず生活に密着した情報を発信することは非常によいことだと思います。持ち運べる役場のキャッチフレーズも非常にいいと思います。  横道にそれてしまいましたが、予約する方法が増えたのはいいと思うんですが、LINEアプリについていろいろと今答弁していただきましたが、このアプリについて何かありましたら、早急に対応していただきたいと思います。  次に、ウェブ予約についての質問です。  町長への質問でも述べましたが、2回、3回の予約日に困っている人に私は予約代行しました。そのとき感じたことは、個別接種予約の画面で一つ一つの対応個別病院へアクセスして空き状況を確認しなければならず、なかなか大変だと思いました。病院一覧表があって、その一覧を一目見て予約状況というのが確認できれば便利かなと思ったんですけど、その点はできなかったのかお尋ねします。 261: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 262: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  全会場の予約状況、空き状況を一覧で確認する方法ですが、残念ながらございません。会場を選択していただいて、カレンダーで空き状況を確認するという手順で順番に見ていく方式のみとなります。空き状況一覧で確認する仕組みにつきましては、システムベンダーに要望として伝えてはありますが、現時点で実装の予定はございません。 263: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 264: ◯3番【青木 博君】  システム上方法がないということでした。システムベンダーに要望は伝えているということですが、利用者にとって簡素ということが一番の利便性なわけですから、現時点ではその予定はないということですが、引き続き簡素化へ取り組んでいただきたいと思います。  次に、予約を取られる方々について問います。  高齢で障害を持った方々に対しては、どのような対応、対策を取っておられるのでしょうか。お尋ねします。 265: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 266: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  現時点まで高齢で障害のある一人暮らしの方々というような特別な支援が必要な方であっても、今のところ特別な支援は行ってきておりませんでした。今後予約を取ることが困難な方には、何らかの形で予約のサポートを行えるよう検討しておるところでございます。接種を希望する方全てが接種できるまで支援してまいりたいと考えております。 267: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 268: ◯3番【青木 博君】  今まで高齢で障害を持っておられる一人暮らしの方々への支援は行っていなかったということでしたが、この事業は、高齢者全員がまずは対象者です。今後大変かと思いますが、いろいろな工夫を凝らしていただいて、接種希望者全員が早急に接種できますように努力していただきたいと思います。  次に、インターネット環境がない方々は、どうしても情報を得るのが遅くなりがちです。特に高齢者の方々は、若い世代に比べてインターネットがない方々が多いと思います。インターネット環境がない方々に対し最新情報をどのように周知しているんでしょうか。お尋ねします。 269: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 270: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  まずは「広報さむかわ」を活用したいと思います。広報6月号においては、特集として新型コロナウイルスワクチン接種についてを掲載してございます。予約受付開始日や接種会場、よくある質問等を掲載するとともに、付録としてワクチン接種の副反応等について、また各医療機関の予約枠の表を掲載して配布してございます。
     今後につきましても、広報紙やホームページで周知することはもちろんのこと、掲示板等も使いながら周知してまいりたいと思います。また、地域担当職員を通じての情報提供や必要に応じて各団体にも周知してまいりたいと思います。 271: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 272: ◯3番【青木 博君】  接種希望者の方々に情報が漏れなく届くように、引き続き努めていただきたいと思います。  次は、予約の方法について質問いたします。  予約対象者の方々から様々な意見を相談の中でお聞きしました。いろいろな提案ですね。年代ごとに区切って予約を受け付けるですとか、地域で区切れば予約が取りやすくなるのではないかなどの意見が多数の方から寄せられました。ほかの自治体でも実行しているところがあります。寒川町でも予約を取りやすく、そういった意見を反映するというか、予約を取りやすくする方法はできなかったのでしょうか。お尋ねします。 273: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 274: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  65歳以上の高齢者への接種券を送付する時期につきましては、国より4月下旬までに送付することという指示もあった中、地区別、年代別等の検討もいたしましたが、不確定な要素も多く、65歳以上の高齢者の方々への接種券については、現状の方法とさせていただきました。  以上です。 275: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 276: ◯3番【青木 博君】  寒川町では、不確定要素があるので現状の方法になったということでした。  先ほども申し上げましたが、国が明確に計画を示さず、自治体に丸投げして困難な思いをしているというのは理解できますけども、それでも他自治体は様々な方法で住民に予約を促していますので、町に合った方法があると思います。  そこで、様々な面で条件は違うかとは思いますが、を前提にしますが、前提の質問となりますが、他自治体で取り組んでいる予約について、参考にされていることはありますでしょうか。お尋ねします。 277: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 278: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  茅ヶ崎市とは、医師会の関係もございまして、互いに情報交換を密にしておるところでございます。また、お隣の海老名市や人口規模が近い愛川町、南足柄市等にも状況を伺っておりまして、参考とさせていただくこともございます。 279: ◯議長【佐藤一夫君】  青木議員。 280: ◯3番【青木 博君】  参考にさせていただくということもありますという答弁ですが、どのようなところを参考にされているか具体的に申していただきたかったです。  いずれにせよ、予防接種の予約をスムーズに進めていただくために、積極的に取り組んでいただきたいと思います。  それでは、最後の質問になります。今後の新型コロナウイルスワクチン接種予約は、65歳以上の高齢者の方から一般の人たちに移行していきます。今後の接種予約に取り組んでいく上で、何か留意している点がありましたらお答えください。 281: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。三橋健康福祉部長。 282: ◯番外【健康福祉部長 三橋義明君】  65歳以上の高齢者の方々には、コールセンターにつながらないなどご迷惑をおかけすることとなってしまいました。そのような中で、コールセンターの回線数を増やしたり、またコールセンターでの予約の専用枠を設けるなどいたしまして、できるだけ対応してきたところでございます。  昨日予約枠数も大幅に増やしまして、予約しやすくなるとは思っておりますが、まだまだ接種事業は続きますので、これまでいただいた町民の皆様からのご意見を参考にしながら、混乱なく予約を取っていただけるよう対応してまいりたいと考えております。 283: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、青木 博議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は14時25分からといたします。                  午後2時07分 休憩    ──────────────────────────────────────                  午後2時25分 再開 284: ◯議長【佐藤一夫君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、5番山田政博君の質問を許可いたします。山田議員。              〔5番(山田政博君)質問席へ移動〕 285: ◯5番【山田政博君】  それでは、通告順位に従い、日本共産党議員団の一員として一般質問を行います。今回は大きく2点です。  まず、大きな1点目、河川の整備についてです。  昨日関東甲信越地方も梅雨入りしたと報道がありました。これから豪雨や大雨で河川の氾濫などが心配になってきます。前回の一般質問では、内水氾濫のことと浸水の体験、あと避難所運営について質問しましたが、その後も河川のそばに住んでいる方から、浸水の体験をしたことから氾濫することになったらと不安の声を聞きます。  2019年の台風19号での城山ダム緊急放流のときも、町民の方は大変な思いをしました。寒川町には、相模川、目久尻川、小出川があります。局地的な豪雨があると、いつ氾濫するか分かりません。現在相模川は、神川橋の上流については県の管理、神川橋の下流については国の管理、目久尻川と小出川は県の管理となっています。寒川町として、国や県とどのように連携をしていくのか、町民の安全安心を確保するために、どのように河川の整備、管理をしていくのかお聞きします。  まず、(1)として、国県との連携の現状について、(2)として、現状の取組について質問いたします。  次に、大きな2点目として、子育て支援についてです。小児医療費助成制度の18歳までの拡充について質問します。  少子化や子どもの貧困が大きな課題となっている中で、子育てのコスト負担など子育てしやすい環境、安心して子どもを産める環境をいかに整備するのかという視点で、小児医療費助成制度の拡充にも今まで取り組んできました。今年度から所得制限が撤廃され、安心して気兼ねなく病院に連れていけると保護者の方も喜んでいます。  景気が低迷する中、子育て世代の生活は逼迫しています。現代のコロナ禍の下、子育て世帯を応援するために18歳までの拡充をしたらどうかと提案したいと思います。  以上、1回目とします。 286: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員、今、質問の1つ目、質問の要旨の2つ目になりますけれど、「現状の取組について」というような発言がありましたが、通告の中では「今後の取組について」ということでありましたけれども。 287: ◯5番【山田政博君】  すみません。「今後の取組について」です。 288: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 289: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位4番山田議員のご質問にお答えいたします。  まず、大きな1点目といたしまして、河川整備についてのお尋ねをいただきました。そのうち1点目、国県との連携の現状について問うとのお尋ねでございます。  水害等により町民に大きく影響を与えると思われる河川につきましては、議員お話しのように、国及び県が管理する相模川、神奈川県が管理する小出川と目久尻川がございます。各河川管理者との連携につきましては、都市計画課が窓口となり、維持管理や工事等に関する連絡調整、協議会活動等に取り組むとともに、町民から寄せられた川の流れを阻害すると思われる土砂の堆積、あるいは河川内樹木の除去などを要請し、管理者が行う河川整備の促進及び管理業務の推進を働きかけてまいります。  次に、今後の取組についてのお尋ねにお答えします。  今後の取組でございますが、先ほど申し上げました現状の取組を継続するとともに、町といたしましても、各河川管理者の事業実施状況の把握及び町民への情報提供に努め、身近な河川の現状をよく知っていただくことにより、氾濫等の有事の際に対する安全性の向上を図ってまいりたいと考えております。  次に、大きな2点目、子育て支援についての小児医療費助成制度の18歳までの拡充についてのお尋ねにお答えいたします。  町の小児医療費助成制度につきましては、昨年12月の町議会におきまして所得制限を廃止するための条例改正案が可決され、本年4月から適用しているところでございます。所得制限を廃止しての運用開始から2か月が経過したところでございますので、まずは制度改正後の助成費用の動向や対象者の方々からの反応など課題の把握が必要であり、それには一定の期間が必要であろうと考えており、現時点において、小児医療費助成制度の範囲を18歳まで拡充する考えはございません。  なお、寒川町といたしましては、本来なら、これは国の制度として小児医療費助成制度を創設すべきと考え、毎年国等へ要望いたしているところでございます。よろしくお願いいたします。 290: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 291: ◯5番【山田政博君】  それでは、町長答弁もありましたので、一問一答に入らせていただきます。  まず、1点目の河川の整備についてですけど、(1)として、国県との連携の現状について、現状把握していきたいと思います。  まず、寒川町には3つの河川があります。相模川、目久尻川、小出川とありますけど、町内での河川延長、距離というのはどうなっているでしょうか。お聞きします。 292: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 293: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  町内3つの河川、相模川、目久尻川、小出川の各河川延長でございますが、相模川につきましては約5,780メートル、目久尻川につきましては約4,090メートル、小出川につきましては約3,850メートルでございます。  以上です。 294: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 295: ◯5番【山田政博君】  相模川が約5,780メートル、目久尻川が約4,090メートル、小出川については約3,850メートルということで、延長については分かりましたが、河川全体から見ると短いとは思います。とはいえ、これだけの距離をパトロールするのは大変だと思いますけど、次の質問として、現在3河川の管理状況というのはどうなっているのかお聞きします。 296: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 297: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  管理状況でございますが、相模川につきましては、神川橋から下流の区間につきましては、国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所相模出張所、神川橋から上流の区間につきましては、神奈川県厚木土木事務所、目久尻川及び小出川につきましては、神奈川県藤沢土木事務所が管理してございます。  具体の管理業務としては、国が管理しております相模川神川橋下流につきましては、パトロールを週6回、草刈りを年2回実施しているとのことでございます。同じく相模川で県が管理する神川橋よりも上流につきましては、パトロールを週に1回、草刈りを年1回実施しているとのことでございます。目久尻川、小出川につきましては、パトロールを2週間に1回程度、草刈りを年2回実施しているとのことでございます。合わせて目久尻川の一部区間につきましては、ボランティア団体により年2回の草刈りや清掃等が行われております。  以上です。 298: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 299: ◯5番【山田政博君】  相模川の神川橋から下流は国土交通省ということで、また神川橋の上流については県の土木事務所、あと目久尻川と小出川に関しては、県の藤沢土木事務所で管理しているということで、草刈り等の作業等はしているということも分かりました。あとパトロールもやっているということですけど、よく町民の方から、川の流れをよくするのに川底を掘り下げればよいのではないかとよく言われたりしますけど、これについて川底とかを掘削する目安とか何かというのはあるんですか。お聞きします。 300: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 301: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  川底を掘削する目安でございますが、川の流量を確保する河川の断面積が確保されているか否かが、判断基準の1つとしてあろうかと存じます。また、河川管理者が実施しております定期横断測量やパトロール結果をもって、必要に応じ河床掘削を判断するとのことでございます。  以上です。 302: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 303: ◯5番【山田政博君】  河川の断面積の状況が判断基準の1つということで、河川管理者、国や県になりますけど、測量やパトロールなどの結果で判断するということでしたが、素人考えでは、どうしてもすぐにでも掘削してもよいのではないかと思ってしまいます。町民の方から問合せ等があった場合、丁寧な説明をしていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  国とか県との連携についてですけど、都市計画、あと開発指導担当が窓口となっているということで、維持管理や工事等に関しては、連絡調整、協議会等の活動に取り組んでいるということでしたが、もう少し詳しく国や県との連絡、協議会等の状況についてお尋ねします。 304: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 305: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  国及び県との連絡体制につきましては、通常時においては、草刈りや土砂堆積などの維持管理に関することや河川工事に伴う地元調整など、町民に係る河川事業全般についての情報共有を行い、合わせて台風などの増水時においては、水位や各管理者の対応状況などについて情報共有を行っております。  また、協議会につきましては、相模川の築堤等の整備促進を目的として、平塚市、茅ヶ崎市、寒川町及び各流域住民で構成される相模川整備促進協議会、目久尻川におきましては、県及び流域自治体が連携して治水に取り組む目久尻川流域総合治水対策協議会、また県内自治体で構成し、治水に対する方策の検討や要望を行う神奈川県河川協会等がございます。合わせて要望や総会においては町長自らが出席し、活動に注力するところでございます。  以上です。 306: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 307: ◯5番【山田政博君】  連絡体制では、様々な維持管理や河川事業など情報共有しているということでした。また相模川整備促進協議会、また目久尻川流域治水対策協議会、あとまた県河川協会などがあるということでしたが、町民のいろんな切実な思いを協議会等で要望を伝えていただきたいと思います。合わせて河川の治水事業というのはどのように進んでいるのかお聞きします。 308: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 309: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  国が管理する神川橋から茅ヶ崎市境までの相模川につきましては、一之宮第1樋管及び田端スポーツ公園入り口部分の築堤工事がこの6月末に完了することにより、堤防が完成形となります。また、小出川につきましても、過年度より寒川町内の改修工事が進められており、本年度につきましても、岡田八丁目に隣接する箇所に築堤工事が行われる予定であり、鋭意整備が進められる状況でございます。なお、目久尻川につきましては、町内区間において整備済みとなってございます。  以上です。 310: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 311: ◯5番【山田政博君】  一之宮の樋管と田端スポーツ公園付近の築堤工事に関しては、完了間近で6月末には完了するということでした。また、岡田八丁目付近の方たちから、常に心配されている小出川の築堤工事も行われる予定ということで、早く完成することで町民の方も安心すると思います。ぜひともこういうこと、いろんな要望活動をまた協力体制でやっていただきたいと思います。  次に、今後の取組についてなんですけど、まず都市計画マスタープランでも町民の皆さんからの声として、河川が氾濫して水害を受けている地域があり、これを何とかしてほしい、また河川上流地域の市街化の進行等で町内で局地的な水害が発生しているため、具体的な対応策が必要じゃないかという言葉もありました。町民の皆さんの不安を解消するためにどのようなことをしていかなきゃならないのか、町の考えをお聞きします。 312: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 313: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  頻発する極地的な豪雨による水害被害を軽減し、町民の方々の不安を解消するためには、河川の築堤整備や流量の確保などのハード対策と、町民自らの避難行動及びそれに資するハザードマップや避難情報の周知などのソフト対策の双方を充実させることが必要であり、また内水対策に関しては、下水道事業での対応が重要でございます。  ただいま申し上げましたように、水害の軽減と安心を確保するためには、行政サイドの各管理者の対応や私たち一人一人の心構えと行動が必要となります。町といたしましても、安全安心の向上を目的に、各管理者に対する要望をはじめ、町民が危惧される情報の提供や事業推進に係る協議や協力に継続して努めております。  以上です。 314: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 315: ◯5番【山田政博君】  河川整備のハード面、またこの7月に内水ハザードマップの発行など情報のソフト面もあります。さらには町民の安心安全の向上のために情報提供や協議が必要だと思います。  次の質問として、河川の状況ですけど、町内にいる私たちや町民は、常に見ているわけで、危険が予想されたときには町は迅速な対応を求められると思いますけど、国、県の対応を待つのでなく、国と県との連携を取って、町は迅速に対応することもできるんだと思いますけど、この点についてお聞きします。 316: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 317: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  各河川には、おのおの管理者がおり、災害の復旧や維持管理につきましては、それぞれの管理者が行うものでございます。これにつきましては、各管理者はおのおのの管理区分において管理に必要な物資、人員等を配備しており、国の災害対策派遣隊という特殊な支援体制を除き、所管以外の管理物への対応を優先することは、人為的、物資的に不可能でございます。しかしながら、有事の際の状況によるところが大きいながらも、危険が予測される、または危険な状況が生じている場合において、町として安全確保の初動対応を行うは当然のことと考えており、事実、河川に限らず県道等も含め初動対応に従事しているところでございます。  また、連携につきましては、現在においても、増水時には水位や河川管理者の水防体制の動きなどの情報共有を行うなど、体制がなされている状況でございますが、より迅速、かつ効果的な体制の構築に各管理者とともに取り組み、より町民が安心できるまちづくりに努めてまいります。  以上です。 318: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 319: ◯5番【山田政博君】  各河川には管理区分があり、なかなか対応が難しいということもありますが、町民の方の安全確保には安心してもらう対策が重要だと思います。  次の質問として、昨日14日から町公式LINEアカウントが運用されましたが、災害情報の提供は行うという説明はありましたが、町民からの危険な場所などの情報提供を受けることはできるんでしょうか。お聞きします。 320: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。黒木都市建設部長。 321: ◯番外【都市建設部長 黒木 久君】  現在町民の方からの情報提供は、主に電話やメールによるものになっておりますが、SNS等による情報提供などは、その迅速性や位置情報の精度などにおいて有効であると認識しておりますので、今後活用してまいりたいと考えております。  以上です。
    322: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 323: ◯5番【山田政博君】  電話やメールということで、情報提供はあるということでした。  過去にもほかの自治体でSNSを活用した情報発信と情報収集が行われた事例がありました。町民が望んでいるのは、安心できる確かな情報だと思います。さらにいろんな検討をしていただきたいと思います。  これで大きな1点目を終わります。  次に、大きな2点目の子育て支援について一問一答に移ってまいります。  4月から所得制限を廃止して2か月過ぎたところですが、制度改正後の助成制度の動向や対象者の反応を見ていくとの町長答弁もありました。まず1つ目として、現在中学3年生までの小児医療費助成制度が行われていますが、現状把握として、まず未就学児、それから小学校1年生から3年生、そして小学校4年生から6年生、そして中学生の対象人数についてお聞きします。 324: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 325: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  それでは、対象人数のお尋ねでございます。小児医療費助成制度の対象者数につきましてお尋ねでございますが、本年5月1日時点の数字で、未就学児が2,232人、小学1年から3年が1,565人、小学4年から6年が1,197人、中学生が807人、合計で5,801人でございます。 326: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 327: ◯5番【山田政博君】  今の答弁は、未就学児が2,232人、小学1年生から3年生が1,565人、小学4年生から6年生が1,197人ということで、あと中学生が807人ということで、合計で5,801人ということでした。  これについて、対象人数に対する影響額というのはどのようになっているのかお聞きします。 328: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 329: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  それでは、令和元年度の決算ベースの年齢別月額平均で試算いたしますと、およそ1億7,913万円となってございます。 330: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 331: ◯5番【山田政博君】  影響額が約1億7,900万円ということでした。先ほどお聞きしました未就学児、小学校1年生から3年生、また小学校4年生から6年生、中学生の階層別の影響額というのはどうなっているのかお聞きします。 332: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 333: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  先ほどお答えいたしました1億7,913万円の内訳でございますが、未就学児が9,019万円、小学1年から3年が4,509万円、小学4年から6年が2,811万円、中学生が1,574万円となってございます。 334: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 335: ◯5番【山田政博君】  影響額については、そのまま年度によっていろいろな状況で変わってくると思います。  今小児医療費の助成制度の拡充についていろいろ取り組んできましたが、年齢が上がるにつれて医療費がどのように変化しているのかというのをお聞きします。 336: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 337: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  平成29年度から令和元年度までの3年間の数字で比較しますと、前のご質問の年齢区分で、年齢が上がると扶助費は少なくなってくる傾向がございます。 338: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 339: ◯5番【山田政博君】  年齢が上がると扶助費は少なくなる傾向ということでしたが、コロナ禍の下、医療の受け方も変化していると思います。また、新しい数字については、別な機会でまた伺いたいと思います。  私が議員になってから8年が経過したのですが、小児医療費助成制度の拡充が、全国では県内で広がっています。次の質問として、県内のほかの自治体の状況はどのようになっているのかお聞きします。 340: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 341: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  県内33市町村のうち寒川町を含む29市町が、通院、入院ともに中学校3年生までを対象としており、今回ご質問の高校3年生まで対象というところでは、大井町が通院、入院ともに高校3年生までを対象としております。清川村が通院は中学3年生までで、入院を高校3年生まで対象としております。そのほかに川崎市と湯河原町については、通院が小学6年生までで、入院が中学3年生まで対象という状況になってございます。  以上です。 342: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 343: ◯5番【山田政博君】  8年前の中学3年生までの助成というのは、わずか8自治体だと記憶していますが、現在県内の33市町村のうち29市町村で、中学校3年生まで小児医療費の助成制度を実施しています。また、高校3年生までの助成は、大井町では通院、入院を、そしてまた清川村では入院を対象としているとのことでしたが、これで最後の質問になりますけど、これに関して18歳までの小児医療費助成制度を拡充することについて、どのような問題点があるのかお尋ねします。 344: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。伊藤学び育成部長。 345: ◯番外【学び育成部長 伊藤 研君】  小児医療費助成制度は、義務教育が終了するまでの子育て世帯の医療費負担軽減策として意義のある制度だと考えてございます。  しかしながら、いわゆる高校生世代である18歳までとなると、就労されて収入を得ている方や学生でもアルバイト等で一定の収入がある方もいらっしゃいます。また高校は義務教育ではございませんので、家庭の経済状況も勘案して進路を選択しているという前提に立ちますと、医療費負担の軽減をどこまで図るべきなのかなど、様々な問題がございます。  小児医療費助成につきましては、自治体間で認定基準や助成範囲が異なり、住む地域によって格差が生じている中で、町としましては、先ほども町長の答弁にありましたとおり、国が統一的な制度として新たな助成制度を創設すべきと考えております。ですので、市町村会要望等の機会を捉えて国や県へ働きかけているところでございます。  今後の動向を注視してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 346: ◯議長【佐藤一夫君】  山田議員。 347: ◯5番【山田政博君】  18歳までの拡充となると、義務教育でないこと、また就労している方など、いろいろ状況が変わっていくなど様々な問題があると思います。しかしながら、子育て中の親とこれから結婚や子育てを考えている若者世代に必要なものは、子どもを産み育てること、そして社会全体が応援している安心感だと思います。国やほかの自治体の動向を見ているのではなく、子育てしやすいまちとしてリードすべきじゃないかと思います。  今回の一般質問では、町民が安心して生活していくために町がどのようにサポートしていくかということをテーマにしました。これからも問題解決にいろいろと提案していきたいと思います。  これで私の一般質問を終わります。 348: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、山田政博議員の一般質問を終了いたします。  暫時休憩いたします。再開は15時15分からといたします。                  午後2時56分 休憩    ──────────────────────────────────────                  午後3時15分 再開 349: ◯議長【佐藤一夫君】  休憩を解いて会議を再開いたします。  次に、11番柳下雅子さんの質問を許可いたします。柳下議員。              〔11番(柳下雅子君)質問席へ移動〕 350: ◯11番【柳下雅子君】  それでは、通告順位に従いまして一般質問いたします。  私の質問は、災害対応力を強化する施策についてです。なぜ今回この質問をするのか、それは、近年における多発する自然災害に私たちはどのように身の安全を確保すべきか一人一人が考え、対応すべきだと、その必要性を痛感しているからです。  令和元年の台風19号のときには、2,560人の方が町内10か所の避難所に来られました。車で来て避難所に入らず駐車場で過ごされた方も含めれば、もっと多くの町民の方々が避難したことになります。  こんな中、寒川町では総合計画2040の基本構想の第4章は、安全安心のまちづくりであり、防災対策の充実を掲げております。また、令和3年3月には、避難所運営マニュアルが改訂されました。安心安全のまちづくりには、平常時より災害対応体制の構築、そして見直しが必要であると考えます。災害時の困難を少しでも最少化するために必要なことだと思います。避難所運営マニュアル改定の取組の中から見えてきた課題は何か、そしてどのように防災対策の充実を図っていくのかについてお尋ねいたします。 351: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。木村町長。 352: ◯番外【町長 木村俊雄君】  それでは、通告順位5番柳下議員の災害対応力を強化する施策についてとのお尋ねにお答えいたします。  町の将来像「つながる力で新化するまち」の実現に向け、寒川町総合計画2040は、その1つの基本目標である第4章にて、安全安心に暮らせるまちづくりをうたっております。今後想定される大規模災害発生時の避難所の開設においては、避難者の安全安心の確保と円滑な避難所運営が重要となります。そのためこれまで各避難所には運営マニュアルを整備しておりましたが、令和元年になりますが、一昨年の台風19号や昨年来の新型コロナウイルス感染症への対策等の課題を踏まえ、避難所が避難者にとって秩序の取れた良好な避難拠点として機能するよう、避難所運営の在り方について課題を整理し、誰もが分かりやすく避難所活動に参加できるよう、基本となる避難所運営マニュアルの改定をいたしたところであります。  なお、この改訂につきましては、寒川町広域避難場所等検討委員会を設置し、令和元年実際の現場で活動された経験や女性の視点でのご意見などをいただき、実践的なマニュアルといたしました。今後につきましては、各避難所での訓練等を通して検証を行い、各避難所の運営マニュアルを随時見直しながら、さらに避難所運営の実効性を高め、安全安心に暮らせるまちづくりを推進してまいります。よろしくお願いいたします。 353: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 354: ◯11番【柳下雅子君】  今の町長答弁から見えてきた避難所の円滑な運営、その在り方が課題であるということ、そして避難所運営、その実効性を高めることが施策の充実を図ることにつながるということが分かりました。  それでは、これから一問一答に移ります。  まず、マニュアルの改定から見えてきた課題は、具体的にどのような課題が見えてきたのかについてお尋ねいたします。 355: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 356: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  マニュアル改定につきましては、寒川町広域避難場所等検討委員会を設置いたしまして、マニュアル整備の課題を協議してまいりました。  主な課題といたしましては、先ほど町長がご答弁されたように、令和元年東日本台風や新型コロナウイルス感染症の対策などから、地震編、水害編、感染予防対策編と分け、災害の特性や感染対策に応じた避難所運営方法についてでございます。  災害への備えから平常時の体制の確保や開設準備、訓練の実施などの対応、避難所開設が長期にわたる場合、避難者による自主的な避難所運営への態勢、誰もが分かりやすく避難所活動が行えるように、いつ、誰が、何を、どのように行うかを時系列に分けたタイムラインの整備を行ってございます。  以上です。 357: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 358: ◯11番【柳下雅子君】  具体的にマニュアルの改訂からの課題ということでお答えいただきました。  今現在コロナ対策ということは、避難所においても重要な課題だと思います。そしてまた、ここで今述べられているのは、避難所の開設が長期にわたる場合、避難者による自主的な避難所運営への体制ということで述べられました。大変この視点は重要な視点であると思います。避難者がただそこにいるだけではなく、自らが運営者になるという視点をこのマニュアルでうたっているということが分かりました。  では、次の一問一答に移ります。  避難所の円滑な運営をするための体制の構築はどのようになっているのでしょうか。 359: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 360: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  広域避難所を運営する避難所運営委員会は、避難所運営委員長や自主防災組織役員等、また避難者や自主防災組織から構成いたします各班の班長から組織されますが、今回の新たなマニュアルでは、災害から長期にわたる避難所設置などに備えまして、避難者による自主的な避難所の運営も必要なことから、避難者自身が参加いたします避難所協力班を設置いたしまして、順次避難所運営委員会の業務を引き継ぎ、避難者による自主的な避難所運営に移行する体制を含めて記載してございます。  以上です。 361: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 362: ◯11番【柳下雅子君】  この新たな言葉で思ったのは、避難所協力班を設置しということで、避難所協力班はどのようなことをやるのか、その具体的な任務についてお答えいただけますでしょうか。 363: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 364: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  風水害などある程度進行が予測できる短期的な避難所開設につきましては、平時の備えから内容を周知しております町職員や自主防災組織が中心となり運営を行いますが、地震や河川の氾濫など長期化する災害が発生した場合、避難者は避難者協力班として活動に参加していただきまして、人員が必要な避難所運営委員会の各班に配置を行い、徐々に避難者による自主運営に切り替えていきます。このためマニュアルでは、避難所運営委員会等の各班の任務内容の詳細や記載事項を記載し、各班の活動をタイムラインで示すことで、各業務への理解を深めることを目的に分かりやすい記載に努めてございます。 365: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 366: ◯11番【柳下雅子君】  マニュアルによりますと、全部で7班あって、そのうちの1つが避難所協力班という位置づけになっております。総務班、そして情報広報班、環境衛生班、救護班、会計、名簿、そうした方たちがこの運営委員会で、長期にわたった場合、避難している町民自らがその運営に携わるために各班に配置されて取って代わる、そのための避難所協力班という位置づけでよろしいんですね。そのご説明に補足させていただきました。  そして、各業務への理解を深めることを目的に分かりやすい記載に努めております。この分かりやすさというものはとても大事な要素だと思いますが、なぜならば、避難してきた人がいきなり役を持って、お願いして、全てうまく避難所運営が回っていくとは限らないと思います。この分かりやすさにどのように町は配慮なさって運営をさせていくのでしょうか。この質問に対していろいろ国の施策を見ると、ガイドライン、そしてタイムライン、そしてまたチェックリストといって、具体的にいつ、誰が、どこで、何をやるかという、そうした分かりやすいシートがたくさん出てまいりました。そうしたことも含めて、町民自らが運営者となる協力班の分かりやすさに留意して運営をしていただきたいと思います。  そして、次の質問の5に移ります。  一番大事なというか、避難所での要援護者への対応策についてですけど、町は具体的にどのような対応策をお考えになっていらっしゃいますでしょうか。 367: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員、今質問の5という話がありましたけど、どこに。 368: ◯11番【柳下雅子君】  飛んでしまって失礼いたしました。今質問の3に対するお答えと、その次に質問の4は飛ばしてしまって恐縮です。質問のし直しをいたします。  質問の4は、避難所における女性の視点、そして女性が避難所活動への参加を高める、そうした工夫についてのお考えをお伺いいたします。 369: ◯議長【佐藤一夫君】  一問一答の4回目という意味でよろしいんですか。  それでは、ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 370: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  避難所では、男女のニーズが異なりまして、災害時、あるいは災害復興について、例えば授乳室の設置や着替える場所の確保等、女性のプライバシーや衛生問題など女性ならではの視点による運営が必須になっております。  女性の意見が反映されますよう、避難所の運営等に関して検討いたします避難所運営連絡会では、女性委員が約3割を占めてございまして、また各避難所運営委員会の会議の中では、男女の組織編成をバランスよく構成するよう定めてございます。女性の参画、女性による意見、要望の集約等女性の視点でも運営を行うよう働きかけてまいります。  なお、現在避難所運営委員長や避難所従事職員、町職員におきましては、女性からのニーズが伝わりやすくするよう考慮し、女性職員を必ず1名配置してございます。  以上です。 371: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 372: ◯11番【柳下雅子君】  質問が飛んでしまって大変失礼いたしました。  避難所に女性の視点が必要だということは、第3次男女共同参画基本法の中でも目標と掲げた指導的立場に女性が3割いると。そういったことで、寒川町の避難所の運営に関して、かろうじて3割に達しているということが分かりました。  それとまた、10ある避難所に対しての委員長の占める割合も、10か所のうち3名が女性の委員長だと。そしてまた工夫として挙げられたのは、必ず組織の中に女性が入るよう、そうした配慮を寒川町はしているというお答えをいただきました。  少しずつこうやって女性の視点が入ることで、ただただ単に私は性としての女性、性としての男性じゃなくて、男女共同参画の視点を持った方がリーダーとなることで、避難所運営が円滑に回り、いろいろな多様なニーズに対応できる、だから女性がいる、そして女性参画の視点を持った人が必要だということで質問をいたしました。ただ単に性別だけの問題ではないということです。  そして次の質問の5に移ります。  ここがとても大事なことだと思いますが、避難所での要支援者の対応策です。災害対策基本法で支援を必要とする人のくくりとして、高齢者、障害者、乳幼児、妊産婦、外部疾患のある人、そうした方々が避難所での生活がより快適であって、質の高い生活が担保されていること、これは度々国の対策基本法の改正の中にうたわれ、避難所の在り方もより改善が求められているということで質問させていただきます。 373: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 374: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  要援護者の方には、避難生活を他の人と一緒に送ることが困難な方もおられます。避難所では個別に要望を聞き取り、要援護者に配慮した専用スペースの確保を優先的に行います。また、生活支援につきましては、救護班の支援や民生委員児童委員、ボランティア等の連携から支援し、必要に応じ町保健師や精神保健福祉士の巡回を行い、安心して生活しやすい環境を構築してまいります。  以上です。
    375: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 376: ◯11番【柳下雅子君】  ちなみに対策基本法ではどのようにうたわれているかということを申し述べたいと思います。  災害対策基本法施行令の第20条の6には、このように基準を定めております。まず、円滑な利用を確保するための措置が講じられていること、2番目、災害が発生した場合において、要配慮者が相談し、または助言が受けられ、その他支援を受ける体制が整備されていること、3番目は、災害が発生した場合において、主として要配慮者を滞在させるための必要な場が可能な限り確保されていること、この3つの要件が挙げられております。  では具体的に、質問の5に移りますが、寒川町では、この方たちの……。 377: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員、今質問の5と言いましたけど、先ほど質問の5と……。 378: ◯11番【柳下雅子君】  6です。度々失言をいたしまして、失礼いたしました。  質問の6に移ります。福祉避難所への対応策及びその拡充についてお尋ねいたします。 379: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 380: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  福祉避難所につきましては、段差の解消、スロープや専用トイレの設置等施設のバリアフリー化、また災害時に安全を確保できる立地条件も考慮する必要があるため、現在指定は行ってございません。要援護者の避難所生活は、要援護者に配慮した専用スペースの確保など、できる限りの対応をいたしますが、状況に応じ防災協定を締結してございます県立茅ヶ崎養護学校や社会福祉法人の翔の会や町内4か所の特別養護老人ホーム等への受入れを行ってまいります。  今後の福祉避難所の拡充につきましては、要援護の対応が可能な設備を有した社会福祉施設と協議をしながら、防災協定締結のさらなる拡充に向けて鋭意努めてまいります。  以上です。 381: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 382: ◯11番【柳下雅子君】  お答えいただいたように、寒川町内には福祉避難所はない、そしてこういう方たちが必要とあらば、一般の避難所から茅ヶ崎の翔の会の締結しているところ、あと茅ヶ崎の養護学校に行く、しかしながら、大事なことは、国も度々、一番最近の改正だと、福祉避難所を皆さんに知らせて、一般の方がいらっしゃる避難所からではなくて、直、福祉避難所の場所を公示して直行するようにと改めました。改善に向かっています。  なぜならば、3.11のときの避難所の中で、災害によるよりは、そうした避難所の劣悪な状況の中でお亡くなりになった方がたくさんいらっしゃるからです。そうしたことも踏まえて、国は福祉避難所の設置を進めています。ただ設置するだけではなく、身近なところでも可能な限り整備して、そこに要支援者の方が行かれる、そうした困難なことを最小化する、そうした施策を進めているところです。  町は、今ないけど、拡充する、鋭意努力すると今答弁をいただきました。ぜひともそのような方向性を持って、早く心配事をずっと抱えて、自分の我が子、ご家族の方たち、その方たちが安全安心のまちづくりを進めるという冒頭町長の答弁にもありましたように、そのための施策として非常に重要な施策だと思います。  そうしたことも含め、私の一般質問の中で、見直し、そして構築という一言を入れさせていただきました。ぜひとも鋭意努力するということを実行に移して、実効性あるマニュアルにしていただきたいと思います。  そして、質問の7番目は、避難所での感染予防対策についてです。どのような対策をお考えになり、とろうとしているのでしょうか。 383: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 384: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  避難所におけます感染予防対策につきましては、発災時に避難所に多くの方が避難すると、感染のリスクが高まる可能性もあることから、感染症対策用備品の確保に努めてございまして、非接触型の体温計やパーテーション等を備蓄してございます。また、避難所入り口での事前受付の設置や避難者の体調確認後に、居住スペースと発熱者に加え特別に支援が必要な方のための専用スペースを確保するため、校舎等を活用し使用可能なスペースを最大限活用できるよう、現在学校施設等の施設管理者と協議を重ねているところでございます。  以上です。 385: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 386: ◯11番【柳下雅子君】  各自治体、名前を挙げれば岐阜市なんですけれども、特別に避難所の中でも感染予防対策の1項を設けております。これは感染症ですので、3密回避、それでマスクの使用、そうしたことはもちろん前提ですけれども、その収容する人数は、ソーシャルディスタンスを2メートルずつ開けると、ここには何人収容する、パーテーションだったら何名収容する、具体的に事細かになっていました。  それとまた今お答えしているのは、まだまだこれから検討の余地があるかと思いますが、そうしたことも含めて先進事例を研究なさって、新型コロナの感染予防対策に、避難所に来た方、来る前の熱の計り、あるいは避難所に来ない方法、そうしたことも町民に周知する、その前段階が今のお答えだと抜けておりましたので、マニュアルにはその点も含めて記載していただきたいと思います。  8番目の一問一答に移ります。  このマニュアルが本当に実効性あるものかどうかということは、実際の訓練をしてみなければ分かりません。実効性があるかどうかの訓練の検証、そして訓練の在り方というものを町はどのようにして行おうと考えていらっしゃるのでしょうか。 387: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 388: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  避難所の充実につきましては、より実践に即した避難所運営マニュアルの策定を進めるとともに、円滑な避難所運営体制の充実を図っていきたいと考えてございます。また、訓練の実施につきましては、昨年8月30日に寒川小学校で町職員を対象といたしました感染症対策に配慮した避難者の受入訓練、さらにその訓練を基に9月27日小谷小学校で、地域住民や避難所運営関係者と実際に避難所を設営する内容の訓練を実施してございます。  今後につきましては、単にその避難所のマニュアルを作成するだけでなく、避難所となる施設で地域の自主防災組織や関係者の皆様とともにマニュアルに沿った形での訓練を実施いたしまして、その結果を検証し、再度マニュアルに反映させながら避難所運営体制の充実を図っていきたいと考えてございます。  以上です。 389: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 390: ◯11番【柳下雅子君】  最後におっしゃられたことが、私は一番重要なことだと思います。つまり訓練をして、その検証を新たなマニュアル作りに生かしていく、訓練ですけれども、自分たちが住んでいる地域、その特性を生かして新たに町が作ったマニュアルとは別に各避難所のマニュアルをこれから作成するという段取りで、それも伺うところによると、9月の台風が来る前に、10ある各避難所のマニュアルを策定するというのが、担当課のこれからの取組だということを伺いました。そのときに訓練が先なのか、あるいはマニュアル作成をやっていくのか、通常業務を抱えながら取り組むということは、どのような段取りを持ってこれを町はなさるのか、そうした見通しというものはおありなのでしょうか。担当の課は、職員も増え、いろいろマニュアルを作成し、実行に移しということで動いておりますけれども、これを実効性があるマニュアルにするためには、一番大事なのは避難所訓練だと思いますが、その点についてのお考えはおありなのでしょうか。 391: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 392: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  柳下議員がおっしゃるとおりでございまして、柳下議員がおっしゃるように、今寒川町は町内に10か所の広域避難所がございます。当然その避難所の立地、それからそれぞれの建物の特性、そういうのでいろいろな条件が違います。  今回冒頭申し上げましたように、今年3月に策定した基本となる運営マニュアルができました。今後は運営マニュアルを各10か所の避難所運営委員会に下ろします。下した中で、机上でもちろんそれをもむだけではなく、それに準じた避難訓練を行いながら、柳下議員のご指摘のとおり、そのマニュアルの机上の考え方、その検証を進めながらマニュアルを改正しながら実効性の高いマニュアルにし、避難者の安心安全を確保していきたいと考えてございます。  以上です。 393: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 394: ◯11番【柳下雅子君】  多忙を極める中で本当に大変なことだと思いますけれども、平時に取組よりほかのいざとなって、あたふたということはあり得ない、つまり平時にやってきたことが生かされる、平時にできないことは災害時にもできない、だから今やるしかないと私は思っております。段取りよく進めていただきたいと思います。  そこで一番大事なのは、寒川町は「つながる力で新化するまち」、いろんな方とつながらないと、情報の共有、そして課題の共有、そしてやってみた、そうした担当課の部長でいらっしゃるから、協働という言葉は骨にしみて理解しているかと思いますけれども、つながらない、つながり方というか、組織をやっただけではなく、実際に携わる方がたくさん参加することが、寒川町を防災力のある災害に強い町にしていくと思います。そのために先ほど申されたように、一人一人の避難者自らが避難所運営者となる、そうしたマニュアルの発想というものは、非常に有効な手だてだと思います。  そうした中で、これは部長が担当の責任者であらせられるので、情報の共有とか、分かりやすさを学ぶ必要があると思いますが、それは私はこの質問について、いろいろ国やら県やら他自治体の対応とかを学ばせていただきましたけれども、今ある寒川町の基本としたマニュアルだけでは、まだまだ不十分だと思いますが、そうした研修というものも含めて考えていらっしゃいますでしょうか。実効性を高めるためにです。 395: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。戸村町民部長。 396: ◯番外【町民部長 戸村 孝君】  答弁を繰り返す形になろうかと思いますが、実際避難所で避難者の方の安心安全を確保するということで、それぞれの職員の安心安全の自覚といいますか、それは大事だと思います。  冒頭言いましたように、避難所運営連絡会という組織がございます。こちらには自治会長連絡協議会の会長、あるいは民生委員児童委員協議会の正副会長、あるいは地区副会長、あるいはそれぞれ10か所の避難所運営を構成しています自治会の代表者の方々、また各避難所の委員長、職員ですね。それから関連します部長、課長が構成する避難所連絡会の中で様々な論議を情報共有をしております。そういったところを我々としては、既に4月に入りまして、先ほど言ったように、避難所運営に従事する職員に対して講習を行っております。  今後6月、この議会が終わってから、速やかに各学校へ、また現場確認等校長先生、教頭先生と協議しながら進めて、また避難所運営委員会の中でその辺の話をしながら、何度も言うように、避難所の訓練を繰り返しながら、今回分かりやすい標準のマニュアルを作っておりますので、それを基に避難訓練を進め、今後に想定される災害等に十分対応していきたいと考えてございます。  以上です。 397: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 398: ◯11番【柳下雅子君】  避難所運営には多様な主体が関わっていなければ、これは運営できないというか、関わらざるを得ない、そのために民間、それからNPO、その地域の防災担当、そうした方々が関わるということで、寒川町は4月現在協定を結んでいるところが70か所ぐらい、そういった協定を結んでいる方々も含めての円滑な避難所運営と捉えております。そのために私は、今おっしゃられたように、できたマニュアルを課長級、あるいは南北の民生委員さんの正副委員長さん、そして社会福祉協議会の中からいろいろなご意見をいただいて、漏れのないマニュアルを策定中と伺っております。  そこで、災害の避難所の検討委員会の長であらせられるのが副町長です。皆さんからいろいろなご意見をいただいて、その中で見えてきた課題、そして実効性あるマニュアルにする、災害をより最小化する、そうしたためにどのような具体的な施策を取ればよろしいとお考えになっていらっしゃいますでしょうか。 399: ◯議長【佐藤一夫君】  ただいまの質問に対する答弁を求めます。畑村副町長。 400: ◯番外【副町長 畑村正樹君】  今回の避難所運営マニュアルにつきましては、以前からのマニュアルがありまして、それが、先ほどからお話があったとおり、令和元年の台風19号の関係で実際に避難される方が大勢いらっしゃったというような事態が発生しました。もともとあった避難所運営マニュアル自体が、地震を想定したことが主だった部分もございまして、それではいけないだろうということで、実際に運営に携わっていただいた自治会の方々や自治会長連絡協議会の代表の方々や民生委員の方々、そして社協の方々に加わっていただいて、今回寒川町広域避難場所等検討委員会で検討させていただいて、マニュアルを作ったということでございます。  こちらにつきましては、当然これが完成形ではございませんので、これから訓練、あるいは実際の災害の中で都度都度改定をしていくものだと思っておりますので、その辺については、この委員会の中でさらに検討を深めて、より皆さんが安全に避難していただける、そこで快適とはなりませんけれども、しっかりと安心して生活していただける、そのような避難所をつくっていきたいと思っていますので、そういったマニュアルを目指して日々変えていきたいと思っております。  以上です。 401: ◯議長【佐藤一夫君】  柳下議員。 402: ◯11番【柳下雅子君】  もちろんおっしゃられたように、訓練を重ねて検証し、そして改善し、そして皆さんが安心して暮らせるまちづくりのために取り組んでいく、今の段階はそういう段階だということが理解できました。  通告をしておりませんけれども、質問してもよろしいでしょうか。 403: ◯議長【佐藤一夫君】  一般質問は通告制でございますので、通告したものに。 404: ◯11番【柳下雅子君】  範囲内で、ありがとうございます。 405: ◯議長【佐藤一夫君】  通告の範囲内……。まだ許可しておりませんけれども。 406: ◯11番【柳下雅子君】  今日の神奈川新聞のことで、通告ができなくて失礼いたしました。  同じように黒岩知事が……。 407: ◯議長【佐藤一夫君】  通告の範囲内でないと受け付けませんので。 408: ◯11番【柳下雅子君】  じゃ、通告でないということで、以上をもちまして、せっかくですが、またの機会にいたします。終わりといたします。 409: ◯議長【佐藤一夫君】  以上で、柳下雅子議員の一般質問を終了いたします。 410: ◯議長【佐藤一夫君】  お諮りいたします。一般質問の途中ではありますが、本日の会議はここまでとし、延会とすることにご異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり) 411: ◯議長【佐藤一夫君】  ご異議ないものと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会といたします。なお、次回の会議は、明日16日午前9時から再開いたします。  ご苦労さまでございました。                  午後3時52分 延会 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。              寒川町議会 議  長   佐 藤 一 夫                同   署名議員   橋 本 修 一                同   署名議員   柳 田   遊 発言が指定されていません。 © Samukawa Town, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...